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【真夜中のパジャマパーティー】 【ようせいたちのひみつのもり】 制作コメント スペシャルコード特典 キャラクター 関連リンク 時計の針が夜空を指す頃 ふわふわ雲の上はあま~い香り こどもたちがこっそり集まって パジャマパーティーが始まるよ♪ さあ、きみも一緒にあの子の夢の中へ… Illust tef*tef#? ポップンミュージック うさぎと猫と少年の夢のポップンミュージックカード第1弾に登場したレアカード。 今回の弾はレアカード全てにスペシャルコードが存在する。 パジャマパーティーを題材としたイラストのレアカードは以前にも描かれたことがあるが、今回は主線を用いていないイラストとなっている。 +... 制作コメント 夢の中で集まってパーティしたらこんな感じかなぁ?と思いながら描きました。こんな夢ならいつまでも覚めたくないなぁ ゚+.(o´∪`o)゚+.゚Illustrator tef * tef スペシャルコード特典 ※キャンペーンに使用 キャラクター スペースマコ アリシア ビーくん ベル はっぴ~ パク リカ ジェイド ナナ 関連リンク レアカード ポップンミュージックカード/ポップンうさぎと猫と少年の夢/Vol.1 カードリスト(ポップンミュージックカード)
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同名アイドル [クリスマスパーティー]三船美優(特訓前)データ プロフィール セリフ集 [クリスマスパーティー]三船美優+(特訓後)データ プロフィール セリフ集 セリフ集(アイドルサバイバル 聖歌響くクリスマス) [部分編集] 同名アイドル 三船美優 [アニマルパーク]三船美優 [癒しの女神]三船美優 [ティアドロップ]三船美優 [エレガントアクトレス]三船美優 [部分編集] [クリスマスパーティー]三船美優(特訓前) データ [クリスマスパーティー]三船美優 属性 クール レア度 レア Lv上限 40 親愛上限 30 Lv1攻撃値 3020(1コスト比232.3) Lv1守備値 2000(1コスト比153.8) 最大攻撃値 7928(1コスト比609.8) 最大守備値 5250(1コスト比403.8) コスト 13 移籍金 3,150マニー 特技 癒しのプレゼント(クールタイプの攻 大アップ) 入手 「1周年記念クリスマスパーティー」ガチャ(2012/11/30~2012/12/12)新緑の淑女リミテッドガチャ(2013/05/15~2013/05/22)新・新緑の淑女ガチャ(2013/12/13~2013/12/17) [部分編集] プロフィール アイドル名 [クリスマスパーティー]三船美優 フリガナ みふねみゆ 年齢 26 身長 165cm 体重 46kg B-W-H 85-60-85 誕生日 2月25日 星座 魚座 血液型 AB型 利き手 右 出身地 岩手 趣味 アロマセラピー [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 プロフィールコメント 「あ、あの…みんなが喜ぶプレゼントは何かなって悩んでしまって…。だから来年のクリスマスは○○さんと一緒にプレゼント選びたいと…あっ…すいません…気が早すぎですよね、ふふっ…」 親愛度UPコメント 表示 「○○さんのプレゼントも用意してますよ…ふふっ…」 親愛度MAXコメント 表示 「覚えてますか…○○さんと初めて出会ったのも…クリスマスでした…あの日から…私の運命の歯車は動き出したんです…」 リーダーコメント 「う、受け取って下さい…!」 あいさつ 「比奈ちゃん…大丈夫かしら…?」 あいさつ 「メリークリスマス…○○さん…」 あいさつ 「笑顔が溢れていて…素敵です…」 あいさつ 「ふふっ、こんなに楽しいクリスマスを過ごすの…初めてです…」 あいさつ 表示 「大切な人とクリスマスを過ごせるなんて…素敵じゃないですか?」 仕事終了時 「オトナのクリスマスという感じで…」 仕事終了時 「プレゼント…喜んでくれるかな…」 仕事終了時 「みんなとプレゼント交換会なんて…なんだかドキドキしますね」 仕事終了時 「来年は…2人きりで…ん…」 仕事終了時 表示 「○○さん…私…ううん、なんだか懐かしくって…」 [部分編集] [クリスマスパーティー]三船美優+(特訓後) データ [クリスマスパーティー]三船美優+ 属性 クール レア度 レア+ Lv上限 50 親愛上限 150 Lv1攻撃値 3624(1コスト比278.8) Lv1守備値 2400(1コスト比184.6) Lv1攻撃値(MAX特訓時) 5210(1コスト比400.8) Lv1守備値(MAX特訓時) 3450(1コスト比265.4) 最大攻撃値 12005(1コスト比923.5) 最大守備値 7950(1コスト比611.5) コスト 13 移籍金 4,725マニー 特技 癒しのプレゼント(クールタイプの攻 大アップ) [部分編集] プロフィール アイドル名 [クリスマスパーティー]三船美優+ フリガナ みふねみゆ 年齢 26 身長 165cm 体重 46kg B-W-H 85-60-85 誕生日 2月25日 星座 魚座 血液型 AB型 利き手 右 出身地 岩手 趣味 アロマセラピー [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 プロフィールコメント 「○○さん…やっぱり私…まだこういう衣装には慣れません…。……え、決めポーズ…するんですか?うぅ…ど、どうしても…ですか…わ、分かりました。……きゃ、きゃはっ……☆」 親愛度UPコメント 表示 「恥ずかしいですけど…○○さんの為に…がんばります」 親愛度MAXコメント 表示 「○○さんと出会えて…私、変われたと思います。もちろん…アイドルとしてだけじゃなくて…私の気持ちも…想いも…ね?」 リーダーコメント 「わ、私のキャラじゃないです…」 あいさつ 「あ、あれが…輝子ちゃん…?」 あいさつ 「メリークリスマス…○○さん…」 あいさつ 「笑顔が溢れていて…素敵です…」 あいさつ 「ファンの皆さんにも…幸せになれるプレゼント…お届けします…」 あいさつ 表示 「○○さんへのプレゼントは…わ…私です…きゃ、きゃは…」 仕事終了時 「毎回きわどい格好させるの…○○さんの趣味ですか?」 仕事終了時 「冬でもお腹を出すとは…うぅ…」 仕事終了時 「オトナのクリスマスという感じで…」 仕事終了時 「来年は…2人きりで…ん…」 仕事終了時 表示 「○○さん、プレゼントは…ちゃんとお持ち帰り…ですよ?」 [部分編集] セリフ集(アイドルサバイバル 聖歌響くクリスマス) セリフ 内容 出現時 「えっと…こんな格好してますけど…クリスマスだから…ファンへのサービスです…ホ、ホントですよ?」 Live開始時 「きゃ…きゃは……☆」 勝利 「たくさんの人に見てもらえたから…勝てて良かったです」 敗北 「ちょっと寒くて…だから負けちゃったんです…ということに…」
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マッド・ティーパーティー ◆PatdvIjTFg ◇ こういう歪さは嫌いじゃない、と江ノ島盾子は心の中で独りごちる。 無機質な外見のマンションの一室――某号室、諸星きらりの家に入ってみれば、まるで女の子のおもちゃ箱のような、そんな素敵な光景が広がっている。 色々な種類のぬいぐるみ、ドールハウスの中にあるような家具、柔らかくて可愛くて素敵なもの、たくさん。 甘ったるさすら感じるような素敵な匂いはどこから来ているのだろう。 マンションという外枠の無機質さすら、中にある大切な宝物を守る宝箱のようにすら感じられる。 なんて素敵な部屋なんだろうと思う、お姫様の仮宿――そう呼んでも過言ではない。 (楽しい……楽しくない?ランサー) ソファー代わりのきらりのベッドに腰掛けて、江ノ島盾子はランサーに念話で語りかける。 壁を背にして立ったままのランサーは言葉を返さない。 江ノ島盾子にとって、ランサーの何もかもが娯楽だ。 行動の針でランサーを突いては、迂闊にも漏れだしたその中身を啜り上げて、その味の感想を直接彼女に伝えるような、人格という存在に対する吸血鬼だ。 無反応すら、江ノ島盾子にとっては心地よい。 かつて、ランサーが戦った最凶の魔法少女――アレですら、まだ困り顔を浮かべるだけ可愛げがある。 江ノ島盾子はサディストでマゾヒストで、ある意味で超越者だ。 何かもを受け入れて、そして愉しもうとするから――非常に性質が悪い。 (守ってあげたくならない?可愛い物を部屋の中にいっぱい詰め込んで、でも自分の中身は空っぽ…… ううん、げろげろげろげろ、彼女が大切にしてたもの、いっぱい吐かされちゃったね。 そんな気もないのに、こんなカワイイ部屋に暮らしているんだから……私、同情しちゃうよ) 「こんなものしかないけど……」 きらりがおずおずと差し出した紅茶を、江ノ島盾子は受け取った。 ベッド脇に寄せられたテーブルの上には、お茶菓子のバタークッキーとチョコクッキーが小皿に盛られている。 紅茶を口元に近づけて軽く匂いを嗅ぐ、林檎の爽やかな匂いだ。 「こんなものだなんて……そんなことないよ!」 そう言って、江ノ島盾子は軽く紅茶を口に含んで、飲み干す。 「うん、とっても美味しい」 そう言って、江ノ島盾子はきらりに微笑みかける。 きらりも江ノ島盾子の微笑みに安堵したように笑い返す。 (ランサー、アタシ……心を読む魔法なんて使えない、つ・か・え・な・い、けっ……ど! きらりちゃんの心の声が、バッチリ聞こえるよ。教えてあげようか、教えてあげる、あっ……教えてあげるぽん!) (『本当に喜んでくれてるのかなぁ、気を使わせてるだけじゃないのかなぁ……』) きらりから流れてくる心の声と寸分違わず、江ノ島盾子の発した言葉は一致していた。 傷つけられた心が、自分への自信を失わせ、他者とのかかわりに関する不安感を著しく増大させている。 「ラ、ランサーさんもどうぞ!」 「どうも」 きらりの差し出した紅茶をランサーも受け取る。 紅茶などテーブルの上に置けばいいものを、彼女は紅茶を直接渡す。 ただ、そうした方がいいのではないかという漠然とした不安感がある。 いじめによって破壊された対等の友人関係という概念は、今きらりの中で再構築の過程にある。 テーブルの上に置いておいて、相手に取らせるなど無礼ではないかという疑念が彼女の中にある。 自分がもてなさなければという圧迫感がある。 無意識の奥底にあって、きらり本人ですらしっかりと意識しているわけではない。 ただ、いじめによるトラウマが静かに根を張っていた。 「……ありがとう、きらりさん」 目の前にある状況を前にして、素直に笑えるわけがない。 だが、ランサーは精一杯きらりに微笑んでみせた。 変に自分がきらりを怯えさせて――そして、きらりが江ノ島盾子を慰める。 そして、きらりは知らず知らず、深く深く、江ノ島盾子に絡み取られる。 後手に回ってしまった時点で、自分が出来ることは少ない。 だからといって、この最悪の循環に協力してやるつもりはない。 一息に紅茶を飲み干す。 サーヴァントにも魔法少女にも、食事は必要ない。 けれど、きらりの入れた紅茶は温かく心地よかった。 (いい笑顔です、ランサーさん) きらりも江ノ島盾子もランサーも、皆笑う。 笑うことしか出来ない。 「ところできらりちゃん、携帯電話持ってないかな?」 「にゅ?持ってるけど……」 「ちょっとだけ貸してくれないかな?今ちょうど壊れてて……でも、どうしても今、連絡したい人がいるんだ」 「うん!もちろんおっけー!」 「ありがとう!あっ……私のが直ったら、メールアドレスとか交換しようね!」 きらりの携帯電話を受け取って、江ノ島盾子は当然のように掲示板へのアクセスを開始する。 (きらりちゃん……いい子だし、ビビってるよね。 疑いなくケータイを貸したんじゃなくて、疑えずにケータイを貸したんだよ。 言う通りにしなかったら嫌われるかも、って考えちゃうんだよ。多分ね、多分。 ランサーさぁ、きらりちゃんをいじめたら……特にケータイ壊すとか、やっちゃダメだよぉ……?うぷぷ) 今となっては時代遅れの代物であるガラパゴスケータイのボタンを指で軽やかに押しながら、江ノ島盾子はランサーへの念話を欠かさない。 (いや、アタシはケータイ壊してもいいと思うよぉ?でもきらりちゃんはどう思うかなぁ?きらりちゃんのサーヴァントもどう思うかなぁ? いやアタシはいいけどねぇ、ランサーが多分勝つと思うからぁ、アタシは別にいいけどねぇ) 言うまでもない牽制だ、江ノ島盾子の物ではなく、諸星きらりの携帯電話を破壊することの危険性などランサーはわかりきっている。 どう考えても長期的に考えれば、諸星きらりの携帯電話も破壊したほうが良い。 だが、きらりはともかく、きらりのサーヴァントから見れば――二度と解けない狂気の中にあるバーサーカーから見れば、ランサーは明確に彼女達の敵となる。 江ノ島盾子から携帯電話を取り上げても結果は同じだ。 きらりに返せば、きらりは再び江ノ島盾子に自分の携帯電話を渡す。 奪ったまま返さなければ、きらりは異変を悟り――バーサーカーが動き出す、かもしれない。 いっそ、江ノ島盾子の腕の方を刺すか。 いや、その場合でもバーサーカーはどう動くかわからない。 きらりはバーサーカーを制御出来てはいない、彼女が怯えるのに応じて――その原因を絶とうとするかもしれない。 つまりは、きらりと江ノ島盾子が会ってしまった時点で――そして、諸星きらりのサーヴァントがバーサーカーである時点で詰んでしまっていた。 江ノ島盾子が掲示板を開く。 彼女が輿水幸子を散々に煽った時よりも、スレは増えている。 その中で江ノ島盾子は『きらりさん、見てますか』というスレッドに着目する。 きらりさん、見てますか 名前:名無しメイデン[SUPER_Kitakami_sama@] 投稿日:20XX/0X/XX(X) XX XX XX ID OixKtkm0 ここで名前を明かすのは危険が伴うと思うので、私の名前は伏せさせてもらいます。 私は、きらりさんのことをよく知っています。 私はきらりさんが、心優しい貴女が、他のところで言われているようなことをする人だとは思えません。 何かの間違いだと信じています。 もしかして、きらりさんが本当に関わっているとしても、なにかの理由があったのだと思います。 もし、可能ならば、連絡をいただけませんか? 逢って、貴女がどんな状況なのか、聖杯戦争をどう思っているのかが聞きたいです。 ここには書けないこともあるだろうから、私の名前の隣に書かれているメールアドレスにメールをください。 私の情報がきらりさんにばれてしまいますが、私は、貴女だけは信頼しています。 だから平気です。 なのでお願いです。 私に、話を聞かせてください。 最後に。 私のメールアドレスにメールが来なければ。 貴女が聖杯戦争に巻き込まれていなければ。 それほど嬉しいことはありません。 心優しい貴女と戦いたくはありませんし、貴女にはこの戦いなど知らず笑っていて欲しいから。 この書き込みへの返信がないことを、心から祈っています。 大切な友人へ。 大切な友人より。 愛をこめて。 (いい話だね、ランサー……アタシ、きらりちゃんに友達がいて……本当に嬉しいよ、うぷ、うぷぷ、うぷぷぷぷ) 江ノ島盾子の背後に回ったランサーがスレッドの文面を覗き込む。 諸星きらりに友人がいるならば、諸星きらりを支えてくれる友人がいるのならば、優しくしてくれたクラスメイトが殺されても――優しく励ましてくれる友人がいるのならば、 ランサーの肩の荷は下りる。諸星きらりを壊すこと無く、江ノ島盾子を殺害できる。 (それが本当ならね) それが本当ならば。 (具体性が一切無い、きらりちゃんに会ったこと無くても、この程度でいいなら、この程度ならアタシのソースだけで……いや、見なくても十分書ける。 これならまだ、『やめてください!怒りますよ!』って即レスした誰かの方がよっぽど信用できるね。まぁ、今のきらりちゃんなら間違いなく信じちゃうけどね) 『怖いの、江ノ島盾子?』 (なにが?) 諸星きらりの家に入り込んで初めて、ランサーが江ノ島盾子に念話を返した。 『本当に、諸星きらりには大切な友達がいるのかもしれない……その大切な友達は、自分の計画を破壊するかもしれない。 だから、些細なことを大げさに喚き立てて、そういう可能性を諦めさせようとしている』 (急に口数が多くなったね、姫河ちゃん……そういうところ、アタシ好きだよ。 特に、このスレッドのことを一ミリも信じてないのに、アタシに圧力を掛けるためだけに、きらりちゃんに大切な友達がいるってことを事実にしようとしているところ、それ大好き) 『真実を言えば、私にもどちらかはわからない。でも…………今はっきりと、私にはあなたの怯える心の声が聞こえている』 (……なんて言ってる?) 『どうか、このスレッドが嘘っぱちでありますように』 (……うぷ、うぷぷ、うぷぷぷぷぷぷ) 瞬間、江ノ島盾子がケータイのボタンをピアノを弾くように動かし始める。 きらりさん、見てますか 2 名前:諸星きらりの友人[] 投稿日:20XX/0X/XX(X) XX XX XX ID mrbsKRL0 今からきらりちゃんと一緒に小学校に行きます。 信じてもらえないでしょうが、本当です。 校門で待ってます 軽やかに『きらりさん、見てますか』スレッドにレスを返すと、江ノ島盾子はスレッドの一覧を更新する。 特に新着スレッドは無い、レスも増えてはいない。 それを確認すると、ブラウザの履歴を消して江ノ島盾子はきらりに携帯電話を返した。 (うん、怖いよ。怖いから、はっきりさせようよ) 「きらりちゃん、小学校行かない?」 (もちろん、見え見えの罠っぽい誘いだから誰も来ないかもしれない…… でも、見え見えの罠にわざわざ突っ込んでくるような王子様がいたら……きらりちゃんも小雪ちゃんも……ハピハピできるに☆) ◇ 黒髪黒目顔の多いこの学校において、彼女の容姿が目を引くことはそれ程不自然なことではない。 まじまじと見られることも、先ほどの教室でたっぷりと――きっと、一生分味わった。 だが、今が聖杯戦争の最中で、己を見るその瞳の中に驚愕の念が篭っていたならば、それは、疑う材料として十分に値する。 大道寺知世はフェイト・テスタロッサを見た。 フェイト・テスタロッサは大道寺知世を見た。 「何、見てんだよ」 大道寺知世を詰問していた小学生達の注意がフェイト・テスタロッサに向く。 最悪だとも好機だとも考えるよりも先に――アサシンが霊体化を解いて、その姿を現す。 マスターの不興を買うことを覚悟で、この場の敵達を全員皆殺しにする。 自分【プライド】には、それが出来る。 「待って」 戦いを止めたものは、プライドの虐殺でも、フェイト・テスタロッサが咄嗟に構えたバルディッシュでも、未だ姿を見せぬフェイト・テスタロッサのサーヴァントでもない。 アリスの手により屍鬼として再誕した少年だったものが、その姿を変える。 少女がいる。幻想の中で語られるのが似合うような、少女の完全性がそこにいる。 青いワンピース。腹部を覆うほどに大きい、エプロンのような白いリボン。 頭にリボンを冠したさらさらと流れる金髪、触れれば破れてしまいそうな薄くて白い肌。 そして、金色の目。人間を惑い、滅びへと導く者の目。妖魔の目。 第三勢力であると、アサシンは感じた。 彼女がフェイト・テスタロッサのサーヴァントであるのならば、そもそもこの場所にフェイト・テスタロッサが姿を現す必要はない。無駄にリスクを増やすだけだ。 そして、フェイトも彼女を警戒している。 故に、アサシンもフェイトも動けない。 戦場に三勢力があって、完全なる一対一対一は難しい、そもそも――そうしてやる必要はない。 一対一を行えば、残りの勢力は勝利した方を潰すか、あるいはそもそも戦いに巻き込まれないように逃走する。 全員を巻き込めば、大抵は二対一だ。 この場にいる全員を敵に回して、アサシンは勝利できるか。 マスターの命を度外視すれば可能、とアサシンは心の中で結論付ける。 そして、アサシン【セリム・ブラッドレイ】がその選択肢を取ることはありえない。 「…………」 庇うようにしてアサシンは知世の前に移動する。 ちらりとアサシンは知世の方に振り返る。不安気な、しかし意思のある瞳だ。 彼女がこれから何をしようとするか、十分に予想出来る。 「フェイトさん、新しく現れた方、私、大道寺知世に戦うつもりはありません」 交渉だ。 少なくともこの状況下においては、戦闘を行わないというのは悪手ではない、もっとも最善手でもないが。 アサシンは、特にマスターを隠匿しなければならない。 本来の力を発揮出来るなら、あるいはマスターが並以上の魔術師ならば、プライドは他のサーヴァントに遅れを取ることはない。 だが、自分の力がアサシンという枠組みにある中で、そしてマスターが魔術師ですらない一般人である状況下で、正面から戦えば、敗北する可能性は高い。 故に、正体を隠さなければならない。常に自分が攻める側でなければならない。ガラスの剣は鋭くても、脆い。 「……」 アサシンから視線を逸らさぬままに、フェイトはバルディッシュを下ろす。 何も言わないが、交渉の卓に着くという意思表示だろう。 (ランサー、わたしたちが戦えば、勝てる?) 『ごめんなさい、諦めた方がいいわ』 答えはわかりきっていたが、念のためランサーに確認しておく。 ランサーの宝具は、この聖杯戦争において最強と言っても過言ではないだろう。 だが、強すぎる宝具に対してランサー自身は弱くはない、だが強くない。 二人のサーヴァントを相手に決して負けはしないだろう、だが、勝てない。 乱戦になってしまえば、ATフィールドという最硬の盾の中にフェイト・テスタロッサを隠すことは出来ない以上、 その内に、フェイトという剥き出しの心臓が狙われて、終わる。 先手を取って、大道寺知世を撃てていれば――と思わずにはいられない。 けれど、アサシンの顕現を許すほどに躊躇してしまった。 そうだ、躊躇した。 ほんの少しだけど、普通の女の子のように振る舞えた時間を壊すことに。 小学生という偽りの身分を放棄することに躊躇してしまった。 ――ともだちに、なりたいんだ…… フェイトの脳裏になのはの言葉が過ぎる。 欲しいのはともだちじゃない、と何度も心の中で繰り返す。 「なっなっなっなっなっなっ、なにが起こってんだよ!!!」 四人の――いや、今となっては残り3人の小学生の一人、権田原ジェノサイド太郎が叫ぶ。 目の前の状況が何一つとして理解できないが、少なくとも大変なことになっているのは理解できる。 そして、この状況は死神様のような――教師では解決出来ないような問題であることも理解できる。 それだけだ。それ以外は何一つとして権田原ジェノサイド太郎も他の小学生も理解できない。 そんな彼らの様子を見て現れた少女が微笑みかける。 思わず赤面する。顔が――体全体が熱い。 頭がぼんやりとして上手く働かない。 視界が霞む、少女のことだけははっきりと見えている。少女以外見えない。 ――マリンカリン。 魅了の呪文が、小学生達の心に刻み込まれた。 少女は今見たことを何もかも忘れて教室に帰るように命じた、小学生達は素直に従った。 愛する者に従う喜びを、小学生の時点で理解してしまった彼らのことは、もうどうでもよい。 「……これで、たっぷりランデヴーできるね」 少女が小学生を帰らせるのを見て、他の者も立ち位置のわからない彼女が交渉の卓に着いたことを理解した。 「はじめまして、ワタシはキャスター」 あるいは、彼女はこう呼ばれるべきであろう。 【怪異 死神様 が一体出た!】 ◇ Now we dance looby, looby, looby.(さあ踊りましょう ルビルビルン) Now we dance looby, looby, light.(さあ踊りましょう ルビルビルン) Now we dance looby, looby, looby,(さあ踊りましょう ルビルビルン) Now we dance looby, looby, as yesternight.(さあ踊りましょう 昨日の晩と同じように) くるくると踊っている。 少女が二人踊っている。 手を繋いでくるくると踊っている。 世界はひたすらに渺茫で、そして彼女達以外人間は存在しない。 そこは遊園地だった、表の世界に存在するものではない。 かの最果ての町と同じだ。 死神様はこの街の小学生に思い出させた、近代科学の光でも照らしきれぬ闇があることを。 一笑に付すような儀式で、友人は死んでしまうことを。 幼い激情は容易く人を殺す狂気に陥ることを。 死神様は実在する。 殺人に至る悪意も実在する。 ならば何故、他の怪談が実在しないと言える。 死神様以外の誰かがいるかもしれない、何かがあるかもしれない。 それは夜に歌う人体模型かもしれない。 それは車に轢かれて人間を憎んでいる化け猫かもしれない。 それは火を吹き踊るように跳びはねる怪人かもしれない。 それはチェーンソーを持った決して捕まることのない殺人鬼かもしれない。 もしかしたら、三階のトイレの三番目の個室を三回ノックしたら花子さんから返事が返ってくるかもしれない。 もしかしたら、学校のある階段を夜中に昇ると異次元に繋がっているのかもしれない。 もしかしたら、誰もいない音楽室からピアノが聞こえるかもしれない。 もしかしたら、美術室のモナリザは人間を食らうかもしれない。 4時44分に大鏡の前に立つと鏡の中に引き込まれるかもしれない。 最上階から、さらに上に繋がる階段があるかもしれない。 誰もいない空き教室を十三回ノックしてから開けると異世界に繋がるかもしれない。 だって死神様が実在するのだから。 だから、繋がった。 学校と『不思議の国のアリス』は繋がった。 本来ならば別の場所にあるはずの『不思議の国のアリス』の異世界への入口は、 死神様という噂と蘇った学校の怪談によって、学校へと移った。 『不思議の国のアリス』は学校と重なり合う。 長休みの時間、キャスターは未だ完成しない遊園地で踊っていた。 見えている。聞こえている。 キャスターは、新手のマスターとサーヴァント、そしてフェイト・テスタロッサを屍鬼だったアリスを通して認識している。 屍鬼とは――動く死人の形で再構成されたアリスだ。 魔力で以て構成されているアリスの感覚器官だ。 故に、その姿形は元の死体よりもむしろアリスが相応しいといえる。 本体よりも遥かに弱い、衝撃魔法の一撃で撃破されるような、しかし本物のアリスが――あるいは、アリスの分霊と呼ばれるべき存在が、 今、フェイト・テスタロッサ、大道寺知世、アサシンと対峙している。 「おともだち増えるといいな」 「おともだち増えるといいな」 「頑張ってあいちゃん」 「頑張ってあいちゃん」 二人のアリスはくるくると踊っている。 ◇ 『さくら、サーヴァントが出現しました』 急激に燃え上がり鎮火した一瞬の殺気、それをセイバーは感じ取った。 どうやら戦いには至らなかったらしい、だが未だサーヴァントは顕現したままだろう。 既に校内に侵入している以上、先程の輩よりも危険だ。 もしも戦いが起これば、今度は確実に学徒に被害が生じる。 (場所は!?) 『上……この様子だと屋上です』 教室から飛び出して、木之本桜は一気に駆け出す。 この状況下で廊下を走ってはいけないというルールは守れなかった。 このまま自分が行くまで何も起こらないことを願わことしか出来ない。 誰かが傷つくかもしれない、自分にとって大切な誰かか、誰かにとって大切な誰かが。 屋上へと続く階段の前。 不意に温もりを感じた。 実体化していたセイバーが桜に手を重ねている。 桜はセイバーの手を握る。 『さくら、貴方はここまでです』 「えっ」 セイバーの言葉に、念話で返すことは出来なかった。 『はっきりと言います、私は貴方を守りながら戦えない』 「……っ」 どうしようもない事実である。 先程の戦いにおいて、桜がセイバーの弱点となっていたのは明らかだった。 最終的に彼女が敗れた原因となったのは、彼女自身の病である。 しかし、桜がいなければ――あるいは、病よりも疾く薔薇のアーチャーを撃てたかもしれない。 『だから、さくら……貴方は、あいを探しなさい』 (あいちゃん……?) 今、屋上にいるのはそのものずばり蜂屋あいとそのサーヴァントであるかもしれない。 というよりその可能性のほうが高いだろう。 だが、もしもそうでないのならば――桜は別行動で援軍を連れてくることが出来る。 あい自身が戦いに巻き込まることを望まないにしても、少なくとも桜を邪険に扱うことはない。 『私は貴方を守れない、しかし貴方がしなければならないこともある。 あいは今何が起こっているのかわからないのかもしれない、だから貴方が伝えなければならない……お願い出来ますね』 (……うん、任せて!) 『そして、もう一つ……私が斃れても貴方は貴方自身の力で、貴方の友達を守らなければならない、わかりますね』 (うん……) 結局これはただの方便かもしれない。 ただ、この戦場において――木之本桜はただの少女だった。 だから、十全の信頼を受けたような顔をして、自分が出来ることのために駆け出した。 振り返らず、セイバーは進む。 桜の思いと同じように、彼女もまた桜を守りたいと思っている。 だから、彼女一人でも戦う。 階段を昇る。 彼女は光を見た。 ◇ 『きらりさん見てますか』スレッドの最新書き込み。 きらりと共に小学校へ向かうというレスを見て、双葉杏は大いに溜息をついた。 こんなもの誰が信じるというのだ。 正気の精神をしているのならば、こんなあからさまに怪しい書き込みを信じるはずがない。 まだオオアリクイに夫を殺された未亡人の存在のほうが信じることが出来る。 そして双葉杏は自分でも理解している。 今の自分は正気ではない。 絶対に絶対に絶対に嘘であると自分の理性が判断している。 それでも、と。 それでも、もしかしたら、と思わずにはいられない。 絶対に有り得ないことだとわかっていても、それでも――きらりのことなのだ。 刹那に近い可能性であっても、それでもきらりの事であるのならば、切り捨てることが出来ない。 だって、きらりが――あの優しい女の子が今、傷ついているのかもしれないのだから。 なんて面倒くさい状況に自分はいるのだろう。 このままお家に帰って、だらしょうがないのだだらしていたい。 ああ、そうしたい。 アイドルも辞めたい。 聖杯戦争も辞めたい。 ああ――でも、しょうがない。 自分は本当に、こういう状況で、 きらりのことだけは面倒くさがれない。 「やっぱ、小学校に――」 そう言おうとして、窓の外にあるものにきらりは気づく。 反対車線を挟んで歩道を歩く3人の少女、その中でどうしようもなく目立つ、身長の高い少女。よく知っている少女。アイドル。 「ここで降ろして!!」 叩きつけるように料金を放って、杏はタクシーから降りる。 「きらり!!」 向かい側を歩く諸星きらりに、杏は思いっきり叫ぶ。 「杏ちゃん!!」 この時間帯の交通量は少ない、いとも容易く彼女は道路を渡りきって、きらりは杏を抱きしめた。 「きらり……元気そうで良かった、本当に良かった……」 「杏ちゃん……良かった……良かったよぉ」 きらりは泣いた。 喜びに泣いた。 少しずつ取り戻されていく優しい世界の欠片に泣いた。 「きらり……そろそろ……離して……」 (ニェーーーーット!!きぃらり! 何故抱き合ってますか!? ここは路上です! ラブホの一室じゃないです! バカタレ!?) その様子を見て、江ノ島盾子は姫河小雪に目の前の様子を揶揄するような念話を送る。 『……江ノ島盾子、あなたはもう用済みよ』 (用済み……?違うぽん、江ノ島盾子はここからが本番だぽん。だって……アタシ、これを待ってたんだから) きらりと杏に心の底から優しげな微笑みを投げかけてやると、江ノ島盾子は再び言葉を発した。 (好きなんだよね、アタシ。友情とか愛情とか、そういうのをぶち壊しにしてやるの。 ねぇ、今のきらりちゃんいい表情してるよね。希望に溢れたいい……笑顔です。だから、絶望はより深くなる) 嗤っている。 今、姫河小雪と対峙する江ノ島盾子はどうしようもないほどに嘲笑っていた。 (超得意だよアタシ。友情破壊とか、そういうのね。 もちろん、あの小さい子を殺してアタシに縋り付くしか無い……ってところまで追い詰めてもいいけど。まぁ、そういうわけだから、小雪ちゃん。 こっからが本番だから、がんばれ♡がんばれ♡ ) ず り し ま じ ゅ ん こ ◇ 「やれやれ本当に何を考えているんでしょうね!こんな書き込みに騙されるわけないじゃないですか!」 輿水幸子もまた、その書き込みを見ていた。 一笑に付すべき内容である、信じられるはずがない。 きらりさん、見てますか 3 名前:名無しメイデン[] 投稿日:20XX/0X/XX(X) XX XX XX ID ksmzsciO 証拠がない書き込みは信用できませんよ、いたずらはやめてください 正論を書き込んだ後で、幸子は猛烈な不安感に駆られた。 しかし、もしかしたら真実かもしれない。 杏は、これがきらりのことだから無視出来なかった。 だが、幸子は己の善性が故に、立ち返って不安感に襲われる。 もしかしたら本当にきらりさんの友達かもしれない、きらりさんと一緒に小学校に行くのかもしれない、 今、困っているきらりさんを一緒に助けたいのかもしれない。 名前を明かせないのは当然だ、今この場所で聖杯戦争の真っ最中だからだ。 メールアドレスだって、そうそう簡単に明かせるものじゃない。 いや、ただ打ち込み忘れただけなのかもしれない。 色々と否定的な感情を打ち消すような案を頭のなかに思い浮かべて、自分に言い訳を重ねる。 結局のところ、幸子は善人で――そして、誰かを信じたかった。 どう考えても、信じられないような書き込みも、本当はハッピーエンドにつながっていると信じたかった。 自分へのいじめやきらりへの攻撃で奪われたものを、本来なら世界に満ち溢れているべき優しさで取り戻したかった。 「……」 再度、携帯端末を取り出して、幸子は再びレスを書き込もうとして、指が止まる。 結局、自分が信じたいだけで、書き込み自体は間違っていない。 【でも、やっぱり信じます】と書き込めない。 ドッキリという笑って終えることが出来る嘘に巻き込まれることと、悪意ある嘘に巻き込まれることは違う。 騙されるのは辛い。 馬鹿を見ることが嫌なのではない、自分の心を踏み躙られるのがどうしようもなく辛い。 どうしようもないこんな書き込みを、どうしようもなく幸子は信じたい。 でも、信じられるわけがないと幸子は自分ではっきりとわかっている。 だから、幸子はどうしようもなくなって駆け出した。 結局、行けば分かる。 そう思って、幸子は小学校へと向かった。 輿水幸子はアイドルで、どうしようもなく普通の少女で、 だから、今まさに殺し合いに巻き込まれていることが、別の国の戦争のように、遠くに感じられている。 ◇ The nightingale sings when we’re at rest;(ナイチンゲールが鳴きだせば) The nightingale sings when we’re at rest;(ナイチンゲールが鳴きだせば) The little bird climbs the tree for his nest,(小鳥たちが木の上の巣に上る) With a hop, step, and a jump.(ホップ ステップ ジャンプして) 「私の合図でさぁ、飛んで」 「ワタシの合図でさぁ、飛んで」 ◇ 大道寺知世とアサシン、フェイト・テスタロッサ、アリスは小学校の屋上へと場所を移した。 人目を避けられるという単純な理由もあるが、出入り口が一箇所しかないために、単純に逃亡がし辛いのだ。 人目を避けるためという理由を付けて屋上に上がることを提案したアサシンは、最悪の場合には二人のサーヴァントを殺すつもりであった。 そして屋上に辿り着いた途端、フェイト・テスタロッサもまた、気づいてしまった。 この状況下にあれば、確実に他のサーヴァントを殺せる方法を。 そうなれば、もう二度と小学校にいることは出来ない。 だが、あり得るはずのない友情と平穏、良心の痛みとちっぽけな希望を対価に早期の内に二騎を潰せるのならば、 たったそれだけで、母の願いを叶える事ができるのならば、何を望むものか。 アリスは考えない。 キャスターの手駒――いや、捨て駒としての役割を果たすだけだ。 未来のヴィジョンは明確に見えている。 結局、どうなろうとも――おともだちは増える。 全員が卓の下に刃を隠していた。 つまるところ、言葉を刃として振るう方法は誰も知らなかった。 大道寺知世とアサシンは出口付近に、フェイト・テスタロッサは落下防止用のフェンス付近に、そしてアリスは屋上の真ん中に。 三組は三角形を作るような位置取りでそれぞれ立っていた。 知世が出口付近に――つまり、すぐに逃げ出せる位置にいることに、不思議と二人からの反発は無かった。 その反応からアサシンは用心を深める。 「まず、初めに言っておきます」 言葉を発しようとしていた知世を遮るようにして、アサシンが先手を取る。 「フェイト・テスタロッサ、君のサーヴァントをこの場所に呼び出して下さい。 姿が見えなければ、不意打ちに脅えながら、会話をするつもりはありませんからね」 「……そんなことするつもりはない」 「私達だって別にあるとは思っていませんよ、ただ……これは君のための提案でもあります。 全員がサーヴァントという剣を持ってこの場所にいます、そんな中ただ一人丸腰でいろというのはあまりにも残酷でしょう。少なくとも、見かけだけでも平等は守るべきでしょう」 「ふうん、じゃあワタシはマスターを呼んだ方がいいんじゃないかな?」 アサシンとフェイトの会話に割り込むようにして、アリスが声を掛ける。 「マスターは私達サーヴァントにとって、心臓のようなものです。 それを剥き出しにしろとは言えません、もちろん……今こうしてこの場所にいる以上、マスター、大道寺知世とフェイト・テスタロッサはこの場所にいてもらいますが」 勿論、アサシンとしては大道寺知世を逃したい意思はある。 だが、自分が大道寺知世を守りつつ戦うリスクと、未だ得体のしれぬ小学校にマスターを一人で解き放つリスクを天秤にかけ、どちらが重いとも判断しきれない。 だからこそ、表面上は交渉の場に居る方がマシだと思うしか無い。 「……ランサー」 「……」 フェイト・テスタロッサに寄り添うようにして、ランサーが顕現する。 柄が螺旋に捻れた二股の槍を構えた少女だ、身体能力が高そうには見えない。 だが、全員がわかっている。 アサシンが少年の容姿であるように、アリスが少女の容姿であるように、 サーヴァントとして呼ばれるような存在の実力を外見から判断するのは非常に難しい。 「さて、何度もくり返すことになりますが、マスターに戦闘の意思は無く、君……フェイト・テスタロッサを捕らえるつもりはない。マスター、そうですね」 「……はい、フェイトさんが何故、このような状況にあるのかはわかりません。ですが、私はフェイトさんが悪い人のように思えないんです。 ですから、フェイトさんが小学校にいることも誰にも言いません」 大道寺知世から見て、フェイト・テスタロッサは悪人であるようには思えなかった。 その理由を強いて上げるのならば、勘だ。 長く生きたわけではない、それでもわかる。 フェイト・テスタロッサの瞳の中には哀切がある。 そして、知世自身もまた――この世界の中で、相手が優しくあることを願っていた。 「私は聖杯が欲しいわけではありません、お願いごとがあるわけでもありません……ですから」 「知世ちゃん、聖杯いらないんだ……じゃあ、ワタシもいーらないっ!」 「聖杯がいらない……?」 聖杯のために争わなければならないというのならば、聖杯を諦めることでこの競争から脱落することは出来る。 それが真実であると知世本人以外には判断する手段はない、アリスの言葉も同じことだ。 だが、この言葉はこの交渉事においては鬼札だ。 フェイト・テスタロッサは殺さずして、二組の脱落を確定させたこととなる。 理性を超える物を除けば。 心の奥底より湧き出づる暗く熱い感情を除けば。 ああ、そうだ。 フェイト・テスタロッサには母の言葉が全てであり、この聖杯戦争に勝利し、聖杯を手に入れることが全てであり、 自分の望むものが無価値のように扱われれば。 「……私には聖杯がどうしても必要なの」 怒りもしない。 悲しみもしない。 ただ、羨ましい。 自分が血反吐を吐いて手に入れなければならないようなものを、きっと、もう持っている。 「条件があります」 アサシンはフェイト・テスタロッサの目を見た。人間の目を見た。嫉妬【エンヴィー】の目を見た。 何もかもを持っているように思わせてはいけない。 「死神様と呼ばれる存在が、この聖杯戦争にあります。多分サーヴァントでしょう。 それを捕らえることに協力すること、そして、マスターを無事に元の世界に戻すこと。 そうすれば……私は君……フェイト・テスタロッサが聖杯を取ることに協力しても良い」 故にアサシンは、感情が彼女を動かす前に、取引を彼女につきつけた。 無理やりにでも彼女の理性を働かせて、正しい選択を取らせてやるのだ。 「あら、ワタシと鬼ごっこがしたいのね」 けれど、駄目なのだ。 一瞬だけ、命と引き換えに、アリスは出来る。出来てしまう。 「はじめまして、死神様です」 ただの自己紹介で、全てをぶち壊しに出来てしまう。 世界が凍りついたその瞬間を見計らって、フェイト・テスタロッサは屋上から跳んだ。 アサシンはランサーと死神様、どちらを狙うよりも先に知世を庇った。 死神様は何もしない、ただ嗤っている。 フェイト・テスタロッサは飛んでいる。 つまり、フェイトの策略は実に単純だった。 屋上から飛行し、上空から――攻撃する。 槍のような魔力弾が降り注ぐ。 ランサーを巻き込むことも構わず、雨のように平等に――全員を撃つ。 魔力弾が着弾し、アリスが消滅する。 弱すぎるなどと言っている暇は無い。 「小人の影(ホムンクルスシャドウ)!!!」 アサシンの本体たる影が――刃の形状を取って、降り注ぐ魔力の槍を切り払う。 弱い――余りにも弱すぎる。 フェイト・テスタロッサの攻撃はただのめくらましに過ぎないのか? 全てをぶち壊しにしてまで、隙を突いてまでやりたかったことがこれなのか? そして、ランサーは――魔槍の雨を避けること無く、ゆっくりとアサシンの元へと歩いている。 フェイト・テスタロッサとランサー以外の誰が知るものか、彼女の対魔力を超えし対魔力――心の壁、A.T.フィールド。 拒絶する。それはフェイト・テスタロッサの攻撃を拒絶する。 常人が駆ける程度の速さで、彼女はアサシンの元へと近づく。 つまるところ、身体能力は高くない。 ならば、一撃のもとに首を刎ねる。 影の刃が鎌の形状を取り、死をもたらさんとランサーの首元に迫る。 それと同時に、複数の影を束ねた刃が彼女の臓物を抉らんと、意趣返しのように槍の形状を取って、ランサーへと迫る。 つまるところ、A.T.フィールドに対し小人の影は勝利出来るか。 そういう勝負であると、アサシンは判断した。 そして、それは間違ってはいない。 彼女が殺すよりも先に、彼女を殺すことは、これ以上ないランサーの攻略法である。 A.T.フィールドを撃ち抜いて、アサシンの影が迫る。 「残酷な天使の運命(ロンギヌス・オリジナル)」 ランサーの槍が、救世主を穿つ者の名を冠する槍が、これ以上ない英雄殺しの槍が、影を穿つ。 屋上という狭い場所、フェイト・テスタロッサによる一方的な支援砲撃、 支援砲撃を受けながら一切意に介すことのないランサーの対魔力、マスターを守りながら戦わなければならないアサシン、 当たりさえすれば勝利する槍、全てがアサシンそのものである影の攻撃。 アサシンはどうしようもないほどに詰んでいた。 彼は、殺される前に殺しておくべきだった。 その影を用いて、フェイト・テスタロッサの首を刎ねておくべきだった。 冷血非道なホムンクルスならば容易く行えていたことを、なるべくならば、と大道寺知世の前で躊躇しようとしていた。 心優しい彼女のために、彼女の手助けを行おうとしてしまった。 故に、彼は。 冷血非道なホムンクルスにはなれなかった。 だが、心優しい少年でも無かった。 プライドでもセリム・ブラッドレイでもなく、 ただアサシンくんであろうとして、彼はこの聖杯戦争より脱落する。 【アサシン(プライドあるいはセリム・ブラッドレイ)@鋼の錬金術師 強制退場】 「アッ……」 何一つ、別れの言葉も言えぬままに――セリム・ブラッドレイは消えてしまった。 相も変わらず無表情の、ランサーと、天に座するフェイト・テスタロッサを前に、大道寺知世が出来ることは何もない。 ただ、明らかにフェイト・テスタロッサはその顔に疲労の色を浮かべていた。 ゆるゆると高度を下げ、再び屋上へと降り立つ。 弱威力とは言え、魔力を放出しながらの宝具の真名解放――普通の魔術師ならば耐えられるわけがない。 「……さよなら」 フェイトは、なるべく無感情であるように呟いた。 ランサーは霊体化し、その姿をもう見せてはいない。 大道寺知世を殺害するのならば、自分で行う必要がある。 銃口を向けるように、バルディッシュを知世へと向ける。 だが、知世に向けて再度魔力弾が放たれることはなかった。 新たに屋上へと現れた乱入者、セイバーへと魔槍は放たれる。 セイバーは魔力の光を見た。 対魔力が最低ランクとは言え、かすり傷程度で済んでいる。 だが、到着した時には、何もかもが遅かった。 フェイト・テスタロッサはランサーを連れて、既に屋上から飛んでいた。 ◇ 「あいちゃん!」 「どうしたのさくらちゃん?」 教室を何部屋も巡って、ようやく桜は音楽室でピアノを弾く蜂屋あいの姿を発見した。 「キャスターさんはいる!?屋上にサーヴァントが出て、それで……助けてほしいの!」 「……もちろん」 助けてほしい、その言葉を聞いた途端、蜂屋あいは桜に駆け寄った。 「大丈夫、何が起こってるかわからないけど、私絶対さくらちゃんのこと助けるよ」 ――"絶対"に、何が起ころうと、私"が"、さくらちゃん"を"、助ける。 蜂屋あいは絶対にそうするだろう、彼女が望むままに彼女を助けるだろう。 「とにかく……すぐに屋上に行こう?」 『……知世ちゃん、屋上の女の子はワタシが死神様だって知ってるわ……そして、とってもいい子よ。ねぇ、オトモダチにしていいでしょう?』 (どうしようかなぁ……?) 『もう、いじわる。そんなんじゃワタシ、あいちゃんのことキライになっちゃうよ?』 (……大丈夫、嘘だよ。知世ちゃんは新しいオトモダチにしてあげよう?) 『でも、驚いちゃったな……ワタシが死神様であることを明かしただけで、戦いになっちゃうなんて』 (ううん、アリスちゃんが死神様じゃなくても戦いは起こっていたわ……ただ、ちょっとした、些細な、ささやかなきっかけがあるだけで。 だって、わんこじゃないいじめられっ子は……まだ牙を持ってるんだよ?) 「あいちゃん!はやく!」 「ええ、すぐ行くわ!」 (だって、私も待ちきれないよ。 さくらちゃん……初めて、戦いに負けた女の子を見たらどう思うのか、早く知りたいもの) ◇ 「フェ、フェ、フェ……フェイト・テスタロッサ……さん……ですね」 校門前に降り立ったフェイト・テスタロッサを待ち受けていたのは、外ハネのカワイイ少女――つまりは輿水幸子であった。 どうしようもないほどに物事は動いている。 フェイト・テスタロッサの知らぬところで、蜂屋あいすら知らぬところで、 彼女は絶望という名の蜘蛛の巣に絡め取られんとしている。 フェイトがバルディッシュを輿水幸子に向けると、勢い良く幸子は両腕を上げた。ホールドアップだ。 「待ってください!ボクはその……つまり、カワイイので!ええ!カワイイんです、わかりましたか!?」 わからなかった。 「つまり、そのボクのカワイさでこの争いを止めたい……そうです、そういうことなのでまずはその斧を降ろし」 予想外のフェイト・テスタロッサを前に幸子は完全にテンパってしまっていた。 だが、それもそうだろう。 アイドルアニメが始まったと思ったら、何故かアイドルがロボットに乗っているような、それほどに幸子には予想外すぎる展開なのだ。 もちろん、きらりがいないことは予想していた。 だが、渦中の人であるフェイト・テスタロッサが――つまりは、ヤバ過ぎる人が来ることは流石に、幸子のカワイイ頭では予想出来てはいなかった。 「武器を降ろせ」 だが、そんな二人に割り込むようにして、新たな客人が現れる。 地に足を着けながら、二人の少女を天の高みから見下す者。 人類最高峰の天才、プレイヤーにしてゲームマスター、人の身でありながら冥府を統べんとする者。 キャスター、木原マサキ。 「フェイト・テスタロッサと……小蝿か、お前の方に用はない、向こうで勝手に死んでいろ」 高校に向かう途中、偶然にも――いや、屋上で打ち上がった魔力の花火は周囲からもよく見えていただろう。 なればこそ、木原マサキは進路を変えてやって、小学校へと赴いた。 小蝿扱いされた幸子の抗議を完全に無視して、木原マサキは言葉を続ける。 「聖杯が欲しいか、フェイト・テスタロッサ?」 ◇ 大鏡から白い人形が現れる。 ああ、噂があった。 4時44分に大鏡の前に立つと鏡の中に引き込まれる。 彼女は執行人なのだ。 鏡の中に人間を引き摺り込むための執行人、ルールを破りし者への執行人。 罪の名は何だ。 敗北だ。 All the birds of the air fell a-sighing and a-sobbing,(空からは大勢の鳥たちが 悲しみながら舞い下りてきました) When they heard the bell toll for poor Cock Robin.(あわれなコック・ロビンの 弔いの鐘の音を聞きつけて) 人形が唄う。 彼女のために唄う。 敗北者たる大道寺知世のために唄う。 皆が皆、歌い踊る。 もはやどうしようもない。 ◇ 【D-2/小学校・屋上/1日目 午後】 【大道寺知世@カードキャプターさくら(漫画)】 [状態] 健康 [令呪]残り三画 [装備] なし [道具] なし [所持金] たくさん [思考・状況] 基本行動方針: 街の人達を守る 1.アサシンくん…… [備考] ※死神様について調べていますが、あまり成果は出ていません ※サーヴァントを失ったため、ルーラー雪華綺晶に狙われています 【セイバー(沖田総司)@Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚】 [状態] 疲労(中)、ダメージ(小) [装備] 乞食清光 [道具] なし [思考・状況] 基本行動方針: さくらのために 1. 状況を確認する 2. 余裕があれば鞘を取りに行く [備考] ※使わない間は刀を消しておけるので、鞘がなくてもさほど困りません 【D-2/小学校・音楽室/1日目 午後】 【木之本桜@カードキャプターさくら(漫画)】 [状態] 疲労(中)、魔力消費(小) [令呪]残り三画 [装備] 封印の杖、 [道具] クロウカード [所持金] お小遣いと5000円分の電子マネー [思考・状況] 基本行動方針: わからない 1. 屋上へ向かう [備考] ※ローラースケートは学校の裏に置きっぱなしです 【蜂屋あい@校舎のうらには天使が埋められている】 [状態] 疲労(極小) [令呪]残り三画 [装備] なし [道具] なし [所持金] 小学生としてはかなり多めの金額 [思考・状況] 基本行動方針: 色を見る 1.屋上へ向かう 2.さくらの色をもっと見たい 3.江ノ島盾子に強い興味 [備考] 【キャスター(アリス)@デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト(及び、アバドン王の一部)】 [状態] 健康、作っておいたトランプ兵は全滅 [装備] なし [道具] なし [思考・状況] 基本行動方針: オトモダチを探す 1. さくらに興味 2. サーヴァントのオトモダチが欲しい [備考] ※学校には何人か、彼女と視界を共有できる屍鬼が存在します ※学校の至る所に『不思議の国のアリス』への入口が存在しています ※不思議の国のアリス内部では、二人のアリスが遊園地の完成を目指して働いています 【D-2/小学校・大鏡前/1日目 午後】 【ルーラー(雪華綺晶)@ローゼンメイデン】 [状態]健康 [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:??? 1.大道寺知世を―― [備考] ※アイドルの物真似が出来ます ※クリエイター(クリシュナ)の幻想世界(未完成)を確認しました。 【D-2/小学校・校門前/1日目 午後】 【フェイト・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのは】 [状態] 疲労(中)、ストレス、魔力消費(極大) [令呪]残り三画 [装備] 『バルディッシュ』 [道具] [所持金]少額と5000円分の電子マネー [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争に勝利する 1. 木原マサキに対応する [備考] ※小学校に通うつもりでいます 【ランサー(綾波レイ)@新世紀エヴァンゲリオン(漫画)】 [状態] 健康 [装備] 『残酷な天使の運命』 [道具] なし [所持金] なし [思考・状況] 基本行動方針:マスターに従う 【輿水幸子@アイドルマスターシンデレラガールズ】 [状態]健康、怒り、恐怖(微) [令呪]残り三画 [装備]なし [道具]なし [所持金]中学生のお小遣い程度+5000円分の電子マネー [思考・状況] 基本行動方針:この聖杯戦争をカワイイボク達で止めてみせる 1.ボクは小蝿じゃありません! 2.諸星きらりに会う。 3.商店街で起こった事件が気になる。 4.きらりの捜索+事件を見ていたというNPCの捜索を兼ねて別の地区へ。 5.何かあったら輝子の家に避難……? 6.放課後18:00に『エノシマ』と会う。場所はC-3もしくはD-4の予定。 [備考] ※商店街での戦闘痕を確認しました。戦闘を見ていたとされるNPCの人となりを聞きました。 ※小梅と輝子に電話を入れました。 ※『エノシマ』(大井)とメールで会う約束をしました。 また、小梅と輝子に「安否の確認」「今日は少し体調がすぐれないので学校を休む」「きらりを見かけたら教えて欲しい」というメールを送りました。 【キャスター(木原マサキ)@冥王計画ゼオライマー(OVA版)】 [状態]健康 [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:冥王計画の遂行。その過程で聖杯の奪取。 1.フェイト・テスタロッサへの応対 2.高校へと向かう。 3.予備の『木原マサキ』を制作。そのためにも特殊な参加者の選別が必要。 4.特殊な参加者が居なかった・見つからないまま状況が動いた場合、天のレイジングハートを再エンチャント。『木原マサキ』の触媒とする。 5.ゼオライマー降臨のための準備を整える。 6.余裕があれば、固有結界らしき空間を調査したい。 7.なのはの前では最低限取り繕う。 [備考] ※フェイト・テスタロッサの顔と名前、レイジングハート内の戦闘記録を確認しました。バルディッシュも「レイジングハートと同系統のデバイス」であると確認しています。 ※天のレイジングハートはまあまあ満足の行く出来です。呼べば次元連結システムのちょっとした応用で空間をワープして駆けつけます。 あとは削りカスの人工知能を削除し、ゼオライマーとの連結が確認できれば当面は問題なし、という程度まで来ています。 ※『魔力結晶体を存在の核とし、そこに対して次元連結システムの応用で介入が可能である存在』を探しています。 見つけた場合天のレイジングハートを呼び寄せ、次元連結システムのちょっとした応用で木原マサキの全人格を投影。 『今の』木原マサキの消滅を確認した際に、彼らが木原マサキとしての人格を取り戻し冥王計画を引き継ぐよう仕掛けます。 ※上記参加者が見つからなかった場合はレイジングハートに人工知能とは全く別種の『木原マサキ』を植え付け冥王計画の遂行を図ります。 ※ゼオライマーを呼び出すには現状以下の条件のクリアが必要と考えています。 裁定者からの干渉を阻害、もしくは裁定者による存在の容認(強制退場を行えない状況を作り出す) 高町なのはの無力化もしくは理解あるマスターとの再契約 次元連結システムのちょっとした応用による天のレイジングハートへのさらなるエンチャント(機体の召喚) ※街の裏に存在する固有結界(さいはて町)の存在を認知しました。 ※アサシン(ウォルター)の外見を確認しました。が、『情報抹消』の効果により非常にぼんやりとしか覚えていません。 【D-3/道路/1日目 午後】 【双葉杏@アイドルマスターシンデレラガールズ】 [状態]健康、安堵感 [令呪]残り三画 [装備] [道具]携帯ゲーム機×2 [所持金]高校生にしては大金持ち [思考・状況] 基本行動方針:なるべく聖杯戦争とは関わりたくなかったが 1.諸星きらりとこれからどうするかを話し合う 2.江ノ島盾子に対してどうするべきか。 3.少女(大井)を警戒。どうするべきか。 [備考] ※大井と出会いました。大井を危険人物(≒きらりスレの 1)ではないかと疑っています。 【ランサー(ジバニャン)@妖怪ウォッチ】 [状態]健康 [装備]のろい札 [道具]なし [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:なんとなく頑張る 1.双葉杏に付いて行く 【諸星きらり@アイドルマスターシンデレラガールズ(アニメ版)】 [状態]精神的疲労(軽)、魔力消費(中)、希望(大)、安堵感 [令呪]残り二画 [装備]なし [道具]なし [所持金]不明 [思考・状況] 基本行動方針:バーサーカーを元に戻し、元の世界へと戻りたい 1.杏ちゃん……良かったぁ…… [備考] ※D-4に諸星きらりの家があります。 ※江ノ島盾子&ランサー(姫河小雪)を確認しました。そして、江ノ島盾子を信用しています。 ※三画以上の令呪による命令によって狂化を解除できる可能性を知りました(真実とは限りません) ※フェイト・テスタロッサの捕獲による聖杯戦争中断の可能性を知りました(真実とは限りません) ※ルーラーの姿を確認しました ※掲示板が自分の話題で賑わっていることは未だ知りません 【悠久山安慈@るろうに剣心(旧漫画版)】 [状態]霊体化 [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:??? [備考] ※雪華綺晶の存在を確認しました、再会時には再び襲いに行く可能性があります。 ※江ノ島盾子&ランサー(姫河小雪)を確認しました。 スキル『こころやさしいひと』の効果できらりの精神の安定に江ノ島盾子&ランサーが役に立っていると察知しイレギュラーが発生。狂化中ですが敵意を向けられない限りこの二人を襲いません。 【江ノ島盾子@ダンガンロンパシリーズ】 [状態]健康、涙で化粧が流れてる、小雪ちゃん(魔法少女育成計画最序盤)の真似中 [令呪]残り三画 [装備]なし [道具]なし [所持金]大金+5000円分の電子マネー(電子マネーは携帯を取り戻すまで使用できません) [思考・状況] 基本行動方針:絶望を振りまく 1.諸星きらりをプロデュース! 2.放課後になったら、蜂屋あいと会う 3.ケータイ欲しい……ケータイ欲しくない? [備考] ※諸星きらりを確認しました。彼女の自宅の位置・電話番号・性格なども事前確認済みです。彼女が掲示板に目を通してないことも考察済みです。 ※自身の最後の書き込み以降のスレは確認できません。 ※数十分、もしくは数時間、あるいは数日、ひょっとしたら数年は同じキャラを演じ続けられるかもしれませんし、続けられないかもしれません。 ※ランサーのスキル『困った人の声が聞こえるよ』に対して順応しています。順応に気付いているかいないかは不明です。動揺しない限り尻尾を掴まれることはないかもしれません。あるかもしれません。 【ランサー(姫河小雪)@魔法少女育成計画】 [状態]実体化中、健康、絶望(微)、ストレス [装備]ルーラ [道具]四次元袋 [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:出来る限り犠牲を出さずに聖杯戦争を終わらせる。 1.江ノ島盾子と蜂屋あいの再会時に蜂屋あいのサーヴァントを仕留める。 2.出来ることなら、諸星きらりに手を貸してあげたい。 [備考] ※江ノ島盾子がスキル『困った人の声が聞こえるよ』に対応していることに気づきました。 ※諸星きらりの声(『バーサーカーを助けたい』『元いた世界に帰りたい』)を聞きました。 彼女が善人であることを確信しました。 BACK NEXT 021 いつか見たグラジオラス 投下順 023 シュガー・ラッシュ 016 ホワイト&ローズ 時系列順 BACK 登場キャラ NEXT 018 ふ・れ・ん・ど・し・た・い フェイト・テスタロッサ&ランサー(綾波レイ) 026 ALL HAZARD PARANOIA/オール・ハザード・パラノイア Ⅰ 大道寺知世 025 過ぐる日の憧憬 004 遅い朝 アサシン(プライド(セリム・ブラッドレイ)) GAME OVER 018 ふ・れ・ん・ど・し・た・い 蜂屋あい&キャスター(アリス) 025 過ぐる日の憧憬 木之本桜&セイバー(沖田総司) 020 逢魔が時に逢いましょう 輿水幸子 026 ALL HAZARD PARANOIA/オール・ハザード・パラノイア Ⅰ 017 機械式呪言遊戯 キャスター(木原マサキ) 014 絶望少女育成計画Reflect 江ノ島盾子&ランサー(姫河小雪) 025 過ぐる日の憧憬 諸星きらり&バーサーカー(悠久山安慈) 020 逢魔が時に逢いましょう 双葉杏&ランサー(ジバニャン)
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ラビッツ・パーティー リターンズ ユービーアイソフト 発売日 2007年12月6日 価格 6,090円 918 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/07(金) 00 59 19 ID 8acA3hJk0 ラビッツパーティー・リターンズ買ってきた。 オープニングの無駄にゴージャスなムービー、実写画面を飛び回るラビッツを「すっぽん」する シューティングゲーム、更に下品でいやーな感じのミニゲーム、最高としか言いようがないっす。
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67 :旅人:2008/12/27(土) 00 32 38 ID 95dED3JC0 これまでのあらすじ 12/19の夜、松木ゆうの豪邸に四人の男女が集まった。 彼らは松木の誕生日パーティーに招待されていて、四人と松木はパーティをする。 松木が招待した人とは、ネット上で有名な私立探偵「小暮正俊」と、 全ての音ゲーにおいて超人的能力を発揮する「町田彩」、また、松木と交流のある「坂野ゆう」だった。 松木にある種の憧れを抱く「加瀬優」は、招待状こそ持ってはいなかったが 松木が承諾したので、彼女もパーティーに参加するのであった。 松木と四人はいろんな話をし始める。 小暮と町田は、3日前に起きた「白壁襲撃事件」について。 坂野は昨日の話である「どうでもいいゲーセン話」を。 松木は今日の出来事の「狩りプレーヤー狩りのNO.9と話した事」を。 そして、最後を〆るのは招待状のない少女、加瀬だった。 彼女は松木に促されて、ネガティブフェイスで淡々と語り始める。 その内容は、今日の昼の事、松木の経営するゲーセン「ピース」に行くまでの事だった……… 68 :旅人:2008/12/27(土) 00 36 18 ID 95dED3JC0 08/12/3 加瀬は自宅でピースのHPを見ていた。 ピース店内の画像と文による紹介、従業員の紹介、設置しているゲームの紹介… あらゆる面において分かりやすく、且つ「来てみようかな」と思わせるに十分なそのサイトの、 そのトップページに「緊急告知」なるものが張り出されていた。 長ったらしい文、つまりは長文を読むのは加瀬は得意ではなかったが、 要約するとこうなる、というのは分かった。 「12/19日は松木ゆうの誕生日だ。 その記念にゲーセン『ピース』の無料開放、イベントを開催する」 加瀬は、松木に対して色々と興味を持っていた。 自分は友人からの言葉で、音ゲー界にロクでもない奴が少なからずいる事を知った。 そんな奴らをどうにかしようと頑張る人として、松木は加瀬の脳内に留まっている。 そんな人と話が出来れば。話なんか出来なくても、せめてどんな人なのかは知っておきたい。 この機会を逃すともう二度とその姿を見る事はないのだろう。とは思わないが 会える機会を逃すというのも馬鹿な話だ。例えるならこんな感じだろう。 「あなたの目の前に一億円があります。あらゆる意味で全く汚れていないお金です。 あなたには、このお金をあなたが持ってって良い権利があります。どうしますか?」 私ならそれを受け取る。誰かにくれてやる必要はない。加瀬は自問自答してから、 ピースのある港町へどうやって行くかをネットを使って調べ始めた……… 08/12/18 加瀬はその日の夜、夕食の席で彼女の両親を驚かせた。 いきなり、隣県の港町にあるゲーセンに行きたいと言い出したからだ。 それも、たった一人で行かせてくれと言うのだから、両親の驚きは倍に跳ね上がっただろう。 …一人娘を簡単に一人で泊まりがけの旅に出してよいのだろうか?どう考えても危ないわ…… 加瀬の母親はそう考えていた。今の世の中、もう何が起きてもおかしくない。不安すぎる。 だが、加瀬の父親はそれを、いいんじゃないの、という言葉で返した。母親がお父さん!と非難めいた声をかける。 しかし、それを無視するかのように加瀬の父親が続ける。 「優。自分がやりたいと思った事はやってみるべきだ。 後悔するようなことがあっちゃあ、ずーっとそれに苦しむかも分からないからな。 まぁ電車賃なら父さんと母さんが出す。お前のお小遣いじゃ往復分の金なんて出せないだろ? それと、向こうでバニラソフトクリーム食いたくなったら自分で買えよ?その位なら出せるだろ?」 69 :旅人:2008/12/27(土) 00 39 58 ID 95dED3JC0 08/12/19 赤い上着と赤いマフラーを巻いた加瀬は、 自分が住む町にある駅のプラットフォームに立っていた。 ―白線の内側。危険ですので白線より前に立たないようお願いします。 電車が到着したのは9 18だった。ダイヤに若干の遅れが見られるが、 あの港町には12 30に着く。13 00五分前にピース前に行けるように間に合えば良いのだ。 加瀬は全三車両あるうちの第二車両に乗り、それから指定されている席に座った。 電車の進行方向から見て右側の窓際。それが加瀬の席だった。 見慣れない景色が高速で流れ去ってゆくのを見ながら、加瀬は期待に胸を膨らませていた。 松木ゆう。19歳の少年。いや、青年と言うべきなのだろうか? 言葉の境界線はあいまいだ。…自分に調べる気がないだけか。 兎に角、彼がどんな人物なのか、いや、彼がどんな表情を見せるのか。それが気になる。 あのパーティー、途中で松木と色んなゲームで対戦するというコーナーが終盤で設けられていたはずだ。 松木も音ゲーをやるし、その腕前も中々のものだというらしい。 七夕に私の決意を誓ってから約半年。私のポップンの腕は彼と同じ位の所に追い付いたと思う。 もし、もう音ゲーをやる気がないのならIIDXの専コンとソフトを送って欲しい。 そんな旨の手紙を友人に送り、そして彼女から一通の手紙と、CSHS、DD、GOLDと改造済み専コンが送られた。 あの手紙には「仇を討って!」としか書かれていなかった。 力強く。力強く、彼女の怨念が宿っているかのようだった。 ゴメン。別に仇を取るとかそんなんじゃないんだ。私はあんな奴らが大っ嫌いだから、 私は奴らより上の土俵に立って、奴らを見下したいだけなんだ。…仇討とか、そんなのじゃない。 同日 10 36。 いつの間にか眠ってしまっていた加瀬は、電車が停止したと同時に目が覚めた。 そして、見知らぬ男が加瀬の前の席に座った。服装は今どきの若者風だが、 加瀬には彼が口ずさんでいたのが特異なものだと思えた。 「テッテレレーレーレッレッレー、テッテレレーレーレッレッレー、テッテレレーレーレッレーレーレーテーレレレテレレテーレッレー……」 この感じ、このリズム、この抑揚は…次の瞬間、加瀬は思わず口を開いていた。 「sigsigですか?」 男はオッ!?と声をあげ、それからそうだけどよ、と返す。 加瀬は自分が意識しないで次から次へと口が回っていくのに戸惑っていた。 「あの、あなたは音ゲーマーなんですか?」 「だったら何だよ」 「いえ、私も音ゲーマーなので……そんだけです」 「ネェちゃんさ、ちょっと俺の話を聞いてくれないか?」 いきなり過ぎる。ねぇ乗客の皆さん、ナンパにしてはすごい勢いですよね? 加瀬はそんなふざけた事を思いながら、なんでしょうか?と返して男の言葉を待つ。 「ネェちゃんは『音 ゲ ー が 終 わ る』と思うか?」 70 :旅人:2008/12/27(土) 00 44 12 ID 95dED3JC0 「は?」 「そのまんまの意味だ。音ゲーは終わると思うかって聞いてるんだ」 音楽ゲームの終焉。そのジャンルを名乗るゲームの終焉。 考えてもいなかった事だ、と加瀬は思った。そんな事、一度も考えた事がない。 「……分かりません」 「どうして?」 「考えた事がないからです」 それは本当なのだ。一度も、そんなネガティブな方向へと考えた事はない。 いつまでも、いつまでもこのジャンルは続いてゆく。加瀬はそう信じて疑わなかったのだ。 だが、そんな自分が幼稚だったのではないかと彼女は感じ始めた。 そうだ。何故、松木ゆうは何でも屋を始めたと述べていただろうか。 ゲーセンの治安を良くするため、とかなんとかそういう理由だったはずだ。 今のゲーセンの治安は全体で見れば悪いとは言えないとは思うのだが。 だが、数が少なかれど松木にはそんな「悪」を許す事が出来ない事情があると述べている。 その事情こそ明かされていないが、明かされていないからこそその内容に真実味が沸く。 何か計り知れない事情が彼にはある。私が七夕に誓ったその事情よりも重い事情を彼は背負っている。 それだけは確かに言える。 「そんな事を考えていなかった私は幼稚だと思います。 …確かに今、音ゲーマーのみならず考えのおかしい人がゲーセンに蔓延っている。 数こそは少ないけど、そこに居るのは確かなんです」 「じゃあ、そいつらをどうにかすると音ゲーは終わらず済む、と?」 「はい」 加瀬の返答に男が大笑いした。 それは嘲った笑いではなく、心から面白いと思っている笑いだった、と加瀬は感じた。 笑いが止み、それから男が加瀬に言う。 「じゃ、ネェちゃんはメーカー側に問題があるとは思わないって事?」 76 :旅人:2008/12/31(水) 00 50 16 ID VZJSu9Br0 「メーカーに問題…?」 「今挙げるとするならコナミだな。 自社の名前を間違えたあたりからおかしいとは思わないか?コンマイとかコマニとか」 「人間、誰だって間違いはしますよ」 「でもよ、有り得ねぇだろ。常識的に考えてよ」 確かにそうだろう、と加瀬は思った。 自社の名前を間違えるという事は、自分の名前を間違えるような事なのだ。 ヘロー、マイネームイズ「ユー・カサー」 オゥ、ソーリー、アイミスドマイネーム。ソーリーソーリー。 アーハァー、ユゥアネームイズ「コンマイ」…?オーケー、アイガッティド。 「それに、生き残るためとはいえ路線を切り替えてしまった。 今の音ゲーは何なんだよ?吐き気のする路線でもう気が狂っちまいそうだぜ」 「……ヲタ、廃人仕様って奴ですね?」 「そう。それに腐女子も追加しておいてくれ。 数は少ないながらも、確かに存在する気○いじみたヤロー共の事だな。 そんな奴らを対象にしてしまったと言っても過言じゃない、 そんな今のコンマイ製音ゲーに価値はあると思うか?」 「ない、とは思いません」 どうしてだ、と男はまるで面接官が質問をするかのように問いかけた。 それは…と加瀬はためてから答えを返す。 「私がヲタ、廃人、腐女子、その他諸々の気違いグループじゃないって証明できませんが…… 今の音ゲーだって『楽しい』と思うんです。 ポップンならボタンを叩いて演奏して『楽しい』 IIDXだってそんな事をやったり、ライバルの記録を打ち破って『楽しい』 ギタドラとDDRはやった事がないけど、それでも『楽しそう』だって思うんです」 「楽しそう、楽しい……それこそが音ゲーをやる原動力だ。 だが、ネェちゃんの意見は、半ば先にあげた気○い共と共通してしまっている部分がある」 え?と加瀬は間抜けな声を出してしまった。 自分では正論を言ったつもりなのだが、それが半分ダメだというのだ。 ………何がだ、何がいけない? 77 :旅人:2008/12/31(水) 00 53 46 ID VZJSu9Br0 「ネェちゃんは楽しいから音ゲーをやるって言ったか」 「はい」 「それは素晴らしい意見だ、と俺は思う」 しかし、男はだがと前置きしてから続ける。 「さっきも言ったように、それだと気○い共と半分に通った答えになる」 「それはどうしてですか?」 揚げ足を取るようで悪いが、と男は断りを入れて、 それから流れ去りゆく外の景色を窓越しに見ながら言った。 「狩りが『楽しい』からそうする。 代行が『楽しい』からそうする。 自分より実力の低い人を見下すのが『楽しい』からそうする。 『あぁっ、俺の○○が出ているムービーの曲!○○萌えぇ~』 とキャラクターのみを見て『楽しい』からそうする。 又はこうだな。 『私の××様が!××様ー!』とその××がムービーに登場するから、 その事のみが『楽しい』と感じるからそうする」 「あ………」 「な?揚げ足取っているようで悪いけど、ネェちゃんの言う事はこう言う事だ。 その『楽しい』からって理由は、理由になれない」 だが、と男は一旦そこで区切りを入れてから続けた。 「コンマイ、おっとコナミだな。失礼。 あの会社は普通の人間を対象とした路線を見捨てた。 まぁ、利益がどったらこったらってのを求める企業としては当然だよな。 金払いの良いヲタとかを狙えるだけ狙う。どんどん搾取してゆく。 そのためのフィギュアだったり、何だったり……だろ?」 78 :旅人:2008/12/31(水) 00 57 07 ID VZJSu9Br0 加瀬は、男にそう言われてみると 彼の言う事がどんどん当て嵌まってゆく気がしてならなかった。 それが真実というのなら、コナミは気違い共の肩を持っている、という事のなのだろうか? 「まぁそういう訳で、 音ゲー人口、その層とかは基本的に狭まってきたわけだ。 ほら、IIDXの新作、あれなんかそうじゃねぇか」 「EMPですか?」 「そうだよ。製品版のポスターはまだ許せるが、 ロケテ版のポスター、あれを見た時には正直言って引いたね。 もう本格的に終わりが来たな、と」 「でも、ポスターの絵は変わりましたよ。キャラは同じらしいですけど」 「そうだな。ポスター云々は置いておこう。 だが、だ。俺には一つ問題があるような気がする」 ポスター云々、売り出しのスタンス、対象とするターゲット層が云々という話をした後、 この男は一体何を駄目な点として挙げるのだろう?加瀬はもう、男が何を言うのか、それに興味津々だった。 「『新曲』に問題がある」 そこまで加瀬が語って、四人の聞き手はこんな表情を浮かべていた。 「あぁ、何となく分かる。正直言って『新曲』には色々と不満点がある」 加瀬は、あの時まではそんな考え方を持つことは無かったと話し、 それから、電車の中で男と語った音ゲー終焉論の続きを語り始める。 79 :旅人:2008/12/31(水) 01 00 30 ID VZJSu9Br0 男は「新曲に問題がある」と言ってから、しばらく外の風景を眺めていた。 加瀬は何か面白いものでもあるのかと思って男の視線の先を追ったが、 先程から代わり映えのしない、うっすらと雪が積もるだけの平野が広がっていただけだった。 「アルバムからの移植。名曲のダメremix、評価を下すに値しない新曲」 不意に、男はそれだけを言った。 加瀬は男の方に向き直り、男の言葉の続きを待った。 数十秒してから、男が言葉を纏める時間が過ぎてから、男が前置きしてから語りだした。 「単純に俺の好みの問題かもしれない。いや、単純に俺の好みの話をする。 もしかしたら、いや絶対に、ネェちゃんから反論を受けるかもとも思っている」 「いいですよ。続けて下さい」 「B4U(BEMANI FOR YOU MIX)、thunder HOUSE NATION Remix、 CaptiVate2~覚醒~、V2、数えたらキリは無い、いや、数えたらキリはあるが、ここで止めておこうか」 「…嫌いな曲を挙げたんですか?」 「そうだ。最初の二つはただの原曲破壊だ、と俺は思うな。 三つ目に挙げたのは、これは題を『Anisakis2』にして良かったんじゃねぇかとも思っている。 V2は嫌いではない。ゲーム用にして短くしてしまったのが如何なものかと思っているだけだけどね」 「………」 「下手な新作を出すと、新規のも既存プレーヤーも去っていく。 今回の解禁作業も、俺個人の意見を言わせてもらえば……駄目だ」 加瀬はただ、沈黙していた。 言われてみると、EMPには否定的な意見が多い。ような気がする。 Anisakis2。確かそんな言葉をどこかで見たような気がする。 覚醒はAnisakisと同じような曲調をしている事からついた名前だった、だろうか? その沈黙を男が破る。さらなる否定を、開かれた男の口は放つ。 「2chの音ゲー板ってあるじゃん」 「はい」 「あれ、何で音ゲー板って出来たんだと思う?」 話のベクトルが変わった。だけど、終末点は同じ。 ―終点「音ゲーの終焉」です。繰り返します。「音ゲーの終焉」です… そんな気が加瀬にはした。あまりにも強大な違和感、と言えばいいのか。 加瀬にはこの男が発する言葉から生まれる重圧が何なのか、よく分からなかった。 80 :旅人:2008/12/31(水) 01 04 20 ID VZJSu9Br0 「アケ板からの隔離だ。多分、音ゲー人口が多かったんだな、当時は。 まぁ、当時の人間じゃねぇから良く分からねぇんだけどよ」 へぇ、と加瀬は相槌を打ち、ところが、と男は続けた。 「これが何かの運命だと思える。 さっきも言った言葉だったと思うけど…… 『第二のVIP』と形容されるまでの糞スレ乱立が目立つ。 悲しい事だが、民度が低いって事だな、音ゲー板は腐った場所ともいえるんだ。 それはつまるところ、音ゲーマーの頭がダメになっているという事を意味する。 もちろん全員が全員、ではないけどな。 名前は…あぁ言うだけでもアレだから、ハッキリ言って吐き気がするぜ。 まぁ、いいコテも居るっちゃいるんだが、クソコテの方が割合多いよな」 「そうですね。っていうか、あの板に良コテなんて居ましたっけ?」 「そりゃあネェちゃんが気付かないだけさ。 つまり、だ。音ゲーマーは頭がおかしくなってしまうって事が言えそうだって事だ。 近い将来、婦女暴行や殺人事件、テロを起こすかもしれない。 現にどっかの馬鹿がギタフリの筐体をぶっ壊したって事件があっただろ? ランカークラスの腕前だか何だか知らないが、これだけは言えるよなぁ」 それって何ですか?と加瀬は男に聞いた。 男は「ちょっと頭使ってみれば分かるぜ」と前置きし、目線を窓に移してから言った。 「『上 級 者 で あ る 人 間 が 問題、事件を引き起こす割合が高い』って事だ。 その筐体破壊の他にも、どんな音ゲーでも上級者が初心・中級者を迫害しているって聞くだろ?」 「……それ、私の友達がやられたって聞きました。私の友達も迫害されたというか、何というか」 それなんだよ、と男はそう言って加瀬の方を見た。 「そうやってプレイヤーサイドの問題で音ゲーの終焉が見えてくるって訳だ」 「そんな、どうしてですか?」 「今のままじゃプレイヤーが足らないんだよ。 メーカーとしてはプレイヤーの数を増やしたいのに、 その起爆剤、デトネイターとなるチュートリアル要素にも力を入れているのにさ。 手先指先足先が器用なだけの大馬鹿が、それを台無しにしているのさ」 83 :旅人:2009/01/01(木) 00 40 21 ID JcO3fZpx0 つまり、と松木が言って加瀬の話を止める。 「君…ごめん、優ちゃんって呼んでいい?あと、少しフランクな感じでもいいかな?」 「いいですよ。でも、自分を呼んでいるようで嫌じゃないですか?」 「それは本人のみぞ知る……全然そんな気にはならないから、大丈夫ですよ。 優ちゃんと話していた男性は次の二つに音ゲーが終わる要素を並ばせたんだよね? 『プレイヤーサイド』と『メーカーサイド』の二つの駄目な部分、 言いかえると闇の部分、それこそが音ゲーを終焉へ導いてしまうものだと」 「はい」 「メーカーサイドには次の問題点があるんだよね。えっと…… 『利益のみを追求していく姿勢の末に、 狭まってゆくターゲット層と彼らに対する音ゲーの売り出し方、 後は新曲のクオリティ低下と誤字脱字をどうにかせい』って感じかな」 「概ねそんな感じです」 「良かった。じゃあ、プレイヤーサイドの方の問題点は…… 『プレイヤーのモラルの低下。 安易な厨曲に対する異様な食い付き具合。 音ゲー関連のキャラ等に対する異常な憧れ』……そんな感じかな」 「多分、それで合っていますよ」 やっぱり闇の部分なんだなぁと松木は言ってため息をついた。 坂野が「さっきから闇、闇って何だよ」と松木に聞く。 松木はあぁそれはですねと前置きしてから、一度天井を見て言う。 「一番『闇』を感じ取れるのはプレイヤーサイドですよ。 メーカーの方なんて、内部事情も分からないのに彼是言えないですよ。 だから、同じ立場に立つプレイヤーサイドのほうが闇を感じ取りやすい」 「だからぁ、その闇ってのは一体なんn」 「人なら全員が持ち合わせている『黒い心』ですよ。 これを音ゲーで代表するなら、そうですね……言っていても気分が悪いですが、 例を上げるなら『見下し』とか『代行』に『和尚』とかですね。 それをやろうって気にさせる動機を作るキッカケって言えばいいのかな。 悪い事、ルール違反だって事は知っているはずなのに、やろうとする。 これ、音ゲーのみならず色んな事にも応用が利きますよね? ……つまり、人間なんて皆が皆、同じなんです。 秘めているものが表に出ているか出ていないか、暴走しているかしていないか。 それが、プレイヤーの質を決めるんです。腕前で判断できない、人間の差を」 84 :旅人:2009/01/01(木) 00 46 50 ID JcO3fZpx0 松木はそこまで言って、息を吸うために少し間を開けた。 その僅かな間、時間にして0,1秒もあるかないかのタイミングで加瀬が割り込んだ。 「でも!」 「え?」 「でも、音ゲーを終わらせないように松木さんは頑張っているんですよね? メーカーサイドの問題までは手が出せないにしても、 プレイヤーサイドの方は干渉して、改善できるんですよね!?」 「いや、僕は力不足だ。頑張っても頑張っても、湧いて出てくるように そんな問題ばっかりが発生する。埒が明かないんだ。 でも、僕だけじゃなくて、まともなプレイヤーさんが行動を目立たないにしても 起こしてくれていると信じているよ。 誰もが『闇』を抱えている。でも、それを『光』にする事だって出来るはずだ」 やっぱり!加瀬はそう叫んだ。 「やっぱりそうなんですよ!あの男の人も、似たような事を言っていたんです!」 08/12/19 11 13 松木の住む港町へと走る電車の第二車両。 そこの適当な窓際の席に一人の赤いマフラーが特徴的な少女、加瀬優と 現代の若者を代表するようなファッションの若い男が向かい合わせで座っていた。 二人は37分間ずっと同じ話題で話をしていた。 「音ゲー終焉論」 これが二人の話題だった。このお題からは、強烈に暗いイメージが感じ取れる。 そんな話をしているものだからこの二人の周りだけ、 窓際にもかかわらず光の量が少ないと感じるのは…近くに座る第三者の目の錯覚に違いなかった。 85 :旅人:2009/01/01(木) 00 50 06 ID JcO3fZpx0 しばらくの間、二人の間を沈黙が支配した。 加瀬は、この沈黙が支配していた時間の中である事を思いついた。 ―私たちが今話しているのは、 明るく希望に満ち溢れた未来とかについての話じゃない。 それとは全く正反対の、暗く絶望に満ちた闇について話している。 確かに、このままだと音ゲーは終わる。 それは同時に、私から逆襲のチャンスを奪う事になる。 誰よりも上手くなりたい。ランカー級の腕前とは言わなくても、 最低、そこらで調子に乗っている指先足先が器用なだけの糞野郎共を 問答無用でぶっ潰すだけの実力つけたい。無理かもしれないが、成し遂げなければならない。 だが、そのチャンスが失われるとすれば。 私の誓いは果たせなくなる。そう、果 た せ な く な る のだ。 目に見えないタイムリミット。全てにまとわりつくアルファとオメガ。 ………そう、始 ま り と 終 わ り だ。 始まりはちょいと調べれば誰にだってわかる。だが、終わりは? 万物に言える事が一つだけある。終わりは、その時が来るまで誰も知らない。 終わりはもう、すぐそこまで来ているのかもしれない。 全ての音ゲーが次回作で「FINAL」のサブタイを冠するのか、 それとも今作が最終作になるのか。色々と悪い想像を働かせるとあり得ない話ではない。 しかし、ここで一つ疑念を抱く事がある。 終わりの時を、オメガの到来を遠ざける事は出来ないのだろうか。 ちょうど、同極の磁石が反発してくっつかないようにオメガを遠ざける事は? もしかしたら、その道はあるかもしれない。 だが決して楽な道ではないだろう。九十九折りの上りの坂道かもしれない。 いばらの道かもしれない。地面に棘の生えた道かもしれない。分からない。 ただ、たった一つだけ言えそうだ。 ……そう簡単に音ゲーは終わらせないように出来るんじゃないか?私たちの手で? 86 :旅人:2009/01/01(木) 00 54 34 ID JcO3fZpx0 「私、思うんです」 加瀬はそう言って沈黙を打ち破った。 男は何を?と聞いて、加瀬はそれにすっと息を吸ってから答えた。 「光があるから闇が生まれる。闇があるから光が生まれる」 「………誰かの受け売りか?なぁネェちゃんよ?」 「台詞自体はそうかもしれません。でも、私はこの言葉を信じます。 光があるから闇が広がる。闇があるから光が輝く」 ハハァ、と男は感心したように言って頷き、そして言った。 「どういう意味でその言葉を言っているか、教えてくれよ」 「始まりがある以上終わりがある。これは、どの物事においても共通しています」 「そうだな」 「私は、その終わりを遠ざける事は出来ても回避する事は出来ないと思います。 でも、それを遠ざけて時間を稼ぐというのはとてもいい事だと思うんです」 「ほうほう。それには俺も同意だ」 「…光と闇はお互いに人を引き付ける力を持っていると思います」 「で?次は?」 あー、それは……と加瀬は言葉を探しながら窓を眺めた。 言葉が浮かんでこない。でも、意思ははっきりしている。それを伝える。 「人は、光を嫌うんじゃないかと思うんです」 「そりゃまたどうして?」 「そうじゃないと、色んな事件が起きる理由が無くなるんです。 『人は堕落する生き物』だとも言われている位です、そうなんです。 自分一人じゃあの人を越せない。だから第三者の手を借りて、和尚をしてあの人の記録を抜く。 自分一人じゃ目標を達成できない。だから上手い人の手を借りて代行してもらう。 自分一人じゃ目前の敵を倒せない。だから仲間とつるんで多人数熱帯をする。 …全部、堕落しきった人間の取る行動だと思います」 「ハハァ、読めてきたぞ、ネェちゃんの言う事が。 つまり何だ、人は堕落して、色んな事件を起こしてくのが当然だって言うのか」 「はい」 加瀬の答えに、男はハァーッとため息をついてから加瀬に言った。 「んじゃ何だ、このまま音ゲーは終わるんですっていうのがネェちゃんの下す結論か」 87 :旅人:2009/01/01(木) 00 59 32 ID JcO3fZpx0 「いいえ、そうとは言っていません」 「だったら、一体どういうつもりなんだよ」 「闇に囚われた人達を、一生懸命に光に満ちた場所へ連れて行く人がいます」 「………アイツか?」 男の目を見ながら話す加瀬は、男の確かめるかのような口調の言葉に頷いて続けた。 「そうです。松木ゆうさんですよ。 私が代表する人物が、松木さんなんです。 全国のゲーセンを飛び回って、色々と問題を解決していく。 地道ながらも、私たちがまとめ上げたプレイヤーサイドの問題を 減少させていっている立役者ですよ、彼は」 「いいカッコがしたいだけとも取れるぜ」 「例えそうだとしても。 彼に触発されて、マナー等を守らせるように動く人々が出てきたら、 闇に堕ちた人々を光に照らして救おうとする人が出てくれば、 たぶんきっと絶対、闇から光が生まれると思うんです」 男は加瀬の言葉を聞いてフリーズしていた。 それが一瞬の間なのか、それとも永遠の時の話なのか、加瀬には分からなかった。 だが実際に男が硬直して黙していたのは1秒もなかった。 一瞬フリーズしていた男の唇が動く。その動きは、どこか震えていた。 「…れだ」 「え?」 「それだ、それだ、それだよそれそれ、それなんだよネェちゃん!」 そう男は発狂したかのように叫んだ。 加瀬はびっくりした様子で、止めて下さい!と男に制止をかける。 しかし、男は興奮冷め止まぬといった様子で加瀬に言った。 「これは俺も同じような事を思っていてね。 光があるから闇がある。なら、闇の中に光を探し出すきっかけがある筈だって」 「じゃあ、それじゃ…」 音ゲーは終わらない!と言おうとした加瀬の口の少し前に、 男はすっと自分の右手の平を差し出した。そして続けていく。 「でも、松木のほかにそんな動きを見せている人を見た事がない。 ネェちゃんの言う事は合っているが、それだけじゃあ闇から光は見いだせない」 88 :旅人:2009/01/01(木) 01 02 08 ID JcO3fZpx0 「もっと強い光を、太陽かクエーサーのような凄く光る物が必要なんだ」 男はそう言って、加瀬を見ていた目線を車両の廊下へと移した。 「松木は頑張ってると思うよ。 でも、皆が一つにならないと。 彼一人が頑張っても駄目だと俺は思う」 「皆は一人の為に、一人は皆の為に?」 「三銃士か…そんなんだと思うぜ。あの話は知らないけど」 「多くの人が意識向上の意思を持てば、松木さんは太陽やクエーサーになれるんですか?」 だろうな、と男は加瀬に目線を映しながら答えた。 そして少し押し黙ってから加瀬に、 「そうなれば、音ゲーの危機は遠ざかる。 早く多くの人と少数の馬鹿が、そんま単純な事に気づいてくれればいいんだ」 今まで会話をした中で、一番優しい声で男は独り言のように言った。 「光も闇も、人を惹きつける。 双方にはそれぞれの魅力がある。 だけど闇の魅力は、殆どがマナーやルール違反となる。 逆に光の魅力は、少々苦痛になる事もあるけど人を正しく導く」 松木は、加瀬が喋り終わってからそう言った。 加瀬は松木の方を向いて頷き、そして口を開く。 「やっぱり、松木さんは私の言いたい事が分かっているんですね?」 「大体ね。でも、細かい一致は無いと思うよ、僕は。だから保証は出来ないけど。 ……やっぱり、闇を晴らす方法なんて簡単なんだと僕は思うよ。 だってさ…『皆 で マ ナ ー や ル ー ル を 守 る』だけなんだから!」 みんなのパーティー Extraへ続く コメント 名前 コメント
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ギルドポイント ギルドに所属した状態で以下の活動をすると増えていくポイント ギルド勢力の順位はギルドポイントが高い順に表示される。 あくまで活動的かどうかの目安のポイントなので、高いからといって何があるわけでもない。 (本当は賞品とか用意しようかと思いましたが、1位のギルドがずっと独占状態になる悪循環ができあがってしまいそうなので却下。良いアイデアがある方は教えてください) ギルドポイントは常に加算されていくわけではなく、ギルド勢力が更新されるたびに1割減少していきます。 ギルド活動ポイント 活動 加算ポイント ギルドで@よびかける 1ポイント ギルド戦参加(勝敗がつくまでいること) 4ポイント ギルド戦1勝ごとに 3ポイント ギルド戦優勝 2ポイント×参加人数 ルイーダの酒場で@ちゅうもん 2ポイント ダーマ神殿で@てんしょく 50ポイント フォトコン1位 500ポイント フォトコン2位 300ポイント フォトコン3位 100ポイント ※ギルド戦(3先勝)で4人パーティーで優勝した場合は、 参加ポイント4pt×4人=16ポイント 勝利数3勝×3pt=9ポイント 優勝8人参加×2pt=16ポイント の合計41ポイントが入ります ギルドポイント(GP)はあくまでギルドの強さではなく、活発的&協力的に活動しているかのポイントなので、 ギルドメンバーと協力して、決定的なスクショをとったり、 ギルド戦を多くやっているギルドが上位になっていきます。
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ぷれいちゃんと なにをすればいいかわからないロンドン行きたい人用かも 基本的には本家@パーティーII説明書と同じ感じ。 新規登録 名前、パスワード、性別、職業を決めよう。 性別は殆ど意味が無いと言いぐらい意味が無い。 一応全部後から変える事が出来るけど 名前は変えるのに金が物凄いかかるので名前はよく考えたほうがいいよ。 性別もかかるけど安いし意味無い。 動作説明 チャットと同じで文字を打ち込み[発言]を押すだけ!ね?簡単でしょ? 打ち込んだ文字の中にアクションワードが含まれていた場合にアクションが起きるよ。 文字を入力する下に@○○○っていっぱいあるよね。 それが、その場所でアクションが起こるアクションワードですの。 @はなすって打ち込んで発言ボタンを押してみよう。 @町娘さんがおしゃべりしてくれたよね。 そんな感じで、文章の中に@○○○ってキーワードを入力することによって美美美美美ち良いアクションを起こせるのです。 もう少し詳しく説明すると [@はなす]OKで [やらないか@はなす]もOK [@はなすやらないか]は駄目。なぜなら[@はなすやらないか]というアクションだと認識してしまうから。スペースを付けるといい。 [@はなす やらないか]おk。 そんな感じ。頑張ればなんとでもなるよ! 慣れって大事だからね。 装備とかステータスとか 武器や防具は装備するとステータスが上がるよ! 武器は主に攻撃力と魔力が上がる。武器だからね。 防具は守備力と精神力が上がる。防具だから(ry 武器や防具には、重さがあるよ。 重さは素早さに関係するものだよ。 重いと素早さが下がる。下がり過ぎると冒険が苦しくなるね。 冒険に出りゅううぅぅぅ 適当に準備をしたら冒険に出るに出て、冒険に出よう。あれ、冒険がゲシュタルト崩壊しそう。 冒険に出るにはクエストが作れるよ。 クエストは色々と種類があるんだよ。 パーティーや闘技場、ギルド戦にチャレンジとか。結構あるんですよ。ええ。 それぞれ違うマークがあるから多分見分けがつくと思う。参加する時には注意しよう。 クエストの作り方とか参加の仕方 @つくるをすると、クエストの作成が出来ます。 パーティー名は題名です。適当につけたり、真面目なタイトルとかでもいいんじゃなイカ? 進行速度にさくさくとかあるよね。それは行動時間の長さを変えられるよ。 さくさくが一番早いからお勧め。まったりが一番長いから、ながら用? 冒険場所は冒険したいステージを選ぶ事が出来るよ。 この@パはステージから別のステージに飛ぶ事が出来るから、ちょっと覚えてないと駄目かも。 参加条件は、初心者や上級者には入って欲しくない!っていう条件を付けたい時に使うよ。 でも、見学は上級者でも初心者でも出来る。そんな感じ。 合言葉は、合言葉を知ってる人しか参加、見学が出来なくなる。そんなシステム。 見学可は、ほかの人にミラレタクナイ!ミラレタクナーイ!!って人が見学出来ないようにするもの。 チェックを外す事により、見学できなくなるよ。 掛け金は闘技場専用。参加するために必要な金額。負けるとかけたお金が勝った人にまわるよ。 対戦回数は闘技場とギルド戦だけ!何回戦うか決めれるよ。 ここまで書いた。疲れた。超汚い文章だしこれはひどい。 誰かもっといい説明にしておくれ。 いやマジでお願いします。
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同名アイドル [クリスマスパーティー]荒木比奈(特訓前)データ プロフィール セリフ集 [クリスマスパーティー]荒木比奈+(特訓後)データ プロフィール セリフ集 セリフ集(アイドルサバイバル 聖歌響くクリスマス) セリフ集(プロダクション対抗!!ドリームLIVEフェスティバル ライバルユニット) [部分編集] 同名アイドル 荒木比奈 [サイバーグラス]荒木比奈 [ブルーフロートパーティー]荒木比奈 [花咲く舞姿]荒木比奈 [部分編集] [クリスマスパーティー]荒木比奈(特訓前) データ [クリスマスパーティー]荒木比奈 属性 クール レア度 レア Lv上限 40 親愛上限 30 Lv1攻撃値 1700(1コスト比170) Lv1守備値 1940(1コスト比194) 最大攻撃値 4463(1コスト比446.3) 最大守備値 5093(1コスト比509.3) コスト 10 移籍金 3,000マニー 特技 ファニープレゼント(キュート・パッションタイプの攻守 小ダウン) 入手 「1周年記念クリスマスパーティー」ガチャ(2012/11/30~2012/12/12)新緑の淑女リミテッドガチャ(2013/05/15~2013/05/22)新・新緑の淑女ガチャ(2013/12/13~2013/12/17) [部分編集] プロフィール アイドル名 [クリスマスパーティー]荒木比奈 フリガナ あらきひな 年齢 20 身長 157cm 体重 42kg B-W-H 83-56-82 誕生日 4月9日 星座 牡羊座 血液型 A型 利き手 右 出身地 神奈川 趣味 漫画描く [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 プロフィールコメント 「イヤー年末のアレの原稿が今朝入稿できたんで何とか無事クリスマスを向かえられたッスー。ずっと徹夜続きだったんで寝ちゃうかもしれないッスよー。え?いやあ友達のヘルプッスよやだなーアハー」 親愛度UPコメント 表示 「年末のイベント、○○プロデューサーと一緒に行きたいッス…」 親愛度MAXコメント 表示 「いやぁ…こんな楽しいクリスマスもあるんスねぇー…いやぁ多分○○さんやみんなとお祝いするから楽しいんスよきっとー!」 リーダーコメント 「えっへっへー…」 あいさつ 「イヤーそんなに酔ってないスからぁー…えへへへー…」 あいさつ 「浮かれちゃいまスねぇー」 あいさつ 「飲んだら眠くなってきたッス…」 あいさつ 「クリスマスはいつも修羅場だったッス」 あいさつ 表示 「○○プロデューサーも一緒に飲むッスよ。今夜は無礼講ッスよー」 仕事終了時 「メリークリスマッスよ!」 仕事終了時 「年末は修羅場の予感ッス…」 仕事終了時 「気持ちいいッスよ~…超ハイテンションッスよ~…ん~…」 仕事終了時 「え、私、20歳ッスよ? オトナッスよ!」 仕事終了時 表示 「今日の服、おニューなんス。○○プロデューサー、似合ってまスか?」 [部分編集] [クリスマスパーティー]荒木比奈+(特訓後) データ [クリスマスパーティー]荒木比奈+ 属性 クール レア度 レア+ Lv上限 50 親愛上限 150 Lv1攻撃値 2040(1コスト比204) Lv1守備値 2328(1コスト比232.8) Lv1攻撃値(MAX特訓時) 2934(1コスト比293.4) Lv1守備値(MAX特訓時) 3348(1コスト比334.8) 最大攻撃値 6759(1コスト比675.9) 最大守備値 7713(1コスト比771.3) コスト 10 移籍金 4,500マニー 特技 ファニープレゼント(キュート・パッションタイプの攻守 小ダウン) [部分編集] プロフィール アイドル名 [クリスマスパーティー]荒木比奈+ フリガナ あらきひな 年齢 20 身長 157cm 体重 42kg B-W-H 83-56-82 誕生日 4月9日 星座 牡羊座 血液型 A型 利き手 右 出身地 神奈川 趣味 漫画描く [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 プロフィールコメント 「クリスマスに縁なんかなかった私が今年はサンタっスかぁ…。人生どうなるか分からないもんスね。サンタになったからには子供から大人までみんなに笑顔を届けなきゃッスね、○○プロデューサー!」 親愛度UPコメント 表示 「○○プロデューサーは私を引っ張るトナカイ役ッスね」 親愛度MAXコメント 表示 「これは子供たちのプレゼントでスから、大事な○○プロデューサーには別に用意してるッス。……あー、やっぱり何でもないッス」 リーダーコメント 「ふふっ、プレゼントフォーユーッスよ」 あいさつ 「美優さん…パネェッスね…」 あいさつ 「サンタだとみんな喜んでくれるから嬉しいッスね…コスプレじゃないッス」 あいさつ 「クリスマスはいつも修羅場だったッス」 あいさつ 「浮かれちゃいまスねぇー」 あいさつ 表示 「○○プロデューサーにも笑顔をお届けッス…て、照れまス…」 仕事終了時 「アイドルは夢を届ける仕事ッスね」 仕事終了時 「年末は修羅場の予感ッス…」 仕事終了時 「○○プロデューサーがお望みとあれば眼鏡着用もOKッスよ?」 仕事終了時 「メリークリスマッスよ!」 仕事終了時 表示 「いい子にしてたら、ひなサンタからプレゼントあるかもッスよー」 [部分編集] セリフ集(アイドルサバイバル 聖歌響くクリスマス) セリフ 内容 出現時 「あーLIVEッスか…。年末はイベントが立て込んでるから大変なんスよ。でも、やるからにはがんばるッス」 Live開始時 「行くッスよ!」 勝利 「アタシの勝ちッスね。年末に向けて体力温存するッスよ!」 敗北 「ちょっと疲れてるから仕方ないんスよ。調子いい時にまた…」 [部分編集] セリフ集(プロダクション対抗!!ドリームLIVEフェスティバル ライバルユニット) ハプニングサンタ(メンバー:荒木比奈/三船美優/神谷奈緒) セリフ 内容 出現時 「ハイハーイ、ここでLIVE対決っスよ。見た目サンタだけど、勝ちは頂くっス!」 Live開始時 「毎年クリスマスは忙しいスよね」 勝利 「いろいろ大変なクリスマスなだけに、これはご褒美を貰った気分っス」 引き分け 「奈緒ちゃん、おすすめ、あとで読むっス…あ、まだ仕事中で…」 敗北 「いや美優さんも頑張ってくれたっスけど、スカートめくれてたっス…」
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アルファベット順 Among Us Bombergrounds Reborn Castle Crashers Chickenoidz Super Party Exploding Babies Fall Guys Ultimate Knockout First Class Trouble Friday Night Bullet Arena Gang Beasts Gauntlet シリーズ Golf Gang Human Fall Flat The Jackbox Party Pack 7 Key We Move or Die Nippon Marathon Overcooked! シリーズ PICO PARK Porcunipine Project Winter Pummel Party Riverbond Rubber Bandits Runbow Super Bunny Man Unrailed! 五十音順 ソニックシャッフル 超おどる メイド イン ワリオ ドロボー幼稚園 マリオパーティ シリーズ 数字順(ゲームタイトルが数字から始まる製品) 「ゲームソフト攻略サイト まとめwiki」TOP へ戻る
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ここを編集 パーティクルフィルタ(Particle Filter) 動的システムの状態推定などに使われる。マルコフ連鎖モンテカルロ法の逐次版であって、逐次モンテカルロ(Sequential Monte Carlo)法とも呼ばれる。過去の状態に依存する提案分布から得られたサンプル(これをパーティクル(粒子)と呼ぶ)に対して尤度を計算し、その尤度に基づいて現在の状態を推定する。提案分布の現在の状態に対する確率が0でなく、パーティクル数が無限大ならば真値に収束する。なお、提案分布の作り方、推定値を計算方法は設計者次第である。 ロボットでの応用 ロボットでは、自己位置推定と画像処理のコンテキストで用いられる。直感的で実装もしやすいので人気である(実際、つくばチャレンジ2010の参加チームの多くがパーティクルフィルタを利用していた)。 推定の手順(自己位置推定を例にして) ここでは具体的にシンプルなロボットの自己位置推定を例に推定の手順を述べる。 ロボットの状態と動作 左右の動輪と補助輪から成るシンプルな移動ロボットを考える。この場合、ロボットの(位置に関する)状態は、「X座標の位置()」、「Y座標の位置()」、「ロボットの向き()」によって表現できる。一方、ロボットの動作は、向いている方向へまっすぐ進む「前進」と、向いている方向を変える「右回転」、「左回転」の動作で表現できる。 ロボットの状態方程式 誤差がない場合、状態遷移は各行動に応じて次の方程式で表せる。 「前進」の場合 ここで、は移動距離。 「右回転」「左回転」の場合 ここで、は回転量。 問題設定 自己位置推定の目的は、LRFのデータを使って現在の状態を過去の状態から推定することである。そのためにロボットは、自己位置を推定するために測域センサ(Laser Range Finder LRF)を有しており、さらに、ロボットは正確な地図を持っていて、任意の場所のLRFのデータが得られるとする。 提案分布 提案分布の一つの作り方は、状態方程式で予測される現在位置を中心とした正規分布を仮定することである。すなわち、パーティクルの状態は次のようになる。ここで、は正規分布からサンプリングされた値を表し、はその分散である。 推定の方針 測域センサの情報から自己位置が一か所に確定できるとすると、ロボットの測域センサの情報を利用して、パーティクルの尤もらしさを得ることができる。つまり、本来の現在位置の確率に対する条件付き確率(=尤度)の定数倍の情報を得ることができると見なせる。そこで、この尤度の(定数倍の)情報を使ったSample Importance Resampling(SIR)を行い真の分布を推定する。 推定 (1)サンプリング 提案分布に従いN個のパーティクルをサンプリングする。 (2)重み計算 各パーティクルの測域センサの情報と現在の測域センサの情報を比較し、パーティクルの重みを計算する。ここで重みは、たとえば、2つのセンサの各方向における距離の差の絶対値を累積した値の逆数などで与えられる(実際にはこの重みの定義は工夫する必要がある)。 (3)リサンプリング 重みに基づいて、N個のパーティクルからM個のパーティクルをリサンプリングする(つまり、重みを使ったルーレット選択をする)。 (4)リサンプリングされたM個のパーティクルの平均値を現在位置の推定値とする。 補足 なお、正統派?のパーティクルフィルタは全部もしくは重みの大きい複数のパーティクルを残しておいて、パーティクルに対して状態遷移を行ってから、重みに応じてパーティクルを生成しなおす(状態遷移は後でも良い)。しかし、本稿の例では、平均で与えられる代表のパーティクルだけを残して、そこから次のパーティクルを生成ししている。これは、ロボットが複数の位置には存在しないこと、尤度は真の位置で最大となることを仮定しているためである。また、状態推定において、重みつき平均を用いるのではなく、リサンプリングしたパーティクルの平均としているのも、あまり一般的ではないのかもしれない(いろいろ考えると、上記をパーティクルフィルタと言ってよいかわからなくなってくる)。 実装例 言語 C#(Visual Studio 2010 Express) 問題設定 上述のロボットの自己位置推定。 ソース きれいじゃないのでなし(ソフトはアップロード)。 きれいじゃないけどアップロード。 https //bitbucket.org/t_style/machinelearning/src/23be211008bc/ParticleFilter ソフトの使い方 概略 前記説明をソフトウェアにしたもの。青い三角形が推定位置。赤い三角形が真の位置。緑の小さな三角形がパーティクル。右上の小さなウィンドウは真の位置から計測した測域センサの情報を使って復元した部分地図。自己位置推定ON(OFF)というボタンを押すとパーティクルフィルタによる自己位置推定のON/OFFを切り替えられる。初めはOFFになっている。OFFの場合は、前記の状態方程式にのみ従って推定される。この世界のロボットはノイズと右上方向への歪みを持っているので、ONにしないとだんだん青と赤の三角形がずれていく。 実行方法 1.ParticleFilter.exe/dllとmap.bmpをダウンロード 2. ParticleFilter.exe/dllとmap.bmpを同じフォルダに置く 3. ParticleFilter.exeを実行 操作方法 自己位置推定ON(OFF)ボタン パーティクルフィルタによる自己位置推定のON/OFFを切り替える。 上下カーソルキー ロボットが向いている方向に前進もしくは後退する。その後、自己位置推定を行う。 左右カーソルキー ロボットが左もしくは右に回転する。その後、自己位置推定を行う。 Uキー 強制的に自己位置推定を行う。 補足 サンプリング数は100、リサンプリング数も100。地図は200x200。測域センサは50ピクセル先までを測定。それ以降はすべて50を返却。なので、長い直線に入ると自己位置推定がブレるのがよくわかります。