約 1,586,843 件
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/516.html
しばらくして、朝食を終えた生徒達が教室へ移動を始めた。 キレた目をしているルイズもディアボロを連れて教室へ向かった。無言なのが怖い。 教室には、生徒達が召喚した様々な使い魔が居た。 しかし、教室の椅子は貴族の席であり、ディアボロが座る席など存在しない。 仕方なしに、ディアボロは教室の一番後ろに行き、壁を背に立ち続ける。 その後シュルヴルーズという土系統のメイジの教師がやって来て、 生徒達が一年生の時、学んだ魔法の基礎をおさらいさせる。 魔法には四大系統というものがある。 『火』『水』『土』『風』 そして失われた伝説の『虚無』 等の話はディアボロの興味を心地よく刺激しており。 それに、教師が石ころを真鍮に変えた時はさすがに目を剥いた。 (そう言えば…使い魔が選ばれる理由は…) 召喚された直後にU字禿教師が言っていた事を思い出す。 『…現れた『使い魔』で、今後の属性を固定し、専門課程へ進む・・・』 キュルケのサラマンダーはどう見ても『火』以外ありえない……ならばキュルケは『火』の系統なのだろう。 (どおりで嫌な感じがしたわけだ) とすると、あの教師の言う通りならば。 ここに召喚されている生物は、ほぼ全てが四系統の属性に分類されるはず。 (では……私は何系統なのだ?) 火・水・土・風・虚無。ディアボロの持ち物はほぼ全ての系統に当て嵌まっていて。どれか一つに分類する事が出来ない。 「ふむ」 ディアボロが考え込んでいる最中、教室が突然騒がしくなった。 その原因は、ルイズが前に出て錬金をやる事になったからである。 (……あれが何系統なのか判断できれば、私の系統も逆説的に分かるはずだ) ディアボロのちょっとした興味。 何系統として呼ばれたのか。ほんのちょっとした好奇心 だが、ルイズの一挙一動を見守るディアボロは、生徒達や使い魔達が机の下に入ったり、教室から飛び出たのを見えていなかった。 ルイズは石に向かって杖を振り―――― ドッゴオォン! 爆発が起きた。 反応が遅れたディアボロは、その爆発をまともに……くらわなかった。 起きた爆風は、ディアボロの体に到達する前に和らぎ。 散弾銃のような小石は体に接触する寸前、燃え尽きた。 ほんの掠り傷程度ですんだディアボロだが。 彼は呆然としていた。 「な、んだと?」 爆心地はルイズ。 それを見た彼は、記憶の中のトラウマの一つが浮かんできた 『何かのアイテムが爆弾になったかも…う~むどうだったかな……?自信がない…』 この後、ディアボロはルイズの二つ名を脳裏に刻み込む事となった。 ドット!ライン!トライアングル!スクウェア!そのランクの中で、 一番下のドットにすら及ばない、魔法は使えるが何時も爆発を起こすメイジ。 成功率ゼロ!だから『ゼロ』のルイズと呼ばれている事。 そして――メイジの実力は召喚される使い魔にも反映されるらしい事。 それを聞いたディアボロは、何故ルイズに召喚されたのか納得した (私も最初は無能だったからな) ディアボロは、奇妙なダンジョンに初めて潜った時の事を思い出した。 無装備状態で手探りしながら迷宮を進み、罠や敵の手、それに自分のちょっとしたミスで何回も何回も死んだ記憶。 …………それでも、遅々とした足取りの中で実力を着け、ダンジョンを制覇した誇らしい記憶。 (これからの成長に期待と言う事か) 授業終了後、ディアボロがキュルケからそのルイズの話を聞いていると、 噂をすれば影とばかりに、その本人が不機嫌ですと顔に書いてやってきた。 「ちょっと!私はキュルケに近付いちゃ駄目って言ったわよね!?」 「硬い事言わないでよルイズ、私はアンタの二つ名を懇切丁寧に説明して上げてただけだから」 「よ、余計な事しないで!こいつは私の使い魔!あんたは関係無いでしょ!」 自分の不名誉な二つ名が知られた事を知って、顔が赤くなるルイズ。 面白そうな顔でそれを見つめていたキュルケだが。 さすがに、飽きたのか颯爽とその場を離れて行った 「じゃあね、食事に遅れるから私はそろそろ行くわ」 そして残されたルイズは、いきなりディアボロの足に蹴りを入れた しかし、その一瞬、ディアボロの周囲に砂が集まって、ルイズの蹴りを明後日の方向に受け流した。 ズダン。 滑ったルイズは華麗に転倒した。 「…何をする?」 「うるさいッ!」 不思議そうに尋ねるディアボロに罵声を返すだけのルイズ。 頭に血が昇ったルイズは、さっきの砂が集まった異常な事には気付いていない。 何も無いところで滑って転んだと言う無様な記憶だけである。 そのまま、体の埃を払うと教室を出るルイズとディアボロ。 食堂への途中、ルイズはディアボロの表情の変化に気付いた。 含み笑いをしている。それがルイズの勘に更に障った。 「なに笑ってんのよ!」 「何も笑ってはいないが?」 「笑ってた!」 「ふん?……まあ、いい。話は変わるが… お前は昨日メイジの誇りを熱心に語ってくれていたな…… それでだが、自分が魔法を使えないのはどう思っているんだ?」 言葉に詰まるルイズ。 「魔法が使えない無能の癖に、お前が言う平民で変態の私から貴族として尊敬されると思っているのか?」 「私だって…私だって努力はしてるわよ!ディアボロ!あんた、ご飯抜きだからね!覚悟しときなさいよ!」 涙が滲む目を向けながらも、捨てゼリフを残すとそのまま目の前の食堂のドアに飛び込んで行った。 「さっきの言葉は流石に厳しかったか?」 ディアボロなりに発破をかけたつもりだが、ルイズは想像以上に痩せ我慢をしていたようだ。 そしてディアボロは、食堂に入らなくては昼食を食べられないという事に溜め息をついた。 このままだと餓死する。さりとて、DISCの無駄な消費は避けたいとディアボロが悩んでいる時。 「あの……どうかなさいました?」 声がかけられた。 振り向くと、そこには夜空に輝く無数の星と同じ数ある男のロマンの一つメイドさんの姿をした少女。 「何でもないが……」 「もしかして、貴方はミス・ヴァリエールの使い魔になったって噂の平民の変態の……」 平民の変態発言を軽くスルーするディアボロ。指摘してもどうにもならないって事もあるが。 「お前もメイジなのか?」 「いえいえ、私は違います。普通の平民です。 貴族の方々をお世話するために、ここでご奉仕させていただいてるんです」 普通のと言う所を強調して発言するメイド。 そこまでして、ディアボロと同じだと思われたくないのだろうか。 「…………」 「私はシエスタっていいます。貴方は?」 「ディアボロだ」 「そうですか…それで、ディアボロさん。 こんな所でどうしたんです? 本当に何もお困りでないんですか?」 シエスタの目を見るディアボロ 腹に一物を隠し持ってはいないようだ。純粋な親切心から彼に声をかけたのだろう。 (これは、昼食の代わりを用意してもらえるか?) 「昼食を抜かれてしまってな」 「まあ!それはお辛いでしょう、こちらにいらしてください」 ディアボロがこっちに来て初めて出会った貴族以外の人間。 シエスタの対応を見て、何となく利用できそうだと外道チックな事を考え始めていた。 <<前話 目次 次話>>
https://w.atwiki.jp/hamonn/pages/112.html
、 >≧=ヽ--―≦" ≧二 il||li ミヽ―,,iii,, > ___ イ^ヽY⌒ヽ ''' ・ ゛"ヽ ヽ // _ `ヽ、 __z-"ll| ヾ ヽ ヽ ,,,, ヾ'' illiヽ / / / z `ヾミ、ゝ ` フ"イ l ・ ミ/イ}川ト、"ヽ ヽr-、 ヽ./ イ´_,z'-‐"ーヽ\ / ・、/,,,l |"´⌒ノ川 ,>、 ''' ''うl ヽ'/ / ィ"二ァ、__ゝ / /´ `} '''|・ .| ィ/-rァッ、ト リ} トヽ、 ' /"´ / レ' /,,、 l |―- 、 " `´゛``イi {ノiillii ヽ / / /`゙"イ ,,,, |tィマゝ |イ川イ "'"ト ヽ .|./ / ,イ ''''''.|`´ | .. ヽ 川"| i ・ヾ イ /イ /.ィ. ト、 ヾ; ァ イ/イ从人 ヽィ二二コ / イ,,,、 ゝ、 rf彡=- ' /ハ|・ lヽ ヽ´-‐―イ | ハ'''" ミヽ '"´ / l | .| ・、 ヽ ', マ/ ハ ・ `丶、 / .l | |ヽ ヽ| ヽ | } ・ ト ヽ`ヽ-‐ ' .| |ハ ハ,,、ヽ ヽ〉ィ ) ≦´⌒`ヽ- 、_,彡' ノ. ハ・ ハ l | |ヾ '" ヽ { ,r´⌒ヾ 彡'⌒こヽ___ /_/-zr‐.´/ ヽ リ l !ハヾ・ '' ヽ |/||| 、 , < ̄|^ヽ、 |ヾr≦戈、_{| 、 / . ! ' ゝ、 `{| {{、 、 / /ヽイ ∨ |r、_z_{、__ 、 ____ /≦ マ≦z 、 /`ヽ/、_/^ヽ /ヽ {| || ( 廴ハ `ヽ、 , ´ _ z シ 1r‐-. ∨ヌろ ヾ、 {廴/ 、 冫' }_|{_ヾ≧二ゝ==-、丶_ z==fく ノ レ/ γ爪 ヽ\_ ,zイ三三`ヽ、 X _|z-"] zアヽ、| |、_>大´ ノ iヽ二_ イ ア川 丶 マ三タイ=チヽヘ /L⌒|ト―-z_二_,zイ二ヽ`ヽ="ノ ___| ト-‐" ,ヘ|ヽ ` マヲキ-うミろ}ィ{、 /7/  ̄//==== i f ̄´ __ l 仁彡 ∨ヾ 、 |乂ヾソてシイ< // ̄ ̄ ̄ ̄//=====| | ̄ ̄ .||__ ∨ヾ ヽ |孑セヽ〉 / ∨ / l | _z={ キ= ̄ ̄|| ̄ ̄. ∨}ヾ ヾ レ.| //|/ ∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l .|―=´ ̄ ̄} }――--z||__ マ /^ヽ ' , ' ,_______l |―´ ̄ ̄ ̄// ̄ ̄ ̄| |__ ヾマ_ノミヽ / 、 ____l l====|,イ===={ 仁__ \__/ こ イ }、===キ|==二二| ト―zイ ` ´ ゝz-==二_| } _ z=ヽ| レ'⌒ ̄`ヽ、}|z イ ∨zィ´⌒`ヽ、`´,z"⌒ヽl ,イ´´⌒``ヽ、イ 〈" }{´ イ⌒} ノこヽ , 〃-ヾ |{ }| ,,,,-‐'"{ l l } 【名前】 ディアボロ 【手持ち】 キング・クリムゾン サー・クロコダイル アンブラー シザリドン 竜宮レナ 妲己 ◆備考 クチキセシティ、「クチキセジム」ジムリーダー。 ”大悪党”、”ボス”、”深紅の皇帝”と多くの異名を持つ「あく」タイプ使いのトレーナー。 ”悪”を統率する高いカリスマと、時間を操る特異な能力を併せ持つ強豪のトレーナー。 意外と面倒見は良く、アフターフォローも上手いため、人望は厚く、一度戦ってトレーナーでも強く慕うようになる者が多い。
https://w.atwiki.jp/emp3037/pages/924.html
J-671 ヴィネガー・ドッピオ J-671 C [[キャラ]] [[黄金の風]] 風 P0 S(2) T1 ☆☆ ●『2メートルまでおびき寄せるのがおまえの任務だ』 このキャラが登場した時、自分手札にある「悪」のキャラカード1枚を、未行動でバトルフィールドに出してもよい(同名キャラがいるキャラカードは不可)。 悪・風・風・○ ディアボロ 人間 出典: コストの重い悪キャラやリネージの合わない悪キャラをノーコストで出せる、非常にお得な能力。 通常では出しづらいJ-236 土のアヴドゥルJ-237 シェリーも問題なく出せる。 J-487 川尻浩作&早人やJ-670 暗殺チームのリゾットなら悪風リネージにも合うので採用しやすいだろう。 PR-019 ディアボロの登場条件としても使用できる。
https://w.atwiki.jp/bizarre/pages/13.html
ここは深夜の住宅街である。人気はもうない。 ―――否、"一人"いる。 その一人は物陰、民家の塀の内側にしゃがみこみ、膝を抱えて震えていた。 「なんなんだ……?ちくしょう、なんなんだよ~~」 青年だった。眼に覇気のない、特徴的な髪型の青年。 「なんでぼくはいつもこんな目にあうんだぁ~~!?くそ……」 青年は震えながらも悪態をつき、デイバッグを漁り始める。 「地図……杜王町?アジア圏かな?……コンパス……おっ、これは名簿、か?載ってる名前はあの教会にいた奴等のかな……」 黒い表紙の名簿を発見し、取り出す。 「写真はないな……ウィル・A・ツェペリ、ヴァニラ・アイス……」 名前を眼で追う。 「ギアッチョ……暗殺チームのあのギアッチョかな?ブチャラティたちに殺されたんじゃなかったっけ?……ブチャラティもいるぞ……」 青年の眼に異常が現れた。分かりやすく言えば―――目の色が変わっている、とでもいうのか。 「"ボス"の敵がこんなにたくさん……!チッ、こいつ等は全部始末しなくちゃ………あのアラキとかいう奴もだッ! きっとボスの秘密を知ってるか狙ってるに違いない……ボスの名前もある!ボス!いるんですか!?」 辺りをキョロキョロ見渡す青年。眼の変質は加速する。 「とぉるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるうるるる………おっ!電話だ!どこからだ!?」 立ち上がり、通りに公衆電話を発見して走り始める。公衆電話は鳴ってはいない。 「ぶつッ!もしもし、はいドッピオです。はい、ボス。はい……かなりやばい状況ですよね?」 受話器を取ると青年……ドッピオは話し始める。その場に彼以外の人間がいれば、彼の声質が次第に変わっていくことに気づいただろう。 『ドッピオよ……この状況は"ピンチ"ではない……邪魔者を排除する為の"チャンス"…そう、過去に打ち勝つ試練なのだ……分かるな?』 ぎょろり、とドッピオの眼が回り、その口から不気味な声が発せられる。 『あのアラキとかいう男の事も気になるが……まずは現時点で私の正体を知る者を始末しなくてはならないッ!』 ドッピオ……いや、"ボス"は断言する。 「つまり……?」 ドッピオは慌てて名簿を捲り、一つの名前を見つける。 「リゾット・ネエロ!こいつはオレ達が殺したはず……生きてたってのか!?」 『分からん……だが問題はリゾットだけではない。ドッピオよ、J・P・ポルナレフという名前があるだろう?』 「はい……こいつは?」 名簿の名前を指で辿りながらドッピオが問う。 『数年前に殺したはずの男だ……憶えていないか?私の正体を知っているのだ、この男は!』 「………ああ!思い出しました。剣士のスタンドを使う奴ですね」 『そうだ。そして我が娘のトリッシュにブチャラティ達のチーム…こいつらは私の思いもしないことを知っているはずなのだ。 当然始末しなくてはいけない!しかし私の部下はセッコしかいないし、奴は手に余る…そもそも直接接触すれば正体を知られてしまう』 一拍置いて、ドッピオが話し出す。 「ボス……これからどうしますか?」 『無論私は大っぴらに出ていくわけにはいかない。数年前は現れなかったポルナレフの仲間の空条承太郎という男もいる様だしな。 ブチャラティたちや暗殺チームがいることから恐らくはこの名簿に載っている者は殆どスタンド使いだろう。 いちいち真っ向から挑むのは得策ではない。スタンド使いであることを隠し、標敵を見つけるまでは静かに動くのだ。 ドッピオ、お前が頼りなのだ……私は唯一お前だけを信頼しているのだよドッピオ…』 ゆっくりと、ドッピオの眼が元に戻っていく。 「はい…僕もそれが生きがいです」 言って受話器を置こうとした瞬間、またもドッピオの眼が変質した。 『待て!ドッピオ……後ろの通りの角を曲がって男がこちらに近づいている……知らない奴だ……振り向くな!』 慌てて後ろを確認しようとしたドッピオを一喝すると、ボスの声は続ける。 『公衆電話機の向こう側のガラスを見れば映っている……あちらは今気付いたようだな。丁度いい。ヤツを利用するのだドッピオ……』 今度こそ受話器を下ろすと、ドッピオは深呼吸してから自然に振り向く。 鉢合わせる。 (……男じゃない!近くで見ると女だッ!) 「よーあんた、電話してたの?終わった?変わってくれない?ちょっと確認したいことがあってさーー」 気さくに話しかけてくる女。 「あ………はい」 ドッピオは一歩引き、女を公衆電話の中に通す。 「なんだこりゃ……セントが使えねーのかこの電話はッ!?」 どこからか硬貨を出した女が叫び声をあげ、ドッピオの方を振り向く。 「おい、金換えてくれない?」 「ごめんなさい、僕も電話できなかったんです。お金なくて……」 「あーークソッ!小銭落ちてねーかな……ゲッ、電話線が切られてやがる」 しゃがみこんで床を漁くっていた女は立ち上がると、再びドッピオの方に振り向く。 「お互い常識をブッ飛び超える変なことに巻き込まれたけどよ、まあ頑張ろうぜ。人は殺すなよ。懲役長いからな」 「……」 ドッピオのお前が常識超えてるよなんだそのテンションはと言いたげな表情に気付かず、女はその場を去ろうとする。 (……あっ、利用しなきゃ) 「まっ待ってください!僕も連れて行ってくれませんか!?一人じゃ心細くて……」 怯えた声を出すドッピオ。 女は立ち止まり、顔だけ振り向いて言う。 「いいかあんた……これは殺し合いだぜ?他人を簡単に信用するんじゃねえ。無論あたしもあんたを信用してない」 「……確かにそうですけど、でもあなたは人を殺す気なんてないんでしょ?僕だってない……ここを脱出する為には、身を守るためには」 「仲間が必要、ね……」 女は呟くと体全体をドッピオに向ける。 (!スタンド……気付かないフリをしなければッ!リゾットの時はそれでミスったからな…) 女の側に顔、腕、腹部に唇の絵が描かれているシールが張られた、頭に複数の突起がある像が現れた。 女はドッピオをじっと見つめている。 「……あ、あの、何か?」 「……フン、スタンド能力は持ってねーみたいだな。ま……いいや。ついてきな。言っとくが信じたわけじゃねーぞ」 像は消え、女は歩き出す。 慌てて後を追うドッピオ。 (よかった……しかしこの女がどんなスタンドを使うのかは知っておきたいな……) そんなことを考えていると、いきなり女がデイバッグを投げつけてきた。 「誰かが襲ってきた時はあたしが相手してやるからよ、それ持っててくれ。落としたり中身探ったりしたら承知しねーぞ!」 「……はい」 ドッピオは少々、ボスと電話したい気分になりつつあった。 女は歩きながら顔を顰めていた。 後ろの男は足手まといになる恐れがあるが……最悪、囮くらいにはなるだろう。 それに怯えてるヤツを放っておくのも少し後味が悪い。 今からやるべきことの為に――――心に(罪悪感やら何やら)悪いものは残しておきたくない。 ――――――スポーツ・マックス。 (あたしはよ……おまえが本当に嫌いだが……ここでまた会えることには感謝するぜ……なんで生きてるのかはしらねえし、 興味もないが……またおまえにグロリアの恨みを思い知らせてやれるんだからな……誰にも殺させねえ、私が…いや) (グロリアが、おまえを再び殺すんだ) 女は懐に忍ばせたライフルを握り締め、歩き続ける。 (スタンド『キッス』でも死にきれねえなら……今度はおまけで鉛玉もブチ込んでやるぜ、ゾンビ野郎) 女はふと気付いたような表情をして振り向く。 「そうだ、あんた名前は?あたしはエルメェス、エルメェス・コステロだ。よろしく」 「ドッピオです……ドッピオ……僕の名前は、僕の名前はヴィネガー・ドッピオです」 【杜王町 広瀬康一の家付近(住宅街)/一日目/深夜】 【度を超えた性同一性障害と度を超えた超雌チーム】 【ディアボロ(ドッピオモード)】 [スタンド] 『キング・クリムゾン(エピタフ)』 [時間軸] リゾットに勝利後、ローマに向かう途中 [状態] ちょっと精神不安定気味 [装備] なし [道具] デイバッグ×2(エルメェスの支給品を持たされている。自分の支給アイテム未確認) [思考・状況]1:『ブチャラティ』『ジョルノ』『ナランチャ』『トリッシュ』『ポルナレフ』『リゾット』の殺害 2:エルメェスを利用する 3:自分がスタンド使いだと気付かれないようにする 4:『空条承太郎』『暗殺チーム』への警戒 5:荷物が重い 【エルメェス・コステロ】 [スタンド] 『キッス』 [時間軸] スポーツ・マックスとの決着後、体調が回復した頃(脱獄前) [状態] 肉体・精神共に良好 [装備] 『ライフル』(エルメェスの支給アイテム) [道具] 胸部に隠していたドル紙幣、硬貨(極少数) [思考・状況]1:『スポーツ・マックス』に存分に罪を贖わせた後殺害する 2:それ以外の殺しはなるべくしない 3:『空条徐倫』『F・F』とできれば合流したい 4:ドッピオが足手まといにならないか心配 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む ディアボロ 29 ドッピオ、兄貴と戦う エルメェス・コステロ 29 ドッピオ、兄貴と戦う
https://w.atwiki.jp/jojost/pages/50.html
[[ディアボロの憂鬱]]⑤ なんとなくだが俺にはディアボロさんが激怒してるようにみえた。 こいつはヤバいんじゃないか? ……なんとゆうか気迫がただ事ではないように感じる。ヤクザ顔負けだぞ 古泉にもそう感じたらしく皆で飲み物でも買ってくるから、 そこで待っているように提案し、ディアボロさん一人を公園のベンチに置いていき 俺達はコンビニまでジュースを買いに行った 「もし、ディアボロさんが何の能力も持たない平々凡々普通の人間だったらどうするんだ?」 「死んで生き返る人が普通のわけないでしょう?」 仕方ないから教えとく、世の中にはそんな持病を持つ人間が居るんだ。 それとも何だ?お前は病人は普通じゃないとゆうのか? 「まさか、そんなわけないですよ」 古泉は困ったように笑ったがその表情がさらにムカつく 「実は彼の髪‥‥染めてないんですよ」 マジでか!? いや確かに普通じゃないが、違う! 「実はですね。彼を泊めた部屋には監視カメラをつけていたんですよ」 犯罪だぞ。例えお前がディアボロさんの息子でも駄目だろ人として こいつら機関はそんな事もしてるのか? 長門レベルとはいかなくても相当な技術力なんどうな、きっと 「彼ベットから落ちてしまいましてね 落ちた瞬間……首の骨折って死にました」 は?死んだ?ちょっと待てよ!でもアイツ生きてるぞ! 「そこなんですよ。長門さんが言ったのと同じ死んだ瞬間生き返りました。傷も修復しました」 マジかよ?いや、そんなのあり得ね!そんなの聞いたことも見たこともねぇぞ! 「ふふ、自分が見てない事は信じないタイプですか?」 ことがことだからな、漫画の話なら信じごぱぁっつ!! 俺は中に浮いていた滑稽にくるくるくるくるくる回り続けながら あ、空ってこんなに青かったんだ そんな情緒あること言ってる場合じゃない状況把握をしなければ! 今起こったことだけ言うと、長門が俺をけりコンビニの裏にまで吹っ飛んだ 痛く……はない、なんかの能力でも使ったのか? でも地面にスライディングして、頬をかすったのは痛い血が出てないのが不思議だ 俺が蹴られたら皆も慌てて俺の元に来た……というよりコンビニの裏に隠れたみたいだ 長門なんでそんな暴挙に及んだ? 「涼宮ハルヒが居る」 to be continued...
https://w.atwiki.jp/jojost/pages/72.html
ディアボロの溜息① 緊急会議が開かれた。まぁ、度々起こるから緊急なんて言葉に意味はない。 そしていつも通り俺だけが知らされない、 別に構わないんだが来なかったと文句を言うのはやめてくれよな 「で、なんの会議だ?」 「決まってるじゃない!ディアボロの娘と親友探しよ!」 おいおいマジかよ。ディアボロさんは目を見開き驚いてる。 微妙に瞳孔が開いてるぞ大丈夫か? 「だから、そういうのは警察に任せろよ」 「何度も言わせるって事は無駄よ。無駄から嫌いよ無駄無駄」 すげームカつく。 見るとディアボロさんは小刻みに震えている 感動したわけじゃないだろう。大丈夫か? 「いや、ちょっと嫌な事を思い出してな‥‥」 トラウマか?誰かに言われたことでもあるんだろうか? にしても人に向かって『無駄』なんて言うとは、失礼な奴だ。 「じゃあ、娘さんと親友の名前と特徴と歳は? イタリア人なの?でも、どうして日本に居るのかしら?」 「え?」 「え?‥‥って、日本に居たと思ったから 日本に来たんじゃないの?イタリアからわざわざ」 雲行きが怪しくなってきた確かに人探しはごめんだが‥‥この空気は非常によくないぞ 「日本に来る気は無かった気がついたら来てたんだ。たぶん二人ともイタリアに居るだろう」 「はぁ?」 「おいおいハルヒ落ち着けよな?な?」 「落ち着けるわけないじゃない!イタリアに居る可能性が高いんでしょ? なら、日本で探しても意味ないじゃない! なんで、こんな所に居るのよ!?おかしいじゃない?‥‥あんたって‥‥」 「ハルヒ!」 「人を探している途中、誰かに襲われて日本に流れついたのね!」 は? 「きっと娘さんと親友を監禁している奴等の仕業よ!俄然燃えてきたわ! 悪の組織に囚われた大切な人を助ける為に動く三十路の中年男! 偶然見知らぬ土地で出会う学生達と燃え上がる闘魂で次々と敵をなぎ倒し、 大陸横断までも達成し、ついには秘宝エイジャの赤石を手に入れるのよーーっ!」 ここに長編映画が誕生したようだ。 爛々と輝く瞳のハルヒとは対照にディアボロさんの目は点になってる。妄想もここまでいくと才能だ。 古泉の笑顔は失笑に、長門はなぜか楽しそうに、朝比奈さんは泣きそうだ。 「そうなったら話は変わるわ!」 ハルヒは、中指を太陽めがけて指差した。 すると今度は、くるりとターンを決めると、荷物を肩にかける 「私が大まかな作戦を決めてくるから 明日具体的な作戦を決めるわよ!そんなわけで今日は解散!」 幸せそうな声で、ハルヒは部室から音をたてて出ていった。 作戦ではなく映画の台本ができそうだな、オイ 「では、僕達も緊急会議をしませんといけませんね」 今日から明日は絶好調だな奇妙現象は、やれやれ to be continued...
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/523.html
ヴェストリ広場に向かう途中、ルイズに出会ったディアボロ。 「ギーシュと決闘するって本当なのディアボロ!?」 ついさっき起きたギーシュの決闘発言を聞いたようだ 閉鎖した空間ならではの噂の広がりの早さは異常である。 「そうだが?」 「早くギーシュに謝りなさいよ!私からも許してくれるように言ってあげるから!」 ルイズはディアボロを心配そうに見つめてくる。 平民の変態でも自分の使い魔は心配なのだろう。 「それはできんな」 厨房の奴等に恩を売る機会なので拒否するディアボロ 「!?ギーシュはメイジなのよ!……平民のあんたならわかってるでしょ!? 平民はメイジに絶対に勝てないの。怪我して死んじゃうかもしれないのよ!?」 「自分の使い魔を信じるぐらいしたらどうだ?」 ルイズはこの現実を見てない使い魔にムッとした。 ディアボロがどんな妄想をしてるのか分からないが、貴族>平民の方程式を崩す事は出来ない。 それがルイズの中の常識だ。 「私の使い魔が怪我するのを黙って見てるわけにはいかないじゃない!」 「…………」 ディアボロは歩き出した。諦めないルイズがその後を追って行く。 「ちょっと!待ちなさいよディアボロ!」 普段人気のないヴェストリ広場は、話しを聞いた生徒達で溢れ返っていた。 「決闘だ!」 ギーシュが薔薇の造花を気障ったらしく掲げる。 その姿に周囲から歓声が上がる。 しかしそんな中、ルイズは不安げに黙りこくっていた。 その視線の先に居るディアボロは何時もの姿勢でギーシュを見詰めている。 (あのバカ……平民が貴族に勝てる訳ないって散々言ったのに) 「ふふふ、逃げずに来た事は褒めてあげるよ」 「逃げる必要が私には無いからな」 その言葉を聞いたギーシュのコメカミがヒクヒクと震える。 「平民の変態が貴族を馬鹿にしたらッ!どうなるか思い知らさせてやるよッ!」 ギーシュが薔薇の造花を振ると、花びらが一枚離れ金属製の女騎士が一体出現する。 「ゴーレム…『ワルキューレ』僕が青銅のギーシュと呼ばれている所以だッ! 僕はメイジ、だから魔法で戦う。文句は無いね?」 平民が自分に勝てる訳が無い……絶対的な勝利を確信して笑みを浮かべるギーシュ。 だが、それに反して 「それが『土』の魔法か」 あくまで自然体のディアボロ、何処と無く感心しているようにも見える。 それを見るギーシュのコメカミの血管がプッツンと切れ、次の瞬間。 「行けッ!ワルキューレ!」 ワルキューレが猛然と走って行く。 全身これ凶器なゴーレムが至近距離にまで接近してもディアボロは動かない。 だが、妙な事をディアボロがやっているのにギーシュは気付いた (あれは……素振り?) 拳を目の前に振っているディアボロ。 平民の変態がパニックになったと解釈して、取り敢えずワルキューレに死なない程度にぶん殴らせる命令を出す。 (殺されるつもりなのディアボロ!?) それを見ていたルイズが心の中で叫んだ。 そして、当のディアボロだが。 (C・F・Hが出ない?体力は全快なのに何故だ?) 体からもう一本の腕と炎の塊が飛び出してこないことに微妙に焦るディアボロ。 だが、数瞬でその原因を思い出す。 (そう言えばマルトーにDISCを渡したままだったな・・・・・・まあ良いだろう) ディアボロは、コック長に攻撃用DISCを外して預けたままなのであった。 ついでに、あのコック長は大の貴族嫌いだった事も思い出す。 (エニグマの紙から他のDISCを取り出して装備するのも駄目だな) 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い精神で、あのコック長は魔法も大嫌いだろうとディアボロは推測。 ここは平民らしく戦って、ギーシュに勝てば更なる好印象でウハウハだろうと思い。 紙から別のDISCを装備して戦う方とは別に、そのまま素手で戦う方を選択。 目の前に迫ったワルキューレに向かってディアボロは拳を構えた。 ボゴォ! ワルキューレの顔面にディアボロの拳が直撃! 『ディアボロはワルキューレに3のダメージ!』 何処からかの声がディアボロにだけ聞こえた 割と盛大な音を立ててるが、顔面が少し凹んだだけでワルキューレはまだまだ行動できる。 己の優勢は変わらないとばかりに、ギーシュは笑った ゴスッ! 『ワルキューレはディアボロに1のダメージ!』 お返しとばかりに、ディアボロの顔面に青銅の拳が突き刺ささった! (ディアボロ!?) それを見ていたルイズは悲鳴を上げかけた ギーシュが死なない程度にやらせているとは言え、常人なら数日は寝込む程の威力だ。 だが―――――― ボゴォ! 『ディアボロはワルキューレに2のダメージ! ワルキューレの拳をくらいながらディアボロは反撃した。 彼の拳は再度青銅のゴーレムの顔面に直撃する! ワルキューレも黙ってくらっているわけではない。 ゴスッ!『ディアボロはry ボゴォ!『ワルキューレはry ゴスッ!『ディアボロはry ボゴォ!『ワルキューレはry 面白くない顔をするギーシュ、心配そうなルイズ、歓声を上げながら見る生徒達に見守られながら殴り合いを続ける事、十数秒。 その殴り合いの最中、ワルキューレの拳が何回かディアボロの周囲に纏った砂に逸らされた、が。 一瞬の事、故に観衆は気付いていなかった。 ドサッ 先に地面に倒れたのはワルキューレだった。 原型を留めないぐらい頭部を拳で圧搾され、遂には粉砕された青銅の女騎士が豪快な音を立てる。 その瞬間、ディアボロにだけ聞こえる音と声がした。 『ワルキューレをやっつけた60の経験値を手に入れた』 続いてファンファーレの音が聞こえ――― 『ディアボロはレベル4に上がった!』 (ジャッジメントを思い出す、が……あのブ男土人形より力は無いが硬いな) 息も切らせず、冷静に思考しながらギーシュを見やる。 そんなディアボロも無傷ではない、そこら中に青銅の騎士の拳による痣が出来ている。 だが、彼は平気だった。 ディアボロは全身の9割9分9厘を棺桶の中に突っ込んでいても普通に動けるのである。 こんなのは傷の内に入らない。 一方、素手でワルキューレを倒されたギーシュだが。 余裕の表情は崩さないままディアボロに向かって叫ぶ。 「平民にしては中々タフなようだね……だけど!」 ギーシュは再び薔薇を振った。 六枚の花びらが舞い、さっきと同じようにワルキューレが現れた……六体も しかも、さっきは素手だったのに対し、今の六体のゴーレムは剣や槍や斧など様々な武器を持っている。 底意地の悪い笑みを浮かべながら、ディアボロに告げるギーシュ。 「この六体のワルキューレと戦うかな?それとも降参する気になったのかな? 土下座して!『貴族様に逆らった私が間違っていました!』と言えば許してあげるよ!」 そのギーシュの言葉に対し。 「…………」 ディアボロは無言で手招きするのみ。 そのまま六体のワルキューレがディアボロに突進しかける寸前――― ピンク色の髪をした女の子―――ルイズが間に割って入った。 「ディアボロ止めなさい!それ以上やったら本当に死んじゃうから!」 体中痣だらけのディアボロを割りと本気で心配している、が。 「退け」 ルイズの懇願を邪険に押しのけて、前に出るディアボロ そんな彼に、ギーシュは微笑みを浮かべながら説得に入る。 「ルイズの言う通りだ平民君 貴族には勝てないのが常識だよ。土下座しても恥ずかしくは無いさ」 ギーシュの言葉に体を震わせるディアボロ。 それを見たギーシュはもう一押しと判断。 「平民にしては貴族相手に良くやったよ。それを誇りに思えば良いさ」 更に体の震えが大きくなるディアボロ。そろそろ限界かな、とギーシュが思った瞬間。 「ップ……ハハハハハハハ!!!!!!」 突然、ディアボロが笑い出した。 「気、気でも狂ったのか!?」 ギーシュの困惑した声に、笑った時に出た目蓋の涙を拭いながら応えるディアボロ 「いや……何。お前があまりにも滑稽すぎてな……… 人形が私に敵わないとなれば、言葉による懐柔に出て… それも通じないと知れば、日頃からバカにしている『ゼロ』を頼るしかない。 さすがは、二股を掛ける事と、メイドを苛める事しか出来ないタンカスだな……ククク」 プッツーン あまりの嘲りにギーシュの血管が切れた。 そのまま無表情に薔薇を振ると。花びらが、一本の剣に変わって地面に突き刺さる。 「分かるかな?それは剣だ。平民達が貴族に一矢報いようと磨いた牙さ。 その剣を取りたまえ、君に名誉ある死を与えてあげるよ……」 地面に突き刺さった剣を引き抜くと(デザートの並んだトレイは食堂に置いてきたのでディアボロのアイテム欄には余裕があった!) ディアボロは剣とギーシュを交互に見詰めて、大袈裟に肩を竦める。 「なるほど!?平民に負けたのではなく、剣に負けたと言い訳するのか……立派な貴族様だ」 その言葉でギーシュは怒りの限界を突破した。 「ワルキューーレェェェェ!!!!!」 六体のゴーレムがディアボロに牙を剥く。 自分の勝利を確信するギーシュと、ギーシュの勝利を確信する観衆。 ルイズはディアボロを止める事が出来なかった事を悔やんでいたが。 ワルキューレの剣がディアボロの体を裂いた。続いたディアボロの剣がそのワルキューレの首を断つ。 ワルキューレの槍がディアボロの体に刺さった。続いたディアボロの剣がそのワルキューレの肩から腹を袈裟懸けに両断する。 ワルキューレの斧がディアボロの体へめり込んだ。続いたディアボロの剣がそのワルキューレの兜事、頭を粉砕する。 ワルキューレの―――ディアボロの――― 全身に傷を負いながらもディアボロは一体一体殲滅を続ける。 そして、六体のワルキューレが全滅!それは、10秒にも満たない短い出来事。 「な、な、な、な、なぁ!?」 「私の勝ちだな?」 唖然とするギーシュの前に立ってそう告げるディアボロ。 体中傷だらけだと言うのに、その声は負傷など感じていないかのように平静だ。 そんなディアボロを見たギーシュは (殺される!?) 失禁寸前のまま、尻餅を突いた体勢のまま後退りを始めようとしたが。 「造花から人形に剣か……面白い物を見せてくれたな、礼を言うぞギーシュ」 ディアボロの言葉に再び唖然とした。 「へ?」 予想外過ぎて、間が抜けた声を出すギーシュ。 「ぼ、ぼ、僕をこ、殺さないの?」 「必要が無い」 ディアボロはそう言うとそのまま、ギーシュに背を向けると歩き去って行く。 慌てて、その背中に叫ぶギーシュ。 「杖はまだ無事だ!僕が魔法を使ったらどうするんだ!?」 「その時は又遊んでやる・・・・・・その時までには新しい芸を身に付けて来い」 振り向かずに喋るディアボロ。何処と無く面白げだ 『遊んでやる』その言葉に、最初からディアボロの眼中に入っていなかった事を知ったギーシュ。 肩を落として呆然と呟く。 「負けた…僕が負けた……」 それを見たギーシュがうな垂れ 凍りついたようになっていたギャラリーが一斉に歓声を上げた。 キュルケもギャラリーの中ですっかり興奮しており。 無関心だったタバサも、ディアボロがワルキューレを殴り倒した辺りから注意深く見ていた、 そして、ディアボロは先程の行為を戦闘だとは感じていなかった。 厨房の連中に恩を売って、ついでにメイジをおちょくって、戦闘で使う魔法も見れたら良いな~ ぐらいにしか考えていない。 (造花から人形を出した事にも感心したが、剣も出せるとは面白いな あれでドットメイジなのだから、ラインやトライアングルやスクウェアはどれぐらいなのだろう……面白い。本当に面白い) そこで自分の手のルーンを見るディアボロ (剣を持った時、光って体が軽くなった感じがしたな……一体何なんだ?) つらつらとそんな事を考えていたディアボロだが、ルイズが駆け寄ってきた。 「なんだ?」 「この……馬鹿バカばかバカ馬鹿バカバカ馬鹿!」 寄ってくるなり、いきなりディアボロを罵ってくるルイズ。 「何でご主人様の命令を無視するのよ!?ちょっと間違ったら死んでたわよ!?」 「自分の使い魔を信じてみるものだろ?」 「質問に質問で返したら0点って教わらなかったの!?もう!医務室に行くわよ!」 「必要無い」 「何言ってんのよ!傷だらけじゃ……!?」 そこまで言ってルイズは気付いた。 ディアボロの体には傷が一つも付いてない事を。 目をゴシゴシと擦っても変わらない、服に血が付いているだけで無傷だ 「必要無いだろう?」 手を広げてルイズに無傷をアピールするディアボロだが。 ルイズは納得いかない。いくはずがない。 「あ、あ、あんたギーシュのゴーレムから刺されたり切られたりしてたわよね!?」 「それは目の錯覚だ」 そのままルイズを置いて食堂に向かって行くディアボロ 自分は何を召喚したのか――――ルイズは今更ながら疑問に思った。 戦績 ワルキューレ×7体撃破。420の経験値ゲット 『ディアボロはレベル7に上がった!』 <<前話 目次 次話>>
https://w.atwiki.jp/emp3037/pages/899.html
PR-018 ヴィネガー・ドッピオ PR-018 [[キャラ]] [[黄金の風]] 風 P1 S(1) T0 ☆☆ ●やはり 生まれ故郷はいい…ついている(・・・・) 登場フェイズにこのキャラが登場した時、このキャラ以外に「風」の味方が3人以上いたら、相手ライフを1点減らす。 風○風○ ディアボロ 人間 出典:JOJO A-GO!GO! PR-019 ディアボロを登場させるのに必要不可欠なキャラ。 4コストでこのステータスは貧弱極まりないが、その分能力は強力。 登場コストに悪が絡まないため、通常の風デッキに問題なく投入できるのも利点である。 ※2009年1月~3月の店舗大会 【ジョルノジョバーナには夢がある!黄金の風】大会の参加賞
https://w.atwiki.jp/mitlocke/pages/1622.html
魔王ディアボロス ランク:C E(遊☆戯☆王OCG) 属性 ・性別不明 ・闇属性 ・ドラゴン族 固有の敗北条件 なし 能力値 ESP能力レベル 5 ESPパワー 28 耐久力 5 精神力 5 特殊能力 ・闇のデッキ破壊ウイルス[戦闘][支援] 火力:25以上の攻撃Cカードを1枚破棄し、対象を1人選ぶ。 自分はCカードのLVを1つ宣言する。 対象は宣言されたLVのCカードを手札から全て捨てる。 3ラウンドの間、対象が引いたCカードを全て確認し、 その内の宣言されたLVのCカードを全て破棄させる。 ・エクトプラズマー[戦闘][支援][攻撃][E] LV:6以下の攻撃Cカードを破棄することで、 対象1体に[LV:4 火力:破棄したCカードの火力の半分]で攻撃。 ・モンスター効果[全般][特殊](Evilシルエット使用時) このキャラクターがいるマスの基地カードが表になる時、表にする前にその基地カードを自分のみ確認する。 対象の基地カードが重要拠点以外の場合、以下の効果を適用することができる。 この能力は1ターンに1回のみ使用できる。 *山札から基地カードをランダムに1枚引き、対象の基地カードと交換する。その後山札をシャッフルする。 ・悪夢再び[死亡時] 2D6を振る。4以下が出た場合、 自分が使用するキャラクターシートを「闇黒の魔王ディアボロス」に変更して復活する。 戦闘中の場合、その戦闘から離脱する。 この時、シルエットカードは変更せず引き続き使用する。 この能力は「魔王ディアボロス」のみ使用できる。 闇黒の魔王ディアボロス ランク:B(特殊) E(遊☆戯☆王OCG) 属性 ・性別不明 ・闇属性 ・ドラゴン族 固有の敗北条件 なし 能力値 ESP能力レベル 6 ESPパワー 40 耐久力 5 精神力 5 特殊能力 ・悪のデッキ破壊ウイルス[戦闘][支援] 火力:30以下の攻撃Cカードを1枚破棄することで、対象を1人選択する。 そのCカードの火力:5につき1枚まで対象は手札からCカードを任意の枚数捨てることができる。 この時、火力:20以上の攻撃Cカードを破棄した場合、 3ラウンドの間、対象が引いたCカードを全て確認し、その内の攻撃Cカードを全て破棄させる。 この能力は1戦闘に1回のみ使用できる。 ・影王デュークシェード[戦闘][主要][攻撃][E] LV:4以下のCカードを使用して対象1体に攻撃を行う。 この時、手札の攻撃Cカードを任意の枚数破棄することで、(破棄した枚数)×5だけ火力を上昇させる。 ・モンスター効果[戦闘][支援] 攻撃Cカードを1枚破棄し、手札上限枚数が7枚以上であるキャラクターを1人選択する。 対象の手札上限枚数を-1する。 ・闇黒世界―シャドウ・ディストピアー[戦闘][特殊] ラウンド開始時、1つ前のラウンドで破棄されたCカード1枚につきブラスター隊1人を戦闘に参加させる。 この能力によるブラスター隊は全て同一の対象として扱う。 自分が戦場にいる場合、このブラスター隊の行動を自分が操ることができる。 備考 パイルCを想定して作成。 魔王ディアボロスはストラクチャーデッキー暗闇の呪縛ーの主要カードを元ネタとして、 闇黒の魔王ディアボロスはストラクチャーデッキRー闇黒の呪縛ーの主要カードを元ネタとして作成した。 魔王ディアボロスのモンスター効果に関して、最初は相手の引く予定のCカードを見て それを操作する能力にしようと考えたが、さすがに面倒くさすぎるので基地カードに変更。 光った後は“Cカードの破棄”をコンセプトとする強キャラクターになる。 「闇黒世界―シャドウ・ディストピアー」は自分以外が破棄したCカードもカウントされるので 相手によっては大量のブラスター隊を呼び出すことができる。 ちなみに光った後に死亡してもキャラクターシートはそのままである。強い。 デッキ破壊ウイルスはどちらもコストの調達がやや厳しいが、上手く使えば効果は強力。 悪のデッキ破壊ウイルスは相手の運が悪ければ手札全破壊も可能である。 Q&A Q.「悪夢再び」の効果が原作のカード効果と全然違くない? A.カード効果は無視して名前のイメージだけで能力を作っちゃいました。 Q.「闇黒世界―シャドウ・ディストピアー」の “この能力によるブラスター隊は全て同一の対象として扱う”とはどういう意味ですか? A.能力を複数回使用した場合、ブラスター隊の人数を合計する、という意味です。 既にブラスター隊が1人居る状況で新たにブラスター隊を2人戦闘に参加させた場合、 ブラスター隊3人となります。 このキャラクターへの意見 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/485.html
朝、先に目を覚ましたのは当然、ディアボロであった。 彼は不眠不休で24時間ダンジョンに潜り続ける事ができるのである。睡眠の必要性はあまり無い。 そして、ディアボロがまずした事は――――――――― (ハーミットパープルのDISC!周辺感知!) ざわざわざわと、ディアボロの手から、得体の知れない触手のような茨が伸びて行く。 そして伸び切ったと思った瞬間、その茨は消え、代わりにディアボロの頭には周辺の詳細な地図が浮かんできた。 「ふん……部屋の大きさから考えて、食堂はあっちか… ここは……ハーヴェストの感知では……大量のアイテムが入ってるようだな…武器庫か?」 とか何とか言っていたその時。 グウゥゥゥッ 『お腹が減ってきた……』 又しても、ディアボロの頭に何処からか声が聞こえて来た。 「チッ」 舌打ちをするディアボロ。 まだ少し余裕があるとは言えモタモタしていられる程では無いと感じる。 ディアボロはルイズを見た。幸せそうに眠っている。 昨晩、下着を洗濯しろと言われた事をディアボロは思い出したが ルイズが脱ぎ捨てた下着は今現在ナイルの川底である。 (まあ、どうしようもないな) 腹いせに自分がやった事を適当に考えながら、安眠中のルイズを放って、部屋から出るディアボロ。 ――と、隣のドアが開き、中からエロい女が現れた。 何処と無く痴女っぽく見える。 「あら?どちら様?」 「…………」 「あっ!?ルイズが召喚したって平民の変態なのかしら?へぇー・・・・・・本当に人間なのねぇ」 感心したようにディアボロを見る痴女だったが、根底にはどこか小バカにしたような態度があった。 ディアボロ自身も何処か女の事が気に入らなかった。微妙に身構えている。 彼の中で1,2を争うほど嫌いな敵に入っている、ブ男と死んでも脳みそだけで動く化物を何故か思い出すからだ。 「ねえあなた、名前は?それぐらいあるでしょう?」 「……ディアボロだ」 「私はキュルケ、そしてこの子が私の可愛い使い魔、フレイムよ」 痴女・・・・・・キュルケの背後からのそのそと現れたのは尻尾に火が点いた巨大な蜥蜴だった。 『消し炭にしてくれるわッ!』『レッドバインド!』『くらってくたばれ『怪焔王』の流法!』 それを見たディアボロは、大嫌いな敵の言葉を思い出し、反射的に攻撃しかけた。 (DISCがある・・・私には防御手段がある・・・・・・殺す必要は無い) トラウマと化した記憶を思い出しながらも、自分を何とか落ち着かせるディアボロ。 「火竜山脈のサラマンダー、好事家に見せたら値段なんかつかないわよ?」 キュルケが何か言っている。 だが、攻撃しないように必死で自分を抑えているディアボロには届いていない。 (フーハーフーハー)「あ、ああ。そうだな」 生返事をするディアボロを笑いながら、繁々と見つめるキュルケ。 「それにしても……その髪を直してちゃんとした服を着れば、結構良い感じになるんじゃないのアナタ?」 誰かの笑い声でルイズは目を覚ました。 欠伸を噛み殺しながらベッドから抜け出て、顔を洗い服を着替える。 着替え終わってから、床に落ちている毛布を見た 「あれ?居ない?」 そこで、自分が平民の変態を召喚した事を思い出して憂鬱となる。 「はぁ………あの平民の変態どこ行ったのかしら?」 彼女の疑問に答えるようにドアの外から笑い声が聞こえる。 ディアボロが誰かと話しでもしてるんだろうか?ルイズは疑問のままドアを開けた。 そして見た。 彼女の目にはディアボロがキュルケと楽しそうに話し合っているように映った。 ルイズは自分の沸点が臨界を突破したのを感じた。 まるで瞬間湯沸し機である。 「キュルケ!私の使い魔と何してんの!?」 「あら?おはようルイズ」 キュルケがルイズの顔を見ながら微笑む。 割と小バカにした態度で。 ルイズはディアボロを見た。何故かルイズの目には心なしかホッとしたような顔に見える。 「あ、あんた、キュルケと何してんのよ?」 「お前には関係無い話しだ」 「だーかーらー!お前って言うな!ルイズ様かご主人様って呼びなさいよね!」 「プッ」 吹き出したのはキュルケだ。 「な、なによ?」 「いや、ねぇ。アンタ達って割とお似合いのコンビよねぇと思ってさ。 じゃあお先に失礼するわ、使い魔さんもがんばってね」 手を振りながら立ち去るキュルケをルイズは睨んでいた。 今にもハンカチを噛み締めそうなぐらいギリギリしている。 「プンプン!朝から不愉快だわ!ディアボロ!これからキュルケには絶対近づいちゃ駄目だからね!これはご主人様からの命令よ!」 「それより……そろそろ朝食の時間のようだが」 「え?ああ!?そうね!着いて来なさい!」 トリステイン魔法学院の食堂は敷地内で一番背の高い真ん中の本塔にあった。 そこへ歩く途中に、ルイズはディアボロに使い魔と言う名の奴隷だという自覚を持たせるため話をする。 「いい?あなたは私の使い魔なんだから、 私より早く目を覚まして、私が寝坊しないようちゃんと起こしなさいよ! それから、あんたがいるって忘れてたから、自分で着替えちゃったじゃない」 「……………」 「ねえ、聞いてるのディアボロ?」 「……………」 「ねぇったら!私の使い魔なんだから話ぐらい聞きなさいよ!」 「……………」 ご主人様を無視し続けるディアボロの態度に、ルイズは再度カチンと来た。 さて、問題のディアボロだが、彼はルイズと話をする余裕は一欠片も存在していなかった。 グウゥゥゥッ 腹の音と共に聞こえる何処からかの声。 『ハラペコで目が回ってきた……』 (マズイマズイマズイマズイ!早く食堂に行かなければ!) 持っているDISCを使えば何とかなる。が、ディアボロは勿体無い精神を徹底すると決めている。 それ故、彼は急いで食堂に向かう必要があった。 割と余裕無しで急いで歩いているディアボロを見ながら、主従関係をしっかり教え込む算段をルイズは立てる。 どっちが上で下か。それを教えるためには手っ取り早く朝食の待遇を――――― トリステイン魔法学院の食堂『アルヴィーズ』。 百人は楽に座れそうなほどアホのように長いテーブルが三つも並んでいる。 ルイズの説明によれば、2年生は真ん中のテーブルで食事をとるらしい。 朝っぱらからワインまである。未成年なのに、まあ、ファンタジー世界では朝からグビグビ飲んでいてもオカシクは無いだろうが。 「なかなかだな」 遠目からでも分かるほど上機嫌になったディアボロを見て、ルイズは胸の内で嘲笑する。 この平民の変態は貴族と同じ食事ができると思っている。そして腹を十二分に空かせているようだ。 (ふふふ、せいぜい盛り上がれば良いわ) 席に着いたルイズ。ディアボロはその隣に座ったが、ルイズの手が床を指し示した。 ルイズの指の先を辿ると皿が一枚。 やたら小さな肉の破片が浮いたスープと皿の端っこに硬そうなパンが二つあるだけ。 (うふふふふ、さあ悔しそうな顔をしてご主人様に刃向かった事を後悔しなさい!) ほくそ笑むルイズ、かなり根性が悪い。 しかし、そこで、予想外の声が聞こえた。 「さすがは貴族の料理……美味いな」 「ヘ?…………ナヌッ!?」 ディアボロの満足そうな声に振り向いたルイズは驚愕した。 (た、確か…私が視線を外したのは5秒程度だったはずなのに!?) ルイズの目の前にあった料理が全部平らげられていた。 残っているのは綺麗になった皿だけ。 「ななななな、何したのディアボロ!?」 摩訶不思議な事態に混乱し、ディアボロに詰め寄るルイズ。 彼女は知らなかった。 目の前の男は、壁ぐらいの大きさの巨大なピザを1秒で完食できる早食いができると言う事を。 ………まあ、知っていたからと言ってもルイズはどうしようもなかったが。 「目の前の料理を食べただけだが?私は外で待っているぞ」 軽やかにルイズの問いかけを避け、悠々と外に歩いて行くディアボロ。 序列と言う物を朝食で教えてやる目論見はあっさりご破算になった。 ルイズは今更のように鳴り出したお腹を抱えながら、ディアボロの背中を殺気が篭った目で見送った。 「危ない所だった…」 食堂から出たディアボロは自然に流れ出した冷や汗を拭って安堵の息を突く。 ついさっき、彼はある意味絶体絶命だった。 ルイズの隣に座る直前、3度目の腹の音が聞こえて来たからだ! グウゥゥゥッ 『駄目だ! もう倒れそうだ!』 『早く…何か食べないと…』 『飢え死にしてしまう!』 彼にとっては死刑宣告に等しい声が何処からか聞こえてきた。 最後まで聞いた後、ディアボロは次の行為の躊躇はしなかった。 瞬時に目の前の鶏肉を口に放りこみ、続く手でフルーツを掻っ攫って飲み込む。 そのまま無心で料理を食べ続けて、遂には完食したディアボロ。 その間5秒。異常な早食い力であった。 <<前話 目次 次話>>