約 558,210 件
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/89.html
母タブンネに子タブンネ3匹が寄り添っている まず母タブンネの頭を撫でてやり警戒心を解く 最初は軽く片手で、徐々に両手を使い顎と頭を撫でる 母タブンネも満更ではないようで「ミィミィ♪」「ミィ…」などと気持ち良さそうに鳴いている 頃合いを見計らい子タブンネの頭を撫でてやりながら持ち上げる 母タブンネはすっかり警戒心を解いており、子タブンネを持ち上げてもなんら抵抗しなかった 子タブンネも母が撫でられてるのを見ているので警戒心はなく手の平で「ミッミッ♪」と無邪気にはしゃいでいる 「ピッチャー第一球振りかぶって…!」「投げた!」 俺は言い放ちながら大きく振りかぶり、子タブンネ…いやボールを投げた 「ミッミッ♪」とはしゃいでいた子タブンネの声は「ミヒッ…!」と風に掻き消されキャッチャーのミットに力強く吸い込まれた スパァン!「ミギャアア」ストライクッ! 俺のストレートは見事に相手のバットを空振った 母タブンネは少しの間呆然としていたが事態を把握したのか俺を睨みつける と不意に母タブンネの動きが止まる キャッチャーが例の子タブンネをこちらに投げ返してきたのだ 俺はそれを難無くキャッチする バシッ「ミヒ…」そして強く掴む「ミィィィ…」 母タブンネは焦る 子タブンネを人質に取られているのだ 何もできまい さぁて 肩も疲れてきたし次のバッターはゴロで仕留めようかなぁ もっとも仕留められちまうのはバッターだけじゃないかもしれないけどな 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/1046.html
とある採石場。 タブ虐愛好会が借りたこの場所に、何組ものタブンネ家族が集められた。 タブンネたちの顔には、不安と決意の両方の感情が浮かんでいる。 そんなタブンネたちの目の前には、大きな岩や、無数の石が転がる急斜面がある。 タブンネたちはここで競争をさせられることになっている。 競技内容は『ヒルクライム』と『ダウンヒル』の2つ。 1位でゴールしたタブンネとその家族には大量の木の実が与えられる。 そして、それ以外のタブンネはその場で即座に殺されることになっている。 競技に参加するタブンネと、そのタブンネの家族たちがそれぞれ所定の位置に誘導されていく。 タブンネたちにとって、過酷にすぎる2つの競技がいよいよ開始される。 ヒルクライム編 ダウンヒル編
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/282.html
タブンネの集落で沢山のタブンネが沢山のタブンネの亡骸を見つめて呆然としています。 そこへ心優しいトレーナーがやってきてこう言いました。 「…僕が埋葬してあげよう」 タブンネ達はそのトレーナーにネコブのみ20個を渡してそれを頼みました。 やがて集落にできた立派な墓。タブンネ達は毎日お参りしていました。 ある日、違うトレーナーが来てこう言いました。 「変なものがあるなぁ、タブンネには分からんだろうし、ぶっ壊すか」 せっかくのお墓を壊されてはたまりません。タブンネ達は必死でそれを阻止しようとしました。 しかし、そのトレーナーのポケモンに勝てず、皆死んでしまいました。 いえ、一匹生き残っていました。最後のタブンネは仲間の亡骸をせっせと埋葬しました。 その光景をみたトレーナーはタブンネを追い払い、「タブンネにこんなものいらん!」と言ってお墓を壊してしまいました。 最後に残ったタブンネはただただ泣いていました。 そして何とかお墓を立て直そうとした結果、できたのは亡骸と土の山。でも最後のタブンネには十分だったようです。 最後のタブンネはそれに覆いかぶさるような形で、ゆっくりと息を引き取りました。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/230.html
私はタブンネ愛護団体団員だ。現在タブンネ狩り愛好会のせいで滅茶苦茶になった本部の復興作業中だ 最近はいたずらにタブンネを殺す輩が多すぎる。我々の中からも出たくらいだ。 会長は苦心して手に入れたレシゼクをあっさりスナッチされ放心状態だし……あぁいらいらする! そんな俺の前で一匹のタブンネがのんきに笑っている。普段なら可愛いと思うその顔を見て、俺の中に黒いものが出てきた。 《ナグリタイ》 私はタブンネを連れて森へ入った。タブンネは何処へいくの?と聞く。自慢ではないが私はポケモンの言葉が理解できる。 私は楽しい所だと言うとタブンネは嬉しそうにした。少しも疑わないその神経に私は苛立った。この顔をへこましてやりたい。 誰も来ないことを確認し、タブンネにパラセクトのきのこのほうしをかけ眠らせる。 縛り吊るして、幸せそうな寝顔を殴る。タブンネは驚き目を覚まし、なにがあったのと聞く。私はただただ無言で殴る。 やがてしゃべる気力もなくなったのか、静かになる。ただ殴りたいだけだったからこれだけでも私はすっきりした。 後日私は愛護団体を脱退し、狩り愛好会に入会した。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/445.html
ここはイッシュ地方の孤島にあるタブンネ裁判所。その名の通り、タブンネを裁くための施設だ。悪事を働いたタブンネが世界中からこの裁判所に送られ、法の裁きを受ける。 しかし法と言っても、この世界にはポケモン自体を裁く法律は存在しない。実はこの裁判所はタブンネ虐待愛好会が作ったものであり、タブンネを裁く法律は全て愛好会によって非公式に定められたものだ。 もちろん通常の裁判とは異なり、厳粛な決まりは無く非常にラフな形式を取る。あくまでも虐待を楽しむ手段だからだ。 「静粛に!それでは開廷します」般若の面を被った裁判長が鉄槌をベビンネに叩きつける。バキボキと骨が折れる音で裁判は始まった。 「被告人1番・あぶらみ、糞豚容疑で逮捕」裁判長が番号・名前・罪状を読み上げると縄で縛られた一匹のタブンネが法廷に姿を表した。 ボンレスハムのような体を捻り縄から抜けようとするが当然無理である。 「えー、被告人は4日、ヒウンシティのアイスクリーム屋を襲撃しヒウンアイス600円相当を強奪、さらに店主に全治2週間の不快感を与えた」 「ミィィッ!ミフォッ(僕にアイスを売らなかったから奪ったんだミィ!文句あるかミィ)」タブンネは裁判長に悪態を付いた。タブンネの言葉は翻訳機を通して人間にもわかるようになっている。 「くたばれ外道!」「私のアイスを返して!」「死んで償え!」傍聴席からヤジが飛ぶ。投げられた石が一つ、タブンネの頭に当たった。 「ミフーッ!ミブッ!(なにするミィ!殺してやるミィ!)」タブンネは癇癪を起こし、地団駄を踏みながら歯を剥き出した。 「静粛に!静粛に!」裁判長が鉄槌をベビンネに振り降ろす。傍聴席は静かになったがタブンネはまだミィミィ騒いでいた。 「えー、被告人は身勝手な理由により強盗を働き、さらに法廷を侮辱しました。よって判決、死刑!」 「ミィィィ!ミミッ!!(意味がわからないミィ!ふざけるなミィ!)」 するといきなり法廷に筋肉質の死刑執行官が5人入ってきて、タブンネの顔面を殴ると隣の執行室へ引きずっていった。死刑はすぐに執行され、その様子は法廷の巨大モニターで見ることができる。 タブンネは執行室に連れてこられると補助係のドーブルにより抵抗できなくされる。 まずトリックで持ち物を没収され、次に金縛りで動けなくされる。そして封印と変身で技を使えなくされるのだ。 「1番・あぶらみ!貴様は名前通り油の刑だ、フライドタブンネの刑に処す!」裁判長が叫ぶと執行官は一斉に柄杓を持ち、バケツに入った煮えたぎる油を動けないタブンネにかけ始めた。 「ミギャアアアア!ウギギギィ―――ッ!!(みぎゃああああ!熱いよぉ―――っ!!)」 ジュウジュウと音を立ててタブンネの全身が高温の油で焼かれていく。 「ギチヂヂイ!ミボオボオボボボッ!!(もうしまぜん!もうじまぜんがらあ!!)」 淡いピンク色のチョッキ模様の皮膚はベロベロと剥がれ落ち、醜い肉と脂肪が泡を噴いて溶ける。 「ミ゛ジシャャアィアアア!ヴジュイイェェ!!(ごめんなざい゛!ごべんなざいぎぎぎぃぃ!!)」タブンネは白濁した目から涙をぼろぼろ溢しながらただひたすら懺悔していた。 そのうちにタブンネの表面がパリパリと揚がっていき、美味そうな匂いが立ち込めてきた。フライドタブンネの完成である。 執行によりタブンネ料理が完成した場合、休廷時に裁判官や傍聴者、原告などに振る舞われることになる。このシステムにより被害者は満腹感の中で心から救われるのだ。 「被告人2番・マランネ、電子計算機使用詐欺罪並びに電子計算機損壊等業務妨害罪並びに名誉毀損で逮捕」 裁判長が番号・名前・罪状を読み上げると「マランネ」が一匹法廷に現れた。 しかし、それは紛れもなくタブンネであった。耳があった、手があった、尻尾があった。 「えー、被告人は11日、GTS…グローバルトレードステーション内のポケモン交換所において、名前を偽りマランネとして通信交換を成立させた。これによりGTSサーバーに不正処理を起こし、通信回線を約5時間もの間停止させた」 「ミッミッ!ミミィ(私じゃないです!ご主人が私にマランネなんて名付けたのが原因です!)」 「またマランネが高レートで取引されていることを利用し、タブンネと釣り合わないレートに設定されている同時4遺伝マッギョを不正に入手した」 「ミィ、ミッミッ!?(そ、それは私と関係ない罪じゃないですか!?)」 「またこの件について国際マランネ協会から、マランネを貶める行為であるとして嘆願書が提出されている」 「ミッミッ!ミッミィ!(だからそれは私のせいじゃないです!言いがかりです!)」 「えー、被告人は公共施設のシステムに異状を発生させ、個人間および企業間の取引に重大な損害を与えた。またマランネを偽って悪質な詐欺行為を行った。倫理道徳心に著しく欠けており更正の余地は無い。よって判決、死刑!」 「ミエエエエエン!」タブンネは判決を聞くとその場で泣き出してしまった。しかし泣き落としで判決が覆った例は無く、今回も同様であった。 タブンネは泣きながら執行室へ連れていかれた。 「2番・マランネ!貴様はタブンネであるにもかかわらずマランネの名を騙った!タブ切断の刑に処す!」タブ切断、それはタブンネから「タブンネらしさ」を奪う刑である。 執行官は上部にスリットがある黒い箱を運んできた。そして動けないタブンネを持ち上げるとスリットに耳のクルクル巻いた触角をあてがった。その瞬間―― 「ビャアアアアアア!!!」ガリガリガリと激しい音を立てて、黒い箱……シュレッダーの口はタブンネの触角を吸い込み、その鋭い歯でグザグザに噛み砕いた。 シュレッダーは一度食い付いた物はなかなか離さない。神経が集中している触角を切り裂き、大きな耳までも飲み込んでいく。 「ィビビャアアア!ヒィィィ(痛いよう!痛いよぅぅぅ)」 執行官が足でシュレッダーを押さえ、強引にタブンネを引っ張ると耳のあった場所から伸びた糸束のような神経がプヂプヂと小気味良く切れていく。 タブンネは痛みに歯を食い縛っているが執行官は構わずもう片方の耳をシュレッダーに突っ込んだ。 「ミギヒャャヤアアアアアア!!ミフォオエアアアアッ!(痛いよぉぉおおおおおおお!!助けてぇええええええっ!)」タブンネは両耳を失いハゲンネになった。執行官は次に、縄で一纏めにされている両腕をシュレッダーに投入する。 バキリメキリと太い骨の砕ける凄惨な音が執行室に響き、赤黒い血が床を染める。 タブンネは気絶してしまい、叫ぶことはなかった。抵抗すらせず、そのままダルマのようになっていく。 最後に尻尾がシュレッダーに食いちぎられて完成、と思いきや執行官は些細なミスに気づいた。 「ん、そういえばマランネは頭に割れ目があったな……」執行官はそう呟くと壁に掛けてあった鉈を取り、タブンネの頭に思い切り刃を叩き込んだ。 おめでとう!タブンネはマランネに進化した!しかしマランネが目覚めることは二度と無かった。 「被告人3番・ウコンネ、糞豚容疑で逮捕」法廷に現れたのはヘラヘラと笑うタブンネだった。 「えー、被告人は7日、ブラックシティで帰宅途中の会社員に糞尿を投げつけ全治6ヶ月の不快感を与えた。この他に被害届が数百件確認されtぶべら」 「ミヒィ!ブリブリ(うんこぶりぶりミィ!)」裁判長の言葉が途切れた。タブンネはなんと法廷で脱糞し、あろうことかそれを裁判長に投げつけたのだ。 「ミヒィヒィ!ミフャヒャヒャヒャ!(楽しいからやってるのに何が罪だミィ?面白いミィ!ドヤンネ~)」 「……判決、死刑」裁判長はそれだけ言うと、鉄槌の一振りでベビンネを粉砕した。唇を噛み破ったのか、般若の面の顎から血が流れる。 「ミヒヒヒヒ!!キエーーーーーッ!!!(死刑に出来るもんならやってみろミィ!)」タブンネは両手に糞を握るといきなり傍聴席や裁判官に無差別に投げつけ出した。法廷は阿鼻叫喚の地獄絵図と化した。 「ミヒヒヒヒ!!ミヒヒヒヒヒヒヒヒ!!ミヒッ…!?」調子に乗って糞を撒き散らしていたタブンネの動きがいきなり止まった。ドーブルが封印で「なげつける」を封じたのだ。 タブンネは懲りずに糞を投げようとするが、どういうわけか糞はタブンネの手の中から消えてしまっていた。 次の瞬間、タブンネは口の中に異物を感じたと思うといきなり真っ青な顔になって目を見開いた。トリックで全ての糞がタブンネの口の中に移ったのだ。 「フビィ!ブゴホホ!(臭いミィ!死にそうだミィ!)」タブンネは吐き出そうとするが金縛りで全く動けない。それを見て死刑執行官が一斉に飛び出し、タブンネを警棒でメッタ打ちにした。 「ブヒィイ!ンブフッ、フゴォッ!フゴォッ!グムッ!(誰か!助けて、痛いミィ!臭いミィ!死んじゃうミィ!)」 警棒の渾身の一撃が後頭部に打ち込まれるとタブンネは大人しくなった。頭蓋骨の割れ目から覗いたタブンネの脳は腐ったような茶色をしていた。 「えー、では本日はこれにて閉廷。本日のタブンネ処刑数は531匹です、お疲れ様でした」夕方、裁判長は鉄槌でベビンネを叩き潰しながら閉廷を宣言した。 これがタブンネ裁判所である。タブンネ犯罪検挙数・被害者数は近年減少傾向にあるが、それは犯罪を犯したタブンネがタブンネ裁判所で法の裁きを受けているからなのだ。 タブンネによる犯罪が無くなるその日まで、正義の鉄槌は絶え間無く振り下ろされるであろう……。 完 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/189.html
海に釣りに出かけた。この間見かけた人気のない穴場だ。 釣り針に餌のオボンの実をつけ軽く後ろに振ると、急に竿が重くなった。 見ると、野性のタブンネがかかっているじゃないか。釣り餌を食うとは大胆なヤツだ。 タブンネはミィミィ鳴きながら口の端に刺さった針を取ろうとしているが、 がっちり食い込んだ針は不器用なタブンネには取りはずすことができない。 盗人タブンネを少しこらしめてやろうと思った俺は、釣り竿を上下左右に振った。 竿の動きにつれてタブンネの口元はビロ~ンと伸び、愛らしい顔がマヌケな顔に変わる。 「ミヒッ!ミヒッ!」と鳴きながら引っぱられた方向に短い足でチョコチョコ走るのも面白い。 涙の浮かんだタブンネの目は「どうしてこんな目に遭わなきゃいけないの? なんにも悪いことしてないのに…」と言っているようで、俺をますますムカつかせる。 しかし、そろそろ釣りをしたいので、タブンネを逃がすことにした。 竿を振るのをやめると、とたんにタブンネが怒りに燃える目ですてみタックルして来た。 俊敏な俺はさっと脇によけ、カウンターの蹴りをタブンネの腹にぶち込む。「フミッ!」 倒れたタブンネを蹴りまくるうちに、タブンネは鈍臭くも海に転がり落ちた。 「…ミッミッ!」泳げないタブンネは打って変わって媚びた声で助けを求める。 しかし、俺は助けなかった。 水の中を四方からタブンネめがけて泳いで行くキバニアたちが見えたからだ。 「ここはキバニアの棲息地だったのか。キバニアは食えないし釣ってもしょうがないな」 タブンネは早くも何カ所か食いつかれて「ミ!ミ!ミ!ミ!」と悲鳴を上げている。 俺は釣り糸をナイフで切った。 そして、キバニアたちに水中に引きずり込まれるタブンネを見届けてから、その場を去った。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/558.html
「苦しい生活をしている野生タブンネ募集中!みんなで楽園へ行きましょう!来る3日後の正午にヒウンシティの港で待って ます」 そんな立て看板がイッシュ地方の各地に突如立てられた。 タブンネは弱いが経験値が高く肉も美味いので長い間いいカモとして見られてきた。 森のタブンネは野生ポケモンの餌になり、道のタブンネはトレーナーに狩られ、街のタブンネは傷を舐めながらゴミを漁る。 いったい今までに何匹のタブンネが死んだのだろうか……。 そんなタブンネにとって、この看板は正に天から降ってきたチャンスであった。 3日後の正午、ヒウンシティにイッシュ中の全ての野生タブンネが集まった。 港には大きな白い船が五隻停まっていた。辺りには誰もいないが、船体には「タブンネ様専用船」とペイントされており、こ れが楽園への船であることが容易に首肯できる。 タブンネたちは我先にとばかりに船にドヤドヤと乗り込んでいく。 船は全て三階建ての大型で、どれも豪華な装飾がされていた。 用意されていた広い部屋でタブンネたちが休んだり遊んだりしている内に船は汽笛を高らかに鳴らして出港した。 「この度はミィミィ号をご使用いただき誠にありがとうございます。ミィミィ号は二時間後に楽園へ到着する予定です。それ まで船旅をお楽しみください」 二時間後、船は小さな島へと付いた。タブンネたちは一斉に船を出る。 タブンネの目の前に広がったのは豊かな原っぱであった。日は暖かく、果物のなった木が生えている。 鳥は遊び、虫はさざめく。遠くには小さな家がいくつも見えた。 地面は湿り気を含み所々ぬかるんでいたが、ミズゴロウやドジョッチといったイッシュでは珍しいポケモンが住んでいるので 誰も不満には思わなかった。 今までクズを噛む生活をしてきたタブンネたちにとってここは楽園のようであった。 ミィミィ号は黙って出港していったがタブンネたちは気にも止めなかった。 せっかちな子タブンネが一番に飛び出していった。鳥を追いかけて走り、そして……突然バタリと倒れた。 「ミィッ!?」 子タブンネの母親が顔色を変えて駆け出す。しかし母タブンネは子の元へ辿り着く前に大きく痙攣し、泥の中に没した。 父親らしきタブンネの叫びが島中に響き渡る。しかし彼も二人へ向かう途中で倒れ、動かなくなった。 いったいこの親子に何が起こったのだろうか? この島は大昔、戦争の舞台となった。 敵を効率良く確実に殺すための手段として、人間は改造を施したマッギョを使っていた。 味方の靴と違う足形が乗ったときに反応する機械を付けられ、激しく放電するように育てられたマッギョは対人地雷として 猛威を振るった。 やがて戦争は終わったがマッギョは回収されなかった。マッギョの寿命は長く、今でも生きていて人間を殺すために待ち構 えているマッギョが無数にいるのだ。 タブンネが集められた理由は言うまでもなく地雷マッギョの撤去である。 タブンネたちは一瞬にして目の前で全滅した家族を見て、いったいどういうことかと振り返ったが既にミィミィ号は去った 後だった。 代わりに看板が立っていたが、地雷マッギョが存在している事しか書かれていなかった。 タブンネたちは一気に地獄に叩き落とされた気分であった。 しかしタブンネに希望が無いわけでは無い。看板の後ろに大きな箱があり、その中には小型掃除機のような奇妙な機械がタブ ンネの数だけ入っていた。 これらは一種の地雷探知機であり、これを使うことで安全に地雷を撤去できるというわけだ。 地雷マッギョの出す微弱な電流に反応する残数計が腕時計の文字盤ほどの大きさの液晶モニタに表示されており、取り漏らし が起こらないようになっている。 しかしこれらの装備はタブンネを思いやったものでは無い。なぜならこの撤去活動は虐待愛好会によって計画されたものだか らだ。 地雷撤去とタブンネ虐待の両方を実現する皮肉な善行である。 何にせよ地雷を全て取り除かないことには幸せな暮らしができないと理解したようで、タブンネたちは死んだ仲間に黙祷を捧 げてから探知機を装着し撤去に向かった。 さっそくあちこちでミーミーミーと探知機が反応する。タブンネたちは慎重に歩を進める。先ほどの犠牲で3つの地雷が効力を失っ たのか、モニタには97と表示されていた。 地雷に近づくにつれ探知機はミーミーからミヒイミヒイへと探知音を変える。ミヒイミヒイからミギャアミギャアへと変わったときは周囲50センチメ ートル以内に地雷が埋まっている証拠だ。 そのうち一匹のタブンネが地雷を掘り出した。マッギョのヒレに付いているアンテナ付き機械を取り、踏んづけて壊すとモニ タの数字は96に変わった。撤去成功である。 と同時に数字は90へと減った。バチバチと激しい音がして6匹のタブンネが泥に埋まる。倒れたときにまた地雷に当たったら しく、頭や腕が吹き飛んで焼き肉になった。残数84。 地雷にされたマッギョはどれも高齢で、信号機もすっかりボロボロになってしまっている。 そのため放電させてしまった場合は機械を破壊して自身も感電死するので再び作動することはなく撤去数にカウントされる。 優しいポケモンと言われるタブンネにとって、自分のミスで自分だけでなく他人まで傷つくのはどれほど悲しいだろう。 またどこかで弾ける音と共に数字が減っていく。 そんな中、数匹のタブンネがいきなり騒ぎだした。 「ミヒイイイ!もう嫌だミィ!どうしてタブンネちゃんがこんなことしなくちゃいけないミィ!?」 騒いでいるタブンネはどれも耳に小汚いタグや破れたリボンが付いていて、かつては人間に飼われていたであろうことが伺え る。 「マッギョなんかそのうち寿命でくたばるミィ!可愛いタブンネちゃんが助けてやる義理なんか無いミィ!!」 眉を下げながら黙々と作業を続けていた他のタブンネたちは皆、ハッとしてリボンネたちを見た。 「確かに、楽園だと言われて来てみればひどい所ミィ、騙されたんだミィ!」 「タブンネちゃんはこんなところで終わるタブじゃないミィ!」 リボンネの言葉にタブンネたちは同調する。 「今こそ残ったタブンネちゃんたちで生き残るんだミィ!島から脱出するミィ!」 「「「ミィィイーーーーッ!!!」」」 タブンネたちは列を成して一斉に歩き出した。 しかし途中で地雷を踏み、次々と焼き焦がされて死んでいった。 「ミギャアアアーーッ熱いミィィィッ!!」 「フミィイイイイイイ!!」 「ミガガガガガガガガッ!!」 可愛いタブンネちゃんのプライドや知恵などカスのようなもので、何の役にも立たないことを彼らは理解していなかったのだ ろうか。 モニタに表示された数は0になったが悲しいことにそれを見る者は誰もいなかった。 ただ香ばしく焼ける肉の塊が自然の中に転がっていた。 数年後、旅のトレーナーが島を訪れた。 トレーナーの目の前に広がったのは豊かな原っぱであった。 日は暖かく、果物のなった木が生えている。 鳥は遊び、虫はさざめく。小さな家がいくつも並び、子供たちが跳ね回るたくさんの若いマッギョたちと遊んでいる。 トレーナーは島の入り口に立っている大きな石碑に気付いた。 石碑には「昔の争いの爪痕を癒したタブンネ達、ここに眠る」と書かれていた。 地雷が無くなってからこの島は平和になった。もう地雷に脅えることなく外に出られるのだ。 気候の良さも手伝い、今ではこの島はタブンネの犠牲によって平和を手に入れた楽園タブンネシアと呼ばれ、多くの観光客が 訪れる人気スポットとなっている。 終わり 「バタリと倒れた」から「しかし、」までの間に地雷マッギョについての文章があったはずだけど抜けてるな -- (名無しさん) 2012-05-28 02 30 34 連絡が遅れましたが、抜けていた部分を入れておきました -- (名無しさん) 2012-05-28 19 56 00 上手く撤去出来てたのにリボンネ達が自棄になって周りを巻き込んだプライド(笑)知恵(笑)のせいで全滅しちゃったねwまぁ全部撤去したところで他のポケモン達の食糧になるのがオチだろうけど -- (名無しさん) 2013-01-12 15 16 14 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/328.html
俺の飼ってるタブンネ、手足がないダルマ豚 俺を見ると絶望フェイスで芋虫のようにのそのそ逃げる もちろん逃げ切れるはずなく脇腹キックで悶絶グネグネダンス でも餌の用意をすると必死に体を動かして皿の前に這ってきやがる 皿の中身はフーズ一個!でも激マズ栄養剤内蔵でタブンネはなかなか死なないぜあらあら、食い終わったタブンネがもっと食べたいようって顔でこっちを見てるよw ば~か!やるわけねえだろ!尻尾を掴んで持ち上げて地面に落としてやる 顔面から床に激突して鼻血ブーw タブンネちゃんは立派なリアクション芸豚だね! 夜には幸せに暮らすタブンネちゃんのビデオを見せて… ん?何でそんなことするかって? それはタブンネちゃんに「お前はこんな風には絶対になれないよw ここで死ぬまで虐められるんだよw もしこっから逃げられてもダルマタブンネなんて嫌われちゃうよ~w」と言葉責めするためだよ ふふふ、水もろくに飲んでないのに号泣しちゃって可愛いねぇwww 今日はヘッドフォンでデスメタルのメドレーを最大音量で聴きながらGood nightw タブンネちゃん 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/529.html
とある野生タブンネがお腹を空かせて街の近くを物欲しげにウロウロしていた時。 一人の変なオッサンに声をかけられた。 「ねえ、そこのタブンネちゃん。キミ、可愛いね~。よかったらテレビに出てみない? 実はおじさんはタブンネちゃんが主役のテレビ番組を作ってる監督なんだ。 こうしてたまに外に出て新しいアイドルタブンネちゃんをスカウトしてるの。 どう、キミ出てみない?テレビに出たら皆の人気者になれるし、ギャラで美味しい木の実もた~くさん貰えるよ」 「ミッミィ?」 このタブンネ、人間に可愛いと言われたことなんか一度もないし、野生の世界の辛酸をそれなりに舐めてきた子、 そんな子にとって『皆の人気者になれる』『美味しい木の実もた~くさん』という甘い言葉はあまりに魅力的で ついホイホイと怪しいオッサンの後に付いて行ってしまったのだった。 オッサンがタブンネを案内したのは大きなビルの一室、テレビ撮影のスタジオ。 高い天井にライトが幾つも煌めき、町のジオラマが部屋の中央にでんと置かれている。 ジオラマを囲むのは無数のカメラ。大勢の人間がそれらの間を忙しそうに行ったり来たりしていた。 「ここでタブンネちゃんを撮影するんだよ。楽しみでしょう」 「ミッミィ♪」オッサンの言葉に嬉しそうなタブンネ。 でも、ちょっと待てよという風に考え込んだ後、オッサンに「ミィミィ」と何かを聞いた。 オッサンはタブンネのテレビ番組を作っているだけあってタブンネの言葉がわかるのか 「ああ。何をすればいいのかわからないって?」とタブンネに言った。 「簡単だよ。あのジオラマを踏んだり蹴ったりして壊してくれればいいの」 「ミミッ?」 「ん?壊しちゃっていいのかって?いやいや!キミ野生の子でしょう? 野生のタブンネのワイルドな可愛さを表現するためなんだから、豪快にぶっ壊してもらわないと困るよ~」 「…ミィ~?」なんだか納得いかない様子だが監督と名乗るオッサンの言う事は聞くつもりみたいのタブンネ。 「じゃっ、テレビに出るための特殊なオシャレをしないとね。 あっちにメイク係さんがいるから言う事を良く聞いて綺麗になるんだよ」 オッサンの言葉に従い部屋に入るタブンネ。鏡の前にちょこんと座って美人のお姉さんにメイクアップしてもらう。 「…ミミィ~?」タブンネはメイクが進んでいくにつれて不審げになっていった。 なぜならタブンネに施されたメイクはボコボコした皮膚に変な角、コロモリみたいな羽と どう見てもタブンネ的には綺麗とは程遠いものだったからだ。 でもお姉さんは怪獣みたいなメイクをされたタブンネを撫でながら 「うん、最高!とっても良くできたよ!これなら子供たちも大喜びだわ!」と、しごくご満足のご様子。 こうなると野生のタブンネも「今ニンゲンさんの間ではこれが綺麗なのかなぁ…」と思わざるをえなかった。 「メイクできたかい?おおっ。最高じゃないか。メイクさんの腕もいいけど、 素材のタブンネちゃんが最高だからだね!じゃあ早速撮影開始だ。スタンバイOK!」 オッサン監督の言葉に従ってスタジオが動き出す。場の緊張感にタブンネもドキドキしてきた。 「シーン6、スタート!」カチン! オッサンの言葉とカチンコの音を合図にジオラマにとてとてと走り出すメイクされたタブンネ。 「(豪快にブッコワス…)ミギャオ~。ミミィ~」 短い腕や足を懸命に振り回してタブンネ的に思い切りジオラマ模型の家々を壊していく。 が、傍目から見ると単にじだんだでも踏んでいるようにしか見えなかった。 「タブンネちゃん!もっと思いっきり!もっと迫力のある絵が欲しいんだよ!」 「(思い切り…?)ミギャァ~~オン!ミギャ~ン!」 オッサンの言葉を受けて体の動きを激しくして、ボディプレスやヒップアタックまでしてジオラマを壊すタブンネ。 スタジオ中にズシンズシンと軽い地響きまでひびく勢いになっていった。 「そう!いい感じだよ!そこだ!そう!最高だよ、その壊しっぷり!いいぞ!もっと!」 オッサンの褒め言葉に嬉しくなるタブンネ。それに何だか物を思い切り壊すのが楽しくなってきた。 「ミギャァオオ~~ン♪ミギャ~~♪」 「よし、いいぞ!そろそろ登場シーン行こう!」 調子にのって暴れまくるタブンネの前でオッサンがどこかへ合図をした。と、その時。 「エルエルッ!」シュンという音と共にテレポートでエルレイドがタブンネの前に現れた。 「ミミィ?!」いきなりの事にビックリするタブンネ。競演のポケモンさん?聞いてないよ?と思いながら どうしよう、とタブンネがオッサンの方を向きかけた瞬間。 エルレイドの正拳突きがタブンネの鼻先に思い切りめり込んだ。 「ミバァァァ!」鼻血ブーしながら後ろに倒れかけるタブンネ。 しかしそれをエルレイドは触角を掴んで止め、今度は強烈なハイキックをタブンネの側頭部に叩き込んだ。 「ミガァァ!」痛みに目の前で星が飛ぶタブンネ。 「おお!上手くなったじゃないか!今のは良い絵になったよ!」興奮したオッサンの声。 「ミヒィ…ミギュウゥ…?」側頭部の強打でクラクラする頭でどういう事なの?と必死で考えようとするタブンネだが 「エルレイッ!」考えが纏まる間も無くエルレイドのパンチを腹部に受け、ジオラマを壊しながら吹っ飛んでいった。 「今だ!必殺サイコカッター!!」オッサンの指示に従いエルレイドが仰々しいポーズをキメながら 肘の刃を伸ばし、体の前後でクロスさせて 「エルレイッド!」という掛け声と共にサイコカッターが発射された。 吹っ飛んで受身の取れないタブンネにそれが避けられるハズもなく 「ミッ…」という微かな声を断末魔としてタブンネは頭頂部から股まで縦に真っ二つにされてしまった。 左右に割れた胴体から血や内臓が派手にブチ撒けられる。 「よっしゃあ!カーット!」カチン! オッサンはカチンコを鳴らした後、嬉しそうにエルレイドに近づいて頭を撫でた。 「いや~。さんざんお前を叱った甲斐があったわ。よくここまで上手くなったもんだよ。 これで今週のタブンネQも撮影終了だ。いい絵が撮れたしきっと視聴率も上がるな!」 「エルエルッ♪」オッサンの言葉に嬉しそうなエルレイド。 実はオッサン監督が言っていたタブンネが主役のテレビ番組とは 『ネンブータ博士によって産み出された超巨大タブンネの怪獣が正義の味方エルレイマンに成敗される』という番組 タブンネQの事なのであった(スポンサー:タブンネ虐待愛好会)。 タブンネQに登場するタブンネ怪獣は全て実際のタブンネが特殊メイクで扮したものであり タブンネ怪獣のヤラレシーンが(グロ断面図にはモザイク入り)迫力あって最高と 一部の特撮マニアにはウケているようである。 勿論、一般のお子様や保護者にはグロすぎると大ブーイングで視聴率的には最悪なのだが 監督のオッサンは「まだ迫力が足りないのか!ようし!次こそもっと派手にモツをブチ撒けるぞ!」と 正反対の方向に熱意を燃やしているようで、タブンネQが続く限り スタジオの一室でこのタブンネのようにモツを晒して横たわるタブンネは絶えないであろう…。 お わ り
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/27.html
Hand Maid Cafe タブンネの森 ここはタブンネの森。ずっと昔、ご主人様に助けられた私たちの仲間が 感謝の気持ちとして人間界と唯一繋がるこの場所におうちを建てました。 このおうちはタブンネを愛するご主人様にしか見えません。 タブンネを愛するご主人様… 私たちの手料理と心からのおもてなしでお出迎えいたします。 「ようこそ、タブンネの森へ!」 「Hand Maid Cafe タブンネの森」 は、 タブンネ達がご主人様のために一生懸命、お料理を手作りするコンセプトカフェです★ タブンネ達が心をこめて作るお料理や、オリジナルカクテルをぜひぜひお楽しみください♪ これも黒歴史SSだな -- (名無しさん) 2014-03-08 23 52 02 黒歴史は代理管理人様w -- (名無しさん) 2014-06-08 21 51 26 名前 コメント すべてのコメントを見る