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とあるポケモントレーナーのボックスに一匹のタブンネが居ました。 元々は野生での生活を送っていたのですが、トレーナーにゲットされ、共に旅をしていたのです。 野生で生きていたポケモンが捕まって人に使役されると言うのは一見不幸な事のようですが、タブンネに限ってはそうでもありませんでした。 攻撃に使う鋭い爪や牙を持たず、身を守る毛皮や甲羅も持たず、短足で歩き難い肉球の所為で俊敏性にも欠け、明らかに自然の風景から浮いているピンクの体。唯一の取り柄は優れた聴力ですが、とてもこれらの欠点に見合うものではありません。 こんなタブンネにとって野性での生活など、生きた地獄以外の何物でもなかったのです。 事実、このタブンネも、肉食のポケモンから逃げ惑い、素早いポケモンとの食べ物の奪い合いに敗れ、敗北者としての生活を送っていた所をトレーナーにゲットされる事によって救われたのです。タブンネにとってはトレーナーは生きた神様のような存在だったでしょう。 ゲットされてからのタブンネの生活は、毎日の食べ物を確保され、傷ついてもすぐに治療してもらえ、広いイッシュ地方をトレーナーやその仲間達と共に旅する事が出来、まさに天国でした。 旅が進むにつれ、他の仲間達がどんどん成長して行きいつしかタブンネは外に出る事が無くなりボックスに篭る毎日となってしまったのですが、タブンネはそれでも満足でした。ただ何もする事が無い退屈な日々でも、生きた地獄に比べれば何倍もマシだったのです。 ですが最近タブンネの居るボックスが騒がしくなって来ました、トレーナーが沢山のポケモンをボックスへと送ってきたのです。それも揃いも揃って同じポケモンばかり。 と言うのも最近トレーナーは卵を大量生産しては、卵から孵ったばかりのポケモンをボックスへ入れると言う行為を繰り返しているのです。 「う~ん・・・ボックスが埋まってきたか・・・」その声は間違いなくトレーナーのものでした。 「そろそろジャッジに見てもらうか・・・ん?コイツは・・・」そう言ってトレーナーは、タブンネの能力を調べ始めました。 「せっかちな性格で13-4-14-2-4-20・・・使えない・・・か」意味不明な数字を読み上げるトレーナーですが、タブンネには全く意味が分かりません。ただ、使えないと言う言葉だけは理解でき、その言葉はタブンネにこれ以上に無い不安を与えました。 「ばいばい、タブンネ」そう言ってトレーナーはパソコンの操作をしました、するとタブンネが今座っている場所に穴が開き、そのまま落下していきました。 気が付くとタブンネは草むらに倒れていました。此処はジャイアントホールです。 何が起こったのか分からず途方に暮れているタブンネでしたが、急に空腹に襲われます。ですが、辺りに木の実は見当たりません。 止むを得ず食べ物を探し歩くタブンネでしたが、辛うじて他のポケモンが食べた残骸が見つかった程度です。ですが贅沢は言っていられません。 「うぅ・・・。まずいよぉ・・・。新しいきのみが食べたいよぉ・・・。」タブンネは必死に木の実の残骸を貪りました。 翌日、いつの間にか寝ていたタブンネですが、大きな爆発音で目を覚まします。 辺りを見回すと、ポケモントレーナーがタブンネを大爆発で葬っては新しいポケモンの経験値を稼いでいたのです。 ここは危ない。そう思って逃げようとしたタブンネですが、立ち上がった瞬間足を滑らせてしまい、倒れこんでしまいます。 「草むらが揺れた!?またタブンネが出たか!」トレーナーはタブンネの方に向かってきます、タブンネは慌てて上手く立ち上がる事が出来ません。 「タブンネ発見!しかもレベルが高い!こりゃツイてるぜ♪さっそく爆殺してやる」そう言ってトレーナーはメタグロスをだして大爆発を指示しました。 大爆発をモロに受け、タブンネは体を焼かれるような激しい痛みに襲われ、吹き飛ばされます。 「うお!経験値大量♪」自分のポケモンが一気に成長する姿を満足げに眺めるトレーナーでしたが、ふとタブンネが目に入りました。 爆発により、体は焼けて皮が捲れ、手足が圧し折れています。 「あ~あ~、お前そんな体じゃもう助からないな。慈悲深い俺が止めを刺してやるよ。」そう言ってトレーナーはウルガモスを呼び出し。火炎放射を発動させました。 ウルガモスが放つ灼熱の炎に全身を襲われ、タブンネは苦痛に満ちた表情で声にならない悲鳴を上げます。しかし、どんなに苦しもうと自分を炙る炎が消える事は無かったのです。 こうして、タブンネは全身を焼かれて殺されてしまいました。元の飼い主だったトレーナーがそれを知る事は一生ありません。 終
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「ポケセンの仕事はつまらないミィ、だいたい何でタブンネちゃんが他のポケモンのために働かなくてはならないんだミィ」 ペラ 「なにかいい仕事は・・・ミィ!?」 プラズマ団で私たちと一緒にポケモンを解放しませんか?賑やかでアットホームな職場です。 「日給オボン10個・・・これは行くしかないミィ!!」 「タブンネちゃん仕事よ~」 「嫌だミィ!」 「へ?」 「タブンネちゃんはこんなところで働くなんて役不足もいいところミィ!タブンネちゃんにはもっとふさわしい職場があるんだミィ、バイバイミィ!」トテトテ 「ちょ、ちょっと何処へ・・・・・あ~あ行っちゃった・・・・・まあいいや」 「プラズマ団という新天地でタブンネちゃんは羽ばたくんだミィ!!」 トテトテトテ ~1ヶ月後~ ゲーチス「え~、この度は…私の力不足で…この…プラズマ団を…解散させねばならなくなりました…グスッ」 パシャパシャ ミルホッグ「あ~あ、やっぱりね、俺最初から怪しいと思ってたのよ」 ココロモリ「俺も俺も、だからもう新しい職場決めちゃった」 ワルビル「やっぱり皆そうしてるよな、おいそこのピンク!お前はどうするんだよ?」 「ミッ!?………まだ決めてないミィ…………」 ミルホッグ「おいおい冗談だろ、まさかお前此処にずっといられると思ったわけ?」 ココロモリ「変な城作ったりしてあんなに浪費してればこうなること目に見えてたじゃねえか」 ワルビル「まあ、給料だけは良かったからアルバイト感覚でやってたけどなw」 「ミィ…そんな…」 ミルホッグ「仕事ないなら故郷へ帰りな、そこならなんとかなるだろ、じゃあそろそろ行くか」 ココロモリ「そうだな」 ワルビル「達者でな、ピンク!」ゾロゾロ 「故郷って…ポケセン生まれだからそんなところないミィ…」 トボトボ 「どうするミィ…給料は殆ど使ってしまったミィ…こんなことならポケセンをやめるんじゃなかったミィ……ミッ!そうだミィ!もう一回ポケセンで働くミィ!今頃タブンネちゃんがいなくて困っているはずミィ!きっとタブンネちゃんを必要としているミィ!!」 トテトテトテトテ 「ジョ~イさ~ん、タブンネちゃんが戻ってき」 ガチャ! 「ラッキー」 「ミィよ~…………ミッ!?」 「あらタブンネちゃん久しぶり、ケガでもしたの?」 「ジョーイさん!このでっぷり太った醜いピンクのポケモンは何だミィ!?」 「これはラッキーよ、タブンネちゃんが出て行ったから代わりに採用したの、すごい働き者でイッシュのポケセンでは次々タブンネちゃんにとって代わっているわ」 「ミィ!?」 「だから此処はもう大丈夫だから、タブンネちゃんも新しい職場で頑張ってね^^」 バタン! 「ミィ…追い出されてしまったミィ…もう行くところがないミィ…」 「お~い、そこの君」 「ミッ!?」 「どうやら仕事がなくて困っているようだね」 「悲しいけれど、そうだミィ」 「ならばいい仕事があるんだが」 「ミッ!?どんな仕事ミィ!?」 「船での仕事だがね、働き次第ではオボンが山ほど食べられるんだ。どうだい来るかい?」 「もちろんミィ!早く連れていってくれミィ!」 「よーし、契約成立だ。あと今ならお友達紹介キャンペーンで、一匹紹介するごとにオボンを贈呈しているんだけど、お友達も誘えるかい?」 「任せるミィ!今ラッキーに職を追われたタブンネちゃんがそこら中にいるミィ!全員その職場に連れていってあげるミィ!」 「それは頼もしいな、じゃあ頑張ってね^^」 「ミィ!早くそのお船に乗りたいミィ!」 トテトテ 終 名前 コメント すべてのコメントを見る
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野生のタブンネの両親から生まれる、5匹兄弟の3女であった ある日、父親タブンネがトレーナーに捕まる、 一家が手に入れる餌が半分以下になり、毎日餌を巡って兄弟喧嘩、一番体の小さい弟が餓死した 母親タブンネは食料の多い所に移住することを決意 しかし長い旅の途中、一番上の兄タブンネがデンチュラの巣に引っ掛かり食べられてしまう しかも助けようとした母タブンネは電撃を浴び、神経が焼き切れて右手が動かなくなってしまった 母タブンネが満足に動けなくなったのでさらに餌不足に陥る 普通なら絶対に食べなかった生ゴミも食べるようになった 空腹と秋の終わりの寒さに寒さに震えていると母親タブンネがボロボロになって帰ってきた 冬の到来に焦りを感じた母親タブンネはチラーミィの巣に木の実を盗みに入るが、 ゴミの臭いが染み付いていたのでチラーミィに即座にばれ、 満足に戦うこともできず十数匹のチラーミィからスイープビンタを喰らい命からがら逃げ出してきたらしい そして翌日の朝、母親タブンネは事切れていた しかし幼いタブンネは母親の死が理解できなかった。 生き残った姉と弟と共に腐っていくのも気にせず母親の亡骸に寄り添っていた しかしどこからともなくバルジーナが飛んできて母親タブンネの亡骸を突っつきはじめる タブンネ達は怯え、物陰に隠れて母親が皮を剥がされ、肉を啄まれるのを見ているしかなかった 優しかった顔はビリビリに破かれ、頭蓋骨があらわに 暖かかったお腹は引き裂かれ、はらわたを引っ張り出されている ピンクでふわふわの毛皮は血にまみれ、ゴミのように打ち捨てられている バルジーナはひとしきり食べ尽くすと気に入った頭蓋骨だったのか亡骸の首をねじ切り、飛んでいってしまった タブンネ達は母親にすがって泣いた、 ズタズタの首なし死体であっても、幼いタブンネ達にとっては母親だったのだろう しかし3日たつと空腹で死にそうなタブンネ達はバルジーナの真似をする事になった 母親の骨に残ったわずかな肉を貪るタブンネ達、 生きる本能がそうさせたのだろうか、タブンネ達は自分たちだけで餌を探すようになった しかし小さなタブンネに餌を集める事は不可能に近かった 木の実を拾おうとしてもミネズミやチラーミィなどに先を越され、食べられそうな柔らかい草はシママが先に食べてしまう 比較的安全であるはずの生ゴミあさりで事件は起こった 姉タブンネがゴミ箱に潜んでいたヤブクロンに毒液を吹き掛けられてしまったのだ 普通のタブンネなら毒はモモンのみやリフレッシュで治してしまうのだがまだ幼いタブンネにそんな事ができるはずもなく… 結局姉タブンネは、一週間毒に苦しみ、息絶えた とうとうタブンネの家族はまだ幼い下の弟だけになってしまった 寒さに震え、小さな洞穴に隠れていると、ヒトモシが洞穴に入ってきた ヒトモシの炎は暖かく、久しぶりにぐっすり眠る事ができた しかし、朝になり、目が覚めると、ヒトモシがいなくなっていた その日はいつまでたっても弟が起きない、揺らしても叩いても起きない 弟は二度と目を覚ますことは無かった とうとうひとりぼっちになってしまったタブンネ、 当てもなく草むらを歩いているとキリキリという音に囲まれている事に気づいた するとコマタナが草むらから飛び出し、タブンネに抱きついたのだ 全身に突き刺さる痛みにタブンネは悲鳴をあげた、 それを皮切りに2匹、3匹と襲いかかってくるコマタナの群れ 振りほどく事もできずに悶え苦しみ、泣き叫ぶタブンネ そして現れる群れのボス、キリキザン タブンネはコマタナたちに押さえつけられ、キリキザンを見上げる 自分の喉元を狙う鋭い手刀、太陽を背にしたそいつはそれを思い切り降り下ろし… 「ミィッ!」 静かな草むらに小さな断末魔が響く 首が胴体から離れ、意識が消えるまでの間タブンネは幸せだった頃の夢を見ていた 沢山のきのみ、大勢の兄弟たち、お父さんとお母さん、 しかしその夢は何かに吸い込まれるように闇の中へと消え去った 近くを通りかかったムンナが食べちゃったのだ ~おわり~ タブンネちゃんの生き様、死に様は儚いほど輝くものがあるな -- (名無しさん) 2012-01-06 23 38 38 そのタブンネ二女じゃない? -- (カイロス) 2019-06-02 12 04 43 名前 コメント すべてのコメントを見る
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タブンネの成る木 ここは天国。極楽ともいう。ここには1人の老婆と巨大な大木が植えてある以外、何もない。 老婆の仕事は朝早い。天国にも朝や夜はある。大木には桃のようなピンク色の球体がなっている。 突然ミギイイイ!という声が大木から聞こえた。老婆は重い腰を上げ、 声の聞こえたところを見上げる。老婆の視線の先にはピンクの塊があった。 それは下界でタブンネと言われるポケモンだった。しかし天国で見かけるあの多分根より、一回り小さく 何より木と繋がってる場所から白いふわふわなものがはみ出ている。老婆はため息をついた。 「こいつも下界行きかのぉ」そう言って木と体が繋がってる部分を枝切りばさみで切り取った。 顔が下を向いていたため、顔から床に激突し、涙を流した。老婆はそのタブンネのしっぽと思われる場所を 掴み上げ、穴があいている場所で手を離した。それは下界につながる穴だった。 老婆は待ち続けていた。その多分根というとてもおいしい桃がその木になるのを。 桃といっても下界でよく見られる桃は動かないので多分根ではない。多分根は生きた桃である。 しかし出来が悪い多分根は実の付け根から白い糖分が出てしまい、切ってすぐに捨てなければ 他の多分根も出来が悪くなってしまう。だから先ほどの多分根を下界へ捨てたのだ。 そのころ下界では1匹のオスンネと1匹のメスンネとの間に生まれたタマゴが孵ろうとしていた。 自分たちが実は出来そこないの生物であるとは知る由もない。
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あるタブンネの群れに、一匹の不器用なタブンネがいました。 みんなで集めた木の実を池にぶちまける、遊んでいれば何故かミツハニーの大群を呼んでくる などは日常茶飯事、木の実と間違えて毒団子を拾ってきてあやうく仲間を殺しかけたり 笑い話では済まされないレベルの失敗をすることもあります。 こんな不器用タブンネを群れの仲間達も疎ましく思っていましたが、タブンネという種族は元々仲間想いで温厚な上、 不器用なりにみんなの役に立とうとするこのタブンネを嫌いなれず、群れに置いて出来る限りサポートしていました。 しかしある日、とうとう取り返しのつかない事件が起こってしまいます。 木の実探しで森を歩いていた不器用ンネ、たくさん木の実を集めようと張り切っています。 その時、少し離れたところでタブンネの声が聞こえました。要領は悪くても聴力だけは他のタブンネと同様に優れています。 聞こえてくる声には子タブンネのものも混じっており、何だか焦っていて、不安を感じさせる鳴き声でした。 住処の外に子供が出るはずはないんだけど…心配になった不器用ンネは急いで声の元へ駆けだしました。 すぐ近くまで来て、声の元を恐る恐る覗いてみると、怪我をした父タブンネを母タブンネを介抱しながら 傍らでは子タブンネ二匹が泣きそうな顔で見守っています。 「ミィ!?ミィ!ミミィ!!」 母タブンネが不器用ンネに気づくと、助けを求めて懇願してきました。助けてあげたいのは山々だけど自分も癒しの波動を使うことは出来ないし… 不器用ンネが居る群れは警戒心が強く、例え同族のタブンネであっても群れの外の者を住処に招くことは禁じています。 「ミィーーーー!!ミミィーーーー!!」 大声で近くに仲間が居ないか助けを呼びますが、住処とは大分離れたところまで来たからでしょうか、応答するものは誰もいません。 そもそも敵を呼び寄せるため、被食者であるタブンネが大声を出すことはタブーであると本能で分かるものですが、やっぱりどこか抜けています。 早く手当てをしないと死んでしまうかもしれない…群れの掟は大事だけど、この一家を見捨てるなんてことはとても出来ない 子タブンネのうるうるとこっちを見つめる瞳で、不器用ンネは決心しました。 母タブンネと二匹で父タブンネを介助し、住処へと向かいます。 幸い敵にも見つからず、ドジることもなく無事に住処へとたどり着きました。早く助けてくれる仲間を呼ぼうと大急ぎ。 不器用ンネの他にも、子供の声も混じっていたからでしょう、群れのタブンネ達は住処から出てきて不審そうな顔で待っていました。 掟を破ってごめんなさい…でもどうしても見捨てることは出来なくて… 不器用ンネがそう弁解しようとしたところ、不審そうな顔をした群れの長の顔が、より一層警戒心を強めたものへと変わります。 「ミィ~~~ッ!ミィ~~~ッ!!」 他の仲間達も可愛い顔を出来る限り厳しくして、激しい声で威嚇し始めました。 確かに掟は破ったけどあまりに厳しい反応に困惑してオロオロする不器用ンネ。 「ミィッ!ミィィッ!!」 長ンネが、子タブンネの一匹を指して叫びます。よく見ると体の模様が普通のタブンネとは微妙に違います。 「ミィィ~?」 不思議そうに首を傾げる不器用ンネでしたが、次の瞬間不器用ンネの声は驚愕に変わります。 「ミィィィ~~~ッ!?」 なんと子タブンネがゾロアへと姿を変えたのです。父タブンネに何やら謝るような声で鳴いていますが 父タブンネはチッと舌うちをすると、こちらはゾロアークへと姿を変え、不器用ンネの喉元に鋭利な爪を押しあてました。続いて残りの二匹も姿を変えます。 「ミッ!?ミヒィ!!」 さしずめ人質といったところでしょうか、不器用ンネの体をがっちりと押さえつけた父ゾロアークはタブンネの群れに向かってニヤリと笑います。 子タブンネの模様に気づかなかったのは仕方ないとしても、本来タブンネなら怪我をした相手には触角を押しあて状態を確かめるものですが これもまた不器用ンネのドジが引き起こしてしまった災難です。 不器用ンネは住処に外敵を招き入れてしまった申し訳なさで押しつぶされそうでした。しかし恐怖に支配され何も出来ずただ震えるばかり。 群れの仲間達は不器用ンネを人質に取られたため、険しい顔のまま動くことが出来ません。 その時、外の騒がしさが気になったのか、子タブンネ達や赤ちゃんタブンネを抱えた母タブンネ達が出てきました。 「ミィィ!!」 来るな!戻れ!と叫びますが時既に遅し、ゾロアーク達と人質に取られた不器用ンネを見てパニックが起こります。 動揺するタブンネの群れを尻目に、父ゾロアークがけたたましく鋭い叫び声をあげました。 この叫び声にシーンと静まるタブンネの群れ。すると、狩りのためにこの森の周辺に潜んでいたのでしょう 森の奥からガサガサと音がしてさらに数匹のゾロアークが現れました。 父ゾロアークが合図をすると、一斉にタブンネの群れ目がけて駆けだすゾロアーク達。 再びタブンネの群れがパニックに陥ります。ゾロアーク達は大人のタブンネは無視して子供や赤ん坊ばかりを攫って行きます。 「ミィィィィー!!」 愛する我が子を奪われ叫ぶ親タブンネ達。しかし不器用ンネを人質に取られているためゾロアーク達に攻撃出来ないでいました。 タブンネ達にとっては、いくらドジで駄目な不器用ンネでも家族と同様大切な仲間なのです。 仲間意識の強いタブンネ達にとって、群れはそれ自体で一つの家族のようなものです。 いくらゾロアークでもタブンネの群れを一度に相手にすれば敵わないでしょう。 しかし狡猾なゾロアークは、タブンネの優しさや仲間想いなところを逆手にとった作戦を立てました。 非情なやり方ですが、自らが生きるために強き者がより弱き者を狩る、これが自然の摂理なのです。 ゾロア達もこうして色んな狩りの様子を観察しながら、一人前のゾロアークへと成長していくのです。 一匹で数匹の子タブンネ、幼児タブンネを抱え、数にすると十数匹のタブンネを奪ったゾロアーク達。 「ピィ!ピピィ!!」 腕の中では子タブンネ達が助けを求めてピィピィ鳴いています。 「ミイイイイイイイイイイイイイイィィィィィーーーー……!!」 我が子を奪われたタブンネ達の悲痛な泣き声を背に、ゾロアーク達は次々と森へ消えていきます。 そして、最後のゾロアークが撤退を終えると、父ゾロアークはタブンネの群れを一瞥し、人質にとった不器用ンネをそのまま連れ去ってしまいました。 「ミッッ!!ミ゛イィィィーーッ!!」 逃れようと必死な抵抗をする不器用ブンネ。しかしゾロアークの力は強くまるで動くことが出来ません。 このまま連れ去られてどうなってしまうの?やっぱり食べられて… 恐ろしい想像が頭に浮かび、一層激しく無駄な足掻きをするのでした。 しばらく森を駆けて着いたゾロアークの住処、そこは凄惨な光景が広がりタブンネにとっては地獄のような場所でした。 集落のあちこちにはタブンネの骨や死体が転がっており、バルチャイやバルジーナが死肉を啄んでいます。 木々には耳を蔓で縛られたタブンネ達が吊るされ、どれも見るも無残な姿の者ばかりです。 四肢が欠けた者、目がくり抜かれている者、既に生首となってしまった者……どのタブンネ達も体に無数の生々しい傷跡があります。 同族達のおぞましい姿に声を失う不器用ンネでしたが、共に捕えられた子供達の鳴き声で我に帰りました。 「ミィミィミィミィ!!」「ピィピィ!!ピィピィ!!」 集落の中央にぶちまけられた子供達は、恐怖と困惑で固まっておろおろするばかりです。 すると、仲間の帰りを待ちわびた小さなゾロア、赤子を抱えた母親ゾロアーク達が住処からわらわらと出てきました。 集められた美味しそうな獲物に皆大喜びです。お腹を空かせた子供達は我慢出来ずに目の前の餌に飛びかかります。 「ピィィィィィィ!!!」 一か所に固まって震えていた子タブンネ達ですが、襲いかかる捕食者から逃れるため、悲鳴をあげながら蜘蛛の子を散らしたように逃げ惑いました。 子供とはいえ俊敏なゾロア達から逃げ切れるはずはありません。 柔らかく新鮮な子タブンネの肉がゾロア達に与えられるのは、美味しさや栄養価のためだけでなく獲物を狩る絶好の練習台でもあるからです。 生き延びようとと小さな体を必死に動かす子タブンネ達ですがすぐに追いつかれ、挟み撃ちにされ、取り囲まれ、逃げ道を断たれ絶望します。 しかしすぐには殺されません。獲物を追い詰めても追撃の手を緩め、少しずつ相手の体力を奪い十分に弱らせてから仕留めるのです。 中には我慢出来ずにすぐに喰らいつく食いしん坊な子もいます。 「ビヤァァァァァァァァァァァ!!!!!」 生きたままぽってりしたお腹を食いちぎられ、凄まじい痛みに絶叫する子タブンネ。 気が早いゾロアをゾロアークが軽く叱り「えへへ」と反省する、ゾロアーク達には日常的な光景ですが、子タブンネにとってはまさに生き地獄です。 まだ立つことすらままならないような赤ちゃんタブンネにでも容赦はありません。 狩りの練習にもならないような赤ちゃんタブンネは、ゾロア達のいい玩具です。生きたまま噛みつかれ、振り回され転がされる。 声にならない弱々しい悲鳴をあげ、地面に這いつくばってもぞもぞともがく様子が哀れです。 「ピィ…ピィィ…」 朦朧とした意識で母親に助けを求めているのでしょうか。その微かな鳴き声も、飽きたゾロア達が群がりぐちゃぐちゃという肉を貪る音にかき消されてしまいました。 群れの仲間である子供達が食い散らかされる惨劇に、不器用ンネは黙ってはいれませんでした。 何とか一匹でも助けようと、がっちりと捕捉しているゾロアークの腕から脱出しようと暴れますが、相変わらずビクともしません。 そうこうしている内に、自分の耳も頑丈な蔓で縛りあげられ、手近な木に吊り下げられてしまいました。 不器用ンネは眼前の虐殺を、目を閉じてただ涙を流すしかありません。ぎゅっと目を閉じても子供達の痛々しい悲鳴は嫌でも聞こえてきます。 ごめんね、ごめんね、ごめんね…僕がゾロアークを群れに招いてしまったばっかりに…… 自分のせいで子タブンネ達が残酷に殺されていく現実に、不器用ンネは消えてしまいたいような罪悪感で一杯です。 しかし子供達のために涙を流すという余裕もすぐに無くなることになります。自分の身にもっと恐ろしい仕打ちが待ち受けているのですから。 一通り食事を終えると巣に戻ったりのんびりと寝転がるゾロア達。後には血や肉片だけが残されています。 茫然としてぶら下がっている不器用ンネでしたが、今度は大人達が動き出したのを見てハッと我に帰ります。 不器用ンネに隣に吊るされている、まだ傷も新しいタブンネがガタガタと震えだし、 失禁までしているのを見ると、これから何が起こるのかは理解できました。 数匹のゾロアークが、離れたところに吊るされている体のあちこちを失ったタブンネに喰らいつき、 むしゃむしゃと美味しそうに貪っています。 自分の方にもゾロアークが近づいてくるのを見て、お隣さんと同じように自分の意思とは無関係に体が震えだし、 尿がたらたらと流れだします。 近づいてくる苦痛と死の恐怖から逃れようと、ぎゅっと目を瞑り、ただその時を待ちます。 しかし、足音は不器用タブンネの前を通り過ぎ、隣のタブンネの前で止まりました。 恐る恐る目を開けると、心底怯えている隣ンネと、それをニヤニヤと見つめているゾロアーク。 「ミッミッミッミッ!!」 哀願するような声でゾロアークに訴えている隣ンネでしたが、ゾロアークはフンと鼻で笑うと、その鋭い爪で隣ンネの柔らかい体に強烈な一撃をお見舞いしました。 「ミュギアァァァーーッ!!!」 痛みでボロボロ涙を流す隣ンネに、ゾロアークは容赦なく爪、拳、蹴りなどでまるでサンドバッグのように暴行を加えています。 もうどれ程攻撃を受けたのでしょうか、顔も体も傷や痣でボロボロになった隣ンネの周りに、 蔓の鞭や木製の釘の様な物を持ってさらに数匹のゾロアークが集まってきました。 そして、隣ンネのまだ傷の無い綺麗な背中に草ポケモンのお株を奪うかのような強烈な蔓の鞭が振るわれました。 「ミギイイイイィィィィッッッ!!」 肉を裂き、骨の髄まで響く痛みに悶える隣ンネ。何度も何度も、ゾロアーク渾身の蔓の鞭が隣ンネを襲います。 「ぜーーっ…ぜっーー…」 もう悲鳴も出ない程に痛めつけられ、苦しげな息使いをする隣ンネに、容赦なく次の拷問が加えられます。 釘を持ったゾロアークが、可愛らしいハートの肉球にそれを突き立てます。 「ミッ!?ミイィィーッ!ミ゛ィィィーーー!!」 暴れて無駄な抵抗を試みますが、無情にも釘は肉球にどんどん刺さっていきます。 「ミッッ…ミググ…ミギィィィッ…!!ミガア゛ア゛アアアアアアァァァッ!!!!」 足の裏に太く長い釘を埋め込まれ、白目を剥いて痙攣を起こし、失神した隣ンネ。 呆れ顔でやれやれといった感じのゾロアークが、口笛のような鳴き声を発します。 すると、隣ンネの頭の上にバサバサと一羽のバルジーナが降り立ちました。 白目を剥いた隣ンネの顔を興味深そうにしげしげと見つめています。しばらく失神した隣ンネを観察していましたが 次の瞬間、隣ンネの眼に鋭い嘴が振りおろされました。 「ミ゛ビャア゛ア゛ア゛アアアアアアアアアアアアアアアアァァァァッッ!!」 目を抉られ、絶叫して飛び起きる隣ンネの頭の上でバルジーナは美味しそうに目玉を食べています。 隣で起こっている惨い光景に、不器用ンネは恐怖で縮みあがるばかりでした。 すっかり怯えきっている不器用ンネでしたが、ゾロアークは「次はお前の番だ」とでも言わんばかりの表情でいやらしく笑います。 それにますます恐怖を募らせる不器用ンネと、苦痛で喚いている隣ンネを残して、ゾロアーク達は離れた所で肉を貪っている仲間に混ざりに行きました。 ゾロアーク達が行っていたこの暴行、ただの遊戯ではありません。タブンネは肉体的、精神的苦痛でより肉の味が良くなるため イッシュのタブンネ畜産業では一般的にこのような暴行が行われていますが、このゾロアークの群れは野性の知恵としてそれを知っているのです。 まずは同族が嬲られる様を見せつけ十分に恐怖を植え付けた後、悲鳴すら出なくなるまで体に苦痛が刻み込まれます。 辺りを見回してみると、他にも数匹のタブンネが同じような暴行を受けていますが、うんともすんとも言わず、ただ光の無い目で暴力に甘んじています。 あんな風に心が壊れるまで痛めつけられ、そして最後には食べられる… 不器用ンネはすぐ目の前にある絶望的な未来を受け入れまいと必死でした。耳を千切ってでもいい、何とかここから逃げないと。 しかしどれだけもがいても暴れても蔓も耳も千切れず、ただ敏感な耳に鋭い痛みが走るだけでした。 今まで役に立ったことなどないのに、この頑丈な体がこんなところで仇になるなんて、皮肉としか言いようがありません。 他のタブンネ達が誰も逃げだせた様子が無いのを見ても、無理だということは心の底では分かっていました。 しかし不器用ンネはどうしても諦めることが出来ず、延々と暴れ続けることしかできなかったのです。 夜、ゾロアーク達が寝静まった後も、逃げ出そうと無駄な足掻きを続けていた不器用ンネ。 しかし、縛られた耳がずきずきと痛み、体力もすっかり無くなり、体の方が言うことを聞いてくれません。 真っ暗で静まりかえった中、周りからは隣ンネが啜り泣いている声や、悪夢にうなされているタブンネのうめき声だけが聞こえます。 この状況で改めて現実を直視すると、どうしようもない恐怖が圧し掛かってきました。 明日にはもう自分も隣ンネのように拷問されるかもしれない。逃げ出すことも出来ない。 「ミヤアアアアアアアアアアァァァァーーーー!!アアアアアアアアアアアアアアアーーッッ!!」 襲いかかる絶望感に耐えられず、不器用ンネは大声で泣きだしてしまいました。 泣いたからといってどうにかなるわけではありません。 ですがここに連れて来られたタブンネ達は皆、最初はどうにもならない重圧に耐えきれず大泣きしてしまうものです。 どうして僕がこんな目に?僕のせいで子供達が死んでみんなを悲しませたから?僕が不器用でなければこんなことにはならなかったの? 神様はどうして僕をこんな体に作ったの?嫌だ嫌だ、死ぬのは嫌だ、死にたくない!苦しみたくない!食べられたくない!助けて!!誰か!! そんなタブンネの負の感情によって、ここに来て最初の洗礼を受けることになるのです。 不器用ンネの死への恐怖、犯した罪への後悔、理不尽な運命へのぶつけようのない恨みなど、様々な感情に引き寄せられて ムウマやカゲボウズなどゴーストポケモン達がうようよと集まってきました。 「ミイィィィィ!?」 暗闇の中に光る数々の目に驚き怯える不器用ンネ。 「キキキキ!!」 ゴーストポケモン達は甲高い鳴き声をあげながら不器用ンネの負の感情を吸い取っていきます。 耳元で耳触りな声を出しながら、恐ろしい幻覚を見せ、呪いをかけていきます。 「ミイイイ!!ミイイイイイィィィィィ~~~!!!」 頭の中に流れ込んでくるイメージを振り払おうと、不器用ンネは首をぶんぶん振り回します。 しかしこのような不器用ンネの怯える様子がムウマにとっては最高のご馳走となるのです。 恐怖だけでなく、カゲボウズによってかけられた呪いによって得たいの知れない寒気が不器用ンネを蝕みます。 「ミィィィ……ミィィィ~~……」 こうして夜が明けるまでゴーストポケモン達の精神攻撃によって心が蝕まれ、頭の中はすっかり迫りくる死のイメージに捕えられてしまいました。 次に生まれ変わるなら、誰よりも高く自由に飛べる鳥ポケモンになりたい。誰にも負けない強さを持ったドラゴンポケモンになりたい。 生きることを諦めた不器用ンネは、来世にあてのない望みを託して、空想に耽っていました。 しかし不器用ンネは気づいていませんでした。昨晩離れたところに吊るされたタブンネ達の周りにランプラーが群がっていたことに…… こうして、絶望しか待ち受けていない、不器用ンネの長い長い苦痛と恐怖の日常が幕を開けました。 ちなみに不器用タブンネが居た群れは後日バンギラスと遭遇して全滅しましたとさ。 おわり どっちに転んでも全滅ENDw -- (ヒビキ) 2012-03-27 03 19 45 名前 コメント すべてのコメントを見る
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空き地を通りかかるとタブンネが茂み中で横たわりスウスウとうたた寝をしていた ヒマだからちょっと虐めてやるかぁ♪ こっそり近づいて、まずはコンクリートブロックで両足にズガンズガンと 「ミキィーーーーーーーーーーーー!!!!!!」 絶叫と共にガバッと飛び起き、わけが分からないといった様子でキョロキョロするタブンネ 「よう」「ミッ?ミッヒ!!?」 タブンネは目を見開いて驚いている、寝てるときにいきなり足を潰されて混乱しているのだろう 慌ててに立ちあがって逃げようとするが、両足が折れているのでべシャリと倒れてしまう すかさず片手を掴み、コンクリートブロックをタブンネの手の甲に当てがう 「ヒィィィィィィィィィ…」ブルブル タブンネは激しくバイブレーションしながらイヤイヤと首を横に振っている 俺は一気に振りかぶり、コンクリートブロックでタブンネの手を腕ごと叩き潰す 「ミギィッ!」 んん~?今潰したのは左腕だろお~、右腕も同じようにして欲しいんですねwわかります 「ビャガァ!」 両手両足が無くなったタブンネは芋虫のようにグネグネと体をくねらせて痛がっている 「チィチィ…チィチィ…」 「ミィィ!!」 ん?茂みの奥の方から何か聞こえてくるぞ~?、よく見たら一か所だけ草が固まっている所がある 俺がそこに近づくにつれ母タブンネの顔がどんどん青ざめていき、「ミッ!ミッ!」と必死に俺を威嚇する はい、予想通りべビンネちゃん×3GETだぜ!ポーカーフェイスも大事だぜ、タブンネちゃん 俺の腕の中でチーチー鳴きわめいてプルプル震えちゃって可愛いねぇwさてどうしてくれようかな~♪ オッ!いい物がある、大きな錆びたスコップだ! ざくざくと50センチくらいの穴を掘って… はい、べビンネちゃんを生き埋めにしちゃいまーす♥ チィー!チィー!と助けを求めるベビンネちゃんにドサドサと土を大量ぶっかけ! 「ウガァッギヤアアアアア!!」とママンネちゃんは猛抗議! 誠に申し訳ございませんが、ベビンネちゃんたちは俺に見つかった罪で土へと強制送還させていただきますw ほらほらママンネちゃん、べビちゃん達が土の中から「ヂィ…ヂィ…!」ってお別れの挨拶をしてくれてるよ~w 「ミィ…ミィ…」 あらら?芋虫のようにベビンネちゃんの埋められた地点に這い寄るタブンネ改めママンネちゃん 手も足もオシャカさんなのにどうすんのん♪ ほぉ~ら、どんなに地面を掘ろうとしても腕がグニグニ曲がって痛いだけw 「ミィィ~ガリガリ…オェッ…シャクシャク」 おおー!なんと口で土を掘ってわが子を助け出そうとしているじゃないか!さすがママンネちゃん、母親のかがみ! ううーっ、感動のあまりおしっこが出ちゃいそう!、 せっかくだからタブンネちゃんが掘りやすいように土を軟らかくしてあげよう♥ ベビンネちゃんを埋めた場所に狙いを定めて… ジョボジョボジョボジョボ… ふぅ、すっきり! 「ウミィ…」 うはwタブンネちゃんが上目づかいで俺を見上げてる! 目に涙をいっぱい浮かべて、泥だらけの歯をキリキリと食いしばって 「どうしてこんな酷い事が出来るの?」と言わんばかりに俺を悲しげに見つめてるぅ~ なぜならそれは君がタブンネちゃんだから☆ ママンネの顔面にスコップをフルスイング! 「ビベェ!」 あらら~、歯が10本近く折れちゃって掘りにくくなっちゃったねw 「ヂ…… ヂ……」 でも鳴いてる場合じゃないよ、ベビンネちゃん達の声がどんどん小さくなってくよ~! ハッとしてウェッウェッと臭いに邪魔されながらもぐもぐと土を掘っていくママンネさん 砂をかむシャリシャリという音がとても心地よい だがしかしぜんぜん掘り進む事はできず、いつしかベビンネの鳴き声も聞こえなくなる そしてママンネが掘った穴が20センチほどの深さになった時… 「ウッ…エグッ…ミッ…ミィィィィィィ~~!」 ママンネは突然掘るのをやめ、口からよだれと血が混じった泥をボトボトこぼしながら 目からブワワっと涙を溢れださせ、エグッエグッと鳴き出した …そうか、俺には聞こえなかったがベビンネちゃんの心臓か呼吸音をママンネは聞き取っていたんだな そしてそれが聞こえなくなったとw、いや~おしっこ混じりの泥まで口に入れたのに残念でした♥ ママンネちゃんの絶望の嘆きを背に俺は空き地を後にする。あ~スッキリした♪ 虐め方は最高だが口調がウゼェww スコップで思いっきり殴って殺りたいwww -- (誰か) 2012-03-26 23 54 02 タブンネ「アームがおしゃかになったっ!」 -- (名無しさん) 2012-08-21 00 55 38 この後ママンネはどうなったんだろ?手足はグチャグチャに潰れて歯もボロボロだから普段の生活はもう出来ないし、何より小便臭い口じゃあ同族にも助けて貰えないだろうなwww -- (名無しさん) 2013-01-19 09 58 27 名前 コメント すべてのコメントを見る
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毎日涙を流す町民達を後目(しりめ)に町長の顔は常に笑顔だった。 人が毎日大勢訪れるので、相当儲かっているようだ。 「まさにタブンネ様様だなぁwwwwww」と町長はつぶやいた。 そこへ、町民たちがやってくる。 町民「もう限界だ!タブンネのせいで私たちの暮らしは大きく壊れてしまった。」 町民「私のポケモンを返してよ!全部タブンネと町長のせいだ!!」 町民「町を壊した大嫌いなタブンネの糞尿の世話なんかもうしたくない!」 と皆思い思いの言葉を泣きながら発する。 町長「そんなに辛い想いをさせていたのか・・済まなかった。」 町民達「町長!!」 町長「これでタブンネ達を許してくれんか?」町長はそう言うとお金を渡してきた。 町民「お金だけ渡されても困ります!もうここでの生活自体したくないんです!」 町長「足りなかったかな?」と町長はお金を倍にして渡してくる。 町民達は絶句した。お金の事しか見ていないこの町長に。 自由に町を散歩する事・子どもが外で遊ぶことが出来なくなり、色んな物が壊され、色んな物が犯されたこの町に対し絶望してしまったのだ。 町民「・・・・もう、いいです・・・」町民は辛そうな声で言う。 町長「そうかwwwそうかwww解ってもらえて結構だよwHAwwHAwwwHAwwww」 町民達が出て行くと、町長はつぶやいた。 「結局金がありゃいいんだろうにwwwタブンネちゃんみたく上手に物乞いすればもうちょっと上げたんだけどなwww」 そのつぶやきを、町民達は聴いてしまった。怒りがどんどん湧いてくる。頭に血が登ってくる。町民達は完全に限界に達していた。 町民たちは全員復讐することを誓った。昔タブンネにエサを与え可愛がってしまった人達はずっと後悔し続け、皆に泣きながら土下座して謝っていた。 町民たちは、「まぁ最初は仕方ないよ。それを言うなら何もしなかった俺らも同罪だからね。」皆そう言って彼らを許した。しかし町長だけは絶対に許さない。と一人がつぶやくと、皆同時に大きく頷いた。 さて、どうやって復讐しようか皆は考えた。その復讐のやり方と、かかる資金などをそれぞれが考えながら、3日に一度会合し、話し合っていった。 それからの我慢は、それまでの我慢とは違った。今までは家族の為、お金の為、町の為と希望が無い状態だった。しかし今は違う。 皆の怒りをどれだけ上手くタブンネ達にぶつけられるかを考えながらの我慢だった。 以前は媚びた笑顔と声を聴いて腹が煮えくり返っていたのに、今はその笑顔と声を聴くとうれしくなってくる。 目の前の醜い贅肉の塊の笑顔を潰せるんだ。媚びたお強請り声を悲鳴に変えられるんだ。と考えると、自然と町民達に笑みがこぼれた。 ①タブンネの住処はどこか? ②タブンネの捕獲方法はどうするか? ③どこで復讐するか? ④どのように復讐するか? 課題はまずその4つだった。それらについて話し合いを進めた。暗くなってきたので、今日はお開きとする。 その帰り道、町民達の前に子タブンネを5匹連れたタブンネが居た。 子タブンネ達は警戒をする素振りも見せず、こちらに擦り寄って来る。町民達は仕方ない、復讐までの我慢だ。とその子達を笑顔で撫でた。 母親だろうか?その親タブンネも媚びるような目付きと鳴き声を発しながらでこちらによってくる。 撫でてやると嬉しそうな声を発した。子タブンネを撫でていた町民が、誤って子タブンネを爪で引っ掻いてしまった。 子タブンネは驚いて「ピィ!ピィ!」と泣き叫んだ。母親タブンネの顔が強張り、引っ掻いてしまった町民にとっしんした。 レベルが低いとはいえぶくぶくに太ったタブンネの一撃で、町民は尻餅をついてしまった。 母親タブンネは心配そうに子タブンネを見ると、無事なのがわかって安心したようだった。 空気が悪くなり、タブンネは子タブンネ達を連れて、町の外へゆったりとした足取りで出て行った。 突き飛ばされた町民の友人が親タブンネを殴ろうとしていた。いや、むしろ殺そうとしていた。 「これだ!」突き飛ばされた町民がニヤリと笑いながらつぶやいた。その言葉がなければきっと友人は殺していたであろう。 町民「もう少し時間くれるかい?いい方法見つけたよ。腹は立ったが、害獣共を苦しませる素晴らしい案が浮かんだから良しとするよ。」 町民達は今日の会議に使っていた家に戻り、再度話し合う。そして、先ほど思いついた事を皆に話すと、皆が賛成した。今日居ない町民達も喜んで賛成してくれそうだ。 ④どのように復讐するか?という課題はとりあえずクリアとなった。課題③の場所・使える道具・協力者により、変わる事になるので④の具体的な事は最後に決まりそうだ。なのでとりあえず。と表記することにした。 次の日、いつものように清掃員の仕事をする農家の人が居た。腹が立つが、これからすることを考えると、全く苦にならなくなっていた。 お昼頃の事。観光客にエサをもらいすぎて嘔吐していたタブンネが居た。こんなのの処理も清掃員の仕事だ。今は我慢だ・・・ 目の前嘔吐にまみれた豚を渋々ながらも洗ってやった。そうすると、タブンネは笑顔で「ミィミィ♪」という鳴き声を発した。 きっと、こちらを良い人だ!と思った・・・・・んじゃなさそうだ。 タブンネの媚びた笑顔と、媚びた鳴き声をずっと聴き続けた結果、少し感情が読み取れるようになっていたのだ。 今のは媚びたり、単純に嬉しいだけの声じゃない。 この汚い糞豚はは「使えそうな人間を見つけた♪」という鳴き声だった。心の底まで醜いんだな・・と考えつつ、それを顔に出さないように笑顔で返す。 タブンネは腹をさすり、何か食べたそうな顔をしていた。食い過ぎて吐いたのにまだ食べ足りないつもりか、この豚は。頭の中も醜くいんだなぁ・・と思った。 ふと、課題①タブンネの住処はどこか?を思い出した。「笑顔で木の実を持ってきてあげるから待っててくれるか?」と言うと、タブンネは「ミィミィ♪」という声で鳴く。 農家の人はニヤりと笑いながらエサ売り場の方に行く。そして、大量にまぜた超がつくほどの強力な下剤入の飲み物を用意し、タブンネの方に持っていった。 タブンネは喜び、それをあっという間に平らげた。 タブンネは甘ったるい臭いのゲップをして、こちらに礼も会釈もせずに歩いて行く。本当に醜いだけの生物だ。自分が上とでも思ってるのか?と考えつつ、そのタブンネをゆっくりと追いかける。 タブンネはまた腹を抱えた。くぎゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~ぐっきょぉぉぉぉという、水っぽい醜い音も聞こえた。そしてタブンネは振り返る。そして「ミィミィ・・」と囁くような声で鳴いてきた。 この声は媚びるときに使う声だった。助けてくれ・・ってか。 とりあえず清掃しやすい所で糞尿をさせる。そして、また洗ってやる。汚いが・・・計画のために我慢だ。 タブンネは少し悲しそうな顔をしていたので、頭を撫でてやる。「ミィ♪」という鳴き声を発しながら腹を抑えていた。 農家の人「お腹の具合悪いんだね。今日はもうお帰り。具合がよくなったらまったいっぱい遊びにくればいいんだよ。」 タブンネは「・・・ミィ・・」と少し悲しそうな声を発する。 農家の人「おてて繋いでいってあげるから、お家に帰ろう。」と言ってあげると、タブンネは「ミィ♪」と少し嬉しそうな声を発した。 ゆっくり少しずつ町の外へとタブンネと出て行く。草むらから離れ、木々が生い茂る所にタブンネ達の集落はあった。規模はかなり大きかった。 ここに皆居るのかい?とタブンネに聴くと、「ミィ♪」と声を発した。今のはYESの鳴き声だな。 ここに穴蔵や、藁、草で簡素な寝床を作っていたのだ。どいつもこいつもも殆どぶくぶく太っている。タマゴも沢山ある。子タブンネも大勢いた。周りを見渡してみると全部でざっと200は居た。 タブンネは昼行性だ。にも関わらずこれだけの数が住処に溜まっているということは、町や他の所にふらふら出かけていたタブンネを合計すると、最低でも500は居るだろう。 考え事をしていると、ミィミィ甘えてくる子タブンネ達に囲まれていた。計画のためにこいつらと仲良くなっておくか。。沢山撫でてあげる。沢山抱っこしてあげる。 暗くなってきたので、今日はここまで。といい、手を振った。子タブンネ達はミィミィ泣きながら手を振ってきたが、あの介抱してやった糞と嘔吐にまみれたタブンネはこちらを見ることもなく寝ていた。 とりあえず課題①住処の位置はどこか?をクリアした。課題②の捕獲についても、子供やその親に信用された自分が役に立ちそうだと考えつつ、町に向かっていた。 意外とあっさり復讐の準備が進んでいった。これからの展開を考えると笑わずには居られなかった。 彼はとても良い笑顔で帰路につく。途中ですれ違うタブンネ達は彼の来る方角を見て少し何かを考えたようだが、彼の笑顔を見ると安心したのか、皆笑顔で返し集落に帰っていった。 次の会合では人が多く集まる事ができた。今まで見なかった顔がちょくちょく居る。 復讐方法と、判明した住処の位置、そして皆の意見をまとめつつはなしを進める。 町民A「幾ら何でも数が多すぎるな・・・そんなに居るなんて。」 町民B「全くだ。俺らの生活が犠牲になってやつらを肥させている状態なんて腹が立つだけだな。」 農家A「気持ちはわかるが、今は課題について話そう。課題②は、楽しい所があるよ~とか言いって誘導すれば大丈夫だろう。」 農家B「だなwあいつら本当に無警戒だし、余裕でいけると思う。残る問題は③どこでやるかだな。」 農家C「なら、今は使われていない工場と、結構でっかい土地があるぜ。そこどうだい?」 他全員「え?」農家Cは家族の具合が悪く、ずっとCが介抱していたので今までの会合には来たことがなかったのだ。 農家C「あれ?皆知らなかったのか?俺の爺ちゃんがやってた所だよ。町の外れの方にあるんだけど結構でかかったみたい。かなり前だけどね。元々俺の家は農家じゃなかったらしいんだ。今の町長が嫌がって、廃業させられたらしい。」 町民A「やりたい放題だな・・あの野郎。それは何の工場だったんだい?」 農家C「・・・だよ。町長が猛抗議してきたっていう理由が今ならなんとなくわかる気がする。」 農家C「皆来てみるか?親父も殺る気になっているから見せられるよ。」 皆が期待に膨らませて顔を緩ませつつ、Cの実家へ向かう。 そしてそこへ到着し、中へと入る。 町民A「これなら収容できそうだな!防音もしっかりできてそうだ。」 町民B「しかし設備は動くのか?というか、使い方わかるんか?」 農民C親父「それなら大丈夫。私が知っているよ。昔やっていたからね。だが、ちょっとしっかりしたメンテナンスや、テストを行う必要があるから少し手伝ってくれると助かる。」 皆「はい!喜んでお手伝いします!!」 皆の士気は大きく上がった。 いよいよピンクの豚共復讐する準備がほぼ揃ったのだから。 そして、その工場のメンテナンスと中の掃除・道具の調達等で、3日程の時間がかかった。 後はテストのみだった。 町民達にとってさぞ待ち遠しかった3日間あったろう。 復讐の時がもうすぐそこまできているのだ。 テストが上手く成功すれば、後は町長と桃色の糞豚共に復讐するだけなのだ。 テストは実際にタブンネで行う。工場のそばでタブンネと遊ぶ者、中でテストと拷問をする人と2チームに別れることにした。 外でタブンネと遊ぶ物は外部にタブンネの絶叫が聴こえないかをチェックすることが仕事であった。工場内の防音はかなりしっかりしているそうだが、念のためにテストをすることとした。 もしも中での絶叫が聴こえるようならば、表情を変えて逃げるだろう。その場合は叫ばないようにムーランドにタブンネの喉を食いちぎって貰う事にした。 テスト用のタブンネは、睡眠薬入のオレンの実を食べさせ眠ったところでボールに入れ、工場の中で出す事にした。ボールを3個用意し、 町民達がタブンネを町の人目につかないところに誘導し、オレンで眠らせ捕まえていった。簡単すぎて拍子抜けした。 工場内の一部屋にタブンネが入った3個のボールと今日は非番でテストに参加できた人達が揃った。皆大切な木・大切な畑・大切なポケモンを殺された人達だった。 一斉にボールからタブンネ達を出す。耳障りなイビキをかきながらタブンネ達はぐっすり眠っている。これから起きる惨劇をほんの少しでも考えたら絶対に出来ないような気持良さそうな寝顔をしている。 タブンネ達2匹を縄で縛った。少し重かったが、よく寝ているので簡単に縛れた。たぷたぷの贅肉が縄で網目のようになっていた。実に醜い光景だ。 縛らなかった一匹は最初に拷問する。縛らなかった理由は、タブンネがどれくらいの力なのかをチェックするためであった。 町民達の待ちに待った復讐が今始まる。 縛っていないタブンネの顔に熱湯をかけ、目を覚まさせた。 「ぐがぁ・・・ごぉ・・・・・!!ミ゛ッギァ!ブミ゛ィィィィィィ!」 気持よさそうな寝顔とイビキから一転、絶叫をあげながらタブンネは目を覚ました。今まで幸せそうな顔しか見ることが出来なかった肉の塊が苦しむその様子はまさに滑稽の一言だった。 タブンネは真っ赤になった顔を短い手で抑えていた。「ブミィ、ブミィ。。」と普段の媚びる声とは全く違う醜い声で息を切らしていた。 自分の置かれている立場がわからないのか、タブンネは怒った顔をして「ミ゛ィィィィィィ」と町民の一人に殴りかかってきた。 しかし「ミ゛ビャ゛ッ!」という声を発しながら壁に向かってタブンネは吹っ飛んだ。 町民はタブンネの短い手で殴られる前に、たぷたぷに膨らんだ腹に向かって渾身の蹴りを喰らわしていたのだ。 「弱い。こんなに弱くて醜い害獣共のせいで・・・」 蹴飛ばされたタブンネは「ウ゛ボォ゛ウ゛ェェェ」と水温が混じった実に汚らわしい声を吐きながら、消化不良の実と胃液と血を吐きながらうずくまって腹を抑えていた。 町民はうずくまったタブンネの後頭部に思い切りかかと落としをした。「ミ゛ギィ゛ッ」と絶叫を言い終わらないまま嘔吐にまみれた床に顔がのしかかる。そのまま後頭部を踏みつけた。タブンネは短い手足で無駄にもがいていた。 その姿も実に滑稽であった。町民達は笑いながらその姿を見ていた。 縄で縛ったタブンネ達はまだ寝ている。自慢の聴力とやらは全く役になっていないようだ。ポケカバリーチャンネルで見た通りだ。 町民達が寝ているタブンネ達にも熱湯を顔に沢山かける。 ミ゛ッギャ゛ァァァァァァァ!ミ゛ィィィィィ!ミ゛ミ゛ミ゛ーーーーッ゛!! それぞれ醜い声で絶叫し、目を覚ました。そして熱湯をかけてきた町民達を真っ赤にした顔で睨み付けている。迫力なんていう物は一切感じなかった。縛られたタブンネは皆叫び続けていた。 抵抗できないタブンネ達を殴りたいけどほんの少し我慢し、先ほどの嘔吐まみれのタブンネを皆で暴行することにした、その光景を見せて、泣きさばせたかったからだ。 「汚れた体を綺麗にしてあげよう。」と呟き、熱湯を大量にかぶせた。 「ミ゛イ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛」今度は全身を真っ赤にしながらタブンネは叫んだ。叫びすぎたのか、「ミフィ、ミフィ、」と少しかすれた声で息をしていた。 タブンネは「ミィ・・・・ミィ・・・」と媚びる声をしてきた。助けてくれと言いたいのだろう。町民達は笑顔になった。その笑顔を見たタブンネは安心したのか、ため息をついた。 その瞬間、町民の蹴りが顔面に見事に炸裂した。「ミ゛ギ゛ッ!」またタブンネが叫ぶ。そして仰向けに倒れた。鼻が潰れたタブンネはもう豚の顔のようだった。。 その豚にしか見えないタブンネを皆で沢山殴り、蹴飛ばした。熱湯をかぶせたせいか、肌が敏感になっているようだ。タブンネの体は傷だらけだった。 殴られてる間ミ゛ッギァ!ミ゛ッギァ!ミ゛ッギァァァァァ!と叫び続けた。そして20分ほどリンチされ続け、タブンネは倒れた。 縛られたタブンネ二匹ははその光景を見て、目をまん丸にしながら震えながら黙っていた 倒れたタブンネを、縛ったタブンネ達のすぐそばに蹴飛ばして運んだ。 倒れたタブンネを押え、両目に超激辛のマトマソースを注入した。 「ミ゙グビァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙」ものすごい絶叫を上げるタブンネ。タブンネは立ち上がり、目を必死に擦りながら部屋をウロウロとしている。 目に注入口を入れておもいっきり注入したのだから、こすった程度でマトマソースが取れるわけがない。この世のタブンネとは思えない絶叫をあげながら必死で目を擦るタブンネの姿を見る町民達はすごい笑顔だった。 楽しい。タブンネを苦しませる事がこんなに楽しいなんて!皆がそう言い、苦しむタブンネを殴る・蹴るの暴行を加え、倒す。倒したタブンネの口を無理やり開き、喉の奥にも激辛のマトマソースを注入した。 「ミ゙ィ゙ヴォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙」またもすごい絶叫を発しながらタブンネは大暴れした。その姿を見ていた縛られたタブンネ達は、恐怖に震えていた。しかし何故か震えながら笑っているタブンネがいた。 本当に恐怖のドン底に落ちると笑うというやつか。気味が悪いので、顔を思い切り蹴飛ばしておいた。血を噴出させながらまだ笑ってる。気持ち悪いのでそのまま置いておいた。 やがて、マトマソースで大暴れしていたタブンネは倒れた。肩で息をしている。まだ死んだわけではなさそうだ。 「こんなに早く死なれても困るしなw」笑いながら町民は言う。そして熱湯を今度は顔以外の体にぶっ掛ける。 「ミ゙ブィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!」かなり掠れた声になっていた。また暴れたが、先ほどまでと違いかなり弱々しかった。 そろそろ仕上げにすることにした。 タブンネを抑えた。暴れるが大分体力を消耗していたらしく簡単に抑えることができれた。まずハートの形をした腹の立つ足を、大きな金槌で何度もおもいっきり打った。 「ブビ゙イ゙ィ゙ィ゙ィ」タブンネは醜い声で叫び続ける。。もう他者に媚びる事だけに特化された声ではなくなっていた。足がぐちゃぐちゃになったところでもう片方も同じように潰す。 再び絶叫するタブンネ。顔は旅行者に可愛いと褒められていたような顔ではなくなっていた。縛られたタブンネ達も同様であった。 続いて両手を潰した、それが終わるとタブンネは叫び疲れたのか、「ヒヒュァァァァ」という声になっていた。 タブンネは赤い涙を垂らしていた。その表情はものすごい苦痛と恐怖に満ちていた。その顔を見た町民は、耳障りすぎるし、ちょっと飲ませてやるか。 そう言い、熱湯をタブンネの口に入れた。タブンネは「ミ゙ギョ゙ァァァァ」と叫ぶ。少し喉が潤ったようだ。 タブンネを再び抑えつけ、刃物を取り出した。そしてタブンネの腕目がけて振り下ろした。 「ミ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙」タブンネが叫ぶ。そこにマトマソースを塗ってみる。タブンネはさらに絶叫してくれた。 同様のやり方で四足を全て切断する。その間ずっとタブンネは下品な声で絶叫し続けた。 切断した四足は縛ったタブンネ達に向けて投げた。。血塗れになっているシッポも要らないので引き抜き、縛ったタブンネ達に投げ捨てた。縛られたタブンネの恐怖に満ちた顔がたまらなかった。 さて、これからは工場のチェックをする。元々の本題はこちらだったのだが、ついついそれを忘れてしまう程の楽しさをタブンネは教えてくれていた。 C父は今までの光景にとても満足し、ダルマ状態になったタブンネの首をつかみ、町民達と一緒に違う部屋に入った。縛られたタブンネはそのままにしておく。きっと恐怖に震え続けているんだろうな。 ダルマタブンネを沢山あるテーブルの内の一つに乗せる。そして刃物を持ち、タブンネを横から線を引くように切った。 血と叫び声が口から出てくる。「ミ゙ギ゙ッ!」と掠れた声で叫ぶ。C父は刃物の持ち方をかえ、毛皮を少しずつ剥いでいった。 「ミ゙ブィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!」叫び続けるが、C父は変わらずに皮を剥いでいった。 そう、ここは毛皮を加工する工場だったのだ。Cの言っていた広い土地とは、タブンネを放牧するための土地だったのだ。 若者でなくともこの工場があったことを知らない人は多い。ここら辺には野生のタブンネが居なかったのだ理由はそれだったのだ。だから皆はタブンネを珍しがったのだった。 タブンネの皮は完全に剥げた。血ダルマの状態でもタブンネはまだ生きている。恐ろしい生命力だ。特性が再生力でもないのに、野生とは到底言えない甘ったるい環境で育ってきたこのタブンネがこれだけの生命力があるのだ。町民達は少し驚いていた。 もう一つ驚いた事があった。普通の人でも大嫌いな生物であろうと、こんな状態になったら普通はもうやめたげてよぉ!と言うだろう。しかし彼らは・・・・そう、タブンネによって壊されていた。 Cの父は生身の状態になったタブンネを大きな箱の中に投げ入れた。その箱はエレベーターのようになっていて、工場の奥にある部屋までボタン一つで持って行ってくれる物だった。 ボタンを押し、箱を奥に送る。町民達も奥の部屋へと足を運んだ。 奥にある部屋はとても広かった。この部屋はタブンネを食肉として加工する所だった。先ほどの箱がボタンを押されるまで待っていた。そこには赤いボタンと青いがボタンがあった。C父が赤いボタンを押すと、 箱からまだ息をする血だるまのタブンネがベルトコンベアに移動させられ出てくる。 ベルトコンベアに流され、にタブンネは穴の開いた箱に入っていく。「ビボァァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙」と今日一番の絶叫と、グチャグチャという音を上げていた。 静かになったなぁと思っていると、中から解体されたた何個かにバラされた肉の塊が流れてきた。骨は肉の塊には無かった。 C父「本来なら先に首落としておくんだけどね。まぁ上手く作動するかのテストだし、どうせこいつなんて食べないしいいよなぁw」と笑って言った。 この箱の中の中身は、食用動物の自動骨剥離装置だったのだ。科学の力ってスゲー! 「どうやらここまでは大成功だね。それじゃ青いボタンも試そうか^^」皆と笑って縛ったタブンネの元に行く。 Cの父は縛られたタブンネの触覚を掴んだ。するとタブンネ達の顔がみるみる内に真っ青になり声にならない絶叫を上げ、糞尿を垂らした。 まだまだテストは終わらない。否、終わらせない・・・ 触覚を掴まれ、青ざめた顔をしたタブンネ達を見ると、何か違和感があった そうだ二匹とも顔が普通なのだ。(普通と言っても人から物を媚びるような表情では無くなっていたが。) 先ほど笑っていた方は気持ち悪いので殴った。それで顔を殴り、血を流していた。今見ると血の跡しかない。 こいつの特性は再生力だったのか!再生力のタブンネの見分けが付くように、全身の毛を刈る事にした。 糞尿で汚れていたので消毒も兼ねてタブンネ達に大量の熱湯をかけ洗ってあげた。「ミ゙イ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙」全身を真っ赤にしながらタブンネ達は悶えながら絶叫した。 町民たちはタブンネ達を硬いタオルでゴシゴシと拭いてあげた。「ミ゙グッ~~゙゙ミ゙ギィ~~゙゙」タブンネ達は泣き喚くほど嬉しかったらしい。 再生力のタブンネの縄を解き、カミソリで丁寧に・・・してあげるわけがない。 町民達に抑えられ、乱雑にカミソリで毛を剃られる再生力のタブンネ。「少しでも動いたら目玉ほじくるよ」その言葉に恐怖し、震えるだけしかなかった。 全身の毛を刈るとなんとも情けないというか恥ずかしい姿のタブンネが出来上がった。鑑を見せると物凄く恥ずかしそうな顔をしている。とても面白い光景だ。 もう一体のタブンネは縄を外さずに虐待することにした。町民たちは二匹のタブンネを暴行した。 タブンネ達は最初は媚びた声で「ミィ・・・ミィ・・・」と上目遣いで許しをこいていた。しかし、許されるわけがなかった。 町民達に虐待され続け、「ミ゙ブィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!」「ミ゙ッギァァァァァ!」とタブンネ達は沢山叫んだ。 それは暴行の音と絶妙に絡み合い、とても聴き心地の良い音楽となっていた。 どれくらいの間暴行していたのだろう?タブンネ達はもう原型が無くなるほどボコボコになっていた。 二匹とも過呼吸になり、掠れた声で喘いでいる。さっきまで居たタブンネのように熱湯を飲ませてあげる。 「ミ゙ヴォ゙ォ゙ォ゙ッボホッ゙ブベェ゙」醜い咳をしつつ、少し喉が潤ったようだ。 とりあえず再生力のタブンネはまた体力が戻るので、 青いボタンの実験台には毛の有る方のタブンネにすることになった。 両手と両足を抑えつけ、金槌で何度も打つ。 「ミ゙ブィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!」という鳴き声とズドン!、グチャ!という音が鳴り響く。 四足を破壊されているタブンネは酷い顔になっていた。一方全身禿のタブンネは耳を短い手で必死に抑えながらうずくまっていた。 四足を完全に破壊し終える。次は切断する。 町民の一人がニヤリと笑いながら皆に言った。「どうせなら全身禿に切らせないか?」 皆も思わずニヤリとした。大きめの木の板と釘を沢山持ってくる。ぐちゃぐちゃになったタブンネの両手足に、木の板に固定されるように沢山の釘を刺した。 釘を軽く手に指すと、「ミギィッ!」という声を上げた。まだ神経は無事らしい。釘に向けて金槌を一気に振り下ろす。 「ミ゙ボァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙」とタブンネは叫んだ。釘と一緒に手を更に潰してしまったらしい。まぁいいか 暴れるタブンネをしっかり抑えながら、その手に何本もの釘を刺していった。 釘を指すたび、金槌を振るうたびにタブンネは絶叫した。 それを四足全てに施し、タブンネが動けなくなる。顔は涙と涎でぐちゃぐちゃになっていた。 全身禿のタブンネは叫び声をなんとか聴かないようにしようと耳を必死に抑え続けていた。そのタブンネに渾身の蹴りをおみまいする。 「ミ゙ギョッ!」タブンネが吹っ飛んだ。タブンネは脇腹を抑えていた。フリーになった耳を掴んで磔にされたタブンネの所へ放り投げる。 全身禿はその姿を見て愕然とした。そして、磔の隣にある銀色に光る物が目に写った。 銀色に光る物を町民が取り、タブンネに渡す。そして、耳にささやいた「これで磔にしたタブンネの手足を切れ。」 その声を聴いたタブンネは目をまん丸にして驚き、「ミィィィィィィィィ」と首を横に振りながら叫んだ。 「やらなかったらお前もこいつももっと苦しむ事になるけどいいのかな?」と強い口調で言うと、タブンネの首の動きは止まった。 「やり方教えてあげるよ」と、町民は銀色に光る物をタブンネから分捕り、磔の右足首に当てた。 町民はそれを縦に挽いた。「ビギャァァァァァァア」磔のタブンネはまたも叫ぶ、暴れようとするが、磔にされているので自分を苦しめる事にしかならなかった。 その道具は挽く事で、タブンネの足を少しずつ切り裂いていった。それは鋸だったのだ。 全身禿はその光景を震えながら見ている。そして骨に達した所でタブンネに鋸を渡した。 「さぁやってごらん。これを挽くだけの簡単なお仕事だからね~」町民は笑顔で言う。 全身禿は震えながら最初は首を横にし、拒否していたが、町民に殴られるとゆっくりやり始めた。 ただでさえ力のないタブンネが、長い暴行によって体力がかなり消費されている状態だった。素早く鋸を使えるわけがなかった。 ゆっくりと足首の骨を削っていくそれは、磔にされたタブンネにとって地獄でしかなかった。 「ミ゙ビァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙」という絶叫がずっと部屋に鳴り響き続けた。 全身禿は泣きながらなんとか右足を切り終えた。そして磔にされたタブンネの顔を見てしまう。その顔は憎悪にまみれ全身禿を威嚇するように見ていた。 全身禿はそれを見て震えていた。町民達はそれを見て、更にタブンネの事が嫌いになった。何故か?ー自分ではかなわない者には媚びる事しかしないくせに、自分と同等以下の者だけにしか怒りを当てられないその醜い習性にイラついたのだった。 腹の立った町民は、全身禿にもう一本の足もやるように命じる。全身禿はまたゆっくり少しずつ、磔の残った一本の足を鋸で削り始めた。 その間に町民は、先ほど虐待したタブンネに使った激辛のマトマソースを用意していた。 その激辛マトマソースを、磔にされたタブンネの傷口に大量に塗りたくなった。 「ミ゙ブィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙!」と叫ぶ。少しかすれた声だった。耳障りなので、マトマソースを沢山口に入れ、テープで口を縛った。 その時のタブンネの表情は血走った目を見開き、とても良い表情になっていた。 全身禿は泣きながら少しずつ少しずつ足を削っていく。その作業中磔にされたタブンネは「ン゙ム゙ュ゙~~~~」と篭った声で叫んでいた。 それが延々と続いた。両足が削り終わると、次は手の番だ。 全身禿を狂気に満ちた顔で見つめる磔の顔は、腹がたつが、全身禿の恐怖と涎と涙にまみれた表情と「ミヒィ・・ミヒィ・・・」という鳴き声に満足していたので別によくなった。 両手足とお別れしたタブンネは暴れた。しかしサッカーボールを蹴るような足取りで腹に渾身の一撃をぶちかまされる。壁に激突し、ダルマタブンネはおとなしくなった。 「次は毛皮を剥いでやる」町民の一人が小さな声でつぶやいた。 毛皮を剥ぐ部屋にダルマになったタブンネを持ってきた。全身禿も連れてきて、見せつけることにした。 今度は別の人がやってみることになった。Cの父に指導してもらいながらやることになった。、 素人に毛皮を剥がれるその激痛は、プロとは比較にならないほど強烈な物だった。 まず横に線を引くように切る。これは割とスムーズにいった。タブンネは口をふさがれたまま、「ン゙ム゙ュ゙~~~~」と篭った声で叫び続けていた。全身禿は涙を流し、震えながら見ている(見せている)。 しこしここからが難しい。Cの父はスムーズに皮と肉を分離させていったが、町民がそれをやろうとすると、肉を裂いたりして、いびつな形で切れてしまった。タブンネはいつしか叫ばなくなっていた。泡を拭いて気絶したようだ。 Cの父がレクチャーして見せた。とても滑らかに切っていくその姿はまさに職人だった。泡を吹いてるタブンネを軽く叩く。すると一瞬目がキョロキョロした直後「ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ーッ゙」と体を揺らしながら叫び続けた。全身禿の恐怖に満ちた顔がたまらなかった。 叫び続ける肉の塊をよそに、今度は内蔵をとることになった。下腹部を切り裂き、タブンネの内蔵をこれまた見事に取り出していくCの父。その間タブンネは白目を向きながら更に大きな声を閉じられた口の中で叫んでいた。 内蔵をとると、さすがにもうと思ったが、叫んでる。町民たちは愕然とした。まだこのタブンネには意識があるのだ。その恐ろしすぎる生命力に少し震えた。 全身禿に再び鋸を渡す。タブンネの首を切りとれ。と冷たく言う。逆らうことが出来ない全身禿は、またゆっくり、少しずつタブンネの首を刳っていく。 タブンネはもう叫ぶことが出来なくなっていた。事切れたようだ。泣きながら首をなんとか切り終える全身禿。既にその目に光は無くなっていた。 そして骨と肉だけになったタブンネだったものを箱の中へと投げ入れた。そしてボタンを押し、奥の部屋へと肉塊を送った。 タブンネの首の触覚と全身禿の触覚をきつく縛っておく。全身禿も縛り上げ、暴行していた部屋へと蹴り飛ばし、放置した。全身禿の表情は絶望という一言がお似合いだった。 部屋をかえ、青いボタンを押すと、ベルトコンベアが作動し、先ほどとは違う穴に入っていく、そして、その肉は出てきた。ミンチになっていた。青いボタンは食用動物の自動骨剥離装置と自動でミンチにしてくれるボタンだったのだ。 先ほどと同じように生きたままそちらに送っても良かったのだが、どの道自動骨剥離装置に先に入り、死んでしまうのだ。なら掃除が大変になる事を、わざわざすることはない。 テストは大成功だった。 長い間ずっと運動した後に新鮮な生肉の塊を見て食欲が出ない者は居ないだろう。先ほどは食べないつもりだったが、今までの贅沢で裕福な生活をしていたタブンネの肉だ。さぞかし美味しいのだろう。と誰かが言うと、皆が喉を鳴らした。 工場内の調理室でタブンネの肉塊と、ミンチになった肉を食べてみることにした。内蔵はかき集め、ゴミ袋にしまっておいた。 ミンチはハンバーグに、肉塊はそのまま鉄板で素焼き、軽い塩のみで食べてみる。味は・・・・ 微妙だった。食べられないという程でもないけど、普段食べているタブンネの肉とはなぜか味が違った。食感は霜降りになっていたので口のなかでとろけるような食感だったのだが・・・ 『屑肉』と言われる所以がわかった気がする。しかし、あれだけやりたい放題にしてぶくぶく太ったタブンネの味がこんなもんとは少しおかしい。 せっかく無駄に多いタブンネの使い道があったと思ったのに・・・と皆ため息をついた。しかし一人の町民が「気になるから調べてくるわ。」と言ってくれた。 味の方は彼に任せ、残った屑肉と内蔵と、全身禿をどうするか考えた。 とりあえず今日は大分遅くなっていたのでお開きとすることになった。全身禿はそのまま放置・・ではさすがにかわいそうなので、食事をさせてあげることにした。 食べさせる物は・・・屑肉の塊と、ミンチと、二体のグチャグチャになった四足である。 それらを大きめのミキサーで混ぜて、無理やり開かせ、全身禿の口に少しずつ流しこむ。タブンネは「ミ゙ヴォ゙ォ゙ォ゙ッボホッ゙ブベェ゙」と汚い声を上げ、腹を何度も痙攣させながらそれを飲んだ。 町民達は全員体が偉い臭いを発すことになっていたので、工場の備えつけのシャワールームとCの実家のお風呂を使用させてもらい観光客やタブンネ達に怪しまれないようにした。 工場内部では狂気に満ちた事が起きていたが、 外部はどうだろうか?シャワーを浴びた町民が外に出ると、外は暗くなりはじめていた。 しかしタブンネは未だに外部のチェックをする町民と戯れていた。あれだけの絶叫が聞こえてなかったらしい。 工場の防音設備が素晴らしいのか・・タブンネという生物が全てにおいて無能なのか・・・ タブンネは出てきた町民がものすごく良い笑顔をしていたので中で楽しいことがあったの?と言いたいようなジェスチャーをしながら「ミッ♪ミィ~♪」と媚びた声を出した。 町民は更に満面の笑みになり、「じゃあ、キミも一緒に遊ぼうか。」と答えた。タブンネは喜んで「ミミィ~♪」という声を発しながら笑顔で小躍りをしながら中に入っていった。 しかし、その笑顔は一瞬で終わることとなる。拷問をしていた部屋に連れられたタブンネは、絶句した。 全身の毛を剃られ、口には生臭い何かの液体がこびり着いて涙と鼻水が大量に出ている縛られたタブンネと触覚に縛られる阿鼻叫喚の表情をした、タブンネの頭部を見てしまったのだ。 その光景を目の当たりにしたタブンネは少しの間を置いて、「・・・ミ゙ミ゙ミ゙ミ゙ミ゙ィィィィィィィ!!」と叫んだ。そして軽くでは済まない暴行を町民達にされた後縛られ、全身禿の隣に放置される事となった。 部屋は後から入れられたタブンネの寂しそうに泣く声だけが虚しく響き続けた。 しかし、その声は虚しく反響するだけだった。 この日以降、非番の町民とポケモン達が工場へと足を運ぶ。タブンネ達を暴行し、ストレスを発散させ続けた。 中で暴行され続けるタブンネ達は地獄でしか無かったであろう。再生力の全身禿は毎日暴行され続ける。それ以外にも刃物で切られたり刺されたり、至る所の骨を折られたりと、色んな事をされていた。いっそ死んだ方がマシだっただろう。 再生力を持たないタブンネは暴行され続け、死にそうになったら毛皮を剥ぐ練習台にされ、絶叫し続ける。肉は生き残ったタブンネのエサとなった。 工場の外で遊ばせていた実験台は、遊んでもらった人にたっぷり可愛がってもらい、たった一日で死んだ。一日中沢山遊んでもらって信頼をしていた人に暴行されたタブンネの表情や、絶叫はとてもストレスの発散に役立ったそうだ。 死んだタブンネが出た時は、町から睡眠薬入のオレンの実で釣り、捕まえる。捕まえては暴行し続けるというループが起きていた。 こんな地獄がそばにあるにも関わらず、町に来るタブンネ達の数は一向に減らなかった。むしろどんどん増えていった。居なくなっていく仲間に気づかないのだろうか? どうせ気づいたところでここのタブンネ達に野生で暮らす能力は一切ない。近隣の実の生る木は、タブンネに採り尽くされていたのだ。タブンネ達はどの道この町に来るしか生きる事ができない状態だったので全く問題はなかったのだが。 町民達は、たまに来る旅のトレーナーさんにお願いして、あるポケモンを捕まえてきて欲しいと依頼していた。 ポケモン達を手に入れた町民は、ポケモン達に少しでも慣れてもらうため、タブンネとバトル(一方的な虐待)をしたり、肉を食べてもらって、慣れてもらった。 普段美味しいタブンネの肉をたべている人間からしたらここのタブンネの肉は屑肉でしかなかったが、野生で暮らし続けたポケモン達にとってはご馳走だった。 ポケモン達は町民と、とても信頼し合った関係になることができた。 こんな日々を送り続けて、町長に復讐するチャンスを町民たちは狙っていた。 怒りと復讐心に満ちた町民達と言えど、わざわざ町まで来てくれている観光客に迷惑をかけることはしたくなかったので、すぐに復讐することはしなかった。 しかし、復讐をしなくとも町民や、ポケモン達は皆笑顔だった。 非番の日はタブンネ達を思う存分暴行出来る。腹の立つタブンネを見つけたら、その場で捕まえ、非番の日に暴行することも、虐殺することも可能だからだ。
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最近、間違ったタブンネの飼い方をする人が増えているそうです。 さあ、そこの間違った飼育法をしているあなた!私と正しいタブンネの飼い方を勉強しましょう! 1.食事 タブンネの餌はオボンの実やオレンの実がよいとされますが真っ赤な嘘です。本当は生ゴミ、タブンネの死骸、腐った木の実です。 ほら、タブンネを見てください。泣いて喜んでいます。 もし残したら、無理やり口に押し込んでやりましょう。とても喜びます。 2.触れ合う タブンネと触れ合う場合、ただのスキンシップではタブンネは嫌がります。 正しいスキンシップは、吊してサンドバッグにすることです。タブンネも気持ち良いのか寝てしまいます。 また、子タブンネの場合は球技のボールにすると良いでしょう。しばらくすると遊び疲れて眠ってしまいます。 すると、親タブンネはすやすやと(永遠の)眠りについている我が子を抱き上げます。微笑ましいのですが子タブンネは「しょうきゃくろ」というベッドで寝てもらうのでさっさと取り上げましょう。 4.就寝 一緒に寝るなんてとんでもない!まあこれはタブンネだけに言うことではないのですが。 タブンネは外で寝てもらいます。夏や冬で、クーラーが必要な程の日なら、タブンネをゲージに入れ、室外機前に置きましょう。 そうでない日なら首輪で外に繋いでおきましょう。 さて、日頃よく間違われる飼い方がわかったでしょうか。 あなたもこの飼い方を守って楽しくタブンネを虐待しましょう 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ここはユニオンルーム。交換、バトル等の様々な形でトレーナー同士が交流する場所だ。 そんな中に一匹のタブンネとトレーナーが。彼女は雌のタブンネ。野生で捕獲されて以来、いつもトレーナーと一緒に仲良く暮らしてきた。 トレーナーの手持ちとなってからはそれまでの厳しい野生での生活が一変、今ではトゲキッスとの間に遺伝技を覚えた優秀な固体を持つ子供を作り、幸せな生活を送っていた。 だが、そんな生活は長くは続かなかった。「交換」と言う形での別れが来てしまったのである。どうやら相手はタブンネが存在しない別地方のトレーナーであり、タブンネを譲って欲しいとの事なんだとか。 「お前なら何処へ行ってもきっと大丈夫だ。がんばれよ。」 トレーナーに見送られ、転送台へ歩いていくタブンネ。転送される直前、今までパートナーだったトレーナーの方を見る「ミィ・・・(ご主人様、今までありがとう。タブンネの事忘れないでね)」そしてタブンネは転送装置を通じて新たな主人の元へと旅立っていったのだった。 転送装置で移動する際、相手側からやってくるポケモンの姿を目にする。タマゴのような白くて丸い石を抱え、ピンク色のふっくらとして丸い小さな姿の、ピンプクと呼ばれるポケモンだ。 生まれて間もないベイビーポケモンのようだが、元主人のトレーナーの優しさは良く知っている。きっと大丈夫だと思うタブンネだった。 新しいトレーナーの元へとたどり着いたタブンネ。彼女は環境が変わっても、きっと幸せに暮らしていけるだろうと信じていた。 「ミッミi(こんにちは。わたしはタブンネでs)」自己紹介をしようとしたが、それはタブンネの顔目掛けて飛んできた拳によって妨害される。野生生活時代以来の激しい痛みに思わず倒れこんでしまうタブンネ。 「なれなれしいんだよっ!媚び豚が!」 憎悪のような感情を露にし、強い口調で言い切る。新しい主人は前のトレーナーとはまるで違う人だった。 「(うぐっ・・・痛い・・・ひどい・・・どうして・・・)」新しい生活がどんなものかと思えばこの仕打ちである。 これからずっとこのような仕打ちを受けて生きて行く事になるのだろうか。そう思ったタブンネは顔を地面にうずくめ涙するのだった。 新しいトレーナーの家に辿り着くや否ボールから出されるタブンネ。次の瞬間腹部にトレーナーの蹴りを受け大きく吹き飛ばされてしまう。そのまま勢い良く壁に激突し、腹への痛みが消えない内に背中にも激痛が走る。 「ミィイイ・・・(痛い・・・私はボールじゃないのに・・・)」 かつてのパートナーと別れ、新しい生活に不安を感じつつも心を躍らせていた矢先にこの始末である。 痛みと悲しみに嘆くタブンネに新たな主人のトレーナーが歩み寄ってくる。 「オラ!顔を上げろ!世界中の不幸を背負ったような面しやがって・・・」 左の触覚を掴まれ、持ち上げられるタブンネ。相手の意思を感じ取る重要な器官な為、相当の痛みを感じる。 「ミイイイイイイ!!(痛い!痛いです!止めてください!)」 必死に止めて貰うように頼むタブンネだが悲しいかな、相手の意思を感じ取ることは出来ても、自分の意思を伝える事は出来ない。トレーナーから見れば媚びたような鳴き声にしか聞こえず、それが一層トレーナーの神経を逆撫でする事となってしまった。 「黙らねえかこの糞豚アァ!」 タブンネは触覚を掴まれたまま頭から地面へ叩きつけられる。頭から叩きつけられたとあってはタブンネの短い手ではとても受身など取れる筈も無く、もろに頭から激突してしまう。 「ビャアアアアア!!!」 タブンネは頭を抱え、凄まじい叫び声を上げてのた打ち回る。暫くはその滑稽な動きを面白がって見ていたトレーナーだったが、流石に飽きてくる。 「いい加減に止まれ豚!」タブンネに踵落としを入れる。するとそれまでの激しい動きが嘘のように止まった。 「ミィブウゥゥ・・・」腹を抱え嘔吐を必死に堪えるタブンネ。何とか収まってきた矢先、トレーナーに尻尾を引っ張られ、部屋へを運ばれていく。 部屋に着いた所で、トレーナーは荒々しく扉を開け、タブンネを放り投げる。 「ミィィィ・・・(うぐっ・・・苦しい・・・)」 自分は何も悪いことをしていないのにどうしてこんな目に遭わなければならないのか。タブンネは己の不幸に涙する。そんなタブンネに対してトレーナーが語り始める 「俺は自分で言うのも何だが、カントー、ジョウト、ホウエン、シンオウ全てを旅したそれなりの戦歴を持つトレーナーだ。そんな俺が次に目指そうと思ったのがイッシュ地方だ。だが、イッシュには他の地方のポケモンが居ないと言う。そこで俺は事前に情報を得ようと、新型の図鑑を買ったわけだが・・・」 そう言ってトレーナーは新型の図鑑を取り出す。良く出来た代物で、立体映像が浮かび上がる物のようだ。 「まだ見ぬ新たな地方のポケモンにワクワクして図鑑を見ていたら出てきたのがお前だ!媚びた面で媚びたような動きしやがって!おかげで一気に白けちまったじゃねえか!」 トレーナーはそう言いながらタブンネのページを出す。立体映像で映し出されたタブンネは自分の触覚を掴むと少々ぎこちない動きで一回転を披露した。 「ミイイイ・・・(そんな・・・そのタブンネは私じゃないよ・・・)」 余りに理不尽な理由で暴行を受けたタブンネ。そんな理由で痛めつけられたあっては溜まったものではない。 だが、人への攻撃は出来ない。タブンネには前のパートナーと一つの約束があった。それはどんな理由があっても人への攻撃は絶対にしないで欲しいと言うものだった。 何でも以前とある町で起こったタブンネ誘拐事件の際、タブンネが誘拐犯目掛けて攻撃したのが原因で、タブンネが危険なポケモンだと言う認識が広まってしまい職を奪われ、しばらくしてその町からタブンネが姿を消す事となってしまったんだとか。 ここで手を出しては自分だけでなく、将来この地方にやって来るであろう同胞達にまで迷惑を掛けてしまう。それだけは絶対にあってはならない事だ。 そんなタブンネの思惑を他所に、今度はタブンネの耳を掴んで別の場所へ移動するトレーナー。向かった先は押入れのような場所だった。押入れとは言っても人が数人入って活動できる程の広さはあるようだ。 そこに放り込まれれるや否、扉を閉められてしまう。 「ミイイイイ!ミィイイイ!(やめて!開けてください!)」扉を叩いて必死に叫ぶタブンネだが、それで扉が開く訳が無い。トレーナーと思われる足音がどんどん遠のいて行き、辺りは無音になる。 こうしてタブンネの暗闇の中での孤独な生活が始まったのだった。 タブンネの予感は当たってしまった。新しい主人の元へ来て以来、今までの極楽な生活から一変、野生生活時代以上の過酷な生活を送るハメになってしまっていたのだ。 タブンネの食事は毎日オレンの実2つをそれぞれ朝晩に一つずつ。これだけ聞けばそこまでひどくは無いだろう。だが木の実を持ってくるトレーナーは片手にオレンの実を持っているだけでは無く、もう片方の手には必ず何らかの物を持っている。それはタブンネにとっては何の有り難味も無い代物だ。 例えば金属バット。タブンネがオレンのみを食べ終わるや否、金属バットで思い切り殴りつける。耐久に優れたタブンネと言えど、これは相当に応える。 しかも金属の棒を用いたを用いた一撃は一回だけではなく、何度も執拗にまでタブンネに襲い掛かる。それは頭、顔、腹、背中、足等様々な箇所を襲い、タブンネは全身への痛みに堪えるのに必死だ。 それだけならまだいい。だがタブンネが殴られるのは食事の直後。つまり全身への痛みだけでなく、嘔吐にも耐えなければならないのだ。もし、木の実を吐きでもしたら、その後長時間飢えとの戦いをしなければならない。 他には小型の果物ナイフ。トレーナーはタブンネを背後から掴み、自慢の触覚に白金の刃を突き立て、触覚を切り落とす。もちろん痛みを感じないように早くやるわけなどなく、ゆっくりとタブンネが少しでも苦痛を味わうように時間を掛けて長々と刃を押し当てていく。聴覚に優れたタブンネにとっては耐え難い苦痛となる。 地獄の痛みの末に切り落とされた触覚をトレーナーは掴み、タブンネに之を食べるように指示する。当然タブンネはイヤイヤと首を横に振るのだがトレーナーによって無理矢理口へと押し込まれる。日によってはイヤイヤ首を振ると、それを待っていたかの如くトレーナーはタブンネをナイフで切りつける。するとタブンネはたまらず触角を自分から口にする。自分の体の一部など好んで食べるわけがなく、タブンネは顔から溢れんばかりの涙を浮かべ、自分の体だった触覚を食べるのだった。 そんなもの二回で終わりになるだろうと思うかもしれない。だがタブンネの特性は「再生力」それもこのタブンネの特性は相当強力で、部分切断すら時間経過で治る優れものだった。そこに付け込まれタブンネは触覚を切り落とされてはそれを食べさせられると言う行為を度々繰り返させられる羽目になったのだ。 タブンネは自分の特性「再生力」を恨んだ。自分の特性を呪うポケモンなどそうそうある物では無いだろう。 何時しか、食事を運んで来る者の足音はタブンネにとって貴重な食事にありつける喜びではなく、新たな苦痛の前触れを表す恐怖の象徴となった。 さらに此処は倉庫の中。暗闇の中、外への外出等許されない。当然中は糞尿で汚れて行くが掃除など出来はしない。体を洗うことも出来ないのでタブンネの体は日に日に汗と血で汚れて行き、悪臭が漂うほどにまでなり、心身ともに痛めつけられて行ったのだった。 そんな生活が一ヶ月ほど続いたある日。いつもの様に金属バットでタブンネを殴るトレーナー。タブンネは最早抵抗する余力など無く、されるがままに弄ばれる。体中を血で汚し、その目は虚ろで触覚は切断されていた。 「そろそろか・・・」トレーナーは何かを考えるような仕草をした後、タブンネに歩み寄ってくる。 「おい糞豚。お前此処から出てバトル要のポケモンにならないか?」そう言うトレーナーの言葉を聞き、タブンネの虚ろだった瞳には光が戻ってくる。 もう苦しまなくていい。ここから出られる。そう思ったタブンネは何のためらいも無く首を縦に振る 「イ゛イィ・・・ビィイイ!(やります。やらせてください!)」掠れた声で必死に訴えるタブンネ。トレーナーはそれを良しのサインだと判断し、タブンネを連れて外へと向かう。その顔は不敵な笑みを浮かべていた。 大雑把にシャワーで体を洗われ、回復の薬を飲まされたタブンネ。するとあれ程酷かった傷もみるみる癒えていく。長期にわたる暴行を受けても瞬く間に治っていくのだから科学の力は凄まじい。 トレーナーに案内されてタブンネは地下室へと辿り着く。そこには様々なトレーニング器具があり、様々なポケモンが訓練をしていた。 「ここに居る連中は戦闘では使われない二軍だ。時々成績の振るわないと判断した一軍と取替えたりする。俺が実力があると判断したら一軍枠30の中に入れてやるからまあ精々頑張れや」そう言うとタブンネは蹴りを入れられ、トレーニングルームへと転がって行った。 何度やられても蹴りを入れられるのは痛い。だがこの一ヶ月で受けた拷問に比べれば遥かにマシだ。この機会を生かし、結果を残して名を上げよう。そうタブンネは決心した。 辺りを見回し、何かいい練習器具は無いかを探す。すると吊るされたサンドバッグにポケモンが特殊技を放っているのが見えた。これなら自分でも出来る。そう思ったタブンネは自分も仲間に入れてもらおうと近づいていった。 「ミッミッ(私も仲間にいれてくれませんか?)」そう尋ねると、先客の中のラルトスが答える。「らるぅ(いいけど順番はまもってね。今は僕らがやっているんだから。)」成る程、確かにルールは守らないといけない。後ろでタブンネは順番を待つ すると数名のポケモンがやってきた。一軍のメンバーの一員なのだろうか?いずれもかなりの実力を持っているように伺える。 一匹が訓練中のポケモンを無理矢理どかす。岩のような緑色のゴツゴツとした肌。背中に生える無数の鋭い背鰭。まるで鎧を纏っているかのようなその外見は紛れも無くジョウト地方のバンギラスだ。 すると今まで練習に没頭していたポケモン達がバンギラスに言われるがままにどいていく。いくら何でもやりすぎである、そう考えたタブンネは怒りを露にし、バンギラスに異見する。 「ミィイイイ!ミィ!ミィ!(そこのあなた!どきなさい!順番を守らなきゃだめでしょう!)」誰であろうとマナーは守るべきであると言う正義感故の発言。だがその意見を聞くや否、バンギラスは目つきが変わる。タブンネの方を見たその表情は血の気の多い者の放つ眼光を放っていた。 思わず怯んでしまうタブンネにバンギラスが詰め寄る。「(俺の聞き間違いかな?退けって聞こえたような気がしたが?)」とぼけたような口調だが顔は笑っていない。元々刃物の様な鋭い目付きが一層険しくなる。 タブンネは理解した。とんでもない相手に異見してしまったことを。だが後悔しても遅い。バンギラスの拳がタブンネの頬に直撃する。戦闘用に訓練されたポケモンから放たれるそれは人間の拳とは比較にならない。 騒音ポケモン顔負けの大声で悲鳴を上げ、のた打ち回るタブンネの胸倉を掴み、もう片方の頬に拳を叩き込むバンギラス。たった二発の攻撃でタブンネの顔は腫れ上がってしまった。 人への攻撃を止める約束をしているタブンネだがポケモンまで攻撃するなとは言われていない。だがタブンネは攻撃をしなかった。 いや、出来ないと言った方が正しいか。一般ポケモン最高峰の実力者の内の一匹が放つ圧倒的な威圧感の前に成す術が無いのだ。 うつ伏せで倒れこみ痛みの余り体を跳ね上がらせるタブンネ。そこにバンギラスの拳が迫る。視界外からでも分かる凄まじい殺気にタブンネは死を覚悟する だが、バンギラスの拳はタブンネに直撃することは無く、横から割り込んできた影によって止められる。青と黒の体に獣人を思わせる外見、シンオウ地方のルカリオだ。 「(そこまでだ。マスターの指示無しに殺傷沙汰を起こすな。)」冷静でいて強気な態度。だがバンギラスは激怒する事無く拳を収めた。 そこに別のポケモンが歩み寄ってくる。「(まったく君は放って置いたらやり過ぎるから困るよ。)」そう言ったのは両腕に刀を思わせる突起のついたポケモン。ホウエン地方のラルトスの特殊な進化系エルレイドだ。 「(君がマスターの言ってた新入りかい?彼は僕らの中でもかなり気性が激しくてね。あまり怒らせない方がいいよ。)」そう言ってエルレイドはタブンネに癒しの波動を撃つ。するとタブンネの傷がみるみる癒え、顔の腫れも元通りに治った。 されるがままに殴り飛ばされたタブンネだが、自分の主張が間違っているとは思えなかった。その為か自然と反抗的な目付きでバンギラスを睨み付けていた。 「(何だその目は?)」バンギラスの突然の問いにタブンネは驚く。自分でもどんな表情をしていたのか理解していなかったようだ。 また暴行を受ける事になるのかと思ったが、意外にもバンギラスは冷静だった。「(二度とそんな面が出来ないようにここで格の違いを思い知らせておく必要がありそうだな。)」そう言って壁にあるスイッチを押す。するとトレーニングにつかうサンドバッグが大きく動き出した。 「(ここで何時もやってる練習だ。目隠しをして動く的に特殊技を10発叩き込む。そしてそれが何発当たるかを競うって訳だ。俺らの内誰か一人にでも並べればお前の勝ち。お前が勝てば言う通り順番を守ってやろう。)」バンギラスはそう語りながら黒い布を持ってくる。 タブンネは思った。自分は聴力に優れたポケモンだ。目を隠していても聴力で的の動きを捉えて狙い撃てばいい。勝算を見出し、内心歓喜するタブンネ。ここで自分の実力を見せ付けて見返してやろうと意気込む。 「ミィイ、ミィ!(わかりました。まずは私がやります!)」タブンネは目隠しをし、聴力で的の動きを探る。標的が移動する際の規則的な音で的の大方の動きを探り、タブンネは冷凍ビームを放つ。目での確認は出来ないが何かに当たる音から、確かに的に当たっていると言う確信を持ち、タブンネは技を打ち続ける。 10発撃ち終わり、自信満々に目隠しを外すタブンネ。だが目の前の光景に目を疑う。自分の撃った冷凍ビームは殆どが壁に当たっており、的に当たったのはたったの2発だったのだ。 「(2発か。初めてにしては上出来だな。)」そう言って今度はバンギラスが挑戦する。タブンネは内心驚いた。バンギラスと言えば物理攻撃の強いことで有名なポケモンだ。そのバンギラスが特殊攻撃を放つと言うのか。 バンギラスは見ているだけで寒気が走るような悪意の込められたエネルギーを両手に集める。これは悪の波動だ。 1発目は外したが2発目は的に直撃した。ダブンネはきっと偶然だろうと思ったが、バンギラスはその後も的に当て続け、結局8発も命中させてしまった。 「(8発か・・・相棒の為とは言え、特殊攻撃はやっぱやり難いな。おいエルレイド!次はお前がやれ。)」バンギラスはそう言ってエルレイドに交代した。 エルレイドは乗り気ではないようだった。本来物理攻撃を得意とするポケモンな為無理は無い。だがそんなエルレイドも順調に技を当て続け、結局9発も命中させた。「(やっぱ物理向きな僕じゃどうしても全段当てられないな・・・ルカリオ、手本見せてくれよ。)」そう言ってルカリオに交代する。勝敗はルカリオの結果次第だが、タブンネは信じられないような顔をしている。 そんなタブンネを他所にルカリオは体の奥底から湧き出る波動を両手に集め、放つ。波動弾と言う技だ。そしてその波動弾は一寸の狂いも無く的の中央を射抜いた。 その後も波動弾は全く狂いを見せずに的を射抜き、10発全てが命中した。愕然とするタブンネにルカリオが近づいて言い放つ。「(おいお前。俺たちは耳で気配を察してる訳じゃない。動く気配そのものを感じ取って技を撃ってるんだ。何十、何百と技を撃っているうちにこう言った芸当が出来るまでになったのさ。)」 タブンネは言葉も出なかった。自分が必死になって聴覚で標的を探っていたのに対して、他の皆は聴覚など使う事無く気配を察知して標的に技を当てていたのだからのだから。 そんなタブンネを尻目にバンギラスたちは去っていく、どうやら興が削がれたようだ。 殴られた傷が治ったタブンネだが心は晴れなかった。文字通り実力差を思い知らされたのだ。 このような実力者揃いの中で戦っていかなければならないのか。そう思ったタブンネは言い知れぬ無力感にに打ちひしがれるのだった。 自分の無力さを思い知らされたタブンネ。だがここで戦闘を辞めて押入れ生活に戻るのは御免だ。 そう思いさっそくトレーニングを始めるのだが全く気が晴れない。威力、精度等何処を見ても自分が放つ冷凍ビームなどとてもバンギラス達と張り合える代物ではない事は自分でも分かるのだ。 「ミィ・・・(これじゃあの人たちには到底かなわないよ・・・)」タブンネは泣きたい気持ちだった。かつての飼い主だったトレーナーに捕まえてもらう事によって生きた地獄とも言える過酷な野生生活から開放されて幸せな時を過ごしていたのが、何の因果か野生生活の方がマシに思えるほどに苦しい毎日を過ごす羽目になってしまったのだ。 逃げ出す事を考えてはみたが此処はイッシュ地方ではない。逃げ出したところで路頭に迷い果てて行くのがオチだ。故にどうしてもここで安定した生活を送る必要があるのだが、自分にこの場で頭角を現せるだけの実力が無い。 そう言った苛立ちは技のキレを乱れさせるだけではなく、言いようの無い精神的苦痛に苦しまされる事となった。 そう言った虐待とも違う痛みを伴わない苦痛に苦しみながらもトレーニングを続けていく内に昼食の時間が来た。 二軍とは言え戦闘用として訓練されているポケモンはオボンの実一つだけだが朝昼晩三食しっかり用意される。もっともタブンネにとってはこの一ヶ月間の間に受けた虐待の所為で食事そのものが苦痛でしか無くなったのだが。 たが空腹には勝てない。まるで鉛を喰らうかのような気分でオボンの実を死に物狂いで食べるタブンネ。するとオボンの実を持ってきたトレーナーが言う。「お前らも知っている通り今一軍には一名の枠がある」タブンネは驚く。そんな事は初耳だ。だがそんなタブンネを他所にトレーナーは話を続ける。 「そこであと一名一軍枠があるんだが、そこのタブンネに一軍に入ってもらおうと思う。」タブンネを含めたその場に居た全員が騒然とする。そんな中トレーナーは言う「もし文句のある奴が居たらタブンネと戦え。もし勝てたらタブンネに変わって一軍行きだ。」 タブンネはきっと誰か自分と戦おうとする者が現れるだろうと思った。いきなり現れた新顔が一軍等誰も認めるはずが無いと。だがどう言う訳か中々戦おうとする者が現れない。それもその筈だった。よく見るとタブンネ以外は殆どが未進化のポケモンばかりと、とてもタブンネと渡り合えそうなポケモン等居なかったのだ。 だがそんな中一匹が名乗りを挙げる。カポエラーだ。雰囲気的にどうやらタマゴからの英才教育を受けたわけでは無いようだ。 しかしどの道タブンネにはどうでも良かった。強者揃いの一軍に入って戦っていくなど御免だ。ここは潔く負けて二軍に残ろう。 そう思っているタブンネへトレーナーが近づいてきて耳元で一言言った。「もし負けたらお前即押入れに逆戻りな」 タブンネ絶望感に襲われた。勝って一軍での過酷な戦闘をこなして行くハメになるか負けて押入れ生活に戻るかの酷な二択を迫られる形となってしまったのだから。 そんなタブンネの絶望感など知るよしも無く試合が始まった。タブンネとは対照的にカポエラーはやる気に満ちている。タブンネを打ち負かして一軍の座を得るべく闘志を燃やす。その瞳に迷いは無い。 カポエラーが開始早々マッハパンチを放つ。思わず見入るような踊っているかの如き滑らかな動きから放たれる拳はタブンネを逃さずに射抜いた。「ミィイイイ!!」新しいトレーナーの元に来てから何度目になるのだろうか。タブンネは悲鳴を挙げて飛ばされていく。 だが辛うじて受身を取る事によって顔面から地面にぶつかる事は避けられた。「(これくらいでそのザマなんて先が思いやられるぜ!)」そう言ってカポエラーはさらなる追撃を入れるべく近づく。 タブンネはまだ迷いながらも考えた。このまま押し入れに戻って幸福などあり得るわけが無い。再び幸せな生活を送る為には戦わなければならないと。 タブンネは迷いを振り切り、冷凍ビームを放つ。だが先程の痛みで集中力が乱れてしまいカポエラーには当たらない。 そんなタブンネを嘲笑うかのようにカポエラーは身軽な動きを見せる。タブンネの放つ攻撃は全く当たる気配を見せない。 ふとタブンネは振りかざした両手に冷気が集まってこないのに気付いた。PPを使い果たして技が出なくなってしまったのだ。 それを待っていたと言わんばかりにカポエラーが高速で接近してくる。タブンネは咄嗟に光を集め壁とするリフレクターを使った。これでダメージを少しでも軽減させるためだ。 だがカポエラーが高速回転しながら出した技は瓦割りだった。強烈な一撃はリフレクターを跡形も無く粉砕し、タブンネを襲った。 唖然とするタブンネだが次の瞬間激しい痛みに襲われる。カポエラーの一撃はタブンネの顔面に直撃し、タブンネは倒れこむ。 万事休すだった。タブンネは攻撃用の技は一つしかない。残りはサポートの為の技だ。サポート用の技で相手を倒す事など出来るわけが無い。 そんなタブンネの心情を察したかの如く、カポエラーが言う「(攻撃技を使い果たしたみたいだな。降参するならこれで終わりにしてやるぜ?)」タブンネは思った。こっちに勝算等無い。どうせ負けるなら潔く降参してしまおうかと。 だがタブンネの中に押入れでの生活が浮かんでくる。密室で虐待され続け食事すら苦痛だった日々。ここで負けてしまってあの地獄に戻って行くのはとても耐えられない。 タブンネは首を横に振った。「ミィイ・・・ミィ(嫌です・・・降参しません)」カポエラーは内心驚いた。攻撃する手段が無いと言うのにまだ戦いを続けると言うのか。 いや、こんなものは強がりだ。すぐに心が折れるに違いない。そう思ったカポエラーはタブンネに蹴りを入れる。腹部に蹴りが直撃し、タブンネは咳き込む。だが一向に降参する気配が無い。 カポエラーもさすがに焦る。何故このタブンネはこうまでして食い下がるのか。そこまでして戦いを続ける事に何の意味があるのか。カポエラーには一切理解できない。 タブンネの理解し難い行為はカポエラーを苛立たせる。「(くそっ!コイツめっ!さっさと降参しろよ!)」そう言って倒れたタブンネに執拗なまでに蹴りを入れ続ける。 顔に、腹に、足に蹴りを受け、タブンネは全身が赤黒く染まって行く。だが決して屈しはしなかった。「ミィ・・・ミィ・・・(嫌です・・・絶対に諦めません・・・)」 口ではそう言ってるものの、耐え続けたところで何か勝算がある訳でも無い。されるがままに蹴られ続けるタブンネ。こそへ今までと比較にならない強烈な一撃が飛んでくる。格闘タイプ最高峰の技であるインファイトだ。タブンネはバンギラスの時以来の死を覚悟する。 だがそれはタブンネの直前で動きを止めた。俗に言う寸止めだ。どう言う訳かカポエラーが攻撃を止めて去っていく。「(分かったよ・・・君の勝ちだ・・・)」去り際にそう言ってカポエラーは退いていった。一軍争いの戦闘はカポエラーがタブンネの異様なまでの執念に折れた形となった。 どう言った形ではあれタブンネは勝った。だが勝利の喜びなどない。歓喜は疲労に飲み込まれ消えていく。苦痛と疲労に支配され、タブンネの意識はそこで途切れたのだった。 タブンネが目を覚ますとそこはトレーニングルームの隅だった。練習は終わっているようで辺りは静まり返っており、体には乱暴に回復の薬が塗られていた。 相変わらずの酷い扱いに腹立たしく思っているとそこに先程のカポエラーが来た。何でも一軍メンバーとの合流地点へ案内を頼まれたのだか。何か報復を受けるのではないかと思っていたタブンネだがカポエラーは意外にも友好的な態度だった。何でも一戦交えた仲だろうと試合が終われば友と友なんだとか。 カポエラーに案内されるままに目的地へのタブンネは歩く。暫く歩いていくと前方に階段が見えてきた。カポエラー曰くあの階段を上れば目的地なのだとか。 目的地に着く手前でカポエラーは言う「(君は何か迷っていたみたいだね。概ね自分の力が一軍で通じるか不安だったと言ったところかな?まあ余り深く追求するつもりは無いがこれだけは言っておく。僕みたいに一軍と二軍を言ったり来たりしているポケモンはいつも死に物狂いで頑張り、一軍に上がったら肩を叩かれないように必死で頑張ってるんだ。もしそんなに不安なのだったら自ら一軍行きを拒否するんだね。)」そう言ってカポエラーは去っていった。 タブンネは思った。自分は何を甘えた事を考えていたのだろう。ここまで来て今更迷うわけにはいかない。決意を新たにしてタブンネは階段を上っていった。 階段を上るとそこは大きな広間だった。もう既に一軍メンバーは揃っている様子で、広場には何名ものポケモンが姿を見せていた。 その面子を見てタブンネは驚く。カントー、ジョウト、ホウエン、シンオウ、それにイッシュまで伝説のポケモンこそ居ないがいずれもポケモンバトル界において勇名をはせる実力者揃いだったのだ。トレーナーはイッシュには行っていないようだったが恐らく交換でイッシュ地方のポケモンを仕入れたのだろう。 そこへトレーナーがやってきた。「よし、集まったな。コイツが新顔のタブンネだ。」トレーナーが紹介してくれたのと同時に頭を下げて挨拶をするタブンネ「ミッミッ(こんにちは。わたしはタブンネです)」 緊張しつつも辺りを見回すと周りのポケモンのタブンネへの態度は大きく分けて三種類あることに気付いた。 まず一つ目はタブンネを興味深そうに見ている者。特に敵意を向けるわけでもないようだ。 その中で特に目立っていたのは山吹色の体をした蛇に四肢を生やしたような体系のドラゴン。カントー地方の「カイリュー」だった。自身への被害を軽減するマルチスケイルと呼ばれる鱗を持ち、豊富な技のレパートリーで様々な戦いが出来る器用な一面も備える優秀なドラゴンだ。 カイリューの視線は戦闘向きには見えないタブンネを外見だけで色眼鏡で見る事は無く、興味深げにじっとを見つめている。 二つ目はあからさまな軽蔑の視線を送る者。タブンネへの敵対心すら感じる事が出来る。口にせずとも分かる、お前がここに居るのは場違いだと言わんばかりの視線。あのバンギラスやルカリオもこれに該当する。 その中で一際威圧感を感じさせるのは、四本足で立つ青の体に赤い翼に鋭い眼光を放つドラゴン。ホウエン地方の「ボーマンダ」だった。物理特殊共に高い能力を誇り、脅威の突破力を誇るドラゴンだ。ボーマンダは文字通り見下すような目でタブンネを見ている。 そして三つ目はタブンネ自体に無関心な者。これは流石に何を考えているのか分からないが恐らくタブンネなどに興味を示さないのだろう。 見たところタブンネに無関心なポケモンは数匹居るが、その中でもひときわ異彩を放っている者が居た。深く青い肌、剣のように鋭い目つき、背中や腕に見える鰭のような物、頭部の左右対称な突起物。 その姿は言わずと知れたシンオウ地方の「ガブリアス」だ。ポケモンバトル界において知らぬ者は居ないと言われる程の知名度と実力を誇り、最強に最も近い存在の一つと言われている。 ガブリアスはと言うとタブンネなど目にもくれず器用に腕を組んで何処か遠くを見つめている。タブンネなど取るに足りない存在なのだろう。 「おい糞豚。お前の腕前を皆の前で見せてやれ。この中から一人選んで勝負してみろ。」トレーナーが唐突に言う。この集団の中から一人指名して戦えと言う事だ。 冗談ではない。そうタブンネは思った。この面子に入れるかどうかと言った程度のカポエラーにすら手も足も出なかった自分が戦ったところで結果は見えていると。 だが下手に逆らう訳にもいかずタブンネは渋々辺りを見回す。「(*1)」 必死に辺りを見回すが、勝てそうな相手がまるで見つからない。そもそもタブンネでは弱点を突いたところで倒す事が出来ない相手ばかりなのだ。 半ば諦めかけていた時にふとこの場に明らかに場違いなポケモンが居た。青くて丸い体をしたマリルである。進化系のマリルリは特性力持ちによる強力な物理攻撃を得意とするが進化前のマリルなど聞いた事が無い。 得体の知れない存在だが他に戦える相手など居ない。冷凍ビームは効果いま一つだがやるしかない。そう思ったタブンネはマリルを指名する。 するとマリルは黙って頷き、前へ出てきた。どうやら承諾してくれたようだ。 両者承諾の元、対戦が始まる。タブンネは自分が取るべき行動を考える。マリルがどう言う戦い方をするのかは本当に予想がつかなかった。 まず考えられるのは進化の輝石による耐久戦法だ。正直わざわざマリルに耐久戦法を取らせるなどお世辞にも効率が良いとは言えなが進化前のポケモンを使う理由など他にタブンネは考えられなかった。 考えた末にタブンネはとりあえずリフレクターを貼った。どくどくも考えられるが、単純に攻撃してくる可能性もある、そこで物理か特殊かどちらが来る確立が高いかと考えるとやはり特性を生かした物理が有力だろうとの考えだ。 だがマリルは突っ込んでくることは無く両手を前に突き出す。これは特殊攻撃の前触れだ。相手の手を読み間違えたタブンネだが相手の攻撃を受ける体制に入る。手を突き出す動きは波動の技、つまりマリルは水の波動を撃つのだろう。だが自分の耐久力ならマリルの攻撃を受けきれると考えての行動だ。 だがマリルの手から放たれたのは青い水の波動などではなく黒い悪の波動だった。悪意の込められた漆黒の波動が直撃し、タブンネは倒れこむ。そこに自分の両手の手首から先が落ちてくる。悪の波動を受けて両手の肘から手首までが霧となって消えてしまったのだ。 「!?!?!?!?」状況が理解できないタブンネ。何故マリルが悪の波動を撃てるのか。何故それがたった一撃で自分にここまで重症を負わす事が出来るのか。 考えているうちに耐え難い痛みに襲われる。腕のあった箇所の断面からは鮮血がほとばしりタブンネは痛みのあまり体をよじるように暴れる。 そんなタブンネを見てマリルは思わず笑い出す。それをきっかけに周りのポケモン達も笑い始めた。爆笑、失笑、嘲笑、苦笑・・・いずれもタブンネの自尊心をこれでもかと言うほど傷付ける。中には呆れ果てた顔をしている者まで居る始末だ。 そんな中堪えきれずに笑い続けるマリルだがその声はマリルとは似ても似つかない物だった。するとマリルの体はゆっくりと変形していく。他のポケモンへの変装を得意とする黒と赤の色のポケモンは間違いなくイッシュ地方の「ゾロアーク」だ。 「(おいおいwこんな所に場違いな雑魚が居たらイリュージョンを疑うだろう普通w)」ゾロアークは心の底からこの浅はかで間抜けな敗北者を笑っている。それ以外にも四方から聞こえてくる笑い声にタブンネに向けられる侮蔑とも哀れみとも取れる視線。これらはタブンネを心的に痛めつけるこれ以上に無い物だった。 その後トレーナーの回復の薬と自身のさいせいりょくで回復したタブンネだが傷ついた自尊心までは治せないのであった。
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青い目にピンクの毛並み。家の大事なタブンネ母子。お腹一杯オレンを食べて母子寄り添って寝る姿は最高だ。 しかし、そんな幸せに満ちた親子の顔を絶望に染め上げたいと思ってならない。それは我慢出来なくなっていく。 ある日、いつもの様にタブンネ母子が「ミィミィ♪」と甘えてくる。もう我慢出来ない俺はママンネを突き飛ばす。 「ミブゥ!?」と怯んだところにマウントポジション。ママンネを殴りまくる。「ミブォ!ミグゥ!ミヒィ!?」 30分殴るとママンネの顔は紫色に腫れあがり、醜くパンパンになっていた。「フィィフィィ…」と苦しそうに息をしながら 子タブンネと共に涙を流し、哀願する。うるさいので子タブンネを水槽に閉じ込める。「ミ!ミィ!?」必死にガラスを叩くが効果無し。 次に鋸を手に取ると、ママンネの足に当てる。「フィ?」そして思い切り挽く! 「グビャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアァアア!!?」 「ヒィヒィ…」両足を切断され、苦痛に歪むママンネ。だが、休みを与えるほど俺は甘くない。 今度は子タブンネに近付く。「ミィミィ」助けてくれるのかと思ったのか子タブンネは媚びる。 俺は水槽の上にある蛇口をひねる。すると灰色の液体が出てきた。「ミヒィ!?」これ、実は水に溶かしたセメントだ。 何が起こったのか理解できないママンネに優しく説明する。「あれはセメントだよ。あのままじゃ子供が固まっちゃうよ。 ママが町内一周してくれたら止めてあげよう。」ママンネは顔を青ざめ、「ミギャアァ!?」と叫ぶ。 しかし、泣きながら助けを求める子タブンネを見るとママンネはゆっくり這い始める。「ミガァアアァァ!?」 足の切断面が道路と擦れ、血の線路を作る。そのたびにママンネは悲鳴をあげた。しかし、子タブンネの悲鳴が焦りを煽る。 「ミッミ!」(ママ―!早く来てよ!死にたくないよ!溺れるよ―!)セメントは子タブンネの足首まで来ている。 子タブンネは絶望の顔で死にたくないよダンスを踊っている。苦痛に呻きながら地面を這うママンネ。 その顔は焦りと絶望でぐっしょりになっていた。 「ミヒィーミヒィ―」ママンネはセメントで固まりつつある子タブンネを救出すべく足の無い体で這いながら町内一周に励んでいた。 「グビィイイィ…」切断面は、地面の砂利で擦り切れ、血の線路を作り続けていた。 「おい!見ろよ、タブンネが這い這いしながら呻いてんぞ。」「ハッハッ!害虫芋虫ンネ!」「道路に血なんか垂らすな害虫!」 すれ違う人々に罵声を浴びせられ、ママンネは恥ずかしくて恥ずかしくて。 しかし、「ミッヒィー!」(ママ―ッ!死んじゃうよ!助けてよぅ。) 助けを求める子タブンネの声がママンネの前進を促す。(はやく助けなくちゃ。私の子が待ってるのよ。) ママンネは進む血の線路を作りながら。 そのころ、水槽に閉じ込められた子タブンネ。既に液状セメントは首にまで来ており、溺死は時間の問題だ。 ただ、必死にセメントを飲んで、溺れない様に抵抗する子タブンネ。だが、飲んだセメントは逆に体内で固まり始める。 「ミガボゴボ…」しばらくして子タブンネは抵抗空しく体内からセメントに埋もれ、固まってしまった。 「ミヒィミヒィ」日が暮れる頃、ママンネはやっとの思いで家に着いた。(さあ、子供をかえして…。) 「よーし。約束通り返してあげよう。ほら、可愛い子タブンネちゃんだよ。」「ミィ…ミィィィ!」 涙を流しながら子タブンネに近付くママンネ。(ママ、やったよ。よかった。助かって。) しかし、喜び空しくすぐに異変に気付く。いくら抱きついても顔一つ変えない我が子。ふとママンネに嫌な想像が過る。 恐る恐る触角を子タブンネに着けると、すぐに青ざめ、「ミヤァァァァアアァァァァ!!?」絶望の奇声をあげる。 そう、すでに子タブンネは体内からセメントが固まり、内側からコンクリタブンネとなり、死んでいた。 唖然とするママンネだが、こんなモノでは終わらない。ママンネを鉄棒に耳をくくり付け、ワイヤーに繋がった 子タブンネをママンネの腹のくびれに固定する。要は鉄棒にぶら下げたママンネに子タブンネの重りが加わった。 「ウビャァァァァァァァアア!?」耳と腹の痛みに悲鳴をあげる。そう、最期は拷問処刑だ。 「ウビイウビイ」体内にズッシリセメントが入った子タブンネの重さに耐えかね、ママンネは呻く。 まずは電動ハンドミキサー(泡だて器)をおマンネに刺し込むとスイッチをいれる。 「グビャァァァァァァァァァァァァアア!!?」ママンネの子宮内をハンドミキサーが蹂躙する。 5分ぐらいで出すとミキサーの先端にひっかかった子宮がおマンネからズルリと出てきた。 性器を破壊され、「ミガガァ…」と苦痛に歪み、青い目から涙を流す。お、サファイア発見。抉ってやろう。グリィ! 「ミガガギゴゴゴガァァァァ!?」片目だけだがとても綺麗だ。サファイアは9月の誕生石。7月生まれの俺には違うな。 さて、そろそろ胴体を切断しよう。鋸を持つと子タブンネが繋がったワイヤーの少し上から挽く。 「ビガァァァァァアアァァァァァアア!!?」切られるたびに、コンクリの我が子の重さで、傷が広がる。 「ミギィガア…」背骨がメリメリなっている。6分後、ママンネの体は2つに別れた。「ウビイウビイ…」 重さから解放されたママンネは右目から涙、左目から血をながす。我が子の死体に2つの液体が落ちる。 そのまま絶望に満ちた顔のまま死んだ。その後、セメント漬けにされ、母子の銅像が出来上がった。