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ここは10番道路。チャンピオンを目指す猛者達が修行のために訪れる場所だ。 このような過酷な地においてもタブンネは生息する。レベルが高いので経験値稼ぎには最適だ。 タブンネは毎日、トレーナーに蹂躙されながらも野生ポケモンに目を付けられないように暮らしていた。 「よし、行けジヘッド!」 一面の緑の中に不自然なピンクを見つけた少年は慣れた動作でジヘッドを繰り出した。 ジヘッドは非常によく育っていて、進化の兆しがはっきりと見えていた。 「噛み砕く!」 少年の命令を聞くより早くジヘッドは草の擦れる音に反応していた。真っ直ぐに飛び出した双頭がピンクに鋭利な牙を突き立てる。 「ミビャアアアアアッ!?」 甲高い叫びを聞いた少年がジヘッドを追うと、そこには肥った腹と弛んだ首を食い付かれている一匹の成獣タブンネがいた。 「ミッ!ミヒッ!」 タブンネは逃げようともがくが、牙が肉に食い込むのを助けるだけだった。 「よし、このタブンネはレベルが高いぞ……すごい経験値だ!」 少年が興奮を抑えきれない様子で言うと同時に、ジヘッドの体が青く光り、その姿を変えた。 「やった、ついに進化したぞ!とどめだサザンドラ、龍星群!」 進化したサザンドラはタブンネを放し、尾の一振りで地面に叩き付けると3つの口から大量の光を吐き出した。 「ミグウッ!!ウアアアーーーーッ!!!」 光は瀕死のタブンネに容赦無く降り注ぎ、辺りは焦土と化した。 「……おや、タブンネじゃないか」 その声でタブンネが再び意識を取り戻したとき、目の前には一人の男がいた。 男がタブンネの口の中に大きな金平糖のような物を一つ入れるとタブンネの全身の傷が塞がり、タブンネはあっという間に元気になった。 「最近はタブンネ狩りと称して経験値稼ぎや虐待をする輩が多くてな、私がいなければ君も死んでいたよ」 「私はMr.タブンネという研究者だ。名前の通り、タブンネの研究をしている」 Mr.タブンネは白衣を纏い、研究バッグを提げた40歳程の男であった。タブンネは触角を使わずとも男が悪人では無いことを悟った。 「実はさっき君が無様に倒されるところを見ていてな…どうだタブンネよ。お前は悔しくないか?」 タブンネは龍星群のショックで何があったのかを忘れていたので首を傾げたが、 Mr.タブの両手を顔の横に持ってくるジェスチャーを見るとすぐに思い出した。 それでもMr.タブの言った事は今一つ飲み込めていないようだった。悔しくないか、とはどういうことだろう……、と。 「サザンドラに負けたのは君が弱いからだ。負けっぱなしでいいのか?一生殴られながら生きていたいか?」 それを聞いてタブンネは何だか、自分の中に今まで無かったどろどろした何かが生まれているような気がしてきた。体が熱く、固くなるのを感じた。 タブンネが初めて持ったそれは、純粋な怒りだった。 「もし強くなりたいなら私に着いてきなさい」 「ミッ!」 タブンネは迷わずMr.タブに着いていった。着いていった先は研究所を兼ねたMr.タブの家だ。 「さて、私の研究によると、タブンネは最弱のポケモンと言って差し支え無いだろう」 「ミッ!?」 いきなりの言葉にタブンネは驚いた。まさか自分が最弱と言われるとは思わなかったのだろう。 Mr.タブの説明によるとタブンネが最弱だと言う根拠は次のようなものだった。 ――まず体だが、分銅のような体型は脂肪が非常に多く、人間の赤ん坊ほどの小さな足や運動を考慮しないハートの肉球と合わせて、 走ることや跳ぶことには極めて向かない。 腕も異様に短く、四足歩行もできない。頭に毒虫が落ちてきても払うことすらできない。 大きな耳はレーダーになるが、耳管が広いわけではないので大きいことによる利点は無い。 発達した触角は鼓動から感情を読み取ることができるが、食うか食われるかの野生世界ではわざわざ近寄って感情を読み取る必要性は無い。 派手なピンクの模様は昆虫なら敢えて目立つことで危険性を主張することに役立つが、 タブンネの場合は逆に襲ってくださいと言っているようなもので全く役に立たない。 また、その模様は人間の服に似ているので、人間に恨みを持ったポケモンの怒りを買う恐れすらある。 毛皮は少なく肉がむき出しになっているので冬涼しく夏暖かく、トゲや岩角から身を守ることもできない。 次に技だが、技マシンを使わない限り接触型ノーマル攻撃しかできず、ゴーストポケモンや尖ったポケモンには一方的に攻撃される。 補助・回復技を多く覚えるが再生力でなければ自身の傷は治せず、あろうことか相手を回復する。 これではまるで、タブンネが人間や他のポケモンに媚びながら生きさせて貰っているようなものだ。いや、外見からして実際にそうなのだろう。 タブンネは一種の「ボーナス」なのだ。神からの愛を唯一受けられなかった悪意のポケモンなのだ。―― 最弱の所以の説明が終わる頃には、タブンネは拳を握り締めながら顔をぐじゃぐじゃにして泣いてしまっていた。 「まあ泣くな。確かにタブンネは弱いが、望みはある。強くなればいい」 協力者に全てを否定され絶望に沈んだタブンネだが、強くなればサザンドラを倒せるかもしれないと思い短い腕で涙を拭った。 「ミッミッ、ミィ?」 しかし、どうすれば強くなれるのか?技マシンで武装しても一撃で倒せなければ龍星群を使われる。 次に龍星群を食らって生きている保証などどこにもない。 「そこで私の研究が役に立つ。何百ものタブンネの協力のもとに作った最強の技を君に授けよう」 Mr.タブの眼が怪しく光る。タブンネはゴクリと唾を飲むがMr.タブを信用していた。 翌日。少年がチャンピオンになったと聞いたMr.タブとタブンネはポケモンリーグに乗り込んだ。 四天王はMr.タブの手持ちポケモンが蹴散らし、今二人は大きな扉の前に立っている。 「……いいかタブンネ、私の命令通り動けば必ず勝てるはずだ」 「ミィッ!」 「はじめまして、チャンピオン。私は頂点の称号など欲しくはない。彼の意思でここまで来たのだ」 少年は「彼」を見て目を丸くした。昨日経験値稼ぎに使ったタブンネが挑戦者の手持ちとして自分の目の前にいるのだ。 だがすぐに落ち着きを取り戻し、サザンドラを繰り出した。戦闘開始の合図である。 「いけっタブンネ!」 「ミッミッ!!」 「サザンドラ、流星群!」 少年はいきなり究極技を放った。例えタブンネであっても今は誇り高き決戦の間にいる戦士。これは少年のタブンネに対する敬意であった。 鉄を焼くほどの熱と力を帯びた流星がタブンネに襲いかかり、一瞬にしてタブンネは跡形もなく消し飛んだ……ように見えた。 「今だタブンネ、冷凍ビーム!」 「ミィ!」 タブンネは持っていた光の粉で龍星群の狙いを外していたのだ。 両手の先から白い光線がサザンドラ目掛けて一直線に伸び、サザンドラは氷付けになった。 氷が砕けてサザンドラはすぐ自由になったが、タブンネが必殺技を出す準備をするには十分すぎる余裕であった。 「タブンネ、ロケットパンチだ!」 「ミィィィ……ィィイイイ!!!」 タブンネは両手をサザンドラに向ける。するとなんと、タブンネの腕から火が吹き出した。 「ミ!?…ィギャアアアーーッ!アアアアアアッ!!」 タブンネの腕には機械が仕込んであり、それが必殺技ロケットパンチの正体だった。 だがアニメや漫画のようにはいかず、タブンネは腕を高温の炎と蒸気で焼かれながら引きちぎられた。 「ブミギャアアアッ!!!」 肉の焼ける香ばしい匂いと共にタブンネの腕が血のジェット噴射でサザンドラに飛んでいく。 サザンドラは腕を軽々と避けた。腕はステージの壁にぶち当たり、凄まじい大爆発を起こした。 タブンネは何が起こったのかわからず、ただ腕のあったところを押さえてのたうち回っていた。 どうして、腕が、熱いよ、痛いよ。 「やはり命中精度に問題があるな、この試作品は。おい、起きろタブンネ!今度はミサイルキックだ!」 床に倒れているタブンネの、今度は足から火が出た。 ビチビチという骨と肉がちぎれる音が響き、足の膝から下が本物のミサイルのように飛んでいく。 「ウゲァブ!ミガーーーーッ!!!!」 タブンネは体を焼かれながら裂かれる痛みに濁った奇声を上げた。 ミサイルキックは熱探知式らしく、サザンドラが火の弾を遠くに飛ばすとミサイルも遠くに飛んでいき自爆した。 「ううむ、これは想定外だったな…もっと研究しなければ」 タブンネは何か理不尽を感じていた。自分は死にそうなのに敵には傷ひとつ付いていない。これが効果的な作戦とは思えない。 しかしMr.タブがミミブーメランを命令すると新しい苦痛がやってきて考えが掻き消される。タブンネは地獄の責め苦を受けながら戦っていた。 敏感な大きい耳の神経がブチリブチリとちぎれ、勢いよく明後日の方向へ飛んでいく。 「ビャアアアーーッ!ウィィイイイイヤアアア」 そしてタブンネはMr.タブの呟きを聞いてしまい、痛みの中で全てを知ってしまった。 「もっと多くのタブンネで実験を重ねるべきだったか…」 この男にとってはタブンネは研究材料でしかないのだ。 最弱のタブンネを最強にするという狂った目的のために今まで多くのタブンネが残虐かつ陰惨な「研究」の犠牲になり血を流してきたのだ。 そして自分も……。 タブンネは少年への復讐よりもMr.タブを殺さなければならないと確信したが、 「また適当なタブンネを捕まえて実験しなければ…タブンネ、大爆発だ」 「ミバッ!!」 Mr.タブが命じるとタブンネはボンという音と同時に木っ端微塵に爆裂して死んだ。 結局タブンネは1ダメージも与えられずに死んだ。 少年は唖然として、賞金を床に置いて何も言わず帰るMr.タブを見つめることしかできなかった。 Mr.タブは研究所の裏にある大きな庭にいた。庭は薄暗く、じめじめとしていて、腐った臭いが漂っている。 臭いの正体は庭の真ん中にある赤黒い塊。それは今までに犠牲になったタブンネ達の死骸の山だった。 上の方にはハエが無数に飛び、下に目を移すに連れてゲル状の腐乱死体や白骨が目立ってくる。 山は腐汁の流れと虫の蠢きでグジュグジュと音を立てていて、それ自体がタブンネの怨念の集合体のように見えた。 Mr.タブは一人呟く。 「やはり内蔵型の武装では限界があるか、これで尊い犠牲は531匹目だ」 「ん?531と言えば、タブンネの図鑑番号じゃないか!こいつは傑作だ!ミヒャヒャヒャヒャヒャ!」 Mr.タブはいきなり狂ったように笑い出した。 「ミヒャ!閃いたぞ、内蔵武器だと自滅覚悟になるが、それなら外付けで強化すればいいんだ!タブンネパワードスーツを作ろう!」 「じゃあこいつらは犬死にか?……いや、タブ死にだな!ミヒャ!ミヒャヒャヒャ!」 Mr.タブは狂笑しながらタブンネの死骸の山に火を付け、爆死したタブンネの残骸ごと粉々に焼却してしまった。 終わり
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ある日、ヒウンシティで奇妙な事件が起きた。 砂まみれのタブンネの集団が、列を成してヒウンシティに進入してきたのだ。 十数匹はいるであろうタブンネ達は、目は虚ろで、長い間何も食べていないのか、ひどく弱っていた。 おそらくタブンネ達は野生ポケモンとの競争に破れ、安泰の地を求めここまで来たのだろう。 街を行き交う人々は、その奇妙な光景に驚きを隠せないでいた。 人々は道を譲るかのようにタブンネ達を避けている。 噴水のある広場についた時、千鳥足のタブンネ達は甘い香りに襲われた。 「ミィ…ミィ…ミィ?ミィミィ!」 匂いの元はクレープの出店だった。人々は、車の中にいる店員からクレープを受け取り、美味しそうに食べている。 それを見たタブンネ達は今までの疲れはどこへやら、出店に向かって一斉に走り出した。 「ミィミィ!ミィミィミィ!!」「ミィ~ミィミィ!」 車の周りに並んでいた人々に割り込み、店員に向かって両手を差し出し必死にミィミィと鳴き始めた。 一瞬の出来事に客は困惑の表情を浮かべ、足下で店員に必死に媚び、餌をねだるタブンネ達を凝視していた。 店員も完全に困ってしまい、1分ほどあたふたした後、一つのクレープをタブンネの集団にひょいと投げ入れた。 するとタブンネ達はクレープに群がり醜い争いを始めた。一匹のタブンネがクレープを取ると、他のタブンネ達がそのタブンネにのしかかりクレープを奪おうとする。それが何回も続いた。 やがて残ったのは砂と埃まみれになったグチャグチャのクレープだった。タブンネ達も傷だらけで、体力を消耗しただけだった。 「ミィィイイイイイ!!!!」 怒り狂ったタブンネが、クレープを持って唖然としていた少年に襲いかかった。 それを見た他のタブンネ達も、チャンスとばかりに少年を襲い始めた。 体中を足跡だらけにされクレープを奪われた少年は地面にひれ伏していた。 それを尻目に、タブンネ達はクレープに食らいつき、あっと言う間に食べてしまった。 イッシュ地方のとある森にタブンネさんの集落がありました。 その集落はイッシュ地方では有数の勢力を誇る群れです。 「ミッミッ!」「ミィミッミッミィ!」 どうやらこのタブンネさん達はヒウンシティに集団で突撃することを計画しているようです。 近年の大寒波による影響で主食の木の実が取れなくなっているのでしょう。 タブンネさんたちは大量の食べ物を求めて人間から略奪することを決めました。 そして作戦当日・・・ 大量のタブンネさんたちは深夜にこっそりと橋を渡りヒウンシティにつきました タブンネさんたちの生と死をかけた略奪作戦が幕を開けた・・・ 「ミィィィィィィッーーー!」 ヒウンシティに着いたタブンネさんのリーダーは雄叫びをあげました。 興奮するあまりに大声を出してしまったのでしょう。 「うるせーぞ!この糞豚!」 一人の通りかかったサラリーマンが罵声を浴びせました。 どうやらよほどあの甲高い声が耳ざわりだったのでしょうか。 「何時だと思ってやがんだゴミ豚がぁ・・・」 サラリーマンがそう言ってタブンネの集団に近づいていくと 「ミィィィッ!」 何とタブンネのリーダーは口から火炎放射を吐いたのです 「ぎゃあああああっ!」 サラリーマンは瞬く間に燃え上がり、火だるまになってしまいました。 「ミィミィ!」「ミィィ!」 火が鎮火すると、タブンネ達はクロコゲになったサラリーマンを集団で取り囲み、荷物や衣服をあさりました 「ぐっ・・・やめろ・・・」 タブンネの集団に襲われ抵抗できないサラリーマンは掠れた声をあげるも、荷物や衣服をタブンネ達に取られてしまいました。 「ミッミッ!」 タブンネ達は物陰に逃げていきました。 一日目からこの収穫に大喜びのタブンネさん、日が昇った時にどんな悪行を見せてくれるのでしょうか。 日が昇り、朝を迎えました、町の奥深くに巣を作り、そこを拠点に生活していくつもりでしょう。 ちなみにその元々の持ち主はヤブクロンたちの巣で、餌を取りにいっている親分のダストダスが居ないのをいいことに ヤブクロン達の巣に夜襲を仕掛けて巣を横取りしたようです。 「ダス?」 どうやら親分のダストダスが帰ってきたようです。 「ミッミィ?」 呑気にも豚ケツを晒しながら寝ていたタブンネさんたちはその異臭で目覚めました。 「ダスーーー!」 周囲には子分のヤブクロンの死体が転がっていて、巣を強奪されたダストダスは怒りに燃えていました。 「ミィィィッ!」 リーダーのタブンネはサイコキネシスを繰り出し、ダストダスの動きを封じました。 なぜこのリーダータブンネはこんな高レベルの技が使えるかというと、このリーダータブンネは元々捨てタブンネであり しかも個体値は5v、努力値もSとCに振られており技構成も強力な技で固めた強力なエリートタブンネだからです 「ダ・・ダス・・」 そしてダストダスの息の根を止め、そろそろ町に略奪しに行く時間になりました。 町にはすでに人間であふれ返っており、餌には困らない、そう思ったタブンネさんたちは町に出向く準備を始めました。 まずタブンネさんたちは5チームほどに分かれて行動することにしました、糞豚にしてはよく考えましたね。 リーダータブンネを中心にした集落の上層部で固めたチーム 父親タブンネを中心にしたチーム 後は対して力のないタブンネで固めた捨て駒チーム といった感じに分かれました 「ミッミッ!」 そう鳴くと最後かもしれない挨拶を交わし町に飛び出して行きました。 「ミィミィ・・・」 捨て駒タブンネ達は途方に暮れていました。 何せ能なしの豚なので人間から略奪するやり方を実践できず戸惑っています。 町の郊外の人気が少ない公園でタブンネ達は一人で迷子になっている5、6歳の子供を見つけました。 「パパとママはどこに行っちゃったんだろう・・・」 この弱そうな子供ならいける!、そう思ったタブンネ達は子供にたいあたりを仕掛けました。 「いたっ!」 タブンネの体当たりを食らった子供は転んでしまいました。 「ミィィィ!ミッミッ!」 タブンネは集団で子供を取り囲み、そしておやつを奪い取ってしまいました。 「たぶんねはやさしいぽけもんのはずなのに・・・」 子供は泣き出してしまいました。 そしてその横でドヤ顔で勝ち誇るタブンネさんたち。 この捨て駒害獣に天罰は下るのか!? 「コラァー!うちの子供に何をするー!」 どうやら子供の父親が現れたようです。 「ミィッ!?」 父親は意地汚いタブンネの尻尾をつかみ地面に叩きつけました。 「ミギャッ!」 「この豚がァ!意地汚い手でうちの子供に触りやがって!」 そう言いながらタブンネを何回も地面に叩きつけた後、思い切り顔面パンチを喰らわせたようです。 「ミィッ!」「ミギャァァァッ!」 タブンネが殴られているのを見て他のタブンネ達は一目散に逃げ出してしまいました。 「ミィィィィ!!!!」 恐怖と絶望に駆られながら必死に逃げていく姿はとっても滑稽です。 ドン! 「ミィッ!?」 「あでっ!」 どうやら必死に逃げている最中に一人の男性とぶつかってしまったようですね。 「何やこの糞豚ァ!」 そう言うと男はタブンネに全力の蹴りをお見舞いしました 「ミヒィィィィィ!」 気持ちのいい音がして吹っ飛びましたねぇ、いやぁ愉快愉快。 「ミィィィッ!!!」 そうしている間にどうやら男は糞豚に囲まれていたようです ホントにタブンネというのは弱い相手を集団でボコることしかできないんですねぇ、正に豚にふさわしい戦法です。 「ミッミッミッ!!」 一匹のタブンネが男に飛びかかりました、しかし男はすぐさまモンスターボールを取り出しポケモンを繰り出しました。 「出番や!ボーマンダ!」 モンスターボールから現れたボーマンダは男を乗せて宙に舞い上がりました タブンネさんはこいつにも勝てないと思い、また逃げ出してしまいました、ワンパターンにもほどがある、さすが単細胞。 「調子に乗ってるタブンネには罰を与えないとなぁ・・・なぁボーマンダ?」 「グルルルゥ・・・」 ボーマンダが軽くうなずくと、男はボーマンダに流星群を命じました 「ミィィィィィ!」「ミヒィィィィ!」 必死に逃げるタブンネ、しかし・・・ 「ミギャァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」 バシュウゥゥ!と言う快音と共に薄汚い豚の断末魔が響き渡ります ほぼ全てのタブンネに流星群が直撃し、タブンネは息絶えました 「ミィミィ・・・」 どうやら1匹だけゴキブリ並みの生命力で生き残っていたようです。 男に助けを求めましたが、頭を踏みつぶされ、息絶えてしまいました。 「マンダのりゅうせいぐんはつよい」 そう男は言うと、横たわっている屑肉を後にして町の中へ入って行きました。 「ミィミッ・・・」 必死に逃げるタブンネ達、そんな害獣達が行きついたのは町のゴミ捨て場でした。 「ミィ!」「ミッミッ!」 何とゴミ捨て場のゴミ袋には沢山のまだ食べられる残飯があるではありませんか! 「ミィミッミッミッ・・・♪」 必死に残飯を貪り食うタブンネ達、しかしそこに二人の男が現れたようです。 「来てるなぁ・・・今週も哀れなタブンネ達が」 「先輩、とっととこんな豚片づけて仕事終わらせましょうよ」 今日は水曜日、タブンネの日だったのです。 「ああ、そうだな・・・」 男達はタブンネに手をかけゴミ収集車に入れようとします 「ミィィィッ!」 タブンネさんは生意気にも男をひっかき始めたのです 男はそれにキレたのかタブンネにラリアットを与えました 「汚い手で触るな!豚!」 「ミギャァァァァァ!」 その光景を見て他のタブンネ達は恐怖のあまり固まってしまいました。 「先輩、そういえば今週からタブンネを回収するときには両耳と両手を切って収集車に入れろって言われてましたよ」 「そう言えばそうだったっけなぁ・・・めんどくせぇな…」 そしてタブンネたちの両手両耳の切断が終わると次々に男達はタブンネ達を収集車に入れていきました。 「ミィィィィィィッッッ!!!」「ミッミッ!」 豚の声が響く中、子タブンネ達はなぜか無事でした 怯えながらどうして自分たちは手と耳を切られないんだろうと不思議に思っていたら 「お前たちは明日回収してやるからな、楽しみに待ってろよ」 そう男が言いました、子タブンネの日は明日だからです 「それじゃあ先輩、行きましょうか」 もう一人の男がそう言うとミィミィと泣き叫ぶ子タブンネを尻目に収集車は去って行きました。 一方、食料を求めて町の港方面に到着した父親タブンネ達、子タブンネも一緒です。 父親タブンネ達が取った戦法はなんと物乞いをすることでした。 自分たちの可愛さによほど自信があるのでしょうか、それに子タブンネも一緒だと同情をして貰えるとでも思ったのでしょう。 「ミィミィ・・・」「ミィ・・・ミッ・・・」 わざとらしく道端に同情を誘う泣き声を上げて座り込むタブンネ達、その瞳はまさしく食べ物を下さいとでも言わんばかりの目でした。 「かわいそうに・・・」「ほら、オボンの実だよ」 なんと道行く通行人は媚びたタブンネ達に騙されたのか次々にタブンネに餌を与えるではありませんか。 世の中チョロいな、内心タブンネ達はそのようなことを思いながら餌を貰っていたそうです。 そんな中、媚を売り続けるタブンネさん、しかし1匹の媚豚の前に一人の青年が姿を現しました。 「ミィミィ・・・」 タブンネは他のタブンネと同様に可愛らしい鳴き声で助けを求めました。 「(これはタブンネ・・・大方町に居るのを見ると恐らく物乞いに来たのだろう・・・)」 そう青年は思うとタブンネに手を差し伸べました。 「おいで、タブンネ」 「ミッミッ!」 タブンネは嬉しそうな鳴き声を上げ、青年に抱きつきました。 「(随分面白そうな玩具が見つかったな・・・少しこの豚で遊んでやるか)」 タブンネを抱きかかえながら悪巧みをする青年、そして少し歩くと公園に着きました。 そこには大量のタブンネの残骸と泣きながら身を寄せ合っている子タブンネ達が居ました。 「ミィミィ!」 タブンネはその光景に驚きます、何せ自分たちの同胞の残骸が有ることに。 「ほう・・・」 青年はとあることを思いつきました。 「ミィ!ミィミィミッ・・・」 タブンネはとても自分達はかわいそうだよと言いたげな様子です。 「いや、タブンネちゃんはとても幸せだよ、こんなに沢山のおやつが食べられるなんて」 そう青年はタブンネの残骸を指さしながら言いました。 「ミィィィィィィ!?」 そう甲高い豚声を上げると、こんなものが食べられるか!と怒り始めました。 「いやぁ、とてもタブンネちゃんは幸せ者だなぁ」 青年は笑っています。 「ミッミッ!ミッミッ!」 タブンネは怒りながら帰ろうとしました、しかし・・・ 「わがままだなぁ、タブンネちゃんは、お仕置きをしないと」 青年はそう言うと、キノガッサを繰り出し、そしてタブンネに向けてタネマシンガンを命じました 「ミギャァァァァッ!!!」 どうやら急所に当たったようですね。 「ミィミィ・・・」 タブンネは青年に土下座を始めました、当然青年は許しません。 必死になって許してもらおうと土下座を許してもらおうとするタブンネ。 しかし青年はタブンネの謝罪を無視してキノガッサで殴り続けます。 「いいサンドバッグだ」 青年は快楽の表情に満ちていました。 「ミガァァァァァァァァ!」 遂にタブンネは逆上してしまいました、青年とキノガッサに向かってすてみタックルを放ちます。 「無駄だ!ナットレイ!」 青年はモンスタボールからナットレイを繰り出しました。 タブンネはナットレイに激突してしまいました。 「ミギャァァァァァ!」 タブンネの体に鉄のトゲがぐさりと突き刺さる、すでにタブンネは血まみれだ。 「おい糞豚、そこでうずくまっている子豚たちを俺の気がすむまで殴れ、そうしたら命だけは助けてやる」 青年は恐怖に怯えうずくまっている子タブンネを指さした。 「ミッミッ!」 タブンネはイヤイヤと首を横に振る。 「キノガッサ!やどりぎのたねだ!」 タブンネの体にやどりぎのたねが植え付けられた。 「早くしないとお前まで死んじゃうぞー♪」 青年はタブンネにそう告げると、タブンネ 青年はタブンネにそう告げると、タブンネは子タブンネを殴り始めました。 「ミギャ!ミギャ!」「ミィィィィィィ!」 生き残るために必死に子タブンネを力いっぱいぶん殴るタブンネさん、その姿はとても哀れです。 そして、1時間ほど経った頃、青年はタブンネに子タブンネを殴るのをやめさせました。 「もう止めていいぞ、汚らわしい豚ども」 「ミッミッ・・・」 タブンネは安堵の表情を浮かべます、しかし、そこに青年はさらに追い打ちをかけるのでした。 「地獄でも幸せにな、やれ、ヨノワール」 青年はボールからヨノワールを出しました。 ズズズズ・・・ 鈍い音がすると、ヨノワールの後ろに暗黒空間が現れました。 そして、ヨノワールはタブンネと子タブンネをつかみ、暗黒空間に連れて行こうとします。 「ミィィィィィィィ!」「ピィピィ!ピィピィ!」 泣き叫ぶタブンネ達、タブンネには野生のカンなのか、暗黒空間が何を意味しているのかが何となくわかってしまうのでした。 タブンネは必死になってヨノワールの手から逃げようとしますが、ヨノワールの握力は凄まじく、豚がどうにも出来るものではありませんでした。 「ミィィィィィ!ミィィィィィィ!」「ピィィィィィィィィィッ!」 そして、タブンネ達は暗黒空間に呑まれてしまいました。 害獣たちは、二度とこの世に戻ってくることはないでしょう、タブンネ。 「いいストレス解消になったな、行こうぜ皆!」 こうして、公園に居た捨て駒タブンネ達は全て善良な市民によって駆除されたのでした。 リーダータブンネ編 「ミッ!ミィィィィィィッ!」 リーダータブンネ達は街に出るととても興奮し、街中を見渡します、何せ初めての大都会です。 今までに小規模の村や、町などを襲撃して来たことはありますが、今回はスケールが違います。 「ミィミィ・・・」 さて何を奪おうか・・・そう考えていると、タブンネ達は甘い匂いを嗅ぎつけました。 「ミッミッ!」 甘い匂いのする方に行ってみると、そこでは美味しそうなヒウンアイスの屋台がありました。 「まだかなぁ」「とても美味そう!楽しみ!」 屋台の前には沢山の人間が並んでいました。 これだ!と思ったタブンネ達は我先にとヒウンアイスの屋台に突撃を開始しました。 「ミィミッミッ!!!」「ミガァァァァァ!!!」 タブンネ達は、行列を無視して屋台の店員にアイスをねだり始めました。 「こらこら、いくら可愛いからって割り込んじゃだめだぞ、タブンネちゃん」 店員はそう注意すると、タブンネを退かそうとしました。 「ミィィィッ!ミッ!!」 リーダータブンネは逆上し、冷凍ビームを店員に向かって放ちました。 「グブッ・・・」 冷凍ビームは店員の腹部に直撃し、店員はその場に横たわってしまいました。 「キャアアアアアア!」 屋台の周りは大パニック、その間にタブンネ達はアイスをたくさん抱えて一目散に逃げて行きました。 「ミヒヒヒヒッ!」 とても悪い顔で屋台から逃げていくタブンネ達、正に糞豚ポケモンです。 「ミィミィ~♪」 横たわる店員の前で店員を馬鹿にするように尻尾を振るリーダータブンネ。 そして、タブンネ達は街の物陰に逃げて行きました。 「ミッミッ!」「ミィ~!」 リーダータブンネは巣に戻り、仲間の帰りを待ちました。 しかし、いつまでたっても捨て駒タブンネの帰りはありません。 物乞いをしていた父親タブンネと子タブンネの姿はちらほらありましたが、捨て駒タブンネは一匹も帰ってきませんでした。 「ミッミッ・・・」 使えないやつらめ・・・とリーダータブンネは思いました。 「ミィミィ!ミィミィ!」 子タブンネが叫びました、どうやらお腹がすいているようですね。 リーダータブンネは子タブンネにアイスを与えました。 「ミィミッ♪」 幸せそうな表情でアイスをむさぼる子タブンネ。 「ムニャムニャ・・・ミィミィッ♪」 そして、今日は疲れてしまったのか子タブンネたちは寝てしまいました。 夜も更ける頃、リーダータブンネも寝床に着きました。 明日の夜には森へ帰ろう、そうリーダータブンネは考えていました。 リーダータブンネ達は朝になると、スーパーマーケットに向かって歩き始めました。 「ミッミッ!」「ミィミィ!」「ミィミッミッ!」 今日は何と残ったタブンネたちによる総力戦のようですね。 そんな中、街中ではタブンネ達の噂が飛び交っていました。 「タブンネに気をつけろ!」「あのかわいいタブンネが害獣だったなんて・・・」 街中は厳戒態勢、特にリーダータブンネはお札付きみたいですね 「このタブンネは…」 リーダータブンネの写真を見て、一人の青年が何かを思い出したように言いました。 「耳にある少し目立つ傷、間違いない」 どうやらこの青年はリーダータブンネの元トレーナーのようです。 「昨日少しタブンネ達を可愛がってやったが、あいつの手下だったわけか…」 「ちょうどいい、あの糞豚を始末してやるか、糞豚は経験値だけは高いしな、いいトレーニングになるだろう。」 青年はそう言うと、ふと何かを思い出しました。 「おっと、今日は友人のお見舞いに行く用が有ったんだ、糞豚狩りはそのあとだ」 青年は急いで病院に向かいました。 「すまんな、遅くなって」 青年は友人に送れたことを謝罪しました。 「いやいや、大丈夫だよ」 友人はそう言うと、青年が質問をしてきました。 「しかしなんで全身を火傷したんだ?」 青年がそう聞くと、友人はこう答えました。 「タブンネにやられたんだ、クソッ、あの贅肉だけが取り柄の糞豚のくせに…」 友人はとても悔しそうに答えました。 「タブンネだと!まさかそのタブンネ、耳に目立つけがをしていなかったか?」 青年はさらに友人に質問をしました。 「ああ、そんな感じだったような…」 友人はそう答えました。 「おのれ糞豚、もう許さん…」 青年は怒りに燃えていました。 「そんなこともあろうかと、今日は害獣狩りのスペシャリストを呼んでおいたんだ、よかったら君も手伝ってくれないか」 友人はそう言うと指パッチンを鳴らし、合図を出した。 ガラガラッ! ドアが開くと、一人の男が現れました。 「どうも、Mですわぁ…」 Mと名乗った男は友人に狩猟対象を確認してきた。 「このタブンネというポケモンで宜しいでしょうか」 Mはタブンネの写真を友人に見せつけた。 「ああ、憎たらしい顔してるだろ、このポケモン」 友人はそう言うと、青年を指さしこう言いました。 「こいつはおれの親友、とても腕利きのトレーナーだ」 「よろしく」 Mは青年の方を見ると、青年に挨拶をしました。 「ああ、よろしく頼む」 青年は挨拶を返すと、Mと共にタブンネ狩りに出かけました。 「よろしく頼むぞ、二人とも」 友人はそう言うと、二人を見送りました。 「ところでタブンネはどちらにいるのですか?」 青年はMに聞きました。 「さっきスーパーマーケットの近くで見かけましたわぁ…」 Mはそう答えました。 「あ、あれは!」 青年たちがスーパーマーケットに着くと、そこには20匹ほどのタブンネがいました。 「ミィミィ!ミィミィ!」 タブンネ達は、店の前を桃色の贅肉で塞いでいます。 「ミッ!ミッミィ!」 どうやらタブンネ達は店員に食べ物を要求しているようですね。 「どうしましょうか、このポケモン…」 店員は困った様子でタブンネを見ていました。 「少しかわいそうだけど、力ずくでどいてもらうしか…」 もう一人の店員がそう言うと、タブンネを退かそうとしました。 「ミィィィィィィィ!」 リーダータブンネが逆上し、店員に冷凍ビームを発射しました。 「ギャアアアアアア!」 店員に冷凍ビームが炸裂すると、タブンネ達は店のドアから一斉に店の中に入って行きました。 「ミィィィッ!ミッミッ!」 店の中は大パニック、タブンネ達は食料めがけて猛突進。 「まずい!あいつら食料を…」 青年はそう言うと、店の中に突撃していきました。 「タブンネ狩りの始まりですわぁ…」 こうして、人間対タブンネの戦いが始まった。
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ホドモエシティの街の一角に、タブンネ親子が飼われている家がありました。 そのタブンネは大層可愛がられているようで、あったかそうな手編みのセーターを着させられています。服の中央には、ご主人様が付けてくれた大きな花のアップリケが咲いています。 タブンネの子供は10匹程いて、どの子も可愛い盛りでママが大好きな甘えん坊です。 タブンネは自分に抱きついている子タブンネの内の一匹を愛おしそうに抱き上げると、子タブンネのポヨポヨの柔らかいお腹に頬ずりします。子タブンネもとっても嬉しそうにミィミィと喜びます。 その下では、わたしも抱いてほしいよう、といった甘えた目でタブンネを見上げてミィミィと鳴いています。 とても幸せそうな親子です。その横では、ご主人様が仕事に行くための身支度をしています。 「じゃあタブンネ、良い子にしてるんだぞ。」 そう言うとタブンネは少し寂しそうながらもミィ!と鳴いて返事をします。 ご主人様が家を出ると、タブンネはちっちゃな椅子を出してきて窓際に置き、それに乗って窓から外を見ています。タブンネはご主人様が大好きで、いつもご主人様が見えなくなるまでご主人様を見送っているようです。 しかし今日は何故だか家の前で誰かと話しているようです。 ご主人様は二人の男と話していて、二人のうち一人の男から厚い封筒を受け取ると「毎度あり。」と言っていつものように出掛けていきました。 タブンネは不思議に思いましたが、子タブンネ達がまだ甘えたりないのかミィミィと母親を呼んでいます。タブンネはとことこと子タブンネ達に歩いていき、ストンと腰を下ろすといつものように子供達に愛情を注ぎ始めました。 タブンネが子タブンネを抱き上げると、子タブンネはとってもうれしそうに笑っています。そしてタブンネがチュッと子タブンネにキスをすると、子タブンネはミィミィ鳴いて喜びます。 その下ではまたもや子タブンネ達が「自分にもシテシテコール」をしています。 しばらくするとなにやら子タブンネ達がタブンネのお腹に顔をうずめて何かをチウチウ吸っています。 どうやら母乳を吸っている様子。タブンネも子タブンネも、とっても幸せそう。 しかしそんな幸せも、乱暴に開けられたドアの音にかき消されてしまいました。タブンネ達が一斉にドアを見ると、見慣れない男二人が立っています。 さっきの二人だ!タブンネは思いました。子タブンネ達は男が怖いのかタブンネの後ろに隠れて怯えながら様子を伺っています。 すると男がずんずんと部屋に入ってきて、タブンネに抱きついている子タブンネを引き剥がすと持っていた大きな布袋にポイと入れてしまいました。子タブンネ達は危険を感じたのか男から逃げ出しました。 タブンネはいきなりのことにビックリしています。しかしそうこうするうちにどんどん子タブンネ達は袋に入れられていきます。 タブンネはハッとすると、次々に子タブンネを袋に入れていく男達に「やめて!子供を返して!お願い!」といったようなミィミィ声をかけています。 しかしそんな願いは通じず、子タブンネ達は全員袋に入れられてしまいました。中では子タブンネ達がミィミィと母親を探してもがいています。 家を出ようとする男達の足にタブンネはしがみつき、子供を返してと必死に鳴いています。 「ミィ!ミィミィ!ミギィッ!?」 するとタブンネの顔に強烈な後ろ蹴りが炸裂。タブンネは無様にも後頭部を床に打ち付けてしまいます。 男達は乱暴にドアを開き、カギをかけるとミィミィうるさい袋を背負って冷凍コンテナの方向へと行ってしまいました。 突如として現れた男二人に子供達を奪われてしまったタブンネ。まだ状況が飲み込めないのか、座り込んでポカーンとしています。 あんなに響いていた子タブンネ達の声はキレイさっぱりと止み、常に感じていた子タブンネ達の温もりは暴力とともに消え去ってしまいました。 タブンネはやっと状況を飲み込めたようで、オロオロとパニック状態に陥っています。 「ミッミッミッ………!」 タブンネは不安のあまり部屋中をグルグルと走り回っています。 「ミッ……ミィーーーーッ!!」 するとタブンネは何かを悔やむような、子供達においすがるような叫び声を上げると、自分が何をすべきかわかったようでドアノブへと一直線に向かっていきました。 「ミィ!ミイッ!ミイー!」ガチャガチャ しかしドアノブは開く訳ありません。またもやタブンネは部屋中をグルグル回っています。 するとタブンネはさっきご主人様を見送った窓を思い出しました。一目散に窓に向かい、椅子に上がり窓を乱暴に開けるとタブンネは窓によじ登り始めました。 そしてタブンネは、久しぶりに外の世界の土を踏みました。しかしそんなことはどうでもいい。子供達を助けなきゃ!!タブンネは短い足を必死に動かして冷凍コンテナの方向へと走ります。 しばらくすると、子タブンネ達のママを呼ぶ声が聞こえてきました。タブンネはそれを頼りに必死に走る、走る。子供達をもう一度抱きしめたい。それだけがタブンネの原動力でした。 道中、何度も街行く人にぶつかったりゴミに足をとられて転びましたが、タブンネは力を振り絞って走り続けました。 そしてタブンネは、やっと愛する子供達の姿を見る事が出来ました。 子タブンネ達は何やら台車の上の大きな檻に入れられ、涙を目に浮かべミィミィと必死に母親を呼び続けていました。その檻はゆっくり、ゆっくりと冷凍コンテナへと入って行きます。 タブンネはひとまず子タブンネに会えた事が嬉しくて、思わず涙ぐんでしまいます。 子タブンネ達がタブンネに気付きました。みんなママに会えた事がうれしくて、ミィミィと喜びの声を上げています。 早く子供達の所に行ってあげなきゃ!タブンネは檻に向かって走り始めました。 すると急にタブンネの視界は真っ暗になり、何かに体をぶつけてしまいました。 どうやら作業員が荷物を運んでいたようで、詰まれた荷物はバラバラと音を立てて崩れてしまいました。 「ふざけんな!邪魔なんだよ豚!」 タブンネは子タブンネ達の目の前でサッカーボールのように蹴飛ばされ、ゴミ袋の山に派手に突っ込んでしまいました。 子タブンネ達は蹴飛ばされてしまったタブンネを心配するような声で鳴いています。 そして子タブンネ達の入った檻が、冷凍コンテナの中に完全に入ってしまったのを捉えました。 タブンネは痛む体にムチを打ち、ゴミ袋の山からのそのそと脱出し、汚くなってしまた手編みのセーターをポンポンとはたくと痛む体をひきずって冷凍コンテナへと歩み始めました。 子供を救うため、痛む体を引きずりフラフラと冷凍コンテナへと向かうタブンネ。 途中、何度も荷物を運んでいる作業員にぶつかったり、ぶつかりそうになってしまい、その度に虫のように蹴散らされてしまいます。 タブンネがやっと冷凍コンテナについた頃にはもう子タブンネ達はかなり奥深くに行ってしまったようで、ミィミィとママを呼ぶ声がしんしんと響いていました。 タブンネはその声を聞き、早足でコンテナの中へと入っていきました。 すると、いきなり強烈な寒さがタブンネを襲いました。タブンネは余りの寒さに一瞬ビクッとしましたが、立ち止まる事無く子タブンネ達の鳴き声を頼りに走っていきます。 幸いなことに、このセーターとタブンネ特有の厚い脂肪があったおかげで、死に至るような寒さではないようです。 タブンネは向かっている途中、ご主人様に何度も感謝しました。 しかし子タブンネ達の鳴き声を聞いているうちに、タブンネはあることに気づきました。 子タブンネの声はどんどん奥に行く度に弱っているのです。そしてブルブルと震えながらも必死に絞り出しているような声だと感じとったのです。 タブンネはより一層急ぎます。早くしないと、手遅れになっちゃう!白い息を吐きながらタブンネは走ります。 そして、やっとの事でタブンネは子タブンネ達の檻に辿り着きました。 どうやら肉を冷凍させるためのエリアのようで、子タブンネ達はカチコチの肉に囲まれ一箇所に集まりブルブルと震えていました。 「ミィ!ミィミィ!」「フィ、フィィ…」「ミィ…」 タブンネがお母さんはここにいるよ、大丈夫だよ、と言うと子タブンネ達は弱々しくも喜びの声を上げます。しかし、今にも消えそうな声です。 ここにきてタブンネは、ある重要な事に気づきました。それは、この檻を開ける事が出来ないということです。 考えもしなかったことに焦るタブンネ。しかし現実は残酷で、そうこうするうちに子タブンネ達はどんどん弱っていく。 タブンネは、檻の前を通る作業員達になにやら呼びかけています。 「お願い!子供達を助けて!」 そう言っているようです。しかし、作業員達はそんなタブンネに目もくれず、自分の持ち場に行ってしまいます。 しばらくすると、タブンネ達がいる所を担当する人がやってきました。 「ミッミッ!ミィ~ミィミィミィ!」 タブンネは必死にお願いしています。 「う~ん、ごめんなあ。おっちゃんにはその檻、開けられんのだわ。」 タブンネは落胆しますが、どうしても諦めることはできません。作業を続けるおじさんに、タブンネは必死にすがりつきミィミィと目に涙を浮かべお願いします。 始めは申し訳なさそうにしていたおじさんでしたが、さすがのしつこさにイライラしている様子。そしておじさんの怒りが爆発。 「しつこいぞ!何度も言った通り、俺にはこれを開けられん!あとお前、ゴミ臭いんだよ!」 しかしタブンネは諦めません。これしか子供達を救う方法が無いからです。 流石の優しいおじさんも、自分の仕事を邪魔する者には容赦はしません。 とうとう怒りは暴力に変わりました。 タブンネは、子供達の目の前で二度目の暴力を味わされるハメになりました。 耳を引っ張られ、顔を殴られ腹を蹴られ…やがてボロ雑巾のようになってしまったタブンネは自分の非力を憎みながら凍てつく地面にひれ伏しています。 フンと鼻をならし仕事を片付けていくおじさん。その横では、子タブンネ立ち上げたが鉄格子の間から必死に母親に呼びかけています。 しばらくするとおじさんは行ってしまいました。タブンネは寒さと痛みに耐えながら立ち上がり、愛する子供達の目の前まで来て、バタリと倒れてしまいました。 ぼやけた視界の中に、なにやら見慣れた顔の人間が、こちらに歩いてきます。 その正体がわかった時、タブンネの心はパアッと太陽が頭を出したかのように急に暖かくなりました。 その人間は、ご主人様でした。タブンネは全てが救われるような気がして、ご主人様にミィミィとお礼を言うように呼びかけています。 しかし次の瞬間、タブンネの心はまたもや凍てつく風に覆われた。 ご主人様の隣に、あの男二人がいるのだ。 自分の子供達をこんな所に置き去りにして、タブンネの心をたくさん痛めつけた張本人だ。 それでも、それでもタブンネはご主人様の足に力無くしがみつき、ひたすら助けと情けを求め鳴き続けます。 するとご主人様が防寒着のポケットから取り出した封筒から札束を広げ、男達とビジネスの話をしています。 タブンネは、自分の声が届いていないんだと思って、さっきより強めに鳴きます。でも、いくら鳴いてもご主人様は自分を見てくれない。 チラリと横を見ると、目を閉じブルブルと震え続ける愛しい子タブンネ達が見えます。タブンネは必死になって鳴きます。喉が潰れるまで鳴きました。 すると、男のうち一人が口を開いた。 「こいつさっきからうるさいんだが、どうするよご主人。」 すると、ご主人様がタブンネを見下ろして言いました。タブンネは、やっと自分に気付いてもらえたと思って安堵の表情を見せます。 しかし、次の瞬間タブンネの心は深い闇の底へと落ちていった。 「こいつはもう使い物にならなそうだ。お前らで処分しておけ。」 「ミィッ!?ミィ!ミィミィミィ!ミッミィ!」 タブンネは、そんなの嘘だよ、有り得ないといった顔で声を張り上げます。 すると、タブンネの視界はご主人様の靴で覆われた。鼻血を吹き出し、じたばたともがくタブンネ。 ご主人様だった人は、何度も何度もタブンネの顔を蹴りつけます。 「ふん!この媚びたような顔を見る度ヘドが出そうだったんだよ!今日まで生き延びられて幸運だったな豚ァ!」 言葉ひとつひとつが、タブンネに突き刺さっていった。そう、全ては罠だったのだ。一人の人間が至福を肥やすための罠だったのだ。 タブンネはそれに、まんまと引っかかっただけ。タブンネはご主人様に拾われた日の事を思い出した。 群れからはぐれ、ひとりぼっちで泣いていたタブンネに、差し伸べられた手…それが全ての始まり。 顔を血まみれにしたタブンネは、男の手によって冷凍コンテナからつまみ出され、近くの草むらへと乱暴に投げられた。 もう日は沈みつつあり、オレンジ色がタブンネを包み込む。 タブンネの記憶はここで途切れた… ご主人様に顔を踏みつけられ、顔を血まみれにされたタブンネ。その表情は絶望と悲しみだけで構成されています。 しかし、なおもタブンネはご主人にすがりつきます。一方ご主人は汚い顔を近づけるタブンネをゴミを見るような目で見ています。するとご主人が口を開きました。 「おい、檻の中にいる子タブンネ共が泣いて喜んでいるぞ。お前ら、もっと楽しいショーを見せてやれ。」 男二人がニヤリと微笑み「了解。」と言うとご主人の足にすがりつくタブンネを思いっきり蹴り飛ばしました。 「ミギャァァッ!!」 タブンネはコンテナに背中から激突。子タブンネ逹はミィッ!と悲鳴を上げました。 そして男がぐったりとしているタブンネを掴むと、檻の前の地面にビターンと叩きつけました。 「ミガッ!ミィギィィィィ!!」 タブンネは痛みのあまりのたうち回ります。そして男二人による容赦ないリンチが始まりました。 「ミギッ!ミグィィイ!ンミィッ!ンギィィイ!!」「ミィ!ミィミィン!ミッミィ!!」 タブンネの短い絶叫と子タブンネ達の悲鳴が見事な合唱を奏でています。 どれくらい時間がたったでしょうか、もはやタブンネは芋虫のように丸くなりピクピクと痙攣するのみになってしまいました。 体も足跡だらけ、タブンネがあんなに大事にしていたセーターは完全にボロボロです。 「なんだ?お前タブンネのくせにお洋服なんて着ちゃってるのかぁ?」 男がボロボロの薄汚れたセーターに手をかけると、タブンネはさっきまでの弱りようからは想像も出来ない程に暴れ始めました。 「オラッ!」 男が力を入れるとセーターはビリビリと音を立てて破け、タブンネから離れていきました。 「ミィイイイイイイイイ!!」 タブンネがやかましく喚き散らしながらじたばたと暴れています。 すると男はハッとしてご主人に申し訳なさそうに尋ねます。 「あー、すまん。これいくらだ?」 ご主人が答えました。 「いい。それは安物だ。それにタブンネの毛皮で出来ている。値段などたかが知れているさ。」 「そりゃ大安心だ!」 そして男はセーターをめちゃくちゃに踏みつけます。タブンネがそれをかばおうとしますが、一緒に蹴られてしまいます。 セーターは完全にボロ切れになってしまいました。 追々と泣くタブンネ。子タブンネも、タブンネの泣く姿には耐えられないのでしょう。 子タブンネ達はタブンネにおいすがるあまり、鉄格子に手を付き立った姿勢のままでミィミィとかすれた声で鳴いています。涙は滝のように流れています。 しかしそんなことをしていては体温を逃すばかりで、鉄格子も冷気でカチカチです。 「おい見ろよ!あいつらの手、凍っちまってるぜ!」 タブンネが視線を移すと、子タブンネの手がカチカチと音を立てて凍っていきます。しかしそんなことには気付かず子タブンネ達は鳴き続けます。 そしてその時はやってきてしまいました。子タブンネ達は足から徐々にカチカチと凍っていき、ついには凍った手と合流してしまいました。 それでもタブンネ達は涙を流して鳴いています。首が完全に凍ってしまった時、子タブンネ達は絶望と悲しみに歪んだ顔で凍ってしまいました。 最後まで母親を求め続けた子タブンネ達は、最期の時まで母親の温もりに溺れることなく死んでいきました。 「ミッ…?ミィ…?ミィ…ミィ…?」 どうしちゃったの…?といったような声で凍ってしまった子タブンネ達に呼びかけているタブンネ。 男達は笑いをこらえながら檻の中で絶望の表情のまま凍っている子タブンネを取り出しタブンネに投げました。 子タブンネの小さな胸に、タブンネは今にも千切れそうな触覚を当てます。 しばらくの静寂の後、タブンネの顔はみるみるうちに青白くなっていきました。 「ミィィァァァアアアアアアアア!!!!」 タブンネの絶望に染まった叫びが、冷凍コンテナの冷たい空気に響き渡る。 男達はもういいだろう、といった顔をしてタブンネの首の後ろを掴むと、発狂し暴れまわるタブンネを担いで出口へと向かっていきました。 タブンネはその間、子タブンネ達の檻から目を離す事はありませんでした。 そしてタブンネを近くの草むらにゴミのように投げ捨てると、暴れ続けるタブンネに強烈なストンプを食らわせ冷凍コンテナへと戻っていきました。 タブンネはどこまでも青い空と、自分の無力さを憎みながら気絶しました。 タブンネは夢の中にいました。 暖かい部屋の中、タブンネとその子供達はご主人が寝ていた布団の上に寝転がり幸せな気分に浸っていました。 外には雪が降っていて、子タブンネ達は初めて見る雪に目を輝かせ、窓から手と顔をムニュッとつけたまま離れようとしません。 タブンネは幸せに身を任せ寝転がっている子タブンネ達を抱き寄せ一匹一匹丁寧にペロペロと舐めています。 子タブンネはちょっとくすぐったそうですが、すぐに可愛らしい笑顔が咲き、両手をバンザイして喜びを体で精一杯表現します。 窓に張り付いていた子タブンネ達も、それを見るとちいさな椅子から降りてママの所に向かっていきます。 部屋中にミィミィという喜びや愛情を催促する声が響きます。タブンネはその声を聞く度に幸せでした。 しばらくするとご主人が美味しそうな木の実と甘い甘いホットミルクを持ってきました。 タブンネ達は木の実を受け取ると大きく口を開けてかぶりつき、しゃくしゃくと幸せそうに木の実を頬張っています。 タブンネ達は木の実を食べ終わるとホットミルクをぺちゃぺちゃと飲み始めました。みんな口の周りを白くして、ミッミッ♪と幸せの声を上げ飲んでいます。 そして食べ物は無くなり、お腹いっぱいの子タブンネ達はタブンネに抱きつきミィミィと甘え始めました。 タブンネ達は布団の上でいつまでもいつまでも寝転がったり、抱き上げたり抱きしめたり…いつの間にか子タブンネ達は甘え疲れて眠ってしまいました。 タブンネはそれを見ると幸せそうに目を閉じて、子タブンネ達と夕方になるまで眠っていました。 でも、目を覚ましても子供達はいませんでした。それどころか体中が痛くて、心がズキズキとしています。 タブンネはさっきの物が夢だとわかると、涙を流してえぐえぐと泣き始めました。 夢の中のタブンネは、今のタブンネに無いものを全て持っていました。 タブンネが空を見上げると月と星がキラキラと輝いていました。そしてタブンネは昨日のうちに起こった事を全て思い出しました。 タブンネは長い間気絶していたようで、既に街からは光が消え、人は一人も歩いていませんでした。 タブンネはのそのそと草むらから立ち上がると、寝静まった街にトボトボと歩いていきました。 タブンネのお腹はペコペコで、お昼に食べた木の実以外何も口にしていませんでした。 タブンネは子タブンネ達が死んだ瞬間をこの目で、この触覚と肌で、イヤというほど感じてしまいました。今もあの不気味な冷たさが手に残っています。 柔らかくて暖かいポヨポヨのお腹はすっかり凍って固く冷たくなっていて、まんまるでくりくりの大きな目は白く濁っていて、そこからは涙がつららのように垂れていました。 タブンネはもう、全てを諦めた様子でした。肩はガックリと下がり目は虚ろで、あんなに良かった毛並みもボサボサです。 そして何よりタブンネは身も心もズタズタでした。タブンネは1日で全ての幸せを奪われ、ただの汚い豚へと成り下がってしまいました。 タブンネはいつのまにかご主人の家の前にいました。無意識に家へと帰っていたのでしょう。 ここがタブンネの唯一の居場所です。もうここ以外帰る場所は無いのです。 タブンネは固く閉じられたドアを力無く叩いたり、引っ掻いたりしていました。いつまでも、いつまでも… 気が付くと太陽が頭を出していました。タブンネはそれを虚ろな目で見つめ続けていました。 すると、街の家から次々と人が出てきました。作業服を着ています。タブンネはそれを見ると、思わず着いていってしまいました。 もしかしたら…そう思いタブンネは冷凍コンテナへと歩みを進めます。 タブンネは冷凍コンテナが開くのを一人でずっと待っていました。作業員達がタブンネを指差して何かを喋っています。 「あいつ、昨日のタブンネだよ…」 「まだわかってないのか…もうとっくに凍っちまってるのに」 タブンネはそんな言葉を生気の無い顔で聞いています。そして無表情なのに、涙が流れてきました。 もうタブンネの精神はボロボロです。子供を奪われ主人に捨てられ、帰る場所すら無いのです。タブンネはわずかな希望にすがりつくしかありませんでした。 でも、タブンネはわかっていました。目の前で死んでいった子供達は、鮮明に記憶に残っています。 それでもタブンネは諦めきれませんでした。ただひたすら、またあの幸せを求めているのです。 タブンネはずっと待っていましたが、いつのまにか眠ってしまいました。 しばらくすると、冷凍コンテナの周りが賑やかになっていました。 タブンネを耳をピクッと動かして、目を開きました。 何やら漁師のような人達がコンテナで冷やしたマグロや肉を広げ、スーツ姿の人達に売っているのです。 タブンネはそれを見て、自分の子供達がどこにいるのか、必死になって探し回りました。 そしてタブンネは、冷やされて冷気を発している檻を見つけました。 その横には、あの男が椅子に座って料理人と話しをしていました。タブンネは料理人の後ろで、怒りに震えていました。 やがてその料理人は紙に何かを書き、それをあの男に渡して子タブンネを受け取りどこかに行ってしまいました。 男がタブンネに気付きました。男は憎しみと恨みのこもった顔で睨み続けるタブンネを見て、ニヤリと微笑みました。 「よお、昨日のママさんじゃねぇかwwこんなに美味しいお肉を提供してくれてありがとなwww」 タブンネはますます顔を怒りで歪めます。 「まあ、今のお前はママでもなんでも無いただの汚い豚だけどなww」 男がそう続けると、タブンネはもう我慢出来ない!といった顔で息を荒くして怒りに身を震わせていました。 「ミフーッ!ミフーッ!」 「おぉっと、そんなに怒ってもダメだぜ。何しろコレは超高級の…」 男がそう言って檻の中の子タブンネ達に手をかけました。タブンネはその瞬間、子供達を守らなきゃ!という気持ちが心の奥から吹き出ました。 「ミィーーーーーーッ!!!」 タブンネは男に、見よう見まねの全力の捨て身タックルを食らわせようとしました。 しかし男はそれをひょいと避け、タブンネに足を引っ掛けました。 ものすごい勢いで顔から転倒し、地面を滑るタブンネ。顔から傷口が開き、血がにじみ出ます。男は大爆笑しています。 どこまでも惨めな気分のタブンネは、地面にひれ伏したまま歯をギリギリと鳴らし地面を殴り続けるしかありませんでした。 男はそんなタブンネを無視して商売を続けていました。 「ミギギギギギ……ミフーッ!ミフーッ!ミィィィイ………!」 ぶつけることの出来ない怒りと憎しみ体を悶えさせ、わなわなと震え続けるタブンネ。 しかしそうこうするうちに子タブンネ達は飛ぶように売れていき、タブンネの目の前でまた一匹、また一匹とどこかに運ばれていきます。 タブンネはこのままではいけないと思い、男の前まで来て顔と手を地面に付き、ペコペコともう勘弁して下さいといったふうに頭を下げています。 怒りをこらえ、今にもどうにかなりそうなのに、その諸悪の根元にペコペコと頭を下げるのはとても耐えきれませんでした。 「ダメダメ、そんなことしても返してあげないよ。」 男はそう言いますが、タブンネはそれをやめません。よく見れば、地面が涙で濡れています。 「そうだ!タブンネちゃんがサンドバッグになってくれれば、子供達を返してあげるよ!」 タブンネはサンドバッグという言葉がわかりませんでしたが、顔をバッと上げ「何でもします、やらせて下さい!」といったふうにペコペコと頭を下げミィミィ鳴きました。 「ようし決まりだ!タブンネちゃんはこれからタブンネじゃなくてサンドバッグだ!」 男はそう言うと、檻の中でエビのように丸くなり凍っていた、売れ残りの一番小さな子タブンネを取り出すと、タブンネの口に詰め込みました。 「ンムィッ!?ムゥー!ムグゥーッ!」 男はそんなタブンネを押さえつけ、口に強力なガムテープを貼りつけました。 男はそれを喉のほうへと送り込もうとしています。 タブンネは必死になって飲み込まないようにしていますが、息が出来なくなり喉の力を緩めた瞬間にブチブチと喉がなり、子タブンネを飲んでしまいました。 お腹の中で、冷たくて大きな物がゴロゴロとしている感覚はとても気持ち悪く、それが子タブンネだと思うと今にも吐き出したくて仕方ありませんでした。 この子タブンネは、兄弟の中で一番小さくて、一番甘えんぼうで、まだ乳しか飲めない可愛い子タブンネでした。 「ムムム、サンドバッグにはこんな媚びた尻尾はついていないぞ!」 男がわざとらしく言って、尻尾を握り力を入れ始めました。 ブチィッ!フサフサの尻尾は血にまみれながら千切れました。 「ンンンンムゥィィイギィィィイイイイ!!」 声にならない悲鳴を上げ、痛みに苦しみ暴れ回るタブンネ。 男はひきちぎった尻尾をタブンネの肛門に詰めると、またもやあのガムテープで肛門を完全に塞ぎました。 そして耳と耳を縄で縛りつけ、冷凍コンテナのすぐ横にあるフェンスにくくりつけられてしまいました。 タブンネは尻尾をちぎられた激痛に耐えきれず、涙をポロポロ流して泣いています。 「ようし、これでタブンネちゃんはめでたくサンドバッグになれたね!じゃあまず手始めに…オラッ!」 男は無防備なタブンネの腹に右ストレートをくらわせました。 ボコォッという鈍い音のあと、タブンネの声無き悲鳴が上がり、お腹の中で何かが潰れた音がしました。 「じゃあタブンネちゃ…いやサンドバッグちゃん、死ぬまで頑張ってねー!」 男は高笑いと共に去っていきました。 タブンネはというと、鼻でプゴプゴ赤い泡を立てて必死に呼吸をしています。 そして冷凍子タブンネによりキンキンに冷やされてしまったお腹は、何やらギュルギュルと鳴っています。 通りかかる作業員達が、不思議そうな、興味津々な目をして通り過ぎていきます。 タブンネは惨めで惨めで、恥ずかしくて恥ずかしくて… そして助けを求め鳴いていると突然凄まじい腹痛に襲われました。 タブンネはお尻をクイッと上げ排泄を試みますが、肛門が完全に塞がれているので排泄が出来ません。 お腹の激痛に体をよじらせ悶えるタブンネ。するとタブンネの前に人が立っています。 タブンネはこの人が助けてくれるのだと思って、鼻でプゴプゴ必死に呼吸して、フガフガと鳴いて自分の可哀想な姿をアピールしています。 するとまたもやタブンネは内臓が破裂するような激痛を感じました。タブンネはなにが起きたのかわかりませんでした。 タブンネは鼻から血をブシュッと吹き出し白目になって手足をじたばたさせています。 すると周囲からどっと笑い声が聞こえてきました。 タブンネがまばたきして目を開けると、拳を構えた作業員がいました。そしてそれを見た直後… 「ムグィギィィッ!プッ!プゴッ!プゴゴッ!プヒュー!プヒュー!」 タブンネの腹に拳がズバンとめり込み、タブンネの内臓は破裂してしまいました。 タブンネは必死に呼吸をしていますが、血と鼻水が邪魔をして、赤い鼻ちょうちんが出来ています。 間髪入れずに次の拳が襲いかかりました。 それはタブンネの腹を上から突き上げるようなパンチで、タブンネは胸の辺りに溜まっていた内臓の破片や血ヘドが一気に逆流してしまいました。 しかし口から吹き出す事は許されず、鼻から勢い良く飛び出しています。さながらギャグマンガのようです。 タブンネは口に溜まっている血ヘドが気持ち悪くて、何度も吐きそうになりました。 「あースッキリした。また今度頼むわサンドバッグちゃんww」 作業員はせいせいした様子で去っていきました。 気が付くとタブンネは大勢の作業員達に囲まれていました。皆ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべています。 タブンネは今から自分がされる事がなんなのか、一瞬で理解出来ました。 「ムィッ……ムー!ムィムィムムーッ!ングーッ!!」 タブンネは必死になって命乞いしていますが、そんな態度は逆効果です。 ドゴン!ズバァン!そこら中に音が響き、男達は次々とタブンネの腹に強烈なパンチをくらわせています。 タブンネは目をギョロギョロさせ、ただ体の中身が潰れていく感覚に耐えていました。 腸や大腸、さらには膀胱までが潰れ、タブンネの体内に糞尿が染み出します。 「こいつでとどめだ!」 最後と思われる作業員が、タブンネの背中が突き破れそうなほどのパンチを食らわせました。 「ングギミィィイイイイイイイ!!」 タブンネは絶望と苦痛に染まった叫びを上げました。 「ミブボォッッッ!!」 するとタブンネの口を固く閉じていたガムテープが謎の赤黒い液体とともにタブンネから放出されました。 「うわ!汚ねぇ!おい逃げるぞ!」 タブンネは赤黒い液体を放出した後、茶色い液体をドボドボと吐き出しました。 「ミボォオエエエエエエエエエエ!!」ビチャビチャ タブンネの吐き出した茶色の液体はタブンネの体内に溜まっていた糞尿でした。 するとタブンネの喉がいきなりベコンと盛り上がり、何か大きくてピンクの汚れた毛玉を吐き出しました。 それは、子タブンネでした。汚物の中から、白く濁った2つの目がタブンネを見つめていました。 「ミギィィィィァァァァアアアアアア!!!」 タブンネが絶叫を上げると、縛られていた耳がちぎれ、タブンネは汚物の中にどしゃりと落ちてしまいました。 汚物の中に、汚い小さな毛玉の上にアザだらけのタブンネが乗っかっています。 タブンネは、やっと子供を抱きしめる事が出来ました。 そしてタブンネは呼吸も出来ぬまま、醜く汚れたまま死んでいきました。 その死に顔は絶望に歪みきっていて、この世の物とは思えないほどでした。 そしてもう、ホドモエシティからは子タブンネ達の甘える声は聞こえなくなってしまいました。 終わり すげえ興奮した。絶望ママンネおいしすぎ -- (名無しさん) 2012-02-04 01 33 14 最高だなw豚にとって最高の終わり方だwwwwww -- (名無しさん) 2012-07-25 21 07 46 いいね! -- (名無しさん) 2012-10-30 00 59 35 サンドバッグとして殴られてる時の呻き声が秀逸過ぎwww力尽きる前に汚物まみれのガキを抱けて良かったねサンドバッグちゃんwww -- (名無しさん) 2013-01-27 22 17 16 同じホドモエが舞台なら"自分の行動に責任を"の自己中親子が幸せな頃のこの家を覗いてたかもしれないね。でなきゃ「やっぱりあったかいホットカーペットで笑ってる方が似合ってる」なんて寝言は出てこないもの -- (名無しさん) 2013-01-28 07 41 38 毎度あり…だと…確かにこの方法だとミィアドレナリンたっぷりの最高級ベビンネが手に入るよな。 -- (名無しさん) 2013-02-05 19 22 15 幸せ満ちた絶頂期から一気にそれを奪い取る…そして子豚にあえて助けを求めさせ、更なるトドメを親子共に与え絶望の底へ突き落とす…このご主人の飴と鞭商法やり手すぎるwww -- (名無しさん) 2013-02-18 14 17 43 親に食われる小タブンネもミイアドレナリンが大量だっただろうに... まああんな豚の排泄物なんてベトベターでも食いたくねーか -- (名無しさん) 2018-06-07 19 31 31 名前 コメント すべてのコメントを見る
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小雨が降りしきる中、私は自転車を走らせていた 数日前、フキヨセシティの害獣駆除業者が総出で、タブンネの群れの駆除を行った この近辺で大規模な繁殖を繰り返していたタブンネによる被害件数が多く報告されたからである 公道に糞尿を垂れ流したり、旅人を集団で襲い荷物を奪おうとしたり 挙句の果てには街まで降りてきて、ビニールハウスの作物を略奪しようとする始末だ タブンネというポケモンは総じて、粗野で下劣で身勝手な性格を持つという 一度人間に可愛がられれば、自分が世界で一番偉い存在だと増長する 一度人間の食物を口にすると、汚い欲望を剥き出しにして、何度でも奪いにくる その性格を考慮し、駆除作戦は速やかに可決された 成体の♀は食用タマゴを生産する価値があるため、手足を切断して食品センターへ 幼児の個体は食肉加工されて、ホドモエの冷凍コンテナを経由してイッシュ全土に送られる予定だ 尚、成体♂の半数は強制労働施設へと連行したが、残り半数は群れを見捨てて一目散に逃げ出した 駆除から三日が経ち、空中から哨戒を行っていた鳥ポケモンから、タブンネの残党を発見したと報告を受けた 私がこの雨の中、わざわざ自転車を走らせているのはこのためである タワーオブヘブン 寿命や病気で亡くなったポケモンを供養する慰霊塔である 塔の裏手の林に、コソコソと身を隠すタブンネを数匹発見した 私はそのまま、身を屈めて様子を伺う タブンネは何か、石段のようなものに泣き崩れてているようだ あれは・・・・・・慰霊碑だろうか? 一目見れば石や廃材を重ねたただのガラクタの山にしか見えない ただ、よくよく見れば均等が取れた形をしている 周りには街の花壇から乱暴に毟ったと思われる、色とりどりの花 おそらくビニールハウスからの盗品であろうオボンの実が数個、備えられている 『ミィ~ ミィ~ ミィ~』 タブンネが一列に並び、耳障りな歌を垂れ流す これらの様子から察するに、葬儀であろうか 子供のタブンネがスッポリ収まるような木の箱が、数個並べられている おそらく、人間が行う葬儀という文化を、見様見真似で再現しているのだろう ・・・・・・ふざけるな 奴らは、散々好き勝手に無計画な繁殖を繰り返し、街を襲った! 街の女子供や老人にだけは強気に出て、怪我まで負わせた! 奴らの巣穴に突入して、駆除を行ったときの光景を思い出す 武装し駆除班を見た途端、奴らは媚びた笑みを浮かべて命乞いをしていた 掌から血が染み出るほどに拳を握り、私は怒りを堪える 「もしもし、私です。害獣共の生き残りを見つけました」 私はすぐさま、本部へと連絡を入れる 待っていろ害獣共。同族の弔いなど、俺は絶対に許さない 本部から到着した駆除班は、速やかに装備を整えると、茂みの中から躍り出た 私もそれに続く 『ミィ~ ・・・・・・ミィィィィィ!?』 合唱していたタブンネ共が驚き逃げ出そうとするが、一匹残らず、小銃で足を撃ち抜かれた 這って逃げようとしたため、班員総出で一通り痛めつけておくとしよう 『ミボォ! ミッ、ミッ・・・』 硬い地面に叩き付けられたタブンネ共は血を吐き出しながら呻いている 更に念を入れて、腱をズタズタに切り裂いておいた 動けないタブンネ共に見せ付けるよう、即席の慰霊碑を足蹴にする 『ミアアアアアアア!!!!!』 タブンネ共は突然、火がついたように怒り出す なんて醜い顔をしているのだろう、反吐が出る こんな性悪で知性のカケラもない下等生物が、人間の文化を真似ようなど なんて胸糞の悪いことだろうか 怒りに身を任せたまま、積まれていた石や蝋燭を蹴飛ばし、メチャクチャに荒らす 慰霊碑は、既に原型を留めていなかった 泣き叫びながらジタバタともがくタブンネを無視して、並べられていた木箱を開けた 私の予想通り、子タブンネの死骸がある 駆除の後始末から逃れたものだろう 散々痛めつけられた形跡があるものや、心臓を潰されて即死したものと様々だ ところどころに修復跡がある 死骸に対して、必死に癒しの波動をかけたのだろう 少々、歪な色と形をしているが、子タブンネとしての原型を留めていた 白いパウダーと頬紅で、大雑把な死化粧らしきものまで施されている 勿論、これも街からの盗品である その様子が、ますます私を苛立たせた 木箱を乱暴にひっくり返し、死骸の顔面に何度も、何度も、蹴りを入れた 『ビャアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!』 涙や鼻水を垂れ流しながら泣き叫ぶタブンネ共に、変わり果てた死骸を晒す 眼球や脳漿が飛び出し、グロテスクな赤色に染められている まるで潰れたトマトのようだ これだ。害獣の死に様はこうでなくてはいけない 一片足りとも、慈悲など与えはしない 残ったタブンネ共にも死んでもらう 当然、楽には死なせない 班員たちが金属網でタブンネ共を捕らえ、連行する さあ、街へと帰ろう 襲撃から一ヵ月後、フキヨセシティはもとの平和な街へと復興ていた 街は以前と同じように活気付いている 滑走路脇のビニールハウスには、季節の変わり目とともに色とりどりの果実が実っている 街頭の花壇には、再び綺麗な花が咲いていた 一つ変わったことと言えば 街の外れの大木に、タブンネの死骸が吊るされていることである あれから街に連れて来られたタブンネ共は、この世に産まれてきた事を後悔する程の拷問を受け、ゴミのように死んだ その死骸に防腐処理を施し、吊るしたのである 手足を切り取られ、傷口を熱した鉄板で焼き潰された死骸 内臓を取り出された後、子タブンネの死骸を腹に詰め込まれた死骸 いずれも皆、一生分の絶望と苦しみを味わったような表情のまま、硬直していた こいつらは見せしめとして、これから長い間、無様な死に様を晒し続ける 二度とタブンネという害悪がこの地に繁栄しないよう、私は願うばかりである 『葬式タブンネ』 完 乙、まぁ糞豚なゲスンネちゃんには相応しい最期だったね -- (名無しさん) 2012-01-12 18 01 52 葬儀のマネ事をすること自体はいいんだが、盗品でやってるのは許しがたいなまさにクズンネ -- (名無しさん) 2012-08-21 12 39 36 自分達は暴力や盗みをしておいて、遺体を荒らされて怒るとか何様だよ。シャンデラさんの炎で未来永劫焼かれ続けろ -- (名無しさん) 2012-11-27 22 27 39 こんなss書いて楽しいのか? -- (ななし) 2022-07-22 13 06 39 最高 -- (名無しさん) 2023-01-01 13 43 00 名前 コメント すべてのコメントを見る
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♀タブンネを捕まえて性的に調教を施した。 はじめこそ嫌がっていたが、1週間ほど毎晩数人で犯し続けた結果、ナニを突っ込まれてヨダレを垂らして喜ぶ様になった。 今日もタブンネのケージに向かう。俺の顔を見たタブンネは耳をピョコンと立てて、入り口まで嬉しそうな顔で小走りに駆けてきた。 檻の鍵を開け、タブンネを寝室に連れていく。 寝室の扉を開けると、タブンネは俺を追い越してベッドに駆け上がり、仰向けになって自分から股を開いた。 タブンネは仰向けのまま期待に満ちた眼差しで俺を見上げた。息遣いは荒く、丸見えの穴からは既に透明な液体がダダ漏れだ。 四つん這いになって後ろを向くように支持した。すぐ命令通りにするタブンネ。 俺はタブンネからこちらが見えていないのを確認し、指でタブンネの割れ目を拡げた。 呼吸がここまで聞こえてくる。タブンネは我慢ならないという風にモジモジして尻をこちらに押し付けてきた。 俺の方ももう我慢の限界だったので、後ろ手に隠し持っていたケーキナイフを狙いを定めてタブンネの股にぽっかりと空いている小さな穴に向けて突き刺してやった。 普通の包丁にしようかとも考えたのだが、包丁では大きすぎて挿入しにくいのではと思い、細身で長さも充分なケーキナイフを用意したのだ。 体内にケーキナイフが入った瞬間、タブンネは「ギャワッ!!!」という普段の可愛らしい鳴き声からは想像も付かないような声を上げて文字通り飛び上がった。 俺は暴れるタブンネを抑えつけ、マウントポジションを取ると、懇親の力を込めてナイフを深く突き刺した。 「イギィィィィイィ」という絶叫が背後から聞こえ、一拍遅れて局部から鮮血が溢れ出してくる。 悲鳴を上げるタブンネをよそに、俺はナイフを抜き差ししたり、挿入したまま上下に動かしたり回転させたりして穴を拡げてやった。 もがきながら股を閉じようとするタブンネを全身を使って無理やり抑えつける。タブンネも必死だが俺も必死だ。 俺はタブンネの絶叫に突き動かされ、夢中になってナイフを出し入れし続けた。 俺とタブンネのエキサイティングな運動は数時間にも及んだ。気がつくとタブンネは白目を向きながら泡を吹いて気絶しており、俺はというといつのまにか射精していた。 柄の方まで血まみれのナイフを抜き、タブンネの股間を観察してみる。さっきまで割れ目があったと思われる場所は、足の付根までグチャグチャのミンチ状態になっていた。 家中を汚されると困るのでタブンネに老人介護用のおむつをはかせ、タブンネの頬に平手打ちを食らわす。 ゆっくりと目を開けたタブンネは慌てて起き上がろうとしたが、一拍遅れてやって来た下半身の痛みに再び絶叫を上げた。 ヒギィィィミギィィヒャギャァァァと悲鳴だか泣き声なんだか解らない大声を上げながら、何かを訴えかけるような目で涙をボロボロと流して俺の顔を見やがる。 俺はイラついて、タブンネをベッドから蹴り落とすと、自分のケージに帰るように命令した。 タブンネはひと通り床でのたうちまわった後、耳障りな絶叫を上げながらのそのそと這いずって扉の向こうに消えた。廊下からはまだ泣き声が聞こえている。 たまにはこういうプレイもいいかなと思ったが、これじゃあもう使えないな。少々興奮しすぎた。残念だが新しいのに取り替える時が来たようだ。 あの下半身不随はあとでボーマンダに処理させておこう。あと、血で汚れてしまったベッドカバーも新しいものを買わなくては・・・ 俺はため息を付いた。 興奮した -- (名無しさん) 2012-02-01 19 59 30 どんな方法でボーマンダさんに処理されちゃうんですかねぇ(ゲス顔) -- (名無しさん) 2014-01-11 17 27 09 名前 コメント すべてのコメントを見る
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母タブンネに子タブンネ3匹が寄り添っている まず母タブンネの頭を撫でてやり警戒心を解く 最初は軽く片手で、徐々に両手を使い顎と頭を撫でる 母タブンネも満更ではないようで「ミィミィ♪」「ミィ…」などと気持ち良さそうに鳴いている 頃合いを見計らい子タブンネの頭を撫でてやりながら持ち上げる 母タブンネはすっかり警戒心を解いており、子タブンネを持ち上げてもなんら抵抗しなかった 子タブンネも母が撫でられてるのを見ているので警戒心はなく手の平で「ミッミッ♪」と無邪気にはしゃいでいる 「ピッチャー第一球振りかぶって…!」「投げた!」 俺は言い放ちながら大きく振りかぶり、子タブンネ…いやボールを投げた 「ミッミッ♪」とはしゃいでいた子タブンネの声は「ミヒッ…!」と風に掻き消されキャッチャーのミットに力強く吸い込まれた スパァン!「ミギャアア」ストライクッ! 俺のストレートは見事に相手のバットを空振った 母タブンネは少しの間呆然としていたが事態を把握したのか俺を睨みつける と不意に母タブンネの動きが止まる キャッチャーが例の子タブンネをこちらに投げ返してきたのだ 俺はそれを難無くキャッチする バシッ「ミヒ…」そして強く掴む「ミィィィ…」 母タブンネは焦る 子タブンネを人質に取られているのだ 何もできまい さぁて 肩も疲れてきたし次のバッターはゴロで仕留めようかなぁ もっとも仕留められちまうのはバッターだけじゃないかもしれないけどな
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「タブンネ、みんなに『いやしのはどう』だ」 「ミッミッ♪」 バトルを終えて傷ついたポケモンたち。 トレーナーからの指示を受けたタブンネが彼らに両手をかざすと、その傷がみるみる治療されていきます。 タブンネに治療してもらって元気になったポケモンたちはタブンネにお礼を言うと、トレーナーのもとに向かいます。 「みんな、今日はよくがんばってくれたね。今日はちょっと奮発してオボンの実を2個あげるよ」 普段は1日1個しかもらえないオボンの実。 それが今日は2個もらえることになり、ポケモンたちは笑顔になります。 オボンの実をもらっているポケモンたちの後ろでタブンネはポテッとすわっています。 自分がもらえる順番まで大人しく待っているのです。えらいですね。 トレーナーがオボンの実をポケモンたちに与え終わると、タブンネは笑顔で立ち上がります。 オボンの実はタブンネの大好物です。それが今日は2個ももらえるのですから笑顔になるのも当然のことでしょう。 トレーナーのところにやってきたタブンネはオボンの実をもらうために「ミィ♪」と手を差し出します。 「……ミィ?」 しかし、いつまで待っていてもトレーナーがタブンネにオボンの実をくれる気配はありません。 不思議に思ったタブンネはトレーナーの服を持つと、オボンの実を食べているポケモンたちと自分とを交互に指さします。 「あれは、バトルでがんばったみんなへのご褒美なの。タブンネはバトルに参加してないでしょ。 だから、タブンネにはオボンの実はなし。いつものカリカリで我慢しなさい」 トレーナーの言葉に、タブンネは反論しようとしましたがすぐにあきらめます。 タブンネは痛いのは嫌いです。 これまで生きてきた中で痛い思いをしたのは、このトレーナーに捕まえられたときくらいでした。 そのときの痛みは、一番嫌な思い出としてタブンネの中に残っています。 そして、バトルはそれ以上に痛い思いをするのです。 1日に何度も。それを毎日のように。 タブンネが治療したポケモンたちはたくさん傷ついていました。それだけ大変なバトルだったのでしょう。 そんなポケモンたちへのご褒美だと言われたら、安全な家の中にいるタブンネには何も言えません。 がっくりとうなだれるタブンネ。それにあわせて耳と尻尾もだらんと垂れ下がります。 しかし、タブンネは顔を上げるとトレーナーに向かって「ミッ、ミィッ!」と力強く鳴き声を上げます。 自分もバトルに参加したい。自分もオボンの実が食べたい。 タブンネの鳴き声にトレーナーとポケモンたちの動きが止まります。 やがて、ポケモンたちが「危ないよ」「やめた方がいいよ」「とっても痛いんだよ」とタブンネに優しく言います。 バトルのために鍛えられた自分たちとはちがって、タブンネは何の訓練も受けていないのです。 ポケモンたちにとってはタブンネだって大事な家族なのですから、無茶なことはしないでほしいのです。 それでもタブンネの決意は変わりません。 トレーナーの目をじっと見つめて、自分の意志が固いことを伝えます。 「……わかったよ。タブンネもバトルするんだね」 トレーナーはため息をつくと、渋々といった様子でタブンネをモンスターボールに入れます。 バトルをするにも、レベル上げて、バトル用の技をおぼえさせる必要があります。 トレーナーは何匹かのポケモンたちをボールに入れて、外に出ていきました。 「さあ、タブンネ。今日がタブンネのデビュー戦だよ」 トレーナーがタブンネに声をかけますが、タブンネから返事はありません。 沈んだ表情をしているタブンネは落ち込んでいます。 あのあと、ほかのポケモンたちと外に連れ出されたタブンネはバトルシャトーというところに連れていかれました。 そこでレベルが大きく上がったのですが、そこはタブンネにとって精神的に傷つく場所でもありました。 トレーナーは「振袖ちゃん、マジ経験値」と言いながらポケモンたちに指示を出しました。 指示を出されたポケモンたちは次々と相手のポケモンを倒していきました。 相手の手持ちポケモンである「タブンネ」を。 タブンネたちが殴られ、斬られ、焼かれて。次々と倒れていく光景に、タブンネは自分の姿を重ねてしまいました。 自分もバトルに参加したらあんなふうにやられてしまうのだろうか。 バトルへの恐怖に震えるタブンネでしたが後戻りはできません。だって、自分から言い出したことなのですから。 タブンネの元気がないことに気付いたトレーナーがタブンネに近づきます。 そして、タブンネにあるものを着せました。 「ミィ?」 「ほら、タブンネ。タブンネのチョッキ模様に合うようと思って選んだよ」 タブンネの模様に合わせた。その言葉を聞いて、タブンネは笑顔になりました。 自分のことを考えてアイテムを選んでくれたトレーナーのためにも絶対がんばろう。 着せてもらった『とつげきチョッキ』を見て、タブンネの中にどんどんやる気がわいてきました。 「さあ、タブンネ。みんなのために『ひかりのかべ』『リフレクター』それと『でんじは』をちゃんと使うんだよ」 「ミィィッ!」 「それじゃあ反省会……は必要ないね。ねえ、タブンネ?」 バトルを終えて帰宅後、トレーナーがタブンネに声をかけます。 部屋の隅で頭を抱えてガタガタと震えるタブンネ。その体は傷だらけでボロボロです。 トレーナーはポケモンたちにオボンの実をあげていきます。 自分は絶対にもらえないだろうとうなだれるタブンネのもとにトレーナーが近づいてきました。 もしかしたら自分もオボンの実をもらえるのだろうかと、タブンネはわずかに期待して顔を上げます。 「あげるわけないでしょ。タブンネがちゃんとやってくれないから負けたんだよ。わかってるの?」 「ミィ……」 トレーナーから突き付けられた言葉にタブンネはがっくりと落ち込みます。 でんじはで相手を麻痺させて、壁を貼って後続のポケモンをサポートする。 それがタブンネに与えられた役割でした。 タブンネは与えられた役割を果たそうとしました。 しかし、『でんじは』も『リフレクター』も『ひかりのかべ』もうまく出すことができませんでした。 そして、ほかのポケモンたちに負担がかかり、今日のバトルは散々な結果に終わってしまいました。 「ねえ、タブンネ。またバトルに参加したい?」 トレーナーに聞かれて、タブンネは「ミィ……」と力なく首を横に振ります。 たくさん怖い思いをして、痛いこともされて、さらに自分だけオボンの実をもらえない。 どうせもらえないなら、怖くも痛くもない今までの生活のほうが何倍もいいに決まっています。 タブンネの気持ちを確認すると、トレーナーは満足そうにうなずいて立ち上がります。 そのままタブンネのことを気に掛けることもなく部屋を出ていきました。 部屋を出てからトレーナーはつぶやきます。 「これでもうバトルに出たいなんて言わないだろうね。よかったよかった。 あれでもタブンネはレアポケだからね。大ケガでもして死んじゃったらもったいない」 『とつげきチョッキ』を着たポケモンは攻撃技しか出せない。 そのことを知ったうえで、このトレーナーは補助技主体のタブンネをバトルに出しました。 タブンネがバトルしたいと言うことがないように。 カロス地方では、野生のタブンネを捕まえる機会がなかなかありません。 そんな貴重なポケモンが死なないようにと、タブンネを戦わせないようにしていたのです。 このトレーナーは、本当はタブンネのことをすごく大事に思っているのでしょう。 「やっぱ、タブンネがショック受けてる姿はいいね。次はどうやっていじめようかな?」 …………たぶんね。 (おしまい)
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梅雨も明け、日差しが夏にだんだんと近づいてくる頃、村の猟師さんたちはタブンネ狩りに出掛けます 大人タブンネは里山にたくさんうろうろしているのですが、 猟師さんたちの狙いはひとつの群れが共同で使っている巣穴で眠る子タブンネや赤ちゃんタブンネです 「チィィ!チィィ!チィィ!チィィ!チィィ!」 一人の猟師さんがタブンネの巣を見つけたようです 見張り役のタブンネをシャベルとポケモンの力を借りて叩き伏せ 巣穴をやっぱりシャベルとポケモンの力を借りて掘り返すと 中で眠っていた赤ちゃんタブンネたちを発見しました 突然光が入って驚いたのか、母タブンネに助けを求めてチィチィと泣きわめきますが気にせずにそれを次々と捕まえ、大きな金網のカゴに詰めていきます 「ミッミッミッミッミッミッ!」 おっと、巣穴の別の出口から子タブンネが飛び出してきました。弟たちを返せ!と声を荒げて必死に威嚇しています しかし猟師さんは怖がるどころかニヤリと笑っています。 業を煮やした子タブンネたちは幼さ故の命知らずか、猟師さんに向かっていき 背中をまだ技になってないような往復ビンタでペチペチ攻撃します しかし猟師さんたちは痛がる様子もなく子タブンネの首をガッと掴んで赤ちゃんタブンネと同じ篭に詰めこんでしまいます 「みーっ!みーっ!」 あらあらwさっきの威勢はどこへやら、子タブンネたちも赤ちゃんタブンネと同じように泣き叫んでいます 巣にいる子タブンネをあらかた捕まえたら狩猟は終了(シャレじゃないよ) 手際が悪いと戻ってきた親タブンネたちと乱闘になってしまうのですが、今回は戻って来る前に村に帰ることができました 猟師さんたちが獲物をもって村に帰ると奥さんたちと一緒にタブンネの加工ににとりかります 村の中心の頑丈な金網で覆われた干し場、ここでは奥さんたちが作業しています 奥さんたちは地面に突き刺した2本の棒の間に紐を張った干し台に赤ちゃんタブンネを強力な洗濯ばさみで耳の付け根を挟んで吊るしていきます 「チギュピィーー!!!」 干し場からは可愛らしい悲鳴が絶え間なく聞こえてきますね。耳の付け根は神経や毛細血管が集中した急所なので耐えられないほど痛いのです 吊るされた赤ちゃんタブンネはしばらくは逃れようとジタバタと暴れますが、しばらくすると疲れて大人しくなり、力なくてプラプラと揺れるのみになります ..キュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンガガガガガガガ 「ミィィッ!ミィッ!ミッ!ヒッ!ヒィッ!ピギャァァァァア!!」 ところ変わってこちらではやや成長した子タブンネを猟師さんたちが加工しています 子タブンネは洗濯ばさみで吊るしたのでは落ちてしまうので、手首に穴を開けて太い紐を通します 昔はキリで穴を開けていましたが、今は電動ドリルを使用しています 電動ドリルのキュィィンという音は耳のいいタブンネにとっては相当怖いらしく、音を聞いただけで震えだし、チョロチョロとおしっこを漏らしてしまう子タブンネも多いです そのため作業場の床は子タブンネの血とおしっこでベショベショになってしまいます そして全ての子タブンネを紐を通して繋いだら赤ちゃんタブンネと同じように干し場にある干し台に吊るします 一本の紐に数珠繋ぎになったまま干し場に向かって泣きながら行進する子タブンネちゃんは一見の価値ありです その後赤ちゃんタブンネと子タブンネたちは生きたまま夏の日光で干され続けます 滝のように汗を流し、ハァハァと苦しそうに息をしながらか弱い声でミィミィと鳴き続けています 「フィィ…」 「ミィッ!ミィッ!ミィィーッ!」 干し場の周りには干されてるタブンネの親タブンネたちがたくさん集まっています さながら授業参観のようですね 赤ちゃんタブンネは金網の向こうの母タブンネに向かって永遠に届くことのない手を必死に伸ばします 母タブンネも金網を揺さぶったりなんとかよじ登ってわが子達を助けようと必死です 子タブンネたちを干してから5日ほど経った頃、ハサミとバケツを持った婆さんが干し場に現れました おばあさんは干し場に干されているタブンネたちをチェックしていき、一匹の赤ちゃんタブンネの前で足を止めました その赤ちゃんタブンネは衰弱しきっていて、生きてるのか死んでるのかわからないほどです おばあさんはその赤ちゃんタブンネの下にバケツを置き、お尻の穴からハサミを入れ、チョキチョキとお腹を切り開いていきます そして腸や肝臓など、腐りやすい臓器を鋏でチョキチョキと切り、バケツにポタポタと落としていきます その間赤ちゃんタブンネは無反応でしたが、かすかに心臓が動いてるのが見てとれたためまだ生きているようです 「ウミィィィィィィ!!!」 集まっていたタブンネのうちの一匹が奇声をあげました。この赤ちゃんタブンネのお母さんでしょう かなり若いタブンネですから、さっきのがはじめて産んだ赤ちゃんなのかもしれませんね ハサミのお婆さんは子タブンネが死んで内蔵から腐るのを防ぐために 死んでるか死ぬ直前の子タブンネから内蔵を抜き取る役割をしています やがて10日も経つと、ミィミィとうるさかった干し場もすっかり静かになり、死んではらわたを抜かれたタブンネばかりとなってしまいました 金網の周りの親タブンネたちは大半がいなくなってしまい、 金網に赤い血の跡を残すのみでした、きっと悔しさと悲しさのあまり噛みついたり握りしめたりしたのでしょう 残った親タブンネは金網を掴んで微動だにせず、半分死んだような目でじっと我が子を見つめています 15日が経つともはや生きている子タブンネたちは一匹もおらず、みんなミイラのように苦悶の表情でカピカピに乾いてしまっていました。 こうなると完成は間近です 村の奥さんがたが干しタブンネを一つずつ下ろし、旦那さんがたがタワシで丁寧にこすっていきます タワシで擦ることによってタブンネの毛を落とし、すぐに使える状態になるのです 最後に汚い首をバキリとへし折るとこの村の特産品「身欠きタブンネ」の完成です 身欠きタブンネは水で戻して煮物にして食べるのが一般的ですが 肉を剥がして七輪で炙って食べると最高のおつまみになります 最近ではラーメンやコンソメスープのダシにすると最高の旨味が出ると言うことで若い人にもまたその名が知られてきています 「養殖も考えましたが、この山には良質な天然タブンネが沢山いるので必要ないと結論づけました 最近では若い人も食べてくれるようになったので嬉しいです」 と、猟師たちの長老は赤ちゃんを返してとすがり付くタブンネを スペツナズ並のスコップ術でボコりながら熱く語る 洗車用ノズルで構わないからおしっこ漏らした子タブンネちゃんはまとめて洗っておくんなまし。 -- (名無しさん) 2012-12-15 14 12 53 苦しんでる子タブはやっぱり可愛い -- (名無しさん) 2013-02-23 03 22 53 数珠繋ぎになって泣きながら更新する子タブちゃんや、干されて衰弱してゆくベビちゃんの姿を眺めながら、身欠きタブンネをつまみに一杯やりたいねえ -- (名無しさん) 2014-05-09 21 13 34 名前 コメント すべてのコメントを見る
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俺はタブンネ晒し場の夜警だ。 タブンネ晒し場とはイッシュ地方の某所にある、悪い子のタブンネを十字の板にはりつけにして一昼夜晒しものにしておく場所のこと。 あまりに言うことを聞かなかったり、盗み食いなどの非行に走ったタブンネを、それぞれの飼主がおしおきとしてはりつける。 飼主にもよるが、主に両耳と尻尾が釘で板に留められる。 釘を打たれる瞬間タブンネは「ミィッ!」と鳴いて痛そうだが、同じようにはりつけになっている他のタブンネがいやしのはどうで傷を治してくれるので、痛みはすぐに消えるらしい。 しかし、釘が抜けるわけではないので、はりつけされたままだ。 「手ぬるいおしおきだ」という意見も聞くが、この処置の後、一ヶ月くらいはタブンネがいい子になるので、けっこう効果はあるのだ。 タブンネにとっては、痛みよりは晒しものになる恥ずかしさがこたえるらしい。 何しろ晒し場は緑豊かな広場なので、昼間は家族連れがピクニックに来たり、小学生が遠足に来たりするし、夕暮れはカップルがデートに訪れる。みんながタブンネを見て笑ったり写真を撮ったりする。 夜は夜で夜行性のポケモンがタブンネを嘴で突つくなどのイタズラをする。 この頃はタブンネの羞恥心を煽っていちだんとおしおきの効果が上がるように、逆さまにはりつけたり、触角で手をバンザイの恰好になるように縛ったり、おなかに落書きをしたりするのが流行っている。 夜警の俺は夜間相棒のヘルガーを連れて晒し場を見回る。 もし虚弱体質のタブンネが弱りすぎていたら十字板から下ろして手当するし、ポケモンや忍び込んだ人間からひどすぎる暴行を受けていたら助けるのだ。 その夜も定時の見回りをしていたのだが、ある場所で「ミィ…」と呼びかけるような鳴き声がした。 足を止めて声の方を照らすと、そこには触角で両足をくくられ、体が丸まった恰好ではりつけにされた小柄なタブンネがいた。 苦しい姿勢なので弱っているのかもしれないと思い、近づいて覗き込むと、そのタブンネは世にも愛らしい純真そのものの目で俺を見上げた。 まるで「何にも悪いことしてないのに、ひどい目に遭ってるの」と訴えているようだった。 俺の胸は不覚にもキュンとした。このタブンネは俺が見たことのあるタブンネの中で最も可愛らしい。 ふと気がつくと、タブンネの尻には「ほしい方は連れて行ってください」と書かれた紙がガムテープで貼られている。 俺はまず足をくくった触角をほどき、タブンネに優しく話しかけた。 「うちに来て一緒に暮らすかい?」 タブンネは目をうるませ、無邪気な笑顔を浮かべてうなずいた。 俺はポケットから釘抜きを出してタブンネに刺さった釘を抜き、ピンク色のやわらかい体をそっと抱きかかえた。 「ウゥゥ…グルルル」ヘルガーが足下で唸った。 「おや、ヘルガーどうしたんだ、やきもちか?バカだな。おまえのことが大好きなのは変わらないよ」 そのタブンネがとんでもないタブンネだと知ったのは、一緒に暮らし始めてしばらくしてからのことだった。 タブンネはとてもきれい好きで、寝床の毛布は自分でまめに干すし、餌皿も毎食後自分で洗った。 「偉いね、タブンネちゃん」俺は目を細める。可愛くてたまらない。 でも、残念なことにまわりにはあまり注意が行き届かなくて、ヘルガーの餌皿をついでに洗ってくれることはなく、自分の寝床のゴミをヘルガーの寝床に捨てたりする。 また、タブンネは美食家で、俺とヘルガーが仕事に行った後、早めに夕食を与えているにもかかわらずオボンの実をあさり、いちばん食べ頃に熟れたおいしい実だけを1人で食べてしまう。 しかたなく、オボンの実は庭の食料庫に隠した。 いちばんの悩みの種はヘルガーとの仲がよくないことだった。普段はお互いに不干渉だからまだいい。 しかし、寒くなり始めた頃、俺がうっかり暖炉に火を入れるのを忘れて食事の支度をしていると、タブンネはヘルガーの首の所をつかんで暖炉の前に連れて行き、頭をゴッゴッと殴った。かえんほうしゃをさせようとしたのだ。 「こら!だめだよ。ヘルガーが痛がってるよ」 ちょっと強く言い、チャッカマンで火をつけるやり方を教えた。 ある朝仕事から帰った俺を出迎えたタブンネは、ヘルガーがうっかり泥のついた足でタブンネの足を踏んだことに血相を変え、「ミィィッ!」と鳴くとヘルガーに手ひどいおうふくビンタをかました。 「ケンカはだめだ!」俺は2匹の間に割って入った。 ヘルガーは身を震わせながら怒りをこらえている。俺はタブンネをソファーにすわらせ説教をした。 「ヘルガーはすごく温厚なんだ。タブンネもまわりの人やポケモンに寛大にならなきゃ…」 急にタブンネがテレビのリモコンを取り上げ、俺に向かって押した。 「?」と黙ると、タブンネは満足そうな顔になり、今度はテレビをつけてのんびりと見始めた。 こいつ、もしかして俺をリモコンでスイッチを入れたり消したりできるロボットみたいな物と思ってるのか? 俺に愛情はなく、住む所と食べ物を与えてくれる便利な寄生相手としか感じてないのか? こいつは仲間を愛する温かい心を持たない、何かが欠落した異常なタブンネなのか? ヘルガーを見ると、「その通り」と言うようにウォンと吠えた。 とうとう俺とヘルガーの怒りが爆発する日が来た。 朝方家に戻ると、何と庭の食料庫の扉が壊され、オボンの実を始めおいしい木の実がほとんど食い荒らされていた。食べられていない木の実は床にぶちまけられ、踏みつぶされている。 家に入ると太鼓腹になったタブンネが気持ちよさそうに寝ていた。顔を覗き込むと、口からオボンの実の香りがする。間違いない。こいつのしわざだ。 俺はタブンネの口元をギュッとつかみ、引っぱり起こした。「ミィッ?」いやしい口を両側から引っぱってやる。「ミヒヒィ!?」口の伸びたマヌケ面からマヌケな鳴き声が漏れる。 ヘルガーがタブンネの足に噛みついた。「ミャァァ!」タブンネは俺から身を振りほどき、テーブルの所まで走ると、「ミッ!」と気合いを入れてテレビのリモコンを俺に向かって押した。バカめ。 俺はそのリモコンを叩き落とし、タブンネを四、五発殴った。「ミィ!ミィ!ミィ!ミィ!」 床に伏せたタブンネの両耳を両足で踏み、ヘルガーに「やれ」と指示する。ヘルガーはタブンネの尻をガブガブと噛み始めた。「ミィン!ミィン!ミィン!ミィン!」 こいつの性格は最悪だが、顔と鳴き声だけはものすごく可愛い。 晒し場の十字板にタブンネの耳を釘づけにする。 「ミィミィ!ミィミィ!」タブンネは涙を浮かべ、必死で「やめて。許して」と媚び鳴きをする。 「うるさい!」と一喝し金槌で頭をゴン!と叩いてやる。「ミギュ…」タブンネは鳴くのをやめる。 初めて会った時のように、タブンネの足を触角でくくる。体が丸まり、尻の穴が正面を向く。尻はヘルガーに噛まれて血だらけだ。だが、傷は他のタブンネのいやしのはどうで見る間に治って行く。 尻尾も釘づけにすると、タブンネの口に特殊な器具を装着する。口をミョ~ンと横に引き延ばす器具だ。 「ヒフ…」タブンネは恥ずかしそうに顔を赤くして「イヤイヤ」と首を振る。 最後に尻の穴に金槌の柄を押し込む。「ビヒィィィムム!」 このタブンネを誰かに譲ることはしない。どこに行っても迷惑をかけるだろうから。 殺すこともしない。だって顔と鳴き声があまりにも可愛いから。 このタブンネは永遠にこの晒し場に晒される。たぶん死ぬまで。餌は毎晩俺が大好物のオボンの実を与えるさ。姿勢は毎日いろんな恥ずかしいポーズに変えてやる。引き綱をつけて散歩もさせてやろう。 「タブンネちゃん、これからもよろしく頼むよ」 そう言い残して、俺はヘルガーとともにその場を去った。 もしかしてこれ無限ループ? -- (名無しさん) 2012-05-01 19 13 34 サイコパスってヤツか… -- (名無しさん) 2012-08-21 00 46 03 名前 コメント すべてのコメントを見る
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家のタブンネは飴が大好きで、暇さえあればいつも飴を舐めていている。 今もほら、口の中でコロコロ転がして、ほっぺなんか押さえちゃって可愛い。 しかし、あの馬鹿でかい体で毎日何袋も空けるから食費以外に金がかかる。 それに寝るときまで飴を舐めるもんだから、朝になるとベッドに飴がべったりと 引っ付いて掃除が大変。虫歯も怖いし、どうしたものか……。 と悩んでいたら一つ名案が。 いつも通り十時消灯。タブンネは飴の袋を抱えて寝床へ向かった。俺もその隣に、 寝そべり、タブンネが寝付くのを待つ。 やがて、いびきが聞こえてきた。よし、そっとベッドを降りて、タブンネの脇に立つ。 あーあーやっぱり、シーツには飴がべったり。それを剥がして、今度は俺が飴を舐める。 もちろん新しい飴をね。程よく舐めたところで、そっとタブンネの背中、毛の中に埋めてやる。 笑いを押し殺して、俺も眠りに付いた。 翌日、リビングへ向かうタブンネの背中を指差し、わざとらしく驚く。 「タブンネ、背中に飴ついてる。とってあげるよ!」 返事を待たずして、俺は飴と一緒に周りの毛も毟り取った。 ミヒィ! と悲鳴を上げてぴょんと跳ねるタブンネ。 涙目で振り向いてきたので、飴を見せる。 「駄目じゃないか。あれほど言ったのにまだ舐めてるからこんなことになるんだぞ」 しゅんとしてうな垂れるタブンネ。今は反省してるけど、タブンネは食いしん坊だからまた 飴を舐めて寝るんだろうなあ。 ああ可愛いよタブンネ。一ヵ月後にはどれくらい毛が残っているか楽しみだね! 名前 コメント すべてのコメントを見る