約 4,199,351 件
https://w.atwiki.jp/chaosdrama2nd/pages/434.html
約3日前から続くユウと桃虹桜の恋の物語いずれ結婚する所まで進んでる様子だが相変わらずユウは桃虹桜にセクハラしまくりしかし中の良い2人。 登場人物 桃虹桜(ユウにセクハラされまくり) ユウ(桃虹桜にセクハラしまくり) チルノフ(ユウ、桃を可愛いがってるが2人の恋の仕方に驚いてるそのせいで溶けることも) マリオ(2人を恋物語の様子をメモしてる) コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/nima_chu/pages/72.html
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/4980.html
このページはこちらに移転しました 結局バイトに遅れました 作詞/143スレ277 明日はバイトなのに ぼくは真夜中になっても イチモツを握り続けてる かれこれ三時間 ぼくはイチモツ握ってる 昨日消したエロ動画 あのとき消さなきゃよかった 違う動画でオナニーしても 後悔の念がのこるだけ やっぱり消さなきゃよかった あの動画 タイムスリップして あの動画を取り戻せるなら ぼくはお金を払うことさえ いとわない でもこんな妄想してもむなしくなるだけ あの動画で精子出したい!出したい! 早くぼくはおねんねしたいのに・・・
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/5106.html
391 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 03 14 ID ??? 自分が出会った困、コンベは合コンじゃねーぞ系シリーズ。 その1 うちのサークルは女性が多い。 昔いたサークルの先輩に、交流会コンベをやろうと言われた。 日程が急だったので、参加できたのは数名。 うち半数が男。 会場に着いたら先輩と先方の代表に呼ばれ、別室に行ったら 「女すくねーよ」 「俺電話でうちのサークル男ばっかって言ったじゃん、空気読んでよ」 シネと思ったので仲間に「ごめんね、合コンのつもりだったみたい」と謝って回り、全員ですぐ帰った。 帰り道に聞いた被害。 「だからかー、いきなり彼氏いますかブラのサイズいくつですかとか聞かれたの!」 合コンでもそれはあり得ない。 「親と同居ですか?どこに住んでますかって聞かれた」って子もいた。何を考えてるんだ。 男性がついた卓では、無言でもじもじされたり睨まれたりしたらしい。 合コンのつもりでいたのに男が来たらそうだろう。 先輩からの電話は着拒にしたのでその後は知らない。 392 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 09 01 ID ??? 391 報告者乙! と言いたくなる報告だな。 対応も最高。 着拒GJ! 393 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 12 26 ID ??? 391 シリーズなのか……苦労してるんだな。 394 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 13 47 ID ??? その2 昔いたサークルが前の話から察せられるようなクソだった上、コンベでもセクハラされたことがある。 そのためセクハラ防止にサークル外のセッションでは男性PCしかやらないことにしてる。 その日入った卓は女性GMだったので、セクハラシナリオではなかろうと思ったものの、 隣の席の男性がいかにもやばそうな雰囲気だったので、やはり男性PCで通すことにした。 レギュレーションが提示され、隣の人は説明が終わる前に「俺PC!1!」で決定。 自分はPC4を選択、その瞬間隣の人が唾を飛ばして猛抗議。 「それ男のレギュレーションですよね! なんでPC2(ヒロイン)やらないんですか!? 俺腐女子とかキモいから大っっっ嫌いなんですよね! 腐女子なら帰って欲しいんですよね、同じ空気吸いたくないんですよね!」 GMが「私腐女子ですけどGMなので帰れません、あなたの方が不快なので帰ってください」と宣言し、 GM達でムギャオってるその人を外に追い出した。 別の卓にいた友人(女性)が、その様子を見てこちらにやって来て、「私前にあの人にセクハラされたことがある」と発言。 ヒロインは主人公と結ばれるんだからと、エロ行為をしようとしたり、キスを迫ったりで気持ち悪かったと告げたので、 以後そのサークルの集まりには出禁になった。 395 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 23 41 ID ??? 補足。その2で出禁になったのはセクハラ男。 その3 プレイ中、女なんだから酌しろよ気がきかねーなと言われた(ファンタ飲んでて何ぬかしてんだ) その4 セクハラされたコンベからの帰り道、泣きそうになってたら開催サークルの幹事が追って来て 「女性がいるとみんなやる気になるから是非入って」と言われたので走って逃げた。 何のやる気だ、シネ。 その5(合コンとは関係ない) その2と同じ状況で男性PCで参加、レギュレーションはPC4。 文句は言われなかったがGMがPC2の役割をこちらに押し付けた。 出番を失ったPC2のPLと一緒に困っている間に、自分とPC1が前世で恋人だったという話の流れになった。 PC1は目がうつろな半笑いでPC4にキスすると宣言し、自分がそれを蹴り飛ばして逃亡するというオチになった。 反省会で「PC4さんは男性やりたがるから腐女子かなって思ったし、初参加だから接待しようと思って、嫌だけどホモネタ入れた」と言われた。 私が悪いのか。 396 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 23 44 ID ??? 394 なんだそのキチP…… 397 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 26 36 ID ??? 395 その3、4は言語同断。頼むから男がこんなやつばっかだと思わんでくれ。 その5は……サービスしたつもりが大外しだったという事で、一応事故かな? コンベでホモネタとか、困の素因はありそうだが。 398 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 37 31 ID ??? 女性PLはいざと言う時のために 他人が生々しくて嫌がるぐらいのやおい描写スキルが必要な気がしてくるな 基地な人はそれすら喜びそうだけど 400 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 43 51 ID ??? 女性PLに必要なスキルはドスの効いた男声を出すスキルだろう 401 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 51 34 ID ??? もしくは指二本で500円玉を曲げてもとに戻すスキル たぶんセクハラしてこない。 402 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 52 23 ID ??? 何スレか前にセクハラ被害にあったPLが親友だかの女PL連れてって 逆切れしてセクハラ男追い出したとかあったしね 403 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 53 38 ID ??? それは逆ギレでなくって普通のキレでは? 404 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 11 59 22 ID ??? 402 「逆ギレ」って意味わかってる? 405 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 12 01 15 ID ??? 402 なんで逆切れなんだよ 408 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 12 18 29 ID ??? セクハラ→被害者「ぶっころすぞシャオラァ!」=キレる セクハラ→被害者「やめてください!」→困「セクハラされるスキがあるお前が悪いムギャオー!」=逆ギレ これであってる? 409 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 12 19 48 ID ??? →のせいで逆にわかりづらいよ 「キレた相手にキレ返す」のが逆ギレ 412 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 12 39 47 ID ??? 395 自分もその5と似たような経験ある。 「女性だしホモネタ好きだと思って出しました」って真顔で女性GMにやられた時には泣きそうだった…。 誰だよ、「ホモが嫌いな女子なんていません」なんて言い出したやつは。 413 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 12 44 32 ID ??? 412 たぶん木尾士目。 424 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 15 01 09 ID ??? 392 394-395乙 がっついた男ばっかりに当たってしまい、ご愁傷様としかいえん…… 特に、その四のサークルの幹事、シネ。 5はGMの責任。 勝手な思いこみで確認すら無しにやって、『嫌だったけど』はねーよ。 429 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/08/12(水) 15 26 17 ID ??? 男キャラをやるから腐と勘違いされるんだ おばちゃんとかババアをやっとけばセクハラされずにすむんじゃないかなー スレ233
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1764.html
『僕はこうして~』の登場人物が登場 注意 下ネタ注意。淫語のオンパレード 死亡するゆっくり無し 真面目に読むと疲れる 目的を果たした男が相棒の待つ車まで戻ってきた 「首尾は?」 「バッチリです。ちゃんと係員に渡してきました」 手でOKサインを出してから車に乗り込む 「先輩こんなことして本当に良かったんでしょうか? 犯罪ですよ」 「上からの命令じゃなければオレだってやりたくない。だがこんなことでもしない限り、我々アンチレイプ同盟はいつまでもジリ貧だ」 「ですが・・・・」 「しょうがないだろ。全てはゆっくりレイプ根絶のためだ」 運転席の男は苛立つ気持ちを抑えるために煙草を一本咥えた 「まぁ、流石に死人は出ないだろ。出ても怪我人くらいだ」 「ですね」 【登場人物】 息子:ゆっくりと人間のハーフ。学生 会長:ゆっくりレイプ同好会の二代目会長。二十代女性。素顔のときは会長の秘書という肩書きで活動する。実家が国内でも屈指の暴力団。きもいものに目が無い 隊長:アメリカにある『ゆっくりレイプクラブ』のリーダー。白人の男性で元軍人。ボブとは知り合い。「チキン」と言われると無条件でキレる典型的なアメリカ人 きもんげ:ゆっくりで金儲けを企てる正体不明のゆっくり。現在はレイプ研究所で働いている。驚くほど不細工 学校が午前中で終わった日、彼は家には帰らず普段は乗らない電車に乗りこんだ 電車を二本乗り継いでたどり着いたのは水族館と海洋生物研究所が兼ねられた施設 今度ここに父、きめぇ丸、ゆっくりふらんと来ようということになったのだが、水族館内は飼いゆっくりは入場可かどうかわからなかったため調べに来た 「飼いゆっくりの入場料でしたら胴なしが150円。胴つきは小児の方と同じ額になります」 ゆっくりも利用できる施設や公共機関には『ゆっくり用の料金』が設定されている場合が多い 例えばバスなら胴なしは荷物と同じ扱いで無料だが。胴つきならどうしても一席占領するため大人料金の半額を支払うなど 「ただし入館できるのは市か町の発行するタグを所持している個体に限りますので、どうか当日お忘れのないようにお願いします」 「わかりました」 水族館のパンフレットを受け取った 「今週まで、隣の海洋生物研究所1階フロアで水生生物の展示を無料でやっています。よろしければそちらもどうぞ」 「そうなんですか。ありがとうございます」 受付の女性に勧められて隣の研究所にも足を運んでみた ずらりと並ぶ水槽。平日のため人は殆どいない 「れいむれいむれいむ~♪ れいむーを食べーるとー♪ りぼんりぼんりぼん~♪ りぼんだーけにーなるー♪」 自作の替え歌を小声で口ずさみながら水槽の中の魚介類を眺める ふいに肩を叩かれた 「いつかのボウズじゃないか。ボブは元気にしているか?」 振り向くと流暢な日本語を話す白人の男性がいた 「隊長? なんで日本に?」 以前諸事情でアメリカに渡った際に世話になった男だった 「観光ですか?」 「それもあるが、一番の目的は…」 「隊長は日本のヒトデとかも性的な目で見てるんですか?」 「ここが日本で良かったな、アメリカなら間違いなく射殺してるところだ」 会話する二人に近づく女性が一人 「お待たせしました隊長さん・・・・あら? 新人さん?」 リクルートスーツ姿の会長(肩書き上は会長の秘書)も居ることに彼は驚く 「秘書さんまで、どうしてここに?」 「どうしても何も、この施設の中にゆっくりレイプ研究所があるからに決まってるじゃないですか」 「はい?」 「ここだと水槽が日常的に運ばれているので、流通の面で何かと便利なんですよ。隠れ蓑にも最適で、万が一摘発されても色々と言い訳できますし」 この海洋生物研究の一部がゆっくりレイプ研究所になっているらしい (どうして行く先々でこういったものに遭遇するんだろう・・・) 「これ、あなたのです。ようやく渡せました」 会長が彼に一枚のカードを手渡した 同好会が発行する会員証だった。自分の顔写真(提供者:父)と自身のプロフィール、会員番号がプリントされていた ただし機密保持のためか、それが何の会員証なのかを明記するものは書かれていない 「いらないです」 「新人さんは本当に謙虚ですね。そんな遠慮しなくてもいいですよ」 しょうがないので受け取ることにした 「新人さんも来ますか? これから隊長さんに研究所を案内するんですよ」 「あの、僕は・・・」 出来れば関わりたくなかった 「来てくれないんですか?」 「えっと、じゃあ折角なので」 残念そうな顔をする彼女を前にして、「行きたくないです」とは、とてもじゃないが言えなかった 関係者用の入場口のところまでやってくる 会長、隊長がその入り口を通り彼もそれに続く 「君、ちょっと」 彼だけ、そこに立つ警備員に呼び止められた 「新人さん。警備の方に先ほどの会員証を」 「あ、はい」 言われた通りそれを警備員に見せる 「や、これは失礼しました」 (いったいどんな権力が働いているんだ?) 彼が通されるのを確認してから、会長は入り口近くにあるエレベーターのボタンを押した 3階でエレベーターが止まりドアが開くと、天井の高い廊下が姿を見せた 「この階が丸々私たち同好会の研究施設です。面積の約半分が研究室。残りがゆっくりを飼育するスペースになっています」 廊下を進むと突き当たりまで来ると、道が左右に分かれていた。右の通路に【研究室】、左の通路に【飼育場】と書かれたプレートが掛かっていた 「とりあえずこの部屋に入ってみましょうか」 彼女は一番近くにあった研究室のドアをノックしてから開けた 「少しだけここをご見学してもよろしいでしょうか?」 中にいた白衣を纏った研究員の一人に声をかけた 「ええ、どうぞ」 「ありがとうございます」 見学者の二人は部屋の中央に招かれる 部屋の中央の机にはゆっくりれいむがベルトで固定されて身動きが取れないように拘束されていた 「さっさとれいむをはなしてね!! ぜんぜんゆっくりできないよ!」 「この台はしゅじゅちゅ(手術)用の台です。この部屋は『ゆっくりを整形する』部屋です」 「整形?」 「顔をいじって可愛くしたりするのか?」 会長が噛んだことには二人はあえて突っ込まない 「それもありますが、今やっているのは少し違います」 彼女の後から先ほどの研究員が現れる。その手に持っているのを見て息子は絶句した (これはないわ・・・) 研究員が持っていたのは小麦粉を練って作った“棒状の物体”だった 「これを今かられいむに取り付けます」 そう言うと研究員はメスでれいむの顎下の皮を丸くカットした 「ゆぎゅッ!!」 鋭利な刃物で切られて一瞬遅れてやってくる鋭い痛みにれいむは白目を向く 研究員は切断面に“棒状の物体”を取り付けて水気の多い小麦粉を接合面に塗りつけてくっ付けた ちなみに“棒状の物体”は勃起時の男性器の形を模してあった そこにドライヤーの風を当てること三十秒、水分は完全にとんだ 「ゆっくりにペニスはありません。女性のレイパーは擦り付けや舐めさせる事でしか、ゆっくりを逆レイプできませんでした」 会長は熱く語りだした 「だから思ったのです。ゆっくりにちんこをつければ万事解決だと!」 「おかしくないですかその発想?」 男性器の形をした小麦粉の塊を取り付けられたれいむは目を丸くしたまま固まっている 「えいっ」 人工男性器を鷲掴みにして、不慣れな手つきでぐにぐにと弄る 「ちょ・・・何やってるの秘書さん!?」 真剣に作業に没頭して息子の声が届いていない しばらく弄ったあと、諦めて手を離した 「動きませんね」 「餡子と皮の比率を変えてはみたんですが…」 「一体何をやっているんだ?」 人工男性器の付いたれいむを見て相談する会長と研究員の間に隊長が割り込んだ 彼の問いに会長が答える 「人工男性器の目的はゆっくりの体と完全に同化させることなんです。最終的にゆっくりの意思で勃起し射餡(射精)して初めて完成といえるんです」 「つまり、男もいつかゆっくりにアナルファックされる日が来るという事か?」 「最悪だよそれ」 彼にとって幸いなことに、今の現状を見る限りではその実現は遠そうである 「しかし秘書さん、その手つきはまるでなっていない。それじゃあ仮に繋がっていても反応しないと思うぞ。失礼だが経験は?」 「なんてこと聞いてんだよあんた!」 「お恥ずかしながら・・・一度も・・・」 「だったら今から俺の木製バットでグリップの正しい握り方を…」 「それ以上はボークだろ!!」 息子がセクハラ発言者の股間めがけて蹴りを放つ。甲ではなく、つま先で的確に急所を狙う 「ouchi!!!」 声を上げて自称『木製バット』を押さえる 「・・・・・・・折れてコルクが出そう」 「いい加減自重しろ!」 人にもセクハラを働く分、父よりもタチが悪いと思った 「そういえば会長からリクエストがありまして」 (会長って、あなたでしょ?) 鞄から紙を一枚取り出して広げ、研究員に渡す 「人工男性器の別バージョンでこちらも作って欲しいのとのことです」 「あの、これを取り付けるのは流石にちょっと・・・・」 苦い顔をした研究員。気になり二人も紙を覗き込む 「チェストバスター?」 「ちがう、グリードだなこれは」 紙にはグロテスクな触手モンスターが描かれていた 「可愛くないですか? 会長たっての頼みなんですよ。なんとしても作りましょう、いえ作るべきです!」 両手を強く握り、力説する会長。立派な職権乱用だった 「こんなのが野生にいたら百人中百人が間違いなく逃げますよ」 「さすがの俺でも、これは引く」 「作るほうの身にもなってください」 息子、隊長、研究員の三人がかりで彼女をなんとか諦めさせた 次にやってきた部屋は、鉄製の壁が丸ごと横にスライドするという特異な構造をしていた 「ここはドス種の実験・研究を目的とした部屋です」 ドス種でも中に入れるよう、壁がスライド式になっている ちなみに、彼等が乗ってきたエレベータとは別の場所に貨物用の大型エレベーターがあり、体の大きなゆっくりはそれを使いこの階まで運んでいる 「では、入りましょうか」 壁にある人間用のドアを彼女は開けた 先ほどの場所よりも天井がずっと高く、広さも倍以上ある部屋 そこに足を踏み入れた瞬間 「・・・・・」 彼はまた言葉を失った 「すごいな、クイーンありすじゃないか。どうやってこれを?」 「保健所に収容されていた個体を特別に譲って頂いたんです」 強化ガラスで仕切られた向こう側に虚ろな目をしたクイーンありすがいた (こいつって・・・・) ありすの体の下側を見ると、小さな傷痕があった このありすこそ、以前彼が保健所の地下に閉じ込められた時に遭遇したクイーンありすだった 「ありす種からは、ゆっくりを発情させる効果のある成分が抽出できるんです」 「媚薬ってやつか?」 「はい。特にクイーンからは通常の大きさのものよりも上質なものが採れるんです。 媚薬成分を得るために三時間おきに機械を作動させて、強制的に発情させているのですが、このありすは出が少し悪いみたいで」 クイーンありすは床にぐったりとへたっていた。その姿からは全く生気が感じられない (多分僕のせいだ) ありすの性感帯を潰したため、発情するとその部分に激痛が走るのだと彼にはわかった 気の毒だと思ったが、申し訳ないとは思わなかった。正当防衛だということもあるが、自分のことを『奇形ゆっくり』と呼んだのを密かに根に持っていた。 「これから機械を作動させますが、御覧になりますか?」 その研究室の担当者が会長に申し出た 「是非見てみた・・・」 「すみません。気分が優れないのでどこかで別の場所で休んでいてもいいですか?」 これ以上このありすを見ていたくなかったので、退室を申し出た 「少し休めばよくなると思うので」 「でしたら、ここを出て奥から三番目の部屋をお使い下さい。私のオフィスになっています」 彼が部屋を出てすぐに 「ん゛ぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 ありすの悲痛な叫び声が薄っすらと聞こえてきた 「あ゛~~あ゛~~~~何もきこえな゛ーい・・・」 両耳を手で塞いで聞こえる声を誤魔化したが、全身が聴覚器官の彼には最初から最後までバッチリ聞こえてしまった オフィスの中 部屋の手前にはミニテーブルを挟み向かい合うソファ。奥の方に仕事をするためのデスクがあった 学校の校長室を思わせるこじんまりとした部屋 窓は全面ガラスで出来ており、そこからの見晴らしは抜群だった その部屋の仕事用のデスクにきもんげが座り電話でなにやら話しをしていた 「御宅が単価をあと5円下げてくれはったら、こちらは量を5割り増しで買い付けまっせ・・・・お互いに損の無い話とちゃいますか?」 このきもんげは以前彼が保健所の地下で出会ったゆっくりで、ボブに引き取られてから自身の意思でこの研究所に移った。目的はもちろん金儲けのためである 「一分待ちます。その間によう考えておいてくれまっか?」 保留のボタンを押して、きもんげは受話器を置いた 「全く、そないな保守的な考えが日本経済を停滞させてることに気付けんのかボケが」 その時ようやくきもんげが息子の存在に気付く 「おお、にーさんやないか! 今日はどないしたん?」 「ちょっと色々あってここを見学に。元気そうだね」 「お嬢には懇意にしてもらってるさかいにな」 (そういえば、会長キモイのを異常に愛でるからな) クリーチャーと同格に扱われるきもんげを憐れに感じてしまう 聞けばきもんげは、ここに住み込んで会長の経営の補佐をしているとのことで、それなりに会に貢献しているそうだ 「すまんなにーさん。そろそろ一分経ちますさかい。適当にくつろいでてや・・・・・・・・あ、もしもし。決まりましたん?」 きもんげが再び商談を始めたので言われた通りソファでくつろいだ 「ん?」 ミニテーブルの下に『将棋盤の足にタイヤが付いたような形をした台車』があった 「スィーだ。懐かしいな」 ゆっくりだけが操作することの出来る未知の乗り物 幼い頃、自分も乗って遊んでいた 小学生にあがると、父に「これは赤ん坊が乗るものだから卒業しなさい」と言いくるめられて取り上げられた 今思えば、自分がスィーに乗れるということを世間に隠すためだったのだとわかる スィーに乗れる子供は常識で考えたら存在しないはすなのだから 引っ張り出して、部屋の隅に移動する 「・・・・・・・? これどうやって動かすんだっけ・・・・・?」 スィーにはレバーもハンドルもアクセルも無い 過去の記憶を必死に辿る 「命令してたっけ、そういえば」 頭の中で『走れ』『止まれ』『曲がれ』と唱えるとその通りに走ったのを思い出した 子供心にはそれが当たり前のことだったが、今考えると良く分らない原理である (走れ) 台に座り命じてみたが、スィーには何の変化もない 「そうでっか。そうしてくれまっか。ほんまおおきに。これからもウチを宜しく頼んます。ほなさいなら」 商談が成立して電話を切ったきもんげに問いかけた 「このスィー壊れてない?」 「それはにーさんが重すぎるんとちゃいますか? そのアクメスィーは胴なし用でっせ」 「アクメ?」 「走りの速さに合わせて台がゆっくりの興奮しやすい強さで振動するんですわ。羞恥プレイ向きに主任はんが考案したんどす」 それを聞き、慌てて立ち上がる 「なんでこんなのがあるんだよ!」 「まぁレイプ研究所やさかいに」 きもんげが今度は別のところに電話をかけ始めたので、彼はまたスィーに目を向けた 「さっきは重すぎたから走らなかったんだよな」 スィーの上に手を置いてみる (ゆっくり走れ) そう念じて手を離した ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ 「お、動いた・・・・でもキモイ」 気色悪い音を立てながらスィーは緩やかな速度で走り出し、壁にぶつかって止まる 再びスィーの元までやってきて台に手を付く (ソファの手前まで走れ) しかしスィーは動かない 「ああ、確か複雑な命令は聞かないんだっけ?」 乗ることは出来ないが、触れている状態でなら操作が可能なのだとわかった 見学を終えた会長と隊長は息子が休んでいるオフィスに向かっていた 「人間は大きく分けて三つに分類されます。『一生ゆっくりに性的興奮を感じない者』『生まれながらにゆっくりに性的興奮を感じる者』『途中からゆっくりに性的興奮を感じる者』と」 『一生ゆっくりに性的興奮を感じない者』とは一般人のことを指す 『生まれながらにゆっくりに性的興奮を感じる者』は、息子の父や会長のように最初からゆっくりをレイプしたいという願望を持つ者を指し 『途中からゆっくりに性的興奮を感じる者』とは、隊長のように状況によってゆっくりレイプに目覚める。潜在的な素質を持つ者のことである 「我々は人間の設計図・取り扱い説明書である遺伝子に注目しました」 「ゲノムという奴か?」 「はい。私たちは『その人がレイパーに“なる”か“ならない”かを決定する遺伝子が存在するのでは?』と考えました」 「なるほど、その発想は無かった」 「まぁ所詮は夢物語ですけど・・・会の運営でそこまで手が回りませんし」 研究自体時間の無駄だと判断して全く進んでいなかった 「秘書さん、ついさっき宅配でお荷物が届きました」 ダンボール箱を抱えた研究員が二人に声をかけた 「少し重いのでお気をつけてください」 「なら俺が持とうか?」 「すみません、助かります」 代わりに隊長がダンボールを受け取った オフィスに息子、きもんげ、会長、隊長が揃い。四人(正確には三人と一匹)はミニテーブルを挟み向かい合うソファに座り、紅茶を飲みながら雑談をしていた 「ところでなんやあの箱?」 隊長が部屋に来たときにデスクに置いた箱を見る 「お届けものみたいです。開けてみましょうか?」 「俺が開けようか? ガムテープがしっかりと目張りしてあるから開けるのに力が要る」 隊長だけが立ち上がり、箱の封を切った 「なんだこりゃ?」 箱を取り払い出てきたのはゆっくりさくやと四角い機械 「おぼっちゃま、おじょうさま、だんなさま。ごきげんうるわしゅうですわ!! ゆっくりしていってくださいませっ!!」 ゆっくりさくやの後頭部からコードのような線が延びており、四角い機械に繋がっていた 「さくやはだめいどなのでございます。あいてに“ぼむ”をしょうひさせるどころか、まけてじぶんじしんが“ぼむ”になってしまうのです。ゆえにさくやは“ぼむ”なのでございます」 「何の話だ?」 さくやに繋がった機械が気になり、隊長がそれの上蓋を掴み取り外した瞬間 「ざ・わーるど!!」 高らかにさくやが宣言した 「みんな動くな!!」 「「「 !!! 」」」 隊長の怒声に驚き、全員の動きが止まる 「いいな、俺が良いと言うまで絶対に指一本動かすな!」 気迫に気圧されて部屋にいる全員はまるで時間が制止しているかのようにピタリと止まった 「そんな叫んでどないしたん?」 「コイツは・・・・・爆弾だ」 あまりにも現実離れしたその言葉 「へ?」 「この四角い機械は爆弾らしい。こっちのさくやとどう連動しているのかは謎だが」 「なら早く逃げんとヤバイんとちゃいます?」 ソファに座っているきもんげがそう提案したが、隊長は渋い顔をした 「起爆スイッチがモーションセンサー制かもしれない。だから絶対に動くな」 「無理! 無理!! 僕のこの体勢は五分も持たない!」 立ち上がろうとした状態で制止を受けた息子は空気椅子の姿勢である 「畜生・・・アンチレイプ同盟め、厄介なものを送りつけやがって」 隊長が外した四角い機械の上蓋の底に、アンチレイプ同盟からのメッセージが書かれていた 「膝が、死にそうです」 「頑張ってください! 楽しいことを考えて気を別のことに逸らして!」 「この状況でなにを楽しめと!?」 「じゃ、じゃあ淫語しりとりで気を紛らわしましょう! それしかありません!」 「流行ってるんですかそれ?」 ~~淫語しりとりのルール~~ シモネタを連想させる言葉ならなんでもOK 「結婚しよう」→「うん」でカップルが成立してゲームが強制終了する(現在3件のカップルが成立したという報告がある) なお「結婚しよう」→「うんこ」と返すと確実にリアルファイトに発展するため、地方によっては禁忌の遊びとなっている ゆっくりの『り』で、きもんげ→隊長→息子→会長の順番で開始した 「リョナ」→「ナース」→「す、す・・・ま、た・・・」 「真面目にやれ!」 「恥ずかしがったらいかんで!!」 「もっと大きな声でお願いします」 三人に責められる 「素股!!」 完全にやけっぱちになった息子 その後、会長が恥ずかしげも無く「玉袋」と言い一巡する 「ローションプレイ」→「イラマチオ」→「オナニー」→「二次画像」 →「裏ビデオ」→「オーラルセックス」→「スペルマ」→「まむこ」 →「コンドーム」→「ムラムラ」→「乱交」→「裏路地」 →「自慰」→「インポ」→「ポークピッツ」 「だれがボークピッツだこの野郎! アメリカン舐めんな!!」 隊長が力いっぱい四角い機械を叩いた 「あ、しまった」 さくやが目を大きく見開く 「たいまーがさどうしましたわ! ばくはつまでにじかんですわ!」 体力の限界が来て彼はソファに座り込んだ 顔が真っ赤なのは下ネタを言わされた羞恥心か、空気椅子を続けていたためかはわからない 「おい、隊長」 冷ややかな彼の視線が白人を射抜く 「責任もって解除するからそう睨むな。これでもかつては一個小隊を率いていたんだ、爆発物の知識はある」 「別にいいから、そんなの警察に任せて避難しようよ」 「国家権力に介入されたら割りを食うのはこっちだ。出来るなら自力で処理した方がいい。そうだろ秘書さん?」 全ての決定権を持つ女性を見る 「しかしそれでは」 「こんなのトランスフォーマーを説明書を見ないで変形させるのに比べたら楽勝だ」 「微妙な難易度ですよそれ?」 隊長の真剣な眼差しに彼女は折れた 「わかりました、十五分だけ待ちます。ですが、どうかご無理はしないように」 きもんげと会長は部屋の外に出て行き、隊長と息子が残った 「残らされたということは僕も何か手伝うことが?」 「いや、自分だけ爆死とか嫌だろ?」 「そんな理由でっ!?」 上蓋が無くなり、むき出しになった基盤に隊長は臨んだ 机にあった爪きりを使い、的確な手順で回線を切断していく 「これを作ったのは素人以下だな。作りが単純すぎる。もっと難しいのを解除したことがある」 「そうなんですか?」 「ある日、部下がエロ本を拾ったんだ。未開封の袋とじをあけた瞬間・・・」 「それは無い」 相変わらず真面目に聞くのが疲れてくる 「密林のゆっくりの口の中に・・・」 「いいから解除に集中してください」 表側の基盤の処理が終わる 「あとは裏のメインの線を切るだけだ」 反対を処理するために基盤を慎重に持ち上げる 「よく映画とかで『赤か青か』の二択をやる部分のことですか?」 「そうだ、まあこれを作ったやつの力量からして、ダミーなんて100%ありえな…」 裏側の全容が見えて隊長は愕然とした 「ちょ!? コード多すぎ! 『赤か青か』ってレベルじゃねーぞ!」 基盤の裏側には目で追っては数え切れないほどのコードが張り巡らされていた 「20本以上あるぞ!!」 「縁日の千本引き(紐クジ)みたいですね」 「俺・・・・この爆弾を解除したら、秘書さんに告白しようと思うんだ」 「死亡フラグ立てないで下さい」 コードの繋がったさくやを見る 「このさくやならもしかしたら正解を知ってるんじゃないですか?」 「やむおえん。メイドさんといえど容赦はしない。正解の線を教えてもらおう」 机のボールペンをさくやの額に押し合てる 「10数える、それまでに言うんだ」 しかしさくやは瀟洒な表情を崩さない 「いいか? 脅しじゃないぞ。10、9」 カウントを開始した 「8、7、6」 ペンの尻をノックして先端を出す 「5、4] 依然さくやは何も話そうとしない 「・・・3・・・・・2」 「い、いいますわ!!」 死の恐怖と隊長の掛けるプレッシャーでさくやは直前になり根を上げた 「いい子だ」 ペンが降ろされると、これまで我慢していたのかさくやの額からまるで脂汗のようにじわりと砂糖水が滲んだ 「メイドさんの汗うめぇ」 爆弾そっちのけでさくやの額を舐めまわす隊長 「お、おやめくださいだんなさま!」 (さっきまで凄くカッコ良かったのにこの変態行為で台無しだ) 実はメイドフェチだった隊長 執拗に舐められるさくやは、先程とは違う意味での恐怖で顔が引きつっていた 額が無駄にツヤツヤしたさくやは正解の回線を告げる 「“こばるとぶるー”のせんをおきりくださいませ!」 それを聞く二人は同時に首を傾げた 「どれだよコバルトブルーって!? 色のチョイスがマニアック過ぎるだろ!」 「青っぽい色でも5本以上ありますよ」 息子と隊長は部屋にあったパソコンでコバルトブルーを調べてみた 「『コバルトブルー』で検索しても、サザンの『涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~』しか出てこないぞ!」 「半角スペース入れて『色』も入れて検索しなおしてください!」 「よし、出てきた!」 ディスプレイに移った色を見る 「「見分けつかねーよ!!」」 あまり参考にならなかった 「これか? この線でいいのか?」 「落ち着いてください。それは多分ネイビーです」 「こうなったら直接火薬を無力化させるしか・・・」 基盤をどかして四角い機械の奥を覗き込む 「あれ?」 「どうしました?」 「い、いや。なんでもない」 覗き込んだ先に、本来あるべきはずの火薬が見つからなかった (もしかれてこれ偽者? このさくやもフェイク?) 隊長はこれが爆弾でないことに気付いた 会長ときもんげは部屋のすぐ前の廊下に待機していた。隊長に「出来るだけ遠くに」と言われたがその必要が無いことを知っていた 「私はここのセキリュティーに絶対の信頼を寄せています。故に、この研究所の中まで危険物が届けられることは有り得ないんです」 この研究所に運び込まれた100g以上の宅配物は全て検査にかけられることになっている。検査は空港並に厳しい 「つまり、あれは爆弾やないと?」 「恐らくゆっくりさくやが勝手にそう思い込んでいるだけです。もしくはそう言うように仕込まれているのか」 「せやったら、なんで教えへんの? 最初に『この爆弾は偽者です』言えばこんなことにはならんやろ?」 「その・・・隊長さんがあまりにも真剣だったのでなかなか言い出せずに・・・」 申し訳無さそうに彼女は俯いた (うわ~~~~なんだよそれ~~) 事実を知った隊長のやる気が一気に失せた 「警察に任せましょう! 僕らじゃ手に負えませんって!」 「もーこれでいいだろ。色が濃いし」 青い回線の中の一つをテキトーに選び、切った 「だみーがきられました! ばくはつまであとあと10びょうになりますわ!!」 「何やってるんですか隊長!!」 真相を知らない息子だけがただただ焦る 「HEY PASS・・・・あとは任せた」 隊長は四角い機械とさくやを持って彼に持たせた。先程蹴られたささやかな仕返しのつもりだった 「え? ちょ? は・・・・うそぉ!!!」 (良いリアクションするなぁ。虐待される時のゆっくりみたいな顔してるよコイツ) 偽爆弾を抱えてパニックを起こす彼を冷静に分析する 「のこり5びょうですわ!」 「待って待って!!」 テンパリまくりの彼は何か無いかと懸命にあたりを見渡す 足元にスィーを見つけた さくやと四角い機械をそれに載せる。方向を窓にセットする (ゆっくりしないではしれ!!) 窓に向かい全速力で走るようにスィーに命令する 勢いよく振動しながら走り出したスィーは窓を割ってさくやと機械を載せたまま下の駐車場に落ちていった オフィスの真下にある駐車場 アンチレイプ同盟の二人は車の中で研究所の様子を伺っていた 「届けてから大分時間が経ちましたが、何も変化がないっスね。そろそろパトカーが来てもいいはずなんですが」 「通報しないつもりか? それとも偽者だと気付いたか?」 アンチレイプ同盟の目的は、研究所内に警察を立ち入らせることだった 警察がこの件に介入すれば必ず研究所の中も調査される 警察がレイプ同好会の尻尾を掴んでくれることを期待した捨て身の作戦だった 突然車に小さな粒がパラパラと落ちてきた 「雨?」 「ガラス?」 次の瞬間、車のボンネットが大きく凹み、車体が大きく揺れた 「うおっ!!」 「な、なんだ!!」 ボンネットにアクメスィーとゆっくりさくや、四角い機械が落下していた 「ただいまですわ、だんなさま!! どうかこのだめいどにおしおきをしてくださいませ!!」 「なんかこいつ発情してないか?」 体半分潰れかけてるのにまったく気にしてない素振りのさくや 「それにしても・・・」 男は頭を働かせる 何故、偽爆弾とゆっくりさくやが目の前にあるのか? 何故、自分達の車にそれが落下してきたのか? この状況から予測できる事態は一つ 「逃げるぞ! 俺たちの場所がやつらにばれてる!」 勝手な勘違いをして男は車のキーを回した さくやだけ回収し、車は走り去った 「あれ偽物だったんですか?」 彼が落ち着きを取り戻してから、会長はあの爆弾は偽者だと教えた 「すみません、なかなか言い出せず」 「俺は途中で気付いてたけどな」 「なら教えてくださいよ」 「悪い、つい」 「ついってあんた・・・」 割れた窓ガラスに目をやる 「気にしないでください。ガラスの取替えなんて安いものですから」 「せや。悪いんわ全部アンチの連中や」 とりあえず全部アンチレイプ同盟のせいにして事を収める 「しかし、偽とはいえこないな事カマすとは穏やかやないな」 「今回の件は一部の過激派の方たちの強行だと思います。決して彼等の総意ではないはずです。お二人にはこの件は一切他言無用でお願いしたいのですがよろしいですか?」 「なぜだ?」 一刻も早く奴等の強行を知らせるべきだと考える隊長にとってその申し出は不自然だった 「これ以上ことが大きくなると必ず怪我人が出ます」 もしこれが初代会長である祖父の耳に入れば、ほぼ確実に犠牲が出る 過激派を抱えているのはお互いさまである 「敵対関係とはいえ、決して傷つけあう関係ではありません。最低限のルールは守るべきです」 「わかった。秘書さんがそう言うなら」 「おおきに隊長はん」 (なんでゆっくりレイプごときで、この人達はこんなにも真剣になれるのだろう・・・・) 本人たちにとっては真面目な会話でも、ハタから見たら結構異常な会話だったりする (胃がキリキリする・・・) あれからすぐ解散となり、彼は家に戻ってきた 「ただいま」 「おかえり」 「ごめん、すこしだけ良い?」 出迎えてくれたゆっくりふらんにそのまま枝垂(しだ)れかかるように寄り添い抱きしめた 「どうした?」 「少し・・・・・・疲れた」 災難を引き寄せる自分にツクヅク嫌気がさした 「すいぞくかん、すごくたのしみ」 「そうだね」 心の底から同意した 「おいおい、その年で玄関露出ファックは上級者すぎやしないか?」 「全然違うから」 ちょうど父が帰ってきた 「今日は早いね」 「そういえば定時で帰ってくるの久しぶりだな。ところで水族館の料金聞いてきたか?」 「うん。飼いゆっくりのタグがあれば子供料金で入れるって」 「その件なんだがな」 「 ? 」 父は一枚のチラシを出した 「こっちの植物園に行かないか? 今『ゆっくりのツタ』フェアをやってるみたいなんだ。レイパーとしてこれはなかなか興味深い」 「・・・・・・」 「お前明日も学校半日だろ、電車賃出すからこっちでも飼いゆっくりが入場可かどうか聞いてきてくれ」 息子が父の延髄に蹴りを放つのは、それから3秒後のことである fin present by ゆっくりレイパー
https://w.atwiki.jp/jiisan/pages/20.html
赤坂じいさんの友人の「管理人」です。手書き原稿のテキスト化に始まり、1年近くかかりましたがようやく形になりました。いただきましたご意見・ご感想は、ファックスなどで赤坂じいさんにお伝えし、できるだけ返事をもらいたいと思います。 -- (管理人) 2005-11-14 14 58 36 ホームページ立ち上げおめでとう!数多くの人に見てもらえればいいね!また、じっくり読んで感想を送ります。 -- (りょうえい) 2005-11-26 18 25 09 赤坂じいさんの“痛風体験記” こんどは私が痛風になりましたその4,5,6,7,8アップしました。 -- (管理人) 2005-11-30 09 40 40 すばらしいホームページを立ち上げてくれました。管理人さんのご努力に感謝します。訪問者がますます増えるといいですね。コメント遅くなりました。失礼!-- (あきちゃん) 2005-12-02 07 36 39 ホームページ開設お疲れ様です。たいへん見やすく すっきりしたページで、趣旨説明もわかりやすく素敵なページだと思いました。これからリンクの事などたいへんでしょうががんばって下さい。-- (かねきち) 2005-12-03 10 29 20 友人の皆様この度、管理人さんの全面的な御好意のもとホームページを立ち上げる事ができました。さっそく読んで下さり、またコメントまでいただき本当にありがとうございます。これからも一人でも多くの方に読んでもらえるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。 -- (赤坂じいさん) 2005-12-08 15 41 23 [第3章 患者側のガン治療 第3章 患者側のガン治療]] アップしました。小見出しが無いので、少し読みにくいかもしれません。1,2,3章、これにて一応完結です。引き続き、続編をご期待ください。 -- (管理人) 2005-12-16 08 56 29 赤坂じいさんの“痛風体験記” こんどは私が痛風になりましたその9,10,11アップしました。 -- (管理人) 2006-02-26 14 45 41 娘が高校に合格しました\(^O^)人(^O^)/ -- (赤坂じいさん) 2006-02-27 09 48 45 今日は抗がん剤治療の日で病院にいきました。娘の原発巣は左腕で、退院後その部位に再発がみられたことがあるので、放射線治療も経験しています。その後遺症のためリンパ浮腫になり、たまに腕が痛いということがあります。今日も少し痛いというので、小児科の後放射線科にいってレントゲンをとってもらいました。そうしたらなんと骨折していたのです。病変や放射線の影響で、骨がもろくなっているのは間違いありません。おそらく普通ならなんでもないような、チョツトぶつかったとか、手をついた拍子におれてしまったのでしょう。本人もいつやったかまるで自覚がないようです。明日も整形外科にいかなければなりません。娘もかなりショックな様子でした。 -- (赤坂じいさん) 2006-06-16 23 16 05 今日病院に行き、整形外科の先生と話をしました。やはり病変部の骨折なので、普通の人のように、ギブスをして自然の骨がくっつくのを待つということは、無理らしいです。手術をすることになると思います。その際病変部を取り除き、人工の骨をいれる方針ということです。普通の骨肉腫の手術よりは負担が軽いそうですが、普通の骨折の手術よりも負担は重いそうです。正直心配です。でもこれまで、幾度となくピンチを乗り越えてきた娘ですから、今回も頑張ってくれると思っています。 -- (赤坂じいさん) 2006-06-17 22 42 05 娘が病変部を骨折しました。29日に手術します( _ ) -- (赤坂じいさん) 2006-05-23 21 46 17 娘の手術は無事終了しました。 -- (赤坂じいさん) 2006-05-30 11 47 56 娘退院しました(^-^)そして病理診断(切除した骨の検査)肉腫細胞は残存していないとのことです。これは非常に大きな意味をもっています。つまり手術なしで、骨肉腫が完治する可能性があるということです。しかし病院はこの事実を、おそらく学会には報告しないでしょう(`ε´)ぶー -- (赤坂じいさん) 2006-06-08 14 12 16 今、ヤフー掲示板の、病気・症状>全般>「子供のガン、病気2」で、免疫について語っています。その前は、自律神経についても書きました。もしよかったら、読んでみて下さい。 -- (赤坂じいさん) 2006-06-10 12 35 51 地震どうですか? -- (管理人) 2006-06-12 10 54 41 かなり揺れたけど…とりあえず大丈夫でしたあっ\(◎o◎)/! -- (赤坂じいさん) 2006-06-12 11 26 02 娘♪今日から学校に復帰しましたo(^o^)o -- (赤坂じさん) 2006-06-14 08 45 54 今日抜糸の予定です。学校へは、あれから毎日行ってます。身体は元気なのですが、左腕を三角巾でつっているので、いろいろ不自由しているようです。多少ストレス気味かな?-- (赤坂じさん) 2006-06-20 06 41 58 第4章 白血病 アップしました。本田美奈子さんの訃報から話が始まります。-- (管理人) 2006-06-22 21 03 33 メニューが混み合ってきましたので手を加えました。 -- (管理人) 2006-06-23 20 41 18 第5章 進化のビックバン アップしました。 -- (管理人) 2006-06-27 18 39 22 CT検査の結果、良好とのことです。まだ腕は不自由ですが、とても元気です。-- (赤坂じいさん) 2006-06-27 23 03 13 パソコン少しはできるようになりました。かな?-- (赤爺) 2006-06-28 22 17 23 第6章 多細胞生物の生と死 アップしました。考察はまだ続きます。-- (管理人) 2006-06-30 15 29 07 デザインが”暗い”というご意見がありましたので、気分一新変えてみました。いかがでしょうか?-- (管理人) 2006-06-30 18 33 19 一瞬またパソコンがこわれたかと、思ってしまいました。いつもありがとうございます。 -- (赤爺) 2006-07-01 07 46 47 娘のこと………、歌にしました………、よかったら紹介しようと思います………。 -- (赤坂じいさん) 2006-07-01 12 57 16 第6章 多細胞生物の生と死3. 成長期7 追加しました。 -- (管理人) 2006-07-03 14 06 44 私は前のも好きでした。。。という方がいらっしゃいましたので、戻してみました。相変わらず、主体性がない。はっきりせいや。ってか? -- (管理人) 2006-07-04 10 27 05 第6章 多細胞生物の生と死3. 成長期8 追加しました。 -- (管理人) 2006-07-07 11 01 15 第6章 多細胞生物の生と死3. 成長期 9・10・11 追加しました。「第6章 多細胞生物の生と死」これにて完結です。-- (管理人) 2006-07-11 13 29 20 「第6章 多細胞生物の生と死」まだ完結していませんでした。私のカン違いです。「3. 成長期」 が完結です。「4.ガン」 が続きます。ご期待ください。-- (管理人) 2006-07-23 18 05 32 第6章 多細胞生物の生と死4. ガ ン 始まりました。-- (管理人) 2006-07-25 17 40 36 赤坂じいさん、いつもお世話になってます!まだまだ全部読みきれてないのですが・・・これからも頑張ってくださいね!! -- (R.K) 2006-08-06 16 29 06 第6章 多細胞生物の生と死4. ガ ン 4・5・6・7・8 追加しました。-- (管理人) 2006-08-26 14 11 22 第6章 多細胞生物の生と死4. ガ ン 9・10 追加しました。「第6章 多細胞生物の生と死」「4. ガ ン」 が完結しました。「5.常識への挑戦」 が続きます。ご期待ください。-- (管理人) 2006-11-19 11 29 09 第6章 多細胞生物の生と死5. 常識への挑戦 始まりました。-- (管理人) 2006-11-19 11 46 12 第6章 多細胞生物の生と死5. 常識への挑戦 6・7・8・9・10追加しました。-- (管理人) 2007-02-02 21 29 00 第6章 多細胞生物の生と死5. 常識への挑戦 11・12・13追加しました。-- (管理人) 2007-04-07 14 11 29 「娘がガンにおかされました」管理人 赤坂じいさん様はじめまして 私はガンと闘う人のコミュニティサイト「エノク」(http //www.henok.jp)管理人です。貴サイト「娘がガンにおかされました」を拝見いたしました。とても役に立つサイトですね。多くの方々にご覧いただきたいと思いました。事後報告で大変恐縮ですが、勝手ながらリンクを張らせていただきました。ご了承いただければ幸いです。(もしもご迷惑でしたら、すぐに削除等の対応をいたしますので、お手数ですがご一報いただければと思います。)自己紹介をいたします。私事ですが、母が最近直腸がんになり、インターネット等で色々と調べる中で、患者と家族を取り巻く環境の中にとても不便なことが多いのに気づきました。そして患者や家族の間の情報交換でこれを解決できるのではないか?と思い、コミュニティサイト「エノク」を作りました。ひとりひとりの個人の力はとても弱いですが、個人の声を集めれば大きなうねりになると思い、この様なサイトを構築しています。◎リンク集 小児がん(http //www.henok.jp/link12.shtml)貴サイト名 :「娘がガンにおかされました」貴サイトURL:(http //www6.atwiki.jp/jiisan)上記の登録内容に問題がありましたら、訂正いたしますのでよろしくお願い申し上げます。また大変恐縮ですが、もし相互リンクをお願いできましたら、下記の内容でお願いします。サイト名:「ガンと闘う人のコミュニティ掲示板 エノク」URL:(http //www.henok.jp)サイト紹介文:日本中の「ガン」と闘う人が安心して情報や気持ちを交流できるコミュニティサイト もしお許しいただけましたら、「娘がガンにおかされました」管理人赤坂じいさん様に今後もご指導をお願いできればと思っております。色々なご要望を取り入れて皆様に愛されるサイトにしていきたいと思っています。ご縁がありますことを切に祈っております。◎「ガンと闘う人のコミュニティ エノク」管理人 e-mail info@henok.jp-- (エノク管理人) 2007-05-26 00 53 10 第6章 多細胞生物の生と死5. 常識への挑戦 14・15・16・17を追加し「5.常識への挑戦」 が完結しました。6. 自律神経1 が続きます。ご期待ください。 -- ( (管理人) ) 2007-05-31 17 43 54 - ガンでも元気に生きる 奥様のご逝去を悼み、赤坂じいさんがYahoo!掲示板に“ブログ風”に綴った、奥さんと娘さんの記述を取り上げて、残してみました。 性格上、相手方の質問や投稿は省いてありますので、わかりにくいところもありますが、ご判断ください。 -- (管理人) 2008-06-23 19 31 40 自分のサイトにまとめておくといいのではないかな?w という方がおりましたので、すべて丸ごと掲載してもらいます。 -- (赤坂じいさん) 2008-06-28 23 49 18 娘のガンが再発しました。 甲状腺がんです -- (赤坂じいさん) 2009-09-23 18 00 24 12月6日、久しぶりに、赤坂じいさんと管理人が面会しました。 「老化」について話をしました。 -- (管理人) 2014-12-25 14 09 25
https://w.atwiki.jp/chine_miku/pages/224.html
- 毎度の通り遅れましたが 新作替え歌『secret wife~有希がくれたもの~』が完成しましたので 過去に発表した長門替え歌と合わせて、こちらからDLしてください。 http //www1.axfc.net/uploader/O/so/182960 すみません、こんな日に限って残業で… というのは言い訳ですね。 なぜ前日までに作っておかないんだ となってしまいますから… だとしたら、10/19に発表すると言ってしまった新作動画も その2、3日前までには作っておかないと! 動画どころか歌詞が出来るか心配です。 毎回毎回配信が遅れるわりに、この程度の作品の出来では 皆さんも満足いかないと思います。 明日か明後日、引き続きサイトを更新します。 今度は、今回配信したアルバムの歌詞カード、ジャケットなどの素材を作るつもりです。 何とか力の限りは尽くしてみますので、どうか見捨てないでください。 あ、それと今回の新作、やっぱり動画作ることにしました。 作ってみたら「やっぱこれ動画で見たほうが面白いだろうな」と思ったので。 数日後か10月末ごろになるか未定ですが、配信されたときはどうかご覧下さい。 戻る コメント 1げと -- 名無しさん (2011-10-05 16 14 06) キーワードはなんですか? -- 名無しさん (2011-10-05 16 20 57) しまった忘れてた…Passは「yukirin」です。twitterの方には書いたのですが…。 -- 痴音ミク (2011-10-05 16 28 55) ありがとうございます -- 名無しさん (2011-10-05 16 30 16) ダウンロードのキーワードなんでしたっけ?? -- 名無し@home (2011-10-06 21 11 22) ↑すぐ上のコメントぐらい読もうよ -- 名無しさん (2011-10-07 10 50 07) 痴音ミク様最高 (沙*・ω・) -- フェル (2011-10-07 13 29 57) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/net-net/pages/244.html
Yahoo!JAPANがインデックスのアップデートを 発表しました。 Yahoo!検索において、Yahoo!inc.が開発している 「Yahoo! Search Technology(YST)」のインデックスが アップデートされました。 これにより1週間ぐらいの間、大きな順位変動が 予想されます。 それにしてもGW前のこのタイミングで行ってくるとは 思いませんでした。 SEO系の会社は本日がGW前の最終営業日が、もしくは すでにGWに突入していると思います。 個人的にはGW明けが楽しみです。 【PR】 フェイシャル フェイシャル エステ
https://w.atwiki.jp/nuramagotcg/pages/378.html
カード番号:B05-08 U カード名 :牛鬼 サブタイトル:やはり来られましたか… コスト 2 百鬼夜行ポイント 3 キャラクタータイプ 百鬼 所属:奴良組 LV.1 4500/3 「牛頭丸」か「馬頭丸」があなたのキャラクターカードゾーンにある場合、このカードの戦闘力+2000、攻撃力+1。 牛頭丸、馬頭丸のどちらかがいればLV1.6500/4と強力な値となる。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1985.html
前ページ次ページゼロのアルケミスト ルイズは使い魔を手に入れた。メイジであるならば当然の事であるその儀式は、彼女にとって大きな転機となった。 現れたのは異国の高名なメイジ。手に入れたのは使い魔。変わったのは決意。 『失敗や犠牲は成功の糧である』 どこか抜けているような独特なテンポを有する自称140歳のマッド・アルケミストに与えられた言葉がルイズを変えた。 合いも変わらず魔法では失敗ばかりだが、ソレをマイナスと捉える事は無くなった。その先にきっとある成功を見ている。 最近では失敗魔法すら有効活用しようと爆発制御に勤しんでいた。 異国のメイジ クラリス・パラケルススはと言えばルイズ以上に研究に打ち込んでいる。 元より体系が異なる魔法を使う為、生徒や教師達にその真意は理解しかねた。 だが彼女に与えられた小屋が徐々に研究室の皮を被ったカオス・ワールドに成りつつある事から、何かをしている事だけは把握できた。 そしてもっともルイズが気にかけている事柄は間違いなく使い魔のことであろう。 「朝です……マスター」 「えぇ、おはよう」 ルイズの一日は抑揚が無い感情を排した冷たい声で始まる。普通の人間からすれば正直言い気分ではないだろうが、ルイズはそんな事気にしない。 むしろこの声こそ自分を起こすに相応しいと、晴れやかな笑みがルイズの表情には浮かぶ。 「エルザ、服を取ってくれる?」 「はい」 相対する声の主は小さな少女だ。小柄なルイズより頭一つ小さく凹凸が無い肢体。 声と同様に感情が欠落した美貌。ガラス球のように澄み過ぎた真紅の瞳。腰下まで伸びた豊富な髪は色を抜いたように白い。 日焼けとは無縁の白い肌。薄っすらと光り輝くルーンがあちこちに彫り込まれている。 以上の特徴からも解る事だが彼女は人間ではない。もっと言えば真っ当な方法で生まれた命ですらない。 彼女はホムンクルス。錬金術師が創造する仮初めの命、人造生命体である。同時にメイジであるルイズの使い魔。 「着せて」 「はい」 黙々と着替えを手伝う自慢の使い魔を横目で見ながら、ルイズは考える。 全く持ってこの使い魔は優秀だった。小柄な体には似合わない圧倒的な運動能力があり、どんな状況でも慌てず命令には絶対服従。 仮初めの命ゆえに成長しないので食事も要らなければ、心も模造品だから休息を必要とせず眠る必要も無い。 新陳代謝が無く一切の老廃物を出さないため何時でもキレイ。生き物特有の匂いの変わりに仄かに薬品の清潔な匂いがする。 そんな完璧な『従』だったから、悲哀系舞台劇に搭乗する優秀だが主人を愛し過ぎてしまい、葛藤の果てに無理心中する少女騎士の名前をつけた。 しかしこの使い魔はそんな事はしないだろう。なにせ葛藤なんてしないから。 「なんか物足りない……」 そう……ルイズは優秀すぎる故の退屈のようなモノを感じていた。 視覚や聴覚の共有も出来た。秘薬も形や場所を教えれば、どんな事をしても手に入れてくるだろう。主人を守る役目も充分こなせる。 だが……それは一方的な奉仕だった。ルイズが思い描いていたパートナーとしての関係ではない。 野生動物を突然召喚し、無理やり使役する代わりに食事や寝床を与える。最初はギクシャクしていてもいずれは信頼関係が築かれていく。 そう言ったものが自分達には無い……食事は無意味と知りつつ与えている。入浴も一緒にするし、服も着せている。同じベッドでお休みと言う。 だけどそれに対する感謝など無い。エルザにとってそれは無駄な行いであり、ルイズが与えるから受けているだけなのだ。 「他の私みたいに使い魔に振り回されるのもイヤだけど、ここまで忠実だと話が盛り上がらないわよ」 「なにか?」 「うぅん、何でもないわ」 今のやり取りもエルザとしては『主人の命令を聞き逃した可能性を考えての確認』でしかない。何でもないと言われればそれ以上突っ込むような事はしない。 もちろん会話はそれ以上成立しない。だがルイズはその程度では諦めない。色々と要求してみる。 「ねえエルザ……ちょっと私を褒めてみて」 「?」 何を聞こうかと考えて、最初に浮かんだモノをルイズはそのまま口にする。他の人には言えないがこの忠実な使い魔になら遠慮は要らない。 「ほら……良いところとかさ、凄い点とか」 初めての要求に首を傾げるエルザにルイズは助言。そうまでして聞き出したい答えか?と言われれば、そうでもない。 だが普通の事務的な答えでは無い物を得られるかもしれないと、ルイズのこの頃目覚めた探究心が疼く。 「全てです」 「は?」 「マスターは全て素晴らしい」 「……」 まずホムンクルスの判断基準には対象人物の長所など存在しない。大きな分類として主人と他人に分けられた。 他人とは自分が命令に従う必要が無い存在であり、主人は絶対服従・絶対防衛の対象。ホムンクルスの世界とそういう風に出来ている。 故に世界に素晴らしいものが存在するとすれば、それはエルザにとってルイズそのもの。 「もうちょっと個別に褒められない?」 「……輝くように靡く桃色の髪」 数少ないボキャブラリーの中から主人の喜びそうな言葉を引っ張り出し、エルザは褒める。 「おぉ~他には?」 「白魚のように可憐な指」 「うんうん!」 その後も「失敗魔法はとても効果的な攻撃手段」に至るまで捻り出された褒め言葉。 それを聞いていたルイズは最初の目的をすっかり忘れて聞き入っていた。優秀な姉と比べられ、褒められた経験など皆無。 しかもその褒め言葉はベタベタだが解り易く、最後まで聞いていたルイズは告白されたような感動さえ覚えていた。 ある種イタイ子は思わず盛大な嬉し泣きを初め、隣室のゲルマニア美女が怒鳴り込んでくる。 「朝っぱらから五月蝿いわよ、ルイズ!! 何を子供みたいにワアワア泣いているの!?」 「ひっく……キュルケ~」 「なによ? 使い魔にまで嫌われたの?」 「私……大きくなったらエルザと結婚する」 「はぁっ!? 遂に頭までゼロになったのかしら?」 その後事情を説明されたキュルケに『それはただ貴方が命令したから従っただけでしょ?』と冷たい現実を突きつけられ、ルイズはせっかくの虚無の日を不貞寝して過ごしそうになった。 「今日は街に買い物に行きましょう」 なんとか復帰したルイズはエルザが今着ている服が自分のモノでブカブカなのを思い出した。 ついでに剣でも買ってあげようと気分を良くしたご主人様の着替えを黙々と手伝い、使い魔の朝は過ぎる。 「ね? 良いでしょ、痛いのは一瞬よ」 「でっでも……」 「直ぐに気持ち良くなるわ(主に私が)」 「親に貰った大事な体ですし……」 「あらあら~そんな考えは古いわよ。私なんて弄ってない部分が無いわ」 「え!?」 「そうね~メイジみたいに魔法をつかえるようにする? それとも空を飛ぶ翼もステキね~ちなみに私のお勧めはカニのハサミ♪」 こんな如何わしい会話はルイズが「エルザを街に連れ出して大丈夫か?」と確認する為、彼女の創造者であるクラリスの元を訪れた時に聴こえてきたものだ。 如何わしい?……むしろ不可思議とでも形容されそうな会話の内容だが、とりあえずクラリスの離れへと踏み込んだルイズが見たのは……セクハラの現場だった。 「なっ! 何をやってるんですか、クラリス様!!」 「ん~スキンシップ兼改造のお誘い」 それでも様付けを忘れないルイズの律儀さを軽く吹き飛ばすのは妙齢な女性の変わらぬ笑み。 その腕の中で息も絶え絶えなメイドがいる事だけがおかしな点だろう。珍しい黒髪のメイドの体を這い回るクラリスの細い指。 細かい描写は避けるがとにかくエロかった。服が乱れているとか、揉んでいるとかそう言ったことには言及しない。断じてしない! 「弄りがいのある体なのに、シエスタちゃんが中々承諾してくれなくて。それでちょっと実力行使を~」 「もう……お嫁にいけません」 「戯れが過ぎますよ、クラリス様!……弄る?」 「うん、体をね。そう……改造するの」 自分のある種恩人であるこの人物の突拍子の無い思考回路にはルイズも大きくため息をついた。 顔を赤くして軽く嗚咽を漏らすメイドに同情し、『胸も大きく出来るけど、ルイズちゃんもどう?』と言う勧誘の言葉に僅かな憧れを感じつつ、ルイズは本題を切り出した。 「実はこれからエルザと街に行こうと思って……」 「戦闘用ホムンクルスが街に連れ出したくらいでどうにか成るわけないわ」 クラリスとしては当たり前の事も、ルイズにとっては未知の領域。 『人混みでは生きられないのだ~』と使い魔に溶けられたりしたら目も当てられない。 元主の許可を貰い、ルイズは嬉しそうに頷いて踵を返す。目の前に広がるセクハラ現場も、なんに使うのか解らない器具が満載なカオス・ワールドも既に眼中に無い。 『助けてください~』と悲鳴を上げるメイドには、心中で『私は無力なのよ』と呟いて華麗に見捨てる。 明日までにメイジになっていたり、羽根が生えていたり、カニのハサミが装備されていない事を願うばかりだ。 そんな時、クラリスが思い出したように呟いた。 「私も同行して良い?」 「え?」 数時間後、馬上より町並みを見下ろすのはルイズにエルザ、クラリスとなぜか連行されてきたシエスタ。 あれだけセクハラされて、改造されそうになっても貴族の言う事には従う所がハルケギニアの平民たる証だろう。 「それで? ルイズちゃんの用事はなんなのかしら?」 「えっと……まずはエルザの服を注文して、お金に余裕があれば剣でも買ってあげようと思っています」 初めて出来た娘の服を選ぶようなルイズの幸せそうな顔に、クラリスは遠い昔の自分を重ねて嬉しそうに微笑む。 と言う事で最初に四人が向かうのは服を扱う店。 「これなんてエルザにピッタリじゃないかしら?」 「ミス・ヴァリエール、その生地は持ちもよく有りませんし、エルザ様が動き難いかと」 「そうなの? じゃあコレは……」 ルイズだけ もしくは貴族だけで来た場合、どうしても布地の質やキレイな形に囚われがちだが、エルザの仕事は戦闘であり雑用。 そこに平民であるシエスタの実用的な意見、経験を加える事で効率的な服選びが可能になる。 しかも常識知らずの貴族に高い値で買わせようとするのを、メイドの一般常識がブロックすることにもなった。 平民だ貴族だと言っても同じ女の子、キレイな人形があったなら色々と着せたくなってしまうもの。 「ねえねえ、ルイズちゃん。コレにしましょう」 「ちょっ!? なんですか、その破廉恥な服は!?」 クラリスが嬉しそうに持ってきたのはエナメル生地でピッチリとしたデザインで、大事な場所しか隠さない服。 如いては露出が多いと言う事で……それはボンテージとも呼ばれている。 「良いじゃない。目の保養になるわよ」 「考え方がオールドオスマン……それにエルザは私が『脱いで』ってお願いすればいくらでも見せてくれますよ!」 「「「……」」」 クラリスを破廉恥だと怒ったルイズだが、知らず知らずにもっと破廉恥な事を叫んでいたりする。 もちろんその声は周りの者にも聴こえているわけで…… 『魔法学院には召使の幼女を全裸にする変態女子生徒が居る』なんて噂が広まるのも時間の問題だったりした。 次に一行が訪れたのはピエモンの秘薬屋。暗い室内には毒々しい色の葉やキノコ、トカゲの干物など兎に角怪しい品が所狭しと並んでいる。 その様子にクラリスはいつも好奇心に輝いている瞳をさらに煌かせ、店主を捕まえて色々と質問を浴びせる。 どうみても自分より年下な女性(本当は人生の先輩)に質問される主人は良い顔をしていなかった。 だが次にクラリスが放った言葉でしかめっ面は驚愕に変わる。 「これで足りるかしら?」 クラリスが懐から取り出した袋がカウンターに置かれ、ジャラリと重い音を立てる。 紐を解けば中から溢れるのはダイヤモンドを初めとした希少な宝石。どれもクラリスには必要無い為、机に仕舞い込まれていたガラクタ。 彼女の興味の対象としての価値は無くても、やはり他からすれば全て貴重な本物。 「なっ何をお求めで?」 「コレとソレとアレと……」 クラリスが指差したのはいくつかの薬草とマジックアイテム。 「在るだけ頂くわ」 どの世界でもこういうのを大人買い……と呼ぶのだろうか? ピエモンの薬屋の主人は数分の失神と引き換えに、大きな利益と継続的な取引が望める大口の取引先を手に入れた。 最後に一行が向かったのはピエモンの薬屋の近くである武器屋。 『この子の武器を買いに来た』と紹介された少女はあまりにも小さく、主人は困ったようにもっとも小さくて軽いレイピアを差し出した。 「その小さなお嬢さんに持たせるんでしたら、此方のレイピアでも手に余るかと……」 「問題無いわ。エルザ」 「はい」 主人に渡されたレイピアをエルザは軽々と使いこなす。腕力に物言わせているだけなのだが、踊るような剣舞を披露する だが閃光のような突きを繰り出したら、細い刃が真ん中でポキリと折れた。 「あら~コレ粗悪品みたいね? ご主人」 「コイツは失礼しました~!!」 唯のカモと思っていた貴族はどうやら普通ではないらしいと、武器屋の主人はこのとき確信した。 無表情な少女は棒切れで遊ぶように鉄製のレイピアを振り回し、笑顔で詰問してきた妙齢な女性は笑っているが笑ってない。 ヘビに睨まれたカエルの気持ちなんてものも理解できる。生きるも死ぬのも相手次第と言う事だ。 「でしたら此方を! かの高名なゲルマニアの錬金魔術師 シュペー卿が鍛えた一品! 固定化などもかけられてますので、切れ味も抜群です。」 主人が持ってきたのはレイピアとは比べようが無い豪刀。下手したらエルザの身長と変わらないほど長さに、鏡のように諸刃の刃。 宝石まであしらわれており『斬れます!』と全力で主張しているような姿形。 シエスタやルイズはその見たままを感想として持ったようだが、クラリスは違う。さらに目を鋭くし、その大剣を手に取る。 「これ……本当に魔術師が鍛えた剣?」 「へっへい! 自分も大枚を叩いて買いましたんで……」 「ふぅ~ん……こっちの錬金術師って仕事が雑なのね」 刃に翳したクラリスの掌が僅かに発光する。メイジとは僅かに違う力が刃を覆い、美しかった刃に無数のヒビが走る。 部屋を気まずい沈黙が包む中、クラリスはひび割れた一部を捲ってみてさらにため息。 「元は唯の銅ね。上からキレイに見えるようにメッキしていたみたいだけど……ねえ、ご主人?」 「ヒィっ!?」 「これは貴方が愚かだから? それとも……私達をバカにしているから?」 まだ笑っているクラリスの目がどす黒い憤怒に染まっているのが、睨まれている主人だけが理解した。 人を幾ら飲み込んでも何の変化もしない底なし沼のような目。既にカエルやヘビなど例えにすら成らない。 ヘビは満腹ならばカエルを食べる事はないし、一度の食べられる数にも限度がある。だが底なし沼は幾らでも飲み込める。 お前の価値など沼に沈むゴミ以下だ!というような目を前にして彼がやれる事は少ない。むしろ一つしかない。 「全て手前のミスです! どれでも好きなだけ持って行って結構ですから、命だけは~」 『何でもやるから命だけは助けてくれ!』完全に強盗に対する言葉である。 「やった~ルイズちゃん、これで選び放題よ?」 「あっ……はい」 クルッとルイズ達のほうを振り返ればいつもの掴み所の無い微笑みがある。しかしながら先程の怒気はそう簡単に忘れられるものではない。 歯切れの悪いルイズ達を無視して、クラリスは店中を棚の置くまで引っ掻き回している。 普通の客には売りたくないような一品なんかが目の前で発掘されているが、自分の命が掛かっていたとなると主人の口から文句は出ない。 「私としては必死に唯のボロイ剣のフリをしているこの魔剣がお勧めなんだけど」 「魔剣?」 クラリスが持って来た剣は大きさならば先程の大剣に匹敵する大きさがあるが、刀身が細くて薄い。 ただ錆が浮いており、お世辞にもキレイとは言えなかった。そんな剣のどこが魔剣なのかとルイズとシエスタは首を傾げる。 「ご主人? これってそういう剣よね? 魔法が掛かっているし、かなりの強度があるみたいだけど?」 「……! ……!!」 なにやら悪友の剣から『黙っていろ』と言うオーラが出ている。どうやら彼も長年の勘で、目の前の女性が怪物だと感づいたようだ。 だがここで黙っていたら自分がそれこそ底なし沼に放り込まれる。 「ソイツはインテリジェント・ソードのデルフリンガーです」 主人はあっさりと悪友を売り渡した。 「こらオヤジ!! 俺をこんな魔女に売っちまう気か!?」 不意に室内に響く誰のものでもない声。その発生源は間違いなくクラリスが握るボロイ長剣。 「あら~魔女なんて失礼ね。私は歯牙無い錬金術師よ。それに……」 ツーとクラリスのキレイな指が錆の浮いた刀身をなぞる。デルフリンガーは感じるはずの無い寒気を感じ、鋼の刀身に鳥肌が立ったような気もした。 「あなたを使うのは私じゃない。ルイズちゃん」 「エルザ、使ってみなさい」 「……おでれーた。お嬢ちゃん使い手か♪」 クラリスの手から開放されたのが、よっぽど嬉しかったらしいデルフリンガーが、自分を握った少女を軽やかな口調で評した。 一方エルザは何時も通り何も考えてない顔で、与えられた剣を軽く振るう。適度な重量と的確な重心。問題ない。 「悪くありません」 「そう……じゃあクラリス様のお勧めだし、コレにするわ」 「後は予備の短剣もあった方が良いわよ。ご主人、これを全部」 「へい……毎度」 デルフリンガーを処分できたのは良かったが、クラリスがカウンターに山積みにした短剣を見て、主人は内心で涙が出そうになった。 どれも職人として知られる短剣だけを作る酔狂なメイジの作品で、地味だが強度・切れ味ともに申し分ない隠れた名品。 他の見た目の良い品には目もくれず、それをセレクトした魔女?の鑑定眼には正直、脱帽だと主人は二度目のため息をついた。 そして一行の背中を見送って、主人はようやく命が助かったと事を認識して、三度目のため息をついた。 「でも錆びているし、ボロイですよ? この剣」 「なんだと! 剣の何たるかも知らない娘っこが!」 「大丈夫よ。それくらいの錆なら帰れば簡単に落とせるわ。ついでに色々と実験を……」 「嵌められた!? 離せ~俺を武器屋に返してくれ~」 前ページ次ページゼロのアルケミスト