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(!)メタルギアとのクロスオーバーです 時系列的にはメタルギア2とパワポケ10 会話が成立しているのはご都合主義でお願いします ありえたかもしれない、もうひとつの擬史 男はミッションを受けるのを最初はとても嫌がる 「この程度なら俺じゃなくてもできる、なんで俺が」 ラッキーストライクを口にたくわえて 迷彩服を着たその男は ソリッド・スネークと呼ばれていた 彼の上司であり戦友のロイ・キャンベルがそんな彼をなだめる 「まあそう言わないでくれ、これはしくじることの許されない……人類に関わるレベルの事象なんだから」 「こんなミッションがか?」スネークはとぼけるがキャンベルは声色を変えず言葉を続ける 「これから君が関わる人物の結果次第で人類が滅びるかもしれんのだよ、あと、その本人もその結果命を早く捨てる事となるだろうね」 「ほほう…そいつの人生には興味ないが……話を続けろ」キャンベルの様子にスネークもようやく興味をもち始め、タバコを消し、机のコーヒーに口をつける 「君に頼みたいことは、要人と「ジャジメント」の接触を回避させること、そして要人の説得だ」 「説得だぁ?この俺がか…尋問でもしてやればいいのか?」 「何を言ってるんだ、相手は普通の女子高生だぞ」そこまで言った途端スネークの口から含んでいたコーヒーが思いきり吐き出された 「女子高生!?女子高生が世界を滅ぼすだなんて悪い冗談だな、なんだ?改造人間かなんかなのか?それか…この俺みたいに遺伝子操作で生まれたのか?」ソリッド・スネークは遺伝子操作でこの世に生を受け、生まれたときから訓練を積んで戦うために育て上げられたのだ 「いや、親は普通の政治家だ、いたって本人以外は普通の女子高生だよ」 「で?その本人は?」「一言で言うならカリスマだな、求められている人格になり変わる能力を持っている」 「カリスマ…」 「カリスマなんて世の中にいままでいくらでも居ただろう」スネーク自身、ビックボスと言うカリスマを知っている 「そうだなあ…ただのカリスマならお前が動くこともなかっただろう だが、例えるならこの子はビックボスにもビッグ・ママにもなりえるのだ」 「はあ!?」にわかには信じがたいだろう、性別もなにもかも違う二人に 一人の少女が成り代われると言うのだ 「そう、この子は求められたものになり得る、世界を掌握することなんて簡単だろう……」「そんな人物がどうしていままで知られなかった?」 「当たり前だろう?特殊な訓練を受けたわけでもないんだから「ジャジメント」もビデオを見るまではその子の存在を知らなかったらしい」 話を聞いてるうちにスネークは興味がだんだんと沸いてきていた 単純な強さだけはない人材と言うのが久々であったからだろうか はたまた単なる気まぐれか 「……それで、俺はジャジメントを追い返した上で更にその女の子を口説けと?俺に口説けない女はいない、簡単なことだ」「……もし人格がスネークの求めるものに変化されたら逆にやられるかもしれんな」「冗談はよしてくれ、ちなみにそいつはコブ付きか?」 「ああ、そうだが?」「……」この時スネークにあるひとつの考えが浮かんだ 「まあいい、了解した」 「本当の私はただの小心者なのよ!!」 「……それでも愛してる!!」 「……愛でなんでも解決すると思うなこの愚か者!」 …… 「こちらスネーク、修羅場に遭遇した…」「なんだって?とにかく30分後にそちらにジャジメントのヘリがたどり着く、何とかして追い返すか、破壊しろ」「了解、オーバー」 ヘリがたどり着くまで時間がまだあるので、スネークは小波との接触を図る 「……本当にいくのか」ヘリポートに一人先行く紫杏を見て小波は呆けていた 「ちょっと待った、手を上げろ」 「!?」そこに迷彩服を着たスネークが現れる 「な、なんだ!?」「……お前はあの女を諦めるのか?答えろ」「……」 小波からすれば先ほど終わった話だった「そうだよ」「……弱い男だ」「だってしょうがないだろ!」見知らぬ男にずけずけと言われ、さすがの小波も剣幕を立てて怒鳴る 「……お前はここで引けばこれからずっと後悔するだろう、俺からすればバカらしいことだが…もう一度だけチャンスをやる」「チャンス?なにも知らないお前が何をできるんだ!」 青いなあ……スネークはかつての自分を懐かしむふしをみせ 「まあ待っていろ……勝手に逃げたら殺すからな」そこまで言い再び林のなかに姿を消した 「な、なんなんだ…もう一度、か」 小波はとりあえず動かないことにした そしてもう一度が来たときのために無い脳みそをフル回転させて言葉を練りながら ジャジメントのヘリがうっすらと姿を見せた 「もうすぐで目的地です、ルッカさま」「うむ」 スネークは崖のギリギリまで来てモシンナガンを構える 「こっちの方はさっさと済ませてしまおう」そして照準にヘリローターが入ると同時に発砲 弾丸は見事にヘリローターを直撃し、動きを止めさせることに成功 「なんだ?ヘリの動きが…!」 ヘリ内部はもちろん大混乱 「ルッカさま!ヘリに何者かの攻撃が!ローターが動きません!」 「何ぃ!……おのれオオガミか!?くそっここはヘリを捨てて本社からの救助を待つのだ!ミス紫杏との合流は中止だ!」 しばらくするとヘリは轟音をたてて爆発炎上、後沈没した 「……なんだ?」 紫杏にはヘリの様子がよく見えていない、予定を過ぎても来ないので不審に思っているとそこへ 「ヘリならしばらく前に海に沈んだ」 「!?」スネークが現れる 「……あなたには一体だれだ?そしてヘリが沈んだとはどう言うことだ」 「俺が沈めた、お前とジャジメントの接触をいやがる人物がいるってことだ」スネークの説明にポカンとするしかない紫杏、スネークは話を続ける 「相手のジャジメントとも後に話はつく、お前は普通の女子高生としてこれからも過ごすんだな」「……ふざけるな!もう私には何も残ってない…恋人も捨ててきたんだぞ!」先ほど別れたばかりの恋人を思い、そしてこれからに絶望し紫杏は涙と震えが止まらない 「……お前の恋人とやらとも接触済みだ…これが何を意味するかわかるな?」「!!」嘘は言ってない、だがこの状況だと紫杏に浮かぶ考えは悪いものしか考え付かない 「……小波にまで手を出すことはなかっただろう!殺すなら私だけでも!」「……そうだ、全部お前のせい…お前は人の望む人格になれると聞いていたが…すべて嘘のようだな、本当はお前はお前のために動いていただけだ」「そんなことは…」スネークはここぞと言わんばかりに紫杏を言葉で攻める 「そしてその結果、お前は何もかも失ったんだ、なにが人の望む人格だ、ただの自己満足じゃないか」 「やめろ…やめてくれ…」「そんなお前にはこいつの相手がお似合いだな」 ドサッと言う音がしたあと 紫杏の前には小波が居た 「小波…殺されたんじゃないかと!」 紫杏は小波に思いっきりだきつく 「……小僧、言ってやれ」 「紫杏!お前は箱の中の猫だ!さっきお前がいってたことは猫が暑くなってふたちょっとを開けただけのことだ、またすぐに閉じればいいんだ」 「まあ……こいつもお前も、自分のために動くだけの自己中野郎なんだから、大人しく二人だけの世界にいろってことだ」「……スネーク、君意味わかってないだろ」「黙ってろキャンベル」 紫杏は呆気にとられたような顔をして、そして笑った 「そんな解釈は…聞いたこともないなあ、あっはっはは…ありがとう、小波」 「これに懲りたら、もう二度とこんな話には耳を貸さないことだな……掛け替えの無いものを失うところだったぞ」「言われなくてもわかっている」 紫杏が苦笑いをして、小波も目線をそらす 「最後にひとつアドバイスをくれてやろう……これは俺の尊敬した人物の言葉だ「最後まで決して諦めない、窮地でも成功をイメージする」」「最後まで決して諦めない…」 しばらくして迎えのヘリが来るとスネークは去っていった 「ヘリが遠ざかっていく…どうやら説得は失敗のようね」「疲れたからウチは寝る!」 その後ジャジメントは紫杏を諦める事となり 紫杏は晴れて自由の身となった 今は小波と仲良く散歩している 「そういえば小波……あのときどこに隠れていたの?」「ああ…あのときはね…」 ………… 「待たせたな」スネークが再び現れたのは姿を消してからわずか五分後のこと、小波はその早さに驚いた「……すごいね、おじさん」 「小僧、ヘリは撃ち落とした、あとはお前次第だ」「……もし説得に失敗したらどうするんだよ…俺は怖い…」 「……いいか小僧、言葉を信じるな、言葉の持つ意味を信じろ」 「言葉の意味を…そうだ!」小波の頭にシュレティンガーの猫の話が思い浮かぶ 「ありがとうおじさん…頑張ってみるよ」「どっちにしろつれていくつもりだったがな、さ、段ボールのなかに入って俺の後ろに隠れてろ」 段ボールをスネークが取り出すと小波の目が変わる「なにそれ!カッコいい!」その言葉を聞いたスネークも目を光らせる「そうか!お前にもわかるか!日本にも理解者がいたとはな、よし!お前には特別な段ボールをあとでやろう!」「マジで!?ありがとう!」「大事にしろよ!」 ………… 「……と言うわけで迷彩段ボールの中に隠れてたんだ、そしてお前が顔を伏せたときに担ぎ上げられた」 「……男とはよくわからないものね…それでもらった段ボールって?」 「よくぞ聞いてくれた、今から見せようと思ってたんだ」草むらの中から小波がその段ボールを引っ張り出すと 紫杏も目を光らせる 「これは!」「そう!段ボール戦車だ!」それは段ボールの形をした戦車 「は、入ってみたい…」「ふっふっふっ…これは二人載りだ!」「小波……あたしはお前と付き合っててよかった!」次の瞬間には二人は段ボールの中だった 「これで校舎内を駆け抜けるぞー!」 「おー!」そしてあっという間に段ボールは走り出していく 「ちょっとまたんかーい!ってはや!」「何をしてるのカズ!追いかけるわよ!手遅れになる前に!」 「いけいけどんどーん!」「あっはっはは!たのしいな!」 翌日、砲撃をしながら走る謎の段ボールに高校が襲撃されたとの記事が三面に載ったと言う… 「紫杏と小波、謹慎」 「「はい…」」「追いかけるのむっちゃ疲れた上に砲撃されるなんてあんまりや…」 ………… 太平洋上空 「スネーク、カリスマはどうだった?」「カリスマも、恋人の前ではただの女子高生だよ」 「そうか、まあ覚醒前ではあったしな」「まあ息抜きにはちょうどよかった」帰りのヘリの中、キャンベルとスネークが雑談を交わしていた 「ジャジメントはこれからどうなるんだ?」「さあ?だがいくらジャジメントでも我々の事を強く糾弾はできないだろう」「そうだな、それにしてもあいつらは若かった」「おいおいスネーク、珍しいなあ」 ヘリから遠く覗く地平線を見ながらたそがれるスネーク その目にはまるでこの先が見通せてるかのようだ 「スネーク、俺たちには確実には明日はない、でも未来を夢見ることはできる、それでは不満足か?」 「……ああ、それだけで十分だ」 ここで一旦通信は切られた スネークはヘリの中の椅子にゆっくりと腰掛けながらラッキーストライクに火をつける 「……流されてゆけ、俺はとどまることしかできないからな…若者たちよ…」
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「殺し合い…か。やれやれ、今回は随分と物騒なミッションだ」 厳つい顔の男が溜息をつく。 彼、ソリッド・スネークはこの殺し合いの中でも冷静だった。 幾つもの死線を潜り抜けてきた彼に殺し合いに対する恐怖などない。 代わりにあるのは、胸に秘めた小さな怒り。 「…マナにウルノーガ、だったか。あいにく俺はあんたらの部下じゃないからな。好きにやらせてもらう」 上司だったとしてもお断りだけどな、と心中で毒づく。 ―スネーク、俺達は政府や誰かの道具じゃない ―戦うことでしか自分を表現できなかったが、いつも自分の意志で戦ってきた。 それは、かつての友の言葉。 そうだ、俺はあんたらの道具になるつもりなどない。 俺は俺自身の為に、信じるもののために戦うだけだ。 「とりあえず、まずは所持品を確認するか」 デイバックを開き、地図や水などを取り出して一つ一つ検分する。 そして出てきたのは…紅白のボール。 「なんだこれは?」 見たところ、赤と白の間にあるまるい部分がボタンのようだった。 押して見たくなるが、しかし爆発物かもしれない。 (押すにしても、距離を取るべきだな) スネークは、ボールを思いっきり投擲する。 数メートル先で地面に落ちたボールのボタンが押され、中から飛び出してきたのは… 「ポカ~!」 …見たこともない生物だった。 ***************************************************************************************************** 「なんだこいつは?」 突然現れた生物に、スネークは忍び足で近づく。 見たことない生き物ではあるが、印象としてはオレンジの豚、という感じだった。 オレンジの豚——ポカブは、しばらく辺りをキョロキョロ見まわしていたが、 「ポカ~!!ポカ~!!ポカカ~!!!」 突 然 、で か い 声 で 叫 び だ し た! 「なっ!おい、静かにしろ!」 スネークは慌ててポカブに接近する。 どこに敵が潜んでいるか分からない中で叫ばれては、たまったものじゃなかった。 ちょっとした物音を聞きつけた兵士に見つかって窮地に陥ったことが、これまで何度あったことか。 口を塞ごうと接近してきたスネークに、ポカブはビクっと一瞬身体を震わせる。 しかしその表情はすぐにスネークを睨みつけるものに変わり、 「ポカアアア!」 「なっ!?ぐほっ!」 体当たりをくらい、スネークは尻もちをつく。 「ポカァ!」 「待て、落ちつけ!…ぐはっ!」 尻もちをついたまま2発目の体当たりを食らうスネーク。 しかしポカブは相変わらず興奮した様子でこちらに3度目の体当たりを仕掛ける! 「なめるなよ!」 しかし、さすがに攻撃を見慣れたスネークは、立ち上がるとすぐさまその場を離れ回避する。 不意打ちで2度もくらったとはいえ、体当たりの軌道は単調なもので、避けるのは難しくはなかった。 「ポカッ!?」 攻撃を回避されたポカブは、そのまま前方の木へと激突。 目を回しながらその場に倒れた。 「よし!捕まえたぞ!」 「ポカッ!?ポカブ~!」 スネークはポカブを両手でホールドする。 捕まったポカブは暴れるが、拘束から逃れることができない。 やがて口も塞がれ、森は再び静寂を取り戻す。 「ふう、やれやれだ」 スネークは安堵していた。 しかし彼は気づいていなかった。 ポカブに、変化が生じていることを。 ソリッド・スネーク。 伝説の兵士であるビッグ・ボスの遺伝子によって生み出された彼は、一部では伝説の英雄とも呼ばれる。 そんな彼との戦闘は、短時間とはいえポカブに成長を促した。 ―ポカブはレベルが上がった! ―ポカブはひのこを覚えた! 「ブフォオ!」 「あちっ!」 口を塞いでいた手から熱さを感じ、スネークはポカブへの拘束を緩めてしまう。 その隙に、彼の腕から逃れるポカブ。 「こいつ、炎が吐けるのか…」 「グルルルル…」 しばし、にらみ合う両者。 お互い相手の次の出方をうかがっている。 そんな緊張感あふれる状況の中、 「おいおい、もうバトってんのか?血気盛んな奴らだ」 突然の第三者が、そんな空気を引き裂いた。 スネークもポカブも、声の主の方へ振り向く。 「なに…!?」 そこにいたのは、黄色い体毛に赤いほっぺ。 ギザギザ模様のしっぽに、ウサギのような耳。 見た目は可愛らしい謎の生物が… 「そっちはポカブか?…ん?首輪をしてない?もしかしてオレと違って参加者じゃないのか?そっちのおっさんの支給品か?」 可愛らしさからはほど遠いおっさん声で喋っていた…! オレンジ豚——ポカブも奇妙だったが、目の前の黄色い生物はそれ以上に怪しいと言わざるを得なかった。 「人語を話す黄色いウサギ…だと?お前は…何者だ?」 そんな奇妙な生物に、スネークは思わずそう聞いていた。 すると黄色いウサギみたいなやつは得意げな顔で喋り始める。 「オレか?オレの名はピカチュウ…」 持っていた”探偵帽”を頭にかぶると、そいつは続けて言った。 「名探偵ピカチュウだ」 「名探偵…ピカチュウ?」 「ああそうだ……ん?」 名探偵ピカチュウと名乗った生物は、スネークを驚きの目で見つめながら言った。 「お前…お前も、オレの言葉が分かるのか!?」 ***************************************************************************************************** 「ポカポカ、ポカブ~」 「ふんふん、なるほどなあ」 ポカブが、ピカチュウを相手に話をする。 それをピカチュウは、相槌を打ちながら聞く。 「どうだ、何かわかったかピカチュウ」 「ああ、どうやらこいつはベルって子のパートナーポケモンで、その子からはポカポカと呼ばれているらしい」 「ポケモントレーナー、というやつか…」 スネークは、ピカチュウから彼やポカブの世界について簡単に説明を受けていた。 そこでは人間と彼らポケモンが共存しており、ポケモンを持つ者をポケモントレーナーというらしい。 「それでそのパートナーの名前を呼びながら叫んでいたら、顔の厳ついおっさんが迫って来て、ビビって襲ってしまったそうだ」 「悪かったな、恐い顔で」 スネークがポカブの方を見ると、ポカブはビクッとしながらピカチュウの後ろへと隠れてしまった。 どうやら嫌われてしまったようだ。 「しかしおっさん…ええと」 「スネークだ。ソリッド・スネーク」 「ああそうだったな。スネーク…あんた本当にポケモンを知らないのか?」 「ああ、初めて聞いたし、お前たちみたいな生き物に出会ったのも初めてだ」 「そうか…」 ピカチュウは腕組みをしながら考える。 彼の言葉を理解できるのは今まで相棒のティムだけだった。 しかし今、彼の目の前には二人目がいた。 ポケモンのポの字も知らない、おそらくは全くの別世界の人間がだ。 (まさか、この殺し合いの舞台では全員オレの言葉が分かるのか…?) 他の参加者に会ってみないことには確証はないが、そう思わずにいられなかった。 まあ、言葉が通じて別に不都合などないからいいのだが。 「まあいい。それよりスネーク、あんたはこれからどうするつもりなんだ?」 「とりあえず、最初の放送まではこの森の中に潜み、極力移動しないつもりだ」 スネークの行動方針、それは最初の6時間は動かないということだった。 理由は二つある。 一つは、闇夜の移動は危険を伴うため。 もう一つは、放送によってもたらされる情報…それによって動きを決めたいからだ。 「マナという女は死者の名を発表するからメモしろと言っていた。確証はないが…おそらく放送後、参加者の情報が解禁される可能性が高い」 参加者がどれだけいるのか。知り合いはいるのか その中でどれだけの人数が最初の放送で呼ばれるか。 それによって、危険な人物がどの程度いるのかも推し量ることができる。 知人の有無や敵の勢力の推測が立てば、こちらの動きも決めやすい。 「言い分は分かるが…少し消極的じゃないか?」 スネークの話を聞いたピカチュウは、やや不服そうな表情だ。 ピカチュウは探偵だ。 そして探偵は足で稼ぐ仕事だと思っている。 いろんな人に聞き込みをし、現場や周辺の怪しいものを調べ。 とにかく動き回ってこその仕事だ。 そんな彼にとって、スネークの自分とは真逆とも言える行動方針は、性に合わなかった。 それに、犠牲が出ることを前提として話をしているのも気に入らなかった。 「ここは戦場だ。戦場では、自分の命を守ることが何よりも重要だ。そして慎重すぎるくらいがちょうどいい」 「…いや、すまねえ。戦闘のプロのあんたに、専門外のオレが偉そうなこと言えた立場じゃないのは分かってるんだ」 ピカチュウはポケモンではあるが、バトルはからっきしだ。 電撃も、電光石火も、まともにできない。 あるのはこの頭脳だけだ。 (だが…その頭脳も、この世界では通用するのか…?) 元の世界でピカチュウは、相棒のティムと共に様々な事件を解決してきた。 ポケモンが暴れだす危険な事件はあったが…殺人事件のようなものに直接関わったことはなかった。 ティムの父ハリーと相棒だったころには関わりがあったかもしれないが、記憶喪失の彼にはその頃の記憶はない。 しかしここは力こそが正義の殺し合いの舞台。 どうあがいても、殺人は起きるだろう。 そんな世界で、果たして自分の頭脳は力を発揮することはできるのか。 (はは…ティム、お前がそばにいないからかな。柄にもなく不安になっちまってる) この場にいるのかどうかも分からない相棒の姿を思い浮かべる。 離れてみて、ティムが自分にとって最高の相棒だということを改めて実感していた。 (…なんて、いつまでも弱気のままじゃあいつに笑われちまうよな) 少しセンチメンタルになってしまった自分を恥じつつ、ピカチュウは赤いほっぺをペチペチと叩いて気合を入れ直した。 ***************************************************************************************************** 「それじゃあ、オレは市街地の方へ向かうぜ。探偵は足で稼ぐものだからな」 「待て」 一人で行こうとするピカチュウを、スネークが呼び止める。 「こいつ…ポカブも連れて言ってやってくれ。言葉が通じるお前といた方が都合がいいだろうし…俺は嫌われてるみたいだからな」 「ポカ!」 「オレは構わないが…あんたはいいのか?」 「俺は一人でもなんとかなる。単独の潜入捜査には慣れているしな」 「おう、分かった。それじゃあこいつは連れてくぜ。ほら、こっち来いよ」 ピカチュウがポカブを呼ぶ。 しかしポカブは一瞬ピカチュウの方へ向かいかけたかと思うと、足を止めてスネークのいる方へと向き直った。 「どうかしたのか?」 「ポカ!ポカ!ポカ!」 ポカブはスネークに向けて何か言ったかと思うと、再びピカチュウの方へと向かった。 「なんて言ったんだピカチュウ?」 「『襲い掛かってごめんなさい。鍛えてくれてありがとう』とのことだ」 「…生意気な豚だと思ってたが、意外と可愛げがあるじゃないか」 ピカチュウすら置いて去っていく後ろ姿を見ながら、スネークはニッと笑った。 「っておい!オレを置いてくな!じゃあなスネーク!」 慌ててポカブを追いかけていったピカチュウも姿が見えなくなったのを確認すると、スネークもまた身を隠すのにちょうどいい場所を探してその場を去った。 「あ、ていうかスネーク!あんたオレのことウサギとか言ってたが、分類上俺はネズミだ!!」 遠くから、そんなどうでもいい情報が聞こえてきた。 …ポカブといいこいつといい、頼むから静かにしてくれ。 【C-6 森/一日目 深夜】 【ソリッド・スネーク@ METAL GEAR SOLID 2】 [状態]:手に軽い火傷 [装備]:不明 [道具]:基本支給品、ランダム支給品(0~2個) [思考・状況] 基本行動方針:マナやウルノーガに従ってやるつもりはない。 1.放送までは極力動かない。 【ピカチュウ@名探偵ピカチュウ】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、モンスターボール(ポカブ)@ポケモンBW、ランダム支給品(1~3個) [思考・状況] 基本行動方針:殺し合いを止める。 1.市街地の方へ向かい情報収集。 2.ティムやポカブのパートナーを探す。 【モンスターボール(ポカブ)@ポケットモンスター ブラック・ホワイト】 スネークに支給されたポカブが入ったモンスターボール。 イッシュ地方で新米トレーナーに渡される3匹の内の1匹。 パートナーはベル。ニックネームはポカポカ。 覚えている技はたいあたり、しっぽをふる、ひのこ。 ただし弱い分伸びしろがあるため新しい技を覚えてこれらの技を忘れる可能性もあり。 Back← 012 →Next 011 伸ばした手はまた、虚空を掴む 時系列順 013 破滅を望む者 投下順 NEW GAME ソリッド・スネーク 059 流星光底長蛇を逸す NEW GAME ピカチュウ 031 星のアルカナ
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長月リーグ 出場者手持ちポケモン 試合ログ考察 予選リーグ <Aブロック> 第九期予選リーグ スネークvskazu 第九期予選リーグ スネークvselmy 第九期予選リーグ スネークvsナオヤ 第九期予選リーグ kazuvsナオヤ 第九期予選リーグ kazu vs elmy 第九期予選リーグ カブvsナオヤ 第九期予選リーグ スネークvsカブ 第九期予選リーグ kazu vsカブ 第九期予選リーグ elmy vs RKO 第九期予選リーグ カブvs RKO 第九期予選リーグ kazu vs RKO←ここまで作成完了 第九期予選リーグ RKO vsスネーク 第九期予選リーグ RKO vsナオヤ 第九期予選リーグ elmy vsナオヤ 第九期予選リーグ elmy vsカブ <Bブロック> 第九期予選リーグ 90125vs梨 第九期予選リーグ 90125vsタツベイヤ ログ上がったトレーナーは各ターンの思考やポケモン選択理由載せてください。 <Cブロック> 決勝リーグ
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更新日時 2013年10月28日 (月) 06時43分17秒ページを編集 スネークメイル アイテム名 素材 習得ランク 備考 スネークメイル ヘビのウロコ(5) アイアンインゴット(1) 草織布(1) いっぱし 鍛冶・防具 プレイヤーLv 5 盾術 王傭狩採木釣鍛大 防御 9 魔法防御 2 毒になりにくい 追加可能な素材と効果 素材名 N品 N品と神玉 +品 +品と神玉 炎水土風のマナ 虹のマナ ガードリン 魔防精錬の石 防御精錬の石 聖護の石 ↑ ブロンズシールドでの物。部位によって使えない等あり、後々確認後訂正していきます ↑ 神玉ランダムで付いた効果の報告 名前 神玉ランダムで付いた効果 上へ
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冷戦の緊張緩和が進み、ベトナム戦争も終結を迎えようとしていた1975年。 カリブ海沖に拠点を隠す、どの国家にも帰属しない軍隊があった。その軍の指揮官、通称“スネーク”は、世界各国から公にできない任務を請け負いつつ兵力を増強し、ついには核を所有するに至る。 どこからその情報が漏れたのか、IAEA(国際原子力機関)は彼らに対し、核査察を申し入れた。 NPT(核拡散防止条約)に加盟していないどころか国家ですらない彼らは、IAEAの意図を訝しむ。 時を同じくして、スネークにある知らせがもたらされた。かつてスネークと戦い、生死不明となっていた女性工作員『パス』が生きており、キューバ南端に設けられた米軍基地内で尋問を受けているという。基地のある租借地内ではキューバと米国、どちらの法も通用しない。彼女の受けている尋問は過酷を極めていると思われた。スネークの部隊に身を寄せていた、パスに想いを寄せる少年チコは、パスの窮地を知り、無謀にも単独で彼女の救出に向かってしまう。 まもなく、捕らわれたチコからスネークに助けを求める無線が入った。 核査察を迎え入れようとしているマザーベースを背に、スネークはパスとチコを救出するためキューバへと向かう。 だがそれは、後のスネークの運命を決定づける惨禍の発端だった――。
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夕夜の靄(Ⅳ) ◆F.EmGSxYug 【Ⅴ】 チルノが咲夜にやられるとスネークが覚悟した瞬間だった。 目の前で、予想とは全く違う光景が繰り広げられたのは。 「なに!?」 眼前で広がった光景に、思わず目を見張る。 なぜか、いきなり咲夜が吹き飛んで倒れている。 一方、チルノは地面に膝をついて俯いている。致命傷の類はないようだ。動く様子もないが…… 呆然とするスネークの足元に、DISCが落ちてきた。 ……スネークは知らないがこれはスタープラチナのDISCであり、 スタンドDISCはそれが自分本来のスタンドでない場合、 頭部に強い衝撃を受けた時に外れることがある。 逆に言えば咲夜はなぜか、いつの間にか、そのレベルのダメージを受けたということだ。 いつの間にか、に関しては、咲夜の能力で理由が付くかもしれない。 だが、肝心のダメージを与えたものが、スネークにはわからない。 「ぅ、くっ……どういう、こと……!?」 フラつきながら立ち上がる咲夜を見て、スネークは我に帰った。 コルトパイソンなどを拾い上げ、即座に発砲する。 一発目は普通に避けられた……ものの、完全に反応しきれなかったか咲夜の肩を抉る。 二発目を放った瞬間、スネークの視点で咲夜は転移した、つまり時を止めたが、 今までの回避と比べ移動した距離が小さい。 スネークにも、ありありと分かった。 今まで見せてきたスネークにとっての咲夜が持つ背後霊のようなもの―― いわゆるスタンドが出ていないことと、明らかに時間停止中に動ける距離が減っていることが。 (足を痛めたか、或いは止められる時間が減ったか―― ならば、勝ち目はある!) 今も出血する肩に、力が入る。 少しばかり立ち位置を変え、コルトパイソンのグリップを両手で掴み、 エレベーターの出入口の脇にあるパネルに背を密着させる。 メスもかなり数を消費しているはず。もしかすると全て使い切っているかもしれない。 問題は、コルトパイソンに装填されている弾の数が四発であること。 恐らく、再装填するような隙はまだないだろう。 つまり残り四発で、最低でも隙を作らなくてはならない。 (奴の優位に変わりはない…… 恐らく奴は接近を狙ってくる。 この銃の装弾数が何発か、今までの戦闘でバレているだろう。 あの様子だとチルノは気絶しているのか? 警戒しているのか、咲夜が追撃する様子はないな…… いったい何が起きたのかは知らないが、頼りにはできん。 決着は、奴が仕掛けてきてから俺との距離を詰める間に決まる) スネークの額から、汗が落ちる。 吹き飛んだおかげで彼我の距離は数十メートルほど離れたが拭う余裕はない。 恐らく二度の時間停止でほぼ距離は詰まり、三度目があれば即死だろう。 一度構えを解くだけで、大きな隙になる。 ――アオオオオオオオン 突如スネークが背後に背負っているエレベーターの昇降路から響く、犬の鳴き声。 言うまでもなく、地下に放たれたクリーチャーのものだ。 スネークは事情を知らないもののその荒々しい吠え声に、 地下にいる仲間の安全を思い浮かべ、気を逸らさずにはいられず…… その瞬間に咲夜は時を止め、地を蹴った。 接近してきたのに気付いたスネークは即座に発砲する。1発、2発。 連射ではなく、1発目を誘いにして2発目を当てるような撃ち方。 一発目の回避のため、咲夜の速度は緩まった。 だが2発目が届こうかという瞬間に、またしても時間は止まる。 スネークが動き出したときには、大幅に詰まっている距離。 即座に連射されたコルトパイソンの銃弾は…… しかし、咲夜の肩と脇腹を抉るに留まり。 咲夜は小さく呻きながらも、無理矢理に足を踏み出した。 「私の――勝ちよ!」 同時に時を止め、咲夜は一気に距離を詰める。 再度時が動き出した時には、もはや咲夜とスネークの距離は5mも開いていない。 弾は撃ち切り、距離はない。 ――しかし。 (そうだ――接近する! お前は俺の動きにのみ注視している。 銃を撃ちきった以上、リロード前にケリを付けようとするはずだ。 迅速かつ確実に……お前のような、冷静な殺人者ならば!) これこそが、スネークの狙いだった。 咲夜が新たに時を止めたことに気付いた瞬間、スネークは即座に叫んでいた。 「切り札」を動かす、逆転の一声を。 「今だ、攻撃しろ!」 「!?」 いきなりの台詞に咲夜が怯んだ瞬間、昇降路から一つの影が飛び出した。 咲夜が時を止めるより早く鉤爪で殴りかかる灰色の影。 薄暗い闇の中に、凶悪な鉤爪を光らせる。 そのモンスターの名を、ガーゴイル・パワードという。 タケモトは降りる際に昇降路内にこのモンスターを召喚し、潜ませていた。 カード自身は昇降路の入り口に残して、だ。 そしてスネークがコルトパイソンを拾った際、同時にこのカードも回収。 コントロールを受け取り、いつでも攻撃を出せるようにしたのだ。 移動中、最悪の状況に備えてあらかじめ考えておいた策のうちの、最後。 (ここだ! ここで勝てなければ――終わる!) 咲夜の右半身から赤色が迸る。 突如襲いかかったガーゴイル・パワードの鉤爪を受け止めきれず、 右目及び右肘から先が血飛沫と共に飛んだ。 しかし、それでも咲夜は倒れなかった。 コルトパイソンの弾を再装填する余裕はない。時を止める前に勝つしかないのだ。 スネークは咲夜自身がかつて持っていたナイフを取り出し、斬りかかる。 避けるのは不可能。防ぐための盾もない。時間はまだ止められない。 だが、咲夜は動いた。 顔を自分の血で濡らして、それでも。 「まだ、よっ!」 ナイフを、肘から先が無くなっていた自分の右腕で受け止めていた。 「なにっ!?」 驚愕したスネークの顔に迫り来る左腕。 予想外の行動にスネークは防御できずに殴り飛ばされ、 入れ替わるようにガーゴイル・パワードが踊りかかる。 咲夜の胸に突き刺さる鉤爪。 だが一瞬の後には、ガーゴイル・パワードが両断されていた。 消えていく、鉤爪の悪魔。 「はぁ、はぁ、はぁっ……!」 スネークの目前では、ライトセイバーを手に持っている咲夜が荒い息を吐いている。 胸を貫かれながらも時を止め、近くに落ちていたライトセイバーを拾い上げてガーゴイル・パワードを両断したのだ。 元々ライトセイバーはスネークがいた場所に向けて投げられたのだから、 近くに落ちていることは偶然でも不運でもない、必然に過ぎない。 むしろ幸運なのは、今だ立ち続けられる根性か。 スネークは起き上がろうとするものの、 どう考えても咲夜がライトセイバーを振り下ろすほうが早い―― その状況に敗北を認めざるをえないスネークの体が強張ると共に。 赤い血が、勢いよく吹き上がった。 「ぁ……」 咲夜の血が、彼女の背中から。 遅れて口から零れ落ちた赤い鮮血が、地面を濡らす。 スネークが顔を向き直せば…… 少し離れたところでメタナイトとチルノが、体を伏せたまま咲夜へ向けて剣を向けていた。 二人とも、生きている。 ふらふらと、咲夜は数歩つんのめって……それでも、倒れない。 壁に背を預けて、ライトセイバーを構える。寄りかかった箇所はあっと言う間に赤色だ。 今までのような冷たさも威圧感も、もはやない。 明らかに、体はほぼ死んでいる。だが、目だけは、死んでいない。 思わず、スネークは問いかけていた。 「……まだ、やるのか?」 「言ったはず、よ? 私は私の、生きて帰りたい理由が……ある」 「…………」 スネークは起き上がらないまま、無言でコルトパイソンの弾を込めた。 もはや時を止める力もないのか、咲夜は血を吐きながらスネークに走りよってライトセイバーを振り上げる。 その速度は、普通の人間が歩くよりも遅く……頭に狙いを付けるのは、容易だった。 銃声。 いつの間にか月光に変わっていた明かりに風の傷と氷の傷を照らされながら、 咲夜は地面にゆっくりと倒れ込んでいく。 地面とぶつかって、小さく間抜けな音を立てる、咲夜の体。 それを見ても……スネークはまだ、硬くなった体をリラックスする気には、なれなかった。 「……仇は、討ったか」 小さく、呟く。 少し離れたところで、メタナイトが心のなかのモヤを吐き出すように深い息を漏らす。 少なくとも自分のモヤはそれだけでは吐き出せそうにないと、スネークは思った。 (タバコが、吸いたくなったな……ライターを探すか) そんなことを、ふとスネークは思った。 ■ その後、メタナイトとスネークは至高のコッペパンを食べて回復した。 ……もう、あと一個で全てこれを使いきってしまうことになる。 幸いなのは、なぜかチルノの体があまり負傷していないことだ。 この局面で回復せずに済んだ、というのは大きい。 しかし、あの現場を見たスネークには奇妙にしか映らない。 「……あの時、咲夜に何かしたのか?」 「あの時っていつさ?」 「お前が気絶する前のことだ」 「ああ……あれ。 ユベルってカード、あるよね。その力を使った。 時間を止まっている間でも傷つかず、攻撃を反射できる。 だからこの体に大して傷もなくて、済んだんだ」 「確かそのカードを持っていたのは、キョン子だったはずだが……」 「今から説明するよ。 そろそろ言葉も来るんじゃないかな。だからもう少し待っててくれないかな」 チルノの口はさも当然と言った様子で喋ったが、 メタナイトとスネークは驚かざるを得なかった。 言葉が来る。それはいったい、どういうことなのか。 「何があったんだ?」 「だから、それを説明するんだよ」 「……悪いが、俺は先に行くぞ。タケモト達が危険かもしれない。 言葉に関しての判断はメタナイトに任せる」 「了解した」 メタナイトが頷くのを見ると、スネークは素早く昇降路の仲へと姿を消そうとして…… 一言だけ、付け足した。 「もし余裕があったら……咲夜に壊されたてつの奴を埋めておいてくれ。 あいつはただの機械だが、それでも今まで俺の役に立ってくれた」 タバコを咥えたまま、吐き出すようにそう言い残してスネークの姿は消える。 チルノの口は、そのまま話を進めることにしたようだ。 「右上にいきなりワープさせられたのは知ってるはずよね。 だけど右上はこっちとは別のところに行ったらしくて、見当たらなかった。 だからとりあえずみんなの所に戻ったら、襲われてた……右上に。 ……グラハムも、リンも、死んだよ。 その時の戦いで、マッハキャリバーも故障しちゃって」 「何だと!?」 「キョン子も怪我をして連れて来れそうにないから、手当をして置いてきたんだよ。 けど、キョン子は言葉と一緒にいたくないって言うし…… どうせ他に行くところもないから、最低限の荷物を残して言葉を連れてきた。 幸い、魔導アーマーっていう機械があったから、それで移動してね。 ここの近くまで来たところで戦いが起こっていることに気づいたから、 あたいが一人で先行したんだ……あ、来たみたいだ」 チルノはそう言うと、響き始めた機械音の方向に振り向いた。 現れたのはやはり魔導アーマー。但し、その右腕は無くなっていたが。 乗っている言葉は手袋らしきものを両手に付けている。 更に首には改造したプレミアム首輪を装着している事に気づき、 僅かにメタナイトは目を細めた。 「あれは、グラハムのものか?」 「そう……あたいが外して、付けさせた」 「あいつは、大丈夫なんだな?」 「大丈夫だとかそういうこと言ってる場合じゃないって思うんだけど。 それに、急ぐんだよね?」 「……そうだな。 地下に降りる前に、少し待ってくれ」 そう言って、咲夜の遺体へと振り向くメタナイト。 そのまま静かに眼を閉じる。三秒ほどそれを維持した後、もう十分だ、と告げた。 チルノの首が、傾げられる。 「……黙祷?」 「彼女のやったことは許されることではないが、 私は美鈴と共にいた。これはそれだけの分だ」 「そう」 「チルノ……私はお前こそ、もっと咲夜を悼むものだと思ったが」 知り合いが死んだのに、チルノはどうも感傷が小さいように見える。 もちろん、前回咲夜と戦った後のように不安定なままでも困るが、 今回は変に安定している。それはそれで、逆に心配を掻き立てる。 「もう、そんなことしてる余裕がある状況じゃないよね」 「……そう、か。 すぐに馬岱達と合流するぞ。言葉が乗っているこの機械はどうする? このサイズでは恐らく……」 「右腕を切り落とせば通るかもしれないよ」 多少の違和感は覚えたものの、結局メタナイトは流した。 運営と内通している、或いは洗脳されてその言いなりになっていると考えるには明らかに無理がある行動だ。 だから少しばかり変なことを言っても、 それはグラハム達が死んで精神が不安定になっているからだろう、で済ませた。 何か企んでいるにしても、運営と戦っている限りならそれでいい、とも。 おかしなことではない。彼には、思いつくことができないからだ。 まさかユベルが体を乗っ取ることができて。 先程の戦いではわざと気絶したふりをチルノの体にさせた上で、咲夜の隙を突いていて。 運営とは違う方向で絶望を撒き散らそうとしているなどとは、決して。 それを知っている参加者は、まだ言葉だけしかいない。 (……まず、生き残らないと意味がない。 けれど、できるんでしょうか?) 魔導アーマーの右腕が切り落とされるのを発言もせずに見つめながら、 言葉はユベルがチルノを乗っ取ったときのことを、思い返した。 ■ sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) 時系列順 sm252A 夕夜の靄(Ⅱ) sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) 投下順 sm252A 夕夜の靄(Ⅱ) sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) チルノ sm252A 夕夜の靄(Ⅱ) sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) 桂言葉 sm252A 夕夜の靄(Ⅱ) sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) キョン子 sm252A 夕夜の靄(Ⅱ) sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) タケモト sm252A 夕夜の靄(Ⅱ) sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) 馬岱 sm252A 夕夜の靄(Ⅱ) sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) ソリッド・スネーク sm252A 夕夜の靄(Ⅱ) sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) メタナイト sm252A 夕夜の靄(Ⅱ) sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) ときちく sm252A 夕夜の靄(Ⅱ) sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) 十六夜咲夜 sm252A 夕夜の靄(Ⅱ) sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) 運営長 sm252A 夕夜の靄(Ⅱ) sm252A 夕夜の靄(Ⅳ) 左上 sm252A 夕夜の靄(Ⅱ)
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前ページ次ページSnakeTales Z 蛇の使い魔 一段ごとにしなる階段を上っていく。 階段の隙間から、闇夜の眼下に、ラ・ロシェールの街の明かりが見えた。 「命のともし火だな。」 「…私はこれを背負っているのね。」 ワルドとルイズが呟く。 また足を動かす。今度は誰も話さない。 だが、少し変だ。 足音がひとつ…多い。 スネークが後ろを振り返る。 先ほどフーケのゴーレムの上にいた仮面の男が飛び上がり、ルイズの背後に立った。 「ルイズ!」 「え?」 仮面の男がルイズを抱え上げる。 スネークがナイフを引き抜き、切りつける。うまく、仮面の男のみを切りつけた。 しかし、浅い。スネークを蹴り飛ばす仮面の男。 その隙を突いてワルドが風の槌で男を殴りつける。 全身を強打し、ルイズから手を離す男。 しかし、その手放した位置が悪い。ルイズが空中に投げ出される。 ワルドが飛び上がり、ルイズを抱きとめた。 「先に行け!」 スネークが叫ぶ。 ワルドはルイズを抱えたまま、階段へ戻って、走り出した。 スネークが男とワルドの間に割り込む。 対峙する二人。 仮面の男が杖を引き抜いた。 詠唱を開始する男。 空気が冷たく感じる。男が呪文を完成させる。 「相棒!俺を盾にしろ!」 呪文が来る! 盾になるものはデルフしかない。 デルフを引き抜き、盾のように構えるスネーク。 「『ライトニング・クラウド』!!!」 呪文の正体に気がついたデルフが叫ぶ。 空気を裂き、男の体から稲妻が走る。 デルフによって捻じ曲げられた稲妻が、スネークの左腕と腰を貫く。 「ぐぉおおおおおお!!!!!!!!!」 人体が焼けるにおいがする。 左腕が火傷を負っていた。 「『エア・ハンマー』だ!!気をつけろ、相棒!!」 間髪入れずに男が呪文を詠唱する。 詠唱が完成する前に、ソーコムを右腕のみで迎え撃つ。 ダンッ!! 発射した一発が男の額を貫く。 力なく倒れ、奈落の底へと落下していった。 膝を突くスネーク。息が荒い。 「よう相棒、まだ生きてるか?」 「もちろんだ。」 「被害は?」 「左腕に火傷。それと、ステルス迷彩が電撃で壊れた。」 ステルス迷彩を取り出すスネーク。 ステルス迷彩は黒くこげていた。 これでは二度と使えないだろう。 ただ、それのおかげで腰にダメージはない。 「さっきの電撃は『ライトニング・クラウド』だ。 『風』系統の強力な呪文だ。アイツ、相当の使い手のようだな。」 先ほどの電撃を思い出す。 もう喰らいたくない。 「急ぐぞ、デルフ。」 「おうよ。」 痛む左腕をかばいながら、階段を上り始めた。 階段を駆け上がり、一本の枝を進むと、一艘の船が停泊していた。 船上ではルイズとワルドが待っていた。 「スネーク、大丈夫!?」 「火傷を負った。」 左腕を捲り上げる。 傷口の一部が炭化している。 自然回復は望み薄だ。 「ふむ、水の治療薬を分けてくれないか?」 ワルドが船長らしき平民に話しかける。 「お安い御用でさ。」 船員が缶を手渡す。 これが治療薬だそうだ。 字が読めないため、言われない限り何なのか分からなかった。 「これを塗れば、一発でさ。」 「すまない。」 礼をいい、船に乗り込む。 船が『風石』によって浮かび上がる。 帆と羽が風を受けて動き出した。 出港だ。 船倉でスネークは火傷の治療を行っていた。 その治療薬の効果に驚くスネーク。 「みるみるうちに回復していくな。」 完治はせずとも、動かせるようにはなった。 さすがは魔法、か。 「到着は明日の昼だ。寝ておきたまえ。」 「すまない。」 ワルドの言葉に素直に従う。 疲れきった体を横たえ、眠るスネーク。 ルイズが難しい顔でスネークを見つめる。 「仮眠を取れるときに取る。これは戦士の基本だよ。 君も寝ておきなさい。」 ルイズもワルドに言われ眠った。 翌朝。 扉の隙間からまばゆい朝日が差し込む。 その光で目を覚ますスネーク。 一緒にルイズも目を覚ます。 ワルドは既に目を覚ましていた。 「よく眠れたかね、どうだ気分は?」 「振動ベッドで熟睡させてもらった。一人で眠るにはもったいないくらいだ。」 もちろん、硬く、揺れる床のベッドなど気持ちのいいものではない。 朝日を浴びに、外へ出る。 天気がいい。下は雲だらけだが、上は抜けるような青空だ。すがすがしい風が顔を撫ぜる。 「そろそろアルビオンが見えるはずだ。。」 「下は雲だらけだぞ。一体何処に大陸がある?」 「何処見てるのよ。アルビオンはあっち。」 ルイズが空中を指差す。指差す方を仰ぐスネーク。 そこには巨大な雲しかないはずだ。 だが、その中にアルビオンは存在した。 「大陸が…浮いている…。」 「浮遊大陸アルビオン。その名の通り、宙に浮いた国。 月に何度かハルケギニアの上空に飛来するのよ。 それと、アルビオンは『白の国』とも呼ばれているわ。 大陸から溢れた水が霧のようになって、アルビオンの下半分を覆うから。」 ルイズが平らな胸を張って説明する。 スネークに彼の知らないことを教えるのが嬉しいようだ。 「それにしても驚いた。」 「どうして?」 「大陸が浮いているなんて事、俺の常識からは考えようもなかったもんでね。」 貴重な体験をした。この光景を目に焼き付けておこう。 「右舷上方・雲中より、アンノウン接近中!」 レッドアラート。鐘楼の見張りが叫ぶ。 右舷上方から、この船より一回り大きい黒船が近づいてくる。 舷側の穴からは大砲が顔をのぞかせている。 「大砲なんてあるのか。」 「感心してる場合じゃないわよ!」 のんきなスネークと焦るルイズ。 ワルドは表情を変えない。真っ直ぐと黒船を見つめている。 「反乱勢…貴族派の軍艦かも知れないな。」 「旗は掲げていないようだぞ。それでも軍艦と言うのか?」 「旗を掲げていない…、空賊かしら…。」 ルイズがかすかに震える。 ワルドがその肩を抱いた。 ドーンッ!!! 黒船が威嚇射撃をする。 「全員抵抗するな!抵抗したものには容赦しない!」 黒船からメガホンを持った男が大声で怒鳴った。 こちらに向かってフリント・ロック銃や弓が構えられ、鉤つきロープがルイズたちの乗った船の舷縁にひっかかる。 それぞれ獲物をもって、屈強な男たちがロープを伝ってやってくる。 「パーレイ…って通じないか?とにかく、勘弁してくれ。」 早速服従するスネーク。 その頭を思いっきりルイズが叩いた。 「いきなり負けてんじゃないわよ!」 「『匹夫の勇、一人に敵するものなり』」 文句も言わず、それだけ言うスネーク。 「何それ?」 「無闇に戦いを求める愚か者の勇気は、一人の敵を相手にするのが精いっぱい、と言う意味だ。 まずは数を考えろ。これだけの武装した相手を無傷で倒すなど、不可能な話だ。」 正論で返され、ぐうの音も出ないルイズ。 先ほどまで騒いでいたワルドのグリフォンも静かになっている。どうやら魔法で眠らされたようだ。 「船長は何処だ!?」 派手な格好の一人の空賊が降り立ち言った。 肌は日焼けだろうか、赤銅色で、随分たくましい胸板だ、 シャツは油で黒く、胸をはだけさせていて、左目には眼帯。 どうやら空賊の頭らしい。 「わ、私だ。」 声を上ずらせながら船長が手を上げる。 髪の毛から足の指まで小刻みに震えている。 頭が曲刀を船長の喉下に突きつける。 「船の名前と積荷は?」 「ト、トリステインの『マリー・ガラント』号。積荷は硫黄だ。」 頭がニヤリと笑い、船長の帽子を取り上げ、自分がかぶった。 「この船は俺たちが買った!代金はお前らの命だ!」 今度は屈辱で震える船長。 それから頭は甲板のルイズとワルドに気がついた。 大股で近づく頭。 「貴族まで乗せているのか!こいつぁいい!身代金をたんまりせしめてやる!」 頭がルイズの顎を手で持ち上げる。 「たいした別嬪だな。こいつは俺たちの船で皿洗いかもな!」 男たちが下品に笑う。 ルイズの目が怒りに燃える。 頭の手をぴしゃりと跳ね除け、にらみつけた。 「生意気な餓鬼だな。少しは立場をわきまえろ。」 「下がれ、下郎。」 「はっ!威勢だけはいいじゃねぇか!気の強い女は嫌いじゃないぜ!」 怒りに震えるルイズ。 スネークの手を引き、前に突き出し、命令する。 「スネーク、やっちゃいなさい!」 「あぁ?なんだおめぇは?」 「あー、いや俺はただの平m「私の使い魔よ!」……。」 さらに男たちが笑う。 「人間が使い魔?これは笑える!いいジョークだ!」 「トリステインの貴族はいよいよ人間まで使い魔にしやがった!」 口々にスネークをののしる。 スネークは空賊を気にしてはいないが、ルイズに呆れていた。 余計な情報を与えた。まったく、厄介な事を…。 「おい、野郎ども!この使い魔殿は船首の船倉に、こちらの貴族は船尾の船倉にお連れしろ!」 前ページ次ページSnakeTales Z 蛇の使い魔
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速報 速報地図 地図屋◆AWgeWy04ys 7/27 23:35時点 VIPPER分布図及び受け渡し予定地地図 広域図http //vipbaton.xrea.jp/up/src/vip0428.jpg 日向市受け渡し地点http //vipbaton.xrea.jp/up/src/vip0422.jpg 延岡市受け渡し地点http //vipbaton.xrea.jp/up/src/vip0424.jpg 臨時まp ◆1OuZoNUb0Y 氏thx http //imepita.jp/20070731/125610 携帯用 http //imepita.jp/20070731/125820 googlemapper氏thx 復路の軌跡 速報 全ルートゴール! おみやげは らきT ◆woXE2EbT7w 氏の自宅へ無事到着しますた! 九州ルート 616 名前:らきT ◆woXE2EbT7w New! 投稿日:2007/07/30(月) 22 46 52.31 ID YXV9Uhco 帰宅しますた 家族にはいろいろと言われましたがなんとかなりました 今から写真とってうpするんでちょっと待っててくれだぜ つか確実に朝までかかりそう… 九州ルート 562 名前:臨時まp New! 投稿日:2007/07/30(月) 22 23 27.95 ID taWUsMAO 任務完了しまんた らきTが写真うpしてくれるはず 北区したらデジカメ写真うpしま ノシ 九州ルート 534 名前:九州北部 ◆gn6GO7n.To New! 投稿日:2007/07/30(月) 22 15 52.50 ID /d1pxgDO ただいまらきTをお送りしました 家族の方も暖かく迎えていただき任務終了です 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 452 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 21 28 57.38 ID rYXmBcAO それぞれチリジリになりますた(´・ω・) 皆さん無事に帰ってくだしあ>< 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 449 名前:最終廃棄山口 ◆f8.4DM0IIg New! 投稿日:2007/07/30(月) 21 28 31.99 ID sTuPGADO あまりのカオスっぷりに実況どころじゃなくてスマンコ… レポうpするので許してくだしあ… おいら(;゚Д゚)でした… とりあえずきょぬー美女とお近付きになれて(*^ω^)フヒヒですおWWW 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 407 名前:兵庫県南西部 ◆l8eRuC9Nhk New! 投稿日:2007/07/30(月) 21 10 27.60 ID g/ErhEDO おいらどんだけ~www http //vipbaton.xrea.jp/up/src/vip0556.jpg これでおk? まp氏から貰ったミニステッカーとキーホルダーだお! 丸い月がゴールを祝ってるんだぜ そろそろ解散の模様 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 393 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 21 04 29.23 ID rYXmBcAO お通夜ムードが漂ってるぜ。 終焉まじかな悪寒。 九州ルート 374 名前:臨時まp New! 投稿日:2007/07/30(月) 21 02 04.21 ID taWUsMAO 解散しまっす らきT送ってくるお デジカメ画像は帰ってうpしま 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 360 名前:兵庫県南西部 ◆l8eRuC9Nhk New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 59 30.47 ID g/ErhEDO 皆イケメン氏ね! まp氏から頂戴した戦利品だお( ^ω^) http //imepita.jp/20070730/748910 テラクオリティタカス!!!!! まp氏ありがとん!!! 九州ルート 346 名前:臨時まp New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 56 44.57 ID taWUsMAO お約束 http //imepita.jp/20070730/752580 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 307 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 42 25.68 ID rYXmBcAO http //imepita.jp/20070730/744280 俺のブーン 『撮影 らきT氏』 九州ルート 305 名前:臨時まp New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 41 47.40 ID taWUsMAO http //imepita.jp/20070730/741370 http //imepita.jp/20070730/743720 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 295 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 39 03.02 ID kgkXzwDO http //imepita.jp/20070730/741970 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 272 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 34 57.28 ID rYXmBcAO http //imepita.jp/20070730/738880 荷物搬入完了。 良いお月様… 九州ルート 220 名前:臨時まp New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 22 07.36 ID taWUsMAO とりあえずお土産撤収しまんた スネークは無事合流 さて何する? 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 203 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 19 22.50 ID 9WXzi6AO 受取人さんから らきT氏に無事届きました http //imepita.jp/20070730/730440 http //imepita.jp/20070730/729350 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 201 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 19 21.66 ID rYXmBcAO 180 大濠公園の日時計にいますよ うPは終了しました てか合流しました。 九州ルート 198 名前:臨時まp New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 19 02.31 ID taWUsMAO らきTカワユスwwwwww http //imepita.jp/20070730/730240 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 167 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 13 41.18 ID 9WXzi6AO なにかしているらきTに足音を忍ばせ撮り逃げ http //imepita.jp/20070730/727500 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 159 名前:兵庫県南西部 ◆l8eRuC9Nhk New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 13 06.95 ID g/ErhEDO 流れを読まずに投下 http //imepita.jp/20070730/725820 らきTのメイド姿wwwwww つか流れ早すぎて追い付けねぇwww 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 147 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 09 59.17 ID rYXmBcAO 今、撮影会wwwwwwww 直にうPするとオモ 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 136 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 08 32.41 ID rYXmBcAO らきT氏ひでぇwwwwww 盛大にフイタwwwwww でも、そんな氏にwwwwwwww くやしい(ビクビク 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 113 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 05 56.62 ID rYXmBcAO 今、着替え終わった様なので チャックが絞められないって喚いてますwwwwww 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 93 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 03 25.36 ID rYXmBcAO 携帯の簡易充電を入れた奴は神。ありがたく使わせて貰ってますwwwwww 今、らきT氏がお土産の『メイド服』着てウプするから、お前ら待ってて 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 84 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 01 56.10 ID 9WXzi6AO ただいまらきTが一人隠れてもぞもぞしております。 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 73 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 20 00 03.90 ID 9WXzi6AO これ大丈夫か?wwwwww http //imepita.jp/20070730/718430 らきTがんがれwwwwww 九州ルート 58 名前:臨時まp ◆1OuZoNUb0Y New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 57 41.32 ID taWUsMAO 早くて追えねぇwwwwww http //imepita.jp/20070730/715080 http //imepita.jp/20070730/715390 http //imepita.jp/20070730/715790 http //imepita.jp/20070730/716100 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 42 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 55 19.09 ID 9WXzi6AO ジンギスカンキャラメル食った 甘さと肉の味が交互にwwwwww なんだこれwwwwwwwwwwww でも最後の方普通に食えたー 九州ルート 970 名前:臨時まp ◆1OuZoNUb0Y New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 47 45.41 ID taWUsMAO http //imepita.jp/20070730/708440 http //imepita.jp/20070730/708860 http //imepita.jp/20070730/709381 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 958 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 44 55.85 ID oPLBJADO 若干磯のかほりと共に荷物解体wwwwww 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 950 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 42 56.44 ID FvylDEs0 各スネークが撮りまくってるから、別アングルが多いのだと思う。 暗くなってきた。 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 910 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 38 30.91 ID FvylDEs0 うpはちと待ってwwwwwwwwwwwwwwww 今、撮影会中。 他の誰かがうpするから 九州ルート 907 名前:臨時まp ◆1OuZoNUb0Y New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 38 20.86 ID taWUsMAO 全体図 http //imepita.jp/20070730/705960 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 902 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 38 00.55 ID 9WXzi6AO 別アングルから http //imepita.jp/20070730/706130 多すぎだろwwwwww 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 889 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 35 51.25 ID FvylDEs0 並べ終わりますた 量が尋常じゃねえッッッッッッッッwwっっっっっっっwwwwwwwwwwwwwwww お前等バカすwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 九州ルート 840 名前:臨時まp ◆1OuZoNUb0Y New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 26 07.00 ID taWUsMAO 黙々と荷物広げちゅう しばらくおまち下さい 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 816 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 21 37.91 ID 9WXzi6AO 公園の日時計をバックに荷物の写真をとりました とても…大きいです… http //imepita.jp/20070730/695920 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 780 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 16 34.52 ID FvylDEs0 無事みなで合流しますた 今、運搬中です。 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 775 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 15 34.32 ID 9WXzi6AO 合流しつ現在7人です これより児童公園に移動します 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 751 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 12 03.38 ID 9WXzi6AO http //imepita.jp/20070730/690750 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 742 名前:最終廃棄山口 ◆f8.4DM0IIg New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 10 58.62 ID sTuPGADO 到着?みんなどこー? 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 733 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 09 40.12 ID 9WXzi6AO まっぷ氏と合流 荷物すげえwwwwww 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 722 名前:兵庫県南西部 ◆l8eRuC9Nhk New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 06 27.82 ID g/ErhEDO 新幹線ブーンはおいらですwまp氏と合流しますた! 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 707 名前:ビリーズニート別府 ◆USOVD0EE2k New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 04 33.73 ID INIXC3g0 らきT氏と合流しました。 異国でのらきT氏の優しさに、全俺が泣いた。 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 704 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 04 07.60 ID 9WXzi6AO 現地かと思われます 駐車場に向かいます 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 691 名前:兵庫県南西部 ◆l8eRuC9Nhk New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 01 41.36 ID g/ErhEDO 大濠公園駅に着きまんた! 博多駅から地下鉄に乗り換えるとき 武者震いで階段転げ落ちそうになったwww 心臓が潰れそうなくらいwktkなんだぜ 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 686 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 01 03.08 ID 9WXzi6AO 児童公園到着 http //imepita.jp/20070730/683840 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 685 名前:最終廃棄山口 ◆f8.4DM0IIg New! 投稿日:2007/07/30(月) 19 00 42.40 ID sTuPGADO もうすぐ着くお! 九州ルート 677 名前:らきT ◆woXE2EbT7w New! 投稿日:2007/07/30(月) 18 59 35.40 ID o/J9oYSO スネーク一人捕獲 九州ルート 667 名前:臨時まp ◆1OuZoNUb0Y New! 投稿日:2007/07/30(月) 18 56 08.92 ID taWUsMAO ついた 駐車場にいるお スワンに乗りたいお http //imepita.jp/20070730/680170 九州ルート 665 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 18 55 57.05 ID 9WXzi6AO 大濠ついた! アクエリ持ってる 九州ルート 653 名前:らきT ◆woXE2EbT7w New! 投稿日:2007/07/30(月) 18 54 02.08 ID o/J9oYSO スネークっぽい奴を見つけた 今からそいつをスネークする 九州ルート 573 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 18 28 59.42 ID INIXC3g0 色々な紆余曲折を経て、大濠公園にたどり着きました。 疲れた。死にたい。 九州ルート 569 名前:らきT ◆woXE2EbT7w New! 投稿日:2007/07/30(月) 18 27 11.50 ID o/J9oYSO 大濠公園についた 今からどうしよ? 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 562 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 18 01 40.21 ID FvylDEs0 駅員さんに聞いたら、250円の切符買って2乗り場に池 と懇切丁寧に教えてくれた。 駅員さんになら掘られても良い。 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 556 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 17 51 54.69 ID FvylDEs0 博多駅前に戻ってきました。 ID変わってるかも知れませんが、先程『天神 をうpした者です。 地下鉄ですね。サンク。正直泣きそうなんだぜ。 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 548 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 17 44 25.20 ID FvylDEs0 交番探してヨドバシカメラに迷い込んだりしたんだぜ。 小心の俺にはマジ無理。徒歩です。 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 538 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 17 38 15.88 ID FvylDEs0 博多駅まで来たんだが、地図みても分からん。 助けてくれ。 九州ルート 546 名前:臨時まp ◆1OuZoNUb0Y New! 投稿日:2007/07/30(月) 17 43 41.38 ID taWUsMAO 地図買おうとSAよったらまだ出来てねぇwwwwww そんなこんなで直方通過 http //imepita.jp/20070730/636570 九州ルート 535 名前:九州北部 ◆gn6GO7n.To New! 投稿日:2007/07/30(月) 17 35 00.31 ID /d1pxgDO でっぱつしますた 九州ルート 531 名前:臨時まp ◆1OuZoNUb0Y New! 投稿日:2007/07/30(月) 17 26 17.49 ID taWUsMAO でっぱつしまんた 何かあったらメルよろ 高速なのに車多いwwwwww 九州ルート 529 名前:らきT ◆woXE2EbT7w New! 投稿日:2007/07/30(月) 17 13 03.16 ID YXV9Uhco そろそろ出発する 思えばもう一ヶ月近くもやってんのな もう終わるのか… 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 526 名前:最終廃棄山口 ◆f8.4DM0IIg New! 投稿日:2007/07/30(月) 17 04 06.50 ID sTuPGADO 合流! 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 520 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 16 37 27.98 ID g/ErhEDO 無事乗ったお( ^ω^) http //imepita.jp/20070730/595780 このレールスターはおいらが動かしてるんだぜwww wktkが止まらないぃぃ 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 518 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 16 34 49.02 ID rYXmBcAO 次が終点の博多とかいってるアナウンス。 公園に行く前にダンボールを奪取しなくては…。 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 514 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 16 29 00.44 ID rYXmBcAO http //imepita.jp/20070730/587720 先程から『天神』て文字をよく見かける…。 てか建物デカすぎにフイタwwwww 小心の俺まちがいなく死亡フラグwwwww 九州ルート 511 名前:らきT ◆woXE2EbT7w[] 投稿日:2007/07/30(月) 16 18 22.41 ID YXV9Uhco ゴールは http //tenjin.coara.or.jp/~fukukoen/ohori/oho_map.htm の左上にある児童遊園にしようと思う 7時だし人も減ってると思うんだが… ただここなら駅や国道とも近いからスネークしやすいんじゃないかと思う 九州ルート 507 名前:らきT ◆woXE2EbT7w[] 投稿日:2007/07/30(月) 16 03 05.25 ID YXV9Uhco 福岡北部氏に連絡してみた ゴールは大濠公園で正式決定 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 506 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りします New! 投稿日:2007/07/30(月) 16 01 11.30 ID rYXmBcAO http //imepita.jp/20070730/575270 県外スネークだが 今、でっかいサッカーボールの様な物を通り過ぎた 九州ルート(ゴール地点スネーク編) 494 名前:最終廃棄山口 ◆f8.4DM0IIg New! 投稿日:2007/07/30(月) 15 41 48.29 ID sTuPGADO 今から出ます!(*^ω^)フヒヒ待ってるお!福岡! 九州ルート 397 名前:九州北部 ◆gn6GO7n.To[] 投稿日:2007/07/30(月) 01 15 35.23 ID /d1pxgDO らきT氏と臨時まp氏と相談したところフィナーレは 明日(本日)の19時となりました 場所については駐車場の関係で再度検討中です 追って報告します 過去の速報を見る
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METAL GEAR SOLID PEACE WALKER 当サイト連絡掲示板内差し替え・追加スレッド-268(1レス要約)269~295(詳細版) 真エンディングについて追記:part58-247,250 268:MGSPW 1レス要約:2011/04/23(土) 23 22 19 ID ??? 1964年、ザ・ボスを倒したスネークはBIGBOSSの称号を与えられたが、すべてを拒否し出奔。 それから10年。『MSF(国境無き軍隊)』という傭兵団を率い紛争に手を貸す生活をしていた。 KGBの工作員ガルベスから、コスタリカに進出してきたCIAを追い出すよう依頼される。 一度は断るスネークだが、ガルベスが出したテープにはザ・ボスの肉声が録音されていた。 ザ・ボスが生きている? その真実を追うために、スネークは依頼を引き受けた。 コスタリカで進められていたのは、全自動核報復戦車『ピースウォーカー』プロジェクト。 その中核として「人類全体の利益のため、冷静かつ適切に、苦痛の伴う判断を実行できる 高潔な人物」すなわちザ・ボスを模した擬似人格AI『ママルポッド』が開発されていた。 核抑止成就のため「最期の核発射」を行おうとするCIA。迫りくる全面核戦争の危機。 スネークはMSFを率いて活動し、ピースウォーカーを破壊する一歩手前まで追い込んだ。 核発射の阻止が間に合わないかと思った刹那、ピースウォーカーのAIは最期の判断を下し、 自らの意思で、湖へと沈んでいった。核戦争の危機を、自らの死によって防いだのだ。 それはザ・ボスの高潔な自己犠牲心そのものであり、そして、10年前のあのロシアの地で 彼女が下した決断も、平和のために銃を捨て、自己犠牲を選ぶことだったことも示していた。 時代が変わり、時代から不要とされたザ・ボスは、抗うことなく銃を捨てる道を選んだ。 だがスネークには、それは裏切りだと思えた。銃とともに自分たちも捨てられたと感じた。 だからこそスネークは彼女とは違う道を選ぶことを決意する。自分は、時代に抗い続ける。 その決意のすぐ後、MSFは謎の組織CIPHERが送り込んだスパイの攻撃を受け、独自開発した 核搭載二足歩行戦車『メタルギアZEKE』を奪われそうになるが、辛くもそれを撃退する。 MSFは世間に認知されてしまった。時代は、異物である彼らを決して放っておいてくれない。 時代に潰されるか、時代そのものを変えることができるか。長く苦しい戦いになるだろう。 スネークはMSF本拠地にて、国籍や思想を超えて集った兵士たちの前で高らかに宣言する。 「今日から俺はBIGBOSSだ。ここが俺たちの家、天国でも地獄でもある『OUTER HEAVEN』だ」 269:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 23 15 ID ??? 1964年8月。ロシアの密林の中、歴史に語られることのない、二人の英雄の戦いがあった。 極秘裏に『スネークイーター作戦』と呼ばれた戦いは、一人の英雄の死により幕を下ろす。 帰還した英雄は「BIGBOSS」と称えられたが、しかし彼はその名を捨てて姿を消した……。 10年後、1974年11月4日のこと。【スネーク】は、南米コロンビアの沿岸にいた。 彼はザ・ボスの幻影を追い、しかしその胸に消えない疑問を抱いたまま、兵士にとっての 理想の世界を求めて、【MSF】(国境無き軍隊)という傭兵組織を率いていた。 MSFはその名の通り、国家に帰属しない、強制されることなく自らの意思で戦う軍隊だ。 しかし理想とは裏腹に、各地の紛争に呼び出され、金で使い捨てにされ、海岸の小屋を 不法占拠してなんとか雨露をしのぐような生活をしている、というのが実態だった。 そこにスネークの盟友にしてMSFの副指令【カズヒラ・ミラー】が、依頼人を連れてきた。 彼らは、コスタリカ国連平和大学の【ガルベス教授】と、その教え子【パス】と名乗った。 “軍隊を持たない国”コスタリカに、最近、謎の武装勢力が出没している、という。 そして奴らが拠点としている港付近でパスの友人が行方不明になり、パスは乱暴をされた。 MSFに、奴らに対する“抑止力”になってほしい、とガルベスは言う。政府は政治的事情で 表立っては協力できないが、拠点施設と資材、輸送ヘリぐらいならば提供できる、とも。 拠点があれば根無し草生活ともオサラバとカズは目を輝かせるが、スネークは渋面を作る。 「居を構えたりすれば、俺たちは戦争屋に成り下がってしまう」と彼は自分の理想を語る。 それに、この話は“哀れで無力なコスタリカを救って”というだけの話ではなさそうだ。 面倒なことに首を突っ込めば、後戻りはできない道に足を踏み入れることになりかねない。 270:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 24 31 ID ??? 案の定、ガルベスの正体はKGBの工作員であった。そして謎の勢力の正体とは、CIAだ。 中米は“アメリカ大陸のヘソ”。物流の要であり、また軍事上重要な拠点でもある地だ。 隣国ニカラグアでは【FSLN】(サンディニスタ民族解放戦線)という社会主義革命勢力が 活動をしているなど、疲弊しつつある冷戦構造の中でもいまだホットな地域なのだった。 「中米を制した者が、冷戦に勝つ!」と、ガルベスは力強く断言した。 引き受ければ、東西冷戦の最前線で、故国アメリカを敵に回して戦うハメになるのだ。 すでに国を捨てた身とはいえ、さすがに躊躇し、断ろうとするスネーク。 だがガルベスは切り札のように、胸元から小さな機械……SONYのWALKMANを取り出した。 パスの友人が撮ってしまった“聞いてはならない声”が収められている、という。 再生が始まると、鳥の声と風の音に混じって、電子音のメロディと、女性の声が聞こえた。 その声には聞き覚えがあった。スネークは思わず叫ぶ。「……ボスっ!?」 ガルベス曰く、声紋分析の結果は、ザ・ボス本人のもので間違いないとのこと。 なお流れていたメロディは1973年発表のヒットソング。10年前の録音ではありえない。 ザ・ボスが、コスタリカで生きている!? その真偽を確かめるために、スネークは この危険な戦いに身を投じることを決意するのであった……。 ガルベスが用意した拠点は、カリブ海洋上にある、廃棄された発電所施設であった。 ボロボロのひどい施設だが、今後MSFの規模拡大にあわせて改築拡張を繰り返せばいい。 「今は地獄さながらだが、ボス次第で天国(HEAVEN)にだってできる」とカズは大喜びだ。 マザーベースと名づけた本部の運営はカズに任せ、スネークは単独でコスタリカへ向かう。 271:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 25 22 ID ??? 11月10日。まずは現時点で唯一判明している敵の拠点、港に潜入することにしたスネーク。 見張りをいつもの手際でやり過ごし、司令室に侵入すると、無線機で通信している兵士へ 音もなく近づいて、拘束、尋問、反撃される前に壁めがけてすばやく投げつけ気絶させる。 そのとき、異様な電子音。外を見ると、巨大な飛行機械がどこかへ飛び去っている……。 周辺を確認。潰れたダンボールの中身が飛び散っている。それを見てスネークは驚いた。 放射線測定用の「フィルムバッジ」だ。先ほど盗み聞きした通信内容を思い返してみて、 スネークの頭にひらめきが走った。無線を拝借し、マザーベースのカズに慌てて連絡。 「核兵器だ! コスタリカに、核が持ち込まれている!」 コスタリカは反核条約『トラテロルコ条約』の批准国。米国がそれを破ったとなれば、 キューバ危機以上の国際問題に発展するだろう。とにかく調査を進めねばならない。 当面のスネークの目標は、港を出た船と、その積荷の核兵器を追いかけることだ。 スネークは地図を拝借したが、簡易なもので、土地勘を持つ者でないと読み取れない。 ガルベスの手引きで、隣国から逃れてきたFSLNの一団の協力が得られることになっている。 スネークはひとまず北へと向かい、FSLNの拠点に行って彼らと接触することにする。 が、FSLN司令官はCIAに狩りたてられて戦死。娘の【アマンダ】が跡を継いでいた。 アマンダによると、CIAはFSLNに攻撃してはいるが、それが主な目的ではないようだ。 大量の人員と大量の拠点、最新式装備に装甲車に戦車に戦闘ヘリまで湯水の如く投入。 ただのアカ狩りにしては過剰すぎる。もっととんでもないことを進めているに違いない。 272:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 25 45 ID ??? 港を出たボートの行き先を尋ねると、上流の山岳地帯に行ったであろう、とのこと。 しかし山岳方面は既に完全に敵の領域。FSLNの同志が何人もやられている危険地帯である。 さらに、敵は『空飛ぶ怪物』も所持している。彼女の父親も、その怪物に殺されたのだ。 と、そのとき、歌声のような奇妙な電子音が響いた。振り返ると、港でチラッと見かけた 空飛ぶ巨大な機械、『怪物』が現れたのだ。さらに小型の円盤状の子機を射出する怪物。 スネークはFSLNが所持する手持ち対戦車ミサイルを拝借、次々とぶっ放し、円盤を落とす。 が、怪物本体には避けられた。弾道を読み、超高速で回避したのだ。驚くスネーク。 「うわあああっ!」 叫び声が響いた。 アマンダの弟【チコ】が、円盤のワイヤーにぶら下げられて連れ去られていく。 銃を構えるアマンダ。スネークはそれを静止する。「あの高さから落ちたら死ぬぞ!」 しかしアマンダは叫び返した。「拷問されるぐらいなら、死んだほうがマシだ!」 テロリストであるFSLNは法で保護されていないこともあり、CIAは容赦なく拷問を行う。 捕まったFSLNのメンバーは、仲間の居所を吐かされ、豚のように殺されるのだ。 押し問答をしている間に、怪物たちはチコを連れて北へと飛び去っていってしまった。 「追うぞ!」 走り出していくアマンダ。スネークもその後を追うことにする。 途中、装甲車に行く手を阻まれながらも、敵の拠点であるカカオ工場へと辿り着いた。 FSLNのメンバーが果敢に攻撃するが、例の怪物が登場、簡単に撃退されてしまう。 アマンダも円盤に吊り下げられるが、彼女は自分でワイヤーを切断、落下することを選ぶ。 273:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 26 05 ID ??? 落ちたアマンダは幸いにも骨折のみで済んだが、すぐにも手当てが必要な重症だった。 駆けつけたスネークに、弱気になったアマンダはFSLNの内情を打ち明ける。 今いるこの工場は、実は麻薬工場。FSLNがKGBから与えられて資金源にしていたものだ。 ソ連の手駒になり、悪行に手を染める。耐え難いことだが、革命の理想のため、耐えた。 しかし、父は死に、工場はCIAに奪われて拠点はすべてなくなった。FSLNはもはや風前の灯。 すべては、自分に司令官としての実力がないためだ。アマンダは無力さを嘆いた。 スネークはアマンダをMSFに勧誘、マザーベースに搬送して治療を受けさせることにする。 引き続きチコを追跡し、山岳地帯に踏み込んだ。CIAが接収し、拠点 兼 捕虜収容施設に している村へと進み、ドアが補修された家を重点的に探って、チコを発見する。 チコは少年特有の気ままさと冒険心で勝手に周辺を探検しており、誰よりも近辺に詳しい。 敵の荷物は、船、列車、トラックと積み替えられて、北の火山にあるトンネルへと消える。 その先はさすがのチコも分からないが、彼曰く、トンネル付近には敵の“守り神”である “バジリスコ”がいるらしい。二本足で歩く、数十mはある巨大な影を見たのだという。 チコをマザーベースに搬送し、スネークは列車を追って北のターミナルへと向かう。 タッチの差で間に合わず、トラックが走り去っていくのを見送るしかなかったが、積荷に 放射能マークが描かれているのははっきりと確認した。積荷は核兵器で間違いない。 待ち伏せしていた戦車とやりあう羽目になったが蹴散らして、スネークは村まで引き返し、 マザーベースで開発生産したC4爆薬を使ってバリケードを突破、急いで北へと向かう。 渓谷を抜け、見張りの多いゲートもかいくぐり、例の火山のトンネルへと踏み込んだ。 274:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 28 53 ID ??? そこは火口を改造した基地のような施設で、駐車場にはたくさんのトラックが並んでいた。 ナンバープレートを調べ、ターミナルで見たトラックを発見。積荷は空だが、エンジンは まだ暖かい。運び出してからまだ間はないはずだ。基地の奥へと追跡を続けるスネーク。 すると、二人の男が言い争っているところに出くわした。物陰に隠れて盗み聞きをする。 「約束が違う!」と、車椅子に座った学者風の眼鏡の男が、気色ばんで叫んだ。 「これは決定事項だ」と、スキンヘッドにタトゥーを刻んだ怪しい男が、冷静に返す。 話の流れからすると、学者風の男はスキンの男の指示で【ピースウォーカー】(以下PW) というものを作ったようで、そしてそれが運ばれていた核弾頭と関係があるようだった。 絶対に核が発射されない世界の実現のためにPW開発に協力した、と、学者は食い下がる。 しかしスキンの男は、完全なる核抑止力の最終実現は、その能力の証明が必要だと言った。 張子の虎では意味がない。PWが、核を正確に撃てることを世界中に見せ付けねばならない。 「私たちが、人類最後の核を撃つのだ!」 交渉は決裂した。スキンの男は、学者の車椅子を階段の下へと突き落とし、語りかける。 「博士……平和は歩いてはこない。お互い、歩み寄るしかないのだ」 勝利のVサイン(ピースサイン)を高らかに示して、男は奥へと去っていった。 車椅子の男を助け起こすスネーク。男は、バンダナ眼帯ヒゲの怪しい男の突然の出現に 驚く余裕もなく、去っていった男の背に呼びかける。 「あいつを止めてくれ! あいつは、あいつは核を撃つつもりなんだ!」 その言葉を受けて、スネークは格納庫の奥へと向かう。そこには、球状の頭部(?)に蝶の ペイントが施された巨大な戦車があり、今まさにヘリで運び出されているところだった。 止めようと武器を構えるスネーク。しかしそこに、見たこともない謎の戦車が登場する。 ジェットエンジンとホバー起動で縦横無尽に走り回り、飛んだり跳ねたりする高機動戦車。 赤い光を放つ円筒形のパーツから、歌のような機械音声を発し、スネークに襲い掛かる。 車椅子の学者が無線で送ってくれたアドバイスに従い、スネークは謎の兵器を撃退した。 が、兵器についていた赤い円筒形のパーツは、どこかへと飛んでいってしまった……。 275:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 29 10 ID ??? 車椅子の学者は【ヒューイ】と名乗り、スネークに事件のあらましを説明する。 さきほどのスキンの男はCIA中米支部局長【コールドマン】。コスタリカで起こっている 一連の事件は、彼が立案した「ピースウォーカー計画」に基づくものだった。 核攻撃したら、核攻撃を返される。そうなれば、お互いの国、いや、世界中が滅亡する。 だから、核を撃つのはやめよう。……それが、この冷戦時代を支える核抑止の基本原理だ。 だがこの理屈には簡単な穴がある。返される保障がなければ成り立たないのである。 たとえば、核攻撃を返すヒマもないほど、すばやく確実に先制核攻撃できるとしたら? あるいは、政治家や兵士が核の恐怖に身を凍らせ、発射ボタンを押すのをためらったら? すでにソ連の原子力潜水艦の仕官が、核攻撃の命令を拒否するという事件が発生している。 それ自体は、全面核戦争の危険を回避した美談かもしれない。だが理屈の上では、それは 核抑止論の大原則に反し、核抑止による平和均衡を脅かす重大事件だと見るべきだろう。 ならば、核報復を「自動的かつ確実に」行われるようにすればいい。それがPW計画だった。 PWは「高度なAIによって制御された、自動操縦 二足歩行型 核搭載戦車」である。 核攻撃が実行されたことをPWが感知すると、報復攻撃すべき場所をすばやく計算、そこに 攻撃を行うか、もしくは報復対象に接近、搭載された巨大水爆を使った自爆攻撃を行う。 それらの判断はPWに搭載されたAIが個別に行う。司令塔などは存在せず、単独行動が可能。 さらに二足歩行なので、どんな悪路でも安定して踏破でき、神出鬼没の行動が可能である。 PWが量産され、複数体配備されれば、先制核攻撃でPWが潰される心配もほぼゼロになる。 だが、PWが完成しただけでは、完全な核抑止力とはなりえない。能力の証明が必要だ。 コールドマンはそのために核弾頭を搬入、完成と同時に発射テストを実行しようとしている。 276:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 29 29 ID ??? しかしヒューイは、たとえ必要悪だとしても、1発たりとも核発射を認められなかった。 ヒューイは、マンハッタン計画に参加した科学者である父親の罪業を背負ったかのように ヒロシマ原爆投下のその日に、骨髄異常で自分の足で立つことのできない体で生まれた。 それはすべて偶然の一致なのだろうが、しかしヒューイは核と戦う運命の証だと信じた。 コールドマンの核発射を許すわけにはいかない。彼はスネークに全面協力を約束した。 さきほどスネークが戦ったホバー戦車は、ヒューイが作ったAI試作戦車【ピューパ】だ。 試作戦車はあと2機、飛行型【クリサリス】(すでに何度か見たあの「怪物」だ)と、 巨大戦車型【コクーン】がある。ほぼ完成し、実用テストの段階まで進んでいるのだ。 だが、それらのAIはあくまで「目の前の敵に対し攻撃する」ことができるAIにすぎない。 いうなれば戦術レベル、人間の脳みそで例えるならば小脳レベルのAIと言えるだろう。 PWには「核報復が必要か、どこへ報復を実行するべきか」を的確に判断できるAIが必要だ。 戦略レベル、もしくは大脳レベルの、非常に高度な処理能力。そちらのAIがいまだ未完成。 PWはまだ核発射テストを行える段階ではない。阻止するのは、まだ間に合う。 ヒューイは、PWを追跡するよりも、AIを作っている研究所に行くことを提案する。 AIの専門家である【ストレンジラブ】博士が、遺跡を改造した研究室で作っているらしい。 非常に変わり者で人嫌いの彼女は、CIAの警備すら嫌っており、最小限の人数しかおらず IDカードによる入室管理に頼った緩い警備網になっている。AIを破壊するのは容易だろう。 共同研究者であるヒューイは研究所のIDを持っている。そのIDと、あとストレンジラブに あてた手紙(ヒューイは渡すとき「読むなよ?」と照れたように顔を伏せた)を受け取る。 ヒューイをマザーベースに搬送、スネークは遺跡めざして熱帯雲霧林を北上する。 11月21日未明。ピースウォーカーの核発射テストの予定日まで、あと5日まで迫っている。 277:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 30 49 ID ??? コスタリカの熱帯雲霧林は原始的なジャングル。サバイバルの達人スネークの本領発揮、 魚を捕らえて生でかぶりついて腹ごしらえをする。……と、歌のような機械音声が響く。 空を見上げると、赤い光を放つ「怪物」ことクリサリスの巨体が通り過ぎていった。 スネークの暗躍とヒューイの裏切りはすでにバレており、AIを狙うと読まれているようだ。 遺跡内部の警戒は緩くとも、周辺の警戒はかなり強化されている。待ち伏せ兵をかい潜り、 さらに途中で戦闘ヘリと交戦しつつも、雲霧林を進んでいくスネーク。 研究所手前で、明らかに場違いな人物……フランス人の鳥類学者【セシール】を発見する。 ケツァールの研究のためにやってきたが、CIAに見つかり、研究所に捕らえられていたのだ。 隙を見てIDカードを奪い、下着のみの姿でここまで逃げてきて、力尽きて倒れていたという。 どうやらガルベスが持っていた例のテープを録ったのは彼女のようだ。 彼女から研究所の様子を聞く。が、常に目隠しをされていたので詳しいことはわからない。 研究所には主に二人の女性がいたが、セシールに接触し、親切に彼女の世話をしたのは 片方の女性だけ。もうひとりの女性は、遠くから漏れてくる声を聞いただけなのだそうだ。 「その声は……『ジャック』……そう、確かに『ジャック』って呼び続けていた」 ジャック。それはスネークの本名。そして、彼をそう呼ぶ女性はただ一人、ザ・ボスのみ。 この先に、ザ・ボスが生きているのか? 自然と表情が険しくなるスネーク。 セシールを保護し、マザーベースに搬送することにする。民間人を受け入れる余裕はない、 と渋るカズだったが、金髪のパリジェンヌだと紹介すると調子よく態度を一変させた。 だが、ガルベスの話ではテープを録ったのはパスの友人だという話のはずが、セシールと パスは面識はないようだし、そもそも国籍も年齢も違う。なんだか情報が食い違っている。 気にはなるが、しかし今重要なことは別にある。気を取り直し、研究所へ向かうスネーク。 278:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 31 17 ID ??? 研究所入り口で、ヒューイのIDカードを使用。……しかし、エラーが出てしまった。 どういうことか聞くと、彼は「とうとうそこまで嫌われたか……」とバツが悪そうに答える。 曰く、研究所のセキュリティはストレンジラブ本人が管理しており、個人的な好き嫌いで 頻繁に設定を変える、とのこと。ヒューイのIDは彼女によって登録抹消されたようだ。 仕方ないので、セシールが脱走するときに使ったIDカードを探し出して使用、侵入に成功。 遺跡に潜入したスネークの目の前に現れたのは、見覚えのある老いた白馬であった。 ザ・ボスの馬? まさか、と驚くスネークの耳に、ボスの声が聞こえた。空耳、いや、違う。 動揺するスネークに、「待っていた……お前を」 低く冷たい女の声が呼びかける。 発したのは、大きなサングラスと真っ赤なロングコートに身を包んだ、銀髪の女性。 彼女こそがこの研究室の主である、ストレンジラブ博士だった。 ストレンジラブ博士は、スネークの正体をたやすく見破り、憎悪の篭った声で話しかける。 「スネーク、いやBIGBOSSか? 人殺しのご褒美に貰った名をまだぶら下げているのか?」 彼女は、極秘作戦であったはずのスネークイーター作戦のことを、事細かに知っていた。 ストレンジラブ博士は以前NASAで宇宙開発事業に携わっており、宇宙遊泳の非公式実験の 被検体に選ばれたザ・ボスと知り合って以来、彼女に強く惹きつけられていた。 ストレンジラブにレズビアンの気があることもあり、その感情はまさに愛情ともいえた。 スネークも長い年月をザ・ボスと共に過ごし、彼女に対して深い愛情を持っていたはず。 なぜ、国家の命じるままに彼女を殺したのか、スネークを責めるストレンジラブ。 「それがお前の“忠”か? この世で最も愛した恩人を、汚名を着せて葬り去ることがか?」 「……任務だった!」と、スネークは自分に言い聞かせるように言う。 だがストレンジラブはその言葉を「それが自分を守るため下した結論か」と嘲笑する。 279:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 32 39 ID ??? 「彼女に逢いたいか? ……逢わせてやってもいい。お前が奪った命を、私が蘇らせた」 ストレンジラブは奇妙なことを言い、スネークを遺跡の奥の開発室へと案内する。 そこには、赤い光を放つ、巨大な円筒形の機械があった。例のAIの入った装置に似ていた。 『……誰かいるの? あなたは、誰? 男の人、戦士……?』 機械が、合成音声で声を発する。その声、その口調は、間違いなくザ・ボスのものだった。 ストレンジラブは語る。彼女は正直、核抑止論やPW計画などにはほとんど興味がなかった。 核抑止を完全に成立させるAIも、冷徹かつ確実に報復する能力だけのもので十分と思えた。 しかし彼女は、コールドマンにウソをついた。「地球規模で思考し、未来と過去を熟慮し、 人類全体の利益を考え、痛みを伴う決断を下せる高潔な人格」のAIが必要である、と。 その人格とは、むろん「伝説の英雄」「特殊部隊の母」ザ・ボス以外にありえない、とも。 こうしてストレンジラブは、AI開発に必要な施設・資材・資金、さらにザ・ボスに関わる あらゆる資料を入手し、ザ・ボスをAIとして再誕させるべく、研究を進めてきたのだ。 ザ・ボスの「祖国を裏切り亡命し、弟子に始末された」という汚名を晴らしたいがために。 語られている“作られた虚構”ではなく、彼女の最期の意志を、“真実”を知るために。 その“博士の奇妙な愛情”の結晶が、いま目の前にあるAI……【ママルポッド】だった。 ふらふらと近づくスネークを迎え入れるように、ママルポッドのカバーが開いた。 ザ・ボスの声で、口調で、ザ・ボスがかつてロシアに亡命した後に発した言葉(資料には 残っていないはずの文言)を言い放つAI。本当にボスが蘇ったのか、混乱するスネーク。 スネークを中に入れたまま、ママルポッドのカバーが閉まっていく。 「任務を果たせ、スネーク…… もう一度、その尊い魂を奪うことができるのなら」 それを見送りながら、ストレンジラブ博士はつぶやくのだった。 280:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 33 05 ID ??? 白い花畑で、二人の戦士が向かい合っている。……これは、10年前の戦いの光景。 「東洋では『忠を尽くす』という言葉がある。……意味わかる?」 ザ・ボスが問う。 彼女はその答えは単なる愛国心ではなく、『国への献身』だと言う。そして続けた。 「忠を尽くしている限り、私たちに信じていいものはない……それが愛した相手でも。 ただひとつ、絶対に信じられるのは、『任務』だけよ、ジャック!」 スネークを投げ飛ばし、見下しながら、彼女はスネークに決別の言葉を告げる……。 ……目の前の白いモヤが、少しずつ晴れていく。……目が覚めて、夢は終わった。 スネークはポッド内で意識を失い、遺跡の庭にある小さな花畑の中に転がされていた。 ヘリの轟音が聞こえて宙を見上げると、ママルポッドが運び出されているところだった。 ストレンジラブの時間稼ぎにまんまとやられた、とスネークは歯噛みする。 追いかけようとするスネークの前に、第二のAI戦車、クリサリスが立ちふさがった。 中に人間がいたらGのかかり過ぎで死んでしまうような急速回避行動に苦労しつつも、 なんとか撃破に成功すると、ピューパ同様、AIポッドはどこかへと飛んでいった。 「AIを完成前に破壊する」という当初の計画は完全に破綻した。 こうなったら、PWが格納されている施設まで赴き、直接破壊するしか手段は残っていない。 ヒューイの情報によれば、PWはニカラグアとの国境付近にある施設にあるらしい。 遺跡にいたザ・ボスの馬らしき老馬の背を借りて、ひたすら北へと進んでいく。 採掘施設に偽装した格納施設に接近すると、さすがに警戒が厳重で、発見されてしまう。 20名以上の警備兵と、第三のAI戦車、コクーンに襲われるも、これらを撃破して突入する。 281:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 33 39 ID ??? 基地内部では、PWにAIが接続され、起動されていた。あとは自動処理で承認作業が進み、 それが終われば準備は完了だ。その状況に気が緩んだか、技術者たちがAIの傍を離れた。 その隙に近づき、ママルポッドの内部に侵入するスネークに、電子音が呼びかける。 『ジャック、壊しに来たの?』 その声に揺れるスネークは、銃の引き金を引く前に、こらえきれずに質問した。 「ボス、ボスなのか? あんたは、後悔してるのか? 自分の……最期の任務に?」 しかし、ザ・ボスのAIには、スネークイーター作戦開始前までのデータしか入っていない。 そんな任務経験はない、データが存在しない、と無機質に答えるだけのAI。それを聞き、 「あんたはボスじゃない……ボスは死んだ!」とスネークは叫び、銃を構えた。 「銃を棄てろ、BIGBOSS」 静止の声と同時に、ママルポッドのカバーが開く。銃を構えた兵士たちに包囲されていた。 「ママルに遺跡のときと同じ反応があった。お前が近くにいる合図だ」 スネークが質問する前に、ストレンジラブが先回りして侵入に気づいた理由を説明した。 「また会えて光栄だよ、BIGBOSS」と、コールドマンがスネークに呼びかけた。 何を隠そう、10年前のスネークイーター作戦を立案したのは、コールドマンだったのだ。 知りすぎた人間を消すというCIAの方針で、エリートコースから外され中米に飛ばされた。 「なるほど、再び返り咲きたい訳か?」「それほど単純ではないよ」 スネークの皮肉を、コールドマンは軽く受け流す。それは強がりではなく本心らしい。 PW計画によって“完全なる核抑止”が実現すれば、まったく新しい世界秩序が誕生する。 彼は権力欲よりも、新しい時代を作るという純粋な野心に燃えているようだった。 282:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 35 05 ID ??? 「人間に核は撃てない。感情なき、決して間違いを犯さない機械に任せる必要がある」 コールドマンは言う。最大の英雄であったザ・ボスも、思想に失墜し、晩節を汚した。 人間が英雄となる時代は終わった、これからは感情なきシステムが英雄となる、と。 「それが一番よく分かっているのは貴様だろう? いや、貴様の相棒(ミラー)か」 そう指摘するコールドマン。『国や思想に囚われない、金だけで動く軍事力』という、 MSFの基本概念も、感情なきシステムのひとつに他ならないではないか。 話終わり、スネークを始末しようとするコールドマンを、ストレンジラブが制止した。 ママルポッドには、ザ・ボスの最期の任務の情報が足りない。スネークの頭の中には、 その足りない情報が詰まっているはずだった。それを聞き出そうというのだ。 隙を衝いてCQCで暴れるスネークだが、衆寡敵せず、連行されるしかなかった。 10年前のグロズニィグラードのように、スネークは裸で吊り下げられ、拷問に晒された。 電気刺激で筋肉を痙攣させる「電磁くすぐり棒」を使った、古典的なくすぐり拷問である。 ストレンジラブは確かに変り者だが、暴力とは無縁な科学者で、残酷趣味な人間ではない。 そんな彼女は暴力的な手段を嫌いながらも、しかしそれを躊躇うことなく使って質問する。 政府の出した公式記録ではなく、当事者しか知らない“真実”の、ザ・ボスの最期を。 しかしスネークは、ただ政府の公式記録と同じ内容を繰り返すだけだった。 「あの女は、祖国を裏切った……だからアメリカは俺に始末を命じ……俺が、殺した」 拷問に耐え切ったスネークは独房に収監される。胸の傷に隠していたノコギリを取り出し、 鍵を破壊し脱出、装備を整えなおして、急いでPWの格納庫へと向かった。 そこには、ストレンジラブとコールドマン、そしてなんと、パスがいた。 283:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 35 33 ID ??? 「手遅れだ、BIGBOSS。ママルポッドは完成し、ピースウォーカーに接続された」 コールドマンが言う。完成、という言葉に驚くスネーク。拷問に耐え、秘密を守ったはず。 「確かにお前は、最後までザ・ボスに忠を尽くした。お前のその沈黙こそが答えだった」 とストレンジラブは言う。スネークはどれだけ拷問されても、かたくなに沈黙を貫いた。 すでに国を棄てた男が、アメリカにこれほどに忠義を尽くすはずがない。理由がない。 とするならば、スネークが忠を貫いた相手は、誰あろう、ザ・ボスその人に他ならない。 そのことからストレンジラブは、ザ・ボスは不名誉な死を任務として強要されたのだ、 スネークはその最期の任務の成果を無駄にしないために沈黙したのだ、と確信していた。 パスを片手で抱えながら、コールドマンは得意そうにスネークに言う。 「PWの発射演習のターゲットを決めた。目標はカリブ洋上の領海域外(オフショア)だ。 無人の海だが……おやおや、こんな所にいつのまにか小癪な要塞を築いた奴がいるな?」 ニタリと笑うコールドマン。モニターに示された目標は……MSFのマザーベースだった。 核が発射されれば、マザーベースが消滅するだけでは済まない。死の灰が貿易風に乗って 中米諸国に降り注ぎ、農作物や水産物は全滅、その汚染は数世紀に渡って残るだろう。 しかしコールドマンは「失業農民のお陰でPW量産の人手が増える」と冷たく言う。 彼にとって重要なのは、あくまでも世界のパワーバランスという大きな平和論なのだ。 PWがカリブ海沿岸を単独走破し、一施設にピンポイント核攻撃できることを証明する、と 熱く語るコールドマン。迫りくる核拡散を抑えるために、PWは不可欠だと彼は信じている。 「平和には制御された核が必要! その証明のために、核を撃たねばならんのだ!」 起動するPW。コールドマンとストレンジラブは、パスを連れて去っていく。 慌てて追いかけるスネークは、歩み去ろうとするPWに発砲する。……と、PWが止まった。 ヒューイによればPWには自己防衛機能があり、攻撃されたら敵を排除することを優先する、 という。先ほどの発砲で、PWのAIは「スネークの排除」を最優先事項に変更した。 284:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 36 00 ID ??? 結局PWと真正面からやりあうハメになったスネークだが、大ダメージを与えることに成功。 しかし機能停止に追い込むことはできず、PWは「四足歩行形態」に変形して去っていく。 PWを追うスネークだが、時速25マイルは出せる戦車を徒歩で追って追いつけるわけもない。 しかしその背後から、馬のいななきが聞こえた。ザ・ボスの白馬。飛び乗るスネーク。 PWのミサイル攻撃や、森の中の障害物などをかいくぐり、ひたすらに追う、追う、追う。 しかし生身ゆえの限界か、国境まで追ったところで、白馬はついに力尽きて斃れてしまう。 スネークは、国境サン・ファン河を越えて去っていくPWをただただ見送るしかなかった。 PWはニカラグアにある米国ミサイル基地に到着、そこで核発射を行うことが確認された。 MSFはあくまでコスタリカから非公式に依頼された身。ニカラグアへは不法入国になる。 だがニカラグアはアマンダらFSLNの母国だ。そのツテで、河越えルートで密入国して、 ダンボール満載のトラックで基地そばまで近寄ってもらい、スネークは無事潜入成功。 MSFの面々は誰も逃げようとせず、みなスネークを信じ、その力になろうとしている。 中の警備を少しでも手薄にすべく、基地に外から総攻撃を仕掛ける準備を進めていた。 基地に入ってすぐ、スネークは違和感を覚えた。米軍基地なのに、ソ連の兵士がいるのだ。 なにかキナ臭いものを感じつつも先に進み、中央の通信塔のモニタールームに潜入。 捕らわれのパスと通信できて無事を確認するも、それが感知されて警報が鳴ってしまった。 やむなくスネークは敵中を強行突破し、コールドマンらがいる管制塔へと突き進む。 管制塔に突入。コールドマンとストレンジラブ、さらに捕らわれのパスがいた。 米軍兵が周囲から銃を突きつける中、コールドマンは勝ち誇ってスネークに説明を始める。 曰く、PWはあくまで抑止力であり、自発的に核発射はしない。だから、PWに核発射させる テストでは、「どこかで核兵器が使われた」とPWに誤認させる“偽装データ”を使うのだ。 MSFマザーベースに報復させるデータの用意は終わっている。あとはそれをPWに入力すれば、 ママルポッドが自動で報復対象を計算・決定し、核発射してくれる、というわけだ。 285:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 37 43 ID ??? 核発射コードを入力しようとするコールドマン、銃を構えて制止するスネーク。 だが、そのスネークの背後から、「止まれ、BIGBOSS」と聞き覚えのある声が響いた。 誰あろう、それはあのガルベス教授だった。 「遅かったな、ザドルノフ」 コールドマンは教授に親しげに語りかける。ガルベスは偽名で、ザドルノフが本名らしい。 だが、協力者として接するコールドマンに対して、ザドルノフは冷酷に切り返す。 「予定より手間取った……“基地の制圧”にな」 ザドルノフの背後から、ソ連兵たちが乱入してくる。スネークが道中見てきたとおり、 この米軍基地はすでに彼らソ連兵(スネークが推測するにスペツナズ)に占拠されている。 「裏切ったなザドルノフ!」「裏切る? そもそも我々は敵同士ではないか」 激昂するコールドマンに対し、ザドルノフはあくまで冷徹で余裕のある態度を崩さない。 ザドルノフは語る。核搭載型二足歩行戦車の基本アイディアは、そもそもソ連の科学者の グラーニンが考え出したもの。それをアメリカに流したのは、CIAの資金で研究・完成させ、 その成果を丸ごと横取りするために他ならない。 そしてザドルノフはもうひとつの目的を明らかにした。それは、キューバに核を撃つこと。 キューバはアメリカの間近にある島国であり、有名な革命を経て共産化した東側の象徴だ。 そこに対してソ連が核攻撃をする理由はなにもないはず。驚き、聞き質すコールドマン。 ザドルノフは薄笑いを浮かべながら、物分りの悪い生徒に対するように丁寧に解説した。 「我々が撃つのではない、お前たちアメリカ人が、我々の同志キューバに核を撃つのだ」 ニカラグアのサモア政権は親米派であり、この基地もその流れで米軍に提供されている。 新米政権の国の米軍基地から、警告もなしに突然、共産圏へと核攻撃がなされる。 そうなれば国際世論は大きく動揺、反米感情が一気に高まり、中南米の共産化が進む。 それがクレムリン(ソ連政府)が描いた筋書き。すべてはその通りに進行していた。 286:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 38 05 ID ??? パスを救出し、コールドマンに発砲するザドルノフ。しかし急所を外し、生かしておく。 コールドマンの手によらねば、PWの核発射コードは入力できないからだ。 同時に、ストレンジラブを脅し、偽装データをキューバ目標になるように書き換えさせる。 万事整えたあと、ザドルノフはスネークに向けて話を始めた。 実はスネークをコスタリカに送り込んだのには、もうひとつ目的があった。 革命戦士としては未熟・脆弱すぎるFSLNを鍛え上げる「指導者」として利用していたのだ。 「真の諜報活動とは、直接介入せず、現地の組織を操り、間接的に革命を実現させること」 とザドルノフは笑い、スネークの次の役割は「死して聖像(イコン)と化すこと」と言う。 米軍の手により偉大なる英雄を失ったFSLNは、強い結束力を発揮して米軍への報復に燃え、 そしてニカラグアの親米政権を転覆させ、中米に強大な共産勢力を築きあげることだろう。 ザドルノフは、スネークの額に銃を突きつけ、その引き金に指をかける。 「お前も、ザ・ボスのように、死して永遠の偽りとなれ!」 と、そのとき、「Venceremos!(我らに勝利を!)」の叫びとともに、兵士が乱入した。 先頭に立つのは、アマンダ。FSLNのメンバーが、スネーク救出のためにやってきたのだ。 不意をうったこともあり、瞬く間に米ソの兵士たちを制圧、ザドルノフをも拘束した。 「私たちはKGBの駒にはされない! 自分たちの勝利は、自分たちで勝ち取る!」 英雄は救出され、管制塔には「VIC BOSS(勝利のボス)」コールが響き渡った……。 基地はMSFに制圧された。ヘリで到着したカズは、パスをマザーベースで保護すると同時に、 ザドルノフとコールドマンの身柄もMSFで預かることを提案する。 もっとも、コールドマンは重傷で失血がひどく、助かるかどうかはわからない。 287:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 38 26 ID ??? 撤収していくMSFだが、スネークはまだこの基地に残ることにした。 「まだやることがある。……ボスの紛い物を、埋葬してくる」 カズらの乗ったヘリを見送るスネークのそばに、ストレンジラブのトラックが止まった。 「強要されて彼女を蘇らせたわけじゃない。私は、彼女の最期の意志が知りたかった」 とストレンジラブは言った。本当に、彼女はそれだけのためにAIを作ったのだった。 「……掘り返さないほうがいい真実もある」 「ダメよ、正直になりなさい。あなたも知りたいはず」 スネークの言葉を、ストレンジラブは一言で切り捨てた。そして、その指摘は正しかった。 「『彼女』が教えてくれるはず。……行きましょう……ボス」 ……物語はこのまま終わるかと思われたが、しかし、一人の男が波乱を巻き起こした。 ヘリの中、瀕死のコールドマンは、最後の力を振り絞り、核発射コードを入力してしまう。 しかも、PWに入力した“偽装データ”を、PWから米軍に向けても送信させたというのだ。 米軍の司令室に、東側から核攻撃を受けたという“偽装データ”が映し出される。 司令室にはこれを“偽装データ”と見抜く手段はない。本当の攻撃だと信じ込むだろう。 だが、コールドマンは「人間には核報復をすることはできない」と固く信じていた。 司令室はきっと報復を決定できないまま“全滅”することだろう。だがPWは報復をする。 そして上層部は、核抑止には機械が必要、というPW計画の正しさを身をもって知るだろう。 「人である以上、誰一人核のスイッチを押す勇気はないはずだ、破壊者として歴史に 記録されたくはないからな… 最期に人が守るのは、命ではない、名声だ!」 そう言い残し、コールドマンは力尽きる。その満足そうな死に顔は、“新たな平和理論の 樹立者”としての“名声”を守って死んだ、と確信しきっている表情であった。 このデータは特殊な送信方法で送られているため、通信妨害などをすることは不可能。 PWに送信を止めさせるコードも、コールドマンがあの世に持っていってしまった。 核、偽装データ、どちらも止めるには方法はたったひとつ。PWを破壊するしかない! 288:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 38 50 ID ??? PWに対し、果敢に攻撃を仕掛けるスネーク。しかしPWは核攻撃を想定して設計されている。 各部の装甲も、ママルポッドの外殻も、それこそ核爆発でも起こさなければ破壊は不可能。 それでもスネークは必死に戦い、なんとか核発射機能を停止させるところまで追い込んだ。 が、ママルポッドが健在である以上、偽装データは送信され続けている。 国防省では、コールドマンの読みに反し、いまにも報復攻撃が決定されようとしている。 スネークは破壊を諦め、別の手段をとることにした。……米国防省への、直接交渉である。 自分は『BIGBOSS』だと名乗り、核攻撃が現実ではない、偽装データだと告げるスネーク。 BIGBOSS本人である証拠を尋ねられ、式典にてCIA長官との握手を拒否したことを告げると、 議長が信用してくれた。彼はスネークイーター作戦当時の陸軍参謀総長であったのだ。 しかし、議長の決定に反対する強硬派が、議長の頭に銃をつきつけ、報復の実行を迫った。 コールドマンの指摘は、ある意味で正しかった。「人間には正しい判断はできない」……。 直接交渉も失敗。このまま核報復が実行されれば、全面核戦争に突入する。絶体絶命。 そのとき。『ジャック……』と、ママルポッドが呼び、ポッド内部へのハッチが開いた。 それは『中に入って、内部から私を壊してくれ』と言っているかのようであった。 ポッドに飛び込んだスネークは、ポッド内のAI記録板をひとつずつ引き抜いていく。 その間中、AIは、ザ・ボスが10年前にロシアの地で語った最期の言葉を語っていた。 記録に残っていない言葉を再現するAIは、まさにザ・ボスが再誕したかのようでもあった。 記録版が抜かれるに従い機能を失い、次第に意味を為さない言葉を発するようになるAI。 最後の数枚を引き抜くときには、ただひとつの言葉を繰り返すだけになっていた。 その言葉は……『ジャック』。 289:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 43 25 ID ??? ママルポッドの活動は停止した。しかし、なぜかデータ送信は止まらない。 「大脳が損傷しても、脳のほかの部分がその機能を補うことがある……」 ストレンジラブが理由を推測する。PWには総合判断を下す大脳であるママルポッドの他に、 試作AI戦車に積まれていた、武器などを管理する、小脳とも言えるレプタイルポッドがある。 考えられないことだが、そちらが本能的に兵器としての義務を全うしようとしているのか。 ひたすらに攻撃を続けるスネーク。しかし、PWは止まらない。 もう終わりか、と思ったとき…… 停止していたママルポッドに、光が戻った。 『……sing…… sing a song……』(『SING』The Carpenters,1973) 平和を願う歌を口ずさみながら、PWは自ら前進し、ニカラグア湖へと足を踏み入れる。 損傷していた各部装甲に水圧がかかり、PWのAIにも浸水、機能が停止していく。 偽装データの送信は止まり、国防省のモニターに移っていた核攻撃のデータは消滅した。 PWは、全面核戦争の危機を回避するために、自ら死を選んだのだ。平和の歌を歌いながら。 ママルポッドに宿っていたザ・ボスの高潔な精神は、兵士としての本能を超えて、苦痛を 伴う高潔な決断……自決を選んだ。そしてそれこそが、10年前のボスの“最期の意志”。 彼女は、殺すことをやめ、銃を捨て、平和のために犠牲になることを選んだのだ……。 湖に消えていくPWを見送りながら、ストレンジラブは求めていた真実を知り、涙する。 そしてスネークは、ザ・ボスの形見の品であるバンダナを、風に乗せて湖へと投げる。 それは沈み行く“彼女”への餞であり、そして心の中の“彼女”との決別でもあった。 290:PSP MetalgearSolidPeaceWalker 詳細版:2011/04/23(土) 23 45 50 ID ??? (スタッフロール後。タイトルを背景に、音声のみで。) PWが沈んでいった湖を眺めているらしいスネークに、カズが話しかけた。 「スネーク、まだここにいたのか? さあ、帰ろう」 「俺はもう、戻らない。断ち切れたよ。迷いは断ち切れた」 スネークは独り言のようにぽつりぽつりと答える。 「俺は間違えていた」 その深刻な口調に、カズはスネークがMSFに戻らないと言っていると思い、慌てた。 「何を言っている? みんな、お前を待ってるんだぞ、ボス?」 その勘違いしたカズをよそに、スネークは続ける。 「俺は彼女に裏切られた」 ゆっくりと、カズに説明するように、自分に言い聞かせるように、スネークは続ける。 「彼女は、最後に銃を捨てた。それまでの人生を、俺を含む、すべてを否定した。 命を差し出すことで、軍人としてのすべてを放棄した」 彼女は、最後に、平和のために命を捨てた。それはそれで素晴らしいことなのだろう。 だがそれはスネークから見れば、裏切りに他ならなかった。軍人としての生のすべてを 教えてくれたボスが、「軍人の中の軍人」「史上最高の兵士」と称えられたボスが、 そしてその「ボス」の座を最期にスネークに譲り渡したボスが、本当は最期に軍人として 生きることを辞めていた。それは、ボスを理想の兵士として慕った者すべてへの裏切りだ。 「俺は彼女とは違う選択をする! 彼女とは違う未来を選ぶ!」 だからこそスネークはそう力強くカズに伝える。 自分は最期の最期まで、兵士として生き、兵士として死に、兵士にとっての英雄となる。 その決意を籠めて、スネークは宣言した。 「今日から俺は……BIGBOSSだ」 291:PSP MetalgearSolidPeaceWalker ED後第5章:2011/04/23(土) 23 47 28 ID ??? コスタリカの騒動は集結したが、MSFの歴史はいままさに始まろうとしていた。 世界各地の紛争への傭兵派遣を本格的に開始、新しいビジネスとして確立し始めている。 さらに、ストレンジラブがMSFに参加を表明、すでに参加していたヒューイとともに、 新しいAI搭載型二足歩行戦車……『メタルギアZEKE(ジーク)』を開発、完成させた。 だが、どこにも属さない強大な軍事力という存在は、既存の社会からすれば異端である。 排除しようとする動きは必ずあるだろう。それに対抗しうるだけの「抑止力」が必要だ。 カズは独断で、ニカラグア湖に沈んだPWから核弾頭を回収、ZEKEに搭載したという。 スネークは驚くが、しかし納得せざるを得なかった。実際、MSFは所詮はひとつの基地に 寄り集まった傭兵にすぎないのだ。「抑止力」がなければ簡単につぶされてしまう。 反核論者のヒューイも、絶対に発射しない脅しとしてなら、と消極的ながらも認めている。 傭兵派遣、新兵勧誘、兵器開発……順調に操業し、拡大を続けるMSF。順風満帆である。 しかし、ひとつだけ不安があった。拘束していたザドルノフがたびたび脱走するのだ。 しかもそのたびに、すぐにスネークの追跡にひっかかり、簡単に再拘束されている。 いくら彼が優秀なスパイだとはいえ、いくらなんでもそう何度も脱走できるわけがないし、 しかも逃げたのに簡単にまた捕まっているのも不自然すぎる。何か裏があるのだろうか。 そんな折、またも逃げ出したザドルノフを、スネークはMSF射撃訓練場で発見する。 しかし、今回は様子が違った。今まで無抵抗だったザドルノフが、反撃してきたのだ。 やむなく発砲するスネーク。撃たれて倒れるザドルノフ。 「私の役目は終わった……」 ザドルノフは意味深な言葉を残し、力尽きた。 どうにも腑に落ちない、とカズと無線で会話していると、基地内にアラームが鳴り響く。 メタルギアZEKEが勝手に起動、発進していた。慌てて格納庫へ向かうスネーク。 292:PSP MetalgearSolidPeaceWalker ED後第5章:2011/04/23(土) 23 47 46 ID ??? 立ち上がるZEKEの目の前に立つスネークに、「遅かったね…… BIGBOSS」と声がかかる。 それは、パスの声だった。しかし、いつもの快活な明るさではなく、冷たい響きがあった。 無人機のZEKEにコクピットはないはずなのに、コクピットが増設され、パスが乗っている。 なぜ、と驚くスネークに、「私が改造を。これは本来、人が乗るべきモノなの」と告げ、 正体を聞く質問に対しても「意外とメカ好き?」とおどけてはぐらかすパス。 今までの彼女の「無力ながらも平和を信じる女子高生」とはかけ離れた姿に驚いていると、 彼女は、自分はCIPHER(サイファー)という組織からやってきたスパイであると告白した。 「名前も年齢もCIPHERに与えられた。平和の使者もおバカな10代のフリもこれでおしまい」 急展開にあっけに取られるスネークに、パスは「私はパシフィカ・オーシャン」と名乗る。 そして言った。この結末こそが「本来のピースウォーカー計画」の最終段階だ、と。 そう、CIAを利用し、KGBを操り、すべての糸を引いていたのは、CIPHERとパスだったのだ。 「昔むかし、ザ・ボスという英雄を敬愛する二人の若者がいました……」 唐突にパスは物語を始めた。それは、スネーク自身にまつわる物語であった。 ザ・ボスの意思を継ごうと、共に立った仲間。しかし意見の違いから、彼らは袂を別った。 「それがあなたの過ちの『はじまり、はじまり』……」 パスはスネークのことを嘲笑うかのようにおどけ、そして続けた。 「このままじゃ『めでたし、めでたし(Happy ever After)』にはならない。だから…… CIPHERの意思に従いなさい、スネーク!」 世界情勢に翻弄されて味方と敵が入れ替わり、国に命じられるまま、殺し、殺される。 その兵士の悲しい運命が変わるよう、ザ・ボスは世界をひとつにするよう願って、死んだ。 スネークは「国に依存しない軍隊」を設立し、国家軍隊という概念を崩すことを目指した。 しかし一方CIPHERは、“国境なき統治世界”とも言うべき、完全な世界の統一を目指した。 293:PSP MetalgearSolidPeaceWalker ED後第5章:2011/04/23(土) 23 49 39 ID ??? パスは語る。技術の進歩により、各国の諜報機関は電子技術(シギント)に移るだろう。 ゆえに、電子世界の情報を支配することにより、世界中を思うままに操ることができる。 最終的には、社会のあらゆる情報をすべて電子世界に置き換え、管理・検閲することで、 民衆すべての「無意識」さえも完全なる支配に置く、それがCIPHERの究極の目標だった。 その支配が完成するまでの間、CIPHERを守る抑止力になれ、とパスはスネークに提案した。 そして、「スネークには、ザ・ボスのように銃を捨てる決断はできない」と指摘した。 それは、怖いからだ、と。その恐怖心が、この「怪物(メタルギア)」を生んだのだ、と。 「でもCIPHERは違う。CIPHERは、銃を管理することを思いついた」 「力を管理など、できるはずがない」 スネークは、パスの言葉を否定した。 「ぶっぶー♪ では交渉決裂♪」 とパスはおどけて、ZEKEの機器を操作する。 そして、ZEKEに搭載された核を、アメリカ東海岸へと発射する、と宣言した。 そうすれば、いまや『全面核戦争を止めた英雄』として持ち上げられているMSFの評判は、 『核を見境なく撃とうとする、過激な武装カルト勢力』へと瞬時に転落することになる。 そして、国家に管理されていない軍事力は危険なものである、と、世界は認識するだろう。 「所詮平和なんて幻! ゲームは勝つか負けるか! 結局戦うしかない!」 ZEKEの急造コックピットに衝撃緩和のための水が注入されていく中、パスは高らかに叫ぶ。 「私を阻止できるならやってみろ! ピースマークのVは、VICTORYのVなのよッ!」 294:PSP MetalgearSolidPeaceWalker ED後第5章:2011/04/23(土) 23 50 06 ID ??? 死闘の末、スネークはZEKEを破壊する。パスは最後に、スネークへと向けてこう叫んだ。 「お前達のような抑止力が必要とされる限り、世界には真の平和など訪れないッ! 利用され、陵辱され、最後は社会悪として捨てられる! それがお前達の選んだ道だッ!」 爆発し、吹き飛ぶコクピット。パスの体は宙を舞い、はるか下の海面へと消えていった……。 片づけが終わった後、一人たたずむスネークのもとに、カズが静かに近づき、話しかけた。 「CIPHERの意味するものは、“空”。そしてもうひとつ……」「“ゼロ”」 スネークが遮って答えた。ゼロ。それは、彼をジャックと呼ぶ数少ない友人の名でもあった。 CIPHERという組織が何者なのか、その話題は、それ以上先には進まなかった。 「……謝ることがある。俺は最初から彼らの正体を知っていた。利用させてもらったんだ」 カズはスネークに、とんでもないことを言い出した。カズはなにもかも知ったうえで、 南米コロンビアの拠点に彼らを案内してきたのである。しかし裏があるわけではなかった。 すべては「MSF拡大のために」。カズが考えていることは、本当にそれだけだった。 「俺達の作り出したこの傭兵ビジネスは、いつか世界経済を支える新しい力になるはずだ」 それがカズの持論だった。冷戦が終わり、やがて地域紛争やテロの時代が来る。そのとき、 軍隊は国家から分離し、戦争はビジネスになる。社会が変わる、MSFはその先魁となるのだ。 「これこそ、ひとつの革命だ、そうだろ?」 カズは理想に燃える声でそう語る。 しかし、スネークは「そううまくはいかない」と首を振る。 「今回の事件で、俺達は旧体制の歴史に介入してしまった。俺達の存在は、世界中に 知られたはずだ。俺達は、触れてはいけない国際情勢に介入してしまったんだ」 ゆっくりとそう語るスネーク。そして、こう続ける。 「世界の軍事均衡を狂わせた俺達を歓迎しない連中もいる。俺達を排除しに来るだろう」 スネークは、自分達を「歯車(ギア)」に例えた。今の時代では、噛み合わず騒音を出す。 時代から弾き出されるか、時代の形そのものが変わらない限り、騒音は止まないだろう。 「俺達の存在を許さない、すべての規範……『時代』という形のない怪物と戦うことになる」 ザ・ボスは10年前、同じように時代から拒絶され、そして戦いをやめて死ぬことを選んだ。 だがスネークは、違う道を往くと決めた。善悪も勝ち負けもない、孤独な戦いを貫き通す。 「カズ……世界中が俺達を追ってくる。 ……さあ、みんなを集めろ!」 295:PSP MetalgearSolidPeaceWalker ED後第5章:2011/04/23(土) 23 50 37 ID ??? (二度目のスタッフロール後。タイトルを背景に、音声のみで。) (足音。近づいてきて、マイクの前で止まった。わずかな静寂。) 俺達は 国を棄てる 互いの祖国を棄て この惑星と一体になる そこには 国も思想も イデオロギーもない 俺達は必要とされる土地へ赴き 俺達のために戦う 国のためでも 政府のためでもない 俺達は必要とされているからこそ 戦う そして 持てぬ者たちの 抑止力となる 俺達は『国境なき軍隊』 時代が俺達の目的を決める だが 俺達はカネで買われることになる 時代が望めば さまざまな革命や犯罪 テロに手を貸すことになるかもしれない そうだ 俺達は地獄へ落ちる しかし俺達にここ以上の居場所があるか? ここが俺達にとっては 唯一無二の家 天国でもあり地獄でもある それが俺達の『天国の外側(OUTER HEAVEN)』だ 247 :ゲーム好き名無しさん:2011/07/14(木) 03 26 58.42 ID DtATu0Xb0 メタルギアソリッドピースウォーカーの真エンディングについて、追記させてくれ。 今Wikiにあるやつだけ見ると真エンディングでのラスボスが 「今まで全くの善良な味方を演じてたのに、ラストで突然冷血スパイの本性を現して裏切ったクソ外道」 と言う感じの純粋な悪役にしか感じられないと思うが、実はそうでもないんだ。 そのエンディングを見た後で出現し始める音声ファイルを集めると、 元々は確かに冷血スパイなんだけど段々と心境が変化していく様子が残されてる。 どうしてもこちらを裏切らなくてはならないような状況にあったことや、 それでも裏切るのをずるずると引き伸ばしたいと感じ始めている事情、 そしてすぐにでも裏切らなくてはいけない状況に陥ったことへの絶望、などが記録されてる。 その全内容を短くまとめると情感を伝えられないし、 かといってそのまま全て書こうとしても結構な文章量になるので詳しくは書かないけど。 知りたい人はぜひPWのプレイを。 あと、また別の音声ファイルでは 「 CIPHER という組織、そして ゼロ と言う人物と繋がっているもう一人のスパイ」 についても明らかにされるんで聞いて損はなし。 250 :ゲーム好き名無しさん:2011/07/15(金) 19 09 05.06 ID hZ5RynZ9O パスは結局シリーズの黒幕の手駒で従うしかない状況で反逆という思考自体が出来ないほど詰んでる状態。 馴染んでいく過程があったからもう少し時間があればビックボスに助けを求められたのかと思うわ。
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/5197.html
DQⅨ 一つ目の神官のモンスターで、足からは蛇が生え、帽子や杖に蛇が描かれているなど、名前通りの蛇フェチ。 上位種に【じごくのメンドーサ】、【ビュアール】がいる。 ローブの下は無数の蛇が蠢いているだけで骨も体もないらしい。 しかし蛇の集合体だからといっても獣系ではなく、悪魔系である。 魔獣の洞窟のほか、宝の地図の洞窟の水マップのJランクフロアに出現する。 バギマで全員を攻撃してくるほか、ベホマラーで全体を回復させることも。 マホトーンは効きづらいので、弱点である雷・爆発か光属性の呪文、特技で素早く倒そう。 1回休みと即死も意外と効いたりするので、そこを突いてみるのもいいかもしれない。 倒すとうみなりの杖のほか、レアでまじないしの服を落とすことがある。 まじないしの服は、クエストで入手できる以外はこれのドロップしかないので、2着目以降がほしいなら盗みまくろう。 ちなみにこの系統の当たり判定は結構大きい。 宝の地図の洞窟では十分注意しよう。