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敵艦隊の中央を突破する!! スターフォックスシリーズの主人公。雇われ遊撃隊「スターフォックス」の若きリーダー。G-ディフューザーシステムを搭載した小型戦闘機「アーウィン」に搭乗するパイロットでもある。コーネリア軍の士官学校に所属していた時代、父フォックス・シニア(後のジェームズ・マクラウド)がブラックホールに吸い込まれて姿を消したことを知り学校を退学。以降はアンドルフ軍の船だけを襲う宇宙義賊として仲間たちと活動する。戦果を上げながらも金がないところをコーネリア軍のペパー将軍に注目され、彼の依頼で悪の科学者アンドルフ率いる大軍勢と戦いを繰り広げる。 プロフィール 身長 152㎝(スターフォックスオリジナルサウンドトラック冊子) 体重 46㎏(スターフォックスオリジナルサウンドトラック冊子) 年齢 25歳(初代)、18歳(64)、22歳(さらば愛しのファルコ)、26歳(アドベンチャー)、27歳(アサルト) 種族 キツネ 職業 雇われ遊撃隊 所属 スターフォックス CV ダニエル・オウセン(初代)、里内信夫(64)、スティーブ・マルパス(アドベンチャー)、野島健児(アサルト)、大原崇(64 3D以降の関連作品) 初登場作品 スターフォックス(1993年2月21日発売) 武器 ブラスター レーザーを高速連射できる光線銃。 技 フォックスイリュージョン 残像が見えるほどのスピードで高速突進する。 ファイアフォックス 炎を纏い、気合を込めて突撃する。 リフレクター 飛び道具を反射するリフレクターを展開する。 サマーソルトキック 後方宙返りをしながら蹴り上げる。 必殺技 チームスターフォックス チームスターフォックスを呼び出し、自身もアーウィンに乗って編隊攻撃を行う。 アルスマでは… 初期ファイターの一人。速さと強さを兼ね備えた強キャラ。サマーソルトキックの撃墜力が高い。その一方で体が非常に軽く、撃墜されやすい。プロローグではエイトにサーベルきつねと間違われた。
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スターフォックス コマンド 【すたーふぉっくすこまんど】 ジャンル 戦略 3Dシューティング 対応機種 ニンテンドーDS 販売元 任天堂 開発元 Q-Games、任天堂 発売日 2006年8月3日 定価 4,571円(税別) プレイ人数 1~6人 セーブデータ 1個 レーティング CERO A(全年齢対象) 周辺機器 DS振動カートリッジ対応 判定 シリーズファンから不評 ゲームバランスが不安定 ポイント ダルいタッチ操作の強制全体的に練り込み不足かつ面倒キャラクター改変や人を選ぶマルチエンディング過去作否定の衝撃的シナリオ搭乗機体とBGMは好評 スターフォックスシリーズ 概要 問題点 評価点 総評 余談 概要 『スターフォックス』シリーズの5作目。携帯用ゲームハードでは初作品である。 未発売で終わった『スターフォックス2』の要素を一部取り入れた、SLG+STGという異色作。 SLGパートはラウンド制(所謂ターン制)で行われる。タッチペンで各ユニットのそのラウンドの進路を指定したのち、ラウンドを開始すると敵味方が動き出す。 そして味方ユニットが敵ユニットに触れるとSTGパートでの戦闘に突入する。 STGパートにおいては、画面は旧来の『スターフォックス』シリーズと似ているものの、機体の上昇・下降・旋回動作、ローリング、ボムは全部タッチペンのスライド操作。宙返り(緊急回避)・Uターンは下画面に表示されたボタンをタッチで発動する。 なおボムは自機の前方に発射するものではなく、下画面に表示されるマップに落とす位置を指定するというもの。旧来とは全くの別物だが使い勝手は良い。保持数の最大は機体によって1~3個となった。 その他こまごまとした機体操作もみなタッチペンフル稼動だが、通常攻撃のレーザーは普通にボタンで発射。しかも十字キーなども含め、ほとんどのボタンで発射可能という謎の仕様である。 慣れればかなりまともに動かせるようになるが、後述するように操作に不慣れなプレイヤーのやる気を削ぐ要素が多い。 DSのボタン数はSFCと変わらないので、タッチに頼らずとも過去作同様の操作体系を構築できたはずなのだが。 あらすじ アパロイドの脅威は去り、ライラット系に再び平和が訪れていた。だがある時、無人の星となったベノムの酸の海から突如、アングラー皇帝率いるアングラー軍が姿を現し各地に攻撃を開始、瞬く間に占領していった。この危機に際し細々と家業を続けていたフォックスは、単身立ち上がりコーネリアへと向かう。 問題点 主な問題点はSTGパートにおけるタッチペン主体の独特すぎる操作性と、不快感の強いストーリーの2点。 操作体系は前述した通りで、旧来の作品との比較ばかりでなく他にも類を見ないほど特殊であり、この操作に慣れないうちは理不尽なほどに難易度が高く感じられる。 この関係で全体的に初心者殺しが激しいのだが、ゲーム自体は操作がとにかく特殊なだけで、慣れてしまえば『64』より難易度は低くやりごたえがない。 残るのはEDを収集する作業になるのだが、そこではシナリオ面での問題点が立ちはだかる。 システム関連 戦闘には時間制限があり、戦闘中に回復アイテムを取るか、敵弾をローリングで弾くかで回復することが出来る。時間切れになると墜落し残機を一機分失う。 だが戦闘終了後の残り時間はそのまま次の戦闘に引き継がれる上、ユニット全員で共有している。そこに前述した操作方法の特殊さが加わり、操作に慣れないうちは時間回復すること自体が難しく、時間切れによる墜落が起こりやすい。 例えば、フォックスで時間ギリギリに敵を殲滅し、次にスリッピーで戦闘開始して開幕数秒で何もできずに落ちる、ということも起きる。 これは「燃料切れ」ということらしいが、この説明を真に受けるならば燃料の残量を、各個に行動する全ての機体で共有しているというあまりに不可解な状況になってしまう。ゲーム的な仕様とはいえ、この状況を納得させられるような説明や設定は、ストーリー中には存在しない。 戦闘の相手が母艦だった場合、ターゲットを全滅させた後にローリングしながらビーコンをくぐって母艦に突撃しなくてはならない。 失敗すると逆に撃墜され、またしても残機を一機分失う。しかもせっかく倒したターゲットは復活し、また撃破しなくてはならなくなるため、ここでもやる気が削がれる。 ビーコンの判定はさほど厳しくないものの、ローリングの操作がタッチペンを素早く数回スライドさせるというものであるため、ローリング操作で進行方向がずれやすい上に、機体を徐々に加速させながらの操作になるため、慣れていないと通過に失敗することも普通に起こり得る。 ゲーム性には関係ない話だが、敵戦艦の撃破方法が体当たりしかないというのは流石にどうなのだろうか。 SLGパートでは、たまに敵がこちらの母艦に向けてミサイルを発射することがある。それと味方ユニットが接触すると敵との戦闘の代わりにミサイルを追いかけて撃墜することになるが、この際にもビーコンをくぐらなくてはならない。しかも母艦のものと比べ難易度が高く、くぐりながら攻撃を当てて撃墜しなくてはならない。 味方ユニットの性能によっては破壊するのも困難になる。特に攻撃力の低いレオンのレインボーデルタや、ロックオン機能の無い機体などではかなり難しい。 逆にパンサーのブラックローズや、ロックオンを重ねられる機体なら比較的簡単に撃破が可能。 なお、破壊に失敗するとミサイルは余計に直進してしまう。 マップ上には母艦のグレートフォックスがおり、STGパートで破壊し損ねたミサイル、又は複数の敵機を母艦まで到達させてしまうと、母艦が破壊されて問答無用のゲームオーバーである。 母艦の武装はミサイルのみ。マップにあるアイテムで使用回数を補充でき、SLGパートで雑魚敵の処理に活用可能である。ただし、肝心の敵ミサイルの迎撃には使えない。 なお、従来までのグレートフォックスは『アサルト』で轟沈してしまったため、今作では平べったく艦橋が後方にある輸送艦のような姿になってしまい、見た目も微妙に。 しかし、上記のように敵機やミサイルが到達するだけであっけなく撃沈する母艦というのはいかがなものか。後述のように常にプレイヤー側の母艦として登場し続ける点など、突っ込み所は多い。 そしてステージをクリアすると、場合によってはボス戦になる。 パズル状になっている敵機体を揃える、攻撃で溶岩に押し込むなど面倒な手順を踏んで倒さねばならないボスも多い。 スターウルフはボスとして現れることもあり、例によって苦戦を強いられるのだが、本作では積極的に背後を取ってきたり激しい攻撃を加えてきたりもしない。だがこちらが一機のみなのに対し向こうは一度に三機出現し、周囲を飛び回り続けるため攻撃が当てづらく、全員を倒し切る前に時間切れになりやすい。 このため、スターウルフ戦における最大の敵は時間制限となっている。苦戦するといっても従来作のような強敵というよりただ面倒くさいだけのボスと化しており、因縁のライバル戦がそれで良いのだろうか。 SLGパートには共通してラウンド制限が設けられている。最大5ラウンドで、規定ラウンド以内にクリアできなければゲームオーバー。 一応、ラウンド数はアイテムによって補充することが可能。どちらにせよ時間制限となる要素が多く、ステージ進行の面倒臭さに拍車をかけているのは言うまでもない。 エンディングは9種類あるが、これらをコンプリートするには逐一最初の面からやり直す必要があるので、それまでに何度も同じ面をやり直す羽目になる。 しかも何回か周回を重ねると最初の面が別物になり、難易度が上がる。複数周回への配慮だろうが正直面倒なだけ。 EDも紙芝居のように画像と解説文が表示されるだけで非常にさみしい。 一面からエンディングまでの長く単調な道のり×9を乗り越えてEDをすべて制覇してもメニューのBGMが変わるのみ。『64』のような勲章やエクストラモードがあるわけでもない。 過去作品で形を変えながらも続投していた、敵を巻き込んで撃破した際のボーナスが消滅した。スコアも敵の数以上に稼げることはないため、やり込みの底が浅い。 スコアを稼ぎたい場合は拠点の撃破を遅らせ、敵に増援を呼ばせて逐一全滅させるしか方法がない。最短で敵軍を撃破するにはターゲットとなっている敵機のみを撃破すれば良いので、比較すると無駄に時間がかかりダレやすい。 従来のような奥へ進むレールシューティング面は存在しない。ミサイル迎撃と一部ボス戦以外は全てオールレンジモードによる箱庭ステージであることも惜しまれる。 トレーニングモードは用意されているが、内容は基本操作の練習に留まっており、『64』のようなやり込み要素は用意されていない。 前述のビーコンくぐりは練習できない。また操作機体はアーウィンIIで固定なため、レーザーやロックオンが特殊なマシンの練習もできないと、いまいちかゆい所に手が届かない仕様となっている。 本作はCVがなく、各キャラの音声は初代『スターフォックス』同様のハナモゲラ語である。 ちなみに『64』はROMの容量が12MBであったのに対し、今作は32MB。技術的にはボイスを収録することも可能だったはず(*1)。ただし本作は『2』をベースにしたテキストライクなゲームデザインである為、余分な要素を削ぎ落とした結果、CVは採用しなかったと察する事も出来る。 オプションでプレイヤーの肉声をDSのマイク機能で録音し、それを各キャラのハナモゲラ語として加工し利用する機能がある。しかし需要としてはどこかズレている上、DSのマイク機能を無理に入れた感覚は否めない。 何故か録音する際に『 あなたの名前を教えて下さい 』や『 朝何時に起きますか? 』等のゲームとは全く関係ない身の上調査を行う事となる。突然こちら側のプライベートの事情を聞かれても困惑するだけであり、実際に録音すると本当にCVとして採用されると言う恥ずかしい仕様である。 確かに、「何か喋れ」と突然言われても困るところではあるが、だからといってこの質問はないだろう。固定の文字列を読み上げさせるのでは駄目だったのだろうか。 グラフィックやデザインワークに関しても単調さが目立ち、映画的に表現されていたGC2作とは異なり、フォックス達のデザインも『ゼルダの伝説 風のタクト』の様な平たいカートゥーン調に変更されていて違和感が強い。彼らが一堂に会するADVパートも簡単な背景画像と左右にバストカットを配置しただけの簡素な物となっており、仕草もテキストに合わせて ハナモゲラ語を発し、口をパクパク目をパチパチさせるだけ 。そんなシチェーションで男女間の確執を描いても多くのプレイヤーが呆然とするだけである。 その一方、EDの画像はシリーズのデザインを務めてきた今村孝矢氏による水彩画である。色彩は美麗だが、キャラクターの顔のバランスがやや崩れて見えるなど、独特の画風から賛否が分かれる。 ストーリー関連 重厚さを狙ったのか、話がしょっぱなからハード気味。 物語に深みを出すためなのだろうが、全体的に描写が浅いためあまり意味を成していない。 + 大まかなお話 のっけからチーム分裂済という説明が入り、下記の都合でナウス以外の全メンバーが離脱している。さらに進め方によってはさらに酷い展開になることも。 ペッピー: 病床に伏したペパー将軍に代わり、軍のトップに就任。 スリッピー: 恋人アマンダとの時間を大切にした方がいいと帰郷。ちなみにどのルートに進もうと恋人とは仲良くやっている。 ファルコ: こんな金にならない仕事はやってられんと族の世界へ帰る。 元々スターフォックスチームは仕事が少なく、常に資金不足というのは色々なところで語られている。そんな中チームの母艦も前作で盛大に轟沈してしまっているなど出費がかさんでおり、「金にならない仕事」という彼の言い分も頷ける。長年我慢が積み重なり限界を迎えてしまったと考えれば理解できなくはないだろう。 ちなみに、ファルコは過去にも一度チームを脱退している。 クリスタル: これ以上危険な事はさせたくないからチームを抜けてほしいというフォックスの意志に反発、大ゲンカの末に出奔しコーネリア軍の戦闘機パイロットに。 ウルフ: 積み重ねてきた悪事に裁きが下され、現在はメンバーであるレオン、パンサー共々指名手配となり、莫大な懸賞金をかけられた尋ね者となっている。 スターウルフの悪事については詳しく語られない上、『アサルト』ではアパロイド撃破に大きく貢献した実績もある。なぜ指名手配されているのかは不明。 進め方によっては違うキャラの視点で進むことがあるのだが、単独行動するファルコだろうが、ライバルポジションのウルフで進行しようと常に母艦はグレートフォックスで、ナビゲーターはナウスになるという不自然な状況に。 当然ながら、ナウスが最初に共に行動しているのはフォックスである。ストーリー展開にもよるが、フォックスはナウスによって母艦から追い出されたとも思えてしまう。 結果的にナウスと共にストーリーが進む形となるため、本作の主人公はナウスと言われてしまうことも。 発売数年後のインタビューにて、「フォックスやファルコ、ウルフが使っているのは実は全部同じ型のレンタルの戦艦」と言う設定が発表されたが、現在では後付けと思われても仕方がない。後付けでなかったにしても、ナビがナウスのままなのはやはり不自然である。 2周目以降は分岐選択が可能になり分岐次第でエンディングが変化する、所謂マルチEND方式になっている。しかし正統派のエンディングの方が少なく、大抵はバッドエンド的なエンディングである。しかもいろいろな意味で酷い内容のものが多い。 しかしifEDやネタEDは笑えるものもあり、一見の価値はあるとの評価する声も無い訳ではない。良くも悪くも人を選ぶエンディングが多い。 また、この分岐は会話中に表示される選択肢によるもので、『64』のようなステージ中に特定の条件を満たすことによる分岐は存在しない。 + ED一覧 エンディングの名前は最終ステージの名前と同じ。いくつか両立可能なEDがあるので組み合わせてみるのも面白いかも? 新キャラは名前だけだとわかり辛いので、うち何名かは簡単な解説も掲載しておく。(他はストーリー上の存在感が薄いので省略) 新キャラ名 解説 ルーシー・ヘア ペッピーとその亡き妻ビビアンの娘。宇宙物理学の教師だが、元はパイロット志望だったので戦闘機にも乗れる。 アマンダ スリッピーの恋人。何故かファミリーネームがない。どうでもいいがアマンダの方が惚れたらしい。 アッシュ・ボウマン スターフォックスに憧れるコーネリア軍所属パイロットの好青年。アンドルフの孫というわけありな出自だが、本編中では大して取り沙汰されない。 ED1.フォックスとクリスタル タイタニアでクリスタルと再会するも、クリスタルはフォックスだけでなく他のチームメイトにも冷たい態度をとり続ける。 しかし最後の戦いを通じて和解。フォックスもこの戦いで友情や愛情の大切さを身にしみて感じた。 その後スリッピーの恋人アマンダがスターフォックスの新たな仲間となり、アッシュは再生したベノムの新たな主となったのだった。 アマンダの加入で5人組のチームになる展開には驚きだが、全エンディングの中でも比較的まともなEDの一つ。また、アッシュはED6のベノム帝国に繋がる存在となっている。 ED2.さよならフォックス 最後の戦いを終えたフォックスはチームを解散し、クリスタルとの平穏な生活を送ることを決めた。 数年後、2人の間に生まれた息子、マーカスはすくすくと成長し、やがて父の影響を受けコーネリア軍パイロット士官学校に足を運ぶ。 その後マーカスはスリッピーの息子、ペッピーの孫娘、そして伝説的なパイロットとなったファルコ(*2)と共に、新たなスターフォックスを結成する。 トゥルーエンドと思われるEDだが、フォックスの引退を「シリーズ終焉を暗示している」と捉える声もある。ただ、シナリオ自体はかつての仲間達との友情をメインに据えたアツイ展開なので出来は悪くなく、第三期スターフォックスとED6のベノム帝国との戦いに期待するファンも多い。 ED3.アングラー皇帝 アングラー軍に勝利し、再び平和を取り戻したスターフォックス。 だがクリスタルと和解はしたもののわだかまりは完全に解くことは出来ず、数ヶ月クリスタルはフォックスにスターウルフに戻ることを告げる。 フォックスは泣きながらチームに残って欲しいと懇願したが、クリスタルの気持ちは変わらなった。こうしてフォックスは今度こそクリスタルを失うことになってしまった。 平和は取り戻したがヒロインとは破局してしまう腑に落ちないED。なお、一周目は強制的にこのEDになる。 ED4.復活!スターウルフ! フォックスを利用して浄化装置を手に入れ、クリスタルとともにアングラー軍を打ち倒し見事に汚名返上をしてみせたスターウルフ。 しかしクリスタルは街に出ては裏切り者として後ろ指をさされ続けるのに耐えられず、スターウルフからも離れてしまう。 数年後、クリスタルは別星系でクラゾアと名乗り凄腕の賞金稼ぎになっていた。フォックスは一度だけクラゾアと遭遇したが、彼女がクリスタルであるということに気付くことはなかったという。 恋人が知らない人になってしまった切ないバッドエンド。 ED5.ルーシーとクリスタル コーネリアを守りきった女性陣(ルーシー アマンダ キャット クリスタル)。やがてフォックス達がアングラー軍を倒したという朗報を聞き、クリスタル達は御馳走を作ってもてなすことに。 ペッピーとルーシーは今は亡きビビアンの思い出を久し振りに語り合う。 フォックスとクリスタルも互いの気持ちを打ち明け、クリスタルはスターフォックスに復帰する決意をしたのだった。 家族や仲間とのつながりが感じられる温かいED。精神衛生上これが真EDであると主張するプレイヤーもいるとか。 ED6.アッシュの選択 スターフォックスの協力もあり、アングラー軍を打ち倒したアッシュ。その後彼はベノムを再興させる決意をする。 数年後、豊かな惑星となったベノムに次々と移住者が現れ、アッシュは指導者となり自然と科学が調和した惑星を創ることに成功。 数十年後、アッシュを中心に巨大帝国となったベノム。「宇宙の中心はベノムである」というアッシュの演説に人々は熱狂し陶酔し、再びベノムは宇宙の脅威となった。 所謂「歴史は繰り返される」ED。ただし、前述の第三期スターフォックスが繰り広げる、この新生惑星ベノム帝国との戦いが見たいというプレイヤーは少なくない。 ED7.スリッピーの決心 スリッピーはアクアスにてアマンダの無事を確認し、彼女を守るために故郷に戻り唐突に結婚式を挙げることを決意する(*3)。 数年後、アクアスにはたくさんの子供に囲まれたスリッピーの姿が…。 さらに数十年後、年老いたスリッピーは近所の子供達に若かりし頃の武勇伝を聞かせるのが日課となっていた。そして時折彼は思う。「フォックス達は今頃どうしているだろう…」。 一見ほのぼのしたEDだが、戦争やフォックス達のその後を完全になおざりにしてしまっている(一応スリッピーは気にしてはいるが…)。皆投げ出して数十年音沙汰なしはあまりに酷い。 ED8.ピグマの逆襲 ファルコはナウスの忠告も聞かず、脇に逸れた戦闘を繰り返した結果最終決戦に行きそびれ、仲間はずれになってしまう。自分はほとんど関わっていないため、オメオメ仲間と喜びを分かち合うわけにもいかず、一人悶々とする。 そんな彼にキャットから「スターフォックスなんかやめて、新しいチームを結成しよう」と持ちかけられる。落ち込んでいたこともあり、ファルコはこの提案に素直に耳を傾ける。 ファルコはアッシュもチームにスカウトし、新たな遊撃隊「スターファルコ」を結成。フォックスの好敵手となったのだった。 最短ルートで辿り着くED。不協和音を繰り返した末に、人間関係的にはかなりのバッドエンド。 但しファルコは前にもチームを脱退した事があり、こちらの方が文字通りに羽を伸ばせるのではないかとする意見もある。 あくまで別チームになっただけであり、フォックス達も事情やファルコの性格については十分理解していると思われるので、見た目ほど人間関係も崩壊していないかもしれない。というかそうだと信じたい。 ED9.ピグマの怨念 いくつもの罠にはめられた結果、手柄をスターウルフに奪われてしまったフォックス。 フォックスは名誉も恋人も全て失い、泣きながらファルコと共にやけ食いに走る。 そんな時にファルコから慰めついでにG-ZEROグランプリに出場することを提案される。結果、ぶっちぎりで優勝し忽ちサーキットのスターとなった。そして、彼らがスターフォックスであったことなど、もはや誰も覚えていないのであった。 最悪のバッドエンドにしてネタED。ちなみに「G」であって「F」ではない。上述した別EDの件もあって、本作のピグマはバッドエンドへと誘う存在でしかない。 キャラクター・設定関連 スターウルフのメンバー、レオンのキャラが改変されている。 『64』では冷酷で血が大好きという設定があり、『アサルト』まではクールな二枚目(?)といった立ち位置だったのだが、なぜか本作では気が優しいという設定になっている。 一人称も「私」から「オレ」に変わっており、セリフまわしも妙に小物臭い。カメレオンだから性格も変わるというのだろうか? 一応初登場になるはずだった『スターフォックス2』のレオンは似たような性格だったが、こちらは未発売ソフトであり、ユーザーの知ったことではない。 味方キャラの一人であるキャットの性格も『64』のセクシーお姉さんから姉御タイプに変わっている。外見もピンクから黒に変わり全面的に猫である以外共通点がなく、同名キャラである必要性が感じられない。 性格に関しては前々作『アドベンチャー』の前日談の漫画版から引き継いでいるのだが、ゲーム本編だけ(『64』→今作)を見ると変わりようが激しい。 ちなみに見た目を変えたのは前述の今村氏。また、性格は「セリフが増えたから変わった様に感じるだけ」との事らしい。しかし、性格が変わったように感じさせてしまうようなセリフなのは問題だろう。 ショットの性能が独自である上に操作する機会も少ないので扱いづらさは随一。 あるルートではフォックスの父親であるジェームズが参戦してくれるのだが、常に無言で不気味。しかもフォックスにしか認識されていない節もあり、ほとんど亡霊扱いである。 一応、戦闘にはきちんと参加して戦果も挙げられるし、特定条件を満たしてラスボスを倒すと一言だけ労いの言葉をかけてくれるといった生存を示唆する要素もなくはないのだが…。 タイトルを(悪い意味で)覆す程の衝撃的な新設定が存在する。 「危険な研究を繰り返していたせいで、辺境の惑星べノムに永久追放された」というのが今までのアンドルフの設定だった。 そして今作で「ペパー将軍とアンドルフはお互い旧知の存在で、昔から仲が悪かった(文字通りというか見た通りの犬猿の仲)」ということが明かされる。ペパーにとってアンドルフは邪魔な存在であった為に理由をこじつけて危険分子として排除した。ちなみに、追放の決め手となった発明は、実はべノムを生物の住める環境にするための浄化装置だった。……つまり、過去作の物語の発端が「いいがかりで追放されたアンドルフの復讐劇」だったという驚愕の設定である。アンドルフの行った行為自体は間違いなく復讐ではあるが、元は「正義の鉄槌を受けた悪者の逆恨み」というパターンであり、ストーリー的には完全な勧善懲悪ものの筋書きに則っていたのだが……。また、この設定変更によって善人の立ち位置であったはずのペパー将軍に「善い人に見えて実は嫌なやつ」という印象も否めなくなった。 さらに言えば、二人の老人のくだらない小競合いが星系一つを巻き込む一大戦争に発展という、非常にしょうもない話と化してしまった。両軍の全兵員及び民間人からすればとんだとばっちりである。 冒頭の流れといい「単純な勧善懲悪に納まらない複雑なシナリオ」を目指したのかもしれないが、仮にそうだったとしても夢も希望も面白味も無い、ただただしみったれたシナリオになってしまっては仕方ない。 そして、これを明かしてフォックス(とプレイヤー)を混乱させるだけ混乱させておいてその後の追及などは全く無しという体たらくである。 なお、この情報はクリスタルの口からさらりと出てくるのだが、彼女がそれを知っている理由は説明されない。 本作の敵軍であるアングラー軍もどの様な侵略行為を行っているかは一切説明は無く、ナウス曰く『ベノムの硫酸海を活動の拠点とするクロム鋼(*4)を主装甲にした軍隊』と序盤で明かされるが、何故かここに来て現実の合金鋼の技術が登場する。シリーズでもカートゥーン要素が強い本作とは相容れぬ設定であり、違和感しかない。 評価点 フォックス以外のキャラクターを操作することができる。 スターフォックスメンバーはもちろん、ライバルのスターウルフメンバー、『64』では友軍だったビルやキャット、そして今作からの新キャラと非常に多彩。 各キャラクターごとに専用マシンが用意されている。外見だけではなく、性能も千差万別であり、キャラの個性をマシンが殺してしまうなどということがない。 ちなみにフォックスのアーウィンIIのみ、ルートによってはレーザーのパワーアップがなされるなど主人公機らしい演出もある。 BGMも、名曲ぞろいの『64』をベースに適度なアレンジが施されていて好評。 STGパートのBGMは操作キャラ毎に変更され、各キャラそれぞれに一曲ずつ(*5)、フォックス・ファルコ・スリッピーのみ二曲が用意されている。殆どが新曲だがこちらも好評。 たとえばフォックスには『64』のエリア6が、ウルフは同じくスターウルフ戦のアレンジが与えられており、ビルやキャットに至っては登場した時の専用ジングルをBGMに昇華しているなど、旧作で好評だった曲を採用しているのは嬉しい点である。これらのキャラ毎のBGMはゲーム内のキャラクター紹介でいつでも視聴できる。 粗があるストーリーではあるが、対人関係の厳しさや確執に重点を置いた、所謂「黒い任天堂」を意識したシナリオ構成は非常に味のある物で、個性的な出来ではある。 フルボイスが廃止されたものの、それを補う任天堂らしい味のあるテキストは健在。例えるならAのルートで分からなかったフォックスの心理はBのルートで明かされる等、意外にも心理描写の面では秀逸である。 総評 とにかく操作性が異質で、更に肝心のビーコンくぐりは練習すらできない為、本作独自の操作に慣れないうちはゲームオーバーになりやすい。 そうした苦労の果てに待ち受けるエンディングも「1周目はどうあがいてもヒロインとの破局エンド」とあっては、新規プレイヤーの継続意欲を萎えさせるには十分であろう。 一方慣れたら慣れたで、今度は煩わしい戦闘をこなすだけの作業となる。 STGの楽しみ方の一つでもあるスコアアタックも本作では時間さえかければ誰でも天井まで伸ばせるため、その存在はほぼ無意味。 エンディング制覇には無駄に時間がかかるくせに、それが終わったらもうやることが無い。そのエンディングも費やした苦労の割に合わないバッドエンドの方が多いという、とにかくプレイヤーのやる気を削ぐ事にかけては一級品の出来栄えである。 更にはシリーズ常連キャラクターの設定改変や、従来のシナリオを否定しかねない設定を明かしておきながら碌に風呂敷を畳もうともしないなど、スタッフの過去作品軽視とも取れる姿勢は、熱心なファンであればあるほど開いた口が塞がらなくなってしまうものであった。 問題点ばかりが目立つため勘違いされやすいが、良質なBGMやうまく個性化された搭乗機体など幾つかの評価すべき点もあり、本作は決してクソゲーの烙印を押されるような全く遊べない作品ではない。 しかし残念ながら、傍目から見ても本作の完成度には大きな疑問符をつけざるを得ない。 結果として新規からもファンからも敬遠されてしまい、後に『スターフォックス64 3D』が発売されるまで、シリーズそのものに長い沈黙を強いることとなった。 ファンの間で本作が忌み子扱いされるのも、この有様では已む無しと言う他ないだろう。 余談 本作では水中マップでも、各マシンがそのまま水中戦を行う。このため、『64』に登場した潜水艦ブルーマリンはやはり使われない。まぁ当時から「一回きり」と明言されていたが……。 このアーウィンが海の中で飛行する設定は、後に『スーパーマリオメーカー』においても再現されている。 2016年には、『64』から本作までの設定をリセットした新たな時系列の完全新作『スターフォックス ゼロ』がようやく登場した(*6)。 『ゼロ』の詳細はリンク先の頁を参照。スターフォックスシリーズの再始動に安堵したファンも多い様子。 海外のレビューサイトでは、日本とはうってかわって比較的好評の声が多いようだ。 しかし、シナリオ面については Youtube や Reddit などの批評を見ると壊滅的な低評価や「シリーズを殺した」と言われる場合も少なくない。 システム面についてどのような好評を得たのかは定かではないが、GC2作と比較しても容量が少ないハードであった事が功を成し、『初代』に近い無機質なプレイスタイルに回帰した事が要因の一つと思われる。 2016年9月28日にバーチャルコンソールで配信 。 黒歴史ではなかったようだ これにより、Wii Uが一台あれば本作と『64』『ガード』『ゼロ』の計4作、つまりSFCの初代とGC2作以外がプレイ可能になった。 またオートセーブ機能の実装により、結果的にビーコンくぐりの問題点も改善されている。 本作を製作した「Q-Games」代表取締役のディラン・カスバート氏は、 本作はこれまでの作品とは別の世界線のストーリー として作っており、 公式(Canon)であるかどうかは個人の自由 だと述べている。 もっとも、アパロイド戦後という設定から前作と地続きに繋がっている事は明確である為、氏の発言を真に受けるならば、本作は「アパロイド戦後から分岐した別の世界線」または「アパロイド戦まで類似した歴史が続いてきたパラレルワールド」を描いていると言うことなのだろうか……。
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スターフォックス アドベンチャー 【すたーふぉっくす あどべんちゃー】 ジャンル アクションアドベンチャーゲーム 対応機種 ニンテンドーゲームキューブ 発売元 任天堂 開発元 レア 発売日 2002年9月27日 定価 7,140円(税5%込) 判定 なし ポイント スターフォックスがゼルダ風アクションゲーム化終始全体的に説明不足 第三の試練 の悪夢任天堂とレア社のタッグの現状最終作 スターフォックスシリーズ 概要 ストーリー 特徴 評価点 問題点 総評 余談 その後の展開 概要 スターフォックスシリーズの3作目だが、シリーズ全体としては番外編的な位置づけ。 当初は『ダイナソープラネット』というニンテンドウ64向けオリジナルゲームとして開発されていたが、GCに移行するに当たりスターフォックスのキャラクターを使用することとなったという経緯を持つ。この為、非常に長い延期期間を経て発売に至った。 開発は『スーパードンキーコング』シリーズ等で知られるレア社。そして本作の後、任天堂とレア社の提携が切られてしまった為(*1)、本作が数々の名作を生み出してきた任天堂とレア社のタッグの現状最終作となっている。 ストーリー フォックス・マクラウド率いるやとわれ遊撃隊「スターフォックス」が、ベノムの暴君・アンドルフの反乱を阻止してから8年後。メンバーの一人、ファルコ・ランバルディが姿を消すなど、チーム内に多くの変化が起きつつも、目立った仕事もなく当てもなく銀河の中を漂う生活が続いていた中、ペパー将軍から待望の仕事の依頼が届いた。依頼の内容は、「ダイナソープラネット」なる恐竜の惑星で起きた謎の異変の調査。フォックスは事の詳細を一通り聞いた後、すぐさま愛機アーウィンへと搭乗し、ダイナソープラネットへと向かう。果たして、異変の原因とは…? 特徴 フォックスの冒険を彩る様々な要素 本作は様々なアイテムを駆使し、時には敵と戦い、時には謎を解くことで先へと進んでゆく…つまりバッサリ言ってしまえば3Dアクションのゼルダシリーズである。ここではそのような本作独自の要素を幾つか紹介する。 クリスタルスタッフ 本作の物語は、ダイナソープラネットの調査に訪れたフォックスが「クリスタルスタッフ」という杖を手に入れたことから始まる。 「スタッフ」と言うからには「杖」なのだろうが、何故か一貫して「棒」と訳されている。 クリスタルスタッフは攻撃や防御といった基本的な行動の他に、冒険を進めると魔法を使用することも可能となる。 クリスタルスタッフで使用できる魔法は全部で7種。大まかには「ヒートブラスト」「アイスブラスト」のように主に攻撃に使用するものと、「ハイジャンプ」のように主に仕掛けを解くために使用するものに分かれる。ただし例えば「ヒートブラスト」は遠隔スイッチを押す際にも使用するので、この区分は便宜的なものだという事に注意して頂きたい。 トリッキー 本作に於けるフォックスの相棒。 ダイナソープラネットに生息する恐竜たちの種族の一つ「アソーカ族」の王子。小型のトリケラトプスのような見た目をしている。冒険好きで勇敢だがまだ幼く、フォックスに迷惑をかけることも多い。 専用のコマンドで簡単な動作を命令できる。例えば穴を掘らせて地中のアイテムを掘り出したり、フォックスの代わりに床スイッチの上に立たせるなどして活用する。 冒険が進むと火が吹けるようになる。松明に点火したり、攻撃に転用したり出来る。 5つの青キノコメーターがあり、これが全部なくなる(=空腹)と上記の専用のコマンドが発動できなくなる。青キノコを食べさせると再び発動可能になる。ちなみに空腹時には「Fox!I m Hungry」と喋る。 稀に突然笑い出す。 スペルストーン 本作に於ける冒険の大目標。惑星の要であった4つのスペルストーンがスケール将軍により持ち去られた為、ダイナソープラネットは分裂を始めた。本作ではこれを取り戻し、それぞれのフォースポイントに収める必要がある。 クラゾアスピリット 本作に於ける冒険の大目標その2。惑星の守護神クラゾアの分裂した魂で、それぞれ「試練の館」を突破することで手に入れることが出来る。これらを全て集め、クラゾア宮殿に収めることも惑星復活の重要なカギとなる。 評価点 アクション性 カメラワークが快適で見やすい。戦闘もフォックスのかっこいいクリスタルスタッフのコンボ技を拝むことができる。 3Dのゼルダシリーズにおける「Z注目」に似た機能があり、本作ではクリスタルスタッフを構えている間は自動で敵や物に注目する。 ただし、スルーしたい敵がいる場合にスタッフを構えていると自動で注目してしまうため、その都度クリスタルスタッフをしまう行動が必要。 爽快感 敵を攻撃した際の感触や、謎解きをクリアした時、乗り物で敵を追いかけるシーンの疾走感などがとても良い。 グラフィック 64期から開発しているという点・GCとしては初期に発売された本作だが、かなり美しい。今作では動くフォックスが楽しめる上に、フォックスのフサフサした尻尾の毛や、動物ながら豊かな表情や挙動をするカットシーンなど当時としては高いクオリティを誇っている。 魅力的なキャラクター 元々は別のゲームのキャラとして企画されていたにもかかわらず、本作登場後にスターフォックスに正式加入するまでに至ったクリスタルをはじめ、会話可能な多数の恐竜たち、よく通うことになる店の店主であるシャブンガ、ワープ魔人、相棒のトリッキー、本作の強敵であるスケール将軍など、本作のキャラクターはプレイしている人ほど印象深いものが多い。フォックス自身も会話などで多彩な反応を見せてくれる。 問題点 全体的に説明不足。 本作はシナリオやゲームシステム等、あらゆる点に説明不足が目立つ。 例えばクリスタルスタッフの入手シーン。クリスタルが「クリスタルスタッフの力を試すのです!」と言ったきり、何の説明もないままフォックスはいきなり戦闘に放り出されてしまう。 実はクリスタルスタッフには3通りのコンボが存在し、そのどれで倒すかによって敵のドロップするアイテムが変わる、という重要な戦略的要素があるのだが、ゲーム中では一切説明されない。 シナリオも説明不足が目立つ。例えばクラゾアスピリットを集める理由についてだが、「何故クラゾアの力が必要なのか」という話が出るのが4つのスペルストーンを集め終わった後。ゲームの終盤も終盤であり、その時点でプレイヤーは既に6つのクラゾアスピリットのうち4つは集め終わっているというタイミングとなる。話のタイミングがいくらなんでも遅すぎる上に、まともな説明もないまま訳も分からずクラゾアスピリットを集めさせられるので、良い気分はしない。 しかも前半でクラゾア本体の魂がフォックスと直接会って会話をしているのに、肝心なところを説明せず、クリスタルの救助依頼とチュートリアル的な説明をしただけでどこかへ行ってしまう。結局「何故クラゾアの力が必要なのか」という話も恐竜たちとの会話で発覚することになりクラゾア自身からの説明は最後まで無し。なんとも無責任な守護神である。 他にも冒頭で「なぜファルコがいないのか?」といった、むしろファンなら最初に気になる部分も無視して話が始まる。 一応、ファルコのチーム離脱に関してはゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』と公式サイトの漫画「さらば愛しのファルコ」にて補完されている。同漫画は『64』の後日談であるのだが、よりにもよって本編に深く関わる情報をここで説明されても大半のプレイヤーの目に留まったか怪しい。せめて説明書に記載すべきであろう。 更に、本作のクライマックス部分も全く説明が足りておらず、いわゆる「超展開」の類になってしまっている。 + シナリオネタバレ有り 最後の試練の館に入ると、そこには事件の元凶スケール将軍が待ち構えているのだが、いざ戦闘に入りスケール将軍を攻撃しようとすると戦闘は中断され、スケール将軍は突然死んでしまう。 更にその後、本作の真の元凶はクラゾアの背後に居た アンドルフだった と判明するのだが、この展開も唐突過ぎて訳が分からない。何故アンドルフはクラゾアスピリットを全て解放させたのか、そもそもアンドルフは『64』で死んだのではなかったのか、何故クラゾアの像の後頭部にアンドルフの顔が付いているのか等、様々な謎が一切解明されることなくそのまま話が終わってしまう。 このアンドルフとの決戦の際、スターフォックスを離脱していた ファルコが援護してくれる という傍から見れば熱い展開になるのだが、やはり唐突な上、ここまでずっとプレイしてきたプレイヤーは もはやファルコの存在を忘れる。 グレートフォックスに帰還したフォックスが事件の顛末を報告しても、ペッピーやペパー将軍も「またアンドルフだったなんてな」という非常に軽いノリで済ませてしまう。例えれば毎度マリオに倒されるクッパのような扱いである。 アンドルフが自身の複製を作って「復活」できる点も「さらば愛しのファルコ」で触れられていたのだが、やはりマニアックすぎてプレイヤーの目に留まっていたか怪しいところ。 一応、アンドルフの目的・復活の仕組みについては、エンディングでのフォックスの台詞・後述の隠しメッセージにて触れられてはいる。 やや肩透かし気味な展開。 本作は4つのスペルストーンを集めるという大きな目標があり、4つのエリアが存在することから、ゼルダの伝説のように4体のボスと戦うことになると想像に容易いが、実際に戦うボスは3体。2つ目のスペルストーンは雑魚敵とのレース勝負で手に入る。 ちなみにこのレース勝負は 追突して相手のバイクをクラッシュさせれば勝ち という斬新なルール。 序盤にも似たようなレース勝負の場面があり、そちらは普通に追い抜けばクリアだったが、2回目のレース勝負はコースがループするため、追い抜いても意味がない。その上バイクに耐久値があるため、永久に走行は不可能。 スペルストーンは4つだが、個性的なスペルストーンが1つずつあるのではなく「火」と「水」のスペルストーンがそれぞれ2つずつあるだけ。 スペルストーンを収める「フォースポイント」も、それぞれに対応した「火山」と「海」に2回ずつ行くことになる。 ただし1回目と2回目に違う仕掛けを通ることになり、全く同じことを繰り返すわけではない。しかし帰りは毎回 徒歩。 クリスタルも発売前情報だとダブル主人公のように見える演出だったが、実際は冒頭で「燃料バレルの持ち運び&投擲攻撃」というチュートリアル的なステージをクリア後すぐ捕まってしまい、終盤まで出番はない。 事実クリスタルは、フォックスに置き換えられる前の主人公だった「サーベル」というキャラクターとのダブル主人公の予定だった。サーベルに対するトリッキーのように、クリスタルにも相棒としてクラウド族の王女が設定されていた。また、今作の強敵キャラであるスケール将軍も『ダイナソープラネット』から引き継がれたキャラクターである。 戦闘の爽快性がない。 最初のうちはクリスタルスタッフのコンボ技が気持ちいいのだが、基本的な戦い方は後にも先にも変わらないので単調になってくる。序盤のうちはいいのだが、ゲームの中盤になるとHPの高い敵キャラが登場するので、更に単調な戦闘が増えてしまう。 魔法攻撃はあるものの、ヒートブラストは敵に対しての命中率が低く、アイスブラストは敵に対して長めに当てないと効果がなく、クェイク系は発動までが長いので、結局クリスタルスタッフのコンボ技に頼らざるを得なくなる。 一部飛行する小型の敵の迎撃が難しい。 けたたましく笑いながら上から襲いかかってくるため、プレイヤーをイラつかせる要素である。 説明はされないがクリスタルスタッフ使用中にRボタンでシールドを張ることができる。このシールドは魔力を必要とせず、張っている間は 永久に無敵。 ただしシールド張っている間は攻撃と移動ができない。 また、狭い通路を転がる玉を避けながら進むような場面では回避用の窪みが用意されているが、わざわざ窪みに逃げ込まなくてもシールドで凌げてしまう。 全体的にプレイヤーの腕頼みの謎解きが多い。 本作の謎解き場面ではそこまで頭を使うパズル系の謎解きは少なく、寧ろプレイヤースキルに頼る類のものが多い。特定の場所だけで必要な操作をしなければならない、いわゆる「ミニゲーム」をやらされる。 例えば「リングを時間内に全てくぐる」という どこかで見たような タイムアタックや、ひたすら連打が必要なミニゲームなど。つまりプレイヤーの腕が全てであり、対策を立てようがない為、出来る人はすんなり出来るが出来ない人はいつまでも同じところで詰まっているという事態に陥りやすい。しかもノルマが無駄に厳しかったり判定が妙にシビアなものが多い。 その極め付けが「第三の試練」。ゲージの内部をバーが往復し、時折バーが振り切れようとするのでスティックを逆に入力してそれを必死にゲージ内に留めるという試練なのだが、多くのプレイヤーがここでこのゲームを投げた程に、異常に難易度が高い。バーの動きは決まっているとは言え、基本的にバーの動きが異常に速く、右に強く振った次の瞬間に左に振れるといったことも珍しくなく、正直クリアできるかどうかは反射神経頼りと言った所。ちなみにクリアまできっかり60秒もある。 しかも他の試練と同様、試練に失格するとその都度、試練の館の入口に戻される。再挑戦する度に館の最奥のクラゾアスピリットの元にたどり着かなくてはならない。さらに途中の回復アイテムが復活しないため、毎度慎重に進む必要がある。 因みに「試練の館」で詰まり易いのはここのみ。第四以降の試練は寧ろ簡単であり、何故ここだけこれ程難しいのかは全く分からない。 この試練の館に行く前のエリアでも「左右に振れるバーがゲージ内に入っているタイミングでボタンを押す」という似たような感じのミニゲームがあるのだが、こちらもバーが速すぎるうえに判定が無駄にシビア、しかも一回失敗するたびに演出がやたら長い、とどうもバー関係のミニゲームには難がある。 ただし「タイミング」のゲームではミスをしてもフォックスが一定ダメージを受けるだけであり、数回ミスをしてもクリアできる。一方で「第三の試練」では一瞬でもバーがズレると即座に失格で、入り口からやり直しというもはや拷問に近い苦しみを味わうことになる。 ミスして再挑戦するたびに前後のムービーが再度流される。イベントシーンのムービーや会話をスキップできないことがミニゲーム系の操作が苦手なプレイヤーのストレスに拍車をかける。 無駄にマップが入り組んでいる。 ダンジョンやフィールドが複雑なのは良しとしても、シャブンガの店のような買い物をする店まで迷路のように入り組んでいる。 しかも本作の移動手段は基本的に徒歩であり、ひどい時にはダンジョンをクリアした直後、同じ道程を逆戻りさせられる。ファストトラベル系の機能は無し。 明らかな「ダンジョン」ならともかく「単なる通り道」にすぎないような場所も無駄に入り組んでいたり、ハシゴを何度も上り下りするような構造になっている。 さらにダンジョンクリア後の帰途にスリッピーが「フォックス、まだそこかい?」という悪態をさらっと吐いてくる。 スターフォックス要素と本作に元々存在した要素の整合性が取れていない。 「ダイナソープラネット」というゲームに「スターフォックス」の要素を無理やりねじ込んだ のだから当然とも言えるが、完全にスターフォックス要素が浮いている。 まず本作の世界観はギリギリSFとも呼べなくないが、「魔法」や「霊魂」が普通に登場する事に違和感がある。壮大なスペースオペラを描くスターフォックスの世界観とは少なくとも合ってはいない。 本作の舞台となる「ダイナソープラネット」は言語能力が発達した恐竜達が支配する惑星と言う事になっているが、恐竜達の造形も総じて『ぼくらはカセキホリダー』程度のデフォルメ化しかされていないリアル調の上に、文明レベルも紀元前か紀元後か程度に近い惑星であるせいで違和感を禁じ得ない。対する本来のスターフォックスの世界観は「擬人化された動物キャラクター達によるスペースオペラ」と言う体裁である為、リアル調の動物(恐竜)キャラクターと人間に近いデフォルメを加えられた動物キャラクターが混在していると言う非常に噛み合わない物となっている。 また、ダイナソープラネットの恐竜もジェット噴射機のついたSF要素のあるアイテムを使ったり、盾や棍棒や鎧を装備している為、これらの恐竜キャラクターとあまりデフォルメ・擬人化のされていない恐竜が混在している。 スターフォックスと言うよりはドンキーコングや、クラッシュ・バンディクーのようなバリバリの洋物デザインである。 舞台が原始の惑星である弊害で未来文明を舞台としたスペースオペラが売りだった本家スターフォックスの世界観があまり生かされておらず、ゲーム中では代わり映えしない原始的な惑星をひたすら歩き回る事になってしまう。そもそも、ダイナソープラネットがスターフォックスの舞台となる恒星ライラット系に含まれているかどうかすら設定的に曖昧であり、後にダイナソープラネットから惑星サウリアに改名された事からするとコーネリア軍と同盟を結びダイナソープラネットはライラット系の一部になったと言う事なのだろうか。 加えてフォックスが近代的武器を使用しないことにも違和感がある。今作よりも前に『64』の隠し要素でバズーカーを携え、更に『大乱闘スマッシュブラザーズ』でもフォックスがブラスターを装備しているので、アクションゲームになった今作でもブラスターのような射撃武器を使える(*2)という期待を持ったプレイヤーもいることだろう。序盤でフォックスがペパー将軍にブラスターが支給されない理由を尋ねているが、「今回はあくまで破壊ではなく調査だから」という理由で 結局最後まで支給されなかった。 つまりどんな危険があるかも分からぬ未知の場所を全くの丸腰(*3)で調べろというのである。ちなみに本来ならそもそもフォックスが強大な敵に対して生身で立ち向かう必要は全くないのである。ランドマスターはどうした? また、フォックスが拾った直後からすぐクリスタルスタッフを使いこなせる理由もよく分からない。傭兵なので事前に棒術に長けていても不思議ではないが「スマブラ同様にパンチやキックではダメだったのか?」と感じ得ない。実際にペパー将軍のセリフも「敵に襲われたらパンチやキックで撃退しろ」「戦わずに逃げろ」と解釈されかねない。 クラゾア宮殿へは何故かアーウィンで向かうことはできないが、終盤では無条件にアーウィンで直接着陸している。 フォックスの仲間たちも惑星に降り立つなどせず、グレートフォックスから顔だけ見せながらナビゲートするだけである。 そのためろくに道具を持参しなかった惑星に来たフォックスが放ったらかしにされ、普段の武器や道具があれば即座に解決できる問題を、苦心して道具を現地調達しながら進むような展開になってしまっている。 なまじスリッピーが道具を「転送」してくる場面が少しだけあったりするので、尚更放ったらかし感が強い。ちなみにこの場面はこのゲーム特有の説明不足が輝いており、 アイテム取得演出が無いため転送されたかどうか気づきづらい。 ステージ間の移動がアーウィンを使ったシューティングゲームになっている点は辛うじてスターフォックス感はあるのだが、そのクリア条件も「ゴールドリングをくぐった数」であり、ここで得たスコアは関係ないという「なんちゃってシューティング」なので、これもあくまでオマケ程度のミニゲームと化している。ユーザーが求めていたものを履き違えている感がある。 そもそもゴールドリングは元々回復アイテム兼シールド上限アップアイテムであり、このゴールドリングを何故くぐらなければいけないのかの理由や説明はもちろん無い。 アーウィンの操作自体は良好(ただしチャージショットが無くなっている)。トリガー押し込みでのローリングなどは次作の『アサルト』でも引き継がれている。 + ネタバレ有り ちなみにラスボスであるアンドルフ戦において、吸い込み攻撃時に特定のアクションを行わなければ先に進めないのだが、それが何かというとまさかの ローリング である。前作では吸い込み攻撃にはブレーキを使うかボムを投げ込めば食べられずに済んだのだが、今作での吸い込み攻撃に ブレーキはなんと効果がない。 何故ローリングなのか…。 割れてしまったダイナソープラネットの別部分へ移動するには上空に「ゲート」なるものを開かなければならないのだが、アーウィンで宇宙空間を通って移動しているにもかかわらずゲートがなぜ必要なのか説明されない。 一方で住民のクラウド族(翼竜)が生身でゲートに飛び込んで別エリアに移動している描写があり、これもフォックスのアーウィン移動と矛盾している。 元々『ダイナソープラネット』にあった何らかの遠距離移動手段を無理やりアーウィンに差し替えた名残なのだろうか…。 その他作りが粗い点。 シャブンガの店での買い物の場面では「値引き交渉」が出来るが、この値引き交渉ができる旨の説明は一切なし。ちなみに通常の2倍の金額をかけて商品が買えるが、いわゆるまとめ買いにはならないので結果的に損するだけである。 ストーリー終盤は一方通行となる。第五の試練を突破した後にアーウィンに乗ってダイナソープラネットに向かうと強制的にクラゾア宮殿に着陸してしまい、「ソンテイルの里」を始めとした今まで行くことができていたマップに二度と行けなくなる。その時点で分裂した地形といったダイナソープラネット以外の場所は「×」と表示されて行くことができないので実質行く場所を強制されることになる。加えてクラゾア宮殿に着陸した後にアーウィンに近づいても乗り込むことができず、他の場所に行くことができない。 さらにイベント後にアーウィンを操作する場面でセーブをすると、再開が"イベント→アーウィン操作パート"で固定されてしまい、生身で探索することすら不可能になる。もっとも、先述の一方通行のせいでクラゾア宮殿を歩き回ることしかできないが。 トリッキーとのボール遊びや後述の井戸にメダルを投げ込んで裏情報を聴く隠し要素も楽しむことができなくなるため、それらを楽しみたい人は第五の試練突破前のデータを残しておくこと。 分裂した4つの地域のうち、1つは2回訪れることがあるのでいいが、残りの3つの地域に関してはスペルストーンを入手してしまえばストーリー上、再度訪れる必要はない。しかし「ダークアイス鉱山」と「クラウド城」はスペルストーンを入手するとアーウィンを降りてしばらく歩いた場所で門が封鎖されており、それより奥には二度と入ることができなくなってしまう。 その影響によりフォックスの手助けをしてくれたベリーナ、クラウド女王、グレッグ(*4)といった恐竜たちには二度と会うことができない。 一方で「ドラゴンロック」にはそういった封鎖されている箇所がなく、普通に探索することが可能。しかし再度訪れてもそこにいるのは最初に捕らわれていたアソーカ族のみ。ドラゴンロックには3匹の恐竜たちが捕らえられており、流れでハイト族とクラウド族も救出するのだが、クリア後はどこを探してもその姿はない。残りの2匹はどこ行った? その残ったアソーカ族もこれまでの出来事を忘れてしまったかのように「ひと暴れといこう」としか話してくれない。 OPに「フォックスが衝撃波を繰り出してレッドアイ族を転倒させる」というシーンがあり、初見でグランドクエイクを撃ち込んで騙された人は多いだろう。 実際はウォールドシティで仕掛けを解いて強化したスーパークエイクを撃ち込まなければならない。つまり初見撃破不可能。 通貨「スカラベ」を集めるのが割と面倒。クリスタルスタッフで石を持ち上げる(Aボタンの連打が必要)と、石の大きさに応じてスカラベが飛び出てくる。ただし重い石はそれなりに持ち上げるのに時間がかかる。 にもかかわらず、アイテムを買うイベントが頻繁に起こる。 一応、ソンテイルの里とシャブンガの店を往復してスカラベを短時間で稼ぐ方法は存在する。 本作の仕掛け・謎解きは多岐に渡っているが、何故か「爆弾(のようなもの)で壁を壊す」という謎解きが異様に多い。 また、序盤から出てくる「投げて爆発」させる円筒形の物体が「爆弾」ではなく一貫して「燃料バレル」と呼ばれているのだが、燃料補給に使う要素はなく、なぜそこまで燃料バレルにこだわるのか謎である。 レア社製なので全編英語ボイス。英語を話すフォックス達を受け入れられるかどうかは人による。また、『アサルト』でフォックスの声優が里内信夫氏から野島健児氏に変更された理由には、今作での声が影響している様子。 日本版では英語ボイスに日本語字幕となるが、日本語字幕がかなり大雑把な意訳。意訳でもいちおう必要な会話は成立するようになっているが、中には丸っきり字幕が省略されている台詞さえある。 設定上、シャブンガを除く恐竜達は「恐竜語」を話している。翻訳システムが未完成なゲーム序盤に、フォックスが恐竜達とのコミュニケーションに苦心する場面もある。翻訳システム完成後は恐竜語が英語で聞こえるようにようになるが、何故かクリスタルの台詞だけシステム完成後も恐竜語のまま。しかし何故か最終シーンには英語になる。 いつどこで覚えたんだ? クリスタルは水晶に閉じ込められた状態でテレパシーで話しているので「翻訳システムを通していないから」という解釈もできる。それならば最終シーンで英語になる点とも辻褄は合う。しかし恐竜語を話せないはずのフォックスが言葉を理解できている点とは矛盾してしまうため、結局何語を話しているのかハッキリしない。 キャラの性格もアメリカンナイズされており、従来とは性格がやや異なっていたりも。厳格で寡黙だったペパー将軍はジョークを交えて雄弁に喋るフランクな性格になっていたり、子どもの恐竜トリッキーにからかわれたフォックスが「このガキ」と言ってキレたりするなど、シリーズ経験者は違和感を覚える事だろう。 調子の悪いジュークボックスを蹴飛ばす乱暴な一面を見せるスリッピーにプレイヤーは驚くことだろう。 ジュークボックスで今作に収録されているBGMを聴くことができるが、結構な頻度で横にいるスリッピーの指パッチンの音が入る。 ハッキリ言って邪魔である。 隠し要素の一つに「井戸に専用のメダルを投げ込み裏情報を聞く」というのがあるが、何枚目のメダルかでメッセージが変わるのに1度ずつしか聞けないので不便。 聞いた情報をまとめるファイルなどもない。何度も聞きたければ直前にセーブして聞いたらリセットするしかない。 ダイナソープラネットが元通りになった後の恐竜たちの描写不足について。 + 終盤の展開のネタバレ有り アンドルフを倒し、クラゾア宮殿に戻るとスケール将軍の支配から解放されたシャープクロウ族たちが大喜びし、フォックスに感謝のエールを送っている。が、それだけである。 仲の悪いアソーカ族とクラウド族が和解した、他の種族と生きることを捨てたライトフット族が他の種族と共に生きることを決意した、分裂した地域「ドラゴンロック」に捕らえられていた三匹の恐竜たちはダイナソープラネットが元に戻ったことでなつかしい友に再会することができた、他の種族たちから隔離されていたレッドアイ族がどうなったかなど、ダイナソープラネットが元の形に戻ったその後の描写が一切ない。アソーカ女王やソンテイル族もシャープクロウ族同様フォックスに感謝する描写ぐらいはあってもよかったのではないだろうか。 最後のクリスタルスタッフをよく見ると……。 + 終盤の展開のネタバレ有り イベントでクリスタルを救出し、その後正体を現したアンドルフを撃退するためにフォックスは半ば奪われる形でクリスタルスタッフをクリスタルに返すが(とは言っても元々彼女の持ち物なので返すのは筋だが)、アンドルフ撃退後のグレートフォックス内で会話するシーンのフォックスをよく見るとなぜかフォックスがクリスタルスタッフを所持している。加えてクリスタルもどこかにしまい込んだのかアンドルフ撃退後にクリスタルスタッフを所持している描写がない。意味もなく転送装置でも使ってこっそりフォックスに持たせたのだろうか? 総評 紆余曲折を経て発売に漕ぎ着けたタイトルだが、完成度はなかなかのものであり単なる「ゼルダフォロワー」に留まらない出来となっている。 しかし元々が「ダイナソープラネット」という一つのゲームであり、それに「スターフォックス」を無理やりねじ込んだため、シナリオなど粗が目立つ部分も多く、何より「そもそもこれをスターフォックスでやる必要はあったのか?」という疑問が大きい。 数々の名作を送り出してきた任天堂とレア社のタッグによる最後の作品としては少々残念な出来と言わざるを得ない作品である。 余談 開発の経緯について 元々はN64で開発され、フォックスがブラスターで敵と戦うシューティングゲームと言う後に発売される『アサルト』の原型となるものを水面下で開発していたが、開発が長期化するにつれ宮本茂の判断でGCに移行する事が決定し、同時期にレア社が開発していた『ダイナソープラネット』と開発ラインを統合する事となった。 今村孝矢氏(シリーズの総合デザイナー)曰く統合後も苦労が絶えなかったらしく、紆余曲折を経て本作は2003年に発売するが、製品版には64版『アドベンチャー』の要素は実装されなかった。 参照画像 ヨーロッパ版におけるタイトルについて 本作より、ヨーロッパ版のタイトルに『STAR FOX』のタイトルが使われるようになった。 前作までは権利上の都合により『Starwing』や『Lylat wars』というタイトルであった。 その後の展開 以降のスターフォックスシリーズにも本作の舞台「ダイナソープラネット」が「惑星サウリア」という名称でそれぞれ少しだけ登場している。 『ゼロ』には設定的に登場しなかったものの、発売記念ショートアニメに名前のみ登場している。 Nintendo Switchソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』に、クリスタルがアシストフィギュアとして登場する。 『アサルト』以降ではなく本作準拠の姿。本作ではほとんど見られなかった、クリスタルスタッフで戦うクリスタルの出番となった。
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No.011 フォックス・マクラウド (フォックス・マクラウド Fox Makroud) 性別 男 歳 19 誕生日 4980.2.26 出身星 パペトゥーン(中立惑星) 種族 アルティス(キツネ型) 属性 「火・風」(↑+Bでファイアフォックス) Tall 163cm Weight 44.4kg Bust - (-) Waist - Hip - Image 黄 Hair 茶 Eyes 青 一人称 俺 好き 飛行・平和・鍛錬・仲間・風に吹かれること 嫌い ただ働き・獲物を獲られる事・邪魔するもの・猿 誕生由来 スターフォックスシリーズより、主人公。 名前由来 同上。フォックスは狐を意味している。 性格 正義感・真面目・クール・天然 特徴 狐・隊長 その他 やとわれ遊撃隊・新成スターフォックスの若きリーダー。若さからか、リーダーとしてはまだまだ未熟であるが、アンドルフを倒したことにより、その実力を仲間から認めてもらえるようになった。基本は、アーウィンに乗っての活動を行うが、アーウィンで探索が困難な場所では、自らがその地に下りて探索することも有る。そのため、体術も習得し、スマブラシリーズでは、俊敏な動きと高い攻撃力を見せ付ける。ドリームシティのみんなには一度も顔を見せておらず、通信手段を知った地己が直接交信し、仲間に引き入れた。現在は、用があれば交信をいれ、いろいろと調査が依頼されている。近々、地球の近くに来た時に、地己と一戦交えたいと思っているようだ。ドリームシティでスターフォックスメンバーの顔を知るものは、スマブラメンバー(カービィ・メタナイト・ナックルジョー・マリオ・ルイージ・ピーチ・キノピオ)と地己のみである。地球には一度、賢者の石を受け取りに来ているが、そのときは夜中だったため、メンバーには気付かれなかった。 DREAM内 名前 フォックス・マクラウド 性別 男 歳 23 誕生由来 同上。何で彼らを参加させてしまったのだろうか。 名前由来 同上。 特徴 狐顔。亡き父の後を引き継ぎ、スターフォックスのリーダーとなる。カート大会にのみ現れたが(しかもアーウィンで参戦)、カービィと通信手段を持っており、たまに惑星間移動に呼び出されていた。 人物一覧へ
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登録日:2011/05/13 Fri 19 58 55 更新日:2024/05/03 Fri 12 13 39NEW! 所要時間:約 18 分で読めます ▽タグ一覧 1990年代生まれホイホイ 3DS N64 NINTENDO64 キュー・ゲームス ケモナーホイホイ ゲーム コーネリア軍 スタフォ スターフォックス スターフォックス64 スターフォックスシリーズ ニンテンドウ64 ニンテンドー3DS ニンテンドー64 任天堂 広末涼子 振動パック 星狐 神ゲー 陸海空 スターフォックス64は、1997年に任天堂が発売したシューティングゲーム。 スターフォックスシリーズの二作目に当たる作品で、シリーズの中でも特に人気が高い。 それから14年後の2011年にニンテンドー3DSにてキャスト総入れ替え等、様々な追加・変更が加えられたスターフォックス64 3Dが発売された。 CM 迫力のバトルでしびれちゃう! 振動パックでしびれちゃう! あらゆる意味でしびれちゃう! 行け! 4人対戦もできる NINTENDO64ソフト スターフォックス64 (中略) シビレル~!!!! ●目次 ◇ストーリー ◇システム ◇兵器一覧 ◇アイテム ◇主な登場キャラ【スターフォックス】 【協力者達】 【アンドルフ軍】 【スターウルフ】 ◇恒星ライラット系と宙域 ◇対戦プレイ ◇余談 ◇ストーリー ライラット系・第4惑星コーネリア。この豊かで平和な惑星は、ドクターアンドルフの手により、絶滅の危機にさらされていた。 コーネリア軍のペパー将軍は、この恐ろしい科学者を、辺境の惑星・ベノムに永久追放した。 五年後、ベノムからの不審な動きをキャッチしたペパー将軍は、この調査を、三人組の雇われ遊撃隊「スターフォックス」に依頼した。 メンバーは、ジェームズ、ピグマ、そしてペッピーの三人だった。 ベノムに到着したスターフォックスだったが、ピグマの裏切りにより、ジェームズとペッピーはアンドルフの罠に落ちてしまう…。 命からがら脱出したペッピーは、故郷の惑星・パペトゥーンに戻り、ジェームズの息子・フォックスに、父親の最期を告げた…。 それからアンドルフは、ライラット系の惑星を着々と侵略し続け、その魔の手は、コーネリアに迄届こうとしていた。 しかし、ペパー将軍には、最終の切札があった。 ジェームズの息子・フォックス率いる、新生・スターフォックスだった…! ◇システム フルボイス化 本作では当時の任天堂ゲーとしては珍しいフルボイスとなっている。 当時はN64カートリッジの容量全部を使っても音声は2分程度しか録音できなかったが、音声データを大幅に圧縮することで実現している。 もちろん、圧縮したことで音質は低下したが、それを逆手にとって「無線通信による会話のために混入するノイズ」に聞こえるよう演出し、音質低下にリアリティを持たせることに成功した。 スコア SFC版では従来のシューティングと同じポイント制だったスコアが撃墜数制に変更された。 仲間が全員揃った状態でステージごとに決められた撃墜数を超えるとステージクリア時に勲章を獲得出来る。 また、ステージクリア時に撃墜数が100を超えていた場合は100ごとに残機が+1される。 チャージショットで敵をまとめて撃墜するとスコアボーナスが入る。 例:3機同時に撃墜するとHIT+2と表示され、本来の3にボーナス分の2が加算される。 この撃墜数ボーナスは特定の敵を撃墜した際やボス等を特殊な方法で撃破する等でも獲得出来る。 余程ひどい撃ち漏らしが無い限り慣れていなくても600~800HITは行けるはず。 勲章獲得条件から、どのルートをたどっても理論上は1000HIT越えを狙える。1200HITを越えるとクリア画面でのペパー将軍のセリフが変わる。 また、廃人達の目標は2000HIT越えと言われている。 ◇兵器一覧 詳細はこちらを参照。 アーウィン スターフォックス専用の戦闘機。 本作では一部のステージで360度旋回・180度反転等、自由に飛び回れるオールレンジモードが実装された。 「主翼展開!各機、Gディフューザーシステム確認!」 「こちらファルコ、少々ズレてるが問題はない。」 「こちらペッピー、ワシもOKだ。」 「こちらスリッピー、大丈夫、大丈夫!」 ブルーマリン スリッピーが個人的に作っていた潜水艦。アクアスでの闘いがデビュー戦となった。そしてシリーズでの出番を終えた。 この機体はスマートボムの代わりにホーミング照明弾を無限に撃てる。 「スリッピー、こいつのお陰で何とかなったよ。」 「スリッピーでも、役に立つ時があるんだな。」 「ちぇっ、年寄りは黙ってろよぉ。」 「やっぱこんなモンより、オレは空がいいぜ。」 「なんだよファルコまで!あったまにくんなぁ!」 ランドマスター 陸上での闘いで活躍する戦車。一部のステージではこれを使う。 「戦車の方がお似合いだぜ!」 「今度はお前が乗れよ、ファルコ!」 「遠慮しとくぜ!」 グレート・フォックス フォックス達の母艦。援護射撃やアイテムを射出してくれる。攻略本によるとジェイムズが設計開発段階から関わり、費用には80年のローン返済が組まれている。スターフォックスの収入はこの返済に当てられている。 「グレートフォックスヨリ、援護シマス。」 ウルフェン スターウルフ専用の戦闘機。ベノム2では強化されて登場。 トレーニングモードでもHIT数が100を越えると出現する。 「そうはさせるか、スターフォックス!」 「アンドルフ様がお前らを倒せとさ。」 「久しぶりやなぁ、ペッピー!お前ら首にかかった賞金はわて等のもんや!」 「アンドルフ様の敵は私の敵だ、覚悟しろ!」 ◇アイテム 攻略の助けになるアイテム達。 最初から設置されているもの以外に、敵撃墜や特定のポイントを通過すると出現するものもある。 サプライリング シールドを少量回復。トレーニングではシルバーリングと呼ばれる。 シールドリング サプライリングよりも少し多くシールドを回復。 ステージ中で3個取得するとミスするかステージをクリアするまでシールドゲージの最大値がアップ。 また、最大値がアップした状態でさらに3個取得すると1UP。 トレーニングではゴールドリングと呼ばれる。 ミドルサプライ 手裏剣みたいな形のリング。シールドを大幅に回復。 出現する機会が少ないので空気。だが、一部ステージでは大変お世話になる。 リザーブボム スマートボムの残弾+1。ストックできるのは9発まで。 レーザーエナジー レーザーがランクアップ、さらにウィングのダメージもリセットされる。 レーザーは初期状態のシングル→二連のツイン→二連+威力アップのハイパー…の順でランクアップしていく。 ただし、ウィングが破損すると強化段階がリセットされてしまう。 また、レーザーのランクアップが適用されるのはアーウィンとブルーマリンのみ。(*1) ウィングリペア 破損したウィングを修復する。 ウィングが破損している状態ではレーザーエナジーの代わりにこれが必ず出現する。 1UP その名の通り。しかし出現するポイントは非常に少ない。 その上、他にも残機アップの手段があり、そのどれもが高効率であることからこれも空気。 チェックポイント 厳密にはアイテムではないがここに記述。 通過するとシールドを大幅回復。通過後はミスしてもその位置からリスタートできる。 ◇主な登場キャラ 前作から引き続き、登場人物は何処かの探偵アニメに似た動物を真似た姿をしていて、設定上では恒星ライラット系に存在する異星人と言う事になっているが詳しくは明かされていない。(*2) 先述の通りフルボイスで喋りまくり、大半が戦闘員なので勇ましく荒っぽい言葉も飛び交う。 あくまでもゲームを進行させるのは機体の為、彼らのゲーム中の役割はそれ位で、キャラクターの設定等はあるが作中では全く触れずに大抵は投げっ放されている。 以下、CVはN64版のみ記載する。 【スターフォックス】 フォックス・マクラウド CV:里内信夫 主人公。新生・スターフォックスのリーダー。ライラット系の平和を取り戻す為、いざ、出陣…! ある条件を満たすと父親と同じようなサングラス姿になる。 「全機報告せよ!」 スリッピー・トード CV:頓宮恭子 チームのムードメーカーで、発明が趣味。 宇宙アカデミー時代からのフォックスの友人。 ボス戦で敵のシールドを分析し、残り耐久力を画面に表示してくれる。 「敵シールド分析完了、モニターに表示するよ!」 ファルコ・ランバルディ CV:江川央生 ややぶっきらぼうで、クールな鳥。過去は暴走族にいた。 ルート分岐のカギを握っていることが多いので、高難度ルートをプレイしたければファルコが戦線離脱しないよう注意しなければならない。 「オレの獲物に手を出すな!フォックス!!」 ペッピー・ヘア CV:麻生智久 スターフォックスの古くからのメンバー。フォックスの父親代わりでもある。 要所要所で適切なアクションを教えてくれる。勿論無視することも可。 他にもその知識でボスの弱点部位を見破ってくれる。 例 「ブレーキでやり過ごせ!」 「ブーストで切り抜けろ!」 「宙返りを使え!」 「多分腕だ!腕を狙え!」 【協力者達】 ペパー将軍 CV:郷里大輔 コーネリア軍の将軍。 スターフォックスにアンドルフ軍殲滅を依頼した。 「コマンド」におけるクリスタルの話では、アンドルフとはクーデター以前から個人的に仲が悪かったらしい。 キャット・モンロー CV:頓宮恭子 セクシーなお姉さん。 ファルコがかつてヘッドを務めていた暴走族仲間で、ファルコが抜けてからは自分がヘッドになっているという。 「素敵~。後でお顔をナメナメしてあげるわ♪」 ヤルデ・ポン スターフォックスの使用する兵器を開発した兵器会社「スペースダイナミクス社」の社長さん。 トレーニングモードに登場する。 N64版では唯一ボイスが無い。 ビル・グレイ CV:阪口大助 フォックスの古くからの友人。コーネリア軍・カタリナ支部勤務。指揮する部隊名は見た目通り犬の名前。 すぐ絶交したがるが、その期間は小学生より短い。健気なコ。 「うわっ、お前とは絶交だ!」 ナウス CV:阪口大助 グレートフォックスの専属航宇士ロボット。 一部のステージでは無線を受けることでアイテムを送ってくれる。型番はNUS系064。元ネタはもちろんニンテンドウ64。 「位置ヲ確認シマシタ、補給パーツヲ送リマス。」 【アンドルフ軍】 ドクター・アンドルフ CV:郷里大輔 物語の黒幕。天才的な頭脳を持つ科学者であり、幼い頃から異彩を放ち周囲を驚かせていた。 危険な実験を繰り返した結果コーネリアを追放され、その恨みからライラット系征服を企む。 「この宇宙を支配するのは、偉大な頭脳を持つこの私。」 カイマン CV 里内信夫 なぜか名前ありの一般兵。 以後の消息は不明。復活を希望するファンも多い。N64版ではイマイチなんの動物が判りにくいが正体はワニである。 上官も登場するが名前はない。 「此方カイマン。異常ないッスよ。」 【スターウルフ】 ならず者の集うやとわれ遊撃隊。 表向きはウルフがスターフォックスをライバル視して結成したことになっているが、実態はアンドルフの手先となったピグマが言葉巧みにウルフを担ぎ上げて組織した部隊らしい。 スターフォックスとの戦闘ではメンバーそれぞれが特定のキャラを執拗に狙ってくる。 ウルフ・オドネル CV:江川央生 「スターウルフ」のリーダー。パイロットとしての腕前はライラット系でもトップクラス。 過去にジェームズと因縁があり、その息子フォックスに対しても並々ならぬライバル意識を燃やしている。 戦闘ではフォックス…つまりプレイヤーを常に狙ってくる。 「地獄で親父が待ってるそうだ。」 レオン・ポワルスキー CV:里内信夫 冷酷非常なスナイパー。 弱い者にも容赦がない。その素性や過去については、一切明かされていない、不気味な存在。 戦闘ではエースであるファルコを常に狙う。 「小賢しいトリめ、私の前に跪け!」 ピグマ・デンガー CV:郷里大輔 関西弁を喋る豚野郎。 過去にスターフォックスにいたが当時の仲間であるジェームズとペッピーを裏切り、罠にかけて殺害した。 戦闘では「昔の仲間」であるペッピーを常に狙う。 「久しぶりやなぁ、ペッピー!」 アンドリュー・オイッコニー CV:阪口大助 アンドルフの甥。 いわゆる伯父の七光りで、未熟なくせにエリート意識だけはやたらと高く、伯父の権力を盾にいつも威張り散らしているからかメンバーからの評判は悪い。 だが、コイツがチームにいることによるアンドルフからのバックアップは非常に大きいものとなっている。 戦闘では別に何の因縁も無いけど勝てそうだからかスリッピーを常に狙う。 「アンドルフおじさ~ん!!」 ◇恒星ライラット系と宙域 惑星コーネリア 「待っていたぞフォックス、この惑星を救えるのは君達だけだ…頼む!」 「この仕事引き受けましょう、アンドルフの好きにはさせません!」 地球と似たような環境を持つ、生命豊かな惑星。 スタート地点なので敵の攻撃はそこまで激しくない。通過することで敵が追加出現する隠しポイントが多い他、ルート分岐があり、初見でファルコが早々に戦線離脱するのはよくあること。 表ルートのボス戦ではオールレンジモードになる。 裏ルートのボスは前作にも登場している。 分岐条件はファルコを戦線離脱させず、その後の海にある岩のアーチをすべてくぐること。 表ルートのボスは都市占領兵器「グランガ」。裏ルートのボスは惑星間戦闘空母「アタック・キャリア」。 小惑星帯メテオ 「さすがはスターフォックス、その先の隕石群にも敵が潜んでいる。気を付けてくれ!」 ひしめき合う隕石郡は資源採掘所でもあり天然防壁でもある。 ワープゾーンがある。しかし、ゲートを潜っていくとどんどん加速していくのでミスしやすい。 ワープしなかった場合に戦うボスは当時CMにも登場していた。 分岐はワープゾーンによるもののみ。 ボスはは小惑星破壊艇「メテオ・クラッシャー」。 ◆セクター宙域 X、Y、Zの計三つの宙域が有る。磁気異常や遭難事故等、不可思議な現象が相次ぐ危険地帯。 セクターY 「セクターYでは、わが軍は苦戦している…助けてくれ、スターフォックス!」 「引き受けましょう。」 背景にY字型の星雲(?)が見える。 コーネリアに最も近い本宙域は比較的安定しており、コーネリア軍とアンドルフ軍の艦隊が戦闘を繰り広げる最前線。 敵はモビルスーツ…ではない人(猿?)型機動兵器が多い。緑色の量産機の他、下ルートでのみ出現する赤いのもいる。 白いボス戦ではオールレンジモードになる。 撃墜数が100を突破したかどうかで分岐する。 ボスは戦闘ロボット「サルデスⅡ」。ちなみに前座の2機は「サルデス」で、道中の猿型機動兵器は「サルジャー」。 セクターX 「そこは、敵の宇宙基地がある恐ろしい新兵器を開発中との情報が入っているが…」 「この目で確かめてみます。」 背景にX字型の星雲。セクターYからさらに離れた宙域。 敵の宇宙基地があるのだが、現在はどういう訳か壊滅状態。ワープゾーンがある。 ワープゾーンを通過したか、スリッピーが吹っ飛ばされる前にボスを倒せたか…と、分岐が多いステージ。 「クリエイターハ、ドコダ!」 「コイツ、何言ってるんだ?」 ボスは秘密兵器「HVC-09」。ファミコン周辺機器のファミリーコンピュータロボットはHVC-012。09は欠番である。 セクターZ 「敵軍が君たちを狙っているぞ!大丈夫なのか、スターフォックス!?気を付けてくれ…!」 背景にZ字型の星雲。コーネリアから最も離れている宙域。戦場跡であり、当時の残骸がそのまま放置されている。 常時オールレンジモードで戦う。 敵機だけでなく大型巡航ミサイルまでもが襲い掛かってくる。それら全てからグレートフォックスを防衛しなければならない。勲章獲得を狙う場合は味方によるトドメからミサイルを防衛しなければならない。 グレートフォックスに着艦するとシールド回復・ウィング修復が可能。 ミサイルがグレートフォックスに着弾する瞬間に着艦するとバグが発生し、ステージが終わらなくなる。 グレートフォックスにミサイルが着弾したか全部破壊に成功したかで分岐。 ミサイルが着弾すると以後グレートフォックスのグラフィックがダメージを受けたものに変化する。 ボスは惑星間巡航ミサイル「マン・ドリル」。 惑星カタリナ 「カタリナの前線基地が敵と交戦中だ、援護してやってくれ!」 海洋の割合こそ少ないが、空気もおいしく、肥沃な大地が心を癒す。移民計画も持ち上がっている。 常時オールレンジモードで戦う。 旧友ビルと共に敵軍の円盤・艦載機を相手することになる。 円盤の破壊に成功したか否かで分岐する。 ここを経由すると次のステージでビルが再登場する。 敵味方が乱れ飛ぶ混戦状態であり、こちらの攻撃は味方機にも当たってしまう。味方機を撃墜してもビルから叱責が飛んでくるくらいでマイナス要素はないので、勲章獲得やスコアアタックの際はボム等に巻き込んでも特に問題はない。攻略本でも推奨されている。 「どれが敵か味方かわからないよ~!」 「敵機撃墜!……味方か!?」 「俺達を犬死にさせるつもりか、フォックス!」 しかしながら、味方を撃ち落とす事なく作戦完了すると、ステージクリア時のビルとのやり取りと映像が少し変わる。当初はコチラを勲章獲得条件にする案もあったようだ。 実はビルを撃墜する事も可能。絶交どころではない。ただし、ビル機は尋常じゃない耐久がある上に撃墜してもストーリーにも台詞にも一切変化はないので、全くの無意味。 ボスの超巨大要塞「グレート・ディッシュ」はかのSF映画「インデペンデンス・デイ」の「シティ・デストロイヤー」を彷彿とさせる。 惑星タイタニア 「そんな惑星に何の用がある?危険な目に遭うだけだぞ…!」 「スリッピーを見捨てるわけにはいきません!」 古代文明の遺跡が沢山残っているが今は荒廃し砂に覆われた惑星。 だが、文明が滅んだ今でも、幾つかの生体兵器や防衛システムは活動を続けており、それ故、「禁断の惑星」と呼ばれている。ところどころで見られる巨大な骨は、この星にかつていた生物の名残だろうか……? フォックス達はセクターXでボスに吹っ飛ばされたスリッピーを救出するためにこの惑星に降り立つ。 このステージはランドマスターで進んでいく。 ボス戦時のペッピーのセリフがかなりはっちゃけている。 「フォックス、ヤツの腕を全部吹き飛ばしてやれ!」 「よし、遠慮はいらん!胸をブチ抜いてやれ!!」 このステージは分岐が無い。 ボスは古代化石獣「ゴラス」。 惑星アクアス 「その美しい惑星を汚染する敵のバイオウェポンを破壊してくれ!」 「任せてください。ブルーマリン、出撃!」 ほとんどが海で覆われた海洋惑星。だが、アンドルフの生み出したバイオウェポンにより、汚染されてしまう…。 因みに海底にはタイタニア様式の遺跡が多数沈んでいる事から、両惑星は何かしら関係が有るのではと言われている。 尚、その遺跡はまるでそこが昔は陸地であったかの様に、綺麗に建造されている。 アクアスの海底遺跡に関する仮説 昔のアクアスはゾネスとは兄弟の様な関係ではなく、タイタニアと兄弟の様な関係であった。 つまり、元々は海洋惑星ではなく、タイタニア同様、砂漠の惑星であった。 現在、アクアスの海底にある遺跡の多くは、遥か昔に存在していたであろう、アクアスの古代文明によって建造されたか、或いはタイタニアから移住してきた古代文明人によって建造された。 その時、タイタニア様式の生体兵器や防衛システムも存在していた。 ところがある時、大気が一変し、惑星全体が水で覆われる様になり、何もかもが水没してしまった。 その煽りを受け、タイタニア様式の生体兵器や防衛システムは水で壊れ、失われた。 その後、海洋生物が繁殖し、今の惑星となった。 もしかしたらアクアスの海底には、タイタニア様式の生体兵器や防衛システムの残骸も幾つか存在している………のかも知れない…。 本シリーズ本作で唯一ブルーマリンを使用するステージ。 宙返りとチャージショットが使えず、スマートボムの代わりにホーミング照明弾を使う点以外はアーウィンと操作感覚はほとんど変わらない。 ステージは非常に暗く視界が悪いので、弾数無限のホーミング照明弾をガンガン使って視界を確保していきたい。 「さすがスリッピー、メカニックは一流だな。」 「へっへーん!」 「こんな物、後にも先にも1回きりだぜ?」 このステージは分岐が無い。またブルーマリンが一人分しかないのかこのステージでは仲間は出撃せず、次のステージは仲間のアーウィンの耐久力が全快になる。 ボスはバイオウェポン「バクーン」。 惑星ゾネス 「そんな所にまで、敵基地があったのか!?」 「そういう事です。」 アクアス同様、海洋惑星。リゾート地としても有名だったが、今では見る影もない。 広大な海洋は汚染され、アンドルフの作り出したバイオウェポンが我が物顔で生息しているだけで有る…。 ペッピーの新婚旅行先だったことが攻略本で語られている。 「何てことだ…これがあのゾネスか!?」 「奴等もひでぇことしやがるぜ…!」 「泳ぐ気にもならないよ…」 「お前、海でも泳ぐのか?」 途中でキャットが乱入してくる。 ステージ中に設置されているサーチライトを全て破壊できたかどうかで分岐する。 ここを経由すると次のステージでまたキャットが登場する。 ボスのセリフを覚えようとしたプレイヤーも多いのではないだろうか? 「誤差修正、右10度!野郎共、発射しろい!」 「圧力、角度よぉ~し!水雷、発射!」 「バラスト下ろせぇ!メーンタンクブロー!」 「各ブロック準備完了!ヨーソロー!」 また、潜望鏡を破壊すると少しあわてた台詞が聴ける。 「何にも見えん! とにかく発射しろい!」 ボスである違法改造戦艦「サルマリン号」が打ち出す弾からはボムが手に入るので、ここで最大まで確保しておきたい。 惑星フィチナ 「占領された前線基地を敵の侵略軍から奪回してくれ!」 「前半の山場ですね。」 永久凍土の惑星。コーネリア軍の支部が此処にも有る。 スターウルフ初登場。タイムリミットまでに全員倒して前線基地に仕掛けられた時限爆弾を解除することになる。 常時オールレンジモードで戦う。敵の数が非常に少ないので撃ち漏らしが出ると厳しい。 時間内にスターウルフを全滅させたかどうかで分岐する。 失敗した場合、撃ち残したスターウルフのメンバー(*3)から「残念だったな、スターフォックス!」と皮肉を飛ばされるが、アンドリューだけを撃ち漏らした場合は 「ざまあみろ、スターフォックス!」 と、実に子どもっぽいストレートな嘲笑を受ける。 惑星マクベス 「なるほど…敵の軍事基地を叩こうというのだな、さすがはフォックス!」 豊富な鉱物資源を埋蔵する惑星。ドーム型都市も有るが、現在は軍事基地に改造されている。 このステージはタイタニア同様ランドマスターで進んでいく。 途中に線路のポイント切り替え装置をロックする安全装置があり、それをすべて解除してポイントを切り替えるとボスと戦うことなくステージクリア。 ポイントの切り替えに成功したか否かで分岐する。 通信で見るポイント切り替えまでの流れ 「前方右に燃料庫が見える!」 「この先のポイントを切り替えろ!まず8本の安全装置を撃ってロックの解除だ!」 「着いたばかりの積荷を使うことになるとは…お前達、ついてるなァ。」 「よし、コイツ等を正面のエリアに引き込む!」 「敵シールド分析完了、モニターに表示するよ!」 「よし、ロック解除!次はポイントを切り替えろ!」 「もっとスピードを上げろ!」 (切り替え装置にヒット) 「いいぞ、フォックス!」 「まずい!ブレーキだ!!」 「うわぁぁぁ、止まらねぇぇぇッ!!!」 (ボスが燃料庫に衝突) ドンッ HIT+50 \ ドッカーン / ちなみに、ポイント切り替えをせずずっと戦い続けていると… 500の標識を過ぎ、門が見えてきたあたりで 「え~い、めんどくせえ 時間切れだ!」 (ボスが切り離され、ランドマスター諸共自爆)\ドゴーン/ 「フォックスーッ!!」 「フォックスーッ!!」 「フォックスーッ!!」 このように強制的に1ミスとなってやり直しになってしまう。 ボスは最新鋭凧型実験兵器「ベンジャミン」。 惑星ソーラ 「そこは灼熱地獄だ!アーウィンの機体では心配だ!!無茶をするな、フォックス!!!」 「頭を冷やして行きますよ。」 惑星創成期の状態が未だに続いている、灼熱の惑星。恐らくこれは、セクタートライアングルの中心にある影響かと思われる。 このステージでは熱によって自機のシールドが減少していくため、常に高い高度を保たねばならない。 「さすがのアーウィンも保たねぇかもな。」 「アーウィンの表面温度は9千まで保証するよ。」 「低空で飛ぶな!アーウィンが保たないぞ!!」 それだけでなく、マグマの中から岩や火の鳥が数多く出てくる。 さらに、マグマが波立ったりマグマ表面からプロミネンスが蛇のように吹き上がってくる。もちろんこれらに触れてもダメージ。ボムで散らすこともできる。 「奴らは群れで襲ってくるぞ!」 「オレはお前らの仲間じゃねぇんだ!あっち行け!」 「熱い~…アーウィンよりもオイラが保たないよ…」 このステージは分岐が無い。 ボスはバイオウェポン「サンガー」。 防衛衛星ボルス 「その防衛衛星を破壊すれば、あとは一気にベノムだ。気をつけてな…フォックス。」 衛星軌道上で惑星ベノムを守っている防衛衛星。 最初はコアがバリアによって防護されており、エネルギータワーを全て破壊するとコアを破壊できるようになる。 フィチナでスターウルフを全滅させられなかった、もしくはフィチナを経由しなかった場合はスターウルフが出現。 経由しなかったら全員、全滅させられなかったなら残ったメンバーが出現する。全滅させることに成功していれば出現しない。 ボスはエネルギー融合炉「ボルス・コア」。 最終防衛線エリア6 「いよいよだな、フォックス。君達には本当に感謝している…生きて帰ってきてくれ!」 「任せてください!」 ベノムへの中継ポイントとして設けられた宇宙基地。 アンドルフ軍の艦隊がひしめく防衛線が三層にもわたって張り巡らされており、コーネリア軍の戦略会議において進行不能エリアと見做されて戦略から外されていたアンドルフ軍の最終防衛線。 ラスト直前だけあってとにかく敵の数が多い。だが逆に言えば撃墜数が最も稼げるステージでもある。 途中でナウスからの通信を受けるとグレートフォックスからの援護射撃で敵艦を攻撃してくれる。もちろん補給パーツ転送もあり。 「グレートフォックスヨリ援護シマス。」 ちなみに前述した名有りの一般兵・カイマンはここのオープニングに登場する。また、道中アンドルフが通信に乱入してくる。 ボスは最終宇宙兵器「デス・ボール」。 惑星ベノム ラストのネタバレありなので一応収納しています 「首を洗って待ってろよ…アンドルフ!」 最終ステージ。 追放されたアンドルフが居る惑星。生物が住める環境には適さず、流刑地として利用されている。アンドルフは短期間の間で、惑星を要塞化した。 直前のステージでどのステージを経由したかでルートが変わる。 ボルスからだとベノム1、エリア6からだとベノム2になる。 ベノム1 これまでのステージ同様に強制スクロールで進んでいく。 途中のボスを撃破するとフォックス1人でアンドルフの許へ行くことになる。 なお、このボス(謎の巨大ゴーレム バムバム)はまるで時間稼ぎでもしているのか通路を逃げる様に疾走しており、時間内に倒し切らないと行き止まりで激突死するので注意。 最後はアンドルフとの一騎打ち。 弱点は目と両手。先に目を攻撃して掌の弱点を晒させる必要がある。 両手を破壊すると吸い込みを使用してくるようになる。食われるとほぼ確実にウィングが破損してしまうので、吸い込みをしてきたらスマートボムを放り込んでやろう。ボムのストックが無い場合は宙返りやブレーキを駆使して吸い込みを回避すべし。 撃破すると、今度はメカの顔が出現。ボムがあれば1発で撃沈できる。レーザーももちろん効果あり。 しかし、ここで倒したのは本物ではなくアンドルフが作った偽物「アンドルフ・ダミー」であった… このルートでEDを迎えるとラストでアンドルフが哄笑しており、生存していることを示唆している。 ベノム2 こちらではオールレンジモードから始まる。 「図に乗るなよ、スターフォックス!」 「ボウヤ、この新しいオモチャで遊んであげよう。」 「親父と同じでお前も甘いヤツやのう!」 「下等生物が、アンドルフ様に会えると思ったか!」 「くっ、スターウルフか!そいつはどうかな?」 「最後の最後までしつけぇヤツ等だ!」 そこに現れたのはスターウルフの面々。 アーウィンと互角とされたウルフェンを改良したウルフェン2で襲い掛かってくる。 「くっ…後ろを取られた!今までのとは違う!」 「敵機の性能が上がってる!振り切れないよ!」 「後ろに付かれた!…おかしい、逃げ切れん!?」 ボムとチャージショットを無効化するバリアやローリング防御が可能になっており、それまでと比較して防御能力が飛躍的に向上している。でもレーザーがハイパーまでランクアップしていれば背後を取って瞬殺できるのは内緒。 通信を見ればわかるが、この時のスターウルフメンバーは全員それまでのステージと容姿が少し変わっている。ウルフの眼帯とかアンドリューのバイザーとか。 「ば、バカな…俺より上なのか…!?」 「つ、強すぎる…」 「何やと!?このワテが…」 「うわあああああ!!!」 全滅させると、フォックス1人で突入。 「ここから先は俺一人で行く!」 ベノム1では一本道だったが、こちらは所々が枝分かれしており、途中にはアイテムもある。 こちらでも最後はアンドルフとの一騎打ち。 最初はベノム1と同じパターンなので、そちらで慣れていれば問題なくノーダメ撃破は可能。 「この世を治めるのは、偉大な頭脳を持つこの私。」 「それが貴様の正体か!アンドルフ!!」 自らをバイオウェポンに改造した真の姿「アンドルフ・ブレイン」との最終決戦。 再びオールレンジモードでの戦闘になる。 スリッピーがいないので敵シールドゲージは表示されないが、目玉を破壊し、後方の小脳に攻撃していけば倒せる。 「逃がしはせん…お前は私と共に…滅びるのだァァァッ!!!」 アンドルフは自分諸共フォックスを基地の崩壊に巻き込もうとする。 「どんな時でも決して諦めるな…フォックス。」 「…父さん!?」 そこには、死んだと思われていた父ジェームズの姿が… 「フォックス、私について来い!」 ジェームズと共に崩壊する基地から脱出することとなる。 ジェームズは結構なスピードで飛んでいくので、こちらもブーストを使いながら置いていかれないようにしなければいけない。 「決して諦めるな…自分の感覚を信じろ。」 途中の分岐は必ずジェームズの通った方へ行くこと。分岐をミスると即死。 「強くなったな…フォックス…」 脱出に成功すればクリア。 作戦完了 脱出した先にジェームズの姿はなかった…。 「無事だったか、フォックス!」 「すごいよ、さすがフォックスだ!」 「ったく、大した奴だぜ…リーダー」 ◇対戦プレイ オールレンジモードで最大4人のドッグファイトが楽しめる。 ルールはポイント制・デスマッチ・CPU機の撃墜数勝負の3つ。 アイテムはボム・レーザーともに一つまでしか出ないので如何にこれらを素早く確保出来るかが勝負の分かれ目。 最初はアーウィンしか使えないが条件を満たすとランドマスターやパイロット(生身)で出撃可能(*4)になる。 だが、機動力の面でやはりアーウィンがもっとも強い。 パイロットは体力が低く高いところに行けないという弱点があるが静止可能で小回りがきく。ちなみにアーウィンではなくフォックスを操作出来るのはこれが初。スマブラよりも2年早く実装していたのはある意味先取りしていたかもしれない。 ランドマスターはドッグファイトならアーウィンに有利だが一撃離脱されたらどうしようもない。 パイロット相手だと狙いにくく、まとわりつかれたら逃げるしかない(ただし轢くことで大ダメージを与えることが可能)。 キャラは1Pがフォックス、2Pがペッピー、3Pがスリッピー、4Pがファルコで固定。 大抵1Pか4Pの取り合いになっていたのは筆者だけではないはず。 どのキャラでもパイロットにした際の性能差はない。フォックスやファルコと同じ速度で疾走するペッピーやスリッピーは一見の価値アリ。 ◇余談 このソフトは初めて振動パックに対応したゲームであり、振動パックが同梱されて販売されていた。 これをコントローラーに接続してゲームをプレイすると加速や被弾時に振動し、より大きな臨場感を体験できた。 対戦で使用できるパイロットはメインゲーム終盤で生身フォックスvsアンドルフを実装しようとしていた事の名残。 納期が迫っていて実現はしなかったがスタッフに無理を言ってバトルモードでの戦闘だけは実現してもらったとのこと。 そして2016年にはリメイク作ともいえる、Wii U専用ソフト「スターフォックス零」が発売された。 「良い項目になったな…フォックス…」 「…どうした?フォックス」 「…いや、なんでもない」 「位置ヲ確認シマシタ。追記・修正ヲハジメマス」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 時間を忘れてバカみたいにやりこんでいた当時 -- 名無しさん (2014-06-12 00 25 58) アンドルフの発明が死後に有効活用されたのが何とも皮肉 -- 名無しさん (2014-06-21 14 39 36) 64のゲームとしてはキャラが喋りまくってたね。当時の容量的にかなり無理してたけど。 -- 名無しさん (2015-01-09 19 47 00) 最新作は64を越える出来になってほしいな。 -- 名無しさん (2015-04-06 13 30 31) コマンドプレイすると解るけど、コーネリアファイターってロックオン機能がないんだよね・・・ -- 名無しさん (2015-06-08 01 22 53) ゲームはヒットしたけどコミカライズは消極的だったなぁ。ファルコがスターフォックスに入ったきっかけやスターウルフとの出会いとかを掘り下げたコミカライズ読んでみたかった -- 名無しさん (2016-05-05 16 03 58) マクベス以外赤ルートよりコーネリア→メテオ→カタリナ→セクターX→マクベス→エリア6→べノム2ってコースの方がスコアが稼げたな。 -- 名無しさん (2016-08-16 03 30 07) リメイク版だとカイマンがやたら目立つ -- 名無しさん (2017-02-08 16 55 20) ↑6キャラ音声に乗ってしまうノイズを逆に通信ノイズの演出として利用したそうな -- 名無しさん (2017-04-14 13 47 46) スマブラSPにスマッシュアピールあったらキャストは3DS版以降になるのかな -- 名無しさん (2018-08-15 19 55 07) アンドリューがスリッピーを狙うのは「一番弱くて自分でも勝ち目がある」って設定だったような -- 名無しさん (2018-10-28 08 31 05) 今だにセクターZ、勲章とれねー。セクターZだけだよ、取れないの。 -- 名無しさん (2018-12-30 14 40 56) カイマンが零にて再登場、コーネリアの分岐でシーレシアに乗ってまさかのBOSSに昇格 -- 名無しさん (2021-05-25 04 59 26) あーヤバいわ、項目内のセリフ見ただけで頭の中で脳内再生される -- 名無しさん (2021-09-16 17 16 10) セクターZ勲章はミサイルを仲間に譲らないのはもちろん「如何に宇宙ゴミを素早く見つけられるか」もポイントだな。自分で取ったときゾネスとセクターXどっち経由だったかは忘れた。 -- 名無しさん (2021-09-20 23 32 34) 音声データ圧縮した時に発生するノイズを演出にした話ほんと好き -- 名無しさん (2021-09-22 23 01 37) どっかで言われていたが、ビルのコーネリアファイターの耐久力はアンドルフの耐久力の3〜4倍なんて言われていたな。 -- 名無しさん (2021-09-23 04 07 29) 自分はゲーム雑誌で見たが、キャスト総入れ替えの件は、郷里大輔氏が鬼籍に入られた事が理由と公式で語られていたな。 -- 名無しさん (2021-10-29 02 08 49) うすうすそんな気はしてたよ…一面の裏ボスからラスボスまであの人だもの。しゃーない -- 名無しさん (2021-10-29 02 47 07) あの辺境惑星に追放されたアンドルフがどうやってあれだけ新兵器と軍を揃えたのか当時は気になってたな。ベタなとこで追放される前にあちこちで同胞作ってたとかだろうか -- 名無しさん (2021-10-29 05 11 14) やりこみ要素がすごい。OP画面のキャラの立ち姿が変わるまでやりこんだ。 -- 名無しさん (2021-11-27 20 54 01) 敵も味方も個性強めなのもこのゲームの魅力の一つ。 -- 名無しさん (2023-10-05 21 16 32) 名前 コメント
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登録日:2020/12/10 Thu 01 32 20 更新日:2024/04/14 Sun 16 06 19NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 おっぱい なにこれエロい ふんどし アシストフィギュア キツネ クリスタル スターウルフ スターフォックス テレパシー バウンティハンター ヒロイン メスケモ 一龍斎貞弥 原亜弥 闇堕ち 「かかってらっしゃい!」 「スターフォックスシリーズ」の登場人物にして同シリーズのヒロイン。 CV:一龍斎貞弥(*1) 目次 概要 シリーズでの活躍スターフォックスアドベンチャー スターフォックスアサルト スターフォックスコマンド 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ 余談 概要 惑星サウリアにやってきたキツネの少女。テレパシーの能力を持っており、その効果は普通のセンサーよりも優れている。 かなりの美貌の持ち主で、フォックスが彼女の姿を見た時に思わず一目惚れしてしまった。 初登場時はブラジャーにふんどし姿といったドエロい格好で登場しており、ゲームを買った子供たちもさぞビックリしたことだろう(*2)…。 シリーズでの活躍 スターフォックスアドベンチャー 初登場。ダイナソープラネットの恐竜たちのSOSをテレパシーで感じ取り、スケール将軍を追う。しかし、戦艦の襲撃により自身の武器になるクリスタル・スタッフを失い、丸腰でスケール将軍に挑むも敵わず、敗走する結果となる。 その後、星の守り神「クラゾア神」が祀られるクラゾア宮殿へ行き、試練をこなすことでクラゾア神を蘇らせるために必要なクラゾアスピリッツの一つ解放することに成功する。しかし、黒幕の罠により屋上の水晶の牢獄に封じ込まれる。 クリスタル・スタッフを拾ったフォックスは、棒越しに彼女のテレパシーを受け取り、以降はクリスタル・スタッフを武器に冒険を進めていく。 終盤にてフォックスによって救出され、事件の終息後はフォックスを追ってスターフォックスに仲間入りする。 スターフォックスアサルト 「やっと 一緒の任務ね」 アドベンチャーのストーリーから一年後、スターフォックスのメンバーとしてアパロイドとの戦いに身を投じる。パイロットとしての技術力は低いがその慎重さから比較的安定しており、テレパシー能力を使って敵の弱点や位置を教えてくれる。テレパシーの能力を使って、敵を見つけたり弱点を見抜いたりするなど、色々な助言をしてサポートする。 前作に引き続き、フォックスとはお互い好意を抱いており、前作と比べて一層関係が深まっており、サウリア出撃の際には上記の台詞をフォックスにかけており、フォックスも少々嬉しそうに返していた(*3)。 本作で初登場となったスターウルフの新メンバーであるパンサーからも一目惚れされており、初対面から口説かれているが、この時点ではフォックスにしか意識していなかったので、何か言われるたびに流していた。 とはいえ、アパロイド本星に突入した際に、自身の盾になってくれたパンサーに対して少々呆れながらも彼の優しさを受け止めていた。 「クリスタル ここからは私が盾になろう! 」 「パンサー……」 対戦モードではプレイアブルキャラの一人。全体的に全ての能力が低めであり、他のキャラと比較しても秀でている部分が全くない(*4)。 復活時にバリアが2つ手に入るという固有能力を持っているものの、機体に乗っている時は全く無意味。 スターフォックスコマンド 「あきれた! 英雄フォックス・マクラウドも地に落ちたわね!」 今作では何といきなりフォックスと別れた状態でスタートする。 「フォックスと共に戦いたい」クリスタルと「君を危険な目に遭わせたくない」というフォックスのすれ違いから、大ゲンカの末にフォックスの前から姿を消してしまった。 その後は、彼を見返そうとコーネリア軍かスターウルフに入隊。 そうした経緯もあってか、ルート次第ではフォックスに対する仕返しとばかりに手柄を横取りしたり、協力を要請してきたフォックスに対して罵声を浴びせたり、更にはレオンやパンサーの前で謝罪を要求してきたりとかなり印象が悪い。 搭乗機体は登場キャラの中では唯一2種類存在し、スターウルフ加入時にはフォックスの旧友であるビル・グレイと同じ機体であるコーネリアファイター(*5)、スターフォックス加入時にはクラウドランナーに搭乗している。 また、服装もどちらのチームにいるかで変わっており、スターウルフ在籍時はビル同様コーネリア軍の隊員服にヘルメットを着用しているが、ヘルメットの下の目つきが異常に悪い。一方スターフォックス在籍時にはピンク色のアサルトの時と同じようなライダースーツ姿となっている。 マルチエンドの本作では、エンディングによって登場人物達が様々な結末を迎えるが、とりわけ彼女は他の登場人物以上に様々な結末を迎える。一部ルートではフォックスと和解してスターフォックスに復帰したり、フォックスと結婚して子供を授かるが、一部ルートではフォックスとは完全に絶縁し、スターウルフのメンバーかバウンティハンターとなる。 因みに1周目はフォックスとは一旦和解はするもののお互いわだかまりは解けず、結局今度こそ破局しスターウルフの元へと戻ることになる(*6)。 本作のプロデューサーであるディラン・カスバート氏は『コマンド』の出来事を別の世界線の話と考えており、公式として見るかどうかはプレイヤー次第と答えている。 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ 「それにしても、なんだか見慣れない連中が多いわね……」 「スマブラX」「スマブラfor」ではフィギュアやライラットクルーズのスマッシュアピールで登場。衣装はアサルト同様青いライダースーツ姿である。 フォックス達が戦っている姿を見てペッピーやスリッピーが参戦したいと発言しており、クリスタルも彼らと同じくスマブラに参戦したかった模様。 その後、「スマブラSP」でアシストフィギュアとして参戦。 召喚するとステージを飛び回りながらクリスタルスタッフで冷気を放ったり、巧みな棒術で攻撃する。 ゲームの仕様上、対戦相手がフォックスやファルコが相手でも平然と攻撃する。日頃何か恨みがあったのか、それともコマンドの出来事への鬱憤晴らしか…… ちなみに衣装はアドベンチャー同様の高い露出度のもの。不知火舞「メスケモだからCERO Aでもいけたの…?」 また、ふんどしの下は穿いていないことが判明。これには多くの男性ファンのクリスタルスタッフも膨張したことであろう… スピリットでも登場しており、性能は無属性アタッカーでスロットは2。 スキルは魔法攻撃強化だが残念ながらスターフォックス系ファイターとの相性は良くない。 階級はスターフォックス系ではジェームズなどと並ぶ最上位のLEGEND級だが、それだけにスピリッツバトルの難易度は高い。 攻略法はこちら。 余談 もともとは他のゲームである『Dinosaur Planet』に登場する予定のキャラクターだった。恐竜の惑星に一人だけ狐が居るのはその名残だろう。 ちなみにその頃は狐ではなく猫の予定で、また義兄が居る設定だった模様(*7)。 スターフォックス零で物語の時系列が一新されたため以降は登場しなくなったが、開発者は続編が作れるならぜひ登場させたいと供述している。また、サウリア自体はスターフォックスの公式アニメーション『スターフォックス ゼロ ザ・バトル・ビギンズ』にてスリッピーが言及していた。 追記・修正はテレパシーを使いながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] スマブラSPではアシストフィギュアで登場するけどスタフォ組はアサルト以前の零がベースという…。 -- 名無しさん (2020-12-10 02 32 40) 未だにケモナーによってエロ画像が作られ続けているメスケモの重鎮。海外ではレナモンと並んでツートップ張ってる印象。 -- 名無しさん (2020-12-10 02 56 13) 早くクリスタル登場まで進めて欲しいな。コマンドのせいで人気なのに登場出来なくなったし。 -- 名無しさん (2020-12-10 04 09 28) どの記事でも破局済みなのがワロエナイ -- 名無しさん (2020-12-10 05 41 04) コマンドのところ、何で「一方的にチームから追い出した」なんて嘘書いてんの? -- 名無しさん (2020-12-10 08 33 21) リアルタイムで始めて見たとき「エロい!美人!でも狐!?」って感じでどう受け取っていいのかわからなかった。 -- 名無しさん (2020-12-10 08 58 44) コマンド?あんなもんパラレルです偉い人にはわからんのですよ -- 名無しさん (2020-12-10 13 40 49) 『コマンド』のストーリーの評価がよかったら「フォックスの嫁」という評価が満場一致でなされたのかな -- 名無しさん (2020-12-10 18 15 36) 追記・修正お願いしますのところ、スターフォックスのメンバーとの会話のもじりでもよかったと思う。クリスタルとスターウルフとの会話の追記・修正お願いしますが3つもあっちゃマンネリ感が否めない。 -- 名無しさん (2020-12-10 21 19 26) お団子みたいに結ったしっぽもチャームポイントだと思います。 -- 名無しさん (2020-12-10 21 29 15) ↑2 すみません。変更しました。 -- 名無しさん (2020-12-10 21 34 00) 不知火舞「メスケモだからCERO Aでもいけたの…?」 貴女の場合、原作ゲームで乳揺らしてるからじゃないでしょうか -- 名無しさん (2020-12-10 21 50 55) フォックスがチームから追い出した、みたいに書いてあるけど実際は「彼女を巻き込みたくないと思って脱退を提案したのに怒ってクリスタルが自分から辞めた」だけども…たしかにこの場合でもフォックスの印象は悪いが流石に建主、コマンド関連で悪印象を与え過ぎではないかな -- 名無しさん (2020-12-10 21 53 56) ネコかと思ってた、キツネだったのね -- 名無しさん (2020-12-11 14 31 06) コマンド記事初期も一方的にフォックスが追い出したみたいに書かれてたから多分その影響では? -- 名無しさん (2020-12-11 16 46 06) ↑さっき見たら、コマンドの記事もこの建主だったみたい。アレなゲームの作成をやめろとは言わないけど、必要以上に悪い言い方にしてる感じするなこれ -- 名無しさん (2020-12-11 17 06 48) 指摘されて直すのは別にいいんだけどコメントを勝手に削除するのはやめない?証拠隠滅にしか見えないよ -- 名無しさん (2020-12-28 18 31 38) ダイナソープラネットが単独タイトルとして開発されてた頃は全編通しての主人公になる予定だったんだっけか。だから恐竜の星に一人だけ居る狐と登場がやや唐突 -- 名無しさん (2021-08-17 23 27 19) なんかコマンド関連で荒れてたみたいだけど要はどっちもどっちって感じだよね。 クリスタルの気持ちを理解せず追い出したフォックスも悪いし、フォックスに腹を立ててるとはいえあんな陰湿じみた態度や言動をとったクリスタルも悪いし。 -- 名無しさん (2022-05-14 11 17 21) ↑どっちがどう悪いのかという話じゃなくて事実に即してない記述をしてたのが問題なのよ。「この記事ゲーム内容と違うんじゃないか?」で見解一致してるのを荒れてるとは言わない -- 名無しさん (2022-05-14 11 49 39) 零のスタッフがまた登場させたいって言ってたな。 また登場して欲しいわ。 -- 名無しさん (2022-12-19 20 34 42) スマブラSPのアシストフィギア、ハンマーブロスとクリスタルは最弱候補だと思う -- 名無しさん (2023-01-23 16 11 29) 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-03-28 08 21 05) もしスターフォックスアドベンチャーのリメイクが出るとしたら服装は変わるかもしれないな… 流石に褌姿は今じゃ厳しいだろうし… -- 名無しさん (2023-06-04 02 46 49) 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-07-27 17 46 51) 名前 コメント
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登録日:2011/11/04(金) 22 32 12 更新日:2024/04/30 Tue 01 39 36NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 アーウィン グレートフォックス ジャイロウィング スターフォックス ブルーマリン ランドマスター 一覧項目 兵器 架空の兵器 ここでは、シューティングゲーム「スターフォックスシリーズ」に登場する架空の傭兵集団スターフォックスの使用兵器を紹介する。 超弩級強襲巡洋母艦(ちょうどきゅうきょうしゅうじゅんようぼかん) グレートフォックス スターフォックスの母艦となる巡洋艦。 全面に二門のプラズマ砲、高性能の耐熱、ステルス装甲、内部には重力発生装置も完備と、ライラット系屈指の名艦。 アンドルフ軍との戦いの際、エリア6の激戦でフォックス達を援護した。 開発元はスペースダイナミクス社。 開発費用は1000兆クレジット以上(日本円だと800兆円くらいになるらしい)で、スターフォックスが遊撃隊を辞められない理由の一つが、この艦のローンが80年を超えるからと言うのもあるらしい。 アドベンチャーでは老朽化によりボロボロとなっていたが、アサルトではシャープに産まれ変わっていた。だが、ペッピーの特攻により完全大破を喫する。コマンドでは、全く違う形状の空母がグレートフォックスの名前で呼ばれていたが、新造したものらしい。だが、これにより、ローンは300年を超えたとか…しかも悲しくなるくらい弱くなってる…。 フォックスの受難は続く。 コマンドではルート次第で、何故かサラっとスターウルフがナウスごと使用しているが、一切の説明は無かった。 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにも登場。 対戦ステージの「惑星コーネリア」や「惑星ベノム」、「オービタルゲート周域」で登場し、機体上で戦うことになる。 Xの亜空の使者では戦艦ハルバードとも戦った。 超高性能全領域戦闘機(ちょうこうせいのうぜんりょういきせんとうき) アーウィン スターフォックスの代名詞とも呼べる戦闘機。SFC版では「コーネリア軍が開発した新型戦闘機」であったが、「スターフォックス64」以降はスターフォックスの所有という設定に変化した。 反重力システム、Gデュフューザーを持ち、動力には半永久プラズマエンジンを使用。 撃破した敵や障害物からエネルギーを得る事で、パイロットによっては無限に飛び続ける事すら可能である。 ウイングを開いてGデュフューザーの範囲を調整する事で、全方向に対応したオールレンジモードになる。 武装は機体下部のシングルレーザーと、翼に搭載されたツインレーザー、ハイパーレーザー、そして、広範囲を爆破するスマートボム。 但し、エネルギー効率の関係で、レーザーはいずれか1種しか撃てない。 機体を回転させる事によってバリアも展開出来る(ローリングシールド) 地味に9000度までの熱なら溶けることなく耐えられる超耐熱性能も持ってたりする。 ライラット系最強の戦闘機であり、軍隊で採用されているコーネリアファイターとは比較にならない程の性能を誇る。 唯一の弱点はローリングシールド時にパイロットが状況を見失う事と、わずかに出力がダウンする事(*1)。但し、ほぼ常にローリング状態を強いられる程砲撃の激しいエリア6でもそれほど気にならない辺り、本当に僅かな隙のようである。 また、ウイングが片方だけでも大破してしまうと途端にバランスを崩してしまううえ、換装された強化レーザーもウイングに存在するため、破損した時点で失われ修復後に再換装するまでシングルレーザーに戻ってしまう。 当機より性能が上とされるウルフェン、ウルフェンⅡなども退けてきた、まさしく名機である。 また、コマンドでは、メンバーそれぞれが自分に合わせカスタマイズしたと思しき、アーウィン2、スカイクロー、ブルフロッグ、クラウドランナーと言う機体に乗っており、従来のアーウィンに乗るのはペッピーとジェームズくらいである。 しかし、フォックスのアーウィン2は、明らかにアーウィンより性能が下であり、どこがパワーアップしたのかわからない。 一応、プラズマ砲やマルチロックに換装出来る辺り、拡張性はアップしてるようだが。 ゼロでは新たに対地強襲用二足歩行形態『ウォーカー』への変形機能が追加され、地上での行動が可能となり、従来のアーウィンでは不可能だった敵基地の探索が出来るようになった。 このウォーカーはSFC版のスターフォックス2が初出であり、そちらは標準的なプロトタイプアーウィン・装甲重視のアーマードアーウィン・機動重視のライトアーウィンの3種が存在し、担当パイロットがそれぞれ違っている。 ウォーカーがウィングを変形させる都合上、本作ではウィングが破損することがない。 スマートボムも「3種のスペシャルウェポン」の1つになっており、一定時間バリアを貼るスーパーシールド、時間差で装甲を全回復させるスペースリリーフを含むいずれかを所持することになる(*2)。 スマブラでは対戦ステージのステージギミックとして登場する。足場になったりビームを撃ったりしてくる。 最新作のSPではフォックスとファルコの「最後の切りふだ」で使用する。 実はゼルダの伝説 時のオカリナでは没敵として存在している。 超高性能回転式地対空戦車(ちょうこうせいのうかいてんしきちたいくうせんしゃ) ランドマスター スターフォックスの地上戦力である巨大戦車。 下部にブースターがついており、左右への素早い回転や、同時噴射によるホバリングが可能。グルグル回って気持ち悪くならないかとか思うが、アーウィンのローリングシールドの方が比じゃない位回ってるからあれくらい大丈夫なんだろう。 64版ではキャタピラ式だったが、アサルト以降は車輪式に変更された。これは改修の度に車体の軽量化がなされており、結果的に初期の車体と比べて大幅に重量が低減されている為。 ゼロでは変形することで反重力飛翔形態「グラヴマスター」となり、空中飛行が可能となった。 しかし、当然というべきかアーウィンのように長時間に及ぶ宇宙空間でのドッグファイトには向いていない。 発射するレーザーは、64版では球状の連射性の高いものだったが、アサルトでは連射性が低く抑えられている代わりに一発の威力が高いものに変更されている。ただし火力が高くなった反面、着弾による爆発が強力で、あまりに近くでレーザーを炸裂させると爆発によって自分もダメージを受けてしまう。 また64ではスマートボムの自走砲を使うことができたが、アサルト以降は使用できなくなっている。 ゼロではチャージ弾がエネルギー型でなくミサイルとなっている。 64ではグレートフォックスのハッチから出撃していたが、アサルトでは指定された地点に転送することができるようになっている(しかし、敵の群れのど真ん中に転送されたりと正確度はお世辞にも良いとは言えず、フォックスからは「いい加減な転送システム」と評されている)。 スマブラにおいては、Xとforではフォックスとファルコが「最後の切りふだ」として使用する。 ウルフ版のオリジナルランドマスターも登場。こちらはウルフェンに似た赤い塗装となっている。これはスターウルフがスターフォックスのランドマスターを解析し、独自に開発したものである。 三種類とも性能が異なっており、フォックスのものは標準性能、ファルコのものは火力と地上での機動力では劣るが空中での機動力が非常に高く、ウルフのものは火力・機動力共に高性能だが搭乗可能時間が非常に短い。 近距離射程攻撃型潜水艦(きんきょりしゃていこうげきがたせんすいかん) ブルーマリン スリッピーがガラクタを寄せ集めて作った戦闘用潜水艦。N64版の公式ガイドでは「改造潜水艦」という肩書きであった。 アンドルフ軍との戦いにおいて、地形のほとんどが海水域で構成された惑星アクアスの探索に使用された。 部品の多くがジャンク品ながらアーウィンの整備パーツを使用してることもあり、ローリングシールドが可能だったり、水中でもレーザーが全く減衰しなかったり、ミサイルが無限に搭載されていたりと、さりげなく凄い性能。一回しか出撃出来ないのが本当にもったいないくらい凄い性能。 アクアスにおいて、貝殻型バイオウェポン『バクーン』を撃破する活躍を見せた。 フォックスから「こいつのお陰でなんとかなった」と感謝され、普段は叱ってばかりのペッピーも(多少の皮肉を交えつつも)「流石はスリッピー」と彼の技術力を褒めていた。 ただ、空が好きなファルコのお眼鏡には適わなかったのか「こんなもの、後にも先にも一回きりだぜ。」「こんなもんより俺は空(アーウィン)がいいぜ。」と散々な言われようだった。 AI搭載型作業機(とうさいがたさぎょうき) ジャイロウィング ゼロから新たに登場した偵察機。元々はコーネリア軍の所有する機体だった。 奇襲・遊撃を主な任務とするスターフォックスには珍しい潜入・偵察を得意とする機体。 速度や単純な火力性能はアーウィンに大幅に劣るが、四つのプロペラを駆使して小回りの利いた機動が持ち味。 また、偵察ロボット『ダイレクトアイ』を投下し、敵のコンピューターをハッキングすることで敵の巨大兵器を味方にしたり、サーチライトを無力化したり、爆弾を持ち運んで相手にぶつけたりといった芸当が可能。 ちなみにこのダイレクトアイ、攻撃を喰らうと『ウワ~デス』と言ったり、うっかり爆弾を壁等にぶつけて爆破させてしまうと『ア…』と絶句したりと、ロボットの筈なのにどこか人間臭い。 声質が若干似てなくもないが、いきなり完全に狂い始めて『破壊セヨ!!』なんてことは言わないのでご安心を。 しかし実績条件とテンポの都合上、初回で使って以降はお役御免になるのがネック。 マザーシップ スターフォックス2のみ使用される母艦。 帰還すると装甲を全回復させることができ、敵軍に占領されていない惑星ならワープで自由に移動可能という、移動に特化した性能。 同じ母艦であるグレートフォックスと比べると、武装の類はない様子。 戦闘に加わる描写もないことから完全に後方支援型の立ち回りであったが、最終局面では敵の本拠地アストロポリスにて制空権を奪うため前線へ赴き、全アーウィンを出撃させ、総力戦を仕掛けた。 バズーカ スターフォックス64の隠し対戦モード「パイロット」で使用するバズーカ。 本編でもフォックスがこれを持ってアンドルフに挑むルートが考えられていたが、没になった。 ブラスター 白兵戦用の光線拳銃。 一応、スターフォックス64の説明書でフォックスが持っているが、初めて使用されたのはご存じスマブラ。 アドベンチャーではフォックスがペパー将軍に「転送されると思っていた」と言っていた(*3)ことからすると、少なくともこの時はコーネリア軍の装備な模様。 アサルトでようやく本編に登場した。 その他、アサルトにおいてはブラスター以外にも銃火器を使用したり、コマンドではルート次第で他の戦闘機が編入したりする。 追記、修正は、グルグルと回転しながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コマンドプレイしてるとコーネリアファイターと比較してアーウィンがいかに優秀かがわかる -- 名無しさん (2015-06-08 01 24 22) そんでもって零だとあの幻の機体(?)が見れるから面白い。 -- 名無しさん (2016-05-07 21 26 48) アーウィン2は初期ルート以外だと換装のおかげで、大抵の機体より性能が上なんだよな。でも、確かに性能は通常のアーウィンと同じor少し上程度の差。なぜなのやら -- 名無しさん (2016-08-11 19 53 17) ↑設定から頑張って考えると、ローンが半端ないから出力落して節約してんじゃね?マリオC・ファルコンみたく副業や出稼ぎすればいいのに… -- 名無しさん (2018-06-28 16 40 17) アサルトの白兵戦時の多彩な兵器を記述するのはあり? -- 名無しさん (2018-06-28 16 54 23) やっぱフォックス達の兵器って頭おかしい性能してるな…… -- 名無しさん (2020-08-20 18 32 46) 世界観が同一だから、アーウィンのGディフューザーシステムはF-ZEROのマシンにも使われていたっけ。 -- 名無しさん (2020-08-20 18 37 13) ランドマスターは元々惑星偵察用の車両だったものを改修したって設定が64にあった気がする -- 名無しさん (2022-11-04 03 58 47) ↑1 確かそう書いてあったな。 それとアサルトでコーネリア軍製造の量産型アーウィンP.A.W.Nが出て来ていたし、ゼロではスマブラ版のフォックスとファルコのamiiboを使用するとブラックアーウィンとアーウィンFXが使えたな。 -- 名無しさん (2023-05-05 16 25 36) アーウィン2はアサルトまででアップデートが限界に達したアーウィンに代わり、新規設計且つ拡張性の高いアーウィン2が使われる事になった…という話を聞いた事があるな。 -- 名無しさん (2024-04-23 01 55 25) 名前 コメント
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登録日:2011/05/16 Mon 19 27 57 更新日:2024/01/04 Thu 22 01 16NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 SFC アウト オブ ディスディメンションズ アルゴノートソフトウェア グレートコマンダー←強い ゲーム スタフォ スターフォックス スターフォックスシリーズ スーパーFXチップ スーパーファミコン フォーチュンサーペント←メスはみんなのトラウマ ブラックホール ポリゴン 任天堂 台詞全てがカタカナ 幻に消えた2←20年後の奇跡 星狐 ドックン。血が、騒ぐぜ。 凄い奴らが 凄い3次元スペースバトルを 引き起こす。 スターフォックスは、1993年に任天堂から発売された、スターフォックスシリーズの記念すべき第1弾である。通称「スタフォ」。 カートリッジ内に搭載された「スーパーFXチップ」によって疑似ポリゴンを実現し、当時としては画期的な3D表現が人気を博した。 特殊な拡張チップによってSFCの描画性能を超えたポリゴンを実現していたため、長らくVC化が困難な作品の一つでもあったが、後述のミニシリーズに収録された他、スーパーファミコン Nintendo Switch Onlineにも収録されたことでOnline加入者であれば誰でも遊べるようになった。 CM ちょっと寄ってこうぜ! どこ~? ゲームセンター! 行かないよ。 どうして~? アレだよな~? そう、アレアレ! 1993.スーパーFXチップ現る。 この小さなICが、とてつもないゲームソフトを誕生させてしまった。 立体映像ポリゴンによる動きは、まるでアニメーション。 じゃあな~! アレって何だ?お~い!! 戦闘シーンが目まぐるしく迫る、3次元スペースバトル。 スーパーファミコンソフト STARFOX 新発売! コレだよな!! 帰り道にいつものゲーセンに行かず、家でスターフォックスをプレイしようとする青年たち。 理由を知らない1人が後を追いかけ、仲良くカメラ目線でゲームソフトを見せる姿までを描く。 操作するアーウィンの基本兵装は「ブラスター」「スマートボム」の2つ。 ステージ中の対応アイテムを取るとブラスターは最大2回まで強化され、スマートボムは最大5個まで保持可能。 目次 【ストーリー】 【主な登場キャラ】 【アイテム】 【ステージ】 【余談】【仕様上の限界】 【幻の続編】 【隠しステージ】 【ストーリー】 ライラット系第三惑星コーネリア。この惑星に、一人の科学者がいた。 名前はアンドルフ。天才的な頭脳を持つ彼は危険な実験を繰り返し、ついには第一惑星ベノムに追放されてしまう…。 数年後、そのベノムに異変が起きた。正体不明の物体が次々とベノムを飛び立ち、周辺の惑星を侵略していく。 復讐心に燃えるアンドルフはいつの間にかベノムを支配し、軍勢を作り上げていたのだ。 コーネリア軍は抵抗を試みるも押され続け、アンドルフ軍はコーネリアの目前に迫っていた… 戦況を打開するべく最新鋭戦闘機「アーウィン」を投入することが決定されるものの、まだ開発されたばかりのアーウィンにはパイロットがいなかった。 そこでコーネリア軍の司令官ペパー将軍は雇われ遊撃隊「スターフォックス」にアーウィンを託し、アンドルフ軍との戦いへの協力を依頼する… 【主な登場キャラ】 発言は全てカタカナで表記される。 現在のスタフォシリーズとは口調・性格の異なるキャラが多い。 フォックス 主人公。雇われ遊撃隊(*1)「スターフォックス」のリーダー。 スリッピー 気弱だがメカに強い。一人称は「オレ」。「ゲロゲロ」鳴く。 ペッピー 陽気なウサギ。年齢は30前後。 ファルコ 情に脆い鳥兄貴。素直じゃない所がある。 ペパー将軍 コーネリア軍の司令官。 アンドルフ ボスキャラ。今回の侵略を企んだ黒幕。 ペパー将軍は犬、彼は猿。つまり犬猿の仲である。 【アイテム】 道中に散りばめられたアイテム類。 当然ながら後のシリーズに比べるとローポリで、事前に知らないとどのような効果のアイテムかはほとんど解らない。 また特定の敵を破壊すると、その敵に対応するアイテムが出現することがある。 スモールサプライ 機体のダメージを少し回復する。主に敵やミサイルを撃墜した時に一定確率で出現。 6個の黄色い三角形が円状に配置されている。 ランダムに回転しているため気が付きにくいことも。 銀色は回復量がかなり大きいが、敵が落とすことはない。 サプライサークル 青い三角形が円状に並んだもの。 機体のダメージを大きく回復する。 チェックポイントでもあり、取得した後にミスするとそこから再スタートとなる。 ちなみにスモールサプライは回転しているが、サプライサークルは回転していないので間違えないように(ご丁寧にもこの2種類を一列に並べた引っかけのような場所がある)。 パワーシールド 赤と青の二重の立方体。 取得後の一定時間、機体が透明(ワイヤーフレーム表示)になり、敵の攻撃からダメージを4回ほど受けなくなる。 ただし大ダメージを受ける場合だと完全には防ぎきれない。 効果が切れても数秒間だけダメージを多少軽減してくれる。 ツインブラスター 取得すると自機のブラスターが連装化され、攻撃力が上昇する。その状態でもう一個取得すると「ツインブラスターBタイプ」(*2)へ強化される。ツインブラスターは左右どちらかの主翼が破損すると通常のブラスターに戻る。 主翼が破損している場合には、「ウィングジャイロ」を呼び寄せる。 ウィングジャイロ ツインブラスターを取得した際に主翼が破損していると出現し、自機の動きに合わせて接近してくる。 接触すると主翼が修理されるが、ツインブラスターにはならない。 見た目は「中央のボディだけ透明になったアーウィン」といった具合。 スマートボム 青い六角形に、六角形の輪がかかっている。 スマートボムを一発補充する。ストックは5発まで。 エクストラシップ 3つのトゲのような物体が三角形に並んだ「トップス」というオブジェクトで登場。 トップスのパーツ3つすべてをブラスターで撃つと中央にアーウィンが出現し、そのアーウィンに接触すると残機が1つ増える。 なおトップスのパーツには激突判定あり。 【ステージ】 ライラット系に存在する惑星や宙域がステージとなる。 惑星コーネリアからスタートして惑星ベノムへ向かうため、3つのルートから1つを選んで進んでいく。 レベル1:ベノムへの最短距離を進んでいく。強力な艦隊や前線基地が立ちはだかるが、アーウィンにとって相性の良い戦場なので難易度は低い。 レベル2:迂回して後方からの奇襲作戦で進む。敵や仕掛けの性質を頭で理解しないと突破は難しい。初見殺しが多く、闇雲に戦ってはいけない。 レベル3:敵軍の重要な拠点を敢えて潰して回る電撃作戦ルート。危険な地域を選んで進んでいるため当然難易度は高い。 コーネリア アー スターフォックス ノ ショクン… ワレワレニ ノコサレタテハ ベノムヲ チョクセツタタクコトダ。 ワガ コーネリアヲマモルタメ ガンバッテクレ。 全レベル共通。レベル1~2は朝方。3は夕方。 最初のステージだけあって流石に簡単だが、近づくと倒れる青い柱、一定間隔で上下する巨大シャッター、動きを制限される建物群などギミックが豊富。 キミガ コノコースヲエラブナラ ワシハナニモ イワン! テキノウラヲカクニハ ヨイセンタクカモ シレヌ。 ケントウヲイノル フォックスクン! ボス・・・アタックキャリア(レベル1~2)、デストラクター(レベル3) アタックキャリアはオープニングにも大物感を出しながら登場しているが、最初のボスなので各兵装の弱点を適当に撃っていけばすぐ倒せる。 射出する戦闘機は放置すると何度もしつこく体当たりしてくるため撃破推奨。レベル2では戦闘機が至近距離でミサイルを撃ってくるいきなりの初見殺し。 レベル3ではファルコの活躍でアタックキャリアが破壊済み(*3)のため、代わってデストラクターが相手となる。 デストラクターはレベル3だけあって攻撃が激しい。更にカバーが存在する限り、弱点と体力を何度でも再生する。倒し方に工夫がいるのでなかなか強い。 アステロイド フォックスクン! アンドルフノグンゼイハ コノチイキニ キチヲ ケンセツシヨウトシテオル。 ロッククラッシャーヲ ハカイシテクレ! レベル1と3に登場。隕石群が沢山有る宙域。 レベル3の笑う隕石(顔面岩)はみんなのトラウマ。 テキハ アラユルモノヲハネカエス センカンヲ カイハツシタヨウダ。 トラクタービームニ ツカマッタラ L・R ボタンデ ダッシュツセヨ! ボス・・・ロッククラッシャー(レベル1)、ブレードバリア(レベル3)。 どちらも弱点を定期的に切り替える厄介なボス。 ロッククラッシャーは両端のレーザー砲が全破壊されるとボディを切り離し、ぐるぐる回りながらミサイルとプラズマボールを交互に撃つ。 ブレードバリアは回転板がブラスターをこちらに直接跳ね返してくる(*4)上、刃部分が弱点を隠して邪魔する。しかもこちらを捕えるトラクタービームを頻繁に繰り出し、引き寄せて機体をガリガリ削ろうとしてくる。 刃は回転を始めてなくても反射判定があるし、回転を始めてからはすり抜けが一切無いので、無暗な連射は厳禁。 最大強化したブラスターなら跳ね返されない。これはブレードバリアに限らず他の反射持ちボスにも共通する。 この面では、ある条件を満たすとブラックホールかアウト・オブ・ディス・ディメンジョンズのいずれかに行くことが出来る。 スペースアマダ フォックスクン! コノ スペースアマダハ ウチュウ サイキョウノ カンタイダ。 センカンニセンニュウシ ソノ エネルギーコアヲ ハカイシテクレ! レベル1に登場。 ライラット系では宇宙最強の艦隊とうたわれる多数の戦艦が待ち構えている宙域。 布陣が厚いため正面からでは埒が明かず、部隊ごとの指令系統を破壊して混乱させ、その間に中枢部へと近づく必要がある。 戦艦内部に飛び込んでコアを破壊しないと無限ループに陥り、いつまでたってもボスに辿り着けない。 ボス・・・アトミックベース 周囲のバリア装置を破壊しなければならない。バリア装置と本体を繋ぐビームに触れるとダメージ。ブラスターを撃ち間違えると迎撃部隊がやってくる。 …が、スマートボム4発以上あれば確定でゴリ押し勝利できる。 メテオ・ベース ブレーキ・ブーストヲ ツカッテオルカネ ベノムハ スグソコダ。 アーウィンヲ コワサヌヨウニ ガンバッテクレ スターフォックスノショクン! レベル1に登場。 かつてはメテオランドと呼ばれるアミューズメント施設があった小惑星。今はアンドルフ軍の侵攻により、撤去されている。 視界がとても悪いうえに障害物や岩山が多く、物陰には強力な武装を施した陸軍が大量に配備されている。いちいち仲間の通信を聞いていられないほど、ブーストやブレーキの出番が多い。 具体的な使用箇所を教えてくれないので、自分の判断力が最後には頼りになる。 ボス・・・ダンシング・インセクター 蜘蛛のような多脚でカサカサ踊り、プロペラのように回転する奇天烈なボス。弱点は足であり、効かないようで効いている。 赤くなってからのファイアーブラスターに要注意。 セクターX フォックスクン! アンドルフノグンゼイハ コノチイキニ キチヲ ケンセツシヨウトシテオル。 ロッククラッシャーヲ ハカイシテクレ! レベル2に登場。 元々はアステロイドベルトのうちの一帯だったが、アンドルフ軍の手により、隕石群は破壊されている。 建設資材と思われる無数の角材が行く手を阻む。 ブーストやブレーキが重要なのだが、このステージでは司令官含め誰もそれを教えてくれない仕様が祟り、多くのアーウィンが宇宙のチリと化した。 特に終盤の角材ラッシュはトラウマもの。しかしこれでもまだ上がある(後述)。 ボス・・・ロッククラッシャー アステロイドで戦う機体と違い、平常時からミサイル攻撃が加わっている。片側のレーザー砲を全滅させると撃ち始める。 惑星タイタニア ショクン! ココハカツテ ワガコーネリアノ シゲンワクセイダッタ。 テンコウソウサユニットヲ サドウサセ タタカイヲ ユウリニススメテクレ! レベル2に登場。 濃い霧に覆われており、生命の繁殖はなかったが、沢山の鉱物資源に恵まれている。 天候操作ユニットの利用で霧が晴れ、昼から夜に切り替える事が出来る。 このユニットを利用しないと無限ループに陥るが、逆に利用しなければアイテム稼ぎに使える。 ボス・・・プロフェッサーハンガー 最初に基地内部でこちらを挑発して逃走、その後多数の海洋生物をけしかけてからお出まし。 海洋生物をひたすら射出し、大技も分身と並んで体当たりを繰り出すだけだがやたら耐久力が高く、体当たり後の逃走を許すと海洋生物の群れを再度全滅させるまで出てこない。 隠れている間はエネルギーが徐々に回復されてしまうので早期決着が求められる。ブラスターの強化具合が結果につながりやすい。 セクターY ショクン アーウィンノ チョウシハドウカネ? コノセクターデ アメーバーニ トリツカレタラ L・R ボタンデ フリハラウコトダ! レベル2に登場。 海洋生物によく似た宇宙生物が沢山生息している宙域。さながら宇宙水族館だが、アンドルフ軍にとっても警戒対象であり、そのため敵本拠地に近いにもかかわらず不気味なほど敵軍が配置されていない。 案の定この生物は下手な軍備よりよほど恐ろしく、特に振りほどき方を知らないと撃墜確定のアメーバに注意。司令官の言うことはよく聞こう。 小さいエイは撃ってもいいが、巨大エイには手を出してはならない。 ボス・・・プラズマヒドラ ひょろ長い腕からプラズマボールを連射する。 しかしどちらかというと回転時の腕そのもののほうがよほど怖い。デフォルトで主観視点にならないのはこれがあるため。ブラスターで腕を千切ると回転攻撃をしてこないが、それはそれで腕の破片が問題になる。 通常は、エネルギーを腕に吸い込むパートと、プラズマボールにして腕から吐き出すパートに分かれており、吸い込むパートの時にブラスターを吸い込ませてやればダメージが入る。 吐き出すパートの時にブラスターを撃つと、腕の中でプラズマボールと衝突して千切れるが、時間経過で徐々に再生する。 一定ダメージを与えると両腕を捨てて発狂。最後っ屁もなかなか初見殺し。 惑星フォーチュナ フォーチュナハ キョダイセイブツガ セイソクスル シゼンニ メグマレタホシダガ アンドルフハ コノキョダイセイブツヲ アヤツリハジメタヨウダ レベル3に登場。 自然に恵まれている惑星。巨大な花や蜻蛉、恐竜等が今でも生息している。 アンドルフはこの惑星の生物達を飼い慣らし、強力な兵器に仕立て上げた。 メスのフォーチュンサーペントはみんなのトラウマ。後ろからも撃ってくるなんて聞いてないです(*5)。 ボス・・・モナークドドラ 寝起きの振り向きアタックは誰もが通る道。ブレーキ+中空という微妙な距離感が必要になる。 早急に片付けないとブレスによる猛攻が恐ろしい。 セクターZ オー ゲンキデアッタカ フォックスクン! アーウィンハ コワレテオランダロウネ? コノセクターヲ ヌケレバ マクベスダ! レベル3に登場。 セクターXに続く前線基地を作るため、資材が大量に浮いている。したがってここも透明な角材やらが行く手を遮る宙域。 後半の角材ラッシュはセクターXのそれと違い、回りながら四方八方から迫ってくるというこのゲーム屈指のトラウマにして難所。 ブレーキかけっぱなしという解法があるのはいかにも任天堂らしい作り。 ボス・・・アトミックベースⅡ(改良版) バリア装置がスイッチ切り替え式に変更されたので、壊す事が出来ない。1発撃ちこむたびにONとOFFが切り替わるので、一度OFFにしたスイッチは放置しておくこと。連射はやめよう。 流石にスマートボムのゴリ押しでも倒せないぐらい耐久力が上がっている。 本体のカバーは開いても時間経過で閉じてしまい、全てのバリア装置がONになるというセキュリティ機能が追加された。 惑星マクベス フォックスクン! コノホシハ クウドウヲモツ。 アンドルフガキチヲツクルニハ カッコウノホシダ キチノケンセツヲ カナラズヤ ソシシテクレ! 激しい天変地異により、穴だらけになってしまった惑星。 空洞を持ち、天井にも火山が… アンドルフ軍はこの惑星を倉庫として利用。 大量の兵器や爆薬を積み込んだ結果、惑星全体が爆弾の様になり、いつ爆発してもおかしくない、大変危険な惑星と化した。 ブロッケンミサイルとかトラックランチャーとか、先手を撃たないと厄介なことになるミサイル部隊が大量に配備されている。 ボス・・・スピニング・コア 前半と後半で形状を変えるボス。 前半はずんぐりした機体の砲門からプラズマボールを撃つだけだが、途中で機体上部が割れるように開き、ミサイルと交互に撃ち始める。 全ての砲門を破壊すると上空から真っ逆さまにボディプレスで突っ込んでくる。ここはブレーキが必須。 後半はコマのような形態と化し、時折レーザーを乱射するが、それよりも高度をホーミングしながら回転する鉄球がなかなかウザイ。 そこから更に体力が低下すると鉄球が消え、ひたすらレーザーを撃つだけの最弱状態に落ちぶれる。 惑星ベノム フォックスクン! アンドルフハ キットコノベノムニ ヒソンデオル。 テキグンノコントロールブレインヲ ミツケダシ ハカイシテクレ! アンドルフが追放された惑星。 元々は高度な文明を持たず、コーネリアと同等の惑星だった。 が、アンドルフの手により、機械惑星と化してしまい、惑星の原住民は兵士として駆り出されていた。 宙域と地上(レベル2はハイウェイ)でそれぞれボスとの闘いがある。 地上では謎の技術によって何もない所から箱がボコボコ湧いたり、柱が伸び縮みしたり意思を持つかのように飛来して通せんぼしたり……と、予測のつかない奇想天外なギミックが非常に多い。 とりわけレベル1・レベル3共に、突然広範囲を遮ってくる巨大な壁は恐ろしく初見殺し。矢印をブラスターで撃てば回転方向が調整できるものの、撃ちすぎると再度変更されてしまうので要注意。 ハイウェイでは電柱が行く手を阻む程度だが、敵1体1体がタフであり、幅寄せをしてきたり、反射不能の強化リングレーザー砲を設置したりと、手数が少ないのにてこずらせるかなり意地悪な攻撃をしてくる。 ボス (レベル1)・・・ファントロン(宙域)、ファントロン・ロボットタイプ(地上) 分身で惑わしてくる小型メカにして、大型ロボットへの変形機構を備える。 宙域ではスマートボムを撃つと一撃必殺のクリプトン・ミサイルで反撃するため、絶対に撃ってはならない。 パワーシールド状態でも最大値の半分を削り取ってしまうという最強のミサイルである。 万が一撃ってしまった場合は、一切攻撃せずにその場を動かないこと。 ロボットタイプは必殺の蹴り攻撃が強烈。 普段厄介になるのは縦横無尽に撃ってくるミサイル。正面から飛んで来るとは限らないので、本体より発射されたミサイルに注目したい。 ゼンイン ブジダッタカ! フォックスクン…? ベノムノ テキキチコウホウヨリセンニュウセヨ アンドルフハ アセリハジメテオルヨウダ! (レベル2)・・・メタルスマッシャー(宙域)、ギャラクティックライダー(ハイウェイ) メタルスマッシャーは2つの紙コップが合体したような迎撃マシン。 磁力でこちらを吸い寄せ、左右や上下からアーウィンを挟み込もうとしてくる恐ろしい敵。ブレーキの使いどころが重要である。 飛び道具はリングレーザー。オーバルビームやプラズマボールの嵐を越えた一行に今更リングレーザー?と思わせて、反射不能+倍威力の強化リングレーザーなのである。 それを大量に溜めて一気に発射してくるという初見殺しのLv2ルートを象徴する攻撃になっている。 どちらか片方に集中攻撃して破壊すると、残った方が後のハイウェイのボス、ギャラクティックライダーの機体を地上へ射出しながら勝手に自滅する。 ギャラクティックライダーは耐久力こそ高くないが、弱点を見せる時間が少なく、最大強化したブラスターでも普通は倒しきれない。更に意図的にブレーキや幅寄せでこちらに体当たりしてくる。 幅寄せ対策が難しく、ギリギリまで粘ってからブレーキをかけ、その間に手前から逆サイドへ退避するという非常識な動きを求められる。 オー キミタチガ ココマデヤルトハ…! アンドルフヲタオスノハ ヤハリキミノ シュクメイ ダッタノカモシレン。 ケントウヲイノル フォックス! (レベル3)・・・グレートコマンダー・戦艦タイプ(宙域)、グレートコマンダー・ロボットタイプ(地上) 恐らく全ボス中最強の合体戦艦。 その全貌はリンク先の項目で。 ラスボス・・・アンドルフ 川島教授アンドルフを模した巨大コンピュータであり、本人ではない。 ポリゴン板を吸い込んでは吐き散らす迷惑なラスボス。表面の装甲は最大強化以外のブラスターを直接こちらへ跳ね返す。 目が弱点だが倒しても終わりではなく、中から出てくるコアに撃ち込み続けないと本当に倒したことにはならない。 レベルが上がるにつれてコアの耐久力も上昇し、必然的にもう一度合体される。レベル3に至っては再合体すると発狂しはじめて… 【余談】 【仕様上の限界】 本項目でも言及されている本作のTVCMで紹介されていたプレイ映像は、実際のゲームよりも明らかに滑らかに動いていたため「詐欺CM」等とネタにされる事もしばしばあった。 おそらく、CMで紹介された映像は開発中のもので、開発環境とSFC実機ではグラフィック性能がかなり違い、実機に落とし込んだ際のマシンスペックの差が現れてしまったものと思われる。 【幻の続編】 本作の後に発売された後継作は「スターフォックス64」が有名であるが、実は本作の直接的な続編である「スターフォックス2」も計画されていた。(元々、スターウルフはこの作品でデビューする予定だった。) しかし、2が完成した頃には既にSFC時代末期&ニンテンドウ64が発売されていたという事もあり、企画倒れになり結局発売されなかった。 (結果、スターフォックス64がシリーズ第2弾となり、スターウルフも64で初登場した。) “幻の続編”と化したスターフォックス2は、情報が乏しかったこともあってか知る人ぞ知る存在として細々と語り継がれるに留まっていたが、ROMデータが海外に流出したことがあるらしく、YouTubeでプレイ映像が公開されてネットニュースに取り上げられるほどの騒ぎになった事もある。 そして発売中止からおよそ20年後、ファミコンクラシックミニシリーズ「スーパーファミコン」にまさかの収録。 尚、スターフォックス2には、以下のキャラが追加で登場。後の作品に登場しないメンバーのみ挙げる。 フェイとミュウ ミュウは山猫の女性キャラクター。フェイは犬の女性キャラクター。因みに当初は、山羊の男性キャラも考案されていた。 アルジー スターウルフのメンバーで、白い蝙蝠の男性。宇宙一のずる賢さを持つとされる。 【隠しステージ】 ブラックホール キミノチチウエモ コノフシギナクウカンデ キエテシマッタ。 ソコハアンドルフノジッケンガ ウンダ ハカバダ! キヲツケロ フォックスクン! LEVEL1ルートのアステロイドベルトで、ステージ中盤で登場する5つ連なった形の小惑星のうち一つだけ色が違う物を破壊しその小惑星があった場所を通過。 成功すると笑う小惑星が出現し破壊すると行くことが出来る宇宙の墓場。 アンドルフ軍の兵器が廃棄されており、漂う物体の中にはボスキャラのパーツが混ざっている。 アイテムに恵まれており、脱出も可能。ゲートによって行き先が違い、レベルを無視したルート進行が可能。 脱出先はレベル2のセクターY、レベル3のセクターZ、そしてレベル1のベノム。 アウト・オブ・ディス・ディメンションズ(*6) フォックスクン! フォックス! …アーウィン イッタイ ドコヘキエテシマッタノダ… コーネリアヲ マモッテクレ! ブラックホールはマップ上に表示されているがこちらはステージに進んで初めてマップに表示される。(*7) LEVEL3ルートのアステロイドベルトで本来破壊不可能な小惑星のうち一つだけ破壊出来るものがあり、破壊すると謎の鳥が出現し触れると行ける狂気の世界。 マップ上に出現するアイコンは次元の裂け目にしか見えないだけあって、嫌な予感しかしない別次元の世界である。 そこには歪む背景に顔のある惑星、敵も紙飛行機という明らかに異質な空間が広がっている。 そしてボスはなんと「スロットマシン」いくら打っても倒すことはできず倒すには777を揃えるしかない。(*8) なんとか数字を揃えると爆散し無事脱出…するはずがなんとスタッフロールが流れ始める。 この時点で嫌な予感がするが最後に「THE END」を揃う必要がありこれがそれって無事に脱出…するはずが再び「THE END」が出現する。 つまりこのステージは撃墜されるかリセットしないと一度入ると二度と出られない。 ペパー将軍がステージ前に「アーウィン、一体どこへ消えてしまったのだ…」という台詞や友軍からなんの無線もないことからステージ突入時点で行方不明になっており ボスを倒すと背景の空間の歪みがなくなる=異空間に閉じ込められたのが確定したと判断できる。 このステージはスタッフがポリゴン作成練習のために作ったオブジェクトなどを再利用して作られたステージである。 あまりにも異質すぎたためこのような隠しステージは以後シリーズでは登場していない。 ツイキ・シュウセイセヨ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] セクターYは曲もステージも美しくて好き -- 名無しさん (2014-01-14 08 59 40) 仲間が撃墜されると復活しないシビア仕様 -- 名無しさん (2014-02-12 07 44 41) ↑帰るべき母艦が無いからね -- 名無しさん (2014-02-20 16 15 37) 64で世界観リセットされてたんだな。第1作が一番好き。 -- 名無しさん (2014-10-24 15 26 02) 今じゃポリゴン()なグラフィックだけど本当に飛行機を飛ばしているような操作性と合わさって当時は画期的な作品だった -- 名無しさん (2015-03-26 23 30 42) 帰るべき母艦があるスターフォックス2でも撃墜されたら復活できない。こういう設定は母艦の有無関係なくSFCの世界観らしい。 -- 名無しさん (2017-10-25 03 55 15) 2がswitchのSFCにも来たね。 -- 名無しさん (2019-12-16 18 13 20) SFC版のちょっと殺伐としてて無機質な雰囲気好きだから、64じゃなくてこっちのストーリーと世界観を引き継いだ新作も見たいな…なんて思ったりする。絶対無理だけど -- 名無しさん (2020-11-20 08 50 32) SFCからプレイしてたせいか、64のレーザーの事も未だにブラスターと呼んでしまう -- 名無しさん (2021-09-28 13 16 10) 名前 コメント
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ランドマスター とは、スターフォックスシリーズに登場する乗り物。 プロフィール 作品別 スターフォックスシリーズ スターフォックスシリーズ以外 ゲーム以外 武装 関連マシン 関連キャラクター コメント プロフィール ランドマスター 他言語 Landmaster (英語) 分類 超高性能回転式地対空戦車 所属 【スターフォックス】? 初登場 【スターフォックス64】 スペースダイナミクス社が開発した【戦車】。同社の地上探査車を陸上戦闘用に改造している。 【スターフォックス】?チームが主に運用する。 「超高性能回転式地対空戦車」の肩書きを持つ。 作品別 スターフォックスシリーズ 【スターフォックス64】 初登場。メインゲームやエクストラゲームでは、惑星タイタニアや惑星マクベスでこの戦車を操作する事になる。 VSモードでは、コーネリアやカタリナで使用可能。 ローリングをしても敵のレーザーは弾けない。ブーストゲージを消費してホバリングが可能。 【スターフォックス アサルト】 デザインが変更された。シナリオでは自由に乗り降りできる。バトルモードでもルールや設定によっては自由に乗り降りできる。 【スターフォックス64 3D】? バトルモードで使用できない事以外は、オリジナル版と同じ。 【スターフォックス ゼロ】? タイタニアや惑星フィチナ(フェーズ2)で操作する事になる。 本作では、新形態の【グラヴマスター】?に変形可能。 スターフォックスシリーズ以外 【大乱闘スマッシュブラザーズDX】 フィギュアがある。 【大乱闘スマッシュブラザーズX】 フォックスやファルコの最後の切りふだとして登場。ランドマスターを呼び出して一定時間無敵になり、主砲やローリングが使用可能。 マシンの上は足場扱いで、他のキャラクターが上に乗っている時に画面上側へホバリングすれば撃墜可能。 最後の切りふだ版のフィギュアもある。 ランドマスター改 ウルフの最後の切りふだ。操作可能時間は少し短いが、各性能が少し上がっている。 【大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U】 フォックスやファルコの最後の切りふだとして続投。最後の切りふだ版のフィギュアもある。 【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】 サポータースピリットとして登場。アートワークは『スターフォックス ゼロ』のもの。 ゲーム以外 【スターフォックス~さらば愛しのファルコ~】? 武装 レーザーキャノン レーザー弾を撃つ。 チャージ弾 誘導ミサイル スマートボム 『アサルト』では使用できない。 関連マシン 【グラヴマスター】? 関連キャラクター 【フォックス・マクラウド】 【ペッピー・ヘア】 【スリッピー・トード】 【ファルコ・ランバルディ】 【クリスタル】 【ウルフ・オドネル】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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すこのページでは『スターフォックス64』(N64)と、その移植版である『スターフォックス64 3D』(3DS)を紹介しています。 判定はともに「良作」です。 スターフォックス64 概要 ゲーム内容 評価点 問題点 総評 移植 余談 スターフォックス64 3D 追加要素・変更点・評価点(3DS) 賛否両論点(3DS) 問題点(3DS) 総評(3DS) 余談(3DS) スターフォックス64 【すたーふぉっくすろくじゅうよん】 ジャンル 体感3Dシューティング 高解像度で見る裏を見る 対応機種 ニンテンドウ64 メディア 96MbitROMカートリッジ 発売・開発元 任天堂 発売日 1997年4月27日 定価 8,700円(振動パック同梱) 廉価版 1998年3月2日/4,800円(ソフト単品) レーティング CERO A(全年齢対象)※バーチャルコンソール版より付加 配信 バーチャルコンソール【Wii】2007年4月17日/1,000Wiiポイント(税5%込)【WiiU】2016年8月31日/1,028円(税8%込) 判定 良作 スターフォックスシリーズ 概要 SFC版の『スターフォックス』および、開発中止となった『スターフォックス2』の要素を受け継いだ、スターフォックスシリーズの2作目。 プレイヤーはやとわれ遊撃隊「スターフォックス」のリーダーであるフォックス・マクラウドとして、様々な惑星や宙域を駆け巡ることになる。 国内では約64万本、アメリカでは約276万本、世界では400万本以上を売り上げ、「最も売れたシューティングゲーム」としてギネス記録に登録されている。 未だに家庭用STG史上に残る傑作との呼び声が高い作品。 本作はSFC版シリーズのリメイク的な位置づけであるため、SFC版とは時系列や設定上の関連性がない独立した作品となっており、以降のシリーズにおける設定やゲーム要素のベースとなった。 ゲーム内容 フォックスの乗る戦闘機「アーウィン」を操作して、惑星コーネリアから惑星ベノムまで全7面をクリアし、アンドルフ打倒を目指す。 自機の武装は連射できるレーザー、敵をロックオンして放つチャージ弾、弾数制限があるが広範囲を吹き飛ばせるスマートボムの3種。 レーザーはステージ中で見つかるアイテムを取得することで、初期状態のシングルからツインレーザー・ハイパーレーザーと2段階の強化が可能。ただし、ウイングにダメージを受けて破損させてしまうと、強制的にシングルレーザーに戻されてしまう。 ウイング消失中はレーザーの強化ができず、徐々に高度が下がっていくデメリットもある。この状態はステージをクリアするか、アイテム「ウイングリペア」を取得すれば回復可能。 チャージ弾はロックオンした敵を追尾し、さらに着弾点で爆発して周囲を巻き込む。これで複数の敵を攻撃するだけで、直撃を除いた分だけボーナススコアを得られる。 スマートボムも着弾点で爆発するが、チャージ弾と異なりボーナススコアは入らない。ただしその爆風は画面全体近くに及ぶほどの広さで、持続時間も長く強力な攻撃となる。またロックオン中にスマートボムを撃てば、こちらも対象に追尾させることが出来る。 初期状態では3発しかないが、ステージ中のアイテムを取得することで最大9発までストックできるようになっている。 ステージ中には仲間のアーウィンも登場することがあり、通信でヒントを口にしたり、時には敵や障害を攻撃・破壊したり、アイテムを出現させることがある。 仲間のアーウィンも敵の攻撃や自機のレーザーによってダメージを受ける。また、ステージによっては敵に追跡されていることもあり、その場合プレイヤーは対象の敵を素早く倒し、仲間を救援せねばならない。 前作では場面ごとに通信する仲間はランダムであり役割分担もなかったが、本作では仲間によって役割分担(固有の台詞やステージ内でのアクション)が設けられ、欠けた仲間の担当が肩代わりされることはなくなった。 それぞれの専用の役割として、ペッピーは各種操作のアドバイスやボスの攻略法を教えてくれて、スリッピーはボスのシールド(耐久力)をゲージで表示してくれる。そしてファルコはルート分岐の条件に関わる存在となっている。 前作では一度撃墜された仲間は二度と登場しないが、本作では「撃墜される寸前に逃げる」ため、基本的に「今のステージと次のステージだけお休み」にとどまる。離脱のリスクは前作よりは小さい。一方でステージごとの耐久力はむしろ減っているため、ピンチを素早く救えないとあっという間にやられてしまうことが多い。 味方の耐久力は持ち越しで、ステージ終了毎にHIT数に比例して回復する。このため、HIT数を稼ぎにくいステージにはランキングだけでなく味方の被ダメージも大きく響いてくる。 また、プレイヤーたちと同じく高性能戦闘機を操るチーム「スターウルフ」との戦いは、残った味方の人数によって難易度が大きく変動することとなる。 スターウルフは4機それぞれが分担して対応するキャラを攻撃してくるが、味方が離脱しているとその分だけ攻撃がプレイヤーに集中してしまう。 特定ステージではアーウィンの代わりに戦車「ランドマスター」や潜水艦「ブルーマリン」を操る場合もある。 ランドマスターはレーザーのパワーアップがないが、アーウィンよりも耐久力が高いのが特徴。ローリングによる転がり移動や、ホバリングによる短時間の飛行など、戦車とは思えない独特の機動性を発揮できる。 ブルーマリンはアーウィン同様のレーザーのパワーアップがあり、ローリングによる防御も可能。一方でチャージ弾とボムがなく、代わりに弾数無限のホーミングミサイルを主力武器とするなど、こちらも個性的な性能を持つ。 しかしアーウィン以外を操るステージは1周の中で最多でも2ステージ。ルート分岐を駆使すれば一切通過せずにゲームクリアすることも可能であり、あくまでメインはアーウィンによる空中戦である。 スコアアタックの第一歩として、各ステージごとに目標スコアが設定されている。これを達成すればスコア表示が赤く光り、その状態で全員生存させるとそのステージにおける勲章が得られる。 全ステージそれぞれで1回以上勲章を獲得する(獲得状況はセーブされ、次周に引き継がれる)と、敵数が増加するだけでなく、シールドと両翼の耐久力が減少したエクストラモードに挑戦することができるようになる。 ちなみにメニュー画面でメインゲームの項目を「エクストラ」に変えた状態で他モードを選ぶと、エクストラモードの仕様をトレーニングやバトルモードに適用することが可能。また、エクストラモードでのプレイ中は フォックスがサングラスを掛ける と言う粋なオマケ要素もある。隊長としての風格を身に付けた証拠だろうか? トレーニングモード ゲーム中に必要な操作やアイテムの効果は全てここで理解することができる。 ステージ道中の敵はまばらで回復リングも多いが、この他に存在する100個の大きな輪を全てくぐるのは存外難しく、これにハマってしまう初心者もいる。 終点にたどり着くととオールレンジモードの練習になる。このモードで100HITを達成すると… なお、フルボイスの唯一の例外はこのトレーニングモードのガイドキャラ『ヤル・デ・ポン』(タヌキの人でアーウィンを開発した会社の社長)である。ゲーム容量の都合なのか、彼だけは乾いたタイプ音のような音でしゃべる。 最大4人対戦が可能なバトルモードも用意されている。多人数でやれば熱くなること間違いなし。 バトルモードではステージは、惑星コーネリア、惑星カタリナ、セクターZの3種類から選択できる。ルールは相手を倒して最初に規定数のポイントを得た者が勝利となる「ポイントマッチ」、撃墜されれば即座に敗退となる「バトルロイヤル」、飛び回っている雑魚敵を倒して得点を競う「タイムバトル」が選択可能。ハンディキャップも設定できる。 さらに本編で条件を満たすと「ランドマスター」と生身で戦う「パイロット」が選択できるようになり、遊びの幅が広がる。アーウィン以外のマシンはもちろん、 生身のフォックスを自在に操作して戦えるのは今作が初である。 どちらの隠し要素もゲーム中では 完全にノーヒント 。フォックスのCGアートでブラスターを携える姿や説明書の後書きで僅かに隠し要素を示唆する表現が含まれていたが、後に出版された攻略本でその存在を知った人も多いはず。 評価点 登場キャラクターが皆個性的 任天堂のキャラにありがちな「プレイヤーの分身的没個性キャラ」ではなくそれなりのキャラ付けがなされている。かと言って一から十まで固められているわけでもなく、ゲームを楽しむために必要な範囲で過不足なくキャラ付けが施されている。 作中のストーリーはすべて仲間や敵による雑談から攻略のヒント・救援要請といった、ステージの各所に挿入される様々な会話によって織りなされている。これがゲームを盛り上げるのに大きく貢献したことは間違いない。解説モノローグはゲーム開始時のみ。 前作から改変もしくは付記された設定も多々あり、その多くはそのままゲーム内での挙動・仕様に活かされている。「ファルコは好戦的なエース」「ペッピーは壮年のベテランパイロット」「スリッピーはメカに強いが戦闘は苦手なお調子者」といった、メンバー毎の印象的な個性も本作で固まった。 敵キャラもセリフの種類そのものは多くはないのだが、味方キャラに負けず劣らず個性的で印象に残る。例えばスターウルフはその強さも相まって全員が印象深い敵となるが、中でもアンドリューが撃墜されたときに発する断末魔「アンドルフおじさーん(*1) 」は、そのセリフのシュールさからファンの間でしばしばネタにされるほど。 その他、惑星コーネリアのボス「グランガ」を撃破した時の敵兵士の断末魔である「アンドルフさまぁ~~~ ごめんちゃい」も同じく印象的。多くのプレイヤーが本作で初めて交戦することになる最序盤のボスであることや、散り際なのに「ごめんちゃい」と言うシュールさなど、嫌でも記憶に残るセリフの1つである。 さらにゲーム終盤のエリア6に登場する敵兵士「カイマン」も、激戦区と思えない独特なセリフ回しも相まって印象に残りやすい。なお、本作の敵は各種マシン・ロボットや生物兵器「バイオウェポン」が中心でいずれも兵器名・機体名しか判明しておらず、スターウルフ以外のパイロット名は明かされていないため、敵兵士の中で唯一名前が判明しているのも一因と思われる。 任天堂初のフルボイス 前作では効果音に近かったキャラの声は、本作ではステージ中はもちろん、ステージ前後のイベントシーンやオープニング~エンディングの一幕に至るまでフルボイスである。 登場人物は多いが、これらのキャラをたった6名の声優で演じ分けている(*2)。ちなみに本作出演者は全て青二プロダクション所属で統一されている(*3)。先に述べたスターウルフ(4人)との交戦ともなれば、スターフォックス(5人)とは主人公含めた半数以上が兼ね役という状態になるが、違和感なくフルボイスによる掛け合いを演出している。 さらに容量削減のための音声圧縮の都合上、どうしても入ってしまうノイズ及び音質低下を「通信時の音声」という設定として逆手に取る事で、違和感を与えないどころか更なる臨場感に昇華している措置も秀逸である。 なお、聞いてみると分かるが低音質のボイスはステージ内の戦闘中のものに限られており、各ステージ開始前に挿入されるペパー将軍との通信などは比較的クリアなボイスが用いられている。地味ながら、これも臨場感を高める要素の一つであろう。 ボイスパターンも豊富で、特に味方キャラはステージの進行に応じて多彩な反応を見せてくれる。異なる箇所で同じセリフの使い回しをしている部分もあるが、概ね自然な構成となっているため違和感を覚える場面は少ない。 特定の行動によって流れる専用ボイスも多数存在する。味方の誤射や獲物の横取りに対する反応などはよく聞くことになるだろうが、中にはオールレンジモード中に味方の後を付ける、惑星カタリナで友軍を撃墜せずクリアするといった細かいプレイングに対応するものもある。 オーケストラ演奏で統一されたBGMも秀逸なものが多い。 曲全体を見てもステージや状況によく合っている。さらに、ステージが盛り上がる部分ではBGMも盛り上がるなどの配慮がよくなされており、どのBGMも耳に残りやすい。 中でもエリア6のBGMは、まさに決戦の場に相応しい名曲とされている。『スマブラX』では原曲に近いアレンジを加えた物とシンセ音でアレンジした物の2種収録され、『コマンド』ではフォックスの専用BGMに採用された。 後に『ピクミンシリーズ』を担当した若井淑氏がステージBGMを、『マリオシリーズ』などでおなじみとなる近藤浩治氏がメインテーマを含むそれ以外のBGMを作曲している。 計15箇所もの多彩なシューティングステージが用意されているのも見どころ。半数以上は条件分岐が存在し、面毎の条件を満たすことでより高い難易度のステージに進むことが出来る。 それらのロケーションやシチュエーションは豊富の一言。宇宙空間のステージだけ並べても、隕石群・艦隊戦・基地廃虚・母艦強襲への迎撃・敵軍防衛線の突破と、被りは一つもない。惑星ステージも、市街地や砂漠に水の惑星、さらには灼熱の溶岩上を渡るものまで存在する。 戦闘のシチュエーションもただ敵を倒すだけでなく、友軍と共闘するステージや、はぐれた味方を捜索するステージ、ライバルのスターウルフとの対峙などと多彩なパターンがある。ボスもほとんどはステージ終盤で初めて対面するが、ステージの頭から積極的に介入してくる惑星マクベスといった変化球も見られる。 これによるルート分岐は全部で25通りにも及ぶ。本作になかなか飽きがこない要因の一つ。 分岐の条件も「ステージで一定以上のスコアをとる」「出現したボスを一定時間以内に倒す」といったシンプルなものから「ステージ中に特定のポイントを通る」「ボスを無視して特定の手順を踏む」といった特殊なものまで様々。 特定ステージには味方キャラが登場するが、この特定ステージを経由した一部ルートでは、別のステージにも引き続き味方キャラが登場してくれるといった演出もある。 図らずも高難易度面を出現させてしまった場合も、ステージ開始前にて低難度ルートのまま進行し続ける選択が可能。前作と同様の3段階ルートであり、樹形図のライン表示が赤>黄>青の順にルートの難易度が決まっている。 なおルートを変えた場合、一部ステージでシナリオ展開が矛盾するのはご愛嬌。あくまでゲームとしての利便性を優先した結果であろう。 ちなみに1周にかかる所要時間は約一時間。 そして、本作最大の魅力は初心者から上級者まで飽きさせないスコアアタック要素にあるともいわれる。 勲章獲得にはスコアリング上必然的に敵の全滅を狙うことになると思われがちだが、レーザーだけで達成するのはほぼ不可能。有効な相手が限られるが巻き込みによるボーナススコアのあるチャージ弾、ボーナススコアがなく弾数制限付きだが広範囲の敵を一掃できるスマートボムを使い分ける必要がある。 本作で基本となる稼ぎ方は「チャージ弾でまとめて撃墜することによるボーナススコアの増加」。実に単純だが、敵集団のどの敵にロックオンするか、いつ発射するかによってそのボーナスは変動する。これを活かせるかは機体や照準の位置取り、発射のタイミングなどが絡んでくる。 これだけでも極めれば合計1,200~1,800点程度には到達できるのだが、上級者はここでは終わらない。的への直撃を避け、地表に当てたチャージ弾の爆風で敵を誘爆する、さらには何もない空間にチャージ弾を撃ち、その爆風で出現直後の敵を誘爆すると言った芸当を組み合わせれば2,000点を越えることも可能のようだ。 ちなみに誘爆によって+7以上のボーナススコアを出すと、状況問わず味方キャラに褒められる。さらに滅多に起こせないものの、一度に+11以上稼ぐと表示が「GREAT!」になるという小ネタも。 特定条件でのボス撃墜ボーナスなども含め、プレイ中に得られるボーナス点も多数用意されている。破壊できるもののほとんどは得点に関係してくるため、練習すれば着実に「HIT数」という形で自分の実力の伸びを実感できるのがモチベーション維持のうえで大きい。 問題点 ランキングシステムが不親切。 多くのルート分岐や2段階の難易度設定がありながら、ランキングはそれらを全部一まとめにして10位までしか残らない。結果的にランキングは特定の難易度・ルートのものが多くを占め、HIT数の理論値が低いステージが不人気になりやすい。 各ステージの1つ1つを楽しみたいプレイヤーにとっては不親切な仕様。 ステージごとを単独で遊ぶモードがなく、特定のステージを遊びたくとも最初から始めなければならない。 ようやく辿り着いて、そのステージにおけるスコアアタックに挑もうにも、「ステージをやり直す」には後述の難点があるためイマイチ使い勝手が良くない。 ランキングもあくまで総合点で決まるため、お気に入りのステージの点数がよくても総合点が悪ければランキングから外れてしまう。 セクターZの勲章獲得の難度が非常に高い。 グレートフォックスに三度向かってくる計6基のミサイル撃破を目指すステージ「セクターZ(*4)」の勲章スコアは100hit必要。このステージは終始オールレンジモードであり雑魚敵も散り散りに襲ってくるのでhit数を伸ばすのが難しく、チャージ弾とボムのどちらも活用し辛い。 なお、このステージには宇宙ゴミが散在しており、破壊すれば+2のボーナス。勲章獲得のためには取りこぼしはできないが、薄暗いステージであるため見つけにくい。 ミサイルの撃墜スコアには+10のボーナスがある。ただ、このステージでは仲間も積極的にミサイル破壊を行うのが障害になっており(*5)、1基でも撃墜を奪われると勲章獲得はほぼ不可能になってしまうので運の要素が強く絡んでくる。 おまけに惑星ゾネス経由で来ると、キャットという味方がもう一人増える。勲章を狙うプレイヤーにとってはありがた迷惑である。 ただでさえ難易度が高く、更にスコアを稼ぎ辛いステージである為、通常のプレイにおいてもセクターZを避けて黄色ルートの惑星マクベスを経由するプレイヤーはかなり多い(*6)。 操作コンフィグがない。 本作は上下移動の操作が強制的に反転しており、カーソルを見た目通りの方向に動かせないため、人によってはかなり致命的なポイントとなる。 特定のステージで、半永久的にスコアを稼げてしまう裏技が存在する。スコアアタックでは邪道とみなされることが多い。 一応、このスコア稼ぎそのものの難易度が高いこともあってか、後述の3DS版でもほぼそのまま残されている。 失敗したり、やり直しした時の保険が一切ない。 この作品に限らずSTGにはしばしばあるが、こちらがやられた時や、ステージのやり直しを行った場合は強化状態などが全て初期化されてしまう。 ただし本作のパワーアップ要素は「3段階のレーザーの強化(ステージ間持越し)」と「ボムの弾数(ステージ間持越し)」と「ゴールドリングを3つ集めての最大体力増加(ステージクリアで解除)」だけなので、大幅な変化が生じがちな他のSTGに比べるとマイルドな方ではある。なお、初期状態ではシングルレーザー・ボム3発・体力基本(リング数0)から開始する。 前述のようにウイングが壊れてもシングルレーザーに戻る上、ウイングを修復してもレーザーは回復しないので、この点でも「失敗したら余計難易度が上がる」という流れに悩まされる。 また、翼を失っている状態ではレーザー強化アイテムが強制的にウイングリペアに置き換わるのだが、結果的にレーザーの強化が一手間増える形となるため、この仕様も立て直しが困難な要因になっている。 この問題が顕著に出るのが惑星ベノム2におけるスターウルフ戦。 このステージで登場する「ウルフェンⅡ」は元のウルフェンを大きく上回る性能を有しており、ツインレーザーによる攻撃とチャージ弾とボムを無効化するバリアを併せ持つ。さらに機動力もアーウィンを凌駕しているため、プレイヤー含めて背後を取られ放題になる。 味方は放っておくと瞬く間にやられてしまうが、プレイヤー側も攻撃できる時間が非常に短い上にレーザー以外の攻撃が効かず、さらに幾ら躱してもすぐに背後を取られるため、とにかく素早く撃墜する以外の攻略法が取りづらい。 しかし、この戦闘で負けると、ただでさえ強い相手に初期状態で挑まざるをえなくなる。ステージの構成上開幕スターウルフ戦になるので強化アイテムの入手もほとんど期待できず、プレイヤーによっては最悪詰む事もあり得る。 一応、ウルフェンにダメージを与えると一瞬ふらつくが、そのふらつきによって地形などの障害物に接触させると一撃で撃墜できたりする。狙ってやるのは難しいが…。 「ステージをやり直す」コマンドが使い難い 前述した「ステージをやり直す」だが、これを選択すると残機を1つ減らしてステージを最初からやり直せる。しかし、「コース突入時の状態」ではなく、残機を1つ減らして自機は初期状態から開始することになる。 このため真っ先に思いつく「スコアアタック時に失敗したからやり直す」目的では、最弱状態から始めても高得点を取れる状況でない限り活用できない。 「作戦完了ルートに行くのに失敗したからやり直す」などの目的では地形にぶつかったりして自滅すれば済むが、自滅し辛い場面もなくはないため、こちらなら一応選ぶ余地はある。とはいえ、コースクリア後でもこのコマンドは選択可能だが。 致命的なバグがある。 惑星ベノム2にて基地内の突入デモへと切り替わるシーンで、この時に自機が突入口の真上にいると、フォックスは突入口の辺りを無限ループしてしまい詰む。スターウルフを倒した後は基地から離れるのを意識しておくこと。 1つのコースで512hit以上稼ぐと、ランキングで256hit少なく表示される。後で256を足せば同じことではあるが少し不便。 WiiのVC版では、511hitで打ち止めにするという荒技で対応されている。 あくまで『本編のオマケ』と言うべき対戦モード 本作は対戦で盛り上がるニンテンドウ64のソフトとして有名だが、本編と言うべきメインゲームの素材を流用して作られた対戦ツールにしか過ぎず、単なる撃ち合い以外にルールが存在しない他、CPU対戦が出来ない等の欠点が目立つ。 ちなみに1人プレイでも対戦モードを遊ぶ事は出来るが、その場合はプレイヤー1人がステージに放り出される事になる。一体何をしろと言うのか…。 隠し要素であるランドマスターとパイロットを解禁させても、各機体(?)ごとに耐久力も当たり判定も異なるせいで泥試合になりがちであり、対戦する時は使用する機体を縛る等して独自のルールを設ける必要があるかもしれない。当然機動力では自在に飛べるアーウィンが有利な為、『 やっぱり戦闘機が一番強い 』と言う結論に至ってしまう。ただし、アーウィンに関しては障害物に接触するだけでダメージを受けてしまうと言う欠点が存在する為、一概に万能と言う訳ではない。 一応、ランドマスターは耐久力が高くこのモードのみツインレーザーを撃てるといった強みがあるものの、パイロットはチャージ弾が撃てず、生身故に地上しか移動出来ない上にブーストやローリングも使えず、ボムを一発受けただけで即死するほどの耐久力しかないなど、ほとんど劣化ランドマスターでしかないため非常に弱い。強いて利点を挙げるなら、手持ちのバズーカによるレーザーの連射性能が高い点や、その場に静止できる分少しだけ小回りがきくという程度。 総評 至って単純なシステムを持つ本作の魅力はゲームの攻略(中でもスコアアタック)に集約されていると言える。 ギミックや敵の配置、その登場・退場タイミングは練られており、自分の工夫1つで見る見るうちに点数が伸びる喜びや、操作のちょっとしたズレがスコアに現れていくなどやりこみの深さをもたらしている。 ストーリーはその上述した楽しみを阻害しない程度のシンプルなものになっているが、第三者の視点でシナリオを傍観するのではなく、 プレイヤー自身がキャラクターからアドバイスや応援を受けているような演出が徹底されているのもゲームを盛り上げている一因といえる。 シンプルだが味わい深いゲームは現代においてもなかなか見つけることはできない。 ファンだけでは無く、他社の開発者からも注目され、後のゲームに影響を与えたことも、本作の高評価が本物である証拠だろう。 移植 WiiおよびWii UのVCでも配信されている。主な違いは以下の通り。 N64版・Wii U版では振動機能があるが、Wii版では振動機能が無い。 アーウィンのエンジンから噴出する炎のエフェクトが半透明になっている。 エリア6のボスのビームの色はN64版では黄、橙、赤、ピンク、白が鮮やかでペカペカした目に悪い色だが、VC版では黄、橙、赤、ピンク、白が薄く、ピンク色だけ伸びている。 アンドルフを倒した後の脱出時、VC版では画面全体が若干暗くなっている。 ダメージを受けたときなどのフラッシュ効果が控えめになっている。 惑星マクベスのボスを倒した後のフラッシュ効果が削除されている。 処理落ちが無くなった影響で一部の演出が変わって見える。 上述通り、ステージごとのhit数に511点の上限が設定された。 2021年10月26日に『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』初期収録作品の一つとして配信された。 余談 惑星マクベスと惑星ベノム1のボス戦は逃げる相手を追いかける構成となっているのだが、実は双方共に終点が存在する。ボスと一定時間戦い続けていると終点に辿り着いてしまい、自機が強制的に撃破されて終了となる。下記の3DS版でも再現可能。 マクベスでは専用セリフも用意されているので、強引な締め方も含めて一見の価値はある。ただし実際に終点に着くまではかなりの時間がかかる上、ボスを倒さずに回避に徹する必要もあるので難易度は高め。 キャラクターや戦闘機、惑星のデータ等の、本編では語られない細かい裏設定が豊富に施されている。 そうした設定の一部は公式ガイドブック(攻略本)によって公開されている。 パイロット操作の余談 当時の開発スタッフの清水隆雄氏と今村孝矢氏によると、パイロットでの戦闘は 「メインゲームの終盤でフォックスとアンドルフの直接対決を実装する予定だったが、納期が迫っていた為に実現せずに、当時の開発スタッフに無理を言ってバトルモードでパイロットの戦闘だけ実現して貰った」 との事。公式ガイドブックの対談によると企画段階まで進められていたらしい。 なお、この「生身のフォックスvsアンドルフ」の構想は、後年に掲載された漫画版「さらば愛しのファルコ」にて実現している。また白兵戦要素そのものも、後のGC2作において本格的に実装されることになる。 アクションの中にはジャンプも存在するが、垂直に跳ねるだけで特に使い道の無い謎仕様となっている。ちなみにパイロットが壁に密着した状態で他のパイロットが上に乗るようにジャンプすると、そのまま上に引っ掛かってしまう。勿論、一種の不具合で何の意味もないが一部では「肩車」「合体」などとネタにされることも。 なお、後に発売される『アサルト』とは事なりキャラ毎の性能差はない。そのため、 最年長且つ太り気味なペッピーとEDでトロ臭いことが判明しているスリッピーも、フォックス&ファルコと同じ速さで疾走する 。とはいえ、 実際操作すると分かるが挙動と言い性能と言い、彼らもそれなりに鍛えているのだろうと言わんばかりのシュールさがあり、 高難易度の使用可能条件を達成した故の感慨深さがある。 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにフォックス・『DX』からファルコ・『X』からウルフが参戦している。 フォックスは『初代』から『SP』まで皆勤賞。フォックス・ファルコともにスピードタイプ寄りのファイターでシリーズ通して上位の強さを持っている。 ウルフは4作目『for』ではリストラされたものの、『SP』では再び参戦を果たした。 ヨーロッパでは『Lylat Wars』のタイトルで発売された。 スターフォックス64 3D 【すたーふぉっくすろくじゅうよん すりーでぃー】 ジャンル シューティング 対応機種 ニンテンドー3DS メディア 1Gbyte3DSカード 発売元 任天堂 開発元 任天堂、キューゲームス 発売日 パッケージ 2011年7月14日ダウンロード 2012年11月1日 定価 4,800円(税5%込) プレイ人数 1~4人 判定 良作 追加要素・変更点・評価点(3DS) ジャイロ操作に対応した「ニンテンドー3DSモード」が追加され、直感的な操作が可能になった。なおスライドパッドでの操作にも同時に対応しているので、新ハードにありがちな「新要素を無理やり使わされている」といった感覚は全くない。 従来の遊び心地・バランスをそのまま再現した「ニンテンドウ64モード」も搭載されている。 64版では存在しなかった上下操作の反転オプションといったコンフィグも追加され、ハードの違いによる操作性の変化に対してもしっかりとした配慮が見られる。 グラフィックが格段に進化した。 キャラクターはもちろんだが、背景が鮮明になったことは特に高い評価を受けている。宇宙ステージでは「星空が美しい」、海中ステージでは「水の質感が伝わってくる」など。 惑星ゾネスでは雨が降るなど、64版では存在しなかった演出も追加されている。 エフェクト類も進化しており、爆炎やビームなどの光系のエフェクトは透過処理が行われている。 『アサルト』に倣い、1度クリアしたステージは「スコアアタックモード」で何度も遊べるようになった。 64版での最大の欠点だった「ステージ2以降を遊びたくても最初から進めなければならない」という不満点が解消された。 ただし、流石に直前のステージ状況は考慮されないため、ビルやキャットが初登場ステージ以外に現れることはない。 同様に、64版では1つしかなかった勲章も『アサルト』に合わせてステージごとに3つ用意された。自分のレベルに合わせた目標を狙っていくことで、プレイヤーの間口を広げている。 バトルモードにも進化が見られる。これも『アサルト』を意識した追加要素が多い。 64版での遊びごたえのなかったステージ(平面に障害物をいくつか置いただけ)を一新し、独自の地形を持つステージを用意。 レーザーとボムしかなかったアイテムの他にも対戦限定の新アイテムが追加された。 ローリングには連続使用に制限が追加されており、これによって対戦ならではの立ち回りや戦略性を生じさせている。 コンピューターを相手に据えることが出来るようになり、一人でも対戦が出来るようになった。 対戦中、内側カメラでプレイヤーの顔をアイコンにする機能がある。ちょっとしたお遊びにもどうぞ。 1ステージクリアするごとにオートセーブされるようになり、プレイを中断できるようになった。 さらにステージ途中でリセットすれば、レーザー・ボムの状態を維持したままステージのやり直しができるようになった。64版の難点であったリトライ面の仕様を改善しており、良く言えば「納得のいくスコアが出しやすくなった」、悪く言えば「一発勝負の緊張感がなくなった」とも。 ただし中断・再開を行わずにクリアすると、「ノーコンティニュー」メダルがランキングに記録される仕様となっているため、コンティニューの有無によるプレイスタイルの住み分けもきちんと考慮されている。 一部台詞の変更とボイスの追加が行われた。 基本的には64版と同じ文面となっているが、ごく一部の台詞に修正が入っている。 台詞修正の例としては、惑星アクアスでのファルコの台詞「こんな物、後にも先にも1回きりだぜ!」が分かりやすい。64版では同ステージで2度同じ発言をするため、やや不自然だった(*7)が、今作では2度目の台詞が「だからぁ、こんな物、後にも先にも1回きりだぜ!」と修正され自然な構成になっている。 下記のCV変更や容量面で余裕ができたためか、トレーニングモードの「ヤル・デ・ポン」もフルボイスとなった。64時代に遊んだ人の一番のサプライズはここかもしれない。 ボスと対峙した時、ボスの名前や機体名・肩書が表示されるようになった。 64版においては攻略本などでしか確認できない情報であったため、ここで初めて名称を知ったプレイヤーも多いのではないだろうか。カイマン以外のパイロット名は不明なままだが 64版にあった致命的なバグは修正されており、通常プレイにおいて進行不可となる現象は起こらなくなった。 ただし、極一部のスコア稼ぎ可能なポイントなどはそのまま。とはいえ実際に活用するにはそれなりに技量が求められる部分であり、ゲームの進行上で問題にならない部分はそのまま再現する方針なのだろう。 賛否両論点(3DS) CVが一新された。 64版をやり込んだ人ほど違和感を覚えてしまう。 ただし、6名という総人数とそれぞれの配役は変わっておらず、できる限り64版に近い声色を再現しようとしており「慣れれば何とも思わない」という意見も少なくない。 なお、CVが一新されたのは「64版でペパー将軍などを担当した郷里大輔氏が2010年に他界した為」であるとニンテンドードリーム第209号のインタビューにて語られている。 今作の出演者は全員が賢プロダクション所属で統一されている。このためか現在でも活躍している阪口大助氏(64版でナウスなどを担当)なども変更されている。 CVと似た事情で、BGMにもやや変化がある。 曲とその構成自体は64版とほぼ同一なのだが、ハードの違いや音源の変化などもあってか、64版とはBGMの印象が異なる部分がある。 こちらも「慣れれば何とも思わない」という意見は少なくないが、64版そのままの音色を期待すると肩透かしを食らうかもしれない。 また、バトルモードのBGMは全て新曲に差し替わっている。これらの新曲そのものの評価は悪くはない。 一部のエフェクトが抑えめの表現に変わっている。 わかりやすいのが惑星マクベスの作戦完了ルートのボス撃破演出で、爆発のエフェクトそのものは美麗になったが、64版と比べてエフェクトの規模はかなり小さく地味になってしまった。 VC版と同じく、目に負担を強いるフラッシュ効果などを抑えめにした結果の一つであろう。本作では立体視もあって目への負担はさらに大きいため、ある程度はやむを得ないといえる。 1Pモードでのコックピット視点が削除された。 とはいえ、64版でのコックピット視点は視野が狭くなるほか、ローリング時に視点ごと一回転してしまう難点もあり、元より実用性のある要素ではなかった。 今作で追加された立体視やジャイロ操作ともやや噛み合わない仕様のため、新要素と噛み合わず使い勝手も悪かった仕様を削除したのは妥当とも言える。 なお、コックピット視点は次回作の『ゼロ』にて、より進化・洗練された形で再び採用されることになる。 一部モードでランドマスターやブルーマリンを操作する際、ステージ冒頭で各機体の操作説明が必ず挿入される。初心者には優しいが、繰り返しプレイする時は少々煩わしい。 説明の裏ではBGMも流れ続けるため、ステージとBGMの盛り上がりが微妙にズレる場面もある。一応、プレイング次第でなんとかなる範囲ではあるが。 問題点(3DS) バトルモードが一新された関係で、一部失われた要素がある。 ランドマスター戦とパイロット戦が廃止され、残念ながらアーウィン以外での対戦は不可能に。 上記のようにBGMも一新されたため、64版の楽曲では唯一バトルモード時のBGMだけが未収録となっている。 オンライン対戦にも対応していない。『アサルト』と違って対戦にそこまで重点を置いたゲームではないので、一人でバトルモードに熱中するには少々微妙な出来。 総評(3DS) 64版の魅力を一切殺すことなく、新ハードの特性や『アサルト』のシステムを上手くとりいれることで、より多くの人がより快適に遊べる作品となった。 一月前に発売された『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』に話題を持っていかれてしまったことは否めないが、同じニンテンドウ64における名作のリメイク作としての出来は、こちらも決して引けを取らない。 シリーズの低迷が続いていた為か、国内では売り上げは約13万本と残念な結果になってしまったが、64版をやり込んだ人でも十分に楽しめる、3Dシューター復活の一作である。 ファンにも新規ユーザーにも是非、一度は手に取って見て欲しい。 余談(3DS) 本作をベースに一から作り直されたWiiU版『スターフォックス ゼロ』が2016年4月21日に発売された。CVも3DS版と同じ面々で、総人数も引き継いでいる。 発売後の2012年5月頃には、ガチャポン形式の組み立てキットとして『任天堂 メカニックキットコレクション』が発売され、本作からは「アーウィン」「ランドマスター」「ブルーマリン」の3種がラインナップ入りしていた。他には『スティールダイバー』の機体が収録されており、任天堂作品のメカとして共に貴重な立体化を果たしている。