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PvEモード プレイヤーとプレイヤーではない敵と戦うゲームモード PvEモードのマップは少しカスタマイズされていて、 一部通行止めだったり登れなくなっていたりオブジェクトがなかったりしている。 キャンペーン ドゥームズデイスクワッド 無限系ゲームモード サイボーグゾンビモード サバイバルモード ゾンビサバイバルモード ハイパーゾンビアリーナ キャンペーン ※要カスタムクラス MWシリーズのキャンペーンモードが簡単に遊べます チュートリアルで1回だけクリアする必要があります ドゥームズデイスクワッド ※カスタムクラス不要 4名のキャラクターの一つを選びゾンビを倒し生き残るゲームモード キャラクターごとに使用できる武器やスキルが違う 無限系ゲームモード ※要カスタムクラス 勝利ラウンドのない無限系のサバイバルモード 報酬がおいしい サイボーグゾンビモード ※要カスタムクラス いつものCoDのゾンビ達がサイボーグ化して帰ってきた ゾンビを倒しエネルギーを貯めて弾薬やミステリーボックスで生き残れ エネルギーは5本までチャージ可能 電源を入れることにより追加パークを購入できるようになる サバイバルモード ※要カスタムクラス MW2~3にあったCoopモード 一般兵に犬に攻撃ヘリに輸送ヘリがやってきて 輸送ヘリを破壊し損ねるとジャガーノートを着た兵士が襲ってくる 敵を倒すとお金が手に入り、ヘッドショットや一撃キルでボーナスがかかる。最大5倍。 特定ラウンド毎にミッションが発生 ミッション達成により救援物資が落ちてきたりお金がドロップするようになったり 攻撃しつづけることでお金が落ちる敵が沸いたりする ミッション失敗時低確率で視界EMPを食らう (セントリーガンなどは破壊されない、キルストリークの使用も可能) ゾンビサバイバルモード ※要カスタムクラス ゾンビ達が毎ラウンド地面から生えて襲ってくるゲームモード 特殊ゾンビもやってくる。 MAP内に必ず1つだけ自販機が置かれており、2000ポイントで購入すると 一定時間ごとにランダムで3つ目の武器が支給されるようになる またMAP内に設置されているBOXで特殊perkをランダムで購入することが可能 ハイパーゾンビアリーナ ※要カスタムクラス 特殊なMAPで戦うゾンビサバイバルモード 2ラウンド目にperk選択画面が出るので支援型か攻撃型を選び2つの選択肢から1つ選んでいく 7つ目は使用型のスキルになっていてそれぞれ個性がある 攻撃力アップか全員蘇生がおすすめ また竟技场がゲートからゾンビが湧いてくるモード 丧尸島が島を舞台に3ラウンドごとに移動するモード
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UU評価/修正提案・議論 ジャガー戦士 (2008-10-07 (火) 10 29 34)記事作成段階で★2.5のジャガー戦士。ジャガーが★2.5なら○○は★3だ。という意見がチラホラ…それはつまりジャガー戦士の評価が高すぎるのでは?と思い作成しました。自分も★2のUUの中でトップクラスではないだろうと思います。★2、もしくは★1.5くらいに格下げにした方がいいのではないでしょうか? UUの中でも最低クラスだと思います。★1.5で・・。 -- ジャガー先生の回復魔法は強いですよ 攻撃でなくベホマ兵として使うべき 回復の時間が短くなるのは戦争でかなり役に立ちます -- ケアルガ仮面の有用性は認めますけどねー。それ込みで★1.5位かなー・・と。ケアルガ仮面なしなら★1~0.5位ではないでしょうか?? -- いや、でもケアルガ仮面入れるとパンツアーよりは強いか・・。★2くらいかなぁ?? -- ↑の人 パンツァーそのものは強いんだよ…けど性能を活かせる状況に問題が… その点ケアルガ仮面は性能活かせる状況に問題はない。それでも★2で?が付くほど微妙なんだよなぁ… -- モンテは攻撃志向なので戦闘力5でも実質6弱はある、というのはなるほどと思った。それでも2か1.5だと思うけど。 -- 同じ意味でパンツァーより強いんじゃないかなー?って書きました。でもパンツァーと同じでもいいかもしれないですね・・ -- ↑↑の人 btsだと、指導者と文明を自由に組み合わせられるわけですし、攻撃志向は評価に入れなくて良いかと。 -- 設定に関しては標準的なもののほうがいいんじゃないかな。指導者ははじめから設定されているもので判断している人のほうが多いと思いますよ -- せめて今すぐプレイの範囲の中前提でないと、カスタムゲームでいじる要素まで入れるとゴチャゴチャになるぞ。例えば永久平和にしたら殆どのUUいらねになるし。 あと攻撃志向外すとケアルガ仮面作れね。それこそ評価が★1になりかねん。 -- 攻撃志向はユニット全体が強くなる感じなので、UUだけが特別強くなるわけではないなーと思い、評価には入れなくても良いかと思ったんです。しかし馬とかは強くならない事を考えると評価してもいいのかもですね。しかもジャガーのケアルガは攻撃に依存しますしね。失礼しました。。 -- [[2008-10-07 (火) 19 02 58 ]] ケアルガはネタだからなぁ実際経験値7のジャガーを作る手間と移動力が1しかないことを考えると、探検家に将軍つけた方が圧倒的にいいんだよな -- ★1.5で・・・無資源とケアルガを評価してこのくらい。ランツやスカミよりはかなり弱い。 -- ★2より上の評価つける人が見当たらないので、そのように修正しておきます。 -- むしろ攻撃力1ならよかったのにねw -- なんで、ジャガー戦士と斧兵での戦いで計られるのか不思議・・剣士にとっても斧兵は天敵なんだから。それに、森の中だけで移動している分には、斧兵なんて目じゃないし・・。平地に出るんだったら当然斧兵混ぜておけばいいだけだし。 -- ちょっと、思ったんだが、ケアルガ仮面って正式な呼び名なの?そうでないなら、wikiの解説文として相応しくないでしょ?2ちゃんぽいノリは嫌いなんだが。 -- プレイレポからの固有名詞なので2ちゃんっぽいってことはないと思うけれど、初見だと意味がわからないだろうから脚注をつけておきました -- 常連で内輪しか分からない言葉で盛り上がっているのを、2ちゃんぽいと言ったのです。脚注じゃなくて、普通に衛生Ⅲって書けば済む話でしょ。書き換えても -- ↑の続き・・また戻されるので、編集やる気失せた。文明によってプレイスタイル変える事のできない人のレビュー見ているとウンザリだよ。 -- そもそもケアルガってなんなのさ?と… -- ベホマズンのほうが通じやすいよね -- ここまで。★2.5→1.5 「ケアルガ仮面」の呼び名ではなく、回復ユニットとしての説明をメインにして本文に組み込んでみた。 -- ケアルガ仮面を※での注釈はなく、そのまま本文に取り込んでみた…が、なんかくどくなったような気がする…。 ついでに無印での評価を最低にしました。銃士隊以上に使い道が思いつかん。 -- 無印は初期R型のUUの中で唯一資源いらない。なので難易度が低いパンゲアなら道で資源引く前にどんどん生産して侵攻を重ねれば制覇が最速で可能。でも星は現状か1くらいでいい。 -- 書き方悪かった。首都や第二都市では斧つくるとして、どんどん占領した先の都市では道が追いつかないので資源なしで兵をつくるところもでてくる。そういったときに有効。低難易度制覇最速は勝手に思ってただけなので、こんな感じで使ったことあるよー程度で読み流して。 -- 運用について結構長くなってきたので、攻略・考察/戦法集にジャガー戦士の単独ページ作ってまとめてもいいかも。 -- でも実際書くとしたらケアルガ仮面ぐらいしか書くことないんだよな… -- 40%回復は魅力だけど、大将軍ナシで衛生1とレンジャー3だけのベホマ二等兵でもいいな。モンテならスタック分けるくらいの大軍つくりたいし -- …でも、探検家でも衛生兵Ⅲ+レンジャーⅢの同時修得は出来るんだよなぁ -- 探検家で経験値37貯めるのは厳しいんじゃね。将軍で20としてもあと17を守備だけでどうすりゃいいのやら -- 探検家にレンジャーⅢは無理 -- 探検家じゃ初期ラッシュは間に合わないんじゃね? -- あぁ、そういえば戦闘術1がつかないんだった。ごめんなさい -- 赤十字ならいけるかなとおもってやってみたら探検家はレンジャー3だけつけらんねーじゃねーかばかやろー、と書きにきたら無理って書いてあって泣いた -- これハンマーあたりの軍事評価かなり高くなかったか?たしか弓UU並みだったはずだが -- 失礼、無印の話だったわ。BTSだと剣士よりましってレベルか。。 -- 名前 コメント
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シチュ不明のとこ加筆しといたよよよ - 名無しさん 2018-02-28 18 04 33 加筆ありがとうねねね… - 北海道ゆっくり放送(管理人) 2018-02-28 19 05 11
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画面上部に居座る、レイドボス。 「世界の終わりへ」ボタンで挑戦することができる。 固有装備のほか、終末の気配レベルの主な入手先である。 また、高レベルプレイヤーにとってはケロの稼ぎ場所ともなりうる。 卵の成長と還元 報酬 フラスコの状態 ボスサモンセカイオワリノオシラセ特殊行動 能力値 熾なる魔王『アレクレクシア=レザーノート』特殊行動 能力値 銀河喰らい特殊行動 能力値 九尾の女特殊行動 能力値 能力値一覧表 ドロップ武器 防具 装飾品 Q.ラグナロクで〇〇な遊び方をするやつが居る!マナー違反じゃないの? ラグナロクの卵、それは終末を呼ぶ者の未熟な姿だ。 卵が孵ればラグナロクが訪れ、世界は崩壊する。 卵の成長と還元 ラグナロクの卵は最初、Lv1で現れる。 討伐されるたびにレベルが上がり強化されるが、その分報酬も高くなる。 一方でレベルごとの挑戦回数は全プレイヤー共有で10回までとなっており、10回戦闘が行われても討伐されなかった場合は討伐失敗となる。 ラグナロクの卵は討伐の失敗を受けると去り、次のラグナロクの卵がLv1でランダムに現れる。 報酬 討伐に成功すると、討伐したラグナロクの卵のレベルにあわせてケロ、終末の気配レベルを入手でき、稀に固有の装備品をドロップする。できるだけ高レベルの終末の卵を討伐できるようになるよう、成長していきたい。 討伐賞金 計算式ラグナロクの卵Lv138以下300万 * 1.15^(卵Lv-1) ラグナロクの卵Lv139以上5兆 * 卵Lv 上記の式のどちらかに、1+戦闘回数/10000が乗ぜられる。 Lv200からLv50毎に倍に増え、更にLv300声からLv10毎に倍に増える(Lv10毎とLv50毎が重なる場合4倍) Lv200だと2倍、Lv250だと4倍、Lv300だと16倍Lv310だと32倍…という風に増えていく それはさておき、卵のドロ率は戦闘回数と卵のレベルによって変動するらしい。 戦闘回数は多いほどに卵のレベルは高いほどにドロ率が上がっていく。 フラスコの状態 ラグナロクの卵が一定以上討伐されることにより、フラスコの状態が変化していく。 フラスコの状態が 【多量のラグナロク的なサムシングが浄化され、世界にはつかの間の安息が訪れている。 】 となるとMP Bonus TIME が発生し、様々な戦闘での獲得経験値、獲得ケロが1.5倍になる。 フラスコの状態 ↓ 【 終末の影が射し、エーテルの蒼い光が舞う。世界は混沌に支配されている。 】 ↓ 【 果てなき滅びの意志との闘いの中で、暗雲が僅かに薄れているのを感じる。 】 ↓ 【 目の前には確かに希望がある。暗き気配は鳴りを潜めている。 】 ↓ MP Bonus Time 【多量のラグナロク的なサムシングが浄化され、世界にはつかの間の安息が訪れている。 】 ボス 能力値はLv1の能力値に、Lvごとに以下の定数が累乗されていく。 能力 定数 HP 1.3 攻撃力 1.25 防御力 1.25 命中値 1.05 回避値 1.05 サモンセカイオワリノオシラセ 自身が心から望んでいる訳ではない。別にどちらでも良いのだが、そういう契約で召喚されたので仕方ない。私、世界滅ぼしまーす。 サモンセカイオワリノオシラセの覚醒発狂!!輝く金色のフェザーエフェクト!!! 特殊行動 ジャッジメント強攻撃 25ターン目以降発狂。毎ターンbahuによりダメージが増加した攻撃を行うようになる。 能力値 Lv1 能力 能力値 HP 20,000,000 攻撃力 200,000 防御力 100,000 命中値 160 回避値 70 熾なる魔王『アレクレクシア=レザーノート』 この世界において魔王などという種族はごくありふれたものだが、こいつに至ってだけはモノが違う。実力も、矜持も。そして、偏屈さもだ。 【我は熾なる魔王『アレクレクシア=レザーノート』!塵芥よ!我が心臓を打ち砕いて見せよ!!】***辺りの空気が張り詰める・・・決戦の気配だ!!!***レザーノートの威圧感で空間まで歪んで見える・・・。(attribute) 特殊行動 1ターン目 確定 attribute。おそらく自身の命中率・回避率上昇 ドレッドノート自らのHPを減少させながら攻撃。 おそらく攻撃倍率を上昇させての攻撃。通常攻撃は0ダメージのであっても、ドレッドノートを受けるとオーラ+HP全損の一撃死を受けることもザラにある。 トラッシュおそらく攻撃倍率上昇。 ジャガーノートおそらく攻撃倍率は高くない。 発動率はジャガーノート≧ドレッドノート トラッシュ 能力値 Lv1 能力 能力値 HP 19,500,000 攻撃力 150,000 防御力 200,000 命中値 190 回避値 90 銀河喰らい 最初は、蝿を喰って生きる小さな存在だった。それが鼠を喰い、鹿を喰い、熊を喰い、人を喰い、竜を喰い・・・そして今、この街をも呑み込もうとしてる。 銀河喰いが貴方の生気を喰らう!!! 特殊行動 体を大きくする 攻撃力上昇。累積する。 食べて回復 攻撃と同時に自らのHPを回復する。 能力値 Lv1 能力 能力値 HP 30,000,000 攻撃力 150,000 防御力 250,000 命中値 190 回避値 20 九尾の女 往々にして、絶望した心は「無理に一人で死ぬより世界が滅ぶ方が楽」と気付く。今回に限り違うのは、彼女にその力が備わってしまっているという事。 ディフィカルティ・ジ・シスコトの呪い!!!ディフィカルティ・ジ・シスコトの呪いによって貴方はじわじわと死に向かう。(attribute) 特殊行動 1ターン目 確定 attributeの効果により毎ターン割合ダメージ(最大HPの約5%)の状態異常を付与しオーラ値を半減する。 attributeを無効化すると解除される。 即死攻撃 必中。下位死属性。 卵Lv100以上は中位即死、卵Lv200以上は上位即死。 即死耐性装備早見表 装備名 Lv1~99 Lv100~199 Lv200~ セイクリッド的素敵な加護 〇 × × 透き通った界王の言霊(Lv100~) 〇 〇 × しっぽのおまもり 〇 〇 〇 attribute オーラ値半減、毎ターン最大HP5%のダメージ。無効化すると元通りになる。 能力値 Lv1 能力 能力値 HP 16,000,000 攻撃力 130,000 防御力 200,000 命中値 160 回避値 120 能力値一覧表 ラグナロクの卵 能力一覧表 https //goo.gl/bNmiyd ラグナロクの卵の具体的な能力値、計算式は上記スプレッドシートを引用させていただいています。 作成されたばななぇ様に感謝を。 ドロップ 武器 武器名 攻撃 命中 備考 ボス 十字架の媒体痕 2000000000 500 スキル発動時最終ダメージ1.5倍 サモンセカイノオワリノオシラセ ブラッディゾーン 1800000000 700 スキル「使役する」を使用すると攻撃力増加(重複、戦闘終了まで継続) 熾なる魔王『アレクレクシア=レザーノート』 暴食の牙 2200000000 400 スキル発動時、最終ダメージが半減するが、吸生攻撃に変化 銀河喰らい まじない 1500000000 800 ドロップ 九尾の女当たれば即死効果のある武器技を放つまた失敗することもある(使役する) 九尾の女 ????? ??????? ?? 未実装 防具 防具名 防御力 回避 備考 ボス フェザーエフェクト 1000000000 500 効果発動中の攻撃力が1.5倍 サモンセカイノオワリノオシラセ 王道と覇道のローブ 1500000000 300 敵の攻撃力を半減 熾なる魔王『アレクレクシア=レザーノート』 苔むした外套 2000000000 0 毎ターン最大HPの2.5%回復 銀河喰らい きつねみみ 700000000 700 魔法攻撃の被ダメージ軽減 九尾の女 ???? ?????? ?? 未実装 装飾品 装飾品名 効果 ボス 魔石『サモンセカイオワリノオシラセ』 発動時、ラグナロク戦最大HP5%、それ以外最大HP30%の固定ダメージ 発動値+25 サモンセカイノオワリノオシラセ 優れた魔族に必要なカリスマ 発動時、攻撃力2倍+相手のattributeを無効化 発動値+25 熾なる魔王『アレクレクシア=レザーノート』 歪な鱗 発動値+50 銀河喰らい しっぽのおまもり 即死無効化 発動値+15 九尾の女 ???? 未実装 Q.ラグナロクで〇〇な遊び方をするやつが居る!マナー違反じゃないの? 公式FAQより A.これはあくまで管理人から提示するスタンスであり、強制力のあるものではありませんが、 当方からは「好きに遊ぶのが正しい」という意見を提示せざるを得ません。 例えば、高レベルラグナロクをリセットせず放置するであるとか。 例えば、死にかけのラグナロクをトドメだけ掠め取って行くやつが居ただとか。 そういった「ちょっと他人からするともやもやするプレイング」の事ですね。 これは自由にやっていただいて結構なんです。このゲームの世紀末的世界観に照らし合わせても、それは正しいと思います。 これは、後続の為にリセットしておいてあげようだとか、ハイエナ行為は自重しておこうといった親切なプレイングを否定するものではありません。 「親切」も「悪辣」も自由ということです。ただ、それをチャットで強要するようなことはお互い辞めていただきたいなということです。 キャンディ・ヴィレッジの混沌とした世界観を受け入れるということの中で、「勝ったものが勝ち」「勝てなかったものはへたを踏まされる」 ということをも楽しんで頂きたいのです。ご理解頂けると嬉しいです。 勿論、規約違反をしている不届き者が居ればそれは処罰対象となるので報告して下さい。 「これを規約に加えたほうが良いのではないか」という意見もどんどん送ってくださって結構です。 追記:判りづらい人が居たみたいなのでもう少し簡潔に書きます。 (規約の範囲内で)誰がどういうプレイをしていようがそれは許されているので、その事で荒らさないでくださいね。
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馬主 ◆cikrhbJVSc 性齢 牡4 生産 DS96 血統 ノーパスノーセール?×カノン 脚質 逃げ パス りぐぎよひ しせもおね でぞてびぜ まししたこ はべぼちわ しすろぼの めとて 出走 第1回SH杯
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651 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 23 09 40.71 ID ??? 流れを随分逸した感があるが、メックの懐かしさで報告させてもらう 大分昔、30~45の高速系の軽量メックばかりで偵察小隊キャンペーンをしていた ある回、俺達は65tの重量級メック率いる小隊と遭遇した……! (メックでは基本的に重量が重いほど強い) だが、戦場にいたのはなんと「ジャガーメック」 俺たちは爆笑した こいつは、例に出たライフルマンより酷いネタメック 65tと言う装備重量をオートキャノン(AC)と言う重量対火力の効率悪い武装で固め、 恐るべきことにその装甲はライフルマンよりも薄い! 他のメックもさほど重くも強くもなく、 これなら十分勝負になる、俺達は撤退ではなく交戦を選んだ ……のだが、ダイス目が悲劇を呼んだ 開幕、後衛に徹した敵指揮官のジャガーメックのACがクリーンヒット 致命的命中でAの搭乗する40tのオリジナル機体の弾薬が爆発、戦闘不能 呆然と黙り込むAをよそに次ターン、またも隊長機のACがクリーンヒット こちらの火力の要、Bの搭乗する45tのフェニックスホークの姿勢制御装置が大破、実質戦闘不能 見事な俺達大炎上、戦力半減ではもう勝ち目はない。 あまりにあまりなダイス目に俺達は爆笑したのだが、AがGMにキレた A「イカサマでしょ?!」 652 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 23 10 12.75 ID ??? 確かにイカサマじみた確率の悪戯だったが、出目に関してはどうしようもない 困ったように応対するGMと、おろおろしながら止めに入る俺達。だがAはおさまらない そんなとき、Bが言った B「違う。あいつは……エースなんだ」 A「……エースなら仕方ないな」 結局、その日は皆でノリノリでジャガーメックに乗るエースの設定を決めて終わった。 A「かっこいいお姉さんにしよう。絶対それがいいよ!」 B「パーソナルカラーは黒がいいな」 俺「じゃあ、異名は密林の黒豹でどうだ」 GM「いいね。しなやかな肢体でナイスバディのおねーさんとかステキじゃない」 その日を境にキャンペーンの方向性は大幅に変わった 敵はジャガーメック2とか可変型ジャガーメックだとか それでも十分手強かったし、別に困った訳ではないのだが あまりに好評だったので、ジャガーメック4機による単発セッションが組まれた事もあった だがしょせんジャガーメックはジャガーメック 軽量級相手にずたぼろとなりAもBも俺達も大爆笑 エースなのはジャガーメックではなくGMだったというオチ 654 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 23 11 52.30 ID ??? 651 誤爆? 655 名前:G13型トラクター ◆onzonzOrEM [sage] 投稿日:2012/01/07(土) 23 13 06.86 ID ??? 651-652 メックスレの誤爆に違いない 656 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 23 17 02.27 ID ??? 俺は困話よりこういう話が好きなんだがどこのスレに行けばいい? 657 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 23 19 28.89 ID ??? メックスレに行けばいいんじゃ? 658 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 23 22 50.54 ID ??? いきなりメックの話されて、俺は困話は好きじゃないんだと言われても困るんだが 665 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 23 31 43.65 ID ??? つまり困スレに困を報告しない報告者が困 スレ305
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サードニック・ジャガー 星3 炎属性 獣族 効果 ATK/1350 DEF/700 相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。 このカードをリリースする事で、自分の墓地から「融合」魔法カード1枚または「融合」に使用した融合素材モンスター1体を選択し、手札に加える。 【サードニック】においては貴重なサルベージ要因。《サイバー・ドラゴン》と同じ特殊召喚方法を持ち、シンクロ・エクシーズ素材としても使用できる。 《融合》を多用する【サードニック】だが、融合素材としたモンスターは《サードニック・シグネット》や《サードニック・モノケロス》など墓地から離れるものも多く、《サードニック・イーグル》や《サードニック・ファルコン》は《赤熱の全天》での蘇生用に取っておきたいので、このカードで回収したいカードはそう多くない。それでも条件を満たせば召喚権を使わずに効果を発動できるので、《サードニック・ファルコン》、《劫炎の天河》等でサーチして《サードニック・ストーク》をサルベージするだけでも十分有益。その他のサルベージ先は融合素材として使う機会の多い《サードニック・ハウンド》、《サードニック・ワーウルフ》が主となるだろう。《サードニック・リザード》等融合素材として用いないものは対象外なのでそちらは後述の《炎星皇-チョウライオ》に任せたい。 サルベージ効果を使わなくても特殊召喚できれば《炎星師-チョウテン》やレベル3サードニックとシンクロ・エクシーズして《炎星侯-ホウシン》や《炎星皇-チョウライオ》を出していけるのも強み。前者は《サードニック・イーグル》や《サードニック・ワーウルフ》のリクルート、後者は実質このカードの対象範囲外である《サードニック・リザード》などのサルベージを行えるのでどちらも相性が良い。召喚権を残す事で《サードニック・マンティコア》の召喚に繋げる事もできる。打点も《幻獣の角》を使えば《フォトン・スラッシャー》を超える程度にはあるのでアタッカーとしても使えない事はない。 《サードニック・ハウンド》同様融合素材であれば対象に制限はない。《融合》を含む2枚をサルベージできる《融合回収》に比べると見劣りするが、こちらは墓地に《融合》がなくても使用できるので《ジェムナイト・フュージョン》など《融合》以外の融合カードと相性が良い。 【サードニック】
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地平線がオレンジ色に染まり、赤茶けた荒野が鮮血に染まったかのように真っ赤に彩られていた。 オブジェとして鎮座しているのは無骨な主力戦車が三両と、タンク型ACが五機、 二脚型が三機に、粉々になった肉塊がぽつりぽつりと。 焼けた機械油の臭いと香ばしい肉の匂いと、いつまでも鎮火することを知らない小さな炎がぱちぱちと音をたてている。 そんなところでじっと動かず夕日を浴びるACたちは、どれも重装甲と、無抵抗な人間を数千人単位で殺せる重武装をしていた。 カラーリングは統一されていなかったけれども、ACたちの左肩には幾何学的な、子供の落書きのような、 蛇がのた打ち回った後のような、そんな文字が書かれていた。 ACのパイロットたちはその文字を使う人間の事を知らなかったけれども、その文字の発音と意味だけは、 死んだ部隊長から聞かされていて、覚えていた。 政府軍第4独立機動中隊―――ジャガンナータ。すべてを踏み潰し、蹂躙していく、無慈悲な戦車に跨った神の名前だ。 それが今は満身創痍の状態で、赤く染まった荒野の上、救難ヘリと整備補給中隊が来るのをじっと待ち続けている。 「……ホント、洒落になってないわよねぇ」 左腕部を根元から焼き切られた暗紺色のタンク型AC、〈アグリッパ〉のコアから斜めに伸びる放熱板にもたれ掛かりながら、 ユーリア・カエサリアはぽつりと零す。 吸い込まれると錯覚しそうなほど艶のある黒い髪を背中の半ばまで伸ばし、細く軽やかな肢体をパイロットスーツに包み込んだ彼女は、 口に咥えた紙巻煙草を吸うと、曇天に向って紫煙を吐きだした。 ニコチンやその他諸々の有害物質等が彼女の脳細胞や毛細血管、肺などを蝕みながらも、 彼女の思考は晴天の真夏日のように澄み切りなおも絶好調であったが、さすがの彼女でも部隊がこのざまではどうしようもなかった。 「埋葬者が埋葬される側に……って、ミイラ取りがミイラに、みたいで、おもしろいと思ったんだけど、そう簡単にはいかないわよね……やっぱり」 ふいに炎が吹き上げた風がびゅうっと彼女の黒髪を一思いに弄ぶ。 地平線に埋もれる太陽が名残惜しげに最後の輝きを地上に解き放つと、その輝きは彼女の横顔を照らして、 彫刻のように精巧な顔立ちがどこかの絵画のように浮かび上がった。 けれど、それもただの一瞬の出来事に過ぎない。太陽はそのまま地平線へと沈み、やがてゆっくりと闇の帳が下りてくる。 すべての戦いは、まるで戯曲の一場面でしかないのだと言いたげに。 「……たくさん死んだわ」 黄昏の終わり時、ユーリアは黒煙と魂が昇っていく空を見上げて言った。 「敵も味方も、たくさん」 紫煙とともに吐き出される言葉に、返答はなかった。 心身共に疲弊しきった第4独立機動中隊の面々は、ユーリアを除き、 全員が鋼鉄の巨兵の中に篭ったまま、空ろな目をしてディスプレイを眺めていた。 かつて緑に覆われていた丘で行われた、第666戦術機動戦隊―――政府軍の尖兵、通称『埋葬者』と、 第4独立機動中隊及びエーブル機甲小隊、第37任務部隊の3部隊を合わせた『粉砕打撃部隊』の戦闘は、空虚な余韻を残しただけだった。 丘の表面はすべて焼き尽くされ、草は吹き飛び、花は踏みにじられ、大気は爆発によって焼け撓み、 土は砲弾と銃弾によって完膚なきまでに掘り返され、丘そのものの形も大きく変貌した。 機械油と融解した金属と、第37任務部隊に同行していた機械化歩兵の血潮と肉と、焼けた薬莢と壊れた兵器が散らばる丘は、 夕日が沈んでもなお、赤く染まって見えた。 ―――― それから数カ月間、クーデター軍の火力の一端を担っていた第4独立機動中隊「ジャガンナータ」は、 戦列機を五機も欠いたために壊滅判定を受け、隊員たちはクーデター後の対面繕いと書類仕事に翻弄され、 心身ともに疲労困憊で夜は死んだように眠りこけるのが普通という有様だった。 クーデター開始時の暗号が各隊に発信されると同時に中隊長を手早くヘッドショットで射殺したユーリア・カエサリアは、 中隊長の偽りの戦死報告書を無駄に丁寧な似顔絵付で仕上げ、欠員補充のために整備補給部隊に行ったり、士官学校に行ったり、 使えそうな人材がいそうなところに足を進め続けていた。 少佐への昇進を断って大尉のまま隊長の地位を担うことになったユーリアは、やはり常人には理解できない行動を取り続け、 しかしそれでも仕事はきちんとやっていたので、注意しようにもどこを注意すればいいのやら、という厄介な人物ではあったが、 新生した軍には必要な人物でもあった。 やがてクーデター軍はバンガードと名前を変え、ジャガンナータは「反体制勢力鎮圧部隊・ジャガーノート」として再編成された。 その際には、ユーリアがどこからともなく連れてきた人材が正式に隊員として書類に登録され、 それぞれがユーリアに指示された通りの役割を担うことになった。 火力偏重で機動性と言う概念を棄てたこの部隊は、気の触れた奇才ことユーリアの元で運用され、 反政府勢力を自称し声高にテロリズムを掲げた理想主義者連中を区画ごと吹き飛ばしたり、あるいは占拠した町ごと瓦礫にしたりと、 軍事政権としての抑止力の一端を構築することにいち早く成功した。 だからというわけではないが、ジャガーノートの活動はやや控えめになっていった。 バンガード内で『大掃除』とも言われる反政府勢力の一斉制圧作戦は、バンガードという新たな政府の存在を旧政府ほど確固たるもの として知らしめるための示威行為であって、銃を持った頭でっかちたちを殺しまわること自体が目的ではなかった。 部隊運用のコンセプト上、ジャガーノートは砲弾を著しく消費する大食らい部隊であり、その部隊に十分な補給を常時受けさせること ができるほど、バンガードは潤っていなかったのだ。そのため、ジャガーノートは「ここぞと言う時に来る重騎兵突撃」というような 運用をされることになっていった。 そういうわけで、ジャガーノートはお呼びでない時、イル・シャロム郊外の砲兵基地で戦いに適応しきって戦闘兵器に進化してしまっ たペルシュロンのようなACを整備したり、整備されてるのを眺めたり、こっそり基地を抜け出したり、書類仕事をしたりしているのだった。 ―――― バンガード所属反体制勢力鎮圧部隊・ジャガーノート隊長、ユーリア・カエサリア大尉の朝は、決まって遅い。 事前に第3種戦闘配置が通達されていたり、どこぞの馬の骨とも知らない勢力との戦闘が続いていると言う情報が流れているなど、 そういった時は誰よりも早く行動するのだが、何もない日は決まって遅い。 その理由は何故かと言えば、砲兵基地の端にある部隊専用の兵舎にある、隊長室の横に設けられた彼女の私室に入れば嫌でも分かる。 部屋の中央にある一際大きなベッドに寝転んだユーリアの両隣には、いつもそれぞれ白と黒のベビードールを着た少女が眠っているのだ。 その寝顔は可愛らしく、シーツと薄い生地の服から見える肌は染み一つない滑らかな肌で、どこか満足そうな笑みを浮かべている。 白いベビードールを着ていて、真っ白い髪をした少女の名はジークリートと言い、黒いベビードールを着ていて、 艶のある真っ黒な髪をした少女の名はシャルロッテと言った。 どちらも得体の知れないAC部隊である『フルール・ドリス』が戦闘に適応化した人間を作り出そうとした際の失敗作とされ、 極々初期の実験で見限られたからか、イル・シャロムのスラムに捨てられていたのだ。 それを拾って養子として養うだけでなく、ジャガーノートの正規隊員として採用したのは、 さきほどから二人に挟まれながらぼんやりとした目で天井を見つめているユーリアであった。 どういうわけか、彼女には人の才能を見抜く一種のセンスがあるらしく、わずか14歳の少女であっても欠員補充のためにと迷わず引き入れた。 痩せ細った二人に食事を与え、可愛らしい衣服を買い与えたのも、他ならぬ彼女であった。 そして何をしたかと言えば、ユーリアの奇抜な性格を列挙していけば分かる話である。大尉にして隊長である彼女は、 バイ・セクシャルであり大の可愛いもの好きでもある。そんな彼女が、自分に懐いている子猫のような二人に手を出さないと 言うのはありえないことだ。 かくして、二人の少女を抱くというのが習慣に組み込まれているため、ユーリアの朝は酷く遅い。 少女を抱かずとも町のモーテルで男に抱かれて帰ってくることもあるから、何にせよ彼女が起きてくるのは決まって酷く遅い。 今、丸まった白猫に形作られた時計の針は午前九時三十分になった。一応、ユーリアは目を開けているが、その目の焦点は定まっておらず、 両手に至っては名残惜しげに少女たちの柔肌に触れたままで、服は着ていなかった。 胸の大きな膨らみを隠そうともせずに、ユーリアはふいに起き上がり、 自分の格好を見てようやくその肌寒さを実感したかのように小さく 「くしゅんっ」 とくしゃみをした。その動作に胸の膨らみがぽよよんと揺れる。 「……うぅん? あれ、下着は着た覚えがあるんだけどなぁ……おっかしいなぁ……」 ずずず、と鼻をすすりながらセミロングの黒髪をわしゃわしゃと掻き回し、枕元に置きっぱなしになっていたくしゃくしゃの煙草の箱と ジッポー・ライターを取る。 箱の中から一本だけを飛びださせてそのまま口に咥え、なんで私下着着てないんだろうとぶつぶつ呟きながら、 手慣れた様子でジッポー・ライターの蓋をあけ、火を点けた。 まだぼんやりとした微睡みの中、肺を煙で満たした後、ゆっくりと紫煙を吐きだしたユーリアは、昨夜のことをやっと思い出した。 ジークリートと一緒にシャルロッテを責めた後、二人を相手に激しくして、そのまま〝ばたんきゅう〟してしまったのだ。 そういえば最近男ばっかりで二人と触れ合えなかったから、思わず激しくしちゃったんだっけか、とユーリアは紫煙を吐き出しながら立 ち上がり、衣装棚に手を掛けながら思った。可愛くてついやっちゃったんだ、てへっ。 と、誰に言うわけでもない言い訳がぱっと頭に浮かんで消える。 煙草を咥えながら衣装棚からスポーツブラとスパッツを取出し、手にしたそれをベッドの端に投げる。 裸身のまま腰に手をあて仁王立ちしたユーリアは、幸せそうに、ゆっくりと紫煙を吐きだした。 そして、乱れたシーツのかかったベッドの上で眠る、二人の少女を見て、にこりと微笑む。 「やっぱり可愛いわよねぇ、リートもロッテも。きっと良い旦那さん連れてくる……よね?」 と、そこまで言ってから、ユーリアは二人の男嫌いについて思い出して、悩ましそうに「あー……」と声をあげながら、首を捻った。 実のところ二人が『フルール・ドリス』に捨てられたと言うことをユーリアは知らなかったので、スラムでなにか乱暴されたのだろう と思っていたが、二人の男嫌いはただの男嫌いではなく、敵意を含んだ男嫌いなのだ。 もっとも例外と言うのはいるもので、ユーリアが手籠めにした(若干の語弊はあるかもしれないが)ハミルカル・バルカやグスタフな どには、そこそこ普通に接する事ができ、整備兵にも挨拶ができるくらいなのだが、一般人の男となるとどうしてもケダモノでも見る ような目になってしまうのである。 「ま、男って基本ケダモノだからその扱い方は合ってるんだけど……」 手慣れるまでがっつくだけであんま気持ち良くないこともあるし、と呟きながら、煙草を黒猫に形作られた灰皿に置き、 ユーリアはベッドの端に投げっぱなしの黒のスポーツブラを付け、スパッツを穿く。 昨日の内にハンガーに掛けてあった白いタンクトップを頭から被るように着て、丈の短いサンドイエローのホットパンツを穿く。 それからリングの飾りがついたベルトを腰に回して、左手首に飾りの腕輪をはめて、寝癖を櫛と整髪料で整えればパーフェクト。 あっという間に私服姿の私ができあがりー、などとのたまいながら灰皿の煙草を回収して再び一服。 早々と一本吸い上げてもまだ足らず、二本目を取り出そうかしらと思った辺りで、もぞもぞとシャルロッテが動き始める。 黒い髪がミルク色のマシュマロのような肌の上を滑っていくさまは、何度見ても愛おしい。抱きしめた時に感じる切なさを思い出 しそうになって、ユーリアは意識を煙草に戻した。今からもう一回しても時間なんか気にする必要はないけども、 今日はそれでも行かなければならない所があるのだ。 「……あ、ユーリ……おはよぅ」 左肩にかかっていた紐が外れて、シャルロッテの黒いベビードールがずれたため、彼女の左の鎖骨から胸の膨らみまでが露わになった。 が、シャルロッテは寝ぼけているのか、それに気づかない。 本当によく出来た人形か、人を魅了するために生まれてきたかのような双子の姉を見つめ、ユーリアはにへらーとだらしのない笑みを 浮かべながら、拾い上げて大正解だったわねと、今までに何十回と思ったことをもう再度、胸の中で呟いた。 そして口に咥えた煙草に火を点けて、寝室の換気扇を回してから紫煙を吐きだし、ごしごしと目を擦っているシャルロッテにやんわり とした口調で言う。まるでシャルロッテの本当の母親のようだった。 「おっはよーシャル。コレ吸い終わったらちょっと出かけてくるけど……リートと一緒にお留守番できる?」 「うん、お留守番、できるよ。ユーリは……何時に帰ってくるの?」 「んー……午後の10時からプラマイ3時間ってとこかなぁ。あ、ジェシーに連絡して御夕飯作ってもらうようにしとくから、 リートにあんまり苛めちゃ駄目だぞって言っといてね。必要なら、バルカを呼んで遊ばせてもらってて良いし」 「分かった。お昼はどうするの?」 時計を見て、シャルロッテが言った。今は九時三十三分である。夕飯よりもお昼ご飯の方が、時間的には近い。 素朴な疑問を口にしたシャルロッテに対して、ユーリアは一瞬きょとんとした後、しまったという顔をした。 どういうわけか、お昼ご飯の事は考えていなかったらしい。 もちろん、何故かは不明である。彼女の思考は複雑怪奇であるのだから。 「あー……バルカにどこか連れてってもらってくれるかしら。冷凍食品じゃ味気ないもの。それで良い、シャル?」 「うん、良いよ。いってらっしゃい、ユーリお姉ちゃん」 「はいはーい。コレ吸い終わったらね」 そう言いながら、ユーリアは丈夫なキャンバス地で作られたレモンイエローのトートバッグに、ある程度の金額の入った小さい財布を入れて、 念のためにとフルサイズの9ミリ自動拳銃とそのマガジン二つを積める。弾丸はホローポイントが装填済み含めて2マグと、 アーマーピアシングが1マグだ。 双子にプレゼントしてもらったレースの白いハンカチとクラシックな懐中時計、ビジネスタイプのボールペン付き手帳と、 そこそこ新しい携帯電話。軍の生活では使わない私物一式が中に入っているのを確認して、ユーリアは深く息を吸い込む。 煙草は良いものよねと、ユーリアは彷彿とした表情を浮かべながら思った。 寝惚けた頭を活性化してくれるし、何より吸っている間は考えがよく纏まる。 吸っていなくても纏まりはするが、効率が若干落ちるから、吸っていないと駄目だ。 微かに湿った唇の間から紫煙を吐きだすユーリアは、灰皿で煙草の先端を押し潰して、火種が鎮火したのを確認してから、 ベッドにゆっくりと歩み寄っていった。 高級ホテルにあるような大きいベッドの上に膝をつき、段々と目が覚めてきたシャルロッテの膨らみを触る。 びくん、と幼い身体を反応させ「ひゃっ!?」と可愛い声をあげたシャルロッテに胸を弾ませ、ユーリアは肩ひもを引き上げて、 シャルロッテのベビードールを整えた。 そして少女の黒い髪を撫でながら、目を閉じてそっと柔らかい頬に口づけし、耳もとでそっと「行ってくるよ、シャルるん」と囁いた。 それがくすぐったいのか、シャルロッテは身体をくねらせている。 押し倒してしまいたい衝動を堪えて、ユーリアはもう一人の双子、ジークリートの元へと進んで、 未だに眠っている少女の白い髪をそっと掻き上げた。髪の色からか、シャルロッテは神が作った美しい少女に、 ジークリートは天から使わされた天使のように感じられ、ユーリアは堪らなく二人が愛おしくなった。 今日帰ったらどうしようかと、ユーリアはジークリートの頬に口づけしながら考えた。 ジークリートと一緒にシャルロッテを責め上げるのも興奮するけれど、一番いいのは二人同時に責め上げ、 最後に二人で責められる感じだ。それだと、三人とも満足してふわふわとした快楽の余韻に浸る事ができる。 「んぅー……ユーちゃんだめぇ……ロッテは私が苛めるのぉ……」 シーツの端を握りしめながら、可愛い顔に似合わずサディスティックな笑みを浮かべながら、 とても楽しそうな口調でリートが言う。それを聞いてシャルロッテは少しの間だけきょとんとしていたが、 しばらくするとほわわんとした表情になって、顔を赤くし始めた。 ジークリートがサドで、シャルロッテがマゾということをユーリアは良く知っている。 どちらも愛しい人相手でないと満足できないのが困ったもので、どちらかと言えばサドなユーリアはリートと一緒になって ロッテを苛めることもある。もちろんそれは、ロッテが気持ち良くなるようにするのが前提なのだが。 きっとロッテは頭の中でリートに苛められている自分を妄想してしまったのだろう。 リートとユーリアがオープンスケベだとしたら、ロッテはむっつりスケベなのだ。 だからこそロッテもまた愛おしい。真面目なロッテがマゾだというギャップが、たまらなくユーリアの心をくすぐるのだ。 「それじゃ、行ってくるからね。良い子にしてるのよ?」 「あ、え……は、はい。いってらっしゃい、ユーリお姉ちゃん」 妄想から現実に意識が戻ってくるまでしばらく恍惚とした表情を浮かべていたロッテが、あたふたしながら、 ドアノブ片手にピースサインを送るユーリアに言う。 そのピースサインの意味をロッテは知らなかったが、しばらくして目が覚めてくると、あのピースサインが不思議で気になり始めた。 ユーリアは普段、気軽にピースサインは使わない主義だったはずなのだ。 ――― 柄でもないことをしちゃったなと、ユーリアは煙草を咥えながら砲兵基地のゲートを堂々と潜り抜け、 イエローキャブこと黄色いタクシーを呼び止め、後部座席に乗り込みながらふと思った。 元政府軍らしい体格のいい黒人の運転手が物欲しそうな目でバックミラー越しにこちらを見つめてきたので、 ユーリアはにんまりと笑って煙草の箱を運転手に差し出した。運転手は呂律の効いてないような独特の訛りのある声で「ありがとう」と言った。 暴力に訴えず、隠居するように穏やかな日常に回帰する政府軍兵士たちもいたのよねと、ユーリアは「どういたしまして」と 言いながらふと思った。自分が徹底的に蹂躙した旧政府軍兵士に笑いかけていることには、なんの感慨も抱いていないようだ。 「どちらまでですか、お客さん?」 気を良くした運転手がユーリアに聞いた。 ユーリアが煙草に火を点けているのを見ると、彼は後付けされた缶型の灰皿をユーリアに差し出した。 サービス料分のチップを払おうという気は無かったので断ろうとすると「チップは貰ったから」と言って、彼もまた煙草を咥えた。 ユーリアは灰皿を受け取って、彼の煙草に火を点けてあげた。 「無名戦士の墓に行ってくれるかしら?」 「府立墓地ですね。了解しました。良ければなにか音楽を掛けましょうか? お客さんが気に入るようなものはないでしょうが」 自嘲気味に笑って見せた運転手はそう言うと、ダッシュボードの音楽プレーヤーに手をかけた。走行音だけだと味気ないので、 ユーリアは笑顔でうなずきながら、彼の煙草の箱をそのまま手渡す。 「お願いするわ。これ、貰って良いわよ。チップ代わりで」 「そんな……悪いですよ、お客さん」 あとで無茶なこと要求されても絶対に断ります、と顔に書いてある運転手が、ユーリアを探るように声をあげた。 別に婚約者を今から射殺しに行くわけでも、その間ホテルの前で待っていろとか命令するわけでもないので、ユーリアは笑みを浮かべて肩を竦めた。 拳銃は持っているが、そんなことに使うつもりはない。今のところは。 「良いわよ別に。その代わり、チップは少なくなるわよ?」 「煙草の分だけで相当なチップになりますよ」 さらに上機嫌になった運転手は、音楽プレーヤーを軽やかに操作して煙草を吸い、美味そうに紫煙を吐きだすと、 料金表を上げて、シフトレバーを入れ、車を発進させた。 ガソリンエンジンと路面を踏むタイヤの奏でる音を押し潰すように、音楽プレイヤーからズンチャ、ズンチャ、 という前奏が流れ始め、同時に窓の外の景色も後方へと流れ始めた。 大勢の人が足踏みをするような低音と、軽やかで飄々としたギターの旋律が車内を駆け回った後、 それらを使役する王のように、しわがれた低い声が音楽プレイヤーから闊歩してくる。 彼はまず初めに、こう言った。 (おまえは長い間走り続けることが出来る 長い間走り続けろ 長い間走り続けるんだ 遅かれ早かれ、神はおまえを打ちのめすのだから) ユーリアは微笑みながら運転手に言った。 「良い歌じゃない」 運転手は破顔して口笛を吐き出しながら吹き、心底嬉しそうな声をあげた。 「あんたは音楽ってのをよく分かってる」 クーデターの傷を未だに治癒しようと躍起になっている都市の情景が窓を流れていくのと同じように、 ジョニー・キャッシュの渋い声が車内を流れていった。 ――― 紺色の詰襟制服に皺一つない青いズボンを穿き、真っ白な手袋と、鏡面のようになるまで磨き上げられた靴を両足に履きこなし、 黒い唾の白い帽子を被り、二世代ほど前のライフルらしい形をした木製ストックのライフルを抱えて、府立墓地の警備を担当している 儀仗兵の衛士二人に笑顔で礼をしながら、ユーリアは戦死者の眠る広場の門を潜り抜ける。 イエローキャブの運転手と近頃の新政府についての不評不満を愚痴り合いながら、会話に花を咲かせて数十分。 浮浪者や失業者に対する政策がまとまっていないから、スラム街の急速な治安悪化が引き起こされ、それが表面化し始めているのだと、 二人は議論の末に一つの答えを出していた。 運転手はユーリアが思ったとおり元政府軍兵士で、通信機器の取り扱いができ、選抜射手の訓練に合格したそこそこのエリートだった。 政府軍という一大企業が無くなってからは、しばらく職探しと日雇い労働を続けていたらしい。 さまざまな宗教的シンボルマークが刻まれた白い墓石には、その戦士たちの名と、どれだけの時間を生者でいられたのかが記されている。 その墓石を横目で眺めながら、ユーリアは運転手が府立墓地前に車を止めた時に言った言葉を、ふと呟いていた。 「運がなかっただけ……か」 自分がクーデターの時に政府軍側に所属していたことも、タクシー運転手くらいしかまともな仕事がないことも、 それで一切合切説明がついちゃうんですよねと、運転手は美味そうに煙草を吸いながら、フロントガラスの向こう側をじっと見つめていた。 その横顔が、ユーリアには忘れられない。 実の所、クーデターがどのように行われたのかユーリアはよく知らなかった。 新たな政府として立ち上がったバンガードの指導者『大佐』にしても、そう会ったことはない。 一番身近な佐官と言えば、今は亡きジャガンナータ隊長、エイブラハム・ロンバート少佐だった。 今では身近な佐官と言えば、バンガード通常部隊の(ジャガーノートは一応緊急展開部隊扱いのようだった)シズキ中佐、 ゴンジューリン中佐、リュゼ・ルナール中佐くらいだろうか。 ユーリア自身も佐官への昇進が伝達されてはいたのだが、良い事ばかりと言うわけでもないので断っている。 そろそろ人事の方が本気で怒って、少佐に昇進しなければ独房へぶち込むぞこの売女がっ、とか言ってくるのではないかと、 ユーリアは墓地を歩きながら思った。 そして、これ以上面倒が増えるのも嫌だから、いっそのこと少佐になってしまおうかとも考えた。 そうすれば給与区分がO-3からO-4に上がるし、双子の生活ももうちょっと潤ったものになる。今でも十分、潤ってはいるのだが。 「ダメねぇ、やっぱり煙草吸ってないと……嫌な考えばっかり浮かんじゃうわ……」 ふと思いついたように呟いて、ユーリアはトートバックから新しい煙草の箱を取り出したが、 墓地内は禁煙だったことを思い出して苛立たしげに溜息を吐き出した。 そして箱をトートバックの中に仕舞い込み、代わりにニコチンガムを取り出して口の中に放り込む。 禁煙を推奨するものらしいが、とりあえずニコチンが摂取したいユーリアからすれば、単に煙草の代わりにしかならなかった。 ガムを噛みながらユーリアはニコチンが摂取されたというプラシーボ効果やらなにやらによって、いつもの状態に戻ることができた。 いろいろな考えを同時に巡らせて処理できる特異な才能を稼働させ続けるには、ニコチンが必要だったのだ。 ユーリアは考えふけりながら墓地を歩いて行った。部隊の予算管理や補給項目などについてを計算し、 ジェシカに丸投げする分の事務仕事を整理して、それから自由に使える時間を逆算した。それで大方は片が付いた。 あとは実際に手を動かすだけかしらん、とユーリアが上機嫌に笑みを浮かべながら鼻歌を歌い出す。 その鼻歌がサビに行かないうちに、ユーリアは目的地である無名戦士の墓に辿り着いた。 その名の通り、墓は名すら分からない兵士たちの魂を鎮めるためにあった。 なんの宗教的シンボルマークも無く、他の墓石と同じように白く光り輝いているそれは、何千人もの兵士を鎮めるにしてはあまりにも 粗末なもののような気がした。 他の墓と違うのは大きさくらいだろうか。悠に三倍ほどは大きかった。 大きさだけで兵士たちを鎮めることができるのなら、それはそれでお得なのだろうとユーリアはふと思った。 思ってから、墓の前に一人の女性が立っているのに気付いた。 変な女だなと、自分を差し置いてユーリアはそう思い、首をかしげた。 女性にしては背筋が伸びすぎているし、服装も流行に合わせる気がないどころか、すべて男物で固めていた。 その男物のファッションにしても、数年前の流行ったものだった。 そう、丁度クーデターが起きる前くらいに、雑誌でよくやっていたような服装だ。 黒いコートにグレイのワイシャツ、ゆったりとした黒いズボンに、シンプルなデザインのベルト。 流行に乗り遅れている服装なのに様になっているのは、その顔立ちが凛々しいからだろう。 飾り気もなくただ伸ばしたセミロングの黒髪はよく手入れされているとは言い難かったが、飾り気のない服装とマッチしている。 鴉を思わせる赤い瞳は細められていて、それが儚げな雰囲気を醸し出していた。身体の凹凸はあまりないというよりは、ないの一言 に尽きるものの、なかなか魅力的な方ではないかと、ユーリアは思った。 「あなたも墓参り?」 彼女の隣まで歩み寄ってから、ユーリアは言った。 ユーリアの視線は白い墓標に向けられていた。男装した女性も、じっと墓標を見たままだった。 無名戦士の墓の前で二人がしばし、たたずむ。近くに植えられたオリーブの木が風に揺れ、自動車のクラクションが遠くに聞こえる。 しばらくして、男装した女性がハスキーな声で答えた。 「……ああ、そうだ」 「そう。あなた、所属はどこだったの?」 ニコチンガムを舌の裏にしまいこんで、ユーリアは彼女に言った。 男装の彼女はちらりとユーリアを見たが、すぐにその目線を墓標に戻す。 彼女のコートのポケットに両手をつっこんだままと言うのは市民から見れば礼儀知らずなのかもしれないが、 墓標の主と肩を並べて戦った人間なら、それは許されるのだと、ユーリアはなんとなくそんなことを思った。 「第7独立首都防衛大隊だ」 「政府軍側についた部隊ね。もしかして、噂の埋葬者とか?」 「………そんな訳ない。俺はただの歩兵だ」 うっとおしいからどこかに行ってくれないか? と言いたげなその返答に、ユーリアは唇の端を持ち上げて笑った。 そんな体系で首都防衛大隊の歩兵をよく名乗れたわねと、その言葉が喉まで上ってきた。だが、ユーリアはそれを黙って飲み下した。 心地よい風が整列した墓標たちを優しく撫で上げ、二人の髪をいたずらに乱して消えて行った。 「そう……。私はACパイロットよ。所属は第4独立機動中隊ジャガンナータ。階級は大尉」 空を見上げながら、ユーリアが言うと、男装の彼女はぴくりと肩を震わせて、ゆっくりとユーリアの方を向いた。 黄色がかった肌に黒い髪と赤い瞳。横顔で感じた凛々しさよりも、張り詰めた空気を纏わなければきっと可愛いと感じたであろう童顔。 ハスキーボイスと男装といい、女らしいとは言えない振る舞い。ユーリアはふと、彼女ではなく、〝彼〟なのだと察した。 「それがどうした。俺には、関係ない」 彼がそう言う。 ユーリアは空を見上げるのを止めて、彼の目を見た。 彼は両手をジャケットのポケットに突っこんだまま、じっとユーリアを見返してきた。 そしてユーリアは、ふっと笑って見せた。 彼の眼が、警戒のためすっと細まる。 「ここに眠っている埋葬者の方々に墓参りをしにきたのよ。ああ、よくぞ私と戦ってくれた! とね」 「だからどうした。俺には―――」 関係ない、と紡ごうとした口を、ユーリアは人差し指を当てて制した。 控えめな薄い唇の柔らかな感触をユーリアが感じた直後、彼は目に殺気を滲ませ、その大きな目を細めてユーリアを睨み付けた。 「きっと知ってるのよ、私。貴方の事を」 ユーリアは誘うように笑って見せた。 目を三日月形に細めながら、唇の端をくいっと持ち上げて、小首を曲げて彼を見た。 「貴方も私をきっと知ってる。ねえ、そうでしょう?」 ねっとりとした吐息を吐き掛けながら、ユーリアが甘ったるい声でそう言っても、彼は手を出さずにいた。 彼は変わらずにユーリアを睨み付け、今にも襲い掛かり、首を折りにかかって来そうな殺気を放っている。 その殺気がユーリアを刺激した。ユーリアの背筋をぞくぞくと震わせ、興奮させていた。 しばらく静寂が続いた後、彼は右手でユーリアの手を叩き落とすと、声をさらに低くして、言った。 「ああ、そうだ。ユーリア・カエサリア……俺も、あんたを知っている」 「ええ、そうだろうと思ったわ。あの日あの時、私を殺し損ねたナイト・レイヴン――埋葬者の生き残りさんよね?」 あの日あの時―――イル・シャロム郊外の丘陵地帯で行われた戦闘、血染めの丘の戦い。 黒塗りに金の縁取りをされた7機の中量二脚型ACは、死に体といった風貌で丘の上に立ち、 ジャガンナータを主力とする粉砕打撃部隊をじっと待っているようだった。 ある者は片腕がもげ、ある者は火花を散らせ、ある者は頭がもげ、ある者は弾が切れ、ある者は装甲が剥げ、 ある者は目を潰され、ある者は両腕が無かった。 そして戦いが終わってみれば、粉砕打撃部隊は増援を含めほぼ壊滅。 埋葬者もほぼ全機が大破、撃破されたが、膝をついた機体が再び動きだし、市街地へ疾走していったのは意地の悪いホラー映画の様だった。 残ったのは埋葬者に埋葬されたジャガンナータのAC5機の残骸と、歩兵だったものと、戦車型の棺桶と、 踏み潰されて原型を無くした埋葬者のACが3機程度だった。4機は蘇えって、どこかへ消えていったのだ。 ユーリアはその時の記憶を鮮明に思いだし、今ここでこの男と殺し合えればどんなに気持ちが良いだろうかと、 どんなに痛快だろうと思ったが、しかし、その先を考えることは止めた。 生身でそうやってもおもしろくはないのだ。 それと同意見なのか、ナイト・レイヴンはコートから手を出し、仁王立ちしながら言った。 「あの時の戦いはまだ終わっていない。拳銃の弾丸では、お前を殺すのにはまだ足りない。お前はACで殺さなければならない。 過去も忌々しさも、すべて背負った――あのACで」 コートのポケットの中に小口径の拳銃でも隠し持っていたのかなと思いながら、 ユーリアは破顔してくつくつと面白おかしいとでも言いそうなほど楽しそうに、控えめに笑い声をあげた。 死者の前で笑い声をあげるべきではないと思っていても、心の底から湧き上がってくる昂揚感は抑え切れず、 声が漏れ、表情は歓喜で満たされ、目は煌びやかなまでに生き生きとしている。 「そうよ、その顔。そしてその言葉を言って欲しかったの! あの日はとても楽しかった! 貴方と戦うその日も、きっと楽しいに違いないわ!」 ユーリアが弾んだ口調でそう言うと、レイヴンはそれまでの無表情の仮面を捨てて顔を顰める。 しかし昂揚しきったユーリアからすれば、その顰め面も十分以上に可愛らしく愛おしかった。 彼女にとって愛おしいと言うのは、愛でたいものと、殺し合いたいものの二種類があるようだ。 やや大きめの声だったにも関わらず、門などの要所に立っている衛兵はぴくりとも動かなかった。 墓参りに来ている人らにしても、無名戦士の墓のほうで何が起こっているかなど気にも留めていなかった。 「……俺はあんたとは違う」 やや間があいた後に、レイヴンが小さく呟き、すたすたと歩き始めた。 もうこれ以上話すことなどない、とでも言いたげな口調で表情は顰め面のままだった。 コートに両手を突っ込んだまま墓地の門へ歩いていこうとするレイヴンの小さな背中に、ユーリアは吹きかけるように言った。 「いいえ同じよ。同じ戦争狂だから、貴方は私が嫌いなの」 レイヴンにその声が届いたか届かなかったのか、それは分からなかったが、彼は振り返ることなく墓地を後にした。 しばしその場にたたずんでいたユーリアは、腕時計を見た後、白い墓石を一瞥し、 にやりと口元に笑みを浮かべ、レイヴンと同じように墓地を後にした。 後には、白い墓石の上にひらひらとオリーヴの葉が落ちて、風に巻かれて吹き飛んでいく、そんな風景だけが残った。 登場キャラクター ユーリア・カエサリア シャルロッテ・カエサリア ジークリート・カエサリア ナイト=レイヴン タクシードライバー (投稿者 狛犬エルス)