約 3,454,666 件
https://w.atwiki.jp/wiki8_destiny/pages/821.html
バスターガンダム コスト:450 耐久力:630 盾:× 変形:× 通称:バスター、グゥレイトォ!! DP:ディアッカ 名称 弾数 威力 備考 射撃 高エネルギー集束火線ライフル 5 100 リロード早めで弾数少なめのやや特殊なビームライフル。((ビーム属性)) ((常時回復)) 射撃CS 超高インパルス長射程狙撃ライフル ‐ 260 バスターの象徴。通称グゥレイトォ!!((ビーム属性)) 格闘 ガンランチャー 3 90 散弾銃。接近戦の要。通称炒飯。((レールガン属性)) ((撃ち切りリロード)) 格闘CS 対装甲散弾砲 - 252 今作では1~2発のヒットではよろけ。通称大盛り炒飯。((レールガン属性)) サブ射撃 ミサイルポッド(全弾発射) 12 160 全弾発射。広範囲に広がる。((実弾属性)) ((撃ち切りリロード)) 特殊射撃 ミサイルポッド(4発) (12) 41(119) 弾数サブと共有。格闘CSチャージの時に。((サブ射撃と共有)) 特殊格闘 ミサイルポッド(4発) (12) 41(119) 弾数サブと共有。射撃CSチャージの時に。((サブ射撃と共有)) 【更新履歴】 07/07/06 ちょこちょことスリム化 07/06/18 コンボ表を若干スリム化 07/04/19 全体的にを更新 全体的に グゥレイト!! 外見・装備から遠距離・支援専門の機体と思われがちだが、 他の砲撃機と違ってBRを持ち、更に格闘・覚醒潰しに最適なガンランチャー、 弾幕や牽制、迎撃と幅広く使えるミサイル、優秀なダメージソースとなる格闘CS、 ゲロビ系の中ではトップクラスの性能を持つ射撃CSと、距離を選ばない万能機に近い特性を持つ。 また、射撃特化機体のため、CSC補正を受けないという特権もある。 BRに加えて格闘・格闘CSは、近距離でのタイマンで、 BRが持つヒット時のノックバックが少ない特性や、引っかけやすいミサイルは僚機との連携に力を発揮し、 距離や連携・タイマン問わず活躍できる豊富な武装を持つ。 その代わりに、機動力、特にBD性能は速度・持続共にコスト450で最低レベル。 前作の約1.80秒から約2.30秒程度に持続時間は伸びているが、それでも最低ランク。 更に、「ダウン属性の攻撃を一つも持たない」という武装の特性から、片追い・放置には非常に弱い。 ガンランチャーは至近距離でしかダウンを取れず、格闘CSは咄嗟には撃てない。 サブ射のミサイルは10Hitしなければダウンしない。射撃CSはゲロビであり多用はできない。 と、射撃特化機体でありながら、中・遠距離からダウンを奪う能力が低いのだ。 対人戦では片追い、CPU戦では敵が3体出現するステージに注意したい。 反面、ステップ性能は意外に良く(仕様により前作よりは低下しているが)、フワステ性能は全機体中トップクラス。 BRとガンランチャー以外の武装は発射の際に足が止まり、反動で若干後退するため 気がつかない間に相方との距離が開いていることもあるので位置取りには絶えず注意したい。 接近戦にも強い機体ではあるが、無理に自分から突っ込まず、一定距離をキープしながら戦うのが基本。 中距離~近距離にかけてBR→格闘CSCのコンボ、若干の弱体化があるもののガンランチャーも ダウンを奪う能力は十分に高く、またそれを実現させる機会が非常に多い。 自立可能な援護機体という立場で相方へのカット・援護は基より、 遅い足で相方との距離をキープ、ミサイルによる遠距離の敵への牽制、先落ち基本NGなど 求められる事が多く忙しい機体である。 また、バスターを使いこなすにはチャージしながらのボタン操作に慣れる必要がある。 射撃CS機体を普段使わない人にとっては射撃CSしながらのステップは意外ときつい。 格闘CS溜めたままBDやフワステは思うように出来ないだろう。 慣れない内は指がもげそうになるので要練習。 CSを使いこなさないとバスターはただの弱機体になるので、CSのボタン操作に慣れよう。 武装解説 《射撃》高エネルギー収束火線ライフル [威力:100][常時リロード][リロード:約4.66秒/1発][属性:ビーム][よろけ][ダウン値:2][補正率:58%] コスト450相応のBRであるが、他の機体と比べて若干太く、命中時のノックバックが少ない特殊なBR。 当たった相手はあまり動かず、その場でよろけるためにBR連携、CSCの成功率が他の機体よりも高い。 また450帯のBRとしては銃口補正・射角が優秀。標準機では当たらない敵にも当たったりする。 リロードは他機より早めだが、装弾数が5発なので短時間での連射は弾切れを招きやすい。 他兵装との使い分けが重要。 《射撃CS》超高インパルス長射程狙撃ライフル [威力:26*10][チャージ時間:約1.5秒][属性:ビーム][よろけ][ダウン値:0.5*10][補正率:100%] 2つのライフルを合体させて撃つ、バスターを象徴するゲロビ。通称グゥレイトォ!! 他機体だと封印安定と言われやすいゲロビだが、本機においてはそれは一概に適用されない。 相変わらず最高クラスの銃口補正・着弾距離に加え、全射撃中トップの着弾速度を誇り、実用性は高い。 発生の速さ・攻撃時間の短さはゲロビ系CSの中ではフリーダムのCSに次ぐ。 壮大なネタである核を除けば、全段HIT時のダメージは全射撃武装中最大。 スキこそ晒すが距離がほぼ無関係の長距離グゥレイトォ!!は見てない相手には驚異の兵器。 格闘が無いバスターの貴重なダメージソース、1戦1回でも当てられれば十分なので、グゥレイトに狙っていこう。 ただし、多段Hit攻撃であるため敵機のダウン値が溜まっていると十分なダメージを与えられない。 補正が無い為、8~9発目までヒットした時に相方のBR追撃が入ると軽く300まで到達してしまう他、 パワー覚醒中の相手に当ててもダメージは変わらないという特徴がある。 欠点は砲を組み上げるまでの隙、発射中は完全に無防備な事、発射後の硬直。要は隙だらけ。 射撃CSの硬直は遥か遠方からのBRでも軸が合っていればほぼ命中する、常に敵の位置と武装に注意しよう。 砲撃機体の高威力射撃や高コストのCSが飛んできた日には目も当てられない。 しかし、格闘CSCすると隙を大幅に減らすことができる、ノックバックで横からの射撃を回避できることも。 グゥレイトォ!!には常に大盛り炒飯をセットで。 外れた時の保険にはあらかじめ溜めておかないと間に合わないが、 当てた場合の隙消し用途ならば射撃ボタンを離した時点で溜めても間に合う為必ず溜める事。 前作との変更点として、お馴染みのQG(クイックグゥレイトォ!!)が仕様変更で出来なくなった。 多段Hit攻撃であることからも、この機体でのセカインはあまり実用的ではないといえる。 基本的に敵機の空中制御のクセを探って着地に撃ち込むのが主な使い方、タイミングをうまく取れれば命中率は高い。 照射時間減、空中での銃口補正UPと強化点もあるので、使い所を見極めて上手く運用していきたい。バスター乗りの感覚が試されるところだ。 近距離では鬼のような銃口補正が掛かるので格闘CSCと合わせて使ってみるのも一興。 当然射撃での反撃は確定するが、格闘をすると読めたら大盛炒飯で反撃するとグレイト。 多大な隙以外の欠点としては、砲を組み上げてから発射までの一瞬は銃口補正が掛からないため、 その一瞬の間にBD等で軸をずらされると、曲げられないのでまず当たらないという点がある。 上下の銃口補正の弱体化もあって、基本的に空中にいる相手には使わず、あくまで着地を取るべき。 また発射の際にノックバックがあるため、 作戦エリアの線や建物などを背にしていると軸線がずれ、途中でハズれる事があるので注意。 黄色いゲロビだがビーム属性なので、当然アカツキ(オオワシ、シラヌイ)のヤタには反射されてしまう。 多段Hit攻撃なので大ダメージをもらうことは無いが、バスター乗りとしてこのヤタグゥレイトで返り討ちにされては迂闊で残念だ。 グゥレイトォ!!を狙う場合は保険として格闘CSを溜めておき、 アカツキのヤタのモーションが見えたらすぐに大盛り炒飯に切り替えよう。 距離が近い場合は迎撃もできるので、グゥレイトォ!!を狙う場合は保険としての格闘CSCの存在を忘れずに。 チャージしたはいいが撃ちどころを逃してしまった場合、 段差ギリギリに立ってノックバックで落下するように撃つと落下した時点で中断されるのでリセットできる。 障害物に隠れて撃っても硬直を取られそうなら使ってみるのも手。 空中にいるパワー覚醒の敵に当てても、ノックバックで全段当たらないことが発生する。 そういう場合は素直に炒飯をお見舞いしてやろう。 慣れるとモンキー撃ちをしている相手にも当てられるようになる。 大体相手がモンキーの動作に入った瞬間にボタンを離すと、終わりの僅かな硬直にギリギリ当たる。 出来るようになれば開幕の微妙な距離からの牽制合戦時に圧倒的に優位に立てる。 《格闘》ガンランチャー [威力:90(全弾)~15(1Hit)][撃ち切りリロード][リロード:約7秒/全弾][属性:レールガン][よろけ(3Hit)][ダウン値:0.75*8][補正率:96%] 散弾砲。通称炒飯。バビにも類似したものが受け継がれた。 バビのものより威力では劣るが、射程と弾数で勝り、[散弾]という意味ではこちらのほうが上ともいえる。 1回で8発の弾を射出し、3Hit以上でよろけ、7Hitで強制ダウン。 射角は広め。射程は短いが、弾が広がる為動いている相手にも引っ掛け易い。 しかしステップで軽く回避されてしまうし、一発当たりのダメージも低い。 射撃後の硬直がBRよりも長いこともあり、万一近距離でカス当たりすると手痛い反撃が確定する。 攻勢で使用するのであれば、不意を付いて滑り撃ちから接射等の工夫をしていこう。 だが超接近戦では迎撃兵器としてその威力を最大に発揮する。主にダメージ狙いではなくダウン狙いの接射を狙おう。 その他にも、格闘に対してバクステ炒飯など、防御的に使うのが主な用途、特にスピード覚醒潰しに有効。 ただし、装填弾数3発に対しリロード時間が長めなのが前作からの問題点。 その用途から弾数管理は確実にすること。無用な使用は避けたい。 前作と比較した場合、 一発辺りのダウン値減少に伴う奪ダウン力低下と、全体の仕様変更による上下の射角の減少が見らる。 さらには発生速度が低下(BRとほぼ同等)するなど、特に格闘迎撃用途としての弱体化が目立つ。 上手く立ち回れば、1vs2の状況から一機ずつダウンを取り窮地から脱出したり、 擬似タイマン状況を作り出せる。片追いされた時の要だったりもする。 しかし、外した時の隙を考えるとあまり現実的ではない。 手軽に撃てる様でいて、その実、必中を心がけるべき武装である。 散弾という特性からその他にも特殊な用途が存在する。 ミサイルなどの実弾兵器が当たりそうになった際、ガンランチャーを撃つと拡散具合も相まって相手の攻撃を撃ち落すことが出来る。 もちろん、連続発射された場合全て落とすことは不可能だが、強制ダウンを回避できればそれなりの効果といえよう。 また、Lストの肩バルに対しても有効に働く。 避けれないと判断した時の最後の足掻き・小ネタとして覚えておいて損は無い。 入力タイミングによっては、数発が射出されたバルカンの弾を撃ち落し、残りの弾が相手をよろけさせることで一方的にバルカンを止められる。 ただしガンランチャーの弾数は少ないので、肝心な時に弾切れしないように。 《格闘CS》対装甲散弾砲 [威力:252(全弾)~50?(1Hit)][チャージ時間:約1.5秒][属性:レールガン][よろけ][ダウン値:2*10?][補正率:?%] 二つのライフルを射撃CSとは逆に連結して打つ、高威力の散弾砲。通称大盛り炒飯。 10発の散弾を発射、3発できりもみダウン。今作のバスターの主力武装。 咄嗟に撃てる射撃が他の射撃機体と違いBRしかないため、火力不足を補う為にもしっかり使いこなす必要がある。 前作に比べ発生が相当早くなっており、運命のCSに近い。 なので前作では安定しなかったBR→格闘CSCがとても繋がり易くなった。 また、射程も前作に比べかなり伸びており中距離でBRを撃ってキャンセルしてもヒットする。 目安としてはステップ3回くらいの距離でも強制ダウンを取れるが、4回では一発も当たらない。 全体的な性能UPで生で当てるのも現実的となった。とは言え慣れていないと単発では扱い辛い。 しかしゼロ距離射撃で全弾命中時の威力はかなりのもの。 至近距離限定とはいえグゥレイトォ!!よりも短い時間で大ダメージを与えられるので可能なら狙いたい。 パワー覚醒で直撃すると軽く300オーバーを叩き出せる。 前作では一発でも当たればダウンだったが、今作では1~2発程度ではよろけになる。 こちらも発射寸前まで強力な銃口補正がかかるが、射程距離が短いために中距離以内で使用する必要がある。 バスターと対峙した相手は、まず大盛り炒飯を警戒している。 そのため、チャージする時に不要な炒飯を撃ってしまったり、溜めっぱなしだと簡単に手の内を読まれる。 BRからのずらし押しチャージや、サブ射・特格からのチャージを心掛けたい。 BR→格闘CSCを多用してるわけでもないのにバスターを厨機体だと言う者がいたら、 「炒飯作ってるんだから、厨房に決まってるだろう。」と言ってやろう、きっと座蒲団をくれるはず。 《サブ射撃》ミサイルポッド(全弾発射) [威力:41(1Hit)][撃ち切りリロード][リロード:約6秒/全弾][属性:実弾][よろけ][ダウン値:0.5?][補正率:80%?] ミサイルを全段発射する。リロードも遅くなく気軽に撃てる。 横に拡散し、一定距離を飛んだ後にホーミングが始まる。 前作に比べあまり拡散しなくなり、若干誘導が鋭くなったため撒き・置きとしての効果が薄まった感がある。 ダメージ増加、ダウン値減少、補正率強化の変更がなされ、発射後の硬直が増加したためセルフBR追撃が多少安定しにくくなった。 と、変更点が多いが基本的に使いどころは変わらない。 GHの性能も優秀。発生はやや遅い。撃った後少しノックバックする。 ステップ性能が落ちたためか、中距離から撃つと相手に引っ掛かりやすい。 だが上向き、出だしは纏まって広がっていくために相手が下の位置や近すぎる間合いだと簡単に避けられる。 Bインパルスのようなサブ射の感覚で撃つと手痛い反撃受けるため近くでは注意。 バックステップ→サブ射撃による対格闘迎撃が出来たりするので何かと便利な武器。 ダウン値が下がったのでヒット後BRでもダウンしにくくなった。 連続ヒットした時に相手の動きをしばらく止められるので便利。 各種CSに隠れて地味ながらバスターの重要な武装である。 しかし安易に近距離で使うと、意外と長い硬直があるため、BRを食らいやすい。 僚機にとても当たりやすいので、間違っても僚機が格闘戦を行っている所へ打ち込んではいけない。 また残弾数が8~4発の場合それだけしか発射されないが、少々トリッキーなミサイルになる。 ちなみに硬直時間は残弾数に比例する性質がある。 覚醒を絡めて、ミサイル→覚醒→ミサイルとやるとBザクのように弾幕を張ることが可能。 合計で24発ものミサイルが飛んでいく様子は正に圧巻。 ステップorジャンプで硬直を消せるスピード覚醒が有効か。 ラッシュ覚醒の場合リロード速度が大幅に上がり、がんがんサブ射が打てる。相手にとって非常にいやらしい。 《特殊射撃/特殊格闘》ミサイルポッド(4発) [サブ射撃と共有] どちらもミサイルを4発発射、残弾はサブと共有。 コマンドで若干弾道に違いがあるが、使い分ける程の差異はない。 誘導性能が非常に高くGHに向いている武装。 1発目~4発目間で速度差が非常に大きいのも特徴。 サブ射が1回のステップで全弾の誘導が切られてしまうため、 敵機と距離がある状況では特殊の4発撃ち×3を使った方が牽制として効果的。 近~中距離のサブ射撃、中~遠距離の特殊射撃(特殊格闘)と使い分けると吉かも。 相手の自由落下にあわせて撃つと意外と当たる。 チャージ中でも撃てるのでチャージ中の補助的な用途としても使える。 その際、チャージを始めた途端に使いだすと気付かれる可能性も。 メインと混ぜて常日頃から牽制としてバラ撒こう。 格CSを溜めながらステキャンやフワステをしつつ特射をするには日頃からの鍛錬と慣れが必要である。 サブ射、特殊共に、ステップ直後に入力するとステドラに近い感じで 若干滑りつつミサイルを発射する。撃つ時はぜひこの入力で。 非覚醒コンボ 威力 備考 BR→射撃CSC 191 セカンドインパクト。 BR→格闘CSC 135~281 主力、BRヒット確認後にCSCする。前フワステで近付きつつ出すと大ダメージが狙える。距離が離れるとダメージが落ちるし、よろけ止まりになったりもする。密着でない限り中~高コストの横格程度か。 ミサ→BR 122(ミサ1Hit)138(2Hits)149(3Hits)155(4Hits) 中距離連携用、前作よりミサイルの硬直が増えたため、BR追撃するかは状況次第で。もしくは相方にクロスしてもらおう。サブ射より特射・特格からのほうが狙いやすい。 特射→BR→格闘CSC 163~233 ↑に大盛り炒飯を追加、格闘CSを溜めていて、特射ミサイルを撃った時に。ミサイル発射後、ヒットを見越してBDで接近、ヒット確認後BR→大盛り。よろけ時間を最大に引っ張ると拘束時間が長いため、覚醒潰しや相方にタイマンさせたい時にでも。 特格→射撃CS 231(ミサ1Hit)207(2Hits)189(3Hits)176(4Hits) 遠距離からミサイルを撒き(GHでもOK)、一発でも引っかかろうものならいざグゥレイトォ!!但し、GH間合いだとグゥレイトォ!!の銃口補正が甘く射線がズレる可能性がある。ミサイル発射後は格闘ボタンを押しっぱなしにして、隙消し用大盛り炒飯を調理すること。 特射→格闘CS 123~274 ↑の大盛りVer.で接近戦用。近距離でのミサイルの広がりを利用する、至近距離でミサイルを撃ち、一発でも引っかかろうものならいざ大盛り炒飯BR→大盛りより影が薄いが、格闘機や接近してくる相手の着地取りの他、BR節約目的でも使える重要なコンボミサイルはBRより補正率が低く、BR→大盛りよりダメージを稼げそうだが、実際には至近距離でやっても安定せず、150前後にしかならないことが多い。しかし引っ掛けやすさでは優秀。 零距離射撃CS→格闘CSC 183~320 グゥレイトォ!!から大盛り炒飯、最強の追加注文。グゥレイトォ!!が補正率100%のため、非覚醒にしてMAX320ダメージを叩き出す。しかし、両方のCSをチャージするため、その間一切手が出せない、零距離グゥレイトォ!!を狙うのが至難の業である、MAXダメージを出すにはグゥレイトォ!!をダウンギリギリで大盛りCしなければならないなど、決めるのはかなり困難だが、。MAXでなくとも300越えだけ狙うならさほど難しくはない。 格闘→格闘CSC 114~254 炒飯おかわり。セカインの格闘版。炒飯でよろけさせた後にBR→大盛りを見越して溜め始め、チャージが終わる前にもう一度炒飯を使うことになったときにでも。最初の炒飯でダウンしたら大盛りは撃たないように。狙える状況が限られ実用性は微妙だが、相手の意表を突くこともできる。 覚醒 バスターは片追いに弱いので、基本的に防御として使おう。 途中覚醒による弾数回復と言う選択も忘れずに。 ちなみにグゥレイトォ!!を格闘CSで覚キャンするなんてロマンも可能。 SPEED 威力は上がらないが攻めにも守りにも使えるこの覚醒。 バスターには最もオススメの覚醒。 ミサイルを放った後、接近しBR ガンランチャーで削られると 残り耐久力が少ない相手に取ってこの上なく痛い。 隙の多いCSも素早くなり、いつでもキャンセル出来るので安心して使える。 CSを利用した300越えコンボも可能なので、砲撃機としては逃げに使いたいスピード覚醒だが、攻めに行くことも大いに考慮したい。 距離を詰めやすくなり、大盛り炒飯が更に強力になる。 グゥレイトォ!!HIT中に覚醒→ステップやBR追加で攻め継続(BRはダウンも可)も出来、もりもり削れる。 また、非覚醒コンボでも紹介されている射撃CS→格闘CSCが距離を問わず覚醒中ならやりたい放題。 前ステップをすることによって安定してC格闘が当たるようになり、 若干だがカットされにくく、また収束加減で威力も上がる。 そしてなにより爽快。CPU戦の締めは是非このフルコースで。 各種ミサイルでさいたまっはが可能。 下記覚醒コンボにスピードズンダを応用したものがいくつかあるように、 スピードズンダをマスターすると、スピード覚醒時の攻め手が大幅に増える、是非ともマスターしよう。 ただし、BRの弾数をガンガン喰うことは避けられない。 リロードが早いとはいえ弾数は少ないので、乱用せず、確定状況を見極めよう。 RUSH ただでさえ早いBRのリロードが神的速度に。さらにCSのチャージ時間も異常なほど短縮される。 リロード速度アップに加えて防御力もアップするので、防御的な目的でも使用できる。 特にガンランチャー連発はスピード覚醒に対し非常に有効。 BR乱射もダメージは低いが選択肢の一つであり、僚機の援護にも向いている。 攻めに使う場合は2発止めからの補正切りを心がけたい。 ダウンさせる場合はBR2発から格闘CSCをしよう。 なお、BR連射や炒飯連射はできるが、BRと炒飯を交互に連射しようとすると普通の射撃硬直になるので注意。 POWER まさに漢の覚醒。 しかしパワー覚醒時のグゥレイトォ!!は300補正に阻まれて331しか出ない。 「ほぼ奇跡だが」、幻の400越えを叩き出せる覚醒でもあったりする。 BRヒット確認→格闘CSCHit前覚醒が最も有効かと思われる。 大盛り炒飯の広がりを利用して、覚醒しても回避不能なタイミングで覚醒というのも手である。 「拡散する」という特性を生かせる覚醒とも言える。 通常では数発掠った程度ではさほどのダメージにはならないが、パワー覚醒なら数発でも相当なダメージになる。 パワーでも機動性は低下しないが、それでも足は遅いまま。 放置されて味方が追われるなんてことのないように。 使うなら50%で。 覚醒コンボ 射撃CSを途中でキャンセルするものはキャンセルまでのHit数、 格闘CS絡みはHit数(≒対敵距離)でダメージが変動する。 おそらく何覚醒でもデスコンは零距離射撃CS→格闘CSCになると思われる。 威力 備考 SPEED 振り向きBR(or着地BR) BR 格闘CS 174~301 スピードズンダ+大盛り炒飯、脅威のBR始動高速300越えコンボ。滑り撃ち始動、繋ぎを前ステにすれば多少距離があっても十分フルヒットを狙える。しかし、BR初弾のずらし押しチャージでは最速で決めるには間に合わないので、スピードズンダ等の攻め継続から出すのがオススメ。ギリギリまでディレイをかけると間に合うか要検証。 BR 格 117~148 変則スピードズンダ、並炒飯全Hitよりもやや遠めからダウンが取れ、威力も若干上がる。並炒飯4Hitで強制ダウン。覚醒ゲージの消費もほんのわずかなので、一気に片追いに持っていこう。 ミサ2Hit以上 BR BR 159~170 スピードズンダ応用ダウン狙いコンボ、うまく使えれば、「中距離からダウンを奪い辛い」という欠点をカバーできるか。ミサイルが当たれば当たるほど以後のBRのダメージは落ちる。 射撃CS(途中キャンセル) 26~234 攻め継続。 射撃CS(途中キャンセル) BR 126~307 グゥレイトォ!!の補正率が100%なのを利用、覚醒できる状態でグゥレイトォ!!を当てたら狙ってみると吉か。狙ってやるのでなくても、グゥレイトォ!!がカットされそうになったらキャンセルしてBRを撃っておこう。グゥレイトォ!!が7Hit以上していれば、出し切るよりダメが増える。 射撃CS(途中キャンセル) 格闘CS 76~337 神速の追加注文。非覚醒時と比べ、グゥレイトォ!!から前ステを挟むことにより大盛り炒飯のHit数が増え、非覚醒より最大ダメが上がる。 サブ(発射後覚醒) サブ 158 ブライト艦長も満足な弾幕を張ろう。二回目のサブを、特射or特格×3や、特射or特格 サブとすると、時間差のトリッキーな弾幕になる。 RUSH メイン連射 191 とにかくダウンを取りたい時に。しかし中近距離では↓があるので、足が止まらない以外のメリットはあまりない。2発止めで158+攻め継続。 BR→BR→格闘CSC 174~301 チャージ神速化により、最初のBRがヒット確定時に覚醒しても大盛り炒飯が間に合う。フルヒットを狙いにくいのが難ではあるが。 射撃CS→格闘CSC 76~320 最強の追加注文、スピードのように大盛りを当てやすいわけでも、パワーのように超威力なわけでもないが、グゥレイトォ!!発動直後に大盛りを溜めても間に合うため、チャージ中に炒飯と特格ミサイルが使えるのが利点。 射撃CS→格闘CSC→射撃CSC→… 76~320 ネタ、無限の追加注文。Unlimited Great Works。ひたすらCSをブッ放す。空中でやるとノックバックにより覚醒が続く限り浮遊できる。 POWER 射撃CS 331 グゥレイトなバスター乗りなら何としても決めたい。 格闘CS ~328 チャージしているところに格闘を仕掛けてきたら発動後覚醒、カウンターでごっそり持っていこう。 BR→格闘CSC(Hit前覚醒) 88~324 お手軽安定。 射撃CS→格闘CSC ~383(410) 究極の追加注文。バスター乗り永遠の浪漫。これをデスコンと呼ばずして何がデスコンか。至近距離で決めれば400近く持って行く、実用性なんて知りません。更に、壁を垂直に背負った状態で決まると(こんな状態→壁|バ敵)、グゥレイトォ!!のノックバックが壁で止められてなくなるため、普通ならノックバックで数発外れる大盛りが全弾当たる、その際の威力は、まさかまさかのMAX410問題は、浪漫など軽く通り越して、奇跡の域に踏み込んでいることだ。グーンタンにだけは絶対やってはいけない、一瞬でスルメになっちゃいます。 射撃CS→格闘CSC(Hit前覚醒) ~348 究極の追加注文ミニ、威力と浪漫で劣るが、事前に覚醒しなくていいので実用性は多少マシになるかも?と言いたいが、わざわざ覚醒しても↑ほどの旨味はない気がするので封印か… 射撃CS(5Hit)→格闘CS覚C→BR ~301 一応300越え攻め継続、グゥレイトォ!!半分を見切る神の目を必要とするので実用性は…どう考えても↓で安定。 BR→格闘CS覚C→BR 276 安定高威力攻め継続。但し初弾が覚醒前にHitしてしまうと201。この後パワーグゥレイトォ!!が決まれば新品のARFが熔ける。 BR→セカイン射撃CS→格闘CS覚C→BR ~303? 神の子挑戦用コンボ。対戦中に出来たら真・グゥレイトォ!認定 《奥義》パワーがいっぱいロマングゥレイトォ!! 相方が砲撃機体でパワー覚醒の場合のみ使用可。 パワー覚醒グゥレイトォ!!ヒット中にパワー覚醒Lストのアグニ(ダメージ382)、 Bインパのケルベロス(ダメージ387)カラミティの収束(ダメージ411?)やらをぶち込む。 相手が覚醒済みで受け身が出来ず、かつBRを数発食らっていれれば高コでも瞬・殺!! その相方である低コストに食らわせればまさに外道! 究極の浪漫であるが、浪漫に生きるがバスター使いだろう。 決めて魅せろ! 実戦で! ギャラリーは大盛り上がり間違いない! ※盛り上がらなかったとしても一切責任は取りません。 《最終奥義》ドカンと一発核グゥレイトォ!! パワー覚醒アグニ・ケルベの代わりにパワー覚醒の核ミサイルを撃ち込む。 両機非覚醒でも348だが、パワー覚醒だとなんと438ダメージ! 更に根性補正+連勝補正が入ると最大642までいく(300補正の後に連勝補正が来る為)。 イザークのデュエルASすら、耐久が下がった事も影響し、無傷からでも即死する。 ちなみに300補正を除けば1537ダメと言う、まさに桁の違うダメージである。 問題点として、相方がウィンダム(ミサイル)になるため実戦には向いておらず、しかもコストがもったいない。 せめて核ンダムがコスト270か、ダガーLが核装備なら…10の差が悔やまれる。 しかし当てることができれば、グゥレイトォ!!に加えて核爆発の視界劣悪お祭り騒ぎ! もちろん、そんな状況は見たことないけどね。 ※グゥレイトォ!!射線の真横から撃たないと、グゥレイトォ!!に核が誘爆するため直撃しない。ダメージが激減する。 そんなときは格CSCでグゥレイトォ!!を9HITで止めてあげる配慮も必要。 しかしたとえ誘爆しても視界はお祭り騒ぎ。祭りと言えばバスター。期待を裏切らない機体。 僚機考察 バスターは足が遅いので、片追いの妨害がしづらい上、武装の関係で片追いされても弱い。 どの僚機にも言えるが、僚機には近くにいてもらうとお互い助かるはず。 相方さんには、私を置いていかないで、と可愛くお願いしてみよう。きっと守ってくれるはず。 万能型 ARFを始めとする高機動汎用型。ガイア、ブレイズザクファントムも該当。 僚機に前へ出てもらって、バスターは付かず離れずの位置をキープ。典型的な前衛後衛のフォーメーションとなる。 僚機に攻撃が集中したら、格闘狙いでない方へミサイル弾幕(ヒット確認グゥレイトォ!!も強力)。 自機が狙われたら、ミサイルと炒飯で身を守りつつ僚機の横槍に期待。 ただ、ブレザクに関しては耐久力の関係上前線には出づらいので、バスターがやや前に出て格闘CSCが当たる距離内での中距離戦を挑むのが良い。 ブレザクにとっては、BRのリロードが早く、BR格闘CSCで手軽にダウンが取れる上に、タイマンもこなせる大変良い相方。 敵にしてみれば両機でのミサイル弾幕は脅威の一言。 格闘特化型 SI、Sザク、グフイグナイテッド(ハイネ機)など。 これらは2対1にされると力を発揮できないので、万能型以上にフォローが重要。 常に後ろに下がっていると僚機が苦しいので、積極的に前へ出よう。 グフイグナイテッド(ハイネ機)の特射からグゥレイトォ!!のコンボは魅力的(グフの特射は引き寄せない限り補正なし)。 射撃特化型 闇討ちが強いルナザク、BI、Lストなどと組む場合はバスターが囮役。 完全に分断されると非常に脆いので難しいところ。 逆にバスター、アビス、カラミティのような自立可能タイプだと意外な粘り強さを発揮する。 各々のペースでじっくり立ち回れば相手が焦れて、結果完勝できることも。 とにかく相手を近づけず、お互いに中距離を保ち続けよう。 カラミティが高飛びし過ぎるとバスターの負担が大きいので、程々に。 カオスやフォビドゥンもこれに近い。万能型との中間といった感じ。 変形機体 ヒット・アンド・アウェイが基本のセイバーが僚機だと、バスターが前衛なので負担大。 イージス、レイダーはある程度前へ出られるので、そこをバスターがフォローしたい。 ストライクノワール 射撃特化型とは違う形での立ち回りを要求されるが、相性は思いのほか良い。 ノワールの苦手機体はバスターで潰すことができ、バスターが手も足も出ないデストロイなどはノワールで対処可能。 実戦では二機とも中距離から攻撃を仕掛けていき、近距離まで寄られたら即座に僚機がカットする形で行く。 中距離でのバスターの攻め手はBRとガンランチャーなので、ノワールの特射で妨害される心配もない。 このタッグ最大の天敵は間違いなくラゴゥ。プロヴィ ラゴゥだと苦戦必至。 デュエルAS イザークとディアッカは共に在るべし。それが運命(デスティニー)。 前作よりASは攻撃力の面で割を食っているので、より連携を重視したい。 バスターがミサイルやBRでヨロケを誘い、ASはミサイルやシヴァでダウンを取る。 お互い機動力が似通っているので距離を保ちやすい反面、お互い片追いと放置に弱い。 相方との息が合わないと安定しない、かなり玄人向けの組み合わせ。 このチームで連勝できたなら、『これがヤキンを生き残ったパイロットの力かよ?』とばかりに高く評されるだろう。 一対一にも強く上手く相手を誘導して持ち込む戦法もありだろう。 でもどちらかダウンで片追いされてしまうのもあるので危険かもしれない。 ASがダウンして片追いでバスターがリンチされれば『ディアッカー!!』とばかり叫びたい。 その他 片追い、放置に弱いのでコスト590、270の機体とは組みにくい。 バスターに近いコンセプトのバビなら、変則の射撃特化チームとして機能するかも。 立ち回り 接近戦にも強いこの機体。だが、あまり接近してしまうと敵にフクロにされた後、片追いされる。 盾を持たず、ブースト性能も良くないので、CPU戦でも対戦でもとにかく片追いされることは避けたい。 片追いだけでなく、QGがなくなった為放置されるのも辛い。 遠距離だと射撃CSかミサイル以外カット手段がなく、追いつくのにも一苦労。 足が遅いので連携が当然大事。敵機と距離を保ち、僚機が苦労して生んでくれた隙を逃すことなくぶっ放せ!! 片追いを避けるためにも出来るだけ後落ちを心がけたい。 敵機に接近されたら落ち着いてステップでいなしつつ距離を取る。 安易なジャンプ~BDは控えたいが、ミサイルポッド等空中に留まれる武器を持つので、 着地をごまかすor攻撃をヒットさせられる可能性も望める。 他にはミサイルを盾に思い切ったバクステが意外と有効。 当然読まれれば乙だが、格闘狙いが見え見えの相手には効果的。 戦闘に入ったら戦術の選択肢は主に二つ。 敵機を分断し一対一に持ち込むか、混戦に持ち込むか。 どちらにせよ機動力の低いバスターでは自分のペースに持っていくことは難しいだろう。 僚機にも協力してもらいつつなんとかして自分に有利な状況を作り出そう。 全体的に優秀な銃口補正・射角とガンランチャー・ミサイルの高い迎撃能力のおかげでタイマン能力は高めである。 仕様よりステ性能が低下しているので、ガンランチャーで接射を強引に狙うのは少々危険。 確実にダメージを与えダウンを取るにはBR→格闘CSCをする必要がある。 だが、その場合ガンランチャーが出せない。 チャージする際は良く考えよう。タイマンはあくまで「基本を忠実に」。 タイマンでの中~近距離戦では、なんと言われようが基本は徹底した中距離ステ待ち後出しが基本。 ただそれだけでは否グゥレイト。選択肢の豊富さを活かす空中戦の選択肢も有り。 滑り撃ちはブースト消費が少ないのでブーストが少ないバスターには有効な手段。 混戦になった場合は味方のフォローを重視し、カット・ダウンを意識しよう。 ダウンを奪ったら、その隙に相方と片追いする。 ダウンさせた敵が起き上がってカットに向かってきたらミサイルを撃って時間を稼ごう。 他にCSを絡めた多彩なコンボ・フェイントが有効。ミサイルで積極的に牽制・援護をしていくとよい。 空中から着地取り、カウンター等でグゥレイトォ!!が決まれば流れはこちらのもの。 どちらの戦法を使うにせよ、相方から離れすぎないように。 味方と同じ敵をロックして、グゥレイトォ!!やミサイルを撃つとよく味方に当たるので注意。 混戦では無闇やたらとCSやミサイル(特にサブ射撃)を撃たないこと。 「グゥレイト!誤射だけは多いぜ!」 機体の性質上、チャージを抜刀・盾でキャンセルできないので溜めきったら撃つしかなくなる。 不要と思ったら早く被ダメージ中に解除するか、見られていない所で撃ってしまうなどしてしまおう。 いつまでもダラダラ溜めているとそれだけ選択肢が狭まる時間帯が長くなってしまうし、指が辛い。 バスター乗りは指を鍛えよう。 理想は親指で客を探し、人差し指で火加減の微調整、 中指で大盛り炒飯調理を行いつつ薬指で華麗にフワステし、 さらに僚機からの通信にも小指でスマイル応対してこそグゥレイトなバスター乗りだ! VS.バスター対策 放置するとCSやミサイルの弾幕が飛んでくるので相当危険。 他機体とは別格の射撃CSを保有している為、遠距離であろうと 迂闊に着地をしようものなら260の耐久力とやる気を一気に削られる。 かと言って接近しようものならガンランチャーやミサイル、 BR格闘CSCコンボ等の迎撃があるので不用意な接近は禁物。 バスター側の僚機にもよるだろうが、 やはり2on1に持ち込めばバスターの機動力の低さもあって案外楽に叩ける。 先にバスターを落とせれば、足の遅いバスターは格好の片追いの的。 タイマンをする場合、バスターは他の砲撃機体と違い2種類のCSを持っているため、 多彩なフェイントが可能。 近距離でのBRを回避し格闘を入れに行ったはいいものの、格闘CSCで返り討ち、 BRを回避したが着地硬直などに格闘CSCを食らうといったパターンも多い。 ガンランチャーなどで地味に削られたり、よろけさせられたりするが、 単発ダメージは対したこと無いので、削りを嫌って雑な動きをせず、冷静に対処しよう。 よっぽど着地ずらしが上手いバスター相手でもないかぎり、基本は着地硬直狙いで安定。 大抵のバスターはダメージ負けすることを嫌い、格闘CSを溜めていることが多い。 BR→格闘CSCを一発もらうと形勢はかなり不利になる。 そのため安直な格闘はさけ、相手を焦らすことで相手のペースを崩す。 BR→格闘CSCを空振りさせたらその硬直を狙い、攻めに転じよう。 だがその格闘CSCに当たったら元も子もない。 反撃がBR狙いなら良いが、格闘狙いで近づくと零距離大盛りを頂ける恐れ有り。 ちょうどブーストが切れて当たることもしばしば。とても迂闊で残念だ。 この機体は前述の通りCSC補正が存在しないためモロに喰らうと大ダメージを受ける。 特にグゥレイトォ!!の銃口補正と隙を囮にしステップした瞬間を狙い 格闘CSの銃口補正を活かす必殺のフェイントなんて喰らった日には「なんだよ!!それは!?」と叫びたくなる。 何気にバスターのBRは左についているため、右ステップをしていると狩られやすいので注意。 苦手機体 ドムトルーパー、ラゴゥ、バクゥ(RC,MP) BDがホバー移動の機体群。 ガンランチャーがぎりぎり届かないぐらいの間合いをホバーの高機動で キープしながらまとわりつかれると本当に手が出ない。 下手にBRを打つとBZやBMGで返され、かといってガンランチャーの射程内まで 近づこうと思ってもホバーで逃げられる。 むしろ、相手側が不用意に近づいてきたときはガンランチャーを叩き込むチャンス。 相手が寄ってこないようなら思い切って距離を取り、ミサイルを撒いて応戦しよう。 またBD中は銃口補正・誘導が切れないため、 軸合わせ滑り撃ちで相手の背中にビームを突き刺し、チャージ格闘を叩き込もう。 もちろん高いBD能力で振り切られたら乙だが…。 特にドムはスクリーミングニンバスを展開されると、BRを無効にされ相当辛くなるが大盛り炒飯は当たる。 BRをフェイントに大盛り炒飯を狙うのもいいかもしれない。 またミサイル、ガンランチャーも普通に効くのでそれらを始動に各種コンボでダウンを奪うと良い。 だがやはり、これらの相手は一筋縄ではいかないので相方に任せたほうが良いかも。 素直に逃げたほうがいい場合もあるので状況に応じて戦おう。 デストロイ 射撃武器のみなので、MA状態ではダメージを与えることすらできない。 また、シールドがないためゲロビを防ぐのが困難。僚機に任せて周りの敵を狩ろう。 ちなみに他を相手にする際もMAデストロイの近くだと撃った弾が消えてしまうので注意!! 周りの敵のロックを自分に向けさせ、デストロイから引き離しつつ戦おう。 Fルートソロでデストロイ2機なんて出て来たら援軍が来るのを祈ろう。 レジェンド、プロヴィデンス ドラが飛んでくるので行動が制限され、攻撃時に足を止めるCSが使えず、 遠距離は飛ばしドラ、近距離戦も待機ドラで迎撃され戦いづらい。 とにかく自衛に専念し、相方を待つのがいいだろう。 逃げようものなら原作の如く蜂の巣になってしまう。 ステドラに対してはこちらのミサイルが引っ掛かってくれることがあるため、 中距離では上手く活用していこう。 外部リンク 非公式戦術板バスタースレ 機動戦士ガンダムSEED 連合 VS. Z.A.F.T.Wiki -2号機- バスター
https://w.atwiki.jp/asaahingaeaw/pages/108.html
バスター級は日本製のモビルスーツ。巨大な核弾頭バズーカなども装備できる日本製のモビルスーツ。合計製造数4362体を誇る。バスターは日本語訳で「破壊の調停者」の意味を持つ。 バスター バスター級で最初に製造された。バズーカだけでなく大きな対艦刀も武装可能。 イフリート イフリートはバスターの後継機として開発された核燃料式のバスター。バスターより、装甲は厚く。前線に出て攻撃する事が可能。イフリートは対艦刀やバズーカなどより前線で活躍するように造られている。
https://w.atwiki.jp/cscs/pages/2466.html
特徴 魔装機神を持つユニット 黒 ガッデス ザムジード 赤 サイバスター サイバード グランヴェール サイバスター&ヴァルシオーネ 特徴 魔装機神に関連する効果を持つユニット 黒 赤 ジャオーム 特徴 魔装機神に関連する効果を持つキャラ 黒 アルザール・グラン・ビルセイア 赤 ウェンディ・ラスム・イクナート
https://w.atwiki.jp/cscs/pages/1117.html
マサキ・アンドー 鋼の咆哮 CHARACTER CH-007 赤 発生 緑/赤 3-4-0 M クイック (自動A) このカードがセットされているユニットは、「高速戦闘」を得る。 ラ・ギアス 男性 子供 熱血 [2][2][2] 出典 スーパーロボット大戦OG このカードと「専用機のセット」が成立するユニット サイバスター サイバード サイバスター&ヴァルシオーネ ジャオーム
https://w.atwiki.jp/nekotoinu/pages/42.html
バスターガンダム コスト:450 耐久力:630 盾:× 変形:× 通称:バスター、グゥレイト!! 名称 弾数 威力 備考 射撃 高エネルギーライフル 5 ビームライフル。 射撃CS 超高インパルスライフル - バスターの象徴。通称グゥレイト!!。 格闘 ガンランチャー 3 散弾銃。接近戦の要。通称炒飯 格闘CS 対装甲散弾砲 - 今作では1~2発のヒットではよろけ。通称炒飯大盛り サブ射撃 ミサイルポッド(全弾発射) 12 全弾発射。広範囲に広がる。 特殊射撃 ミサイルポッド(4発) (12) サブと共有。格闘CSチャージの時に。 特殊格闘 ミサイルポッド(4発) (12) サブと共有。射撃CSチャージの時に。 【更新履歴】 8/22 開設 全体的に 距離を選ばない万能な砲撃機。コスト450だけあり、似た種類の武装を持つバビとは格の違う動きが可能。 前作よりBD時間が伸びた(約1.80秒→約2.30秒)が、良好だったステップ性能が仕様変更を受けて弱体化しているのに注意。 (ここからチラシの裏) なお、体感で思った事なので気のせいかも知れないが、この機体はCSC補正を受けない可能性がある BRや格闘などの攻撃の補正率しか受けない模様。 BR→格闘CSCは補正ありませんでした。セカインや格闘CSC、グゥレイトォ→散弾大盛りは未確認 (ここまでチラシの裏) 武装解説 《射撃》高エネルギーライフル コスト450相当のBR。 《射撃CS》超高インパルスライフル 二つのライフルを合体させて撃つ、バスターを象徴するゲロビ。通称グゥレイト!! 弱体化とみるかはわからないが前作でお馴染みのQG(クイックグレイト)ができなくなっている。 しかし照射時間減、威力上昇、銃口補正UPと強化点もあるので一方的弱体化とはとらないだろう 《格闘》ガンランチャー バビと同じような散弾砲。射程は短いが、発生が早い。 短いといっても前作よりは長くなっている。 相変わらずリロード時間長めな点に注意。 《格闘CS》対装甲散弾砲 二つのライフルを、射撃CSとは逆に連結して打つ、高威力の散弾砲。前作では一発でも当たればダウンだったが、今作では1~2発程度ではよろけになる。 いくつか当たるときりもみ。無印時代に比べ、発生が早くなっている。そのため、前作では安定しなかったメイン→格闘CSがとても繋がり易くなった。 射程は前作に比べかなり伸びており、中距離でBRを撃ってキャンセルしてもヒットする。 ゼロ距離射撃で全弾命中時の威力は、CSCでもかなりのもの。 パワー覚醒で直撃すると300オーバーをたたき出したという報告も(未確認) 《サブ射撃》ミサイルポッド(全弾発射) 前作と同様、かなり横に拡散する。GHの性能も優秀。 ステップ性能が落ちたためか中距離から撃つと大抵一発は当たる気がする。 ダウン値が下がったようでヒット後BRでもダウンしなかったような。(要検証) 連続ヒットしたときに相手の動きをしばらく止められるので優秀。 《特殊射撃》ミサイルポッド(4発) 《特殊格闘》ミサイルポッド(4発) 僚機考察 非覚醒コンボ BR→格闘CSC バスターの重要なダメージ源。前作よりも使い勝手が良くなった。 覚醒 パワー覚醒時のグゥレイトォ!は300超え補正に阻まれて335しか出ない。 隙の大きいCS持ちという事を考えればやはりスピード覚醒が安定か。 グゥレイトォ!HIT中に覚醒→ステップBRでもりもり削れる。 ラッシュでBR乱射はあまりお勧めできないが、選択肢に入らない事もないだろう。 僚機考察 VS.バスター対策 苦手機体 デストロイ 射撃武器のみなので、MA状態ではダメージを与えることすらできない。 また、シールドがないためゲロビを防ぐのが困難。 僚機に任せて周りの敵を狩ろう
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/3378.html
真(中略)サイバスターを駆るマサキ・アンドーは、案の定迷いに迷っていた。 マサキだけならともかく、サイバスターと合体した真・最終防衛システムがサポートしている以上は迷子など有り得ないはずなのだが…… 「なあシステム。俺たち、もうどのくらいこうして飛び続けてる?」 「距離にして、新惑星を余裕で十周程度です……何故、これだけの距離を飛び続けているというのに誰とも遭遇しないのでしょう? 天文学的な確率ですよ」 「俺が知るか……くそ、人と会えなくちゃ道を尋ねることもできやしねえ」 現実はこの通りである。 システムとの合体で、サイバスターのスピードが飛躍的にアップしたため、時間的にはそれほど経っていないのが不幸中の幸いだ。 しかしこのままでは埒が明かない……と、その時、システムが警告を発した。 「マサキ、前方に熱源反応! この反応は……巨大ロボットかと思われます」 「巨大ロボ……? システム、そいつと通信はできるか?」 「少々お待ちください。……あ、丁度巨大ロボ側からこちらへ通信が入っています」 「よし、通信回線を開いてくれ」 マサキの指示に従い、システムが回線を開くと、サイバスターコックピットのモニターに巨大ロボの搭乗者の姿が映し出された。 と、その瞬間マサキの目が驚きで見開かれる。 モニターに映ったのは、マサキにとってよく知った顔だったからだ。 『正体不明のロボットが現れたって言うから調査に来てみれば、マサキじゃねえか!』 「お前……甲児!? 無事だったのか!」 通信を寄越してきたのは、かつての大戦で共に戦った仲間の一人、マジンガーZのパイロット兜甲児だった。 久しぶりの再会を、マサキと甲児はお互いに喜び合う。 『いつものサイバスターに乗ってないから、お前だとわからなかったぜ。その機体はどうしたんだ?』 「ああ、いや、一応こいつもサイバスターだ。ちょっと合体しただけで」 『合体?』 「ええ、私、真・最終防衛システムがサイバスターと合体しています」 『うわっ!?』 ようやく状況をある程度理解できた真・最終防衛システムが、いきなり二人の会話に加わった。 突然会話に割り込んできた第三者に、甲児が驚きの声を上げる。 『い、今のは誰の声だよ?』 「驚かせて悪いな、こいつは真・最終防衛システム。解りやすく説明するなら、シロとクロみたいなもんだ」 「よろしくお願いします、兜甲児さん」 『お、おう、よろしくなシステム』 ぎこちなくも、挨拶を交す甲児とシステム。 常日頃意思を持った兵器、機械獣を相手取っている甲児にしても、システムの存在は衝撃的であったようだ。 そんな彼らの様子を笑いつつ、マサキはまだ大事な話をしていないことに気付く。 「ところで甲児、他の皆は無事なのか?」 かつて、マサキと共に地球を救ったαナンバーズ。 並大抵ではない実力者揃いとはいえ、この過酷なバトルロワイアルだ。全員が全員無事とは限らない。 だが、生き残っているのなら主催打倒の大きな戦力になってくれるはずだ。 ゆえに、マサキは甲児に彼らの安否を聞いたのだが。 『バトルロワイアル? αナンバーズ? おいおい、何の話だそりゃ』 「何……?」 『そんな事より大変だぜマサキ、最近DCの奴らの動きが活発化してきて、 しかもガイゾックとかポセイダルとかゲストとかって連中が地球に攻めて来てるんだ その上、連邦の中ではティターンズとかいういけ好かない奴らが色々やってやがるんだ』 「お、おい……甲児?」 (……おい、システム。こいつはひょっとして) (ええ、恐らく迷いに迷った結果……平行世界にまで迷い込んでしまったものと思われます) (畜生、やっぱりか!) 『けど、お前とサイバスター、それにシステムさんが来てくれたのは心強い! マサキ……システムさん……俺たちロンド=ベルの手で、絶対に地球に平和を取り戻してやろうぜ!』 「あ、ああ…………」 (……どうする?) (……まあ、この世界の人々を放っておくわけにもいきませんし) 【マサキ・アンドー@スーパーロボット大戦 脱出? 第四次スーパーロボット大戦へ】 【真・最終防衛システム@サガ2GOD 脱出? 第四次スーパーロボット大戦へ】
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/12277.html
超水硬クレイバス P 水文明 (4) 進化クリーチャー:アイアン・バスター 4000 ■進化-自分のアイアン・バスター1体の上に置く。 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を見る。その中からカードを1枚選んで裏向きにし、新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに加えてもよい。 作者:123 収録 DMSD-02 「ライトニング・スタートデッキ アイアン・スクリュー」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/seed-destiny-rvsz2/pages/227.html
バスターガンダム コスト:450 耐久力:630 盾:× 変形:× 通称:バスター、バッタ 名称 弾数 威力 備考 射撃 高エネルギーライフル 5 100 リロード早めで弾数少なめのビームライフル。 射撃CS 超高インパルスライフル ‐ 260 バスターの象徴。通称グゥレイト!! 格闘 ガンランチャー 3 82 散弾銃。接近戦の要。通称炒飯 格闘CS 対装甲散弾砲 - 242 今作では1~2発のヒットではよろけ。通称大盛り炒飯 サブ射撃 ミサイルポド(全弾発射) 12 160 全弾発射。広範囲に広がる。 特殊射撃 ミサイルポッド(4発) (12) 41(119) 弾数サブと共有。格闘CSチャージの時に。 特殊格闘 ミサイルポッド(4発) (12) 41(119) 弾数サブと共有。射撃CSチャージの時に。 機体解説 ヘリオポリスで秘密裏に開発された五機のGのひとつ。 しかしザフトの強襲により奪われ、以後ディアッカの搭乗機となる。 砲戦仕様の機体のため格闘武器の類は一切装備していない。 その代わり、高エネルギーライフルとガンランチャーという二つの銃を所持している。 さらにこの二つを組み合わせて通常よりも遙かに強力な砲撃を放つことも出来る。 このギミックはストフリの先駆けとも言える機体。 だが一方で機動力には劣り、MAであるメビウス・ゼロに全く攻撃が当たらず(向こうは実弾のためこちらはくらってもダメージ自体は無いのだがだが)、プロヴィデンスのドラグーン攻撃によりなすすべもなく大破した。 通常のビームライフルが撃てたり、チャージショット(射撃)が黄色など 砲戦機体の中でも一線を画す存在とも言える。 なんだか仮面ライダー(と言うかバッタ?)に見えるのは気のせいである。 たまにガンダムっつーかデザートジムとかに見えるのも、多分気のせい。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/21297.html
バンカーバスター・クラスター R 火/水文明 (4) クリーチャー:サイバー・クラスター/ビッグマッスル 2000 ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■このクリーチャーの攻撃対象は相手のカードの効果によって変更されない。 ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、手札を1枚捨て、その後、カードを2枚引く。 ■このクリーチャーが破壊されたとき、カードを2枚まで引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。 作者:はんむらび CIPとPIGでそれぞれの文明の特色を持つ手札交換(CIPは友愛の天秤と、PIGはエマージェンシー・タイフーンと同じ効果。)を行い、ブロックおよびそれに類する能力すべて(ガードマンやメタリカのアンタップ能力も含む)を発動させない能力を持つ。 ちなみに「ブロックされない」能力とは違い「ブロック宣言しタップする」までは可能。これはブロッカーが「ブロック宣言し、タップすることで攻撃対象を移す」能力のため。つまりメタリカの能動的アンタップや「ブロックしたとき」の能力の発動は可能。 名前の由来は「地中貫通爆弾(バンカーバスター)」。上空から投下され地下の目標まで掘り進み、破壊する。山札を掘り進み、敵陣を掘り進む能力から。 フレーバーテキスト 上から来るぞ!気を付けろ! 関連カード 《マイン・メガクラスター》 評価 チーキ・クールで止まらなくても、バッテン親父で止まるのもユニーク -- Orfevre (2017-09-18 19 45 52) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/385.html
頭部消失。五連チェーンガンを装備した左腕も切断されもはやなく、左肩のクレイモアも誘爆の可能性あり。 むき出しになったクレイモアをサブモニターで確認し、よくもさっきの衝撃で誘爆しなかったものだとアキトは息を吐いた。 機体のチェックを終えてまだ動くことを確認したアキトは、自分の現在地を確認する。 もっとも、確認とは言いつつもカメラから分かることは、自分は白い人口惑星の表面に飛ばされたということだけだが。 それ以外で目に入るのは、始めて見る大型機の残骸のみ。 アルトアイゼン・リーゼの調子を再度確認し、損傷が少なすぎることに違和感を覚えた。 アキトの世界では、人が搭乗するタイプのロボットは例外なくディストーション・フィールドが装備されていた。 だから、ボソン・ジャンプをしてもなんともない。しかし、アルトアイゼン・リーゼは違う。 特別空間を仕切るようなバリアを持っていないのに、その損傷がないのだ。 元々あのアルフィミィの場所に飛ばされたときにもこの機体はそこまでボソン・ジャンプでダメージを受けなかった。 元々頑丈で、壊れにくいのだろう。だが、それは機体の話だ。生身の自分まで平気な理由にはならない。 「もしかしたら……何かが宿っているのか」 姿や機体特性を見れば、これはあの蒼い孤狼が乗っていたマシンの発展系であることは理解できる。 そして内部のAIなどから、自分や、キョウスケが乗ったアルトアイゼンと同一のものであることも。 ということは、あの蒼い孤狼の化け物マシンが再びこれに戻ったということか。 不思議な力が宿ったとして、変な話じゃない。 もしも、自分が殺したキョウスケの機体が自分を何かしらの力で守っているとしたら、とんだ皮肉だ。 「あのネゴシエイターは……」 周囲を確認するが、凰牙の姿は見えない。そのことに、アキトは眉を寄せた。 アキトはボソン・ジャンプを敢行した。その結果、ここに飛ばされて来た。 アキトは、アルトアイゼン・リーゼの手を開く。そこには、蒼い宝石が握られている。 C.C(チューリップ・クリスタル)は、殴り合いの中どこかは知らないが凰牙の体から落ちたものを拾い上げ使わせてもらった。 ここまではいい。だが、そこから問題が一つある。 いるはずの、凰牙がいないのだ。空間転移の歪みに押しつぶされようと、残骸程度は転移しているはず。 A級ジャンパーである自分が結果として共に転移している。凰牙はあの様子ではまだC.Cを残していたと思う。 五体満足でここに現れても不思議ではない。一体どこに消えたのか。 「まさか……過去か、未来か?」 ボソン・ジャンプは厳密には空間移動ではない。時間移動なのだ。 空間を粒子化した状態で移動し、その後時間移動で移動にかかった時間だけ巻き戻す。 だが、もしこの時間の巻き戻しに何かあれば当然、今とは違う時間に飛んでしまう。 アキトは、赤い古鉄の右手に握り込んでいたC.Cをコクピットへ移す。あまり、量はない。 何度も使っていればすぐになくなってしまう量だろう。 かつて、家族がこれを――C.Cを遺してくれたおかげで、アキトは生き残ることができた。 アキトは、モニターを回し、白い星への突入口を探す。その時、とくに意識せず上方も確認していた。 別に上から何か来るとは思えないが、できる限り全方位確認しようとすることは不思議でもなんでもない。 そして、気付く。 「あれは――!?」 アキトが赤い古鉄に乗り込んだときは、木星に似た渦模様と赤銅色をしていた星は、まったく別の姿をしていた。 白く、輝く光を放ち、明滅し、光のためかその輪郭が大きくなったり小さくなったりしているように見える。 いや、違う。見える、のではない。実際に大きさが変化している。茫然とそれを見上げていたアキトは、さらに気付いた。 それが、少しずつ拡大していることに。あの輝く星のようなものは、この世界を飲み込もうとしている。 大収縮ののち、拡大に世界は転じたのだ。 アキトの、自分でない誰かの部分がささやいた。アキトは、それを振り払うため小さく頭を振る。 だが、世界の拡大そのものを防げるわけではない。もうすぐ、あれは全てを飲み込む。 そして、全てを終わらせる。 世界に対して、テンカワ・アキトという一人の個人はあまりに無力だった。 全てを終わらせる力への絶望が、アキトの足を止めた。 ■ C.C(チューリップ・クリスタル)は、時間移動への切符。時の旅人への通行証。 だが、もしも時間が正しくない世界でそれを使えばどうなるだろうか。 例えば――時間軸をゆがめて作った世界のそばでそれを使えば。平行世界、別の世界の時間軸を含むそんな場所で使えば。 もしかしたら、どんな世界でもない、どんな時間でもない、そんな場所にたどりつくのかもしれない。 ■ ロジャー・スミスが目を覚まして最初に見たものは、金色の穂先と青い空だった。 自分が地面に大の字に倒れていると気付いたのは、意識が覚醒して一瞬後のこと。 身を起こそうと地面に手をつけば、そこにあるのは倒れた穂先。ロジャーは麦畑のど真ん中に倒れていたのだ。 「ここは……」 身を起こしたロジャーは、襟元を正しながら、来ている黒いスーツについたモミや草を落とす。 そこで、ふと違和感を覚える。少し考えて、ロジャーも違和感の原因を見つけた。 先程まであった、体の痛みが消えているのだ。 肋骨が折れ、体をひねるたびに起こっていた痛みが、体を起こすときになかった。 いや、それだけではない。 リリーナ嬢を抱きかかえた際や、ガウルンに奇襲を受け地面を転がった時についた、スーツの土や血といった汚れがまるきり消えてしまっているのだ。 未だ理解しがたい現状に混乱しながらも、ゆっくりと首を左右に動かし、周囲を眺めてみる。 そこにあったのは、農夫と、トラクターと――空の向こうに広がる、黒い鉄枠。 他でもない、見慣れたパラダイムシティを覆う半円状のドームの天蓋がそこにあった。 パラダイムシティであるとするならば、ロジャーにも自分がいる場所に心当たりがある。 大規模農作用ドーム、『アイルズベリー』。何度かロジャーも依頼がらみで足を運んだことがあるので覚えている。 麦畑をかき分け、土でできた道路にロジャーは立ち、自分の体を眺めた。 あの殺し合いに招かれる前の、依然と変わらぬ世界で、いつもと変わらぬ姿でここにいる自分。 先程までいたはずの、あの狂った世界は何だったのか。 自分が見ていたのは冗談のようにタチの悪い悪夢でしかなかったということか。 いやそれもあり得ない。確かに、今のロジャーにあの殺し合いの世界にいたという痕跡はない。 しかし、ロジャーの記憶(メモリー)は覚えている。 あの狂った世界の、狂った法則に立ち向かう人間たちのことを。 だがそれが正しいとするならば、ロジャー・スミスはまだあの狂った世界にいるはずなのだ。 ここにいるロジャー・スミスは何なのか。 ほんのわずか前と認識している事柄と、繋がらない現状の記憶(メモリー)に悩む男は誰なのか。 ロジャーはひとまず屋敷に連絡するため、腕をまくった。 そこには、さまざまな機能が付いた時計がはめられており、機能の一つとして屋敷にいるノーマンとの連絡機能もついている。 慣れたしぐさで口元に手首を運ぶ。 「ノーマン、聞こえているか?」 しかし、返答はない。時計からは、小さくジジジ、と不協和音が流れるのみ。 ロジャーは腕時計に視線を落とし、絶句した。腕時計のカバーガラスが壊れ、時計が止まっているのだ。 壊れた時計。 それ自体はおかしくない。ものである以上壊れることはある。問題は、いつ壊れたかということだ。 今ここにいるロジャー・スミスの記憶(メモリー)を参考にする限り、腕時計が壊れた覚えはない。 ユーゼスとの会談に向かうに当たって、ロジャーはこの腕時計で時間を確認している。 それ以後、時計が破損するほどの衝撃が手首にかかったことはない。 「どうなっているんだ……」 壊れていないはずの時計は壊れ、汚れているはずの服は汚れておらず、傷ついたはずの体にはその痕跡がない。 本当に白昼夢だったというのか。もしくは、自分の中の失われた記憶(メモリー)のフラッシュバック。 あれほど、鮮明なものが、40年以上前に過ぎ去ったものだと? 暖かな日差しとは裏腹に、歪む顔を手で押さえるロジャーの背筋には冷たいものが流れ続けていた。 「おや、君は……どうしてここにいるのかね?」 突然自分に掛けられた声に、はっとなりロジャーは顔を上げる。 いつの間にか、ロジャーのすぐ前には一台のトラクターが止まっていた。 先程はなかったはずのそれは、そこにあって当然である、在らねばならないと主張するほどの存在感を何故か持っていた。 ロジャーに声をかけた、トラクターに乗る人物もまた、ロジャーが知る人物。 農夫姿で、樹齢何百とたった樹のようなしわを顔に刻んでいる、 どこを見ているか分からない、いつも虚空を見ているような眼でロジャーを見ている人物の名前は、 「あなたは……ゴードン・ローズウォーター……」 パラダイムシティをかつて納めていた人物であり、数少ない40年以上前の記憶(メモリー)を持つといわれる老人だった。 確かに、彼は隠居しアイルズベリーでトマトの栽培をしながら過ごしている。 ここがアイルズベリーとすれば、いてもまったくおかしくない人物だ。 しかし、ロジャー・スミスが保有している記憶(メモリー)が正しいという前提があってのことにすぎない。 もしかしたら、彼は全くロジャーの知らない何者かなのかもしれない。 「乗りなさい」 ゴードン・ローズウォーターがトラクターへ乗るようにロジャーに促した。 どこか夢遊病者のような足取りで、ロジャーはゴードン・ローズウォーターの隣に座る。 トラクターは、再びどこかに向けて動き出した。ゴトゴトと整備されていないでこぼこ道をトラクターが走る。 ロジャーは、未だ自分がどこに立っているのか理解できていなかった。そして、自分が今からどこに向かうのかすらも。 「どうしたのかね?」 前を見つめたまま、ロジャーを見ずにゴードン・ローズウォーターはそう呟いた。 ロジャーは、自分とゴードン・ローズウォーターしかここにはいないにも関わらず、 その呟きが自分に向けてのものであることを、咄嗟に理解できなかった。 ■ 星に広がる毛細血管のような通路の中、ブレンが飛ぶ。下からの轟音が少しずつ遠くなる。 地獄からの生還、そんな言葉がふと頭をよぎるが、まだ終わってないのだ。 上に登って、ロジャー達と合流し、再度突入する。 例え、どれだけ勝ち目が薄くても、それ以外に最終的に生き残るすべはない。 力が足りない。アイビスに、その事実が重くのしかかっていた。 ブレンを悪い子だとは思わない。しかし、非力さだけはどうしようもなかった。 凰牙。サイバスター。F91。キングジェイダー。ユーゼスのメディウス・ロクス。 そういった相手に比べて、あまりにも弱い。撹乱して、手傷を少しつけるのがやっと。 その結果が、これだ。誰の窮地も満足に救えない。倒れていく仲間を見ている側で、ただ生きている。 もし、自分ではなくこの場にもっと大きな力を持つ誰かがいたら、カミーユを助けられたのではないか。 アイビスはそんなネガティブになりそうな思考を頭から振って追い出そうとする。 しかし、なかなかその考えは頭から消えてくれなかった。 そんなとき、鼓膜を叩く大きなスラスターの音。 まだまだ続く黒い穴の向こう、確かに何がこちらに接近している。 「ロジャー!?」 そうであってほしい。いや、そうに違いない。ブレンは上昇を続けている。 だが、アイビスが何か指示するよりも早く、急にブレンの動きが変わり、進路を横に向けた。 その次の瞬間には、上空の機体は急加速し、ブレンの横をすり抜けていた。 明らかにそのままのコースだったら衝突している。 「いったい、誰!?」 アイビスが、急停止し今度は下からこちらを見上げている機体をモニターに写す。 そこにいたのは、ユーゼスとの戦いで途中ユーゼス側の増援として現れた蒼い騎士だった。 しかも剣を抜き、戦闘態勢を取っている。 「ちょっと待って! もうユーゼスもいないんだから話を聞いて! ユーゼスと一緒にいたってことは脱出しようと思ってるんだよね!? 少しでも力がいるんだ、協力してみんなで……」 「他人なんていらない。……俺は、俺一人で全員殺す」 青い騎士が答えた。声が意外と若い。カミーユや自分とそこまで年は変わらないように思える。 だがその声色は、同い年とは思えないほどの冷たさと、暗さを秘めていた。そして、その内容も。 「……ッ! そんな! あのノイ・レジセイアを倒せば終わりなのに、なんでまだ殺しあわなきゃいけないのさ!? もう殺しあう必要なんてない! ロジャーや、カミーユ、キラやシャギア、それに……あのテンカワって人も! みんなで協力すれば、ノイ・レジセイアだって倒せる!」 だが、そんなアイビスの声を無視し、青い騎士は剣を振り上げた。 「ロジャー? テンカワ、キラ、シャギア? ……みんな死んだよ。次は、お前だ。その次は、下の連中。全員、殺すんだ」 虚無を湛えて、蒼い騎士は言う。 蒼い騎士は、ゆっくりとその手に握る剣――ロジャーがガウルンから奪った大剣――をこちらに掲げる。 「そんな……ロジャーが、そんなはずがない!」 アイビスの叫びも、蒼い騎士が動きを止めることはできない。 蒼い騎士から言葉はなく、あるのはこちらを殺そうとする意志のみだった。 アイビスのブレンが震えている。ノイ・レジセイアやキョウスケと出会ったときに似た挙動に、アイビスも驚きを隠せない。 ユーゼスとの戦いのときは、そんなことはなかったはずだ。この短時間に、いったいどんな変化があったのか想像もつかなかった。 だが、分かることが一つだけある。それは、こんなところで死ぬわけにはいかないということだ。 ブレンがソードエクステンションを構える。 この場でどうにかしたからどうなる、という言葉をアイビスは飲み込んだ。どんなことも諦めない。 ロジャーが死んだという言葉も、戻って確かめるまでは信じないとアイビスは決める。 どれだけ非力だろうが、ここを突破して見せる。 幸い、位置関係は悪くない。上昇したいアイビスが、蒼い騎士より高い位置にいる。 このまま、距離を取っていけば、逃げることも可能かもしれない。 じりじりと上昇を続けるブレン。 対して、蒼い騎士の取る行動はアイビスから見ればいささかおかしなものだった。 マントの影から取り出した鞘に剣を納めると、その場で構えたのだ。 (一気に踏み込んでくる……?) それにしても、いささか距離が遠い。この距離なら、一気に加速して切り抜けるつもりとしても回避できる。 アイビスは、相手の背中と足に意識を集中させた。ユーゼスとの戦いで、相手のスラスターの位置は把握している。 どんな加速であろうとも、まずスラスターに着火される。何の推力もなしに急加速はできないのだ。 そこに動きが見えたと同時に、上方に向かってバイタルジャンプ。そして、相手が体勢を立て直すより早く全力でここから離れる。 アイビスは、対処の方法を頭の中で組み立てる。 上昇するブレン。動かない青い騎士。 蒼い騎士には、動く気配がない。確かにやや前傾の姿勢ではあるが、一気に加速しようという姿勢ではない。 このままいけるのであればアイビスとしてもありがたい。 距離が開いていき、完全に相手の射程から逃れたとアイビスは視線を切らずにそう考えた。 次の瞬間、ブレンの右手が飛んだ。 「え……?」 アイビスは、一瞬たりとも相手から目を切っていない。相手は動いていない。スラスターを使ってない。 なのに、斬撃は確かにブレンへ届いていた。アイビスは、映し出された外の光景に、目をしばたたかせる。 一歩も動かないまま鞘から引き抜かれた剣が、細く長くブレンに伸びていた。 アイビスは、姿を変える剣という程度の認識しかなかった。たしかに斬艦刀は姿を変える。 しかし、それは液体金属による形状の変化によるもの。プログラミング次第でその姿は千差万別に変化する。 今の統夜の超射程による居合い抜きは、居合い抜きによる加速をつけつつ、抜ききった刀身を変化させることによって生み出された技。 アイビスは相手が居合い抜きをあびせるための移動を警戒していたが、それはピントがずれていたのだ。 向こうは、動く必要すらなかった。 予想もしなかった痛みに、ブレンの動きが僅かに乱れる。 落ち着かせるため、アイビスがコクピットの中へ少し視線を上げた。 ブレンが、壁に叩きつけられた。 意識を乱した一瞬をつき、蒼い騎士は加速して手をブレンに押し付けたのだ、と揺れる頭で理解する。 金属壁に、ブレンがめり込む。ブレンと相手の体格差はざっと6倍。体の中心に手をあてられると、身動きを取ることができない。 うめくアイビスとブレンに、蒼い騎士は改めて剣をかざす。 バイタルジャンプをしようにも、まだブレンがそうできる状態まで回復していない。 これでは、どこに吹き飛ばされるか分からない状況だ。それに、これだけ密着されると、相手ごと転移してしまう。 八方塞がり、打つ手なし。そんな言葉をそのまま表したような状況だった。 蒼い騎士が何も言わずに剣を絞る。 「ちょっと待って……! なんでこんなこと! そんなに殺し合いがしたいの!? あのガウルンとか、ギンガナムみたいに!」 アイビスの言葉に、初めて蒼い騎士が動いた。 蒼い騎士がまるで人間のように小さく震え、剣が動きを止める。 「俺が……誰みたいだって?」 先程と同じ冷たい声。しかし、僅かに上ずっている。 抑えようとして、抑えきれない感情が漏れ出している。そんな印象をアイビスは感じた。 アイビスは、一瞬迷った。同じことを言えば、逆鱗に触れて今度こそなます切りにされるかもしない。 「俺が、誰みたいだって!?」 もう一度蒼い騎士が繰り返した。 押さえつける蒼い騎士の手に力が増し、ブレンが、さらにうめき声をあげた。 やはり、一人では何もできない。そんな悔しさが胸を突く。 こうやって押さえつけられ、満足にものをいうことすら悩み、ままならない。 こんな、理不尽な理屈を前に。こんな、理不尽な相手を前に。あまりにも無力だ。 アイビスは、聖人君子ではない。このままいけば終わりなのだ。死ぬのは怖い。 けれど、やけくそというわけではないが、このままただ黙って受けてやるのも癪だという思いが膨れ上がる。 こんな言われっぱなしで、黙っているのも違う気がする。アイビスは、息を吸うと、思い切り叫ぶように言った。 「ガウルンやギンガナムみたいって言ったんだよ! そんなに戦ったり、人が殺したりするのが好きなら、一人でそんな世界に行って殺しあえばいい! みんなが力を合わせるのがそんなに嫌い!?」 今度こそ、蒼い騎士が動きを止める。 アイビスはその間に手を抜けだそうと少しでも動くようにブレンに指示を出す。 僅かに緩んだ指の隙間から、腕を差し入れると、そのまま体を強引に引っ張りだそうとした。 しかし、それよりも早くブレンの拘束はなくなっていた。 蒼い騎士は手を引き、刀を鞘に納めている。 「……行けよ」 ぶっきらぼうだが、蒼い騎士は上を親指で指した。もしかしたら、自分の行ったことが通じたのか。 信じられない出来事にぽかんとするアイビスに背を向け、蒼い騎士は降下を始めた。 「俺は、好きで殺してるわけじゃない。殺さないといけないから殺してるんだ。……ガウルンとは、違うんだ」 「じゃ、じゃあもしかして協力して――」 ブレンのすぐ横に、投具が突き刺さる。 ブレンを見ることなく背を向けたまま蒼い騎士が投げ放ったものだ。 「勘違いするな。最後はみんな結局殺すさ。けど、今殺す必要もない。言ったよな。全員死んだって」 その言葉に、アイビスは顔がこわばるのを感じた。 それでも、アイビスははっきりと蒼い騎士に言う。 「そんなの信じないよ。自分の目で見るまで、あたしは絶対にあきらめない」 「みんな死んだんだ。行ったところで何もない。何も起こらない。受け入れたくないことに足掻くことまで否定はしないさ。 けどな……それでもどうしようもないことだってあるんだ。 ……諦めろよ、奇跡は起こらないから奇跡っていうんだ」 蒼い騎士から、ため息のような音が漏れた。 けれど、アイビスの答えは変わらない。 「どんな理不尽なことでも、あたしは諦めない。奇跡なんて起こらなくてもいい。それでも、やってみたい」 自分で言っておきながら、その言葉を心から信じ切れていないのをアイビスは理解していた。 どちらかと言えばそうであってほしいという願望を口に出すことによって、信じる自分を支えるようとする部分が大きい。 「そうかよ」 蒼い騎士はアイビスの言葉にそっけない返事を返すと星の中心へ下りていく。 アイビスはただ、その姿を見ていることしかできなかった。 蒼い騎士が姿を消すのを確認し、アイビスは再び飛び始める。カミーユから教えられた地点へ、まっすぐに。 体がずっしりと重い。進めと指示を出す、自分の思考が濁り、淀んでいる。 この先に、進んでいいのか。 進まなければ何にもならないとは分かっていながらも、考える自分を止められなかった。 光が見えてくる。 人工的に作られた作り物の箱庭の放つ、眩い光はもう目の前だ。 細く狭い通路を抜け、広い空間にブレンが飛び出す。そこは、間違いなくカミーユの指示した地点。 だが、そこにあるのは、戦いによってえぐれ、荒らされた地面と、よく見た機動の腕が二つ。 血だまりのように液体がまき散らされた地面に沈む一本の腕を、壊れ物を扱うようにそっと拾い上げる。 しかし、アイビスの震える意思が伝わったのか、ブレンの腕からそれはこぼれ落ちた。 アイビスは、知っている。これが、間違いなく騎士凰牙のものであることを。 そして、少し離れたところに転がるほうの腕は、キングジェイダーが搭載していた、アルトアイゼン・リーゼの腕であることを。 「ロジャー……?」 もう右から声は聞こえない。 「キラ……?」 もう左から声は聞こえない。 「シャギア……?」 もうどこからも声は聞こえない。 アイビスの声は、どこにも届かない。 ――希望はすでに砕け散っていた。 ■ そこは、星の中心から一層だけ上のエリア。 どこまでも広大でがらんどうな空間に、二機の機体が動き回る。 「……ぐ、ぅう……」 カミーユは荒い息をどうにか抑えようとするが、動悸は全く治まらない。 どうにか地面に設置された緑色のエネルギープールに陣取ることによって、サイバスターのエネルギーは回復している。 しかし、それはあくまで機体の燃料を補充するだけであって、カミーユ自身の魂の燃料を補充するものではない。 迷路のように設置された隔壁の影から、ブーメランのように弧を書く軌跡でデュミナスの爪が姿を現した。 それを、サイバスターはディスカッターで切り払う。 「そこですか?」 殺気を感じ、慌ててエネルギープールからサイバスターを飛行させる。 一拍置いて、エネルギープールが瞬時に沸騰し、緑色の水竜巻を空高くまで起こした。 空から緑の雨が降り注ぐ中、隔壁の向こうからメディウス・ロクスが姿を現す。 「逃げようとしても無駄です。今のあなたが私を振り切ることはできない」 「……いけっ!」 カミーユはメディウス・ロクスの言葉を無視し、カロリックミサイルを撃ち放った。 二発のミサイルは、正確にメディウス・ロクスに飛来し、確かに接触、爆発する。 いや、接触したのはメディウス・ロクスの発生されたスフィア・バリアだった。 カロリックミサイルは、バリアの表面で爆発するが、爆風はすべてバリアでそらされていた。 「何度でも言います。無駄です。機体をこちらに譲渡してください」 カミーユは拳を震わせた。 さきほどから、メディウス・ロクスはあまり積極的に攻撃を仕掛けてはこない。 つかず離れず、時々攻撃を仕掛けてくるだけだ。 理由は単純だ。奴の狙いはサイバスターにあるラプラス・コンピュータ。 サイバスターの撃破ではなく鹵獲を目的としている。サイバスターを破壊しては入手できないのだ。 だが、もしも相手が鹵獲という手段を放棄していたのなら、サイバスターが今どうなっていたかは想像に難くない。 「もしあなたが機体を譲渡するというのなら、あなたの命は保証します。ですから……」 「断るっ!」 サイバスターが再び逃走する。しかし、メディウス・ロクスも正確に距離を取りつつ追いすがる。 「仕方ありません。私が完全になるためには、サイバスターが必要です」 メディウス・ロクスの胸の部分から、一条の光線が放たれた。 サイバスターとはまるで見当違いの場所へ。サイバスターを光線は追い抜き、サイバスターの進路上の天上へ着弾した。 行方を阻むように崩れた大量の瓦礫が落下してくる。カミーユは、汗でぬめる操縦球を握り、意識を送る。 紙一重で瓦礫の隙間を抜けるサイバスター。 それに対してメディウス・ロクスはスフィア・バリアにより瓦礫を弾き飛ばしながらまっすぐに向かってくる。 たちまちのうちに両者の距離は詰まり、振り上げたメディウス・ロクスの爪が、サイバスターを狙う。 カミーユはやはりディスカッターでそれを受け止めるが、それにより動きを止めてしまった。 サイバスターを数mはあろうかという飛礫が叩く。 「ぐ、が、ああ!?」 機体の表面を致命傷にならない程度に質量物で叩く。 なるほど、相手の機動力を奪いつつ、内部に大きなダメージを与えないために適した方法だ。 Ζガンダムの設計なども行ったカミーユだからそう理解できる。 だからこそ、次に続く思考も。結局のところ、相手はこちらを敵とすら認識していない。 捕まえるところまでは確実。負けることなど、傲慢や思い上がりではなく、冷静な判断で思考に入れていない。 地面にたたき落とされたサイバスターのすぐそばに、メディウス・ロクスが音もなく着地した。 いまや、大いなる風の魔装機神も、羽をもがれ地面を這うだけだ。 メディウス・ロクスがサイバスターを踏みつけた。コクピットを中心に、銀色の装甲に亀裂が入っていく。 「何度も言ったはずです。機体を明け渡せば、命は奪わないと。何故あなたは私を拒絶するのですか?」 「お前らに……やれるものなんて……何一つないっ!」 踏まれた状態で、強引にサイバスターが体を起こす。 足が逆に装甲に食い込み、亀裂だけにとどまらず装甲が脱落した。だが、動きは止まらない。 そこから起き上がるとはメディウス・ロクスも思っていなかったのだろう、バランスを崩したメディウス・ロクスは派手に転倒する。 そこに、ディスカッターで本来コクピットがある場所を正確に貫いた。 「無駄です。今の私に、あのお方はいない。私は私の意思で活動している。あのお方を殺すことはできない」 メディウス・ロクスがサイバスターの腕をつかみ、力を込める。 サイバスターが手をディスカッターから離すと、強引にメディウス・ロクスはサイバスターを地面に叩きつけた。 銀色の破片が、暗い基地に設置されたわずかな照明の光を反射し、きらきらと瞬いた。 「あのお方……ユーゼスなのか!?」 「その通りです。偉大な私の創造主。ただの機動兵器でしかなかった私を導いてくださったお方。 あのお方は、私に完全であれと望んだ。そして、私は不完全であるとも。故に、私は完全にならなければいけない」 突然、メディウス・ロクスが饒舌になった。 最低限の言葉しか発していないメディウス・ロクス――いやAI1が、ユーゼスに関してだけは違ったのだ。 「それで……そのために戻ってきたのかよ! 人の命を踏みつけにしてそうなっておいて!」 「あのお方は言った。世界は選ばれたもののためにあると。あのお方は選ばれたものだった。 あのお方の願いは成就されなくてはならない。命に価値があるとするなら、上位者への献上物としてのみ存在する」 「そんな勝手な理屈を!」 全身から装甲を脱落させながら、サイバスターカロリックミサイルを放つが、 やはりいとも簡単にメディウス・ロクスは受け止めた。しかし、カミーユが攻撃を止めることはない。 「あなたのサイバスターを手に入れろとあのお方は言っていた。あのお方の願い、聞き入れてもらえないのですか? 私ならあなたよりもラプラス・コンピュータの力を活用できる。その力は、より正しく使えるもののためにあります」 「言ったはずだ! お前らにやれるものなんて何一つないっ! このマシンは、そんなコンピュータのおまけじゃないんだよ!」 カミーユは、まだラプラス・コンピュータの全貌など知らない。 もしかしたら、それさえ発動させればこの状況をひっくりかえせるかもしれない。 けれど、使う方法がわからない。それでも、この機体ならどうにかできると信じてくれたのだ。 この機体を使い、自分ならあのノイ・レジセイアを撃ち貫けると信じてくれたのだ。 「うあああああああああぁぁぁぁぁあああッッ!!」 目にもとまらぬ速度で腰部にジョイントされた武器をサイバスターが引き抜いた。 ブンドルが託したサイバスターが、中尉が託したオクスタンライフルを構える。 長い砲身が、ほぼ接触状態でメディウス・ロクスに向けられる。 撃ち貫く、というカミーユの意思を受け、サイバスターが引き金を引く。 不意を突かれる形となったメディウス・ロクス。さしものスフィア・バリアもゼロ距離では意味を持たない。 「胸部に損傷……指数34。再生の範囲内です」 それだけで、これほどの力を持つ特機を沈めるには至らない。確かにダメージは入ったが、撃墜までは程遠い。 撃った反動で、サイバスターの手からオクスタンライフルが飛び出し、後方に投げ出された。 カミーユは振り返らない。そのまま、サイバスターで直接メディウス・ロクスにぶつかっていく。 これだけの質量差がある状態で体当たりという攻撃を選択するのは、一見下策に見えるかもしれない。 メディウス・ロクスは反射的に爪を振り上げようとしたが、その動作を中断した。 何故動きを止めたのかカミーユは分かっている。あのまま払うように攻撃をしてしまえば、今のサイバスターでは砕け散ってしまうかもしれない。 メディウス・ロクスはサイバスターを撃破できない。本体であるAI1が、至上の存在と崇めるユーゼスがかけた呪いだ。 カミーユはその間にメディウス・ロクスの胸に飛び込むと、刺さっていたディスカッターを再び掴んだ。 サイバスターの全重量を一気に剣にかける。かける、と言っても何をしているわけではない。 くずおれるサイバスターに剣を握らせているだけだ。だが、それによってディスカッターは縦にメディウス・ロクスの装甲を切り裂いた。 「指数79に増大。ですが戦闘続行は可能ですね」 先程のようにサイバスターを上から抑え込もうと放たれるメディウス・ロクスの剛腕。しかしカミーユは着地と同時に後方に飛んでいる。 大空を飛ぶはずのサイバスターが、地面で跳ねるしかない。それでもカミーユは止まるわけにはいかない。 跳びすさった場所にあるのは、後ろに飛ばされたオクスタンライフル。地面を転がりながらもしゃにむにそれを掴むと、再び敵へと照準を合わせた。 選択するのは、Bモード。体全体でライフルを抑え、撃鉄を引く。一発。二発。三発と繰り出される実体弾。 その反動が、サイバスターを揺らす。 撃ち出された砲弾は、メディウス・ロクスが発生させたスフィア・バリアにあっさりと阻まれる。 その時、オクスタンライフルが地に落ちた。 サイバスターのマニピュレータが限界を迎え、片手が物を掴むという機能をついに失う。だらりと腕が垂れ下がった。 サイバスターが、弱弱しくスラスターを吹かし、5mばかり距離を取った。 メディウス・ロクスはバリア表面で起こった爆煙を裂き、サイバスターに肉迫する。 再び振り落される大振りな爪をサイバスターは回避する。しかし、かわしたはずの爪が、サイバスターを叩いた。 それが、腕を振り落すと同時に放たれた肘の爪であることを、カミーユは受けてから理解した。 「今のあなたがこれほど戦えるとは予想外でした。それを予測できない私はやはり不完全であるということでしょう」 かけられる言葉。しかし、カミーユは沈黙という答えを返す。 「ラプラス・コンピュータは私に組み込まれ、あのお方が使ってこそ意味があります。 あなたがサイバスターを操縦する必要性はないのです。使うのは、あのお方と私でなければならない」 相変わらず、ユーゼスを称賛する時だけ饒舌になるメディウス・ロクス。 こちらに機体を渡すように勧告しているのか、ユーゼスの偉大さを他者に知らしめようとしているのかまるで分からない。 煩わしいメディウス・ロクスの声を無視し、カミーユは歯を食いしばり、無言で集中する。 「気絶しましたか? それなら都合がいい。あなたの命を今からもらいます。 全ての命も、全ての力も、全ての知識も、全能の調停者たるあのお方のためにあるのですから」 そう言うと、メディウス・ロクスはサイバスターに歩み寄る。 正確にこちらのコクピットだけを潰すつもりだろうとカミーユは当たりをつけた。 動き回る相手ならともかく、停止したこちらをそうやってしとめるのは難しくない。 メディウス・ロクスの爪が、ゆっくりと振り上げられた。一部のずれもないように、正確に叩きつぶすための速度だ。 その爪が、サイバスターに振り落され――― ――――――ない。 メディウス・ロクスの背面スラスターが巨大な火を噴いた。それによって盛大にメディウス・ロクスは前方へ吹き飛ぶ。 押しつぶされぬようカミーユは、ちぎれそうな意識をかき集め、サイバスターを迫る影から抜け出させる。 心の中、小さくカミーユはアムロに謝罪した。こんな謝罪は意味がないと分かっていても、心からカミーユはそうしたいと思った。 「う、あああアああ………いっタい、なニガ……」 メディウス・ロクスの電子音声が乱れる。それほど内部に対しても深刻なダメージということだろう。 何が起こったのかも把握してないことは見て取れる。 メディウス・ロクスは、爆風のため見落としていたのだ。脱落したサイバスターの銀色の装甲の中に、白いものが混じっていたことを。 それは――カミーユが創造した三機のハイ・ファミリア、その残った一体。 今のカミーユの精神状態では、自在にハイ・ファミリアを操ることは不可能だ。 ただ漫然と射出して使おうものなら、動きの鈍ったそれはすぐに落とされるだろう。 だから、カミーユは待ったのだ。ハイ・ファミリアをメディウス・ロクスに気付かれず、致命的な一撃を与えるチャンスを。 ハイ・ファミリアの混じった残骸を踏み越え、攻撃に気を回した隙をつき、カミーユは自身を投影した分身をメディウス・ロクスのスラスターに飛び込ませた。 そして、最奥で力を放ったのである。60mもの巨体が故に、スラスターの噴出孔も大きい。それによって生まれた死角。 直結した己のエネルギーに火がつけば、どれだけの機体であろうとも致命傷は避けられない。 サイバスターにメディウス・ロクスを破壊する力はない。ならば、メディウス・ロクス自体の力を使えばいいのだ。 A・R(アムロ・レイ)の名を冠したハイ・ファミリアは、最期に敵を打ち倒した。 自分の意識を分化させたハイ・ファミリアが撃墜されたことによる精神的な痛みを必死に抑え、カミーユはサイバスターを操作する。 動くほうの手でオクスタンライフルを拾い、サイバスターは振り上げた。 「何ゼ……ラプラス・コンぴュータハ……ソの力は……あのお方のタメにあルのに……ナぜ、あなたは……」 メディウス・ロクスが意識を持って稼働しているなら、撃墜されることはすなわち死を意味している。 だと言うのに、いまだメディウス・ロクスが口にするのはユーゼスのことだった。 サイバスターの力は、ユーゼスこそふさわしい。カミーユには、要らないものだと信じて疑わぬ声。 その言葉が、カミーユには我慢できなかった。沈黙の反動からか、カミーユの口からは叫びがあふれた。 「ふざけるなッッ!! そんなにこのマシンが、サイバスターが大切か!? 人の命を平気で踏みにじってまで、そんなに欲しいのかよ!? ユーゼスが言った理想? 完全になる!? いつもいつも脇から見ているだけで、人を弄べる奴がそう言うんだ! 何も分かっちゃいない癖に知ったようなことばかり! 俺たちは考えなしの案山子なんかじゃない!」 処理しきれない感情が、白濁とした頭の中を駆け巡り、どうしていいのか分からなくなってくる。 「お前だって同じだ! ユーゼスの、ユーゼスのってユーゼスのことを鵜呑みにして、他人の代弁者のつもりか!? 人のこと一つ考えられない奴が、人の命を平気で摘みとれる奴に何がわかるって言うんだよ!?」 「ワタしは……あのお方の……」 「黙れよ! 目の前の現実一つ見えてない奴が! 過去に縛り付けられて、それだけしか考えられなくなった癖に!」 カミーユは、メディウス・ロクスの言葉を遮る。一息に言い終えて息が切れる。先程から荒い息が、さらにひどくなる サイバスターはまっすぐにオクスタンライフの銃身を、メディウス・ロクスの本来核がおさめられているはずの空洞に差し込んだ。 オクスタンライフルにもついに限界が訪れる。何度となく刺突にも使われたことによって、耐久力はすでになくなっていた。 空洞に飲み込まれるように、オクスタンライフルが押し込まれて消えてく。 オクスタンライフルの全てが空洞に飲み込まれたと同時――エネルギーシリンダーに火がつき、それが実体弾を巻き込み炸裂した。 体の中から火を噴き出し、紅蓮にメディウス・ロクスが包まれる。手が、足が、胴がばらばらに裂け、四散する。 「ゲンじつを見えてないノは……アナたのほう……もはや、あなたに、タタカうチカラは……」 ――グシャリ。 最期まで人の気を逆なでする言葉を吐くメディウス・ロクスの頭をサイバスターは踏みつぶした。 「分かってるさ……けど、許せるかよ……こんなことを平気で出来るような……」 この身体に代えてでも、ノイ・レジセイアだけは。 カミーユは、絶対に許せない。許せるわけがない。 クワトロ大尉を、アムロ大尉を、多くの人々を理不尽な殺し合いで奪ったことが。 皆、帰る場所があった。帰りを待ちわびている人がいた。まだしなきゃならないことがあった。―-死んでいい人じゃなかった。 それを実験なんてものの使い捨ての道具のように、安全な場所から一方的に殺した。 挙句、世界を作ると。人の心も大事にできないような存在が作る世界のために、殺された。 歯を食いしばり、唇も噛む。口から流れ出る血が、どうにかカミーユの意識を繋ぎとめる。 一瞬でも気を抜けば、どこまでも落ちていける。カミーユはその事実を感じていた。でも、それをするのは、まだ先だ。 今は、足をとめちゃいけない。アイビスが登って行った空をカミーユは一瞬見上げた。 そこには、無機質な天井があるだけだ。その先をカミーユは見通し、サイバスターを歩かせる。 結局、ノイ・レジセイアと戦えるのは自分だけだ。キラも、シャギアも逝ったことを、カミーユは自分の力で漠然と理解していた。 ロジャーの気配も消えたことも。残りは、ノイ・レジセイア。デュミナス。自分。そして、よくわからない大きな気配と、アイビス。 星の中に感じる力はそれだけだ。 サイバスターが、体を引きずり進む。もはや、体のどこにも無傷な場所はない。 いつ機能停止してもおかしくない状態だった。 ――もし、この世界に奇跡を起こせる存在がいるならば。 ――希望の力から生み出される電子の聖獣がいるならば。 カミーユは、十分にそれに適合するだけの条件を持っていたと言えるだろう。しかし、そんな奇跡はあり得ないのだ。 この実験を起こすに際し、ノイ・レジセイアが破壊したものが二つある。 一つ、希望より無限の力を引き出す不死鳥を象った七体目の電子の聖獣。 二つ、舞台の上を動かし、納めるための機械仕掛けの神〈メガデウス〉。 この二つは、もはやこの世界のどこにも存在しない。カミーユたちを助け、導くものはもうどこにもない。 舞台に全ての人はあげられ、全ての札は開かれた。勝つも負けるも、ここにあるものだけが決することができる。 →ネクスト・バトルロワイアル(3)