約 84,660 件
https://w.atwiki.jp/ochiwiki/pages/917.html
皆,もう荷物は全部持ったか・・・?(数理) 43代解散事件において,合宿所を去る際に数理が田舎物のように最後に言い放った言葉. 「皆,もう荷物は全部持ったか?忘れ物はねぇか? 俺,今日どこに泊まればいいんだろう・・・. ココ市の家かなぁ・・・? ココ市の家は嫌だなぁ・・・.」
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/697.html
キツネ、ヒト 6話 「しかし良く寝るな」ココの呆れる様な声。 「生死の境をさ迷ったからの、当然じゃろうて」優しい声、誰だろう。 「こ、これでツケをチャラにしてもらうにゃ」 レダ、さすがにそれは・・・。 「ダメに決まってるだろ!」 「お父さんうるさいっ」 「ごめん・・・」店長弱いなぁ。 「おい目を醒ますぞ」男の人、初めての声だ。 「アキラ君・・・」ゆっくり瞼を開けた先に、泣きそうなカナの顔が目の前にあった。 「良かった・・・良かった」 そのまま顔をおれの胸元に落としたカナは、何回も良かったと言いながら、肩を震わせた。 俺はひどく重い気がする腕を上げ、カナの髪を、出来る限り優しく撫でてやる。昔妹に、してやった様に。んん、恥ずかしい・・・。 周りを見ると色々な人が居た。ココとレダはニヤニヤしながら見下ろしている。店長は泣きそうだ。 浴衣風の服を着たカナみたいな女の子は、多分凄く強い人間みたいな男の人と何か喋っている。ん? 「にんげん・・・」疑問を思わず口に出してしまった 「俺も落ち物だ」 答えを出してくれたその人の、沢山の何かを抱えた瞳の奥に、確かな優しさが垣間見える。 「ほらカナ。そんなに密着してアキラの顔が真っ赤になってる」ココがニヤニヤしている。後で覚えてろ。 まだ泣き止まないカナが鼻をぐずぐずやりながら離れて行く。ああ、なんか勿体ない。 「アキラ、今勿体ないと思うたじゃろ」 「お、おもってません!ええっと」 「朱風じゃ」 「あけかぜさん!」この人心が読めるのかな?! ゆっくりと上半身を起こす。チクリとした腹部の痛み。鼻に残る硝煙の匂い。記憶のフラッシュバック。 「セルゲイ!くそっ」やはり殺しておくべきだった。「アキラ君!」カナがまた抱き着く。お腹に彼女の手が触れたが、痛みは感じない。 「リーダーのガキもだっ。みなごろしにしないとほうふくされる!」それが戦場のルールだ。 「もう一週間も前の話だよ!」カナは離れない。 「でも!」カナがまた、危ない目に会ったら、おれはっ・・・・・・! 「アキラ!」 ココの一喝。彼女はおれの隣で腰を下ろし、机に仕舞っていたはずの煙草を一本取り出すと火を点けた。 「吸いなさい」 「今は!」そんな場合じゃっ。 「良いから吸いなさい!」 鋭い声。おれはどうも、ココに敵わない。良く解らないけど、何か彼女に怒られると酷く悪い事をしている気持ちになる。 久しぶりの喫煙、たっぷりと吸い込み吐き出すと、少しだけ頭が冷えてくる。あけかぜさんが少しだけ目をしかめたので、慌ててココに煙草を返す。 「落ち着いた?」 「少しだけ」 ココは煙草をいつもの瓶に入れながら、間を置いた。 「アキラは子犬一人とマスードを残して皆殺しにした」 マスード?リーダーの名前か? 「カナがマスードを助けた。彼はそれを認めた。それで手打ちになったの」 「うそだ」そんな上手い話、あるわけない。 「本当よ?最後私に、カナには手紙だけどありがとうって言ってた」 「そんなのおれだっていえる」 「彼は隣で眠る君を、殺さなかったわ」 「動けなかっただけだ」 「あら、私と一緒に煙草をふかしたわよ?」 「でも!」 おれなら必ず殺しに行く。最後までやり遂げる。喉まで出欠けた言葉は、カナの言葉で封じられてしまった。 「頼んでないよ・・・」 やっと聞こえるカナの小さな声。 「アキラ君が助けに来てくれた時、嬉しかった」 カナの腕にどんどん力が入る。 「でも、あんな危ない目にあって、あんな怖い顔して、私・・・」 「助けてなんて頼まない、頼めないよ、アキラ・・・」 「カナ」おれは上手い言葉が思い付かず、ただ名前しか呼べない。 重苦しい空気。何か言わなきゃ。店長が狭そうにココの隣に座る。 「二人とも生きて帰った。今は、それで充分だ。お帰り。要芽ちゃん、アキラ君」 店長が固い蹄とは裏腹な優しさで、おれとカナの頭を撫でくれる。いやさすがに蹄はイタ、イタタ。 「いたた」カナが耳をぴくぴくさせた。 「しかし本番はこれからだ!アキラ君。君はまだしばらく働けないね?」店長の眉間にシワが寄る。 「ご、ごめんなさい」お、怒ってる・・・クビ、か。 「だから、早く治して、またアルビオンを盛り上げてくれ。な?君のファンだって、心配していたぞ?」 「え?」クビじゃないの? 「お父さん何で素直にまた働いてくれって言えないの?」 「ココナート!物事には様々な段階と言うのがあってだな」 「暴れないでよ狭いなぁ!」 「ご、ごめん怒らないでよう」 ああ、いつもの親子漫才だ。これだけ色々な人に気を使わせて、また、働けるなんて、おれはそんな、大した人間じゃないのに。 くそ、なんか泣けてくる。おれはみんなに見付からない様こっそり布団で顔を、あれ?なんかカナがぷるぷるしながら布団に顔を押し付けてる 「二人共、ズルイ」そう言って堪え切れず、笑い声を零すカナ。萎んでいた尻尾が、今はおれの足元で元気に動いている。うん、カナは笑った顔が・・・。 結局カナを皮切りにみんなが笑い出す。ああ、やっぱり店長は、凄い人だ。 「さて、一応怪我人相手じゃ。余り騒がしくては身体に響くでの」 「あけかぜさん。あの、ありがとうございました」 「なに」子供みたいに小さな手が、おれの髪の毛くしゃくしゃとやる。 「これも縁じゃ」屈託の無い彼女の笑顔。それを見守る男の人の優しい表情。きっと、凄く仲が良いんだろうな。 「そういえば、ここは」凄く今更な質問だけど、ほら、なんか聞くに聞けなくて。 「わっちの城にゃ!」レダが踏ん反り返って鼻を鳴らした。 「こいつの、まぁ簡単に言うとお店かな?レダはここの店長」ココの何か秘密にした表情が気になるけど・・・ 「店長!レダすごいじゃないかっ、えらかったんだな!」真剣に感心してしまった。 「ま、真面目に褒められるとてれるにゃ」尻尾をうねうねさせたレダが続ける。 「今はただの空き部屋だから存分に使うといいにゃ。元々ここは来客の、その・・・」 あれ?レダの様子が・・・真っ赤だ。 「女の子に何て事説明させるにゃっ!!」 この変態!と付け加えたレダは走り去ってしまった。と、とにかくありがとう。 それからしばらく、おれは三人と久々の会話を楽しんだ。店の近況やマーゼルが手酷くフラれた事、雑貨屋の再開。店長が新しく拾ったCDの事を話そうとした瞬間ココに「つまんないからいいよ」とへし折られた時、思わず二人の中を勘繰ってしまった。 「さって、お父さん帰るよ」 そっか、少し寂しい気持ちもあるけど、お店があるもんな。 「嫌だ!お父さん息子の様子が心配すぎて働けない!働きたくない休みたい!」 それは店長の願望じゃないかと心の中で突っ込んでおく。あれ?なんか今凄く照れ臭い事を言われた様な。 「甘えるんじゃねー!それに」 ココが店長に耳打ち。正座しながら話を聞く牛の姿は、正直面白い。 「あー!はんはんはん何!?わぁお、ウシシシシ」 店長狙ってる。絶対狙ってる。 「成る程。ではココナート、私達は帰宅を」 「そうねお父さん」 二人同時の輝く笑顔、怪しいなぁ。 「あ、じゃあ私も」 「いやいやいやいや違うだろ!」 立ち上がろうとしたカナを制止する白い指と蹄、タイミングも腰に手を当てるポーズも全て一致。今、おれは奇跡を目前にしている。 「でも」 当然の様にうろたえるカナをサンドイッチした二人が同時に耳打ち。 「ごにょごにょごにょ」 「!」 「ぺらぺらぺらぺら」 「!!」 見る見る内に赤くなるカナ。その表情は前髪が掛かって見えないけど、肩越しに主張する尻尾はぴんぴんになっている。 「でも」 泣きそうなカナ。 「大丈夫!」踊る蹄 「勇気を!」踊る猫耳 薄っぺらいガッツポーズを取る親子。 「・・・・・・頑張って、みる!」 まるでこれから戦場へ向かう女の子の表情をするカナ。嘘、伝染してる? 一仕事終えた様な顔で部屋から出ていく二人が漏らした赤飯だとか犯罪レベルのショタコンだとかの言葉の意味が解らないのは、きっとおれが孤児だからだろう・・・・・・。
https://w.atwiki.jp/sisisi/pages/205.html
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (1227708597.png) なんだココwwwww -- 名無しさん (2008-12-01 21 43 56) なんだココwwwww -- (`•w•) (2008-12-04 23 31 41) 適当に来たら何か変なとこに来たよww(`•w•)さんもいるwwww -- (^ω^) (2008-12-04 23 35 47) おぉwwwww北かwwwwココは*1の次位謎だなwwwww -- (`•w•) (2008-12-05 22 18 44) うむww謎すぎるww -- (^ω^) (2008-12-06 09 06 14) 再び管理人を呼ぶとしよう!管~~理~~人~~!!暇になったらでいいです。返事をしてください。ここはなんですか~~~? -- (`•w•) (2008-12-07 17 18 40) やはり応答無し!あの管理人どんだけ忙しんだwwwwwwww -- (`•w•) (2008-12-09 00 00 48) ちょwwwwwwww奇跡のジャストwwwwww狙ってねーぞwwww一日の始まり狙ってなかったぞ奇跡だぞwwwwwww -- (`•w•) (2008-12-09 00 03 38) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/725.html
宇宙に流れる赤い羽衣を、晶は満足そうに見つめている。 「あの布が、マイスターの……?」 「有無」 それこそが、晶の創り上げた静香の秘密兵器。 「布のしなかやさと鋼の強度を持つフレキシブルフレームが欲しいなど、相当な無茶を言われたがな……」 静香が思い描いたのは、自由自在に動く強固な薄布。それを羽衣のようにまとい、戦う、ココの姿。 そのイメージの実現に、静香の実力は今一歩及ばなかった。静香以上に鋼と布を使いこなす晶だからこそ形に出来た、二つのマテリアルの完璧な融合物。 「でも、それを何とかするのがマイスターですの!」 ロッテの言葉に、晶は悠然と頷いてみせる。 「引き受けた以上、形にしてみせるのが……私の務めだからな」 しかし、完璧な姿で生み出された鋼鉄の羽衣も、静香のイメージの三分の一しか形に出来ていないという。 「見せてみろ、戸田静香。私の作品さえ構想の一部と言い切った、『フェザー』の完全な力をな」 晶はディスプレイから視線を逸らさない。 『フェザー』と銘打たれた、その武器の真の姿を見届けるために。 魔女っ子神姫ドキドキハウリン その19 後編 右コンテナの爆発に吹き飛ばされながら、私は右手を伸ばし、羽衣を大きく展開させた。大気を孕んだ羽衣で回転の勢いを殺し、体勢を整える。 既に両手の光刃はない。今のフェザーは、純粋にスタビライザーの役割だけを果たしている。 「ココ。獣王の調子はどう?」 静香の問いに、フェザーの中頃からぶら下がるストラップがワンとひと吠え。今の獣王はフェザーの制御ユニットとして、私の意志をサポートしてくれている。 「ファーストギア、順調だそうです。いつでも行けますよ」 ミカエルは防御フィールドに続き、左右のコンテナも失っていた。後はメガビーム砲だけ何とかすれば、勝利への道は自ずと見えてくる。 「OK。なら、セカンドに上げるわよ」 「了解です。フェザー、ヴォワチュール・リュミエール」 たなびくフェザーは私の声に反応し、円状に変形。光を帯び始めたサークルは推力を吐き出し、新たな私の翼となる。 「ココ、左下方。ミカエル、いまだ健在」 静香のナビゲートに、私はそちらの方向を確かめようとして。 「は……」 そのまま、絶句した。 それを、何と形容すればいいのだろうか。 先程までのミカエル……巨大宇宙戦闘機型神姫の面影は、もはやどこにもなかった。 宇宙に咲いた巨大な華。 そう、華だ。 神姫よりも大きな八本の超々巨大アームと、それをサポートする八本のサブアーム。ミサイルや光学兵器がびっしりと敷き詰められた、八枚の鋼の花弁。 その中心部、全ての超巨大武装の接続基部に身を埋めるのは、バイザーで表情を隠したミカエルの姿。 バトリング用のATやガブリエルでさえ、その前には子供同然に見えるはずだ。 「……あのサイズのラビアンローズなんて、どうやってサイドボードに入れたのよ」 そのあまりの巨大さに、流石の静香も呆れ顔。私はもちろん、呆れ果てて声も出ない。 「アウリエルは兄貴を倒すための最終兵器だったのに……。くそ、叩き潰せ!」 大紀の言葉と共に超弩級巨大武装……アウリエルというらしい……はゆっくりと動き出す。十六本の巨大アームがこちらを指差して。 「食らえ! 神の火を!」 放たれた粒子砲は、一発がガブリエルのメガビームの数倍の太さを持っていた。 「ココ、回避!」 言われたときには既にフェザーの出力を全開にして回避してる。相手は小回りが利かないのがせめてもの救いだけど……。 「逃がさん!」 次に来たのは、八枚の花弁に備えられた小型砲とミサイルの豪雨。小型と言ったって、私の吠莱と同じくらいの口径はあるはずだ。どちらが当たっても、無事では済みそうにない。 「フェザー! ツインバスター!」 私の声に赤い羽衣はサークル状態を解除し、両腕に絡み付く。細く長い筒状になった一対のそれを構え。 「ファイア!」 放たれた二条の閃光は、迫り来る無数のミサイルを片っ端から薙ぎ払う。 誘爆する弾幕を見届けながら、砲撃形態のフェザーを解除。 「フェザー、エクステンドブースター」 その言葉と共に筒状の羽衣は形を緩め、太さを増した。起動の命令と共に砲口から放たれたのは、ビームではなく推進器の炎だ。 「ココ」 リュミエールに数倍する加速で小型砲の弾幕をかいくぐっていると、静香の声が聞こえてきた。 「何です?」 アウリエルの攻撃は止む気配がない。そのうえ本体の周りにはお馴染みの反発フィールドまで張っているらしく、さっきのツインバスターも弾かれたようだった。 「埒があかないわ。オーバートップで一気に畳みかけたいんだけど……行ける?」 「了解です!」 そして、私はブースターの出力を全開。 一気にアウリエルへと接敵する。 高速で近付いてくるハウリンに、大紀は驚くより先に呆れていた。 あの奇妙な布は様々な武器に変形するらしいが、掛け声は丸聞こえ、発動にも一瞬のタイムラグがある。あれでは防御や回避には使えても、攻撃の役には立たないはずだ。 「撃ち落とせ! アウリエル!」 それに比べてこちらの火力は圧倒的。仮に弾幕をかいくぐって来たとしても、武器を切り替える間に撃ち落とす自信があった。こちらが攻撃していない間であれば、反発フィールドで弾き飛ばしても良い。 その思惑を知ってか知らずか、小さなハウリンはブースターを全開にして迫り来る。反発フィールドに正面から来るなど、無謀の極み。 「無駄……ッ!」 だ、とまでは言えなかった。 構え、前へと伸ばされた右の腕。何の言葉も、予備動作もなく、そこから放たれるのは、無数の鋼弾だ。 ガトリング。 毎分千発を超える鋼弾がフィールドの反発力を手数で圧倒し、本体に牙を剥く。その根本にあるのは、反発フィールドのジェネレーターだ。 「バカな……撃て、撃ち落とせっ!」 叫んだときにはもう遅い。 ブースターの急機動でココはその場をすぐに離脱。花弁から放たれた光の弾幕は空しく空を切るのみだ。 今度はアウリエル再外縁にある大型サブアームに近付くと、後ろに向けていたブースターの右腕を大きく振りかぶって。 「今……ッ!」 やはり、だ、とは言えなかった。 ハウリンは一瞬の遅滞もなく、右腕を振り抜いていたのだ。振り抜かれた右腕の先、絡み付いた布から伸びるのは、赤く輝く光の刃。 サブアームの一本が中程からずれ、爆発した頃には、ブースター形態に戻した両腕でハウリンは一気にその場を離れている。 「くそっ! まだ一本落とされただ……!」 大紀の言葉は最後まで続かない。 先程までブースターだったはずの羽衣は、二門のバスターライフルへと姿を変え、断たれたサブアームの左右に伸びる二本のアームを撃ち抜いている。 また、離脱。 掛け声も、予備動作も一切無い。 自在に動く両手から放たれるのは、時に光刃、特に粒子砲。ガトリングかと思って迎撃に動けば、ブースターで逃げられる。 斬っては翔び、舞っては落とす。 レーザーブレード、ガトリング、バスターライフル、ブースター。光のリングで撹乱したかと思いきや、その内からミサイルさえ放ってみせる。 「くそ……くそ……ッ!」 予測不能な攻撃に、鶴畑大紀は追い付くことさえ出来なかった。 無敵のはずのアウリエルは、赤い羽衣が閃く度に無敵の力を削ぎ落とされて。 「チェック・メイトです」 システムに直結させられたミカエルの正面。 かざされた右腕。 目の前の敵を迎撃する術さえ、アウリエルには残されていない。 「くそォォォォォォォォォッ!」 右腕を覆う筒状の羽衣。 叩き付けられた最後の一撃は。 「ドキドキ☆ストラーーーーーーーイクッ!」 容赦ない、パイル・バンカーの一撃だった。 叩き付けられた最後の一撃に、ジルはやれやれと呟いた。 「……あれ、魔法じゃねえよな」 「いつも通りだけどね」 勝者、ココ。 オーロラビジョンに映し出された判定に、ほっと一安心。 ボク達の感想はそれだけだったけど、隣にいた二人の感想は少し違っているらしい。 「……ミラー。あの技、使いこなせそうですか?」 穏やかそうな男の人と、隣に座る銀髪のアーンヴァル。 第六会場第三試合、第二戦に挑むプレイヤーと、その神姫だ。 「仕掛け自体は大したことないが……パターンを覚えるのが大変そうだな」 「でしょうねぇ」 最近よくエルゴに顔を出す彼らとは顔見知り。その繋がりもあって、一緒に静姉の戦いを見てたんだけど……。 「……あの仕掛け、分かったんですか? 御影さん」 戦術の解析が二人の得意分野とはいえ、静姉の仕掛けをたった一戦で見抜くなんて思わなかった。 「あの布は手元を隠して攻撃タイミングを悟らせないためのダミー。コールの度に内側に武装を転送して、変幻自在に見せているだけ……違いますか?」 「です」 全くその通り。 特殊な動きをする羽衣に気を取られがちだけど、あれはココの手持ち装備を隠すための役割しかない。そのうえ、無数の武器に切り替わる仕掛けのほうは、タネが分かれば本当に大したことがなかった。 あの羽衣があれば、フェザーを再現することは誰にでも出来るだろう。御影さんとミラーほどの技量も必要ない。もちろん、ボクとジルでも出来ていたりする。 ……再現するだけなら。 「ただ、装備変更のタイミングが分からない。途中までは掛け声でタイミングを合わせていたようだが……。恭二、最後のラッシュのパターン、いくつあると思う?」 「うーん。十五、いや二十は越えているように思いましたが……」 「三十は多すぎるか」 二人とも、ボク達と同じ所で詰まってる。 普通、そう思うよねぇ……。 「最後のラッシュは、打ち合わせなしのアドリブらしいですよ。多分、ココも静姉が何を出してくるか分かんなかったんじゃないかな」 起動状態のファースト。 口頭で武装選択をするセカンド。 武装選択をマスターに一任し、短い掛け声で転送タイミングだけを合わせるトップ。 そして最終段階、オーバートップ状態のフェザーは、武装選択もタイミング合わせも行わない。ココの動きを先読みした静姉が最適なタイミングで武装を選択・転送し、ココは送られた装備を使って戦う。 もちろん、ココの予想に反した武器が送られることだって普通にある。その時は、それに応じた戦術を即座に組み直し、何とかして使う……んだそうだ。 ココに言わせれば「静香の行動が予想できないのはいつものこと」らしいけど、それに合わせられるココも相当なものだと思う。 「…………正気ですか」 ボクとジルもフェザーを借りて試してみたけど、戦闘中に使えるのはセカンドが精一杯。もちろんセカンド状態じゃこっちの装備は筒抜けだから、フェザーの有効性は激減する。 だからこそ、静姉はその大したことない仕掛けを、最後の切り札に選んだんだろう。 万能のハウリンの。そしてココの望んだ戦い方の、ひとつの完成型として。 「何というか……あれだけの装備とフォーメーションが出来るなら、もうちょっと効率的な戦い方があるんじゃないでしょうか?」 「……ボクもそう思います」 そんな事を話していると、フィールドから御影さんとミラーの名前を呼ぶ声がする。 「さて。それでは、次はぼくの番ですね」 対するは、ツガルタイプ・シルヴィア。 「楽しそうですね、御影さん」 「それはもう。ではミラー、行きますよ」 御影さんの声に、ツガル装備のマスターミラーもふわりと舞い上がる。彼女も御影さんと同じく、どこかしら楽しそうだ。 二人の勝利を祈っておいて、ボクもその席を立ち上がる。 「じゃ、ジル。ボク達も行こう!」 「おう!」 今日のジルが背負うのは、アーンヴァルの白い翼。ボク達の本当の役割を果たすため、彼女もふわりと舞い上がる。 会場の裏。ゴミ捨て場に近いベンチで、ボクとジルは静姉達が来るのを待っていた。 ようやく遠くに見えた、小さな姿。携帯に呼び掛けながら、その姿に向かってボクは大きく手を振ってみせる。 「静姉! こっちこっち!」 ボク達を見つけた静姉が慌てて駆け寄ってきた。その手には、通話状態の携帯がしっかりと握りしめられている。 静姉が駆け寄ったのはボク達じゃない。 ベンチの上。二つ折りのハンカチの上に横たえられた、ボロボロの小さな体。 「姫っ!」 鶴畑大紀に捨てられた、『今回の』ミカエル。 かつてボク達に花姫と呼ばれていた、神姫の姿だ。 「これ……あの人が?」 「……多分ね」 ボクの肩に乗り移ってきたココの問いに、ため息を一つ。 静姉に負けた腹いせでされたんだろう。白い素体の腕は折れ、足は片方潰されていて、お腹にも大きな亀裂が走っている。 機械といえど人間に近い性格を持った女の子だ。……正直、こんな事が出来る人の正気を疑ってしまう。 「十貴子……」 流石のジルも堪えたらしい。彼女にしては珍しく、ボクの頬にそっと身を寄せてくる。 「大丈夫。ボク達は……」 絶対にしない。 言いかけたその時。 「するわけないでしょうっ!」 ボクに倍する静姉の声が、ボク達三人の体をしたたかに打ち据えた。 「絶対に……するもんですか……」 震える声でハンカチを持ち上げ、神姫保管用のケースに花姫の体をそっと横たえる。 「……静香。どうなんですか? 姉さんは」 トートバッグに納め、ほぅとひと息。 「何とかなりそう。十貴、工具、貸してくれる?」 「うん。好きに使って」 その言葉に、緊張の糸がふっと緩む。 「……良かったぁ」 静姉も、ようやく穏やかに笑ってくれる。 「……ありがとう。ココ」 ココを抱き上げて、その右頬に唇を触れさせた。 「ありがとう、ジル」 ふわふわと浮かぶジルを招き寄せ、左頬にそっとキス。 「ありがとう……」 そして、ボクを抱き寄せて。 「十貴」 ボクの唇に、柔らかな唇が重なり合う。 抱かれた静香の胸元からは、二人のキスがよく見えた。 ジルはニヤニヤしながら見てるだけだけど、何というか、居心地悪いことこの上ない。かといって、二人の邪魔をするのも何だし……。 永劫に続くかとも思われた、そんな時間。 「……ぷは」 唇を離した静香は、とろんとした瞳の十貴を抱いたまま、私に向けて視線を寄越す。 「それと、ココ……」 「ええ。ミラーとはちょっと戦ってみたかったですけど、早く姉さんを治してあげてください」 私達は第一戦が終わった後、すぐに花姫を捜しに出たから……ミラーとシルヴィアの戦いを見ていなかった。まさか、あんな結末を迎えているなどと予想できようはずもない。 けど、それは大会が終わってから知った話。 今の私にとって大切な事は、ミラーの戦いの結末を知ることでも、次の試合に臨むことでもなかった。 「ありがと。大好きよ、ココ」 静香のこの笑顔を、守ること。 「やれやれ。冬だってのに暑いねぇ、十貴子ぉ」 相変わらずのジルと、顔を真っ赤にしている十貴子。 みんなの笑顔を、守ることだ。 「……じゃ、帰ろっか」 「はい!」 そして、私達は家へと向かう。 新しい……いや、帰ってきた、家族を連れて。 戻る/トップ/続く
https://w.atwiki.jp/teoteo/pages/26.html
名前 茅根裕晃(カヤネーヒロアキ) 性別 男 年齢 22歳 職業 能力 物質精製 誕生日 身長 179cm 体重 67kg 趣味 好き 嫌い 派閥 保守派 詳細 いつもののかと行動を供にしている青年 ののかの身を案じている ののかの世話役兼遊び相手でもある ヒーローにあこがれている 異能に目覚め、異能の戦いに巻き込まれたとき裏ののかと会い、彼女のようになりたいと思うようになる 裕晃の中のヒーローになる また、彼女たちの事情を知り、表ののかを守りたいと思うようになり、彼女の世話をするようになる 能力 物質精製 ”ココちゃん”と呼ばれるマスコットキャラクターのような生命体を作り出すことができる 大きさや強度も自由に変えることができる 外見のみ固定 裕晃の指示で動くが、基本意思があるように行動する 笑ったり泣いたり怒ったりなど、さまざまな表情を見せる 裕晃はココちゃんしか作り出すことができない 基本操り人形のように裕晃が操作する 行使できる最大個数は40体 手駒が多いほど大きさや精度、攻撃能力は下がる 最大サイズは3メートル コロボックルのような外見 ”ココちゃん”は、裕晃が昔飼っていた の名前
https://w.atwiki.jp/3dss-wiki/pages/13.html
関係者:ココ☆ナツ(犯人)、その他の3DSS住民 【期間】 2012年4月中旬~2012年5月上旬 【詳細】 2012年4月から5月上旬にかけココ☆ナツというコテハンが某アイドルグループの画像を連続投稿し 荒らしていた。それに対し他の3DSS住民が反対運動や通報を行った。 【結果】 3DSSの1日の投稿数に制限(5回)
https://w.atwiki.jp/ue4wiki/pages/67.html
iniファイル 概要 まずはココを見よう! 参考ページ Tips 概要 UE4はiniファイルで設定を変更し、挙動を変更することが出来る。 まずはココを見よう! コンフィギュレーション ファイル(オフィシャルドキュメント)iniファイルの構造や、どの順番でファイルが読み込まれているかが書かれている。 参考ページ Tips 補足コメント コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/souku/pages/785.html
《公開済》SCP000466 シナリオガイド 公式掲示板 マッパーは、二度遭難する……。【イルミンスール編】 担当マスター 篠崎砂美 主たる舞台 イルミンスール魔法学校 ジャンル 学園生活 参加者募集開始日 参加者募集締切日 アクション締切日 リアクション公開予定日 2010-02-10 2010-02-12 2010-02-16 2010-03-02 リアクション公開日 2010-03-02 サンプルアクション (シナリオ参加者の方にお願い、サンプルアクションの具体的な内容を補完していただけないでしょうか)(サンプルアクション名の下の四角をクリックするとでてくる「部分編集」をクリックすると登録できます)(もしくはサンプルアクション登録用掲示板へお願いします。) ココを捜しに行く + ... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 十二星華について知りたい ▼キャラクターの目的 ココを捜しに行く ▼キャラクターの動機 ココの正体を確かめたい ▼キャラクターの手段 記者として、ココを捜す。 一点狙いで、購買に捜しに行く。 クィーンヴァンガードとして、ココを見つけたら、ココの持つ武器のことを事細かに訊ねる。見つからなかったら、諦めて購買に売っている物をチェックする。イルミンにしか売っていない使い魔についてあれこれおばちゃんに聞く。 ペコを捜す + ... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 世界樹について知りたい ▼キャラクターの目的 ペコを捜す ▼キャラクターの動機 イルミンの偵察 ▼キャラクターの手段 記者として、ペコを捜す。 幹を中心にして、薬品倉庫、美術室、校長室、頂上展望台へと上っていく。 いい機会なので、世界樹の構造をスパイする。バイトの地図作りもかねて、詳細にメモをとっていく。 マサラを捜す + ... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 世界樹に自分設定の部屋を見つける ▼キャラクターの目的 マサラを捜す ▼キャラクターの動機 世界樹の秘密は私の物 ▼キャラクターの手段 ピッカー部隊として、マサラを捜す。 校長室わきの通路にある秘密の扉から、隠し部屋に入って、アーデルハイト様の隠しているぬいぐるみをもふもふする。次に、秘密のゴーレム格納庫に行って、各種ゴーレムの顔に落書きをして回る。時間があれば、露天風呂を捜す。 世界樹に秘められた秘密を探す。きっと、隠し部屋がたくさんあるだろう。遭難者捜索という大義名分があるので、それを振りかざしてあっちこっちを探しまくる。救出にはこだわらない。「ゴチメイを捜していたら、大変な物を見つけてしまったぁ。どうしよう(棒読み)」 チャイを捜す + ... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 ちょっと敵対してみようかなっと ▼キャラクターの目的 チャイを捜す ▼キャラクターの動機 海賊の役にたつ ▼キャラクターの手段 記者として、チャイを捜す。 薬品倉庫、薬草庫、倉庫フロアなどを順に捜していく。 ヴァイシャリーで酷い目にあったので、海賊に味方するためにチャイを誘拐する。ついでに、金目の物があったらいただいておく。見つけたら、子守歌で眠らせる。成功したら、救出したふりをして、外の飛空挺で逃げ出す。でも、よほどうまくやらないと、外にいるだろうジャワに撃墜されるな。 リンを捜す + ... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 NPCと仲良くなりたい ▼キャラクターの目的 リンを捜す ▼キャラクターの動機 困っている人は助けなくっちゃ ▼キャラクターの手段 ピッカー部隊としてリンを捜す。 学生食堂、実験農場、食堂、カフェテラスと、食べ物系を順に捜す。 リンを見つけたら、食べ物で餌づけする。ヴァイシャリーでは一緒に戦ったねーっと昔話に花を咲かせ、一気に印象づける。可能なら、イルミン転校を勧める(キャンペーン上かなり難しいですが。まだシステムありませんし)。いっそのこと、ゴチメイ隊藍海松茶(あいみるちゃ)としてメンバーに加えてもらう。 その他補足等 [部分編集] 【タグ:SCP イルミンスール魔法学校 学園生活 正常公開済 篠崎砂美】
https://w.atwiki.jp/toriko-database/pages/2957.html
タイトル 死相…!?(しそう) シリーズ 宝石の肉編 話数 42話 収録 トリコ5巻 掲載誌 WJ2009-17 概要 宝石の肉編24話目。ココVSギド(GTロボ)2話目。 登場人物 トリコ 小松 ココ サニー 鈴 スタージュン セドル(GTロボ) ギド ザイパー ジョージョー テリークロス キッス ←41話 →43話
https://w.atwiki.jp/kanahebi/pages/38.html
「人は壁を乗り越えて強くなって行く」 はいはい、本日も出ましたよ、『カッコいいタイトル』 ま、今回はいろいろと話す事があるんで、ココについてはノータッチで行きますがね。 まず、一つ目。 ホンマやったらこのウィキもうないねんな。 だって閉鎖してんもん。 やけどな、制作者側から、 『第七訓』まで進んだんでせめてこれだけはやらせてください! みたいなムリヤリな展開になって、ココだけはing形。 だからその証拠に、 「左メニュー」のサイドバー 「かぼちゃ丸のつぶやき」をクリックしてみ? ほら!「第八訓」がない! ここは全く手ェつけてないからねぃ。 だから更新して行くのは、ココのページだけっす。 ごめんね。 二つ目! 皆さん知っての通り、わしは部活を辞めそうです! なぜかって?理由は聞かんでくれ(泣) 俺にも色々あんねん。 ごめんな。 とかいってたら、今日、今この更新中。 「宮崎選手がハンドボールでスペインリーグ3得点」 うぅ…。ホンマ泣きそう…。 ぐっすん。では三つ目。 ここはちょっと注意事項。 ここで、『管理人にメール』してもほぼ意味ありませーん。 あと、かぼちゃ丸@wikiはカナヘビの事について一切語りませんので。 という内容でした。 いろいろごめんなさいです。 そしてこれからもどうぞよろしく。