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クリフトのアリーナの想いはPart11 338 名前 1/2 Mail sage 投稿日 2010/09/14(火) 23 50 23 ID /dj5K+wu0 スレ読み返しててネコの日SSに萌えたので書いてみました **** ……こまったな、どうしよう…… ふかふかの体毛と、蒼い目をしたネコが鏡をみたまま茫然としている。 時はちょっとだけ遡る。 「ええと、杖はこっちと。大分数が増えましたね…」 旅の途中の宿の一室。 クリフトは持ち込んだ一行の荷物の整理をしていた。 そろそろ終わりかと、一息ついたところで先ほど立てかけた杖が不意に倒れてきた。 あわててつかもうとしたところ、魔法が発動したのだ。 戦闘に用いるものなら、それなりのパワーを込めないと術は発動しない。 しかしこの杖は戦闘に使うものではなかった。 先日みつけたサントハイムの至宝”変化の杖”だったのだ。 何だか急に部屋の家具が何倍もの大きさに感じ、おかしいと思い鏡の前に立ったとき ようやくクリフトは自分に何が起きたか理解した。そうして冒頭に移る。 思いもかけず変身したクリフトだったが、徐々に冷静になり始めた。 宿の中だし、大きな危険はないだろう。 仲間に会えば、勘の良いミネアさんかトルネコさんあたりが気がついてくれるかもしれないが、 変化の杖の効果はせいぜい1~2刻ほどだ。このまま部屋の中にいてもよいかもしれない。 ****** そんな思考をしていると、自分を呼ぶ声が聞こえる。 「クリフトいる~?」 バタンとドアが開き、飛び込んできたのはアリーナ姫さまだ。 「いないのか……あれ、ネコだ……ここの宿の仔かしら?」 突然の来客にワタワタしていると、身体が宙にういた。 その瞬間に暖かい感覚に包まれる。 「ふふ、やわか~い。ミーちゃんみたい」 (………わ!わわっ、姫さまに触られるなんてっ) 思いもよらず想い人に抱えられて、ジタバタしているクリフトの耳の側から声が聞こえる。 「これ、うごかない!」 予想以上に近くからの声色に、おもわず固まったクリフトを赤い目が見つめている。 「うん、イイコイイコ。……あれ、おまえキレイな蒼い目をしているね………クリフトみたい」 一瞬、今の自分の姿がネコということを忘れ、 (姫さま!!)と呼びかけたつもりで口を開くと「にゃ~」という声が飛び出した。 「あ、返事をした。賢いのね!本当にクリフトみたい。」 クリフトの身体を優しい感覚がすべる。 彼女は自分が本物のクリフトなんて考えてもみないのだろう。 クスクス笑いながら、言葉を続ける。 「うふふ、クリフトはね、私の家臣で幼馴染なの。 今一緒に旅をしているのだけどね、男のくせに私より弱くって、体力がなくて、高いところが苦手で、水もダメなの!」 姫様の口から自分のことが聞けるのはうれしいけど。 撫でられている毛も、とても気持ちがよいけど。 ……しかし………… 何だかいたたまれなくなってきたクリフトに、思いもよらない言葉がふってきた。 「でもね、とっても優しくて、真面目で、一生懸命で、誠実で…………………………………大好きなの。」 クリフトを撫でている手が止まる。 「…………本人の前じゃ、絶対にいえないのにね。 いつか言えるかなぁ、そうしたら姫じゃなくて女の子として見てもらえるかなぁ………………」 呆然としている頭に優しい感覚が落ちた。 床におろされたクリフトが我にかえったときは、すでに足音は遠ざかっていった。 一匹残されたクリフトは小さい声でニャーとないた。 (了)
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792 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○●●●○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○●○●○●○○○○○○○○○ ○○○○○○○●○○●○○●○○○○○○○○ ○○○○○○●○○○●○○○●○○○○○○○ ○○○○○●○○○○●○○○○●○○○○○○ ○○○○●○○○○○●○○○○○●○○○○○ ○○○●○○○○○○●○○○○○○●○○○○ ○○●○○○○○○○●○○○○○○○●○○○ ○●○○○○○○○○●○○○○○○○○●○○ ●○○○○○○○○○●○○○○○○○○○●○ ○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○ ○○●○○○●○○○●○○○○○●○○○○○ ○●●●●●●●○○●○○●●●●●●●○○ ○○●○○○●○○○●○○○○○●○○○○○ ○○○○○○●○○○●○○●●●●●●●○○ ○○○○○●○○○○●○○○○○●○○○○○ ○○○○●○○○○○●○○○○○●○○○○○ ○○○●○○○○○○●○○○○○●○○○○○ ○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○ ○○●○○○●○○○●○○○●●●●●●○○ ○●●●●●●●○○●○○○○○○○○●○○ ○○●○○○●○○○●○○○○○○○○●○○ ○○○○○○●○○○●○○○●●●●●●○○ ○○○○○●○○○○●○○○○○○○○●○○ ○○○○●○○○○○●○○○○○○○○●○○ ○○○●○○○○○○●○○○●●●●●●○○ ○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○ ○○○○●○○○○○●○○○○○○○○○○○ ○●●●●●●●○○●○○●○○○○○○○○ ○○○○●○○○○○●○○○●○○○○●○○ ○○○○●○○○○○●○○○○○○○●○○○ ○●●●●●●●○○●○○○○○○●○○○○ ○○○○●○○○○○●○○●○○●○○○○○ ○○○○●○○○○○●○○○●●○○○○○○ ○○○○○○○○○○●○○○○○○○○○○○ ある日、いつものように始業直前に学校に行くと 792のような相合傘がデカデカと書かれていた。 ご丁寧にも、その下には「S○Xする時はコン○ームつけましょう」と付け足されていた。 誰だ?こんな事をするのは?佐々木も怒って・・・怒ってはいないな・・・Why? 若干顔を赤らめてはいるが、むしろ機嫌が良い。 クスクスと笑いをこらえるクラスメートを尻目に真っ赤な顔で落書きを消す俺とは対照的に、佐々木は平静そのもの。 俺は隣の女子に話かける。 「なあ、佐々木。こんな悪質な悪戯ほっといて大丈夫か?」 「悪戯は悪戯だけど、悪質じゃないと思うよ。ただ、ヨの字が小さくないとね。それとも君は本名で呼んで欲しいのかな?」 「本名で呼ばれるにこしたことは無いが。問題はそこじゃないだろ。お前、俺なんかと付き合っていると思われているんだぞ」 佐々木をよく見ると、かなりの美人だ(よく見なくても美人だが)。性格も優しいし、変な口調さえ無ければモテモテなのに。もったいない。 「それは知っていたよ。もしかして、君は自分がどう評価されているか知らないとか」 「第三者の評価なんて興味無かったからな」 佐々木は悪戯っぽく笑って言った。 「やっぱりね。君は自分の第三者的評価をもっと知るべきだよ。くつくつ」 どうせ(キョンは佐々木なんかと釣り合わないのにおかしい。何か佐々木の弱みを握って無理やり付き合っているんだろ)とかいう酷い噂だろ。聞きたくもない。 「そうだ、二人きりの時は君を本名で呼ぼうか?それとも君が自分でつけたあだ名で呼ぼうか?」 「だったら、俺もお前を下の名前を呼び捨てで呼ぶぞ」 「どうぞ」 どうぞと言われても。 「うーん。いや、やっぱり止めよう」 「じゃ、二人きりでもそうでなくてもダーリン、ハニーと呼び合うというのはどうかね?」 笑えない冗談だな、おい。 「それだけは止めてくれ」 結局、うやむやの内に、下の名前で呼び合うことになった。 佐々木とは色々な約束をしたな。 25で両方共に結婚相手がいなければ結婚しよう、とか。私立の進学校に受かったら二人で沖縄旅行しよう、とか。 大学生になったら二人でエジプトとオーストラリアに行こう、とか。(佐々木がエジプト、俺がオーストラリアを主張して互いに譲らなかった) 毎年いっしょに七夕を祝おうとか。そうだ、七夕だ。忘れていた。今度謝っておこう。 ほとんど忘れていたけど、まだあったかな? しかし、今でも女心はわからん。特に佐々木のは。 (ししまいだよ)
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※ドスまりさ警報 責任のある者とない者 ドスまりさとその取り巻きのゆっくり達 力のある者とない者 水橋パルスィは楽しそうに暮らすこの連中が腹立たしくて仕方なかった。 ドスまりさが群の平和を守る事に努力を惜しまないように、パルスィもまた群の平和を壊す事に努力を惜しまなかった。 全員に何かする必要なんて無い。とある者の理性の箍を外してやれば良い。理性を失わせるには嫉妬がちょうどいい。 「なんで、ドスまりさのいうこときけないの!!」 珍しくドスまりさは怒っていた。 赤ちゃんゆっくりまりさがまた勝手にご飯を食べてしまったのだ。 「だって、おかなちゅいたんだもん。ゆっきゅりたべていいでしょ?」 「ダメだよ!これからふゆごもりなんだからえさはどれだけあってもたりないんだよ!!」 越冬、ドスまりさの管理する群では効率的に餌を集め、集団で冬眠する事から、その成功率は高い。 しかし、油断はできない。餌不足は争いを生む。それは群の存続を不可能にさせる。 ドスまりさは夏の終わりごろから口酸っぱく、皆に食糧の備蓄を呼びかけてきた。 それなのにこの赤ちゃんゆっくりまりさは無責任にも自分の事しか考えない行動に出たのだ。 ドスまりさにはそれが許せなかった。そんな行動をできる事が許せなかった。 自分がどれだけ苦労して食糧の備蓄をしているか、それなのにこの赤ちゃんまりさは。 自分はドスで群の長で責任があってちゃんとしなければいけなくて、 この無責任で自分勝手な赤ちゃんまりさが羨ましい。 その日を境に群はおかしくなっていった。 ドスまりさは次第にわがままになり、備蓄していた食糧もどんどんと食べてしまった。 心配したゆっくりたちが声をかけるが、それに怒鳴り散らす始末。 「ドスまりさのかってにさせてね!!」 取り巻きのゆっくりたちはかつての責任感があって、皆に優しいドスまりさを懐かしんでいた。 今はと言うとまるで何も知らない赤子のようだ。 このままでは越冬どころか、冬までに群が全滅してしまう。 まず群に起こった変化はまだドスまりさにリボンや帽子を預けていないゆっくり達の逃亡だった。 群の中では新参者でさっさと群を捨ててしまった。 ドスまりさにリボンなどを預けてしまっているものはこうはいかない。 普通なら理由を説明しリボンを返してもらうか、ドスまりさに改善してもらう場所を指摘し改善してもらうかの二択なのだが、 このドスまりさはそのどちらも拒否した。最初、その態度に怒り帽子の返却を強く申し出たゆっくりちぇんがいたが、 あっさりドスまりさに潰されてしまった。 冬を目の前にし、本来ならもう冬の準備をはじめていなければいけない。 それなのにこの群では明日の蓄えすらもう残っていなかった。 何匹かのゆっくりはリボンを預けていたとしても逃亡した。一生、後ろ指を差されることになるが死ぬよりはマシだ。 残ったゆっくり達は結託してドスまりさを排除しようとしたが、力の差は歴然。 クスクスと笑い転げるパルスィ。 ああ、あの責任感溢れた子がここまで堕ちるものなのかと自分の力を褒める。 ドスまりさは一人ぼっちになった。 惨めな一人ぼっち。周りには仲間だったゆっくりたちの死骸が転がっている。 苦楽を共にした仲間はもういない。 そこへゆっくりれいむの家族がやってくる。 みんな、仲が良さそうな家族だ。 パルスィはまた力を行使する。 この仲が良さそうななゆっくりれいむの一家が羨ましい。 こうして、ドスまりさは冬に飢えて死ぬまで何かに嫉妬し続けた。 by118 このSSに感想を付ける
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※ドスまりさ警報 責任のある者とない者 ドスまりさとその取り巻きのゆっくり達 力のある者とない者 水橋パルスィは楽しそうに暮らすこの連中が腹立たしくて仕方なかった。 ドスまりさが群の平和を守る事に努力を惜しまないように、パルスィもまた群の平和を壊す事に努力を惜しまなかった。 全員に何かする必要なんて無い。とある者の理性の箍を外してやれば良い。理性を失わせるには嫉妬がちょうどいい。 「なんで、ドスまりさのいうこときけないの!!」 珍しくドスまりさは怒っていた。 赤ちゃんゆっくりまりさがまた勝手にご飯を食べてしまったのだ。 「だって、おかなちゅいたんだもん。ゆっきゅりたべていいでしょ?」 「ダメだよ!これからふゆごもりなんだからえさはどれだけあってもたりないんだよ!!」 越冬、ドスまりさの管理する群では効率的に餌を集め、集団で冬眠する事から、その成功率は高い。 しかし、油断はできない。餌不足は争いを生む。それは群の存続を不可能にさせる。 ドスまりさは夏の終わりごろから口酸っぱく、皆に食糧の備蓄を呼びかけてきた。 それなのにこの赤ちゃんゆっくりまりさは無責任にも自分の事しか考えない行動に出たのだ。 ドスまりさにはそれが許せなかった。そんな行動をできる事が許せなかった。 自分がどれだけ苦労して食糧の備蓄をしているか、それなのにこの赤ちゃんまりさは。 自分はドスで群の長で責任があってちゃんとしなければいけなくて、 この無責任で自分勝手な赤ちゃんまりさが羨ましい。 その日を境に群はおかしくなっていった。 ドスまりさは次第にわがままになり、備蓄していた食糧もどんどんと食べてしまった。 心配したゆっくりたちが声をかけるが、それに怒鳴り散らす始末。 「ドスまりさのかってにさせてね!!」 取り巻きのゆっくりたちはかつての責任感があって、皆に優しいドスまりさを懐かしんでいた。 今はと言うとまるで何も知らない赤子のようだ。 このままでは越冬どころか、冬までに群が全滅してしまう。 まず群に起こった変化はまだドスまりさにリボンや帽子を預けていないゆっくり達の逃亡だった。 群の中では新参者でさっさと群を捨ててしまった。 ドスまりさにリボンなどを預けてしまっているものはこうはいかない。 普通なら理由を説明しリボンを返してもらうか、ドスまりさに改善してもらう場所を指摘し改善してもらうかの二択なのだが、 このドスまりさはそのどちらも拒否した。最初、その態度に怒り帽子の返却を強く申し出たゆっくりちぇんがいたが、 あっさりドスまりさに潰されてしまった。 冬を目の前にし、本来ならもう冬の準備をはじめていなければいけない。 それなのにこの群では明日の蓄えすらもう残っていなかった。 何匹かのゆっくりはリボンを預けていたとしても逃亡した。一生、後ろ指を差されることになるが死ぬよりはマシだ。 残ったゆっくり達は結託してドスまりさを排除しようとしたが、力の差は歴然。 クスクスと笑い転げるパルスィ。 ああ、あの責任感溢れた子がここまで堕ちるものなのかと自分の力を褒める。 ドスまりさは一人ぼっちになった。 惨めな一人ぼっち。周りには仲間だったゆっくりたちの死骸が転がっている。 苦楽を共にした仲間はもういない。 そこへゆっくりれいむの家族がやってくる。 みんな、仲が良さそうな家族だ。 パルスィはまた力を行使する。 この仲が良さそうななゆっくりれいむの一家が羨ましい。 こうして、ドスまりさは冬に飢えて死ぬまで何かに嫉妬し続けた。 by118 このSSに感想を付ける
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登場人物(ストーリー進行上であった方が良かった為に勝手に命名) 芽池 由利[メイケ ユリ](ガチレズ) 平生院 音菜[ヘイショウイン オトナ](女) ホントの私は臆病で何も出来ない駄目な子…… 一歩踏み出すのにも沢山の勇気が必要なんだ…… だけど私はあの人の笑顔が見たいから…… あの人が笑うと私に力が溢れてくるんだ…… この想いが認められないものだとしても…… きっと…… きっと…… 【#1 連鎖】 中学生だった時のある日のコト。 私はクラスメイトの女の子達と好きな人について話し合っていた。 「でさぁ!やっぱり佐藤君は良いよね~」 ウンウンと周りに合わせて私も頷く。 「由利ちゃんは好きな人とか気になる人っている?」 予想外のこちらへのにフリに思わずとっさに浮かんだ男の子の名前を言った。 「鈴木君…」 悪い趣味では無いという感じで皆は私の言葉を鵜呑みにした。 「確かにバスケ部ではイケメンの部類だよね!」 「そうそう!この前の練習試合の時も良かったよ」 私の一言から話を勝手に膨らませて変に盛り上がっていた。 実は今まで私は『恋』というモノの経験が無かった。 ただ今は周りに取り残されるのが嫌で嘘を付いた。 皆が話すコイバナを聞いたり漫画やドラマで感じた事を私の『恋愛』の情報とした。 「(恋って何?ドキドキな感情って何なの?私には分からないよ…)」 そして他愛も無く、その場の時間は過ぎていった。 だがそう思っていたのは自分だけの様だ。 次の日、普段通り教室へ入ると直ぐに異常に気が付いた。 「私の机……」 そこにあるはずの机が無かったのだ。 視線を感じてバッと周囲を見渡すと明らかに目線をクラスメイトの女の子立ちはパッと外す。 「クスクス……良い気味……」 「何か臭くない……?」 本人にギリギリ聞こえるくらいの声量で笑いを含んだ悪態が教室の空気へ溶けこむ。 あまりに唐突だったので場の状況判断が遅れたがやっと理解した。 「(私の『番』なんだ……)」 原因はどこにあったんだろうか? ゆっくりと現在から過去を洗う。 《「由利ちゃんは好きな人とか気になる人っている?」 「鈴木君…」》 あぁ……これだ。 きっと昨日のメンバーの中に鈴木君を好きな子がいたんだ。 ライバルを蹴落とす為に強制的に地位を下げるのは女の子の中ではよくある事。 分かっていたのに取り返しのつかない失敗をしてしまった。 この日から私への迫害が始まる。 机やノートへの落書きは当たり前に行われ、時には上履きの中に牛乳が流し込んであった時もあった。 トイレに連れこまれてはクラスメイトの男の子には分からないように罵倒された。 事実では無い嘘を流されてはその事に対して関係の無かった女の子からも色々と言われるようになった。 そしていつしか私はクラスで一番下の地位へと下がる。 その雰囲気を感じ取って男の子達も次第に離れていった。 私は最近こう思う。 きっと男の子は虚像に関してのイジメは行わず現実に対してのみイジメの材料とする。 だけど女の子は現実に虚像を折り混ぜてイジメを行うのだ。 毎日学校へ行くのが怖かった。 次は何をされるのか?何が私を責めるのか? ただ……ただ毎日をやり過ごす事に集中した。 両親に話そうと思ったが話す勇気が湧かない。 学校の先生もきっと両親に繋がるから言えなかった。 無論、私を迫害する者達へ反抗するには無理があった。 解決方法は分かっている。 次の『番』まで耐えるのだ。 その子がきっと私の負荷を全て持って行ってくれるから……。
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TOP 酒場 コース料理 コース料理 コース料理 [#r1d4c928] 概要 [#z01a76f9] コース料理一覧 [#k4b46c6a] 副次効果一覧 [#o45c1183] 概要 酒場主人や食堂主人のコース料理ボタンから、メニューを5種組み合わせるコース料理を注文できます。 コース料理を頼むと行動力が全快します。ただし、価格は通常のメニューよりも高価です。 組み合わせるメニューによっては疲労度回復などの副次的な効果が発生することがあり、逆に不適切な組み合わせを選ぶと行動力が全く回復しません。 コース料理を頼むと満腹状態になり、コースに酒が含まれる場合は酔っ払い状態にもなります。 酔っ払いや満腹の状態では新たなコース料理をオーダーすることはできません。 最大行動力が200未満の場合、コース料理選択ボタンは表示されません。 コース料理一覧 {行動力回復に加え、ステータス・状況変動等何らかの副次的効果があった組み合わせのみ列記してください。 }; 副次的効果についてはランダムの可能性が大きいようですが、まず情報を先に集めてから整理しても遅くないと思いますので、追記・記載にご協力よろしくお願いします。(以下仮説・反例が出た場合はコメントをお願いします) 副次効果は「とても美味しいコース料理でした!」というメッセージ表示が出る特定の料理の組み合わせでのみ発生する。 料理ごとに飲み物・オードブル・メインディッシュ・デザートのパラメータを持つと思われる。料理の適性が発揮されるように配置をする必要がある。但しアレクとチュニスの例から、メインディッシュの2つは順不同 このメッセージは同じコース料理でも出る時と出ない時がある。(一定以上の行動力消費が条件?) 著しく不適切な配置をした場合、行動力がほとんど回復しない(50程度回復・未回復などの報告) :マスカットでアイランドーク+マチブース+ファトゥーシュ+羊のゴルサブズイ+クスクスの組み合わせで「行動力が回復しましたが、コース料理としてはあまり美味しくありませんでした…」のメッセージ:行動力138回復のみでした。 酒場の他に広場の食堂がある場合、広場の食堂では酒場娘に関する副次効果は発生しない 街 飲み物 オードブル メインディッシュ1 メインディッシュ2 デザート 副次効果 編集 北欧 編集 ストックホルム アクアビット くん製ニシンのソテー エビのハーブマリネ タルタルステーキ ミルク 疲労度回復 編集 ストックホルム ウォッカ ライ麦のクネッケ タルタルステーキ くん製ニシンのソテー ミルク 船員再雇用 編集 ストックホルム 黒ビール エビのハーブマリネ タルタルステーキ くん製ニシンのソテー ミルク 疲労度回復 編集 ストックホルム 蜂蜜酒 くん製のニシンソテー エビのハーブマリネ タルタルステーキ ミルク 酒場娘親密度上昇 編集 コペンハーゲン 蜂蜜酒 ライ麦のクネッケ くん製ニシンのソテー タルタルステーキ ミルク 疲労度回復 編集 オスロ アクアビット エビのハーブマリネ タルタルステーキ くん製ニシンのソテー ミルク 疲労度回復 忠誠度上昇 錬度上昇 編集 オスロ ウォッカ くん製ニシンのソテー エビのハーブマリネ タルタルステーキ ミルク 錬度上昇 編集 テーブル直接編集 副次効果一覧 効果 表示メッセージ 疲労度回復(小回復時 15 中回復時 30 大回復時 全回復) 小 疲れも少しとれました! 中 疲れもとれました! 大 疲れが吹き飛びました! 頭痛回復 頭の疲れが取れました! 忠誠度上昇(2〜3) 船員も一緒に喜んでいるようです! 錬度上昇(2〜3) 船員にも力がみなぎってきたようです! 副官ボーナス日数増加(2〜3) 副官のやる気も出てきたようです! 酒場娘親密度上昇(酒場娘のいる港限定) ○○も料理選定の見事さに感心しているようです!(○○は酒場娘の名前) ペット親密度上昇 ペットも喜んでいます! 船員再雇用 見事な食べっぷりに周りの客も驚いてるようです!
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◇A-side◇ 久しぶりに一人で帰った。果てしなく寂しい。いつもはのっちが隣に居て、ゆかちゃんもその隣に居るのに。 今日一緒に帰れなかったのは、ゆかちゃんは生徒会の仕事、のっちは何やら先生に呼び出されたとかで。 ゆかちゃんはともかく、のっち…悪い事でもしたの?後でメールか電話で呼び出された理由を聞いてみよう。 ◇N-side◇ 自分達は健全な学び舎でなんて事をしてしまったんだろう。今さらとんでもない事態に気付いた。 てかむしろ、凄い事をしたという達成感みたいな物が沸き上がってきた。もうのっちとゆかちゃんに恐い物なんてないよ! だけど、あ〜ちゃんに悪い事しちゃったな。嘘吐いて先に一人で帰らすなんて…。夜にでも謝りに行こう。本当の事は言えないけど。 もうすっかり日も暮れて、部活終わりの生徒の波が部室棟へと流れていた。皆お疲れ様。 それを眺めながら、靴を履き替えるゆかちゃんを待つ。さっきから少し腰が痛そうだ。机固かったし、痛かったのかな…ごめんね。 「お待たせ、のっち」 ゆかちゃんがのっちの腕に自らの腕を絡ませた。腕組むとか…カップルみたい。てかカップルか。 「ゆかちゃん大丈夫?歩ける?」 「腰痛いんですけど、誰かさんのせいで」 のっちを睨むゆかちゃん。う…ごめんなさい。本当に悪かったと思ってます。調子乗ってすいません。 「はい、」 のっちはゆかちゃんの腕を解くと、ゆかちゃんの前にしゃがんだ。背中をどうぞと差し出す。 「?何のつもり?」 「おんぶ」 歩けないくらい痛いんだったら、のっちがゆかちゃんの足になります。全部のっちのせいだし。 「あはは、おんぶしてくれるの?」 「なんで笑うの!のっち真面目に言って…どうわっ!」 油断した瞬間、ゆかちゃんが背中に飛び乗ってきた。ビックリして倒れそうになったけど、なんとか立ち直った。 「出発進行〜」 ゆかちゃんが楽しそうに笑って言う。思ってたより軽くて驚いた。ちゃんと食べてるのか心配になるよ。 「よしっ、しゅっぱ〜つ!」 のっちは全力で駆け出した。背中に当たる柔らかい膨らみは…意識しちゃダメだ。興奮しちゃうじゃないか。 二人でキャーキャー騒ぎながら、家へと向かった。子供みたいに、笑って。 近所迷惑とか気にしてる暇はない。ただ騒ぎたい気分だった。きっとゆかちゃんも、同じだったんだ。 ◇ 「到着〜!」 「すごーいのっち、早かったね!」 「ぜぇぜぇ…げほっ、…やべぇ…のっちもうそんな若くねーわ…」 樫野家に到着し、ゆかちゃんを背中から降ろした瞬間、のっちは力尽きてへこたれた。苦笑いするゆかちゃん。 「あ〜しんど」 もうお婆ちゃんだよのっち。明日は筋肉痛かもしれない。だっておんぶして学校から家まで全力疾走だよ?死ぬでしょそりゃ。 「お疲れ、のっち」 「ゆかちゃん…のっち頑張ったからご褒美ちょうだい」 「ご褒美?」 「うん、ご褒美」 もう立てないくらい疲れ果てたのっちが家まで歩いて帰るだけの体力を補給しなきゃ。ゆかちゃんで。 「何が良い?」 「キス…とかかなぁ?」 「なんで疑問系なんよ」 クスクス笑うゆかちゃん。あ…ヤバい、今のでかなり癒された。 キスは出来るんならずっとしてたい。それくらい、ゆかちゃんとのキスは気持ち良い。 「仕方ないね、のっちは」 のっちは目を閉じて、唇を突き出した。さぁお願い。 チュッ、 ……ホッペ? 「誰も唇にするとは言ってないしー」 はめられた。悔しい。 だけど家までの間、無意識に何度も右の頬に触れていたのはまた別の話。 ◇11 End◇
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【名前】矢神鳴沙(やがみ めいさ) 【性別】女 【所属】科学 【能力】色彩情景(カラーズハート)レベル2 【能力説明】 色が人間に与える心理的影響を強調させる精神系能力。単色が与える影響にも複数あるが、その中からどれか1つに絞る事もできる。 視界内の人間5人までが対象となる。継続時間は2時間強。時間内であれば影響の変更や重ね掛けなども可能。 色を組み合わせる事でパターンのレパートリーを増やしている。以下代表的な色の心理的影響を記す。 赤:活動的。衝動。注意を促す。神経の興奮。暴力的。 橙:温か。親しみ。開放感。食欲増進。 黄:好奇心。集中力向上。軽快。軽率。幼稚。 緑:平穏。平和。癒し。協調。 青:冷静。爽快。冷たさ。冷淡。 紫:霊的。高貴。感受性向上。想像力増大。不明瞭。 白:潔癖。純粋。無機質。気持ちのリセット。空虚感。 黒:高級感。沈黙。恐怖。不安。悪。 銀:洗練。落ち着き。人工的。 金:富。成功。輝き。欲望増大。調子に乗る。 【概要】 天童寺学園中学1年生。将来の夢は折り紙のプロ作家になる事。 4歳の頃より折り紙の世界に惚れ込んでいて、小学生低学年時点で独自の創作活動を始めた。 幼少の頃より記してきた折り図は既に膨大な数に上る。自分の創作に活かせる材料集めとして、絵画展などにも精力的に顔を出す。 今の時代インターネットですぐに欲しい情報が手に入る他、学園都市内外を問わず最新の雑誌・書物を際限なく収集している巨大図書館「知識の泉」にも入り浸っている。 構図を記した折り図を何年も描いてきたおかげか、絵のレベルも相当なもの。学園都市に来て目覚めた能力が色に関係するものだった為か、最近では絵を描く機会が以前より増えた。 元々折り紙も様々な色が付いた紙でもって作成するので、矢神にとっては「色が人に与える影響を分析する」という意味で創作の幅が増えた事になる。 人柄は穏やか。温和的。矢神の微笑みに癒される男子はそれなりに多いらしい。そんな彼女が作品作りの時に見せる真剣な表情は普段とのギャップを際立たせているとこれまた男子に評判だそうだ。 集中力が極めて高く、一度集中し出すと周囲の音が全く聞こえなくなる程である。これは矢神の長所でもあり短所でもある。 ネットで知ったとある世界的に有名な画家が残した言葉に感銘を受けて以降、矢神は能力開発に一段と精力的に臨むようになった。 自分が作り出した作品の色彩に拘るようになったのも感銘を受けた影響である。現在の矢神の目標は「自分の折り紙作品を見た人々に何かしらの“救い”を与える事」。 【特徴】 150センチでちょっとぽっちゃり型な体型。栗色のミディアムヘアーでモンブランのような髪型。髪先はカールしている。 室内作業が多いせいか殆ど日焼けしていない白い肌。普段から折り紙を持っていて、インスピレーションを受けた時はその場で折り紙を折り始める。 授業中でもやってしまうのでその度に先生に怒られ、クラスメイトにクスクス笑われる。性分な為か中々矯正できないので、矢神本人も最近は諦め気味。 【台詞】 「ふむふむ。成程、あの作品の基本形はそうなってたのね。これは私のオリジナルにも応用できるかも」 「えぇと、ここをこうして…こうやって……ふん、ふん、ふん…………できた!ふふっ……あっ、ごごごごめんなさい先生!」 「昔の絵描きさんがこんな事を言ったんです。『色は救いだ』って。だから、私も自分の能力と作品が皆にとって救いになれるように…その日を生きる活力になれるように頑張ってみようって思ったんです」 【SS使用条件】 特になし
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スクイークス 名前:Squeaks デビュー:『きつねと猟犬』(1981年) 概要 ディンキーとブーマーに付け狙われている芋虫。 運が強く、あと一歩のところで何度も逃げおおせる。美しい蝶に羽化する時を待ちわびている。 エピソード きつねと猟犬 芋虫のスクイークスはディンキーとブーマーに餌にされそうになるが、彼らがビッグ・ママに呼ばれたことで一命を取り留める。冬にもスクイークスはディンキーとブーマーに狙われるが、越冬の時期になったためまたもや命拾いする。春になるとスクイークスはまた命の危険にさらされる。 その後、スクイークスは綺麗な蝶となり旅立っていった。 その他 『ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』では、最後の記念写真の場面のみに登場する。 登場作品 1980年代 1981年 きつねと猟犬 2020年代 2023年 ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出 声 ジョン・マッキンタイア(1981年) 槐柳二(1983年)
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2008/10/01(水) 21 18 26 ID SZD9z2/+ 熱気に包まれた昼間とは違い、静まり返った夜のトーナメント会場には 晶の足音だけが響き渡る。 「……葵、居ないのか?」 声は反響して、静寂を破ると程なくしてリングに少しの明かりが灯った。 闇から現れたのは若い女の人影、華奢な体に黒い髪が靡いている……。 「葵……?」 晶は声を掛けるが、その人物が葵では無いと、すぐに悟ると訝しげな表情をした。 黒のチャイナドレスに包まれた、葵と同じような長い黒髪の女は 薄いピンク色の携帯電話に付いている、ストラップを指に絡めながらクスクスと笑っている。 見慣れた筈の顔は、何か怪しげな妖艶な微笑み、翳りのある表情に 一瞬、その本人かと疑うほどだった。 「パイ?」 よく見るとパイが持っている携帯電話は 葵が『自分でこしらえた』と見せてくれたビーズ細工のストラップが付いていた……。 ―――― 事の始まりは一通のメールだった。 夕食後、晶はホテルの一室でくつろいでいると、携帯に葵からのメールが届いた。 『大切な話があるから、指定したトーナメント会場に来て欲しい』と書かれていた。 主催側から用意された同じホテル、互いの部屋は数度行き来きをしているのにも関わらず こんな夜更けに呼び出される事に不信感を感じたのは事実だった。 出かける際に、一応葵の部屋をノックしたが、不在だった為に晶は指示された通りに来ていた。 しかし今だに葵は現れない。 自分と葵しか知りえない筈の場所と時間に、なぜ彼女がここにいる?そして葵の携帯電話……。 晶は全く理解できずに、ゆっくりと自分に歩み寄るパイを、たた黙って眺めた。 「晩上好。晶。素敵な夜ね。ここじゃ夜空が見えないのが残念だけど。 そうそう婚約したんですって?葵ちゃんと。 だから私、晶にお祝いをしたくて……はい、これプレゼントよ」 パイは後ろに隠していた紙袋を差し出して晶の足元に投げる。 バサッと乾いた音を立てて、無造作に投げられた紙袋から色鮮やかな布が流れ出てきた。 拾い上げると、見憶えのある着物に帯、引き裂かれた肌襦袢……。 ……それの持ち主が誰かは考える迄もなかった。 「これは……どういう事だ!?……葵は、葵はどこに居る!!」 動揺する晶を意に介さないで、パイは相変わらず葵の携帯電話を弄ぶ。 「やだ、そんなに大きな声を出さないで……葵ちゃんは此処よ。ほら、見てあげて……」 パイが晶の目の前に突き出した葵の携帯から、動画が流れる。 若い女が、数人の男に囲まれ腕や足を押さえ付けられ襲われていた。 白い肌に無数の腕や舌が這い回りながら、唇を、乳を、手を、秘部を犯され始める。 泣き叫び、抵抗も空しく男根で口を塞がれ、涙で顔を汚した葵が 無機質な荒い画像に映し出されていた。 携帯電話を差し出しながら、クスクスと笑うパイの細い手首を 晶は千切れそうな位に強く掴みパイを睨み付けた。 手が痺れる程に強く掴まれ、痛みに耐えきれずに落ちた携帯電話が、床に打ちつけられながら転がる。 「……葵はどこだ?」 「離してよ、痕が残るじゃない」 晶はイラついたように、もう片方の手でパイの胸座を掴み、顔を近づけて怒鳴り付ける。 「もう一度訊く。葵は今どこにいる?」 「もういいじゃない、今はもう彼女も悦んでるかも知れないわよ?彼らスゴいから……貴方より」 そう言って笑ったパイの顔が弾かれるように横を向く。 パイの赤い唇の端から同じ色の血が滲んでいた。 「痛いわね……」 俯いたパイが、そう呟いた瞬間に晶の体が宙を舞った。 パイに不意に投げ飛ばされ、晶は体制を整えようとするが間に合わず 体の上から飛びかかるパイの両膝からの追撃を片足に食らう。 「ぐぁ……!」 膝の辺りが枝を折るような不自然な音を立てたと同時に激痛が走った。 それでも何とか立ち上がるが、それと同時に空気を切るような音と共に、パイの回転した蹴りが頭を狙う。 とっさに両腕で頭を守り持ちこたえる、しなやかな細い足からは想像出来ない位の 重い蹴りに腕が痺れ、それが次第に足まで響き晶は眉を顰めた。 今までパイとは何度も手合わせをしている。が今までのそれとは明らかに違っていた。 「……悪いけど私に勝とうなんて思わないでね?貴方、弱いんだから」 パイはそう言い放つと、容赦なく晶の顎を蹴り上げ天井を仰がせた。 晶が身を起こそうとするが、すぐさまパイの両足に首を挟まれる。 「站住(動くな)……次は首を折るわ」 パイの見下ろす視線が本気であると語っていた。 「なぜだ……どうしてこんな事をする?」 「どうして?貴方が私に訊くの?どうしてって?詰らない冗談だわ……ねぇ?」 パイは片足を晶の顎に押し当てたまま、ドサッと晶の上半身に身を後ろに投げだすように座る。 「私が訊くわ。2年前のトーナメントの時に、どうして私を抱いたの?父に敗れて泣いていたから? ……何で、あのまま私を放っておいてくれなかったの? 愛情なんて知らなければ、ずっと父を憎み続ける事が出来た……それが私の生きる価値だったのに」 「……パイ」 「まさか、こんな形で裏切られるなんて思わなかった。騒ぐと、どっちが困るのかも分かっていたのよね? 大女優が格闘家の男に遊ばれ捨てられて、本当に何て滑稽なのかしら。パパラッチが泣いて喜ぶわ」 「違う!……俺は!」 「住嘴(黙れ)」 押し当てた足で晶の顎を締め上げる、パイの後ろに投げ出した腕は、折れた脚を捕えており身動きが出来ない。 「貴方が教えてくれたわよね?私に無償の愛を。一生忘れる事の出来ない甘美な思い出を。 だから今度は私が教えてあげる……貴方に終わりなき無き憎しみを。生涯消える事のない憎悪を」 パイはチャイナドレスの懐から自身の携帯電話を取り出して、晶に見せる。 青白く光る動画に映し出される淫猥な風景。 男たちの荒い呼吸と共に、か細く啜り泣くような甘い声。複数の男に囲まれた葵の表情が悦を迎えていた。 「ライブの映像よ。ねぇ、彼女を見て……こんな顔を見た事あるかしら? 堕ちるなんて本当に簡単……身体は正直だもの」 そう言うと、パイは体を反回転させながら後ろ足で晶の首を捕えると、晶の下腹部に手を伸ばした。 ズボンを引き下ろすと、まだ機能してない男のそれを引きずり出す。 「止めろ!」 パイは晶の制止にも構わず、舌を這わせる。 舌先で何度も裏筋に這わせると亀頭を唇で捕らえ、舌を使いながら吸い上げる。 「うっ…あっ…やめ、ろ」 抵抗をしようとすれば両足が首を締め上げてくる。 片手で柔らかい男の精の源を指先で刺激しながら、唇でゆっくりと吸い上げては、深く咥える。 程なくして、パイの舌の動きに翻弄されたそれが、本来の形を成してくると パイは舌を出して唾液を引かせながら顔を上げ、両腕を折れた足に重心を掛けた。 「うがっ……!」 走る激痛に晶の体が一瞬浮く。 その隙にパイは晶の足の間に潜り込み、片脚を折れた足に巻きつかせた。 痛みの為に少し傾きかけたそれを、愛おしそうにペロッとひと舐めすると チャイナドレスの脇のスナップに手を掛ける。 ドレスは白い肌に巻きつくように腰に落ち、豊満な乳房が解放されたように揺れ出る。 「んっ、んふっ」 唾液で粘着質な音を立てながら、両乳房で男根を挟み込み、口に咥えながら、それを刺激する。 「……う、ぐっ…」 腫れ上がったそれを、容赦なく口で責め立てながら乳房を擦り付ける。 ぬるぬるとした舌や、柔らかい乳房、擦れて硬くなった乳首で責め 晶自身を限界まで昇り詰めさせると、裏筋が張り詰め始める。 「ふふ、すごい大きくなってるわよ?ねぇ、おっぱいも気持ちいい?」 ジュルジュルと音を立てながら、乳房に挟みこみ唇で亀頭を吸う。 「くっ…あ」 快感を振り払おうにも、リズミカルに吸いつく唇と舌が巻きつき強制的に射精を促される。 「んっ、んんっ、はぁっ…ねぇ、ほら…もう出ちゃいそうよ、ここから精子出しちゃうの?ねぇ?」 射精に備え、先端から溢れる粘膜を舌先で窪みを責めるように、ひとしきり舐めまわし 深く口腔内に咥え込むと、舌の動きを早める。 堪え切れず射精に入るその寸前、パイは晶に絡めた脚に力を入れ、折れた足を強く締め上げた。 「ぐあああっ!!ああっ!」 晶が苦しげに体を硬く強張らせる。吐き出す寸前の精は昇り切れず、先端を濡らしただけだった。 痛みに耐える晶を冷たく見下ろしながら、チャイナドレスとショーツを脱ぎ捨てると晶の顔の上に立つ。 「辛いのね。足の痛み?それともイケないから?何度繰り返したら快感が痛みに勝つのかしら?」 「ふ…ざける…な…」 「……ほら、次は頑張ってイカないと、この足、二度と使い物に成らなくなっちゃうわよ?」 晶に跨り両足を広げると指で花弁を開き、結合部分を見せつけるように ズブズブと男のそれを秘部に飲み込み始める。 「……っぐ」 「ああっ、全部入っちゃった…、はんっ、気持ちイイ…晶…貴方もいっぱい気持よくなって」 後ろに片手を置いて爪が食い込むほど足を強く掴んだ。 「ぐ…!…がぁっ!」 晶の口から苦痛の声が上がるのを合図にパイは腰を動かす。 「ああっ、はぁっ、ん、あっ」 腰の動きに踊らされるように、仰け反った上半身で乳房が揺れ動く。 はしたなく跨った両足から秘部が開いており、陰茎が花弁に食い込んでは、出てくる様子が露わにされる。 「はんっ、はんっ、奥に、すごい、ゴリゴリ当たって…あぁっ、あっ、あぁ!」 「ぐっ」 パイの瞳が快感に濡れ、甘美な声が上がり、その度に折れた足に置いたパイの片腕に力が籠もる。 「うあっ…ぐっ!」 「はんっ、はぁんっ、はぁぁんっ…晶……あきらぁ、こっち見てぇ」 もう片方の手にはパイの携帯電話。 画面には同じように男に跨り突き上げられながら 男に差し出された携帯の画面を、虚ろに眺める葵の姿が映し出されていた。 一瞬にして晶の表情が強張った。 「あ、んっ……ダメ、もっといい顔してくれなきゃ、ね」 そう淫美に微笑むと、パイは顎をクイッと上に向ける仕草をする。 会場の2階の暗い客席から、赤いランプがチカチカと光って見える。 そのカメラを持った男がパイ達の動きを捕えていた。 「彼、私の大ファンなんですって、だから協力してくれてるの。素敵なサプライズでしょ?」 晶が何かを言いかけた瞬間に、足に置いた腕に力を入れて動きを封じる。 「うっ、ぐあっ…」 パイは歪む晶の表情を楽しむように、腰を前に迫り出すように動かす。 「凄いわ、今度は衰えないのね……、じゃあイッてみせて。イカないと彼女がどうなるか知らないわよ?」 晶は苦しげに歯を食いしばると、噛みしめた唇から血が滲んでいた。 パイは足から腕を離し、前屈みに両膝を付けるように腰を浮かせると、上に腰を引きぬき、また差し込むように 何度も上下に腰を動かし始める。 激しさを表すように、乳房が音を立てて揺れ動く。 「あっ、ああんっ、奥に凄い当たるのぉ、いいッ!私もイッちゃいそうよ…はぁっ、はぁっん、」 「ぐっ…!どけ……っ!」 「だめぇっ。あんっ、あぁっ、イクッ…はぁん、イッちゃううっ…あっ、ああああっ!」 パイが膝をブルブルと震わせながら腰を深く根本まで落として、擦り付けるように絶頂を迎える。 膣内で深く咥え込まれ、ひくつく膣壁に精液をしごき出される。 「うっ…あ」 痛め付けられた体では成す術もなく、パイの膣内に放った。 「ああっ、精子が…精子が中にいっぱい……、凄い、溶けちゃいそうよ…あぁっ」 パイは虚ろな瞳で自らの乳首を嬲りながら、腰を尚強く送り続けた。 「んっふぁ……っ、ほら全部出して、ね」 最後の一滴が出し終わるまで、暫く腰を強く押し付ける。 「ふぅ……」 ゆっくりと腰を上げると、流れ出ないようにパイは指で押さえた。 それでも大量に吐き出された精は白い太腿を伝って、ポタポタと晶の鍛え上げた腹の上に落ちる。 それを見てパイは満足気な表情を見せると、指に絡みついた精液を舌で舐めとった。 「……さぁ、後は待つだけね。この日の為に体を調整してたから準備は万端よ。 運が良ければ、いや貴方にとっては悪ければかしら? その時は日本のメディアを中心に出て行く予定よ。 ……可愛いベイビーをスキャンダラスに報道してもらいにね」 クスクスと笑いながら汚れた体を気に留める事もなく、服を着る。 「子供が産まれたら、きっと私と同じ生き方を望む筈よ……父親を憎むって生き方をね。 その時までに素晴らしい仕上がりにしておくから楽しみにしていてね。 ……それじゃあ、さようなら。葵ちゃんと、どうぞ『お幸せに』ね」 床に転がる葵の携帯を拾い上げ、仰向けのまま動けず、たたパイを睨みつける晶に 頬笑みながら、白濁まみれで倒れてる葵の画像を目の前に突きつけた後、晶の胸元にそれを置いた。 黒い髪をなびかせながらパイが立ち去った後、晶は胸元に置かれた携帯を握りしめ 足を引きずりながら、ゆっくりと立ち上がる。 ギリッと奥歯を噛みしめて携帯を振り上げると床に向かって、それを叩き落とした。 派手な音を立てながら散らばる破片。 割れた液晶には修羅の顔をした男が映りながら闇に消えた。