約 338,145 件
https://w.atwiki.jp/bamboo-couple/pages/277.html
卒業後いろいろあったが治まるところに収まったコジローとキリノ。 平穏な日常に突如、コジローの出張ということで初めて3日ほど一人ぼっちに 毎晩やることはやっていただけにさびしさの余り一人で・・・ キ「んっ はぁ、コジローセンセェ・・・ 」 キ「もう3日目だよぉ・・・さびしいよぉ・・・」グス コ「はぁ疲れた、ただいまキリノ・・・!?」 キ「センセ・・・ェ」 コ「先生はやめろよキリノ、てかお前・・・何してるんだ?」 キ「もう!ばかぁっ」 コ「おい、むぅっ」 はぁ……ちゅっ、ちゅるっ……んっ……はっふ……はむっ コ「ぷはぁ、そんなにさみしかったのか、ごめんな」 なでなで キ「ぐすっ うぅ、ご飯も寝る時もずっと一人ぼっちで寂しかったんだよぉ」 コ「そうかそうか、ホントにごめんな・・・キリノ」 なでなで ・ ・ ・ キ「夕食は帰宅祝いということでメンチカツでーす!」 コ「お!待ってました~ 出張中お前の飯が楽しみで仕方なかったんだ!」 キ「てへへ、照れますなぁ ほいっ」 コ「はふはふ やっぱりうまいなぁ!さすが実家が惣菜屋なだけあるな!」 キ「えー、その褒め方は聞き飽きたよセンセー」 コ「そ、そうか・・・さすが俺の奥さんだ ありがとうなキリノ、あと先生はよせよ」 キ「んー じゃあ・・・・・・・・・アナタ///」 コ「よ、余計照れるじゃねーか!もういいよ先生でよぉ!」 キ「うふふ、虎侍さ~ん」 スリスリ コ(可愛いやつめ・・・) なでなで コ「ゲフッ はぁ~食った食ったー ごちそうさん」 キ「お粗末さまでしたーっと」 カチャカチャ 紀梨乃は皿洗いを始める コ「なぁキリノ?」 キ「はい~?」 コ「たかが3日の出張であんなに寂しがることはないだろうに」 キ「えーーーー!3日もだよ?3日!」 コ「3日であんな状態になるのか?」 キ「うっ、こ、こんな体にしたのはセンセーなんだからぁー!」 ポカポカ コ「わわわ、わかったわかった。俺が悪かったから・・・な?」 キ「むー、じゃあ・・・・・・・・・いっしょにお風呂入ってくれたら許してあげる・・・」 コ「・・・・・・・・・え?」 キ「別に恥ずかしがるものじゃないでしょ、もう夫婦なんだし・・・」 コ「お、お、俺が恥ずかしいわ!」 キ「じゃーもうご飯はコンビニ弁当でいいんだね~?」 コ「入らせていただきます」(土下座) 「えへへー、じゃあ先に入っててねー♪」 「お、ぉおう!」 実際に2人で風呂に入るのは慣れてなく、コジローは緊張していた。 ・ ・ ・ 「それじゃあお背中流しますねー」 キリノはコジローの背中を流してゆく。 「何黙ってるんすかー?」 「い、いや、緊張してな」 「ふーん♪」 「もう教師と教え子でもないのに何緊張してるんすかねー。」 「うっ」 「夫婦っすよ?夫婦、幼な妻ですよ~」 「キ、キリノ、その・・・なんだ」 「ふにゅ?」 「我慢できなくなるから・・・そろそろ・・・な?」 「別に我慢しなくても・・・いいよ?」 (・・・我慢、我慢だ俺!) 「はいっとー終わりましたよー」 (ふぅーとりあえず浴槽で心を落ち着かせねば・・・) (くそ!早く収まりやがれマイサン!) コジローが必死になだめている間に 「とう!」 ザバーン 「うわ!キ、キリノ!びっくりするだろうが!」 「はぁ~いい湯っすねぇ~」 「そ、そうだな・・・」 「ちょっと前開けてー」 「ん?ああ」 「よいしょっと」 「お、おい、この格好は・・・」 コジローがキリノを後ろから包み込むような体制になっていた。 コジローは恥ずかしさの余りあわてて上がろうとする。 が、 「も、もう少しこのままで・・・」 (・・・どうした・・突然・・・) 「やっぱり・・・落ち着くんすよ・・・」 「ああ」 「センセェ・・・」 (先生って・・・まぁいいか) 「私ね、センセェがいない間・・・寂しくて・・・切なくて・・・」 (こんなに俺のことを想ってくれているなんて・・・キリノ・・・) 「出張に行った日の夜も・・・その次の日の朝も・・・気がついたら・・・」 (・・・) 「センセェのこと考えてて・・・頭から離れなくて・・・」 (・・・) 「また・・・どこかに行っちゃうんじゃないかと思って・・・うぅ」 「待たせてごめんな・・・キリノ」 愛おしく大切に抱きしめた
https://w.atwiki.jp/tisnrail/pages/133.html
冬の陽は落ちるのが早い。 つい先程まで明るかったのが、まるで冗談の様に薄暗くなっていた。 低かった気温は、陽が沈むにつれて下がっていく、上着を着ないで歩いていれば、イヤでも注目される温度だ。風が吹いていれば尚更だろうが、深山町の町並みを、海へと向かって並んで歩く二人の少女には、全く気にならないらしかった。 「これが本来の日本という訳か」 「日本…か。何処か懐かしい響きだな」 人目を引く、二人だった。 可愛らしい、可憐、そういった類の顔立ちでは無く、凛とした、凛々しい、そういった形容が似合う顔立ちの少女が、それぞれ異なる学生服を着て歩いていれば、イヤでも人目を引く。 両者とも、男よりも同性の方からの人気が高そうだった。所謂、王子様系女子というべきか。 この二人の容貌を問われれば、男女を問わず、10人中10人が美少女と答えるだろう。10人が100人に、1000人になっても、同じ事だろう。 「それにしても大したものだ。此処まで仮想現実として街並みを構成できるなんて、最初は総旗艦の差し金かと思ったが」 「前にも言ったけれど、私はセイレーンが関わっていると思っているよ。奴等の鏡面海域は何でも有りだからな。『霧の』キリシマ」 「お前に呼ばれると何だか妙な気分にさせられるな。サーヴァントなんて身の上になったかと思ったら、『霧島』に召喚されるなんて思わなかったよ。重桜の」 飄々と、言葉を交わしながら、二人は海へと向かって歩く。 「総旗艦っていうのはやっぱり『大和』か」 「『ヤマト』さ、何を考えているのか解らない艦だよ」 奇妙な関係だと、二人は思う。 二人は共に、大日本李国海軍の戦艦「霧島』に由来する名を持つが、共通するのは精々がそれ位だ。 霧島は地球の海で戦い、地球の海に没した軍艦の記憶と力を有する、並行世界の存在であり。 キリシマは、膨大にして悠久なる知の集積の果てに、あらゆる事象をその手に収めた存在が、“自身のルーツを知る為に行った実験の査定を行うモノ“に行使されるマシンの一つ。 「戦争をしろって言われたから、こんな形で戦争させられているんじゃ無いかと思っていたんだがな」 闘争本能を制御し、闘争の果てに何を成し、何を手に入れるのか、世界でどう生き抜くのか。その可能性を“霧”に与えられた試練。 地球という星で誕生した、有機無機を問わず知的生命体に与えられた、未来を賭けた試練。 それがこの聖杯大戦かと、キリシマは最初は思っていた。 「何で私達はこうしているんだろうな」 キリシマの疑問も尤もで、本来の両者の立ち位置で有れば、殺し合う中でもおかしくはばいのだから。 セイレーンから人類を護るのが、私達KAN–SENの使命で、お前達“霧の艦隊”は、人類を海から駆逐したんだものなl 両者の立ち位置は両極。海ヒトの手にを取り戻すKAN–SENと、ヒトを海から追った“霧の艦隊”。 「あの時は只、命令を実行するだけのプログラムの様なものだったからな、人間と戦っているという認識なんて無かったが」 あの時は、人間の知的活動をシミュレートする為のメンタルモデルを形成していなかった為に、キリシマは記録としては認識しているが、記憶としては覚えていない。 「今は人間とは戦いたく無いんだよな」 キリシマは天を仰いで溜息を吐く。随分と人間らしい風情だった。 「サーヴァントとだけ戦えば良い。と言っても、サーヴァントを失えばマスターも死ぬのがな」 二人ともに人間と戦う意思は存在しない。だが、この聖杯大戦は、サーヴァントを失えばマスターも死ぬ事となる。 それを思うと、二人は陰鬱な気分になるのだった。 思い気分を忘れようとするかの様に、二人は言葉を交わしながら、海へと歩いて行く。 「随分と平和なもんだ。ズイカクやショウカクなら喜んだだろうな」 街の様子を眺めて、キリシマはしみじみと呟く。“霧”による海上封鎖により、国家崩壊寸前にまで陥った日本しか知らないキリシマには、電脳冬木市は新鮮なものに映るのだった。 「五航戦の二人か。そんなに此処に馴染むのか」 「多分メンタルモデルを捨てろって言われたらキレて反乱起こす程度には、ニンゲンの娯楽や文化を愉しんでるよ」 「コスプレをしている私と似た様なものじゃない」 「ニンジャの真似事もやってたなぁ。そういえば」 聖杯大戦の舞台となっているだけに、血生臭く物騒な事件屋、怪異な話が急増している冬木市で、日暮れ直後とはいえ、周囲を興味深げに見回しながら美少女が二人並んで歩くのは、嫌でも人目を引いたが、二人の凛然とした雰囲気に押されたのか、声をかけてくる男など居なかった。 【キリシマ。サーヴァントの気配は】 【近くには無いな】 海へと向かって歩きながら、サーヴァントの気配を探るも、近くには無く。この分では何事も無く海に着きそうだった。 「海から一番遠いところに拠点を宛てがわれるとは思わなかったよ。身体を使って戦うのも一苦労だ。 キリシマがボヤく。が、一苦労と言った割には、大した面倒事とも思っていないようでもあった。 「私達は海でこそ本領を発揮するからなぁ。ハンデと言えばハンデかな」 「まぁ潜行させておいて、必要な時に浮上させるという手もあるさ。そこ辺の運用は、任せたぞ。マスター」 にっ、と笑うキリシマに、やれやれと呟いて、霧島は天を仰ぐ。 「そんな事をすれば、魔力が尽きるだろ?リュウコツの生み出せるエネルギーでも、アレを維持するのは大変なんだぞ」 ハァ。と『重桜』の、と呼ばれた霧島が溜息を吐いた。 「機関を稼働させていれば魔力を生み出せるけれど、停止させていれば私の魔力を使うんだからな」 冬木大橋を過ぎて、海が近くなってくると、心なしか風に潮の香りが混じりだす。 心なしか、浮かれだした様に見える霧島に、キリシマは訊いてみた。 「私達はそうでも無いけれど、やっぱりマスター達は海の近くの方が落ち着くのかい」 「私達は艦(フネ)だからなぁ。海に惹かれるんだよ」 「艦(フネ)か。まぁ私達も、艦体があった方が落ち着くからなぁ」 という訳で宝具を作成させろと、言外に要求してくるキリシマをスルーして、霧島は浜辺へと降りて行く。 冬の日が沈んだ後の海辺など、人っ子一人居はしない。人気の無い砂浜を真っ直ぐ海へと歩く桐島の姿は、どう見ても入水自殺をしようとしている様にしか見えなかった。 足元の砂が湿り気を帯び、靴を波が濡らしても構わず歩き続け、海に足を踏み入れると同時に、霧島の身体が鋼の威容を纏っていた。 「それがマスター達の艤装か」 水の上を平然と歩いて行く霧島に、キリシマはどうやって浮いているのかを考えたが、全く分からないので考えることをやめた。 「機関は…問題無いな。砲弾が無いし、リュウコツのエネルギーをキリシマに取られているから、火力は大分落ちるだろうが」 軽い掛け声と共に、霧島のが宙に舞う。軽く見積もっても半トンは有る鋼鉄の艤装を纏いながら、身体は軽やかに五メートルもの高みに達して一回転。再度海面に降り立った。 「身体能力は艤装を展開したときのものだな。コレならサーヴァントと戦う事になっても何とかなりそうだ」 「明らかに超常現象の類だから、サーヴァントととも普通に戦えそうでは有るんだよな」 「私達はヒトの想念が形を為した存在でも有るのさ。だからサーヴァントとも戦えるさ」 「そりゃ頼もしい」 キリシマはパチパチと手を叩いた。 ◆ 「なぁマスター」 「何だライダー」 艤装の試しを行った後、二人は並んで帰路につき、何事も無く拠点に帰った。 教会の近くにある住居は海から遠い事この上ないが、二人には大して問題には成りはしない。 拠点として設定された一軒家の中で、二人は炬燵に足を突っ込んで向かい合う。 KAN–SEN中には、異様に露出の高い格好で北の海で戦う者もいるし、“霧”に至っては寒さや暑さを感じる機能を任意でオン/オフ出来るのだが、それはそれである 「艤装って陸(おか)でも出せるんだろ。何で海まで行ったんだ」 「気分だよ。艦船にはやはり海だろう」 茶目っ気たっぷりに笑った霧島の返事に、キリシマは妙な表情で固まった。 【名前】 キリシマ@蒼き鋼のアルペジオ(原作漫画版) 【CLASS】 ライダー 【属性】中立・中庸 【ステータス】筋力;C 耐久:A 敏捷:B 魔力:E 幸運:C 宝具;A++ 【クラス別スキル】 騎乗:C 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、 野獣ランクの獣は乗りこなせない。 対魔力:A+ A+以下の魔術は全てキャンセル。 事実上、魔術ではキリシマに傷をつけられない。 41億年の歳月を経たキリシマの神秘は破格である 【固有スキル】 ナノマテリアル:A “霧の艦隊”に属するものの艦体や艤装、メンタルモデルを形成する万能物質をどの程度のレベルで操ることができるかを示したスキル。霧の大戦艦であるキリシマは最高ランク。 ナノマテリアルを用いての、自己修復に武器や艤装の形成、メンタルモデルの分子組成を変える事により、打撃に用いる部分を金属に変えて、文字通りに“鉄拳”を撃ち込むことが可能となる。 組成すら明らかになれば、サーヴァントの宝具を形成することも可能。ただし模倣でしか無く、威力や武器としての性能のみを再現しただけで、帯びた神秘や概念は再現できないが。 果ては人体を精製し、素になった人間とそっくりそのままの挙動すら行わせられる。 このスキルで使用されるナノマテリアルは、魔力を消費して精製する。 クラインフィールド:A 任意発動でエネルギー経路を生成し、加えられたエネルギーを任意の方向へ放出する。 コアの演算能力により、フィールドの強度が決定される。大戦艦であるキリシマは最高ランク。 応用で物体を運んだり投げたりできるほか、空気抵抗や慣性を打ち消しての高速変態機動や、重力を打ち消して浮遊する事ができる ユニオンコア:A 霧の艦の本体とも言える『ユニオンコア』の演算能力を表すスキル。 この能力により、火器管制や動力制御、クラインフィールドの強度、更には扱えるナノマテリアルの量が決定される為、このスキルランクがそのままサーヴァントとしての戦力に直結すると言って良い。 高速思考及び分割思考の効果を発揮する。 千里眼:B 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。また、赤外線や紫外線を視る事により透視を可能とする 【宝具】 ヨタロウ(キリクマ) ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:自分自身 大きめのクマのぬいぐるみ。嘗てメンタルモデルの形成すら出来なくなったキリシマが、仮初の身体として使用したもの。 クマのぬいぐるみの姿になる宝具 多少の強化は施されているが、所詮ぬいぐるみでしか無い為に簡単に破壊される。 この宝具を使用している間は、サーヴァントとしての気配を完全に断って行動する事ができる。 霧の大戦艦“キリシマ” ランク:A ++ 種別:対国宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:10000人 大日本帝国海軍金剛型四番艦霧島を模した、“霧の大戦艦”キリシマを召喚する。 主砲や副砲から撃たれる光学兵器や、重力により空間に作用して原子運動を止め、物質を崩壊させる浸食弾頭や、超重力の渦により原子間の電磁結合が破壊する超重砲といった強力な兵装を有する。 戦艦それ自体が海に浮かぶ“鉄の城”と呼べるものである為に、この宝具は対人宝具では傷付かず、対軍宝具でも効果を半減させる。 強大な機関出力より齎されるエネルギーにより、この宝具を発動させると魔力消費は無くなるが、発動時には、ナノマテリアルスキルを用いて艦体を艤装ごと形成するという方法を取る為に、膨大な魔力を消費する ユニオンコア ランク:A ++ 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:自分自身 キリシマの本体ともいうべき存在。霧の艦の中枢ユニット。要は超高性能CPU この宝具が無事である限り、キリシマは艦体やメンタルモデルを失っても消滅せず、再度メンタルモデルや艦体を形成して復活できる。 【Weapon】 スキルにより作り出した武器や艤装。 【解説】 突如として霧の中より現れ、人類を海から駆逐した、第二次大戦時の軍艦の姿を模した人類の敵の一体。 戦闘狂というか猪突猛進する嫌いがあり、伊401との戦闘では、狭い横須賀湾内にハルナ共々突っ込んで、高速戦艦の持ち味を活かせず、ハルナと合体して動けなくなったところを纏めて撃破されて、アカギにバカにされた。 更に後続のマヤ率いる水雷戦隊が戦闘に参加できなくなったりしてコンゴウに突っ込まれた。 いつの間にか乙女心を習得していて、タカオを撃破できる絶好の機会を、メンタルモデルの形成を優先して不意にし、タカオとハルナを呆れさせた。 なお顔が良い。非常に良い。 聖杯大戦には、バーディクトによる宣告を受けた直後から参戦している 【聖杯への願い】 無い 【把握資料】 参戦時期の都合上蒼き鋼のアルペジオ21巻まで 【マスター】 霧島@アズールレーン 【能力・技能】 KAN–SEN KAN-SENは"Kinetic Artifactual Navy Self-regulative En-lore Node"の略であり、直訳すると「動力学人工海上作戦機構・自律行動型伝承接続端子」となる。いわゆるバクロニムである。 軍艦としての過去を持ち、人としての未来を有する。 動力学人工海上作戦機構の名の通り、海上での行動及び戦闘を目的として製造された兵器であるが、陸上でも戦えない事は無い 伝承接続端子の名の通り、素体となった艦が持つ戦歴や逸話、艦名の元になった存在、果ては後世の与太話に由来する特殊な能力を行使する事が可能であり、無辜の怪物スキルや、可能性の光スキルにも似た性質を持つ。 KAN-SENに共通する能力として、自身の元になった素体。霧島の場合は金剛型四番艦霧島に姿と能力を有する量産艦を出す事ができる。それなりに広い場所でないと出せないが。 この電脳冬木ではそもそも出せない 【解説】 好きなもの・こと:比叡の作った会席料理、カラーレンズ 苦手なもの・こと:乾パン、素手ケンカ 一人称 :私 趣味 :カラオケ 特技 :ニンジャ奥義(偽) 金剛型の末っ子。だが榛名とは双子の様なもの。 トモダチ力が高過ぎると言われ、マスクで素顔を隠している 忍者の格好をしているがコスプレである。 顔が良い。非常に良い。 【聖杯への願い】 帰還 【方針】 ヒトとは戦いたく無い。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5436.html
前ページ次ページときめき☆ぜろのけ女学園 ルイズのもののけ女学園転入から一夜明けて、 「おはよー、ルイズー。具合大丈夫ー?」 襖を開けてルイズを迎えにきたキリの目の前では、 「お風呂に入ってきたんだから、もう垢なんて溜まってないわよー!!」 「だっておいちい味がする」 ルイズと彼女に馬乗りになったペロが押し問答をしていた。 「ペロ! 何やってんのー!!」 「キ……、キリっ! あー、助けてえっ!」 慌ててペロを引き剥がすキリ。げんなりした表情で乱れた髪を整えているルイズに向かって、 「まさか1晩中こんな事してたの?」 「……この顔見ればわかるでしょ……」 「ペロ!」 「だって……、人間なんて滅多に味わえないんだもん」 「は? 人間?」 「なっ、ななななな何言ってるのよ!! 私は西洋妖怪ハッグで……」 「だって、ほら」 ペロの言葉をしどろもどろになりつつ否定するルイズだったが、ペロはルイズの上着の裾をめくり上げる。 「ね」 「おへそが……」 露出されたルイズの腹部を見て呆然としているキリに、ルイズは冷や汗を垂らしつつ質問する。 「な……、何、何がよ? 私のおへそ、何かおかしいの?」 「ルイズ……、妖怪は母親から生まれてくるわけじゃないから、おへそなんて無いんだよ」 『つまりおへそがあるのは人間の証拠』 そう言って上着をめくり上げ着物をはだけさせた2人の腹部は、見事なまでにつるりとしていた。 「(お……、お腹がのっぺらぼう! ……っていうか、人間だってバレちゃったじゃないの! どうしよう……)ち……、違うのよ。こ……、これ……、これは……、おへそじゃなくて私のおちょぼ口……なのよ」 そう言いつくろいつつ自身の腹部を揉むルイズだったが、 (何で私って、勢いだけでものを言ってしまうのかしら……) とまたも冷や汗をかく羽目になるのだった。 案の定キリは疑惑の視線でルイズの口を指差し、 「じゃあこれは何? 口じゃないの?」 「これは……、け……、毛穴……」 3人の間に今までで最大の沈黙が流れる。 (何、毛穴って! 何、毛穴って!! 何、毛穴って!!!) 「………」 ペロはおもむろに懐から飴玉を取り出すと、ルイズのへそに押しつけてきた。 「ほらおいちい飴。食べて食べて」 「ひゃはは、やだっ、くすぐった……い、駄目、やめてっ、やめてってば、あははははっ、ひゃはは、……私っ、おへそは弱いのよ!!」 「へそ?」 「あ……」 まずい事を言ってしまった事を悟ったルイズは、咄嗟に窓に向かい手すりに足をかける。 「ルイズ!! 何してんの!! 危ないってば!!」 「お願い! 助けて! 食べないで、殺さないで!!」 「そんな事しないよ」 「嘘!」 「ほんと!! 確かに人間に悪さしたがる妖怪の方が多いよ。でも私は違うよ、人間が好きだよ。……私ね、妖怪になる前は普通の猫だったの。凄く可愛がってもらってた。おばあちゃんが亡くなったのにも気付かずに、おばあちゃんの帰りをずーっとずーっと待っちゃうくらいおばあちゃんが大好きだったの。……待ちすぎて妖怪になっちゃったけどね」 キリはルイズの背中に顔を寄せて自身の思いをルイズに伝える。 「……だから私は人間に悪さしたりしないよ。ルイズが人間だって事みんなに内緒にするの手伝うし、ルイズの友達になりたいよ」 「私……っ、自分がどうしてここに来ちゃったのかわからないのよ……。キリと友達になれるのはうれしいけど、でも楽員に帰りたい。家では姉様達も待ってるの。お願い、キリ! どうやったら帰れるのか教えて!!」 「えー、そんなの私もわかんないよ」 「そんなあっさり!!」 「人間の世界との行き来は力の強い大人の妖怪しかできないんだよ。ルイズみたくたまたま紛れ込んじゃう事もあるみたいだけど。まあ、たまたま紛れ込んじゃったなら、いつかたまたま帰れるんじゃない?」 「たまたま……、そんな……。……って事は、私は当面はこっちで生活しなくちゃいけないって事なのよね……」 「ルイズ……」 がっくりくずおれるルイズだったが毅然と顔を上げ、 「うん……、わかったわ……。仕方ないわね、うじうじしていても学生生活が勿体無いわ! 私はここで西洋妖怪ハッグとして学園生活を送ってみせるわ! 恋も! 遊びも! 勉強も! そしていつかたまたま帰るわよ!!」 先程の態度から一転、奮起したルイズにキリ・ペロは感心の視線を送る。 「ねえキリ、私こっちで上手くやっていけるかしら?」 「人間だってバレないよう、おへそは隠さなくちゃね。ペロもルイズが人間だってみんなに言ったら駄目だよ、大変だから。内緒にできるよね?」 「……1日1舐めで手を打とう」 「ペロ!!」 ペロの取引とも思える提案に声を荒げたキリだったが当のルイズは、 「……いいわよ、1舐めくらいなら。ほら……、無条件より条件がある方が安心できるから」 「1舐め……」 その言葉に気をよくしたようで、ペロは胸を超えるほどに舌を伸ばした。 「それ舌伸ばしすぎよ!! ……あ、そうだわ」 そこでふと思いついたようにルイズは、 「1つ気になったんだけど、妊娠とか出産が無いからおへそが無いのよね? じゃあ胸とかは……」 「乳首はあるよ」 「わあっ!」 キリはルイズの質問にあっさり上着を大きくめくって見せ、ルイズを狼狽させた。 「だってあった方が気持ちいいでしょ」 「えーっ!?」 さらにはペロに胸を舐めさせて笑みを浮かべている。キリの言葉はさらにエスカレートし、 「下のお口もちゃんとあるし」 「し……、下のお口!? 可愛い顔して下のお口って言った!?」 「あっ、そうそう、気をつけてね」 キリはルイズの服の胸元に手をかけて、 「下のお口同士でキスすると、ルイズもその相手と同じ種の妖怪になっちゃうから」 「わ……、私が妖怪に……!? っていうか、下のお口でキス……!?」 「私はルイズも猫又になったら嬉しいなー」 「ななななな、えええええ!?」 もののけ女学生のノリについていけるか先行き不安ながらも、ルイズの新たな学園生活はスタートした。 前ページ次ページときめき☆ぜろのけ女学園
https://w.atwiki.jp/14sure74/pages/220.html
「とりあえず、お前らが何者かは分かった。 何故私のことを知っているのかは、腑に落ちん所もあるが分かった。」 「は、はい・・・。」 はたかれたおでこを撫でながらキリオスが頷くのを感じた。 キリオスのおでこの具合がふと気になったが、私は話題を進めることにした。 「次は、何故お前らが人攫いに捕まってたのかだ。 アイツらの狙いがカナンの力ならば、攫って連れ回すより力づくで従わせた方が早いはずだ。」 「それはきっと、彼らが人から頼まれたから、だと思います。」 「心当たりがあるのか?」 「僕達は実は、2年ほど前にある商家のもとから抜け出し、逃げている最中なんです。」 「・・・アイツらはお前らを連れ戻すよう、家主に依頼されたということか。」 大きく一度首を縦に振って頷くキリオスの様子が感じられた。 キリオスは首を振り終えるとすぐに口を開く。 「カナンが声や音を失ったのは、道中、追手に捕まりそうになる度に祈ったからです。 彼女を守るためにと思って逃げ出したのに、結局僕は彼女に守られていたのです・・・。」 「・・・そうか。」 キリオスの声から、自らの力のなさに対する怒りと悔しさを感じ、私はつい同情してしまった。 (って、何故私は同情しているんだ? 他の生き物を守ることなど、私には関係ないことだ。) 私は気持ちを切り替えようと溜め息をついてみる。 しかし、何故か胸の奥につっかえる物を感じた。 再び溜め息を付いてみても、それは一向に消える気配がなく、私は無性に腹立たしくなった。 (・・・関係ないことの、はずだっ!) 身体の中にある全てを無理矢理吐き出すようなつもりで、私は大きな咳払いをした。 そのあまりの大きな咳払いに驚いたのか、カナンの身体が大きく撥ねるのを感じ、何故か慌てた私はカナンの頭を軽く撫でる。 カナンの息遣いが落ち着くのを感じた私は、安堵の溜め息をつきつつ、キリオスに話し掛けた。 「先を急ぐぞ。」 「・・・えっ?」 「カナンコイツの言う”カミサマ”とやらに守られていたお前らを2年も追い回してたんだ、アレで終わりと言うはずはない。」 「じゃっ! じゃあっ! イスラさん・・・っ!」 姿など見えずとも、瞳を爛々とらんらんと輝かせて私を見ているキリオスの様子がよく分かる。 私は首を縦に振りそうになる衝動に駆られるのを感じつつも、口を開いた。 「勘違いするな。 私は巻き込まれたくないだけだ。」 「そ、そんなっ・・・!」 今にも泣きだしそうな情けない声を上げてキリオスは絶句する。 心を鷲掴みにされそのまま引き抜かれるような罪悪感を感じ、今からでも訂正をしたい衝動が全身を駆け巡るが、それを無理矢理押し殺して私は言葉を続けた。 「こ、この先の町で腕の立つ護衛を雇ってやるっ! それでいいだろっ!」 再びカナンに宥められる前に、私はカナンを少し強引に引き剥がす。 そして、再び自らが原因不明の衝動に駆られることのないよう、すぐにカナンの両肩と両腿の後ろに手を回して抱き上げた。 一瞬の内に様々な出来事に晒されたせいか、カナンは呆然としていた。 だがすぐに私の腕の中に居ることを悟ったのか、小さく溜め息を付くと、ゆっくりと身体の力を抜いた。 カナンの体重を両腕に感じるのを確かめた私は、同じく呆然としているキリオスに声を掛けた。 「さっさと来い。 置いてくぞ。」 私はわざと早歩きで歩き出した。 「へっ!? あ、ちょっ! ま、待ってくださぁいっ!」 慌てて私の隣まで駆け寄って来るキリオスの足音を聞き、私は心の中で溜め息をつきつつ歩く歩幅を合わせた。 ~~~~ あれから暫く、私はキリオスと黙々と歩き続けていた。 サングラスの隙間から入り込む光の強さと、冷えた空気が暖められた時の湿っぽい匂いが、夜明けを知らせてくれた頃だった。 「あ、あの・・・。」 申し訳なさそうに、キリオスが私に話しかけてきた。 「なんだ?」 「この先の町って・・・何処のことなのでしょう?」 「何処のこと、だと?」 「は、はい。 僕が知っている限りだと、この道の先にある町までは、後20日ぐらいは歩き続けないといけないぐらいの距離があるのですが・・・。」 「なっ!?」 私は思わず驚愕の声を漏らしてしまい、慌てて口を閉ざした。 私はこの渓谷を抜けた先にあるという町を目指していたつもりだ。 だがしかし、私が聞いた話では、渓谷を5日ぐらい歩けばつくはずだった。 「はっ、20日・・・だと?」 (どういうことだっ!? 情報が間違っていたのかっ!?) 私は真相を突き止めるべく、キリオスの話を聞くことにした。 「その、僕達が歩き始めてすぐに、道が二手に分かれていましたよね?」 「あ、ああ。」 「右の道を行けば、渓谷を掠めるように抜けて4日ぐらいで町に入れたのですが・・・。」 「なっ!? なん、だと・・・っ!?」 私は衝撃の事実に絶句してしまった。 キリオスは私の絶句になにか不穏な空気を感じ取ったのか、恐る恐る問い掛けてきた。 「あ、あの・・・イスラ・・・さん?」 「っ!?」 突然話しかけられ、思わず悲鳴を出してしまいそうになった私は、慌てて咳払いをして取り繕った。 「こっ、この先の町で、いいんだっ。」 「えっ?」 「考えてもみろ。 お前らを狙う家主は恐らく、捕獲に失敗したことを知っているはずだ。 となれば、失敗した場所近くの町から、次の刺客を送り込んでくるかもしれないだろっ。」 「な、なるほど・・・。」 「そういうことだ、先を急ぐぞっ。」 私はわざと歩く速度を速めた。 キリオスが慌てて歩く速度を合わせてくるのを感じながら、私は小さく溜め息をついた。 (私としたことが、焦りすぎたか・・・ッ! これだから、『人間』と関わるのは・・・。) 途中で背中に背負うことにしたカナンを軽く背負いなおし、私は再び小さな溜め息をつく。 (カナンコイツ、呆れるほど気持ち良く寝ているな・・・。) カナンの小さく規則正しい息遣いに、私はふと安堵する。 しかしその理由が良く分からず、もどかしさを感じていた時だった。 「あ、あの。」 キリオスがなにかに気付いたような声音で話しかけてきた。 「なんだ?」 「もしかしてカナン、眠っています?」 「なにを言っている、数時間前からずっと寝ているぞ?」 「や、やっぱり、眠っていたんですね・・・!」 キリオスの声が驚愕と歓喜に震えている感じがして、私は問い掛けた。 「何故驚いている?」 「5年ほど前からずっと、カナンが眠っている所を僕は見たことがなかったもので・・・。」 キリオスは大きく溜め息をつくと、言葉を続けた。 「やっぱり、カナンを救うことが出来るのは、貴女しか居ませんっ! どうか、お願いしますっ! ・・・僕の代わりに彼女をっ!」 当然断るつもりだったが、私はその言葉を口にすることが出来なかった。 頭を下げるキリオスの握り拳が小さく震えているのが感じられ、何故か他人事のように思えなかったからだ。 (何故迷う? 何故途惑う? 答えなど・・・決まっているだろうっ!?) 私が押し黙っていると、キリオスはゆっくりと身体の力を抜きながら顔を上げ、口を開いた。 「やっぱりダメ・・・ですか?」 「・・・あ、ああ。」 「そうですか・・・。」 キリオスは本当に残念そうに溜め息をついて、言葉を続ける。 「・・・聞き流してくれて構いません。」 そう言ってキリオスが歩き始めたのに合わせ、私も歩き出す。 「6年ほど前、僕達は孤児になりました。 旅先で立ち寄った町が盗賊の襲撃に遭って、それに巻き込まれたのです。」 よくある話だと、私は思った。 「なんとか生き残った僕達を待っていたのは、夜露を凌ぐ場所を見つけることさえ難しい、酷い生活でした。」 この星は、『子供』が2人だけで生きて行けるほど生易しい場所ではない、当然の事態と私はそう思った。 「カナンには楽をさせてやりたいと、僕は朝から晩まで仕事を求めて走り回りました。 ですが、やはり生活は苦しくて・・・。」 キリオスは一度呼吸を整えてから続きを話す。 「少ない手持ちと稼ぎとで持ちこたえるのも、1年が限界でした。 カナンに不思議な力が宿ったのは、丁度その頃です。」 差し詰め、奇蹟が起きたと言った所か、と私は思った。 「ある日、夜遅くに僕がカナンのもとへ帰ると、カナンが興奮した様子で駆け寄ってきたのです。 その手には、今まで見たこともないぐらい沢山の食べ物が詰まった袋を握っていました。 どうしたのかと尋ねると、『時計を無くしたって言ってるおばちゃんが居たからね、見つかるようにって”カミサマ”にお願いしたら、”カミサマ”が落ちてる所を教えてくれたんだっ。 拾って届けたら、お礼に沢山の食べ物をくれたのっ。』と、とても嬉しそうに話してくれました。 ですが僕には信じられませんでした。 そんなことが、本当にできるのか。 カナンに問い詰めました。」 当然の行動だ、私も問い詰めるだろう。 「すると、カナンは近いうちに棄てるつもりだったボロボロな僕の靴を取り出すと、少しの間目を閉じました。 その直後、瞬時にして手に持っていた靴が新品のソレと変わらぬ物になっていたのです。 カナンは得意気な笑顔で僕にその靴を渡してくれました。」 キリオスの視線が一瞬だけ足元に落ちるのを感じた。 「それでも、僕は信じられませんでした。 ですが、彼女は”カミサマ”に僕の靴を壊れない物にして欲しいと頼み、実際にその願いが叶いました。 僕は、彼女に不思議な力が宿ったことを信じざるを得なかったのです。」 確かに、目の前で見せられれば信じざるを得ないか、と私は思った。 「『これで、お兄ちゃんも楽できるね。』と、カナンは笑いました。 その時の笑顔は、今でも脳裏に焼きついています・・・。」 キリオスが軽く鼻先をこするのを感じた。 「商家の人に出会ったのはそれからすぐのことでした。 彼女に時計を見つけてもらった人が、彼女のことを覚えていたのです。 あの人は、僕達を家事手伝いとして雇ってくれました。 これでカナンに苦しい思いをさせなくて済む、僕は嬉しくて飛び跳ねました。 ですが・・・。」 キリオスが俯くのを感じた。 「あの人の目的は、カナンの不思議な力でした。 あの人に連日のように頼まれ、それでもカナンは嫌な顔1つせず”カミサマ”へお願いをしました。 その光景に僕は、得体の知れない不安を抱えながらも、ただ黙って見守るしかありませんでした。 僕があの場に居られたのは不思議な力のおかげなのですから・・・。 僕の不安はそう、それから3年ほど経ったある日に現実のものになりました。」 キリオスは軽く咳払いをすると言葉を続けた。 「・・・僕は今、16歳でカナンは今、15歳なのです。」 (そうなのか・・・って。) 「な、なんだとぉっ!?」 私は思わず大声を出してしまい、慌てて口を閉ざす。 そして、カナンが起きていないかを確認し、彼女が起きていないことに安堵の溜め息を漏らした。 「・・・冗談か?」 「信じられませんが、事実なんです。 僕が彼女の異変に気付いたのは、彼女があれから3年間、殆ど成長をしていなかったからなのです。」 「なっ・・・。」 「なまじ、毎日会っていたから、中々気付けなかったのでしょう。 僕は慌ててカナンを問い詰めました。 ですが、どれだけしつこく迫っても、彼女は笑顔のまま『大丈夫。』としか答えてくれなくて・・・。 殴りました。 僕はその時、生まれて初めて、この世にたった一人しかいない大切な妹を、殴りました。」 今でも殴ってしまったことを気にやんでいるのだろう、キリオスの声が震えていた。 「『ごめんなさい。』と、カナンは泣きながら何度も僕に謝りました。そして、僕に全てを話してくれました・・・。 『”カミサマ”にお願いを聞いてもらうには、私が持っているなにかを、お供え物として捧げないとダメだったの。』 ・・・絶句しました。 カナンは僕にそのことを悟られまいと、目に見えにくい所、言うならば”自分の将来”を削っていたのです・・・っ!」 私は返す言葉に迷っていた。 今、キリオスが感じている物がなんであるか、私にはよく分かる気がしてならない。 しかし、具体的にそれがなんなのか、言葉にすることが出来なかったからだ。 「それから後は、先ほども話した通りです。 カナンを連れあの人の所を飛び出したはいい物の・・・。」 「・・・結局は”カミサマ”頼みだった、か。」 「・・・・・・はい。」 キリオスは小さくそう答えると、押し黙ってしまった。 「・・・私にどうしろと?」 「えっ?」 気が付くと、私は問い掛けていた。 「お前は、私にカナンコイツを救ってくれと頼んだ、私にしか頼めないと言った。 どうして、私なんだ?」 「・・・貴女の目で、彼女を視て欲しいのです。」 「なっ・・・!?」 私は思わず立ち止まってしまった。 私の目には、映った生き物にこれから起こり得る未来が、私の頭の中に勝手に映像化されるという厄介な能力がある。 更に厄介なことに、私は翠玉エメラルドという名前以外、この能力のことで記憶していることがない。 それ故に、私は自ら目を閉ざして光をとめた。 瞼の裏にある、色彩のない世界へと身をおいた。 加えて言えば、それだけでは陽の光を防ぎきることが出来なかったから、遮光性の強いサングラスもかけた。 「それも、”カミサマ”とやらに?」 「はい。 その目で、カナンを・・・。 カナンの、未来を視てくださいっ。 そして、カナンが救われる方法を、見つけてくださいっ!」 「・・・断る。」 私が一言で断ると、キリオスはそのまま押し黙った。 (私の目で、カナンコイツを救う方法を見つけられるだと? ・・・買いかぶりすぎだっ。) 私は断る理由としてそう理由付けをしていたが、何故かモヤモヤした物が心の中に渦巻いていた。 (・・・買いかぶり、すぎだっ!) 私はもう一度、怒鳴るように自分の心に言い聞かせた。 酷く悔しく腹立たしく悲しい気分になったが、私は強引に胸の奥底へ押し込んで先を急ぐことにした。 #03へ #05へ ACT-02へ
https://w.atwiki.jp/bamboo-couple/pages/93.html
605 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:2008/01/19(土) 21 04 50 ID PY700KMq コジローって痴漢冤罪に引っ掛かりそうw 606 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/19(土) 21 05 54 ID DzXc2wsw 605 基本電車に乗らん人なのにどこで痴漢と間違われるんですか 607 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/19(土) 21 08 17 ID ayhdSk2E コジローが覗きとかで捕まってもきりのんはすぐに冤罪だと気付きそうだ 盗撮だったら自分がかんでてフォローできんかもしれんが 608 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/19(土) 21 33 05 ID Xp3Xvj9P 606 まさかのインテグラ盗難 もちろん保険なんかかけてるわきゃねえので 貧乏が極貧くらいになったコジロー、この歳にしてチャリ通を余儀なくされる でも雨の日には先生と電車で鉢合わせる事が多くてきりのんはほっくほく そんな日に起こった事件です 609 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:2008/01/19(土) 21 40 09 ID BhY50bsv 605 コジロー車持ってて運が良かったなw 想像できるw jk「この人痴漢です!」 コジロー「え!?」 610 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/19(土) 21 47 09 ID IfEDV+qO 置換冤罪なんて女子高生の一言でなる… 606 プレイ中に 612 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/19(土) 21 51 12 ID 7GUaBfsQ 609 キリノ「せ、先生はあたしが毎日すっきりさせてるからそんなことしないよ!」 と助け舟なのかトドメなのかよく分からない嘘をつくきりのん 613 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[age] 投稿日:2008/01/19(土) 21 53 21 ID BhY50bsv コジローが痴漢冤罪に巻き込まれた際の各キャラの対応が気になるw タマ→あなた誰ですか?(無視) ミヤミヤ→いつかはやると(ry サヤ→うわぁ・・・私らの事も キリノ→先生信じてたのに ダン→溜まってたの? 先輩→お前とは絶好だ!お前なんかに負けたなんて恥ずかしい 中田→そこまで堕ちてたなんて・・・ 616 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/19(土) 22 08 55 ID gFXsX3d4 ああいうのって中学生とかくらいまでじゃないの たまたま居合わせたのでフォローするきりのん キリノ「ちょ、ちょっとぉ~この人、一応うちの先生なんだけど?」 コジロー「き、キリノぉ~~」 jkその1「ん?誰アンタ?…てゆーか関係ないし」 jkその2「いちいち首突っ込まないでよオバサン」 キリノ「お、オバ(怒 …ふぅ。いいかいあんた達ちょっとお聞きよ」 jkその1「だから、いいし別に」 jkその2「お金くれたら許してあげるよ、100万くらい」 キリノ「そう、お金!…あんた達、割り箸に醤油つけて食べた事ある?」 jkその1「ハァ?きもいし」 jkその2「何コイツ、うぜー、行こ?」 (がしっ) キリノ「まぁまぁお待ちでないかい?」 jkその1「うげっ、手ーのびた!?」 jkその2「ちょ、離してって!」 キリノ「いい、この人はねぇ…お金なくてね…ビンボでねぇ… 生徒にはたかるわ 弁当持って来ないといじけるわ たまに景気悪くて中身に手抜いたらこれまたいじけるわ」 コジロー「あ、あのー、キリノさん?」 キリノ「しまいにはこないだなんか竹刀を割って食べようとしてたんだよ? わかる?竹刀ってあたしの背負ってるこれだよこれ? こんなもの人間の食べられる物じゃないでしょ? そんなハラペコ星人があんた達のお尻触る余裕なんてあると思う?」 jkその1「は、はい、無いっす」 jkその2「あたしらが悪かったっす」 キリノ「…いや!まだまだだね。 おまけにしょっちゅう『あの色の雑草って食っても平気かな』とか 『革靴って煮込めば牛皮に戻って食べられそうだよな』とか 聞かされる方の身にもなってだねぇ…」 コジロー「キリノ!」 キリノ「もぉ、なんすかコジロー先生、これからがいいとこなのに」 コジロー「もう…俺チカンでも何でもいいから、その位にしといてくれ…」 キリノ「はにゃ?」 617 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/19(土) 22 10 06 ID zFP0tVdS こんな電波受信した 自称被害者と鉄道警察に詰め寄るキリノ。 キ「コジロー先生が痴漢なんかしませんよー」 鉄「そんなこと言ってもこの子が確かに触ったって」 被「そうです、確かにこの人が触ったんです……ていうかあなた誰?」 キ「たまたま居合わせたこの人の保護者です!」 コ「いや待て、俺の方が保護者だろ、教師と生徒なんだし」 被「ちょっと聞きました!きっとこの子この男の彼女ですよ!だから必死にこの男をかばってるんですよ! 生徒に手を出すような教師だからふしだらなことを私にしたんです!!」 キ「いやいやいや、だからですねぇ、この枯れた人がそんなこと女の子にするわけないんですって。 だってあたしが部活終わったあとシャワー浴びてバスタオル一枚だった時もちらりとも見なかったんですよ」 鉄「……君は部活が終わったらいつもバスタオル一枚で出歩いてるのかね」 キ「あ、そんなはしたないこといつもしてるわけじゃないですよ! ただ、シャワー浴びてたらなんか携帯が鳴って、あたし一人だから大丈夫かな~と思ったら 先生がいつの間にかいてびっくりして」 コ「びっくりしたのはこっちのほうだっつうの。というかお前ああいう無防備な状況に 男が来たら普通に電話の受け答え続けたりせず逃げるなり隠れるなりしろよ!」 キ「そりゃ普通の男の人が来たらあたしだって隠れますよ~。 でもコジロー先生はそんなひどいこと絶対にしない人だってわかってますし。 事実先生ちらりともこっち見ませんでしたし」 コ「だからそういう危機感のなさが」 被「……もういいです」 コ「は?」 被「馬鹿馬鹿しくなってきました。もう帰ります」 けっ、と言葉を残すと自称被害者の女子高生は呆気にとられた3人を残し鉄道警察詰め所を後にする。 コ「じゃあ、その、俺も帰っていいんですかね?」 鉄「帰っていいんじゃないの?けっ」 キ「なんであの人たち最後ちょっとむかついた顔してたんですかね~」 コ「俺にもさっぱりわからん」 二人は同じように首をひねりながら鉄道警察詰め所を後にしましたとさ
https://w.atwiki.jp/aorub04bh239bnow/pages/136.html
開幕 時の流れの中で、いつしか名を失った島…ロレンソとキリは、岸に船を付け夜闇に包まれた島に上陸した。 ロレンソ: ここが『名も無き島』か… 不思議な場所だな。 それに夜だというのに こんなにも明るい… スイキョウ: 『真なる星落とし』の儀式が 佳境に入っておるということじゃよ。 ふぉふぉふぉ。 キリ: 何やつ! @スイキョウ、現れる スイキョウ: よっしゃよっしゃ。 ロレンソ: あなたはあの時の仙人… スイキョウ: ようこの地まで来たな、ロレンソよ。 鬼哭の面を使った 星落としの儀式は最終段階に入った。 残された時間は後わずか。 急いだ方が良いじゃろうて。 ロレンソ: …あなたは 相変わらずの傍観ですか? スイキョウ: わしのような浮世を捨てた者が 直接この件に関わるのは どうかと思うからな、ふぉふぉふぉ。 キリ: …急ぎましょう、ロレンソ殿。 どこで儀式が行われているのか、 探さねばなりません。 きっとムウもそこに… ロレンソ: そうだな… では失礼させてもらいますよ、 さようなら。 スイキョウ: ふぉふぉふぉ。 随分嫌われてしもたようじゃな… @ロレンソ、去る スイキョウ: ………… そこに潜んでいるお前さん、 そろそろ出てきたらどうじゃ? サンジ: へへ、俺の気配に気付くたァ、 なかなか食えねェじいさんだね。 スイキョウ: 幕府に命ぜられて 『星落とし』の力を奪いに来たか。 ただ、もうその気は無いようじゃが? サンジ: へへ… お見通しってわけですかい。 サンジ: あんなに情熱的な 異人さん達の姿を見ちまったらねェ。 あっしみたいなドブネズミだって、 感ずる所があるってモンでさぁ。 サンジ: …こうなった以上、 戦いの顛末を見届けンのが 今のあっしにできる唯一の事だ。 最後まで、しっかり見届けやすよ。 スイキョウ: …良いものじゃな、 人の身であるという事も。 その小さき心の有りようも、 今となっては愛しく感じるわい。 スイキョウ: …ひょ? サンジ: どうしたんだい、じいさん? スイキョウ: いやいや、今また一人、 この島にたどり着いたようじゃ。 役者は揃ったというわけじゃな。 ふぉふぉふぉ。 彼の島の 名無しと人の 夕暮れは 上無き天に 糠星ぞ照る 千秋楽 神無島 西の穿ち ガモン: やはり来たか、ロレンソよ。 ロレンソ: お前はガモン! なぜここに!? ガモン: ぐふふ… わしの情報力をなめるでない。 幾つかの古文書を紐解けば、 この島の存在が書かれておるわ。 ガモン: …どうやらこの島のいずこかに 黒巫女はおるようだな? ロレンソ: 星落としの力… まだ狙っているのか? ガモン: 無論だ。 あれは変革者たる わしこそが持つべき回天の力! 変革に犠牲は付きもの! そうやって歴史は動いてきたのだ! ロレンソ: まだ、そんな事を…! …時間がない、問答は無用だ。 行くぞッ! ガモン: ぐふぅ… わ、わしの負けだというのか? 和国の新しき時代を望む このわしに正義が無いというのか? ガモン: 答えろロレンソ! わしのどこに否があるというのだ!? ロレンソ: 多くの犠牲を厭わない お前の改革とやらに正義は無い… ただそれだけの事だ。 キリ: 時間がありません… ロレンソ殿、行きましょう。 ロレンソ: ああ。 …さらばだ、ガモン。 @ロレンソ、去る ガモン: …ならばロレンソよ! わしの代わりに、お主が変革者たれ! 黒巫女を倒し、幕府を倒し、 和国に光をもたらしてくれぇーい! 南の絶え 森の抜け、海辺へ出た所で幻魔と刃を交える女剣士を目にした。女は幻魔を一刀両断すると、ゆっくりとロレンソの方を向いた… イサミ: おう、久しぶりじゃの! ロレンソではないか! ロレンソ: イサミさん… ど、どうしてこんな場所に!? イサミ: いやぁ~、それがのう。 火の国まで、あのくノ一を 負った所までは覚えとるんじゃが… 頭に血が上ってしもうてなぁ。 そこから先は記憶が曖昧なんじゃ。 イサミ: 確か、あの陰陽師を追いかけて ここに辿り着いたような覚えが… …ところでここはどこじゃ? ロレンソ: (なんという強運の持ち主なんだ…) キリ: ロレンソ殿、どうやらムウは この辺りにはいないようです。 先を急ぎま… イサミ: ! き、貴様は 鬼哭の面を盗んだくノ一! キリ: あなたは出雲神殿の… イサミ: やかましか! やかましか! やかましかぁ! ええい、今すぐにでも そっ首を叩き落してくれる! うらああ、ちぇすとォォォォーーッ! キリ: ………… @ロレンソ、イサミの攻撃を弾く ロレンソ: 待て、イサミさん! イサミ: なぜ止める!? イサミ: ふ、ふふ、そうか… おまんも裏切り者じゃったかぁ! ならば一緒に成敗してくれるわ! 喰ぅらえぇ! 天誅ぅぅーーーー! イサミ: なんということじゃ… ウチが裏切り者に負けるとは… 出雲の神さん達は… ウチを見捨てたもうたのかぁ~! ロレンソ: イサミさん… 頼むから落ち着いて聞いてくれ! もはや敵とか味方とか 言ってる場合じゃない! ロレンソ: 星落としはもうすぐ発動してしまう… 今すぐにも止めなくてはならない! そのためには キリさんの協力が必要なんだ! イサミ: ………… 神託に選ばれたおまんが そこまで言うなら仕方なか… 納得はせんが、信じてやる… キリ: …申し訳ありません。 イサミ: 勘違いするなよ! おまんを許したわけじゃなか! いずれその罪は償ってもらうきに、 覚悟しときや… イサミ: ! ロレンソ: どうしたんだ、イサミさん? イサミ: …団体さんが来おったようじゃな。 キリ: おそらく… シャダイの放った幻魔でしょう。 イサミ: ………… ここはウチに任せて おまんとくノ一は、ムウを捜せ。 ロレンソ: しかし、その傷では… イサミ: 時間が無いんじゃろうが! ウチを気遣っている場合か! 怪我してようと、 ザコ幻魔の群れごときに 遅れを取るウチではないきに! ロレンソ: 分かった… ハヅキさんも心配してるから、 早めに出雲に帰ってあげてくれよ。 …キリさん、行こう! イサミ: …くノ一! ロレンソを任せたぞ! キリ: 命に代えても。 イサミ殿もご無事で… @ロレンソ、去る イサミ: ふ、これが女の花道じゃ。 パアッと一花咲かせてやろうかの。 ハヅキ、ドウジ様、済まんな… …ちぃえええええぇぇーーーーー! 東の果て 耳の奥にいつまでも響くイサミの雄叫びに押されるように…ロレンソたちは北へ北へと走り続けた。追い風に乗って走ること数刻不意に、小柄な人影が立ち塞がった。 ミロク: …やはり会うたな、ロレンソ殿。 ロレンソ: ミロク様… やはりこの島にいらっしゃいましたか… ミロク: わしには判っておった… 黒巫女衆が抹殺された顛末も… それを知りながら、あの子を育て、 …そして星落としが起こってしまった。 ミロク: この上、さらに星が落ちるのであれば それはあの子を育てたわしの責任じゃ。 ミロク: ロレンソや… 老い先短いババたっての頼みじゃ。 ムウとの対決、譲ってはくれぬか? ロレンソ: ………… …悪いが断らせてもらいます。 あなたはムウと刺し違える気でしょう? ミロク: ! ロレンソ: 育ての親が子と争うのを 黙って見てるワケにもいきません。 それに、やはり、 ここは僕が行くのが筋でしょう。 ロレンソ: ヒミカさんとも約束したんです。 きっと、あなたを連れ戻すって。 ミロク: ………… しぇしぇ、しばらく見ぬ内に 言うようになったではにゃいか… ミロク: …ならば、その言葉に 実力が伴っているか見せてみよ! 千里眼のミロク… 本気で参るぞい! ミロク: えしぇしぇ… …まさか本気のわしに、 お前しゃんが勝ちおるとはのぅ… 今のお前しゃんになら ムウの事を任せてもよかろう… ロレンソ: …すみません。 ミロク: 謝ることはにゃい。 横槍を入れたのはわしの方じゃ。 行くがよい、ロレンソ殿。 ミロク: 行ってムウの頭に お前しゃんのゲンコツを 喰らわせてやるがいい。 わしの分も頼んだぞ。 ロレンソ: はい、任せてください! 北の極み キリ: …むっ? ロレンソ: どうした、キリさん。 キリ: この気配…… @画面、光る ロレンソ: こ、これは…!? 火焔幻魔、ヒノオロチか! キリ: しまった、罠です… ロレンソ殿、三方から囲まれました! シャダイ: ひゃっほ~ぅ、クズめらが! @シャダイ、現れる シャダイ: …まんまと麻呂の仕掛けた 『業火呪縛陣』に掛かりおったわ! このような光景を見ると 風流人の麻呂は、ついつい 一句詠んでしまいたくなる… シャダイ: 『バカどもめ 飛んで火に入る 夏の虫』 ひゃ~ほほほほうっ! キリ: シャダイ、姑息な真似を! シャダイ: おやおやおや、 裏切り者のキリではないかぇ。 何ゆえ、ムウ様を裏切ってまで、 このような凡愚についておるのやら。 キリ: 裏切ったわけではない! あの人を思うからこそ… 星落としを止めねばならないのだ! ロレンソ: キリさん… シャダイ: 低能な猿の言うことなど 麻呂にはさーっぱり理解出来ぬわ。 ムウ様の事を想っているのなら、 ムウ様の目的に協力すべきじゃろ? シャダイ: …もっとも、 鬼哭の面が手に入った以上 貴様などどうでもよいのじゃがな。 ひょーーーほほほほ。 ロレンソ: 哀れだな、シャダイよ… 自分の醜さに気づかないのか? シャダイ: ま、麻呂が醜いじゃとぅ!? ロレンソ: ああ、この陣が お前の醜さを物語っているぞ。 安全な場所に身を隠していないと 物を言うこともできないのか。 ロレンソ: 臆病者で、何の信条も持てない。 だから、ムウのような力を持つ者に 盲従することで自らの安心を得ようとする。 それがお前だ! シャダイ: き、貴様ァ… シャダイ: まあよい… 精々さえずるがいいでおじゃる。 これから業火に炙られて 焼け死ぬんじゃからなああ! うひょほほほほほ~っ! シャダイ: くきえぇぇぇっ! そ、そんな…馬鹿なぁ! 麻呂が、麻呂がァ 圧倒的に有利なはずだったのに… ロレンソ: 教えてもらおうか。 ムウはどこで儀式をしている? シャダイ: 麻呂を甘く見るでない! たとえこの命失われようとも、 ムウ様に対する忠誠が 揺るぐ事はないでおじゃる! ロレンソ: そうか… ならばその忠誠心、 見事に証明してみせるがいい! このロレンソ、 貴様のような邪悪を誅するに 一片の躊躇もないぞ! シャダイ: ひゃ、ひゃひぃぃぃ! 言います、言いますから 命だけはお助けを~っ! シャダイ: ムウ様は島の中央、 『星稜』と呼ばれる古の祭壇で 儀式を行ってまする~! ロレンソ: たいした忠誠もあったもんだ。 『星稜』… キリさん、行こう。 もう一刻の猶予もない! キリ: はい! @ロレンソ、去る シャダイ: …麻呂に背中を 見せるとは愚かなりっ! 貴様らには麻呂の全術力を込めた 超強力『怨霊招来』を食らわせてやる! ふはぁーっ、死ねぇ… メリー・ルー: メリー アルティメット スマーッシュ! @メリー、シャダイを殴る シャダイ: ぐはっ! @メリー、現れる メリー・ルー: 人のバックを狙っておいて、 自分のバックが隙だらけじゃ 世話ないデース。 メリー・ルー: ロレンソ… アナタのやり方で大切なモノ、 本当に守りきれるのか ルッキングさせてモライマース。 メリー・ルー: そして、そのジャスティスが 口先だけでないことを メリーに証明してクダサーイ。 星稜 島のほぼ中央にある、満天の星空に向かって伸びる祭壇。それはまるで天と地を結ぶ一筋の橋であった。ロレンソとキリは、とうとうその場所へと辿り着いた… ムウ: ………… ロレンソ: 何とか間に合ったようだな… 黒巫女ムウよ、 儀式を今すぐにやめるんだ! キリ: ムウ… もうやめましょう… 哀しみから生まれるのは やはり哀しみばかり… キリ: 鬼となり、世の哀しみを 一人で背負おうとするのは… もう…やめてください… ムウ: ………… 偽りの上に立つ世も、また偽り。 偽りが偽りを覆い、 まこと虚無なる今の世には、 絶えて一人の生者もおらぬ。 …うごめき、貪る影はみな屍ぞ。 ロレンソ: 確かにこの世界は 不正や悪徳に満ちている… そして、残念ながら それに身を浸してしまう 人間がいるのも事実だ。 …幕府による 黒巫女衆の悲劇の隠蔽もその一つ。 ロレンソ: もし、真実が表沙汰になっても 目を背けながら生きる人間は 幾らでもいるかもしれない。 自らの心の悪しき部分を 見つめるのは勇気がいることだから… ムウ: 我が求むるは穢れなき清浄… 仮初めの世も人も、 あさましく腐臭を放つのみ。 浄化の炎に灼きつくされ、 一握りの灰になってこそ美しい。 ロレンソ: それは違う! 僕は、この和国を旅して 多くの人々に出会った。 確かに偽りにまみれた者もいたが、 自らの真実と正義を信じて 前に進もうとする人間も数多く見てきた! ロレンソ: 全てを焼き尽くして終わりだなんて そんな単純なものではないはずだ! 僕は信じる… そういった真実の輝きに満ちた人々を! ムウ: ならば力をもって証を立てよ。 敵わぬのであれば、 全てを灰にするより他はない。 ロレンソ: 分かった… ならば見せよう… 僕の中にある真実と正義を! …鈍い光がムウの額を走った。甲高い音と共に『鬼哭の面』は二つに割れ、滑り落ちた乾いた音を立てた。 ムウ: ………… 異邦人殿… よくぞ証を立てましたね。 ロレンソ: あ、あなたが…黒巫女ムウ? ムウ: ええ…見事でした、異邦人殿。 人の真実と自らの想いを 信じ続けることが出来る強き魂、 しかと見届けさせてもらいましたよ。 ムウ: 神託を受けたのが あなたのような人でよかった。 キリ: ムウ…! ムウ: キリ… また会えるとは思わなかった。 あなたは優しい子。 最後まで私に付き合えるとは 思っていなかったから… ロレンソ: 星は…星はどうなったんだ? ムウ: ………… 星は虚空へと還りました。 ムウ: しかし再び、 生ける亡者が地に溢れる時… 夜空に輝く星たちが 哀れなる魂の欠片である事を 人々が忘れる時… ムウ: 今度こそ、星は天を下り、 全ては無へと還るでしょう… ロレンソ: ムウ!? ムウ: …さらば… 真実の輝きを持ちし異国の者… そして、我が妹キリ… もはや今生では… 会うことが…無いと信じます… ムウ: …異邦人殿… ヒミカと…ミロク様に… …どうか…伝えてください… …さようなら… …今までありがとうと… @ムウ、消える ロレンソ: ムウ… キリ: …ムウは… あの人は… どこへ消えたのでしょうか? ロレンソ: 分からない… しかし、ムウのあの素顔… 憎しみで星を落とそうとした者には とても見えなかった…。 ロレンソ: もしかしたら、 ムウは人の真実を知った上で 敢えて鬼哭の面を被ったのだろうか。 人に…その本当の輝きを教えるため… ロレンソ: もし再びムウが現れるとしたら… それは、人々がその輝きを 失った時なのだろう。 キリ: …ええ。 ロレンソ: …帰ったら、忙しくなりそうだな。 まず、ムウの残した言葉を ミロク様や、ハヅキさんや、 ドウジ様たちに伝えよう。 キリ: ………はい。 出来る限り多くの人に伝えます… 居なくなってしまった人達に 報いるためにも… ロレンソ: 和国もこれから 大変なことになりそうだ… 諸外国を牽制しつつ、 急いで星落としの混乱に 収集をつけることになるだろう。 僕にも手伝えることが あるといいんだが… ロレンソ: ………… キリさん… 僕は本国へ帰ったら 外交官を目指そうと思う。 少し時間はかかるかもしれないけど、 歩んでみたいんだ、父さんの行った道を… ロレンソ: そして、戻ってくるつもりだ… 父さんと母さんと… 僕が愛するこの和国へ。
https://w.atwiki.jp/bamboo-blade/pages/44.html
「しかしまあ、外山もえらく前膨らましてるじゃねーか。 このままだと部員がかわいそうだよな、部長さん」 怯えた目でキリノが背後の男を見上げる。 「お願い……もう許して。こんなところ先生に見られ、やぁ」 外山に髪の毛を引っ張られ、少女の哀願が止まる。 「ま、外山が怒るのもしょうがないよなぁ。 サヤはお前を守るためにヤられながら胸でご奉仕してくれたというのに、 部長のお前は先生先生と他人を頼ってばかり。 俺だって見ていて胸糞悪くなるぜ」 げらげらと嘲り、岩佐が力を失い床にへたっていたサヤの体を引き寄せる。 「さーて第7ラウンドと行こうかね。いや、第8ラウンドだっけな? ……ま、どうでもいいか」 「やめてよ、もうひどいこと止めてあげてよ!」 ふんと鼻を鳴らすと岩佐はキリノに見せ付けるように何も履いていない サヤの下半身をMの字に開く。 「おいおい、ひどい事なんてセリフ、こいつのひくついた穴見ても言えるのか? 早く入れてって涎たらしてる奴に、突っ込んでやらないほうがひどいだろ?」 「キリノ……見ないで……」 「お願い、止めてよ!」 「人の心配より、自分の心配したほうがよくね?」 肩を鷲掴みにしていた外山の手が、少しずつ体の表面をなぞる様に下降する。 「キリノに……手出しっひぁぁっ」 サヤの言葉はクリトリスを摘ままれる鋭い感覚でさえぎられた。 「イったばかりでこんなとこ摘まれるときついだろ? ……そうだな、少し休憩するか。賭けに負けたお前は、 友情より快感を取ったせいでダチが犯される所を、 じっくりと噛み締めるように眺めとくんだな」 「あぁ……ゴメ……ンね、キリノ…………」 目の前で外山に無理矢理立たされペニスバンドを外された親友に、 涙を流しながらサヤは詫びた。 「あたしは大丈夫だよ……大丈夫だから……サヤは泣かないで……」 「キリノ……」 涙にまみれたキリノの笑みに、岩佐は目を丸くする。 「あたしは……こんな奴らになんか屈服しないから…… だってどんな暴力でも……心までは汚せないから……」 しばらく間をおいてからくっくっくっ、と岩佐が喉を鳴らす。 「こんな時まで友人を元気付けてやろうってんだから、 たいしたもんだぜわが部長様は」 外山の腕はキリノの腰を十分にまさぐった後、そのまま彼女の前方へ伸び、 皺だらけになったシャツのボタンを外し始める。 「せっかくだから協力してやろうぜ外山。どんなに汚されても 屈服しない心とやらを、親友に見せる手伝いをな」 肌蹴たシャツの中へ、男の左手が進入する。 右手はスカートをたくし上げつつ細く引き締まった太腿を撫でまわす。 その蠢く指先が少しずつ粘膜に近づくたびに、キリノの体が恐怖に震えた。 「大丈夫……大丈夫……」 どこか遠くを見ながら耐えるキリノは、それでもサヤへと笑いかけていた。 「あたしは……大丈夫だからぁ……」 外山の指が、キリノの胸の頂点に触れた。 「ぁ……」 「お?感じたか」 「何を、馬鹿な……ぁ、ぁっ」 強がっていたキリノの声も、もう上擦るのを隠せない。 岩佐は顔を背けるサヤの顎を掴んで無理矢理キリノのほうを向けさせる。 「目ぇ反らしてんじゃねえよサヤ。かぶりつきで鑑賞しようぜ?」 そしてそんな彼女の眼前で、 ついに外山の指がキリノの下着越しに割れ目へ触れた。 「ふはあぁぁぁ」 「おーおー、下着の上からってのにいい声で鳴くじゃねーか。 淫乱の友達もやっぱり淫乱ってか?淫乱どうし引き合うのかねえ」 「そんな……ところ……触られたら……誰だって…… こえ……でぁ、あ、ああああぁぁっ」 「おいおい、屈服しない心はどうした? ヤり始めてから5分とたってないっツーの。 こりゃすっかり変態教師に仕込まれてるんじゃねーの? あーあ、サヤみたいに調教する楽しみがねーな、こりゃ」 「うるさい……コジ……せん……わるく、ひぃ、や、やああぁぁっ」 「おーおー、コジローの名前出すと外山さんが怖くなるねー。 もしかしてジェラシーって奴か?」 「おい岩佐。サヤつれてこっちへ来い」 「おっ、おう。なんだよ」 キリノの両腰をがっちりと掴んだまま壁際に移動する外山に、 サヤを引きずって付き従う岩佐。 「サヤの顔をこいつの股の下まで持って来い」 「……へ……へへ、お前も結構えぐいこと考えるじゃねーか」 外山がふらつくキリノの両足を開かせて壁に両手をつかせると、 岩佐は髪を掴んだサヤの頭をその下へ潜り込ませて上を向かせる。 「やだ……何するつもりよ!」 「親友が犯される様を特等席で眺めな。じゃ、外山ヤっちまえ」 「え……あ、やっ下着ずらしちゃいやぁっ」 尻たぶの割れ目に猛々しい物体の存在を感じ、 キリノは悲鳴を上げて腰をくねらせ逃れようとするが、 「痛いっ」 「あ、サヤ、ごめ!」 足元で転がされているサヤの顔を踏む危険性があるため激しく動くことができない。 そんな抵抗できないキリノを、外山の肉棒が無残に蹂躙する。 「あ、や、はいっって……」 「おーおー。友達の中に出入りする所を見上げるのはどうよサヤ」 「………………」 「だんまりかい。おお、すげーじゃん。外山が腰振ると上から ぽたぽたおつゆが落ちてくるぜ」 「や……そん…………なのっ……垂れて…………ないっ…… あっ……やだっ…………や………え?……いわっ……くん……なにを……」 携帯のカメラを向けながら、岩佐はニヤーと笑う。 「うん?いや、せっかくだからよお、 てめえのイき顔大好きな先生にも見せてやろうかと」 「いや……、駄目……っ、やめて…………やめてよ……やめておねがいいいぃぃっ」 「お、いいねえその悔しそうな顔。あーあー太腿なんざびしょ濡れじゃねーか。 これじゃコジロー悲しむぜぇ。俺じゃなくても男なら誰でもいいのかってな。 いや、むしろ教え子が変態に成長して喜ぶかもな。早速メールで送ってやろうか?」 「止めて止めて止めてえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇっ」 「ははは、どうした。屈服しないとか言ってたのはどうした?」 「う……あ、……やあああぁぁぁっ、……そんなに、うごかな……いでっ」 頬は高潮し、太腿から膝までてらてらと光らせたキリノに、 剣道部部長としての威厳など存在しなかった。 「外山。そろそろ止めを刺してやれ」 「うぁっ……やめ……やめてっ」 岩佐の声に呼応するように外山の腰のスピードが上がる。 「やだ……やぁ……やぁっ……やっ、やだっ、あっ、あああぁぁっ!」 キリノの体がびくびくと痙攣し、その下肢からびゅるっ、びゅるっと体液が迸り、 サヤの顔に降りかかる。 その体液を顔に塗りこませながら岩佐が聞いた。 「……どうだサヤ?友達のジュースの味は?」 二人の少女はもはや声を発する力さえなくし、魂を失ったかのように呆然としていた。 「あ、うああぁ、やめてよ、もうやめてよぉ」 「お、外山はまだイってなかったみたいだな。 キリノも部長なら部員に最後までやらせてやれよ」 「やだ、あたし、イ、イったばかりなのに」 「おら、サヤもいつまで呆けてやがる。 てめえがどかないと外山が思いっきり腰触れないだろうが」 岩佐がサヤをキリノと外山の股の下から引きずり出すと、 外山はさっきまでの腰使いが児戯だったかのような激しさで 館内に肉と肉がぶつかり合う音を響かせながら膣壁を抉り回す。 「ひ、や、イく、またイくっ、いやああぁぁぁっっ」 キリノの叫びが終わるのと、外山が彼女の中へ精を放つのはほぼ同時だった。 放心しながら床に座り、股間から精液をだらーと垂らす親友の姿に、 思わずサヤは声を詰まらせる。 「ひどいよ……外山君……これじゃキリノ…………妊娠しちゃうよ……」 と、いきなりサヤの髪の毛を掴む岩佐が彼女の頭をキリノのまたぐらへ突きつける。 「そんなにかわいそうだと思うならよぉ、吸い出してやれよ。 できるよなぁ、友達なんだから」 岩佐の言葉にサヤは愕然とする。 「あたしが……吸い出す……外山君の…………精液を?」 「そうさ。お前の大事な友達が妊娠しかけてるんだぜ。 ならお前が吸い出してやるべきだろ? お前のせいでキリノはこんな目に遭ったんだぜ」 「……そうだ……あたしが……キリノを…………」 ふらふらと吸い寄せられるようにサヤは親友の下半身へ顔を寄せる。 「サヤ……?」 「キリノ……ごめんね……あたしが全部……吸い出してあげるから……」 「駄目、汚いからっ……!」 「大丈夫だよ……あたし慣れてるから……何度も何度も飲まされたからさ…… もう、ジュースを飲むみたいに飲めるんだよ……」 「サヤ…………ぁ」 サヤの顔が太腿の間に沈み、じゅぶじゅぶと なにか粘り気のある液体を吸い上げる音が響き渡る。 「おうおう、さすがザーメン大好きなエロ女だな。 キリノの愛液混じってても啜る啜る。外山、キリノにも舐めさせてやれよ」 外山がキリノのポニーテールを掴むと、その頭をサヤの下半身へと無理矢理引っ張る。 「やめてよ!……キリノにそんなことさせないでよ……」 しかし、サヤの非難を制したのは他でもないキリノだった。 「いいんだよサヤ……これは……あたしの罰だから。 ずっとサヤが大変な目に遭ってっるのに気づけなかったあたしの罰だから」 「やっ……キリノ……そんなとこ、噛んじゃ駄目……」 「サヤのここ……真っ赤に腫れあがってかわいそう…… 何度ひどい事されたの……?大丈夫だよ…… あたしが舐めてひりひりするの治してあげるから……」 二人の少女が69の体形でお互いの股間を啜り合う姿に、 1度精を放った少年達のある一点に再度血液が集まり始める。 「おい……外山、まだまだヤるだろ?」 「ああ」 薄暗い笑みを浮かべながら外山は頷いた。 「じゃ、せっかくいい具合にレズってるとこ悪ーけどよぉ、 も一回こいつ着けてくれない?」 岩佐の手に握られていたのは、 先ほどまでキリノが身に着けていたペニスバンドだった。 またもや力づくでキリノを立ち上がらせ、 ふらついているその腰に禍々しいという形容詞がぴったりな 黒光りする物体を取り付ける。 岩佐も抵抗する気力のないサヤを立ち上がらせると、 向かい合った少女二人は少年達に強制されることもなく そのままお互いが倒れこむようにして抱き合い、唇を重ねた。 しかしサヤの背後から、岩佐が繋がりあう二人を引き離す。 「おーおーやけるねえ。じゃあキリノ、 お前の股につけた黒光りする竹刀を大好きな親友にぶちこんでやってくれよ」 岩佐はくるりとサヤの体を回転させると、 彼女の尻たぶを左右に割ってみせる。 「ほら、手伝ってやれよ、外山」 外山がキリノのディルドと腰に手を回し、その凶器をサヤの体にあてがう。 「え……いやっ、なにそれ?そこ違う違うそこじゃないっ」 「何のことだか分からないな」 「全くだぜ」 「……?なに、どうしたのサヤ?」 「なーに大丈夫だ。今まで散々慣らしてきたからなぁ」 「いや、ぃ……指以外お尻なんてむりだって、……ぁっ……はいっちゃ……」 後ろから肛門を親友に貫かれ、サヤが舌を突き出してぶるりと震える。 「やだ、サヤが嫌がってる!」 「なーに、すぐに涎を垂らして感じるようになるぜっ、と。 ほら、サヤはもっと腰浮かせろ」 「やだっ、2ほんとかっ……入らあぁぁっ」 「入ったじゃねえかこのド変態が」 「やだやだやだやだぁっ、キリノッ、動いちゃ駄目えぇぇ」 「ごめっ……でもあたしも……外山君に…… 入れられて……動きたく…………ないのに……ああぁぁ」 身悶えしながら繋がりあう二人の少女を、さらに両側から男達が挟み込む。 外山は背後からキリノを、岩佐は前からサヤを犯す。 「どうだ、後ろも前も気持ちいいだろう?」 「ああぁぁ……いいよぉ……お尻……いいよぉ…………」 「やぁ……サヤ、動いたら……クリ…………擦れて 中の……外山君のと……挟まれて……潰れちゃうよ…………」 「へへ、何がやだだ、中ヒクヒクさせやがってよぉ」 「やだっ、やだっ、キリノ、キリノ!」 「サヤッ、ごめん、腰が動いて、とまらな、いぁああぁっ」 「いいよ、キリノ、突いて、キリノがしたいように突いてえええぇぇぇぇっ」 「おら、女同士で盛り上がってんじゃねーよ」 「ああぁぁっ、イくのっ?イくのっ!友達に突かれてイくぅっ」 「あたしも、サヤ、サヤっ、挟まれてイっちゃうよぉぉっ」 「「いやあああああああぁぁぁぁぁぁぁっ」」 二人の少女の嬌声と痙攣が重なった時、武道館の扉が開いた。 「お前ら何やってんだっ!!」 「おい、二人とも。自分らが何やったのか分かってるのか?」 床の上で正座させられた二人の前で、腕を組んだコジローがカンカンに怒っていた。 二人がさして顔色も変えずに頷くのを見ると、コジローはさらに声を荒げる。 「だからへらへら笑ってんじゃねーよ。お前らちゃんと反省してんのか!」 「いやー、まあ一応反省するなら4人そろってからじゃないと」 「あ、噂をすれば。岩佐君、シャワー終わった?」 「ああ、外山もじき出てくるぞ。しかしうるさい怒鳴り声だな。 シャワー室の中まで聞こえたぞ」 「反省しろってさ」 「んじゃ外山君は置いといてとりあえず演出の岩佐君からどうぞ」 「最初お前ら私とか言った時点で少し萎えた。緊張しすぎだ」 「いやー、サヤに釣られてつい」 「あたしのせいにしないでよ!」 「ま、ちゃんと俺が途中で気づいて指摘してやったけどな」 胸を張って威張る岩佐に、キリノとサヤは仕方なく褒めているのが見え見えな口調で同意する。 「「はいはい、えらいえらい」」 「しかし、途中のキリノのアドリブ体当たりはやりすぎじゃないか?」 「え?なんかやったっけ?」 「扉に肩から体当たりしただろーが」 「ああ、すごい音したよね。痣とかになってない?」 頭をタオルで拭きながら出てきた外山を見ながらひそひそと話す。 「大丈夫だよ。あれ位しないと外山君乗ってくれそうになかったんだもん。 ……結局あのタックル効果なかったけど。ぶつかり損だよね」 「でも、あの後の俺が指示したアドリブは効果あったろ」 「あ、確かにあれは岩佐君の言ったとおり効果あったね。 コジロー先生の名前出したらようやく外山君」 眉をひくひく動かしながら様子を伺っていたコジローが割ってはいる。 「ちょっとお前らいいか。……何の反省してるんだ?」 「いや、先生が反省しろって言うから、レイプごっこの反省会を」 「そーいーう反省しろって言ってんじゃねー!ていうかレイプごっこなんか学校でするな!」 「なんかその言い方だと学校じゃなきゃしていいみたいなんですけど」 「学校じゃなきゃOK。というか最低武道館でやるなよ、見つかったら俺の責任じゃねーか」 「心配なのは自分のことだけですかい」 やれやれと呆れ顔のキリノに、コジローが突っ込む。 「何だその顔は。大体部長のくせにこんなことすんなよキリノ」 キリノは得意気な顔で人差し指を左右に振る。 「ふふ、分かってないですね……。部長だからこそのレイプごっこですよ」 「ふつーにしろ普通に!てかなんで『部長だからこそ』なんだよ!」 「いいですか先生、高校の部長っていうのは大抵Mって相場が決まってるんですよ」 「……とりあえずお前は全国の高校の部長に詫びろ謝れ土下座しろ。 なんだその滅茶苦茶な説は」 「いいですか?高校の部長なんて心身ともに多大な負担がかかるくせに、 見返りなんてちょっと内申が良くなる程度。 いい大学に入りたいなら勉強してた方がよっぽど手っ取り早いってもんです」 「そりゃ勉強のできるお前の極論だろう」 無視してキリノは続ける。 「そのくせに指導者にやる気がなかったり幽霊部員がいたり 暴力振るう部員がいたりするともう全然リスクとリターンが釣り合わないんですよ」 「サヤや岩佐と外山には耳が痛い話だな」 サヤは唇を尖らせる。 「コジロー先生、他人事みたいに言わない!」 「だからこそ、部長なんてやる人間は大抵Mって決まってるんです」 「百歩譲ってそうだとしても、家とかでひっそりとヤれよ!」 キリノはちょろっと外山を盗み見た。 「イヤーあたしもそう思ってたんですけどねー。 家じゃしてくれないんですよ。 ていうより外山君全然してくれないんですよS的なこと」 コジローは目を丸くした。 「へぇ、意外だな」 「というか色々ひどい事してくれるだろうという M的な計算があって外山君とつきあい始めたんですけど、 これが拍子抜けというか……むしろ後戯とか、優しい位なんですよね。 ベッドの中で髪とか撫でながら背中に手を回して抱いてくれて、安心するんですけど」 それを聞いたサヤと岩佐は眉を寄せる。 「なんか話聞いてると外山君いつもとキャラ違う……」 「正直きもいな」 「お前ら……後で覚えとけよ……」 「のろけじゃねーか」 阿保らしくなったのか、口をあんぐりと開けてコジローが声を出す。 しかしここでキリノは首を振る。 「普通の子からすりゃいい彼氏かもしれませんよ。普通の子からすれば。 でもあたし極度のMなんですよ?こう、求める物が違うというか。 した後とかも、外山君はまるでメス豚を見るような目であたしを見ながら タバコでもふかしてさっさと一人で家に帰っちゃう、 みたいな扱いをしてくれると信じていたのに、がっかりです」 「……いや、それはお前、キリノの方が異常だろ」 他2名もうんうんと頷く。 「そーだよね、キリノがおかしい」 「外山もかわいそうだな……」 「何で同情されなきゃならねーんだよ」 いたたまれなくなったのか外山が表情を歪めた。 しかしキリノがふふふと笑いながら追い討ちをかける。 「あ、でも今日のプレイであたしこつを掴んだからね」 「なんだよこつって」 コジローが聞き返すとキリノはにまーっと笑う。 「せんせーの名前。外山君がこれからちゃんとSなことしてくれなかったら、 またやってる最中に『こじろーせんせー』って言うからね。 言われたくなかったらちゃんとぶったりなじったりひどいことするように」 味を占めたMからの脅迫にコジローはますます外山を哀れむ。 恋人との情事の最中に他の男の名を呼ばれるなど、たまったもんじゃないだろう。 まあ名前を使われるコジローもたまったもんじゃないが。 「……お前らの関係、どっちがSか分かんないぞ。 つーかプレイのために俺の名前ダシにするのはやめれ」 「ま、そーいうわけで、普段優しい外山君に目覚めてもらうため、 サヤと岩佐君に協力して擬似レイプの場を作ってもらったんです。あたしが原案で」 「まあ俺が演出かな。で、外山が主演か?外山は台本見てねーけど」 「あたしはもちろん脚本。いやー、久しぶりにいいのが書けたっすよ」 元気よく手を上げるサヤに思わずコジローはため息を漏らす。 「何目を輝かせてるんだサヤ。『いいのが書けたっすよ』じゃねーだろ。 大体お前はおかしいよ。ミヤミヤの禁煙は注意しといてなんで乱交はゴーサインなんだよ」 「失敬な!乱交なんかしてませんよ。ちゃんとあたしと岩佐君、 キリノと外山君のカップルで別れてヤってましたもん」 「それは胸を張って言うことか?」 「未成年の喫煙は体に悪いけど、恋人同士でするのは普通でしょ?それとも何ですか、 先生は高校生のころそういうことをしたことがない『健全』な学生だったんですか?」 頭をぽりぽりと掻いてコジローは目を反らす。 「……学校ではやってねーよ」 「学生のころは、ですよね先生?」 ふふーんと意味ありげにキリノが笑う。 「……何のことだ?」 「これ、なーんだ」 差し出された携帯の液晶には、コジローに抱きつく小柄な少女の後姿が映し出されていた。 目を丸くする岩佐と青くなったコジローを見比べながらキリノはもう一度ふふーんと笑う。 「おいおい、これなんだよ?」 「コジローせんせーと、タマちゃんの密会、ってところかな」 「馬鹿お前これはバイトしてた時期に疲れてたタマが俺に偶然倒れかかってきた時 あいつが床にぶつかるといけないから俺が人道的というかあたりまえに支えた瞬間の 画像であって俺にやましい気持ちはもう1ミクロンもなくてというかなんか俺 いつもより口数多いというか何でお前がこの画像を撮ったんだっていうか 先生と生徒がありえないし別にこれこの後なにもなかったけど」 「それは知ってますよー。でもこれを見た良識ある大人…… 例えば理事長とかは、どう思うでしょうねー」 コジローはがっくりと肩を下ろした。 「……分かったよ。帰れ」 岩佐はにやりと笑う。 「おいおい、どうしたんだよコジロー?お説教は終わりか?」 「先生をつけろ先生を!いっとくけど、見逃すのは今回だけだからな!」 岩佐は首を振って一同を見渡す。 「はいはい。じゃ、腹でも減ったしファミレスでも寄って帰るか」 「……そうだね、あたしもおなか減ったし」 岩佐について行こうとするサヤの手をキリノが掴む。 「サヤ、いいの?」 「え?」 「あたしの悩みは解決したよ。でもまだ、サヤの悩みは解決してないよ?」 「……それは」 「今日一緒にしてて分かった。ちゃんと言葉にしないと岩佐君は気づかないって」 「え、なんだよ。俺が何かしたのか?」 「はい、こっからはサヤの口から」 サヤはもじもじしながら、言いづらそうにしていたが、 4人の視線が自分に集まるのを感じてついに口を開く。 「今まで岩佐君としててさ、イくとか気持ちいいとか言ってたけど、あれ全部嘘」 「……は?」 「今までしててさ、一度もイったことなかったんだ、あたし」 一瞬岩佐の足元がふらつく。 「……演技だったのかよ」 「……いや、その、完全に気持ちよくなかったわけではないけど」 「下手糞ってことか?」 コジローの一言が完全に止めだった。 「へ……へ……へた……へたく……」 「ちょっとコジロー先生!ほんとのこと言っちゃかわいそうだよ!」 「……でもお前今日具合滅茶苦茶良さそうだったじゃねーか! 潮も噴いてたあれが、あれも演技かよっ!」 「あれはほんとに気持ちよかったよ……」 「ほら、そーじゃねーか!気持ちいいことは気持ちよかったんだろ!? 俺もうまい時はうまくやってんだろ!そうだろ?そうだって言えよ!!」 必死な岩佐に対して、サヤはすまなそうに目を反らす。 「うん……良かったし、イった……あれ、イったんだよね……? 初めてだからよくわかんなかったけど。でも今日のはあれ、全部キリノがしてくれたから、だよ」 武道館の中を、重苦しい沈黙が支配した。 「ごめん、エッチの時必死な岩佐君見てたらほんとの事いままで言えなくて」 「ま、あれだ。高校生だししょうがない。数こなせば何とかなるから落ち込むなよ、な?」 「そのうちうまくなるよ岩佐君!」 「まあ……頑張れ」 外山にすら慰められた岩佐は、泣きながら絶叫した。 「お前ら……覚えてろよーーーーー!」 それから数時間後、とある書店の成人書籍コーナーで『よい子のSM入門』や『サルでもできる四十八手』 などと書かれた書物を眉間に皺を寄せたり半泣きになりながら物色する二人の男子高校生が補導される。 こうして外山と岩佐の悪夢と絶望の日は終わりを告げた。 完
https://w.atwiki.jp/bamboo-couple/pages/148.html
室江高校、校舎の西のはずれにある、小さな教室。 ――で、これから行われようとしている授業。 受験科目に選択する生徒は比較的多いのだが、 それは「つぶしが利く」であったり、「常識があれば得点できる」といった受験テクニックの上での話で、 高校の授業でわざわざ選択するのはよっぽどの物好きか――やはり、よっぽどの物好きしかいない。 ともあれそういう科目である「政治経済」を選んだ物好きな―― どちらかというと後者の意味での”物好き”な少女が一人。 教室移動を終え、友達と共に1限目の授業のチャイムを待っていた。 その友達の一人、ショートカットに、端正な顔立ちの女の子が、少女の左手に違和感を見つける。 「わー珍しいね、きれいな指輪ー」 「なんか、高そう…あんたコレ、ってまさか」 「へへー、なんだろうね?」 少し前まで、笑顔は見せるものの…… それは見るからに痛々しく、沈んでいたはずの少女が、笑顔を取り戻し―― いや、今までのものとも、この半年間のものとも違った種類の、 難解な笑顔を見せるようになったのが、ちょうど1週間ほど前の話。 それからどこか、九州の剣道大会に出向き、戻って来たのが、昨日。 するとその笑顔は更に種類を変え、かつてのソレを遥かに上回る勢いでその輝きを増しており… 今朝から続くその鬱陶しいまでのニコニコぶりは留まる所を知らない。 その笑顔の主――キリノがふふん、といった顔で机に置いた左手に光る指輪を見つめていると。 友達のもう一人、3人の中では一番長い黒髪を真ん中で分けた女の子が、 「それ」を必死に言語化しようと努める。 「抜け駆け……いや、でも…ってゆーか……」 「まあとにかく、おめでと、だよねー」 「…そうそう、おめでとう、キリノ」 相方のショートに全部持って行かれ、やや膨れっ面の黒髪を尻目に。 ふたりの友達に満面の笑みで答えるキリノ。 「……ありがとう!」 ―――キーンコーン、カンコーン そうこうしているうちにチャイムが鳴った。だが担当の教師はまだ現れない。 そのまま、教室中がお構い無しに談笑を続けていると…… 5分遅れで勢いよく引き戸を開けて飛び込んで来る顧問、ではなくて、教師――コジロー。 「わりーわりー、遅れた!……ぶがっ!」 入って来るなりキリノの指に光るモノを見つけ、盛大に吹きだし、入口で固まっている教師に。 何やってんのセンセー、遅刻だよ、と教室中から暖かい声が掛かる。 そのまま教壇につき、多少バツの悪そうにキリノの方をムッ、と睨むと… 当のキリノの方は意味が分からず猫口で大きな「?」を浮かべていた。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 「お前さー…学校ではしてなくていいって言ってるだろ…」 「えー、でも…別にジャマにはならないし」 「…これから1年間、俺にずっとあんな授業させるつもりかよ…」 完全に上の空の授業が終わり、ほんの少しの休み時間。 おそらく誰も、今日の授業の内容なんか覚えちゃおるまい。 チョークは5本は折った。黒板消しを3回は落っことした。おまけに教壇から足を踏み外すこと2回。 (――ていうか、俺自身がなにを教えてたか覚えちゃいねえ。) 大体、持ち物検査とかあったらどうすんだよ、と心配顔のコジローにきょとんとするキリノ。 「やだなーもう、今時指輪くらいで何も言わないですってー……って、友達が言ってましたよ?」 「んな訳にいかないだろぉ……お前、俺をまたクビにでもしたいのかよ?」 その言葉に多少カチン、と来たキリノは無造作にコジローの背広のポケットに手を突っ込むと… 相変わらずそこにある――キリノの手により補修された――長官マスコットを取り出して見せる。 「…ポケットにマスコットなんか忍ばせてる可愛い先生に言われたくないっすよ」 「ゔ…いやしかし、世間の目というものがだな…」 「……それなら、そんなに気にしなくてもいいんじゃないっすか、ほら――」 はっ、と現実に戻り、コジローが教室を見渡すと。 今、教壇の前でやり取りをしている自分たちを見つめる――目という、目。 休み時間ももう半分を過ぎているというのに、ほぼ全員が教室に帰らず、固唾を飲んでこちらを見守っている。 ――そう、この学校で。 ――わざわざ教師の分かっている政経の授業を選ぶようなのは…… ――よっぽどの物好きしか、居ない。 キリノがにこやかに左手の指輪とマスコットを掲げ、ぶんぶん、と振り回すと… 一度どっ、と沸き一斉に二人に拍手を贈る教室。次の授業まではもう3分を切っている。 (何なんだ、この学校は…) コジローが肩を落とし呆然となる中、ぎゅっ、とその腕を掴むと、駆け出すキリノ。 二人が出て行くと、それを眺めていた他の生徒たちもすずろに移動を開始する。 ――ああ、いいもん見れたな、という満足を、それぞれに抱えて。 「……お、おいどこ連れてくんだよ」 「次の授業っす!教室!」 「俺次のコマ入ってねぇって!」 「だったら、教室までエスコートって事でお願いします!」 「どっちがだぁぁあぁぁぁ」 やがて走るキリノに引き摺られながら……コジローが、呟く。 「…なんかお前、いきなり元気になり過ぎだろ…」 それを聞き、足を止めたキリノが、一言。 「だって、先生、言ったじゃないですか」 「―――”お前はそのくらいの方がいい”って」
https://w.atwiki.jp/yublog/pages/211.html
はい、星斗ちゃんのサイトでキリ番2200を貰いましたw サイト傾向じゃないのに描いてくれたあなたは女神ですっ( _ )ノシ TOAのアシュルクですよv またもや星斗ちゃん宅でキリ番4900を踏みましたvV エンハセですよ、エ・ン・ハ・セ!!(落ち着け 前回に引き続き、へそだし主人公が大好きな悠なのです!(威張ること違う) 星斗様のサイトはこちら↓↓からW http //3hp.jp/page.cgi?id=astral ak= pn=1 sm=usually 1700.jpg キリ番1700でアメージングダストで頂きましたW アニスとジェイドの2人の掛け合いが面白いですW パッセ~ジリ~ング~~VV ってやつですよ(何 蒼羽りこ様のサイトはこちらから↓↓からW http //www.geocities.jp/donaldssky/ 丸メロ様宅でキリ番4444を頂きましたw 現代ラブラブロイエドですょvV 素敵な色使いと可愛らしいエドと大人なムード漂う大佐!! 何分でも見つめていられそうですっww 丸メロ様のサイトはこちら↓↓からW http //id33.fm-p.jp/gamen/s_scr.php?dir=7 uid=waoakaw num=2 キリ番12345でもらいましたW ルーク&ジェイドです! アメリカン笑いのいきいきとしてらっしゃる大佐と、下の方で健気に頑張っている可愛いルクですWW くずりあ様のサイトはこちら↓↓からV http //orzxorz.web.fc2.com/index.html
https://w.atwiki.jp/bamboo-couple/pages/270.html
250 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 14 09 09 ID 9qChMzyW コジロー「ほんと、娘たちが俺に似てないんすよ先輩。」 先輩「奥さん似でよかったじゃないか」 コジロー「俺の子供かどうか……じつはアイツ浮気してるんじゃ!」 先輩「ところで今、お前の長女いくつだっけ」 コジロー「18歳ッスよ」 先輩「そうだな浮気してるのかもな、俺の計算がおかしいのか お前が嫁に仕込んだのが、相手が高校3年の頃ってことになるもんなあ」 コジロー「あ、それはあってるッス」 先輩「あってんのかよ!」 ~千葉家~ キリノ「くしゅん!」 次女「おかーさん、どーしたの?」 キリノ「んー、なんか急にねー。あれ、ところでお姉ちゃんは?」 次女「なんか、カップルは2人で100%がどうのとか部屋で力説してたよ」 キリノ「あー、そう。お兄ちゃんは?」 次女「殴りこみだー! 今どき殴り込みいっちゃうよーとか言って竹刀もって出てった」 キリノ「あー、ほっとこ。まったく誰に似たのやら。ところで最近あんたうれしそうだねー。」 次女「えへへー、わかる? 最近、顧問の先生がやる気になっててうれしいんだあ」 キリノ「……ほんと、誰に似たのかしらねえ。この子たちは。」