約 536,707 件
https://w.atwiki.jp/monaring/pages/2739.html
アウト 2黒 インスタント 黒でもアーティファクトでもないクリーチャー1体を対象とし、それをゲームから取り除く。 これは10版のカードです。 モナリング・ザ・セブン収録予定 [部分編集] イラスト
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1539.html
80 :関西から来たキモウト9 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/29(火) 03 37 13.00 ID NxPjrPjo (2/11) 「とにかく、お兄とアタシは今、家族会議中やから切んで」 『なっ…? ちょ、ちょっと待ちなさ…』 ―プツ 神菜はそう言いながら俺の携帯を操作した。 そのあと俺に向かって、ひょいと携帯を投げてきた。 「お兄は今、大事な時期やから、その女とは電話ナシな。メールだけにしとき」 「大事な時期ってなんだよ…あ、着信拒否になってる。ヤバイって」 「ええやん。メールはできるんやから」 「よくないって! あのな、こんなことしたら…」 ―ドン! ドン! ドン! ―ピンポーン! ピンポーン! ピンポーン! ほら…こういうことに… ドアを叩く音とチャイムの音が連続で鳴り始める。 そう、マンションのお隣さんだから幼馴染なわけで… 「ん? なんなんいったい?」 そう呟いてから玄関に向かう神菜。まずい。 「おいっ神菜! 俺が行く!」 「どうせセールスかなんかやろ。ウチが追い払うわ」 「ちょっとその前に包丁置けって!」 「あ、ごめん。忘れてたわ」 それをテーブルに置いてから玄関に向かう神菜。 だから俺が行く…と言おうとしたときにはもう遅かった。 玄関のドアをチェーンは付いたまま、少し開いた状態で対応していた。 「ん? なんなんアンタ?」 「有の彼女よ! 開けなさい!」 「セールスちゃうくて宗教か。夜中に非常識で迷惑やで。ほんじゃ」 「なっ? ちょ…」 ―ガチャン すると、またチャイムとノックが鳴り響く。 「うっさいなー、なんなん? もう!」 もう一度ドアを開ける神菜。 「ちょっと有! 開けて! 中に入れて!」 「うわ、エロ~、いきなり中に入れてとか考えられへんわ~」 「卑猥なのはあんたよ! 有! ちょっと! ドア開けて!」 結局、なんだかんだで幼馴染の翔子を家に招くのだった。 81 :関西から来たキモウト10 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/29(火) 03 38 10.56 ID NxPjrPjo (3/11) 「こいつは妹の神菜。こっちは幼馴染の翔子」 二人にお互いの紹介をする。 さっきから睨み合いはしないものの、険悪なムードを漂わせながらテーブル越しに座っている。 二人ともまともに話す気がないみたいなので、俺が全員の紹介をするしかなかった。 泉水 有こと俺。身長も体重も一般男子平均値だ。 泉水 神菜こと妹。身長155㎝で小柄でスレンダー。顔は可愛い系だと思う。生まれも育ちも大阪。 鳴瀬 翔子こと幼馴染。身長165㎝で大柄で良い体格。顔は美人系。生まれも育ちも東京。 ここでは敢えて性格の紹介を省く。 先に切り出したのは神菜だった。 「引越しそばくらいないん?」 「あんたは引っ越してきたわけじゃないでしょ」 「まだわからんで。一緒に暮らすかも知らんし」 「は? 本当なの、有?」 俺に振るなよ。 「いや、詳しくは父さんに訊かないと…」 「一週間だけって言ってたじゃない」 「いや、それも…」 「なんなの? はっきりしなさいよ」 「いや、だからさ…」 翔子の鬼のような形相が怖い。 ちなみに怒った顔も美人とは翔子のような女子を言うんだと思う。 幼馴染で見慣れてしまっているが、神菜と一緒でかなりルックスはいい。 ただ同じルックスや体型でも二人とも正反対だ。 神菜のショートカットの髪型と対比して腰まで届きそうな長い髪のロング。 「やめや。お兄が困ってるやろ。ウチらにもわからへんねん」 「あなたには訊いてない。有、どうなの?」 「アタシ夏休み中はここにおるで」 「あなたには訊いてないって言ってるでしょ! 本当なの、有?」 だから俺に訊くなって。 「わからんって言うてるやん。アタシもわからんって事はお兄もわからんってことや」 「…あなた一年なんでしょ? 私と有は三年。先輩にはちゃんと敬語使ったら?」 「尊敬でけへんから別にえーやん」 「このっ…」 「翔子、落ち着けって。神菜も煽るなよ」 とりあえずテーブルに置いてあった包丁をしまっといてよかった。 同族嫌悪か知らないが二人ともかなり性格が似ている。 まあ神菜の方は今日になるまでわからなかったけど。 「この子、本当に有の妹なの? 性格真逆じゃない」 「失礼やな。誰がどう見ても兄妹やん。顔もよう似てるし」 「あなたね…さっきから…」 まずい。翔子が切れかかってるのがわかる。 幼馴染が故に表情と空気で読めてしまうのだ。 逆に神菜の方はメールは全然参考にならないので読めない。 82 :関西から来たキモウト11 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/29(火) 03 39 19.13 ID NxPjrPjo (4/11) 「とりあえず、あんた、もう帰りや。ウチも眠いしお兄にしてもらうこと、やまほどあんねん」 「…」 翔子が無表情で黙る。まずい。危険レベルが急激に上がっていく兆候だ。 それも危険指数はこれまでとは比較にならない。 「ウチらの夕飯もまだ作ってる最中やねん。前からお兄はうちも料理食べたいゆうてたし、邪魔や」 「…フフフ」 「何笑ってん? キモ…」 「ふふ…そこはね。いつもは私の席なの。ふふ…」 「なんなん? この女…」 「ふふふ、うふふ…」 俯き加減の翔子からプチンと聴こえない音が聞こえてきそうだ。まずい… もちろん神菜にそんなことがわかるはずがない。 俺は怖くて黙るしかなかった。 「いい? はっきりさせといてあげるわ、神菜ちゃんだっけ?」 「気安う呼ばんといて」 「そんなにお兄さんのことが好き? メールでは一途だったわよね」 「…!? お兄、見せたん?」 神菜の質問にぶんぶんと首を振る。 携帯の中は翔子はもちろん父さんにも見せたことがない。 「とりあえず私と有が結ばれたときの為にも練習はしてた方がいいんじゃないからしら。 私のこと『お姉さん』って呼んでみてよ。ね? 神菜ちゃん」 「…」 今度は神菜の方が黙る。 表情からは…何も読めない… ただ只事じゃない気はした。 「…人のメール盗み見とか最悪やな」 「有の話を聴く限りじゃ、必要だったからね。有にもあなたにも」 「最低や…」 「あなたは妹。有が抱きたいのは私なの。ごめんね。 所詮あなたは妹で、あなたがやってることは無駄な努力。 有が妹のあなたを異性として好きになることはありえないの。 ちゃんと言ってあげないとダメと思ってね。 勘違いしてそうだから」 こんなの見たくなかった。翔子のそれは明らかに女として神菜を見下しているものだった。 神菜もうっすらと涙目になってる。ここに来て気弱な妹も見たくなかった。 そして知りたくもなかった。妹が女として俺のことが好きな事実を。 でも思えばそういう気配はメールからもあった。 無意識に目を逸らしていたのかもしれない。 「ひぐっ…帰れ…! 帰れーーーっ! くんなっ! 二度と来んなッ! はよ帰れっ!!」 ちゃんと気づいてやってれば、泣き叫ぶ神菜を見ずに済んだのかも知れない。 翔子がメールを覗いた事実も。 気づいたら翔子はいなかった。 神菜はずっと『好きんなってゴメンな』と俺に謝りながら泣いていた。 83 :関西から来たキモウト12 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/29(火) 03 40 11.93 ID NxPjrPjo (5/11) 『件名:お兄さんへ756 差出人:神菜 12ヶ月前 いよいよ夏休みです。 今年もお母さんにお兄さんの所に行けるように頼んでみます。 ただ会えるだけで楽しみで仕方ありません。 きっとお兄さんと会ったら、色々な何かが変わると思うんです。 本当は大阪じゃなくて東京のお兄さんの高校を受験したいです。 私立でもいいなら受けられるんですけど残念です。 もし今年が無理でも来年は高校生ですから、一人でも絶対に東京に行きます。 その時はよろしくお願いします(_ _;)』 84 :関西から来たキモウト ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/29(火) 03 40 35.60 ID NxPjrPjo (6/11) 投稿終わりです 87 :関西から来たキモウト ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/29(火) 11 35 33.28 ID NxPjrPjo (7/11) サンクスです。追加投下します。 88 :関西から来たキモウト13 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/29(火) 11 37 24.11 ID NxPjrPjo (8/11) 私は勝ったんだろうか。ふと、ため息をつく。 暗い部屋のノートPCの画面に有の家のリビングを映し出す。 どうもあの子はあのまま泣き疲れてそのまま眠ったようだ。 有の介抱にも嫉妬しないくらい落ち着いている自分に気付く。 『巨人まさかの9点差をひっくり返す大逆転! これで一位の順位が入れ替わりました!』 『これは球史に残る一戦かも知れません。誰がこんなことを予想したでしょうか』 『敗因はやはり阪神の慢心ですね。二軍上がりの投手を見ていつでも打てると思ったのが間違いでした。そもそも…』 ぼんやりとあの子の予想した試合を見る。 あの子は8回の表で阪神の勝ちだと予想した。 当然だろう。12対3で勝っていたらだれでもそう思う。 加えて8回の表で交代した2軍上がりの名前も知らない投手が出てくれば、誰でも敗戦処理に走ったと思うのは当然だ。 だけど私は『巨人が勝つ可能性が広がった』と予想した。 あの投手は身体能力的には問題ない選手だったし、今年の巨人と阪神のチームの出塁率と長打率はほとんど変わらない重量打線同士だ。 阪神の投打が緩むのは目に見えた。 実際、夏のビジターの連戦で主力を休ませて、抑え投手も昨日の激投で出ないことが明らかだった。 この時点で阪神のチーム出塁率と長打率が半分以下、予想防御率が5点台になったが、巨人は変わらなかった。 統計学的に見れば巨人がチーム予想打率が5割の状態だったのだ。 これだと何が起きてもおかしくない。 あの子はそれが見えていなかった。 兄を思う気持ちと一緒で、『感情だけで見ているから』こういうことになる。 あの子は二年前の私だ。 有に付きっきりで一途だったあの頃の私。 二年前のそんな私に屈辱的な敗北感を与えたのがあの子だった。 きっかけは有が私に誤送信した一つのメールだった。 89 :関西から来たキモウト14 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/29(火) 11 38 46.23 ID NxPjrPjo (9/11) 『件名:神菜ヘ256 差出人:有 二年前 こうやってメールでしか話せないのってちょっと寂しいな。 電話は父さんと母さんに止められてるけど、お前が必要なら公衆電話でもスカイプでも使えばいい。 バレたら怒られるだろうけど、今、お前は辛い状態だろ? 告白された男子のことはちゃんと吹っ切れたって本当なら安心だけど、 その本当に好きだけど無理だと言ってた奴のことの相談にも乗るぞ。 いつでも連絡入れてきてくれ。あ、俺もお前のこと好きだぞ』 この時初めて妹とのメールのやり取りを知った。 そして直感的に感じた。件名の数字を見れば二人の親密度がわかった。 この妹が兄に家族としてではなく異性として好きな事も。 『好きだけど無理だと言っていた奴』とは間違いなく有のことだ。 そしてその二人の積み重ねの大きさに、私は恐怖した。 少なくともこんな濃密なやりとりを、有としたことなんて私は一度もなかったから… 私はすぐに有の携帯を無断で借り、メールのデータを自分のPCにコピーした。 妹とのやりとりも逐一チェックした。 でも、時が経つごとに、こちらとは超えられない線があることに気づいて安心していた。 あの子はどんなに頑張っても東京には来れない。 メールだけのやりとりだけなら許してやるのが恋人というもの。 そう思っていた。今日の朝に来たあの子と有の二人の様子を見るまでは… 「お兄、ほら、皇居やで! 広ぉ~」 「こら、くっつくなって」 「えーやんえーやん」 「あはは…で、まだどっか行くのか?」 「あったりまえだのクラッカー!」 「…」 「なんなん? そのリアクション? そんなときはこうや」 有の肩を思いっきりはたいた後で、あの子が眩しい笑顔で笑う。 「何世紀前のギャグやねんって!」 「痛ってーな」 「ほら、やってみ?」 「無理」 「ほらほら~叩いてや~」 「お前はマゾかい」 「お、ええツッコミやん!」 どこから見てもカップルのそれだった。 私は見つめるだけだった。 あまりにもお似合いのカップルだったから。 しばらく呆けながら二人を観察していた。 渋谷のハチ公前からマンションに帰るまで全部。 どの観光名所でも二人はベストカップルだった。 途中、嫉妬と憎悪で、胸が破れるんじゃないかと思ったほどだった。 二人はカップル…それもお互いを知り尽くした恋人同士そのものだった。 90 :関西から来たキモウト15 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/29(火) 11 40 11.46 ID NxPjrPjo (10/11) 私にはあんな笑顔で話してくれたことなかったじゃない! 私にあんなフランクに接してくれないじゃない! …あの子は危険だ…私があの子から有をおぞましい近親相姦の道から救ってあげないといけない! それに、あの子は有と血が繋がっているんだから。 そしてそれがもっとも危険なのだ。 すでの私の想い込めた料理の中には私の血、愛液などがあり、有の体は私の物と言えるけど、そんなのとは比較にならないくらいあの子の血は、有と共有しあっている。 私が負けている点はそこだ。そしてそんなことは絶対あってはいけない。 有のためにもあの子を切り離さないといけない。 最悪の場合は殺してでも… ―ピンポーン 家の玄関を開けるとそこには有がいた。 「翔子、頼みがあるんだけど」 「何…?」 嬉しさより戸惑いを感じた。 有から見たら私は妹を泣かせた幼馴染の彼女だ。 あの子に嫌われるぶんにはいいけど、有にも嫌われたんじゃないだろうか気が気じゃなかった。 戻る 目次 次へ
https://w.atwiki.jp/plalayout/pages/81.html
レイアウトテストの結果を保存したもの
https://w.atwiki.jp/psp_theme/pages/24.html
PictBearの他にGenSakWinも使うのでGenSakWinでの作成方法も読んどくとイイかも 完成サンプルは下の方にあります。 今回は下画像を例に話を進めます。 PicBearで開く 透明化、リサイズの済んだ48*48フルカラーのPNGを開きます キャンパスのリサイズ イメージ→[キャンパスのリサイズ]で、真ん中を中心に64*64にします フォーカスアイコンは48*48でも大丈夫なのですが、48*48だとフォーカスがはみ出る可能性があります 不透明部分を選択 選択範囲→[不透明部分を選択]。画像に元から影があると選択範囲が大きくなりすぎることがあります。 その場合は、自由選択を使って選択範囲を調整してください。 SHIFT押しながら選択で選択範囲を追加。CTRL押しながら選択で選択範囲を除外です。 境界線の描画 ブラシを小さいものに、そして薄いものにします。色は好きな色で 薄いブラシはここからDLできます。 \LimeWorldブラシデータ\追加ブラシ\水彩ペンブラシ にあります。 今回はこれを選びました。 ブラシの選択が終わったら、キーボードのInsertを押すか、編集→[境界線の描画] で、保存 GenSakWinで減色 GenSakWinでさっき編集したファイルを開いてください。 この時に半透明部分が不透明になっていますが気にしないでください。 そしたら、254色に減色。今回はA値をいじりませんでした、 A値についてはGenSakWinでの作成方法を参照してください。 で、保存 できあがり こんな感じになります。 必ずPSPで確認してください。かなり薄くなります。 ブラシやA値をいじると見た目が大きく変ると思います。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/107654.html
アクスウィネ エシュウィネ(2)の別名。
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1538.html
935 :関西から来たキモウト1 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/19(土) 21 12 47.55 ID 6A/eOGsd (2/8) 『件名:お兄さんへ511 差出人:神菜 一ヶ月前 暖かくなってきましたね。 新学期も始まり私も高校生活を楽しんでいます。 受験の時は本当にありがとうございました。 私が合格できたのは、お兄さんがメール越しにでも勉強を丁寧に教えてくれたおかげです。 お母さんはまだ、お兄さんとお父さんと会うのを許してくれませんが、いつかは会ってみたいです。 東京に行ってみたいです。そして、できればお兄さんと一緒に一緒の高校に通いたいです。 お兄さんは元気でしょうか。体は大丈夫でしょうか。 そちらの近況も聞かせてください。お返事待ってます』 生まれは東京、育ちも東京。 俺は東京が好きだ。 地元と言う意味でもそうだし、なにより東京は日本の中心だし、なんでもある。 日本中じゃなく世界中から人が集まってくるし、何もかもが新しく文化の中心。 世界に誇れる街。それが東京だ。 その反対に大阪が大嫌いだ。 野蛮な喋り方で図々しい。 やけにフレンドリーでテンションが高く付き合った大阪系も苦手な奴らばかりだった。 奴らがネットスラングで阪人だの大阪民国だと言われるのもわかる。 何よりテレビを見ればその品のなさは見て取れる。 阪神ファンは最悪だし、マスコミに出てくる芸人らの下品なトーク。 何より気持ち悪いのは一方的に東京を変に意識していることだ。 ネットでも高圧的な奴が多い気がする。 そんな俺には2歳下の高校一年の可愛い妹がいる。 家の事情でもう10年以上会ってないが妹は大阪で暮らしている。 関西人でも妹だけは例外だ。 それは定期的にやり取りしているメールの文体からも読み取れる。 女子が普段使うような絵文字や顔文字もほとんどない。 きっと環境が良くて大阪に染まらずに育ったんだろう。 たまにメールと一緒に写真も付いてるが、はっきり言って可愛い。 黒髪のショートカットがとてもよく似合っている。 目元もぱっちりしていて笑顔が最高だ。 妹バカと言われるかもしれないが自慢の妹だ。 なんせ最近付き合いだした幼馴染の彼女が嫉妬するくらいだ。 実はそんな可愛い妹がこの夏休みに大阪から東京に来ているのだ。 936 :関西から来たキモウト2 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/19(土) 21 13 27.21 ID 6A/eOGsd (3/8) 『件名:お兄さんへ1023 差出人:神菜 3時間前 やっと会えます! お兄さんがどんな人か楽しみです! 東京も楽しみ! 直接お兄さんとお喋りできます! あと彼女も紹介して下さいね!』 妹はもう新幹線で東京に着いていると言っていた。 あとはこの場所にいつ来るか。 目の前には忠犬ハチ公がいる。 渋谷でもこの場所は有名だし。 妹が見たいと言っていたし喜ぶだろう。 『件名:お兄さんへ1024 差出人:神菜 やっと着きました。ひょっとして水色のカッターシャツの人ですか?』 お、近くには来てるのか? 『そうだよ』と返事をする。 妹らしき人物を探すべく周りを見渡す。 …トントン 肩を叩かれて振り返る。 そこには妹がいた。 間違いない。写真と同じだ。 ショートカットの髪型にグレーのラフなTシャツにチェックのスカートが似合ってる。 「…」 「…」 なんせ10年ぶりの再開だ。 お互い顔を見合わせるが言葉が出てこない。 しばし見つめ合う。 「…お兄ぃ…なん?」 「…神菜…か?」 「うわ…写真よりかっこええやん」 「そ…そうか」 おまえも可愛いぞ、と言いたいが黙っておく。 「なあ、めっちゃ疲れたから、その辺でお茶せーへん?」 「いいよ」 「じゃ、あっこのマクドでええ?」 「あ、ああ」 うわぁ…関西弁だよ。なんかカルチャーショックだ。 喋るとメールの印象とは随分違う。でも間違いなく妹だ。 10年越しに会った妹は生粋の関西人だった。 937 :関西から来たキモウト3 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/19(土) 21 14 24.65 ID 6A/eOGsd (4/8) 「お兄、彼女できたんやって?」 「うん」 「どんな女なん?」 「普通だと思う」 「幼馴染なんやろ?」 「まあ」 「メールで聞いたけど結構気ぃキツイんやって?」 「いや、おまえほどじゃ…」 やばっ…うっかり本音が… 妹のこっちを見る目が変わる。 品定めをされるような視線が… 「ふぅん。で、可愛いん? 美人? どっちなん?」 「び…美人かな…」 それにしても何か圧迫感を感じる。 メールで想定していたギャップが余計にそう感じさせるのか? さらに可愛い外見とは違いキツそうな性格。 「写真どこ?」 「え? 何の?」 「幼馴染のんに決まってるやろ。メールでゆったけど送ってくれへんかったやん」 「あ、こ、これ…」 ケータイを操作して幼馴染の彼女の写真を見せる。 それを黙って無表情で見つめる妹。 「告白したん、この女からやろ?」 「え?」 なんでわかったんだろう。メールには付き合い始めたとしか書いてないのに。 「お兄の性格みたらわかるわ。あと喋っててもわかる」 「ど、どんな性格なんだよ」 なんか見透かされてる感じがして気分が悪い。 「良うゆうたら大人しい。悪くゆえば…」 「言えば?」 「ヘタレ」 ぐさっとくる。ああ、そりゃ大人しいほうだよ。 だから押しの強い人間が苦手なんだ。 妹の神菜は違うと思ってただけにショックだ。 おまえも世間で言われてるような関西人なのか? 「やっぱ決めたわ。一週間で大阪戻る予定やったけど夏休み中ここにおる」 「げ…マジかよ…」 「なんかゆうた?」 「う…」 「そんでアタシがお兄を一人前の男に育てたる」 可愛い顔に似合わない、拳を立てるポーズを取る。 お前はどこの仙一だよ、と突っ込みたくなった。 が、できない自分を呪うのだった。 938 :関西から来たキモウト4 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/19(土) 21 15 56.56 ID 6A/eOGsd (5/8) ちなみに家のマンションに入るまで、妹に東京の何ヶ所の名所に案内させられた。 観光名所を見ながら、その説明をさせられた。 その間、妹はやけに興奮していた。 すっご、やっば、めちゃええやん、とか繰り返していた。 さらに大阪との違いについても質問されるはめに。 俺がそんなん知るかよって。 もうすでに1年分の関西弁を聞いた気がする。早く帰って欲しい。 「うち、コーヒーちゃうくて、紅茶な! 砂糖多めで牛乳な!」 お茶を出そうと思った瞬間にこれだ。 あと、ソファにもたれかかる時、ふぅー疲れたわーとか言ってゴロンと横になる。 その間パンツが見えたが黙ってたら、むっつりはダメとか怒られた。 何様だお前は。家族だからってちょっとは遠慮しろよ。 「お兄、リモコンどこなん?」 「あ、テレビの下じゃなくてテーブルの下」 「ん、あんがと」 「そこは『おおきに』じゃないのか?」 会ってから始めての感謝の言葉に思わず突っ込んでしまう。 「アホ、マスコミに乗せられすぎや。若いんは老人以外使わへんで」 「そうなのか」 あまり勉強ならない。つーかどうでもいい知識だ。 「なんや、テレビも大阪とあんま変わらんやん。つまんなー」 「そんなもんじゃないのか? 大阪だって一応、都会だろ」 「…いちおう?」 こ、怖い。妹の表情が変わる。ひょっとして俺は今、大阪をバカにしてしまったのか? 「いや、大阪は最高の都会だよ。日本で一番人材を輩出してるのは関西、それも大阪だと言い切れるね」 「せやろ? わかってるやん」 っていうか、なんで俺は、客の立場である妹にお伺いを立ててるんだろう。 自分のヘタレさ加減に泣きたくなる。 939 :関西から来たキモウト 最終話 ◆qtuO1c2bJU [sage] :2012/05/19(土) 21 18 34.96 ID 6A/eOGsd (6/8) 「はい、紅茶」 「ん…サンキュ…ずず…」 そこにプルルルルと電話が鳴る。家の固定電話だ。 「はい、もしもし」 「有か?」 「ああ、父さん」 「神菜とは会えたか?」 「今家にいるよ」 「そうか良かった。あのな。落ち着いて聞いてくれ」 「なんだよ、もったいぶって」 「俺はしばらく帰らん」 「はぁ?」 「その…ひょっとしたら復縁するかも知れん」 「誰と?」 「母さんだ」 「はぁ?」 「お前と神菜の母さんだ」 「マジかよ…もう離婚届け出してるんじゃなかったのか?」 「…詳しくはあとで話す。今は母さんと大事な話があるんだ。 仕事の関係もあるが、しばらくは大阪に滞在することになる」 「ちょっと待て…」 「すまん。神菜とは仲良くするんだぞ」 「無理だって! ちょっと待て!」 ガチャン…ツーツーツー… なんつー勝手な親だ… そりゃフリーライターだから仕事場は選ばないだろうさ。 結婚だって父さんの自由だ。 でも、だからってこのタイミングで行くか? 「お兄…」 「おまえは知ってたのか?」 「うん。でも心配ないで」 「気休めはよせ」 「ちゃうって。お兄はアタシが育てるもん」 「…」 軽く目眩がした。 俺の夏は終わりそうにない。 きっと妹に関西人にされてしまうんだ。 夏が終わる頃には俺も関西弁になっているんだ… もうやだ…このキモウト… ~終了~ 目次 次へ
https://w.atwiki.jp/gods/pages/17635.html
ヌウト ヌトの別名。
https://w.atwiki.jp/deadfrontline/pages/38.html
ジョナサン=スウィフト 種族:人間 年齢:22歳 性別:男 出身:ダーレスブルグ公国 職業:軍人(カシュカーン防衛戦までは冒険者) 外見:黒髪黒目、短めの髪を後ろに流している。長身で女形のような整った顔立ちをしており妙に艶がある。黒のコートを羽織り、黒と赤を基調とした服装を好む。 説明: 英雄モルティス=スウィフトと将軍アイリッシュ=スウィフトの息子である『銃剣』と呼ばれる剣士。 冷静沈着な性格で状況判断能力と応用能力に長けている。内面はコンプレックスとプライドの塊のような性格をしているが、それを表に出さない精神的な強さを持つ男。 しかしたまに思いもよらぬミスを犯すあたり意外と抜けている面も見受けられる。軟派なのか硬派なのかいまいち掴み辛い、目立ちたくない割に服装や行動が派手という妙な性格の持ち主。 言動は自信過剰に見えてかなり自分の評価が低いのが見られる。 結構な負けず嫌いでもあり、カシュカーンが攻められてその意趣返しを目論んでいる部分もある。 戦闘では愛剣≪ガリヴァー≫と銀のマンゴーシュ≪レミュエル≫、二つの銃、そしてガンブレードを用いた柔軟性の高い戦法を用いる。ガンブレードの性能と相まって最前線中でもリーリア、ロッシュ=リグザリオに並ぶ戦闘能力を保有する。斥候としても騎手としても魔導機術者としてもある程度研鑽を踏んでいるため戦闘外の活動も多い。 武装として用いるガンブレードはローリングストーン領の研究室にて再改造され、青い剣身をしており弾丸を使用して加速する機能が追加された『ガンブレード・アクセル』通称≪ガルム≫へと強化された。 現在は第四軍の姫将軍の下で北の大地、そして死者の街へと攻め込む部隊を結成すべく活動を開始している。 暫定その②Ver。 経歴: 生誕、アイリッシュにより自衛能力を得るため延々剣の特訓を続ける。(フェンサー、エンハンサー) 12歳、士官学校に入学し4年間学問や指揮統率を学ぶ。(ノーブル、ライダー、セージ) 16歳、アイリッシュの根回しにより軍には入隊出来ず。一年ほど祖父アルバートに悪い遊びを教わる。(スカウト、バード) 17歳、魔導機術を学ぶ。(マギテック、アルケミスト、シューター) 21歳、冒険者として活動を始める。 度々セクシードに連れられ小規模な戦闘に狩りだされたこともあり、意外と戦闘経験自体は豊富。 人間関係: アイリッシュ=スウィフト:母親。ジョナサンが戦いに赴く事に反対しているが見事に裏目に出た。常に喧嘩中だが彼女の愛情はしっかりと理解しているあたり仲は悪いわけではなくむしろ良い。 セクシード=H=イーストテンプル:師匠。親の如く慕っている。性格も受け継いでしまった。 シモン=マクスウェル:恩人。ジョナサン初陣の時に出会い命を救われた。 マグダレーナ・イエイツ:友人。親の関係で幼馴染の間柄。
https://w.atwiki.jp/konkatu47/pages/5.html
婚活は最初が肝心です。次々に相手を紹介されますので、出会いの最初がどうなるのか後のパターンがきまることが以外と多いです。 婚活の中でも街コンなんかは以外にも異性との出会いが軽い人が多い印象です。目的はいろいろだと思いますが真剣に結婚相手を探しに行くには浮いてしまうこもしれません。 より自然な出会いに近いと思いますね。10代から40代以上までいらっしゃいます。幅広い友達がたくさんできると思いますのでぜひ参加してみてくださいね。 お金がかかっても結婚できればよいですが、婚活がうまくいけばよいですが、お金もなくなってしまうとかなり厳しいですね。アウトドアで遊ぶようになって良い出会いがあるといいですね。 お互い良い関係が築けて多くの人と関係を築けるようになるとすごくいいと思います。10人お見合いをしても何も発展しないとかなりきついです。 お見合いで何回もことわれるひとは圧倒的に出会う機会が少ないだけですので、何回断られたと回数を数えてしまいますが、あまり気にしないことが重要です。 気持ちを切り替えて違う出会いのあるイベントに参加したりしているのも手だと思います。イベントやアウトドアもいいとかなり面白いと思いますね。
https://w.atwiki.jp/hit-ryugaku/pages/36.html
国・大学別目次 > スウェーデン ストックホルム経済大学