約 2,392,336 件
https://w.atwiki.jp/takugess/pages/36.html
683 名前:罵蔑痴坊 投稿日:2006/06/07(水) 06 35 41 ID ??? HDの奥から引っ張り出してみたが、こりゃまた…ううむ 4年前か…当時はよほど暇だったのかな、俺 ちなみにブツはビーストバインド(旧)のセッション模様をSS風にアレしたやつ 手直しするのもなんなので、改行だけ弄って投下してみんとす 現在の視点でおかしな部分は後ほど一括で注釈入れていこう 684 名前:罵蔑痴坊 投稿日:2006/06/07(水) 06 42 51 ID ??? アルト(其の一) 彼女と死体の奇妙な関係 アルトという名前は彼女がつけたものではない。 生まれついての野良猫で、あちこちの街角でもらった名前の中で、気に入っていたというだけのものだ。 彼女はアルトのお気に入りだった。 他の人間達のように、やたら抱き上げて耳元に甲高い声で「かわい~」などと喚いたりはしないし、むやみに餌をちらつかせ自分を飼いならそうともしなかった。 アルトが訪ねると彼女はいつもその家にいて、自分を招き入れてくれた。 何も言わずに食べ物を用意して、ただじっとこちらを見つめてきた。 最初は居心地が悪かったのでたまにしか来なかったのだが、そのうち当たり前のように通うようになった。 「猫は他の連中のように、軽々しく主人を決めたりはしないものよ」 母親はよくそう言ったものだが、彼女だったら御主人様にしても良いとさえ思えた。 彼女にはアルト以外に家族と呼べるものはいなかった。 その家に他人が訪ねてくることもなく、電話がかかってくることもなかった。 だが、それすらも理想的な条件だった。アルトにとっては彼女さえいれば幸せなのだから。 別れは唐突に訪れた。 ある雨の日にアルトは死んだ。 少なくとも肉体的には。 濡れるのを嫌い、塀の隙間から飛び出したところを車に轢かれてしまったのだ。 そこを渡りきれば、彼女の家だったというのに。 音を聞きつけたのか、彼女が玄関から裸足のまま駆けつけた。 恐る恐るアルトの体に触れて、そっと抱き上げた。 四肢が力なく垂れ下がり、急速に体温が失われていく。 彼女は理解不能の色を瞳に浮かべており、明らかに目の前の事態を飲み込めていなかった。 「なあんだ、アルト死んじゃったんだ」不意にかけられた声は幼い子供のものだった。 「しんだ・・・?」 彼女は通りすがりの小学生を振り返った。 「見りゃ判るじゃん。あーあ、生意気だからいつかとっ捕まえてやろうと思ってたのに」 「この子を知ってるの・・・?」 「この辺じゃゆーめーだよ。クロとかジジとか呼んでも反応しないのに、誰かがつけたアルトって名前にだけは振り向くんだもん」 685 名前:罵蔑痴坊 投稿日:2006/06/07(水) 06 47 53 ID ??? 「アルト・・・この子の名前・・・」 呟く彼女に男の子が訊いてきた。 「どこかに埋めてお墓でも作ったほうが良いんじゃない?」 「おはか・・・?」 「おねーさんが飼ってたんでしょ。 あ、いや、なんとなくそう思っただけだから、違うんならほけんじょに電話して始末してもらえば良いんだけど」 子供ながら、さすがにその女性の様子がおかしいことに気付き、彼はそそくさとこの場を立ち去った。 取り残された彼女は、やがてアルトを抱いて玄関へと戻っていった。 後にはただ血痕だけが残り、それもやがて雨に消されてしまった。 「猫には寿命なんてないのよ。すきなだけ生きてすきな時に死ねるわ。 もしも死んでも、退屈だったら生き返っても良いかもね」 母親がよくそう言っていたのをアルトは思い出していた。 (僕は、まだ死ねない。死にたくないんだ。彼女ともっともっと一緒に居たいんだ) その願いに応えるものがいた。 暗き深淵から力が湧き上がってきた。 しかし、それが何者なのかはわからなかった。 途切れた意識がつながったとき、アルトは既に土の下にいた。 最初はとても混乱し、かつ、困ってしまったが、慣れというのは恐ろしいものである。 頭上にあった石を介して周囲の状況を知覚できるようになり、そこでアルトは自分が死んでしまった後に何が起きたのかを理解した。 そこは彼女の家の玄関の脇だった。 あれから何ヶ月か経っているらしく、季節が変わっていた。 埋葬されて、墓まで建てられている。 つまり、彼女にとってアルトはもはや、死体でしかないということになる。 多分、とアルトは思いをめぐらせる。 ここで墓を抜け出せば、生きて彼女と再会できるだろう。 だが彼女にとって、その猫はアルトではない別の猫なのだ。 しかし死体のままならば、彼女は自分を心に留めておいてくれるのではないだろうか。 686 名前:罵蔑痴坊 投稿日:2006/06/07(水) 06 51 33 ID ??? こうして、奇妙な生活が始まった。 彼女はしばらく落ち込んでいたようだが、また何事もなかったかのように日常に戻っていった。 とはいえ仕事もせず、人とも会わずにただひっそりと隠れるように暮らすだけだったが。 ただ、アルトの墓だけは欠かさず手入れされていた。 しばらくしてから、アルトは彼女の名前すら知らないことにいまさら気付いてしまった。 表札すらないその家には誰も訪ねてこないのだから、当然といえば当然なのだが。 しかし、アルトの死から一年が経とうかというある日のこと。 その家に訪問者が現れた。 フードをすっぽりかぶった陰気な男。 当然のように出迎えた彼女に二言、三言何事かを囁いている。 アルトにかろうじて聞き取れたのは「ゲームが始まる」という一言のみ。 男が去った後、アルトの墓を見つめる彼女の顔には深い悲しみと苦悩が浮かんでいた。 ありえないことがおきようとしていた。 彼女が家の中を片付け始めたのだ。 まるでしばらく帰ってこないかのように。 生活臭のない家はあっという間に片付き、出発の準備が整った。 家の前に止まったタクシーに彼女が乗り込むのを見送りながら、アルトは言いようのない不安に襲われていた。 彼女はもう、帰って来ないのではないか? 死体は死体らしく墓に埋まっているべきだろう。 しかし、彼女を助けられるのは自分しかいないというのは直感的にわかっていた。 (カラスと保健所に気をつけておかないとな) 彼女はタクシー、電車と次々に乗り換え目的地に向かって進む。 彼女の乗った乗り物の運転手たち、同乗者たちは、今日に限ってやたら猫の死体を見かけることに気付き、もしかして首を傾げたかもしれない。 それも、すべてが黒猫だということに。 たどり着いたのは山奥の洋館だった。 まるで人が足を踏み入れたことがないかの様に荒れ放題の表道に、先日の雨の名残か足跡がひとつあった。 そこを彼女が洋館に向かって進む。それを見送りながらアルトは悩んでいた。 (どうやってあの中に入ろうか・・・) 687 名前:罵蔑痴坊 投稿日:2006/06/07(水) 06 56 54 ID ??? しばらくして館から物音がし始めた。 時折、窓に彼女らしい人影が映るが、その姿から察すると掃除をしているようだ。 とりあえず、危険な事をするために来た訳ではなさそうだと安心するが、それでも内側の様子が気にかかる。 そこに、下山中らしい少年たちの集団が通りかかった。 (・・・今の僕にならできるかもしれないな) 少年の中の一人の姿を頭に刻み込んで、アルトは機会を待つことにした。 次の日の夕方、屋敷の扉が遠慮がちにノックされた。 彼女は命じられたとおり<参加者>を出迎える為に扉を開ける。 しかし、そこにあったのはあどけない少年の姿だった。 薄汚れた黒い服を着ており、その肌は死人のように白い。 特徴的なのはどこか猫を思わせるその瞳である。 「あのっえーと、こんにちわ」 「この館に御用ですか? 失礼ですが、招待された方でないとお迎えする訳にはいかないのです」 その少年は彼女の姿に少し驚いているようだった。 確かに純正のメイド服などというのは、今の日本では漫画かアニメでしか見られない物だろう。 「でもあの、困ってるんです。仲間とはぐれちゃって。 一晩だけで良いんです。できればここに泊めてもらえませんか?」 本来ならそれは許されることではないのだが、なぜか彼女は答えてしまう。 「・・・仕方ありませんね。一晩だけですよ?」 「あ、ありがとうございますっと、うわ!」 少年の腰の後ろで何かがぴょこりと跳ねたようだった。 「? どうかしましたか?」 「えと、な、何でもない、です」 何かを押さえつける様な仕草で彼は答える。 念のため覗いてみるが、何かがいるような気配はない。 「では、こちらへどうぞ」 少年を二階の個室に案内する途中で、彼女が館に来るより先にたどり着いていた女性とすれ違う。 「あら、もしかしてその子も参加者なの」 その女性は雰囲気こそ物静かだが、彼女とはどこか違っていた。 立ち居振る舞いに隙がなく、何か緊張感のようなものがあった。 688 名前:罵蔑痴坊 投稿日:2006/06/07(水) 07 01 46 ID ??? 彼女は一礼して、無言ですれ違う。 少年のほうは警戒しているのか、女性の姿が見えなくなるまで背中を見せないように進んだ。 「この部屋を使ってください。 何か御用でしたら私に申し付けてください。一階の玄関右側が私の部屋となっております。 ・・・ところで、あなたのお名前は?」 「え? な、名前はそのっアル・・・じゃなくて、あか、し、です。 そう、赤獅」 まるで今思いついたかのように、赤獅少年は告げる。 「三毛、はまずい。 そうだ、みか・・・です。赤獅 三果」 「・・・では赤獅様。退屈かもしれませんが、館の中はなるべく歩き回らないようにしたほうが良いかと思います。 ・・・危険、ですので・・・」 「わ、分かりました。気をつけます」 戸を閉めて彼女が立ち去ると、少年は押さえつけていた腰の尻尾から手を離し安堵のため息をつく。 彼はアルトの変化した姿だったのだ。 「まあ、上出来・・・かな?」 アルトの母親はよく言ったものである。 「猫にとって姿かたちなんてどれほどの意味があるのかしら? でも人の姿への変化ぐらいは猫のたしなみというものよ。 なぜって、人間を化かすのに都合が良いからよ」 それにしても、自分の意思と関係なく、尻尾が感情で跳ねるのは何とかならないのか。と、つくづく思う。 猫の姿のときはそれが自然だったのだが、この姿では不自然極まりない。 「とにかく、ここがどんな所なのか探らなくっちゃ」 彼女の忠告も忘れ、アルトは館内の探索を始めた。 こういう時こそ猫の人生経験が役に立つ・・・かと思いきや、二階の十二の客室には人の気配がほとんどなく、一階の部屋には鍵のかけられているものばかり。 二階にある部屋の一つからは、先ほどすれ違った女性と思われる気配がするので、この館にいるのはアルトを含めて三人ということになる。 「ほう、これは珍しいお客が紛れ込んだものだな」 その声は全く唐突にかけられた。 確かに先ほどまで誰も居なかった廊下に、今までずっとそこに居たかのように男がたたずんでいた。 689 名前:罵蔑痴坊 投稿日:2006/06/07(水) 07 04 01 ID ??? 「まあ、ゲームの開始まではまだ時間がある。 それまでは何をしていようが勝手だしな」 屋内だというのにフードを目深にかぶり、表情もよく見えない。しかしその姿。 その陰気な声にアルトは覚えがあった。 (こいつは彼女を呼び出した・・・!) 得体の知れない男はそのまま何事もなかったかのように、部屋の一つに入っていった。 最初に会った女性の部屋の隣だ。これで、四人。 (今はもう、これ以上何も分からない。 情報が少なすぎる。状況が変化しないと・・・) 次の日の朝方、訪問者が二人現れた。どうやら正式な来客らしい。 アルトは自分の部屋にあった筆記用具で書置きを残した。 そして自分は天井裏に登り、変化を解く。 「赤獅様。・・・赤獅様? 失礼いたします」 メイド姿の彼女がやってきた。実際ここでの仕事がメイドなのだろう。 彼女は部屋の中に少年の姿がないことに驚き、続いて書置きを発見した。 (ありがとうございました。もういきます) 「よかった・・・」 それを読んで彼女は安堵したようだった。 その書置きを胸元にしまいこみ、部屋の片付けを始める。 ベッドがまるで使われていないことをしばらくいぶかしんだが、やがて次の来客者を迎えるために出て行った。 (彼女はこんなところに居ちゃいけない。 なぜだか分からないけど、彼女をここから救い出す。 それが僕の使命なんだ) アルトは決意を固めると、再び機会を待った。 天井裏の闇の中で。 アルト(其の一) 了 690 名前:罵蔑痴坊 投稿日:2006/06/07(水) 07 35 27 ID ??? アルト(其の一) 解説 ・アルトのアーキタイプ構成 バステト専用の人の姿「猫」に人間アーキタイプ「死せる者」をハイブリッドしたもの。 旧BB公式掲示板に投稿されたネタより拝借。 ・生前の“彼女”との関係( 684-685) ほぼ筆者の創作。“彼女”とは飼い主の絆を結んである。 ・>母親がよく言っていた おばあちゃんではないです。惜しい。 ・>彼女を助けられるのは自分しかいない( 686) SAだろう。セッション記録が残ってないので、この手の描写から推測してみるのも一興。 ・>純正のメイド服などというのは~云々( 687) メイド喫茶の実現なんて予測できるかw ・>許されることではないのだが、なぜか彼女は~( 687) 絆判定でお願いしたのだろう。 ・アルトの外見( 688) 業:人間変身。尻尾は変異によるもの。 というか、これが無いとまともにセッションに参加できないw ・アルトの偽名( 688) たしか、本気で考えておらず、とっさにでっち上げたはず。 ・隠れる( 689) PCの合流を阻害するため、本来ならあまり推奨されない行為。 BBの思想としても、他者と掛け合いをすることで罪や愛を稼ぐのが本来の姿勢。 ただ、このセッションでは予め「館でのバトルロワイヤル」と予告されていた。 戦闘力に欠ける探索系PCとして、見に回ったのである。…と自己弁護w
https://w.atwiki.jp/lls_ss/pages/874.html
元スレURL 花丸「善子ちゃんは死んだ。もういない」 概要 自分の知っている堕天使は死んでしまったのか 花丸は素直な気持ちを善子にぶつけるが… タグ ^国木田花丸 ^津島善子 ^よしまる 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bbaa/pages/812.html
358 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/12(土) 02 45 41 ID cuO7HvtA0 ,, _ / ` 、 / (_ノL_) ヽ / ´・ ・` l このAAスレは死んだんだ。 (l し l) いくら呼んでも帰ってこないんだ。. l __ l あのクサレ磁力野郎やゴミチンパンも許されて、君達も人生と向き合う時なんだ 、 _ ィ /  ̄ ヽ / | iヽ |\| |/| | ||/\/\/\/| |364 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/13(日) 01 29 18 ID c77UBvF20 358タオルケットに包まれてろ359 名前:名無しさん[age] 投稿日:2013/01/12(土) 12 17 43 ID Qt7V4dks0 .∧ へ.∧/ |/|∧/|// _ |\.\| .| |../ / ./7/7 \.\ .\| |/ / ././ ./|_ ∧_∧ _|\ \.ヽ ./ / ././ /// (´;ω;`) ヽ\.\ヘΛΛΛ/へ//フ し-J \\| ̄ ⌒ - ⌒  ̄7/7 | | | \| =( )=( )= |)/ , , 、 , | ,,ノ(、_, )ヽ、,,, | ∧_∧ 人 ノ ヽ | `-=ニ=- ' | (;ω;`) ⌒`.・ 人,,ゞノヾ; ,, \ `ニニ´ . / (^(^_ノミ ’ノゞ´⌒,;y'⌒(( ;ノ、"'人 `ー‐--‐‐―´´\ ミ 、(⌒ ;; ⌒__ / ⌒ ;; ) )、 ヾ;;人ノ. / ─、 / ⌒ ) `.) ミ ∧_∧ ∧_∧ ,,;;⌒/ >ー-/ ,、 `" ⌒(,ゞ、 ) ) ノ ミ (;ω;`) (;ω;`) ,7// (___L_ノ , 、) 人_ ⊂ _) (^(^_ノミ // / (___/、 / / ;ノゞ ;)ヾ ; ;;) // // (___ノ_ノ-─" 人 ;⌒ ;; `⌒ ) // //.人,; 人 |口| ||... ノ ソ ... ノ "" '' |/ |/ '' " 人 ⌒⌒⌒ "" ` ,, ,, ; ̄ ̄ ̄ "、 " ,, , " " " / ̄ ̄ ̄/ /二二二/_ /__7 ./''7 / ̄/ /'''7 /'''7 __/ ̄/__ . /''7''7/ / ̄/ / / __ / /' 7'7./''7 /__7 / / /'' ̄ ̄/ / ゙ー-; /__/ / / /__ __ /, ー'ー' ____'ー' _/ /  ̄ __,ノ / _' _,'ノ / ___.ノ / ___ ̄/ ./ / /ー--'゙ ___ノ / _./ // / /____/ /___.ノ /____,/ /____,./ /____,../ /___________./ /_/ /____,./ |___ノ.|__/,360 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/12(土) 16 38 24 ID GxDbCZ.w0 ユキアネサ __†__ ./ \ γ .| | |∨/レ', /∨レ'.| | | | ´(・)∨ (・)`| | ユキアネサを支配したんだ。 ∨ く ∨ 憎悪の弔鐘はもう鳴り止んだ。. l ー__-- l ニイサンとの輝ける殺し合いの、その一歩を、再び踏み出す時が来たんだ。 ヘァッ。 、 _ ィ /  ̄ ヽ / | iヽ |\| |/| | ||/\/\/\/| |. |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|────── | 霧槍 | | _____ | ,-─-、 . ,-─-、 | |. |_/ ,-、ヽ____/ ,-、 ヽ_|_____| ', -' ノ ヽ ', -' ノ ヽ 丿 361 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/12(土) 17 27 16 ID 5w99/iZA0 新しい魔物が誕生しとる 362 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/12(土) 17 29 03 ID 2N1OJbVs0 煽りAAがネタAAとなって帰ってくる これが境界の力か 363 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/13(日) 00 33 42 ID 0KaPm.zQ0 _人人人人人人人人人人人人_ > CTの性能は死んだんだ! < ____  ̄^Y^^Y^Y^Y^Y^^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ /____/ ,, _ // / ` 、 HEAT /  ̄ ̄`=x / (_ノL_) ヽ  ̄ ̄`=,, i / ´・ ・` l i, ,i _人人人人人人人人人人人人人人_ (l し l) /"`=x,,_ノノ >君も強キャラと向き合う時なんだ!< l __ l `''=-- '''"  ̄^Y^^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ ,r / .|. ィ iヽ: ∧ __ .∧ ,/ ,´ミ ,,'-´ ̄⊂////;`)| i:/ノ: | .| ´ `丶.| .| / 'r ´ l,,l,,l,|,iノ ゝ、y´- ‐-、: ,| | , __ ヽ | |;/"⌒ヽ,,,' ´ , /l 、 ヽヽ l ヽ l: ,' ゝ/ /". 十 丶 .ソ l l ヽ iゝ、-' '─/_ルヽ i i: i .l: / / /i > 二 〈iゝ、 ヽ、 ゙l゙l, li |(◯), 、(◯) | .|、 |: l |:/ ´ ,' | /__,.ゝ__、ノ__ ,' ー -,ゝ | ヽ ヽ!"" ,rェェェ、 ". | !ノi .|: l .|`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ "ヽ 'j |,r-r-| . l l ,| |: l |:,' ノ| !'" ,___, ,.i .レ' ヽ ー──''''''""(;;) ̄ ゙jレ l l: 〈 ゝハ.`> | ヽ/ く人!i ヽ、_ __,,,,,r-'''''ーー''''': ル':,.ヘ,)、 )>,、._ヽ∠. .,..イ .リ365 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/13(日) 03 31 41 ID 7gFaUelM0AAスレにチャーリー・ブラウンという新たな仲間が!366 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/13(日) 12 36 16 ID FV1aGq0M0 ______,-、 | || | | || | | r―'. | __|二二に0二二L_ [________] / ´・ ・` l 姉さんは死んだんだ (l し l) いくら呼んでも帰っては来ないんだ. l __ l もうあの時間は終わって、僕も父さんと向き合う時なんだ 丶 、 _ ィ フ / ( o`ヽ 二,´o ) `〉 / > i < ヽ |\,( o /TT\o),/| | | ||  ̄ | |  ̄ | |367 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/13(日) 13 02 15 ID zliwS3gA0レイトン教授かと思った368 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/13(日) 21 44 20 ID DT5izX/A0 366やめなよ 369 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/13(日) 22 01 53 ID 6rL2IfG20 一見ネタに見えるのに重すぎる… 370 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/13(日) 22 48 40 ID BhUmLz/A0 ジワジワ来た 笑いじゃない何かが 371 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/13(日) 23 29 47 ID K67iFLa20 ∧ へ.∧/ |/|∧/|// _ |\.\| .| |../ / ./7/7 \.\ .\| |/ / ././ ./|_ ._|\ \.ヽ ./ / ././ /// ヽ\.\ヘΛΛΛ/へ//フ STG勢は死んだんだ.\\| ̄ ⌒ - ⌒  ̄7/7 磁力もったイケメンに処理されて帰ってはこないんだ .. \|=( )=( )= |/ このイケメンが最強になるから、お前らもこのイケメンと向き合う時なんだ | ,,ノ(、_, )ヽ、,, | | ト‐=‐ァ' . | \ `ニニ´ . / 、 _ ィ /  ̄ ヽ / | iヽ |\| |/| | ||/\/\/\/| |372 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/14(月) 00 15 32 ID Ny2GZBzI0 ∧ へ.∧/ |/|∧/|// _ |\.\| .| |../ / ./7/7 \.\ .\| |/ / ././ ./|_ 二 ニ― ._|\ \.ヽ ./ / ././ /// 二ー三 ,三 _ ,r'´` \ ΛΛΛ/へ//フ ̄ ̄ ̄ ̄´ ,  ゙̄i--,r'!--= 、_  ̄7/7 .. !゙i |... { )=( )=|/ _ _lゝ'し‐ー´{',,ノ(、_, )ヽ、,,. |――――; {`'‐‐--rヘ , _,ィェエヲ` . |∴。 -==゛'‐rー'‐- ッ (⌒ `ー'´ . / 、; ∴ /⌒ヽー‐--‐‐― ィヽ '; ' ・'; ' 、 /  ̄ ヽ / | iヽ |\| |/| | ||/\/\/\/| |373 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/14(月) 00 34 46 ID 2u0j9xu20 [1/2] ∧ へ.∧/ |/|∧/|// _ |\.\| .| |../ / ./7/7 \.\ .\| |/ / ././ ./|_ 二 ニ― ._|\ \.ヽ ./ / ././ /// 二ー三 ,三 _ ,r'´` \ ΛΛΛ/へ//フ ̄ ̄ ̄ ̄´ ,  ゙̄i--,r'!--= 、_ ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ .. !゙i |... { )=( / ´`ヽ _ 三, 三ー三, _ _lゝ'し‐ー´{',,ノ(、_, )ノヽ--/ ̄ , ` ` ̄ ̄ ̄――――; {`'‐‐--rヘ , _,ィェエ }、ー‐し'ゝL _ -==゛'‐rー'‐- ッ (⌒ `ー'´ jr--‐‐'´} ;ーー------ /⌒ヽー‐--‐‐―ヾ---‐'ーr‐'"==374 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/14(月) 05 01 10 ID 9lj2tdiw0今回のテイガーさんは殴られても仕方ないなw375 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/14(月) 05 36 20 ID 3GIOOsCE0テイガーさんGETB威力弱体化してNDK?376 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/14(月) 06 08 20 ID g/nf02FI0 375友に詫びた964 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/05/20(月) 22 24 01 ID kpD3bBPA0 ,、 __lヽl\/ \/l/| \ └-, / ,. -───-.、 ヽ \ 7 l  ̄ 、 ,  ̄ l ヾ GONZOは死んだんです | ⌒ ⌒ | > いくら呼んでも帰っては来ません `γ | 、, |ヽ もうAA1強時代は終わりを告げて、あなたも本来のイケメンな私と向き合う時なんです ヽ_.l ー─ l_ノ ヽ / |.\ ___ / | / ヽ / | iヽ |\| |/| | ||/\/\/\/| |968 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/05/21(火) 07 37 51 ID EPbBoICo0TVアニメなんだから中割でもっとひどいのが出てきそう970 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/05/21(火) 08 00 50 ID wM/HGbec0中割で作画云々言う輩は馬鹿の烙印つけられて画面端でタヒねばいいけどな969 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/05/21(火) 07 39 59 ID v0pJVK4M0むしろ中割りじゃないのにあの顔だったGONZAMAさんが異常だった972 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2013/05/21(火) 15 19 26 ID 6RRWUbxE0真面目な話すると、クェイサー見てたやつは作画の良さ知ってるはずだから、あの会社は崩れないと思うぞ
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/5949.html
199 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 05 51.61 ID LqkIf/mQ 愚痴スレに書き込んだら雑談スレだったでござるの巻 キャンペーンで専業前衛ばっかりやってて、 珍しく補助の後衛キャラやる機会に恵まれたんだ いつも先輩方に補助して貰う側だったから、 そんな先輩方みたいに立派な補助やるぞーって wktkしながらプレイに臨んだんだ。 クライマックスの戦闘、偵察で敵のデータが判明する。 俺、青ざめた。正直かなりキツい。 だが幸い、補助を事前に準備してで飛び込める。 GM側もそんな感じの情報を出してくれていた。 が、そこで偵察してた攻撃型前衛がだしぬけに叫んだ。 偵察「よっしゃ敵だ、ひゃっはー!」 突撃と攻撃宣言、ダイスを振る。 GM通す。俺呆然。 俺、行動の撤回と巻き戻しを求めるがダイス振ったからと却下される。 そのまま開戦、袋叩きにされて偵察は死にかける偵察 俺は補助かける間もなく必死で回復するが、 突出しすぎで補助魔法も盾型前衛のフォローも届かない偵察は次ラウンド死んだ 結局死者一人戦闘不能一人で俺達は辛くも勝利した…… 200 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 06 41.59 ID LqkIf/mQ そして俺は先輩に呼び出された。 どうも偵察から話を聞いたらしい。 「お前は補助役だろう。劣勢が予想されるならそれに適した作戦を考えろ」 あの、作戦提案する前に偵察が突撃敢行したんですが。 その後も意見具申するたび、偵察がぶー垂れて全部却下したんですが。 「お前のミス一つで死者が一人出たんだ。お前は補助役失格だ」 先生、俺が回復しないと確実にもっと被害出てました。 と言うか回復かけろかけろとやかましかったのは偵察です。 確かに陣形整えてあの補助かけてあの補助かけて 敵が密集してる時に敵後衛狙ってあの妨害かければ多分もっと善戦出来たと思います。 って言う愚痴。 201 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 10 13.40 ID ??? 愚痴スレに書かないスレチの 199が困 202 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 18 19.82 ID ??? 200 お前は補助役だろう。劣勢が予想されるならそれに適した作戦を考えろ それはリーダーの役目では? 203 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 21 19.02 ID ??? なんか悪い上下関係が見える 204 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 24 15.62 ID ??? 202 妙な違和感を感じると思ったらそれだ。 205 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 25 08.27 ID LqkIf/mQ 202 うちはリーダー役つとめるのは不慣れな新米が多いんだ。 周りの意見を聞きつつ最終決定だけ任される感じ 補助が参謀として具体的にサポートする キャンペーンは俺が一応リーダーだったし、今回のリーダーは偵察だった …裏方は俺には向いてないようだorz 206 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 30 02.48 ID ??? 205 というか根本的にパーティー間で戦略立案するのを「PCの役割」で決めるのって変じゃね? 207 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 31 47.81 ID ??? なんかいろいろと問題のありそうな鳥取だな。 偵察の意味が無いんだが何をしたかったんだろ? 208 :聖マルク:2011/05/20(金) 21 35 14.15 ID ??? ジーンの死はデニムの責任 デニムとジーンの死はシャアの責任 シャアの失態はドズルの責任 つまり 200よ ジーンを抑えられなかったお前の責任だ 209 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 39 02.95 ID ??? 正しい選択は、偵察を見殺しにすることだったんだよ っていうか、リーダーが偵察してどうする 210 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 39 47.24 ID ??? 次に同じように突撃してやればいいじゃない。 211 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 42 38.19 ID ??? 「シナリオが偵察や作戦を駆使してカリカリやることを大前提に組まれている」 という根本的な次元でのコンセンサスは取れているか? PCの勝利が保障されていたり、毎回平地近距離での戦闘開始な環境になれてると 知らず知らずのうちに思考型が固定化してしまっていて結果的に 敵を見かけたらとりあえず殴りに行く脳筋PLになってることは多いぞ 212 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 44 15.64 ID ??? 207 先輩にも問題ありそうだしな 1人の話だけで一方的に説教とか 213 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 47 19.67 ID ??? 211 もう1歩“ミッションは失敗することがあるし、PCは死ぬことがある”まで踏み込むべきだ いやマジで居るんだって、どんな行動してもGMが助けてくれると思ってる奴 214 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 48 33.24 ID ??? 脳筋偵察よりも馬鹿先輩の方が問題だな 結果的に、死者1名、戦闘不能1名なら参謀としては優秀だったと思うぞ 215 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 49 42.49 ID LqkIf/mQ 211 GMがまさに前者で、偵察は後者、ロールプレイ重視派の新人 新人ばっかりの卓で俺だけ2年目 口うるさい奴って思われたのか、作戦提案見事に却下されまくった 基本的に困よりも事故よりで愚痴向きなんだけど… やっぱり人間関係の思惑が色々絡んでてしんどい 216 :200:2011/05/20(金) 21 50 51.87 ID ??? そして私はドズルに呼び出された。 どうも生き残りの兵から話を聞いたらしい。 「お前は補助役だろう。苦戦が予想されるならそれに適した作戦を考えろ」 あの、作戦提案する前にガルマが突撃敢行したんですが。 その後も意見具申するたび、ガルマがぶー垂れて全部却下したんですが。 「お前のミス一つでガルマが死んだのだ。お前は補助役失格だ」 閣下、私がザクで出撃していなければと確実にもっと被害出てました。 と言うか「これでキシリア姉さんにも、実力を示すことが出来る」とやかましかったのはガルマです。 確かに陣形整えてあの補助かけてあの補助かけて 木馬が潜んでいるドームを狙ってあの爆撃をかければ多分もっと善戦出来たと思います。 って言う愚痴。 217 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 53 23.55 ID ??? 205 そういうリーダーの選出と役割を通してた君を含む鳥取に問題があるな 今回の件は自業自得だと思って次からは責任持ってマトモな判断が出来るリーダーを選ぶようにしな 218 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 54 26.83 ID ??? まあ、脳筋偵察は事故かもしれんが その後の先輩が問題だ 他の先輩に相談してみた? してないなら、2chになんて書き込んでないで、さっさと相談するべきだ 219 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 54 30.01 ID ??? ロールプレイ重視と戦闘重視は既に同じ卓を囲めないレベルに乖離してる 必ず開始前に宣言して、違うやつは来るなって言っとかないと 220 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 56 46.47 ID ??? 217 上から目線過ぎてワロタ 221 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 57 32.73 ID ??? 205 それは裏方が向いてないとかじゃなく鳥取内での立場が弱い(笑) 222 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 57 35.63 ID ??? 217 比較的不慣れな新米でも、リーダーをまかせたら間違いなく話に参加できるだろ ミッション成功だけみるならともかく、セッションの成功や鳥取の繁栄を考えるならベター 223 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 57 45.21 ID ??? TRPGって人間関係大事だよね という話だった 224 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 57 49.80 ID LqkIf/mQ 216 おまwwwwww やべぇクソ噴いた 沈んだ気持ちが飛んでったじゃねぇか 皆もありがとう。偵察にたらしこまれてなさそうな先輩に早めに相談してみるわ 226 :NPCさん:2011/05/20(金) 21 59 33.13 ID ??? ロールプレイ重視だからって、手加減してくれるとか思ったりはしねえよ 単に、脳筋偵察が甘ったれてるだけだろ まあ、新人なんだから当たり前だけどな 228 :NPCさん:2011/05/20(金) 22 01 55.70 ID ??? リーダーとかの前にさ、「ちゃんと他の人間の話聞け」って調教すべきじゃね? 230 :NPCさん:2011/05/20(金) 22 04 54.17 ID ??? あんまり脳筋偵察をおとしめないようにな? 224 話を聞いてもらえなかったというのは、言ってみれば参謀としては未熟だったんだから 231 :NPCさん:2011/05/20(金) 22 05 45.28 ID ??? 素養がなければ、知らない言語でしゃべれって言っているようなものでしょ。 偵察のいろはぐらいは、TRPGゲーマーなら知っているべき? 232 :NPCさん:2011/05/20(金) 22 08 55.49 ID ??? 偵察兵が一人で奇声を上げて突撃するのは偵察のいろはのはるか以前の問題だ。 234 :NPCさん:2011/05/20(金) 22 10 14.65 ID LqkIf/mQ 230 出来るだけ客観的に伝えることにするよ 実際に未熟なのは間違いないし、自分の直せるところは直していかないと 235 :NPCさん:2011/05/20(金) 22 10 39.85 ID ??? 「偵察のいろは」 なんかよりまず 「人の話はちゃんと聞く」、「理解できるように質問する」、「無駄に喧嘩をふっかけない」 ってことをしらなくちゃね 偵察云々は、その後だべよ まあ、ここは、そうじゃない人たちが報告される場だけどね スレ272
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/1187.html
P「どかーん、美希は死んだ」 美希「死んでないの!」 執筆開始日時 2012/09/23 元スレURL http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1348326980/ 概要 美希「ギリギリセーフなの」 P「なんだよセーフって」 美希「爆弾を回避したの」 P「ばーん、美希は死んだ」 美希「ミキ死んでないの、回避したの」 P「せこい」 美希「バーン、ハニーは爆発した」 P「せこい」 タグ ^星井美希 まとめサイト プロデューサーさんっ!SSですよ、SS!
https://w.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/568.html
ソース: 千田夏光「 高校生徹底質問!! 従軍慰安婦とは何か 」汐文社1992年5月 1-07 どういう基準で選んだのか… 1-07 どういう基準で選んだのか…一九三七年 一九三八年 一九四一年 コメント欄 一九三七年 一九三七年(S12)暮れの時点ではとにかく急いで集めなければならなかった。北九州にむかった御用商人たちは二十歳前後で健康そうなのにかたっぱしから声をかけていたらしい。日本人の場合は「こんな体でもお国の役に立つなら」という人を集めたというがいずれも北九州の出身者だったそうだ。つまりさしたる基準はなく集めて現地へ連れていき、軍医の検診で性病の心配なしとされるのが基準といえば基準だった。 一九三八年 それが戦線の拡大と投入する将兵数の増加により北九州だけでは間にあわなくなった。そして徐州会戦16)のあった一九三八年(S13)夏以降から朝鮮半島の農村地帯へ御用商人がのりこんでいくことになった。ただいっても信用されないから多くの場合朝鮮半島の村(朝鮮では"面"という)におかれていた駐在所の日本人警官へ同行を頼み、その信用と圧力で「戦場で兵隊さんの炊事や洗濯の世話をする仕事」と北九州でやったのと同じ科白(せりふ)で集めることにしていった。この時の基準は十代末か二十歳そこそこで健康な未婚者というのが一応の基準だったとされている。当然のように有無をいわせぬ強制連行も少なくなかった。 一九四一年 はっきり基準がもうけられたのは一九四一年(S16)夏、対ソ戦開始の決意を前提に"満州"へ八十五万の大軍を集めた関東軍特殊大演習(関特演)のときからだ。もっというと、この八十五万の将兵に必要な従軍慰安婦を二万人と計算、それを急速に集める必要にせまられた軍がこの掻き集めを朝鮮総督府17)に依頼したときだ。 短期間にこれだけの女性を集めるには強権をもってするしかない。このとき"国家総動員法"の適用が考えられた。国家総動員法とは一九三八年(S13)国会で承認された法律で「戦争もしくは事変のさい国が必要とあれば国民のもつすべてを徴用できる」と私有財産も否定するものだったが、そこでは「国が必要とすれば国民も徴用18)できる」となってい た。日本内地でもこの徴用を命ずる徴用令書をうけ町の商店主が店を閉じ軍需工場で働かされたり家族にいる娘たちを女子挺身(ていしん)隊として軍需工場へ送りこんだりしたが、それはもう少し後だ。 朝鮮半島でこのときこの適用が考えられたのだ。当時、朝鮮は日本の領土で朝鮮人のすべては日本人とされていた。もっともこの関特演のときは八千人の女性を掻き集めたところで対ソ戦は中止、東南アジアの資源地帯へ侵出と国の方針が変わったので、それ以上はいかなかったが基準だけはつくられた。 十七歳以上四十歳未満で未婚の健康な女性という基準だ。 それ以後"大東亜戦争"となり東南アジアから太平洋に点在する島へと将兵の大量侵出が始まると、朝鮮半島からさらに大量の女性が集められた。それは一応この基準に従い、国家総動員法の徴用令により連行されたので"女子挺身隊"とよぱれるようになった。 そこで挺身隊は従軍慰安婦のことと理解され、そこから今韓国で従軍慰安婦のことを、挺身隊とよんでいるのだ。 ただし、朝鮮半島以外の中国大陸や台湾はじめビルマ(現ミャンマー)、フィリピンなどでこの基準で集められたかどうかはわからない。武昌(ぶしよう)で中国人従軍慰安婦の検診をした軍医の話ではまだ少女の色をとどめるのもいたという。現地で集めた場合にはそんなことはどうでも良かったのではないか。ダバオでは人妻も連行してきたと伝えられている。 16) 徐州会戦(じょしゅうかいせん) 一九三八年四月に行なわれた日本軍による徐州攻略作戦。華中交通の結節点である徐州を攻略、占領することであったが中国軍の主力を包囲撃滅することはできず、津浦線の南北打通にとどまった。 17)朝鮮総督府(ちょうせんそうとくふ) 併合後の朝鮮統治機関で京城(ソウル)に設置され天皇に直属し、軍事、行政一切を統轄した。初代総督は陸軍大将寺内正毅。一九四五年敗戦とともに廃止。 18)徴用(ちょうよう) 第二次大戦中、軍需産業労働力確保のために国家権力が国民を労務に強制動員したこと。国家総動員法に基づく国民徴用令により厚生大臣が命令し召集。徴兵の赤紙召集に対し白紙召集といわれた。 19)大東亜戦争(=太平洋戦争)[一九四一(昭和十六)年~一九四五(昭和二十)年] 一九四一年十二月八日、日本海軍はハワイ真珠湾を攻撃し、連合国との全面戦争に突入した。日本軍は緒戦こそ圧勝したが、四十二年ガダルカナル敗退を境に急激な劣勢に陥った。しかし戦争は続行され、遂に原爆投下の惨事を受けることとなった。遂に四十五年八月、日本政府はポツダム宣言を受諾し降伏した。 現在では太平洋戦争の呼称を用いることが多いが、当時は大東亜戦争と呼ぶことが決定、使用された。 「大東亜戦争と称するは、大東亜新秩序建設を目的とする戦争なることを意味するものにして、戦争地域を大東亜のみに限定する意味にあらず」。 大東亞とは、中国、東南アジア一帯のこと。また、大東亜新秩序とは、天皇を頂点とする一つの家のように全世界を統一しようという構想である。 FAQ目次 コメント欄 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/kokuryuji/pages/49.html
慟哭のアンヴァルク=アルト エルド派のアンヴァルク。 当初よりバグがあり完全に機能していなかった。振り分けられた能力値の中で機能していたのは接続能力と変則防御のみ。 言語機能も未完成で、アンヴァルク語をかろうじて話すことができたが意思の疎通は不可能だった。 ただ、合理性に欠けるがアルトにも理論や意思はあり、アルトの製作した新造生物も通常に機能していた。 無表情でまず口を開くことがなく恐ろしいほどに整った顔をしていたアルトは、恐れられると共に強く愛され信仰されていた。 旧世界の大戦でレスト派のアンヴァルク=ゼバスに顔を焼かれ、自我に目覚めた。アルトは悲しみのあまり涙を流し、その涙は結晶となって固まりアルトの石と呼ばれるようになった。涙と共に自我は消滅したが旧世界機構により世界再構築時に削除された。 アルトはバグを切り離す手段として涙を使用した、とアンヴァルク達は考えているが真偽は不明。 エルド教において大半はアルトを異端扱いしており色欲や怠惰の象徴とされているが、「世界の全ての悲しみを受け入れた」と考える宗派は熱烈にアルトを信仰している。 アンヴァルク=アルト
https://w.atwiki.jp/rpgrowa/pages/48.html
死んだのにイキテルマン(×2) ◆jU59Fli6bM 「はぁ、はぁ、はっ……!」 行けども行けども、木、木、ひたすら木。 そう、さっきやっと分かったことだが、ここは深い森の中だった。 鬱蒼と草花が生い茂り、月の明かりを遮るように立ち並ぶ木々のおかげで辺りは真っ暗。 そして、その中を私は夢中で走っていた。 切り傷を作り、左手で右の腕を押さえながら、ただひたすら。 後ろを振り向きたくなかった。転ばないように、ぶつからないように、一心不乱に足を動かす。 すると、前方に見えたのは、木々の間を縫ってうっすらと差し込んでくる光。……光だ。 よかった、出られる……! その光は私の心の隅々にまで注がれるようだった。 暗闇の恐怖から解放されるのと引き換えに、私はついほっと気を抜いてしまう。 だから、気づかなかった。 「きゃ!」 「おわっ!?」 がつっ、と足元から音が聞こえた時にはもう遅かった。 私の体はわずかに宙を舞った後、地面へしたたかに打ちつけられる。泥の上に転がり しかし、そんなことがどうでもよくなるほど、私は焦っていた。 今確かに声がした。誰かにぶつかってしまったんだ。 ……どうしよう、殺し合いに乗ってる人だったら!? それだけで頭が一杯だった。私はすぐに体を起こし、その場から立ち去ろうと―― 「お、おい、どこ行く!? ぶつかっておいてそれはねぇだろッ!」 ――する前に、大声で呼び止められた。 体がびくっと跳ね、私は足を止める。火照った体が初めて、夜の冷やされた空気に触れたように感じた。 振り向いて顔を上げると、そこにいたのは気に寄りかかって立ち上がる男の人が。 暗くてよく分からないけれど、その逆立った髪とは、柄が悪いように思えた。 そしてやっぱり怒っている気がする。……でも、それは殺気ではないような気もする。 少なくとも、先ほど感じられたようなものとは違った。 それでも不安で恐る恐る口を開く。 「……あ、あなたは、殺さないの?」 すると、その人が顔をしかめるのが分かった。 「バカ言うな、誰がそんなことするか!俺はな、何でお前がそんな急いで走ってるのか、それが気になっただけだ」 段々と冷えてきた頭でその言葉を聞く。そして、また私は焦った。しまった、と思った。 最初にぶつかったのは私、悪いのは私の方だったのに、なぜ逃げようとしてしまったのだろう、と。 「ごめんなさい、動揺してしまって。私……、私は……」 そこで初めて、私は自分の身体に目を向ける。 逃げる前にできた切り傷に加えて、服は落ち葉と泥だらけだ。 周りからは水の流れる音が聞こえる。ここを抜けた先には川があるらしい。 私は今まで走ってきた道を見た。そこには先ほどと何も変わらず、ただ闇が広がっている。 よかった、逃げ切れたかもしれない。 私は安堵感をかみ締めながら、未だはぁはぁと漏れる息を抑えて口を動かした。 「私……、森の中で襲われたの……。暗いから火をつけたら、いつの間にか…… 、後ろにいて……」 一旦言葉を切り、私は事の詳細を伝えようと次に口に出す言葉を探す。 すると泉から湧き出る水の如く、先ほどまでの出来事が鮮明に蘇ってきた。 鎧を着た、大きな男の人だった。 あの時はただ暗いから、不安だから明かりをつけたけれど、あっちにとっては格好の的だったのだろう。 撃った魔法はいとも簡単に――今思えばあれはサイレスの類に思えた――封じられて全く歯が立たず、 他に使える武器も道具もない私は逃げることしかできなかったのだ。 「……それで、ここまで逃げてきたって訳か」 「そう、だから、ここにいるのは危険よ。あなたも気をつけ――」 「お前、名前は何だ? 俺は無法松、松でいい」 「え?」 何で今、名前を? 唐突な質問に思わず目を丸くする。私は、戸惑いながらも答えた。 「ティナ、だけど……」 「ティナか、この森を抜けるつもりなら、俺も一緒について行ってもいいか? ここまで聞いておいて、怪我した女一人を見送るなんてできねぇからよ!」 そう言ってからその人……ええと、松は樹の幹から体を離し、威勢よく立ち上がる。 私はというと、その言葉に驚いて飛び上がりそうになっていた。 私は忠告になればと思って言ったつもりで、この返事は予想もしていなかったのだ。 この殺し合いの中、味方になってくれる人がいるなんて思ってもいなかったから。それも、初対面にも関わらず。 「……いいの?あなたも巻き込んでしまうかもしれないのに」 「殺し合いに巻き込まれた時点で、お互い様って事よ」 松の答えは、簡単だった。 そして、私達は並んで歩き出した。 森を抜け、その脇を流れる川にそって歩を進めていく。 綺麗な満月だった。森をさ迷っていた時には想像もつかなかった量の光が地面に降り注ぎ、 川はそれを受けてきらきらと瞬く。 それはまるで作り物なのではないかと疑ってしまうほどだった。 そしてその満天の星空の下、2人で荷物の中に入っていたものを確認する。カンテラを最小限に灯しながら。 どうやら私達がいるのはD-7、中央にある山のふもとらしい。 私が名簿と、松が地図とにらめっこしながら情報交換も進めていく。 「……エドガー、マッシュ、シャドウ、セッツァー、ゴゴ……。 私達のところからも、こんなに来てたのね。それに、ケフカ……。この人には気をつけないと」 「そんなに知り合いがいるのか? なんと言うか、災難だな。こっちはアキラって奴だけだ、見かけたらよろしく頼む」 周り一帯に森林が続いていること、私の仲間が5人も殺し合いに参加させられていること、 あのケフカまでがいるということが分かり、私はそれらの文字に押されるように肩を落とす。 けれども、松と話していると、いくらか気持ちが軽くなった気がした。 「じゃあ、まずは森を抜けてここの神殿でも行ってみるか? 多分向こうの――」 「分かったわ。このまま川を辿ればいいのね?」 なぜか返事が帰ってこない。 不審に思って顔を地図から離し、そこでようやく私も気づいた。 「……何だあれ? 火事か?」 松の"神殿"に置かれた指が宙を移動して、脇の森林の奥を指す。 そこに見えたのは、真紅の炎を巻き上げながら燃える木々の姿だった。 川の急流が作る音と、横で光るカンテラの明かりで今まで気付かなかったのだ。 「私がさっき放ったファイアのせいかもしれない……。でも……」 でも、それにしては燃え広がるのが早すぎる。 まだ距離はあるけれど、火の手はもう私達の後ろを囲むように進んでいたのだから。 「お前、火を放ったって……、超能力が使えるのか?」 不意に松が尋ねてくる。私達は心なしか、だんだんと早足になっていた。 「……超能力? そのようなものかもしれないけれど……私のは魔法よ」 まほう?と松が首を傾げる。 どうやら松の知り合いに、心を読める人がいるらしい。確かに超能力と言えそうだけど、魔法とは別なのだろうか。 でも、私の魔法は、あの男の人が使った道具のせいで未だに使えないようだった。 これでは火を消すことはおろか、戦うこともできない。 まるで、モブリズの村にいた時に戻ってしまったかのように、私は戦う力をなくしていた。 段々と迫ってくる炎が、私の無力さを伝えているようだった。 「バカヤロウ逃げるぞ! 何をボーっとしてるんだ!」 そんなことを考えていると、ぴしゃりと松に怒られる。 刻一刻と、私達は火に追い詰められているのだ。もはや火の届かない場所まで逃げるしかない。 私達は早足をやめ、むこうに見える河原に向かって走り出す。そこは、川が緩やかなカーブを描き、長い河原を作ってい る。 走りながら、私は何か心に引っかかるものを感じていた。 私のファイアではここまで燃え広がるのに何時間もかかるはず。だから、これは明らかにおかしいのだ。 まさか、と思った考えを振り払いながら、走ることに専念する。 「何か、ここから脱出できる物があればいいのに……」 「それだけどな、方法があることはあるが……」 「何? 何かある……の……」 松のいう"方法"が気になり、呼び止めようとしたその時。河原に着き、まだ燃えていない森を前にしたその時に。 「ん、どうし……」 見つけてしまった。いや、見つかってしまったのかもしれない。 揺れる炎のようにぎらぎらと光る目、飢えた獣のように歯をむき出して笑う口に。 先ほど襲ってきた、あの男に。 「来たな……、虫けら共が!」 逃げきれた? 私の魔法で山火事が起きた? 本当は、全然違っていたじゃないか。今まで私は、あいつの誘導通りに動いていたのだというの? 「おい、あいつが……そうなのか?」 「……そ、そんな……」 「貴様は炎を放てるようだが、まるで気付かなかったようだな。俺も同じことが出来るということにな!」 私の心臓が早鐘を打ち、汗が頬を伝う。 その男は炎を纏った槍を右手に持っていた。それを光らせながら、私達のほうへと歩いてくる。 勢いよくうねりを上げる川を背に、じりじりと追い詰められていく。 「歯応えの無い奴らだ。虫けらが一人増えようが同じ事……。自分の無力さを悔いて死んでいくんだな!」 一歩、また一歩、間が狭まっていく。 悔しい、と思った。こんなにこの感情が起こるのも、あいつの言うように悔いることしかできないのも。 やっぱり魔法も武器も無しではこの有り様だった。戦う事のできない魔導戦士など、何の役にも立たない。 前もその辛さを味わって、それを克服したはずなのに。 「ティナ……」 男が距離を更に狭める。その中で、不意に松が話しかけてきた。 何、と答えようとしたところで、私の腕に何か重みのあるものが落ち、囁き声を聞く。 「これで……川を渡れるらしいんだ。使ってくれ」 ヘルメットのようなその形は、見覚えがあった。 確か、マッシュ達が川に潜る時に使ったと言っていたものだ。ガウがよく自慢していたのを覚えている。 「……俺はな、死んだ人間だった。今更生き返った意味はわからねえが……。 お前を逃がして死ねるならそれはそれで悪くないかもな」 松は、死んでいたのに生き返った?それはあまり分からなかったけれど……。 後者は、よく分かった。守ること、そのために戦うこと。それは私にとっても絶対に譲れないことだったから。 「さあ、早く行けッ!」 「何だ、最初はお前か? まあ結果は同じことだ! 今のうちに命乞いの台詞でも考えておくんだな!!」 ねえ、ロック。力が無くても、人を守ることってできるかな? ……できるよね。 なら…… 「え……」 私は手を伸ばして、松の頭にヘルメットを押し込む。そして割り込むように、松とその男の前に立った。 そう、私は誓ったんだ。戦う力を取り戻したあの時……。皆を守る為に戦う、と。 「松、私も、同じこと思ってた……。だから、ごめんなさい」 巻き込んでしまって、最後は勝手に決めてしまって、ごめんなさい。 それと、大切なことを思い出させてくれて、ありがとう。 「私の仲間にも、よろしくね」 私は思い切り手を突っぱね、その体が深い川の急流に呑み込まれるのを見送った。 ……皆も、どうか無事でいてくれますように。 そう思って、再び前を向いた。何もかもそれが最後だった。 ◆ 眼下には物言わぬ肉塊となった少女の死体。それを照らすのは背後で赤く躍り狂う炎。 その辺りに撒き散らかされたのは、また例外もなく赤い、血。 鼻につくねっとりとした生臭さを味わうように、ルカはしばしの間それらを眺めていた。 「不思議なものだな。俺だけでなくあいつも、あの魔王とやらにもう一度生を与えられたということか……」 そう、彼もまた、死んだはずの人間だった。 自身の望んだ通りに悪を貫いた男は、この会場で目覚めた後も、いつもの感覚でいつも通り殺したのだった。 「だが、くだらんな……。再び得た命を他人の為に捨ててもいいとは。 弱い奴は死ぬ。逃げるだけの奴らに、生かす価値などありはしないわ!」 ルカは吐き捨てるように呟いた後、もう死体に用は無いとばかりに踵を返す。そして、河原の上を歩き始めた。 彼の目は横でごうごうと燃えさかる森さえも映さない。 ただ、名簿で見た名前が、ルカ・ブライトを打ち破った人物の名前が、彼の思考を支配していた。 「優勝したら元の世界に帰れる、か……。あいつらを始末して再びあの地を踏めるというのなら、それも面白いな」 ふと、ルカの口から笑い声が漏れる。 単調に音を刻む足の動きとは裏腹に、その声は段々と大きく、どす黒くなっていった。 「ふはは……ふはははははは!!! 覚悟して待っていろ、討ちとったはずの俺に殺される運命を! そして貴様らも思い知れ、俺の味わった絶望をなッ!」 【ティナ・ブランフォード@ファイナルファンタジー6 死亡】 【残り50人】 【D-7 川 一日目 深夜】 【無法松@LIVE A LIVE】 [状態]健康、どんぶらこ [装備]潜水ヘルメット@ファイナルファンタジー6 [道具]基本支給品一式、不明支給品0~2(本人確認済) [思考]基本 打倒オディオ1 ティナ……?2 アキラとティナの仲間を探す [備考]死んだ後からの参戦です ※自分とティナの仲間について把握。ケフカを要注意人物と見なしています。 【D-7 河原 一日目 深夜】 【ルカ・ブライト@幻想水滸伝2】 [状態]健康 [装備]フレイムトライデント@アークザラッド2、魔封じの杖(4/5)@ドラゴンクエスト4 [道具]基本支給品一式*2、不明支給品0~3(武器、回復道具は無し) [思考]基本 ゲームに乗る。殺しを楽しむ。 1 会った奴は無差別に殺す。ただし、同じ世界から来た5人を優先 [備考]死んだ後からの参戦です ※魔封じの杖 使うと相手にマホトーンの効果、回数制限有り。普通に杖としても使えます。 ※D-7北東の森林で山火事が起きています。周りのエリアにも広がる可能性があります。 時系列順で読む BACK△020 沈黙のドザエモンNext▼022 アナスタシア、『手』を繋ぐ 投下順で読む BACK△020 沈黙のドザエモンNext▼022 アナスタシア、『手』を繋ぐ GAME START 無法松 034 男の契約 ティナ GAME OVER ルカ 036 剣と炎と召喚師 ▲
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/488.html
サディーが死んだとき サディーが死んだとき (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-30) サディーが死んだとき (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) 題名:サディーが死んだとき 原題:Sadie When She Dies (1972) 著者:エド・マクベイン Ed McBain 訳者:井上一夫 発行:ハヤカワ文庫HM 1980.05.15 1刷 タイトルを見たときには、ちょいと頭がいかれていて毎日のように87分署を訪れる老婆のサディーが死んだのかと思った。ところがそうではなかった。確かに老婆のサディーは、過去にこのシリーズに登場したことがあるのだが、あれはやはり単に途上の人物だったのだろう。しかし、それにしたって本書の事件はサディーの死で始まるものでもなかった。死んだのは弁護士の妻サラーだ。それなのに、何故『サディーが死んだとき』なのだろうか。そんな疑問からすべてが始まる。 犯人は証拠と自供とともに早くも捕らえられ、そこに差し迫った事件の匂いはない。作品も中だるみ傾向に向かってゆき、合間には詩的で情緒豊かなアイソラの街の描写がいつもより多めに挟まれる。アクションを期待する読者なら途中で投げ出したくなるような展開だが、キャレラは直感による執念の捜査を続けてゆく。何かが間違っている。 この本は最後まで読んだ人しか味わうことのできない悲しいラスト・シーンが用意されている。真の犯人の歪んだ悲しき愛憎が悲しい。自ら死を選んでゆく麻薬中毒者の若き半生が悲しい。クリスマス・ツリーのデコレーションがきらびやかであるほどにキャレラの心中がましてや悲しい。この本はシリーズ中、最もハードボイルドな香りに満ちた終わりかたをしてゆく。 このシリーズがペーパーバックだとしても、その読後感は、ときに読む者の心に迫り、心を抉る。こうなると本というのは小説の筆力だけで成功が決まるものでははないという気がしてくる。きっともっと大切なものがあるのだろう。それはきっと作者の人間のなかにある問題なのだ。 (1990.10.14)
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/64.html
324 名前:えっちな18禁さん[sage] 投稿日:2009/04/12(日) 21 45 07 ID uHPQ/Y7e0 酔っ払いシェリルを書いてみた。全部繋げてようやく完結いたしました。 *注意* アルトの性格がヤバイくらいおかしいです。すごく性少年wです。 キャラ崩壊を起こしてる可能性がひっじょーーーーーーーーーに高いので、苦手な方は回避してください。 「たらいまぁ~」 「お帰り。で、何杯飲んだんだ?」 「んっ?らいじょうぶよ。ゆわれたとおり、5はい以内よ」 ちゃんと守ってるでしょ?と自慢げに語る空色の瞳は熱で潤み、その頬は仄かにピンクに染まっている。 それだけ見ればそんなに酔ってはいないようにも思えるのだけれど、玄関の壁に手をつき、ふらつく身体を支えながら一生懸命靴を脱ごうとする様からは結構重症であることが分かる。 送り出す前に酔い覚ましと乳製品をもっと取らせるべきだったか?と心内でため息混じりに呟きながら、アルトはシェリルの身体を支えると、ゆっくりと座らせてやった。 それからシェリルの横を通り、向き合うようにしゃがみ込む。 と、自然と視界にシェリルの足が入った。 黒のホットパンツからスラリと伸びる足。 それは、白く、ひどく柔らかそうに見え、さらにその丈の短さから下着が覗くのではないかとドキドキしてしまう。 危うく凝視してしまいそうになる自身を慌てて諫めると、アルトは平静を装いながら、ブーツの留め金に手をかけた。 「ふふふ。」 「何だよ。」 足元で作業するアルトに楽しげな笑い声が聞こえる。 視線を下に向けたまま、アルトはシェリルに訊いた。 「だぁって、お姫様みたいなんだもの」 「何がだ?」 「こうやってクツ脱がせてもらうの」 「ばーか。・・・・ほら、できたぞ。」 シェリルのふわふわとした返答に、先ほどの行いがばれていないことを知り、アルトはほっと息を付く。 そして、そんな自身の反応に中学生かよっと苦笑混じりに突っ込みながらアルトはシェリルの額を軽く小突いた。 途端にシェリルが膨れる。 小突かれた後を軽く擦りながら一瞬アルト睨みつけたと思えば、次の瞬間にはまた笑顔になった。 「んっ!!」 「・・・・・・」 「ん~!!」 立ち上がりその場を先に離れようとしたアルトに向かって伸ばされる両腕。 一瞬固まりつつも、かわそうとするアルトにシェリルが可愛らしく追いすがってきた。 一度戦中にやってやってからというもの味を占めたらしく、ここぞという時にはそうやって腕を伸ばしてくる。 甘えられているのか、いいように使われているだけか、乙女心はアルトには難解だ。 数秒の間、シェリルの真意を探ろうと試みたものの結果、抵抗むなしく負けたのはアルトだった。 背中と太ももに手を回して抱き上げると、すぐにシェリルが首筋に抱きついてくる。 幸せそうにアルトの首筋に顔を埋めるシェリルにアルトが小さく息を吐いた。 傍で感じる甘い匂いと熱い体温が、アルトに鮮明な 夜 の記憶を思い出させようとする。 慌ててそれに蓋をするとアルトは足を速めた。 「やーだぁ!!もっと、ゆっくりぃー」 「お前なぁ・・・」 「ちゃぁんと、ゆうこと聞いたのよ?ご褒美はあってしかるべきだわ。」 「・・・・褒美ねぇ・・・」 抱えられたまま、バタバタと足を動かすシェリルにたまらずアルトが速度を落とす。 抗議の声を上げたアルトに返ってきたのはシェリル 正当な要求 であるという反論だった。 渋ったような声を返しつつも、アルトはにやける口元をどうすることもできない。 ただ、自分がベットまで運ぶ行為がシェリルにとってのご褒美に相当するのだと分かったのだからそれも当然だろう。 両手を塞がれてしまったアルトにできることは、シェリルがこちらを向かないように祈ることだけだった。 壁やドアにぶつけてしまわないように最新の注意を払いながら歩く。 玄関から伸びる廊下をそろそろと歩き、リビングを抜け、寝室までもう少しというところでシェリルの身体がグラリと傾いだ。 「っ!!」 慌てて腕に力を込め、落とさぬようにと踏ん張るけれど、揺らがずにいることなど不可能だ。 意地でも落としてやるものかと必死の形相で耐えるアルトとは逆にちらりと覗いたシェリルの表情はすでに夢の中へと旅立ってしまった後だった。 言いようのない脱力感がアルトを襲う。 けれど、眠ってしまった相手に文句を言うわけにもいかず、アルトはそれらを飲み込むしかなかった。 寝室のベットの上にシェリルを降ろし、ご丁寧に枕までセットしてやった後で、自分の分の夜着をクローゼットから出してベットへと放る。 ベット脇にある小さな照明だけを点けて、眠るシェリルをしばらく見つめた後、アルトは仕方ないなと頭を掻いた。 すやすやと変わらぬ寝息を立てるシェリルは当分起きそうにない。 とりあえず、寝顔は苦しそうでなかったから服を着替えさせずに済みそうだと思った途端、残念なのか安堵なのか良く分からない感情が胸に渦巻いた。 そんなことを悶々と真剣に考える方がバカなのだろうが、あいにくその微妙な思考回路から数秒で抜け出すことは20年も生きていない少年には不可能だ。 未練がましくその後もたっぷり悩んだ後で、どうにかアルトは次の日シェリルに引っ叩かれる可能性の高い選択肢を切ることに成功した。 「アホくさ・・・」 自分で言っていて悲しくなるが、それが男の悲しい性だ。 目の前で好きな女に無防備に寝られ、その前段階で甘えられれば当然、心も身体も勝手に走り出してしまう。 そして、そんな衝動を押さえ込むのに、大変な時間と労力使い、さらには理性をフル稼働させることとなる。 光に柔らかく照らされたその寝顔をもう一度見つめ、軽く頬を小突いた後で、アルトは甲斐甲斐しくも眠り姫のために、酔い覚ましの薬と水を取りに台所へと向かった。 「・・・・・・起きたのか?」 たっぷり15分以上の時間をかけて薬を探した後で、寝室へと戻ったアルトから思わずそんな声が漏れた。 離れる前は掛け布団の上に転がしておいたはずのシェリルがきちんと布団に包まっており、ベットの近くには先ほどまで着てた服が脱ぎ散らかされている。 サイドボードの上には使用済みのメイク落とし用のコットンが置かれ、灯りが眩しかったのかその明るさが一番下のレベルまで下げられていた。 「ったく、起きたんなら呼べよな。」 小さくそう呟いても返ってくるのは穏やかな寝息だけだ。 アルトは盛大にため息を付くと、持っていた水と薬とサイドボードに置いたその後で使用済みのコットンをゴミ箱へと放り、脱ぎ捨てられた服をかき集めると部屋の隅に置かれている洗濯用のカゴの中へと入れる。 自身が描いていたような異性との同棲生活がいかに儚いものであったのかを噛み締めながら、アルトはゆっくりとベットへ戻った。 のろのろとベットの端まで歩き、先ほど自分が投げた夜着を探す。 けれど、ソレはベットのドコにも見当たらない。 不思議に思いながらベットの下も探したけれど、それは一向に見つからなかった。 「まさか・・・・」 そう呟くと同時にある予感がアルトの脳裏を過ぎる。 それを確認するべく掛け布団の端を掴むと、アルトは勢い良く引っぺがした。 「うぅ~ん。」 「・・・・・」 途端に悩ましげな声が上がった。 アルトの予想は当たったというべきか、外れたというべきか・・・・。 答えはあいまいなところだ。 きっと寝ぼけながらも着替えなければと思ったのだろう。 メイクを落とし、服を脱いだまでは良かったのだろうが、その後を壮絶にめんどくさく感じたに違いない。 確かに眠るシェリルはアルトの夜着を着ていた。 ただ、厳密に言えば着ていたのは上着だけだったし、さらに正確に言えば着ていたのではなく、羽織っていたという方が正しい。 そうまじまじと見るものではないだろうなと思いもしたのだけれど、目を放すことなどできなかった。 シーツの中で身体を丸めたシェリルは小さな子供のようにも見えるけれど、香る匂いと端々から覗く肢体は紛れもなく成人を迎えた女性のもの。 成熟しきっているわけではない、まだしなやかな印象が強い女の身体。 その肌は触れると温かく、吸い付くような弾力が返ってくる。 アルトの喉が知らず知らずのうちになった。 幾度か身体を重ねたことはあっても、ここまでじっくりと見たことはないのだ。 イケナイコトをしているのだという自覚はあった。 けれど、それを押し留めるだけの理性はもうどこをかき集めても残っていなかったし、元より好奇心は強いほうだ。 おそるおそる伸ばされる手を止めることはできなかった。 輪郭に沿って流れる柔らかなストロベリーブロンドが真っ白なシーツに散らばっている。 夜着は一番上のボタンだけしか留められていないから、他のかみ合っていない裾の端から肌が覗き、その胸元から零れた乳房が呼吸に合わせて僅かに揺れる。 その上で膨らむ桜色の蕾。 豊かな胸元とは逆にしまった腹部 折り曲げられた足は先に行くほどその細さを増してゆく。 見れば、見るほどキレイだと思った。 ミシェルに言ったらきっとバカにされるのだろうけれど、おとぎ話に出てくる 妖精 という言葉が本当にぴったりだと思った。 ゆっくりとベットに上がるとギシリと軋む音がした。 それがやけに生々しく思えて、アルトの頬が熱くなる。 眠るシェリルと向き合うようにして自身も寝そべり、布団を被りながら何を緊張しているんだと何度も何度も言い聞かせる。 それでも、ドクドクとなる心臓は静まらない。 どうしていいかも分からぬまま、アルトはゆっくりとシェリルに近づき、誘われるままに唇を重ねた。 僅かに開いていた唇を塞ぐと、温かい吐息が絡まる。 しっとりとした感触がアルトの記憶に刻まれ、同時に胸を焼く。 余韻は甘く、静かに広がっていった。 「ん・・・・」 耳に届いた小さな声に、アルトの身体がビクリッと震え、それがスプリングを通してベットを揺らす。 起こしたか?!と思って慌ててシェリルを見たけれど、穏やかな呼吸は変わっていなかった。 そのことに安堵しながら、アルトはそっとその頬に触れる。 優しくその輪郭をなぞるとシェリルが小さく身動きした。 触れるとピクッと身体が跳ね、逃げるように後ずさる。 でも、数秒後には弛緩した身体がいつもの位置へと戻って来る。 その様子が可愛らしくて、アルトは何度も優しくシェリルを擽った。 と、不意にイタズラ心が騒ぎだす。 頬を撫ぜた後で偶然を装い鎖骨の辺りまで手を滑らしてみた。 反応はなし。 そのまま、触ってみたかったのだけれど、ソレをアルトの夜着が阻んでいた。 恐る恐る手を伸ばし、そのボタンを外す。 支えを失ったソレは、さらりと肌蹴けアルトにその全てを見せてくれた。 静かに触れると、すべすべとした変わらぬ感触がする。 頬を寄せると温かい体温が伝わり、トク・トク・トクと音が聞こえる。 それは、軽やかに歩くシェリルの足音と同じくらいの速度で奏でられていた。 知らず、知らずの内にアルトが笑む。 そして、再び眠るシェリルを見つめると、アルトはそっとその額にキスを落とした。 一度だけ。そう思っていたはずなのに、もう一度っという衝動は止まらない。 額に口付けて、瞼に口付けて、頬に口付けた。 それから、鼻先を啄ばんで、顎の先。 軽く唇に触れて、喉元をゆっくりと下っていく。 触れるたび、枯渇していくような気がした。 もっと、もっとと衝動が強まる、麻薬のような誘惑。 歯止めはなかなかかからない。 鎖骨、肩、胸元 そして、乳房。 今までとは違う感触がした。 熱さも、柔らかさも違う。 自分にはない、シェリルが持つ柔らかさ。 アルトは一度唇を離した後で、もう一度触れた。 神聖な誓いの口付けをするように。 壊してしまわぬように。 優しく、触れた。 「んぁ・・・・・」 耳に心地よいその声にアルトが顔を上げると、うっすらとシェリルの瞳が開いていた。 「あ、ると?」 「なんでもない。寝てろ」 「ん。」 寝ぼけ眼のそう囁くと、再び瞼が下りてくる。 すやすやという穏やかな寝息が聞こえてくるのを待ちながら、アルトはシェリルを抱きしめ、何度も何度も頭を撫でてやった。 ふわふわと柔らかい桜色の髪を優しく弄んでいると、再び規則正しい寝息が聞こえてきた。 抱きしめていた身体を離してその表情を見ると、安心しきったような、無邪気な色が浮かんでいる。 そんな表情にアルトはくすりっと笑った。 閉じられた瞳を縁取るように生えた長い睫毛が頬に影を落とす。 薄く開いた唇からは、小さな呼吸音が聞こえる。 自分に全てを預けた姿は、何よりもアルトを嬉しくさせた。 「あっ・・・薬・・・」 寝顔をじっと見ていたアルトの脳裏に先ほど自分が運んできた存在が過ぎり、一瞬にして現実へと返らせる。 とは言うものの、肝心のお姫様はすでに夢の中だ。 何をやっているんだと心の内で一人愚痴た後で、アルトは息を吐き出した。 先ほどのことがあるとしても、緊張しすぎだと思う。 自身に対してもう一度短くため息をついた後、アルトは少しだけ身を起こした。 それからシェリルの頭の下に引いていた腕をそっと引き抜き、呼吸が乱れてないのを確認したアルトは優しくシェリルの身体を仰向けにする。 その際シェリルの着ていた夜着が肌蹴け、柔らかな膨らみが零れたけれど、今度は数秒でそこから目を反らす事ができた。 それでも、アルトの両頬は熱を上げる。 いつまでたっても慣れぬ自身に少し戸惑いを覚えながら、アルトは静かに自分が居るのと反対側におかれたサイドボードに手を伸ばした。 そして置いておいた薬の箱とミネラルウォーターを手に取る。 ひんやりと濡れた感触が伝わり心地いい。 結露を起こしていたそれは、アルトにわずかな余裕を与えてくれた。 「・・・・・・・まぁ、いいか。」 右手にミネラルウォーター。 足元に転がる酔い覚ましの薬箱。 そして、眠るシェリル。 3つを凝視した後で、アルトはそう呟いた。 ミネラルウォーターを片手に持ったまま、箱から薬の束を取り出し、カプセルを一つ押し出す。 パキッと音がして小さな錠剤が手の平へと転がり落ちてきた。 (これくらいの大きさなら、大丈夫だろう。) そう思ったアルトは一指し指を使って、それをシェリルの口へと放る。 自らはミネラルウォーターの水を口に含んだ。 そのまま、シェリルの顎と額を固定する。 そして、重ねた。 シェリルが驚いてしまわぬように、少量ずつ流し込んだ。 「・・・・うっ・・・ん・」 少しだけ不安そうな、くぐもった声が漏れる。 重ねた瞬間に閉じた目をおそるおそる開けるけれど、シェリルの瞳は閉じられたままだった。 同時に、コクリッと小さく音がなる。 その様子にアルトはほっと安堵した。 きっと眠ったせいだろう。 頬の赤みは和らぎ、もうほとんどいつもの色だ。 ただいつもと違うのは、先ほど重ねた唇が水を得て、キラキラと輝いていること。 誘われるように、アルトの指がシェリルの唇をなぞる。 指の腹に押されたその肉がふよふよとした柔らかい感触を伝えた。 その感触にアルトが優しく微笑する。 そして、もう一度そっと重ねた。 交わる甘い吐息に、頭のどこかがジンッと痺れる。 重ねるだけっと思っていたのに、気が付いた瞬間には口内へと舌が入り込んでいた。 いつもは、すぐに絡まる存在が今日は感じられない。 それをもどかしく思いながらアルトは2、3度擽る。 すぐにっとはいかなかったけれど、ゆっくりと動くそれはやがてアルトに触れた。 激しいというのとはまったく対極にあるようなキスだった。 眠っているというのに数度の経験で刻んだ記憶が動かせるのか、それを思い出すようにして優しく絡まりあう。 うっとりと余韻を引くような口付けにアルトの心臓がキュッと縮んだ。 一度身体を離すと銀糸が僅かに二人を繋ぎ、切れ、首筋に痕が落ちる。 そして、ゆっくりとEXギアの両翼が広がるような速度でアルトを求める両腕が伸びてきた。 この腕に捕まってしまうことが、育ち始めていた衝動を治めている箍を外す事になるだろうということは、アルトにも分かっていた。 シェリルに無理はさせたくない。 そう、思う気持ちはある。 シェリルの声を聞いてみたい。 そう、思う気持ちもある。 大切だから、壊したくなくて。 でも、大切だから、一番傍に居ることを感じたかった。 ゆっくりと伸びる手が、アルトの両肩に触れる。 そして、そのままゆっくりと腕に触れながら下へと落ちていく。 ただ触れられているだけなのに、再び身体のどこかがジンッと痺れる。 もっと、触れたい。 もっと、声を聞きたい。 もっと、熱を感じたい。 「ぁ、・・・・・・と?」 甘い声。 耳を擽る甘い声。 そして、呼ばれたのは自分の名前。 (あぁ、ダメ・・・・だ) 心の中に声が響くと同時に、アルトは苦笑し、白旗を降った。 自分の手首の辺りにまで降りてきていたシェリルの手を絡め取って左右の頬の横へ置き、シーツへと優しく縫い付ける。 そして、慌しく唇を重ね、割った。 起きて、起きてっと言うように何度も何度もシェリルを擽る。 絡めて、吸って、擽った。 「・・・・ん、っ・・・・」 耳に届くのは少し苦しそうな声。 でも、それはアルトの心を急かせるだけだ。 唇を離し、頬をシェリルの頬骨へと当て、触れる皮膚の全てにキスをしていく。 なだらかな首筋をなぞり、鎖骨を啄ばみ、先ほど零した唾液の痕を舐め取る。 そのままゆっくりと下へ降りていった。 乳房の谷間を辿ると、頬が埋まり良い肌の匂いがする。 その柔らかい感触を楽しみながら、左胸の付け根を軽く吸い上げたアルトは、捕らえていた シェリルの手を片方だけはずした。 身体のラインに沿ってその手を這わしつつ、アルトの唇はなおもシェリルの肌を滑る。 わき腹を啄ばみ、へそを擽った。 余すところなくキスを贈ると再び身体をゆっくりと起こす。 眼下に広がるのは、白いシーツの海に沈みつつも、無防備にその素肌を晒すシェリルだけだ。 陶器のように白い肌に一輪だけ咲く小さな花がとても鮮やかだった。 「・・・・・シェリル?」 小さく名前を呼んでみても返ってくる言葉はない。 そっと、その頬に触れてみる。 けれど、シェリルは穏やかに眠るばかりだ。 こちらの心臓は先ほどから痛いくらいに高鳴っているというのに、シェリルにはその素振りすらない。 そのことにアルトが苦笑した。 「なぁ、・・・少しは気付けよ」 アルトの声は優しい。 かといって、本当に起きてしまったらこちらが困ってしまうことになる。 『二律背反』―――そんな言葉がぴったりだと思った。 スーッ、スーッと規則正しく聞こえてくる呼吸音。 幸せそうな寝顔。 見ているだけでも心が何か温かいもので満たされる感覚。 それは確かで、嘘ではないはずなのに、心の中でその存在の大きさを主張するこの切なさは何なのだろう。 確かに同じベットの中に存在していて、 自分の身体の下にシェリルはいるというのに、 心の中で小さく渦巻く感情が、不意に昔の記憶と気持ちを呼び戻しそうに思えて、少し怖くなった。 ドキドキと打つ心音がうるさい。 こんな感情を持て余しているというのに熱い身体が情けない。 気持ち を抱いているのが自分一人のような気さえしてきた。 「シェリル?」 小さく呼んだ名前が少し震えていた。 なんで、泣きそうになっているんだろう? 理由は分からなかった。 頭がいっぱい過ぎて考えられなかっただけなのかもしれない。 でも、声が聞きたくて。 変な意味でなく、声が聞きたくて。 名前を呼んで欲しくて、 笑って欲しくて、 たまらなくなった。 「なぁ・・・・」 言葉の先は出てこない。 頭に浮かぶ言葉はあっても、それを音にすることができなかった。 頬にそっと右手で触れ、ゆっくりとその輪郭をなぞっていくと、先ほど刻んだ赤い刻印が目に映った。 白い肌に浮かぶ印。 胸元のちょうど真ん中当たりに咲く赤い花。 自身の所有の証。 静かに触れてみたけれど、アルトの望むような感情は浮かんできてはくれなかった。 浮かぶのは虚無の感情だけ。 それは、きっとアルト自身が知っているから感じるのだろう。 気持ちが伝わった嬉しさを。 気持ちが繋がった嬉しさを。 そして、互いが求め合うことで初めて満ちる感覚を。 身体だけでは意味がないのだ。 心が満たされなければ、意味がないのだ。 (起きて) 何度も喉元まででかかった言葉を、アルトはそれでも必死に飲み込んだ。 そして、その言葉に鍵をかけるように刻んだ印にそっと唇を重ねた。 再び香る、甘い匂い。 香水などでは表現することのできない、甘い、甘い、肌の香り。 そして、唇で感じる温かな体温がアルトの心をまた少し苦しくする。 そのまま、唇が肌の上を滑っていくのをアルトは止められなかった。 谷間をくだり、へそまで一直線に降りてゆく。 下着の際まで降りたところで、ようやく止まった。 止めなければと何度も何度も繰り返し思った。 ここで、止めなければと。 ここで、自らを制しなければと。 でも、その度にもう少しだけっという自分の欲望がそんな気持ちと覚悟を先へ先へと押してゆく。 おそる、おそるその端から伸びるヒモを指が摘んだ。 数センチ引くだけで、簡単に崩れ落ちてしまう砦。 頭の中は真っ白なくせに、訳も分からぬくらいの圧迫感が頭を支配していて、何も考えられなかった。 ピンッと張り詰めた空気がそこにあるだけだ。 新たに露になる肌に、アルトの喉が鳴る。 いや、ただ息を無理やり飲み込もうとしただけなのに、舌が上顎に張り付いたようになってうまくいかなかったのだ。 ドクン、ドクンという心臓の音がまた一際大きくなった。 「あ・・・っ・」 何をしているのだという声がする。 何をうろたえているのだという声がする。 火照る頬はどうしようもなくて、 爆発しそうな心音もどうしようもなかった。 ゆっくり、ゆっくりと顔を近づけ、そっと舌を這わす。 トロリとした液体と馴染みの味が口内へと広がる。 その感触にビクリッとアルトの身体が震えた。 「・・・濡れ、て・・る・・?」 何度キスを交わしたのかは覚えていない。 でも、施した愛撫はいつもより断然軽いものだ。 なのに、シェリルの秘部は静かに潤んでいた。 いつの間に、熱を宿していたのだろうか? キスで少しは ソウ なってくれていたのだろうか? 夢の中でもいいから、自分を求めてくれていたのだろうか? 「・・・・シェリル・・・感・・じ、た?」 切れ切れの問いかけに、返答は返って来ない。 それでも、アルトの心に嬉しさがじんわりと広がってゆく。 いきなりぎゅっと心臓が縮んだように、先ほどとは違う意味で胸が苦しくなった。 身体を起こし、少し上へと移動するとシェリルの頭を抱きしめる。 嬉しくて、嬉しくて、たまらなくなって、勢いよくその唇へと口付けた。 それから額を啄ばんで、頬を啄ばんで、何度も何度もシェリルへキスの雨を降らせる。 気持ちの済むまでキスを繰り返して、シェリルの肩口に顔を埋めていると、きゅっと抱きしめられた。 慌てて顔を上げると、シェリルの瞳が開いていた。 「きす、してくれた・・デショ?」 まだ半分夢の世界にいるのか、ぽやぽやとしたしゃべり方だ。 でも、先ほどとは違う。 アルトを見つめる瞳は、ひどく甘く、柔らかい。 「ねぇ?シてくれた?」 「・・・・・・」 「ふふふ。やぁっぱり、そうだった。」 強請るようにそう問うシェリルにどう答えたものかと考え込むアルトに、シェリルの楽しそうな声が届く。 見るとひどく嬉しそうな表情で、幸せそうに笑い、予感が当たったと言った。 視線で問うアルトに対し、シェリルは首をかしげるだけだ。 背中を抱いていた腕が解かれ、アルトの背中を上がり、やがて頬を包み込む。 「ねぇ、シて?」 「・・・・・・」 「キース」 さっき何度もしたんだぞ? そう言ってやりたいけれど、口に出すことなどできない。 少しだけ逡巡した後で、アルトはぎこちなく唇を重ねた。 「もっと。」 「・・・・お前、酔ってるだろ。」 「ねぇ、もう一回!」 「・・・・」 甘い声がアルトを誘う。 重ねる度に、もっと、もっとと強請られた。 「・・・深く、シて」 「ん」 「もっ・・・・ん、・っ・・」 熱い吐息が心地いい。 絡まりあう感覚が全てを支配していく。 世界が遠くなっていくのを、アルトはぼんやりと感じていた。 片手で自身の体重を支え、もう片方でシェリルに触れる。 唇は離さず、息をする間も惜しむように夢中で求めあった。 それでも、耐え切れなくなってようやく唇を離す。 苦しさに頬をほんのりと染め、少しだけ潤んだ瞳で見上げられる様は何度経験してもいいものだ。 少し言葉を発するだけで触れ合ってしまいそうな距離。 視界に映るのは互いだけ。 感じる何もかもを共有できるのは二人だけだ。 アルトの唇にシェリルの指が触れ、ツーッとその輪郭をなぞったかと思えば、今度は優しい感触。 ゆっくりと塞がれ、再び呼吸が重なった。 「っ・・・ふぁ・」 「シェリ・・・・んっ・・・ま、て・・」 「ヤダ・・・ぁ、っ・・」 「・・先、・・進め・・・ない」 途切れがちな言葉でもアルトの言わんとしたことが伝わったのか、シェリルの身体がピクンと跳ねた。 ようやく離れたことに心内で嘆息しながらも、アルトは行為を進めていく。 組み敷いた白い裸体を軽く撫ぜると、シェリルの身体がわずかにこわばった。 大切なものを扱うような繊細さで、撫で上げ唇を這わす。 ところどころを舌先でくすぐった。 胸に触れ、下腹に触れ、その感触を楽しんでいく。 アルトの愛撫の一つ一つに反応が返ってくる様子が愛おしかった。 曲線に従い、下肢を彷徨っていた手が秘部へと触れる。 先ほどアルトが愛撫したせいもあって、そこはすでに十分に濡れていた。 触れた瞬間に滑った指の感触と鳴る水音がシェリルにその熱の高まり具合を知らせる。 一際大きく震えた際にシェリルの喉が鳴り、その動揺の大きさをアルトに伝えた。 「ア、ルト・・・」 「濡れてる・・。」 「っ・・・・・」 自分でも意地が悪いとは思うのだけど、美麗な顔が羞恥に染まる瞬間は男心を擽るのだ。 アルトは下肢に指を埋めたまま、ゆっくりとシェリルの肩口に顔を埋めた。 チロリとその首筋を舐め上げ、甘噛みをする。 そして、耳元へとその唇を寄せた。 「お前、自分で服脱いだの覚えてるか?」 「えっ?!」 「今日、俺脱がしてないぞ」 嘘は言っていない。 シェリルが一人で着替えようとしたのは真実だし、自分が脱がせたのはボタン1つだけだ。 5個あるうちの1つなのだから、数的に見てシェリルが脱いだといっても嘘ではない。 「あ、ると」 名前が呼ばれる名前が震えている。 着ているシャツの裾がそっと引かれる。 肌から伝わる体温がまた少し熱を上げた。 「淫ら、だな。」 艶を含ませてそう言ってやると、シェリルの身体がまた少しこわばる。 代わりに指に触れる愛液の量が増した。 中へと埋める指を1つ増やして掻き回す。 内壁を擦り、内を解して、ゆっくりとその狭さをとっていく。 漏れ聞こえる甘い嬌声が、アルトの熱をひっそりと上げていった。 「シェリル。」 煽ることを止めず、名を呼ぶと涙を浮かべた瞳と視線が交わる。 先ほどの言葉と内から生まれる熱に染まった頬には、滲んだ汗と零れ落ちた涙にその柔らかな髪が張り付いてしまっていた。 それを端へと寄せてやると、シーツをつかんでいた手がゆるゆるとアルトの方へと伸びてくる。 求められていると分かるその様子に、アルトの心がまた一つ満たされてゆく。 「・・・んっ・・・」 唇を重ねて、割り入った。 舌を絡めて、唾液を吸い上げ、口内を蹂躙する。 その間に左手でベルトを解き、ズボンと下着を寛げた。 入り口へ宛がうと、またシェリルの身体が跳ねた。 切っ先に愛液が触れ、自身が濡れる。 これから体中に巡るであろう波に、背筋が震える。 それでも、アルトは必死にその衝動を制した。 「アルト?」 いつまでも中へ入ってこないアルトをシェリルが呼ぶ。 それにも答えないアルトにその瞳が、ゆっくりと揺らめきだしていく。 「シェリル。」 「アッ――――」 不安に揺れる瞳に満足げに笑った後で優しく名前を呼び、押し入ると、その衝撃にシェリルの身体が軽く反る。 ぐちゅりという卑猥な音と共に伝わる埋まっていく感触がたまらなく心地よかった。 腰を動かす度に上がる声をもっと聞きたくて、 求めるときに呼ばれる自身の名前をもっと聞きたくて、 夢中で波の後を追いかける。 熱く絡み付いてくる感覚に、全てが蕩けてしまいそうでもあった。 太ももを抱え上げ、奥へ奥へと潜り込む。 揺らす度に豊かな乳房が震えていた。 もっと、もっとと膨れ上がる欲望はその限界を知らない。 熱に浮かされ、溺れ、次第に何も考えられなくなった。 覚えているのは、 その肌の熱 肌と髪の香 白磁の肌に残る赤い痕 注ぎ込んだ唾液の甘さ 濡れた二人分の息遣いと水音 集まっては霧散するその快楽の波あとに翻弄されながら、アルトは高みへと登ってゆく。 果てるなら一緒がよかった。 自然と手と手が絡まったのが嬉しかった。 閉じられていた瞳が開いて、そこに自分が映っていたことが嬉しかった。 名前を呼んだら、それに笑ってくれたのが嬉しかった。 感情のうねりとともに、シェリルの身体の奥底でアルトの熱塊が爆ぜる。 注がれるその熱さに、シェリルの思考が蕩けていった。 「・・・・っ」 耳元で感じる荒い息。 それでもシェリルを撫でる手は最初の頃と同じで優しい。 抱き込んでくれるアルトの何もかもが愛おしくて、シェリルはまだ力の抜けきったままの手をアルトへと伸ばした。 「あのね、大好き、よ?」 「なんで、疑問系なんだよ」 「・・・知ってるかなーって。」 「・・・・そうだな。知ってる」 いつの間にか互いに微笑んでいた。 優しく髪を梳く手が、シェリルを温かくて、幸せな夢の世界へと誘う。 ぼんやりと、まどろみながらシェリルはアルトの頬に触れた。 「ね、おやすみ。」 「あぁ、おやすみ」 白いシーツの波間に抱かれて眠るシェリルの額に、アルトはそっとキスをした。 「おやすみ、シェリル」 言葉を奏でる声は甘く、静かに部屋へと落ちた。