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登録日:2015/05/17 (日) 00 08 22 更新日:2024/03/27 Wed 09 55 33NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 Fate Lynn TYPE-MOON fake アサシン アホの子 サーヴァント ザバーニーヤ チート←ただし能力に限る ハートキャッチ 夢想髄液 妄想心音 妄想毒身 幻想血統 悲想巡霊 断想体温 狂信者 狂想閃影 異想追憶 瞑想神経 空想電脳 絢爛なる狂信者 美しき暗殺者 脳筋 鉄砲玉 我らが神は……杯など持たない…… 【概要】 『Fate/strange Fake』にて、ジェスター・カルトゥーレによって召喚されたサーヴァント。 真の聖杯戦争を開催するための呼び水として用意された偽りの聖杯戦争のアサシン。 全身を黒い衣装で覆った女性。普段は目元しか肌を出さない。 暗殺者だが、その価値観は基本的に暗殺者らしからぬいい子(後述)。 CV Lynn ●目次 【概要】 【データ】 【スキル】 【人物】 【宝具】 【マスター】 【データ】 マスター :ジェスター・カルトゥーレ 性別 :女 身長 :163cm 体重 :53kg 属性 :秩序・善 ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 C B A C D B+ 【スキル】 ◆クラス別スキル 気配遮断:A- ◆保有スキル 狂信:A 特定の何かを周囲の理解を超えるほどに信仰する事で、通常ではありえない精神力を身に付ける。 トラウマなどもすぐに克服し、精神操作系の魔術に強い耐性を得る。 以下ネタバレ 真名は『山の翁(ハサン・サッバーハ)』……ではなく、暗殺教団に属していた一人の信仰者。 英霊と化した時には既に名前を捨てており、真名は存在しない。 ファン間では『Fakeアサシン』や『狂信者』と呼ばれており、9巻の人物紹介イラストでは「絢爛なる狂信者」と呼称された。 ハサンらが共通して身に付ける髑髏の仮面は無いため素顔が分かるようになっており、また生前の彼女は髪を二つ結びにして黒い衣装を来た美人さんである。 【人物】 保有スキルにもある通りその信仰は度を超えており、暗殺を極めるという異様な事をしている同じ信徒たちからも『狂信者』と蔑まれていたが、 彼女はそれを自分が未熟なためと受け止めより一層修練を積み、遂には歴代の『山の翁』が暗殺の奥義として体得した全ての御業を再現するという所行を成し遂げる。 しかし、新たな奇跡を生み出すことができなかったこと、その異様な力と彼女の性格(後述)を教団が恐れたこと、そして彼女自身が暗殺という行為に不向きな精神の持ち主だったこと等々…ぶっちゃけ暗殺者にも長にも向いていなかったため、19代目ハサンの称号を得ることは叶わず、そのまま歴史の狭間に消えていった。 なお、実際に19代目となったのがFate/Zeroで登場した百の貌のハサンである。 本来ならばアサシンどころか英霊として召喚されることは無いはずが、不完全な偽りの聖杯戦争故か『 ハサン・サッバーハ 』の枠で呼びされてしまう(*1)。 歴代のハサンらに対しては自分を超える信仰心の持ち主として尊敬の念を抱いており、自分は彼らには遠く及ばないと思っている。 聖杯にかける望みは「無い」。というか、彼女が信仰するイスラームの神は杯を持たないため、(いろんな意味で対立している)キリスト教由来の聖杯は異端の証に他ならないのである。 何人かのハサンが過去の聖杯戦争に参加した事については悲しんでいるが、その怒りは彼らを惑わした聖杯戦争そのものに向けられている。 そんな彼女の自分ルール的には、無辜の民を殺す事はNG。単純な殺害はもちろん、戦闘の巻き添えも回避しようとする。 スノーフィールドに居る魔術師に対しても、聖杯戦争に関わっていない、または自分にちょっかいを出してこなければ特に手を出さないとのこと。 ただし、聖杯を求めようとする者(マスター含む)や教会の関係者に関しては穏やかではなく、 また自身を召喚したジェスターを含めた死徒などの怪物も、人の世を荒らすものとして無条件に敵とみなしている。 歴代ハサンが秩序・悪で並ぶ中、彼女のサーヴァント属性は秩序・善だが、 型月的に秩序・善とは『社会や組織など自分以外のルールを守りつつ(秩序)』『自分の中で善いと思う行動をする(善)』なので、 無駄な犠牲を出さないのも、異端を滅ぼすのも彼女にとっては善である。 ただ、彼女自身が作中年代(00年代後半?)基準でも善いといえる性格をしているため、結果的には真っ当な倫理観と高潔な精神性を持っていると言えるだろう。 椿の生い立ちを知った時には義憤から彼女の両親に対してキレたり、シグマの生い立ちを聞いた際には同情し慰めるなど、自らの敵でない者に対しては基本的に優しい。 なのでどちらかと言うと暗殺者ではなく戦士やヒーロー寄りの性格。 前述の性格面が恐れられたというのもこれであり、彼女が長になれば暗殺教団が正義の騎士団になりかねないため、当時の長たちの懸念も当然と言えよう。 さらには、自らの敵であっても時間さえあれば改宗を勧めるらしい。つくづく暗殺者に向いてないなこの子… なので彼女を召喚して運用したい場合 彼女の狂信者メンタルを御せるだけのコミュ力 聖杯に願いを持たず聖杯を求めたりしない 一般倫理感基準で非道な手段や外道な手段を用いていない(用いない) バーサーカークラス顔負けの燃費の悪さと魔力消費に耐えられるだけの高い魔力量 といったような凄まじく高いハードルが求められ、同盟を組みたい場合同盟相手にもこれらのハードルが適用される。 そんな彼女が実際に同盟(共闘)相手となったのは、黒幕側に雇われながらも聖杯戦争を壊す側へと回ったシグマと、聖杯にかける望みを持たないセイバー組とランサー組という、此度の聖杯戦争の中では善良側と言って良い面子である。 生前に多少の因縁があるセイバーと組んではいるものの、魔力供給を元のマスターの代わりにセイバーのマスターが請け負ってくれ過去のハサンが認めた相手と言う事もあり強く反発するようなことはない。 【宝具】 ●『幻想血統(ザバーニーヤ)』 ランク E~A 種別 対人、対軍宝具 レンジ - 最大補足 - 肉体を自在に変質させ、過去に紡がれし18の御業(ザバーニーヤ)を再現する能力。 全てのザバーニーヤを再現した生前の彼女は過酷な肉体改造を経験したが、宝具化によって肉体を自在に変質させる能力となっている。 オリジナルの御業と比較した場合、クオリティが上か下かはケースバイケースとなるが、彼女自身はすべてオリジナルのそれよりも劣っていると思い込んでいる。 同時代にハサンの名を争った『百貌のハサン』の『妄想幻像(ザバーニーヤ)』だけは再現できていない。 『妄想幻像』とは多くの技能を持つという点で共通しているが、比較するとこちらは一つ一つの技能が歴代ハサン宝具な代わりに分裂できずかなり燃費が悪い。 以下、作中で彼女が使用した(使用できると言及した)ザバーニーヤ ●『妄想心音(ザバーニーヤ)』 『Fate/stay night』に登場する呪腕のハサンの御業。 悪性の精霊シャイターンの腕により擬似心臓を作り上げて対象を呪い殺す。 発動時には背中からシャイターンの腕が生える。 ●『空想電脳(ザバーニーヤ)』 (本物ではないが)『Fate/hollow ataraxia』で登場した、第三次聖杯戦争にて召喚された小柄なハサンの御業。 手で触れた相手の脳を爆薬に変えて爆殺する。 ちなみに『Fake』にて真アサシン(ハサン・サッバーハ)を召喚したファルデウスは、第三次でハサンを呼び出した人形師の縁者である。 ●『夢想髄液(ザバーニーヤ)』 人間の可聴領域を超えた歌声の御業。 魔術師に対して使用した場合、脳を揺らして魔術回路を暴走させ、最悪自分の魔術で爆死する事になる。 効果範囲を絞るほどに威力が増していき、一人に『歌』を集中させた場合、脳を支配し思い通りに操ることが出来る。 オリジナルに勝る威力を持った御業の一つ。 ●『瞑想神経(ザバーニーヤ)』 魔力や水、電気や風といったエネルギーの流れを感知し、周囲の地形構造を完全に我が身として知覚する御業。 この御業に関してのみ詳細な口伝は残っておらず、いつの時代に存在したハサンの能力なのかは誰一人として知らず、 本当にこうした能力なのか、そもそもこの御業を使うハサンは実在したのかすら不明。 後にこの御業の由来自体は「幽弋のハサン」と呼ばれた存在のものと判明したが、前述した口伝の曖昧さからその内容はまったくの別物となっていた。 …なので、実はこの技は(伝承を由来にしたとは言え)無銘のハサンフォロワーであるはずの彼女が編み出した自らの御業とも解釈可能である。 ●『狂想閃影(ザバーニーヤ)』 髪の毛を刃の様に鋭くし、さらに膨張させて手足の様に操る御業。 オリジナルは髪の毛一本一本を蜘蛛の糸の如き細さに変質させ、数里先から誰にも気付かれずに相手の首を切り飛ばすことも可能だったという。 ●『断想体温(ザバーニーヤ)』 己の皮膚を硬質化させる御業。 その硬さはあの『魔境の水晶』の如き硬さであるとのこと。 ●『妄想毒身(ザバーニーヤ)』 『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』に登場する静謐のハサンの御業。 オリジナルは風に乗せた毒で万軍を葬り去った伝説を持つが、無辜の民や味方すら殺してしまいかねないこの御業を彼女が恐れたことで、 血液に毒を濃縮して一時的に真似事をするのみに留まっている。 ……オリジナルの伝説がやたら盛られているが、時代を経るとともに話が盛られたのだろうか。あるいは狂信者目線での解釈か。 ●『悲想巡霊(ザバーニーヤ)』 周囲に纏った霧を媒介として幽精(ジンニーヤー)を使役する御業。 霧自体が巨獣や大蛇、美女や男性の巨人といった姿に変化して敵に襲い掛かる。 ●『異想追憶(ザバーニーヤ)』 初代を除けば指折りの暗殺者と言われた煙酔のハサンの御業。 世界を酔わせることで敵の攻撃と自分自身を煙のようにかき消すが、膨大な魔力と引き換えに数秒しかその状態を維持できない。 オリジナルの御業はあらゆる攻撃をかき消し、自身を最長で1週間は消し続けられた言われている。 【マスター】 ◆ ジェスター・カルトゥーレ CV 橘龍丸 複数の弟子と共に聖杯戦争に参加しアサシンを呼び出した魔術師。 アサシンとマスター契約を結ぼうとしたところでアサシンにハートキャッチ(物理)され、弟子たちも全員殺害された…がジェスターは生きていた。 何故生きてたかというとジェスターの正体は吸血種死徒であり、その中でもかなり強力な死徒であったから。 最初は聖杯戦争で蜘蛛を起して退屈しのぎで世界を滅亡させようとしていたが、アサシンの美しさにハートキャッチ(恋愛)されて彼女を汚(けが)し、穢(けが)し、貶(けが)し、屈服(けが)し、堕落(けが)す事を目的に変更して聖杯戦争に参加する。 その後アサシンの警察署襲撃に駆けつけてアサシンへの思いを告白する。 マスター不在だと思っていたアサシンは汚れた怪物の魔力により現界していることを知り、それを全身を汚されたように感じてアサシンは目的にジェスター殺害を加える。 アサシンと交戦した宝具で武装していた警察の武装隊はかなり善戦しており、ジェスターの見立てでは、もう少し戦いが長引けば、何人かは真名解放が可能な程に覚醒して、ほぼ互角と言える状況にも持っていけるとのことで、自分の大切なアサシンが自分以外に万一にも重傷を負わされることを危惧して、ジェスターは令呪でアサシンを飛ばす。 代わりに警察と戦ったジェスターは、警官隊の宝具が直撃しようがまるでダメージにならず、彼らを蹂躙するが、これは完全に相性の問題。 以前にも言われていた怪物は英雄に倒され、英雄は人間に倒され、人間は怪物に倒されるという事で、 人類の版図から完全に離れた死徒には、怪物の類にも勝利を収めて精霊格にまで昇華した英霊ならともかく、人類の版図の内の存在である宝具を捕食対象の人間が振るったところで、さしたる効果は発揮しない。 事実、助太刀に現れた使徒狩りに特化している監督役の代行者ハンザは、聖別した礼装を多数保有していることもあって、逆に劣勢だった。 (ハンザ自体とんでもYAMASODATIサイボーグ代行者だったせいもあるが) 『 六連男装 』 魔術師か死徒としての能力かわからないが『六連男装』という能力を持っている。 アサシンにハートキャッチ(物理)されても生きてたのはこの能力のおかげ。 胸元にリボルバーの弾倉のように六つの赤い紋様として浮かんでいる。 それは六つの概念核でありそれを入れ替える事で異なる容姿、能力にする能力。 魔術師 長髪で壮年の姿 アサシンの妄想心音で概念核ごと消滅。 死徒 白いスーツを纏った若い青年の姿であり、死徒としての姿でもある。 基本的にはこれ。 少年 10歳前の少年の容姿。 擬装用のようで交戦していた代行者が無力な少年と誤解した。 人狼 2mを超える大柄な人狼の姿。 アサシンから逃げるために概念核を囮にした。 ゴーレム 鉄の巨人。 人狼と合わせてアサシンを撒くための手段として概念核を潰した。 なお、男装という能力名の通り、ジェスターの正体はオンナノコである。 曰く、例の菌糸類が「こんなかわいい女の子(アサシン)を野郎なんぞに渡してたまるか!」との妄言発言に作者の成田が応えた結果だとか。 元々は死徒二十七祖の一人ヴァン=フェムの下に居りその頃に名乗っていた真名は「ドロテア」な模様。 追記・修正は、18の御業を習得してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-05-19 21 10 34) 秩序 善はほんといい人だらけだな。後ジェスターの発言からするともしかしてマスター替えしたのかな? -- 名無しさん (2017-05-30 17 29 28) ↑契約はルールブレイカーみたいなものがないと勝手に解除できないよ。ジェスターからの魔力は拒否していて現界のための魔力はセイバーが召喚した魔術師から貰ってる -- 名無しさん (2017-07-06 09 43 16) snの士郎ってかなり相性いいんだな。聖杯を求めず聖杯戦争を止めたいと願ってるし。まああの面子だと最後まで残れる気がまるでしないが -- 名無しさん (2017-07-06 09 47 05) ↑聖杯を求める者の中に死なせたくない者がいたら終わるけどね。 -- 名無しさん (2017-08-04 16 21 28) 性格面なら間違いなく相性良いだろうね ただ魔力量が・・・ -- 名無しさん (2017-08-05 11 28 54) 秩序・善だから秩序・悪の歴代ハサンよりまともというのは違う気がするが。狂信者ゆえに暗殺行為すら悪事として認識してないってことだし -- 名無しさん (2017-08-20 14 15 08) 誰かを巻き込むことはNGで、かつ常に正々堂々とした戦いしか出来ねえというのであれば大概の魔術師と相性悪そう -- 名無しさん (2019-03-31 10 05 45) ↑そもそも聖杯戦争を嫌ってるので、聖杯を求める魔術師は問答無用でアウト 士郎みたいに聖杯に興味が無く非道もしないというマスターでないと話にもならない -- 名無しさん (2020-04-18 20 36 12) fakeには彼女と相性がいいマスター(聖杯には興味ないけど、魔力は潤沢)が揃っている不思議 -- 名無しさん (2021-03-15 13 15 29) 文字にすると妄想毒身だけ妄想心音と名前が被るのが残念。まぁだからこそ作者も妄想毒身は使いこなせないって設定にして文字に起こしてないんだろうけど -- 名無しさん (2021-09-23 23 08 19) この項目名で影灯篭さんの記述ないんかい -- 名無しさん (2023-02-21 02 38 24) 9巻試し読みの人物紹介で、便宜上通称「爛熟なる狂信者」とされてた。多彩な模倣技が爛熟って事かな。 -- 名無しさん (2024-03-06 09 46 53) 名前 コメント
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「――――此度の戦争の顛末に、既に脚本が用意されているとしよう。」 我が物顔で革張りのソファーを占領しながら、ふとそんなことを呟く。 趣味が悪いことに真紅の素地に、思いのほかアサシンの装いの意匠は映えていた。 老将はくすんだ鎧の鈍色を、けれども見事なまでに自らのものにしている。派手ではないが、滋味があるというのだろうか。 鉄も、革の拵えも、小さな傷や擦り切れがいくつも重なって、鈍い光を返す。 「どういう意味ですか?」 「何、難しいことではない。つまり、誰がどの順で敗地にまみれ往くのか、という並びよ。」 率直に尋ね返すと、また底意地の悪い例えが返ってくる。 そこはせめて、『誰が勝利の栄光を手にするか』というのが粋じゃないだろうか。 峻厳な、歴戦の名槍を思わせる眼光を宿す瞳は、愉快そうに歪んでいる。 腹の底に響く声。俗な言い方をするなら、バリトン歌手のような重厚な声質。 アサシンのその在り方は、効率よく配下を束ね、彼らを支配し、導くためのものに特化している。 多くの人々の上に立つために生まれてきた――――そう言われたとしても、違和感はない。 「運命、ってやつですか。」 「応。……そう馬鹿にしたものではないぞ、小僧。」 仮住まいの夜は、殊更に冷える。 乾燥した空気に、アサシンの声もよく反響した。まるで歌劇を特等席で見ているかのような。 「貴様がどれほど知略を絞り、機転を利かせ、精根の尽き果てるまで死力を以て戦い抜いたとして――― 勝てぬ者には、勝てぬ。悪く思うな、相性というものがあるでな。貴様も知っておろうが、余の場合は特に顕著だ。」 彼の能力と性質については、既に説明を受けている。 尖った能力ではあるが、突き刺されば、強い。暗殺者、とは正しく的を射ている。 まあ一方で、それが刺さらぬ相手には当然苦戦を強いられるのだが。真っ当な英雄などを相手にすれば、撤退も余儀なくされるだろう。 特に、聖杯戦争の何たるかについては調査済みだ。 本来ならば英霊―――人類史に刻まれる偉業、あるいは死後なお信仰を集め、座に召し抱えられた存在を召喚し、使役するというシステム。 彼らが必ずしも、つまるところ『人間』であるという保証はない。むしろ、例外の方が多いといっても過言ではないだろう。 「……引いた後から、籤の中身を変えることは出来ない。」 「然り。」 一度結末が確定してしまっては、そこに至るまでのどんな努力も意味を持たない。 将としては後ろ向きともとれる言葉は、あるいは彼が、人が人を当たり前に殺す時代に生きた人間だからだろうか。 赤ワインをグラスに注ぐ。 自分のためではない。というか、未成年だ。それなりの年代物を入手するのに、ひと手間もふた手間もかかった。 当然ながら、この身は正規の魔術師ではない。ともすれば、気休めにしかならないだろうが、と買いそろえたもののうちの一つ。 サーヴァントとの関係は円滑に保っておくに限る。 差し出したグラスを、武骨な手が掴んだ。 分厚い。幾度も剣を振るったのだろう、歪に皮が盛り上がっている。 その生涯を武と、そして政に捧げて生きた人。 それは、その役割に準じるというのは、どれほど熾烈で、過酷で、――――けれども、うらやましくもある。 だというのに、グラスを傾け、口の中で転がすしぐさの、なんと似合うことだろう。 尋ねれば、作法は聖杯によって学んだそうだ。なんでもありか。 「……巡りあわせというものもある。 幸運にも、余の宝具に都合のいい相手ばかりと争うとして、すべてがそう上手く転ぶこともあるまい。 もしもそれが貴様の意志、選択など介さない、遠大な存在によって定められていたとするなら――――」 カチン、とグラスが音を立てて窓に当たる。 芝居がかったしぐさだ。まったく、何に影響されてしまったのだろう。 「ともすれば、貴様、どうする。運命の流れに抗わんと、足掻き泳いでみせるか。」 けれども、皺の寄った目蓋の内。覗く瞳は、真っすぐにこちらを捉えていた。 静かな威圧がある。 見定められているのだ、と直感する。 コートの下。肉の底。心臓を直接睨まれている。 肺が硬くなる。胃が縮む。怯えている、といえばまだかわいいものだろう。 「どうして……そんなことを、尋ねるのです?」 「貴様の素性、目的、才幹。いずれも、余の主として足るものであった。」 シャリ、と、静かに、けれども迅く、短剣が鞘を擦る。 月光の差し込む窓もなく、こちらの用意した電池式の安っぽい光源に照らされて、けれどもその刀身は、鋭利な光をコンクリートの壁に反射した。 ・ ・ ・ ・ 「なれば今こそ、この『短剣』を捧げるに足るか、見定めねばならぬ素養がある。 心して答えよ、小僧。我が名はマクベス、此度は暗殺者のクラスによって現界するがゆえに。」 使い古された問いだ。 つまるところ、宿命論。運命が既に決まっているのなら、それに抗う価値はあるのかという命題。 きっと誰もが一度は、例えば十四、五ほどの歳に、抱いた経験があるのではないだろうか。 けれどもアサシン――――『マクベス王』が問うたならば、それはもう一つの意味を持つ。 マクベタッド・マク・フィンレック。スコットランドの赤き王。 多くの人は、彼の名をこう捉えるはずだ――――暗殺によって王位を簒奪し、殺した政敵の幻影に怯え、敷いた暴政の果てに討たれた悪しき王と。 史実は、そうではない。 当時は下剋上がしばしばみられる時代背景であったし、彼の在位期間の長さは、そのまま彼が優れた為政者であったことを示している。 その本来の信仰は、けれども英文学の最優を冠する作家の、中でも代表作によって、歪め知られてしまった。 老将は、答えに窮する自分を見て、わずかに口を歪める。 さぞや愉快なことだろう。本当に、底意地が悪い。 「…………人は、定命です。」 十二分に沈黙を貫いてから、答えを慎重に選ぶ。 応えはない。構わず、続ける。 「定められたものにしか意味がないのなら、人は死ぬために生きていることになる。」 彼は、『マクベス王』こそは、物語の中で、定められた予言のために戦った張本人だ。 いずれ、王になる。 まるで選定の剣にも似た、人を、それも多くの人を狂わせる呪いによって。 彼自身は、その物語をどう捉えたのだろう。 予言の通りに地位を得、予言に怯えて狂い、そして予言によって倒される。 すべてが予言によって定められていたのなら、その過程、彼の意志に、そしてその生涯に、果たして、役割以上の意味はなかったのか? それを、よりにもよって本人が問うている。 自分の生涯と、それを元に作られた戯曲をネタにした、最大級のブラックジョークだ。 厳粛そうな見た目に反して、悪ふざけがお好きらしい。 結構なことだとも。それで肝を冷やすのがこちらでさえなければ。 だからこそ、臆さずに切り込んだ。 「ならば何故、『マクベス王』は敵わないと知りながら、死の運命に挑んだのでしょうか? 大首領王マルカム・カンモー。『女の股から生まれなかったもの』に。 鎧を捨て、剣を置き、楽に死ぬことだって出来たはずです。けれども、あなたは挑んだのでしょう。」 「知れたことを。武人として死ぬためよ!」 侮辱とも取れる揚げ足取りに、けれども老将は間髪を入れず吠える。 ・ ・ 「おれは断じて、自らの剣で自らを絶つなどという馬鹿な真似はせぬ。断じて! 忌々しい二枚舌の鬼ばばァが、得意げに人の生き死にを決めやがったとしてもだ! このおれは、一国地の王たる男は、嘆きに嘆いてみじめったらしく運命を呪って死ぬような、めそめそした男であってはならぬ!」 「そうですね。僕も、そう思います。」 つまり、それが何よりの答えとなる。 知れず、安堵の息を漏らす。彼が乗りやすい人物で助かった。 彼は、自ら答えを導き出したということだ。 いずれ死ぬ定めにあるからといって、今死んでいいことにはならない。 運命が決まっていたとしても、『これが運命だ』と諦観する自分にはなりたくない。 それが、彼の最初の質問への、彼の答えだ。上手く躱せた……だろうか。 振り上げた大音声に、冷や水。 こちらの返答に、ぱち、と見開かれた目は、意外にもきれいな人好きのする輝きを持っている。 老将の怒りの演説は、殺風景な部屋に残響を残して、みるみると萎んでいった。 「…………生意気なやつめ!」 唾を吐き捨てそうな、しわを寄せた表情で言い放った言葉は、一方でどこか満足の色も帯びている。 けっして晴れやかではないが、人間味のある渋面。 ただアサシンには申し訳ないが、謎解きや文章の解釈に関しては、こちらに一日の長がある。 不承不承といった体で、短剣が鞘に納まる。どうも、そのお眼鏡に適ったようだ。 王として、そして将としての彼は――――ひどく、おそろしい。 眼前の敵に、あるいは時として味方にすらも、躊躇なくその刃を向ける。 それは、現代でどれほど時代錯誤の狂気を演じようとも決して追いつけない、時代背景によって掘られた深く遠い溝を感じさせるのだ。 彼の生き様が、まるで洗い拭っても流れ落ちぬ血の痕のように、その姿に染み着いている。 けれども、一人の人として触れ合う時。 なぜか、ふといじらしく感じてしまう瞬間がある。 「そちらが先に、意地悪をするからでしょう。」 「もう少しこう、可愛げというものをだな――――」 「売り切れです。」 ぴしゃり、と切って捨てれば、次の瞬間、そこにすでに彼の姿はない。 青白い魔力の残滓が、煙のように漂っている。霊体化、というらしい。 気配は当然感じる。魔力のつながりも。 無言でそうすることが、せめてもの仕返しなのだろう。 残念ながら、そういう愛想を振りまく相手は、一人と決めているのだ。 けれどもどうして、いつの時代でも男の人というのは、こう意地を張ってしまうのだろう。 知り合いの刑事の顔が、ふと脳裏を過る。 「…………ふふ」 気を緩めたせいだろうか。 ふと漏れた自分の笑い声が、年頃の少女のごとく軽やかであった。 【クラス】アサシン 【真名】マクベタッド・マク・フィンレック 【出展】史実(11世紀)、および戯曲『マクベス』 【マスター】白鐘直人 【性別】男性 【身長・体重】181㎝、78㎏ 【ステータス】筋力C+ 耐久C++ 敏捷C 魔力B+ 幸運A- 宝具B 【クラス別スキル】 気配遮断:D サーヴァントとしての気配を絶つ。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。 政敵の暗殺に長けており、敵意を悟らせずに不意や死角を突くのが上手い。 【固有スキル】 不眠の加護:A- 名状しがたい睡眠への恐怖と抵抗力。Aランクともなれば呪いの域。 睡眠・催眠・意識の解体に類する精神干渉を、高い確率で無効化する。 「手を洗って、夜着をお召なさい。そんな蒼ざめた顔をなさってはいけません―――― もう一度言いますが、バンクォーはもう土の下、墓から出てこられるはずはないでしょう。」 カリスマ:B 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 一国の王としては破格の才。統治能力に優れ、また攻め手において真価を発揮する破軍の将。 「万歳、マクベス、グラームズの領主! 万歳、マクベス、コーダーの領主! 万歳、マクベス、将来の国王!」 無辜の怪物:D 世界的な知名度を誇る戯曲によって捻じ曲げられた、自己の在り方。 『正しく政治的な意味での暗殺と、暴政を繰り返した狂王』としての信仰。 能力・人格がある程度の提供を受ける。 また同盟を持ちかける際に、精神抵抗に失敗した相手は、『このサーヴァントは必ずこちらを裏切る』という妄念にとらわれる。 本質である優れた為政者としての技能・思考様式は損なわれない。 「血塗れの王笏を手にする不正な暴君のもとに、いつまた晴れやかな日を迎えることが出来ようか、 正当な王位の継承者はみずから罪を数え上げてその権利を放棄し、尊い血筋を冒とくしておられる。」 【宝具】 『簒奪王(マクベス)』 ランクB 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1人 「ええい、呪わしい幻め。姿は見せても手には触らせぬというのか? それともきさまは心が描き出す短剣、熱に浮かされた頭が作り出す幻覚に過ぎぬというのか?」 英文学でも最優とされる作家の戯曲によって付与(エンチャント)された、本来の史実とは異なる信仰。 積み重ねられた事象や物質の概念を抽出し、能力として身にまとう――――すなわち『概念礼装(クラフト・エッセンス)』の一種。 この宝具は、召喚されたクラスによってその効果を変ずる。 アサシンとして召喚された場合、『[権力者]への特効』を有する短剣を武装として獲得する。 血塗れの短剣。手放せば僅かに浮遊しており、なぜか拭っても洗っても、根元から滴り続ける。 この血は全ての王・権力者・貴族またはそれに類するものの血を引く対象にとって、毒として作用する。 毒性はその支配や統治の範囲、振るう権力の強大さに伴って変化し、一国の主ともなれば一滴にその命に届くほど。 致傷によってのみならず、経口や皮膚への長時間の接触によっても同等の効果を発揮する。 一方で、縁遠いもの、没落したもの、支持を受けなかったものなどに対しては、せいぜい少し体がしびれる程度となる。 また神性などの上位存在、あるいは人間とは異なる体の構造を持つサーヴァント(異形、自己改造など)や、 対毒もしくはそれに相当するスキルを有するサーヴァントには、ほとんど効果はない。せいぜい気分が悪くなる程度だろう。 『知られざる赤き君主(リ・ダーク)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1 「きさまも女から生まれたな、いかなる剣も槍もせせら笑って叩き落してやる。」 常時発動型の無形宝具。 生前多くの政敵や反対勢力を屠ったという史実が、創作によって誇大化したことにより昇華した、逸話の具現化。 上述の宝具同様、『概念礼装(クラフト・エッセンス)』の一種。 『運命を司る三女神』を彷彿とさせる劇中の描写から、『女の股より生まれたものには倒されない』という加護を得た。 本来であれば、あらゆる人類の系譜にあるものからの攻撃によるダメージを無効化する―――― というものであるが、アサシンとして現界時は史実本来の霊格が強い影響を及ぼすため、聖杯経由でエラッタを受けている。 (狂化などで理性を奪うか、あるいは劇中の人物としての性格を色濃く反映した状態で召喚することで、十全の効果を発揮する。) 『神性』『異形』『魔性』『自己改造』などのスキルを有さない、全くの人として召喚されたサーヴァントに対して効果を発揮する。 性能としてはダメージ軽減、また同ランクの『戦闘続行』『仕切り直し』スキルとして効果を発揮する。 【weapon】 『無名・鎧』……くたびれてはいるものの、よく手入れが行き届いている。 『無名・剣』……同上。 【人物背景】 実在のスコットランド王。赤王(Ri Deircc)の通称で知られている。 多くの政敵・敵対勢力を抹殺したのち、実に十七年もの期間に及ぶ統治を敷いた。 下剋上がしばしばみられる時代背景でもあり、在位期間の長さも鑑みれば、為政者としては優れた手腕の持ち主だったことが伺える。 にもかかわらず、彼の名が狂王の代名詞として知られているのは、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『マクベス』によるところが大きい。 将として勇猛、しかし君主として臆病。魔女の予言や妻の野心に翻弄され、王殺しという大罪を犯す。 その後、亡霊の幻影や重圧に耐えきれずに錯乱して、暴政を働き、復讐によって討たれ、その首を晒すこととなる。 「マクベスは眠りを殺した。もうマクベスに眠りはない。」 上の有名な予言で知られる通り、簒奪によって王位を得たことで簒奪に怯えるマクベスは、自身の悪行によって自らを苦しめる、自業自得の悪人として描かれている。 さらにこの戯曲は四大悲劇の位置として高く評価され、本来の彼の信仰を脅かすまでに至った。 狂戦士としての適性も持ち、この場合、戯曲の中の登場人物としての性格を色濃く反映してしまう。 しかし暗殺者のクラスで現界する限りは、史実本来のマクベタッド・マク・フィンレックとしての霊格に影響はない。 にもかかわらず劇中の人物を思わせる芝居がかった言動をたびたび繰り返すのは、やはり宝具による影響が霊格にまで及んでいる…………のではなく、単なる当てつけ。 文物としての価値を認めつつも、自身の信仰を歪めた元凶でもあるため、素直に受け入れられず葛藤している。 王将として、あるいは英霊として振る舞っていなければ、ちょっと不器用で頑固なオヤジ。 【特徴】 ごつい。ひげ。鎧。 【サーヴァントとしての願い】 創作の影響を受けない、正しき信仰を取り戻す。 (あくまで自身の信仰に関する範疇であり、戯曲の文学的価値をなかったことにしてまで、というほどではない。) 【マスター】 白鐘直斗@PERSONA4 【マスターとしての願い】 聖杯戦争の実態の調査、民間人の保護と犠牲者の身元確認、および事態の収拾 【weapon】 なし。 【能力・技能】 『ペルソナ使い』 マヨナカテレビの中でペルソナと呼ばれる『もう一人の自分』を作り出し、戦わせることが出来る。 マヨナカテレビと呼ばれる現象および都市伝説は、当然ながら冬木には存在しない。 『拳銃』 拳銃の扱いに長けている。当然ながら所持はしていない。 『推理』 優れた思考能力。 個人の感情や精神の状態にとらわれず、状況証拠から結論を導き出す。 【人物背景】 警察組織に深く関わりのある探偵一族の五代目。男装の麗人。 メディアでも多少知られており、「探偵王子」の愛称で呼ばれている。 冬木町近辺で発生するという行方不明事件、惨殺現場の目撃情報を受けて参戦。 聖杯戦争の存在に気付くも、荒唐無稽な話では捜査本部を説得できないと、独断で参戦、調査および巻き込まれた一般人の保護を決心。
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SEQUENCE 7 『城の鍵』 - 150x年xx月・ローマ ◆Memory-1 「漏れを止める」 敵を一掃して盗賊ギルドの場所を知られないようにし、狐と一緒に盗賊を助けに行く盗賊ギルドを守る 狐の後を追って盗賊の所へ行く 盗賊を助ける 狐の後を追って盗賊の所へ行く 盗賊を助ける 狐の後を追って盗賊の所へ行く 盗賊を見つける 盗賊を助ける フル・シンクロ条件 - 体力ブロックを5つ以下にしない ◆Memory-2 「代役の名は」 ミケロットをつけ、野外劇の舞台を確認し、アサシンの弟子を劇中に潜入させる方法を見つけるローマの東門でミケロットを探す ミケロットを尾行し舞台を探す ミケロットの部下を見つける アサシンの弟子を使ってターゲットを始末しミケロットの尾行を続ける ミケロットを尾行し舞台を探す ミケロットの部下を見つける アサシンの弟子を使ってターゲットを始末しミケロットの尾行を続ける ミケロットを尾行し舞台を探す ミケロットの部下を見つける アサシンの弟子を使ってターゲットを始末しミケロットの尾行を続ける ミケロットを尾行し舞台を探す フル・シンクロ条件 - 弟子にターゲットを暗殺させる ◆Memory-3 「退場」 気づかれることなくコロッセオに忍び込み、ミケロットに殺される前に役者のピエトロを見つけて助け出す見つからずにコロッセオを登る 銃兵を倒し、舞台裏へ向かう 舞台裏で変装した弟子と合流する 変装した弟子を舞台まで護衛 怪しまれないよう芝居中の適切な立ち位置を見つける 怪しまれないよう芝居中の適切な立ち位置を見つける 怪しまれないよう芝居中の適切な立ち位置を見つける ミケロットを見つけ倒す フル・シンクロ条件 - 銃兵以外は殺さない ◆Memory-4 「介入」 毒に侵されたピエトロをコロッセオ外の医者に連れて行き治療を受けさせるピエトロを医者まで運ぶ 逃げる盗賊を追い、捕まえる 狐がマキャヴェリを殺すのを止める フル・シンクロ条件 - 泳がない ◆Memory-5 「就任式」 クラウディアと血盟の盟友を塔へ誘う 実績 / トロフィー「血の日曜日」取得 シークエンス7・補足 >>>シークエンス8へ Sequence 7開始直後開始年月不明 美術商で新しいアイテムがアンロック 新コントラクトがアンロック 盗賊ミッションが追加盗賊ギルドで狐と話す メールが届く。アニムスから出てメールをチェック10/01/2012 12 40AM Memory 2のフル・シンクロ条件の「弟子にターゲットを暗殺させる」は弟子に殺させても時々失敗することがある。弟子が暗殺に手間取ると失敗になると思われる。弟子の行動に左右されるのでコレといった対策は無いが、失敗する確率は高くはないので数回やればフルシンクロ成功させることが出来るはず。最後のターゲットが3人の所では矢の嵐を使うと確実。 Memory 2~4は連続ミッション Memory-3「芝居中の適切な立ち位置」はタカの目で探す Memory-3 「退場」終了後ミケロットの肖像画を入手 >>>シークエンス8へ
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┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:アサシン┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:杉原斎入 【レベル】:70 【アライメント】:中立/中庸┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:40 【耐】:30 【敏】:70 【魔】:20 【運】:20 【宝】:60┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:暗暗暗 【貯蔵魔力】210/210 【魔力供給の不足】:┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ '´  ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ l ∠ 、 l |/し‐'ニ ニ`‐‐'ヽ. l / _弋 _{}_ フ_ 、| ヘ | ト、ィtェァ ィtェァ 7 l | /ヘ ヘ >'''' ̄''''<_ // ヘ./ヘ ∨7 ∧// ヘ./ヘ ヘ' /_,〈/ ヘ./ヘ \_,、_/ | ヘ./ヘ _ / | ヘ./ヘ _..、‐ へ. \‐‐/ }__ ‐ト、 ヘ./ヘ/二、 \. ー'}/ /Xx.l | ̄ \ ヘ../ ̄\ \ / / レ' XXX.| | 、 / l | 7 l 二)、二二二| ̄`Y ∧ / l / 二) | / ', / /「 / ̄ |/ \ / / 「 l / | ヽ. ∠二 /l ト、  ̄/ ∧ \┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○気配遮断:A+ (種別:一般 タイミング:常時) 情報収集の判定に「+30%」、 また戦闘時、自身が「メイン」又は「サブ」で参戦している場合、自陣側の勝率に「+20%」を加える。 サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 ○対魔力:B (種別:一般 タイミング:常時) 敵陣側の「種別:魔術」のスキルによる数値効果を、1つのスキルにつき「±30」分相殺する。 かつて仕えし主、そしてある存在の加護によって魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしてもアサシンを傷つけるのは難しい。 ○忍術:EX (種別:一般 タイミング:特殊) 陣地による相手側の補正を無効化する。 また、敵陣側の勝率を「敵陣側の人数×20%」分、低下させる。 加えて戦闘に敗北時、魔力を「30」消費することで、自身と主を令呪一画で離脱させることができる。 かつて山奥の異界にて神仙より授けられ体系化された間諜の秘術。 忍者八門と呼ばれる基本技術に加え、諜報術、変装術などで諸国の草莽に溶け込み、 空蝉の術、五遁の術、影縫いの術等の高度な逃走技術で、身一つで機密を入手するという。 ○神秘殺し:B (種別:一般 タイミング:メインプロセス) 自陣側が任意で選択したステータスを「+15」上昇させる。 加えて、「敵陣側に属する「霊」「鬼」「妖」「魔物」「悪魔」の人数×20%」勝率を上昇させる。 アサシンが生きる時代において野山を駆け回り、貴人を護るということは、 人界から外れし魔性のものと相対、調伏する術を身につけていることを意味していた。 対神秘・魔性への特攻として働く。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○始まりの志能便(シノビ) ランク:C 種別:対人宝具 タイミング:セットアップ 消費魔力:20 『セットアッププロセス』時に使用を宣言。 敵陣側の「筋」「耐」「敏」の総合ステータスから二つを選び、それぞれ「-20」低下させる。 彼と彼の一族は主、聖徳太子から志能備と呼ばれ、忠実な部下として様々な諜報活動に殉じた。 其の功績から志能便と呼ばれ、彼等の先祖たる道臣命と並び忍者の始まりであるとされている。 特に彼は聖徳太子から在る存在を護る任務を与えられていたという。 ○異星より来たりし朋友(パコ)、磁雷神よ!! ランク:A+ 種別:対人宝具 タイミング:クリンナップ 消費魔力:60 『クリンナッププロセス』時に使用を宣言。 自陣側の「筋」「敏」のどちらかの総合ステータスを一つ選び、「+自軍側の総合【宝】の数値」分強化する。 侵略の為に異星より来たり、なれどアサシンの先祖と友になる事で地球の人々と寄り添い生きる事を選び、 アサシンの主たる聖徳太子の作りし巨大埴輪に宿りて磁雷神となった存在。 そんな朋友より力を借りて振るわれる必殺の一撃が宝具へと昇華した。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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画像 素早い動きで獲物とした者を仕留める猫系獣人の一派。 優れた動体視力によって相手の動きを見極め、それを模倣する事を得意とする。 身に付けている装備は全て冒険者を倒して奪い取った物であるらしい。 関連 ネコ 獣人族 殺し屋(アサシン) 盗賊(シーフ) “幻影将軍”クエントス 目次に戻る
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【アサシン用装備】【頭防具】へ カボチャ頭 お使い、ナイツポケット Lv1〜 防 1 強化 0 ハントクロス 防具屋 Lv30〜 防 8 強化 1 敏捷+3 器用+4 幸運+2 うさみみ 練成 Lv30〜 防 12 強化 2 幸運+8 HP+20 TP+10 攻補+2 魔防+3 魔力+3 耐闇+10 ハイドクロス ガチャガチャ第16弾 Lv30〜 防 14 強化 2 敏捷+10 TP+20 HP+15 回避+5 命中+3 バタフライマスク お使い Lv31〜 防 12 強化 2 幸運+8 HP+10 TP+20 攻補+2 魔防+4 魔力+3 耐闇+10 アースヘッド セット販売 Lv33〜 防 12 強化 2 敏捷+5 器用+4 HP+10 TP+10 アサルトパッチ ガチャガチャ第19弾 Lv35〜 防 19 強化 2 敏捷+15 TP+30 回避+7 攻補+2
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小ネタ ネタプレイ 裏技前作から通用する小ネタ、裏ワザがいくつかありますのでこちらも参考にどうぞ フル・シンクロ条件を失敗した場合にチェックポイントから再開する方法 百目団の遭遇場所夜中に沸きやすい模様 ボルジアの使者との遭遇場所 透明人間 イタリア観光用の豆知識ヴァティカン国家 その他声優情報(アルファベット順) ネタプレイ 裏技 前作から通用する小ネタ、裏ワザがいくつかありますのでこちらも参考にどうぞ ハト小屋のアサシンのコントラクト(弟子達を送り込む小ミッション)は、成功確率100%でも失敗することがある。難易度1,報酬10XPの超簡単なミッションにアサシーノレベルの弟子一人を送り込んだところ、結果は失敗になった。確認済みなので間違いない。よりによってこんな最低難易度のミッションに失敗するとは…一体何があったんだよ… ちなみに失敗しても弟子はいなくならない。 アサシンブレードでの攻撃で乱闘を始めた場合、通常攻撃するかされるまで発見前状態の暗殺で倒す事ができる 今回は素手でも非戦闘状態の敵に攻撃を仕掛けることで一撃で仕留めることができるようになっているため、非殺プレイがしやすくなっています。 今作で使えるキックは非常に強力で、通常攻撃にキックを絡めるだけで大抵の敵をカウンターなしで倒すことができます。 ある程度の高所から飛び降りる際、下に一般人が居ればタックルのまま飛び降りると無傷or無殺で降りる事ができる(ただし番兵に目をつけられやすいので注意) 娼婦ミッション「接近」の最後でアサシンブレードを使って背後からターゲットを暗殺し、落ちた短剣をすぐに拾うとミッション終了後短剣が透明になる。そのまま番兵に攻撃して戦闘になっても、動きは短剣なのに手には何も持っていない。 敵から走って逃げる時に地上を走り続けてると追いつかれそうになるが、前方ジャンプする事で引き離すことができる クロスボウでもカウンターができる 人通りが多い場所でボルジア兵にポイズンブレードを使いその足元にお金をばら撒き続けると…… 弟子のアサシンたちはどんなに高い所から落としても生還する。エツィオ以上に丈夫かもしれない… 銀行の店員は攻撃可能で、悪い噂は広がらず、店員も不死身…… 敵を足場に叩きつける時に弟子が近くにいると巻き込まれて即死する。(自分でたたきつけるも可)チートバグの対処に有効 昇降機を使用する際、落ちていく荷物(重り)に弟子が当たると即死。 大型武器を買って装備する→投げる等で武器を手放す→敵又は弟子が落とした武器を拾う→拾った武器が自分の持ち物扱いになる。商店クエのトレードアイテム集めが面倒、ギルドチャレンジ(アサシンギルド)が面倒だと思ったら使える。(装備剥奪バグにも使える) 小剣や長剣など、長押しで飛び道具が使える近接武器でキルストリークを行っている際に攻撃ボタンを長押しすることで、弾丸などを消費して一回の攻撃で二人の敵を同時に倒すことができる。ただし周りに敵が一人しかいない状態でこれを行うと市民をターゲットにしてしまう場合があるので注意。 敵兵などを格闘で倒した場合、死なずにその場で苦しみ続けます。こうなるとトドメを刺すことができず、イラっときたプレイヤーも多いと思います。でも、その身体を担いで高いところから落とせば完全に息の根を止めることが可能。 テベル島の隠れ家には川から入ることができる 騎兵の馬の半分ぐらいの高さから、馬に対してフリーランをすると馬を駆け上がって兵を突き落とす。向かってくる敵に対して行うと、ちょっとカッコイイ。 小型や中型の武器でダッシュ中に攻撃をすると、武器の抜き方が変わる。 仲間などを連続で攻撃すると自動で武器をしまうが、アナログパッドを入力せずにRボタンを押したまま攻撃すると、1回目の攻撃モーションを繰り返して永遠に攻撃できる。 メモリー攻略中に服装を変更すると、チェックポイントからやり直せる。戦車などの長いミッションでフルシンクロが危ういと感じた時に、フルシンクロ解除になる前に利用するとかなり有効。 槍などを持ったまま壁を駆け上がると槍が壁に突き刺さる。 槍などはスプリントで走ると手放してしまうが、スプリント直後は持ったままでいられるので、スプリント中にXかAを押すことでできるマニュアルジャンプを駆使すれば、ある程度槍を持ったまま屋根を渡って移動できる 毒で暴れる兵士に殴り倒された市民は1グループごと殴り倒されると、死んでいないため中に紛れる事が出来る。また攻撃不可のため誤爆で市民を殺すこともない(いつも一緒にいるグループのうち1人でも倒れてないと、残りはただの倒れてうめく市民にしかならない) 懐を探ろうとして武器等を拾ってしまう場合、探るボタンを押しながら移動して止まる ことで簡単に探ることが出来る。 アナログスティックを入力せずにフリーランボタンを押し続けると、体制を低くしてしゃがんだ様な状態になる。これを利用すると、物陰に隠れることができる。 トロフィー、実績の限界チャレンジャー、わら山で針を探すはイントロセッションでも取れる 防具をローマの肩あてだけに戻せる。ブルータス防具セットを装備→DNAメニュでシークエンス2(新参者)をリプレイ→クリア後DNAメニュから出ても防具がローマの肩あてだけになってる。 弟子を水中に突き落とすと死にはしないが強制退場させることができる 攻撃ボタンを押し続けることでアサシンブレードを常に出すことが出来る クリスティーナの思い出ミッションのメモリー開始地点において、クリスティーナらしき人物が立っているが攻撃可能、不死身。攻撃を連打すると面白いことになる。 突進、テンプル騎士団の目、全力スプリントを使用している最中に反撃、キルされると、ずっとエフェクトが残ることもある。特に突進中にキルされるとなる確率が高い クロスボウや短剣等を外す方法。捨てたい武器装備→戦闘で装備して手に持つ→その状態で死ぬと持ってる武器を落とす→この瞬間にスタート→インベントリ→服装で別の服にチェーンジ→手にもってた武器が無くなる。 クロスボウを装備して、R1押しっぱなしの状態で□で撃つ。その後のリロード時のモーションを×でキャンセルできる。R1押しっぱなしの状態で□→×を交互に入力すればすさまじい連射が可能になる。ただし、ロックオン時には不可能なので注意。 コロッセオ上層にいる市民に近付くと、そのまま帰って行くが、下まで見事なフリーランを披露してくれる。時々失敗して墜落死するのもいるが。 フル・シンクロ条件を失敗した場合にチェックポイントから再開する方法 X360データ保存機器(HDDやUSBメモリ)を2つ以上用意チェックポイントに到達しセーブされたらXboxダッシュボードに戻るシステム設定 → データ保存機器の管理からセーブデータ(AとB)をバックアップ フル・シンクロに失敗したら、バックアップしたデータをコピーし直して再開 PS3普段使っているユーザーとは別にコピー先用のユーザーを用意チェックポイントに到達しセーブされたらXMBに戻るコピー先用のユーザーにセーブデータをコピー フルシンクロに失敗したらセーブデータを削除して、コピー先用のユーザーからセーブデータをコピーし直して再開 セーブデータのバックアップの為に、ゲームを終了/再開する時間は掛かるが 戦闘兵器 等の時間が掛かるミッションではそれなりに有効※2013年現在、パッチの導入により、PS3の上記のコピー&やり直しの方法は使用不可能になっているようです。チェックポイントのセーブはされますが、一度ゲームを終了するとミッション開始前まで戻されてしまいます。パッチを当てないデータで行えば可能かもしませんが、DLCの「ダ・ヴィンチ失踪」及び「コペルニクスのミッション」を含めたセーブデータ(ダウンロードコンテンツ・パッケージに初期化されているデータ)でプレイしている場合、パッチを当てない状態ではセーブデータのロード自体ができないので、やはり上記の裏技は使用できません。どうしても使用するとしたら、DLCを含めないままゲームを最初から開始し、ノーマルのままの(発売当初の状態)セーブデータでプレイするしかないようです(これでも確実にできるかどうか保証はありません)。 ※2015年発売のエツィオサーガのブラザーフッドではセーブデータのコピー&やり直しは可能。 百目団の遭遇場所 夜中に沸きやすい模様 中心街エツィオの隠れ家の北西にいる医者付近 パンテオン(街の中央にあるランドマーク)の南西側付近 パンテオン(街の中央にあるランドマーク)から北東の医者に向かう通り 旧市街中央にある馬小屋と、そこから南西にあるボルジアの塔の中間(テンプル騎士イベントがある崖の下) マップ南端、カラカラ浴場入口(ランドマークマーカー付近) 田園地帯北側無人の建物と、そこから南東にある医者との中間 傭兵の館付近(南南東ハト小屋、医者、建物が横並びになっているところの付近) ボルジアの使者との遭遇場所 中心街エツィオの隠れ家、入り口付近 田園地帯北にある無人の家とそこから南東のディオクレティアヌス浴場の中間 旧市街盗賊ギルド付近 ヴァティカン地区サンタンジェロ城を抜け教皇の衛兵4人がいる場所の少し北 トリカブトが欲しいのであれば、テベル島の隠れ家と盗賊ギルドを往復しながら使者を狩ると効率がいいかも 透明人間 サンタンジェロ城南の橋から南東の医者の周辺には透明の女が湧く 殺すとさぐることはできるが担ぐ事はできない 普通の町民は持っていない薬や毒を持っている謎の存在 イタリア観光用の豆知識 現在にも残るルネサンスの名残を紹介 ヴァティカン国家 意外に知られていないが、ヴァティカンは独立国家である。イタリアの市街ではない。だがヴァティカンだけでは国家を運営できるはずもなく、イタリア政府と持ちつ持たれつの関係にある。 余談ヴァティカン周辺のレストランは全て観光者向けのボッタクリである。 地元の人すら利用しないので、飲食は避けよう。 その他声優情報(アルファベット順) 赤池裕美子、浅沼晋太郎、坂東尚樹、堂坂晃三、船木真人、平野夏那子、堀川仁、飯島肇、伊丸岡篤、金光宣明、かぬか光明、樫井笙人 片貝薫、かわしまゆみ?、木下紗華、幸田夏穂、間宮康弘、御園行洋、長嶝高士、中川慶一、中村浩太郎、斎藤恵理、斉藤次郎、清水美智子 庄司宇芽香、宗矢樹頼、多田野曜平、武田華、土田大、家中宏
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「ユウキちゃん、お菓子作ったから、一緒に食べよ!」 「うん、食べる! 舞衣の作るお菓子は美味しいから、ボク、好きなんだ!」 「ありがとう!」 とある神社で二人の少女が月を見ながらお菓子を食べていた。 一人は黒髪で、リボンで髪を結んでおり。 御刀を持った少女。彼女の名前は柳瀬舞衣。 元の世界では荒魂と呼ばれる存在から御刀で人々を守る刀使と呼ばれる存在である。 彼女はこの聖杯戦争の参加者である。 もう一人は耳が尖っており、頭には赤のバンダナを巻いている、長い黒髪の少女。 名前ユウキ。舞衣が召喚したアサシンのサーヴァントである。 二人は月を見ながら仲良くお菓子を食べている。そして、二人の話の話題は願いについての話になった。 「舞衣には本当に叶えたい願いはないの?」 「うん、わたしには叶えたい願いはないよ。それに誰かを犠牲して自分の願いを叶えるのは間違ってると思うから、わたしはこの戦いを止めたい。」 「うん、わかった! ボクは舞衣の力になるよ!」 「ありがとう! だけど、ユウキちゃんには叶えたい願いはないの?」 今度は舞衣がユウキに願いについて聞くのであった。 「ない⋯⋯かなぁ。それにボクも誰かを犠牲にして自分の願いを叶えるのは間違ってると思うから。」 「生き返りたいとは思わない? 聖杯があれば生き返ることも可能なんでしょう?」 舞衣はユウキが15歳という若さで死亡したことを知っているため、本当はもう一度生き返りたいと願っているのではないかと心配していた。 「心配しなくても大丈夫だよ! ボクは確かに長くは生きられなかったけど、自分の人生を頑張って生きたから、後悔はないよ!それにこうして舞衣と一緒にお菓子を食べられるだけでボクは満足だよ! ボクのことは気にしなくても大丈夫だよ! 」 ユウキは笑顔で舞衣にそう言うのである。 「うん、ありがとう! ユウキちゃん!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【サーヴァント】 【クラス】 アサシン 【真名】 ユウキ『紺野木綿季』 【出典】 ソードアート・オンライン 【性別】 女性 【ステータス】 筋力B 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運C 宝具A 【属性】 中立・善 【クラス別能力】 気配切断:B アサシンのクラススキル。 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。自らが攻撃態勢に移ると気配切断のランクは落ちる。 【保有スキル】 カリスマ:B 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。 ギルド「スリーピング・ナイツ」のリーダーとしてギルドの中心にいた彼女の逸話が昇格したスキル。 魔力放出:B 魔力で作り上げた翼で飛ぶ力。 これにより空中戦が可能になっている。 本来彼女が持つ能力がスキルに昇格したものである。 戦闘続行:B 自分の人生を最後まで全力で生きた彼女の逸話が昇格したスキル。 【宝具】 『マーザズ・ロザリオ』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ1~10 最大補足1人 自らからが編み出した11連撃OSS「彼女のオリジナルソードスキルである。」 絶剣と呼ばれた彼女の必殺技であり、 親友に託した技でもある。 【人物背景】 『ソードアート・オンライン』の『マザーズ・ロザリオ編』の登場人物。 本名は『紺野木綿季』。 ユウキという名前は彼女が『アルヴヘイム・オンライン』と呼ばれる仮想空間ゲームで名乗っていた名前。ちなみに『アルヴヘイム・オンライン』は略称『ALO』とも呼ばれている。 『ALO』の世界では『絶剣』と呼ばれ圧倒的な強さを誇るプレイヤー。主人公のキリトを2度倒した唯一の人物「キリト本人は切り札の二剣流を使っていなかったが、それでもキリトを2度倒したのは彼女だけである。」 ギルド『スリーピング・ナイツ』のリーダーも務めている。『ALO』の世界ではインプ族であり、今回の聖杯戦争では『ALO』の姿で召喚されている。 自身が作ったOSSを賭けて辻デュエルをしていた際、キリトを倒したことに興味を持って 対戦を挑んできたメインヒロインであるアスナと出会う。アスナの強さを見込んでギルド1パーティのみによる新生アインクラッドの攻略するという無謀なチャレンジへの協力をアスナに依頼する。 実は現実の彼女は末期『HIS』患者であり アスナと出会った時には彼女は長くは生きるのは難しいと言われていた。彼女の姉も同じ病気で亡くなっており、本来のギルドのリーダーも彼女の姉だったが、亡くなったことによりリーダーの座を受け継いだのである。 彼女のギルドのメンバーはそれぞれが難病を抱えており、最後の思い出作りのために新生アインクラッドの攻略に挑んたのであった。 ただボス攻略の後、アスナを自分の亡き姉と面影を重ねて見てることに気付きアスナの前から姿を消してしまう。 その後、病院を訪ねてきたアスナと再会。 それから『ALO』に戻り、アスナの仲間たちと交流あり、絆を深めていく。 それから容体が急変。 最後にアスナに『マーザズ・ロザリオ』を託し、たくさんの仲間やプレイヤーたちに見守られながらアスナの腕の中で静に息を引き取った。彼女は15年の人生を全力で生きたであった。 性格は明るく、陽気な人物。 純粋で前向きな人物でもある。 【サーヴァントとしての願い】 特にない。マスターを最後まで守る。 ただマスターと一緒にこの世界での生活を楽しみたいとも思っている。 【方針】 マスターに任せる。 【把握媒体】 原作小説及び、アニメ2期 【マスター】 柳瀬舞衣 【出典】 刀使ノ巫女 【性別】 女性 【能力・技能】 『写し』 刀使の基本戦術で、最大の防御術。 『迅移』 刀使の攻撃戦術の一つ。通常の時間から逸して加速する。 『八幡力』 筋力を強化させる。 『孫六兼元』 舞衣が使う御刀である。 【人物背景】 刀使ノ巫女の登場人物。主人公衛藤可奈美の親友。美濃関学院所属の中等部二年生。 大企業の令嬢であり、三姉妹の長女である。 性格は面倒見がよく、友達想いの優しい性格。お菓子作りが得意。 状況分析能力にたけており、集団行動では指揮官として活躍もしている。 参戦時期はアニメ終了後である。 【マスターとしての願い】 特になし。この戦いを止める。 【方針】 自分と同じ考えのマスターと協力する。 ただ人は絶対に殺さないし、殺させない。 【ロール】 とある神社の巫女で刀使。 【把握媒体】 アニメ
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一人の少女がいた。 彼女は誰からも愛される、聖女のような女だった。 10万3000冊の魔道書を記憶した禁書目録――――魔道図書館。 完全記憶能力を持ち、無数の魔道書を記録させられた彼女は、1年の周期で記憶を消去されなければ、生きてはいけない状態という。 それが納得できなかった、あの笑顔が、あの仕草が、二度と自分に向けられないなどと――あるいは、他の誰かに向けられるなどと。 そう考えたのが自分だけではなかったということを知らされて、できることはもう何もなくなって。 諦めらきれるものではなかった。失いたくなどなかった。それでも、そうしなければ彼女が死ぬと言われれば否応はない。 受け入れるしかないのかと、そう思っていた彼は―――― 「………うま……とう………とうま! 起きてよとうま!」 学生寮の一室で、ありえない声を聞いて、ツンツン頭の少年は目を覚ました。 修道服を着た、銀髪の少女が、少年を起こそうとしていた。 「もう、とうまったら、早くしないと寝坊するんだよ?」 「は……? インデックス……!?」 飛び起きる。その声が、まだ自分に向けられているとうことが信じられなくて。 そのまま彼女の両肩を掴み、緑色の瞳を覗き込みながら、 「お前、俺のことを覚えてるのか? じゃあステイルは!? 神裂!? あの魔術師二人はどうしたんだ!?」 「……ちょっと、とうま。まだ寝ぼけてるのかな? ――――魔術なんて、なにをわけのわからないことを言ってるのかな」 「……は?」 言われて、記憶を振り返る。 目の前の少女――インデックスは、イギリスからの留学生で修道女見習いだ。 自分の通う高校に転校してきた、現在のルームメイトでもある。 ……魔術師なんてものが介在する余地は欠片もない。 そもそも魔術なんてマンガやアニメの中でしか見たことがない、空想上の存在だ。 超能力と同じく――――? (なんだ、これ……おかしいぞ。何かがおかしい。 どうして俺は、そんな当たり前のことが納得できないんだ……?) そう、おかしい。この文句のつけようのない現状に違和感を覚えた自分がおかしい。 そうでなければ彼女はどうしてここにいるのだ。 と、そう考えた彼を業を煮やした彼女はぷんすかと怒りながら急き立てた。 「とうま、そろそろいかないと遅刻するんだよ!」 「あ、ああ……そうだな。着替えるから先出ててくれ」 「わかった」 ベッドから降りて、外に出る彼女を見送り、上条当麻は―――― 「……出てきてくれよ、サーヴァント。 これは聖杯戦争とかいう願いを叶える競争で、お前が俺とチームを組む相棒なんだろ?」 そんな言葉を、唐突に口にした。 当然、それに応える者などいるはずもない。常識で考えれば、だが。 「おやおや、これはまた随分と手際のいい。こうも早く記憶を取り戻したか。 先ほどのやり取りを見る限り、あの少女が原因かな? いや素晴らしい。 愛の奇跡、見せてもらった――――と、まあ評しておこうか」 応じて、現れたのは真紅の巨体。まるで機械のごとき前進と、赤髪たなびかせた仮面の男。 サーヴァント――――そう呼ばれたこの男こそが、上条当麻の相棒になるという。 自身に埋め込まれたその情報を、少年は受け入れていた。 「まずは名乗らせてもらおうか。アサシンのサーヴァント、マルス-No.ε。 お前さんの相棒、ということになるらしいな――少年」 その眼光、威圧感は常軌を逸したものがあった。 第一印象は、端的に言って怪物だ。悪の組織の怪人とも言えるか。 とはいえ、少年からすればそれも含めて、現状もっとも重要なのは、 「聖杯――あらゆる願いを叶える願望器って話だけどよ。 具体的にはどうなんだ? どこまでの願いなら叶えられる? 魔術を駆使してなお救われなかった女の子を助けられるのかどうか、まずはそこを教えてくれ」 自己紹介すら省いての質問攻めは、相手によっては不快に感じられたことだろう。 だが巨体のアサシンは、欠片の困惑すら見せずに答えてみせた。 「ずいぶんと焦っているように見えるな、相棒。 まあ、おおよその理由は察せるが。魔術を持ってして救われない少女。 起きてからの会話を見るに、さっきの修道服のNPCの元となった存在だろう。 ――明確に可能だと断言はできんが、過去に死んだ存在すらサーヴァントとして呼び戻す力はとてつもない。 万能の願望器というのは伊達ではないと、オレは思うがね」 「可能性は……あるわけだな」 そう思いたい、というのが正直なところかもしれない。 あの少女を自分が助けられる可能性がある、と信じたいだけかもしれない。 それでも、自分自身の手で彼女を助けられる可能性があると思えただけで。 全身が歓喜に震えていた。 「ふむ。随分とやる気のようだが、覚悟はあるかね? 他者の願いを踏みにじり、その命を奪ってでも願いを叶える、という覚悟は」 勿論、必ず殺さねばならないということはない。 マスターとサーヴァントの片方を脱落させればいいという話である。 サーヴァントを打倒すればマスターが死ぬ、というわけではないのだし。 サーヴァントはそもそもが死者であるというのだから、願いの為なら納得できる範疇だろう。 だが、 「サーヴァント同士の戦闘は苛烈を極めるだろう。 確実な勝利を、とはオレにも言えん。願いがあるならマスターの殺害も行う必要はある。 そのことに関して、おまえさんはどう思うのか――聞かせてくれよ、我がマスター」 試すように、あるいは値踏みするかのように、アサシンは問いかける。 「俺はあいつを助けたい。失敗したくないんだよ、だったら答えは一つだろ」 できればサーヴァントだけを倒したい、と思う。 他のマスターを殺したくない、という感情は当然のものだ。 それでも、一度目の前でインデックスという聖女を失いかけた男は、堕ちる。 彼女との離別を経験した、いつかどこかで出会うはずだった錬金術師と同じように。 「聖杯を手に入れて、あいつを救う。必要ならなんだってやってやるさ」 少年は、口にした。 アサシン――マルスと名乗る巨漢は、マスターの値踏みを終えた。 「救いたい少女の為に、自分と他者の命すら擲つ行為。 ――――いい物語だ。共感する者は多いだろう。 まんざら否定されるべきことでもないぜ、我がマスターよ。 理由を聞けば、なるほどそれなら仕方がないと、そう思う者もいるだろうよ ならばオレもまた、おまえの願いを叶える為に全力を尽くすとしようか」 少年の決意、覚悟、そしてその底にある迷いを見て取った。 総じて素晴らしい、と称賛するように、その想いを認めたのだ。 「まだ迷いはあるようだが、それもまた当然だろう。 そうも簡単に決められることではないのだからな。 ……安心しろよ、相棒。ああは言ったが、マスター殺しは必須じゃあない。 案外、誰一人殺さずに聖杯を得られるかもしれんぞ」 あくまで万が一の場合の覚悟を確かめたまでだ、と。 そんな、思っていない言葉ばかりを並べ立てて。 アサシンは生粋のシリアルキラーだ。ただ殺したいから殺す、という感情だけで構成された殺人鬼。 だが生前彼はその動機を隠し、なにか事情があるかのようにふるまった。 時には悪徳な借金取りに天誅を下したかのように。 時には見知らぬ他人を相手に旧知の友を仕方なく殺したかのように涙を流し。 時には戦場で、人の命の輝きを守っているかのように。 そうした殺戮の果てに捕縛され、処刑され、今の身体に成り果てた。 その彼からしてみれば、少年の語る動機は、言い訳として、大義名分として申し分ない。 聖女を救わんが為に、ただ殺戮を続ければいい。 「いいマスターに出会えてオレは幸運だよ」 それは確かに、本音だった。 「ではまあ、一応聞いておくとしようか。なあ相棒、お前さんの名前は?」 「あ……わ、悪い! 上条だ、上条当麻。 異能の力なら、原爆級の火炎の塊だろうが、戦略級の超電磁砲だろうが、神様の奇跡だって打ち消せる。 そんな、何の役にも立たない右手を持った、普通の高校生だよ」 大仰な物言いで、令呪の宿った腕と逆の手を見せつけながら。 その力が役立たずだと言い捨てるその姿。 それもまた、らしい振る舞いではあるのだろう。 一般人であったが故か、魔力供給が僅かしか行われていないのもまた、魂喰いの伏線としては悪くはない。 総じて素晴らしい。殺人許可証を得る為の役者として、これ以上のものはないだろう。 「では行こうか、相棒。一人の少女を救う為に戦うその姿。 オレは決して否定しない」 「……ありがとうな、アサシン」 【クラス】アサシン 【真名】マルス-No.ε 【出典作品】シルヴァリオ ヴェンデッタ 【属性】混沌・悪 【能力値】 筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:D 幸運:A 宝具:B 【クラススキル】 気配遮断:B-- サーヴァントとしての気配を断つ。完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 ただしアサシンの殺意の巨大さゆえ、僅かでも攻撃の意思を持てば、その時点で気配遮断は無効となる。 【保有スキル】 狂言回し:B 剛毅、かつ実直。独自の美学を持つ戦闘狂。あるいは使命に殉じる敬虔な使徒。 そうであるかのように見せかける技術、嘘と偽りで獲物を揺さぶる言葉の奇術師。 生前から行い続けてきた動機の偽装を可能とした話術スキル。 殺戮の動機を偽り、他者に信じさせる技能。サーヴァント化により、自身の属性の偽装が可能となった。 同ランク以上の看破系スキルを保有するか、あるいは言動の矛盾を突かなければ看破は不可能。 アサシンの場合、下記のスキルの都合上、全力を出した場合、このスキルは無効となる。 人造惑星:B 魔星。眷星神とも呼ばれる星辰奏者の完全上位種。 その正体は素体となる死体を元にオリハルコンを宿して製造された生きた死体。生前の衝動に強く引きずられる性質を有する。 自身の出力を任意に変化させることが可能であり、筋力、耐久、敏捷、魔力のパラメーターを1ランク上昇、あるいは低下させる。 上昇に応じて魔力消費が激しくなり、生前の衝動を発露させる。 アサシンの場合、ステータスを上昇させると殺人衝動が強くなり、気配遮断、及び狂言回しの効果が無効化する。 擬似的な神性としての側面も有しており、神殺しに類する宝具・スキルの効果を受ける。 【宝具】 「義なく仁なく偽りなく、死虐に殉じる戦神(ディザスター・カーネイジ)」 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人 分子間結合分解能力。 物体を跡形もなく消滅させる、漆黒の波動を生み出すアサシンの星辰光。 その正体は、物体の結合力そのものを崩壊させる物質分解能力である。 銃弾から戦車砲まで、無機有機関わらず接触した森羅万象を瞬く間に崩壊させるため、傍目から見ると突然消え失せたと感じるほどの分解速度を持つ。 付属性、維持性に優れた性質を有し、闇色の星辰を長時間体躯に纏わせながらの攻防一体の戦闘法を可能としている。 全身に展開するため、同ランク以上の宝具がなければ打ち破れない。 一方で気体や非物質による攻撃には効果が薄く、風や磁力、魔力などはこの影響から外れている。 【weapon】 【人物背景】 鬼面を纏った怪物。鬼を連想させる姿をしており、アドラー第三帝国に突如出現し大虐殺を行ったという。 その暴力性に反して基本的に冷静、かつ理知的であり、高い教養が伺えるが、一転して享楽的な振る舞いを演じるなど、真意を読み取るのが非常に困難。 その本性は生まれながらのシリアルキラー。思わせぶりな言動はすべて相手を惑わせる為のものである。 そんな事情ならば仕方ない、という物語の理屈を現実に持ち込むことで連続殺人犯でありながら多数のシンパを獲得し、長年の逃亡生活の末に逮捕され、処刑台に送られた。 死後、人造惑星として蘇り、再び殺戮の限りを尽くした。 戦闘狂ぶった言葉を重ねながらも、本質的には質より量。より多くを殺すことを目的とし、目の前の強敵を倒すより、数多くの容易く殺せる相手を優先する。 身体能力の高さに反して戦闘技術は低いものの、口舌により相手を惑わせる手管は極めて高い。 一方で、その虚飾による揺さぶりが通じない相手には非常に弱い。 迷いのない精神強度を持つ英雄こそが天敵であり、戦闘における技量の低さも相まって、対サーヴァント戦は不得手と言える。 その為、自身の嘘が通じない相手を密かに毛嫌いしている 【聖杯にかける願い】 なし。あえて言うなら受肉して再び殺人を繰り返すこと。 【マスター】 上条当麻@とある魔術の禁書目録 【マスターとしての願い】 インデックスの救済 【weapon】 なし 【能力・技能】 ・幻想殺し(イマジンブレイカー) あらゆる魔術・超能力を打ち消す異能の右手。 範囲は右手のみであり、一定時間あたりに処理できる異能の種類・個数・量には限界がある。 あまりにも強大なものは打ち消すのに時間がかかり、継続的に放たれるタイプのものは本体に触れなければ完全には消滅しない。 とてつもない効果範囲を持つ場合、自身への影響を打ち消すに留まる。 また、莫大な力を連続的に放つ異能の場合、打ち消し切れず押し負ける。 また異能の力そのもの、またそこから発生する超自然現象にしか作用せず、二次的な物理現状を打ち消す効果はない。 自身の全身を対象とする異能は右手に接触していなくても打ち消すが、右手を効果範囲に含めていない場合打ち消せない。 一方で、ものによれば影響の出ている部分に触れることで打ち消すことが可能となる。 霊装や魔道書などに触れた場合、そのものを消滅させたりはしないものの、発生させる魔術効果を解除し、物体の魔術的要素を消し去る。 神の加護、祝福の類も消し去る為、上条当麻本人の『幸運』も打ち消している。 その正体は「すべての魔術師の怯えと願いが結実したもの」 魔術によって世界を歪めることの弊害が発生し、元の世界を思い出せなくなってしまうかもしれない。 しかし魔術の影響を受けないものがあれば、それを基準に元の世界を思い出すことが可能となる。 その「世界を元に戻す為の基準点」が幻想殺しの正体である 【人物背景】 学園都市に住む高校1年生。ツンツン頭をした少年。右手に生まれつき幻想殺しを有している。 路地裏の喧嘩程度の経験はあるが、相手が複数いれば逃げるしかない。 比較的低レベルの高校に通っているが、その学校でも成績は悪い。 正義感が強いものの、過去の経験からひねくれたのか自虐的な言動が多い。 インデックスとは初対面でわずかに会話した程度だが、その時点で彼女とのつながりを失いたくないが為に彼女の修道服のフードを返さずにいた。 その後、彼女を追う魔術師達と戦うことになるが、その中で彼らの真実を教えられる。 曰く、インデックスは完全記憶能力を持ち、脳内に魔導書を記録している為に1年で記憶を消さなければ死ぬ、と。 彼女の記憶が失われることを嫌い、科学によって解決できないかと行動したが、期限が数日程度であったこともあり失敗。 魔術師たちの好意により、最後の別れを行うことになった。 が、そこで聖杯戦争に招かれた。 原作ではこの後にインデックスの救済に成功するが、タイミングの関係上失敗したと認識。 失敗していた場合、人の道を外れ、他者を巻き込んででもインデックスを救おうとするような人間になっていたと原作者に語られている。
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直枝理樹&アサシン ◆S2NYXu2lPk 世界を埋め尽くしていく白い雪の中に混じる一点の赤。 窓の外でひらひらと舞い落ちるそれを認識した瞬間、直枝理樹は駆けだす。 何度も繰り返される6月20日という一日。 その中で起きた小さな変化に、体は自然と反応していた。 もしかしたら自分が気付いていなかっただけで、あの赤はいつもこの時間帯に落ちていたのかもしれない。 それでも、この世界の異常はもうどうしようもないと思い知らされた少年にとっては、その赤いカードは闇の中に差した光に違いなかった。 ■ ■ ■ 生暖かい夜風が吹き付ける学校の屋上にて、二人の少年は対峙していた。 同年代に見える二人の姿は、端から見れば深夜に学校に忍び込んだ悪ガキに見えなくもない。 だが、一方の少年の藍色の着物に日本刀という場違いな格好が、その場を異様な雰囲気にしていた。 「えっと、君が……僕のサーヴァント?」 失礼だとは思ったが、理樹は思わず疑問系で問い掛けていた。 左手に刻まれた令呪からは確かに彼との繋がりを感じる。 他に人影も見当たらない以上、目の前の少年が自分のサーヴァントなのは間違いないだろう。 腰に差した日本刀や頬に刻まれている十字傷、友人である宮沢謙吾に似た佇まいから、腕に覚えのある人物なのも何となくだが分かる。 それでも確信が持てなかったのは、彼が男性としては小柄な部類に入る理樹よりも更に一回り小さかったからだ。 理樹の女友達と比べても下から数えた方が早いくらいだろう。 付け加えるならば、中性的で幼い顔立ちをしていたのも疑問に拍車を掛けた。 人は見た目ではないといっても、どう見ても自分より年下の少年にしか見えない彼が、英霊という超常の存在だとは思えなかった。 そのような理樹の戸惑いと疑問を見て取っても、少年は表情を変えずに淡々と口を開いた。 「左様。あさしんのさーう゛ぁんと、緋村剣心。ここに参上しました。 貴方が、俺のますたーか?」 「……無理にカタカナ語を使わなくてもいいよ」 何故か発音が怪しい彼の姿に仲間の一人を重ねながら、理樹はマスターとして最初の指示を行った。 どうやら聖杯でも治せないものはあるらしい。 ■ ■ ■ アサシンと簡単な情報交換を終えた理樹は、ひとまず校内に入った。 夜の学校に忍び込んだことは何度かあるため足取りは慣れたものだ。 万が一自分の学校のように侵入者対策のセンサーが仕掛けられていても、アサシンが一緒ならば逃げられるだろう。 誰もいない廊下を歩いていると、理樹はふと立ち止まって窓の外に目を向けた。 目に映るのは煌々とした月明かりを放つ満月と、満天の星々。 照らされた地上を見ても白一色に埋め尽くされているなんてことはない。 ここしばらくどんなに願っても見られなかった明るい夜空が、そこにあった。 この調子なら、朝になれば久しぶりの太陽と青空を拝むことも出来るだろう。 (でも、ここには僕しかいない……) 空を見られた安堵感と共に理樹の心中を埋めたのは、孤独感だった。 この場所には頼りになる仲間たちや、最愛の人はいない。 元の世界に異常が起こってからは彼らもおかしくなっていったが、存在自体はしていた。 だが、ここには自分一人きりだ。 これほどの孤独を味わったのは、両親を亡くしたとき以来かもしれない。 だとしても、挫けるわけにはいかない。 そのような弱い気持ちでは、とても聖杯戦争を勝ち抜けはしないからだ。 (これから、僕は人殺しになる) 普段の理樹ならば、決して殺し合いになど乗らないだろう。 だが、彼の居た世界はどうしようもなくおかしくなってしまった。 この場に至る直前まで、散々抗ってももう手遅れだと分かった諦観が理樹の心を満たしていたのだ。 そんなところに差し出されたのが願いを叶えられる殺し合いの舞台。 このままだと迎えるだろう終りを防げるならばと、理樹は自らの手を汚すと決めていた。 しかし、まだ迷いは残る。 一人でも殺してしまえば、二度と仲間たちと笑いあえないかもしれない。 それでも、あのまま終わるよりは余程マシだ。 だから、理樹は迷いを振り払うためにある言葉を口にすることにした。 それは彼の尊敬する少年がいつも口にしていた言葉。 殺し合いを始めるために使うことを彼に謝りながら、理樹はその言葉を口にした。 「ミッション、スタートだ」 【CLASS】アサシン 【真名】緋村剣心(抜刀斎) 【パラメーター】 筋力:C 耐久:D 敏捷:A 魔力:E 幸運:D 宝具:B 【属性】 中立・善 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 飛天御剣流:A+ 戦国時代に端を発する古流剣術。 「剣の速さ」「身のこなしの速さ」「相手の動きの先を読む速さ」という三つの速さを最大限に生かし、 最小の動きで複数の相手を一瞬で仕留めることを極意とする、一対多数の戦いを得意とする実戦本位の殺人剣である。 その使い手は天空を飛翔するかのごとき跳躍力を持ち、相手のはるか上空から斬撃を放つこともしばしばあり、 体さばきや斬撃の速さは「神速」とされる。 戦闘続行:B 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 心眼(真):B 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理” 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 直感:D 戦闘時、つねに自身にとって有利な展開を”感じ取る”能力。 攻撃をある程度は予見することができる。 【宝具】 『九頭龍閃』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:一 最大補足: 奥義・天翔龍閃の伝授の試験のために開発された技のはずだが、こちらこそが奥義だという説もある。 定説では天翔龍閃習得時に会得したとされていたが、東京に戻った際に既に使用していたという伝承もあるので使用可能となった。 神速を最大に発動させ、剣術の基本である9つの斬撃「壱(いち):唐竹(からたけ)、もしくは切落(きりおろし)」 「弐(に):袈裟斬り(けさぎり)」「参(さん):右薙(みぎなぎ)、もしくは胴(どう)」「肆(し):右斬上(みぎきりあげ)」 「伍(ご):逆風(さかかぜ)」「陸(ろく):左斬上(ひだりきりあげ)」「漆(しち):左薙(ひだりなぎ)、もしくは逆胴(ぎゃくどう)」 「捌(はち):逆袈裟(さかげさ)」「玖(く):刺突(つき)」を同時に繰り出す乱撃術にして突進術の技。 九つの斬撃それぞれが一撃必殺の威力を持っており、技の性質上、神速を超えるか使用者の技量を上回る実力がない限り、 防御・回避ともに不可能とされている。だが小柄の剣心では重量、腕力が足りず技本来の威力を発揮できない。 『天翔龍閃』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:一 最大補足: 剣心の隠し宝具。習得したのが抜刀斎時代以降のため上記の九頭龍閃がメインの宝具となる。 逆刃刀・真打ちでのみ発動できる。 飛天御剣流奥義にして超神速の抜刀術。 右足を前にして抜刀する抜刀術の常識を覆し、抜刀する瞬間に絶妙のタイミングで鞘側の足、 つまり左足を踏み出し、その踏み込みによって刀を加速し神速の抜刀術を、超神速にまで昇華させる。 初撃をかわされたとしても、超神速の刀が空を切ることで弾かれた空気が敵を打ち据えて行動を阻害し、 さらに空気が弾かれてできた真空の空間が元に戻ろうとする作用で相手を引き寄せ、 回転による遠心力と更にもう一歩の踏み込みも加えた強力な二撃目で斬る、二段構えの抜刀術。 しかし、この宝具で人を殺めたという伝承がないため使用しても『絶対に相手は死なない』という因果の逆転が起きる。 【weapon】 「日本刀」 剣心が抜刀斎時代に使用していた日本刀。 全刃刀と呼ばれる刀を使っていたとの伝承もあるが、今回はこの刀を使用する。 「逆刃刀・真打ち」 宝具『天翔龍閃』使用時に使う刀。幕末の刀工・新井赤空の最後の一振り。 その名のとおり通常の刀とは刃と峰が逆向きに打たれた構造のため、 普通に使用すれば常に峰打ちの状態となり殺傷力を持たない非致死性兵器として機能する。 【人物背景】 るろうに剣心の主人公。短身痩躯で赤髪の優男。中性的な顔立ちをしており左頬にある大きな十字傷が特徴である。 幕末時代に派維新志士にして伝説の剣客「人斬り抜刀斎」として名を馳せ、修羅さながらに殺人剣を振るい数多くの佐幕派の要人を殺害してきた。 とある事件にて妻を失ってからは暗殺稼業を止め、先陣を切って幕臣達と戦う遊撃剣士として働く。 鳥羽・伏見の戦い以降は不殺を誓い、逆刃刀を携えながら流浪人として全国を放浪していた。 明治十年に東京に戻ってからは数々の強敵との激闘に身を投じることになり、結果的に日本を救い、過去の因縁とも決着を付けた。 しかし、死後に英霊の座に昇ったのは人々を救った流浪人としての彼ではなく、あまりにも有名となった人斬り抜刀斎としての彼だった。 【サーヴァントとしての願い】 自身にはない。 【基本戦術、方針、運用法】 マスターである理樹には持病があるため、もし戦闘中に発作が起きた場合、剣心は意識を失ったマスターを守りながら戦わねばならない。 このような事態を避けるために正面からの戦闘はできる限り避け、アサシンらしく不意打ちからの一撃離脱が主な戦法となるだろう。 【マスター】直枝理樹 【マスターとしての願い】 おかしくなってしまった世界を元に戻したい。 【weapon】 なし。 【能力・技能】 これといって特殊な能力はない。 強いてあげるならば幼少時より鍛えられたツッコミスキルだろうか。 マイナス点としてナルコレプシーという持病を患っており、発作を起こすと日中において場所や状況を選ばずに眠ってしまう。 【人物背景】 リトルバスターズ!の主人公。俗に言う女顔で男性メンバーでは一番背が低い。 称号は異様に賑やかな青春を送る普通の少年。口癖は「いやいやいや」 幼いときに両親を亡くし塞ぎ込んでいたところを、棗恭介少年率いるリトルバスターズに手を差し伸べられメンバーに加わった。 基本的に温厚かつお人好しな性格で、荒事は苦手で少々気弱な面もある。 しかし、理不尽な事に対しては自分より強そうな相手に対しても声を荒らげる勇気も持ち併せている。 リトルバスターズのメンバーの大半はボケ体質なため、常識人であり貴重なツッコミスキルを持つ彼の存在は欠かせないものになっている。