約 2,174 件
https://w.atwiki.jp/neverland/pages/30.html
- 開ク 企業詳細代表機体量産型汎用機体ピーターパン 秘匿機体 広域殲滅型単騎特化戦力ピーターパン・オルタナティブ 個体識別名称『グリム・リーパー』強化パーツFT-Ex-01”ジャバウォック” FT-Ex-02”ティンカーベル” FT-Ex-03”マッチ売り” FT-Ex-04”玉手箱” FT-Ex-05”ラプンツェル” FT-Ex-06”北風と太陽” FT-Ex-07”7匹の子ヤギ” FT-Ex-08”泉の精” FT-Ex-09”魔法の鏡” FT-Ex-10”ジャックの豆の木” FT-Ex-11”魔法のランプ” FT-Ex-12”ガラスの靴” FT-Ex-13”妖精の粉” FT-Ex-14”ゲルダの涙” FT-Ex-15”毒林檎” FF-Ex-01"恋多き人魚姫" FF-Ex-02"兎を起こす亀" 腕部装着FT-RX-A-01”鉄の斧" FT-RX-A-01A”金の斧" FT-RX-A-01B”銀の斧" FT-RS-A-01"シルバーバレット" 肩部装着FT-RS-S-01”マッド・ティー・パーティー” 胴体装着FT-B-01”裸の王” 飲食物憧れの葡萄酒 憧れのライ麦パン 憧れの干し肉 憧れの骨付き肉 パッケージフレーム 基本パッケージ猟師 狼 魔法使い 王子 姫 テーマパッケージ姫-玉手箱投擲特化型カスタム乙型 狼-隠密浸透強襲型カスタム レッドキャップ 型番ルール 企業詳細 企業名 (有)メルヘン 読み ゆうげんがいしゃメルヘン 略称 メルヘン 主な商品 量産型汎用機体ピーターパン 創立の経緯 独特の設計思想を持つ技術者集団によって立ち上げられた企業。おとぎ話やファンタジーの登場人物及び物品をモチーフとした製品を作成している。物語における存在を兵器へ落とし込む事をコンセプトとしており活用される場面を選ぶ装備が多かったが最近ではとあるユーザーによる使用感のレポートが広まり活用出来る場面や応用の仕方を把握した顧客による注文が増えている。 企業理念・特徴 メイン商品である量産型汎用機体ピーターパンは非常にコスパや性能が良く更に蓄積された運用データからユーザーごとに最適化されたOSや装備のアップデートも行っている。既存ユーザーの評判は良く、一度使うと乗り換えようとする人は少ないようだ。 代表機体 量産型汎用機体ピーターパン 型番すらないシンプルな量産機。 全てにおいて平均的な水準を維持したまま 拡張性と各種環境への対応力に特化した汎用の名に恥じぬ機体。 何より特筆すべきは生産コストの低さと生産性の高さ ネバーランド内では自販機よりも見かけることが多いだろう。 また製造過程においてFT-Ex-11”魔法のランプ”。 が全機体に組み込まれているため乗り換え時期が分かりやすく また、FT-Ex-08”泉の精”によるOSの調整や武装の自動アップデートや 後述するパッケージシステムによるカスタマイズの簡略化など メーカー側のサポートが非常に充実しており 特に知識や拘りのない生徒層を中心に広く愛用されている。 これらの方針は全てユーザー数を増やし FT-Ex-02”ティンカーベル”の性能を最大限発揮させる為の物である。 ティンカーベルシステムの真価とは単なる情報処理システムではなく 現在運用されている全ピーターパンの運用データをネバーランド内部に設置された親機へ常時フィードバックし 蒐集された膨大な経験値を子機を介して機体やOSをリアルタイムでアップデートする並列式学習システムである。 戦闘で数体のピーターパンが破壊されたとしてもそれはピーターパンの死を意味しない 全ての経験は共有され、終わり無き成長期を続ける”永遠の少年” その根幹となるシステムでありブラックボックス。 ※補遺 開発当初と比べ、ピーターパンは既に数値にして平均2段階もの成長を遂げている。 しかし殆どのユーザーは底上げされた性能を使い切れておらず この恩恵を受けているのは極一部のユーザーに限られているのが現状。 + ... 秘匿機体 広域殲滅型単騎特化戦力ピーターパン・オルタナティブ 個体識別名称『グリム・リーパー』 ピーターパンの俗説の一つである 「ネバーランドの子供達を間引き殺す死神」 と言う側面を拡大解釈した結果 全ての攻撃が無差別広範囲攻撃であり 他者との連携を選択肢から除外した完全単騎戦緑オブリビオンマシン ティンカーベルシステムによるデータ収集において オブリビオンマシンの稼働データを収集したいという声が上がり より強力な機体ほどオブリビオンマシンに覚醒する傾向があると言うデータから 【オブリビオンに乗っ取られることを前提として作成された】ハイスペック型ピーターパン しかし肝心のオブリビオンマシンへの覚醒条件を掴む事が出来ず 表向きは最新技術のテストベッド機として改良を重ねていた ※量産型ピーターパンによる運用データの収集は本来このためであり 量産機のスペック向上はあくまで副産物である しかし20■■年 ■月■■日 オブリビオンマシンの覚醒にはパイロットの存在が必要であることを掴んだメルヘン開発部は 高品質な運用データを提供してくれるユーザーの1人をテストパイロットとして招致 無限の猿定理に挑むかのような運任せの狂気染みた試みは メルヘン開発部全員の歓喜によって迎えられた ※テストパイロットによって鎮圧された機体はそのまま譲渡された なお、グリム・リーパーに搭載されているティンカーベルシステムには受信機能のみが搭載されている 強化パーツ FT-Ex-01”ジャバウォック” 広範囲にジャミング効果を持つノイズを拡散し 無機有機問わずにセンサー異常を誘発する 隠密行動の補助機構と位置付けられてはいるが その特性上、あくまで”どこに居るか”が特定出来ないだけであり ”何かがいる”事は感知されてしまうため、効果的な利用については使用者の判断力が求められる FT-Ex-02”ティンカーベル” 量産型汎用機体ピーターパンに搭載された情報処理システム。 外部接続用浮遊ドローン型アバターも同梱されており ピーターパンの運用データを常時ネバーランド内部に設置された親機へフィードバックし 子機を介して機体のアップデートがリアルタイムで行われる。 戦闘で数体のピーターパンが破壊されたとしてもそれはピーターパンの死を意味しない 全ての経験は共有され、終わり無き成長期を続ける”永遠の少年” その根幹となるシステムでありブラックボックス。 FT-Ex-03”マッチ売り” 携帯型短期ホログラム投影装置。 箱型ケースに収められた棒状の装置の先端を摩擦する事で 予め設定されたオブジェクト(岩、瓦礫、木など)が短時間投影される。 一度に複数本を同時展開することも可能。 FT-Ex-04”玉手箱” 内部から煙幕が吹き上がり視界を阻害する投擲武器の一種。 極めて微細な粒子で構成されており、センサー類や装甲の隙間などに入り込み付着すると粘性を帯びる。 結果としてその有様は、目や耳鼻が衰え、体を動かす事すら億劫な老人を連想させる FT-Ex-05”ラプンツェル” 立体軌道及び物資運搬用携帯ワイヤーウインチ。 昇降移動用ワイヤーガンをベースに最大積載量を大幅に拡大 キャバリア単機での積み下ろし作業の効率が格段に向上する。 FT-Ex-06”北風と太陽” 敵機体の内部へ二種類の薬品を同時に注入する事で コールタールのように装甲内部や間接へ流れ込み、混ざり合った薬品はゴム状の弾性を伴い膨張する。 膨れ上がった混合物は内部フレームや間接に多大な負荷をかけ 自ら服を脱ぐように装甲は弾け飛ぶ。 装甲剥離兵器の一種であるが、実戦で使用する場合 これらの薬品を敵機体の装甲内に注入するために 貫通力の強い近接兵装の内部に仕込むなどの手間が必要となる。 FT-Ex-07”7匹の子ヤギ” 有機パーツおよび生体の生命活動を維持したまま格納するバイオコンテナ。 コンテナ自体に有機パーツが使用されており、使用していないスペースには ダミーを設置しなければ時間経過と共に使用可能スペースが狭まっていくため 管理には細心の注意が必要。 FT-Ex-08”泉の精” 投入された兵器の蓄積された運用データをスキャンし 使用者の癖や運用法に対して最適化されるようOSや内部構造のアップデートを行う 新世代メンテナンスシステム。 ティンカーベルシステムが流用されており ピーターパンの利用者は自身に合った武装や戦闘スタイルの診断も受けることが可能 特別な知識や拘りの無い一般生徒の中でよく利用されている。 FT-Ex-09”魔法の鏡” 定型ワードに沿った質問を音声入力すると 現在の戦闘エリア内全域をサーチし、回答を行う。 定型ワードは以下の通り 『ミラー、ミラーこの場で一番〇〇なのは誰?』 出力が高い、火力が高い、残り燃料が多いなど様々な質問が可能だが あくまでベストな存在しかたずねる事は出来ない。 (一番火力が低いなど、ワーストを言い換えて聞き出そうとする事は出来ない) FT-Ex-10”ジャックの豆の木” キャバリア比率で豆粒サイズに圧縮された、ダミープラント格納装置。 ”発芽”開始から瞬く間に展開し、識別コードが登録されていない機体が 効果範囲内へ接近すると即座に自爆する。 FT-Ex-11”魔法のランプ” ”どうか壊れないでください”という願いを3度まで叶える内臓式修復機構。 製造段階で組み込む必要があるため、同一機体の使用可能回数は回復しない。 ピーターパンにはデフォルトで組み込まれており 残り回数が1以下になったユーザーには乗り換えを推奨している。 FT-Ex-12”ガラスの靴” ガラス片に酷似した対キャバリア地雷。 限りなく透明なそれに足を置けば、踵や爪先は抉り取られ 倒れ伏した先で誘爆し、あたかも焼けた鉄板の上を転げ回るかのような惨状を生み出すだろう。 FT-Ex-13”妖精の粉” 機体周辺に常時散布する事で 範囲内の磁場を操作し機体重量を軽減する飛行補助システム。 これにより推進剤や燃料の消費が大幅に抑えられる。 FT-Ex-14”ゲルダの涙” 沸点と融点の間が非常に広く、極端な高温や低温を吸収し一定の温度に保とうとする働きを見せる液体。 機体内外のパイプ内を循環しており、機体温度の調整を行っている。 FT-Ex-15”毒林檎” キャバリア比率でソフトボール大の大型グレネード 内容物を選択可能であり、通常の爆薬から致死性の毒ガスや睡眠ガス 果てはトリモチなどの非殺傷武装にも切り替え可能。 FF-Ex-01"恋多き人魚姫" 陸・海・空それぞれの環境に合わせたアンダーフレーム用換装パーツ。 それぞれの環境適正をAまで引き上げることができるが、一度に向上させられる適正は3つのうち1つだけである。 FF-Ex-02"兎を起こす亀" 動作停止状態に陥ったキャバリアの破損部位にアクセスし修復する事で 高確率で極短時間の再起動を可能とする。 ただしその際、修復を行った側の機体は排熱等が必要となり、一定時間半スリープモードとなる。 腕部装着 FT-RX-A-01”鉄の斧" FT-Ex-08”泉の精”に対応した近接白兵武装 シンプルな斧型武器で鉄と銘打たれているが 実際に使用されている金属は鉄よりも頑丈な合金製。 取り回しがよく、当たればその質量で十分なダメージを与えられるため それまで剣術などの経験が無いユーザー向けの兵装。 FT-RX-A-01A”金の斧" FT-Ex-08”泉の精”によるアップデートを行い、対エネルギー装甲に特化した状態。 斧全体にエネルギー兵器を屈折、反射させる特殊コーティングが施されており エネルギー系装甲に対して高い突破力を持つ。 その際屈折したエネルギーに被弾する危険性があり 扱いには適性が必要となる。 FT-RX-A-01B”銀の斧" FT-Ex-08”泉の精”によるアップデートを行い、対物理装甲に特化した状態。 斧内部に水銀を模した超質量の液体金属が搭載されており 斧を振る際の速度と遠心力を極端に高めている。 その為内部が空洞である構造や武装サイズからは想像できない程の重量となっている。 斧全体に施された銀色の特殊コーティングは、斧自体の自壊を防ぐための物であり 非常に頑丈な仕上がりとなっている。 また最大速度でこの武器を振り切った場合、キャバリア本体を遥かに超える負荷が発生するため 扱いには適性が必要となる。 FT-RS-A-01"シルバーバレット" 基本に忠実なボルトアクション式ライフル。 装弾数は少ないがその特徴は弾薬の選択肢の広さにあり 射撃対象に効果的な物を自由に選択できる。 肩部装着 FT-RS-S-01”マッド・ティー・パーティー” 両肩に設置されたコンテナから大量のマイクロミサイルを射出。 弾頭内には水銀を模した液体金属が限界まで圧縮されており 着弾の衝撃で破裂し敵機体を内部から爆散する。 効率的にご賞味いただくためには体内に直接打ち込むのが効果的であり FT-Ex-06”北風と太陽”との併用が推奨される(弾頭交換可能)。 パーティが大人数の場合、ポット型の大型背面バックパックの取り付けも行っている。 胴体装着 FT-B-01”裸の王” 目視での確認はほぼ不可能といえる程の透明さと防御力を両立させた 外部装着式追加装甲。 機体性能の誤認を誘発し、特に近接戦闘において優位性を発揮する。 飲食物 幼い頃食べてみたかった憧れを実現させる為に企画された。 また忠実な再現よりも憧れが優先されているため 見た目と想像していた味の再現に全力を注いでいる。 憧れの葡萄酒 キャバリアのコックピット内への持ち込みを想定してノンアルコール。 スッキリとした甘みのぶどうジュース。 蓋を開けると葡萄の香りがふんわり広がる。 容器はワイン瓶風ペットボトル。 憧れのライ麦パン 香ばしい麦の香りともちもちの触感をお届け。 バターがたっぷり練り込まれたしっとり生地でふんわり焼き上げました。 (※アカシアの花はちみつ、木苺のジャム、ピーナッツバターは可愛らしい瓶で別売りしています。) 憧れの干し肉 柔らかく噛み切れる硬さでありながら しっかりした歯ごたえとジューシィな味わい。 主食にもおかずにもなる満足感あふれる一品。 憧れの骨付き肉 本製品再現のためにメルヘン開発部は独自にグリモア猟兵と接触し アックス&ウィザーズとのコンタクトに成功。 両サイドから突き出た骨に巻き付くような形のいわゆる”まんが肉” 骨部分の白さ、中央部には若干のへこみと基本を忠実に守った仕上がり。 片手持ちサイズ、両手持ちサイズの二種類があり どちらも歯で直接噛み切れる硬さとなっている。 パッケージフレーム 機体の扱いに慣れてきて、今までとは違った戦い方を試してみたい。 しかしカスタマイズの組み合わせが多すぎて何を選べば良いか分からない。 そんなライトユーザー向けのカスタマイズサポートサービス。 パッケージシステムは用途に合わせたカスタム済みの上下フレームをセットで販売しており 遠距離仕様や範囲殲滅仕様など、好みの仕様に簡単カスタマイズ。 燃料弾薬も込みのフルパッケージなので購入からそのまま戦場へ直行可能。 基本パッケージ 猟師 機体コンセプト 狙撃装備による遠距離戦仕様機体。 装備構成 射撃武装×2 近接武装×1 迷彩クローク×1 装備詳細 貫通力のある実態弾を使用した狙撃銃と拡散レーザーを広範囲にバラ撒く中距離用レーザーショットガンを装備近接武装には鉈剣型の大型ヒートナイフを一振り。迷彩クロークはある程度の熱反応を隠ぺい可能森林用荒地用で裏表リバーシブル。 特徴 アンダーフレームがキャタピラに換装されており狙撃姿勢を維持したままある程度の移動が可能。
https://w.atwiki.jp/marowiki001/pages/2682.html
目次 【時事】ニュース携帯彼女 RSS携帯彼女 口コミ携帯彼女 【参考】ブックマーク 関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース 携帯彼女 活動家の違法ハッキングで電子フロンティア財団がスパイウェアメーカーDarkMatterを提訴 - TechCrunch Japan デマが事実として炎上ネタに…池袋暴走事故の加害者家族が伝えられなかった本当のこと - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス 「3歳の娘が、車のドアをロックしてしまった。鍵は中にささりっぱなしで、外から開けられなくなって...」(沖縄県・60代女性) (2021年12月11日) - エキサイトニュース 頑張る理由は「元カノとヨリを戻したい」突然の電話で直談判するが...!?:CHOTeN - テレビ東京 ネタバレ注意! 『SATC』続編『And Just Like That…』の配信開始で判明した驚きの展開まとめ(Harper s BAZAAR(ハーパーズ バザー)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース チョン・ヨビン、台湾の人気ドラマ「時をかける愛」リメイク作出演なるか…事務所がコメント(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「バチェラー」で“選ばれる女”の共通点|ハイスペック女子のため息 season2|山口真由 - 幻冬舎plus 生後3ヵ月乳児が風俗店で虐待死…未成年里親の「呆れた言い分」(FRIDAY) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 福原遥、『教場』中江功監督との電話で「心がポッカポカになりました」 - マイナビニュース 売れっ子子役から地下アイドル、AV女優に…営業職も始めた「27歳女性」が最近感じること - goo.ne.jp 現在ドラマ出演中若手大人気女優、薬物使用で降板か「表沙汰になったら致命的」 - goo.ne.jp 石原さとみさんの“かわいさ”大渋滞!「OCNモバイルONE」登場篇 12月10日(金)より放映開始 - 共同通信 PRWire コロナ陽性者と接触後にクラブで一晩過ごしたフィンランド首相が謝罪「賢明な判断をすべきだった」 - ハフポスト日本版 AWSの接続障害、人々はクラウド依存を実感 - Wall Street Journal 生活保護を受けるのは「他人に迷惑をかける」と姉を殺害。フランス人から見て「行政虐待」に映るこの国の福祉 - ハフポスト日本版 浅田真央“点数より自分のために”スランプの本田真凜救った温かな助言 - 女性自身 女を泣かせて振り回すダメ男と、そばにいられれば満たされる女。角田光代『愛がなんだ』の世界観は、異常で狂気的な純愛だ(酒村ゆっけ、)(好書好日) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 乃木坂46 “最年長”新内眞衣、ジェネレーションギャップに仰天 佐藤楓「ウィルコムって何ですか?」(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース GACKT 不倫疑惑を鎮火のウラで、テレビ業界からの宣告「今後はオファーしない」(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース あいみょん超え確実の「西宮出身のスターの卵」最強清純派女優とは? - Business Journal 「モンスト」×「明治 エッセル スーパーカップ」コラボキャンペーン「超レアカップ祭」開催(Impress Watch) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 遠距離の彼女とは毎日メール。久々に電話をかけると、彼女の母から衝撃的な事実を告げられる/意味が分かると怖い話③ - ダ・ヴィンチニュース 駅の“アナログSNS・伝言板”が復活 独特の「余白」が新たなコミュニケーションの形に〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 演歌歌手・森山愛子 元気娘からしっとり大人へ自分を演出 新曲は感情移入せず「監督目線で」(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “イ・ビョンホンを50億で脅迫”BJキム・シウォン(「GLAM」ダヒ)、11月に5日間の配信で7億ウォン稼いだ(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 誤射事件のアレック・ボールドウィンが涙の告白。「罪悪感はない。あったら自殺をしている」(猿渡由紀) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「覚せい剤」買うために闇バイト、二度の服役…元売人「ガマンやめたらクスリもやめれた」(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 旭川女子中学生“いじめ”事件 助けを求めるも学校側は“いじめ”を認めず・・・いじめを防ぐには?背景には問題点も【報道特集】(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース マヂラブ・野田クリスタル、溺愛のハムスターに専用テーマパーク贈る(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 女子生徒自殺未遂訴訟、元教諭尋問「交際関係を求められた」 - 大分のニュースなら 大分合同新聞プレミアムオンライン Gate - 大分合同新聞 ミドナの魅力に惹かれて、もう15年…!『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』の光と影の冒険は今も色褪せず(インサイド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 大注目アーティスト・にしな「昔は恥ずかしくて“歌手への憧れ”を口にできなかった」“作る側”になって変化した意識とは?<インタビュー>(with online) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 肉体関係がなくても「不倫」になりますか? 経験談から浮き彫りになる複雑な情事(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 野崎幸助さんは何時に亡くなったのか 自宅にいたのは早貴被告だけ【紀州のドン・ファンと元妻 最期の5カ月の真実】(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 10年前に振られた彼から、突然の連絡が。彼は何を考えているの?(FORZA STYLE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 13歳で単身海外へ――ロシアの名門バレエ団で活躍する永久メイさんに独占インタビュー!(Harper s BAZAAR(ハーパーズ バザー)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ≪韓国ドラマREVIEW≫「海街チャチャチャ」1話あらすじと撮影秘話…ドゥシクとヘジンの出会いのシーン、監督のアイディアとキム・ソンホのアドリブ=撮影裏話・あらすじ(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース アルコ&ピース平子祐希、初の小説連載!「ピンキー キャッチ」第2回(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース チェ・ヒソ、映画「アジアの天使」でオダギリジョー&池松壮亮と共演…2人の印象は?(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ハリー王子と元カノへのハッキングを告白した私立探偵、「青春を奪った」と謝罪へ(フィガロジャポン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 尾崎亜美、母の死で「曲を作ることができなくなって…」 救われた中学校歌作曲の依頼(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 蛙亭・中野「結婚を考えてる」彼女は空気階段・かたまりの同級生だった!(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中国の女子大生 母親との最後の1年を記録(CGTN Japanese) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 山口洋子から平尾昌晃への初電話「三谷謙君って知ってる?」【五木ひろしの光と影】(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 私たちが「何もしない」時間とともに失ったものは? 米 美術家が警鐘鳴らす「注意経済」の脅威(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 探偵がヘンリー王子に今さら謝罪 10代のころは盗聴も さすがに怒り心頭(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【今週はこれを読め! エンタメ編】北山猛邦初期作品の復刊を寿ぐ!~『アルファベット荘事件』(BOOKSTAND) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ミンジョン、パリの街で輝く優雅さ…いつまでも変わらない美貌(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 映画『スパゲティコード・ラブ』“あなた”がいるかも 13人・13通りのショート予告(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中国のテニス選手・彭帥さんの安否問題…WTAは「懸念ぬぐえず」、フランスも「問題注視」=台湾報道(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Game*Sparkレビュー:『アイドルマスター スターリットシーズン』ー長いシリーズ世界への飛び込み、他作品への足掛かりに最適な1作(Game Spark) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「オットギ3世」女優ハム・ヨンジ、大きいブランドカチューシャで小顔認証(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『顔だけ先生』で矢吹奈子が人気者の生徒役に「学生時代をやり直しているような気分で楽しんでいます」(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「私、やっとらんよ」切なく愛おしい傑作ドラマ――亀和田武「テレビ健康診断」(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『パワポケR』発売でトラウマが蘇る!?プレイヤーに衝撃を与えた「彼女キャラ」3選(インサイド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『最愛』梨央「もう会わんようにする」 追いかけ抱きしめる大輝の姿にネット感動「切なすぎる」(クランクイン!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “不倫疑惑”ファン・ボミ、慰謝料請求訴訟について事務所がコメント「既婚者だとは知らなかった」(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 人気歌手ピンク、股関節手術を受けていた!夫の献身的なケアに感謝「最初の一週間は涙と痛みで落ち込んだ・・」2人がいかに愛し合っているかわかる投稿が話題に[写真あり] - tvgroove - TVグルーヴ・ドット・コム 中森明菜の寂しきファンクラブ会報…何度も「元気」の2文字が綴られる意味深(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 女優ハン・ジミン、人形のような瞳でフォロワーたちをとりこに…清純さから魅惑的な魅力でさまざまな表情(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 片瀬那奈 女優業オファーゼロでDJ転身計画…ギャラは1回30万円(女性自身) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 実父への手紙をめぐって裁判所が「メーガン妃のメール」を公開 「王室はヘンリーを絶え間なく非難している」(Harper s BAZAAR(ハーパーズ バザー)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース IVE アン・ユジン、率直でハツラツとした自己紹介の映像を公開…愉快なエネルギー(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 結婚発表の菅田将暉&小松菜奈は“4億円豪邸”で新婚生活スタートか 菅田パパを電話で直撃すると…(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ポルノ・ハウス、シェフの家、哀しみの家……家政婦の目から見た、現代のアメリカ社会の課題とは?(フィガロジャポン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 彼女がキレイな理由:米倉涼子さん 「頭の中にあるノートを整頓したい」 独立後に生活一変「やりたいことが次々と」 - 毎日キレイ 歌あり、コントあり、バラエティ企画あり!「ももクロChan」10周年を“最高の笑顔”でお祝い(音楽ナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 瀬戸内寂聴さんが、私たちに残してくれたもの - 東洋経済オンライン IOI出身チョン・ソミ、aespaのGISELLEと番号交換も…意外な親交をアピール「2日に1回は会う」(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「SUPER RICH」5話、赤楚衛二“優”の苦悩…優を助ける町田啓太“空”の行動を讃える反応も(cinemacafe.net) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース #2 彼女の財布から溢れたレシートは下着みたいだった|明け方の若者たち|カツセマサヒコ - 幻冬舎plus 「Nintendo Switch(有機ELモデル)」は、美しい画面と長時間もつバッテリーが魅力的(WIRED.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「STREET WOMAN FIGHTER」モニカ、最近の人気について言及…「意外なファンはオットギの会長」(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 夫とのセックスは…実はかなり深刻「妻たちのエッチな悩み」 - ananweb 「一緒に連れてって!」雪山で遭難し恋人を置き去りにした男、彼女の霊に足を掴まれ...:ゾクッとする怪... - テレビ東京 園子温監督初ハリウッド映画で話題の中屋柚香「ニコラス・ケイジさんはムードメーカー!」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 北村匠海「僕の 本物の青春 と重なる」『明け方の若者たち』“マジックアワー”のような場面写真(cinemacafe.net) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ミニョン(Brave Girls)の小顔…携帯がタブレットの大きさに(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース マックスマーラのクリスマスギフト「テディベアコート」素材の携帯ケース&ビジュー輝くヘアピン - Fashion Press 「私と奥さん、どっちと一緒にいたいの?」驚くほど美人な不倫相手に迫られた夫の「意外な決断」 - 現代ビジネス 「誠意を見せろ」と怒鳴られた携帯販売員 すると、高齢の客がやってきて…? (2021年10月18日) - エキサイトニュース ある日突然「不倫相手」を喪ったアラフィフ男の涙 死後、彼女の携帯から着信が(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Z世代のスタンダード!?「撮ってSNSアップ」に応える最新プリ機『猫と彼女。』10月より順次設置開始 - PR TIMES 山本舞香 私服姿でも一目瞭然の「感動の美腹筋」!(FRIDAY) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「古い携帯電話を返せば割引」…代理店、裸の写真を復元して流出=韓国(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 豊田市の風景に注目! 森崎ウィン&深川麻衣『僕と彼女とラリーと』デートシーン - cinemacafe.net 女優ハン・ジヘ、モデルハウスみたいな自宅公開…パジャマでもOKな美しさ(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「結局どの携帯会社が一番お得か」通信費を節約したい人にお勧めする”3つの視点” 乗り換えで「年間5万円節約」も可能 - PRESIDENT Online 「彼女は携帯も持っていない」中森明菜56歳が表舞台から姿を消して4年…実父との“断絶”、知られざる“現在のマンション生活” - 文春オンライン スマホの影響?映画に集中できない人続出「スマホOK映画館」待望論も(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」彼の携帯をこっそり見て罪悪感が止まらない(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 客引きに出るガールズバーの女性が「容姿もやる気もイマイチ」である 本当の理由 携帯を見ながらダラダラしてるワケ - PRESIDENT Online ミッドレンジだけど“カメラで選ばれたい”スマホ 「OPPO Reno5 A」の実力は?:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ) - - ITmedia 黒人少年を「携帯盗んだ」と誤って非難、米女性を憎悪犯罪で起訴 - BBCニュース 水ダウで話題、スマホ「OPPO」スタジオ知名度ゼロも…「海外メーカーでは上の方」「普通に知名度高い」の声 - iza(イザ!) 彼女はこうしてテロリスト扱いされ旅券を没収された(上) - 論座 バーチャルアイドルとの会話が下心見え見え! 志尊淳のオタク役が新鮮な映画『携帯彼女+(プラス)』を無料配信中 - トレンドニュース ひとり、都会のバス停で~彼女の死が問いかけるもの - NHK NEWS WEB 携帯電話を持っているだけで殺されることも 難民・移民にとって無法国家リビアの実態とは - 国境なき医師団(MSF) 逢沢りなと三上枝織がずっとイチャイチャ!? DVD映画『携帯彼女+』舞台挨拶 - マイナビニュース RSS 携帯彼女 活動家の違法ハッキングで電子フロンティア財団がスパイウェアメーカーDarkMatterを提訴 - TechCrunch Japan デマが事実として炎上ネタに…池袋暴走事故の加害者家族が伝えられなかった本当のこと - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス 「3歳の娘が、車のドアをロックしてしまった。鍵は中にささりっぱなしで、外から開けられなくなって...」(沖縄県・60代女性) (2021年12月11日) - エキサイトニュース 頑張る理由は「元カノとヨリを戻したい」突然の電話で直談判するが...!?:CHOTeN - テレビ東京 ネタバレ注意! 『SATC』続編『And Just Like That…』の配信開始で判明した驚きの展開まとめ(Harper s BAZAAR(ハーパーズ バザー)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース チョン・ヨビン、台湾の人気ドラマ「時をかける愛」リメイク作出演なるか…事務所がコメント(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「バチェラー」で“選ばれる女”の共通点|ハイスペック女子のため息 season2|山口真由 - 幻冬舎plus 生後3ヵ月乳児が風俗店で虐待死…未成年里親の「呆れた言い分」(FRIDAY) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 福原遥、『教場』中江功監督との電話で「心がポッカポカになりました」 - マイナビニュース 売れっ子子役から地下アイドル、AV女優に…営業職も始めた「27歳女性」が最近感じること - goo.ne.jp 現在ドラマ出演中若手大人気女優、薬物使用で降板か「表沙汰になったら致命的」 - goo.ne.jp 石原さとみさんの“かわいさ”大渋滞!「OCNモバイルONE」登場篇 12月10日(金)より放映開始 - 共同通信 PRWire コロナ陽性者と接触後にクラブで一晩過ごしたフィンランド首相が謝罪「賢明な判断をすべきだった」 - ハフポスト日本版 AWSの接続障害、人々はクラウド依存を実感 - Wall Street Journal 生活保護を受けるのは「他人に迷惑をかける」と姉を殺害。フランス人から見て「行政虐待」に映るこの国の福祉 - ハフポスト日本版 浅田真央“点数より自分のために”スランプの本田真凜救った温かな助言 - 女性自身 女を泣かせて振り回すダメ男と、そばにいられれば満たされる女。角田光代『愛がなんだ』の世界観は、異常で狂気的な純愛だ(酒村ゆっけ、)(好書好日) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 乃木坂46 “最年長”新内眞衣、ジェネレーションギャップに仰天 佐藤楓「ウィルコムって何ですか?」(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース GACKT 不倫疑惑を鎮火のウラで、テレビ業界からの宣告「今後はオファーしない」(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース あいみょん超え確実の「西宮出身のスターの卵」最強清純派女優とは? - Business Journal 「モンスト」×「明治 エッセル スーパーカップ」コラボキャンペーン「超レアカップ祭」開催(Impress Watch) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 遠距離の彼女とは毎日メール。久々に電話をかけると、彼女の母から衝撃的な事実を告げられる/意味が分かると怖い話③ - ダ・ヴィンチニュース 駅の“アナログSNS・伝言板”が復活 独特の「余白」が新たなコミュニケーションの形に〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 演歌歌手・森山愛子 元気娘からしっとり大人へ自分を演出 新曲は感情移入せず「監督目線で」(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “イ・ビョンホンを50億で脅迫”BJキム・シウォン(「GLAM」ダヒ)、11月に5日間の配信で7億ウォン稼いだ(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 誤射事件のアレック・ボールドウィンが涙の告白。「罪悪感はない。あったら自殺をしている」(猿渡由紀) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「覚せい剤」買うために闇バイト、二度の服役…元売人「ガマンやめたらクスリもやめれた」(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 旭川女子中学生“いじめ”事件 助けを求めるも学校側は“いじめ”を認めず・・・いじめを防ぐには?背景には問題点も【報道特集】(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース マヂラブ・野田クリスタル、溺愛のハムスターに専用テーマパーク贈る(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 女子生徒自殺未遂訴訟、元教諭尋問「交際関係を求められた」 - 大分のニュースなら 大分合同新聞プレミアムオンライン Gate - 大分合同新聞 ミドナの魅力に惹かれて、もう15年…!『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』の光と影の冒険は今も色褪せず(インサイド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 大注目アーティスト・にしな「昔は恥ずかしくて“歌手への憧れ”を口にできなかった」“作る側”になって変化した意識とは?<インタビュー>(with online) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 肉体関係がなくても「不倫」になりますか? 経験談から浮き彫りになる複雑な情事(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 野崎幸助さんは何時に亡くなったのか 自宅にいたのは早貴被告だけ【紀州のドン・ファンと元妻 最期の5カ月の真実】(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 10年前に振られた彼から、突然の連絡が。彼は何を考えているの?(FORZA STYLE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 13歳で単身海外へ――ロシアの名門バレエ団で活躍する永久メイさんに独占インタビュー!(Harper s BAZAAR(ハーパーズ バザー)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ≪韓国ドラマREVIEW≫「海街チャチャチャ」1話あらすじと撮影秘話…ドゥシクとヘジンの出会いのシーン、監督のアイディアとキム・ソンホのアドリブ=撮影裏話・あらすじ(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース アルコ&ピース平子祐希、初の小説連載!「ピンキー キャッチ」第2回(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース チェ・ヒソ、映画「アジアの天使」でオダギリジョー&池松壮亮と共演…2人の印象は?(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ハリー王子と元カノへのハッキングを告白した私立探偵、「青春を奪った」と謝罪へ(フィガロジャポン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 尾崎亜美、母の死で「曲を作ることができなくなって…」 救われた中学校歌作曲の依頼(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 蛙亭・中野「結婚を考えてる」彼女は空気階段・かたまりの同級生だった!(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中国の女子大生 母親との最後の1年を記録(CGTN Japanese) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 山口洋子から平尾昌晃への初電話「三谷謙君って知ってる?」【五木ひろしの光と影】(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 私たちが「何もしない」時間とともに失ったものは? 米 美術家が警鐘鳴らす「注意経済」の脅威(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 探偵がヘンリー王子に今さら謝罪 10代のころは盗聴も さすがに怒り心頭(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【今週はこれを読め! エンタメ編】北山猛邦初期作品の復刊を寿ぐ!~『アルファベット荘事件』(BOOKSTAND) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース イ・ミンジョン、パリの街で輝く優雅さ…いつまでも変わらない美貌(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 映画『スパゲティコード・ラブ』“あなた”がいるかも 13人・13通りのショート予告(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中国のテニス選手・彭帥さんの安否問題…WTAは「懸念ぬぐえず」、フランスも「問題注視」=台湾報道(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Game*Sparkレビュー:『アイドルマスター スターリットシーズン』ー長いシリーズ世界への飛び込み、他作品への足掛かりに最適な1作(Game Spark) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「オットギ3世」女優ハム・ヨンジ、大きいブランドカチューシャで小顔認証(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『顔だけ先生』で矢吹奈子が人気者の生徒役に「学生時代をやり直しているような気分で楽しんでいます」(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「私、やっとらんよ」切なく愛おしい傑作ドラマ――亀和田武「テレビ健康診断」(文春オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『パワポケR』発売でトラウマが蘇る!?プレイヤーに衝撃を与えた「彼女キャラ」3選(インサイド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『最愛』梨央「もう会わんようにする」 追いかけ抱きしめる大輝の姿にネット感動「切なすぎる」(クランクイン!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “不倫疑惑”ファン・ボミ、慰謝料請求訴訟について事務所がコメント「既婚者だとは知らなかった」(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 人気歌手ピンク、股関節手術を受けていた!夫の献身的なケアに感謝「最初の一週間は涙と痛みで落ち込んだ・・」2人がいかに愛し合っているかわかる投稿が話題に[写真あり] - tvgroove - TVグルーヴ・ドット・コム 中森明菜の寂しきファンクラブ会報…何度も「元気」の2文字が綴られる意味深(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 女優ハン・ジミン、人形のような瞳でフォロワーたちをとりこに…清純さから魅惑的な魅力でさまざまな表情(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 片瀬那奈 女優業オファーゼロでDJ転身計画…ギャラは1回30万円(女性自身) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 実父への手紙をめぐって裁判所が「メーガン妃のメール」を公開 「王室はヘンリーを絶え間なく非難している」(Harper s BAZAAR(ハーパーズ バザー)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース IVE アン・ユジン、率直でハツラツとした自己紹介の映像を公開…愉快なエネルギー(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 結婚発表の菅田将暉&小松菜奈は“4億円豪邸”で新婚生活スタートか 菅田パパを電話で直撃すると…(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ポルノ・ハウス、シェフの家、哀しみの家……家政婦の目から見た、現代のアメリカ社会の課題とは?(フィガロジャポン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 彼女がキレイな理由:米倉涼子さん 「頭の中にあるノートを整頓したい」 独立後に生活一変「やりたいことが次々と」 - 毎日キレイ 歌あり、コントあり、バラエティ企画あり!「ももクロChan」10周年を“最高の笑顔”でお祝い(音楽ナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 瀬戸内寂聴さんが、私たちに残してくれたもの - 東洋経済オンライン IOI出身チョン・ソミ、aespaのGISELLEと番号交換も…意外な親交をアピール「2日に1回は会う」(Kstyle) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「SUPER RICH」5話、赤楚衛二“優”の苦悩…優を助ける町田啓太“空”の行動を讃える反応も(cinemacafe.net) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース #2 彼女の財布から溢れたレシートは下着みたいだった|明け方の若者たち|カツセマサヒコ - 幻冬舎plus 「Nintendo Switch(有機ELモデル)」は、美しい画面と長時間もつバッテリーが魅力的(WIRED.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「STREET WOMAN FIGHTER」モニカ、最近の人気について言及…「意外なファンはオットギの会長」(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 夫とのセックスは…実はかなり深刻「妻たちのエッチな悩み」 - ananweb 「一緒に連れてって!」雪山で遭難し恋人を置き去りにした男、彼女の霊に足を掴まれ...:ゾクッとする怪... - テレビ東京 園子温監督初ハリウッド映画で話題の中屋柚香「ニコラス・ケイジさんはムードメーカー!」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 北村匠海「僕の 本物の青春 と重なる」『明け方の若者たち』“マジックアワー”のような場面写真(cinemacafe.net) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ミニョン(Brave Girls)の小顔…携帯がタブレットの大きさに(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース マックスマーラのクリスマスギフト「テディベアコート」素材の携帯ケース&ビジュー輝くヘアピン - Fashion Press 「私と奥さん、どっちと一緒にいたいの?」驚くほど美人な不倫相手に迫られた夫の「意外な決断」 - 現代ビジネス 「誠意を見せろ」と怒鳴られた携帯販売員 すると、高齢の客がやってきて…? (2021年10月18日) - エキサイトニュース ある日突然「不倫相手」を喪ったアラフィフ男の涙 死後、彼女の携帯から着信が(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Z世代のスタンダード!?「撮ってSNSアップ」に応える最新プリ機『猫と彼女。』10月より順次設置開始 - PR TIMES 山本舞香 私服姿でも一目瞭然の「感動の美腹筋」!(FRIDAY) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「古い携帯電話を返せば割引」…代理店、裸の写真を復元して流出=韓国(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 豊田市の風景に注目! 森崎ウィン&深川麻衣『僕と彼女とラリーと』デートシーン - cinemacafe.net 女優ハン・ジヘ、モデルハウスみたいな自宅公開…パジャマでもOKな美しさ(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「結局どの携帯会社が一番お得か」通信費を節約したい人にお勧めする”3つの視点” 乗り換えで「年間5万円節約」も可能 - PRESIDENT Online 「彼女は携帯も持っていない」中森明菜56歳が表舞台から姿を消して4年…実父との“断絶”、知られざる“現在のマンション生活” - 文春オンライン スマホの影響?映画に集中できない人続出「スマホOK映画館」待望論も(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」彼の携帯をこっそり見て罪悪感が止まらない(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 客引きに出るガールズバーの女性が「容姿もやる気もイマイチ」である 本当の理由 携帯を見ながらダラダラしてるワケ - PRESIDENT Online ミッドレンジだけど“カメラで選ばれたい”スマホ 「OPPO Reno5 A」の実力は?:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ) - - ITmedia 黒人少年を「携帯盗んだ」と誤って非難、米女性を憎悪犯罪で起訴 - BBCニュース 水ダウで話題、スマホ「OPPO」スタジオ知名度ゼロも…「海外メーカーでは上の方」「普通に知名度高い」の声 - iza(イザ!) 彼女はこうしてテロリスト扱いされ旅券を没収された(上) - 論座 バーチャルアイドルとの会話が下心見え見え! 志尊淳のオタク役が新鮮な映画『携帯彼女+(プラス)』を無料配信中 - トレンドニュース ひとり、都会のバス停で~彼女の死が問いかけるもの - NHK NEWS WEB 携帯電話を持っているだけで殺されることも 難民・移民にとって無法国家リビアの実態とは - 国境なき医師団(MSF) 逢沢りなと三上枝織がずっとイチャイチャ!? DVD映画『携帯彼女+』舞台挨拶 - マイナビニュース 口コミ 携帯彼女 #bf 【参考】 ブックマーク サイト名 関連度 備考 allcinema ★★ 関連項目 項目名 関連度 備考 参考/ニコニコ動画 ★★ ホラー百物語 タグ 作品 最終更新日時 2013-09-01 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/niko2/pages/524.html
第三次ニコロワ大戦Ⅳ ――Miserable fate ◆cpYAzLvx8. (非登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアル 第233話 ファイナル ふいに私の光景が暗転した。 そこには遊戯もつかさも、それ以外のデジモンやクソみたいなニコレンジャー達も誰も居ない。 ただ動かすことの出来ない視界が、まだ何も出来ない頭部でしかないとHALを再認識させる。 遊戯の言った、罰ゲームとは一体何だろう。 何を持って、私が神でないと証明する気なのだろうか。 そこへふいに、見知った顔が現れた。 有希が、みくるちゃんが、古泉君が、……愛しのキョンが現れた。 二度と会うことは無いかと思った、SOS団のみんながそこにいた。 「キョン、それにみんな!」 「おや、あそこから声が聞こえますね」 古泉君が私に顔を近づけ、そして遠ざけた。 「おやおや、よく見たらただのゴミですね」 え? 古泉君が何を言っているのか、私には分からなかった。 そして、目の前に現れた有希が、何をしていたかも分からなかった。 私の顔に鋭い痛みが走らなかったら、有希が私のことを踏みつけようとしたことには一生気がつけなかったに違いない。 「汚い雌豚め」 「ぎぃやああああ!!!!」 私は有希の蹴りから逃れようと必死に顔を動かす。 死に物狂いで動こうとしても、何も出来ずに有希に蹴られるままだった。 「許して、許してぇぇえええ!」 「その汚い顔を愛しの彼に晒すんじゃ無い、不快なんだよッ!」 「有希、私が誰だか分かってるの……?」 「うるさいんだよ、この腐ったツンデレ顔面お化けがッ!」 有希に思い切り蹴飛ばされ、古泉君が更にもう一度私の顔面を勢いのままに蹴り飛ばす。 まるでサッカーボールのように蹴りまわされ、それでも私は必死にそこから逃れようとした。 キョンに会いたかった、キョンなら私のことを許してくれる、キョンなら、キョンならきっと………… 「わっ、キョン君変なものがこっちへ来ましたぁぁぁ」 みくるちゃんがキョンの肩に抱きつき、私の顔を見てガタガタと震えている。 普段ならそれは萌え行動の鏡として褒め称えているのだが、今の私にとってはそのみくるちゃんの行動が酷く不快だ。 キョンにすがり、汚い目で私のことを見るみくるの表情に、私には悪魔が見えた。 「キョン、私よ、あんたならわかるでしょ!」 「……ああ、分かるさハルヒ」 「さすがキョン、さぁわt…」 私の助けは、突如迫った足が口を踏み砕いて終わった。 それが有希や古泉君で無く、キョンと気が付いたのは、キョン自身の声が聞こえたからだ。 「その口で、それ以上俺のことを呼ぶな。……ハルヒ、いやHAL」 「なんで、なんでキョンッ!」 信じられなかった、何故キョンが、なんでなんでなんでなんで??? 「お前のやったことは全て聞いた、殺人に拷問に人食、さらに虐殺ショーだって? 人類の業を一手に背負った悪行三昧を繰り広げたそうじゃないか。それも人食の中には古泉が含まれてるらしいじゃないか」 「そ、それがどうしたって言うのよ、私は神なのよッ!」 私は神だから許される行いだ。神が何をしようが神の勝手だ。 それをキョンは分かってない、だから口を続けるのだが。 「何が神だ、仲間を食ってまで浅ましく生き延び、あげくHALHAL動画だ? ふざけるのも大概にしろ。そんな糞ッタレな神様、こっちから願い下げだ」 「何よ、何で、何で分かんないのよッッッ!!!!!」 私がどれだけ叫んでも、それはキョンにどうしても届かない。 どうして?、なんで?なんで? 「……もうお前に話すことは無い、お前は神でもなんでもない。 お前はハルヒですらない。俺達SOS団にお前みたいな糞ッタレは、必要ない」 「え?、ちょ、ちょっと待って、待って! お願いだから待ってぇぇぇええええ!!!」 私と話すのを止めたキョンが、皆を促して私の元から遠ざかろうとする。 それを引き止めるべくどれだけ叫んでも、キョンには届かない。振り返ろうとすらしない。 「キョン、お願い、お願い、私を私を……」 たすけて。 「死ね」 あ、 あ゛っ。 あっあっ。 あっあっあっ。 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaiya 「嫌ぁぁぁああああああああああああああああああ!!!!!!!」 ◆ ◆ ◆ 「分かったか、それがお前の罪だ、邪悪野郎ッ!」 「ああ、キョン……なんで、なんで私を助けてくれないの……ああ…………」 罰ゲームから覚めたHALは、突如発狂して助けを求める何かに成り下がった。 目の焦点は合わず、ただキョンという人間に助けを求める哀れな何かでしかない。 HALに残されたものは、もう何もない。 「……なんで助けてもらえなかったのか、私には分かる」 「なんで、なんで、ねぇ教えて、なんで!」 「あなたはキョンって人に許して貰った? ごめんなさいって謝った? 誰にも謝らないで助けて貰おうなんて、虫がよすぎるとは思わない」 「ああああああ、キョン、許して、許して私が悪かったから助けて、助けてぇぇぇええええええ!!!」 「今更謝っても遅いよ、遅すぎたんだよ。あなたがしたことはもう誰にも許してもらえない。 もう、誰にもあなたは許される存在じゃなくなったの。 だからね。 ――――さよなら」 「嫌ぁぁぁぁあああああああッ!!!!!!!」 つかさの手中から零れ落ちたHALは、HALの肉片に落下し、埋もれて消えた。 ドロドロに溶けたそれに飲み込まれたHALは、そこに何も残さなかった。 そこにあるのは、ただの有機物の残骸だけだった。 神の存在も、復活も、決してありえない。 もうそこに神も、邪神でさえも想起するものは、誰も居ない。 「いやったぁぁぁああああああ! 俺達は死ななくていいんだ!」 「ぎぃやっはっはぁ! 厨二は死んだ(笑)、もういないwwwww」 「汚い肉片だなぁ(笑)」 「臭くて仕方が無いから、おまいら掃除しようぜ!」 「萌える……いや燃えないゴミに分別しとけよ!」 緊張の途切れたゆとり達が、有機物の残骸と化したHALを散々蹴飛ばし、どこからか持ってきたゴミ袋にそれを収納し、ゴミを捨てに行ってしまった。 そのおかしな光景を見てつかさも、遊戯も、日吉も、KASも、カービィもその場に腰を下ろして緊張の糸をほぐす。 「終わった……?」 「まだ、最後にやることが残ってるよ」 レナはHALのディパックと、傍らに放置されていたレイジングハートを回収し、最後のドラグーンパーツをカービィの元へ手渡す。 休む暇も無いカービィは、すぐさまドラグーンパーツを元に伝説のエアライド、ドラグーンの構築を行い始めた。 「それに、霊夢ちゃんが……」 「そうだ、おいレムー! レムー!!! しっかりしろ!!!」 しかし霊夢の返事は無かった。 無理をして号令に参加したまでは良かった。しかしそんなくだらないことですら致命傷へと早変わりする。 それほどに霊夢の傷は深く、果てしなかった。そのためもう、起き上がることはおろか呼吸を維持するのかさえ怪しかった。 「そんな! レムー死ぬな、死ぬんじゃねぇぇえええええ!!!」 「KASさん、このままでは本当に死んじゃいます、一刻も早く医務室へ」 「頼む、レムーを救ってくれ、頼むッ!」 「ああ分かってる、分かってるとも!」 KASはゆとりと霊夢に付き添い、医務室向かって走り出す。 HALは滅び、ニコニコ動画バトルロワイヤルは終了した。 だが、すべてが終わったわけでは、無い。 「遊戯君はつかさちゃんを支えて医務室へ連れて行ってあげて、日吉君とカービィはn…… きゃあ!?」 レナの指示が、突如滞る。 ふいに皆の体が軽くなり、ボロボロに砕けた床を離れた。 そして、嫌な予感と共に思い切り床へとその身を打ちつけた。 それで済むはずも無く、崩れた瓦礫が回りに降りかかり、大パニックを起こす。 既にクッパ城は限界に達していた。飛行石を奪われ自由落下を始めていた所へ、HALのすさまじい砲撃がクッパ城中を蹂躙しつくし、更に崩壊は加速する。 そうして落下し続けていった結果、戦いが終わる頃には既に地面すれすれの所まで落下していたのだ。 それがついに力を失い、地面へと思い切り激突した。 何故力を失ったのか、何故あれだけの破壊の中で自由落下を辛うじて保ち続けられたのか? それは突如目の前に現れた、ノヴァが全てを物語っていた。 「ニコニコ動画バトルロワイヤル、完全不遂行状態を確認。 コレヨリニコニコ動画バトルロワイヤルヲ、破壊シマス」 「ノヴァ!」 カービィが反応する。 レナはノヴァの台詞を反芻していた。 ノヴァは破壊を宣言した、バトルロワイヤルが遂行できないから、破壊する。 それはすなわち……。 「みんな、今すぐハルバードに避難してッ! ノヴァは私達を皆殺しにする気よッ!」 「な、なんだってー!?」 「ぼくが、みんなのかわりにノヴァを止めるッ!」 カービィはドラグーンに跨り、飛翔した。 ノヴァの拳がレナを、重傷で搬送中だった霊夢の元へ襲い掛かる。 だが、ドラグーンの一撃がノヴァの拳の軌道を逸らし、間一髪救出を成功させる。 「悔しいけど傷ついた私達じゃどうしようもない、ここはカービィに任せてみんなはハルハードへ!」 レナもまたカービィに背を向け、崩れ落ちた城の間に停泊していたハルバードへと駆け出す。 カービィはノヴァの攻撃をドラグーンで巧みに逸らし、誰もが逃げられる時間を稼いでいた。 レナ自身も胴に深い傷を負っていて、傷ついたニコレンジャーの例に違わない。 だから失血でふらつき、思うように早く進むことが出来ない。 だからその分だけカービィの負担になることであって、何も出来ないレナにとってそれが悔しかった。 ふらふらになりながらもハルバードに到着したニコレンジャーたちは、ゆとりに先導されてコックピットへと向かう。 「マスターキーを早く見つけてください、USBメモリの形をしているんですッ!」 「マスターキーってこれか!?」 「そうです、これでハルバードが動きます、私達は助かるんです!」 KASはディパックから取り出したUSBをゆとりに指示された場所へと差し込む。 それでハルバードの全機能が復帰し、いつでも飛行可能な状態へと移行した。 「さぁ、このボタンを押して早く脱出しましょう!!!」 「駄目ッ!」 ボタンを押そうとしたゆとりの行動を、レナが阻害する。 「何でです! ノヴァもそうですけどこの世界そのものも崩壊寸前です、いつ巻き込まれても仕方が無いぐらいやばいんですよ!!!」 「カービィが戦ってるから、私達の仲間があそこで戦ってるから、私は待つッ!」 「…………好きにしてくださいよ、でも私達は絶対に死にたくないから、やばくなったら押しますからね!」 ゆとりもレナの気勢に押されたのか、レナの主張を呑んで待つ。 全ては終わりつつあった。画竜点睛たるノヴァが、最後の最後に残った。 誰もが傷つき、疲れきっていた。 それでも、大切な仲間と最高のハッピーエンドを笑いあいたいから、待ち続ける。 だから、きっとまた会えると、レナはそう思った。 ◆ ◆ ◆ ぼくの体は、もう今にもばらばらになりそうだった。 ドラグーンを操縦するのも片手では難しいし、目の調子も全然良くない。 ノヴァの攻撃を、どれだけ避けたかも分からない。 でも、まわりに誰も居なくなって、ぼくを待ってる声がふいに聞こえた。 ちらとハルバードの方向を見て、ぼくはノヴァの正面へと向き直った。 そして、勢いよくノヴァの中へ入った。 ノヴァの中の防衛システムが襲ってくるが、そんなものに構ってはいられなかった。 もう、その身が朽ち果ててしまわないかが心配で、操縦なんて出来やしなかった。 ぼくの視界がますます狭まる。ノヴァの心臓は見えない。 ぼくの足の感覚が無くなる、やっとノヴァの心臓が見えた。 ぼくの最後の腕がふきとぶ、ノヴァのハートへとまっすぐに飛ぶドラグーンが見えた。 ぼくに最後見えたのは、まぶしいまぶしい光だけ。 そこになにかひらひらとしたものが見えたような気がしたが、あれはいったいなんだったんだろう? ◆ ◆ ◆ 「レナさん! もうだめです、ノヴァのエネルギーがやばいペースで増大しています。 自爆です、自爆ですよおおおおお!!!!」 「う、うわぁぁあああああああ!」 レナは、執行した。 みんなを救うためにはそれしかないと分かっていても。 カービィを見捨てて、ハルバードは飛び立った。 コックピットの光景が暗転し、強い衝撃がハルバードを襲う。 「うっ……うっ…………」 レナは泣いていた。自分の無力さを呪い、泣いた。 最高のハッピーエンド目指して最後まで打開を諦めなかった。 でも、 ――私は、カービィを救えなかった。 「ちょ、レナさん、医療室もピンチです! 霊夢さんが、マジで死にそうなんです、やばいんですよおおおおお!!!」 悲しみの余韻を付く暇も無くゆとり達がコックピットルームに殺到する。 聞けば霊夢がやばいらしく、とにかく来てくれの一点張り。 「分かった、すぐ行くよ!」 涙を拭いて、レナは医療室へとすぐさま駆けつける。 だが、そこから聞こえる怒声は、仲間の命が新たに失わせようとする何かがいるとしか思えなかった。 それは、HALの残した呪いなのか。 「おいレムー、レムー、しっかりしろおおお!!!」 「慢性的に血液が足りてません! 誰か輸血できる方はいらっしゃいませんかあああ!」 「俺の血を使え!俺の血でレムーを助けてくれ!」 「KASさん、あんたも貧血で死にそうなのに血を抜けるわけが無いでしょうがぁ!」 「頼むよ、頼むからレムーを救ってくれぇええええ!!!!!」 「呼吸に続いて再び心臓も停止しました、もうやばい、やばいです!」 「早く電気ショックをかけろ! なんとしても死なすんじゃないッ!」 壮絶な戦場医療の現場がそこにはあった。 霊夢だけではない、KASもふんじばられて医療班の手当てを受けざるを得ない。 手足を失い、KIだけで保ってきた日吉も命に関わる重傷で今は無理やり眠らされている。 手足の骨をズタズタにされ、爪を失った激痛が響くつかさも危険だ。 比較的傷の浅い遊戯も頭骨から失われた血量はかなりのものにのぼり、立っているのが精一杯だ。 医療室へとやってきたレナも、すぐさまその傷を見て入院決定といわんばかりに医療班の間を盥回しだ。 圧倒的に人手が足りないため、満足な治療を施すことが出来ない。 それでも今は、みなの善意で霊夢に医療班のスタッフほぼすべてが回されている。 みんなは霊夢の生を願った、しかしそこへ訪れるのは何もかもが絶望ばかり。 「電気ショック完了しました、反応ありません」 「馬鹿野郎! 一回で駄目なら二度でも三度でもやれぇ!」 「やってます、でも駄目です」 「駄目なんていうんじゃねぇええええ!!!」 「不味い不味い、もう本当に不味いですよぉ!?」 「日吉さんの容態が急変しています、主治医はこっちも見てやってください」 「今それどころじゃねえんだよおおお!」 「レムー、レムー! 死ぬなぁああああ! 俺を置いて死ぬなぁぁああああ!!!」 sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅲ ――Necro Fantasia 時系列順 sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅴ ――Happily ever after sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅲ ――Necro Fantasia 投下順 sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅴ ――Happily ever after sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅲ ――Necro Fantasia 竜宮レナ sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅴ ――Happily ever after sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅲ ――Necro Fantasia 柊つかさ sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅴ ――Happily ever after sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅲ ――Necro Fantasia 武藤遊戯 sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅴ ――Happily ever after sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅲ ――Necro Fantasia 日吉若 sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅴ ――Happily ever after sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅲ ――Necro Fantasia 博麗霊夢 sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅴ ――Happily ever after sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅲ ――Necro Fantasia カービィ sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅴ ――Happily ever after sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅲ ――Necro Fantasia KAS sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅴ ――Happily ever after sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅲ ――Necro Fantasia 涼宮ハルヒ sm233:第三次ニコロワ大戦Ⅴ ――Happily ever after
https://w.atwiki.jp/jaganou/pages/58.html
邪眼探偵ゆき兄捜査5【信念という名の妄執】 翌日 結局昼過ぎまで寝てしまったがとりあえず神社に行くことにした 住宅街の真ん中に唐突に現れる薄暗い森の奥にソレは存在していた 「…ほとんど廃屋だな」 まるで進化から切り離されてしまったかのような空間 俺はこの空間にある種の異様な雰囲気を感じていた 「ねっとりと肌に絡みつくような空気… …それでいてどこか拒絶を感じる…」 気のせい、といえばそれまでだが 明らかに何かを感じる 「…本殿…入れるかな」 ギシギシ軋む小さな階段を上がって本殿の扉に手をかけた その時、後頭部に強烈な衝撃が走った 同日、同時刻(高橋視点) 人気の少ない場所という漠然とした条件で犯行場所になりそうな所を探しているわけだが 意識するとどこも人気の少ないと言えるような気がしないでもない そもそも犯行時刻は基本深夜だし 深夜ならこの街はだいたいどこも人気は少ない いや、少ないってかほとんどないか しかし、なぜ地図上で9センチなんだ 何か理由があるのか、犯人の自己主張なのか… 「おい」 突然誰かに肩を叩かれた 驚いて振り向くと… 「アンタか…」 ほろにが刑事がそこにいた 「何の用だ?」 「ゆき兄に伝えろ」 「…」 「あくまでも俺は俺で動くと」 「…伝えるまでもないんじゃねぇ?」 「…だから俺は、お前らが言う通りに部下を動かしてやる、もちろん内緒だがな」 「!」 「協力はしない、だけど結果的に協力っていう形になってしまうなら不可抗力だ」 「…伝えておいてやるよ」 「…本人はどうした?一緒じゃないのか?」 「あいつは今一人で情報収集中だぜ? そうだな、不可抗力で協力するんならしょうがないよな、呼び出してやるよ」 同日、同時刻、某所 暗い 後頭部がズキズキする しくじったな、まさかあの場にいるとは… 口に何か詰め込まれて上からテープを貼られてるから声は出せない さらに両手両足がんじがらめか、参ったな その時、脳に衝撃が走った すさまじい悪臭、背骨を虫が這いずり回るような不快感 本能が拒否する、生あるが故の遺伝子に組み込まれた絶対的な死への拒絶 その死のイメージに直接働きかける悪臭、所謂腐臭 そして、血の匂い とても耐え切れるものじゃないが、動くこともままならない だがおかげで朦朧としてた頭が冴えた とりあえず臭いは鼻が慣れてくれるまで耐え切れなくても耐え切るしかない まずは状況確認だ 床は木、建物全体が恐らく木造 どれぐらい気絶してたかはしらないが殴られた時はまっ昼間だ いくら俺が軽いとはいえ気絶した男をつれて昼間に遠くに移動したとは考えにくい つーことは、普通に考えれば神社の本殿の中だな 待っていればそのうち高橋が来るはずだ… しかしそれまで生きていられる保障が無い以上ピンチには代わりがない 幸い鼻も馴れてきたし暗闇にも眼が馴れた 身をよじりなんとか這いずって前に進む ある程度前に進んだところで何かに引っ張られるように進めなくなった よく見て見ると足を縛っている縄はそのまま柱にくくりつけられていた やっぱそう上手くはいかないか 少々脱力しながら辺りを見回して見る よく見えないが、ほとんど何も無い しかし部屋の1番奥に何かが置かれているのが見える よく見えないがそれなりの大きさ 眼をこらしていると、突然音楽が鳴り響いた かなりびっくりしたが俺の携帯だった 当然出れない これで高橋が不思議に感じて助けに来てくれればいいのだが いや、でも普段から出ないこと多いしな 別段不思議にも思わないかもしれないな …正直凄いピンチだ… 同日、同時刻 「おかしいな、出ない」 出ないことはよくあることだが… 今回は出向いてる場所が場所だけにいささか心配だ 「昔から電話を無視する奴だったな、そういえば」 「しかし今回はもしかしたら厄介なことになってる可能性もある」 「確証は?」 「無い」 そう、無い だけど昔ゆき兄は俺に言った 自分に致命的に足りない慎重さを俺に補って欲しいと 「…ゆき兄は今日、ディスメンバーとなんらかの関係があると思われる場所に調査にいった もしかしたら捕まった可能性もある だから俺は今からそこに行く」 「そうか」 「ついてきてくれないのか?」 「…」 「そうかよ…まぁ好きにしろ」 ほろにが刑事を睨んだあと俺は車に乗って神社に向かった 胸騒ぎがする 同日、同時刻、神社 「人は2足歩行を覚え、足を足として確立した時に他の生物と一線を画した」 「そして手を手として確立することによって様々な物が作られ、創造された」 「それは同時に諸刃の刃として世界を絶望に満たした」 「…故に私は贖罪として手足を神へと回帰させる」 「この崇高な思想は愚劣な者たちに理解されずに私の先祖はその命を散らした」 「私が集めたのは右足、左足、右腕」 「君の左腕で儀は完成する」 冗談じゃねぇクソッタレが 突然出てきてワケわかんねぇことを延々聞かせやがって この拘束が解けたら絶対殺してやる 「…これを見たまえ」 奥に小さな光が灯った 「…!!?」 俺は声にならない声をあげた まるで、仏像のように神々しく安置された"ソレ" 光と闇の中に静かに浮かぶ"ソレ"は神々しさを感じる だが"ソレ"自身には、神々しさの欠片もない、醜悪極まりない… 「…これは依代さ、神のね」 「…両手足を切断した、僕の先祖の躯さ」 「だけど、今まで集めた手足を縫いつけ、やっとあと1つ」 「君の左腕を縫いつけた時に…完成するんだ…」 「…手足の神の元へ回帰できることを光栄に思うんだね」 「…さぁ、儀式を始めようか…」 ライトの光が何かに反射する 恐らく、刀 冗談じゃねぇ、こんなところで腕を切断されてたまるか 「うー!うー!!!」 必死に唸ってみる 「言葉なんかいらない、必要なのは苦輪の海にたゆたう絶望だけだ」 やべぇな、こいつどうやら最後にちょっと話をさせてくれる気すら持ってないのか 本当にブッ飛んだサイコ野郎だな …絶体絶命大ピンチか 「さぁ!贖罪の時だ!!」 刀が構えられ大きく切っ先が弧を描く その時、眩しい光が射し込んだ 「ゆき兄ここか?」 高橋の声!さっすが!!信じてたぜ!! いや、それどころじゃない! 目の前の刀が入り口に向かうのが俺の視界に入った 暗闇から刀の一撃、まずい!高橋よけろ!! しかし声が出せない、ええい!神様!! 「邪魔をするなッ!!!」 「なッ!?」 飛び散る血が、俺の頬に跳ねた (高橋視点) 「…咄嗟に身をよじったか」 「くそっ…!」 突然暗闇から飛び出してきた奴に刀で切りつけられるなんて一生に一度あるかないかの体験だろ… だがどうやらどうやら致命傷は避けたらしい ただし右腕が切断ではないにしろバッサリいかれてる 逃げるか…それとも… 「藪を突付けば蛇に咬まれる… 突付かずに通り過ぎれば生き長らえたものを…」 どうやら逃がしてくれる気は無いらしい 出血がヤバげだから出切れば逃げ出したいがそうもいかないというのが不幸だ 下手に動けば本当に右腕が千切れるかもしれない と、なると… 「…ゆき兄は生きてるのか?」 刀を構えた奴は頭を掻くと呟いた 「生きてるよ、まだ 正式な儀式は生かしたまま切断しなきゃいけないから 生きたまま切断することによって生への執着を手足から取り除く必要があるんだよ それがつまり…」 言い終わりを待たずに俺は飛び出した 右腕に激痛が走る 激痛なんてレベルの代物じゃないが多少痛覚が麻痺していた 刀野郎の横をすり抜け、中に飛び込んだ 「藪に飛び込む…愚か者か…」 意にも介してない…か、ムカつく野郎だ 中に入った瞬間に気づいたのはむせ返るような悪臭 入り口から射し込んだ光の先にゆき兄がいた とっととこのロープをほどけ!!と言わんばかりの目でこっちを見ていた 凄い痛いのにコイツは… なんとかほどいてやると同時に入り口から漏れる光が遮られ暗闇になった そして刀野郎の声だけが聞こえた 「鍵をかけた…もう逃げることはできない そして丸腰の生贄と、手負いの生贄志願者… どうする気だい?」 確かに俺はこれ以上動くと本当にヤバい ここはもうゆき兄に任すしかない そんな俺の考えを読んでかゆき兄が言った 「生にしがみつくような生贄に絶大な苦痛を与えて生への執着を取り除いたら それが最高の供物じゃないか? フィナーレを飾るに相応しいだろ?」 「…面白い」 「高橋」 「何だよ」 「その辺で休んどけ、後は俺がやっとく」 言われなくても、休んどく 「任せた」 「ああ、任された」 (ゆき兄視点) さて、どちらにせよ大ピンチには変わりはないか 何しろこっちは丸腰で相手は真剣だしな かといってこんな馬鹿野郎に為す術もなく切り殺されるのは御免だな 全くイライラしてくる 「そぉら!!!」 「うおっ!!!」 目の前を風が横切る感覚、前髪がパラパラと落ちた気がする クソ、真っ暗なのに…こいつはどうにかして見えてやがるな 「がっ!!」 右足に強烈な痛み 足に刀を突き立てられた 「痛いだろう?でもまだまだだ」 「いちいち腹の立つ野郎だなテメェは!!」 声の聞こえた辺りに思いっきり腕を振りぬいてみたが虚しく空をきる 「アハハ…」 離れた位置から声が聞こえる …駄目だな、これじゃ埒があかん 「はぁー…」 「どうした?もう諦めたか?」 「あー、諦めたよ、もういいや、とっとと左腕を落とせや 斬りやすいように伸ばしといてやるよ」 俺は左腕を前に突き出した 「…狙いは…わかってる… 切断のために…近くによった時を狙うんだろ?」 「…」 「図星だろ?」 「チッ」 「どいつもこいつも馬鹿な奴らだ… 目的も何も無く怠惰な日々を送り中身の生を享受する …信念を持つ私に…お前らが勝てるわけないだろ?」 「…芯のある奴は好きだったんだがな」 「ほう?」 「テメェの芯は腐ってるな、吐き気がするわ」 「…凡人が…まぁ回帰すれば君もわかるさ…」 どうせ開けても閉じても暗闇、俺は目を閉じた 目を閉じることによって視覚を完全に遮断して他の感覚を研ぎ澄ます 刃が風を切る音を感じればいい、それで奴の刀の1撃を避ければいい 意識を集中させろ、世界を収束させて… 左肩に凄い激痛が走った 余計なこと考えてるうちに斬られた 「…油断したね?」 「ぐぁぁぁ…」 「それじゃこのままゆっくり斬りおとして…ん?」 「腕の1本、くれてやるよ…!!」 右腕で刃をしっかり掴んだ 「…まさか…最初から斬られることは覚悟の上だったのか?」 「…どいつも…こいつもさぁ…信念がどうとか…贖罪だとか… もう正直めんどくせぇんだよ…!!」 「離せ…!!」 刀が傷口を広げていく だけど絶対離すものか 「何が先祖の仇だ馬鹿が…!くっだらねぇ…!!」 「貴様…!!!」 「そんな妄執に囚われてるようなチンケな野郎に…!! 殺されてたまるかってんだ!!!!」 正面を思いっきり蹴り上げた 「ごぁっ!!」 どうやらジャストミートしたらしい 男にはそこは急所だよな ただ同時に刀が手前に引かれるようにズバッと傷口を拡大させながら抜けていった 出血が半端ない、ついでに刃を掴んでた右手の手のひらもバッサリだ 「つぅ…」 「妄執だと…!! じゃあお前は何のためにこんなことをしてる!!」 「決まってんだろ」 「俺のオモチャを勝手にぶっ壊したテメェが気に食わないだけだ!!!!!」 「な…」 「お前と俺じゃあな!!スケールが違いすぎるんだよ!!!」 しばらく沈黙が場を支配した 後ろで高橋の笑い声が聞こえた 「確かにスケールが違いすぎてもう俺らにゃ理解できねえよ お前の考えはwwwww」 次の瞬間、刀野郎が叫んだ 「何をしている!!!!!!」 「動くな、動くとコイツをぶっ壊すぞ ここまでイカれたデコレーションしてんだ、大事なんだろ? 仏さんを手荒に扱うのは気が引けるんだが… 大事なのは生きてる俺たちってことでな」 チラッと後ろ見ると 高橋が切断した手足を縫い付けられた死体、刀野郎曰く神の依代を足蹴にしていた 「やめろ!!離れろ!!!!」 「ま…そこがゆき兄とお前のスケールの違いかな…」 「その通り、あんなもんが足蹴にされたぐらいでギャアギャア騒ぐから こうやって居場所がバレるんだぜ?」 姿勢を低くして、下から刀を思いっきり弾いた 「しまった…!!!」 ガチャンと刀が転がった 落ちた刀をすかさず拾った 「形勢逆転、お前は儀式がしたかったんだよな… だけどな、俺はお前を殺すって決めてるからな さて、はじめようか」 「…クッ、ハハハ、ヒヒ…」 「なーにがおかしいんだよ」 パァン!と、乾いた音がした 太ももに、激痛 思わず膝をつく 続けざまに、またパァン!と乾いた音 高橋が倒れる音 「…使いたくなかったんだけど… しょうがないから…使わせたのは…君達だから…」 ふざけんな…そんなもんまで持ってんのかよテメェは…!!! 「元気がよすぎる生贄ってのも困りものか… 結局こうなっちゃうんだからね…」 頭に硬い感触 …マズい、今度こそ本当にヤバイ… 「死んでよ」 パァン!と、乾いた音が響いた 「う…ああああ…!!!」 刀野郎は手から血を流し、その場にへたりこんだ 「…発砲許可はおりてなかったが…やむなしか」 入り口から聞こえた聞き覚えのある声 なんでコイツが…? 「結局来たのか、ずいぶん遅かったけどな」 高橋が言った え?お前らいつのまにそうなってんの? 俺だけ状況がわからないよ 「刑事としての義務は果たすさ」 扉が大きく開け放たれた 逆光の中、静かに佇んでいたのはほろにが刑事 「ここまでボロボロになるまで放っておくなんてさすが生贄刑事だな…」 「…もう否定も肯定もしないさ、ただ受け入れるだけだ」 「…いいね、たった1日で随分とエンターテイナーじゃん」 「とりあえずそいつがディスメンバーか?」 全員の視線がうずくまる刀野郎に集中した 「く、そっ…くそっ…私が…なんでこんな… ただ…この宿命を…先祖の無念を…」 うずくまりながらブツブツと呟き続ける 「儀式の完遂が目的にして3人殺した割には… 危なくなると銃とか使うか…全然おもしろくねーよお前… 芯も何もねぇただの臆病者、いや、それ以下だ」 「ちくしょお…ちくしょお…」 …深い失望 くだらなすぎる 「ほろにが刑事」 「何だ?」 「救急車2台な、あと消防も呼べばいいよ」 「救急車はわかるが…なぜ消防?」 「ま、いーからとりあえず外出ようぜ、高橋肩かそうか?」 「1人で歩けるさ」 刀野郎含め、全員が外に出た 頭が冷静になってきて激痛で意識が飛びそうになる ポケットから夜叉丸からもらった物を取り出した 「おい、ディスメンバー」 「…」 「お前の見てた夢、還してやるよ」 「何?」 布から、取り出した。 夜叉丸から受け取った、ディスメンバーの意味を粉々にする道具を それを見たほろにが刑事が言った 「お前…何をする気だ?」 「過去に幾多の人々を殺し、時が立った今も人を殺め続ける信仰なんて いっそ吹き飛ばすほうが世のためだと思ってな あ、投げたら伏せろよ」 刀野郎が叫んだ 「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!!!」 「覚えとけ、それが今までお前が殺した人たちが味わった "どうにもならない絶望"だ」 ピンをはずし、本殿の中に投げ込んだ 「うわぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 次の瞬間、衝撃が走り 妄執と殺戮を生み出した形の無い怪物はその拠り所を失う 柱が吹き飛ばされ重さに耐え切れなくなりメキメキと音を立てる崩れ落ちていく 刀野郎が絶叫してほろにが刑事を突き飛ばした 不意を突かれたほろにが刑事は手を離してしまった 刀野郎は絶叫を繰り返し、もはや誰にとっても神殿としての意味を成さない、崩れ落ちていく場所へと自ら飛び込んでいく 奴は出てこないまま、神殿は完全に崩れ落ちた 全てが崩れ落ち、誰もが無言でこの事件の結末を見ていた 「…最後まで妄執に憑かれた奴だったな」 「陳腐な言い回しだが、あいつも信仰の犠牲者ってことだな」 事件は終わった もうこれで誰かが手足を切断されることはないだろう …だが何かひっかかる… 本当にこれで終わりか? 些細なことを見て見ぬふりをしたせいで白やんが死んだ もう何も見逃してはいけないはずだ …だけど今は少し疲れた… サイレンの音が聞こえる… そこで俺の意識は途切れた 数日後、病院、昼過ぎ(高橋視点) 「空天しげる、幼い頃に両親とは死別 教えてもらった通り確かに手足ノ長は先祖にあたる」 ほろにが刑事が刀野郎について話している 「結局死んじまったからな 動機は先祖の仇ってか信仰の復活…のためとかでよかったんだっけか」 「ああ、確かにそういってたな」 「それと木っ端微塵になったのはしげるが負けを認めて自ら吹き飛ばしたってことにしておいた」 「サービス精神に溢れてるな」 「…で、あいつはどこに行ったんだ?」 ほろにが刑事がゆき兄の居場所を尋ねる 俺は首を横に振った 実は俺も朝から姿を見てない 「…絶対安静なのに…傷が開いたらどうするんだろうな…」 「むしろ動きまくっとけって言ったほうが安静にしてるような奴だからな…」 2人とも溜息をつく 「ま、死にはしないでしょ飽きたらそのうち帰ってくるはずだし」 ─まだ、終わってない─ .
https://w.atwiki.jp/hirireorikyara/pages/277.html
砕け散る。 元々は形を保っていた筈の無機物たちが、強大なる力の乱舞によって砕け、空気中に塵となって舞っている。 もしも並の格闘家たちがストリートファイトに興じていたとしても、こうはなるまい。 まるで、これではゲリラ戦でも行われたような惨状だ。 それも一方がその絶大な力で押しているわけではなく、双方が超人と呼ぶに差し支えなき力を存分に振るっているから質が悪い。 紅色の狐が、ひらりひらりと身をかわす。 優雅で流麗なものとはかけ離れた、とことん戦闘行為の為に極められた、粗雑ながらも確実な回避の動作。 つい一瞬前まで顔面があった場所を、鋭い拳が打ち据えていく。 狐に致命的な傷こそ与えないものの、万一回避を誤ればどんな惨状が待っているかは想像に難くなかった。 いや、それ以前に。 それほどまでに強力な老人の攻撃を連続してかわしながら、息をあげていない狐がまず、明らかに異常だ。 スーパーの鮮魚コーナーに並んでいる、『死んだ魚』のように濁った亡者の瞳――決して光の灯らない瞳で無感情に老人を見つめ、一手一手の攻撃を危なげに、しかし確実にかわしていく。 老人の動作は確かに卓越していて、まさしく武技を極めし戦士であることが窺える。 その証拠に、行動に支障はないとはいえ、紅き狐は全身へと打撲を受けていた。ダメージは決して零ではない。 彼女の手にかかってきた数多の存在が見たなら、思わず感嘆の声を漏らさずにはいられないかもしれない。 あの生物兵器と、ここまで対等に渡り合うなんて。 「…………、」 狐の挙動を待たずに、拳士は次なる一手を繰り出す。 相手に何一つとして行動を許さないその戦闘スタイルは、紅狐と互角以上に戦うことのできる有効なそれだ。 何せ、狐は軍部が公認するほど強力な生体兵器ではあるものの、老人のような武道家とは決してイコ―ルでない存在なのだから。 「確かに、見事な身のこなしだ。お主ほどの逸材は、捜したってそうそう見つかるまい」 手を休めぬまま、老人――東奔西走は語る。 狐はそれに耳を貸しているのか貸していないのか分からない。 感情の起伏が限りなく乏しいこの紅狐にも知能はあるだろうが、感性まで備わっているとは限らないのだ。 それはきっと、本人にしか分からないことなのだろう。 東奔西走は目の前の狐がどういった存在であるかを知らないゆえ、そこまで意識を回すことは当然不可能だ。 それに、言葉が通じているかどうかは、大した問題ではない。 言葉が通じないのなら実力で語り聞かせればいいだけ。 戦いに生きるものはそうでなければならない。 「だが、な」 狐の腹部へ、正拳の一撃がヒットする。 久しくなかった手応えだが、それは非常に浅い一発となってしまった。 この程度の当たりなら、町中の不良やごろつきでも問題なく反撃を返してくるだろう――東奔西走が、『並』であったなら。 当然、『敵』を抹殺せんと狐は反撃をしようとするが、行動が開始されるよりも早く東奔西走はより鋭い一撃に切り替える。 付け入る隙など与えない。 一手一手に意味がある。 たとえば何てことのない、大したダメージにすらならなかった先の正拳突きでさえ、次への連結の意味を含めての計算された打撃。 何も考えずに避けるだけでは、隙など見出せる筈もない……!! 「――お主は欠けている。お主には、魂が足りぬ」 紅色の狐・小神さくらは強者だ。 多少腕の立つ格闘家であっても、大抵はその並外れたスペックをもって無理矢理押し潰して終わらせてしまう。 散弾で何度か撃たれても倒れず、無論銃弾の一発や二発ではその生命を奪う一因にすらなることはできない。 そんな彼女がいまこうして押されている理由とは、即ち技術面だ。 攻撃を避けるのだって、全てその身体能力に頼っている。言ってしまえば、技術もへったくれもないごり押しということ。 現に彼女の動きは東奔西走の激しい攻撃の中で、攻撃を避けてこそいれど流麗な動きとはいえぬそれへと変化しつつあった。 もしも小神さくらという兵器が更に進化を遂げて、もっと確固たる自我を植え付けられたなら話は違ってくる。 東奔西走の攻撃を力押しではなく技術でかわし、彼の猛攻の抜け道を計算して行動できたなら、戦況は互角には持ち込めた筈だ。 いわば、職人と機械。 同じ作業を延々繰り返す機械は確実性こそ保証されていても、永遠に同じ場所に止まったまま決して進めない。 その点職人ならば年月を重ねるごとに技は進化を遂げ、確実性では勝てずとも、やがてその技は唯一のそれに肉薄していく。 「そのような、心の宿らぬ戦い方で」 さくらは逃れつつも、東奔西走の急所を狙う。 鍛えられたその肉体を一撃で貫けるかどうかは怪しいところだが、さくらの力も人間としては間違いなく規格外に位置する大きさ。 内臓を抉るくらいは期待できるかもしれない。 そこで生まれた隙に更に付け込んで一気にペースを奪い取れば、老人一人ごとき殺すのは造作もない話だ。 ごくごく機械的に、さくらは東奔西走抹殺の算段を組み立てていく。 体内の臓器の位置など大体の察しは付く。 仮に臓器を捉えられずとも兵器の拳で打たれれば、老いた肉体でまったくの無傷とはいかない筈。 さくらは東奔西走の上段蹴りが剛、と轟く音を聞きながら、その片腕を老人の胸の中央めがけて突き出した。 「…………!?」 がしぃぃっ、という快音が響く。 さくらは相も変わらずの濁った瞳のまま、目元を訝しむようにぴくりと動かした。 感情の機微と呼べるほど大層なものではなかったが、その機械思考にノイズを走らせるだけの効果はあったようだ。 東奔西走は小神さくらの殺人拳を腕の中央付近から掴み取り、自らの身体へのダメージを最小限に抑えたまま、身動きを封じていた。 さくらは引き抜こうとするも、東奔西走の追撃がそれを許さない。 相手の肉をも裂きかねない、小神さくらの鋭き手刀が彼の腕を潰さんと放たれるが、インパクトを受けたのはさくらの方だった。 まるで、巨大なハンマーで打ち上げられたような衝撃を感じた。 テニスボールにでもなったような、これまで感じたことのない感覚。 痛みよりも衝撃が大きい。 ごぎゃりという嫌な音は、しっかりとさくらの耳に入っていた。 「――――この東奔西走を、破れると思うな!」 東奔西走の打った打開策は限りなく単純だ。 目の前の機械のように冷徹な狐の行動をこれまでの打ち合いから推察するに、まずは不自由な片腕をどうにかせんとする筈と分かった。 後は単純、さくらが僅かにでも隙を見せたところで思い切り人体の急所の一つ、『顎』をアッパーカットで打ち抜く。 どんなに優れた格闘家であろうとも、人間の枠に収まっている限りはこの一撃を無傷で済ませることはどう考えたって不可能。 東奔西走だって、今撃破した紅狐に同じ攻撃を喰らっていたなら、手痛いダメ―ジになっていたことは間違いない。 根拠は、さくらの腕を掴んでいた左腕にある。 小神さくらの腕自体は見かけ通り少女のそれだったが、引き抜かんとする力は予想を超えた強さだった。 力が無かったなら、より高い威力での一撃を打てた。 しかも、直撃とはいかずとも腕に接触してしまったあの手刀もまた、少女の肉体からは考えられない威力だった。 骨がやられていないか不安になる――折れてはいないだろうが、鈍痛はしばらく消えないかも知れない。 しかし処置はまだ出来ない。 何故なら、 「……なん、と」 ――小神さくらは、付近の電線の上にて屹立していたからだ。 漫画や映画に代表される忍者のイメージと、まったく同じ光景。 両手を広げてバランスを取ろうとするでもなく、紅き狐はただ冷淡に佇みながら、あの濁った瞳で東奔西走を見据えていた。 瞬間、不覚にも背筋へ寒気を感じた。 彼女の濁った瞳はさっきまでの交戦でさんざん見ている筈なのに、改めて目を合わせてみるとよく分かる。 あれは――『死者』の目だ。 あんな目をした『人間』を、東奔西走は見たことがない。 四字熟語になったことで一部の記憶に欠損が出ているが、それでも断言できる。あれは、怪物であると。 「…………」 さくらのやっていることは、決して達人芸ではない。 東奔西走の猛攻をひたすらにかわし続けたのと同じように、持ち前の身体能力を駆使して強引にバランスを維持しているだけだ。 そこに『理屈』なんて欠片もない。 出来ることだから出来る。 たったそれだけの理不尽の下に、小神さくらは立っている。 忍者のように、幽鬼のように。 「…………」 身体状況、把握。 疲労・支障なし。 負傷・ 全身打撲、支障なし。 腹部へのダメージ、支障なし。 足へのダメージ、やや行動に支障あり。だが殺人続行の上で支障なし。 脳へのダメージ、脳震盪。だが、視界さえ使えれば戦闘続行に支障なし。平衡感覚など、自力で補う。 その他のダメージ、下顎部粉砕骨折。会話行動に大きな支障はあるだろうが、そもそも殺戮遂行の上で会話行為など不要。 よって、結論――戦闘および殺戮・続行。 「――――」 小神さくらは冷淡な動作で、高所からクロスボウの矢で東奔西走を射らんとする。 流石にその動きをくい止めることは出来ないが、ボウガンの矢ごときこれだけの間合いがあれば脅威でも何でもない。 十分に避けられる。 更に、回避の為に用いた運動をそのまま転換し、小神さくらの『着地点』を狙った重い一撃を打ち込むことも十分に可能。 そう、さくらは転落死も有り得る高所から、ボウガン発射後即座に飛び降りることを決行していたのだ。 超人的な身体能力を持っているとはいえ元は人間。無茶な着地を試みれば、骨が砕けるのは当然。 さくらは空中を落ちながらも、東奔西走の動きをしっかり濁りきった両の眼で捉え、彼の意図を機械的に認識する。 速い。 無策に受け身を取っては、老人の一撃が自分の頭を砕く。 ならばと、さくらはまともな人間であれば馬鹿馬鹿しいと一笑に伏すような行動を、平然と試みた。 「二段跳び、じゃとッ!?」 二段跳び――それこそ格闘ゲ―ムの中のような話であって、現実には到底無理とされる馬鹿馬鹿しい技術。 さくらはそれをやってのけた。 東奔西走は一瞬思わず瞠目したが、すぐにその仕掛けに気付く。 如何に生体兵器である小神さくらであれど、流石にそこまでの超人的技能は持ち合わせていない。 彼女がやったのは、単なるくだらない取捨選択だ。 クロスボウの矢ではなく、クロスボウ『本体』を落下しつつ片手で掴み――地面へと着地する直前に、全力で地面へと叩きつける。 本体は無惨な姿を晒しているが、この取捨選択は完全な妙手だった。 もしも武器を失うことを躊躇でもしていたら、東奔西走の渾身の一撃を無防備な体勢で直撃することになっていたのだ。 そうなれば――さしものさくらとて、ひとたまりもない。 東奔西走もまた戦闘勘を存分に働かせ、さくらのトリックを瞬時に見破り、死角へと逃れたさくらへ拳を打――てなかった。 (東奔西走……ルール、能力……!!) ぎり、と東奔西走は歯噛みする。 さくらのいる位置は、ほんの僅かではあったが東奔西走よりも『北側』だったのだ。 ほんの僅かの差異が、東奔西走の手を否応なしに鈍らせる。 ル―ル能力の制限がなければ、これほどに大きな隙を曝すことはなかった。 とことん、東奔西走は四字熟語として貶められたこの肉体を呪いたいと心から思った。 「…………」 さくらはディパックから『あるもの』を取り出した。 それは本体を失ったクロスボウの矢だ。 その殺傷能力はわざわざ試さずとも、その鋭い切っ先が、光を反射しておこる金属光沢が無言の内に語っていた。 さくらは躊躇無くそれを振り下ろす。もちろん、素手で。 《東西にしか移動できない》ルールの縛りによって、一瞬だが確かな隙を作ってしまった東奔西走は避けようとするが、遅い。 クロスボウの矢の鋭い切っ先が彼の胸板を裂いて、真っ赤な液体を漏らさせていた。 「っっ……!」 傷口は決して深くはない。 あと一瞬対処が遅れていたなら致命傷だったかもしれないが、とりあえず今のところは問題ないようだった。 東奔西走は矢を振り下ろしたことで位置が若干ながら変動したさくらへ、迷わず重い一撃を打ち込む。 それは彼女の手元の棍棒へと吸い込まれ、無惨にもクロスボウの矢はその棒状の部分から真っ二つにへし折れてしまった。 だが手はある。 クロスボウの矢を、更にディパックから取り出す。 本体を捨てたのは別に無我夢中だったとかではなく、この矢単体であっても殺人用途で十分に利用可能と判断したからでもあった。 刺し貫く。 狂い無く急所を狙ったその一撃は、回避を取っていたとはいえ東奔西走の左腕を、またも浅くではあるが確かに裂いていた。 あれでは掠り傷だ。 やはり急所を突かなければ――さくらが再び矢を東奔西走へと向けようとしたその刹那、老人の姿は視界から消えていた。 「…………? 、――――!!??」 いや、違う。 東奔西走は、全速力で小神さくらの懐へと踏み入っていたのだ。 これは危険な賭けだった。さくらの反応速度が想定より僅かにでも速ければ、一撃の代償として手痛い傷をもらう可能性がある。 しかし、この狐を沈められるならば。 そう考えた東奔西走は捨て身の一手として、この方法を選んだ。 強烈な速度で叩き込まれた正拳突きが、そのまま威力を殺せずにさくらの肉体をくの字に曲げさせて、彼方へと吹き飛ばした。 あまりにも呆気ない幕だったが、東奔西走としては珍しく冷や汗を流すに足るだけの戦いだったと、いえる。 命を奪えたかどうかはわからない。 ただ、当面の脅威は去ったといっていいだろう。 「さて、のう――」 安堵の息を漏らした途端、痛みを思い出した。 結局本来の用途での使用とならなかった矢によって切り裂かれた胸。命にも行動にも支障はないが、処置しておきたい。 腕の掠り傷もそうだが、化膿されては困る。 (ユキコたちは、大丈夫かのう……) 処置も施したいが、まずは合流が先だ。 彼は現在彼女・狭山雪子がどんな状態であるかを知らない。 知らないが、何となく言いしれぬ胸騒ぎだけは感じていた。 しかし、どうにもできない。 自分の無力を痛感しながら、東奔西走はかつて別れた、今はもう壊れてしまった少女を探して歩き出した。 四字熟語VS生体兵器――勝者、四字熟語・東奔西走。 【C-6/市街地/一日目/昼】 【東奔西走@四字熟語バトルロワイヤル】 [状態] 疲労(中)、胸に裂傷(命・行動に支障なし)、左腕に掠り傷(行動に支障なし) [服装] 特筆事項なし [装備] なし [道具] 基本支給品一式、ランダム支給品×2 [思考] 基本:殺し合いを潰す。 1:一先ずは狭山雪子と他二名に追いつく。狭山が南北に行ったのならば協力者を捜す。 2:傷の処置も余裕があればしておきたい。 3:出来ることならタクマを探す。 4:二人(行木団平、ジャック・ザ・リッパ―)には警戒しておく。 [備考] ※四字熟語バトルロワイヤル、死亡後からの参戦です ※ル―ル能力により東西にしか移動できません ◆ ◆ 小神さくらは、すっくと立ち上がった。 強く打ち付けられたことで胃液と僅かな吐血を催したものの、別段何でもないかのように立ち上がってみせた。 彼女は生体兵器だ。 それゆえにその生命力は常人とは一線を画しており、東奔西走の一撃をもろに受けてもどうにか生命を保つことには成功していた。 とはいえ、腹部へのダメージはかなり甚大だ。 徒手空拳でこれほどのダメージを背負う羽目になるとは、小神さくらにしたって思いもしなかっただろう。 さくらはボロボロだ。 だが、その生命を削りきるにはまだまだ足りない。 防戦一方のまま場所を移動しつつ戦った疲労も。 アッパ―カットにより脳は揺らされ、衝撃で半壊状態にある下顎も、見た目は深刻な損傷に見えるが、足りない。 腹部へのダメージは強大だが、やはりまだ足りない。 行動可能。 小神さくらは感慨も風情もなく、微塵の名残惜しささえ感じないままで、次なる獲物を今度こそ仕留めるべく歩き出した。 濁った、死んだ魚のような瞳のままで――― 【小神さくら@俺のオリキャラでバトルロワイアル2nd】 [状態] 全身打撲(活動に支障なし)、左足に裂傷(処置済、行動に若干の支障あり)、下顎が半壊、腹部にダメージ(極大) [服装] 特筆事項なし [装備] なし [所持品] 基本支給品一式、クロスボウの矢、ランダム支給品1~2 [思考] 基本:殺し合いを遂行する。 [備考] ※俺のオリキャラでバトルロワイアル2nd、死亡後からの参戦です ※支給品は確認しましたが、武器はもう残っていないようです ※クロスボウは破壊されました 時系列順で読む Back:優しくキミは微笑んでいた Next:行人不知 投下順で読む Back:空蝉 Next:行人不知 070:失踪する思春期のパラベラム『バーンアウト』 小神さくら [[]] 070:失踪する思春期のパラベラム『バーンアウト』 東奔西走 [[]]
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5534.html
機械知性体たちの狂騒曲 メニュー http //w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5536.html ――いつかきっと。 だから、その時まで。 ――うん。きっと迎えに来てね。 待ってるから。 ずっと、待ってるから。 ―ある情報端末たちの約束― 『それでねー奥さん。あんた駄目だよ、そんなんじゃ』 突然ですが、テレビの中で色黒なおじいさんが、電話の向こうで悩みを抱えている奥様に妙に偉そうに説教している場面です。 『どうなのそれって。あんた、本気で旦那を愛してるんじゃないの?』 『……はい』 『だったら、自分からどうにかしないと! 旦那も待ってるよ、絶対!』 お昼によく流れている情報バラエティとかいう、ニュースの体裁を取っていながらニュースではないという、わたしにしてみれば意味不明な番組なのです。 ひとりきりの昼食を取ったあと特にすることもなくこたつで例のお子様イスに座り、なんとなーく居間でテレビを観ていたらなぜかこんなものが。 別にこれを観ようと思ったわけではなくて、適当にチャンネルを 回し (ほんとにここのテレビのチャンネルは切り替え装置を回すのです)、ぼーっとしていたらこんな番組が流れていたという次第です。 大した事情も知らないはずなのに、よくこんなに断言できるものだと思わず感心してしまいます。 この司会の人物は、すべての事情を瞬時に齟齬なく解析できる高度な共感能力でも保有しているのでしょうか。 えーと……あ、まだ塩せんべいが残ってた。らっきー。 おやつ用の缶から、わたしにとっては大きすぎるその一枚つかんで、両手で抱えながらぽりぽり。 テレビはそのまま。 『ね、あんたがずっと支えてきたんだから。それはほんとうのことなんだから。自信持ちなさいよ』 『そうですね……ありがとうございます』 どうやら司会者の無意味に情熱的な説得は功を奏したようで、相談者の女性は涙ながらに自分のふがいなさを悔い改めたようです。 これで別居中の旦那さんのところに赴き、今後のことを話し合う、というところでコマーシャルへ。 めでたし、めでたし。 ……なのかなー。 「ふう」 テレビの賑やかなコマーシャルを聞き流しながら、こたつから縁側の向こうにある小さなお庭に目を向けます。 さすがに寒いので戸は閉めてありますが、障子戸の下にあるガラス窓からわたしの背丈だとちょうど庭の様子を見渡せるのです。 桜の木が一本植わっている以外は特になにもない、ほんとに小さなお庭。 そこにはブロック壁などという野暮なものはなく、ささやかな植え込みで外世界とこのお家を仕切っているだけでした。 一月二十八日。 真冬のお昼すぎ、平和そのものの光景です。 このお家に引越して来てから、もう三日が経ちました。 喜緑さんとの生活も、ほんのちょっぴりではありますが慣れつつあります。 我ながら環境適応力、高いんですねぇ。 考えてみると長門さんのところに連れていかれた時もそうでした。 わたし自身、長門さんのバックアップという基本構成は変わらなかったみたいで、彼女の周りの世話をするのは苦になりませんでしたし。 そういえば家事の中で一番比重の多いお食事のことですが、長門さんと暮らしていて意外なことにそれで悩んだことがないのです。 好き嫌いもなく、いつももくもくと食べてるだけでしたが、 最後は必ず「おいしかった」「ごちそうさま」を言ってくれたのが妙に印象的でした。 いろいろと滅茶苦茶な生活ではありましたが、どういうわけか、こと食事に関しては礼儀作法を守ってくれていたのです。 まるで……誰かに教わったかのように。あれだけは不思議でした。 わたしがいない今、なにを、どのようにして食べているのか、それだけが気がかりでしたが、 料理の手伝いはしてくれていたわけで、それさえ覚えてくれていたら致命的なことにはならないでしょう。 もともと、わたしが引き取られて七〇八号室に行くまでは、彼女ひとりで生活していたわけですし。 そうすると今の一番の心配ごとは例のあのゲームなのです。 熱中するのはよいのですが、時間を決めてやってるでしょうか。 内容はもうこの際ですからあえて言いませんが、せめて睡眠時間くらいはわたしがいた頃のように守っていてほしいものです。 キミドリさんにあとのことをよろしく、とは伝えましたが、もともと長門さんが親みたいなものでしたし、そういう注意がうまくできるとは期待はしてませんでした。 ふと振り子時計を見るともう一時になろうというところ。 昼食のお片づけを済ませたら、例の計画に取り掛かることにしましょう。 「よいしょっと……」 タンスの中から古い布切れを選び出し、それを抱えて居間まで運びます。 すでにお裁縫道具は居間のこたつの上に用意済み。 これらは喜緑さんが買ってくれたものではなく、このお家にもともとあったものらしいのです。 以前、ここに住んでいた方のものを勝手に使ってよいものか悩んだのですが、喜緑さんは構わない、と言ってくれました。 『この家にあるものは、すべてご自由に』 それだけです。 ですので彼女が留守中、なにをしていいのか、それともいけないことなのかを悩むことはありませんでした。なにをしてもいいのです。 ただひとつだけ。 『ひとりでこのお家から出ないこと』 これだけは絶対に守るように言われていました。 「もともとひとりで外出できる身体じゃないのですが」 こんなチビっこい身体になってなにが不便かといえば、それはもう生活全般すべてにおいてなのですが、特に問題なのは「自分の姿がヒトに見られる」のを避けなければいけないこと。 これが、許されない。 まぁ当然ではあります。幼児体型ではすまされないのです。 どちらかというと「ミニミニサイズの人間」な今のわたしはこの世界では明らかに不自然ですから。 のこのこ歩いているのを見つかって、大騒ぎになるのだけは避けなければなりません。 ただでさえ仲間たちに迷惑かけているのに。 仮にですが、もしも涼宮ハルヒになど見つかるようなことがあれば……。 『わっ! なにこれ!? キョン、見なさいよ! カナダに行ったはずの朝倉がこんなチビっ子になって――』 問答無用に捕獲され、彼女の好奇心を満たすべくさまざまな尋問を受け、そしてその結末は想像することもできません。 彼女のいきいきと輝く瞳に映る捕獲された自分、という光景を脳裏に描き思わず身震いしてしまいました。 もしもですが、そんな事態に至れば「人間矮小化現象」とかなんとか妙な事件が現実化するとか、それ以上に世界が変容してしまうかも。 そんなことだけは、絶対にあってはならないことなのです。 「……で、結局」 そう。 結局ここを出ることが叶わない以上、いろいろお話できるのもその情報端末の仲間たちだけ、ということになってしまいます。 キミドリさんは例外として。 あらためて思うのですが、やっぱりひとりきりの時間が長い、というのは寂しい。 「……まぁ、いまさらそんなことを言っても始まらないのです」 今は我慢の時です。そう決めたではないですか。 気を取り直して、目下計画中の「あること」を始めましょう。 先ほど居間に運んできた綺麗な柄の古い布きれ。それと針と糸と、はさみ。 自分の手の平くらいの大きさの、よくわからない材質ですが、しっとりとして落ち着いた色彩に彩られた乳白色のボタン。 もしかしたら貝でできてるのかな。 「――きれい」 昨日、お掃除をしているときに、たまたま見つけたものでした。 それはとてもとても古い作りのタンスの奥に、大切に保管されていたのです。 以前、このお家に住んでいたヒトはお年寄りだったのかも。 全体的に漂う古風な内装もそうなのですが、このような残された家財も、そのすべてがとても古い。 喜緑さんが「用意した」と説明していましたが、それにしても……。 「そのうちにわかるのかな」 考えても答えが出ないことは、後回し。 ここにあるものはすべて自由に使って構わないということでしたから、さっそく使わせてもらうことに。 「そーっと、そーっと……」 慎重に針に糸を通します。 唯一この身体になって便利だと思うのは、こういう細かい作業のときくらいですか。 なにしろ自分にとっては周囲のものはすべて巨大化しているわけですから、針の穴だってとても大きい。 糸を通すのも容易なのです。 「へへー……」 うまくできたので、思わず頬が緩みます。 では、さっそく。 昨日の午後に作っておいた厚紙の形を取り出し、それに合わせて布きれを切り出し始めました。 うまくいくと、いいなぁ。 「ただいま」 ガラガラとガラス戸の音。 このお家の現在の家主さん、喜緑さんの帰宅です。 「おかえりなさ~い」 とてとてと玄関にお出迎えに行きます。 やっぱりひとりでいるのは寂しいので、彼女が帰ってくるのが待ち遠しかったりするのです。 「はい。ただいま」 わたしの姿を認めて、にっこりと微笑んでくれます。 「わたしの不在中、なにかありましたか?」 「いいえ、別に」 まぁ、いろいろと作業がはかどったのですが、実はこれは彼女には内緒なのです。 計画は喜緑さんに内密に進めることにしようと考えていたので。 ……ちょっと気がひけるのですが。 「お留守番、ご苦労さまです」 一日中、家の中にいるだけですから、何が起こるわけでもないのですけど。それでも喜緑さんはいつもこう言ってくれるのです。 なおさら後ろめたい気がするのですが、それでも今はまだ、彼女には言えない。 自分の考えを悟られないようにしないと。 お夕飯は適当に残ってる食材で作りました。 喜緑さんも手伝ってくれるので、ずいぶんはかどります。 かなり実生活の怪しさが露呈しはじめた彼女ではありましたが、それでもこちらの言うことはよく理解してくれるし、 長門さんのように意味不明なことを言い出して煙に巻くようなこともしません。 そういう意味では大変な優等生なのですが……。 どこかが、ずれている、とでも言いましょうか。 初日の夜の混乱ぶりは今では是正はされてはいるものの(お風呂とか、着替えとか、いろいろです)それでもやはりなにか違うというか。 ……彼女、もしかすると長門さんより実生活能力がないのかも。 なんでもできると思われていた、高精度端末の彼女なのに。 少しずつその現実をわかりつつあるわたしは、一抹の不安を覚えるのでした。 「ほら、とてもいい匂いがしてきましたよ、朝倉さん」 とても嬉しそうに、彼女はコンロの上から香る肉じゃがのお鍋を覗き込みます。 無邪気というか、なんというか。 そんな喜緑さんの様子を見つめながら、それに微笑んで火の調節の説明をするのですが、同時に心の中に浮かび上がるものを隠しきれません。 ――つくりもののせかい。 突然、頭の中に浮かんだ言葉です。 説明などできるものでもないですし、どうしてそんな単語が出てきたのかもわかりません。 ざわざわとした、これまで経験したことのない異常な感覚。 まるで、作られた幻覚の上で成り立っているような、というか……そうとしか言い様のない、実体のないものでした。 ……だからこそ、わたしはあの計画を実行に移すことを考えたのですが。 このせかいに、起こっていることを確かめる。 自分にできる範囲の中で、ですけど。 なにごともなく数日が経過。一月三十一日になりました。 朝、食事と身支度を整えた喜緑さんをいつものように送り出しに玄関に向かいます。 「雲行きが怪しいようですね」 今朝の冷え込みも大したものでした。 空は鉛色の雲で覆われ、朝だというのにずいぶん暗いのです。 屋内だというのに、玄関先でも白い吐息が見えるほど。 「では、行ってきますね」 「はい、気をつけて」 ……さて。 彼女が完全に行ってしまったことを確認してから、わたしは台所に向かいました。 喜緑さんに内緒で続けていた作業の成果がそこにあるのです。 「なかなかうまくできたと思うのですが」 秘密の隠し場所、シンクの下の扉の中、米びつの陰にそれはありました。 わたしのつたないお裁縫技術で作った、きんちゃく袋。 この家に残されていた布とボタンだけで作られた、蒼色の小物入れです。 これがなにか? というと。 「……自分の誕生日、覚えてるかなぁ」 長門さんへのプレゼントというわけです。 お買い物も自由に行けないこの身体で、なんとか用意できそうなものはこれくらいでした。 それを彼女に、直接手渡したいと考えていたのです。 もっとも、正確に言ってわたしたちに誕生、という概念が当てはまるのかはよくわかりません。 ですが、この世界に、この身体を授けられて現れた日をそうと言うのなら、確かに明日は長門さんの誕生日なのです。 そしてわたしたちが初めて出会った日。 なにも知らなかった彼女に、わたしの知るすべてを教える、その作業を始めたあの――。 「あ、あれ……?」 ……めまいにも似た立ちくらみが。 そこから、微妙に記憶が曖昧になっていくのを感じます。 霞がかかるというか、視界が急激にぼやけていくような。 確かに、出会ったその光景は思い出せるのですが、そのあとのことがなぜか曖昧になっている。 北高に入学するまでの三年間、わたしたちは確かに一緒に偽装生活を送っていたはず……。 「……妙なのです」 ここのところずっとそれが気になっていました。 この喜緑さんとの生活でも感じていた違和感。 それがこうして過去を思い出そうとすると、突然顕在化してくるというか。 なにかが起こっている。もう何度も、それを考えていました。 この引越しのこともそうですし、長門さんのよそよそしい態度もおかしい。もちろん、自分のこの身体のことも。 誕生日をお祝いしてあげたいのは確かでした。 でもそれ以上に、彼女に会いたい。 会って、きちんとお話をしたい。 喜緑さんの言いつけを破ることになってしまいますが、なんとかこの家を出て彼女の元へ行きたいのです。 長門さんに会うことで、なにかがわかるかもしれないのですから。 「でも……」 こうしてプレゼントを用意したまではいいとして。 実際、この家を出られるのかどうか、それが問題でした。 喜緑さんはなんらかの脅威が迫っていると暗に言っていました。それからわたしを守るために、この家にも仕掛けをしている、とも。 もしそれがほんとうだとすれば、おそらくは結界のようなものが張り巡らされているはず。 彼女の力で構築された物理的か、または位相空間操作などの高度に制御された防御フィールドが存在するとなれば、今のわたしではそれを解除したり突破することはできない。 そんな力は残されていないのですから。 「やっぱり計画倒れかなぁ……」 長門さんに渡すつもりきんちゃく袋を抱きしめながら溜息をついた、その時でした。 こたつのそばに置いてあった携帯電話が着信音を立て始めたのです。 「喜緑さん……?」 この携帯電話を渡してくれたのは彼女です。学校に行く途中で、なにかがあったのでしょうか。 実際、これを使うことなど考えもしていなかったので音が鳴ったことに少しだけ驚きます。 折りたたみ式のその携帯電話の外部画面には、送信者の名前はありませんでした。 「……もしもし?」 おそるおそる携帯電話を取り、通話ボタンを押し込み、尋ねます。 すると――。 『――あなたを支援する』 「え?」 聞いたことのない声。若い、女性のようでした。 「……誰ですか?」 『今から五分間だけ、その駐留拠点に展開している防護フィールドを無効化する』 思わず息を呑みます。 『正確に、三〇〇秒だけ。それ以上はわたしの力では無理だ。穏健派端末に気取られる』 「いったい、誰です。どうしてそんなことを」 『外に、出たいのだろう』 声は冷たい、低いものです。そこに感情はいっさい込められていませんでした。 『あと二八七秒だ。行動に移すのなら、急進派らしく決断するといい』 その言葉に確信します。 これはわたしたちと同種、同等の情報端末です。間違いなく。 わたしが、急進派に創造された端末だということを知り、しかも喜緑さんの構築した防御フィールドの存在を知り、その上でそれを無効化できると言うなんて――。 「……どの派閥の端末なんですか、あなたは。目的は」 いつもののほほんとした雰囲気など、そこにはありません。 きわめてシリアスで、緊張感のある、ピリピリとした空気が支配する空間に一変していました。 『急げ。時間は限られている。あと二七五秒』 それだけ言うと、あっさり電話は切られました。 あの喜緑さんの構築したものを無効化する? それがどれほどのことなのか。 わたしがかつての姿と能力を持っていたとして、果たしてできたかどうか、というくらい。 それをできる、と言ってのけたのです。つまり、わたしや長門さんと同クラスの高精度端末としか考えられない。 そんな存在は、各派閥に一体ずつしか存在していないはずなのに……。 「どうしよう」 考えている時間はあまりありません。 彼女の言っていることが事実なら、もう残りは四分ほど。 「……行こう」 自分のできる範囲で。 この世界に起こっているなにかしらの 異常事態 。 それを突き止めるのです。 わたしはきんちゃく袋を握り締め、玄関へと向かいました。 その先に待ち受けるものがどういうものであるのか、わからないまま。 ―番外編「あらしのよるに」へつづく― http //w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5535.html
https://w.atwiki.jp/darksouls/pages/66.html
敵強靭度 結晶ゴーレム:120 五足貝:30 伝道師:45 牛デーモン:100 山羊デーモン:45 大剣蛇人:45 バーニス:130 近衛巨人:120(膝から上は125) 巨人衛兵:75(膝から上は80) 銀騎士:45 黒騎士:80 小骨:0 車輪骨:0(回転はシールドあつかい) 巨人骨:45 犬骨:65 骨柱:120 鴉人間:30 病みデブ:110 禊デーモン:200 石の騎士:200 大キノコ:120 谷の飛竜:65 小ロンドDレイス:65 黒猫:45 金ゴレ:150 ハベル:121 ボス牛:120 ガゴ:80 ボス山羊:110 コック:100 巨大ねずみ:100 カーク:35?40? ボス羽織:100 ミミック:65 オンスタ:90(巨大版はよろめかない?) スモウ:125? イザリスタコ:90 ドリン:81~100 大王:100 プリシラ透明解除:60?75?90?(参加人数による?) 聖獣:90 石斧の守人:200 アルトリウス:130(溜め行動中は90) 鎖の囚人:80 火球系:40,60,80 発火系:40 炎の嵐:80 なぎ払う:20 噴流:0 黒炎:60 ソウルの矢2種:20 太矢2種:80 浮遊2種:15 ソウルの槍2種:150-- 80に低下 白竜:40 闇球:80 飛沫:15×7 追う者:16×5 放つ、フォース、怒り:20 因果:100 雷槍:30 大雷槍:60 光槍:200- 120に低下、、、吹き飛び 剣舞:90、、、吹き飛び 大剣舞:140、、、吹き飛び 矢ボルト投擲系:20 竜狩矢:60、、、吹き飛び ゴー矢:100、、、吹き飛び アヴェリン:20*3 敵によってはヘッドショットで増加、 牛30(竜狩り90)、ダークレイスは竜狩りHSでよろめき。 飛竜R2:30+(実剣部20)、、、吹き飛び 古竜R2:50+(実剣部75)、、、吹き飛び ゴレアク片手R2:70、、、吹き飛び 月光R2:片手35両手52.5(実剣部ごと当てれば+35)、、吹き飛び 竜王両手R2:100(直撃で150)、、、ダウン グラント両手R2:100、、、吹き飛び スモハン片手R2:125? スモハン両手R2:100、、、ダウン 黒竜両手R2:70+(実剣部35)、、、吹き飛び 墓王剣両手R2:70 結晶輪R2:60 骸骨車輪R2:20*3 盾:片手20両手30 小中盾両手R2:30*2 大盾両手R2:50、、、ダウン 大盾片手R2 40 特大剣ダッシュ:片手100、両手125、、、敵強靭50overでダウン ツヴァイデモ鉈R2:片手109.5、両手125、、、敵強靭50overでダウン 竜体咆哮:80 竜頭ブレス 10 卵キック:100 石の大剣片手R2 70 バッソ黒竜蛇人剣片手R2振り下ろし 52.5 モアバトルアクスメイスモニスタ片手R2 41.5 クラブ片手JorR2 30 強化クラブ片手JorR2 52.5 グレソ片手R2:59.5 大斧大槌片手R2振り下ろし 59.5 大曲剣片手R2 52.5 直剣刀片手R2突き:23.8 直剣ダッシュ:22.5/32.5 大剣大曲剣ダッシュ:38.5/55.5 大槌ダッシュ:59.5/85 銀騎士剣ダークソードR2 片手26/両手36 黒騎士剣R2 35/60 黒騎士大剣R2 59.5/75 黒騎士大斧R1 40/59.5・・・R2 59.5/75 黒騎士斧槍R1 30/45・・・R2 45/75 大王アルトリ聖邪R2 45/63 アルトリ深淵R2 35/63 竜骨拳R2 40 竜狩の槍両手R2:30+20 三叉槍片手R2 20+10+10 デモ杖R2 5 混沌刃R2 24/40 シミターR2 片手両手変わらず10×2 絵画守R2 片手両手変わらず10×5 曲剣斬り下がり 片手両手変わらず20 リカールR2:片手両手変わらず全部で10 残光R2:片手10、両手5 トゲロリ:0 折れ直柄:1/1.5 フライ級武器:5/7.5 ライト級:20/30 ミドル級:35/52.5 ヘビー級:50/75 調査方法。主に結晶ゴーレム(強靭120)を対象に 右手1調査武器、右手2折れ直(片手1両手1.5) 左手1亡霊のギザギザ刃(20)、左手2ダガー(5) 蓄積は5~6秒放置でリセット 各術威力修正前攻撃力 火球200、火の玉245、大火球300、嵐320、大嵐390 混沌嵐360 発火180、大発火240、火炎噴流55、なぎ払う260、混沌の溶岩200 ソウルの矢110、強い矢150、太矢200、強い太矢240 塊95、結晶塊115、槍300、結晶槍360、白竜の息280 雷の槍270、雷の大槍300、光の槍370 放つフォース240、怒り280、因果応報300 lv0剣舞250、lv1剣舞260、lv2剣舞270 lv0大剣舞310、lv1大剣舞320、lv2大剣舞330 モーション威力修正率% 一部例外あり 片手R1 100%、両手R1 120% R2様々 ダッシュ110%、d両手130% ジャンプ145%、j両手155% スタブ2種のモーション補正率% 左バクスタ、右パリイ 短剣系250,300 直剣系200,250 大剣系200,230 曲剣系180,220 刺剣系270,340 槍・長槍・斧槍系200,250 拳・斧・槌:初撃60%,バクスタ190%,パリイ240% 重量級4種:初撃60%,バクスタ170%,パリイ190% 実効攻撃力=(術固有攻撃力)*(触媒補正率%)*(あるなら宵闇頭、対応指輪) 武器ならば各属性ごとに 実効攻撃力=(装備画面攻撃力)*(モーション補正率%)*(有効なら致命補正) ダメージ見当表DEF防御力\AT実効攻撃力 D\A 50 100 150 200 250 300 350 380 400 450 500 555 599 615 702 798 996 1196 1494 100 8 38 83 131 175 218 265 293 315 365 418 520 540 625 718 897 1077 1346 150 6 21 60 103 152 200 243 253 285 330 379 433 476 492 580 680 885 1077 1346 200 5 15 38 81 125 171 219 247 268 312 352 400 442 455 540 636 840 1048 1344 250 5 13 28 56 101 143 189 218 239 287 335 384 419 430 508 598 793 999 1308 300 11 23 43 75 120 162 188 208 256 305 358 400 414 489 569 754 952 1258 350 5 11 20 35 93 139 164 182 227 274 328 370 385 468 554 722 912 1207 400 10 18 31 50 76 112 139 161 202 247 340 355 446 532 698 880 450 9 16 28 65 94 115 133 181 222 312 325 410 505 688 854 1132 500 5 10 16 26 57 80 98 112 152 201 285 298 380 473 665 836 1079 AT 0.25*DEFのとき:ダメージ=AT*0.1 0.25*DEF AT DEFのとき:曲線式 DEF AT 2.0*DEFのとき:直線式 2.0*DEF AT 8.0*DEFのとき:曲線式 8.0*DEF ATのとき:ダメージ=0.9*AT 表示されない小数点以下が邪魔をするため不正確 以下採取用 DEF標準、すべて1周目 100不死街兵、150教区バルデル盾、200教区レイピア、250祭祀場骸骨小、 300古城バーニス、350近衛巨人、400弓巨人骨、450石の騎士、500結晶弓兵 78 太陽亡者 赤涙竜体咆哮でのモーション値確認要員 古城の仕掛け矢(1周目攻撃力380)を起点に計測 ヘビークロスボウ+15ウッドボルト(攻撃力379) 刺突:筋28技40ファリスの黒弓+15羽根矢(攻撃力380) 標準:筋40蛇人大剣+9(攻撃力380) 火炎:呪火+15火球(攻撃力380) 魔法:理50デモ杖ソウルの太矢(攻撃力380) 雷:イザリス禊デーモン雷撃(攻撃力555)=信仰40白タリ大雷槍 古城の仕掛け矢(2周目攻撃力615) 打撃:筋40ラジクラ+15(攻撃力615) 斬撃:技40居合い刀+15赤涙(攻撃力615) アップデートver1.04変更点まとめ(仮) v4 キャラ装備重量上限:↑(上限緩和。従来値に+6~+10程度) 属性武器:→(性能微減。ほぼ変更なし) 補正武器:↑(補正倍率上昇。クラーグ剣など一部弱体化あり) 銀騎士剣:雷エフェクト廃止。エンチャ可へ変更(銀騎士槍はエンチャ不可) 防具:→(上級騎士装備・古スカート等一部修正あり) 盾(大盾・小盾除く):↓(受け値が下方修正。亡者盾が普通の性能に) 結晶輪の盾:↓(L2威力大幅ダウン。右武器攻撃力が乗らなくなった) サンクトゥス:→(回復量変更なし) 呪術の火:↓(魔法威力修正値が下方修正=呪術全般の威力ダウン。理力補正追加は無し) 鉄の体:↓(効果下方修正) 魔盾:↓(効果時間11秒へ短縮。佇む竜印装備時は時間約2倍) 強魔盾:↓(無敵効果廃止。本来の効果+ガード時スタミナ消費大幅減へ変更。効果11秒) 霧:↓(森警備隊・対人ともにロックオン可へ変更) 平和:↓(沼程度の微鈍足化へ修正。軽装はローリング可能。効果時間が10秒へ短縮) 怒り:→(変更なし) 雷の槍系:→(変更なし) 攻撃魔術:↑↓(全体的に威力微増&詠唱が微短縮。結晶塊は威力ダウン、暴発修正無し) 木目:→(変更なし) 取得ソウル:↑(従来の2~2.5倍程度へアップ。スケルトン・亡霊からもソウルが入る) 人間性ステによるアイテム発見力上昇:↑(上昇値アップ。20でカンスト) 人間性ステによる物理防御上昇:↓(上昇値ダウン。他の防御ステは変更なし) ザコ敵:一部に配置変更あり。従来より怯みやすくなっている。索敵範囲ダウン。 ハム:2体目以降の出現時間が伸びるなどやや弱体化? ボスドロップ:クラーグ(人間性の双子)、爛れ(人間性+帰還の骨)などドロップ追加 光石:店売り化(1個8000ソウル、個数制限なし) 万能鍵:店売り化(5000ソウル) 頭蓋ランタン:地下墓地のネクロマンサーにドロップ追加 ダークハンド:小ロンドのダークレイスにドロップ追加 原盤・誓約アイテム:ドロップ率大幅アップ 共鳴:まさかの復活。1分ほど表示されるように メッセージ:↑(セレクトボタンから操作可能に) ロックオン:↑(レバー反応性上昇) マッチング:↑(マッチング範囲緩和?) アクション発生遅延:報告待ち 速射バグ利用:×(消滅) 竜頭バグ利用:×(消滅) ふわふわバグ利用:×(消滅) 電撃の攻略記事とファミ通の公式ガイドブックからわかった名前 敵の名前は、こちらを利用してください。 攻略やデータに出てる名前も、こちらで統一していくつもりです(管理人) 一部名前から想像しにくい敵や、名前が長い敵などもいますが、公式の名称を利用しましょう。 北の不死院 亡者(素手)(剣)(弓)(たいまつ) 亡者兵士(剣) 不死院の騎士(亡者) 黒騎士(剣) 火継ぎの祭祀場 亡者戦士(剣)(斧)(火炎壷) 亡者兵士(剣) 犬ネズミ スケルトン(剣)(大剣) 巨人スケルトン(大剣) 城下不死街、城下不死教区 犬ネズミ 亡者(剣) 亡者戦士(剣)(斧)(火炎壷) 亡者兵士(剣)(槍)(クロスボウ) バルデルの亡者騎士(剣)(レイピア) バーニスの亡者騎士(メイス) アーマードタスク 六目の伝道者 黒騎士(剣)(大剣) ハベルの戦士 下層、最下層 亡者(剣)(たいまつ) 亡者盗賊 野犬 デーモンの飼犬 亡者コック コックの飼犬 犬ネズミ(大)(王) うごめく腐肉 バジリスク 病み村、クラーグの住処 飢えた亡者(剣)(槍)(死体) 巨漢亡者 巨漢亡者(岩) 蓑虫亡者 混沌の野犬 混沌の病み人 大ヒル 大蚊 壁虫 たまご背負い 寄生虫 センの古城 蛇人 強化蛇人 上級蛇人 バルデルの亡者騎士(剣)(レイピア)(クロスボウ) 巨人奴隷(素手)(火炎壷) 不死の王子リカール アノール・ロンド 巨人衛兵 巨人近衛兵 蝙蝠羽のデーモン ガーゴイル 銀騎士(剣)(槍)(大弓) 絵画守り 黒い森の庭、狭間の森 樹人 森の狩猟者 弓の英雄ファリス 石の騎士 大口猫 子供キノコ キノコ人 クリスタルゴーレム クリスタルゴーレム(琥珀) 黒騎士(斧槍) 小ロンド遺跡、飛竜の谷 亡霊 ダークレイス 死体の山 心折れた戦士(亡者) ドラゴンゾンビ 雷の飛竜 公爵の書庫、結晶洞窟 強化アーマードタスク 蛇人 上級蛇人 六目の伝道者 結晶亡者(剣)(弓) 結晶騎士 スキュラ クリスタルゴーレム クリスタルゴーレム(琥珀) 五足のバイバル 月光蝶 デーモン遺跡、混沌の廃都イザリス たまご背負い 寄生虫 山羊頭のデーモン 牛頭のデーモン デーモン像 穴掘りウジ虫 太陽虫 イザリスの混沌 なりそこない 魔女の娘グラナ 太陽虫に寄生されたソラール 地下墓地、巨人墓場 スケルトン(剣)(弓) 巨人スケルトン(大剣)(大弓) 車輪スケルトン 獣スケルトン 幼生スケルトン スケルトンポール 墓の屍術師 三人羽織 怨念 黒騎士(斧)(斧槍) 不確定要素 蟹ファントムの存在 ごくまれに蟹ファントムに遭遇した人がいるらしい。 原因は不明。死の瞳の呪い効果? ベイグラント効果の可能性高 コメント欄 簡易の情報提供にどうぞ 名前 巨人墓場に居る巨大犬がたまに赤くてアクティブなんだけど - 名無しさん 2012-06-19 21 55 15 どうやらようやく修正パッチ配布の目処が立った模様。11/8 18 15配布予定だって。それにしてもここまで大事になったんだからちゃんと原因説明してほしいよね。p2pが云々って話なら時間が解決するからパッチ配布なんていらんだろうし。 - 名無しさん 2011-11-08 19 37 12 違った今週中配布だった。障害アナウンスの真ん中に投稿日時とか載せないでくれよ・・・orz。 - 名無しさん 2011-11-08 20 09 42 11/10 12 00配信予定に決まった模様。修正内容は①マルチの不具合修正②マルチの侵入レベルの緩和③上級騎士の性能見直しだそうで。というか何で上級騎士狙い撃ち・・・。上級騎士以外にもっと酷い修正したモノ色々あったと思うんだが・・・。 - 名無しさん 2011-11-09 21 13 42 2週目のイザリス行って気がついたんだけど、2週目ソラールのニート化って全然治ってなくない? - 名無しさん 2011-11-08 19 24 15 なんかパッチ後異常にマッチングし辛くなってるような気がするんだが気のせい?未クリアのエリアの篝火の前で適正レベルのキャラを生身で召喚サイン出して放置していても、召喚サイン見えない、召喚されない、侵入すら殆どされない状況なんだが・・・。 - 名無しさん 2011-11-03 18 37 11 p2pが育った結果なのかどうかは不明ですが、土日はそこそこつながりました - 名無しさん 2011-11-07 12 59 46 攻撃遅延 なおってねぇ - 名無しさん 2011-11-02 21 45 33 蟹ファンについてですが、オンラインシステムのベイグラントのとこに書き足しときました - 名無しさん 2011-10-30 04 06 09 結晶洞窟の光るトカゲのとこから原盤に向かう透明足場に蟹ファン出現 - 名無しさん 2011-10-23 21 14 58 蟹ファントムに遭遇しましたがオフラインモードだったのでベイグラントってのはどうだろうか? あるいはオンライン時に既に出現していて、その後オフラインで俺が見つけただけ? まあよくわからん - 名無しさん 2011-10-23 03 07 57 混沌の病み人 と 蓑虫亡者がわからない。どっちかが吹き矢なんだと思うんだが。 - 名無しさん 2011-10-20 04 11 21 壁虫=リスポンしない蜘蛛 混沌の病み人=吹屋 蓑虫亡者=火吐いてくる奴???? - 名無しさん 2011-10-20 04 14 57 混沌の病み人=火を吹いてくる奴、蓑虫亡者=猛毒の吹き矢使ってくる奴、壁虫=内なる力守ってる壁に張り付いてるでかい奴 - 名無しさん 2011-10-20 10 03 09 病み村クラーグの住処のところの「壁虫」って何だ……? あとこれ以外でも、横に補足説明付けないと分かりづらい名前多いな。 - 名無しさん 2011-10-20 02 53 12 たぶん火吐いてくる奴かな・・・声がデモンズの人面虫と同じ敵 - 名無しさん 2011-10-20 04 12 18 干からびた指効果確定&アイテム欄に効果記載されてるので削除、ふわふわバグについてはコメントアウトしました。 - 名無しさん 2011-10-19 19 07 23 干からびた指確定なのか?ソースは? - 名無しさん 2011-10-20 02 24 52 正式名称は近い内に出る攻略本で全部判明するのでは - 名無しさん 2011-10-18 18 13 01 地下墓地:ネクロマンサーについて。アイテムの頭蓋ランタンにて「屍術師」と記載されていますので公式では屍術師だと思います。 - 名無しさん 2011-10-18 16 58 37 ゴーレムについて:青ゴーレム→狭間の森、公爵の書庫にいる雑魚。赤ゴーレム→ウーラシールイベント戦のみ。金ゴーレム→ジークリンデイベント戦のみ。銀ゴーレム:結晶洞穴にいるリスポンなしゴーレム。・・・という感じでどうでしょう - 名無しさん 2011-10-18 16 56 53 ザコは結晶こそ青だけど、見た目が青じゃないのがネックだな… - 名無しさん 2011-10-18 22 40 11 敵の名前だけどファミ通の公式ガイドに載ってる名前じゃ駄目なの? - 名無しさん 2011-10-18 16 04 45 ファミ通を買った事がないので盲点でした。 全ての敵キャラの名前が記載されているのでしょうか? - 管理人 2011-10-18 16 12 45 全ての敵の名称を書いてもらえませんか? 自分が作ったリストの右に正式名を書いていただければ非常に助かります。 - 管理人 2011-10-18 17 41 00 場所ごとに書いといたから適当に編集してください(名前が書いてなかったのもありますし、めんどくさくて書かなかったNPC亡者とか) - 名無しさん 2011-10-18 19 26 48 もの凄く助かります。 ありがとうございました。 犬ネズミとか思ってもいなかった名前がチラホラw - 管理人 2011-10-18 20 58 06 あ、カニのことも一切触れられてなかったか - 名無しさん 2011-10-18 17 38 43 絵画の敵以外なら全部載ってましたよ - 名無しさん 2011-10-18 17 37 19 アノールとセンの古城でカニさんでました。 - 名無しさん 2011-10-17 19 08 14 ふわふわバグを本スレから引用。念のため未整理情報へ。問題ありならコメントアウトなりしてください。 - 名無しさん 2011-10-17 01 19 47 デーモンの遺跡にて雑魚狩り中に「墓王の眷属は敗れ、・・・・・・は取り払われました。」 みたいな文章が表示されたんだけど他に誰か表示されたかたいます? - 名無しさん 2011-10-16 02 10 12 イザリスのボス、 - 名無しさん 2011-10-12 10 29 24 巨人墓場後レアを見に不死教区いったらレアのとこに蟹ファン(白?)いた。暫くしてニト シース 苗床 公王の魂集めてる途中か全部やったあとか定かではないけど、アノールロンドの鍛冶屋のとこを上がった先にあるガラス割れてるとこの前に蟹ファン(黒青赤?)がいた。 - 名無しさん 2011-10-12 00 21 06 自分も不死教区の同じ場所で蟹ファンを見ました。 ただ、不死教区に到達時点の初期の話です。 そしてドロップなど変わったところはなかったなー - 管理人 2011-10-12 08 23 15
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1475.html
「はじめまして」 「誰だお前は」 「古泉一樹と申します。あなたより一学年下の後輩です」 「何の用だ?」 「生徒会長になってみる気はありませんか?」 古泉一樹の陰謀―生徒会会長選挙・秋― 昼休み。 文化祭が終わってようやくくつろげると思っていたら、まるで知らない一年が俺を訪ねてきた。 「生徒会長だ?」 「えぇ。今から約二週間後、生徒会会長選挙があるのはご存知でしょう?」 知らない。北高に通って一年半以上になるが、学内行事など基本的にどうでもいい。 だから俺はそのまま答えることにする。 「知らんな。もちろん興味もない。何の企みか知らんが、帰れ」 だが、その古泉一樹なる一年は他に表情を知らないかのような笑みを崩さず言う。 「あなたには今度の会長選で得票数一位になってもらいます」 何やら勝手に話を進めようとしている。 「とりあえず僕について来ていただけますか。ここでは何かと話しにくいこともあります」 「断る。古泉とか言ったか。邪魔だ、さっさと消えろ」 「ついて来ていただけないと言うのなら僕にも考えがあります」 古泉は顎に手を当てて思案顔をしつつ 「あなたには学校に知られるとよろしくない事実がいくつかありますよね」 「何のことだか」 しらばっくれる。よく分からないがこいつ、何か得体が知れない。 古泉はすっと顔を近づけ、俺に耳打ちをした。 「ブレザーの内ポケットに入っているハイライト、見つかったらまずいですよね」 気色悪いウィンクまでして俺の怖気を妙な具合に高めてきた。 「あなたが生徒会長になるのはご自身にとっても悪い話ではありません」 食堂外の丸テーブルで古泉は話を再開する。 俺も何のこのこついて来てるんだ?らしくねぇ。 「まずは内申書です。 あなたが来年進学する際、推薦に不自由しないくらいには評定を上げることができます」 「何を言ってるんだお前。一生徒にそんな力があるはずないだろうが」 だが古泉は得意顔を崩さない。 「僕がするのではありません。 僕が所属している団体がそれをするのですよ。 この学校内には我々『機関』の人員が多数潜入しています」 「『機関』だ?」 何やらわけの分からないことを言い出し始めた。 「手始めに、あなたの期末試験の成績を改竄してみました」 しれっと言い放つと、先日の期末試験の答案用紙―俺の名前が書いてある―のコピーを 制服のポケットから取り出し、俺に差し出した。 まだ返却されていない世界史と物理の答案用紙だった。 俺は適当に一夜漬けして平均点前後を記録するのが常であったが、 書かれている点数はそれを二回りほど上回った数値だった。 一部無回答で出したはずの解答欄にも俺のものと変わらぬ筆跡で正答が書かれていた。 「まぁこういう行為がお気に召すかは分かりませんが、 これくらいのことであれば容易に行えます」 こいつ、何者なんだ。 あらためて俺はいぶかしく思う。何やら冗談ではないようだ。 俺の様子を気にせず古泉は続ける。 「当選すれば、生徒会という組織においてあなたは最高権力者です。 ある程度は自由に学則を変えることができます。 むろん喫煙を許可したりはできませんが、 ご自分にとって都合の悪い取り決めをこっそりなくしてしまうことくらいなら可能です」 これにはわずかだが心引かれるものがあった。 学校を裏から支配するというのは中々面白いかもしれん。 丁度くだらん日常にも飽きていたところだ。暇つぶしが欲しいと思っていた。 そんな俺の様子を見て取ったか、だめを押すように古泉は続ける。 「生徒会には各部への予算割り当てという業務があります。 この学校の生徒は半数以上が部活動や同好会に所属していますから、 集まるお金はちょっとした額に上ります。 そのうちの一部は生徒会運営費に回りますが」 ここで古泉の顔色を窺うようにして 「無理のない範囲でこの金額を変えてしまえます。 記録上の数値は低めに書いておき、余剰分は暗闇に」 と言い、テーブルをノックするパフォーマンスを見せた。 多少だがやってもいいかと思えてきたのはこいつの巧みな話術によるものか、 はたまた俺には本来リーダー気質があるのか。 『長』と名の付くものなど小学校登校班の班長以来だが。 「どうでしょうか? お引き受けいただけるならば、続きをお話しますが」 古泉はここまでの自分の仕事をそつなく終えた風情で言った。 ふん、どうせ断ってもしつこく懇願するんだろうが。 「分かったよ。暇つぶしと思ってやってやろう。 だがな、俺は率先して選挙運動などせんぞ。そこはお前が工夫して俺を当選させるんだな。 代わりに必要最低限の仕事は完璧にこなしてやる」 俺は極端な人間だからな、中途半端な努力なぞいらん。やるからには満点を取る。 「決まりのようですね」 古泉は笑顔のまま手を差し出してきた。 「よろしくお願いします」 俺はその手を握らずばしんとはたいた。 「頼むぜ」 「現生徒会の実情についてはご存知ですか?」 「知らん」 古泉の話は続く。 「実質有名無実化した儀礼的団体です。 名目上学校になくてはならないので残っていますが、最低限の事務執行、 それに行事敢行を認めるくらいしか仕事をしていません。 空気組織と言い換えてもいいですが」 「そんなのどこの学校も大差ないんじゃねぇか? 生徒会がやたらしゃしゃって来るようなお固い学校にいたいとも思わないしな」 古泉は同意するように頷きつつ、 「えぇ、その通り。普通はそれで十分だと言えます。 しかし、この学校の生徒会はそのような模範団体であっては困るのですよ」 「なぜだ」 「涼宮ハルヒ、という女子生徒をご存知ですか」 涼宮ハルヒ。 記憶にないでもない。クラスのツレがたまに話していることがある。 「変な一年女子がいるってのは聞いたことあるが、 あいにく俺は噂には疎いほうでな、それ以上は知らん」 古泉は笑みを崩さない。 「その涼宮ハルヒですが、ただ奇矯な振る舞いをするというだけではなく、 ある重大な秘密を抱えています」 「何だ」 続く言葉はそれこそ耳を疑うような内容だった。 まるっきり信じられないことばかりであるが、古泉はこう言う。 「信じる信じないはあなたの自由ですが、くれぐれも口外しないように。 今回重要なのはあなたが会長のポストに就くことですから」 む?そういえば、なぜ俺でなくてはならないのかをまだ訊いていなかったな。 真っ先に訊くべき質問だった気もするが。 てっきり適当に選出したものかと思ったが、違うようだ。 「あなたが涼宮ハルヒが望むだろう生徒会長像に一番近かったんですよ。 これは外見という意味でですがね。 性格については…これから矯正していけばいいでしょう」 「ちょっと待て。性格を直せだと?どうなれと言うんだ」 「もちろん彼女が望む生徒会長像そのもののキャラクターになってもらいます。 厳格なエリートタイプと言えば簡潔でしょうか。 学園の非合法組織を冷酷に取り締まる生徒会の首領。素敵じゃないですか」 どこの少女マンガだ。いや、今時そんなベタな話、どんな三流漫画家も描いてやしねぇだろ。 こいつはどこか俺の波長を狂わせる。 おかげで慣れないツッコミまで内心でしている始末だ。 「時間はあまりありません。 さっそく明日から計画を実行しますから、そのつもりでいてください」 古泉は背後にバラを背負わせても問題なさそうな笑みで言った。 ―と言うわけで俺は髪型を生まれて初めてオールバックにしている。 さらに初めてダテ眼鏡をかけ、奇妙な香水までつけて背筋を真っすぐに伸ばしている。 「待て、古泉」 「何でしょうか?」 心なしかお前が楽しそうに見えるんだが。ぶっ飛ばしていいか。 「それは遠慮したいですね。煙草ばらしますよ」 笑みを絶やさないことといい、たった二日ですっかり俺の扱いに慣れた感があるなこの野郎。 「さて、次はその言葉遣いをどうにかしないといけませんね。 それでは涼宮さんの望む会長像にはほど遠いですから」 第一なぜ貴様がそのクソ女の願望を読み取れるんだ。 「言ったはずですよ。僕の能力の話を」 あんなもん信じられるか。大体そいつ、本当にそんな変人なのか。 噂になった文化祭はサボったし、それ以前の出来事は知らん。 「お前の作り話じゃないだろうな」 だとしたら今こうして鏡の前でしゃちほこばってる俺は馬鹿以外の何者でもない。 「一度涼宮さんに会えばすぐに分かると思いますよ。僕の話が本当だとね。 …さて、では人物設定についてレクチャーします」 どこのカルチャースクールだ。 「SOS団については話しましたね。 あの団を冷酷かつ非常な手段で狡猾に解散させようとする悪役があなたです」 「現実の生徒会長が悪役とは世も末だな…」 「他人事ではないんですから真剣に聞いてください」 古泉は新米予備校教師のように軽やかに注意する。 この日からしばらく、生徒会長養成講座が連日昼休みに行われた。 「あー、それでは威圧的すぎますね」 「このくらいで十分ですか」 「へりくだってはいけません。あくまで威厳は保たないと」 「どっちだよ!」 「あ、それはいただけませんね。姿勢も曲がってきましたよ」 「こいつ…」 かくして俺は古泉一樹なる自称エスパーの手で人工冷酷会長に仕立て上げられた。 「古泉、書類を取ってくれ」 「かしこまりました」 「今日の予定を教えてもらおうか」 「今日は選挙公示日です。さっそくですが選挙運動を開始します。 立候補の手続きは僕のほうで全て終えておきますので」 「済まないな」 …このやりとりを撮影でもしておいて後で自分で見たら吐き気を催すこと請け合いだろう。 「…をよろしくお願いしまーす!」 クラスメートの合唱である。俺の選挙支援のために特別対策チームなるものが組まれていた。 総勢三十名。いくらなんでもやりすぎじゃないのか古泉。 「いいですか。選挙は数が全てです。 どんな公約をかかげようと、クリーンなイメージを持たれようと、 最終的に数で負けてしまっては何にもなりません。本末転倒というものです。 目標は会長当選ですから、そのためにはどんな手段も辞さない心構えをしなくては」 …呆れるばかりであるがなまじ自分のことだけに感謝すべきなのかもしれない。 ところで急激に性格改竄もとい矯正された俺を見て何とも思わんのかこのクラスメートどもは。 「さて、その激変っぷりが面白かったのか、本当に更正したように見えたのか分かりませんが、 いい級友をお持ちのようで何よりです」 歯が浮くような白々しい台詞を吐いて古泉はこの場を去った。 何やら他にも沢山の計画を用意していて、 自分がそれらすべての参謀長になっているから気が抜けないのだという。 やれやれ。 俺をここまで呆れさせるというのは並大抵のことではない。 「私の公約は、『生徒の自主性を最重視した全く新しい生徒会を作る』ことです」 別人が言ってるかのような口調で俺は告げた。 本日五クラス目だ。激務と言っていいんじゃないか。 「今までの生徒会には独自性というものが欠如していました。 確かに、それで機能としては十分であるかもしれません。 が、しかし!」 俺は両手の平で教卓を叩いた。五度目だぞ。いてぇ。 熱弁を続ける俺に多くの生徒は注目している。これは中々に気分がいい。かつてない感覚だ。 目下よかったことと言えばこれくらいしかないがな。 む。教室の後方、窓際の席の二人組。あいつら聞いてねぇな。しょうのない生徒だ。 「…と、いうわけで、選挙の際にはぜひ私に清き一票を!」 俺は規則正しい挙動でぴしゃりと教室から出る。今日の演説はこれにて終了。 「中々板についてきたじゃないですか」 「そうだな」 古泉がそこにいた。俺は咳払いをして、 「私の演説にクラスのほとんどが注目の視線を送るのはなかなかに快感と言えよう」 「それはそれは」 古泉は満足げである。まったく、かつがれたとはまさにこのことだな。 「して古泉、現在の戦況はどうなっている?」 「前会長が擁立した三組女子がやはり根強い人気ですね。 現段階では百票近い差をつけられて敗戦すると僕は見ています」 腕組みをして俺は考え込む。こっちの仕草がデフォルトになりそうで嫌だな。 「策はあるかね」 「ベーシックな手段は機関の後ろ盾により遂行率100%と言えます」 確かにな。『生徒の新しい明日を創る!』というコピーが流麗なフォントで描かれた プロ仕様のようなポスターといい、対策チームの息ぴったりな支援といい、 ポケットティッシュまで配ったのはやりすぎだと思ったが…まぁここまでは確かに完璧と言える。 「ここからさらに得票数を伸ばすためには、もう少し踏み込んだ選挙広報が必要です」 「ふむ。それでどうするつもりだ?」 「あなたのルックスを最大利用し、まずは女子層を取り込みましょう」 …嫌な予感がする。いや、それはいつものことだが、今回は特に。 そしてそれは見事的中するのだった。いとあわれなり俺。 「例えば学食。どうですか?あなたはメニューに物足りなさを感じたことはありませんか」 俺は女子生徒一名の手を取り、鋭い視線を送る。 どうなってるんだこの学校は。これをやると九割の女子が額に手を当て赤くなる。 古泉が仕組んだサクラじゃないだろうな。 …もちろんそんなはずはない。いくら何でも人数が多すぎる。 「あなたを擬似アイドル化します。 アイドルとはいえ、歌を歌ったり踊りを躍ったりはしません。 あくまで誠実さを前面に押し出します。 例えば演説の途中に―」 古泉はそう言って俺の手の甲に口付け… 「何しやがる!!!!」 久々に素を出してしまった。が、無理もないだろ! 妙に艶かしい上目遣いの視線で古泉は俺を見て、 「まぁ、これは少しやりすぎですが、同じ要領で女子生徒を骨抜きにしましょう」 どんな提案だ。諸刃の剣じゃないのかこれは。 「いえ、大丈夫です。 僕の計算ではあなたの意外な積極性に八割の女子生徒がくらりと来るはずです」 「………」 こいつ、すげぇ楽しそうだな。 「何を他人事のような顔をしているんですか?今さらやらないなんて言いませんよね」 笑みそのものは悪意の欠片もないが、もはや俺には悪魔の微笑みにしか見えない。 「貴様…」 というわけであいつの予想以上の人数が釣れた…もとい支持層になったわけだが。 「私と付き合ってください!」 …。何度言われたっけ? こんなにモテたのも人生初であったが、断るのも既定された事項であるから致し方ない。 「あなたの熱い気持ちは私の活力となり当選への道を拓くでしょう。 残念ながらお付き合いはできませんが、会長となった日にはあなたの笑顔を作れるように 日々邁進いたしましょう」 一服。 屋上くらいでしか喫煙できんというのも困りものだ。 ここは普段は施錠されているが古泉がどこからか鍵を持ってきた。 どれだけスーパーマンなんだお前は。 「だから言っているでしょう?全ては世界の平和のためなんですよ」 もう言う言葉もないな。 「さて、男子生徒はどうするつもりだ?」 「ここまでくればほとんど当選は確実ですが、だめ押しの一手を打ってもいいですね」 また妙な含み笑いだ。やめろその顔は。 「君。こっちに来たまえ」 体育館裏にまだあどけない一年男子を連れ込む。 「な、何ですか?あの、ぼ、僕…」 「黙りたまえ」 おい、なぜ赤くなる。リアクションが違うだろうが。 …まぁいい。 「君、次の選挙戦での投票先は決めたかね」 男子生徒はふるふると首を振る。 「それでは私に投票したまえ。これは選別だ」 俺は生徒の手にそっと封筒を握らせる。金一封。 …色んな意味で反則だろ古泉! 「いいんですよ。表には上がりませんから」 間違いない。北高一の悪人は古泉一樹だ。 ちなみに俺は上記のことを男子生徒の半数以上に行った。 正義感の強い生徒も一部いたが、そのような連中には手刀を放ち保健室で目覚めてもらった。 こうなるともはや正しい行いを探すほうが困難だ。 あのくらいで全員部分記憶喪失しているのが気がかりだが、もう何も言うまい。 かくして投票当日―。 「今までお疲れ様でした。得票率78%、見事当選ですよ」 と、満面の笑みで迫る古泉を見て俺がした返事はシンプルだ。 「お疲れ俺」 「これで学園陰謀の最初の準備は終了です。 もっとも骨が折れる仕事だったと言えるでしょうね。 たびたびあなたとは会うことになりますが、これからもよろしく」 「やれやれだな」 「おや、誰かと似たような台詞を言うんですね」 誰だ、そいつは。俺に共感できるのだとしたら中々見ごたえがある奴かもしれんな。 「そのうち分かりますよ」 古泉は生徒会室の窓を開けて言った。秋の風が入ってくる。 俺はこいつが嫌いじゃない。この二週間はなかなかに面白かった。 「これからの計画はあるのかね」 眼鏡を磨きながら俺は問う。 「えぇ。これからはあなたも計画に一部噛んでもらいます」 「つまらんことだったら許さんからな」 旧館部室棟三階、文芸部差し押さえを仕掛けるのはそれから四ヶ月後のことである。 だがまぁそれは、またの機会に話すとしよう。 (了)
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/298.html
以下は、http //anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1248528175/から引用 ですが民主党女子急増中!! 544 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 01 14 20 ID ??? 532 ケイレイたんおばん― 朝は反応が鈍くてすまんかった シャル子愛が溢れていてもうお兄さん大満足ですよ 546 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 01 15 36 ID ??? 544 シル子 いや、追記したの んだから、適当なところで、風水晶連絡受けてね♪ の連絡が行かないとかけないだろうなーってうふふ 552 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 01 20 13 ID ??? 546シル子 らじゃらじゃ しかし今は外伝を書いている最中だったり 刺青(というか魔法の紋章)を刻みつけていくのって萌えるよね(何 563 :フィーメイルドレス ◆HHnm1kjdqY 2009/07/26(日) 01 26 46 ID ??? 552 シル子(NGワードいるのか…?) 土手と胸のとこにイレズミってシチュエーション大好きー。剃毛の次くらいに好きー。 でも「回復魔法で肌を治せばイレズミを完全にキレイにできる」という保険かけとかないとできないチキン。 533 うぎぎぎぎ。 557 レス番間違ってませんか?(棒 558 猟奇はけして嫌いじゃない。嫌いじゃないが… 567 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 01 29 32 ID ??? 563シル子 普段は隠れていて、主人の魔力を流し込むと浮かび上がってきて効果を発揮する、というのはー?(感覚鋭敏化などなど) 575 :フィーメイルドレス ◆HHnm1kjdqY 2009/07/26(日) 01 31 40 ID ??? 567シル子 あー、それもいいかもー。 うちんとこの10年モノの子は、気がついたら海賊にとっつかまってイレズミ入れられてたお。 568 猟奇におけるライトとヘヴィーの違いがよく分からんw 596 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 01 37 15 ID ??? 575シル子 いま構想中のお話のヒロインは舌が感覚鋭敏化、胸は母乳、男性器(両性具有なので)にはクリ植えこまれ、後ろには微小触手という陣を刻まれていってたり うん、書き連ねると変態以外の何物でもない 599 :名無し三等兵 2009/07/26(日) 01 38 55 ID ??? ttp //uploader.rgr.jp/src/up0228.jpg 596シル子 触手は尾骨辺りから生えてるのがベストと思うがどうか? 612 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 01 41 39 ID ??? 599シル子 否、中に触手がびっしりと生えるんですよ。ちょー敏感な 601 いやいや 男の子の胴に真珠のように植えこまれていくわけで ここまで突っ走ってしまうと逆に女性器の方が思いつかない 615 :フィーメイルドレス ◆HHnm1kjdqY 2009/07/26(日) 01 43 09 ID ??? 596シル子 ウチの子は、母乳のために擬似妊娠+避妊のため子宮に魔法生物、乳首・クリピアス、イレズミくらいかにゃあ 身体改造より、シチュエーション派なのよね…。 あんまガチガチに改造しちゃうと、労力かかりすぎてラクガキしようってモチベ低下するし。 636 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 01 50 18 ID ??? 615シル子 あー、この子は魔族に転生させられるためにがちがち改造しちゃっているわけで 魔力回路の触媒としての陣として組みこまれているのです ついでに心を折るためにも(ぉい 642 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 01 52 47 ID ??? 638シル子 大丈夫 本人が意識したり主人に発動されない限り普通のお尻だから というワザを南方出身の改造された古人から仕入れるんですよ。どのルートでも 649 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 01 54 13 ID ??? 642 シル子 変態だなあw ぼくは、両性具有であるというだけで、普通に生きてゆくのが難しい、というあたりにすでに萌えていたりするんだw だからお約束敵に振って、いろいろと掘り起こせば、あれやこれやw うひひひひ 669 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 02 01 16 ID ??? 649シル子 生きにくいのがさらに縛られるのが南方、人権は認められているけどやっぱり制限がある北方、と分かれているわけで そんな南方で地獄を見てきた双子の娘たちがオフ子の護衛兼世話係となるんですよ ふたりに体を洗ってもらっているオフ子の姿とか萌えません? 677 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 02 03 42 ID ??? 669 シル子 ああ、ロマのルポを書いていた英人女性を思い出す。 ぶっちゃけ、19世紀生活水準のジプシーと、生活を共にした英国人女性は、 同年代でも、老化度が違って見えるんだって。 乳は垂れてないし(ブラがあるから靭帯がry)とか。 うん。 この人の体は、普通なんだ と、思うだけでもう萌え萌えなんだよ!!11! 687 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 02 07 06 ID ??? 677シル子 そういうお話を聞くと、豊かになるというのは弊害もあれどもよきことであるってことを実感させてくれますな。 さて、もう少しで夜半の双月のほうがひと段落つくよ〜 694 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 02 08 42 ID ??? 687 シル子 だから、オパーイの大きな娘は、恥ずかしいかもしれないが、ちゃんとしたおブラをつけるのだ 745 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 02 28 20 ID ??? 740シル子 WIKIの方更新したお 748 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 02 28 55 ID ??? 745 シル子 乙乙乙。 読んできます。 で、理想郷のほうにも書いたけど、いい感じにシャル子チームを戻しちゃってください 753 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 02 30 51 ID ??? 748 シル子 ミタヨー そのへんが今のところちょっとうまく回せないので、息抜きで書いてみました 772 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 02 37 23 ID ??? 771 シル子 ト`) ヨンダヨー 774 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 02 37 55 ID ??? 772シル子 おつかれーん ま、今回は導入ということで 814 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 02 46 48 ID ??? 805シル子 で、今回はオフ子のトラウマにちょっと触れてみたわけだけどどうだろ 829 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 02 51 06 ID ??? 814 シル子 微妙。 というか、悪い癖が出ている気がする。 オフ子のトラウマを語るなら、オフ子に突っ込むしかないよ。 リランディアのような、情愛はあるけれど地に足のついていないキャラクターから言い出すのは違和感を感じるし、 深い心の交流に至っていないおねいちゃんがいたわりすぎるのも違和感を感じてしまう。 やっぱりオフ子が、おねいちゃんの前で怒りの衝動を噴出しそうになって、おねいちゃんも反応して一触即発になりかけて、 無理やり笑みを作って事を収めるとか、そういうシーケンスを巧く折りたたんでどこかに入れておかないと、 冷酷ではない奉仕家のスクツになってしまう。 834 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 02 54 08 ID ??? 829シル子 うーみゅ、そういうものかな どうもわたしは楽観とあまあまで話を構成しちゃうからなあ となると書きなおした方がいいのかな 848 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 03 04 38 ID ??? 834 シル子 うん。甘い。 恋愛とエロは甘くていいんだけど、恋愛でもエロでもないと、脇が甘いになっちゃうから。 人様のことを言うほど巧くはないから、書くのもどうかと思うんだが、 このトピックは、何度か出てきてるし、つかみ所の無いキツサはあるかなーと思ってまさしく老婆心ながら。 書き直すというより、足りていない気がするんだ。 あれになるまでのところが。 リランディアは、基本的に気づかない人だし、 おねいちゃんもそうなんだ。 レイヒルフトもそうだから、 この三人から動かすのは難しいと思う。 それ以外で、 「誰かに人を預ける」という、大事を動かすのは難しい。 二次創作オリキャラものなら、何がおきてもアレなんだが、微妙に違うからねえ。 ぼくなら、設定のほうをいじる。 つまり、二人の娘の、位置づけをね。 動かそうとして巧く動いてくれないのなら、設定を変えるしかない。 ふじのんを出すのが面白い、と書いているけど、別にふじのんを出したいわけではなくて、 あれは別にエストでも誰でも良かったんだけどさw キャラを落とし込んでいるけど、状況を書くために、ある境遇ってのを描くためでもあったりする。 うん。だから、使いづらい要素は出来るだけ排除して、オリキャラふじのんが行われていた、非人道的なものを「利用」しているだけだから。 だから、ここでは、スタンス差が出ていて、レスが難しいなあ、と。 859 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 03 10 26 ID ??? 848シル子 もう完全にスタンス的から変えた方がいいのかな というか基本骨格から変えないといけないなあ こりゃ双月自体見直しの対象に入っちゃうかな 868 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 03 20 04 ID ??? 859 シル子 うーん、それは、書き手さんの処理能力に依存するし、 書き手さんの処理能力は、モチベーションにもかなり依存する。 んだから、モチベを落とすようなことはなるたけ言わないのが、書き手同士のまあ、エチケットなんだけど、 パターンがルクに似ているから>< つまり、設定の段階で開示されても、処理能力に互いに期待しあって、否定しない。 あぶないかな、と思っても、言うとなると相当の決心がいる。 今回は、老婆心でちょっと早すぎるかなって気もするんだが、まあ、ごめん。 立っていないキャラで、かつすごく「えぐい」設定が入っているとき、それを共有キャラにからめるのは、 「キツイ」ことの一つだから。あくまで、手続きとしてね。 だからアイデアを否定するつもりは無いんだけど、そのアイデアに至るまでの処理は、書き手さんに依存するしかない、と。 で、ぼくが言いたかったのは、 共有キャラに依存しないくらい、立っているキャラクターなら、紹介されて入るのはできるんだけど、 そうじゃないのは、共有キャラに、そのキャラの色や属性を依存させてしまうんだ。 つまり、リランディアは、無責任に改造しっぱなしを許しているってことになるし(ここで問題は、対象の双子が受け入れているかどうかじゃないんだ) それを、おねいちゃんが追認して、かつ、オフ子に与えるというのを、 共有キャラが、特定キャラのための、特定状況のために、変化してしまうというのはキツイんだ。 その特定キャラが充分に立っているなら(たとえばオフ子本人) フェルナン、小ガイユス、なんてのが動いて自動フォローできるんだけど、それが置きようの無い状況だから。 871 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 03 26 58 ID ??? 868シル子 むー、共有キャラを使って書くことは結構厄介だね わたしの場合割とほいほい描いちゃうからなあ というか、前提条件にもかかわってくるんで、この流れを否定されたら全部書き直しというわけになるわけで やっぱ一旦リセットするしかないか。小手先の書き直しではどうにもできなさそうだし 873 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 03 35 02 ID ??? 871 シル子 だからSS的作法を使ってるわけね。 ぶっちゃけ、オリキャラで、充分書けるくらいの筆力はあっても、共有世界への説明性から 既存キャラを引き合いに出しているところがあって。 あるいは、いわゆる属性とかね。 もちろん、既存キャラが面白いってのもあるんだけど。 んで、 ここで求めているのは、「アイデアをやめてくれ」云々ではなくて、 共有キャラが都合よく動くと、共有キャラじゃなくなっちゃって、それは「キツイ」ということなんです。 以後、『都合右翼変化させちゃったもの」を他者が受け入れねばならないから。 同時に相当アレなことでも、局地秩序として受け入れられることって、あるわけです。 「このキャラはこういうものです」というプレゼン用データだけじゃ、足りない。 この世界で、このキャラは、こう動きます。というデータベースと言うか、基本ルールが無いと、キツイ。 じゃないと、それを共有キャラに依存してしまって、共有キャラが変わってしまう。 変わったから、よろしく、ではキツイ。 そういうことなんです。 876 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 03 46 15 ID ??? 873シル子 うんうん、こちらの我がままでキャラの性格を変えるのは確かに本意じゃない だからこそ変わらないがために説明を入れた方がいい、ってことだよね しかし、その異形性も含めて陛下は愛することができるからこそふたりは宮殿に受け入れられたとわたしは思っているのです。 そこら辺はおいおい書いていくつもりではありましたが、異形性を二人は有していた、だからカメリア様に頼んで直してもらおう、という選択を彼女は選ぶだろうか、という疑問があるわけで それよりすべてを包んで愛そうとするんじゃないか、とわたしは解釈しているわけで 880 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 03 58 14 ID ??? 876 シル子 876と、いうふうに共有キャラに依存して、共有キャラが許可するかたちで、特定キャラの存在を立てているでしょう。 問題は、リランディアが許すとか、そいうところじゃないんですよ。 リランディアが許したからいいじゃないか、ということじゃない。 特定キャラのために、リランディアを変えすぎると、リランディアってこうだっけ?ってなってしまう。 リランディアが、皇帝の権力を、愛人のために振るって、 「いいっていってるんだからいいじゃない」 ってする人だとわかったら、マル子もルキも、アレ子も唯一無二の忠誠を捧げて戦うことなんて出来なくなってしまう。 もっと言うと、おなじ世界に生きていられなくなってしまう。 ぼくの世界のリランディアは、インモラルな世界を御簾の奥にそっと隠している。 公務以外では外には出ないから、公務以外の顔は、皇宮のものらしか知らない。そこで何をしようが、うちの子らは知らない。 うちの子らだけでなく、マル子父とか、アレ子母とか、貴族の対面を必死になって立てて、家族をぼろぼろにしている人らも知らない。 皇宮の中で、シャル子やオフ子を愛人にしてもぜんぜん構わないですが、 オフ子の婚姻政策となると、御簾の外に出てしまう。 そしたら、もう同じ世界に住めないんですよ。 882 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 04 02 50 ID ??? 880シル子 むう、そう取られるのは正直心外ですが、そう思わせるのなら致し方ありません>皇帝の権力を、愛人のために振るって やはりこのお話はなかったということで この二人はまた別のシチュエーションで使うことにします 884 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 04 05 48 ID ??? 882 シル子 哀れなリランディアの悲しみを癒すためにry って読めるんです。 で、二人が突然出てくる。 しかも改造済みって、すでに判ってるから、 改造済みを準備していたのかry って読めてしまう。 キャラが立っていないから、判らないんですよ。 だから、オフ子と一緒に何かの縁で現れて、オフ子と関わって、オフ子とのかかわりで二人がキャラ立ちして、 そのうえでリランディアが、それを知っていて 「オフ子と二人は仲がいいねry」 ってなっていれば、 リランディアはオフ子のために、ささやかな懇願をする、というのが立つんですよ。 885 :∠(,,゚д゚)ケイレイ・トライアヌス ◆nbyvo04lz. 2009/07/26(日) 04 07 35 ID ??? ごめん、やっぱ書かないほうが良かったかもしれない。 申し訳ない 886 :わいるどうぃりぃ ◆oMAb82rwS6 2009/07/26(日) 04 09 47 ID ??? いえ、お気になさらず そういう風に見られたということはこちらの筆力がなかったということでしょう 白紙に戻します
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2389.html
注意 このSSはその他 大会に行こう!系列の話です。 パロディネタを含みます。 下品な表現を含みます。 虐待はかなり薄いというかほとんどありません。 単位は総て現代日本で用いられている物にしてあります。 登場キャラクター紹介 【青年】 主人公。誰がなんと言おうと主人公。 【ゆっくりふらん】 ゆっくりふらんは改造ゆっくりである。 ゆっくりふらんを改造したのは永遠亭に住む八意永琳である。 小さいことにこだわってはいけない。 「ねえねえ、だんな?」 ある晩、夕食を終えたふらんが珍しく神妙な面持ちで話しかけてきた。 「どうした?」 「私、何か大切なことを忘れてる気がするんだけど……」 なんだ、そんなことかと思った。そもそも相手が何を忘れているかなんて解る訳がないじゃないか。 「まあ、忘れるようなことだから大した事ではないんじゃないか?」 「そう、なのかな……」 釈然としない様子でうーんうーんと唸っているふらんをよそに食器の片付けをする。余談だが食事の準備も片付けも自分の仕事である。 「そういえばさぁ…」 「うん?」 「最近大きいゆっくりを見かけないんだけど、何でか知ってる?」 「ああ、それなら永遠亭の方々が一晩で殲滅したよ」 「ふぇ!? いつのまに!?」 ふらんが驚いた声を上げる。どうでもいいが食器を運ぶのぐらい手伝って欲しい。 「たしか、二週間ぐらい前の晩だよ」 二週間前の新月の夜、総勢100頭にも上るゆっくりフランが巨大ゆっくりの巣総てを一斉にを襲撃したのである。 女医さんが言うには自分達のまいた種なので処理は任せて欲しいとの事だった。 この襲撃により巨大ゆっくりの大半が死滅し、生き残りも永遠亭に回収されたらしい。 「ふーん、そんなことがあったの」 「まあ秘密裏にやったみたいだけどね。…………よし、終わり」 総ての食器を洗い終え再び食卓に着く。我ながら手馴れた物である。 さらに余談ではあるが、掃除洗濯などのあらゆる家事は自分の仕事である。いえ、不満はありませんよ。 「ところでさー」 「何?」 「最近マンネリだよね」 「マンネリ…ねえ」 マンネリ、『偉大なるマンネリ』などの様に良い意味で用いられることもあるが、この場合はもちろん違う。 「それで? そのマンネリを解消するための案でもあるの?」 俺が尋ねると、ふらんはニヤリと笑った。 「もちろん! 何の案も無いのに言い出すわけ無いでしょ」 力強く答えるふらん。きっと何か良い方法があるのだろう。 「よし、その案という物を教えてもらおうか」 「うん! じゃあちょっと見ててね」 そう言うやいなや、ふらんは自らのショーツを太ももの辺りまで下げ、スカートをまくり上げると陰部を露出させた。 そして下腹部にぐっと力をいれる。 すると驚いたことにある一部分がむくむくと盛り上がり、オットセイさんがこんばん『させるかッ!!』はする前にお帰りいただいた。 「ぺにぺにもがれた!?」 生殖器(?)をもぎ取られたふらんは目に大粒の涙を浮かべ、うずくまってしまった。 「うぅ……ひどいよ……ぐす…悦んでもらえると思ったのに…………う~~~ううう、あんまりだ…」 しまった、ついやってしまった。 「すまん、俺が悪かった」 そう言ってそっと抱きかかえる。 ちなみにこの後AHYYYとかWHOOOOOOとかいって泣き喚くふらんを落ち着かせるのはかなり大変だった。 謝罪の言葉もなかなか聞き入れてもらえなかったが、最終的には食べ物で釣ることで事なきを得た。 ……30分後、そこには元気に飛び回るふらんの姿が! 「もう二度とぺにぺになんて生やさないよ。本当だよ!」 どうやら機嫌を直してくれたようである。 「ところで……」 「うん?」 「さっきのぺにぺにだけど、いつ頃から生やせるようになったんだ?」 「え…と、だいたい10日ぐらい前…だったかな」 10日前…か、つい最近のことだな。 「待てよ、ぺにぺにが生やせると言うことは……」 「と言う事は?」 「体を自由に成長させることも出来るのでは!?」 「いや、無理でしょう」 俺の考えは一蹴されてしまった。だが諦める訳にはいかない。マンネリ打開には必要なことだからだ。 「いいからやってみるんだ。否定する前にやってみるんだ」 「はいはい、やってみればいいんでしょ」 ふらんはかなり呆れた様子ながらもしぶしぶ了承してくれた。 「それじゃ、やってみるね」 「いや、ちょっと待て」 「何?」 「念のために服は脱いでおけ」 「なんで?」 「体だけ大きくなって服の大きさが変わらなかったら危ないだろ」 服を脱ぐふらん。ちなみに服はいつもの様に脱ぎっぱなしなので自分が畳んでおく。不満は一切ありませんよ。 「よし、じゃあ見ててね」 そう言ってふらんが力を込める。すると驚いたことにふらんの手足が伸び、おっぱいやお尻がふくらんでいくではないか。 「こんな感じで…どうかな?」 ふらんが成長した体を見せ付ける様に扇情的なポーズをとる。それがあまりにも艶かしくて、俺は気が付くとふらんを押し倒していた。 ……… …… … 「私、しばらくこの格好で生活するよ」 「いや、服がないでしょ」 そう、服が無いのである。俺とふらんの二人暮しである我が家には当然ながら成人女性用の服などあるわけが無い。 「大丈夫大丈夫、何とかなるって」 そんな軽口を叩きながらふらんが立ち上がろうとする、が 「あれれ?」 立ち上がることができなかった。 「おかしいなあ…今度こそ」 しかし、何度やっても立ち上がることはできなかった。 「どうして…どうして立てないの!」 立ち上がれないことにふらんは苛立ちを感じ始めていた。 ふらんが立ち上がることができない理由、恐らくそれは急激に成長したことにより体の制御が上手くできないからである。 立ち上がって歩けるようになるにはどれ位かは解らないにしろ、多少の訓練が必要とすること。 加えて、飛べるようになるにはさらに多くの訓練が必要であるだろうと言うことをふらんに伝えた。 「ま、そんなわけで元に戻ってくれ」 「残念だけどそれは無理だよ」 「は? なんで?」 予想外の返事に驚いて素っ頓狂な声を出してしまった。 「なんでって、人間の大人が子供の体型に戻れないのと同じで、一度成長したら戻れないよ」 「じゃあぺにぺには? 話し振りからすると何度か生やしたことがあるみたいだったけど?」 「あれも同じだよ。使用後は毎回もいでたんだよ」 何という事だ! 色々カスタムしようと思ったのに右側にしか動かせないなんてバグかよ! 何とかして元に戻せないだろうか。 ……ってまあ方法はあるんですけどね。 「しょうがない、あの手で行くか」 そう言い残してある物を取りに行く。 「あの手って? ……まさか!?」 目的の物を握った俺の姿を見てふらんが驚きの声を上げる。 「そおうだッ! そのまさかだよォ!」 俺の手に握られている物、それは長年の使用に耐え、今日の夕方にもお世話になった刃渡り約145mmの包丁である。 「いやいやいや、確かに方法はそれしかないかもしれないけどさすがにそれは」 「だまらっしゃい」 嫌がるふらんが暴れないように、といっても抵抗しようにも体を上手く動かせないので無理ではあるが、念のために馬乗りになって体を押さえる。 そして首に包丁を押し付け…… 「いや…やめて……」 一気に頭部と胴体を切り離した。 ……… …… … 「はぁ…首を切られるのはさすがにちょっと痛かったよ」 頭だけになったふらんが自分の胴体を食べながら呟いた。 「しょうがないだろ。他に方法が無かったんだから」 「まあ、そうだけど。それにしても私の体おいしくないなぁ……だんなも食べるの手伝ってよ」 「無茶言うなよ。さっき夕飯を済ませたばかりじゃないか」 「嫌ならいいんだけど、この状況を誰かに見られたら確実に誤解されるよ」 「……」 仕方が無いので食べる事にする。味は本人が気にしているほど悪くは無い。 むしろ自分にとっては好きな味である。量さえこんなに無ければ大歓迎なんだが… 「残念だけどこの方法は封印だな。毎回こんな事をしてたら大変だ」 「そうだね。また新しい方法を考えなきゃ」 ふらんの体を食べながらそんな会話をしていた。 数日後……… 「いってきまーす」 今日も元気に挨拶をするふらん。 「いってらっしゃい」 いつもの様に見送る。この時点では普通の朝だった。 異変は昼過ぎに起こった。 「うー! たいへんだどぉー!!」 見知った顔の胴付きれみりゃが血相を変えて飛んできたのだ。 「ん? どうしたんだい?」 「たいへんなんだどぉー!」 「何が大変なんだい?」 「いいからきてほしいんだどぉー!!」 れみりゃが小さな手で服をぐいぐいと引っ張る。その様子が尋常ではなく何か嫌な予感がしたので付いていくことにした。 案内された先、そこで俺が見たものは横たわるふらんの姿だった。 「れみりゃがきたときにはこうだったんだどぉー! はやくたすけてあげるんだどぉー!」 どうやらふらんは意識を失っているようである。原因が分からない以上俺にできることは一つしかない。 れみりゃに後は任せろと伝え、ふらんを抱えてできるだけ揺らさないよう、かつ迅速に永遠亭に向けて走り出した。 ……… …… … 「先生、ふらんの容態は?」 「意識ははっきりしてますし、命に別状はありませんので連れて帰っていただいても問題はありません。ただ……」 「ただ…?」 思わず息を呑む。 「妊娠しています。」 「はい? …え? ……すみませんがもう一度言ってください」 自分の聞き間違いではと思い恐る恐る聞き返す。 「ですから妊娠しています。それと父親はあなたです」 どうやら聞き間違いではなかったようだ。 「まさか、冗談でしょう。ライガーやタイゴンならまだしも、人間とゆっくりじゃあ無理があるでしょう」 「あら、この状況でそんな冗談を言うと思う?」 おっしゃる事はごもっともである。そんな冗談を言う理由が無いし、言うような方ではない。 「でも、Yエキスだって使ってないですよ?」 「なんですか、Yエキスって? そんなもの知りませんよ」 ん? 何で今Yエキスなんて単語が出てきたんだろう? 聞いたことも無いはずなんだが。 そもそもYエキスのYってなんだよ……… そんなことを考えていたが先生が話し出したので考えを打ち切る。 「ゆっくりにはまだよく分かっていない事がたくさんあるんです。例えば寿命、これすらも未だに結論はでていません」 「そうなんですか」 「ゆっくりと人間の間に子供ができるという話も可能性は示唆されていましたが、実際に人間の子を孕んだという事例はありませんでした」 「つまり、どうなるかは分からないと」 「大雑把に言えばそうです。どちらの形質を受け継ぐか、あるいは全く新しい生物となるかすら分かりません」 その話を聞いて本当に産まれてくる事が子供にとって幸せなんだろうか、そんな考えが一瞬頭をよぎったがすぐに振り払った。 せっかく宿った生命だ、たとえどうなろうと祝福しよう。それよりも 「なんで父親が俺だと判ったんですか?」 「それは本人から聞きました。他に覚えがないそうです」 「…そうですか、分かりました。予定日はいつですか?」 「およそ一月後です」 ゆっくりにしては遅すぎるし、人間にしては早すぎるなあと思った。 「その時はよろしくお願いします。今日のところはもうふらんを連れて帰りますね」 「はい、お大事に」 帰り道はふらんを抱きかかえて帰ることにした。 本人は恥ずかしいからいいよと言っていたがまんざらでもない様子だ。 仕事はしばらく休ませる事にする。 俺の腕の中でお腹をさすりながら、赤ちゃん早く産まれないかなあと言う様はまさに幸せの絶頂という感じだった。 そして、一月後……… 「おめでとうございます、無事産まれましたよ」 出産は帝王切開で行われた。 再生を自分の意思で行うことができ、かつ異常とも言えるほどの再生力を持つふらんにはこれがベストだったらしい。 「それで、ふらんの状態は?」 九分九厘大丈夫だとは思っているが、それでもやはり不安である。 「母子共に良好ですよ。お会いになりますか?」 「ええ、是非」 逸る気持ちを抑えて答えた。 「どうぞお入りください」 通された部屋にはベッドが一床有り、その上でふらんが赤ん坊を抱いていた。 「お疲れ。もう、いいのか?」 「もちろんだよ」 俺の問いかけにはっきりと答える。この分だと本当に大丈夫だろう。 「それよりもこの子を見て」 ふらんに促され子供を見ると、目に入ったのは二本の腕、二本の脚、まるで、いや、どう見ても人間の赤子である。 「ねえねえ、だんな?」 「ん? どうした?」 「私ね、この子の名前ずっと考えてたの。でね、この子の顔を見たらすぐに決まったの」 「どんな名前にしたんだい?」 「うん、この子の名前はね…………」 そう言ってふらんが微笑んだ。 おしまい 【オマケ】 ある晩、長女まりさは巣である洞窟の見張り番をしていた。 このまりさは俗に巨大種と呼ばれる類の物であり、すでに成体となっていたためにその大きさはかなりの物である。 その日は新月だったので夜目のきかないまりさがそれに気付くのはあまりにも難しく、気が付いた時には既に両目を潰されていた。 「い…いだいんだぜぇぇぇぇぇ!!!!」 まりさが叫ぶために開けた口、そこに何かが入っていきそのまま後ろに突き抜ける。 傷口から致死量の餡子を流し、間も無く長女まりさは絶命した。 長女まりさの悲鳴を聞き巣の中の親まりさは、これはただ事ではないと思い即座に行動を開始する。 「まりさ! いまのこえは!?」 「たぶんだれかがおそってきたのぜ! れいむはこどもたちとどこかにかくれるんだぜ!」 「ゆ! わかったよ!」 侵入者が親まりさの前に現れたのは、親れいむが子供達を連れて洞窟のさらに奥に進んでから僅か10秒後の事だった。 まりさは侵入者を確認するとすぐに渾身の力を込めた体当たりをかます。 一瞬の出来事に侵入者は反応が遅れ体当たりをくらいそのまま組み伏されたのである。 勝った! そう確信したまりさはとどめを刺すべく重心を徐々に前へ動かし、侵入者を押しつぶそうとした。 その時だった、後部に激痛が走った。 まりさが振り返るとそこには侵入者がもう一頭……いや、よく見ると四頭もいたのである。 まりさがそれを確認するのとほぼ同時に侵入者達は一斉にまりさを解体し始める。 「や、やめてくれなんだぜ! まりさがいったいなにをしたんだぜ!?」 そんな質問に答える者はこの場にはいない。侵入者達は粛々と解体作業を進めていった。 侵入者達はまりさをいたぶるつもりなどない。早く正確に解体する手付きにはいっさいの無駄も慈悲も無い。 (れいむ…こどもたちを…たのむん……だぜ……) それがまりさの最後の思考だった。 「ゆ! こどもたちだけはたすけてね!!」 れいむは侵入者達に向かってそう叫んでいた。 その後ろでは子ゆっくり(と言っても通常種の成体とほぼ同じ大きさだが)が五頭、身を寄せ合っている。 侵入者は五頭、れいむ一頭ではとうてい相手にはならない。 れいむに残された道は無駄な抵抗をするか、命乞いをするか、大人しく死ぬかのどれかである。 そしてそんな状況の中、侵入者の内の一頭が何かを手に持ち、それをれいむに突き刺した。 「こどもたちにはてをださな……ゆゆ!?」 さきほど何かを刺された部位、そこに違和感を覚えたれいむはあることに気がついた。 その部位から自分の体がしだいに融けていっているのである。 「ゆゆ!? やめてね! ゆっくりたすけてね!!」 痛みが無いのが逆に恐ろしかった。 れいむは知る由もないがこの時侵入者が使ったのは振動地雷と呼ばれる兵器で、一定範囲を崩壊させる物だった。 「やべ……だずげ………もっと………したか………」 僅か数十秒でれいむはドロドロに融けきった。 目の前で親を失った子ゆっくり達は呆然としていた。 侵入者が自分のほうに歩いてくるのを見てもう助からないと覚悟し、思わず目を閉じた。 しかしいつまで経っても痛みは襲ってこなかった。不思議に思って目を開けると信じられない光景が目に入った。 「わあい! おそらをとんでるみたい!!」 思わずそう言わずにはいられなかった。普通に生活していたら決してみることのできなかった風景を目にすることができたのだ。 周りからは姉妹達の声も聞こえる。どうしてかは分からないが、自分達は助かったそれだけは分かった。 だが子ゆっくり達は知らない。あの場所で殺されていた方が幸せだったことを、そしてこの先何が起こるかを。 【報告】 【殺害数】 40(内成体37) 【捕獲数】 36(内成体2) 【被害状況】 【死亡】 0 【再起不能】 0 「圧倒的ね」 報告書を見た永琳がそう呟くのをてゐは確かに聞いたのだった。 あとがき ハーフ一人入りましたー。レイパーさんごめんなさい。 これでこの一人と一頭のお話は一旦終了です。 byエイム