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※fuku2428.txtの続編です ※人間、妖怪等は出てきません ※俺設定あります まりさは緑に覆われた山を歩いていた。 人間にとってはそれほどでもない坂道も、ゆっくりにとってはとても険しい斜面である。 だがまりさは特に息も荒げずに進んでいる。 このまりさは餡子遺伝子が突然変異し、進化したゆっくりであった。 そのため、普通のゆっくりよりも体力があるのだ。 今日も今日とてゆっくりプレイスを探し、当てのない旅を続けている。 「ゆっ! ゆっ! もうすぐはんぶんだね!」 丁度山の五合目ほど。木々が無くなり、辺りを展望できるような場所があった。 あそこから眺めればゆっくりプレイスを見つけられるかもしれない。 そう思ったまりさは歩くスピードを速めた。 「…ゆ?」 と、そこであること気づいた。 まりさが目指しているその場所から何匹かのゆっくりの声が聞こえてきたのだ。 一体なんだろうと思い、まりさは静かに近くに寄って行った。 「ほら! めーりん! さっさととびおりなよ!」 「くずなめーりんはそうやってまりさたちをたのしませるぐらいしかできないんだぜ!」 「はやくしなさいよ! とかいはのありすたちがみててあげるのよ! ありがたいとおもわないの!?」 「じゃ、じゃおおおおん…」 見ると、一匹のゆっくりが三匹のゆっくりに虐められていた。 切り立った崖を背に、涙を浮かべているのはゆっくりめーりん。 そしてめーりんを逃がさないように取り囲んでいる三匹は、れいむ、まりさ、ありすのお決まりトリオである。 特に珍しくもないが、まりさにとっては初めて見る光景だった。 自分が生き残るための戦いや喧嘩なら仕方がない。だが目の前の光景はどう見ても一方的な弱い者いじめだった。 助けなければ! そう思ったまりさは四匹の前へ姿を現した。 「そんなことしちゃだめだよ! そのこないてるじゃない!」 「ゆっ!? なんなんだぜおまえは!」 突然現れたまりさに、三匹の中のまりさ――ややこしいのでだぜまりさとする――が警戒した。 「よわいものいじめはだめでしょ!! そんなこともおそわらなかったの!?」 どうらやこの現われたまりさはめーりんをたすけるつもりらしい。 そう理解しただぜまりさはゲラゲラと笑った。つられて周りにいるれいむとありすも笑い始める。 「なにいってるんだぜ! くずめーりんなんかいくらいじめてもかまわないんだぜ! しょせんくずなんだぜ!」 「それはわるいことだよ!」 「うるさいんだぜ! くずのみかたするやつもくずなんだぜ! れいむ! ありす! いっしょにこのくずをやっつけるんだぜ!」 だぜまりさの号令で三匹はまりさへと襲いかかった。しかし、まりさは次々に攻撃してきた彼女らを難なく跳ね飛ばす。 何度攻撃しても返り討ちにされ、三匹が焦り始める。 「ゆゆっ! こいつつよいよ!」 「さんにんがかりでもかてないなんて…!」 「こ、こうなったら…!」 だぜまりさは背中を向け、一気にまりさとは逆方向へと走り出した。 「にげるんだぜーーーー!」 「あっ! まっ、まってよまりさー!」 れいむとありすもだぜまりさに続いてその場から逃亡する。 そして三匹の姿が完全に見えなくなった後、まりさは虐められていためーりんと向き合った。 相手を安心させる為に笑顔を浮かべ、まりさはめーりんに優しく言う。 「もうだいじょうぶだよ! わるいゆっくりたちはおいはらったからね!」 良い事をした後は気持ちがいい。きっとこのゆっくりも安心しているだろう。 だがそのめーりんの反応は、まりさが全く想像していなかった物だった。 「けっ! よけいなことするんじゃねーお!」 先程まで涙を潤わせていた両目は冷やかに据わり、まりさを睨んでいる。 あまりの予想外の返事に対処できないまりさに、めーりんはきつい口調で言った。 「おまえのせいで、せっかくのえさがにげちまったじゃねーかお!」 実はゆっくりめーりんは二種類存在する。 まず"ノーマル型"と呼ばれる心優しいゆっくりめーりん。 このタイプは自然や他のゆっくりを愛し、他の通常種のゆっくりと同じ様に木の実や昆虫を食べる。 だが悲しい事に「じゃおおおん」としか喋ることができず、他のゆっくり達と意思疎通が出来ない。 そのため、性格の悪いゆっくり達に虐められることがしばしばある。 そしてもう片方は"ちゅうごく型"という種類のゆっくりめーりんである。 こちらはノーマル型と違い、きちんと言葉を話すことが可能だ。 しかしその性格は悪く、何より他のゆっくりを食べてしまうという恐ろしい特徴があった。 現在まりさの目の前にいるめーりんはこの"ちゅうごく型"である。 ノーマル型めーりんを装い、自分を虐めにやってきたゆっくり共を捕食するというずる賢い性格だった。 「ったく! よけいなことしてくれるお!」 助けてあげたのに罵倒される。 この理不尽な状況にまりさは思わず声を荒げた。 「ゆっ! そんないいかたないじゃない!」 「うるせーお! こうなったらおまえをたべてやるお!」 言い終わるや否や、めーりんはまりさの頭に齧りついた。 顎に力を入れ、そのまままりさの頭皮を金髪と共に噛み千切る。 「ゆぎゃ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 激痛にまりさは顔を歪めた。 一体何なんだ。折角助けてあげたのに、どうしてこのゆっくりはこんなことをするんだ。 混乱するまりさの前で、めーりんはむしゃむしゃとまりさの皮を食べている。 そしてそれを飲み込むと、顔を輝かせた。 「じゃお!! これめちゃくちゃうめーお! もっとくわせるんだお!」 再びまりさに齧りつこうと、めーりんはまりさへ突進する。 だが黙って食べられるようなまりさではない。すぐに身を整え、反撃に出た。 「ゆゆっ!!」 「じゃおん!?」 めーりんの攻撃のタイミングに合わせ、体当たりで反撃する。 ドカッと二匹がぶつかる音が周囲に響いた。 突然変異し、餡子の質が向上したまりさは力も強い。 あの捕食種である体無しれみりゃでさえも打ち負かす事が出来るほどだ。 それに以前、れみりゃを二匹倒したことによって、まりさはゆっくりの力に大きく関係する"自信"をつけていた。 自分と同じ大きさのゆっくりになら例え捕食種相手でも負けることはないだろう。 そう思っていたこともあり、まりさは衝突後に少し油断してしまった。 めーりんは自分の攻撃によって遠くまで跳ね飛ばされると思っていたからだ。 しかし、その予想は外れた。 「じゃおじゃおじゃお! いたくもかゆくもねーお!」 「!?」 そんな馬鹿な、とまりさは困惑した。 めーりんが跳ね飛ばされるどころか、まるでダメージなど無いかのように笑っていたからだ。 その原因はめーりんの皮膚だった。 めーりん種はゆっくりの中でも比較的皮が分厚い。 だから刺されたり切られたりするならまだしも、ただの打撲等の衝撃なら大抵は吸収してしまうのだ。 そんな事は全く知らないまりさの混乱をよそに、めーりんは再びまりさに噛みついた。 今度はまりさの右顔面に齧りつき――目玉ごと噛み千切った。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 右側の視界が黒く染まり、同時に激しい痛みが走る。 残った左目には自分の目玉を美味しそうに食べるめーりんの姿が映った。 「じゃお! こりこりとはごたえがあってうめーお!」 暫く噛み続けた後、めーりんはゴクンと飲み込んだ。 まりさはただその様子を痛みに耐えながら見ていることしかできなかった。 というより痛みに耐えるので精一杯で、他の事は何も考えることが出来ない。 左目から涙を流し、苦悶の表情を浮かべるまりさを見て、めーりんはニマリと笑う。 「のこったほうのめもたべるお! おとなしくしてるんだお!」 口を大きく開け、めーりんはまりさへと近づく。 とっさにまりさは近くにあった小さな石を口に咥え、そして一気に自分に迫るめーりんめがけて噴き出した。 運よく石の尖った部分がめーりんの皮膚を貫いた。 石が皮に食い込み、めーりんはチクリとした痛みに足を止める。 「じゃおおおおおおん!! なまいきだお! これでもくらうがいいお!」 そう言ってめーりんは口を尖らせると、その口内から勢いよく赤い液体が噴き出し、それがまりさの残った左目に直撃した。 「ゆぐうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!? いだいぃっ! からい゛いぃぃぃ!! めがみえ゛ない゛!」 吐き出された赤い液体、その正体はめーりんの中身である激辛チリソースだった。 刺激物である中身を相手に吐き出し、怯ませる。これがめーりん種の奥の手だ。 今のように目にかければ、相手は視界を失う。 その隙に逃げるなり捕食するなりするのだった。 「じゃおじゃおじゃお! それじゃあいただきますだお!」 めーりんの大きく開けた口がまりさの顔面へと近づいてゆく。 とその時、緊迫したこの場にふさわしくない呑気な、けれどもゆっくりにとってはとても恐ろしい声が聞こえた。 「うー! たーべちゃうぞぉー!」 パタパタと羽をはばたかせながら、ニコニコ笑顔の体無しれみりゃがやってきた。 目は見えないが、まりさにはその恐ろしい姿が鮮明に脳裏に浮かぶ。 先程の逃げたゆっくり三匹を食べてきたのか、口の周りには餡子やカスタード、リボンの欠片、そして金色の髪が少量ついていた。 まりさと、そしてめーりんにも戦慄が走る。 「げっ!? れ、れみりゃだお! これはまずいお!」 れみりゃは殆どのゆっくりにとって脅威である。それはめーりん種も例外ではない。 いくら皮膚が衝撃を吸収するほど分厚いとはいえ、れみりゃの鋭い牙の前ではただの厚みのある皮である。 チリソース噴射も、体無しれみりゃのスピードなら楽々とかわす事が出来るだろう。 それほどまでに、れみりゃの力はゆっくり達に対して圧倒的なのだ。 「さ、さっさとこのばからにげたほうがよさそうだお!」 めーりんは焦ってその場から逃げ出そうとする。 だがまりさがそれを許さなかった。 がっちりとめーりんの髪を口で掴み、動きを封じる。 善意を踏みにじったどころか、自分を食べようとまでしためーりんをまりさは許そうとは思わなかった。 例え命が無くなっても、このゆっくりだけは許さない。 「は、はなすんだお! まじやべーんだお!!」 「ぜったい゛にはなずもんがあああぁぁぁぁぁ!!」 とその時、二匹のいる崖の端部分に亀裂が入り、そして崩れ始めた。 一度崩壊が始まった足場は、ガラガラと音を立てて崩れていく。 「ゆ゛ううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」 「じゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!?」 それぞれ悲鳴を上げながら、二匹は崖から落下した。 しばらく後、まりさは目を覚ました。 どうやら自分は気絶していたようだと理解したまりさは妙な感触に気が付いた。 「……ゆ?」 何か柔らかいものが足元でぶにぶにとしている。 一体なんだろう、とまりさはうつむき――。 「ひっ!?」 ぺっちゃんこになっためーりんの死体を見た。ぶにぶにとした物はめーりんの皮膚だったのだ。 思わずその場からまりさは跳びのいた。 どうやらめーりんは顔から撃墜したらしい。 その顔は墜落の衝撃で完全に潰れ、周囲の地面がチリソースで赤く染まっている。 運よくめーりんの上に乗っかっていたことで、まりさへの落下時の衝撃は和らいでいたのだ。 とそこでまりさはある事に気が付いた。 (ゆ…? みぎめがみえる…?) さっきまでは完全な暗闇だった右の視界に、若干ぼやけてはいるが周りの景色が映っている。 めーりんに食い千切られたはずの右目。信じられないことに、それが新たに再生されてた。 捕食種、それも希少種のゆっくり以外は無くなった器官が再生する事はあり得ない。 だがこの変異まりさは例外なようだ。 両目が元に戻ったまりさは早くこの場から立ち去ろうと歩き始めた。 しかし。 (ゆぅ…からだがうごかない…) いくらめーりんの分厚い皮で落下時の衝撃がやわらいだとはいえ、崖から落ちて無事なわけがない。 ほとんど動かない体を引きずりながら、しばらく進んだところでまりさの意識はだんだんと薄れていった。 ガサゴソという物音でまりさの意識が覚醒した。 どうやら自分は再び気絶してしまったようだ。状況を理解したまりさは、ぼやける視界で周囲を見回す。 と、そこで何か丸い影が自分へ近づいてくるのが見えた。 だんだん視界が鮮明になっていく。両目が完全に機能したとき、その影はまりさに声をかけてきた。 「むきゅ、きがついたのね」 「…!!」 それは非常に美しいゆっくりぱちゅりーだった。 体はとてもふっくらとしており、綺麗な紫色をした髪はつやつやと輝いている。 「だいじょうぶ? どこかいたいところはないかしら?」 「…えっ!? ああ! うん! だいじょうぶだよ!」 ぱちゅりーの美しさに見とれていたまりさは その様子が可笑しかったのか、ぱちゅりーはふふっと微笑んだ。 これもまた魅力的な笑顔であった。 「それにしてもおどろいたわ! おさんぽをしていたらきずだらけのまりさがたおれているんだもの! いったいどうしたの?」 「ゆ…それが…」 まりさは崖から落ちた出来事について説明した。 ぱちゅりーはそれを全て聞き終わるり、なるほどねと納得した様子だ。 ちなみにまりさの体の傷は既にほぼ完全に回復していた。 「たすけてくれてありがとう! でもどうしてぱちゅりーはこんなところにいるの?」 見たところこのぱちゅりーは一人暮らしのようだ。 巣の外は静寂に包まれており、他のゆっくり達がいる気配もないから群れの中でもないのだろう。 そう思ったまりさはぱちゅりーに聞いたのである。 「むきゅ、そうね…あまり楽しい話じゃないけど――」 次はぱちゅりーが話し始めた。 このゆっくりぱちゅりーは元々人間に飼われていたゆっくりだった。 まだ赤ん坊のころに家族をれみりゃに殺され、人里へと迷い込んだところを保護された。 それからしばらく、ぱちゅりーは人間に飼われることとなり、良い物を食べてすくすくと美しく成長した。 だがある日、飼い主が新しい赤ちゃんゆっくりを飼い始め、もう育ちきったぱちゅりーはいらないと捨てられてしまったのだった。 成長期に人間に育てられたゆっくりが野生で生きていくのは難しい。価値観の違いから群れに所属することも出来ない。 それでもぱちゅりーは何とか生き延びた。最初は不味いとしか感じられなかった雑草や昆虫も克服した。 「ゆ…、そうなんだ、たいへんだったんだね。ごめんね、へんなこときいちゃって」 「むきゅ、べつにいいわよ。かこのことだし、このせいかつにもなれたしね」 まりさは"にんげん"という生き物がどんなものかは知らなかったが、ゆっくりをそんな風に扱うということは 自分達ではどうあがいても勝てない存在なのだろうという事は理解した。 また、自分を助けてくれたぱちゅりーに恩返しがしたいと思った。 ぱちゅりーはたった一匹で、厳しい自然を乗り越えてきた、精神肉体共に強いゆっくりだ。 だがいくら他に比べて強いとはいえ、ぱちゅりー種の体力では餌集めは中々に難しい。 さらにこれから越冬の為の備蓄の食べ物も必要である。 群れに所属していないぱちゅりー一匹だけでは餌集めは不可能に近い。 だからまりさは申し出た。 「ゆ! たすけてくれたおれいにまりさもごはんをあつめるのをてつだうよ!」 一瞬ぱちゅりーは驚いた顔になったが、少し考えてからまりさの提案を受け入れた。 確かに自分だけでは冬に備えるのはとても苦労するだろう。 どうやらこのまりさは悪いゆっくりではないようである。ならば手伝ってもらった方が良いに決まっている。 「むきゅ。それじゃあおねがいするわ! よろしくね!」 「うん! まかせてよ!」 次の日からまりさとぱちゅりーは二匹で野をかけた。 一緒に走り回り、一緒に休憩をし、一緒に食べ物を持ち帰り、一緒に眠った。 そんな二匹が深い仲になるのはそれほど時間がかからなかった。 お互い家族を亡くした身、色々共感するところもあったのだろう。 そしてとある夜、まりさとぱちゅりーはゆっくりと巣の中で愛を確かめ合った。 秋も本番。森が赤色に染まり、風も涼しくなってくる季節。 そんな中、まりさは家族のために忙しく餌を集めていた。 せっせとキノコや木の実を集める姿は忙しそうだが、その顔は幸せに満ち溢れている。 「ふぅ、こんなものかな!」 頬にたっぷりと食べ物を詰め込み、まりさは巣へと帰った。 「ただいま! ゆっくりかえったよ!」 「むきゅ! おかえり、まりさ!」 「「「「まりしゃおかーしゃん、おきゃえりなしゃい!」」」」 出迎えてくれたのはぱちゅりーと、そして十数匹の赤ちゃんゆっくり達だ。 あの夜の行為の後、ぱちゅりーは植物型にんっしんっをし、元気な子供を沢山生んだのだった。 その為まりさは今まで以上に餌集めに走り回らなければならなかったが、そんな事は家族を持った喜びに比べれば些細なことだ。 「はい! これがきょうのごはんだよ! ゆっくりたべてね!」 「「「ゆっくちたべりゅよ!」」」 まりさが口から取り出した木の実や花を赤ちゃん達はおいしそうに食べ始めた。 「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー!」 「むきゅ~、とってもおいちいわ!」 その様子をまりさとぱちゅりーは笑顔を浮かべながら眺める。 あともう少しすれば赤ちゃん達も大きくなり、一緒に冬越しの為の食べ物を集めることが出来るだろう。 皆で集めれば冬も怖くない。 それから春になったら家族皆でゆっくりとお散歩に出かけよう。 自分も春はどんな物か体験した事がないが、かつて母から聞いたことがある。ぽかぽかと暖かく、とてもゆっくりできる季節らしい。 きっと家族揃ってのお散歩はとっても気持ちいいはずだ。 と、目の前の可愛い我が子達を見ていると、これからの生活が次々と浮かんでくる。 まりさはとても幸せだった。 季節は過ぎ、あっというまに冬となった。まりさ達一家は巣の中でゆっくりしていた。 入り口も塞いだし、食料もたくさんある。子供達もちゃんと物事を考えられるぐらいに育った。 まりさの生まれて初めての越冬はぱちゅりーの知識もあり、完璧だった。 「ゆー、はやくふゆがおわらないかなぁ」 「きっともうすこしだよ! みんなでゆっくりまとうね!」 まりさが子供達とじゃれあうのをぱちゅりーは優しく微笑んで見つめている。 ほのぼのとした一家団欒。家族が幸せにゆっくりと過ごしている。 だがその時、巣の入口がガタガタと大きく音をたてた。 それを聞いたまりさとぱちゅりーは顔を険しくし、子供達を避難させる。 「ゆっ! ぱちぇ、こどもたちをたのんだよ!」 「ええ、きをつけてねまりさ!」 まりさはゆっくり慎重に入り口へと近づいてゆく。 入り口には雪や寒気が入ってこないよう、石や枝で厳重に補強した扉が作ってある。ちょっとやそっとの風では壊れはしない。 それが音を立てて震えているということは何かしらの危険が迫っている可能性がある。 そしてまりさがあと一歩で辿り着くという時、それは起きた。 扉が割れる轟音と共に、何者かが勢いよく巣の中へと侵入した。 まりさはそれに跳ね飛ばされ、巣の壁へと叩きつけられる。 意識が飛びそうなほどの衝撃。 だが直後に聞こえてきた声がまりさを現実へと留まらせた。 「むきゅぅぅぅぅぅ!! たすけてぇぇおかぁぁさぁぁぁぁぁん!!」 それは子供の悲鳴だった。 見ると、一匹の子ぱちゅりーが侵入してきた物に捕まっている。 そこでまりさは初めて侵入者の姿を見た。 それはとても長くて細いぬめぬめとしたモノだった。 先端が丸く、その異様な長さを除けばまるで生き物の舌のような形をしている。 (…べろ!?) そう思って巣の入り口を見たまりさの背中に悪寒が走った。 雪が吹雪く光景が見える筈のその場所には大きな口があったからだ。 唇を上下に開き、その奥から長い舌を巣の中へ挿入させている。 まりさは知らないことだが、その舌の持ち主はゆっくりれてぃという。 ゆっくりれてぃは元々個体数が少なく、春から秋にかけては森や山の遥か奥地で眠っていることが多い。 そのため、野生では滅多に見ることができない。 体長は1mを超える、大型のゆっくりだ。 非常に動きが鈍いが、こう見えてゆっくりれてぃは捕食種である。 活動期間は冬。ほとんどのゆっくりが巣の中から動けない時期に、れてぃは活発に動き始める。 たとえ猛吹雪であろうが、めーりん以上の分厚い皮を持っているため、どれだけ寒くても平気なのだ。 れてぃの標的は主に巣内で越冬中のゆっくり。その長く強靭な舌を活かし、巣の入り口を破壊して中のゆっくり達を絡めとる。 丁度今のように。 「み、みんな! ゆっくりしないでおくにひなんしてね!」 まりさが急いで指示し、ぱちゅりーが子供達を連れて巣の奥へと移動していく。 だがゆっくりの巣はそれほど広くはない。どこへ避難しようがれてぃの長い舌からは逃げられない。 少し逃げるのが遅れた子まりさに、れてぃの舌から分泌された唾液が垂れた。 「べどべどずるう゛ううぅぅぅぅ!! きぼぢわるい゛よ゛おぉぉぉぉぉぉ!!」 れてぃの唾液は非常に粘着性が高い。 成体ゆっくりでもそれを浴びれば動きがとても鈍くなる。 まして非力な子ゆっくりなら完全にその場から身動きできない。 舌に直にひっつけばどんなゆっくりでも二度と自力では離れることはできないであろう。 巣の中の獲物の数が多い時は、アリクイのようにその唾液を分泌した舌でゆっくり達をひっつけて捕食するのだ。 「から゛だがうごかな゛いよ゛おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 涙を流しながら、れてぃの唾液を何とか払い除けようとする子まりさ。 だがあがけばあがくほど、余計にべっとりと体に纏わり付く。 その様子を見て、愚かにも避難していた子まりさが一匹、姉妹の元へと駆け寄った。 「ゆ! おねぇちゃん! あそんでないでさっさとこっちにきてね! まりさがてつだってあげるから!」 「むきゅぅぅぅ!? そっちにいっちゃだめえぇぇぇ!!」 母であるぱちゅりーの制止も聞かず、妹まりさは姉の体に付いている液体に触れてしまった。 「ゆゆっ!? なに゛ごれ゛えぇぇぇ!!」 今の今まで唾液の粘着性を理解していなかった妹まりさは漸く身をもってその恐ろしさを知った。 姉の体に付いていた唾液が妹にもからみつき、二匹を身動きできなくする。 「い゛や゛あぁぁぁ!! ゆ゛っくり゛できない゛ぃぃぃ!!」 「どおじでごんな゛に゛べだべだずるの゛おぉぉぉぉ!!」 唾液が糊となってくっ付いた姉妹は悲鳴を上げる。 そんな二匹をれてぃの舌が捕らえた。 「「も゛っどゆっぐりじだかっだよ゛おおぉぉぉぉぉぉ!!」」 同じ叫び声を上げながら、まりさ姉妹はれてぃの口内へと収まっていく。 少しの間をおいて、再び巣内へ侵入してきたれてぃの舌が縦横無尽に巣の中を動き回った。 「むぎゅうっ!?」 「だずげでえぇぇぇぇぇ!!」 「ぞんな゛あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 舌にひっつき、捕えられた子ゆっくり達は次々と食べられていく。 ゆっくりだけではない。巣に貯蓄されていた越冬用の食料も全てれてぃに食べられてしまっていた。 まりさも必死に子供達を助けようとするが努力空しく、素早く動き回る舌に翻弄されっぱなしだった。 やがて震える子供達を背に守っていたぱちゅりーが標的とされた。 勢いよくぱちゅりーへと迫るれてぃの舌。 何とかそれを避けようとするが、悲しい事にゆっくりの中でもひ弱なぱちゅりーではれてぃのスピードには敵わない。 あっけなく、残った子供と共にべったりとした舌に捕らえられ、ぱちゅりーはれてぃの口内へと連れて行かれる。 「むきゅぅぅぅぅ!! まり゛さああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 パートナーの名前を叫びながら、ぱちゅりーは完全にれてぃの体内へ収まった。 「ぱぢゅり゛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 まりさも叫び、伴侶が消えていった巣の入り口へと近づく。 そしてある程度れてぃの口へと近づくと、まりさの耳に妙な音が聞こえてきた。 それはとても小さな、聞き逃してしまうかもしれない音。 だが一度意識するとそれははっきりと耳に入って来た。 「ゅ゛ぅ゛ぅぅぅ……」 それはゆっくりの苦痛の声のように聞こえる。 一体何なんだろうと、まりさは警戒しながられてぃの口内に視線を這わせる。 そしてまりさは後悔した。見なければ良かったと。 それはまさにゆっくりにとって悪夢のような光景。 「…ゅ゛っ…ゅ゛っ………」 「ゅ゛っぐり……でぎ…な…」 「……も゛っ…ゅっぐ……がっだ…」 れてぃの口内。 そこには大量のゆっくりが所狭しとひしめいていた。 どのゆっくりも目の焦点があっておらず、中には体の半分が溶けてなくなっているゆっくりもいた。 ゆっくりれてぃの口からは『黒幕液』という唾液とは別の液体が分泌されている。 これは捕らえたゆっくりを長期間保存しておくためのものだった。冬の間に蓄えた大量のゆっくりが、春から秋の間のれてぃの食料となる。 黒幕液に触れたゆっくりは意識がほとんど削がれ、身体能力も奪われ、体を強制的に凝縮させられる。 生きているとは言えず、かと言って死んでもない状態のゆっくり達は意識を保ちながら一年かけてじわじわと溶け、れてぃの養分となるのだ。 そのあまりの光景にまりさの体がガクガクと震えた。 愛するぱちゅりーや子供達はあの地獄の中に入っていったのか。 そう思うとどんどんと体の震えが強くなってゆく。 と、そんな無防備なまりさをれてぃの舌が捕らえた。 ねっとりとした粘着性の高い唾液がまりさを覆う。 「こっ、こんなも゛の゛おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「くろろっ!?」 まりさが自分の体に絡みつくれてぃの舌に噛みついた。 思わぬ痛みにれてぃは長い舌を巣の中で暴れさせる。 壁、天井、床…かつて家族を守るものであったそれらにまりさは何度も何度も叩きつけられた。 体のあちこちに痣ができ、破れた個所から餡子が漏れ出すが、それでもまりさはれてぃの舌に必死に噛み付いていた。 かつてゆゆこの吸い込みにも耐えることのできた顎の力。それががっちりとれてぃの舌を捕える。 思わずれてぃは舌からも少量の黒幕液を分泌し、噛む力の弱まったまりさを弾いた。 「ゆぐっぅ!!」 巣の壁に激突し、口から勢いよく餡子を吐きだす。 だがそれでもまりさは立ち上がり、ボロボロの体でれてぃを睨みつけた。 その目は怒りに燃えている。 「はぁ…はぁ、どうしたの? まりさひとりたべられないの!? よわっちいね!!」 以前れみりゃにそうしたように、まりさはれてぃを挑発した。 だが今回はそれも無駄に終わることとなる。 ゆっくりれてぃは体内に詰まっている餡子が多いせいか、ゆっくりの中では比較的頭が良く、冷静だ。 普通のゆっくりなら意地を張り、何が何でもまりさを捕食しよう――つまり目的を達成しようと思うだろうが、れてぃはここで退くことにした。 別にこのまりさにこだわらなくても、まだまだ越冬で巣に籠っているゆっくりは沢山いるからだ。 簡単なそちらを捕らえればいい。 そう判断したれてぃは舌を口内へと戻し、その場を後にした。 まりさだけが残された巣の中に凄まじい寒気が入り込む。 つい先程までの温かな光景が嘘だったかのように、巣の中は荒れ果てていた。 十数匹いたゆっくり達はまりさを残し、すべてれてぃに食べられた。 掃除がいきとどいていた床や壁も唾液でべとべとになり、綺麗な石のような調度品も壊れたガラクタとなっている。 「う゛う゛…まて…までええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 傷ついた体を引きずり、涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、まりさはれてぃの後を追いかけた。 外は吹雪だがそんなことは関係ない。 怒りと絶望に顔を歪ませながら、まりさは白き狩人に向かって叫ぶ。 「がえ゛ぜえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!! ぱぢゅりーをがえぜ!! こども゛だちをがえぜ!! ま゛り゛さのかぞくをがえ゛ぜええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 だがれてぃは聞く耳持たず、雪の中へと姿を消してゆく。 吹雪吹き荒れる中、まりさの絶叫が寂しく周囲に木霊した。 やがてじわじわとまりさの体が寒気によって凍り始める。だがそれでもまりさは叫び続けた。 家族を返せ、幸せな生活を返せ、と。 れてぃの姿が完全に見えなくなる頃、まりさの体は完全に凍りついていた。 時は流れ、春が訪れた。 辺りに積っていた雪も溶けだし、森の木々にも緑が生い茂る。 そんな中、まりさは地面に倒れていた。 その体はまだ凍りついたままだったが、しばらくすると春の日差しで徐々に解凍され始めた。 「……ゆぅ?」 完全に氷が溶け、意識が戻ったまりさは辺りを見回す。 気が付けば周囲は春の陽気に包まれていた。 一体何故だろうとまりさは記憶を辿り――。 「…ゆっ!!」 全てを思い出した。 突然おうちに侵入してきたゆっくりにぱちゅりーが、子供達が食べられてしまったこと。 そのれてぃを追いかけ、冬の寒さに体が凍りついたということを。 「うぅっ…ぱちゅりー……こどもたち…ごめんね…」 まりさは数ヶ月越しの涙を流した。 再び家族を喪失してしまった。 どうしていつも自分だけ生き残るのだろう、どうして一人だけ取り残されてしまうのだろう。 脳裏に浮かぶのは優しい母や可愛い妹達、美しい妻に愛しの子供達。 皆死んでしまった。なのに自分はのうのうと生き残っている。 悔しさで涙が止まらない。 体中の水分が無くなるのではないかと思われるほど泣いたあと、まりさはお腹がすいているのに気が付いた。 本能の欲求には逆らえず、とりあえず食べ物がないかと周囲を探し始める。 「ゆぅ…ひどい…」 惨劇の爪跡、とでも言おうか。 この周辺に点々と存在していたゆっくりの巣は全て破壊されていた。 おそらくあのれてぃに襲われたのだろう、ゆっくりの姿はどこにもないし、どの巣の中も滅茶苦茶に荒らされている。 そして食べ物もどこにも見つからない。空腹でまりさは倒れそうになった。 と、そこでついに発見した。 大きな木の根元に禍々しい色をしたキノコが生えていたのだ。 今まで見たことないキノコだったが、まりさはそれを躊躇なく食べた。 美味しい! と感じたのも束の間、次の瞬間にはまりさの意識は闇に堕ちた。 まりさは夢を見た。 死んだはずの最愛のぱちゅりーと交尾する夢を。ねちゃねちゃと淫靡な音を立てて頬を擦り合わせた。 現実の事ではないとはいえ、それはとても気持ち良く感じた。 「…ゆぅ?」 次に気が付いた時、何とまりさの頭から蔦が生えていた。その蔦には幾つかのゆっくりの実がなっている。 原因はまりさが食べたキノコだった。 あのキノコには幻覚作用があり、そのせいでまりさはにんっしんっしたのだった。 とは言っても実際に餡子種のやりとりをしたわけではないので、生えている子供は全てまりさ種だった。 交配によって生まれたものではない、まりさの餡子遺伝子と全く同じ物で構成されている、いわば分身のようなものである。 よくわからないが自分は再び母になったらしい。そう理解すると、まりさの頬を涙が伝った。 今度は悲しみではなく喜びの涙。 「ゆ~♪ ゆっくりしていってね~♪」 まりさは歌う。かつて自分がまだ実だった頃に聞いた母が歌っていた歌を。 毎日毎日優しく歌ってくれた、記憶の奥に刻まれていた歌を。 「ゆゆ~♪ ゆっくりしたあかちゃんがうまれてね~♪」 とその時、実の一つがぷるぷると震えた。 しばらくするとその実がポトリと蔦から離れ、地面に落ちる。 少しの間もぞもぞと動き、生まれ落ちた赤ちゃんまりさは大きな目をぱっちりと開けた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 まりさの時と同じく、生まれてきた赤ちゃんまりさも活舌良く喋った。 それから次々と赤ちゃんが生まれ、可愛い目を開いてゆく。 「まりさがおちびちゃんたちのおかあさんだよ! ゆっくりしていってね!」 「「「「ゆっくりしていってね!」」」」 と、そこで一番最初に生まれた赤ちゃんまりさがあることに気づいた。 「ゆ? おかーさん、ないてるの? なにかいやなことがあったの?」 「ううん! みんながうまれてきてくれて、とってもうれしいんだよ!」 まりさにとって三度目の家族。 今度こそは家族皆で幸せに生きようと子供達に優しく頬摺りしながらまりさは固く決心した。 続く? あとがき まりさ不幸ってレベルじゃねーぞと書きながら思いましたがまあいいか。 下手に生命力強いと逆に辛いよね。 まだ続くのかよという気もしますが、一応次で完結予定です。 今まで書いたもの それいけ! ゆっくり仮面 ゆっくり仮面の憂鬱~邪悪な心~ お兄さんの逆襲 前後編 ゆっくりれいむの悪夢 あるゆっくりまりさの一生 前、中-1編 by.ダイナマイト横町 このSSに感想を付ける
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帰ってこないあの日々 23KB 虐待-いじめ 愛で ギャグ 悲劇 変態 捕食種 現代 愛護人間 独自設定 ぺにまむ 予定していなかったあの作品の続編です。胴つきゆっくりが死にます ・何故か思いの他評判が良かった「ふたば系ゆっくりいじめ 1230 喧嘩」の続きです ・ちとあの二人に対抗しようかな。よってHENTAI入ります ・胴付きゆっくりが登場します ・正直どろわにあげるべきではと考えた。 ・前回は喜劇でしたが今回は本当に悲劇です ・あれ?虐待はどこだ? 「おにいさぁぁぁぁぁん!!」 「げらげらぁぁぁぁぁ!!」 今日も今日とて我が家のゆっくり達は元気だ。 俺を見つけたら人間砲弾ばりに突撃し、足にしがみつくは背中にしがみつくはで 非常に疲れる。 今日もあの二人の追撃から逃れて部屋でゴロンとしている時だった。 俺はふと寝がえりをうち、本棚の方に視線をやるとふとアルバムが目についた。 「アルバムかぁ…どれどれ」 俺はアルバムを手にとり、一ページ目をめくった。 「あ…」 俺は最初のページの写真を見た瞬間、悲しいあの出来事が頭の中をよぎった。 それは今まで忘れようとしていた楽しくも辛いあの日々… 帰ってこないあの日々 3年前… 普通の男達なら仕事から家に帰ったら家で奥さんとゆったり過ごすか一人でゆっくり過ごす所なのだが うちはちょっと違う… ピンポーン!! 「うーだれだど?」 「お兄さんだよ!!」 「おにいさん!?うぅぅ、おねえちゃぁぁん!!おにいさんがかえってきたんだどぉぉぉ!!」 ガチャン!!ギィィィィ… 「おかえりなんだどおにいさん!!」 トタトタ…だき!! そう、うちはゆっくりを二人飼っているのだ。 二人とも胴つきのゆっくりで種族は違うが同じ親から生まれてきた姉妹だ。 今俺を迎えに来てくれたのは妹のゆっくりれみりゃだ。 生まれた時からこいつはれみりゃからプライドをとって子供っぽい面を前面に押しだしたような やつで非常に甘えん坊なのだ。 「ただいま。ところでふらんは?」 「うー、おねえちゃんは…」「すきあり!!」「ふぬごぉ!!」 俺の後頭部から誰かが蹴りを入れた。 俺は勢い良く床に顔から叩きつけられた。鼻から血が出てた…。 「おねえちゃぁぁぁん!!おにいさんをいじめたらだめなんだどぉぉぉぉ!!」 「うー!!ゆだんしてたおにいさんがいけないんだよ!!わかったらおねえさまはだまってて!!」 「うぅぅぅぅ…」 そう、今俺に不意打ちをしたゆっくりこそこのれみりゃの姉であり我が家の飼いゆっくりである ゆっくりふらんである。 ふらんは妹のれみりゃをお姉さまというがこれは種族としての特有の呼び方で、野生の姉妹でも このようにいっているのだ。 姉のふらんはれみりゃが受け取らなかったプライドの高さ、攻撃性を全て受け取ったようなゆっくりだった。 「おにいさん!!ふらんにふいうちをくらうようななんじゃくなにんげんさんでいいとおもってるの? ばかなの?しぬの?そんなことじゃあふらんにすーりすーりするけんりはないよ!! わかったらはやくからださんをきたえてね!!じゃないとふらんがいつまでたってもすーりすーり できないよ!!よわいよわいがうつるなんてゆっくりできないよ!!」 思いっきり素直じゃない子です…。そして妹思いな面も見せるのであった。 「いいおねえさま!!このよはじゃくにくきょうしょくなのよ!!よわいおにいさんに そんなにすーりすーりばっかりしようとしたらよわいよわいがうつるよ!!」 「なにいっでるのおねえちゃぁぁぁぁん!!そういうおねえちゃんだっておにいさんのぱんつさんで…」 「…いったらなぐるよ…」 「いやぁぁぁぁ!!でびりゃをなぐらないでぇぇぇぇぇ!!」 …そんなこんなもあるが基本的に中の良い姉妹だ。 そんな二人はいつも帰って来てから俺にかまってくるのであった。 例えば食事時では… 「うーおにいさん!!れみりゃにあーんしてほしいんだどぉ!!」 れみりゃが口を大きく開けた。俺はれみりゃの皿を見るとそこにはれみりゃの好物が少々と れみりゃの嫌いな物が大量にあった。 おれはれみりゃの嫌いな物を何個を串のように刺すと、それをれみりゃに近づけた。 れみりゃは何が口に入れられるのか気付いてすごくいやそうな顔をした。 「うぅぅぅぅぅぅ…うぅぅぅぅぅぅ…」 「はーいちゃんと美味しくたべるんだ…あ」 よこからふらんが食べ物を奪った。 口で食べ物を横取りするとそれを少し嫌そうな顔をしながら30回以上噛んでから飲み込んだ。 「はいよくできまし…ぶげぇ!!」 ふらんの蹴りが俺の腹に直撃した 「おにいさん!!れみりゃのたべれないごはんさんをむりやりたべさせないで!! それにふらんはこどもじゃないんだからどんなたべものさんでもたべられるんだよ!! いつまでもおこさまあつかいしないでね!!あーんさせるんならふらんにしてね!!」 「うーおねえちゃん…そのおかおさんでいってもあんまりせっとくさんができないんだどぉ…」 「そうだそうだ!!素直にお兄さん大好きってい…ぐぶぅ!!」 「ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!」 余計な事を言うとふらんさんが俺の腹をサッカボールのように蹴ります…。 一度あまりに痛くて食ったものを吐いた事があるんだけど、その時はれみりゃだけが必死にないて くれると思ったらあのふらんが必死に蹴っていた所をすーりすーりしたりなでなでしたりしながら 「ごべんなざいぃぃぃ!!じなないでぇぇぇ!!」と泣きながら叫んでいたなぁ…。 あの時の光景は今でも忘れられないね!!あれから一週間はやたら素直だったのがさらに良かった まあ一週間後には元に戻ってしまったけど… 風呂に入っている時には… 「おにいさぁぁん!!いっしょにはいるだどぉぉぉぉ!!」 「いいよ、それじゃあごふぅ!!」 ふらんの蹴りがアレの脇腹に直撃した。 「なにやってるのおねえさま!!おにいさんはろりっこんなのよ!!きっとおふろさんにはいっている ときに「おててがすべっちゃったー」といってまむまむさんやおっぱいさんにいたずらするよ!! ふらんはおとなのれでぃーだしろりーじゃないからおふろでおにいさんをおふろでしょけいするよ!! ろりこんなおにいさんはかくごしてね!!」 そう言ってお兄さんに追撃をかけるふらん。だがその顔は実にうれしそうだった。 「おねえちゃぁぁぁん!!おねえちゃんがいっしょにはいりたいだけなんだどぉぉぉぉ!!」 「なにいってるのぉぉぉ!!ふらんはおにいさんのぼうさんをさいきふのうにするために いっしょにはいるんだよぉぉぉ!!もいだらぷれぜんとしてあげるからここでまっててね!!」 「ぞんなのいらないよぉぉぉ!!ぬけがけしておにいさんとすっきりーしないでねぇぇぇ!!」 れみりゃの言葉にふらんは顔を真っ赤にした。…なんか目がぐるぐるしているのは気のせいでしょうか… 「!!!!!…だれがろりっこんなおにいさんとす、すす、すすすすすすすっきりなんかするかぁぁ!!」 「おねえちゃん!!たまにはすなおになるんだどぉ!!」 「うるさいぃぃぃ!!」ボカァ!!「いだいどぉぉぉぉ!!おねえぢゃんがぶっだぁぁぁぁ!!」 結局おれは二人をなだめて一人で入ることにした。 その間扉の外から声が聞こえるのだが俺はしらんぷりをしている。 そしてこれが何より大事だ。それは寝るときは必ず部屋に鍵をかけてから寝ることだ。 でないと大変な事が起こるのだ…。 ベッドに入り、寝ようとしたその時間帯にやつらはやってくる。 トントン… 「おにいさん…おきているんだどぉ?」 れみりゃだ。 「おにいさん…れみりゃ、きょうはこわいこわいゆめさんをみちゃったんだどぉ。 だからおへやにいれてほしいんだど…。」 昨日は大きなねずみが出てきたといってたくせに… そう、うちのゆっくり達はやたら俺の部屋に入ろうとしたがるのだ。 「おにいさん…おねがいだど…ここをあけてほしいんだど…」 とてもよわよわしく、だが必死に媚びるような声をあげるれみりゃ。 だがお兄さんはHENTAIではないのでここは無視だ。 「いやぁぁぁぁ!!おにいざぁぁぁぁんあげでぇぇぇぇぇ!! でびりゃごわぐでじんじゃうよぉぉぉぉぉ!!」 ドンドン!!ドンドン!! ここで並みの愛でお兄さんならかわいそうにと言って入れてしまうだろう。 だがうちのゆっくりは捕食種なのだ。 並々ならぬ性欲をもっているのだ。一瞬で食われてしまう… そう判断してからは俺は諦めるまでこうやって耐えるのだ。 「うう…おにいさん…おにいさん…」 トテトテ… ふうやっといってくれたか… これはまだ前哨戦だ。強敵はこれからくるのだ。 ドドドドド…来た!! バン!!バン!! 「おにいさぁぁん!!ゆっくりころしにきてあげたよ!!ゆっくりりかいしたならはやくあけてね!! きょうこそそのぼうさんをかみきってあげるよ!!にどとふらんいがいによくじょうできないように ちょうっきょうしてあげるよ!!だからあけてね!!あけてね!!あけろぉぉぉぉぉ!!」 うちのふらんは夜になるといつもより過激になる。 しかもちょっとヤンデレになるのだ。 「はやくあげろぉぉぉぉぉ!!おにいさんのぼうさんをせいっさいするんだぁぁぁぁ!! はやぐあげろぉぉぉぉぉ!!」 バン!!バン!! これが30分程続くのだ…。まったく執念ぶかいんだから。 こうして俺の夜は過ぎていくのだった。 これがいつもの日常だった。あの日、俺がうっかりしなければ それはある晩の事だった。 俺は仕事に疲れきって部屋に鍵をかけるのを忘れたままそのまま眠りに付いた。 あいつらが少し騒いでいたがあんまり気にすることもなく眠りに付けた。 眠りに付いてから俺は今まで感じたことのない違和感に気付いて目が覚めた う…ん?変だな、妙にスースーするぞ。ちゃんと寝巻を着ているのに…。 あれ?なにかが俺の上にのしかかっているみたいだ…しかもなんだろう、やたら温かい… ん、俺の体をだれかがなめてるのか?犬でもいるのか…って!! 「お前達なにやってんだぁぁぁぁ!!」 俺の意識がようやく覚醒し俺の目に入ってきた光景は俺が今まで一番回避したかった光景だった。 ふらんとれみりゃの姉妹が全裸になって俺をパンツ一丁にして俺の体をなめまわしていたのだ。 しかも俺の上に体をすりつけるようにしてだ。 「うぅぅぅぅ!!おねえちゃぁぁん!!おにいさんがおきちゃったんだどぉぉぉ!!」 「うー…おきてくれたほうがこうつごうだよ!!さあおにいさん!!こんやこそ ふらんとおねえさまのすっきりどーるになってね!!」 「ふ・ざ・け・る・なぁぁぁぁぁぁ!!」 おれは全力を出して二人をひっぺはがし、全裸の状態のままベッドの前に立たせた。 「何度もいっているだろうが!!俺はHENTAIじゃないんだよ!!なのに…」 「うぅぅ…そんなことわかっているんだどぉぉぉぉぉ!!」 れみりゃが叫んだ。 今まで臆病で甘えん坊だったれみりゃが今まで出した事のないような声で叫んだのだ。 「れみりゃは…れみりゃはね…おにいさんがだいすきなんだど!!すきですきでしょうがないんだど!! おにいさんがいないとおかじぐなっちゃうぐらいなんだどぉぉぉぉ!! おねえちゃんもいつもあんなたいどだども…だども…おにいさんからもらったおしゃしんさんを あのとくだいおにんぎょうさんのかおさんにつけていっつもいっつもだきだきしているんだどぉぉぉ!!」 「おねえさまぁぁぁ!!ふらんはそんなことやってないぃぃぃ!!」 「おねえちゃん!!きょうぐらいはすなおになったらどうだどぉ!!」 「!!!!」 ふらんは顔を真っ赤にした。だがみるみる顔がいつもの顔に戻っていき、 逆に頬の方にうっすらと赤みが付いた顔になった。 「おにいさん…ふらんのおむねさん…みて…」 ふらんはお兄さんの手を掴み、自分の胸に押しつけた。 ふんわりとふくらんだ胸の感触が心地よく、その中央に占める豆はその存在をアピールするかの なっていた。 だがそんな事よりもフランから聞こえてくる鼓動が強く、激しくなっている事に俺は気が付いた。 「ふらんね…おにいさんといっしょにいるだけでおむねさんがくるしくなるの… ちょっとまえまでだったらね…がまんできたんだよ…でもね…もうくるしくてくるしくて もうがまんができないの…おにいさん」 ふらんが涙目になりながら俺の顔を見つめてきた。正直言ってかわいすぎ。 「ふらんのくるしいのとって…とってくれないとゆっくりできないよ…」 ふらんが抱きついてきた。俺の胸の部分にふらんの顔が辺り、腹の所に胸が当たる。 肩まで届く身長ではないふらんの体温が俺の体を包み込む。 「うー…れみりゃも…おねえちゃんも…もうがまんできないんだど… おねがいだどぉ…すっきり…」 れみりゃが背中から俺を抱きしめてきた。ふらんとさほど差がなく、当たる部分もほぼ 変わらないが、れみりゃの体温が確実に俺を包み込んでいた。 この時、俺は自分を押さえこんで彼女達をはがすべきだったと後に後悔することになった。 俺は、彼女達に誘惑されきったまま選択をしてしまった。 「分かった…でも今回だけだぞ…」 俺は彼女達をベッドに横たわらせた。彼女達は願いがかなった少女のような顔で 泣きながら俺に抱きつき、頬にキスをした。 ふらんが俺のパンツを下げ、まずはその口で… ここから先は上映できないよ!!代わりにゲスとでいぶの交尾シーンでも見ててね!! 「ゆっへっへっへ!!いいしまりなんだ…ぜ!!」 「ざっざどうごげぇぇぇぇ!!ごのむのうがぁぁぁぁぁ!!」 ブチン!! 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!しまりずぎでばりざざまのびっぐまぶなむがぁぁぁぁぁ!!」 「ちょっどりきんだだげでもげるなんてとんだたまなしだね!!」 やっぱ辞めよう… 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」 「うー、うー、うー」 「すっきり…したわ…」 俺と二人はあの後思いっきりすっきりした。 彼女達は捕食種なだけあって求めてきた性欲にまるで終わりがなく、結局俺は 腰が立たなくなるまですっきりする羽目になってしまった。 一方の彼女達も今まで貯めこんでいた性欲を一気に解放した事もあって満たされた顔で 俺の胸の中に倒れこんでいた。 「もう…まんぞくか?」 「うー、まんぞくなんだどぉ…」 「うー…ここでかんべん…してやる」 ふらんの奴め、完全にグロッキーじゃないか。 まあいいか、もう疲れたから寝るか。 「じゃあ俺は疲れたから「おにいさん…」ん?」 れみりゃが割り込んできた。 「れみりゃをだきだきしながらねてほしいんだど…おにいさんのぬくもりをかんじながら すーやすーやしたいんだど…」 今まで控えめだったれみりゃが今日はやけに積極的だな。 まあいいや。 「分かった。ふらんはどうする?」 「うー、やりたかったらやれば…」「おねえちゃん!!」 「まあまあじゃあすきにするよ」 俺は二人の背中に腕をまわして二人を顔の所まで動かした。 「うぅ!!」 「ほらあったかいだろ?」「…うー…」 ふらんは観念したかの顔になった。 ふたりは俺の首の所に腕をまわしてきた。 「これならもっとあたたかいだど」 「うー、かぜをひいたらしけい。」 体にかかる彼女達のぬくもりと肌と肌がこすれあう感触が心地よい。 俺は彼女達の胸の中で眠るような心地で眠りについた。 「ねえおねえちゃん…」「うー?」 「いっぱいすっきりーできたね」「うー…あれはいきおいで」 「そうゆうことにしとくだど」「う…」 「おねえちゃん…」「うー…こんどはなに?」 「れみりゃ…とってもねむい…からだがおもくかんじるほどねむいだどぉ…」 「それはふらんも。あんなにすっきりーするからいけない…」 「…それもどうだどぉ。ねるまえにおにいさんにちゅっちゅしてからねるどぉ」 「くちびるはだめ。くちふさいじゃったらえいえんにゆっくりしちゃうから?」 「うぅぅぅぅ…じゃあどうすれば」 「ここ、ここならだいじょうぶ」 「すごいどぉ、さすがおねえちゃんだどぉ」 チュ!! 二人はお兄さんの頬にキスをした。とても長いキスだった。 まるでお兄さんの味をもう一度味わうかの如く長い長いキスをした 「うー…まんぞくなんだどぉ」 「それじゃあねる」 「「おやすみなさい。おにいさん(だどぉ)」」 翌朝… 俺は寒さで目が覚めた。 「…っつ、寒い」 俺は何でこんなに寒いか辺りを見回した。 俺は全裸の状態のまま二人を抱きしめながら寝ていた。その二人は俺の胸の中で幸せそうな顔で 寝ていた。 とりあえずこんなに寒い理由が分からないので二人をどかして起きようとした 「おーい、そろそろどい…て…く」 俺はこんなに寒い理由を、二人に触れた事で理解した。 俺は頭の片隅で理解をしていたのかも知れない…だが俺は認めたくなかったのだ。 だから俺は別の要因がないか周りを見回していたのかも知れない。 「ふらん…れみりゃ…」 二人は俺の胸の中で冷たくなっていた。 幸せそうな顔をしながら、二人は永遠にゆっくりしていた。 俺は目の前が真っ暗になった。 なんでこいつらが死んでいるんだ?昨日あんなに生き生きしていたのになんで朝になって死んでいるんだ? なんでだ?俺のせいかなのか?俺があいつらにやった行為のどれかにあいつらを殺しえる行為が混じっていたのか? そんな…そんな… 「ふらん!!れみりゃ!!目を開けてくれ!!」 気付いたら俺は二人に覆いかさばるような体勢で二人に叫んでいた。 「ほらふらん!!俺にこんな体勢をとられているんだぞ!!悔しいだろ!! 悔しかったら俺に反撃してみろよ!!ほら!!ほら!!」 だがふらんは応えない 「れみりゃ!!いま起きたらお前の大好物のプリンを毎日食べさせてやる!! だから起きろ!!今起きてくれ!!頼む!!れみりゃ!!」 だがれみりゃは顔色一つ変えずに眠りについたままだった。 「嘘だ…ウソだ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 俺は二人を抱きかかえると彼女達の冷たくなった胸の中で泣いていた… 俺は二人をこのまま埋葬してはかわいそうだと思い、今日着る予定だった服を着させた。 下着、リボン、帽子…これら一つ一つ着けていく度にあの日々の記憶が頭の中をよぎった。 (ほらここに足を通して) (うぅぅ…うわぁぁぁ)ズデン!!(びえぇぇぇぇぇぇ!!) (もう、おねえさまはぱんつさんもろくにはけないの?ふらんはおとなのれでぃーだから…あ)ズデン!! (うぅぅぅぅぅ…うぅぅぅぅぅぅ…) (おい大丈夫…ぶげぇ!!) (うぅぅぅぅ!!みるなぁぁぁぁ!!みるなぁぁぁぁ!!) (でもみえちゃいけない所はもっとまるぶごぉ!!) (もっどみるなぁぁぁぁ!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!) (ぶえぇぇぇぇぇ!!おねえちゃんがおにいさんをころしたどぉぉぉぉぉ!!) (はい万歳して) (ばんざいだどぉぉぉぉ!!) (はいよくできました!!じゃあつぎはふらんのばんだぞ。はいばんざぼぉ!!) (うぅ!!ふらんはいらない!!ひとりでやれるもん!!ゆんしょ。ゆんしょ) (おにいさん、いまがちゃんすなんだど)(よしきた) こちょこちょこちょこちょ (ゆひゃひゃひゃひゃ、こらおねえさま!!おにいさんっひゃひゃひゃひゃ!!) (そーれもっとだ、お兄さんの逆襲をおとなしくくらえ♪) (うーなんかたのしいだど) お着替え完了 (うぅぅぅぅぅぅ!!ゆっくりしねぇぇぇぇぇぇぇ!!) (おねえちゃぁぁぁぁんおこったらだめなんだどぉぉぉぉぉこわいんだどぉぉぉぉぉ!!) (うお、また蹴られてたまるか!!俺は逃げるぞ!!) (おにいさぁぁぁん!!れみりゃをみすてないでぇぇぇぇ!!おにいさぁぁぁぁん!!) (すまんれみりゃよ、墓標に愛らしいれみりゃここに眠ると書いてやる…ってなんでお兄さんばっかり ねらうのぉぉぉぉ!!) (うぅぅぅぅぅ!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!) (れみりゃ!!俺を助けてくれ!!) (うっうー!!れみりゃをみすてたおにいさんはおねえちゃんにおこられればいいんだどぉ!!) (いいだしっぺはお前だろうが!!) (ゆっくりしねぇぇぇぇぇ!!) (あぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!) 一つ一つの記憶が頭の中をよぎり、そのたびに俺は耐えた。 着替えさせて俺のベッドで横たわらせている間に俺は棺を買いにいった。 ゆっくり用のペットショップで売られていた棺はどう頑張っても彼女達を折りたたまないといけない 程小さかった。 おれはそれに我慢できず、葬儀屋までいって子供用の棺を譲ってもらった。 俺は彼女達を棺に入れ、その周りに彼女達が大好きだったおもちゃや服を一緒に入れた。 もう俺には必要ないからだ。 棺に蓋をし、庭に掘った穴に入れ、俺は一人で土をかけて行った。 一回かける度に彼女達の笑顔がよぎっていった。 そして、その度に消えていった。 これはのちに分かった事だが、胴つきのゆっくりには初期型と後期型の二種類が存在し、 ふらん達初期型は体の内部が中身で覆い尽くされており、そこに生命力のある因子 例えば精子を混ぜ合わせると中身の生命力が精子の生命力に負け、中身の生命活動の力を奪い 生命活動を停止させてしまうという事が分かった。 つまり、俺が彼女たちを殺したということだ。 俺はそれからしばらく魂の抜けた亡骸のような生活をしていた。 仕事に行き、働き、そして誰もいない家に帰りすぐ寝る。そんな日々が一か月ほど過ぎた。 そんなある日だ。俺の知り合いでゆっくりの保護を仕事にしている奴が俺に頼みこんできたのだ。 「野良のゆっくりに差別されて過ごしてきたゆっくり二体を引き取ってくれないか? 今まで野良に奴隷のように扱われてきたせいか酷く怯えていてな、種特有の性格が一切見られないんだ。 お前はどういうわけか今まで問題だらけだったあの姉妹をうまく導いたんだ。お前ならあいつらを 救ってやれる。頼む」 俺はすぐに断る旨を伝えようとしたが、どういうわけか体がしんどくなりすぐ寝ることにした。 その日に限って、俺はベッドに入るや否やすぐに眠りに付けた。 俺はベッドで何かに覆いかぶさるような体勢でいた。 何に覆いかぶさっているんだ?俺は目を向けた 「「おにいさん…」」 ふらんとれみりゃがいた。 「お前達…俺をたたり殺す気できたのか?おれはそんな覚悟いつでも「ばか!!」」 ふらんが咆えた。いつもなら拳が飛んでくる所なのだが拳は飛んでこなかった。 「ふらんもれみりゃもおにいさんにいっぱいちゅっちゅしてもらえてしあわせーなんだよ!! えいえんにゆっくりするまえだってたくさんおにいさんとすっきりできてとてもうれしかったんだよ!! なのになんでそんなこというの!!ばかなの!!しぬの!!」 「おにいさん…れみりゃがきらいになっちゃったからそんなこというの?…いやだど… れみりゃはいまでもおにいさんがだいすきなんだどぉ…だからきらいに…ならないで…」 二人とも俺に抱きついていた。 そのぬくもりは冷たい物ではなかった。 「だからおにいさん、まえにすすんで…ふらんたちのぶんまでまえにすすんで」 ふらんのこの言葉同時に俺はベッドから遠くなっていった。 気が付くと俺は朝を迎えていた。 どうやら俺は夢を見ていたようだ。だが、とても良い夢だった。 それから数日後… 「こ…こんにちわ…てんこは…てんこだよ…」 「げら…げら…」 保護された二人が知り合いと一緒にやってきた。 二人は扉の影に隠れながら俺の様子をうかがっていた。二人とも明らかに怯えきっていた。 俺はそんな二人に笑顔で返しながらこう言った 「ゆっくりしていってね!!」 「はあ、ついうっかりアルバムを全部見て泣いちまった。」 俺はアルバムを読み終えてからそう一人呟いた。 あれからてんことうどんげが心を開いて俺に懐くようになるまでに酷く時間がかかったが今となっては 良い思い出だ。 少し問題があるとすれば… 「おにいざぁぁぁぁん!!はやくからさんからでてきてぇぇぇぇぇ!!」 「ゲラゲラ!!(お元気のでるお薬を作ったよ!!)」 バンバン!!バンバン!! 俺に懐きすぎたことだ。 いや、冗談抜きそろそろ天に召されてもおかしくないぐらい体が色々やばいんですけど 「ゆ!!こうなったらあいかぎさんのでばんだよ!!」 「ゲラゲラ!!(さすがてんこだよ!!よういしゅうとうだね!!)」 えぇぇぇ!!なんでそんなの用意してるんですか!!というか何時の間に!! ああ神よ!!我に救いを下さい!!救いを下さい!! ガチャ!! 「おにいさん!!てんことうどんげの合作おくすりさんをのんでげんきになっていっぱいあそんでね!!」 「げらげら!!(一杯元気になれるよ!!)」 ぴぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ゆごぉぉぉぉぉぉぉぉ!! えと、そのお薬さんもしかしてどこかの地獄につながっていませんか? なぜかゆっくりの悲鳴がよく聞こえてくるんですが? 「もしかしてのんでくれないの?てんこなんかもういらないの?」 「ゲラゲラ…(嘘だよね?飲んでくれないなんて嘘だよね!?)」 …ああ神よ、悪魔とはどうやら身近にいたようです…。 私はあの世で待ってくれている二人の元へ行きます。さようならてんこ、うどんげ。 お兄さんはあの世で二人を見守っているよ… ゴクン…すぅぅぅぅぅ… ああ、お花畑が広がっているよ。すぐ横にはお川がある。 ああ、二人が迎えに来てくれたみたいですね。 「うーおにいさぁぁぁん!!こっちにきちゃだめなんだどぉぉぉぉ!!」 「こっちにきちゃだめぇぇぇ!!」 今行きますよ二人とも。あの世で仲良く過ごしましょうね。 「うーおにいさぁぁぁん!!こっちにきちゃだめなんだどぉぉぉぉ!!」 「こっちにきちゃだめぇぇぇ!!」 あはは、寂しがり屋ですね。今行くからちょっとまってて…ん?ふらん? すごい速さでこっちに走ってきて、俺に甘えたいんだな? さあお兄さんのお胸に「うぅぅぅぅぅ!!」ん? 「こっちにくるなつってるだろうがばかおにいさぁぁぁぁん!!」 「ぐげらぁぁぁぁぁぁ!!」 ああ、ナイスキックです。 「なんで!!そうやって!!こっちに!!きたがるの!!このばか!! そんなんで!!ふらんたちが!!よろこぶと!!おもってるの!!」 ぐふぅ!!ぼげぇ!!あ、あのふらんさん?マウンテンポジションで私をタコ殴りにするのはやめて 欲しいのですが。幽霊なのにすごく痛いんですが 「お、おねえちゃん…おにいさんほんとうにし」 「うるざいぃぃぃ!!いのちをだいじにしないばかおにいさんにおせっきょうしているのぉぉ!! じゃましたらおねえさまもおせっきょう!!」 「いやだどぉぉぉぉ!!おせっきょうはいやだどぉぉぉぉぉ!!」 いや、ほんと、もう反省しましたから「まだおわってないぃぃぃぃ!!」はい、すみません。 10分後… 「これで!!ゆっくりりかいできたら!!いのちをだいじにしながら!!あと50ねんはくるなぁぁぁ!!」 「どわぁぁぁぁぁぁ!!」 ああナイスキックだふらん。俺、今お空を飛んで… ん、あれ?また光に引きずりこまれる… 「は!?」 「お兄さんがおきたよ!!今元気ハツラツだよね?だよね!?」 「げらげら(一杯遊べるよね!!遊べるよね!!)」 「い…いや、今そんな気分じゃあ」 「な、なんだってー!!お兄さんは元気がないんだよ!!こうなったら全部飲ませるよ!!」 「や、やめ、やめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ(ガク)」 「うぅぅぅぅぅ!!なんでまたこっちくるのぉぉぉぉ!!しかも1じかんもたってないよぉぉぉぉ!! もうそんなにしにたいならふらんがいんどうをわだじでやるぅぅぅぅぅ!!ゆっぐりじねぇぇぇぇ!!」 「おにいざぁぁぁん!!にげてぇぇぇぇ!!おねえちゃんあたまぷっつんしちゃったぁぁぁぁ!!」 いやぁぁぁぁ!!そんなおっかない物でお兄さんを追いかけないでね!!追いかけないでね!! 「ゆっくりじねぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 完 あとがき HENTAIであの二人に対抗しようとしたら…あれ、なんかおかしい。 まあいいや、これでいいのだ!! ブレあきでございます。なんかあの二人の作品見てたらあの二人に少し張り合いたくなり 予定していなかった続編を書くことになりました。 まあキッカケはコメントの所にあった「ふらんとれみりゃの姉妹がなんか気になる」 なんでしたが。 一応餡コンペに出す作品はそれなりに順調に執筆中ですので皆さまお楽しみに。 ではではたくさん感想頂戴ね!!たくさんくれたらいっぱいSSさん作るよ!! 良い意見も悪い意見も待ってます どこかおかしい作者:ブレあき どこかおかしい作品達 ふたば系ゆっくりいじめ 621 ゆっくりとの共存社会 ~ニュースキャスター編~ 序章 ふたば系ゆっくりいじめ 914 ゆっくりとの共存社会 ~ニュースキャスター編~ ふたば系ゆっくりいじめ 955 ゆっくりの進化 一 前半 ふたば系ゆっくりいじめ 1047 ゆっくりの進化 一 中編 ふたば系ゆっくりいじめ 1066 ゆっくりの進化 一 後半 ふたば系ゆっくりいじめ 1089 ユグソウ プレリュード ふたば系ゆっくりいじめ 1135 ユグソウ 前半 ふたば系ゆっくりいじめ 1230 喧嘩 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 少し泣いた。自分はどちらかと言えば虐待派だが、マジでそれくらい良かった( ;∀;) -- 2018-08-30 17 45 12 イイネェーwwww -- 2018-08-16 23 12 28 いや皆可愛いけどさ~ 精子の生命力に負けるって無理矢理過ぎないかい? -- 2018-01-26 17 46 12 おお感動感動(´・ω・`) -- 2016-08-28 20 43 59 あの後、ゲスとでいぶはどうなったんだwww -- 2014-08-17 14 26 40 感動した後の結果がこれだよ! -- 2013-08-27 21 58 57 あの世とこの世でキャッチボールされるお兄さんwwwww -- 2013-05-03 15 21 45 回想の「ゆっくりしていってね!」の所で終わらせて欲しかった。 -- 2013-01-06 14 28 57 良いけど最後らへんのノリはちょっと着いていけんかった・・・ -- 2012-10-04 02 03 12 「HENNTAI」ワロタ・・・と思ったら一気に(TAT)になりそうになって、と、思ったらハッピーエンド(笑) -- 2012-07-21 23 27 46 ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり! ゆっきゅり!ゆっきゅり!しゅしゅしゅ・・・ しゅっきりーーー!!!(*´∀`*) -- 2012-05-19 17 13 14 これもう胴付きじゃなくて本人じゃね? -- 2012-01-01 09 00 16 れみりゃざまぁwww -- 2012-01-01 08 58 09 ・・・ないてないぞ・・ -- 2011-12-16 23 42 27 もうロリコンでいいや… -- 2011-10-06 23 35 22 ふらんとれみりゃはおにいさんがだいすきだったんだねー、わかるよー -- 2011-08-25 09 15 56 ここから先は上映できないよ!!←そこは上映すべきだろjk -- 2011-05-03 10 48 27 普通に飼いゆとして飼ってる人にとっては、こんな簡単に飼い主に恋するどころか情欲まで抱き始めるゆっくりはさぞ気持ち悪いだろう。 このお兄さんにHENTAIの素質が無かったら処分されててもおかしくなかったな、あの二匹。 -- 2011-01-17 17 19 44 あぁイイハナシダナー くっそーーーお兄さんめ、ふらんと、れみりゃにあんなことや、こんなことしておいて、 てんこと、うどんげに、フラグたたせおってーおれもこんなゆっくりほs「HENNTAI」どぼじでぞんなごどいうの おおおおお -- 2010-12-12 20 48 01 良いなぁ……羨ましいなぁぁぁ……… -- 2010-10-25 15 38 42
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ものいいをお気に入りに追加 ものいいとは ものいいの95%は夢で出来ています。ものいいの2%は食塩で出来ています。ものいいの2%は時間で出来ています。ものいいの1%は野望で出来ています。 ものいいの報道 一部報道について(SBIホールディングス)|ニュースリリース|SBIホールディングス - SBIホールディングス 足元ヒーターでテレワーク時の足の冷えを解消。人気アイテムは? - Impress Watch ねこがカメラで撮影!? “保護ねこ写真家”の作品に5万人驚愕 撮影の舞台裏は(Hint-Pot) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 初代タイガーマスクが“2代目ダイナマイト・キッド”育成計画発表【ストロングスタイルプロレス】(TOKYO HEADLINE WEB) - Yahoo!ニュース - スポーツナビ ジェフ・ベゾス氏による特別記事「いい人材を見抜く方法」 - ダイヤモンド・オンライン 梅沢富美男の“金言”にふかわりょう「いい話をしますね」 挨拶しない後輩への対処方法とは(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ズバッと!言いたい放題】阪神JF(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 加藤綾子、家に帰ったら夫が用意していたおでんに「嬉しい」 「お店のおでんみたい」と驚き(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【漫画】「年齢で何かを決めようとしなくていい」 30代になることを恐れていた過去の自分への「メッセージ」に勇気付けられる(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース おやつが貰えないと知ったプレーリードッグの表情に「無限に見てしまう」(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 食べたいものに悩んだらどっちにする?“独り暮らしの食卓”に共感の声殺到「スーパー行くと毎回これ」(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 同じ構図“家族”撮り続け…伝えたいことは|日テレNEWS24 - 日テレNEWS24 「放置違反」は都心の駐車場不足が原因では? 年末年始、交通違反取り締まりにモノ申す(Auto Messe Web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 思わずさわってみたくなる ふわふわの「しめじ」のぬいぐるみ(2021年12月9日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース 価値観の「浸透」ではなく「涵養」が生む、いい組織・いいチーム 自分のペースで、自分で解釈し、自分でどうするのか考える時間 - ログミー 給付金「10万円は現金でもいい」と言い出した岸田政権の「迷走」 ~衆院代表質問開始(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「練習が中止になればいいのに」サッカー嫌いの少年を魅了した“ゴールの快感” 上田綺世が考え続けた「得点のための論理」とは(Number Web) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 捨てる?捨てない?捨てられない!? 思い出の品を大掃除 - マイナビニュース 夫との会話はかみ合わないのが当たり前。「いいね」「わかる」「そう」で全てうまくいく!(8760 by postseven) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 小中学生の不登校19万人以上、若者の引きこもり54万人の子どもと親を救いたい。お母さんお父さんと子どもの関係の本質に迫る『不登校、頼ってみるのもいいものだ』新刊好評発売中!【試し読みあり】:時事ドットコム - 時事通信 介護施設殺害 女の親族“普段はいい子”(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース てくてくWEEK4|ピオレラボ - イベント情報|兵庫県まんなか『播磨・但馬』 - いいものタウン 「保護者からも賛同を得た」 練馬区中学校の「SNSパスワード」提出問題、教育委員会に聞く(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 新ポケモン「ビリリダマ(ヒスイのすがた)」登場か!?#ボールガイからのお願い で「爆発するボール」が話題に(インサイド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「娘の誕生日祝いに動画を作って」クリエイターを狙った詐欺の手口が巧妙 実際にだまされそうになった報告が恐ろしい(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「弟子、してぇや~」に上岡龍太郎からまさかの「うん、いいよ~」/連載4(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース お金に支配されず、幸せに付き合うには? 金融教育と仕事の選び方(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース データドリブン、Excelのままでいいんです! 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なやむれいむともものおばけ 13KB 虐待-いじめ 愛で ギャグ 仲違い 自滅 飼いゆ 希少種 幻想郷 肉体的虐待描写は皆無に等しいくらいありませんのでご注意ください ゆっくりが死にません 精神的ぬるいじめとコメディです 駄文注意 /***************************************************************/ 胡蝶夢丸による前回の騒動から半月程経過し、いつも通りの生活に戻っていた。 れいむもお兄さんも元気に毎日を過ごしている。 ただ一点を除けば・・・ 「ゆべぇぇぇぇぇぇぇ!!」 悲鳴が響く。 しかし、里の人間も飼いゆっくりも誰一人として反応しない。 中には反応するものもいたがまたかと呟くと苦笑を浮かべただけだった。 ベチャ やけに長い滞空時間の後地面に墜落した。 「だから何度言ったら分かるんだよ!?うんうんはトイレでってのは赤ゆでもできるぞ!」 「まりさのことでいっぱいだったんだよ!しかたないんだよ!こいするおとめなんだよ!」 ビキィ 「・・・反省って言葉を知らないのか?」 何故謝らなければいけないか実際は理解していない。 しかし青筋を立てて聞いてくるお兄さんにただならないものを感じたれいむは渋々謝ることにした。 「ゆぅ・・・ゆんと・・・その・・・」 「もっと大きな声でハキハキと!」 促されたれいむは元気に大きくハキハキと謝罪する。 「おとめちっくでごめーんねっ♪」 元々理解してなかった状態で何も考えずに謝罪した結果だった。 身体をクネらせ両もみあげを頬の辺りに置いたこの無意識で行ったポーズは天性の才能によるものなのかもしれない。 メリットは何一つ考えられないが。 「・・・おまえは・・・少し反省してこい!それまで帰って来んな!」 青筋が更に増えたお兄さんはそう言うと勢い良く扉を閉めた。 取り残されたれいむはしばらく先程のポーズのままでいたが少しするとシュンと項垂れた。 「・・・おにいさん?ゆるしてね?かわいいれいむがゆっくりあやまってるよ?」 反応は無い。 れいむは仕方なくその場を離れ、ずーりずーりと歩き始めた。 これこそが半月の間に変化したことだった。 お兄さんはれいむに対して愛でるだけでは無くなった。 時には鉄拳制裁も辞さないし、大声で叱りつけることもするようになったのだ。 れいむは不思議でならなかった。 今までの優しかったお兄さんとはあまりにも違ったからだ。 もちろん完全な虐待お兄さんになったわけではない。 言ってみれば過保護な状態からあるべき状態へとなれただけなのである。 でもれいむはそんなことはわからない。 今ではまりさ以上にれいむを悩ませる問題でとなっていた。 飼いゆであることを示すバッジさんを付けているので里の中を徘徊するなら問題はない。 でもれいむには行く場所が思いつかなかった。 人間の子供に苛められることはないが何が飛んでくるか分からないので原っぱは行きたくない。 友達のところと言ってもお兄さん無しだと事情を説明するのが面倒。 その結果、れいむはなるべく道の端を選び適当に這いずり回ることにした。 「おにいさんがゆっくりできないよ・・・」 「どうしてゆっくりしてないの?・・・」 「れいむがかわいいからなの?・・・」 口から出るのはお兄さんへの不満ばかりだった。 しかしそこであることに気づいた。 「ゆゆ!こんなすがたをまりさにみられたらきらわれちゃうよ!」 それは言い訳に過ぎない。 そうでも口にしないと空元気を出すことも難しかったのだ。 「どこかしずかなばしょでゆっくりするよ!」 れいむはひたすらずーりずーりと里の外れを目指した。 日が暮れる。 赤く大きな太陽を見ながられいむはまだ悩んでいた。 「おひさまさん・・・ゆっくりおやすみなさい・・・」 反射的にそう呟いたが途端に中枢餡へと刺激が走った。 まりさの事を考えても響かなかった。 お兄さんに殴られても響かなかった。 それでも今は中枢餡が耐えられなくなった刺激を目から出すしかなかった。 「ゆっぐ・・・ゆぅゆゆ・・・ゆ・・・おにいさんのばかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 自然と言葉が漏れた。 溜め込んだものを刺激と一緒に出してしまうかのようにおもいっきり叫んだ。 「あら?」 いつの間にかれいむの傍に人影があった。 人影はれいむに気づくとそっと近づいた。 「れいむ?あなたアイツのれいむでしょ?」 「ゆわぁぁぁぁぁん!!!!!ゆぁぁぁぁぁぁぁえ?」 れいむはやや無理やり泣くのを止めると声の方を向く。 その顔をれいむは覚えていた。 「おねえさん!おにいさんをゆっくりたすけてくれたおねえさんなの!?」 「そうよ、なんでここで泣いてるの?」 「ゆ・・・おにいさんが・・・おにいさんがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 そう叫びながられいむはポヨンとお姉さんの胸に飛び込む。 れいむの声は最早聞き取れるものではなかった。 しかしお姉さんは何となく理解した。 そしてれいむを抱き上げニコッと笑顔になって言った。 「なら、うちの子になりなさい。私とてんこで仲良く暮らそ?」 「ゆぅ?・・・いいの?」 「もちろん♪アイツがなにか言ってきても言い負かす自信もネタもあるから安心しなさい!」 「ゆぅ・・・でも・・・」 れいむはもじもじとしてなかなか答えない。 それを見てお姉さんは二ヤーっと笑って問いかけた。 「あれ~?れいむはアイツが嫌いじゃなかったっけ?それともやっぱり大好きなのかなぁ?」 「ゆゆ!?そんなことないよ!あんなにあんこのうなぼうりょくじじいなんかしらないよ!」 「そう?じゃあどうする?」 「かわいいれいむをゆっくりおねがいします!」 お姉さんはれいむ抱き上げたまま頭を数回撫でると、 「こっちもよろしくね?」 と言って歩き始めた。 その時れいむが見たお姉さんの顔は笑顔だったが遠くを見ている感じだった。 「ただいま~!」 「かわいいれいむがゆっくりかえったよ!」 一緒に帰宅の挨拶。 お姉さんはれいむの順応性に少々驚いていた。 「おかえりなさぁぁぁぁい!!」 ポヨンッポヨンッ 挨拶につられてお姉さん目掛けて近づいてくる物体が一つ。 てんこだった。 「ただいま!てんこ?良い子にしてた?」 「てんこはいつもわるいこだよ!だからいじめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「わかってるわよ♪よ~しよ~し!」 ギュム! お姉さんに踏みつけられるてんこ。 その足には大分力が入っているのがれいむにもわかった。 「なにしてるのぉぉぉぉぉ!?」 思わずれいむは叫んでしまう。 しかしお姉さんもてんこも疑問気な顔のまま首を傾げるだけだった。 その間もてんこは踏まれ続けていた。 最早原型を留めず足が身体にめり込んでいた。 「やめてあげてね!いたがってるよ!」 れいむは助けを求めた。 するとお姉さんはクスっと笑ってこう答えた。 「てんこはね?痛いことがだ~い好きな変態さんなの。だから今やってるのはご褒美。とっても喜んでるでしょ?」 れいむはショックを受けながらも確認した。 潰されていて、てんこの顔はよく見えない。 しかし、 「ゆへへへへ・・・もっとぉ・・・たりないわぁおねえさ~ん・・・」 と言う声が聞こえ、お姉さんの言葉が正しかったことを理解した。 その事を伝えようとするがれいむは言葉にできなかった。 オロオロしながらお姉さんを見ると「そうでしょ?」と言わんばかりの笑顔でてんこを踏み続けていた。 「れ・・・れいむにいたいいたいはやめてね?ゆっくりできないよ!」 「そう?ならやめておくわ。」 どうやら言わなかったら同じことをする気だったようだ。 「さてと、ご飯作るから少し待っててね?」 「「ゆっくりりかいしたよ!」」 「それじゃあてんこ?それまでれいむに遊んでもらいなさい。れいむもお願いね?」 お姉さんからお願いされたのだから断るわけにもいかない。 「ゆっくりまかせてね!」 れいむは元気よく答えるとまだ元の形に戻っていないてんこへ近づいた。 「てんこ?ゆっくりしてね?」 「ハァハァ・・・てんこは・・・とってもゆっくりしてるわ・・・」 そうは言っても顔面にくっきりと足型が残っていてとてもじゃないがゆっくりしているようには見えない。 しかしれいむは怯むこと無く言葉を続けた。 「れ・・・れいむはれいむだよ!ゆっくりしていってね!」 「ハァハァ・・・てんこは、てんこよ!ゆっくりしていってね!」 ようやくてんこは元の形を取り戻した。 「てんこ!なにしてあそぶの?おうたさん?それともすーりすーり?」 「いじめてね・・・」 「ゆゆ?」 「てんこをいじめてぇぇぇぇぇ!わるいこのてんこをおもいっきりせいっさいっしてぇぇぇぇぇ!!」 遂にれいむは言葉を失った。 とてもじゃないが理解できなかった。 制裁はゆっくりできないゆっくりに対して行うもの。 そういう意味では今すぐに行っても問題は無い。 しかし、それはとても痛くてゆっくりできないもの。 それを求めるゆっくりが今目の前にいるということ。 それがどうにも受け入れられなかった。 「さあ・・・」 「ゆゆ!?」 にじり寄るてんこに圧倒され、れいむは後退するしかなかった。 「ゆっくりしないでいじめろぉぉぉぉぉ!!じゃないとせいっさいっしてやるぅぅぅぅぅ!!」 「ゆびぃぃいぃぃ!!!」 てんこは高く跳躍するとれいむへ襲いかかった。 れいむにできることは必死に逃げるだけ。 「や・・・やめてね!ゆっくりできないよ!」 「だったらてんこをぶってぇぇぇぇぇ!!たくさんでいいわぁぁぁぁ!!」 その時、ちょうど振り返ったお姉さんとれいむの目が合った。 「おねえさん!」 これで助かる。 れいむは走りながらも安堵した。 「あら、鬼ごっこ?もう仲良くなったのね♪」 ゴロゴロゴロゴロゴロ 予想外の声にれいむは盛大に転んだ。 「おねえさん・・・どぼじで・・・」 そこへ忍び寄る影。 「おいついたわぁ・・・」 「て、てんこだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「はいタッチ。つぎはれいむがてんこをおいまわしてね?」 「ゆゆ?」 「いまのてんこみたいにしてね?えものをおうけものさんのようにやるのよ?」 「ゆ!?」 「そしておいつめたらがぶっとやってね!たくさんでいいわ!」 「むりだよ・・・もっとゆっくりできることしようね?」 れいむは違う遊びへ誘導を試みた。 しかしそれも無駄だった。 「ちがうあそび?ふーみふーみにする?それともがーぶがーぶ?」 「・・・かわってないでしょぉぉぉぉ!!」 バシッ れいむのゆん生初めてのツッコミがてんこの顔にクリーンヒットした。 我を忘れた一撃はてんこの顔にれいむのもみあげの形を残すほど強力だった。 「ゆわ・・・てんこ、ごめんね?ゆっくりしていってね?」 「・・・」 てんこは無言のまま何も答えない。 「てんこ?」 「・・・いいわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!いまのつっこみさんはさいっこうっにしびれたわぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「ゆゆゆ!?」 大好評だった。 唖然とするれいむにあにゃるを向けてフリフリとしながら更なるツッコミまでねだっている。 「れいむぅぅぅ!ゆっくりしないできてぇぇぇぇぇ!」 「こ・・・こわいよぉぉぉぉ!!」 再び逃げ出すれいむ。 しかしてんこもまた追い始めた。 「まってぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!れぇぇぇぇぇいぃぃぃぃむぅぅぅぅぅ!!!」 「ばけものぉぉぉぉぉぉ!!こっちくるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「ことばぜめもできるのねぇぇぇぇ!!いいわぁぁぁぁ!!もっとぉぉぉぉぉ!!」 こうなってはもうどうしようもない。 れいむからすればれいぱーに出会ったのと大差が無かった。 逃げても逃げても追って来るてんこ。 その間にも投げられるてんこへの暴言の数々によりてんこはすっかりれいむを気に入っていしまっていた。 「ゆはぁ・・・ゆはぁ・・・こっち・・・くるにゃぁぁぁ・・・ももさんの・・・おばけぇ・・・」 「ハァハァ・・・さいっこうっよぉぉぉ・・・てんことれいむは・・・あいしょうばつっぐんっねぇ・・・」 恐怖のあまり幼児退行を始めたれいむ。 それに対してお構いなしに再びにじり寄るてんこ。 れいむと同様てんこも疲れきっていてずーりずーりでしか動けない。 しかしゆっくり近寄ることが恐怖を増幅していた。 「こっち・・・くるにゃぁぁぁ・・・」 「いいわよれいむ・・・もっとぉぉぉ・・・」 「どぼじでれいむをいじめるのぉぉぉぉ!?れいむなんにもわるいことしてないのにぃぃぃぃぃ!!」 「そうよぉ・・・わるいこはてんこよぉぉぉ・・・だからせいっさいっしてねぇぇぇぇ・・・」 ガバッ てんこがれいむに跳びかかった。 その瞬間、れいむの小さな餡子脳は全力で過去を思い出していた。 お兄さんとの出会い。 箱入りに育てられた日々。 まりさに心を奪われたあの日。 お兄さんが倒れて泣いた夜。 お兄さんに殴られた衝撃。 お兄さんに締め出された悲しさ。 いつもお兄さんが傍にいた事。 「もうやじゃぁぁぁぁぁぁぁ!!おうちかえりゅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 そう叫んだ後、れいむの意識はプツンと切れその場で気絶した。 気がつくと、れいむは布団の上にいた。 「このにおいさんは・・・おにいさんのじゃないよ。」 れいむは辺りを見回した。 まだお姉さんの家にいるらしい。 しかし明かりはあるがお姉さんの姿が見えない。 「おねえさん?どこなの?」 問いかけるが返事も無い。 ふと、上を向いてみた。 「はやいぃぃぃぃぃ・・・いいわぁぁぁぁぁぁぁ・・・」 「てんこだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 そこにいたのはてんこだった。 簀巻きにされ吊るされながら悶えている。 れいむは硬直したまま動けなくなった。 ガラッ! 戸を開ける音が聞こえた。 「れいむ!」 お兄さんだった。 状況が理解できないれいむは思わずお兄さんの胸に飛び込んだ。 「おにいさぁぁぁぁぁぁぁん!こわかったよぉぉぉぉぉ!!」 「反省したのか?」 「はんせいじまじだぁぁぁぁ!!もうてんこはいやぁぁぁぁぁ!!のーまるさんがいいぃぃぃぃ!!」 お兄さんは頭を掻きながら苦笑するしかなかった。 「まあ反省したならいいか。その代わりまた悪い子になったらここに連れてくるからな?」 「ゆっくりりかいしましたぁぁぁぁぁ!!」 それかられいむはゆんゆん泣いた。 今までの恐怖や苦痛を追い出すようにおもいっきり。 「あら、仲良しね。」 「・・・おねえさん?」 「世話かけたな。」 「また貸しが増えたわね♪」 お姉さんが笑顔で現れる。 「お前もお姉さんにお礼を言え。オレを呼びに来てくれたんだぞ?」 「そうなの?」 お姉さんはうんうんと首を縦に振って答えた。 そしてれいむは涙を拭い、元気よくお礼を言った。 「せわかけたな!」 それはそれはキリッとしていてとても堂々としたものだった。 直後、れいむを持つお兄さんの手が小刻みに震える。 「反省してねぇじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 お兄さんによるれいむの全力投げ。 れいむは宙を舞い、てんこに衝突する。 そしててんことれいむは一緒に床に落ちた。 そこでまたれいむの意識は途切れた。 今度は先程と違いとても幸せそうな顔をしていた。 「おにいさん!ゆっくりしていってね!」 れいむの声が響いた。 お兄さんの家に戻ることができたれいむはとても幸せな毎日を送っていた。 れいむも相変わらず鉄拳制裁されたり締め出されたりするものの何故叱られたのかを少しづつ理解できるようになった。 「れいむ。友達が来てるぞ?」 「ゆ?だれなの?もしかしてまりさ!?ゆっくりまってね!おめかしするよ!」 「れいむぅぅ!!そんなことよりてんこをぶってぇぇぇ!!あのいちげきがわすれられないのぉぉぉぉ!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!てんこだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 れいむはてんこがトラウマになってしまっていた。 泣き叫びながら逃げるれいむと追うてんこ。 里は今日も平和な時間を刻んでいた。 /***************************************************************/ あとがき 本作品を読んで頂きありがとうございます。 前回「こいするれいむとゆめのくすり」を書いた者です。 感想くれた方ありがとうございました。 今回より烏賊様より拝命した『not底辺あき』を名乗らせて頂きます。 未だに長編を書けないしたくさんの評価を頂けない若輩ではありますが名前通りの作家になれるように頑張る所存です。 今回は初めての続編を書いてみました。 まだまだ安定しない作家ですがよかったら感想で至らない点を教えてください。 ここまで読んで頂きありがとうございました。 not底辺あき 著 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 652 てんしのれいむとどれいのまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 813 まりさのわらいごえ ふたば系ゆっくりいじめ 845 こいするれいむとゆめのくすり 挿絵 by全裸あき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る お姉さんが可愛い!(けど、既視感のあるキャラだな?) -- 2018-03-21 19 48 32 ☆血★管★大★爆★発☆ -- 2013-07-29 21 04 27 この絵はもはやプロの域だろ…何度も見返したわ -- 2012-04-11 02 37 47 クソつまんなかったけど まあ愛でだからクソつまんなくてもいいと思う 読んで損したから謝罪を要求したいくらだけどまあ最初に愛で注意の警告があったから許そう ビックリするくらいクソつまらなかったけど -- 2011-11-16 06 33 54 絵のお姉さんが可愛いんだが? -- 2011-10-30 23 50 59 まあてんこならあんなもん -- 2011-02-05 18 04 54 おとめちっくでごめーんね!! これ、俺の中のビキィとくるセリフランキングワースト10に入るウザさだ。 -- 2011-01-22 14 38 38 れいむは飼い主もろとも死ねばいいのに -- 2010-11-18 09 06 25 挿絵のおねえさん美しい…てんこ、俺と変われ(おぃ いいはなしだなー ほのぼのゆっくりー^^ -- 2010-11-15 22 56 01 なるほど…こんなてんこちゃんもアリだな! うん!てんこちゃん可愛い!!! -- 2010-08-06 01 26 26 あれが てんこの ほんとうの すがた なんだ・・・・ -- 2010-08-05 17 40 36 友達って大切だね+ -- 2010-07-23 08 53 40 SSは良いとして、挿絵がひどい。てんこちゃんはこんなキモくない。 -- 2010-07-13 09 18 13 こういうのもいいなあ ニヤニヤしながら読んでしまった -- 2010-06-02 03 01 57
https://w.atwiki.jp/omagi_yurusuna/pages/29.html
いじめグループは同級生をいじめていた
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2912.html
注意書き タイトルこそとある落語ですがその落語との関連はありません。 虐待無し。人間虐め。 作者当てシリーズってやつです、見事正解した名前あり作者さんの中から抽選で一人、このSSの作者とネチョるSSを書いてくれるという話はありません、あしからず。 やあ!僕は虐待おにいさん!使い古された感があるこの挨拶だけど、たまにはいいよね!! そんな自分の元に一人の青年が訪れる、彼とは昔から付き合いがあり、自分もゆっくりを虐待したいと言ってきたので簡単な虐待道具を見繕った事がある。 そんな彼がゆっくりのことで話があると言ってきたのだ、そしてゆっくりは見せないでくれとも言ってきた。 「やめでぇ!!おにいざん!!でいぶばなびもじでないよぼぉぉ!!がえじで!!おうじがえじでぇぇ!!」 「うっさい」 さっきまで潰れると潰れないのぎりぎりの力でトンカチで殴っていたれいむを透明な箱に入れて蹴り飛ばす。 「もうおぞらどびだぐないいいぃぃぃ!!」 そんなことを言いながられいむは隣の部屋へと吸い込まれていった。 「やあ!よく来たね!!ゆっくりしていってね!!」 そんな挨拶をしながら青年を迎え入れる、彼はもともと健康的な顔色をしているというわけではなかったのだが、今日は一層顔色が悪くなっているような気がした。 「すいません…それ、やめてくれませんか?」 「ん?どうした?あんなにゆっくりをいたぶるのが好きだって言ってたのに…」 「そのことを含めて相談に来たんです、とりあえずゆっくりは全部閉まってくれましたか?」 「ああ、さっき全部奥の部屋にしまったよ、とりあえずあがりたまえ、お茶と饅じ…煎餅でも出そう」 青年を居間に通す、ソファに座らせそこで待ってるように言った後、お茶を入れて持ってきた 「それで、何の相談だ?好きな人ができたとか言われても彼女いない歴=年齢な俺には恋愛相談には乗れんぞ?」 「そんなんだったらあなたには聞きません、実はこれを返しに来たんです」 そう言って彼が取りだしたのは自分が少し前に彼に上げた、透明な箱をはじめとするゆっくり虐待道具だった。 「おいおい、それは俺が君にあげたんだ、返してもらわなくても…」 「俺、ゆっくり虐待を止めようと思うんです」 「…なに?」 なんだって?ホワイ?なんで?どして? 「とりあえず、理由を聞かせてもらおうか?」 「はい、じゃあ…」 青年は一口、お茶を飲んでから話し始めた。 「あなたに教えてもらってから、ゆっくりを虐待したとき、俺はとても楽しかった、いろいろな鬱憤をゆっくり相手に発散できた、虐待という麻薬にトリップしていたといってもいいでしょう」 「その例えは俺達がみな麻薬常習犯みたいに聞こえるからやめてくれないか」 いきなり何を言っているんだ、こいつは? 「僕はゆっくりを捕まえて、いろいろな虐待をしてきました。殴る蹴る、箱に閉じ込める、足を焼くなどです」 まあ、当然だろう。その三つは虐待の初歩の初歩といってもいい、虐待が趣味の人間でこの三つをしたことがないというやつはほとんどいない。 「ただ、つい最近、あることに気付いたんです。自分はゆっくりの親子を使った虐待、親の前で子を殺すという虐待をしていなかったんです」 「うん、それで?」 「内容としては簡単なものでした、親の足を焼いてその目の前で子を一匹ずつ殺して行くというものでした、親は泣き叫ぶし、子は僕が口添えしたので親が自分たちを見捨てたと思って親を罵る、 必死な親と俺に殺されようとしているのに親を罵ることしか考えない子ゆっくりがとても滑稽なものに見えて何とも言えない気分になりました」 「無力な饅頭風情の生死を自分が握っている、その間隔がとても心地よいものだったろう?他の生物では味わえない、ゆっくり虐待ならではの特権だな」 「まあ、そうなんでしょうかね」 無力なのに自分たちの生存権と所有権をひたすら主張するだけの汚いまんじゅう、そんな生物に自分たちの無力さを思い知らせ、親子間に誤解を生ませてそのまま一家まとめて皆殺し… ああ、なんていいんだろう。と、俺がトリップしかけたところで青年が話を続けた。 「その虐待がしばらく僕のマイブームになっていました、ただ、先日あるれいむ一家を虐待しようとして…怖くなったんです」 「怖いって、何が?」 れいむ種?まりさ種ならドスになりかけのやつでいきなりスパーク撃たれて髪が焦げたという話は聞いたことがあるが…そんなことを考えていると青年は少しづつ話し始めた。 「さあ!!今日も張り切って虐待するぞ!!」 そんなことを言いながら外に出た僕は虐待お兄さん。 実際はそこまで虐待回数も多くはないからお兄さん見習いってところかな? 今僕がはまっているのはゆっくりの親子を使った虐待だ、まさに人生の春を謳歌しているというゆっくり一家を捕まえ家に持って帰ってから、親の足を焼く。 たいていゆっくりどもは「ばりざだじだにもばるいごとしでなびのびどぼじでぇぇぇえ!?!?」とか言ってくるけどお前みたいなのが道端を歩いているから悪いんだ。 学校でも会社でも虐められる立場だった俺でも今は何とか生活している、そんな俺にすぐ捕まってしまうような饅頭の癖に家庭持ちなんて生意気だし、そんなに非力な存在なら 人間に危害を加える前にさっさと一家心中した方が地球環境のためにもなると思うんだけどね。 「おかーちゃんにひどいことしりゃいでぇ!!」 「おかーちゃんをはにゃちぇ!!」 当然親の悲鳴を聞いた子ゆっくり達は抗議の声を上げてくるがそんなものは無視、弱者の懇願をはなから無視するのってある種の快感だよね。 「お、おがぁざんのごどはいいがらちびじゃんだげでもにげでえぇ…」 残念、子ゆっくりはジャンプしても越えられないような深さの桶に入れてるから土台無理なのよね。 「ゆっぐりでぎないおじざんはじね!じねぇ!!」 あーはいはい、いつか死にますよ、確実にお前らよりは後だけどな。 とりあえず親の足(?)の部分をなでまわしてこんがり焼けていることを確認する。 「どーだーゆっくり、ちゃんと歩けるか?」 とりあえず確認のために地面に置いて煽る。 「あるけなぐじだのはおばえだろおぉぉ!!じね!あやばれぇぇ!!」 生首が体中を震わせながら目を真っ赤にしながら泣きわめくさまはどう見て持ちも気悪い、気持ち悪いのがさらに俺のテンションを上げてくれる。 さて、喚くだけで動けない親を桶がよく見えるようにおいて、子を殺すことにする。 「おじびじゃん!!にげでえぇぇ!!」 「おかあちゃんどこにいりゅの~!?」 桶の中からは親はよく見えない。だが親の悲鳴から俺をゆっくりできない人間と認識したのか必死に逃げようとする。 まったくもって無様だ、こんな狭い桶の中で逃げ切れるわけないのに。 「はなちぇ!!はなちちぇ!!おかあちゃんたちゅけてぇ!!」 とりあえず最初に一匹掴み、親と子両方からよく見える位置までもって行く。 「れいむのおちびじゃんをはなじぇえええ!!」 「おねーちゃんになりちゅるのー!!」 「いもーちょをはなちぇ!!そしちぇあやまりぇえ!!」 「はい一匹目ドーン!」 「ゆぎゃ…!!」 俺の手の中で一匹目の赤ちゃんがはじけた。一瞬の静寂の後、親と子が同時に叫ぶ。 「でいぶのあがちゃんがあああああああ!!」 「いやじゃああ!!じりたちゅない!じにたちゅにゃいよ!!」 「どおじでごろじだの!でいぶだじばにもじでないのにいぃぃ!?」 「アッハハハハ!!馬鹿見てぇ、お前ら足焼かれて閉じ込められて俺に家族をつかまれてたのにまさか殺されないだろうとは思ってたの?馬鹿見てぇ!!」 そこらへんの虫だって人間に捕まれたら全力で逃げだそうって言うのに? 「ほら、泣きわめくのはそこまでにしとけよ、まだまだ殺して行くんだからそんなにないたら水分持たないぞ?」 ほれ二匹目。 「ゆべしっ…」 「ああああああああ!あがじゃんんん!!」 三匹目。 「おかーちゃんたちゅげ…」 「れーみゅのいもーちょがああぁ!!」 「おかーちゃんたちゅけちぇえ!!」 「ちにちゃくにゃいよぉぉ!!」 「れーむたちにゃにもしてにゃいのにどおちてこんなことするのおぉぉ!?」 「そりゃお前たちゆっくりが生きるにも値しない屑生物だから俺みたいな屑に殺されるぐらいしか存在価値がないんだよ、あとお母さんは助けに来ない、なぜなら君たちのことなんかどうでもいいから」 「うしょだああ!!おみゃえがおきゃあしゃんににゃにかしたんだあ!!」 む、それに気づくとはこいつら、結構利口な方なのか?まあいいや、次からは子と親を隔離してから足を焼こう。 「まあ、そうだね、でそれに気付いてどうなるって言うんだい?あ、そ~れ!!」 「おきゃあ…ゆぎゃあ!!」 眼窩から眼球と餡子が噴き出し絶命っと、次で最後の一匹だ。 「やべろおおぉぉぉ!ぞのごがらでおはなぜぇぇぇ!!」 「いやだ~!おかあしゃんたちゅけて~!!」 だから親は助けにこれないんだって、というかゆっくりに限った話でもなく戦争映画とかでは何で死ぬ前に母親のことを呼ぶんだろうね?戦場に親がきて助けてくれるわけでもないし、 映画は好きだし戦争映画も好きだけど人が死ぬ前にモルヒネを撃たれながら「ママ、ママ…」って呟くやつは大っきらいだ、そんなこと言ってもままはたちゅけてくれまちぇーんとか言いたくなるよね。 少し横にそれた。ごめん。 で、最後の一匹を手にしその手に力を込めたとき… 「やべろ!やべろ!やべろおぉぉ!!!」 べりっ!! あれ?べり…? 音がした方向を振り向いたとき目に映ったのは、焦げた足を突き破り、そこから餡子を漏らしながらも自分に向かって襲いかかってくる親ゆっくりのかをがあった。 ついさっきまで滑稽なものだとしか思っていなかったそれが、その時だけおにや悪魔の類に思えた。 「っ…いってえ!?」 とっさに顔をかばおうとして出した左腕を噛まれる、ゆっくりに噛みつかれたことなんて初めてだったけど、こいつらってこんなに噛む力があるのか!? →手につかんでいた子ゆっくりを一瞬で握りつぶし、まだ左腕に噛みついてる親ゆっくりを左手でぶんなぐる、親ゆっくりは絶命したが、自分の腕にはかなり大きいゆっくりの歯形が残っていた。 そこまで話し終えた後、青年はお茶を一杯飲んだ。 「それで君は、ゆっくりという存在が怖くなったと、ゆっくりを見るたびに最後の親れいむの顔を思い出してしまうと」 「はい、その通りです。あの顔を見た後、ゆっくりという生物が怖くなったんです、そして自分は昔いじめられた腹いせにその虐めてきた相手と同じこと、 もっとひどいことをしてたんじゃないだろうかって…だから自分はこれ以上ゆっくりを虐めることができないんです。だからこれを返そうと…」 「まあ、待て」 青年の言葉をさえぎり、袋から一つの饅頭を取り出す。 「この普通の饅頭を潰してみるんだ」 「え…?でももったいなくないですか?」 「いいから、やれ」 「じゃあ…そぉい!!」 テーブルの上に置いてあった饅頭は一瞬で周りに餡子をまき散らしながら潰れた。 「それで、いまの行為を酷いことだと感じたか?自分をいじめた相手と同じことをこの饅頭にしたと思ったか?」 「え…?いいえ、だってこれはただの饅頭でしょ?」 「そう、これはただの饅頭だ、ゆっくりもただの饅頭なんだ」 それを聞いた瞬間、青年の顔が明るくなる。 「そうか、ただの饅頭は虐待してもいいんだ!!」 「少し違うけどそういうことさ」 そう言って袋からもう一つの饅頭を取り出し、そこに般若の顔をしたゆっくりれいむの顔をペンで書く。 「これを見てみろ、この顔が怖いか?自分の行為が幸せな動物を殺してしまうんだと思うか?」 「いいえ、だってただの饅頭ですもんね!!」 「そう、ただの饅頭だ」 そう言って言葉を続ける。 「ゆっくり虐待はアブノーマルな趣味だ、これを趣味に持つことが公に知られて職を失った人だっているという。確かに生物を虐めるのが大好きだという人間がいれば社会では認知されにくいだろう… だが、ゆっくりは饅頭なんだ、生物じゃない。ただの饅頭親子、団子大家族をたたいたり焼いたり潰したりしても本来は咎められることではないし、気に病むことではないんだ。 まあ、アブノーマルな趣味といってもいろんな人がいる、ゆっくり虐待にも俺以外の考え方を持っている人もい多いだろう、だから俺はこれ以上君には何も言わないよ」 「わかりました、今日はありがとうございます、話を聞いてもらえて少し楽になりました」 「そうか、それでこの透明な箱はどうする?いらないなら私が引き取るが…」 青年が返すといって持ってきた箱を指さすと、青年は笑顔で答えた。 「やっぱり持ち帰ります、僕にはまだこれが必要みたいです」 あとがき 制裁以外の理由で虐待する人間を書こうとするとどうしても人間の屑みたいなやつになります 作者当てシリーズ このSSに感想を付ける
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このスレは「引越し」後の安藤リークと連動しています 29 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 14 14 51 ID +ToylnzmO まとめサイトに犯人のプリクラあるけど、あったま悪そうな顔ね。 あと関係ないけどユーカリのケーキ美味しいわよ。懐かしいわ。 59 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 21 03 14 ID hOv1HbwLO なんで○○(注:被害者の名前)に対するいじめが始まったのかここに書いたほうがわかりやすい? いいんじゃね?ヤることヤったなら。 60 名前: 陽気な名無しさん [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 21 06 49 ID bt+nvrpG0 でも結局どのいじめ自殺も最終的には無かったことになってるのよね 61 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 21 12 25 ID W3ZQYxHr0 59 キ女板に行ったほうがいい燃料になるんじゃないの? 62 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 21 13 36 ID hOv1HbwLO へ~チビ専て言葉あるんだ そりゃモテるよなあいつ!!! カタカナとか漢字とかは安藤だな 松下のこと守りたかったんだな キショイもんはキショイ 63 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 21 16 54 ID hOv1HbwLO それが本音 もうほっといてくれんかな? クラスの大半が関与って言うけど 比嘉安藤松下 こいつら以外みんな同じ気持ちだったって。ワラ 64 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 21 30 53 ID hOv1HbwLO 何をしたかは皆さんの方が妄想逞しいでしょ。 ページだって想像の通り。 65 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 21 35 30 ID +ToylnzmO 64 昨秋にいじめを見た担任がアメフト顧問の三上だったってホントなのかしら? 67 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 21 40 59 ID hOv1HbwLO いじめを見たのは栫じゃん 70 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 21 54 44 ID +ToylnzmO 67 かこい懐かしいわぁ~。サッカー部顧問だったわね。 71 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 21 55 20 ID hOv1HbwLO 安藤=西神中出身のホモ。漢字やひらがなでばらした奴。逃げてもう滝川にはこない。 松下=西神中出身でホモ疑惑あり。最初に偽名が載った時に安藤が守ろうとした奴。 73 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 22 00 39 ID hOv1HbwLO 最初に見たのは三上かもね でもみんなしってんじゃね? 校内中が傍観者だけど 仕方ないと思うよ あの辺りの運動部別世界だし 77 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 22 05 48 ID +ToylnzmO アタシが知ってるのでも数年前に担任三上で野球部とアメフト部のいじめあったわ。 でもな~んにも起きずにいじめられた子は留年しただけで話は終わったの。物凄い理不尽さを感じたわ。 でも今回は被害者が死んでも上記のようにな~んにもなかったかのようにしたかったみたいね。 滝川ちょっと痛い目見ないとダメね。 78 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 22 06 54 ID pmuX5Ypr0 で、 ID hOv1HbwLOの君は亡くなった子をいじめてた子なの? それともお仲間? 人一人自殺しているのに、「もうほっといてくれんかな?」はないんじゃないの? 79 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 22 16 23 ID hOv1HbwLO どっちでもない。 俺は女しか興味ないし。 でも何がきっかけかここの人ならわかってくれるかなって。 それ以外は、もう出尽くしてるから俺から語らなくても… 粘土は見た奴いても弁当は報道されるまで知らなかった。 だけどそういう背景があってこうなったのは、俺が見聞きしたこと。 安藤は小さいのが好きなインキャ。 あいつははごついのが好きだったらしい 消えます 82 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 22 21 40 ID hOv1HbwLO 被害者は山○やつ○○みたいなのが…だったってこと。 だから一緒におるんだってきかされてた。 性的なことでいじめ…てのも納得がいった じゃね。本当に 84 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 22 23 32 ID +ToylnzmO 82がホントなら新事実じゃないの? 98 名前: 陽気な名無しさん [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 22 44 57 ID fQtkX5su0 ID hOv1HbwLOは捕まりたくない真犯人 103 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 22 53 02 ID hOv1HbwLO 多分彼女ってYから紹介されたスマヒの奴だ。 さらに揉めたんだろうな… 安藤が被害者のこと好きだったりしたのはまじ もう無理 114 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 23 16 37 ID hOv1HbwLO ば~か なんで俺が安藤なんだよ 嘘つき王子二人 てかホモって嘘つきばっかりなんだね 俺は何もしてないけどある意味同情する。 109 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/23(日) 23 04 10 ID +ToylnzmO 97 そこまで田舎じゃないわよ。ってかこの加害者達があまりに例外的過ぎるわ。 被害者の子って最初の方は加害者とそこそこ仲良かったのかしら。 彼女紹介なんて結構親密じゃないとそんな話にならないわよね 112 名前: 陽気な名無しさん [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 10 28 ID +ToylnzmO 111 須磨東っていう公立高校よ。 117 名前: 陽気な名無しさん [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 23 06 ID +ToylnzmO 明日三宮のマクドナルドでオフ会あるらしいけど、何オフなのかしら? 123 名前: 陽気な名無しさん [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 33 39 ID +ToylnzmO 120 教えてくださってどうもありがとう。そんなのに人集まるのかしら? 関係者がマジで来ないと何の意味もなさそうだわ。 133 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/24(月) 02 02 17 ID qDvWrQeQ0 安藤の書き込みにスカンジナビアってのがあるよな? それの意味についてメールが回ってきた。 とだけ書き込みしておくwwww 223 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/24(月) 23 49 03 ID 6Ul07MWx0 あ○こが行方不明なんだけどお前行き先しらね??? まじ? あいつ全部話して逃げるつもりじゃね??? 逃げるたってどこへだよ お前ネットカフェもあるようなとこで巣漢字菜美亜って知ってる??? 三宮とか梅田かな?でも夜中だよ。てか巣漢字菜美亜って何?スカンジナビア? 俺もわかんね。 ・・・北欧?俺もまじ心配 あとはぐぐったってだけの話 224 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/24(月) 23 50 29 ID 6Ul07MWx0 ま、多分まっつんもホモなんだね。 273 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/25(火) 14 01 19 ID AtsRnemC0 あんことまっつん、捕まったな 274 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/25(火) 14 34 30 ID ljyOMfTu0 西区2名逮捕 謎の1名任意同行 西区2名は西神在住のあの二人 このスレで「信用」していた人は腰を抜かすだろうな。 あの工作は保身のためだったんだよ。 二人とも竹の台小学校→西神中学校→滝川 だったと思うよ。 ホモで、そういう嗜好があるところからも逆に納得がいくだろう。 最低な奴。 あと一人・・・誰だろうね。 466 名前: 陽気な名無しさん 投稿日: 2007/09/28(金) 01 11 55 ID tjmLDry5O ところがえびの高原国際ホテルは10月入学で、願書が通ったかも不明なんだな。 誰かからもらったお小遣いで不謹慎な場所にいるって聞いたけど(ワラ なあ、塩屋デートの&。
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・23回目 ・ぱるぱるすぃです。 ・虐めません。 ・きっと小ネタです。 ・目指せ地霊殿ゆっくり化計画。その4。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス 橋姫。 由来とかは、各自あきゅペディア見るなりWahaa! を使うなりして調べて欲しい。 今回は、その橋姫の縁に関する事柄が重要だ。 橋姫は、縁切りの鬼女か女神として有名であることは、調べればすぐ分かる。 同じく丑の刻参りの由来でもあることも分かるだろう。 ちなみに丑というのは、昔の時刻を干支で表した単位である。 「ひとつのろわばあなふたつ」 丑一つは、午前二時から午前二時半までの時間を指す。 「ふたつのろわばうつろがみっつ」 丑二つは、午前二時半から午前三時までの時間を指す。 「みっつのろわばたくさんしとなる」 丑三つは、午前三時から午前三時半までの時間を指す。 「たくさんのろわばみなねたましい」 丑四つは、午前三時半から午前四時までの時間を指す。 で、現在丑三つ時。もっとも霊やらなんやらが出てくると言われている時間。 僕はサークルの夏休み旅行ツアーの一環である肝試しの下見に、深い森の中にある古びた神社に来ていた。 境内を懐中電灯片手に、仕掛けを出来そうな場所やルートを確認しながら神社の裏に回ると、御神木の根元のあたりに変わったゆっくりがいた。 日本人が無理やり染めたようなけばい金髪ではなく、外国人のような生まれつきの自然な金の長髪を白い手ぬぐいでくるっとまとめたゆっくり。 金髪と言えば、まりさかありす。 マイナーなところだと、ゆうぎやらんにやまめなどがその特徴に当てはまる。 ただ、そのゆっくりにはその他のゆっくりとは決定的な違いがあった。 金髪の間から、とんがった耳が生えているのだ。 本来、ゆっくりには、耳はないはず。 ゆっくり研究サークルの一員としては、その不思議なゆっくりを見逃す訳にはいかない。 ということで、神社の隅から、そっと覗いているのが現在の状況だ。 そのゆっくりは、ご神木に丸い饅頭のようなものを立てかけ、木の小枝をその饅頭に突き刺し、髪の毛で持った平べったい石で打ちつけている。 平たく言うと、前振りでの橋姫のように丑の刻参りをしているようだ。 「ひとつのろわばあなふたつ」 恨みを込めて、石を打つ。 「ふたつのろわばうつろがみっつ」 恨みを込めて、石を打つ。 「みっつのろわばたくさんしとなる」 恨みを込めて、石を打つ。 「たくさんしんでもみなねたましい」 恨みを込めて、石を打つ。 「ぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱる・・・」 その繰り返し。 淡々としている姿は、ゆっくりのはずなのに鬼のような禍々しい雰囲気。 懐中電灯の光に気づいたゆっくりが僕の方を振り向いた。 爛々とした緑のジト目と目が合ってしまう。 「ゆ・・・ゆっくりしていってね」 「・・・」 思わず定型文を言ってみたが、取り合わずに緑眼ゆっくりは興味をなくしたようにまた。 「ひとつのろわばあなふたつ」 恨みを込めて。石を打つ。 無視されるのは、それはそれで悲しい。 なので、そのゆっくりの隣まで移動することにする。 近づく度に懐中電灯の光で明瞭になる御神木。 そこには、ゆっくりれいむが木の枝で御神木に縫い付けられている。 そこには、ゆっくりまりさが木の枝で御神木に縫い付けられている。 そこには、子れいむが木の枝で御神木に縫い付けられている。 そこには、子まりさが木の枝で御神木に縫い付けられている。 そして今は、その中で一番小さいまりさが、緑眼ゆっくりによって御神木へ縫い付けられる真っ最中だ。 どうやら、野生の家族が緑眼ゆっくりに捕まった結果がこれらしい。 ゆっくりを殺すことも厭わないゆっくりと言えば捕食種だが、食べられた形跡はない。 このゆっくりがこんな回りくどいやり方をしているのが気になる。 「なぁ、あー・・・。ゆっくりよ。何をしているんだ?」 てっきり返事はないだろうと思ったが、緑眼ゆっくりは石を打ちながらも口を開いた。 「かぞくはねたましい」 「妬ましい?」 「ゆっくりしているのがねたましい」 怨恨殺人・・・なわけでは、ないはず。 「何故、ゆっくりしていると妬ましいんだ?」 「ぱるすぃがゆっくりできないからねたましい」 ぱるすぃは名前だろうか? ぱるすぃはゆっくりできないから妬ましい。 ゆっくりというものは、ゆっくり=幸福と見ている節がある。 つまり、 ぱるすぃ(このゆっくりの名前)はゆっくりできない(こうふくになれない)から妬ましい。 ということになるのだろう。 妬ましいという言い回しは、長年ゆっくりを見てきた僕でも聞いたことがない。 首をかしげていると、ふとぱるすぃは石を手放した。 髪の毛を手のように使って、てぬぐいを額から首(ゆっくりの首は口元から下2cm)までずらして、毒気が抜けたように笑顔を浮かべる。 「♪~~♪♪~~」 先程の鬼気迫る表情が嘘のように、鼻歌なんて歌っている。 ふと、思いつきを試してみたくなった。 てぬぐいを首から額に上げてみる。 「♪~・・・ぱるぱるぱる」 てぬぐいを額から首に下げてみる。 「ぱるぱるぱる・・・~~♪♪」 思ったとおり。 ジキル博士とハイド氏は薬が入れ替わりの条件だったように、ぱるすぃの嫉妬と通常はてぬぐいの位置で決まるようだ。 二面性のあるゆっくり。これは、なかなか面白そうだ。 本来は、肝試しのモチベーション維持の為にがやがやうるさいゆっくりを黙らせる為に、ゆっくりを半分睡眠状態にして沈静化する研究成果であるコーラを入れた霧吹きを持ってきたのは正解だった。 「~♪・・・~~ゆ・・Zz・・・」 吹きかけると鼻歌を歌って油断しきっていたぱるすぃはすぐに寝てしまう。 いつも携帯している組み立て式透明な箱を取り出して、眠るぱるすぃをその中に入れる。 下見のつもりが、とんでもなく収穫があった。 これは、来週が楽しみだ。 深夜丑一つ時、順番が来たゆっくりれいむとゆっくりまりさがスィーに乗って森の中を進んでいる。 「ゆっくりのひ~」 「まったりのひ~」 暗い夜道を歌を歌いながら悠々と走る二人の飾りには銀バッジがあるが、原初種と呼ばれる性質上。肝試しにはまったく向いていない。 やまめときすめの人魂も。 柳下の井戸からかつらを被ったきめぇまるが出てきても。 百鬼夜行の如く、様々な特殊メイクを施された30人(特性で一時的に分裂している)のうどんげ行進も。 その他の様々な仕掛けも。 「おお、こわいこわい」 「おお、こわいこわい」 ニヒルな顔でおどけるだけで、全く怖がった素振りを見せずスィーを走らせる。 折り返し地点である神社の御神木にも、ニヒルな笑顔で到着した。 「ゆっくりー」 「ゆっくりー」 御神木の前にある神社まで行った証の、『ゆ』の形をしたバッジを取って飾りに付けていると。 御神木の裏から音がする。 また、お兄さんやお姉さん達の仕掛けだろうと覗いてみた。 そのニヒルな笑顔は、とたんに無表情へと変わった。 「ひとつのろわばあなふたつ」 金髪のゆっくりが、恨みを込めて石を打つ。 「ふたつのろわばうつろがみっつ」 緑眼のゆっくりが、恨みを込めて石を打つ。 「みっつのろわばたくさんしとなる」 てぬぐいをつけたゆっくりが、恨みを込めて石を打つ。 「たくさんしんでもみなねたましい」 金バッジをつけたゆっくりが、恨みを込めて石を打つ。 「ぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱる」 自分ではないれいむに恨みを込めて、石を打つ。 自分ではないまりさに恨みを込めて、石を打つ。 れいむとまりさの無表情が徐々に変化していく。 やがて、口と目が開ききった時。 緑眼と目が合った。 爛々とした目が在った。 「でこぼここんび・・・ねたましい」 「うわああああぁぁぁ!!!」 「うわああああぁぁぁ!!!」 れいむとまりさは踵を返して、一目散に元来た道を逃げ帰った。 後で話を聞くと、いつもマイペースなあの二人があんな表情をしたことを見たことがなかったとサークルの全員が語った。 妬むことで、相手をゆっくりさせない。その相手を見ることがゆっくり出来ること。それがぱるすぃにとってのゆっくりすること。 ぱるすぃのあとに脅かそうと草葉の陰で、鎧武者の服装でスタンバイしていた僕にぱるすぃは、十三回目のしてやったりな笑顔を向けてきた。 僕は、十三回目の笑顔を浮かべる。 アトガキ ぱるすぃを書きたかった。ただそれだけです。 ということで、書いてみました。ぱるすぃ。 嫉妬するゆっくり。ってことで妬ましいからの言葉攻めを書こうと思いましたけど無理でした。 で、元ネタの水橋パルスィの元ネタの橋姫から引っ張ってきた次第です。 妖怪とゆっくりって、結構相性良いですよね。特徴とか。 橋姫の丑の刻参りは、目撃されたら術者に呪いが跳ね返ってくるんですが、それがないのはゆっくりだから。つまりそういうことです。 今更ですけど、東方の金髪率は異常でどう描写するべきか悩みます。はい。秋姉妹? 自分のログには何もありません。 目指せ、地霊殿ゆっくり化計画。4/8 ご読了ありがとうございました。 やまめあき(仮) 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1054 夢想天生 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1064 スペクタクルスパイダーウーマン ・ふたば系ゆっくりいじめ 1091 つるべおとし ・ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ ・ふたば系ゆっくりいじめ 1123 いまじん ・ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1163 ラブドール ・ふたば系ゆっくりいじめ 1172 益虫? 害虫? ・ふたば系ゆっくりいじめ 1189 スィークリング ・ふたば系ゆっくりいじめ 1214 てゐ! ・ふたば系ゆっくりいじめ 1227 ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか? ・ふたば系ゆっくりいじめ 1235 箱、無音、窓辺にて ・ふたば系ゆっくりいじめ 1261 世はまこと遊技である ・ふたば系ゆっくりいじめ 1296 かえるのこはかえる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1318 川辺の海賊 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1342 水橋姫 どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね ・女はつらいよ このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 やまめあき感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1342 水橋姫』
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虐待いじめ成分なし 明日は年に一度の博麗神社例大祭。 博霊神社の前には多くの出店が並び、人々が明日の祭りに向けて精力的に動き回っている。 この博霊神社例大祭、来る者は人間だけではない。 人間に混ざって妖精、妖怪、果てには神までもが参加する、幻想郷最大のイベントだ。 妖精や妖怪が来るのに人間が集まるのかと思う人もいるだろう。 確かに、軽いけが人は毎年出ているが、死人が出たことは、長い例大祭の歴史を振り返っても、一度としてなかった。 博霊の巫女が(人間から賽銭欲しさに)妖精や妖怪に睨みを利かせているのもあるが、基本的に幻想郷の連中は種族問わず、皆祭りが好きなのだ。 こんな日まで、血生臭い話題で祭りを汚したくないのだろう。 そのため、妖精や妖怪の妨害などもなく、準備は滞りなく進んでいった。 男は出店の前で煙草を吸っていた。自分の出店の準備が終わり、一息付いていたところだった。 男は祭りの定番である、風船屋の出店を出している。 店を出し、カラフルな風船を準備しガスを用意すれば、それで準備は終わりだ。 といっても、自分のところが終わったからさあ帰ろう!! とは、そうは問屋がおろさない。 人々が助け合い協力して生活している幻想郷では、一人は皆のために、皆は一人のためにが当たり前。 これから他の出店の準備の手伝いもしなければならないから、今夜は徹夜になるだろう。 これは忙しくなる前の最後の一服だ。 男は時計を見て、もう少し時間は大丈夫だろうと、もう一本煙草を取り出そうとした時、店の後ろに茂みで、ゴソゴソと何かが動いていた。 どうせ祭の定番動物、猫か狸だろうと考えながらも、商品が駄目にされることもあるので、さっさと追い出そうと店の裏に回った。 しかし、そこにいたのは猫でも犬でも狸でも狐でもなかった。 「ゆ!? やっとついたよ!!」 茂みから出てきたのはゆっくりだった。 初めはれいむ種一匹だけかと思ったが、その後ろには、子れいむや子まりさが数匹親の後について出てきた。 子まりさがいるということは、れいむとまりさの番なのだろう。 しかし、親まりさが居ないというのは、何かしらゆっくり出来ない事態に巻き込まれたということか。 ゆっくりの世界では、特別珍しいことではない。 農家の連中からは、害獣の一種と思われ駆除の対象となっているが、男は里で小さな個人店を営んでいるので、あまりそういった酷いゆっくりは見たことがなかった。 そのため、ゆっくりに対し嫌悪感は持っていない。 大方、人間たちが忙しく何をしているのか気になって見物に来たのだろう。 男は暇つぶしにちょうどいいと、ゆっくりの一家に声をかけた。 「おい、お前ら。ここに何しに来たんだ?」 「ゆゆっ!! おじさん、ゆっくりしていってね!!」 「今はゆっくりしてるが、もうすぐそれも終わりだな。後少ししたら、また仕事をしなくちゃならん」 「おじさんたちはなにをやってるの? ゆっくりれいむたちにおしえてね!!」 「祭りの準備をしてるのさ」 「まつり? まつりってなあに?」 「祭りってのは、みんなで集まってうまいものを食べたり遊んだり歌ったり踊ったりすることだ。まあ、お前らふうにいえば、いっぱいゆっくり出来る行事ってところか」 「ゆゆっ!! いっぱいゆっくりできるの? れいむたちも、まつりをやりたいよ!!」 「そうはいってもなあ……」 男は口を濁すが、れいむたち一家は男の態度に気付かず、もう自分たちも参加する気でいた。 「まりしゃもおいちいものたべりゅよ!!」とか「りぇいむたちもおうたをうたおうね!!」とか、大いにはしゃいでいる。 そんなゆっくり一家を見て、男は少し憐れそうな顔をしていた。 どこぞの飼いゆっくりならともかく、金も持ってない野良ゆっくりなどが祭りに参加できるはずもない。よくて追い返され、悪ければ屋台を狙う害獣として殺されるか、出店の商品にされるだろう。 今回の例大祭は、仮に名前を付けるなら、ゆっくり例大祭といっても過言ではない。 ゆっくりの丸焼き、ゆっくり飴、ゆっくり釣り、ゆっくりクジ、カラーゆっくりなど、ゆっくりを商品として並べる店が勢ぞろいしている。 例え無事祭に参加できても、そんな大量のゆっくりの死体に囲まれては、こいつらもゆっくり出来ないだろう。 そんなところに何の悪さもしていないこいつらを行かせるのも気が引ける。 そこで、男はこのゆっくり連中を少し遊ばせて、森に帰らせることにした。 「残念だがお前らは祭りには参加出来ないんだ」 「ゆゆっ!? どうして? ゆっくりせつめいしてね!!」 「実はな、この祭りにはゆっくりれみりゃがやってくるんだ。お前たちがいたら、れみりゃに食べられるぞ」 「ゆ――――!!! れみりゃ!! ゆっくりにげるよ!!!」 一家はれみりゃの単語を聞いたとたん、男に背を向けて、逃げようとした。 しかし、男はそんな一家に、「まあ待て!!」と、この場に留まらせる。 「おじさん、ゆっくりてをはなしてね!!」 「待てって言ってるだろ。話は最後まで聞け。確かにれみりゃが来るとは言ったが、来るのは明日だ。今日はいないよ」 「ゆっ? ほんとうに?」 「本当だ!! そんなわけだから、明日の祭りにはお前たちは参加出来んが、それもかわいそうだからな。特別に今おじさんが面白いことをしてやろう」 「おもしろいこと? ゆっくりやってみせてね!!」 男は出店から一個の風船と、足もとに置いてあるガスボンベのホースを掴むと、風船に空気を入れた。 「ゆゆ―――――!!!!」 子ゆっくりより小さな風船が、いきなり親より大きくなって驚く一家。 男は器用に風船の口を縛り、紐で結ぶと、手近の重い石に結び重しにした。 それを一家の前に置いてやる。 「お、おじさん!! いきなりおおきくなったよ!! ゆっくりせつめいしてね?」 「これは風船というものだ。空気を入れると膨らむんだ。触ってみな」 触ってと言われるも、一家は今まで見たことのない怪しげな物体に尻込みしている。 仕方がないなと、男はその風船を軽く叩き、左右に揺らしてみた。 ボクシングのサンドバッグのように、左右にゆっくり揺れてはゆっくり戻る風船が気になったのか、親れいむが恐る恐る風船に触ってみた。 するとどうだろう。れいむの力で風船が簡単に動くではないか!! これにはれいむもビックリした。 自分より大きくて動かせるような物体は自然界にはそうそう存在しない。 岩にしても、石にしても、木にしても、自分と同等かそれ以上の物体は、どんなに力を入れても動かせないものばかりだった。 しかし、目の前の風船は、自分よりはるかに大きいにも関わらず、れいむが軽く触っただけで動かせるような物体なのだ。 これなら力の弱い子供たちでも簡単に動かすことが出来るに違いない。 れいむは興奮を抑えることができず、子供達も触ってみなと場所を譲る。 最愛の親が言うならと、まず一匹の子まりさが風船に触ってみた。 すると、れいむ同様軽く触っただけで動かせる風船に驚き、何度も風船に触っては、風船の面白さの虜になっていった。 そんな子まりさの姿を見て、自分たちもと他の子ゆっくりたちが一斉に風船に群がっていく。 自分の体の何十倍も大きい風船が、自分一匹の力で動かせる興奮は親以上で、子ゆっくりたちはそんな風船に体当たりをしたり、舐めたりして、風船の魅力にどっぷりハマっていた。 一家はしばらく風船で遊んでいたのだが、一匹の子ゆっくりが風船に体当たりをすると、勢いが良すぎたのか、風船が近くの鋭い石にぶつかり、「パーン!!」と乾いた音をたてて破裂した。 「ゆぎゃっ!!!!」 いきなりの破裂音に驚き、腰を抜かす一家。 体当たりした子ゆっくりなど、衝撃で泡を吹いて倒れている。 「お、おじさんっ!! ふうせんがなくなったよ!!」 しばらく風船の破裂に驚いていた一家も、ようやく立ち直ったのか、親れいむが男に尋ねる。 「割れて無くなったのさ。風船はな、こういうトゲトゲしたものに当たると、簡単に割れて無くなってしまうんだよ」 風船を割った石を持って、一家に説明する。 しかし、一家は案の定というか、意味が分かっていないようだ。自然界にない風船に、どうしても理解が及ばないのだろう。 男は仕方がないなと、二度三度かけてゆっくり説明してやった。 ビニール袋を息で膨らまし、それを実際に割ってみせることで、原理はともかく、尖った物を当てれば割れるということはなんとか理解できたようだ。 「おじさん!! もっとふうせんをつくってね!!」 親れいむは男にお願いをする。 別に風船の値段などたかが知れてるので、もう一つ膨らましてやっても構わないのだが、同じことを繰り返してもつまらない。 そこで男は面白いことを思いついた。 「もう一個風船を作るより、もっと面白いことをしてやるよ」 「もっとおもしろいこと? ゆっくりやってみせてね!!」 そういうと、男は適当な子ゆっくりを掴みあげる。 大切な子供をいきなり取られ、親れいむは「なにするの!?」と男に詰め寄るが、男は「大丈夫だよ」と、ゆっくりれいむを制した。 そういわれてもれいむは不安顔を崩さないが、風船を見せてくれた男を多少信用しているのか、口を出さなくなった。 おそらく今まで森から出たことがなく、人間の恐怖を味わったことが無いのだろう。 何にも悪いことをしていない自分たちに、酷いことをするはずがないと、認識しているに違いない。 まあ、男もいじめや虐待をするつもりはさらさらないので、れいむの心配は杞憂に終わるのだが。 男は、子ゆっくりを大きめの透明なビニール風船に入れると、その中にボンベのホースを差し込み、空気を入れた。 「ゆっ!? かじぇがはいってくりゅよ!!」 袋に入れられた子ゆっくりが、ヘリウムガスの風に驚き、袋の中で逃げまどう。 男は少し風船に余裕を持たせガスを注入すると、さっきと同じように、口を長めの紐で縛って、飛ばないよう重い石に括り付けた。 「ゆゆっ!!!」 子れいむが、ビニール風船の中で、アヒル声で驚きの声を上げる。 ヘリウムで声が変わったせいだ。 ミニトマトより少し大きいくらいの子れいむなら、風船一個でも余裕で浮かぶことが出来るだろうとの考えだったが、案の定、浮くことが出来たようだ。 子れいむは、初めこそ自分がどういう状況に置かれているのか理解できていなかったが、次第に自分が親や姉妹、男より高い位置にいると分かると、楽しさが込み上げてきたようだ。 男は紐を伸ばして、凧上げのように、子ゆっくりの風船を高く舞い上げる。 木よりも高い場所で止まると、出店ばかりか、自分の巣のある森まで丸見えだ。 「ゆゆ――――!! りぇいむ、ほんちょうにおしょりゃをとんでりゅよ―――!!!」 子れいむは、ビニール風船の中で、飛ぶ興奮を抑えきれず飛び跳ねている。 それに合わせてビニール風船も軽く上下しているが、少なめにガスを入れているし、子ゆっくり程度の重さなら、まず割れることがないだろう。 それを見て羨ましくなったのか、他の子ゆっくりたちも男の前に来ては、「おじしゃん!! りぇいむ(まりしゃ)もおしょらをとびたいよ!!」と、おねだりをしている。 果てには、親れいむまでもが羨ましそうに、「れいむも、あかちゃんたちのあとにゆっくりふうせんのなかにいれてね!!」と言ってくる始末。 これには男も困った。 風船はともかく、ガスはそう安くない。たくさんガスを使えば、明日風船をたくさん売っても、採算割れする可能性がある。 しかし、この男は子供や動物に弱い。それはゆっくりも同じで、元々自分から進んで始めたことだ。 1匹にやれば全員にというのは容易に予測できたし、苦笑いしながら採算度外視覚悟で他の家族もやってやることにした。 まず子ゆっくりから、透明なビニールに入れて浮かせてやった。 数は全部で8匹。 子ゆっくりたちの無邪気で嬉しそうなアヒル声が、風船の中から響いてくる。 ここまで喜ばれれば、冥利に尽きるというものだ。 「おじさん!! れいむもゆっくりはやく、おそらをとびたいよ!!」 すべての子ゆっくりが浮かぶのを待って、親れいむが次は自分たちの番だと、男にせっついてくる。 自分がゆっくりすることが一番と考えるゆっくりだが、ちゃんと子供に先を譲るあたり、野生のゆっくりにしては、中々出来た親のようだ。 しかし、ここで問題なのは、親れいむをどうやって飛ばすかだ。 このれいむは、成体ゆっくりと比べ、少し小さく小ぢんまりとしている。おそらく、成体になるかならないかというところで、子供を作ったのだろう。 もしかしたら、親まりさが居ないのはそのせいかもしれない。母体が若すぎると、子供に栄養を取られ死んでしまうからだ。 それにしても、この若さで子を作り、よく未熟児や奇形児が出来なかったものだ。運が良かったとしか言えない。 まあそれはともかく、完全には成体になっていなくても、親れいむはバレーボール大の大きさがあるので、さすがに風船の中に入れることは出来ない。 祭りのゴミを入れる大きなビニール袋もあるが、透明なものがなく、中に入れても外が見れなくなってしまう。 自分が本当に浮いているのか分からなければ、楽しさも半減だろう。 そこで、男はれいむを風船の中に入れるのではなく、外から風船で釣り上げることにした。 これならばれいむも外が見れるし、れいむを浮かせるのに子ゆっくりたちの入った風船を使えば、ガスも多少温存できる。 男は、他の出店を出している仲間から小さな網を貰ってきた。 網といっても、漁で使うような細い糸ではなく、糸が5mm程度の太さのあるものだ。 この小さなハンモックにれいむを乗せて、浮かせるのだ。釣り糸のような細い網でやると、れいむの体重で、ところてんのように体が切れてしまうだろう。 まずハンモックにれいむを乗せて、ハンモックの四つ角に2匹ずづ、子ゆっくりたちの風船を縛りつけた。 しかし、これだけでは親れいむを浮かせるには不十分だったようで、男は大きな風船を計16個膨らませると、それを四つ角に四つずつ結び付けていった。 「ゆゆっ!! れいむもおそらをとんだよ!!!」 子ゆっくりの風船も合わせて、合計24個の風船で、親れいむの体が空に舞いだした。 というか、少々風船の量が多かったようだ。おそらく16~18個でも、十分に飛べただろう。 ガスを無駄にしてしまったことを、男は悔いた。 ハンモックから延びた紐を、出店の柱に括りつける。 さすがに、そこらの石では重石にもならないだろう。石といっしょに一家が飛んでいくのが目に浮かぶ。 「おじさん!! れいむたちをゆっくりたかくあげていってね!!」 親れいむが、ハンモックの中から男に頼み込む。 男はそんなれいむの言葉に応えるべく、紐を手に持った。 しかし、一家を高く上げようとした時、遠くから男を呼ぶ声が聞こえてきた。 「おおい!! 休憩中すまないが、手を貸してくれ!! 屋台を運びこむから、たくさん男手がいるんだ!!」 出店仲間が男に応援要請をしてきた。 間が悪いなあと愚痴るも、さすがに手伝いに行かないわけにはいくまい。 どうせ屋台の運び込みなんて、大の大人が集まれば、数分とかからず終わるのだ。 その後、存分に一家を凧揚げしてあげたらいい。 れいむに向き直り、ゆっくりわけを説明した。 「悪いんだが、俺は今から仲間を助けに行かなきゃならん。少しの間、そのまま待ててくれ。帰ってきたら、高く上げてやるからな」 「ゆー……わかったよ。れいむたち、ゆっくりまってるよ!! おしごとがんばってね!! ゆっくりはやくかえってきてね!!」 「分かった分かった!!」 れいむは、残念そうな顔をするも、しっかりと男の言い分を聞いてくれた。 野生のゆっくりにしては、本当に出来たゆっくりだ。以前、どこかで人間に飼われていたのだろうか? 男はそんなことを考えながらも、仲間の元へ駆け足で向かった。 「ゆー。おじさん、いっちゃったね。でも、ゆっくりおじさんをまってようね!!」 親れいむが上を向き、風船の中の子ゆっくり達に声を掛ける。 子ゆっくりはそろってアヒル声で「ゆっくりまってようね!!」とハモる。 れいむは男が帰ってくるのを、地上1mほどの高さでゆっくり待っていた。 初めは子ゆっくり達も親れいむの言葉に従って、ゆっくり男を待っていた。 しかし、子供ゆえの忍耐力の無さがしだいに現れ、初めこそ風船の中でトランポリンのように飛び跳ねたり、隣の風船の子ゆっくりと体当たりごっこをしたりして遊んでいたが、それもすぐに飽きてしまった。 それでも何とか男が帰ってくるのを我慢して待ってたが、いくら待っても帰ってこない男に、ついに忍耐の緒が切れ、我がままを言い始めた。 「おかあしゃん!! ゆっきゅりはやきゅ、おしょらをとびたいよ!!」 「しょうだよ!! おじしゃんがじぇんじぇんもどってきてくりぇないから、ちゅまらないよ!!」 子供の我儘に、親れいむが渋い顔をする。 「もうすこし、おじさんがかえってくるのを、ゆっくりまってようね!!」 親れいむも子ゆっくり同様、この状況に飽き始めているが、男との約束を破るわけにはいかないと、じっと我慢していた。 野生のゆっくりとしては、破格の賢さといっても過言ではない。 実はこの親れいむ、野生には違いないのだが、相方で母体となった親まりさが、以前人間に飼われていたことがあったのだ。 一人暮らしの老人に厳しくも愛情持って育てられた親まりさは、老人が老衰で亡くなると、離れて暮らしていた息子夫婦がその家に住むといって、家を追い出された。 人間に飼われていたため、狩りの仕方や巣の作り方を知らず、途方に暮れていたところを、このれいむと知り合ったのである。 その頃のれいむはまだ幼く、それこそ野生の傲慢なゆっくりそのもので、まりさを助けたのは、人間に飼われていたとても美しいまりさに一目ぼれしたからという打算があったからだ。 最初は一緒に暮らし、人間に迷惑を掛けちゃいけないと、常日頃言うまりさを鬱陶しいと思っていた。 まりさが美しくなければ、すぐに自分の巣から追い出していただろう。 しかし、長く一緒に生活していれば相手を理解できるようになるのは人間もゆっくりも同じことで、れいむも次第にまりさに感化され、何時しかまだ見ぬ人間を信頼するようになっていた。 粗暴で野生的な物の考えも少しずつ鳴りを潜め、自分のことだけでなく、他人も気遣わなくてはならないと考えるようになっていった。 まりさも、次第にそんなれいむに心惹かれるようになり、何時しか夫婦のような関係になっていった2匹は、どちらからともなく互いを求めた。 しかし、ここで不運だったのは、成体でないゆっくりが交尾をすると、朽ちてしまうということを、どちらも知らなかったことだ。 母体となったまりさは、頭に蔓を付けると、その日からどんどん栄養を子供たちに吸収されていった。 れいむはなんとかまりさを助けようと、精一杯食べ物を集めてきたが、まりさの衰弱は目に見えて速くなり、れいむの苦労も空しく、8匹の子供を残し、まりさは朽ちていった。 未熟児や奇形児を一匹も生まなかったのは、まりさの最後の置き土産といったところだろう。 まりさの遺志を継いで、この子供たちを、ゆっくりと賢い子に育てよう。れいむはがんばって子育てに励んでいた。 数日後、子供たちも少し大きくなり、初めて巣の外に出してやると、何やらうるさい音が聞こえてきだした。 遠目から様子を見ていると、人間が忙しそうに動きまわっている。 「おかあしゃん!! あのひとたち、ゆっきゅりちてないね!!」 「なにをやっちぇるにょ?」 れいむも子供たちの疑問に答えられず、自身も何をしているのかが気になり、一度人間に会ってみるのもいいだろうと、家族全員で祭りの準備場所に行ってみることにした。 歩きの遅い子供たちをゆっくり引き連れ、ようやく昼ごろに祭り会場に着く一家。 そこで初めて会った男は、今は亡きまりさが常々言っていた通り、ゆっくりさには少々欠けるが、やさしく穏やかな人間だった。 そんないい人間の期待を裏切るわけにはいかない。れいむは、そう自分に言い聞かせる。 しかし、れいむと違い、生まれてまだ数日しかたっていない子ゆっくりたちに、れいむと同じ考えを持てと言われても、無理があるだろう。 子ゆっくりが飽きてわがままを言うのも、ある意味仕方がない。 れいむは退屈で死んじゃうといった子ゆっくりたちを、何とか宥め、落ち着かせようとしていたが、子供というものは親が言ってどうなるものではない。 むしろ、れいむの言葉に逆らうように、風船の中でぎゃあぎゃあ喚いている。 一体どうすれば子供たちが落ち着いてくれるだろう? れいむが餡子を捻り考えていると、何を思いついたのか、一匹の子まりさが、「いいことおもいちゅいた!!」と、れいむに提案してきた。 「おかあしゃんが、まりしゃたちをおしょらにあげちぇくりぇりぇばいいんだよ!!」 子まりさは名案を言ったとばかりに、目を輝かせている。 おじさんが空に上げてくれないなら、代わりにお母さんが上げてくれればいい。 他の子ゆっくりたちもそれがいいと、れいむに「おかあしゃん、がばっちぇね!!」と、エールを送っている。 もはや、れいむが空に上げてやるのは、子ゆっくりの中で規定事項になっているらしい。 れいむは考えた。 ここで自分が空に上げてしまっては、おじさんとの約束を違えることになる。 しかし、子供たちを宥めるにはそれしかないのも事実だ。 れいむの餡子脳は、どちらの方法がいいのか、こっちに来たりあっちに来たりと忙しなく揺れているが、れいむは少し考えた後、おもむろに決心した。 子供たちの言い分を聞くことにしたのである。 例え甘やかすことになろうと、親としては子供たちの笑顔を見たいものだし、あのおじさんはやさしい人間だから、後で謝れば、きっと許してくれるだろう。 そう決めると、れいむはハンモックから垂れた紐を口に咥えた。そして、その紐を辿り、少しずつ出店の柱に近づいていく。 今、れいむたちが飛べないのは、この紐が出店の柱にくっ付いているからだ。 これを外せば、自分たちは、あの大空へと舞い上がることが出来るだろう。 れいむは、なんとか柱に辿り着くと、結び目を口に咥え、力いっぱい紐を引いた。 ゆっくりであるれいむは分からないが、男は固結びではなく、すぐに外せるように縛っていたので、力を入れなくても簡単に外れるようになっていた。 柱から外れた長い紐が、スルスルと地面を擦っていく。れいむは紐を離すまいと、今だ硬く紐を噛んでいた。 先ほど子れいむを凧揚げするとき、男はこの紐で上手に操縦していた。 だから、この紐さえしっかり持っていれば自分たちはいつでも帰れる。れいむはそう考えていた。 片や紐の端はハンモックに、片や逆の端はれいむの口に咥えられた30mも有ろうかという長い紐。それは大空で、ハイジのブランコのように、風船から垂れ下がっていた。 「ゆゆー!! おしょらをとんでりゅよー!!」 子ゆっくりたちの嬉しそうな声を聞いて、また自身も憧れた大空を飛び、れいむも大満足だった。 約束を破ってしまったおじさんには、帰ったらいっぱい謝ろう。 れいむは心の中で男に謝罪しつつ、子ゆっくりたちと、二度と戻らぬ死出の旅路へと、大空を飛び立っていった。 「まったく、ずいぶん掛っちまったな。あいつら、待ってるだろうな……」 男は一仕事を終えて、自分の出店へと走っていた。 本来なら簡単に終わる仕事だった。 しかし、一人の男性がバランスを崩し、屋台が転倒して半壊してしまったのだ。 さすがに祭りを明日に控え、ゆっくり直している時間はない。 ちょうどたくさんの男手もあるしと、その場で急いで屋台を直すことになってしまった。 好都合にも、屋台骨は無事だったので、必要最低限の修理で終わらせることが出来た。 しかし、おかげでずいぶんと時間を取られてしまった。 男は、一家はさぞお冠だろうなと苦笑いしながら、先を急いだ。 「いやあ、悪かったな。ちょっと仕事が長引いてなって……あれ? どこ行ったんだ?」 男は自分の出店に着くや、一家の乗った風船が無いことに気がついた。 一体どうしたのだろう? もしかしたら、ゆっくりで商売をしようと考えてる連中に連れて行かれたのだろうか? いや、まさかな。他人の店に繋がってる物を、取っていきはしないだろう。 それじゃあ、犬や猫にでも襲われたか? しかし、それにしては暴れたり荒らされたりした形跡がないな。 これもたぶん違うな。 まさか、自分たちで勝手に飛んでいったのか? いや、それこそあり得ないだろう。 紐で縛っていなければ、どこまでも飛んで行くなんて、猫の赤ちゃんですら分かることだ。 結構賢そうな親だったし、そんな馬鹿なことをするはずがないだろう。 となると、待ち切れずに帰ったのか。 これが一番有り得るな。大方、近くを通り過ぎた人間に風船から下ろしてもらい、そのまま森に帰ってしまったのだろう。 男は悪いことをしたなと同時に、ガスがもったいなかったなと、苦笑いしながら、懐から煙草を取り出し、火をつけた。 煙草を吹かしながら、ふと大空を眺める。 奇しくも、その方向は一家が旅立った方向と同じだった。 ~つづく~? 今まで書いたもの ゆっくりいじめ系435 とかいは(笑)ありす ゆっくりいじめ系452 表札 ゆっくりいじめ系478 ゆっくりいじり(視姦) ゆっくりいじめ系551 チェンジリング前 ゆっくりいじめ系552 チェンジリング中 ゆっくりいじめ系614 チェンジリング後① ゆっくりいじめ系615 チェンジリング後② いい夢みれただろ?前編 いい夢みれただろ?後編 ゆっくりですれ違った男女の悲しい愛の物語 このSSに感想を付ける
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誰でもいいからゆっくりいじめを書いてくれ‼︎ このページには、ゆっくりいじめ系3501~3750までの一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 3500以前および3751以降につきましては下記から。 ゆっくりいじめ.250 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.1750 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500 ゆっくりいじめ.2750 ゆっくりいじめ.3000 ゆっくりいじめ.3250 ゆっくりいじめ.3500 無番号はこちら ゆっくりいじめ(無番号)