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ダイス6種類7個 D4、D6、D8、D10×2、D12、D20 (スマホアプリなどで代用できます) レポート用紙やコピー用紙、ルーズリーフ、メモ帳など シャープペンシルや鉛筆、消しゴムなど 電卓もあると便利です
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ダイス6種類7個 D4、D6、D8、D10×2、D12、D20 (スマホアプリなどで代用できます) レポート用紙やコピー用紙、ルーズリーフ、メモ帳など シャープペンシルや鉛筆、消しゴムなど 電卓もあると便利です
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ダイス6種類7個 D4、D6、D8、D10×2、D12、D20 (スマホアプリなどで代用できます) レポート用紙やコピー用紙、ルーズリーフ、メモ帳など シャープペンシルや鉛筆、消しゴムなど 電卓もあると便利です
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依頼主 ミディール 出現条件 苦手な魔神…クリア クリア条件 以下のアイテムを持ってくるキイチゴ:8 成功報酬 神技強化ミディールの神技効果がパワーアップする 貢物値+100 依頼時 え…ぼ、僕の好きなものを頼んでもいいの…?そしたら…えっと、キイチゴ。ケルトの野原には、よく生えてたんだ。 え…ぼ、僕の好きなものを頼んでもいいの…?そしたら…えっと、キイチゴ。雪の森の野原には、よく生えてたんだ。(10/23修正確認) クリア時 どうもありがとう。ふふ、子どもの頃はよく、エーディンとキイチゴ摘みに行ったんだ。よく迷子になって、大変だった。
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‐1‐ ――初恋の相手は、わたしだった。 そう幼馴染から告白された卒業式からの帰り道。 思ったことを率直に言葉にすると、 だから? っていう。 そんな告白のされ方をしても、わたしにはわからない。 どっちなの。唯、あなたはどっちなの。 わたしはどっちなの。 「……じゃ、じゃあねっ」 わたしが答えを聞き出す間もなく、唯は足早にここを立ち去ってしまった。 まあ、いつかまた後で聞けばいい。きっと聞ける機会はある。 心に引っ掛かりを感じたまま、わたしは再び帰路についたのだった。―― ‐9‐ ――今思えば、あれがすべての元凶。 わたしの胸を患わせる、強大な呪文がかけられた日だった。 つくづく自分には呆れる。 胸がずきずきと痛む。 奥のなにかが二つに分かれて、その上と下が少しずつズレていく。 「……」 まるでこれじゃあ、わたしが唯のことを――。 「和さん、どうかしました?」 そうだとしても、しなくても。 あの日、ちゃんと相手してあげられなくて。 その後も聞いてあげられなくて。 あなたを目にして逃げてしまって。 日本を離れる前に、答えを出せなくてごめんなさい。 わたしが謝ることに、異議を唱える人もいるかもしれない。 悪いのはあちらだ。わたしが謝る必要なんてない。 けれど、わたしはそんな人に問いたい。 これはあなたが口の挟める領分なのか。 唯も悪いかもしれない、わたしも悪いかもしれない。 でも、これには一つだけの正解なんてものはない。 正解は不確かなもので、問いのみが確かに存在している。 全く醜い争いか、意地汚い駆け引きかに見えてしまうかもしれない。 納得できないだろうか。 だとすればわたしは、たった一つだけ、そこに言葉を落とす。 恋愛は、綺麗なものなんかじゃない。 「大丈夫よ、心配いらないわ」 「それなら良かったです。その唯さんとは、ずっと会ってないんですか?」 「そうね」 「でも、そろそろ一度は帰ってきてもいい頃合いだと思いません?」 「また適当なことを」 「奇跡は起こしたもん勝ちですよ。そして祈るだけならタダです」 無責任でいて、とても前向きな言葉だ。 それも、いまのわたしには眩しすぎるほどに。 だからわたしはあえて聞いてみた。 祈って、それで叶わなかったらどうなのかと。 ちょっと真顔に戻った後輩は、すぐ満面の笑みに戻って、こう言ってのけた。 「神様を恨みます!」 わたしのスマホが震えだしたのは、その時のことだった。 ‐10‐ 身を切るような寒さは、走っているわたしに鋭利な刃を向ける。 痛い。とても痛い。だからって、止まるわけにはいかない。 足はじわじわ痺れてきている。心臓が悲鳴をあげている。 後輩はあの後、わたしにこうも言ってくれた。 起きそうな奇跡があれば、こっちからもぎとる勢いで、と。 いまのわたしは、どんな小さな奇跡も逃さない。 それは誰にも譲らない。 他ならぬわたしのこの手で、必ず掴み取ってみせる。 今日、本当になにも予定を入れなかったのなら、ここにはこれなかっただろう。 人が無秩序に歩き回るターミナル駅に、わたしは立っていた。 人と人の隙間を縫いながら、あの子の姿を追う。 写真とも記憶とも違う、あの子の姿を。 突然のことだった。 「見つけたっ」 後ろから勢いよく抱き付かれる。 しかし、既に疲労しきっていた身体は体重を支えきれず、 わたしの視界がぐるりと回って床が広がる。 床と衝突する直前だった。 「っ……?」 「あわわ……、ごめんね和ちゃん」 わたしの腕を、唯の手がしっかりと握っていた。 ‐11‐ 「帰ってくるなら、もっと前から連絡しなさいよ」 「えへへ、ごめんね。って、前にもこんなことあったっけ」 「その時は唯の家だったわね」 二人の女性が、わたしの部屋でくつろいでいる。 茶色い毛をすらりと伸ばした彼女は、コルクボードを指さした。 「わっ、懐かしー! まだこの写真貼ってたんだ!」 「唯の部屋にも、前は写真が貼ってあったわよね」 「うん。でもこれだけ出張が多いと、写真飾るスペースも限られちゃって」 でもね、と唯は続ける。 「特別な三枚だけ、写真立てに入れて、飾ってあるんだ」 そう言って微笑んだ唯の顔に、どきりとした。 聞いてしまってもいいのだろうか。少しだけ怖い。 でも。 「その写真って、どんな写真なの?」 今のわたしは、聞かずにいられなかった。 「えーとね、一つは家族の写真。もう一つは軽音部全員の集合写真」 「もう一つは?」 聞いた途端、唯は目を伏せた。 口元に、苦々しい笑みを現していた。 自嘲的な態度に見えた。コルクボードに目を向けた。 「……わたしの、初恋の人」 あの日の影が、わたしの脳裏に突き刺さる。 ぎゅるぎゅると記憶が巻き戻り、あの日の熱が、音が、光が蘇る。 目の前の女性とあの女の子の姿が、重なる。一致する。 ――なんだ、できるじゃない。 「ねえ唯。一つだけ、ずいぶん前に聞き忘れたことがあるんだけど」 「えっ、な、なにを?」 すうっと深呼吸する。 落ち着け、わたし。 早まる鼓動と、身体を巡る熱を感じつつ、平静を装いながら、 わたしはそっと囁いた。 「……どっちが先だったのかしら?」 ぽかんとなっている。唯は目をぱちくりさせた。 わたしの言葉を理解しようと、頭だけを動かしているような状態。 それ以外は空っぽにしているみたいだ。 やがて、わたしの言葉を解したとき。 唯はその目に積もりに積もった想いを煌めかせて、 しゃくり声をあげながら、表情を綻ばせ、こう言った。 「もう、ずるいなぁ。知らなかったよ!」 だからわたしもこう返した。 「お互い様よ」 ‐12‐ 和ちゃん、なんにも言ってくれなかったんだもん。 唯だって、なにも言ってくれなかったじゃない。 わたしは勇気を出したよ。 だけれどずるいのよ。 タイミングならいくらでもあったのに。 お互いにね。 「和ちゃんって、やっぱりイジワルだよ」 唯はそんな不平を垂れながら、床に座るわたしの膝に、自分の頭を乗せた。 その頭をそっと、優しく包むように、わたしは撫でる。 気持ちよさそうな唯の顔が、すぐここでわたしを見ている。 「イジワルで悪かったわね」 「でもまあ、惚れたもん負けってやつ?」 「お互いにね」 「それどういう意味なのー!」 決着なんてつかない、元々つけるつもりもない話が、延々と続く。 ゆったりと、静かに、秒針の音が聞こえるこの部屋で。 床に転がっている目覚まし時計に目をやる。 ちょうど長針と短針と秒針が、「12」の上に重なった。 「今ちょうど、唯の誕生日になったみたいね」 「あ、覚えててくれたんだ」 「当たり前よ」 「誕生日プレゼントは?」 「だから連絡くれって言ったじゃない。 今日帰るなんて聞いてないから、なにも用意してないわ」 なにかまた不満をぶつくさ言われるかと思えば、 唯は嬉々としてこう言った。 「じゃあじゃあ、和ちゃんがプレゼントってことで~」 溜め息を吐く。 悪戯っぽく笑う唯の目を、わたしは手で覆う。 突然のことに戸惑って、唯の口は半開きになっている。 その口を、わたしは唇で閉ざした。 「誕生日おめでとう、唯」 手をどけると、また唯はぽかんとしていた。 自分の唇にそっと触れ、わたしの顔をぼんやり眺めている。 やがて、くすりと笑みを零すと、一言だけ満足そうに呟いた。 「……やっぱりずるいや、和ちゃんは」 ‐おしまい‐ 戻る
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561 名前:天使のような悪魔たち 第19話 ◆UDPETPayJA [sage] 投稿日:2011/02/27(日) 10 44 05.79 ID somyW2xH [2/8] 目が覚めた…と言うには語弊がある。なぜならここは、現実ではない空間からだ。 もう何度目になるだろうか。ここを訪れるのは。 確か俺は斎木によって、致命傷を受けたはず。それでもここにいるという事は、俺はまだかろうじて、生きているのだろう。 「灰谷…いるのか?」 「僕はここにいるよ。」 いつの間にか、俺の真正面に灰谷がいた。 「なあ…教えてくれ。どうしたらあいつを止められるんだ? 俺はまた何もできないのか? 結意を…守れないのか…?」 すがりつくように、俺は灰谷に尋ねた。 「1つ、方法があるよ。彼女は一度死んだ身。彼女の存在は因果率に反しているんだ。 隼の力を最大限まで発揮すれば、彼女の存在を"修正"できる。 だけど…隼がそれをするかな? なぜなら隼は、彼女を深く愛していたんだから。」 「そんな…だけどあいつは!」 「君ならわかるはずだよ。 言ってみれば、明日香を死なせる要因の一つとなった結意ちゃんを、君が殺すようなものだ。」 俺が…結意を…? そんなこと…できるはずがない。 だって結意がいなきゃ俺は… 「できないだろう? こればかりは、僕や君の意志ではどうにもならない。 本来なら僕が出向いて、彼女を止めるべきなんだけど…僕の体は、今は僕の自由にならないんだ。」 「いつもそうだ…あんたは、助けには来てくれない。明日香の時も、姉ちゃんの時も! 知ってたんだろうあんたは! なのに何故、動けないんだ!?」 「優衣の体は、元々は僕のものだからだよ。」 「…どういうことだ。」 「………彼女の願いは、隼の子を宿せる体を得ること。なおかつ、永久に添い遂げる事。 遺伝子の違いを、後天的に治す事は不可能。 そこで僕は、優衣の精神を消去し、僕の中に再生したんだ。…隼に対する、罪滅ぼしのつもりでね。」 そんな事ができるのか、こいつは。…人間のレベルを超えてやがる。 「ところが反発がすさまじくて、僕は3年程寝たきりになっていた。 目を覚ましたのはついこの前。目を覚ましたら…すっから僕の体は優衣そのものに変わっていた。 僕は深層意識でしか存在できず…こういう形でしか、君と話ができない。」 …そうか。だから斎木は、あの力が使えたのか。 「最早僕の体を僕自身に取り戻すには、隼の力を借りるしかない。結末を…見届ける事しか僕にはできない。 …もう戻りなさい。君はまだ、死ぬべき人間じゃない。」 灰谷は最後にそう言い残し、消えた。 少しずつ、体に痛みが戻ってきた。意識が、現実に帰ろうとしているんだろう。 結末を見届ける事しかできない。それは俺だってそうだ。 どうして俺だけが無力なんだ…。 562 名前:天使のような悪魔たち 第19話 ◆UDPETPayJA [sage] 投稿日:2011/02/27(日) 10 45 20.93 ID somyW2xH [3/8] * * * * * 意識が覚醒すると同時に、鋭い痛みと、むせ返りそうな血の匂いを感じた。 ふらつく体を起こそうと、手を床につく。その箇所が生暖かく、ぬるぬるとした。 ぼやける視界が少しずつはっきりしていく。辺りを見回すと、信じがたい事態になっていた。 「な…んだよ、これ…」 まさに血の海。返り血は壁まで汚し、俺の周りには佐橋、姉ちゃん…そして、結意が倒れていた。 「結意…? おい、返事しろよ…。」 肩を揺さぶってみる。すると、かすかに吐息を感じた。 「ぶじ…だったんだぁ………よかったぁ…」 「馬鹿やろう、自分の心配をしろよ…。」 「えへへ…ごめんね…。わたし、かてなかった、よ…。」 「!」 まさか、結意は。斎木と闘おうとしたのか。 ばかな。相手はもはや人間じゃない。悪魔だ。勝てるはずなどないのに! 明日香の最期が、脳裏を再びよぎる。 『お兄ちゃん…大好きだよ。』 「飛鳥くん…大好き…」 その光景と、結意の姿がだぶついた。 「あら? まだ生きてたんだ、あなた。」 「…っ、斎木ぃ! てめぇ…」 斎木は血の海の中に立っていた。白い衣服は返り血を浴びて赤に染まっている。 佐橋の見た光景が、現実のものとなってしまったのだ。 「飛鳥…やめ、なさい…。」姉ちゃんの、か細い声がした。 「逃げて…彼女は…狂ってる…。」 「狂ってる、ですって?、貴女に言われたくないわね。」斎木が不快そうな表情を浮かべると同時に、俺の横で、姉ちゃんの体から血が吹き出した。 「っ…、あす…か…」 姉ちゃんの声は、そこで途切れた。 「これで邪魔者はいなくなったわ。私達だけの新しい生活が始まるのよ、隼?」 隼は、斎木の目の前でひざまずいていた。 「悲しむ事はないわ。これから続く長い人生に比べれば、ほんの一瞬でしかない。 百年も経てば、忘れるわよ。」 「優衣姉…っ、もう…やめてくれ…」 隼の声色が震えている。涙が混じっているんだろう。 563 名前:天使のような悪魔たち 第19話 ◆UDPETPayJA [sage] 投稿日:2011/02/27(日) 10 46 37.29 ID somyW2xH [4/8] 「だから、そこのお友達にもお別れしなきゃね。」 斎木は再び手刀を放つ。今度こそ、俺を殺すつもりだろう。 隼に斎木を止める事はできなかった。…俺達は、これでお終いなのか。 「………勝手に、お別れしないでくれるかなぁ?」 …今のは、誰の声だ? 手刀の衝撃が、来ない。隼が消したのか? いや、違う。 隼の力で消せるなら、こんな惨事にはなってない。 じゃあ、誰が…? 「久しぶりだね、兄貴。」 姉ちゃんが、それまで受けた傷、痛みなどまるで意に介さずに、立ち上がった。 兄貴、だと? そんな風に俺を呼ぶのは、一人しかいない。 「私ならあいつに勝てるよ。」 「明日香…なのか?」そんな馬鹿な、だってお前は…死んだはず…。」 「正確には違うかな…私の体はもうないから。まあ、あいつと同じって事だよ。」 姉ちゃんは、いや明日香は斎木を指差して、そう言った。 つまりは、明日香もまた姉ちゃんの中に"いた"のか。 「あら、いきなり強気になったわね。…そんなに死にたい?」 「そういう台詞は、今の状態を自覚してから言うのね。」 「…まあいいわ、また心臓を抜き取って---?」 斎木は、いきなり怪訝な表情をした。 「力が…使えない? どうして…隼なの? …違う。まさか、あなたが?」 「そうだよ。私もあんたと同じ。お母さんと同じ力を持ってる。 あんたの力は、全部封じ込めちゃったから。」 「なん、ですって…?」 「さぁ…今がチャンスよ。これ、返してあげるから。」 明日香がそう語りかけたのは、結意に対してだ。 その直後、空中から木刀が一差し、現れた。それはあの日の事件で、消えたと思われたものだろう。 「うん…わかってる。私が…あいつを…やればいいんでしょ…?」 結意はそれに応えるように、ふらふらとしながら立ち上がった。 木刀を拾い上げ、握りしめる。おぼつかない足取りながらも、斎木の近くまで歩み寄っていった。 「許さないよ…飛鳥くんを傷つける奴は。」 そう言った結意の声は、あの日と同じように、凍てついていた。 「わ、私を殺そうっていうの…無駄よ!? 私の体は、いくらでも再生するんだから!」 「へぇ…でも、足震えてるよ?」ついに結意は、木刀を一閃、振り抜いた。 ばき、という鈍い音と共に、斎木は倒れ込む。 564 名前:天使のような悪魔たち 第19話 ◆UDPETPayJA [sage] 投稿日:2011/02/27(日) 10 48 31.37 ID somyW2xH [5/8] 「死ぬとか死なないとかどうでもいいの。二度とこんな真似できないように…"壊してあげる"。」 結意はわざとらしく、さっきの斎木の口調を真似てそう言った。 「や…やめてよ…! 隼、助けて! こいつ頭おかしいわよ! 隼…きゃあっ…!」 結意は容赦なく、木刀による打撃を浴びせる。 頭を狙って殴り、腹を狙って突き、血にまみれようとも、やめる素振りはない。 「ごふっ…ぐぇ、あぁぁぁ!」 あまりに凄惨な叫び声が、耳に届く。隼は良くも悪くも、なぜ動かない? 「兄貴、どうしたい?」明日香が不意に、俺に尋ねた。 「あのままじゃあの娘、ずっと止まらないよ。 選んで、兄貴。結意さんを止めるか…あの女の心臓を消すか。」疑念など、浮かぶ余地はなかった。 「…頼む。もう終わりにしてくれ…」明日香がその言葉の意味をどう取ったかは、すぐにわかった。 「! し、隼…っ、たす…け…ごはっ…!」」間欠泉のように、斎木の口から血が吹き出す。心臓を、抜き取られたのだろう。 「優衣姉…ごめん。………さようなら。」 「しゅ…ん………………き……」 最期は、「好き」と言ったのか。それとも「嘘つき」と言ったのか。定かではないが。 だけどそれを最後に、斎木が口を開く事はなかった。 それでも結意は手を止めない。容赦なく、斎木の体を殴り続ける。 「結意…もう、やめろ…!」俺は震える足を踏ん張り、明日香の肩を借りて立った。 「もう死んでる。これ以上する必要はないだろ…?」 返事はない。俺の言葉が、聞こえてないのか。ならば。 少しずつ、すり足で結意に近づく。俺は後ろから、力いっぱい結意を抱きしめた。 「あ…飛鳥くん…?」 「もういいんだ。…終わったよ。」 「でも…っ、こいつ…ゆるせないよぉ…だって、飛鳥くんを…ぐすっ…」 「…泣くなよ。俺には…お前しか、いない、んだから…さ…」 結意の手から木刀が滑り落ち、乾いた音が響く。 それと同時に結意の体から力が抜けたのがわかった。 …気を失ったんだろう。 「ごめん…俺も、限界かも…」 悪いな、結意。無事な訳がないんだよ。 灰谷にも明日香にも隼にも、外傷を治す力はない。 体中を、寒気が襲う。こういうのはやばいって、何かの本で読んだな。 遠くからサイレンの音が聞こえた。きっと誰かが、警察かレスキューに電話してたんだろう。 その音を聞いて俺は、ようやく安心して意識を手放した。 565 名前:天使のような悪魔たち 第19話 ◆UDPETPayJA [sage] 投稿日:2011/02/27(日) 10 49 43.05 ID somyW2xH [6/8] * * * * * ---数日後。 あの惨劇は、世間を大きく騒がせた。 原因不明の切り傷、大量の"負傷者"。 テレビを見れば、好煙家のくせに経済を説くエセアナリストが、的外れな見解をしていた。 まあ誰も信じないだろうな。あんな事実は。 そうそう、あの事件では奇跡的に、"誰も死ななかった"んだ。 斎木の付けた傷は、ほぼ全てが致命傷には至らないものだったらしい。 あの女が手加減をするとは思えない。灰谷が、奴の意識下で力を弱めてたんだと思う。 それきり、灰谷は俺の夢には現れなかった。 姉ちゃんは斎木に襲われる以前の、欠けた記憶を全て取り戻していた。 その再生能力から病院のお世話にならず、斎木の遺体(仮死に近いものらしいが)を隠蔽しに行ってたらしい。 その際には隼も同行したと聞く。 明日香があの時現れたのは、やはり姉ちゃんが明日香の精神を取り込んだからだそうだ。 もともとは同じ一人なんだ。…姉ちゃんには復元能力はないけど、これも灰谷のお陰なのだろうか…? だけどそれはとても脆弱なもので、姉ちゃんが言うには、もう現れる事はないらしい。 …あいつ、最後の最後で、呼び方が"兄貴"に戻ってたな。 結意はついこの前まで入院してたんだけど、傷は俺より軽く、一足先に退院していった。 ところが俺の傷は酷く、あと一週間はベッドの住人だ。 酷い、といってももう普通に話せるし、用足しだって自分で行けるくらいには回復してる。 あとは傷が完全に塞がるのを待つだけなんだけど…暇で仕方ないんだ。 コンコン、とドアがノックされた。この病室には俺しかいない。誰なんだ? 「…来て、あげたわよ。」 ドアを開けて現れたのは、なんと穂坂だった。 しかし眼鏡はかけておらず、髪も文化祭の時みたいにツインテールにしていた。 「神坂くん一人だけ、傷がひどいらしいわね。」 「ああ。お陰で退屈してるんだよ。」 「…そう。私でよければ、暇つぶしの相手になってあげるわよ。」 「そりゃ助かる。」 566 名前:天使のような悪魔たち 第19話 ◆UDPETPayJA [sage] 投稿日:2011/02/27(日) 10 51 57.27 ID somyW2xH [7/8] 穂坂はベッドの横にある椅子に腰掛ける…と思いきや、なぜかベッドの上に上がってきた。 「お、おい穂坂…? 何の遊びだよ?」 「…私ね、今まで自分に嘘ついてた。けどこの前の事件、私はかすり傷だったけど、神坂くんは瀕死で運ばれていった。 その時、初めて思った。…神坂くんを、失いたくない、って。」 穂坂は俺の両手を押さえ付け、顔を近づけてきた。 「神坂くん…好き。」 唇と唇が、重なり合った。 頭が混乱してる。これは、どういう事だよ…? 「今は織原さんのものだとしても…絶対、奪い取ってみせるわ。」 そう言った穂坂は、今まで見たことがないくらいに昂揚、妖艶に微笑んでいた。 まだ、悪夢は終わらないのか。 俺はいつになったら、このタチの悪い夢から覚める事ができるんだ…?
https://w.atwiki.jp/darui_program/pages/42.html
最初なので、自己紹介的なものをしておきます。 はじめまして、「タツ」といいます。 自分は、ゲーム関連の技術などを載せていきたいとおもいます。 参考程度に開発を行っているPCの環境を書いておこうと思います。 一台目 OS:Windows XP SP3 Fedora9 CPU Intel Core2 Duo T7200 2.0GHz GPU GeForce 7600 Mem 2.0GB 使用ソフトなど VisualStudio 2005, 2008 XNA 2.0, 3.0 PhysX 2.8 Bullet 2.69 DirectX June 2008 nVidia Cg 2.0 TortoiseSVN 1.5 Python 2.5 Ruby 1.8 doxygen Graphviz サクラエディタ boost 1.36 二台目 OS:Windows Vista SP2 CPU Intel Core2 Duo E8500 3.16GHz GPU GeForce GTX 260 Mem 4.0GB 使用ソフトなど VisualStudio 2005, 2008 XNA 2.0, 3.0 PhysX 2.8 DirectX March 2009 nVidia Cg 2.2 TortoiseSVN 1.5 Python 2.6 Ruby 1.8 doxygen Graphviz サクラエディタ boost 1.36 CUDA 2.0 Eclipse3.4 Android SDK 1.1 OpenAL SDK 1.1
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【カールスラント】 宮殿のような場所 「長かった……いよいよ待ちわびた決戦の時期が来た……!」 「今回こそは必ず勝って、そして祖国の奪還を!」 (湧き立つ室内) 「わかっておるな?貴重なウィッチを3人も送り込むその意味を……のう、ミーナ中佐」 ミーナ「重々承知しています、陛下。我々にお任せください。必ずや陛下のお役にたってみせます」 バルクホルン「必ず勝利をカールスラントに!」 ハルトマン「zzz」 バルクホルン「こら、ハルトマン!寝るんじゃない起きろ(小声)」 ハルトマン「ねむいよう……あと3時間……」 バルクホルン「陛下の御前だぞ!(小声)」 (陛下のにらみつける) 「ミーナ中佐、本当に後ろの2人で大丈夫なのかね?」 ミーナ「だ、大丈夫です。ああ見えても二人はカールスラントで1、2を争う優秀なウィッチです」 バルクホルン「ハルトマン!今日という今日はカールスラント軍人としての規律を!」 ハルトマン「zzz」 バルクホルン「だから寝るな!」 ミーナ「……」 「本当に大丈夫なのかね?」 ミーナ「断言します」 (騒がしい音) ミーナ「………………二人共やる時はしっかりやります、ご安心を」 「間が気になるが、君が断言するのならそうなのだろう」 ミーナ「はい」 「では、3人にはこれを授けよう。なるべく強力な【俺】が召喚できるようなものを集めたつもりだ」 ミーナ「ありがとうございます陛下。ありがたく使わせていただきます」 (ミーナは形状の違うストライカーユニットを手に入れた) (バルクホルンは甘い甘いお菓子を手に入れた) (エーリカは鉄のパイプ手に入れた) ハルトマン「だけどさー本当こんなので強い【俺】なんて呼べるのー?」 バルクホルン「それを言ったら私のなんてお菓子だぞ!?幸いミーナのは強そうなのを呼べそうな雰囲気を漂わせているから何とかなりそうだが……」 「失敬な!!逸話通りならそのパイプからはかなり攻撃力の高い【俺】が。甘いお菓子からは最強クラスの【俺】が呼びだせるはずなのだ。共に扱い辛いとされているが、優秀なウィッチの君達なら苦労せんだろう」 ミーナ「では、私のこれからはどのような【俺】が?」 「バランス取れた【俺】が呼び出せる。呼び出した【俺】達をうまく纏めてくれるだろう」 (時を同じくして) 【扶桑】 横須賀基地 坂本「私がですか?」 「今回の極秘任務について、扶桑海軍は君が適任と判断した」 坂本「しかしこの任務は……」 「内容を知ったからには後戻りはできんよ。なあに、一人で遂行しろという訳ではない」 坂本「一人でないとすると」 「その通り、もう一人協力者を準備している。民間の出の少女だが、ウィッチで強大な魔法力を持ち強力な治癒魔法を扱う事ができる」 坂本「民間人を巻き込むなんて……」 「彼女ももう扶桑海軍軍曹。立派な軍人だ」 (坂本のにらにつける) 「おっと、睨まないでくれないかな?無理強いなどしていない。成功報酬を伝えたら喜んで協力を申し出てくれたよ」 坂本「餌で釣ったような形ですが、本人がやると言うのならば……」 「強力な治癒と障壁を持つ彼女と、そのパートナー。そして坂本少佐、君には【俺】召喚の媒体として国宝級の刀を授ける」 坂本「これは……!?このような国宝を本当に使ってもよろしいのですか?」 「それだけ扶桑も今回は本気なのだ。ネウロイの驚異が目と鼻の先にある今、必ず勝利せねばならんのだ!!」 坂本(勝利した場合どうなるかは書かれていない。が、勝利した場合、ネウロイの驚異から解放されるの……か?) 坂本「この任務、必ず成功させてみせましょう」 「はっはっはっ、期待しているぞ」 (坂本は国宝・童子切安綱を手に入れた) 【扶桑】 宮藤診療所 清佳「芳佳。本当に行くのね?辞めるならまだ間に合うわよ?」 芳佳「ううんお母さん。私行くって決めたんだ。成功させて必ずお父さんを連れて帰ってくるから」 清佳「でもまだ成功するって決まった訳じゃないのよ?」 芳佳「成功するって思わなきゃ、絶対に成功しないよ!どこでだかは忘れちゃったけど、ウィッチに不可能はないって聞いた事もあるもん!」 清佳「芳佳……」 婆「一度決めたら、もう何を言っても無駄さ。芳佳、やるんだったらとことんやってきなさい」 芳佳「うん、おばあちゃん」 (押入れを漁る音) 清佳「……芳佳これを持って行きなさい」 芳佳「お母さん、何これ?」 清佳「お父さんがこんな時の為にって、遺してくれていたものなの。お父さんが遺してくれたものだから、きっと何かの役にたつはずよ」 芳佳「お父さんがこれを私に……」 清佳「何に使うかはわからないわ。海軍に行ったら使い方もわかると思うわ」 (芳佳は薄い本と綺麗な羽の栞を手に入れた) 【リベリオン】 シャーリー「いきなりこんなものを渡されて、頑張ってきてくれって言われてもなー」 (廊下を歩く音) シャーリー「これって絶対に呪われたアイテムか、曰く付きのアイテムだよなー」 (ため息をつく音) 回想 「リベリオンは安全な地とはいえ、今後ネウロイからの脅威に晒される可能性がある!」 「そこで、今回のアレなわけだ」 「勝って、リベリオンを世界のリーダーに!」 「ネウロイの脅威に晒されない国に!」 「なあに、物資の支援はいくらでもしよう」 「勝てるパートナーを呼び出せるアイテムも準備した、説明資料とこれを持っていきなさい」 シャーリー「本当にこんなもので大丈夫なのか?血糊がべったり付いた包丁で呼び出せる奴なんて絶対にヤバイだろー……むしろあたしがヤバイんじゃないかー?」 (再度ため息をつく音) シャーリー「でも、音速への挑戦も諦める訳にはいかないしなー、やるしかないか」 シャーリー所持品 血糊の付いた包丁 資料 【ブリタニア】 マロニー「アレに出すウィッチを早く登録しろだと?」 副官「はい。日数がギリギリらしく、朝からしつこいくらいに」 マロニー「別にウィッチなど出さずともブリタニアには開発途中のアレがあるというのに……」 副官「どうしますか?」 マロニー「そうだな。確か最近入隊した中にビショップの名を見た気がするな」 副官「確かに居ます。リネット・ビショップ、かのミニー・ビショップの娘で優秀な成績で養成学校を卒業していますね」 マロニー「なら、それでいいだろう。ベテランウィッチ出す訳にはいかん」 副官「そう伝えておきましょう。ああ、あとアレに必要な【俺】召喚用の触媒は何を持たせておきます?」 マロニー「そうだな、あの不味いDレーションでも持たせておけばいいんじゃないか?」 副官「我が軍にそんなものはありませんし、調達までに時間が……」 マロニー「なら、そこに転がってるロープでも渡しておけばいい」 副官「このロープですか?ちゃんと【俺】が召喚できますかね?」 マロニー「アレが投入できるまでの時間が稼げればいい。何かを召喚さえできれば新人だとしても、運が悪くない限り1日2日は大丈夫だ」 (笑い声) (黒色の何かのシルエット) リーネ譲渡予定品 転がっていたロープ 【ガリア】 ペリーヌ「わたくしは勝つ以外の選択肢は残されていないようですわね……政府は何を考えているのかわかりませんし、支援もあまり期待できそうにありませんし……」 (暗い部屋に一人) (何かが落ちてくる) ペリーヌ「羽?……このタイミング、きっと【俺】召喚の触媒に使えということですわね」 (箱からレイピアを取り出す) ペリーヌ「お父様の無念も必ず晴らして見せますわ、この領地を……いえ、このガリアを必ず復興させてみせますわ!」 ペリーヌ所持品 レイピア 黒い羽
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[邪悪なもの]ベリアル #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 飛行 [邪悪なもの]ベリアル 初期値 攻 13000 防 7000 愛情MAX 攻 15142 防 9142 愛情10000 攻 17017 防 11017 必要P 22→33→44 成長MAX 7000 スキル1 アンリミテッドブレイク 効果 6連続の敵単体攻撃 いつまでもベタベタしないでくれる?魔王は支配する側の者なんだから。あんまり甘えたこと言わないでくれる?お仕置きするわよ! 愛情MAXで15142と9142でした。 -- 反映しました。情報感謝です。 -- 名前 コメント