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寂しがりゆうか 寂しがりゆうか1人で生きる ゆっくりの群れじゃ皆に嫌われた 里の外でであったやつは太陽によく似た姿だった あなたは私が怖くないの? 逃げないでいてくれるの? 吹き抜ける風と共に一度だけ頷いた ああ、涙の理由を知っている? 私にはわからない・・・ 濡れた頬の温かさは恐らくあなたがくれたんだ 嵐の日もゆうか里の外を目指す 金色の鉄くずをくわえて 今日の土産は いつも無口なあなたによく似た色の小石 響く雷鳴、倒れる木。 痛みに目を覚ませば 空は遠く狭くなった。 あなたをを泣かすものか ああこの元気な声が 聞こえる? この通り 全然平気よ 濡れた頬の冷たさなど生涯 あなたは知らなくていい 止まない雨に 餡子は流れていく もし生まれ変わるなら あなたのような 姿になれれば 愛してもらえるかなぁ もう元気な声は出ないけど 不思議と寂しくない 濡れた頬の冷たさなど 恐らくあなたが癒してくれたんだ 涙の理由を 知ってる? 私にはわからないが この心の 温かさが そのまま 答えでよさそうだ 季節は巡り夏が訪れ 丘一面にまで金色の化粧 一面に咲くひまわりの花 太陽によく似た姿だった 私はある日用事がありある丘の横をとおった そこの丘に笑顔のきれいな緑の髪が特徴のゆっくりと緑の髪の女性の姿が印象的だった。 二人で楽しそうに水をまいたりしながら暮らしているそうだ。 緑の髪が特徴のゆっくり…ゆっくりゆうかというらしい ゆっくりゆうかはその緑の髪の女性が大怪我をしているのを助けてあげたそうだ。 寂しがりゆうかはゆっくりでないがある妖怪の女性とたのしくくらしました 終わり 【あとがき】 作者名無しです わかる方にはわかるかもしれませんがバンプのダン○ライオンの替え歌です。 聞いているうちに携帯で書いてしまいました。 元の歌が好きな私としてはよかったぜ!感動させてもらったんだぜ! -- シルヴァ (2012-09-17 19 35 27) 名前 コメント
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「…OK、解った。今の状況を私が冷静に説明しよう。」 「私はゆっくりおりん、たまたま立ち寄ったお店で、とんでもないモノを目撃してしまった。」 「隣に居るのはゆっくりちぇん、彼女もまた、信じられないといった顔になっている。」 「そして目の前に居るのはゆっくりゆうか。」 ) ( ,,,,......... / ;ヽ ''''''''''. ..ヽ | )''( \ '. )\ \ ....| /,,, ) ヽ 」) )/"""""ヽ ヽ ) );;./ 「 \( _,,....-‐‐-- 、.., ,.-'" "'ー., ノ r、 ,' ヽ ノ / i ハ i ハ i i i ', ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i 〈 イ! | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / 〉 イ レヘ/ |"" ,___, "" .ル' / ハ ハ ハ. ヽ _ン / ( 〈 ヽ 〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ 「彼女は鏡の前でネコミミを着けようとしていた。」 「…違うわよ。」 『ちがわねーよ。』 「いや、ホントに違うから。ネコミミなんて着けようとしていないから。」 「お姉さん、悪いけどバレバレだよ。後ろに隠したネコミミが見えちゃってるよ。」 「しかもそっちに落ちているのは、もしかしてしっぽ?」 「まさかネコミミだけじゃあきたらず、一緒にそれも着けるつもりだったのかな?」 「それでフル装備になったら『私、ゆうかにゃん♪』とでも言うつもりだったとか?」 『ねーよ。』 「さっきからきっぱりハッキリ言い過ぎよ貴方達!」 「良いじゃない、私がネコミミを付けて貴方に何か問題があるのよ!」 「確かに私たちには何も問題はないね。」 「問題は、貴方がそんなモノを付けて何がしたいのかと言うことさ。」 「…ネコミミを着けたらカワイクナルカナーって思って。」 『はぁ?』 「ほら、私ってドSだとか、女王様とか、USCとか言われ放題でしょ?」 「でも一乙女としては、そんな扱いされつづけるのは我慢ならない訳よ。」 「だからガラリとイメチェンして、そんな私にたいする空気を挽回しようかな、なんて…。」 「なるほどね、でもその考えは根本から間違ってると思うねぇ。」 「そ、そうなの!?」 「元からネコミミを付けている私達だから言えるんだよ。」 「何でもネコミミが着けば癒し系になるなんて考えは安直過ぎるんだよ。」 「そうだねぇ、人気作品でエロ同人を作れば売れるという考えと同じくらい安直だね。」 「男役がオークならみんなファンタジー系エロ同人になる、という考えと同じくらい安直だよ。」 「…あんたら、何でどっちも例え話が下ネタなのよ。」 「下ネタなんてどうでも良いでしょ?」 「そうだよ!問題はネコミミの方なんだよ!」 「何よ、ネコミミの何処が問題なのよ。」 「それはね、ゆっくりゆうか、あんたがネコミミを着けようとしていることなんだ。」 「私のやろうとしている事全否定とはひどいわね。」 「いいかい?アタイ達ゆっくりってのは、『元になったキャラとそっくりで在ること』が重要なんだ。」 「アタイだったら、火焔猫 お燐、と同じ髪型、同じ髪の色、」 「そして同じネコミミだからこそ、ゆっくりおりんと呼ばれるのさ。」 「でもあんたはゆっくりゆうかという完成された要素に、ネコミミというオプションを着けようとしている。」 「そんな事したら、間違いなくあんたはその時点でゆっくりゆうかとは別の何者かになってしまうよ!」 「そ、そんな大袈裟な。」 「大袈裟じゃないよ!」 「オリジナルである風見幽香が、ネコミミを着けることは許されても。」 「ゆっくりである貴方がネコミミを着けることが、許される筈が無いんですよ!」 「許されるはずが無いって、そこまで!?そこまでなの!?」 「癒し系になりたいあまりに、自分を捨てようとしているゆっくりが許されると思ってるの?」 「きっと許早苗が来るよ!許されざる角度で!」 ,, -‐ ''  ̄ ̄" '' o 、 - 、 / ハ` .o ';,, ,/ |,,.ノ | / ! ; ! i ';, ;.' '; ! .! |__!_ ,i ,i, ,' ヽ --ソ_ノ-‐''―- `'ソ | i ,' . !i´-― ヒ_ン ) ├┐! ,' ゝハ_! ハ(ヒ_] " .!-,'i / i i`ーr' !'" 'ー‐' r'=-/ ;' )ヽ-イ '), ノi >.、.,_ ,. イ/´ ノi i } ザ 〔 i ! ンイ i ̄ バ' こ二ノ ,, ノ `) ッ _( ', ! l/フ / |/ ,,ノレ' ´ ̄` .ヾノ ∠_ {‐--/._(二二ノヽ .イ l二/ > ) 厂`ヽ 『って言うかもう既に来てるよ!そしてこっちを見てるよ!』 「…………!」 「わ、私のやろうとしていた事は、そこまで重いことだったの…!」 「やっと理解してくれてアタイは嬉しいよ、お姉さん。」 「それでも…それでも私は癒し系になりたかった…!ドSキャラという宿命から逃れたかった…!」 「…わかるよー、私もらんしゃまの愛玩動物ポジションを何とかしたいと思った事があったから…。」 「でも最近はらんしゃまを裏で支配する黒幕ポジションだと考えることにしてるよ~。」 「…貴方も随分黒い考えを持ってるのね、お嬢さん。」 「って言うか、お姉さんの場合のうかりんと言う立派な癒し系キャラがあるじゃないさ。」 「何でそれで満足しなかったのさ?」 「…だって、『だべ』って口調がどこかの超高校級の占い師みたいで嫌だったんだもん。」 「…あー。」 「確かに、それは嫌だね…。」 「葉隠にはなりたくないよね。」 「同意を得られて私は嬉しいわ。」 「でもね、ネコミミを安易に着けるのはいけないよおねえさん。」 「私たちゆっくりの中にもいるでしょ、ネコミミを着けたせいでおかしなキャラになっていった奴が。」 「何ですって、そんなゆっくりが………あ。」 「お姉さん、気づいたみたいだねぇ。」 「そっか、私は彼女と同じ過ちを犯そうとしていたのね…。」 「気づいてくれて私たちは嬉しいよぉ。」 「そうだよ、アタイ達は彼女と同じ過ちを繰り返してはいけない。」 、 // 、)\ , ノV ( ' V( ノ ヽ 'ヽ ' ヽ , '--' ') i'V、 ... .... .. 'ヽ ,___ノ . . / 'ヽ_''.;;---- 、V...._. . . . . . . . . /、 __, -'' , '''' "' '''' -- ' 、 . . . . ''/ >==─ == 'v . ノ (/ / 人 i i )\ ノ --、 ) / ノ-- )/)/)/--ヽ_.// イ i' i '-' i/| (ヒ_] ヒ_ン) i ( ( 木|_ | ヲ i"" ,___, "ノ ヽヽ イ _人 ヽ _ン フ ' -- ')-、 )人>.. ..,____,, イノ_ノ ノノ_.ノ ̄ 『第二の豊里耳神子を生み出してはいけないんだ!』 、 // 、)\ , ノV (' ' V( ノ ヽ 'ヽ ' ヽ , '-' ' i'V、 .. .... .. 'ヽ ,__ノ . . / 'ヽ_'.;;---- 、V...._. . . . . . . /、 __, -'' ''' "' '''' -- ' 、 . . '/ >==─ 6 =='v .ノ (/ / 人 i i )\ ノ --、 ) / ノゝ )/)/)//ヽ_.// イ i' i '-' i/| (ヒ_] ヒ_ン) i ( ( 木|_ | ' ヲ i"" ,___, "ノ ヽヽ イ _人 ヽ _ン Uフ ' -- ')-、 )人>.. ..,____,, イノ_ノ ノノ_.ノ ̄ / ヽ ( ) / /^ー r ̄ ̄ ̄i | i / ノ、___ノ | l / r‐´  ̄ | 「あの、私の頭のこれはネコミミじゃないんですが、」 「って言うか、別にこれ後付けじゃないんですけど元からなんですけど、ねえ聞いてますか…。」 むしろみみみって奴のように頭を燃やせばなんでもゆっくりになるという風潮があるような -- 名無しさん (2014-02-14 21 45 17) 名前 コメント
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ゆっくり魔法図書館 図書館-短編区画 短編集48 母は強し 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!◆61 _人人人人人人人人人人人人人人_ > のっとりしていってね!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ __ / ハ\ ___ ./ `---、 /`>、 __X 「 ̄メ´~ ̄`゛''┴ト<Z /∠ / / __| / / // / ,r\「__ ッ.... ..~ソ く, | i"´_メ ディく / / / (... ,r'. Λ; ハ ..( ヽ >'"´/ /、く、 ̄ヽ /¨ヽ. フ / iV \i ノ ', /', ) 'i .i / ,..く/ `ー= l ヽ. ', (, l 「l ! ( ヒ_] ヒ_ン Y! .ノ ! ( i 'ハ.r!、 /| ハ _ハ ', i ) い ヘ! .ヾ ,___, " l トノ イ )'ヽレ'!(ヒ_] レ' ヒ_ン ハY }( (. ヾ;_ > ヽ _ン .!> ( !ノ 7"" ,___, "" レヘノ ハ ヘ, 〈 ヾ ̄ .ノ ! ) 〈 r'人 ヽ _ン ハ!/ ゝ ヽ; j. > ,,,,. __ _ ,. イ j ノ )ヘ レ .、.,_ ,..イハノソ ハへ(ゝ ………お姉さまは? あっ、あそこにいるの、ゆうかじゃない? ,.,、 .__ __ / ハ\ ___ ./ `---、 /`>、 __X 「 ̄メ´~ ̄`゛''┴ト<Z /∠ / / __| / / // / ,r\「__ ッ.... ..~ソ く, | i"´_メ ディく / / / / (... ,r'. Λ; ハ ..( ヽ >'"´/ /、く、 ̄ヽ /¨ヽ. ― フ / iV \i ノ ', /', ) 'i .i / ,..く/ `ー= l ヽ. ', \ (, l 「l ! ( ヒ_] ヒ_ン Y! .ノ ! ( i 'ハ.r!、 /| ハ _ハ ', i ) い ヘ! .ヾ ,___, " l トノ イ )'ヽレ'!(ヒ_] レ' ヒ_ン ハY }( (. ヾ;_ > ヽ _ン .!> ( !ノ 7"" ,___, "" レヘノ ハ ヘ, 〈 ヾ ̄ .ノ ! ) 〈 r'人 ヽ _ン ハ!/ ゝ ヽ; j. > ,,,,. __ _ ,. イ j ノ )ヘ レ .、.,_ ,..イハノソ ハへ(ゝ __,,.. -─- 、.,_ , '´ `ヽ、__ ,.'´ __;ニ- 、 -‐- 、 `く /三三三三\ / ァ'´ ; i 、`ヽ /二二二二二二\ i / / , -ノ‐;ハ ハ i i ', .,/三三三三三三三三三三三三\ ,' ノ .i ;ァ'_!_,. i /、!__ヽ! 〈 i ./三三三三三三三三三三三三三三三\ イ 〈 ノ!;イ7ttテァ'レ'r'tテ‐ァ ハイ ; 〈 ,'三三三イ/ i ハ i ハ i i i 三三三.\ 〈 ノへ;ハ '"  ̄ ,  ̄"',!ノ ;ハノ. |三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| 〉 ノ レヘ U. ―‐ i; i' ;( 〉. '、三三三ミ | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / イ 三三/ ノ i ; i' ハ、 ,.イ/ ト、〉 \三三 レヘ/ |"" ,___, "" .ル' /ハイ三./ ヽハ/ i ハ iン=r ー -<´iノヽ!;ノ \三三 ハ ハ. / ( 〈 ヽ/ ノへ ノル(,.ヘ. ヽ、/ヽノ ヽ. ヽ.  ̄〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( ., -イ´;#;#;#i 7} i#;ハ冫 レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ / ヽ#;#;#;| / ハ .l;#;i. ヽ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) 娘:四季のフラワーマスター 母:四季の酪農マスター ゆうかりん のうかりんいや…。収穫どきに帰郷しなかったのは完全に私のミスでした。……ですから終始無言で圧力かけるのは勘弁してください……。 __,,.. -─- 、.,_ , '´ `ヽ、__ ,.'´ __;ニ- 、 -‐- 、 `く /三三三三\ / ァ'´ ; i 、`ヽ /二二二二二二\ ・・・・・・。 i / / , -ノ‐;ハ ハ i i ', .,/三三三三三三三三三三三三\ ,' ノ .i ;ァ'_!_,. i /、!__ヽ! 〈 i ./三三三三三三三三三三三三三三三\ イ 〈 ノ!;イ7ttテァ'レ'r'tテ‐ァ ハイ ; 〈 ,'三三三イ/ i ハ i ハ i i i 三三三.\ 〈 ノへ;ハ '"  ̄ ,  ̄"',!ノ ;ハノ. |三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| 〉 ノ レヘ U ‐==- i; i' ;( 〉 '、三三三ミ | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / イ 三三/ ノ i ; i' ハ、 ,.イ/ ト、〉 \三三 レヘ/ |"" ,___, "" .ル' /ハイ三./ ヽハ/ i ハ iン=r ー -<´iノヽ!;ノ \三三 ハ ハ. / ( 〈 ヽ/ ノへ ノル(,.ヘ. ヽ、/ヽノ ヽ. ヽ.  ̄〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( ., -イ´;#;#;#i 7} i#;ハ冫 レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ / ヽ#;#;#;| / ハ .l;#;i. ヽ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) ,.,、 __,,,....,,,_ _,..,_ __ / ハ\ i´ 7 ̄`ヽ `, //| `i __X 「 ̄メ´~ ̄`゛''┴ト<Z /∠ '、 '、 | | / / / / ,r\「__ ッ.... ..~ソ く, ,.>、ヾ´ ̄l |二7∠、イン' (... ,r'. Λ; ハ ..( ヽ , '´_,,.. ->'´ ̄ `ヽ、. フ / iV \i ノ ', /', ) 'i .i イ `/ / / i i 、 `ヽ (, l 「l ! ( ヒ_] ヒ_ン Y! .ノ ! . 〈 i / / __, .!ノ |ノ .、!__ハ、! ,ゝ ) い ヘ! .ヾ ,___, " l トノ イ ノ .ノへ,ハ! (ヒ_] ヒ_ン ハ/レ'| (. ヾ;_ > ヽ _ン .!> ( ,' ノ i ','" ,___, "' .i ', ヘ, 〈 ヾ ̄ .ノ ! ) i 〈 ノ ト.、 ヽ _ン , イ ノ,.ゝ ヽ; j. > ,,,,. __ _ ,. イ j ノ `ヽヘ `〈へハ,ノ,、 _____, ,.イ ハへ(ゝ ,.,、 ・・・・・・。 __,,,....,,,_ _,..,_ ・・・・・・。 __ / ハ\ i´ 7 ̄`ヽ `, //| `i __X 「 ̄メ´~ ̄`゛''┴ト<Z /∠ '、 '、 | | / / / / ,r\「__ ッ.... ..~ソ く, ,.>、ヾ´ ̄l |二7∠、イン' (... ,r'. Λ; ハ ..( ヽ , '´_,,.. ->'´ ̄ `ヽ、. フ / iV \i ノ ', /', ) 'i .i イ `/ / / i i 、 `ヽ (, l 「l ! ( ヒ_] ヒ_ン Y! .ノ ! . 〈 i / / __, .!ノ |ノ .、!__ハ、! ,ゝ ) い ヘ! .ヾ ,___, " l トノ イ ノ .ノへ,ハ! (ヒ_] ヒ_ン ハ/レ'| (. ヾ;_ > ヽ _ン .!> ( ,' ノ i ','" ,___, "' .i ', ヘ, 〈 ヾ ̄ .ノ ! ) i 〈 ノ ト.、 ヽ _ン , イ ノ,.ゝ ヽ; j. > ,,,,. __ _ ,. イ j ノ `ヽヘ `〈へハ,ノ,、 _____, ,.イ ハへ(ゝ おわれ 村紗の神霊廟 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!◆61 (焦っちゃダメ。) (まだまだここから巻き返せるわ。) ,-- 、 (トランス中はボムと残機の欠片の獲得ポイント二倍です!) ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 (少し削って、トランスで倒せばエクステンド ボムゲットです!!) ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) (これで後はボムを使わないで最後のスペルを越えれば) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, (ボムを三つ残してエンディングにいけるわ。) ,ノ / (ヒ_] ヒ_ンレイ ソ フ ! "" ,___, ""iノ 〈 _____ ノィ 人. 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、.., ____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、. \ 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー-イコー´i i カタカタカタ | |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ ´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r_/| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) (!今よ!トランス!!) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ,ノ / (ヒ_] ヒ_ンレイ ソ フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人. ヽ _ン 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、.., ____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、. \ 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー-イコー´i i カタカタカタ | |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ ´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r_/| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( == == == || || || || || || '== || || || || || === 。 == == ブォーン ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ガルルルルルルル… フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人 'ー⌒ー' 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、.., ____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、. \ 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー-イコー´i i カタカタカタ | |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ ´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r_/| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( == == == || || || || || || == || || == || ' == || === 。 === == ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ムラムラムラムラ… フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人 i i⌒ー' 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、..|i____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、 |lll 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー |liコー´i i' カタカタカタ| |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ |l|´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r.!!| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ… フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人 i i⌒ー' 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、..|i____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、 |lll 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー |liコー´i i' カタカタカタ| |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ |l|´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r.!!| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( ー一ー一ー一一 . |l|一ー一ー一ー一ー一一ー一ー一 , .|!| ヽ ヽ \ l ( .!!| ) ) l ヾ / l l 丶 ゙``゙"´`´゙ / l ヽ ー / /ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,-- 、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ) キヽ-、... ...... ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ノ 'ー' ) ). -..、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ノ ノ .ノ =-、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ / // } = . ', ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ `ー─''´ ) = =/) =人 -=) ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ… フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人 i i⌒ー' 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、..|i____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、 |lll 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー |liコー´i i' カタカタカタ| |三 |_「r.、 ー一ー一ー一一 . |l|一ー一ー一ー一ー一一ー一ー一 , .|!| ヽ ヽ \ l ( .!!| ) ) l ヾ / l l 丶 ゙``゙"´`´゙ / l ヽ ー / / ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,-- 、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ) キヽ-、... ...... ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ノ 'ー' ) ). -..、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ノ ノ .ノ =-、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ / // } = . ', ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ `ー─''´ ) = =/) =人 -=) ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ… ー一ー一ー一一一ー一ー一ー一ー一ー一一ー一ー一 , ヽ ヽ \ l ( ) ) l ヾ / l l 丶 ゙``゙"´`´゙ / l ヽ ー / / == == == || || || || || || || || || || || || == 。 == == シュ-ン マミゾウさーん!お風呂が沸きましたよ~ \ 大欲情までどうぞ~ / ⌒ ⌒ ( ) ( ⌒ ) ) ( ノ ) ふぉっほっほっ ありがとうムラサどの。 儂はやっぱり大きな風呂が好きでのぅ…。 響子や、一緒に入るかえ? ⌒ ,ヽ/{ }ヽノヽ __ ( ) ノ ノ' ヽ / ) } , ,.-、 ,.ィ´_`ヽノ ,.-、 ( ) 'ヽi )ヽoOo ノ /{ V} ⌒ / \ >'´ ``っ_ノ ` </ } ''V'o. '''' .oノ ノ ノ. ( ⌒ { / ヽ/ /.''-' ' ヽ__ノ.- '' ' ヽ. ) ∨ ,.ィ 、 }、 i } i ハ 、_/. '' r '{ { \.. ' . ヽ {ヽ ( ノ イ / ノ__,.)ノ ヾノノ、__,ト、 i } ' -{./ / 人 ヽ ヽ ヽヽヽ } } (' ノ ,-〉、 ムイ r=ミ o-o r=ミ l i ノリ ノ( ( ( ( --)ノ '')/''-- 、ノ ノ 入 ~♪ /_/ /、'" ,___, "'iイ 〈 ノノ ) i .____./////.____.ヽ). ) , '/ イi i 〈 ハ ヽ _ン 人i }´^ ̄ ノノi |'/// ,___, ///''| ノ 入 ) ̄ ̄ ̄ /l /´/ 八 l ハ >,、 _____ , r─┐ヘノ. . . )/'人 ヽ _ン ,イノV '' r-.,,_ / /丶 | // `V / 丶 ヽ{ .茶 }ヽ ( `) ノ>.、____ ,.イヽ ( ̄) / / % ∧ |/ / ̄ ̄`Y .| ヽ、__)一(_丿 ( ' ). . . . . . .~. ~ . . / / % % % ∧ ゙、{ / ̄ ゝ| ./__________________/ /..% % % % ∧ \{ /´ /| 〕__________________〔/% % % % % % ∧ \ { { 、 / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ \% % % % % % % / 〉  ̄ ̄ `ー-- / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ゙∨..% % % % % / / / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ゙∨% % % % %/ / / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※,∨.% % % %/ / 狸寝入り 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!◆59 |┃ |┃三. |┃ __ |┃三. , --'. ', ---- 、 ガラッ. |┃ / --- ヽ |┃三. ノノ ノ ヽ ヽ タヌ象ばあさん、タヌ象ばあさん |┃ / / ノ ノ ノi 人 | }. ◎ |┃三. { ( ( / /--ノ ノノ --)/) ノ )'ウ お使いに行ってくれないかしら? |┃ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/-------|┃三. ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( |┃ ) )ノ . . ) o ( ノ . ノ ヽ 新作と睡眠薬とバリカン買って来て。 |┃三. ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ |┃ (' '' ) i=====i ノフ フ __ ,.-─-、,.-、 ,.ィ´_`ヽノ ,.-、 ____ . -- . -- 、__ ____ /二二`/ \ >'´ ``っ_ノ ` </ } , 。 v' ヽ 'v ヽ , '/ `{ / ヽ/ / ;;;; . ''''' (;;;;;;;o;;;;;;'。、 /´/ 二二 `V ,.ィ 、 }、 i } i ハ ノ゚ . (=-- ハ ヽ;;;;;;。;;;;;;;;o ,,、 | // `V / ノ__,.)ノ ヾノノ、__,ト、 i } '' '' '' '), ( ノ/, ノヽノノ\ヽ ' 、-''゚ '''''```` |/ / ̄ ̄`Y.〉、 ムイ .__. o-o .__. l i ノリ _ノ_ノ.| (ヒ_] ヒ_ン )人. ヽ おばあちゃん寝てるよ。 ゙、{ / ̄ ソ /、'" ,___, "'iイ 〈 '_ノ i"" ,___, "'(ヽ \ \{ /イi i 〈 ハ 人i } (''' 人 ヽ _ン 人 ハ ) さっきまで起きてたのに… \ { 八 l ハ >,、 _____ ,.イ ルヘノ )r-'、/>.. ,_____ ,. イ' )/ (/ヽy |┃ |┃ |┃ __ |┃ , --'. ', ---- 、 |┃ / --- ヽ |┃ ノノ ノ ヽ ヽ |┃ / / ノ ノ ノi 人 | }. ◎ |┃ { ( ( / /--ノ ノノ --)/) ノ )'ウ |┃ 人 . .ノ ( rr=-, r=;ァ / . .ノ/ …チッ。-------|┃ ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( |┃ ) )ノ . . ) - ( ノ . ノ ヽ しゃーないわね…。 |┃ ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ |┃ (' '' ) i=====i ノフ フ __ ,.-─-、,.-、 ,.ィ´_`ヽノ ,.-、 ____ . -- . -- 、__ ____ /二二`/ \ >'´ ``っ_ノ ` </ } , 。 v' ヽ 'v ヽ , '/ `{ / ヽ/ / ;;;; . ''''' (;;;;;;;o;;;;;;'。、 /´/ 二二 `V ,.ィ 、 }、 i } i ハ ノ゚ . (=-- ハ ヽ;;;;;;。;;;;;;;;o ,,、 | // `V / ノ__,.)ノ ヾノノ、__,ト、 i } '' '' '' '), ( ノ-ハ, ノヽノノ--ヽ ' 、-''゚ '''''```` |/ / ̄ ̄`Y.〉、 ムイ .__. o-o ヒ_ン) l i ノリ _ノ_ノ.| (ヒ_] ヒ_ン )人. ヽ ! ゙、{ / ̄ ソ /、'" ,___, "'iイ 〈 ' _ノ i"" "' (ヽ \ \{ /イi i 〈 ハ 人i } チラッ (''' 人 、 人 ハ ) おばあちゃん、起きてたの? \ { 八 l ハ >,、 _____ ,.イ ルヘノ )r-'、/>.. ,_____ ,. イ' )/ (/ヽy |┃,.-''´ ̄ ̄ ̄┃ |┃ ┃| |┃ ┃| |┃彡 ┃| |┃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;┃| ………。 |┃_」_ ; -r┃| ◎ |┃ ┃| ◎ |┃ヽ ' ┃|-----------------------------.|┃ゝ、 -=- ┃|------------------------------ |┃ `>、, _ イ┃| |┃ ヘ 〉 ┃| タヌキ寝入りじゃよ♪ __ ,.-─-、,.-、 ,.ィ´_`ヽノ ,.-、 ____ . -- . -- 、__ ____ /二二`/ \ >'´ ``っ_ノ ` </ } , 。 v' ヽ 'v ヽ , '/ `{ / ヽ/ / ;;;; . ''''' (;;;;;;;o;;;;;;'。、 /´/ 二二 `V ,.ィ 、 }、 i } i ハ ノ゚ . (=-- ハ ヽ;;;;;;。;;;;;;;;o ,,、 | // `V / ノ__,.)ノ ヾノノ、__,ト、 i } '' '' '' '), ( ノ/, ノヽノノ\ヽ ' 、-''゚ '''''```` |/ / ̄ ̄`Y.〉、 ムイ .__. o-o .__. l i ノリ ._ノ_ノ.|', --、 , --、)人 ' ヽ ゙、{ / ̄ ソ /、'" ,___, "'iイ 〈 '_ノ i"" ,___, "'(ヽ \ \{ /イi i 〈 ハ ヽ _ン 人i } ('' 人 ヽ _ン 人 ハ ) \ { 八 l ハ >,、 _____ ,.イ ルヘノ )r-'、/>.. ,_____ ,. イ' )/ (/ヽy |┃ |┃三. |┃ __ |┃三. , --'. ', ---- 、 ガラッ. |┃ / --- ヽ |┃三. ノノ ノ ヽ ヽ 頭巾の人、頭巾の人 |┃ / / ノ ノ ノi 人 | }. ◎ |┃三. { ( ( / /--ノ ノノ --)/) ノ )'ウ |┃ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ お使いに行って欲しいんだけど…-------|┃三. ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( |┃ ) )ノ . . ) o ( ノ . ノ ヽ |┃三. ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ |┃ (' '' ) i=====i ノフ フ ,. -‐' -~~、 / l~~~-=、ニー -,,,_, / | ノ ) ヽ. _ ;l.'-―‐ ' "´;;ヽ. / |. ´) Y コ || ....;;i-. - 、 | l. 、_) |ヽ コ|| .. | ヽ、,ノ | ヽ _ _ l l ) ./´ コ || |-‐'". `、 - _ l~~、 ,イ ; r‐―‐-、.--、 ..,;;|' -ー、'"`ヽ ヽ l~~~< l / i. . | | ノ ヽ、  ̄ 人 l_,,..-<_ .. ;/,..--‐''" 丶. 、;;;;__ ` ̄ ̄;; l ヽ/  ̄ ̄ ̄ ̄ ' ー ――-┘' |┃| |┃| じゃあ、星ちゃん。これでタヌキ避けのカカシを作って♪> |┃| |┃| |┃| …むごい事を…> |┃| ◎ |┃| ◎ |┃|-----------------------------.|┃|------------------------------ |┃| |┃| ,. -‐' -~~、 / ~-=、ニー -,,,_, / ノ ○ ヽ. _ ;l.'-―‐ ' "´;;ヽ. / ´)--. Y コ || ....;;i-. - 、 | 、_)--' |ヽ コ|| .. | ヽ、,ノ | l ○ ./´ コ || |-‐'". `、 ,イ ; r‐―‐-、.--、 ..,;;|' -ー、'"`ヽ ヽ / l / i. . | | ノ ' -----------' 人 l_,,..-<_ .. ;/,..--‐''"  ̄ ̄ ヽ/ 【本を棚に戻す】
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/966.html
家に帰ると、居間の方から話し声が聞こえて来た。 「ゆ!そろそろうまれそうだよ!」 「ゆっくりしたあかちゃんになりそうだね!」 居間を覗き込んでみると二匹のゆっくりがこちらに背を向けている。 黒い帽子と赤いリボン、まりさ種とれいむ種だろう。 れいむの方は2本ほどツタが生えており、赤ちゃんまりさが1匹に 赤ちゃんれいむが3匹ほどぶら下がっている。 植物型の妊娠は1度に10匹弱〜10数匹は産むのだと思っていたが、 ツタの表面につぼみが落ちたような後が何箇所か付いている。 恐らく外敵にでも追われて必死に逃げたら、ツタを揺らしすぎて 落としてしまったとかそんな所だろうか。 妊娠した母体のゆっくりは安全な巣で出産を待つと言う。 この家に居ると言う事は巣も無いのに妊娠したのだろう、 誠におばかである。 居間に入っていくと、ゆっくりはこちらに気が付いたようだ。 「ゆっ!ここはまりさたちのいえだよ!」 「これからあかちゃんをうむからゆっくりしないででていってね!」 早速腹が立つ事を言ってくれる。 だが本当は自分の家だと教えてもゆっくりは理解しようとしない。 ばかなの?しぬの?と余計な事を言ってくるだけだろう。 部屋が荒らされていないか見回してみるが、さすがに妊娠したつがいでは そう暴れる事も出来なかったのだろう。せいぜい空の酒瓶が倒れて たんすの下の段が開いていたり布団がぐちゃぐちゃになっているくらいである。 いや、布団は元からかもしれない。 「ゆ゛うぅぅ!さっさとででいげぇ!」 さっきからゆっくりの言葉に返事もせず、部屋の状況を確認するのに 夢中になっていたのが気に食わないのかまりさが足を押してくる。 必死になっているが足は全くうごかず、まりさの方が足にめり込んで変形している。 そのまま足で押すように蹴りとばし、れいむの方を向きあぐらをかいて座ると 赤ちゃんに手を出されると思ったのかれいむは少し怯えたように後ずさりする。 すぐに潰したり外に投げ捨てたりするのもいいが、折角だから出産シーンを 見物させてもらおう。 「なにするの?ゆっくりできな…ゆっ!?」 抗議の言葉を投げかけようとしたれいむが頭上の異変に気づき動きを止める。 ツタに生った赤ちゃんのうち1匹がぷるぷると震えだし、その震えが 伝染したかのように他の赤ちゃんも全て震えだした。 先ほど蹴り飛ばして「ゆべっ」と倒れていたまりさも 抗議する事すら忘れて見入っている。 さほど時間がかかることもなく、4匹の赤ちゃんゆっくりは次々と落ちてきた。 すこし地面の上でぷるぷると震えた後、眼をキラキラさせて声を揃える。 「「ゆっくりしていっちぇね!」」 「すごくゆっくりしたあかちゃんだね!」 「ゆっくりしていってね!いっぱいゆっくりしていってね!」 定番の挨拶をした後、ツタを生やしたままのれいむはこちらに向き直り 「かわいいあかちゃんでしょ!げんきにそだつように さっさとごはんをもってきてね!」 とのたまう。さっきは出て行けと言っていたのにもうこれだ。 最初は頭の上のツタを赤ちゃんに食べさせるそうだから、 赤ちゃんをダシに人間から自分のご飯も貰おうと考えているのだろう。 「さっさとしてね!」 「「ごはんちょうだいね!」」 まりさや赤ちゃんも同調する。まりさなどは先ほど蹴られた恨みもあるのだろう。 細目で笑っているのか無表情なのか、非常に憎たらしい表情である。 ごはんといってもな、何かこいつらが食えそうな物などあっただろうか。 食事と聞いてなぜ連想してしまったのか、つい倒れた酒瓶の方に目を向ける。 先の細くなった瓶の口を見て、いたずらを思いついてしまった。 「よし」 つぶやいて、立ち上がらずに酒瓶に手を伸ばす。 よし、と言う返事からご飯をくれると思ったゆっくりは笑顔で跳ねる、 と素早い動きで赤ちゃん4匹はヒョイヒョイと掴まれてしまった。 「ゆ゛っ!?」 「なにするの!?ゆっくりはなしてね!」 急な動きに意表を突かれた親は固まってしまう。 れいむの方はまりさよりも若干だが頭が良いのだろう、 すぐ状況を把握して子供を放すように要求して来た。 その言葉に耳を貸さず、手元で瓶の口と赤ちゃんゆっくりを近づけると、 遊んでもらっていると思ったのか赤ちゃんはキャッキャと喜んでいる。 プチトマトサイズでは瓶の口を通るには少し狭いが、やわらかい饅頭なら 変形すれば大丈夫だろう。 瓶の口に赤ちゃんれいむの顔をあてがい、親指で後頭部をグッグッと押していく。 「ぎゅっ!?ゆ゛っゆ゛っ」 ちょっと小さい口に押し込まれた赤ちゃんは明らかに苦しそうな声を上げる。 その声を聞いた親は異常な事態にパニックを起こしだした。 「な゛にやっでるの゛おぉぉ!」 「はなぜ!さっさどじねぇ!」 れいむはツタをふりふりさせながら足に体当たりし、 好戦的なまりさは腕に飛び掛ってくるが、どちらも全く効き目がない。 「ゆ゛ぶっ!いじゃい゛い!」 変形しながら瓶の口を通り抜けた赤ちゃんれいむは瓶の底まで転がっていき、 少量の餡子を吐き出しながら泣き出した。これならちゃんと通れるな。 残った赤ちゃん3匹も瓶の中に入れてしまう。 先に入った赤ちゃんの悲痛な声を聞いていたゆっくりは 自分の番が来ると目をウルウルさせながら手の中で暴れるが、 れいむ種2匹はさっきと同じ要領で瓶に入れてしまう。 「や゛めで!お゛ねがいだがだやめでーっ!」 親二匹も攻撃が通じないと判ったのか、泣きながら懇願するばかりである。 最後は赤ちゃんまりさの番だが、まりさ種特有の帽子が邪魔になる。 「まりじゃのおぼうぢがぁぁ!」 帽子を取り上げた赤ちゃんまりさを、れいむと同じように瓶の口にあてがい また親指で押し込んだら、帽子だけを後から入れてやる。 「ゆう゛、う゛う゛…」 無理やり変形させられた痛みに涙が出るが、ひらひらと落ちてきた帽子をみると もぞもぞと被りに行く。 ボトルシップはピンセットを使い、瓶の中で部品を組み立てるそうだが これは部品が自分で勝手に帽子を被ってくれるので楽なものである。 これで4匹全員が瓶の中。赤ちゃんゆっくりは決して広いとは言えない 瓶の底面で泣きながらふらふらしている。 「くちゃい!ここなんだかくちゃいよ!」 空になる前は酒が入っていたからなぁ。 親は親で、舌を入れるのも困難そうな瓶の口の細さに 「どうじだらいい゛のお゛!」と叫んでいる。 舌を入れられたとしても、赤ちゃんを強く押して変形させながらで やっと入れられた細さの口である。苦痛を感じる赤ちゃんを無理やり 引っ張り出すなどゆっくりの力ではとても出来ないだろう。 もし頭のいいゆっくりなら割って助けると言う選択も思いつくだろうが、 中に居る赤ちゃんが衝撃に耐えられるか不安な所である。 自分の力では出せないと判った親はこちらに文句を言ってくる。 「はやくあかちゃんをだしてあげてね!」 「ゆっくりできないから、あかちゃんをだしたら ゆっくりしないでしんでね!」 れいむは赤ちゃんにツタを食べさせるタイミングを失ったいる為、 怒ったセリフに合わせてゆさゆさとツタが揺れる。 そう言えば赤ちゃんは租借したえさか、このツタしか食べられないんだったなぁ。 瓶の中の赤ちゃんに目を向けると、腹が減ったのか元気が無さそうにうつむいている。 きつい酒の匂いに気分が悪くなっているのもあるのだろうが。 とりあえず、れいむから生えている2本のツタをつまみ、ぷちっと引き抜く。 「ゆゆ!それはあかちゃんのだからとらないでね!」 と抗議されるがそのまま瓶の中に落として上げると、 赤ちゃんにごはんを上げてくれたのだと判断したのだろう。 「ごはんをあげてくれてありがとう!れいむたちにもごはんをちょうだいね。」 「なんどもはねてつかれたよ、おいしいおかしをもってきてね!」 自分の分までねだって来た。怒ったりねだったり忙しい、 まったくゆっくりしていないゆっくりである。 瓶の中ではさっそく赤ちゃんたちがツタに群がっている。 さすがにツタ2本だけで、瓶の中では餌を租借して渡すのも困難となると 長くもたないのではないか、と考えがよぎり、また思いついてしまった。 無ければ作ればいいのである。 「どうしてだまってるの!?ばかなの?しぬの?」 と癇癪を起こしだす親二匹の後頭部をわっしと掴み持ち上げる。 「ゆ゛!?なにするの、ゆっくりおろしてね!」 「ゆ、ゆへへ、まりさたちはおおきくてびんにははいらないんだぜ! そんなこともわからないなんてばかなんだぜ!」 さっき持ち上げられた赤ちゃんと同じように瓶に入れられると思ったのだろうか、 言われなくても入らない事くらいわかるのに自信満々なまりさの頬と れいむの頬をぐっと押し付けると、ごしごしと揉み洗いをするように2匹の頬を 擦り付ける。無理やりほお擦りをさせる形である。 「ゆっゆっ、いだいよ、やめて!」 力加減が強すぎるのか、痛みを訴えるが無視して摺り続けると 次第に頬の皮が絡みつくようにねっとりとし、二匹の顔も上気しだす。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…」 それでも止めずに続ると、声にも艶が出てきて顔全体がじっとりと粘液で覆われる。 突然甘い声を出し始めた親のスキンシップ、赤ちゃんたちは瓶の中からその行為を 息を呑んで見つめる。まだ何をしているのかも判らないのだろうが、 とても気持ちよさそうにしているのは通じるらしく、 となりの赤ちゃんとほお擦りを始めている。 親二匹がいわゆるアヘ顔になってから十数秒も経つと、突然ぺっかー!と笑顔になり 「「すっきりー!」」と叫んだ。これで交尾も終了のはずである。 すっきりの気持ちよさに、目をトロンとさせている二匹を床に下ろすと、 まりさの側頭部からスルスルと2本のツタが伸びだした。 被っている帽子のつばが邪魔になるため、側頭部から帽子の外まで横に伸びた後 若干カーブして上向きに伸びる。2本の角のように見えて、ふとせんとくんと言う 言葉が浮かんだか何の事だか判らないなぁ。 まりさとれいむのつがいだと、れいむが母親になるケースが多いようだが、 確かに大きな帽子を被ったまりさと植物型出産は相性が悪いように見える。 「ゆゆ、まりさおかあさんになっちゃった…」 急に慈愛に満ちたような表情でまりさがしおらしく呟く。 正直まりさらしくないが、母親はこうだ、と言う思い込みがあるのだろう。 そんな事を考えているうちにツタの表面につぼみが出来始めた。 子供を増やしてしまっては意味がないので早速側頭部からツタを引き抜く。 「ゆあっ!まりさのあかじゃんにな゛にずるの!!!」 目を見開いて叫ぶが気にせず、ツタから出来かけのつぼみをちぎり取る。 さっきれいむから引き抜いた、直前まで子供を育てていたツタと比べると 若干細いような気がする。中の管に子供の為の栄養も流し始めていないのだろう。 これでは瓶の中の子供の栄養としては不十分かもしれない、 となれば質より量を求めるしかない。 まりさから抜いたツタも瓶の口から放り込み、またまりさとれいむを掴む。 「ゆっ!もうすっきりしてつかれたからゆっくりさせてね!」 二匹の頬をくっつけ、すっきりするまで擦り付ける。 「ゆっゆっゆっゆっゆっ、やっ、ゆっ、やめてっ、ゆっ…」 … 「ゆ゛っ、すっ、すっきりー!」 恍惚とした表情のゆっくりからスルスルと生えてくるツタを引き抜き、瓶に入れる。 「あがちゃんどらな゛いでぇぇー!」 これを繰り返す。何回も何回も。 気づけば瓶の口からは入りきらなくなったツタが十数本、もっさりとはみ出している。 食事も与えずに何回もすっきりさせられた親はもはや虫の息、と言った感じで 上気させながらもやつれた顔で倒れている。 赤ちゃんも食べる以上に放り込まれるツタが動くスペースを無くし、 何度も何度も親のすっきりを見せ付けられた事もショックだったのか ツタに囲まれながらぶるぶる震えている。 今にも死にそうな親は、ツタが無くなった後に中身の餡子を 子供の餌にすればよい。 今あるツタを食べ終わる頃には、赤ちゃんもみんな体が大きくなって 瓶の中では窮屈になるだろう。その時この4匹が親の餡子を奪い合って どんな醜態を見せてくれるかと思うと今から待ち遠しくなる。 おわり。 お帽子の人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/681.html
※これは、ゆっくりいじめ系349の『ゆっくり研究してね!』で出てきた自由研究の一つをSSにしたものです。 先に『ゆっくり研究してね!』を見てから見てください。 「ゆっくりはなじでね! おうじがえじでぇぇぇ!!!」 「「「ゆっぎゅりおうぢがえぢでぇぇぇぇぇ!!!」」」 じたばたと泣き喚く20匹ほどのゆっくり親子を抱えて、少年は楽しそうに走っている。 ――これで今回の自由研究は合格間違いなしだ。 笑顔の少年の脳裏には、慧音先生の優しい笑顔が浮かんでいる。 先生は凄くキレイだ。特に、笑顔の先生は誰よりも美人で、素敵だ。 もちろん、寺子屋の仲間にも慧音先生のファンはたくさんいる。いや、大人にもファンは大勢いる。 だが、ライバルが多くても、負けるワケにはいかない。 だからこそ、少年は危険を承知で妖怪の山の近くまで足を伸ばしたのだ。 この自由研究だけは、絶対に成功させてみせる。 目に火が灯っている様な錯覚に陥るほどに、少年の鼻息は荒かった。 『ゆっくり研究してね! 赤ちゃん食い研究』 「ただいまー! 自由研究するね!」 「おかえり……あら、ゆっくり? お母さんにも一つちょうだい」 「だめだよ! こいつら研究に使うんだから、あげられないよー!」 「あらそう……じゃあ、食べる時はキチンと洗ってから食べなさいよ」 「分ってるー!」 「本当に分ってるのかしら、もう……」 穏やかに微笑む母親からは、少年がゆっくりをかなり手荒に扱っている事に対するマイナスイメージが見られない。 この反応も、害獣、もしくはただの食料かストレス解消生物扱いされているゆっくりだからこそだろう。 もし他の生物……例えば犬や猫などならば、叱られて元の場所に戻す様に怒られる事は確実だ。 余談はさておき、少年は母の言いつけ通りにゆっくりを洗ってから、自分の部屋に駆け込んだ。 「ゆぎゅっ! なにずるのぉぉぉ!!!」 「「「ゆっぐぢでぎないよぉぉぉ!!!」」」 別々の竹かごに投げ込まれて泣き叫ぶゆっくり親子を尻目に、少年は準備を始める。といっても、記録用の紙と鉛筆程度であるが。 「二十匹目っと……よし」 子供ゆっくりの計算を終えた少年は、かごに近づいた。 親ゆっくりは膨らんで威嚇し、子ゆっくり達は竹の棒で遮られているにも関らず、親の後ろに隠れようともぞもぞ動いている。 少年は、そのどちらも気にせず、比較的大きめの子ゆっくり一匹を手に取った。 「ゆっぎゅりばなぢでぇぇぇ!!!」 「ゆっくりやめてね! はなしてあげてね! ゆっくりできないこはしね!!!」 「「「ゆっぎゅりばなぢであげでよぉぉぉ!!!」」」 親ゆっくりがかごに体当たりを繰り返し、捕まらなかった子ゆっくり達はわんわんと泣き叫ぶ。 そんな中で、少年は必死に身をよじって逃げ出そうとする子ゆっくりにかぶりついた。 「ゆぎゃぁぁぁ!!!」 「ゆ”あ”あ”あ”あ”ぁぁぁ! ま”り”ざの”あ”がじゃんがぁぁぁ!!!」 「お”ね”え”ぢゃぁぁぁんんん!!!」 ぶちんと音を立てて噛み砕かれたそれを見て、それぞれに泣き叫ぶゆっくり親子。 すでに生命維持に大事な部分を食いちぎられたのか、顔が半分になった子ゆっくりは「ゆっ……ゆっ……」と焦点の合わない目で呟くばかり。 少年は、虚ろな呟きを繰り返すそれの残りを、泣き叫ぶ家族の前で口に運んだ。 子ゆっくりは、にごった目でどこかを眺めながら、少年の胃の中へと消えていった。 「ゆ”ぎゃあ”あ”あ”ぁぁぁ! ま”り”ざの”あ”がじゃんがえ”ぜぇぇぇ!!!」 「「「お”ね”え”ぢゃんがぁぁぁ!!!」」」 目を血走らせて体当たりを繰り返す親ゆっくりを眺めながら、少年は紙に現状をあまり上手くない字で書き込んだ。 一匹目、赤ちゃん返せと言いながら体当たりを繰り返している 「じゃあ、二匹目いくかな……」 呟いた少年の言葉を聞きつけたのか、一瞬で泣き止み、必死に隅の方に寄って他の子ゆっくりを盾にしようと隠れだす子ゆっくり達。 「まりちゃにゆっくりちゃちぇてね!」 「ゆっくりちゅりゅのはまりちゃだよ!」 「おねえちゃんたちはゆっくりちたんだからもういいでちょ!?」 「やめちぇよ! ゆっくりできないよ!」 「まりちゃだけゆっくりちゅるのー!」 「まりちゃのうちろにこないでぇぇぇ!」 先ほどまで仲良く頬をすり寄せあって遊んでいたとは思えないほどに浅ましく争い合う子ゆっくり達。 その姿には特に何も感じないらしく、無視して手近な子ゆっくりを取り出そうとする少年に、親ゆっくりは必死に声をかけた。 「まっでぇぇぇ! あがぢゃんはおいじぐないがらまりざをたべでよぉぉぉ!」 がたがたとかごを揺らしながら少年に頼むその姿は、鬼気迫っている。 あまりの必死さに興味を抱き、自分の方を向いた少年を見てチャンスとでも思ったのか、親ゆっくりは更に顔をぐちゃぐちゃにして喚く。 「まりざはおいじいがらまりざがらだべでよぉぉぉ! おながいっぱいになるがら、まりざをだべであがぢゃんはにがじでよぉぉぉ!!!」 姉妹同士で争った子ゆっくりと同じアンコで出来ているとは思えないほど子供への思いやりに溢れる発言。 一方の子ゆっくり達は「おかあちゃんをたべて、まりちゃたちはゆっくりちゃちぇてね!」と、もう自分達は助かると思い込んでいるらしく、余裕さえ溢れる発言をしている。 だが、少年に親ゆっくりの言う事を聞く必要も義務もない。 そもそも、これは自由研究なのだ。 例え親子が逆の事を言ったとしても、最終的には親の気が狂うまで続けるのだからどちらももう助からないのである。 少年は、顔をぐちゃぐちゃにして願う親ゆっくりに笑顔で「ダメだよ」とだけ告げて手近な子ゆっくりを取り出した。 それが余裕の発言をしていたものだという事は、因果応報とでも言うべきだろうか。 「おがあぢゃんをだべでよぉぉぉ! まりざはみのがぢでよぉぉぉ! やべでぇぇぇ!!!」 もう自分は助かると思い込んでいた子ゆっくりは泣き叫んだが、少年は構わず口に運ぶ。 「やべでぇぇぇ!!! おねがいだがらやべでぇぇぇ!!!」 「「「どうぢでおがあぢゃんをだべないのぉぉぉ!!!」」」 ぶちんと音を立てて噛み千切ると、だらりとアンコが流れ出した。 その様子を「あああ……」と嘆きの声をあげながら、親子揃って眺めている姿は非常に哀れがましい。 二匹目のゆっくりも、二口目で少年の胃に消えた。 「……もうおなかいっぱいでしょ? まりさたちはにがしてよ。まりさがだめなら、あかちゃんだけでもいいから……」 涙も声も枯れ果てた様子で許しを乞う親ゆっくりを見ながら、少年はまた紙に書き込んだ。 二匹目、泣きながらこっちを見て、自分達を助けて欲しいって言ってる 少年は、成果を見て満足そうに頷くと、涙交じりに開放を懇願するゆっくり達を無視してそのまま部屋を出た。 「まっで! ゆっくりだしてね! ゆっぐりだずげでぇぇぇ!!!」 「「「ゆっぐりだずげでよぉぉぉ!!!」」」 パタンと音がしてドアが閉まった。 子ゆっくり達は、少年が出て行った事を確認してから何とかして外に出ようと必死にもがき始めたが、かごのかさは高く、とても出られそうにない。 「おがーぢゃん、ゆっぐりだづげでぇぇぇ!!!」 「まりざもだづげでぇぇぇ!!!」 「ゆっ……ゆっぐりでられないよぉぉぉ!!!」 親ゆっくりは、そんな子供達を慰めつつ、静かにする様に必死になだめた。 「おかーさんがなにかかんがえてみるよ! おねえちゃんたちはたべられちゃったけど、みんなでそとにでようね!!!」 母のなだめを聞いて、どうにか泣き止む子ゆっくり達。 いつまた少年が戻って来て、今度は誰が食べられるか分からない。 そんな最悪の環境の中で、親ゆっくりは子供だけは守ろうと、ゆっくりとは思えないほど必死に考えをめぐらせた。 「ゆっ! みんな、いい……」 親ゆっくりが思いついた策を皆に言い渡した途端、子ゆっくり全員が反対の意思表示をした。 「「「ぞんなのいやだよぉぉぉ!!!」」」 「ゆっくりだまってね! このままじゃみんなゆっくりできないんだよ! だから、ちょっとだけでもゆっくりできるのはこれしかないんだよ!」 「「「……ゆっくりわかったよ」」」 涙目の子ゆっくり達と、涙を堪えて厳しい顔を作る親ゆっくり。 彼らの悪夢は、まだまだ始まったばかりである。 数分経って戻ってきた少年の手には、たっぷりのエサが抱えられている。 無言でじっと様子を伺うゆっくり親子の目の前でそれを適当に半々にしてから、少年は乱暴にかごの中へエサをぶち込んだ。 「エサだぞ、食え」 「……」 親子揃って空腹だったが、エサを口にする事はない。少年がどんな仕掛けをしているか分からないからだ。 毒でも入っていたなら、親子共々簡単に全滅に持ち込む事が出来るだろう。 「食べないならしまっておくからな」 じっと自分の顔を見つめるゆっくり達を見て不思議に思いつつ、別に一日位食事を抜いても大丈夫だと判断したらしい。 少年は、そのままエサを置いたまま部屋を出て行った。 次の日も、少年は子ゆっくりを親ゆっくりの目の前で食べ続けた。 以下が、その記録である。 三匹目、涙とよだれと汗(?)で顔をぐちゃぐちゃにしながら、出して欲しいってお願いを繰り返している 四匹目、泣きながら出して欲しい出して欲しいとお願いを繰り返しながらも、残った子供の方をたまに見ている 五匹目、なんだかこっちより残った子供の方が気になるみたいで、そっちをちらちら見ながら何か呟いている 六匹目、こっちを見ないで残った子供の方を見ながらぶつぶつ何か呟いている。何か相談しているのかな? 七匹目、残った子供に向かって怒鳴っている。何かあるんじゃないかと思うから、今日はここまでにして様子を見てみる事にする こうして、親ゆっくりが考え抜いた作戦は、あまりに怪しい反応を見せたために一日でバレてしまったのである。 「よしっと」 気合を入れた少年は、夜遅くまで起きる決意を固めた。 無論、ゆっくり達がない知恵を絞って考えた作戦を叩き潰すためである。 少年が音を立てない様に気を付けてゆっくり達の部屋の扉の前で待ち構えていると、不意に中からごそごそと何か動く音が聞こえてきた。 ――バカだな、これじゃあ寝ていても気付くじゃないか。 あまりの分かりやすさに軽く失望すら覚えながら部屋を覗くと、子ゆっくり二匹がエサのある場所で何やらこそこそとやっていた。 「このままじゃゆっくりできないよ! だかりゃ……」 「でも、ふたりだけちかのこりゃないよ? みんなは……」 「だかりゃって、ここにいたりゃたべりゃりぇて……」 「やだよ、ゆっくりちたいよ! わかっちゃ、ゆっくりふたりだけで……」 能天気なゆっくりには珍しく、真剣に何かを話し合っている。 と、やおらエサを食べようと向かっていく……と思いきや、かごからするっと抜け出した。 エサに隠して、穴を開けていたらしい。子ゆっくり達は、そのまま少年のいる扉に向かって走ってくる。 見張っておいて良かったと、少年は心底安堵した。 次の日にもし普通に少年が部屋に入ったら、かごから抜け出した子ゆっくり何匹かに逃げられていただろう。 だが、気付かれてしまったのだから、もう逃げる事はできない。 内心の焦りを隠して、少年は扉の向こうから走ってくるゆっくりを何気ない仕草で捕まえた。 「ゆぎゅ!? ゆっくりはなちて……」 「ゆっ! おねえちゃんなにちたの? おちょらをとんでりゅみちゃいだよ?」 「ゆ……ゆ……ゆ……」 「おねえちゃん、はやくちないとばかにんげんがきてゆっくりできなくなっちゃうよ! あちょんでないではやくおうちかえりょうね!」 姉の方のゆっくりは気付いたらしく、絶望の表情で少年を見つめた。 一方の妹ゆっくりは、のんきに早く逃げようなどと姉を急かしている。 少年は、二匹のゆっくりをつかんだまま、慎重に扉を閉めた。 もっと硬い箱、ゆっくりの攻撃では壊れない箱を持ってこなければならない。 ――お父さんなら何か知ってるかもしれないな。会社でゆっくり使ってるって言ってたし。 善は急げとばかりにその場を離れる少年と、妹ゆっくりの目が合った。 「ゆっ? ……ゆ、ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!」 今更ながら妹も気付いたのだろう。がたがたと震えながら叫び声を上げた。 子ゆっくりまりさの姉妹二匹は、いつ食われるか分からない恐怖に怯えきっていた。 だからこそこんな早まった行動を起こしたのだろうが、タイミングが悪すぎたのだ。 「「ゆっぐりばなぢでぇぇぇぇぇ! ごべんなぢゃいぃぃぃ!!!」」 叫ぶゆっくりの声が他のゆっくり達に聞こえない様に服の中へ隠しつつ、少年は加工所職員の父の元へと向かった。 次の日、起きたゆっくり達は透明な箱に移しかえられている事に気付き、白目をむいて絶叫した。 「ゆっぐりおうぢにがえれるどおもっだのにぃぃぃ!!!」 「「「おうぢがえぢでぇぇぇぇぇ!!!」」」 わんわんと泣き叫ぶゆっくり達を眺めつつ、端っこでいつバレるかと怯え続けているまりさ姉妹二匹を手にとり、そのまま食いちぎった。 「お前らが何考えてるかなんてわかってるんだよ、ざまーみろ」 帽子も食べられるが、少年はわざと親ゆっくりの箱の中へ吐き捨てた。 「ごめんなざいぃぃぃ! まりざがわるいごどじだがらあやまりまずぅぅぅ! だがらおうぢにがえじでぐだざいぃぃぃ!!!」 泣きながら謝る親ゆっくりを、少年は冷たい目で眺めた。 八匹目と九匹目、逃げ出そうとした子供を二匹一緒に食べた。謝り続けているけど、信用できないからもっと硬い箱に移す事にする お父さんに頼んで、会社で使ってる透明な箱を使わせてもらう事にした 十匹目、まだ謝り続けている 十一匹目、半分を過ぎた。ガラガラ声で喚きながら、また体当たりを繰り返している 十二匹目、泣きながらこっちを見ているけど、何も言わない 十三匹目、何も言わないでこっちを見るだけ。反応が薄くなってきている 十四匹目、子供を食べているぼくの方を見ないで、残った子供の方を見てずっと泣き続けている 十五匹目、子供の入った箱にぼくが近づいただけでもゆぎゃーとか叫んで面白い。何度か近づいたり離れたりを繰り返してから食べる事にした 食べた時は泣きすぎてなのかぐったりしてて、子供の方を見て、悲しそうにゆーって一声だけ泣いた。 十六匹目、ぼくの方も子供の方も見ないで、うふうふ笑い出した 十七匹目、まだうふうふ笑い続けている。今度こそおかしくなったかな? 十八匹目、食べた後でゆっくりを箱から出したけど、動かないでうふうふ笑い続けている。完全におかしくなったみたいだ 「ゆふふふふふふふふふ……」 休みが半分を過ぎたある日、親ゆっくりはとうとう少年の思う通りのゆっくりへとなった。 ただ笑い続けるだけのゆっくり。 穏やかなその表情は、全てのものから開放された幸せに満ちており、とてもゆっくりしたものだった。 20スレで誰かが18匹でしただけじゃ手抜きしすぎだろうって言ってたので書いてみました。 やっぱりオチがイマイチになってしまいましたが、お許し下さい。 5匹位にしておけば良かった……。 by319 このSSに感想を付ける
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ゆっくり魔法図書館 図書館-喜劇区画2 ねぇ星ちゃん ねぇ星ちゃん その3 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!! (その1と2) (その4) (その5) もしもし…あ、オレ、オレ。 実はさぁ、事故っちゃってさぁ 今から言う口座に30万円、振り込んでくれない? __,,,...,,,__ ___,∧"´ ト-、∧‐ァ 7`>ゝ ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 …え? ., 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, ち、ちげーよ!!!オレオレ詐欺なんかじゃねーよ!!! / キア'" ', 、`フ ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ^ マジでちげーよ!!!マジ事故ったんだってば! < ;==スレ、 !/´ \_ノレ' レ'/`Y i、( ^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄人人人人人人人人_ ( ソ' | {__}Viァttテュ, ,rェzァ ハヘノ'ちょ…おい穣子!!!マジでオレだって!!!おめぇの姉の静葉だって!< y'´ \_/!' '" ̄ ,rェェェ、 ̄"'ノノハ^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄人人人人人人人_ ,' ! , ヽ、_,ゝU" |,r-r-| ,ハ ! いや、マジで事故ったんだって!!!え?私に姉はいない?!おい!穣ッ!!< '、 ゝ、ノ )ハゝ、, `ニニ´,, ,..イノ ソ^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^YY^Y^Y^ ̄ `ヽ(ゝ/)ヽ,ノK 'ヽ、__ノ`'ァノ´ンノ プー プー ねぇ星ちゃん、あれは何をしてるのかしら? _ .,r'"_`''i、 l i´ .゙i | !-' 丿丿 /,/ l | 二 | | ゙‐' ,ヽ/{ }ヽノヽ __ ノ ノ' ヽ / ) } , , --'. ', ---- 、 'ヽi )ヽoOo ノ /{ V} / --- ヽ ''V'o. '''' .oノ ノ ノ ノノ ノ ヽ ヽ /.''-' ' ヽ__ノ.- '' ' ヽ. / / ノ ノ ノi 人 | }. 、_/. '' r '{ { \.. ' . ヽ {ヽ { ( ( / / --ノ ノノ --)/) ノ )'ウ ' -{./ / 人 ヽ ヽ ヽヽヽ } } (' ノ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ ノ( ( ( ( --)ノ '')/''-- 、ノ ノ 入 あれは携帯電話を ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( ノノ ) i (ヒ_] ヒ_ン )ヽ). ) 使ってるんですよ聖。 ) )ノ . . ) O ( ノ . ノ ヽ ノノi |'" ,___, "' | ノ 入 ) 聖が封印されてから ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ )/'人 ヽ _ン ,イノV '' 985年くらい後から一気に発展した (' '' ) i=====i ノフ フ ノ>.、____ ,.イヽ 通信手段の一つの形です。 聖が以前買ったパソコンを使ってメールの送り合いもできるんですよ。 __ , --'. ', ---- 、 / --- ヽ ノノ ノ ヽ ヽ / / ノ ノ ノi 人 | }. { ( ( / / --ノ ノノ --)/) ノ )'ウ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ ふーん。あの神様みたいにお金を要求しなくていいの? ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( ) )ノ . . ) ヽ ( ノ . ノ ヽ _____ ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . . .\ | | \__\___ (' /´ ) i=====i ノフ フ| | |= |iiiiiiiiiii| )人 (======) |'\ノ\| |,| ' ,.-´ | | | =. | !!!!!!!| )/ヽ. \ ||\ノ\ノ´ .i 入ノ カタカタカタ | |三 |_「r.、 ノ. \// | |.||\ ̄ ̄⊃ヾ)⊃ |__|_/( ) ̄ )) /. . . .. . \ | |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( ,ヽ/{ }ヽノヽ ノ ノ ' ヽ / ) } , 'ヽi ')ヽ oOo ノ /{ V} ''V 'o. '''' .oノ ノ ノ / '' ' -' 'ヽ__ノ.- '' ' ヽ. 、_/. '' r '{ { \.. ' . ヽ {ヽ ' -{./ / 人 ヽ ヽ ヽヽヽ} ( ' ノ ノ( ( ( ノ --)ノ '')/''-- 、ノ ノ 入 ノノ ) ) ( ヒ_] ヒ_ンヽ ) はい。あれは犯罪です。 ノノi |'"" ,___, "| 入 ) )/'''人 ヽ _ン 人V '' ノ>.、____ ,.イヽ せっかくだけど、私はメールという物がよくわからないわ。 うまく使えるかどうか ,ヽ/{ }ヽノヽ __ ノ ノ' ヽ / ) } , , --'. ', ---- 、 'ヽi )ヽoOo ノ /{ V} / --- ヽ ''V'o. '''' .oノ ノ ノ ノノ ノ ヽ ヽ /.''-' ' ヽ__ノ.- '' ' ヽ. / / ノ ノ ノi 人 | }. 、_/. '' r '{ { \.. ' . ヽ {ヽ { ( ( / / /ノ ノノ \)/) ノ )'ウ ' -{./ / 人 ヽ ヽ ヽヽヽ } } (' ノ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ ノ( ( ( ( /)ノ '')/'\ 、ノ ノ 入 ( )( 人''' ,___, '' ノ ) . ( ( ノノ ) i . --、 . --、ヽ). ) そうですか。 ) )ノ . . ) ヽ _ン ( ノ . ノ ヽ ノノi |'" ,___, "' | ノ 入 ) まぁ、持ってて下さい。 ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ )/'人 ヽ _ン ,イノV '' そのうち慣れますよ。 (' '' ) i=====i ノフ フ ノ>.、____ ,.イヽ [二日後] __ , --'. ', ---- 、 / --- ヽ ノノ ノ ヽ ヽ / / ノ ノ ノi 人 | }. { ( ( / / --ノ ノノ --)/) ノ )'ウ あら? 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( _ ) )ノ . . ) O ( ノ . ノ .ヽ |□| デーッデッデーン デデッデッデーン ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ |田| (' '' ) i=====i ノフ .フ  ̄ __ 聖へ , --'. ', ---- 、 今日の晩ご飯は聖が大好きな湯豆腐です。 / --- ヽ ご飯を食べないで帰って来て下さい。 ノノ ノ ヽ ヽ 星 / / ノ ノ ノi 人 | }. { ( ( / / --ノ ノノ --)/) ノ )'ウ すごいわ!遠くに居る星ちゃんからメールが来たわ! 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ ( )( 人/// ,___,///ノ ) . ( ( _ ) )ノ . . ) ヽ _ン ( ノ . ノヽ |□| ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ |田| (' '' ) i=====i ノフ .フ  ̄ __ , --'. ', ---- 、 / --- ヽ ♪ しようちやんへ ノノ ノ ヽ ヽ / / / ノ ノ ノi 人 | }. わかつたわゆどうふたのしみにしてます { ( ( / / --ノ ノノ --)/) ノ )'ウ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ びやくれん ( )( 人/// ,___,///ノ ) . ( ( _ ) )ノ . . ) ( ノ . ノヽ |□| ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . .\ |田| (' '' ) i=====i ノフ フ  ̄ __ , --'. ', ---- 、 / --- ヽ ノノ ノ ヽ ヽ / / ノ ノ ノi 人 | }. { ( ( / / --ノ ノノ --)/) ノ )'ウ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ ( )( 人/// ,___,///ノ ) . ( ( …すごいかも!メールを送るのって。 ) )ノ . . ) ヽ _ン ( ノ . ノヽ ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ (' '' ) i=====i ノフ フ [台所] 聖、そろそろご飯です。 みんなを呼んで来て下さい。 わかったわ! ,ヽ/{ }ヽノヽ __ ノ ノ' ヽ / ) } , , --'. ', ---- 、 'ヽi )ヽoOo ノ /{ V} / --- ヽ ''V'o. '''' .oノ ノ ノ ノノ ノ ヽ ヽ /.''-' ' ヽ__ノ.- '' ' ヽ. / / ノ ノ ノi 人 | }. 、_/. '' r '{ { \.. ' . ヽ {ヽ { ( ( / / ゝ,ノ ノノ /)/) ノ )'ウ ' -{./ / 人 ヽ ヽ ヽヽヽ } } (' ノ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ ノ( ( ( ( --)ノ '')/''-- 、ノ ノ 入 ( )( 人''' ,___, '' ノ ) . ( ( ノノ ) i (ヒ_] ヒ_ン )ヽ). ) ) )ノ . . .) ヽ _ン ( ノ . ノ ヽ ノノi |'" ,___, "' | ノ 入 ) ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ )/'人 ヽ _ン ,イノV '' (' '' ) i=====i ノフ フ ノ>.、____ ,.イヽ __ , --'. ', ---- 、 / --- ヽ ♪ みんなへ ノノ ノ ヽ ヽ / / / ノ ノ ノi 人 | }. ごはんよ { ( ( / / --ノ ノノ --)/) ノ )'ウ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ びやくれん ( )( 人/// ,___,///ノ ) . ( ( _ ) )ノ . . ) ( ノ . ノヽ |□| ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . .\ |田| (' '' ) i=====i ノフ フ  ̄ 聖…わざわざ携帯を使わなくても… いいじゃない!便利なんだし!! ,ヽ/{ }ヽノヽ __ ノ ノ' ヽ / ) } , , --'. ', ---- 、 'ヽi )ヽoOo ノ /{ V} / --- ヽ ''V'o. '''' .oノ ノ ノ ノノ ノ ヽ ヽ /.''-' ' ヽ__ノ.- '' ' ヽ. / / ノ ノ ノi 人 | }. 、_/. '' r '{ { \.. ' . ヽ {ヽ { ( ( / / ゝ,ノ ノノ /)/) ノ )'ウ ' -{./ / 人 ヽ ヽ ヽヽヽ } } (' ノ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ ノ( ( ( ( --)ノ '')/''-- 、ノ ノ 入 ( )( 人/// ,___,///ノ ) . ( ( ノノ ) i (ヒ_] ヒ_ン )ヽ). ) ) )ノ . . .) ヽ _ン ( ノ . ノ ヽ ノノi |'" ,___, "' | ノ 入 ) ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ )/'人 ヽ _ン U,イノV '' (' '' ) i=====i ノフ フ ノ>.、____ ,.イヽ ,,.-''"´ ̄ ̄`ヽ + / \ + + i´ `i ヽ + + |彡 ミ| ヽ + {;;;;;;; __,./;;;;;;;;;;;、__,;;;/;;} | + + + (( (´ r=ミ r=ミ`Yl | ))ノ.xxx ,___, xxx ノソ | + 姐さん!姐さんからの心暖まるメールを受け取って + | ヽ ヽ _ン / | + 貴方の一輪が部屋から出て来ましたよ!!! j i >..,____,,... イ / l | l l \___// ;へ j ノ `、 / \ {_;ヘ_λ_/{__」、__」\, ', / / ヽ ,∠_ / /、__,/ /、____ _,'ー‐、∨ /`ーi /`ー----`┐, , , }'、 {〃^ ' / ,' ,ヘ. リ.」ノ' ヽ ∧ /'ー、l | λ ', 〈_ ヽ_/ /⌒ヽ | / l__,..冫 `ー-'', ト ;;`ー一'___..一' ',__,!、  ̄ ̄ 〉 ', 〉 L_ノ´ 流石姐さんですね!見事にもう携帯電話を使いこなしてらっしゃる! 姐さんからせっかく送って頂いたメールですから即座に保護メールにして __ 姐さんフォルダに移動させて、更にはPCに転送して内容をバックアップ保存して… , --'. ', ---- 、 / --- ヽ ,,.-''"´ ̄ ̄`ヽ ノノ ノ ヽ ヽ / \ / / ノ ノ ノi 人 | }. i´ `i ヽ { ( ( / / ゝ,ノ ノノ /)/) ノ )'ウ |彡 ミ| ヽ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ {;;;;;;; __,./;;;;;;;;;;;、__,;;;/;;} | ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( (( (´ r=ミ r=ミ`Yl | ) )ノ . . ) - ( ノ . ノ ヽ ))ノ.xxx ,___, xxx ノソ | ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ + | ヽ ヽ _ン / | (' '' ) i=====i ノフ フ j i >..,____,,... イ / l | ___ ,, ー ー 、 / ,,'' / ヽ ー ,'' / \ .| | ; | | /| __,./ 、__. /ヽヽ .| ; ( ( (ヒ_] ヒ_ン ヽ( ( あ、姐さんちょっと失礼、メールが来ました。 .| ヽ))) "" "' ( )) _ | | ) ヽ O ノレ.ヽ |□| あ~ね~さ~ん .| | | >,、 _____, ,.イ | | |田| | | ヽ ゝ / | |; |  ̄ ___ ,, ー ー 、 ,,'' / ヽ ,'' / だまれ .| | ; | | /| __,./ 、__. /ヽヽ びやくれん .| ; ( ( ヽ( ( .| ヽ))) "" "' ( )) _ | | ) ヽ O ノレ.ヽ |□| .| | | >,、 _____, ,.イ | | |田| | | ヽ ゝ / | |; |  ̄ [食卓] 星ちゃんの湯豆腐はおいしいわね! ちゃんと昆布でダシがとってあるし! __ ,- 、 , --'. ', ---- 、 ) キヽ-、... ...... / --- ヽ ノ '-' ) ). --、 ノノ ノ ヽ ヽ ノ ノ .ノ =-、 / / ノ ノ ノi 人 | }. / // } = , { ( ( / / ゝ,ノ ノノ /)/) ノ )'ウ ウ -'' ) = =/) =人 = ) 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ ( = = ノ_ノ/ ノノレ '. / ( )( 人/// ,___,///ノ ) . ( ( ,ノ /(ヒ_] ヒ_ン) ノ7 ( そうね ) )ノ . . ) ヽ _ン ( ノ . ノ ヽ フ !"" ,___, "" i / ヽ ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ フ 人 ヽ _ン 人 ) (' '' ) i=====i ノフ フ ノフ >.., ____,, ._イ ノ グツグツ ___ ,, ー ー 、 / ,,'' / ヽ ー ,'' / \ .| | ; | | /| _/ \. /ヽヽ .| ; ( ( (ヒ_] ヒ_ン ヽ( ( ……… .| ヽ))) "" "' ( )) _ | | ) ヽ U ヽ ノレ.ヽ |□| あ~ね~さ~ん .| | | >,、 _____, ,.イ | | |田| | | ヽ ゝ / | |; |  ̄ ___ ,, ー ー 、 ,,'' / ヽ ,'' / ちよつとそこのしようゆとつて .| | ; | | /| __,./ 、__. /ヽヽ びやくれん .| ; ( ( ヽ( ( .| ヽ))) "U "U ( )) _ | | ) ヽ . --、 ノレヽ |□| .| | | >,、 _____, ,.イ | | |田| | | ヽ ゝ / | |; |  ̄ ___ , --'. ', ---- 、 / --- ヽ ノノ ノ ヽ ヽ / / ノ ノ ノi 人 | }. { ( ( / /--ノ ノノ --)/) ノ )'ウ 人 . .ノ ( rr=-, r=;ァ/. .ノ/ ( )( 人 ム___ゝ ノ ) . ( ( ) )ノ . // _ノ ,,,,,,,,ヽ、ヽヽ ヽ ノ ( 彡 ̄_ノ__ヽ、 ̄ミ . . . \ ,/ ,´ ̄,,'/ ⊂////;`)ナデナデ / /i´ `i l,,l,,l,|,iノ )) |;/"⌒ヽ,,イ/| ミ| ヽ l l ヽl \;;;;;;;;;;} | シクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシク ゙l゙l, l|`Y l | | ヽ ヽ||ソ | "ヽ 'j!/ | ヽ ー──''''''"ー「 ̄ ゙̄j | ヽ、_ __,,,,,r-'''''ーー''''' ねぇ星ちゃん。 メールを打つのもめんどくさい時は どうすればいいのかしら? ,ヽ/{ }ヽノヽ __ ノ ノ' ヽ / ) } , , --'. ', ---- 、 'ヽi )ヽoOo ノ /{ V} / --- ヽ ''V'o. '''' .oノ ノ ノ ノノ ノ ヽ ヽ /.''-' ' ヽ__ノ.- '' ' ヽ. / / ノ ノ ノi 人 | }. 、_/. '' r '{ { \.. ' . ヽ {ヽ { ( ( / / /ノ ノノ \)/) ノ )'ウ ' -{./ / 人 ヽ ヽ ヽヽヽ } } (' ノ 人 . .ノ ( .____. .____. / . .ノ/ ノ( ( ( ( /)ノ '')/'\ 、ノ ノ 入 ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( ノノ ) i . --、 . --、ヽ). ) (寺内では携帯電話を禁止にしましょう…。) ) )ノ . . ) ヽ ( ノ . ノ ヽ ノノi |'" ,___, "' | ノ 入 ) ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ )/'人 ヽ _ン U,イノV '' (' '' ) i=====i ノフ フ ノ>.、____ ,.イヽ ┼ヽ -|r‐、. レ | d⌒) ./| _ノ __ノ ねぇ星ちゃん その4 本を棚に戻す
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ゆっくり魔法図書館 図書館-完結作品区画 とろろ【序章】 とろろ 初出 ゆっくりしていってね まとめWiki・【長編】東方AA作品スレ【短編】 (先→) 【とろろ】 時は幻想。 世は戦乱。 ゴロゴロ ゴロゴロ _ ,,..._ .,,___ 、..,__,,. "´ ヾ ゙゙;` ''´ ̄`ゝ、__ ` ;、;;` ゞ ;゙ ´;; = ;; ヾ芥芥芥l壬{ ( ( ) ) ,;''´;' ;; =、 ;;゙ ''´;;ヽ ;゙= ゙二二二\_,「「゙ニニニニニニ7´ ;'' ゙! 、 _'^ ヾ';" ゙;;ヽ 、ゞ;; ''゙ ;;、 `゙;芥芥lア''´j | ゙ ;`ヾ;;`゙ = 丶 ;'' ,;''゙ ; ゙ `' ;; ''´ `゙''=;,テテテニ´_______゙ゞ、 ゞ ;;_`丶 ゙' ;; =' ;' _゙´ i `;;'" ゙ _ ゙;,┴┴弌竺竺竺竺竺竺竺;'' ; ;; '' ;; ゞ ;;'゙ _ '。゜ `j' ! ゙;;._ ;; "゙ヾ‐;;.. -'┴┴┴┴┴┴┴ゞ;; "!゙!;; ヾ、l !'´ ゙; '';; i⌒;; `゙i ;ー ''´゙;;===n==n===rn===n=゙;; ヾ! l ` = '゙ i ''´;; ゞ;l;;'゙ ''゙;;.. ゙i ;;. ゙ ;;' i i i l丁丁! ̄丁l ̄丁「 i ´ ;''゙ iヾ ヾj;il゙;; ;' ';;! ..;'' ヾ;;''";;)'´「「入「j_辷j_辷ヒ|_辷ゴ_辷ゞ;;ゞ, ========、 T゙j''i"i´´ |l|´ニニl l幵;; ̄ ̄/フ三三三「l ̄;゙j ゙}______{ `゙ ''"" ⌒゙''= "゙゙ヾ゙''"ア7"二二二二二二l |i{ 「゙l`TTニニTT´ 厂厂厂厂厂厂厂「l/ r―――――――|jl{jー{';;|_L二」_| , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! すみませんね。博麗殿がお泊まりになるには i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ 我が寺はあまりにみすぼらしくて… ハ, )ヘ`ヽゝ、 ヽ _ン 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ ___ _____ ______ ネ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ、_'' 、ン 'r ´ ヽ、 i ,'==ル\イ人レン/i==',. | i./イル rr=-, r=;ァイ i. ||. i、|. |  ̄ | ヽ  ̄ iイリj | iヽ「 ! 'ー=‐' !Y!. ああ、かまわん。私一人、急な用事だったからな。 .| |ヽ L」 'ー=三=-' ,.'」 ヽ |イ|| |ヽ、 ,イ|| | __,.-レイレル. `.ー--一 ´ルレ γ ヽ \ \_ _/ / i `゙r、 / i〉 \ y' / |/ _.〉_ i _,,...--...,,ヽ / / /| Y ',. ,.イ、 / / / .|、 ', ハ! ._ヽ!イ__イ____/___yゝ、ヽ, ', r '"´ `', ', ', ヽ! i, ,.イ l l l i |ハ ......... | | | イ , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! しかし、博麗殿も変わったお方だ。 i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ 本当に地獄堂で、たった一人でお休みになるので? ハ, )ヘ`ヽゝ、 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ __ ______ ____ ,´ _,, '-´ ̄ ̄ ̄`-、._ ` 'r ´ q_、 ,'== iゝ、イ人レ/_ル==キ まぁな。根暗な人形師が半ば発狂しながら i イ irr=-, r=;ァルヽイ 地獄堂で作り上げたという、8体の地獄の魔物像。 レリイi"  ̄ / |  ̄ " iリルノ | !Y!"" 'ー=‐' ""'!Y! | | L.」 . 'ー=三=-' L」 | | | ||.ヽ、 ノ|||. | その見事な造形を眺めながら眠るのも乙な物だ。 ルレ ル`ー----‐イルリノ , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´/ レ' レ\、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! …わかりました。 i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ では、どうぞ ゆっくりしていってね!!! ハ, )ヘ`ヽゝ、 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ ヽ ( \ / ) \ \_/) / ヽ. )| / / / ヽ ヽ--,, / | / | / \ \  ̄ ̄ヽ / | ( / / ヽ  ̄ヽ___/ |_\ ( / | / \ \ __/ ヽ ヽ ヽ | | / ( ,,--" | | | / \  ̄) | | V "--,__ク | | ヽ_ノ 【地獄堂】 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ __ _____ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ヽ、ン、 ,'==iゝ、イ人レ/_ル==', i i イi rr=-, r=;ァ ヽイ i | レリイ"  ̄ / |  ̄ ".| .|、i .|| む…これは… !Y! 'ー=‐' U「 !ノ i | L.', 'ー=三=-' L」 ノ| .|l | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /! レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ ) | ヽ--,, / | (◯), 、(◯) ┰─ ┰- \  ̄ ̄ヽ / | ⊃ ̄ 'ー=-'  ̄⊂⊃  ̄ヽ___ノ |_ rr=-, r=;ァ (ヒ_] ヒ_ン /  ̄  ̄ ゝ / ⊃ ,___, ⊂ ヽ ヽ ' ̄' u rr=-, r=;ァ ヽ_ン ,,--" \ / | ( ο)ilililili( ο) "" ,___,  ̄) | _ク " ,___, "' | rr=-, r=;ァ ヽ _ン 人 ヽ >、.. _,.イ ヽ ヽ 'ー=-' おお…これは…なんとおどろおそろしい… __ _____ ______ ,´,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ r ´ ヽ、ン ヾ イ人レ/_ル==', i '\ | r=;ァ ヽイ i | \ | / ( ̄ ".| .|、i .|| | | ふふ…噂には聞いていたが、まるで 'ー=‐' U「 !ノ i | '| | 生きているようだな… 'ー三=-' L」 ノ| .|l / | だが、それでこそだ… | | ,イ| || ||ソ ソ ソ '--─ レ ルレ レ´レ´ __ _____ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ヽ、ン、 ,'==iゝ、イ人レ/_ル==', i _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ i イi rr=-, r=;ァ ヽイ i | > …地底に封じられし、忌み嫌われた8体の < レリイ"  ̄ / |  ̄" | .|、i .| > 魔物像達よ。私の呼び掛けに応えよ!! < !Y! 'ー=‐' 「 !ノ i | > < L.', ー=三=- L」 ノ| .| > 我が願い、聞き届けよ!!! < | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ レ ル` ー--─ ´ルレ レ` __,,.. -─- 、.,_ , '´ `ヽ , '´ `ヽ ,' ヽ / /、 ィハ 、_; ! i ゝ i / ハ `;、,レ レ 、_;、人丿 丿 レヘ i' ( ο)ilililili( ο)ハ ヽ …我らに何用だ?地上の名士よ。 / くl | lヽ | i ハ ヽ、 ノ i ノ ヽ `V>=-rパルスィノ `ヽ人人,.ヘ ヽ ., -イ \ / ヽ __ _____ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ヽ、ン、 ,'==iゝ、イ人レ/_ル==', i i イi rr=-, r=;ァ ヽイ i | 私はこの地上で天下を取り、権力の全てを手に入れて来た。 レリイ"  ̄ / |  ̄" | .|、i .| だが、まだ足りん!!! !Y! 'ー=‐' 「 !ノ i | L.', ー=三=-' L」 ノ| .| 私は更なる力が欲しい。全ての民が屈服し、私を崇め奉る存在に | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / そう、私は仏となりたい。私に力を与えよ!!! レ ル` ー--─ ´ルレ レ` __,,.. -─- 、.,_ , '´ `ヽ , '´ `ヽ ,' ヽ / /、 ィハ 、_; ! i ゝ i / ハ `;、,レ レ 、_;、人丿 丿 レヘ i' ( ο)ilililili( ο)ハ ヽ …強欲なる者め。良かろう。お前に力を与えてやる。 / くl | lヽ | ただし、無償では与えん。 i ハ ヽ、 ノ i ノ ヽ `V>=-rパルスィノ 体を、お前の肉体を我らに捧げよ。 `ヽ人人,.ヘ ヽ ., -イ \ / ヽ __ _____ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ヽ、ン、 ,'==iゝ、イ人レ/_ル==', i i イi rr=-, r=;ァ ヽイ i | レリイ"  ̄ / |  ̄ ".| .|、i .|| 何?!か…体だと…? !Y! 'ー=‐' U「 !ノ i | しかし…それは… L.', ー=三=-, L」 ノ| .|l | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /! レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ __,,.. -─- 、.,_ , '´ `ヽ , '´ `ヽ ,' ヽ / /、 ィハ 、_; ! i ゝ i / ハ `;、,レ レ 、_;、人丿 丿 レヘ i' ( ο)ilililili( ο)ハ ヽ / くl | lヽ | ………。 i ハ ヽ、 ノ i ノ ヽ `V>=-rパルスィノ `ヽ人人,.ヘ ヽ ., -イ \ / ヽ __ _____ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ヽ、ン、 ,'==iゝ、イ人レ/_ル==', i i イi ヽ i ...i ヽイ i | レリイ" / | .| .|、i .|| ………。…………。 !Y! U 'ー=‐' 「 !ノ i | L.', ー=三=- L」 ノ| .|l | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /! レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ __ _____ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ヽ、ン、 ,'==iゝ、イ人レ/_ル==', i i イi ヽ i ...i ヽイ i | レリイ" / | | .|、i .|| …いいだろう。ならば、明日産まれる我が娘の体 !Y! U 'ー=‐' 「 !ノ i | その8カ所をお前達で分けるがいい。 L.', ー=三=-' L」 ノ| .|l | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /! その代わり、魔物達よ、私に力を!!! レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ __,,.. -─- 、.,_ , '´ `ヽ , '´ `ヽ ,' ヽ / /、 ィハ 、_; ! i ゝ i / ハ `;、,レ レ 、_;、人丿 丿 レヘ i' ( ο)ilililili( ο)ハ ヽ …よかろう。願い、聞き届けた。 / くl | ⌒ ⌒ lヽ | i ハ ヽ、 ノ i ノ ヽ `V>=-rパルスィノ 受け取れ。我らの力を!!! `ヽ人人,.ヘ ヽ ., -イ \ / ヽ / / ピシャッ!! _ ,,..._ \ \ .,,___ 、..,__,,. "´ ヾ ゙゙;` ''´ ̄`ゝ、__ / / ` ;、;;` ゞ ;゙ ´;; = ;; ヾ芥芥芥l壬{ ( ( \\ ) ) ,;''´;' ;; =、 ;;゙ ''´;;ヽ ;゙= ゙二二二\_,「「゙ニニニニニニ7´ ;'' ゙! 、 _'^ ヾ';" ゙;;ヽ 、ゞ;; ''゙ ;;、 `゙;芥芥lア''´j | ゙ ;`ヾ;;`゙ = 丶 ;'' ,;''゙ ; ゙ `' ;; ''´ `゙''=;,テテテニ´_______゙ゞ、 ゞ ;;_`丶 ゙' ;; =' ;' _゙´ i `;;'" ゙ _ ゙;,┴┴弌竺竺竺竺竺竺竺;'' ; ;; '' ;; ゞ ;;'゙ _ '。゜ `j' ! ゙;;._ ;; "゙ヾ‐;;.. -'┴┴┴┴┴┴┴ゞ;; "!゙!;; ヾ、l !'´ ゙; '';; i⌒;; `゙i ;ー ''´゙;;===n==n===rn===n=゙;; ヾ! l ` = '゙ i ''´;; ゞ;l;;'゙ ''゙;;.. ゙i ;;. ゙ ;;' i i i l丁丁! ̄丁l ̄丁「 i ´ ;''゙ iヾ ヾj;il゙;; ;' ';;! ..;'' ヾ;;''";;)'´「「入「j_辷j_辷ヒ|_辷ゴ_辷ゞ;;ゞ, ========、 T゙j''i"i´´ |l|´ニニl l幵;; ̄ ̄/フ三三三「l ̄;゙j ゙}______{ `゙ ''"" ⌒゙''= "゙゙ヾ゙''"ア7"二二二二二二l |i{ 「゙l`TTニニTT´ 厂厂厂厂厂厂厂「l/ r―――――――|jl{jー{';;|_L二」_| _人人人人人人人人人人_ > あおおーっ!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´\ レ' レ'/、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! い、いかがなされた博麗殿ーッ!!! i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ 今の音は… ハ, )ヘ`ヽゝU ヽ _ン 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、(○), ,(○)| ハ! は… i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝU ヽ _ン 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ /´〉,、 | ̄|rヘ l、 ̄ ̄了〈_ノ _/(^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /) 二コ ,| r三'_」 r--、 (/ /二~|/_/∠/ /__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉 '´ (__,,,-ー'' ~~ ̄ ャー-、フ /´く// `ー-、__,| '' ∬ __ ____ ∫ _____ ,´ _,, '-´ ∬`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ∫ ヽ、ン、 ,'==iゝ、イ〆レ/_ル==', i i イi rr=-, il r=;ァ ヽイ i | レリイ"  ̄ / |  ̄" .| .|、i .|| ふふふふ…力だ…力がみなぎるぞ!!! !Y! 'ー=‐' 「 !ノ i | L.', ー=三=-' L」 ノ| .|l | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /! レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ ,.┴─、\ \/ヽ / \ ヽ / )/-/ヽ _人人人人人人人人人人_ / | ノ┐/ ,.-/ ヽ > 博麗殿ーッ!!! < ./ l ./ / l "|"/'ヽ |  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ | ヽ .| ( / l .| '|, ノ ,,-,,.、-'" ̄` ィ.| ).l´ /| | / / / | /| | ,l、_ ___....,、┐,,,、 / / ノ |.,-─''"ノ | /,. ,.┴、.、'" _,-‐ニ/ι、 / | // / ‐'" ノ | | ' -─ 、,-つつ-''" | | _,................/ =-'" //'''''''"/'' ......-‐-'"''''ヽ ヽ '" `ヽ、 、 ノ / / | ヽ=─'''" \ ''‐- // /ヽ、 /"´ _ _ ,,-、 _.、-=`ヽ/,.-= ヽ \ | `ヽ 、 | ` ヽ 、 /`ヽ 、 / |// ||//´ |/ヽ \|| `ヽ\| | `ヽ 、ヽ| `ヽ、\// , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、(○), ,(○)| ハ! あ…あ… i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝU /___|人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ __ _____ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ヽ、ン、 ,'==iゝ、イ〆レ/_ル==', i i イi rr=-, r=;ァ ヽイ i | レリイ"  ̄ / |  ̄" .| .|、i .|| …見たな?住職。 !Y! 'ー=‐' 「 !ノ i | L.', 'ー=三=-' L」 ノ| .|l …喜べ。魔物達よ… | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /! レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ お前達への最初の生け贄が決まった…!!! , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、(○), ,(○)| ハ! い…や… i. ヽ. V ハ''"U ,rェェェ、U"!ノ 来ないで…いや… ハ, )ヘ`ヽゝ |,r-r-| 人| ,' ヽ. _V>ソ`; `ニニ´'i´/ _人人人人人人人人人人_ > あおおーっ!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ 時は幻想の世。戦乱の地の片隅の物語。 。 .,. '⌒`ヽ、, -'⌒'- , . 。 . . ,, '"⌒ヽ . , -'" ... .... ` .... ヽ.. .` , -'"` -'"`' ,, '" ;'゙~`、 。 ,, '"... ... ....`ヽ , -'" , -'⌒'- ,,,, -'゙´`- ,,,, -'" ノ ヽ ,,''.,,. .゙、, -'"` -'".. . .. .. .. .. .... )'" / ,,,,,,, ,, ,l.,.,._____.................. 彡ミノ;ミ;;ミ ,.,.,. - , ... . . . .. . . ヽ /\....ヽ,"'-, '.ノ,,,,.;八"""''"´"/i"'|il|"''"´ ,., ヽ,.,.,., ;;;; ⌒; ヽ l;田;;;l ̄l.,.,))_|田|_|_8.__ノ ノ "" ,---- ,. .. .`"''"'"'" ⌒.. .ヽ. ; ; .. . ( (───、 ──-'" /\;,,,,,, ヽ、.. .. ... ⌒; ,.. .); . . ;;ヽ ヽ^ \\ . .. .. . |;;;;;;|_田__| .. . .. ,,、 ヾヽ/ノノ;;;ノ.'- ;; ;; ; ... ; ;) ) ; ; \\ ,,,'´゙゙゙ "'| i | l|"''゙~^^゙^^~^'''^^゙゙^^゙^^゙゙゙''^^~^^^゙ ^´´^^゙゙'''~~~^'゙^^^^゙ それは男がいつものごとく、酒を買いに行っていた時の事であるらしい。 _人人人人人人人人人_ > ビール♪ビール♪ <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ __ r´ `ヽ / 人 \ i ノ `ヽ、 i _人人人人人人人人人_ i ノ[_]─[_]ヽ | > ビール♪ビール♪ < ヾヽ"" ,___,"" i /  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ `i ヽ _ン i' ノ ヽ - ,イ fづ) 且 _r「ニ二 ̄二}く__/ / (⌒[ ̄ ̄ 〕`ー‐=个=彳| _/ 斤干! ̄ ̄圦 l 「 ̄ | | |⌒ー--┴--彳 _人人人人人人人人人_ | | 〔二二二辷二〕 > ビール♪ビール♪ < | | 〈八_> ´ ̄`Y i〉  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄. └へ┘_ノ人_ |/ `ー‐'´ _ノ \ う ( / ̄ \_) _ __ |〈ル《_,ニ=─-< ̄》|| | ト 、`ー-------- 彡"^ト、 ! h  ̄'|´゛^^´ ̄| イヾリ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ト、ヾ、リ| | ノi 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 .! ヽ` '十ー--‐十´ノ! .i ゛十ー--‐十´ i ! 、 | | , ! ` ┴‐ - --┴'"川縁に、胸に一抱えと言った桶が流れ着いているのに気が付いた。男が桶を拾ってみれば、中には泣いている人間の赤子。…いや、泣いている赤子のようなモノが入っていた。 __ _ _ ,r'"´ `ヾ `゙\ / . ヽ、. i ,/ヾ、 i . l; , ;; ;;;/ ヽ ;;;;;;/ i ,- ;;;;' === ji, ===i i i 、'==|, |=|, . i; ' i ーー" i ーー" ーi `i `ー´ /j l ヽ . ` ,∠.ニフ / l `、 、 い.... ,' / ,r ヽ、 ヽ', .ヽ`二フ.,' .イ \.丶、`' .、,_`,.ィヽ、. / .', \ 丶、 l. ', ヽ'.-、 ,. -.'´ \ \ \ ! .l ', `‐ 、.'´ \ \. \| | i 、 ヽ 、 \ \ ! | l ', ', ヽ \ \ | | ', ', . _ . . __ _ \ `| │ ', ', /.ノ.'7 _ ヽ . / }´ l ,., \. │ | ',.l l / /' .〃 / ', ;. ,r''i′/ / ./ . \ │ |. ',| | l l! .〃./,r.ァ ' , .. l l! l! .l l \. | │ │l,' /`i ′'´./ 《_,ニ=─-< ̄》! l. . .. l l! ' ' l /~l \l │ ', l l / i ,≦=- -=≧、ヽl l. . . . l. ,.V 、.! | | ',l l ` │ l ィ\人レ/∧ lハ|.l .l . . . . l . .´ ´ ' ./ | |. !ヽ レリ|(ヒ] ヒン,,| l l || カサカサ 「_l、 ヽニ' |_| l リ .レレ>‐--‐<レレ′))) その赤子には声がなかった。いや、声どころか体が無かった。あるのは頭だけ。赤子の頭だけが声無く泣いているようであった。 不思議なもんだ。男には赤子の意志が伝わっていた。 ,,r.‐‐.、 ,- ' フ \ , ' j \ / ,/'ヽ、 ',l i / ̄ ヽ i. i ノ[rr=-]──[r=;ァ]ヽ_, / 『この子は…お金を欲しがっている。』 ヾヽ " ̄  ̄" _j/ ` i -=- U i' ヽ - ,イ ` ー-─ ´男は、その赤子のようなモノを連れて帰った。 《_,ニ=─-< ̄》 ,≦=- -=≧、ヽ l ィ\人レ/∧ lハ| カサカサ レリ|(ヒ] ヒン,,| l l || カサカサ 「_l、 ヽニ' |_| l リ カサカサ .レレ>‐--‐<レレ′)))『どうやら、これは人の子であるらしい。人であるなら、この上もない哀れな子という事になる。しかし…やはり人のようだ。』 男は、赤子の頭にアンコを詰めてやる事にした…。 【序章 弐へ】
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「並べて世は事も無し‥、か」 「厨二病?」 「ちげーわよ」 「ただ、少し思っただけ」 「結局、私が異変をどれだけ解決したって、それはその“世界”の出来事」 「どれだけ主役張ったって、一度こうやって世界を出ちゃえば、その物語には関わることはできない」 「その後その世界がどうなったか、知ることすらできないのよ。まぁ、あそこは“世界”ではなかったらしいけど‥」 「ゆん?」 「結局何が言いたいんだぜ?」 「だからまぁ、うん、無事だと良いなぁって思ってた。さとりとあのきめぇ丸が、ね」 ※作中ひらがなで表記された東方キャラの名前は、 全てその東方キャラのゆっくり(饅頭型摩訶不思議正体不明生命体のこと、ゆっくりしていってね!!!)を指します。 言わなくても分かるよね! ※キャラ崩壊注意!要注意! 世界の移動におかしなことは付き物だ。 ゆゆこ「ふぅ、お腹いっぱいになっちゃったから、ようむに残りあげるね」 れてぃ「あ、私も無理だわ~。こっちもあげるわね」 らん「ちぇぇぇんん!!この野郎、殺してやる!!」 ちぇん「知ったことかぁぁ!!かかってこいよ!返り討ちにしてやる!!」 ゆうか「ひゃん、痛い、痛いぃ。よしてょぅ、ひぃぃん!!」 てんこ「は、内心喜んでる癖に!口元がニヤけてるわよ、この変態M女!」 ちるの「rot(rotE)=grad(divE)-(Δ^2)・E」 うにゅほ「div(εE)=εdivE+E・gradε=ρ=0」 るーみあ「そーじゃない」 みょん「おっぱい!おっぱい!」 きすめ「ひゃっほう!!外で遊びまくるぞぉ!!」 こまち「働きたい」 てるよ「働きたい」 けろちゃん「児ポ法即導入すべきだと思う、教育倫理的に考えて」 すいか「TENGAとかも規制すべき」 ゆーぎ「全力で同意」 れいむ「うわぁ」 まりさ「うわぁ」 紅里「変な世界だ」 世界の移動におかしなことは付き物だ。 それにしても、今回はちと酷すぎた。 後に床次紅里さんはかく語る。 「今回はちと酷すぎた」 大事なことだから2回言う。 「とにかく今回は酷すぎた」 「責任者出てこい、ぶっ殺してやるから」 ゆっくらいだーディケイネ 22話 『彼女たちの狂性変異』 ~Apart~ 「そしてまた、新たな世界を訪れた紅里とゆっくり達。 いつも通り自室の窓から外の様子を覗いてみると、そこはありとあらゆる種類のゆっくり達が一面びっしりと」 「そう、ここはゆっくりの町。ゆっくりがゆっくりとした毎日をゆっくりと送る町。そこに人間の姿はない」 「だが、どこかゆっくり達の様子がおかしい。いや、これはおかしいというレベルじゃない」 「小食のゆゆこ、激しい戦いを繰り広げるらんとちぇん、⑨じゃないちるのとうにゅほ‥。 彼女たちの言動挙動行動姿勢その全ては、何もかもがあべこべだった。 誰もが気付いた。そこから得られる結論は一つ」 「「この事態こそ、この世界の異変」」 「だが、彼女‥、ゆっくらいだー床次紅里がその異変に気付いた時には、 全てはとうに手遅れだった」 「何故ならば、次元を越えた来訪者の中で、 その異変に一番最初に“感染”したのが彼女だったから」 「そして物語は冒頭に引き続く」 「彼女たちが自分の家を出て、町の散策を初めて5分も経たぬうちに」 れいむ「お姉さん!?大丈夫!?」 まりさ「顔が赤いし、息も粗いんだぜ!何か悪いものでも食べたの!?」 れいむ「ずるいよ!れいむにも分けてね!」 紅里「はぁ‥、はぁ‥、大丈夫‥だから。こほっ、こほっ」 まりさ「取り敢えず、横になって休むんだぜ!今お医者さんを!」 紅里「大丈夫‥、ただ頭が熱っぽいだけだから。立って動く分には全然平気よ」 れいむ「ゆゆぅ‥、でもぉ」 紅里「大丈夫だって言ったでしょ、れいむ。 ‥でも、心配してくれてありがとう」 『ぎゅ』 れいむ「ゆゆ!?」 紅里「ごめん‥、れいむ。暫く抱かせて。何だか今は、ちょっとだけ‥、胸が寂しくて」 この時、まりさは思った。 胸が寂しい=胸が薄い=ひんぬー=洗濯板=ステータスだ希少価値だ! それって元からだろ!! と。 まりさ「それって元からだろ!!」 思うだけでなく口に出して言ってみた。 紅里「ひ、酷い!!私それ気にしてるのにぃ!!」 れいむ・まりさ「「??」」 れいむ「ちょっとお姉さん、台本間違えてない?それ本当にお姉さんの台詞?」 まりさ「ていうか、涙目?まりさの気のせいかな?横に『ウルウル』って効果音が付いてるように見えるよ?」 紅里「そりゃ確かにさ、私のはそんなに大きくないけどさ‥。そんなに大きな声で言わなくてもいいのに‥!ぐすん」 れいむ「お姉さん!!??」 まりさ「違うでしょぅぅ!?そこは適当にあしらうとか、無言で蹴り入れるとか、無視してこの世界の探索を続けるとか、 そういうキャラだよね!お姉さんってば本来はそういうキャラだよね!? 作風は荒木でしょ!?女キャラでも目にとんでもない闘士と熱意を秘めている荒木調でしょう!? 間違ってもそんなToLOVEる以降の矢吹調ではなかったはずだよ!!」 紅里「え‥え‥、何よぅ突然‥、二人ともちょっと怖いよ‥?」 れいむ「また涙目、そして『ウルウルウル』!?怖いのは寧ろこっちだよ!?」 まりさ「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ 『紅里お姉さんに胸の話を振ったら、 | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ 顔を真っ赤にして涙目になった』_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ',`ヽ/`7 な… 何を言ってるのか わからねーと思うがr-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ まりさも何をされたのかわからなかった!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ`! !/レi' (◯), 、(◯) レ'i ノ 頭がどうにかなりそうだった…,' ノ !'" ,rェェェ、 "' i .レ' ( ,ハ U |,r-r-| 人! テコ入れとか、作者の力量不足とか,.ヘ,)、 )>,、 `ニニ´,.イ ハ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっとも恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」 紅里「う‥、何よぅ。難しいこと言って私のこといじめないでよぅ」 れいむ「まりさ、本格的にこれはおかしいよ‥。ジョジョネタにすら反応しないよ‥。 ていうか今の紅里お姉さんに抱かれてる現状、マジ怖いんだけど」 まりさ「お姉さん病院行こう!な!?」 紅里「や、やだよ!病院こわい!行きたくない!」 まりさ「幼女か!?」 れいむ「お、お姉さん!そんな突然走らないでって‥、てうわぁあ!!」 『ズドン』 紅里「きゃん」 れいむ「ゆわ!」 まりさ「あ、こけた」 紅里「う‥、うぅぅ‥」 れいむ「お姉さん、大丈夫?」 紅里「い、痛いよぅ‥痛いぃ‥」 まりさ「いや、お姉さん、小さな擦り傷だぜ?」 紅里「ひぐぅ、痛いよぅ、痛いよぅ、ひぃぃん」 れいむ「ボロ泣き!?」 「誰もが気付いていた。この世界の様子は‥、ていうか紅里の様子は、どこか、物凄くおかしいと」 「いくらなんでもおかしすぎると」 「「だが、驚いていられる余裕も、彼女が現れるまで」」 れいむ「これは‥、悪い夢だよ」 まりさ「そっかぁ、まりさ達まだ夢の中だったんだぜ‥、じゃ、早く起きないと‥」 れいむ「でも現実から眼を背けちゃダメ!!!」『バチーン!!』 まりさ「ゆべし!!酷いよ、れいむから振ってきた癖に! え‥あれ?」 れいむ「ゆ‥、どうしたの、まりさ?強く殴りすぎて幻覚でも見えた?」 まりさ「お前絶対後で殴り返してやるからな! いやそれより、向こうから誰かが走って‥」 れいむ「あれは‥」 まりさ「でこ+胸+仄かに漂うHENTAI成分‥」 れいむ・まりさ「「伝子が来た!!!」」 伝子「とぉっ!!待たせたわね!通りすがりのゆっくらいだー伝子、ここに推参!!」 れいむ「全然待ってないよ!でも、この際こいつでいいや」 まりさ「伝子お姉さん、大変なんだぜ」 伝子「よぉ、れいむにまりさ。異変調査は進んでる?」 れいむ「それどころじゃないんだよ!紅里お姉さんが!」 まりさ「大変なんだぜ!!」 伝子「紅里が‥?」 紅里「ひぇぇんん‥、痛い‥痛いよぅ」 れいむ「とまぁこんな感じなんだよ!逆に怖いでしょ?」 まりさ「今回の世界のっけからカオスなんだよ!助けてよ!」 伝子「あ‥、紅里‥あんた‥」 れいむ「正直台詞の横に名前書いてなかったら誰だか判別できないレベルだよ」 まりさ「書いてあっても誤字誤植を疑うレベルだぜ」 伝子「か‥、か‥、きゃ」 伝子「きゃわいい‥」 れいむ・まりさ「「!?」」 伝子「きゃー!きゃきゃきゃ、きゃわいー!!可愛い可愛い可愛い!!どうしたの!マジどうしたの!? うわぁ、紅里が女の子みたい!まじすげぇ可愛いくぁいいかぁいーいー!!」 紅里「きゃぁ、つ‥、伝子!? ひ、ひぐぅ‥何ぃ突然っ!?」 伝子「あぁごめん今日の紅里があまりにも可愛くていや何時も可愛いていうか格好可愛いとは思ってたけどー、 いやぁマジ今日のはやばいよ凄いよお持ち帰りたいよ。 ああ御免、言ってる場合じゃないか怪我してるんだよね何処何処?」 紅里「ひ‥ひざ‥擦り剥いちゃって」 伝子「ああこれ小さい傷ねこんなの唾つけときゃ治るって。ああじゃ今から唾つけとこっか、きゃー」 紅里「いぃぃ!? ダメだよ、伝子。そんなとこ舐めたら汚いよ!」 伝子「あぁん、ペロリペロリ、汚くなんかないよ‥紅里の膝美味しいぃ‥」 紅里「うぅぅ‥やめてよぅ‥恥ずかしいぃ‥」 伝子「だってこうしないとばい菌入っちゃうじゃない‥。ほら、これできれいになった。 後は、絆創膏をぺたりと」 紅里「あ‥そのえっと‥一応ありがと‥」 伝子「きゃー紅里に看護イベントしちゃったぁ!よっしゃー。 じゃ次はデートイベントかにゃー。ほら立って立って、手繋ごうよ!!」 紅里「にゃ‥、なんでそうなるの!?デートなんて私恥ずかしいよぅ!」 伝子「いいじゃんいいでしょ!?この世界じゃ二人きりの人間なんだからさ!仲好くしよ!しよ!」 れいむ・まりさ「「‥‥‥」」 まりさ「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ 『ゆっくらいだーディケイネを見てたと思ってたら | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ 伝×紅の百合SSが始まっていた』_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ',`ヽ/`7 な… 何を言ってるのか わからねーと思うがr-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ まりさも何をされたのかわからなかった!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ`! !/レi' (◯), 、(◯) レ'i ノ 頭がどうにかなりそうだった…,' ノ !'" ,rェェェ、 "' i .レ' ( ,ハ U |,r-r-| 人! 打ち切り直前の路線変更とか、趣味に走った作者の暴走とか,.ヘ,)、 )>,、 `ニニ´,.イ ハ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっとも恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」 れいむ「いったい‥、この世界で何が起こってるの!?」 「紅里に続き、伝子までも謎の異変に侵され豹変してしまった」 「その事実は、残るゆっくりたちを極限までに追い詰めた」 「異変の結果はそこかしらで見かけることができるのに、その過程はあまりに不可視であり不鮮明」 「この時まりさたちの絶望は、彼女たちの視界に世界の終わりすら垣間見せた」 「「だが、この時、彼女たちに光明をもたらす声が一つ」」 「どうやら‥あんたたちはまだ“正常”みたいだね‥」 まりさ「誰だぜ!?」 れいむ「この声は‥」 こいし「こっちよ‥私はここに居るわ」 れいむ「やっぱり、管理者のゆっくりこいし‥!?」 まりさ「そんな憔悴しきって‥どうしたんだぜ!?怪我でもしたの?」 こいし「だ、大丈夫‥、物理的な外傷はないから。 でもこうしてお喋りできる時間もそう長くなさそう‥だね。 こうなったらもうあんた達に頼るしかない‥。お願いだから話を聞いてちょうだい」 れいむ「わ、分かったよ‥」 まりさ「どんと来いだぜ」 こいし「じゃ、聞いて‥」 気付いてるだろうと思うけど、この世界には“異変が”蔓延してるわ‥。 あんた達もこの世界のゆっくりの様子は見たでしょ?明らかにおかしな様子のね‥。 原因は分からないけど‥、その異変は確実にこの町を蝕み、おかしな世界を作り出した。 ええ‥、原因は分からない。 だけど、異変発動の条件はなんとなく分かった‥わ。 伝子は、この世界に来て、そして外に出て、それだけで“ああ”なった。 あんた達のゆっくらいだーもそうだったんじゃない‥? 分かる‥? 発動の条件、それはこの世界の、この町の空気に触れること。 この世界に存在すること‥、それだけだよ‥。 そして‥、私も既にこの“異変”に感染している。 まったく‥、幸せの部屋の管理人とあろうものが、ざまぁないね。 だけど、運が良いのか悪いのか‥、あんたたちは、まだ“正常”。 もう、この異変はあんた達に任せるしかない。 れいむ「え、マジで?」 まりさ「まりさ達が主役だって?」 こいし「ええ、大マジ。災難だね。イヒヒ」 れいむ「待って、おかしいよ!この異変の感染条件はこの世界の空気に触れることなら‥」 まりさ「なんでまりさ達は“正常”なんだ?それこそおかしいぜ!」 こいし「‥‥‥は?」 まりさ「何でそんなに呆れ顔なんだぜ?」 れいむ「れいむ達なにかやったっけ?」 こいし「あんたら、それ本気で言ってるの?」 れいむ「え?」(シュコー) まりさ「何のこと?」(シュコー) こいし「あんたらの一頭身に張り付いてるガスマスクのことだよ! ていうか何でそんなもん装備してんのよ!」 れいむ・まりさ「「あー、これでかー」」((シュコー)) れいむ「なんか外の空気が淀んでそうだから、取り敢えず持ち出してきたんだったね、そういえば」(シュコー) まりさ「このところインフルエンザも流行ってるから、備えあれば憂いなしだぜ!」(シュコー) こいし「まったく‥、感心するべきところなのに、どうしようもなく呆れるのはどうしてだろうね‥」 まぁ‥、いいや。話を続けるよ。 あんた達のそのガスマスクの御蔭で確信が持てたんだ。 異変に侵されたのはこの世界の“空気”そのものだって。 そして、この世界に来たばかりの私たちがその異変に“感染”しているということは、 異変の元凶は最近まで、この世界の空気に細工してたってことになる‥。 なら、この異変を起こした場所からは、まだ大した距離を移動していないはずだよ。 だとすれば、怪しいのは風上。 なるべく町全体が一瞥できて風が同じ方向に絶え間なく吹いている高場‥。 まず調べるとしたらそこ‥。町のはずれにあった森林地帯の‥、高い木の上なんて怪しいかもね。 元凶は残っていなくても、そいつに繋がる何かしらの手掛かりが手に入るかもしれない。 れいむ「まずは、そこに行けば良いってことだね!」(シュコー) まりさ「分かったぜ!ここらでまりさ達ができるってことを視聴者に見せつけてやるのぜ!」(シュコー) こいし「ふん、頼んだわよ。私が話せるのはここまで‥、後は、あんた達に託す‥よ。 ぐっハッ‥」 こいし「ゼェハァ、ゼェ‥、どうやら‥、そろそろ私も限界みたい‥」 れいむ「こいし!?」(シュコー) まりさ「どうしたんだぜ!?」(シュコー こいし「大丈夫‥、外傷はないって言ったでしょ‥、私も‥既にこの異変に“感染”しているんだよ‥」 れいむ「そんなこと言ったって、紅里お姉さんたちは性格が激しく変わっただけで何ともなかったのに!」(シュコー) まりさ「いったい何でそんなに死にそうになってるんだぜ!?」(シュコー) こいし「それは‥」 ―とあるゆっくりの独白― “幸せ”って何だと思う? いやさ、形が色々あるのは知ってるんだよ。 何回も何回も、それこそビデオのテープが擦り切れるぐらい“繰り返し”見続けてきたものだから。 『恋人と一緒に映画に行く』 『宝くじに当たって日々を豪遊する』 『美味しいものを食べる』 『嫌いだった奴が不幸のどん底に堕ちる』 『豪華客船で気の合う友と出会い、優雅に生活する』 『長い間叶わなかった夢が叶う』 どれもこれも、当本人は呆れるほど幸せそうで、 見てるだけのこっちだって楽しい気分になってきた。 だけどさ、見てりゃ分かる“幸せ”を、 私自身は一度も感じたことがなかった。 どんなに良く作られた小説や映画を見て、 思い切り笑ったり泣いたりしても、 それは自分の“幸せ”じゃないでしょ? 結局あの世界で私の“それ”は見つからなかったんだよ。 だから、私は彼女と共に世界を移動した。 “幸せ”になりたいんじゃない。 私だけの“幸せ”を探したいんだ。 「見つかった」 幸せとは、常に自分のすぐ傍にあって気付きにくいものなんですね今気付いたけど。 約15分前 こいし『ハァハァハァ‥、ダメ‥、もう抑えられない‥』 伝子『?』 こいし『キャー!伝子お姉ちゃん、ダイ、ダイ、ダーイ好き!!!』 伝子『‥。ゆっくりが私に後ろから抱きつくな』(バシッ) 伝子『ウザイ』 こいし「あぁぁあぁぁあぁあぁぁぁあアアアァァァァアアあぁあああぁぁああああああああああ(吐血)」 こいし「伝子に嫌われたウザイって言われたもうダメだ私はダメだ絶望だ死にたい嗚呼鬱だ死のう」 れいむ「あー‥」(シュコー) まりさ「こりゃ‥、本当に酷い異変だぜ」(シュコー) こいし「なんで二人はあの時まではあんなに想い合っていたのにいやこれは異変のせいだって頭の中では分かっているのだけどけどウザイって言われた事実は変わらない訳でていうか現在進行形で嫌われててやっぱり死にたい嫌だ嫌だ伝子に1秒だって嫌われていたくない抱きしめてもらいたいぎゅっとそんで一緒に寝」 れいむ「えっと、このままじゃ本当に取り返しのつかないことになりそうだし」(シュコー) まりさ「ちゃっちゃと、この異変の元凶を見つけないと」(シュコー) 「一人のゆっくりの尊い犠牲の上、異変の元凶への手掛かりを得ることのできた二人のゆっくり」 「だが、世界を越える旅人の中で、異変に侵されていないのはこの二人の無力なゆっくりだけ」 「本当に異変の解決など大それたことが、この二人に可能なのか」 「そんな疑問は無駄だった。他に動ける者などいないのだから」 「やるより他なし‥、選択肢など存在しない」 「そして何よりも」 ???「その必要はない」 れいむ・まりさ「「!?」」(シュコー) ???「何故ならば、貴様たちが言うその“元凶”は、今ここに姿を現しているからだ!」 まりさ「だ、誰なんだぜ!?どこに居る、姿を見せるんだぜ!」(シュコー) れいむ「まりさ!あそこの木の上だよ!」(シュコー) 「俺こそは‥世界を滅ぼす悪魔のゆっくらいだーの野望を打ち砕く漢」 _人人人人人人人人人人人人人人人人_ >冷血動物 スパイダーマ 見参!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ^Y^Y^Y ̄ . -‐- ___ / / ミ; BGM『封じられた妖怪』 「 ̄´ `丶{ Vノ チャチャチャ チャチャチャ ヽ ;. - 、 /⌒`丶ー-――┴――-‐ァ チャチャチャチャチャン♪ { / ´′ ヽ`ヽ / \./ / ハ ヽ \ ' / / / /{ ハ! lヽ }ハ .イ '; / ,(⌒) / / /lハ! } V ´ヽ ノ Y`Y´`Yヽ ′ { { 「\ /} / , ' ノ (´ ̄ .i__人_人_ノ i´`Y´`Y`ヽ(⌒) `ヽ\ゝ. ゙ー‐゙ ゙ー‐゙ / / / ` ̄ヽ / ヽ_人_.人_ノ `~ヽ } iヾ ,7/ / ` ̄ ̄ \___ \ /{ ハイ >rvー <_{イ/ \_ 〉 蜘蛛男「悪いが、貴様らの主戦力が使い物にならなくなるまで、高みの見物を決めさせてもらった」 れいむ「う、うわぁ‥HENTAIだ!全身スーツだ!!」(シュコー) まりさ「HENTAIのゆっくりヤマメだ!!」(シュコー) 蜘蛛男「誰がHENTAIだ!!あと一発で人の変装を見破るな!許せん!!」 れいむ「待って、今さっき自分のことを“元凶”だって‥」(シュコー) 蜘蛛男「ああ、そうだ‥。全ては俺の能力の仕業だ、貴様たちを打ち破る為のな!!」 『スパイダーストリングス!!』 れいむ「あ‥」 まりさ「しまった!ガスマスクが!!」 蜘蛛男「まさか、こんな玩具で俺の“病”を封じるとは思ってもみなかったがな! 悪いがこれは預からさせてもらう!」 れいむ「う、うわぁぁ!どうしよう、この世界の空気に、触れちゃったよ!」 まりさ「ヤバイんだぜ!このままじゃまりさ達も‥!」 蜘蛛男「ああ、俺の“病”『ふぃるどみあずま』の餌食になってもらう!」 れいむ「“病”って‥?」 まりさ「じゃ、この異変の正体は‥」 蜘蛛男「そうだ!俺の作り出した特製の“熱病”だ! 普段とはあまりに違う奇抜な態度や行動をとった相手によく言うだろう? 『お前、熱でもあるんじゃないか?』と。 その“正体不明の熱病”をばら撒いておいたのさ!」 れいむ「む、無茶苦茶だよ‥はぁ、はぁ、こほっこほっ」 まりさ「こほっ、この咳は‥、あの時の紅里お姉さんと同じ‥!?」 蜘蛛男「その咳と顔の紅潮こそ、“感染”の合図! 病気が蝕むのは身体機能だけではない!俺の“病”は精神を侵す! そして、その者の最大の特徴、アイデンティティを崩壊させる!」 れいむ「単純な性格反転じゃ、ないってこと‥?こほっ」 まりさ「こほっ、それで、紅里お姉さんは“か弱く”、伝子は“HENTAIな程人間好きに”、 こいしは“スキンシップ過剰なデレデレ”になった訳か‥」 蜘蛛男「ほう、理解が早いな。だが、悪く思うな。 貴様らのような不審な輩の台頭を、この世界で許すわけにはいかない!」 蜘蛛男「命まで取る気はない。だが、貴様らの旅路はここで病み止まりだ!」 ―その頃のゆっくらいだーず― この世界の空気に触れてからの、異常とも言える心の変化には気付いていたし、 普段凄く“愛おしい”と思えるものに対し、 “そうでもない”程度の好感度しか抱けなくなってる自分には、 若干の薄気味悪さと、大きな違和感があった。 その違和感が今の自分に向けられているものか、 それとも昔の自分に向けられているものなのか、 それすらも分からない状況でもあったのだが。 だが、まぁ、そんなことはどうでもいいんだよ。 いくら変質しようと人間の本質は“心”な訳で、 腕も手も脚も頭も脳味噌も、それを充実満足させる為の手段でしかないのだから。 私が居て、 隣に可愛い可愛いチョーマジきゃーいーこの人が居る。 それで一緒に立って歩いて触れ合って、 笑ったり怒ったり喜んだり。 『私の“心”は大変満足しておいでです』 それ以上の“何か”があるか? いや、ないね。 OK、それこそ私の人生。 つまりはいつも通りなのさ、イェイ。 こまち「あいよ、クレープフルーツミックス二つ、お待ち!」 伝子「はい、ありがと。これお金ね」 こまち「まいど!いやぁ、可愛いお連れさんですねぇ、デートですかい!?」 伝子「あら、やっぱ分かるぅ? 良いでしょ可愛いでしょ愛おしいでしょ? 運命の赤い糸で雁字搦めに結びついた自慢の恋人‥寧ろ既に人生の伴侶なんです‥」 紅里「ぬぁ‥ち、違います!全然違いますぅ‥!!」 伝子「いやぁ、美味しいわね、このクレープ。皮の焼き加減が絶品だわー」 紅里「‥‥(ハムハム)」 伝子「ね、美味しいよね、紅里!」 紅里「‥‥ツーン(ハムハム)」 伝子「あら‥、紅里てば怒ってる?」 紅里「ツーン(プイ)」 伝子「でも起こった顔もきゃわいぃよぉ!!きゃーきゅー!」 紅里「ひゃぁぁ!!やめてよぅ、ひっつかないでぇ!」 紅里「あ~う~、口にクリーム付いちゃった‥」 伝子「さっきデートとか恋人とか言ったの怒ってるの? やぁねぇ、伝子ちゃんのお茶目な冗談じゃない」 紅里「それもだけどさぁ、それだけじゃないよ‥」 伝子「ん?」 紅里「伝子だって分かってるでしょ?私たちこんなことしてる場合じゃないって‥。 この世界、明らかにおかしいもの」 伝子「そーねー。さっきのゆっくりこまちだってサボタージュらしかぬ働きぷりだったし。 この町のゆっくりは色々変だわ。何ていうか特性っていうか‥、アイデンティティーがあべこべなのよね」 紅里「ゆっくりだけじゃないでしょ!私だって‥色々おかしいもの。 普段の私はもっとこう‥、なんていうか‥もっと‥乱暴というかなんというか‥」 伝子「男っぽかったわねぇ。ガサツともいう」 紅里「うう‥、なんでだろう‥。自覚してた筈なのに、凄く恥ずかしいよ、いつもの私‥」 伝子「大丈夫、どっちも可愛いから♪きゃーいー」 紅里「伝子だっておかしいでしょ!?普段の伝子はもっとこう、ゆっくり好きで」 伝子「今でも別に嫌いになった訳じゃないみたいだけどねぇ」 紅里「それで‥、もっとこう‥、私のこと‥、嫌いだった‥よね?」 伝子「あぁ、そう‥だったかなぁ?」 紅里「そうでしょ!?私たち会うたびに喧嘩ばかりしてたじゃない‥!」 伝子「確かにそうだったけど‥。別に、あなたのこと嫌いだとは思ってなかったと思う。 寧ろ、昔から好きかも‥」 紅里「えぇぇええぇええぇ‥、ちょっと何言ってるのよぅ!」 伝子「いやまぁよく言うでしょ。喧嘩するほど仲が良いって。 私とあなたは前から、気軽に喧嘩できるくらいの仲だと思っていたけど? それとも、紅里は私のこと嫌いだったの?」 紅里「いや‥、まぁ‥、確かに嫌いってほど嫌ってなかったし‥。 助けてもらったことも何回もあるし‥。 す、好きと言われたら‥間違って‥ないかもだけどぅ‥」 伝子「いやっしゃぁぁぁっぁああ!!!紅里と両想い確定‥!両想い確定‥! それじゃさっそく式の準備をしましょうか、ぎゅー!」 紅里「ち、違うぅ!論点がずれてる、ずれてるよ~!」 伝子「私がお婿さんで、紅里がお嫁さん!私がタキシードで、紅里がウェディングドレス! あ‥、逆でもいいなぁ、私もウェディングドレス着たいし! いっそ二人ともウェディングドレスでもいいかにゃぁ」 紅里「妄想のスピードが早すぎだよぅ‥!だから、違う、私が言いたかったことは‥」 紅里「これが、私たちのこの異常な変化こそが、この世界の“異変”ってことでしょう!」 伝子「あーそりゃね、うんその通りだと思うよ」 紅里「そんなあっさり」 伝子「でも今はそんなことはどうでもいいのであった。 さぁ、ともに美しき門出を祝うに相応しい教会を探しましょう」 紅里「よくないよぅ‥!なら早く解決しないと‥」 伝子「大丈夫大丈夫、異変なんて今までだって適当にうろついてたら向こうから元凶が飛んできたでしょ? 見つけてから対処すりゃ余裕よ、余裕」 紅里「でも、れいむとまりさだって、さっきから全然姿が見えないし‥。うう、心配だよぅ」 伝子「ああ、それこそ、大丈夫でしょ」 紅里「な、何よ。どうしてそんな自信満々に‥?」 伝子「ああ、だって‥、あの子らってゆっくりじゃない?」 紅里「そりゃ、ゆっくりだよ。見れば分かるよ‥」 伝子「昔から思ってたのよ。あの子らは、なんていうか、他のゆっくり達よりよっぽどゆっくりらしい。 テンプレっていうのかしらね。ゆっくりであることのお手本みたいな存在。 どんなピンチだって平然と漫然と、ゆっくりしながら凌げる気概を持ってるんじゃないかって。 今までだって大体そんな感じだったでしょ?」 紅里「まぁ‥だいたいは、そうかも‥」 伝子「だから、大丈夫でしょ。根拠もないけど。 そんなものがないのがゆっくりなんだから」 伝子「あの子らは、そういう風に信じるに値する、あなたの仲間でしょう?」 紅里「まぁ‥そうなのかなぁ。ゆっくりらしい‥ゆっくりか‥」 「そして、舞台は再び」 「二人のゆっくりと、蜘蛛男との戦闘の場面へと移り変わる」 「ガスマスクも奪われ、絶望的だと思われたその戦況」 「だが、実際にそのふたを開いてみれば‥」 それは、実にゆるりとした感覚だった。 自分が、ではない。 周りの全てが、だ。 まるで、世界全てが0.5倍のスロウで再生されたかのような感覚。 反面、身体の内側、思考が光のような早さで頭の中を駆け巡る。 ふと、正面を見ると、自分に迫りくる細長い何かがあった。 考えるまでもなくそれが“敵”の放った攻撃、 それも粘着性の高い蜘蛛の糸によるものだと判断できて、 「避けた方が良い」とこれからの行動の選択を決定し終わっても、 その攻撃は呆れるほどのんびりなスピードで中空を漂ったままだった。 その余りの鈍重さには若干いらつきさえ覚えた。 そして、自ら動いてその攻撃を放った“敵”に直接攻撃をした方が早いとため息交じりに考えて、 まりさはそこで初めて、その場から動いた。 そこまでの時間、僅か1.3秒。 「な!?」 蜘蛛男が驚愕し何かしら声をあげた頃には、とうにまりさの攻撃は届いていた。 ふと、隣にもう一人の赤リボンの饅頭の姿もあった。 どうやら、相棒も同じようなことを考えていたようだ。 そして気付いた。 あー、私らのアイデンティティーは“ゆっくり”だったか、と。 それと同時に、蜘蛛男の身体は勢いよく鉄砲弾みたいな速さで地面を転がった。 なぁんだ、鈍間は鈍間なりにちょっとは速くなれるじゃないか。 「ば、馬鹿な、見たことない‥ぞ。ここまで、ゆっくりらしかぬ‥ゆっくりは‥」 蜘蛛男がおぼつかない足取りでヨロヨロと立ち上がる。 間髪入れず体制を整えるその体力とタフネスぶりは称賛に値するが、 その動きまでものろく、苛立たしいものに感じる。 「まったく、誰のせいだと思ってるの?スパイダーマさん」 そのイラつきはれいむも同様のようだった。 元凶も原因も真犯人もこいつだと、さっき自分で白状したばかりだったというのに、 反応が逐一ワンテンポ遅れている。 「貴様ら‥、俺に‥なにをした‥!?俺は何をされた‥!?」 あまりに突然の出来事だったからどのような攻撃を受けたかさえ判別できなかったらしい。 狼狽しきった蜘蛛男に同情交じりで答えてやる。 「まりさ達は、ただお前に真っすぐぶつかっただけさ。 ただただ、見えない程度の速度でな」 「「こんな風にね」」 打ち合わせした訳でもないのに、またれいむと同時に敵に飛びかかる。 こういうのを“気が合う”とでも言うのだろうか。 「ぃっ‥、『スパイダーストリ‥」 蜘蛛男が性懲りもなく何かしらで攻撃を防ごうとしたみたいだが、 「遅すぎる」 「のろすぎる」 貴様には、全てに於いて速さが足りない。 「ぐ‥は‥!?」 「「刹那にて死て往ってね」」 そう、刹那。 口から咄嗟に出た言葉だが、今の自分達にこれほどしっくりくる言葉があろうか。 異変解決など、今のまりさ達なら七十五分の一秒で事足りる。 蜘蛛男(ご‥、誤算だった‥!! 確かに、この熱病が崩壊させるアイデンティティーに、長所、短所の分け隔てなどない‥) まりさ「やれやれ、本当はもっとスマートな攻撃がしたいんだがな」 れいむ「体当たりしかできないのが一頭身の辛いところだよ」 蜘蛛男(だからといって‥、ここまで速くなるか、普通!? この町にはゆっくりしかいないが、スピードがここまで劇的に変化した奴は一人もいなかったぞ‥! こいつら、普段どんだけゆっくりしていやがるんだ!?) 蜘蛛男「ぐ‥くそ‥!」 まりさ「おやおや、まだ立てるのか」 れいむ「もうよしなよ。同じゆっくりを一方的に痛めつけるってのは、あまり気分の良いもんじゃない」 蜘蛛男(このまま、この場所で、この状態で戦うのはまずい‥か。 戦況を立て直さなければ‥!) まりさ「おい、奴さん、何か考えがあるみたいだぜ」 れいむ「しょうがない‥、仕留めるよ。地の利は奴にあるんだ、長引かせる訳にはいかない」 蜘蛛男「舐めるなぁぁ!!『ウェブボール』!!」 れいむ「蜘蛛の糸ので固めた弾か」 まりさ「当たるかよ、そんなへなちょこざい」 蜘蛛男「馬鹿め、それは俺の“攻撃”なんかじゃない。お前たちの“障害”だ」 『グパァ』 れいむ「く‥!? 弾が‥蜘蛛の巣みたいに広がった!?」 まりさ「当たりゃしない‥、だが、こりゃやっかいな壁ができちまったぜ」 蜘蛛男「そして‥『ウェブスイング』!」 まりさ「ちっ、まるで本当のスパイダーマンだな!いや、それともターザンか?」 れいむ「森の方へ逃げる‥。追うよ、まりさ!」 まりさ「でも、どうせ罠だぜ。誘っていやがる。地の利は向こうにあるんだろ?」 れいむ「ああ、その通り。でも、たかだかその程度の不利じゃ、引く理由にはならないでしょ?」 まりさ「ふ、違いない」 Bpartへ続く
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『秋色のおりきゃら姉妹』 秋ももう半ば。 皆、美味しい物を食べ、 この気候の良さに動くのが好きなゆっくり達は大いに動き回り、 静かさを好むゆっくり達は木陰で本を読んだり、眠ったり。 そんな幸せな日々が続いていました。 ある姉妹を除いては・・・。 「あきしずはですっ♪」 「あきみのりこですっ♪」 「「ふたりはあきしまい!!ゆっくりしていってね!!!」」 シーン・・・。 ここはある、秋晴れに映える山のゆっくり達が集まる広場。 しかし彼女達の周りには誰も居ません。 それはもう、売れないアイドルがデパートの屋上でショーをやる位。 いえ、売れないアイドルの方が一部客層にうけるため、まだ集まります。 あまりに認知されない自分達の存在をアピールしようと色々仕込んだのですが 誰も来ませんでした。 「あー、ちくしょー、だれもこねー。」 「おかしいわねおねえさま。あれだけもみじにかいてくばっておいたのに。おいももそえて。」 「ケッ、やってらんねえー。」 すぐにやさぐれてしまうのが姉のゆっくりしずは。 そんな姉をフォローする、(といっても姉の方と同じく、すぐ一緒になってキレますが。) 妹のゆっくりみのりこ。二人は仲良し姉妹でした? 「ああん?みのりこよぅ。おめえはまだ、いもでつれっからいいじゃん。 あたいなんてもみじだぜ、もみじ。くいもんでつれもしねえ。」 姉の醜い嫉妬です。妹にガスガスと体当たりします。 「じゃらっせい!!あたいがいもまいてもだれもわかってくんねえっての!!」 妹の激しい反撃です。醜い姉妹喧嘩が始まります。まあいつもの事ですが。 ところがそんな時です。ぞろぞろと、広場にゆっくりが集まってきたのでした。 「ここだよ!!ゆっくりできそうなばしょだね!!」 「おお、いいばしょだぜ!!」 「このまいちるこのはがとかいはね!!」 もみじにかかれた場所に集まっていく様々な種類のゆっくり達。 このまさかの光景に秋姉妹は感涙を流します。 夜鍋して紅葉に書いた今日の招待状。一生懸命に作ったふかし芋。 その作業が今、報われたのです。 「「し、しあわせー!!!」」 喜びに顔を赤く紅潮させ。擦りあって涙を流します。 ・・・ですが見覚えの無いゆっくりがそこに居た事に 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ゆ?だれ?」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 と、同時に言われ、更には集まったゆっくり達に一斉に凝視されます。 そこで秋姉妹は自己紹介を・・・。しようとしたんですが 「ゆ。こんなゆっくりみたことないよ?」「むきゅー、おりじなるきゃら?」 「おりじなるきゃらってなにかしら?」「やくもゆかり16さい!!」 「わからないよー?」「ちぇえええええええええええええええん!!!」 「みょーん?」「ち・・・ぽ?」「おお、じさくじさく」「おなかすいたー」 「むきゅー・・・。だれもしらないきゃらのことをおりきゃらっていうの。むきゅーん」 少し言葉の意味を間違えながらも、誰も秋姉妹の話を聞くことなく一方的に話し合いが進みます。 「「ちょ、おまいら!!わたしたちは・・・。」」 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「わかったよ!!おりきゃらだね!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 満場一致で決まりました。 「「なんだよそれ!!あたしらはあきしまいだっての!!!」」 その叫びは空しく虚空に放たれ 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「おりきゃらしまいさん!!ゆっくりしていってね!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 秋姉妹はおりきゃらしまいとして歓迎される事となったのです。 「おりきゃらのほっぺあまーい。」 「「おりきゃらさん!!ゆっくりはさまれていってね!!!」」 「やめてね!!みのりこはたべものじゃ・・・。あ、ないわけじゃねえわ。いもだし。」 「むぎゅーん!!あたいは!むぎゅぎゅ!おりきゃら!!じゃねえ!! むぎゅっ!!あき!!しずはだっての!!むぎゅうううううううううう!!」 なにやら大変な騒ぎですが意外と楽しそうです。 これからも、秋に現れる“おりきゃらしまい”として認知されるような、されない様な そんなこんなでやって行く事でしょう。 おわり 「「おりきゃらしまいっていうなーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」」 即興の人 ひでぇwwwww秋姉妹が可哀想www -- 名無しさん (2009-02-16 17 38 27) オリキャラ? いいえ、「ZUNのオリキャラ」という意味だと思えばいいんですよ! -- 名無しさん (2009-03-23 22 17 34) あきしまいかわいそう -- 名無しさん (2010-11-27 19 02 31) 名前 コメント
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※使い古されたテンプレを用いています。 「ゆっくりしていってね!」 家に帰ると下膨れの生首がいた。黒い帽子をかぶり、金色の髪をした全長が三十センチほどのそれは跳ねながら私の方 へと寄ってきた。生首が跳ねながら寄ってくるのは出来の悪いホラー映画のようで、滑稽でもあり恐ろしくもあった。 「おにいさんはゆっくりできるひと?まりさはおなかがすいたよ。ゆっくりごはんをよういしてね!」 生首が何かを言っていたが、私はドアを閉めてその場を立ち去った。 「そりゃゆっくりだな。間違いない。」 友人は私が持参した安い酒を注ぎながら自信ありげに言った。あの後私は謎の生命体がいる部屋に入る気になれず に友人宅を訪れた。 「知っているのかい。」 「今の時代にまだ知らない奴がいる方が驚きだ。新聞でもゆっくりの被害について散々取り上げている。ほら。」 渡された新聞には確かに生首らしき生き物の写真が載っていた。悪夢は現実だということに戸惑う私をあざ笑うかのよう に彼は続けた。 「ゆっくりというのはなぜか生きている饅頭だ。見た目は人の生首だが中身は餡子が詰まっていて、 人間の言葉を話す。時々食料や住処を求めて人里に出没するそうだ。新聞も読んでいないようだし、 お前もゆっくり対策をしていないんだろう。」 「どうすればいいと思う。」 「普通の人なら踏み潰して黙らせてからゴミに出すな。」 あっけらかんと友人は言った。確かにセイブツではなくナマモノであるならばそれは正しい判断だろう。説明が本当である ならば外から入ってきたそれらは落ちた饅頭に等しい。食べようと思えば食べれるだろうが、無理して食べるほどのものでも ない。でもあれを踏み潰すとなると気が引ける。口をふさいでもゴミ捨て場で暴れられては困る。殺すのは別にかまわない が衛生的で安全なゴミへの出し方はないだろうか。 私の考えがゆっくりの殺害方法へシフトしていったとき、再び友人が喋り出した。 「そういえばゆっくり処理機でもう使わないのがあったな。お前にやるよ。」 友人は手にしたお猪口に酒を注いだ。口元が邪悪に歪んでいる。おそらく、笑っているのだろう。正直、彼の こんな表情を見たのは初めてだった。 「………サンキュ。持つべきものは友達だな。」 友人からゆっくり処理機を受け取った後、家路をたどりながら思った。あれはお猪口ではなく口を針金で固定された ゆっくりだったと。今頃あれはアルコールで混濁した意識の中彼に何をされているのだろうか。 家の戸を開ける。 「ここはまりさのおうちだよ!しらないおにいさんはゆっくりでていってね!」 やはり夢ではなかった。部屋の中には生首の饅頭がいた。最初は不気味に思えた生首も今となっては処分に手間の かかるゴミとしか思えない。 「ここでゆっくりするならたべるものをもってきてね!まりさはかんだいだけどゆっくりしてたらおこるよ!」 無視して部屋の中を調べる。本棚から本がこぼれていたりゴミ箱が倒されたりしていたので、片づけておく。 「おそうじしてくれているんだね。でもはやくたべるものをもってきてね!そうしたらまりさのめしつかいにしてあげるよ! こうえいにおもってね!」 元々物が少ないせいかゆっくりの被害はあまりなかった。ゆっくりの届くところには缶詰しかなかったため、食料も 無事だった。窓から逃がしてもよかったが、他の人に迷惑をかけたらいい気分はしないのでここで処分することにする。 友人からもらったゆっくり処理機は透明な箱だった。ただし、上の面だけは鉄でできており、ハンドルの付いたネジが 飛び出している。使い方は一目見て理解した。 ゆっくりを捕まえて箱の中に入れる。 「ゆ?せまいよ!ここじゃゆっくりできないよ!はやくだしてね!」 ゆっくりがわめく。五月蠅い。私はハンドルを回していく。天板がゆっくりと降りてくる。 「はやくだしてっていってるでしょ?わかんないの?ばかなの?」 まだ自分の立場が分かっていない。はやる気持ちを抑えながらゆっくりとハンドルを回す。 「ゆっ?おかしいよ?てんじょうがおちてくるよ!ゆっくりさせてね!ここからだしてね!」 やっと気づいたようだ。大丈夫、すぐに殺したりはしないよ。そこで好きなだけゆっくりさせてあげるよ。死ぬまで。 心臓の鼓動が高ぶり、熱い血が体中を巡っていることが分かる。 「ゆぐーっ!ゆぐーっ!」 体を膨らませて必死で抵抗している。どれだけ膨らんでも押し返せるわけないのに。ああ、なんて可愛いんだ。 「うううぅぅぐるじいいいいぃぃだずげでぇぇ」 だんだんとゆっくりの形が歪んでいく。箱を倒して表情を見る。ゆっくりは涙を流しながら助けを求めるような眼をしていた。 ところどころ皮が裂けて、中身の餡子が見えている。そんな眼で見るなよ。もっと苦しめたくなっちゃうだろ。 「いばならゆぐじであげるよ………ゆっぐじだずげでね………」 この状況で助かると思っているんだ。あっけなくちゃつまらないからね。ゆっくり、ゆっくりといじめてあげるよ。 私はゆっくりを放置して戸棚へ向かうと、マッチを手に戻ってきた。 「ぐひゅー………ぐひゅー………」 もはや息も絶え絶えといったところだ。私は火をつけたマッチをゆっくりを潰している鉄板の上に落した。 「ぐぎいいいぃぃぃぃぃぃ」 ゆっくりの絶叫が響く。まだまだ元気いっぱいだね。ゆっくりしていってね。 「ぐぐぐ………げぶっ………ごぼっ…どぼじで…ごんな………」 餡子を吐き尽してゆっくりは動かなくなった。そろそろ夜が明けようとしていた。当初の目的を忘れ一晩中ゆっくりの相手 をしていたようだ。 「どうしてこんなことするかって?」 私はゴミになったゆっくりに向かって言った。 「予想以上に君が可愛らしすぎたんだ。」 朝の陽射しの中、私は友人の笑みの意味が分かった気がした。 終 後書き 「万能お兄さん」の人に憧れて書いてみた。 SS書くのって難しいと痛感した。 お目汚し失礼いたしました。 このSSに感想を付ける