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まじっくみらーのあんそくち【登録タグ IA PinkAlice ま 曲】 作詞:PinkAlice 作曲:PinkAlice 編曲:PinkAlice 唄:IA 曲紹介 歌詞 トンネルの中を抜けいつもの角に出る いつもと少し違う 君の見る風景 その横に誰がいるの 灰になり風に吹かれた僕に花を添え流した涙わすれたの 皆意外とすぐに忘れてしまうんだな いつまでも引きずれないねと分別もせず焼き尽くされた僕らはさ これからは何にすがりつけばいいの 灰になり風に吹かれた僕に花を添え流した涙わすれたの 皆意外とすぐに忘れてしまうんだな 知らない誰かが横にいても 何も感じることさえもできなくても きっと離れることなんてできやしないんだ コメント 名前 コメント
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ゆっくり霊夢の親子が現れた! しかし親子はおどろきとまどっている。 その間に捕獲した。 「ゆ!ゆっくりできないよ!なにしてるの!?」 「おかーさーん」 「ゆっくりだしてね!」 網の中でぽよんぽよんと跳ねて抗議しているが、毛程も脅威を感じさせないとは、たいした奴だ。 親も含めて4匹。まぁまぁかな。 林を抜けると、やがて空気が湿り気を帯び、水の匂いと涼しげな風を感じるようになってくる。 湖だ。 里の人間には紅魔館が近くにあることで有名か。 あと豆腐屋がよく、紅魔館の門番は寝てばかりいて大丈夫なのか?たまに裾から覗く太ももがまぶしいとか言ってたかな。 一度拝んでみたいものだ。 メイド長の脚線は里でたまに見たことがあるのだけどねぇ。 紅魔館が誇る二大脚線美!とかやって大々的に売り出さんものか。 話を戻すと、この湖は若者の逢引場のようなものになっているので、桟橋も作られていて小舟もあったりする。 「さぁ、ついた!ここで思う存分ゆっくりさせてやるぞ!」 「ゆっくり!」 「おにーさんゆっくりさせてくれるの!うれしい!」 口々にそういうゆっくり霊夢たちを網から出してやる。 桟橋の上は適度に涼しく、日も当たっているのでなかなかに過ごしやすい。 元気に飛び跳ねているゆっくりたちに、パンくずをばら撒くとすぐに群がってくる。 「はうはうはう。おいしい!おいしいよ!」 「もっとちょうだい!もっと!」 「こんなんじゃたりないよ!もっともっと!」 「おねがいおにーさん!」 ただのパンくずを美味しいだなんて、どんな貧しい食生活だったんだ? すこしほろりと来た。 「まぁ、待て。すぐに魚を用意するから」 「さかな?さかなってなに?」 「うめぇもんだ」 「うめぇもん!ゆっくりしたい!」 二度ほど手を打ってからパンくずを投げ入れると、見えてくる魚影。 紅と白に染められた鯉だ。 ばしゃばしゃと音をたてて餌をむさぼっている。 我先にと争っているようにしか見えない。 「ゆっ!?ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりすればいいのに!」 「どおしてゆっくりしないのぉっ!!!」 里で鯉を育ててる人間がたまにこの湖に放しているのか、浅瀬で生活している鯉がことのほか多い。 最初は三匹ほどだったものが続々と集まっている。 よく見ると浮上してくる多くの魚影がわかるだろう。 どんなのが集まってきたかを腰を下ろしてじっくりと見据える。 紅白に五色、浅黄や九紋竜が多いかな。山吹黄金が異様な美しさで浮かんできた。 おっ、銀松葉なんて全身深紅の綺麗なのもいるじゃないか。ひょっとして紅魔館でも育ててたりするのか? さまざまな鯉に目を奪われていると小さな一匹が無用心にも近づいてくる。 つぶらなおめめをぱっちりあけて、興奮しているのか顔がやや赤い。 「これがおさかな?」 「そうだ。うまいぞ」 「ゆっ!たべたいよ!たべさせて!!」 「自分の餌は自分でとってこいよ」 ぴんと指で弾いて、そいつをいまだ喧騒冷めやらぬ湖面へと投じた。 「ゆ?」 何をされたのか理解してない表情。 惚けていると言うか、呆気にとられているというか、とにかくそんな間の抜けた顔だ。 たまらない。 ぽちゃりと音がした。悲鳴は聞こえない。 あの体格だ。鯉に噛まれて即座に絶命したとしても不思議ではない。 「ゆぅうぅぅぅうううぅうっぅぅぅぅっっ!!!」 「れーむのごどもがーーーーーっ!!!」 「ひどいよぉぉぉおぉっぉおおおおお!!」 「そんなことより、あのちびがどうなったか見たほうがいいんじゃないか?おかーさん」 そういわれて慌てて桟橋の端に寄って、湖面を見下ろす親子。 しかし数多の鯉による乱舞でちびの姿は見えやしない。 「ゆ?いないよ!」 「たすかったのかな?」 「ゆっくりにげられたんだね!」 なぜか前向きに考える饅頭。 「馬鹿か。食われたに決まってんだろ、こんな風によ」 「いゆ゛っ!」 背中をちょいとつつくだけでこぼれるように落ちた小ゆっくり霊夢。 「れいむーーーー!」 「れいむのいもーとがおちちゃった!」 ばしゃばしゃとその小ゆっくり霊夢にむらがる鯉鯉鯉。 鯉は何でも食う。 水草はもちろんのこと、貝や虫、さらには甲殻類まで食うという。 そんな鯉に、ただの饅頭と同じつくりをしているゆっくりが抵抗できるわけもなく、徐々に食いちぎられていく。 発情したゆっくりアリスなど比較にならないほどの怒涛の攻勢。近づいては噛み、近づいては噛んでいく。 皮はふやける間もなく次々とついばまれ、ぼろぼろと欠けていき、餡子は露出したかと思うともう鯉の中だ。 「だじげてっ!おがあぁぁさぁんっ!だじげてぶっ!ここはやだよ!ゆっぐりできないぃぃいぃぃ!!!あびゅいっ!」 「うわぁぁぁっやめて!たべないで!れ゛い゛む゛のごども゛だべないでぇぇえぇぇぇぇぇっっ!!」 「いやだよっ!やめてよ!れいむのいもーとなんだよっ!どうしてたべちゃうのぉぉおお!」 凄い表情で涙や鼻水を垂れ流しながら口角泡を飛ばす残った二匹。 「なぁ、なんで助けに行かないんだ?」 「ゆっ!おにーさんがやったんだからおにーさんがたすけてよ!」 「親は子を助けるもんだろうに、この駄目親」 「ゆっ!れーむはだめなおやなんかじゃないよっ!いいおやだよ!!ゆっくりあやまってね!ついでにこどもをたすけてねっ!」 「おがーーざんっ!おがーざんっ!」 「ああ、それは無理だ。もう食われちまって死んでる」 視線の先にはボロクズになった皮と餡子らしきものが浮かんでいた。 しかもその遺品も鯉にぱくぱくと食われてしまっている。健啖だね。 「ゆっびゅぅぅううんっ!!!う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!」 「お゛に゛ぃざん゛っ、な゛ん゛でれ゛い゛む゛だぢに゛ごん゛な゛びどい゛ごどずるのぉ!!!」 「面白いからに決まってんだろ、この馬鹿饅頭どもめ」 「お゛も゛じろ゛ぐな゛い゛っ!ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛じ、わ゛ら゛え゛な゛い゛よ゛ぅっ!!」 「れ゛い゛む゛の゛ごどもがびどり゛に゛な゛っぢゃっだの゛ぉおぉぉおおぉっ!」 「俺は笑えるんだって、今のお前らの顔が最高に最低で笑っちゃうぜ、ぷっ馬鹿丸出しっははははははは」 「う゛わ゛ぁぁあ゛あ゛あ゛ぁぁあ゛あ゛ぁぁん!!」 「それにお前の子供を一匹だけ残すわけないだろ、ほれ、親なんだから今度はさっさと助けに行けよな」 「や゛べでっ!お゛ね゛がい゛じまずっ!!や゛め゛でぐだぢい゛っだずげでぐだざい゛っ!!!」 「死にたくない?」 「じに゛だぐな゛い゛でずっ!!」 「饅頭でも死にたくないとかあるんだ。偉そうでむかつく。自分は生き物ですよ~みたいなこと言うなよ気持ち悪い」 「ぅゆ゛っ!!」 「い゛や゛ぁあ゛ぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁっっ!!!」 ぴんと弾いて投下。 何匹かは餌をせっつく雛鳥のように口をぱくぱくと開けて待ち構えているようにも見える。 しかし落ち行くゆっくり霊夢からは、地獄で手招きしている死者の群れにしか見えないだろう。 捕まれば死あるのみ。しかもゆっくりには逃げる術は無い。 ばしゃばしゃという音がいっそう強くなった。 まるで自分の身が引きちぎられたかのような悲痛な叫びをあげる母。 いいね、うん、いいよ。 「ほら、助けに行けよ。あいつはそれなりに大きいし、今なら助かるぜ。絶対だ。なんなら手伝ってもいい」 「お゛がぁあ゛ぁあ゛あ゛ぢゃぁぁあ゛ぁあ゛あ゛んっ!だずげでえ゛ぇえ゛え゛え゛ぇえ゛ぇぇぇっ!!!」 体を揺らすと言う、抵抗にもなっていない無駄な行動をやめずに橋を見上げ、母に助けを求める。 その愛娘の声にびくんっと震える母。いまだ涙を流しているが、その顔にはやや決意めいたものが見えた。 「ゆ゛っ!まっ゛ででねっ!いま、だずける゛よ!!!」 飛んだ。下には鯉が暴れまわっているので、それが受け止める形になって水に落ちはしなかった。 そのまま噛み跡も痛々しい子ゆっくり霊夢を舌でうまく捕まえ、口のなかに保護すると、集まってくる鯉の上を上手く跳ねてこちらに近づいてくる。 なかなかの跳躍。これが経験を積んだ生き物の成せる業か。 「ほにぃいさんっ!はやふたふへへねっ!!ここはゆっぷりでひないよっ!」 ひとところにじっとしていないで、鯉の頭上をせわしなく飛び跳ねながら叫ぶ。 舌の上に置いている子を刺激しないためか舌足らずな喋り方になっている。 そのまなざしは熱く燃えているようだ。 なかなかやるじゃないか。ふふっ。 「お前、ゆっくりのくせに恰好良いぞ。やるなぁおかあさん」 「ひひからっ!ゆっふりひへはいへ、はふへへっ!!」 「あ~助けたいのはやまやまだけどちょっと急用が入ってね。お隣のおきぬちゃんが、妖怪枕返しに枕を返されたらしい。一大事なんだ。じゃ」 「ゆ゛っ!?」 言い残して走り去る。ざんざんざんとわずかに揺れる桟橋。 「まままっまっでぇえええええっ!!おいでがないでぇえぇぇぇっ!!はふへへ!はふへてほぅっ!!!てふだうっでいっだのにぃいいぃいっ」 絶望に染まる母ゆっくり霊夢の顔。 さらに襲い掛かる鯉。まるで獲物を返せと抗議しているようだ。いや、実際にそうだったに違いない。 「い゛い゛だい゛っ!ばめ゛べっ!!ぶぇっ!!」 衝撃でせっかくとりもどした子供を吐き出してしまう。 ぽちゃんと水音がするかしないかのうちにばしゃばしゃと祭りのような騒ぎになる。 やがてその小さな餌からもあぶれた鯉が大物のほうへ寄ってくる。 「ゆっ!やめてねっ!!こっちこっちこないでねぇっ!!やべぇっ!」 「だめだよっ!こっちはあぶないよっ!!そこでゆっくりしててね!いやだっていってるのに!」 「どおしてこっぢぐるのぉっほぉぉおおおぉぉんっっ!」 背後にそんな悲鳴を聞いた気がしたけど、歩みを止めることはしない。 あんなふうに餌をやってれば、そのうち龍になる鯉とか出てこないかなぁ。 終わり。 鯉の種類はwikiより。 なんとなく幻想郷には、人間の生活に根ざしている妖怪はいない感じがあります。 垢嘗めとか家鳴りとか。 著:Hey!胡乱
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[NORIKIYO] 冴えねぇモーニング どうせバスは来んだ予定通り そ、まずはコーヒー 出がけに一服、やべぇ遅刻 時間だ!もう行くi-podシャッフルで占う調子 つかの間首振って落とすローチ バスは行ってもさ歌詞書けりゃ良しuh? [KYN] あー煙草の煙と 色とりどりのランプ ループ トランス 朝一からキツい ノイズ走る 耳からレイプ 目血走ったジジイ ガチ切れてまーす パチ屋 ホール バイト代で今日を買う 座るコックピット みな玉に夢中 死んだ表情で人の ドル箱チェック あー ギリ正気保つために [DEFLO] No Reason 理由はいらない 4 Season Good ShitかかりゃSo High 正反対になったDay N Nite Just Music されど Blow Your Mind Time Is Money 変わらないルーティーン飽きもせずPla Back いわゆるJunkie SD JUNKSTA We Right Here溢れるIDEAをSPECIAL DELIVERY [WAX] 深い深海まで振動さす 暗い宇宙まで届くmu$ic 心踊りだす鼓動が 暴発bigbang 広がるでかい波動脳にbooooom もろにグッとくるmu$ic グルリ繰り返すloop 動き出す衝動に合わせてもう止まんない one two step [BRON-K] ソファーにずっしりクライニング 週末のフライヤーまるめるクラッチ ドロのプレス BIGBATT 放り込むグラインド リズラはマズいからヘンプの ペイパーでバーニン こんなリズムに乗って こんなリズムに乗ってれば もしか嵐を呼び金が無い?紙切れとペン一本で見れる夢 だからMUSIC MAKE MORE [OJIBAH] WHEEL また WHEEL YO でっかくまわすで 相場 分かるやろ そりゃ失礼やな お前の吸うスカンクより 高く飛ばす聞かせる たどり着けたら トラックディール まずはキャバや女が先やな 別な意味のラクブ させてやワヤ 理論を越えてFEEL ジップロックでビーツをバック now uplording.... [ISSO] 聞いてるやつに つまりはTO YOU、自身があるなら送れBrand New アイダボエスオー YKC 求める自信と求める信頼 みどりは吸わない 吸う中南海 けれど1年に数回だけhigh 地方、東京、神奈川、人と 繋がれる イノセントブックめくり [TKC] YESです NOは無く 止めどなく止めどなく鳴り続ける 黙ってたって増え続ける 駄目だと言ったって唄い続ける とどの詰まりピースを音が繋ぐ This is good sit!! cruising その場が和むならstop!murder!war! きっと音で平穏叶うからmusic make more [BRON-K] ソファーにずっしりクライニング 週末のフライヤーまるめるクラッチ ドロのプレス BIGBATT 放り込むグラインド リズラはマズいからヘンプの ペイパーでバーニン こんなリズムに乗って こんなリズムに乗ってれば もしか嵐を呼び金が無い?紙切れとペン一本で見れる夢 だからMUSIC MAKE MORE
https://w.atwiki.jp/takesi100/pages/317.html
あいあんうでわ아이언팔찌 あいあんれざーぐりーぶす아이언레더각반 あいあんれざーてぶくろ아이언언레더장갑 あいのはなたば사랑의꽃다발 あおごーぐる파랑고글 あかいそうしんぐ빨간노리개 あきびん비어있는병 あくあぐりーぶす아쿠아각반 あくあぐろーぶ아쿠아글러브 あくあれざーぐろーぶ아쿠아레더글러브 あしゅら아수라 あすかろん아스카론 あぞす어조스 あっくす엑스 あみ채집망 あるくあろんど알쿠아론드 あるんだいと아론다이트 あんくぼーんのあたま안크본드라곤의머리 あんくぼーんのろっこつ안크본의갈비뼈 あんこくのしやく암흑의시약 いあの이아의 いあのおんちょう이아의은총 いあのひかり이아의빛 いぶつゆびわ유물반지 いべんとくっきーみっくす이벤트쿠키믹스 いべんとちょこれーと이벤트초콜렛 いべんとらぶえっせんす이벤트러브에센스 うぇすたん웨스턴 うぉりあーうぉーかー워리어워커 うさぎかばん토끼가방 うさぎへあぴん토끼헤어핀 うっどはーぷ우드하프 うっどぼう우드보우 うみの바다의 うんちゃちゃ운챠챠 えいたんけん일단검 えくすきゅーと엑시큐터 えくせるでもんのうでわ엑셀데몬의팔찌 えどばるーん에드벌룬 えむぼ엠버 えめらるど에메랄드 えめらるどそーど에메랄드소드 えもーしょんたいきょくき이모션-태극기 えもーしょんはーと이모션-하트 えもーしょんはーとうぃんぐ이모션-하트윙 えもーしょんはれ이모션(맑음) えもーしょんもみじ이모션(단풍) えんぐごばでぃる앵거바딜 えんぴつ연필 おぴおんのつの오피온의뿔 おるろす올로스 おんちょう은총 かーす커스 がーでぃあんすたっふ가디언스태프 がーでぃあんばすたーどあっくす가디언바스타드액스 がーでぃあんろむふぁいあ가디언롬파이어 かーばんくるのしっぽ카벙클의꼬리 がいあでゅす가이아두스 がいこつたて해골방패 かうる셍즈 かえんの화염의 かご가호 かぜ풍 かぜの바람의 かたーる카타르 かみのけ써큐버스머리칼 からのまっちばこ빈성냥갑 かわうでわ가죽팔찌 かわかばん가죽가방 かわぐりーぶす가죽각반 かわてぶくろ가죽장갑 かわのたて가죽방패 きいろいくまのふうせん노란곰돌이룽선 きいろいそうしんぐ노란노리개 ぎしだんのたて기사단방패 きつねぼね여우뼈 きのこ수상한버섯 きのたて나무방패 きゃっとうーまんかめん캣우먼가변 きゅあ큐어 きゅーてぃーせーらーふく큐티세일러규복 きょくたんとう곡단도 ぎるどそーど길드소드 ぎるどろーぶ길드로브 きんうでわ금팔찌 ぎんうでわ은팔찌 きんぐりーぶす금각반 ぎんぐりーぶす은각반 きんてぶくろ금장갑 ぎんてぶくろ은장갑 きんのかけら금조각 ぎんのかけら은조각 きんのたて금제방패 ぎんのたて은제방패 くまにんぎょう곰인형 くまのぼうし곰돌이모자 くらうん크라운 くらうんかつら크라운가발 くらぬむ쿠라눔 ぐりーんえっくすとにっく그린엑스토닉 ぐりーんこんじょせいふく그린혼여자교복 ぐりーんとにっく그린토닉 ぐりーんはーどぐりーぶす그린하트각반 ぐりーんはいとにっく그린하이토닉 くりしゃおる크리샤오르 くりすますりーす크리스마스리스 ぐりむろっくくいーんほーる그림록퀸홀 くれありすと클레어리스트 ぐれいとへるふぇにっくすくろー그레이트헬피닉스크로어 くれいもあ크레이모어 ぐれーとそーど그레이트소드 くろしんじゅ흑진주 くろす꼬뜨 げいにんようめがね광대용안경 げつえいかん월영관 げつえいどうぎ월영도복 けっこんゆびわ결혼반지 けつたんけん혈단검 げつたんけん월단검 ごうかくいわい합격축하 こうたんけん광단검 ごーるでんぷれーとぐりーぶす골든플레이트각반 ごーるどくりすたる골드크리스탈 ごーるどねーる골드네일 ごーるどべりーはーぷ골드베리하프 ごーれむのいしかけら고렘의돌조각 こぞうどらきゅら꼬마드라큐라 こだいいぶつ고대유물 こだいのせきばん고대의흙판 ごむてぶくろ고무장갑 ころな코로나 こんぼう우든클럽 さーぺんとばるんすのあたま서펜트바룬스의머리 さいしゅうあみ채집망 さいしゅうつつ채집통 さいしゅうづつ채집통 さかなのうろこ물고기비늘 さきゅばすのかみのけ써큐버스머리칼 さふぁいあ사파이어 さめがわうでわ상어가죽팔찌 さんごいやりんぐ산호귀걸이 さんごぐりーぶす산호각반 さんごしょううでわ산호석팔찌 さんごせきいやりんぐ산호석귀걸이 しさいのろーぶ매직로브 しのまちりこーる죽음의마을리콜 しゃーくぶれーど샤크블레이드 じゃいあんとくらぶ자이언트클럽 じゃいあんとすとーんあっくす자이언트스톤엑스 じゃいあんとすとーんくらぶ자이언트스톤클럽 じゃいあんとすとーんはんまー자이언트스톤해머 しゃいん샤인 じゅえるりすと쥬얼리스트 じゅしょうしたきのこ수상한버섯 じゅのーあげんとりと쥬노아겐트리트 じゅむぐろーぶ쥼글러브 じゅんぎょくいやりんぐ순옥귀걸이 しょうえんべると승염벨트 しるばーねーる실버네일 しんげつとう신월도 じんげつとう인월도 しんじゅ진주 すおみ수오미 すけるとんよろい스켈톤갑옷 すざくのべると주작의벨트 すざくのゆびわ주작의반지 すてさいちょうせいかぷせる스텟재조정캡슐 すとーんあっくす스톤액스 すぱいくくらぶ스파이크클럽 せいなるぎんゆびわ성스러운은반지 せいめいのしやく생명의시약 せいめいのたま생명의구슬 せいらりんぐ세일라링 せいんとべーる세인트베일 せいんとほーる세인트홀 せいんとろーぶ세인트로브 せつたんけん설단검 せとあの세토아 せぴらりんぐ세피라링 ぜりーおぱーる젤리오팔 そうきんいやりんぐ쌍금귀걸이 そうぎんいやりんぐ쌍은귀걸이 そーらー솔라 ぞんびにく좀비살점 だーくくろー다크크로어 だーくでぃあな다크디아나 だーくべーる다크베일 だいちの대지의 たいまつ횃불 だいやもんど다이아몬드 たいりょくのぶるーせぴあゆびわ체력의블루세피아반지 たてがたのたこ방패연 だぶりる더브릴 ち토 ちうてんのうかめん치우천왕가면 ちぇーんむち체인 ちぇーんめいす체인메이스 ちゃむりるり챰릴리 ちゅうたんけん중단검 ちゅにっく튜닉 つーはんど투핸드 でぃあな디아나 でーもんのあごぼね데몬의턱뼈 ですないとのたて데스나이트의방패 てつのかけら쇠조각 てつのたて철방패 どううでわ동팔찌 どうぐりーぶす동각반 どうてぶくろ동장갑 どうのかけら구리조각 どうのたて구리방패 とえまのたて퇴마방패 とぱーずゆびわ토파즈반지 とまほーく토마호크 どらごんくろー드래곤크로어 どらごんのめ드라코의눈 とらんくす트렁크 とんふぁ돈파 ないとあっくす타고나이트액스 ないとむち타고나이트채찍 なまはんかな어설픈 にちよでさくろーず밤낮으로피는장미 にゅーとのした뉴트의혀 にゅーとのつの뉴트뿔 にょいじゅ여의주 にんしょうしょし인증서종이 ねびりすと네비리스트 ねれいすのちぉるし네레이스의촐씨 ばいたんけん매단검 はいぶれいじるあっくす하이브레이질액스 はいぶれいじるぐれいとばとるあっくす하이브레이질그레이트배틀엑스 はいぶれいじるばとるあっくす하이브레이질배틀엑스 はいぶれいじるばとるはんど하이브레이질배틀핸드 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ろすとでーもんのしっぽ러스터데몬의꼬리 新アイテムやアイテム名が間違っていた場合、コメント残して貰えれば直します -- dora (2007-05-12 12 00 26) 名前 コメント
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サプレスマジック(さぷれすまじっく) 概要 シンフォニアに登場したスキル。 「スペルチャージ」中は属性攻撃を受けても仰け反らなくなる効果を持つ。 登場作品 +目次 シンフォニア 関連リンク関連スキル ネタ 被リンクページ シンフォニア 複合EXスキル?の一種。スペルチャージ中は一部を除いた属性攻撃を受けても仰け反らなくなる。 ジーニアスがスペルチャージ+キープスペル+ウェルガードの組み合わせで修得できる。 効果 スペルチャージ中、一部を除いた属性攻撃を受けても仰け反らなくなる 修得者 ジーニアス:スペルチャージ+キープスペル+ウェルガード 備考 - ▲ 関連リンク 関連スキル ネタ 被リンクページ +被リンクページ スキル:複合EXスキル(TOS) ▲
https://w.atwiki.jp/final_destination/pages/43.html
マッキンレー高校の生徒。 ブロンドヘアの可愛らしい女性。 メジャーな音楽は嫌いらしい。 アシュリン・ハルペリンと仲良しセクシーコンビ。 日焼けの下着跡に興奮する彼氏持ち。 大きなおっぱいの持ち主。(シリコン疑惑有り) 爆乳で美乳。 死んだみんなの分も綺麗になろうとアシュリン・ハルペリンと共に日焼けサロンへ行く。 しかし、置いておいた飲み物に付着していた水滴をきっかけに連鎖が起こり、アシュリンと一緒に生きたままじっくり焼かれた。 ジェットコースターの席は、3両目前列(5列目)、アシュリン・ハルペリンの隣 本来なら、ジェイソン達の後に転落して死ぬはずだった
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らぶまじっくでぃすこ【登録タグ CD CDら Easy PopCD 全国配信】 前作 本作 次作 ハートフルシーケンス ラブマジックディスコ EasyPop VOCALOID Tracks2 Easy Pop 発売:2014年4月2日 価格:¥150 流通:配信 レーベル:KARENT ジャケットイラスト:kise CD紹介 EasyPop・BETTI氏の配信シングル。 雑誌「MIKU-Pack music artworks feat.初音ミク」06号付録CDにて先行収録された書き下ろし楽曲。 KARENTレーベルよりダウンロード販売が行われている。 曲目 ラブマジックディスコ (feat. 初音ミク) リンク 作者サイト KARENT:「ラブマジックディスコ」 コメント 名前 コメント
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雪は未だ積もり続けていた。 根雪となった夜半の雪は日の出を迎えても溶けることなく、平原の綿雪は厚さを増していくばかり。 いつもは平原で気ままに遊ぶゆっくりの姿も今はない。みんな、各々の巣穴に戻り、冬ごもりに入っていた。 ゆっくりといえども、冬支度は忘れない。 雪が積もれば草木は雪の下。葉を落とした樹木は節くれだつ枝を晒すばかり。虫も地中深く潜り、小動物はゆっくりと同じく冬ごもりで姿を消消す。そんな死の季節に得られる食料はほとんどなかった。 ゆっくりたちは初霜が降りる頃から、それぞれせっせと食料を貯蔵し、ふかふかの藁を集める。寒気と外敵を防ぐため、入り口を塞ぐ石やツタ、枯れ木などの資材の確保にも死にものぐるい。 とはいえ、ゆっくりの中には命がかかる場面でもゆっくりしてしまう個体が数多く見られ、冬を越せるゆっくりのほうが割合としては少数派といえよう。 その冬支度を怠ったゆっくりの運命は決まっていた。ほぼ、例外なく死ぬ。長い長い苦痛の果てに巣の中の土まで貪り食って、茶色い干涸らびた死体となるか、凍えて真っ白な氷雪の固まりとなり、意識を取り戻しては「ぐるじい、い゛だい゛、うごぎだいいいい」と泣きながら朽ちていくかのどちらかだ。 そして、ここにもまた、同じ運命をたどろうとしているゆっくりが一匹。 雪原を、蜂蜜色が駆け抜けていく。ヘアバンドが特徴のゆっくりアリスだった。 積み重なった雪をぎゅっぎゅっと鳴らして、沈み込まないよう高くはねながら走っている。 跳ね上がるたびに、ゆっくりアリスは叫んでいた。 「みんな、どこお? アリスを置いてかないでえええ!」 半泣きの悲鳴をあげながら、他のゆっくりを探し回っている。 ゆっくりアリスは、最近出会ったゆっくりまりさの一家と遊ぶことに夢中になっていた。冬ごもりの支度も、家族をつくることも忘れるほどに。用事があるからと、次第に疎遠になっていくまりさ一家の様子に気づかずに。 無論、なぜゆっくりまりさが忙しそうにしていたのか、アリスは知らない。ただ、疎外された思いが残っただけだった。 自らの巣穴でアリスは不貞腐れる。失礼しちゃう、もう誘われても次からは遊んであげないから……いや、次だけは特別に許してあげてもいいけどと、アリスがのそのそと巣穴から出てきたとき、白いものが空から降ってきた その冷たさ、綺麗さにアリスは感動して草原に飛び出していったが、その日から他のゆっくりの姿はほとんどみかけなくなり、今ではこの広い雪原に見えるゆっくりは、このゆっくりアリス一匹だけとなっていた。 純白の世界にたった一匹。深い孤独にさらされて、猛烈にゆっくりまりさ一家が恋しい。 環境の変化にも、当初は「とかい派のアリスから会いに行く必要なないもん」と、ゆっくり構えていられたアリス。だが、孤独なまま一週間過ぎればもう他愛がなかった。堪えきれず「まりさがアリスを探し回っているのが可哀想だから、アリスも探しにいってあげる」と外に飛び出したのが三日前。すでに雪が積もった平原から、仲間のゆっくりの姿は一匹残らず消えうせていた。 それから三日たった今、探し回るアリスは必死だった。冬の備えよりも、他のゆっくり恋しさにかられて、飢えた体で雪原をかけまわっている。 「かくれんぼ、あ゛り゛ずのまげでいいよおおお! 出てきていいからあああ」 アリスの悲痛な呼びかけだが、元よりそんな遊びをしていない上、他のゆっくりたちは出入り口を石や枯れ木で塞いだ巣穴の中。遠くで呼びかけるアリスの声など、聞こえるわけもなかった。 やがて、走ることと声を出すこと、さらに二日前からの空腹に疲れ果て、へたりこむゆっくりアリス。走り回っている間は感じなかった寒さがぶるぶるとアリスをふるわせせて、じんわりにじむ涙を容赦なく凍てつかせていく。 「仲良くしてあげてもいいのにいいい」 そんな呻きも、白い息とともに空にほどけた。 このまま雪原の端に沈み込み、最後を迎えるしか道が残されていないゆっくりアリス。 「ざむ゛い゛いいい、お゛な゛が、ずい゛だよおおおお! ざみ゛じい゛いいいいいよおお!」 自然の摂理は死を告げていたが、ただ一匹それを知らないアリス。 全身にまとわりつく雪氷を、絶叫と共にぶるぶると震えて叩き落とし、最後の力を振り絞ってなおも雪原へと踏み込んでいく。 が、そこには厚い新雪の吹きだまりだった。凍り付く固い根雪の上に乗っただけの新雪はやわらかく、ゆっくりの体重をも支えることはできない。 「ゆっ!?」 アリスが悲鳴を上げるなり、深く身の丈を超える雪の層に沈み込むアリスの体。息をつくまもなく、底の斜面の形にそってごろごろと転がり出す。 転がるたび、体に張り付いた雪が新たな雪を呼び、次第に体積の三倍を超える巨大に雪塊に。 「ゆぐぐぐぐう……」 顔のすべてが分厚い雪に覆われて、雪原を転がっていくアリスの悲鳴が途絶えた。 後はひたすらの坂の下へ。 「ゆーゆーゆー♪」 まりさ姉妹の歌声が巣穴に響く。 母まりさはその朗らかな歌声を聞きながら、末っ子の赤ちゃんまりさを寝かしつけている。 巣穴の入り口には石と枯れ木を敷き詰めて蓋をして、外気が吹き込むことも無い。母ゆっくり一匹と子ゆっくり三匹の、お互いの体温だけで十分暖がとれるゆっくりの住処。 「ゆー……」 母ゆっくりは、寝ぼけ眼の赤ちゃんまりさに微笑を向けてから、遊んでいるゆっくり姉妹に声をかける。 「ゆっくり一休みしてね!」 退屈で遊びたい盛りの子供たち。 でも、体力の温存も大切なことだと、母ゆっくりは子供たちにゆっくりなりの言葉で意思を伝える。 「うん、ゆっくりするよ!」 絡み合うように遊んでいた姉妹が離れて、眠りはじめた赤ちゃんゆっくりの隣へ。 その寝顔に、姉ゆっくりたちの目じりも下がる。 「ゆっくり~」 自分の体温で赤ちゃんゆっくりを暖めてあげて、そのままじっとしていた。 厳冬を迎えたゆっくりまりさ一家。だが、経験豊かな母ゆっくりに率いられて、冬の備えは万全だった。 奥には秋のうちに溜め込んだ食料がどっさりとうず高く詰まれている。十分の食料に、母ゆっくり思慮、そして聞き分けのいい子供たち。四匹での冬篭りに、今のところ不安はまるでなかった。 「家族だけで、ゆっくりできるね!」 「うん、家族だけだとゆっくりできるね!」 視線を交し合うゆっくり姉妹。 二匹が心に思い描くのは、蜂蜜色の髪にヘアバンドが特徴の一匹のゆっくり。冬篭りの前にゆっくり一家にまとわりついてきて辟易させてくれた、ゆっくりアリスだった。 ことあるごとに視界に入るところにいて、声をかけると「とかいのアリスが一緒にあそべるわけないでしょ」といなくなる。けど、すぐに戻ってくるのを奇異に感じて見つめていると「仕方ないわね、特別にきょうだけ遊んであげるから」と、無理やり家族の列に入ってくる。 アリスと一緒にいるより、自分たち姉妹や母まりさは、赤ちゃんとゆっくりしたい。それなのに、「そんなもの、どうでもいいでしょ」と、その周囲で飛び跳ねてはしゃぐので、アリスの望むまま外に連れだされるしかなかった。 そのアリスとのゆっくりも、決して楽しいものではなかった。仕方なく一緒に遊んでも、まったくゆっくりできない。異常にはしゃいではあちらこちらを走り回り、木にぶつかって蜂の巣を落としたり、転倒したと思ったら餡子の臭いを撒き散らして外敵を集めたりと、最後は半泣きで逃げ回ることになる。 冬篭りのいいところは嫌な相手と顔を合わせずにすむこと。 他の大切な友達と冬の間会えなくなるのは辛いけど、春になるまでは仕方の無いことだ。 早く春になって、ゆっくりれいむに会いたいな。姉ゆっくりは、アリスが来る前からよく遊んでいたゆっくり霊夢の、あのゆっくした双眸を思い描いて、ぽうと頬を赤く染める。お互い、冬支度を始めてあまり顔を合わせなくなったけど、雪が溶けたら存分に二匹でゆっくりと絡みあいたい。 そういえば、冬支度を始めてからも外をうろうろしていたアリス。あの調子で冬支度を終わらせていたのだろうか。 「アリスもゆっくりできればいいのにね!」 「ねー!」 仲良く、言葉を合わせてこぼれるように笑う二匹の姉妹。 母ゆっくりは苦笑気味に娘たちの様子を眺めていたが、その楽しげな様子にうふふふと笑いが口をつく。 「ゆふふー!」 起きてしまった赤ちゃんまりさもたどたどしい声で家族に合わせて、その可愛らしさが家族揃っての朗らかな笑いを誘った。 笑いの絶えない幸せな一家の姿が、そこにあった。 が、一家の団欒は突如として凄まじい振動に粉砕された。 岩が落ちてきたような轟音、そして地の底から響くような衝撃。 ゆっくり姉妹が飛び上がり、振動の凄まじさにごろごろと転がっていく。小さな体をびりびりと震わせる赤ちゃんに、母まりさはすぐさまぴったりを体を合わせていた。 「み、みんな、ゆっくりしてね!」 懸命の呼びかけも、部屋の奥でぶるぶると震える姉妹に届いたかどうか。 「びゃあああああああ!」 懐の赤ちゃんは恐怖に全身をわななかせ、泣き崩れていた。 先ほどのまでの団欒はもはやどこにもない。 「ちべたいよおおおおおお」 続く、赤子のその鳴き声で気づく。 母ゆっくりの頬に吹き付ける、刺すような凍えた空気を。 外へ通じる出入り口の封が、粉砕された。寒々とした空気が、母ゆっくりをぞくりと振るわせる。 一刻も早く、再び蓋をしなければ。このままでは二、三日後には自分たちは四つの氷雪の塊になるだろう。 「ゆっくり、大人しくまっててね!」 何で、こんなことになってしまったのか。 愕然とした頭を何とか奮い立たせて、その母性で寒風吹き込む入り口へと、バリケードの残骸を踏み越えてじりじり進む。 と、異変の答えは向こうからやってきた。 「ゆー……」 力ない声とともに、悶絶したゆっくりアリスが一匹、ころころと転がって巣穴に入ってくる。 姉妹が今、話題にしたばかりのゆっくりアリスだった。 雪だまの芯となって転げ落ち、衝撃をもろに受けて白目でそこにのびている。 そのアリスを見下ろすゆっくりまりさたちの視に浮かぶ困惑。 ひ弱なゆっくりが入り口を粉砕するのは不可能だ。だけど、近くにニンゲンや獣の姿はない。このはた迷惑な被害の元凶はゆっくりアリスなのだろうか。 「ゆ?」 赤ちゃんゆっくりが母ゆっくりと姉ゆっくりの間を抜けて顔を出す。 のびているアリスの顔の上によちよち登って、目の前の位置に。 「おねーさん、ゆっくりちていってね!」 その明るい呼びかけが、アリスのゆっくり本能を刺激した。 「ゆっ!」 途端に跳ね起きるアリス。 その体にのっていたゆっくり赤ちゃんには、突然の動きだった。 「ゆっくりー……っ!」 飛び起きたアリスの勢いのまま、赤ちゃんゆっくりは部屋の奥へ転がっていく。 「ゆっくりまってえ!」 慌てて追いかける母ゆっくりの姿だが、ゆっくり姉妹はそれを追うどころではなかった。 ゆっくりアリスがゆっくり姉妹を、潤んだ瞳で見つめている。 探し続けた友達と出会えた。その感激にはあはあと息も荒くなってきて、その様子にゆっくり姉妹は後姿を見せることができない。向き合ったまま様子を伺う。 が、とうとうゆっくりアリスは感極まった。 「ゆゆっ! アリスを助けてくれたんだね!」 すぐさま、手近な姉に飛び掛り、全身をべったりはりつかせるアリス。 のけぞる姉の上に、さらに乗りかかって身をこすらせる。 「うれじいよおおおほおおお! ハアハアハア……」 発情期でもないのに、身をくねらせはじめるゆっくりアリス。 「ゆっ、ゆっくりすぐ離れてええええ!」 姉の悲鳴。 感激の涙とよだれと謎の液で半身がよれよれになりつつある姉の泣き声に、怯えていた妹もつき動かされていた。 「ゆっくり離れてね!」 横からの体当たりに、姉の体を滑り落ちるアリス。 そのままごろんと転がって、一回転した後にまじまじと妹まりさを見つめた。 妹を助け起こす姉まりさは命をかけた一戦も覚悟して睨み返す。 だが、アリスはにっこりと微笑んでいた。 「妹まりさも、アリスと早く喜びあいたいのはわかるけど焦らないでね!」 「ゆっ!?」 「お姉さんまりさの次は、きちんと妹さんとも喜びあってあげるからね!」 予想外のアリスの説教に、まりさ姉妹の動揺は深い。 その認識が、ゆっくりまりさたちの見せ付けている敵意とはまるで別のことだけにあっけにとられていた。 ちがうよと口しようとした姉ゆっくりは、次のアリスの言葉で完全に固まる。 「それと、このおうちももう少しとかい的にしてね! とかい派のアリスがずっと暮らすんだから! 続けて口にした台詞も、ゆっくり一家の誰一人として望まないことだった。 なんていったの? 信じられない言葉を受けて、姉妹の視線が交錯する。 アリスと暮らす? この冬が終わるまで、ずっと? 「アリスはゆっくりしないで!」 姉ゆっくりが言葉の意味を飲み込んで、反射的に叫んでいた。 言外に嫌悪に満ちた焦燥。 「ここはまりさたちのおうちだよ、アリスは自分のおうちに戻ってね!」 妹も加勢するが、当のゆっくりアリスは怪訝そうな表情で見つめるだけ。 アリスが一緒に暮らしてあげるのが、嬉しくないのかなと小首を傾げる。 そうか、これがいわゆるツンデレというものなのねと、一人納得するアリス。本当は、私と会えて嬉しくて嬉しくてたまらないんだ。そう思えば、いきり立つこの姉妹の必死な照れ隠しが愛おしい。 「それより、アリスの部屋にゆっくり案内してね!」 「ゆっ、ゆーっ!!!」 にっこにこのアリスに、姉妹は驚愕に慄いて咄嗟の言葉も思い浮かばなかった。 「ゆっくりしないで、でていってよおおおお!」 ほとんど涙目で睨みつける姉妹。一方、よだれを一筋こぼしながら姉妹のツンデレぶりを堪能するゆっくりアリス。 平行線だった。 いや、もっとひどい何かだった。 「ゆっ、ゆーっ」 三匹の間に流れた緊張。その空気をなごませるかのように、ゆっくり赤ちゃんの声が聞こえてきた。 奥の方から母ゆっくりのほっとした表情がたゆんたゆんと近づいてくる。 その母ゆっくりが向かった先は、奇妙な闖入者ゆっくりアリス。 「ゆっくりしていってね!」 いつもの言葉で出方を伺うが、アリスの反応は母ゆっくりの予想を超えるものだった。 「うん、ここでゆっくりしてあげてもいいよ!」 そう宣言するなり、巣穴の奥へずんずんと進むアリス。 アリスの進む先には青草、芋、植物の根など、越冬の食料。 三日間の空腹が、アリスのよだれをだらしなく増幅させる。 だーっと、垂れ流すよだれの勢いは、巣穴に濁った水溜りをつくりだしそうなほど。 それでも、アリスは優雅にふふんと鼻を鳴らしてみせる。 「とかい育ちのアリスから見ると、いまいちのメニューね!」 言いながら、食料の山に頭からつっこむ。 そのまま、はぐはぐと口を動かすたびに吸い込まれていく食料。 それはゆっくり一家の冬を越すための命綱。それが今、少しずつ目の前で引きちぎられようとしている。 「ゆー!」 短い、殺気だった声とともに痛烈な衝撃。 アリスは後ろから突き飛ばされていた。 転がりながら見たのは、鬼気迫る母ゆっくりまりさの形相。 歯を食いしばり、ふうふううと威嚇している。 なんでそんな顔をしているのかわからないゆっくりアリスに、さらなる衝撃が待っていた。 「ゆっくりしね!」 瞬間、顔面に凄まじい圧力。 無様に転がるアリスの上へと、すかさずゆっくり姉妹が揃って飛び乗ってきたのだ。 「ゆっぶぶぶぶぶぶっ!」 その凄まじい二体分の圧力に、今食べたばかりの食料を吐き出すゆっくりアリス。 涙とよだれと胃液と鼻水。顔全体をテカテカに光らせたゆっくりアリスは困惑の叫びをあげる。 「どおじで、ぞんなごどずるのおおおおお! ありずが、どがい派だがらああああ!?」 ゆっくり一家はもうそんな勘違いに答えない。 もはや無言でゆっくりアリスに噛み付き、外へと運んでいくゆっくり母とゆっくり姉妹。 「ゆっきゅりでてけー」 異様な気配を感じて、赤ちゃんまりさも口車にのる。 「ど、どぼじでえええ、せっかくアリスが来であげだのにいいいいい! まずいご飯だって、たべであげだのにいいい!!!」 ゆっくり一家から受けた理不尽さに泣き叫ぶアリス。 もう、疲れてきたゆっくり一家は答えないまま家の外へ、力任せに放り捨てた。 雪の中に顔面から沈み込むアリス。その上にはしんしんと降り積もる湿った雪。 巣穴へもみぞれ雪とともに寒気が吹き込んで、先ほどの団欒の暖かさはもうどこにもない。アリスの残した傷跡の大きさを、改めて思い知るゆっくり姉妹だった。 ゆっくりするためにも、一刻も早く家の封を再びしなければとため息をつく母ゆっくり。 しかし、一度粉砕された資材は再び積み重ねたところで強度は期待できない。 脆弱な家の守りは、野犬の襲来などの事態に耐えられるだろうか。天気がよくなれば、川原から大きな石をもってきたいのだが、今日は相変わらずの大雪。わずかな晴れを待つしかなった。 とりあえず、応急処置をしようと母ゆっくりが呼びかけようとしたときだった。 雪原から猛烈な勢いでとんでくる蜂蜜色の影。 アリスだった。 「お願いじまずぅ! うちにいれてくだざいい!」 もう見栄も何もかも取っ払ったアリスの嘆願。 当然だろう。ここを放り出されれば、寒風吹き込む自分の巣で、たった一匹で飢えなが死を待つしかない。 この家族がまさにアリスにとってのボーダーライフ。 だが、当然ゆっくり一家の対応は決まっていた。 「アリスとはゆっくりできないよ!」 姉ゆっくりが身震いするように全身で拒絶すると、妹も冷たい目をアリスに向ける。唇がもごもご動いて「ゆっくりしね!」の単語をはき捨てていた。 大好きなゆっくりまりさの、まさかの拒絶。 ありえない相手の反応に、アリスの目が絶望でかすんだ。 「いやだあああ! 外だとゆっくりでぎないいい、死にだぐないいいいいい!!!」 そんなアリスを見捨てて、巣の奥へ引き返すゆっくり姉妹と、ゆっくり赤ちゃん。ただ、ゆっくり母だけがその場に残った。 静かに、悲嘆にくれ泣き喚くアリスを見下ろしていた。 やがて、アリスに諭すように優しい口調で語りかける。 「言うことを聞くなら、雪がやむまでなら入れてあげるよ!」 「ゆっ!?」 驚きの声が三つ重なった。 ゆっくり姉妹とゆっくりアリスの驚愕。だが、次の瞬間、ゆっくり姉妹の顔は真っ青に、ゆっくりアリスの顔は喜色にそれぞれ染まっていく。 「うん、ゆっくりしてあげるからね!」 飛び上がって、大喜びのゆっくりアリス。 そのまま、にこにこと家に張り込もうとするが、その道を身を寄せ合って、完璧に塞ぐものがいた。ゆっくりお母さんが、ぷうとその巨体を膨らませてアリスの進路に立ちふさがる。 「その代わり、アリスにはここをなおしもらうよ! でも、雪が止んだらすぐ出てってね!」 ゆっくりお母さんの言葉に、アリスを家に招く意味を悟るゆっくり姉妹。 食料は一人増えても余裕があるし、雪が止んだら出て行ってもらう。 日数にして数日間。 それでも不安と不快が残る姉妹だが、お母さんの考えに逆らうには、この姉妹はいい子すぎた。 姉妹はアリスが難癖をつけるのを期待する目でアリスを見つめている。不平不満を口にしたら、それを理由に二度と入って来られないようにしてやると。 しかし、プライドを投げ捨てつつあるゆっくりアリスは素直に頷く。 「うん、ゆっくりお母さんの言うことは何でも聞くよ!」 殊勝な返事で、天から降りた蜘蛛の糸を手繰り寄せていた。 うんしょ、うんしょ。 巣穴にゆっくりアリスの懸命なかけ声が響いていた。 アリスの綺麗な蜂蜜色の髪は土の色に汚れ、もちもちとした白い肌には小さな擦り傷がいたるところに走っている。唇の端には、あぶくが浮かび、従事する労働の困難さを無言のままに物語っていた。 その唇に枯れ枝をかみしめて、入り口までずりずりと引いていく。 全身を限界まで伸ばして、ようやくその枝を入り口の隙間にたてかけた。 続いて敷き詰めるための石を口に含んで運ぼうとするが、足下には散乱するバリケードの残骸。 「ゆぐっ!」 自分が雪玉となって粉砕したそれらに乗り上げ、ごろんと転がった。 反転した視界に転倒に気がつくも、すでに口に含んでいた小石がその表紙であたり一面に散らばった後だった。 せっかく、這いつくばって地面に舌を削られながら集めた石ころたち。 それを、再び地面を舐めるようにして集めなければならない。 だがアリスは痛みとみじめさに震えて動き出せなかった。誰か早くアリスを慰めてと、ひくひくと泣き伏す。 「アリスはゆっくりしないでね!」 だが、その上に被せられたのは、アリスの作業を見張っていた母ゆっくりの容赦ない催促。 母ゆっくりの向こうではゆっくり姉妹と赤ちゃんが、楽しそうにきゃきゃと遊んでいた。 アリスはその団欒の楽しげな風景が羨ましくて仕方がない。 「アリスもゆっぐりじたい! みんな、特別に手伝わぜであげてもいいよおお!」 呼びかけながら、自分に好意的だと未だ信じるゆっくり姉妹たちの元へと這っていくアリスは、母ゆっくりの体当たりで再び元の位置へと転がされる。 どうしようもない体格差と、秋頃までほほえみながら自分とゆっくり姉妹が戯れる様子を見守ってくれた母ゆっくりまりさの豹変。その衝撃に、アリスは泣きながら作業に戻った。 何度も往復し、土や石を積み上げていく。その間に食べたのは姉妹と赤ちゃんの食べ残しのみだった。 ようやく、土手程度には形が整ったとき、すでに周囲は夜の暗がりに包まれていた。 「今日はもうゆっくりしていいよ!」 疲れ果てたゆっくりアリスにかけられた母ゆっくりの言葉。 瞬間、アリスの顔は喜色にあふれた。 つらいことがあったけど、今からゆっくり姉妹とゆっくりぺっとりしていよう。 果たして、いかなる想像をしているのか、よだれをたらしながら団欒へ飛び込もうとするアリス。 だが、母ゆっくりの行動はアリスの予想外のものだった。 「ゆゆっ!?」 母ゆっくりに、ぐいぐいと押し込まれる体。 有無を言わせぬ圧力と疲れ切った体が抗することを許さない。そのまま、塞ぎきれていないバリケードの穴に押し込まれて、ぴたりとその穴におさまる。 外気に面したアリスの後頭部が極寒の夜気にさらされた。 「う、うじろがざむいいい!」 ぶるぶると震え出すアリス。代わりに、巣穴の中から底冷えのする空気の流れが消えていく。 寒がることもなくなって、うっとりとした赤ちゃん。ゆっくり姉妹は幸せそのものの表情で見つめていた。 「今日はずっとそこにいてね!」 母ゆっくりの言葉で、絶望色に染まるゆっくりアリスの顔。 「助けて! ゆっくりまりさのお母さんがひどいよ!」 奥の姉妹に呼びかけるが、振り向くゆっくりさえいなかった。 アリスを苛む後頭部に刺すような冷たさに、アリスの声は次第に小さくなっていった。 アリスが目覚めたのは、早朝だった。 もう、外気に触れる部分の感触がない。ただ、肌を通り越して体の内側に、幾重にも殴りつけられるような鈍い痛みが走るだけ。 この激痛に、夜中にどれほど起こされたことだろう。 今でも泣き喚きたい痛みが、じんじんと体中に響いている。 だが、舌の根までが凍えてその痛みを訴えることもできなかった。 ただ、ぼろぼろと涙をこぼしている。 と、そのゆがんだ視界の中で何かが動いていた。 目を凝らせば、姉ゆっくりが一匹、静かな足取りでこちらへ向かっている。 「……っ」 たすけて、ゆっくりさせてね。そう言いたいものの、凍えた舌がうまく動かなかった。 姉ゆっくりは感情を消した表情で、アリスの前に立つ。 アリスの鼻汁と涙でよれよれの顔を、じっと見つめていた。 「自分だけがゆっくりするとこうなるんだよ!」 「ゆ、ゆっくり……」 何とか唇が動くが、諭すような姉ゆっくりの言葉が痛くて、まともな言葉がでない。 一晩たって、いまさらながら昨日の舞い上がりっぷりを思い返すアリス。 冷静に考え直すと、昨日の自分は、とかい的ではなかったかもしれない。 アリス種は発情期でなければ、独り善がりながらも知能がそこそこある種である。もちろん、人と比べると鴉か猿といった程度の浅はかな知能だが。 しゅんとなるゆっくりアリスを前に、姉ゆっくりの表情がほんの少し和らぐ。 「今度から、あいてのことを考えてゆっくりしてね!」 「ごめ゛んな゛ざい゛い゛い゛い!」 かじかむ顎を何とか動かして、ゆっくりアリスは泣き崩れた。 今はこの姉ゆっくりに嫌われたくない一心で、心から反省したような表情を浮かべてみせるアリス。 すると、姉ゆっくりは神妙な表情のままアリスの頬をかむ。そのまま、ゆっくりと引っ張り出されていくアリスの体。。 固まった体が引っ張り込まれて、アリスは若干の痛みとともに暖かな室内に転がりこんだ。そのまま、半身を凍らせた体で自分の体が塞いでいた穴を見つめると、姉ゆっくりは小石や土塊でその穴に埋めていく。 「可哀想すぎるから、少しだけ手伝ってあげるね」 優しいその言葉に、ぶわっと涙がこみ上げるゆっくりアリス。 「ゆっ、ゆっくりいいいい!」 体よりも心が温かい。 感涙が流れるまま、姉を見つめているとさらに加わる影が三つ。 「寒いからゆっくり手伝うね!」 「ゆっきゅりまかせて!」 妹ゆっくりと赤ちゃんゆっくりが連れだって姉のそばへ。その口には各々、拾い集めた資材が咥えられていた。 感激で呆然とするアリスの凍り付いた体にじんじんと響く温もり。気がつけば、体を温めてくれていた大きな体。 見上げれば、母ゆっくりが昨日とはまるで違う慈母の顔でアリスを見下ろしている。 「周りをゆっくりさせてあげると、自分もゆっくりできるんだよ!」 言いながら、凍えた体を分厚い舌でぺろんと舐める。 そこが、ほんのりと心地よく温かった。心にも、どうしようもなく染み入る暖かさだった。 家族の温もりに、アリスの気取った心は完全に粉砕される。 「う゛ん。ごれ゛がら゛は、ぎぢんど、ゆっぐりずる!」 素直になれなかったアリスの心からの言葉。 ゆっくり一家の冬ごもりは、再びの平穏を取り戻したのだった。 ゆっくりいじめ系123 ゆっくりアリス愛の劇場-2?に続く
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※ゆっくりいじめSSですが虐待成分極薄です、描写がほぼ無い;; ゆっくりではなく人間がメインだったりします。それでもよろしければお読みください。 染物 数年前、ここ幻想郷にゆっくりなるしゃべる饅頭のようなものが現れた。 動物か植物か、あるいは生物かすら怪しいそんな奇妙な存在。 人間はそんな彼女達を最初は疑問に、あるいは恐怖に感じていたが今ではそんなこともなくなってしまった。 あるものは農業や日々の作業を手伝い、人間と友好的な関係を築いた。 あるものは人間の家や田畑を襲撃し、そのため人間に駆逐されるような敵対関係を築いた。 あるものは食料や労働力を目的とし捕獲され、一方的な搾取を行われる支配関係を築いた。 その形は様々であるがゆっくり達は人間社会に浸透してゆき、その結果人々の生活は概ね豊かになっていった。 これは、そんな彼らと正面から向き合うある真摯な1人の男の物語である・・・ 「実録、ゆっくりにみる! ~ある伝統工芸者の挑戦~」 第2回 染物職人 染物職人の朝は早い。 日の出よりも早く床を発ち、黎明の空気を体全体で浴びる男が一人。 彼は「尾二山 猛」(ひじやま たける)さん、62歳。 彼の職業は染物職人、様々な繊維や生地に色を吹き込むことを生業にしている。 「まずは朝の空気を吸う、これが基本やな。これでその日の温度や湿度なんかを感じるんよ。」 温度計や湿度計、そんなもんよりワシの方が正確だ。 尾二山さんはそう言うと、いたずら小僧のようにニヤリと笑った。 染物と言うのは様々な素材から色素を抽出し、それで布や糸を染める技法である。 方法は様々で、単純に色を移すだけのものから、着物に一枚の名画を描きあげるまで用途は広い。 あらゆる染料、染色法を組み合わせることにより様々な効果を生み出すのだ。 そしてこの尾二山さん、ゆっくりを原料に使うという変わり染めを行っているのだ。 「ゆっくり染めは『二の三』て言うてな、染料を取る『部位』と染色の『目的』が3つずつあるんよ。」 二の三、どうやらそれがゆっくり染めの基礎らしい。 「まずは部位の三な。1つめはゆっくりの飾り、2つめが髪、3つめが餡。ここでの餡てのは餡子だけでなく中身全般を指すからな。 ほんで次が目的の三。1つめは装飾、2つめが忌避、3つめが誘引だわな。主にこれらの組み合わせで作るんよ。 まぁ聞くより見たほうが解りよいだろ。ほな作るん見に行こか。」 私達は工房へと向かった。 「まず染色液から見よか。これはまずゆっくりから飾りと髪を取るんや。」 そこでは多種多様なゆっくり達が次々とハゲ饅頭にされていた。次々と生み出されるハゲ饅頭の恨み言でなんとも賑やかだ。 「こん時、ハゲ散らかしたゆっくりを種別ごとに分けんと解らなくなるから注意な。ほんで饅頭は使う直前まで生かしとく。 これはストレスを溜めたほうがええ色が出るからな。必要だったら痛めつけることもある。」 なるほど、同じ材料でも扱い次第で出来上がりが違ってくるらしい。そこを見極めるのも職人の技と言ったところか。 「ほないっちょこ作りましょか。今回は紫色の染料をつくろうか。まずぱちゅりーの髪を5、ゆゆこの髪を2いれるな。 次にゆかりんの帽子を3、そして最後にまりさの餡を1いれると。少し黒を入れることで全体が引き締まるんな。 まりさ種は腹黒いから深みのあるええ色が出るんよ。」(※単位は匹です) そして禿げたまりさをおもむろに掴むと、「今回は深みを出そうか」そういって両目を抉りはじめた。 「ゆっがあああぁぁぁぁぁぁぁああっぁぁぁぁあぁ!!!??」 一気に抉らずじっくりくり抜いていく、その間もまりさは声をあげ苦痛を訴えている。 「で、たっぷり時間をかけて絞っていくと。」 「おぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!!!!!」 目玉をくり抜き終えると、尾二山さんはまりさを揉みしごきはじめた。指先が食い込む度に空洞となった目から餡が飛び出す。 このようにほぐしながら取り出すのがコツなのだそうだ。その後まりさは30分ゆっくりし、ようやく死ぬことができた。 そしてそれらを煮込むこと十数分、釜の中には固形物は見えなくなっていた。 「元が饅頭やからね、溶けるのも早いんよ。で、これを濾して完成と。」 そうして出来上がった液体は赤黒く、まるで血の様な色をしていた。 あまりに想像していたものと掛離れていたことから呆気に取られていると 「まぁ見とれって・・・・・ほれ。」 尾二山さんが木綿切れをさっと通すと、それは透き通った美しい紫に染まっていた。 「染料は見た目が濃いになるからな、こうするとよう解るやろ。」 なるほど、実際に染めてみて初めてその美しさが見えてくるわけか。 そのように私たちが感心していると 「なぁ、ちっとこれの匂い嗅いでみ?」 そういって切れを渡してきた。どういうことかと嗅いでみると 「「!!!!!」」 「どや、なかなかええ香りするやろ。」 なんとも爽やかな紫蘇の香りが鼻腔をくすぐったのだ。よくよく嗅ぐとほんのりとした甘さも含まれており、それにより紫蘇本来の鋭さが より生かされていることがわかる。尾二山さん曰く、まりぱちぇはジャスティスなのだそうだ。それくらい相性がいいのだろう。 「見た目だけでなく匂いを楽しめるんも染物のおもしろいとこやな。普通の草木染でも香りは残るんやけど、ことゆっくり染めに関しては おもしろい香りが多い。匂い自身も長持ちするしな。これを利用してふらんやれみりゃを用いることによって、ゆっくりの嫌う匂いを作 り出し、無闇に寄せ付けんようにすることも出来るんや。これは畑を囲む縄や、玄関マットだっったか?何やあのハイカラなんに使うた りするこが多いな。」 なるほど、これが目的の1の装飾と2の忌避であるわけか。すると残す3つめは? 「ああ、それは匂いが移らんように別のとこでやってます。」 そういって私達は次の部屋へと案内された。 「ゆがああああああぁぁぁぁあ!!! ごべんなざいいいいいぃぃぃ!!!」 「もう揺るじでえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 「ひゃっはああぁぁぁぁぁ!! たまんねえええぇぇぇぇ!!! 毎日がお祭りじゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 そこには大量のゆっくりと数人の男がいた。 ゆっくり達は総じてボロボロで今にも力尽きんばかり、一方男達は文字通り有頂天、とろけんばかりのヘヴン状態である。 男達は肉体的、精神的にゆっくり達を己の手業や道具、あるいは暴言などあらゆる手練手管を用い虐め抜いていた。 「おー。皆ようやっとるのう。」 「「先生、おはようございます!!」」 尾二山さんを先生と呼ぶこの男達は一体? そう思いあぐねていると、ふと男の1人が語りはじめた。 「こんにちは、記者さんですね?私達はここで誘引用染料を仕込んでいます虐待お兄さんです。」 仕込み・・・?どうにもあの光景が染物へと繋がらない。そこで尾二山さんが口を開いた。 「今から誘引用の染物についての説明するんで、それ聞いてもらったらこの作業の意味がようわかると思います。 まず誘引やけど、これは虫なんかに見られるメスがオスを呼ぶためのホルモンやとか、あるいは光に集まる性質なんかが有名やね。 そんで、ゆっくりにおける最も強力な誘引作用を持つものは容姿の良い美ゆっくりでも、おいしい食べ物でもないんよ。 その正体ってのは死んだ仲間の飾りなんやね。それもうんと苦しんで死んだ、恨み辛みの詰まったものほど強力や。 そこで、ここでは虐待お兄さん達に極限までゆっくりを痛めつけてもろて、それから染料つくっとるんですよ。」 ここまで話してお兄さん 「私達は元々イタズラにゆっくりを虐待して回ってたんですが、ある時先生に出会いましてその才能を生かさないかと声をかけていただき ましてね。それまでは虐待と言うと世間の認識も厳しいことがありまして、まともに見られたことなんてなかったんですよ。ですが先生 は私達をそんなの一切ぬきに正面から見つめて評価してくださったんですよ。」 なるほど、そんな理由があるとは露知らず何という失礼をしてしまったのか。私達は自身の行いに恥ずかしくなり精一杯詫びた。 「いえいえ、無理もないことですから。私も今は仕込みの虐待しかできませんが、いつかは先生のように一人で作品を仕上げるまでになっ て、少しでも世間に我々虐待お兄さん達が理解されるようにがんばっていきますよ!!」 そういって笑うお兄さんの目は熱く輝いていた。私達は再度謝罪し、このことを記事で世の人々に伝えることを約束した。 「ほな纏まったところで実際に染めていきましょか。まず特製の釜を火にかけるんですが、この釜からもう違うんよ。」 そう言われて見た釜は先ほどの部屋のものとは全く違うものであった。 「ぅぅ・・・ぅぅ・・・」 何と釜の正体は特大サイズのゆっくりだったのだ! 「でかいゆっくりの中身を死なん程度に抜いて、外皮を特殊なこんにゃく液で固めたもんや。漆なんかも試してみたけど意外とこんにゃく が一番しっくり来てな。この釜を使うことで込められる怨嗟がより強力なもんになるんよな。そんでここにさっき用意しといたゆっくり 達を入れて、なかなか死なんように加熱していくと。で、流石にそのうち力尽きるんで全部がそうなったらここで初めて水いれるんやな 。後はこいつを濾して完成や。これで染めた布を球状のもんに着けとくだけでおもろいようにゆっくりが集まるんや。罠なんかを使うて 一網打尽にする時や、ドスサイズのを討伐する時に矢にくくって打ち込んで混乱させたり、主に討伐に用いられるな。死んだゆっくりの 飾りをそのまま使うてもこの効果はある、けどここまで凝縮したこれの威力は半端でない。染めた物の強度に依存するから手荒く扱う ても平気やし、雨なんかにも強いしな。」 そうしてしばらく、この部屋が隔離されているのは他の布に匂いが移らんためだ、卸先は主に加工場であるなどの講義が続いた。 そして夕刻 「これで今日の仕事は終いや、長いことおつかれさんな!」 笑いながら尾二山さんは労いの言葉をかけてくれた。 「染物ってのは不思議なもんでな、材料や方法もさることながら作り手が変わってもガラッとさまを変えてまう。 自慢やないけどな、ワシのつくる染物はワシにしか作れんのよ。もちろんさっきのお兄さん達も、あいつらだけの染物持っとる。 もっともワシのがまだまだ上やけどな。まぁそれはともかく、こんなワシの作るもんでも喜んでくれる人がおるわけよ。 その人達に応えるためにも、ワシはまだまだこの仕事を続けていくんよ。ゆっくりて言うおもろい素材も謎が多いしな。 つまり、何が言いたいかって言うと何か夢中になれるもんを見つけて欲しいんよ。もちろん染物で無くてもいい。 何かに夢中になれる、ひた向きになれるってのは幸せなことやからな。そんで、もし染物に興味がわいたなら内に来たらええ。 いつでも誰でも歓迎したるからな。それだけや、長々臭いこと言うてすまんのぉ。」 そう言葉を紡ぐ尾二山さん照れた様子ながらも、その瞳はどこまでも真っ直ぐであった。 最後に私達は握手を交わした。尾二山さんの手は燃えるように熱く、そして力強かった。 今日も一人、己とまっすぐに向き合う男が釜へと向かう。 自身の情熱のため、そしてそんな彼を慕うもの達のために尾二山さんは挑戦し続ける。 染物職人の朝は早い。 終われ 作者・ムクドリ( ゚д゚ )の人 今までに書いちゃったの ゆっくりディグダグ ゆっくりディグダグⅡ みかん キャベツ 和三盆 みかん修正版(温州蜜柑) 水虫 水虫(治療編) このSSに感想を付ける
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「に゙ゃあ゙!?」 畑の野菜を収穫に来ると俺の畑の野菜を齧っているゆっくりの姿を見つけた。 何時もと同じように後ろからゆっくり近づいて捕まえる。 何時もと違ったのはそれがゆっくりちぇんだったことだ。 「わるかったよー。おなかすいてたんだよー。」 ちぇんは所々傷だらけだ。 今年は豊作ではなかったし凶作でもなかったのだが、ゆっくりに取っては餌を集めることが厳しいらしい。 俺はガシガシと頭をかいて悩んだ。 「ごめんよー。もうしないよー。」 ちぇんは捕まれたままであったが逃げ出そうとはせず必死に謝っていた。 俺はちぇんを水遣りのために持ってきていた大き目の桶の中に放り込む。 「に゙ゃ!」 悲鳴が聞こえたが無視して桶の上に板を置いてちぇんを閉じ込めた。 ガタガタと桶が揺れる。 しかし、倒すほどではないようだった。 念のため板の上に重石を置き、俺は畑作業の続きを始めた。 作業が終わり、道具を片付けて家に帰る。 いまだ暴れるちぇんを閉じ込めた桶を除いた道具を手入れして物置に入れ、桶を縁側に運ぶ。 縁側に着くと桶を置き、台所から小麦粉を持ってくると、俺はゆっくりと桶に乗せた板を外した。 中ではちぇんが涙を浮かべて泣いていた。 「に゙ゃああああああ、ごわがっだよおおおおおおおお!」 泣き叫ぶちぇんをゆっくりと持ち上げ、傷ついている場所に小麦と水を混ぜたものを詰めていく。 最初は泣き叫んでいたちぇんも、傷が治っていくにつれだんだんと笑顔になっていた。 「わかるよー、いたくないよー!」 「おにいさんのおかげだねー!ありがとー!」 今までは傷によって動きを制限されていたのだろう。 俺の手の中でちぇんは元気よく暴れて、危うく落とすところだった。 なんとか傷に小麦粉を塗り終わった。 乾くまでちぇんを押さえつけていっしょにゆっくりとする。 ちぇんは嫌がるそぶりも見せず一緒にゆっくりしている。 傷を治した俺をいい人間だと勘違いしてるのだろう。 やがて、固まったのを確認した俺はちぇんをふたに使った板の上に乗せる。 「わかるよー、おもかったんだねー。」 ちぇんは勝手に動かされたことに文句も言わず、板の上で先ほどと同じようにゆっくりし始めた。 板の上ではちぇんに付いている二本のしっぽがゆらゆらと揺れていた。 俺はそのうちの一本をやさしくつかんだ。 「ゆゆっ、くすぐったいよー。」 尻尾を触られると痒くなるらしい。 しかし、ちぇんはどこか気持ちよさそうだ。 撫でるたびに震えている。 俺は一本の尻尾をゆっくりさすりながら、その先端に包丁を叩きつけた。 「にゃ?・・・いぢゃいいいいいいいい!」 ちぇんは最初何が起きたのか分からず、暫くしてから痛みが伝わったのか見たことないような表情で暴れ始めた。 俺はちぇんが逃げないように手で押さえつける。 そして、ちぇんの尻尾をどんどん輪切りにしていった。 「に゙ゃああああああああああああああ!」 「わがだないよおおおおおおおおおお!」 「やめでえええええええええ!」 尻尾を切るごとにちぇんはさまざまな悲鳴をあげる。 一本丸々と輪切りにした後は、残った一本を柱に釘で打ちつけてやった。 「ぎゃあああああああああああ!」 「わからなよー!はやくおろしてよおおおおおおおお!」 「い゙ぢゃい!じっぼがぢぎれぢゃうううううううう!」 一本の尻尾で全体重を抑えているので尻尾にあいた穴がだんだんと広がっていく。 「おにいさんたすけてほしいよ!このままじゃおちちゃうよ!」 「いだあああああちぎれるううううううう!」 「いし、そのいしをどけてえええええええええ!」 ちぇんは必死に俺に助けを求める。 石と連呼するのでちぇんの下を見ると、確かに尖った石が下にあった。 俺はちゃんとちぇんの下に石を移動させる。 上を見上げるとちぇんの顔が青くなっているのが分かった。 それから暫く待ってみたがなかなか落ちない。 「わがらないよおおおおおおおおお!」 「だれがだずげでほじいいよおおおおおおおおお!」 このままじゃ時間がもったいないな。 俺は手に持った包丁で尻尾を真ん中で切ってやった。 「にゃ?」 ちぇんは急に浮遊感を感じたのが不思議だったのだろう。 石がだんだんと近づいてくる。 「わかるよー。これはおちてるん・・・に゙ぎゃ!?」 ちぇんの下に移動させた石は俺の期待を超える働きをしてくれた。 尖った部分はちぇんの左目に食い込んでいる。 刺さったときに悲鳴を上げたちぇんも今はただびくびくと痙攣しているだけだ。 もしかして死んでしまったのだろうか。 中身でぐちょぐちょな体を持つ気にはならなかったので半分残った尻尾をつかんで持ち上げてみる。 ペシペシ。 「ゆぎゅ・・・わがら・・・ないよ・・・なにもみえないよ・・・」 「もうよるになっちゃったのかなー?」 ちぇんは強すぎる痛みによって混乱しているようだ。 顔を良く見ると中身によって残った右目も隠されているようだ。 俺は井戸から水を汲み、水の入った桶にちぇんを突っ込んだ。 「づべぢゃ!?」 突っ込んだときに暴れたので両手で押さえ込む。 暫くつけとくと動かなくなったので水から出してやった。 顔はきれいになったようだ。 これで目も見えるだろう。 「・・・」 どうやら気絶してしまったらしい。 このままでは死んでしまうので桶の水を勢いよくかける。 「ゆ゙・・・」 どうやら気がついたようだ。 ちぇんは水でぐちょぐちょだった。 俺はゆっくりを飼っている仲間の言っていたことを思い出す。 確か水でぬれたときは乾かさないとダメだったか・・・ 俺はちぇんの尻尾を持ち、勢いよく振り回した。 「めがまわるよおおおおおお!やめてほしいよおおおおおお!」 「ゆぐっ、ぎもぢわるいよおおおおお!わがらないよおおおおおお!」 ちぇんは何かを言っているようだが聞く耳をもたない。 ぐるぐるぐるぐると何回も回す。 まわす度に水しぶきが飛んでいき、やがて水しぶきが飛ばなくなった。 もう乾いたか。 俺はそれを確認すると森の前まで行き、ちぇんを森の中に投げ入れた。 これに懲りてもう俺の畑の野菜を取ることはないだろう。 家にもどろうと桶を手に取ろうとした時、地面に落ちた帽子と輪切りの尻尾に気がついた。 「わがらないよ・・・どうしでごうなっだんだろ・・・」 ちぇんは男に投げられた後、木に体ごとぶつかった。 ずるずると木を滑り落ちた後、そこから動く気にもならずゆっくりとしていた。 体はどこが無事なのか分からない。 目も片方が潰れてしまい、これから生きていくことを考えるとちぇんは不安でいっぱいになる。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 いきなりかけられた声にちぇんは本能で返事をする。 傷ついたちぇんに声をかけたゆっくりが茂みから現れる。 「ら、らんしゃま・・・」 「ちぇえええええええん!」 それは9本の尻尾が特徴のゆっくりらんだった。 ちぇんの悲鳴を聞きつけここまでやってきたのだろう。 ちぇんの顔に先ほどまでの不安はなくなり、自然と笑顔が現れる。 らんはちぇんの傷を見ようと急いで近づき、そして気づいた。 帽子がない。 らんは木で休むちぇんを木から離すように弾き飛ばした。 完全な不意打ちを食らったちぇんはかおをこすりながら地面をすべる。 「ら、らんしゃまどうして・・・」 「ぼうしがないよ!ちぇんのにせものだな!」 「わ、わからないよおおおおおおおお!」 ちぇんは傷ついた体を無理やり動かし逃げた。 それをゆっくりらんが追う。 その顔は怒りに満ちていた。 らんはちぇんをちぇんのまねした小汚いゆっくりと認識していた。 ちぇんは逃げた。 「わからないよー!わからないよー!」 「ちぇえええええええええん!」 帽子、帽子はどこだ。 ちぇんは残り少ない中身を総動員して思い出す。 そして、先ほどの虐待を思い出した。 「わかるよー!あそこでおとしたんだよー!」 ちぇんは投げられた場所に戻った。 きっとそこに帽子があるはず。 ちぇんの予想は正しかった。 縁側にいる男の足元、ちぇんは帽子を見つけた。 「よかったよー!ぼうしはぶじだよー!」 ちぇんはこれでらんさまも分かってくれると思うとどこからか力がわいてきた。 力を込めて帽子に向かって跳ねていく。 その帽子が真っ赤に燃えた。 「にゃ?」 ちぇんには最初何が起こったのかわからなかった。 男が細い棒を小さな箱に擦ると火が起きた。 その火が帽子に近づくと、帽子は真っ赤に燃え上がった。 いつの間にか帽子の上には網があり、ちぇんの尻尾だったものが載っていた。 「わ、わからない・・・よ・・・」 跳ねるのをやめたちぇんの上に影が差す。 ちぇんにはそれがゆっくりらんであることが分かった。 「らんしゃま・・・」 らんしゃまは重かった。 今まで書いた作品 ゆっくり水攻め ゆっくりの川流れ 天井のゆっくり ゆっくりまりさの水上生活 ゆっくり訓練 ぶるぶる とりもち 子ゆっくり きめぇまる ゆっくりがんばるよ さらちくび 冬のゆっくり 親れいむのがんばり 子れいむのがんばり しろくろ 黒歴史 まりさとぱちゅりーの子育て まりさとぱちゅりーのお引越し このSSに感想を付ける