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268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13 27 18.08 ID NWkhPaVOO なるたる 285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 13 43 00.81 ID OvnsEnhz0 268 成績優秀、容姿端麗、おまけに家が金持ちという、名前どおりすべてに満ち足りた少女・足美(たるみ) しかし、彼女は心の奥底にむなしさを抱えていた その鬱屈した心が、ある日虚無の世界の住人Null(ナル)を呼び出してしまう Nullはこの世界を虚無に帰そうとするが、足美はそれを止めようとする そのような日々が続くうち、いつしか二人は互いに惹かれあうようになり、足美の心も次第に満ち足りていく しかし、足美がむなしさを感じなくなるということは、Nullとの別れを意味していた… 340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14 18 40.69 ID gYVi7RRUO なるたる なるほどたるるーと君の略。基本的にたるるーとの続編 864 名前: 【大吉】 尾観鈴は俺の嫁[] 投稿日:2008/05/01(木) 09 46 24.09 ID 5CQIUOZr0 なるたる 小さな怪物「なるたる」が主人公やその友達とともに、能力バトルで殺しあう 残酷描写満載のハートフルボッコストーリー ほんと読んでないけどチラッと見たのとかから推測
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反転世界の運命恋歌Ⅲ で、ようやくあたしと古泉一樹のデートの話になる訳だけど、まあ別段、大したことはやっていない。 おっと、ここで言う『大したことはやっていない』と言う意味は、男女が遊びに行く昼間の健全なデートとしては当たり前で当たり障りのないことしかやっていないという意味だぞ。 だからと言って楽しくなかったかと言えば、むろん、そんな訳がなくて思いっきり楽しんでた。 スタートは小物雑貨屋のウィンドウショッピングから始まって、あたしの「ふわぁ」という感嘆に、隣で微笑ましいものを見て一緒にその感情を共有したいと主張している彼の笑顔は素敵だったし、「どれもいいですね」と同意されたときは、そこはかとなく嬉しい気持ちで沸き返っていた。 それから少し喉が渇いたんで二人で喫茶店入って―― ふっふっふっふっふ。 なんとなくこっちに主導権があったのと、こっちの世界の住人じゃないあたしだから大胆になってたのかな? わざとラブラブドリンク頼んだり、パフェを古泉くんに「はい、あ~ん♡」なんてのもやったりもした。困っているような、でも明らかにその困惑は羞恥から来ている照れだけだったってことが表情から読み取れたんで、でも、恥ずかしながらだけど、こっちに合わせてくれたし、彼もまんざらじゃないってことが分かったから余計、面白かった。。 料金? うん、本音を言えば、割り勘で構わなかったんだけど、彼が頑なに「僕が奢ります」と主張してきたんでそれにあやかったわ。 元々、財布を持ってこっちの世界に来たわけじゃないしね…… その後、電車で一時間ほどの小さな湖に来た。二つの湖を八の字に周回する散策にはもってこいのピクニックコース。 んー。この場所は知らないなぁ。こっちの世界の『あたし』たちはここに来たことあるみたいだけど。 聞けば、去年の文化祭の後、涼宮ハルヒが映画撮影の慰労として案内してくれた場所だそうだ。 映画撮影? あたしたちはやらなかったわよ。平行世界だけど、詳細にすると違うことがいくつかあるってことね。 うん。でも、ここはなかなか素敵な場所。景色もいいし空気も美味しいし。団体だろうとカップルだろうと家族連れだろうとどんな組み合わせでものんびり過ごすには適していそう。 んで、ここではボートも借りれるんだ。 「いいところね」 湖を優雅にボートで滑りながら、あたしは古泉くんに話しかけていた。水面をなでる風と時折ボートのヘリで飛んでくる、太陽光で照り返されてはじかれる水しぶきがなんとも清涼感を醸し出してくれる。 もちろん、漕いでいるのは古泉くんだけど。 「ええ。ですから、あなたを招待したのですよ。僕も一度、ここに誰か異性の方と来たいと思っていたものですから」 「へぇ。それにあたしを選んでくれたんだ。嬉しいこと言ってくれるわね。でもいいの?」 「何がです? 不思議探索をサボっていることに関して、でしょうか?」 「よく言うわ。古泉くん、あたし言ったわよね? 午後からのこの組み合わせは涼宮ハルヒが望んだものだって。あたしと古泉くんをデートさせるものだって」 「分かってますよ。この場所に異性として最初に招待したのが異世界人であるあなたでいいのかどうかってことですよね」 「そういうこと」 「もちろん『いい』に決まってますよ。涼宮さんは昨日、僕に『男』として興味はない、と、はっきり仰いましたし、朝比奈さんや長門さんも然りです。僕もあの御三方に対しては異性としての感情を抱いておりません。ですが僕も皆さん同様、彼に惹かれている一人でもございますから、彼の異世界同位体であり、しかも異性であるあなたですから僕は心の底から、あなたとこの場にいることに幸福を感じています」 「ふうん。随分、達観してるわね。それとありがと」 そう言ってくれると、あたしもあなたに誘ってもらえて、めちゃめちゃ光栄よ、というセリフは心の中だけで呟いておく。 「謝辞を頂き、恐縮です。それと達観についてですが、確かに彼女たちに仲間意識は持っていますけれども、どうしても『役目』ってやつが大きいブレーキになってしまっているのです。特に涼宮さんに関して言えば、『分かってしまう』から逆に彼との仲を応援したいとしか思っていません。僕は何のしがらみもない『友人』に憧れていまして、それが彼なら最高ですね。一日も早くそういう日が来てほしいと思っています」 ……向こうの古泉と同じこと言ってんなぁ。てことは、あいつの「あなたといつか本当の友達になって今日の日を笑いながら語り合える日が来るといいですね」というのは本音ってことか…… 「どうされました?」 「あ、ううん。何でもない。こっちの話よ」 「そうですか」 にっこり微笑む彼。詮索してこないってことは、今、私が思ったことが向こうの世界のことだと分かってるってことね。ホント、心遣いが行き届いている人だわ。というか、ハルヒコもちょっとは見習え。 閑話休題。 と言っても、別に二人して黙りこくって気まずいなんてことは全然なくって、むしろ、この静かな雰囲気を二人で堪能している安らかな沈黙と言うことは、あたしと、たぶん、古泉くんも共有した感情なんじゃないかと思う。 なんせ、古泉くん、オールをこぐのをやめて、しばらくは風の流れにボートの身を任せているんだから。 でも、古泉くんはあたしの正面、ボートに乗った最初の位置から一ミリメートルたりともあたしに近づこうとしない。もちろん、あたしが嫌、とかいう理由じゃないことは見た目ですぐ分かるわよ。 だって、なんとなく行動しようかしよまいか、少し躊躇っている気持ちが、彼の笑顔から読み取れるから。 さて、どうしようか? こっちから誘ってみる? やっぱやめとこ。なんとなくだけど、あたしも古泉くんもこの静けさに身を浸したい気持ちは共有しているんだから、この雰囲気を壊したくないわ。 って、ん? もう一度、古泉くんから視線をゆったりと風景に這わせたとき、視界の隅に映った、とある存在にあたしは気がついた。 「古泉くん」 「どうされました?」 「この態勢のまま、眼球だけで、あたしの言う方向に視線を移してくんない?」 「え? どういう意味でしょうか?」 珍しく、ちょっとおたついた様子だけど、てことは気づいてないの? 「いえその……」 まあいいわ。とにかく、そのまま、角度を左九十度に眼球をずらして。 「こうですか……って、あれは――」 「そういうことよ。どうやら、尾行られてたみたい。二人ともあれで変装のつもりなのかな? とりあえず気づかない振りをしてましょ」 「了解しました。それにしても彼女も人が悪い。なるほど、もう一人いないのは、普段の彼女のことを鑑みますと気づかれる可能性があるってことですか。おそらく桟橋で待っているのでしょう」 「でしょうね。それと、あの子もこういうシチュエーションに興味ある年頃なんじゃない? そんな相談事を午前中に受けてたし」 「そうでした。で、どうします?」 「とりあえず、そ知らぬ振りして時間が来たら戻る。んで、あの子達より先に桟橋近くに置いてきたと思うもう一人をこっちが先に捕まえる。期待しているわよ。古泉くん」 「お任せください」 あたしのどこか探りを入れているような笑顔の提案に、満足そうに、しかしちょっと悪乗り風に首肯する古泉くん。 再び、しばしの間、静けさに身を委ねていたあたしたちは、何食わぬ雰囲気を作り出して桟橋へと戻ることにした。 おそらくだけど。 たぶん、向こうから見ていたもう一人はあたしたちの会話は聞こえていたはず。でも問題ない。古泉くんは気づいていないけど、彼女はあたしの企みに気づいたはず。 だから彼女は決して他言しない自信があるし、それでいい。 結果だけを言えば、ずばり当たっていたし、とっ捕まえるのも簡単だった。 んまあ、捕まえたのはあたしじゃないけどね。 「あー! 見つかっちゃったの!? みくるちゃん!」 で、戻ってきたなりの涼宮ハルヒの第一声がこれだったりする。自分からばらしてちゃ変装の意味ないじゃん。まあ、変装というほどのものでもなかったけど。 確かに着ている服は午前のときとは違っているし、涼宮ハルヒはウィッグを付けてツインテールにしているのにリボンつきカチューシャを付けたままもさることながら、その圧倒的存在感が全部を台無しにしている。長門もウィッグを着けて、あたしと同じポニーテールにしてるんだけど、やっぱり無機質で無表情なところが全然変わってないし、全然知らない人ならともかく、知人には絶対にバレバレの変装でしかないんだから何の意味もない。こんな長門を別の誰かと間違えるとしたら、とある港の倉庫街に住んでいる、凄腕のルンペン探偵くらいじゃないかな? 半月ジト目で涼宮ハルヒを見つめるあたしの後ろには朝比奈みくるさんが居て、古泉くんは彼女の背後に佇んでいる。あたしが一番前に居るんで二人の表情を窺い知ることはできないんだけど、なんとなく、朝比奈さんはいたずらが見つかった子供の如く、ばつが悪そうにぎゅっと目を瞑って俯き、古泉くんは満面のニコニコ笑顔を浮かべているのではなかろうか。 「あのさ、第一声が違うんじゃない?」 もちろん、あたしはツッコミを入れた。 「え?」 「だから、まずは尾行していたことを謝罪したらどう? せっかく、古泉くんといい雰囲気だったのに邪魔されたあたしの気持ちをおもんばかってほしいんだけど」 「あ。」 「『あ。』じゃないから」 「あははははははははは。ごめ~ん。あんたと一緒に居る古泉くんが普段の古泉くんと全然違ってたんで、面白そうなんて考えたら居ても立っても居られなくなっちゃったのよ」 「涼宮さん……」 気まずくて渇いた笑いを上げながら後ろ頭を掻く涼宮ハルヒに、おそらくは苦笑を浮かべている古泉くん。 「あら? 今、古泉くん、笑ってなかったわね。珍しい~~~」 え? そうなの? 思わず、あたしは振り返る。 確かに、今、古泉くんは、一瞬、どこか涼宮ハルヒを睨んでいるようではあった。ただ涼宮ハルヒに言われて即座に笑顔は取り戻したみたいだったけど。でも思いっきりぎこちないようにしか見えないわよ。 ふうん。古泉くん、そういうことなんだ。これなら問題なく実行できそうね。 「古泉くん、怒ってるみたいよ。でもまあ、あたしたちも不思議探索をサボってたようなもんだし、お相子か」 「分かってるじゃない!」 涼宮ハルヒが最高の笑顔で、あたしたちを指差している。というか、彼女もあたしが何をしようとしているのかを理解しているみたい。以心伝心ってやつかな? 今日初めて会ったはずなのに、お互いがお互いの思惑に気づくなんて凄いことだわ。 「んじゃ、詫びってやつを入れてもらって後は尾行しないって約束してもらえるかしら?」 「詫び? 不思議探索をサボってた罰ゲームの間違いじゃないの?」 白々しい。ああ白々しい。ひょっとして、あたしと涼宮ハルヒって似てるのかな。 だって、古泉くんからはあたしの表情が見えないもんね。涼宮ハルヒの表情はいつもどおりだと思う勝気満面の笑顔でしかないし。 「罰ゲーム、ねぇ。まあ、いいけど。で、何をすればいいの?」 わざと促してやる。もちろん、あたしの表情には涼宮ハルヒと同じで、どこか悪巧み全開の笑顔が浮かんでいることは自覚しているわ。古泉くんには分からないだろうけど。 「ふふふ。これよ!」 高らかに叫んだ涼宮ハルヒが得意げに取り出して、天に突き上げるように掲げたのはデジカメだった。 うん。本当にお互いの思惑は一致していたわね。 「なるほど。つまり、あたしと古泉くんの仲睦まじい姿をフィルムに収めたいってわけね」 「え゛?」 悟りを開いた僧正のような静かな笑みを湛えつつ答えるあたしに、さすがにこれは想像の範疇になかったのか、思いっきり戸惑う声を漏らした古泉くん。 あたしからは見えないけど、もちろん、涼宮ハルヒは古泉くんの表情が見えている。 まさか、彼もあたしと涼宮ハルヒが何の打ち合わせもなく結託していたなんて思わなかったのだろう。というか、思うはずがない。 涼宮ハルヒのいたずらっぽい笑みが濃くなった。 あ、これは古泉くんの表情を見てみても面白かったかもしんない。 「ふっふうん。この子と一緒だとホント普段の古泉くんと全然違うわね! 感情表現が豊か過ぎるわよ! 古泉くん自身が昨日言ったとおりで、キョンが女の子になったら口説くってのは本当だったなんて面白すぎるわ!」 「そ、それは……!」 昨日、ねえ……あっちの古泉も似たようなこといってたけど、性別が違うとは言え、さすがは同一人物。思考がまったく一緒だし。 ま、これだけのイケメンにそんな風に想われるってのも女冥利に尽きるわ。 「でもちょっと待って涼宮さん。あんた、そのデジカメ持ってるってことは、ずっと尾行していたはずだからいろいろ収めてきたんじゃない? まだ必要?」 あたしが言ったのはラブラブドリンクとかパフェとか、それと四六時中、ずっと手を繋いでいたこととかだ。それらを収めているならこれ以上の写真は要らないはず。 「当然でしょ! だって、あのときはカメラ持ってなかったんだから!」 何が当然なのやら…… 「気づいてなかった? あんたたち、あたしが行きなさいって言った方向と逆に行っちゃってたのよ。大雑把に言って左折か右折を三回繰り返したんじゃない?」 そうなんだ。ううん……言われてみればそんな気も……結局、公園の散策から街中に出かける算段しちゃったもんなぁ。 「最初は放っぽとこって思ってたんだけど、偶然、あんたたちを街中で見かけちゃったときに手繋いでたし、仲良く喫茶店に入っていったら、面白いことやってるじゃない。ここで初めてカメラを持っていないことを悔やんで、みくるちゃんに取りに行ってもらってたのよ。だから、あなたたちの仲睦まじい姿はまだ撮ってないの」 「さっきのボートは?」 「もちろん収めたわ! でも、あたしたちが望む二人じゃなかった!」 そりゃまあ、静かに二人で向かい合ってただけだもんね。喫茶店や街中の出来事を思えば物足りないのは仕方ないか。実のところ、古泉くんの表情は面白かったんだけど、さすがに、そこまでは撮れっこないだろうし。 「分かった。これ以上、尾行しないって約束してくれるなら、どんな構図でも受けるわよ。あ、キスとセクハラ以上は無し」 「キョ、キョン子さん!?」 キョどった古泉くんの声が聞こえてきたけど気にしない。 って、涼宮ハルヒの奴、今、舌打ちしなかった!? ……危なかった……先に釘を刺しておいて良かった。本当に良かった。こいつがハルヒコと同じ性格ならそういうことを平然とやりそうな気がしたもんな…… 「そうね! じゃあ、そこの湖を背景に寄り添って! 古泉くんはキョン子の肩に手を置いて!」 うわ。今、あたしがあんたの行動に気づいたことを知っているはずなのに、おくびにも出さなかったわね。涼宮ハルヒも都合が悪いことは聞こえないようになってるみたい。とは言え、掛け合いしてるとまた話が進まなくなるし。 「はいはい」 ため息交じりに返事して、あたしの二人後ろに居た古泉くんの手を掴んで引っ張って涼宮ハルヒへと歩みを進める。 「あ、あの……?」 「別にいいじゃない。たかだか寄り添って写真撮るくらい。ボートまでのことを思えば大した話じゃないわよ」 「それは……そうですけど……」 こういうときは女性のほうが強い、というのを実感します…… なんて苦笑の独り言が聞こえてきたけど、聞こえなかった振りをしておきましょう。 「で、これでいいの?」 「うん! ばっちり!」 カメラを構えた涼宮ハルヒの高らかな声が聞こえてきて、あたしは古泉くんの左腕に支えてもらっている感じで頭を古泉くんの肩にかけている。 うむ。我ながらだいったぁ~~~ん♡ 異世界に居る高揚感がそうさせるのかな? 普段居る世界でこんなことしようものなら顔が真っ赤になりそうだもん。 「えっと……くっつき過ぎでは……?」 「ん? 嫌なの?」 「べ、別にそういうわけでは……」 「ならいいじゃない」 あのさ、古泉くん。今の発言って心とは裏腹ってのが分かってしまうのよ。いい加減、覚悟を決めたら? という言葉は心の中だけで呟いて、 「ほら! 古泉くんも笑顔笑顔! さっきまで見せてたいつもと全然違う素直な笑顔を見せなさい!」 うん。やっぱ涼宮ハルヒにも分かっているみたい。 んで、シャッターを切る指が動くか動かないか寸前、 って、逃げようとすんな! 古泉くんの体重が右に流れるのを感じ取って、即座に、あたしは彼の左腕に右腕を絡め、力を込めて引き寄せた。 「ハルヒ、今!」 「ええ!」 あたしと涼宮ハルヒは最高潮という弾けるような笑顔で、今日一番のベストショットのタイミングを理解した。 そして、あたしはこのとき、初めて涼宮ハルヒのことを、でも、とっても自然に下の名前で呼びかけていた。 反転世界の運命恋歌Ⅳ
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期間限定のバロンの必殺技。 体内のウィルスを火力とし、砲台と化した口から高火力超質量の蒸気砲を放つ。 発射の際には爆発音、さらに異常なる廃熱量のため辺り一面に毒霧が舞う。 その威力は仏敵を一瞬で滅ぼしてしまうほど。 訳:マスクが鼻水やらよだれやらで壊滅的な状態になり、使用不能になるほど。
https://w.atwiki.jp/lord_of_vermilion/pages/2830.html
C オリオン 最終更新日時 2019年03月26日 (火) 07時21分17秒 基本情報 名前 オリオン 種族 海種 ジョブ マジシャン 召喚コスト 70 セフィラ なし タイプ オリンポス HP 600 ATK 100 DEF 90 PSY 60 武装 可 血晶武装 可 アーツ 無 CV 喜山 茂雄 対象称号 蒼き超文明の遺産アトランティオイの物語にまつわる使い魔を使って50回勝利する。 アビリティ 状態 ボーナス アビリティ 召喚 なし なし 武装 なし なし 血晶武装 なし バトルアップW コマンドがバトルのとき、攻撃力と防御力があがる パラメーター 状態 HP ATK DEF PSY 備考 召喚 600 100 90 60 武装 650 140 130 80 血晶武装 700 170 160 110 250 240 110 コマンドがバトルのとき 修正情報 +修正履歴 修正履歴 ▲Ver4.203(2018.10.02)にて、上方修正 バトルアップW 防御力:+60→+80 ▲Ver4.103(2018.03.29)にて、上方修正 バトルアップW 攻撃力 +60→+80 ▲Ver4.011(2017.09.21)にて、上方修正 バトルアップW 攻撃力/防御力:+50/+50→ +60/+60 DATA・フレーバーテキスト +Ver4.0/EVR Ver4.0/EVR Ver4.0 No 海種:030/030EV 全長 3.2[meter] 重量 2.2[t] 元恋人 アルテミス 死因 アルテミスの矢 嫌い 蠍とアポロン 心 意外と繊細 イラストレーター 一徳 フレーバーテキスト(通常カード裏面) 狩り尽くそう 波を裂き 海を割り 永久に走ろう! フレーバーテキスト(EVRカード裏面) ――だのに 何故オレは『マジシャン』なのだああ!! フレーバーテキスト(LoV4.net) フフ……フハハハハハッ! 『遺産』の力、やはり素晴らしい!「如何かな? “調整後”の様子は」ああ、まったくもって問題ない! 見ろ! オレが軽く腕を振るっただけで、この有様だ! 波は裂け、海は断ち割れ、地平まで見通せんばかりではないか! まさに無敵の体よ!「フォッフォ、それは重畳」ああ、身寄りの無いオレを拾い育ててくれた上に、何の功も上げず死したオレを蘇らせ、ここまでの力と体を与えて下さるとは……母上の海の如く深き恩情、このオリオン、一生をかけてお返しすることを誓おう! 今ならば相手が誰であろうと負ける気がせん! なまいきな天の神々であろうと、母上に抗するならば一撃で頭を垂れさせてくれるわ!「ほうほう、それは頼もしいの。では、この鉄砲などはどうかな?」利かんな! そんなものはこうだ!――ボキンッ!!「なるほど。ではこの大砲では如何か?」利くわけあるまい!! こうだ!――ガコォォォン!!「なるほどなるほど。では趣向を変えて、この神々の鍛えたオリハルコン製の武器などは……?」片腹いたしよ!! ちょちょい!!――バッキーーーン!!「フォフォ~、これは素直に頼もしい。まぁこのワシ自ら施術したんじゃ。適当にやってもこのくらいは当り前よな。まさに矢でも鉄砲でも持って来いじゃて。ポセイドン殿もさぞお喜びに――」矢はいかん。「はい?」矢は駄目だ。痛いからな。刺さると死ぬし。「鉄砲は……?」まったく利かんな!「なら矢ぐらい……」駄目に決まっておろう!「なんで――あ……確かお前さまの死因は、女神アルテミスに……」アルテミス!? ア、アア、アルテミスぅぅ!!?? ……なんだその不吉な名は……う……頭が、記憶が……ひいい!貴様こそ何をしているのだ!! 早く身体を低くして、頭を守らんか!! 姿が見えずとも、いつどこから“矢”が飛んでくるとも限らん! 脳天が惜しくば貴様も常にこうして尻を突き上げ頭を下げてだな――ぎゃあああああ!!! さ、蠍!! 蠍がオレの目の前に!! 死ぬ!! 殺される!! ……って、よう見たらこれはオレの尻尾か――ふぅ……で、オレの無敵実験はもうおしまいか?」「そうじゃな…………あっれぇ? なんで――フォ? なんと、こんなところに記憶除去装置のネジが……。あー、皆のもの、ポセイドン殿にお伝えしてくれ。多少の不具合はあるものの、だいたい無敵に仕上がったとな――あと、ちと長めの休暇をだな……」~『ノーチラス・ラボの研究記録』より~ +Ver4.1 Ver4.1 Ver4.1 No 海種:1-019 全長 3.2[meter] 重量 2.2[t] 肉体 無敵 性格 無敵的 敬愛 ポセイドン 天敵 自身の尻尾 イラストレーター バシウス フレーバーテキスト(カード裏面) 『遺産』はオレに新たな力と命をくれた フレーバーテキスト(LoV4.net) フフ……フハハハハハッ! 『遺産』の力、やはり素晴らしい!この脚力、どれほど激しい海流もものともせぬ! この腕力、岩礁も海底火山も砂粒と変えてくれよう!さぁさぁ、どうした雑兵どもよ! 怖れをなしてかかってこれぬのかぁ?――で、こいつらは一体何者なのだ、機械人魚よ。何故オレはこの得体の知れぬ軍勢に囲まれている。「オリオン君、僕のことはトリトンという名で呼んでくれと前にも言ったと思うがね? 君だって機械人馬じゃないか。説明か……私が彼らに囲まれていてまさに絶対絶命のピンチ、といったところに、君が藪から棒に突っ込んできた――としか言いようがないね。覚えていないのかい?」うむ、『無敵実験』中に、背後から恐ろしい尻尾的な何かに追われている気がしてな。正体を失い、やたらめったら走ったのだけは覚えているが……。「君、まだその癖治ってないのだね……」癖? なんのことだ? それよりこれからどうする?「どうするもこうするも、君が突撃してきた拍子に彼らを2、30人轢き倒してしまったものだから、敵の皆さんは大層おかんむりだよ? おかげで私は、穏便に捕虜となる選択肢を奪われてしまったというわけさ」はっ! 戦わずして敵に拿捕されようなど、弱者の考えることはわからんな。同じ母上の“息子”とは思えぬわ。「単純に正面突破するだけが戦いではないとは思うがね。とはいえ、策略軍略を得意とする私には、この状況はどうにも解決することはできなそうだ。君ならどうするね?」知れたこと。「……やれるのかい?」無論――と、言いたいところだがな、今からする質問の答え次第だ。「質問……なにかな?」……奴らの中に、蠍はいるか?「……蠍? それが通り名や通称の類ではなく、文字通りの蠍なのだとしたら見ての通りだ――いるのは敵の機甲兵と、蠍の数億倍恐ろしい“彼”だけだよ」そうか……では、奴らの中に弓を射る者はいるか?「……この海中で矢を放って敵を害そうなんて者がいたら、逆に是非お目にかかってみたいね」――結構。であれば委細支障なし。今ここにおいてオレは問題無く“無敵”であり、惰弱な兵など幾らいようが増えようが、塵芥の浮き沈みに過ぎぬ! ついてまいれ参れ機械人魚。我が“無敵”、陣を抜けた後、母上に存分に語るがよいぞ!! セリフ一覧 +通常版/Ver4.0、Ver4.1 通常版/Ver4.0、Ver4.1 召喚 俺は蘇った! 武装 遺産が俺に新たな命と力をくれた! 血晶武装 狩り尽くそう 波を裂き 海を割り 永久に走ろう! 通常攻撃 タワー制圧 ストーン破壊 死滅 サポート(Ver4.0) 貴様が獲物かぁ!! サポート(Ver4.1) +EVR EVR 召喚 いつ見ても惚れ惚れするいい身体だ 武装 しかし どうにも記憶が定かでない 血晶武装 通常攻撃 タワー制圧 ストーン破壊 死滅 サポート 何故マジシャンーーー!! 考察 わかりやすい戦狂の70コストマジシャン。 コマンドがバトルの時に攻撃力/防御力が80/80上がり、破格のステータス250/240となる。 シューターでもatk175というのは、敵主力ディフェンダーを削っていける値であり普通に強い。 ディフェンダーにファイタースタイルで接近できたら、かなりの高確率で落としきることができる使い魔。 しかし、強いのは戦闘指示をしているときだけであり、自身の撤退時や制圧時はDEF160と非常に不安の残るステータス。 一度撤退を始めたオリオンを敵のアタッカーは喜々として獲りに来る。 一応、攻撃を食らう瞬間に遠方の敵にアタック指示を出しDEFを80上げるという技はあるが、相当忙しい。 とにかく、「やられる前にやる」タイプの使い魔。 ATK250という怪物級のアタックを、血晶武装サポートのヘイストや、大野晶のアーツ、火車などで強化したい。 性能自体は単純だが、隙無く使うためにはかなりの慣れが必要な使い魔。 キャラクター説明 2ではSRだったアルテミスの恋人。 海種なのは海皇ポセイドンの息子であることと、機甲の部品を使って遺体を蘇らせたためと思われる。 記憶除去装置なる物が搭載されていた様だがネジの閉め忘れで不完全な状態だったようで自身の死因であるアルテミスと蠍の記憶がトラウマとして残ってしまっている様子。 なお、今回のフレーバーテキストのやり取りは甦った彼がポセイドンに披露される直前のものと思われる。 +編集用コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします 名前 コメント 余りにも当Wikiやゲームから逸脱した無関係な雑談や、誹謗中傷めいた暴言、ページに関係ないコメントはおやめ下さい。 wikiは不特定多数の人が利用する場です。プレイヤーの個人名や所属ギルドなどを書き込む行為は慎んで頂きますようお願いします。 個人的な日記として使用するのも控えて下さい。 +コメント *雑談や使用方法などの相談にご利用下さい やられる前にやる使い魔じゃなくてシューターでの牽制、部隊戦での耐久力が魅力の使い魔だろ。後大野が勧られてるけど今の壊れてる海の根元にそんな物入れてる余裕無いだろうよ、アビスがめり込んだらアリだと思うけど -- 名無しさん (2018-07-22 18 13 26) シューターメインにするにはPSYの低さが気になるけどどうなんやろ 根元の枠は確かにきついなぁ主力を海種以外にするならキマの枠が変わるかなーって程度か -- 名無しさん (2018-07-23 16 20 55) オートアタックによる戦闘では攻防上がらないって付け加えた方が良いかと思います。 混戦時にステ上がってないオリオン結構見かける。 -- 名無しさん (2018-10-21 20 50 53) 名前 コメント
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●アーナル・ホーリー(通称:穴掘り) aname(anahori):研究開発課平社員 ↑※キュウコンじゃないよ 年齢:17歳(工房3) 分布:千葉県の幕張付近 能力:くそみそを朗読する程度の能力 =その他= くそみそ朗読した漢(しかも2回) ちなみにくそみそ朗読は、ひろみさん作のくそみそハウスの元になっている。 くそみそは親に聞かれるのはおkで姉は×らしい ジョジョ好きである みかんと醤油と海苔でイクラになるってのを実践した人 ただし、海苔が刻み海苔だったので、味はいまいちだったらしい 後に軍艦巻きにも挑戦したが、やはりまずかったらしい ジョジョの話をしていたらszkにサッザェもろともスカイプを切られてしまった。 姉が帰ってくるとスカイプを即効で落ちる 決してディグダ(ダグドリオ)ではない。 鬼畜攻 書き込み時に『HOLY.A 』とつけることが多い(元ネタはハルヒ) キュウコンは俺の嫁 狐Love
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行間 夢見:王都への旅路だなー。魔剣使いが魔剣使うのも多分この辺。 魔剣使い:「――拾った」 イソップ:「ひろ……っ、なんですかそれ! ぺっしなさいぺっ!」(笑) 魔剣使い:「――装備から、外れないのだ」 イソップ:「かんっ……全に呪われてるじゃないですかあ!」 アカタ:「うわぁ、すごい瘴気……。え、大丈夫なの、正気?」 魔剣使い:「――今の、ところは」 アカタ:「今のところは……って」(困惑) イソップ:「大丈夫なんですかそれ!? 急に僕のこと斬ったりしませんよね!?」 魔剣使い:「――今の、所は?」 イソップ:「心配だなあ……」 グリム:「その子……凄く、あなたのこと、気に入ってるみたいだよ?」 魔剣使い:「――そうか。気に入られているのか、俺は」 レゼド:「剣の声まで聞こえるのか……」 グリム:「血が欲しい、って言ってる」レゼド&イソップ:「やっぱ魔剣じゃないか(ですか)!?」 魔剣使い:「――まぁ。魔物の一、二匹でも切れば、落ち着くだろう」 グリム:「うん。それでいい、って言ってるよ」 魔剣使い:「――そうか。ならば、そうしよう」 夢見:魔剣ちゃん は 魔剣使いさんのことが 大好き だよ! イソップ:「不安だなあ……不安だなあ……(笑) まぁでも大丈夫でしょう!」不安を忘れる才能に関しては一流。 夢見:魔剣使いさんと魔剣ちゃんの関係は、魔剣使いさんが「あぁ、お前が喜ぶなら」って言って色々やって、魔剣ちゃんが、(ここまでして貰う必要はなかったんだけど……でも嬉しいことは嬉しいんだよなぁ)っていうそんな関係 ああああ:なるほど? 夢見:魔剣ちゃんはヤンデレだけど、甲斐甲斐しく尽くす系のヤンデレなので。魔剣使いさんがぼろぼろの瀕死の重傷を負ったところを魔剣ちゃんが魔剣パワーで助けて魔剣使いさんもそれに絆されるような関係ですよ ああああ:いいカップリングだ 夢見:そう。「――お前のおかげで助かった。なら、その恩は、返そう」って言って段々と修羅道に足を踏み入れていく(笑)そうなって欲しかったわけじゃないけど剣の本分としてそれは嬉しい魔剣ちゃん ああああ:なるほど 夢見:魔剣ちゃん一度人の血を吸うと人の血が欲しくてたまらなくなるんだけど、それは我慢して抑えようとするんだけど魔剣使いさんがその衝動があることに気付いて「ならそうしよう」って言ってそうしてしまうので。魔剣ちゃんはやめてやめてって言いたくはあるんだけどあんまりにも美味しくて……本能には逆らえない ああああ:あー 夢見:そんな関係です ああああ:あと1、2エピソード。なんだろう……グリムに何か素敵なものを見せたい 夢見:大事な行間だもんなあ ああああ:本当にここくらいしかない 夢見:ああ、晴れ! 晴れた空! ああああ:いいですねえ! グリム:「お日様……あれが、そうなんだ……。綺麗……」 レゼド:「本当に久しぶりだ……何年振りだろう」 アカタ:「うん。いい天気だ。うん。今日は良いことがありそうだね、レゼド!」 レゼド:「……あ、あぁ。うん!」 アカタ:「グリムもほら、こんなに喜んでる!」 レゼド:「そうだな。グリムは初めてだもんな。……あれがお日さま。あれが”晴れ”だ」 グリム:「きらきらしてて……世界が輝いてる! みんな気持ちいい、って言ってる! 凄い、凄いね!」 夢見:彼女にとってこの太陽は、皆が久しぶりのもので喜んでるから……喜びが溢れてるんだよ、晴れの日は! みんなを笑顔にするものが好きなんだよなあ、グリムは。 ああああ:勇者もそれを見て、陰り始めているSAN値が回復しているw グリム:「すごいね、おひさま! とっても凄い! 楽しいね!」……確認。確認するんだなあ、この子。自分の意見じゃないんだ。 レゼド:「グリムが喜んでるのが、俺も嬉しいよ」 グリム:「うん。私も!!」 私も……って。ほんと同じなんだなあこの二人。 ああああ:根が同じなんだなあ。結ばれるべくして結ばれる二人。 夢見:なんていうようなところでこまごま事件を解決したり? ああああ:うむ。……ん? イソップ:「あ、待って、太陽!? 太陽だめ!! キノコが、キノコが干からびる!! あー!! 布、布取って下さい布!!! なんでもいいので!!」 魔剣使い:「――これで、いいだろうか」 イソップ:「ふぅ。良かった……助かりました。ところでこれなんの布ですか?」 魔剣使い:「ん? あぁ。その」 イソップ:「それ! それ僕らが使ってるテントの!!!?」 魔剣使い:「何でも良い、と言っていなかったか」 イソップ:「言いましたけど! 言いましたけど!!!」 夢見:相変わらずだなあ、というような ああああ:笑って眺めている一同 夢見:平和だなあ ああああ:平和ってこの世界にあったんだなあ。 夢見:大事な行間だもん。ティアラちゃん的には……というかグリムちゃんもこういう行間とっても大事。 ※ティアラちゃん……GM陣の間で事あるごとに話題になる「異世界迷宮の最深部を目指そう」のキャラクター。アクは強いが名作。 夢見:いやでもそう。こういうところが後世に語られないのは、語っているのはロアちゃんだからです。ロアちゃんにとってこの辺はあまり大事じゃない。 ああああ:そうね、ロアちゃんあまり興味ない(笑)でもそれだとほんへでグリムがPCに語るときこの辺ばかり語ることになるのでは? 夢見:……いや。それでも、グリムは自分が楽しいところと、他人に語るところは違う。話すときは、自分が好きなひとが凄い話をちゃんとするんだな。 ああああ:ああ、なるほどなるほど。そんなところかな。 夢見:それにやっぱりグリムちゃんは最大多数の幸福好きだからね。勇者自身に思うところはあっても、勇者が世界を救っていく話は、総体として好き。 夢見:あとはなんじゃろなあ。行った先で有名になっていつつある話とかか。 村人:「おぉ、貴方がたはもしや、最近噂の!」 バルド:「お、俺らも段々と、名が売れて来た、ってことかね」 レゼド:「恥ずかしいな、少し」 バルド:「はっはは。ま、そういう評価は受け取っとくもんだ。いわゆるところの有名税、って奴だ。その方が報酬もふんだくれるしな!」 レゼド:「はは……」と苦笑いして イソップ:「そうですよ、利用できるものは利用しないと!」とか横から好き放題言う アカタ:「もお! 夢のない話ばっかりして!」 バルド:「悪い悪い……。でも、嫌いじゃねえだろ? アカタも」 アカタ:「そりゃあ……まぁ。そうですけど?」 夢見:冒険してるな! ああああ:グリムに釣ったお魚を食べさせてあげる勇者 夢見:グリムおさかな好き。おさかな、お肉、野菜……グリム、食べるという行為が能力的なものでもあるからな。取り込むことが好き。多分沢山食べる。やたら食べる ああああ:弥子くらい食べる ※弥子……魔神探偵脳噛ネウロ。わざわざ解説するまでもない気もする 夢見:そう。 レゼド:「まだ食べるのか……。いや、良いことだ。でも、もっと沢山食料を取ってこないとな」暫くするとグリム用の鍋、とか用意され始める。 夢見:美味しい、まずいは分かるけど、食べることが大事。 ああああ:ゲテモノも食べたりする グリム:「これ、美味しくないね」もぐもぐぱくぱく レゼド:「美味しくなかったなら無理して食べなくていいんだぞ……?」 グリム:「これもご飯だもん。美味しく食べなきゃ、もったいないよ?」 レゼド:「美味しくないんだろ……?」 グリム:「うん。美味しくない。レゼドもどう?」 レゼド:「要らないよ!?」 グリム:「そう。残念」ぱくぱく バルド:「嬢ちゃんは食べるのが好きなんだな」 グリム:「うん。なんだか幸せな気分になるの」グリムの語彙もこの辺から堪能ですね。3話辺りまではたどたどしかったのが。 ああああ:ここで半年くらい経ってるからね。成長だ。 夢見:この辺でもうそろそろ10レベルくらいかしら ああああ:そうね。グリムは15くらいだけれど。勇者も成長速いから 夢見:あー。勇者とグリムが並ぶくらいなんだな ああああ:アカタはレベル低いけど、ペンダントがチートだからな。 夢見:このペンダント、回数制限なしで《プロテクション》のコスト下げて追加効果発生させるって書いてあるんだけど ああああ:やば 夢見:プロテクションのコストを1にし、大量の追加コストを払うことでバッドステータスを受けない効果、レベルを倍として計算する効果、ついでに回復する効果辺りがそれぞれ追加できる。 ああああ:は? 頭おかしい。こんなんチートや、ビーターや。 夢見:あと災厄の獣もっかいくらいきますね、この辺で。 ああああ:行間で。なるほどな。 夢見:各地で現れては色々なものを破壊しているのだ。……なんか風の噂でいつぞやのポーションの村滅んでたりしそうですね。獣の目的的に。 ああああ:ありえる 夢見:しかし、この時点で既にアカタの天真爛漫さに大分陰りが見え始めている。3話が大きい。 ああああ:分かる。レゼドも一話しか明るくない。助けて欲しい 夢見:そうw レゼド:ほんと一話しか明るくない。空が晴れてたときもこれ、つかの間の暖かさを噛みしめるときの笑顔なんだよなあ。心の底からの笑顔じゃねえんだよなあ 夢見:そうねw 既にw 幕間の魔女さんは地味に役立ってるなあ、きっと。 ああああ:しまった、幕間で魔女描いてないなあ 夢見:魔女さん多分セージなんで、凄く地味に役立ってるので、凄く地味。 ああああ:魔女の魅力描かないとなあ 夢見:なんかパーティインした魔女、パーティの足りなかったところ埋める存在なんだよなあ。 ああああ:アカタの知識、必要に応じてあったことになってるけど、大分ないからね 夢見:アカタの知識は偏ってる。妖魔に。アコライトとして。 ああああ:実利的なものしかない。 夢見:でもこの辺の魔女大分抑圧的だからな……一歩引いたところにいて、ふと気が付くと手助けに入っているような。 ああああ:そういうの描けるシーンとか 夢見:ないなあ。野営のシーンとかで シャロン:「手伝うよ。こっち持ってるね」 夢見:とか、そんなことすっとやってすっと入ってすっと出ていく。 ああああ:地味w 夢見:地味だよ。いることに意味があって、いなくなって初めてその価値に気付くようなそんなキャラ。でも最後までいるんだよなあこの子 ああああ:分からされる。 夢見:実は真の仲間だからなあ、このメンバー唯一の。 ああああ:真の仲間。 夢見:だって魔女、ロア、無能でしょ? ラストパーティ。バルドもアカタもグリムもいないw ほんと闇だなw ああああ:そうだねww 魔女がパーティ一番長いんだなあ 夢見:そう。魔女が勇者の一番近くに居て、一番の理解者まである。アカタより勇者のこと理解してるんじゃねえの ああああ:あー。アカタと勇者の関係、初恋であってこう、互いにちょっと自分と違う点に恋してるみたいなところあるから、分かり合って好きとかそういうんとは違うんだよね 夢見:そうね。表面的な凄い部分を好きになってる、互いに。だから深い部分までを理解できないから、アカタが旅をやめることに、レゼドはきっと驚くし。 ああああ:分かる。グリムは成長がこれからもっと先だから、今はまだ精神的に未成熟だし。魔女が一番の理解者というのは分かるわ。 夢見:ロアちゃんは? ロアちゃん ああああ:(間髪を入れず)憧れは理解から最も遠い感情だよ 夢見:wwwwww ※憧れは理解から……ああああはブリーチがジャンプ漫画で一番好きまである ああああ:ロアちゃんはPTの中で一番勇者の事”好き”の熱量が高いけど一番勇者の事理解してないし、理解していないことを理解している。痛いほど 夢見:ロアちゃん……w 愚者は腐れ縁、って感じだしな。バルドは居なくなるし。 ああああ:ロアちゃん勇者に恋してるからなあ 夢見:グリムは大事ではあっても好きはないからなあ。 ああああ:グリムは純愛はあっても恋はないからね。 夢見:そういう論点で言うとシャロンさん、恋も愛も枯れてるからなあ。 ああああ:恋も愛もなく、間違った幸福への、意思がある。 夢見:依存、が近いのかなあ。依存したいしされたい。でも勇者は依存の対象じゃない。依存されるのはまんざらでもないのだけど。でも勇者は ああああ:しないからなあ 夢見:そうだね。そんな感じだ
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「なんで、こうなったんだろうな……」 俺はそう呟くと、夜の教室から外を眺める。 窓の外には何時もの風景が広がっている。だが、幾ら手を伸ばしても窓の外に手が出る事はない。 黄色のリボンを付けた、鬱陶しくもいとおしいハルヒの姿を探す。 ――彼女はそこにはいない ――先ほど校舎を探し回ったが、誰もいなかった 閉鎖空間。ハルヒの無意識が俺を閉じ込めた。何故か? わからない。 以前の様にハルヒの姿がある訳も無く、俺には理由など知る由も無かった。 数時間、教室の隅で呆然としていた。時計を確認すると、午後十一時半だった。 「遅れて申し訳ありません」 「こ、古泉か!?」 古泉の輪郭だけが教室に浮かび上がる。 「また、です。涼宮ハルヒの無意識が閉鎖空間を」 「分かってるよ! なんで俺なんだ? 他に人はいるのか?」 「わかりません。何らかの干渉を受けていて、今ここに立っているのがやっとです」 思わず立ち上がり、声を荒げる。 「ここから出る方法を教えてくれ!」 「涼宮さんの不満を解消すれば、あるいは」 「じゃあどうすればいいんだ! ハルヒは居なかったぞ!」 「それは、僕にも分かりません。ですが、もしかすれば」 「もしかすれば?」 「彼女の依存感情、つまり思い入れが強い場所にいるかもしれません」 文芸部室。そこには勿論行こうとした。けれど、渡り廊下から先に移動する事は出来なかった。 「文芸部室だろ!? 行こうとしたが、『壁』があって駄目だったぞ!」 「ふむ……では、あなたは涼宮さんに対して秘めた感情を持っていますか?」 図星。もちろん読者の皆さんにはこれが両思いである事も粗方見当が付いているのだろうが、自分からその感情を 告白する事など俺には出来ない、うん。 でも自分では気付いていた。 「……ああ」 「分かりました。大体の見当は付いています。今、長門さんと対策を練っている所です」 「それで、どうすればいいんだ! 俺のハルヒに対しての感情に一体何の関係があるんだ!」 「恐らく涼宮さんは、彼女自身の中にある感情を告白するべきか悩んだ」 「『キョンなんていなくなれば、悩まなくても済むのに』、涼宮さんはふとそう思った。 そして涼宮さんの無意識が、彼女自身の願望を達成したのです」 「じゃあ……もうどうしようも無いじゃないか……」 「いえ、そうとも言い切れません。長門さんの推測ですが、恐らく彼女は二人きりの空間で気持ちを打ち明けたいのだと思われます。彼女の行動から推測するに、本当にあなたを隔離してしまうのは考えにくい。むしろ長門さんの推測の方が自然です」 「……なるほど……古泉は俺がハルヒの事が好きだって気付いてたのか?」 「ええ、もちろん」 古泉は軽やかにそう言うと、消えつつある自分の体に目をやった。 「どうやらここまでが限界の様ですね。後はお任せします。 僕を含めSOS団の皆は応援しています。頑張って下さい」 そう言うと古泉の姿は消え去り、再び教室に静寂が訪れた。 「……そっか。やっぱ言うしかないか」 そう言うと立ち上がり、教室を飛び出した。 階段を一段飛ばしで駆け下り、文芸部室を目指す。 ――渡り廊下だ。 目をつぶり、少し前のめりになりながら突っ込む。 何の抵抗も無く体は渡り廊下をすり抜け、文芸部室はすぐ目の前にあった。 電気が付いている。ハルヒだ。ドアの前に立ち、開けるのを少しためらう。 呼吸を整え、そっとドアを開ける。 ハルヒは窓から外を見つめていた。体が小刻みに震え、すすり泣く声が聞こえてくる。 どうやら俺が部屋に入った事にすら気付いていない様で、硬直する俺の前で大声を上げて泣き出した。 ハルヒの泣き声が部屋一杯に広がり、俺の胸が締めつけられていく。それと同時に抑えられない感情が込み上げる。 自分でも気がつかなかった。それほど無意識にハルヒに駆け寄る。 「ハルヒっ……!」 ハルヒの背中に手を回し、力強く抱きしめる。ビクッと震えるハルヒの体は華奢で、思わず力を緩める。 「キョン……?」 肩越しにハルヒが見つめる。涙が流れ、顔は紅潮している。畜生、何故こんな時に『可愛い』などという感情が湧き上がる。 「ごめん……ごめんな……!」 脱出不可能な校舎に二人きり、そして今抱き合っているという状況にハルヒは戸惑っている。 一旦手を離すと、ハルヒはこちらに向きなおした。 「え……あ、あた、あたしも」 何も言うな。そう気持ちを込めて強く抱きしめる。 「ひゃっ!」 「今まで、ずっと言えなかった事があったんだ」 まだ顔を赤らめ、すすり泣いているハルヒと目を合わせる。 触れ合わんばかりの距離。ハルヒの体温を感じながら、見つめあう。 ハルヒが下を向いて俯き、すぐに顔を上げて見つめ直す。 「あ、あたしも……い、言いたい事が……」 ここは、先に言わせて貰おう。せめてここだけは男性としてリードさせてくれ。 「ハルヒ、好きだ。友人とか団長としてとかじゃなく、一人の女性として好きだ」 全身が、今までの人生で体感した事の無いほど熱くなる。 ハルヒが口を開けて、今自分が聞いた事が信じられないのか呆然とする。 「……キョン……あたしも……」 まだ涙の残る目で、ハルヒが見つめてくれる。例えこれが、あの時みたいに夢だったと思う様になっても この顔は忘れないだろう。 ハルヒはきょとんとした目で、まだ頬の赤い顔で見つめる。 これからも、よろしくな。 そっと、しかし大胆に唇を重ねる。 どれほどの時間が経っただろう。 これほどまでに互いの存在を感じあい、そしていとおしく思った時間は無い。 唇を離すと、ハルヒは目をつむりながらそっと、『よかった……』と呟いた。 辺りが白く包まれ、最後に見えたのはハルヒの微笑みだった。 …… … ベットから飛び起き、今までの出来事を整理する。 ……夢か?だとしたらクライング・ビューティーって……寒っ…… ……でも、『これは』あるいは『これも』夢じゃないのかもしれない。 そう思うと俺は、ハルヒの携帯に電話を掛けた。 「キョ、キョン? な、何のよ、用よ」 「ああ、悪い悪い」 「ま、まったく……今さっきまで人がき、気持ちよく寝てたのに……で、何?」 「明日、日曜日だろ? もし暇だったら、その……どっか遊びに行かないか」 「え、えーっ……い、いいわよ。そ、その代わりお金はそっちが出しなさいよっ!」 「ああ、分かってるよ。じゃあ明日午前十時、駅前な」 「う、うん……ま、まあ……た、楽しみにしてあげるわ!」 fin
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436 代打名無し@実況は野球ch板で 2009/10/20(火) 12 43 03 ID 0DiRcB/uO デイリー『岡田の法則』より (新作どん語大豊作に)最高ちゃうか オリックスの岡田彰布監督(51)=本紙客員評論家=は現在、バリ島へ家族旅行中だ。 常夏のインドネシアで英気を養いつつ、来季に向けて綿密なプランを練り始めている。 新監督にその戦略の一端、そして「めっちゃ楽しみ」という阪神戦の戦法を聞いた。 午後7時前。日本とは1時間の時差らしいが、やっと携帯につながった。 連日のゴルフは「暑いし、コース難しいわ。オレも陽集(息子さん)もぼろぼろよ」とのことで話題を転じた。 ― 熱帯のリゾートはいろいろ面白そうっすね? 「ぶるむよ」 (ふふっ、読みが浅いわ。また分からんで悩みよる思て言うてるんやろうけど、 こちとらネット検索で予習済み。キターッって感じだ) ― ブルム。バリ島名物のお米のお酒っすね。 「ちっ!お前、なんかで調べたやろ。もうええわ、切るぞ!」 ― ちょちょっ…すみません。 たまたま知ってただけでそんな監督の鼻を明かすつもりは全然…。 「おーそれやったらええねん。で、何よ」 ― いや、監督就任会見で阪神戦は楽しみと言うてはりましたが、阪神に勝つポイントは? 「うん、まず先発ピッチャーを打つこと、早い回に崩すことよな。それが一番よ。 そら来年阪神の後ろがどうなるかにしても、やっぱり先発崩して勝ちパターンの中継ぎ、藤川が出えへん展開にしてまうことよ。 お互い交流戦の時期はまだ無理する時ちゃうし、普通に先発打つこと考えな」 437 代打名無し@実況は野球ch板で 2009/10/20(火) 12 44 36 ID 0DiRcB/uO ― なるほどです。では阪神打線を抑えるには? 「そら、こっちのピッチャー次第やな。 左、右とか相性も関係なしに、こっちは先発のローテ通りで行く思うよ」 ― なるほどです。オリックスそのものについてはまたおいおい聞きます。 それよりまず29日のドラフト。菊池は最低でも7、8球団の競合、抽選が決定的ですが、監督、 阪神時代のようにまた左手でクジ引きますか? 「おー今度も左手よ。右手は肩悪いから痛いんよ。 そやし、今さらここで右手に代えたらあかんのよ。ずっと左で引いてきたからな。 右に代えたいんを我慢して左で引いたら当たる。なんでも物事ゆうのはそういうふうになってるんよ」 ― 何となく了解です。 で今から飯っすか? 「なしよ」 ― えっ、食べはりませんの? 「ちっ、知らんの?ご飯のこと、こっちでナシゆうんよ」 ― 了解です。では明後日ですか。気を付けて帰国されてください。 「ミーよ」 ― はあ?監督の場合どうみてもオレでしょ。 「お前なあもういっぺんだけ言うといたるけど、お前アホやろ。 なんでオレがミー言わなあかんねん。 もうミーゆうたら麺(めん)のことやって教えたってんのに。話の流れで分かるやろ!」 ― ありがとうございます 。
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「キョン、あんた『バタフライ効果』って知ってる?」 「ん? 水泳か?」 「違うわよ。『北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる』ってな感じで小さな事が大きな事に、 些細な事から予想外の事が起こるって事よ。『風が吹けば桶屋がもうかる』とも言うわね」 「ふむ」 「で、あたし思うわけよ。例えばこんなふうにうちわで風を送ると未来が変わるんじゃないかって」 「俺が涼しくなるのか」 「違うって」 「えーと窓に向って全力で100回扇ぐんですね」 「キョンくんすいません。この時間平面上の人間でないと効果がないんです」 「いえ、全然かまわないですよ。しかしハルヒの思いつきがどんなふうに未来に影響するんですか?」 「詳しくは禁則ですがとんでもないことに」 「長門、お前ならわかるか?」 「涼宮ハルヒが起こした風が偶然の積み重ねで少しずつ大きくなっていく。 考えられる最悪の結果は室戸級の台風が発生した後収束していく。その過程で何かが未来に影響すると思われる。 あなたがうちわを扇ぐことによって涼宮ハルヒの起こした風を打ち消すことができる」 「ごめんなさい」 「なるほど。では扇ぎますよ」 「小さな事が大きくなるなら、最初にある程度大きめに事を起こすともっと大きいくなるんじゃないかな? 明日は扇風機でやってみよっと♪」 「おいハルヒ、そんな無駄なことやってどうする? 扇風機は人が涼むためにあるのであって 窓の外に向けるものじゃない」 「いいのよ! 手っ取り早くニューヨークに嵐を起こすのにこれくらいが丁度いいのよ!」 「ニューヨークに嵐を起こしたいのか?」 「んー結局何でもいいから何か起こればいいの! ついでに換気になっていいじゃない」 「さすが機関だな。車よりでかい扇風機なんて見たことないぞ」 「古泉くんごめんなさい」 「任せてください。我々の目的は世界平和です」 「ハルヒの尻拭いでなくてか?」 「結果世界平和につながります。さて回しますよ。扇風機から離れてください」 「ジェットエンジンならとんでもない風を起こせるんじゃないかしら!?」 「ねえ古泉くん、多丸さんってプライベートジェット持ってないかしら? ジャンボジェットでもいいわ!」 「持ってるかも知れませんね。ジャンボの方もチャーター出来るかもしれませんが。旅行ですか?」 「違うわ。大きな風を起こすのよ!ジェットエンジンで!」 「あの、風が起きる前に離陸すると思いますよ。あと空港に行けば風が起こりまくっていますが」 「あ。でもさすが古泉くん! 空港とはナイスアイディア!!」 「申し訳ないです。墓穴でしたね」 「朝比奈さん、具体的に何をしたらいいんですか?」 「下駄箱にあった手紙では飛行機の離着陸の方向を交互に入れ替えろと……」 「なんて無茶を……」 「お任せください」 「なに!? できるのか!?」 「あれ? いままで飛行機ってずっと風起こしてきたのに何にもないわね?」 「やっぱ日本人には日本のことわざね。『風が吹けば桶屋がもうかる』。キョン、桶屋始めなさい」 「はい?」 「もうけてSOS団の活動資金にするわよ! さあ、準備なさい!」 「断る! こういうのは古泉が得意だ。古泉、お前の知り合いに桶屋がいるだろ?」 「えーとさすがにいないですね」 「えぇ~古泉くんの人脈ならなんとかなると思ったんだけどー。んでキョンに伝授させようと思ったのに」 「さ、探してみます」 「探さんでいい!!」 「『桶ブーム』ですか」 「下駄箱の手紙によるとそれによってヒノキ花粉アレルギーが激増するらしいんです」 「……結果までの説明をはしょってますね。で、これですか」 「こっちの方は流行っても問題ないみたいです」 「『ケロヨン桶』じゃない!! キョン、センスあるわね!」 「涼宮さん、桶職人のつてがありましたよ!」 「よく考えると『風が吹けば桶屋がもうかる』って 風が吹く→土ぼこりが舞う→土ぼこりが目に入って目が見えなく人が増える→その人が三味線弾きになる →三味線の原料のネコが減る→ネズミが増えて桶をかじる→桶屋がもうかる ってどれか一つでも狂ったらアウトよね」 「まず土ぼこりから失明へのコンボが飛躍し過ぎてるからな」 「土の部分って学校のグランドくらいよねぇ。砂なら砂場か。砂浜もあるわね」 「その近所の土や砂さえ滅多に飛んで来ないだろ」 「はぁ、リサイクル活動ですか」 「このままでは中国の砂漠化が広まって黄砂がすごく飛んでくるそうです」 「リアルすぎますよ朝比奈さん……」 「なぁハルヒ、ところで風を送って具体的に何か起きたのか?」 「……なんにも起きてないわよ」 「それと何かが起きてそれがお前が起こした風がきっかけだったって事をどうやって証明するんだ」 「……グゥの音も出ない正論ね」 「だいたいうちわでパタパターって風をおくっても、ほら、お前が涼しくっ、おわ! す、すま」 「こらエロキョン!!!!! さいてー!! ボケー!!!!」 「まさか顔に向けて扇いだのにスカートまでめくれるとは思わなかったんですよ……」 「取りあえず下駄箱の手紙によるとこれで終了らしいです。ありがとう、キョンくん」 「いえ、朝比奈さんさえ分かっていただけるならかまいませんよ」 「あなたの行動が我々にどんな影響を与えているかを少しは考えてほしいのですが。 昨日の閉鎖空間は久々に特大でしたよ」 「………………」 「すまん古泉。いや、お前らにも分かって欲しいなぁ。それとなんかしゃべってくれ長門……」 明日に向かう方程式実践編 完
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