約 8,219 件
https://w.atwiki.jp/nicotetsu/pages/534.html
アポロ回数券 能登急行線の特急「アポロ」の普通車指定席がご利用いただける便利な6枚つづりの回数券です。神戸大開乗換えでご利用になれます。 取扱箇所 お求め・お問い合わせは、ニコニコ鉄道や幻想鐵道の主な駅の窓口、旅行センターおよび主な旅行会社へ。 (一部お取扱いしていない箇所もあります。) 発売期間 通年 有効期間 3箇月間 利用期間 通年 (4/27〜5/6、8/11〜20、12/28〜1/6の期間はご利用になれません。) 設定区間・料金 設定区間 料 金 上白沢・気門 ⇔ 宮小路 大人 11,000円 ⇔ 新朝日 大人 19,000円 ⇔ 神戸大開 大人 24,000円 宮小路 ⇔ 新朝日 大人 10,000円 ⇔ 神戸大開 大人 17,000円 新朝日 ⇔ 神戸大開 大人 10,000円 ※こども料金の設定はございません。 ご利用条件 特急・急行列車の普通車指定席がご利用になれます。 経路は能登急行線経由です。 途中下車はできません。 有効期間開始日の変更はいたしません。 指定列車の変更は指定列車の出発前に限り何回でも変更できます。変更の際は「きっぷ」本券と出発前の指定席券を窓口にお持ちください。 神戸大開駅でアポロからスペーシアてゐにお乗り換え、またはスペーシアてゐからアポロにお乗り換えのお客様は事前に窓口までお申し出下さい。神戸大開駅発着のスペーシアてゐの割引特急券を発売致します。この割引特急券は車内では発行できません。ご注意ください。 払戻し 払戻しは、有効期間内で全ての券が未使用で表紙を伴っている場合に限り取扱います。 (210円の払い戻し手数料がかかります。) 元ネタ ひたち回数券(普通車)
https://w.atwiki.jp/crimsonfox/pages/12.html
鏡面界 ***************副題************************************** Pianist ハロルド・バッド(Harold Budd)の静謐な演奏が白眉な、Ambient Music(環境音楽)の創始者であり、現在ではClassicの現代音楽家とも目されるブライアン・イーノ(Brian Eno)の美しき1980年の作品「 Plateaux of Mirror 」(邦題 鏡面界)を聴きながら…… ********************************************************** 追記 イーノの作品で私はNASA制作の映像作品のSoundtrack盤「APOLLO(邦題 アポロ)」が一番のお気に入りである。 *********************************************************** 万華鏡を覗いてゐるとその変幻自在で色鮮やかな千変万化する鏡面世界は私の思考を無理矢理にでも宇宙に誘(いざな)ふのである。 ――Black hole(ブラックホール)…… 最近、Black holeは存在しないといふ新説が発表されたが、ここではBlack holeが存在するものとして話を進める。 さて、光すら逃れられないBlack hole内はその名に反して眩いばかりに光り輝く鏡面世界なのではないかと最近、特にさう思ふ。銀河の中心域の輝きを見ると尚更さう思へてくるのである。 ――Light-shining hole…… 唯、シュヴァルツシルト半径または重力半径と呼ばれるBlack holeの境界域のみ漆黒なのであって、仮にその境界域を鏡面界と仮定すればBlack holeは万華鏡と同じと考へられなくもないのである。 ――もしかすると銀河の中心域もまた鏡で出来た『林檎宇宙』([水鏡]を参照して下さい)の縮図なのかもしれない…… ――Fractal(フラクタル)的に考へると……この私が存在してしまってゐるこの宇宙自体が巨大な巨大な巨大な巨大なBlack holeと考へられなくもないではないか…… ――ふっ、面白い…… ――するとだ……宇宙外にはこの宇宙を中心とする巨大な巨大な巨大な巨大な銀河が形作られてゐるのかもしれない…… ――するとだ……この宇宙をBlack hole型宇宙だと仮定すると……この宇宙を閉ぢ込め包み込む更に巨大な巨大な巨大な巨大なBlack hole型の宇宙が存在し、それが無限に続いてゐるとすると…… ――ふっ。鏡面界を皮と見立てると……この世といふものは巨大な巨大な巨大な巨大な……鏡で出来た無限の『玉葱宇宙』といふことか…… ――また……『無限』といふ名の陥穽に落ちてしまったぞ…… と、不意にイーノの「鏡面界」が終はったのであった。 審問官Ⅲ――主体弾劾者の手記Ⅱ 私が何故Televisionを殆ど見ず、街中を歩く時伏目になるのかを君はご存知の筈だが……私には他人の死相が見えてしまふのだ。街中で恋人と一緒に何やら話してゐて快濶に哄笑してゐる若人に死相が見える……体の不自由なご主人と歓談しながらにこにこと微笑み車椅子を押してゐるそのご婦人に死相が見える……Televisionで笑顔を見せてゐるTalentに死相が見える等々、君にも想像は付く筈だがこの瞬間の何とも名状し難い気分……これは如何ともし難いのだ。それが嫌で私はTelevisionを見ず、伏目で歩くのだ。 そんな私が馥郁たる仄かな香りに誘はれて大学構内の欅を見た時、その木蔭のBenchで雪が何かの本を読んでゐるのを目にしたのが私が雪を初めて見た瞬間だった。 その一瞥の瞬間、私は雪が過去に男に嬲られ陵辱されたその場面が私の脳裡を掠めたのである。そんなことは今まで無かったことであったが雪を見た瞬間だけそんな不思議なことが起こったのである。 その時から私は雪が欅の木の下に座ってゐないかとその欅の前を通る度に雪を探すやうになったのである。 君もさうだったと思ふが、私は大学時代、深夜、黙考するか本を読み漁るか、または真夜中の街を逍遥したりしては朝になってから眠りに就き夕刻近くに目覚めるといふ自堕落な日々を送ってゐたが、君とその仲間に会ふために夕刻に大学にはほぼ毎日通ふといふ今思ふと不思議な日々を過ごしてゐた訳だ。 話は前後するが、今は攝願(せつぐわん)といふ名の尼僧になってゐる雪の男子禁制の修行期間は疾うに終はってゐる筈だから、雪、否、攝願さんに私の死を必ず伝へてくれ給へ。これは私の君への遺言だ。お願ひする。多分、攝願さんは私の死を聞いて歓喜と哀切の入り混じった何とも言へない涙を流してくれる筈だから…… さうさう、それに君の愛犬「てつ」こと「哲学者」が死んださうだな。さぞや大往生だったのだらう。君は知ってゐるかもしれないが、私は「てつ」に一度会ってゐるのだ。君の母親が ――家(うち)にとんでもなく利口な犬がゐるから一度見に来て と、私の今は亡き母親に何か事ある毎に言ってゐたのを私が聞いて私は「てつ」を見に君の家に或る日の夕刻訪ねたのだが、生憎、君はその日に限って不在で君の母親の案内で「てつ」に会ったのだよ。 「てつ」は凄かった……。夕日の茜色に染まった夕空の元、「てつ」の柴赤色の毛が黄金色(こがねいろ)に輝き、辺りは荘厳な雰囲気に覆われてゐた。その瞬間、私にとって「てつ」は「弥勒」になったのさ。私を見ても「てつ」こと「弥勒」は警戒しないので君の母親は私と「弥勒」の二人きりにしてくれた。それはそれは有難かった。暫く「弥勒」の美しさに見蕩れてゐると「弥勒」が突然、私に ――うぁぁお~んわぅわぅあぅ と、何か私に一言話し掛けたのである。私にはそれが『諸行無常』と聞こえてしまったのだ。 今でもあの神々しい「弥勒」の荘厳な美しさが瞼の裏に焼き付いてゐる……。あの世で「弥勒」に会へるのが楽しみさ……。 さて、話を雪のことに戻さう。 或る初夏の夕刻、君と一緒にあの欅の前を歩いてゐると雪がBenchに座っていつものやうに何かの本を呼んでゐた。 (以降に続く) 後ろの正面 先づ、次の文章が何のことなのか……謎謎である。 『宇宙を普遍的に支配する法則、宇宙の基本的なBalanceは、始終、破られてゐる。Energie(エネルギー)保存則を無視して、真空から、電子や陽子のやうな物質が――まるで手品の空っぽの帽子から鳩や兎が飛び出すやうに――ポンポンと出て来るのである。これを「真空の揺らぎ」と呼ぶのであった。但し、このやうな奇妙な現象は、観測者(主体)が観測してゐない時にしか起きない。一旦、無から生成された物質は、観測者(主体)が――周囲が――Unbalanceに気づく前に、無へと直ちに回帰してしまふ。結局、無から飛び出した電子や陽子たちは、観測者(主体)の眼には、「存在してゐなかった」ことになる。』――引用(『本 読書人の雑誌 2007年6月』【講談社】~ とき の思考――大澤真幸著 「独裁者という名の民主主義」~(一部私が変更) 上記の記述には大澤真幸の理解不足が散見されるが概ね正しいとして、さて、何のことなのか解るだらうか。 先づ科学関係、それも物理学関係の事だとは解ると思ふが、しかし、科学者の間では上記の引用が「常識」なのである。 さう、量子力学のことである。量子力学における現象は一般の常識を越えた事がしばしば起こるが、上記の引用は彼のアインシュタインが生涯受け入れられなかった量子論の基本の基本の考え方である。アインシュタインでさへさうなのだから一般の人々にとっては尚更受け入れられない考え方である。 一言で言ふと私の背中では上記の引用の摩訶不思議としか言へない「現象(?)」が常に起こってゐることになる。 ――はっはっはっ、可笑しくて仕様が無い…… さて、しかし、ここが大きな問題である。上記の引用が科学者の「常識」といふ事が――空恐ろしくて悪寒が体を走る――「文明」の基本の基本にある考え方なのだ。 ――逃げろ ! ! さう、文明から即刻逃げなければ観測者にされた主体はこの世の「文明世界」で弄り殺され兼ねないのだ。 ――奇妙奇天烈な『文明』から……早く、早く、逃げろ ! ! アインシュタインの一般相対性理論と量子論が「統一」された「大大統一理論」が理論物理学の世界で確立されない限り狂気の沙汰としか言へない「文明」から逃げる外、私たち一般の人々が「文明」に弄り殺されずに生き残る術は今の所……無い。 ――誰か吾を助け給へ…… 童歌の「かごめかごめ」 籠目籠目 籠の中の鳥はいついつ出やる 夜明けの晩に鶴と亀がすべった 後ろの正面誰 審問官Ⅱ――主体弾劾者の手記Ⅰ にやりと笑った途端、不意にこの世を去った彼の葬儀に参列した時、亡くなった彼の妹さんから彼が私に残したものだといふ一冊の大学Noteを渡されたのである。英語と科学を除いて勿論彼は終生縦書きを貫いたのでそのNoteの表紙にそのNoteが縦書きで使ふことを断言するやうに『主体、主体を弾劾すべし』と筆書きされてあったのである。 その手記は次の一文から始まってゐた。 『――吾、吾を断罪す。故に吾、吾を破壊する―― これは君への遺言だ。すまんが私は先に逝く。これが私の望む生だったのだ。私はこれで満足なのだ…… 君もご存知の「雪」といふ女性が私の前に現はれた時に私は『自死』しなければならないと自覚してしまったのだ。 自分で言ふのも何だが……、私は皆に『美男子』と言はれてゐたので美男子だったのだらう。良くRock BandのU2の『WAR』のジャケットのCover写真の少年(俳優 ピーター・ロワン)に似てゐると言はれてゐたが、ご存知のやうに私は変人だったのでそれ程多くの女性にもてたとは言へないが、生命を生む性である女性の一部はどうしても私の存在が「母性」を擽(くすぐ)るのだらう、彼女らは私を抛って置けず無理矢理――この言ひ方は彼女らに失礼だがね――私の世話をし出したのは君もご存知の通りだ。 しかし、私に関わった全ての女性たちは私が変はらないと悟って私の元から離れて行った。雪を除いては…… 私は雪と出会った頃には埴谷雄高がいふ人間の二つの自由――子を産まないことと自殺することの自由――の内、自殺の仕方ばかり考へてゐたが、私には人間の自由は無いとも自覚してゐたので自殺してはならないとは心の奥底では思ってゐたけれども、画家のヴァン・ゴッホの死に方には一種の憧れがあったのは事実だ。自殺を決行して死に損なひ確か三日ぐらゐ生きた筈だが、私もヴァン・ゴッホが死す迄の三日間の苦悩と苦痛を味はふことばかりその頃は夢想してゐたのだ。それに自殺は地獄行きだから死しても尚未来永劫『私』であり続けるなんて御免被るといったことも私が自殺しなかった理由の一つだ。 今は亡き母親がよく言ってゐたが、私は既に赤子の時から変はってゐたさうだ。或る一点を凝視し始めたならば乳を吸ふ事は勿論、排泄物で汚れたおむつを換へるのも頑として拒んださうだ。ふっ、私は生まれついて食欲よりも凝視欲とでも言ったら良いのか、見ることの欲望が食欲より――つまりそこには性欲も含んでゐるが――優ってゐたらしい。赤子の時より既にある種の偏執狂だったのだ。君が私を『黙狂者』と呼んだのは見事だったよ。今思ふとその通りだったのかもしれない。 そんな時だ、雪に出会ってしまったのは…… (以降に続く) 雷雲 彼は幼い頃から屋根に寝そべって時々刻々とその姿を変容させる雲を見続けてゐる何とも名状し難い心地よさに包まれるその時間を愛して已まなかった。 特に雷雲が遠ざかる時の鬱勃と雷雲に雲が次々と湧いては上昇したために冷えた気団が纏ふ雲が雲団に崩れ沈む様をずうっと眺めてゐる時のその雄大な儚さが何とも堪らなく好きであった。 或る日、彼は特別強い突風が吹かない限り欠かせた事が無い激烈に変化する気候の不思議に魅了されて眺めずにはゐられない雷雲の去来の全てを部屋の窓を開け放って眺め始めたのであった。 先づ、斥候の雲として龍のやうな雲が中空を滑るやうに横切り始めると彼は最早空から目が離せなくなったのである。そして、灰色の氷山のやうな小さな暗雲が次第に群れを成して上空を流れ行く段になるともう直ぐ空が一変する瞬間が訪れるのを彼はわくわくしながら待つのである。 それは雷神が巨大な甕に薄墨をどくどくと注ぎ込みその巨大な甕が薄墨で一杯になったところでその甕の薄墨を空にぶち撒けるやうに薄墨色の暗い雲がさあっと空一面に一気に拡がる瞬間の息を飲むやうな迫力に圧倒されたいが為のみである。 辺りが夜の闇に包まれたかのやうに真っ暗になると雷神の本領発揮である。きらっと暗雲の何処に閃光が走ると ――どどどどど と腹の底まで響き渡る轟音がこの世を覆ひ包む。 時には稲妻が地上から暗雲へ向けて這い登るその雷神の大交響樂は何時見ても凄まじいものであった。すると、彼は奇妙な感覚にその日は襲われたのである。 ――睨まれた ! ! その瞬間であった。一閃の稲妻が地目掛けて駆け落ちた時、蒼白い小さな小さな閃光がこっちへ向かって疾走して来たのであった。その時Radioからワーグナーの「ワルキューレの騎行」が流れてゐた。 その蒼白い小さな小さな閃光はRadioのAntennaの先端に落ちたのであった。すると、「ワルキューレの騎行」は突然大音響で鳴り響き雷神の大交響樂を更にその迫力が鬼気迫る何とも凄まじいものへと変貌させたのであった。 それからである。稲妻が次々と閃光を放っては轟音を轟かせこの世を縦横無尽に駆け回り始めたのである。 ――ぼとぼとぼと―― 豪雨の襲来である。 その日の雷雨は記録的な降雨を記録した物凄いものであった…… 魔人「多頭体一耳目」の悲哀 印刷技術を始め様々な科学技術を応用した発明がなければ「知識」は未だに特権階級の独占状態にあった筈であるが、幸か不幸か「知識」は人類共有のものへと世俗化したのである。しかし、現代は人間を魔人「多頭体一耳目」へと変態させてしまったのである。 印刷技術の発達のお蔭で書物が誰でも手にすることが出来るものへ、画家や写真家のお蔭で或る絵画や写真の情景が見る人誰もが共有出来るものへ、Recordの発明のお蔭でで誰もが音楽を共有出来るものへ、そして、映画や団欒のTelevisionのお蔭で誰もが同じ映像を共有出来る時代になったが、さて、ここからが問題である。個室で独りTelevisionやVideo等を見る段階になると人間は魔人「多頭体一耳目」に変態するのである。 ――奴とこ奴の記憶すら交換可能な時代の到来か…… つまり、現在「個人」と呼ぶものは既に頭蓋内すら他者と交換可能な、言ひ換えると仮に人類が個室で全員同じ画像を見てゐるとすると将来生まれて来るであらう人類の為には極端なことを言へばたった独り生き残っていれば、否、誰も生き残らなくとも映像さへ残れば良いのである。 ――こいつとあいつは頭蓋内の記憶すら交換可能な、つまり、こいつが居ればあいつは無用といふあいつの悲哀…… さて、そろそろ魔人「多頭体一耳目」の正体が解ってきたと思ふが、つまり、魔人「多頭体一耳目」は個室で独りTelevisionやVideo等を見てゐる人間のことなのである。 ――俺の存在とは誰かと交換可能な……つまり……俺がこの世に存在する意義は全く無い…… 映画館や団欒等、他者と一緒に同じ映像を見てゐるならばは傍に「超越者」たる「他者」が厳然と存在するので魔人「多頭体一耳目」は出現しない。 魔人「多頭体一耳目」を戯画風に描くと一対の耳目を蝸牛の目のやうに一対の耳目をTelevisionやVideo等が映す映像の場所ににょきっと伸ばし、その映像を見てゐる人数分、一対の耳目から枝分かれした管状の器官で頭と肉体が繋がってゐる奇怪な生物が描き出されるのであるが、オタクには失礼かも知れないがオタクこそ魔人「多頭体一耳目」の典型なのである。 さうなると主体が生き延びるには「感性」しかないのであるが、「感性」といっても如何せん頭蓋内の記憶すら同じなので、哀しい哉、「感性」もまた「同じ」やうなものばかりしか育めないのである。 ――主体とはこの時代幻想に過ぎないのか…… 人間を魔人「多頭体一耳目」に変態させたくなければ同じ映像を見るにしても必ず他者と一緒に見なければそいつは既に魔人「多頭体一耳目」に変態してしまってゐる。 ――さう云へば私は最早Televisionを見なくなって久しいが……本能的に魔人『多頭体一耳目』になることを察知してTelevisionを見なくなったのかもしれないな…… 位置 高田渡も歌ってゐる黒田三郎の詩『夕暮れ』の第一連から 夕暮れの町で ボクは見る 自分の場所から はみだしてしまった 多くのひとびとを ……は何とも私の胸奥に響く一節である。特に 自分の場所から はみだしてしまった 多くのひとびとを ……の一節は見事である。 ところが ――自分の場所とは一体何処だ? といふ愚問を発する私の内部の声がその呟きを已めないのである。 今ゐる自分の場所は日本国内では、地球上では、太陽系内では、天の川銀河内では、更に何億年か何十憶年か、もしくは何百億年か後に天の川銀河と衝突すると予測されてゐるアンドロメダ銀河との関係性から全て自分の場所、もしくは自分の位置は言葉で指定できるが、さて、宇宙に仮に中心があるとして我々が棲息する天の川銀河は宇宙全体の何処に位置するのかとなると最早言葉では表現出来ずお手上げ状態である。 現代物理学ではこの宇宙は「閉ぢて」ゐると考へられてゐるのでこの宇宙の中心は多分何処かにある筈に違ひないと考へられなくもないが、しかし、宇宙全体の形状すら未だ不確かな状態ではこの宇宙に中心があるのかどうか不明である。仮令この宇宙に中心があったとして、さて、我々が棲息する天の川銀河はこの宇宙の何処に位置するのであらうか…… さて、『水鏡』で宇宙の涯についての妄想を書き連ねたが、仮にこの宇宙が『水鏡』の「林檎宇宙」であるならばこの宇宙の存在物は全て「林檎宇宙」の表皮に存在するといふやうに考へられなくもないのでこの宇宙の存在物全ては宇宙の周縁に存在する、つまりこの宇宙の存在物全ては宇宙の涯と接してゐるといふことになる。私の外部は宇宙外と接した何処かといふことになる。 ――吾の隣は既に宇宙外……、はっはっ。 そこでまた『水鏡』の妄想から宇宙の涯が鏡――古代の人々は矢張り素晴らしい。鏡を神器と看做してゐたのだから――であるならば、私が鏡を見る行為は宇宙の涯を見てゐる擬似行為なのかもしれないのだ。鏡を見て自己認識する人間といふ生き物は、もしかすると宇宙の涯との相対的な関係性から自己の位置を認識したいのかもしれないのである。 ――さて、吾は何処に存在するのか…… ここで石原吉郎の代表作の一つであり傑作の一つでもある『位置』といふ詩のその凄みが露になる。 ――吾は吾の『位置』を言葉で表現し得るのか…… 石原吉郎の第一詩集である『サンチョ・パンサの帰郷』(思潮社、1963年)の最初の詩は、『位置』である。 位 置 しずかな肩には 声だけがならぶのでない 声よりも近く 敵がならぶのだ 勇敢な男たちが目指す位置は その右でも おそらく そのひだりでもない 無防備の空がついに撓(たわ)み 正午の弓となる位置で 君は呼吸し かつ挨拶せよ 君の位置からの それが 最もすぐれた姿勢である (『石原吉郎全集Ⅰ』花神社、1979年、5ページ) 審問官Ⅰ――主体弾劾者 彼は絶えず――断罪せよ――といふ内部の告発の声に悩まされ続けてゐたらしい。 彼が何か行動を起こさうとすると必ず内部で呟く者がゐる。 ――断罪せよ!! 彼は己の存在自体に懐疑的であった、といふよりも、自己の存在を自殺以外の方法でこの世から葬り去る事ばかり考へてゐたやうであった。 ――両親の死を看取ったなら即座にこの世を去らう。それが私の唯一の贖罪の方法だ…… 彼には主体なる者の存在がそもそも許せなかったらしい。彼をさうさせた原因はしかし判然としなかった。彼は埴谷雄高が名付けた奇妙な病気――黙狂――を患ってゐたのは間違ひない。 彼はいつも無言、つまり『黙狂者』であった。 ――俺は…… といって彼は不意に黙り込んでしまふ。 しかし、彼は学生時代が終わらうとしてゐた或る日、忽然と猛烈に語り始め積極的に行動し始めたのであった。彼を忽然とさう変へた原因もまた判然としなかったのである。 彼は大学を卒業すると二十四時間休む間のないことで学生の間で有名だったある会社に自ら進んで就職したのである。 風の噂によると彼は猛然と二十四時間休むことなく働き続けたらしい。しかし、当然の結果、彼は心身ともに病に罹ってしまったらしいのである。その後某精神病院に入院してゐるらしいのであった。 ――自同律の不快どころの話ではないな。『断罪せよ』と私の内部で何時も告発する者がゐるが、かうなると自同律の嫌悪、故に吾は自同律の破壊を試みたが……、人間は何て羸弱な生き物なのか……唯病気になっただけではないか、くっ。自己が自己破壊を試みた挙句、唯病気になっただけ……へっ、可笑しなもんだ。だがしかし、俺も死に至る病にやっと罹れたぜ、へっ。両親も昨年相次いで亡くなったからもう自己弾劾を実行出来るな…… 彼の死は何とも奇妙な死であったらしい。にやりと突然笑い出した途端に息を引取ったらしいのである。 ――断罪せよ、お前をだ。其の存在自体が既に罪なのだ…… 肉筆 『波紋』のところで横書きと縦書きについて少し触れたが、文字を手にした人類は何を措いても肉筆が森羅万象を表現するのには一番である。 先づ縦書きと横書きについてであるが、横書きは頭上に坐す一神教の神の信者以外の者にとっては使い捨ての文(ふみ)でしかない。『波紋』で「神の視点」といふものを述べたが横書きは一行書くごとに下方へ一段下る。文を認(したた)めるといふ作業もまた周回運動に変換出来、それが綺麗な螺旋運動になってゐることに気が付く筈である。 「神の視点」の神とは『時間の神』、日本で言へば滋賀県大津市にある「天智天皇」を祀る近江神社が「時の神」の神社として有名だが、ギリシア神話で言へば「クロノス」(英語;Chronos、ギリシア語;χρόνος)のことである。一神教、例へばユダヤ教ではヤハウェ、基督教では基督、回教ではアッラーフ(アッラー)に「時の神」は統べられてしまってゐるが…… 以上のことから唯一神不在若しくは無信仰の人間の横書きが如何に虚しい作業かは言はずもがなである。 さて、本題の肉筆だが、仏教徒であらうが神道信者であらうが、更に言へば無信仰ならば尚更であるが、日本人ならば先づ縦書きが基本で、『浅川マキと高田渡と江戸アケミ』で述べたやうに文を記すことは現代理論物理学の実践である。ハイデガーのいふ「世界=内=存在」でありたいならば「道具存在」である筆でも万年筆でも鉛筆でも何でもよいが筆記用具を手にして紙に記す行為こそ「世界=内=存在」であり得る。そこでだ、現代理論物理学を実践するならば肉筆に限る。文字を記すときの一点一画を記す行為は「時間」を紙上に封印する行為である。それが肉筆であるならば「個時空」を紙上に封印することである。紙上に肉筆で封印された「個時空」は既にこの世に唯一の「顔」を持ってゐて唯一無二の存在物になるのである。 肉筆原稿が嘗ては活字、今はComputer入力の写植に変貌してしまったが、それでも肉筆で今でも原稿用紙と格闘してゐる作家の文は迫力が違ふのである。これは私だけのことかもしれないが文芸誌などで何某かの作家の作品の一文を読めばその作家が原稿用紙に肉筆で書いたかComputer入力かがたちどころに解ってしまふのである。私にとってComputer入力の作家の作品は其れだけで既に読むに値しない愚作である。今でも肉筆で原稿用紙に書いてゐる、例へば本人には申し訳ないが、私は嫌いである大江健三郎の作品を文芸誌で見つけると嫌いにも拘はらずその作品の一文を読んでしまふと最後まで読んでしまはないと気が済まなくなるのである。写植になっても肉筆で書いたといふ「個時空」若しくは作家の「言霊」が私の魂を鷲摑みにして作品を最後まで読ませてしまふのである。 ――何故、現代人はComputer入力で文を認める、つまり己を『のっぺらぼう』にしたがるのかね…… ――へっ、己のことを自然を「超えた」若しくは神を「超えた」存在だと錯覚したいだけのことさ、ふっ。 風紋 川面を弱風が吹き渡ると千変万化する風紋が川面に現はれる。 風紋といふ文字の姿も「ふうもん」といふ文字の響きも美しい。何がこんなにも私の魂と共鳴を起こして『美』を想起させるのか…… 「揺らぎ」……。揺らぎを語り始めると量子論や宇宙論まで語らなければならないので自然の本質の一つとしてここでは一応定義しておくが、「揺らぎ」については後日語らなければならないのかもしれない…… 風紋は風の揺らぎによって無常にその姿を変へ波の紋をこの世に映す。 諸行無常とは正に風紋の如しである。 さて、ここで妄想を膨らませると、風紋は時空間の時間を主体にした時空が姿を与へられてこの世に出現する現象ではないかと思ふ。波は周回運動に変換でき、つまり波は或る物が「揺らぐ」螺旋運動をしてこの世を駆け抜けたその軌跡ではないのではないだらうか。ここでいふ或る物とは正に『時』である。 確率論的に言へば風に幾ら「揺らぎ」があらうが風紋の最終形は直線の筈である。水はその姿を千変万化に変容させるので兎も角、砂丘の砂が例へば真っ平らであって例へ「揺らいだ」風でも万遍無く砂丘の砂にその風を数時間か吹き付け続ければ確率論的には直線の風紋が出来る筈であるが自然はそれを許さない。それは何故か――時空が特に時間が「揺らぐ」螺旋運動をしてゐるとしか考えられないからである。 多分、螺旋運動は自然の宿命なのだ。それ故時空は「揺らぐ」のだらう。 ――人間もまた螺旋から逃れられない自然物なのだ。さて、例へばRobotだが、それが自然を超へるといふ人間の宿願を果たす人間の夢想であるならばだ。しかし、それが人間の頭蓋内の思索といふまた「揺らぎ」の螺旋運動から出現したものならば、さて、Robotもまた自然でしかない…………… ――さてさて、人類の叡智とやらに告ぐ。……無から何か有を、存在物を……人間よ……創造し給へ。それが出来ない以上、人間よ、自然に隷属し給へ……。それが自然の宿命だからな……、ふっ。 - -
https://w.atwiki.jp/tohorpg/pages/577.html
[部分編集] 東方魔幻想コンテンツ一覧 東方魔幻想TOP キャラクター 状態異常 幻想図鑑 (アイテム/書本/武具) ミニゲーム 合成 ストーリー攻略 その他施設 ショップ マップ つぶやき・戦闘時セリフ FAQ・小ネタ 実績 アイテム 装具御守 結晶石 御札 装飾品専用装備 セット 貴重品 装具 御守 [部分編集] アイテム名 購入(売却) 効果 主な入手 備考 ○○の御守 1000 耐性 ○○+50% にとりor旧都 無○○の御守 (2500) 耐性 ○○+100% 合成 無混乱の御守 5000 耐性 混乱+100% 旧都 無暴走の御守 5000 耐性 暴走+100% 旧都 無爆笑の御守 5000 耐性 爆笑+100% 旧都 無制限の御守 7500 耐性 制限+100% 霧雨魔法店 無衰退の御守 7500 耐性 衰退+100% 霧雨魔法店 無禁止の御守 7500 耐性 アイテム封印+100% 霧雨魔法店 無逆転の御守 7500 耐性 逆転+100% 霧雨魔法店 無熟睡の御守 7500 耐性 熟睡+100% 霧雨魔法店 虫の御守 (5000) 魔力+20耐性 毒/睡眠/麻痺/即死+100% 敵(リグル) 河童の御守 (5000) 防御力+20耐性 混乱/麻痺/感電+100% 地下工場 にとりがパーティー内にいる状態で守矢神社地下1Fの河童と話す 天魔の御守 (25000) 攻防魔速+30耐性 封印/衝撃/重力/速さ低下/即死+100% 敵(天魔) キノコの御守 (5000) 攻防魔速+10耐性 封印/魔力低下/即死+100% 敵(Mushroom Shadow) 闘技の御守≪剛≫ (15000) 耐性 毒/混乱/睡眠/麻痺/呪い+100% 闘技場50P 闘技の御守≪柔≫ (15000) 耐性 封印/衝撃/重力/忘却/空気+100% 闘技場50P 闘技の御守≪闘≫ (15000) 耐性 暴走/火傷/凍傷/感電/浸水+100% 闘技場50P 闘技の御守≪戦≫ (15000) 耐性 脱力/出血/虚弱/恐怖/鬱+100% 闘技場50P 闘技の御守≪武≫ (15000) 耐性 魅了/爆笑/束縛/石化/狂気+100% 闘技場50P 闘技の御守≪轟≫ (15000) 耐性 制限/衰退/禁止/逆転/熟睡+100% 闘技場50P ▲ページ上部へジャンプ 結晶石 [部分編集] アイテム名 購入(売却) 効果 付与 主な入手 備考 闘士の結晶石 (1500) 耐性 格闘+30% 格闘 合成 兵士の結晶石 (1500) 耐性 斬突+30% 斬突 合成 狩人の結晶石 (1500) 耐性 射撃+30% 射撃 合成 炎熱の結晶石 (1500) 耐性 炎+30% 炎 合成 氷雪の結晶石 (1500) 耐性 氷+30% 氷 合成 雷鳴の結晶石 (1500) 耐性 雷+30% 雷 合成 水流の結晶石 (1500) 耐性 水+30% 水 合成 森羅の結晶石 (1500) 耐性 自然+30% 自然 合成 烈風の結晶石 (1500) 耐性 風+30% 風 合成 楽師の結晶石 (1500) 耐性 音+30% 音 合成 夢想の結晶石 (1500) 耐性 思念+30% 思念 合成 白銀の結晶石 (1500) 耐性 光+30% 光 合成 漆黒の結晶石 (1500) 耐性 闇+30% 闇 合成 裁者の結晶石 (1500) 耐性 理+30% 理 合成 ケダマの結晶石 (2500) 攻防魔速+5耐性 格闘/自然+30% 格闘/自然 ミニゲーム「ケダマSTG」5万点以上(何度でも) ダメージの結晶石 - 攻防魔速+10クリティカル率+4耐性 格闘/斬突+30% 格闘/斬突 人里/東区 通行人 実績「マスターアタッカー」(100000ダメージ以上) コンボの結晶石 - 攻防魔速+10通常攻撃が3回攻撃耐性 格闘/斬突+30% 格闘/斬突 人里/東区 通行人 実績「コンボマスター」(150コンボ以上) 探求者の結晶石 - 攻防魔速+10取得経験値2倍耐性 自然/理+30% 自然/理 人里/東区 通行人 実績「探求者」(100000歩数以上) 死蝶の結晶石 (5000) 攻防魔速+10耐性 思念/闇+30%耐性 即死+100% 思念/闇 敵(Yuyuko Shadow) 深海の結晶石 攻防魔速+10耐性 氷/水+50%耐性 凍傷/浸水+100% 氷/水 水の都/地下回廊 闘技の結晶石 (10000) 攻撃力+50耐性 格闘+50% 格闘 闘技場30P 闘神の結晶石 (15000) 攻撃力+100耐性 格闘+75% 格闘 闘技場60P 増幅の結晶石 (15000) SG増加量+50耐性 理+50% 理 闘技場60P 猛将の結晶石 (15000) 耐性 斬突+50%通常攻撃・クリティカル封印防止 斬突 闘技場60P 心眼の結晶石 (15000) 耐性 射撃+50%常時必中 射撃 闘技場60P ▲ページ上部へジャンプ 御札 [部分編集] アイテム名 購入(売却) 効果 主な入手 備考 命の御札 1000 体力+10% 旧都,てゐP10 霊の御札 1000 霊力+10% 旧都,てゐP10 力の御札 1000 攻撃力+10% 旧都,てゐP10 護の御札 1000 防御力+10% 旧都,てゐP10 魔の御札 1000 魔力+10% 旧都,てゐP10 迅の御札 1000 速さ+10% 旧都,てゐP10 狩の御札 1000 命中率+10% 旧都,てゐP10 影の御札 1000 回避率+10% 旧都,てゐP10 万能の御札 (5000) 体力・霊力・命中率・回避率・攻撃力・防御力・魔力・速さ+10% 合成 生命の大御札 (2500) 体力+15% 合成 霊魂の大御札 (2500) 霊力+15% 合成 剛力の大御札 (2500) 攻撃力+15% 合成 守護の大御札 (2500) 防御力+15% 合成 魔晶の大御札 (2500) 魔力+15% 合成 疾風の大御札 (2500) 速さ+15% 合成 獣狩の大御札 (2500) 命中率+15% 合成 幽影の大御札 (2500) 回避率+15% 合成 万能の大御札 (25000) 体力・霊力・命中率・回避率・攻撃力・防御力・魔力・速さ+15% 合成 生命の幻想御札 (5000) 体力+20% 合成 霊魂の幻想御札 (5000) 霊力+20% 合成 剛力の幻想御札 (5000) 攻撃力+20% 合成 守護の幻想御札 (5000) 防御力+20% 合成 魔晶の幻想御札 (5000) 魔力+20% 合成 疾風の幻想御札 (5000) 速さ+20% 合成 獣狩の幻想御札 (5000) 命中率+20% 合成 幽影の幻想御札 (5000) 回避率+20% 合成 万能の幻想御札 (50000) 体力・霊力・命中率・回避率・攻撃力・防御力・魔力・速さ+20% 合成 命王の幻想御札 (7500) 体力+25% 合成 霊王の幻想御札 (7500) 霊力+25% 合成 武王の幻想御札 (7500) 攻撃力+25% 合成 護王の幻想御札 (7500) 防御力+25% 合成 魔王の幻想御札 (7500) 魔力+25% 合成 風王の幻想御札 (7500) 速さ+25% 合成 獣王の幻想御札 (7500) 命中率+25% 合成 影王の幻想御札 (7500) 回避率+25% 合成 万王の幻想御札 (75000) 体力・霊力・命中率・回避率・攻撃力・防御力・魔力・速さ+25% 合成 亜神の幻想御札 (10000) 体力+30% 合成 霊神の幻想御札 (10000) 霊力+30% 合成 武神の幻想御札 (10000) 攻撃力+30% 合成 守神の幻想御札 (10000) 防御力+30% 合成 魔神の幻想御札 (10000) 魔力+30% 合成 風神の幻想御札 (10000) 速さ+30% 合成 野神の幻想御札 (10000) 命中率+30% 合成 幽神の幻想御札 (10000) 回避率+30% 合成 最高神の幻想御札 (100000) 体力・霊力・命中率・回避率・攻撃力・防御力・魔力・速さ+30% 合成 ▲ページ上部へジャンプ 装飾品 [部分編集] アイテム名 購入(売却) 攻 防 魔 速 効果 主な入手 備考 ○○リボン (50) - 5 5 - - 初期装備 博麗リボン (150) - 10 10 - - 霊夢初期装備 ZUN帽 (150) - 5 5 - - 初期装備,合成(霖之助) ZUN帽2 (500) - 15 15 - - 合成(霖之助) ZUN帽3 (1500) - 25 25 - - 合成(霖之助) ZUN帽4 (3000) - 35 35 - - 合成(霖之助) ZUN帽5 (4000) - 40 40 - - 合成(霖之助) ZUN帽-Final- (5000) - 65 65 - - 合成(霖之助) カチューシャ (50) - 3 - - - 初期装備 ホワイトブリム (75) - 3 - 3 - 初期装備 護身のペンダント 5000 - - - - 耐性 クリティカル防止 にとり合成,妖怪の山-総本山-宝箱 博麗神社 翼鳥のペンダント 10000 - - - - 能力上昇無効化能力低下無効化 にとり合成,妖怪の山-総本山- 聖者のペンダント 20000 - - - - 被ダメージ3%の霊力回復 にとり合成,妖怪の山-総本山- 幽鬼のペンダント 20000 -10% -10% -10% -10% 回避率+30 にとり合成,妖怪の山-総本山-宝箱 九天の滝 四神のペンダント 20000 - - - - 耐性 炎/水/自然/風+50%属性付与 炎/水/自然/風 にとり合成,妖怪の山-総本山- 覚醒のペンダント 30000 - - - - CP+10 にとり合成,妖怪の山-総本山-宝箱 大蝦蟇の池 太陽のペンダント 30000 - - - - 毎ターン体力5%回復(自然回復重複可) にとり合成,妖怪の山-総本山- 妖魔のペンダント 45000 - - - - 霊力消費半減 にとり合成,妖怪の山-総本山- 幸福のペンダント 70000 - - - - 取得経験値2倍 にとり合成,妖怪の山-総本山- アイテム名 値段 攻 防 魔 速 効果 主な入手 備考 木の盾 100 - 3 - -1 - にとり 木の長盾 (150) - 6 - -3 - 合成 鉄板の盾 () - 15 - -5 - 合成 青銅の盾 () - 22 - -8 - 合成 青銅の長盾 () - 27 - -10 - 合成 銀の盾 () - 35 - -15 - 合成 セット ミスリルの盾 () - 43 - -20 - 合成 ルビーシールド () - 50 - -25 - 合成 フレイシールド () - 57 - -30 - 合成 スカイシールド (2250) - 65 - -35 - 合成 セット ゴールデンシールド () - 72 - -40 - 合成 クロスシールド () - 80 - -45 - 合成 アースシールド () - 86 - -48 - 合成 バトルシールド () 10 90 - -50 - 合成 ブラッディシールド () - 110 - -55 - 合成 トライフォースシールド () - 135 - -60 常時防御力上昇耐性:クリティカル防止 合成 みの 100 - 2 - - 回避率+1 にとり マント (100) - 4 - - 回避率+2 合成 レッドマント () - 6 - - 回避率+4 合成 ウィザードマント () - - 8 - 回避率+5 合成 身かわしマント () - 11 - 6 回避率+7 合成 紫煙のマント () - - 15 - 回避率+10 合成 セット マジックマント () - - 16 - 回避率+11 合成 スカイマント () - - 20 - 回避率+12 合成 セット 盗賊のマント () - 20 - - 回避率+14 合成 セット 武闘家のマント () - 25 - - 回避率+15 合成 漆黒の外套 () - 30 - - 回避率+16 合成 ローグマント () - 32 - - 回避率+17 合成 セット ワンダーマント (2500) - 35 - - 回避率+20 合成 ○○勾玉 (500) - - - - 耐性 ○○+50% 合成(霖之助) 結晶石の合成素材 レザーハンド 100 1 1 - - - にとり クロウハンド (100) 4 3 - - - 合成 盗賊の手袋 () 3 - - 3 盗み成功率+5% 合成 セット 銅の籠手 () 6 4 - - - 合成 練成銅の籠手 () 8 7 - - - 合成 銀の籠手 () 12 9 - - - 合成 セット 練成銀の籠手 () 16 13 - - - 合成 金の籠手 () 21 16 - - - 合成 練成金の籠手 () 27 18 - - - 合成 黒曜の籠手 () 32 21 - - - 合成 セット 白銀の籠手 () 36 24 - - - 合成 黒金の籠手 () 40 27 - - - 合成 紅の籠手 () 45 32 - - - 合成 ローグハンド () 30 - - 40 盗み成功率+10% 合成 セット 悪魔の籠手 () 50 36 - - - 合成 純金の籠手 (3000) 55 40 - - 常時防御力上昇 合成 ゲタ 100 - 1 - 2 - にとり 鉄ゲタ (100) - 6 - 3 - 合成 盗賊の靴 () - 4 - 4 盗み成功率+5% 合成 セット 草鞋 () - 7 - 5 - 合成 黒草鞋 () - 10 - 7 - 合成 藁靴 () - 12 - 10 - 合成 皮の靴 () - 13 - 14 - 合成 マジックブーツ () - - 14 17 - 合成 ウィングブーツ () - - 16 21 - 合成 セット ブロンズブーツ () - 20 - 25 - 合成 シルバーブーツ () - 22 - 28 - 合成 セット テンプルブーツ () - 24 - 32 - 合成 スカイブーツ () - - 25 34 - 合成 セット ローグブーツ () - 22 - 40 盗み成功率+10% 合成 セット ブラックブーツ () - 28 - 37 - 合成 セット ダッシュブーツ (2250) - 30 - 42 常時速さ上昇 合成 木の魔枝 100 - - 2 - - にとり 魔法使いの杖 (150) - - 5 - - 合成 セット ステッキ () - - 10 - - 合成 魔錫杖 () - - 15 - - 合成 風魔杖 () - - 18 - - 合成 セット 法曹の杖 () - - 22 - - 合成 悪魔の杖 () - - 28 - - 合成 セット ハートレスロッド () - - 35 - - 合成 スターロッド () - - 38 - - 合成 ウィザードロッド () - - 43 - - 合成 エンシェントロッド () - - 54 - - 合成 竜の杖 () - - 60 - - 合成 竜神の杖 (3250) - - 70 - 常時魔力上昇 合成 アイテム名 値段 攻 防 魔 速 効果 主な入手 備考 マジックマッシュルーム (500) - - +3% - 耐性 魔力低下+100% 茸採取時に稀に入手てゐP50 ランタン (500) - - - - 耐性 命中率低下+100% てゐP50 地球儀 (500) - - - - 命中率+15 てゐP50 ねこみみ (500) - 5 - 15 - てゐP50 セット うさみみ (500) - - 5 15 - てゐP50 セット ゆっくり魂 (500) - - - - 耐性 ゆっくり+100% 本棚 三途の川/小町の家てゐP50 時流時計 (500) - - - - 耐性 時間停止+100% 本棚 紅魔館/咲夜の部屋てゐP50 攻略本 (500) - - - - 消費霊力半減 てゐP50 四葉のクローバー (500) +3% +3% +3% +3% 取得経験値2倍 謎の種 玄武の指輪 - - 100 - - 消費霊力半減 敵(玄武) 青龍の指輪 - - - - 100 消費霊力半減 敵(青龍) 朱雀の指輪 - - - 100 - 消費霊力半減 敵(朱雀) 白虎の指輪 - 100 - - - 消費霊力半減 敵(白虎) 四神の指輪 - 100 100 100 100 消費霊力半減 耐性 理+50% 合成(霧雨魔法店) 覚醒トロフィー - - - - - 耐性 全汎用異常+100% 実績「覚醒者」 覚醒の祠にて幻影を全て倒す 稗田の紋章 (5000) 50 50 50 50 回避率+3耐性 封印/混乱/忘却+100% 実績「幻想図鑑初級」 人里/稗田屋敷・阿求から貰える(幻想図鑑30%以上) 稗田の紋章2 (5000) 100 100 100 100 回避率+5耐性 封印/混乱/忘却+100% 実績「幻想図鑑中級」 人里/稗田屋敷・阿求から貰える(幻想図鑑60%以上) 稗田の紋章3 - 300 300 300 300 回避率+10耐性 封印/混乱/忘却+100% 実績「幻想図鑑上級」 人里/稗田屋敷・阿求から貰える(幻想図鑑90%以上) 賢者の紋章 - 500 500 500 500 回避率+15耐性:全汎用異常+100%クリティカル防止 実績「幻想の賢者」 すごいほね - - - - - 全耐性+50% 実績「オセロ100勝利」 幸運バッチ (1500) - - 20 25 SG増加量+30 てゐP200 カリスマバッチ - - 40 - 命中率+20 クリティカル防止 宝箱(レミリアの部屋) 風神団扇 - 50 50 50 50 耐性 風/重力/速さ低下+100% 敵(風神) 雷神太鼓 - 50 50 50 50 耐性 雷/麻痺/感電+100% 敵(雷神) アリスの人形 - - - - - 常時霊力自然回復 アリス加入イベント 大盗賊の心得 - - - - 30 盗み成功率+30% 敵(盗賊団首領) 氷の結晶 - - - - - 耐性 氷/凍傷+100% 敵(チルノ) ゾンビソウル - - - - - 常時体力5%回復耐性 即死/毒/鬱+100% 敵(芳香) ロボット - - - - - 常時攻撃力上昇クリティカル防止耐性 格闘/斬突/射撃+50% 永遠亭組加入イベント 河童玉 - - - - - 耐性 水+200% にとり加入イベント 水の社・海底世界に入る為に必要 ソロモンの指輪 - - - 500 - 毎ターン体力5%回復(自然回復重複可)耐性 闇+200% 呪い/即死+100%クリティカル防止 合成(霧雨魔法店) 会心の旗 800 - - - - クリティカル率+5 にとり D勲章 (15000) 100 100 100 100 闘技場Dランク制覇 C勲章 (25000) 200 200 200 200 闘技場Cランク制覇 B勲章 (50000) 300 300 300 300 闘技場Bランク制覇 A勲章 (100000) 400 400 400 400 闘技場Aランク制覇 闘将ベルト 増幅リング (5000) 30 30 30 30 SG増加量+20 合成(霧雨魔法店) 緑のイヤリング (175) - 7 7 - - 宝箱 裏の森、妖怪獣道、魔法の森、霧の湖 黄のイヤリング (600) - 17 17 - - 宝箱 紅魔館×3、幻草原、迷いの竹林 赤のイヤリング (1650) - 28 28 - - 宝箱 無名の丘、再思の道、妖怪の樹海 ブーケ (1000) - - 15 15 クリティカル防止 宝箱 魔法の森奥、再思の道、迷いの竹林奥 拡張カバン 5000 - - - - CP+3/デッキ+2 妖怪の山-総本山- 拡張カバン[大] 10000 - - - - CP+5/デッキ+4 妖怪の山-総本山-,闘技場50P ステート砂時計 (5000) - - - - 状態解除が速くなる(補助も状態異常も)(解除はポップされない) 宝箱 紅魔館、墓地、再思の道闘技場50P オートシールド (5000) - - - - 常に防御(ダメージ1/2)状態 宝箱 妖怪の山の洞窟、有頂天、太陽の森闘技場50P 浄化の鈴 (5000) - - - - 持続ダメージ無効化(毒や火傷など) 宝箱 廃洋館、地底への洞窟闘技場50P 陣太刀 (400) 10 10 - - - 宝箱 魔法の森、幻草原、迷いの竹林 魚の骨 (400) - 5 - - - 初期装備(燐)宝箱 妖怪獣道、霧の湖、魔法の森 鉤鎖 (400) - - - 15 回避率+2 宝箱 ミズナラの木、霧の湖、迷いの竹林 藁人形 (400) - - - - 通常攻撃に呪い/鬱の効果 初期装備(パルスィ)宝箱 魔法の森奥、迷いの竹林 リスキーリング (5000) -80% -80% -80% -80% 消費霊力0(ラストスペル使用不可)(EXスペル使用不可) 宝箱 墓地闘技場50P 蝙蝠の羽 (300) - - 8 - 回避率+3 敵(ブラックバット) セット 悪魔の尻尾 (300) - - 6 6 - 敵(サキュバス,ヴァンパイア) セット キラードールの鎌 (500) 16 - 6 - クリティカル率+6弱点 狂気-50% 敵(キラードール) 魔晶石 (500) - - 23 - 敵(暴走魔晶石,魔法妖樹) 鬼棍棒 (3000) 60 - - - 敵(大鬼) 海魚兵の槍 (3000) 32 28 - 16 回避率+2 敵(玄雲海魚兵) 法紋の数珠 (5000) 54 62 80 48 命中率+8/回避率+5クリティカル率+2 命蓮寺組加入イベント闘技場50P 慈悲の心 (5000) -50% - - - 闘技場50P 慈悲の魔心 (5000) - - -50% - 闘技場50P 英雄勲章 - - - - - クリティカル率+10耐性 全汎用異常+100% クエストNo.30の報酬 ▲ページ上部へジャンプ 専用装備 [部分編集] キャラ アイテム名 攻 防 魔 速 効果 主な入手 備考 魔理沙 ミニ八卦炉 - - +20% - - 初期装備,香霖堂 チルノ 凍ったカエル - - +9% +9% 耐性 炎+50% 初期装備 紫 紫の傘 +5% +5% +5% +5% 耐性 理+50% 初期装備 萃香 伊吹瓢 +15% - - - 体力自動回復(自然回復重複可) 初期装備 にとり にとりリュック - - - - クリティカル防止 CP+1/デッキ+3 初期装備 椛 椛の盾 - +20% - - 耐性 斬突/射撃+60% 初期装備 文 カメラ - +5% - +10% 耐性 光+50% 耐性 命中率低下+50% 初期装備 天子 要石 - +10% - - 耐性 自然+30% 耐性 衝撃+100% 初期装備 さとりこいし 第三の眼 - - +5% - ラーニング 耐性 思念+50% 初期装備 星 宝塔 - - +10% - 耐性 闇+50% 耐性 呪い+100% 初期装備 ▲ページ上部へジャンプ セット [部分編集] 2個セットで先に表記されてる装飾品のみ、同じ物を2つ装備して多重にセット効果を発生させられる アイテム名 セット効果 効果合計 備考 銀の盾銀の籠手シルバーブーツ 魔力+40 攻撃力+12 防御力+66魔力+40 速さ+13 スカイシールドスカイマントスカイブーツ 防御力+30魔力+30 防御+95魔力+75 速さ-1回避率+12 紫煙のマントマジックブーツ魔法使いの杖 魔力+60 魔力+94 速さ+17回避率+10 盗賊のマント盗賊の手袋盗賊の靴 速さ+100 攻撃力+3 防御力+24速さ+107回避率+14 盗み成功率+10% ローグマントローグハンドローグブーツ 速さ+150回避率+5 攻撃力+30 防御力+54速さ+230回避率+22 盗み成功率+20% 黒曜の籠手ブラックブーツ 防御力+40 攻撃力+32 防御力+89速さ+37 2個セット 黒曜の籠手 *2ブラックブーツ 防御力+80 攻撃力+64 防御力+150速さ+37 悪魔の籠手悪魔の杖 魔力+20呪い攻撃 攻撃力+50 防御力+36魔力+48呪い攻撃 2個セット 悪魔の籠手 *2悪魔の杖 魔力+40呪い攻撃 攻撃力+100 防御力+72魔力+68呪い攻撃 ウィングブーツ風魔杖 魔力+20速さ+20 魔力+54 速さ+41 2個セット ウィングブーツ *2風魔杖 魔力+40速さ+40 魔力+90 速さ+82 ねこみみうさみみ 速さ+30魅了攻撃 防御力+5魔力+5 速さ+60魅了攻撃 2個セット ねこみみ *2うさみみ 速さ+60魅了攻撃 防御力+10魔力+5 速さ+105魅了攻撃 蝙蝠の羽悪魔の尻尾 攻防魔速+20 攻撃力+20 防御力+20魔力+34 速さ+26回避率+3 2個セット 蝙蝠の羽 *2悪魔の尻尾 攻防魔速+40 攻撃力+40 防御力+40魔力+62 速さ+46回避率+6 ▲ページ上部へジャンプ 貴重品 [部分編集] アイテム名 購入(売却) 効果 主な入手 備考 ゲームマニュアル - ゲームの詳細/設定変更 ゲーム開始時 実績図鑑 - 取得実績数/詳細の閲覧 携帯用スキマ - スキマ空間に脱出する 使用場所に戻ることはできない 慧音先生の教科書 - 汎用状態異常確認 人里の寺子屋 文々。新聞 (1) ミニマップ表示 郵便受け ルナダイアル - ゲーム速度変更 紅魔館の咲夜の部屋 謎の種 - 育てることでアイテム入手 てゐP30,闘技場1P 不明石 - 鑑定することで素材入手 てゐP50,闘技場1P てゐ迷路入場券 てゐ迷路に入れるようになる くじびき,魔理沙他支援効果 所持上限1てゐP50と交換できる マスターキー 500000 全ての宝箱を開けられる 中有の道 無くならない 黄金のつるはし 500000 全ての鉱石を掘り出せる ○○香花 - 最大体力/霊力上昇 各地フィールド上の花からランダム闘技場10P 所持上限10 ○○薬 - ステータス上昇 各種モンスタードロップor盗む宝箱,てゐP150,闘技場10P ローヤルゼリー - ステータス上昇 盗む(幻想女王蜂,イチゴちゃん,リアルフットプリン) 所持上限5 Pアイテム/紅 (1250) 経験値3000獲得 くじびき,てゐP25,合成 所持上限999 Pアイテム/蒼 7000 経験値10000獲得 くじびき,てゐP70,合成,妖怪の山/道具屋 Pアイテム/翠 15000 経験値30000獲得 てゐP150,合成,妖怪の山/道具屋闘技場Dランク景品 Pアイテム/黄 40000 経験値100000獲得 てゐP400,合成,妖怪の山/道具屋闘技場Cランク景品 Pアイテム/紫 (50000) 経験値300000獲得 てゐP1000,合成闘技場A,Bランク景品 太陽の鍵 - 太陽の畑の扉を開けられる 謎の種 間欠泉まんじゅう 1000 汎用異常無効化(10ターン) 間欠泉温泉 所持上限1 超野菜 - 味方全体の体力を1%+9999回復 人里/お食事亭 無くならない実績「料理マスター」(料理全21種習得)を解禁と同時に入手 精霊の石 - 味方全体の霊力を30回復 人里/東区 通行人 無くならない実績「幻想の漫遊記」(セーブ500回以上)を解禁と同時に入手 騒霊オルゴール - 戦闘BGMを変更する事ができる 敵(Prismriver Shadow) 蛙解石 - 歪んだ石の封印を解き放つ魔石 敵(フロッグファントム)闘技場5P 350八岐大蛇と戦う度に1つ消費 ゆっくりチケット - ゆっくりの住処に入る為のチケット 敵(レアメタル、ぐちょメタル、ゆっくり系)闘技場75P 蓄音器 - 使うとさいきょーな曲が流れる 大妖精の家/内部(クリア後) ▲ページ上部へジャンプ TOPページへ戻る
https://w.atwiki.jp/chaos-touhou/pages/616.html
“東方永夜抄”“永遠亭のウサギ” 読み:“とうほうえいやしょう”“えいえんていのうさぎ” カテゴリー:Chara/女性 作品:永夜編 属性:無 ATK:6(-) DEF:4(+1) 【登場】〔自分の手札の 永夜編 のキャラカード1枚を控え室に置く〕 [自動]このキャラが登場かレベルアップかオートレベルアップした場合、ターン終了時まで、このキャラは攻撃力が4上昇する。 [永続]このキャラ以外の《“東方永夜抄”“永遠亭のウサギ”》が1体以上登場している場合、このキャラは『貫通』を得る。 幸運が訪れるわー illust:とんとろ 永夜-049 C 収録:ブースターパック「OS:東方混沌符 -永夜編-」 参考 特徴“東方永夜抄”を持つキャラ・エクストラ一覧 “異変解決”“東方永夜抄”逢魔が時「十六夜 咲夜」&「魂魄 妖夢」 “異変解決”“東方永夜抄”永夜異変「博麗 霊夢」&「霧雨 魔理沙」 “異変解決” “東方永夜抄”ラストスペル「霧雨 魔理沙」 “異変解決” “東方永夜抄”ラストスペル「博麗 霊夢」 “東方永夜抄”赤眼催眠「鈴仙・優曇華院・イナバ」 “東方永夜抄”蟲を操る妖蟲「リグル・ナイトバグ」 “東方永夜抄”老いる事も死ぬ事も無い人間「藤原 妹紅」 “東方永夜抄”禁呪の魔法使い「霧雨 魔理沙」 “東方永夜抄”生命遊戯「八意 永琳」 “東方永夜抄”狂気を操る月の兎「鈴仙・優曇華院・イナバ」 “東方永夜抄”火の鳥「藤原 妹紅」 “東方永夜抄”海を渡る兎の軌跡「因幡 てゐ」 “東方永夜抄”永遠亭の主人「蓬莱山 輝夜」 “東方永夜抄”永遠亭の「鈴仙・優曇華院・イナバ」 “東方永夜抄”永遠亭の「因幡 てゐ」 “東方永夜抄”永遠亭の「八意 永琳」 “東方永夜抄”永遠と須臾を操る月人「蓬莱山 輝夜」 “東方永夜抄”永夜返し -初月-「蓬莱山 輝夜」 “東方永夜抄”永夜返し -世明け-「蓬莱山 輝夜」 “東方永夜抄”永夜返し -丑の刻-「蓬莱山 輝夜」 “東方永夜抄”歴史を食べるワーハクタク「上白沢 慧音」 “東方永夜抄”正直者の死「藤原 妹紅」 “東方永夜抄”歌で人を狂わす夜雀「ミスティア・ローレライ」 “東方永夜抄”梟の夜鳴声「ミスティア・ローレライ」 “東方永夜抄”月兎遠隔催眠術「鈴仙・優曇華院・イナバ」 “東方永夜抄”月のいはかさの呪い「藤原 妹紅」 “東方永夜抄”旧秘境史「上白沢 慧音」 “東方永夜抄”新幻想史「上白沢 慧音」 “東方永夜抄”幽冥の剣客「魂魄 妖夢」 “東方永夜抄”幻想の巫女「博麗 霊夢」 “東方永夜抄”天人の系譜「八意 永琳」 “東方永夜抄”夢幻の使用人「十六夜 咲夜」 “東方永夜抄”壺中の大銀河「八意 永琳」 “東方永夜抄”地上の流星「リグル・ナイトバグ」 “東方永夜抄”古代の詐欺師「因幡 てゐ」 “東方永夜抄”人間を幸運にする妖怪兎「因幡 てゐ」 “東方永夜抄”リトルバグ「リグル・ナイトバグ」 “東方永夜抄”ラストワード「藤原 妹紅」 “東方永夜抄”ラストワード「蓬莱山 輝夜」 “東方永夜抄”ファーストピラミッド「上白沢 慧音」 “東方永夜抄”シンデレラケージ「鈴仙・優曇華院・イナバ」&「因幡 てゐ」 “東方永夜抄”イルスタードダイブ「ミスティア・ローレライ」 “東方永夜抄”あらゆる薬を作る月人「八意 永琳」 “東方永夜抄”Stage5 穢き世の美しき檻「因幡 てゐ」 「鈴仙・優曇華院・イナバ」 “東方永夜抄”Stage4 uncanny 伝説の夢の国「博麗 霊夢」 「十六夜 咲夜」 “東方永夜抄”Stage4 powerful 魔力を含む土の下「霧雨 魔理沙」 「魂魄 妖夢」 “東方永夜抄”Stage3 歴史喰いの懐郷「上白沢 慧音」 “東方永夜抄”Stage2 人間の消える道「ミスティア・ローレライ」 「霧雨 魔理沙」 “東方永夜抄”Stage1 蛍火の行方「リグル・ナイトバグ」 「博麗 霊夢」 “東方永夜抄”Final 姫を隠す夜空の珠「八意 永琳」 “東方永夜抄”Final B 五つの難題「八意 永琳」 「蓬莱山 輝夜」 “東方永夜抄”Extra 蓬莱人形「上白沢 慧音」 「藤原 妹紅」 “東方永夜抄” 永遠亭のウサギ “東方永夜抄” Imperishable Night. 特徴“永遠亭のウサギ”を持つキャラ・エクストラ一覧 “東方永夜抄” 永遠亭のウサギ
https://w.atwiki.jp/nicotetsu/pages/858.html
概要 東武鉄道の特急型電車で、バブル期にホテルのデザイナーを招いて作られた豪華な特急。 現在でもその豪華さは健在である。 ホットフードが販売できるビュッフェや、床にカーペットを敷き、大理石を用いたテーブルのある個室など 今の東武を代表する特急電車にふさわしい内装や外観となっている。 浅草からの「スペーシアけごん」「スペーシアきぬ」と、JR新宿からの「スペーシアきぬがわ」「スペーシア日光」に用いられる。 ニコニコ鉄道での運用 南初音支社・鶴抵支社・芝地区開発プロジェクト 3支社間環状特急「スペーシアてゐ」に用いられる。 編成 スペーシアてゐ編成 5両編成2本が在籍、全て鶴抵支社の受け持ち。
https://w.atwiki.jp/dreamself/pages/621.html
151 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/09/17(日) 06 44 31 [ DiSxI32I ] 自分が通ってた小学校のグラウンドに立ってた。 懐かしがってうろうろする俺。そうしているうちにボロボロの飼育小屋についた。 自分の知ってるウサギとかチャボとかもうみんな死んじゃってるんだろうなぁ…とか思って覗いてみた。 何故かてゐ?が飼われてた。 別段不機嫌だとかそんなことなく、そこにいるのが当然みたいな顔して座ってるてゐ。 何となく指を突っ込んでみる。甘噛みされる。 腹でも空いてるのかと思って、弁当箱から玉子焼きを出して食べさせてみる。 幸せそうにもぐもぐ食べてくれた。 以外と普通の夢だった。 現実 のんびり
https://w.atwiki.jp/harukaze_lab/pages/319.html
小婢 徳田秋声 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)片輪《かたわ》 |:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号 (例)一|時《しきり》 [#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定 (例)[#地付き] /\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号) (例)あを/\ 濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」 「片輪《かたわ》でない限《かぎ》り、誰《だれ》でも女《をんな》はみんなさうなんですから、ちつとも恥《はづ》かしいことはないんですよ。ちやんと自分《じぶん》で始末《しまつ》をおしなさいよ。訳《わけ》のないことですからね。」 細君《さいくん》がさう言《い》つて、そんな事《こと》にはとかく感《かん》じの鈍《にぶ》いお清《きよ》を諭《さと》してゐる声《こゑ》が、ふとその時《とき》私《わたし》の耳《みゝ》に入《はい》つた。 それは或《あ》る日《ひ》の晩方《ばんがた》であつた。いつもの癖《くせ》で、私《わたし》はぼんやり晩春《ばんしゆん》の庭《には》の風情《ふぜい》を見《み》てゐた。松《まつ》の老木《おいき》の蔭《かげ》に八重《やへ》の椿《つばき》がまだ咲《さ》き残《のこ》つてゐた。近頃《ちかごろ》結《ゆは》へたばかりの青々《あを/\》した竹《たけ》の垣根《かきね》ぎわに、えにしだの細条《さいでう》が、鮮《あざ》やかな黄色《きいろ》い花《はな》を綴《つゞ》つて瓔絡《えうらく》のやうに、しと/\ふる小雨に撓《たわ》んでゐた。黄昏《たそがれ》ちかい空《そら》の色《いろ》が、一|時《しきり》木々《きゞ》の若葉《わかば》を美《うつく》しく見《み》せてゐた。 十二か三で、東北《とうほく》の山《やま》から出《で》て来《き》たお清《きよ》も、もう十五になつてゐた。節々《ふし/″\》がかつ詰《つま》つてゐるので、子供々々《こども/\》してゐたけれど、はち切《き》れさうに脹《ふく》れた頬《ほゝ》に熟《じゆく》した柘榴《ざくろ》の実《み》のやうな赤味《あかみ》をもつて、かた/\と堅《かた》ぶとりに肥《ふと》つた体《からだ》が、ぶつ切《き》つたやうな不恰好《ぶかつかう》さで、年《とし》は年《とし》なりに発育《はついく》してゐた。 お清《きよ》もこの頃《ごろ》女《をんな》になつたらしい、細君《さいくん》がそんなことを言《い》ひだしたのは、もう余程前《よつぽどまへ》からであつた。彼女《かのぢよ》はお清《きよ》がそれを何《ど》う仕末《しまつ》をするかゞ気《き》になつてならなかつた。そしてそんな形迹《けいせき》がある度《たび》ごとに、それを仕末《しまつ》することを教《をし》へたのであつたが、お清《きよ》はいつもその事実《じじつ》を否定《ひてい》するだけであつた。 「下盥《しもたらひ》があるんですからね、間違《まちが》ひなくあれで早速《さつそく》お洗《あら》ひなさいよ。そこいらにつくねておいては可《い》けませんよ。洗濯《せんたく》したら手《て》もよくお洗《あら》ひなさいよ。食物《たべもの》を弄《いぢ》るんですからね。」 細君《さいくん》は繰返《くりかへ》して言《い》つて聞《きか》してゐた。 「それにしても、少《すご》し早《はや》いわね。私《わたし》十八でしたよ。」 細君《さいくん》は縁《えん》にちかいところで、針仕事《はりしごと》をしてゐるお清《きよ》より年上《としうへ》のお松《まつ》に話《はなし》かけた。彼女《かのぢよ》はもうそれのあがるのを待《ま》つやうな年《とし》であつた。 「私《わたし》はあつても軽《かる》うございますの。大抵《たいてい》二|日《か》ぐらゐで済《す》みますから、」お松《まつ》は言《い》つてゐた。 お清《きよ》の棒立《ぼうだ》ちに立《た》つてゐる姿《すがた》が、私《わたし》の方《はう》からも見《み》えた、私《わたし》はまるで余所事《よそごと》のやうに無関心《むくわんしん》に聞《き》いてゐたのであつたが、女達《をんなたち》の間《あひだ》にはそれか大問題《だいもんだい》となつてゐるらしいのであつた。 暫《しばら》くすると、七つになる末《すゑ》の娘《むすめ》とふざけてゐるお清《きよ》の噪《はしや》いだ声《こゑ》が茶《ちや》の室《ま》の一《ひと》つ先《さ》きの部屋《へや》から聞《きこ》えて来《き》た。彼女《かのぢよ》が一|番《ばん》親《した》しい感情《かんじやう》をもちうるのは、十|人《にん》の家族《かぞく》のなかで一|番《ばん》小《ちひ》さい我儘《わがまゝ》なその娘《むすめ》だけであつた。 しかし吩咐《いひつ》けさへすれば、何事《なにごと》にもお清《きよ》はよく働《はたら》いた。小《ちひ》さい時《とき》から細君流《さいくんりう》に仕込《しこ》まれたので、どこか抜《ぬ》けたところがありながらに、大抵《たいてい》のことはきちんと始末《しまつ》ができるくらゐに躾《しつ》けられてゐた。台所《だいどころ》に入用《にふよう》なものの買入《かひい》れ方《かた》も一と通《とほり》腹《はら》へはいつてゐたし、煮物《にもの》の仕方《しかた》も少《すこ》しは覚《おぼ》えてゐた。私達夫婦《わたしたちふうふ》の着物《きもの》の仕末《しまつ》や、数《かず》の多《おほ》い子供《こども》たちの槻衣《しやつ》や猿股《さるまた》の出入《だしい》れも心得《こゝろえ》てゐた。新《あた》らしい毛《け》の薄《うす》い方《はう》のシヤツをと言《い》へば、彼女《かのぢよ》は「はい」と言《い》つて、それを持《も》つてきてくれるし、足袋《たび》をおくれと言《い》へば、声《こゑ》に応《おう》じてちやんと其《それ》をもつて来《き》てくれた。買《か》ひものを一時《いちどき》にいくつも吩咐《いひつ》けても、間違《まちが》へるやうなことはなかつた。お客《きやく》さまの下駄《げた》はいくら言《い》つても、その都度《つど》命《めい》じなければ、揃《そろ》へておくことを忘《わす》れがちで、指《ゆび》の詰《つ》つた其《そ》の手《て》からは瀬戸《せと》ものが屡《しば/\》すべりがちであつた。それに自身《じしん》の髪《かみ》の始末《しまつ》をしようと云《い》ふ気《き》が なかつた。姿《なり》を調《とゝの》へるといふことにも、全《まつた》く感覚《かんかく》か働《はたら》かなかつた。で、着《き》ものや帯《おび》に気《き》をつけてやつても、それか少《すこ》しも体《からだ》につかないのが、細君《さいくん》には張合《はりあ》ひがなかつた。 お清《きよ》はどうかすると、機嫌《きげん》をわるくして、口《くち》も利《き》かずに脹《ふく》れてゐるやうなことがあつた。発作的《ほつさてき》に泣《な》くこともあつたが、不断《ふだん》はさう暗《くら》い感《かん》じのしない子供《こども》であつた。私《わたし》の家庭《かてい》から若《も》しお清《きよ》をなくしたら、日々《ひゞ》のこま/\した使《つか》ひ歩《ある》きや、家《うち》のなかの用事《ようじ》などに、何《ど》んな不自由《ふじいう》を感《かん》ずるかは誰《たれ》にもよく判《わか》つてゐた。 「みんなでさう一々《いち/\》お清《きよ》にばかり用事《ようじ》をいひつけては可《い》けないぢやないか。名々《めい/\》でできることは自分《じぶん》でしなさい。」私《わたし》は時々《とき/″\》子供《こども》たちに、さう言《い》はずにはゐられなかつたが、彼女《かのぢよ》にも少《すこ》しは智識《ちしき》の目《め》をあけてやらなければならないことや、針《はり》をもつこ とを習《なら》はしておかなければならないことも、時々《とき/″\》口《くち》にしながら、その暇《ひま》を与《あた》へるのが困難《こんなん》であつた。勿論《もちろん》針《はり》をもつことなどは、全《まつた》く彼女《かのぢよ》の性《しやう》に合《あ》はなかつた。 「お清《きよ》ももう少《すこ》し何《ど》うにかなつてくれないぢや困《こま》りますね。切《せ》めてお君《きみ》ぐらゐに。」細君《さいくん》は何《なに》よりもそれを気《き》にかけてゐた。 お君《きみ》といふのは、お清《きよ》の姉《あね》であつたが、小《ちひ》さいながらにまだしもいくらか形《かたち》が調《とゝの》つてゐた。 お君《きみ》は鉱山《くわうざん》をやつてゐる私《わたし》の甥《をひ》のところに長年《ながねん》使《つか》はれてゐた。その親達《おやたち》も鉱山《くわうざん》の仕事《しごと》に働《はたら》いてゐた。そしてそんな因縁《いんねん》から、お清《きよ》は東京《とうきやう》へ送《おく》られて来《き》たのであつたが、親《おや》たちと甥《をひ》との経済関係《けいざいくわんけい》が複雑《ふくざつ》してゐるので、最初《さいしよ》お清《きよ》が来《き》たときには、着物《きもの》を着《き》せて、食《た》べさせておいてくれゝば、それで十|分《ぶん》だど言《い》ふのであつたけれど、体《からだ》の弱《よわ》い彼女達《かのぢよたち》の父親《ちゝおや》は、とかく二人《ふたり》の娘《むすめ》を当《あ》てにしがちであつた。時々《とき/″\》彼《かれ》から長《なが》い手紙《てがみ》が来《き》た。細君《さいくん》はお清《きよ》の給銀《きふぎん》の前貸《まへが》しのつもりで、適当《てきとう》に思《おも》ふ程度《ていど》で彼《かれ》の要求《えうきう》に応《おう》じてゐた。 「それはそれとして、お清《きよ》のために月々《つき/″\》貯金《ちよきん》はしておいてやらなければ。」 「それも思《おも》ふんですけれど、着物《きもの》も拵《こしら》へてやらなければなりませんし、大凡《おほよ》そのところでやつぱり決《き》めておいた方《はう》がいゝと思《おも》ひますね。」細君《さいくん》は言《い》つてゐた。 お清《きよ》の父方《ちゝかた》の祖母《そぼ》が、時々《とき/″\》勝手《かつて》へやつて来《き》た。彼女《かのぢよ》はもう七十であつたが、学生《がくせい》のために御飯焚《ごはんたき》などして、何《ど》うにか自分《じぶん》で食《た》べてゐた。弟子息《おとうとむすこ》が一人《ひとり》東京《とうきやう》にゐたけれど、傭《やと》はれ先《さ》きの金《かね》を使《つか》ひこんで、しばらく田舎《ゐなか》へ行《い》つてゐた。老婆《らうば》は不検束《ふしだら》な子息《むすこ》のために、その穴《あな》を月々《つき/″\》少《すこ》しづゝでも埋《う》めて行《ゆ》かなければならなかつた。鉱山《くわうざん》にゐる兄子息《あにむすこ》からの無心《むしん》も、お清《きよ》が来《き》た当座《たうざ》は、大抵《たいてい》その老婆《らうば》が取次《とりつ》ぎに立《た》つのであつた。細君《さいくん》は老婆《らうば》から、意気地《いくぢ》のない二人《ふたり》の子息《むすこ》や嫁《よめ》たちのことで、よく愚痴《ぐち》をこぼされた。そして時々《とき/″\》心附《こゝろづけ》なぞをもらつてゐるうちに、老婆《らうば》はすつかり細君《さいくん》に昵《なじ》んでゐた。 お清《きよ》は小面憎《こづらにく》いほど、ませてゐる姉《あね》のお君《きみ》に似《に》てゐたけれど、しかし全《まつた》く違《ちが》つてゐた。言葉《ことば》の綺麗《きれい》なことと、まめに働《はたら》くことは似《に》てゐたけれど、姉《あね》のやうな気働《きばたら》きはなかつた。そこに出《で》てゐる小銭《こぜに》を取《と》つたり、箪笥《たんす》のなかから、小片《こぎれ》や、細紐《ほそひも》のやうなものを偸《ぬす》んだりする悪《わる》い手癖《てくせ》も共通《きようつう》であつたけれど、お清《きよ》は姉《あね》のやうにそれを体《からだ》につけるやうなことはしなかつた。 「きつとお君《きみ》にやつたんでせうと思《おも》ひますよ。」 死《し》んだ娘《むすめ》が体《からだ》につけて、ひどく気《き》に入《い》つてゐた帯留《おびどめ》のなくなつたことに気《き》づいたときも、それが確《たし》かにお清《きよ》の所為《しよゐ》だと考《かんが》へられた。そして、さう言《い》つたこま/\した物《もの》が、時々《とき/″\》紛失《ふんしつ》した。細君《さいくん》はすかすやうにお清《きよ》にきいて見《み》た。 「いゝえ取《と》りません。」お清《きよ》はいつでも言張《いひは》つた。 細君《さいくん》は終《しま》ひに根《こん》まけをしてしまつた。 子供《こども》か本《ほん》のなかに挿《はさ》んでおいた五|円紙幣《ゑんしへい》がちよつとの間《ま》になくなつて、大騒《おほさわ》ぎをしたこともあつた。そして夕方《ゆふがた》になると、それが不思議《ふしぎ》に一|頁々々《ページ/\》繰返《くりかへ》しく捜《さが》しても見《み》つからなかつた本《ほん》のなかから、ひらりと落《お》ちた。お清《きよ》はそんな騒《さわ》ぎのあひだ、いつでも全《まつた》く剛情《がうじやう》な唖《おし》であつた。勿論《もちろん》それは今《いま》までの女中《ぢよちう》の二三|人《にん》にも共通《きようつう》の、或《あ》る時期《じき》に起《おこ》りがちな本能的《ほんのうてき》な発作《ほつさ》でもあつた。 しかしお清《きよ》が尤《もつと》も私《わたし》の家庭《かてい》に有難《ありがた》がられることは、小《ちひ》さい娘《むすめ》のお末《すゑ》の懐《なつ》いてゐることであつた。お末《すゑ》が折監《せつかん》される場合《ばあひ》、お清《きよ》はいつでも目《め》に一|杯《ぱい》涙《なみだ》をためてゐた。お末《すゑ》が一|生懸命《しやうけんめい》救《すく》ひを求《もと》めるのもお清《きよ》であつた。そこにお清《きよ》の素朴《そぼく》な感情《かんじやう》があつた。 お松《まつ》が来《き》てから、お松自身《まつじしん》の給銀《きふぎん》で、時々《とき/″\》帯《おび》や着物《きもの》を、細君《さいくん》に見《み》たてゝもらふことがあつた。お末《すゑ》にはそれが不思議《ふしぎ》に思《おも》へた。 「どうして母《かあ》さんはお松《まつ》だけにお衣《べゝ》を買《か》つてやるの。」お末《すゑ》は遠慮《ゑんりよ》なく母親《はゝおや》に質問《しつもん》して、細君《さいくん》を困《こま》らせた。お松《まつ》を嫌《きら》ひなことも、つけ/\口《くち》へ出《だ》して言《い》ふのであつた。 「清《きよ》さんにもお衣《べゝ》を買《か》つてあげて頂戴《ちやうだい》よ。」お末《すゑ》は母親《はゝおや》にねだつた。 細君《さいくん》はこんなものが見《み》つかつたと言《い》つて、赤味《あかみ》のかゝつた綿繻子《めんじゆす》の帯《おび》に着物《きもの》の地《ぢ》を一|反《たん》買《か》つて来《き》た。お末《すゑ》はそれを見遁《みのが》さなかつた。 「これ清《きよ》やのよ、いゝでせう。」お末《すゑ》はさう言《い》つて、それを抱《かゝ》えて飛《と》んで行《い》つたが、お清《きよ》のゐないのに失望《しつばう》しながら、そこに働《はたら》いてゐるお松《まつ》に見《み》せた。 お松《まつ》は「さうですか」と赤《あか》くなつて笑《わら》つてゐた。 震災後《しんさいご》また東京《とうきやう》へ舞《ま》ひ戻《もど》つてゐたお清《きよ》の叔父《をぢ》が、ある日《ひ》勝手口《かつてぐち》へ、その姉《あね》と一|緒《しよ》に姿《すがた》を現《あら》はした。お清《きよ》の唯《たつ》た一人《ひとり》の叔母《をば》である、その姉《あね》は京都《きやうと》に住《す》んでゐた。娘《むすめ》はカフエーの女給仕《をんなきふじ》をしてゐた。彼女《かのぢよ》は東京《とうきやう》へ来《き》たてに、老婆《らうば》とつれ立《だ》つて、一|度《ど》姪《めい》のお清《きよ》が、何《ど》んなになつたかを見《み》に来《き》た。 「小《ちひ》さいね。」 叔母《をば》は期待《きたい》を裏切《うらぎ》られて、お清《きよ》を見《み》て笑《わら》つてゐるより外《ほか》なかつた。でなかつたら、もつと有利《いうり》なところへ、例《たと》へば自分《じぶん》の娘《むすめ》のでてゐるカフエーのやうなところへでも住《す》みこませるために、私《わたし》のところを暇《ひま》をもらふつもりであつたかも知《し》れないのであつた。 その叔母《をば》が弟《おとうと》と二人《ふたり》で遣《や》つて来《き》たのである。 「何《なに》か訳《わけ》がある。」細君《さいくん》はその瞬間《しゆんかん》にさう思《おも》つた。 段々《だん/″\》生長《せいちやう》して来《き》たお清《きよ》一人《ひとり》を、皆《みん》なが何《ど》んなに注目《ちゆうもく》してゐるかゞ、この頃《ころ》細君《さいくん》にも感《かん》ぜられて来《き》てゐた。少《すご》し役《やく》に立《た》つやうになつたところで、抜《ぬ》いて行《ゆ》かれることは、何《なん》と言《い》つても家婦《かふ》としての彼女《かのぢよ》には苦痛《くつう》であつた。その上《うへ》お清《きよ》のためにも好《い》いことではなかつた。 ちやうど其《そ》の頃《ころ》、礦山《くわうざん》にゐるお清《きよ》の父《ちゝ》から、金《かね》の要求《えうきう》が来《き》てゐた。私《わたし》たちはそれを送《おく》る心組《こゝろぐみ》ではあつたけれど、わざと渋《しぶ》くつてゐた。震災後《しんさいご》彼《かれ》は東京《とうきやう》で一|稼《かせ》ぎするつもりで、山《やま》をおりて来《き》たことがあつた。そして其《そ》の時《とき》お清《きよ》を見《み》に私《わたし》のところへ遣《や》つて来《き》た。間《ま》もなく彼《かれ》は何《なに》かの労働《らうどう》に有《あ》りついたらしかつた。それが都合《つがふ》よく行《ゆ》きさへすれば、妻《つま》や幼《をさな》い子供《こども》たちを、山《やま》から呼《よ》びよせる積《つも》りであつた。彼《かれ》は体《からだ》も、余《あま》り丈夫《ちやうぶ》でないらしかつたが、怠《なま》けものでもあるらしい噂《うはさ》であつた。お清《きよ》たちが肖《に》てゐる、彼《かれ》の妻《つま》は、それでも能《よ》く子供《こども》を産《う》んだ。或《あ》るときは、亭主《ていしゆ》の留守《るす》に、他《ほか》の男《をとこ》が来《き》て寝《ね》てゐたことを見《み》たなぞと、礦山《くわうぎん》にゐる甥《をひ》の弟《おとうと》から聞《き》いたこともあつた。 細君《さいくん》は、水口《みづぐち》のところで、大分《だいぶん》長《なが》いあひだ叔父《をぢ》と叔母《をば》とに話《はなし》を交換《かうくわん》してゐたが、やがて二|人《り》が帰《かへ》つて行《い》つたところで、私《わたし》のところへ報告《はうこく》にやつて来《き》た。 「お清《きよ》を工場《こうば》へやらうと思《おも》ふから、今直《います》ぐ暇《ひま》をくれつて言《い》つて来《き》たんですよ。」細君《さいくん》は少《すこ》し憤《おこ》つたやうな不安《ふあん》の色《いろ》を浮《うか》べてゐた。 「親《おや》もそれを承知《しようち》だと言《い》ふんです。何分《なにぶん》お金《かね》がいるので、何《ど》うせ娘《むすめ》を、食《く》ふつもりだつて言草《いひぐさ》なんです。だつてそんな勝手《かつて》な話《はなし》つてないぢやありませんか。私《わたし》は今《いま》が今《いま》といふ訳《わけ》には行《ゆ》かないと言《い》つたんですの。第《だい》一|親達《おやたち》の方《はう》も聞《き》いて見《み》なくちや判《わか》りませんもの。実際《じつさい》親《おや》の方《はう》からさう言《い》つて来《き》たとすれば、金《かね》の無心《むしん》はをかしいですもの。お婆《ばあ》さんの話《はなし》でも聞《き》いてゐますけれど、あの叔父《をち》が好《よ》くないらしいんですよ。お清《きよ》を食《く》ひものにする積《つも》りかも知《し》れませんからね。多分《たぶん》もう幾許《いくら》かのお金《かね》を取《と》つて、約束《やくそく》したのでせうよ。」 「お清《きよ》が浮《うか》ばれないね。」 「えゝ、それも有《あ》りますし、私《わたし》敬《けい》さんのところへ行《ゆ》かうと思《おも》ひます。そして親達《おやたち》に逢《あ》つて話《はなし》をして来《き》た方《はう》がいゝでせう。」 敬《けい》ちやんは甥《をひ》の名《な》であつた。 「それで結局《けつきよく》……。」 「一|応《おう》親達《おやたち》へ照会《せうくわい》してからのことにしませうつて、帰《かへ》したんですが、また来《き》ますでせう。外《ほか》でお清《きよ》にも言葉《ことば》をかけてゐました。お清《きよ》が無愛相《ぶあいさう》にしてゐるものですから、叔父《をぢ》さんを忘《わす》れたかなんて。お清《きよ》は肯《き》かないんですの。いゝえ善《よ》く覚《おぼ》えてますつて、澄《すま》してゐるんです。お清《きよ》も莫迦《ばか》ぢやありませんよ。是《これ》までにもあの叔父《をぢ》には瞞《だま》されたことがあるから、何《ど》うしても行《ゆ》くのは厭《いや》だと言《い》つて、あすこで泣《な》いてゐますよ。それにお清《きよ》はお末《すゑ》をおいて行《ゆ》くのが辛《つら》いんですの。」 今《いま》ではお清《きよ》も親《した》しい家族《かぞく》の一|人《り》であつた。 お清《きよ》の姉《あね》のお君《きみ》が、祖母《そぼ》につれられて、体《からだ》の振《ふ》り方《かた》を相談《さうだん》に来《き》たのは、それから大分《だいぶん》たつてからであつた。お君《きみ》は長《なが》く居《ゐ》なじんだ私《わたし》の甥《をひ》のところを暇《ひま》をもらつて、親元《おやもと》へ帰《かえ》つてゐた。そして今度《こんど》東京《とうきやう》へ出《で》て来《き》たのであつた。親《おや》たちと甥《をひ》のあひだに、何《なに》か葛藤《かつとう》があつたらしいのであつた。 お君《きみ》は敬《けい》ちやん達《たち》夫婦《ふうふ》が、東京《とうきやう》で暮《くら》してゐた成金時代《なりきんじだい》にも、ついて来《き》てゐたので、私《わたし》たちもよく知《し》つてゐた。敬《けい》ちやんの細君《さいくん》は、その時分《じぶん》からませたお君《きみ》を傍《そば》におくのを危険《きけん》がつてゐたが、今度《こんど》来《き》てみると、その頃《ころ》から見《み》ると、まるで様子《やうす》が変《かは》つてゐた。体《からだ》が厭《いや》に姿《なり》づくつてゐた。口《くち》の利《き》き方《かた》なぞにも素朴《そぼく》なところが、少《すこ》しもなかつた。 「並《なら》べてみると、容色《きりよう》はわるくても、自家《うち》のお清《きよ》の方《はう》が厭味《いやみ》がなくて、どんなに好いかしれやしない。」 細君《さいくん》は言《い》つてゐたが、お君《きみ》を何処《どこ》ぞ好《い》いところへ住《す》みこませてやらうと適当《てきたう》らしい場所《ばしよ》を探《さが》してゐた。 「わたし来《く》るときにも、お米《こめ》を一|俵《ぺう》借《か》りて入《い》れて来《き》ましたし、お父《とう》さんの薬代《くすりだい》も滞《とゞこほ》つてをりますから、何《ど》うしても四五十|円《ゑん》のお金《かね》を送《おく》つてやらなければなりません。」お君《きみ》は言《い》つてゐた。 口《くち》さへ見《み》つかれば、その位《くらゐ》の前借《ぜんしやく》は訳《わけ》のないことでもあつたが、親達《おやたち》の腑効《ふがひ》ないことが、一|層《そう》明《あきら》かになつた。つい四五|日前《にちまへ》に、私《わたし》も要求《えうきう》されたものを送《おく》つてやつたばかりであつた。少《すこ》し子供《こども》のことを考《かんが》へるやうにと、その時《とき》私《わたし》はいつになく彼《かれ》に手紙《てがみ》を書《か》いた。 するとちやうど好《い》い口《くち》が見《み》つかつた。是非《ぜひ》よこしてくれと言《い》ふのであつた。細君《さいくん》は間《あひだ》へ入《はい》つた入《ひと》のところまで、お君《きみ》を見《み》せに連《つ》れて行《い》つた。そして話《はなし》がすつかり取《と》り決《き》められたところで、お君《きみ》はお清《きよ》をつれて、一|日《にち》浅草《あさくさ》あたりで遊《あそ》ぶことになつてゐたが、その前《まへ》に叔母《をば》や叔父《をぢ》に其《そ》の話《はなし》をして来《く》ると言《い》つて、或日《あるひ》本所《ほんじよ》へ行《い》つた。 「今夜《こんや》帰《かへ》つておいでなさいよ。先方《せんぱう》の家《うち》でも待《ま》つてゐるんですから。」 「え、きつと帰《かへ》つてまゐります。」お君《きみ》はさう言《い》つて出《で》て行《い》つた。 しかしお君《きみ》は容易《ようい》に帰《かへ》つてこなかつた。その上《うへ》三|日目《かめ》に、叔父《をぢ》が更《さら》にお清《きよ》を迎《むか》ひに来《き》た。私《わたし》は来客《らいきやく》と後《うし》ろの家《うち》で話《はな》してゐた。細君《さいくん》も傍《そば》にゐたか、叔父《をぢ》が来《き》たときいて、何《なに》かまた事《こと》が起《おこ》つたのであらうと、不安《ふあん》な予覚《よかく》を感《かん》じながら、細君《さいくん》は立《た》つてゐた。 叔父《をぢ》はもうお清《きよ》の暇《ひま》を取《と》らうとは言《い》はなかつた。京都《きやうと》でカフヱに女給仕《をんなきふじ》をしてゐる、お清姉妹《きよきやうだい》の従妹《いとこ》が上京《じやうきやう》したので、お清《きよ》を逢《あ》はせたいと言《い》ふのであつた。 「話《はなし》はわかるんですの。叔父《をぢ》も思《おも》つたより人《ひと》がよささうです。」細君《さいくん》は安心《あんしん》したやうに言《い》つた。 とにかくお清《きよ》を遣《や》ることにしたが、全《まつた》く安心《あんしん》はできなかつた。 実際《じつさい》またお清《きよ》は二|日《か》も帰《かへ》つて来《こ》ないのであつた。 「もう帰《かへ》らないんぢやないか。」私《わたし》は言《い》つたが、細君《さいくん》は叔父《をぢ》たちを信《しん》じてゐた。 「そんな事《こと》はありませんよ。それにお清《きよ》かすつかり自家《うち》のものに成《な》り切《き》つてゐますから。」細君《さいくん》は言《い》つてゐた。 果《はた》して三|日目《かめ》にお清《きよ》が叔父《をぢ》につれられて帰《かへ》つて来《き》た。 私《わたし》は気忙《きぜは》しかつたので、詳《くは》しいことはわからなかつたけれど、細君《さいくん》の話《はなし》によると、口《くち》がきまつて、金《かね》を前借《ぜんしやく》するばかりになつてゐたお君《きみ》が、女給仕《をんなきふじ》の従姉《いとこ》に、すつかり唆《そゝのか》されてしまつたのであつた。 「何《なん》でもその従姉《いとこ》は、大変《たいへん》ものらしいんです。好《い》い着物《きもの》や指環《ゆびわ》も沢山《たくさん》もつてゐるやうですの。御馳走《ごちそう》をこしらへることも上手《じやうず》で、小説《せうせつ》の話《はなし》なんかもするさうです。月々《つき/″\》百五十|円《ゑん》からの収入《しうにふ》があるとか言《い》ふ話《はなし》をしてゐるんですつて、お君《きみ》にも来《こ》いと言《い》ふんですつて。今《いま》に自分《じぶん》でカフヱを出《だ》すから悪《わる》いやうにしないと言《い》ふのでね。それでお君《きみ》もすつかり其《そ》の気《き》になつたらしいんですわ。お清《きよ》の話《はなし》がなか/\面白《おもしろ》いんです。京都《きやうと》ものでも、なか/\気《き》の利《き》いた女《をんな》らしい様子《やうす》ですわ。女振《をんなぶ》りも好《い》いんでせうよ。」細君《さいくん》は私《わたし》に話《はな》した。 「お清《きよ》にも来《こ》いと言《い》はなかつたのか。」私《わたし》は笑《わら》ひながらきいた。 「言《い》つたさうですけれど、まさかお清《きよ》ではね。」 私《わたし》はお清《きよ》が可愛《かはい》さうであつた。 「お清《きよ》はなか/\強《つよ》いんですよ。そんな処《ところ》へ行《い》くものかと言《い》つた権幕《けんまく》で、叔父《をぢ》とさんざ遣《や》り合《あ》つたさうです。叔父《をぢ》は仕方《しかた》がないから、勝手《かつて》にしろと言《い》つたんですつて。お君《きみ》にも、奥《おく》さんにお世話《せわ》をやかせながら、違約《ゐやく》してそんなところへ行《ゆ》くやうな人《ひと》は、兄弟《きやうだい》とも思《おも》はないし、寄《よ》りついて来《き》てもくれるなつて、一つ端《ぱ》し啖呵《たんか》を切《き》つたやうな話《はなし》ですの。」妻《つま》は笑《わら》つた。 私《わたし》はまた少《すこ》しばかり責任《せきにん》か明《あきら》かにされるのを感《かん》じた。[#地付き](大正13[#「13」は縦中横]年6月「婦人公論」) 底本:「徳田秋聲全集第14巻」八木書店 2000(平成12)年7月18日初版発行 底本の親本:「婦人公論」 1924(大正13)年6月 初出:「婦人公論」 1924(大正13)年6月 入力:特定非営利活動法人はるかぜ
https://w.atwiki.jp/tohofight/pages/2400.html
魅魔スレ 301「でも魅魔様の搾乳ならちょっと見たいかも」 幽香「 憤! 」 ドゴォ! 文(幼)「あたりいちめんょぅι゙ょだらけ…って、わたしもロリかしてるじゃないですかー!やったー!」 幽香「 破! 」 ドゴォ! 馬鹿き手「ロリロリ祭と聞いて。ついに俺の出番か!?」 幽香「 喝!」 ドゴォ! はたて(幼)「おねーさまー!おねーさまー!」 メディ「はたてー、ココはぐれボススレじゃないよー?」 幽香「……///」 ナデナデ 向日葵 \ユウカチャン!/ \ボクモナデナデシテ!/ 幽香「…」 グチャッ グチサァッ ~っす「始めから幼女(てゐィ)しきな俺はこの程度ではうろたうはしない」 幽香「………うわーお」(ボソリ) ~っす「許してくだふぁい・・。」 幽香「うわーお!うわーお!うわーおうわーおうわーおうわーおうわーお?うわーお! うわーおうわーおうわーお…?うわーお?うわうわーおうわーおうわーおwww」 てゐ「やめたげてよぉ!」 魅魔「……次々と現れる何かアレな奴等を蹴散らしていく…。流石は幽香さね!」 魔理沙(幼)「うふふ。魅魔様!私は魅魔様がナンバーワンだって信じてるわ!」 魅魔「ありがとうよ魔理沙。…でもまぁ、この状況じゃあ私の負けだろうねぇ。」 幻想幼女達「「 ゆうかりん! ゆうかりん! ゆうかりん! ゆうかりん! 」」 幽香「…………グッ!」(←男前に微笑みながらサムズアップ) 結果 ゆうかりん勝利 ~っす「 」 死~ん… てゐ「…さて。財布財布は…と。」 ゴソゴソ… アルティメットサディスティッククリーチャー カオス 他スレ住人 幽香 魅魔 ~っす
https://w.atwiki.jp/forsale-lawyer/pages/274.html
奇人山崎今朝彌-法曹界のアメリカ伯爵- 宮地嘉六 最後の対面 山崎今朝彌氏とは終戦後、久しぶりで偶然に或る追悼会の席で落ち合つた。それがついこのあひだのことのやうだが、もうそれから三四年は経つてゐる。そのとき、丁度、卓を挟んで向ひあふことになつたので私は少しバツがわるかつた。山崎氏の方でも何か同じやうなことを感じただらう。が、氏はそんなことには頓着せぬ風で、例によつてキヨトンとした顔で隣席の荒畑寒村氏と何やら話を交へてゐた。とんだ場所におれは席を選んだものだと思つたが、もうどうにもならなかつた。見渡したところ、みんなの席はきまつてしまつてゐる。 ずつとおしまひのあたりに、空いた席がなくもなかつたが、すぐ私の隣席には小生夢坊氏がゐ、その他、私と山崎今朝彌氏との曽てのイキサツを知つてる人が多数ゐて、その人達の手前、今更席をかへるのも見えすいてゐて、逃げをうつ心弱さを嗤はれさうな気もしたので頑ばりぬいて腰を落ちつけてしまつた。向ひあつた以上はお互に顔を見まいとしてもさうはゆかない。 私には三十年ぶりで目近に見る米国伯爵山崎今朝彌氏だつた。で一切を白紙にした気持で私の方からおじぎをし、挨拶した。おじぎだけではよそよそしくもあり、白々しくもあるので『--御元気で・・・・・・』とか何とかいはねばならなかつた。山崎さんの方でも軽く応答した。挨拶をして悪い気持はしなかつた。偶然にも彼氏の近くに席を選んで挨拶する機会を得たことは却つてよかつたやうな気がした。 が、そのとき、お互に席が遠く離れてでもゐたら、私とても、わざわざ近づいて行つて氏に挨拶する勇気は出せなかつたにちがいない。そして当夜、あいさつをせずにゐたら、もうこの世では氏と挨拶を交へる機会はなかつたわけである。山崎さんの急逝の報をきいて、私は、あのとき、挨拶をしてよかつたと今は思ふ。 かかあ天下の山崎家 法曹界の名物男、奇人の定評あつた山崎今朝彌氏と私との曽てのイキサツなど今は知らない人が多いのは私にとつては勿怪の幸ひでもある。が、山崎氏の半面を茲に描くには一応過去の荒筋を語らねばならぬことになる。 今から三十年前、今朝彌夫人実の妹俊子と私とは、堺利彦先生のおとりなしで結婚したのであつた。そして同棲僅かに一年余で別れてしまつた。丁度その年の師走近くに生れた赤ん坊を彼女に抱かせて、お産後の初の挨拶の意味で芝の桜田本郷町の山崎家へ母子を俥にのせてやつたところ、それつきり彼女は戻つてこないのだつた。平素、心やすい隣家の人も心配して迎へに行つてくれたりしたが『本人は戻りたいとおつしやつてゐますが、お姉さま御夫婦がお引きとめになるさうで・・・・・・』といふのだつた。 私としても山崎今朝彌夫婦のこじれてゐる気持がわからぬではなかつた。それは、私が結婚後、九州の福岡日日新聞(今の西日本新聞)に群像と題する小説を連載したこと、そして、その小説の内容が山崎夫婦の気持をいたく害してゐることだつた。百六十回ほどのもので、それは主として俊子との結婚生活を描いたものだが、その心理描写が山崎氏夫婦、殊に夫人のお気に喰はなかつたのである。いくら新婚生活を主題として描くにしても目出たし目出たしでは小説にならないから大努力で、突つこんで書いたのが祟つたわけであつた。 ところで私としては一方、新婚生活をきりぬけるために、さうした連載小説をどうしても書き続けねばならぬ苦難の途上にあつた。が或る日、堺先生の家を訪ねると『山崎夫婦は福日の小説を読んでるらしい。心理描写が深刻だといつてゐる』と堺先生はいはれた。 そんなことから私は山崎今朝彌氏の家にしばらく御無沙汰した。構はずにときどきゆけばよかつたかも知れないが、行けばブンとした顔をされるし・・・・・・だから、赤ん坊が生れたときも、鳥の子餅を持つて私自身出かけはしたが、つい神経質的に気おくれがしたので、山崎家の一丁ほど手前で俥を留め、私はそこに居て車夫君に贈物をとどけさした。それがまた先方に感づかれて、いやが上にも山崎夫婦の気持を害したといふわけであつた。 離婚が表面化してからはお手のものの法律を楯にギユウギユウ私は山崎氏にとつちめられた。喰ふか喰はれるかの激闘にまで展開しかけた。山崎今朝彌氏としては、一つは夫人の御機嫌とりに私を存分やつつけねばならなかつたらう。また、ひいては山崎夫人の実家に対してもさうであつたらう。といふのは、山崎家は嬶天下の傾向が多分にあつたから、夫人に対して、また夫人の実家に対しても、そこのかしら娘のお婿さんらしい腕まへをこんな時に山崎さんは見せねばならなかつたらう。事実、夫人の実家は弘前の旧家であり婿の山崎氏を偉大なる人物として信頼してもゐた。 新聞では私を悪者のやうにかいたがこれも山崎氏がさう書かせたらしい臭ひが多分にあつた。女房の持参金(そんなものを見たことも私はなかつたが)をまきあげたの、女房の物を入質してなくしてしまつたの、あることないことを新聞記者に書かせた。ところが、私の手もとには既に、女の所持品全部を受取つたといふ証書が山崎の方からとどけられてゐたのである。 私はその証書を、王子署の特高が来たときに見せて納得させてゐたあとだのに、私がよこしまなことをしたかのやうに世間に発表した。夫人の御機嫌とりに私をやつつけるのではあつたらう。けれど、山崎今朝彌といふ人はもともとさうした茶目な偽悪癖のある人だつたともいへよう。山崎家が嬶天下であつたといふことは決して悪いとは私にはいへない。あの、ものにこだはらない生一本の負けぬ気の先生が嬶天下で家ではをさまつてゐたところは愛すべきであつた。戦時中は遠くへ妻子を疎開させてゐたさうだが終戦となつても、家族を東京へよびよせることは転入禁止の場合、おいそれとはできなかつた。そんなこんなで手もとは不如意となり遂に持家を売りとばしたりしたらしい。その頃の苦難はひとり山崎氏一家ばかりではなく、御同様であつた。然し山崎夫人は良人が家を売り飛ばしたことをひどく残念がつたらしい。『あなた、あなたが死ぬまでに家だけは建ててから死んで下さいよ。お願ひだから・・・・・・』とあけくれいつたものださうだ。そのため、山崎氏は老体に鞭つてやつともと通り一軒の家を手に入れ、夫人の望みを実現して死んだ・・・・・・とこれはまた聞きの話しである。 モンペ姿の山崎氏 ところで、それと関連した話がある。終戦直後のこと、山崎今朝彌氏は杉並区の区長改選のとき新居格を向うにまはして立候補したことは周知である。これは興味ある選挙相撲、よい取り組として地元内外を熱狂させた。が、まんまと山崎氏は土俵際で突つ張りがきかずに惜敗した。しかし、新居が区長になつたお蔭で、その頃、住宅難で弱つてゐた山崎氏は新居のはからひで区長公舎に一時ころげこむことができたのであつた。選挙戦で勝者の地位にありついた新居は、せめて好漢山崎への心づくしとして区長公舎へ山崎を住まはせたのであつた。美談といへば美談。のうのうと準区長気どりで公舎にころげこんで、すましてゐるところも山崎らしい心臓だよ、といつてゐた人があつた。 女権尊重の国、米国仕込の山崎今朝彌氏が、一生を嬶天下でをさまり、サイノロの定評を残してこの世に終りを告げたのはあやしむに足らぬ。生れは信州諏訪で、法律家としてのふり出しは検事だつたさうである。が、それは、ほんの僅かの期間で、米国に渡り、あちらから帰ると米国伯爵と自称し、弁護士大安売、などと引札をばら撒いたりして剽軽ぶりで先づ世人を釣りこんだ。元来多分に諧謔家的素質の人。占領軍がバッコしてゐた頃のことだが、新憲法法文中の『主権在民』といふ字句を『主権在マ』などとヒニクつてゐたのも面白い。在マのマはマツカーサーを指していつたもので、さうしたことにトウイ即妙的な天才をひらめかす人だつた。明治文壇の鬼才齋藤綠雨ふうのところがあつた。 弁護士としては刑事弁護よりも民事を多く取扱つてゐた。一頃、二年あまり私は仕事の関係で毎日裁判所に出入りしたものだつたが、彼の刑事弁護は一度も聞く機会がなかつた。或る人が彼の刑事弁護を唯一度傍聴したことがあるといひ『山崎今朝彌の弁論ぶりは一風変つてて面白いよ。なんにもいはないで唯「被告は親孝行であります。何卒執行猶予を・・・・・・」と、それでおしまひなんだ』と私に語るのだつた。それでゐて裁判長の受けは、くどくどとわかりきつたことをいふ低調な弁論よりも簡にして要を得てゐたので案外よかつたさうである。 私は或るとき、山崎氏がモンペをはいて裁判所の民事部の廊下を大股でさつさと歩いてゆく姿を見た。終戦前後のことである。少し前かがみに歩いて行く姿は、元気さうには見えたが、年齢は争はれないものか、だいぶお爺さんらしく見えた。きけば晩年はよほど耳が遠くなつてゐたらしい。 氏は袴をはくことをめんどくさがる風で、芝の桜田本郷町から小田急線の成城町に移つてから、毎朝、蝙蝠傘のさきに小さな風呂敷包をつつかけて、それを肩にかけ、尻端折りで自宅から駅へと歩いて行く姿は珍風景に見えたさうである。そのコーモリのさきの風呂敷包は袴と法廷できる法服(戦後は廃されたが)だつたらしい--さういへば山崎今朝彌氏の洋服姿は恐らく見た人はないだらう。長らくアメリカにゐて戻つた人にはめづらしく、和服と無帽主義で一生を通したのではなかつたらうか。 二人で銀ブラした話 私が山崎氏の風□にはじめて接したのは堺先生主宰の売文社でであつた。その頃、売文社は今の日比谷の日活会館のあたりにあつたが、私もときどきその売文社を訪れた。或る日、ストーブのそばに五十近いイガグリ頭の和服の男が椅子にかけたまま両足を投げ出して話相手もなくポカンとしてゐた。袴もはかずに足を開いてゐたので膝坊主のへんまでまる見えだつた。円顔で頤の短い中柄な体格でどことなしに凄味があつた。社員と話をするときはにこにこと笑顔を見せるが、私にはゴロつきのやうにも見えた。場所がその頃の社会主義者の本城であつたから此の男はただものではないぞと思つた。ところがそれが米国伯爵山崎今朝彌氏であつたことがずつと後になつて私にわかつたのである。 彼の義妹との縁談の進行中、私は彼に誘はれてギンブラをしたことがある。堺先生、長谷川如是閑氏、加藤一夫その他左翼文士をグループとする著作家組合の会合の帰りだつた。散会したのは夜の九時頃であつたらうか、『どうだ、これから銀座を歩いてクリスマスデコレーシヨンでも見ないかね』と山崎氏の方から誘ふので『お伴しませう』といつて、それから二人は人出の多いクリスマス前夜の銀座をぶらついたが、銀座を一緒に歩かうかなどとめつたにいふ山崎氏ではない。 して見れば既に私はそのとき彼の意中での義弟になりかけてゐたのであらう。破格の親しみを仕向けられたといふわけである。が一緒に歩きながら二人は啞のやうに無言であつた。誘ひをかけたほどだからお茶でものまう、といふのかしらと思つたがさうでもない。酒を一滴ものまない山崎氏に私からバーに誘ひこむわけにもゆかない。唯ぶらぶら銀座の歩道を歩いてシヨーウインドーなどを覗いたりしてから『ぢや、さよなら・・・・・・』と彼氏の方からさういつて別れてしまつた。煙草も酒もたしなまない人であつた。 『君も印税で喰つてゆけるやうにならなくちやね・・・・・・』といよいよ彼の義妹と結婚してから彼は私にさういふのだつた。私も社会主義者、山崎氏も社会主義者のつもりだつた私はその言葉をちよつと受入れかねた。一人の大金持ができることは多くの貧困者をつくることになるといふ私のその頃の考へ方では、印税で、不労所得で生活することなど神の御心に反するものと思つてゐたのだ。 無口なユーモリスト 山崎さんが酒のみだつたら私にはとりつきよい男だつたかも知れない。酒も煙草もやらないといふ義兄だつたので呑助の私は当惑した。然しいつも酒に酔つてるみたいな愛嬌はあつた。無口でゐてユーモリストであつた。ところが、あれほど服装を構はぬ人でありながら、何々会などで私と出あつたりすると、それとなくジロリと私の服装に視線を向ける人だつた。私はもともとおしやれが好きで少少気どりやでもあつたが、どうかすると、無雑作なふだん着の粗服で同志の宴会に出席した。そんな時、山崎氏と出くはしたりすると氏はよい顔をしなかつた。自分の女房の妹の亭主としての関心を払ふのであつたらう。そんな場面が二三度あつたのを今でも思ひ出す。 私たちの結婚披露会は銀座横町の、その頃あつたカフエー・バウリスタ(三十年前の時事新報社前)でやつたが、次の日は山崎今朝彌氏の宅で山崎氏の平素親しい弁護士仲間を招待することになつた。その趣向がまた山崎流でふるつてゐた。数十人の客を迎へるだけの食卓がなかつたので八畳の広間にリンゴ箱をならべ、雨戸を持ち出して来て架け渡し、その上に白布をひろげて即席のテーブルができあがつた。料理は、おでん燗酒。その頃、社会主義のおでんや岩崎で聞えてゐた(有楽町のガード下でおでんをやつてゐた)岩崎善右衛門君が、屋台車を庭さきに曳きこんで、おかはり御自由といふのであつた。さういふヒヨウタクレたことのすきな山崎今朝彌氏だつたのである。(作家) <以上は、宮地嘉六氏(1958年没)が著作者である。> <旧仮名遣いはそのままとし、踊り字は修正し、旧漢字は適宜新漢字に直した。> <底本は、『文藝春秋』(文藝春秋社)第32巻17号165頁(昭和29年(1954年)11月号)> <この評論は、第三者による客観的な人物批評であるとはいい難い(森長英三郎『山崎今朝弥』(紀伊國屋書店)200頁参照)。とはいえ、山崎の人となりを知るうえで参考となると思われたから紹介することとした。>
https://w.atwiki.jp/touhou/pages/213.html
亀夫君問題 過去問集 77スレ目 鈴仙・U・イナバの失踪 77スレ目733~78スレ目28 【問題】 某月某日。 永遠亭の月の兎、鈴仙・U・イナバが謎の失踪を遂げた。 永遠亭総出の捜索の甲斐もあり、数日後、因幡てゐによって発見されたのだが…… 証言者 因幡てゐ ……おかしい。どう考えてもおかしい。 やっと帰ってきたと思ったら、目は虚ろ、ぶつぶつと独り言、 おまけに格好もいつものブレザーじゃないし…… 流石の私でも異常だと分かるわ。 今、師匠は居ないしここは私が何とかしないと…… という訳で貴方達は私を手伝うと幸せになるわー 【ルール】 亀夫君問題です。 てゐに指示して鈴仙の様子がおかしくなった理由を突き止めてください。 なお、BADエンドや質問制限の類は一切ありません。 解説を表示 【解答】 永遠亭の兎。鈴仙・U・イナバ。 白玉楼の亡霊嬢に捕らわれ、危うく兎鍋にされかける。 そこで彼女はとっさにこう言った。 「あ、あの!じ、実は私、妊娠してるんです!」 「……? それが今、何の関係があるのかしら?」 「えっと、あの……。もう少し待てば二匹分食べられるんじゃないかなーって……」 「……それもそうね。別に急ぐ必要もないでしょう」 という訳で、白玉楼にて軟禁されるようになった鈴仙。 嘘がばれれば命はない。そこで彼女は本当に妊娠することにしたのだ。 自分自身を狂気に誘い、自己暗示をかける事によって。 もっとも数日後、彼女は庭師に発見されたので、兎鍋の話自体が無かったことになったのだが。 だが、解放されても鈴仙の自己暗示はまだ解けていなかった。 鈴仙は、自分が妊娠してると思い込んだ状態で発見されたのだった。 元ネタ 東方創想話より STR氏作 http //coolier.ath.cx/~coolier/l_clr_sosowa/anthologys.cgi?action=html2 key=20050524004309 log=2005060509 921で紹介されているものです 流石に選んだネタがまずかったか……、パッチェさんにロイヤルフレアされてくるorz トリは「パッチェさん許して」でした。 そういえばこの問題作った当時はあのAAも無かったんだよなぁ おまけを表示 【おまけ】 ~数日後、永遠亭~ 「……あのね、てゐ」 「んー?」 「私、もう子供の名前も決めたって言ってたでしょ?」 「うん」 「あれはね、本当なの」 「うん」 「私自身、正気じゃなかったけれどね……、本当に愛してたんだ。この子の事」 (そう言って腹部をさする鈴仙) 「………」 「………」 「……ねぇ、鈴仙」 「ん?」 「今度ね、部下の兎の子が赤ちゃん産むの」 「うん」 「でね、転生って言うの? 死んだ魂は生まれ変わってまた戻ってくるんだって」 「うん」 「……その子の名前ね、鈴仙が決めてくれないかな?」 「……うん」 「ねぇ、てゐ」 「ん?」 「……ありがと」 「ん」 流石にこのまま終わると後味が悪そうなので元の話を参考にあとがき書いた。 SS書きじゃない&速攻で書いたのでクオリティは勘弁してくださいorz 【おまけ2】 魔「おーい、香霖。遊びに来たz || || || ( ⌒ ヽ ∪ ノ ∪∪魔「キャアアァァァァァ!!!」ボコボコの状態で吊られている香霖!現場には大量の血飛沫や凶器の跡が!果たして魔理沙はこの謎が解けるのか!次回! 「揺れる死体と紅き褌」公開日未定!ヤメテイシナゲナイデ……