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さがらえみ(相楽恵美) 出演作品 TV リロ・アンド・スティッチ ザ・シリーズスティッチ!ザ・ムービー 実写 スノー・ドッグ
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Illustration:んがょぺ カードリスト 豊聡耳 神子/13弾(PR.127)
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前へ 調理と後片付けが終わって盛り付けが始まったころ、キャッキャと無邪気にはしゃぎながら千聖となっきぃが戻ってきた。 「ほぉら、行っておいでよお姉ちゃん!千聖となっきぃに突撃インタビューだ!しっかりおやりなさいよ!」 ・・・栞菜、お見合いおばちゃんじゃないんだから。 私はハンディカメラを持って、二人に近づく。 「お疲れ様ー。いいにおい。何作ってたんですかー?」 「キュフフ、バターと、パンも焼いたよ!出来立て~。」 なっきぃの抱える籠の中には、小さな丸いパンと瓶詰めのバター。ふわふわといい匂いが漂ってくる。 「あら、おいしそうですこと!」 「えりこちゃんあとでいっぱい食べてね。」 あぁ、あのことさえバレなければ、私となっきぃはこうやって普通の会話も楽しめるのに。 和やかに会話しながらも、何だか居心地が悪いのは否定できない。 いつもより目力が強いなっきぃ。その微妙に笑ってない目は「千聖に変なこと聞いたら丸パン突っ込んでやるキ゛ュフー」とサインを送ってきているようだった。 「・・・じゃあー次は、千聖ー。作ったもの見せてください。」 カメラを千聖に向ける。 「はいえっと、私は、あっていうかなっきぃと私は、パンとバターのほかに、このアイスを作りました!」 千聖は前の千聖のテンションで喋り始める。すごいなあ。ちゃんとお嬢様は封印されて、ファンの人にはいつもの千聖にしか見えないんじゃないかと思った。 ふと、私の心に悪魔が降りてきた。 ・・・この、前のキャラの千聖とエロいことしたら、どんな感じなんだろう。 いつも元気で明るい千聖が、私に組み敷かれて「やっやだっえりかちゃん・・・恥ずかしいよ」とか言って目を伏せたりしてハァ━━━ リl|*´∀`l|━━━━ン!! 「えりかちゃん?聞いてる?」 「うへへぇ?あ、ごめん。」 「ウケるぅ!今ちょーヤバイ顔してた。みなさーん、えりかちゃんは千聖の話聞かないで何かニヤニヤしてます!ねえ何考えてたんですかー?」 千聖はク゛フク゛フ笑いながら、カメラの向きを私の顔の方に変えてくる。 「ちょっ下から撮らないで!せめて可愛く撮って!」 イタズラ好きは相変わらずのようで、演技じゃなく、心底楽しそうな顔をしている。なっきぃの手助けもあって、私のアホづらはあえなくカメラに収められてしまった。どうかカットされますように! 「だからね、千聖となっきぃはアイスを作ったんです!はいこれ!」 千聖は大きなアルミの容器を抱えていて、中にはカスタード色のアイスが詰まっていた。 「さっきなっきぃとえりかちゃんと舞ちゃんが絞った牛乳で、作りました!」 「結構体力使うんだよね、アイス作り。」 「でも楽しかったね。味見したらおいしかったし。」 「だねーキュフフフ」 そんな可愛い2人の楽しそうな空気は、私の一言で凍り付いてしまった。 「じゃあデザートは、なっきぃと千聖の新鮮な乳で作ったアイスだね!」 シーン ・・・? ・・・・あっ! 「ち、違う今の!いい間違えただけ!つまり、千聖が私や舞ちゃんの乳を絞っ・・・じゃなくて、じゃなくて」 「うっ・・・・うめだああああああ」 「ひえええ」 私には悪霊が取り付いてるのか。今この状況で、なっきぃ相手にこんなヤバい間違いはありえない。 「待ちなさいっえりこちゃん!」 パン籠を抱えたなっきぃが、必死に逃げる私を追いかけてくる。いつもならもう追いつかれて八つ裂きコースだけれど、真面目ななっきぃは食べ物をこぼさないように気をつけているから、なかなか距離が縮まらない。 私は運動オンチなりに頑張って、どうにか舞美の後ろに逃げ込んだ。 「リ、リーダー・・・お助け・・・・」 「えりどうしたの?面白いねーえりも走ることとかあるんだーとかいってw」 間もなく到着したなっきぃが、アドレナリン全開の状態で私に笑いかけてきた。 「キュフフ、えりこちゃん。そのビデオ、まだ録画状態なの知ってる?」 「あっ!」 なっきぃはすばやく私の手からビデオカメラを奪うと「キューフッフッフ」と高笑いした。 「今の映像、なるべくカットしないで使ってくださいってスタッフさんに直談判してくるケロ。行こう、千聖。」 「エッチなことばッか考えてるからだよーク゛フフ。」 千聖め、さりげなく本音を混ぜてきたな! かくして私はDVDマガジン販売までの間、どこまで問題の映像が使われているのか、ヒヤヒヤしながら過ごすこととなったのだった。 次へ TOP
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千聖は何ごともなかったかのように、私の爪を直し始めた。 「千聖?」 「んー…」 一つの事に集中力を使う千聖は、もう生返事モードになってしまった。 薄いパールピンクのマニキュアを、先の方だけ何度か重ね塗りしてグラデーションみたいに色を変えている。 凝ったことをするなあ。千聖の爪がこういう感じになってるのは見たことがないけど、家ではよくネイルアートを楽しんでいるのかもしれない。 「できたわ」 速乾スプレーで爪を覆って、千聖は私の手をポンと叩いた。 白に近いピンクが、指先に向かって少しずつ濃い色に変化して、さきっぽは大粒のラメがちりばめられている。 「すごい…!ありがとう、何かお店でやったみたいだよー!明日みんなに自慢するから。ケッケッケ」 お世辞でもなんでもなく、手間を惜しまずこんな可愛い爪にしてくれたことが嬉しかった。 「喜んでもらえて嬉しいわ。こんなことしかできなくてもうしわけないけれど、今日のお礼の意味をこめて」 「お礼?」 「…愛理は、私の様子が変だから、様子を見に来てくれたのでしょう?」 こういう時は嘘でも「いやいやそんな」とか言うものなんだろうけど、千聖の魔法の瞳に捕らえられた私は、無意識にうなずいていた。 「ありがとう、愛理。最近、いろいろなことがありすぎて。今までは気にせずにいられたことに傷ついたり、なんでもないようなことで涙が出るほど笑ったり。・・・私自身が、私のことをよくわからなくなってしまってるの。」 千聖は私の手を握って、胸に頭をコツンとぶつけてきた。 ・・甘えられている?犬のフードの上から頭を撫でると、千聖は犬みたいにキュンと喉を鳴らした。 「まだ私たち、たったの中学2年生だよ。これからも毎日変わっていくんだと思うし、気にすることないって。」 「でも・・・私はなるべく、いつでもいつもの千聖でいたいの。誰にも心配をかけたくないわ。」 「千聖・・・・」 誰にも心を見抜かれずに、いつでも悠然と微笑んでいることが、千聖のプライドなのかもしれない。 だったら、せめて私がそれを助けてあげられたら。 「じゃあさ、さっきも言ったけど、私にだけは本当の千聖を見せてほしいな。辛かったら頼って、苦しかったら愚痴でもこぼして。そうじゃないと、千聖の心が壊れちゃうよ。」 「そんな、だってそれじゃあ愛理が」 「いいんだよ。私は、千聖が私にだけそうしてくれるならむしろ嬉しいもん。ね、どうかな?」 しばらく黙って考え込んでから、千聖はゆっくり私の顔を見つめた。 「愛理は優しいのね・・・私、きっと愛理を好きだったら幸せになれたかもしれないわ。」 うひゃあ。こんなセリフ、最近ドラマで見た気がする。 そんで私が「じゃあ俺にしとけよ」とか言って千聖を抱きしめて・・・って、何考えてるんだ私。 「もう寝ましょうか。明日の打ち合わせ、頑張りましょう。」 私の動揺を知ってか知らずか、千聖は視線をベッドに移して手招きをした。 今日はあっすーは弟くんと一緒に寝るらしい。ふだんはあっすーのスペースになっているベッドの右サイドに体を横たえると、部屋の明かりを薄暗く調節した千聖が左にもぐりこんできた。 最初は正面を向いていたけれど、そんなに大きなベッドじゃないから、私と千聖じゃ肩がぶつかってしまう。 体の小さいあっすーとは勝手が違うことがわかったのか、千聖はちょっと困った顔で体を横向きに変えた。 背中を向け合うのは寂しいから、私も千聖の方に向き直る。 「・・・・えりかさんが私を抱きしめてくれる時はね、」 突然、さっきまでとは違う濡れた声で千聖が喋りだした。 「こうやって、横向きになって触るの。私が怖くないように、痛いことや苦しいことは何もしなかった。・・・押し倒すようにされたのは、最後の一回だけ。」 「千聖、」 「・・・どうして、あのままではいられなかったのかしら。きっと、私が悪いのね」 千聖の息が少しずつ荒くなる。 私は思わず千聖の胸を強く掴んだ。・・・あの、トイレの時みたいに。 「あいり・・?」 「ごめん、何か、わかんないけど・・・私じゃえりかちゃんみたいにはできないけど」 そのまま力を入れたり、緩めたり。千聖はとまどうように私の手を見つめていたけれど、やがて力を抜いて、私に体を預けてきた。 「千聖。これは私がしたくてしてることだから、嫌なら払いのけていいんだよ。」 千聖が無言で首を横に振ったことで、私の迷いは消えた。 前よりももっと大きくなった胸。女の子らしく柔らかなラインになった体。きっとえりかちゃんが、千聖の身体を大人に変化させてしまったんだ。心だけ突き放して。 「本当、ずるいね・・・・」 胸を通り抜けたわけのわからない切なさをふりきるように、私の指は千聖に溺れていった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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しょー 親:凸之助 「えっ 仕事ですか。俺ですか。…はぁ。やります。」 「俺のリアルをMMORPGで例えるなら、ステータスのEXPではなくスキルのEXPだけをひたすらに溜めている状態であって、技量アップのためなら身体能力の…(中略)…よって、俺が最高の『技師』のスキルをもつ事で必要なものは自分ではなく自分の力量に見合った相手に求める事ができる高い駆け引きの…(中略)…つまり、俺がこれに費やしている時間は決して無駄ではないということだよ。」 プロフィール 名前 将・フォルエスト(ショー・フォルエスト) 所属 庶務課 年齢 20歳 髪色 青紫 身長 173cm 眼色 深緑 体重 59kg 異能 念動力 ※未覚醒 性別 男性 状態 なんとなく所属している 一人称 俺 二人称 おまえ/君/貴方 三人称 あいつ/あの人 詳細 テンション一定の無気力欠損不眠系ゲーマー男子。右手の中指が一本、左手の人差し指と中指の二本、左足の膝下以降が欠損している。 能動的ではないが、物事を断ったり面倒がったりした事はない。愛想はないが素直。対人面に少々不器用な節がある。 変な所でプライドが高い。自分が劣位に立ったり、手助けされる事を嫌がる。意外にも努力家。 OFFード=ONグル。フードをかぶってないと思ったらゴーグルが上がってる。ゴーグルが下がったと思ったらフードをかぶっている。 免許も持っていない。煙草も吸わない。お酒にはとても弱い。 痛みにはめっぽう強い。痛みを感じない訳ではなく、我慢スキルが高い。 両利き。 語尾によく句点がつく。「はい。」「おう。」「ああ。」 常駐の職員。住居もない為ずっと庶務課で過ごしている。 ザロワ ザロワさんが寝るから自分も寝る。死んでないか心配だから歩いて行く。 「ザロワ、やめろよ…。おまえが死んだら俺、全部嫌になるだろ…。」 時雨さん ゲームを強要する。やらせる。 「これ、ここのボタン連打するだけでいいんで、やってください。早く。」 異能 念動力 未覚醒者 自身の欠損に対しての曲がった拘りが消え、何かに頼る事を覚えると覚醒する。 ショーにとって念動力は、“数に制限のない手”であり、触っている感覚がある。壁を無視する事ができるが、見る事はできないため対象に対して「手探り」となる。 人間の手で成せることは全て可能。頭がこんがらがったりしない限り一気にいくつもの事ができる。直線的であれば「過度な加速」もできるので、鉛筆を壁に刺してしまったりする事も可能。 力が利く限界の範囲は半径50m。範囲の25m地点を超えた時点で、念動力の対象は浮遊だけしかできない。
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このログは、9月25日に行われた小笠原ゲームのログになります。 『世界樹の芽と人形と』 こんこ:こんばんは。時間になりましたので、生活ゲームにまいりました 芝村:記事どうぞー こんこ:http //cwtg.jp/ogasawara/wforum.cgi? no=3005 mode=allread#3066 【予約者の名前】26-00510-01:こんこ:たけきの藩国 【実施予定日時】2008年9月25日/24 00~25 00 【ゲームの種別】生活ゲーム 【イベントの種別(時間):消費マイル】 ・1時間:20マイル×1時間 【予約の有無】予約 有り(10マイル) 【召喚ACE】 なし 【参加プレイヤーの食糧消費】3マイル×1人 【合計消費マイル】計33マイル 【参加者:負担するマイル】 ・26-00510-01:こんこ:-33マイル:入学済 こんこ:こちらになります 芝村:イベントは? こんこ:記憶を取り戻しに、世界樹の芽の元に向かおうと思います 芝村:OK 芝村:2ふんまってね こんこ:はい、よろしくお願いいたします 芝村:/*/ 芝村:ここは海法よけ藩だ。 芝村:煙が舞ってる こんこ:「ここが・・・・・・」 こんこ:r:周りを見渡して、得られる情報を得ます 芝村:森が燃えてるね。悲惨な状況だ 芝村:せき込んだ こんこ:「ごっほごほげほ・・・・・・・せっかくの森だろうに・・・・・・」 こんこ:r:では、火に巻かれないように気をつけながら世界樹の芽に向かいます 芝村:はい。 芝村:感覚で10だ こんこ:感覚は5です。f:の提出はできますか? 芝村:ええ こんこ:f:もともと世界樹の芽が目的で訪れている=世界中の芽の場所など、下調べは万全に行っている 芝村:通った。+3 こんこ:Q:案内板や目印になるものはありますか? 芝村:A*ない こんこ:Q:では、海法よけ藩国に問い合わせることで場所の確認を行えますか? 芝村:A:無理 芝村:生存者はいないようだ こんこ:#了解です こんこ:f:世界樹の芽はテンダイスなどでも取り上げられていた=世界的にも有名なものであるので、みんな知っている 芝村:通った。修正1 こんこ:Q:今までの消費ARはf2個で-2でしょうか? 芝村:A:ええ こんこ:Q:あと拳法家の *拳法家はARを12として扱う。 は適用されますか? 芝村:A:ええ こんこ:f:ヤガミ連合体によりヤガミ同士は協力体制を敷いている=黒崎さん→竹上木乃藩王経由で情報を得ている 芝村:通らない 芝村:どうする? こんこ:Q:ARを余分に消費することで、じっくり探すとして修正ははいりませんか? 芝村:A:いいえ こんこ:Q:現在は森の中ですか? 芝村:ええ。 芝村:遠くで足音が聞こえる こんこ:f:世界樹の芽の周辺環境は荒地である=荒地を探すことで辿りつける こんこ:r:足音のするほうを確認します 芝村:通った。修正2 芝村:ああ。背の高い人影だ こんこ:Q:服装はどんなでしょうか? 芝村:A:白いサマーセーターを着ている こんこ:#きたー・・・・・・・ 芝村:どうする? クーリンガン:「こんな時間に散歩ですか」 こんこ:「えぇ、少し気になることがありまして・・・・・・」 クーリンガン:「教えてあげましょうか」 こんこ:「いいえ、とりあえず当てがありますので。ご親切にありがとうございます」 クーリンガン:「いえいえ。困ったときはお互い様ですよ。同じ悪人ですしね」 こんこ:Q:ISSへのコールはできるのでしょうか? 芝村:A:ISS本部は破壊された。現在復旧中 こんこ:#つまりできないのですね、ありがとうございます こんこ:「確かに悪人かもしれませんが、当てがある間は先にそっちを試したいと思いますよ。あまりご迷惑をおかけしたくはありませんので」 クーリンガン:「そうですか。では」 芝村:クーリンガンは高笑いして歩いて行った。 こんこ:r:不自然な行動をとらないように注意します こんこ:#クーリンガンが不自然な行動をとらないように です 芝村:姿を消したよ こんこ:「・・・・・・なんだったんだ?」 こんこ:Q:何か身の回りに違和感などはありますか? 芝村:A:ない こんこ:#う~む、雷蔵のことが心配だ・・・・・・・ こんこ:r:悩んでても仕方ないので、火に巻かれないように気をつけながら世界樹の芽に向かいます 芝村:確率は50%だ 芝村:ダイスロール こんこ:Q:11かと思うのですが こんこ:#感覚5+3+1+2 だったと思います 芝村:じゃ、60%だね。どうぞ こんこ:1d100 芝村:[mihaDice] こんこ 1d100 - 15 = 15 芝村:成功した。 こんこ:#よっし! 芝村:世界樹の芽は無残に引き抜かれて火を放たれている。 こんこ:r:世界樹の芽を見ます って えええぇぇぇぇぇぇ 芝村:近くに雷蔵の人形がばらばらにされて捨ててあったよ。 こんこ:「ここのはずなんだけど・・・・・・・・」 こんこ:Q:記憶は戻ってませんよね? 芝村:A:戻らないね・・・・もう こんこ:r:では、なんだかよくわかりませんが、ばらばらの人形を全て拾い上げます・・・・・・・ こんこ:r:あと、芽が生えていた辺りを調べて、抜かれたのがいつごろか調べます 芝村:先ほどだ こんこ:Q:・・・・・・なんだかよくわかんないけど涙がこぼれるくらいはできますか? 芝村:A:ええ こんこ:r:では・・・・・・なんかよくわからんけど涙が出るので拭かずに泣きます。人形抱きしめて 芝村:はい。 芝村:泣いた 芝村:どうする? こんこ:#どうしましょう・・・・・・・ こんこ:Q:引き抜かれた芽が残ってたりはしませんよね? 芝村:A:残ってないねえ こんこ:Q:まだ芽の状態だったということは、他に芽が生えていたりもしませんよね? 芝村:A:してないねえ 芝村:あらー。詰んだ? こんこ:#う~む、泣いてても仕方ないので こんこ:r:立ち上がります。んで、世界樹の芽を探します 芝村:泣くのはやめると こんこ:#当てはないですけども 芝村:幸運で20 こんこ:Q:ネコリスを探すことはできますか? 芝村:A:死体を見つけた こんこ:Q:ネコリスのですか? 芝村:ええ こんこ:#くそー くーりんめ こんこ:Q:生きてるネコリスはいませんか? こんこ:r:とりあえず、ネコリスを埋葬します。丁寧に 芝村:はい。 こんこ:Q:すいません再度、生きてるネコリスはもういないのでしょうか? 芝村:A:いないね こんこ:#うむむむむ・・・・・・ こんこ:Q:先ほど掘り返したあとを調べましたが、他になにか残っていたりはしませんか? 芝村:A:ないねえ。 こんこ:r:とりあえず、この周辺を調べます。他に何も出てこなさそうなら先ほどの場所まで戻ります 芝村:/*/ 芝村:ARが、切れた こんこ:はい・・・・・・・ こんこ:お疲れ様でした・・・・・・ 芝村:クーリンガンの素晴らしいいやがらせだった こんこ:ええ、すさまじく効果的ですね・・・・・・ こんこ:Q:えぇっと、雷蔵似(PCはわからないだろうけど)の人形は持ち帰ってもいいでしょうか? 芝村:A:ええ こんこ:では、これ以上ぼろぼろにならないよう、ものすごく大切にしながら持ち帰ります 芝村:はい。ではかいさんしましょう。 芝村:お疲れ様でした こんこ:はい。本日はありがとうございました こんこ:それでは失礼いたします・・・・・・・
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前へ “千聖は舞のものなんだからね” 思えば、私はこの言葉を多用しすぎていたのかもしれない。 それなりの思いと覚悟の詰まった一言なのに、最近の千聖のリアクションときたら、 「千聖は舞のものなんだからねっ」 「ん?んんー、そだねーあはあは」 なんて、まるで気のない御様子。一回一回、超高濃度の愛を込めて発しているというのに、我ながら自分のことが可哀想になってくる。現に、今だって・・・ 「グフフ~んねぇももちゃんももちゃぁ~ん」 「何だよぉ、千聖ぉウフフフ」 ――ああ、うるさいうるさい! 夏のコンサートの休憩時間、千聖は楽屋に入ってきたももちゃんを捕まえて、かなりご機嫌な様子。 いつにもまして楽しそうなその理由は、あれだ、先日のストリーム番組。 千聖主導のその番組に、ももちゃんがゲスト出演したことで、また千聖の“ももちゃんらいすっき病”がぶり返してしまっているんだろう。 確かに、あの時のももちさコンビは神懸っていた。 ももちゃんのウザウザかまってちゃんキャラを千聖がばっさり切り捨てたり、ももちゃんのボケに千聖がボケで返して笑いの相乗効果を生んだり。 正直、嫉妬半分で観覧していたはずなのに、その完成度の高いコントみたいなやりとりに、思わず笑ってしまったほどだ。 千聖は遠慮なくももちゃんをいじっているようで、引き際がちゃんとわかっているし、ももちゃんもガツガツ前に出てくるとおもいきや、千聖の意味不明な宇宙語を通訳してあげたり、お互いに対するフォローが抜群だった。 多分、私と千聖じゃこうはいかない。 あれより面白くする自信はあるけど、それだけじゃ番組は成り立たないっていうのもわかっている。絶対無駄なケンカとかでグダグダになってしまう。 「・・・舞の千聖なのに」 唇を尖らせてそんな独り言を言ってみても、当然千聖の耳には届かず、何だか寂しい気持ちがこみあげてくる。・・・この、浮気者! 「グフフフ、ももちゃん何っ、言ってんの~?うけるぅ!」 「もーうるさい!そうやってもぉのこと陥れてさぁ」 相変わらず、2人はやかましくイチャイチャを繰り返している。 また何か、面白いやりとりがあったんだろう。周りのみんなも笑いながら2人を見ている。 「何かさぁ、ももちさユニットって実現できないのかな?千聖、ももちゃんとだったら結構いいセンいくと思うんだけどなあ」 そんな千聖の提案に、ももちゃんも目を丸くしてうなずく。 「いいねー!ただし、お笑いユニットだね。ウチらが真面目なことやったって、どーせファンの人の笑いを誘うだけだから」 「言えてるー!でもさでもさ、あえてのぶりぶりピンク系でぇ出オチでぇ」 2人の盛り上がってる声を聞いて、ますます私のテンションは下がっていく。 何なの?マジで浮気症すぎじゃね? この前は“舞ちゃんは特別なんだから、千聖のことをドーンと構えて待ってて”なんて言ってたけど、そもそも本当に戻ってきてくれるの? 「・・・舞、なっきぃとユニット組もうかな」 「え!?なになに??」 私のつぶやきを聞き逃さず、なっちゃんが見えないしっぽをピコピコ振りながらやってくる。・・・いつものことだけど、マジドMすぎでしょ。 「ももちゃんと千聖に対抗するってことでしょ?いいじゃんいいじゃん!どんなのにする?」 そんなに嬉しそうな顔をされると、騒いでまうやろ。“舞様”の血が。 「そうだね、じゃあユニット名はちさまい、で」 「・・・・・え?」 「ちさまいっつってんのに、出てくるのはなきまいなの。どう、面白いでしょ。笑えや。ガハハハハハ」 「・・・・ごめん、舞ちゃんの一途さに涙が出てきたケロ。こんなに愛してくれる人をほっといて、千聖はとんでもない悪女だねっ」 「えっ」 なっちゃんは目を潤ませながら、私の手を握り締めてきた。 意図しないところで味方を得ることとなり、嬉しいんだか嬉しくないんだか。 まあ、だからって、なっちゃんも私もあの2人に割って入るような勇気はないんだけど。 「もーさー、千聖とももちゃんで天下とろうぜ!2人ならやれるよ!」 「いいねー!天下統一だ!」 2人のイチャイチャミーティングは続く。 「舞様っあの2人、ついに日本征服まで企みだしましたぜ」 ――何で子分口調やねん。 でも、私はイライラしつつも、まだ一縷の望みに希望を託していた。 それは、千聖がとんでもないプレイボーイ(ガール?)だということ。 いくら今はももちゃんももちゃん騒いでいるとはいえ、またすぐ他の誰かに目移りすることは十分に考えられる。 そしたらももちゃんだって、千聖のお調子のよさにプンプンしてくれるかもしれない。 というか、ももちゃんぐらい頭のいい人なら、とっくに千聖がどういう性格なのか気づいてるはずだから、最初からこの熱烈ラブコールだって真に受けたりしてないだろう。 きっと、そのうち軽くあしらわれるにきまってる。 で、袖にされてしょんぼりな千聖の前に、私が現れる、と。そして見事にちさまいコンビ再建・・・と。 「むふふー。やっぱり、千聖にはももちゃんしかいないなぁ」 そんなことを考えていると、ちょうどいいタイミングで、千聖がいつもの殺し文句を発する。 無意識に心臓が高鳴る。私はなっちゃんの手を握り締めて、ももちゃんの顔を凝視した。 「ウフフフ、いいのー?そんなこと言っちゃってぇ。どうせ、もぉ以外の人にだって同じ事言ってるんでしょー?」 「え、フガフガそんなことフガないよーフガフガフガフガ」 おおっ、さすがに鋭い。ここまでは私の計画どおりだ。あとは、落ち込む千聖の体を抱きしめ、頭だけとは言わず様々な箇所をナデナデナデナデ 「ん、じゃあさ、千聖。本当にもぉと組んでくれる気あるなら、条件がありまーす」 「・・・ん?」 でも、ももちゃんはちょっと意外な方向へ話を進めた。 「千聖はぁ、今後いつでももぉのことを優先させてくださーい!」 「はあぁ!!?」 思わずヒステリックな声を上げると、ももちゃんがチラリとこっちを見た。 わ、笑ってやがる。明らかに私の反応を楽しんでいる。なんてこったい! 「え、でもでも、千聖はいっつもももちゃんのことばっか考えてるよ?」 「うーそばっか!もも姉にはわかるんだからねっ。それで、どうなの?本気でユニット計画進めるなら、もぉとしてははずせな」 「んー・・・いいよっ」 ももちゃんの言葉を遮って、千聖が満面の笑みでうなずく。 「ま、待って!」 私はたまらず、挙手とともに2人の間に割って入った。 「おお、舞ちゃんだー」 あんなにラブラブ見せ付けてきた後だっていうのに、千聖はくったくなく、じつに嬉しそうに私に笑いかけてきた。 「いいかげんにしてよねっ!千聖にとって舞が特別なんでしょ?ももちゃん優先とか!ありえないしっ」 「そんな怒んないでよぉ。ウフフ、もぉ困っちゃうゾ」 ももちゃんは明らかに私の心情を理解して、じつに楽しそうにからかってくる。 普段は舞にとっても優しいお姉ちゃんになってくれるのに、たまにこういうイジワルスイッチが入るととんでもないことになる。 「もー、本当に千聖ってさぁ、後先のこと考えないで大事な事決めちゃうんだから!」 「何それ!ちゃんと考えて言ってるし!あーもー決めました!千聖は今後いかなる場合においても、ももちゃんを優先させまーす!はい決定ー!」 「言ってることおかしいじゃん!嘘つきは泥棒の始まりだよ!」 私も千聖も、かなりムキになりやすいタイプなもんだから、どっちも譲らずくだらないケンカが始まる。 こんなことやってるようじゃ、全然ももちゃんに敵わないってわかってるんだけど、いくら愛しの千聖とはいえ、黙って見過ごせない発言だってあるんだ。 「・・・あー、わかった。じゃあ、こうしよう、舞ちゃん」 そんな私達の様子を見かねてか、ももちゃんもからも提案が上がる。 「まずー、そっちのなっきぃ&舞ちゃん軍団からぁ、なっきぃをももちさ軍団にもらいます!」 「キュフフ、私ぃ?」 「んでー、代わりに舞ちゃんには千聖をプレゼント!そんでー、その後もぉも舞ちゃん軍団に入ります!これでどーだ!ちさまい復活ヤデ!」 「んん?う・・・うん?」 ――あれ、つまり、どういうことだってばよ?途中でわからなくなったけど、千聖と舞が一緒にいられるっていう提案のようだし・・・ 「う、うん。じゃあそれで」 「ウフフ、これで平和的解決・・・」 「ちょっとー!!!!それじゃなっきぃが一人になるってことじゃん!!!!」 「「あっ」」 ずっと頭の中でトレードをシミュレーションしていたんだろう、なっきぃの突然の絶叫に、一呼吸おいて笑いがドッと起きる。 「やーだ、なっきぃ賢い!」 「てかひどい!まさかももちゃんにまでいじられるなんてぇ・・・キュフゥ・・・」 そんなことをいいつつ、なっちゃんは嬉しそうだし、千聖もグフグフ笑っているし、どうやらももちゃんの“場を和ます”という目論見は上手くいったようだ。 ・・・認めたくないけど、まだ私の地位も安泰ってわけじゃないらしい。 でも、それならそれでいい。私はちょっと高いとこにライバルがいるほうが、断然燃えるタイプなんだから。 「千聖。もう一回言うけど、っていうか何度でも言うけど、千聖は舞のなんだからね。反省してよねっ」 語気を強めて改めてそういうと、千聖は不服そうに「わかったよぅ」なんて言って、私の肩に頭を乗せてくれた。 「ウフフ、怖い怖い。それじゃもぉは2号さんってことかぁ」 「・・・縁起でもないこと言わないでよ」 そんな私の心を見透かしたように、ももちゃんはいつもどおりの飄々とした笑顔で「ウフフ」と笑ったのだった。 次へ TOP
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こんぼう ガーディアン用装備。No.04 蒼きレールガンクリア後にローザと会話し初期ガーディアンが抜けたあとから生産可能になる。 名称 攻撃力 属性 会心率 備考 素材 スパークロッド 350 雷100 0% 落雷針魚*3 クル実のカラ*4 りっぱな枝*2 スコップ 90 属性 15% チタン合金*3 しなやかなつる*4 枯れ木の枝*3 こおりのつえ 300 氷200 5% 永久氷球*3 サカサマカブト*2 りっぱな枝*2 うろこんぼう 350 氷100 0% アルマドゥラ合金*2 岩石のかたまり*1 巨木の枝*2 マグマヘッド 300 火200 5% 溶岩のかたまり*1 マグマハーブ*3 ジュラルミン甲殻*2 プラズマのつえ 325 雷150 10% 蛍光眼*2 ビードロ玉*6 枯れ木の枝*3 ムシクイロッド 350 火100 0% ムシクイ草*3 しなやかなつる*3 火山ゴケ*3 ヒトクイロッド 290 なし 30% ヒトクイ花*3 頑丈なつる*2 ラブラブの実*3 バリアスティック 300 雷200 5% カフラバリア*3 カフラミソ*2 立派な枝*3 モイモイこんぼう 400 なし 0% モイモイ虫*3 頑丈なつる*3 巨木の枝*2 ハードロッカー 270 なし 40% 岩石のかたまり*2 大理石の欠片*3 枯れ木の枝*3 さいほうセット 250 風150 50% 鋼鉄のかたまり*2 チタン合金*3 りっぱな枝*3 ガンベロのオノ 375 なし 10% 硬質スポンジ*2 絶縁体質の体皮*2 チタン合金*3 ロケットハンマー 350 なし 30% ロケットエンジン*2 ガスタンク*2 超硬合金*2 ヒレこんぼう 325 火150 10% シャークスキン*3 マムマチューブ*2 超硬合金*2 ホイールハンマー 300 風200 5% ザンガラホイール*2 バルニードル*5 チタン合金*3 初期 シャンレン参加後(?) マティ参加後(?) スパークロッド プラズマのつえ うろこんぼう スコップ ヒトクイロッド マグマヘッド こおりのつえ さいほうセット バリアスティック ムシクイロッド ガンベロのオノ ヒレこんぼう モイモイこんぼう ロケットハンマー ホイールハンマー ハードロッカー
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名前 種族 魔力生成速度(初期) 魔力最大値(初期) 攻撃力(初期) 魔力生成速度(MAX) 魔力最大値(MAX) 攻撃力 やたがらす 鳥族 974万mp/sec 91億mp 3億 259億mp/sec 20兆mp 151億 合体可能あくま 結果
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前へ 数分後、綺麗にラッピングされたキーホルダーを受け取って、私とえりかさんはお店を出た。 「ちょっと歩くけど、いい?」 「ええ。どちらへ連れて行ってくださるの?」 「ふふ。着いてからのお楽しみだよ」 えりかさんは慣れた様子でショッピングストリートの横道に入ると、私の手を取って坂道を上り始めた。 この辺一帯は高級住宅地らしく、デザイナー物件のような個性的な邸宅から、煉瓦造りの重厚な家屋まで、さまざまな豪邸が軒を連ねている。 のどかで落ち着いた風景に、穏やかな表情のえりかさんが溶け込む。まるで、絵画のように美しい光景だと思った。 「もう秋なのに、暑いね。・・・延び延びになっちゃってごめんね。ウチが旅行に誘ったのに」 「いえ、そんなこと・・・いいんです、私。いっぱい構っていただけて、それだけで幸せですから」 本当は、ゲキハロが終わったらすぐに旅行に行くつもりだった。だけど、私の学校の期末試験や夏のツアー、ハワイの準備でオフの時間が合わず、結局、今日――9月の上旬にまで延びてしまっていた。 私はえりかさんのそばにいられるだけで、十分に幸福だと思える。 だから、都合がつかなくて中止になってしまっても、ちゃんと割り切れるつもりでいた。でも、えりかさんはちゃんとこうして私のために時間をくれた。本当に、幸せなことだと思う。 「ハー、ハー、まだ坂道続くけど、大丈夫?ぜぇぜぇ」 思ったより坂は長くて、まだ疲れてはいないけれど、少し額に汗が滲んできた。 えりかさんは軽く舌を出しながら、疲労困憊といった顔で私を見つめた。 「ウフフ。千聖は大丈夫ですよ。ウフフフ」 「もー、ハァハァ、梅さん年だからさー、千聖は本当体力あるよね、ゼーゼー」 おおげさな呼吸に、2人で同時に笑い出す。私もえりかさんの真似をしてみせたりして、はしゃぎながら坂道を歩いた。 えりかさんは本当に優しいと思う。いつも周りに気を配ってくれて、私は昔から幾度となくえりかさんに救われてきた気がする。 えりかさんが、キュートを卒業する。 それを初めて聞いたのは、本当にずいぶん前のことだった。それこそ、私が頭を打つ前のことだったかもしれない。 スタッフさんたちやえりかさんの配慮でもあったんだろう、「今すぐじゃなくて、もっと後の話だけど」という形でのお話だったから、現実のこととして、しっかり認識できていなかったように思う。 だから、漠然と“辞めないでほしい”とか“もしかして、そのうち気が変わって残ることになるんじゃないか”という願望は持っていたものの、最近まで実感を持てないままでいた。 だけど、その日が少しずつ近づいてくるにつれ、私はそれが現実に起こることであり、そしてもう、えりかさんを止めることは絶対にできないのだと本能的にわかってしまった。 えりかさんは、簡単に思いを口にする人ではない。 そして、どれだけキュートのことを愛してくれているのか、舞美さんも早貴さんも愛理も舞さんも、私もよく知っている。そんなえりかさんの大きな大きな決断が、今更覆るはずもない。 引き止めてつなぎとめられるぐらいの意思なら、えりかさんは何も言わず、多少無理してもキュートに残ってくれたはず。 だから、もう私にできることは、えりかさんが笑って旅立っていけるように、残された日々を一緒に笑って過ごす。それだけだと思った。 「千聖?」 急に黙ってしまった私を気遣うように、えりかさんの足が止まる。 どうしよう、今日は楽しく過ごそうって決めたのに。急にあふれ出した感情を、塞き止めることができない。 「・・・どうしたの?」 「あ・・・・あの、何か、私、走りたい・・気分なのでっ・・・ちょっと先に行ってますねっ」 「ちさ・・・」 優しい手を振り切って、私は急な坂道を大またで駆けた。 呼吸が乱れる。視界が霞んで、唇が震えているのがわかる。 前の私は悲しいことがあると、えりかさんに思いをぶつけて、優しく慰めてもらっていたらしい。今でもなんとなく覚えている。 頭を打って性格が変わってからは、自分のことがわからなくなって、不安でたまらなくて打ちのめされそうになるたびに、えりかさんはいつも心も体も受け止めてくれた。 でも、もうすぐその温もりは消えてしまう。 あと何回、こうしてえりかさんの優しさに触れられるだろう。 あと何回、2人きりで会うことができるのだろう。 あと何回、私はえりかさんの手に―― 「千聖!」 坂を上りきって息を整えていると、思っていたよりもずっと早く、えりかさんの足音が聞こえてきた。 「ほ・・ほんと、足、速っ・・・」 走るのはあまりお好きではないと言っていたのに、えりかさんはひどく呼吸を乱してまで、私を追いかけてきてくれた。 メイクをしていない日でよかった。 私はほっぺたにこぼれていた滴を拭うと、えりかさんに向き直る。 「ごめんなさい、何かテンションが上がってしまいました。」とはにかんでみせた。大丈夫、まだ笑うことぐらいはできる。 「・・・千聖」 私の大好きな、えりかさんの色素の薄い瞳が揺れた。声をかけようと口を開く前に、顔に柔らかなものが押し付けられた。 同時に、背中を痛いぐらいに絞られるような感覚を覚える。――抱きしめられた、と理解したのは、数秒遅れてからだった。金縛りにあったように、身動きがとれない。 坂の上は人通りの多い道路沿いの道で、道ゆく人が、私たちを興味深そうに見ながら通り過ぎていく。バスのクラクションの音や、同年代の女の子の楽しそうな集団の笑い声が、どこか遠くの音の様に、非現実的に感じられた。 「えりか、さん」 やっと搾り出した声に、えりかさんの細い指がピクンと反応した。 「・・・ごめん。息切れが収まんないから、千聖にしがみついちゃったよ。ほら、苦しすぎてなみだ目になっちゃった」 「ウフフ。そんなに無理なさらなくても。千聖、ちゃんとここで待っていたのに。」 私たちは、お互いに何も言わなかった。 私の鼻が真っ赤になっていることも、えりかさんのマスカラを滲ませる涙の理由も、今はまだ触れてはいけない気がした。 「・・・・えりかさん、行きたいところがおありなのでしょう?ここから、どちらに歩けばいいのかしら」 「あぁ、ごめんごめん。そっち、左ね。そうそう、全然関係ないけど、この前リハの時舞美がさぁ~」 空気が綻ぶ。 湿っぽいのはやめよう。今日は泣くために会いに来たわけではないのだから、えりかさんと2人で過ごせる時間に、素直に感謝しよう。 「ウフフッ、嫌だわ、舞美さんたらそんなことを・・・あら」 雑談で盛り上がりながらしばらく歩いていると、まるでドラマのセットみたいな美しい洋館が何棟か姿を現した。 「綺麗・・・」 閑静で瀟洒な街の雰囲気を、より一層引き立たせるような空間。生い茂る木々から木漏れ日が漏れて、噴水の傍らでは小さな子供が遊ぶ。とても平和な光景が、広がっていた。 「ウチのお気に入りの場所なんだよ。千聖、好きでしょ?こういう建物」 「ええ、とても。」 「よかった。前の千聖は、全然興味なさそうだったけど。」 「あら、ウフフ。きっと、趣向が変わったんですね」 細やかな細工を施してある、細い支柱。童話に出てくる王女様が、夜な夜な王子様を待つような、丸く大きく迫り出した白いバルコニー。 外から眺めているだけでも、ため息が出るほど美しいそれらの建物に、私はうっとりと見入ってしまった。 「えりかさん、こんな素敵な場所に千聖を連れてきてくださって・・・」 「ん?まだだよ。中にも入れるんだよ」 「えっ、本当ですか!?中に??」 思わず大きな声を出すと、えりかさんは「爆笑ー」なんて言いながらケラケラ笑った。 「お嬢様の千聖も、結構おっきい声出すんだね。よかった、そんなに喜んでくれて」 「あら、そんな、私・・」 「でも、そっか。たしかにエッチな事してるときは大きい・・・」 「もう、えりかさん!早く中を見に行きましょう!」 照れ隠しに、少し強引にえりかさんの腕を引っ張ってみる。笑って応じてくれるのが嬉しい。 「ここから入ろう。最後にあっち見るから」 お気に入りの場所だけあって、えりかさんは慣れた風に洋館へと足を運ぶ。靴を脱いで、「せーの」でドアを開けて。えりかさんの大好きな空間に、私は一歩足を踏み入れた。 「・・・千聖。千聖?」 「・・あ、は、はい。」 どれぐらい時間が経ったのだろう。 空が夕焼け色に染まる頃、散々歩き回った私たちは、自由に座れる椅子が並ぶ窓際のテラスで一休みしていた。 「大丈夫?疲れちゃった?いっぱい回ったもんね」 「いえ、ただボーッとしてしまって・・・ここ、本当にとてもいい所ですね。いろいろ見て回ったものを思い返していたら、口数が減ってしまいました。」 「千聖、あんなにはしゃいじゃって。前の千聖に戻ったのかと思った。テンション上がりすぎだよ」 洋館はどれもシックで優雅な内装で、私は驚きと興奮で何度も奇声を上げたり走り回ったりして、そのたびにえりかさんを笑わせてしまった。 「ごめんなさい。お恥ずかしいところを・・・」 「んーん。貴重なものを見せてもらいました。とかいってw」 えりかさんは軽く笑うと、一枚のチラシを差し出した。ピアノを弾いている女性の影絵と、今休んでいるこの建物の名前が記載されている。 「リサイタル、ですか?」 「うん。今からやるみたい・・・聞いてく?無料だけど、結構本格的なんだってさ」 見れば、すぐ隣に設置されたコンサートホールには、もう大分人が集まっている。きっと人気の催しなんだろう。 「どうする?」 「せっかくですから、聞いてみたいわ」 「うん」 私たちは、ホールの一番後ろの席に移動した。肩を寄せて、さっきのチラシに目を落とす。 「曲目・・・ショパンの、別れの曲。葬送行進曲。・・・なんか、別れの曲ばっか・・・」 そこまで言って、えりかさんはハッと口をつぐんだ。 「ごめん・・・」 私を見る顔に、後悔や憐憫の色が浮かんでいる。 「えりかさん。」 大好きな人の、こんな顔は見たくない。だから私はえりかさんの腕に、体全部で寄り添って甘えた。 「大丈夫です、私。今、幸せです。だから・・・・」 「千聖・・・」 照明が落ちて、遠くのピアノが、優しい音色を奏で始めた。私はそのままの体制で、目を閉じて音楽に身を委ねた。 それは別れを主題にした曲目だけあって、しんみりしていて、でもどこか優しかった。楽器の心得がほとんどない私でも、優雅な調べの心地よさを感じることができる。 ――このまま、永遠に演奏が終わらなければいいのに。 そんなかなうはずのない願いが、ふと胸をよぎった。 このまま、えりかさんの隣で、ずっと二人でいられたら。 「このまま・・・」 「・・・千聖?」 「・・・・・いえ、ごめんなさい。」 楽しかったり、切なかったり、悲しくなったり。 一緒にいられる時間を、ただ純粋に喜びたかったのに、私の心はワガママになってしまう。 せめて、今この時間だけは。えりかさんの温もりを、私だけのものに。 最後の一音が、ホールの高い天井に吸い込まれるまで、私はギュッとえりかさんの腕にしがみつき続けた。 次へ TOP