約 1,445,107 件
https://w.atwiki.jp/t-kimura_ss/pages/221.html
※ちょいエロ ※性転換ネタ ※燦ちゃんキャラ崩壊 ※モトネタは原作42話 「留奈ちゃん、ワシを男にしてくれぇ!」 カーペットに押し倒された少女は、驚愕と言うよりは思考停止に近い表情で覆い被さる親友の顔を凝視した。 「さ、燦?!アンタな、なな…何やって…!」 「堪忍じゃあ留奈ちゃん!堪忍してつかぁさい!」 間にして数瞬の後、理解し難い状況を理解した彼女の思考は、カオスの極みであった。 (なにこの展開?! 話ってそれ?! 何で私を押し倒してんの?! 男?!男って何?!ためらわない事?!! 私はアイドル。1タス1ハ2……) 次々と沸き上がる思考に対し、口に出すことが出来た言葉は殆ど無い。 「や、やめて燦!ちょっ…ダメっ!」 上体を起こそうとするルナの肩を燦が抑えつける。 「ワシゃあもう、こうするしかないきん!勘弁じゃあ!!」 言うが早いか、燦の手が荒々しくルナの寝間着変わりのTシャツを掴み、引き裂いた。 「キャアアアア!!」 寝静まった満潮家に響く絹を裂くような悲鳴に一階の寝室と屋根裏部屋の窓に灯りが灯る。 床を踏み抜かんばかりの足音が二階の子供部屋…燦とルナがシェアしている一室に殺到した。 「燦ちゃん!今の悲鳴は……」 「私様がヤメロっ!!っつーーのがっ!聴こえないのかァアア!!!!」 ドアを開け放った永澄はルナの声圧に圧倒されその場に固まった。 駆けつけた永澄の両親も入り口で互いに抱き合った形で氷つく。 袈裟懸けに裂かれたTシャツをまとい、肩で息をするルナと、股間を抑えながら苦悶する、先程の悲鳴の主―瀬戸燦。 状況の把握出来ない永澄は青ざめた顔で震える指をルナに向け 「え~~と、、加害者で…」続いて燦を指差し「被害者?」 「違ァ!!」 「「「男になったぁ?!!」」」 急遽開かれた深夜の家族会、燦のカミングアウトに皆が異口同音で驚愕する。 「学校での事じゃ…」 「ああ…アレ…」 永澄は白昼の悪夢と呼ぶに相応しい昼間の出来事を思い出し、深い溜め息を付いた。 (ラスト・アマゾネスの矢…燦ちゃんに当たってたのかァ…) 事の発端は不明だが。突如校内に現れた(自称)女好き好き女傑族最後の生き残り『ラスト・アマゾネス』が生徒を次々と矢で射るという怪事件が永澄達の通う中学校で発生した。前代未聞のこの騒動、しかし死傷者は皆無であった。 なぜならアマゾネスの矢に貫かれた者は一様に傷を受けることはなく男は女に、女は男へと変貌を遂げたのでる…。 「ワシは永澄さんのお嫁さんじゃのに…こんなんになってもーた…」 燦は口の周りに生えはじめた武将髭(?)をさすりながらそう呟いた。 「で、でもそれで何でルナちゃんを…!?」 「…兄弟じゃ…」 「「「はぁ?」」」 四人の声がまたハモった。 「ワシは永澄さんを…離したないきん!お嫁さんが無理じゃったらもお、兄弟の契りしか残っとらんきん!!」 「きょ、兄弟の契りって?」 「そりゃあ勿論……同じ『穴』の共有じゃあ!!」 燦の叫びと同時に永澄の体と前歯が宙を舞った。 「「痛くない…」」 互いに拳を見つめる永澄の両親は、焦点の合っていない目でそう呟くと寝室へと向かった。 「母さん。これは夢だ…寝よう」 「ええアナタ…」 ヨロヨロと居間を去る二人の後ろ姿を見届けた燦は、両頬を抉られ伸びている永澄、そして塩の柱と化しているルナを見やる。 目を瞑り数秒の思案の後、燦はポンと手を打った。 「ほな、始めよか!」 ふぅ。と、ため息をひとつ吐くと、少女は日報に走らせていた筆を止めた。 深い緑色をした瞳が、12時を回った事を告げる掛け時計に止まる。 たいして凝ってもいない肩を揉みほぐしながら、またひとつため息を吐き出した。 今日の出来事を数行の文章にまとめる…普段の彼女ならば造作もない事が妙に億劫に感じられる。 十四歳という若さで同い年の『生徒』に教鞭を振るう自分を誇るでも、嘆くでもなく客観的に考えさせられるこの時間が今日はたまらなく嫌だった。 「委員長怒っとるじゃろか…」 悪魔の副担任として1組に君臨する普段の彼女からは考えられないか細い声色は、しかして生来の内気な性格を顕にしていた。 友達を作ろうとしない自分を心配してくれた唯一の『友達』の顔を思い浮かべると胸の奥がズキンと痛んだ。 教師となった理由は彼女のその気持ちに応えたいとの想いからでもあったのではないか…。 「暇つぶしにはなったけど、人の趣味に水をさすよな事してもーた」 当の本人が聞いたら泣いて否定する様な気の回しに、彼女は真剣に思い悩んでいた。 彼女の名は『サーたん』ラストアマゾネス(委員長)の正体を知る唯一の存在。 そしてネットオークションで手に入れた『性転換弓―ジェンダーX』をアマゾネスに渡し、事の発端を生んだ元凶である。 「正義の変態にジョブチェンジさせてもーたけど…やっぱ無理あったじゃろか…」 ジェンダーXを渡した数分後、あっと言う間に不良共三人と親友の巡を性転換させた手際にサーたんは正直舌を巻いた。 たまっているストレスの発散(本当は違う)に暴れ回る彼女には、おおいに楽しませてもらった。 しかし、女好き好きと言う設定(アイデンティティー)を揺るがし兼ねないのではないか? 「私…やっぱり先生は無理かなァ…」 ポツリと呟いたいつかのその言葉 (サーたん一所懸命先生しよんじゃろサァ?) あのときの言葉が蘇る (ほんなら、なんちゃ問題ないサァ!) 彼女の友人、瀬戸燦の言葉…。 「そうじゃな燦ちゃん…私、一所懸命好き勝手するきん!」 脳内の悪魔(サタン)がそう応えた。 生気を取り戻したサーたんは力強い筆致で日報を書き記した。 『今日、委員長の弱味を握る。 燦ちゃんは今日もfucing great!!』 そんな彼女がちょっぴり後悔するのは翌朝の事であった。 「燦ちゃん…本当にいいんだね?」 「永澄さん…いや、兄貴!男に二言はない…!」 真っ直ぐに見返す瞳…曇りの無い琥珀色の虹彩は今、決意の火を映し出していた。 (ふっ…かなわないな) 諦めのつもりで心で呟いた言葉。しかしその意味は敗北ではない。 瞳を通して送られた移り火に心を染められて出た、感嘆の言葉だ。永澄は、決意を固めた。 「兄貴…ワシを…ワシを漢にしてつかぁさい!!」 そう、今夜彼らは兄弟の契りを交わす。 「「押忍!」」 ガシッと組まれた互いの腕。プンと男の決意が匂った。 「ふざけんなぁぁぁあ!!!!」 「おう!留奈ちゃん。気ぃついたか!」 「ア…アンタ達、私様を挟んで何盛り上がってんのよぅ…」 泣き笑いならぬ、泣き怒りの顔で顔面筋を強張らせたルナは青ざめる。 …手足が動かないのだ。 「燦…サン!冗談よね?何かの間違いよね?」 力を込めるもガッチリと結わえられた四肢からは痺れと痛みしか返ってこない。ルナの防衛本能は警鐘を鳴らす。 「留奈ちゃん…ホンマすまん思うとる」 「燦ちゃん…」 「スマンと思ってんなら今すぐ止めなさいよ~!」 グズグズと鼻を啜るルナ 「ここで引き下がるんは侠が立たん!」 「オトコってなんなのよォ?!アンタはオンナじゃないのさぁ!!」 (ああ、そう言えばルナちゃん居なかったっけ…) 仕事により欠席した彼女はあの惨状を知らない。 「下僕、ゲボクぅ…!お願いよォ…た、助け…ひぁ!」 手首を握られたルナは反射的に身をすくませる。急に接近した永澄の体に堪らず目を伏せた。 「!!…………っん?」 自由になった両手をキョトンとした目見つめる。 「永…兄貴が無理矢理はイカン言うたきん」 ふへへ…。と、はにかむ永澄。 自由を取り戻したルナの足がそのニヤケ顔にめり込んだ。 「燦…どうしてアンタの胸はそんなにまっ平らなの?」 「漢じゃからの!」 「燦…どうしてアンタの顔に髭が生えてきてんの?」 「漢じゃからの!」 「燦…どうしてアンタはフンドシ一丁なの?」 「漢じゃからのぉ!!」 「い、いやああああ!!!!」 シャンプーの匂いのする絹糸のようなサラサラの髪。きめの細かな純白の肌。 少年と言うにはあまりにも女性的な肢体。胸板も、髭も、褌も、まるで下手なコラージュのように異質であった。 プロのアイドルの目で見ても、嫉妬を覚える容姿の持ち主であった燦は性転換を果たした今でさえ、女性であった。 汚された!ルナはその姿の燦を本能的に拒絶した。 「夢よ!何かのとっても嫌な悪夢!とにかくなんかの悪い夢…あふっ!」 這うように逃げ出そうとしたルナは背後からの抱擁に言葉を失う。 「優しくするきに…大人しゅうしとってや」 (へ、変なトコ触んないでよぉ!) 出かかった言葉は続いて襲いくるモノに飲み込まれた。 白い喉を仰け反らせ敏感な反応をしめす躯はただ甘いあえぎを出すだけだった。 「留奈ひゃん…ほこがええのんかはぁ…?んン…」 項をねぶりながら肩甲骨の後ろを、指の腹で擦る…腰に回した手が括れ始めた身体のラインをなぞり、横隔膜の動きに合わせ上下に揺れる。 ルナの顔が見る間に桜色に染まり、目頭に涙が滲み始めた。 「な…ンてとこ……舐めて…はぁん!」 パクパクと口を開け見事な反応を見せるルナに燦は確信を深める。 「ここが留奈ちゃんの性感帯なんな?」 耳元で囁きかける。 このポイントはお風呂を共にした時に気付いたものである。 気を良くした燦は、それなら…と、もうひとつの『ココロアタリ』に舌を這わせていった。 ううん。と唸って永澄は今夜二回目の目覚めを向かえた。 眉間の痛みに目眩を覚えたが、それが生きているとの身体のOKサインである事を彼は『経験により』学んでいた。 脳の働きが正常に戻るにつれ、今ある事態に陥るまでの記憶が朧気に戻ってくる。 「ああ…そう言えば…」 永澄は場違いに呑気声色で目の前の光景に視線を送る。だらしなく開いた口から涎が落ちる。 そこに有るのは見事なオブジェであった…美しく、心奪われるアート…。 中学生の彼には芸術と呼ばれるモノの良さは解らない。ワビだのサビだのよりも、ワサビ抜きのサラダ軍艦が美味しい年頃である。 そんな彼にもこの光景が溜め息が漏れ、心奪われる魅力があるものと感じられた。 永澄…いや、エロ澄にとってはこれこそがアートである。 「ああん!らめ!らめえぇぇ!!」 脇を開けられ、二の腕の内側を吸われたルナは恍惚の咆哮をあげた。 「留奈ちゃんの胸ビレ…んじゅツツ…おいひぃン…」 桃色に染まった肌と肌が触れ合い。まだ幼さの残る熟れかけの丸みが睦合うように重なる。 ダブダブに伸びたTシャツを通しても皺の動きでその下で官能的に蠢く躯の動きをみせつけた。 汗に濡れ、肌に吸い付く胸元に二つの頂を見るにつけ、永澄の理性がメルトダウンしそうになる。 「永澄の兄貴…留奈ちゃん。大人しゅうなったで…」 燦に呼ばれ、永澄はサルアイズと化していた顔を人のソレに振り戻した。 「はぁ…はぁ…げ…ぼく?」 魚類特有の性感帯(なんじゃそれ)を責めたてられたルナは、まな板の上の鯉よろしく布団に力なく横たわった。 ゴクリと永澄は唾を呑む。 「ルナちゃん…燦ちゃん…」 「いんや、永澄さん…ワシは今から瀬戸燦を辞める…!」 燦はムンズと褌に手をかけると、 「ワシは永澄さんの舎弟、瀬戸島燦八じゃあああ!!」 漢の名乗りをあげ、その裸身を露にした。 「「!!」」 「「か……可愛い…!!」」 二人の声が重なった。 「えっ…!?コレが燦のオチ…」 ハッ!マズイことをくちばしった!と、ルナは自分の口を押さえた。 「………」 瀬戸燦改め『瀬戸島燦八』はバッと身を翻すと、机に向かい、何事か書きとめると部屋を飛び出そうとする。 「待ちなさいよ。燦八ちゃん」 そんな燦の肩をルナの手がガッチリと掴み止めた。永澄は机上のメモをチラりとみやる。 『探さんでつかーさい。サン』 「アンタ、男になりたいんでしょう?」 「は…はいですぅ…」 ドカっとルナの足が燦の横の壁に叩き込まれる。 「何?そのポークビッツは?」 「あううう…」 「そんなんで私様を満足させられるとても思っているの?!」 「ああ…言わんといて…言わんといてつかぁさいぃ~!」 「下僕!!」 「はうあ!!」 忍び足でその場を去ろうとしていた永澄がアホ毛を掴まれ大根人形と化す。 「ナ、ナンデゴザイマショウ…ルナサマ」 ふぅ。とルナは溜め息を吐くと、足元で震えている燦と手元で揺れる永澄大根を一瞥する。 ゴクリと唾を飲みこんだ永澄は、ルナの言葉を待った…。 「あ、あんた達の兄弟の契りとやら…こ、この私様が…や、やらせてあげる…」 言葉とは裏腹な乙女の顔で…である。 続き→太陽を盗んだ男
https://w.atwiki.jp/saikyoumousou5/pages/3679.html
【妄想属性】適当 【作品名】ほ 【名前】多分これが一番小さいと思います 【属性】小人 【大きさ】このキャラが最も小さいために必要なあらゆる全てが書いてある 上の記述の量が最も多く、質が最も高く、表現方法が最も多彩で、最も優先され、最も有利に解釈・評価されるために必要なあらゆる全ても書いてある 【攻撃力】大きさ相応の成人男性並み 【防御力】大きさ相応の成人男性並み 【素早さ】大きさ相応の成人男性並み 【長所】多分これが一番小さいと思います 【短所】更新しようとすれば簡単に更新可能 804◆n0qGxROT0Q 2023/02/03(金) 21 31 03.07ID xLaMYZBS 多分これが一番小さいと思います考察 あらゆる全てが書いてある級の小ささの成人男性 ×小さな成人男性 書いてある級の小ささなので大きさ負け ○二次元の成人男性>一次元の成人男性 一応こちらは三次元の存在なので勝てるだろう 小さな成人男性>多分これが一番小さいと思います>二次元の成人男性
https://w.atwiki.jp/mattsuan-cardgame/pages/276.html
これが勝利の鍵だ! KST082 レアリティ:★★★★ タイプ:切り札 イラスト:だしお デッキに1枚制限。 このカードを使用する時は、相手プレイヤーからの妨害を受けることなく効果を発動できる。 自分の山札からカードを1枚選び、相手プレイヤーに見せた後、手札に加える。その後、山札をシャッフルし、ターンを終了する。 概要 実はイラストの中に文字が隠されてる。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/2804.html
428 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/04/02(水) 00 09 29 ID ??? マスターオンリーのオレだが、時々困った客が来る。 特に、個性と奇態をとっちがえているのが来た日には… 始める前に ・戦闘のときだけ起きるようなヤツはいらん ・話に積極的に関与しないヤツもいらん ・設定でちがう、と思ったら不満をかかえず遠慮なく言ってほしい。最大限くみ取る、が、最後に白黒決めるのはおれだ と言っておくと、かなり防げるのだが…… 「これがぼくの個性なんです!」といわれたときは困ったよ。 スレ166
https://w.atwiki.jp/datui/pages/390.html
これが私の全力だから ◆NIKUcB1AGw 市街地の一角に、張り詰めた空気が満ちる。 相対するのは、星のカービィとコロコロカービィ。 共にカービィシリーズの系譜に身を置きながら、戦う宿命を背負った二本のソフトだ。 二人は、共にまだ動かない。相手の出方をうかがっている状況だ。 戦いを見守る形になったスーパーデラックスも、固唾を呑んで二人に視線を送っている。 その空気は、とても第三者が割って入れるものではなかった。 だが、それでも割って入るのが空気の読めない男だ。 「あ?」 「え?」 コロコロカービィと星のカービィは、ほぼ同時に驚きの声をあげる。 突然、二人に向かって歩いてくる人物が現れたからだ。 その姿は、誰がどう見ても野球選手だった。 (すでに野球ゲームは全滅していたはず……。 ということは、他のゲームが支給品か何かで姿を変えている? だが、何のためにそんなことを……) コロコロカービィが考えを巡らす間にも男は歩を進め、二人のカービィの中間地点で止まる。 そして、おもむろに振りかぶった。 二人の警戒心が跳ね上がり、動こうとする。 その刹那、男は言った。 「今年は荷物を盗るね~ど!」 『は?』 意味不明の宣言に、二人の思考が一瞬停止する。 その時点で、すでに彼らは術中に落ちていた。 次の瞬間、男は凄まじい速度で二人の所持品を奪い取っていた。 「はっ!?」 「ちょ、え?」 「グエッヘッヘッヘ! 二人とも、ずいぶんと所持品を溜め込んでいたようだな!」 困惑する二人に対し、男は下品な笑いを響かせる。 そして、変装を解いた。 その素顔は、当然この男。桃鉄DXである。 「な、なんだ貴様は!」 「何だチミはってか! そうです! わたすが桃鉄DXです!」 動揺するコロコロカービィに、桃鉄DXはどや顔で答える。 別に桃鉄に志村けん要素はないが、ギャグキャラがああいう聞き方をされたらこう答えざるをえないというものだ。 「俺様はどちらの味方でもない! そしてどちらの敵でもない! ただ他人の邪魔ができればそれでいいんだー!」 「いや、そんな力強く宣言されても、意味わからないんですけど!?」 星のカービィも、かなり困惑している。 「とりあえず邪魔はもうできたので、俺様は満足だ! 後は二人で自由に決着をつけるがいい!」 「いや、その前に盗ったもの返せよ!」 「お前は何を言ってるんだ。返したら盗った意味が無いだろうが」 「たしかにそうだけど!」 何を言っても、桃鉄DXには立て板に水。 まるで状況が変化しない。 「ええい! こうなれば実力行使だー!」 しびれを切らし、コロコロカービィは桃鉄DXに向かって転がり出す。 だが、桃鉄DXはうろたえない。彼には、絶対の防御手段があるのだから。 「貴様にもボンビラスの世界を見せてやろうかぁー!」 「何をわけのわからないことを!」 微動だにしない桃鉄DXに、コロコロカービィが激突する。 しかし、桃鉄DXは平然としていた。 「どういうことだ!」 「グエッヘッヘッヘ! 俺様はたった今、お前に取り憑いた! そして俺様は、取り憑いた相手からの攻撃を無効にする能力を持つ!」 「なんだそれは! そんな反則的な能力、許されるのか!」 「許されるも何も、現にこうして存在してるのだから仕方ないだろう」 「ぐうう……!」 怒りのやり場がなく、頭をかきむしるコロコロカービィ。 その肩を、星のカービィが叩く。 「星のカービィ……」 「コロコロカービィ、あなたの気持ちはわかるわ。 私も決死の覚悟で挑もうとした戦いに水を差されて、正直イラッとしてる。 でも、こんなことをしていても不毛だわ。 このままこの人のペースに乗せられてぐだぐだになるよりは、決着を優先すべきだと思うの」 「そうだそうだ、さっさと戦え」 「あなたは黙ってなさい」 美貌を歪めてにらんでくる星のカービィに対し、桃鉄DXはやれやれとばかりに肩をすくめてみせる。 その態度に改めて神経を逆なでされる星のカービィだったが、本人の言うとおり相手にするだけ無駄というもの。 グッと感情を抑え、会話を打ち切るのだった。 ◆ ◆ ◆ 星のカービィとコロコロカービィは、改めて対峙する。 一度は霧散した緊張感が、再びその場に広がっていった。 この状況はまるで、「刹那の見切り」のようだ。 スーパーデラックスはそんなことを思いながら、戦況を分析する。 (桃鉄DX……。あのおっさんに持ち物を全部奪われて、お互い頼れるのは肉体のみ……。 だがフィジカルを比較すれば、ただの成人女性にすぎない星のカービィ姉ちゃんより 転がることで力を増すコロコロカービィの方が有利……。 姉ちゃんが勝つ策はあるのか……?) スーパーデラックスの心配をよそに、二人はにらみ合いを続ける。 そのまま、時間だけが過ぎていく。 まるでこの状態が永遠に続くかのような錯覚をギャラリーが抱き始めた、その時。 「!」の代わりを果たすかのように、一枚の木の葉がその場に降ってきた。 木の葉が、地面に落ちる。 二人が、同時に駆け出す。 「もらったぁぁぁぁ!」 先手を取ったのは、コロコロカービィ。 体を丸めて、星のカービィにぶつかっていく。 距離が短いのでさほど威力は出ないが、一般女性準拠の身体能力でしかない星のカービィをダウンさせるには充分。 後は一方的に攻撃できる。コロコロカービィはそう考えていた。 だが彼は、重要なことを見落としていた。 ぼよん 柔軟なクッションが、コロコロカービィの体当たりを受け止める。 そう、星のカービィの肉体は単なる一般女性ではない。グラビアアイドルっぽい女性である。 「バカな……!」 バランスを崩したコロコロカービィの体は、強烈な吸引力に引き寄せられる。 星のカービィの吸い込みだ。 だが星のカービィの目的は、コロコロカービィを飲み込むことではない。 あくまで密着することだ。 コロコロカービィの体が眼前まで来たところで星のカービィは吸い込みをやめ、彼を捉える。 「うああああ!!」 後はもう、策も能力も関係ない。 星のカービィは全身全霊の力でコロコロカービィを投げ、アスファルトに叩きつけた。 「が……は……」 コロコロカービィは、動けない。 ゲームソフト同士が火花を散らすこの場において、あまりにも地味で泥臭い。 されどたしかに全力を尽くした戦いが、ここに終わった。 【C-3 市街地】 【星のカービィ】 【状態】疲労(中)、ダメージ(小) 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 1:勝った…… 2:スーパーデラックスを助ける、はずだったけど…… 3:今までの償いの為に戦う ※外見はほしのあきに似た女性です。 ※「飲み込んだ相手の能力をコピーする」能力を持っています。 【コロコロカービィ】 【状態】憎しみ、疲労(小)、ダメージ(大) 【装備】なし 【道具】ピカチュウ 【思考】 1:殺し合いに優勝し、続編の『コロコロカービィ2』を誕生させる 2:負けた…… 3:新作や続編を作られるゲーム達が憎い ※外見は丸々とした体型の巨漢の男です。 ※身体を丸めて転がることで超スピードでの移動が可能で、さらに跳ね上がることで周囲にいる者を跳ね上げて転ばせることができます。 転がるスピードと破壊力は連続して転がり続けることにより上がっていきます 【とっとこハム太郎2】 【状態】ダメージ(中) 【装備】なし 【道具】支給品一式、ハム語辞書@とっとこハム太郎2 【思考】 1:仲間を集める 2:ゼルダの伝説 夢をみる島DXを止める ※外見は5歳くらいの男の子です ※とっとこハム太郎2内で出てきたハム語以外の言葉をしゃべることができません 【星のカービィスーパーデラックス】 【状態】疲労(小)、ダメージ(中) 【装備】『全てを0にする』能力の☆ 【道具】なし 【思考】 1:参加者を主催本部へ連れて行く 【スーパー桃太郎電鉄DX】 【状態】ダメージ(中)、手が臭い、コロコロカービィにとりつき中 【装備】サイコロ×10 【道具】支給品一式×9、不明支給品×5、ピッピにんぎょう@ポケットモンスター緑、桃鉄のカード(各種) スーパーゲームボーイから奪ったゲームボーイカセット、ゲームボーイ付き拡声器 【『サンダーLV.68』×1枚、『雷エネルギーカード』×59枚】のデッキ モンスターボール(ピッピ)、コピーのもとDX(プラズマ)@星のカービィスーパーデラックス 斧、す~ぱ~ぷよぷよの☆、サバイバルキッズの☆、サンリオタイムネット未来&過去編のミックス☆、「ワープスターを操る能力」の☆ 【思考】 1:主催たちを邪魔する 2:『立ち上がれ! 対主催!』 3:道具欄がえらいことになった ※外見はキングボンビーの格好をした小太りのおっさんです。 ※取り憑いた相手からの攻撃を無効化できます 対象は原則として一人です ※スリの銀次への変身が可能になりました。(他にも変身が可能かどうかは不明です) ※スーパーゲームボーイから奪ったゲームボーイカセットを星のカービィのコピー能力に利用できるかもと考えています 080 星のカービィ・コロコロカービィ「「空気読めよ!!」」へ 082 電気鼠は冒険の夢を見るか?へ
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/4080.html
「お前は!」「貴様はあの時の!」 再び出会ったクーガーとプラシド。 しかし、僅か数時間前だというのに、状況は大きく変わっていた。 以前のように、互いをダサいと罵る女性もいない。 そしてクーガーは見た。プラシドの持つ、真っ赤に血塗れた剣と、傍に倒れている二つの屍を。 「お前っ……!」 クーガーはすぐさま臨戦体勢を取った。だが、それがまずかった。 「っ!俺に、俺たちに近寄るなああああああ!」「!?」 プラシドの剣が勢いよく一閃、クーガーを狙ったが、クーガーはこれをなんとか回避した。 (こいつ……殺人に乗っているのか!? いやだが、背中に女の子を?守ってる……のか?だが、今はまともに話せそうにないな……) プラシドの斬撃をかわしつつ、クーガーが選んだ行動は一時離脱であった。 ※※※ 「はぁ……はぁ……なんとか凌いだか……」 どこかへと走り去って行くクーガーを見て、プラシドは深いため息をついた。 プラシドからしても、クーガーは警戒すべき相手だったのだ。 アクセルシンクロ、かつて自分の上半身がもげる原因となった召喚の使い手に似ていたから…… だが今は、誰であれ自分たちに近づく存在全てを警戒していたというのが大きい。 優しげな参加者でも、アンチ連盟の追っ手かもしれないのだから。 そして、少し落ち着いてから、彼は血に塗れた剣と二つの遺体に視線を向けた。 「……これでいいだろう」 プラシドは機皇帝ワイゼルに掘らせた穴にラグナの遺体を埋葬する。 剣を墓標代わりにすることも考えたが、カード以外に武器を持たないのもまずいと思い止めた。 もう一方のシン・アスカの遺体も一応埋葬する。見るに耐え難い肉塊をリンに見せないために。 「……貴様はこれで十分だ。罠カード『硫酸の溜まった落とし穴』」 一気に開いた落とし穴にシン・アスカの遺体は落ちていく。 少しだけジュッと音がしたあとに、穴は自動で塞がった。 ※※※ プラシドはリンを乗せて、逃げて来た道を戻る。 途中、アンチ連盟の兵士達がゴロゴロと転がっていた。 斬られた断面からは凄まじい怒りを感じる。黙らせたとは、こういう意味か。 大量虐殺に触れないためだろうか、胴から下を斬り落とされたものや、両腕を飛ばされたもの…… 辛うじて生かされている兵士達は、呻き、嘆いていた。 「いてぇ……」「助けて……」「どうしてこんな目に……」「俺達が何をしたっていうんだ……」「ぐぅぅ……」 「……っ!殺れ、ワイゼル!」 機皇帝の一撃は、元々半死半生だった兵士達を絶命させるには十分だ。 もはや死んでも誰も気に留めない、死者に含まれない、歴史にも残らない兵士達は屍を残すことなく消え去った。 だが、兵士が残した言葉により生まれた怒りは消え去らない。 (少なくとも、貴様らがいなければ……!) 歯を軋ませつつ、プラシドはやがて木の根元に倒れる少女の姿を見つけた。 (傷がない……?まさかあいつ、自分の手で……? 愛する者を自ら手にかけなくてはならない……これも絶望だな……) おそらくは、自分の様に苦痛の中で血に塗れ死に絶えることを避けるための苦肉の策だったのだろう。 先程の刻まれた兵士達は、アンチ連盟への怒りと自分の無力さへの怒りの表れ。 プラシドはそれを理解することができた。そして、自分が愛した恋人を思い出す。 目の前で機皇帝に無惨に殺された、恋人を。 (…………考えるな) 首を振り、プラシドは傷のないエリスの遺体を担ぎ、再び引き返した。 (愛する者のために、その者の分も生き続けるか……愛する者と共に死ぬか…… どちらが……幸せなのだろうな…… やがて世界は愛さえ必要無くなる。だが……) ※※※ (……あまり墓らしくないな) 一度穴を掘り返し、二人の遺体を並べてから再び埋めた。 墓標代わりには、如雨露が置かれている。 今度の作業はプラシド自身が行った。ワイゼルは今はいないのだ。 ワイゼルは、主の命に背いて自立行動し、少し前に爆発があった場所に向かっている。 プラシドには、もうそれを止める気力も無くなっていた。 (……) バイクで運んだにも関わらず、リンは未だに意識を取り戻していない。 (このまま眠り続けたほうが……絶望しないのではないか?) そう考え、リンの首筋に剣を近付けるプラシド。 しかし、その手を動かすことはできなかった。 (鏡音リンの防衛……そのためにあいつらは命を落とした。 俺とリンを見捨てていれば、多少傷を負ったにしても、逃げることは出来たはずだ。 俺が今この場で剣を横に動かせば、それは無駄になる。 そして、こいつの他の『家族』が絶望を味わうことになる…… だが、生き続けても絶望するだけ……しかし、死ねばそこで終わる。未来の希望が無くなる…… こんな世界に希望などあるというのか……? ……7期と呼ばれた、この世界の平行世界で希望を通り越した奇跡があった話を聞いたばかりじゃないか。 いやだが、そんな奇跡を手にした者も俺の前でこうして倒れたではないか…… 結局は、希望にみせかけた絶望だということなのか……) プラシドの頭の中を、絶望と希望の言葉が飛び交う。 そもそも何をもって絶望、希望というのだろう。 今プラシドとリンが置かれている状況も、どちらとも言えてしまう。 仲間が死に、放送で姉の名前も呼ばれたという絶望。 仲間のおかげで生き延び、放送で呼ばれた姉の名前は一人で、まだ他の家族は生きているという希望。 結局は、捉え方、考え方でそれは変わってしまう。 では、絶望も希望も一度置いておくとしよう。切望なら、どうなるだろうか? (俺の切望……未来を変えること…… リンの切望……生きて家族と会うこと…… 絶望が降り掛かろうが、希望があろうが、変わることのない確固たる願い…… そして奴らが切望していたのは……リンを守り、主催者を倒すこと…… ……俺は……) プラシドは、やがてひとつの答えにたどり着いた。 ※※※ 「…………」 「む、戻ったか、ワイゼル……その手に持っているのは……」 気付けば、ワイゼルも帰還していた。 ただ出発前と違う点は、ワイゼルの体には泥やらなんやらが付着し、細かい傷ができていたこと。 そして、その手に何かを持っていたこと。 それは、焼け焦げてしまっているが、髪留めだったと思われるもの。 それは、原型を保ってはいるが、既に機能は停止している白い球鉄塊。 それはワイゼルが爆心地から見つけだした……亜北ネルと、防衛システムの遺品だった。 ワイゼルは、如雨露の置かれた墓の横に髪留めを置き、白い塊を自分の中に吸収する。 そして…… 『マスタープラシド……ワタシハ、トモノイシヲツギ、リンノボウエイスル。 アンチモシュサイシャモタオス。マスターハ、ドウスルカ』 言語プログラムを借りたのか、ひどくたどたどしい片言で。 しかし確かな意志を持って、主人に言葉を告げた。 「ふっ……お前に言われるまでもない。俺の道は、決まった」 ――この状況は、確かに絶望だ。だが、立ち止まってはならない。 ――僅かでも希望がある限り、絶望を乗り越えて進め。歩みを止めるな。 ――家族を、愛する者を失う絶望を知っているか? ――知らなければ、それが一番平和だ。知っているなら、受け止めて前を見ろ。 ――その先にさらなる絶望は存在する。愛すらいらない孤独な世界が。 ――だがリン……お前はそれまで知る必要はない。まだ間に合う。残った家族が、お前を待っている。 ――孤独ではない。先の絶望を知る必要はない。だから前を見て、絶望ではなく希望の道を進め。 ――今の俺にできるのは、お前を俺と同じ運命を歩ませぬようにすることだ。 ――深き絶望は分割して耐えろ。俺も少しは受けとめてやる。だからまずは…… 「起きろ、リン」 「ん………ん……?」 「俺が今から話すことを、しっかりと受けとめろ……いいな」 【一日目・6時20分/静岡県/天候・雨】 【プラシド@遊戯王5D's】 【状態】ダメージ(中)、決意 【装備】サイクロン号、機皇帝ワイゼル∞(スターダスト、防衛白コア入り) 【道具】支給品一式、覇邪聖皇剣、回復薬 【思考】 基本:世界の破滅の根源であるニアラを消す。アンチ連盟も。不動遊星は保留。 1:リンに全てを伝え、諭す 2:リンを防衛し、絶望の道を歩ませないようにする 3:速い男(クーガー)を警戒 ※神龍ニアラがシンクロモンスターだと思ってます ※7期の世界を知りました 【鏡音リン@VOCALOID】 【状態】ダメージ(中)、絶望、悲しみ、混乱、半覚醒 【装備】不明 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 0:……? ※7期とは別人です。 ※7期の世界を知りました プラシドは、絶望への反逆を誓った。それは同時に、希望を信じることでもあった。 「やっと見つけた……ぞ……?」 「……」 だが、愛する者を失う絶望を知る……知った者はここにもいた。 彼は、彼らの道は、どこにつながる……? 【一日目・午前6時20分/富士山近辺/天候・雨】 【カズマ@スクライド】 【状態】健康 【装備】アルター解除 【道具】支給品一式、かなみのリボン@スクライド 【思考】 1:…… 【ストレイト・クーガー@スクライド】 【状態】健康、困惑 【装備】ラディカルグッドスピード 【道具】支給品一式、ブルーアイズジェット 【思考】 基本:世界を縮める!! 1:まさか…… 2:カズヤ(カズマ)とかなみを見つけた後、最速で東京に戻りふ京(右京)に協力する 3:バイクの男(プラシド)を警戒 ※7期から続投です ※右京とGUMIが海外に居る事を知りません
https://w.atwiki.jp/yamadakun/pages/4.html
#weblog
https://w.atwiki.jp/spiralcrystal/pages/34.html
主にりぃが使う言葉。使用される時は状況によって様々だが、多くは団長に罵られた時である。 りぃは真性ドMの変態ロリコンである為、団長は彼に対して遠慮の無い、良い風に言えば素直な気持ちを彼にぶつける。 「死ね」「殺すぞメガネ」「クソメガネ」などが代表的である。 一般人が言われたらガチギレしてしまいそうな言葉でさえ心地よいと感じるりぃは、平成の世に舞い降りた天使なのかもしれない。
https://w.atwiki.jp/tiraurara/pages/24.html
俺は絶望している。 誰にも分からない絶望を常に抱いている。 ……ん?この場にいるものは全員絶望しているだって? ……否、断じて否 ……俺は歓喜している…!……この場にいることを……この場に己の存在があることを 俺以外の全員が絶望しようが、俺は今まで絶望を常に抱いて生きてきた。 そして、今の俺は喜びに満ち溢れている。 それは、誰にも変えることは出来ない事象。 今まで俺の周りを覆っていた禍々しいほどの欲望に溢れた空気であり しかしながら、肌に伝わる全てはぬるま湯そのものだった。 絶望とは何も熱湯や冷水に漬かっているヤツだけのものではない。 人間とは熱湯に覆われることもあれば冷水に漬かることもある。 だからこそ、中間であるぬるま湯を求めるのだ。 だが……俺にはない!!!! その希望というものや……向かう先……目的というもの…… 庶民が求める金、名声、女 何もかも生まれたときから憑いて来た。 人は俺を恵まれていると思うだろう。 だが、その想いもまた俺の絶望を囃し立てるのだ。 周りに存在するものは、己の親父を除いて全てのものが仮面を被り俺に縋ってくる。 それが先輩であろうが後輩であろうが教師であろうが……それこそ、校長であろうが 全ては……仮面。 本心が見えない相手しか俺の世界には存在しないのだ。 ……分かるか?この絶望が? だが、それも昨日までだ。 今の俺は殺し合いの舞台とやらにいる。 最初は夢かとも思ったが、先ほど男の死体を見つけた。 別にたいして驚きもしなかったが、胴体を真っ二つに切り離されたその肉片を見て 何となく、現状を理解した。別に非現実というつもりもない。 世の中には知らないことも不可解なことも起こりうるものだ。 ……そして、これは己が求めた舞台でもある。迎え入れることはあっても突き放すことはしない。 殺し合いが本当のものであるならば、自分に立ち向かってくる人間は今までみたこともない本当の意味での人間。 仮面を外し、獣と化した人間が襲ってくるのだ。 ……思わずクククと声が漏れる。 己の父親にも似たその悪魔のような笑い方。 今度は声が漏れるレベルではなく、周囲に聞こえるようにあえて声を張り上げる。 「……ククク」 男の名前は兵藤和也 【兵藤和也@賭博堕天録カイジ】 所持品:不明
https://w.atwiki.jp/haijin7/pages/17.html
廃pediaでの解釈 気づいたときには目の前にある、ありふれた物である。廃人達における絶望は、一般に使われる絶望とは意味合いが異なり、自虐を表す端的な手段として好まれ多用される傾向にある。よって、本来ある絶望と比べるその行為自体が絶望であるといえるだろう。 wikipediaでの解釈 絶望(ぜつぼう)とは、希望のない様子を指す。 概要 実存主義の用語としても用いられる。絶望している際は、ひどい孤独感、世界から孤立し社会的に見捨てられたような感覚、或いは自殺念慮が激しく襲う。原因としては社会的地位の喪失、信頼すべき相手(家族など)の喪失・裏切り、自身の未来の喪失などがある。完璧主義にも影響するが、自尊心の低さが影響している可能性もある。 備考 戦争などの極限状態では絶望が起こりやすい。また、比較的軽度な絶望として社会的に大きく取り上げられるのはリストラやいじめであるが、これ以外の強姦や児童虐待といった絶望の素因となり得る状態について、日本では、あまり重きを置いて取り扱われない傾向があるとされる。こういった場合、周囲の人がまともに取り扱わない点が重要な問題という意見もある。