約 42,657 件
https://w.atwiki.jp/atamiwg/pages/116.html
酒井製作所のHO鉄道模型 戦後、多くの玩具メーカーや模型メーカーが対米輸出のための製品を作り、 日本の復興と外貨獲得に貢献しました。 当時の製品の多くはコレクターの収集対象となっています。 酒井製作所(サカイ)も戦後、Oゲージの鉄道模型などの対米輸出を中心としていたメーカーです。 ブリキが中心でしたがダイキャストや当時としては珍しいプラスチックも使われていました。 それらは同社の線路やトランスなどど共に、国内販売もされていました。 特に2-6-2テンダー機と先従輪付きのEB58は高い評価を受けています。 また、同社では2線式のOゲージも作られて輸出していました。 HOにも進出し、Oゲージ同様に対米輸出が中心でしたが国内販売もされました。 初期のものはブリキと鉄板が主材料でしたが、その後、プラスチックが多用されるようになりました。 そのために、ブリキ玩具コレクターの対象になりにくく、一方、モデラーからは玩具っぽさが敬遠されています。 鉄道模型とトイトレインの境目は個人の主観も入ると思いますし、その時代によって変わってきます。 私が小学生の時に使用した最初の線路が酒井製作所のものでした。 当時は木製道床のほうが高級とされる風潮がありましたが、プラ枕木線路の方が好きでした。 「HOゲージセット」 この昭和30年代のセットは後年、入手したものですが、破損箇所の修理以外はオリジナルを保とうと思っています。 「2-6-2」 ダイキャストのフレーム・シリンダーブロック・フロントデッキに鉄板プレスパーツを組み合わせた下回りに、 プラスチック製の上回りという構成です。 煙室内にはウェイトも入っていて重量配分は考慮されています。 ヘッドライトに嵌め込まれたカットガラスとキャブから身をのりだした機関士は良い感じです。 手摺は金属線、ベルは複数の金属パーツを組み合わせたものです。 同社のOゲージモデルでは「HUDSON&PACIFIC」という鉄道名が好んで使われていましたが これは「B&O」という実在の鉄道名になっています。 「リーファー・REA」 ブリキにプリントした側板とプラスチック製の屋根・妻板・床板の組み合わせです。 梯子はプラスチックの別パーツ。側板の手摺は鉄線で別パーツになっています。 「リーファー・PFE」 「ホッパーカー・NYC」 プラスチック一体成型の上回りに、ダイキャストのフレームの組み合わせです。 プラスチック成型の石炭は粒がOゲージサイズの粗さです。 「カブース・B&O」 プラスチック一体成型の上回りに、ダイキャストの床板の組み合わせです。 デッキの手摺と梯子は鉄板のプレス加工です。 煙突は鉄の鋳物パーツです。 「台車」 ベッテンドルフ台車はダイキャストの側枠に鉄板プレスの枕梁と板バネが組み合わされています。 近年の製品にない構造です。 適度なイコライジングが効いています。 車輪はプラスチック製のプレーン軸です。 「市電」 この市電も昭和30年代の製品です。 米国ではGHCブランドで販売されていました。 TMS・1962年1月号の広告です。 「パワーパック」 INPUT-120VOLTS A.C.-60CYCLES OUTPUT-1AMP-AT12VOLTS D.C.AND 16VOLTS A.C. こちらは2台目です。 輸出を意識した箱が素敵です。 「線路」 真鍮のレールとプラスチックの枕木で、篠原製と似ていますが、両端の枕木のデザインが異なっています。 裏面にはメーカー名の表示は無く、米国内で販売されている他社のセット物に線路をOEMで供給していたようです。 「ポイント」 このポイントは手動ですが、切り替えしやすい作りになっています。 レイアウトに固定することを前提にした製品に比べ、お座敷運転では操作しやすいです。 この時期のシノハラやアトラスの製品とよく似た作りです。 TMS・1962年9月号・シノハラの広告 TOP INDEX ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
https://w.atwiki.jp/suka-dqgaesi/pages/3580.html
875 :名無しさん@HOME:2009/06/30(火) 20 16 43 0 ほんのプチスカですが トメが入院することになり、ペットのお座敷犬を預かってほしいと言われたが、 うちにもペット(私が夫と出会う前から我が子のように 可愛がっているコンゴウインコ)がいるので断ったところ、 あんなしょうもないものを飼ってるから子供が出来ない(計画子作り中)だの 窓から逃がしちゃえばいいだのとブツクサ言われてむかついたので、 今日見舞いにシクラメンの鉢植えを持って行ったついでに うちのピーちゃん(仮名)がいかに聡明で芸達者で 私と相思相愛であるかを1時間以上にわたって語り続けてきてやった。 ピーちゃんはなあ、脳みその大きさこそカレースプーン一杯程度しかないけど ジャンケン出来るし会話も成立するしウンコしたら教えてくれるんだよ! 無駄吠えしか能のないトイレのしつけもろくに出来ていないバカ犬よりよっぽど賢いんじゃ! ちなみにトメは病気ではなく骨折なので、我ながら いまいちdq度が足りなかったと残念に思っています 876 :名無しさん@HOME:2009/06/30(火) 20 30 46 0 骨折が治ったらリハビリと称して老健に入れちゃえw 877 :名無しさん@HOME:2009/06/30(火) 20 36 25 0 見舞いに鉢植え持参もポイントだね。 878 :名無しさん@HOME:2009/06/30(火) 20 38 23 0 しかも死苦ラメンとなw かえすがえす病気入院じゃないのが惜しまれる 880 :名無しさん@HOME:2009/06/30(火) 20 45 11 0 875 群れを作って生活する鳥類はクレバーなんだよね。 881 :名無しさん@HOME:2009/06/30(火) 20 49 01 0 シクラメンwwww GJ! 882 :名無しさん@HOME:2009/06/30(火) 20 49 55 0 え、見舞いに持っていく鉢植えの花はサイネリアじゃないのかw 884 :名無しさん@HOME:2009/06/30(火) 20 56 29 0 875 お見舞いに行ってあげるなんてなんて優しい嫁子さんでしょう 鉢植えのお花がトメ様のお気に召さないようならば「アジサイの”切花”」がお奨めですよ 890 :875:2009/06/30(火) 21 31 18 0 GJありがとうございます 875では書き忘れましたが、シクラメンを見たトメは、 「んまっ…」という顔をで絶句していました 自分にも後ろ暗いところがあるので(鳥捨てろ発言)、怒れなかったようです このスレで強烈な鬼トメの逆切れエピソードを読み慣れていると 物足りなく感じるくらいの反応でしたw この程度でビビるなら最初から余計なこと言うなってかんじですね トメは普段からどうも鳥を犬より格下の動物だと思って バカにしているフシがあったので、次に見舞いに行く際は アジサイとサイネリアと共にピーちゃんの動画でも持参しようと思いますw 園芸に疎いトメにサイネリアの高度な洒落が通じるかは定かではありませんが 892 :名無しさん@HOME:2009/06/30(火) 21 37 02 0 890 鳥を犬より格下の動物だと思って これは事実だからしょうがない。鳥の方が捕食される側だしね。 899 :名無しさん@HOME:2009/06/30(火) 21 47 23 0 結局バカ犬は誰が面倒みたんだw しっかりお世話してくれる人が面倒見てたら、 入院してる間に、トメの事忘れちゃう予感w 900 :875:2009/06/30(火) 21 52 23 0 892 すいません、一般的に犬>鳥なのは理解してます(実家で犬も飼ってたし) ただ、自分のとこのバカ犬を棚にあげて私が何年もかけて育て上げ 芸を仕込んだピーちゃん(仮)を見下すトメの態度が気に入らなかったので… 「鳥が犬より格下だからって」と書くべきでしたね 899 ウトが世話してますが、餌やってるだけってかんじです 916 :875:2009/06/30(火) 22 20 48 0 とりあえずシクラメンについての誤解だけ解いておきますね シクラメンは、買ったものではなくうちで夏越し中のものです 残念ながら花はついていませんが、トメもうちにシクラメンが あるのは知っていますし、特徴的な葉っぱなのですぐ分かってました 次のお話→879
https://w.atwiki.jp/nicotetsu/pages/1007.html
概要 対々急行・菜々見海岸と裏城線(15回までは寛和線)紗莉遠を結ぶ特急列車。 使用車両は885系6連、対々急行第21回で運転を開始した。(紹介は24回) ここでは、前身の「スーパー裏銅鑼」についても触れる。 前身は菜々見海岸〜夢羽流を結ぶ「スーパー裏銅鑼」であり、[[ななみエクスプレス ../特急ななみエクスプレス]]に次ぐ、対々急行第2の特急列車だった。 従来からも、柚亜坂〜城ヶ崎で特急寛和路が運行されていたが、寛和町方面からの需要は伸びずに同列車は急行に格下げ、先の「ななみExp.」と同様、菜々見海岸発着の特急列車として設定したところ、平日朝夕の指定席は毎日ほぼ満席と、好調な中運転を開始した。 なお、凍内でスイッチバック、進行方向が変わる。 このように、ビジネス街を走る関係で非常に乗車率も好調だったのだが、裏銅鑼・城ヶ崎の双方に止まる停車駅設定に難があり速達性に疑問が持たれていた。 よって、利用者からは着席保証のビジネスライナー(自由席もあったが)として認識されていたようだ。 このままでもよいという意見は社内からもあったのだが、裏城線の末端にスポーツ系の娯楽施設を伴う紗莉遠駅が開業し、レジャー特急としての側面も売り出していくことになった。 なお、スーパー裏銅鑼で使用されていた近鉄21020系は、[[特急ωタテヤマ ../特急ωタテヤマ]]に転用されている。 停車駅 管轄 線名 駅名 停車駅 対々急行 裏城線 紗莉遠 ● 夢羽流 レ 城ヶ崎 ○ 放浪台 レ 南城ヶ崎 レ 裏銅鑼 ○ 諸見橋 レ 江鶴町 レ 凍内 ● 菜々見線 西凍内 レ 有沢中央 レ 東菜々見 レ 菜々見海岸 ● 裏銅鑼・城ヶ崎の「○」印は「どちらか一方のみ停車」である。
https://w.atwiki.jp/trivia-mike/pages/2607.html
列車の通過時刻は非公開なことが多いよ! 停車駅は数字が出ているのに 通過駅はレレと表示されわからないんだ。 そこで参考になるのが普通列車だあ! 1つ通過すると始終点間経過時刻が5分早くなるんだ、 といわれているんだ。 逆に停車駅を増やせば5分遅いということだ。 特急や臨時ならば、普通列車の時刻を参考に 各駅5分短縮して考えよう。 やり方 始発駅と次駅までは 普通列車と経過時刻が同じである。 しかし通過してしまえば、 そのまた次駅は5分短縮され、 ようするに通過すればするほど 経過時刻が普通列車に比べ早くなるというわけだあ! 10駅あれば、9駅分短縮される。んだ。
https://w.atwiki.jp/dangerousss3/pages/230.html
裏準決勝戦【特急列車】SSその2 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『戦闘開始から1秒』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 24.特急列車 戦闘領域:列車から周囲30メートル以内 高速で走る長大な特急列車。食堂車や寝台車も備わっている。 無人で走行しており、運転席で列車の操作をすることは出来ないらしい。 ノンストップで走り続けるこの戦場からは振り落とされないように注意。 「確かにパンフレットにはそう書いてあったなああああああああ!!!!!!!」 『ノンストップで走り続けるこの戦場からは振り落とされないように注意。』 「だからってこの開始位置はおかしいだろおおおおおおおおおお!!!!!」 俺は、いや俺達三人は推定時速150キロで転がっていた。特急列車の屋根の上をだ。 転送と共に超高速でかっとぶ足場に着地したんだ、そりゃコケて列車後方へと転がる。 魔人特有の頑丈さで足首を傷めずには済んだがこれは不味い。 俺は検事故の回転の速い頭脳で残された時間を計算する。 特急列車が7両編成とする。 日本の列車は一両大体20mなのでこの特急列車の長さは20×7=140m 列車は俺の目測で時速150キロ、秒速に直すと150キロ÷3600≒42m 俺達の転送地点は先頭車両の運転室真上の屋根だったから140mをそのまま使い 140÷42≒3.3 つまり3秒ちょっとで俺達は最後尾から転がり落ち、その1秒後には列車から30m 離れて場外負けとなってしまう訳だ。 ここまでの暗算に2秒。近年は探偵の頭脳ばかり注目されてるが、そのライバルである 検事もこれぐらいは出来るんだぜ。ってやべええええええええ!! 「いや、実は大丈夫なんだけどな。俺には事前に準備したアレがあるし。 えっ、アレが何かって?フッフフ、じきに分かるさお前らにもなっ!」 事前に用意していたこの状況を打破できるものなんて存在しないが、 この『やけに引っかかる言葉』から大きめのフックを作り出し 6両目と7両目の連結部分の窪みに引っ掛ける。 何とか留まる事に成功した俺は後ろを振り返る。 どうやら列車が7両編成という計算上の仮定は正しかった様だ。 暗算が0.5秒遅れていたら俺は後ろに転がり落ちてしょっぱなから 脱落していただろう。 そして後方から誰も落ちる様子は見えず、この連結部にも俺しかいないって事はだ、 あの二人もさっきの状況に対応し俺よりも先に停止するのに成功した訳だ。 前方に目を凝らすと列車の真ん中の当たりに肉付きのいい女のシルエットが、 その奥、先頭の方にもう一つ女のシルエットが見えた。 「最初に留まるのに成功したのは聖槍院九鈴、次にゾルテリアで最後は俺か。 この位置は正直言って不利かもな。だが俺は逆境ほど燃えるタチなんでね!!」 俺は『燃える太刀』で連結部の屋根を大急ぎで焼き切りだす。 電車内部ならともかく、電車の外で最後尾なんて不利以外のなにものでもない。 連結部は薄く柔らかく作られているとはいえ、それでも人が抜けられる穴を作るのは 一苦労だ。だが、一刻も早く電車の中に入らないとならない。 いつ前の二人がこっちに飛び込んでくるか分かったもんじゃない。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『戦闘開始から9秒』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 表のトーナメントでは準備の差で敗北し、裏の一回戦では罠に偶然気づけた事で 勝利した。流石にこうなれば私も自分の能力が絶対有利じゃないという事に気づく。 このトーナメントに勝ち抜くには入念な準備と覚悟が必要。 今こうして列車の真ん中辺りの連結部位に留まれたのも、事前に『うぃきぺであ』 というもので戦闘フィールドについて調べ、外に出された場合を想定していたから。 「にしても、半端ないわね。あのトング女」 私がオッパイを連結箇所の窪みに引っ掛けるよりもずっと早く、あの女は靴を脱ぎ捨て 足の指に挟んだミニトングと両手のトングを使って僅かの時間で体勢を立て直した。 そして、最後尾でギリギリ助かってた彼が電車の中に入ろうと何やらギコギコと 武器をノコギリの様に使っているのをチラ見して、私も何とかして電車内に入った方が いいとか思ったけど方法が思いつかないでいた所、トング女こと聖槍院九鈴は 足のトングを上手いこと使って高速で走る列車の上を普通に走って来た。 「ちょ、もしかしてこの場所で闘うの!?」 「許せない。汚い言葉を物質化して散らす彼も、醜悪な外見で見るものの衛生を 損ねるであろう貴方も。これ以上のゴミ増産が行われる前に私が倒す」 「私の事は存在自体否定!?」 ムッカー、温厚な私もこれには流石に激怒ぷんぷん丸。 足場が不安定だろうとその喧嘩買ったるからね! 私は連結部の窪みにどっしりと構え彼女を迎え撃つ。 「さあ、アナタはどんな性技で私にダメージを与えるのかしら?」 「その予定は無い。というか、貴方には醜い本性を出さずに戦闘不能になってもらう」 「出来ると思ってるの?」 「無論」 様子見で繰り出したレイピアを避け聖槍院九鈴のトングが開き私の右肩を挟み込む。 やはり性属性からは遠い攻撃だ。 私はライトアーマーの肩パットを外してのトングからの脱出を試す。 だが、私が肩パットを外そうとするより先に九鈴のトングが肩パットだけを残して 私の右肩から離れた。そしてタフグリップが解除されたのだろう、 肩パットはトングによって私の後方に投げ捨てられる。 でも性技を使わないと言っておいて鎧を外す事に何の意味が? 「それでは、これより私の技が通じるか試させてもらう」 剥き出しの右肩に再びトングが向かう。 「でも、流石に油断しっぱなしじゃないのよ、私もね!」 何をするかは分からないが鎧を奪った箇所にトングが来る事は分かっていた。 私はその機動の下をくぐり抜けてトングを持つ腕に体重を乗せたフックを放つ。 「固っ!」 ごちーんと岩を殴った様な感触、ZTMが無ければ私の拳が砕けていただろう。 そして岩の様に硬かった九鈴の腕は折れても腫れてもいなくて、 動きに支障なく私の右肩を再度つかんでいた。ちくしょうwちくしょうw 「トング術はあらゆるゴミを拾い、離さず、分別し、そして捨てる。 その際に強化されるのはトングだけではない、トングの延長上の腕も」 「ふーん、でこっからどうするの。トングでの物理じゃあ私には効かないけれど、 …はっ、まさかこのまま私を持ち上げて場外に投げ捨てるつもりね!」 「それも考えた、けれどまずは」 九鈴の腕が右肩に固定されたトングをこねくり回すとバリッと音を立てて 私の右肩から何かが引き剥がされた!!右肩に纏っていた黒タイツと一緒に 引き剥がされたソレ、ソレは目には見えないが何かはすぐ分かった。 トングが離れた箇所のタイツが破れ、そこから見える部位に血が滲みズキズキと痛む。 物理攻撃を無効化し性ダメージに変えるはずの私の肉体がだ。 「そんな、私の身体を包む魔力膜をつかみ剥がしたというの!? 掃除人だなんて言ってアンタ本当は何者よ!!」 「聖槍院九鈴。トング道流派、聖槍院流の正統後継者。正真正銘の掃除人」 「アンタみたいな掃除人がいてたまるか!どう見てもレベル15以上の 錬金術師(アルケミスト)じゃない!」 私のいた世界では、メインジョブのレベル15はその分野において王として 崇められ無知なる民衆には神の所業と思わせられるレベルである。 ZTMを父から伝授された時、あの糞ブタ銭ゲバ変態オカマジジイはこう言っていた。 この術はレベル13相当の紋章性術師(スペルマ・スター)のスキルと 女騎士のジョブ特性を組み合わせて開発した、物理はもちろん、 性属性以外の術で破壊出来る術式ではないと。 そのZTMをこんな形で突破するなんて! 「全く、ファントムとかいう亜神級の呪いは飛び交うし、 医者は因果を逆転する奇跡を呼吸をする様に行うし、 光素とかいうのは高位精霊としか思えない存在だし、とんだファンタジー世界だわ!」 「なら今すぐギブアップして帰ればいい。貴方には回収されるべき場所がある」 「やっぱ私の事ゴミ扱いしてるっ!?でも、アンタと距離を取るって一点は賛成ね」 私は一歩下がり連結部から二両目の先端へと移る。 幸い、逃げる手段はもうすぐそこまで来ていた。 「って訳で、一時撤退!」 「逃がさない、貴方は私が」 九鈴がトングを持つ手を伸ばし捕まえようとするが、それよりも早く 私はその場で思いっきりジャンプ!迫ってくるトンネルの縁に頭からダイブ! ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『戦闘開始から20秒』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 肩パットが飛んできた後に続いて本体が飛んできた。 何やら劣勢だったゾルテリアはトンネルに激突する事で特急列車の慣性から離脱し、 九鈴から撤退していた。よって、トンネルと共にケツが150キロで俺に迫る。 多分重さも150キロはありそうなケツは明らかに俺目掛けて降下。 ブレーキと俺への大ダメージを狙った上手い一手だなと感心してる場合じゃねえ! 「諦めんなよ!頑張れ頑張れば絶対出来る!頑張れば司法試験も合格出来るし 裁判で魔人を有罪にだって出来る!ネバーギブアップ!」 『燃える太刀』二本目を既に作った切れ込みに刺し、二刀で穴を押し広げる。 「間に合えっっっ!!!」 結論から言うと間に合わなかった。 連結部の穴は俺の顔面とゾルテリアのケツが連結した時の衝撃でようやく開通し、 俺達は二人揃って連ケツしながら連結部の狭い空間に転落する。 後頭部から床に落ちる、いてえ!続けざまにゾルテリアのケツが乗っかる、くせー! 「わお、ラッキースケベね坊や」 こんなのラッキースケベじゃねえ、それと坊や呼ばわりすんな。 俺はオッサン扱いもガキ扱いもされたくない微妙な年頃なんだよ。 そう反論したかったが口と鼻がケツで圧迫されて声が出せなかった。 おまけに両腕も体重が掛けられ動かせず、両足はある程度自由だが蹴りは届かない様に 絶妙な体勢でのしかかっている。流石は家庭持ちの数百歳。見事な寝技だ。 …あれ?ロジカル使えないし、ひょっとして俺って今詰んでる? 「そのまま話を聞いて、いつあのトング女が来るか分からないから手短に言うわ。 私と協力してあの女と戦ってくれない?賛成なら右足で床を鳴らして。 協力してくれないなら…」 ピッ ブビッ ブピピッ く、くせえーーーーーーーーーーーー!ゾルテリアのケツの割れ目から出る放屁が 俺の鼻にダイレクトアタックしてきたくせえー。 「今すぐ協力してくれないならこのまま10トン爆弾をお見舞いしちゃうわよ」 ブープスプススー そ、それは間違いなく大会最悪の敗因になってしまうじゃねえかくせえー! 同盟するかどうかはともかくせえー、俺は取り敢えずくせえー ブピピピピブモッ くせー一刻も早くこのくせー状態からくせー脱出するくせー為足で床を鳴らすくせー。 くせー直後くせー、くせーケツがどけられくせー俺はくせー自由くせーを取り戻した。 クサクナーイ。 「ぷはぁー。で、色々聞きたいがそもそも何で俺に共闘の話を?」 「その前に最後尾の車両に移りましょう。ここは話し合うには狭いから」 移動しながら俺は考える。 これまでの戦いを見てのイメージではゾルテリアは組むよりも組まれて 対策される側の存在だ。あのバリアーがある限り無策で突っ込んで一人で勝ち上がる。 斬り合いで劣勢だとはいえこんな話を振ってくるキャラじゃない。 罠か?だが俺をハメるメリットが無い。 あのまま尻で圧殺していれば少なくとも俺に対してはラッキースケベ勝利を得ていた。 「これよ」 ゾルテリアは怪我をした右肩を見せる。…おい、何で物理無効バリアー持ってる こいつがこんな怪我してるんだ。ああ、そうか。九鈴がこれをやったのか。 「トングでZTMを分別し、捨てられたわ。あのままやってたら右肩以外もやられて 削り殺されていたと思う。お願い、共闘してくれない?」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『戦闘開始から34秒』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 私の提案は彼にとって魅力的なものだろう。 さっき偶然が重なったとはいえ完封負け寸前になった彼にとって、 私との戦いの再開は避けたい所のはずだ。 表と裏の一回戦を見た感じ、様々な属性の武器を召喚する『けんじ』(剣士の亜種?) という職業に就いているようだが、私のZTMを破れる可能性は低そうだし 近距離戦闘では偽原や九鈴のレベルからは一段劣る。 私は単独では勝つ方法の見えない九鈴を排除する戦力を得られ、 彼は目の前の危機をスルーし、上手くすれば私と九鈴の共倒れも狙える。 彼は頭も悪く無さそうだし、きっとこの提案を受けてくれるはず。 「共闘ねえ…」 あれ?あんまり好感触じゃない模様。何が気に入らないのだろうか。 「何か問題でも?」 「二人であのやっかいなトングを退場させるのはいい。 それじゃあどうやってアレを倒すのか考えはあるのか?」 「ああ、そういう事ね。心配しないで、策はあるわ」 「ほう、聞かせてもらおう」 「アイツのトング攻撃は身体の前面からしか繰り出せないし、トングと トング術使用時の両腕以外の強度は並。よって片方がおとりになって もう一人が背中から斬りかかる!以上!」 「じゃあどうやって背後を取ればいい?」 「え、えーと座席の間かトイレに隠れて、もう一人と戦闘中に後ろからグサッって」 私はややしどろもどろになりながら答える。エルフの女騎士は基本ソロプレイの 戦闘員だから連携の策はこのぐらいしか思いつけない。 私は悪くない、ジョブ特性値の問題なのだ。父や夫ならいい考え浮かぶんだろうけど、 あいつらは女騎士がメインジョブじゃないから。ば、馬鹿じゃないんだからね。 ソロでの冒険知識や嘘を見抜く能力は高いんだからねっ! だが、ケンジさんは私の共闘案に納得いかなかった模様。 「そんなフワフワした考えじゃあ協力できねえな。 俺は魔人とアホが何よりも嫌いなんだよ」 反対の意見と共にズボンとパンツを一気に降ろし、ボロンとイチモツをさらけ出す。 私にとっては最大のダメージ倍率となる生男根。 それを出すって事は交渉は決裂したのか。 「やれやれ、あのトング女は私一人で」 「さっさと済ますぞ、掃除屋がここに乗り込む前にケリを付ける」 私の言葉が終わらぬ内に彼は言葉を被せてきた。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『戦闘開始から2分7秒』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「思ったよりやるわね!」「てめえもな!」「この技はどうかしら?」 「うぐ!だがまだまだ!」「いやん!そこはだめぇ!」「ここがええのんか?」 「これで決めてやるわ!」「さあ来いっ!」 「「うおおおおおおおおおおおっっっ」」 『実況の佐倉光素です。裏トーナメント準決勝特急列車、激しいバトルの末に 内亜柄影法選手死亡!後はゾルテリア選手と聖槍院九鈴選手の一騎打ちです』 「ふうっ、間にあったか」 アナウンスの後、私は息を整えて聖槍院九鈴を待ちうける。 と、正にその時6両目と7両目の連結部の自動扉が開き、やっかいな敵が現れた。 さっきまで近くに気配は無かった。きっと私の開けた穴の近くで待機し、 決着のアナウンスを聞くや否や体力の回復する間を与えない為に下に降りてきた、 そういった所だろう。 「…その格好はどういうつもり」 私の見た目に突っ込む九鈴。無理も無い、最初に列車の上で戦った時と違って 私の顔は黒いタイツに覆われていた。てっぺんから見える金色の髪と 生乾きの血がこびりついた右肩以外すっぽりタイツに隠された姿を見ては 疑問を口にするのも仕方ない事だろう。だから私はこう答えてやった。 「今の私は貴方に負けたゾルテリアではないっ!私は黒タイツウーマン! そう、いわば第二形態みたいなものなのよ!私は天才、私は万才、 30…私は約20才」 「…バカじゃないの」 無表情でツッコミを入れる九鈴、うん、私だって馬鹿だとは思う。 だが、これも勝つためのステップの一つ。私はその場でくるくると回り歌い出す。 「前人未到の空前絶グォ~ 天下無双の針小棒ドァイ~ 驚天動地の五里霧ッチュ~ 我田引水自画自スワ~ン 青は藍より青く花より団子 とにかく無敵の 大・大・大・大・大・大・大・大・天・才~」 何度もその場で回転し、キリッとポーズを決める。 九鈴はさっさと終わらせて帰りたいという顔をしていた。 「死ぬ前の最後の言葉はそれでいいの?」 「この黒タイツウーマン、負けるつもりは微塵も無し! 準備運動は完了よ、さあいくわよっ」 私は奇乳とも言えるサイズの胸の谷間からレイピアを抜き放ち真っ直ぐに突く。 狙いは心臓!だが、レイピアの先端は簡単に、それこそゴミを拾うがごとく 黒いトングで摘ままれてしまう。 「あらま」 「それでは半端に終わったゴミ掃除を再開する。今度は逃がさない」 右手のトングでレイピアの先端を押さえたまま、左手のトングが私の着ている ライトアーマーと黒タイツを次々と剥がしていく。露わになる裸体、 手ごたえの無いZTM、落ちる胸の詰め物、飛び出すチンチン! 「いやーんみないでぇー、オカマッ」 「えっ、どういう…」 明らかに狼狽の色を浮かべる九鈴。 私は、いや、俺は好機と見て一気に策の仕上げに向かう。 「伸びろっ、レイピアー!」 『やたら間延びした歌』から生まれた伸縮機能を持つレイピアが俺の命令に反応して トングに摘ままれたまま伸び、先端が九鈴の胸をえぐる。 「うぐっ、な、内亜柄影法!死んだはずじゃあ」 「あの放送か?車内マイクを利用させてもらったのさ。それじゃあさよならだ」 九鈴の胸から本物のシルバーレイピアが生える。 俺の服を着たゾルテリアが背中から九鈴の心臓を貫いたのだ。 放送を信じていた九鈴は俺に化けたゾルテリアを死体と思いんだ結果、 背後からの攻撃を無防備で受け絶命した。 『実況の佐倉光素です。裏トーナメント準決勝特急列車、激しいバトルの末に 聖槍院九鈴選手死亡!後はゾルテリア選手と内亜柄影法選手の一騎打ちです』 本物のアナウンスが俺達と観戦者に九鈴の脱落を伝えた。 「終わったわね。にしても、良く思い付いたわね。こんな手段」 ゾルテリアの共闘案の後、ほぼ無策と言っていいゾルテリアの案に呆れ返った俺は 『被せる言葉』より生成したズラを出し、それを被りながら頭の良くない彼女にも 分かるように作戦を説明しながら必勝の策を作り上げていった。 この列車は運転は完全自動という説明がなされていた。 ならば運転以外の機能は俺達が利用しても問題無いという事だ。 最後尾の車掌室のマイクが利用できる事を確認すると、 俺達は激闘の叫びを上げながらお互いの服を交換していった。 はたから見たら間抜けそのものだが、九鈴に近づかれる可能性を少なくしつつ 入れ替わりを完了するには他に手段が無かった。 ちなみに黒タイツウーマンについてはゾルテリアのアイデアである。 「ところで、光素ちゃんや私の声マネ凄い似ていたわね。どうやったの?」 「おいおい俺は天才検事、それも声のスペシャリストだぜ? 探偵に出来る事なら俺にだってできるさ」 「…『けんじ』って剣士の上級職じゃなかったんだ」 もっとも、この偽アナウンス戦術を閃いたのはついこの間。 偽探偵こまねの遊園地での戦い方を見てからだけどな。 「それじゃあ、これで共闘は終わり。私達の戦いの続きをしましょう。 あ、その前に貴方の服返すわね」 「ああ」 ゾルテリアから渡された服を受け取り袖に手を通す。 胸周りが多少伸びている気がするが、トングを刺されて穴だらけのタイツより ずっとマシというものだ。などと考えていると、 「はい、ドーン!」 「うおっ!」 服を最後まで着る前に全裸のゾルテリアヒップアタックが俺にヒット。 そのまま揉み合って床に転倒し、俺の両腕はガッチリとロックされ、 顔面にはケツが押しつけられ言葉も発せられず僅かな隙間から 呼吸ができるのみの状態になってしまった。 「さあ、約束通りさっきの続きからよ!」 いや、確かに共闘前の体勢はこうだったけどさ。 「そして、私としてはギブアップをお勧めするわ。 言葉を戦闘の起点にしているアナタにはこの体勢からの逆転の手は無いはず。 さらに言えば全裸なせいで私は今お腹すっごいゴロゴロしてる!」 プスッ プー 尻からの放屁が始まった。くせー。耐えろ、そして考えろ俺。 天才検事の頭脳を持ってすればこっからの逆転の策はいくつも思い付けるはず。 ピプピー、ブブッブー 両手をどうにかして動かせばくせー、くそ、くせー、体重と技術の揃った見事な くせーロックと言わざるを得ない。ならば割と自由な足で相手を蹴りあげる!くせー 俺は足を畳みくせーゾルテリアのボディに膝を撃ち込み、し、しまった! 「はうう!そんな所蹴られると…らめぇぇぇ!!」 ブリブリブリー!ブリュブリュブリュブリュー! くせーくせーくせー土石流のごとくくせー下痢便が俺の顔にぶっかけられくせー くせーこうなったらくせーギブアップするしかくせーないのかくせーくせーくせー くせーあれ?この状態でくせーギブアップどうすればいいんだくせーくせー 右足でくせー床をくせー鳴らすくせーいやくせーこれはくせー共闘へのくせー同意 ブリブリブリブー!ゴボッ!ブチャラッティー! た くせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせー く す せーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせー くせー け くせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせー くせー て くせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせーくせー ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『戦闘開始から1時間37分42秒』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『たった今、内亜柄影法選手の失神が確認されました! よってエルフの元女騎士ゾルテリア選手の勝利とさせていただきます!』 ケツ・着! このページのトップに戻る|トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/nicotetsu/pages/951.html
概要 使用車両:キハ110系300番台 涼宮支社管内の外武線を走る特急列車である。車両は株主の提案により決定された。 外武線は涼風-夕映間の列車本数が少ないため、それを補完する形でラッシュ時間帯に運行されている。朝は小箱口発、夜は夕映発。 停車・通過駅 管轄 路線 駅名 ダイヤ 涼宮 外武線 小箱口 ● 涼風 ● 空原 レ 空閑 レ 夕映 ● 関連動画
https://w.atwiki.jp/kenkaku/pages/59.html
OP 「ねぇ・・銀さん・・・起きてくださいよ・・・・銀さん・・・・起きて・・・」 「むにゃーっ・・・・・ふざけんじゃねぇぞ・・・新八・・・・今日は日曜・・・」 「日曜じゃなくてもいっつも寝てるじゃないですか?それより早く起きてさいよ」 「なんだよ・・・うるせぇなぁ・・・・って・・うぉっ、まぶしっ! つうかめっちゃまぶしい、何だ、どっきりか!?て言うかここ何処だ!?」 「落ち着けよ天然パーマっ!やっと起きたと思えばうるせぇんだよっ!」 江戸歌舞伎町の住人、「万屋銀ちゃん」こと坂田銀時は、突然自分の網膜に入り込んできた 凄まじい日の光に思わずびっくらこいていた。 隣には同居人の一人志村新八がいる。 しかし果たしてこれはどういう訳か。 自分は確か万屋の二階でごろごろ雑魚寝していたのではなかったか。 彼らが今いるのは、一面に白い砂利を敷いたいわゆる「お白州」だ。 広さは、かなりの物だ。七十平米はあるだろう。 周囲は白い土塀で覆われ、門が一つと、垂れ幕で覆われたお座敷が一つある。 今、この「お白州」にいるのは彼らだけでは無かった。 白い砂利の地面を、埋め尽くすように沢山の男が座ったり、寝たり、立っていたりしている。 ほとんどが男であり、僅かに女の姿も見える。 ほとんどが和服を着ていること以外、年齢も体格もバラバラな顔ぶれであったが、 銀時には彼らにはある共通点があることに気が付いた。 おそらくいずれも武芸者。 それもそうとうな腕前の。 「なんだぁ・・・・このおっさんども・・・コ○ケか?コミ○なのかぁ?」 「いや、この顔ぶれで○ミケは無いでしょう。何かみんな強そうですよ」 そう、銀時と新八がひそひそ話をしている時であった。 「控えい」 一つの野太い声が、お白州の中を通り抜けた。 銀時を含めたその場にいた人間全員の視線が声の方へと向けられる。 座敷の垂れ幕が左右に開き、一人の男が出て来るのが彼らには見えた。 初老の裃姿の武士らしき男である。肩衣には「二階笠」の家紋が 染め抜かれている。 年のころは初老といった所か、体格は大きい方ではないが 不思議と独特の威厳がある。 また、目には強い意志の様な物が感じられた。 「これより、御前試合を執り行う」 武士の口からそんな言葉が飛び出した。 「御前試合」 貴人や、それに類する人々の前で行われる武芸者の上覧試合の事である。 それが天皇になると、「天覧試合」となる。 「新八・・・・試合って何だ?俺そんなの聞いてねぇぞ」 「僕も知りませんよ・・・ひょっとすると何処ぞの武芸好きの 金持ちに拉致られたんじゃ・・・」 銀時と新八の間のみならず、所々でざわめきが起きる。 どうやら、誰ひとりとして、試合に出るなど聞いてないらしい。 「ここに集められし、類い稀なる兵法者、八十名」 武士がよく通る声で言う。 「その武芸の妙技の悉くを尽くし」 「互いに相戦いて」 「一人になるまで殺し合うべし」 最後の言葉に、ざわめきが止んだ。 殺し合いの御前試合。 狂気の沙汰と言う他ない。 「親父殿」 静まり返った武芸者の中から、一人の男が進み出る。 狩衣姿の、武士と思しき男だ。 総髪を後ろで纏め、顎には不精髭がある。 また、男は右目を瞑っていた。 どうやら隻眼らしい。 装束はお世辞にも綺麗ではないが、何処となく 野生染みた風格のある男だった。 「これは何の冗談ですかな」 男は気軽な調子でそう武士に問いかける。 口調は軽いが、眼には虚偽を許さぬ真剣極まりない 強烈な眼光が宿っている。 「十兵衛か」 しかし武士はその視線を受け流して、 ジロリと狩衣の男に眼を向けた。 「生憎、冗談ではない」 「親父殿は『殺しあえ』と言いましたな」 「言うたな」 「それでも飽くまで本気と言いますかな」 「くどいぞ十兵衛」 「気が違われた親父殿」 武士―父宗矩―の余りにもの物言いに、 狩衣の男、柳生十兵衛は思わずそう漏らした。 「気など違うておらん。 わしは正気そのもの。 その上でそう言うておる」 そう言うと宗矩は武芸者達の方を睨み、 「わしが本気である事を見せてやろう・・・村山斬!村山斬、おるな!?」 「え・・・・は、はい・・・・」 武芸者達の中から現れたその少年は、 風貌、体格、剣気、とどれをとっても 御世辞にも周りの武芸者達と釣り合うとは思えない 青瓢箪であった。 「お主気づかぬか?」 「え、ええと・・・な、何がですか」 「この場に呼び出された武芸者の中で、貴様が一段と劣っているという事、 そして、そんな貴様がここに呼び出されたという意味を」 「え・・・・・ええっ!?」 「こういう意味だ」 宗矩が、戸惑う斬を余所に手をふっと上下に振った。 その時、座敷の奥からパチンと指を鳴らす音が鳴った。 その音が鳴るや否や、 ボンッ 爆音が響き、斬の首が地面に落ちる。 忘れたように立ちっぱなしになっていた胴体が倒れ、 赤い血が池のように地面に広がった。 「オオッ!?」「ムゥッ!?」 武芸者達の間で呻きが広がる。 しかし、人一人死んでこの程度の反応で済むあたり、 ここに集められた人々がやはりただ者でない事を窺わせる。 「見たか十兵衛。わしは本気じゃ。 逆らえばお主と言えどその首をかくの如く吹き飛ばすぞ」 「・・・・・無明に落ち果てしか親父殿」 「左様、わしは無明に落ちた」 十兵衛と宗矩は暫く睨み合っていたが、 宗矩が先に視線を外し、 他の武芸者達へと目を向けた。 「今見たように、お主らに逆らう事は出来ぬ。 これよりお主たちは試合の為に用意された 戦場に行って貰う。 そこで最後の一人になるまで己の剣技をふるい、 殺し合うのだ」 「お主らには、 数日分の食物、水、地図、 そして人別帖が入った行李と、 木太刀が一振り与えられる。 得物は自分で探し出すのだ」 「勝ち上がった者には、 古今東西天下無双の称号を 与え、また如何なる願いとて 聞き届けよう・・・・」 そこまで言い終わって、 宗矩は最後にこう結んだ。 「それでは、始めいっ!」 その言葉と同時に、白い煙が何処からともなく 「お白州」に流れ込み、瞬く間に武芸者達を覆い隠した。 「親父殿!何故このような・・・!?」 「うぉーっ!?なんじゃこりゃ!?」 「銀さん、銀さんどこですか!?」 驚く武芸者達の驚愕や怒号が煙の中で響いたかと思うと、 不意にその声が聞こえなくなった。 暫くして、煙が晴れると、いかなる妖術か、 あれほど沢山いた武芸者達は一人残らず跡形もなく消えてしまっていた。 ただ残っているのは、宗矩と、首の無い村山斬の躯だけである。 「大した役者でしたな、この天海感服いたした」 座敷の中から手を叩く音と、しゃがれた人を嘲笑うような声が聞こえる。 はたして、宗矩がしかめつらで座敷の方へ振り返ると、一人の老人が顔を出した所であった。 年齢は・・・・解らない。ただ、途方もなく高齢であることだけは察しが付いた。 その体を豪奢な法衣で包んだ容貌魁偉の老僧であった。 彼こそ、知らぬ人となし、天下の怪僧、南光坊天海その人に他ならなぬ。 「いやはや・・・・大納言殿も甚だ感心されたようで」 天海のその言葉と共に、もう一人の人物が座敷の闇から顔を出した。 ひょろりと背の高い、青白い顔をした殿様風の男である。 その背後に、何やら不気味な唐人服の男を従えている。 その視線は、宗矩ではなく、村山斬の死体に注がれていた。 双眸には、驚くべき熱気と、計り知れない残虐な凶気が宿っている。 ああ、大納言。そう彼こそ、かの残酷無残で知られる「駿河城御前試合」の主催者 として知られる、将軍家光が弟、駿河大納言徳川忠長である。 忠長は見つめていた。不気味な微笑みを顔に浮かべながら見つめていた。 白い砂利にしみ込んだ赤い血の池を、頭を失った哀れな斬の死体を、 その首の切断面を、いつまでもいつまでも見つめていた。 【村山斬@斬 死亡】 【主催者】 駿河大納言徳川忠長 柳生但馬守宗矩 南光坊天海 【剣客バトルロワイアル 試合開幕】 時系列順で読む 次話 血化粧に染まりし村に犬二匹 投下順で読む 次話 血化粧に染まりし村に犬二匹 試合開始 柳生十兵衛 魔境転生 試合開始 坂田銀時 人の名前聞いて笑うとか失礼だ 試合開始 志村新八 決意と誤解のあいだ 試合開始 徳川忠長 日の出 試合開始 柳生宗矩 日の出 試合開始 南光坊天海 日の出 試合開始 果心居士 夢十夜――第一夜『青木ヶ原の血吸鬼』――
https://w.atwiki.jp/nicotetsu/pages/1016.html
概要 使用車両:E531系 対々急行21回、鶴鉄柏浜11回で運行を開始した空港連絡快速である。 柏浜空港へのアクセス手段として対々急行沿線からは特急フォーシーズンがあるが、 凍内・菜々見海岸方面からは長らく普通電車しかない状況だった。 よって、海岸方面からのアクセスの速達化が議論されるようになり、当該列車の設定へと至った。 対々管内では千鳥停車、客を少しずつ拾って、 南暮越を出ると空港のある柏浜までノンストップという、空港アクセスを意識した列車である。 なお、読みは「はまくうかいそく」である。「ひんくう」や「はまそら」ではない。 比較的混雑が激しく、そのため、グリーン車の導入も検討されている。 停車・通過駅 管轄 路線 駅名 停車駅 鶴鉄柏浜 柏浜本線 柏浜 ● 小松原 レ 成浜線 砂井 レ 三十六 レ 槍ヶ浜 レ 南暮越 ● 十姉妹 ● 対々急行 菜々見線 蘭来 レ 凍内 ● 西凍内 レ 有沢中央 ● 東菜々見 レ 菜々見海岸 ●
https://w.atwiki.jp/oerunyo2014/pages/46.html
列車を検索する際にご利用ください。 ページ内検索はCtrl+Fを押下でできます。 各停 【5100】番台 町田-長後以西(6R) 【5500】番台 新宿-長後以西(6R) 【5700】番台 藤沢-江ノ島(6R) 【6000】番台 新宿-成城(6/8R) 【6100】番台 新宿-向ケ丘(8R) 【6400】番台 新宿-相模大野(8R) 【6500】番台 新宿-相武台前以西(6/8/10R) 【6800】番台 町田-相武台前以西(4/6/8/10R) 【7000】番台 新松田-小田原(一部箱根湯本)(4/6R) 【7200】番台 小田原-湯本(4R) 【7600】番台 多摩線内(6/8/10R) 【7900】番台 新宿-唐木田(8R) 区間準急 4800 小田原線(8R) 4900 多摩線直通(6/8R) 準急 4000 小田原線(経堂通過・朝ラッシュ時のみ運行)(10R) 4100 千代田線直通(経堂通過・朝ラッシュ時上りのみ運行)(10R/4000) 4200 小田原線(経堂停車)(10R) 4300 千代田線直通(経堂停車)(10R/4000) 4700 多摩線直通(10R) 急行 1000 小田原線(経堂通過)(10R) 1200 小田原線(経堂停車)(10R) 1500 江ノ島線直通(経堂通過・藤沢以南通過)(10R) 1700 江ノ島線直通(経堂停車・藤沢以南通過)(10R) 1900 多摩線・千代田線直通(経堂通過・朝ラッシュ時上りのみ運行)(10R/4000 or metro) 2000 小田原線(経堂通過・本厚木以西各駅停車)(6R) 2500 江ノ島線(経堂通過・藤沢以南各駅停車)(6R) 2900 多摩線(8/10R) 多摩急行 3700 多摩急行(10R/4000 or Metro) 快速急行 3000 小田原線(10R) 3500 江ノ島線直通(10R) 特急ロマンスカー 番号 種別 地 新 成 向 百 多摩 町 大 江ノ島 本 秦 松 駿 御 小 湯 0000 は こ 〇 レ レ レ = 〇 レ = レ レ レ = = 〇 〇 0100 は/さ 〇 レ レ レ = 〇 レ = 〇 レ レ = = 〇 〇 0200 は/さ 〇 レ 〇 レ = 〇 レ = 〇 レ 〇 = = 〇 〇 0300 は/さ 〇 レ レ 〇 = レ 〇 = 〇 〇 レ = = 〇 〇 0400M あ さ 〇 レ レ 〇 = レ 〇 = 〇 〇 〇 △ 〇 0420 メ は 〇 = 〇 レ レ = 〇 レ = レ レ レ = = 〇 〇 0470 メ さ 〇 = レ レ レ = 〇 レ = 〇 0480 メ さ 〇 = 〇 レ 〇 = 〇 レ = 〇 0500 え の 〇 レ レ 〇 = レ 〇 〇 0600 ホ 〇 レ レ レ = 〇 レ = 〇 〇 レ = = 〇 〇 0640 メ ホ 〇 = レ レ 〇 = 〇 レ = 〇 0650 さ が 〇 レ レ レ = レ レ = 〇 〇 レ = = 〇 0670 メ ホ 〇 = 〇 レ 〇 〇 0700 ス は 〇 レ レ レ = レ レ = レ レ レ レ 〇 〇 0760 え の 〇 レ レ レ = レ 〇 〇 0940 メ ホ 〇 = 〇 レ 〇 = 〇 レ = 〇 〇 0950 ホ 〇 レ レ 〇 = レ 〇 〇 0970 ホ 〇 レ レ 〇 〇 0980 ホ 〇 レ レ レ = レ 〇 〇 回送
https://w.atwiki.jp/histus123/pages/16.html
A列車で行こうDSが発売し、購入後更新を始めたいと思っております。 市名:春添市 資本金:?? 市長:長期休養中 担当:昇るたかあき