約 2,010,476 件
https://w.atwiki.jp/teamj/pages/136.html
硬直状態の亜人がメセ窓に向って叫んだセリフ。 当時は彼のメセ窓の調子が悪く、たびたび書き込みができなくなるエラーが起きていた。 しかし、他のメンバーはそのことに気付かず祭りをしていたため、 自棄になった亜人がメセ窓に向って届かない叫びを上げ続けていた(笑) 以下がそのログの一部である。(ログ提供:深嶺ユミア) YuNa うん、おkの汎用性 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした くそう! 深嶺ユミア wwwwwwwwwwww 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした うんおk 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした アハハ YuNa つや癒すすぎるだろう 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした アハハハハ YuNa 使い 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした もうこうなったらここで喋ってやる 深嶺ユミア 癒し YuNa つや癒してどうするw 深嶺ユミア wwwwwwwwwwwwwwwww tapa 艶を癒す・・・素晴らしいね!! うん、おk!! 深嶺ユミア あーもーこの会話ログ保存決定wwwwwwwwww YuNa うん、おk 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした wwww 深嶺ユミア wwwwwwwwwwwwwwwwww tapa うん、おk 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした うんこ好きだなー 深嶺ユミア 返事ははいにしましょ!!ね!!ww YuNa (おおきくうなづいて)うん!おk! 深嶺ユミア wwwwwwwwwwwww YuNa みすった tapa wwww YuNa うなずくだ 深嶺ユミア でもどっちでも変換できるよ tapa 亜人が話してないとこを見ると 深嶺ユミア 辞書にもどっちも載ってるし YuNa まじだ YuNa やった 深嶺ユミア おk! YuNa あってたよおかーさーん 深嶺ユミア wwwwwwwwww 深嶺ユミア ゆなちーテンション高いなwwwwwww 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした うんこ 深嶺ユミア 寝た方が良いよ( 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした うんこうんこ 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした うんこおおおお 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした うんこ tapa またメッセに向かって叫んでるんだろうな うん、おk 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした うんこ! 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした ああそうだお! 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした おれは叫んでるお! 次のメッセージはすべての送信先に配信されませんでした うんこおおおおおおおいい 今後このような悲惨な出来事が起こらないことを祈ってかどうかは分からないが、 このログの残りが大切に保管されている。 関連用語 うんおk
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1443.html
594 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/03/27(火) 15 55 53.68 ID 94SvhDte0 575 「なぁ、桐乃 桐乃ってまだキスしたことってないんだよな?」 「え!?はぁ?な、な、何いってんの!?」 「いや、ちょっと気になってよ」 「べ、べつに、まだしたことないケド・・・」 「そうか・・ 俺はしたことあるんだがな」 「へぇ~・・ で?なに?キスしたことあるのを自慢したいの?死ねばいいのに」 「ちょ!何をそんな怒ってんだよ!」 「はぁ!?別に怒ってないし!バカじゃん?」 「そ、そんな怒んなって!それでな、俺のキスした相手っていうのがな・・・お前なんだよ」 「ふえ!?え?え?あたしそんなのされた記憶ないんだけど・・?まさか寝てるあたしの唇を奪ったとか!? い、い、い、妹が寝てる間にキスするとか!サイアクなんですけど!!」 「ま、ま、まて落ち着け!」 「これが落ち着いてられるかっての!なに?あたしのファーストキスを寝てる間に奪って!!」 「ちょ、待てって!お願いだから落ち着いて話を聞いてくれ!」 「わかった・・ でも納得のいくセツメイしてくれなかったらぶっ殺すから」 「ぐ・・わ、わかった・・ この前、夜中にお前に人生相談したろ?」 「あぁ、あれね で?それとキスの話関係あんの?」 「その、な お前を起こそうとしたときに寝ぼけたお前に抱きつかれて・・多分キスされたと思うんだ」 「な、な、な・・・!」 「だから、俺のキスした(された)相手は桐乃ってことだ!」 「・・・なにそれ?そんなのあたし納得できないんダケド?寝ぼけてる間にキスしたとか・・ そんなのキスのうちに入らないじゃん?」 「むぐ・・言われてみればそうだな・・」 「だから・・・ち、ちゃんと、や、や、やり直しなさいよ!」 「お、おまっ!?何言ってんだ!?」 「だからっ!あんたはあたしの唇を奪ったわけでしょ?でも、あたしの記憶にないなんておかしいじゃん! だ、だから、さっさとやり直しなさいよ!」 「お、お、お前はい、いいのか?」 「いいから言ってんでしょ!さっさとやりなさいよ!」 「・・・わかった」 「京介」 「ん?なんだ桐乃」 「あのね・・これが『初めて』だから・・」 「だから・・?」 「優しくしてね?」 これでいいでしょうか? -------------
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/1121.html
唯「んん…もうお昼かぁ。お腹空いたよぉ」グュリュュュゥ ガチャリ 唯「ういー、ごはん頂戴ー!ういー」 シーーン…… 唯「う…ういー…?」キョロキョロ 梓「どうしたの憂?折角の修学旅行なんだらもっと楽しそうにしたら」 憂「うん…でもお姉ちゃんが心配で」 梓「唯先輩?もう大学生なんだからさすがに大丈夫でしょ」 憂「だったら良いんだけど…」 唯「と、とにかく何か食べ物が欲しいよぉ…」ガチャリ 唯「…福神漬けと味噌しか入って無い…。ういー、ういー!」グゥキュルルールルルル ピンポーーン 唯「…ん、お客さんだ…。でもパジャマだしなぁ、居留守つかっちゃお」ギュリュルルルル ピンポーーン、ピンポーーンピンポーーンピンポーーンピンポーーン 唯「うーんしつこいなぁ、どなたですかぁ」ズリズリ 律「おっせーぞ!何居留守使ってんだよ」ガチャリ 唯「あれ?律っちゃん。良く居留守って分かったね」グギュルルルール 律「そんだけギュウギュウ腹の音鳴らしてりゃ分かるっつーの。んじゃお邪魔しまーす」 唯「丁度良かったよ律っちゃん!私大変だったんだよ!」 律「そりゃ奇遇だな。私もケッコーヤバイ状態だったんだよ」 唯・律「なんか食わして!」グゥキュルルールルルルル 唯「………え?」 律「………え?」 唯「律っちゃんもごはん食べてないんだ……」グゥキュルルール 律「あぁ…、今月もう残金60円しかねー。もう体力も気力もねー」グゥキュルルールルル 唯「もうちょっと計画的にお金使おうよぉ…その歳にもなって」 律「うるせー、その歳にもなってお小遣い制のお前に言われたくねぇよ」 グゥキュルルル… 唯「駄目だ…大きい声だしたら余計お腹が空いてくるね…」 律「仕方ないこうなったらカップ麺で我慢するか」 唯「んー…もうカップ麺も買い置きが無くなってたよ」 律「なんだよそりゃ!じゃあパンでも何でもいいから食えるもんくれよ」 唯「冷蔵庫の福神漬けと味噌ならあるけど…」 律「そんなもんで腹一杯にならねーよ!憂ちゃんは?憂ちゃんならメシ食わしてくれるだろ」 唯「あずにゃん達と修学旅行だって言ってたよ…、ずっこいよね憂達だけ!」 律「いや、お前も去年行ってただろ…。八ツ橋とか旨かったよなぁ…」 唯「旅館のご飯も美味しかったよねぇ…」 グゥキュルルルルールルル 律「あぁ、なんか腹減り過ぎて幻覚が見えてきそうだぜ…」 唯「いいなぁ律っちゃん…私も白米の幻覚がみたいよぉ」 律「なんか高校ん時、部室に置いてあった水槽が見えてきたぜ…」 唯「それ幻覚じゃないよ…、私が卒業ん時に引き取ったじゃない」 律「あぁ、そだっけ?覚えてねーや…」 唯「……ねぇ律っちゃん」 律「なんだよ…?」 唯「カメって、食べられるのかな…?」 梓「そういえば最近トンちゃんの調子はどう?」 憂「別にいつも通りだよ、窮屈そうだけど元気に泳いでるかな」 梓「そう?だったらいいんだけど」 唯「律っちゃん!ほんとに食べても大丈夫なんだね?」 律「あぁ、スッポン料理とかある位なんだから食えるに決まってんだろ!」 唯「それじゃ、取り敢えず煮てみよっか!」 律「うし、んじゃ鍋に水をはって沸騰させるぞ!」 律「よーし、大分煮えて来たな。そろそろ放り込んでもいいんじゃね」 唯「よーし、んじゃいっけぇぇ!」バッシャァァン グツグツグツグツ… ピンポーン! 律「ん…?誰か来たみたいだぞ」 唯「誰だろ…?律っちゃんお鍋の火加減ちゃんと見ててね」 律「おうよ、任しとけって!」 スタスタ 唯「はいー、どなたですかー。って澪ちゃん!」 澪「ちょっと近くまで寄ったからな。大丈夫かな?」 唯「勿論だよ!上がって上がって、いまカメ料理作ってるんだ」 澪「カメ料理…?スッポンでも買ったのか」 唯「そんなの買ってないよぉ。ウチの水槽で飼ってたヤツだよ!」 澪「唯ん家の水槽で…?」 グツグツグツグツ 律「よぉーお前もメシたかりに来たのか?でもコイツはやらねぇぞ!」 グツグツ 澪「……………」 唯「ん…?どしたの澪ちゃん」 澪「ウァァワァァアァァァアァァァアッ!!?」ガッ! バッシャァァァァァァアン! 律・唯「あ゛!?あ゛っづーぅぅぅぅうぅぅッ!!」ゴロゴロ! 律「な、何すんだよ澪!?私達を殺す気か!」 澪「それはこっちのセリフだよ!お前らトンちゃんに何しようとしてたんだ!」 律「トンちゃん……?」 唯「何言ってるの、それはカメって言って爬虫類の一種で」 澪「いや、知ってるよ!そうじゃなくて、コイツは私達が高校生の時に飼ってたカメのトンちゃんだろうが!」 律「トンちゃん……。あーそういやそんな事もあったような」 唯「んー…あったような、無かったような気がするね」 澪「律はともかく、唯は飼ってたんだから普通覚えてるだろ!」 唯「えへへー、そういうの憂に全部任してからねぇ。あずにゃんもよく家に来て面倒みてたような…」 澪「とにかく私が来て良かったよ…、もう少しで……」 律「ん…?どした澪、なんか気にな……」 トンちゃん「…………………」 唯「……甲羅が粉砕して、悲惨な事になってる…」 澪「ど、どーするんだよお前らッ!トンちゃんが!!」ワナワナ 律「そんなデケー声出すなよ。別にたかだか、カメの一匹や二匹…」 澪「たかだかじゃない!忘れたのかよ」 唯「忘れるって…何がかな?」 澪「梓に、私達軽音部が離れ離れになっても、トンちゃんを通じてあの時の気持ちを忘れない様にしようって言ってたじゃないか!」 唯「……だから、あずにゃんはあんなにトンちゃんの世話を」 律「おぃぃぃぃッ!?澪、お前どうしてくれんだよ!私達、軽音部の絆を粉々に」ビッ 澪「いや、今の今まで完全に忘れてただろう!?私のせいにするなよ!」 律「うるせぇぇ!大学生なら何とか出来んだろ!こんな時の為の大学だろ!」 澪「どんな時だよ!大学をなんだと思ってるんだお前!」 唯「止めて、二人ともッ!」バンッ! 律「ゆ、唯……」 唯「今はそんな事で争っている場合じゃないんだよ!」 澪「そ、そうだな…唯の言う通りだ。まずは…」 唯「まずは何かご飯を食べさせて下さい!!」グゥキュルルルルール ―ファミレス― 律「あぁーヤバイなぁ…、マジでヤバイわ…」ガツガツ 澪「全く、ようやく気付いたのか?事の重大さに」 律「空腹限界で食べるメシは、マジでヤバイぞ!」ガツガツ 澪「そっちかよ!?少しは危機感を持てよ!」 唯「ねぇ澪ちゃん、いいかな…?」 澪「ん、どうした唯?何かいいアイディアでも浮かんだのか」 唯「ううん、デザートも頼んでいいかな?って!」 澪「……あぁ、いいよ。何でも好きなの頼んでいいから危機感持って…」 純「わぁ!清水の舞台って目茶苦茶高いんだね」 梓「ほら、写真取るよ。憂も並んで並んで」 憂「え、あ…うん。分かったよ!(お姉ちゃん大丈夫かなぁ)」 2
https://w.atwiki.jp/83452/pages/7663.html
【澪の家】 澪「…はぁ」 部屋に入った私はどっと疲れていた。 普通に振る舞えていただろうか。 朝の挨拶する時あまりの緊張で心臓が飛び出るかと思ったけど、 いざ口に出してしまえばどうってことはなかった。 やっぱり、私の考えすぎだったのかな? もしかしたら、律もこれを望んでいたのかも知れない。 そうだ。 このこと憂ちゃんに報告しよう。 そう思って私は携帯を開いた。 【平沢家】 brrrr brrrr 憂「…?澪さん?」ピッ ―――――――― From みおさん Subject ありがとう 本文 律と話せたよ。 憂ちゃんの言う通り、私の考えすぎだったのかも。 すごく小さいけど一歩踏み出せたよ。本当にありがとう。 また、何かあったら相談に乗ってもらってもいいかな? ―――――――― 憂「…ふふっ」 思わず笑みがこぼれてしまった。 うまくいったみたいだ。 唯「どしたの憂、携帯見てニヤニヤして」 憂「な、なんでもないよお姉ちゃん!」 こうして毎日毎日、少しずつ澪さんは律さんとの関係を修復していった。 『久しぶりに律と一緒に登校したよ』 『今日は律の家で劇の練習をするんだ』 澪さんはその日律さんとどんなことをしたか逐一私に報告してくれた。 時にメールで。時に電話で。 私はそれを聞くたび微笑ましく思っていた。 このままいけば、大丈夫ですよ。 きっと澪さんの想いは律さんに届きます。 そう信じてやまなかった。 順調にいってる澪さんがほんのちょっぴりうらやましくもなった。 【翌日 学校】 律「ふあぁ~…あ」 澪とは何事もなく生活していた。 澪「どうした律。寝不足か?」 律「ん?あぁ、昨日ちょっと遅くまでゲームしててな…」 澪「もうすぐ文化祭なんだから、体調崩すなよ?」 律「へいへーい」 澪「よし、音楽室に行こう」 こんな感じだ。 いつも通り、何ら変わりない日常だった。 しいて言うなら、ムギの様子がいつもより静かだった。 ………考えすぎか。 ここ最近色々あって少し他人に敏感になってんのかな。 今日は早く寝ようっと。 そんなことを思いながら音楽室に向かった。 【音楽室】 部活が終わって片付けをしていると、ムギは私に声をかけた。 紬「りっちゃん。ちょっとあとで話したいことがあるんだけど、いい?」 律「ん?あぁ、いいよ」 私は二つ返事で返した。 何のことだろう。澪のことかな? まだ気にかけてくれてるなら、もう心配ないって伝えなきゃな。 片付けも終わり、解散したあと私とムギは音楽室に残った。 他のみんなは先に帰った。 夕陽の差し込む音楽室に、私とムギの2人。 ムギの影が、どこか儚げに伸びていた。 律「んで、どうしたんだよムギ。話したいことって」 紬「あのね、りっちゃん…」 律「な、なんだよ改まって」 紬「私、りっちゃんが好きです」 律「…え?」 訳がわからなかった。いきなりムギに告白された。 ドッキリかと思って辺りを見回したが、そんな感じはしなかった。 何よりムギの真剣な表情が、本物の告白だと私に思わせた。 紬「よ、よかったら…。わ、私と、その…」 紬「つつ、付き合ってくださいっ…!!!」 ムギは耳まで真っ赤だった。 きっとこの子はこういうことが初めてなんだろう。 恥ずかしさと不安でいっぱいなのが感じ取れた。 紬『りっちゃんは、私のこと好き…?』 あの時の言葉は、そういう意味だったのか。 私の中で一つのことが頭に浮かんでいた。 澪のことだ。 ムギ曰く、澪は私のことが好きだという。 澪の気持ちを知っておきながら、私はこの告白を受けてしまっていいのだろうか。 私は別段ムギに対して恋愛的な感情は抱いてはいなかった。 だけど、嫌いなわけじゃない。 どこまでも純粋だし、気配りも出来る、明るくて優しい子だ。 そして勇気を出してその想いを私に伝えた。 この子は本当に私を好いていて、必要としてくれているのだ。 よりによって私じゃなくても…と私は少しばつが悪そうに頭を掻いた。 しかし、それはこの子に対して失礼というものだ。 私はその気持ちに応えようと思った。 律「…いいよ」 律「私なんかでよけりゃ、だけどさ」 紬「ううん。私はりっちゃんがいいの」 ムギは目に涙を溜めていた。 ここで泣かせたら私がまるで悪者みたいじゃないか。 私は目の前の泣きそうな女の子に駆け寄り、頭を撫でた。 律「ほーら、泣くなって」 紬「だって、だってだって…本当にうれしいんだもん」 律「もう遅いし、帰ろう」 私は手を差し伸べた。 友達としてじゃなく、特別な存在として。 ムギもその手を掴んだ。 そして私たちは音楽室の扉を開けた。 ガチャ 律「え…?」 私は目を疑った。 下校時刻は過ぎてるし、学校には誰もいないはず。 ましてや、こんなところに人がいるわけない。 だが、私の目の前にはよく知った顔があった。 澪だ。 律「澪…?なんでここに…」 澪「………」だっ 律「おっ、おい澪!!」 澪は何も言わず階段を駆け出した。 まさか、聞いていたのか…? 紬「りっちゃん…」 ムギが心配そうに私を見つめる。 繋いでいる手に力がこもっていた。 律「…大丈夫だよ。行こう」 走り去った澪の頬に滴が見えた。 あいつは、泣いていた。 がたっ 澪「いたっ…!」 階段で足を踏み外した。 痛い…。どうやら捻ったみたいだ。 けどそんなことはどうでもよかった。 私は、がむしゃらに駆けていた。 ―――――― ―――― ――― ―― … 律との仲は完全に元通りになっていた。 朝だって一緒に登校してるし、帰りも一緒。 劇の練習と称して互いの家にお邪魔したりと、 今までとなんら変わらぬ日々を過ごしていた。 まるで、あの時のことなんかなかったかのように。 文化祭が終わったら、律に告白しよう。 ロミオとしてじゃなく、秋山澪として。 憂ちゃんもそれがいいと言ってくれた。 あの時私は音楽室に忘れた劇の台本を取りに向かっていた。 ロミオなんだから、しっかりジュリエットを支えてあげなきゃな。 そんなことを思いながら。 夕暮れ時の階段を上り、音楽室のドアに手をかけたその時だった。 『私、…のこ…が好…す』 聞き覚えのある声が音楽室から聞こえた。 おっとりとした落ち着いた声。 ムギの声だとすぐにわかった。 『よ、よかったら…。わ、私と、その…』 『つつ、付き合ってくださいっ…!!!』 えっ…?ムギが、告白…? とんでもない現場に立ち会ってしまった。 盗み聞きはよくないと思い引き返そうとしたが、 なぜか私はその場にずっと立っていた。 相手が誰だか気になったからだ。 そして長い沈黙ののち、返事が聞こえた。 『…いいよ』 この声は… 律の声だ。 私はその場に立ち尽くした。 あぁ、ムギが泣いている。 うれしいのだろう、告白が実って。 私が告白していたら、そこで泣いているのは私だったのかも知れない。 いや、告白を受けたということは律もムギのことが好きなのだろう。 もしかしたら私が告白していたらフラれていたのかも知れない。 いずれにせよ今となっては叶わないことだ。 律はムギの告白を受けたから。 また私の想いは律に届かなかった。 終わった。何もかも。 音を立てて崩れた。 いつもそうだ、不器用で勇気もない。 だから後悔ばかりして終わる。 私は一体何をしていたんだろう。 何も…出来ない…。 こうやって、蚊帳の外から見ていることしか出来ない…。 涙が頬を伝った。 もう泣かないって決めたのに。 ガチャ 澪「?!」 いきなりドアが開いた。 茫然としていて時が経つのを忘れていた。 律「澪…?なんでこんなところに…」 律は驚いたように私を見た。 ムギは驚いたあと、とても不安そうな顔をした。 二人の手は繋がれていた。 それもそうか、もう恋人同士なんだもんな。 その場を取り繕う言葉も思い浮かばなかった私は、逃げるようにその場を去った。 律「おっ、おい澪―――」 律の声はもう耳に届かなかった。 … ―― ――― ―――― ―――――― 【翌日 学校】 律「え?!澪が休み?」 和「そうみたいなの。さっき澪の家から連絡があったって先生が」 律(澪…) 和「なにか心当たりでもあるの?」 律「い、いやっ!別に…ないよ!」 和「そう…。今日の練習はロミオ抜きでやることになるけど、頑張ってね」 律「あ、あぁ…」 澪が学校を休んだ。 心当たり…か。思い当たる節はひとつしかなかった。 紬「おはよう、りっちゃん」 律「おう、おはよう」 紬「あれ?澪ちゃんは?」 律「…今日は休みだってさ」 紬「そう…」 ガラッ 唯「ぜぇ、ぜぇ…。お、おはよう…!」 紬「おはよう唯ちゃん」 律「おーっす。遅刻ぎりぎりだなぁ唯」 唯「えへへ…。あれ、澪ちゃんは?」 律「…!あぁ、今日はちょっと体調崩して休みたいなんだ」 唯「そうなの?大丈夫かなぁ」 【放課後】 紬「また明日」 唯「じゃあね~」 梓「失礼します」 律「おう」 律「…さて」 今日の部活は早めに切り上げた。 澪が休みだったせいか、みんな今一つ練習に身が入らなかったからだ。 そして、みんなと別れた私はあるところに向かった。 ピンポーン 『……はい』 律「…田井中ですけど」 そう、澪の家だ。 澪と話がしたかった。 何を?どうして?そんなのわからなかったけど、 とにかく澪に会わなきゃ始まらないと思った。 ガチャ 澪「………なに?」 律「今日学校休んだからさ。大丈夫かなって…」 澪「ごめん、心配かけて。明日は行くから」 律「そ、そっか。ならいいんだけど…。」 澪「じゃあ、また明日な…」 律「ちょ、ちょっと待った!」 澪「………まだ何かあるのか?」 律「いや、あの…その」 澪「ないなら戻るぞ」 律「昨日、泣いてただろ…?」 澪「…泣いてなんかないよ」 律「…嘘つくなよ」 澪「嘘じゃなかったら、何なんだよ」 律「………」 澪の言うとおりだ。 私は何がしたいんだ? わからない、わからないけど… ここで澪を帰しちゃいけない気がした。 しばらくして、澪は口を開いた。 澪「お前は、ムギと付き合ったんだろ?」 律「………」 やっぱり聞いていたようだ。 澪「だったらムギの傍にいてあげなきゃいけないんじゃないのか?」 澪「私を気にかける必要なんてないんだよ」 律「それとこれとは今は別だ」 澪「私のことなんてどうだっていいじゃないか。ほら、行けよ」 律「よくない!お前だって大切な―――」 澪「もういいって言ってるだろ!!!」 律「……!!」ビクッ 怒号が響いた。 あまりの勢いに思わず後ずさってしまった。 そして澪は伏せていた顔をあげた。 澪「もう、これ以上…。優しくしないでくれ…」ぽろぽろ 澪は泣いていた。 だけど、怒った顔や哀しい顔をしているわけではなかった。 まるで私を諭すかのような、穏やかな顔だった。 澪「今の律には、ムギがいるじゃないか…」 澪「私なんかに構うなよ…。ムギ、きっと不安でいっぱいだぞ…?」 澪「お前が、幸せにするんだろ…?そのための、恋人だろ…」 澪「私に優しくするなよ。諦めきれなくなるから…」 律「澪…。私は―――」 澪「もう、帰ってくれ…。律の顔なんかみたくない」 律「ちょっと待っ―――」 バタン 律「………ちくしょう」 澪は家に入っていった。 くそっ、くそっ…! 何なんだよ私は。 上っ面だけいい格好して何も出来ない、最低な人間だじゃないか。 家に帰って私は泣いた。 いつぶりだろう、こんなに泣いたのは。 自分が情けなくて、どうしよもなくて、惨めだった。 『澪…私は―――』 あのあと、私は何て言おうとしていたんだ? わからなかった。 4
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/2053.html
37 名前:2/1[] 投稿日:2012/02/11(土) 20 32 00.21 ID EWTJAscg0 [6/7] 『……タカシ……これ……チョコあげる……義理だから……』 「おー、さんきゅー、ありがとなー」 『タカシ、チョコあげますわ! あぁ、勘違いなさらないで、もちろん義理チョコですわよ。 たまには下僕に褒美を渡すのも、主人の務めだと思いますから!』 「……下僕になった覚えは無いんだが……でも、嬉しいよ、さんきゅー」 『のう、タカシ、チョコは好きか? 偶然にもチョコが手に入ってしまってのう。 儂は洋菓子は好かんのでな、貴様に処理を頼む事とする……だからさっさと受け取れい!』 「おおう、分かったよ。……あいつ、前にチョコ食ってなかったっけ?」 『お前は本当に駄目な後輩だ。だがな、ほんの少しは期待しているんだ。 だから、このチョコでも食べてやる気を見せてみろ! ……あっ……他の部員には、この事は言うなよ!』 「分かりました! あざーっす!」 『はいータカシ、チョコあげるー! えへへー』 「何だ、その不吉な笑みは」 『100倍返しだから、ね!』 「いやいや、1倍返しだろ、ここは」 『それじゃあ、ボクが得しないじゃないかー!』 『あーちくしょう、何で俺は――』 「すげぇな、モテモテだな!」 『……別府か……女にモテてもしょうがねぇだろうが…………そ、そうだ、1個やるよ』 「え? 良いのか? 貰った子に悪くないか?」 「それは良いんだよ、それは。…………じゃ、じゃあな」 38 名前:2/2[] 投稿日:2012/02/11(土) 20 33 39.02 ID EWTJAscg0 [7/7] 「去年まで1個しか貰えなかったが……今年は大豊作だな。けど全部義理チョコなんだよな――」 『あ、タカシ、やっと見つけたわよー。どこで何やってたのよ、あんたは――って何よ、これ!?』 「はっはっはっ、凄いだろ」 『……どうせ義理チョコでしょ? でも、貰えただけでも良かったわね――あれ? これって……』 「それは神野から貰った奴だな、結構高そうな外装だよなー」 『えぇ……だって、これ……テレビで本命に渡すなら、これって言う特集で紹介されてたもん……』 「へぇー、そうなのか。それを義理チョコとして渡すなんて、流石お嬢様って感じだな」 『…………う、うん……そうだね……』 「で、かなみは俺に何の用だったんだ?」 『えっ! はっ――いやっ――と、特に用事なんて無かったわよ、おほほほー』 「その右手に持ってるのってチョコか?」 『へ? あっ――しまっ――こ、これはっ――ば、爆弾よ!』 「……お前、テロリストなの?」 『…………どうせ今年もタカシは貰えないって思ってたから……慈悲として用意してたまでよ』 「あぁ、そうだったのな。じゃあ、チョコプリーズ」 『何言ってるのよ、今年は沢山貰ってるじゃない』 「かなみって義理チョコなのに、わざわざ手作りしてくれてるだろ? 想いが込められたそれを、他の人から貰ったからいらないなんて言える訳ないだろ? むしろくれ!」 『…………全く仕方ないわね、あげるわよ。あ、でも私がチョコに込めてるのは、殺意だから』 「えぇ! 毎年美味い美味い言ってたのに! 俺は殺意を感じ取って、そう言ってたの! とんだ、ドMだよ!」 「――ってな訳で、食い切れそうにないから。山田、手伝ってくれ」 『 全 力 で 断 る ! ! 』
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6874.html
梓「チャンス?」 純「そうよ!これを機に澪先輩にガッツリアタックしちゃったりしてさぁ」ニヒヒ 梓「・・・あっそ。まぁ、頑張って」 純「任しといて!卒業までには澪先輩に『私のプッシーキャットにならないか』と言わせてみせるわ!」グッ 梓「純、あんた軽音部で立派に生きていけるわ」ハァ 律「さて残る疑問は、唯のむにゃむにゃ~な訳だが」 和「貞操帯でしょ」アッサリ 梓「・・・それについてはあまり深く追求したくないです」 紬(私は聞きたい!けど、さすがに言い出せないわ) 純「えー、なんでー!私はメチャクチャ興味あるけどなぁ」ワクテカ 梓「純、あんたって一体」ヒキッ 紬(純ちゃん、タダモノじゃないわね) 唯「あー、私も興味あるなぁ」 梓「・・・唯先輩はケーキでも食べてて下さい」 唯「うん、わかった」アッサリ 澪「本人になんの自覚も無いのが、余計恐いな」ハハハ 和「そんなの憂に直接聞けばいいじゃない」 梓「いえ、さすがにそれはちょっと」 律「なんて切り出せばいいか微妙だしなぁ」ウーン 和「そんなの簡単よ。憂、もうそろそろ出てきたら」ジーッ 梓「あの、和先輩。それって唯先輩の私物の入ったダンボール箱ですけど」 唯「え?私全部持って帰ったよ」 律「・・・まさか」 憂「エヘヘ、やっぱり和さんには敵わないや」ガサゴソ 律「憂ちゃんイター」 梓「・・・もう何を信じていいのやら」ハァ 純「ねぇねぇ憂、唯先輩のアレってやっぱりプレイな訳?」ツヤツヤ 律「お前ほどプレイという単語をサラッと使う奴も珍しいわ」 梓「純がドンドン遠くに行ってしまう・・・」 律「いや、ムギにアソコをペロペロされて喜んでた梓も似たようなもんだろ」ニヤニヤ 梓「ニャッ!よっ喜んでなんかないもん//」 紬「ゴメンね、梓ちゃん。私のせいで」ショボーン 梓「・・・あの、もうお互い事故だと思って忘れましょう」ハァ 唯「ムギちゃんいいなぁ。私もあずにゃんのあずにゃんをペロペロしたかったなぁ」 梓「恐い事をサラッと言わないで下さいっ!」ニャー 紬「でも、唯ちゃんの気持ちも分かるわぁ。だって梓ちゃんって温かくてプニプニしてて、とってもいい匂いがしたのぉ」ウットリ 梓「ムギ先輩、あなたはその可愛いポワポワフェイスの裏にどんなドス黒い獣を隠してるんですか・・・」ドヨーン 唯「ねぇねぇ、あずにゃん。今夜ウチにお泊まりにおいでよぉ」ウズウズ 梓「死んでもお断りします」 唯「あずにゃんのイケズゥー」 憂「あ!それじゃあ梓ちゃん。私の家にお泊まりにおいでよ」 梓「私の家って・・・姉妹揃って私をどうするつもりよ」 憂「エヘヘ」 梓「憂、あんたって時々ドス黒い面を見せるよね」 純「梓、あんた今更なにいってるのよ。先輩達が修学旅行の時に、憂の家に泊まりに行った日の夜だってさぁ」 純ちゃん回想開始 憂「エヘヘ、梓ちゃん」ハグハグ 梓「もう憂ったら。純が起きたらどうするのよ」 憂「だって梓ちゃんを見てたら、チューしたくなっちゃうんだもん」キュッ 梓「ホントに憂は仕方のない娘ね。ん」 憂「ん、あん」 梓「あふ、ん」 憂「はぁ。もう梓ちゃんたら、激し過ぎるよぉ//」ウルウル 梓「そんな事言いつつも瞳ウルウルじゃん。さてはあんた濡れちゃったわね」 憂「そっ、そんなこと無いもん//」 梓「ふーん、それじゃ確かめて見ちゃおっかなぁ。どれどれ」 憂「あん、ダメだよぉ、梓ちゃん//」 梓「ダメだよぉ、なんて言いつつも、シッカリ触りやすい様に足開いちゃってるし」 憂「そっ、それは・・・もう梓ちゃんのイジワル//」 梓「ほら、憂ってばもうこんなに・・・」 憂「あん、だってそれは梓ちゃんが、エッチな触り方をす・・・やん」 梓「もう、憂ってば可愛すぎるぅ」ガバッ 憂「あふ、ん」 梓「ほら、あんまり声を出すと純が起きちゃうよ」 憂「だって・・・気持ちいいんだもん」 梓「そうだ。ねぇ、憂」 憂「はぁ、ん、なに、梓ちゃん?」 梓「唯先輩の部屋に行こうか」 憂「!?そ、それは、ダッ駄目だよぉ」 梓「ふーん、そう。やっぱり憂は私より唯先輩のほうが大切なんだ」 憂「そっそんな、なんでそんな意地悪な事を言うの・・・」 梓「・・・もういいよ。寝るもん」 憂「梓ちゃん、怒ったの?」 梓「別に」 憂「・・・いいよ、梓ちゃん。お姉ちゃんの部屋に行こう」 梓「無理しなくていいよ」 憂「ううん、だってお姉ちゃんより梓ちゃんの方が大切だもん・・・だからいいよ」 梓「憂・・・ごめん、言わせちゃった、ね」 憂「ううん。ハッキリしなかった私が悪いんだもん」 梓「憂」 憂「お願い、梓ちゃん。お姉ちゃんのベットで私をたくさん愛して。私の全てを梓ちゃんでいっぱいにして」 梓「うん。私の全ても憂にあげる」 純ちゃん回想終了(マテ 純「てな感じだったじゃん。もう私、寝てるフリしてるの大変だったんだから」 律「・・・いや、純ちゃん。いくらなんでもその妄想は無いわ」 澪「梓と憂ちゃんに限ってそれは無いだろ」 紬(純ちゃんの妄想力って凄いわ//) 唯「そうだよ!純ちゃん。憂とあずにゃんが私を裏切るなんて有り得ないよ」 和「そう?私は有り得る話だと思うけど」 唯「もぉー、和ちゃんまで!無いよね、憂、あずにゃん」 憂梓「・・・//」(純、起きてたんだ) 唯「う、憂?あずにゃん?」ガーン 憂「お姉ちゃんの事は好きだよ。でも、それは姉妹としてだから。でも、梓ちゃんは違うの、お互いに愛し合ってるの」 律「・・・女同士は問題では無いと?」 憂「律さん、堅すぎますよぉ。別に結婚する訳でも無いですし」 澪「いや、そういう問題では無いと思うけど」 梓「憂となら私、結婚しても別に構わないよ」 憂「梓ちゃん//」 梓「憂//」 唯「の、和ちゃん!変だよね?こんなの間違ってるよね!?」オロオロ 和「諦めなさい、唯。人生色々よ」アッサリ 唯「えー、そんなのヤダよぉ」ジタバタ 純「なんか私は見慣れてるから、なんの違和感も感じないです」 唯「えぇぇ?そっ、そんなにいつもなのぉ?」ガクブル 純「本人達は気付かれて無いと思ってるのかも知れないけど、歩いてる時にさり気なく小指を絡ましたりしてるのを私は見逃してませんから」ニヤリ 唯「ううっ・・・和ちゃぁーん」ブワァ 和「はいはい」ハァ 紬(どうしよう、上を向いてても鼻血が吹き出しそうですたい) 和「このままだと、私が唯の涙と鼻水だらけになるわね」ヤレヤレ 和「ちょっと、憂」 憂「なに?和ちゃ・・・じゃ無くて、和さん」 和「もうそろそろ冗談は止めにしておきなさい」 憂「え?でも・・・」 和(この場はそういう事にしておきなさい。また後で相談にのるから、ね)ヒソヒソ 憂(和ちゃん・・・うん、分かった)コソッ 憂「ほら、お姉ちゃん、もう泣きやんで。さっきのは全部冗談だから」ヨシヨシ 唯「・・・ぼむどに?」ズルー 憂「うん、ホントだから。ほら、お鼻チーンしようね」 唯「チーン。エヘヘ、だよね、憂とあずにゃんがなんて有り得ないよね」 憂「そうだよ、ね!梓ちゃん」メクバセッ 梓「そっ、そうですよ、唯先輩。もう、純ったら、ダメだよ」メッ 純「え?だって私は・・・」 澪(純ちゃん、ややこしいから取り敢えずそういう事にしておこう、な)ヒソヒソ 純(分かりました、澪先輩がそういうなら//)ポー 純「すいません、唯先輩。ちょっとした冗談のつもりだったんですけど」ペコッ 唯「大丈夫だよ、純ちゃん。私はこれっぽっちも動揺してなかったから」フンスッ 律澪(・・・どんだけ泣きわめいてたんだよ)ハァ 和「ほら、唯が立ち直ってる間に、話を元に戻しましょう」 紬「さすが和ちゃん。見事なフォローぶりだわ」 唯「ほろー?」 和「唯は気にしなくてもいいのよ」ナデナデ 唯「和ちゃんがそういうなら分かった」ウン 律(見事なあしらいぶりだな)ハハハ 澪「はっ、話を戻そうな、な!」 澪「で、唯にあんな下着を履かせてた本当の所はどうなんだ、憂ちゃん?」 律「おっ!やっぱり卑猥なパンツを履く者としては興味があるんだな、澪」 澪「・・・卑猥」ズーン 純「律先輩、ドSですね!」 和「・・・これだけ話が進まない人達も珍しいわね。で、どうなの、憂?」 憂「あの、プレイとかそんなんじゃないですよ。私も出来ればこんな事はしたくないし」 梓「だったらしなければいいじゃない」ツン 憂「でもね、梓ちゃん。こうして時々おトイレに行く時間を教え込まないと、お姉ちゃん授業中とかにしょっちゅうおトイレに行きたくなっちゃうし」 梓「・・・はぁ」 憂「せめて授業中は我慢出来るように訓練しないと、漏らしちゃったりしたら大変だし」 梓「他の人なら信憑性が薄いトンデモ話だけど、唯先輩なら有り得るわ」 律「子犬の躾か」 紬「麗しい姉妹愛ね、憂ちゃん」 澪「そうかな?」 純「排泄のコントロールは調教のイロハのイ、って言うよね!」テカテカ 梓「・・・純、あんたなんで生まれてきちゃったの?」 律「梓の純ちゃん株は大暴落だな」ニヤリ 純「違いますよ、律先輩。梓ったらツンデレだから、これも私に対する愛情表現なんですよ。ね、梓」ネー 梓「私、今すぐ純が死んでも、泣かない自信があるわ」 純「ほらね、照れ隠しに暴言を吐く梓って可愛い」 澪「このポジティブさは羨ましい」 唯「姉思いの妹を持って私は幸せです!」フンスッ 憂「お姉ちゃん(でも、ゴメンね。やっぱり姉妹ではイケないと思うの)」 澪「こっちもポジティブだ!」 律「いや、唯。お前少しは自分を恥じろ」 和「なんだかこれ以上聞いてるとキリが無いわね。疑問も解けたし、お茶も頂いたし、私はそろそろ」 紬「いつもの決め台詞ね、和ちゃん」 和「それじゃ私、生徒会行くね」スタッ 廊下 和(それにしてもあのお姉ちゃん子の憂を落とすとは、梓ちゃんもやるわね)スタスタ 憂「和ちゃん」 和「あら、もう帰るの?」 憂「うん。帰って晩ご飯の準備をしないと」 和「そう。憂も色々大変ね」 憂「大丈夫だよ。もう慣れてるから」ニッコリ 和「家事よりも、梓ちゃんとの事よ」 憂「それも大丈夫だよ。きっとお姉ちゃんも分かってくれるから」 和「だといいんだけどね」ハァ 憂「それにね、お姉ちゃんってそそっかしいし、昔からトラックに轢かれやすい体質だし、だからきっと大丈夫、うん」ニヤリ 和(・・・どんな体質よ) 憂「それじゃ生徒会のお仕事頑張ってね、和ちゃん」バイバイ 和「ええ。それじゃまた明日」 和「はて、憂が帰ると何か困る事態が起こるような・・・気のせいよね」ウン 唯「ういー、おトイレー」オトイレー 後日 和「さてと、そろそろ例のオークションの締め切りね」ドレドレ 和「学園祭の予算が膨らんだ分の赤字が少しは埋まればいいけど」 和「澪のは・・・11万円!?」アゼン 和「落札者はBEKASOって、曽我部先輩、これで匿名入札のつもりかしら」アハハ 和「梓ちゃんのは・・・18万円!?」ボーゼン 和「こっちは入札者のコメントの殆どが『あずにゃんペロペロ』だし、世の中狂ってるわ」ハァ 和「しかし赤字が埋まる所か、大幅な余剰金が出たわね」フーム 和「ふむ、軽音部には海苔の詰め合わせでも贈ろうかしら」 お し ま い 戻る
https://w.atwiki.jp/chen/pages/37.html
夕方みんなでね、有能な天才、三人思い出してたんだよ。 もうさ、あいつなんて、全部自分の名前で。 僕は有名なグループなんで・・・あっ! 四人必要だ。 “天才”は、今、みんなが知ってる“天才”であり、いい奴なんで、 今、昔が溢れたって、いいって。だって、本物はある。 世紀も末なのに、まだバスに頼ろうとしてるようなもんだが、 いいんだ。僕らは年中その先見てるし、 夜は月が照るんだ。心配は、もう無用だ。 膨大な数の人みんなが天才であり、創造者なんで、 「今、全てが溢れちゃって」なんて言うなって。偶然は巡る! ぞんざいな、この地球のみんなは、雄大な大宇宙へと響く、 言葉を知ってるんだって。本当だって。本物はある。 あぁ、そういや、年代も溶けるようだな。 そういや、なんか子供になれそうだ。 ウッソー!? イヤ? そうなら・・・いいなぁ。 “天才”は、今、みんなが知っても“天才”であり、変わらないんで、 今、昔が溢れたって、いいって。だってさ、天才は残る。 天才は国の枠とってさ、永遠であり、見えはしないね。 魔法をかけてったんで、今日も今日も天才が育つ。 ねぇ、効いてる? あぁ、そういや、みんなが集まりそうなんだ。 ウッソー!? イヤ? そうなら・・・いいなぁ。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8259.html
前ページ次ページゼロの黒魔道士 ――おっほ、寒ぃ寒ぃ…… 日が落ちるのも早けりゃ寒くなりやがんのも早ぇえなぁ―― ととと、鍵鍵鍵……あぁ、あったあった。 うーし、看板良し、灯り良しっとぉ……今日も一日御疲れさん。 ――しっかしシケてやがんぜ、トリステインってのは…… 下手に目が肥えてやがって口うるせぇ割に、財布が固くてしゃぁあんめぇ。 あーぁ。キングス商会なんぞが出張ってこなけりゃなぁ。 今でもヴィンドボナでお気楽な商売できたってのによぉ~…… ……っち、マジに冷えてきやがった。一杯やってくか…… ――おひょっ!?あぁ、すいやせんお客さん、本日はもう店じま…… あ、これはこれは!こないだの!タルブご出身の!!いやぁ~、その節は…… え、わ、ちょちょちょ!?声が大きいでござんすよ!? それも人聞きの悪い、『ペテン師』ってぇのはどういうこってすか、お客様。 手前共はこれでも誠心誠意、嘘偽りなく商売を…… へ?掘りにいってきた?地図の?『5枚1組の宝の地図』の? ……あー……そういうこってすか…… ひっ!?い、いえいえいえ、そそそんな滅相も無い!? 手前、一切の嘘は申しておりませんぜ!? つまり、こういうこってしょ?「何も無かったのに、何が宝の地図だ」、でござんしょ? い、いやほれ……『宝』が掘り出されても、“かつて”そこに『宝』がありゃそれは『宝の地図』って寸法で…… うわわわっ!?しーしーしーっ!?でっけぇ声出さねぇでくださいやせよぉ、お客様っ!? さ、詐欺とぁ人聞きの悪ぃ……(たく、嘘はついてねぇんだからいいじゃねぇか)…… い、いえ、何も申しておりやせんぜ?えぇ、誓って! うーん、代金を返せとおっしゃられてもねぇ…… 良ござんすか?こちとらは『地図』をお売りした、そちらは『地図』に対価をお払いになった。 そこに『宝』があるかどうか、その『宝』の価値がどれほどのもんかってのは、商取引の範疇外でござんすぜ? お客さんにゃぁ悪かろうってぇなもんですが こいつはゲルマニアだろうがトリステインだろうが、お上は手前の御味方だぁ。 何しろ商売上の筋が通ってるのは、こっちなんでござんすからね? あぁ、そう睨まねぇでくださいやせ。 しかしまぁ……納得なさるわけぁ無ぇでしょうなぁ…… 筋ぁ通ってても、道義ってぇもんがございやす。 手前も商売人の端っくれ、矜持ってぇもんもございますや。 ――よっし、仕方がありやせん!一肌脱ぎやしょう! 『地図』の代わり、『宝』の代わりになるとは申しやせんがね、 門外不出、手前の秘密中の秘密、取って置きの話をお聞かせいたしやしょ―― あ、ちょちょちょ!?拳はゆるめて!?危なっかしいじゃぁござんせんか、もう…… 手前、こう見えてもゲルマニアの商工会じゃぁちっとばっかし顔でござんしたんでね? 物語ることにかけちゃぁあ少々の自負もございやさぁ。 何しろ口八丁でお客をひっか――ゲフンゲフン、今のぁ言葉のアヤでさ、アヤ。 拳はどうぞお引っ込めあそばして…… えー、どこまで申しやしたっけ? あぁ、そうそう、『とっておきの物語』ってぇヤツだぁ…… 手前としても惜しいんですがね。 この話ぁ芝居にすりゃ大儲け間違いなしってんですが。 実ぁね、お客さん。この話ぁこの『5枚1組の地図』と遠からぬ縁ってのがございやして…… 物語ってぇのはね、お客さん? 『出会い』。こいつから始まるってのが常なんでさぁ…… ゼロの黒魔道士 Another Note ~第弐篇~ 1000の言葉 口笛を吹けば、世界をぐるっと一周しそうなぐらい空が高かった。 遠い所へ行ってしまった誰かに、思いを伝えるなら丁度良い頃合いだ。 別に、口笛じゃなくても良い。歌でも、叫びでも何でも良い。 言いたかったこと、言えなかったこと、 今なら風も空も小粋な手伝いをしてくれそうだ。 「ぶぇっくしょい!?ふぇーっくしょい!?」 とはいえ、くしゃみは無いだろう。 誰が伝えて欲しいと願うのだ。そいつの鼻具合なんぞを。 「ひぇーっくしょいっ!?」 盛大にもう一発、それが空にこだました。 水温も秋風も、身に冷たい。 したくも無い高高度からの飛び込みと、着衣水泳をやらかし、 精神も体力も消耗した。 風邪っぴくにゃぁ丁度良い塩梅。 最も、風邪を引くのは『馬鹿じゃない』ことが条件、となれば…… 「す、すすいませんっ!私が急に大声出したりするから……」 「――気にすんな、こいつの自業自得だから」 「し、師匠ぉ~~……もっとばやく助げてくれだって……ぶぇーっくしょいっ!?」 馬鹿なら問題無い。ましてや大馬鹿なら。 くしゃみは盛大だが、大した病気にはなるまい。 スティルツキンは師匠師匠と五月蝿く喚く男を放っておき、 崖の上に立っていた少女に優しく話しかけた。 白い髪、白い肌、白い衣服。 粉雪や霞草を思わせる儚げで美しい女の子だった。 種族が同じなら、デートにぐらい誘ったかもしれない。 スティルツキンとて男だ。 可憐な女性を誘うぐらいのマナーは心得ている。(実際に誘ったことは滅多に無い) あいにく、自分はモーグリ族であり、少々背丈が足りないことも含めての心得だが。 「ご、ごめんなさいっ!!本当に!!大丈夫ですか!?」 「だいじょばない……だいじょばないけど、大丈夫ー!お気づかい悪ぃね……ふ、ふえっくしょいっ!?」 「体だけは丈夫だから、死にゃしめぇよ。何なら、もう一回落してもいいぜ?」 「師匠ぉ~っ!?冗談にしてもそりゃあんまりだぁ~!?」 残念ながら本気だ、と本音を漏らすほど無粋でも無い。 なので、スティルツキンは五月蝿い男と視線を合わせ無かった。 この4本腕の方ばかりに栄養が行き、赤髪の中の脳味噌が空っぽそうな男の顔を見て、 こんな男を拾ってしまった自分の行動を後悔するは御免こうむりたかったためである。 「ふふっ、仲が良いんですね」 「――お、笑ってくれた」 「馬ー鹿。笑われてんだよ、この大ボケが」 スティルツキンはやれやれと、バンダナ越しに自分の頭を掻いた。 笑われる要素しか無いこいつとは、どこかの酒場で別れよう。 この純粋なほど真っ白なお嬢さんに町か村までの道を聞こう。 そんなことを考えながら。 「まぁ、それはどっちでもいいや。笑った方が良いよ。うん、そっちの方が良い」 「……えぇ」 と、道案内になって戴きたいお嬢さんの顔を下から仰ぎ見る。 俯き加減になった白い少女の顔は、背の低いモーグリ族にはむしろ見えやすい。 先ほどのクスクス笑いは、無理矢理絞ったものなのだろうかと思わせる顔だった。 細雪の儚さ。霞草の切なさ。 詩的な表現が苦手なスティルツキンでも、そう思わせるような寂しげな顔。 「――なーんか、悩み事?」 「え?」 「いや、お節介なのは分かってるけどさ、顔が暗かったから」 ほう、と思わずうなってしまいそうになる。 まさかこの男からこんな台詞が飛び出すとは。 「意外に良く見てるな、お前」 「意外は余計っすよォ、師匠~」 能天気な割には、それなりに人の顔ぐらい見ることはできるのか。 スティルツキンは男に対する評価を、 『大馬鹿』から『ただの馬鹿』に引き上げることとした。 「……」 「あー、いや、うん。気にすんな。助けてもらったからさ、お礼ぐらいしなきゃなって思っただけだから。 ――今にも、身投げしそうな感じだったしさ」 「……身投げ、ですか?」 海からの風が少し強くなった。 潮っ気を含んだ香りが、涙の味に似ていた。 「おう。いや、落ちて分かったけど、結構高くて怖いぞ、ここ。 そんなとこにあんな顔で立ってたら、そりゃ身投げって思うって」 「説得力あんだか、無いんだか分からねぇな」 身を投げても死なないってことじゃないか、 と言おうとして、スティルツキンは結局止めた。 中途半端に体が丈夫なのだ、この馬鹿は。 すぐにでも折れてしまいそうな少女や自分とはガタイが違う。 まぁ最も、中身はスッカスカだがな、とスティルツキンは思った。 「いえ、あの……身投げ、ってわけじゃないんです」 「あ、そうなの?」 そう言ってから、少女は押し黙った。 風の唸り声だけが、空に響く。 男のくしゃみすら止まって、少女の言葉を待っていた。 「……人を、待っていたんです」 「こんなとこで?」 「えぇ……こんなとこで。そう、こんな所で……」 少女は、そう言って空を見る。 薄い雲が拡がって、灰色が太陽を隠していた。 「本当に、ときどき。ときどきなんです。あの方が竜に来てくださるのは」 『あの方』、という言い方から察するに男だろうとスティルツキンは当たりを付けた。 それも少女にとって、特別な。 「2つの宝石が埋まったみたいな目に、キラキラとした金色の髪」 「冗談ばっかり言って、私をからかって……」 少しずつ思い出すように、少女は語る。 こういう語り方ということは、大体話のオチは想像がつく。 だがスティルツキンは口を挟むことなく聞き役に徹することとした。 無粋ではあるが、それぐらいの空気は読める。 「最後に会ったのは……もう、何ケ月も前」 やっぱりな、とスティルツキンはそう思った。 風が強くなってきた。 少女の白い髪が海風になびく。 「これからは、しょっちゅう会えるよ、なんて言ってくださったんですけど……」 もう一度、少女は空を見る。 雨や雪ではなく、その『あの方』とやらが降ってこないかという風に。 「ある日、空が虹色に染まって……胸騒ぎは、したんです」 虹色に空が染まる?スティルツキンは疑問に思った。 それは、『この世界』じゃよくあることなのだろうか。 だが、胸騒ぎということは、やはり異変でもあったのだろう。 スティルツキンはそう納得した。 「……あの日から、あの方は来てくださらなくなった……」 沈黙、海風が唸る。 スティルツキンは、自分はおろか少女までも飛ばされるんじゃないかと気が気じゃ無かった。 「それから毎日、ですね。どうしてもここに来てしまうんです」 目にかかった白い髪を掻き上げながら、少女は声を絞った。 少し、震えた声だった。 「『やぁ、遅くなったね』とでもあの方が言って青い竜から降りてくるんじゃないかって……」 言葉尻の方が段々萎んでいく。 煙のように消えそうになりながら。 「変……ですよね?」 変じゃぁないだろう、と言葉にはしなかったものの、スティルツキンはそう思った。 何も分からなかったとは言え、世界をそれなりに巡って来た自負はある。 その経験から言って、少女の行動は何にもおかしなことは無い。 その『あの方』ってのがどんな奴かは知らないが、きっとこの少女にとってそいつは―― 「――好きだったのか?」 意外なことに、こう聞いたのはスティルツキンではなく、隣で鼻水垂らしていた男の方だった。 流石に、この馬鹿にも察しはついたらしい。 その『あの方』とやらのことを話すときの、少女の嬉しさと寂しさの混じった表情から。 「そういうのじゃ……無いと思うんです。 私、このセント・マルガリタ修道院でずっとずっとすごしてたから、同世代の男の人って初めてで……」 だが、少女はそれを否定した。 修道院?スティルツキンはすっと少女の後ろの方を見た。 なるほど、山に囲まれるようにして、小さく建物が見える。 ここから見ても堅牢に造ってあるんだろうと分かるような建物だった。 まるで牢屋だな、スティルツキンはそう感想を抱きながら体をぶるっと震わせた。 どこにも行けない籠の中の鳥になる想像ほど、彼を恐れさせるものは無かった。 「私にとって、きっと『兄』みたいなお方だったと思うんです。えぇ、きっと……」 まるで、自分にそう言い聞かせるように、 『好きだった』ということを否定したいかのように、少女はそう呟いた。 「でも……あの方が来なくなってから……胸の奥が、こう、ポッカリ空いてしまったような……」 潮っ気混じりの風が冷たくなったのか、少女は自分の体をぎゅっと抱きしめた。 小さな胸と、小さな体を折りたたむように、ぎゅっとぎゅっと抱きしめた。 「変……ですよね?あんなに冗談ばっかり、下らないことばかり話していたというのに」 薄雲が出てきたとはいえ、雨は降っていない。 だが、少女の頬は、うっすらと濡れてきていた。 「今、ポッカリ空いた胸の奥で、色々、モヤモヤってするんです。 言えなかった、1000の言葉が、グルグルのモヤモヤーって……」 その内容まで聞くほどスティルツキンは野暮じゃない。 ここまで言われれば察しはつく。 よって、スティルツキンは沈黙をもって彼女を見守ることとした。 冒険ばかりの無粋者なので、こういうときどう慰めて良いか検討がつかなかったためというのもある。 「……使うか?」 動いたのは、さっき海に落ちた男だった。 あろうことか、自分の体を拭いた布なんぞを差し出している。 「バカヤロ、誰がお前の鼻水付き使うんだよ」 汚いだろうが、とスティルツキンは男に突っ込んだ。 まぁ、沈黙を破ったのは偉いがとこっそり心で拍手を送りながら。 妙な沈黙は苦手でしょうがない。 「……すいません、こんなこと、見ず知らずの方に……」 少女は、自らハンカチを取り出して、くしゃくしゃっと顔を拭いた。 だが、その表情まで晴れることは無かった。 ふぅ、とモーグリ族の冒険家は溜息をついた。 「――スティルツキン」 「え?」 「俺の名前、スティルツキン。これで、もう見ず知らずじゃないだろ?」 垣根を取っ払うのが先決だ、とスティルツキンは判断した。 やれやれ、こんなお節介焼きじゃないんだが、と思いながら。 だが、泣きべその少女を放っておくほどまで、無粋でも無い。 「……えぇ」 「あんたの名前は?」 「――ジョゼットです」 ジョゼット、か。 小さく跳ねるような音の響きが、 本当はよく笑い、よく怒り、くるくると感情の変わるだろう少女の普段を思わせた。 それが寂しそうな面をしているのは、やはりもったいない。 「あ、俺の名前は――」 「聞いてねぇ」 「ひどぉっ!?師ィ匠ォ~、それひどすぎっしょ!?」 「スティルツキンさん、私、どうしたら良いんでしょう……?」 「ふぅーむ……」 馬鹿な従者は捨て置いて、スティルツキンは思案した。 お節介に首を突っ込んだは良いが生憎と、不器用、無粋、無頼を通した根なし草。 こういった愛だの恋だのといった問題は苦手としていた。 とはいえ、何とかしたいという気持ちも無くは無い。 さてどうしたものやら…… 「――どうしたら?そんなもん、決まってるんじゃねぇの?」 「え?」 鼻垂れの馬鹿たれが、やおら声を上げる。 また馬鹿言いだすんじゃないだろうなと、スティルツキンは気が気じゃ無かった。 「そいつを探しに行く!!そんで、言えなかったこと全部言っちまえよ!」 「探しにって、そんな……何処に行かれたかも分からないのに……」 呆れるほど、脳味噌が無い意見だった。 第一……その『あの方』とやらは死んでいる可能性だってある。 他所に女ができた、っていうよりは慰めがある上に極めて高い可能性だ。 空がいくら高かろうと、どれだけ力の限り叫ぼうとも、声が届かぬ空の先に逝っちまっててはどうにもできない。 会えない可能性の方が断然高いというのに、それでも探しに行くと? 「行かなきゃ分からないだろ?世界なんて案外狭いぜ?」 「――その狭い所で迷う馬鹿はどこのどいつだ」 この一言は、あくまでもこっそりと、ぼやくように言った。 愚痴の1つは言わせてもらっても良いだろう。 この馬鹿を拾ってしまった愚痴ぐらいは。 「でも――私、ここから出たことなんて無いですし……」 「ここ、景色良いよな」 「え?」 ころっと、話がずれる。 脳味噌筋肉馬鹿はこれだから困る。 話がどう落ちつくかが読めなくて、隣にいるだけでハラハラしてしょうがない。 「でもさ、同じ景色ばっかりじゃ飽きるだろ? だから行こうぜ、もっとすっげぇ景色を見せてやるよ!!」 「珍しく、まともなこと言うなぁ。明日は雪か?」 スティルツキンは、『ただの馬鹿』から『それなりの馬鹿』と評価を上げてやることにした。 冒険家の意義はそこにある。 色々見たいから、だから旅に出る。 それをこいつが理解しているとはちょっとした驚きだった。 「悩んでたら、可愛い顔が台無しだぜ?」 「……ええっと……」 「行く、行かない、2つに1つっ!!大丈夫、師匠も、俺もついて行く!!」 「俺はともかく、お前がいると不安だがな」 「師匠ひどっ!?」 とはいえ、やや強引な誘い方に、スティルツキンはやっぱり『ただの馬鹿』と評価を下げることにした。 旅慣れている自分はともかく、道どころか人生にすら迷いだらけのこいつは不安の種でしかない。 「……行きます!!」 今度の沈黙は、短かった。 スティルツキンは、ほうと唸った。 ジョゼットと言うこの少女、存外思い切りが良い。 思い切りが良い奴は、男だろうが女だろうが、スティルツキンは好きだった。 「よおっしっ!!」 「――ま、アテの無い旅よりゃ目的でもあった方がマシかもな」 そう言って、ふんとスティルツキンは鼻を鳴らした。 冒険の荷物がまた増えてしまったが…… 『旅は道連れ世は情け』なんて言葉もある。 こんな旅もたまには悪く無い。 スティルツキンは珍しく寛大な気持ちで、この異世界での冒険への一歩を踏み出すこととした。 前ページ次ページゼロの黒魔道士
https://w.atwiki.jp/ao-ohanashi/pages/481.html
ガチャ マ「………。」 蒼「お帰りなさいマスター!ご飯できて…ってマスター?…」 マ「…え?あぁ…ただいま…。」 蒼「……元気ないみたいだけど……なにかあったの?」 マ「いや…なんでもないぞ蒼星石。それより飯にしてk」 蒼「マスタアァァ!!隠しても無駄だよ!……僕でよければ相談乗るよ!?」 マ「……変な心配させて悪いな。いや最近仕事に身が入らないって言うか…」 蒼「……マスター………僕のせいだ…」 マ「(うっ始まった…)」 蒼「僕がいつも……ますたぁに……無理言うから……ひぐっ……う…」 マ「泣くな!………確かに蒼、お前のせいだ。」 そう言うと俺は蒼を静かに抱き上げた。 蒼「…………へ?」 マ「君が頭から離れない」 蒼「……!!!やだ…ますたぁのバカ…」 そういうと彼女はキスをした。
https://w.atwiki.jp/sdvx/pages/3054.html
楽曲リスト TRACK TITLE? / LEVEL 楽曲リスト(III)/LEVEL04 TOTAL NOV ADV EXH INF GRV 232 231 001 000 000 灰色背景のTRACKはプレーする為にインプットが必要です 水色背景のTRACKは初回プレー時、もしくはインプットする為に特殊な条件が必要です 黄色背景のTRACKはプレーする為にPOLICY BREAKでの解禁が必要です 桃色背景のTRACKはプレーする為に多機種連動イベント(怪盗BisCo/BEサマ)での解禁が必要なTRACKです 橙色背景のTRACKはプレーする為にMISSIONでの解禁が必要です 投票 No. MUSIC BPM Lv CHAIN 譜面属性dif ind NOV ADV EXH INF GRV 0355 archive zip 185 04 10 13 14 0674 0125 Earthquake Super Shock - SDVX Edit. - 175 04 10 14 - 0536 0220 Erlung 140 04 10 13 15 0469 0209 愛くるしフール -Not EASY!!- 174 04 10 14 - 0572 0364 I m so happy(Happy Hoppin Remix) 105 04 08 13 - 0401 PB02 I m so Happy 181 04 09 14 - 0408 0364 碧の疾風 189 04 09 13 - 0633 0214 赤より紅い夢-Aya2g Tech Dance Remix- 71-143 04 09 14 - 0535 0317 朝色の紙飛行機 132 04 11 14 - 0375 0342 Asian Chip City 180 04 10 14 - 0685 0245 Attack on Dwarf 140 04 10 13 - 0588 0129 仇返しシンドローム 142 04 10 14 - 0407 0319 妖隠し -あやかしかくし- 85 04 09 14 - 0317 0210 ありふれたせかいせいふく 150 04 09 13 - 0421 0204 アルストロメリア KURO-HACO Remix 173 04 10 14 - 0460 0326 あれこれそれどれ 194 04 10 15 - 0604 0320 Our Faith (takdrive remix) 160 04 10 14 - 0709 0377 Issen 112 04 09 14 - 0509 0370 eastward -sdvx edit- 186 04 10 15 - 0568 0110 イカサマライフゲイム 200 04 10 13 - 0620 0223 イゴモヨス=オムルのテーマによるブヨブヨ・スケッチの試み 200 04 10 15 - 0782 0380 いつかの夢、またねの約束。 180 04 10 13 - 0748 0225 命のユースティティア 130 04 10 13 - 0443 0218 We Are The Scarlet (SDVX Edit) 180 04 10 14 - 0635 0223 will o the wisp 159 04 10 13 - 0535 0210 ウサテイ 190 04 08 14 - 0621 0224 ウバワレ 190 04 10 14 15 0572 0208 Voice 2 Voice 143 04 10 14 - 0371 0205 え?あぁ、そう。 192 04 09 12 - 0417 0332 ECHO 140 04 08 13 - 0462 0216 Electric Sister Bitch 185 04 10 14 - 0470 0367 ancient garden 123 04 09 14 - 0391 0203 En FIRE-G SOUL 180 04 09 13 - 0404 0211 Over the Starlit sky 175 04 09 14 - 0341 0205 OVERDRIVERS 177 04 10 14 - 0655 0222 おお われら喜び讃うべし、主よ 180 04 10 14 - 0639 0306 鬼KYOKAN 160-182 04 11 14 - 0526 0353 お嫁にしなさいっ! 110-180 04 09 14 - 0624 0320 ON FIRE 160 04 08 14 - 0613 0106 カーニバル 254 04 10 13 - 1057 0358 カタルシスの月 200 04 11 14 - 0659 0118 カミサマネジマキ 284 04 10 14 15 0363 0304 感情Xerography 270 04 09 13 - 0623 0342 我楽多イノセンス 230 04 10 14 - 0890 0108 caramel ribbon 175 04 09 13 14 0454 0353 響縁 180 04 10 14 - 0575 0342 君がいる場所へ 165 04 09 13 - 0474 0226 君と僕とその空白と 200 04 09 13 - 0679 0312 キモチコネクト 150 04 09 14 15 0536 0333 ギャラクシィ・トラベラー 130 04 09 14 - 0379 0357 Question. 175 04 10 14 - 0572 0301 鎖の少女 135 04 10 14 - 0433 0105 cloud 143 04 08 12 - 0608 0362 crescent moon 187 04 09 13 - 0530 0227 crazy cinema story 137-150 04 08 14 - 0630 スミス Chloé 176 04 11 14 - 0737 0121 ケロ⑨destiny 172 04 10 14 - 0655 0236 Get out of my sight 200 04 11 14 - 0480 0329 Cold Inflation 175 04 10 14 - 0621 0348 「ここなつ☆」は夢のカタチ 216 04 10 14 - 0666 0339 零れる夢のレミニセンス 180 04 08 13 - 0568 0240 コミカルなミシャグジとラジエーション(PUNK IT ver.) 160 04 10 14 - 0540 0201 concon (picom n bass rmx) 194 04 10 13 - 0550 0227 ゴーイング マイ ウェイ! 185 04 09 13 - 0634 0310 Go↓Go↑Girls&Boys! 158 04 09 14 - 0583 0102 ごりらがいるんだ 160 04 08 12 14 0521 0103 サイコパスコミュニケーション 204 04 07 10 13 0543 0115 Soundscape 165 04 09 13 - 0588 0205 Sakura Reflection 音頭 -盆踊Remix- 180 04 09 13 - 0483 0201 Sakura Reflection (P*Light Slayer Remix) 186 04 11 14 - 0540 0203 サンドリヨン 147 04 09 13 - 0494 0301 The Wind of Gold -HΔPPY MIX- 180 04 10 14 - 0665 0240 The Wind of Gold (folkcore remix) 170 04 09 13 - 0575 0328 シャ ビ ドゥ 素敵な恋の魔法 120 04 10 14 - 0546 0339 ショットガン・ラヴァーズ 188 04 10 14 - 0956 0201 She is my wife すーぱーアイドル☆ミツル子Remixちゃん 85-370 04 10 14 - 0351 0243 Scene 170 04 10 13 - 0567 0338 Shiawase Transmission 210 04 10 14 - 0774 0207 Silver Impact 175 04 08 13 - 0526 0232 侵蝕コード 666 -今日ちょっと指(略- 138-276 04 10 14 - 0476 0102 gentle stress wobble rmx 175 04 09 13 - 0580 0301 Jump! 136 04 10 13 - 0600 0205 Joyeuse 260-274 04 10 15 - 0347 0201 GIGI BABA 165 04 09 13 - 0556 0116 人生リセットボタン 200 04 11 14 - 0498 0334 Sourire 138 04 09 14 - 0451 0358 水月鏡花のコノテーション 185 04 10 14 - 0866 0305 Scarlet Pinheel 172 04 10 15 - 0588 0318 Scarlet Moon 180 04 10 14 - 0498 0201 Starlight Express 200-400 04 09 15 - 0366 0128 Strawberry Crisis 198 04 10 14 - 0690 0225 snow motion 181 04 08 13 - 0637 0236 SPARKING 2012 185 04 10 14 - 0692 0235 SPARKLING FANTASY 159 04 09 13 - 0415 0349 spectroscape 183 04 10 14 - 0647 0127 ずっとそばにいさせてよね! 180 04 08 14 - 0397 0110 セツナトリップ 145 04 10 14 - 0467 0373 0=Xerostrumental= 168 04 10 15 - 0603 0236 ゼンマイ恋時計(T.E.B Summer Mix) 168 04 11 14 - 0501 0363 双星ルミネセンス 210 04 10 14 - 0649 0108 SOUL EXPLOSION 150 04 09 13 - 0478 0211 曾根崎心中 190 04 10 14 - 0567 0368 Solitude & Nightmare 180 04 10 14 - 0628 0319 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess (Ryu☆Remix) 171 04 10 14 - 0717 0112 taboo tears you up 2008 180 04 10 14 - 0450 0103 Diamond Dust Black Diamond Dust 175 04 08 12 - 0632 0307 脱獄 189 04 09 13 - 0493 0246 断片Story 174 04 11 14 - 0792 0361 弾幕注意報2014 155-155 04 10 14 - 0595 0340 ちぇいす いん ざ さんしゃいん!!! 186 04 11 14 - 0716 0345 地方創生☆チクワクティクス 170 04 10 14 - 0440 0108 .59 -BOOTH BOOST REMIX- 145 04 08 13 - 0418 0368 Discover the Life 165 04 11 14 - 0567 0327 disco KAWAii 130 04 09 13 - 0531 0118 ディストピア・ジパング 210 04 08 13 - 0463 0208 デストロイマーチ 155 04 11 15 - 0544 0115 Tomorrow Perfume (tpz Despair Remix) 170 04 09 13 - 0682 0123 true feeling?~本当の気持ち♪~ 165 04 10 12 - 0418 0322 時計仕掛けのメリーゴーランド 190 04 09 13 - 0625 0342 ドゥンガドゥンガ狂詩曲 200 04 10 14 - 0724 0212 Dawn of Asia 188 04 11 14 15 0577 0201 dream control 128-197 04 10 11 - 0596 0129 ドロボウナイトトリック 218 04 11 13 - 0481 0301 ナイフ 210 04 10 14 - 0689 0230 流れ星と君の歌 185 04 09 14 - 0631 0123 ナツノメイロ 148 04 11 14 - 0525 0127 七色のウタ 180 04 09 13 - 0407 0327 New Days 123 04 10 14 - 0478 0102 西日暮里の踊り 140 04 07 12 14 0501 0201 Next infection 188 04 10 14 - 0579 0234 NEXT BILLIONAIRE 130-165 04 10 14 - 0528 0344 Never Ending 180-220 04 11 14 - 0673 0105 neu BSP style 130-199 04 09 14 - 0466 0344 Nofram 132 04 11 15 - 0493 0304 Hustle Beat!! 148 04 10 14 - 0373 0206 HAPPY HEART BEAT 175 04 08 13 - 0700 0111 ハートブレイク・ヘッドライン 162 04 08 11 - 0430 0367 花ノ下連歌 225 04 11 14 - 0694 0334 ハナビラ リンクス 182 04 10 14 - 0485 0229 はなむけ 224 04 09 13 - 0803 0106 春色ポートレート 80 01 04 07 - 0394 0102 Ha・lle・lu・jah 150 04 07 13 14 0521 0210 ハローラフター 190 04 07 12 - 0569 0242 はわわw!な展開っ! 200 04 11 14 15 0936 0229 Virtual Sunrise 170 04 10 14 - 0629 0247 Virtual Sunrise (xac remix) 175 04 10 14 - 0512 0301 Violet Soul 158 04 10 14 - 0594 0215 BUBBLE RAVER 174 04 09 14 - 0445 0203 Party Stream !! 180 04 09 13 - 0738 BS前 PUNISHER 180 04 10 14 - 0608 0215 Paradoxy 145 04 09 14 - 0413 0314 Paranoia 150 04 09 14 - 0545 0202 Power of Battle (SDVX EDIT) 178 04 10 13 - 0623 0101 ヒマワリ MUZIK SERVANT Remix 175 04 08 10 - 0564 0318 BEAT-NEW-WORLD 190 04 11 15 - 0552 0342 Beyond the Sandstorm 158 04 09 14 - 0541 0246 further the future 142 04 08 14 - 0438 0348 Finally Dive 146 04 10 14 - 0529 0377 Phantom dinning tonight! 165 04 10 14 - 0510 0340 FAKE STYLE II 125 04 10 14 - 0500 0201 Foolish Hero 145 04 10 13 - 0442 0233 冬に桜が咲くようなキセキ。 160 04 09 14 - 0460 0232 Frantic Wolf 178 04 10 14 - 0635 0109 freaky freak 145 04 10 14 15 0577 0124 BlueSky 184 04 09 13 - 0623 0201 Brain Power 170-173 04 10 15 - 0486 0327 Princessどうかお願い!! 169 04 09 14 - 0534 0318 プレインエイジア -PHQ Remix- 182 04 10 14 - 0674 0305 Prelude-Hereafter- 195 04 10 14 - 0924 0350 Help me, ERINNNNNN!! - SH Style - 190 04 09 13 15 0418 0301 Belly Flopper 185 04 10 14 - 0515 0342 Pet Peeve 140 04 12 15 - 0545 0214 放課後ストライド 225 04 10 14 - 0718 0229 Hoshizora Illumination 210 04 10 14 - 0658 0338 星の器 feat. らっぷびと 128 04 09 14 - 0709 0318 ホメ猫☆センセーション 200 04 09 14 - 0682 0331 暴走 310 04 10 15 - 0516 0126 僕たちは此処にいる 146 04 09 13 - 0463 0241 僕は空気が嫁ない 192 04 10 14 - 0619 0239 ぼくらのタイムカプセル 180 04 11 14 - 0635 0346 VOLTEXES 150 04 10 14 - 0560 0111 ポーカーフェイス 184 04 09 12 - 0464 0302 ポメグラネイト 130 04 09 14 15 0408 0101 MAX300 takamatt MIN Remix? 136 04 08 11 - 0559 0367 Mermaid girl (Tropical Remix) 100-150 04 10 14 - 0469 BS前 マインド・ゲーム 180 04 09 13 - 0671 0374 MAGATORO 184 04 10 15 - 0637 0201 Mother Ship (C-YA MIX) 180 04 11 14 - 0508 0203 ませまてぃっく♥ま+ま=まじっく! 192 04 09 14 - 0350 0214 マネマネサイコトロピック 135-210 04 09 13 - 0584 0211 魔法少女達の百年祭(masty core remix) 200 04 10 14 - 0555 0235 Mami Mami Zone 173 04 10 14 - 0608 0121 魔理沙は大変なものを盗んでいきました 170 04 09 13 15 0522 0342 みくみくにしてあげる♪【してやんよ】 160 04 09 14 - 0514 0245 Mist Tek 200 04 09 14 - 0932 0238 ミライプリズム 140 04 08 11 14 0577 0219 ムーニャポヨポヨスッポコニャーゴ 180 04 10 15 - 0619 0335 滅亡天使 † にこきゅっぴん 200 04 10 14 - 0664 0324 Monkey Business(Band Edit.) 80-210 04 10 14 - 0795 0357 -約束- 184 04 09 14 - 0849 0104 ヤサイマシ☆ニンニクアブラオオメ 180 04 08 13 14 0531 0343 闇夜舞踏会 -緋碧と蝶のためのmasquerade- 160 04 09 14 - 0686 0209 U.N. Owen was her? (Hyuji Remix) 142 04 09 13 - 0525 0342 Utopia 187 04 09 14 - 0625 0374 You Know-SDVX EDIT- 170 04 09 14 - 0639 0217 ゆうしゃのなつやすみ 167 04 09 13 - 0536 0380 ゆうしゃのふゆやすみ 167 04 10 14 - 0702 0201 Raptate 112 04 09 12 - 0342 0230 Liar World Monologue 186 04 09 14 - 0676 0126 Life is Beautiful 120-190 04 09 13 - 0573 0301 Liming Light 190 04 10 13 - 0848 0355 Russet 186 04 10 14 - 0524 0220 Last Battalion 185 04 10 14 15 0550 0101 LOVE♡SHINE わんだふるmix 177 04 07 12 - 0559 0204 Lieselotte 180 04 08 14 - 0580 0239 リズの内心革命 180 04 10 13 14 0680 0233 Rebirth 192-197 04 10 13 - 0674 0303 Liminality 145 04 09 14 - 0519 0209 Lunartic Dial 162 04 10 15 - 0627 0222 Lunatic Rough Party!! 120-400 04 09 13 - 0357 0340 Le ×××× 175-190 04 09 14 - 0461 0103 RED ZONE Neo Classical Party Remix? 180 04 09 14 - 0482 0114 Ray 175 04 08 12 - 0511 0215 LEMON SUMMER 180 04 10 14 - 0503 0362 relegation grimoire 114 04 09 13 - 0475 0333 6弦とピアノのためのエチュード op.4 110-280 04 10 14 - 0464 0318 Russian Caravan Rhapsody 158 04 09 14 - 0526 0377 lost chain 158 04 09 13 - 0559 0379 Lonly Ranunculus 160 04 09 14 - 0469 0325 ロンロンへ ライライライ! 156 04 10 14 15 0540 0109 World Vertex 160 04 10 13 15 0553 0314 Wuv U (Colorful QT3 nekomix) 173 04 10 14 - 0552