約 957,426 件
https://w.atwiki.jp/vtsr/pages/1228.html
うちの練習生なKAITOが超頑張って子守唄(?)を歌ってみたようだ http //www.nicovideo.jp/watch/sm1791065 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1791065 Vocaloidのオリジナル曲 使用VocaloidはKAITO 一つ前のページにもどる
https://w.atwiki.jp/utimike/pages/3.html
更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/pppnari/pages/18.html
7.セツ 1508村 名前:セツ 身長:151cm 外見年齢︰19(実際は32歳の頃の外見) 出身在住:日本 ふーむ…何を言えばいいものかのう?わしには取り立てて言うことも無いでの、一つ挙げるとしたら世間知らずということくらいか。まあ宜しく頼む! それから…わしは日本から出たことがなくての、わしから擦り合わせに行くことは出来ぬが、日本に来たことがあるならばもしかすると会ったことはあるかもしれぬ! という訳で、すりすりは歓迎するのじゃー!待ってるぞい! 本名は幸賀屋の雪之介。 生まれは1727年。なので実年齢?は290歳。 橋の下に捨てられていたところを幸賀屋という歌舞伎の一座に拾われ、女形の役者として育てられる。 無論芸にも秀でていたが、何よりも人気を集めたのが修行の一環として行っていた陰間の仕事。本当の女性と見紛うばかりの美貌で、数多の男のみならず女をも虜にした。 人生を狂わされた人々は数知れず、彼に金を注ぎ込みすぎたせいで財政難に陥ってからの自殺とか彼をめぐっての殺傷沙汰とかで9人くらい死んだ。 ちなみに当の雪之介はと言うと、周囲がそんな目に遭っていると知りながらも「別に俺修行してただけだし~勝手に狂うのが悪いんだろ」的な思想でほぼほぼ気に留めることもありませんでした。 まあそんな感じで、歳を重ねても容姿がほとんど変わらなかったというのもあって本来陰間として使える年齢を超えた長いあいだ売春業をし、雪之介一人だけで一座に莫大な利益をもたらす。 それに目をつけた座長とおかみが、コイツに子供作らせたらさぞや綺麗な子が生まれるんじゃね?それでまた大儲けできるんじゃね?と考え自分達の実娘・お花と交わらせる。それが32歳の頃。 お花は無事妊娠し、雪之介も子が生まれることを楽しみにしていたけれど、そんなある日、今までの悪行が祟ったのか売春の客であったキチガイ男に遥か遠くまで連れ去られて離れの家屋に閉じ込められる。 以来彼はずっと籠の鳥。 最初は重すぎる愛を一身に注がれていたけれど、それも四十も過ぎれば次第に容姿にも目立って衰えが見え始め、男も愛想を尽かして離れにも訪れなくなる。されどせっかく独り占めすることができた宝物なので手放しもしない。 ただ女中が運んでくる食事を口にしてはぼんやりとするだけの毎日を数十年と繰り返し、やがて男の家は廃れていき破産して夜逃げするが自身は連れて行ってはもらえず、かといって足腰もだいぶ弱っていたので今更自分の力だけで抜け出すことも出来ず、最後には孤独のまま飢えて死んだ。 とはいえこの時代にこれだけ生きられたなら大往生です。享年88歳。 セツの気掛かりはお花とその子供のこと。 ただ一度でいいから我が子を抱きたかった、その姿を一目見たかった。 その思いが死んだ今でもセツを縛り続け、後々の世に自身が死んだ地に建てられた博物館に霊としてその姿を現す。 * そんなかんじで、セツは江戸時代の幽霊(男)です! 時代錯誤な喋り方と知識はそれゆえに。扉に正面衝突するのも自分を認識されて驚き喜んだのもそのせいです。いつもは透けてるからネ。 女の装いをしているのは女形の役者だったからで、この見た目なのは自分が一番幸せだった時代だから。 昔は離れの籠の鳥で今は博物館の地縛霊だけど、博物館じゃ二月に一度くらいは模様替え(という名の展示物チェンジ)があり、たまに雄河や響など幽霊の視える人とお喋りが出来るということもあって昔に比べれば全くもって退屈していないです。 とはいえほとんどの人に自分の存在が認知されないというのはやっぱり悲しいし、お外には出たいと思ってるけど。 それから地縛霊と言ったけど、実際は博物館を建てる時に発掘されて今現在展示されているお花(と揃いの自分)の扇に無意識に惹き寄せられているだけなので、扇を持ち出せば土地からは解放されます。 そんでまあ自分の子孫に会えれば成仏できる。ラ神曰くお花とそっくりらしいのできっと気付くでしょう。 * 名前について: 雪之介、の読みはセツノスケでもいいんだけどなんか語呂イマイチなんでユキノスケで() そうなると女性らしく呼ばれたとしてもおユキとかそんなんだと思うけど、たぶん連れ去ったキチガイ男が自分だけの特別な呼び名が欲しい!ってことでセツって付けたんじゃないかな。 閉じ込められてから55年くらいその名前で呼ばれ続けていたので自分の本当の名前はもう忘れてます。 お花について: 幸賀屋の一座に生まれた娘。女ゆえに歌舞伎役者にはなれませんでしたが、近くの茶屋で三味線や舞踊などを披露していました。(ちなみにこういった「茶立女」が舞妓芸妓のルーツ)21の頃に雪之介と子作り。 結ばれた経緯には多分に策略的な部分があったけれど、雪之介の周りに群がる人間達とは違ってただ自分にヘラヘラと甘言を吐いて媚を売るだけではない、一本芯の通ったこの女性のことを雪之介は気に入っていたし、愛していました。 少なくともそれが元で数百年単位でこの世に留まってしまうくらいには。 お花さんのほうも、男の身でありながら家のために良いように使われて、それでも尚自分の境遇を甘んじて受け入れる雪之介を気にしていた部分はあったんじゃないかな。 恋愛結婚なんてする時代ではなさそうだけど、それでもそれに近いものであったらいいなという願望。 ちなみにそんなお花と子供のことだけど、彼女はその後ちゃんと無事に男児を出産し、家もますます栄えていきました。 とはいえその後の歴史の流れで幸賀屋は歌舞伎の一座としては弾圧され取り潰され…しかし手元に残った膨大な資金を元手に別の商いを始めます。 そんなこんなで名家として扱われるようになったり、その後の後の世に生まれたのがとある舞踊家だったり。 この三人を合わせて「雪月花」、とかいう小ネタ。 * 一人称は、今は基本的には「わし」。昔は「私」。 他者の呼び方は、外国人ならやや覚束無い平仮名、日本人ならそのまま漢字。なお名字の次に来るのが名前だと思っているので外国人の場合名前を呼んだつもりでも名字呼びになる。
https://w.atwiki.jp/dempa_thread/pages/115.html
573 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/19(水) 17 25 23.20 ID KKTYANQL0 うちのバーチャンの遺影はカラー 574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/19(水) 17 30 44.18 ID biZ+dlTu0 うちのバーチャンはカラー 575 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/19(水) 17 32 18.85 ID XowDPFes0 うちはバーチャカラー 576 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/19(水) 17 32 59.40 ID biZ+dlTu0 うち☆バカ フルプライスで今春発売予定 577 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/19(水) 17 43 34.62 ID XowDPFes0 予約特典はばあちゃんの遺影テレカ 578 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/19(水) 17 45 22.72 ID RscXZES00 ちがうだろホログラムつきばぁちゃんの立体遺影テレカ 579 :(゚、。*フ ◆nEko3X7Qzg :2008/03/19(水) 17 46 02.32 ID 86OHWzGi0 ちがうよなつかしのおばあちゃんペーパークラフトだろ 580 :山形 ◆jlx4ZJcQvc :2008/03/19(水) 17 46 43.62 ID biZ+dlTu0 お前らいい加減にしろよ!!!!!!!!!!!!!111
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/936.html
虐待分薄め。ぬるいじめ多め ぶっちゃけ前編 現代が舞台 チチチ……チュンチュン…… まどろむ意識の中で小鳥の声が聞こえる。僅かに射しこむ光が眩しい。 まどろんだ意識で感じる爽やかさと布団のぬくもりがたまらない。 うーん、もう少しだけ……あと5分…… ぺったん、ぺったん、ぺったん、ぼみゅん。 ぼいん!ぼいん!ぼいん!ぼいん! 「おにいさん、おなかすいたよ!!ゆっくりはやくおきてね!!」 粘着質な音を立てながら我が家のれいむ様のご登場だ。ああ、さよなら俺の爽やかな朝…… もはや我が家の風物詩になった光景、だがこのイラだちは何度体験しても慣れるもんじゃない。 ガシッ 俺は片手で腹の上で跳ねている饅頭を掴むと 「お前は何遍言ったらわかるんだ」 「ゆぐぅ!!」 うにょーん 両手でおもいっきり頬を引っ張ってから 「俺が起きるまでは絶対に」 「ぼにいざん、いだいよやべでええ!!」 ブンッ、ビタァン!!………ぼとり 前方の壁に全力投球した。 「この部屋に入るなっつったろーが!!」 「ゆびゅ!!……びえ゛え゛え゛え゛!!!」 寝起きの俺の前に広がる光景は、あまりに投げすぎて茶色い染みが付いた壁と 顔を真っ赤に腫らして泣き叫ぶゆっくりれいむだった。 俺がれいむと暮らし始めて早くも一ヶ月。れいむは毎日毎日、俺をぼいんぼいんと叩き起こしては思いっきり壁に投げられている。 最初の頃は力加減を誤って思いっきり餡子を吐いていた時もあったが(あの時は必死で近所のコンビニまで餡子を買いに行ったっけ) 今では限界ギリギリの力で投げれるようになった。まぁ、たまにはちょっと吐餡させる事もあるが。 元を返せば、こうなったのも全ては大家さんとの約束のせいだ。 「ここに入居するなら一つだけ条件を守ってもらいます」 「どんなゆっくりでもいいから、一匹以上と一緒に生活する事」 「つまりゆっくりを飼えって事だね。あとは定期的に話をしてくれれば問題ないよ」 実際、このアパートの家賃は格安でゆっくりの世話代を概算しても十分すぎるほどの値段だった。 それに俺も始めての一人暮らしで少し寂しくなるか不安だったし、最近話題になったゆっくりにも興味があったんだ。 だから俺はこの条件を受け入れ、ここに住むことにした。その結果待っている様々な苦労を知らないまま。 何はともあれ、そういう約束をしてしまったからにはゆっくりを手に入れなければならない。 近所のコンビニで立ち読みしたゆっくり解説書によると 野生のゆっくりは罠を仕掛ける事で簡単に捕まえられますが、気性に難がある場合があります。 また、飼育する場合は各種予防接種や避妊処理の必要もある為、初心者はゆっくりショップでの購入をオススメします。 最初に飼うなら素直で癖の無いれいむ種がよいでしょう。また、ちぇん種も人懐っこく扱いやすいです。 との事らしい。俺は読み賃代わりに缶コーヒーを一本買って、その足でゆっくりショップに行く事にした。 「ゆっくりしていってね!!かわいいれいむをペットにえらんでね!!」 「おにいさん!!はやくまりさをかうんだぜ!!まりさのぼうしはいちばんかわいいんだぜ!!」 「むきゅ!!いちばんかしこいのはぱちゅりーなのよ!!かうならぱちゅりーがおすすめだわ!!」 「と、とかいはのありすがあなたのかいゆっくりになってあげてもいいわよ!!」 「おにいさん、しっぽのきれいなちぇんをかいたいんだね?わかるよー!!ちぇんのことだよー!!」 ゆっくりショップの存在は知っていたが、実際に行ってみるとそこはなんというか……監獄の死刑囚。この一言に尽きる。 どこのペットショップでも、飼われなかった動物の末路は悲惨な物だ。こいつらはそれを知っているんだろう。 もちろん、それを直接アピールしたり泣き喚くような奴は最初からペットとして扱われるはずがない。 こいつらは全てを知り、助かる為に "自分が出来る唯一の方法で" こちらにアピールしているんだ。 これがもし、意味の通じない動物の鳴き声やしぐさならここまで心に感じる物はなかっただろう。 だが、これが言葉ならどうか。意図の通じる言葉なら、直接言われなくても人間は真意を理解する事が出来る。出来てしまう。 それは自己アピールという名の命乞いだった。 正直、俺は入って1分もしないうちに、かなり消耗していた。早く選んで帰りたい。 最初から買うのはれいむ種にしようと決めてある。他の連中を見ても辛くなるだけだ。 俺がまっすぐにれいむ種のコーナーに行くと色めき立つれいむ種たち。意気消沈する他のゆっくり達。 「おにいさん!!れいむがいちばんかわいいかたちのリボンだよ!!ゆっくりみてね!!」 「れいむのほっぺがいちばんぷにぷにだよ!!さわってもいいのよ!!」 「れいむがいちばんきれいないろのリボンなんだよ!!とてもゆっくりできるよ!!」 「れいむのおうたはとってもひょうばんだよ!!ゆぅ~ゆゆぅ♪ゆぅ~ゆゆぅ~♪」 誰も彼もが満面の笑みで柵に体を擦り付けながら全力のアピールを行っている。 きっと、彼らが主張する内容は全て事実なんだろう。意見が被るゆっくりは居ないし誰も他のゆっくりを否定しない。 だからこそ、俺はその一丸となった命乞いを直視する事が出来なかった。 逸らした俺の視線の先には、一匹のゆっくりが居た。 そいつだけは他の皆のようにアピールをしない。遠慮がちに柵の中から「ゆっくりしていってね」と言うだけだ。 俺の勘が正しければ……こいつは…… 「すいません、あいつと話させてもらっていいですか?」 「いいですよー、ちゃんと話をしてパートナーを決めてあげてくださいね」 そう、笑顔で話をする。これだけがここで許された命乞いのルール。 そして選ばれなかったゆっくりは助からない。なのに。 柵の中に入った店員がそいつを連れ出す時に他の連中はまったく動じていなかった。 こいつだけは絶対に選ばれない。という確信が、貼り付いた笑顔の上からでも透けて判るようだった。 「はい、戻す時はゆっくり入れてあげてくださいねー」 店員から渡されたそいつは、戸惑いながらも「ゆっくりしていってね!!」と言った。今度はしっかりと。 俺はそいつを片手で抱えながら柵の中のゆっくりに聞いた。 「なぁ、こいつはどうしてアピールしないんだ?」 その瞬間、腕の中でビクッと震えるゆっくり。柵の中のゆっくり達も笑ったまま何も言わない。 きっと禁じられているんだろう。他のゆっくりを馬鹿にする事は。 ただ、その笑みの中に嘲るような印象を感じた。そして、それは最高にいやらしい笑みだった。 「お前、もしかしてアピール出来る事が無いのか?」 疑問は確信に変わった。そいつは何も言えず、ただ俺の腕の中で震えるだけだ。 笑みこそ崩さないもののその瞳は震え、悲しみと絶望がありありと写し出されていた。 その笑みは俺がここで見た全てのゆっくりの中で一番魅力的で、そして俺の心に暗い炎を灯す笑みだった。 「すいません、こいつ貰えますか~」 また腕の中でそいつはビクッと震えた。最初との違いを挙げるとするなら、柵の中のれいむ種全ても同じ反応をした事だが。 「おにいさんみるめがないね!!そいつはここでいちばんののうなしだよ!!そんなクズをえらぶなんて…」 俺の選んだ選択があまりにも想定外だったのか、一匹のれいむが俺に対して文句を言ってきた。 同じような気配を発していた周りのゆっくり達もその言葉を聴いたとたんに表情が変わる。ああ、本当にタブーなんだな……これ。 失言から間もなく横に居た店員が飛びかかり、口を捻って口封じをした。 「ゆびゅあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「お客さん、ちょっと待ってくださいね~」 手馴れた物だ。即座に店の裏に連れて行く。失言一つで人生終了だなぁ……あのれいむ。 「うっかりくちがすべったんだよ!!ゆっくりゆるして……」と叫ぶ声が聞こえなくなってしばらくすると店員が戻ってきた。 「申し訳ありません、うちのゆっくりが粗相を……その分お値段をサービスさせて貰いますので……」 思いの他サービスしてくれた。ありがとう失言れいむ、君の事は忘れない。たぶん。しばらくは。 他にも飼うのに必要な道具を買って、俺は店を出た。 店から帰る途中、ケージの中のそいつは脱力しきっていた。本来ならはしゃいでもおかしくは無い状況だけど、 あそこでの絶望的な立場を考えればそんな余裕は無かった事くらいはわかる。 「ゆぅ……ゆぅ……zzz」 まぁ、俺が必死にこいつの荷物を抱えてるのに寝られるのはさすがにムカつくのでちょっと派手にケージを振ってやった。 「ゆぐ!!ゆぁ!!ゆう゛ぅ……いだいよぅ……」 おお、起きた起きた。こんだけ振ってもこっちには文句を言わない辺り、さぞ存分に教育されていたんだろう。あそこのゆっくりは。 そんなゆっくりの反応を見ながら、俺はときたまケージを振りつつアパートに帰る事にした。 大家さんに軽くゆっくりの顔をみせてから(「なるほど……君らしいね」と一目見ただけで言われた。あの人やっぱり只者じゃない。) アパートの一室に戻った俺は、ケージから出したこいつと向き合いながら悩んでいた。 ……何から話せばいいんだ?つい暗い衝動にまかせて買ったはいいが、どう接すればいいんだろうか。 戸惑っているのはこいつも同じらしく、きょろきょろとあたりを見回しては俺の視線に気付き 「ゆっくりしていってね!!」 「ああ、ゆっくりしていいぞ」 と一言交わしたらまたお見合いが開始する始末だ。こりゃだめだ。俺から話振らないと絶対先に進まないぞ。 「えーっと、だな。今日から君はここで飼われる事になりました」 「ゆ!ゆっくりりかいしたよ!!」 「でだ、まず君の事を知る為に自己紹介をして欲しいんだが」 「ゆっ……れいむはしょうかいできることがないよ……」 ああ、こいつに単に自己紹介をしろといってもあそこの二の舞になるだけか……。 これは一つ一つ誘導してく方法じゃないとダメだな。 「それじゃれいむ、まず名前を言ってごらん」 「れいむはれいむだよ!!」 「よくできました。じゃあ、次はどこで生まれたのかな?」 「れいむはきがついたらあそこにいたよ!!」 「ふーん、じゃああそこのゆっくり達には兄弟もいたのかな?」 「そうだよ!!まりさおねーちゃんたちとれいむおねーちゃんたち、かわいいいもうともいたよ!!」 「なるほど。じゃあその子達も一緒に飼った方がよかったかな?」 「ゆぐっ!!……れいむのきょうだいは……みんなさきにうれちゃったのぉ……」 「そっか、つまりれいむは売れ残りだったんだね!!なんでかな?」 「それは……れいむは……れいむには…………」 「あ!!わかったよ!!れいむには長所が無いんだもんね!!れいむは長所無しの役立たずだもんね!!」 「ゆぎゃっ!!!……………………………」 あー駄目だ。やっちまった。また顔引き攣らせてフリーズしてるよ、かわいいなぁ。 しかし、こいつと話してるとどうしてもこいつが嫌がる展開に話振りたくなるな…いかんいかん。 ぺちぺち、ぺちぺち 「おーい、だいじょうぶかー?」 駄目だな。起きない。もうちょい強めにいくか。 パン!パン!パン!パン!スパンキング!! 「おーい、だいじょうぶかー?」 「………………ゆっ!だ、だいじょうぶだよ!!」 頬を真っ赤に腫らして言う台詞じゃないだろそれ… とりあえず晩飯も作らないとな。解説書には確か野菜クズや余った食事でいいって書いてたな。 ただし辛い物は厳禁、凄い嫌がります、だっけか……。 ここはあえて、反応を見る為に俺と同じくカレー食わせてみるか。 「おーい、れいむー。ばんごはんだぞー」 「ゆっ!ゆっくりたべるよ!!」 テーブルの上には大盛りのカレーが二皿。一つは俺用、もう一つはこいつの。 流石に犬食いで火傷すると面倒なので、こいつはあぐらの上に置いてスプーンで食べさせてやる。 「ほーら、よくふーふーして食べろよー」 「ゆっくりふーふーするね!!ふうー、ふうー。」 「よーしいいぞー、ほら、あーん」 ぱくっ 「ゆぅーん、むーしゃ!むーしゃ……ゆっべええ!!」 「どうした~?おいしくなかったかな?」 「ゆぎゅ!!と、とってもおいしいよ!!しあわせー!!」 「そうか~、もっとあるから遠慮しないで食べていいぞ」 「ゆびゅぅ!!……………………………」 「あー…なるほどなぁ。」 負荷が一定超えるとトんじゃうみたいだ。多分、普通のゆっくりだと泣くか怒るかってところのラインなんだろう。 本当によく教育されてるよ、こいつは……。 確かに、あの店のゆっくりは良く躾けられている。能無し呼ばわりされてたこいつでも。 でもこれはゆっくりなんだろうか……。ゆっくりと言えるのだろうか。 俺の見た本の中に居たゆっくりはもっと感情豊かで傍若無人だった。 そして、俺が魅力に感じたのもそうした喜怒哀楽を過剰に表現するゆっくりだったんだ……。 まず、こいつのフリーズ癖を治そう。これはこれで可愛いのは事実だがこのままじゃラチがあかん。 こいつが思考停止するのは「自信の無さ」と「笑う以外の感情表現を許されていない」環境だったせいだ。 だから笑ったまま固まる。そうしなければ死ぬ事になるから。 この躾はある意味では完璧だろう。決して泣き喚かず怒りに暴れる事も無い完璧なゆっくり。 でもそれじゃ俺は息苦しい。あいつが苦しんでるのはわかっているからこそ、尚。 それにこれじゃまるで「ゆっくりロボット」じゃないか。 こいつを一人前の「ゆっくりれいむ」にしてやろう。そしてたっぷりと泣き、怒る様を見てやろう。 そう決意して俺はその日は眠りに付いた。慣れない寝床で震えるれいむにタオルをかけて。 つづく。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/utimike/pages/8.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/utimike/pages/6.html
更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
https://w.atwiki.jp/utimike/pages/11.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/7542.html
味噌塗れ泥ママ 851 :名無しの心子知らず:2011/07/20(水) 15 59 49.16 ID S1MVPYnC 以前、泥に買い物カゴを投げつけた猛者の話があったけど さっき行ったスーパーでは、泥に味噌のパックを投げつけて 周囲に味噌臭撒き散らしてた人が居た。 サッカー台で、袋詰めをする人の後ろから別の袋を持ち去った泥と、 気付いて「泥棒!」と言うも走り出す泥に何故か手元の袋から 味噌パック取り出して投げつけた被害者。 味噌は泥の頭に綺麗に命中、パックはぶしゃっと大破。 倒れた泥に駆け寄って、泥が起き上がる前に泥の背中を踏みつけて 「警察!警察呼んで!!」と叫んだ被害者。 泥はうちの妹の自称ママ友で、子供達が仲良しグループを作っているのをいい事に 逆らうママ友の子は仲間はずれにするよう仕組んだりする 子供を人質にとるやり口で、妹含めご近所ママ友にタカりまくっていた屑。 とりあえず味噌まみれになって踏みつけられてる姿は写メに収めてきたけど 今は使い道も思いつかないので、保存だけしておく事にした。 855 :名無しの心子知らず:2011/07/20(水) 16 10 51.52 ID CP0k9Fv9 851 妹にだけは写真の存在を教えたら? ただ、たとえ泥棒が事実でもあの人泥棒ですというメールを少人数相手に広めると 民事裁判では負けることもあるので十分に気をつけることもいったほうがいいけど。 858 :名無しの心子知らず:2011/07/20(水) 16 23 00.20 ID RSL3+duB 味噌パックはそれなりに丈夫に作られていると思うんだけど、それが破れるって・・・ 投げつけた被害者のコントロールと球威すげーな 860 :851:2011/07/20(水) 16 32 11.65 ID S1MVPYnC 写真は咄嗟に撮っちゃったのはいいけど、使い道が思いつかなくて。 855にもあるように、迂闊に人に回すとこっちが面倒な事になる可能性もあるし かといって、妊娠中の妹に足を冷やさないようにと贈ったボアスリッパや、 姪たちに贈ったクリスマスブーツを取られた恨みもあるし できれば一泡吹かせてやれたら、と。 多分、妹が言わないだけで、取られてるものは他にもあると思う。 「言う事きかないなら子供をいじめるぞ」ってちらつかせて来るやり口は 私も目にしているので、出来るならこの一件が大事になって、 返品されてくれる事を祈っている。 あんなのが姪たちの近くに居るなんて不愉快すぎるからね 863 :名無しの心子知らず:2011/07/20(水) 16 40 40.39 ID Q1Lz1IM2 860 簡単じゃん、妹に画像を見せて、欲しがったら、あげれば良いだけ、 自然と、被害者ママ友の会に広がるだろうよ 868 :名無しの心子知らず:2011/07/20(水) 16 53 14.41 ID 2cdkigzI そんな大捕物だったら噂話が駆け巡るだろうよ 851さんが何もしなくても早晩返品されると思われ 869 :名無しの心子知らず:2011/07/20(水) 16 54 38.55 ID 9ybHkJD6 妹さんには教えたほうがいいに一票 これ以上盗られたくないと思っているだろうし 今後盗まれないようにするためのお守りにはなると思う でも下手に流布すれば名誉毀損で負けることになるので取り扱いには気をつけれ 一番いいのは印刷したものを泥家族にだけ見せることかな つーか泥の子はいじめろといわれたらいじめをするようなクズなの? 次のお話→933
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/3974.html
508 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2007/08/27(月) 11 26 51 ID piIi6aw9 「…はぁ」 朝の食堂で、ティファニアは食後の紅茶のカップを両手で抱え、ため息をついていた。 その周囲には、かつてのような男子生徒の取り巻きはいなかった。 その周囲を固めていたのは、ごつい鎧に身を固めた騎士達。空中装甲騎士団の面々であった。 騎士達は周囲に目を光らせ、男子生徒がティファニアに近寄ろうものなら、容赦のない視線を飛ばす。 「…ふぅ」 ティファニアはもう一度ため息をつく。 そのため息に反応した影がひとつ、騎士団の囲いを割ってティファニアの隣に立つ。 騎士団はそれを止めなかった。 何故ならば、ティファニアの隣に立ったのは、ティファニアを命を賭して守れと命令した彼らの主人。 ベアトリス・イヴォンヌ・フォン・クルデンホルフその人であった。 「おはようございます、ティファニアお姉さま」 ベアトリスは金色のツインテールを揺らし、優雅にティファニアの隣に腰を降ろすと、持ってきていた朝食のトレイを机の上に置く。 「…あの、その『お姉さま』っていうの、なんとかならないかしら…」 ティファニアは辟易したように困った笑顔をベアトリスに向け、そう言う。 「あら。お姉さまはお姉さまですわ。女王陛下を女王陛下と呼ぶのと同じ事です」 ベアトリスはしれっとそう言い放ち、朝食に取り掛かる。 ベアトリスはあの異端審問の件以来、ティファニアに心酔して、『お姉さま』と呼んでなにかと彼女の世話を焼きたがるのだ。 あまりといえばあまりの変わりようだったが、それも仕方のないことだった。 母親の包容力と強さを持ち、なおかつ美貌を兼ね備え、自身の罪を赦し、さらに友と呼んでくれたティファニアに、ベアトリスが心酔してしまうのは自然な事だろう。 騎士団もあの件以来、ティファニアをベアトリスの友人として扱い、彼女の身辺警護を進んで行うようになった。 正直ティファニアにとっては男子生徒の取り巻きと同じくらい迷惑だったが。 そしてティファニアは、先ほどと同じように、ため息を繰り返す。 「…はぁ」 今度のため息は、ちょっと二重の意味がこめられていたが。 「お悩み事ですか?お姉さま?」 そんなティファニアに、ベアトリスは朝食の手を止め、ティファニアの顔を覗き込む。 ティファニアは騎士団のこととお姉さまの件は言っても無駄だから、と今朝からの悩み事をベアトリスに話し始める。 「あのね、クンデンホルフさん」 しかしベアトリスは即座に否定する。 「あらイヤだ!わたしの事は愛着を込めて『ヴィヴィ♪』とお呼びくださいとあれほど!」 …この娘は、もー。 ここで否定すると何度もこの会話が繰り返されるので、ティファニアはあえてベアトリスの提案に乗る。 実際幾度となく否定したのだが、そのたびに不毛な会話が繰り返されていた。 「じゃあ、ヴィヴィ」 「はい、なんでしょうお姉さま!」 目をきらきらと光らせて、ベアトリスはティファニアの言葉を待ち受ける。 509 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2007/08/27(月) 11 27 24 ID piIi6aw9 「…あのね。私昨日ね。サイトに、水浴びに誘われたの」 「ああ、シュヴァリエ・サイトにですか!それはよかったですわ!もちろんお受けになったのでしょうお姉さま?」 ベアトリスは、ティファニアから才人の話を聞いていた。 ティファニアはやたら『友達』を強調していたが、ベアトリスにはぴんときた。 ティファニアは才人に友達以上の感情を抱いている。これは間違いない。 だったら、お姉さまの恋路はわたしが成就させてみせる! ベアトリスは無駄な使命感に燃えていた。 しかしティファニアは。 「…ううん」 「え?なぜ?どうして?どうして断ってしまわれたのです?」 ティファニアの言葉に、信じられない物を見るような視線をベアトリスに返す。 「あ、ううん、断ったんじゃないの。 ただ、ちょっと待ってほしいって…」 「なぜ!どうして?夏は待ってはくれませんよ?」 ベアトリスの言葉に、ティファニアは顔を伏せる。 「あのね、私…」 「なんです?」 そしてティファニアは、才人の誘いを保留している理由を答えた。 「私、水着持ってないの…」 「はい?」 ベアトリスは思わず聞き返してしまう。 それは当然だろう。貴族であるはずのティファニアが、水着の一着も持っていないとは。 ちなみに、ベアトリスはまだ彼女が森の中で平民暮らしをしていたことを知らない。 しかし、ならば。 わたしにできる事は一つだけ…! ベアトリスは即座に決心し立ち上がると、手をぱんぱん!と叩いて脇に控える空中装甲騎士団の団長を呼ぶ。 「ご用でしょうか、お嬢様」 「今すぐトリスタニアのミルドレッドに使いを出しなさい! 最高の水着を作る準備をして魔法学院に来なさい、と!」 「え」 ベアトリスの言葉を聴いてティファニアは慌てた。 まさか、彼女が水着一着のために、トリステイン魔法学院に人を呼ぶなどとは思いもしなかったのだ。 「い、いいよヴィヴィ、水着くらい自分で用意…」 「いーえなりません、お姉さまには世界最高の水着を着ていただきます! そしてあのへっぽこ騎士をメロメロにするのです!」 「え、でも私とサイトはそんな」 「なーにを今更!いいですかっ、男が女を水浴びに誘うというのはですねぇ!」 そしてそこから。 小一時間の間、ベアトリスによる『夏の水浴びにおける男女の機微』講義が始まったのだった。 528 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2007/08/27(月) 18 08 22 ID piIi6aw9 こんこん。 扉をノックする音が聞こえる。 部屋の主人は留守。普段ならいの一番に飛んでいくメイドも、今は夕食の準備の手伝いに行っていていない。 従って、ノックに応じるのは、留守を預かる番犬の仕事なわけで。 「はーい。誰ー?」 才人はノックにそう応えて扉を開ける。 そこにいたのは。 このクソ暑いのに、フードを目深にかぶって、黒いマントの前をぴっちりと閉じた。 ティファニアだった。 「あれ?テファどしたの?」 才人の言葉に、ティファニアはもじもじとしながら、応えた。 「あ、あの、入っていい?」 まあ、女の子を部屋の外に立たせておくのもアレなので。 才人はティファニアを部屋に招き入れる。 ティファニアは部屋に招き入れられながらフードを外し、頭の中で、先ほどの出来事を思い出していた。 『…ステキ』 『え、あの、その、こ、この格好なんか大胆すぎじゃ』 『いいえ、いいえ!女性はどれだけ美しくても、それが過ぎることはありませんわ! その水着なら、あのすかたん騎士を魅了して余りあります!』 『え、でも、あの、サイトと私はそんな』 『まだこの期に及んでそんな事を!だったらなぜ!どうして! お姉さまはあのおっぺけ騎士の誘いを断らなかったのですか!?』 『え、えっと、うんと、あの』 『友達だからはナシです!そうです!お姉さまはあのぷっぷく騎士に気があります! それならば!それを恋にしなくてどうしますか!命短し恋せよ乙女! そしてその恋は実るべきです!ドゥユゥアンダスタンっ!?』 『い、いえっさー』 『わかればよろしいのです! …それでは早速。その水着をあのちんちろ騎士にお披露目に行ってきてくださいまし、お姉さま』 『え、ええええええええーっ!?』 『なぁにを驚いているんですか!水浴びに誘われた所から戦いは始まっているのですよ! 復唱ッ!『彼に水浴びに誘われた意味』はッ?』 『え、ええと、『もっと親密になりたい』…?』 『そう!なればこそ!不意を打ってこちらから攻めに出るのです!女が受身の時代は終わりました! さあ出陣です!お姉さまの初陣ですッ!』 などと強引に、ベアトリスはティファニアに、事前の水着お披露目を強要したのだった。 ちなみに当のベアトリスといえば、廊下の角でティファニアが部屋に入っていくのをガッツポーズで見送っていた。 ティファニアは部屋の中に入ると、所在なげに周囲を見渡し、きょときょととしている。 「どしたのテファ?椅子にでも掛けたら?」 言って才人は手近な椅子をティファニアに勧める。 しかしティファニアは椅子には掛けず、さらにマントの前をぴっちり閉じたまま、動こうともしない。 …どうしたんだろ。とりあえず…。 才人は続ける。 「それに、そんな格好してたら暑いだろ?脱いだら?」 しかし、その言葉にも、ティファニアはふるふると首を振る。 …何があるんだ? さすがの鈍感な才人も、そのマントの下が気になってきた。 529 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2007/08/27(月) 18 09 11 ID piIi6aw9 そして、才人の足りない脳みそがティファニアのマントの下を想像する前に、ティファニアは口を開いた。 「あ、あのね!」 「は、はいっ!」 その声があまりに強かったので、才人は思わず背を伸ばし、そう応えてしまう。 「あのね!ベアトリスがね、私のために水着を仕立ててくれたの!」 「へ、へえ」 あの生意気なツインテールの娘か。いいとこあるじゃん。 などと思う才人に、ティファニアは続ける。 「で、でね、そ、それが似合ってるかどうか、サイトに確かめてほ、ほしくっ…てぇ…」 言いながらどんどん真っ赤になり、俯いてしまうティファニア。 …ど、どんな水着なんすかティファニアさん。 思わず頭の中で色々な水着をティファニアに合わせてしまう才人。 そのどれもがティファニアのはちきれそうな胸で胸の部分がはちきれていた。 いやまて才人。オチツケ。 ここは中世ファンタジーな世界だぞ?その辺から察するに、ツナギの水着の可能性もあるじゃないか…! しかし才人の想像の中でしましまのつなぎの水着は、やっぱり胸の部分がはちきれそうになって、しまの直線が見事に曲線になっていた。 そして、妄想で動けなくなっている才人を尻目に、ティファニアはついに行動に出た。 「あ、あのね、サイトはお友達だから、大事なお友達だから、見てほしいの。 お、おかしいところがあったら、正直に、言ってほしいの…」 言いながら、マントをぱさり、と脱ぎ去った。 それは、水着と呼ぶには小さすぎた 小さく薄くそして細かすぎた それはまさに、唯の布切れだった まず、こぼれんばかりの桃りんごを覆う小さな薄い緑色の布は。 いや、覆うという言葉はこの場合適切ではない。 最も適切な表現は。 さきっちょに貼りついている薄い緑色の布。 それは、双つの山頂を細い黒い紐で繋ぎ、さらに背中と首に黒い紐を伸ばしている。 そして、最大の問題は、その小さな布切れではなかった。 股間をかろうじて覆っている同じく薄い緑色の布。 それはかろうじて女性器だけを覆い隠し、後ろにいたってはその柔らかい肉の球を隠してもいなかった。 ティファニアの聖域だけを覆い隠す布からは、これまた紐が三方に伸び、腰の横で綺麗なちょうちょ結びにされていた。 だがしかし。問題はココからだ。 その、女性器だけを隠す役割しか持たない布切れの上からは。 わずかに、金色の草原が覗いていたのだった。 才人は思わず。 前かがみになって、鼻血をぼたぼたと零したのだった。 530 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2007/08/27(月) 18 09 59 ID piIi6aw9 「だ、大丈夫っ!?サイトっ!? や、やっぱりこの水着ヘンかなっ!?」 才人を心配しながら駆け寄り、やっぱりこの水着ヘンなんだ、と軽く落ち込むティファニア。 しかし、才人は不屈の精神で右腕をびっ!と伸ばし、さらに親指を天に向かって勢いよく突き立てた。 「いや…最高だよ、テファ。 グッジョブ…!!いや、まさにゴッドジョブ…!神の所業…! ぜひ言わせてくれ、生まれてきてくれてありがとう、俺に出会ってくれてありがとう、と…!」 才人の妙なオーラに気圧されながら、思わずティファニアは応える。 「い、いえ…ど、どういたしまして…」 しかし、と才人は思った。 …この状態だと、下に目がいっちゃうなぁ、どうしても。 こういう時、日本の女の子なら…。 そして、次の瞬間。 才人に、天啓が舞い降りたのだった。 「テファっ、その格好は大丈夫、最高だけど…一個だけ、ヘンなところがあるんだ…!」 才人はがしっ!とティファニアの両手を掴んで、にじり寄る。 その妙な迫力に、ティファニアは思わず気圧されてしまう。 「え、えっと、なにかな…?」 そして、才人は思ったことをそのまま包み隠さず、ティファニアに伝えたのだった。 ティファニアはベッドの上で横になっていた。 「あ、あの、サイト、本当に大丈夫…?」 「大丈夫大丈夫、まかせときなって」 才人は言いながら、ルイズの箪笥から無駄毛処理用のカミソリと、同じく無駄毛処理用のクリームを発見した。 やっぱり。 古今東西、女性の美しさの妨げになるのが、無駄毛。 それはこのハルケギニアでも変わらないらしい。 実際ルイズの肌はつるつるで、無駄毛のかけらもない。 それは、ルイズが自分で自分の毛を処理しているからに他ならない。 才人はそれを見越して、ティファニアの無駄毛を処理するためにルイズの無駄毛処理セットを捜していたのだ。 そして。 ティファニアは今、ベッドの上にいる。 それは、才人の話術の賜物だった。 『あのね、テファ。言い難いんだけど、それ、下の毛出ちゃってるでしょ』 『あ…うん…』 『それが、どうしようもなくヘンなんだ。だからって、新しく水着を用意するのも面倒だろ? だから、俺が全部剃ってあげるよ。トモダチだからね』 『え、でも、あの、恥ずかしい…』 『大丈夫大丈夫、目隠ししてやるから』 そしてティファニアは渋々承諾してしまったのだ。 才人はベッドに上がると、ティファニアに指示を出す。 531 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2007/08/27(月) 18 10 51 ID piIi6aw9 「じゃ、膝たてて。腰浮かせて、このタオルの上に腰下ろしてくれる?」 「う、うん」 ティファニアはいわれるまま、脚をM字に広げ、腰を浮かせて才人の敷いたタオルの上に腰を下ろす。 そして才人はいよいよ、持ってきたもう一つのタオルで、目隠しをする。 「これで、見えないから。ね、テファ」 「あ、うん…」 そして才人はクリームの壷とカミソリを手に持ち、ティファニアを促す。 才人がもしこの時、目隠しをしていなかったら…とんでもないことになっていただろう。 「じゃあ、水着、脱いで…」 「う、うん…」 ティファニアは、何を勘違いしたのか。 上の水着の紐まで解いて、全裸になってしまったのだった。 拘束を解かれた大きな桃りんごが、ベッドの上でぽよんぽよんと揺れる。 「い、いいよ…」 ティファニアの言葉に、才人はクリームの壷に指を突っ込むと、適量と思われるクリームを指先に盛る。 「じゃ、いくよ」 そしてティファニアの膝に手を掛け、徐々にその中心へ手を滑らせていく。 「んふぅっ…!」 その刺激に思わず、ティファニアの喉から声が漏れる。 …やだ・・・っ!はずかしっ・・・! ティファニアは思わず漏れたその声にたまらない羞恥を感じ、辺りを見渡す。 ここにあるもので自分の口を塞げそうな物は…。 今、頭の下に敷いている大きな枕くらい。 ティファニアはその枕を抱きかかえて、声が漏れないように口を封じる。 「えっと…ここかな」 そうしている間にも、才人はいよいよティファニアの茂みに到達する。 才人はそのまま手探りで、ティファニアの茂みにクリームを塗りこむ。 「─────!─────ッ!」 枕のおかげで声は漏れなかったが、ティファニアの中を今まで感じたことのない、奇妙な電流が駆け巡る。 …なにこれっ…なにこれぇっ…! 脚が勝手にぴくぴくと震え、腰の奥をまるで痺れたような感覚が襲う。 才人はクリームを塗りきると、いよいよカミソリを手にする。 そしてここで。 才人の罠が発動した。 「じゃあ今から剃るよ? あ、でも目隠ししたまま刃物使っちゃ危ないよねー」 そう、これこそ彼の計略。 これなら合法的に目隠しを外せるってもんです! 532 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2007/08/27(月) 18 11 36 ID piIi6aw9 しかし。 ティファニアの反応はない。 才人はもう一度尋ねる。 「テファー?目隠し外していーい?」 しかし、返事はなかった。 才人はちょっと気になったが、目隠しを外す。 すると。 ティファニアは、普段自分達三人がが使っている大きな枕を抱えて上半身を隠し、下半身だけを露出した格好になっていた。 …なんつー格好してるんすか。 しかし、返事がないという事は肯定と取ってもいいこと。 勝手に才人はそう結論付け、カミソリを手にティファニアの脚に手を掛ける。 すると、ティファニアの脚がぴくん!と動いた。 「じゃ、剃るよ?テファ?」 言葉は返ってこなかったが、ティファニアの脚が心なしか開いたような気がした。 これはGOサインってことでよろしゅござんすね? 沸きあがった頭でそう考えた才人は、いよいよティファニアの毛を剃りにかかる。 まずは、誤って身を切ってしまわぬよう、左手の中指と人差し指で、すこしぷっくりと膨らんだティファニアの小さな肉の真珠から、裂け目の下までを覆い隠す。 「─────ッ!!───ッぁ!」 すると、枕の中からティファニアの声が微かに漏れ、膝がひくひくと細かく震える。 しかし才人はそれに気付かず、そのまま冷たいカミソリの刃をティファニアの真っ白な肌に這わせる。 「────ッ!」 それすらも今のティファニアには微細な電流となって流れる。 才人はそのまま刃を滑らせ、慎重にティファニアの金髪を剃っていく。 しょり…しょり…。 鋭利な刃が金の草を刈る音が、静かな部屋に響く。 それと同時に。 「─────っぁ!──ぁ、ひ!」 ティファニアの中を、微弱な電流が暴れ周り、彼女の奥で眠る牝が、痺れに似た感覚で獣欲を吐き出す。 それに抗うティファニアは、声を漏らさぬように枕を抱き締めるのが精一杯だった。 …しょりっ 「終わったよーテファー」 最後の産毛を剃りきり、才人はカミソリを仕舞う。 しかし、ティファニアは応えない。 脚をM字に開いて枕を抱えたまま動かない。 才人は、そのままそれまでティファニアの割れ目を覆っていた指を引き上げた。 すると。 533 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2007/08/27(月) 18 12 15 ID piIi6aw9 ぬちゅ…。 あきらかにクリームとは別の粘り気のある液体が、才人の指とティファニアの間で糸を引いた。 そして、ようやく空気に触れたティファニアのそこでは。 真っ赤に充血しきった肉の真珠が、皮を押し広げて勃起しきり、割れ目からは白く濁った愛液がとろとろと零れてきていた。 ぶは。 その光景に思わず才人の理性が吹っ飛ぶ。 「て、テファっ、お、俺もうっ!」 才人は思わず、ティファニアの抱えていた枕を奪い取り。 そして再度硬直する。 そこでは。 乱れた金髪に彩られた、上気した頬を涙と涎でべとべとにしたティファニアが。 完全に勃起しきった硬いピンク色の乳首が苦しそうにぷるぷると震える桃りんごが。 すっかり出来上がった才人を待ち受けていた。 才人の理性は、完全に身体の外へ撤退する。 そして才人は、ティファニアの力なく開いた膝を両手で掴み。 もどかしくズボンのジッパーを下ろして自らを取り出すと。 「…なにをやっているのかしらあの犬は?」 「…どう見てもティファニアさんを襲っていますね?」 撤退した理性が恐怖で才人の身体に戻り、そして先走りまで流して臨戦態勢になっていた才人の一物は一気に萎む。 部屋の入り口にいたのは。 桃色の髪の魔王と。 黒い髪の鬼神だった。 「いやあの!これは!違って!」 何が違うというのだろうか。 才人は必死になって両手を振り、最期の抵抗を始める。 しかしやはりそれは無駄な抵抗に終わったのだった。 「…少し、頭冷やそうか…」 「…ついでに、少し血の気も抜いておきましょうかミス・ヴァリエール?」 ルイズはどこからともなく拷問用の『九尾の猫』を取り出し。 シエスタは、どこからともなく荒縄を取り出すと。 二人で手早く才人を縛り、どこかに消えていったのだった…。 535 :涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 18 13 58 ID piIi6aw9 「で、どうでした?反応は?」 「あ、えと、うんとね、よく覚えてないの」 「は?どういうことですか?」 「と、途中まではそのね、うんとね、サイトがちゃんとおかしい所直してくれたの」 「へえ。なかなかやりますねあのぼこぼこ騎士」 「でもね、その先よく覚えてないの。なんだか寝ちゃったみたいで」 「そうですか。緊張してたんですね。で、いつ水浴びにいくんですかお姉さま?」 「で、でもね、結局水浴びは行けないことになっちゃって…」 「あ、そうか…あのおたんちん騎士、昨日落馬で大怪我したんでしたっけ」 「うん。でもね、お見舞いには行こうと思うの」 「そうですか。頑張ってくださいね、今度こそ」 「う、うん…」 そして、ティファニアの『お見舞い』で更に才人の怪我は悪化するのだが。 それはまた、別の話。〜fin