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ブラウザ試作初号機の発着点。 幾何学模様が地面に刻まれており、一般的には宇宙人がUFOで発着した際に発生するものとされる。 幾何学模様はブラウザ試作初号機が発生させたのかどうかは不明。 到着地点にも刻まれていたのでそういう解釈も可能だが、少なくとも発進地点は宇宙人が闊歩するエリアだったので現地人の解釈が別れるのだ。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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パ○ハイツ ミス研の会員たちが代々入居している(?)根城。垣根の木々がわっさわっさしていたりカビやなめくじから侵略を受けていた部屋もあったりとなにかと問題が多いとされているが会員たちからの評価はふしぎと高い。飲み会会場になりがち。 ミス研合宿 夏と冬の年二回行われる旅行。殺人事件が起こったり突発的に肝試しが行われたりするやや難易度高めな行事。新入生に対するイニシエーション。 孔雀狂想曲 会員kzrsが批評会を行った北森鴻のノンシリーズ短篇集…なのだが、作中の女子高生の造形があまりにも独創的なので会員たちの間でそのリアリティが激しく議論された。それ以来しばしば引き合いに出されている。もお~!!アッタマきちゃう! トルティーヤ三十枚 ミス研が誇る呪文のひとつ。メキシコ料理屋『エル○リート』で唱えると店員さんたちからの冷たい暗い視線と引き換えに大量のアルカリ水溶液処理済みとうもろこし殻粒グルテン混合物を得られる。かなりの特防が要されるため会員undoしか詠唱できない。 物理トリックはなんかこう全身で感じるんっすよ。 僕の批評会で会員undoが言い放ったせりふ、ある種の警句。ふるえるぞハート燃え尽きるほどヒート的ななにか。 普通自動車第一種免許 一部ミス研会員が九月に免許合宿に行ったにもかかわらずいまだひとりとして取れていないもの。取れない。とにかく取れない。驚くほど取れない。免許合宿二日目にして参加者全員がMTからATに変えていたことは内緒。 これミステリじゃなくね?? ミス研が誇る呪文のひとつ。この問いを批評会で口にしてしまったが最後宗教裁判開廷はもはや不可避。十字架にかけられることを覚悟したものだけが口にするべし。 きかりん ミス研会員たちが貧乏くじを引いたときや配牌が悪いとき一様に目撃しているというなにか…だが、彼ら彼女らの証言は聞けば聞くほど要領を得ない。おそらくは集団幻覚か妄想のたぐいだと思われる。 『~たんじゃん。』 形容詞と接続する、感嘆の接尾語。なんか可愛いっぽい。『やば-』『つよ-』 nkmrディクショナル 会員nkmrがQues2014年文化祭号に投稿した集大成的作品。その過激な内容から一部で物議を醸した問題作でもある。 メビウス・レター 会員kzrsが批評会を行った北森鴻のノンシリーズ長篇…なのだが、作中のストーカー女の造形があまりにも独創的なので会員たちの間でそのリアリティが激しく議論された。新品のカップ麺の中身は、好きなひとの家から盗んできた古いカップ麺の器に移しかえて食べるのが通。 先輩ひまわり学級って知ってます? ミス研が誇る呪文のひとつ。会員undoだけに使用が許されている。 ドミニオン ミス研が愛するボードゲームその一。白熱したぶんだけ口が悪くなる。ミンピョー、ソン、シジョー、アドベンチャラーなど独自の用語があるため初心者はまずそれを覚えなくてはならない。 アタックオブザキラートマト 知るひとぞ知る名作映画。ミス研ではKABUKIMANと双璧を成している。 後期クイーン問題 N月綸太郎がどっかの卒論でもにゃもにゃ書いたせいで生まれたというイタい呪文。正直口にしてて恥ずかしい。「後期クイーンのあれ」とか「N月のあれ」とかいってごまかすのがベター。 本格ミステリおじさん ええ?!君もしかして国名シリーズも読んでないのかい??!?カーもカジタツも飛鳥部も!?そしたらいままでなにを読んできたっていうんだいそもそもミステリとは第二次世界大戦の大量死を受けその人間としての尊厳を回復すべく隆盛したのであってロジックとはこのわかりあえない他者とのかけはしとなるべくわたされた一縷の細い綱フォーエヴァーーー ゴキブリポーカー ミス研が愛するカードゲームその一。裏の裏をかく…とみせかけて裏の裏の裏をかく…とみせかけて裏の裏の裏の裏の…な感じの(ある意味)究極の心理ゲーム。というかそれしかない。ゴキブリのktmr、ハエのせやかてなど会員は多くの異名をもつ。 コントラクトブリッジ ミス研が愛するカードゲームその二。対面するプレイヤーとチームを組んで闘うゲームだが身内同士で「あ。ちょ。おまえそれちがうってば」とか「へーそんなことしちゃえるんだー」とか(主にメンタル面で)傷つけあうこともまたしばしば。 日常の謎 「盗まれた手紙」読書会において現二年生同士でその定義が争われた。みぽぽんによる「結末で分類される」説とundoによる「導入(あるいは途中経過)で分類される」説が提唱された。 丸太町ルヴォワール その話はメッ(。・ˇ_ˇ・。) ウィスキー三部作 会員undoが高価なウィスキーに恋焦がれるあまり意味なくショートショートにその名をつけたもの。内容とは一切関係がない。undoとkzrsによればヴァランタインが一番らしいが筆者としてはジョニーウォーカーの方が好み。 台湾生まれのクリスチャン 台湾生まれのクリスチャン。北方園の前の辺りであたし台湾生まれのクリスチャンです、と声をかけてくる。 看板 ズタボロだった看板が2015春とうとう新調された(やったね!)。片方は謎の棒、片方は傘の骨組みを下敷きにしている。 なんか……ここは違くね? 某会員の所属する別サークルのウェイたちがミス研喫茶に来店した際言い放った。確かに違う。 つくばニャン イバャンみたいな某ニャンをオマージュ(?)して作られたミス研非公式キャラクター。はるかすによると好物はフックン船長らしい。
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律編とオリキャラ編の、交互で二部構成です。 オリキャラの名前は別スレの方からいただきました、許してね。 幸・壱 春。 進学に就職。クラス替えに職場異動。寮生活に一人暮らし。 そんな新生活のスタートとなる季節は、この街にも例外なくやってきた。 私の名前は横山 幸(さち)。 親の異動で引っ越してきたこの街の桜ヶ丘高校に入学する、ホヤホヤの高校一年生だ。 中学時代、運動部と文化部を掛け持ちしてたものの、 ボールを追いかける傍ら、楽器の演奏練習をする、そんなハードな日課をこなせるほど私は器用でなかった。 せめて高校では文化部一本にしぼって、マッタリと三年間を過ごしたいと思ってたんだ。 幸「こんにちはー!入部希望なんですけど……」 私はほぼ迷うことなく部活を決め、軽音部の扉をたたいた。 ガタッと派手に椅子を引く音がして、まちきれんとばかりの勢いで扉が開かれた。 「はいはい!入部希望!?わはぁぁぁ!さ、入って入って!」 袖をムンズとつかまれ、音楽準備室の中に引っ張りこまれた。 「入部希望者だぞっ! ムギっ!お茶の準備だぁ!!」 「はい♪」 ムギと呼ばれた先輩はそそくさとティーセットを用意する。 ……ってかティーセットがあるよこの部屋……。 幸「横山 幸です!新歓ライブ見ましたっ! 私この部に入部したいです!」 まずは自己紹介。大事な“通過儀礼”だ。できれば明るい子だなぁって思われたいし。 「キーボードを担当しています、三年の琴吹紬です」 綺麗な金髪をした、育ちの良さそうなお姉さんだ。 「えっと、ベースを担当してます中野梓です」 髪をツインテールに束ねた、小柄な先輩だ。 ……なんだか抱きついてみたいかわいさがある。 「んで、私が部長やってる、ドラム担当の三年田井中律だ!よろしくな幸!!」 活発そうな部長さん。カチューシャがとても似合ってる。 不本意ながら、これまで「さっちゃん」「さっちん」としか呼ばれることがなかった私にとって、 初回から「幸」と呼んでくれた先輩には、なんだか無意味に好感が持てた。 ……あれ、でも…… 幸「よろしくお願いします!! あれ、でも田井中先輩は新歓のときギター弾いてませんでした?」 確か、そうだ。 律「下の名前、律でいいよ。 あ、うん。そうだな。ただ私本職はドラムなんだ」 幸「本職がドラムなのに、ギターがあれだけ弾けるなんて凄いですよ!」 律「まぁな!!めちゃくちゃ練習したし」 紬「ふふ♪ところで幸ちゃんはどんな楽器を弾くの?」 幸「うっ……。そ、その……。 律先輩がドラムだって知らなくて……。私ドラムなんですけど必要ないんじゃ……?」 次の瞬間、私は三人が三人とも違う表情をしたのを見逃さなかった。 紬先輩はどこかホッとした表情、律先輩はなにか不満そうにむくれた顔。 そして梓先輩は二人の顔色をおそるおそるうかがっている、そんな感じだった。 紬「ちょ、ちょうど良かったじゃない?ね、りっちゃん? これでギターに専念できるじゃない!」 律「……」 律先輩は押し黙ったままだ。 私がドラムだとやはりまずいのだろうか。新規参入の私が部の秩序を乱すわけにはいかないよね…… 私が楽器の変更を申し出ようとした、その時…… 紬「…………唯ちゃん」 律「ムギ!!!」 私を含めて全員がビクッと体を硬直させた。 誰かも分からないその名前は、かなり律先輩の癪にさわったらしかった。 大声で紬先輩を制止、わなわなと体をふるわせている。 律「その名前は口にするなって言ったろ!」 紬「ごめんなさい!……りっちゃん……」 なんだ……?場の状況が飲み込めない。唯? 幸「あ、あの……」 会話の真意が分からない私はこう続けるしかなかった。 律「えっ?……あぁ悪いな幸!おいてけぼりにしちゃったな! 悪い悪い、気にしないでくれ!」 律先輩は瞬時に明るさを取り戻した。……けむに巻かれた感じだ。 幸「は、はぁ……」 律「そうだなぁ、幸がドラムやってくれるなら助かるよ! 私もギターに専念できるし、その方がみんなやりたい楽器できるしな!」 紬「りっちゃん!」 紬先輩も梓先輩も嬉しそうな顔をする。 梓「良かったね、えぇーと、さ……幸!ドラム期待してるよ!」 後輩相手にまだ慣れてないのだろう。目線を伏せがちに、顔を赤くして後輩を呼ぶ梓先輩は可愛らしかった。 幸「す、すみません律先輩!紬先輩も梓先輩も。なんだか私がわがまま通しちゃったみたいで……あの、私一生懸命練習して皆さんと演奏できるよう頑張ります!!これからよろしくお願いします!!」 紬「こちらこそよろしくね、幸ちゃん。 あ、あと私のことはムギでいいわよ?」 梓「先輩……先輩……ハッこちらこそですっ!」 律「梓ー、敬語出てるぞー。 よろしくな、幸。一年間頑張ろうぜ!」 幸「はいっ!」 良かった、私なんとかやっていけそうだ! ちょっと不穏な空気があったけど、大雑把な私はまるで気にしていなかった。 律「よっしゃー!!軽音『部』昇格を祝ってぇ!!」 一同「かんぱ~い!!」 ティーカップの縁が陽気に口笛をならす。 …………って! 幸「えぇー!今結成なんですかぁ!?」 紬「うふふ♪まあそうなるのかもね」 律「なにしろ部の条件は四人以上の入部が必要だったからなぁ」 梓「昨年までは同好会だったんだよ? それでも、ムギ先輩の家で練習してたけどね」 幸「そうなんですか。でも練習なさってたことに変わりはないですよね! 私も頑張って追い付きたいと思います!」 今年度、部として誕生した、と聞いてなぜか急に先輩方が身近に、親密に感じた。 軽音部スタートの一員として、先輩達と一緒に名前を刻めるんだから。 一生懸命練習して楽しい高校生活を送ろう!! 決意を胸に、私の、新しい街での生活は始まったのである。 律・壱 唯「ストーカー?」 その日は見事な秋晴れで、いつにも増して、軽音部はのんびりと放課後のティータイムに興じていた。 パンケーキをほうばりながら、唯がはふはふと答える。 うつらうつらしていた私も、澪の突然の話に、起きかけの聴覚を働かした。 澪「そおなんだよ!!昨日律と別れたあと誰かにつけられたんだ!!」 さっきから澪だけそわそわしていると思えば…… 存外、深刻な話だった。 律「勘違いじゃねーの?大方、帰る方向が一緒だったサラリーマンだった、とかさ」 唯「澪ちゃんなら、猫でも怖がりそうだもんね」 うん、澪ならありうるな。 澪「ホントだって!! あれは……あれは勘違いなんかじゃない!!」 澪が食い下がる。 話をまともに聞いてもらえず、涙目になっている澪。 やっぱかわいいなぁ。からかうのはやめてやるか。 紬「まぁまぁま(ry 最近世間も物騒ですし、澪ちゃんの言ってることが本当なら、気を付けないと」 ゆっくりとした口調でムギ嬢が場を落ち着かせてくれる。 梓「そうです!澪先輩にもしものことがあったら…… 唯先輩も律先輩も、もっと心配すべきです!」 軽音部に入部してはや五ヶ月、もうすっかり“ダメになって”しまった我が部の猫ちゃん。 律「さっきまで日溜まりでごろにゃんしてたくせに、急にはりきりだしたなぁ」 梓もからかってやると、う、と言って顔を赤くする。 律「分かってるって、澪!からかって悪かった! そうだな……しばらく家まで送ってやるよ!」 澪「ほ、本当か!?ありがとう、律!」 当たり前だ。澪になにかあったらたまんない。 律「当たり前だろ?怖がり澪しゃんは私が守ってやらないとだなぁ!」 澪「う、うるさいっ!」 素直に『澪が大事だから』なんて、とても言えない。 いつもの照れ隠しだ。 唯「ねぇねぇムギちゃん」 紬「どうしたの唯ちゃん?…………あぁ、お菓子が食べたいのね?」 唯は返事の代わりに、とびきり幸せそうな笑顔で首肯した。 ムギは、しかし、全く嬉しそうにお茶菓子の準備をし始める。 もはやみんなに給仕することは、ムギの楽しみの一つとなっているのだろう。 梓「深層心理が表にでるって怖いですね……」 律「もろに顔に出てるもんな……ってか話聞いてろよ、緊張感ねぇなぁ」 唯「だって後ろからついてこられるだけでしょ?危なくないし、怖くないじゃん」 菓子をほおばりながら、唯が呑気に応じた。 危機感のなさは唯らしいなぁ。 澪「いや怖いって!!」 紬「そうよ唯ちゃん?ストーカーがエスカレートして殺人事件まで発展することもあるのよ? 相手を思いすぎるあまりに、ね。歪んだ愛、というものなのかしら」 唯「ほぇ!?そうなのムギちゃん!? ……気を付けてね、澪ちゃん!」 ひとごとかよっと澪のツッコミがはいる。 えへへーと笑う唯。 律「殺人かよ……ヤバいな。 ま、なんにせよ、だ!しばらく気を付けて下校しようぜ!」 ――― ――――― ――――――― 帰り道! 律「ここまでは特に変わったことはなかったな」 梓「そうですね。いつもの解散場所まで来ちゃいました」 律「ここからは私が責任もって澪を送りとどけますっ!」 唯「うん、気を付けてねりっちゃん隊員!」 唯がビシッと敬礼を返す。 紬「ホントに気を付けてね……?」 澪「う、うん……たぶん大丈夫だよ……それに今日はでないかもしれないし」 澪のヤツビクビクしてんなー? 大丈夫っ!!私が守ってやるって、安心しろ! 唯・紬・梓「それじゃまた明日!(です)」 律・澪「(お-)またなー」 ――― ――――― ――――――― 律「大丈夫だって澪! というか本当に勘違いかもしれないぞ」 後ろが気になるのだろう、そわそわと、しきりに背後をふりかえる澪を私は勇気づける。 澪「信じてくれ、律!昨日のは間違いなかった! 私のペースに絶対合わせて歩いてたし……それに、勘違いならそれに越したことはないよ……」 律「そ、そうだな。……言っとくけど、澪のこと疑ってるわけじゃないぜ?」 澪は本気で怖がっているように見えた。部活のときからそうだが、冗談だなんて毛頭思ってない。 律「私は澪を信じてるよ!」 澪の顔に少し安心の色が戻ったようだ。澪にはいつも笑顔でいてほしい。 ストーカーへの畏怖を少しでも払拭させようと、たわいもない世間話を持ち出す。 話も弾み出し、このままなにごともなく家にたどりつけそうだ、そう思っていたら…… …ジャリッ 律・澪「!!!」 その音は、まるで無音の世界でその音だけが鳴り響いたように、私の耳にはっきりと聞こえた。 隣の澪の膠着具合からして、おそらく澪にも聞こえたのだろう。 澪「り、り……」 律「あ、あぁ……」 澪はもう呂律も回っていない。 しかし……私もそうだ。言葉をしぼり出すのに精一杯だった。 これは………… これは……確かに怖い!! 分かる。見られている。ソレの視線に舐められるように。 背中がジトッとしてくる。冷や汗が止まらない。 首さえ動かせたら、犯人の姿も自ずとわかるだろう。 だが。動かない。動かせない。 どうした私のからだ。動け、動けよ。澪を守るんだろう? 澪は、私が傷つけさせない! 律「クソオォォ!」 私は大声を出して体の呪縛を解き、おもいっきり右足で大地を踏みつけた。 足を軸に一気にからだを反転させる。 数m後ろの電柱の陰から現れたのは…… 唯「イェイ☆わたしだよンッ!」 って! 律・澪「おいぃぃぃッ!!!!!」 澪「なんで唯がいるんだよ!?」 唯「えへへー、お二人さんがあまりに仲良さそうに帰ってくの見て、つけてこっかって。ね、ムギちゃん?」 紬「はい♪」 律「うひゃぁっ!?」 反対側の電柱からヒョコッと顔を出す。忍者かおのれらは!! 紬「唯ちゃんがどうしてもって聞かなくて♪」 梓「私のレーダーが反応するわッって言ってつけだしたのムギ先輩じゃないですか」 澪「あ、梓までぇ」 澪がその場にへなへなと崩れおちる。 私にも一気に安心感と脱力感が襲ってきた。 律「お・ま・え・ら・なぁぁぁ!めっちゃめっちゃめぇぇっちゃびっくりしたぞ!!」 紬「ごめんなさい、驚かすつもりはなかったんだけど……」 律「いやいや、これ以上はないってくらい驚かしてくれてありがとう!!」 唯「どういたしまして~」 律「誉めてねぇっ!!」 梓「ほんとにすみませんでした。……澪せんぱぁい?」 澪は泣きながら口をパクパクさせている。……うん、私も泣きそうだった、正直。 唯「りっちゃん隊員だけだと力不足だよ~。やっぱ私達もいないとね!」 律「なにお~?あのなぁ!!おまえらがいなくたって、私一人で澪くらい守れるわい!!」 紬「まぁまぁ、今日は大丈夫だったことですし」 律「そうだな……予想以上にストーカーって怖いんだな」 唯「ほぅ?」 なんでもねぇよ!と強がる。 梓「でもこれからもこんな恐怖に脅えるのはやですよね…… 何かいい方法はないでしょうか?」 唯「あっそおだ!明日土曜日で休みでしょ? みんなでお店に対策グッズ買いにいこーよ!」 澪「対策グッズ?」 澪がようやく口を聞けるようになった。 対策グッズ?唯がまた変なこと言い出すんじゃ…… 唯「ほら例えばおっきな音がなるヤツとか身を守る武器とか」 紬「防犯ベルと護身刀?」 律「刃物?物騒だな、おい。」 梓「とか言って先輩はみんなと買い物に行きたいだけじゃないですか?」 唯「えへへー。……はっ、澪ちゃんの心配してるんだよ、もちろん」 うんうん、と唯が殊勝にうなずく。 梓の指摘のほうが的を射てるなこりゃ。 澪「私は……構わないよ?」 一同「さんせー!(です)」 律「じゃ、明日の昼、駅前商店街集合なっ!……唯遅れるなよ?」 唯「了解しました、りっちゃん隊員!」 本日再敬礼だ。残念ながら甚だ疑わしい。 澪「じゃ、私達家すぐそこだから。……ここまできたら怖くな、ないぞっ!」 律「今度からストーカーに遭ったらダッシュだな!」 梓「普通はそうする……あいてっ」 天誅っ!そんなに私達怖がって見えたか?お? 紬「では、また明日」 澪「解散だな」 梓「律先輩、澪先輩を家までお願いしますね?」 律「分かってるって!私一人で全然大丈夫! そんじゃあし…………」 瞬間 ゾクッ、とした。 俗っぽい言い回しがこうも当てはまるほどに、背筋が凍りつく。 さっきのあの視線だ。 あの視線だ。……見られている。明らかに敵意を持った者の目だろこれは…… とっさに周りを見回す。……誰だ?……誰なんだ? 瞬間的に出処を探りだした私は、小さな声で呟いた。 律「……唯?」 幸編、律編・壱終わり 弐へ
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年表順 1094年 レオン・ベルモンド、吸血鬼ヴァルター・ベルンハルトを討伐。ドラキュラ伯爵の発生 (Castlevania) 1476年 ドラキュラ伯爵、人類虐殺を開始。ラルフ・C・ベルモンドらによって討伐される (悪魔城伝説) 1479年 ドラキュラ伯爵の元部下である悪魔精錬士ヘクター、ドラキュラ伯爵の復活を阻止 (悪魔城ドラキュラ 闇の呪印) 1576年 ドラキュラ伯爵最初の復活。クリストファー・ベルモンドにより討伐 (ドラキュラ伝説) 1591年 クリストファー・ベルモンド、ドラキュラ伯爵の復活を阻止 (ドラキュラ伝説II) 1691年 ドラキュラ伯爵再び復活。シモン・ベルモンドにより討伐 (悪魔城ドラキュラ) 1698年 シモン・ベルモンド、ドラキュラ伯爵の破片を集めて自らにかけられた呪いを打ち破る (ドラキュラII 呪いの封印) 1748年 ドラキュラ伯爵の破片の力により、謎の城が出現。ジュスト・ベルモンドらにより解決 (Castlevania 白夜の協奏曲) 1792年 闇の神官シャフトの呼びかけによりドラキュラ三度目の復活。リヒター・ベルモンドらが討伐 (悪魔城ドラキュラX 血の輪廻) 1797年 シャフトの呪いによってリヒターが正気を失う。ドラキュラ伯爵の息子アルカードらにより解決 (悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲) 19世紀 19世紀初頭にベルモンド家の消息が途絶える。それに代わるドラキュラへの対抗手段を模索する組織がいくつか発足 (悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印) 1897年 ベルモンド家の血を引くキンシー・モリスらによるドラキュラ伯爵討伐 (ブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」を元にした設定) 1917年 吸血鬼エリザベート・バートリー、ドラキュラ伯爵復活を目論む。ジョニー・モリスらにより解決 (バンパイアキラー VAMPIRE KILLER) 1944年 第二次世界大戦による怨念の影響で悪魔城が出現。ジョナサン・モリスらにより解決 (悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス) 1999年 ユリウス・ベルモンドら、ドラキュラ伯爵を完全に滅亡させることに成功。悪魔城は白馬神社の者の祈祷により日食に封じられる 2017年 ドラキュラの生まれ変わりである来須蒼真誕生 2035年 白馬神社に集まっていた人々、日食の中の悪魔城へと呼び寄せられる。来須蒼真らにより解決 (Castlevania 暁月の円舞曲) 2036年 カルト教団「ウィズ ライト」、新たな魔王を生み出すことを画策。来須蒼真らにより解決 (悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架) 上記時系列に含まれない外伝作品 Castlevania -Lords of Shadow- 1047年 悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲 1476年以前? 悪魔城ドラキュラ Circle of the moon 1830年 悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 ~レジェンドオブコーネル~ 悪魔城ドラキュラ黙示録の8年前 悪魔城ドラキュラ黙示録 19世紀中期 悪魔城ドラキュラ ジャッジメント 「時の狭間」 悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair 「呪われた本の中」 悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls 「魔導書」 パロディタイトル 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん(ファミリーコンピュータ) 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん(ゲームボーイ) 発売順(移植・リメイク作等は省略) 1986年9月26日 悪魔城ドラキュラ 1987年8月28日 ドラキュラII 呪いの封印 1989年10月27日 ドラキュラ伝説 1989年12月22日 悪魔城伝説 1990年10月19日 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん(ファミリーコンピュータ) 1991年7月12日 ドラキュラ伝説II 1993年1月3日 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん(ゲームボーイ) 1993年10月29日 悪魔城ドラキュラX 血の輪廻 1994年3月18日 バンパイアキラー VAMPIRE KILLER 1997年3月20日 悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 1997年11月27日 悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲 1999年3月11日 悪魔城ドラキュラ黙示録 1999年12月25日 悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 ~レジェンドオブコーネル~ 2001年3月21日 悪魔城ドラキュラ Circle of the moon 2002年6月6日 Castlevania 白夜の協奏曲 2003年5月8日 Castlevania 暁月の円舞曲 2003年11月7日 Castlevania 2005年8月25日 悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架 2005年11月10日 悪魔城ドラキュラ 闇の呪印 2006年11月16日 悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス 2008年10月23日 悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印 2009年1月15日 悪魔城ドラキュラ ジャッジメント 2010年8月4日 悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair 2010年12月16日 Castlevania -Lords of Shadow- 2021年9月17日 悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls
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シャングリラエリア - 伯爵の館 ステージ1 ○○ コメント コメント すべてのコメントを見る
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年表順 1094年 レオン・ベルモンド、吸血鬼ヴァルター・ベルンハルトを討伐。ドラキュラ伯爵の発生 (Castlevania) 1431年 ドラキュラ伯爵降臨 1450年 ドラキュラ伯爵、ソニア・ベルモンドにより討伐 (悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲) 1476年 ドラキュラ伯爵、人類虐殺を開始。ラルフ・C・ベルモンドらによって討伐される (悪魔城伝説) 1479年 ドラキュラ伯爵の元部下である悪魔精錬士ヘクター、ドラキュラ伯爵の復活を阻止 (悪魔城ドラキュラ 闇の呪印) 1576年 ドラキュラ伯爵最初の復活。クリストファー・ベルモンドにより討伐 (ドラキュラ伝説) 1591年 クリストファー・ベルモンド、ドラキュラ伯爵の復活を阻止 (ドラキュラ伝説II) 1691年 ドラキュラ伯爵再び復活。シモン・ベルモンドにより討伐 (悪魔城ドラキュラ) 1698年 シモン・ベルモンド、ドラキュラ伯爵の破片を集めて自らにかけられた呪いを打ち破る (ドラキュラII 呪いの封印) 1748年 ドラキュラ伯爵の破片の力により、謎の城が出現。ジュスト・ベルモンドらにより解決 (Castlevania 白夜の協奏曲) 1792年 闇の神官シャフトの呼びかけによりドラキュラ三度目の復活。リヒター・ベルモンドらが討伐 (悪魔城ドラキュラX 血の輪廻) 1797年 シャフトの呪いによってリヒターが正気を失う。ドラキュラ伯爵の息子アルカードらにより解決 (悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲) 19世紀 19世紀初頭にベルモンド家の消息が途絶える。それに代わるドラキュラへの対抗手段を模索する組織がいくつか発足 (悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印) 1820年 モーリス・ボールドウィンら、ドラキュラ伯爵を封印。この戦いによりネイサン・グレーブズの両親が命を落とす 1830年 ネイサン・グレーブズら、ドラキュラ伯爵を討伐 (悪魔城ドラキュラ Circle of the moon) 1844年 ドラキュラ伯爵復活、コーネルにより討伐 (悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 ~レジェンドオブコーネル~) 1844年 ドラキュラの生まれ変わりであるマルス誕生 1852年 ラインハルト・シュナイダー、キャリー・ヴェルナンデスらによりドラキュラ討伐 (悪魔城ドラキュラ黙示録) 1897年 ベルモンド家の血を引くキンシー・モリスらによるドラキュラ伯爵討伐 (ブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」を元にした設定) 1917年 吸血鬼エリザベート・バートリー、ドラキュラ伯爵復活を目論む。ジョニー・モリスらにより解決 (バンパイアキラー VAMPIRE KILLER) 1944年 第二次世界大戦による怨念の影響で悪魔城が出現。ジョナサン・モリスらにより解決 (悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス) 1999年 ユリウス・ベルモンドら、ドラキュラ伯爵を完全に滅亡させることに成功。悪魔城は白馬神社の者の祈祷により日食に封じられる 2017年 ドラキュラの生まれ変わりである来須蒼真誕生 2035年 白馬神社に集まっていた人々、日食の中の悪魔城へと呼び寄せられる。来須蒼真らにより解決 (Castlevania 暁月の円舞曲) 2036年 カルト教団「ウィズ ライト」、新たな魔王を生み出すことを画策。来須蒼真らにより解決 (悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架) 上記時系列に含まれない外伝作品 Castlevania -Lords of Shadow- 1047年 悪魔城ドラキュラ ジャッジメント 「時の狭間」 悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair 「呪われた本の中」 悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls 「魔導書」 パロディタイトル 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん(ファミリーコンピュータ) 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん(ゲームボーイ) 発売順(移植・リメイク作等は省略) 1986年9月26日 悪魔城ドラキュラ 1987年8月28日 ドラキュラII 呪いの封印 1989年10月27日 ドラキュラ伝説 1989年12月22日 悪魔城伝説 1990年10月19日 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん(ファミリーコンピュータ) 1991年7月12日 ドラキュラ伝説II 1993年1月3日 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん(ゲームボーイ) 1993年10月29日 悪魔城ドラキュラX 血の輪廻 1994年3月18日 バンパイアキラー VAMPIRE KILLER 1997年3月20日 悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 1997年11月27日 悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲 1999年3月11日 悪魔城ドラキュラ黙示録 1999年12月25日 悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 ~レジェンドオブコーネル~ 2001年3月21日 悪魔城ドラキュラ Circle of the moon 2002年6月6日 Castlevania 白夜の協奏曲 2003年5月8日 Castlevania 暁月の円舞曲 2003年11月7日 Castlevania 2005年8月25日 悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架 2005年11月10日 悪魔城ドラキュラ 闇の呪印 2006年11月16日 悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス 2008年10月23日 悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印 2009年1月15日 悪魔城ドラキュラ ジャッジメント 2010年8月4日 悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair 2010年12月16日 Castlevania -Lords of Shadow- 2021年9月17日 悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls
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幸・弐 幸「こんにちはー」 紬「こんにちは、幸ちゃん。 今日はフルーツジュレよ♪今流行りのヒアルロン酸入り♪」 ムギ先輩は今日も笑顔でお茶菓子をふるまってくれる。 幸「わあぁぁ!おいしそうです♪どんどんぐれーどあっぷしてる感じですよね。 いつもいつもありがとうございます!」 紬「いいのよ、たんと召し上がって♪」 鞄を長椅子に放り、席につく。 スプーンでふるえるゼリーをすくいとり、口へ運ぶ。 どこかで冷やしてたのか、と思うほど冷たいゼラチンがほてった喉をとろけ落ちた。 軽音部に入部して一ヶ月半、街にも学校にも慣れてきた。 音楽室の扉をくぐるのも、はや50回か……早いものだ。 紬「幸ちゃん、調子はどう?」 ムギ先輩はティーカップを口に運んだ。窓から入る涼しい風が、ふわりと金髪を撫であげる。 三時のティータイムがこれほど似合う女性もいないのではないか。 幸「はい!ドラムの方はだいぶ勘が戻ってきました。 返却されたテストは散々でしたけど……」 紬「幸ちゃんならしっかりしてるから大丈夫よ♪ 次で取り戻しましょう。私も頑張るから♪」 どうやら私はしっかり者に見えるらしい。 あはは、と苦笑い。 梓「横ちゃん、食べ終わったら早く練習しよっ」 梓先輩はまるで私が親友であるかのように後輩を可愛がってくれる。 今日も練習熱心だ。早くもベースを取り出している。 幸「はぁぃ!横ちゃんすぐ行きま~す!」 元気よく返事をかえす。 横ちゃんとは梓先輩が使う呼び名だ。幸と呼ぶのは恥ずかしいとのこと。 新しい呼び方、私は好きですよ?先輩。 幸「あれっ?律先輩は今日はどうしたんですか?」 紬「りっちゃんは今日は月例のクラブ部長の集会ね。 遅くなるだろうから、先に練習始めてましょうか」 幸「は~い!」 最後の一口を味わいながら流し込み、設置されたドラムの方へ向かった。 椅子に腰掛け、個別練習に入る。 運動部の忙しさのあまり、軽音部に出られず、ドラムをほとんど触る機会のなかった私も、最近ようやく感覚を取り戻してきた、という感じだ。 ジャーン ドラムの音に負けない、ベースの重低音が響く。 梓先輩は最近同じパートを繰り返し、練習している。 ……なかなか上手くいかないみたい。 梓「ふぅ、やっぱり四本は慣れないなぁ」 幸「四本?今弾いてる部分のことですか?」 梓「え?あ、あぁなんでもないよ。うん、ここ難しいんだ。 ……頑張らないと」 そう言ってうつむいてしまった。 梓先輩のベース演奏は上手だと思う。それに練習にここまでひたむきにうちこめるのはすごいことだ。 しかしたまに違和感のようなものを感じるのは気のせいだろうか? 例えば、梓先輩がベースを持つポーズはキマってるし、ストロークからも、長年やってきた、という感じを受ける。 だが、そこそこ簡単だと思われる場所で間違えることがよくあるのだ。 あと、たまに弦を押さえる指が泳いだりする。 なんと言えばいいか、そう、『楽器に苦心している』、そんな印象をうけるのだ。 幸「せんぱぁーい」 梓「にゃっ!」 元気づけようとして後ろから抱きついたら、驚かれた。 ……先輩は猫ですか? 梓「もぉっ!びっくりするじゃん! ……大丈夫、落ち込んでないよ?」 梓先輩は顔を赤くしながらも、優しい表情で後輩を気にかけるのを忘れない。 ほんとにいい先輩だ。 幸「ふふ、先輩抱きつきやすいんです。あったかぁい」 先輩に少し寂しげな表情が浮かんだ。 紬「うふふ♪ほんと仲良いわね二人とも」 幸「先輩方すごく面倒みてくれるんで、私もつい甘えちゃうんです」 私が梓先輩に抱きつく時、いつも以上にムギ先輩はニコニコする。 ……いやニヤニヤかもしれない。 ムギ先輩は、うん、どちらかと言えば率先して練習しないほうだ。ちなみに律先輩もそう。 なのに二人とも担当楽器はすごく上手い。三年間そうとう練習してきたんだろう。 ムギ先輩は、時折、遠い目をして窓の外を見つめている。なんとなく哀愁を感じてる大人の女性に見えて、妙に色っぽい。 ただ、そういう日には練習の方に身が入らないみたいであるが。 梓「ムギ先輩も練習しましょうよー」 紬「え?……えぇそうね……」 どうやら今日はそんな日らしい。 と、そこでドアがいきおいよく開いて、律先輩が入ってきた。 律「いやー、終わった終わった!」 梓「お疲れ様です。意外に早かったですね」 律「ん? あぁさわちゃんにプリントもらってちょい話聞くだけだったからさ」 さわちゃんとは、顧問のさわ子先生。 私は今年度からの新任教師と聞いているが…… 昨年謹慎処分となっていたとの専らの噂である。 律「今日はやる気しないなー。ムギ、お茶ー」 梓「もぅっ!練習しましょうよぉ!」 紬「まぁまぁ、梓ちゃんも幸ちゃんもお茶にしましょ?」 幸「梓先輩、ちょっと休憩しましょ?」 う゛ーと言って席につく梓先輩。 私はこの放課後のティータイムが気にいっていた。 練習より、ティータイムの時間が長いことにも特に抵抗なく楽めた。 とりとめのない話に花を咲かせる。 やっぱり何が楽しいかって、雑談している時が一番楽しい。 律「そんな焦るなよ、梓。 今年の文化祭までまだ五ヶ月以上あるんだからさ!」 梓「文化祭……そうですね……」 先輩の表情が陰る。 幸「ん、梓先輩どうかしました?」 梓「えっ? ううん、軽音部で初めての文化祭だなぁって思ってさ……」 幸「そうですね!それまでに完璧にできたら…… それにしても、今練習している曲オリジナルですよね!? 独創的ですけど、誰が作曲したんですか?」 とたん、場が水をうったように静かになった。 や、やばい。まずったかも……。 や、やばい。何か私まずいこと言っちゃったかな。 幸「す、すみませんっ」 とりあえず意味もなく誤る。 律「わ、」 律先輩が声を上げたので、私は嘆願の目で先輩に場のフォローを求めた。 律「私が作曲したんだぁ!あはははは! 独創的で悪かったなこのやろ~!」 幸「えっ、そ、そうなんですか!? いや、あの……」 幸「そのぉ、上手い言い回しを使った良い曲だなぁ、と思って」 あはは、と軽く笑って流せた。 先輩達の様子は、どうも腑に落ちないな、とは思ったけど。 紬「あ、雨……」 窓にふと目をやったムギ先輩の言葉に外を見やると、ザァァと大粒の雨が降り出していた。 梅雨。温かいあめ。 まるで『これから暑くなるぞぉ!溜めとけよ!』とでも、お天道様がいっているようだ。 律「雨かぁ……」 律先輩が、どこか感慨深げにつぶやく。 誰もしゃべらなくなった。 みんながみんな、心ここにあらず。別々の一点をぼんやり見つめている。 作詞で? 雨で? 軽音部に入部して一ヶ月半、 この軽音部には、私の知らない過去があるのかもしれない。 そう私が初めて感じた日であった。 季節は六月・梅雨。 立ちこめる湿気が、夏の到来を示唆していた。 幸編・弐終わり 律・弐 唯「ごめんねー遅れちゃったぁ」 律「てぃっ!やっぱ遅れてんじゃねーか!! いいだしっぺが遅れるな!」 唯の肩にチョップを繰り出す。 今に始まったことじゃないから、もうさすがに慣れたよ、唯。 よくじつ、私達は予定通りに、買い物をするため駅前商店街に集まった。 夏休みは練習、宿題となんだかんだで忙しかった。みんなと買い物にくるのは、合宿の買い出し以来になるだろうか。 なんにせよ、澪を含めて全員が買い物を楽しみにしているようだった。 唯「えへへーごめんごめん。 それにしても買い物久しぶりだねー。今日はいっぱいお金持って来ちゃった!」 唯なら何をやっても『えへへー』と『ごめんねー』のコンボで許されるよな。 澪「おーい、当初の目的を忘れるなー」 澪が恨めしそうに唯をトントンとたたく。 梓「それじゃ、行きましょうか。………分かってます、唯先輩、服からですね?」 唯「やったぁ!!さすがあずにゃん!!大好きだよぉ」 梓「えへへ……ハッ、も、もちろん澪先輩の用事も忘れてないですよ!?」 梓……唯と澪、両立は難しいぞぉ? 澪「いいよぉ!服からでもっ!!」 紬「ふふ♪」 律「そんじゃ行くかっ!」 今日、私は買い物以外にもうひとつ目的があった。 唯のことだ。 気のせいならいいんだ。 あのストーカーを思わせる目線が唯のものなんて…… むしろ気のせいであってくれ…… ――― ――――― ――――――― 唯「ぷっはぁ、いっぱい買ったねー!!」 澪「結局私もたくさん買っちゃったな…疲れた……」 梓「お疲れ様でした。澪先輩が買ったレギンス私もいいと思いましたよ」 澪「あ、ありがと」 澪はみるみる赤くなって、声はデクレッシェンド。 私もかわいいと思うぞ、自信もて! 律「それじゃ目的の品探しにいくか!!」 紬「そうね、夕飯にはまだ時間もあるわ」 ――― ――――― ――――――― やってきたのはこぢんまりとした店。 防犯専門店と銘打ってある。分かりやすい。 唯「こういうお店だよね? あ、あったよ防犯ベル!!護身刀もある!!」 澪「ベルは分かるけど、護身刀なんて持ってもいいのか?銃刀法に違反するんじゃ………?」 律「銃刀法って……やっぱ物騒だぁ」 律「銃刀法って…… まぁいいんでない?何もみだりに振り回すわけじゃないしさ」 紬「護身刀って威嚇用ですしね」 見ると意外にも種類は豊富だ。 すると唯がお目当てを見つけたらしく、そっちの方へ駆けていく。 唯「ねーこの刀かっこよくない? 柄に天使?が彫りこんであるよ!」 なるほど、確かにその刃渡り20cmほどの刀の柄には天使の絵が刻まれていた。 紬「ラファエロの聖母子像ね。上手に描いてあるわ」 その聖母は優しい微笑をたたえこちらを見ている。 本当に上手に彫りこんであり、そのリアルさがかもす深遠さが、御利益があるのでは、と思わせた。 唯「こんな刀で刺されたストーカーさんは、間違いなく地獄いきだね!」 律「わっ!こっちむけんな!」 梓「怖いこと言わないでくださいよ唯先輩。使わないに越したことはないんですから」 澪「そうだぞ!…まぁでもかわいいな、買っちゃうか」 律・紬「え」 かわいい、とは大分違う気が…… 澪「だってかわいいじゃん、律もそう思うだろ?」 律「えぇー!趣味悪ぃ!澪はやっぱ変なとこでセンスが独特だな」 唯「いいじゃんいいじゃん、テンスみたいな澪ちゃんにはぴったりだよ!!」 澪「」 紬「ふふ♪」 梓「ムギ先輩笑うところじゃない気が……」 大方最近インターネットでみかける言葉を誤用したのだろう。確かに笑うとこではないな(笑) ――― ――――― ――――――― 律「結局ベルも刀も買っちゃったな」 紬「刀といってもナイフくらいの大きさだから、大っぴらに人前に出さなければ大丈夫ね」 澪「そうだな、しばらく携帯してみるよ。あっでも」 律「?」 律「?」 澪「あの、さ……しばらくは家まで送ってくれるないか? 律はさ、その……やっぱ頼りになるからさ」 萌え萌えキュ(ryだ。 ウルウルした目で、たまに素直にこういうことを言うから困る。 律「澪…… 仕方ねぇなあ!!頼られてあ・げ・る♪ ほらみろ!あたしは唯隊員より頼りになるってよ!!」 唯「ぶー」 梓「よかったですね律先輩」 律「う、梓にいわれるとあたしが子供みたいだ……」 紬「ふふ♪」 澪「じゃ、今日はここで解散しよっか」 唯「うん、そだね。憂が晩御飯つくって待ってるよぉ」 梓「お疲れ様でした」 特に何事もなく買い物終了ぉ!やっぱり五人だと安心するよな。 観察してたけど唯にも特に変わったことはなかったし。澪にも頼られて気分は上々!! 明日もいいことありそうだ!! 律編・弐終わり 律・参へ
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二つ名 エージェント パラメータ上昇値 メインスキル 救護 名前 ミステリアスティーン HP 4 サブスキル1 - レアリティ ☆2 SP 6 サブスキル2 ☆4で解放 属性 無 AT 6 継承エフェクト 光の波動 (演出) 世界相 DF 6 - - IN 6 - - スカウト以外の入手法 - 詳細 ひとこと説明 ダーザイン所属の性別不明エージェント。 友好的だが俯瞰視点で観察している様子も。 キャラシート ダーザイン所属の性別不明エージェント。友好的だが俯瞰視点で観察している様子も。 おそらく十代半ばに見えるが、容姿は少年とも少女ともつかず、柔らかな声質も 落ち着いた口調も、服装からも性別を一切感じさせないミステリアスな存在。 特徴 数名いる出身世界不明者の一人。 育成 エンハンサー サブスキル EX コメント 編集できない人などで何かあれば。荒らしは厳禁。 名前
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基本情報 配信者名 テリー ジャンル ゲーム その他 性別 男 マイク 有 配信者ページ 配信ページ 避難所 避難所 うpろだ うpろだ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 あなたは - 人目のアイドル超人です 配信内容 心霊配信 主に心霊配信をメインとする アラド メインはカイン鯖だが、心はいつでも村民ムラァ ドラゴンネスト 最近始めたようである 家庭用ゲーム SFC、PS、GBのゲーム配信を行うが、大抵の場合チートを使用したゆとり仕様配信である ディエンド配信 ディエンドさんとコラボ配信 配信予定 22時頃より心霊配信をすることが多いが、配信は不定期である ディエンド配信 夢のコラボ! よくきてくれるコテ ディエンド SENMU sekirai 富江 ポンにマウント バクステ 特徴 実家は寺だが、本人はイクラを並べる仕事で生計を立てている (現在はイクラ並べは引退し京都で学生をやっている) 浮ついた口調 (声は珍しい) たまに聖キュベ上着を分解する ミスチルの話題で特定の人と盛り上がることもある ケイスケ くだらんな・・・ 最近、配信中に吐き気を催す事が増えた つわりか? アラド、エルソード配信での口癖は「あっつぁ」、時々意味わからない時に言う 「青森の一応国公立大学なんでね(照り」といったところ「青森の国公立なんて弘○前大学ぐらいじゃね?」 というリスナーのコメにより大学判明。 寺に住んでいたが今は京都に引越した 配信中の名言・迷言 ケイスケしね!! チ’ーン’ーチン!オ’ーマ’ーンコ! チ’ーン’ーチン!/’ーーマ’!オ’ーマチ’/ーンンン/’ーチンゥ! /オォォオ’チ’/ーンンン/’ゥ!/オォォオ’ーマァ//’ーーチンンッ/コ!/ ーマァ//’ーンッ/コ!/’ーーマ’ーンコ!マ’ンコ! チ’ーン’ーチン!オ’ーマ’ーンコ!マ’ーンコ! 主が行ったネ申プレイ・m9プレイ 聖キュベ上着を分解 テリーのちん●を購入希望な方にゴールドを返還 別糞コテでカラオケ配信時小田和正ボイスで女性を魅了した ホラー配信のみ右上左上に行く テリーのメモ用紙 基本バカなのでどんどんコメントしていってほしい (テリー談) 言わずと知れた事である ~時からホラー配信をする予定です!←基本的に破るorまたは遅れる この超人のステータス 喋り A 思考力 A ゲームセンス ZZZ アクションスキル Z チート使用 SS ホラー SSS 遅刻 SS 訛り SS テリーにしてほしい配信 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 左上アラド配信にスカ凸してちっぱいぱん熱唱 16 (67%) 2 クロックタワーシリーズ 3 (13%) 3 バックステップし続ける配信 3 (13%) 4 "なんでもいいよ" 1 (4%) 5 ハナカンムリ全配信 1 (4%) その他 投票総数 24 今日: - 昨日: - 合計: - コメント 勝ち方にスタイルは必要ないぜ、行け!藤原! -- 涼介 (2010-09-25 22 57 41) テリーさん今日の夕方は災難でしたね、お疲れ様でした、あんな外道さっさと見捨てましょう。 -- 名無しさん (2010-12-28 00 28 20) たいがーみたいな外道に嫌がらせされて大変だろうけど頑張って -- 名無しさん (2011-01-19 15 39 19) 名前 コメント
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ゲーム情報(登録されているタグ) ジャンル>アイテム探し ジャンル>アドベンチャー ジャンル>パズル 製作会社>不明 言語>英語 コメント欄へ移動 ゲーム配布ページ 英語 http //www.bigfishgames.com/download-games/9580/mystery-valley/index.html 日本語 http //www.bigfishgames.jp/download-games/11278/mystery-valley/index.html 紹介文 ミステリーバレー:謎の町独占リリースFBI 捜査官の主人公が担当することとなった殺人事件。調査をすすめていくうちに彼女の幼少時代の悪夢と事件とが何らかの関わりを持つことに気がついた。次々と明らかになる驚愕の事実。自分の正体を明らかにするためにも謎に満ちあふれる町に足を踏み入れよう! 不気味な雰囲気 ゴージャスなゲームプレイ 殺人事件を解決せよ! 画像 « » var ppvArray_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549 = new Array(); ppvArray_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549[0] = http //w.atwiki.jp/bfgmatome/?cmd=upload&act=open&page=Mystery+Valley+%28%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC%EF%BC%9A%E8%AC%8E%E3%81%AE%E7%94%BA%29&file=jp_mystery-valley-screen1.jpg ; window.onload=function(){ ppvShow_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549(0); }; function ppvShow_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549(n){ if(!ppvArray_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549[n]){ alert( 画像がありません ); return; } ppv_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549$( ppv_img_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549 ).src=ppvArray_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549[n]; ppv_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549$( ppv_link_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549 ).href=ppvArray_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549[n]; ppv_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549$( ppv_prev_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549 ).href= javascript ppvShow_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549( +(n-1)+ ) ; ppv_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549$( ppv_next_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549 ).href= javascript ppvShow_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549( +(n+1)+ ) ; } function ppv_0_052e2059dd1a35dfc86ec72837d0a549$(){ var elements = new Array(); for (var i = 0; i arguments.length; i++){ var element = arguments[i]; if (typeof element == string ) element = document.getElementById(element); if (arguments.length == 1) return element; elements.push(element); } return elements; } videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 備考 レス一覧 509 名前: 名無しさんの野望 [sage] 投稿日: 2010/10/30(土) 17 56 11 ID wyVcUKfs 今日の新作Mystery Valley お試ししてよければセールクーポンで買おうと思ったんだが…… なんかクリックポイント狭すぎない? うちのPCだけ? ちゃんと正しいアイテムをクリックしてるはずなのに反応しなくて 何度もクリックしたらペナルティだし。 554 名前: 名無しさんの野望 投稿日: 2010/11/04(木) 12 47 51 ID lNpdG0z0 Mistery Valley もしかしたらバグがあるかも。 自分のPCとの相性でエラーの処理がうまく読み込めていないのか、 根本的な問題なのかは不明。 中盤、電気系統を修理するところでボックスが開かない。 →とりあえず始めからやり直したら解消。 終盤、液体を合成するところで順番を間違えたら アイテムが余ったままになった上に 使えないアイテムが出来上がっていて進行不可能。 →始めからやり直すか考え中。 ひとつめのやつは変な所で体験版が終了したからそのせいかも。 下の敗因は英語が面倒だったからほとんどヒントを読んでなかたったせい。 後から見たらちゃんと順番書いてあった。 これからプレイする人は気を付けて。 内容的には結構自分好みだったから日本語化して欲しい。 誰かが当たり判定厳しいかもって言ってたけどそんな事はなかった気がする。 ボリュームは普通からやや少なめぐらい。 928 名前: 名無しさんの野望 [sage] 投稿日: 2011/02/21(月) 20 57 43.96 ID 58OE8vj1 雰囲気がホラー仕立てでよさげだからミステリーバレーお試しでやってみたけど 淡々としすぎてていまいちかなあ。 パズルやアイテム探しは簡単すぎるし、いまいち絵がぼやけていて見にくい。 探し出すアイテムのサイズも変だった。異様に巨大なクワガタとかw ホラーっぽいの多いけどファンタズマみたいに作り込んでくれてるのが少ないな。 コメント コメント すべてのコメントを見る トップページに戻る