約 893,991 件
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/458.html
「ゆっくりしていってね!!!」 なんか目の前の四角い物体が俺に話しかけている。しかもやたら声は大きく、にこやかな笑みを浮かべている。 OK神様神綺様。落ち着こうか。まず目の前の物体を観察することにしよう。 見た目は正方形。簡単に言えばサイコロだ。大きさは1mほど。そして俺の正面の面には顔が付いている。 それと上の面に描かれている帽子を見る限り、おそらくこいつはゆっくりまりさだ。 しかし俺の知っているまりさとは形が全く違う。あのプ二プ二した饅頭ボディはどこにいったのだろうか。 「ゆっくりしていってね!!!」 俺からの反応を催促するかのようにもう一度話しかけてきた。 「ん?ああ、ゆっくりしていってね。」 とりあえず適当に返事を返した。 さて、どうしようこれ。とりあえず何か聞いてみるか。 「なぁまりさ?まりさでいいんだよな?」 「ゆう? まりさはまりさだよ!」 「ああそうだよな、わるかった。」 これでまりさなのは確認した。次はどうしてそんな姿なのか聞いてみる 「どうしてそんなに四角いんだい? 他のゆっくりとずいぶん形が違うみたいだけど。」 「まりさはうまれたときからしかくいんだよ! まりさはとくべつなまりさなんだよ!」 そーなのかー 次はベタベタと触ってみることにする。 おそらく頬の部分に当たるであろう面をペタペタと触ってみた。どう触っても箱ですねこれは。 いやまあ薄々分かってはいたのだ。だって顔が全く動かないしね。 おそらく中にまりさが入っているのだろう。 「なあまりさ。なんで箱の中に入ってるの?」 「ゆゆぐぅ! な、なにいってるのおにーさん! まりさはボックスまりさなんだよ!」 そんな名前なのかこれ。 「ふーん、まあいいや。話は変わるんだが、オヤツでも食べるか?ちょうどケーキが余ってるんだが?」 「ゆゆ! ゆっくりたべるよ!」 食い付いたようだ。さっそく台所からケーキを持ってきた。 そしてそれを帽子が描かれている面の上に置いた。 「まりさー頭の上に置いておくぞー。」 これならまりさは不用意に箱から出れまい。入口であろう面にケーキを置いたのだから。 下手に出てくればケーキが倒れる。さぁどうでるまりさ! パカンと何かが倒れる音がした。振り向くと、顔の描かれていた面が倒れていた。 そしてそこから出てきたのはまりさだった。 「ゆっへん! うえがいりぐちだなんて、まりさはひとこともいってないんだぜ!」 したり顔でこちらを見るまりさ。なにやら堂々と顎を突き上げている。誇らしげだ。 「・・・わかった。どうやら俺の負けのようだなまりさ。それじゃケーキを食べようか。ちょうどいいからこの箱をテーブルにするね。」 俺は敗北に打ちひしがれつつ、目の前に二つあるケーキを食べ始めた。一個はまりさの分である。 「ゆゆ! ゆっくりたべるよ! ゆゆ? とどかないよ! ぜんぜんとどかないよ!」 ポヨンポヨンと跳ねているまりさ。しかしケーキの置いてある位置までは飛べないようだ。 「むーしゃ! むーしゃ!しあわせー!」 「おにーさんだけしあわせー!はずるいよ! まりさもゆっくりさせてね!」 プンプンと怒りながら足元でケーキを要求するまりさ。折角なので俺が食い終わるまでは、おわずけにしよう。 そうやって今日もグダグダな午後は過ぎていった。 「そういやなんで箱に入ってたの?」 「あのはこはまりさのたからものなんだよ! どんなところにしんにゅうしてもみつからないんだよ!」 「ほんと?」 「ぱちゅりーのとしょかんも、ありすのおうちにはいってもきづかれなかったよ!」 「・・・本は返してきなさい。」 初投稿です。 実は最後を書きたかっただけです。 何かダメダメな点がございましたら指摘して貰えると作者は喜びます。 こういうの好きだぜ。 -- 名無しさん (2009-02-20 08 43 18) ゆっくりとはいえ魔理沙は魔理沙だなぁw -- 名無しさん (2011-12-11 12 07 37) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bjkurobutasaba/pages/285.html
最強の国()存在時のまりさみ先生による高尚な発言まとめ まりさみ 昨日はわめきちらしてしまってごめんなさい。流石にあれは僕がキテたと思う。だから一言だけ。この状況は僕の経験上危ないとおもうお。今までいくつかVIPネトゲしてきたけど、崩壊前の状況ににてるんだ。すごくだから、怖いんだ (暗黒都市ニフラマ 5/26 23 25) まりさみ いくつかのネトゲをしたけど、そこでも古参とか新規とかでスレでわめいてたんだけど、ゲーム内には浸透せず、ゲームやってる本人、古参や新規は気にしないでいたんだ。それでも新規はだんだんと少なくなる。古参の人たちも辞めていく。それでも残った人や新規さんでそれなりに楽しくしてたんだ。ただね、大体こっからやばいことになってね(暗黒都市ニフラマ 5/26 23 30) まりさみ いや、崩壊はしてないほうだよ。経験上崩壊はもっとひどかった一番怖いのは、ゲームの知り合いだけで集まって~~しようってのが決定的になる場合が多いんだ。今までもそうだったから。スレでどんなに騒いでも、やってるひとは気に留めてはいてもそこまで気にしない。ただ、それがゲームの中で古参や、新規って言われる人だけで行動が起こると、大概ゲームの中でもその確執が出て来てしまうんだ。経験上ね。 (暗黒都市ニフラマ 5/26 23 33) まりさみごめんね。長々愚痴愚痴と僕、新規さんとかが来て皆で教えながら強くなってもらうのが好きだったから、今の状況がどうも納得いかなかったんだ。スレの状況がゲーム自体にまで入って来て、新規さんがぴりぴりした環境でやめていくってのはもう嫌だったんだ。ごめんね、自分勝手で。本当にごめんなさい。スレに貼付けて晒してもいいし、wikiに乗せてもいいお。迷惑かけてしまったし、責任とって引退するお。 まりさみ そっか…みんなどうでもよかったのか…てっきり鯖を盛り上げようとか考えて、集まったのだと思ったんだけど…僕の一人勘違いだったんだね…ごめん… (暗黒都市ニフラマ 5/26 23 42) まりさみまたりさん、そうだそうの通りだちょっと百合に戻って新規のなじめる楽しい環境にしてくるお!愚痴ってしまってごめんね! (暗黒都市ニフラマ 5/26 23 56) まりさみゲームが人生なんだよ言わせんな恥ずかしい//// (暗黒都市ニフラマ 5/26 23 56) その後の発言 博麗霊夢 やっぱり暇だし士官してくるよ みんなまたね (ネバーランド 7/10 09 17) 博麗霊夢 どうしよーもないね 正直ニフラマの一件が起きた時点でここ今年中には近々消えるって確信したし 他の鯖でもやってるけど、あっちは人が少ないのに長持ち。何が違うんだろうなぁ やっぱりIP鯖みたいな友達的な馴れ合いじゃなくて、粘着+閉鎖的な馴れ合いが多いから 人の出入りが激しくて長続きしないのかも。VIPだから仕方ないけど (ネバーランド 7/10 01 34) 博麗霊夢 僕も今回は前ほど長くはもたないとおもふ 冗談抜きでオワコンなのかなぁ (ネバーランド 7/10 01 22) 博麗霊夢 VIPだから晒されるのはしかたないよねぇ。手紙送った僕が悪かったんだ しかし1Pさんや種田さんならまだしも、ニフラムに晒されたってのは堪えた てっきり草の生えた返事が来るかと思ったら「自分は鯖を盛り上げるために必死なんだよ新参は黙ってろ」みたいな内容のが返って来て手紙晒されたからキツかった 東方は旧作会わせると2000年以前からあったはずですよ やっぱり音楽がいいんですよね (ネバーランド 7/10 01 09) 博麗霊夢 晒された手紙って聞くと、ニフラマのトラウマがよみがえってきます・・ 前はそれなりにいい人だと思ってたんだけどなぁニフラム 東方はPC用の弾幕STGですよーでもやるんだったらCAVEってところの弾幕STGがオススメです (ネバーランド 7/10 00 55) 御覧の通り東方厨である
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/656.html
「まりさ!?まりさ~!?」 れいむの呼びかけに巣の横から出てきたまりさはあくびをしながら出てきた。 「ゆ~…なぁに、れいむ?」 「まりさ!かりにいかなくていいの!?ごはんをたべなくちゃゆっくりできないよ!!」 巣の中のまりさにれいむが話しかける。 「ゆふぁ~…なにをあわててるの?まりさはべつにおなかへってないからいらないよ!」 大きなあくびをして外にいるれいむに話しかける。 「ゆ~ん…じゃあれいむはいくね!みんなもうおそとにいるんだからまりさもきてゆっくりしようね!!」 そういってれいむはぽよんぽよんと跳ねていく。れいむがいなくなった後にまりさは這い出るように外に出てきた。 ここはゆっくりの群れだ。どすサイズのゆっくりはいないがみんなで決めたリーダーのもとでみんながゆっくりと暮らしていた。 「じめんさんがぬれてるよ…きょうはかりにいきたくなかったのに~」 まりさはため息を吐いて辺りを見回す。 底部に僅かに感じる水分。成体になりかけのまりさは平気だが昨日はそれなりの雨が降っていた。 森の中の開けた広場には子供たちが全然いない。ゆっくりにとって水気はとても危険なもので子供たちは安全な巣の中から出てきてはいないようだ。 「ゆゆ~ん♪きょうはだれもいないね!かりにいくにはいいひだったね!!」 うれしそうに体を捻らせてまりさは今の喜びを表した。 「それじゃあかりにいくよ!!ぼうしさん、きょうもがんばってね!!」 上を向いてまりさのトレードマークである黒い帽子に話しかける。 うれしそうに跳ねてまりさは森の中に繰り出していった。 「ゆーん!!おいしいきのみさん!!ゆっくりおちてきてね!!」 「むきゅ~、きのみはどうしておちてこないのかしら!?」 「れいむにくわれるためにゆっくりおちてきてね!!きのみさん!!」 森の中にある一本の木の下で様々なゆっくりが木の枝を見つめていた。 「ゆ!きのみさんがおちてきたよ!!」 「とかいはなわたしたちのために、ゆぎゃん!!」 そうしていると見つめていた木の枝に生えていた赤い木の実が落ちてきた。 成体のゆっくりの半分にもなるその木の実は少しそこがへこみながらもそこに堂々と紅く鎮座している。 ありすの頭部に直撃したがやわらかい木の実だからカスタードを吐くこともなかった。 森に自生している木の実を生やすこの木にはいつもゆっくりが群がる。 甘くて綺麗な木の実ではあるがその代りにとても高い所にあったためこうして落ちてくるのを待つしかなかったのだ。 「ゆゆ!!まりさのきのみなんだぜ!そいつをゆっくりよこすんだぜ!!」 「なにいってるの!!?これはみんなでゆうがにくおうとしたきのみなのよ!!!」 一匹のまりさがきのみを奪い取ろうとしたのを頭に木の実がぶつかったありすが必死に食い下がる。 ありすはみんなで食おうとしてた木の実を奪われるものかと頬を膨らませていたが、逆に動けなくなったありすから木の実を素早く盗んだ。 「かえしなさいよ!!このいなかものおおおおおおお!!!!」 「ゆっふぇっふぇ!ふぉろいふぉんだじぇ!!(ゆっへっへ!ちょろいもんだぜ!!)」 ゆっくりらしからぬ動きで茂みに逃げ込もうとするが、不意にその茂みがガサッと揺れた。 さっきれいむに怒られていたまりさがその茂みから姿を現していた。 「どくんだじぇ~!!」 「…ゆん!!」 「ゆぎゃ!!?」 そのまま突っ込もうとしたまりさは逆に鋭い体当たりで木の実ごと吹っ飛んでいた。 ごろごろと転がってまりさは後ろから追いかけていたほかのゆっくりに囲まれる。 「なんていなかもののまりさなの!!ゆっくりできないまりさにはきのみさんはにあわなわ!!」 「どうしてそんなこというのおおおおおおお!!」 「うるさいよ!!みんなでゆっくりしようとしたきのみをとるな「はい、もっていっていいよ!!」…ゆ?」 体当たりをしたまりさ木の実をまりさの前に転がす。 みんなが唖然とする中、まりさの行動は早かった。 「ありがたくもらっていくぜ!!」 「ちょっと!!まりさどういうことなの!!?」 まりさが逃げ出すのを引きとめることもなく、ゆっくりはまりさに詰め寄った。 「べつにひとつぐらいいいでしょ!いっぱいあるんだし!!」 「むきー!!わたしたちじゃあれはとれないんだよ!!せっかくおちてきたのにー!!」 他のゆっくりが騒ぎ立ててるがまりさは冷静だった。 木の実が生えてる気は人間でも梯子を使わなくてはいけないほどの高さを誇ってはいるが、隣の木からは離れていない。 ゆっくり二匹分の隙間しかない空間を見てまりさは自信満々に言った。 「ゆっくりきいてね!!いまからまりさがきのみをおとしてみせるよ!!」 「「「ゆゆ!!??」」」 騒いでいたゆっくり達が急に静かになった。 まりさは木のそばに移動すると帽子を地面に置いた。これからすることに帽子は邪魔でしかない。 まりさは体をひねらす。人間風にいえば準備体操のようなものなんだろう。 「…えい!!」 そういってまりさは木に体当たりをした。そして隣の木に向かって飛んだ。 「ま、まりさ!!?」 まりさは体を器用に動かしながら交互に木を登りながらどんどん木の実に近づいていく。 みんながハラハラと見守る中、まりさはついに木の実がなってる枝に上がることが出来た。 「ゆっくりしていってね!!」 登り切れた達成感からまりさはゆっくりとしての決め言葉で嬉しさを現す。 「すごーい!!」「とってもすごいわ!!」「すごいんだねーわかるよー!!」 下からはまりさに対しての賞賛の言葉が聞こえているがまりさはすぐに枝を自分の重さでゆすり始めた。 「みんな!!きのみをおとすからきをつけてね!!」 それをきいてゆっくりたちは木から離れて安全な場所に移る。 「ゆ、ゆ、ゆ!!」 一つ目の木の実が落ちてくる。ふたつ、三つ落ちたところでまりさは枝を揺らすのを止めた。 そしてまりさは上った時と同じように交互に木を飛びながら地面に無事に降り立った。 野生動物もこれでは顔負けだ。 「まりさはすごいね!!いつもねむそうにしているのにやるときはやるんだね!!」 今朝話しかけてきたれいむがうれしそうに笑う。 「みんな!!これでさっきのまりさのことはゆるしてあげてね!!」 「ゆん!わかったよ!!まりさにめんじておとがめなしにするよ!!」 一つだけのものが三つになったのだ。どのゆっくりも嬉しそうに飛び跳ねている。 そして一匹のありすがまりさの帽子を取ってあげようとして驚いた。 「ゆーん!!すごいわ!!なんてりょうなの!!まるでたからばこみたい!!」 まりさのぼうしには木の実やキノコ、そして芋虫などたくさんの餌で埋まっていた。 口に咥えて運んでみたがゆっくり一匹分にまでなりそうだ。 「ありがとうね、ありす!!」 まりさはお礼を言って帽子を受け取ると咥えたまま器用に前転をして帽子をかぶる。 深くかぶるとまりさは木の実に見向きもせず、そのまま走りだした。 「みんなでなかよくたべてねー!さよならー!」 「ありがとうね、まりさ!!ゆっくりありがとー!!」 重さも感じずに颯爽と走ったまりさを見送った後、残ったゆっくり達は木の実の分配に勤しんだ。 家族があるものには多めに、一人身だとしてもしっかりとした量をもらえていた。 一人で一個の木の実を貰ったさっきのまりさよりも彼女たちの顔は嬉しそうだった。 次の日、まりさはまだ日が出始めたころに起きた。 ご飯もそこそこに食べ、巣の中から出て地面を踏んでみて笑顔になる。 「きょうならだいじょうぶだね!!きょうこそ「「まりしゃおにぇーちゃーん!!」」……」 嬉しそうにしていた顔が一気に冷める。ゆっくりと声のする方を向いてみると何匹もの赤ゆっくりが嬉しそうに跳ねながらこちらを目指していた。 ぴょんぴょん。ぴょんぴょん。あ、一匹の赤まりさが転んだ。 「ゆえーん!!いちゃいよー!!!」 「おにぇーちゃん、だいじょうぶ!?ゆっくりなきやんぢぇね!!」 「ゆ…なきやんぢゃよ!!まりしゃはちゅよいもん!!」 土だらけの顔で起きあがる。 「だいじょうぶ?いたいところはある?」 まりさは転んだ赤まりさのところまで来てくれた。 顔は汚れていて、涙を流してはいるが帽子も傷ついていないし大したことは無い。 ほっとしたまりさは赤ゆっくりの顔を舐める。 「ゆ、ゆーん♪」 「いいにゃ、いいにゃぁ!!れいみゅも!れいみゅもー!!」 「だめぢゃよ!!こんぢょはまりしゃだよ!!でしょ、まりしゃおにぇーちゃん!?」 土を舐めとられている赤まりさの嬉しそうな顔を見てほかの赤ゆっくりが騒ぎ出す。 舐めとってあげたのに赤ちゃん達は騒がしい。 このまま逃げようかと思ってると赤ちゃんたちが来た方から大きな声が飛んできた。 「いいげんにしなさい!!まりさがこまってるでしょ!!」 「「「ゆ!!お、おかしゃーん…」」」 鶴の一声で途端に静かになった。 成体のれいむがゆっくりとまりさにちかづいてくる。どうやら赤ゆっくりたちの母親のようだ。 「おねーちゃん、たすかったよ」 「きにしないでね、まりさ!あかちゃんたち!!」 キッと赤ゆっくりを睨む。とは言っても目はかなり優しい。 「「「ご、ごめんにゃしゃい!!」」」 「あやまるあいてがちがうよ!!まりさにあやまりなさい!!」 「「「ごめんにゃしゃい、まりしゃおにぇーちゃん!!」」」 ぺこっと頭を下げる。聞き分けがよいのは教育の賜物だろう。 「こんどからきをつけてくれればいいよ!!ゆっくりしていってね!!」 「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!!」」」 満面の笑みで挨拶をする赤ゆっくり達。 「それにしてもどうしたのおねーちゃん。こんなはやくに?」 「どうしたもこうしたもないよ!!きのうまりさがきのみさんをとってきてくれたんでしょ!!そのおれいにきたんだよ!!」 これにまりさは驚いた。聞いたところによると昨日取った木の実を持って来てくれたれいむがいたという。そのれいむは母親のれいむがまりさと姉妹であることを知っており本人はもらわないというのが分かっているのでこっちにもってきたらしい。 ちなみに巣に迎えにきてくれたれいむである。 「れいむめ…よけいなことを…!!」 「ありがちょうにぇ、まりしゃおにぇーしゃん!」 「あまあまありがちょー!!」 「ゆう…」 まりさは困っていた。何もお礼が言われたいから木の実を取ってきたわけじゃない。 いい訓練になると思ったからのことなのにこれでは気恥ずかしい。 「きょうもいくの?」 「あたりまえだよ!!」 まりさはキッとした表情をする。その顔をみてれいむは口をもごもごとし始めた。 「ゆ!さあ、おたべなさい!!」 れいむは口から昨日の木の実を取り出した。とはいっても一口分だ。それでもまりさからしてみれば十分すぎる量だが。 「ゆ!?おねーちゃん、これって?」 「いったでしょ!おれいをしにきたって!!」 まりさは困惑してた。この木の実の上手さは群れのゆっくり全員が知ってた。 そのためにたまに落ちてくる木の実はみんなで分けあい、その日のうちには絶対なくなっていたものだ。それが目の前にある。 まさか食えるとは思っていなかった突然の事態にまりさは戸惑うが、覚悟を決めた。 「いただきます!!」 そういって口に木の実を放り込む。 甘い、口の中で溶けていくような舌ざわりはまりさの餡子に活力を与えてくれた。 「ありがとうね、みんな!!まりさはもういくね!!」 「きをつけてね!!」 「「「ゆっきゅりいっちぇらっしゃい!!」」」 見送りの言葉を背にまりさはある建物に向かって走り出した。 目指す先は紅魔館。 「すぴー、すぴー…」 「なんだってこんな奴があんなに強いんだろうねぇ?」 所変わって紅魔館の門。 一匹のゆっくりがシエスタをしているのを門番である紅美鈴が横目に見ていた。 ご丁寧に鼻ちょうちんまで膨らませている。 「すぴー、す…ん?」 「お、来たか?」 途端に厳しい表情に変わるゆっくり。近くにゆっくりがいる証拠だ。 美鈴が目を輝かせる。気を操れる美鈴ではあるがゆっくりの気配は読めない。 これから起こることはとても面白いものなのだ。 そしてがさがさと茂みが揺れ… 「きたよ!!めいりん!!」 「じゃお!!」 まりさが現れた。 以前にぱちゅりーに対する演説を書いたものです。 シリーズものです。断片的にしか次の作品は考えておりません!! うわぁ…もうどうしたらよいのやら…書いた以上なんとかさせたいとは思います。 分かりずらいとこや矛盾点、指摘してくだされば次の作品の良い土壌になります。 最後まで読んでくださった方がいればここでお礼を。 どうもありがとうございました。 あまあま、ねぇ・・・ -- 名無しさん (2012-06-13 03 48 31) ↑あまあまはいいんじゃないですかねぇ、子供の弁ですし -- 名無しさん (2012-06-27 09 17 01) 森ののどかさとゆっくりの一生懸命さが良く出ている作品だと思います -- 名無しさん (2012-06-27 09 31 26) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/touhoukeitai/pages/53.html
1.022以前版につき1.50版とは異なる部分があります タイプ別種族値一覧(電気) No 名称 タイプ1 タイプ2 とくせい HP 攻撃 防御 特攻 特防 早さ 合計 努力値 4 ちびまりさ 電気 - ものひろい 35 50 40 60 45 70 300 速1 5 まりさ 電気 - やるき 45 65 45 95 70 90 410 速1、特攻1 6 Eまりさ 電気 炎 ふゆう 65 85 65 120 85 110 530 特攻3 37 ちびルナ 電気 - ものひろい、にげあし 25 30 30 45 30 60 220 速1 38 ルナ 電気 - ものひろい、にげあし 45 40 40 55 40 80 300 速1、特攻1 243 Eルナ 電気 - ちくでん 60 55 75 110 55 115 470 速2、特攻1 230 Eにとり 水 電気 げきりゅう、迷彩スーツ 70 75 100 100 70 75 490 防1、特攻2 95 ちびかなこ 電気 - プレッシャー、ちくでん 35 45 70 60 60 40 310 特攻1 96 かなこ 電気 - プレッシャー、ちくでん 60 55 90 85 85 45 420 特攻1、特防1 97 Eかなこ 電気 - プレッシャー、ちくでん 80 65 115 115 115 60 550 特防3 113 ちゆり 電気 水 じりょく、せいでんき 85 65 50 85 105 80 470 特攻2 128 ちびいく 電気 - せいでんき、ちくでん 50 50 50 80 55 25 310 特攻1 129 いく 電気 ドラゴン せいでんき、ちくでん 60 65 70 100 85 40 420 特攻1 130 Eいく 電気 ドラゴン せいでんき、ちくでん 95 75 80 130 100 50 530 特攻3 131 キリサメ 電気 - ものひろい 90 70 90 130 90 60 530 速2
https://w.atwiki.jp/toho/pages/4575.html
うずくまりさ サークル:UFO County Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length 01 うずくまりさ くらげUFO 東方永夜抄 恋色マスタースパーク [04 33] 東方花映塚 オリエンタルダークフライト 詳細 恋のまほうは魔理沙におまかせ!(2009/11/23)にて頒布 イベント価格:0円 ショップ価格:0円(無料配信) レビュー 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/905.html
急な休日出勤の代わりに突如休みを与えられたが 私には予定など何一つなく、これといってやることもない。 暇な時は外で積み上げている本を読むに限る。なので何時ものように、バック片手に とある公園のベンチへとやってきた。 と、ベンチの上でゆったりとしている奇妙な物体Xが目に映った。 あちらも私の存在に気がついたらしく、こちらの方を向くと 「ゆっくりしていってね!!!」 ふてぶてしい笑顔で挨拶をしてきた。 金髪の髪に黒いとんがり帽子のゆっくり。まりさである。 このまりさは、最近このベンチに現れたゆっくりである。会社への抜け道によくこの道を利用していたので まりさとはそれなりに顔を合わせた仲だ。 「ん、なら遠慮なくゆっくりさせてもらおうか。」 そう言ってまりさの隣に座った。 バックから適当な本を取り出して読み始める。 まりさの方も、私の存在を特に気にしていないらしく、先ほどと同じようにゆっくりと鎮座していた。 私は一度集中すると、周りが全く見えなくなるタチである。 それゆえに仕事中、目の前から声をかけられている事に気づかない事が多々ある。 どうやら今回もそうらしく 「ねえおじさん?」 「……ん?」 気が付くと、目の前に幼稚園児程度の男の子が三人ほど居た。 困ったような顔をしているので、おそらく何度も呼び続けたのだろうか。 「ああ、気付かなくてごめんよ。どうしたんだい?」 三人のうちのひとりが答えた。 「あのまりさに触ってもいい?」 ずっと隣に居たせいか、どうやら私がまりさを飼っているとでも思われたのだろう。 私の判断で決める訳にもいかないので、まりさに尋ねてみた。 「あの子が触りたいそうだが、どうだい?」 「ゆっくりしていってね!!!」 間髪いれずにまりさは答えた。相変わらずハッキリとした声である。 「わー!すっごいもちもちしてるー!」 男の子は目を輝かせながら、まりさのほっぺをプ二プ二と掴んだり引っ張ったり あるいは顎をたぷたぷしたりている。 こうして見ると、意外と子供を持つのはいいかもしれないと思ってしまう。 その為にも一刻も早く誰かが二次元に行ける装置を開発しますようにと、心の中で神に願った。 「ねえねえ?これたべる?」 そういって男の子はまりさの前に何かを差し出した。 包紙からして、貧弱一般人では手が届かきそうにないチョコだ。 正直に言おう。私が貰いたい。 しかしこのいたいけな子供がまりさにあげたチョコを強奪するような、鉄の心を私は持ち合わせていなかった。 仕方なく、こっそりと妬ましい横目でまりさを見る。 まりさは舌を伸ばしてチョコを口の中へ入れる。 するとピカー!っと顔が輝きだした。 「むーしゃ!むーしゃ!しあわせー♪ありがとうおにーさん!!!」 目の前の男の子達をおにーさんと言うのは年齢的にいかがなものかと思うのだが そんなことは当人たちには関係なく、お互いが喜んでいた。 その後、同じ様な事が何回か続いた。 昼食を取りに近くのコンビニに行ってる間に、女子高生に持ち運ばれそうになってたりもしたが 「ゆっくりはなしてね!!!」 と、いつもとは全く違う拒絶を示した為に失敗していたりもした。 そうして、日が傾き、そろそろ時間は夕暮れになった。 だいたいの本は読破したので、私も家に帰る事にした。 隣には相変わらずゆっくりとしているまりさが居た。 そんなまりさに、一つ問いかけた。 「まりさ、私の家に来ないか?」 まりさは首を横に振った。 「ゆっくりまってるよ!!!」 「そうか。」とだけ言うと、私は立ちあがった。 そして荷物から、先ほどコンビニで買ったおにぎりを3個とのり弁を一つ取りだす。 その後、それらが入っていたビニールの中にまりさを入れた。 その上からもう一枚のビニールを被せ、まりさはボールのような状態でベンチに置かれた。 「今日は夜中に雨が降るからな。気をつけるんだよ。」 「ゆっくりー♪」 まりさは上機嫌なのだろう。声がいつもより高くなっていた。 「それじゃあな。また今度。」 「ゆっくりがんばってね!!!」 私は本格的に日が落ちた公園の中を歩きだした。 まりさはずっとあそこで何かを待っていた。 私くらいの人間が通るたびに、まるで知ってる人間かのように反応する。 何故まりさがあそこに居るのか?一体誰を待っているのか?待っている者は果たして帰ってくるのか? 最後に関しては私にもわからない。 数ヶ月後。まりさは地元のTV局の取材を受けるまでの知名度を持った。 お陰であの場所は騒がしくなった。まりさにとっては食べ物やら遊び相手やらが増えて 喜ばしいようにも見えなくもない。 しかしまりさは待ち続けていた。ずっと。あのベンチで。 イイお話ですね~。忠犬ハチ公みたいです -- 名無しさん (2009-03-12 10 52 22) ハチ公ほぼまんまだけど、オマージュとして出来が良くて何より可愛いからいいや。 -- 名無しさん (2010-04-21 13 45 04) え!? あのまりさ、まだ待っているんですか!? そうですか・・・こんなにうれしい日はない・・・ うぉぉぉおおお!! -- 音楽家骸骨 (2012-11-07 22 36 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/trivia-mike/pages/798.html
みなかみまぃさ ゆくりまりさが水上生活できるよう改良されたものだと。 金か黄髪と黒い帽子がノーマル。 それが投棄され、野生になったものもいて、それが進化したものが青髪と白帽子なやつだ(後述)。 生態 元々陸上で暮らしていたタイプで泳ぎは得意でない、なので帽子を逆さにして乗ることで溺れない漁ができる。ただし、数分程度なら水中でも問題ない。 そのへんの小枝を使ってオールのように漕いで水上を移動し、狩りをするぞ。 水を吸って水鉄砲を発射し攻撃することもできるだ。 陸上生活が長いので陸酔しやすく、長時間放置されると酔って死ぬ。
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/671.html
注意1原作キャラ出てきます。まあ前の最後でもちらっと出てましたが。 注意2その原作キャラはとても男らしいです。姐御! まりさは相手をじっと見つめる。あの赤い髪のゆっくりに何度負けたことか。 「…ゆ!」 掛け声と主にまりさは走り出す。そのスピードはあまりにも早い。 「じゃおおおお!!」 めいりんも咆哮を上げて身構える。 「ゆううう!!」 ひと際大きいまりさの飛躍。全体重をかけた体当たりだ。当たれば人間でもダメージがあるかもしれない。 「…じゃお!」 「ゆぐ!」 めいりんは最低限の動きで横に跳ね、まりさの体当たりをかわす。 対するまりさは下半身を地面に激突させるが大したことはないようだ。 すぐにめいりんを向いて飛びかかる。 「じゃお!」 今度は空気を体に溜めて防御の態勢をメイリンはとった。 「ゆが!!」 勢いをつけて体当たりをしたまりさが逆に吹っ飛んだ。 皮が厚く、中身がピザまんのめいりんだから出来ることだろう。チーズの力恐るべし。 「ゆぎゃ!ゆぎ!!」 二転三転ころがるも、まりさは足に力を入れてなんとか踏みとどまる。 「ゆぐう…」 「じゃおおん!?」 「まだあきらめないよ!!へんなこといわないでね!!」 まりさはあしに力を入れる。そしてジグザグにめいりんに突っ込んでいった。 「じゃお!?」 今まで見たことがない攻撃にめいりんが焦る。さっき使った防御法は真正面からでなくてはいけない。 それでないとバランスを崩されてしまう。 まりさがぐんぐんと迫ってくる。めいりんはばたついていたからだを低く構え、まりさを迎え撃つ。 低く、低く、足に力を思いっきり溜める。 まりさが考えた対めいりん攻撃法。跳ねる動作の一つ一つがかなりの力を持っている。 そしてあと一飛びというところでめいりんが動いた。 「じゃお!」 ほんの僅かなめいりんの前進。だが力を溜めに溜めていた前進は拳法の一つである正拳突きのように強い力を秘めていた。 そしてまりさの身体に当たるとまりさはさっきの何倍もの長さを転がることになった。 「ゆが!ゆぎぇ!!ゆぎょ!!!ゆうううう!!…ゆ!!」 ごろごろと転がっていたまりさは後ろの木に当たってようやく止まることが出来た。 餡子は全く吐いていない。よほど鍛えているのだろう。 「ゆ…ゆうう…!」 立ち上がろうとするが足に力が入らない。プルプルと震えるだけでとうとう顔から倒れこんだ。 「じゃおおん!?」 「…だいじょうぶだよ。まりさはきたえてるから…」 めいりんがそばに駆け寄ってきてまりさに言葉を掛ける。 まりさの言葉に安心していると後ろから紅美鈴がまりさの前で屈んだ。 「お前さんもよくやるねぇ。動けるかい?」 屈んで帽子を枝で突きながら美鈴は尋ねる。 「ゆう…だいじょうぶだよ、めいりん…」 「じゃお?」 「めいりんのことじゃないよ!!」 がばっと起き上がってぎゃあぎゃあとめいりんに突っかかる。 傷もあるうえに少し震えているが文句が言えるなら一安心だ。 「大丈夫そうだね。来な、体綺麗にしてあげるから」 まりさは土でかなり汚れていた。何度も転がっているのだからまあ当然だ。 立ち上がった美鈴はすたすたと詰所に向かって歩いていく。 まりさとめいりんもその後に続く。 めいりんはしきりにまりさのことを心配していたがその気遣いが今のまりさには気恥ずかしかった。 さほど歩くこともなく詰所に一人(妖怪だから一体?)と二匹は到着する。 そして美鈴が取っ手に手をかけた時二匹が騒ぎ出した。 「じゃ、じゃおお!」「だめだよ、いまあけたら…!」 「ん?」 二匹の方を振り向く形で美鈴はドアを開け、 「「「「「じゃおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」」」 「ゆあああああああああああああああ!!!!」 五匹のめいりんがまりさに飛びかかった。 「ゆ…!めいりん…!や、やめてぇええええええ!!」 さっきまで戦っていためいりんよりも一回り小さいめいりんたち。 飛びかかるというよりは感極まってすりすりをしているだけだが五匹に囲まれてはまりさは身動きが取れない。 「おお!人気者だね」 「そんなこといわないでね!!は、はやくめいりんたちを!!」 「じゃおお!」「じゃお!」「じゃおじゃお♪」「じゃおん!!」「じゃ、じゃおお!!」 「なにいってるかわかんないよお!!ひとりずつしゃべってぇええ!!」 同時にしゃべるめいりん達を払いのけることが出来ずにまりさはもみくちゃだ。 「やれやれ…ほらお前ら、いい加減にしな。まりさを綺麗にしてやるんだから」 元になった人間言うことなのだからか、ようやくめいりんたちはまりさの元から離れた。 中心部にはさらに汚れたまりさが一匹。ゼハーゼハー言ってるが元気そうだ。 「まあ災難だったな」 そういって美鈴は詰所の中に入る。そして桶と柄杓を持って来る。 「ほら、顔上に向けな」 桶に入った水をまりさにかける。 「ゆゆーん♪」 ちょろちょろとした水はまりさについた汚れを洗い流した。 そしてまりさは最後にブルブルっと身震いし、 「すっきりー!!」 これで終了。 「それにしてもお前は懲りないね?」 「まだまだだよ!かつまでなんどでもくるよ!!」 「じゃおおん!!」 「いったね!!?かちにげしないのをこうかいするよ!!」 めいりんの一鳴きにまりさは突っかかる。 微笑ましく見つめていた美鈴だったが空をみてはっとした。 「まりさ、そろそろ帰れ。日が暮れてしまう」 「ゆ!?」 空を見ると確かに日が傾き始めている。 「ありがとう、めいりん!じゃあまたね!!」 ぽよんと跳ねて来た道を戻ろうとする。 「まりさ、これ持って行きな」 小さな包みを美鈴は投げる。 「ゆ!」 それを難なく口にくわえるとこれまた器用に帽子の中に素早く入れた。 「じゃあね!…めいりん!!かならずかつからね!!」 「じゃお!!」 うれしそうに胸を張るめいりんを悔しそうに見てまりさは今度こそ帰ってゆく。 「「「「「じゃおおおおおお!!」」」」」 「またねー!!」 姿が見えなくなるまで見送り、全員が詰所の中に入ると不意に美鈴は戦っていためいりんに話しかけた。 「あれで元ゲスね…今となっちゃ信じられんな」 「じゃお!!」 「おお、やっぱりそう思うよな?」 談笑が詰所に響く。 「…これはどういうことかしらねぇ?」 所変わってここは紅魔館門前。 静かな門に一人、一人で立っている女性がいた。 青筋を浮かべながら、メイド長咲夜は呟いた。 「門の前には…門番がいるはずなのに…」 空気すら凍りそうな冷笑。その殺気に近いそれは触れたら人を簡単に殺せる。 そしてどこからともなくナイフを手に携えていた。 今日のお仕置きはかなり酷そうだ。 かなり時間が空きましたことをここでお詫びします。 ノリで書いた結果がこれだよ!! もう少しだけ続けさせてください。後生ですから。 あとこれは自分が考えているもう一つの物語のサイドストーリーです。 構想を練ってたらこれ単体でもいけるなと思い書いてみました。 最後まで読んでくれた方は出来れば感想をください。 分かりずらいとこや矛盾点、指摘してくだされば次の作品の良い土壌になります。 最後まで読んでくれてどうもありがとうございました! 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/919.html
「ゆっくりただいま!」 日が完璧に沈んだ頃、まりさは自分の巣の前で叫ぶ。 声は巣の中で反響するだけで返事は返ってくるはずもない。それでもまりさは嬉しそうだ。 慎重に巣の中に入る。一番気をつけなくてはいけないのは頭上だ。 侵入者撃退用の仕掛けがあるのでこれを抜ければ安心だ。 そしてゆっくり一体分の広さの横穴を抜けて居住スペースに入る。 大きい。 成体のゆっくりが十体いてもまだ余裕がありそうなほどの広さだ。 天井も広い。ゆっくりが飛び跳ねても頭が着くことはないだろう。 まりさは奥にある葉っぱが敷かれた寝床に移動する。 そこで美鈴に渡された小包みを帽子から取り出すとその匂いを嗅いでみる。 「くんくん…これはくっきーさんだね!!」 嬉しそうに顔を輝かせる。甘くていい香りがするが、まりさはそれを食べる様子はない。 食糧庫の一角にそれを置いて、まりさはやわらかい草を口に入れた。 「むーしゃ、むーしゃ、むーしゃ、むーしゃ…しあわせ~!!」 良く噛んでから飲み込み、まりさの夕食はこの草一口で終了。 疲れて眠い体をどうにか寝床に運んで、まりさはそのまま素早く眠った。 「すぴ~、すぴ~…」 このまりさは他のゆっくりとはかなりの体格差があった。 まず姉のれいむとの差が実を言うと殆どない。 同じ茎から生まれてるのだから当然では?実際には一ヶ月ほどの間隔空いているにも関わらず殆ど姉れいむと変わらない。 通常なら一回りほどの違いになるはずだがこれはめいりんとの戦いで起こった変化だった。 負けたあとにしっかりと休養をとり栄養を補給することで身体がでかくなった。 そして逆に食が細くなった。これは一度手痛くやられたときに食べていた草を吐いた時からだ。 また口の中に含んでみたら草が甘くなっているのに気づいた。 全身が甘味であるから唾液も甘いのが当然なのだ。 まりさはこれを知ってから租借回数を増やすことによって少ない食糧で十分に活動できるようになった。 そのほかにも変わったところはあるが数えるとキリがない。 まあ何と言っても考え方が変わったのが一番だろう。 少し前まではかなり自分勝手でしかなかったが今は面倒見もよく、群れの中でも少し憧れの対象になりつつある。 「ゆ…ゆーん…!」 まりさは朝の気配を感じて背伸びをした。 体を右に左に動かして体に活を入れる。 そして食料を溜めてる一角に行って朝食をとる。 しっかりと甘くなるまで噛んでから飲み込む。 この量もやはり普通のゆっくりの10パーセントぐらいの量だ。 そして美鈴から貰ったクッキーの包みを帽子の中にしまい、外に飛び出る。 晴天の二文字が似合うほどのいい天気。 身体が喜んでるのをまりさは感じた。 そして向かう先は姉れいむの住処。 「きのうのおれいをするよ!!」 ぴょんぴょんと跳ねて嬉しそうに言う。 昨日の木の実のお礼にこのクッキーを姉れいむ家族に渡そう。 喜んでくれるかな? その後はどうしよう。 帽子の中に食糧を入れて少し遠くに出掛けようかな。 無論これも訓練。 走り込みは重要である。 目と鼻の先の姉れいむの巣についた。 「ゆっくりしていってね!!」 時間が空いてしまって多分忘れ去られてるでしょう。 一回中身を全部変えていたので遅くなりました。 んで次は温めてたネタをこのまりさにやらせます。 本当はありすあたりでやれれば一番なんだけど少し面倒になるのがやる前から分かってるんでまりさで… 題名は決まってます。 まりさの子育て奮闘記。 …我ながら捻りがないなぁ。 これは近いうちにあげたいと思います。 読んでくださった方々毎度ありがとうございます。 コメントしっかり見てます! 嬉しい言葉をいつもありがとうございます。 無理しなくてもゆっくりまっていますから、のんびり書き連ねていってくださいね!! お茶でも飲みながらゆっくりしていますからー♪ -- ゆっけのひと (2009-03-14 18 09 11) このまりさのシリーズが愛での中で一番好き。すごくゆっくりしてるよ! -- 名無しさん (2009-07-12 15 33 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1236.html
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 休日の昼下がり、自宅の居間で私は考え込んでいた。 目前には、眩いばかりの笑顔が二つ。 一つは、まりさ。 もう一つも、まりさだ。 「まりさ……。いつの間に双子になったんだい?」 まずは、思ったままに疑問をぶつけてみた。 まりさ達の前にあぐらをかいて座り込む。 「まりさはふたごじゃないよ!」 「まりさはひとりっこだよ! かわいくてごめんね!」 「それじゃ双子が可愛くないみたいじゃないか。滅多なことを言ってはいけないよ」 「ごめんね!」 「ごめんね!」 「よしよし、まりさは素直だなぁ」 さすがは、私のまりさだ。 まりさに出合ったのは、ある日の買い物帰り。 もうすぐ帰宅かというところで、道端から声をかけられた。 買い物袋の中にあった『あんまん』に興味津々だったらしい。 せっかくなので自宅まで来てもらい、一緒に食べることになった。 気がつけば、まりさは家族の一員となっていた。 「しかし、今度は家族が増えるとはなぁ」 「ふえてないよ!」 「まりさはまりさだけだよ!」 「じゃあ、本物のまりさはどっちなんだい?」 「まりさがまりさだよ!」 「ちがうよ! まりさがまりさだよ!」 このままでは、らちがあかない。 「まりさのくせに、まりさのふりをしないでね!」 「まりさこそまりさのくせに、まりさぶらないでね!」 私のまりさには、飼いゆっくりの証といわれるバッジを付けていない。 バッジなんて無くても、まりさはまりさだ。 そう考えていたのだが、今では少し後悔している。 「なぁ、まりさ」 「なぁにおにいさん!」 「おにいさんよんだ?」 「……呼びにくいな」 私は、向かって右のまりさを指差す。 「とりあえず、君が『右まりさ』」 今度は左のまりさを指差す。 「君は『左まりさ』。本物が分かるまで、それで良いかい?」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「したよ!」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「しかし、本当にそっくりだなぁ」 右まりさと左まりさが、向かい合ってにらみ合う。 「まりさににてるからって、ちょうしにのらないでね!」 「まりさこそ、のらゆっくりのくせにまねしないでね!」 普段から自由に外で遊ばせているせいか、まりさはいつも薄汚れていた。 毎晩の風呂に入るまでは、正直なところ野良と区別がつかない。 「まりさのまねして、かいゆっくりになるつもりなんだね!」 「そうはいかないよ! まりさはまりさだけなんだからね!」 そうか、なりすましか。 ゆっくりの世界にもあるんだなぁ。 「しかし、どうやって確かめたものか……」 「おにいさん、まりさがまりさだよ! あんまん、いっしょにたべたまりさだよ!」 「ちがうよ、まりさがまりさだよ! あんまん、おいしかったよ!」 あんまんの事を知っている? 今、最初にそう言ったのは右まりさだ。 左まりさも言ったが、真似しただけなのかもしれない。 「うーん……」 途方にくれた私は、おもむろに立ち上がる。 「おにいさん、どこいくの?」 「とりあえずご飯にしよう。あんまん持ってくるよ」 「ゆわーい!」 「ゆわーい!」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 台所で、まりさの食事の用意をする。 冷蔵庫から冷凍あんまんを取り出し、調理を始める。 「はやくあんまんちょうだいね!」 「ああ、少し待ってろよ……って」 突然の声に振り向くと、足元にまりさが居た。 「まりさ、どうしてここに?」 台所のドアは閉めてきた。 居間のまりさが入って来られるわけはない。 「まりさのおうちだから、まりさがいるのはあたりまえだよ! ゆっくりりかいしてね!」 まりさはふんぞり返って、得意満面の笑みを浮かべる。 そのうち、ふんぞり返りすぎて帽子が後ろに落ちてしまった。 「ゆああ! まりさのすてきなおぼうしさんが!」 慌てて帽子を被り直す。 「ゆふー! あぶなかったよ!」 じっとまりさを見続けるが、外見も性格も本物のまりさっぽい。 ということは、まさか……。 「なぁ、まりさ。ちょっと来てくれるかい」 「ゆっくりいくよ!」 頭を整理するために、このまりさは『台所まりさ』と呼ぶことにする。脳内で。 台所まりさを誘導して、居間へのドアにそっと身を寄せる。 「ちょっとこいつを見てくれ」 居間へのドアを少しだけ開ける。 隙間から、なにやら言い合いをしている右まりさと左まりさが見える。 「まりさがいるね!」 「ああ、あのまりさ達は、自分がまりさ……えっと、この家のまりさだと言っているんだが」 「なにいってるの? まりさがまりさだよ! ばかなの? しぬの?」 そんなことより、はやくあんまんちょうだいね!」 「口調も、いつものまりさっぽいな……」 ということは、まさか……。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「お待たせ、まりさ」 「あんまんだー!」 「はやくちょうだいね! たくさんでいいよ!」 私が居間に戻ると、まりさ達が物凄い勢いで飛び跳ねてきた。 まぁ物凄いといっても、ゆっくりのジャンプなので大したことはないのだが。 「むーしゃ、むーしゃ、しししししあわせぇぇぇ!」 「うめっ、これめっちゃうめっ!」 持ってきたあんまんは、あっという間に無くなってしまった。 台所まりさにも大量に食べられたので、また買出しに行かなければならなそうだ。 気がつけば、口元を食べカスだらけにし、まりさ達がこちらを見つめていた。 大きく膨らんだお腹のせいで、外見はまるで茄子のようだ。 「もっと、ちょうだいね!」 「あんっまんっ! あんっまんっ!」 頬を染めながら、幸せそうに笑うまりさ達。 じりじりと這うように、私の足元へ近づいてくる。 「そうか、美味しかったか。もっと欲しいか」 「もちろんだよ! はやくあんまん……」 「残念ながら、それで最後だ」 「ゆゆ? なにいってるの? ばかなの? しぬの?」 「あんまんさんは、かってにはえてくるんだよ?」 「ああ、最後ってのはそういう意味じゃない」 「いまのまりさには、りかいできないよ!」 ゆっくりと、まりさ達へ手を伸ばす。 「人生……いや、ゆん生? とにかくこれが、ゆん生最後の食事だってことだよ」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 私は、右まりさの帽子を取り上げた。 「ゆゆっ!? まりさのすてきなおぼうしさん!?」 「お前、偽者だな」 「まりさのおぼうし、かえしてね!」 「どうして嘘をついた?」 「そんなことより、まりさのおぼうしかえしてね!」 帽子に舌を伸ばそうと、右まりさがその場でピョンピョン跳ねる。 膨らんだお腹が、ブルンブルンと波打っている。 「聞く耳も持たないか……」 「ゆふふ! まりさはゆっくりしてないね! げらげらげらげら!」 左まりさが、勝ち誇った顔で大笑いを始める。 すっかり重くなったお腹を軸に、グラグラと身体を揺らしている。 まるで起き上がり小法師のようだ。 そのうち、揺れる勢いで帽子が床に落ちてしまった。 「ゆあぁ! まりさのすてきなおぼうしさんが!」 左まりさは、慌てて帽子を回収しようとする。 私は素早く手を伸ばし、左まりさの帽子も掴み上げた。 「ゆんやー! まりさのおぼうしかえしてね!」 右まりさと同じ反応を始める、左まりさ。 「お前も偽者なんだろう」 「まりさのおぼうし、かえしてね!」 「台所に居たよ。本物のまりさは」 居間には入らないように伝えてきたが、おそらく今頃は食後の昼寝中だろう。 「よくもだましてくれたな、偽者まりさ達」 「そんなことより、まりさのおぼうしかえしてね!」 「かえしてね!」 「あくまで、とぼけるか……まぁいい」 二つの帽子を両手でまとめ、力をこめる。 「お前達の運命は、もう決まっているんだからな」 ビリビリ! バリバリ! 「やめて!」 「おぼうしさんがー!?」 バラバラになった帽子の欠片が、まりさ達の間の前にヒラヒラと舞い降りる。 「どぼじでごんなごとずるのー!?」 まりさ達から、物凄い勢いで涙が溢れ出す。 よく見ると右まりさはしーしーを漏らし、左まりさはうんうんまで漏らしていた。 「よし、もうお前は右まりさじゃない。しーしーまりさだ」 「どぼじで!」 「お前は左まりさ改め、うんうんまりさな」 「ゆんやぁー!」 汚物まみれになったまりさ達は、正直あまり触りたくない。 仕方なく、おさげ部分に手をかける。 「まりさのなやましいおさげに、きやすくさわらないでね!」 「よく考えれば、まりさには毎日あんまん食わしてやってたんだ。 たまたま野良がそれを見て、なりすましたんだろうな」 おさげを引っ張り、まりさ達を空中に持ち上げる。 「おそらをとんでるみたい!」 「でもいたい! おさげいたい!」 「いたいぃぃぃ! おそらー! ゆわーい! いたいぃぃ!」 おさげをひとまとめにし、アメリカンクラッカーの要領で手を振る。 さすがに指先では重くて辛いので、両手で掴み上げてはいるが。 ボヨンボヨンと、奇妙な効果音を鳴らしながら、二つの茄子が宙を舞う。 「おそら! いたい! おそら! いたい!」 歪に跳ね返るので、既にどちらかしーしーまりさで、うんうんまりさか分からなくなっていた。 「……仕方ない、お前達は両方とも、うんしーまりさな」 「どぼじでっ! おそら! いたい!」 更に、両手の動きを加速させる。 何度目かのボヨン音とともに、うんしーまりさから餡子が飛び散り始めた。 どうやら、口元とあにゃるから餡子が溢れ始めているようだ。 「まりさのとくべつなあんこさんがー!」 「あんこさん、ゆっくりしてね!」 まだ喋ることができるのか……。 思ったより余裕なんだな。 「じゃあ、これでどうだ?」 両手の動きを最大限まで加速させる。 うんしーまりさが、ついに水平線を越え、円を描くように振られ始めた。 「ゆぎゃあー! ばでぃさ、おぞらをどんで」 上でボヨン! 「ぎゅぶっ!」 「ばでぃさの、あんござんがぁ」 下でボヨン! 「がふうっ!」 上でボヨン! 「おぞらをっ!」 下でボヨン! 「あんごっ!」 上でボヨン! 「もっどっ!」 下でボヨン! 「ゆっぐりっ!」 上で……。 「しだがっ!」 グシャアッ! 「あ……」 何度目かの衝撃で、うんしーまりさは見事弾け飛んでしまった。 「こりゃ掃除が大変だな……」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 居間の掃除を終え、台所に戻る。 案の定、台所まりさ……本物のまりさは絶賛昼寝中だった。 あんまんの食べすぎで膨らんだお腹を、おさげでさするような体勢で横たわっている。 「むにゃ……もうたべられないよ……だから、あんまんちょうだいね」 私はまりさのお腹に手をあて、身体を揺らす。 「まりさ、起きなさい」 「……ゆふ? あんまん?」 「ある意味お前があんまんだろ。そんなことより話がある」 「おはよう、おにいさん……おはなしって?」 「今度のことで考えを改めた。やっぱりバッジを取ろうと思う」 バッジさえ取れば、IDで間違うことは無くなるだろう。 善は急げ、すぐにでも取りにいくつもりだった。 「そうだね! ばっじさんがあればもうばれないもんね!」 「ああ、そうだ……え?」 一瞬、まりさの言葉に違和感を覚え、聞き返してしまう。 「ばれない、って?」 「ばっじさんがあればほんものだから、まりさはずっとほんものになれるよ!」 まさか……。 いや、まさか。 「ど、どういう意味なんだい?」 「ゆふふ! おにいさんはばかだね! しぬね! まりさみたいなにせものが、こまるんだよ!」 「……偽者が困るのか」 「そうだよ! そんなことより、あんまんちょうだいね!」 「本物にバッジが無かったから、うまく騙せたんだね」 「ゆぷぷ! おにいさんをだますのはかんたんだったよ! 居間には、二匹のまりさが居た。 「じゃあ、本物のまりさは、今どこに居るんだろうね?」 「さぁ? さっきのどっちかだとおもうよ!」 居間のどちらかが本物だったのか……。 「そんなことより、あんまんちょうだいね! ばかなおにいさんは、ゆっくりりかいしてね!」 グシャッ! 「すまん、理解できない」 台所に、餡子の染みが広がってゆく。 「もっど、ゆっぐりしだがっだ……」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ なんて事だ……。 私は結局、本物のまりさまで亡き者にしてしまったのか。 短い間だったとはいえ、寝食を共にしたまりさを……。 本物は、どちらだったんだろう。 右まりさだったのだろうか。 左まりさだったのだろうか。 「……でもまぁ、いいか」 私は考えるのを止めた。 ゆっくりなんてどれも同じようなもんだし。 ああ、そうだ。 今度はゆうかにゃんでも買いに行こう。そうしよう。 ゆうかにゃん楽しみだなー!