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前回までのあらすじ! ローマに来た私ら4人(と1匹)。私は新開発のアイス製造機『ホワイトアルバム』で アイス1本400円というぼったくり商売を開始。一攫千金を狙うが…… 私「さ、善は急げ! 早速売るとするわよ!」 父「……善なのか? これ……」 ――数時間後―― ルッキーニ「ふっふ~ん。どう、マリア? ローマって楽しいでしょ?」 マリア「ええ! ……本当、どうして今まで気付けなかったのかしら……」 ルッキーニ「あとはねー、えーっと……」 マリア「……? ルッキーニさん、何でしょう、あそこの行列?」 ルッキーニ「え? あ、ほんとだ、すっごい人! なんだろ……あ、アイス屋さんだよ!」 マリア「アイス? あの氷菓子のことでしょうか?」 ルッキーニ「うん! マリア、アイスは食べたことないの?」 マリア「あ……す、すみません。実は全然……」 ルッキーニ「そっか、じゃあ買いにいこ! すっごく美味しいんだよ!」 マリア「本当ですか!? ありがとうございます!」 ルッキーニ「うん! ……でも、あんなところにアイス屋さんあったっけ……?」 ≪クソッ! クソッ! ナメやがって、ボケがッ!!≫ズギュウウン! 私「はい、お待ちどうさま。メロン2本よ」 少女「わーい! ありがとう、おねえちゃん!」 私「いえいえ、こちらこそ、ありがとうね」(ハァハァ幼女ハァハァペロペロ) 少女「うん! じゃ、はい! 一本はワンちゃんにあげる!」 父「俺はワンちゃんじゃない!」 私「ごめんねー。ワンちゃんアイスは食べないのよー」 少女「あ、そうなんだ……じゃ、2本たべちゃおーっと」 私「うんうん。何本でも食べていいのよ」 男「あ、すいません。イチゴ2本とメロン、それと練乳を」 私「はいはーい、じゃ、料金のほうを先に。4本で1600円でーす」 (※現代日本の貨幣価値に換算しております。ご了承下さい) 男「はい」(……高いな。でも美味いらしいし、店員さん美人だし。いいか別に) 私「じゃ、すぐに作りますね。それっ」ポチッ ≪……ガリアの『パリ』ってよォ……≫ギュギャギャ 男「……?」(……誰かもう1人いるのかな、あの機械の下とかに……) 父「……なぁ、私……」 ≪ブリタニア語じゃ『パリス』って言うんだが、みんなはガリア語どおり『パリ』って呼ぶ……≫ギャイーン 私「ん? どしたの?」 ≪でもなんでロマーニャの『ヴェネツィア』はみんな『ベニス』ってブリタニア語で呼ぶんだよォ~~!≫ギャギュッ 父「……お前がいなきゃならん理由はすごく分かる。屋台には売り子がいるからな……」 ≪ロマーニャ語で呼べ! ロマーニャ語で! ムカつくんだよ! コケにしやがって! ボケがッ!≫ズギュウウン! 私「あ、できました。はい、どうぞ」 男「あ、どうも」(……不思議な店だな、犬が喋ったり、なんか愚痴っぽい人がいたり……) 父「……だが、どうして俺までいなきゃならんのだ? 宣伝だったらお前一人でも十分できるだろう」 私「ああ、そんなの簡単よ。……ボディーガード」 父「……は?」 私「あ、いらっしゃいませー! はい、ブルーハワイですね。400円になります。少々お待ち下さい」 ≪ホワイトアルバム! ジェントリー・ウィープス!!≫ズギュウウン! 父「おいこら! どういうことだ! 私!」 私「お待たせしました、ブルーハワイです。またのお越しを! ……何って、そのまんまの意味よ? だってまだこのへんの組合の人たちに話も付けてないし、マフィアの人にショバ代も払ってないしね。 正直いつトラブるか分かんないんだけど、ま、お父さんがいたら安心よね。捨て身になっても私を守ってくれるんでしょ?」 父「……アレッシアさ――ん!! 俺もう嫌だぁぁぁ――――――!!!」 私「いらっしゃいま…… !!!!」 ルッキーニ「あれ? 私?」 マリア「? ルッキーニさん、お知り合いですか?」 私「ひ、人違いじゃないっスかねー?」(ヤバい! こんな所でルッキーニちゃんと出くわすなんて……中佐にチクられでもしたら……!) ルッキーニ「あ、お父さんもいる! やっぱり私だよ!」 父「!! な、なんのことでしょう? 私はただの犬ですが……」 マリア「!? い、犬が喋った!?」 私「アホかお前はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 ルッキーニ「ね、凄いでしょ! なーんだ、やっぱり私とお父さんだ!」 父「ち、違うぞ! あ、違うワン!」 私「もう遅いわよ……」 ルッキーニ「ねぇねぇ、私、どうして私がアイス屋さんにいるの?」 私「え、えーっとその、そう! 手伝いよ、手伝い! 知り合いの!」 ルッキーニ「お手伝い?」 私「そうそう! 決して発明品でボロ儲けしようとか、そんなこと一切考えてないからね! だからできれば、基地のみんなには、特にミーナ中佐には内密に……」 ルッキーニ「? 何で?」 私「な、何でもよ! 分かった、分かったわ! アイス、タダにしてあげるから!」 ルッキーニ「ほ、ほんと!? やったぁー! ね、聞いたマリア? アイスタダだって!」 マリア「本当ですか? 感謝します!」 私「ああ、いえいえ……」(? 随分品のいいお嬢さんね。でもどっかで見たような……ま、いっか。可愛いし)ペロッ 私「えーっと、じゃあ何味にする?」 ルッキーニ「えーっとねえ……あ、じゃあ私イチゴ!」 マリア「で、では…私もルッキーニさんと同じ物を……」 私「はーい、かしこまりました。じゃ、ちょっと待っててくださいね」ポチッ ≪超低温の世界で動ける物はなにもなくなる 全てが止まる!!≫ギャギャギュッ マリア「? まだ他に人がいらっしゃるんですか?」 私「え? ああ、フフッ…違うのよ。これはAIって言ってね……」 マリア「え、えーあい?」 私「まあ、何と言うのか……自分で考えて、言葉を喋る機械とでもいうのかな?」 マリア「! そ、そんなすごい物が……?」 ルッキーニ「私はね、すっごいんだよ! こう、チャチャッと動かしたら、ズッバーンって!!」 マリア「? あ、学者様なんですか?」 私「学者様……ね。ま、そんなもんかな……ところで、今日はローマ観光ですか?」 マリア「ええ。……お恥ずかしながら、自分の生まれた街なのに全然知らなくって……」 ルッキーニ「だからあたしが案内してるんだよ!」 父「ほお、じゃあ向こうのバシリカ・ウルピアも行ったのか?」 マリア「あ、あの大聖堂ですね?」 ルッキーニ「へっへー、これから行くんだー!」 私「へーえ。お父さん観光地とか詳しかったの? なんか意外」 父「どういう意味だ! こんなナリでも、心は文化と芸術を愛する人間だ」 ≪ど~ォいうことなんだよォ~~ッ! 『パンツじゃないから恥ずかしくない』って!! じゃ何で胸は隠すんだコノヤロォォ――ッ!!≫ズギュウウン! 私「はい、一丁上がり! イチゴ2つよ」 ルッキーニ「わーい! ありがとね、私!」 マリア「あ、ありがとうございます。頂きますね」 私「どうぞどうぞ。それじゃお2人さん、デート楽しんでね」 マリア「えっ!? で、デートって……そ、その……」カァァッ ルッキーニ「うん! じゃ、マリア、いこっか!」ダッ マリア「へ? あ、ま、待って下さい、ルッキーニさぁん!」タタタッ 私「……どこだったかなー…どっかで見たのよ、どっかで……」 女「あ、すみませーん、メロン下さい」 私「ああ失礼、マドモワゼル。少々お待ち下さいね」キリッ 女「え? あ、はあ……」 父「……日が高くなってきたな。もう午後か……」 女「わ! 可愛いワンちゃん!」 父「あ、ちょっと! 勝手に撫でるんじゃない! こらっ!」 女「やだー声もダンディでかわいいー」 父「せめてカッコいいと言って下さい!」 ――数十分後―― ワイワイガヤガヤ 私「いやー、それにしてもすごい売れ行きねー」 父「今日一日で口コミがこんなに広がったらしいな……いやはや、すごいものだ」 私「これから継続的にこの商売を続けてって……やがてはホワイトアルバムの特許をとって企業に売り込み…… あーっはっはっは! 夢が! 夢がひろがりんぐ――」 シャーリー「……なーるほどな。そういうことか」 私「!!??! し、ししししし、シャーリー!! あっ違う、えーっと、どちらさんでしたっけー?」 シャーリー「とぼけても無駄だぞー? バレバレだ」 宮藤「私さん、こんなところで何を……?」 シャーリー「どうやらアイスを個人的な金儲けで売ってるらしいな……中佐が知ったら、何て言うかなー?」ニヤッ 私「えっ! そ、そりゃーアンタ、べ、別に個人で使うわけじゃないわよ!」 シャーリー「へーえ、じゃあ何に?」 私「そ、そりゃー…えーとホラ、み、みんなの装備……とか?」 シャーリー「へーえ! じゃあ売り上げは全部基地に寄付するんだな?」 私「!! ああっ! し、しまったぁぁぁっ!!」 父「……ほらな。いつかこうなるとは思ってたぞ」 シャーリー「あっははは! ま、基地に貢献してくれるんなら何よりさ。買うよ。ブルーハワイをくれ」 宮藤「あ、じゃあ私は練乳で!」 私「ちくしょう……ちくしょう……!」 シャーリー「……ま、タダにしてくれるんなら、中佐には黙っててやるけど」 私「!! く、くそっ! なんてアコギな野郎なの……!」 父「お前が言うなお前が」 ≪クソッ! ズボンってどういう事だッ! ナメやがって、クソッ! クソッ!≫ズギュウウン! 私「……はい、ブルーハワイと練乳」 シャーリー「いやー悪いなー私。ま、これからもちょくちょく来てやるからさ」 私「……タカリに来る、の間違いでしょ……くそぅ」 宮藤「そう言えば私さん、ルッキーニちゃんを見ませんでしたか? さっきから捜してるんですけど……」 私「ルッキーニちゃん? 確かさっき、ここに来たけど? 女の子連れて」 シャーリー「! ホントか!?」 私「ええ。アイス買って行ったわよ。他にもいろいろ買ってるみたいだったけど……」 シャーリー「あっちゃー……ルッキーニの奴……基地の金だってのに……」 私「しっかし、ほんの数時間でランデブーとは…やるわね、あの子。けっこー爽やかな顔してるし、将来的にはドンファンばりのガールハンターに……」 宮藤「私さん! ルッキーニちゃんがどっちにいったか、分かりませんか!?」 私「ええ? えーっと、そうね、まだあんまり遠くには行ってないんじゃない? ローマの名所を案内するとか――」 ウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ―――――――ッ!!!! 宮藤「! こ、この警報は!」 シャーリー「ネウロイ!? くそ、こんな街中にまで……!」 私「アテにならないわねー、予報なんて」 シャーリー「早くルッキーニを見つけないと……! 私! お父さんと安全な所へ!」 私「言われなくっても! パニックに巻き込まれたら事だしね」 シャーリー「よし! 乗れ宮藤! ルッキーニを探すぞ!」 宮藤「で、でもシャーリーさん! ルッキーニちゃん、一体どこに……」 父「バシリカ・ウルピア、あの大聖堂だ! さっきそこに行くと言っていた!」 シャーリー「! あのデカイ奴か! サンキュー、お父さん!」 宮藤「ありがとうございます、できるだけ早く逃げてくださいね!」 ブロロロロ… 父「……」フフン 私「……なんか腹立つ」ドサッ 父「うぐおああっ! だ、だから載せるなそれをッ!」 ワー キャー ニゲロー グボァァッー 私「さーて……ここもヤバくなってきたわね」 父「…あ……ああ……お…俺も…ヤバイ……」ガクガク 私「どこも人が多くて嫌だし……どこに逃げようかしら」 父「ハァ…ハァ……よ、よければ……お、下ろ……」ビクビク 私「……あ、あの大聖堂とか人少なそうね。シャーリー達にも近いから、何かあっても…」 父「あ…おい! あ…危な……」ガクッ 私「危ない? ナパームが直撃しても無事な設計なんでしょ? お父さんは」 父「! そ、それは……お前……!」 私「ま、お父さんはともかく、『ホワイトアルバム』は死守しなきゃね。じゃ、行くわよ」 父「お……おいこら…! これで……これで走……!」ガクビクッ 私「……あ、忘れてた。台車あったわ」 父「! よ、よし…! 早く! 早く…それに……!」 私「さ、行くわよー!」ガラガラ 父「俺ごと載せても意味無いだろうがァァ――――ッ!!」ガクッガクッ ――ローマ上空―― シャーリー「そらっ!」ダダダダダッ! ネウロイ「」バキッ! …シュウウウウウン! 宮藤「! 再生が早い?!」 ルッキーニ「ならっ! えーいっ!!」ギュウウウウン! ドグシャァァッ!! ネウロイ「」パキッ…パキッ… シャーリー「よーし! えらいぞルッキーニ! 多重シールドアタックにはさしものアイツも…… !?」 ネウロイ「」シュウウウウン!! バシュウッ!! バシュウッ!! ルッキーニ「!? そ、そんなぁーっ!」 シャーリー「な……なんて再生力だ……っ! くそっ、どうしたら……!」 ――バシリカ・ウルピア、展望台―― マリア「! ああ! ルッキーニさん!!」 ガラガラガラ… マリア「!? あ、あなたは……」 私「あれ? ルッキーニちゃんと一緒にいた……えーと……」 マリア「マリアです。あの…私さん、でしたよね? どうしてここに……?」 私「避難よ避難。何だかんだ言って、動けなくなったら元も子もないしね。……それはそうと、結構劣勢みたいね」 マリア「何かいい道具みたいなのは無いんですか? えーっと、例の…え、えーなんとかとか……」 私「今日持ってきたのはこれだけよ……ただのアイス製造機。悪いけど、何の役にも立ちゃしないわ」 マリア「そんな……」 父「お……おい……いい…加減……お…下ろしても……」ビクッビクッ 私「あ、忘れてた」 ――ローマ上空―― ネウロイ「」バシュウウウン!! 宮藤「きゃっ!」ビュンッ! ルッキーニ「! 芳佳ぁ! だいじょうぶ!?」 宮藤「う、うん! 平気だよ、ルッキーニちゃん!」 シャーリー「ちくしょう、どうしたら……ん?」 シャーリー(あそこにいるの……私か!? ったく! 逃げろって言ったのに……!) シャーリー(あんな重い機械抱えて……早く逃げられるわけが……) シャーリー(……ん? 機械……?) 『――ある学会の発表じゃ、超低温でのネウロイの再生速度は著しく遅くなるらしいわ――』 『――ずいぶん入れるよな、液体窒素……』 シャーリー「!!! そ、そうだ! もしかしたら……!」 シャーリー「ルッキーニ! 宮藤! すまない、1分稼いでくれ!」 宮藤「! なにか策があるんですか!?」 シャーリー「一か八かだが……上手くいけば奴の再生を止められるかもしれない!」 ルッキーニ「オッケー! まっかせてよ!」 宮藤「…分かりました! なんとかやってみます!」 シャーリー「悪い……待ってろ、すぐ戻るからな!」 ――バシリカ・ウルピア、展望台―― キィィィ―――――――ン!! 父「! 何か来るぞ!」 マリア「! ま、まさかネウロイが!?」 私「……いえ、ウィッチね……ん? あれ、シャーリー?」 マリア「え?」 ブゥゥゥゥ―――――ン!! ギュインッ!! シャーリー「私!」 私「どーしたってのよ、シャーリー。あの2人置いてきちゃって……」 シャーリー「説明は後だ! 頼む! その機械を貸してくれ!」 私「……は?」 シャーリー「行く前に言ってたろ、ネウロイは凍らせたら再生が遅くなるって! アイツ、すさまじく再生が早いんだ! でも、その機械を……機械の中の液体窒素をぶつければ……もしかしたら!」 私「えっ! ちょ、ちょっと待ってよ! それって……これごとぶつけるってこと!? だ、ダメよ! そんなことしたら壊れて……!」 父「んなこと言っとる場合か! 人命が掛ってるんだぞ!!」 私「で、でも……この金の卵をおいそれと……! これさえあれば億万長者に……!」 マリア「何を言ってるんですか!! ルッキーニさん達の命は、何億あっても足りません! お金だったらあとでいくらでも……!」 私「へ?」 シャーリー「……私! ……お願いだ!」 私「し、シャーリー……」 (くそっ……分かってる……分かってるわ……けど……!) 父「私!」 マリア「私さん!」 シャーリー「私……!」 私「……ああっもう! 分かったわよ! みんなしてそんな目で見ないでってば! ほらっ!」ヒョイッ シャーリー「! あ、ありがとう! 私! よし、これで……!」 ブォォ―――――ン!! 私「レンタル料300万円よ――――!」 シャーリー「高いんだよぉ――――――!!」 キィィィィ――――――ン……!! ――ローマ上空―― キィィィィ――――――――――ン!!! ドシュウッ!! シャーリー「ルッキーニ! 宮藤! 待たせたな!」 ルッキーニ「おっそいよシャーリー!」 宮藤「? シャーリーさん、それって……私さんの?」 シャーリー「ああ! コイツをあのネウロイにぶつければ…凍らせて再生を止められる!」 ルッキーニ「! すごーい! でも……いいの? 私が作ったんでしょ?」 シャーリー「……許可は貰ったよ」 ネウロイ「」キィィィン!! シャーリー「! 来たな! よし、宮藤! アイツを牽制しつつ撃ちまくってくれ! ある程度剥がれたら、これを投げて凍らせる!」 宮藤「了解! ……それっ!!」ダダダダダッ!!! ネウロイ「」バキッバキッバキッ!! コォォォォォ…… シャーリー「……! 見えた! コアだ! よーし、超加速っ!」ギュンッ!! ビュオオオオオオオオオオオオッ!!! ネウロイ「」ギギッ…シュオッ…! シャーリー「そうはさせるかぁ――っ!! 喰らえええええっ!!」ドシュウウン!! ≪『覚悟』の強さが………『上』……なのは…オレの……方だぜ…!!≫ バキッ!! ……パシュウウウウウウウウウウウウッ!! ≪うぐえぇっ!!!≫バチッ! バキィィッ!! ネウロイ「」ギ…ギギッ…パキッ…… シャーリー「……や、やった! 凍った! 止まったぞ!!」 ルッキーニ「よーし! あとは任せて、シャーリー!!」 ギュウン! ギュウン! ギュンギュンギュンギュンギュン…!!!! 宮藤「ルッキーニちゃん!」 シャーリー「やれええっ! ルッキーニぃぃ!!」 ルッキーニ「……ロマーニャは……あたしが守る!! ……いっけええええええええ!!!」 ドッゴォォォォォォォォォォン!!! ネウロイ「」ピシッ…パキッ… ……パキィィィィィィィィン……!!!! ――バシリカ・ウルピア、展望台―― 父「! や、やった! やったぞ!」 マリア「……すごい…これが…ウィッチ……!」 私「……ああ…ホワイトアルバム……」 父「……何だ、まだ気にしてるのか?」 私「……そりゃー気にするわよ…。……ま、でも……」 ルッキーニ「マリア―――! やったよ――!」 マリア「ルッキーニさぁーん!」 私「……1人の女の子の笑顔は守れた。……しょうがないわ、そのための科学なんだから……」 マリア「あ、わ、私さん……」 私「ん?」 マリア「その……あ、ありがとうございました!」 私「……なーに、別に大したことはしてないわ。……もうアイスを作れなくなった、それだけよ」 マリア「…本当に、ありがとうございました。大切な道具を…… レンタル料、また改めて払わせていただきますね」 私「へ? ……ふふ、冗談キツいわよ。……それよりも、ほら、王子様のお帰りよ」 マリア「えっ?」 ルッキーニ「マリア――っ!!」ギューッ! マリア「わっ! る、ルッキーニさぁん!」カァァッ 私「……行きましょうか、お父さん。……邪魔しちゃ悪いから、ね」 父「……ふふっ」 私「……? どしたの?」 父「いや……珍しく殊勝なことだと思ってな」 私「……ふふ、言ってなさいよ」 父(マリアは…… ルッキーニとの遊覧飛行を存分に楽しんだ後、彼女との別れを惜しみつつ、自分のいるべき場所へと戻っていった) 父(その表情には……何か今まであやふやだったものを掴んだような……高貴で清々しい雰囲気が漂っていたように思えた) 父(――帰りのトラックについては……あまり思い出したくない。――また落ちた。もう一生乗りたくないな……) 父(そして……基地に帰ってから、ルッキーニは基地の金を勝手に使ったことで、こっぴどく中佐に怒られた) 父(その際うっかり「私がアイスを売っていた」などと言ってしまったから、アイス売りがバレた私の奴もこってりと絞られ、 炎天下でバケツを持って立たされるという罰を……今まさに受けている) 父(……もちろん、私も同罪として、同じ罰を受けているのだが……ちくしょう…重い)ガクガク ――翌日、基地・滑走路―― ルッキーニ「……」ムスーッ 私「……バケツって重いわね……」 父「罪の……重さが……よく…分かるだろ……」ガクッガクッ ルッキーニ「……あ、そうだ私! ペン買ってきたよ! 見てくれた?」 私「え!? あ、ああ、ええ! 見たわよ! いやーイカスわねー!」 ルッキーニ「でしょー! 先がぴょっととがってて、カッコいいよね!」 私(……Gペンってインクないと書けないんだけど……ま、いっか。せっかく買って来てくれたんだし) ――同時刻、食堂―― ミーナ「おかしいわね……」 坂本「? どうしたんだ、ミーナ?」 ミーナ「それが……私教授宛てに、こんな封筒が届いたのよ」 坂本「随分厚いな。中は…… !? こ、これは……!」 ミーナ「ええ。……凄い額でしょ? ……しかも、差出人は……」 坂本「! ろ、ロマーニャ公国王室……!? 私の奴、王族に知り合いが……?」 ミーナ「あと、こんな手紙も……」 坂本「ん? どれどれ……」 『ピピッ ザッ! ザザッ! ザッ! ピュイ――ン……』 宮藤「なかなかチャンネル合いませんね……」 シャーリー「まあ待てって……お、聞こえてきたぞ」カチッ 『……では次に、ロマーニャ公国第一王女、マリア殿下のお言葉です……』 マリア『……昨日、ローマの街はネウロイの襲撃を受けました。 しかし、そのネウロイは、小さなウィッチと…あるアイス屋さんの活躍によって、撃退されたのです』 シャーリー「……? アイス屋、って……」 マリア『そのとき私は、彼女たちからとても大切なことを教わりました』 マリア『この世界を守るためには、一人一人ができることをすべきだと…』 マリア『私も、私にできることで、このロマーニャを守っていこうと思います』 マリア『……ありがとう、私の大切なお友達…フランチェスカ・ルッキーニ少尉。 ……そして、私さん』 シャーリー&宮藤「……ええええええええっ!!!?」 ――滑走路―― ブルルルルゥゥゥ―――ン…… ルッキーニ「……ほぇ?」 私「? 飛行機……? ゴメンちょっと持ってて」ドサッ 父「あぐおおっ! は、鼻に! 鼻に掛けるな! おいっ!」ガクガク バサッ… ……ヒュウウウウウ…… 私「……お父さん、ごめん」サッ ルッキーニ「へ?」グイッ 父「な……? 何の……」 ドサッ! ドサッ! ドサッ!! 父「あぐおおおおおおお―――――っ!!」 マリア『感謝を込めて…ささやかな贈り物を、501統合戦闘航空団の皆様に捧げます』 坂本「…なるほどな。とすると、これも……」 シャーリー「? 少佐、それは?」 坂本「ん? ああ、私教授宛の手紙だ。……ほら」 シャーリー「へーえ…… !! し、少佐! この名前って……!」 坂本「ああ。……フフ、私の奴……何と言うだろうな、これを知ったら……」 ルッキーニ「わ! 私! お父さんが! つ、潰れちゃった!」 私「ああ、まあそのうち這い出てくるんじゃない?」 ルッキーニ「……! た、大変! 息してないよ、お父さん!」 私「えっ! マジ!?」 父「」ピクッピクッ 私「……あ、よく考えたらロボットだし息してないわ」 ルッキーニ「あっそうか」 父(あ、アレッシアさん……早く来てくれ……泣きてえ……) ――レンタル料、300万円です。またいつか、ルッキーニさんと2人で、アイスを買いにいきますね。どうかその日まで、ごきげんよう―― ――愛を込めて。マリア・ピア・ディ・ロマーニャ―― つづく!
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fa faの平仮名 faの片仮名 訓令式ローマ字表記法やヘボン式とは異なります。 昔、使われていた平仮名、片仮名、変体仮名を参考に拡張平仮名、拡張片仮名をつくりました。ローマ字表記は訓令式をもとに変化させて作りました。 fa fi fu fe fo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ fya fyi fyu fye fyo 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名のパソコン用外字 EUDC.EUF EUDC.TTE 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字追加文字 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字拡張表
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di diの平仮名 diの片仮名 訓令式ローマ字表記法やヘボン式とは異なります。 昔、使われていた平仮名、片仮名、変体仮名を参考に拡張平仮名、拡張片仮名をつくりました。ローマ字表記は訓令式をもとに変化させて作りました。 だ で ど ダ デ ド da di du de do ぢ ヂ dji づ ヅ dza dzi dzu dze dzo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ dya dyi dyu dye dyo ぢゃ ぢ ぢゅ ぢ ぢょ ヂャ ヂ ヂュ ヂ ヂョ djya djyi djyu djye djyo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ dzya dzyi dzyu dzye dzyo 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名のパソコン用外字 EUDC.EUF EUDC.TTE 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字追加文字 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字拡張表
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クラシカルグリーンコート “クラシカルレトロ” 編集 種類 アウター じかん はやい いろ グリーン モチーフ なし ジャンル エレガント、ゴシック・ロリータ げんき 4 ランク 3 買値 280デコレ 売値 315デコレ 利益 35デコレ
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グレンチェックスキニー “ヨーロピアンマニッシュ” 編集 種類 ボトムス じかん はやい いろ グレー モチーフ チェック ジャンル マニッシュ げんき 3 ランク 3 買値 210デコレ 売値 240デコレ 利益 30デコレ
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zi ziの平仮名 ziの片仮名 訓令式ローマ字表記法やヘボン式とは異なります。 昔、使われていた平仮名、片仮名、変体仮名を参考に拡張平仮名、拡張片仮名をつくりました。ローマ字表記は訓令式をもとに変化させて作りました。 ざ ず ぜ ぞ ザ ズ ゼ ゾ za zi zu ze zo じ ジ zji ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ zya zyi zyu zye zyo じゃ じ じゅ じ じょ ジャ ジ ジュ ジ ジョ zjya zjyi zjyu zjye zjyo 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名のパソコン用外字 EUDC.EUF EUDC.TTE 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字追加文字 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字拡張表
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ti tiの平仮名 tiの片仮名 訓令式ローマ字表記法やヘボン式とは異なります。 昔、使われていた平仮名、片仮名、変体仮名を参考に拡張平仮名、拡張片仮名をつくりました。ローマ字表記は訓令式をもとに変化させて作りました。 た て と タ テ ト ta ti tu te to ち チ tci つ ツ tsa tsi tsu tse tso ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ tya tyi tyu tye tyo ちゃ ち ちゅ ち ちょ チャ チ チュ チ チョ tcya tcyi tcyu tcye tcyo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ tsya tsyi tsyu tsye tsyo 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名のパソコン用外字 EUDC.EUF EUDC.TTE 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字追加文字 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字拡張表
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tu tuの平仮名 tuの片仮名 訓令式ローマ字表記法やヘボン式とは異なります。 昔、使われていた平仮名、片仮名、変体仮名を参考に拡張平仮名、拡張片仮名をつくりました。ローマ字表記は訓令式をもとに変化させて作りました。 た て と タ テ ト ta ti tu te to ち チ tci つ ツ tsa tsi tsu tse tso ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ tya tyi tyu tye tyo ちゃ ち ちゅ ち ちょ チャ チ チュ チ チョ tcya tcyi tcyu tcye tcyo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ tsya tsyi tsyu tsye tsyo 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名のパソコン用外字 EUDC.EUF EUDC.TTE 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字追加文字 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字拡張表
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du duの平仮名 duの片仮名 訓令式ローマ字表記法やヘボン式とは異なります。 昔、使われていた平仮名、片仮名、変体仮名を参考に拡張平仮名、拡張片仮名をつくりました。ローマ字表記は訓令式をもとに変化させて作りました。 だ で ど ダ デ ド da di du de do ぢ ヂ dji づ ヅ dza dzi dzu dze dzo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ dya dyi dyu dye dyo ぢゃ ぢ ぢゅ ぢ ぢょ ヂャ ヂ ヂュ ヂ ヂョ djya djyi djyu djye djyo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ dzya dzyi dzyu dzye dzyo 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名のパソコン用外字 EUDC.EUF EUDC.TTE 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字追加文字 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字拡張表
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fe feの平仮名 feの片仮名 訓令式ローマ字表記法やヘボン式とは異なります。 昔、使われていた平仮名、片仮名、変体仮名を参考に拡張平仮名、拡張片仮名をつくりました。ローマ字表記は訓令式をもとに変化させて作りました。 fa fi fu fe fo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ fya fyi fyu fye fyo 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名のパソコン用外字 EUDC.EUF EUDC.TTE 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字追加文字 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字拡張表