約 649,459 件
https://w.atwiki.jp/takujijo/pages/1484.html
https://w.atwiki.jp/madosayawiki/pages/1188.html
847 名前:LR変更議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2012/07/20(金) 09 25 57.61 ID oQDDNqcbO [1/3] 「あっ、このキャラクターさやかちゃんにちょっと似てる」 「つくってみようかなぁ…えへへ///」 「まどか、〇〇〇買ったんだって?」 「うん、まだあんまり進んでないんだけど」 「へーっ、ねぇまどか、今日ちょっと見せてみてよ♪」 「えっ!?えっと……その」 「ん?どしたのまどか」 「うっ、ううん!なんでもないよ」 (はう…どうしよう、さやかちゃんに気づかれちゃったら恥ずかしいよぅ) まどか宅 「あっ、なんだかこのキャラ、まどかみたいだね!かわいいーっ」 「あははっ、まどかってば、自分の名前つけてるんだー♪もうかわいいなぁっ」 「あぅぅ…///」 「あとは…こねキャラはなんだか仁美にそっくりだね。名前も『ひとみちゃん』って」 「や、やだ…もう見ないでぇ」 「えーっ、いいじゃんまどかぁ……あっ」 「…えっ」 「…『さやかちゃん(ハート)』……」 「…やっ、やだ!さやかちゃんっ…もう見ちゃだめぇっ///」 「あっ…う、うん…ごめんねまどか」 「…///」 「///」 (…あたしもまどかと全く同じことしてるって…言ったほうがいいのかなぁ) つまりはこういうことができるゲームってことかしら
https://w.atwiki.jp/594test/pages/368.html
順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 a 0 (0%) 2 b 0 (0%) 3 c 0 (0%) 4 d 0 (0%) 5 e 0 (0%) その他 投票総数 0 105E35
https://w.atwiki.jp/takujijo/pages/1496.html
https://w.atwiki.jp/takujijo/pages/1470.html
https://w.atwiki.jp/r2d2/pages/48.html
「せぇあっ!」 シンスケは、光の二刀のうちの左の一刀を下段に打ち込む。膝を狙った一閃だ。 対するアグニモンは、それを難無く跳躍してかわす。だが、それは真上に跳ぶのでも後方に退くのでもない。前方、つまりシンスケに向かう形での跳躍。 (やっぱ飛び込み蹴りか) シンスケはこれを予測していたかのように、間髪入れずにアグニモンの胴体目がけて右の突きを繰り出した。 相手を殺害しては失格になってしまうこのトーナメントにおいて、殺傷に向いている突きは難しい攻撃である。だが、その相手がハイブリット体であるアグニモンならば話は別だ。シンスケ自身もスピリットで進化するから良く分かる。ハイブリット体は、致命傷となる攻撃を受けてもスピリット進化が解除されるだけで済むのだ。本体に疲労感や消耗感は残るが、ダメージはスピリットが引き受けてくれる。つまり、このアグニモンに対しては殺す気くらいで丁度いい。 シンスケの突きは、正確にアグニモンの腹部を捉えていた。〝そのままいけば〟、アグニモンの腹を貫いていただろう。 そのはずだったのだが……どういうわけか、シンスケが肘を伸ばしきっても、その切っ先がアグニモンの体に触れることは無かった。シンスケの方へ飛びこんできたはずのアグニモンの体は、その場にピタリと止まるどころか、後方へと宙をスライドするかのように移動したのだ。 (チィッ、またかよ……!) シンスケは心の中で小さく舌打ちする。 一方のアグニモンはそのまま地に足を着くと、何かを得心したかのように「ふむ」と小さく唸った。 「やはり二刀は厄介だな……切り返しというか、第一閃とほぼ同時にでも追撃が出来るというのはやはりズルい」 アグニモンの言葉に、シンスケは思わず脱力して笑ってしまう。 「たっは……良く言うぜ……ハァ」 若干ではあるが、シンスケは息を乱している。 「全部かわしておいてよ……ズルいのはどっちッスか……」 「ほう……攻撃をかわすことは、ズルいことなのかな?」 「チッゲーッスよ! それの話だ! 〝そいつら〟の!」 シンスケは、アグニモンを挟んで宙にフヨフヨと浮いている〝そいつら〟を剣で指す。 「そいつら、ではない」 半ギレで喚くシンスケに対し、アグニモンは「心外だ」と言わんばかりに口調を厳しくする。 対戦する両者は共に相手に対して不快感を表しているのだが……このフィールドにおいて、不快感を表しているのは彼らだけではなかった。 「バーニングサラマンダー。私の必殺技だ」 アグニモンの左右に待機している、炎で造られた二体の竜。 彼らもまたシンスケに対して「心外だ」といわんばかりに、口を大きく開けて「ニャーニャー」と威嚇しているのであった。 ACT.34 Tournament:7 ~光の闘士と火の闘士~ 「必殺技だ……じゃ、ねぇッスよ!」 バーニングサラマンダー。アグニモンは試合開始と同時にそう叫び、両腕から二体の炎竜を繰り出した。飛び道具がでの攻撃が禁止されているこの大会で、まさかの行為。一体どういうつもりかとシンスケやボルケーモン・オヲタ、観客達は驚いたのだが、二体の炎竜はシンスケの方に飛んでくる素振りなどまるで見せず、グルグルと何周か上空を飛び回ってからアグニモンの横へと降りた。 「では、参るぞ」と向って来たアグニモンを訳もわからないまま迎え撃つシンスケであったが、直後にその……バーニングサラマンダーを繰り出した意味を知ることとなった。 アグニモンがシンスケに攻撃を当てるには、二刀を掻い潜ることが条件となる。光の剣は受けることも払うことも敵わないからだ。どんなに上手い受けをしても、鎧に身を包まれている火の闘士とはいえ、光の刀身に触れた部分はそのエネルギーによって焼かれてしまう。光の剣を防ごうと思ったら、絶対にかわさなければならない。 だが空拳で間合いが不利な上に二刀とあっては、それは困難の極み。だからアグニモンは「回避のために」バーニングサラマンダーを繰り出した。アグニモンが多少無茶な動きをして刃を受けそうになったら、二体の炎竜が彼の体を掴んで移動させることによって、時には突き飛ばす形ででも、回避を助ける。先ほどの飛び込み蹴りからの空中後方移動のように。二体の炎竜がいることによって、本来はあたるはずであった攻撃も当たらなくなる。シンスケも、そしてある意味ではアグニモンでさえも予測不可能な動き。 「アンタがコントロールしてんのか? そいつら」 「彼らには私の気が宿っている。だがコントロールとは少し違うな……予め簡単な指示を込めて打ち出せば、後は勝手に動いてくれるのだよ」 「へぇそうかい……ところで」 シンスケには、解せないことがもう一つある。 「攻撃する気はないのかアンタは」 アグニモンは先ほどからしきりに突撃と回避を繰り返しているものの、素振りだけで全く攻撃を当てに来ない。拳を引き絞ってみたり脚を振り上げたりはしてくるが、まるで殺気を伴っていないのだ。まるで素人のフェイント……とまではいかないにしても、彼が放つ達人オーラに比べると、それらの動作は恐ろしく拙く見える。 二体の……どこか可愛らしくもある炎竜に加え、回避一辺倒の戦い。アグニモンの人格を疑う訳ではないが、シンスケはどうしてもある疑念を抱かずにはいられない。 (このジジィ……オレをナメてやがんのか?) そんなシンスケの疑念はどうやら顔に出てしまっていたらしく、アグニモンは少々驚いたような顔をしてから、「これは済まない」と言って二体の炎竜を消した。 「いや、君をバカにしている訳ではないのだよ……あのコ達ももう不要だ。終わったからね」 「……あ?」 シンスケは、「終わった」という言葉に思わず反応してしまう。 「いやいや、君が終わったということではない。調べ終わったのだ」 「調べ終わった……だと?」 訝るシンスケに対し、いかにも、とアグニモンは頷く。そして――。 「では、改めて参るぞ」 改めてというところまで聞いて、シンスケはすぐさま構える。だが、次に来る言葉を予測していたわけではない。そこでアグニモンの雰囲気がガラッと変わったのだ。先ほどまでも肌にピリピリくるくらいの気迫を発していたのだが、そのプレッシャーが一瞬にして倍以上に跳ね上がった。 そしてこの時点で構えたからこそ、シンスケはアグニモンの素早い踏み込みにも対応することが出来た。 大股でまたぐように一歩踏み込んできたアグニモンに対し、シンスケは中段、胴を狙っての薙ぎ払いを放った。 「でぇいっ!」 敢えての大振り。決まれば良しだが、外れても構わない。相手が第二歩目を踏み出せないようにさえ出来れば。間合いが広い側にとっては、とにかく相手を懐に潜り込ませないこと大切だ。 このシンスケの判断は正しい。そして、相手がこのアグニモン以外であったなら通用する手であっただろう。 「……!?」 腕を振り始めてから気づいた……アグニモンは、第二歩目を踏み出す気がない。 だが、だからといって彼は一歩で間合いを詰め切れたわけではない。むしろ、こちらの刃は届いても向こうの蹴りは届かない距離……すなわち、シンスケにとって絶対的に有利な間合い。 「遅いわッ!」 一旦体の右側に持ってきた左手を、そのまま真横に振り抜く。相手が踏み込んでくる前に構え、構えを取った時点で左手は既に体の右側にあったから、これは決して遅くない。そして次に横に振り抜く。その振り抜く動作……これも遅くはなかった。いや、むしろシンスケの剣速は速い部類に入る。だが、最後の動作……手首の〝返し〟……これが遅れた。 アグニモンはその僅かな遅れを許さず、刃が体に触れるよりも速くシンスケの手を右足先で蹴り上げた。 「ぐっ!」 精度が高く素早い蹴りを受けたシンスケの手は、剣の柄を弾き飛ばされてしまう。 アグニモンはこれを狙っていたのだ。この間合いならば、確かにアグニモンの蹴りはシンスケの体には届かない。だが、斬り込む際の「手には届く距離」。シンスケの第一撃目を弾くために、アグニモンはわざとこの一見不利に見える間合いに留まったのだ。 「クソがぁッ!」 左手から柄が抜け落ちたことを感触によって知ったシンスケは、飛んでいく柄には一瞥もくれず、体の回転の勢いを殺さずにそのまま右の剣で斬りつけようとする。一杯食わされたことによるタイムラグなど、微塵も無い華麗な連携。 だが……それももう遅かった。 シンスケの手を蹴り上げたその足。それをそのまま地に下ろすことこそが、第二歩目。シンスケの懐に潜り込むための一歩。 「ヌンッ!」 アグニモンは、第二歩目の足に重心を移すと同時にシンスケの腹部に拳を叩き込む。 「が……はっ!」 その衝撃にシンスケの右腕が止まる……あっけないようだが、これで勝負はついた。 「シッ!」 アグニモンは、腹部に叩きこんだ拳をそのまま掌底に変えてシンスケの顎に打ち込む。 「ぶ……ッ!?」 顎から脳天に突き抜ける衝撃。上顎と下顎がガチリと音を立てて強烈にぶつかり合う刺激に、目から火花が出そうになる。体が後ろに傾きそうになるが、数歩下がることでなんとか踏ん張る……。だが、手にも足にもいまいち力が入らない……。これが、脳震盪というやつだろうか。これが――。 「ハァッ!」 朦朧とするシンスケの意識を断ち切ったのは、斬撃のように鋭い上段回し蹴り。その衝撃はふらつくシンスケの足を地から浮き上がらせ、体を側方に吹き飛ばした。 フィールドを二転三転し、四回転目でようやく止まるシンスケの体。そして回転の途中、あるいは回し蹴りを受けた時に吹き飛んでしまっていたのだろう…… 残った右手の柄は、空しい音と共にアグニモンの足元に着地した。 「う……あー……あー……」 立ち上がろうとするが、上体を起こすだけで精一杯。話そうとするが、口が上手く動かない。舌が上手く回らない。 歩み寄って来るアグニモンの足が見えるが……頭を上げることが出来ない。首が痛い。 「君は間合いを取らせるための一撃を放つ際、手首を返すのが遅くなる」 アグニモンは息一つ乱さず、試合の前と同じような、穏やかながらも迫力を持った声で語り始める。 「軽い剣……特に片手剣においては、手首の返しがより重要になるのだよ。例えば、剣のように持った時に、刃に当たる部分が二十センチほど出来る棒を持ったとする。これを、肘をまっすぐ伸ばした状態で地面に対して垂直に構えてみる。そして、その状態から手首だけで棒を前方に傾けてみるとよく分かる。棒は、地面に対してほぼ垂直になるほど傾く。そして、そうやって振り下ろしたとき……弧の長さを求める簡単な計算で分かるのだが、切っ先は三十センチ近くも動いている。これが刀身七十センチの剣ならば、手首の返しだけで最大一メートルも切っ先が移動するのだ」 アグニモンの口調は、まるで自らの弟子に教え聞かせるかのように優しい。 「つまり、手首を返すタイミングだけでも剣速はかなり変わってくる……だが、返すのが早ければいいというものでもないがね。打ち込む力が弱くなってしまうから」 「せ、説教……ッスか? ……大先輩」 やっとシンスケの口が動いた。手足にも力が戻りつつあるが、まだ立てそうにはない。いや、立ち上がったところでどうするというのか。二本の剣の柄は、既に自分の手の中にはない。素手で勝負したところで、勝敗は見えている……。 「間合いを取らせようとすると、どうしても大振りを意識してしまう……そして大振りを意識すると、出来るだけ距離を稼ごうとし、手首の返しを溜めてしまいがちになる。それが君の最も分かりやすい癖にして、隙なのだ」 「ハ……ああそうか……あのナンタラサラマンダー使って間合いに入っては引き、を繰り返してたのは……そのため、かよ」 勝敗は見えている……そうか、自分は負けたのか。シンスケは、いつもよりかなりスローになってしまった思考回路で理解した。 「その通りだ。素手で剣に対抗するには、三倍の段位が必要であると云われている……つまり、素手と剣ではそのくらいの差があるのだよ。しかも払うことすら敵わぬ光の二刀とあっては、その差は絶望的なものになる。……だから目の前で見て、自分で体感して調べさせてもらう必要があったんだ……ズルいと言われても、それは否定できないがね」 「いや……ズルくなんてない……戦う相手のことを知ろうともせず、剣振り回すだけで勝てると思ってたオレが、間抜けだったんだ……」 「ありがとう。そして……そう思えるのなら、君は伸びる。私を超えるのに、あと五年もかかるまい」 「へへ……流石に五年じゃ無理ッスよ……」 「いや、君は才能があるよ。遠からず私に勝てるようになるだろう」 自分は負けた。こんなにも呆気なく。 だが、これだけスッキリ負けてしまうと不思議と悔しさはない……とよく言うが、シンスケはそれはウソだと思い知った。悔しいことは悔しい。出来る事なら勝ちたかった。 しかし、納得出来るというか……彼になら負けても仕方ないとは思えた。期待してくれていた仲間達には少々悪い気もするが、ここは潔くギブアップさせてもらうとしよう。 シンスケはそう決心した。 そう決心したシンスケだからこそ、次にアグニモンの口から出てきた言葉に驚きを隠せなかった。 「だが、それでも〝今〟勝ちたいのなら……ビーストスピリットを使うといい」 一瞬の空白。 「……え?」 「スピリット同士は引かれ合う。他のスピリットが近くに来れば、それを感じられる。だから私には分かる。君は光の両スピリットを持っているな? どうしても勝ちたいのなら、それを使いたまえ。ビーストスピリットの方が、ヒューマンスピリットよりも遥かに強力な力を得られる」 先ほどの一瞬の間の正体は、一体何なのか。シンスケが、自分がビーストスピリットも所持していることを感知されたことに驚いたからなのか。それとも、最早決着が見えていた試合の勝者が、自ら逆転のヒントを提案していることに呆れたからなのか。それとも、そのアグニモン自身も火のビーストスピリットを所持しているということを感知した故の、「じゃあオレがビースト進化しても意味ないじゃないッスか」という心の中のツッコミのために生じた間なのか。 その答えは、シンスケ自身とその仲間たちのみが知るところである。 BACK LIST NEXT
https://w.atwiki.jp/takujijo/pages/1468.html
https://w.atwiki.jp/takujijo/pages/1465.html
https://w.atwiki.jp/takujijo/pages/1471.html
https://w.atwiki.jp/takujijo/pages/1512.html