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(投稿者 Cet) 少女が一人、泣いていた 後は皆死んでいたので少女は一人だった 赤い赤い町の中で、一人だった 赤い赤い世界の中でも一人だった 少女は泣いたが、当然、誰も助けにきてはくれなかった 少女はそうして悲しむのを止め、かわりに恨みを抱くようになった 全てを奪った誰かに恨みをこめた 奪ってやる やがてその想いも形を変えた 奪ってやる、が 殺してやる、に変わった 奪うのも殺すのも少女にとっては一緒だった 殺してやる 殺してやる 殺してやる 殺して やがて想いは飽和を迎え 一つの世界が存在を終えた 言葉が欲しかった。 少女は言葉を与えられた。 ここはどこだろう。 「成功です!」 「やったなアンダーソン君、とりあえず君、何か彼女に話しかけたまえ」 「え、そうですね……気分はどうかな?」 私の名前は何? 「え、名前?」 「そうだな……」 「何故Gと人々は殺しあうのですか?」 「え、それはその、Gが人を殺すからかな」 「違うような気がします」 少女は青年と白い直方体の建物の間を縫う道を歩いている。 「きっと人間の方がGを怨んでもいるはずです」 「そりゃそうだよ、さっきも言ったけど」 「初めに手を出したのはどっちなのでしょうね」 「難しい質問をするね」 青年は立ち止まった。 「普遍的な理由があると言う訳だ」 「そういうわけでは、ありま、す」 どっちだよ、と青年は笑った。 少女はすこし恥ずかしそうにする。 「じゃあアレだ、憎しみを止めるにはどうすればいいかを僕達は模索しなければならない。そうだろう?」 「そうなります」 少女はそっぽを向いて答えた。理想論を二人して語る気はそもそもなかったのだ。 「でもそれは仮定の話です」 「分かってて言ってるんだよ、まあ、そうだな」 もし君が、言いながら青年は空を見上げた。 「もし僕と周りの人々皆含めて死んでしまったら君はどう思う?」 「難しいことを聞かないで下さい」 「悲しんでくれる?」 かなしい。 「よく、分かりません」 「あはは、そんな顔しないで、もしもの話だから」 「今それは不謹慎です」 分かってるよ。青年は答えた。 「でも、もしそうなったらきっと悲しむと思う。教授も、メリッサさんも、ルベルドも皆みんな死んじゃったらきっとね」 「そうだと、思います」 少女は不意に青年に抱きしめられたいと感じる。果たしてそれは押し黙ることで禁じた。 「まあ、そんなことにはならないよ」 「どうして?」 「君の理屈だと、最後に皆が笑った時が本当の最後だから」 「そうなんですか?」 そうだよ、青年は笑う。 「いつか、本当にいつか、Gと人が仲良くできる世界が来ればいいね」 「どんな世界ですかそれ」 少女は呆れた。 そして諦めた。 自分の感情の行き先を指定するのは、不可能だった。 自分の感情がどこに行くのか分からない。 例えば業火の中、彼女は泣いていた。 泣かないと誓ったのに、最後の最後に笑っていたいと感じたのに。 少女は泣いていた。 悲しい。 悲しい。 悲しい。 青年の遺体の傍で泣いた。 かなしい。 その感情の行き先を決定するのは何だろう。 人が人であるために必要なものは何だろう。 それがよく分からなくなった瞬間に彼女の意識はどこまでも透明になっていった。 かなしい。 かなしい。かなしいという言葉を古典的に解釈すれば 愛しい そういうことになる。 だから 感情の行き先を、決められるならば そんな世界になればいいと、彼女は感じた。 運命が廻りだす。 初夏の日差しが滑走路に照りつける。滑走路脇の椅子に腰掛けたシュワルベとその傍らに立つシーアは、空を仰いでいた。 「とまあそんなことをたまに、ごくたまにだが、思ったりする訳だ」 シーアは言う。つまりだ、このささやかな幸福がふいに消えてしまう可能性。 「よく、分かりません」 ふむ、と一言。 「例えばシュワルベ君、キミ一人を残して皆死んでしまったら辛いだろう」 「まあ、そうですね」 「例えばトリア君を一人きり残して皆死んでしまったらどうだろう」 「……悲しいです」 そうだろう、シーアは空を見上げる。少女たちが訓練の最中で、乾いた打撃音が時々地上まで響いてくる。 シーアは微笑む。 「まあそういうことだよ、抱きしめても構わないか?」 「はい……いいえお断りします」 シュワルベは若干取り乱しつつもえんじ色の翼を広げる。 シーアはそれを目を細めて見送り、やれやれと呟いた。
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ソレを見てるはずなのに、ソレが何か認識できない。そんな漫画みたいなことを自分が体験するなんて、かがみは今の今まで思いもしなかった。 割れた窓から吹き込んでくる風と雪。その猛威にさらされた部屋の中は、ひどい有様だった。 その惨状の中、ベッドの上にソレはうつ伏せに寝かされていた。 「つかさ!行っちゃダメだ!戻って!廊下に出て!ゆーちゃんも!」 こなたが騒いでいる。かがみには、どうしてここにいるはずのみゆきを放って廊下に出なければいけないのか、理解できなかった。 「でも…でも、こなちゃん!ゆきちゃんが!ゆきちゃん、そこにいるのに!」 そう、アレはみゆきだ。着ている服がそうだから。夕食の時にこなたが大人っぽい服が似合うのが羨ましいと言っていた服だから。 「いいから出て!アレじゃみゆきさんはもう…!」 あれ?と、かがみは自分の考えに自分で疑問符をつけた。どうしてわたしは服でみゆきを認識しているのだろう。 気付いてみれば、答えは簡単だった。 みゆきの首から上が無いからだ。 「み、みゆき…みゆき…よね?…なんの冗談…?」 かがみはみゆきに近づこうと、一歩踏み出した。しかし、そこで誰かにお腹の辺りを押さえられ、それ以上前へ進めなかった。 「かがみも出て!それ以上行っちゃダメ!」 かがみが見下ろしてみると、こなたが必死に自分を押し返そうとしていた。 「こなた…みゆきが…」 「いいから出ろーっ!!」 かがみはこなたに思い切り突き飛ばされ、後ろ歩きで廊下まで行き、そこで尻餅をついた。周りには、同じように座り込んでいるつかさとゆたか。 最後に部屋から出てきたこなたがドアを閉め、刺さったままのマスターキーを回して鍵をかけた。 その様子を、かがみは惚けたように見ていた。 - 白雪は染まらない~推理編~ - ドアに手をかけたまま、こなたがズルズルとその場に座り込む。 「こ、こなちゃん…ゆきちゃんが…中に…早く出してあげないと、風邪引いちゃうよ…」 つかさが這うようにドアの前まで行き、こなたにすがり付いてそう言った。 「ダメだよ、つかさ…ダメなんだ」 こなたが首を振って、それを拒絶する。 「中で、何があったんだ…?」 様子のおかしい四人に、オーナーが恐る恐る聞いて来た。 「…なかったんです」 かがみがポツリと呟く。 「なかった?」 「みゆきの…首が…なかった…」 一言一言区切って、自分の見てきたものを確認するようにかがみがそう言った。 トサッと何かが倒れるような音がした。かがみがそちらを見ると、ゆたかが床に倒れ付していた。 一階のリビングに戻ってきたかがみは、ソファーに座り天井を見上げていた。隣ではつかさがソファーの上で膝を抱えている。 「なによこれ…なんなのよこれ…」 かがみが天井に向かい、ブツブツと同じ台詞を何度も繰りかえす。つかさも同じように何事かをブツブツと呟いていた。 ふと、かがみは階段から誰か降りてくるのに気がついた。 「…こなた…ゆたかちゃんも」 こなたはゆっくりと階段を降りてきた。その横には青ざめた顔のゆたかもいた。そして、二人もソファーに座る。 「ゆーちゃん、大丈夫?もうちょっと寝てたほうがいいんじゃない?」 こなたがゆたかを気遣ってそう言うと、ゆたかは首を振った。 「…もう、大丈夫だと思う…それに、二階にいたくなくて…」 「…そう」 顔色はとてもいいとは思えず、声は消え入りそうだ。それでも、あんなのと同じ二階にいるよりは、多少無理してでもここにいたいのだろう。 あんなの…かがみは友人だったものを、そう表現した自分に嫌気が指した。 「…首狩鬼だ」 膝を抱えていたつかさが、急にハッキリした声でそう言った。 「な、なに?急に…」 驚いたかがみがそう聞くと、つかさはかがみの体にすがり付いてきた。 「首狩鬼だよ。ゆきちゃんが言ってたんだ。この辺りに、人の首を狩る鬼がいるって。昔からいるんだって…だから、ゆきちゃんも…ゆきちゃんも!」 声を荒げながら自分の身体を揺すってくるつかさに、かがみは何も言う事が出来なかった。 「つかさ、落ち着いて…そんなのいないから」 つかさの後ろから、こなたが肩に手を置き諭すようにそう言った。 「でも…こなちゃん…だったら、誰が…何がゆきちゃんを…」 「それを見つけるのは警察の仕事だよ。オーナーさんが警察に連絡してくれてるはずだから、後は待ってればいいよ」 こなたの言葉を聞いたつかさは、かがみの胸に顔を埋めて泣き始めた。そのつかさの頭を撫でながら、かがみはこなたの方を向いた。 「さすがと言うか、あんたは冷静ね…」 あの部屋に入った時、パニックになりそうだった全員を、こなたは一人で部屋の外に押し出した。あのまま部屋にいれば、本当に頭がどうかなっていたかもしれない。迅速に対応したこなたに、かがみは感謝したいくらいだった。 「いやー、そうでもないよ」 こなたはかがみに、自分の右手を差し出した。よく見てみると、それは細かく震えていた。 「やせ我慢だよ…怖くて震えが止まらないんだ」 「それでも…なんにも出来ないわたしよりましよ。我慢できるってのも、強さだと思うし」 かがみがそう言うと、こなたは照れくさそうに鼻の頭をかいた。 「…かがみが普通にわたし褒めるのって、珍しいね」 「そう?…そうかもね」 かがみはそっと溜息をついた。つかさも落ち着いてきたのか、泣き声は聞こえなくなっていた。 なぜか防寒具を着こんだオーナーが部屋から出てきたのは、それから少しした時だった。 「オーナーさん、警察に連絡はつきました?…っていうかその服は?」 かがみがそう聞くと、オーナーは心底困ったような顔をした。 「いや、それが…電話が通じないんだ」 「…え?」 「どうもこの吹雪で電話線が切れたみたいでね…今からそれを確認に行くんだよ」 「そんな…」 かがみは絶句した。警察に連絡がつかない。だとすると、この吹雪がやむまで自分たちは、みゆきを殺した人間の近くで過ごさなければならないのだ。 そうだ、自分は何を考えていたんだ。あの状況が自殺や事故なんかな訳がない。みゆきは誰かに殺されてて、その犯人は近くにいる。この吹雪で、どこかに逃げられるとは思えないからだ。 かがみは玄関から出て行くオーナーを見送りながら、絶望にも似た感覚を味わっていた。 「いやだ…いやだよ…こんなのやだ…帰りたいよ…お家に帰してよー…」 つかさが再び泣き出した。かがみは慌てて、その身体を強く抱きしめた。 わたしの妹を泣かせているのは誰だ? かがみは、心の中から熱い何かが込み上げてくるのを感じた。 「…み、みなみちゃん…そうだ!みなみちゃんは!?みなみちゃんは戻ってないの!?」 突然、ゆたかが取り乱し始めた。そういえば、ボイラー施設を見に行ったはずのみなみが戻っていない。かがみも今の今までその事を忘れていた。 「こなたお姉ちゃん!みなみちゃんを探しに行かないと…みなみちゃんも高良先輩みたいに!」 「ゆーちゃん落ち着いて!今は外に出られないよ!」 玄関から出ていこうとするゆたかを、こなたが必死で止めている。 わたしの友人を困らせているのは誰だ? 心の熱さが増していく。 こんな状況を作り上げたのは誰だ?みゆきを殺したのは誰だ? わたしの大切な人たちを、こんな目に合わせているのは誰だ? 心の熱さとは裏腹に、頭の中が恐ろしいくらい冷えていく。 かがみは、自分の腕の中にいるつかさをもう一度しっかり抱きしめ、その耳元に囁いた。 「大丈夫よ、つかさ。わたしがなんとかするから」 「…え」 そして、今度はなんとかゆたかをなだめたこなたに顔を向ける。 「こなた、手を貸して。わたし達で犯人を見つけるわよ」 「かがみ、それ本気…?」 「もちろんよ」 かがみはこなたに向かい、力強く頷いた。 かがみとこなたは、ソファーに座っているつかさとゆたかから離れた位置…オーナーの部屋の前に立っていた。 「で、わたしはどうすればいいの?」 こなたが不安そうにかがみにそう聞いた。 「こなたにはわたしに見えないものが見えるはずよ。それを見逃さないで欲しいの」 「そ、そんなことできるかな…」 「できるわよ。あんたスキーで上手い人のを真似てたらしいじゃない。いくらあんたの運動神経がいいからって、あんなこと本当によく見えてないとできないわよ。それに、あんたは勘もいいしね」 こなたは少し考え込んだ後、かがみに向かい頷いて見せた。 「わかったよ。つまり、身体は子供、心は大人な名探偵になれと」 「…いや、あんたは心も子供でしょうが。ってかそこは頭脳だろ。あと、あんたはどっちかってーと助手だ」 思わず突っ込んでしまってから、かがみは気負っていた心が少し軽くなるのを感じていた。こなたの方を見ると、少しぎこちないながらも、いつもの人を食った笑顔を見せようとしていた。 かがみは、心の中でこなたに向かいありがとうと呟き、こんな友人を持てたことを神に感謝した。 「それじゃ早速だけど、こなたはどう思う?」 「どうって、何が?」 「みゆきが殺されてて、みなみちゃんがまだ戻ってないって事。そして、あの二人が不仲だったって事」 「…かがみ…まさか、みなみちゃんがって?」 「可能性の一つよ。とりあえずオーナーさんが戻ったら、少し話を聞いてみましょう」 二人がしばらく待っていると、玄関が開きオーナーが戻ってきた。防寒具についた雪を払っている最中に、部屋の前にいるかがみ達に気がつき、防寒具をおいてやってきた。 「どうしたんだい?」 「少し、お話を伺いたくて…みなみちゃんがまだ戻っていないのは知ってますか?」 「え…いや…そ、そういえば…」 オーナーはかがみの言葉に動揺を見せた。 「しかし…この吹雪だと探すのは難しいな…施設を見に行ってくれてるのだから、中にいてくれればいいんだけど…」 「みなみちゃんは『こう言う事は初めてじゃない』って言ってましたけど、今までに何度か?」 「ああ、みなみちゃんは雪に強いみたいだからね。みゆきちゃんの知り合いだし、頼みやすかったんだ…いや、でも…みなみちゃんから見に行くって言い出したのは初めてだな…」 「なるほど…」 かがみは顎に手を当てて、少し考え込んだ。 「とにかく、明日の朝には吹雪も収まるだろうから、みなみちゃんを探すのも、警察に連絡を入れるのもそれからになると思うよ」 「え、何時収まるかってわかるの?」 オーナーの言葉に、こなたが驚いてそう聞いた。 「ああ、この山にも長く住んでるからね。二日くらい先の天気なら、大体分かるよ」 「へー凄いですね…」 感心するこなたの横で、考え込んでいたかがみが不意に顔を上げた。 「オーナーさん。首狩鬼って知ってますか?この辺りの伝承かなんかだと思うんですけど」 「え?…いや、聞いたことないな」 「では、首を落とせるような得物に心当たりは?」 「…そういえば、ボイラー施設に薪を使ってた頃の斧があったかな…」 「そうですか…ありがとうございました。こなた、いくわよ」 そう言ってかがみは、こなたの手を引いてつかさ達の方へと歩き出した。 「次はどうするの?」 ソファーに戻ったこなたは、隣のかがみにそう聞いた。 「うん…二階の、現場を見に行こうと思うの」 顎に手を当てて何かを考えながら、かがみがそう答える。 「…え…や、やだ…」 かがみの言葉につかさが動揺を見せた。 「お姉ちゃん、ダメだよ…殺されちゃうよ…」 すがり付いて止めようとするつかさの頭に、かがみは苦笑しながら手を置く。 「大丈夫よ。心配しないで。いざって時は、こなたもいるんだし」 「…かがみさんや。それはわたしを人身御供に差し出す腹ですか…」 「ちがうちがう、あんたなら守ってくれるって思ってるのよ」 かがみはジト目で見つめてくるこなたに、あわてて手を振って否定した。 「こなちゃん…お姉ちゃんをお願い…」 「なんか頼られてるなー…うん、まあできる限りのことはするけど」 こなたはつかさに照れくさそうに答えた。 「それじゃ、行きましょうか」 かがみは立ち上がり、階段に向かった。その途中でゆたかの方を見ると、ゆたかは動く気力もなくしているのか、ソファーに寝転んだままだった。 「つかさ。ゆたかちゃんを見ててあげてね」 階段に足をかけながら、かがみはつかさに向かいそう声をかけ、階段を登り始めた。 「さて…ここね」 かがみは、みゆきの部屋のドアノブに手をかけながら呟いた。中にあるのがなんなのか、分かってはいても躊躇してしまう。 かがみとこなたの二人は一旦自分の部屋に戻り、私服の上からスキーウェアを着こんでいた。部屋の中には恐らく吹雪いているだろうから、防寒具代わりだ。 「開けるわよ…ってあれ?」 かがみはドアを開けようとして、鍵がかかっていることに気がついた。 「あー、そういえばこなたが閉めてたっけ…しょうがない、オーナーさんに鍵借りてくるか」 かがみがドアを離れようとすると、こなたが横から鍵穴に鍵を差し込んで、ロックを外した。 「…あんた何時の間に」 「いやー、鍵閉めた後ずっと自分で持ってたみたいで…」 頭をかきながらそう言うこなたに苦笑して見せた後、かがみはドアを開け中に入った…が、一歩踏み込んだところで慌てて廊下に戻りドアを閉めた。 「ど、どしたの、かがみ?」 「床がビショビショよ。スリッパじゃ入れないわ」 しょうがなく二人は、一旦下に戻りブーツを取ってくることにした。 「吹雪、少しましになってるわね。これならオーナーさんの言ってる通り、朝には止むかも…」 「で、でも寒いよ…」 死体の乗っているベッドを避けて、部屋を見渡すかがみ。こなたは身体を震わせながらかがみにへばりついていた。 「で、かがみ。何を探せばいいの?」 「犯人がこの部屋に入った手段よ。わたし達がいたから階段からは上がれないし、この部屋には鍵がかかっていた。とすると…」 かがみは部屋の反対側。割れた窓の方を見た。 「ベランダから…しかないわね」 かがみは、できるだけベッドの方を見ないように窓へと向かった。まるで水溜りのような床がビチャビチャと音を立てる。 「雪って言うより、雨が入ってきたみたいだね…」 相変わらず寒そうにかがみにへばりついているこなたが、床を見ながらそう呟いた。そして何かに気がつき、かがみから離れて床から何かを拾った。 「どうしたの、こなた?」 「かがみ、これ」 こなたが差し出したのはガラスだった。 「割れた窓のかしら」 「うん。ガラス、全部部屋の中に落ちてる」 「そう…ってことは、窓は外から割られた…やっぱりベランダからか…あれ?でも…」 何かが引っかかる。あの時、一階で自分たちが聞いたのは、このガラスが割れる音…しかし…。 「かがみ、どうしたの?」 「え、あ、いや、ちょっとね…」 我に返ったかがみは、割れた窓をくぐりベランダへと出た。 ベランダの手すりから下を覗き込む。高さはそれほどでもないが、ベランダに飛びついて登るには少々高い。少し離れた位置にボイラー施設が見えた。 「ちょっとした密室ね…」 かがみはそう呟くと、他に何かないかベランダを見渡した。そして、こなたが端の方でしゃがみ込んでるのに気がついた。 「こなた、またなにか見つけたの?」 「うん、これ」 かがみがこなたが指差した箇所を見ると、一本のロープがベランダの端の方に括り付けられ、下へと垂らされていた。 「…いやまあ」 かがみが呆れたようにそう呟いた。 「密室がこんな単純に覆されると、なんかがっくりするわね…」 「いや、推理小説じゃないんだから、こんなもんかと…」 なぜか肩を落とすかがみを、こなたがなだめる。 「この位置、中からは見えないわね…何時からあったにしても、部屋を使ってたみゆきやつかさは気がついてない可能性が高いわね」 気を取り直したかがみが、ロープの位置から部屋の方を見ながらそう言った。 かがみがロープの強度などを確かめていると、同じようにロープを見ていたこなたが立ち上がり、突然ベランダの柵を乗り越え、外に身を躍らせた。 「ちょっ!こなた!」 かがみは、慌てて柵にもたれかかり下を見た。飛び降りたこなたが、ロープを伝って登ってくるのが見えた。 「よいしょっと」 呑気な声を上げながら、こなたがベランダの柵を乗り越えてくる。 「ちょっと!なにやってんのよ!びっくりするじゃない!」 かがみが声を荒げて非難すると、こなたは申し訳なさそうに頭をかいた。 「いやーこのロープ、ホントに登れるのかなって試してみようって…」 「飛び降りることないじゃない!危ないわよ!怪我でもしたらどうするの!?」 「あーソレは大丈夫。下が雪だし、思ったより高くなかったよ。これならつかさやゆーちゃんでも、飛び降りるくらいならできるんじゃないかな」 「それなら言ってからにしてよ…」 かがみは安堵の溜息をついて、身体を震わせた。 「ちょっと冷えてきたわね。一旦中に入りましょう」 こなたが頷くのを見て、かがみはまた部屋を横切りドアへと向かった。 ドアを後ろ手に閉めて、温かい空気にホッとする。 「ねえ、こなた。何か他に…」 かがみはこなたに話しかけようとして、誰もいないことに気がついた。 「え…ちょっと…こなた?………こなたっ!」 ここまで戻ってくるまでに、何かあったのか。かがみは慌ててもう一度ドアを開けた。 「うわーっ!さっぶーっ!!」 それと同時にこなたが部屋の中から飛び出してきて、かがみの胸に飛び込んできた。 「うおー…あったかやわらけー…」 かがみはゆっくりとドアを閉めた。 「…なにやってたの?」 「え?いや…ちょっと出る前に見ときたいものがあって…」 「だからそういうのは言ってからにしなさいって…本気で心配したのよ?」 「ごめんごめん…それにしても」 「なに?」 「…もうちょい薄着のときにこうしたかった」 かがみの胸に顔を埋めたままのこながそう言うと、かがみは思い切り呆れたように溜息をついた。 「エロ親父みたいなこと言ってないで、離れろ」 そして、こなたの額を鷲づかみにして引き剥がした。 「で、何見てきたの?」 かがみがそう聞くと、こなたは少し困った顔をして頬をかいた。 「えーっと…実は死体をちょっと…」 「…え」 こなたの答えに、かがみが絶句する。 「あーでも、さすがに怖くてちゃんと見れなかったよ。これでちょっと手の辺りをつついてみたくらいで…」 そう言ってこなたがポケットから取り出したのは、DSで使うタッチペンだった。 「いや、それでもよくやるわねとしか…で、どうだったの?」 「なんか…硬かったよ」 「硬い?」 「うん。コチコチだった。凍ってたんだと思う。吹雪の中に置き去りだったし」 「…こなた。ベッドの上はどうだった?」 「ベッド?床と同じでビチャビチャだったかな…」 「そう…」 かがみは顎に手を当てて考え込み始めた。 「あ、それとかがみ。ちょっと自信ないんだけど…」 「なに?」 「アレはホントにみゆきさんなのかなって…」 「え…」 かがみは驚いて、こなたの顔を見た。 「みゆきじゃないって、どういうこと?」 「う、うん…よく見てないけど、服が余ってる気がしたんだ。体格がみゆきさんより少し小さいんだじゃないかな…ほら、推理物でさ、死体を違う人に見せかけるために首を落としたりするじゃない。なんか、そんな気がして…」 こなたの言葉に、かがみがまた考え込み始める。 「…でも…いや…もしかして…」 そして、かがみは顔を上げた。 「こなた。ゆたかちゃんのスキーウェア持ってきて。わたしは予備のをつかさに貸すから」 「え?外出るの?」 「ええ、大筋は分かったわ。この事件にケリつけるわよ」 「えーっと…何かヒントは?」 「そうね…この事件のキーワードは『不自然』と『反則』ってところかしら」 「う、うーん…」 こなたは首を捻って考えたが、答えは出てこなかった。 「まあ、後でちゃんと説明するわ…場所は…」 かがみは、今出てきたみゆきの部屋を見た。 「ボイラー施設よ」 - つづく -
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段位戦 次の段位戦予定表 段位戦枠 初段:--月--日(-) --時--分~ 【大会運営コミュニティの放送】※放送中ではない場合直近のタイムシフトが再生されます 二段:--月--日(-) --時--分~ 三段:--月--日(-) --時--分~ 段位戦ルール1.段位戦概要・要領 2.ポイント昇段、降段について 3.終了条件 4.補足 ルール 1.段位戦概要・要領 段位は一段~六段まであります。 対戦形式や進行 同段位の人同士で勝ちぬき戦を行います。 対戦する順番は参加希望先着順に始めます。 対戦で勝てばそのまま連戦、負ければ最後尾に並びます。 例)A、B、C、D、E、Fの順番に参加申請があった場合AとBが対戦をしAが勝てば次はA対Cになります。 その際はAは+1pt Bは-1pt(初段戦の場合は0pt)となり、Bは順番はFの後ろに並ぶことになります。 試合は7本先取 ※ただし5,6段の場合は10先となります。 部屋の設定はノンランク、マップアイテム無し、E+、観戦あり 勝ったほうが結果報告お願いします 参加人数が多い場合は複数試合を同時進行します。(後述4.補足参照) 参加方法 初参加時 ニコニコ生放送で初段戦放送時(最期の枠より2枠目前まで)にコメントで参加希望@テトリスフレンズのアカウント名と書けば参加できます。 2.ポイント昇段、降段について 試合に勝った場合は+1pt、負けた場合は-1ptされます。 試合を消化していきポイントが+3になったら昇段、-3になったら降段となります。 ただし初段戦の場合のみ負けてもポイントが下がることはありません。 その日の段位戦が終わってもポイントは引き継がれます。 ※運営側で認定しているテトリスフレンズの大会で優勝した場合には1段昇段となります。 その際ポイントは+3されるのではなく一つ上の段位に移行し0ptからのスタートとなります。 尚、4段~6段にいる方が優勝した場合は昇段はなしとなります。 3.終了条件 昇段や降段により人数が3人以下となる ニコニコ生放送で試合を開始してから4枠を終える なおその時の運営の判断で変動する場合があります。 4.補足 途中参加・棄権・参加申請後プレイできない状態の場合等 途中参加は可能です、ただし最期の枠より2枠前までとします。 途中棄権をした場合はその日の再度参加は不可とします。 試合発表外での途中棄権によるペナルティ等はありません。 もし、回線が繋がらない等の故意ではない場合は以下のようにします。 組み合わせが確定してないとき ⇒順番を最後尾に飛ばす 組み合わせが確定しているが試合は始まってないとき ⇒試合発表後の棄権は、不戦敗とします。 不戦敗した場合、ポイントはマイナスされます。また、降段もあるものとします。 試合が始まった後落ちた ⇒その試合を一時停止し、落ちた人が復帰次第再開、復帰できない場合は不戦敗となります 参加人数による同時進行の例 5人までは1部屋で対戦、6人以上なら2部屋同時進行 9人以上なら3部屋同時進行 14人以上なら4部屋同時進行 17人以上なら5部屋同時進行 また参加人数の上限は19人までです。 組み合わせに関して 当日の対戦では同じ人と再戦することにはしない予定です。
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ぬえ【登録タグ ぬ デフォ子 ニコニコ外公開曲 全てあなたの所以です。 曲 曲な行】 作詞:全てあなたの所以です。 作曲:全てあなたの所以です。 編曲:全てあなたの所以です。 唄:デフォ子 曲紹介 全てあなたの所為です。氏の「エヌ」の模倣。 プレイリスト「大問1」に収録。 現在は限定公開になっている。 歌詞 (動画より書き起こし) 本日は に御アクセスいただき、 誠にありがとうございます。 大変申し訳ございませんが、 この動画はアップロード者が した為、 ご覧になることができません。 またの御アクセスをお待ちしております。 光を厭う紙の中、 何を見ているのですか? 未だ来ぬ事務室で、 義務という名のパズルを組む。 あなたの既知を辿っていた、 後で引き返すために。 蠢く自我の郷里とは? 詐欺師(あなた)とは何者か? 遍く知る者に、 問うて問うて問うて問い続けるのです。 逢瀬を這える短二度は、 歪められた鳥居と知らずに。 光を厭う紙の中、 何を見ているのですか? 既に手の中に在らず、 中途半端なパズルを見ゆ。 己の無知に絶望した、 あなたの顔が見たくて。 蠢く朱の本位とは? 顧慮者(わたし)は何をすべきか? 瑕瑾に託せども、 聞けば「牽強付会の説に過ぎず」と。 柘榴に求む長三度、 頭蓋の線が繋がらずとも。 朱く塗られた現実は、 全てあなたの所以です。 歯向かおうとするなれば、 卑しき誤謬を抱えていて。 唸り、悔み、迷い星になり、 天命を待つのでしょう。 逢瀬を這える短二度は、 歪められた鳥居と知らずに。 光を厭う紙の中、 何を見ているのですか? 朱く塗られた現実は、 全てあなたの所以です。 コメント 名前 コメント
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アルカナコンボ基本ルート EF時限定ルート 基本連続技 1 EFC絡みなし。 ノーゲージ 1HC 画面端 2HC 3HC 2 EFC絡み タレアからのEFコンボ 画面端 応用連続技 アルカナ別愛のアルカナ 雷のアルカナ 時のアルカナ 樹のアルカナ 土のアルカナ 火のアルカナ 風のアルカナ 闇のアルカナ 魔のアルカナ 水のアルカナ 鋼のアルカナ 聖のアルカナ 氷のアルカナ 光のアルカナ 罰のアルカナ 罪のアルカナ 磁のアルカナ 鏡のアルカナ 音のアルカナ 花のアルカナ 顎獣のガイスト 運のアルカナ 剱神のガイスト コンボ動画 リニューアル検討中 アルカナコンボ 基本ルート EF時限定ルート 基本連続技 基本エリアルルート @JA JB J6B jc JA JB JC イディナ 空対空などで引っ掛けたときや、Cパル,5Bや2Eを対空で引っ掛けたときなどのエリアルコンボレシピ が最大ではあるが、高さによって省かなければならないときがある。 また、(JA)JB ディレイJC 着地5Borエリアルなどで引っ掛けから伸ばせることも覚えておきましょう。 1 EFC絡みなし。 まずはホーミングゲージコンボから。 ノーゲージ ~2B 2C A,Bウラガ イディナ ゲージがないけどダメージはとっておきたいという時のコンボ ~2B 2C A,Bタルナ 赤白イディナ ダメージはこっちのほうが上だが2B前に2Aを刻みすぎたりや、ジャンプ攻撃始動だと白どころか赤も繋がらないので注意 1HC ~2B タレア~ ダメージは低いが2Cが届かないときやとっさの判断に重宝するコンボ タレアからのコンボは後ほど ~2Cor6B 6HC 5A 5C AヴィルAパル 2A 5B エリアル 基礎中の基礎コンボでダウン取れるコンボ、画面端やキャラによってはエリアルを省かなければならない。 ~2Cor6B 6HC 5B 5C BヴィルAパル 2A5B エリアル 刻みすぎるとAパルが繋がらない。キャラによっては難しいが5B分ダメージup、Bヴィルの時に裏回るので画面端を背負ってるときなどどうぞ。 ~2Cor6B 6HC 2A 5C Aヴィル 2A 5C AヴィルAパル 2A 5B エリアル 2A 2B 2CやJB 5B 6Bなど事前に復帰補正がなければ入るコンボ 前述よりダメージは高い 画面端 2A*1~2 2B Aウラ 2A Bウラ 赤白イディナ NHC JB JC 5B エリアル 画面端コンボ。 2Aを刻みすぎたときや、2C入れてしまったときや、ジャンプ攻撃始動からなどは途中の(Aウラガ 2A)の部分を省くこと。 画面端近くだったときは2Aが入らないので2Aが入る距離を覚えておく必要がある。 2HC ~タレア アッパー部分をNHC(若干上入れ) JB JC 5B エリアル タレアからの追撃コンボ ~タレア アッパー部分を6HC 5C AヴィルAパル 2A5B エリアル タレアからの追撃その2、若干ダメージupはしているものの、画面端ではエリアルを省かなきゃいけないので結局ダメージが下がる ~2Cor6B 6HC 5A 5C AヴィルAパル 5A 5C AヴィルAパル 6HC 5B エリアル そこまでダメージは変わらないが、殺しきりたいときやカウンター始動などでダメージを稼ぎたい時など。 3HC ~2C ラススタバーニィ 相手がバーストしなかったときなど。 2 EFC絡み 基本アルカナは愛でのEFコンボ アルカナによっては愛よりEF時間が短いのでアルカナ選択によっては省かなければならない。(大半が愛より短い) また始動によって2ループ目や3ループ目の6Bや5Cなどが受身を取られるので始動選択にも注意が必要。 最大の利点である2C〆に持っていけるのでここから起き攻めに持っていって一気に勝負をつけよう。 2A 2B 2C EFC 6B 5C 2C Aヴィル ステ2A 6B 5C 2C Aヴィル 6B 5C 2C 愛、おそらく中央ノーゲージEFCの最大ダメージコンボ (2A 2A)or(JB 2A)orJC 2B 2C EFC 6B 5C 2C Aヴィル ステ2A 5C 2C Aヴィル 6B 5C 2C ヒット確認やジャンプ攻撃始動などで復帰不能補正があった場合のコンボその2 JC 2A 2B 2C EFC ステ2A 5C 2C Aヴィル ステ2A 5C 2C Aヴィル 6B 5C 2C その3 ~2C EFC 6B 5C 2C Aヴィル 6B 5C 2C 愛よりEF時間が短く、時と土以外はいけるコンボ。 始動は何でも入れるのでとっさや何使っていいかわからないときなどどうぞ。 タレアからのEFコンボ ~タレアッパー EFC 低空ダッシュJC 6B 5C 2C Aヴィル 2A 6B 5C 2C ~タレアッパー EFC ステ5B JB JE JC 6B 5C 2C 始動はJC2A2A2Bまでなら入ることを確認 2E始動のEFコンボ 2E>EFc>D>JB>JC>JE>JB>jc>J6B>JE>JC>イディナ 空ガしてる相手に当てた時などに。 画面端 ~Aウラ EFC Aウラ 赤白イディナ Aウラ 赤白イディナ 6HC 5B エリアル EF中にイディナ→Aウラが繋がることを利用したコンボ 始動が重いと途中のイディナが繋がらなくなるので注意 応用連続技 (空中の相手に)5B EFC JB JE JC 6B 5C 2C 5Bヒット確認でとっさに出来たらかっこいい、理想は引っ掛けJCからの追撃などからのEFC。 空に浮いててもダメージをとれる+起き攻めに持っていけるのでかなりおいしい。 Cパル EFC 5B JB JE JC 6B 5C 2C CパルからのEFC。 赤白イディナ EFC 6B 5C 2C Aヴィル 6B 5C 2C 画面端、赤白イディナからの2C〆 アルカナ別 愛のアルカナ 雷のアルカナ 時のアルカナ 樹のアルカナ 土のアルカナ 火のアルカナ 風のアルカナ 闇のアルカナ 魔のアルカナ 水のアルカナ 鋼のアルカナ 聖のアルカナ 氷のアルカナ 光のアルカナ 罰のアルカナ 罪のアルカナ 磁のアルカナ 鏡のアルカナ 音のアルカナ 花のアルカナ 顎獣のガイスト 運のアルカナ 剱神のガイスト コンボ動画 アルカナハート3 ゼニア wiki コンボ http //www.nicovideo.jp/watch/sm13401646 .
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このページはこちらに移転しました 帰り道がわからない 作詞/あくし 夕暮れの公園は 帰り道が 赤く染まって わからない 子ども達はみんな 帰り道が みんな帰って わからない ゆっくりと帰る 残される おうちへ太陽が 薄紫の 風が僕はどこへのか 吹くわからない帰る みんなわから帰り道が 帰りみんなわからない 帰り道がわからない
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大人にならないで Youtube https //www.youtube.com/watch?v=618B5UmDGT8 t=1530s 収録CD 【CD】わたしの、恋してるモノのすべて
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終わらない夏休み(エログロ小説注意) ├「プロローグ」 ├「胸に咲いた花」 ├「焼ける処女」 ├「餌づけ」 ├「食事は残さずに」 ├「長距離走者の孤独」 ├「三角あばれ馬」 ├「背伸びする年頃」 ├「処女喪失」 ├「血を吐く菊花」 ├「火のないところに煙立つ」 ├「母乳」 ├「血を吸う糸」 ├「家庭科地獄」 ├「美少女サンドイッチ」 ├「安易な逃亡」 ├「地獄を越えて」 ├「開く穴」 ├「腕がはえる」 ├「血乳吹く」 ├「白状しなさい!」 ├「血尿ラブレター」 ├「休養日」 ├「110番」 ├「うらぎりの代償」 ├「スーパーレシーブ」 ├「死してなお」 ├「ただのレイプ」 ├「解体の序曲」 ├「歯医者さんごっこ」 ├「指切りげんまん」 ├「石を喰う」 ├「蛇」 ├「恐怖のイス」 ├「出口なし」 ├「ラブラブ眉ちゃん」 ├「レンジでチン」 ├「焼き肉パーティー」 ├「弁慶の泣き所」 ├「太股ステーキ」 ├「散りゆく花」 ├「花火」 ├「裂果」 ├「風船」 ├「拷問の果てに」 └「エピローグ」 外伝1 └「残照」
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コスチューム 強攻撃早見表 得意技&必殺技&究極技 キャンセル行動 おすすめコンボ 攻撃力等 ピックアップ コスチューム コスチューム1 初期 体の各所が紫色 コスチューム2 初期 体の各所が赤色 強攻撃早見表 コンボ可否→ラッシュ格闘中に繋がるかどうか コンボ移行可否→当たった後に格闘コンボに移行できるかどうか 派生 コンボ可否 コンボ移行可否 強攻撃 1 × 可 強攻撃 2 × 可 強攻撃 3 ○ 否 強攻撃 4 × 可 強攻撃 上 ○ 可 強攻撃 下 × 可 溜め攻撃 N ○ 可 溜め攻撃 上 × 否 溜め攻撃 下 × 可 溜め攻撃 右 × 否 溜め攻撃 左 ○ 可 ※強攻撃:1は地上空中ともに2種類あるモーションのうち片方のみが繋がる 得意技&必殺技&究極技 技名 説明 入手方法 備考 得意技 テールアタック 相手の気弾を弾きながら攻撃,連続入力で5回まで攻撃が可能途中に対応したボタンを押すと強攻撃が出る 必殺技 連続デスビーム 相手に向けて複数の気弾を連続で発射する 被弾中にジャストバニシング可能なため実用性は低い 今度は死ぬかもね 相手に向けて岩を飛ばす ガード不能 大地烈斬 相手に向けて複数の気弾を連続で発射する ガード不能。硬直長め 50%の力 必殺技入力後に画面に表示されるボタンを押すと、連続で攻撃を繰り出す 格→格 生かしては帰さんぞ 相手に向けて気弾を発射する クリリンを殺した時の演出。ガード可 サイコキネシス 相手の動きを封じ込めるガードする事ができない デスビーム 相手に向けて光線を発射する 撃ち合い不可 究極技 この星を消す! 相手に向けて気弾を発射する 撃ち合い可能 キャンセル行動 キャンセル前 キャンセル行動 備考 溜め攻撃 レベル2 ラッシュ気弾 溜め攻撃 ジャスト ラッシュ気弾,スーパーライジング 溜め攻撃 最大 スーパーライジング 溜め気弾:レベル1 移動,必殺技,溜め攻撃,ジャンプ,上昇下降,ダッシュ 溜め気弾:ジャスト 必殺技,溜め攻撃 溜め気弾:最大 必殺技,溜め攻撃 ジャンプ溜め気弾(全て) 得意技,ステップ 強攻撃 1 得意技 強攻撃 2 溜め気弾,得意技 主力コンボ 強攻撃 3 得意技 繋がらない 強攻撃 4 溜め攻撃,得意技,ガード 一応繋がるが、そもそもラッシュ格闘から強攻撃4が繋がらない 強攻撃 上 得意技,スーパーライジング 空中コンボ スーパーライジング 強攻撃 下 ラッシュ格闘,得意技,必殺技 ラッシュ格闘 溜め攻撃,得意技,必殺技,ジャンプ コンボの〆に ジャンプ攻撃 ラッシュ格闘,溜め攻撃,得意技 溜めモーション ステップ,スーパーライジング,気力溜め おすすめコンボ ラッシュ格闘→キャンセル必殺技 ダメージ:約9100(今度は死ぬかもね) お手軽必殺技コンボ 強攻撃 2→キャンセル溜め気弾,キャンセル移動→得意技3止め→ラッシュ気弾→強攻撃 上 基本コンボ。他の派生が繋がらないので強攻撃 2に頼る事になる 強攻撃 上はラッシュ3撃目からは繋がらないので注意 強攻撃 2→キャンセル溜め気弾,キャンセル移動→得意技3止め→ラッシュ気弾 ラッシュ格闘→キャンセル必殺技 恐らく最高ダメージをたたき出すコンボ。必殺技を使わない場合は溜め攻撃 ジャストで 強攻撃 下→サイコキネシス→気溜め→必殺技など 強攻撃:下がガードされるので、必殺技発動時のアーマーでラッシュの仰け反りを無効化してサイコキネシスを決める 気溜めである程度気力を回復させたら、あとはお好きに 強攻撃 2→キャンセル溜め気弾→キャンセル上昇→ラッシュ気弾(相手の後ろに回り込みながら)→強攻撃:4→(キャンセルガード)→強攻撃:下→強攻撃:3→キャンセル得意技4止め→ラッシュ格闘→キャンセル必殺技or溜め攻撃:ジャストor強攻撃:上 ダメージ:約18000(今度は死ぬかもね)or約11000(溜め攻撃:ジャストまで)or約12000(空中コンボまで) 溜め気弾の痺れを利用し、ラッシュ気弾を一発ずつ撃ちながら相手の背後に周り、強引に繋げるという宇宙の帝王らしからぬせこいコンボ。強攻撃:1が片方しか繋がらないため編み出された苦肉の策である。 溜め気弾からは移動キャンセルでも繋げられるが、キャンセルの仕方で移動スピードが変わってしまうのでかえって難しい。 当然だが気弾はすぐに撃たず痺れ時間の間移動してから撃つ方が背面に回りやすい ラッシュ途中にガード→テールアタック→ラッシュ途中にガード以下ループ まともに使えばハメ技が簡単に出来る操作だが 実はいろんなキャラのネタコンにも使える 攻撃力等 相手は通常悟空 必殺技はブースト無し 行動名 ダメージ 備考 ラッシュ格闘 1760(352×5) 地上時は7HIT 溜め攻撃:レベル1 441 溜め攻撃:レベル2 485 溜め攻撃:ジャスト 575 溜め攻撃:最大 686 強攻撃:1 352 強攻撃:2 129 強攻撃:3 345(115×3) 強攻撃:4 686 強攻撃:上 240 空中コンボ 1983(352×4+575) 最後途切れる 強攻撃:下 240 移動攻撃 129 ジャンプ攻撃 129 ダッシュ攻撃 262 追撃:1 262 追撃:2 575 ラッシュ気弾 260×7 溜め気弾:レベル1 325 痺れ効果 溜め気弾:ジャスト 455 〃 溜め気弾:最大 390 〃 投げ 1186 ダウン攻撃 182 踏みつけ×2→蹴り飛ばし 得意技 782(156×5) 連続デスビーム 5420 10HIT デスビーム 5356 サイコキネシス 406 今度は死ぬかもね 7394 生かしては帰さんぞ 8331 50%の力 7176(2392×3) 大地烈斬 5722(2861×2) この星を消す! 14456 被ダメージ補正 0 ※第三形態と比較して 格闘・増(第二よりやや劣る) 気弾・減(第一、第二より若干低い。発射数は多い) 投げ・増(第一程度) 得意技・ほぼ変わらず 必殺技・増 防御力・増(第一、第二と同等) ピックアップ 宇宙の帝王のレイブラ的評価 DB三大悪の一人、フリーザ様 しかし、レイブラ内では残りの緑とピンクな奴らに比べると明らかに一歩後ろな性能になっている 他二人と違い、溜め攻撃 ジャストや痺れ溜め気弾、テールアタックなどで魅せるキャラクターと言える また、必殺技などはガー不技や隙のない光線系も揃っているので申し分なく 実戦でも十分強キャラ達と張り合える性能だ 強1からのコンボ移行可になってるけど本当に?無理な気がするんだけど -- 名無しさん (2009-12-31 00 38 47) ごめん得意技の存在忘れてたわ -- 名無しさん (2009-12-31 10 48 58) 溜め気弾→c移動で背後とる練習してるけど安定しないorzやっぱりラッシュ気弾使うしかないのか? -- 名無しさん (2010-01-03 15 03 28) ↑移動が低速になる時と高速になる時があるんだよね。条件がよく分からない。毎回高速で出せれば気弾なしでもいけると思うんだけど。 -- 名無しさん (2010-01-03 22 40 43) ↑なるなる。どうもラッシュ気弾は使う気になれないから今のところ溜め気弾→c上昇→お手軽ピシュンでぎりぎり背後に回ってる。こっちも安定せんけど… -- 名無しさん (2010-01-04 01 14 55) ↑気弾使えば安定はするけどいかにもせこくさいからねw -- 名無しさん (2010-01-04 08 08 29) 単に間合いに入ると遅くなるだけだから、移動キャンセルでまず後ろに下がればいいんじゃない? -- 名無しさん (2010-01-04 14 51 54) ↑回り込む間に相手のしびれが治っちゃうと思う -- 名無しさん (2010-01-04 16 10 50) やってみれば分かるけど完全に同じ間合いなのに早い時と遅い時がある -- 名無しさん (2010-01-04 18 42 27) だいたい強2からの溜め気弾で背後に周れる確立は70%くらいかな。キャンセル上昇とか魅せ以外に使い道ない、てか実用できんの? -- 名無しさん (2010-08-22 17 09 01) 名前 コメント
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63 :名無しさん@ピンキー [sage] :2006/06/05(月) 02 23 08 ID HVNZGBN/ 翌日。幹也は学校が終わると同時に、喫茶店「グリム」へと向かった。 ヤマネが「明日」と言ったからではない。 単純に、退屈だったからだ。退屈だったからこそ、いつものようにグリムへ行き、地下の狂気倶楽部へと向かった。 いつものように、そこには二人の少女がいた。 マッド・ハンターと、ヤマネだ。 幹也は唄いながら十三階段を降り終え、二人に挨拶した。 「おはよう」 「ん、ん、ん? おはようと言った所でもう夕方よ」 「授業中退屈で寝てたんだよ――おはようヤマネ」 言葉を向けられると、ヤマネの顔に、満面の笑みが浮かんだ。 脳が蕩けたかのような笑顔を浮かべながらヤマネが言う。 「おはよっ、お兄ちゃんっ! 今日はなにするっ!?」 にこやかに挨拶をするヤマネに笑いかけ、幹也はいつもの指定席に座る。 長机の一番奥の椅子に。 いつもと違う事があるとすれば――幹也が本をとるよりも早く、その膝の上に、ヤマネが乗ってきたことだ。 まるで、昨日の分も甘えるとでも言うかのように、ヤマネは全身で幹也にすりよる。 臭いをつける猫に似ていた。 ヤマネが、二つ名の通りに『ヤマネ』ならば、今ごろ幹也は穴だらけになっていただろう。 「今日はずいぶんと甘えるね」 幹也もそう感じたのか、言いながら栗色の髪の毛を撫でる。 撫でられたヤマネは気持ち良さそうに微笑み、言う。 「――お兄ちゃんっ、昨日のコって誰かなっ!?」 64 :名無しさん@ピンキー [sage] :2006/06/05(月) 02 32 12 ID HVNZGBN/ 唐突なその問いに、幹也の手が止ま――らなかった。 まったく動揺することなく、頭をなでながら、幹也は言う。 「妹だよ」 「妹?」 逆に、ヤマネの動きが止まった。 その答えをまったく予想していなかったのか、瞳はきょとんとしていた。 何を言っているのかわからない、そういう顔だ。 家族がいないとでも思っていたのだろうか――そう思いながら、幹也は言う。 「妹。家族だよ」 「仲」惚けたまま、ヤマネは問う。「良いのかなっ?」 見ての通りだよ、と幹也が応えると、ヤマネは「そっかぁ。えへへ」と、笑った。 楽しそうに、笑った。 楽しそうに笑う場面ではないというのに。安堵の笑みなら分かる。幹也を取られないという安堵ならば。 けれども、ヤマネの笑いは違った。 どこか被虐的な――自嘲じみた、歪に楽しそうな笑みだった。 「家族かぁ! いいなぁ、いいねっ! お兄ちゃんも、ヤマネの家族だよねっ、だってお兄ちゃんだもんっ!」 楽しそうに笑ったままヤマネは言う。 幹也は「そうだね」と適当に頷き、ヤマネの軽い体を机の上に置く。 退屈だった。 妹もヤマネもどうでもよかった。退屈を潰せるのならば。 いつものように――幹也は、ヤマネの首に手をかける。 「うふ、ふふふっ、うふふふふっ! あは、あはっ! お兄ちゃん、楽しいねっ!」 ヤマネは笑っている。 いつもとはどこか違う、歯車が一つ壊れたような笑み。 幹也は構わない。歯車が壊れても遊べることには変わりない。 歪な、歪な今までとは違う歪さの二人。 その二人を見ながら、マッド・ハンターはひと言も発さず、楽しそうに笑ってみている。 65 :名無しさん@ピンキー [sage] :2006/06/05(月) 02 39 15 ID HVNZGBN/ 結局、その日は、いつもよりも早く帰ることになった。 ヤマネの反応が、いまいち面白くなかったからだ。常に笑っているだけでは、壊しがいがない。 反応を返してくれるからこそ、退屈しのぎになるのだ。 そう考えながら、幹也は一人、家へと帰る。 ごく普通の一般家庭の中に、普通の子供として帰る。 肌に少女の臭いが残るだけだ。家族は情事としてしか見ないだろう。 まさか首を絞め、異常な交わりをしているとは、少しも思わないだろう。 「雨に――唄えば――雨に――唄えば――」 ワン・フレーズを繰り返しながら幹也は歩く。 頭の中には、もうヤマネのことはない。あるのは、里村・春香のことだ。 図書室から飛び降り自殺をした春香のことを考える。 今もなお考えるのは――死んだ瞬間、春香のことが好きだったからだと、幹也はなんとなく考えている。 一瞬だけ退屈がまぎれるような――人を好きになれるような――幸せだと感じるような―― 不思議な感覚が、『あの一瞬』にはあった。 人にとっては異常とも思える思考と記憶にたゆたいながら、幹也は家へと帰る。 「雨に、唄えば――」 唄いながら扉を開け、家へと入る幹也は気づかない。 ――電柱の陰に隠れるように少女がいる。ワンピースをきて、栗色の髪の毛をした少女が。裸足のまま、じっと、幹也が入っていった家を見ている。 ヤマネに、後をつけられ、家を知られたことに、幹也は気づかない。 幹也の家を知り、幹也の部屋に電気がついたことを確認したヤマネは、楽しそうに笑いながらその場を去っていく。 ヤマネの頭にある考えは、一つだけだ。 ――お兄ちゃんは、ヤマネだけのものなの。 (続)