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A Big Gun Epic 4月5日 双葉島北部海岸 その日、霧に包まれた双葉島北部の砂浜に複数の水死体が打ち上がった。 男性2人、女性1人、男児1人、水鳥3羽、猫2匹… 普段ならば、人間はともかく、海岸にある水鳥の死体など、誰も不思議には思わないだろう。 しかし、これらの死体には共通点があった。 死体の消化器官から肺にかけて多数の傷があり、出血が確認されたのである。 調査した検死官によれば、死体になってから後、魚や微生物にやられたわけではなく、生前から消化器官や肺がやられていた可能性が高いとのことであった。既存の寄生虫、死体の生前の治療記録などが調査されたが、答えらしきものを見つけることは出来なかった。 その後、二日に渡って、警察と海上保安庁により、他の死体の有無、そして何らかの手がかりを求めて調査が行われた。しかし、この季節には珍しく霧の日が続いたこともあり、調査はなんら得るところなく終わった。 「ずっとこの天気だ……いやな、本当にいやな霧だな……」 調査に当たった警察官の一人がそっと呟いた。だが、その呟きもまた、同僚の耳に入ることもなく、霧の中に飲み込まれていった。 4月12日 双葉学園高等部男子学生寮 学生寮にはキッチンがある。そもそもは、学生の自炊用に設けられているのだが、その使用頻度はお世辞にも高いとは言えない。 せっかくあるのにもったいない、そう思った俺、牧野徹(まきのとおる)は、親友たる根本宗太郎(ねもとそうたろう)を優雅な日曜の昼餉に誘うことにした。 「と、いうわけでたまには飯作ろうぜ!」 根本が困惑した顔を見せる。 「飯、作るの? 俺とお前で?」 俺は基本、優しいから同じことを何度でも答えてしまう。 「そう、俺らで飯作ろうぜ!」 俺の朗らかな呼びかけに対して、根本は大きくため息をつく。 「いいけどさぁ……俺、野菜炒めと野菜、親子丼しか作れねーぞ? 何作るんだよ?」 「ラーメン! ねも、ラーメン好きだろ?」 俺はそう言って、ラーメンの生麺の袋を取り出した。先日スーパーで買ったものだ。ネット上のとあるサイトでオススメされていたのを見て、買ってみたのだ。 「おーけー、そこまで用意されてるんじゃやるしかないな……全力は尽くそう……」 そして、俺と根本のキッチンスタジアムが開幕した。 「ねも!キャベツとってくれ!」 俺は根本に指示を出す。ところが、根本の方に顔を向けた際、リーゼントが無防備な根本の顔面を強打する。 「いでっ!?」 「あ、悪い」 リーゼントが根本の顔面を強打した瞬間、いい音がした。 (調理中) 塩味をベースにして、たっぷりのキャベツ、もやし、白髪ネギと剥きエビを乗せたラーメンが完成したのは、その10分後のことであった。 「なんだこれ!?うめぇっ!!」 根本が驚愕と感動のコラールを叫ぶ。 「だろう? たまには自分で飯作るのもいいもんだろう?」 「牧野、普通にすげぇっ!!」 そりゃ、そうだろう。母を亡くして以来、ずっと自分で自分の飯を作ってきたのだから。 俺の家は、初等部に入学した頃はごく普通の家庭だった。父も母も優しく、いつも一緒に遊んでくれたものだった。 初等部4年のときに、母は重い病気にかかった。そして、2年の闘病生活の果てに亡くなった。 母が病死した後、父は崩れてしまった。 酒に溺れ、暴力を振るうようになった。だが、まだ我慢できた。 次第に、見るからに安っぽい女を連れ込むようになった。それも一人ではなかった。これは我慢できなかった。 幸い、双葉学園は全寮制であるため、自分からアクションを起こさない限り、家族と会う必要はなかった。何度か実家に帰ったこともあったが、決まって後悔した。 大好きだった母を亡くし、優しかった父を失くし、最後に残ったのは、腐れ縁の友達だけだった。 根本宗太郎、ねもは、いつもへらへらと、ニヒルというかやる気があるようなないような言動ばかりしている。おまけに、自分の性癖を正直に吐露しようとしないむっつりスケベ(多分)。そんなやつなのだが、なかなかいいやつなのだ。 小学5年生のとき、俺の母が病気になり、危ないと言われた。そのとき、ねもは俺の母の病気平癒を祈願して双葉神宮に百度参りをしてくれた(どうも、実際のところは数え間違いを犯して、98回くらいらしいが)。 あいつがあのとき、俺に持ってきてくれた双葉神宮の御守りは、今も俺の財布の中に入っている。 結局、母は死んでしまったが、あいつが御守りを届けてから数日の間、一時的に母の体調が回復し、母とゆっくり話す時間を得ることが出来た。 今、俺のテリトリーと呼べる場所は、ねもをはじめ、何人かの友人と構成された双葉学園の空間しか残っていない。 きっと、いつまでもこのままでやってはいけないのだろうけど、今は、少なくとも今はこれで十分だった。 食事を終え、俺は根本に一つお願いをしてみた。 「実は、先日ラルヴァ討伐に行かされたんだが、まだ慣れてないせいなのか、うまく当たらねーんだよ。一人でやるのもあれだから、練習に付き合ってくれ」 「当てるって、何を?」 根本がさっぱり分からない、という顔をする。 「俺の異能だよ。リーゼントキャノン」 「ぶっ!」 根本が麦茶を噴いた。だが、こっちは真剣だ。俺の異能とは、この自慢のリーゼントを砲身として魂源力を弾丸として打ち出し、敵を攻撃するというものなのだ。打ち出すものが魂源力であるため、連続的な射撃回数には制限があるが、物理的な実体を持たないようなラルヴァに対しても効果がある。 しかし、先日のラルヴァ討伐戦において、初陣だったこともあり、柄にもなく緊張してしまい、何度も外してしまったのだ。 「いまひとつ、照準が正確じゃないんだよ……」 まず、自分のリーゼントから、どのように魂源力が発射されているのかを把握し、練習によって狙いの精度を矯正していかなければならない、そう思っていた。 「分かった。せっかく飯もご馳走になったことだし、付き合うぜ。で、牧野、俺は何をすればいいんだ?」 俺は根本を連れて森林公園にやって来た。この奥まったところにある貯水池近辺は滅多に人が来ないエリアであるため、なにかしらこっそりやるのには適していた。 「本当に見てるだけでいいのか?」 根本が問う。 「どんな風に魂源力がリーゼントから出ているのか、見ててくれ、それだけでいい。あ~、もしできるなら、携帯電話でその時の動画を撮っといてもらえると助かるわな」 「了解した」 根本はポケットからアクアブルーの携帯電話を取り出した。俺は買っておいた安物のビニールボールを貯水池に投げ込む、あれが今回の標的だ。 「始めるぜ」 俺は根本の準備が済んだことを確認すると、頭部のリーゼントへと魂源力を集中させていった。魂源力をチャージして、強力な一撃を放つこともできるが、今回は練習だ。その必要はない。 俺はリーゼントが軽く金色に光った段階で魂源力を発射した。この時点で根本は笑いをこらえ切れず、噴き出している。 「ファイエルぅぅぅっ!」 リーゼントの先端から金色の光弾が放たれ、ビニールボールのやや手前で水柱をあげた。次第に波が収まり、ビニールボールが存命中であることが確認される。 「どうだったねも? リーゼントからまっすぐ弾は出てた?」 根本は腹筋を押さえながら、携帯を突き出してきた。動画で確認しろ、ということなのだろう。 「おい、牧野、いくらなんでもさ、リーゼントキャノン発射時に、後頭部からバックブラストが出るのは反則だろう……ダメだ、思い出したら腹筋が……いてて……」 動画で確認したところ、リーゼントの先端が地球に負けて、やや垂れており、そのせいで魂源力の弾丸が下よりに発射されているようだった。 俺は根本と話し合い、幾つかの解決作を試してみることにした。 A案:台座によってリーゼントを固定する 俺と根本は、そこら辺にあったダンボールや発泡スチロールで、覗き穴つきの台座を作り、その上にリーゼントを乗せて固定、射撃を行ってみた。 しかし、今度は覗くのに夢中になると、リーゼントが台になっている部分と擦れ、微妙に角度を変えてしまい、ダメだった。 ただ、箱の上にリーゼントがツチノコのように乗っかり、魂源力を打ち出す様子は、横で見ていた根本の腹筋を破壊するのには十二分な威力を持っていたようだった。 B案:リーゼントを短くして射軸の安定を図る 俺のチャームポイントなので、問答無用で却下である。 C案:リーゼントをポマードでより固める とりあえず、近くの薬局に行き、何種類かのポマードやハードスプレーを買ってきて試してみた。しかし、一回リーゼントを解除すると、再構成に時間がかかるため、根本は途中で帰宅してしまった。 その後、俺は一人で出口の見えない戦いを続け、油性のポマードとハードスプレーを併用することで、以前よりも堅く、しっかりしたリーゼントを構築することに成功したのである。 翌日、根本と再び行われた試射では、10回中8回命中という好成績を収めることができた。 「いいじゃん! 牧野! これなら実戦でも心配ないんじゃないか?」 手を叩く根本に向かって、手を差し出し、ハイタッチを決める。 まだまだリーゼントキャノンの命中精度には向上の余地があるものの、照準のつけやすさと安定性ははるかに良くなった。 「特訓つきあってくれてサンキュな! 今日はなんかうまいもん作ってやるよ、一緒に食おうぜ!」 「マジか! 喜んで食べちゃうぜ!」 同日 双葉学園醒徒会 醒徒会にはとある事件に対する警察からの協力要請が来ていた。例の双葉島北部海岸における連続水死体事件である。 その日も、例の消化器官から肺にかけて多数の傷を持った水死体があがった。しかもその水死体は、以前、この海岸を調査した警察官の一人だった。今回の水死体には以前のそれとは異なる点があった。水死体の体内から小さな二枚貝が発見されたのである。そして、それはラルヴァであった。 ラルヴァの種類の同定は双葉大学に依頼された。数時間後に帰ってきた結果には、その正体について「蜃の幼生が疑われる」とのことであった。 「蜃」は双葉島でも過去に確認されたことのある二枚貝のラルヴァであるが、あくまで蜃気楼を見せるだけなので、人間に直接被害をもたらした例は報告されていない。 伝説では、蜃気楼を吐き出す巨大ハマグリとされ、その吐き出す気が海上に楼閣などを出現させることから、「蜃気楼」と呼ばれるようになったとされる。 それがなぜ、水死体の体内から発見されたのか、更なる調査と研究に期待された。 ただ、ラルヴァの同定を担当した助教授が、知人である本学生物学教諭の佐久間盛寛(さくまもりひろ)と、この話題について居酒屋で話し合った際、修士論文で二枚貝の生態を研究していた佐久間先生は「グロキディウム幼生」と呟いたという。それは、魚類の鰓に付着する、二枚貝の幼生の名だった。 また、もう一つ、新たに分かった事実があった。動物はともかく、水死体として上がった被害者たちは、いずれも発見される数日前に一度はこの双葉島北方の海岸を訪れていたのである。 翌日、醒徒会の指揮の下、副会長である水分理緒(みくまりりお)と、対ラルヴァレーダーとして名高い神那岐観古都(かんなぎみこと)ら数名が、蜃の探知と、海水の採取のために現地を訪れることになった。 4月14日 双葉島北部海岸 その日、俺と根本は、北部にある海浜公園に来ていた。ここは、島に数箇所ある人造砂浜(もっとも、人工島たる双葉島に天然の海岸などないのだが)の一つであり、豊富な砂量と、アサリ、バカガイなどの定着率の良さから、潮干狩り場としても有名なスポットだった。 静かな森の中の貯水池とは違い、ここならば、遠距離で、波間に揺れる標的に対するリーゼントキャノンの射撃訓練ができると考えたのだ。 「だが、いいのか? なんか死体が上がったから、海には入らないようにって、看板出てたぞ?」 根本が不安そうに言う。根本はいつもやる気のないことばかり言っている癖に、規則はちゃんと守るクチなのだ。面倒くさがり屋だからこそ、無用のトラブルを避けるために、規則に従順なのかもしれないが。 「別に海ん中に入るわけじゃねーから大丈夫じゃん? それにこの砂浜が一番視界がいいぜ」 ちょうど干潮時だったのだろう、初夏や秋の最大干潮に比べれば大したことないが、それなりに潮が引き、海底にあったはずの砂地や貝殻が顔を覗かせている。 「じゃあ、さっさとはじめっか!」 俺は蛍光塗料が塗られたビニールボールをあらん限りの力で遠投する。今回の標的は、遠距離で動く目標だ。 さすがにこの距離だと外すことの方が多いが、リーゼントキャノンを貯め撃ちすることで、爆発に巻き込むようにして、ビニールボールを吹っ飛ばすことが出来た。 「いい感じじゃん? 溜め撃ちすれば、精密射撃とか気にしなくていいんじゃね?」 根本が言うことももっともなのだが、問題もあるのだ。 「あんまり溜めると首に来る反動もでかくなるんで、狙いがそれることもあるんだよ。だから、つえーチャージショットは近距離しか使えねーんだ」 俺らの練習はしばらく続いたが、すぐに霧が出て来てしまい、いくら派手な色合いにペイントされたビニールボールでも視認が難しくなってきた。おまけに、普通の霧ならまだしも、やや褐色の霧が立ち込める。黄砂とかのせいだろうか? 太陽の光の屈折具合がなんたらかんたらなことになっているのだろうか? 「ちょっとトイレ行ってくるわ!ねもも一緒に連れションクロスファイアーするか!?」 「いや、全力で遠慮しとく」 特訓に付き合うのに飽きてしまい、根本は先程から砂浜に寝っ転がって読書をはじめてしまっている。あいつの好きなSF小説だろう。 俺は砂浜の外れ、少しヒルガオなどの海浜植物の群落が生い茂っている場所まで行き、放尿して帰ってきた。 砂浜の人影が増えていた。それも女子の制服、腕章からして醒徒会だろうか? 一人はその特徴的な髪の色と巫女装束から、対ラルヴァレーダーとして名高い神那岐だろう。 (危ねー、危ねー、立ちションする方向を間違えていたら、大変なことになるところだったじゃねーか!) 俺はそう思いながら、急いで社会の窓を閉鎖し、元来た道を歩いていく。霧はさらに濃くなっていた。俺が彼女達に近寄り、挨拶しようとしたその時 「ここから動かないでください! ラルヴァがいます!」 神那岐は凛とした声で言い放った。その輩には副会長の水分もいる。もう一人、黒髪の扇子をいじくっている女子生徒は知らない顔だった。 「霧を吸わないでください! すぐになんとかします!」 水分は精神を集中するかのように目を閉じると、すぅっと息を吐いた。 次の瞬間、目を見開くと同時に、何かを払うかのように、右手で正面の空間を薙ぐ。 その瞬間、水分の手で弾き飛ばされたかのように、一定の範囲の霧が消し飛ぶ。まるで、パンッと音が聞こえてきそうな光景だった。 「すげぇ……」 初めて見る副会長の異能だった。 「貴方、2年生ですね? 秋野くん……?」 水分が穏やかな声で尋ねてくる。だが、俺は秋野じゃない。 「牧野!」 「失礼しました……ここにはラルヴァがいます。貴方はここで一体何を?」 「いや、俺はダチと異能の特訓をしてただ……」 俺はそこで根本の姿がないことに気がついた。根本が寝そべっていた辺りには、あいつのものであろう文庫本だけが落ちている。 「ねもはどこだ!? 根本っていう俺のダチがこの辺にいたはずだ」 俺は霧の彼方にかすかに動く人影を見つけた。 「おい!?」 根本は、波打ち際をふらふらと歩いていた。靴が海水に浸かっているのを、まるで気にもしていないかのように、海へ向かって歩いている。 (何やってんだお前!?) 明らかに様子がおかしかった。根本はしゃがみ込み、海水をすくおうとしている。 「危険です! 海にはラルヴァが!」 「ねも! しっかりしろ! おいっ!」 俺は靴が濡れるのも構わず根本に走りより、その体を抱き止める。海水を飲もうとしていた根本は、その衝撃でぐらりと仰け反った。まるで夢遊病でも起こしているかのように、捕まえても抵抗もしなかった。その両腕はだらりと下がり、両手ですくおうとした海水が垂れていく。 「う?……」 頭がズキッと痛んだ。そこには、水分によって弾き飛ばされた褐色の霧が溜まっていた。次第に頭がぐらぐらし始めた。 (この霧はやばい……) まるでひどい船酔いでもしたかのように、思考することが億劫になる。立っていることが困難になり、俺は根本を後ろから抱きかかえたまま、その場に膝をついてしまった。再び動き出そうとする根本を懸命に抑えつける。 靴下の辺りとお尻が海水に浸かってしまった。ふと、俺は見た。海水の中を、無数の何かが活発にうごめいている。 ここから離れないといけない、本能的にそう感じていたが、体が思うように動かなかった。霧が濃い。水分らがどの辺りにいるのか、いや、海がどっちで砂浜がどっちなのかも分からなくなってきた。 「こっちです!」 次の瞬間、俺と根本の周りの霧が晴れた。 「早く、こちらに…!」 水分が俺と根本の周りの霧を弾いてくれたのだ。 「行くぞ、ねも! うおおおおおおっ!!」 俺は残る力を総動員して根本を抱き上げ、走った。何度も倒れそうになりながら砂浜を走り、そして、水分らの前に倒れこんだ。頭から砂浜にダイブし、口内にじゃりっとした感触が広がる。 「いってぇ……」 顔面からダイブしたことで正気を取り戻したようだ。根本が呻き声を上げ、咳き込む。 「あの霧、そして海水は危険です。海水の中には小さなラルヴァがいます。そして、この先に一体だけ、大きなラルヴァがいます。」 神那岐が静かに海の一角を指差す。しかし、その先は霧で何も見えなかった。神那岐は説明を続ける。 「おそらく、褐色の霧も、通常の霧も、どちらもあの大きなラルヴァが出しているものです。詳しいことまでは分かりませんが、褐色の霧からは、何か、嫌な感じがします」 「どうすればいい?」 俺は水分と神那岐の顔を交互に見た。 「ここは逃げましょう。今は戦う術がありません。ただ、その前に、我々がここに来た目的を達成しなければいけません。」 水分が手を振り上げると、海水が海からヘビのように飛び上がり、水分の後方にあった自動車くらいのサイズの大きなポリタンクへ、ごぽごぽと吸い込まれていく。 「大丈夫か、ねも?」 さっきまでの「霧」による「酔い」は次第に覚めていった。 「け……のどが……のどが渇いた……水を、水を飲まないと……」 根本は正気を取り戻したものの、まだ苦しそうだ。 「ちょっとだ、もうちょっと待ってろ」 ものの数分でその大きなポリタンクはいっぱいになる。さすがに水分は少し疲れたようだった。 「ふぅ……ふぅ……では、星崎さん、お願い……ちょっと容量が大きいけれど、大丈夫かしら?」 「ん? 大丈夫ですよ、副会長。あそこに止めてある大学の車まででしたね?」 ふと星崎という苗字で思い出した。星崎真琴(ほしざきまこと)、2-Cの異能者で、その異能はテレポーテーション。自分の移動だけでなく、モノを移動させることもできるらしい。 星崎はポリタンクに両手を添えると、じっと海とは反対側を見つめた。俺がその視線の先を追うと、そこにはカーキ色の軽トラが停まっていた。恐らく、あの荷台にポリタンクを移動させるのだろう。 「ん!」 星崎の掛け声と共に、ポリタンクは一瞬にして消え去る。目を車の方に向けると、ちょうど荷台の上にポリタンクは鎮座していた。 「副会長、成功ですよ」 「ご苦労さま、じゃあ、帰りましょう……お友達、大丈夫ですか? 適当なところまで、星崎さんに飛ばしてもらいますか?」 水分に言われ、俺は根本の方を振り返った。 「いや、俺は……大丈夫で」 「まあ、ねも、無理すんなって!」 俺は根本をひょいと背中に背負うとそのまま歩いていくことにした。 「牧野……すまん……」 「ん~? まあ、あんま気にすんなって」 俺と根本は、そのまま水分の作る霧に対する安全圏の中を移動し、双葉学園へと帰って行った。根本はそこで先生の車に乗せられ、病院へと運ばれた。命に別状はなく、翌日には退院できるとのことだった。 そして、病院の検査結果より、あの褐色のガスは神経に作用し、幻覚を見せることが疑われた。根本は激しいのどの渇きを覚え、海水であるにも関わらず、水を飲みたいという欲求で一杯だった。 後半に続く トップに戻る 作品保管庫に戻る
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5月6日-5月12日← 2024年5月14日(火) LF-NRNネット 対戦 幹事局 終了時間 解説 実況 リポーター 備考 本番- 巨-デ LF 20 56 江本孟紀 煙山光紀 山内宏明 KNBにネット(富山開催) 予備1 ヤ-広 RCC 20 56 谷繁元信 師岡正雄 洗川雄司 LF制作裏送り 予備2 中-神 SF 21 21 山崎武司 吉川秀樹 源石和輝 MBSにネット 予備3 オ-ロ MBS 中継無 太田幸司 近藤 亨 その他ナイトゲーム 対戦 幹事局 終了時間 解説 実況 リポーター 備考 中-神 CBC 21 21 荒木雅博 榊原悠介 宮部和裕 ABC,HBC,TBC,RKB,KRY,NBC,RKK,OBSにネット オ-ロ RBC 20 46 大嶺祐太 片野達朗 本行慶子 沖縄開催のため特別中継(RKB予備兼) デーゲーム 対戦 幹事局 終了時間 解説 実況 リポーター 備考 日-西 HBC 15 59 金村 曉 山内要一 川畑恒一 楽-ソ TBC 16 21 杉山賢人 守屋 周 塩入未央 RKBにネット KBC 16 11 前田幸長 林田悟志 玉置佑規 TBC制作裏送り Raku (不明) 古川翔輝 南 隼人 ---- 古川はゲスト解説扱い 特記事項 HBC,CBC,ABCは予備カード設定なし【日-西】STV取材 木戸聡彦 中継カードがない局 QR 17 57 ライオンズナイターSP 高橋将市 SET UP!!20 00 パンプキンポテトフライの盾 KBC MANDAN(拡大版)※当日は「楽-ソ」のデーゲームのみ中継 2024年5月15日(水) LF-NRNネット 対戦 幹事局 終了時間 解説 実況 リポーター 備考 本番- 巨-デ LF 21 01 田尾安志 山内宏明 煙山光紀 全国24局ネット 予備1 ヤ-広 RCC 20 56 谷繁元信 洗川雄司 師岡正雄 LF制作裏送り 予備2 中-神 SF 21 26 山本 昌 森 貴俊 吉川秀樹 MBSにネット(LFも一部ネット) 予備3 オ-ロ MBS 中継無 ※屋内球場より下位(取材 近藤亨) その他ナイトゲーム 対戦 幹事局 終了時間 解説 実況 リポーター 備考 中-神 CBC 21 21 川上憲伸 光山雄一朗 榊原悠介 ABC,HBC,RKBにネット(21 18以降CBC,ABCのみ) オ-ロ RBC 20 46 石嶺和彦 片野達朗 本行慶子 沖縄開催のため特別中継 デーゲーム 対戦 幹事局 終了時間 解説 実況 リポーター 備考 日-西 HBC 16 56 鶴岡慎也 川畑恒一 山内要一 楽-ソ TBC 16 31 大塚孝二 松尾 武 林田悟志 KBCにネット RKB 16 36 鉄 平 飯野雅人 守屋 周 TBC制作裏送り Raku (不明) ---- 南 隼人 ---- ゲスト 河内一朗 特記事項 LFのSF中-神ネットは21 06-21 15 中継カードがない局 QR 17 57 ライオンズナイターSP 高橋将市 SET UP!!20 00 文化放送麻雀特番 M荘!五本場 KBC MANDAN(拡大版)※当日は「楽-ソ」のデーゲームのみ中継 2024年5月16日(木) LF-NRNネット 対戦 幹事局 終了時間 解説 実況 リポーター 備考 本番- 中-神 SF 21 21 福留孝介 吉川秀樹 源石和輝 MBS,LF含む全国28局ネット その他ナイトゲーム 対戦 幹事局 終了時間 解説 実況 リポーター 備考 中-神 CBC 21 26 吉見一起 宮部和裕 水分貴雅 ABC,HBC,RKBにネット(21 15以降CBC,ABCのみ) 中継カードがない局 QR 17 57 ライオンズナイターSP 高橋将市 SET UP!!19 00 マネージャー対抗 乃木坂野球部交流戦!20 00 ナイチンゲールダンスのおはようございますラジオ KBC MANDAN(拡大版) 2024年5月17日(金) LF-NRNネット 対戦 幹事局 終了時間 解説 実況 リポーター 備考 本番- 広-巨 RCC 21 16 安仁屋宗八 一柳信行 伊東 平 LF含む全国31局ネット 予備1 デ-中 SF 21 31 若松 勉 大泉健斗 胡口和雄 LF制作裏送り 予備2 神-ヤ ABC 21 31 真弓明信 高野純一 大野雄一郎 予備3 ロ-日 STV 22 06 野村弘樹 山田 透 松本秀夫 LF制作裏送り 予備4 ソ-西 KBC 21 31 森福允彦 小林徹夫 沖 繁義 予備5 オ-楽 ABC 中継無 ※屋内球場より下位(取材 佐藤修平) その他ナイトゲーム 対戦 幹事局 終了時間 解説 実況 リポーター 備考 デ-中 CBC 21 36 荒木雅博 榊原悠介 ---- CBC本社からのオフチューブ 神-ヤ MBS 21 31 能見篤史 金山 泉 大村浩士 広-巨 NHK 21 15 緒方孝市 高木修平 武本大樹 中国5県のみ放送 ロ-日 HBC 22 11 荒木大輔 斉藤一美 川畑恒一 QR制作裏送り オ-楽 Raku (不明) 浅井宏太 鈴木光裕 ---- 浅井はゲスト解説扱い ソ-西 RKB 21 31 秋山幸二 植草 峻 茅野正昌 QRにネット(21 28まで。HBC,MBS予備兼) 2024年5月18日(土) 全試合デーゲーム 対戦 幹事局 終了時間 解説 実況 リポーター 備考 デ-中 SF 17 01 笘篠賢治 高橋将市 斉藤一美 QR制作裏送り CBC 17 01 彦野利勝 宮部和裕 ---- CBC本社からのオフチューブ 神-ヤ ABC 17 01 濱中 治 大野雄一郎 北條瑛祐 MBS 17 06 藪 恵壹 大村浩士 金山 泉 (SF第1予備カード兼) 広-巨 RCC 17 36 山崎隆造 石田 充 小宅世人 ロ-日 HBC 17 16 岩本 勉 山内要一 ---- HBC本社からのオフチューブ オ-楽 Raku (不明) ---- 佐藤 修 ---- ゲスト 柳雄介 ソ-西 RKB 16 59 岸川勝也 井口 謙 ---- 試合自体は時間内に決着 KBC 17 11 藤原 満 和田侑也 田上和延 (SF第2予備カード兼) ナイター枠の対応 NRN(QR裏) 砂山圭太郎のSET UP!!※実質KRY山口ローカル LF 17 50 ショウアップナイターSP ラジオペナントレース19 00 鬼滅ラヂヲ19 30 マネージャー対抗 乃木坂野球部交流戦!20 30 岩谷麻優 輝きラジオ MBS 18 00 豊永真琴のMBSミュージックパーク延長SP19 00 ナジャ・グランディーバのレツゴーサタデー 中継カードがない局 NHK 14 05-15 55 野村萬斎のラジオで福袋こどもの日目前SP(再)16 05-18 00 大相撲夏場所 七日目※上記以外の時間は定時ニュース等を放送 2024年5月19日(日) 全試合デーゲーム 対戦 幹事局 終了時間 解説 実況 リポーター 備考 デ-中 SF 17 41 松沼博久 斉藤一美 寺島啓太 QR制作裏送り CBC 17 46 吉見一起 水分貴雅 ---- CBC本社からのオフチューブ 神-ヤ ABC 17 56 関本賢太郎 北条瑛祐 佐藤修平 広-巨 RCC 16 41 天谷宗一郎 小宅世人 一柳信行 ロ-日 HBC 17 26 新垣勇人 卓田和広 ---- HBC本社からのオフチューブ オ-楽 Raku (不明) ---- 本間拓人 ---- ゲスト 柳雄介 ソ-西 RKB 16 49 攝津 正 冨士原圭希 櫻井浩二 KBC 16 56 藤原 満 田上和延 和田侑也 (SF予備カード兼) Nack 16 51 ---- 加藤 暁 ---- 特記事項 【神-ヤ】MBS取材 川地洋平 ナイター枠の対応 MBS 18 00 ナイチンゲールダンスの絶対ラジオやったほうがいいよ19 00 ギャロップの「ぎゃ」 5月6日-5月12日←
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鳶縞 キリ 酒とタバコがあれば他はいらないわぁ 基本情報 スペシャルキャラクター 名前 鳶縞 キリ(とびしま きり) 学年・クラス 高等部 2年生 A組(ただし登校せず部室直行) 第九建築部:通称「大工部」部長 性別 ♀ 年齢 20 身長 175cm 体重&3サイズ 58kg B93 W59 H94(Fカップ) 性格 普段は酒狂いのねーちゃん、真面目な時はちゃんとした部長さんでもキレたらヤクザ 生い立ち 17歳の時に対ラルヴァ戦で負傷、両腕を肩口から無くす1年間生死の境をさ迷い奇跡的に生還、1年間寝たきり、さらに1年間義腕の訓練に費やすそのせいで20歳の癖に高2 基本口調・人称 私、君orあなた、~くん親しい人の名前を変な読み方で呼ぶ癖がある(全員そう呼ぶとは限らない)普段は語尾をよく延ばす「~~だわぁ」等、お水系の人(水分さんじゃないよ)みたいな喋り方キレると完全にヤクザな喋り方になる 特記事項 とにかく酒とタバコが大好き、そのせいで周りからよく怒られる肩甲骨くらいまでの長さのストレートヘアーを肩口で縛って右肩を通して体の前面に流している伊達メガネを使用していて普段は穏やか、というか割とヘタレで調子のりそしてノリと勢いを大事にする変なねーちゃん最大の特徴は両腕が義腕ということ キャラデータ情報 スペシャルキャラクター 総合ポイント 25+5 レベル 9-1 物理攻防(近) 4 物理攻防(遠) 1 精神攻防 3 体力 4 学力 6 魅力 1 運 2 能力 身体強化 特記事項 両腕の義腕は付け替えが可能 スペシャルキャラで+5ポイントしつつ8ポイント余ってます 能力 単純な身体強化、これが能力の全て 学力のほとんどを建築関連に使っています 設計や図面引きなどが事務所内での主な業務 たまに現場に出てダイエットがてら運動もします ポイントが大量に余っているのは両腕が無くなったので全盛期の力が出せない為です その他詳細な設定 義腕を三種類持っている 両脇腹をそのまま上に延長していった用に両肩から先が無く 機械製のアタッチメントパーツが着いている わかりづらい人はハガレンのエドを想像してください 音声認識「イジェクト」で強制パージします 第一の義腕は日常生活用 普段つけている義腕で、かなり精密な動きが可能 さらに有機素材で表皮を作っているため 肘の少し上についている廃熱用のスリットを隠すと見た目は普通の腕と変わりません 間接部が好きに曲がる軟体仕様、主にギャグ用に使います 動力源は魂源力で動く為、この義腕をつけている間は身体強化は出来ません 第二の義腕はお仕事用 (現在追加中なので反転させています) { 大工作業の為に使うパワーアームです} { ある程度細かいことは出来ますが精密なことは出来ません} { 見たらすぐ分かるほどのロボットアームですがパッと見ではバランスが悪いほどでは無いです} { 背中に小さいバックパック状の動力を背負います} { バックパックから両腕に動力が送られ魂源力と両用して動かします} { そこそこ重いので身体強化しないと腰と膝を痛めることになるでしょう} 第三の義腕は戦闘用 (現在追加中なので反転させています) { 戦闘用の義腕です} { 装着して直立しても膝くらいまで長さがあります} { 背中全てを覆う程の動力パックを背負います} { お仕事用と同じくバックパックから動力が送られます} { かなり重いので全力で身体強化しないと立てません} { 男の夢、ロケットパンチ(有線式)が可能} 登場作品 【「大工部」の人たち 第一話】 【ある中華料理店店員の選択】 その2 【「大工部」の人たち 第二話 前編】 作者のコメント 事故で負った傷のせいで戦う時は常に全力が出せない制限が掛かっていて、その結果のパラメーターです 死なない限りかませ可です、キャラが掴みにくい場合はスレでご質問ください
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【名前】藤沢 来栖 (ふじさわ くるす) 【クラス】2-I 【性別】男 【身長】160cm 【性格】お調子者 面倒臭がり 【口調・人称】一人称 俺 二人称 あんた 三人称 さん 【能力】合理的強奪 (ローリスクハイリターン) 体力と引換に自分が記憶してあるものを呼び出す能力。 右手で触れて記憶したものを「ロード」の掛け声で左手から呼び出す。 大きさによって体力の消耗の度合いが変わり、小さいものなら散歩程度の疲れだが大きくなると全力疾走直後程度の疲労が襲ってくる。 体力の消耗は差があるが魂源力自体の消費は何を呼んでも一定である。 出したものをしまうことは出来ない。 前に出て戦うのに向いていない能力+自身の戦闘センスから後方から銃火器で射撃するスタンスを取る。 主兵装は猟銃仕様のベネリM3 【その他詳細な設定】 風紀委員の町田 来栖 (まちだ くるす)と同一人物。 本人は嫌がっているが調子にのりやすい性格からか、傍から見るとノリノリでやっているように見える。 学校に来ても真面目に授業を受けていることが少なく、教室にいる姿を見るのは珍しい。 六谷彩子と有葉千乃がちょっと苦手。
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重換 質 「わたしは戦力外です」 基本情報 名前 重換質(しげかえ・まこと) 学年・クラス 高等部2年・L組 性別 女性 年齢 16 身長 164 体重 48 性格 (自称)クールビューティのボケ娘 生い立ち 実家はかなり裕福 基本口調・一人称 「わたし」/基本丁寧語 基本口調・二人称 完全に心を許した相手以外へは、さんづけ、または肩書 特記事項 とくになし キャラデータ情報 総合ポイント 22 レベル 7 物理攻防(近) 4 物理攻防(遠) 3 魂源力 3 体力 2 学力 4 魅力 4 運 2 能力 質量転嫁 特記事項 下記参照 異能力は「質量転嫁〈Mass pressing〉」触れた物体へ自分自身の全質量を押しつける 触れた生物に重りをつけてやることも可能で、相手は触られないようにする以外の拒否権はない 一度に重たくできる対象は常にひとつ。解除するのは触れていなくてもできる 物体Aに質量を押しつけてから、物体Bの質量を吸い取る、というような使い方はできない 彼女自身は一匹狼気質の部分があるが、親友である四方山智佳と覘弥乃里は可能な限り行動を供にしようとする 質からは「智佳、弥乃里」、ふたりにいっぺんに呼びかける場合は「あんたたち」 登場作品 ROND 作者のコメント 設定上の誕生日は11月1日(計量記念日)です
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高田春亜 「あははは、下着くらい気にしないしない」 基本情報 名前 高田春亜(たかだはるあ) 学年・クラス 中学一年N組 性別 自称いい女 年齢 13歳 身長 154cm 体重 49kg 性格 色々と大雑把でネジが色々緩んでいる。羞恥心が足りない。 生い立ち オカルトマニアのご先祖様の影響で怪しげな地下室のある部屋で育つ 基本口調・人称 あっけらかんとした喋り、アタシ、キミ、アイツ 特記事項 エロ方面への解放を目指しすぎたせいか逆に使いづらい気もするけど一応エロ担当。誘いへタレとかになる予定も無し。素敵な魔法の数B84(F)W55H82 キャラデータ情報 総合ポイント 14 レベル 3 物理攻防(近) 1 物理攻防(遠) 4 精神攻防 2 体力 2 学力 1 魅力 3 運 1 能力 魔法系異能、身体に刻まれた文様と踊りを儀式として雷撃を放つ。儀式に掛かる時間が長いため、近接戦闘には不向き。雷撃の操作制度は高い。 特記事項 身体に呪術文様が刻まれているが、魂源力を通していないときは見えない。脱いで文様が曝け出されているほうが効率がいい。 その他詳細な設定 登場作品 シャイニング!シリーズ 作者のコメント 中一にするの忘れてて高校生設定にしちゃったので修正しました。 エロやっちゃダメなんじゃねえの!?
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混沌平原1 混沌平原2 混沌平原2(三妖精の大木前) 混沌平原3 混沌平原3(要フックショット) 大蝦蟇の池 九天の滝 地底 迷いの竹林 魔界1 魔界2 魔界3 樹海 同じ敵がいろんなところに出てくるので、 特定のモンスターのドロップ品が欲しい時は同じ場所に固執せずに、 他の場所に行った方がモンスターの出現率高くなるかも。 混沌平原1 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 ゴブリン 妖怪 60 光 斬 ? ゾンビキラー(5.0%) - ゾンビキラーは2層冥界あたりまで現役で使える スケルトン 不死 90 火殴光 斬 カマイタチ 闇の欠片(1.0%) - バクテリオファージ 精霊 50 光 斬 メルトウェポンポイズン弱肉強食の追い打ち 壊れた財宝(0.5%) - ポイズン→弱肉強食の追い打ちのコンボ プ 付喪神 40 雷 突 プラズマホールサンダーピアースバグ 神々の遺産(1.0%) A 全体麻痺のバグが厄介 狸 獣 70 火 殴 ヒートウェポン 弾幕ガーダー(5.0%) - 弾幕ガーダーは魔法を使っていても盾発動可 混沌平原2 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 ナース 魔法使い 61 闇 斬 ファングクラッシュ回復の水スリープ 壊れた腕輪(1.0%) - ホーネット 蟲 46 斬水雷 突 急降下斬撃(毒付与) 壊れた財宝(0.5%) - メイド 戦士 77 闇 斬 ソニックブレード スタッド・レザーアーマー(5.0%) - 混沌平原2(三妖精の大木前) 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 ヴァンパイアバット 鳥 16 突雷 斬 吸血 ? - キャタピラー 蟲 45 殴水地 斬 アースウォール ? - スライム 水棲 21 火水 殴 消化 ? - ハブ 爬虫類 27 水 斬 斬撃(毒付与) ? - バケバケ 不死 20 火光 殴 斬撃(呪い付与) ? S ブラブラ 精霊 10 水 斬 ファイヤーアロー ? S ブルブル 精霊 10 火 斬 アイスチル ? S 毛玉 妖怪 25 光 突 - ? イベント 毛玉イーター 獣 35 火 斬 前歯 ? - 混沌平原3 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 アーチャー 戦士 114 殴闇 突 乱れ撃ち 壊れた財宝(0.5%) - ディスガイア インファントデーモン 魔神 180 光 斬 シャドウボルトシャドウバーストダークハンドダークザッパー 灼熱のローブ(5.0%) - オーク 妖怪 115 光 殴 ボーンクラッシュスタンブロー 妖精の忘れ物(1.0%) - ゾンビ 不死 151 火光 殴 斬撃(麻痺付与) 銀河のアミュレット(5.0%) - ディーコン 魔法使い 105 闇 突 スターブレイズスターシャイニングミュートパワーデクリーズ回復の水 古の祓物(1.0%) - デュース 魔神 62 光 斬 シャドウボルトダークハンドデス・チェイスシャドウバースト 壊れた財宝(0.5%) - - パヨカカムイ 精霊 138 斬地 殴 サンダーハンドドレインタッチ呪詛 サイレンスゴールド(5.0%) - ブロブ 水棲 169 火水 殴 消化 クッション(5.0%) - マジシャン 魔法使い 83 闇 殴 ファイヤーアローファイヤーボールアイスチルブリザードアースジャベリンキャニオンクラッププラズマホールライトニングマジックミサイルマジックストーム 魔源石(2.0%) - モー・ショボー 鳥 93 突雷 突 ドレインタッチチャーム誘惑サンダーハンド 早業の短剣(5.0%) - 物理カウンターでチャームを使用。式神にはならない早業の短剣は逃走に便利 ライカンスロープ 超越 120 突 斬 地獄爪殺法ルナティックボイス 素早い木材(1.0%) - ランフォリンクス 鳥 150 突雷 突 急降下地獄爪殺法 フレイル(5.0%) - 混沌平原3(要フックショット) 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 ハイバケバケ 不死 150 火光 殴 斬撃(呪い付与) 綺麗な鏡(10.0%) - 呪い付与の攻撃を持っている ハイスライム 水棲 135 火水 殴 消化 壊れた財宝(10.0%) - ハイ毛玉 妖怪 140 光 突 - 鋼鉄(10.0%) - ハイ妖精戦士(剣) 戦士 180 闇 斬 ミラージュブレードメテオザッパー 鉄鉱石(10.0%) - ハイ妖精戦士(槍) 戦士 190 闇 突 ブランディッシュインペイルチャージ 竹竿(10.0%) - ハイ妖精戦士(斧) 戦士 200 闇 殴 ハードヒット炸裂撃 つけもの石(10.0%) - ハイ妖精魔法使い 魔法使い 160 闇 殴 ファイヤーアローファイヤーボールアイスチルブリザードプラズマホールライトニングアースジャベリンキャニオンクラップスターブレイズスターシャイニングシャドウボルトシャドウバーストマジックミサイルマジックストーム 魔源石(5.0%) - 手長足長 巨人 555 斬地 殴 無呼吸連打スタンブローテンプルクラッシュギガントヒットグランドバスター 巨人の篭手(2.0%) - 戦闘時4体編成のシンボル巨人の篭手は合成素材にもなる メタルゆっくり 不明 3 ? ? 逃走 ゆっくりメダル(4.0%) E 経験値755戦闘時4体編成のシンボルで低確率 大蝦蟇の池 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 ウッドゴーレム 付喪神 150 火 殴 強撃ボーンクラッシュバーストショック モーニングスター(5.0%) - グレートミジンコ 水棲 75 雷 殴 アイスチル冷たい息 瑞雲のアミュレット(5.0%) - キモかわいい水ランド一定以上で冷たい息使用 ジェイソン 獣 73 火 斬 ひき逃げ 神々の遺産(2.0%) - センポクカンポク 爬虫類 87 水 殴 ポイズンブレス斬撃(毒付与)消化 水の欠片(2.0%) - デュース 魔神 62 光 斬 シャドウボルトダークハンドデス・チェイスシャドウバースト 壊れた財宝(0.5%) - - パトロール 天使 80 闇 殴 スターブレイズスターハンドスターシャイニング 壊れた財宝(0.5%) - - メデューサヘッド 超越 80 突 斬 凝視斬撃(毒付与) ネザ(5.0%) - ランドタートル 爬虫類 100 水 斬 ファングクラッシュ 綺麗な鏡(5.0%) - 愛宕権現 妖怪 200 雷光 殴 ファイヤーアロープラズマホール竜巻 古の祓物(2.0%) - 古戦場の火 精霊 55 水 殴 ファイヤーアロー炎の息 火の欠片(1.0%) - 火ランド一定以上で炎の息使用 滝霊王 植物 95 斬火 斬 アースジャベリンプラズマホール 霧のローブ(5.0%) - 妖怪山のカラス 鳥 53 突雷 斬 急降下 雷の欠片(1.0%) - 九天の滝 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 グレートミジンコ 水棲 75 雷 殴 アイスチル冷たい息 瑞雲のアミュレット(5.0%) - キモかわいい水ランド一定以上で冷たい息使用 センポクカンポク 爬虫類 87 水 殴 ポイズンブレス斬撃(毒付与)消化 水の欠片(2.0%) - バクテリオファージ 精霊 50 光 斬 メルトウェポンポイズン弱肉強食の追い打ち 壊れた財宝(0.5%) - ポイズン→弱肉強食の追い打ちのコンボ プ 付喪神 40 雷 突 プラズマホールサンダーピアースバグ 神々の遺産(1.0%) A 全体麻痺のバグが厄介 メデューサヘッド 超越 80 突 斬 凝視斬撃(毒付与) ネザ(5.0%) - ランドタートル 爬虫類 100 水 斬 ファングクラッシュ 綺麗な鏡(5.0%) - 愛宕権現 妖怪 200 雷光 殴 ファイヤーアロープラズマホール竜巻 古の祓物(2.0%) - 古戦場の火 精霊 55 水 殴 ファイヤーアロー炎の息 火の欠片(1.0%) - 火ランド一定以上で炎の息使用 滝霊王 植物 95 斬・火 斬 アースジャベリンプラズマホール 霧のローブ(5.0%) - 妖怪山のカラス 鳥 53 突雷 斬 急降下 雷の欠片(1.0%) - 地底 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 ぐず 水棲 215 雷 斬 炎の息ファングクラッシュウォーターパルス 火龍のアミュレット(5.0%) - 2回行動。炎の息使用時は1回行動で威力は全体に10~30 グレートミジンコ 水棲 75 雷 殴 アイスチル冷たい息 瑞雲のアミュレット(5.0%) - キモかわいい水ランド一定以上で冷たい息使用 ジェイソン 獣 73 火 斬 ひき逃げ 神々の遺産(2.0%) - ストーンサーバント 付喪神 105 地 殴 アースジャベリンソーンバインド焼き鏝 つけもの石(2.0%) - 見た目通りの固さ センポクカンポク 爬虫類 87 水 殴 ポイズンブレス斬撃(毒付与)消化 水の欠片(2.0%) - デュース 魔神 62 光 斬 シャドウボルトダークハンドデス・チェイスシャドウバースト 壊れた財宝(0.5%) - - ドヴェルグ 妖怪 71 光 殴 スタンブローボーンクラッシュ 鋼鉄(2.0%) - - パトロール 天使 80 闇 殴 スターブレイズスターハンドスターシャイニング 壊れた財宝(0.5%) - - ハンドレッドレッグ 蟲 125 殴水地 斬 斬撃(毒付与)テイルチョップまきつく地震 毒蛇の鱗鎧(5.0%) - 地震のダメージは全体に60~70 ブラッドサッカー 不死 78 火光 突 吸血ファイヤーチェイスアースチェイス 壊れた腕輪(1.0%) - 刑天 巨人 94 斬 斬 メテオザッパー五月雨攻撃 妖精の忘れ物(1.0%) - メテオザッパーの威力は全体に30~40盾装備 古戦場の火 精霊 55 水 殴 ファイアーアロー炎の息 火の欠片(1.0%) - 火ランド一定以上で炎の息使用 滝霊王 植物 95 斬火 斬 アースジャベリンプラズマホール 霧のローブ(5.0%) - 迷いの竹林 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 ストーンサーバント 付喪神 105 地 殴 アースジャベリンソーンバインド焼き鏝 つけもの石(2.0%) - 見た目通りの固さ タイガー 獣 270 火 斬 前歯怒号 ? - デスクスター 付喪神 88 雷 突 HDDクラッシュ 壊れた財宝(0.5%) - ドヴェルグ 妖怪 71 光 殴 スタンブローボーンクラッシュ 鋼鉄(2.0%) - - ナース 魔法使い 61 闇 斬 ファングクラッシュ回復の水スリープ 壊れた腕輪(1.0%) - ファイター 戦士 109 闇 殴 スタンブローバーストショック 壊れた財宝(0.5%) - マカイサン 蟲 99 斬水雷 斬 毒霧ラジエーションミスト 雷電のアミュレット(5.0%) - 毒のダメージは毎ターン40 マジシャン 魔法使い 83 闇 殴 ファイヤーアローファイヤーボールアイスチルブリザードアースジャベリンキャニオンクラッププラズマホールライトニングマジックミサイルマジックストーム 魔源石(2.0%) - メイド 戦士 77 闇 斬 ソニックブレード スタッド・レザーアーマー(5.0%) - モー・ショボー 鳥 93 突雷 突 ドレインタッチチャーム誘惑サンダーハンド 早業の短剣(5.0%) - 物理カウンターでチャームを使用。式神にはならない早業の短剣は逃走に便利 ライカンスロープ 超越 120 突 斬 地獄爪殺法ルナティックボイス 素早い木材(1.0%) - ランドタートル 爬虫類 100 水 斬 ファングクラッシュ 綺麗な鏡(5.0%) - 刑天 巨人 94 斬 斬 メテオザッパー五月雨攻撃 妖精の忘れ物(1.0%) - メテオザッパーの威力は全体に30~40盾装備 魔界の花びら 植物 92 斬火 突 香り 地の欠片(1.0%) - 魔界1 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 ファイター 戦士 109 闇 殴 スタンブローバーストショック 壊れた財宝(0.5%) - マカイサン 蟲 99 斬水雷 斬 毒霧ラジエーションミスト 雷電のアミュレット(5.0%) - 毒のダメージは毎ターン40 マジシャン 魔法使い 83 闇 殴 ファイヤーアローファイヤーボールアイスチルブリザードアースジャベリンキャニオンクラッププラズマホールライトニングマジックミサイルマジックストーム 魔源石(2.0%) - 魔界の花びら 植物 92 斬火 突 香り 地の欠片(1.0%) - 魔界2 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 アリゲイター 爬虫類 140 水 斬 テイルチョップファングクラッシュ 壊れた財宝(1.0%) - オーガ 巨人 365 斬地 殴 力溜め強撃ぶちかまし 壊れた財宝(1.0%) - 力溜め後、ぶちかまし オーク 妖怪 115 光 殴 ボーンクラッシュスタンブロー 妖精の忘れ物(1.0%) - クイックシルバー 付喪神 109 - 殴 デススリープデクリーズ 極光のアミュレット(5.0%) - ゴースト 不死 99 光 殴 シャドウボルトドレインタッチ 壊れた財宝(0.5%) - ゾンビ 不死 151 火光 殴 斬撃(麻痺付与) 銀河のアミュレット(5.0%) - タイガー 獣 270 火 斬 前歯怒号 ? - パヨカカムイ 精霊 138 斬地 殴 サンダーハンドドレインタッチ呪詛 サイレンスゴールド(5.0%) - ブロブ 水棲 169 火水 殴 消化 クッション(5.0%) - マカイサン 蟲 99 斬水雷 斬 毒霧ラジエーションミスト 雷電のアミュレット(5.0%) - 毒のダメージは毎ターン40 マタンゴ 植物 97 斬火地 殴 サイレスブラインドデクリーズ 竹竿(1.0%) - ライカンスロープ 超越 120 突 斬 地獄爪殺法ルナティックボイス 素早い木材(1.0%) - 魔界の花びら 植物 92 斬火 突 香り 地の欠片(1.0%) - 魔界3 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 アーチャー 戦士 114 殴闇 突 乱れ撃ち 壊れた財宝(0.5%) - ディスガイア アポストル 天使 175 闇 殴 スターハンドスターブレイズスターシャイニングホーリーザッパー 光の欠片(1.0%) - アリゲイター 爬虫類 140 水 斬 テイルチョップファングクラッシュ 壊れた財宝(1.0%) - インファントデーモン 魔神 180 光 斬 シャドウボルトシャドウバーストダークハンドダークザッパー 灼熱のローブ(5.0%) - ヴィーナスマントラップ 植物 111 斬火 斬 斬撃(麻痺付与)弱肉強食の追い打ち 素早い木材(1.0%) - オーガ 巨人 365 斬地 殴 力溜め強撃ぶちかまし 壊れた財宝(1.0%) - 力溜め後、ぶちかまし オーク 妖怪 115 光 殴 ボーンクラッシュスタンブロー 妖精の忘れ物(1.0%) - クイックシルバー 付喪神 109 - 殴 デススリープデクリーズ 極光のアミュレット(5.0%) - ゴースト 不死 99 光 殴 シャドウボルトドレインタッチ 壊れた財宝(0.5%) - ゾンビ 不死 151 火光 殴 斬撃(麻痺付与) 銀河のアミュレット(5.0%) - ディーコン 魔法使い 105 闇 突 スターブレイズスターシャイニングミュートパワーデクリーズ回復の水 古の祓物(1.0%) - デスクスター 付喪神 88 雷 突 HDDクラッシュ 壊れた財宝(0.5%) - パヨカカムイ 精霊 138 斬地 殴 サンダーハンドドレインタッチ呪詛 サイレンスゴールド(5.0%) - ハンドレッドレッグ 蟲 125 殴水地 斬 斬撃(毒付与)テイルチョップまきつく地震 毒蛇の鱗鎧(5.0%) - 地震のダメージは全体に60~70 ファイター 戦士 109 闇 殴 スタンブローバーストショック 壊れた財宝(0.5%) - ブロブ 水棲 169 火水 殴 消化 クッション(5.0%) - ライカンスロープ 超越 120 突 斬 地獄爪殺法ルナティックボイス 素早い木材(1.0%) - リザードマン 爬虫類 133 水 斬 ファルコンスラッシュカマイタチミラージュブレード 壊れた財宝(0.5%) - 盾装備 レッサーヴァンパイア 超越 250 光 突 吸血コントロールマジックアシッドストームリリースバリアダークルアーシャドウバースト 壊れた財宝(1.0%) - 鉱山の村 付喪神 178 地 殴 マイティ・シールドウォールプロバケイションサクリファイス・ボム 鉄鉱石(2.0%) - 土蜘蛛 蟲 120 殴地 斬 斬撃(毒付与)スパイダーネットブレードネット 天山のアミュレット(5.0%) - 魔界の花びら 植物 92 斬火 突 香り 地の欠片(1.0%) - 樹海 名称 種族 HP 弱点 通常攻撃 技・魔法 ドロップ 式神 備考 アーチャー 戦士 114 殴闇 突 乱れ撃ち 壊れた財宝(0.5%) - ディスガイア アポストル 天使 175 闇 殴 スターハンドスターブレイズスターシャイニングホーリーザッパー 光の欠片(1.0%) - インファントデーモン 魔神 180 光 斬 シャドウバーストシャドウバーストダークハンドダークザッパー 灼熱のローブ(5.0%) - ヴィーナスマントラップ 植物 111 斬火 斬 斬撃(麻痺付与)弱肉強食の追い打ち 素早い木材(1.0%) - オーク 妖怪 115 光 殴 ボーンクラッシュスタンブロー 妖精の忘れ物(1.0%) - バクテリオファージ 精霊 50 光 斬 メルトウェポンポイズン弱肉強食の追い打ち 壊れた財宝(0.5%) - ポイズン→弱肉強食の追い打ちのコンボ パトロール 天使 80 闇 殴 スターブレイズスターハンドスターシャイニング 壊れた財宝(0.5%) - - パヨカカムイ 精霊 138 斬地 殴 サンダーハンドドレインタッチ呪詛 サイレンスゴールド(5.0%) - ハンドレッドレッグ 蟲 125 殴水地 斬 斬撃(毒付与)テイルチョップまきつく地震 毒蛇の鱗鎧(5.0%) - 地震のダメージは全体に60~70 ブロブ 水棲 169 火水 殴 消化 クッション(5.0%) - マカイサン 蟲 99 斬水雷 斬 毒霧ラジエーションミスト 雷電のアミュレット(5.0%) - 毒のダメージは毎ターン40 マジシャン 魔法使い 83 闇 殴 ファイヤーアローファイヤーボールアイスチルブリザードアースジャベリンキャニオンクラッププラズマホールライトニングマジックミサイルマジックストーム 魔源石(2.0%) - マタンゴ 植物 97 斬火地 殴 サイレスブラインドデクリーズ 竹竿(1.0%) - ライカンスロープ 超越 120 突 斬 地獄爪殺法ルナティックボイス 素早い木材(1.0%) - ランフォリンクス 鳥 150 突雷 突 急降下地獄爪殺法 フレイル(5.0%) - リザードマン 爬虫類 133 水 斬 ファルコンスラッシュカマイタチミラージュブレード 壊れた財宝(0.5%) - 盾装備 レッサーヴァンパイア 超越 250 光 突 吸血コントロールマジックアシッドストームリリースバリアダークルアーシャドウバースト 壊れた財宝(1.0%) - 鉱山の村 付喪神 178 地 殴 マイティ・シールドウォールプロバケイションサクリファイス・ボム 鉄鉱石(2.0%) - 土蜘蛛 蟲 120 殴地 斬 斬撃(毒付与)スパイダーネットブレードネット 天山のアミュレット(5.0%) - 魔界の花びら 植物 92 斬火 突 香り 地の欠片(1.0%) -
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覘 弥乃里 「えー、うちはべつにすごくないよ?」 基本情報 名前 覘弥乃里(てん・みのり) 学年・クラス 高等部2年・L組 性別 女性 年齢 16 身長 155 体重 46 性格 あやしい関西弁もどきで話すボケ娘。料理はうまい 生い立ち 実は天涯孤独の身らしい 基本口調・一人称 「うち」/あやしいはんなり口調 基本口調・二人称 相手によってコロコロ変わる。愛称を設定していない場合は「あんさん」 特記事項 とくになし キャラデータ情報 総合ポイント 22 レベル 7 物理攻防(近) 1 物理攻防(遠) 1 魂源力 8 体力 1 学力 3 魅力 3 運 1 能力 位相界の眼 特記事項 下記参照 異能力は「位相界の眼〈Ethereal Eye〉」 絶対座標でラルヴァの所在を感知する究極の索敵能力 不可視のエレメンタル・ラルヴァであろうが発見できる ただし本人がわかるのは「そこにラルヴァがいる」という事実のみ それ以上のことは一切わからない 能力の使用中は外界をまったく知覚できず、無防備 親友である重換質、四方山智佳と一緒にいることがほとんど 彼女から質へは「まこち」、智佳へは「ともち」 身長の割に重いことからうかがえる通りかなりのナイスバディだが確定サイズは記載しない 登場作品 ROND 作者のコメント 設定上の誕生日は3月10日(富士山レーダー記念硬貨発行日)です
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神楽 二礼 「刃物じゃないからセーフっすよ?」 基本情報 名前 神楽 二礼(かぐら にれい) 学年・クラス 高等部 1年生 B組 風紀委員見習い 性別 女 年齢 16 身長 155㎝ 体重 懲罰台にのるっすか? 性格 人を馬鹿にするのが大好き。後、地味に馬鹿 好きなもの 肉の一杯入ったチャーハン 人をからかうこと 嫌いなもの 肉の入ってないチャーハン からかい甲斐の無い人 生い立ち 都内にあるそこそこ有名な神社の娘。ちいさい時から男の子に混じって遊びまわるくらい元気な娘だった。何処で道を踏み外してこんな外道巫女になったのかは不明。拍手と同じく実家の神社を継ぐための婿探しと神道系の大学へ行くための前準備として双葉学園に入る。 基本口調・人称 あまり語尾に「!」が着くように声を荒げることはなく飄々としたしゃべり方で語尾は「~っす」(語尾は癖で、余裕が無くなると抜けます)人を小馬鹿にするような喋り方が基本私、あなた、目上は「~さん」年下は呼び捨て 特記事項 巫女万歳な黒髪ストレートの長髪を腰の後ろで赤いリボンで纏めた髪型顔は美人というよりも可愛い系後、巨乳※注:普段の服装は制服です風紀委員見習いなので非番の時意外は常に制服、非番の時だけ普通の私服巫女服は祭事や神事の時だけです キャラデータ情報 総合ポイント 20 レベル 5 物理攻防(近) 3 物理攻防(遠) 1 異能力 5 体力 4 学力 2 魅力 2 運 3 能力 神下ろし(かみおろし):『場』を用意し神楽を舞うことによって実家の神社で祀られている神を召還する その他詳細な設定 魂源力は人並みだが、実家の神木の枝を拝借して作った木刀を振るう。幼き日より家族同然に育った木から生まれた刀はその身の延長のように振るえ、魂源力を浸透させることが出来る。魂源力の篭った刃はエレメント系のラルヴァですら傷つけることが可能になるが、物理攻撃力が増す訳ではないので鉄とか切れるわけではない。 コンクリート殴っても木刀の方が折れます。 能力についての補足 巫女として実家の本殿にすむ神を四つ角を清められた触媒で作った結界『場』と呼ばれる所に召還する 『場』の広さ、触媒の霊格の高さ、神楽の舞の奉納時間、奏でられる音楽の質によって召還された時の見た目が変わる 最低限の召還では2頭身、そこから頭身が上がっていくにつれ力も神に近づく 最終的にはおっぱい大きめの8頭身の大人の女性になる あくまで二礼を寄り代としているのでろくな力が出せない上に効果の可否は神の機嫌次第 死者蘇生なんて絶対無理、数値的に頑張って7くらいの行動が限度 二礼は神に「お願い」して能力を使っているのであって 神が「そいつ嫌いだからイヤ」って言ったら効果は出ない しかも行動を起こすたびに神楽で溜めた力を使う為、限度を越えると『場』も消える 能力の効果も『場』の中でしか使えないという条件がある その代わり『場』の内部では敵を捕縛する『縛』、怪我を癒す『治癒』、穢れを払う『加護』を使うことが可能 また、『場』は神聖な場所であるため「二拝二拍手一拝」を行わずに入ったものには問答無用で『縛』がかかる 『場』は低級な結界としても仕様可能 ※注:「拍手 敬」との関係はただの知り合いです 接点は主に中華料理店のみ、他は道端で会えば立ち話を多少するくらい しかし、全てにおいて人をからかうことを優先するため 現状で一番からかい甲斐のある「拍手 敬」のいる中華料理店周辺によく出没する模様 拍手 敬の巨乳好きを自覚しており、それをネタ(おどし)に扱き使っています の、筈でしたが……どうなることやら 対PCの質問集 簡単に自己紹介をお願いします 神楽 二礼(かぐら にれい)、双葉学園1年B組で風紀委員見習いっすよ 異能について教えてください 神様呼ぶことかな 手間かかるんであんまり呼びたく無いっすけどねー 特技があったら教えてください 巫女の仕事が出来るっす 趣味や日課があれば教えてください からかいがいの有る人で遊ぶことっすかねー あとチャーハン食べに行くこと 自慢話があればご自由にどうぞ おっぱいの大きさ? ……やっぱ今の無しっす 朝の挨拶は何ですか? おはっすよー 好物(食べ物)を教えてください お肉いっぱい入ったチャーハンっすね 良く食べに行ってるっすよ 好きなおかずは最初に食べる?最後まで取っておく? 最初に食べるっす 出来れば多く食べたいっすからねー 体で最初に洗う箇所を教えてください 懲罰台行くっすか? 犬派か猫派どっち? 犬派っすね 猫も嫌いじゃないっすけど、やっぱり言うこと聞く犬の方が好きっすよ 家で落ち着く場所は? お風呂っすねー ストレス解消によくすることは? 知り合いにからかって楽しくて美味しいチャーハンも作れる人がいるので その人のところに行くっす お友達か知り合いを3人ほど教えてください 造間 改(ある店で良く会うっす) 星崎 真琴(ある店で良く会うっす) 拍手 敬(良く行く中華料理店の店員で先輩っす) 学園で何か頑張っていることはありますか? 風紀委員に巫女の修行に……あと婿探しっすかねぇ 双葉学園って、どういうところがスゴイと思いますか? んー、自由? 割と何でもやりたい放題出来るのが凄いと思うっすよ 逆に、この学園に足りないものって何だと思いますか? もうちょっと服屋さんの種類が欲しいっすね 胸にサイズ合わせるとどうしても他が合わなくなっちゃうんすよ 学園生活での一番の思い出を教えてください まだ一番って言えるほど学生やってないっすよ これからこれから テスト勉強は真面目にやりますか? (それとも一夜漬けか?ヤマは張るか?) 真面目にやってるっす 成績が実家に通知されさえしなきゃやらないんすけどねー 異性のタイプが知りたいです からかいがいの有る人っすね 学校内に好きな人がいたら教えてください! んー、ノーコメントっす 河でおぼれそうになってる人が二人居ますが助けられそうなのはどちらか一人だけ。どうしましょう? 助かる方だけ助けるっすよ 目の前にラルヴァがいます! どうしますか? とりあえず木刀で殴るっす あなたはラルヴァを殺して平気ですか? 向こうが襲ってくるなら良いんじゃないっすかね 初体験はいつ? 懲罰台確定っすね 巫女っすよ、私 何か言っておきたいことがあれば自由にぶっちゃけてください 特に無いっす お疲れ様でした。今日帰ったら何をしたい? お腹すいたんでチャーハン食べに行くっすよ 登場作品 【ある中華料理店店員の悲劇 前編】 作者のコメント 職業巫女兼風紀委員見習い、悪魔な性格を思う恩分発揮し木刀でラルヴァ(と人)を殴るため 「刃物じゃないからセーフっす」を免罪符に今日も二礼は行く チャーハン食べるよ!
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ラノで読む 沈む。 沈む。 意識が沈む。 竜朱の意識はまどろみの中に、ただ落ちていっていた。 そう、これは夢だ。 通り過ぎてしまった過去を、脳が記憶の整理で再現しているだけに過ぎない。 だから。 目を背けろ。耳を塞げ。鼻を閉ざせ。 だがそう言われても、夢の中の映像なんて、明晰夢でもない限り自分ではどうしようもないものだ。 だから見てしまう。 燃えている村。 ラルヴァによって滅ぼされ地図から消えた村。 本当にそうか? 滅ぼしたのはラルヴァか? いや、違う。 それは―― 『もう駄目だ、この村は』 白い服に身を包んだ男たちが言う。 『蔓延している。助からない』 そんなはずはない。まだ生きている人たちはいる。いるんだ。 だが、彼らは言った。 『この村は――主に見放された』 そして処理が始まった。 ラルヴァに呪われた。感染した。ゆえに浄化せねばならない。神の名の下に。そう、彼らは言っていた。 竜朱が生き残ったのは、偶然にすぎない。たまたま、一人の異能者に見つかり、保護されたから。奇跡ではない、ただ運が良かっただけだ。 『この世界は、お前が知らぬ理不尽に満ちている』 異能者は、そう言う。 『だがお前は生き延びた。その意味や理由? そんなものはない』 告げる。 『そうだ、意味も理由も何も無くただ生き残った。それが世界だ、それが神意という名の運命だ。喜べ少年、お前は選ばれたのだよ』 喜べるものか。 俺には好きな子がいた。親友もいた。なんでそいつらは死んで俺が。俺だけが。 こんな理不尽(うんめい)、許せるものか。 『ならどうする?』 竜朱は思う。その光景を忘れない。憎しみを忘れない。怒りは色褪せない。 俺が。 俺が。 俺が。 俺は―― 神を―― リノリウムの冷たい床の感触が竜朱の意識を引き戻す。 「……っ」 覚醒した脳が状況を分析しようと回る。 ここはどこだ? 依然、例の地下室のようだ。腕がロープで縛られている事に気づく。 そして顔を上げる竜朱の耳に、声が届く。歌のような、祈りのような。これは…… (呪文……?) ADONAI 、EL 、ELOHIM 、ELOHI 、EHYEH ASHER EHYEH 、ZABAOTH 、ELION 、IAH 、TETRAGRAMMATON 、SHADDAI…… 淀んだ空気の流れる、腐臭と薬品臭を孕んだ風にのって少女の言葉が聞こえる。 その意味を理解して、竜朱は体を起こして叫ぶ。 「萌葱っ! ……お前は、自分が何やってるかわかっているのか!?」 その叫びに、萌葱は視線だけ振り向く。そんなことは判っている、といわんばかりに。それはそうだろう。その問答はすでに終わっている。彼女は姉の魂を取り戻すのだ。 だが――竜朱の言葉は、萌葱の想像と理解の外に合った。 「それは死者の魂を召喚する呪文じゃない……悪魔召喚の呪文だっ!!」 「――え?」 そして、それは一歩。あと一歩、ほんの一瞬だけ遅かった。 すでにそれは、完成していた。 「……くっ!」 竜朱が歯噛みし、腕を縛るロープに魂源力を注ぎ込んで弾け飛ばすが、もはや遅い。 異変が起きる。部屋の空気が軋み、変わる。より昏く、より禍々しく変質していく。 「え……な、何……これ」 円を描くコードに紫電が走り、機材が明滅する。そして、巨大な培養層の中の『萌葱』が瞳を開け―― 「残念、もう遅い、遅いのですよ」 赤く輝く瞳が笑う。 田辺の口から漏れる言葉とシンクロする。 「「これで大いなる業は成された」」 培養層に亀裂が走る。 ガラスが砕け散り、中の培養液が飛び散る。 「っ!」 竜朱は萌葱を抱きとめる。竜朱の腕の中の萌葱は、だまってそれを見つめている。 違う、あれは何? あれは、自分の求めていた姉ではない。わかる。中のモノが――違う。 全裸の少女は、田辺の隣に立つ。その歪んだ表情は、田辺のものと瓜二つだった。 「悪魔は」 田辺は言う。 「悪魔を召還できない……それは人の子のみが成せる。まあ、下級の使い魔を呼び出すことは可能ですが、それは今回の目的には使えない。私自信を呼び出す必要があり、それは此処に呼ばれた私には出来ない」 そして萌葱の姿をしたモノも言う。 「だがこれで儀式は完成されました。そう、これが完成だ」 それを見て竜朱は問いただす。 「お前ら、まさか……そういうことか。田辺……じゃないな、お前は」 「その通り。この田辺理人という人間はただの器。私を召還し、そして失敗したただの哀れな人間に過ぎません。 わが名は……ベリス」 田辺、いや『ベリス』は誇らしげにその名を口にする。 「ベリス……そうか、ソロモン七十二柱のひとつ……錬金術(かがく)を人に与えるという。しかしその心魂は邪悪、人間を騙し陥れ破滅させることに喜びを見出すという……」 その竜朱の言葉に、ベリスは肩を揺らして笑う。 「くっくっく、その通り……そうでしょう萌葱君。クローン技術の錬金術(かがく)は私が君に与えた……そして君はその通りに、私の思惑通りに造ってくれた……そして、私の教えた儀式を疑う事無く執行し……」 「そしてベリスを、お前自信を再度召還させた……」 「そうです。この少年の肉体は、所詮は私が憑依しているに過ぎない。完全な私、新たなる私が欲しかったのでね。憑依ではなく受肉、確固たる私自身を造りたかった」 「そ、そのために……そんなことの為に姉を……おねえちゃんを!」 身を乗り出して叫ぶ萌葱に対して、浅葱の姿をしたベリスが嘲笑する。 「そんな事? そう、そんな事ですよ。だけどあなたの犯そうとした罪に比べればそれが何だと言うのですか。 生まれなかった姉を生まれなおさせたい? 自分の罪を償いたい? 愚かしい、実に愚かしい。 そんなことだからあなたはまた失敗し、罪を犯し続けるのです! 母を、友を、全てを欺き裏切り続け、そして今また神の摂理を侵そうとして……姉をまた殺した」 「――!!」 「どういう気持ちでしょうねえ、二度も死産させられた、西宮浅葱は一体なにを思っているのでしょうねえ!」 ベリスは笑う。 「やめ……て……」 萌葱は慟哭する。己の罪を突きつけられて。 二度。二度も殺した。 二度も、姉を生まれさせることが出来なかった。 「だいじょうぶだよー、萌葱ちゃん。だって私、二度目は死んでないから」 そして、浅葱の声で、言葉で、玩弄する。 「だって私……二度目は悪魔に生きたまま食べられちゃったんだから! あはははははは!! おまえのせいだ!! おまえの!! もう私の魂は救われない、地獄に落ちた、落とされたぁ!! あーっははははははははははははははははははははははははははは!!」 「嫌ああああああああああああああああああ!!」 浅葱の悲痛な絶叫が、慟哭が響いた。 「貴様……ぁあっ!」 竜朱が叫び、拳を振るう。 だが……その拳を、飛んできた機材が打ち払う。 「っ!?」 そして、鉄、コード、ガラス、プラスチック……数多の資材、機材が浅葱の姿をしたベリスの裸身にまとわりつき、全身を覆う鎧へと変質し、練成されていく。 「これで完成です……はは、はははははは」 田辺が笑い、そして……その体が、糸が切れた人形のように倒れる。 「……そっちのベリスの魂源力を使って、鎧を作ったか」 ベリスの気配が消えた田辺の体を見下ろして舌打ちする竜朱。 『その通り』 真紅の鎧に身を包んだ巨体が、鋼の響きで笑う。 『あとは――邪魔者を始末すれば終わります。ああ、ですが貴方達が私に隷属するというのなら、その命を助けて差し上げても構いませんが』 「ふざけろ。悪魔と取引する魔術師が何処にいる」 『でしょうね。残念……ですよ!』 剣を振りかぶるベリス。 「……っ!」 竜朱は近くにあった鉄パイプを握り、そしてその剣を受け止める。 『ほう……貴方の力。今朝の人工精霊の時といい……対象に魂源力を流し込むことによる強化や破壊……といった感じですか』 「繊細な魔術は性に合わないんでな!」 『いいえ、シンブルなのは好きですよ……そういった人間のほうが騙しやすい!』 「そりゃどうも……っ!」 鍔迫り合いから一度離れ、そしてベリスが言う。 『故に解せませんね。そのような大罪を犯した咎人を何故かばうのですか?』 指差すのは、へたりこんでいる萌葱。 「そうだな、たしかにそいつは罪を犯した」 それに対して、竜朱は言う。 「だから何だ?」 その言葉に、萌葱は顔を上げた。 今、何と――言ったのか? 『ほう?』 「だから何だ。ああ、確かにそいつは罪を犯した。人を生き返らせる――それは罪だと、人が侵してはならない神の領域だと言われている」 竜朱はまっすぐに、ベリスを睨む。 「だからどうした。大事な人に生き返って欲しい、そう思うことが罪なのか? そう願うことが悪なのか? その祈りは――否定されるものじゃない。 てめぇに出来ねえからって、神様持ち出してそれが罪だ悪だと誤魔化してんじゃねぇよ! 悪魔(おまえ)は無能だから人っこひとりだって生き返らせないんだろう? てめぇの無能を棚に上げて、見下してんじゃねえ」 『貴様……』 ベリスの兜の中の顔が、怒りに染まる。 「人の祈りに、願いに、悲しみに漬け込んで利用しないと何も出来ない悪魔が。お呼びじゃないんだよ、とっとと豚のように消え失せろ」 『小賢しい……ならば先に!』 剣を振り、竜朱の体を弾く。竜朱の体勢が大きく崩れた。 『貴方から死になさい!』 「っ……!」 怒りに任せた剣。それを―― 「だめええっ!!」 弾かれるように飛び出した萌葱が、庇う。 「ばっ――」 だがそれは無意味だ。萌葱の体ごと切り裂かれるだろう。よしんば盾として役立ったとしても、これでは―― そう竜朱は思う。だが次の瞬間に起きたことは竜朱の予想を超えていた。 止まったのだ、刃が。 『……!?』 その事態に、刃を止めたベリス自身が驚いていた。 その好機を竜朱は見逃さない。だがこのまま反撃に転じるには体勢が悪すぎる。だから…… 「っ!」 床に落ちているコードに手をたたきつけ、魂源力を流し込む。急激に強力なエネルギーを流し込まれたそれは機材を暴走させ、爆発させる。 『ぬ……っ!』 その煙幕が、ベリスの視界を奪う。剣を振り煙を払った後には、もう竜朱たちの姿は無かった。 「馬鹿かお前。なぜあんなことを……」 萌葱と田辺を引き連れて一旦離れた竜朱は萌葱に悪態をつく。 「ごめんなさい、体が勝手に……」 「結果的には悪くなかった。だが奴が剣を止めなかったらお前は確実に死んでいたぞ」 「……でも、悪いのは……私です」 「違う。悪いのは、お前の罪悪感や姉への想いを利用したラルヴァだ。お前は悪くない。……悪いと思いたければそれでもいいが、罪の意識に浸るのは此処を出てからにしろ」 「……はい」 竜朱は考える。何故、あの時にベリスは刃を止めたのか。 (契約者だから……じゃないな。奴は萌葱を利用しただけだ。最初にベリスを呼び出したのはこいつだが……) 竜朱は倒れたままの田辺に眼をやる。その目は開いているが、しかし反応は無い。 心が、壊されているのだ。 「素人が悪魔召還儀式に手を出した末路か……治療すれば治る可能性はあるが、少なくとも今は役に立たないな」 田辺の意識が戻れば、糸口が見つかると思ったのだが、それは望めそうに無かった。 (そうなると……いや、待て。あれはベリスが止めたのではない、としたら……?) その思い至った可能性を確かめるため、竜朱は萌葱に質問する。 「萌葱」 「はい?」 「お前は、あの培養層の中の浅葱に、話してたな。お姉ちゃん、と。それは……もしかして、今までずっと続けていたか?」 『ふむ……どこへ消えたやら。まあいい、このまま建物ごと潰すのもまた一興……』 歩きながらベリスが言う。 『……む?』 『ほう、一人ですか。どうしました、もう一度私と組み、今度こそ新しい姉を作りたい……とでも考えましたか?』 「お姉ちゃん……!」 だがベリスのその問いかけには答えず、萌葱はただ呼んだ。姉を。 「お願い、目を覚まして!」 『く……くははは!』 その姿をベリスは嘲笑う。 『何を言い出すかと思えば……貴方の姉など存在しない。ここにはこの私しかいない……!』 「違う! お姉ちゃんは……ちゃんといる! 私は信じている!」 『これだから人間は愚かで罪深い! もういい所詮貴方に用は無い! 姉の妄想を胸に抱いて死になさい!!』 「ずっと……ずっと話して来たんだから……信じてる! お姉ちゃん!!」 剣が振り下ろされる、その瞬間―― 亀裂が走った。 『!?』 ベリスの体が止まる。ひび割れる。鎧が砕け、その中から―― 「萌葱ちゃんっ!」 西宮浅葱が、飛び出した。 『ば……馬鹿なああっ!? 何が、何がおきているというのです!?』 絶叫する。その肉体を持っていかれ、いまや鎧と、それを動かす半実体の魂源力の塊……ただのエレメントラルヴァとなったベリスが驚愕と激痛、そして恐怖に叫ぶ。 抱き合う姉妹。その姿を認められず、ただただ慄く。 『ありえない、なんだソレはぁっ!? それは私の体、受肉した私の体ァッ! 魂無き人形が、何故なぜナゼぇえええ!!』 そして剣を振り下ろす。だがそれはのろく、そして割り込んだ竜朱によってあっさりと止められる。 『貴様ァ……貴様か、何をしたぁっ!! 魔術師ィィィ!!』 「何もしてねぇ」 竜朱は答える。 「萌葱が、その子がただ想っていた、想っていたんだ。試験管の中の彼女にずっと語りかけていた。その想いが……魂を作り出した」 『……! まさか、それは』 「そう、人工精霊さ。彼女の母は、浅葱がそこにいると振舞ってきた。萌葱は、それをずっと演じて来た。そこに確かにいるように……そしてそれは、人工精霊を生み出す。チベット密教ではタルパ、秘教カバラーでは境界の守護者……とも言う。対話によって形成される擬似人格、人工霊魂体だ」 『な……』 「だからその形成された魂は、お前より先に、すでにその体に投射されていたんだ。先客がいたんだよ。つまりお前は……」 『まさ、か……!』 「受肉ではなくただの憑依、だったってことだ。そしてそれは彼女の覚醒によって、弾かれ分離した。そう、さっき偉そうに見下してたがな、お前は最初から失敗して、そして萌葱は成功していたんだよ」 その突きつけられた真実に、ベリスが叫ぶ。 『馬鹿な……! ありえない、なによりもムーンチャイルドが完成するなど……! ましてや人を生き返らせることなど不可能だ!! それは神の領域を、摂理を侵している! 人間が! そのようなことは絶対にありえない!!』 竜朱はそれを否定する。悪魔による否定を、否定する。 「人間だから、出来るんだよ」 『なん……だと……!?』 「天動説の否定。進化論の提唱。ES細胞にiPS細胞にクローン技術の確立。 人間の歴史は神の摂理とやらを覆して来た。出来るんだよ、神の定めた運命とやらをぶち壊すことが!」 そう言い放ち、竜朱は剣を弾き……そして右腕を、その砕かれた鎧の中に叩き込む。 『ガ……ッ!!』 「人の弱みや欲望に付け込むことしか出来ねえ悪魔が、人間を、俺たちを舐めるな」 そして。 その中に――ベリスの本体に、竜朱は魂源力を流し込む。 『ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』 絶叫する。 流し込まれた力が、ベリスの魂を蹂躙し、破壊する。 だが―― 「!?」 竜朱はその腕に異変を感じた。引き抜こうとするがもう遅い。 『思い上がったな! その油断の隙をつかせてもらった!』 ベリスは悪魔、すなわち精神体、カテゴリーエレメント。そして悪魔の力は……田辺の時と同じく、対象に憑依し支配する。 『貴様の肉体を貰うぞ! 貴様に憑依し、そして今度こそ……!』 勝利を確信するベリス。 だが次の瞬間、竜朱の中に進入したベリスが見たモノは―― 憎悪。 苦痛。 苦悶。 絶望。 悲嘆。 害意。 ただただ充満する膨大な―― 悪。 『な、なんだ、なんだコレはぁ!?』 ベリスは叫ぶ。その身を守る鎧が次々とひしゃげ、へこんでいく。まるで深海の圧力に潰されていく潜水艦のように。 それほどに圧倒的な、ただただ強大な魂源力の圧力がそこにはあった。 『馬鹿な、これでは乗っ取ることなど……この力は、一体――!?』 「レギオン」 ベリスの叫びに答えるのは、静かな、しかし何よりも大きな竜朱の声。 『!?』 「先生はそう呼んでるよ、俺の異能を。大質量、大総量の魂源力。呪詛と怨嗟に満ちたただの力の渦、それが俺の中の力だ」 それはマルコによる福音書第五章に登場する悪霊の名。それに取り憑かれた者は強力な力を得るが、しかし発狂してしまうという。憑かれた男は墓場に棲みつき自身を傷つけ続け、疲れた獣の群れはガラリヤの海へと自ら飛び込み死したという。 それこそが呪い。竜朱の村を襲った呪いにほかならない。だが竜朱は生き残った。その膨れ上がる大質量の魂源力を抑え付ける意思によって。 『馬鹿な……大量のラルヴァをその魂に内包してるというのか……! 貴様はその郡体だと……』 そのベリスの叫びを竜朱は否定する。 「いや、あくまで先生が便宜上そう読んでるだけだ。ただのかっこつけた能力名にすぎない。俺は最初から最後まで一人だよ。これが俺だ」 その事実に、ベリスは恐怖する。 『馬鹿な、このような……人の魂にこれほどの憎悪と絶望が! 焼ききれ消滅してしまうはず、なのにお前は! そんなことは、理論上は可能かもしれぬ、だが机上の空論だ! それを……!』 「願うことは現実になる。魔術とは己の意思のままに現実を変革する術である」 『!?』 「だったら、俺が思うことは何でも出来るだろう? そう、クソッタレな神を殴り倒すことだろうと」 『……貴様……は……!』 その意思に、ベリスは絶望する。 勝てない。勝てるはずが無い。 (ここまでの超質量の負の邪念を飲み込み抑え付け、我ひとつで天に向かい挑む意思……! これが……人の傲慢というのか!) 押しつぶされる。 心が折れたベリスにもはや個我を保つ力は残っていない。だが最後に、最後に残ったベリスの意思が、ただ問う。 『貴様……何者だ!?』 その問いに。 「言っただろう。どこにでもいる魔法使いで……ただの人間様だよ」 竜朱は答え。 「じゃあな残虐公爵。悪魔(おまえ)は人間(おれ)の糧となれ」 そしてベリスは……押し潰されて消滅した。 「というわけで、これがその本だよ」 竜朱は校長に本を渡す。ムーンチャイルドの書。 クロウリーの記した、小説を。 「ふむ、確かに」 「ただのダイムノベルが、魔術書なあ……普通に和訳で読んでる人間にはわからないだろうな」 「だからこその魔術書ではあるがね。ご苦労。ところで、他に……何も無かったのかね?」 「ねえよ、何もな。何も問題は無い」 竜朱はそういう。 萌葱と浅葱の事は伝えない。あれは何も無かった、そう、最初から萌葱と浅葱はどちらも人間として存在していた。ならば何を言うことがあるだろうか? 「……そうか。君が言うのならそうなのだろう」 「そうだよ。あー、疲れた。これで補習もなんとかセーフ、ということか」 ため息をつく竜朱。 「惜しいねぇ、私としてはこのままうやむやにこの学園に居ついて欲しかったんだが」 「悪くない提案だが断る。やっぱり母校が愛しいんでね」 「そうか」 「ああ。じゃ、俺は帰るよ」 そして竜朱は校長室を出て行った。 校長がそれを確認したのと同じタイミングで、電話がなる。受話器をとると、女性の声が響いた。 『どうでしたか司祭殿。私が手塩にかけたあれの仕上がり具合は』 「君か。ああ、おかげで無事に終わったよ。残念ながら月の子は誕生してしまったようだが、それはまあいい。人工精霊によって再現されただけの人の魂であるなら、それは只の人と変わらない。放置しても構わない。 不完全な、ただの無害なラルヴァにすぎんよ』 校長は静かに言う。窓から見下ろすその光景には、双子の少女が笑っていた。 「真なる月の子の誕生は阻止せねばならんがね。人類の霊的進化は急くものではない。だがそれに抵触さえしなければ、目くじらをたてるものでもなかろう。結果的に、誰も損をしておらんのだからな」 『寛大な処置、痛み入ります。流石は司祭殿、心が広いことで』 「しかし君も酷だな、愛弟子をあのようなものにぶつけるとは」 『ええ。あの程度の雑魚に遅れをとってもらっては困りますからね。あれにはもっと強くなってもらわねばならない。私はね、もっともっと楽をしたいのですよ』 その物言いに、校長はため息をつく。 「君のところのことだからとやかく言わんがね。獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす……かね?」 『我が子と言うほど情が移ってはいませんがね。だが実戦経験は何にも勝りますよ』 「それは双葉学園の教育方針かね?」 『いいえ、私の持論です。私は楽を出来て彼らは強くなれる、万々歳です』 「……」 苦笑する校長だった。 最後に、校長は電話の向こうの同胞に尋ねる。 「しかし彼は……何なのかね?」 『人間ですよ』 それに、彼女は答えた。 『ただの、罪深い人間です』 トップに戻る 作品保管庫に戻る