約 1,634 件
https://w.atwiki.jp/tk_takehiko/pages/111.html
テラレイドバトル研究室 第9世代『ポケモンSV』のテラレイドバトル、特に★5、★6、★7のレイドを研究する項目。 目次 システム研究 攻略の心得 テラレイド用ポケモン 強敵の対策 最強レイドの記録 最強レイドの記録 今までに行われた最強レイドの実施と攻略の記録。 再度ピックアップされる可能性があるため、実施期間などは特に記載しないこととする。 太字は注意、赤字は危険要素を表す。 最強レイド一覧 最強のリザードン 最強のエースバーン 最強のゲッコウガ 最強のピカチュウ 最強のジュナイパー 最強のダイケンキ 最強のバクフーン 最強のインテレオン 最強のブリガロン 最強のマフォクシー 最強のゴリランダー 最強のミュウツー 最強のゴリランダー データ テラスタイプ ノーマル 技 ドラムアタック(一致)のしかかり(テラス一致)アクロバットけたぐり 特性 グラスメイカー 追加行動 せいちょう(初手、序盤の2回)ばくおんぱ(序盤、2回目のせいちょう直後)ビルドアップ(中盤) 特筆 バフ特性解除とせいちょう→ばくおんぱは同時発動与ダメージが少なければバリア破壊直後にデバフ解除 攻略 何を間違ったのか初手と序盤に2回も「せいちょう」を使う。これの何がヤバいって、普段はこうげき・とくこう1段階ずつ上昇するはずが、天気が「晴れ」の時に2段階上昇してしまうこと。 このせいで、最も適性が高いはずだったコライドンが一転最も出してはいけないポケモンに転落する事態になった。ゲーフリはコライドンに恨みでもあるのか? 安定して勝てるポケモンは「てっぺき」→「ボディプレス」に「いなおと」「ちょうはつ」「はねやすめ」まで揃えられるテラスタイプかくとうのアーマーガア。テラスタイプをわざわざ変えずとも野生のテラスタル個体がちょうどかくとうタイプなので、それを確保して育てればよいとあって重用された。 もちろん他のかくとう技アタッカーでもうまく立ち回ればクリアは可能。「つるぎのまい」を使うテツノカイナや特性「シェルアーマー」の「ボディプレス」を使うコータスなど。ただしこれらのポケモンは技や特性の選定を誤ると攻略困難に陥る。特にコータスは特性「ひでり」厳禁。 とくぼうを上げてくるわけではないので特殊技で攻めてもよく、ミライドンやハラバリーのクリア報告もある。コライドンで弱点を突けるはずの相手にミライドンが活躍するのをコライドンが知ったらどう思うか…… アタッカーはこれらのポケモンでよいが、安定したサポートが困難。物理特殊どちらも強力な上にバフも厄介、かつバリア前にある程度デバフを入れておかないとバリア破壊すら困難。しかもバフが怖いからといって下手に「クリアスモッグ」を使うとせっかく味方が与えたデバフまで消してしまうことになり、利敵行為になりかねない。 マリルリ、ユキメノコ、ウインディ、ソウブレイズなどが考案されているが、どれも一長一短。 野良レイドの難易度はダイケンキやバクフーンのそれを凌ぐとも言われている。 ゲーフリさん、もっとコライドンを大事にしてやってください。
https://w.atwiki.jp/tk_takehiko/pages/58.html
ななひゃくにじゅういち ポケモン20周年を記念して私も何かできないかと思い、今までに出てきた721種類(+フォルムチェンジやメガシンカ等)それぞれについてエピソードや思い出話などをつらつらと書き綴ってみる企画。 独断と偏見が大量にあるけど笑って許してね! 感想対象全本編(それぞれ『赤・緑・青・ピカチュウ/金・銀・クリスタル/R・S・E・FR・LG/D・P・Pt・HG・SS/B・W・B2・W2/X・Y・OR・AS』と表記)外伝(それぞれ『スタジアム』『スタジアム2』『スタジアム金銀』『コロシアム』『XD』『バトレボ』と表記)『ポケモン不思議のダンジョン(ポケダン)』シリーズ(『救助隊』『探検隊』『マグナゲート』『超』)『ポケモンレンジャー』シリーズ(無印、『光の軌跡』)『みんなのポケモンスクランブル』『ポケモンスナップ』『ポケットモンスターカードゲーム』『ポケモンカードゲーム』(一部のみ)アニメシリーズ(無印、『XY』『XY Z』中心)映画シリーズ(全て)『ポケットモンスターSPECIAL』シリーズ(第3章まで)『スマッシュブラザーズ』シリーズその他元対戦民なので対戦の話多め。一部非公式ネタも含む。 非対象『ポケモンパネポン』『ポケモンピンボール』『ポケモン不思議のダンジョン 冒険団』シリーズ『ポケモンレンジャー バトナージ』『ポケモンスクランブル』シリーズ(『みんなの~』以外)『ポケモンピクロス』スマートフォン向けポケモンゲーム(特に『ポケモンGO』)その他『GO』については立案当時存在していなかった為入れていない。 ちなみに企画名『ななひゃくにじゅういち』は初代アニメのED『ひゃくごじゅういち』から。 ななひゃくにじゅういちの喜び、ななひゃくにじゅういちの夢、ななひゃくにじゅういちの思い出。 目次 No.001~151 カントー No.152~251 ジョウト No.252~386 ホウエン No.387~493 シンオウ No.494~649 イッシュ No.650~721 カロス No.001~151 カントー No.001 フシギダネ 別に不思議がってはいない。 初代御三家の1匹。 図鑑番号堂々の1番。1番から複合タイプとは。しかも初期形態なのに。初期形態で複合タイプ持ちの御三家はこいつが唯一である。……というか初代はくさ単タイプが少なすぎる。何でどいつもこいつもどくが入ってるんだ。 初代シナリオでは序盤2ジムに強く進化も早く、何より「はっぱカッター」が強力。だがこの技を覚えるまでPP管理が大変。なおFRLGでは急所率が下がった上に周りが弱点技を振るうようになり、初代より少し弱くなってしまった。 アニメではサトシの手持ちとして登場、その勝気な性格が中々好きだった。ちなみに一度進化を拒んでいる。 No.002 フシギソウ 進化して蕾が出てきた。「蕾がいつか花開くように夢は叶うもの」とはサトシ談。 中間進化で基本的に目立たないはずだが、何故かスマブラXにてポケモントレーナーの手持ちとして登場したことがある。まさかの起用に度肝を抜いた。アニメ準拠ならフシギダネになるはずなのだが。 だが実際は復帰力最低かつ火属性攻撃が弱点なので正直ゼニガメより弱い。何故復帰技をワイヤーフックにした。 No.003 フシギバナ 立派で大きな花が咲きました……同時に体が2mになりました。でかすぎる。 進化レベルが他の2匹より4早いので逸早くお目にかかることになるはずなのだが、何故かポケスペではレッドが残り2匹よりも遅く進化させていた。鍛えていなかった理由は一体。 緑とLGの看板ポケモンなのだが、海外では緑版が存在していないので事実上仲間外れになってしまった……悲しみ。 対戦では伝家の宝刀「やどりぎのタネ」「ねむりごな」「みがわり」を軸にじっくり戦い続ける持久戦のパイオニア的存在。BWで獲得しXYで本格解禁された特性「ようりょくそ」で機動力までも手に入れた。「晴れ」下での高速「ねむりごな」とこうげき・とくこうを同時に2段階も上げる「せいちょう」はそれだけで脅威。 スマブラではDX時代にモンスターボールから出たのだが、何故か当時覚えられない「じしん」を使っていた。くさ技を使うのに開発が間に合わなかったらしいが、これがもとで本編でもRS以降こいつが「じしん」を覚えられるようになった。なんだその。 アニメでは『ミュウツーの逆襲』に出演し、フシギバナリザードンカメックスの3体が揃うことになった。 No.003 メガフシギバナ メガシンカで草花が大きく成長し、自身の体までも成長……「あついしぼう」ってそういうことなのかもしや。つまりぶくぶくと太って……これ以上はいけない! だが対戦ではこの特性がかなり有効に活用され、弱点がひこう・エスパーの2つしかなくなってしまう。お得意の持久戦が更に強くなり、要塞として活躍できる……が、回復アイテムを持てなくなるので一長一短であはる。 No.004 ヒトカゲ 人影ではない。 初代御三家の1匹。 背中の火が消えると死んでしまうが、漫画で散々そのネタで弄られた。誕生日の蝋燭を消した瞬間にヒトカゲが死ぬとか不謹慎だけれど笑ってしまった。 初代シナリオではぶっちぎりの高難易度を誇る。逆立ちしてもカスミに勝てない。洞窟を乗り切るのに一苦労。「きりさく」を覚えてからが本番。FRLGでは多少マシになったと思ったらタケシにも勝てなくなった。悲しみしかない。 アニメではサトシがトレーナーに捨てられたヒトカゲを雨から一生懸命守ったことで手持ちに加わった。だが元々他人のポケモンだったのが災いしたのか、進化した時に大変なことになった。 No.005 リザード 進化して角が1本生えてきた。だが火が消えると死ぬのはそのまま。弱点丸出しでいいのか。 アニメではサトシが進化させた途端言うことを聞かなくなってしまった。元々他人のポケモンでサトシのトレーナーとしてのレベルが足りていなかったということなのだろうか。性格の変わりように物凄く驚いた。 その後グランパキャニオンでプテラに怒り狂った末に進化する。恐ろしい闘争本能である。 No.006 リザードン 立派で大きな翼が出てきました……だが初代では青版まで空気である。何と「そらをとぶ」を覚えない。それ以外のひこう技も一切ない。あるのはでんき弱点といわ4倍だけ。お前のその翼は飾りか。ピカチュウ版で修正されてよかった。 赤版とFRの看板ポケモンなので人気が高いが、何故新しい公式イラストで火を吹かなくなったのか。あれが好きだったのに。 対戦ではとくこうの方が高いが物理技をこれでもかというほど覚えるので物理で戦わせることも結構ある。またFRLGで獲得した「ねっぷう」がダブルでは強力無比。そしてこのどちらもメガシンカに生かされることになる。 ポケダンでも救助隊から「ねっぷう」の有名な使い手で、特に救助隊で他のほのおタイプ主人公は事実上リザードンの劣化扱いを受けるという……。 スマブラにもXからプレイヤーキャラとして参戦し、恐ろしい威力の「いわくだき」をぶっ放す……威力間違ってるんじゃなかろうか。 アニメではサトシの永遠の主力メンバー。あんなに強力な「ちきゅうなげ」を終ぞ見たことがない。固定ダメージのはずなのに。 No.006 メガリザードンX リザードンの物理版メガシンカ。アネ゙デパミ゙ではない。初代フィーチャーアニメ『ポケットモンスター THE ORIGIN』でサプライズ発表がなされ度肝を抜いた……他のポケモンにもメガシンカを2つ下さい。せめてフシギバナとカメックスだけでいいから。 タイプからひこうが取れてドラゴンがつき、特性が「かたいツメ」になったことで豊富にある物理技が存分に生かせるようになった……のだが、実際こうげきは130とメガシンカにしては低めなので特性が反映されない「じしん」などは過信禁物。 やろうと思えば特殊で戦えなくもないが、特性が死ぬので要注意。またじめん技が当たるようになったのでこれも注意したい。どちらかと言えばシングル=Xのイメージがついている。 スマブラのリザードンはこちらにしかメガシンカしない。目一杯飛行能力を使っているが、お前ひこうタイプだったっけ? No.006 メガリザードンY リザードンの特殊版メガシンカ。公式サイトで最初に発表されたのはこちらの方。まさか残り2匹を差し置いてもう1つメガシンカがあるとは。残り2匹が可哀想である。 こちらはタイプが変更されないが特性がまさかの「ひでり」に変わる。とくこうも上昇するのでそこからのほのお技は恐ろしい威力になる。 天候の影響が強いダブル・トリプルに向いたメガシンカと言え、ダブル=Yというイメージがついている。範囲攻撃「ねっぷう」を自力で覚えられるのもプラス。……たまに外れるのが本当に惜しい。 No.007 ゼニガメ 実際の生き物にいるがそちらではない。 初代御三家の1匹。 亀にしてはかなり俊敏。小さいからか。でも進化すると更に速くなる。どうなってるんだ。 初代シナリオは結構楽だがカスミに押し切られかねないのとエリカがしんどい。FRLGでは何と「かみつく」のあくタイプ化でナツメはおろかカスミにも喧嘩を売れるようになった。ぶっちぎりの使い勝手である。 アニメではやんちゃ坊主だったがサトシ達のお蔭で消防団の団長になった……はずが、何故かサトシについてきた。しかも初期形態のまま「ハイドロポンプ」まで覚えた……のはいいが、甲羅を回転させてスクリューのように噴射していた。それ当たるのか? スマブラではXの頃にポケモントレーナーの手持ちとして登場。アニメ同様の機敏な動きで活躍した。 No.008 カメール 進化してふさふさの耳と尻尾になった。これが長寿の証らしい。亀は万年ということなのだろうか。 アニメではオレンジ諸島の消防団におり、サトシのゼニガメと張り合っていたがその後町のピンチを協力して救っていた。進化後とまともに張り合える進化前というのも中々珍しいものである。というかサトシのポケモンはトレーナーに似て闘争心が強い子が多い。 その消防団曰く「カメックスは威力十分だが動きが鈍い、ゼニガメは俊敏だが威力が弱い、そのいいとこどりがカメールである」とのこと。実際の中間進化もこうだったらよかったのに。 No.009 カメックス 立派なキャノン砲台が2門つきました……ただし技は口から出る。『ポケモンバトルレボリューション』では専用モーションとして砲台から水が出ていたというのに。 青版の看板ポケモンで、海外では緑版が青版になっているので海外人気の方が高かったりする。 シナリオでは有利な反面対戦では今一つパッとしない。分かりやすい耐久型ステータスなのだがみず単タイプしかなく、そのみずタイプはライバルが異常に多い。 優位点としては最速で「しおふき」が使えることで、これを「こだわりスカーフ」を持ってぶっ放すリビングレジェンドがいるらしい。対策していないと壊滅しかねない。ただ、どうせならもうちょっととくこうが欲しかったのが本音。 スマブラではDX時代にモンスターボールから出て「ハイドロポンプ」を撃ってくる。こちらはちゃんと砲台から撃っているようだ。 アニメでは『ミュウツーの逆襲』でフシギバナ共々出演していたが、NNが「クスクス」である。常に笑っていそうな名前で思わずこちらが笑ってしまった。 No.009 メガカメックス キャノン砲台がメガシンカで更に増えました……ただし技は口から出る。いや、せっかく背中に大きなやつが1つ増えたのに何故使わない。 特性は「メガランチャー」になったが、名前こそカッコいいがこの特性は「はどう技の威力を1.5倍にする」というもので、従って威力60の「みずのはどう」が威力90になる。……威力だけ見れば「なみのり」と一緒なんですがそれは。他のはどう技は軒並み威力80くらいなのにあまりにも不憫である。一応他のはどう技も覚えられるようにはなっているので、特性を持て余すことはないはず。 とくこうがかなり上がったのでこの際特性を無視して「しおふき」などをやってもいいかもしれない。実際強いし。 No.010 キャタピー 序盤虫その1。ビードルとは準対関係。 赤緑青でヒトカゲでニビジムをクリアするのにこいつを探して育てることにしているが、赤では出にくいのでかなり苦労した。 鳴き声が最終進化と紛らわしいが、XYで多少修正された。 基本的に弱いので特にこれといってないのだが、Ptで自力技に「むしくい」が追加されたことでタイプ一致の攻撃が漸くできるようになった。ただしレベル15が必要で、バタフリーになるのがレベル16になってしまう。 No.011 トランセル 蛹なのでじっと耐えることしかできない。野生で捕まえて育てようとしても野生のものは「かたくなる」しかできないので経験値の足しにした方が身の為。かつて『スタジアム2』で飛んでくる岩を「かたくなる」で耐えるゲームがあった。 だが青版までキャタピーから進化させると「かたくなる」を覚えなかった。だからと言って何かあるわけでもないのだが。 ポケダン救助隊では依頼主としてキャタピー共々やってくるが、それが影響してこいつは歩行可能、逆にそれ以外の蛹は歩行不能だったりする。いや蛹でこいつだけ動かれてもそれはそれで違和感なのだが。ちなみに探検隊でも同じだったりする……。 アニメではサトシのトランセルの鳴き声「イヤンセル」が妙に癖になった。それがポケモンスナップでも起用されるとは。 No.012 バタフリー モルフォンと入れ替わったのではないか説が絶えないポケモン。確かにモルフォチョウって蛾ではないはずだけれども、じゃあバタフリーって一体何者なのだと。 鳴き声がキャタピーと紛らわしいがXYで若干修正された。 対戦では「ふくがん」からの「ねむりごな」で頑張ってきたが、XYでビビヨンが出てしまい一気に役目を失ってしまった。新技も来ないしどうなるバタフリー。 アニメのサトシの「バイバイバタフリー」には涙した。ピンクのバタフリーがその後色合いは違えどゲームに出て来るとは。 No.013 ビードル イギリスのバンドではない。 序盤虫その2。キャタピーとは準対関係。 初代/FRLGのトキワのもりでこいつからどくをもらうとトキワシティに戻るまでに大体力尽きてしまう。「どくけし」はこまめに使っておきたい。 何故かピカチュウ版には出てこない。アニメでスピアーが大量に襲い掛かったせいなのだろうか。 ちなみにこいつは唯一「ノーマルタイプの技を覚えない」ポケモンでもある。「どくばり」がどくタイプ、「いとをはく」「むしくい」がむしタイプ、「エレキネット」がでんきタイプである。 No.014 コクーン 蛹なのでじっと耐えることしかできない。野生で捕まえて育てようとしても「かたくなる」しかできないので野生のものは経験値の足しにした方が身の為。かつて『スタジアム2』で飛んでくる岩を「かたくなる」で耐えるゲームがあった。 だがピカチュウ版までビードルから進化させた個体は「かたくなる」を覚えられなかった。何故だ。対になるトランセルはピカチュウ版で覚えられるようになったのにである。やっぱり出現しないのが大きかったのかもしれない。 ちなみにポケダンではリーダー以外で動くことができない。その場にじーっとしているだけである。そこはかとなくシュール。 No.015 スピアー 英名がBeedrillで「ビードリル」と発音するらしいが、「ドリル」の部分が速過ぎてビードルと紛らわしい。一方のビードルはWeedleで発音が「ウィードル」らしい。なんなんだ。 赤緑では事実上唯一むしタイプとして機能するポケモンだが、すばやさが微妙過ぎてあまり役に立たない……。実際私も育てたことがあるが、スリープを倒せるかどうかという感じ。うーむむ。 対戦でも案の定埋もれ過ぎており、長らく日の目を見なかったが、ORASでまさかのメガシンカ獲得で一気に強化された。このまま他の序盤虫も何かしらの強化が来てくれればよいのだが。 ポケダンでは一転登場時からトラウマメーカーだったりする。遠距離からの「ミサイルばり」、近距離からの「みだれづき」で文字通り蜂の巣にしてくる。やめてくれ。 アニメでこいつが出て来る時は大体大群で襲いかかるフラグである。1回だけサトシが捕まえたが、ナナコに譲り渡した。 No.015 メガスピアー 序盤虫のスピアーがまさかのメガシンカ、かつ能力を大幅に弄られて文字通りの特攻隊に変化した。とくこう15って幾ら何でも弄り過ぎでは。 特性は「てきおうりょく」に変化し、「ミサイルばり」が全部当たればタイプ一致込みで威力250の連続攻撃という意味の分からない火力になる。それ以外の技も軒並み強化されるが、耐久が一切上がっていない。一発でも貰えば致命傷である。何だこのスペランカーは。 とはいえそれなりにでも戦えるようになっただけマシである……惜しむらくはこれがメガシンカだということか。普通にこの形態になって欲しかった。 No.016 ポッポ 序盤鳥その1。 初代では「かぜおこし」がノーマル技なのと「つばさでうつ」の威力が35しかないせいでひこう要素が事実上「そらをとぶ」しかないという事態に。正直使いにくい……。その癖相手にすると「すなかけ」で技が全然当たらなくなる。勘弁してくれ。 金銀以降「かぜおこし」「つばさでうつ」がまともな威力になりシナリオ用として活躍可能になった。 ポケダンでは救助隊で序盤ポケモンとしてその後遠吠えの森のレアポケモンとして登場。コンプが大変だった……。 No.017 ピジョン ビジョンではない。 鳩の英語そのまんまである。英語ではPidgeottoで発音が「ピジオートォ」みたいになる。ピジョットと紛らわしい。 赤緑のグラフィックがとても凛々しくて好き。最近のグラフィックは結構せわしなく羽ばたいているように見える……。 アニメでサトシがトキワのもりでポッポでなくピジョンの方を捕まえたことから、ピカチュウ版でピジョンが超低確率で出現するようになった。超低確率の進化レベル未満進化形のある種元祖と言える。 No.018 ピジョット 最終進化で頼もしいフォルムになった。能力バランスが取れているので安定感はある方。私もカントーやジョウトでお世話になった。 だが対戦では徐々に周りが強くなって行き肩身が狭くなるように……。ところが何とXYではすばやさが10上昇し、更にOARSではメガシンカも手に入れた。 初代/FRLGではライバルの1番手として、金銀/HGSSではグリーンの切り札ポジションとして登場したのも印象深い。特にHGSSは周りが「トリックルーム」で固められている中健気に戦っていた。拘りと愛を感じる。 アニメではサトシがピジョンから進化した直後「後で会いに来る」と言って本来の住処であるトキワのもりに置いて行った。果たして「後」とはいつのことなのだろう? No.018 メガピジョット ピジョットがまさかのメガシンカで一気に前線に躍り出始めた。元々物理でも特殊でも戦えたがとくこうの急上昇で特殊一本での運用が可能になった……というかそれしかできない感がある。 特性がまさかの「ノーガード」で「ぼうふう」が必中という破格の性能になる。……まではよかったが、「ぼうふう」以外の特殊技が殆どなく、「ねっぷう」「こごえるかぜ」「めざめるパワー」くらいしかめぼしいものがない。そしてターン稼ぎ用の「まもる」と保険用の「オウムがえし」以外の技選択肢がほぼない……。戦術の幅が一気に狭まり読まれやすくなってしまった。 しかも「ノーガード」のせいで「かみなり」「ふぶき」「ストーンエッジ」を避けることができない。まともに戦えるメガシンカなだけマシなのだろうか。 No.019 コラッタ 「ねずみポケモン」だがピカチュウと異なり普通のドブネズミがモチーフ。むしろピカチュウは鼠なのだろうか? 所謂序盤ノーマルだが、生息域は物凄く広い。草むらのみならず洞窟や建物内、果ては下水道の中にまでいる。 弱いと思いきや「でんこうせっか」で削ったり「ひっさつまえば」で火力を見せたり「いかりのまえば」でごっそり体力を持って行ったりと、中々のやり手。 元々「ひっさつまえば」「いかりのまえば」はこの系列の固有技だった。 ちなみに初代ではおつきみやまに「みずでっぽう」のマシンがあり、こいつに覚えさせておくと面倒なイシツブテを倒せるので特にヒトカゲを選んだプレイヤーには重宝される。実際私もやった。 HGSSではとある理由で「たんパンこぞうのゴロウ」に電話をかけることがよくあった。その時の台詞が「オレのコラッタはそんじょそこらのコラッタとはコラッタがちがうからな コラッタいちのコラッタなんだよ」。コラッタがだんだんゲシュタルト崩壊してくる。 No.020 ラッタ 進化したらよりドブネズミっぽくなった。意外と愛嬌がある。進化で名前が縮むケースは珍しい。 コラッタよりは生息域が広くないが、それでも結構出て来る。 クリア前にこいつの系列が出ない本編でシナリオクリア後に行ける場所でポケモンを探していてこいつを見つけると、何とも言えない気分になるのは私だけだろうか。 対戦での実力は存外高く、そこそこ高いすばさや・こうげきから「こんじょう」+「からげんき」や「がむしゃら」+「でんこうせっか」、更に「でんじは」「ちょうはつ」「カウンター」なども覚えたりする。山椒は小粒でもぴりりと辛いとはよく言ったものである。 No.021 オニスズメ 序盤鳥その2。 普通に進めていると入手が遅れがちだが、道路をちょっと脇に逸れれば大体そこに出て来る。特に初代ではポッポがろくなひこう技を覚えてくれないので、「つつく」が初期技にあるこちらを選ぶとよい。22ばんどうろに行けばよいがライバルに注意。 図鑑には「オウムがえし」に注意せよとあり、実際この技を早い段階で覚えるが、実は固有技でも何でもなくポッポ系列も覚えたりする。なんだそりゃ。 ポケモンコマスターではかつて最強のポケモンとして君臨していた。異常に高い機動力でゴールに一気に辿り着けるという。伝説より強い序盤鳥とは一体。 アニメでは1話でサトシとピカチュウに大群で襲いかかったが、手負いのピカチュウに一網打尽にされた。これがきっかけで2匹が仲良くなったのである意味功労者である。 No.022 オニドリル 進化して嘴が鋭くなった。代名詞ともいえる「ドリルくちばし」は初代から続くこいつの主力技。威力命中共に安定し使い勝手は抜群だった。……だがあくまで初代シナリオではの話。 初代時点で同タイプのドードリオにすばやさで並ばれこうげきで上回られ、技もあちらの方が使い勝手が良いという有様。しかもDP以降周りの火力がどんどん上昇する中でこいつは「ドリルくちばし」以上の威力のひこう技を新たに与えられていない。 BWで特性「スナイパー」とじめん技「ドリルライナー」をもらったが、違う、そうじゃない。そうじゃないんだ。しかもその2つもXYで弱体化するという……。 その昔「ネコにこばん」を覚えたオニドリルなるものが配布されたことがある。ある意味貴重な代物である。 No.023 アーボ ♪ドッドッドガースドドッガドッ♪ \シャー!/ 英語の「ボア」を逆さにするとboa→abo、アーボのできあがり。ちなみに英名Ekansもsnakeを逆さにしたもの。 サンドと対になるポケモン。 元祖五十音順で最初に来るポケモンだったが、現在はアーケオスにその地位を譲っている。 ゲーム上では初代の「まきつく」連打以外そこまで目立っていなかったが、RSで「いかく」「だっぴ」を獲得し厄介な手合いになった。 そして時は流れXY、そこにいたのは群れを成して登場するアーボの姿があった。特性「いかく」連打に加え「かみつく」「どくばり」「へびにらみ」「いやなおと」でこちらの戦力を大幅に削いでくるとんでもない集団であった。油断していると高レベルでも1ターンも動けずに死ぬ。こいつのみならず進化後もこれなので恐ろしいことこの上ない。進化後共々群れの出現率が低いのが唯一最大の救いか。 初代ムサシの手持ち。『ポケモン音頭』では合いの手担当である。 No.024 アーボック 英語の「コブラ」を逆さにするとcobra→arboc、アーボックのできあがり。 サンドパンと対になるポケモン。 お腹の模様が地域によって微妙に異なるというが、能力面には何も影響しない。 初代ではどく技を2つしか覚えず、しかも最大威力40。ふざけてるのかと。まともになったと言えるのはDPからである。 元々「へびにらみ」が系統固有技だった。当初は命中率が低かったが現在では何と100になっており、じめんタイプに効かない「でんじは」の完全上位互換にまでなった。 対戦では地味そのものだが特性「だっぴ」「いかく」が強く、技も「へびにらみ」「すりかえ」「ふいうち」「とぐろをまく」など光るものがある。うまく使いこなせればそれなりに戦えるだろう。 進化前に同じく初代ムサシの手持ち。だがアニメよりポケスペでの活躍が印象に残りやすい。 まずポケモンタワーにてキョウのアーボックがお腹の真ん中で真っ二つにされる。とんでもなくグロテスクだが実は生命力が強い個体であり、その後復活してキクコのアーボックと戦った。そしてキクコのアーボックも模様を変えることで能力が変わるという特殊能力を持っている。何だこの能力者共の戦いは。 No.025 ピカチュウ ピカ、ピカチュウ! ピカピー、ピカピカピッカァ! ピーカ、ピカピカ? ピッカァ!ピカチュウ! チャァァァァァァ……zzz ピッ!ピカ! ピカー! ピーカー? ピッカッチュウ! ピーーーカーーーー!チュウウウウウウウウウウウウウウウ!!!! ピーカーピッカァ! ポケモンを知らない人でもこいつだけは知っている、知っている人は言わずもがな、ポケモンの看板と言うべき存在。ポケモンと言えばピカチュウ。それだけの絶大な人気を誇る。他のキャラクターならまだしも、こいつがいなくなったらポケモンは終わってしまう。 「ねずみポケモン」なのだがラッタやサンドと異なり「チュウ」という鳴き声以外鼠要素があまり見当たらない。それもそのはず、モチーフは厳密に言えばハムスターらしい。ちなみにサトシのピカチュウに電気鼠と言うと怒られる。可愛い。 後付け進化形の元祖となったポケモンでもある。「ピカチュウはすでにしんかしたポケモンである!」とはウツギ博士の談。 元々が進化前なので本来対人戦に耐えうる能力ではないのだが、あまりの人気にあやかったのか金銀から専用アイテム「でんきだま」が登場した。とくこうを2倍にし、DPからはこうげきまでも2倍にするという化け物性能を誇る。ちなみに拘り系アイテムを持たせたライチュウとほぼ同じ火力になる。だが耐久はお察しの通り……。 系統固有技に「ボルテッカー」があるが、覚えられる条件は「預けるとピチューを産む組み合わせのうちどちらかに『でんきだま』を持たせた状態で預けると生まれたピチューが覚えている」という難儀なもの。これを覚えてしまった一時期のサトシのピカチュウはやはり只者ではない。 時々「なみのり」や「そらをとぶ」を覚えたピカチュウが配布されることがある。「なみのり」はその昔『スタジアム』でピカチュウを入れた状態でトーナメントを制覇する、もしくは『ポケモンボックス』に満杯寸前まで預けると(こちらはピチューの状態で)手に入った……いや、普通に苦行なんですが。 とはいえ結構な冷遇ぶりで、初代金銀とRS以降ではデータが断絶している為送れず、RS以降も「秘伝技を覚えているポケモンは連れて行けない」の法則から次世代に送れず、問題なく次世代に送れるはずのBW/BW2では配布すらされなかった。XY以降『ポケモンバンク』に預ければよくなり、配布も再開されたのでもしかしたら次世代に送れるかもしれない。というか送れるようになってくださいお願いします。 だがこれだけ人気なのにゲーム中で「ピカチュウにんぎょう」なるものは作られていない。あくまでアイドルはピッピということらしい。まあぬいぐるみなら現実世界にこれでもかと言うほどあるからいいのだが。 野生種はそこまで多くない。昔はカントーのむじんはつでんしょにわんさかいたが、有人の発電所になった為駆逐されてしまった。サファリゾーンなどの被管理施設以外で野生種として生息しているのは現状カントーとカロスの2地方だけだったりする。 イッシュには生息しておらず夢世界にも出てこない。そのせいで実はBW/BW2通してこいつの隠れ特性はかつて配信されたイベントでのみ手に入るという鬼畜を通り越して不公平なものになってしまった。しかも「でんきだま」も同じという。あまりに鬼畜過ぎるのでかつてイベントで手に入れたものを個人で配布した覚えがある。 というよりBW/BW2期は他の時期と比べてかなり稀なほどにピカチュウの存在感が薄い。ゲーム上で姿を少しだけ見かけることがある程度。ある種ピカチュウ頼みから脱却したかったようにも映る。その反動からかXY以降は大プッシュしており、ORASで遂にはコスプレまでし始めた。 アニメでは御存知サトシの最初のポケモンにして最高の相棒。てくてくとサトシの隣を歩き時には肩や頭に乗っかる姿は最早お馴染み。ある地方のポケモンを別地方に連れて行かないのがサトシの暗黙のルールだがピカチュウのみ例外にしている。 こいつの大好物はケチャップで、シナリオ上急遽挿入された設定だったらしいにも関わらずその後も使われ、遂には2016年にケチャップメーカーとコラボするにまで至った。『ピカチュウのうた』にも大量に登場。設定って怖い。 決め技は今も昔も「10まんボルト」。というかピカチュウと言えば「10まんボルト」。一時期「ボルテッカー」を覚えており、そっちだった時期があったのだが……新たに覚えたのが繋ぎにしか使えない「エレキボール」って一体どういうことだってばよ。 このアニメの影響が絶大で、ピカチュウが一躍看板ポケモンになった他、かつてピカチュウ版が発売された。ピカチュウがアニメ同様に喋り、しかも連れ歩けるなど、できる限りアニメを再現している拘りようだが、ピカチュウが進化しない所まで再現した上にAIが本気なので実は初代でも最高難易度だったりする。にしても当時の技術でよくこれだけの作品が作れたものだ。ただただ感服するばかり。 これのみならず金銀でも初代主人公がモデルとなったレッドが先鋒としてまさかのピカチュウを起用している。HGSSでは更に「でんきだま」まで持たせている。なめてかかると物凄いダメージを食らってしまう。更にXYからゲーム上の鳴き声までもがサトシのピカチュウと全く同じになった。恐るべしピカチュウ。 体型も時代が下るにつれてどんどんスリムに三頭身っぽくなってきている。アニメで躍動した結果か、スマブラで鍛えた結果か。 スマブラには毎度毎度皆勤賞。素早く手数で勝負するスピードタイプのキャラ。私の持ちキャラでもある。 ポケダンでも当然全シリーズで主人公候補の1匹。実は救助隊はピカチュウを主人公としてシナリオが組まれていたらしく、特性「ひらいしん」が「フロア中のでんき技吸収+無効化」という鬼畜仕様なのはそのせいだったりするとのこと。 またこの度姿に似合わずニヒルな声の『名探偵ピカチュウ』が誕生した。渋い。のろい。頼もしい。でもどこか可愛い。 よく間違えられるし実際初代では頻発していたが、「でんげき」という技は本編ゲーム上に存在しない。だがスマブラには多分に間違えられた名残からか未だに残っている。 あまり知られていないかもしれないけれどライチュウに進化するからね!こいつ進化するからね!!させない人が多いだけだからね!!! ……ライチュウカワイソス……。 No.026 ライチュウ かわいいかわいいピカチュウが進化して更に可愛くなった。なったよね?なったと言ってよ!ほっぺたをぷにぷにしたいくらい可愛いじゃないか! ピカチュウがアニメの主役になって以降爆発的に人気になった反動で、ライチュウの知名度がどんどん低くなってしまった。おまけにピカチュウ版では最初にもらえるピカチュウはまさかの「進化できない」というとんでもない仕様。初期形態ピチューは映画などで活躍しているのに。 だが決して目立っていないわけではなく、特にアニメではサトシに2度もピカチュウの進化を迫らせたほど。サトシとピカチュウにとってはある意味最大最強の壁である。 対戦では「アンコール」以外あまり目立たなかっのが、BWで隠れ特性「ひらいしん」を手に入れ、更にXYでまさかのすばやさ種族値上昇で110となり、あのガブリアスに先手を取れるまでになった。火力は不足気味だが場を掻き回しやすくなったので今後に期待がかかる。 No.027 サンド 二度あることはサンドあるやつではない。 アーボと対になるポケモン。 黄色くて丸いネズミなので、遠くから見ると結構ピカチュウと似ているが、耳や模様が全然違う。模様であみだくじができそう、というかそういうネタがかつての漫画にあった。 かつて『スタジアム2』でサンドの穴掘り競争ゲームがあった。あのゲームの必勝法は「コントローラーを縦に置いてLRを上から叩く」である。 RSで「すながくれ」を獲得したことから、111番道路に出て来るサンドは野生の癖にひょいひょい避けてくる。避けた先に「どくばり」をぶつけられて「どく」にまでなったらもう最悪。 アニメではサンド1匹だけで100連勝を達成したというスーパー少年アキラが出ていたが、これをリスペクトしたのかピカチュウ版には恐ろしく強いサンドを連れているトレーナーが実際に出てきたりする。アニメに倣って「じわれ」まで使ってくる。やめてくれ。 No.028 サンドパン 朝昼夜に3度もパンを食べているわけでも、サンドイッチ用のパンが好きなわけでもない。 アーボックと対になるポケモン。 進化して背中にトゲトゲが出てきたが、これを活かした技は「どくばり」くらいしかない。「ミサイルばり」とか覚えてもいいようなものだが。のみならず金銀まで一致技を自力で覚えなかった。シナリオでの使い勝手悪すぎやしないか。「あなをほる」のマシンを使えと? 昔からライバルが多くて埋もれがちだったが、金銀で登場した「すなあらし」と縁が深く、金銀では「どくどく」とのコンボが成立し、RSで「すながくれ」を、更にはBWで「すなかき」を獲得した。特に「すなかき」はじめん単タイプで唯一で、ドリュウズとは弱点が異なる。特に「すなかき」からの「いかりのまえば」は他にできない芸当。 No.029 ニドラン♀ 初代から♂♀の区別があった種族の♀。赤緑/FRLGではバージョンや場所によって♂♀どちらが出やすいかがややこしい。 青版まで最終技が何故か「にどげり」だった。ニドランだからなのか。 進化すると何故か繁殖能力が失われてしまうので孵化したい場合うっかり進化させないように。ニドラン♂とメタモンを預けてもいいのだが、「あまえる」などの♀固有の遺伝技はその状態では覚えられないのが難点。 なお、かつてPDWで隠れ特性「はりきり」かつ「ふいうち」を覚えたニドラン♀がここ限定で手に入った。PDW限定ものでしかも技まで限定のケースはこいつが初となる。 No.030 ニドリーナ 進化すると何故か繁殖能力が失われてしまう。一体何があったのか。その昔の非公式本に繁殖能力が失われる旨が書いてあったのを見たことはあるが。 アニメでこいつが出る場合大体仲睦まじい様子だが、既に子供がいるのかそれとも。 なお初代から超音波を出す設定があるが、技「ちょうおんぱ」は遺伝でしか覚えない、つまり初代では覚えない。どうなっているんだ。 No.031 ニドクイン 最終進化で二足歩行になった。ニドキング共々どく・じめん複合という珍しい存在。 ニドキングと異なりこちらは耐久が高い……はずが、XY以降こうげきの方が高くなった。 ニドキングほどではないが技は豊富で、持久戦もトラップ設置も果ては攻撃もこなせる万能戦士。隠れ特性「ちからずく」があれば火力が予想外に高い。 なお「ちからずく」で「ふいうち」を覚えている個体はPDWでしか手に入らない貴重品である。ポケダン探検隊ではトラウマメーカーの1匹。かくされたどうくつに出てきては遠距離から「だいちのちから」を連発しこちらをボコボコにしてくる。 No.032 ニドラン♂ 初代から♂♀の区別があった種族の♂。赤緑/FRLGではバージョンや場所によって♂♀どちらが出やすいかがややこしい。 青版まで最終技が何故か「にどげり」だった。ニドランだからなのか。 進化させても繁殖能力が失われることはない。特例でニドラン♀を預けてもタマゴからニドラン♂がきちんと生まれるようになっている。「ふいうち」や「もろはのずつき」など♂固有の遺伝技も持つ。 No.033 ニドリーノ 進化しても繁殖能力は失わないのだが、こいつとニドリーナのカップルはつまり永遠に子孫を残せないのかそれともすでに残してあるのかどちらなのだろうか。 ちなみに赤緑のオープニングデモムービーはこいつとゲンガーが戦っている場面……なのだが、何故か鳴き声がニドリーナのものだったりする。何てことだ。 ちなみにこのムービーのオマージュはアニメでもポケスペでも導入されている。正にポケモンそのもののオープニングと言える。 No.034 ニドキング 最終進化で二足歩行になった。ニドクイン共々どく・じめん複合という珍しい存在。 ニドクインと異なりこちらは攻撃能力の方が高い。 「元祖技のデパート」といえばこいつ。初代から「ふぶき」「10まんボルト」などを覚えられたが、世代を経るごとにどんどん増え、現在では「めざめるパワー」を除けば18タイプ中16タイプの技を覚えられる。しかも隠れ特性「ちからずく」なら大半の特殊技の火力が上がる。補助も「ステルスロック」「どくびし」「かなしばり」などかなり豊富。 物理なのか特殊なのか、どの技を覚えているのかまるで分からない、正に技のデパートである。器用貧乏にはもちろん注意したい。 ポケスペでサファリゾーンに生息するニドキングがひょんなきっかけでレッドに襲い掛かったことがあり、中々に冷や冷やしながら読んでいた覚えがある。 No.035 ピッピ ギエピー!! ポケモンのアイドルポジションは本来こいつだった。図鑑説明然り「ピッピにんぎょう」然り手持ち時のアイコン然り。 コロコロで漫画が始まってピッピがパートナーに選ばれたのもそういうポジションあってのことだった……蓋を開ければそこにいたのは、顔がでかくてまるまる太った謎の生き物だった。加えて真面目に戦わず下品であくどい。やられた時の声からついた通称が「ギエピー」。ギャグ漫画だからある程度仕方ないとはいえイメージ崩壊もいいところである。だけならまだしもアニメの主役にピカチュウが抜擢されて以降人気を逆転される事態に……。 それでもゲームでは金銀/HGSSおつきみやまでのピッピイベント、シンオウのスロットゲーム、XYでしれっとフェアリータイプに変更など、かなり優遇されている。野生では隕石の落ちた場所の近くによく生息しているので、もしかすると宇宙からやってきたのかもしれない。 アニメでは「ゆびをふる」で爆発を巻き起こし衝撃を与えた。以来「ゆびをふる」=爆発という伝統ができてしまった。 No.036 ピクシー 某お絵かき投稿サイトでも某コミュニケーションサイトでもない。 名前がそのまんま妖精で、XY以降しれっとフェアリータイプに変化した。 対戦では特性に恵まれ、「マジックガード」でスリップダメージや状態異常を無力化したり、「てんねん」で能力強化を無力化したりと、フェアリーらしく相手の戦術をとことん崩してペースを握るのが得意。ラッキーハピナスほどではないが一度「ちいさくなる」が発動すると中々止められない。攻撃技は「ムーンフォース」や「アシストパワー」が強力。 なお、FRLGEで「タマゴうみ」を覚えられるのだが、何故か♂も覚えられる。どういうことなんだ。 No.037 ロコン かつてあった「ロコン→キュウコン(求婚)→ケッコン→リコン」という4コマが好きだった。 生まれた時には尻尾が1本しかなく、徐々に揃っていくという設定らしいが、タマゴから孵った時に既に6本の尻尾がある。どういうことなんだ。 初代のドット絵で目がまるで点のようになっており、あまり可愛くなかったが、ピカチュウ版以降公式イラストと同じつぶらで可愛い目になった。 初代金銀とそのリメイクではガーディと対になる存在。タイプ、出現場所、進化方法が同じだが、それだけでなく♂♀比率もこちらは♀が多く向こうは♂が多い。だが必要経験値に差があり、こちらの方が育てやすい。 BW期に隠れ特性でまさかの「ひでり」を獲得した為、この特性を持つロコンの♀がPDWで出るのか出ないのか議論になった。実際の所2010年末のアップデートで初めて♀が解禁され、それ以前の個体は改造によって生み出された♀だったらしいという結論になっている。 ポケダンでは空の探検隊で主人公に抜擢されたが、技揃いのよさに加えて優秀なかしこさでイージーモード状態だった。本編での御三家よりも遥かに強いとは。 アニメではタケシが昔連れていたことがある。 No.038 キュウコン 球根でも求婚でもない。尻尾が9本だからキュウコン。英名Ninetalesも同じ意味である。 すばやさととくぼうが高く、RSで「おにび」を獲得して以降対物理特殊どちらもそれなりに戦えるポケモンとして密かに使われていたが、BWでまさかの隠れ特性「ひでり」を獲得し、天候始動要員に抜擢されることとなった……のだが、他の始動要員よりも圧倒的に素早いことが災いし同時に繰り出すと相手に天候を奪われる始末。その為バトルではあまり目立てていない……。 本人の実力が弱いかといえばそんなことはなく、「わるだくみ」「めいそう」がある為単純に自分の火力を上げるオプションとして天候を利用するという戦法が十分可能。だがXY以降メガリザードンYというライバルが登場し、単純火力で上回られる始末。何ともかんとも。 ポケダン救助隊では氷雪の霊峰の主をしていた。本人の性格もそうだがアイコンが凛々しくて好きだった。 No.039 プリン おいしそうだが食べられない。 ♪プ~プルル~プ~プリ~プ~プ~リ~ン~♪ アニメで突如現れて「うたう」で全員を眠らせ、寝たことに怒っては持っていたマイク兼ペンで思い切り落書きをして去っていくポケモン。とても可愛いからすっごくずるい。 本編でも初期技が「うたう」しかないので筋金入りと言ったところだが、実際ピッピとキャラが被っている為そこまで目立ってはいなかった……BWで隠れ特性を手に入れるまでは。 BWで獲得した「フレンドガード」は自分以外の味方のぼうぎょ・とくぼうを上昇させる特性で、進化すると失われてしまうが、同時期に登場した「しんかのきせき」で耐久だけはある程度確保可能。しかもこいつは「ほろびのうた」を覚えてしまう上にすばやさが超遅く、「トリックルーム」との相性が抜群。 特にトリプルで真価を発揮し、コンボが決まったら最後「かげふみ」で逃げられない、「フレンドガード」で倒せない、そうこうしているうちに永遠に眠らされるというとんでもない事態になる。 スマブラにも登場し、こちらは「うたう」より「ねむる」が強力。当たり判定は狭いが当たれば物凄いダメージと吹っ飛ばしを誇る。が、軽いので自身も吹っ飛ばされやすい。DXのギガクッパなど当たり判定がでかい敵に特に有効で、実際私もこいつでギガクッパを倒したことがある。 No.040 プクリン 「おやかたさまー!!」 本編ではピクシーと同列のアイドルポジションゆえにキャラ被りが災いしてあまり日の目を見なかったが、ポケダン探検隊でギルドの親方に任命され、一躍有名になった。妖精のようなお方でつかみどころがないが、仲間思いの頼もしいキャラ。 「ともだち ともだちー!!たあーーーーーーーーーーーーっ!!」 ちなみにこいつが「ともだち」連呼する由来は初代のポケモンカードのこいつの技「ともだちのわ」かと思われる。 対戦ではXYになってフェアリータイプが追加され、ピクシーからノーマルタイプが取れたことで漸く差別化に成功した……はいいが、火力不足に陥っている。アニメではカロスでのジョーイさんのアシスタントに選ばれた。 No.041 ズバット 洞窟にしょっちゅう出て来る鬱陶しい蝙蝠ポケモン。目がないが超音波で辺りの様子を察知している……のはいいが、他のポケモンが聞くと混乱するらしい。ポケモンには聞こえているというのか。 イシツブテと共に洞窟では嫌と言うほど見かける。 初代ではむし技がくさにもどくにも抜群だったせいで、フシギダネ系列がこの技を食らうと4倍ダメージだった。その為フシギダネを選んだ場合おつきみやまは慎重に進まないとズバットにボコボコにされかねない。 ちなみにゴルバット共々DPから「そらをとぶ」を覚えられるようになった……が、こいつに捕まって飛ぶのは相当無理がある気がするのは私だけだろうか。 No.042 ゴルバット 進化して目が出たのはいいが、青版のドット絵が獲物を露骨に狙い過ぎていてその、凄く、怖い。色々トラウマになる。 初代では進化がここ止まりで、特によい技も覚えられなかったのでシナリオでも対戦でも日の目を見なかった。金銀で進化形が追加されてよかった。 なお「そらをとぶ」を覚えるのはズバット共々DPからだったりする。まだズバットは分かるがゴルバットの翼で空が飛べなかったってちょっと待てと。 ポケダンでは別な意味でトラウマメーカー。救助隊でダンジョンに現れ突然「いやなおと」を吹っ掛け、以降の物理技の被ダメージを物凄く上げて来る。逃避行の最初のダンジョンでこれだからかなり精神的に来るものがある……。 No.043 ナゾノクサ 「立てばルージュラ座ればプリン、歩く姿はナゾノクサ」というネタが初期のアニメにあった。草の根っこの部分に顔があるというシンプルなデザインながら中々に可愛いポケモン。 手が存在しないが2本の足でずーっと歩き続ける為、通称アルキメンデスと呼ばれるらしい。実はこれは「歩きながら食べられる」というカップ麺の名前でもある。開発スタッフが食べていたのだろうか。 初代/FRLGではマダツボミと対になる存在だったが、ピカチュウ版以降解消された。夜になると歩き出すという性質から、金銀/HGSSでは進化形共々夜にしか出現しない。 そしてORASではまさかのこいつ限定で「ムーンフォース」を覚えられるようになった。いや確かに夜行性だが何故こいつ限定なのか。しかもタイプ不一致の大技を。突っ込みどころが多い。 シナリオでこいつを使おうとする場合、「はっぱカッター」を自力で覚えてくれないのでかなり苦労する。しかも初代からRSまで「すいとる」から先のくさ技が「はなびらのまい」までないという有様。「せいちょう」もないし中々の苦行である。 No.044 クサイハナ 可愛いナゾノクサが進化したら花から強烈な臭いを発し始めた。勘弁してくれ。しかも顔から涎のようなものまで垂れている。これまた臭いつきの蜜だという。もうやだこのポケモン。 ご丁寧にも隠れ特性が「あくしゅう」である。むしろ何故BWより前はそれではなかったのかと。こんなポケモンでも分岐でキレイハナになるんだからポケモンは分からない。 アニメではエリカが持っており、臭いだけでサトシのヒトカゲを倒してしまった。今でいうなら特性「あくしゅう」で怯んだ隙に畳みかけたといったところか。 No.045 ラフレシア 全く同じ名前の花が現実世界にあり、こいつの図鑑説明同様「世界一大きい花」である。 臭いポケモンが進化したら今度はアレルギーを引き起こすとんでもない花粉をばら撒くようになった。なんてことだ。でも顔は可愛い。 対戦では同タイプのライバルの影に埋もれがちだが、BWで隠れ特性「ほうし」を、更にORASで「ムーンフォース」を手に入れたことで固有の戦術が確立している。 その昔ポケモンカードでは「場にいる限り誰もトレーナーカードを使えなくなる」という凶悪な特殊能力を持つ「わるいラフレシア」が一世を風靡していた。当然というべきか、デッキへ入れる枚数制限が最も厳しいランクに収められた。カードゲームのバランス調整の難しさを世に知らしめた1枚である。 No.046 パラス つぶらな瞳の虫部分と、背中についているキノコの草部分が融合したポケモン。ちなみにキノコの名前はトウチュウカソウというらしいが、蝉の幼虫のようなものに寄生しているので要するにセミタケのことだろうか。 この系列は初代で唯一「キノコのほうし」を覚えるが、すばやさが低い為ちょっと使いづらい。 金銀以降この系列から「ちいさなキノコ」「おおきなキノコ」が採れるようになった。ラブカスが出現しないFRLGではレベル技の思い出しに必須のアイテムで、よくおつきみやまなどにキノコ狩りに行ったものである。 No.047 パラセクト 「乗 っ 取 り 完 了 で す !」 背中のキノコが完全に支配してしまった。虫部分は恐らく死んでしまったのだろう。白目を剥いているし。 対戦では「キノコのほうし」こそあれど遅いすばやさが災いし長いこと目立てていなかったが、DPで「かんそうはだ」を、BWで「いかりのこな」を手に入れたことで「トリックルーム」時のサポートに利用できるようになった。同じタイプで同じすばやさのモロバレルとの違いは耐性と「シザークロス」。 ポケダンでは俗に言う「清森四天王」の1匹。救助隊の最難関清らかな森の深層に構え、「キノコのほうし」が何と部屋全体「ねむり」という鬼畜仕様の他、有り得ないほどの高ステータスかつオプションとして状態異常を吹っ掛ける「ほうし」を完備。しかもクリアするまでずーっと出続けるという嫌がらせ。ポケダンが「マイナー達の逆襲」と呼ばれる最たる所以である……。 No.048 コンパン 何の虫なのかよく分からない。分類も「こんちゅうポケモン」とだけ書いてあるが、どこに昆虫要素があるのか不明。 こいつの進化形が実はバタフリーだったのではないかという噂がまことしやかに囁かれている。確かに目も口も触角の形も似ているし特性も同じだし。のみならずこいつ1mに30kgと虫にしては重い。一体何者なんだ。 特性が「ふくがん」なのでアイテム狩りに重宝する……と思いきや、FRLGではまだその仕様がなく、E以降の作品でこいつはそう簡単に入手できないので出番がなくなりがち。一応HGSSで頑張れば手に入るか。 No.049 モルフォン モルフォチョウがモチーフのはずなのに蛾のポケモン。 こいつがキャタピーの最終形態だったのではないかという噂がまことしやかに囁かれているのみならず、実はエスパータイプだったのではないか説まである。自力で「サイコキネシス」などを覚えるしナツメも使ってくるし。一体どういう経緯でこいつが今のポジションに収まったのか謎が深まるばかりである。 対戦では「ちょうのまい」と「バトンタッチ」を両立できる数少ないポケモンである他、特性が優秀な為ダブルやトリプルで味方に「スキルスワップ」する活用方法もある。 ポケダンでは所謂「清森四天王」の1匹。救助隊の天空の塔で突如現れては部屋攻撃「ぎんいろのかぜ」をぶっ放し、追加効果で能力が上がったらもう止められない。あろうことかこれを清らかな森の深層でもやってのけ、最終階まで恐怖が続く。ポケダンのむしタイプはぶっ壊れ性能ばかりである。 No.050 ディグダ 元祖「最も小さいポケモン」。現在ではバチュルなどにそのポジションを奪われている。 地面の下は謎に包まれており、何故かこいつとダグトリオはジャンプが一切できない。ボールから出しても皆飛び出すのに対しこいつらだけ地面からもそっと出て来る。HGSSのポケスロンでもジャンプアクションが一切封じられる。しかも宙に浮く技「テレキネシス」が何故かこいつらだけ無効。だが何故か「ふうせん」で浮ける。何なんだこいつら。そしてどうやって「ひっかく」や「きりさく」を使っているというのだ。謎が謎を呼ぶ。 初代/FRLG、金銀/HGSSではディグダのあなにこれでもかというくらいいる。近くのジムがでんきタイプのエキスパートなので捕まえれば即戦力になれるが、初代の場合「あなをほる」が威力100ととんでもない数値な他、相手が素早いので逃げるのが困難、おまけに稀にダグトリオが出てきて悲惨な目に遭う……など、結構な危険地帯だったりする。 FRLGでは「あなをほる」がそこまで怖くないが、特性「ありじごく」で絶対に逃げられないすることがある。やっぱり危険。 No.051 ダグトリオ ディグダグ♪ディグダグ♪ダグダグダグ♪ 英語「dig(掘る)」の過去形・過去分詞が「dug(掘った)」である。ディグダとダグトリオでこの単語が一発で覚えられるよ!やったね! 進化したら三つ子になった……というよりは、最初から三つ子だったの方が正しいのかもしれない。 ディグダ同様こいつはジャンプができず、地中での様子は一切謎に包まれている。物凄いマッチョが眠っているのか、はたまた大したものがないのか。 対戦ではXYに至るまでじめん最速を守っているという初代の生き証人。ちなみに2位がガブリアスだったりする。反面耐久はかなり低い。 初代では「じしん」「かげぶんしん」「きりさく」の3つが強力で、でんきキラーとして大活躍していたが、金銀で後ろ2つが弱化し火力不足が露呈して一気に廃れてしまった。だがRSでまさかの「ありじごく」獲得で一度捕まえたら最後絶対に逃がさない拘束プレイが可能になった。普段はそこまで脅威でもないが、この手のポケモンは忘れた頃にやってくる。 またこいつはディグダのあなでたまに野生出現するのだが、特に初代/FRLGではこちらの平均レベルを軽く上回るレベルの個体が出て来ることがある。一度見つかったら最後殲滅させられてしまうこと請け合い。忘れた頃にやってくるとはこういうことでもある。 No.052 ニャース 「何だかんだと聞かれたら!」「答えてあげるが世の情け!」「世界の破壊を防ぐため!」「世界の平和を守るため!」「愛と真実の悪を貫く!」「ラブリーチャーミーな敵役!」「ムサシ!」「コジロウ!」「銀河を駆けるロケット団の二人には!」「ホワイトホール!白い明日が待ってるぜ!」「にゃーんてニャ!」 アニメでお馴染みロケット団の喋る猫。本来アニメではポケモンも人語を喋る予定だったが、ピカチュウの演技に感動した監督が鳴き声に変更させた結果、ニャースのみが喋れるということになったらしい。その為なのかポケモン達の会話の通訳をすることもある。妄想力もとい想像力も旺盛でメカの操縦もお手の物。そして言葉を覚えた理由は聞くも涙語るも涙。色々な意味でロケット団にいるには惜しい逸材である。 そしてそのアニメの影響でゲームでもこいつが二足歩行で歩けることが普通になりつつある。アニメの影響は絶大である。 ゲームではというと、元々マンキーと対だが、まさかの初代リメイクであるFRLGでは解消されており、かと思えばHGSSでは対関係が復活という、かなり珍しい現象が起きている。 こいつと言えば本来は「ネコにこばん」。戦闘後にお金を拾ってくるぞ。 No.053 ペルシアン ペルニャーーーーーン 進化したらお洒落な気高い猫になった。だがペルシャ猫ではなくシャムネコらしい。どうなっているんだ。 アニメでサカキ様が所持しているせいかサカキ様のポケモンのイメージが強いが、ゲームでの本来のサカキはじめんのエキスパートなので縁もゆかりもない……と思いきや、アニメ要素がふんだんに盛り込まれたピカチュウ版では手持ちに入れていたりする。 元祖ノーマル最速だが、現在はオオスバメやメロエッタステップフォルムに奪われている。 初代の99年カップでは強力なポケモンが軒並み使用禁止になった中で存在感を示し、確定急所となる「きりさく」を最も素早くかつタイプ一致で使えるポケモンとして人気を博した。だが金銀で急所率の修正が入って以降どうもパッとしない……。同じ素早さで強力な技を持つライバルに比べて特筆すべきことに乏しいのが現状である。隠れ特性で手に入れた「きんちょうかん」が何かしら活用できないものか。 No.054 コダック コーファー?? その間の抜けた姿から妙な愛くるしさを覚える黄色いアヒル。カメラのメーカーとは全く関係ない。 アニメでもカスミが持っており、勝手にボールから出て来るなど大変にマイペースで言うことを聞かず、カスミをひたすらに困らせていた。だがそのせいでカスミのイメージがヒトデマン系列からだんだんコダックになっていったという……皮肉なものである。 だが頭痛が酷くなると真の力を発揮し、「かなしばり」や「ねんりき」まで使いこなす。実は英名がPsyduckで、psychicつまりエスパーの力が宿っていることを示していたりする。……それならエスパータイプでもよかったのでは?よく分からないポケモンである。こちらも思わず首を傾げたくなってしまう。 ゲームフリークの増田部長お気に入りのポケモンでもあり、ほぼ全ての本編で手に入る。 No.055 ゴルダック 間の抜けたコダックが進化したらハンサムになって帰ってきた……ハンサム?多少なりともカッコよくなったことには間違いないが。 対戦では特性がかなり強い。「しめりけ」はあまり目立たないが、「ノーてんき」は天候をシャットアウトする為何とレックウザの特性「エアロック」と全く同じ効果。その為ゲンシグラードンの天敵だったりする。「すいすい」はライバルこそ多いがこいつは「みずびたし」「アンコール」などが強い。そして地味に「サイコキネシス」や「クロスチョップ」を覚えられる……お前何故みず単なんだ。 冒険でも秘伝技を多数覚えるので重宝される、というかした。お世話になりました。 冒険と言えばとある漫画でこいつとヒカリとの冒険譚が描かれていることは有名。 No.056 マンキー 英語で猿のことをモンキーと言うが、本来のmonkeyの発音はマンキーに近いらしい。だがこいつは猿は猿でも猿と豚が融合した「ぶたざる」である。何だその生き物は。 赤緑青まではかくとうタイプと言ってもかくとう技は自力では「ちきゅうなげ」以外覚えず、まともにダメージを与えられるのが技マシンの「じごくぐるま」だけだった。どう見てもかくとう技なはずの「からてチョップ」は当時ノーマル技。しかも何故か技マシンで「10まんボルト」を覚えたりする。……こいつ元々ノーマルタイプだったのか? アニメではサトシが帽子を奪った野生のマンキーを怒らせ、そのまま進化されてしまったものの、無事ゲットした。そしてその影響でピカチュウ版ではこいつが何と序盤で出て来る。しかも「けたぐり」がレベル技に追加されており、ニビジムで使って下さいと言わんばかりの救済策である。 そしてこの救済策が初代リメイクのFRLGでも追加された。その為、元々ニャースと対だがFRLGでは解消され、HGSSでは対関係が復活するという珍現象が生まれた。 No.057 オコリザル 元々怒りっぽいマンキーが進化すると怒りが更に加速してしまったようだ。怒りを表す漫画風のマークまでついたし。こいつが「オーバーヒート」を覚えられるのは怒りが頂点に達して熱暴走するからだろうか。こいつの暴走を止める為にモンスターボールが開発されたという裏設定があったりする。 『ポケモン言えるかな?』では大トリを飾っている。最後まで言えたかな? 対戦では元祖かくとう最速だが、現在では大きく引き離されている。耐久が低くこうげき・すばやさが中途半端だが、特性は優秀。「やるき」ならダークライなどに強くなれる。「いかりのつぼ」なら急所に被弾するだけで超強化される。「まけんき」なら厄介な「いかく」で逆に強くなれる。いずれも嵌ってしまえば強いので活路を見出したいところ。 アニメではサトシが捕まえ、ポケモン格闘技大会で並み居る強豪を倒して優勝した後格闘家アノキのもとへ預けられた。サトシが最終進化形態を捕まえた初めてのケースでもある。 No.058 ガーディ ガーディーではない。 犬モチーフのポケモンなのだが模様が虎のようである。これがもとでかつて某学習雑誌では何故か干支の「寅」としてこいつとウインディが取り上げられていた。あれ、虎ってネコ科じゃなかったっけ……?ちなみに「戌」にはカラカラが選ばれている。解せぬ。 初代金銀とそのリメイクではロコンと対になる存在。タイプ、出現場所、進化方法が同じだが、それだけでなく♂♀比率もこちらは♂が多く向こうは♀が多い。だがこちらの方が必要経験値が多く、冒険で連れて行くとなると育てるのにかなり苦労することになる。加えて石進化で優秀な技は習得レベルが高く、中々の苦行である。 アニメでは初代ジュンサーさんのお供であり、ジュンサーさん=ガーディのイメージが強く、その逆も然りである。 No.059 ウインディ ウィンディではない。 分類がそのまんま「でんせつポケモン」。伝説どころか普通にガーディを進化させれば手に入るのだが。そして中国という国の伝説のポケモンらしいが、その国はこのゲームに存在しているのだろうか?突っ込みどころ満載である。一応種族値合計が555と伝説のポケモンに迫るくらいに高かったりはする。 能力が高いにも関わらず初代では技がパッとしなかった上にほのお自体が弱かった為かなり弱かった。しかもとくしゅが80と低く、キュウコンの100より低いという有様。金銀でとくしゅはとくぼうに移動し、とくこうが100に設定され、更に先制技「しんそく」まで手に入れてから徐々に強くなり、現在ではこうげき・とくこうが高い為どちらで来るか分からない、かつ耐久も比較的高水準のバランス型ポケモンとして活躍している。 こいつの技の揃いがあまりによいことから、エンテイやブースターは苦汁をなめさせられ続けてきた。エンテイは脱却しているものの、ブースターは現在でも苦しい立場にある……。 No.060 ニョロモ ポケモンの生みの親である田尻智氏が最も気に入っているポケモンの1匹。氏の遊び場にいたオタマジャクシがモチーフとなっている。 お腹の渦巻きは内臓の一部で、それを見ているとだんだんと眠くなってくる。その設定がある為こいつの初期技に「さいみんじゅつ」がある。そして異様に素早い。実際のオタマジャクシを捕まえようとするとするりと逃げるからだろうか。 BW期にニョロトノが隠れ特性でまさかの「あめふらし」を獲得した為、この特性に変化する隠れ特性「すいすい」持ちのニョロモの♀がPDWで出るのか出ないのか議論になった。実際の所2010年末のアップデートで初めて♀が解禁され、それ以前の個体は改造によって生み出された♀だったらしいという結論になっている。 アニメではカスミが捕まえ、最終的にニョロトノに進化した……のだが、実は捕まえた場所はジョウト地方なので結構遅かったりする。 No.061 ニョロゾ ポケモンの生みの親である田尻智氏が最も気に入っているポケモンの1匹。氏の遊び場にいたオタマジャクシがモチーフとなっている。 蛙になる途中の為尻尾がなくなり、代わりに手足が生えている。だが何故か渦巻きが逆になっている。何かのミスだろうか。公式には「地球の自転が関係している」とされているが。ニョロモの頃に高かったすばやさは据え置きになっている。 生粋の中間進化の中では人気が高く、ポケスペでレッドが最初に連れていたり、日本橋時代のポケセントウキョーのロゴにいたりする。浜松町移転の際にロゴから消えたと思ったらそれを惜しんで数年後グッズまで作られた。ちなみに私も結構好きなポケモンである。 No.062 ニョロボン 何回やっても!何回やっても!エアーマンが倒せないよ……じゃない! おたまじゃくしが蛙になると思ったらおたまじゃくしのまま格闘家になってしまった。何たることだ。更に進化してすばやさが下がってしまった。何たることだ。しかもかくとう技をろくに覚えない。何たることだ。 「きあいパンチ」を除くと物理で一番使い勝手が良いのは「かわらわり」という現実。PtHGSSで頒布された教え技のうち覚えたかくとう技は特殊先制の「しんくうは」だけ。いや、そうじゃない、そうじゃないんだ。一応BWで「すいすい」を手に入れてかつ「はらだいこ」持ちなので、天候下でならそれなりに活躍できなくはない。だが技不足はいかんともしがたい。 ポケスペではレッドが持っており、特攻隊長のような役割で常に先陣を切っては倒されている。哀れ。 No.063 ケーシィ ケーシーではない。 実在の人物を元にしたポケモンの1匹。1日18時間寝ている。残りの6時間は一体何をしているというんだろうか。ごくたまーーーに目をうっすらと開けているイラストが見られたことがあった。 自力では「テレポート」しか覚えないのでボールを即投げしない限りほぼ必ず逃げられる。だが最近ではクイックボールで即捕獲が可能になった。便利な時代になったものだ。 なお「テレポート」だけでは戦えないのでトレーナーが使うケーシィは必ず何かしらのマシン技を覚えている。「フラッシュ」だったり「めざめるパワー」だったり。 ポケダンではぐっすり寝ているが、能力が高いので特にレベル1ダンジョンでは起こしてはいけない。 No.064 ユンゲラー 実在の人物を元にしたポケモンの1匹。その昔裁判沙汰になったことまである。それが影響してかポケモンカードからこいつのカードが消え去った。ケーシィはというとフーディンに「ちょうしんか」できるらしい。何だそりゃ。 ちなみに初代の「スプーンまげ」はピカチュウ版のみ、しかも野生のこいつを捕まえることでしか使うことができない物凄くレアな技。レベル1技扱いなのでケーシィから進化させても覚えられない。 ポケダンでは進化前が寝ているせいかこいつまで寝ている。強いので基本的に起こしてはいけない。 No.065 フーディン 実在の人物を元にしたポケモンの1匹にして、初代のエスパー隆盛を象徴するポケモン。 すばやさととくしゅの圧倒的な高さでとりあえず「サイコキネシス」を使えば勝てる時代だった。ピンチになったら「リフレクター」や「じこさいせい」で粘れば勝ち。怖いのは相手の「でんじは」くらい。……とはいえエスパー以外の攻撃技を持たないことから、複合エスパーに押されてしまい実際そこまで強くはなかった。 金銀以降技バリエーションが改善されたことで初代以上に幅広く活躍できるようになった。こいつの「アンコール」は忘れていると痛い目を見る。現在はメガシンカを獲得するもエスパー自体が苦しい立ち位置である……。 ナツメの切り札でもあり、初代では大いなる壁として立ちはだかることになる。 ポケダン救助隊ではレベル1ダンジョン攻略の切り札。高ステータスを誇り「テレポート」で逃げつつ敵には「やつあたり」や「メロメロ」を与えて高速で乗り切る。 No.065 メガフーディン 初代で強かったフーディンがメガシンカしたらもっと強く……なってくれればよかったのだが。 他のメガシンカと異なりこいつだけ種族値増加分が90しかない。フーディン自体のとくぼうがXYになって上昇した分を加味してやれなかったのだろうか。 特性が「トレース」に変わり、メガシンカと共に発動するので相手のメガシンカ後の特性をトレースできる……と思いきや、相手と同じターンにメガシンカした場合こいつの圧倒的なすばやさのせいでこいつの方が先にメガシンカしてしまい、相手のメガシンカ後の特性は取れずじまいとなる。駄目じゃん。単純に素早い「トレース」持ちとして考えれば技の揃い自体はよいので戦えなくもない。 だがこいつの真価はさかさバトルにある。メガガルーラに対してメガシンカを相手より1ターン遅らせることで「おやこあい」をトレースし、その状態で「シャドーボール」を2発ぶつければ倒せてしまうのだ。「ふいうち」は半減なので全然食らわない。「ねこだまし」は守ればいい。 No.066 ワンリキー 人型デザインの格闘家の卵なのだが尻尾があるのでやっぱりポケモンである。 こいつが覚える「からてチョップ」が何故かくとう技でないのか初代プレイヤーは疑問に思ったことだろう。金銀で無事かくとう技になった他、高威力の「クロスチョップ」も加わった。 その金銀、そしてHGSSではコガネジム突破の最大の切り札である。NPCとの交換でもらえるワンリキー「きんにく」はノーマルタイプに抜群を取れ、厄介な「ころがる」も半減なだけでなく、♀なので相手の「メロメロ」も無効と、至れり尽くせりである。 鳴き声がオムナイトとそっくりだったが、XY以降若干修正された。 五十音順では初代からずーっと最後になっている。これを更新するには「ワンル」「ワンレ」「ワンロ」「ワンワ」で始まる名前でないといけない。出て来るのか? No.067 ゴーリキー 芸能人に似たような名前がいることでも有名だが、その昔は外国の小説家に全く同じ名前の人がいた。外国の小説家はいいとしてまさか日本の芸能人に出て来るとは。 強過ぎる力をセーブする為ベルトをつけているらしい。ベルトを外すと進化後以上の強さになるのか気になるところである。 ゲーム上では引越しの手伝いや荷物運びの印象が強く、公式が『ゴーリキー引越社』を特集したことまである。まさかのCMつき。加えてORASではコンテストにてライバルのカズラがこいつを連れており、名前は「ゴルコ」である。ちなみに女の子である。 No.068 カイリキー ウホッ、いい男。 腕が4本になり、進化で体格が更にムキムキになった。その見た目から同性愛関係のネタが尽きない。仕方ないね。 とはいえモチーフと思われる格闘技がレスリングなので、性別♀でも霊長類最強女子が登場したことであまり違和感がない。 ちなみにパンツをはいているように見えるが、公式曰く「模様」だという。「ポケモンが何かを身に着けていたらおかしいでしょ?」……あぁん? 対戦では初代こそエスパー軍団にボコボコにされていたが、金銀で「クロスチョップ」を始めとした一致技を獲得し、かつかくとう弱点の新タイプが2つも加わったことで一気に強化された。加えてDPで特性「ノーガード」を獲得し、命中率の低い「ばくれつパンチ」が何と必中になった。たとえ空を飛ばれても地中に身を潜まれても絶対に当たる。 公式大会でもメガシンカが犇めく中「トリックルーム」から大暴れして日本チャンピオンに輝いたことがある。歪みねぇな。 No.069 マダツボミ マンドラゴラの一種ではないかと言われているらしい。引き抜くと奇声を発する……どころか鳴き声短いのだが。 どこか間の抜けた顔つきでとても強そうには見えないが、アニメではセキエイ大会でサトシのポケモンを次々と倒す実力派のマダツボミが登場したことがある。必殺技がまさかの「かかとおとし」。 初代/FRLGではナゾノクサと対になる存在だったが、ピカチュウ版以降解消された。 金銀/HGSSではマダツボミのとうが登場し、柱がこいつの茎のようにゆらゆらと揺れているのが特徴。最初のジム戦前の修行の地になっている他、トレーナーは全員こいつを繰り出してくる。が、野生では出現しない。あくまでもとうのモチーフというだけらしい。 シナリオでこいつを使う場合「はっぱカッター」を主力にできるが、見た目通りぼうぎょ・とくぼうは低いので注意が必要。むしろ初代でのNPCの「まきつく」連打に殺意を覚えることになる……。 ポケダンではこの系列は悲しいくらいにステータスが貧弱である……。何の事情があったというのだ。 No.070 ウツドン 進化して食虫植物のようになった。木にぶら下がっていると実のように見えるが、溶解液で溶かした後口でパクリと獲物を頂いてしまうという。怖い。だがゲーム中での「ようかいえき」の威力は僅か40しかない。要は「ひのこ」などと同じ。何でも溶かすんじゃなかったのか。 石進化の性として進化させると覚える技が減ってしまうが、最近では進化後の技が少ないながら粒揃いの為、すぐに進化させてもさほど問題がなかったりする。哀れ。 No.071 ウツボット 進化前とは口の位置が上下逆になった。キバまでついて中々に怖い見た目になった……のだが、アニメでコジロウがこいつを繰り出したと思ったら愛情表現でこいつがコジロウを呑み込んでしまう事態が頻発。そのコミカルな動きで印象がガラリと変わった。アニメの力は偉大であるが、呑み込まれたコジロウは溶解液は平気なのだろうか。 対戦では、初代でフシギバナと並ぶ優秀な「はっぱカッター」の使い手だったが、急所率が落ちた金銀以降パッとせず、DPではそれまで活用していた「ヘドロばくだん」が特殊扱いになり、一致物理技が先の「はっぱカッター」のみになってしまったことで地の底に追いやられた。だがPt以降「リーフブレード」「リーフストーム」「ウェザーボール」の追加や既存技の強化を受けて以前よりはマシになっている。 ポケスペではサファリゾーンに大量に出没し、レッドに襲い掛かり呑み込む寸前まで追い詰めた。 No.072 メノクラゲ 体のほとんどが水で、たまに波打ち際に打ち上げられている。干からびても水があれば復活するので海に戻せばよいとのこと。 海上で嫌と言うほど見かけ、どくタイプでもあるので倒すのに時間がかかると「どく」をもらったり、巻きつかれて更に時間がかかったりと、あまり良い印象がない。だがとくぼうが異様に高く、こいつがいないととくぼうの能力を鍛えるのが大変になってしまうのである意味では貴重な存在でもある。……だからこそ特殊技で倒そうと思うと苦労するわけなのだが。 ちなみにこいつの目は赤い水晶の部分ではなく真ん中の白い部分である。 No.073 ドククラゲ 体長と体重がどこかの二次元美少女キャラクターにかなり近いことが有名になってしまった。だが本人は触手なので寧ろ美少女を……これ以上はいけない! 触手が何と80本にまで増えた。流石にグラフィックで全部表現しきれてはいない。実際80本もあるドククラゲのファンアートを見たことがあるが、何とも言えない感じであった。 シナリオではメノクラゲ同様海上に紛れていることが多い。結構経験値が高いので倒せるなら倒しておくと冒険が楽になるかも。 対戦ではすばやさ・とくぼうが高く、ぼうぎょは低いが「バリアー」を覚えたりするのでそう簡単には倒れない。こうげき・とくこうは低いが、みず・どくの複合なので攻撃技で有効打を与えられない相手の方が少ないという優秀ぶり。技も攻撃技だけでなく「どくびし」「ミラーコート」「つぼをつく」などを覚える。特性も「クリアボディ」「ヘドロえき」の2つが有用。冒険でも対戦でも中々に嫌らしい仕事ぶりを見せてくれる。 アニメではリゾート開発に怒り狂った巨大ドククラゲが街を襲撃し、カスミの説得で何とか事なきを得た。 No.074 イシツブテ ┗(↑o↑)┛<エゥンェゥゥゥゥゥン ┗(◎o◎)┛<ラッシャーイ! ┗(^o^)┛<パーン!……じゃない!┗( ・´ー・`)┛<コロンビア!……でもない! つかんで相手に投げるイシツブテ合戦に使われたり、気付かずに踏んづけられたり、ドサイドンの砲丸の代わりに使われたりと、何かと図鑑では不憫。 ズバットと共に洞窟では嫌と言うほど見かける。高レベルは「じばく」に注意したい。見た目通りぼうぎょが高くこうげきもそれなりだが、とくこう・とくぼう・すばやさはお察しの通り。だがBWで「がんじょう」が強化され、野生のこいつを見かけても一撃倒れないことが多くなった。何てことだ。 冒険で弱いと思いきやいわ・じめんタイプ自体が貴重かつ弱点を突きやすいので、技がろくになかった初代を除き冒険メンバーに加えると中々に活躍してくれる。最終進化に通信が必要なのがネックだが。特に金銀では序盤4つのジムに軒並み強いのでかなり優秀。ただしHGSSのエンジュジムではじめん技が効かない上に低いとくぼうを突かれるので要注意。 ゲームとアニメとで目のデザインが大きく異なる。 その昔BWのローテーションバトルでは「がんじょう」で耐えて「ほのおのジュエル」+「だいもんじ」でナットレイを屠り、「ねがいごと」+「がんじょう」で回復する永久機関イシツブテが君臨したことがあるとか。 No.075 ゴローン 手が何故か4本ある。これを活かした技があるかといえばそうでもない。なのに進化すると2本に減ってしまう。謎である。 冒険の中盤以降の洞窟でたくさん見かける。イシツブテ以上に「じばく」を、高レベルは「だいばくはつ」を覚えていることが多いので中々厄介。しかもBWで「がんじょう」が強化されているので更に厄介。 ポケダンに「ゴローンのいし」というアイテムがある。投げると砲丸のように飛び20の固定ダメージを与える。20というと物足りないが固定ダメージかつ直線状でなくても当たるので、遠距離からちまちま削りたい時に便利。なお進化前のイシツブテをモチーフにしたアイテムは「いしのつぶて」で、こちらは10の固定ダメージである。そして空の探検隊ではスペシャルエピソードでチャームズに出し抜かれてしまった。哀れ。 No.076 ゴローニャ 進化前に4本あった手が2本になってしまったが、巨大な爆弾岩が完成した。 分類がメガトンポケモンなのだが、別に体重がメガトンあるわけではない。「メガトンパンチ」などを自力で覚えるわけでもない……と思ったらこの技は遺伝で覚えられたりする。しかもORASのサーチで見つかる個体を除くとFRLGEの教え技が必須という。何なんだそれは。 対戦では同タイプのサイドンとスペックが似ており、長年ライバルとして活躍してきたが、向こうがまさかの進化を遂げて一気に追い詰められた……かに見えたが、こちらもPtで「ふいうち」獲得、BWで「がんじょう」超強化で別の道を歩み始め、XYではこうげき種族値が10上昇した。だがBWで「だいばくはつ」が弱体化した為ドサイドンに追いつけているかというとそうでもなかったりする……。 なおこいつはペンドラー一家の専用技と思われている「ハードローラー」を何故か覚えられる。転がるのが大得意だからなのだろうか。 No.077 ポニータ 可愛い可愛い仔馬なのだが、体は燃えている。跳躍力が高く、日本の紅白電波塔を、果てはオーストラリアの巨大岩石まで飛び越えられるという。「とびはねる」を覚えられるのも納得である。 ちなみに生粋の進化前では最も種族値合計が高く、410もある。330のデリバードや352のカモネギが本当に不憫である……。 RSまでほのお技は特殊扱いだった為、こうげきが高いこいつのスペックは生かしきれなかった。 DP以降物理技が登場して使い勝手が良くなった……のだが、そのDPではヒコザルを選ばなかった場合シナリオ中に出て来るほのおタイプが何とこいつしかおらず、しかもほのお技も物理技が最終技の「フレアドライブ」しかないというかなりの使い勝手の悪さでヒコザル以外を選んだ人達は大混乱に陥った。しかも進化レベルも40とかなり高い。 まあ能力が高くとくこうもないわけではないので「かえんほうしゃ」などをマシンで覚えさせれば何とかならなくもないが、幾ら何でも苦行にし過ぎである。対ドーミラーどうしてくれるんだ。 Pt以降は遺伝技だった「かえんぐるま」が自力技に加わり、他のほのおタイプもシナリオで手に入るようになったが、何故それをDP時代にやらなかったのかと。 No.078 ギャロップ ギャロップとは元々馬を全速力で走らせること、またそれから派生した速いテンポのこと。ポケモンのこいつも進化して跳躍力が落ちた代わりに走力が上昇し、時速240キロで走れるという。新幹線よりちょっと遅いくらいである。ちなみに角が1本あり、見方によってはユニコーンに見えなくもない。 元祖ほのおタイプ最速で、次にこうげきも高いが、ほのお技が特殊扱いだったRSまでパッとしなかった。できることと言えばそのすばやさで「つのドリル」を連打することくらい。 DPで念願の物理技「フレアドライブ」に加え「メガホーン」「どくづき」を覚えたことにより飛躍的に使い勝手が向上した。だがこの作品以降ほのおタイプ全体が強くなっていった為、ライバルがたくさんいる中で活路を見出し続けているのが現状だったりする。やっぱり頼みの綱は今も昔も「つのドリル」なのかもしれない。地味に最速の使い手だし。 その昔「ネコにこばん」を覚えたギャロップなるものが配布されたことがある。ある意味貴重な代物である。 No.079 ヤドン やあん? 見るからに間の抜けた表情とのぺーっとした四足の体格が見る者を和ませる。分類も見たまんま「まぬけポケモン」。尻尾で釣りをするのが好きらしい。 みずに加えてエスパータイプでもあり、レベルを上げれば「サイコキネシス」まで覚えたりするので侮れない。とはいえ自身の能力が低いので、あんまり脅威ではなかったりする。 公式からはかなり優遇されており、カントーのサファリゾーン園長の渾名が「ヤドンさん」だったり、ジョウトには「ヤドンのいど」があったり、「ヤドンのしっぽ」という珍味があったり、果ては「ヤドンパラダイス」なるものまで開催されたことがある。 8月10日はヤドンの日。 No.080 ヤドラン 釣りをしていたヤドンがシェルダーを釣った結果こうなった……らしいのだが、どう見てもシェルダーではなく別の貝のようにしか見えない。アニメでは「進化する瞬間に巻貝になる」と結論付けられたが、公式発表によると「巻貝タイプは最近発見された」とあり、どちらが正しいのか分からない。巻貝タイプのシェルダーがいつか単独で手に入る時が来るのだろうか。しかも別にシェルダーが手持ちにいなくてもレベルアップすれば普通にこの姿になる。どうなってるんだこいつ。 進化したことで二足歩行になり、能力も強化された。 対戦ではぼうぎょ・HPが高いが初代ではパッとせず、99年の大会で「ドわすれ」が生かされたくらいだった。金銀でとくこうも高くなり、RSで特性「マイペース」と技「あくび」「めいそう」、DPで技「なまける」、Ptで技「てっぺき」、BWで隠れ特性「さいせいりょく」とアイテム「ゴツゴツメット」を手に入れたことで対物理で飛躍的に強くなった。こう見えて「だいもんじ」まで使えるのでみずの天敵ナットレイを返り討ちにできるのが特徴の1つ。 というかヤドランとヤドキングでぼうぎょととくぼうの違いや一部の技の違いしかないというのはいかがなものか。 No.080 メガヤドラン ヤドランがメガシンカしたら何とシェルダーに完全に食われてしまった。さながら昔のコジロウを呑み込んだウツボットのようである。超能力を活かして尻尾だけで直立しているのは流石エスパーというところか。 特性が「シェルアーマー」になっただけでなく能力がまさかのぼうぎょ・とくこうのみ強化というかなり極端なものになっており、メガシンカ前と異なり交代戦ではなく急所無効を活かして居座ってじっくり戦うのが主流。 どうでもいいが、この状態でもし「からをやぶる」など覚えたらどうなってしまうのだろうか? No.081 コイル 人気投票第2位のポケモンである。それ以上でも以下でもない。 名前の由来は理科で使うアレであり、かなり直球である。昔私も作ったことがある。 よくビリリダマと対関係のように見られがちだが、バージョンによって出現率が変わるわけではない。単に同じような工業系ポケモンだからというだけだろう。 初代ではでんきタイプのみだったが、金銀にて新登場のはがねタイプがこいつと進化形に追加された。その為浮いているはずなのにじめん4倍である。解せぬ。 BWで「がんじょう」が超強化されたことで、ダメージを受けてもアイテムで回復+「リサイクル」でアイテム復活、という永久機関を作り上げることに成功した。 だがコイルと言えば「妙な人気」が印象深い。 初代でまだポケモンのアンソロジーコミックが普通に出回っていた時代、とある漫画家の描くピカチュウとコイルがコミカルで中々に面白かった。その本人は今般ポケモン20周年を記念してこの2匹のイラストを描いている。ポケダンではジバコイル保安官の補佐として同様コミカルな動きで人気を博した。BW2ではジョインアベニュー用としてGTSにてコイル同士を交換する通称「コイループ」が大流行。 だが一番の衝撃は2008年、映画の人気投票にて組織票が投じられこいつが何と2位に選ばれたことだろう。一種のネタ祭りではあったがこの一件で「コイル=人気者」が定着することとなった。 No.082 レアコイル コイルが3つくっつけばレアコイルになるのか、それともコイルが3つに分裂してレアコイルになるのか、どういう進化方法なのかが謎なポケモン。実は3匹ともある程度遊離して動けるので、普段はくっついているが技を使う時に遊離するなどしている。体についているネジの本数も作品によって曖昧。何なんだあんたら。 RSまでこいつが最終形態で、DP以降進化形が追加されたもののすばやさはこちらの方が上である。BWではアイテム「しんかのきせき」や特性「がんじょう」超強化の恩恵を受けて更に強くなり、BW2では本気を出したアクロマがレアコイルとジバコイルを同時にパーティに入れてそれぞれ別の戦術で使いこなしていた。進化形態全員がそれぞれ固有に強力な戦術を持つ物凄い系列である。 だがポケダンではコイルとジバコイルが保安官をしているのに対し、レアコイルは何の役割もない。不憫。 No.083 カモネギ 埋葬鳥1号。カモがネギをしょっているという諺その通りのポケモン。 当初はNPCとの交換でのみ手に入り、その時のNN「おしょう」「アッカ」「じんすけ」はある意味こいつを象徴する名前でもある。数は少ないが一応野生でも生息してはいる。 シナリオでは他の鳥と異なり「いあいぎり」を覚えるので秘伝要員としてそれなりに優秀。 だが能力が低いにも関わらず一向に進化をさせてもらえない悲しみを背負っている。固有アイテムに「ながねぎ」があるが、急所率が上がってもそもそも技を出せる機会に乏しいのであまり意味がない。しかもそのアイテムの入手も容易ではない。 一応ながら強化はされており、HGSSで技「リーフブレード」、BWで隠れ特性「まけんき」と技「ブレイブバード」、XYで特性「するどいめ」強化と急所率の補正修正による「ながねぎ」+「きりさく」「つじぎり」での確定急所実現と、それなりのものは手に入れている。実際複数戦でこいつの活躍が目撃された例もあり、後は進化さえ手に入ればよいのだが……。 ちなみに某歌ロイドや某姫に先駆けてネギを持って舞う存在だったりする。ゲーム上では「しょくぶつのクキ」となってはいるが。 No.084 ドードー 名前の由来はかつて実在し絶滅してしまった鳥から……なのだが何故頭が2つもあるのか。しかも見た目はドードーよりもダチョウに近い。どうなっているんだこいつ。しかも羽らしきものが見当たらないのに何と「そらをとぶ」を覚える。じめん技も効かない。どうなっているんだこいつ。 だがXYで地に足がついたグラフィックになったせいでスカイバトルには参加できない。流石にこれで参加していたらシュールという他なかったのだが。 なお首の線が黒い方が♂、白い方が♀という区別があるが、ドードーは♂でドードリオは♀が公式イラストに描かれている。進化前と進化後とでイラストの性別が異なってしまっている珍しい例でもある。まあ後付けなので仕方ない部分ではあるが。 ポケスペでイエローがこいつに乗っていたのは有名。 No.085 ドードリオ 双子が進化したら首が1つ新たに生えてきた。片方の頭が分裂するらしい。何だその不気味な進化は。 3つの頭は「喜び」「悲しみ」「怒り」を表すという。だが悲しみは分かるとして喜びと怒りの区別はどの辺にあるのか未だに分からない。 なお首の線が黒い方が♂、白い方が♀という区別があるが、ドードーは♂でドードリオは♀が公式イラストに描かれている。進化前と進化後とでイラストの性別が異なってしまっている珍しい例でもある。まあ後付けなので仕方ない部分ではあるが。 進化前も飛べるのでこいつも当然「そらをとぶ」を覚えるが、グラフィックで地に足をつけているのでスカイバトルには出られない。 対戦では初代時点で既にオニドリルのほぼ上位互換という何とも罪作りな役柄だったが、DPで更に強力なムクホークが出てしまいこいつも窮地に追いやられた。 BWで隠れ特性「ちどりあし」と技「あばれる」を獲得したことで、「あばれる」の混乱リスクを相手の技回避という形で擬似的に解消するという、実用性はともかく大変に興味深い戦術が誕生した。XYでの「はたきおとす」強化も追い風。だがやっぱり「じたばた」の威力200や「つぼをつく」の博打要素は捨てがたい。 ……昔は「トライアタック」の代名詞だったのだが。何故特殊技になった。返せ! No.086 パウワウ 舌を出して手を叩いたと思ったらごろーんと転がっている可愛いアシカ。 角は小さいがそこから「つのドリル」を出せる。恐ろしいポケモンである。ニドラン♂もそんな感じだが。 こおりが少ない金銀の時に捕まえて旅メンバーに加えたことがあるが、出現場所がうずまきじまなので行くのが大変だった。 なお間違えやすいがシェルダーと同じく「こおりタイプが入っていそうで入っていない」ポケモンの1匹。こおり技ばっかり覚えるけれども。 No.087 ジュゴン 名前の由来は実在する絶滅危惧種の海洋生物からなのだが、何もそのまま取らなくても。直球ど真ん中である。 3×5=ジュゴンというネタが昔あった。 進化前同様の何とも言えない顔が可愛いが、こう見えて結構な実力者でもある。 対戦では「あついしぼう」で守りを固めつつ「ほろびのうた」や「ぜったいれいど」でプレッシャーを与えて来る。「ねこだまし」も「アンコール」もあるので迂闊に動けない。中々のやり手である。 ポケダンでも「ぜったいれいど」をぶっ放す超危険ポケモン。可愛い振りしてこの子割とやるもんだねと。 No.088 ベトベター 海のヘドロが月からのX線を浴びて生まれたという。しかも金銀HGSSではタマムシシティの水上に出現し、BW2ではヒウンの下水道にも出現していた。釣竿を垂らしてもこいつが出て来るという。リアルすぎる。 ドガースとは準対関係。バージョンによってこちらか向こうかのどちらかの出現率が高いことが多い。 野生では「きんのたま」や「くろいヘドロ」を持っていることがあるが、「ねんちゃく」で盗めないことが結構あったりする。ゴクリンといい狙ったかのように持たせるのやめてくれ。 No.089 ベトベトン 元が汚かったのに進化して更に汚くなってしまった。恐ろしくグロテスクな見た目で初めはちょっと苦手だった。 だがアニメのベトベトンにビビる。何だあの独特のキャラは。アニメのおかげで「こういうポケモンも可愛い所がある」と気づかせてくれた貴重な存在である。 対戦では能力がかなり高いものの今一つ噛み合っていない。もっと流行ってもいいのに。その中でもアイテムを奪わせない「ねんちゃく」からの「ちいさくなる」は中々に鬼畜。 ポケダンではトラウマメーカーの1匹だがスカタンクよりはマシという。ここでも今一つ足りない。 No.090 シェルダー 舌を出しているように見えるが、実は足だったりする。そのまま後ろ向きに走るという。そこはかとなくシュール。 必要経験値が多いのに進化後に必要なレベル技は軒並み高レベル習得という、中々に育てにくいポケモン。 なお間違えやすいがパウワウと同じく「こおりタイプが入っていそうで入っていない」ポケモンの1匹。こおり技ばっかり覚えるけれども。 No.091 パルシェン 大きな二枚貝の中身はゴースのような見た目。何故か図鑑説明に唐突にナパーム弾が出て来る。妙にネタ要素満載のポケモン。二枚貝だし。二枚貝だし(大事なことなので2回言いました)。 対戦では「ある部分は硬いが別部分では柔らかい」という設定そのままなポケモン。その為世代による強さの浮き沈みが激しく、特にクリスタル前までの金銀やRSE期が本当に酷かった。BW以降「からをやぶる」獲得と「つららばり」超強化で超火力を誇るポケモンとして最前線を張っている。当初は外れ扱いされた確定5回攻撃の特性「スキルリンク」がまさかここまで重宝されるとは。 なおポケダンでは「スキルリンク」のせいで探検隊ではトラウマメーカーと化す。遠距離から突然の「とげキャノン」5連発は勘弁してくれ。 No.092 ゴース 最初に登場したゴーストタイプのポケモン……なのだが、何故かどくタイプがついている。元々ガスの生命体なので多分ガスに毒が紛れているのだろう。ちなみにインド象も2秒で倒れる。インド人を右にではない。 こう見えて身長が1m以上ある……ガスにしてもでかすぎやしないか。そして元祖にして現在でも「最も軽いポケモン」である。 初代やFRLGではシルフスコープがないと正体が分からなかったが、それ以外の作品では普通に姿を確認できる。技術が進化したのか、ゴース側が歩み寄ったのか、どちらなのだろう? PDWで「ヘドロウェーブ」を覚えたゴースが手に入ることがあったが、技マシンでは覚えてくれない。何故だ! アニメでは様々な謎の生命体をサトシ達に見せて怯えさせたり、屋敷に入ってきたサトシ達に悪戯したりと、中々に悪戯好きなポケモン。 No.093 ゴースト ポケモンのタイプと名前が全く同じという唯一にしてとてもややこしいポケモン。「ゴーストタイプを持つゴーストがゴーストタイプの技『ゴーストダイブ』を食らって効果抜群で倒れた」 元祖にして現在でも「最も軽いポケモン」である。 進化途中だが能力が十分高い為、その昔ゲンガーが使用禁止になった99年の大会ではゲンガーの代わりとして使われたことがあった。 アニメではナツメに挑むためにサトシが捕まえたものの、ナツメが何故かそのゴーストと仲良くなってしまった為、不戦勝に終わった。まあ初代ではゴーストタイプ技は何故かエスパータイプに効果なし、しかも固定ダメージでない技は威力20の「したでなめる」のみ、しかもゴース系列はエスパーに抜群を取られる……と、まるで対策になっていなかったのだが。 No.094 ゲンガー 進化したら足が生えてきた。しかも体重が急激に増えて進化前より身長が小さくなってしまった。実体を持ってしまったのだろうか。その実体が実はピクシーなのではないかという噂もある。怖や怖や。 それだけならまだしもRSから特性「ふゆう」でじめん技が当たらなくなった。いやお前地に足つけてるだろ。何で当たってないんだ。加えて色違いの違いが全然分からない。妙に突っ込みどころが多いポケモン。 対戦ではとくしゅ→とくこう・すばやさが高く、初代からゴーストタイプの筆頭として活躍し続けている。特にDP以降「シャドーボール」「ヘドロばくだん」の特殊化で安定高火力を手に入れた。無効タイプもノーマル・かくとう・じめんと強力。 ポケダンではイジワルズのリーダーで元人間。主人公に何かとちょっかいを出すが最後の最後で多少改心する。だが、あるイベントで本人と一緒に同行した時何故ゲンガーの技がアブソルと同じものになっていたのだろう? No.094 メガゲンガー ゲンガーがメガシンカして影を自在に操るようになった。本人は陰に潜むように獲物を待っているが、陰に埋もれているだけで足はちゃんとある。 特性が何と「かげふみ」になり、相手を逃がさずに攻撃可能。しかもすばやさもトップクラスなので先制で色々し放題。「ほろびのうた」や「おにび」「さいみんじゅつ」からの「たたりめ」など、決まるとトラウマレベルになる凶悪な戦術を有する。タイプ相性も見直されゴースト技の通りが異常によくなったのも手伝ってシングルでは最上位の一角。ダブルではそこまででもないが「ほろびのうた」と組まれると凶悪。 なお色違いはゲンガーと打って変わって真っ白になる。 No.095 イワーク 「俺はここで、イワーーーーーーーーーーーーーーク!!と叫ぶことを……強いられているんだ!」 初代で最も身長が高いポケモン。初代ではそのインパクトと圧倒的なぼうぎょの高さ、いわタイプにしては妙に高いすばやさの反面、HP・こうげき・とくしゅが悲しいほど低く、正に見掛け倒しという言葉がぴったりのポケモン。 金銀で進化形が追加されたが、進化するといわタイプが取れてしまう上にタケシはこいつを切り札にしていた為、彼はHGSSでもBW2でも切り札としてイワークを起用していた。なんというイワーク愛だ。 実戦で使うとなるととくぼうが低いせいで「しんかのきせき」ほぼ必須、技も攻撃能力がないので「ステルスロック」が中心となるだろうか。 ポケダンではそれはもう大きすぎて距離感が分からなくなることが多々あった。 No.096 スリープ バクがモチーフで、怪しい手招きで眠りに誘う危ないポケモン。色も黄色いし要注意だ。ポケダンではショタルリリを手玉に取ろうとしていた。本当に危ない。 名前は英語で「眠る」だが、要するに相手に「眠れ!」と命令しているのだろう。 本来どくタイプが入っていたのではないか説があり、「どくガス」を自力で覚えたりどくタイプのジムであるセキチクジムで何故かスリープ系列を使うトレーナーが何人かいたりするのはそのせいなのではないかとのこと。 初代で通信環境がない場合フーディンが手に入らないので、エスパータイプはこいつを選んでおいた方が安全。なお金銀以降とくしゅの高さがとくぼうに回ってしまった為、火力は出せなくなってしまった。 No.097 スリーパー 怪しい見た目が進化してマシになるどころか更に怪しくなってしまった。振り子まで持ち始めるし。図鑑にも子供に催眠術をかけて連れ去る事件があると記述されるくらい危ない。しかもFRLGでは実際に幼女を誘拐する事件まで起きた。ロリーパーの俗称が定着するのも無理はない。 対戦では耐久が高く、攻撃能力が低めな玄人向けのポケモン。代名詞の「さいみんじゅつ」を始め「かなしばり」や「トリック」、変わったところでは「どくガス」なんてのも覚える。だが何故か「ゆめくい」を自力で覚えてくれない。一応バクがモチーフのはずなのに。なお「せいしんりょく」で「トリックルーム」を使える数少ないポケモンでもある。 No.098 クラブ その昔「ポケモン クラブ」で検索すると検索件数がピカチュウを凌ぎ第1位だったという動画があった。事の正体は「ポケモンだいすきクラブ」が一緒に引っかかっていただけなのだけれども。 蟹がモチーフなので横歩きしかできない。HGSSの連れ歩きでもきちんと横歩き。アニメでもきちんと横歩き。他のポケモンの正面はこのポケモンにとっては横。ややこしい。 アニメでは無印時にサトシがリアルファイトの末にゲットしたポケモンでもあり、既にこの頃からスーパーマサラ人の片鱗を見せ始めていた。 No.099 キングラー 進化して片腕に巨大なハサミを持つようになったが、そのハサミが重すぎて動きが鈍いという。あれ?でもすばやさの能力上がってないか? 対戦ではこうげきが高いせいでRSまでかなり使い勝手が悪かったポケモン。初代こそ「クラブハンマー」の急所率が高くそれなりにダメージを与えられてはいたが、金銀以降急所率がガクンと落ちたため火力不足に陥った。DPで「クラブハンマー」が物理化したことで漸く活路を見いだせるようになった。 アニメではサトシがクラブを進化させており、セキエイリーグでは「はかいこうせん」を使ってゴルバットを仕留めるという戦法も見せつけた。だが鳴き声「コーキーコーキー」は何とかならなかったのか。 No.100 ビリリダマ ビビリダマではない。 最初期に開発されたらしい話が残るポケモン。最初はタイプというものもなかったとか。 アイテムボールだと思ったらビリリダマだったケース数知れず。捕まえようとしても「じばく」で自分から倒れてくれてしまう。勘弁。これが色違いだと更に悲惨。逃げようとしても素早くて逃げられない。正に地雷。 よくコイルと対関係のように見られがちだが、バージョンによって出現率が変わるわけではない。単に同じような工業系ポケモンだからというだけだろう。 進化後と異なり口が見当たらないが、どこで何を食べて生きているんだろうか? No.101 マルマイン 初代地雷ポケモン。アイテムボールだと思ったらマルマインだったケース数知れず。 圧倒的なすばやさを誇り、元祖最速のポケモン。その為まず逃げられず、逃げられなかったところに「じばく」や「だいばくはつ」がやってきて大ダメージを負うことになる。 対戦でもすばやさと「だいばくはつ」での必殺仕事人として初代~RSまで一定の需要があった。今は……。こうげきが50と低いのでむしろ今までよく頑張っていた方ではある。 進化前に比べて表情が豊かで可愛さすら感じられる珍しいポケモンでもある。 No.102 タマタマ だいぶ直球なネーミング。2つではなく6つあるらしい。しかもタマゴでなく植物のタネに近い上にエスパーときた。何なんだお前は。なお色違いは金色である。金色のタマタマ……これ以上はいけない! 何故か1匹ひびが入っている。これが進化に影響するわけでも何かの証でもない。一体何があったのだろうか? 全世代共通で手に入れるのにそれなりに手間がかかる。特に第5世代は相当な僻地。 系統専用技に「たまなげ」がある……が、存在すらほぼ忘れられている。 No.103 ナッシー デエンデンデエンデンデン! 初代では「鳴き声がうるさい、顔が怖い、対戦では恐ろしく強い」という三拍子揃ったトラウマポケモン。現在でもメガシンカを除けばくさタイプ中とくこう種族値第1位。最早貫禄すら感じられる。 だが6つあった顔は何故か3つに減ってしまった。元々後ろにも描かれる予定だったのだろうか?それとも単に消えてしまったのか? 初代から「ねむりごな」や「サイコキネシス」を使いこなし、RSに入ると特性「ようりょくそ」で天候を活かして戦う姿が見られた。BWで隠れ特性「しゅうかく」を手に入れて以降「トリックルーム」との相性もよくなった。 どうでもいいが顔がゆっくりに見える。「トリックルーム」で「ゆっくりしていってね!!!」 No.104 カラカラ こいつと言えばシオンタウンポケモンタワーの悲劇。この永遠に語り継がれることだろう……だが、タマゴから生まれた個体もホネを被っているのはどういうことだ?ゲームの矛盾というものを突き付けられる。 ポケモンタワーでは「ゆうれい」の一種として紛れている。……こいつゴーストタイプだったのか?にもかかわらず特にピカチュウバージョンでは別の場所で普通に出て来る。どうなってるんだ。 カラカラ系統専用技を2つ持ち、どちらもホネを巧みに使うものである。だがどちらもじめん技なのでひこうタイプには当然無効。いや「ホネブーメラン」が鳥に当たらないってどういうことだ。 No.105 ガラガラ 「ゆうれいの しょうたいは… ガラガラの おかあさんの まよえる たましい だった! やさしい カラカラの おかあさんに もどった たましいは ぶじに てんに のぼって…… …きえて いきました」 このガラガラのゆうれいと戦う場合「シルフスコープ」が必須だが、実は「ピッピにんぎょう」を投げるだけで戦わずに成仏してしまう。なんてことだ。 金銀の対戦環境を一変させてしまった張本人。アイテム「ふといホネ」で「こうげき」のステータス2倍って阿保かと馬鹿かと。それで「つるぎのまい」習得って狂ってるのかと。後の壊れ特性「ちからもち」「ヨガパワー」の先駆けである。現在では専用アイテムの有用性こそ落ちたが火力はあまり変わっていない為攻撃させればやはり強力。 ポケダンでは探検隊の「ガラガラどうじょう」が印象的。その後ガラガラと音を立てて崩れたという……。「がんばるんだど!」 No.106 サワムラー キックの鬼。実在の人物を元にしたポケモンの1匹。 初代では「まわしげり」「とびげり」「とびひざげり」の3種の固有技を持っており、初代でかくとうタイプと言えばこいつくらいしかいないも同然だった。その後はバルキー一家の一員として落ち着いていき、3つの技も色んなポケモンが覚えられるようになった。現在のかくとうタイプのパイオニア的存在である。 ポケダンでトラウマメーカーとして君臨。奴の蹴りを食らってはいけない……。 No.107 エビワラー パンチの鬼。実在の人物を元にしたポケモンの1匹。 だが初代~第3世代までタイプごとに物理特殊が分かれていたせいでパンチ技の火力が低く、金銀ではパンチポケモンなのに「とびひざげり」が主力技と言う屈辱を味わったこともあった。パンチ技が全て物理になったDP以降も上位互換が常にいる状態が続いている不遇のポケモン。一応「せいしんりょく」+「ねこだまし」+「インファイト」は固有の要素である。 ポケダンではサワムラー同様トラウマメーカー。「こうそくいどう」やめてくれ。 No.108 ベロリンガ 常に舌を出しており、いかにも「したでなめる」を覚えそうなものなのだが、何と初代では覚えなかった。どうなっているんだ。金銀からきちんと覚えられるようになっている。 赤緑では交換で手に入る「なめぞう」でおなじみ。野生で手に入るようになったのは青からとなる。 対戦では特にパッとしない存在で、RSEまで恐ろしく地味なポケモンだったが、DPで一変する。 アニメでは一時期ムサシの手持ちにいたが、金銀にてソーナンスに交換されてしまった。 『スタジアム2』のお寿司を食べるミニゲームが可愛かった。わさびを食べるな! No.109 ドガース ♪ドドッガドガースドッドッドッ♪ \シャー!/ 初代コジロウの手持ち。実は中の人がオーキド博士と同じ。上記『ポケモン音頭』の出だしにも起用されている。BW2ではホミカがジム内で「D!O!G!A!R!S! ドガース!」と歌っており、妙に歌と縁がある。 ベトベターとは準対関係。バージョンによってこちらか向こうかのどちらかの出現率が高いことが多い。 PDWで「ヘドロウェーブ」を覚えたドガースが手に入ることがあったが、技マシンがあるにも関わらず一向にこの技を覚えてくれない。何故だ! ポケモンスナップではプリンをしつこく追いかけるストーカー。撃退するとプリンのコンサートが開かれるぞ。 No.110 マタドガス 進化前と同じく初代コジロウの手持ち。中の人もドガースと同じ。 突然変異の双子のドガースだが、分離してこうなったのか、それとも実は最初から双子だったのか。稀に三つ子が見つかるらしいが、新ポケモン扱いになるのだろうか。 対戦ではぼうぎょがかなり高く、RSで「ふゆう」を獲得して以降弱点がエスパーのみ、高い物理耐久に「おにび」まであることから、対物理攻撃役の耐久戦法を得意とする。はがねは「だいもんじ」で返り討ち、退場しようと思えば「だいばくはつ」の他「おきみやげ」「みちづれ」まである。だが同期のベトベトンと異なりどく物理技は一切覚えない。昔は「ヘドロばくだん」を使っていたのだが……。 DP時代では経験値稼ぎの為ギャラドスを「だいばくはつ」で倒す通称「ギャラボム」が流行っていたが、これを手軽にできる存在として野生の高レベルマタドガスが注目された。私も実際マタドガスでやっていた。 No.111 サイホーン まともな図鑑に「あたまがわるい」と公言されている可哀想なポケモン。 他のいわ・じめん複合と異なりこの系列のみじめん・いわの順番で複合になっている。だからといって何か変わるわけではないが。 進化レベルは42と遅く、初代ではハクリューに次いで進化レベルが高いポケモン。加えて初代ではタイプ一致技を自力で一切覚えず、すばやさもとくしゅも低かった。それでレベル25くらいから42まで引き上げるのだからかなりの苦行であることは想像に難くない……。 リザードンとは鳴き声が全く同じことで有名だったが、XYで既存ポケモンの鳴き声が修正され両者とも別のものになった。 No.112 サイドン 初代の内部データの最初に記録されているのがこいつ。つまり実質「最初にゲーム上に生み出されたポケモン」である。とはいえ初代では自力でノーマル技しか覚えない上にすばやさととくしゅが低く、ライバルがチャンピオン戦で使ってくること以外の印象が極めて薄いポケモンだった。 だがRSで特性「ひらいしん」、技「メガホーン」「ロックブラスト」を手に入れると、同世代で登場したバトルタワーで突如覚醒する。「せんせいのツメ」を持ったこいつが有り得ない確率でこれを発動させ、先制で次から次へと相手を葬り始めたのである。しかも発動タイミングは決まって「つのドリル」。これがあまりにも印象に残り過ぎたせいで「サイドンの『せんせいのツメ』」→「サイドン先生」と呼ばれるようになった。 DPで進化を獲得するものの、BWでこちらも「しんかのきせき」を獲得し、主に「ひらいしん」によるでんき技吸い寄せの役目を負っている。同タイプのゴローニャとはスペックが似ており、長年ライバルとして活躍してきたが、DPにてこちらが進化し袂を分かつことになった。 No.113 ラッキー 初代サファリゾーン名物のレアポケモン。 その圧倒的なHPがまず目を引く。種族値250って何だこれは。とくしゅも高かったためこいつを特殊技で落とすのは困難を極める。そして「かげぶんしん」で回避ゲーム。これがあまりに強過ぎたせいで「かげぶんしん」の回避率を下げるという調整まで行うことになった。なお何故か初代では専用技「タマゴうみ」が技マシン限定という状態だった。 金銀以降進化形が追加された為暫く大人しかったが、BWでまさかの「しんかのきせき」獲得、そしてまさかの「ちいさくなる」が回避率2段階上昇という凄まじい仕様になった結果、初代以上の耐久と初代並みの回避率を引っ提げ再び対戦の世界に舞い戻った。シングルでも勿論強力だが、特にダブルで味方のデスカーンから「ガードシェア」を受け取り超耐久から「ちいさくなる」を発動させる通称「デスラッキー」が凶悪なコンボとして恐れられた。正にピンクの悪魔である……。 なおポケダンでもレアさは健在で、特に救助隊の幸せの塔はこいつを探す為幾多の救助隊が挑んでは挫折していた。私もここでは手に入らずじまいでジラーチに頼ってしまった人の一人である……。 No.114 モンジャラ もんじゃ焼きではない。 初代で唯一くさタイプ単体のポケモン。というか何故御三家ですらどくタイプを持っているというのか。謎の仕様である。 ツルが無数に生えているが、その中身は不明。水辺が好きなのか、海や湖の近くが生息地になることが多い。 RSまで無進化であまり目立たない存在だったが、DPで一変する。そしてBWでは「しんかのきせき」と「いかりのこな」を手に入れたことで自らもダブルのサポートとして活躍できるようになった。 No.115 ガルーラ 初代サファリゾーン名物のレアポケモン。 常に子供を抱えているが、この子供の性別はどちらなのだろうか。ガルーラの子供だし、やっぱり♀しかいないのだろうか。そしてタマゴから孵っても既に子供がいる状態で生まれて来る。どうなっているんだ。 対戦ではBWまで隙間産業的なポジションで、特性「きもったま」、技「ねこだまし」「ふいうち」「アームハンマー」などでしぶとく戦っていた。「ふしぎなまもり」を持つミカルゲという脱法ポケモンに対抗できる唯一の存在でもあった。だがまさかXYであんなことになってしまうとは誰が予想しえただろうか。未来は分からないものだ。 ポケダンでは倉庫番として有名だったが、マグナゲート以降倉庫自体が勝手に管理するようになった為、超ポケダンではカフェを営んでいる。 No.115 メガガルーラ 「強靭!無敵!!最強!!!粉砕!玉砕!!大喝采!!!」 XY以降の対戦を少しでもやったことのある人なら誰もが知っているぶっ壊れポケモン。 特性「おやこあい」で常時2回攻撃、追加効果も2回分の判定、だけならまだしも大技も小技も満載。こいつ1匹に殲滅させられたポケモンや戦術数知れず。禁止運動までまともに起き始めている辺り衝撃の大きさが窺える。せめて2発目の攻撃が1.2倍程度だったら。せめて追加効果が1発と同じ扱いで発動する仕様だったら。 設定自体は「子供が大きくなって一緒に戦うようになった」という美しいものなのだが……メガシンカが切れると元に戻ってしまうのでもしかしたら夢扱いのかもしれない。 No.116 タッツー ドラゴンポケモンだがドラゴンがついていないことで初代でネタにされたポケモン。結構可愛くてアニメでもカスミと仲良くしていたのに。 この矛盾は金銀で解決することになるが、進化に必要なアイテムは大体こいつの系列もしくはミニリュウの系列から手に入れないといけない。しかも名前が紛らわしい。「りゅうのキバ」でも「おうじゃのしるし」でもなく「りゅうのウロコ」である。 ちなみに墨を吐いて逃げるという設定からか、遺伝技に「オクタンほう」がある。 No.117 シードラ 初代はここで進化が止まっており、こいつがドラゴンタイプでないことから進化前共々ネタにされたポケモン。金銀からこの先の進化が可能になった。進化後とはぼうぎょ・とくこう・すばやさが同じ。 なお体中に猛毒のトゲがたくさんあることから、タッツーとキングドラが「すいすい」なのに対しこいつだけ特性が「どくのトゲ」になっている。 ポケダンでは海ダンジョンにいるせいで大体トラウマメーカーだが、中でも超ダンジョンのこいつは鬼畜そのもの。シナリオ必須ダンジョンかつアイテムがろくに買えない状態で10マス貫通技「ハイドロポンプ」を部屋の遠くから容赦なくぶっ放してくる。味方が倒れると即キングドラに進化してまた撃ってくる。こいつがいる海中洞窟で何度やり直す羽目になったか。 No.118 トサキント トサキーント トサキーントトサキントトサキントトサキーント アニメでは出て来ると美しく跳ねまくるポケモンだったが、ゲームでは「はねる」を一切覚えない。なんてことだ。にもかかわらずスマブラではトサキントが「はねる」を使う。なんてことだ。 本来この系列は「たきのぼり」が専用技だったが、金銀から秘伝マシンになってしまった為剥奪された。なんてことだ。こうげきの方が高いので現在では「たきのぼり」との相性がよいが、RSまでみず技が特種扱いだった為初代ですらまるで見向きもされていなかった。なんてことだ。 No.119 アズマオウ 東王と漢字に直せなくもない。王がついているせいか英名はSeakingである。……金魚って海にいたっけ? 金魚モチーフなので発色のよい赤が凄く綺麗。このままうつくしさコンテストに出しても十分なくらい。 対戦ではこうげきが高いものの、RSではみず技が特種扱いだったせいで生かしきれなかった。だがFRLGで「メガホーン」追加、DPで元専用技「たきのぼり」の物理化、BWでまさかの隠れ特性「ひらいしん」獲得と、着実に強化されている。隙を見せると「つのドリル」までやってのけるぞ。 No.120 ヒトデマン ミ☆<へあっ! アニメの鳴き声が何故かこれ。そしてアニメの図鑑説明で雌雄同体であることが判明し、それがあってか金銀以降性別不明になったポケモン。タマゴグループ水中3は事実上の空気。しかもヒトデマン同士ではタマゴができない。どういうことだ。 ゲームでは野生のこいつから「ほしのすな」「ほしのかけら」を手に入れることができる。「ほしのかけら」はソフトによっては便利なアイテムの交換用として重宝される。 スマブラではボールから出ると「スピードスター」を連射する。 進化後共々、ゲームでもアニメでもカスミのポケモンとしてのイメージが強い。特にポケカの「カスミのなみだ」に描かれたヒトデマンに「そこ代われ!」と何度思ったか。 No.121 スターミー ミ★<ふぅっ! 分類名に唯一助詞が入る「なぞのポケモン」。こいつより謎が多いポケモンいくらでもいる気がするのだが。 真ん中のコアで電波を受信しているらしい。そしてアニメではピンチになるとここが点滅して謎の音を発する……お前はM78星雲からやってくる超人か。 対戦では初代の英雄の1匹。とくしゅ→とくこう・すばやさが高く、みず、エスパー、でんき、こおりの4タイプの高火力技を覚えられたことから対戦の中心に常に居座っていた。金銀でとくしゅがとくこうに分離して耐久が下がったが影響は特になく、この4タイプの技を覚えさせたスターミーはそのままBWまで一線で戦えるだけの実力を持ち、みず最速の座も譲ることなく「初代の生き証人」として活躍していた。 ……のだが、XYでその最速の座を奪われただけでなく、火力も特性で上回られるゲッコウガの登場で、一気に窮地に追いやられてしまった。どうなるスターミー。 進化前共々ゲームでもアニメでもカスミのポケモンとしてのイメージが強い。初代シナリオでカスミのスターミーにやられたこと数知れず。 No.122 バリヤード 最初公式イラストを見た時ひょっとこみたいな顔をした謎の存在に見えた。実際はピエロやパントマイマーがモチーフなのだが。 初代では交換でしか手に入らなかったポケモン。「バリバリ」「まさる」「バリヤン」というらしいが、どれ1つとして覚えていなかった。 壁を作るのが得意で、実際ゲームでも壁技や何かをガードする技を多数覚える。 非常にややこしいが技は「バリ『ア』ー」でポケモン名は「バリ『ヤ』ード」である。 対戦ではXYからしれっとフェアリータイプが追加されており、むしやあくが弱点ではなくなった。特性が優秀で、それにより戦術が大きく変わるが、基本的にはサポートに向く。例えば「ぼうおん」を活用して隣で「ほろびのうた」「ばくおんぱ」を受けるなど。 アニメではサトシのママのお手伝いさんとして実家にいる。 こいつがマネネから進化したなんてとても信じたくない。あんな可愛いマネネが! No.123 ストライク 初代サファリゾーン名物のレアポケモン。 3匹集まるとアウトになるわけではない。ラッキーと一緒にいると愛煙家が寄ってくるわけでもない。誰かの好みのど真ん中に……はいるかもしれない。色々直球なネーミングである。 進化前ではあるが進化形とは能力の合計値が全く同じである為、実質進化後とは別のポケモンである。設定上は進化前なので「しんかのきせき」も適用される。 「テクニシャン」の補正がかかった「つばめがえし」「むしくい」、先制技「フェイント」、ダブル・トリプルでのサポートとして「おいかぜ」「ファストガード」等が便利。初代では一致技に殆ど恵まれなかったのがだいぶ出世したものである。 ちなみに赤が好きという設定がある。赤版にしか出ないのもそのせいだろう。 No.124 ルージュラ テレレテレレテレレテレレテレレテレレ その何とも言えない不気味な顔つきに、長くて鬱陶しくて妙に耳に残る鳴き声が特徴のポケモン。元々交換で入手するポケモンだったが、その名前が「まさこ」なせいで全国の「まさこ」さんはとんでもない風評被害を受けたとか。専用技「あくまのキッス」は色々とトラウマものである。 モチーフは当時流行っていたガングロと思いきや、ポケモンの方が先に出ているのでその説は誤りとされる。 初代ではこおり・エスパーという2強の技タイプをどちらもタイプ一致で使いこなすことができ、攻めさせたら無類の強さを誇っていた。そのツケが回ったのか金銀以降はひっそりと対戦環境の隅の方に追いやられてしまった。 それにしてもこいつのどの部分がこおりタイプなのだろうか? No.125 エレブー 「♪スリバチやまの~風に乗り~ でんこうせっか~やってくる~ ひかりのかべだ~かみなりパンチ~ にらみ~つけるぞエレブーズ~ フレー フレー フレーフレーフレー エレブーズ~♪」 アニメでピカチュウがケチャップ好きであることが判明した回でストライク共々顔をケチャップまみれにされて暴走するという醜態を晒したことで有名。赤が好きという隠れ設定があり、そのせいなのか赤版にしか出てこない。 RSまではこいつが最終形態で、クリスタルから「クロスチョップ」を覚えたことでカビゴンを始めとしたかくとう弱点にも対抗していた。 こいつと言えば何といってもアニメでの某球団をモチーフにした冒頭の応援歌だろう。ちなみにレベル100の時のこいつのHP最大値は334である。……なんでや! No.126 ブーバー アニメ版でカツラの切り札として登場し、「大→中→小」という体を張った「だいもんじ」ネタを披露してくれたポケモン。 ほのおタイプなのに緑色が好きという隠れ設定があるらしい。緑版にしか出てこないのもどうやらそのせいだとかどうとか。対となるエレブーは赤が好きなのでつまりはそういうことらしい。 RSまではこいつが最終形態なのだが、正直あまりパッとしなかった。一応クリスタルで「クロスチョップ」を手に入れたことでカビゴンなどには強かったのだが。 ちなみにウルガモスが出る前の孵化要員というと皆マグカルゴを連想するが、私の場合元々図鑑用にEに送っていたこいつだった。そのままレベル100まで育ててDPに送ってもなお愛用していたので非常に印象深い。 No.127 カイロス 初代サファリゾーン名物のレアポケモン。 緑色が好きという隠れ設定があるらしく、その関係で緑版に出て来るのだとか。だが金銀でストライクが進化形を獲得して以降ヘラクロスが実質対になった。 長いこと技に恵まれなかったが、DPで「シザークロス」と特性「かたやぶり」を獲得し独自の戦いができるようになった。「ハサミギロチン」を「がんじょう」を貫通してぶっ放すことができるのが強み。 なおこの「かたやぶり」+「ハサミギロチン」をバトルタワーなどの対戦施設で「こだわりスカーフ」を持ってやってくることがある。これにボコボコにされたトレーナー数知れず。私もボコボコにされた。 No.127 メガカイロス カイロスがメガシンカしたらとんでもないことになった。まず目が血走って怖い。急に翅が出てきてひこうタイプになった。ひこう技覚えないじゃんと思ったら特性「スカイスキン」で無理矢理使い始めるという。何なんだこいつは。 だが特性のおかげで「おんがえし」が強力なメイン攻撃になる。先制技「フェイント」もタイプ一致になる為中々強い。「つるぎのまい」からの攻めを基本とする。きついファイアローも「つるぎのまい」からの「フェイント」で2発だ。 なおひこうタイプがついたことでヘラクロスに強くなり、巷では「ヘラクロス絶対殺すマン」と言われている。 No.128 ケンタロス 初代サファリゾーン名物のレアポケモンにして、対戦での初代の英雄の1匹。 高いすばやさとこうげき、当時低くなかったとくしゅに加え、必殺の「はかいこうせん」が強力無比。当時反動は倒せば無効化された為「はかいこうせん」が半ば打ち放題。この為公式大会ではケンタロスが大暴れしていた。DPで言えばガブリアス、XYで言えばメガガルーラのポジションと言えば強さが分かるだろうか。 金銀で諸々が修正されて弱化したものの、金銀では「はかいのいでんし」を持たせた通称狂牛病が流行り、RSでは「いかく」を手に入れダブルバトルのメジャーポケモンとなっていた。DP以降は失速しすっかり過去のポケモンとなっている。 なおミルタンクとは同じ牛モチーフながら別種扱いなので、ケンタロスのタマゴが欲しい場合メタモンと預けなければいけず、遺伝技もない。 アニメではサトシが何と30匹も捕まえていた。当時「何でこんなに捕まえたんだ1匹くれ」と思ったものである。 No.129 コイキング 「1匹500円、返品お断り」 一番弱くて情けないポケモン。能力も見るべき部分はすばやさくらいで、技も「はねる」だけでまるで戦うことができない……はずなのだが、レベルを上げれば一応攻撃技は覚えるし、しかも教え技を使えば「とびはねる」なんで技も覚えたりする。「とびはねる」で頑張ればキノガッサくらいは一撃で倒すことができる。やればできる子である。 当然各種ミニゲームでも、果ては外伝作品でもやればできる子。頑張ればコイキングでレベル1ダンジョンの最深部にだって到達できる。そういう妙なロマンをトレーナーに感じさせてくれるポケモンである。 ひとたび進化すれば見違えるように強くなるが、時と場合によってはこのままにしてあげてもいいのかもしれない。 No.130 ギャラドス 進化して見違えるほど強くなった。 元祖「ミスターはかいこうせん」。何かあったらすぐ「はかいこうせん」のポケモン……だった。昔は。「はかいこうせん」はDPから特殊技になった為とくこうが低いこいつとは相性が悪く、すっかりイメージが薄れてしまった。 対戦ではRSで「いかく」を手に入れて以降耐久が上昇した為「耐え続けてしぶとく攻めるポケモン」の代表になった。こう見えて「でんじは」「ちょうはつ」などの小技も使いこなす。 進化の経緯から「たきのぼり」が最も似合うポケモンでもある。対戦でも「りゅうのまい」から「たきのぼり」のコンボが強烈。 そういえばかつて「ソクノ」というNNのギャラドスが相手を攪乱していた覚えがある。ソクノかな?ラムかな? 初めて手に入れた色違いはもちろん「赤いギャラドス」である。 一転ポケダンではほぼ最弱のボスとして登場している……。いや、あれは周りが強過ぎただけだ。本人は悪くない。 No.130 メガギャラドス メガシンカしてドラゴンになるかと思ったら「きょうあくポケモン」なせいかあくタイプになってしまった。何気に初代で初めてのあくタイプである。 特性が「かたやぶり」になったことで「よびみず」や「がんじょう」も無視して潰せるようになった。あく技が全然なかったがORASで「かみくだく」を習得した……が、実際「じしん」の方が便利過ぎて使われていないらしい。 なおフラダリが使うメガシンカがこいつなのだが、「フレア団」のフレアって炎っていう意味じゃなかったっけ? No.131 ラプラス 初代は「ふぶき」で、FRLG以降は「ぜったいれいど」でこおりタイプの強さをこれでもかというほど見せつけてくれた教育者ポジションのポケモン。 野生出現は稀で、特にジョウトでは金曜日限定でつながりのどうくつの奥に出現する。初代「曜日限定ポケモン」でもある。 カスミの中の人が歌う『ラプラスにのって』も有名。だが実際アニメでラプラスを連れていたのはサトシだったりする。 ポケダンでは「空飛ぶラプラス」なる個体が登場、主人公達を「まぼろしのだいち」にまで連れて行ってくれた。 No.132 メタモン ぐにゃぐにゃ自由に、それがメタモン! 絵が下手糞な私のような人でも間違いなく描ける。それがメタモン。 バトルではネタ要員だったはずが、特性「かわりもの」を獲得して一躍簡単ミラーマッチが実現可能になってしまった。能力強化だろうがメガシンカだろうが何でもかんでも出た瞬間にコピーする。自分自身に倒される恐怖は半端ではない。 ポケダンでは超で「アイテムに化ける」+「正体を暴くと味方混乱」という鬼畜仕様。こいつこんなにトラウマメーカーだったっけ……? アニメの「イミテのメタモン」がかなり可愛く、アニメでは変身すると顔だけそのままになる状態がすっかり定着して公式でグッズまで出た。 No.133 イーブイ 初代では3種類、数を増やしてXYでは8種類ものポケモンに進化する。進化前でも可愛いが進化しても可愛い、二重においしいポケモン。 分類がそのまま「しんかポケモン」で、名前の由来も「進化」を意味するEvolutionの最初の2文字「EV」から取ったとされる。 その為かポケスペでは3種類のポケモンに自由に進化しかつ退化が可能なイーブイがレッドの手持ちに入っていた。 だが性別比は何と♂:♀=7 1なので、可愛い顔して実際は男の子でしたというケースが頻発してしまう。何てことだ。 基本的に進化を前提にしているのでこの状態ではあまりいい攻撃技を覚えないが、特性「てきおうりょく」で予想外の火力を出すこともある。 ちなみにその昔イーブイとその進化形のみが出られる『イーブイカップ』という公式Wi-Fi大会が2回開催されたこともあり、私もこれに向けてイーブイを育てたことがある。 ポケダンでは特性「てきおうりょく」が強力無比なのだが、同時に特性「にげあし」で勝手に逃げてしまう。これがもしパートナーだった場合それはそれは悲惨なことになる……。 No.134 シャワーズ イーブイのみず進化。 みずに溶け込むことができ、そのおかげで「とける」を覚えられる。だが英語版ではこの技はAcid Armorとなってしまった。……酸の鎧?シャワーズがこれを纏えるのか? HP・とくこうが高く、ブラッキーほどではないものの耐久は随一。とはいえみずタイプ自体にライバルが多い上にイーブイ進化形共通の性か他タイプの攻撃技に乏しいので「とける」や「ねがいごと」を活かした持久戦が主流。 だが忘れた頃にとくこうの高さから「ハイドロポンプ」などをぶっ放されると大ダメージを負うことがある。戦術がかなり多彩で、イーブイ進化組の中ではかなり自由度の高いポケモンと言える。 No.135 サンダース イーブイのでんき進化。 某フライドチキンのお店ではない。12×3でもない。 背中にトゲのようになっている毛がいくつもあり、感情が高ぶるとこれが鋭い針のようになる。これを活かした技は「ミサイルばり」で、実は初代むしタイプがまるで強くなかった時代、ナッシー対策としてサンダースが稀にこの技を使うことがあったらしい。 すばやさ・とくこうが高く、分かりやすい高速アタッカー。すばやさは永遠の高水準130。だがイーブイ進化形共通の性か他タイプ技に乏しい為、攻撃一辺倒になることはそもそも厳しい。補助として「あくび」「あまえる」「うそなき」などの技が入る他「バトンタッチ」も可能。 とはいえ実際使うとなるとやっぱり「めざめるパワー」、特にこおりが欲しくなる。私もこいつを育てようと思ったことがきっかけでこの技の仕様を覚えた。だがまさか2008年ポケモンセンターのイーブイキャンペーン「イーブイコレクション」でそれをネタにしてこようとは。 No.136 ブースター イーブイのほのお進化。 カードゲームの拡張パックのことではない。エレブーやブーバーが進化するわけでもない。 毛がもふもふしていて暖かそうだが体内は暖かいどころか物凄く熱い。そこから高熱の炎を吐き出すので炭になってしまう。 こうげき・とくぼうが高いが、イーブイ進化組の中では最も辛酸を舐めてきたポケモンである。初代ではほのお自体が不遇で、金銀からとくしゅがまさかのとくぼうに配分されてしまった。かといってこうげきの高さは殆ど生かされず、DPから漸くほのお物理技が登場しても最大威力は65止まりだった。嫌がらせか何かか。 XYになって漸く威力120のほのお物理技「フレアドライブ」を覚えはしたが、そもそも攻撃技自体が足りていない上にHPが低いこいつがこの技を使っても反動で倒れるのがオチなので、正直救済になっているかどうか……。 だがかつて行われていた『イーブイカップ』では数少ない物理アタッカーなので、普通にエース級として戦うことができたりする。私もこいつがエースだった。 No.137 ポリゴン 3Dで使う多角形をポリゴンという。そのせいかこいつ自身が多角形だらけのデザインをしている。 かのシルフカンパニーが作った初の人工ポケモンとされているが、それがロケットゲームコーナーに売り出されているのは一体どういういきさつなのだろうか? 分類は当初「シージーポケモン」だったが、青版以降「バーチャルポケモン」に変わっている。変更があったのは唯一となる。 こいつと言えば忘れもしない1997年12月16日。アニメ第38話『でんのうせんしポリゴン』放映後に視聴者が救急搬送されるという「ポケモンショック」事件が発生。以降のアニメ放映が中止されてしまった。ちなみに私はテレビが壊れる寸前だった為まともにフラッシュを浴びず難を逃れた。 そして問題の検証が終了しアニメが放送再開になった後、こいつとその進化形は一切アニメに出演していない。……あれ?問題のシーンってピカチュウの「10まんボルト」じゃ……?いい加減そろそろ出してやってくれ。流石にいつまでも濡れ衣を着せるわけにはいかない。 ポケダンではその鬱憤を晴らすかのように探検隊のラストダンジョン時限の塔にて「こうそくいどう」や「ほうでん」を連打しこちらに多大な被害を負わせて来る。しかもこいつを仲間にしようと思うととんでもなく大変。空の裂け目奥地での出現率低すぎやしないか。 No.138 オムナイト 初代化石組。「かいのカセキ」から蘇る。 鳴き声がワンリキーとそっくりだったが、XY以降若干修正された。……本当に若干なので聞き分けできるかというと何とも言えない。 初代/FRLGでは強制入手の癖に化石を手に入れてから蘇らせるまでにうんと時間がかかる。まあHGSSの比ではないが。 とくしゅ→とくこうが高く「なみのり」を覚えてしまえば即戦力になるのでそのまま攻略のお供に……と言いたいが、初代/FRLGではこいつを手に入れるのにそもそも「なみのり」を使わざるを得ないので、空席がないことが多かったりする……せっかく手に入れたのに。 ちなみに「とげキャノン」は初代でのみ覚えられ、金銀以降進化しないと覚えられない。 アニメではオーキド博士がポケモンを研究するきっかけとなったのがこいつの化石の美しい螺旋形だったとのことで、現代に蘇ったオムナイトに感動していたのが強く印象に残っている。 No.139 オムスター ハムスターではない。 進化して背中に棘が生えて顔が怖くなってしまった。あの可愛いオムナイトはどこに。しかも殻が重すぎて餌が取れなくなり絶滅したらしい。何だそりゃ。 対戦ではぼうぎょ・とくこうが高く、RSで特性「すいすい」を、BWで技「からをやぶる」を手に入れて以降場を整えてからの高速アタッカーとして君臨している。……あれ?殻が重すぎたという設定はどこに行った?図鑑にはよくあることだが。 ちなみにXYでブロスターに抜かれるまで伝説を除いてとくこうの高さはみずタイプ中最大だった。しかもそのブロスターも「ハイドロポンプ」を覚えないので、反動ありの「ハイドロカノン」や特性「あめふらし」を考えなければ火力では未だに非伝説みずタイプ最強となる。古代種に火力で負ける現代みずタイプ達とは一体。 No.140 カブト カブトムシではない。変身もしない。チャージ3回フリーエントリーとかでもない。色々な作品に同じ名前がある紛らわしいポケモン。 初代化石組。「こうらのカセキ」から蘇る。 ドット絵で見られた赤く光る目だけが目と思いがちだが実は背中部分も目だったりする。つまり目が4つ……結構怖い。 また初代/FRLGでは強制入手の癖に化石を手に入れてから蘇らせるまでにうんと時間がかかる。まあHGSSの比ではないが。 いわ・みずタイプなので手に入れたら即戦力と言いたいが、こうげきの方が高いので「なみのり」と相性が悪いのが残念。DP以降「たきのぼり」が物理になったのでそちらをメインにしたい。 ちなみに「きりさく」は初代でのみ覚えられ、金銀以降進化しないと覚えられない。のみならず「ハイドロポンプ」は金銀以降覚えない。何故に? アニメではカブトだらけの島というとんでもない島が登場、あの赤い目だけが暗闇で大量に光る光景は中々に衝撃だった。 No.141 カブトプス 進化してカマがついて結構凛々しくなった。だが4つあったはずの目のうち2つがなくなってしまった。このフォルムで目が別の所にあったらそれはそれで怖いが。 対戦ではこうげき・ぼうぎょが高く、すばやさもそれなり。RSで手に入れた特性「すいすい」が強く、DPから物理化した「たきのぼり」が主力技になる。タイプ一致いわ物理技や先制技「アクアジェット」もある。だが爆発力でオムスターに負けているので今一つ目立てていない。あっちには「からをやぶる」もある……。 なお「ハイドロポンプ」は初代のみ覚えられ、金銀以降何故か覚えられない。あっても使いどころがあるかといえば何とも言えないが。 No.142 プテラ 怯め! 初代化石組。何故か初代だけ3匹いる。正確にはこいつは化石ではなく「ひみつのコハク」から蘇るのだが。 対戦では固有のタイプであるいわ・ひこうを持ち、すばやさは永遠の高水準130。初代は技に恵まれず、金銀で一致技がまともに揃うも威力60、FRLGから「いわなだれ」導入で漸くマシになり、DPで「ストーンエッジ」を獲得と、順調に強化された。だがひこう技は全然来ない。 「こだわりスカーフ」を持てば先制技以外でほぼ追いつかれない。そこから「いわなだれ」を使えば問答無用で怯ませられるかもしれない。怯め! ポケダンでは俗に言う「清森四天王」の1匹。救助隊では清らかな森を始めとした難しいダンジョンに多く現れ、阿保高いHPと「プレッシャー」で倒しにくいのに「こうそくいどう」で追い詰めてくる。勘弁してくれ。 No.142 メガプテラ メガシンカして原始の姿を取り戻したらしい……って、それメガシンカでなくゲンシカイキというのでは? 特性が「かたいツメ」なのだが、それを活かせる有用な一致接触技が殆どない。「フリーフォール」が多少便利なくらい。何故「もろはのずつき」や「ブレイブバード」がない?一応最大威力は「すてみタックル」だが第3世代限定。色々と不遇なポケモンである。一応すばやさはデオキシスに並ぶ150なのだが……。 No.143 カビゴン DE☆BU 元々は開発スタッフ西野氏がモチーフで、カビゴンはその渾名だという。由来は「カビが生えたものを食べてもお腹を壊さない」ことかららしい。つまり彼の体格は……。 草むらから出て来ることはなく、道中で道を塞いでいる為戦ってどかさなければいけない。捕まえようとしても中々強く、しかも捕まりにくい。正にシナリオ中の壁である。 対戦では高いHP・こうげき・とくぼうが特徴で、自身にマッチした能力強化技「のろい」が加わった金銀からHGSSにかけて対戦で頂点に君臨し続けた。XDで「じばく」まで手に入れて更に止められなくなった。BW以降は「じばく」の弱体化もそうだが周りの火力上昇に追いつけず、特に有用な技も与えられずじまいだったため現在では鳴りを潜めているが、一度積み始めるとやっぱり強いのは事実。 実は初代はそんなに強くなく、とくしゅは現在のとくこうと同じだったのでベロリンガより二回り硬い程度。「じばく」は覚えたが正直それで切り返せるかどうかというくらいでしかない。やはり耐久は大事。 No.144 フリーザー 戦闘力53万ではない。 初代の伝説の1匹。 初代では3匹の中でぶっちぎりの強さを誇っていた。命中90で3割「こおり」かつ一度凍ったら自然には溶けない「ふぶき」が問答無用で強く、更にはとくしゅ125という高い能力で大暴れしていた。とはいえ実際はすばやさが中程度なので先制で叩かれて機能不全になったり、同じこおりタイプで対処されたりするとだいぶきつかった。 だがやっぱり暴れ過ぎたせいか金銀で「ふぶき」が命中70の1割「こおり」かつ自然に解凍するようになり、こいつのとくしゅが全てとくぼうに回され、弱点タイプも強化されたたことで前線から姿を消してしまった。幾ら何でも弱くし過ぎである……。だが「こころのめ」+「ぜったいれいど」は現在でも最速で放てる貴重な存在。 ポケダン救助隊では逃避行中最強の敵として降臨、部屋攻撃「こなゆき」でこちらを追い詰めてきた。 他2匹に比べると初代漫画での取り扱いが大きく、何人かの主人公が捕まえたり必死に守ろうとしたりと、伝説=フリーザーというイメージが強い。 No.145 サンダー 昔アメリカで作られた実写SFではない。 初代の伝説の1匹。 初代から安定して強い優等生。初代では「ドリルくちばし」が強く、RSで「プレッシャー」を手に入れてから持久戦がかなり安定するようになった。やろうと思えば攻撃役も任せられ、「10まんボルト」「ほうでん」「ねっぷう」などが強烈。 ただし出現場所にはやや恵まれていない。何故HGSSで発電所の外にぽつんと置かれていたのか。まるで廊下に立たされたようである。 かつてXDで出てきた「きんぞくおん」サンダーの悲劇は二度と繰り返すことのないように。あんなものを超絶厳選難易度にしてはいけない。いや、超絶厳選難易度だからこそなのだろうか? No.146 ファイヤー ファイアーではない。 初代の伝説の1匹。 初代でほのおタイプ全体の不遇の上レベル51で「にらみつける」を覚えてしまうことですっかりネタにされた。本来「かえんほうしゃ」の予定だったが技コードがずれてしまったらしい。……元々開発締め切り直前になって伝説3匹を入れたらしい話を聞いたことがあるので慌てていたのかもしれない。 実際金銀以降「にらみつける」が削除され「かえんほうしゃ」になっているが、入手レベル50に対し習得レベル49という狙ったかのような嫌がらせで悲しみを覚えることとなった。初期技には強化された「つばさでうつ」もあるのに「つつく」を使う羽目になるし。 一応金銀以降多少マシになり、「ねっぷう」「エアスラッシュ」「ぼうふう」など優秀な技を次々手に入れた……が、XYでメガリザードンYとファイアローという強力なライバルの登場で窮地に陥った。不憫。 生息地が登場する度に次から次へと変わっている。チャンピオンロードだったりともしびやまだったり果てはシロガネやまだったり。……あの、シロガネやまはジョウト扱いなんですが。 No.147 ミニリュウ ミニリューではない。 元々幻のポケモンと言われていたが、何故かサファリゾーンで釣れることが判明した……のはいいとして、何故ロケットゲームコーナーで手に入るのだろうか?まさか密りょ……これ以上はいけない! 進化前で小さそうに見えるが2mもある。フシギバナと同じ大きさ。いやいくらなんでもでか過ぎやしないか。多分蛇のような体全体で2mなのだろう。そうだと思いたい。 金銀/HGSSでは「しんそく」を覚えたこいつが条件つきで手に入る。金銀時代では1匹限りの限定ものだったが、HGSSでは何とこの技が遺伝できるようになっている。カイリュー大躍進の一端を担っているが、XYでもORASでもHGSSで手に入れた個体を元手にしなければこの技を覚えられないという鬼畜ぶり。もうちょっと何とかできなかったのか。 No.148 ハクリュー ハクリュウではない。何故途中から伸ばし棒になるのかはよく分からず、初代ポケカでも「ハクリュウ」と書いてあった。色々紆余曲折があったのかもしれない。 カイリューへの進化が55なので相当大変。ちなみにこの進化レベルは初代からDPtまでで最高のレベルだった。 公式大会などでレベル50までしか使えなかった時代はカイリューの代わりにこいつが出られ、タイプや特性が異なるのでそれなりに戦えていた。……種族値合計がマグカルゴと大差ないなんて言ってはいけない。 No.149 カイリュー カイリュウではない。カイジューでもない。 元祖種族値600組。 進化前より体長が縮んでしまったが、ハクリューが尻尾までなのに対しカイリューは頭から足までという違いがある、はず。 その能力の高さから対戦でも引っ張り凧……になるはずだったが、初代ではドラゴン技が固定40ダメージの「りゅうのいかり」しかなく、4倍弱点のこおり技「ふぶき」が大流行していた上に、進化レベルが55なせいで入れてしまうと他のメンバーを50にする必要があった為まるで日の目を見なかった。 だがBWで一転隠れ特性「マルチスケイル」を手に入れ、HGSSで手に入れた「しんそく」の優先度が強化されたことで、特にシングルで大流行を見せた。タイプ一致のこおり技を食らっても普通に耐え、不一致なら威力が低いと半分も削れない。これぞ初代の貫禄というやつか。 色違いの色合いを話題に出してはいけない。いいね?そしてこいつは「バリアー」を覚えないし、人に向かって「はかいこうせん」を撃つような凶暴なポケモンでもない。いいね? それにしても初期2匹が蛇のようなポケモンなのに何故龍人型になるのだろう? No.150 ミュウツー 「ミュウスリーだっピ!」 元祖禁止級伝説。初代当時この概念がなかったが、金銀以降こいつと同じような種族値合計を持ちかつレベルが50以下のポケモンが出たことでこの枠が設定された。 見た目が某ゲームのラスボスとか53万さんとか言われるが無関係らしいとのこと。また何故かオリジナルのはずのミュウより子供の方が図鑑で先に来るが、ご丁寧にもフィオネ←マナフィという後輩がいる。 初代では理不尽なまでに強いポケモンとして名高い。堂々の第1位を誇るとくしゅ154からの「サイコキネシス」が強烈、耐久も並以上あり、すばやさは永遠の高水準130。「ドわすれ」を使えばとくしゅが更に2段階も上がる。倒す方法があるとすれば「ふぶき」で凍らせるか「だいばくはつ」で自分諸共吹き飛ばすか。『スタジアム2』で「ミュウツーをたおせ!」なるバトルがあるほど。 金銀以降多少なりとも弱体化し、とくこうの1位も手放し落ち着いたかに見えたが、HGSSで「ノオーツー」なる「ふぶき」連打パーティで息を吹き返し、BWで念願の専用技「サイコブレイク」まで手に入れた。 「やっぱりミュウツーよね!」 ちなみに初代で何故か「じばく」のみを覚え、「だいばくはつ」を覚えなかった。その為XDの教え技で「じばく」を覚えられるが「だいばくはつ」は教え技や技マシンどちらも覚えない。そろそろレベルで覚えさせてやってもいいと思うのだが。 記念すべき映画第1作『ミュウツーの逆襲』の主役の1匹でもあり、『神速のゲノセクト』ではメガシンカをしてみせた。スペシャルエピソード『ミュウツーの誕生』をずーっとラジオで聞いていたのが凄く懐かしい。 スマブラではDXとForでプレイヤーキャラとしても登場したが、原作とは裏腹にコンボを決めないと勝てず、しかもふわふわとした挙動のキャラになっている。どういうことだ。 No.150 メガミュウツーX Yが先行公開され、後になってこちらが公開された。 まさか2種類ものメガシンカがいるとは。だが「ミュウツーだから許される」し「性能的には実際微妙だったりする」からあまり取り上げられていない。いいんだか悪いんだか。 まさかのかくとうタイプ付与、まさかのこうげきが全ポケモン中1位の190という化け物が誕生した。どういう肉体改造だ。確かにミュウツーは手足があるので物理技自体は豊富なのだが。すばやさととくしゅは上がらなかったが耐久が順当に上がった為、安定感で言えばこちらの方が上だったりする。 だが最大の問題点としてまともなかくとう物理技に乏しい点がある。「インファイト」や「とびひざげり」はもちろん覚えない。ORASの教え技で「けたぐり」「ドレインパンチ」が来るまで最大威力が「かわらわり」だった。流石に弱すぎる。また新たにかくとうの弱点になったフェアリーにはかなり好き放題されてしまう。「どくづき」を覚えるので何とかならなくもないが。 No.150 メガミュウツーY 先に公開されたのはこちらの方。 とあるイベントでプレイできたXYの体験版でも登場し超火力を見せつけてくれたが、登場当時まさか2つもあるとは思っていなかった。 だがせっかく満を持して登場したにも関わらず性能としては微妙そのもの。 とくこうは確かに194と最大値を取り戻したのだが、ぼうぎょが何と70にまで下がってしまった。弱点物理技を食らうと即死しかねない。そんなのミュウツーじゃない。すばやさも10上がっただけ。こうげきが何故か40上がったが、タイプが増えたわけでもないし他タイプ技の足しにするくらい。特性も「ふみん」と役に立つかと言えば微妙。ダークライに多少強くなったが正直あいつは眠らせる前にあく技をぶっ放しそうな気もするし。 もうちょっとぶっ壊れてよかったというか、下がるべきでない所が下がったのが本当に残念過ぎる。中々女性的で斬新なメガシンカだったのに。 No.151 ミュウ 初代開発スタッフがデバッグ用のプログラムを抜いた後に残っていた数バイトほどの隙間にこっそり紛れ込ませたポケモン。 非公開にするはずがバグだらけだった初代では簡単に見つかってしまった。そして150種類しかいないはずなのに151匹目を見つけたという都市伝説が広まり、ミュウを見つけようと必死にバグらせるという今ではまず有り得ない遊びを当時の子供達は身に着けてしまった。いるかいないのか出るか出ないのか分からない、正に「幻のポケモン」と言える。 公式側としてはこれ以上バグを広めるわけにはいかないのでミュウを公式に配布することで矛を何とか収めようとしたが、予想外の倍率だった為何回か行う羽目になった。良くも悪くもポケモンを今の人気に至らしめた張本人である。ちなみに20周年記念で配信されたVC初代でも初代とXYORASそれぞれに対して配布キャンペーンが実施されている。 対戦では全技マシン、秘伝マシン、汎用教え技を使うことができ、かつてXDではミュウ専用の教え技なるものもあった。だが技が多彩なポケモンにありがちな器用貧乏がものの見事にあてはまり、何をやらせても強いがスペシャリストには中々なれない。いっそ「つるぎのまい」から「だいばくはつ」を決めてもいいかもしれない。 映画『ミュウツーの逆襲』『ミュウと波導の勇者ルカリオ』で主役の1匹を務めている。基本的に無邪気でふわふわとした存在である。 ポケダン救助隊の地底遺跡では「オルゴールを持っていないと会えず、しかも何階にいるのか全く分からない存在」としてかなりやきもきさせられた。全員を倒さないとミュウがいたかどうか分からないし中々に面倒。
https://w.atwiki.jp/tk_takehiko/pages/79.html
はっぴゃくきゅうじゅうはち ポケモン20周年を記念して全種族について独断と偏見を交えて感想を書いた「ななひゃくにじゅういち」を25周年を記念して書き直したもの。 要は「ポケモントレーナーなら全てのポケモンについて語れる説を証明してみせましょう企画」です。 企画名『はっぴゃくきゅうじゅうはち』は初代アニメのED『ひゃくごじゅういち』のリスペクト。 当時は721だったからまだ語感がよかったけれど898だとちょっと響き悪いな!? 感想対象 全本編(それぞれ世代別に『赤・緑・青・ピカチュウ/金・銀・クリスタル/R・S・Em・FR・LG/D・P・Pt・HG・SS/B・W・B2・W2/X・Y・OR・AS/S・M・US・UM/Goピカ・Goブイ/剣・盾』と表記) ポケモンGO(『ポケGO』と表記、またレイドバトルは「レイド」、フィールドリサーチは「リサーチ」、コミュニティ・デイは「コミュデイ」と表記) 外伝(それぞれ『スタジアム』『スタジアム2』『スタジアム金銀』『コロシアム』『XD』『バトレボ』と表記) 『ポケモン不思議のダンジョン(ポケダン)』シリーズ(『救助隊』『探検隊』『マグナゲート』『超』『救助隊DX』) 『ポケモンレンジャー』シリーズ(無印、『光の軌跡』) 『みんなのポケモンスクランブル』 『ポケモンスナップ』シリーズ(全て) 『ポケットモンスターカードゲーム』『ポケモンカードゲーム』(一部のみ) アニメシリーズ(『無印』『XY』『XY Z』『S M』『新無印』中心) 映画シリーズ(全て) 『ポケットモンスターSPECIAL』シリーズ(第3章まで) 『スマッシュブラザーズ』シリーズ その他(『ポケモンマスターズ』など) 元対戦民なので対戦の話多め。一部非公式ネタも含む。 前回書けなかった『ポケモンGO』の話も遂に。 非対象 『ポケモンパネポン』 『ポケモンピンボール』 『ポケモン不思議のダンジョン 冒険団』シリーズ 『ポケモンレンジャー バトナージ』 『ポケモンスクランブル』シリーズ(『みんなの~』以外) 『ポケモンピクロス』 『ポケモンユナイト』 ポケモン分類法 フォルムチェンジ、姿違いは「変更できれば同一項目、不可逆のものは別項目」としてあります。 例:ロトムのフォルムチェンジは同一項目、ロコン(原種)とロコン(アローラ)は別項目 ただしメガシンカとウルトラバーストは例外として別項目にしてあります。 また、姿違いかつ不可逆でも性能差が存在しない場合は同一項目にしてあります。 例:トリトドン、ビビヨン 目次 No.001~151 カントー No.152~251 ジョウト No.252~386 ホウエン No.387~493 シンオウ No.494~649 イッシュ No.650~721 カロス No.722~807 リージョンフォーム アローラ No.808~898 リージョンフォーム GO ガラル No.722~807 リージョンフォーム アローラ No.020 コラッタ(アローラ) 他の地方からやってきた船に紛れていた1匹のコラッタがアローラ中で大繁殖して大変なことになった、という実際に起こりうる設定でアローラに定着したポケモン。ヤングースに追い払われたが、その結果夜行性の生き物になり、食べ物を食い荒らす習性が生まれてあくタイプがついた。……というが、そもそも原種のコラッタ自身昼夜問わず出てこなかったっけ? そのため、アローラの生態としては「昼ヤングース夜コラッタ」という関係。昼はヤングースから逃れるために活動を停止するという。 No.021 ラッタ(アローラ) ドブネズミがモチーフだったのがデブネズミになってしまった。いかつい顔はそのままに、太ったことで顔がより丸くなった。それでもどこか愛嬌がある。原種からあくが追加され、初のあく・ノーマルになった。当初は固有だったが後に後継者が登場した。 かなりのグルメで一流の食べ物しか食べない。その目利きぶりはグルメサイトのレビューより遥かに役に立つし、何よりおじさん言葉も忖度も一切ない……アローララッタ自身の人間への被害は別にして。 対戦ではすばやさとこうげきが下がり耐久が少し増え、「あついしぼう」がついて耐久型になった……ように見えるが、耐久型ができるほどの耐久はない。それよりもあくタイプが増えたことで対ゴーストキラーとなり、「ふいうち」がタイプ一致になったことの方が大きい。「すりかえ」「がむしゃら」「いのちがけ」等要所で決まれば流れを引き寄せられる技も多く、原種共々意外とやり手。 アローラのポニ島に生息するラッタは「ふいうち・いかりのまえば・がむしゃら・すてみタックル」というこちらを倒す気しかないおぞましい技構成をしている。うっかり嵌るとレベル差を引っ繰り返されること請け合い。 No.026 ライチュウ(アローラ) パンケーキポケモン。コッペパンの異名を持つ原種といいライチュウは食べ物に縁があるようだ。 なぜか南国の地で独自の進化を遂げることになったライチュウさん。なぜか超能力に目覚めたライチュウさん。なぜか尻尾で波乗りをするような恰好をしているライチュウさん。それなのになぜか第7世代では通常手段で「なみのり」を覚えられなかったライチュウさん。でもそんなところがかわいい。 すばやさは変わらずとくこうが少し上昇し、特性が隠れ特性含め「サーフテール」に変化。エレキフィールドと相性がいいだけでなくエスパータイプになったことでサイコフィールドとも相性がよくなった。 固有Zワザ「ライトニングサーフライド」を持ち、「10まんボルト」をベースに発動する。技が成功すると相手を確実に「まひ」状態にすることができる。この効果は次回作で進化前のキョダイマックスに受け継がれた。 第8世代では晴れて「なみのり」をわざレコードで習得できるようになったが、進化方法を失ったため入手方法が限られることになってしまった。また「ボルテッカー」の教え技もなくなり横付け遺伝の対象からも外されてしまったため、「ランクバトルマークがついて技『ボルテッカー』を覚えたライチュウ(アローラ)」は存在しないことになった。通常種に比べてこうげきが低いためそこまで痛手ではないが。 外伝ではスマブラSPに登場し、Zワザ「ライトニングサーフライド」でステージを往復する。……擬似的に「なみのり」しているだけに見えるが。Newポケモンスナップにも出演し、浜辺や海で華麗なサーフテクニックを見せている。ポケダン救助隊DXには他のリージョンフォーム共々出演していない。 No.027 サンド(アローラ) 氷山で暮らすうちに体が寒さに強くなって同時に鋼の鎧ができたサンド君。ただし適応しすぎて暑さに極端に弱くなった。 登場する作品ではロコン(アローラ)系列と対になる。 色違いが非常に分かりにくい。若干青みがかった白に変化する……分かるか!! 原種と比べると体を球体状に丸めることができなくなったため、横にスピンするような仕方で移動するようだ。さらに原種とは弱点を突き合う関係にある。これは進化形も同じ。 原種共々鳥取のキャンペーンポケモンに指定されている。鳥取砂丘があるから選定されたとのことなのだが、こちらのサンドは大丈夫なのだろうか。冬であれば雪が降るので問題はないが。 No.028 サンドパン(アローラ) ツララが生えたハリネズミに進化。体が重くなったのか体の構造が変わったのか、体を丸めることができなくなったらしい。何それ可愛い。 登場する作品ではロコン(アローラ)系列と対になる。またこの関係からなのか、原種と異なり石進化に変更されている。 色違いが非常に分かりにくい。若干水色が濃くなる……分かるか!! 原種の隠れ特性が「すなかき」だったのに合わせたのか、こいつの隠れ特性は「ゆきかき」。対戦では天候「あられ」で物理技を活かして戦う。原種より耐久は上がっているが、4倍弱点が2つもあるのがネック。ちなみに原種とは弱点を突き合う関係にある。これは進化前も同じ。 Newポケスナでは雪原を自在に滑るだけでなく地面から飛び出しては潜ってを繰り返す。トゲトゲだけを出して身を隠すので見つけるヒントになる。ちなみに壁をよじ登ることもできるが、何かの虫かと思い最初ビックリした。 No.037 ロコン(アローラ) いそうでいなかった寒冷地の狐。晴れてこおりタイプのきつねポケモンが登場。可愛い。 ハワイをモチーフにしたはずのアローラ地方には何故か極寒の山があり、その周辺に生息するポケモンという設定。そしてこの環境に適応するためにこおりタイプになった。ちなみにアローラでの本来の名前は「ケオケオ」。可愛い。 登場する作品ではサンド(アローラ)系列と対になる。 色違いが非常に分かりにくい。青が混じる白から赤が混じる白に変化する……分かるか!! アニメではリーリエの初めてのポケモンとなり、彼女と共に強くなる姿が描かれた。「シロン」というNNもつけられている。このためアニメではリーリエの持つZクリスタルはフェアリーZではなくコオリZである。 スマブラSPに原種共々登場し、こちらは「こなゆき」でファイターを氷漬けにする。原種と並べるととても可愛い。一方Newポケスナは自身のみが登場。 原種共々北海道のキャンペーンポケモンに指定されている。どちらかというとこちらの方が北海道らしくはあるが。なお、ロコンはDPtではダブルスロット以外で出現しないため、BDSPでどうなるかが注目される。 No.038 キュウコン(アローラ) アローラの神の使いと言われ、極寒の霊峰に生息する。元々穏やかな性格だといい、道案内をした記録も残るという。勿論怒らせたら命はない。その道案内も山から追い払う目的で行うのだから、無用なお近づきは厳禁。 登場する作品ではサンド(アローラ)系列と対になる。真っ向勝負した場合タイプ相性の関係でどう足掻いてもこちらが負ける。せめて「めざめるパワー」さえあれば…… さらに原種にも相性不利を取られるが、先制「ぜったいれいど」が決まれば勝てる……かも知れない。 色違いが非常に分かりにくい。若干色合いが紫っぽくなる……分かるか!! 唯一のこおり・フェアリータイプ。原種に比べてこうげきが削られた代わりにすばやさが上昇し、原種の隠れ特性が「ひでり」なのに合わせたのか隠れ特性は「ゆきふらし」。さらに「オーロラベール」を覚えられるため、この技を用いた場の設置役として見出されている。攻撃も任せたいがとくこう種族値は上昇せず、原種のように天候で火力が上がるわけではない。大人しく補助に回るべきか。 雪山の神の使いというモチーフから、ポケダン救助隊の氷雪の霊峰に生息するキュウコンがリメイクの際にこちらに差し替えられるのではないかという憶測が立ったが、そんなことはなかった。ちなみにNewポケスナでも原種の方が登場する。進化前はアローラのすがたでのみ登場するのに。 No.050 ディグダ(アローラ) アルファベットのQがつくお化けではない。 頭に突如生えた毛は髭扱いで、センサーの役割を果たしているらしい。ちなみにこの部分が金属でできているためはがねが追加された。 剣盾のヨロイ島では何とエリア内に隠れている150匹ものディグダを探すイベントがある。正気の沙汰ではない。報酬は隠れ特性かつガラルには登場しない姿のポケモン達なので、やる意味は一応ある。そして全部見つけると全能力が「さいこう」で性格が「ようき」のこいつが貰える。えぇ……? ちなみに鳴き声のバリエーションが豊かで、「デオチ」「デタクナイ」など色々使えそうなものもある。 No.051 ダグトリオ(アローラ) トレーナーノミカタ~アローラカラキマシタ~ 原種から髪の毛のようなものが一気に生えてきた。が、図鑑によると髭だという。だが特性名は「カーリーヘア」。どうなってるんだ。ちなみにこの髭の部分が金属でできているためはがねが追加された。 アローラでは大地の女神の化身として大事にされている。髭を持ち出すことは禁止。本体を持ち出していいのかは謎。 原種からすばやさが10失われ、代わりにぼうぎょが10上昇した。ただし原種の強みだった「ありじごく」を失ったため、戦法を変えざるを得ない。剣盾では「ステルスロック」まで消えた。こいつが何をした。 USUMで四天王を務めるマーレインの切り札。 No.052 ニャース(アローラ) ニャースがアローラで王族に飼われ贅の限りを尽くされた結果、プライドが高く我儘な猫に変化してしまったようだ。設定としては♀っぽい。目つきもどこか色っぽいジト目である。現実の猫も基本プライドが高くて我儘なので、より現実の猫っぽい生態をしている。 こうした経緯から、タイプはあくタイプになった。主に都市部周辺に生息するようだ。進化条件は単純なレベルアップではなくなつき進化に変更されている。 アニメではサカキの秘書であるマトリのポケモンとして登場し、いつもの2人と共に行動しているニャースとはライバル関係にある。ちなみにライバルだけあって例のニャース同様滅茶苦茶頭が良く、機械の操作もお手の物である。 No.053 ペルシアン(アローラ) 端正な顔立ちの原種から一転、真ん丸な顔の猫になってしまった。何故だ。甘やかされすぎたせいなのか。つまり幸せ太りというやつか。ただしアローラの人々はこの姿を美しいと考えているという。自分の感性だけが全てではない。 進化前から継続してあくタイプ。進化条件はまさかのなつき進化。 対戦では特性「ファーコート」を持ったおかげで物理に強く出られるようになった他、特性「テクニシャン」はあくタイプで唯一となる。原種以上の器用さで種族値合計の低さを感じさせない柔軟な戦いぶりを見せる。 ただ、隠れ特性「びびり」で同族にまで怯えることになるのはどういうことなのだろうか? 本来は戦いが苦手ということなのか? アローラのしまキング・クチナシの切り札。 なお、Goピカブイにて原種ペルシアンには乗れるが、アローラ種には乗れない。 No.074 イシツブテ(アローラ) 最初見た時に何となく色が変わっているなとは思っていたが、まさかじめんが取れてでんきタイプが複合するようになったとは。石の体が磁力を帯びるようになったらしい。 隠れ特性「エレキスキン」はアローラ地方で探す場合非常に厳選困難。爆発を防ぐ必要がある上に「がんじょう」のせいで一撃で倒せないことがあるため「ステルスロック」等が必要。その上で特性判別のための技が必要なので苦行なんてレベルではないくらいに難しい。 その無理ゲーっぷりから、「アローライシツブテの連鎖中に場にはがねタイプを出して逃げられなかったら『じりょく』。逃げられる場合、相手が攻撃を1残して耐えてきたら『がんじょう』、倒れたらそいつが『エレキスキン』持ちである」という冗談まで作られた。 ちなみに初代もしくは第2世代のVCがあれば、そこからイシツブテをアローラ地方に転送してメタモンなりと掛け合わせるだけで手に入る。ない場合で1から手に入れようとすると上記の地獄に陥る。 ポケGOではそれまで出現していた通常イシツブテと置き換わる形でフィールドに出現。ここはアローラ地方だったのか。 No.075 ゴローン(アローラ) よく鉱石を食べ、食べた鉱石の一部が結晶となって体から浮き出るようになった。技を使うと発光するが、それを活かした技があるわけではない。 アローラ地方でNPCとの交換でもらえるゴローンのNNは「シヨッカ」である。僕と交換「シヨッカ」というわけ。交換するとすぐゴローニャに進化する。 No.076 ゴローニャ(アローラ) 進化して何と背中に砲台と思わしきものがついた。そこから電気を帯びた岩を発射するらしい。カッコいい。でもそれを活かしたと言えそうな技は「ロックブラスト」くらい。何故に。 隠れ特性「エレキスキン」によってノーマル技をでんきとして扱えるため、物理でんきタイプとして活躍させることは可能なのだが……でんきの癖にみずが弱点という致命的な欠点を抱える。対ひこうは原種以上に安定するのでそちらを任せた方が無難か。 ちなみに「エレキスキン」+「だいばくはつ」はメガオニゴーリと並び全ポケモン中最高火力となる。剣盾ではどちらも登場しないのが残念。 No.088 ベトベター(アローラ) ヘドロのポケモンだったのがゴミを好んで食べることから食べさせまくった結果、何故かあくタイプになってしまったようだ。「ゴミを食べる=汚いポケモン」として見なされたのだろうか。それとも食いしん坊なため大罪の1つ「暴食」としてあくタイプになったのだろうか。 ちなみに通常種はいずれこちらに置き換わるのではないかと言われている。生物多様性みたいな話になってきたらめんどくさそうな立ち位置にいる。元々人間にとって有害なポケモンだったわけだし。 何と色違いと通常色の配色が原種と逆転しているという、ポケモン界でも珍しい現象が起こっている。アローラ種の色違いが出て「アローラにも原種ベトベターが野生でいるんだ」と勘違いした人多数。 No.089 ベトベトン(アローラ) どっかのミックスフレーバーアイスみたいな見た目だが中身は毒。 進化してもゴミを食べ続ける性質は変わらず、通常種はいずれこちらに置き換わるのではないかと言われている。かといってこちらが全くの無害なわけでは当然ない。 対戦では種族値据え置きだが「どく・あく」という優秀な複合に変わったことから非常に強力なポケモンとして見出されている。あくなのにフェアリーに強く、エスパーゴーストキラー兼対カプ神の役割を任されている。 特性は「くいしんぼう」によるピンチ時回復系きのみ早食いからの大回復コンボが使い勝手が良く優秀。「どくしゅ」も追加効果とは別にどく状態を与えられるため思った以上に火力を伸ばすことができ、攻めに特化する場合はこちらが選ばれる。 隠れ特性は「かがくのちから」という名前だが、「ひんしになった味方の特性を引き継ぐ」という性能やこいつ自身の生態からするに「科学」ではなく「化学」の方。 No.103 ナッシー(アローラ) 縦読みガチ勢 ガラガラ(アローラ) ガラガラとやまおとこは嬉しくなると踊りたくなるのです! 進化前カラカラは通常種なのに進化すると突然リージョンフォームに変化し、かつタイプまで「ほのお・ゴースト」と丸ごと変化する。この現象は第8世代現在イーブイ族とこのポケモンのみ。さらにリージョンでほのおタイプが付与されたのもこのポケモンのみ。ほのおタイプが取れてしまうリージョンは多いのだが。 恐らく初見はカキの試練なのだが、カッコいいリンボーダンスからの間違い探しで集中力を凝らしているところに突然現れたやまおとこで腹筋を持っていかれ、次の問題で別のポケモンが乱入しぬしバトルに突入という絶大インパクトを残したイベントの一端を担う。ガラガラは何も悪くない、悪いのは闖入者の方なのだ…… USUMではウルカヌ火山のぬしポケモンとして君臨。リージョンフォームとはいえ既存の種族がぬしポケモンになった唯一の例。 特性周りがユニークで、原種では通常特性の1つだった「いしあたま」が隠れ特性に移動しているが、原種でもう1つの通常特性「ひらいしん」は据え置きになっている。新しくアローラ種が得た通常特性は「のろわれボディ」。 対戦ではほのおタイプ・ゴーストタイプ初の「ひらいしん」で、無効タイプが最大3つとなった。そして「ふといホネ」はアローラ種でも適用されるため火力が高い。隠れ特性「いしあたま」を採用すれば「フレアドライブ」で原種以上のタイプ一致高火力も実現できる。「やけど」にならないのもポイントが高い。 なお、固有技「シャドーボーン」は何とSMにて進化レベル1つ前のレベル27で習得とかいう謎のバグがあり、シナリオで使えない上にほのお技もからっきしのため、このガラガラはシナリオにおいてほのおの外れ枠だった。さすがにUSUMでは修正されたが…… 剣盾だけで入手しようとする場合、ダイマックスアドベンチャーで出現する個体やディグダ男から貰える個体は必ず隠れ特性になるので、通常特性が欲しければヨロイ島でのNPC交換で粘る必要がある。 No.722 モクロー もくちゃん! SM御三家の1匹。真顔で真ん丸なフクロウ。かわいい。その見た目で「音もなく攻撃を仕掛ける」という恐ろしい説明が大きなギャップとなって話題を呼んだ。某実況者と名前が似ているが、進化形フクスローは顔が例の顔文字と似ている。 御三家初期形態でフシギダネ以来2匹目となる複合タイプ持ちで、「くさ・ひこう」のタイプを持つ。ところが最終形態でひこうタイプは取れてしまう。 シナリオでは最初の島こそしまキングに弱点を突けるため有用だが、最終形態がゴースト複合になるせいでゴースト・あくが徐々に増えてくるシナリオ後半ではかなりつらい思いをすることになる。幸いグズマなどのむしタイプについてはどの形態も1倍で乗り切れる。四天王は2人に有利を取れるが、弱点を突かれやすいのがネック。また、モクロー・フクスローはこおり4倍になる。序盤では使用者がほぼいないが、M・UMではカンタイシティでいきなりこおりタイプを使うトレーナーが出てくるため油断禁物。 首が180度回転する。このためか戦闘中でもこちらを振り返る仕草を見せることがある。かわいい。 アニメではサトシの手持ちで、トラブルメーカー気質がある。そして鞄にちゃっかり収まっている。かわいい。サン&ムーン後期では加入したメルタンの世話係をしていた。アローラリーグではジュナイパーとの対決にマントを持ち込んだ挙句それを空蝉の術として使った。いいのかそれは。 フクロウ繋がりなのか、池袋にあるポケモンセンターメガトウキョーDXの前にはモクローの銅像が置かれている。 No.723 フクスロー (⌒,_ゝ⌒) 顔が某実況者の顔文字にどことなく似ている。進化前の名前がモクローなことも影響しているだろうか。 モクローの頃の面影はほぼなくなり、どこか紳士のような気障キャラのような見た目になった。前髪のような部分を触ると嫌がるのはその部分がステータスか何かだからなのだろうか。静岡を舞台にした某国民的小学生アニメに出てくる貴族風キャラにも見える。 No.724 ジュナイパー 進化することでひこうタイプが取れて何とゴーストタイプがつく。 御三家最終形態他2匹が物理特殊どちらかに偏る中でこちらは両方採用できる配分を持つ。同複合タイプは軒並み物理寄りなので特殊型にする方が棲み分けができるだろうか? ただ固有技「かげぬい」は物理。この「かげぬい」は当たった相手の交代を封じる。ゴーストタイプの交代は封じられないが、弱点を突くことができる。 ところがタイプが同じで固有技にこちらと同様相手交代禁止効果を持つダダリンが同時期に登場し、しかも火力が高く攻撃技のバリエーションも豊富とあって出番が奪われがち。こちらは特殊型も検討できるため棲み分けはできる方だが、ジュナイパーが何をした。 そしてシナリオでもくさ・ゴーストどちらも変化技が充実しやすいタイプのはずが、その手の変化技を覚えないことから攻撃役に回るしかなく、火力もそこまで高くないため非常に苦戦する羽目に。ジュナイパーが何をした。「つるぎのまい」を手に入れて覚えさせると少しはマシ。さすがにきつすぎたと判断されたのか、USUMではいくつか有用な攻撃技を貰っている。 固有Zワザは「シャドーアローズストライク」。技「かげぬい」をベースにしたゴーストタイプの大技。無数の矢を相手に向けたと同時に突撃し、矢を相手の周辺に突き刺して爆発させる。元の技の交代禁止効果は失われる。ジュナイパーの個性の1つとも言える技だったため、剣盾で廃止されたのが惜しまれる。 ゴーストタイプで数少ない「みねうち」使いで、更に「みやぶる」まで覚えられる。ゴーストタイプなので「とっしん」等による自滅を防げる。隠れ特性「えんかく」なら接触時に発動する特性をも防げる。このため野生ポケモン捕獲の際のダメージ稼ぎには非常に有用。「ねむり」や「まひ」にする技を覚えないのが本当に惜しい。おまけに剣盾で「みやぶる」が使えない。ジュナイパーが何をした。 アニメではハウの手持ちとして登場し、サトシのモクローと戦ったが敗れている。不正はなかった。いいね? スマブラに参戦する候補だったことが判明しており、最終的に出られなかったもののポッ拳のファイターとして参戦を果たした。フクロウっぽさが強調され、浮遊アクションで相手を攪乱して立ち回る。 No.725 ニャビー にゃぶ! SM御三家の1匹。今までいそうでいなかった猫の御三家。だがどちらかといえば虎猫のような見た目で、最終進化形でより虎らしくなる。 シナリオでは攻撃面が高いほのおタイプとして運用していくことになる。物理技を使う速攻型かと思いきや最終形態はバランス型で、かつあくタイプまでつく。ちなみにあく技は思い出さない限り自力では「かみつく」しか覚えない。思い出しはシナリオ最終盤になってやっと利用できるので、四天王挑戦前にきちんと思い出しておきたい。 アニメではサトシの手持ちとして加入したが、それに至るまで非常に長い経緯があった。 No.726 ニャヒート 進化して首のあたりに鈴が追加された。炎袋のような機能を果たし、ここに炎を溜め込むことができる。ただ、進化と同時に拾ってくるものなのか、それとも体の一部が変形してできたのかはよく分からない。進化と共に取れてしまうし。 実は進化系列どころかアローラ御三家の中で最も素早く、90ある。アローラだけで見れば「90もある」だが、全体からすれば「90しかない」。そして進化するとすばやさが下がってしまうが、進化で能力が下がるのは御三家で初となる。 アニメではサトシのニャビーが進化したが、長いことこの姿のままで、憧れだったロイヤルマスクのガオガエンともニャヒートの状態で戦った。 No.727 ガオガエン ガオゥ↓ガ↑エン!! 四足歩行だった猫がムキムキの二足歩行に進化。猫というより虎のような見た目になっている。そしてプロレスがモチーフに加わり、「ヒール(悪役)レスラー」になった。分類の「ヒールポケモン」は癒すのではなくヒール役という意味。この関係であくタイプが加わった。見た目からかくとうタイプっぽそうだが。 進化してニャヒートより鈍足になるが、進化によって能力が下がる御三家はガオガエンが初となる。 対戦では種族値がラグラージとよく似ていることから安定感があるとして当初より注目が集められ、「ねこだまし」が使えることからダブルバトルが主戦場。当初はそれだけだったが隠れ特性「いかく」が解禁されると、「いかく」「ねこだまし」「とんぼがえり」「バークアウト」等痒いところに手が届く優秀なサポートポケモンとして見出され、何とダブルバトルでランダムマッチの使用率1位に輝いた。その後も順位を大きく落とすことはなく、剣盾においても解禁されて以降高い使用率を誇っている。 固有Zワザは「ハイパーダーククラッシャー」。技「DDラリアット」をベースにしたあくタイプの大技。プロレスを模した舞台でガオガエンがリング中央にいる相手を押し潰す。元の技の能力無視効果は失われる。だがガオガエンの主戦法がサポートなのが災いしてか、あまり使われなかった。 アニメではロイヤルマスクことククイ博士のポケモンとして登場し、ロイヤルマスク共々「エーンジョイ!」の掛け声やその圧倒的な強さと共に人気を博していた。ただしこのガオガエン、ヒールどころかヒーローである。そしてサトシもニャビーを進化させ、最終的にガオガエンになったのだが、ライバルであるロイヤルマスクのガオガエンを倒したと同時に進化したのも束の間、立ったまま戦闘不能になってしまった。 そして何とスマブラSPにファイターとして電撃参戦。いそうでいなかったプロレスファイターで、「DDラリアット」や「クロスチョップ」等を使う。最後の切りふだは原作再現で「DDラリアット」をベースにして発動する「ハイパーダーククラッシャー改」。なお、炎属性の攻撃は一切使わない。 No.728 アシマリ あしゃま! SM御三家の1匹。見た目通りアシカのポケモン。パウワウ等とは近縁なのだろう。鼻から水のバルーンを出すことができるので先輩達とは役割が被りにくい。 シナリオでは見た目に違わず特殊主体のみずタイプ。早くから「チャームボイス」や「つぶらなひとみ」が使えるため進化先のタイプが何となく予想できる。しかも初期形態から何とタイプ不一致のはずの「ムーンフォース」を覚えてしまう。ここまで来ればもう最終形態が何タイプになるかはほぼ確定するようなもの。ただし悪の組織にどく使いが多いので、彼らとの戦いでは苦戦しがち。ついでに覚える技から♀が似合いそうだが、実際には♂が非常に多い。現実は非情。 アニメではスイレンが手持ちに加えていた。 ちなみに私が初めて御三家で最初にみずタイプを選んだのがアシマリである。選んだ理由は言わずもがな。 No.729 オシャマリ きらきら~! くるくる~? まず見た目がどう見ても少女。次に分類が「アイドルポケモン」。極め付けがダンスの練習をするという生態。どう見ても♀がお似合い。だが実際は御三家の性で♂だらけ。現実は非情。コンテストアイドルのルチアがこのポケモンの存在を知ったらきっと手持ちに入れていることだろう。 なお、このような生態からフェアリータイプがつきそうだが、この時点ではまだつかない。 No.730 アシレーヌ 私の歌を聴けええええええええええええっ!!! アシカがモチーフに人魚を加えて最終形態になった。長い髪の毛を縛ったような頭部や凛々しくも美しい顔つき、そしてアシカ由来のしなやかな体はどう見ても♀にしか見えず、フェアリータイプがつくのも納得。だが♂の方が比率としては多い。現実は非情。 対戦では特殊アタッカーとしての採用が中心。準固有技「うたかたのアリア」は「なみのり」を特殊仕様にしたもの。隠れ特性「うるおいボイス」は全ての音技をみずタイプにする効果があるため、「ハイパーボイス」をみず技として使うことができる。相手2体に当たり味方を巻き込まないため主力技になりえる。さらに「ほろびのうた」がみず技になるため「ちょすい」「よびみず」で無効となり、これを用いた特殊なコンボも開発されている。 固有Zワザは「わだつみのシンフォニア」。技「うたかたのアリア」をベースにしたみずタイプの大技。大きな泡を相手にぶつけるため、元となる技のように音技扱いにはならず、かつ単体攻撃化する。なおこのZワザはアローラ御三家最終形態で唯一、御三家タイプの技をベースにする。 ……のだが、この技に関連した致命的なバグがある。何とハウがアシレーヌを繰り出してZワザを発動させる場合、何故か味方である主人公のポケモンに対してぶっ放してしまうのだ。どうも「うたかたのアリア」が味方も攻撃することが原因で発生するようだが、とんだとばっちりである。 しかもこのZワザを使った対戦動画を動画投稿サイトに上げると何と著作権侵害の名目で公開停止に追い込まれることがある。他の固有Zもそうらしいのだが、こいつのこの技は出番が多いので被害者が続出したという。ついた渾名が「著作権Z」。とばっちりにも程がある。 長らく外伝作品の出演がなかったが、Newポケモンスナップに晴れて登場。ビーチや海上で美しい歌を披露した。ただし、大半が♂である。現実は非情。 No.731 ツツケラ キツツキのポケモンだがつつく速度が尋常でないくらい速く、1秒間に16回つつくことができる。高橋名人かお前は。 こう見えて特性「スキルリンク」を持っていて、口からタネを飛ばすため「タネマシンガン」を覚える。不一致ながら威力125は脅威。その見た目に似合う「みだれづき」も覚えるが、5発当たっても威力75にしかならないのは残念なところ。 なお、第7世代からひでん技が廃止されているため、無理して鳥ポケモンを連れて行かなくてもよくなった。そのためシナリオ中で連れ歩く人が歴代序盤鳥と比べ激減してしまったのであった。 Newポケスナではジャングルに登場。設定通り木をつつきまくっている他、親のドデカバシと仲良く暮らしている様子も見られる。 No.732 ケララッパ 乱入バトルのトラウマ。 まずラランテスの試練でこいつがやってくる。何と「ロックブラスト」を覚えていて、こちらのほのおやひこうを蜂の巣状態にしてくる。それ以外のタイプで挑んでも「ちょうおんぱ」で運ゲーを仕掛けてくる。この試練の難易度を跳ね上げている要因の1つ。 次に隠れ特性を粘ろうとするトレーナーの前にこいつがやってくる。何とナゲツケサル・ヤレユータンの仲間呼びは全てこいつがやってくるように設定されているのだ。このせいで先の2匹の隠れ特性は通常プレイでは手に入らない。特にナゲツケサルをシングルバトルで戦わせようと考えていたトレーナーに絶望を与えた。 が、中間進化でかつひでん技廃止で冒険で必須の存在でもなくなったためそれ以外での知名度が低く、SM発売から約5年後、某Youtuber調査で「令和版最も検索ヒット数が少ないポケモン」に選ばれてしまった。しかもNewポケスナでも系列で唯一登場しない。頑張れケララッパ。 No.733 ドデカバシ カバシィ…… 嘴がとにかくデカい。分類の「おおづつポケモン」の「おおつづ」とは嘴が筒に見えるからか。しかもこの嘴は熱を帯びることができ、そこからキャノン砲まで出せる。 対戦ではこのキャノン砲を活用した固有技「くちばしキャノン」を駆使する。後攻技だが相手が接触技を使うとやけどを与えるという中々の性能を誇る。役割破壊技も豊富だが、ひこうタイプにしては鈍足なのが気がかり。 四天王カヒリの切り札。本人の出番が他の3人と比べて少ないのが残念。 アニメではサトシのモクローの育ての親で、事あるごとに面倒を見ていた。中の人は初代オーキド博士役の石塚氏なのだが、シリーズの途中に亡くなってしまった。だが最終盤のアローラリーグ前にモクローが特訓に訪れた際、録り貯めてあった音声を再生することで氏の声が復活し、歓喜と涙を誘った。 お笑い芸人サンシャイン池崎はこのポケモンのファンで、アニメでもカヒリのドデカバシの中の人を務めたことがある。しかもゲーム内で自身のつけたNN「カツオ」がそのまま使われたというレアケースまで発生。流石は空前絶後で超絶怒涛。 Newポケスナではジャングルおよびリバーに登場。ツツケラを守るよき親である。 No.734 ヤングース ザングースではない。こだわりハチマキを巻いたザングースでもありませんぞ。 アローラの所謂序盤ノーマルだが、今までの序盤ノーマルと比べてかなりいかつい顔をしている。しかも外来種で、コラッタ駆除のために投入したら駆逐できたものの今度はこいつが繁殖して大変なことになったという。コラッタはコラッタで夜行性に特化し、そのためアローラでは「昼ヤングース夜コラッタ」という関係になっている。 ちなみにザングースはとてもマングースと似ても似つかず、こちらの方がマングースっぽい。 No.735 デカグース Alola first!! その顔つきが当時の某国大統領とそっくりなことがネタにされた。ちょうど選挙のあった年がSM発売と同年で、更に当人が選挙に勝利して新たに大統領に就任したことから大いに盛り上がった。 S/USにて茂みの洞窟のぬしポケモンとして君臨。「いかりのまえば」でHPをごっそり削り取ってくる。 対戦では相手が交代するとダメージが2倍になる特性「はりこみ」が優秀で、加えて「あくび」や「いかりのまえば」を覚えられるので交代を巡って高度な駆け引きができる。すばやさは低く先制「みがわり」等には弱いが、こうげきは序盤ノーマルの中でもかなり高いので一矢報いるだけの強さはある。また、特性が「がんじょうあご」でノーマルタイプなので地味に「ひっさつまえば」を最大威力で使えるポケモンでもある。 アニメではまさかのジュンサーさんのお供として起用された。「デカ」だからか? No.736 アゴジムシ アローラ地方の所謂序盤虫。 クワガタの幼虫っぽいが、顔の前方に鋭いキバのような顎が2本生えている。進化後が進化後なのでどことなくコンセントに挿し込むプラグにも見える。 幼虫ではあるが、進化が歴代に比べて遅く、普通に育ててもそれなりに技を覚え、遺伝技も存在する……と、歴代に比べて異質。 No.737 デンヂムシ デンジムシではない。シンオウのジムリーダーでもない。必ず「ヂ」だ。ちなみに無人在来線爆弾でもない。 虫なのだが、四角い電池のような見た目をしている。しかもご丁寧にでんきタイプまで付与されている。電池よろしく電気を体内に溜め込むことができ、バッテリーの役目を果たすという。特性もそのまま「バッテリー」で、味方の特殊技の威力が上がる。 USUMのマーマネの試練ではこいつらを繋げて通電させるという試練が行われた。扱いはやっぱりバッテリーのようだ。 アニメではマーマネの2匹目の手持ちとして加入した。 No.738 クワガノン ガノンと名がついているがハイラルの勇者とは対峙しないし大剣を振り下ろしてドリャーと叫ぶこともない。雷の属性は持っているが。 巨大な顎を持つ立派なクワガタに進化。この顎から強力な電気を放出し、翅を使って高速で飛び回る。とてもカッコいい。デンヂムシを予備バッテリーとして抱え持ち、機動力を上げる時には手放すという。なにそれカッコいい。ただ1.5mもあるのでややデカい。でもカッコいい。 ……が、SM当時の進化条件が「ポニの大峡谷でレベルアップ」だったため、最終盤まで進化できずやきもきさせた。しかもデンヂムシが物理の方が強かったのに進化していきなり特殊型適性がついたため、育成方針を変更せざるを得ない事態に。進化についてはUSUMで中盤のホテリ山の発電所付近でレベルを上げてもできるようになった他、剣盾では「かみなりのいし」でも進化できるようになった。どうして最初からそうしなかった。 そして対戦では「高速で飛び回る」という設定を裏切る鈍足ポケモン。とくこうは高いので強力なでんきは出せるが…… 技の揃いはよく、特性も「ふゆう」になったおかげででんきの苦手なじめんを無効にできる。ちなみに見た目に似合いそうな「でんじほう」はちゃんと覚える。「ロックオン」はないが「からぶりほけん」を持たせると楽しいことになる。 SMではホクラニ岳のぬしポケモンとして君臨。でんきの試練だからと意気揚々と挑みに行ったじめんタイプを特性で泣かせてくる。 アニメではマーマネのデンヂムシがゲーム同様ポニの大峡谷で進化を遂げ、彼の新たなエースとして大活躍を果たした。 No.739 マケンカニ 俺はマケン(カニ)! カニのボクサー。図鑑でも殴ることを中心に書かれている。てっぺんが好きで、物理的にも高い場所を好むという。これが災いしてとんでもない進化を遂げてしまうことになる…… そしてタイプは何とかくとうのみ。みずは入っていない。だが見た目通り「クラブハンマー」は使える。 きのみが好物で、アローラではきのみが集まっている所を探ると時々食事中と思われるマケンカニに遭遇してバトルになる。戦闘が終わってもガラル地方のように仲間が周りのきのみを持ち去るなどということはしないので良心的。 Newポケスナではビーチに出現するが、ナッシーを間違えて殴って追い回されたり、スナバァに操られたりと散々。ピカチュウの恋を邪魔する奴もいるが、追い払うとピカチュウはとても喜んでくれる。マケンカニなのに負けっ放し。 No.740 ケケンカニ ど う し て こ う な っ た ? マケンカニが高い所を目指して雪山に登り、現地の環境に適応しようとして進化を遂げた……とのことだが、まず顔が所謂キモオタそのもの。そしてハサミが巨大なグローブ状のものに変形。そしてそのまま拳で語り合うが如く手あたり次第闇雲にパンチを繰り出す。この見た目で脳筋か。 ゲーム中でも進化には雪山に行く必要があるが、その雪山というのがアローラの場合ラナキラマウンテンであり、何と最終盤のダンジョンである。このせいで冒険で連れ歩いていたマケンカニがいつまで経っても進化しないという悲劇に見舞われた。USUMでは一応中盤過ぎたあたりで行くことができるが。 ちなみにリージョンフォームを除けば、第7世代初登場のこおりタイプはこいつだけである。 タイプにこおりがついたことで初のかくとう・こおりになったはいいが、攻める分にはいいとして守りは壊滅的。弱点が6つもある。タイプ耐性は僅かに3つ。一応こおりタイプでいわに弱くないという個性じみた部分がなくはないが、それならマンムー等もいる。しかも困ったことにすばやさが低く、殴る前に殴られかねない。一応こうげきは高いので、殴れる環境が整いさえすれば存分に暴れ回ることができなくもない。「トリックルーム」がお友達。 固有技「アイスハンマー」はこおり版「アームハンマー」。元々威力が高いが、特性「てつのこぶし」なら更に威力を上げられる。 ハラの切り札。孫のハウも使用する。なお、ハラはポケマスでもバディとして連れているが、何とこおりタイプのバディ扱いを受けている。あれ、かくとうは……? Newポケスナでも手あたり次第殴る性質は変わっておらず、中には寝ぼけながら木に殴りかかる個体もいる。 No.741 オドリドリ アローラの各島にあるミツを吸わせることでそれぞれのミツに合った変化をするポケモン。種族値、タイプ2「ひこう」は共通でタイプ1のみ異なる。「やまぶきのミツ」でぱちぱちスタイル(でんき)、「うすもものミツ」でふらふらスタイル(エスパー)、「くれないのミツ」でめらめらスタイル(ほのお)、「むらさきのミツ」でまいまいスタイル(ゴースト)になる。 アローラの各島にそれぞれのスタイルが1種ずつ生息し、メレメレにはぱちぱち、アーカラにふらふら、ウラウラにめらめら、ポニにまいまいが生息。ミツも生息地の近くにある……のだが、本来花園に生息するはずなのにアーカラ島のみ花園が存在しないため、オドリドリ自身は7番道路南に、ミツはその近くのロイヤルアベニューに存在する。ひょっとするとロイヤルアベニューは元々花園だったのか? 各スタイルには現実世界に存在する様々な踊りが宛がわれている。それぞれ、ぱちぱちはチアガール、ふらふらはフラダンス、めらめらはフラメンコ、まいまいは日本舞踊。だが日本モチーフと思われるマリエシティはウラウラ島にあり、日本舞踊モチーフのまいまいスタイルはポニ島に生息しているというミスマッチが発生している。 対戦では4スタイル全て同じ技を覚えるが、タイプ1にあたるタイプの技が「めざめるダンス」しかなく、ひこうタイプの技を中心に覚える。このせいででんき・エスパー・ほのお・ゴースト由来の技を覚えないため、同複合と比べると見劣りしがちなのが苦しい。ライバルが少ないまいまいスタイルや同複合で珍しいこおり技持ちのぱちぱち・めらめらスタイルなら何とか戦えるか。ふらふらスタイルは……頑張れ。 固有特性「おどりこ」は自分以外が発動した「おどり」「ダンス」系の技を自動で自分も使うことができる。踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら踊らにゃ損損! なお、特性の関係上クレセリアに「みかづきのまい」を使われると即死する。注意。 No.742 アブリー アブリーたゃ! 小さな小さなアブの妖精。所謂序盤虫にあたりそうだが能力や技はそうでもない。 花畑にいるイメージを持つが何故か人里にも普通に姿を見せる。感情に引き寄せられて集まるらしい。ただ小さいので害虫として潰されないか心配にはなる。 特性に「みつあつめ」があるがこれ1択というわけではなく、別の特性「りんぷん」があるので連れ歩くのであればこちらの方が何かと便利。 Newポケスナでは頬に手を当てているような仕草をする可愛らしいアブリーの姿を見ることができる。また、ふわりんごは食べるというよりミツを吸っているようだ。 No.743 アブリボン ぶりぶりぃ~♪ 何故この鳴き声にした。こんなに可愛いアブの妖精なのに。 見た目がそのまんま虫の妖精という分かりやすいポケモン。花粉を集めて団子にする習性がある。雨の日が苦手だが別にみず弱点というわけではない。ポケGOでは雨の時にむしタイプがブーストするのだが、設定と矛盾することになる。 対戦では高速アタッカー……なのだがとくこうが100に届かない上に耐久もあまり高くない。かつて固有技だった「かふんだんご」は威力だけなら「むしのさざめき」と同じで、味方にぶつけると回復できる。そして何を間違ったのか「ムーンフォース」が遺伝限定になっている。何故に。「ねばねばネット」や「スピードスワップ」も覚えるため、自身で積極的に攻撃するよりかはサポートに回った方が高いすばやさも活かせるだろう。 ダイマックスアドベンチャーでは対ジガルデのサポート要員として最上級の性能を誇る。「しめつける」以外の全技に耐性を持ち、ジガルデより遥かに素早く、「かふんだんご」で味方を回復、「うそなき」で味方の特殊技をサポート、自身の回復はジガルデの弱点も突ける「ドレインキッス」で可能、万が一道中で状態異常を受けても「アロマセラピー」で回復……と、至れり尽くせり。 No.744 イワンコ あーあ、イワンコを怒らせちゃって。だからイワンコっちゃない。 岩のわんこだからイワンコ。いわタイプにしてはごつごつ感がなく、普通の子犬のような姿をしている。ただし性質は犬というより狼の子供に近い。 生息場所は流石にいわタイプなのか、洞窟を抜けた先の荒野のような場所だったり、島の中にある山地のような場所だったりで、平地で普通にゲットするというわけにはいかないようだ。特に第7世代では出現場所が非常に分かりにくく、冒険で連れ歩くのが困難だった。 イワンコは「通常特性2つ」「隠れ特性1つ」「たそがれのすがたに進化できる特性1つ」と、計4つの特性を持つ現状唯一のポケモンである。 SMでは博士が最初に見せてくれるポケモンとして選ばれており、実際シナリオ最終盤のバトルでは進化形ルガルガンを初手に繰り出してくる。 アニメではサトシがゲットしており、アローラ初の進化は御三家ではなくこいつだった。 No.745 ルガルガン(まひるのすがた) 狩人CO 護衛対象ジュナイパーさん 昼に進化したルガルガンは狼というより猟犬に近い姿になる。普段は大人しく、トレーナーに忠実で、野生種も互いに争うことがないように暮らしている。素早い身のこなしで戦う。 対戦ではいわタイプ屈指のすばやさを持つ。こうげきも高いが、耐久面はかなり低い。そして特性の1つに「すなかき」があり、さらに機動力を高めることもできる。そこから高速で「いわなだれ」を放てば大体のポケモンは後手に回るためひるみゲームも可能。さらにいわタイプ初の先制技にして純固有技「アクセルロック」があり、対先制技もバッチリ。ただし「アクセルロック」は接触技なので、相手の特性には注意。 USUMでは全ルガルガンに固有Zワザ「ラジアルエッジストーム」が追加され、フィールドを打ち消す効果が付与された。 アニメではライチがこの姿のルガルガンを持っている。原作ゲームではまよなかのすがたを持っていたが、アニメではグラジオが持つことになったため変更されたと思われる。なおポケマスではククイ博士のバディ。 No.745 ルガルガン(まよなかのすがた) 占いCO ガオガエンさん● 夜に進化したルガルガンはまるで人狼のような不気味とも思える見た目に変化する。実際に好戦的な性格で、自分が傷ついても攻撃を止めない。得意技が「カウンター」、特性の1つに「ノーガード」があるなど、ボクサーのような性質も持つ。 対戦ではいわタイプ初にして第8世代現在でも唯一となる「ノーガード」を持ち、主力の命中不安定ないわ技を必ずぶち当てることができる。「ストーンエッジ」が外れないというだけでどれだけ安心できるかは対戦をやればやるほど実感できるだろう。また、ルガルガン唯一の二足歩行なのでパンチ技が使えるという個性もある。やっぱりボクサーなのかも知れない。3形態で最も遅いが、いわタイプ全体からすれば素早い部類。 ただし登場時は使えていた先制技「ふいうち」が剣盾で没収されてしまった。代わりに「がむしゃら」が加わったため、「カウンター」を交えた耐えて返す戦法もこなせるようになった。というかこちらの方が設定上の戦い方である。 USUMでは全ルガルガンに固有Zワザ「ラジアルエッジストーム」が追加され、フィールドを打ち消す効果が付与された。 四天王ライチの切り札。ポケマスでもバディとして起用され、サービス開始初期は「ルガルガンマスターズ」と呼ばれるほどの最強キャラとして君臨した。あんたら最ッ高だね!! アニメではグラジオがこの姿を持ち、サトシとのリーグ決勝戦ではルガルガン対決に持ち込んだ。 No.745 ルガルガン(たそがれのすがた) 霊能CO 昨日吊られたアシレーヌさんは○でした 特性「マイペース」のイワンコが夕方に進化することでのみこの姿になる。このため隠れ特性は存在せず、特性はたった1つ「かたいツメ」のみ。 どちらかと言えば「まひるのすがた」に似ているため、「まよなかのすがた」をベースにした「かわたれのすがた」や「あかつきのすがた」が出るのではないかと一部で噂になったが、そんなことはなかった。出たら出たでNNに「きみのなは。」等とつける人が出てくるだろうと予想されるが。なお、種族値上でもまひるのすがたをベースにしている。まよなかのすがたが可哀想になってくる。 普段は大人しいがバトルになると途端に気性が荒くなるという性質を持ち、この部分では両方のすがたの側面を持っている。このためか「アクセルロック」と「カウンター」のどちらも使うことができる。 対戦ではまひるのすがたとの役割被りが心配されたが、特性が「かたいツメ」なので接触技を中心としたアタッカーとしてまひるのすがたと大きく差別化させることができる。が、いわタイプの接触技は「アクセルロック」しか覚えない。「もろはのずつき」があれば最高だったのだが、そうは問屋が卸さないのだろう。 USUMでは全ルガルガンに固有Zワザ「ラジアルエッジストーム」が追加され、フィールドを打ち消す効果が付与された。 アニメでは何とサトシのイワンコがたそがれのすがたに進化できる個体だったことが判明した。突然気性が荒くなる性質をバトル中に中々抑えられず苦労していたが、サトシの努力の甲斐あって克服に成功。その後サトシのエースポケモンとして成長し、最終的にサトシにリーグ初優勝をもたらした。なお、設定通り「アクセルロック」と「カウンター」の両方を使いこなしている。 No.746 ヨワシ ぼくが 目に なろう かよわい鰯のポケモンだが、群れることで巨大な魚のようになり、何とギャラドスやホエルオーも倒せてしまう。「大海原 皆でいれば 怖くない」というやつか。元ネタはかの有名なスイミーと思われる。1匹の状態を「たんどくのすがた」、集合体を「むれたすがた」という。 たんどくのすがたは全ポケモン中最も合計種族値が低い175だが、むれたすがたは合計600を超える高種族値になる。本当に皆でいれば怖くないようだ。レベル20以上になると登場したときに必ずむれたすがたになり、ターン終了時にHPが1/4未満の場合たんどくのすがたに戻る。 対戦では無論むれたすがたが標準なので高種族値で大暴れ……といきたいが、いかんせん技が足りず、タイプ一致以外の技に乏しい。物理特殊両方使えということなのだろうか。変化技も充実しているとは言い難い。総じてやや不器用感がある。すばやさも低いので「トリックルーム」から展開するのが分かりやすいだろうか。 SMではせせらぎの丘のぬしポケモンとして君臨。あめが降っている他、ママンボウを呼び出してHPを維持しようとするので厄介。 剣盾のマックスレイドバトルにおいては大当たりNPC。問答無用の高種族値でタイプ一致みず技が強力。ただし「アクアテール」や「うずしお」は命中不安定で、コータスとの相性が悪く、みず技が無効化される相手には手も足も出ず、群れる演出が長くて時間がかかりがちになる等、それなりに穴がある。なお、繰り出してくるトレーナーの名前「リノ」は某大人数アイドルグループの元メンバーの名前と同一であり、「大人数では強いが、単独では弱過ぎる」という性質からそこはかとない皮肉が感じられる。 Newポケモンスナップではイルミナポケモンの1匹に選ばれている。最初はたんどくのすがたが出ているが、暫くするとむれたすがたとなって登場する。無論博士が喜ぶのはむれたすがたなので、そちらを撮らないといけない。設定通りホエルオーを追い回すヨワシも見られる。 No.747 ヒドイデ ヒドイデの出現条件めっちゃヒドイデ! サニーゴの枝が大好物という捕食する気満々のポケモンが現れてしまった。しかもサニーゴと違い進化する。……一応サニーゴも進化する個体が現れたが、最早そのサニーゴの命は…… SM発売前に公開されなかった系列の1つ。というか本来公開されない方が楽しみが増えるのだが。 第7世代での出現条件が物凄く厳しい。釣りをして低確率で出現するサニーゴに仲間を呼ばせると低確率でヒドイデが出現するというもの。何がきついって出現するサニーゴが何と「じこさいせい」を覚えていることが殆ど。一応レベル20以上であれば覚えていないのでその個体を残せば何とか行けるかもしれないが。そしてヒドイデはサニーゴを攻撃してしまい、サニーゴが倒されるとそれ以上仲間呼びが発生しない。 更にこれでヒドイデの隠れ特性を探そうとなった場合、ヒドイデがサニーゴを攻撃しないようにしないと判別で1ターン使うことでサニーゴが倒されてしまうのだ。一番の対策はサニーゴに特性「テレパシー」を渡すことなのだが、そんな芸当ができるポケモンはごく僅か。そんなわけで隠れ特性のヒドイデはアローライシツブテ並の超絶入手難易度と化した。そしてこれで対戦で強力なのだからもう。 Newポケスナでもサニーゴを狙っている他、パールルも標的にすることが判明してしまった。このヒトデ怖過ぎる。 アニメではコジロウに惚れるヒドイデが登場。彼のエースとして大活躍を果たしたが、コジロウはこいつに抱き着かれて大丈夫なのだろうか? No.748 ドヒドイデ サニーゴが死んでしまった! このひとでなし! 進化してトゲの生えたかまくらのような姿になった。その見た目は堅牢な要塞。前方の触手を上げると顔が見える。全ての触手を閉じて身を守り、襲いかかった相手にどくを与えることもできる。これが固有技「トーチカ」。そしてサニーゴは本体ごと喰ってしまうのだという。このゲーム全年齢対象だよね……? 対戦では見た目に違わぬ要塞ぶりを発揮し、「じこさいせい」で粘り特性「さいせいりょく」で交代しながら温存させ、要所で「どくどく」や「ねっとう」をお見舞いしてじわりじわりと追い詰める。 なお、系統固有特性に「ひとでなし」があり、どく状態にすることで必ず相手の急所に当たるようになるが、それほど積極的に攻めに行くポケモンではないので採用率は低い。 No.749 ドロバンコ 泥まみれのお馬さん……というよりはロバ。バンバドロの方が先に判明したため、その見た目からすぐ進化前と判別がつく。 進化前なのにこうげき種族値が100もあり、更にアローラではレベル24という速さで威力95のタイプ一致じめん技「10まんばりき」を覚えてしまう。ガラルではマシになったと思いきやそれでもレベル28である。旅のお供としてこれ以上ない強さを誇る。私もお世話になった。 剣盾のマックスレイドバトルにおいては外れ寄りの当たり。攻撃技4種を揃えるため安定してバリアを割ってくれる。しかも「いかく」や「こんらん」が効かない。一応「きあいのタスキ」を持っているが、バンバドロでないのが何より惜しい。また何故か「10まんばりき」でよい場面で「がんせきふうじ」を使いたがる傾向にある。確かに命中率はこちらの方が高いがタイプ相性はどうした? アニメではドロバンコを使うトレーナー「ヒロキ」の中の人をあばれる君が務めたことがあり、ヒロキとは彼の本名である。更に上記のドロバンコのトレーナーもヒロキであり、ゲスト出演と考えられる。 No.750 バンバドロ 巨大な輓馬に進化した。何と体重が900kgを超える。押し潰されたらひとたまりもない。 SM/USUMではポケモンライドでバンバドロに乗れる。走行速度は遅いが岩場の悪路を走ることができる。 対戦ではその胴体に違わぬ鈍足高耐久でこうげきも高水準、かつ特性がどれもこれも優秀という頼れるポケモン。しかも技も「インファイト」「ヘビーボンバー」「ボディプレス」と四足歩行ながら優秀。系統固有特性「じきゅうりょく」はどんな攻撃を受けても必ず1発ごとにぼうぎょが1段階ずつ上がる。物理に多い連続技に強い。が、3つのとくせいのうちこれだけ相手の「いかく」を防げないので悩ましい。 ハプウの切り札であり、よく乗り回している姿が見られる。 No.751 シズクモ まずそのエイリアンのような見た目に驚く。水辺のトレーナーが繰り出してきたのでみずタイプなのは想像ついたがもう1つタイプがあるのかないのかも不明だった。正体は水蜘蛛だったという。 SM発売前に公開されなかった系列の1つ。というか本来公開されない方が楽しみが増えるのだが。 ちなみにアローラでは進化後共々昼にしか出現しない。夜にしか出現しない同じ蜘蛛モチーフのイトマルと対かと思いきや出現場所は異なる。 No.752 オニシズクモ 祝・最終進化形態で「むし・みず」の複合持ち! アメタマの登場から14年越しに実現した最終進化形態の「むし・みず」の1匹。何と2匹も登場。 対戦では耐久が高く、すばやさは低い。攻撃力も低いと思われたが、固有特性「すいほう」が「やけど無効」、「ほのお技半減」という記載通りの効果のみならず「みず技の威力2倍」という隠し効果が判明。耐久型ではなく超火力のみず技をぶっ放すポケモンということが判明し、一気に評価を上げた。みず物理技においては何とマリルリよりも火力が高いと言えばその恐ろしさが分かるだろうか。こうげきの方が高いが、特性の効果は物理特殊を問わないので特殊型にすることも一応可能。だがみず技以外の火力は正直高いとは言えないので、みず技を止めに来る相手へのケアが肝心。へんか技が豊富なのでサポートや持久戦もあり。 これだけみず技が強いのだが、何を間違ったのかUSUMでせせらぎの丘のぬしポケモンに君臨している。USUMがポケモン本編史上最高難易度とされる原因の1つ。 No.753 カリキリ 小さなカマキリのような見た目だがむしタイプでなくくさタイプ。 図鑑設定では夜行性で、昼はフラワーモードという形態で光合成をしながら寝ている……らしいのだが野生では普通に昼でも出現する。何故に。しかも夜だとレベルアップしても進化しない。何故に。 しかもこれだけ光合成が重要なのだから特性も「ようりょくそ」だろうと思いきや「リーフガード」と「あまのじゃく」。「あまのじゃく」どっから来た? カマキリなのにくさだからか? No.754 ラランテス ランティスではない。このポケモンのNNにつけたことはあるが。 ハナカマキリは花に擬態する虫だが、こいつはそれをモチーフにしながらも虫に擬態する草という逆を行くコンセプトである。鮮やかなピンクがとても華やかでかわいい。 アローラではシェードジャングルのぬしポケモンとして君臨。すばやさを大きく上げ、ポワルン等を呼び出し晴れコンボを決めにかかる。だけならまだしも「ソーラーブレード」を「パワフルハーブ」でいきなりぶっ放す。殺意マシマシである。 が、対戦での実力は当初微妙そのもので、蓋を開ければかなり低いすばやさに特性が「リーフガード」と活用に困るもので、活路を見出すことが困難だった。固有技だった「ソーラーブレード」も活用どころが見出せず、隠れ特性「あまのじゃく」で「リーフストーム」をぶっ放した方がまだ強いという有様。一応USUMで「あまのじゃく」と相性の良い「ばかぢから」を手に入れたことで救済されたが、「ソーラーブレード」については放置されてしまった上、後に剣盾にてわざマシン(わざレコードではない)になったため、様々なポケモンに行き渡った。中にはこいつ以上に使いこなしている例も……何ともはや。 こうげきが高く入手も容易なことから、旅パにおける「みねうち」要員として見出されることがあり、ラランテスであれば火力も十分保証される。私もお世話になった。 ラランテスモチーフの服飾なるものがUSUM限定かつ女主人公限定で手に入る。なお超高額。 No.755 ネマシュ 今日はもうネマシュ。おやしゅみなさい。 「寝る」と「マッシュ」でネマシュ。どう見ても「キノコのほうし」を覚えます感満載。 その生態は自ら発光するキノコ。夜道を明るく照らしてくれる有り難いポケモンかと思いきや光で眠らせるというとんでもない性質のポケモン。ただその光は遠くから見る分には問題なく、夜の森を幻想的に照らしてくれるので素晴らしい光景が見られることもある。ちなみに「光るキノコ」は実在する。 タイプはくさに加えてフェアリーを持つ。光る性質からか。一応毒キノコというわけではないらしいが触れると毒を浴びることはある。 ちなみにパラスとは縄張り争いをする間柄で、アローラではこちらが夜、あちらが昼にしか出現しない。 森林地帯で光るキノコということもあって、Newポケモンスナップのジャングルコースでは暗い場所を明るく照らしてくれる。音楽を鳴らすと喜ぶ。が、通りかかったミュウをほうしで眠らせるという大事故を引き起こすことも。 No.756 マシェード 進化していかにも怪しげな顔つきのキノコになってしまった。笑い顔が不気味。これでフェアリータイプって冗談か。いやむしろこれが本来のフェアリータイプなのかもしれない。フェアリーの定義とは。 実はパラセクトとは進化レベルおよび合計種族値、更にHP、すばやさが同じ。縄張り争いをするキノコ同士だからか。ただしこうげきが低いので配分はこちらの方がバランスがよくなっている。また、アローラではこちらが夜、あちらが昼にしか出現しない。 対戦では当初こそ固有技だった「ちからをすいとる」で相手のこうげきを下げつつ回復する戦法でそれなりに有名だったが、この技が剣盾でより強力な耐久型に配られてしまったせいで個性が失われた感がある。弱点が多く鈍足なのも難。一応剣盾発売当初は唯一の「キノコのほうし」使いだったが、DLCでモロバレルが解禁されてしまい、その個性すらもなくなった。哀れ。 No.757 ヤトウモリ それは、アローラ地方でニャビーを選ばなかった者が経験した悲劇である…… ヴェラ火山公園はその名の通りほのおタイプが出現する。そのためほのおタイプをシナリオメンバーに加えようと考え野生ポケモンを探る人が多い。そんな中でせっかくだからと新ポケモンを加入させようとすると、ヤトウモリというポケモンが目につく。これは好機とばかりにゲットして手持ちに加入させる。だがこれが悲劇の始まりだとは、当時誰も思わなかっただろう…… ヤトウモリのレベルが30、40、50と上がっていくが、一向に進化しない。なぜだ。他のメンバーは全員進化しきったというのに。困り果てたトレーナーがふと何かを思い出し、図鑑を開き始める。図鑑に進化形のスペースがあるかないかで進化するのかしないのか分かるはずだと。そういえばページが埋まったとは言われなかったからきっと進化するはずだと。そして進化形を見る。エンニュート。そういえばカキの試練に出てきたよな……と、おもむろにそのページを開く。そしてトレーナーは知ってしまうのである、エンニュートが♀しかいないことを。そして手持ちを開いて嘆くのである、自分のヤトウモリが♂であることを…… ちなみにだが私は偶然にも♀を育てたため、無事エンニュートに進化できたのであった。進化の仕様を知った時に本当に幸運だと思った。だが私の妹は♂を育てたため、上記の悲劇に巻き込まれてしまったのであった。 No.758 エンニュート エンニュートとやまおとこは嬉しくなると踊りたくなるのです! 初登場がヴェラ火山公園の試練の最後に突如として見たことのない謎のポケモンが陽気なポーズで写真に写り込むというとてつもないインパクトで、トレーナー達の腹筋を軒並み崩壊させた。 設定上はヤトウモリを束ねる女王のポジションで、フェロモンむんむんの大人の香りがするポケモンなのだが、あまりにもぶっ飛んだ初登場でそのイメージが消えてしまった。第一印象はかくも思考を縛るものである。 ヤトウモリは♂♀どちらもいるが、エンニュートは♀しかいない。つまり♀しか進化できない。初見プレイでそんなことをまともに知れるはずがなく、アローラ地方では悲劇のヤトウモリ♂を連れた初代チャンピオンがあちこちに現れたという。ちなみに剣盾ではエンジンシティはずれに出てくるヤトウモリの♀率が妙に高いので、何かしら調整されているものと思われる。 対戦ではどく・はがねタイプをどく状態にできてしまう系統固有特性「ふしょく」を持ち、どく状態をばら撒く耐久型……と思いきや、種族値は速攻に適していて耐久は低く、しかもほのお・どくなせいで4倍弱点まで持つ。ちょっとちぐはぐ感がある。大人しく速攻型にした方がいいのかも知れない。なお、この特性のせいで自分が「どくどくだま」を持つとどく状態になる。お前!? 剣盾のマックスレイドバトルにおいては当たりNPCの1匹。何故か攻撃技を3つしか覚えていないが、「かえんほうしゃ」「ほのおのムチ」「ヘドロばくだん」なので何の問題もない。ただしアイテムは持っていないので、弱点を突かれるとすぐやられてしまう。なお、繰り出してくるトレーナーの名前「ケンイチ」とはエンニュート好きの音楽家ヒャダイン(前山田健一)だと考えられている。 Newポケモンスナップでも何と先の陽気なポーズを披露し、しかもそれが「魅惑のポーズ」としてリクエスト対象になっている。魅惑というより陽気なポーズに見えるが。 No.759 ヌイコグマ ぬいぐるみの熊。進化形の方が先に公開されたので、色合いからすぐに進化前だと気付くことができる。尻尾にタグのようなものがついているのがチャームポイント。 進化前でもかなりの暴れん坊で力が強い。こんなポケモンがペットとして人気なのだからポケモン世界の人間は相当頑丈にできているのだろう。 第7世代では隠れ特性の厳選がやや面倒。乱入バトルを行う必要があるのだが、野生のヌイコグマは味方巻き込み技「ぶんまわす」を覚えているため、隣のポケモンを倒してしまいかねない。しかも困ったことに特性が能動発動型ではないので一々調べる必要があるため、「ぶんまわす」で隣がやられてしまった時のケアが大変。「みねうち」役と特性判別役を同時にこなせるポケモンは僅かである…… アニメではエーテルパラダイスで保護されていた個体が何と例のキテルグマの子供だということが判明し、「ヌイコグマがいる=奴がいる」というある種の死亡フラグとして機能した。なお中の人は藤田ニコル。 No.760 キテルグマ くーっ……きーっ!!! 着ぐるみの熊をモチーフにしたポケモンで、配色こそピンクと黒でどことなくファンシーだが、常に無表情なせいで不気味。しかもいきなり抱き着いてくる上にその抱き着きの結果が「よくて骨折」。最悪の場合死に至る。 その何とも言えない見た目に設定が合わさり恐怖を誘うが、逆にそこが可愛いという声もあり、両方の意味でインパクトを残している。 対戦では新特性「もふもふ」で特定の攻撃に強いがほのおに特効を抱えるという新仕様、さらにその設定に違わぬ高火力で活躍している。 アニメではどこからともなく表れてロケット団を回収し、UBとすら互角以上に渡り合う通称「しまっちゃうキテルグマ」が登場し、視聴者を震え上がらせた。 Newポケスナでキテルグマにふわりんごを執拗にぶつけると両手を激しくバタバタさせた直後こちらに向かって仲間と共に全速力で追いかけてくる。恐怖。ちなみにサーナイトと雪遊びもする。 No.761 アマカジ フルーツに顔をつけたようなかわいらしいポケモン。頭をプロペラにして飛ぶことができるようだが、進化すると飛べなくなる。 見た目がフルーツなのでよく間違って食べられかける。しかも名前の通り甘いらしい。ポケ食の被害者筆頭候補のようだ。 そして種族値も不憫な設定に違わず滅茶苦茶低い。が、頑張って育てきると大化けする。 これらの設定や能力、そして最終形態の大化け具合はラルトスによく似ている。 Newポケスナでは系列で唯一の出演。ジャングルでウパーと仲良くしているが、アリアドスの巣に引っかかったりツツケラにきのみと間違われたりと、割と悲惨。 No.762 アママイコ あまままままま!(『最かわフルーツ計画』) 進化して人間の少女のような見た目になった。とてもかわいい。おうちに置きたい。何なら飼いたい。かわいい。 ただし、この見た目に違わず戦闘力は低く、キルリアを彷彿とさせるほどの弱さ。進化して大化けするところもよく似ている。 進化にはとある技を覚える必要があるが、それが「ふみつけ」だとは誰が予想しただろうか。 ポケモンカフェミックスでは進化前、進化後を差し置いて登場。これもキルリアと似たポジション。 No.763 アマージョ 女王様には敵わない! フルーツが気高い女王様に進化した。サーナイトもそれなりにキリッとした顔立ちだったがこちらは本当につんけんしているように見える。相手を足蹴にして高笑いしたり味方ですら息が合わないと強烈に睨んだりすることがあるという。ここまで来るとやり過ぎなキャラ設定ではあるが。そして得意技はすらりと綺麗に伸びた足を使った武術。お前何でかくとうタイプじゃないんだ? ちなみに「パワーウィップ」は鞭である。さらに自力で「いばる」「ゆうわく」「おしおき」「おうふくビンタ」も覚える。進化条件は「ふみつけ」を覚えてレベルアップ。ありがとうございます。 進化前の弱さから一転、くさタイプ屈指のアタッカーとして君臨し、高いこうげきから「トロピカルキック」や「パワーウィップ」をお見舞いする。サブ技も蹴り技を中心に幅広く覚える。耐久も高水準。すばやさが中程度なのがやや惜しい。主力技の命中率が100でないのも難点。 この大化け具合と女性的な見た目はサーナイトを彷彿とさせる。体の色合いも似ている。 固有特性「じょおうのいげん」は相手に先制技を失敗させる効果を持つ。使えなくする効果ではない。同期のハギギシリが持つ「ビビッドボディ」も同じ効果。 ポケモン剣盾ではヨロイ島に修行に来ているヤローが連れている。ガラル初出ポケモンではないのに連れている理由としてはバージョンによってキョダイマックスするポケモンが異なるためか。 No.764 キュワワー ハワイでよく被せられる花環「レイ」がポケモンになったような姿。だがくさでなくフェアリー。花ではなく小さな顔部分が本体のようだ。 対戦ではこう見えて耐久型かつ高いすばやさを持ち、特性「ヒーリングシフト」で回復技を優先度+3で出せてしまう点。攻撃兼回復技であっても出せるため「ねこだまし」の妨害を受けにくく、ダブルのサポートとして非常に優秀。最近では「じゃくてんほけん」起動までこなす。 Newポケスナにも登場するが、よく回転するせいで正面が狙い辛い。 No.765 ヤレユータン だーからはよヤレユータンや! 通称「森の人」、又の名を「軍師」。あまりにも知能が高く、人間が作った道具すらまともに使うことができる。モンスターボールも扱ったらしい。ミュウツーは泣いていい。手に持った扇子は采配のように対象を操ることができる。 隠れ特性がSM/USUM共に通常プレイで手に入らない。これは仲間呼びを行うと何故かケララッパが出てきてしまうため。UMの図鑑説明にて「ヤレユータン同士は仲が悪い」という説明があり、もしかしたら影響しているのかも知れない。……あれ、メタモン……? 対戦では3匹目のノーマル・エスパーで、自ら積極的に攻めるよりは隣のポケモンを動かす立ち回りが得意。素早さが中の下程度のため「トリックルーム」が採用されやすく、固有技「さいはい」で行動済みのポケモンの技をもう1度使わせる。横に複数攻撃技があれば非常に強力。ただし特性は3つとも一長一短なのでパーティと要相談。 No.766 ナゲツケサル ナゲツケザルではない。 固い絆で結ばれた11人がチームプレイで相手を追い詰める。硬い木の実をボールのように華麗に操り、普段は連係プレーの練習をしているそうな。ただしモチーフはラグビーではなくアメフトの方なので、「ONE TEAM」という比喩は厳密には誤りらしい。 隠れ特性がSM/USUM共に通常プレイで手に入らない。これは仲間呼びを行うと何故かケララッパが出てきてしまうため。一応「特性を活用する相手を呼んでいる」という推測が成り立つらしいが、仲間との連係という設定と矛盾しやしないか。 対戦では分かりやすい物理攻撃役。固有特性「レシーバー」でひんしになった仲間の特性を引き継げるが、シングルではまるで役に立たないため、隠れ特性「まけんき」が主に選ばれる。「レシーバー」は最近「ミストバースト」マリルリ等とのコンボが発明されているが、受けるダメージが馬鹿にならないので乱用禁物。 ちなみに「まけんき」持ちの先輩として自身より素早くさらにタイプやモチーフまで被るオコリザルがいる。火力ではどうにか勝っているが…… No.767 コソクムシ 敵前逃亡だと!? 姑息な手を…… ちなみに「姑息」とは本来その場凌ぎという意味。卑怯でも何でもないので注意。 シンボルエンカウントでこちらを見かけるとすぐさま逃げ出す。バトルでHPを削っても逃げ出す。このせいで「弱らせて状態異常にしてゲット」といういつもの方法が使えない。ボールに拘らなければ眠らせてネットボールなりを投げれば解決するが。 ゲットしても覚える技は貧弱で、しかも特性のせいでピンチになると勝手に逃げる。非常に育てにくいが、この手のポケモンほど進化して大化けする……逃げるところを除いて。 No.768 グソクムシャ 祝・最終進化形態で「むし・みず」の複合持ち! アメタマの登場から14年越しに実現した最終進化形態の「むし・みず」の1匹。何と2匹も登場。 ダイオウグソクムシをごつくカッコよくした感じのポケモン。そのため正面から殴りかかる正攻法のポケモンかと思いきや…… 何と特性「ききかいひ」は特性「にげごし」の名前を変えただけで、全く同じ効果。これぞ正しく姑息な手。HPが半分を切ると同様に逃げるしトレーナーが連れている場合ボールに引っ込んでしまう。たとえダイマックスしていても。 対戦ではこの特性の他先制技「であいがしら」を持ち、ヒットアンドアウェイのトリッキーな戦い方が得意。積み技も覚えるが特性が特性なので活かしきれないのが残念なところ。 スカル団ボス・グズマの切り札。初手に繰り出してくる上に大体の場合「であいがしら」をぶっ放すが、時々「つるぎのまい」を使い、直後に大ダメージを受けて引っ込んで積んだ分を無に帰してしまう。何やってんだあああああ!!! Newポケスナでは海中コースの奥深く、海底に生息している。普段はじっとしているが、修業は欠かさないようだ。 No.769 スナバァ スナバアではない。 よくある砂の山に顔がついたポケモン。ご丁寧に頭にスコップまで刺してある。このスコップはレーダーの役割をしていて、くるくると回転する。しかも間違えて触った者を操って体を大きくさせるのだとか。こんなのがビーチにいたら誰も寄り付かなくなってしまうが大丈夫なんだろうか。 Newポケスナではビーチに生息。マケンカニを操り自分の体を大きくして喜ぶ姿を見ることができる。ちなみにオクタンはその姿を見ただけで逃げていったのだが、昔こいつに操られたことでもあったのだろうか。 No.770 シロデスナ うーん、リーリエは白ですな。服のことですぞ。 名前や見た目から「城で砂」であろうことは予想がつくが、気取った喋り方にも聞こえる。しかもこういう喋り方をするネタがポケモン対戦界隈に存在するという。んんwwwwヤロデスナのすばやさ振りはありえないwwww 砂の城がモチーフなのだがゴーストタイプ。うっかり近づくと生気を吸われてしまう。こんなのがビーチにいたら誰も寄り付かなくなってしまうが大丈夫なんだろうか。 対戦では城のためか守りが固く、耐久系の能力を上げて系統固有技「すなあつめ」で回復して粘ることができる。じめん・ゴーストなので受け出しもしやすい方。だが何故か「おにび」を覚えず、やけどさせたい場合「ねっさのだいち」が必要。 特性が不遇で、「みずがため」はみずを受けるとぼうぎょが上がるのだが、みずは自身の弱点なので受けるにも限度がある。かといって隠れ特性にしようとすると「すながくれ」なので役立つかどうか微妙なところ。その昔「みずがため」と「みずしゅりけん」とのコンボが考えられたが、第7世代で物理から特殊になってしまったせいでコンボが成立しないことが発覚し、悲しみに包まれた。 忘れがちだがアセロラの切り札はミミッキュではなくこっち。 No.771 ナマコブシ ぶっし! ナマコのポケモンだがただのナマコではなく、体内から拳がにゅっと出てくる。お前はキノガッサか。だがかくとうタイプは入っておらず、みずタイプのみ。感情表現は出てきた拳で行い、グーサインやピースまでできる。 浜辺に勝手に打ち上げられるため、浜辺にいるナマコブシを海に投げ返すバイトがアローラ地方にある。投げても次の日にまたやってくるのでバイトとして成立するというわけ。 対戦では何と能動的な攻撃技を一切覚えず、「カウンター」や「ミラーコート」は覚えられるという、第2のソーナンスポジション。ただしあちらに比べて覚える技が多く、「どくどく」や「じこさいせい」まで使いこなす。サポートとしても優秀で、シングルでは「バトンタッチ」役になれる他、ダブルでは固有技「じょうか」で味方の異常を回復しつつ自分のHPも回復できる。いずれも「ちょうはつ」で止まるが本人も「ちょうはつ」を覚える。何だこのナマコ。 ちなみに固有特性「とびだすなかみ」があるが、隠れ特性「てんねん」が優秀過ぎるのでまず採用されない悲しみを背負う。 剣盾にて似たような丸いマスコットポケモンとしてバチンウニ・ユキハミが登場し、通称「おもち組」として3匹セットで扱われることが増えた。ガラルでは比較的近場に生息するのもセットで見られやすい要因か。 スマブラSPにも登場し、近付いたファイターに殴りかかる他踏んづけたり投げたりすることができる。 Newポケモンスナップでは何とペリッパーの口の中に入り込んでいる。移動手段として使っているのだろうか。ちなみに居心地がいいのかグーサインを出す。 No.772 タイプ:ヌル ぬるぽ ガッ 元々はアルセウスを参考に全てのタイプに対応できるポケモンとして開発され、「タイプ:フル」と呼ばれていたが、暴走したために開発計画は失敗、拘束具を嵌められて「タイプ:ヌル」として世に出された所謂「失敗作」。そのキメラ的な何とも言えない見た目が物々しさを感じさせる。 名前に「:」が入る初のポケモンで、かつコスモッグと並び初の「進化する伝説のポケモン」でもある。 実は進化後とすばやさ以外変わらず特性も異なるため、「しんかのきせき」を持たせて戦わせることも可能ではある。ただ技のレパートリーに乏しく、ステータスほどの活躍は中々できない。 ちなみにタイプ:ヌルは全部で3匹いたのだが、1匹行方不明になったようだ。そして何故かガラル地方のバトルタワー職員がこのポケモンを持っていたのだが、もしかすると? 冒頭のネタを知る人は今や稀少種だろう。そしてこの名前を見て真っ先にこのネタが思い浮かんだ人はインターネット老人会の会員資格を持つ。ようこそ古のインターネットへ。貴方は○○番目のお客様です。キリ番の踏み逃げは禁止ですよ。 No.773 シルヴァディ †白銀の相棒 シルヴァディ† 左手が常に疼くとある中二病患者の少年が、絆の力で新たな姿を手に入れた大事なポケモンに「シルヴァディ」とつけた。「シルヴァー」と「バディ」の合成語で、妙な気恥しさと清々しさを感じる。「シル『バ』ディ」ではなく「シル『ヴァ』ディ」なのが中二ポイント。 アルセウスをモデルに人工的に作られたためか、アルセウスリスペクトな仕様になっている。種族値は全て95で統一、タイプをアイテムで自由に変更可能で同時に固有技「マルチアタック」のタイプも変化。なお、タイプ変更はプレートではなくメモリで行う。 だが何も考えず戦わせると器用貧乏になりがち。アルセウスとの被りはあまり気にしなくてもよいが、いかんせんノーマルタイプ自体が器用貧乏になりやすい。「すてゼリフ」や「だいばくはつ」等の技で独自の戦法を編み出すのが主流。「マルチアタック」の威力が当初90しかなくあまり優秀ではなかったが、剣盾で漸く120にまで引き上げられた。 アニメでも当然ながら例の中二病患者の手持ちとして登場。何と試合中にメモリを入れ替えられるというチート級の戦法を取る。 ポケマスでも例によって例の如く。試合中に「これが答えだ」と突如叫びながらシルヴァディをターゲットとなるポケモンの弱点タイプに切り替える。本編でこれをやられたらたまったものではない。 †今ここに蘇りし聖獣 シルヴァディ† No.774 メテノ いきなり空から降ってくるポケモン。といってもヒマナッツみたいに可愛らしいものではなく、本当に隕石の如く飛来して墜落する。りゅうせいぐんが襲いかかるどころか自身が流星。といっても3代目でもなければチャージ3回何たらかんたらでもない。 色とりどりの7色のコアを持つが、この姿のままではすぐに消滅してしまうらしい。外殻に身を包んでいるが、すぐ壊れてしまう。ちなみに外殻の状態を「りゅうせいのすがた」という。コアは赤、緑、青、黄色、橙、水色、紫の7色で、虹の色に対応しているという。 対戦ではHPが満タンの状態でりゅうせいのすがたになり、HPが半分以下になったターン終了時にコアが露出する。りゅうせいのすがたは耐久に優れ、更に状態異常も無効化する。コアは何とすばやさが高く、物理特殊どちらも得意な速攻型に変貌する。ただ、技に「からをやぶる」があるが、こいつがやるのは自殺行為なんじゃなかろうか? アニメではレックウザが塵と化したメテノの死骸を主食としていることが判明した。 Newポケスナでは砂漠・荒野に出現し、いきなり空から物凄い速度で降ってくる。近くにいたポケモンは大体酷い目に遭う。しかも砂や土の中に埋まっていることがある。砂の中にいるメテノはイルミナオーブを当てると出てくるが、サーチした場所に投げても中々出てこないことが多い。頑張って砂から出すと綺麗なコアの状態で現れ、条件を満たすと7つのコアが揃って空中飛行をする美しい光景も見られる。 No.775 ネッコアラ いそうでいなかったコアラのポケモンがアローラに登場……アローラってオーストラリアモチーフだっけ? 生まれた時から寝ている。寝たまま生活し、寝たまま死ぬ。揺り籠から墓場までというが、こいつの場合一生揺り籠。そして「まくら木」と呼ばれる抱き枕のようなものをいつも抱えているが、色違いの場合そのまくら木だけが変化する。まさかこいつの本体って…… 対戦では当初火力がないが技が豊富なブースターと言われ、やや扱い辛かったが、USUMにて突如「とっておき」を習得。このポケモンの仕様上「ねごと」が必ず成功するので、「とっておき」を初ターンから連発することができる。 アニメではオーキド校長が飼っており、アローラスクールの鐘を鳴らしている。 No.776 バクガメス 常に背中を向けている亀。甲羅自慢なのかと思いきやお腹に急所があるためそれを隠しているのだという。このため公式イラストのポーズが奇しくも亀の大先輩カメックスのものと似てしまう結果に。そして甲羅がよく爆発し、相手の攻撃を受け止めて爆発でカウンターを仕掛けるという。甲羅を武器に活用する例は後にキョダイマックスカメックスに引き継がれた。 そして亀なのにドラゴンタイプがつく。爆発は炎と結び付けられるからなのかほのおタイプでもあり、ここに一般ポケモンのほのお・ドラゴンが初めて登場した。 対戦では亀の性かすばやさが低いが、コータスほどではない。固有技「トラップシェル」で物理技を受けると威力150のほのお技でダメージを与えることができる。一見すると強いが、ぼうぎょが高い割にHPが低く、連発は難しい。ただし「カウンター」のように受けたダメージ依存ではないため、アタッカー運用のおまけとして使うことはできるか。「からをやぶる」で純粋なアタッカーにもなれ、一般ポケモンでは固有タイプのため仕事が被りにくいのが強み。 アニメではカキの手持ちで、後にゲットされたアローラガラガラと共に2大エースとして活躍した。 No.777 トゲデマル 777の大当たりなポケモン。コイン300枚いただき! だがスロットは現在廃止されている。悲しい。 所謂ピカチュウポジション。当然名前は世界共通なのだが、他の言語では非常に言い辛い。例えば英語だと「トーゥゲデマールー」とかになる。とてもぎこちない。「トゲマル」とか「トゲデンデン」とかなら言いやすかっただろうか。 まさかのはがねタイプ複合で、対戦ではその耐性の多さと優秀な特性で相手を蹂躙する。「がんじょう」が有名だが「てつのトゲ」「ひらいしん」も捨て難い。かつて存在したレベル1「がんじょう」トゲデマルとツンデツンデの組み合わせは対戦相手を震え上がらせた。現在ではレベル50統一のため廃れてしまったが。 No.778 ミミッキュ ピカチュウじゃないよ ミミッキュだよ ピカチュウの着ぐるみような見た目をしているが、それは本体ではなく、着ぐるみの中にいる「何か」が本体。その「何か」を見てはならず、すぐにこいつに呪われてしまう。着ぐるみの中の小さな穴からちょこんと目が覗いている他、攻撃する時に手も出てくるようだ。そんなおぞましいポケモンなのにゴーストタイプに加えてフェアリータイプも持っている。フェアリーとは一体……? 何故ピカチュウの着ぐるみを着ているのかというと、人間と仲良くなるためだという。何それとてもかわいい。この着ぐるみはダメージを受けると一部が壊れてしまう。ダメージを受ける前を「ばけたすがた」、受けた後を「ばれたすがた」といい、ばれたすがたはピカチュウの顔部分が倒れたようになる。 メガやす跡地のぬしポケモンとして君臨。SMでもUSUMでもシナリオ中の強力な壁。そしてゴーストに違わぬ怪奇現象。二重三重の意味でトラウマ。 対戦では強力を通り越して凶悪なトップメタ。何せ固有特性「ばけのかわ」のせいでどんな攻撃でも1発無効化できてしまう。たとえそれがZワザであってもダイマックス技であっても。しかも無効タイプが3つもある。メガガルーラといいこいつといい本当にゲームバランスを考えているのか疑問。剣盾から特性が発動するとダメージを受けるようになったが、違う、そうじゃない。初撃の無効化ではなくダメージ軽減が調整としては適切だと思うのですが、有識者の皆様いかがでしょうか。 USUMではミミッキュ固有のZワザ「ぽかぽかフレンドタイム」が登場した。「じゃれつく」をベースにして発動し、「ラブリースターインパクト」より威力が高い。 その可愛らしい見た目や中身の正体が不明という神秘、人間と仲良くなるためにピカチュウを真似したという健気な設定も相まって、所謂「厨ポケ」でありながらキャラクターとしての人気が非常に高い。グッズ展開も多くなされているが、ミミッキュは厳密にはピカチュウポジションのキャラではない。 アニメではムサシのミミッキュが有名。ピカチュウに敵対心を持つキャラクターというアニメでも異質な存在。しかも鳴き声が超怖い。更に上述「ぽかぽかフレンドタイム」で一度ピカチュウを敗北寸前まで追い詰めたことすらある。なお、このミミッキュのイメージが先行してミミッキュがピカチュウに恨みを持っているという設定があるかのように言われることがあるが、別にそんなことはない。 アセロラの試練の主であるためアセロラのイメージが強いが、アセロラ自身がゲーム内でミミッキュを手持ちポケモンとして繰り出すことは1度もない。アニメでは連れているが、何とミミッキュの幽霊である。 スマブラSPにも登場し、モンスターボールから出てくると「ぽかぽかフレンドタイム」を発動し、近くのファイターを着ぐるみに引き摺り込んでボコボコにする。引き摺り込まれたファイターの蓄積ダメージが100%を超えていると即撃墜となる。つまりファイターを着ぐるみの中で喰ってしまう…… No.779 ハギギシリ 名前からして何か奥歯にものが挟まってそう。 ビビッドカラーがとても目につくゴージャスな魚。そして強烈な歯ぎしりをした後サイコパワーを放出して外敵を追い払うらしい。怖い。 釣れる場所が限られている上に出現率も低く、中々珍しいポケモン。なおSM/USUMでは「するどいキバ」を持っていることがあるためアイテム集めに狩った覚えがある。 固有特性「ビビッドボディ」は相手に先制技を失敗させる効果を持つ。使えなくする効果ではない。同期のアマージョが持つ「じょおうのいげん」も同じ効果。 対戦では特性「がんじょうあご」で「サイコファング」を振り回すアタッカーの方が有名。「ビビッドボディ」はレベル1戦法が有名になった。 No.780 ジジーロン 雲と好々爺とドラゴンが合体したようなポケモン。浮いて移動するが、ひこうタイプも特性「ふゆう」もなく、タイプは固有のノーマル・ドラゴン。ただし「そらをとぶ」はちゃんと覚えられる上に自力習得。よく子供の面倒を見るが、その子供が虐められようものならブチギレて虐めた相手を滅ぼすという。やべーやつ。 ジジーと名がつくが♀もいる。この場合ババーロンになるのか? 対戦では鈍足でとくこうが高く、しかもノーマルのお家芸で技の引き出しが非常に多い。飛んでいるからかひこう技も豊富。ただしタイプ一致2つは弱点を突きづらいのでサブ頼みになりがち。特性は3つとも優秀そのもの。 SM/USUMではとにかく隠れ特性が手に入りにくい。ピンチになっても全然仲間を呼ばない。判別自体はメッセージが出るので楽。 Newポケモンスナップには樹海コースに出現。好々爺としてヤンチャムやフシギダネの保護者をしている。ちょっかいを出すと滅茶苦茶怒る。 No.781 ダダリン ダーリンではない。ステンバイミーでもここに来てでも色んな角度から君を見ていたでもない。ただし無い無い純情感傷で駄ダダダーリンではあるかも知れない。ちゅ。 SMの何だこいつ枠。四天王アセロラが繰り出してきてゴーストだということは分かったがもう1つのタイプがよく分からない。エンニュートで抜群を取れたから多分はがねだろうと思い、釣れる場所を見つけたので釣ってみようとするが、中々釣れない。どうにかこうにか釣れてタイプを見る。……草wwwwwwww 海の藻屑とモズクが複合したポケモン。モズクが生まれ変わった姿らしい。錨の部分は体が流されないようにくっつけた拠り所のようなものだという。モズクの方が本体なのではがねではなくくさということらしい。 ちなみに3.9mもある。錨を伸ばしてその高さなのかと思ったら素のままでその高さだそうな。デカい。 SM発売前に公開されなかった系列の1つ。というか本来公開されない方が楽しみが増えるのだが。 固有特性「はがねつかい」ははがね技の威力を引き上げる。このため固有技「アンカーショット」ははがねタイプの技だがタイプ一致技のように使うことができ、技と共に交代を禁じる。とにかく殴ることに特化していて、ゴーストやくさらしい変化技は殆ど覚えない。そしてこれらの性質が御三家ジュナイパーともろに被っているせいでジュナイパーが悲運の御三家と見なされることに…… 剣盾のマックスレイドバトルにおいては当たりNPCの1匹。その性能に違わず攻撃技4つを揃える。だがタイプ一致技がどちらも特殊技になっている他、命中不安定な「たたきつける」を使いがちなのが難点。 No.782 ジャラコ アローラ地方における所謂600族の初期形態。初期形態から結構凛々しい。 600族初期形態のお約束で、初登場作品での生息地が分かりづらい。試練の場でもあるポニの大峡谷に生息しているが、内部の洞窟には一切出てこず、外の草むらにしかいない。同系列の最終形態が取り仕切る試練は洞窟内で行われるというのに。試練に関係ない奴は外にいろということなのか。 うろこポケモンだが倒したり「ほしがる」を使ったりしてもうろこが手に入るわけではなく、実際に手に入るのは「するどいツメ」。何故に。うろこが剥がれないほど頑丈なのか。 ちなみにこいつの「うろこ」は「ふしぎなうろこ」同様平仮名になる。「ハートのウロコ」のように片仮名ではない。 No.783 ジャランゴ 名前の後ろに「ゴン」ではなく「ンゴ」がついた初めてのポケモン。これのせいでどっかの掲示板のアレを連想させる。別に炎上したわけではないが。 何とタイプにかくとうがつき、立ち上がるようになった。が、フェアリーが4倍になってしまっている。これが後々まで響くことになる…… なお、中間進化の時点でタイプが追加される600族はこいつが初にして第8世代現在唯一。 No.784 ジャラランガ 「強そうNo.1」「修行を極めし強者」「弱いワケがないのだ!」 ……というとんでもない煽り文句で登場はしたが、蓋を開ければそこに待っていたのは何とも哀れな600族の姿だった…… アローラ地方における所謂600族。確かに見た目は物凄く強そうで、体についたウロコをじゃらじゃら鳴らして威嚇する様子は想像するだけでも恐ろしい。最終形態にしては体格が小さいが修行の末体がスマートになったと考えれば納得が行く。 だが登場時の性能といえば「バランス重視すぎて飛び抜けた強みがない種族値」「物理かくとう技が『スカイアッパー』止まり」「ドラゴン・かくとう複合のせいで同時登場のカプ神に弱過ぎる」というあまりにも残念なもので、上記の煽り文句が完全に皮肉にしか聞こえない有様だった。 が、USUMにて固有Zワザ「ブレイジングソウルビート」を獲得。高火力、2体攻撃、追加効果で全能力1段階上昇という狂ったような性能を持ち、まともなかくとう物理技も手に入ったことで一気に強化された。更に剣盾に入るとZワザ廃止の代償として固有技「ソウルビート」が加入、更に最強の「ボディプレス」使いとして名乗りを挙げるようになった。物理特殊どちらも使いこなせれば相手の持久戦を強引に突破できるだけの性能を持つ隠れた実力者という立ち位置にいるようだ。だがフェアリー4倍だけでなく昨今ではひこう弱点も足を引っ張る要因になっている。やはり上級者向けなのだろう。 ちなみにこの系列、特性3つが全て「ぼう」から始まるという珍しいポケモンでもある。 ジャラランガモチーフの服飾なるものがUSUM限定かつ男主人公限定で手に入る。なお超高額。 No.785 カプ・コケコ 正式名称に「・」が入る初のポケモンの1匹。メレメレ島の守り神で、戦いの神と呼ばれる。タイプ「でんき・フェアリー」は他にデデンネのみ。 頭に鶏冠が、顔に嘴があるなど鳥っぽい姿で、両腕の外殻を閉じても鳥のような見た目をしている。 カプ神の中でも特にシナリオに関わり、Zリングを授けるのもこのポケモン。これはゲームでもアニメでも同じだった。 対戦では特性「エレキメイカー」でフィールドを展開し自慢のでんき技を高速で放つ分かりやすい速攻型。だがこうげきが高いのにタイプ一致物理技に恵まれないため、基本的には特殊技を使うことになる。第7世代を通してその制圧力で対戦環境のトップを走っていたが、剣盾ではフィールド弱体化、「めざめるパワー」廃止、新規追加技ほぼ0という手痛い弱体化に加え強力なでんきタイプのライバルが続出し、多少落ち着いた。 アニメでは事あるごとにサトシの前に現れ、彼の活躍を見守っていた。生態は時折カフェに現れるなどかなり自由。UB襲来後は彼らと対峙し、サトシのアーゴヨンを見守るなどしていたが、最終盤でサトシと対決し、ククイ博士の力を借りて「ガーディアン・デ・アローラ」を放つも、サトシとピカチュウの「1000まんボルト」の前に敗れた。ここにサトシのアローラでの大試練は達成された。 スマブラSPにも登場。モンスターボールから現れると電波のようなものを周囲に飛ばして当たった相手にダメージを与える。何の技かはよく分からないが、「エレキフィールド」ということなのだろうか。 No.786 カプ・テテフ 正式名称に「・」が入る初のポケモンの1匹。アーカラ島の守り神で、生命の神と呼ばれる。タイプ「エスパー・フェアリー」は他に……割とたくさんいる。 女性のような顔つきをしているが、何をモチーフにしているか姿では分かりづらい。ただ鱗粉をばら撒くというところから虫だと思われる。実際「テテフ」は「てふてふ」に由来するらしい。争いは苦手で状態異常を好む……という設定だったはずなのだが。 蓋を開ければそこには特性「サイコメイカー」で展開した「サイコフィールド」でひたすらエスパー技を振り回して相手を叩きのめすただの火力厨の姿があった。図鑑設定無視は今に始まったことではないが、ここまで変わるのもだいぶ違和感がある。結果、エスパー弱点およびフェアリー弱点は軒並み対戦環境から駆逐され、両方に耐性のあるはがねタイプの隆盛を招いた。剣盾でフィールドの火力補正が下方修正されたことで大きく弱体化し、同じ特性を持つイエッサンとの競合関係になった。 アニメでは「無邪気かつ残酷」という悪魔のような生態で、その時の気分に任せて手あたり次第相手を攻撃するという最早サイコパスの振る舞いを見せた。シナリオ担当はテテフにボコボコにでもされたのか? ある意味で、私そしてあの御方の最大のライバル。見た目といいタイプといい種族値といい特性といい、喧嘩を売ってるんじゃなかろうかと言わんばかり。ダブルで共存が可能なのがせめてもの救いか。剣盾でろくな技をもらえなかった時に本来よくないのだが喜んでしまった。キャラが豊富なゲームにおいてキャラ被りは罪である。そこのところを理解して欲しいものである。 No.787 カプ・ブルル 正式名称に「・」が入る初のポケモンの1匹。ウラウラ島の守り神で、農耕の神と呼ばれる。タイプ「くさ・フェアリー」は他にエルフーン系列、マシェード系列がいる。 頭部に牛のような角があり、殻を開いた姿が帽子のようになっているため農夫のようにも見える。さらに鼻輪やカウベルようなものもついていて、全体的に牛を連想させる。普段は物臭で非常に大人しいが、怒った時には相手を容赦なく叩きのめす。こいつを人間が起こらせた結果スーパーと周囲の村が破壊されている。恐ろしや。これらの生態からモチーフカラーは「赤」で、くさタイプのイメージカラー「緑」とは正反対だが…… 対戦ではくさタイプらしからぬ火力特化ポケモン。「グラスメイカー」で「グラスフィールド」を展開し、「ウッドハンマー」で相手をボコボコにする。下手な他タイプの技を使うくらいならくさ技で強引に殴った方が火力が出るという状態。赤がモチーフカラーってそういう…… ただしくさ技自体は半減が多く、しかもフェアリー物理技は一切覚えない。これらが祟って使用率が伸び悩んでいる。おまけに剣盾で「グラスメイカー」の後輩にして先制技「グラススライダー」まで持つゴリランダーが登場し、立場が危うい。 アニメではアセロラの紹介でサトシの前に登場し、ポケモン達に新しい技を身に着けさせるなど大試練の手助けを行った。 No.788 カプ・レヒレ 正式名称に「・」が入る初のポケモンの1匹。ポニ島の守り神で、海の神と呼ばれる。タイプ「みず・フェアリー」は他にマリル、マリルリ、アシレーヌがいる。 「レヒレ」という名前だけあって鰭があり、魚モチーフだろうということが分かる。姿そのものは殻に籠っている女性のようで、女性モチーフという点でカプ・テテフと被る。水を自在に操って霧を産み出し、試練を受ける者の前に立ちはだかる。この試練に打ち勝つと癒しの水を得られるという。 対戦では特性「ミストメイカー」で「ミストフィールド」を展開する……が、他のカプ神と異なり火力増強ではなく、おまけに耐久寄りの能力のはずなのに回復技に乏しく、「ねむる」を使ってもフィールドのせいで発動できないため、登場当初は弱いと見られていた。だが「居座って粘るのではなく技を受けた上で相手の体力も相応に削る」という独自の戦法を持つポケモンだと判明し、以降は使用率が急上昇、最終的に高い使用率を記録するまでになった。剣盾でも大きな弱体化をせず、解禁以来カプ神で唯一高い使用率を維持している。 アニメでは「霧の中で死者に会える」という力が加わり、その力で実際に死者に会ったマオとサトシのニャヒートが試練を乗り越え、それぞれに新たなポケモンや技が与えられた。 No.789 コスモッグ 通称「ほしぐもちゃん」。別の地方では「ふわふわちゃん」。 星の世界からやってきた何でも吸い込むまんまるピンクの戦士……ではなく、別の世界からやってきた謎の生命体。一応こちらも若干丸い。 最初はリーリエが抱えている姿しか確認できない。冒険中に姿を変えるのでゲットできるのはクリア後。タイプ:ヌルと並び初の「進化する伝説のポケモン」でもある。 自力では「はねる」と「テレポート」しか覚えない。リーリエは「ポケモンを戦わせたくない」と言っていたが、そもそもこれではまともに戦えない。 No.790 コスモウム (-o-) コスモ「うむ」 「ほしぐもちゃんが死んでしまった」のではなく進化したのである。確かに傍目には生きていると思えないが。 なお体重は999.9kmである。こんなポケモンをどうやってリーリエは運んでいたというのか。彼女はスーパーアローラ人なのか。 アニメでは例によって例の如く。しかもピカチュウまで軽々と持ち上げていた。ピカチュウの体は超絶筋肉質だったのか。 No.791 ソルガレオ ソールーガーレーオー レーオー レーオー ウルトラ元年ビースト呼んでー 君よー駆けろよー 果てしーなーくー レーオー ソールーガーレーオー ソールーガーレーオー ガーレオー(アローラソルガレオズ球団歌『時空を駆けるレオを見た』) ほしぐもちゃんが太陽の力を受けて進化すると、凛々しい鬣を持つ四足獣になる。 だがどう見ても白いライオンにしか見えないせいで某漫画の主人公を連想させ、更にはそのキャラをマスコットとして使う某野球チームをも連想させてしまう。おかわりなのかどすこいなのか。 対戦では「高級メタグロス」という立ち位置。タイプが同じで特性はあちらの上位互換、かつ物理技が得意と、正しく高級。ただし先制技はない。第7世代では「はねる」をZワザ化してこうげきを3段階上げて殴りかかるというとんでもない戦法が作られた。 ポケマスでは何故か主人公のバディになった。ヨウは!? ミヅキは!? リーリエは!? スマブラSPにも登場し、「メテオドライブ」でファイターめがけて突撃する。 アニメでほしぐもちゃんが進化したのはこちら。ルザミーネを助けるためにサトシ達に協力した。 No.792 ルナアーラ マヒナペーアのナペーアってどういう意味? ほしぐもちゃんが月の力を受けて進化すると、禍々しい翼を持つ蝙蝠になる。 「月を誘いし獣ということは誘い受けでは」というネタがある。攻めがクレセリアだそうだ。キマシ。 エスパー・ゴーストタイプなので、弱点が4倍の2つしかない。だがこれを特性「ファントムガード」で無理矢理抑え込むというかなり強引な仕方で解決させている。しかも「かたやぶり」や自身の「シャドーレイ」の効果すら防ぐ。対戦では非常に高いとくこうから放たれる特殊技が強力無比で、さらに「トリックルーム」のみならず「おいかぜ」「こごえるかぜ」まで使いこなす。黒馬バドレックスとは特性や技で差別化できる。 ポケマスではリーリエのバディになった。順当と言えば順当なのだろうか。ただしマジコスではない。何故に。 スマブラSPにも登場し、「シャドーレイ」でファイターを上空から狙い撃つ。 アニメではネクロズマからサトシ達のいる世界へ逃げてきた。その後取り込まれてしまうが、サトシ達に助けられた。 No.793 ウツロイド じぇるるっぷ……! 名前が若干似ているがウツボットではない。鬱になるのではなく虚ろになる。 アローラの厄災の元凶。それが神経毒からの覚醒洗脳というから性質が悪い。しかもこの洗脳にUB防衛作用まであるのだからもう。見た目がリーリエに似ていることが一時期話題になったが、完全なるミスリードだった。 体はガラスないし石英のようなものと思われる。よってこの見た目ながらいわタイプも持つ。そして神経毒があるためどくタイプ。よってここに初のいわ・どくタイプが誕生した。正直この2タイプの複合がこんな可愛いとも怪しげとも言える見た目になるとは想像しなかった。 対戦では全くいわタイプらしからぬ性能。能力としては物理面がからっきし、反面それ以外の能力が高く、特に特殊耐久は非常に高水準。高いすばやさから攻撃役をこなしたり「ステルスロック」等を展開したりできる。「ビーストブースト」でとくこうまたはすばやさを上げれば一気に無双モードに突入。ただし弱点でなくてもタイプ一致物理技を食らおうものなら大ダメージ必至。一致技の火力は中程度だったが剣盾で威力120の「メテオビーム」を手に入れ、強力なアタッカーとして本格的に見出されるようになった。この技で「とくこう」を上げて1体倒すとさらに「とくこう」が上がる。調整によっては「すばやさ」の方が上がる。 見た目がリーリエと似ているが他人の空似である。ただしシナリオに影響しないわけではないようだ。 ちなみにウツロイドに操られたルザミーネはマザービーストと呼ばれているが、これは非公式の用語。 No.794 マッシブーン M! U! S! T! L! E! MUSTLE!! M! U! S! T! L! E! MUSTLE!! とにかくありとあらゆる場面でマッスルポーズを見せつけてくるUB。アニメでも然り。本当にUBなのかお前は。モチーフは血を吸う蚊なのだが、あまりにも肥大化しすぎている。そして血を吸う蚊は本来♀なのだがとても♀には見えない。 アローラでの出現場所が花畑なせいでメガアブリーと呼ばれることもある。確かに近縁だが。 脳筋どころか全身筋肉な見た目に違わぬ物理攻撃役。ぼうぎょも高いが、お察しの通り特殊方面は攻めても守ってもからっきし。すばやさも低くはないが高くもない。かくとう技はそれなりに揃っているが、むし技に有用なものがないので高い攻撃力が若干活かしにくいのも残念。 かつて人気投票でマッシブーンを1位に押し上げようという祭りが行われたことがあったが、デデンネの「マジカルシャイン」を食らったらしく失敗に終わった。 とにかく筋肉は全てを解決するのだ。筋肉は決して君を裏切らない。 No.795 フェローチェ あ!やせいの いろちがい フェローチェが だいどころに とびだしてきた! たたかう →どうぐ にげる トレーナーは まるめた しんぶんしを つかった! やせいの フェローチェは にげだした! スレンダーな体系をした色白の美しいお姉さん……なのだがその元ネタは何とゴキブリ。何故白いかといえば脱皮した直後は白色だからだという。ゴキブリモチーフ通り高速で動き回り、そのほっそりとした美しいおみ足から繰り出される高速キックが得意技。更にどんな相手も虜にするフェロモンを振り撒くという。ただし本人の性別は不明で、「メロメロ」「ゆうわく」等は覚えない。 この設定に違わぬ超速のポケモンで、かつ高火力低耐久。先制の一撃必殺が身上で、倒せなかったら死が見える。かくとう技は「とびひざげり」や「インファイト」を覚えるので問題なくぶつけられるが、硬い角がないので「メガホーン」を覚えず、むし物理技は高威力を出すことができない。ただし緊急回避の「とんぼがえり」がタイプ一致で使えるのは利点。そしてこう見えてこおり技も高火力を出せるので、ひこうタイプでも止まりにくい。地味なところではカポエラーの固有技だった「トリプルキック」を覚える。 見た目がルザミーネを連想させるが全く関係はない……と思いきや、ポケマスでルザミーネがバディとして連れている。 No.796 デンジュモク 電気の樹木なのだがくさは入っていない。電飾部分だけがタイプとして反映されているのででんきタイプのみ。その姿は動くクリスマスツリー。やたらと腕部分をうねうねさせるのが好きなようだ。色違いは体が青くなるのでずっと見ていると目の疲れが大変なことになるかもしれない。 対戦では173というぶっとんだとくこう種族値から「ほたるび」で更にとくこうを上げにかかる上に倒すと「ビーストブースト」で必ずとくこうが上がる。とくこう上昇マシーンかよ。樹木なのでくさ技も使えるためじめんで止まりにくいのがポイント。だがやっぱりサブ技に乏しく、おまけに剣盾では「ほたるび」も「めざめるパワー」も「シグナルビーム」もなくなり技不足が深刻化してしまった。 No.797 テッカグヤ カグヤ様は詰ませたい 門松とロケットと竹と輝夜姫を一まとめにしたポケモン。そうしてできたのが燃料を使って飛行する金属の輝夜姫というから驚き。また、そのためにくさタイプではなくはがねタイプになっている。飛ぶおかげでひこうタイプもある。 なお、このポケモンは全ポケモン中最も重い。この見た目で重いなんて言ったら傷つきそうだが。それでも1tには届かないようだ。 対戦では突出した能力がないため器用貧乏と思いきやその逆で、タイプ耐性が豊富にあり、技も多彩。非くさタイプで珍しい「やどりぎのタネ」使い。相手を倒すと能力が上がり、しかも上がる能力は育て方次第で好きなように決めることができる。全抜き耐久何でもでき、相手からすれば何をしてくるか全く分からない恐怖の存在。 そしてこの性能でありながら所謂GTSの通貨としても人気で、たくさんのテッカグヤが交換に出されていた。かくいう私もボックスに沢山のテッカグヤを抱え、色んな伝説のポケモンを手に入れたことがある。 アニメでは輝夜姫のお話を思わせるかのようなシナリオが展開され、最後には無事に月(?)へと帰っていった。 No.798 カミツルギ また、つまらぬものを斬ってしまった……! 紙の剣にして神の御剣。見た目は小さな式神で、まさかの0.3mしかない。が、自らの体は切れ味が大変鋭く、迂闊に攻撃しようものならその体で(「体を」でもある)真っ二つにしてしまう。アニメでは降ってきた隕石を粉々にしていたが、大体隕石は燃えているはずなのに大丈夫だったのだろうか。 対戦での性能も紙であり神。特殊耐久は無に等しく特殊技を迂闊に食らおうものならすぐに死が見える。が、タイプにはがねが入っている上にぼうぎょ種族値も高いので、物理ならそれなりに耐える。そしてこうげき種族値はまさかの181。あまりにもぶっ飛んでいるが、高威力の一致物理技がほぼないに等しいため、その部分でバランスが取れている。が、剣盾のダイマックスであれば話は別。火力不足を一気に補うことができ、「ダイナックル」で更に強化したり「ダイジェット」で先手を取れるようにしたりと、神の名に相応しい無双ぶりを見せてくれる。 「斬る」といえば冒頭にあるどこかの泥棒一味の1人が放つこの台詞なのだが、アニメでの中の人がその人と同一だったため、カミツルギの台詞を逆再生するとこの台詞が聞こえるという隠しネタが仕込まれ、話題となった。 No.799 アクジキング アーーーーーーーーーーーーーッ!! 断じてレスリングはしていない。 黒い巨体に大きな口を持ち、そこから二本の舌が生えている。体の前方上部には鋭い目が光る。その姿は正に異形。七つの大罪に数えられる「暴食」で、とにかく何でも食べてしまう。「悪食」とは普通食べないものでも食べてしまうことを言う。しかも排泄物がないため、生命サイクルが断ち切られてしまう。そしてゲーム中では過去に少女がが喰い殺されてしまったことまで明かされる。全年齢対象ゲームだよねこれ……? ただ、これだけ凶悪な設定にも拘わらず、「アクジキング」という名前にどこか間の抜けた印象を覚える。「アクジキオウ」とか「グラトニウス」とかだったら威厳があったか。それもまたポケモンの魅力の1つではある。 そして対戦ではUB最強どころか最弱と言い切れるほど弱い。HPの種族値は高いが、それ以外はお世辞にも高いとは言えず、精々こうげきが僅かに100を超える程度。攻撃技は豊富にあるが攻撃力・機動力増強の積み技がない。そして何よりフェアリー・ドラゴン・かくとうといった高火力持ちに弱点を突かれてしまい、耐久で受け止めるにも限度がある。これらが災いし、使用率は常にUB中最底辺に沈んでいる。仮にも設定上最強なのに…… ウルトラホールから行けるアクジキングの世界「ウルトラビルディング」は何と並行世界のアローラ地方というとんでもない場所である。 アニメでは重要な局面に限って襲来し、設定上最強が見事に生かされて主人公組が負けかけた。が、断末魔が上記なせいでかなりシュールだった。 No.800 ネクロズマ ウゾダドンドコドーン! SMではUB事件を解決させた後テンカラットヒルの空洞部の草むらに出現するという非常にひっそりとした登場の仕方をしていた。 USUMではウルトラメガロポリスでネクロズマと戦った後、ラナキラマウンテンに固定シンボルとして登場するのだが、その姿は雪の降る中土下座しているようにしか見えない。正に冷やし土下座。この様子はかつての某ライダーに類似するシーンがあるとかないとか。オデノカラダハボドボドダ! その姿は全身真っ黒で左右非対称。動きもぎこちなく、何かに苦しんでいるように見える。体内に大量のプリズムを抱えているが、それでも光に飢えているらしい。固有技「プリズムレーザー」はその光を放出して攻撃する。 そしてUSUMではソルガレオ・ルナアーラを融合することが分かり、太陽・月を食らう、つまり日食・月食を起こす姿となった。ソルガレオを吸収すると「たそがれのたてがみ」、ルナアーラを吸収すると「あかつきのつばさ」という姿になる。2匹の力を利用して自らの光への飢えを満たすので、寄生対象は常に光を放出するフルパワー状態になっている。正直可哀想である。 USUMで追加された固有技「フォトンゲイザー」はエスパー特殊技だが、自身のこうげき・とくこうを比較してこうげきが高ければ物理技として処理されるという便利な仕様を持ち、ソルガレオを吸収してもメインとして使うことができる。 対戦では通常の姿ではまず使用されず、基本的に「たそがれのたてがみ」「あかつきのつばさ」が使用される。タイプがそれぞれソルガレオ・ルナアーラと同じになるだけでなく2匹の固有技をZワザ含めて使うことができ、さらに火力も上がるが、技や特性がネクロズマ依存になるだけでなくすばやさが下がってしまう。たそがれのたてがみの場合「トリックルーム」が使えるので寧ろ有り難く、はがね・エスパーという耐性が豊富なタイプも手伝ってソルガレオとは全く異なる運用が可能。だがあかつきのつばさの場合サブウェポンに乏しいだけでなく特性がルナアーラの劣化状態で、すばやさが下がったことによる恩恵がほぼない。「トリックルーム」を使うにも他のゴーストでいいし、アタッカーとしても剣盾から登場した黒馬バドレックスでいい……と、散々なことになっている。 なお、USUMでのみたそがれのたてがみ・あかつきのつばさの状態でウルトラネクロZを持たせると、戦闘中に姿を変えることができる。ある意味ではメガシンカのようなものだが、そこからZワザも使える点が異なる。 登場時に左右非対称で不安定な姿をしていた点、次の作品でアクロマが研究している点、他のポケモンと融合合体する点、寄生先の固有技を自身が使えるようになる点がキュレムと類似している。が、こいつの場合その先がある。 アニメでは設定通りソルガレオやルナアーラに襲いかかり、2匹を取り込んでしまったが、サトシ達の手で解放された。 No.800 ウルトラネクロズマ シ…シ…シカリ…!! ネクロズマが光を取り戻し真の姿になった……わけではなく、ネクロズマ自身もなったことのない姿だという。そんな新種が発見されていいのか。この姿になることでドラゴンタイプが付与される。またドラゴンか。 ソルガレオまたはルナアーラを吸収合体したネクロズマにウルトラネクロZを持たせてバトル中に発動させると、ウルトラバーストしてこの姿になる。変化の仕様は大体メガシンカと同じ。この姿になった後に固有Zワザ「天焦がす滅亡の光」を使うことができる。仕様は威力の高くなった「フォトンゲイザー」。 何と種族値合計が754。あのアルセウスより高い。ただ火力と素早さにかなり振り切っているため耐久はそれほどでもない。特性「ブレインフォース」も弱点を突いた時のダメージ引き上げなので火力特化形態と言える。 なお、USUMのシナリオ中にこいつと戦うことになるのだが、ただでさえ種族値が高いのにぬしポケモン同様能力が上昇するため、火力も耐久も桁違い。「フォトンゲイザー」で特性すら無視する。エスパーであることは分かっても初見でドラゴンタイプだと分かった人は恐らくいないのではなかろうか。USUMがポケモン本編史上最高難易度とされる理由の1つ。一応御三家は全員こいつの弱点を突けるが…… No.801 マギアナ 500年前に天才科学者によって造られた人造ポケモン。人間の身の回りの世話をするロボットメイドとして造られた。タイプははがね単ではなく、妖精のような見た目なのでフェアリー複合。動力は心臓に埋め込まれた「ソウルハート」と呼ばれる球体で、これが取れると動作が停止してしまう。 映画『ボルケニオンと機巧のマギアナ』で初登場。映画の舞台となったのはイギリスだったが、イギリスモデルのガラル地方に入国許可が下りたのは冠の雪原解禁以降だった。 固有技は「フルールカノン」。フェアリー版「オーバーヒート」で威力は絶大。使うととくこうが下がるが、特性である程度リカバリーが利く。 特性は自らの動力の名前でもある「ソウルハート」。何と場のポケモンが倒れるたびにとくこうが上がる。自分が倒しても上がるし味方が倒されても上がる。このためダブルバトルでは放っておくととくこうが次々上がっていく。誰かこいつの暴走を止めてくれ。 現在はメカメカしい色合いだが、500年前は鮮やかなモンスターボールのような色彩だった。赤は色落ちやすいので落ちてしまったようだ。そして何とこの500年前の姿がポケモンHOMEの全国図鑑完成者に配布されている。ポケモンバンクからポケモンを送ると図鑑を引き継いでくれるという裏技があるので、私はそれを使って何とか揃えられた。 そしてこのポケモンの製作者はひょっとするとかのAZではないかとする説がある。生体エネルギーを体内に宿すこと、フェアリータイプ付与、固有技の「フルール」は「花」のフランス語、両腕の先が花弁のように展開できることなど、関連性が指摘されている。 なお、ギアル系列との関係性は今のところ特にない。残念。 No.802 マーシャドー マシャー! シャドーボクシングがモチーフの拳法家。タイプは固有のかくとう・ゴースト。幻らしいエピソードはゲーム中には特にないが、固有Zワザを持つ。 対戦では速攻が身上の物理アタッカー適性を持つ。とにかく攻めさせたら強く、タイプ一致技を半減できるポケモンは存在しない。タイプ的にノーマルキラーでもある。固有技「シャドースチール」は何と攻撃前に相手の能力上昇を奪ってしまうという凶悪な効果を持ち、非常に強い。が、守りはあまり強くなく、特にゴーストなのにエスパーに弱点を突かれるという謎の相性をしている。お前はゲンガーか。なお、特性「テクニシャン」はほぼ空気。 固有Zワザは「七星奪魂腿」という。「換骨奪胎」ではない。七つの星とは北斗七星のことと思われる。テーレッテー シチセイ! ダッコンタイ! アータタタタタタタタタ\(^o^)/オワター! 剣盾にて行われた「ミュウツーをたおせ!」イベントでは何とミュウツーの能力上昇をバリアの上から強奪できることが判明し、トレーナー達に重用された。 映画『キミにきめた!』では試練の見定め役として登場し、最終的に歪んだ心の持ち主とその場にいた者達に襲いかかった。そしてその場にはサトシもいた。幻のポケモンが映画にて敵に回る初の事例である。 スマブラSPにも登場し、ファイターを気絶させて強烈なパンチをお見舞いする。恐らくは「シャドースチール」か。 No.803 ベベノム あらま求愛性孤独ドク流るルル 叫べベベノム めっ! SMには登場せず、USUMになって追加されたポケモンの1匹。当然ながらSMには送れない。 異世界の旅立ちのポケモンだという。その割に能力が高いが。設定上蜂のポケモンなので女王蜂たる進化形アーゴヨンのもとで群れを作っている。とはいえむしタイプは入らずどくタイプのみ。そして進化してもむしにはならない。 UBの一種だが、野生種を捕獲することはできず、人から貰うことでのみ手に入る。よってモンスターボールやプレシャスボール以外に入ったベベノムは正規の手段で手に入れた個体ではない。 アニメではアローラ地方に迷い込んだ後サトシ達と仲良くなり、ベベノムが元の世界に帰るまでの激動の物語が紡がれることになった。 No.804 アーゴヨン ヨンと言っても日本語ともつかない言語で喋る人ではない。「アナダガドゥギダガラ!!」はチャン。「コンギョ」は謎の音楽。顎4つ……は語源らしいが。 SMには登場せず、USUMになって追加されたポケモンの1匹。当然ながらSMには送れない。 進化して女王蜂のような姿になったがむしタイプではなくドラゴンタイプの方がつく。進化条件も「りゅうのはどう」を覚えてレベルアップというもの。分類が「どくばち」ではなく「どくばり」なのはむしタイプではないということを示すためだろうか。 対戦ではとくこう・すばやさに優れた高速アタッカー。どく・ドラゴンの他ほのおも操れる。補助に乏しいので耐えられるとジリ貧。「ビーストブースト」を活かしたいところ。 本来UBの種族値は全て素数でできているのだが、実はこいつのすばやさ種族値121は素数ではない。 アニメではベベノムの親、そしてベベノムが進化した姿の2体が登場。サトシと共闘した唯一のUBでもある。 No.805 ツンデツンデ ツンデツンデーーーー!ツンデツンデツンデーーーー!!ツンデツンデーーーー!ツンデツンデツンデーーーー!! 心がぴょんぴょんする歌は「詰んだ詰んだ」。回って回る歌は「飛んで飛んで」。ロケット団の口上は「何だかんだ」。ちなみに上の歌の元は「リンダリンダ」。 SMには登場せず、USUMになって追加されたポケモンの1匹。当然ながらSMには送れない。 名前の直球具合もさることながら、石垣のような見た目に夥しい数の目が並ぶ。というか石垣にあたる部分全てが目。集合体恐怖症にはかなりきついデザイン。よくこんなデザイン通したもんだと思う。 対戦ではまさかのすばやさ種族値13。さらに「トリックルーム」まで使える。いわ・はがねという防御面で壊滅的なタイプ相性も何のその、耐久も比較的高水準で一度先手を取れさえすればおぞましい強さを発揮する。この遅さから放たれる「ジャイロボール」は脅威の一言。更に剣盾では「ボディプレス」まで加入し高いぼうぎょも積極的に活かせるようになった。 なお、設定上弱点が目であるため目の部分に触れようとすると怒られる。撫でることができないと思いきや継ぎ目?にあたる部分であれば撫でられる。 No.806 ズガドーン パーン! パーン! 頭がパーン! わずかな時間を見つけて「ビックリヘッド」をするズガドーンさん! SMには登場せず、USUMになって追加されたポケモンの1匹。当然ながらSMには送れない。 「頭(ズ)」が「爆発(ドーン)」するポケモン。どう見ても頭がパーンである。グルメレースはしないようだが。ちなみにこの頭は簡単に取り外すことができ、新しい頭は勝手に生えてくる。「ズガドーン!新しい頭よ!」という展開にはならない。モチーフは花火やクラッカーと思われる。 対戦ではシャンデラ等と同タイプながら特殊火力に特化したポケモン。器用さを捨てて固有技「ビックリヘッド」等の高火力で攻め続けるのを得意とする。だが「ビックリヘッド」は味方にも当たる上に反動で自分のHPが最大値の半分削れるので使い所に注意。剣盾では「さいみんじゅつ」を獲得し、多少トリッキーな動きも可能になった。ただし耐久は低く「ビックリヘッド」でも勝手にHPが削れるので、その命は花火の如く儚い。 No.807 ゼラオラ ノルマ幻枠とまで言われた不憫なポケモン。 まず設定が幻っぽくない。特別な能力があるわけでもない。固有技はあるが固有Zワザやキョダイマックスはない。ゲーム中でも特別なエピソードはない。映画でも山に住んでいた呪いのポケモンとしてしか紹介されなかった。不憫にも程がある。 ただザングースやルカリオ辺りが好きなトレーナーには受けそうな見た目をしている。そっちの方面では需要が高そうではある。 対戦では143という非常に高いすばやさから速攻を展開する分かりやすい戦術のポケモン。こうげきも高いが112なのでちょっと物足りなく感じる。とくこうもそれなりなので特殊技を混ぜてもよいだろうか。固有技「プラズマフィスト」は攻撃できる「プラズマシャワー」。相手がノーマルタイプだと無類の強さを誇る。 マックスレイドバトルにゼラオラが登場し、倒した記念として色違いが配布されたことがあるが、配信時期がヨロイ島解禁と同時だった上に「通常色は大して強くないが色違いはしっかり対策を練った4人が集まらないと倒せないほど難易度が高い」というアンバランスな仕様だったせいでトレーナーから相当な不評を買った。★5が必ず色違いというわけでもないのが余計に対処を分かりにくくさせた。どうしてこうもマックスレイドバトル関連は炎上案件が多いのか…… Newポケスナでは追加コースの荒野に出現しているが、非常に分かりにくい所で寝ているため気付きにくい。条件を満たすとバンギラスと戦うカッコいい場面が見られる。 ポケモンUNITEではサービス早期加入特典としてゼラオラが配布され、このゼラオラが超絶性能だということでプレイヤーから重用されているらしい。
https://w.atwiki.jp/tk_takehiko/pages/49.html
サーナイト&エルレイド&600族禁止 作成時期 2007年8月 ルール 見せ合い6→3シングル(「ダイヤモンド・パール」時代、カイリュー・バンギラス・ボーマンダ・メタグロス・ガブリアス・ラティオス・ラティアス・クレセリアなし、レベルオーバーなし) 構築 〔サーナイト♀〕 NN:ワイルドR 特性:トレース 性格:ずぶとい 努力値:H252 B196 S60 技:サイコキネシス 10まんボルト おにび めいそう 持ち物:たべのこし 私のサーナイトの中で最もトラウマ発生率が高いサーナイト。 〔エルレイド♂〕 NN:ローレンス 特性:ふくつのこころ 性格:いじっぱり 努力値:??? 技:かわらわり ストーンエッジ リーフブレード さいみんじゅつ 持ち物:たつじんのおび 「リーフブレード」が刺さる刺さる。 〔エンペルト♂〕 NN:ビスマルク 特性:げきりゅう 性格:ひかえめ 努力値:H252、C252、S4 技:ハイドロポンプ れいとうビーム くさむすび アクアジェット 持ち物:シュカのみ シュカは便利だったけれど、ソクノの方がよかったかもと思った試合が1試合だけあった。 〔フライゴン♂〕 NN:サターン 特性:ふゆう 性格:おくびょう 努力値:C252、S252、H4 技:りゅうせいぐん だいちのちから じわれ でんこうせっか 持ち物:きあいのタスキ フライゴン≠劣化ガブリアス 〔ムクホーク♂〕 NN:カミカゼ 特性:いかく 性格:ようき 努力値:A252 S252 H4 技:ブレイブバード すてみタックル インファイト とんぼがえり 持ち物:こだわりスカーフ 特攻隊長。 〔ウインディ♂〕 NN:ハヤテ 特性:いかく 性格:いじっぱり 努力値:A252 S252 H4 技:フレアドライブ かみくだく かみなりのキバ しんそく 持ち物:ラムのみ 鉢巻でもよかったけれど、小回り重視と催眠潰しの為にラムに。 解説 「600族が使えませんのでご注意ください」 と、とある大会の主催に言われたので、その為に組んだパーティがこれ。 そして何と準優勝。 鋼+ドラゴンの枠を入れた上で「いかく」を2匹投入することで物理方面で大きく牽制することができた。 その上でサーナイトが恐ろしく硬い上に「おにび」を吹っ掛け「めいそう」まで積み始める。 ベトベトンの「しっぺがえし」を食らってもミカルゲの「ふいうち」を食らっても「おにび」が入ると半分しか削れない。 そこから「めいそう」込みの超火力が返ってくるのだからた相手としてはまったものではない。 この恐るべきサーナイトの活躍でもぎ取った試合がかなり多かった。 そしてこのサーナイトは他の所でも大活躍。いつしか「ゾンビ」「トラウマメーカー」と言われるように。
https://w.atwiki.jp/tk_takehiko/pages/2.html
メニュー トップページ プラグイン紹介 メニュー リンク @wiki @wikiご利用ガイド ここを編集
https://w.atwiki.jp/tk_takehiko/pages/62.html
ななひゃくにじゅういち ポケモン20周年を記念して私も何かできないかと思い、今までに出てきた721種類(+フォルムチェンジやメガシンカ等)それぞれについてエピソードや思い出話などをつらつらと書き綴ってみる企画。 独断と偏見が大量にあるけど笑って許してね! 感想対象全本編(それぞれ『赤・緑・青・ピカチュウ/金・銀・クリスタル/R・S・E・FR・LG/D・P・Pt・HG・SS/B・W・B2・W2/X・Y・OR・AS』と表記)外伝(それぞれ『スタジアム』『スタジアム2』『スタジアム金銀』『コロシアム』『XD』『バトレボ』と表記)『ポケモン不思議のダンジョン(ポケダン)』シリーズ(『救助隊』『探検隊』『マグナゲート』『超』)『ポケモンレンジャー』シリーズ(無印、『光の軌跡』)『みんなのポケモンスクランブル』『ポケモンスナップ』『ポケットモンスターカードゲーム』『ポケモンカードゲーム』(一部のみ)アニメシリーズ(無印、『XY』『XY Z』中心)映画シリーズ(全て)『ポケットモンスターSPECIAL』シリーズ(第3章まで)『スマッシュブラザーズ』シリーズその他元対戦民なので対戦の話多め。一部非公式ネタも含む。 非対象『ポケモンパネポン』『ポケモンピンボール』『ポケモン不思議のダンジョン 冒険団』シリーズ『ポケモンレンジャー バトナージ』『ポケモンスクランブル』シリーズ(『みんなの~』以外)『ポケモンピクロス』スマートフォン向けポケモンゲーム(特に『ポケモンGO』)その他『GO』については立案当時存在していなかった為入れていない。 ちなみに企画名『ななひゃくにじゅういち』は初代アニメのED『ひゃくごじゅういち』から。 ななひゃくにじゅういちの喜び、ななひゃくにじゅういちの夢、ななひゃくにじゅういちの思い出。 目次 No.001~151 カントー No.152~251 ジョウト No.252~386 ホウエン No.387~493 シンオウ No.494~649 イッシュ No.650~721 カロス No.650~721 カロス No.650 ハリマロン XY御三家の1匹。 可愛いハリネズミのようなポケモン。この時はまだ可愛い。この時はまだ(大事なことなので2回言いました)。 シナリオでは最初のジムがかなり不利と思いきや実は有利で、技「ころがる」を連打すればあっという間に勝ててしまう。その他も結構技が豊富で心配なのは鈍足と弱点の多さくらい。能力強化も「グロウパンチ」や「ビルドアップ」がある。ただ要所要所でフェアリータイプが来るので特に最終形態は要注意。 スマブラではモンスターボールから登場し「タネばくだん」をぶっ放す。小さいからってなめてかかると痛い目を見るぞ。 アニメでは本編でシトロンが、『最強!メガシンカ』組でマノンが手持ちに入れている。両者ともハリマロンのままだったがマノンの個体が素直なのに対しシトロンの個体は随分とやんちゃ坊主だった……伝説のドジキャラポッチャマを彷彿とさせる。 No.651 ハリボーグ ぼおおおおおおおおおおぐばとおおおおおおおおおおおおおお!! それは、熱きボーグバトラー達の戦い! ぼおおおおおおおおおおぐばとおおおおおおおおおおおおおお!! それは、人生の縮図!男のロマンである! 進化してだいぶ丸くなってしまった。しかも名前が名前なのでハリではなくカブトを入れたくなる。チャージ3回フリーエントリーノーオプションバトル! 最終形態で何タイプになるのかこの恰好ではまるで予想できなかった。くさ単タイプになるのかそれともじめんなのかと思ったら更に予想を裏切られることになった。ポケモンは分からないものだ。 アニメで超惚れっぽいハリボーグがセレナのイーブイを狙っていたが、やんちゃなハリマロンですらまともに近づけないのにがっつくように近づいたら結果はどうなるか察しがつくというもの。 No.652 ブリガロン 立派なガードマンになりました。なのだが最初見た時サッカーのゴールキーパーかと思った。ヨーロッパリーグ辺りにこんな見た目のキーパーがいそう。 進化してまさかのくさ・かくとうタイプになり、しかも半固有技「ニードルガード」を手に入れたことで守りながら勝つポケモンになった。 対戦ではぼうぎょ・こうげきが高く、更に隠れ特性にして固有特性「ぼうだん」で「ばくだん」「ボール」系統の技を無効化できることから一部の技を牽制しつつ場を展開できる。一度「ビルドアップ」を使ってしまえば4倍弱点のひこうでも不一致程度なら耐える。攻撃技も豊富にあるので攻めさせても強く、ダブル/トリプルでは「ニードルガード」で身を守りつつ接触技を使った相手にダメージも与えられる。中々の実力者なのだが……4倍弱点のひこうタイプが全体的に強いのが逆風。 『みんなのポケモンスクランブル』ではこの「ニードルガード」のせいで強烈なカウンターを貰ってボコボコにやられまくった……勘弁してくれ。 No.653 フォッコ XY御三家の1匹。 見るからに可愛い狐の子供。3匹の中で真っ先に目を引いた。とても可愛い。流石にこの見た目でかくとうタイプはないだろうと思い安心した覚えがある。 シナリオでは序盤有利かと思いきや結構不利で、最初のジム戦が有利かと思いきやアメタマに「みずあそび」を使われると一転押し切られてしまう。こいつで戦う場合先に進化させておきたい。2番目のジムは問答無用の弱点タイプ。だがその2つさえ乗り切れば後はかなり楽に進める。厄介なフェアリータイプも3匹中唯一半減可能。 スマブラではモンスターボールから登場し「やきつくす」を使ってくる。火柱は小さいが連続で当たるので結構厄介。 アニメではセレナが捕まえており、その後テールナーに進化しますます可愛くなった。 No.654 テールナー 何だこの可愛い成長期の狐は。見るからにツンツンしてそうと思ったらポケパルレで実際ツンツンしていた。世に言うツンデレというやつだった。めっちゃ可愛い。これでいて♂の方が多いんだから業が深い。偶然とはいえ冒険用のこいつが♀で本当によかった。 アニメでセレナの手持ちとしてバトルにトライポカロンにと大活躍。すっかりセレナのイメージポケモンになった。そしてそれが奏功してか何とポッ拳のファイターにも選ばれた。その動きはまるで魔法少女。 だが超ポケダンでは一転出会い頭に枝系アイテムを振ってくる強敵に変貌。でも可愛いから許……せるのか? テールナー可愛いよテールナー。 No.655 マフォクシー 可愛い可愛いテールナーが進化して大人になった。進化前より魔法使いっぽくなり、その姿は魔女のよう。だがグラフィックはちょっと目つきが鋭すぎて何とも言い難い。最初進化させてちょっとガッカリした思い出。公式イラストでは美人さんなのに。 進化してほのお・エスパータイプになり、相手のとくこうを下げるという珍しい効果を持つ半固有技「マジカルフレイム」も獲得した。 対戦では2匹目のガブリアスより素早いほのおタイプ。とくこうが最も高くエスパータイプも持つため攻撃に補助にと色々な選択肢がある。苦手だったあくタイプもORASから「マジカルシャイン」が加わり対抗できるようになった。 隠れ特性「マジシャン」は自分が何も持っていない状態で相手にダメージを与えるとアイテムを奪える。アイテム集めにはもってこいの特性で、私も何匹か育てて各ROMに派遣してアイテムを集めていた。もちろん対戦でも強力。 アニポケではカロスクイーンエルさんの手持ち。才色兼備とはこいつのことを言う。 No.656 ケロマツ XY御三家の1匹。 3匹中最もネタにされてしまった悲劇のポケモン。まず初期形態で何故蛙なのか。しかもどことなくTシャツに宿っていそうな姿をしている。見た目が可愛いと言えば可愛いが残りの2匹に人気が集中する始末。極めつけは名前が「ケツマロ」に空目しやすい。みず御三家初期形態は3作連続でネタ枠なのか。だが進化を重ねるにつれてとんでもない大逆転があろうとは発売前当時予測できなかった。これだからポケモンは分からない。 シナリオでは結構不憫で、ジムでは最終形態を含めると弱点を取られかねないジムが何と5つもある。というかくさの次のジムがでんきなのは何かの陰謀か。しかも初代御三家に加えラプラスも加入できるのでライバルも多数という。ぐんぐん伸びるすばやさで差をつけたい。 スマブラには御三家中唯一登場しないが、代わりに最終形態がファイターとして参戦している。 アニメではサトシが捕まえ、サトシが捕まえたみず御三家で初めて進化することになった。 No.657 ゲコガシラ 進化してお頭になったようだ。ただすっごく「ゲコガシラ」って言いづらい。アニメでサトシが必死に早口で言っていたが噛まないかどうか心配だった。 御三家が野生で出ることはまずなかったがカロスは例外で、カロス御三家全てフレンドサファリで条件を満たせば野生で出て来る。しかも更に一定条件下で隠れ特性の個体も出現し、こいつの隠れ特性「へんげんじざい」を追い求めてこいつが出るサファリを探したものである。 アニメでは忍者のサンペイとの絡みが多く、ケロマツ一家を競って育てていたのが印象深い。素早く動いて「いあいぎり」を決めていたが、ゲーム中では考えられないほどに高い威力を誇っていた。また、ゴジカ戦で大奮闘の末ニャオニクス2匹を破ったが、あそこで進化すると思った人はどれだけいただろうか。まさかのフルパワーで押し切って進化お預けって。 No.658 ゲッコウガ ドーモ、ゲッコウガ=サン。トレーナーです。 ネオサイタマではゲッコウガと名乗るがネオイッシュではグレニンジャと名乗る。ニンジャの……ポケモン! 進化によってエスパーを倒すあくタイプを手に入れた。おお……まさしくその姿……エスパースレイヤー! ゴサンケ=ニンジャで最も高いすばやさ重点。 「みずスリケン」=ジツはアンブッシュめいた連続攻撃。実際便利な。 シークレット=カラテ「へんげんじざい」は技に合わせて自分のタイプを変える。タイプ一致めいた威力ヤバイ級のジツの前に相手ニンジャはしめやかに爆発四散。インガオホー! スマブラでゲッコウガ=サンの突然めいた参戦にヘッズ達はしめやかに失禁した。アイェエエエエエエ!?ゲッコウガ!?ゲッコウガナンデ!? この日のためにゲッコウガ=サンはヒサツ・ワザ「ニンジャ・シークレットオウギ・ジツ」を編み出した。怒濤めいた連続攻撃と強烈めいた叩き落としの前に相手ニンジャはしめやかに爆発四散。コトダマに包まれてあれ。 フロムアニメイションでサトシ=サンのゲッコウガ=サンがユニーク=ジツ「サトシゲッコウガ」変化を手に入れた。サトシゲッコウガ=サンの豪快めいた怒濤のジツを見よ!カッコイイヤッター! 720匹で争う人気投票でピカチュウ=サンに勝ち1位を取った。ゴウランガ! No.659 ホルビー ホルビーは可愛いよね。 序盤ノーマルとして無難な性能かと思ったら最初から「こうそくいどう」とか覚えてるびっくりなポケモン。 アニメでもシトロンのお供としてちゃっかりいる。シトロンとの出会いの回はうるってきた。 ホルビーは可愛いよね(大事なことなので2回言いました)。 No.660 ホルード ど う し て こ う な っ た。工事現場のおっさんじゃないか。勿論♀も同じ姿。おお、もう。意外と愛嬌はあるが進化前とのギャップが凄い。 進化してじめんタイプがついたが、実はジガルデを除くとXY新登場のじめんタイプはこいつだけだったりする。少なすぎる。 対戦ではこう見えて隠れ特性「ちからもち」なのでガブリアスより強い「じしん」とケッキングより強い「おんがえし」をぶっ放すとんでもポケモンでもある。すばやさが中速程度なのでそのカバーが大事。 ポケモン界の兎は色々とぶっ飛んだお方が多いようだ。 No.661 ヤヤコマ 所謂序盤鳥だが、他の序盤鳥と異なり出現範囲が本当に序盤だけで、進化後が野生入手できない為取り逃がし注意。 実は進化後がシナリオ道中に野生で出てこない。これは歴代序盤鳥で初となる。フレンドサファリには出て来るがクリア後で限定された人のみ。 XYのシナリオ開始と終了のどちらにも姿を見せる印象深いポケモン。 ミラクルでこいつが流れてきたら十中八九「はとむね」だ、気を付けろ! アニメではサトシがいつものように捕まえていた。 No.662 ヒノヤコマ 進化してほのおタイプがついた。所謂序盤鳥でタイプが変わるのは初となる。 序盤鳥でかつ中間進化だが歴代の序盤鳥と異なりシナリオ道中で野生出現しない。その代わりフレンドサファリに出てくる上にここでしか隠れ特性「はやてのつばさ」が手に入らないので躍起になって探していた覚えがある。 シナリオで使おうとするとタイプ一致技が異常なまでに貧相。レベルをうんと上げるか技マシンを使わないとろくに攻撃できない上にノーマルタイプが取れた為「おんがえし」すらダメージソースになりにくい。根気の要るポケモンである。 No.663 ファイアロー 折り畳んだ両翼は 突撃の嚆矢だ 勇猛なその羽根で 獲物を屠るイェエエエエエエガアアアアアアアア! 燃え盛る衝動に その身を灼きながら 戦場に火を放つ 疾風の翼 登場当初は正直まるで期待していなかった。いつものような序盤鳥の最終形態。 唯一の注目点と言えば名前が6文字であること。これによってNNも6文字対応になるだろうことにワクワクした覚えはある。 だが蓋を開ければ隠れ特性「はやてのつばさ」が「ひこう技を必ず先制で出せる」というとんでもなくぶっ壊れた性能で、しかも「ブレイブバード」まで覚えるのでこの技をひたすら連打するだけで弱点ポケモンや物理耐久の低いポケモンは次々倒れていく。正に紅蓮の弓矢。 だけならまだしも「おいかぜ」「ちょうはつ」「ファストガード」「つるぎのまい」「ビルドアップ」「おにび」「はねやすめ」と変化技も少ないながら粒揃い。これらのせいでこいつに狩られるくさ・むし・かくとうの3タイプは一気に駆逐されてしまった。たった1匹でここまで変えるか。 アニメではサトシが進化させていた。しかもファイヤーと戦っている最中に。先輩と後輩の見事な共演と言える。 No.664 コフキムシ 所謂序盤虫だが特性が2つある。両方とも強いのだが「ふくがん」が便利過ぎて相変わらず「りんぷん」が霞む。無念。といってもこいつの場合先頭で瀕死にさせる以上の役割がないのだが。 そして序盤虫にしては珍しく遺伝技がある。「いかりのこな」が後々役に立つ。 No.665 コフーライ 進化してもふもふな蛹になりました。可愛い。身を守る時に紙吹雪みたいなものをぼふって出してくる。可愛い。 スマブラにもちゃっかり登場して粉を振りまいてくる。可愛い。 ちなみに蛹で唯一隠れ特性が「だっぴ」にならず「フレンドガード」のままだったりする。だがフレンドサファリでは最終形態しか出てこない。 No.666 ビビヨン ビヨヨンではない。 もう何匹目かという蝶をモチーフにしたポケモンだが、実はとんでもなく恐ろしいポケモン。 何とDSの居住地域設定によって羽の模様が変わるというぶっ飛んだ仕様で、珍しい模様はGTSで引っ張り凧。 対戦でもありとあらゆる蝶ポケモンのほぼ最上位に位置する実力を誇る。特性「ふくがん」からの「ねむりごな」「ぼうふう」が強力で、「ふんじん」「いかりのこな」といった珍しい技も覚える。これによってバタフリーは一気にこいつの下位互換と見られることに……。 ビオラがジム戦で使ってくるが、実は最初のジム戦で最終形態が出てきたのは初となる。 No.667 シシコ ライオンの子供のようなポケモンだが、顔がどこか間抜けに見えてしまう。もうちょっと凛々しいか可愛い顔にならなかったのか……。 XYでは出現場所が結構分かりにくい上にタイプも分かりにくい。ほのおとノーマルって。地味に初めての組み合わせだったりする。 ちなみにライオンの雄が生き残りにくい為かこいつも♀の方が多い。 No.668 カエンジシ メガフラダリのことカエンジシって言うのやめろよ! ♂のその見た目からすっかりフラダリポケモンと化してしまった悲しきポケモン。本人が実際に使ってくるのも後押ししてしまった感。 ♂♀共に成獣ライオンのような見た目をしており、その生態に準拠したのか進化前同様こいつも♀の方が多い。 その見た目にそぐわず特殊攻撃が得意で、かなり素早い為先制で色々仕掛けられるのが長所。範囲攻撃も「ハイパーボイス」が自力の他ORASで「ねっぷう」が加わった。特にタイプ的にギルガルドに強い。 系統固有技に「おたけび」があり、相手のこうげき・とくこうを下げるが、耐久が伴わない為使い勝手は今一つ。イメージには合うかもしれない。 No.669 フラべべ 体長0.1m、体重0.1kgという、どちらの最少記録も持っている文字通り最もミニサイズなポケモン。抱えている花は不思議な力で持っているらしい。 花を「ただ持っているだけ」なのでくさタイプではなくフェアリータイプ。自力技にくさ技が多いのは気にしてはいけない。 色違いは体にのみ起こり、花の色は変わらないので相当気づきにくい。体が小さいせいで違いに気付かないと言った方が正しいかもしれないが。 シナリオで「初めてのフェアリータイプ」として言及されているが、それ以前のポケモン達はいつからフェアリーになったのか、それとも徐々に適応してフェアリーになったのか。 花は赤・青・黄色・オレンジ・白の5種類あり、進化しても同じ花と共生する。なお、仕様上オレンジと白には現状隠れ特性が存在しない。 No.670 フラエッテ 高さが進化前の倍になった……いや、0.1mが倍になっても0.2mにしかならないのだけれども。 花を抱え持つようになったがそれでもくさタイプではない。くさ技を相変わらずよく覚えるが。 某AZにゃんが永遠の命を与えたポケモンなのだが、通常のものと異なりどす黒い花に寄生している。こいつはいつどこで出会えるのだろう?とんでもない破壊力を持っていそうだし出会ってはいけない気はするのだが。 フレンドサファリ限定で出現するが、仕様が中々に鬼畜で「花の色ごとに出現枠が決まっている」上に「どれもこれも3枠目なので互いに殿堂入りした状態で通信しないと出てこない」ので隠れ特性のコンプリートは中々に至難の業。私は何とかサファリを自力で揃えられたからよかったものの、もうちょっとどうにかならなかったのだろうか? ちなみにこのフレンドサファリにオレンジと白の花を持ったフラエッテは出てこないので、仕様上この2種類の隠れ特性は現状存在しない。 No.671 フラージェス 遂に花と融合してなんだかやたらとゴージャスになった。それでもなおくさタイプじゃないと。うーん。実際くさタイプであった方が強い特性や技スペックをしているからもうくさタイプでいいんじゃないかな? 合計種族値が矢鱈と高いが、特性が使いどころを選ぶ上に技の選択肢もそこまで多くないので強さは今一つ。隠れ特性「きょうせい」を上手く活かせれば多少チャンスが見出せるだろうか。 ちなみにトロバの使うフラージェスは珍しい白色の花だったりする。このおかげで最初の図鑑登録が白だったという人も多いだろう。だが実際手に入れようとなると出現率の壁が立ちはだかる。 No.672 メェークル 名前が覚えにくい。「メークル」でも「メエークル」でもなく「メェークル」。小さい「ェ」が大事。 XYでシャラシティの先にある牧場ではこいつに乗って走ることができ、そうすることでしか手に入らないアイテムもあったりする。存外楽しかったけれどもうちょっと活用してもよかった気がする。 ちなみに進化形共々♂でも「ミルクのみ」が使える。♂でも。 No.673 ゴーゴート 進化前と同じく背中に乗れるのだが、そもそもこいつにどこでどうやって乗れるかを知らない人の方が多い気がする。私もよく知らない。事前情報では「こいつに乗れる町がある」という触れ込みだったのに。 対戦でも色々面白い技を覚えてくれるが今一つ目立たない。もう1つタイプがあったらまだ面白かったのだが。隠れ特性「くさのけがわ」も認知度がかなり低いし。色々噛み合わないポケモン。 だがスマブラではモンスターボールから出て来るポケモンに選ばれ、ファイターがこいつの背中に乗ることができるという、地味ながら楽しい仕様になっている。そういう遊び心は嫌いじゃない。 No.674 ヤンチャム こいつのモチーフが最初よく分からなかった。後になってパンダだと言われてなるほどと思った。そしてこいつからは「メンタルハーブ」が盗める。パンダモチーフ……ハーブ……ウッ頭が。 見た目上あくタイプっぽいがあくタイプではなくかくとうタイプのみ。あくタイプになるのは進化してから。そしてその進化の方法が「手持ちにあくタイプが入っている状態で一定レベル以上にレベルアップ」というタマンタを彷彿とさせるもの。つまりあくに目覚めるということなのか。 アニメでセレナの手持ちとして加入し、独特の赤渕眼鏡が印象的なポケモン。覚えている技も中々強力。 No.675 ゴロンダ 顔は結構好み。そしてこの見た目でフェアリーにボコボコにされちゃうギャップも中々グッド。 対戦では登場して早々フェアリータイプに4倍弱点を抱える、特性適用技が少ないなど中々に不憫だったが、ORAS以降たくさんの技が手に入り一気に強くなった。専用技「すてゼリフ」もあるので高速で攻撃するのが一番戦いやすいが、本人のすばやさは微妙。 某画像投稿サイトのとある漫画では番長をしていたが、クラスメートはマリルリだらけだった。じゃれつかれると死ぬ。 No.676 トリミアン 専用特性「ファーコート」で皆びっくり、すばやさがガブリアスと同じで更にびっくり、カットの種類がたくさんあってこれまたびっくり。もうあと一押しくらいあれば物凄く話題になっていたのだろうが。カットの種類で能力や覚える技が変わるとか。でもそれをやり過ぎると今度は強過ぎるかもしれない。 ちなみに色違いは全身真っ黒になる。これまたびっくり。 対戦では……うーん、うーん。本当にあともう一押しなのだけれども。「スキルスワップ」させてみる? ちなみにXY新登場組で唯一のノーマル単のポケモン。というか他が皆複合タイプという珍現象が起きている。 No.677 ニャスパー つぶらな瞳の可愛いねこちゃん、こう見えてエスパー。 設定が結構シリアスで、耳を抑えていないと大変なことになるらしい。可愛い。 未だに特性がよく覚えられない。どれが隠れ特性だったっけ? 超ポケダンのニャスパーはかわいくかしこくしたたかなある種最強のキャラ。こういう飄々とした子大好き。 No.678 ニャオニクス♂ ♂と♀で見た目や覚える技や特性までも違うポケモン。 「♂=攻撃役」ではなく、どちらかと言えば補助が得意。そして補助と相性抜群の特性「いたずらごころ」を手に入れた為対戦では第一線を担うようになった。事実上最速の「ファストガード」を使い先制技を封じる他、自身も「ねこだまし」や「でんじは」「いばる」「じゅうりょく」などの先制技を駆使する。 ちなみにXYでのカルムは必ずこちらを使ってくる。 ♂♀共々攻撃の時に目が耳に移るのがちょっと怖い。 色違いの配色は微妙。黄色部分多過ぎ。 アニメではサトシの前にまさかのニャオニクス♂♀が両方登場し、♂は補助役を務めた。 No.678 ニャオニクス♀ ♂と♀で見た目や覚える技や特性までも違うポケモン。 「♀=耐久」ではなく、どちらかと言えば攻撃が得意。強烈な「アシストパワー」を軸に様々な攻撃技、能力強化技を駆使して戦う。特性「かちき」なら更に火力を上げるチャンスがある。だが♂が強過ぎてあまり日の目を見ていない……強いのに。 ちなみにXYでのセレナは必ずこちらを使ってくる。 ♂♀共々攻撃の時に目が耳に移るのがちょっと怖い。 色違いの配色は♀の方が可愛い。まっしろ猫ちゃん好き。 アニメではサトシの前にまさかのニャオニクス♂♀が両方登場し、♀は攻撃役を務めた。 No.679 ヒトツキ 最初見て「遂にはがね/ゴーストが出てしまったか」と思ったものである。この組み合わせだと甲冑辺りに霊が宿るかなとも思ったけれどそっちで来たか!という感じ。西洋チックで中々好き。 その後弱点が増えてしまい一転評価が下がってしまったが、最終形態が強過ぎるので寧ろよかったのかもしれない。 こいつの遺伝技に「ワイドガード」があるのだが、XY時点では何と「プロトーガなど→ミズゴロウ→ナエトル→パラス→イシズマイ→ヒトツキ」という、正に針の穴に糸を通すような細い細い遺伝経路を辿る必要があった。私もやってみたが相当しんどかった。何せ♀率が1/8のポケモンが2体もいるのだから。ORASからダイノーズがレベル1で覚えてくれるので、そこから遺伝させれば大丈夫になった。 No.680 ニダンギル 進化して剣が2つになった。これ最終形態3つになるのかと思ったらまさかの進化形で驚いた覚えがある。フォルムも怪しげでいい感じ。 意外と耐久が高い為「しんかのきせき」を持たせて進化前とは違った戦法もできるが、特性のせいで相手の攻撃全部を受けないといけないのが何とも言えない。「おにび」など食らった日には悲惨。 No.681 ギルガルド 聖剣エクスカリバー! 又の名を「けんたくん」というらしい。 通常形態シールドフォルムと攻撃形態ブレードフォルムで「こうげき・とくこう⇔ぼうぎょ・とくぼう」の能力を入れ替えながら自由自在に戦う攻防一体のポケモン。攻撃技を選ぶとブレードになり、技「キングシールド」を使ったり手持ちに引っ込めたりするとシールドになる。自分で使うにも相手するにも読み合い必至。トレーナーの実力が試される。 多くのはがねタイプの仕事を一気に奪い去ったある種罪深きポケモンでもある。ゴースト技はメタグロスにこうかばつぐんだ! ちなみに剣のイメージから物理技が似合いそうだが、「いかく」の影響や同種対決などを考えて特殊技主体のギルガルドが現在では多い。ただ公式としては物理技主体のつもりで設定していたらしく、ここまで特殊技主体が流行するとは公式は予想だにしていなかったという。いや、とくこう150もあったら使わない手はないだろうに。 No.682 シュシュプ シュプシュプではない。 香水モチーフのポケモン……らしいのだが、鳥のようにも見える。一体どうしてこんな姿になったのだろう?香水瓶なのか?だがひこうタイプは入っていない。 ペロッパフとは対関係。こちらはYのみ。 シナリオで連れて行こうとすると進化条件がアイテムを持たせての通信進化なせいで結構面倒。しかもこいつ異様に遅い。耐久は結構ある上に「めいそう」も覚えるので何とかなるとは思うが。 なお、何故かレベル50でフェアリー特殊技中威力が最も低い「チャームボイス」を覚える。「ムーンフォース」を先に覚えておいてどういうことだってばよ。 アニメではマーシュが切り札として使用し、「トリックルーム」を作り上げサトシを苦しめたが、とんでもない方法で打ち破られてしまった。 No.683 フレフワン 進化して……何と形容したらいいかよく分からない見た目になった。二足歩行で手もあるが嘴もある。ペスト医師と呼ばれた伝染病用の医師の姿と似ているらしい。幾らカロスがフランスモチーフだからってそんなネタをさりげなく仕込ませるとは。 対戦では耐久がかなり高い反面、すばやさがムシャーナと同じ29と非常に遅い。だが「トリックルーム」を使え、隠れ特性「アロマベール」なら「ちょうはつ」などもシャットアウトするという、「トリックルーム」の為に生まれてきたような存在。フェアリータイプなので弱点も少ない。 ただその代償か自分から退場して後続に繋げる技がない。自分も戦うか交代させても大丈夫な味方を選ぶか。腕の見せ所と言える。 No.684 ペロッパフ 可愛いわたあめのぽふぽふっとした可愛いポケモン。そのまま食べられそう。 シュシュプとは対関係。こちらはXのみ。 シナリオで連れて行こうとすると進化条件がアイテムを持たせての通信進化なせいで結構面倒。能力自体は多少遅い程度でそれなりなので頑張れば行けなくもないが。 ポケダンではデンリュウ調査団の食事担当(作る担当と食べる担当の両方)をしており、スマブラにも登場するなど、シュシュプより他作品の登場回数が多い。 No.685 ペロリーム 進化してケーキのような見た目になった……が、ちょっと横に広がってしまった。可愛いと思うかは人それぞれ。進化前同様そのまま食べられそう。お腹空いてきた。 対戦では能力が平均的で、物理特殊どちらでも戦えるが今一つパンチに欠ける。だが隠れ特性「かるわざ」で「はらだいこ」を使い、「オボンのみ」でHPを回復させれば高速かつ超火力のポケモンがあっという間に完成する。……まではいいのだが、物理技は「じゃれつく」「ドレインパンチ」くらいしかない。特殊にしようとすると他タイプ技は豊富に覚えるが肝心のフェアリー技は「マジカルシャイン」止まり。「めいそう」があるだけマシだが。 なお、通常特性「スイートベール」が忘れられがちだが、味方全員の「ねむり」を防ぐ効果がある。フェアリータイプも合わさりダークライに密かに強い。 No.686 マーイーカ こいつのこの項目に何を書けばいいか分からない。うーん、マーイーカ! 今の今までイカをモチーフにしたポケモンが出ていなかったが、XYになって漸く登場。だがみずタイプがどこにも入っていない。そしてまさかのあく・エスパーという。どういうことだ。タマゴグループは水中1なのに。マーイーカ! 偶然にもXY発売の2年後に陸に上がって水が苦手になったイカのゲームが出ているし、今どきのイカは陸に出てアクティブに活動するのがトレンドなのかもしれない。マンメンミ!じゃなかった、マーイーカ! 進化条件がまさかの「DSを上下逆さまにした状態でレベルアップ」という、前代未聞の方法で度肝を抜いた。でも逆転もモチーフの1つだしピッタリかもしれない。マーイーカ! アニメではコジロウが捕まえており、その独特なキャラと癖になる可愛さでで人気になった。スマブラにも登場し、ポケモンセンターでもグッズキャンペーンが展開された。こんなに人気でいいんだろうか。マーイーカ! No.687 カラマネロ 進化することで進化前とは頭と足が逆になった。このデザインセンスは正に逆転の発想。だがすっかり可愛さは失われてしまった……これだからポケモンは分からない。 新技「ひっくりかえす」や特性「あまのじゃく」など、とことん逆転を意識した設定を持つ。強力な催眠術を操るという図鑑説明もあり、攻撃よりは補助を中心にして戦うものと思われていた……発売前までは。 蓋を開ければそこにいたのは、特性「あまのじゃく」を活かして「ばかぢから」を連発しどんどんムキムキマッチョになっていく文字通りの脳筋イカ娘orイカ息子だった。「いかく」などかけようものなら逆上してこうげきが上がっていく。何なんだこいつ。 色んな意味で予想の逆を行ってくれたある意味ポケモンらしいポケモンと言える。 No.688 カメテテ 岩から顔のような手のようなものがにょきっと出ているだけという、何とも形容しがたいポケモン。進化して更にとんでもないことになるけれども。最初見た時ジヘッドの偽物かと思った。 野生のものは金銀当初のツボツボのように「いわくだき」でしか出てこないので地味にレアだったりする。 なおORASにも出て来るが、「いわくだき」から出て来るポケモンはサーチできないせいで隠れ特性を同ソフトでは手に入れることができず、XYのフレンドサファリ必須なのがちょっと面倒。何故そんな仕様にした。 No.689 ガメノデス カメノデスではない。ズミノデス……は強ち間違いではない。 よくこんなデザインを許可したよなと思わせる恐ろしくも奇形な見た目。何と脳が7つもある。4本ある手と2本の足と顔の合わせて7つ。これが全部カメテテから分裂したものだという。どこから突っ込んでいいか分からない。まるで名状し難き異形の人ならざる者である。見てしまったらサイコロを振る必要があるのか。1or1d6か。 対戦ではこう見えて「からをやぶる」を覚えるので、そこから攻めを展開するのが得意。だが技の命中率が不安定なのでカバーリング大事。「たきのぼり」を何故覚えない。「からをやぶる」でとくこうも上がるから「なみのり」でいいというのか。 なおカロス四天王ズミの切り札だが、色男の切り札が色物とはまた皮肉である。 No.690 クズモー ゴミポケモンの次はクズポケモンが出てしまったという。次はカスポケモンか。 どことなくタッツー系列を思い出させる見た目だが、こちらはどく・みずタイプ。 ウデッポウとは対関係。 Yではいいつりざおを手に入れて海辺で釣れば手に入るので入手自体は中盤なのだが、進化レベルがまさかの48と物凄く高い。クズモー自体の能力も平均的なのでシナリオで使うならすごいつりざおを使って進化後を捕まえた方が早い。 XYで隠れ特性が解禁されなかった種族の1体。ORASになって野生出現することでサーチによって手に入る……のだが、前述の通り対関係のポケモンなので、手に入るのはORのみとなる。 こいつが登場するアニメの回が某事故によって放送延期になったが、後日無事放映された。 No.691 ドラミドロ 進化すると何とみずタイプが取れて初のどく・ドラゴンタイプになった。アメタマ以来のみずタイプが進化で取れるポケモンとなった。 進化することで体に装飾がたくさんつき、その禍々しい姿と初となるタイプの複合に惹かれたトレーナーは多い。「ドラミちゃん」とも呼ばれる……あれこの名前どこかで? だが対戦では正直パッとしなかった。すばやさが異様に低く、とくぼうは高いもののHPが低いので耐久も微妙。火力もあるわけではない。確かにドラゴンの割にフェアリーに強いが逆にドラゴンに先手を取られる始末。 だがORASで隠れ特性「てきおうりょく」が解禁されると一転重火力攻撃役に化けた。「りゅうせいぐん」の火力があのラティオスを上回るってどういうことだ。どく技に至っては物理特殊どちらもナンバーワン火力。すばやさの低さは「トリックルーム」で補えばよい。特性の力は偉大である。 No.692 ウデッポウ 腕に鉄砲がついているからウデッポウ。 どことなくクラブ系列の香りがするが体の色は青い。だがやっぱり仲間なのか「クラブハンマー」を自力で覚えられる。 クズモーとは対関係。特性がまさかのメガカメックスも持っていた「メガランチャー」で度肝を抜いた。メガシンカポケモンと同じ特性ってどういうことだ。そして2体とも同じようにはどう技マイスターという。 なおこいつには隠れ特性が存在しない。その為ASで幾らサーチしても特性は「メガランチャー」のまま。 No.693 ブロスター 立派な波動の勇者になりました。ルカリオ?あいつは「波導」の勇者だ。 とくこうが急上昇し、何と禁止伝説以外のみずタイプで1位を獲得した。……まではいいのだが、何とこいつ「ハイドロポンプ」を覚えない。その為火力面ではまだオムスターに軍配が上がるという。何てことだ。 対戦では特性「メガランチャー」を活かした「○○のはどう」の技を駆使して戦うのが軸となる。その為ルカリオ以上に「はどう」技を使いこなしてしまうという。何てことだ。ただし前述の通り「ハイドロポンプ」を覚えないせいで一致技の威力が90止まりの為やや物足りない。またはどう技だけだとマリルリに止められるので、こおりではなくどく技が必要になる珍しいみずタイプでもある。 なお「クラブハンマー」も覚えられるが、こうげきが低いのでそちらで戦うことはあまりない。 No.694 エリキテル 名前が紛らわしい。エレキテルではなくエリマキトカゲモチーフなのでエ「リ」キテル。よく実生活でもごっちゃになってしまう。危ない。 初のでんき・ノーマルタイプで、トカゲのような可愛い見た目でシナリオメンバーにも連れて行った覚えがある。だがぼうぎょが悲しいくらいに低いので注意しないと不意の物理技で即死してしまう。しかも石進化なせいで進化のタイミングは慎重を要する。……というか最初進化方法がよく分からなかった。「たいようのいし」だとは。 だがちゃっかり「なみのり」を覚えたりする。サブ技にするもよし、移動要員にするもよし。 実はタマゴグループに陸上がなく、怪獣/ドラゴンとなる。そのせいで「エレキフィールド」を覚えるのが「ライボルト→メリープ→エリキテル」と経由しなければならず、結構手間だったりする……ヒトツキの「ワイドガード」よりはマシだが。 No.695 エレザード 立派なエリマキトカゲになりました。 とくこう・すばやさが高くこうげき・ぼうぎょが低いという分かりやすい能力。殴り切ったら勝ち、殴られたら負け。 対戦では特性が3つとも天候下で強くなるもので、天候の申し子と言える。分かりやすいのが特性「かんそうはだ」で隣から「なみのり」を受ける役目。自身もちゃっかり「なみのり」を覚えたりするので使ってみてもよい。 だが最も話題になったのは隠れ特性「サンパワー」発動状態で「はかいこうせん」をぶっ放す戦術だろう。その火力は何とあのポリゴンZをも上回る。ガブリアス程度なら余裕で一撃。とんでもないロマン砲である。 だが系統固有技「パラボラチャージ」があるせいなのか、「ほうでん」を覚えられない。固有技「パラボラチャージ」も威力が悲しいくらい低く、シナリオではまだ使えるが実戦となると……。 No.696 チゴラス XY化石組。 タイプが初のいわ・ドラゴンで、実はタイプ的に互いが互いの弱点を突ける。この例は化石組では初となる。 特性「がんじょうあご」で噛む系統の技が強い、という触れ込みだったが、全部タイプ不一致なので実際サブ技の底上げがいいとこだったりする。 XYで隠れ特性が解禁されなかった種族の1体。Wi-Fi大会での景品で配られたが、進化後と特性が異なる為混乱をきたした。しかもその特性も「がんじょう」って。通常が「がんじょうあご」なので非常に紛らわしい。 ザクロの切り札でもあり、アニメではピカチュウを「がんせきふうじ」で苦しめたがまさかの「がんせきふうじふうじ」を食らい敗北した。 No.697 ガチゴラス ガチなポケモンになってしまった。何がどうガチかは置いておくとして。 対戦では特性「がんじょうあご」が多少有名になったものの不一致技ばかり恩恵を受けるので正直微妙だった。しかも「げきりん」を覚えない。 ORASになって隠れ特性「いしあたま」が解禁され、まさかの「いしあたま」+「もろはのずつき」でこうげき・すばやさ共に最高値を更新し高速でこの技を乱打しまくる化け物に変化した。相手によって「げきりん」に変えるのもよし。だがはがねにすこぶる弱い……。 No.698 アマルス XY化石組。 タイプが初となるいわ・こおりで、実はタイプ的に互いが互いの弱点を突ける。この例は化石組では初となる。 新特性にして系統固有特性「フリーズスキン」でノーマル技をこおり技に変換し、更に威力まで上げて放つ。ただ弱点が多く4倍弱点を2つも抱えるので結構苦しい。こおりタイプとしては異例の早さで手に入りはするが。 とはいえザクロ戦で超火力のタイプ一致「とっしん」を使ってくるので油断は大敵。1回ボコボコにされた……。 なお、技「フリーズドライ」が同時公開されたが、こいつ系統の専用技というわけではなかった。 XYで隠れ特性が解禁されなかった種族の1体。Wi-Fi大会の景品として配られ、何と「ゆきふらし」を持っている。 No.699 アマルルガ 進化して巨大な恐竜のようになった。ドラゴンタイプがついていそうでついていない。そして鳴き声がとてもうるさい。 いわ・こおりなので4倍弱点を2つも抱える。しかも系統固有特性「フリーズスキン」の適用技が少なく、まともなのは「はかいこうせん」くらいで、XY当初はまるで弱かった。 ORASになって教え技で「ハイパーボイス」獲得、更に隠れ特性「ゆきふらし」獲得で一気に強くなった。……漸く第一線に立てたと言った方が正しいかもしれないが。4倍2つは相変わらず痛いし。 No.700 ニンフィア イーブイのフェアリー進化。そして初めて「フェアリータイプとして」公開されたポケモン。 最初見てタイプが不明で一体何になるのか予想合戦になった。ちなみに私はリボンを巧みに操ってパンチやキックを繰り出すかくとうタイプか、リボンで空を飛ぶひこうタイプだと思っていた。まさかのまさか新タイプだったなんて。 XY登場組で唯一の既存ポケモンからの進化形。メガシンカ?あれはフォルムチェンジ扱いだろ? とくぼう・とくこうが高くHPも中々。というか特殊耐久はブラッキーと全く同じ。反面すばやさは歴代イーブイ進化組で最も低い。 対戦では当初こそ特徴に乏しく何をしていいか分からないポケモンだったが、隠れ特性「フェアリースキン」に「特性の対象となった技威力を1.3倍にする」という隠れ効果が発見され、更にこいつが教え技で「ハイパーボイス」を覚えることが分かって以降、「フェアリースキン」+「ハイパーボイス」による超火力攻撃役として一躍超メジャーポケモンの仲間入りを果たした。特に複数戦ではこいつの対策を怠るとどやされてあっという間に倒されること請け合い。技の不足は「こだわりメガネ」で寧ろゴリ押しスタイルにしてしまえばよい。 ……だがこんな可愛い見た目で♂:♀=7 1なので♀が欲しい場合相当頑張らないといけない。何とも罪作りなポケモン。 アニメではセレナが進化させ、進化前から得意だったダンスパフォーマンスで観客はおろか視聴者までも魅了した。 No.701 ルチャブル 最初見た時ネタポケモンかコラ画像かと思った。マジで。ただの鳥人間がポケモンになっただけじゃないかと。 モチーフは実在する覆面レスラーではないかと噂されている。「Sky High」のテーマが聞こえてきそう。 こんな見た目でかくとう・ひこう、かつフォルムチェンジを除いてかくとう最速。しかも固有技「フライングプレス」はかくとうとひこうの2つのタイプを併せ持つという前代未聞の技。もう色々ぶっ飛び過ぎてどこからどう突っ込んでいいか分からなかった。 だがアニメでサトシの手持ちとなり、一気に印象が変わる。熱い闘志と技に対する美学、弱きを助け強きを挫く。何よりその風貌がヒーローのそれ。一番驚いたのはマーシュのシュシュプが展開した「トリックルーム」をまさかの「シザークロス」でぶち破って勝ちをもぎ取った場面。あんなの予想できない。アニメで株を大幅に上げたポケモンの1体と言える。 対戦では結構器用で、「パワフルハーブ」+「ゴッドバード」からの「かるわざ」+アイテムなし「アクロバット」を叩き込める他、「かたやぶり」+「ちょうはつ」を最速で決められるなど、できることは多い。安定したかくとう技に乏しいのが難点。「フライングプレス」はかくとう・ひこうの両方の相性の影響を受けるという……。 なお、かくとう・ひこうタイプのこいつが出たこと、またトゲキッスがフェアリー・ひこうに変更されたことにより、ひこうタイプは全タイプとの複合を達成した。 No.702 デデンネ デデンデンデデン!(ネ) デデンデンデデン!(ネ) \デデーン!/(ネ) アウトー! 所謂ピカチュウポジションなのだが、歴代でもかなり似ているせいで何故かライチュウの立ち位置が危うくなってしまった。確かに前情報なしだと進化形と間違われても不思議ではない……体長が小さい?何のことかな? そして名前もド直球。電気の鼠だからってそのまますぎるだろと。 タイプがまさかのでんき・フェアリータイプ。現時点で固有タイプでかつはがねを弱点としないフェアリータイプなのでスペックが高ければ対戦でも強かったはずだった。蓋を開ければ低い能力、1の差でギリギリガブリアスに抜かれるという嫌がらせのようなすばやさ、フェアリー技が何と「じゃれつく」しかないことが重なりネタポケの烙印を押されてしまった。悲しいンネ。 だが弱いわけでは決してなく、特性「ほおぶくろ」+アイテム「オボンのみ」でかなりの回復量を確保できる他、「いかりのまえば」「あまえる」「かいでんぱ」などでサポートもできる。やればできるンネ。 アニメではユリーカがキープしマスコットとして愛くるしい姿を見せ、一躍人気者になった。作画崩壊の槍玉にも挙げられてしまったが。その功績からかスマブラにも登場した。デデンネ凄いンネ。 No.703 メレシー メレ! メレ! 宝石の妖精だという。宝石は石なので詰まる所いわタイプになる。……うーん?宝石なのに火に強い?なんか釈然としないのは私だけだろうか。宝石タイプとかクリスタルタイプとか用意できないものか。 恐らく全ポケモン中最も「パワージェム」が似合うだろうポケモン。本当にぴったりなはずのディアンシーは何故か覚えない。解せぬ。 対戦ではぼうぎょ・とくぼうが高いがそれ以外が低いという極端な能力で、しかもいわ・フェアリーなので4倍弱点も抱える。だが隠れ特性が「がんじょう」なので1発耐えて色々できる。「トリックルーム」「ガードシェア」「ステルスロック」「スキルスワップ」などで場を整えて危なくなったら「だいばくはつ」だ。 ただ、この隠れ特性「がんじょう」を手に入れるにはXYで映し身の洞窟で群れバトルを誘い、ダンゴロの群れに稀に混ざっているメレシーを調べる必要がある。物凄く骨が折れる……。 映画『破壊の繭とディアンシー』ではダイヤモンド鉱国なるメレシーの国が登場した。独特の発音の「メレ!」がツボだった。 No.704 ヌメラ よわくたって いいじゃない。 だって ヌメラだもの。 最も弱いドラゴンとして登場した……のだが、どこからどう見てもナメクジにしか見えない。どく?みず?それとも別のタイプ?捕まえるまでよく分からなかったが、まさかこいつが大きくなってとんでもないことになるなんて。でも他の幼体と比べてもダントツに可愛い。 丸くて持ちやすいが凄くぬめぬめしているので取り扱い注意。でも可愛いから許す。 英名がGoomyという。何だそれ。可愛い。 その癖になる可愛さが受けたのか、アニメでレギュラー入りし、それと前後してポケモンセンターで「ヌメラだもの。」グッズ販売という大プッシュを受け、すっかり人気者に成長した。ファンシーポケモン組に混ざって色々頑張っているヌメラが可愛すぎる。ずるい。 アニメではデデンネといつも仲良しで、デデンネが頑張ってヌメラを守るという一面も見せた。この2匹めちゃ可愛い。 つまり、こいつは可愛い。 No.705 ヌメイル 可愛いヌメラが進化しても可愛さはそんなに失われなかったようだ。だがドラゴンになったかというと、どちらかと言えばカタツムリになったような……。 隠れ特性「ぬめぬめ」はこいつが出現するフレンドサファリから探さないといけない。 そしてこいつの進化条件は「レベル50以上かつフィールド上に雨が降っている時」という、歴代でも中々にぶっ飛んだ進化方法。カロス地方で頻繁に雨が降ったり止んだりするのはこいつの為だったというのか。戦闘する必要は一切ないので、雨の降る場所で「ふしぎなアメ」を投与すればそれだけで進化できる。 だがあくまでフィールド上なので戦闘中に「あまごい」を使っても進化しない。アニメでは進化していたのでせっかくだからゲームでも採用されてもいいと思う。 No.706 ヌメルゴン ヌーゴォ!! 最終形で立派なドラゴンになりました。でも可愛い。 7匹目の種族値600組。だが全くいかつくないどころか可愛い。 ナメクジがドラゴンになるぶっ飛び進化かと思いきや幾つかの国にそういう伝承が残っているらしい。 対戦ではとくぼうが物凄く高く、しかも他タイプが入っていそうでドラゴンしかタイプがない。特性も系統固有の「ぬめぬめ」を始め守りに有利なもの。その為どちらかと言えば守りに重点を置いた戦い方が得意。ぼうぎょは低いが「とける」や「のろい」を覚えたりする。攻撃面も貧弱と思いきや優秀で、物理特殊どちらでも攻めていける。ただやっぱり周りの物理技が強く、弱点の1つにフェアリーがあるせいでせっかくの耐久が超火力で打ち消される可能性もある。現実は厳しい。 アニメではサトシのヌメイルがシトロン戦で自らの「あまごい」で進化し、かつ特性「うるおいボディ」で「まひ」まで治るというとんでもない大逆転で見事勝利を収めた。その後故郷である湿地帯の主として凱旋帰還することになった。本当に立派に成長してくれました。 No.707 クレッフィ クレッフィッフィー!! モチーフは鍵束と非常に分かりやすく、はがねタイプがついているのは分かる。だが何故フェアリータイプでしかも何故特性「いたずらごころ」なのか。確かに鍵束をジャラジャラしたくなるのは分からなくもないが。 対戦でははがね・フェアリーという弱点が2つしかない優秀なタイプに加え「いたずらごころ」まで持っていることから、攻撃技をあまり使わず「いばる」「でんじは」「リフレクター」「ひかりのかべ」などで嫌らしく場を展開する。通称「害悪戦法」で、何もできずに倒されたポケモン数知れず。 ついた渾名が「糞鍵」。何ともド直球。 なお、こいつに「すりかえ」を遺伝させようとなるとXYでは「スリーパー→サボネア→モンメン→ユキワラシ→クレッフィ」という細いルートを経由させる必要があった。ORASからマイナンが自力で覚えられるようになったので「マイナン→ユキワラシ→クレッフィ」で遺伝できる他、こいつ自身ORASでサーチできるので最初から「すりかえ」を覚えている個体を手に入れることもできる。 アニメではトライポカロンの案内役ムッシュ・ピエールの横に常にいて、次のステージに進める鍵はこいつが持っている。映画短編『ピカチュウ、これ何のカギ?』の主要ポケモンにも抜擢され、不思議な鍵穴世界にピカチュウ達を招き入れた。 No.708 ボクレー 木の霊だからボクレー。非常に分かりやすい。お化けにありそうな可愛い鳴き声が特徴。 XYではバケッチャ共々出現場所が分かりづらくバージョン違いではないかと言われた。実際はシナリオに関係ない道路で普通に出て来るのだが。 進化が通信交換のはずなのに、進化形が普通にシナリオ中の道路で出てきてしまう。しかもそれなりの確率で。確かに過去にも通信進化組が野生で出たことはあったが、初登場したその作品で出て来るのはこいつが初となる。 シナリオで使おうとすると自力でくさの攻撃技を覚えるのが物凄く遅いのが結構辛い。「はっぱカッター」すら覚えないってどういうことだ。代わりに「相手にくさタイプを追加する」という個性的な技「もりののろい」を覚えるので上手く活用したい。 No.709 オーロット おぞましい姿の木のお化け。別のゲームにも似たようなデザインのキャラがいる。 進化形でかつ通信進化のはずなのだが、XYでは野生でわんさか出て来る。どういうことだ。確かに過去にも通信進化組が野生で出たことはあったが、初登場したその作品で出て来るのはこいつが初となる。 対戦ではくさ・ゴーストタイプなのでどく・むしの弱点が消える。隠れ特性「しゅうかく」をフルに生かし、「ウッドホーン」などでじわじわと回復し、大きくHPを削られても「オボンのみ」で回復かつ「しゅうかく」できのみを再生、という永久機関を作り上げられる。サポートとしても「トリックルーム」や系統固有技「もりののろい」が優秀。油断しているとこいつ1匹に骨抜きにされてしまうぞ。 No.710 バケッチャ 可愛い可愛いカボチャのお化け。顔はカボチャではなくその上の部分だったりする。 モチーフはハロウィンのカボチャ提灯で、実際に「ハロウィン」という技を覚えたりする。……はいいのだが、この「ハロウィン」、3回もレベルアップ技に出て来る。どんだけ覚えたいんだ。 モチーフがモチーフなのでハロウィンの時期になると毎年のようにグッズが出るハロウィンの申し子。横にシャンデラもどうぞ。 サイズが全部で「ちいさい・ふつうの・おおきい・とくだい」の4種類あり、種類ごとに種族値が異なる。サイズが小さいほどすばやさが高くHPが低い。サイズが大きいとその逆となる。かつ、とくだいサイズは何と鳴き声まで違う。 XYではボクレー共々出現場所が分かりづらくバージョン違いではないかと言われた。こいつはシナリオに関係ない道路の長い草むらにしか出てこない。そしてその中でもとくだいは滅多に出てこない。 なおフレンドサファリにも出て来るが、サイズはふつうのサイズしかいない。その為隠れ特性「ふみん」はふつうのサイズのみ……と思いきや。 かつて公式でとくだいバケッチャが配布された際に実は特性を粘ることができ、この時に隠れ特性「ふみん」になることがある為、限定的な配布ではあるが隠れ特性持ちとくだいサイズバケッチャが正規に存在する。……いや、そういうのは予告するか最初から隠れ特性の状態で配布しよう?突発で仕込まれても気づかなかったらどうするんだよと。 特性「おみとおし」+「どろぼう」もしくは特性「ものひろい」でアイテム集めには便利なポケモン。群れバトルでも「はっぱカッター」があるので一掃できる。 アニポケではムサシが捕まえており、独特の鳴き声が面白かった。 No.711 パンプジン バンブジンではない。パンプキンの婦人だから「パ」ンプジン。 進化前同様大きさによって種族値が異なる。サイズが小さいほどすばやさが高くHPとこうげきが低い。サイズが大きいとその逆となる。かつ、とくだいサイズは何と鳴き声まで違う。 進化条件が通信交換なので入手は面倒だが、カボチャ提灯モチーフなのでハロウィンの時期になると決まってこいつがミラクル交換で送られる。のみならずとくだいサイズのバケッチャが珍しいこともあって、布教目的でとくだいバケッチャがミラクル交換で届くことも多かった。ミラクル交換は通信交換扱いとなるので、やってきたバケッチャは即進化する。私はこれでバケッチャの進化方法を知った。 その後私も送る側になったが、よく考えるとバケッチャを送るのは進化の分時間を喰うので軽いテロだなと思った。反省。 対戦ではとくだいサイズが主に使われ、特性「おみとおし」や系統固有技「ハロウィン」、その他「タネマシンガン」「トリックルーム」などが強い。また、くさで唯一ほのおタイプの攻撃技を覚えられるので奇襲として使ってみてもよいだろう。 なおこの「ハロウィン」、4回もレベルアップ技に出て来る。進化前より1回増えている。幾ら何でもしつこい。 アニポケではムサシがバケッチャとクチートを交換した時に進化させており、その時に自分のパンプジンを馬鹿にされたことに怒り引き戻させた。ムサシのポケモン愛を感じさせる一幕だった。 No.712 カチコール 氷の塊そのまんまなポケモン。 正直語ることに困る。XYでフロストケイブに出て来るが遅い上にろくなこおり技を覚えない。とくこうが低いので特殊技には期待できず、物理技も便利な「つららばり」「つららおとし」「こおりのつぶて」を覚えられない。しかも遺伝技にもない。物理耐久はそこそこだが特殊耐久はからっきし。かつ致命的に遅い。 対戦用に育てるにしても、遺伝技が4つしかないが、習得経路がかなり細くかつ御三家を経由する必要があるので孵化がかなり面倒。もうね、阿保かと、馬鹿かと。 余談だが、こいつとよく似た名前の注射器がある。カルチコールというらしい。 No.713 クレベース 何だこの平べったいテーブルのような何かは。見ようによっては航空母艦のようにも見える。ただどうも平べった過ぎて何か上に載っていないと物足りない。100人乗っても大丈夫だろうか。 ORASで遂にこいつをモチーフにしたテーブルが出てきてしまった。大きいので色々載せても大丈夫。 対戦ではぼうぎょが異常に高く、HPもかなりの高さなお蔭で物理耐久は全ポケモン中ナンバーワン。この空母を生半可な力で破壊しようなどと考えてはいけない。そこから「じこさいせい」「てっぺき」までできる。勘弁してくれ。特殊耐久は低いが「ミラーコート」があり、更に隠れ特性が「がんじょう」なので決まりやすい。 反面攻撃面は難ありで、タイプ一致こおり技で有用そうなのが「ゆきなだれ」「こおりのキバ」くらい。サブ技は多いのだが。しかも物凄く遅い上に先制技もない。やっぱり空母は小回りが利かないらしい。 だがさかさバトルでは一転本物の不沈空母に変化する。弱点が何とこおりだけで半減も4つ。能力を強化すれば更に沈まない。流石我らの空母。 No.714 オンバット オンバーンの方が先に公開され、進化前がどんなポケモンか、どこに出て来るか話題になったが、まさかのシナリオ終盤でしかも上から落ちて来るとは。扱いがどことなくBWのワシボンを彷彿とさせる。 タイプの組み合わせがひこう・ドラゴンと、珍しくタイプ1にひこうが来ている。トルネロスに次いで2例目、そして進化形が3例目となる。進化形はそうでもないがこいつのこの見た目では確かにドラゴンかと言われればただの蝙蝠にしか見えない。しかもドラゴン技を「りゅうせいぐん」以外覚えない。 種族値はこうもりポケモンの先輩であるズバットとこうげき・とくこうを入れ替えたものだったりする。その為ドラゴンタイプの中で最も合計種族値が低い……。 なお、「すりかえ」を遺伝させるには「カラマネロ→ヘイガニ→アーケン→オンバット」と経由させる必要がある。 アニメではサトシがタマゴから孵化させたポケモン。最初は飛べなかったが、ルチャブルやヒノヤコマの指導のおかげで飛べるようになった。3匹で出場したスカイレースの回は手に汗握るものがあった。 No.715 オンバーン 巨大蝙蝠とワイバーンの合体形。 最初に公開された時に何故最初にひこうが来るのかがよく分からなかった。進化前を見て蝙蝠モチーフのせいだろうと納得した。蓋を開ければドラゴン最速。そして鳴き声がとってもうるさい。 なお種族値はクロバットからこうげき・とくこうを入れ替えて、更にすばやさの7をとくこうに持って行ったもの。 技「ばくおんぱ」と共に公開されたが、まさかノーマルタイプ威力140でしかも全体攻撃技とは。 対戦では特殊技が豊富で、ひこう・ドラゴンの技の他「かえんほうしゃ」「ばくおんぱ」などで安定して攻められる。特性も「おみとおし」「すりぬけ」が強力。変わった所では「いかりのまえば」も。とくこうはそこまで高くなく、能力強化にも乏しいのが弱点。 また、特性「おみとおし」+技「すりかえ」ができるポケモンの中で最速で、アイテムハンティングにも有用。ただ「すりかえ」の遺伝はかなり面倒。 アニメではサトシのオンバットが進化し、兄貴分のルチャブルと一緒に大活躍を見せた。 No.716 ゼルネアス イクシャア!! 七色メガオドシシではない。 Xの看板ポケモン。 まさかの新タイプフェアリーが伝説に加入した。……あの、どくタイプの伝説はまだですか……?アルファベットのXに見えるポケモンという設定なのだが、上半身だけ見えるとYに見える。あれ? BW同様シナリオ中に捕まえなければいけない仕様になっている。どうにかならなかったのか。 ゼルネアスとイベルタルとは「再生⇔破壊」の関係。だがイベルタルはゼルネアスに一方的に弱点を突かれてしまう。不憫。 対戦では禁止級伝説の勢力図をたった1匹だけで塗り替えてしまった張本人。 種族値はこうげき・とくこうが高くすばやさはそれなり。というかイベルタルと全く同じ。固有技「ジオコントロール」は1ターン溜めるもののとくこう・とくぼう・すばやさを何と2段階も上げる技。アイテム「パワフルハーブ」を持たせて使うことで次のターンから超高速で「マジカルシャイン」などのフェアリー技をぶっ放す。特性「フェアリーオーラ」で威力増し増し。しかもとくぼうまで上がるので特殊技では中々倒れない。物理耐久は低いと思いきやHPがかなり高いので存外耐えるという。 このせいで今までのさばっていたドラゴン軍団が一気に駆逐されてしまった。生き残ったのはひこう物理技「ガリョウテンセイ」を引っ提げたレックウザくらい……。せいめいポケモンなのにドラゴンを駆逐して回る破壊神のようになってしまった。何てことだ。 映画『破壊の繭とディアンシー』では暴走したイベルタルをこいつが治めた。やっぱりそういう役回りなのかこいつは。 No.717 イベルタル イガレッカ!! 赤いメガドンカラスではない。 Yの看板ポケモン。アルファベットのYに見えるポケモンという設定。こちらは確かに飛んでいる姿や威嚇した姿がそれに見えなくもない。 BW同様シナリオ中に捕まえなければいけない仕様になっている。どうにかならなかったのか。 ゼルネアスとイベルタルとは「再生⇔破壊」の関係。だがイベルタルはあく・ひこうタイプなせいでゼルネアスに一方的に弱点を突かれてしまう。不憫。 種族値はこうげき・とくこうが高くすばやさはそれなり。というかゼルネアスと全く同じ。 対戦ではあく・ひこうそれぞれの技を器用に使いこなすが、特性「ダークオーラ」と固有技「デスウイング」が噛み合わないのが残念。いや、何故「デス」なのにひこう技なのかと。だが決して弱くなく、「はたきおとす」「ふいうち」「バークアウト」などで嫌らしく攻めるのが得意。流石あくタイプと言ったところ。 映画『破壊の繭とディアンシー』では技「デスウイング」で石化するというおぞましい能力を引っ提げて登場し、眠りを覚ました者達に次々と襲いかかったが、ゼルネアスに沈められた。やっぱりゼルネアスには勝てないのか。 No.718 ジガルデ ゼドアーッ!! XYで終の洞窟という場所にひっそりと暮らしているポケモン。そのままZバージョンが出るのかと思ったら次回作が出てしまった。とはいえ次回作で重要な鍵を握っているらしいので楽しみ。 最初見た時「何だろうこのうねうねしたものは」と思った。タイプが想像できない。うねうねしてるからドラゴンっぽいのは分かるが、もう1つがまさかじめんとは想像できなかった。実はカロス新規追加のじめんタイプはホルードとこいつだけという。少なすぎる。 そしてアニメで先行登場した通称「プニちゃん」が妙に癖になる。最初はモノアイでウッとなったがすっかり慣れてしまった。正式名称は「ジガルデコア」というらしい。アニメオリジナルかと思ったら次の本編でちゃんと出て来るらしいので期待が高まる。 対戦では正直現状のままではごく普通のポケモンレベルにしかならない。特性を発動させたところで自分が有利になるわけでもないし、むしろ片方の一致技が無効化される上にゼルネアスからは弱点まで貰うので散々。「さめはだ」がなく「しんそく」「りゅうのまい」があるガブリアス程度としか言いようがない……。 だがORASのハピナスひみつきち、通称「ハピナス道場」を味方の協力なしで瞬殺できるほぼ唯一の存在である。味方を巻き込まないじめん物理技「グランドフォース」を真ん中でぶっ放すだけであっという間に3匹分の経験値をゲットだぜ。 No.719 ディアンシー メレシーの突然変異体。つまりメレシーが生まれる時に偶然生まれるのがディアンシーということらしい。だがメレシーを孵化してもこいつは生まれない。あくまで幻の存在ということらしい。♀のように見えるが性別は不明。 ピンクのダイヤモンドという恐ろしく貴重なものを体に纏っており、しかもダイヤモンドを簡単に生成できるらしい。どんな圧縮技術だ。 なお、最も美しいポケモンと言われているが、あれ?それミロカロスの称号だったような……。 XYでこいつを手に入れると突然紳士が現れ、こいつを譲るようせがまれるイベントが発生する。別に譲ることはないのだが、このせいで能力厳選に時間がかかる。何故そんな茶番を挟んだ。 また、映画館配信のみならずORAS発売の少し後にキャンペーンとして「ポケモンセンター・ポケモンストア限定かつORAS限定」で再配布された。しかも何と色違い個体が。色違いの幻のポケモン配布はゲノセクト・ジラーチに次いで3例目となった。ORASではせがむイベントは起こらない……と思いきや……。 対戦では正直扱いが難しい。いわ・フェアリータイプでメレシーと耐久・すばやさが同じで火力はこちらの方が上なのだが、いわ特殊技にめぼしいものが「げんしのちから」しかなく、フェアリー物理技は覚えられない為物理特殊両方揃えないとまともに戦えない。何故「パワージェム」「じゃれつく」を覚えないのか。何故固有技「ダイヤストーム」が特殊技でないのか。色々ちぐはぐで頭が痛い。メガシンカすると能力がガラリと変わるのでそこも悩ましい。 遅くしてじっくり居座るか、素早くしてメガシンカでガンガン攻めるか。裁量次第で大きく変わるポケモンと言える。 映画『破壊の繭とディアンシー』ではダイヤモンド鉱国のわがままお姫様として登場した。メガシンカすることで国のピンチを切り抜けたが、まさかユリーカが持っていた石がメガストーンだったとは。 No.719 メガディアンシー \ロイヤルピンクプリンセスちゃーん!!/ ディアンシーがメガシンカして少女アニメに出て来るお姫様のような格好になった。「ロイヤルピンクプリンセス」と呼ばれるらしい。月に代わってお仕置きか、それともプリティでキュアなやつか。 メガシンカに必要なメガストーンはORASでのみ受け取れるが、その時のイベントでまたもディアンシーを譲るよう催促される。しかも欲しかったはずの当人は「ごついポケモンが欲しいからディアンシーは要らない」という旨の発言をする。それでいいのか。 メガシンカすることでぼうぎょ・とくぼうが大幅ダウンし、こうげき・とくこう・すばやさが急上昇するという、魔改造にも似た能力変化を遂げる。特性は「マジックミラー」に変わる為状態異常や「ちょうはつ」などを受けない……のはいいが、耐久が下がるのでそのまま殴りかかられる可能性もある為役に立つかどうかは何とも言えない。またすばやさが反映されるのがメガシンカした次のターンであるせいでメガシンカ直後の隙が大きすぎる。「まもる」がほぼ必須になってしまうのも苦しい。 とはいえ物理特殊両方を使いこなさなければいけないこいつにとっては分かりやすい攻撃型ステータスになったと言え、上手くメガシンカできれば結構活躍できるだろう。 そういえばORASのプロモーションに出てきたダイヤモンド製のレイピア持ちメガディアンシーの実装はいつですか? No.720 フーパ(いましめられしすがた) おでましー! 某何とか大魔王ではない。アクビの方でもない。 XYでは解禁されず、ORASになって初めて発表された。 初のエスパー・ゴースト複合だが4倍弱点を2つも抱えるので安心はできない。だがそれ以外に弱点がないので考えようによっては悪くないのかもしれない。 異空間を繋ぐリングを自在に操ることができるというパルキアが怒りで飛んできそうな能力を持つ。セレビィとディアルガも似たような能力の持ち主だしそういうものなのかもしれない。どうでもいいけど某猫型ロボットアニメにそんなリング状の道具があったよね。そしてORASで大量のリングが色んな僻地に置かれていたのはもしかすると? 対戦では固有タイプかつ固有技「いじげんホール」でそれなりに動けなくもない。とくこうも高いのでダメージも期待できる。だがすばやさ・ぼうぎょが低いので高速で物理技をぶっ放されたらほぼ即死。うーん。 映画『リングの超魔人フーパ』ではめっちゃ幼い悪戯な子になっていた。映画自体はリングを抜けるのに一苦労していたイメージしかない。一体どういう映画だったのかよく分からない。伝説の無駄遣い感満載。 No.720 フーパ(ときはなたれしすがた) おーでーまーしー! 一体どこからどうやったらこんな風に解き放たれてしまうのか。正にランプの魔人。 「いましめのツボ」を使うことでこの姿になれるが、タイプ・能力・分類の3つが変わる。幾ら何でも変わり過ぎ。なおこの姿になれるのは3日間だというが、元に戻ったら二度とこの姿になれないというわけではない。 タイプがエスパー・あくになり、とくこうの他こうげきも物凄く高くなる。耐久はそのままで耐性もエスパー無効のみになってしまったので守りは完全に捨てたらしい。 完全固有技「いじげんラッシュ」まで追加された。何とこの技あく技初の威力100で、かつ守り技無効。しかもドーブルやいましめられしフーパも覚えられるがこの2匹は使うことができない。何だこの破格の仕様。だがこの技を使うとぼうぎょが下がる。やっぱり守りは投げ捨てるものなのだろうか。 映画『リングの超魔人フーパ』では幼い口調そのままにやたらと野太い声になった。物凄いギャップ。 No.721 ボルケニオン ぶっ飛べ!! 721番目のポケモン。次回作の幻のポケモンマギアナと共に公開された。マギアナが歯車で動いている為、こいつは本来火山モチーフなのだが蒸気機関モチーフにも思え、近代産業革命を彷彿とさせる。凄くワクワクする。 タイプが初のほのお・みずで、これでみずタイプは全タイプとの複合を達成した。 タイプ的に最も似合う「ねっぷう」の他、ほぼ上位互換の固有技「スチームバースト」を有する。 対戦ではとくこう・こうげきが高く耐久もそれなり……なのだがすばやさが低く、一般ポケモンであれば申し分ない強さだが伝説幻まで混ざるとなるとうーんという感じ。ほのおもみずも通りが悪すぎる。 映画『ボルケニオンと機巧のマギアナ』では超がつくほどの人間嫌いでピカチュウを電気ネズミ呼ばわりしていた。だが根は優しくマギアナのよき保護者だった。なお水がないと技が放てないという結構致命的な弱点がある。幻のポケモンといっても万能ではないようだ。
https://w.atwiki.jp/tk_takehiko/pages/93.html
ポケモンGO写真館 私が過去に撮ったポケモンGOの写真をまとめたもの CONTENTS サーナイト写真館 2016~2018 2019~2021 2016 うちのイーブイ 被写体:村雨ゆい(https //twitter.com/yuimurasame)様 最初の写真 公園でゲットだぜ 森の中で 水辺のレア 水遊び中 闇の住人 希望のオリンピック ちょこん。 古代の川辺 Sky high! 町を物色 林に溶け込む 黄昏の竜 止まれ! とおせんぼう 坂道アイドル コブクロ&ロコン 裏路地で誘う シャイニングピカチュウ 2017 黄色い花が咲く かつてこれがまとめサイトに紹介されたことがある。サムネにもなった ウソッキー擬態シリーズ 今でもこのネタやりがち カントー3鳥揃い踏み 同じ場所でやってみたかったシリーズ The first contact 最初にお迎えしたラルトスにしてずっと連れ添っている大事な相棒さんの初めての写真。いつも撮っているサーナイトさんはこの方 イルミを見に来たラルトス だが男だ 今は亡き温泉物語 逆三角 ここから林道ナンス 地面からひょっこり 黄昏に紛れて ジャーンプ! チューリップに誘われて お散歩日和 現場作業員 潮干狩り フラッシュ フラワーガーデン 滑り台 化石だって涼みたい ロッカーのカギ Mドナルド ウォーターショー 噴水の主 どしん! 山のポケモン 電気を大切に 俺電車で帰るんで ハロウィンナイト 犬小屋 川辺の鯉 我に挑むとな? 倉庫番 ガキ大将 ポケモンセンターにグラードンが! 黄昏 木の下を見てみたら 川で遭遇 おかえりなさい 遊具で遊ぶ ホエルコ様ー! 迷いの森 具材じゃねーよ! 水辺に浮かぶ 2018 ミュウツー、街を制圧 アローラナッシー珍道中 進化形と進化前 ラルとラルぬい アパレル店員 イルミナオーガ レストランに連れてきた 初めての色違い 雪が降ったよ 乗り物で遊ぼ 人は走り、ポケモンは遊ぶ 雪に負けるなくさタイプ 踏切渡ります わーい雪だー! 雪山に住む 芽吹きを待つ 山の方位磁針 雪の日のお散歩 修行 ここは通さぬ 食い倒れの鳥 高台で練習中 電飾じゃない! 枯れすすき 滑空 カプセル雪玉 卵売り ニドキングぬい発売中 山の小鳥 桜が咲いたよ 都会に蘇る 赤の街浦和 ゲームから飛び出す幻のポケモン 山間のポケモン 金色の鳥 水槽、狭すぎ? ある晴れた日 擬態 冷たい三角オブジェ 夏フェスダンサー 海辺の鳥~昼間~ 海辺の鳥~夕方~ おかえりなさい! ひっそりと暮らす 華麗に遊ぶ オレノ ネジ ドレダ? 幾何学オブジェ 夕涼み 君はだあれ? お使い帰り 砂の城だぁ!? ×自由の女神 ○破壊の化身 うおーガンダムでっけー! スタッフの皆様と 初めてのAR+ 店番 花吹雪 白金の腕 森の精霊 打ち上げられた鯉 不気味な地下通路 出たァ~ッ!? ここどこ!? 電話番 じゃーんけーん!グー! 夜のサーフィン 迫力 ちょっと面白いポーズ 円形台座 邪魔!通れない! こっちみんな 可愛いポケモンが飛び出した 黄葉だー! 黄色と黄色 お買い得ですよー 地上を這う
https://w.atwiki.jp/tk_takehiko/pages/82.html
1.行動順 「ポケモンバトルはタイプ相性が勝敗を左右する」というのは、ポケモンをプレイしたことがある人なら誰でも知っているだろう。 だが、ダブルバトルはタイプ相性だけでなく「行動順」も勝敗を左右する。 「行動順」という考え方はシングルバトルの場合「先攻後攻」または「先手後手」になるが、ダブルバトルは最大4匹いるため、自分の2匹が両方とも相手に先制できることもあれば、その逆も発生し、意識しないと簡単にやられてしまう。 例えばシングルバトルにて、次の状況ではどちらが勝つだろうか? A ほのおタイプ1匹 B みずタイプ1匹 恐らく答えはBだろう。特殊なポケモンや状況でもない限り、ほのおタイプのポケモンはみずタイプのポケモンに弱点を突かれて倒される。たとえほのおタイプが先手を取れたとしても、みずタイプに勝つことはなかなか難しい。 では、これがダブルバトルになり、次の状況ではどちらが勝つだろうか? A ほのおタイプ1匹 くさタイプ1匹 B みずタイプ1匹 こおりタイプ1匹 この状況では、場に出ている4匹全てが相手の片方の弱点を突けるが、もう片方に弱点を突かれてしまう。つまり答えは引き分け、ではない。実戦では行動順によって勝敗が大きく変化する。 より詳しく説明するために、この例を次のように具体化する。 A ブースター(「すばやさ」種族値65) ロズレイド(「すばやさ」種族値95) わざ「フレアドライブ」 わざ「エナジーボール」 B ラグラージ(「すばやさ」種族値60) バイバニラ(「すばやさ」種族値79) わざ「アクアブレイク」 わざ「フリーズドライ」 (ただし、場の変化なし、全員についてアイテムなし、能力や状態の変化なし、「すばやさ」の個体値は31で努力値は0、示された技しか覚えていないものとする) Aのブースターは「フレアドライブ」でBのバイバニラを倒せる。 Aのロズレイドは「エナジーボール」でBのラグラージを倒せる。 Bのラグラージは「アクアブレイク」でAのブースターを倒せる。 Bのバイバニラは「フリーズドライ」でAのロズレイドを倒せる。 そして、このターンの行動順は「すばやさ」種族値の高い順に「Aのロズレイド→Bのバイバニラ→Aのブースター→Bのラグラージ」になるため、このターンの動きは次のようになる。 Aのロズレイドの エナジーボール! こうかは ばつぐんだ! Bのラグラージは たおれた! Bのバイバニラの フリーズドライ! こうかは ばつぐんだ! Aのロズレイドは たおれた! Aのブースターの フレアドライブ! こうかは ばつぐんだ! Bのバイバニラは たおれた! 結果、Aのブースターだけが場に残り、Aが勝つ。 では、Bのバイバニラがマニューラ(「すばやさ」種族値125、わざ「れいとうパンチ」)であった場合どうなるか。 バイバニラ同様、Bのマニューラの「れいとうパンチ」でAのロズレイドを倒せる。また、Aのブースターの「フレアドライブ」でBのマニューラを倒せる。 ところが、行動順は「Bのマニューラ→Aのロズレイド→Aのブースター→Bのラグラージ」になるため、このターンの動きは次のようになる。 Bのマニューラの れいとうパンチ! こうかは ばつぐんだ! Aのロズレイドは たおれた! Aのブースターの フレアドライブ! こうかは ばつぐんだ! Bのマニューラは たおれた! Bのラグラージの アクアブレイク! こうかは ばつぐんだ! Aのブースターは たおれた! 結果、Bのラグラージだけが場に残り、Bが勝つ。 このように、ダブルバトルではタイプ相性だけでなく、行動順も勝敗を左右する。 従って、ダブルバトルではまず行動順を予測することが重要であり、行動順を大きく左右する「すばやさ」は最重要ステータスと言える。 2.行動順に関わる要素 多くの場合、行動順は速ければ速いほど良い(「すばやさ」とは言っていないことに注意!)。 ダブルバトルには行動順に関わる様々な要素があり、これらを使いこなすことで有利に立ち回ることができる。 2-1.「すばやさ」の値 先手後手に最も影響する値。これが高ければ高いほど先手が取れる可能性が高くなるが、大きな落とし穴が存在することに注意したい。 2-2.技の優先度 各技には優先度が+5~-7の間で設定されている。 例えば「先制技」として知られる「でんこうせっか」「バレットパンチ」「アクアジェット」などは優先度が+1の技である。「しんそく」や「フェイント」は優先度がこれよりも高い+2の技なので、優先度+1の技よりも素早く使える。 優先度が-の技は「カウンター」「ミラーコート」(優先度-5)、「ほえる」「ふきとばし」「テレポート」(優先度-6)などがある。 これらは「すばやさ」よりも上位として扱われるため、「すばやさ」999のポケモンが使う優先度0の技より「すばやさ」1のポケモンが使う「でんこうせっか」の方が先手になる。 優先度が+の技を持っている場合、4匹の中で最速になる可能性が高く、立ち回りが有利になりやすい。 逆に優先度が-の技は相手はおろか味方よりも遅くなる可能性が高くなるので、取り扱いは慎重を要する。 2-3.行動順が変化する特性 例えば天候によって「すばやさ」が2倍になる「すいすい」「ようりょくそ」などは、その天候になった時に4匹の中で最速になりやすい。 技や特性の発動によって変化した「すばやさ」はその場ですぐ反映されるため、天候が変わったその瞬間に行動することも可能。 悪名高き(?)「いたずらごころ」は変化技に限り優先度が+1される。そのターンでやりたいことが確実にできるため、サポート役として人気が高い。 2-4.アイテム 「こだわりスカーフ」は技の制限と引き換えに自身の「すばやさ」を上昇させる。「くろいてっきゅう」「パワー○○」は自身の「すばやさ」を半減させる。上手く使えば相手の想定を崩せる。 「こうこうのしっぽ」「まんぷくおこう」は行動順を遅らせる(優先度は無視しない)。これらは相手に押し付ける使い方が主。 パーティを組む段階で考えておかないといけないことに注意。 2-5.技 皆大好き「ダイジェット」、相手を「まひ」にする「でんじは」「ほっぺすりすり」、自分と味方の「すばやさ」を2倍扱いにする「おいかぜ」、相手2体の「すばやさ」を下げる「エレキネット」「こごえるかぜ」など、「すばやさ」を上下させて行動順を操作することができる。 先述した通り、技や特性の発動によって変化した「すばやさ」はその場ですぐ反映されるため、「おいかぜ」を使ってすぐ味方が行動することも可能。 変わり種では「さきおくり」があり、まだ行動していない相手1匹の行動順を強制的に最後にする。使いこなせれば非常に強力。 2-6.トリックルーム 【サーナイトは トリックルームを つかった!▼】 先述した「大きな落とし穴」がこれ。「すばやさ」が高ければ高いほど行動順が後になってしまう。「おいかぜ」や「ダイジェット」を使った後に食らうと最悪。 また、この技があるために「ゆうかん」などの「すばやさ」低下性格かつ「すばやさ」の個体値0の厳選が日常的に行われている。個体値0は王冠による修正が利かないのが難点。 発動にも一癖あるが、それはまた後ほど。 ただし優先度は逆転しないので注意。もし「トリックルーム」を相手に使われた場合対策として覚えておくとよい。 シングルバトルでもたまに使われるが、ダブルバトルでは行動順が丸ごと逆転するため、有利不利が一瞬で入れ替わる逆転技として人気が高い。 この技を使うと「すばやさ」が逆転し、低ければ低いほど先攻になる。 【ゆがんだ じくうが もとに もどった!】 3.縛り 上記の例から分かるように、「たとえ場に相性有利もしくはすぐにでも倒せそうなポケモンがいたとしても、もう片方のポケモンに攻撃されると倒されてしまうので迂闊に行動できない」という場合がダブルバトルではよく発生する。 特に相手のポケモンに行動順で上を取られている場合、何もしなければそのターンで倒されてしまう。 逆に、相手に行動順で上回り、かつ一撃で倒せる保証がある場合、そのポケモンを実質的に行動不能にすることができる。 このような「先手を取って相手を一撃で倒せる状況」を「縛り」という。動詞としても使い、「AはBを縛っているがCに縛られている」などの言い回しができる。 (ダブルバトルのプレイヤーがよく口にするが、別にSMプレイをしているわけでも何かを禁止しているわけでもないので注意) ここでもう一度2番目の例を提示すると、 A ブースター(「すばやさ」種族値65) ロズレイド(「すばやさ」種族値95) わざ「フレアドライブ」 わざ「エナジーボール」 B ラグラージ(「すばやさ」種族値60) マニューラ(「すばやさ」種族値125) わざ「アクアブレイク」 わざ「れいとうパンチ」 (ただし、場の変化なし、全員についてアイテムなし、能力や状態の変化なし、「すばやさ」の個体値は31で努力値は0、示された技しか覚えていないものとする) この場面で、AのロズレイドはBのラグラージを縛っているが、Bのマニューラに縛られている。このため事実上Bのラグラージを倒すことができない。 また、「相手に1回行動を許してしまうが、自分が動ければ相手を倒せる」状況を「制限」といい、上の場面でBのラグラージはAのブースターを制限しているが、Aのロズレイドに縛られている。 4.縛りの回避 もちろん縛りや制限は絶対的なものではなく、様々な方法で回避することができる。 4-1.交代 最も分かりやすい方法がポケモンを交代させることで、もう一度登場するときまでに縛っているポケモンを倒せれば理想的である。 例えば、先ほどの場面でAのロズレイドが控えに交代すれば、AのブースターがBのマニューラを倒せるため、Aのロズレイドがもう一度登場したときに安心してBのラグラージを倒すことができる。 4-2.能力の低下 例えば特性「いかく」は登場した瞬間に相手の「こうげき」を1段階下げる。味方を縛っている相手ポケモンが物理技を使う場合、この特性で縛りを回避できる可能性がある。 縛られているポケモン自体を交代させなくても、隣のポケモンが特性「いかく」を持つポケモンに交代すれば耐えられる可能性があるため、非常に便利。 例えば、先ほどの場面でAのブースターが「いかく」を持つギャラドスなどに交代すれば、AのロズレイドがBのマニューラの攻撃を耐えられる可能性が生まれる。仮にAのロズレイドが耐えたなら、そのターンにBのラグラージを倒すことができる。 技では「バークアウト」「かいでんぱ」などがよく使われる。特殊技版「いかく」は現状存在しないのが残念なところ。 もちろん「すばやさ」を下げてもよいが、相手によっては「すばやさ」を下げても先手が取れないこともある。 4-3.能力の上昇 自分の耐久力を上げる技は多いが、味方の耐久力を上げる技は少ない。あるとすれば「ダイアース」「ダイスチル」などだろうか。 「すばやさ」を上げてもよいが、先ほどの通り相手によっては先手を取れないこともある。 なお、自分の耐久力を上げる技は、縛られている場合は使ってもやられてしまうため間に合わないが、制限状態であれば1回は行動できるので一応の対策にはなる。 4-4.物理的な回避 攻撃が飛んで来なければ縛りにはならないという考え方もできる。 相手の攻撃を自分に引き寄せる効果を持つ「このゆびとまれ」や、味方と場所を入れ替える効果を持つ「サイドチェンジ」などは、攻撃の対象を変えることができるため、縛りから回避しやすい。 ただし、ダブルバトルには2体または3体を対象とした技があり、この技で縛られていると対策にならないことに注意。 4-5.行動不能技 「ねこだまし」や「さいみんじゅつ」などで相手を行動不能にしてしまうことで縛りから抜け出すこともできる。ただし何ターンも動かないわけではないので、対策としては不安定。 ただ手軽ではあるので、2体に当たってかつ「ひるみ」効果を持つ「いわなだれ」で状況を無理矢理「打破せよ!」するトレーナーも散見される。 4-6.アイテム、努力値による調整 多くの場合でアイテムや努力値配分が相手に知られていないことを利用し、「縛っていると思っていたが実はそんなことなかった」というトリックを相手に仕掛けることも可能。 最も分かりやすいのが「きあいのタスキ」で、多くの攻撃を無理矢理確定2発にしてしまう。これで計算が狂わされることもしばしば。 もちろんパーティを組む段階で想定しなければならない上に、必ずしも機能するとは限らないことには注意。 4-7.「まもる」等の自己防御技 交代させなくても縛りを回避できる最強手段……なのだが、実のところ考えなしに使うとただの姑息(一時的、その場凌ぎ)な手にしかならない。 なぜなら、「まもる」を使ったところでそのターンに縛っている相手ポケモンに何もできなければ次のターンに倒されてしまうから。2連続で「まもる」を使うのは一撃必殺技を当てるようなものなので、積極的に頼っていい手段ではない。 では、どうやって使えばよいのだろうか? 5.「まもる」の使い方 ダブルバトルで様々な場面で多用されるが、実際のところどのように使えばよいのか分からないという人もいるだろう。 この技は一言で言えば「布石」である。次のターンにどういう状況になっているのが望ましいかを考えながら使うと非常に効果的な技になる。 5-1.使う目的 「まもる」を使うということは「交代しない」ということなので、「少なくとも次のターンまでに生き残り、かつこの場にい続ける」ことで次のターンを少しでも有利な状況にすることが目的と言える。 「交代では駄目なのか?」という意見があると思うが、もちろん交代した方が安全と判断できるのであれば交代でもよい。だが、「この場にい続けなければいけない(交代がためらわれる)」理由が発生する場面がダブルバトルにはいくつかある。 5-2.不利状況からの脱出 味方の1匹が相手に縛られていた場合、「まもる」を使っただけでは何の解決にもならない。もう片方のポケモンは少なくとも上記「縛りの回避」を行わなければ、縛られたポケモンは次のターンに倒される。 逆に言えば、「まもる」を使うことで「縛りの回避」を安全に行えるということでもある。 「まもる」+交代、「まもる」+攻撃、「まもる」+「でんじは」「おにび」など、様々な組み合わせで縛りを回避すれば、次のターンに少しでも有利な状況に持ち込める。 ここで、先ほどの例をもう一度見てみよう。 A ブースター(「すばやさ」種族値65) ロズレイド(「すばやさ」種族値95) わざ「フレアドライブ」 わざ「エナジーボール」 B ラグラージ(「すばやさ」種族値60) マニューラ(「すばやさ」種族値125) わざ「アクアブレイク」 わざ「れいとうパンチ」 (ただし、場の変化なし、全員についてアイテムなし、能力や状態の変化なし、「すばやさ」の個体値は31で努力値は0とする) ここでAのロズレイドが「まもる」を覚えていて、交代ではなく「まもる」を使ったとすると、このターンの行動は次のようになる。 Aのロズレイドは まもるを つかった! Aのロズレイドは まもりの たいせいに はいった! Bのマニューラの れいとうパンチ! Aのロズレイドは こうげきから みを まもった! Aのブースターの フレアドライブ! こうかは ばつぐんだ! Bのマニューラは たおれた! Bのラグラージの アクアブレイク! こうかは ばつぐんだ! Aのブースターは たおれた! 結果、AのロズレイドとBのラグラージが場に残るので、次のターンにAのロズレイドがBのラグラージに「エナジーボール」を使ってAが勝利する。 よくこれが「『まもる』を使った縛りの解除の例」として使われる(筆者もかつてそうしていた)が、ロズレイドが交代したとしても同じような結果になるため、「まもる」がなぜよく使われるかの理由としては不十分と言わざるを得ない。 ただし、交代しないことで控えポケモンへの負担を抑えられ、味方への縛りの回避がしやすくなるだけでなく今後の展開も有利に運びやすいというメリットがある。 例えば先ほどの場面で、マニューラの「れいとうパンチ」を控えのポケモンが受けた場合、急所被弾や追加効果で凍ってしまうなどのリスクが発生する。「まもる」を使えばこれらのリスクを負わずに倒すことができる。 交代と「まもる」とどちらがよいかは場面によるとしか言えないが、縛られているポケモンを交代しなくても対処できるのが「まもる」の強みと言えるだろう。 5-3.有利状況の維持 例えば相手が「ねこだまし」や「さいみんじゅつ」などの行動不能技を持っていて、このターンに使う可能性があるとする。このような相手の戦術も「まもる」で防ぐことができる。 特に状態異常技は交代先も受けたくないものであり、「まもる」で1ターン無効化した隙に味方が攻撃するなどしてそのポケモンを縛れれば、事実上使えなくすることができる。 また、上記「不利状況からの脱出」は相手が使ってくる可能性もあるため、これを防ぐために縛っている側(例えば先ほどのBのマニューラ)が「まもる」を使うという立ち回りもできる。ただしこれは相手の行動を完全に読む必要があるので、上級者向け。 5-4.集中攻撃からの防御 「まもる」を使う大きな理由の1つ。 ダブルバトルは集中攻撃によって相手からの攻撃を最大2回受けることになる。これが厄介で、このターンに倒されないから安全と思っていたら実は集中攻撃で縛りや制限の状態になっていて、実際に食らって倒されて計算が狂ったというケースが起こり得る。 そして当然、ポケモンを交代した場合相手の攻撃を最大2回受けるリスクが発生する。これでやられてしまっては元も子もないので、「まもる」が重宝される。 例えば、 A アシレーヌ(ひかえめ、「HP」、「とくこう」共に252) ナットレイ(わんぱく、「HP」、「ぼうぎょ」共に252) わざ「ハイドロポンプ」 わざ「ジャイロボール」 B ゲンガー(おくびょう、「とくこう」、「すばやさ」共に252) ルカリオ(いじっぱり、「こうげき」、「すばやさ」共に252) わざ「シャドーボール」「ヘドロばくだん」 わざ「インファイト」「コメットパンチ」 (ただし、場の変化なし、全員についてアイテムなし、能力や状態の変化なし、全ての個体値が31であり、示された技しか覚えていないものとする) BはAのポケモンを縛っていないように見えるが、実は、 Bのゲンガーの「ヘドロばくだん」+Bのルカリオの「コメットパンチ」→Aのアシレーヌがひんし Bのゲンガーの「シャドーボール」+Bのルカリオの「インファイト」→Aのナットレイがひんし という、擬似的な両縛り状態にある。 読み合いになってしまうが、もしAがどちらかの集中攻撃を読み切って「まもる」で完全に凌げたなら、もう片方のポケモンが相手のどちらかにダメージを与えることで状況を少し立て直すことができる。 5-5.時間稼ぎ シングルバトルにもある考え方だが、「おいかぜ」や「トリックルーム」、ダイマックスターンなどを消費させる目的で使う。これらはシングルバトルでも交代では対処しづらいと思われる。 5-6.「まもる」の弱点 2連続で使うと成功率は3割程度に落ちるため、ふつう連続では使わない。従って、「まもる」は2連続で使わないものと思って相手も動いてくる。 もし「まもる」を効果的に使うことができなかったら、次のターンは非常に不利な状況に追い込まれる。何せ守れないし縛られている(または制限をかけられている)。交代するにしても読まれる可能性がある。 5-7.総括 「まもる」は交代リスクを軽減するという意味で便利な技だが、無闇に使っても隙を晒すだけにしかならない。 「行動順の把握」と「相手の行動の予測」があって初めて効果的に使うことができる。 技スペースやアイテムの都合上「まもる」が入れられない場合もあり、必ず入れるべき技、というわけではない。 だが、交代する際のリスクを打ち消すことができ、味方と連携すれば試合を優位に進められる可能性を持つので、あると便利な技と言える。
https://w.atwiki.jp/tk_takehiko/pages/11.html
インスタグラムプラグイン 人気の画像共有サービス、Instagram(インスタグラム)の画像をアットウィキに貼れるプラグインです。 #ig_user(ユーザー名) と記載することで、特定ユーザーのInstagramのフィードを表示することができます。 例)@dogoftheday #ig_user #ig_tags(タグ名) と記載することで、特定タグのInstagramのフィードを表示することができます。 #dogofthedayjp タグ #ig_tag #ig_popular と記載することで、Instagramのpopularフィードを表示することができます。 詳しい使い方は以下のページを参考にしてください! =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/935.html
https://w.atwiki.jp/tk_takehiko/pages/10.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/921.html#id_476878da たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント