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#blognavi この日記は一日遅れで書いています。 連休期間中に完成させれなかった実家のリビング前のサンデッキの工事のため午前6時起床で実家に出かけました。 連休の間に床は出来たので、屋根と柵の工事が残りましたが梅雨入間近で天気が心配なので屋根工事から掛かりました。 透明のナイロン波板(トタン)を使用しましたが固定金具が不足して買い出しに出たことも有り一T日掛かり屋根が仕上がりました。 明日から雨が降っても屋根の下で作業出来るので一安心です。 普段あまり飲まないビールですが気分よく作業でき弟の奥さんも一緒に飲みたい、と勧めるのでお付き合いで飲みました。 ジョッキ生と言う缶ビールで初めて飲む銘柄でとても飲みやすく美味しく飲みました。 勧められるまま3本も飲んでしまいました。 カテゴリ [日記] - trackback- 2008年05月11日 22 24 20 名前 コメント #blognavi
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名前:メアリー・ノート 性別:女 年齢:20歳 身長:175cm 階層:B8:富裕層の街(アルフヘイム) 容姿:金髪、みずいろの目をしている 渇望(罪):世界に平和を齎したい 服装:いつも白衣姿、ベージュのミニスカートに赤いYシャツを下に着ている 能力:どんな攻撃も無力化するシールドを展開する。このシールドを展開していれば。核爆弾の雨が降っても無傷で済む。 だが、この能力を使うと極端に体力を消耗するので、使いどきを考える必要がある。 武器:無し 備考:クリアの姉にして、階層開発に携わった技術者の娘。 かなり天才的な頭脳の持ち主であり、世界で3位ぐらい頭のいい女性。(クリアも結構頭いいです。はい) 住んでいる階層はB8だが、研究のためB6に居る時間のほうが多いい。研究所では「汚染地域での生活」「新人類の誕生」というテーマで研究をしている。 ちなみに親とは対照的にクリアに好意を抱いており。 出会ったら人目も気にせずクリアに抱きつく
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新歓ツーリング(11年4月) -開催日:10/04/24(日) -天気:晴れ時々雨 -ルート:鯖街道、三方五湖、周山街道 今年もたくさんの新入生、そしてOBの方々にご参加いただき、ありがとうございました。 写真 朝7時に相国寺前集合。晴れるのか!? 一箇所目の休憩所。まだ晴れてます。 毎年恒例 寝転がるヨッシー #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (IMG_1668_stitch.JPG) レインボーライン駐車場より三方五湖方面。 大藤さん走行中 ZRXからNinjaになりました。 専属カメラマンになりそうです。 松風にて昼食。いきなり大粒の雨が降ってきました。 エビ達 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (1673.JPG) 雨も上がり、晴れてきました。 美山にて解散です。おつかれさまでした。 集合写真の原寸大が欲しいという方、現役生までご連絡ください。
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2015年09月10木に会った人 ロッキーイチローさん 今日は雨が降っていたので家にいるつもりでしたが、 水が出なくなり、栃木市役所のホームページを見ても 断水のことは何も書いてなかったので、直接役所に言って確かめないとと思い、大平総合支所に向かいました。 いつもなら15分もかからずにつくはずなのですが、 道が渋滞しててなかなか進みません。 50mぐらい先のほうで、噴水のような水しぶきがたっています。 まるで大雨が降ったときにマンホールのふたが吹き飛んでしまうような水しぶきです。って、大雨が降っていたんでした。 それで渋滞しているのかと納得して、みているとそのしぶきはすぐにやんでしまいました。 よくみると対向車の脇からしぶきが出ていました。 それほど道路が冠水していました。 よく見ると道路の両脇の田んぼと一緒に水没しているではないですか。とたんに車を走らせるのが怖くなりました。 マフラーに水が入ってとまってしまうことを想像したからです。 でも前の車や対向車がすんなり通過していくのを見て大丈夫と、自分自身を納得させました。 そうこうしながら何とか、40分ぐらいで大平総合支所に着きました。すぐに断水のことを聞くと、蛭沼浄水場と藤岡浄水場が冠水して断水してしまい、復旧のめどが立っていないとのことでした。 みかも公民館で給水車が来ているとのことでした。 いや、大雨で断水するなんて今まで聞いたことがなかったので、びっくりしました。 せっかく外に出たのでついでに、他にも大雨の影響が出ているところをビデオに残しておこうと思いました。 ヨークベニマル大平店の裏側の、用水路の水が道路まで溢れ出ていました。 踏み切りを越えた道はひざ下まで水かさが増していました。 その道の両脇の各家はみな床下浸水したそうです。 そのそばの田んぼでは稲穂の高さまで水がたまっていました。 JR大平下駅周辺の線路脇の用水路の水は道路に溢れ出ていました。 周辺の畑の一部は池のようになっていました。 一部道路は冠水して通行止めになっていました。 ぶどう団地を通ってみかも山に出る道では途中、3箇所ぐらいに土砂崩れで車線規制しているところがありました。 佐野のイオンの裏手にある三杉川は氾濫して、 西浦町の田んぼは湖のようになってしまい、稲穂は水没して見る影もなくなっていました。 みかも山の南口駐車場では、上り口の階段が滝のように水が溢れ出ていました。 ここでみかものロッキーイチロウさんにお会いしまた。 こんなときにみかも山に来るなんてみかものロッキーイチロウさんも 物好きですね。 ここでしばらく話が盛り上がって小一時間ぐらいお話をしました。 みかも庭園の池の水は歩道まで溢れ出ていました。 もちろんフラワートレインは運休でした。 帰宅途中にみかも公民館によって水をもらってきました。 1人あたり6リットル入りのビニールパック6袋まで頂けました。 みかも公民館からの帰り道で通行止めのところがあり、 蓮華川の農道に入っていったのですが、蓮華川は氾濫していて、その周りの田んぼは水没していました。 途中までいくと農道も水没していて、ここも通れません。 結局、大きな道に出るまで大きく迂回しなければならず、 渡良瀬川の新開橋にまで出てしまいました。 渡良瀬川もいつもなら見えるはずの堤防下の地面は茶色く濁った水で覆われていました。 家の中にいると外の状況がわからず、外に出て初めて被害の影響が実感できました。 【大平】 20150910栃木記録的大雨の様子111136大平 20150910栃木記録的大雨の様子111646大平 【西浦】 20150910栃木記録的大雨の様子124612西浦 20150910栃木記録的大雨の様子131504みかも山 【みかも山】 20150910栃木記録的大雨の様子131626みかも山 20150910栃木記録的大雨の様子132142みかも山みかも庭園 20150910栃木記録的大雨の様子132324みかも山みかも庭庭 20150910栃木記録的大雨の様子140734みかも山 20150910栃木記録的大雨の様子140838みかも山 20150910栃木記録的大雨の様子142342みかも山 20150910栃木記録的大雨の様子142904みかも山冒険砦 20150910栃木記録的大雨の様子143134みかも山冒険砦 【蓮華川】 20150910栃木記録的大雨の様子153252蓮華川周辺の田んぼ 20150910栃木記録的大雨の様子153754蓮華川周辺の田んぼ 20150910栃木記録的大雨の様子154238蓮華川周辺の田んぼ 【藤岡】 20150910栃木記録的大雨の様子155846藤岡渡良瀬川 20150910栃木記録的大雨の様子160056藤岡渡良瀬川 今日の懐かしの名曲 【Lovin You(ラヴィン・ユー)-ミニー・リパートン】 間違いや文字を大きくしてほしい等、指摘や要望がありましたらコメントかあるいはメールでお寄せ下さい。 私のできる範囲で可能な限り修正反映させるつもりです。 【コメント】 名前 コメント すべてのコメントを見る 【メールで問い合わせしたい方】 名前 メールアドレス 内容
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#blognavi 雨の為11時頃で草刈作業を終わりました、戻ってきたら配水管の流れが悪いと言われ点検した所、屋外に設置してある予備配水管のふた(新聞を丸く固めた物)が無くなっています。 長年風雨と今日のどしゃぶりで、管の中に落ちたようです、パイプ掃除用の針金で突付いた所、曲がり角の所で詰まっているらしく異物等が圧縮されたようで完全に流れなくなってしまいました。台所や洗面所で水を使うと一番低い風呂場に逆流してきます、雨が降っているので作業もままならず、自分で管工事もやったので暫定処置として曲がり箇所位置を掘り起こし管に10ミリの穴をあけました、溜まっている水が噴水みたいに1メーターぐらい吹き上がりました、暫定的に使用できるようになりました。 詰まっている場所も特定できたので天気が回復したら本格的な復旧作業をやることにします。 カテゴリ [日記] - trackback- 2006年05月23日 23 53 07 #blognavi
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ハウスシップ 不動産ページ L:ハウスシップ = { t:名称 = ハウスシップ(施設) t:要点 = 白っぽい船体,丸い窓,デッキ t:周辺環境 = 設置された国、水辺 t:評価 = 住み易さ-10 t:特殊 = { *ハウスシップの施設カテゴリ = ,,,個人施設、建築物。 *ハウスシップの艦船カテゴリ = ,,,艦船。 *ハウスシップの位置づけ = ,,,家。 *ハウスシップの設置 = ,,,設置された国の水辺。 *ハウスシップの現在の状況 = ,,,NWCに芝村が居る場合、1マイルで今現在の家の状況を聞ける。 *ハウスシップの住人 = ,,,PLACEおよび、個人ACEを住人として配置できる。 *ハウスシップの面積 = ,,,40m2。 *ハウスシップの構造 = ,,,2階建て。 *ハウスシップの特殊1 = ,,,国の海、川、湖のみに設置できる。 *ハウスシップの特殊2 = ,,,国内の海、川、湖を移動できる。 *ハウスシップの特殊3 = ,,,住みにくく面積が狭いが土地代が安い。 *ハウスシップの特殊4 = ,,,この家を移動させる場合、燃料費として1回1マイルかかる。 } t:→次のアイドレス = 中型船の購入(イベント),ナイトクルージング(イベント),船乗り(職業),釣り具(アイテム) } コメント 船がおうちに。船なので藩国内に海、川、湖などがあり、その上にプカプカ住みたい……なんて人には最適なおうち。 また、南国の場合、洪水対策的な意味で便利だったり……するかもしれない?(その場合、大量の雨が降っても全ての雨がちゃんと海面に流れるようにしてないと意味なしかもだけど) ちなみに余談ながらも[[銀内家]]の最初の段階ではこのハウスシップを家にするか……なんて考えてた事もあった。(特に当時はPLACE取得はなしの方向かつ家は航空機格納庫の特殊メインであった為、上記のような洪水対策も含めて船な家でもいいかなぁ的な考えがあった) 家は様々な形がある。値段もそれなりにするので納得した形で購入したいものである。(#アイドレスでもリアルでも)
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かざはな。 雪が降っている。 淀んだ灰鼠色の空から白い綿が散り積もる。 深深と。 あんなに草臥れたように見える雲から、何故こんなに真っ白で汚れのない結晶が落ちるのか不思議に思う。 深深と。 窓の外、表通りを雪にはしゃいだ子供等が駆けてゆく。 雲と同じに草臥れた大人と違い、子供等は元気だ。 その歓声を地面に降り積もったそれが、じっとりと吸収している。 ああそうか、全ての雑音を吸い込んで、だから雪は溶けるのだな。 そんなことを思いながら紅茶を入れ終えた。 外を眺めている場合ではない。早くあなたの元へ運ばなくては。 暖かいそれは冷めてしまう。 「今日は、鼻の頭が冷たくて目が覚めたのよ」 あなたの部屋に入ると、同じく窓から外を眺めていたあなたは、こちらを振り向きもせず言った。 あえて振り向かずとも、足音やノックの音で私だと判るのだと、そう言う。 そんものなのかもしれない。 「今朝は寒うございました」 言いながら私は、あなたがすぐに飲めるように茶の支度を整える。 時折暖炉から、ぱちぱちと薪の爆ぜる音。 暖かな音だ。 「雪が降っているわね」 「はい。少し遅い春の雪ですが、積もりましょう」 「雪だるま、作れるかしら」 「そうですね」 「近所の子たちは作ってくれるかしら」 わくわくと嬉しそうなあなたの声に私は思わず頬が緩むのを覚えた。 小さい頃からあなたは雪遊びが好きだった。 長じて、流石にあなた自身では雪遊びをしなくなっても、雪遊びをする子供等をじっと眺めている。 どこかうらやましそうに、どこか切なそうに。 「さぁ、どうでしょう」 「おまえあまり雪が好きではないの?」 「え?」 いつものように唐突な話題の転換。ついてゆけないこちらを振り向いて、あなたは私をじっと見る。 その視線は薄い鳶色。 「あまり好きではないの?」 その真っ直ぐな視線に、たじろいで苦笑で誤魔化した。 「……そう聞こえましたか」 「聞こえたわ」 「……そうですね、」 結露した窓を眺めて、私は小さく頷いた。 「あまり、好きではありません」 「まぁ。どうして」 目を見張るあなたに、私は瞬時戸惑う。 ぱちり。薪が爆ぜる。 どうしてだろう。 考えたこともない。 「寒いからでしょうか」 「そうなの?」 「……いえ、」 違う。 思えば、あまり好きでないのはむしろ、真冬のそれではなく、今の時期、春に降る雪なのだった。 何故ならばそれは、 「……、雪がこうして降っていって、やがて止みましょう」 「止むわね」 止んで。 「ほとんどはすぐ消えてしまいますが、中には陽にあたっても、 なかなか溶けないで残っているものがありますでしょう」 建物の影。縁石の横。町の片隅。 何日も何日も何日も何日も何日も何日も、 「いつまでも溶けずに」 それはそこにあって、 「どんなに黒く汚れても」 決して消えない雪になって。 いつまでも。 ―――そして春が来る。 「私のようなものでございますよ」 私を見つめるあなたは、こうして降っては、すぐに手のひらの上で消えてしまう淡雪だ。 後には何も残らない。 私は多分、片隅に残っている。 「いつまでも」 あら。 自嘲しかけた私を見つめていたあなたは、おかしそうに笑った。 「残っている雪は、大根おろしのように見えてよ。わたくしは、好きだわ」 とても柔らかだもの。 そう言ってころころと、実に楽しそうに笑う。 大根おろし、のあなたらしい表現がおかしくて、私も笑った。 紅茶を注いだカップから、白い湯気が立ち昇る。 その湯気の向こう側であなたは笑っている。 しばらくそうしていたあなたは、けれど不意に笑いを納めて、 「おまえ、そんなこと思って雪を見ているの」 真面目な顔でそう尋ねる。 「はい」 「いつも?」 「はい」 「……まぁ」 それは大変ね。 首を傾げるあなたは、窓の外の白練色の光に照らされて、ひどく澄んでいる。 純白は、あなたによく似合う。 「では、」 言いながら、あなたはまた窓の外を眺めた。 その瞳に映ったものが何だったのか、私には判らない。 「わたくしが、溶けた端から何度も何度も何度も何度も」 雪になって。 「何度も何度も」 雪になって。 「おまえが嫌になるまで、空から降ってくるわ」 あなたの突拍子もない発想に、私は思わず喉の奥で笑った。 そう、まったく敵わない。 「何度も、でございますか」 「ええ、そうよ」 「雪になって」 「ええ、そうよ」 ああ。 なんて酷い殺し文句だろう。 窓の外には雪が降っている。 深深と。 「……しばらく止みそうにありませんね」 「そうね」 かざはな。 風に煽られ、宙を踊りながら、次々に舞い落ちる。 まるで春に散る花と同じ、それ。 「でもそのうち、きっと溶けるわ」 そう言ってあなたは、窓ガラスに映った間抜け面の私を眺めて、花が咲いたように微笑んだのだった。
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あの雲と虹の空がナタでやっちまいるん。
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586 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/27(日) 12 23 51 ID nfd27eRQ さつき姉が僕の住むアパートの一室にやってきて一晩が過ぎた、二日目。 今日は朝から雨が降っていた。 朝に目が覚めたときカーテンのすき間から空を見ると、青い色が見えなかった。 部屋の空気はわずかに湿っている気がした。 雨は強く降っているわけではなく、雨雲から命令されて嫌々降っているように思えた。 風は弱く、空を覆う灰色の雲は長く居座るつもりのようだった。 実際、(僕の勘よりはあてになる)天気予報も僕の感じたままのことを言っていた。 さつき姉は朝に弱い。 その事実を知ったのは僕がまだ小学校に通っていたころのことだ。 登校するときは僕がいつもさつき姉の家に行った。 おばさんに挨拶をしてから、さつき姉が家から出てくるまで待つ。 玄関を開けるときのさつき姉は、いつも目を瞑っていた。 僕の記憶の中に、さつき姉が朝から活発的になっている様子は存在しない。 いつもさつき姉はふらふら歩いた。僕はさつき姉に声をかけながら歩いた。 学校に着く数分前になるころさつき姉の意識はようやく覚醒しはじめ、隣を歩く 僕を確認すると手を握ろうとしてくる。 僕は手を握られないようにランドセルに手をかけたり、走って逃げたりする。 その繰り返しが、小学生のころの僕の日常だった。 さつき姉は相変わらず朝に弱いようだった。 時刻はすでに7時数分前をさしているから、僕の目ははっきりと覚めている。 だというのに横になったままのさつき姉は身じろぎ1つしない。 昨晩さつき姉にからかわれた仕返しに起こしてやろうかとも思ったけど、 やめておくことにした。 特に理由はない。しいて言うならば、早く顔を洗いたかったからだろうか。 洗面所に行き、顔を濡らして髭を剃り、顔を水ですすぐ。 蛇口から流れてくる8月の水は、目を覚ましてくれるほど冷えてはいなかったけど、 変わりなく水としての役目を全うしてくれた。 さっぱりとした思考で考える。 今日は雨が降っているけど、さつき姉はどうするんだろう。 本でも読みながらじっとしてくれたら嬉しいんだけど。 587 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/27(日) 12 25 18 ID nfd27eRQ 焼いた食パンを台所で食べ終わった頃、さつき姉がやってきた。 「惣一、おはよ」 「おはよう」 「ね、今何時?」 台所には時計を置いていない。 全く必要がないというわけではなく、単に狭い部屋に数多くの時計は必要とされないからだ。 居間の壁にかけてある時計を見て、両手で指を8本立ててさつき姉に見せる。 「そっか。よかった、早起きして。今日はいろいろやりたいことがあるから」 さつき姉はそこまで言うと、洗面所で蛇口をひねった。 鏡に向かって顔を向けているが、2つのまぶたは閉じられたままだ。 あの様子ではまだ意識が覚醒していないと思われる。 僕は居間に敷かれたままの布団を畳むと、続いてテーブルを定位置に置いた。 買い物に行こうとさつき姉が言い出したのは、パンを食べ終えたあとだった。 実を言うとそれまでの間にさつき姉は一度倒れた。 僕が駆け寄ってさつき姉の体を抱き起こすと、小さな寝息が聞こえてきた。 寝ていた。大きく口を開けながら。 口は開けたままなのに、鼻で呼吸をしていた。 僕は肩から力を抜くと、さつき姉を仰向けにして頭の下に枕を敷いた。 さつき姉は僕の左で、雨に濡れたコンクリートの地面を踏みしめながら歩いている。 「もう! 惣一が起こしてくれなかったのが悪いんだからね! 今日は久しぶりに一緒にでかけようと思っていたのに!」 だったら早めに言っておいてほしかった。 さつき姉がしっかりと伝えてくれていれば僕は頬をつねってでも起こした。 いや、それぐらいでは起きないか。 さつき姉は一度眠ってしまうと、死んだように動かなくなるのだ。 以前さつき姉が夏休みの宿題を片付けるために徹夜をしたことがあった。 徹夜した次の日には、丸一日ベッドの上で眠りこけていた。 僕は、その時のことをよく覚えている。 なにせ、丸一日中僕の手を握ったまま眠っていたのだから。 588 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/27(日) 12 27 12 ID nfd27eRQ アパートを出て、50分ほどバスに乗って、近くにあるコンビニで弁当を買い、 案内板を頼りにして海水浴場にやってきた。 さつき姉の予定では、今日は海水浴場にくるつもりだったらしい。 雨が降ったから予定を中止するかと思いきや、さつき姉はこうやって海を見に来ている。 さつき姉は傘を持ちながら、人の居ない砂浜を見下ろしている。 ため息をひとつ吐くと、まぶたを少し下ろして憂いの目をつくった。 「残念ね。せっかく惣一と一緒に海に来たのに、これじゃ面白さ半減よ」 「半減しただけ?」 「そ。水着を買って、泳ぎもしないのに海水浴場にやって来て着替えて、 貸し出されたパラソルの下でのんびりとして、というのをやってみたかったから」 疑問に思った。 ただ海にくるだけならいつでもできるだろうし、なにも今日である必要は無い。 ぼんやりするだけなら、僕は居てもいなくても同じじゃないか。 僕が思ったことを口にすると、さつき姉はうーん、と呻いた。 「違うのよ。惣一と来るっていうことに意味があるの」 「僕と?」 「うん。私が惣一の部屋に泊まっているうちにやっておきたかったから。 こんなところ、1人でくるものじゃないわよ。基本的にはね。 男の人はナンパをするために1人で来たとしてもおかしくないけど、 女の人が1人で海水浴場に来てぼんやりとしてたらなんだか変じゃない」 僕は目を動かして灰色の空を見たあと、さつき姉に対して頷いた。 頷いたのを見て、さつき姉は思い出したように声を出した。 「ねえ、もしかして惣一もナンパとか、したりするの?」 「なんでそう思うのさ」 「いいから質問に答えなさい」 さつき姉は少しだけ眉根を寄せた。 別に隠すようなことはないし、そもそも隠すものが無いので正直に答える。 「ナンパはしない」 「本当に?」 「しようと思ったことはあるよ。……ちょっと違うか。 僕の想像の中にいる僕が、ナンパしようかどうか考えたことがある」 「……よかった。駄目よ、ナンパなんかしちゃ。 遊びに行きたいんなら私を誘ったらいいわ。私はご飯は割り勘にする女だから。 今日みたいにね」 さつき姉は時刻を確認すると、屋根のあるベンチのところへ向かった。 僕もベンチに座り自分の弁当を取り出して、次にさつき姉の弁当を差し出した。 さつき姉の後ろにある雨の降る様子を見ていると、さつき姉に問いかけられた。 「想像の中の僕、とかいう言葉をよく使ったりするの?」 「普段は使わないよ。今日はさつき姉が二度寝した横で小説を読んでたから、 なんとなく言ってみたくなっただけ」 ふーん、と呻いてから、さつき姉は食事を再開した。 589 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/27(日) 12 29 15 ID nfd27eRQ 海水浴場から離れてバス停に向かう途中、お土産屋に立ち寄った。 遠く離れた街までやってきたから、家族や友達に買うためのお土産を選ぶのだろうと 僕は思ったのだが、さつき姉はどうやら違うことを目的にしているらしかった。 さつき姉はキーホルダーが大量に吊るしてある回転式ディスプレイを、何度も熱心に 回しながら難しい顔で睨み付けている。 お土産屋の中は人がいなくて閑散としていた。 店内の広さは僕の部屋をひとまわり大きくしたくらいのもので、壁にまで商品が置かれていた。 外観はお土産屋の看板がなければ素通りしてしまうほどに地味で、あまり繁盛していない のではないかと僕は思った。 今日は、雨が降っているせいで誰も店内に入ってこないどころか、路地を歩いている人すらいなかった。 「惣一、これ」 さつき姉の声に振り向くと、目の前に目玉が現れた。 形容しようもなく、目玉そのものだった。本物ではないが。 目の前にかざされた目玉のキーホルダーは直径が1cm少々の大きさでとても軽く、 銀色のリングには200円と書かれたシールが貼ってあった。 「それ、買いなさい」 「なんで? キーホルダーなら間に合ってるんだけど」 「いいから買いなさい」 同じやり取りを繰り返しても、さつき姉は強硬な姿勢を崩さない。 仕方なくレジに行って会計を済ませると、さつき姉も同じものを購入した。 さつき姉は右手で目玉のキーホルダーをぶら下げ僕に差しだし、左手のひらも差し出した。 「交換しましょ、このキーホルダー」 「……なんで? 同じものじゃないか」 「別々に買った、って点では別物でしょ。 私は惣一のものを持つから、惣一は私のを持ってちょうだい」 買わされた理由もわからないうえに、交換する意味も掴めない。 とはいえ、断る理由はない。 僕はキーホルダーをさつき姉に渡して、さつき姉のキーホルダーを受け取った。 「今日から私が居なくて寂しくなったときは、それを見て紛らわしなさい。 私も寂しくなったときは同じことをするから」 2人でお土産屋の外に出ると、空の色はたいして変わっていなかったものの、雨はまったく 降っていなかった。 バス停に着いて到着したバスに乗り、降りてから自宅に帰るまでの間、僕は右のポケットに 入った目玉のキーホルダーを適当にいじった。 何度触っても変わりなく、プラスチックの滑らかさしか感じられなかった。 590 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/27(日) 12 31 06 ID nfd27eRQ 部屋に戻ってきてから、僕は携帯電話を置きっぱなしにしていたことに気づいた。 着信を確認すると、大学の友人の1人から何度か電話がかかってきていた。 かかってきた番号に、折り返し電話をかける。 4コール目で繋がった。 『もしもし? 北河君?』 「うん」 『どうして出なかったの? どこかに行ってた?」 「まあ、ちょっと散歩にね」 『ふーーん』 部屋の時計で時刻を確認すると、長針は4時を差していた。 時刻を確認できるだけの間隔を空けて、友人の声が聞こえた。 『聞いてくれますか、北河君』 「それって、聞いてくれることを前提にしての質問だよね」 『実は私、山川は本日朝7時に目を覚ましたところ、隣に彼氏が寝ていないことに気づきました。 あれ? どこにいっちゃったの? と口には出さず彼氏を探して部屋を右往左往する私。 トイレ、浴室、冷蔵庫の中、ゴミ箱の中を覗き、首を傾げながらテーブルを見ると!』 「見ると?」 『合鍵は返しておく 俺たちはこれで終わりにしよう。 と書かれたメモを発見しました』 僕はほう、と言いそうになった自分を抑えて、次の言葉を待った。 『というわけで、明日の夏祭りアンド花火大会は北河君と行くことが決定されました。がちゃり』 「がちゃり、じゃないよ。なんで勝手にそんなことを決めてるんだ」 『いいから付き合いなさい! これは決定事項です!』 「……まあ、別にいいけどさ」 『よろしい。では明日の朝北河君の自宅へ迎えに行きます。シャワーを浴びて待っていてください』 友人の山川はこういう冗談をしれっと口にする。 性質の悪さが子供っぽくて面白いから、僕にとっては気の合う友人の1人だ。 「わかった。じゃ、明日会おう」 と言ってから、僕は通話を終了した。 携帯電話をテーブルの上に置いてから水でも飲もうか、と後ろを振り向くとさつき姉が 真後ろに立っていることに気づいた。 「惣一、今のは誰? ずいぶん楽しそうだったけど」 言葉の中に隠しきれない不満の色が混ざっている。やけに機嫌が悪そうだ。 「大学の友達」 「女の子でしょ? 女の子よね? 女の子なんでしょう?」 「う……ん。そうだけど」 なぜ言葉を繰り返したのはわからないが、喋るごとに目と眉がつりあがるさまから察するに、 さっきの電話の内容が面白くないものだったらしい。 山川の声はよく通るから、真後ろに立っているさつき姉にも聞こえていたはずだ。 さつき姉は不機嫌から微笑へと表情を変化させた。 「そうなんだぁ。女の子の友だちねぇ」 頷く動作を繰り返しながら、さつき姉は台所へ向かい夕食の準備を始めた。 包丁とまな板のぶつかる音が、昨日とは違い甲高く響いた。
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☆初心者の方には屋外飼育がおすすめです! 自然光が差し込む環境下ではメダカがより色鮮やかに育ちます。 日当たりの良さはメダカの繁殖にも好条件で、勝手に卵が生まれていることもあり、繁殖も容易です。 多彩な植物を取り入れ、自然を切り取ったかのような豊かな風景を作ることができます。 太陽光が水生植物を育て、水中に発生する虫やプランクトンがエサになり、雨が降って水が増えます。 エサやり、藻取り、水替えなど多少の世話が必要になる場合がありますが、比較的自然まかせにしやすいのが 屋外飼育の特徴です。春~夏に繁殖シーズンを迎え、冬には冬眠するという、自然のメダカのありのままの 姿を楽しむことができます。究極は人が一切手を加えることなく、メダカ達が自然に繁殖できる空間が理想的です。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。