約 2,865,693 件
https://w.atwiki.jp/zsphere/pages/566.html
東日本に多く分布する白山神社の祭神。白山比咩命。 852年(仁寿二年)十月、従三位。859年(貞観元年)正三位。 858年(天安二年)、比叡山麓の日吉山王神社の上七社の一つ、 客人社として白山社が祀られる。 『平家物語』「願立」の段に、「客人と申すは、白山妙理権現にておはします」とあり、白山中宮(長滝白山神社)とは父子の仲であるとする。 客人社の客人権現は遊郭にも祀られており、大田南畝『奴凧』に 「青楼にて客人権現の宮を信ずるのもをかし。山王廿一社の 客人権現は女神也。青楼に女客は入らぬもの也」とある。 きえはつる 時しなければ こしじなる 白山の名は雪にぞありける(『古今和歌集』四一四) 『枕草子』八十七段で、清少納言と他の女官が、庭に作った雪山がいつまでもつか あて比べをする話の中、雨が降って雪が消えそうな際に、清少納言が 「白山の観音、これ消えさせ給ふな」と祈ったという話を載せる。 (この時代既に、都の貴族の間でも、雪といえば白山だったことが知られる) 1176年(安元二年)、加賀国の山寺鵜河寺で同国目代近藤師経が寺の衆徒とトラブルを起こし、寺を焼き払った件で、 鵜河寺が白山の末寺であった事から、八月十二日に白山中宮(長滝白山神社)の神輿が比叡山に登った際、 北から都へ雷が鳴り響き、白雪が降って大地を埋めたと『平家物語』「鵜河軍」の段にある。 (zsphereコメント:真夏に雪を降らせるという圧巻のキャラ立ちっぷり。これが中世の神様の真骨頂であるw) 「薮田嘉一郎によると、「近江の高島郡にある水尾(三尾)神が 古代の越の国である加賀国に現じて白山権現となった」と 園城寺では伝えている」と『青銅の神の足跡』で谷川健一氏が書いているが。 (zsphereコメント:さすがにこれだけでは何とも。裏をとる必要がありそう) 参考文献 『白の民俗学へ』前田速夫 『青銅の神の足跡』谷川健一 『平家物語(一)』 白の民俗学へ 白山信仰の謎を追って 青銅の神の足跡 (小学館ライブラリー) 平家物語(一) (講談社学術文庫)
https://w.atwiki.jp/pokeimg/pages/155.html
図鑑No.141 「カブトプス」 こうらポケモン たかさ:1.3m おもさ:40.5kg タイプと特性 タイプ: いわ / みず とくせい: カブトアーマー / すいすい 特徴 雨パ業界において、今やキングドラさんやルンパッパさんに負けずとも劣らない人気っぷりのカブトプスさん。 もう誰にもマイナーなんて言わせない! そんなカブトさんの種族値を見てみましょう HP 60 こうげき 115 ぼうぎょ 105 とくこう 65 とくぼう 70 すばやさ 80 特筆すべきはこうげきとすばやさ。 パッと見はそんなにすごい数値じゃないように見えますが、 特性「すいすい」を考慮したうえで見たこの数値は実はかなり反則気味です とはいえ耐久面、特に特殊耐久は非常に脆いので、 頑張って雨が降っている状況を維持してこの子が暴れられる環境を整えてあげましょう 育成指南 この子の特性の一つ、「すいすい」は、雨が降っているターンに場にいると素早さが何と二倍!になるという非常においしい代物です カブトプス自身もこの「すいすい」に非常にマッチした種族値を持つので、特性はすいすいで固定で。 自然と、努力値や性格も「すいすい」発動を当て込んだものになります 一般的なのは、意地っ張りですばやさに48振ってこうげき252、残りをHPに振る形でしょうか これで「すいすい」発動時はサンダースは愚かマルマインさえ華麗に抜き去り、こうげきも陽気ガブリアスとほぼ同じ数値になります 当然これはマルマインを抜くことを主眼においた振り方なので、 最速スカーフマンダなんかを抜こうと思うとそれ相応の努力値をすばやさに割かなければいけませんが、 それでも陽気にするまでもなく抜けるという外道っぷり。 あり余る努力値はHPに振るのが一般的でしょうが、とくぼうでもぼうぎょでも構わないでしょう 次に技ですが、この子は地味に器用なので、技構成は悩むところです けれどメインウェポンの威力が凄まじいので、自然と有用な技は限られてきます たきのぼり:メインウェポン。タイプ一致+雨状態で威力180にもかかわらず命中100、更に稀に相手を怯ませることができます ストーンエッジ:メインウェポンその2。タイプ一致で威力150。ただ命中率は好みが分かれると思います いわなだれ:怯み効果が大好きな人に。 シザークロス:虫技。威力80はサブウェポンとしては十分過ぎます。対ナッシー、スターミーなどに。 アクアジェット:何気に覚える。技スペに余裕があるなら。 つばめがえし:ヘラクロス、キノガッサピンポイント。一応、たきのぼりより大きいダメージを叩き出せます かわらわり:マニューラピンポイントと思いきや、実はストーンエッジを当てた場合と同じダメージ量。リフレクター破壊はおいしいかもしれません つじぎり:威力70の悪技。シザクロとの違いはゴーストにもダメージが入る点ですが、ゴーストにはたきのぼりが通る以上ネタにしかなりません じたばた:タスキを持たせた場合は是非。 つるぎのまい:同上。 最後に型提供。 フルアタ型:たきのぼり ストーンエッジorいわなだれ つばめがえし シザークロス@こだわりハチマキ タスキ型:たきのぼり ストーンエッジorいわなだれ じたばた つるぎのまい@きあいのタスキ コメント 実はダイパで1、2位を争う出世ポケモン 強くなったのはいいけどにわかカブト使いが増えるのは微妙な気持ちだったり とりあえずXDでのビジュアルは至高@wikiへ
https://w.atwiki.jp/free_nippon/pages/56.html
イザベラ・バードがみた朝鮮 "Korea and Her Neighbours" by Isabella Lucy Bird 『朝鮮紀行―英国婦人の見た李朝末期』 イザベラ・L. バード http //www.geocities.jp/hiromiyuki1002/cyousenrekishi.html 英国人女性旅行家 Isabella L. Bird が朝鮮を訪れたのは、1894年、62歳の時である。 以後3年余、Bird は4度にわたり朝鮮各地を旅した。 「朝鮮紀行」("Korea and Her Neighbours")に書かれている 李朝末期(約100年前)の朝鮮の姿は凄まじい 貨幣制度が(ほとんど)ない。 ソウルは世界有数の汚く悪臭のする都市。 一般民衆の住む場所は藁葺きのあばら屋で、通りからは泥壁にしか見えない。 道はとにかく悪い。 【Bird が見たSeoul】 「都会であり首都であるにしては、そのお粗末さはじつに形容しがたい。 礼節上二階建ての家は建てられず、したがって推定25万人の住民は主に迷路のような道の「地べた」で暮らしている。 路地の多くは荷物を積んだ牛同士が擦れ違えず、荷牛と人間ならかろうじて擦れ違える程度の幅しかない。 おまけに、その幅は家々から出た糞、尿の汚物を受ける穴か溝で狭められている。 酷い悪臭のするその穴や溝の横に好んで集まるのが、土ぼこりにまみれた半裸の子供たちと 疥癬もちでかすみ目の大きな犬で、犬は汚物の中で転げまわったり、日向でまばたきしている。 ソウルの景色のひとつは小川というか下水というか水路である。蓋のない広い水路を黒くよどんだ水が かつては砂利だった川床に堆積した排泄物や塵の間を悪臭を漂わせながらゆっくりと流れていく。 水ならぬ混合物を手桶にくんだり、小川ならぬ水たまりで洗濯している女達の姿。Seoulには芸術品がまったくなく、公園もなければ見るべき催し物も劇場もない。 他の都会ならある魅力がSeoulにはことごとく欠けている。 古い都ではあるものの、旧跡も図書館も文献もなく、宗教にはおよそ無関心だったため寺院もない。 結果として清国や日本のどんなみすぼらしい町にでもある堂々とした宗教建築物の与える迫力がここにはない。」 関連… ●併合当時、朝鮮人は小便で顔を洗い、小便を飲み、大便を食べていた 1906年発行の本「最近朝鮮事情~朝鮮の人々(上)(中)(下)」より http //kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=4…0 KOMA=55 ITYPE=0 ・衛生観念は全く無く、獣に近い ・勤勉とか責務という観念は無く、雨が降ったらそこらじゅう水だらけになるので仕事をしないで 呆然としている。雨が降ると動かないので雨具が無い。日本の傘を入手すると嬉しそうに周囲に自慢している。 ようするに、治水という概念が無い。 ・雨が降って水が濁っても、ろ過して使うという事をしないで濁ったまま水を使う。とにかく衛生観念が無く、伝染病がはびこっている。 http //kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=4…0 KOMA=56 ITYPE=0 ・濁っている水だろうが、小便や糞が混ざっている水でも平気で飲む。とにかく不潔で、味噌と糞も朝鮮_人にとっては一緒だ。 ・壁は馬糞を混ぜる。壁が固くなるそうだ。 ・驚くべき事に小便で顔を洗う。肌のきめが細かくなるそうだ。 ・肺結核や解熱として小便を飲む・いよいよ病気が酷くなると、大便を食べる。 ・穴で暮らしているから夏は暑く、家の外で寝るが、顔の近くを大便や小便が流れているが、朝鮮_人にとっては臭くないらしく、平気で寝る。 ・小便壷が家の中にあり、客がいても平気で小便をする。また、痰を吐くときは口の近くに壷を持ってくる。 ・雨が降るとこれらの不潔物と雨水が一緒になりすねの上まで浸かり、家の中の物が水に浸るが、 洗うという事はしないでそのまま使っている。 ・婦人が洗濯をしているので見てみると小便水と見分けの付かない黒い水に洗濯物を揉んだり打ったりしている。 平成21年2月8日 まかぴー様 寄稿
https://w.atwiki.jp/jazz-kun/pages/25.html
金曜日、夜は雨が降っていたので「散歩はやめようね」とジャズに言ったが、ジャズはどうしても行くといってきかず。しかたなく雨の中散歩に出かけた。 翌日、ジャズを洗うことにした。前飼っていた犬はお風呂が大嫌いで、お風呂の気配を察すると逃げ回っていたが、ジャズはボンヤリとおとなしくお風呂場に入れられた。 洗っている間は大人しくしていたが、洗い終わってお風呂場から出したとたん、猛ダッシュで部屋を走り回る。やっぱりシャンプーは嫌いなようである。 拭いてやって落ち着くと、疲れたのかコトンと寝る。 夕方、近所の知り合いの雑貨屋さんへ。14才のビーグルも店番をしている。最初ジャズの元気さに押されて尻込みしていたが、少しずつ慣れてきた。 運悪く帰りも再び雨。せっかくシャンプーしたのに。。この日はシャンプーもして雨にも降られ、結構疲れたと思うが、やはり夜も散歩に行く。本当にジャズは散歩が好きだ。
https://w.atwiki.jp/musasino/pages/100.html
#blognavi 昨日は雨の休日。半身浴をしながらフィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読む。面白かったので今日『ブレードランナー』を観た。 大学生の頃に原作も映画もどっちも見ているはずなのに見事にどっちも覚えていない(笑)きっと泥酔してたんだろうなー。 『ブレードランナー』の都市デザインが凄い。日本っぽくて中国っぽくてアジアっぽいんだけど、あんな街は存在しない。あんな街『ブレードランナー』の世界にしか存在しない。存在しない街を作り上げるのだから凄い。 きっと僕らの未来はあんなカンジだろう。 空飛ぶ自家用車も出来るかもしれない。でも地上にはスラムが広がっている。ニョクマムやらバターやらターメリックやらの匂いが混じりあい、泥とゴミと汚物とでぐちゃぐちゃになりながら人々は生きているのだろう。結構タフに。結構楽しく。そしてその街にはいつも雨が降っている。 それにしても。 ハリソンフォード弱すぎ!! 見ててイライラした。レプリカントなんかぶっとばせ!! レプリカントのボス、動きキモイ!! なんで最後だけ陽気になってんだ!? そして死に方『明日のジョー』 映画って凄い。 フィリップ・K・ディックからあの街を作り上げるなんて。信じられないよ。 次はヴィム・ヴェンダースの『ベルリン天使の詩』とソフィア・コッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』が観たい。キーワードは「都市」だ。 いつか都市を描きたい。 カテゴリ [日記] - trackback- 2006年10月24日 23 34 34 #blognavi
https://w.atwiki.jp/multiple/pages/207.html
神よ、この魂に哀れみを◆SqzC8ZECfY さほど広くないシャワーールームに湯気が立ち込める 壁に張り付き、細かい水滴となって、やがて水滴同士がくっつき、大きな粒に変わって床に落ちる。 ざぁざぁとお湯が降り注ぐ音、その中心。 立ち尽くし濡れるに任せた一人の女は、眼を弓のように細め、頭上からほとばしるシャワーの熱と勢いを受け止める。 女は上体を折り曲げ、自らのくるぶしの辺りへと手を伸ばす。 上から下へと落ちていくお湯の流れに逆らうように、その手は上へと。 脛、ふくらはぎを経て、膝の表、それから裏側を這う。 白い肌は湯の熱でやがて薄紅色を帯びていた。 手は、指は太腿から足の付け根へと。 滑らかな曲線を描く腰周りのラインをなぞり、そして汚れの溜まりやすい谷間の部分をこすって洗い流す。 下腹部からへその上。 自らの身体を抱くように腕を交差させて腰に手を回した。 「……っ」 あばらに走る痛み。 女から思わず漏れたうめき声。 唇を噛むようにしてそれをこらえ、今度はもう一度、慎重に指を這わせる。 痛み、痺れ、そして熱さ。 心臓の鼓動にも似たずくん、ずくん、といううずき。 這う指は上へ。 脇の下から胸の双丘の下のラインを往復する。 指が行き来するたびに、やわらかな胸のふくらみがわずかに揺れ動く。 お湯の流れはざぁざぁと変わらず、上から下へ。 指は逆の腕――肩から二の腕、そして手の先までを何度かこすってから首筋をなぞり上げる。 「……」 先程よりも小さな、お湯の音に掻き消える極微の呻き。 僅かな火傷の熱さ。 その濡れた身体を這う指はそこから離れ、湯が自らの身体を這い回り、流れ往くままに任せて女は立ち尽くす。 腰まであるウェーブのついた黒髪が背中にぴったりと張り付いている。 女はしばらくそうしていたが、やがて元栓を締めた。 お湯は止まり、濡れそぼった肢体から垂れ落ちる水滴だけがシャワールームの床を打つ。 薄く白い肌の下に熱を持った桃色の体組織。 肌の白と、その下の桃色が重なり合って、結果として女の肉体は薄紅色に染まっていた。 だが、それによって浮かび上がるものがあった。 銃痕。直線的な裂傷のあと。引きつれ捩れたミミズが這うような傷跡。 身体の各部にわずかな薄紅色の痕跡を印す。 それはその女の人生を示す傷跡だった。 撃たれ、裂かれ、抉られ、だがその何倍も何十倍も何百倍も何千倍も撃ち、裂き、抉って獲物を仕留めてきた猟犬の証だ。 ◇ ◇ ◇ D-8、キャンプ場のバンガローの一室。 ロベルタは洗い髪が張り付くのを防ぐための背中にかけたバスタオルとショーツのみでベッドの上に座り込んでいた。 放送は12時におこわなれるはずなので、少なくともそれまではここが禁止エリアに指定されることはない。 それまでは休める。 いまだに誰も仕留めることができていない事実は彼女の心を苛立たせるが、闇雲に動き回って事態が好転するわけでもない。 それに肋骨のダメージは深刻だ。 骨折の痛みがあばらはもちろんのこと、連動して動く腕の振りすらも阻害する。 その痛みをかき消すための処置が必要だ。 ――かりり。 錠剤を噛み砕く音。 水で流し込む。 ――かりっ、がりがり、ぼりっ。 いくつかまとめて放り込んで噛み砕き、呑み込んでいく。 やがてすぅっと痛みが消えた。 身体が軽い。 血管に氷を入れたように清々しい気分になる。 感覚が変わる。 どろりと身体が溶けるように。 まどろみに包まれる。 意識が境目をなくす。 記憶の境目。 自我の境目。 感情の境目。 善悪の境目。 なにもかも。 ◇ ◇ ◇ 「出ておいでロザリタ。彼らは行ったよ」 かつて革命の志に燃えていた。 だが自らの全てを捧げたそれは幻想だと分かった。 だから抜けた。そして追われることとなった。 「……感謝します、セニョール・ディエゴ。でもこれ以上貴方に危険を負わせることは出来ません。 日が落ち次第、屋敷を出ます。本当にご迷惑を――」 「……待ちたまえ、ロザリタ。親友の娘御が遠路はるばる訪れてくれたというのに、夕食も出さずに返したのではラヴレス家の名誉に関わる」 ゲリラやカルテル、国家権力からも追われるこの身をかくまってくれたということが、どれほどのことか。 この紳士が自分のあずかり知らぬところで多大な労力と危険にまみれたことは想像に難くない。 だから身を粉にしてでも、その恩の数百分の一でも返したかった。 屋敷のメイドとして仕え、血に穢れた自分では得ることは出来ぬだろうと思っていた平穏を享受するだけで充分だった。 彼と彼の一人息子、ガルシアと。 そして自分と。 やがて事業も軌道に乗り、わずかばかりでも使用人は増え、多少のトラブルはあったがその平和は続くと思っていた。 返せぬほどの大恩ある主人、ディエゴ・ホセ・サン・フェルナンド・ラブレスが爆破テロによって命を散らすまでは。 ◇ ◇ ◇ 葬送の鐘が鳴る。 雨が降っている。 天がその死を嘆いているのだろうか。 ならばなぜ、その死を回避する幸運をかの者に与えてはくれなかったのか。 「あまねくものの創造主――且つ購い主に召します天主、 主の僕、ディエゴ・ホセ・サン・フェルナンド・ラブレスの御霊に、全ての罪の赦しを与えたまえ。 願わくば、彼が絶えず望み奉りし赦しをば、我らの切なる祈りによってこうむらしめ給え」 葬送の鐘が鳴る。 雨が降っている。 大勢の者が泣いていた。 その死を悼んでいた。 彼の者はそれほどまでに慕われていた。 当然だ。 穢れきった猟犬にすら救いを与えたこの主人が、そうでないはずがない。 神父の祈り。 それは続く。 「主よ、永遠の安息を――彼に与え給え。 絶えざる光を彼の上に照らし給え。 彼の――――安らかに、憩わんことを――――神の御名に(エイメン)」 葬送の鐘が鳴る。 雨が降っている。 遺された一人の少年。 ディエゴの子息たるガルシアが、この腕の中で泣いている。 しがみついたその手に震え。 時折、しゃくりあげながら。 そして巨大な悲しみに打ちひしがれながら。 この腕の中で泣いている。 「……父さんは…………悪いことなんてしてないよ……そう……だろう?」 「……御当主様は――とても立派な方に……あらせられました。 天を仰ぎ、地に付して、我らが主の御前において――――なに一つ恥じることのないお方にございました」 「……それなら、どうして……神様は……父さんを天へお召しになられたんだろう……?」 「――主ではありません、若様。人を殺めるのはいつだって……必ず、人なのです」 葬送の鐘が鳴る。 雨が降っている。 そう。 神は人を殺さない。 そして少年はさらに問う。 「……じゃあ……その人は、何を思って――――父さんを殺したんだろう……? そうまでして父さんを殺さなければならなかった理由は……いったい何なの…………かな……っ……」 葬送の鐘が鳴る。 雨が降っている。 自分はその答えを知っている。 いいや、知りすぎている。 だからこそ――この少年にとってあまりに残酷すぎるその真実を伝えることができなかった。 「ロベルタ…………泣いて…………いるの……?」 葬送の鐘が鳴る。 雨が降っている。 ◇ ◇ ◇ 主は我が弱きを知り給う。 聖寵によらざれば、何事も叶わざるがゆえに、必要に応じてこれを施し給え。 主の戒め給う全ての悪を避け、命じ給う善を行い、御摂理にて、我に与え給う数々の苦しみを、甘んじて耐え忍ぶ力を授け給え。 ――君は……あの屋敷に帰るつもりはないのかい。蘭の咲き乱れるあの荘園へ。 ――君は彼を愛している。彼も君を愛している。 ――本当の家族のように君達は愛し合っている。 ――ならば何故、その暮らしを大事にしない? 「………………私の罪は私だけが負うべきもの。 当主様も、若様も、天に祝福されるべき方々だった…………だから…………私が…………!」 ――復讐ではなく、責任か。 ――いや……贖罪といったほうが正しいかもしれないな。 ――だが、もし君が負うべき責任があるとするならば、それは何をもってしても購うことは叶わない。 ――復讐も祈りも忘却も、そして死すらも、だ。 ――今の君に、本当に必要な行いは、それは…… 「黙れ」 ――『僕 を 殺 し た』あの時にも、君の中に良心という名の種は、わずかにあった。 ――君が大正電工マグダレナ営業所を襲い、日本人技師二名を撃ち殺したのは――もう七年も前だったね。 ――処刑の前に、君は僕の家族の写真を破り捨てた。君としては些細なことだったに違いない。 ――だが、それは『多くの』小さな傷となって君に残った。 ――暴力の中では痛みを感じることのなかったその傷が、穏やかな平和の中でどのように膿んで爛れていくかを、若い君は気付けなかった。 「……いつまで……私に付きまとうの?」 ――付きまとう? 君が忘れないだけだよ。 ――わかっているはずだ。君が私の写真を破り捨てたように、君の敵がディエゴ・ラブレスにそうしただけだ。 ――あの少年の問いかけ……分かっているだろう? ――殺す理由などなにもない。 ――ただ、『いるよりもいないほうが都合がいい』。 ――私や君の主人が殺された理由など、それだけのことだと。 「……じゃあ、私は! どうやったら赦された!? それとも永遠に赦されないのなら、どんな顔をして若様のそばにいれば良かった!? あんたはそうやって! ずっと追いかけてきたじゃない! 私に忘れさせないために! 絶対に、忘れさせないために……ッ!!」 主は我が弱きを知り給う。 聖寵によらざれば、何事も叶わざるがゆえに、必要に応じてこれを施し給え。 主の戒め給う全ての悪を避け、命じ給う善を行い、御摂理にて、我に与え給う数々の苦しみを、甘んじて耐え忍ぶ力を授け給え。 ◇ ◇ ◇ 「…………!!」 ロベルタはベッドから猛烈な勢いで跳ね起きた。 その身体は汗で濡れている。 だがお湯で濡れていた時とは違い、肌は青ざめるほどに冷たく白くなっていた。 がたごとと乱雑に自分の荷物を漁る。 銃が床に落ちてごとりと音を立てるが、気にも留めない。 錠剤を取り出して数錠まとめて口内に放り込んだ。 がり、がりがりり。 噛み砕く。 水を飲み干す。 「……っはぁ……はぁ……」 大きく息をつき、そしてベッドから這いずるように降りて、床をおぼつかない足取りで歩く。 そして部屋の壁に立てかけてあった十字架――パニッシャーに身を寄せた。 まるで救いを求める教徒のようにその十字架にすがりつく。 「あー…………あぁ」 呻き声。 薬物が精神に影響を及ぼし、変調をきたしている。 「あ……あぁ」 その十字架を前にして両手を組み、ひざまずいて祈った。 その十字架はウルフウッドやリヴィオを刃に変えた暗殺組織の象徴であることをロベルタは知らない。 裸身が床に這い蹲り、ただ救いを求めて許しを乞う。 十字架は何も答えない。 ――神よ、願わくばこの魂に哀れみを。 【D-8 キャンプ場内/一日目 昼】 【ロベルタ@BLACK LAGOON】 [状態] 薬物依存。ショーツのみ。 右腕に切り傷(応急処置済み) 、肋骨にヒビ、腹部にダメージ小、眼鏡なし [装備] パ二ッシャー@トライガン・マキシマム(弾丸数60% ロケットランチャーの弾丸数2/2) コルト・ローマン(6/6)@トライガン・マキシマム 投擲剣・黒鍵×5@Fate/zero [道具] 支給品一式×2(水1/4消費)、メイド服、コルト・ローマンの予備弾35 グロック26(弾、0/10発)@現実世界 謎の錠剤入りの瓶@BLACK LAGOON(残量 65%) パ二ッシャーの予備弾丸 2回分、ロケットランチャーの予備弾頭2個、キュプリオトの剣@Fate/Zero [思考・状況] 0:放送まで休む。 1:サカキとのゲームに乗り、殺し合いに優勝する。 2:園崎魅音(詩音)を見つけたら必ず殺す。 3:必ず生きて帰り、復讐を果たす。 【備考】 ※原作6巻終了後より参加 ※康一、ヴァッシュの名前はまだ知りません。(よって康一が死んだことも未把握) ※詩音を『園崎魅音』として認識しています。 ※ギラーミンの上に黒幕が居ると推測しています、よって優勝の褒美は有効であると考えています。 ※錠剤を服用しました。幻覚症状などが現れています。 ※ループに気付きました。 ※ロベルタの眼鏡は戦闘中に何処へ飛んでいきました。本人は気付いてません 時系列順で読む Back 譲れない、大切な信念握りしめて Next 図書館戦争 投下順で読む Back 合言葉はラブアンドピース(後編) Next Survivor Back Next 覚醒? いいえ、不死者です ロベルタ 煌めく涙はあの日に 溢れる想いはあの人へ
https://w.atwiki.jp/yaruoex/pages/295.html
_ -‐ァ _ -‐ / _ -‐  ̄ ‐- _ ∠つ |\_ .' /‐- _ _ - _ } i / / ヽ/ / _) ‐‐< / _ _ `ー‐‐/  ̄ `ヽ `.r 、 > f .i し' ; - 、 `. .、 ‐< \__}  ̄ Y / } ―‐ ` `. 、 _ __ i (. / ー'´ ) ( ) \  ̄ / i ィ´ `´ , - 、 ` __ ' .7 / `i i {_ i / { Y´ f フ ` 、 ノ } {`. 、 _ . ' く _, -、 ー‐' / \  ̄ __ノ 7‐- _ { く¨ ` 、 _ イ / ‐---― - _ \ \ _ ノ { ` 、 } <  ̄ > ´ { ≧=- _ __  ̄ ー―‐ ´ i _ _) く ) ー‐'´ `ー―‐'´  ̄ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【名前】 レクオレ Lv18 ♂ 【タイプ】 みず 【特性】 げきりゅう 【ステータス】 こうげき:C- ぼうぎょ:C とくこう:C+ とくぼう:C すばやさ:D 【技:ねっとう、みずでっぽう、ヘドロこうげき、あまごい】 【アビリティ】 『汚れた聖杯』・・・相手を倒した時体力が1/4回復する 『超再生』・・・毎ターン体力が1/8回復する 『雨振り坊主海坊主』・・・1試合1回、雨が降ってる時体力を1/3回復させる 『水流渡り』・・・1日1回、水路を利用しての移動が可能 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
https://w.atwiki.jp/pkgc/pages/523.html
こうず【登録タグ 【♂】 【えりー】 【かくとうタイプ】 【ナゲキ】 【擬】 【擬こ】 【擬/ちびっこ】】 最終更新日時【2012-02-04 21 52 07 (Sat)】 コウズ 親 えりー 種族 ナゲキ 性別 ♂ 年齢 ちびっこ 性格 いじっぱり 好き ダゲキ♂ミヨと遊ぶこと、修行すること 苦手 渋柿 口調 一人称:おれ 二人称:お前「ミヨ、早く行こう」とミヨよりも少し落ち着いた話し方です 得意技 なげつける、やまあらし 設定 ★ヌオー♀オウリの暮らす旅館の裏山に住んでいる子鬼。いつも野山を駆け回っている。 ダゲキ♂ミヨといつも一緒にいる。バラバラに行動しているときはケンカをしたとき。 オウリのために、雨が降ってきたら洗濯物をしまうこともある一方、濡れたまま旅館に上がりこんで畳を濡らすこともある。イタズラっこ。 補足 角があります。中央に1本です。髪の毛は少しかりあげっぽい感じ。 笑います。 寒いときは我慢します。服は後ろに×模様があります。 オウリよりも少し小さめ。見た目は10歳いくかいかないかくらいです。 コメント 名前 コメント 上へ
https://w.atwiki.jp/chroro/pages/17.html
《Eau 水の物語》 「嗚呼、まだ雨は降らないわねぇ」 「そうね、お母様」 《これは恵みを得ようとする一人の娘の領域》 【ナレのバック水の音】 何故この地には恵みが もたらされないのでしょうか 限りない砂の海 ただ一人で見てる 龍神様が消えてから この地に雨は降らない 流れる時が雨の雫に変わればいいのに [母ソロ] いつか見たあの雨の日 私の姉は消えてしまった 遺されていたのは… [娘ソロ] この地に雨が降らないならば私のこの身を捧げましょう 「ああ竜神様どうか私達を御救い下さい」 <娘は雨を降らす方法をさがしている途中ある昔話を聞いた> <それは十年前の悲劇、彼女の叔母であるサラが龍神の滝壺へ身を投げた すると龍神の滝から雲が沸き上がり雨が降ったという> <話を聞いた彼女は…> 「さあ捧げましょう身体を魂をなにもかも」 「それで死ねるなら本望よ」/「私は彼に殺されたの」(娘とサラを) 【水に飛び込んだ音】 《聖暦175年ある砂漠の村に洪水を起こすほどの雨が降った》 《その村に長く降り続いた雨はやがて地に吸われ砂漠の村を緑へ変えた》 《娘は眠り続けるだろう龍神の胸に抱かれて》 「さあいらっしゃい」 「ここは境界」 「僕と共に行きましょう」/「僕と共に逝きましょう」 イメージは『星屑の革紐』と『海の魔女』。
https://w.atwiki.jp/wiki6_yae/pages/1068.html
#blognavi 昨日の大雨で野外作業は出来ませんので、作業場が乱雑になっているのを片付けました。朝からカンカン照りの晴天なので、午後から土の固い土手の草取りをやりました、傾斜45度高さ8Mぐらいあります、雨が降ってもすぐ流れ、土も硬いので草の育ちも良くないですが性質の悪い草?は小さくても花を咲かせ実がなるので見逃せません。斜度がきついので草刈り機は使えません、手で一本づつ抜きました。長いハシゴ使うので少し怖い思いしながらの作業となりました。夕方千葉から「さんしん」友達のMさんが遊びに来てくれました。女房と共通の友達でも有るので3人でユンタクが長引き、途中さんしんを弾きながら夜中12時過ぎまで語り合いました。遠方からの友達が来て一緒にさんしんが弾き語り出来るのはとても嬉しい事ですね。 カテゴリ [日記] - trackback- 2007年04月20日 01 02 23 #blognavi