約 4,030 件
https://w.atwiki.jp/flowermania/pages/88.html
な なんだかなぁ 「近頃の若いもんは」の意味、若い男の子の行動を否定するときに使用される。 (自分の電源乞食を棚に上げて)プレステを充電しながらモンハンで遊んでいる男子二人、何だかなぁ。 なんなんだよ 他に言葉がみつからない 四国巡礼ラーメン修行で多用、現在ふらわ(高橋陽介)氏のマイブームらしい に 2ちゃんねる ふらわ(高橋陽介)氏は見たことも使ったこともない巨大掲示板、氏は知らないらしいがラーメンに関することになると板に関係なく知られている、登場する板は「ラーメン」はもちろん「実況」「ニュー速」「既女」にまで出没する ぬ 絶賛募集中!! ね ネギ スープを邪魔するのでラーメンには必要のないトッピング、立ち食い蕎麦は逆にネギを増やせと注文し、断られると日記でその立ち食い蕎麦をケチョンケチョンに書く 野原しんのすけと同レベル の 海苔 スープの邪魔をするのでラーメンには必要のないトッピングの一つ 海苔が入っているラーメンの評価は低いが何故か家系ラーメンだけは海苔が入っていないと評価が下がる ふらわ語辞典あ行 ふらわ語辞典か行 ふらわ語辞典さ行 ふらわ語辞典た行 ふらわ語辞典な行 ふらわ語辞典は行 ふらわ語辞典ま行 ふらわ語辞典や行 ふらわ語辞典ら・わ行
https://w.atwiki.jp/kwskp4/pages/278.html
もろおかきんしろう CV 龍谷修武 公式 八十神高等学校の教師で、主人公の所属する2年2組の担任。 担当教科は倫理。 「モロキン」のあだ名で恐れ嫌われている。 非常に高圧的で傲慢。言葉遣いは軍隊の上官さながら。説教が長く、生徒達を「腐ったミカン」等と罵倒することも多い。 稲羽市連続殺人事件の犠牲者である小西早紀の悪口を生徒達の前で言い放ち、花村陽介の反感を買った。 その一方、生徒指導には熱心で、相談に来た生徒の話には真剣に取り組み、時には(可愛い女子限定だが)お菓子を出して応対することもある。 久慈川りせのファンでもあり、写真集も買っていた模様。 ただ、都会人への偏見(陽介も転校当初、色々言われたらしい)や質問を聞いただけなのにいちゃもんしか付けない為、やはり教師以前に人として如何なものだろうか。 後に連続殺人事件の模倣犯である久保美津雄に殺害された。(殺害された後に陽介は、「(前述のような言動を、平然と言う)モロキンが連続殺人事件の犯人、と疑った事があった。だが殺された今となっては、あんな死に方はないが、疑って悪かった」と語っている) 美津雄は彼の教育とそりが合わず退学にまで追い込まれており、ダンジョンでの演出からも相当の恨みを買っていたようである。 死んだ直後のニュースの報道内容でも「指導が厳しすぎて生徒との摩擦があった」と報道されてしまう。 また死後の校内から察するに、「仕事には誠実だが性格に問題あり」という評価は生徒・職員問わず一般的だった様子。 非公式 その高圧的な指導方針やあだ名を含めての生徒からの嫌われぶりは「女神異聞録ペルソナ」「ペルソナ2罪」「ペルソナ2罰」のハンニャ教頭(ハンニャ校長)に通じる物がある。 「2罪」ではジョーカーに理想を叶えてもらい、「生徒に(洗脳に近い効果で)好かれる校長」になるのだがそのセリフはまんま「金八先生」だったり、「2罰」ではひき逃げ事件の被害者である吉栄杏奈に暴言を吐いて殺人犯と決め付ける教師として如何な態度を見せ、「人を殺す」JOKER呪いの犠牲者になっているあたりなど、共通点も意外に多い。 ちなみにCVの龍谷修武氏は、「ペルソナ2 罪と罰~果てしなき青春」でナナシ ポーピー君を演じていたりと、地味ながらもペルソナシリーズと縁のある声優である。 考察 諸岡金四郎は何故、小西早紀の悪口を言ったのか
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8658.html
前ページ次ページゼロのペルソナ 世界 意味…新しい世界・調和の崩壊 ルイズがワールド・ドアを発動すると銀色の鏡のようなものが現れた。 それは銀色の波を立てながら何かを吐き出していく。 発動された虚無魔法を見て、何を行っているかわからずキュルケたちは呆然とした。 しかしルイズは知っている。銀鏡は完二を呼び出したときと同じものであることを、世界と世界を繋ぐ扉だということを。 そして呼び出されたのは自分の使い魔の仲間だということも理解した。 現れたのは5人の少年少女。 彼らを見て完二たちは心底驚いたといように目を開く。 三人とも何か言いたそうであるが驚き過ぎて声も出ないという様子だ。 一人は前は空けていて白いシャツが見えるが全身が黒い服を着た少年。 その意匠は陽介と完二が着ているものと同様だ。 髪の色は灰色で、上のほうのボリュームが多く少し不恰好な印象を与えかねないが、全体として見れば不思議と悪い感じはしない。 もう一人ディテールに差異はあっても同型の服を着ている者がいた。 顔は非常に整っていて中性的な雰囲気を放っており、立ち姿から男女の区別は付け難いが男性にしては小柄だ。 残り三人の少女の内の一人はプリーツスカートに緑色の上着を合わせている。髪は短く切り揃えられ活発な印象を与える。 別の少女の着衣は同じスカートに赤いカーディガンだ。 カーディガンと同じ色のカチューシャを黒い長髪につけている。 その髪は絹のようであり、手入れが行き届いていることがわかる。 最後の一人は全体的に黒の服を着ている。 スカートであるがその意匠から陽介や呼び出された少年たちと同じ系統の服であるとわかる。 そのことから他二人の少女は自分なりにアレンジしたもので、彼女の着こなしが基本であることが推察された。 髪型はツーサイドアップで、ニーソックスを履いているのが特徴的だ。 現れた5人と完二、陽介、クマたちはそれぞれを見て呆然とし、驚き過ぎて声も出ないという様子だったが、やがて声が戻ってくると一挙に怒涛の勢いで言葉が行きかう。 「せ、センパイたちどうしてこんなトコに!?」 「は、花村!?それに完二くんたちも!?っつかここドコなのさ」 「おいおいおいおい!!どうしてお前らが出てくんだ!?ワケわかんねえぞ!?」 「あ、えっ?カンジ!あれ、なんで他にも人がテレビの中に?というかここテレビ?」 「み、みんなどうしてこの世界にこれたクマ!?」 「周りにいる人たち変な格好してるけど一体何!?ひょっとしてマヨナカテレビ!?」 ハルケギニアの住人たちは知るよしもなかったが完二たちにとってはよく見知った仲間との久しぶりの、そして不意を打った邂逅である。 その驚きは尋常ではない。 「落ち着いてください、みなさん。これでは話が進みません」 「落ち着け」 男服を着た二人が返答のない質問のぶつけ合いをやめさせようとする。 「う、ごめん」 「でも本当にここはどこなの……?」 「それはわたしが答えるわ」 異世界から呼び出した張本人であるルイズが彼らの前にでる。 「うお、魔法使いみたい……コスプレ?」 「なんかりせちゃんの声に似てない?」 「えー私の声あんなんじゃないよ」 少女たちは進みでたルイズを見て思わず口をついて出たという風だ。 ルイズの頬がピクリと動く。 「お、おい、ルイズのことをあんまそんな風に言うなって」 「完二知り合いなの?でもマントはないでしょ」 「というかお姫さまみたいなドレス着た人もいるんだけどやっぱりここってテレビの中なの?」 「いや、そうじゃなくてアレはマジでお姫さまで……」 「うるさいうるさいうるさーーい!!!」 陽介の言葉はルイズの張り上げた声でぶっつりと途絶える。 陽介だけでなくその場の全員で声を発せず会話を途絶させた少女を見る。 「アンタたちわたしが話すって言ってるのよ!黙って聞きなさい!」 少女の放つピリピリした雰囲気に当てられてさきほどまで騒がしかった少女たちは声をつぐんでいる。 「なんか久しぶりな気がするな」 「そっすね…」 こそこそと話をする2人の使い魔を睨みつけると二人は慌てて会話を止めた。 自身に注意が集まっていることを確認して、話を始めた 「この世界はハルケギニア。 わたしは由緒正しきヴァリエール家の息女のルイズ・フランソワーズ、誇り高きメイジ。 あちらにいらっしゃるのはアンリエッタさまとタバサよ! トリステインとガリアの女王であられるお方よ」 彼女の説明で理解できたものは少女達の中にはいなかったが、反論しづらい雰囲気である。 その空気の中で中性的な男装の人物が落ち着いた様子で尋ねた。 「質問いいでしょうか?」 「何かしら?」 「この世界が僕たちの世界とは違うということはわかりました。 しかしどうやって僕たちはこの世界にやってきたのでしょうか? そしてなぜ僕たちをこの世界に連れてきたのですか?」 質問しながら振り返った。その背後にあるのはまるで水銀をたらしてできた水溜りだ。 それが科学的なシロモノでないことは空中で波打ちながら存在することから一目瞭然である。 「虚無の魔法ワールド・ドアを使ったのよ。でもわたしの力だけでは出来なかったわ。 あなたがそっちから力を使ってくれたからできたことよ」 あなたというところでルイズは灰色の髪をした完二と陽介同様の黒い服を着た少年を見た。 見つめられた少年は納得したという表情をする。 「きみがこの世界から」 「ええ、わたしたちがカンジたちと、カンジたちとあなたたちの間の絆がわたしたちの力と世界を繋いだのよ」 ハルケギニアの世界の住人と別世界からハルケギニアを訪れた者の絆、 そして彼らが自分たちの世界で築いた絆が虚無の力を別世界の大きな力を繋ぎ、ワールド・ドアを開いた。 発動者である2人には理屈ではなく感覚で理解できることだが、 そうでない者たちからすればやはりこれも説明不足であり、理解できた者はいなかった。 しかしルイズに質問した人物は妥協して、それ以上同じ質問を重ねることを止めて、話を核心に向かわせる。 「ええと、とりあえず先輩がわかってるみたいですからよしとしましょう。 最も重要なことですが、なぜぼくたちをこの世界に連れてきたのですか?」 話さなければいけない。そうルイズは思った。 彼らを呼んだのはただ完二たちを元いた世界の人たちと再会させるためだけではない。 それも重要であるが、今はもっと切羽詰まった差し迫った理由がある。 「あなたたちに力を貸して欲しいからよ」 ルイズは疲労した体で腕を上げてついっと遠くを指差す。 つられて話を聞いていたものたちは振り返ってその先にあるものを見る。 数を増やし続け迫るヨルムンガント、ヴァリャーグ、火竜の軍団。 すでにエクスプロージョンで撃退した数に匹敵するほどの数がいるように見えた。 「なんつー数なの……」 「あれってシャドウ……?」 「今まで見たことないけど」 初めてその存在に気付いた者もいるようだ。 「あなたたちにあれを倒して欲しいの」 ルイズが告げた瞬間に再び視線はルイズに集中する。その目には驚愕が浮かんでいる。 突然見ず知らずの場所に呼び出されて怪物たちを倒せと言われたのだ当然過ぎる反応だ。 非常識なのはルイズも承知だが、今は彼らに頼る他ないのだ。 「お願いするわ。あなた達を頼るしかないの」 助け舟を初めに出したのは彼女の傍らに立つ完二だった。 「オレからも頼む」 そうして今まで話に加われないでいたハルケギニアの住人たちも続く。 それは君主であるアンリエッタやタバサも例外ではない。 「わたしからもお願いします。どうかこの世界を救ってください」 そういってあまつさえアンリエッタは王冠を頂くその頭を下げた。 ルイズは慌てて止めようとしたが、女王は逆に優しくルイズに諭す。 「いいえ、女王などと言っても私には何もできません。 ハルケギニアを守ることもできない私などではむしろ足りないくらいでしょう」 「アンリエッタさま……」 先ほど怒鳴られたかと思えば次は全員から改まって懇願されて戸惑うこと仕切りであった。 「わかった」 そう言ったのは灰色の髪をした少年だ。 「いいんですか?」 「仲間が頭下げてるっていうのに断れるのか、直斗?」 「その質問の仕方は卑怯ですよ」 灰色の髪をした少年がリーダー格であり、彼の意見とみな同様であるようだった。 「その代わり花村、ステーキを奢りなさいよね。ジュネスじゃなくてステーキハウスのだから」 「完二はあれ、アイリッシュクロッシェまた編んでよね。 あんまり八十稲羽に居られないから2、3日でね。もちろん、直斗くんにもよ」 「く、久慈川さん!」 「2、3日って……まあいいけどよ」 「財布空っぽになるんじゃねえの……なんか帰りたくなくなって来たんだけど……」 「ねえねえクマは?ユキコチャン、クマにして欲しいことあったらドーンとおっしゃい」 「え、クマさんに……特にないかな」 「ガーン!」 一ヶ月ぶりの再会だが彼らの間に隔たりなどない。彼らの間の絆の強さがルイズたちにもわかる。 一瞬緩んだ雰囲気は緊張感を持った。完二たちと同様多くの戦いを潜り抜けてきたことがわかる。 「戦いに行く前に疲れてるみたいだからソーマを使え」 完二、陽介、クマは渡された青いビンの薬を回しのみをした。 それを飲むと見て取れるほど回復し、陽介もカステルモールの肩を借りる必要はなくなった。 「行くぞ」 リーダーである少年が先頭を歩き、それに彼と共に召喚された少女たちが続いて敵を迎え撃つべき最前線に向かう。 「あ、アンリエッタさん。戦いに巻き込まれないように軍を下げておいてください。あと一応そのルイズが出した銀色に誰も触らないように」 陽介、それに完二とクマも同じ世界の仲間たちと共に行こうとする。 「アンリエッタさまはヨースケの言うように軍を指揮して退かせて下さい」 ハルケギニアの命運を預けた少年たちを見送っていた女王は話しかけてきた彼女の家臣を見る。 「あなたはどうするの」 ルイズも先ほどまでアンリエッタが見ていた同じ背中を見る。違うことはそれは見送ろうとする目ではないことだ。 「わたしはカンジたちと行きます。行っても出来ることはないかもしれませんが……」 アンリエッタは溜め息のような小さな吐息をこぼす 「あなたを置いていけないと言ったのに、わたしはルイズを見送らないといけないのですね……」 「う……そ、それは申し訳ありません…」 幼馴染の困った顔に伏せた顔を上げて笑って見せる。 「お行きなさいルイズ。あなたは虚無の使い手で……あの人の主なのでしょう?」 尊敬する君主の言葉にルイズも強い意思を持って答える。 「はい!」 そして付いて行こうとするのは陽介とクマの主である2人の少女も同じだった。 「さ、わたしたちも行きましょう、タバサ」 タバサはこくりと頷く。 慌ててカステルモールが止める。 「何も陛下が向かう必要はないのではないでしょうか?」 真っ当すぎる質問にタバサは彼女らしからぬ答えを返す。 「行きたいから」 必要だから、その方が良いからではなく、行きたいという単純な重い。 抑圧された彼女の騎士団時代をよく知るカステルモールに反対できるはずもなかった。 「ヨースケ殿がいらっしゃれば間違いはないと思いますが……どうかお気をつけて」 「カステルモールも軍の後退を手伝って」 はいと忠臣は女王の命を受ける。 「何してんだルイズ、おっせーぞ」 「タバサも速く来いよ」 「置いてっちゃうクマよ~?」 使い魔たちが主を呼ぶ。なぜいつも傍らにいる彼女たちが付いてこないのかを不思議だというように、ごく自然な言葉だった。 「うるさいわね!というかアンタは使い魔なんだから待ちなさいよね!」 ルイズは完二の、キュルケはクマの、タバサは陽介の隣に行く。 彼女たちは、彼らは並んで歩いた。 ジョゼフは新たに呼び出したヴィンダールヴこと火竜の背に乗っていた。 彼の眼下には砂漠が広がるばかりでそこには銀色に光る召喚の扉も、彼の使い魔たちの姿も見えない。 ジョゼフは巨大な火竜の背中に両足をしっかりと立て、使い魔たちが向かった方向をじっと見ていた。 いや、正しく言うなら彼は使い魔と同じ光景を見ていた。 ミョズニトニルンとガンダールヴの視線の先に立つのは彼らの進行方向に立ちふさがるように存在する11人の少年少女の姿。 知っている者もいたが直接顔を見ることは考えてみればほとんど初めてであった。 その大半はこの世界の人間でないことはその格好からすぐにわかる。 そして彼らの力が圧倒的であることは彼の力と、何より現状が教えている。 視線の先には少年少女が立つだけだが、視界はほとんど倒れ伏した使い魔たちで埋め尽くされていた。 空間を振るわせる大爆発がジョゼフの使い魔たちが吹き飛ばし、灼熱の炎がヴァリヤーグを枯れ葉のように焼く。 隕石が降り注ぎ空を飛ぶ竜を地面へと叩きつける。それは地上のヴァリヤーグも、砲弾すら弾く固い装甲を持つヨルムンガンドすらも打ち据える。 地面に表れる黒や白の魔方陣はその上に立つ、また飛んでいる命を静かにこの世ならざる場所へ連れ去った。 雷が轟き、疾風が走る。空を飛ぶ火竜は氷に囚われる。 終わりだ。ジョゼフは静かに自分の敗北を理解した。 万を数えた彼の使い魔は著しい速さで数を減らしていた。 減った数でも小国の一つや二つを滅ぼせる力はあるが、目の前の強大な力の前には何の意味もなさないだろう。 それにその数はすぐに0に近づく。 ジョゼフがコートから火石を取り出すと、やはり火竜の背に乗らず浮遊していたビダーシャルがそれを見咎めた。 「何をするつもりだ」 ジョゼフはこの場の同席者であったビダーシャルの存在を思い出した。 「なんだ、まだいたのか。早く消えることだな。おれはお前などと心中するつもりはない」 ビダーシャルは何か言いたげであったが、ジョゼフのわずらわしそうな顔を見て、意見も飲み込みジョゼフの言った通りに姿をさっさと消してしまった。 優れたエルフの戦死は見ることはできずとも彼の敵視する三種の怪物たちがどのような末路を辿ったのか分かっていた。 ジョゼフはビダーシャルが去ったかどうかに構うことなく詠唱を始める。 エオルー・スーヌ・フィル・ヤルンクサ ジョゼフの体の中をリズムが巡っている。魔法使いが自分の系統魔法を唱えるときに覚える感覚だ。 ジョゼフが初めてこの感覚を覚えたのはいつのことだったか。小さいころから劣った兄として優れた弟に劣等感を覚え続けてきた。 だが落ちこぼれの彼に目覚めた伝説の力は彼を満たすものではなかった。初めて唱えたときもそうであったし、最後の詠唱のときもそうだ。 オス・スーヌ・ウリュ・ル・ラド ジョゼフは負けを悟り、死を選んでも彼の心に波の一つも立たなかった。 わかっていたのだ。たとえ世界をもて遊んでも、滅ぼしても、エルフたちに殺されようともそんなものは彼に何も与えてくれないということは。 誰よりも憎み、妬み、そして羨望した最愛の弟の姿を思い浮かべる。 ――なあシャルル、オレはどうすればよかったんだろうな―― エクスプロージョンが火石の装甲を剥ぎ取り、火石に蓄えられた力が解放された。 最後のジョゼフの使い魔が倒されたとき、空気の震えと爆音をルイズたちは感じた。 地平の果てから太陽が見えるように半円を見せているのは、火石の爆発に相違なかった。 実際にその脅威を目の前にしたことのあるルイズたちは恐ろしい光景が脳裏に甦った。 だがその恐ろしい爆発はルイズたちを襲うことなく、地平から半円の姿を見せた後に、それをピークとして収束を始めた。 みな何が起こったか理解できない中で、ルイズがポツリと告げた。 「ジョゼフが死んだわ……」 ルイズの虚無の力がもう一つの虚無の力の消失を知らせていた。目の前で起こった爆発に担い手は消え去ったのだ。 全員が爆発の起きた方向を見ている中でタバサは陽介の手を握った。 陽介は驚いた顔をしてタバサを見たがすぐに彼女と同じ方向に顔を向けた。 それから陽介も強く手を握り返した。 前ページ次ページゼロのペルソナ
https://w.atwiki.jp/persona4/pages/16.html
公式仕掛け 1. マヨナカテレビ 雨の日の夜、午前0~1時迄の間、公式トップでテレビのアンテナをクリックするとマヨナカテレビを見る事が出来るようになった模様。 ※天気は、公式トップの右上にあるお天気マークを参照して下さい。 PCの時計を下記の日付の深夜0時に合わせると過去の分のマヨナカテレビを見る事が出来ます。 ・4月 4/3 主人公とマヨナカテレビ part1 4/10 久慈川りせのテレビCM part1 4/17 映像なし、PV終盤の歌が流れる 4/24 主人公と担任、別れの挨拶 part1 ・5月 5/1 主人公とマヨナカテレビ part2 5/2 映像なし、戦闘BGM 5/4 5/1のと同じ内容 5/6 TVを見ている遼太郎と菜々子 5/7 スペシャルページ 壁紙×2 part1 5/11 4/17のと同じ内容 5/15 霧の中を見渡す主人公 5/17 スペシャルページ 壁紙×2 part2 5/20 女子アナが何者かに襲われている 5/22 主人公と担任、別れの挨拶 part2 5/25 5/2のと同じ内容 5/27 4/3のと同じ内容 5/29 5/1のと同じ内容 ・6月 6/1 スペシャルページ 壁紙×2 part3 6/2 4/3のと同じ内容 6/3 6/1のと同じ内容 6/4 シャドウ陽介 6/6 主人公と菜々子の朝食 6/9 映像なし、PVで既出のBGM 6/11 雪子とクマの会話 6/12 6/9のと同じ内容 6/13 スペシャルページ 壁紙×3 part4 6/15 4/3のと同じ内容 6/16 5/22のと同じ内容 6/18 深夜0時、部屋をうろつく主人公 6/20 久慈川りせのテレビCM part2 6/22 映像なし、PV未出の新BGM 6/23 4/24のと同じ内容 6/24 4/10のと同じ内容 6/25 霧の中を駆け抜ける主人公 6/26 スペシャルページ 壁紙×2 part5 6/27 ベルベットルーム 6/29 5/1のと同じ内容 ・7月 7/1 映像なし、PV未出の新BGM 7/2 菜々子とのコミュ 7/3 深夜、男子のテントを訪れる千枝 7/4 映像なし、PVで既出のBGM 7/5 映像なし、PV未出の新BGM 7/6 映像なし、PV未出の新BGM 7/7 6/9のBGMの続き 7/8 月光館学園に訪れて伏見千尋に挨拶される 7/9 霧の中で何者かと対決する主人公 7/10 スタッフの直筆サイン メッセージ 7/11 スペシャルページ 壁紙×2 part6 7/12 4/10のと同じ内容 7/13 4/24のと同じ内容 2. ランダム音声 公式トップで表示されるキャラクターをクリックするとランダムで音声を発します。 番号は変更前に読み込んでいたmp3のファイル番号です。 ※3/24 17 00現在音声ファイルは削除されている模様。 ※6/9 現在、表示されるキャラ・声は時間帯で替わる模様。キャラが出ない時はF5連打ではなく時間を置くかIPを変えて更新してみて下さい 変更後の音声リスト主人公 陽介 千枝 雪子 クマ 完二 りせ 直斗 共通 変更前の音声リスト主人公 陽介 千枝 共通 変更後の音声リスト 主人公 Cv 浪川大輔 イザナギ 陽介 Cv 森久保祥太郎 よう! 俺、花村陽介。よろしくな うーっす! …(ため息 もしもし?オレ、オレ わりっ、待たせたな。 いやなこった 親父が、新しくできたここの店長になることになってさ つーかお前ら、あんま転校生いじめるなよ はっはー!レベルアップだぜ 千枝 Cv 堀江由衣 あ。う~ん、もしもし?里中でーす お、え!?わかった! やれやれ 痛っちち…もう、酷ーい。 よっし、手加減しないよー! ヤダ、絶対イヤ! よかったら、一緒にかえんない? どいて! 起きて! ありがとう 雪子 Cv 小清水亜美 え?…だ、誰…? コノハナサクヤ 了解! やめてよ、いきなり それじゃ私行くね 嫌よっ! えっ?!やぁーっ!来ないで 任せといて 何これ?力が入んない… 貴方に任せる クマ Cv 山口勝平 待ってたクマ! イタタタ、ひどいクマ こんなはずじゃないのにー き、君らこそだれクマ クマ、ヘロヘロなの… クラクラするクマ さっき言ったクマよ ここは、ここ。名前なんてないクマ そ、そんなに大きな声出さないでよぉ うっひょお!うひょひょひょひょお! 完二 Cv 関智一 オラぁ!! んだよー 来い!タケミカヅチ! 腕が鳴るぜぇ よっと 引けねぇな!(聞けねぇな?) てめぇら、何しにきやがった。 あ、怪しい!? えっ、マジっスか?しょうがねぇなぁ チッ、上等だァ、覚悟しやがれ!! りせ Cv 釘宮理恵 はぁ~い元気? やっほー、りせちーだよー よし! 嘘っ?信じられない 待ってましたぁ~ 敵シャドウ発見!注意して あはっ!お楽しみにぃ~ おめでとー じゃあ、ファンのみんな!チャンネルはそのままぁ! あぁ…やめてぇー! 直斗 Cv 朴(王路)美 任せて下さい! 借りは返してもらいますよ それじゃあ…僕はこれで すみません!お待たせしました! 屈辱だ…許さない! なめやがって、ちくしょー! えっ…はい、分かりました そちらの調子はどうですか えっ、いいんですか?分かりました 先輩! 共通 ノイズ消去 変更前の音声リスト 主人公 yourself00.mp3 イザナギ イシュタル メルキセデク オファニム ギリメカラ ヤツフサ アレス キュベレ ロキ ザオウゴンゲン アラミタマ ブロブ ネコショウグン スカアハ うほあっ 陽介 yosuke00.mp3 俺、花村陽介。よろしくな あ、マジで?じゃ今度どっかいっしょに出かける? がんばっていこうぜ お、レア見っけ 絶対、犯人に先越されたくないしな お、俺のも、割れそう、机の角が直に… げ、わずかでも期待した俺がバカだったよ くそう、俺は、俺は… 犯人なんか裁いたって何も変わらない 俺がちゃんと自分で変えようとしない限り だから、俺は、俺はさ、ちゃんと胸張って、お前の隣に立てる俺になりたい 千枝 tie00.mp3 あ あたし、里中千枝ね 隣の席なのは知ってるでしょ オッケ~任して ゴメン、おっまたせ~ 守って トモエ! す、すっげえ~ そこでやんの?勘弁してよお せ~の、がんばったぜ~ えっちょ、でかっ! やっぱさ、ほら 言い方変かもしれないけど、楽しかった でもあたしたちは、そんな風に生きるつもり、ないから 共通 無反応 ノイズ消去 3. 壁紙のファイルNo(マヨナカテレビでDLできたものを含む) 01 主人公 02 イザナギ ジライヤ コノハナサクヤ トモエ 03 イザナギ(背景灰) 04 イザナギ(背景赤) 05 ノートに描いた主人公+イザナギ 06 ジライヤ 07 コノハナサクヤ 08 トモエ 09 タケミカヅチ 10 イザナギ(黒+赤メッシュ) 13 キントキドウジ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8576.html
前ページ次ページゼロのペルソナ リコード 虚無魔法“記録”から目覚めたとき、誰も喋ることができなかった。 時はジョゼフがトリステインに火石を落とし、それがルイズのディスペルによって打ち消された後。 場所はトリステインの王城のある一室。 そこに集まっていたのは王女アンリエッタ、枢機卿マザリーニ、ガリア新王を称するタバサ、ルイズとキュルケ、彼女らの使い魔陽介、完二、クマ、そしてイザベラもいた。 9人はリコードにより、トリスタニアを襲撃したヴァリヤーグの槍の記憶を見た。 人間が恐れたやまないエルフたちを次々と餌食にしていく嘘のような、そして凄惨な光景。 エルフたちを襲う光景の中にはルイズをさらおうとした巨大な火竜と、王都を襲った巨大な金属ゴーレムの姿もあった。 しかもそれらは1体ではない。数十、もしかしたら数百かそれ以上の数がいたのだ。 それから銀色の鏡のようなものを通りジョゼフの使い魔となったことも知る。 「おめーらが今、リコードで見たバケモノどもがブリミルの力なのさ。ブルミルはむかしその力で人間の住む世界を統一した」 部屋の中にいる9人のどの人間のものでもない声が響く。 それは完二の背中にある剣から発せられている。 デルフリンガーは前回、王女たちとの話し合いの場に武器は持ち込めないために参加できなかったが、本人たっての希望で参加している。 自分はブリミルに作られた剣だと言って。 「ゴーレムみたいなのはヨルムンガンド、亜人をヴァリヤーグ、それに巨大種の火竜。それぞれをブリミルはガンダールヴ、ミョズニトニルン、ヴィンダールヴと呼んだもんさ。つってもブリミルにみんなまとめてエルフたちの住む土地の東に行かされたけどな」 話を聞いていた中で、比較的落ち着きを取り戻していたタバサは尋ねる。 「どうしてそんなことを?」 「そりゃ、オメエ、ブリミルが死んでコントロールを失った使い魔たちが人間を襲わねえようにするためさ。だから使い魔たちの住む場所を、人間の住む国より東にあるエルフの土地の更に東に置いた。そうしとけばエルフたちが壁になってくれっだろ」 それはこの世界で生きてきた人間にとっては衝撃的なことであった。今の今まで恐るべき、そして憎むべき敵とも思い、実際に何度も戦火を交えてきたエルフたちは人間を怪物から守ってくれていたのであった。エルフたちは自衛のために戦ってきただけだとしても。 「つってもエルフたちも限界なんだろうな。ジョゼフがエルフと繋がってるみてえだが、エルフが虚無の担い手と接触するって言うならまず使い魔たちをどこか別の場所にやってもらおうっていう魂胆なんだろうよ」 今までの話からジョゼフが虚無の担い手であると推察はできたものの、初めて明言されたアンリエッタとマザリーニも戸惑う。もっともそれ以外の、ルイズを除く全員はそのことについてちゃんと話を聞いていなかったのだが。 「ジョゼフ王は虚無の継承者なのですか……?」 「ま、たぶんまちがいねーだろ。それより俺はどこか別の場所にやってもらおうって部分に驚いて欲しかったんだけどな」 「どこか別の場所……。まさか我々の国々にですか!?」 思案したのちに思いついたアンリエッタの言葉が響くとともに緊張が走る。 もしあれだけの怪物が人間たちの世界に放たれればどのような惨事になるか想像もできない。 何せ一人で人間10人以上の戦力になるといわれるエルフたちが一方的な虐殺を受けるほどのバケモノだ。 たとえ全ての国の軍事力が結集しても勝てるかどうかわからない。 「そうだろうな」 「ですが使い魔を呼び出せるのは一人一体のはずでは?」 マザリーニの質問は魔法使いにとっての常識中の常識である。たとえ命令することが出来ても呼び出せないならば意味はない。 「正当な虚無の使い手なら特別に3体、一種につき一体呼べんだけどな……。 ま、それでも足りねーよな。 しっかしそこはさすがブリミルというか、自身の力を引き継ぐ者が現れたときにちゃんと使い魔を呼び出せるように大規模な召喚のゲートを開ける場所を用意してんのさ」 「ど、どこなのよ?」 イザベラは焦りから身を乗り出す。先に抑えることが出来れば使い魔の軍団を呼び出すことはできないはず。 「聖地だ」 聖地とはブリミル教にとってもっとも重要な土地とされる場所である。それは果たして使い魔の召喚の場所であったのだ。 この世界で育った人間たちには常識が壊れていくような音が聞こえた。 「つっても場所は、人間とエルフの住む国境近くにあるって以外俺も知らねーんだけどな。 エルフたちはシャイターンの門って呼んでるらしいが、門って言ってるだけあっちの方が正確かもしれねー。 あれは使い魔を呼び出すための門みてーなもんだし」 聖地はエルフたちが現在領有していると言われている。 言われているというのはブリミル教が聖地はどこにあるかを知らないためだ。どこにあるかわからないがエルフたちの所有している土地を奪い返すことなど不可能である。 6000年も続く戦いの中でエルフたちと戦って得た土地など微々たるもの。それどころか反攻で、奪われた土地のほうが多いだろう。 そして人間たちが攻撃しても、エルフたちが人間を追い出す程度に止めていたのは正反対の場所に使い魔たちがおり、それらが後患の憂いとなっていたからなのかもしれない。 「勝算は?」 マザリーニがデルフリンガーに真摯な瞳で尋ねる。 実質的宰相とも言われる枢機卿が真剣に頼みごとをする姿は滑稽といえるかも知れないが、彼もそしてこの場にいる全員が固唾を飲んで始祖の作った剣の言葉を待つ。 「ルイズだ。ルイズはもともとそのために虚無の力に目覚めたんだからな」 言われた当の本人は、覚悟していたようにその言葉を受け止める。 「ブリミルもな、虚無の力がとんでもねえ悪人に渡ったら、って心配したんだよ。 虚無の魔法を使うために1つの秘宝と1つの指輪。 使い魔たちを呼び出すのに、一種の使い魔につき一個、つまり3つの指輪が必要にと厳重な制限をかけてもまだ心配だった。 だから虚無の力を分けた。つまりルイズ、お前さんはカウンターなのさ」 場の視線はルイズに注がれる。 「わかってた……っていうとちょっと違うけどその話を聞いて納得したわ。わたしはあいつを敵だと感じたわ」 「だろーな。だが、問題は使い魔だった。 たとえ同じ虚無の力を持っても使い魔の軍団がいる以上、その対抗する担い手に勝ち目はねえからな。 なにせあいつらはこの世界で最強の存在だ。だからこの世界の他のどんな幻獣を呼び出しても勝てるはずがねえ。 だからブリミルは自分も知らねえ、虚無の4種めの使い魔を作った」 不思議なことを言うとみな眉をひそめた。 「デルフ、それってどういうこと?ブリミルは4体の使い魔を率いたって言われてるはずよ」 「じゃあキュルケ、その4番目の使い魔の名前わかるか?」 キュルケは首を振った。尋ねるように視線を向けてもみな同じようだ。 始祖が4体の使い魔を引き連れたというのはよく知られた話であり、少し書物を引けばガンダールヴ、ミョズニトニルン、ヴィンダールヴの名はすぐに知れる。 だが4番目の使い魔の名を知っている者はこの場には、それどころかこの世界にいない。 「そりゃそーだ。ブリミルが率いたのは4番目の使い魔なんていねーんだからな。 ブリミルは正当な虚無の担い手に対抗するために生まれる担い手の召喚の扉に細工をしたのさ。 扉が異世界で開くようにな。それで呼び出されたのが4種めの使い魔だ。」 今まで少し話についていけなくなっていた陽介、完二、クマが話に注意を引かれる。自分たちが呼び出された原因というのは始祖という人物だったのだ。 「な、なんでそんなことを?」 「虚無の使い魔はこの世界最強だ。だからこの世界でどんな使い魔を呼び出しても対抗すらできない。 なら、異世界から強いヤツを呼び出してソイツに戦ってもらえばいいとブリミルは考えたのさ」 全員が押し黙った。 沈黙の中、答えを返された陽介は言った。 「ブリミルさんテキトー過ぎじゃね?」 ルイズは伝説の始祖をないがしろにしたことを言う陽介を睨んだが、それだけで何も言わない。ルイズも意識したにしろ無意識にしろ陽介の言ったことを思ったからだ。他の全員も同様だ。 デルフリンガーは笑っている。 「確かにそのとおりでえ。しかもどーいうわけか、娘っこの使い魔だけじゃなく、そこのねーちゃんとちびっこの使い魔までそうしちまったってわけだ。 ジョゼフが一回で3体の使い魔を呼ぶように娘っこも3体呼んじまったんだろうな。それも不完全で、他の魔法使いの召喚に割り込む形で」 ルイズが驚いたように目を少し見開き、それからうつむいたのをキュルケは見逃さなかった。 「今、ジョゼフは姿を消してるそうじゃねえか」 「確定した情報ではないが、ガリアは現在混乱状態にあります。おそらく王が姿を消したように推測されますが……」 「あいつは門に行って使い魔を呼ぼうとしてるんだろうよ。あいつはもう3つのルビーがあるしな」 「ロマリアを攻めたのも、始祖の時代から伝わる指輪を手に入れるためなのですか……?」 「それ以外ないと思うぜ」 重い沈黙が流れる。 イザベラは目を伏せてスカートを強く握る。タバサは手をイザベラの手にそっと重ねる。 沈黙を切り裂いたのはアンリエッタの力強い声だった。 「次にジョゼフ王……いえ、もう王ではないですね。 ジョゼフが攻めてくるときは恐ろしい使い魔を連れてくるでしょう。 わたしたちは戦わなければいけません。どれほど絶望的であろうとも」 それから三人の使い魔に姿勢を向ける。 「あなたたちは別の世界から来たといいます。きっとそうなのでしょう。 この世界はあなたたちの世界ではありませんが、始祖ブリミルのご導きで出会えました。ぜひともお力添えをお願いします」 アンリエッタは深々と頭を下げる。 「ちょっ、頭さげるとかやめてください!」 彼女の行動に陽介は慌てた。 アンリエッタは顔を上げた。 「協力してくださるのですか?」 異世界から呼び出された3人は顔を見合わせる。 「実を言うとこのために呼び出されたとか言われてもよくわんないし、たぶんそれじゃあ命かけて戦おうなんて思わないっす」 それは言うまでもなく、彼らと同じ立場に立たされた者なら誰もがそういうだろう。しかし陽介の言葉はそこで終わらない。 「でもこの世界に来て一ヶ月程度だけど、仲間が出来た。大切な仲間が。そいつらをほっとくなんてできることじゃねえ」 陽介はタバサの肩に手を置いた。彼女は彼の顔を見上げた。じっと見つめてくる少女に笑うことで答える。 「オレもだ。世話になったやつもいる。ダチがアブねえってのに知らん顔なんて男じゃねえ」 「クマもこの世界の人を守りたい。クマはみんな大好きだから」 それぞれの主は使い魔の言葉に感銘を受けたようだ。 アンリエッタは全員の顔を見回してから言った。 「戦いは苛烈なものになるかもしれません。それでもこの世界を守りましょう」 全員が強く頷く。 ハルケギニアの権力者たちがグラン・トロワの一室に集まっているとき、その宮殿の庭にある噴水の外円に腰かけている二つの姿があった。 その一つは丸みをおびていて大きい。 「最近ちょっと暑くなってるけど、夜は涼しいわね」 時刻はすでに深夜であり、噴水の水面には美しい双月が映し出されている。 「そうクマね……」 キュルケは隣に腰かけているきぐるみ姿のクマを見る。 球型の体で細い噴水の縁に腰かける様子は危うい。前から押したら抵抗することもなく水面に後頭部からダイブだろう。 だがそれよりも気になるのはクマの様子だ。 「何か悩みごとがあるの、クマ?」 クマの様子は眼に見えて混乱を見せた。あたふたと動き、バランスをくずして水辺に落ちそうなのが心配だ。 「べ、別になんでもないクマよ!」 「あら、わたしに隠しごと?」 「むっ……」 しばらく黙って後、クマは観念した。 「この間、デルフが言ってたことを考えていたクマ」 「不安になったの?」 「そーなんだけど、たぶんキュルケチャンとは別のことクマ」 「どういうことよ?」 「デルフは強い人を呼び出すって言ってたクマ」 「あなた人なの?未だによくわからんないんだけど」 「ガク」 クマはおおげさに前のめりに倒れるフリをする。 「もう、キュルケチャン!イジワルはやめて欲しいクマ!今クマ真剣な話してるクマよ!?」 「ごめんなさい」 イジワルだけってわけじゃないんだけど。それは口に出さず謝る。もっともクマのどこかコミカルな動きに少し笑いながらだが。 「だから、クマは強いから呼びだされただけなんじゃないかって……。 クマはきっと何か理由があってキュルケちゃんに呼び出されたんだと思ってた。でもクマじゃなくたって強ければ誰でもいいんじゃないかって……」 じっと真面目に話を聞いていたキュルケが口を開いた。 「あなたって本当にバカね」 「ななななんですと!?」 立ち上がってキュルケはクマを正面に回って、見据える 「バカって言ったのよ。えい」 つんと軽くクマの体を押す。 「あ、あわわわわ」 腕を振りながらなんとかクマは噴水への落下を防いだ。 「な、ナニするクマ」 「だってあなたがあんまりにもバカだから」 「だからクマのどこがバカだっていーんですか!?」 「今からたっぷり教えてあげるわ」 「なんだかカンビなヒビキ…」 「みんなも来たしね」 「えっ?」 キュルケはクマの向こう側、噴水の向こう側へと片手を高く上げて振っている。 クマも噴水の縁から降りて振り返るとたしかにそこには4人の人物がいた。 ルイズと完二、タバサと陽介だ。 「あんたたちこんな夜中に何してるのよ?」 「あら、ずいぶんな言い方ねルイズ。お話が終わるのを待ってたのよ。 ずいぶん長い時間かかってたみたいだけどどうだった?」 「協力を取り付けられた」 「そう良かったじゃない」 ルイズはそんなことはないという風にオーバーリアクションで首を振る。 「みんな質問が多すぎるのよ。虚無の魔法使いだからって何でもわかるわけじゃないのよ!?」 よほど質問詰めにされたのであろう。おそらく喋らせたら朝まで愚痴をこぼすかもしれない。 「そんなことより聞いてよ、クマったらさっき何て言ったと思う?」 「そんなこと!?」「キュルケチャン!?」という二つの制止の声は無視する。 「この子ったら、強い使い魔が呼び出されるなら別に自分じゃなくてもよかったんじゃないのかって、偶然呼び出されたんじゃないかって悩んでたのよ?」 「はあ?んだソリャ、イミわかんねえ」 言葉の通り、完二はなぜそれが悩みの種になるのか理解できない様子だ。 「い、イミわからんて……」 「お前はよくどーでもいいことで悩むよな」 「どーでもいい!?」 クマは陽介の切捨てる言葉に驚愕の声を上げる 「どーでもいいだろーが。別に俺らが呼び出された理由なんて。 どんな理由で俺たちがこの世界に来てもこの世界での体験したことが嘘になるわけでもねー」 「それはそークマ……」 「よーするにお前がこの世界に来てよかったかどうかだろ?」 陽介はクマを片目をつぶってみて来る。 「俺はよかったと思うぜ。タバサに召喚されて」 タバサが自分の使い魔に顔を向ける。 「ヨースケ……」 呼ばれた使い魔はへへっと照れくさそうする。 しかしタバサは親友キュルケを指差し、言った。 「でも、サビエラ村では彼女に呼ばれたかったと言ってた」 「えっ、アレ、そんなこと言ってたっけ?つーかよく覚えてましたね、タバサさん?」 突然、吸血鬼退治を行った村のことを言われてあわてる。 たしかに油断しきった魔法使いのフリをするためにお酒を飲んでいたときにポロっと何か言った記憶が…… 「しょーじきなトコロ、おんなじご主人様にするならクマみたいにボンッキュ……」 一字一句違わぬ言葉をタバサは淡々と紡ぐ。 まぎれもなく自分が言った言葉に記憶が想起されて陽介も焦る。 「わーっ!!ちょっ、マジやめて!つーかもしかして怒ってる?根に持っちゃってる系?」 陽介は自身より小さな少女に必死に言い訳を考え、刺激された記憶中枢からそれより昔のことを思い出す。 たしか召喚されて次の日の朝にタバサに召喚されて良かったと言ったはず。 「あっ、でもホラ。それより前にルイズよりタバサのほうがいいって言ったぜ?」 「それは床で食べさせようとしなかったというだけ」 ルイズも慌てた。なにせこの二人の主従が言っているのはまさに自分のことだからだ。 「む、昔の話じゃない!今はさすがにそんなことしようとしないわよ!」 完二が来た次の日、ルイズは彼を床で食べさせようとした。 その結果として完二が怒ってどこかへ行ってしまったりしたが、あとで自分と一緒に食べようと言ったはずだ。 もっともその後の完二の失言のためにその言葉は撤回されて、なんだかんだで彼は厨房で平民たちと共に食事をとるのを日課にしている。 慌てる二人と、落ちついて言葉数少なく反論するタバサたちを脇にクマが言う。 「クマは…ヨースケやカンジみたいな活躍してないクマ」 「何人もあなたの魔法で助けたじゃない」 「そーだぜクマ。ルイズがボヤっとして惚れ薬なんて飲みやがって、あの時は……」 「ちょっとあの時の話はやめなさいよ!あーもう、なんなのよ今日は!」 タバサや陽介に昔の話をしないように釘を刺しながらしっかりと自分の話は聞いていた。 完二はしまったと頭をかき、ルイズはぎゃいぎゃいと文句を言っている。 タバサと陽介、完二とルイズがそれぞれ白熱しているなか、クマは傍らに立つ自分の主を見る。彼女の目は優しい。 「キュルケチャンはクマが使い魔でよかったクマか?」 「当たり前じゃない。わたしにとって最高の使い魔よ」 その言葉を聞き、クマは感極まり泣き始め、抱きついた。 「おーよよよ、クマ、キュルケチャンの使い魔でよかったクマ!」 「ほらほら泣かない」 使い魔の肩というか背中らへんをぽんぽん叩いてやる。 「だからルイズも」 「今度は何よ?」 完二に文句を言っていたルイズがどうせまたろくでもないことだろうと思ってきっとキュルケをみる。 「わたしの使い魔があんたのせいで変わったからって巻き込んだとか思わなくていいのよ?」 「なっ——」 不意を打たれた、そういう顔をする。おそらくルイズも思うところがあったのであろう。 だがキュルケに言わせるなら何も気にすることではない。 それはタバサも同じようだ。 「気にしないで。ヨースケはわたしにとって最高の使い魔だから」 「タバサ…!」 気にかけていたことを二人にフォローされて、少し戸惑いながらルイズは虚勢を張った。 「ふ、ふん当たり前よ。むしろ感謝して欲しいくらいだわ!」 「いや、感謝はちげーだろ」 言い過ぎた感のある言葉に使い魔の冷静なツッコミが入る。 ルイズの顔は赤くし、キュルケや陽介、そしてクマが笑う。 「わ、笑うじゃないわよ!」 「む、ムリよ。あなたたちのコンビも息ぴったりなんだもの……」 さらに使い魔二人の笑い声が大きくなる。 「あ、今、タバサも笑ったでしょ!」 「笑ってない」 「うそ!今クスって……」 「笑っていない」 どうやら意地でも認めないということをルイズは悟る。 「もういいわよ……。そういえばタバサ、アンドバリの指輪返してもらったけどいいのよね?」 タバサはこくりと頷いた。 アンドバリの指輪はかつてウェールズを操ったレコンキスタにあったと思われていたものであり、タバサたちが入城を果たしたときにジョゼフの寝室にあったものだ。 レコンキスタにもジョゼフの影があったのであろう。 「水の精霊に返すって言ったけどとりあえず戦いが終わってからになりそう」 「みんなでラグドリアン湖に行ったことも、なんだか懐かしいわね。2、3週間くらいしか経ってないはずなのに」 「近くにいたけど俺らは別だったんだよな」 陽介とタバサはラグドリアン湖の畔にオルレアン公宅、つまりタバサの実家を訪れていたが、ルイズたちと同行したわけではなかった。 「あのときはギーシュとかモン……なんだっけか?まあいいや、モンモンも一緒にいたな」 「ん、誰だ、それ?」 「ほら、アレよ。カンジが来てすぐに食堂でつるし上げてたのと、その彼女」 「へー」 ん、何でそんなやつらと一緒に行ってたんだ?という陽介の質問は無視してルイズが言う。 「今度は6人で行けたなら、いいのに……」 ルイズは手の中にある指輪を見ながらポツリと呟いた。 「いいんじゃなくて、やればいいじゃない?」 「そーだぜ」 「クマもサンセークマ」 6人で指輪を返しにラグドリアン湖へ行く。それは誰にも魅力的な提案に見えた。 しかしこの約束が果たされる日は来ることはない。 その次の日、ヴェルサルテイル宮殿でガリア新王、シャルロット・エレーヌ・オルレアンそしてアンリエッタ・ド・トリステインの戴冠が行われた。 二人の戴冠式は同時に行われたのだった。 本来、戴冠はロマリア教皇が執り行うものである。しかし彼女たちは互いに冠を授けあった。 教皇が空位の場合や、来訪できない場合は戴冠は教皇の代理人が行うのが慣例であったが、あえて二人はこの選択肢を選んだ。 それはトリステインとガリアの強い結束を示すだけでなく、6000年前から続いてきた世界の変わりつつあることを示していたのかもしれない。 審判の日は近い。 前ページ次ページゼロのペルソナ
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou/pages/82.html
人物詳細 両親が海外出張の為、1年間、母方の叔父が住む田舎町である稲羽市八十稲羽(いなばしやそいなば)に越してきた。 引越し早々発生した連続殺人事件に身近な人達が巻き込まれるのを防ぐために、陽介と特別捜査隊を結成し、事件解決に挑んでゆく。 P4Uでの煽り文句は「可愛い菜々子は誰にも渡さん!!鋼のシスコン番長!!」。 性格に関しては、陽介に「呆れるほど冷静」と言われるシーンがある。 クールな風貌と、時折見せるくだけた言動から人気を集めていくカリスマ性を持つ。 料理ができる描写がされている。仲間達に高く評価される多様な弁当の製作が可能である。 彼のみ、自分の”影”との対峙を経ずにペルソナを覚醒させた。 ワイルドという能力によって複数のペルソナを使いこなすことができ、冒険中に戦闘を通じて獲得したり、 複数のペルソナを素材とする「ペルソナ合体」で生み出したりして収集したペルソナを、状況に応じて自在に付け替えることができる。 また、彼がテレビに触れると水面のように波紋が発生し、人が入ることが出来るようになる。 口数が少なく、進んで前に出るような事はないものの、天然ボケや鋭いツッコミをかます。 気質的には陽介に似ている。久保の影によって精神を揺さぶられたときには、孤立を恐れ、 自分が何も持っていない「からっぽ」な奴だという思い込みからのコンプレックスが露呈するなど、心理描写も色濃い。 基本的には同級生を苗字で、後輩は名前で呼ぶが、ボイドクエスト後に花村の事を「陽介」と呼ぶようになる。 特殊な能力 「ペルソナ:『イザナギ』」 誰しも持っている、心に秘めた「もう一人の自分」のこと。 人が事物と関わる時、面(おもて)に現れる相。神話的な由来を持ち、力の覚醒者のみ使役できる。 彼の心の具現は「イザナギ」。 天地開闢において神世七代の最後にイザナミとともに生まれた。 国産み・神産みにおいてイザナミとの間に日本国土を形づくる多数の子を儲ける。 その中には淡路島を筆頭に本州・四国・九州等の島々、石・木・海(大綿津見神・おおわたつみ)・ 水・風・山(大山津見神・おおやまつみ)・野・火など森羅万象の神が含まれる。 能力としては稲妻を操り、物理・補助能力も備えた万能型。 しかし、能力としては冠する神の名にしては未熟であり脆弱。 本来の力は未だ秘められている。 尚、本ロワでのイザナギはペルソナの合体事故で生み出された所謂事故ナギである。 本ロワでのスキル構成は以下の通り。 マハジオ:敵全体に電撃属性のダメージ(ロワ内では広範囲の電撃属性攻撃) ブレイブザッパー:敵単体にダメージ マハタルカジャ:味方全体の物理・魔法攻撃力を上昇させる(味方サーヴァントに対しては一時的に筋力・魔力値を1ランクブーストする) マハラクカジャ:味方全体の物理・魔法防御力を上昇させる(味方サーヴァントに対しては一時的に耐久値を1ランクブーストし、対魔力スキルを1ランク上昇させる。対魔力スキルを有していない場合は、一時的にEランク相当の対魔力スキルを付与する) チャージ:使用後の物理攻撃力が一度だけ2倍以上に上昇する 武道の心得:物理技使用時の消費HPを半減する 疾風吸収:疾風属性の攻撃を受けた時、その攻撃力の分だけ自身のHPを回復する 不屈の闘志:HPが0になった時、HP全快の状態で復帰する(一度発動すると12時間後まで再使用不可) 「ワイルド」 彼が本来持ってい“た”能力。 本来は一人が一つのみしか所有できないペルソナを複数所持し、 それらを自由に操るのみじゃなく、 合体させ新たなペルソナを作り出せた。 運命に対抗する為の能力であり、 運命に負けた彼はこの能力を失っている。
https://w.atwiki.jp/persona4/pages/24.html
チャート ネタバレを含むので閲覧は自己責任でお願いします チャート4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 3月 4月 日 曜 天気 イベント 自由行動 編集 11 月 曇/雨 稲羽市到着 冷蔵庫にチャーハン 謎の夢(ダンジョン ???)を見る 夜セーブのみ 編集 12 火 雨/曇 初登校、自己紹介「誰が落ち武者だ」で勇気UP仲間と出会って千枝達と下校エヴリディ・ヤングライフ! ジュネス! 夜セーブのみ 編集 13 水 曇/雨 授業を真面目に受けて知識UP(自動)放課後ジュネスで小西先輩と知り合いに - 編集 14 木 雨 授業『キリストが~』→知識UPテレビの中に入った時に「ケガは無い?」で寛容さUP 夜セーブのみ 編集 15 金 雨 マヨナカテレビ潜入(テレビに入る時「千枝が心配だ」で寛容さUP)ペルソナ発動 クマを伴い初のマトモな戦闘 その後河川敷で雪子とお喋りこの夜以降、△ボタンで状態の確認が可能 夜セーブのみ 編集 16 土 雨 魔術師(陽介)コミュ入手 クマは今日も寂しんボーイだけど? 警察の初動捜査逆ナンテレビ 夜セーブのみ 編集 17 日 晴 雪子姫の城へ突入自称特別捜査隊結成 主人公リーダーに 愚者コミュ入手 夜セーブのみ 編集 18 月 晴 授業『ザ』→知識♪ /依頼23開始戦車(千枝)コミュ入手 ペルソナ全書開禁 雪子姫の城攻略開始 屋外自由行動が可能に千枝との会話選択肢、「惚れるなよ」「ストレートに~」は勇気が必要 放課後 編集 19 火 晴/曇 朝、マーガレットから電話 コミュは大事運動部(剛毅コミュ)解禁 貴様!青春を満喫する気だな!)冷蔵庫にカップラーメン(時間経過なし) 放課後/自室 編集 20 水 曇 授業『完璧』→伝達力UP+陽介♪×1上昇/陽介(魔術師)コミュ可四目内堂書店『素敵な漢』発売 放課後/自室 編集 21 木 曇 放課後/自室 編集 22 金 曇 放課後/自室 編集 23 土 曇 授業 『河のそばにあった』→伝達力UP+陽介♪×2上昇町内掲示板『学童保育』バイト解禁 放課後/自室 編集 24 日 晴 運動部からの誘いを受けると運動部コミュ♪×2上昇 昼/自室 編集 25 月 曇 授業 「朝8時」で知識UP/文化部(太陽コミュ)解禁/依頼03開始雪子を救出している場合 料理 包丁で切れ目を入れる→香ばしい豚のしょうが焼き 赤味噌は26日に移動雪子を救出していない場合 冷蔵庫 赤味噌(勇気UP、時間経過有り) 放課後/自室 編集 26 火 曇/雨 授業 『完全数』→伝達力UP+千枝♪×1上昇千枝コミュ上げ解禁(条件 城攻略済み) 放課後/自室 編集 27 水 雨 放課後/自室 編集 28 木 雨 放課後/自室 編集 29 金 雨 雪子救出リミット(救出後、選択肢「今日はこの辺にしよう」で寛容さUP) 昼 編集 30 土 晴 授業 「オリンポス山」で知識UP おっと、新メニュー発見伝雪子加入/愚者コミュ1→2 夜セーブのみ 編集 上へ 5月 日 曜 天気 イベント 自由行動 編集 01 日 曇 鮫川河川敷で釣りをする事が可能に/依頼05開始/陽介(魔術師)コミュ不可雪子姫の城8階に新ボス出現 再度1階から上る必要がある千枝からテレビへの誘い 昼/夜 編集 02 月 雨 試験1週間前 冷蔵庫に干からびた漬物(勇気UP 時間経過あり)依頼01,02,04開始 放課後/夜 編集 03 火 晴 菜々子とジュネス 正義(菜々子)コミュ開始 コミュ活動日は不定期(11月3日まで) 夜 編集 04 水 晴 陽介から電話(陽介,一条 長瀬,菜々子の好感度♪×2上昇) 昼/夜 編集 05 木 晴 駅前(リボンシトロン)と食品売り場(ポテロング)と神社へ行ける/隠者(キツネ)コミュ開始駅前とジュネスを選んでもその後神社に行く 夜 編集 06 金 曇 夜 堂島遼太郎と会話→法王コミュ開始 コミュ活動日は不定期(11月3日まで) 放課後/夜 編集 07 土 雨 授業 「くさかんむり」→知識UP四目内堂書店 「弱虫先生」発売 放課後/夜 編集 08 日 晴 千枝から電話 昼/夜 編集 09 月 曇/晴 中間試験1日目 午前8時→Before Christ - 編集 10 火 曇 中間試験2日目 6→完璧 - 編集 11 水 晴 中間試験3日目 デカルト→オリンポス山 - 編集 12 木 曇 中間試験最終日料理 落とし蓋で煮込む→ほくほく肉じゃが 放課後、夜 編集 13 金 曇 陽介(魔術師)コミュ不可 放課後 編集 14 土 雨 マヨナカテレビ冷蔵庫 草(食べると勇気UP 時間経過有り)マヨナカテレビを見るため夜の行動が出来ないので草は食べておこう 夜(居間のみ) 編集 15 日 雨/曇 マヨナカテレビ「どっちも好み」で寛容さUP「どっちもイマイチ」で勇気UP 夜(居間のみ) 編集 16 月 曇 巽屋訪問冷蔵庫 がぶ飲みメロンクリームソーダ(効果なし,時間経過なし) 夜(居間のみ) 編集 17 火 晴/雨 マヨナカテレビ ハッテン!ボクの町女教皇(雪子)コミュ開始(雪子との会話選択肢「来たら守ってやる」は勇気3以上が必要) 夜(居間のみ) 編集 18 水 晴 愚者コミュ2→3完二の捜索開始(完二の母親→ジュネスの常連客)運動部可/依頼07,10開始 放課後/夜 編集 19 木 晴 試験結果発表捜索続き 直斗@ジュネス(火木休日)→クマ※最短でこの日から熱気立つ大浴場攻略可能女帝コミュ最短開始(知識3以上) 放課後/夜 編集 20 金 晴 放課後/夜 編集 21 土 曇 放課後/夜 編集 22 日 曇 通販番組「時価ネットたなか」スタート(毎週日曜)出かける前にテレビを見よう時価ネットたなか アディオスシューズor救急医療セット 昼/夜 編集 23 月 雨/曇 冷蔵庫 ハム(意味無し)/依頼08開始 放課後/夜 編集 24 火 曇/晴 料理 「片栗粉」→つやとろスブタ 放課後/夜 編集 25 水 晴 町内掲示板 病院清掃(根気ランク3)と家庭教師(寛容さランク5)のバイト解禁 上原小夜子(悪魔)コミュ 中島秀コミュ条件付きで開始 放課後/夜 編集 26 木 曇 授業 「神聖文字」→伝達力UP+陽介♪♪ 放課後/夜 編集 27 金 曇 放課後、夜 編集 28 土 雨/晴 放課後/夜 編集 29 日 曇 一条から電話 選択肢"もらう"で「魔女探偵ラブリーン」入手(一条コミュランクが5~6の間・完二未救出では発生しないので注意)千枝・一条・長瀬の好感度が上がる時価ネットたなか 鋼鉄のパニエorデンデン太鼓 ×2 宝箱の鍵 ×2 昼/夜 編集 30 月 曇 冷蔵庫 賞味期限切れ牛乳(勇気UP 時間経過有り)授業 自動知識UP 放課後/夜 編集 31 火 曇 料理 「醤油」→醤油たっぷり焼肉弁当 放課後/夜 編集 上へ 6月 日 曜 天気 イベント 自由行動 編集 1 水 曇 四目内堂書店「漢、それはエターナル」発売運動部可 夜、堂島家で買い物可堂島宅前に魚のエサをくれるおばさん配置 放課後/夜 編集 2 木 曇/雨 放課後/夜 編集 3 金 雨 依頼14開始 放課後/夜 編集 4 土 雨 完二救出リミット/冷蔵庫に牛乳 勇気up 放課後 編集 5 日 晴 依頼09,11開始/千枝(戦車)コミュ可,雪子(女教皇)コミュ不可時価ネットたなか 仁義のふんどしor稲羽マス,コハクヤマメ×2 昼/夜 編集 6 月 晴 完二加入 愚者コミュ3→4冷蔵庫にチョコフレーク(時間経過なし) 夜のみ 編集 7 火 雨 依頼12,15開始大浴場11階に新ボス出現 再度1階から上る必要がある 放課後/夜 編集 8 水 曇 授業 下手な役者→伝達力+雪子2UP保険委員イベント 小西弟と知り合う「サントー製薬北尾さんが…」「ガーゼ再来月の納品でいいか~」正解で知識UP伝達力ガッチリUP料理 「そのまま煮詰める」→煮詰めたカレー 夜のみ 編集 9 木 曇 完二コミュ(皇帝)開始(要 教室棟二階階段付近の女子生徒との会話後実習棟1階にいる完二と話す)小西尚紀コミュ(刑死者)条件付き( 寛容さランク3以上で話かけた後、翌日以降話しかける事を2回繰り返す)で開始依頼16,17開始 放課後/夜 編集 10 金 曇/雨 放課後/夜 編集 11 土 雨/曇 放課後/夜 編集 12 日 曇 料理 「熱いうちに潰す」→なめらかポテトサラダ 雪子から誘い時価ネットたなか 火伏せの符or反魂香 昼/夜 編集 13 月 曇 衣替え授業無酸素運動→知識UP冷蔵庫に凍ったバナナ(時間経過無し) 放課後/夜 編集 14 火 雨 菜々子に手品 放課後 編集 15 水 曇 授業 「立っている姿」→陽介3UP 伝達力UP運動部可 放課後/夜 編集 16 木 晴/曇 買出し 夜のみ 編集 17 金 曇 林間学校 物体X(カレー?)対アバドン王( 主人公)カレーの選択肢 「食べてみる」(要勇気)で雪子 千枝2UP?テントでの完二の選択肢 「やめておけ」で伝達力UP - 編集 18 土 曇/晴 林間学校水遊びでの選択肢 千枝・雪子どちらか褒めた方2UP - 編集 19 日 曇 通販でオオミズウオが買える 隠者上げに必要なので釣りが面倒なら買っておこうメンドーなのもー、我慢するのもー、りせにはムリ!キライ!シンドスギ!時価ネットたなか 力帯orオオミズウオ/雪子(女教皇)コミュ不可 昼のみ 編集 20 月 曇 授業 ソクラテス→知識UP冷蔵庫 ワサビの小袋(勇気UP 時間経過有り) 放課後/夜 編集 21 火 雨 マヨナカテレビ 放課後のみ 編集 22 水 雨/曇 豆腐屋を訪ねる「がんもどき」で陽介好感度UPマヨナカテレビ - 編集 23 木 曇 マヨナカテレビ"マルキュン! りせチーズ!" - 編集 24 金 晴 星(クマ)コミュ入手りせの捜索開始(豆腐屋→実習棟2Fりせファン→河川敷の男) 放課後/夜 編集 25 土 雨 捜索続き 河川敷マスコミと会話→クマ→特出し劇場丸久座攻略開始劇場クリア後はクマ&りせ加入まで探索不可 放課後/夜 編集 26 日 晴/曇 時価ネットたなか 伝説風ソードorお清めの塩×2,せがき米×2/雪子(女教皇)コミュ不可 昼/夜 編集 27 月 晴 授業 憎しみ、嫉妬→知識UP冷蔵庫 ジュネスのお惣菜(時間経過無し) 放課後/夜 編集 28 火 曇 四目内堂書店 "弱虫先生、お金に困る"発売 放課後/夜 編集 29 水 晴/曇 運動部可料理 「串を刺して」→ジューシーハンバーグ 放課後/夜 編集 30 木 曇 授業 ヤリキレナイ川→知識UP 依頼19開始 放課後/夜 編集 上へ 7月 日 曜 天気 イベント 自由行動 編集 1 金 雨 放課後/夜 編集 2 土 曇 放課後/夜 編集 3 日 曇 綾音/結実から電話(結実のコミュランクが5~8の間では発生しないので注意)太陽・剛毅コミュの好感度♪×2上昇/依頼22開始時価ネットたなか アルマダビスチェ,メガアミノドロップ×2or白桃の実×30,ソウルドロップ×10 昼/夜 編集 4 月 晴 授業 「様」→ 伝達力UP+陽介の好感度♪×2上昇 冷蔵庫に菜々子のプリン(勇気UP 時間経過なし) 放課後/夜 編集 5 火 曇 放課後/夜 編集 6 水 曇 料理 油で揚げる→もっちり大学いも 放課後/夜 編集 7 木 曇 授業 柿本人麻呂→知識UP 放課後/夜 編集 8 金 雨 放課後/夜 編集 9 土 雨 りせ救出リミット 放課後のみ 編集 10 日 晴 3人目の犠牲者が クマ加入 ナビ役がりせに 愚者コミュ4→5→6「仲良くしてよ」に「任せろ」で勇気UP「菜々子は怯えている」に「大丈夫」or「自分がついてる」で寛容UP特殊合体解禁 - 編集 11 月 曇 冷蔵庫に目覚まし時計(効果,時間経過なし) 夜のみ 編集 12 火 雨 授業 知識自動UP テスト1週間前料理 バニラエッセンス→なめらかプリン/依頼21開始劇場11階に新ボス出現 再度1階から上る必要がある 放課後/夜 編集 13 水 曇 授業 未熟→知識UP/依頼18開始 放課後/夜 編集 14 木 晴 授業 曙→知識UP料理 片栗粉をまぶす→さっくり竜田揚げ 放課後/夜 編集 15 金 晴 授業 思わない→知識UP四目内堂書店 「たそがれて…漢」発売放課後、りせと勉強出来るがコミュが始まってないので無駄夜、自室にて一条から誘いの電話(一条コミュのランクが5~6の場合発生しないので注意)7/17の誘いを受けたい人はここで自室へ行くこと(行くだけなら時間経過なし) 放課後/夜 編集 16 土 雨 授業 虫除け→知識UP 放課後/夜 編集 17 日 曇 7/15夜に一条から誘いを受けていると勉強会 剛毅,戦車,女教皇の好感度♪×2上昇選択肢"無理です"「数ってなあに?」入手 時価ネットたなか紫のスーツ、金剛シールド 昼/夜 編集 18 月 晴 冷蔵庫にゴーヤ(勇気UP,時間経過有り) 昼/夜 編集 19 火 曇 1学期期末テスト開始 答え 立っている姿、ハム - 編集 20 水 曇 答え 万葉集、悪法もまた法なり - 編集 21 木 雨/曇 答え 虫除け、強者への嫉妬・憎悪 - 編集 22 金 曇/晴 答え メロン、日が昇る前の明け方 - 編集 23 土 曇 テスト終了テストの出来 「結果待ち」で伝達力UP,「ペンは止まらなかった」「何も分からなかった」で勇気UP,HCHOはホルムアルデヒド 恋愛(りせ)コミュ開始。「菜々子は自分が守る」で菜々子の好感度♪×1-2上昇 - 編集 24 日 曇 時価ネットたなか 松雪包丁、盆ジュース24個/雪子(女教皇)コミュ不可 昼/夜 編集 25 月 雨/曇 テスト結果発表。1位で菜々子から紙粘土の指輪(全パラ+5)入手知識「博士級」+全問正解以上で学年トップ運動部可夜 冷蔵庫の中に麦茶…に見える麺ツユ(効果なし,時間経過有り) 放課後/夜 編集 26 火 雨 一学期はこの日で終了。夏休み中は学校に入れない星コミュ2→3にUP マヨナカテレビ 放課後のみ 編集 27 水 曇 情報収集河原 完二→商店街南堂島愚者コミュ6→7にUP 昼/夜 編集 28 木 曇 情報収集続き ジュネス足立「堂島に~」→商店街北惣菜屋 昼/夜 編集 29 金 曇 情報収集続き 商店街南金髪の子から写真入手→ボイドクエスト開始クリア後「よし、来い!」でりせ♪2-3up(クリアは期間内ならいつでもOK)(勇気4以上が必要)打ち上げ オムライスはしょうゆ ケチャップ=ハーブ 地中海で菜々子好感度up星コミュ3→4 昼/夜 編集 30 土 晴 昼/夜 編集 31 日 曇/晴 時価ネットたなか まねきネコor風船爆弾,スーパーソニック各2 昼/夜 編集 上へ 8月 日 曜 天気 イベント 自由行動 編集 1 月 曇 冷蔵庫にホームランバー(効果,時間経過なし) 昼/夜 編集 2 火 晴 昼/夜 編集 3 水 晴 あいから電話(条件 あいコミュを発生させている)りせと若干修羅場のような感じになる/あいのみ好感度♪×2上昇 昼/夜 編集 4 木 晴 四目内堂書店 「弱虫先生、転職する」が買えるようになる 昼/夜 編集 5 金 晴 小西から誘いがある(条件 小西コミュ発生させている)。小西,完ニor綾音との好感度♪×2上昇(太陽コミュが結実なら完二。完二コミュ未発生の場合小西の好感度のみ♪×2上昇) 昼/夜 編集 6 土 雨 昼/夜 編集 7 日 晴 時価ネットたなか 聖騎士のヨロイor松雪包丁セット 昼/夜 編集 8 月 晴 あいから電話(条件 あいコミュを発生させている)あい,陽介の好感度♪×2上昇冷蔵庫にお酒(お酒は20歳になってから!) 昼/夜 編集 9 火 晴 依頼27開始 昼/夜 編集 10 水 晴 一条から電話。(一条コミュのランクが5~6の場合発生しないので注意)「THE茶道」が貰える運動部、菜々子の好感度♪×2上昇 昼/夜 編集 11 木 雨 昼/夜 編集 12 金 雨 ボイドクエストタイムリミット 昼のみ 編集 13 土 曇 事件解決のお祝いで堂島親子、足立と寿司ボイドクエスト最終章に新ボス出現 再度1階から上る必要がある 昼のみ 編集 14 日 晴 陽介(魔術師),雪子(女教皇)コミュ不可 時価ネットたなか 木製バット、長寿サプリx2orせがき米x6お清めの水x4 昼/夜 編集 15 月 曇 陽介からのバイト援軍要請。選択肢は出現しますが、どちらを選んでも強制参加になる千枝と陽介の好感度♪×4上昇後、20日までスキップまた、1学期期末テストの成績が「下から数えた方が早い」の場合、代わりに補習イベントになります。知識大幅UP,りせ 完二の好感度♪×4上昇後、20日までスキップ。当然バイト代は貰えません - 編集 16 火 晴 ジュネスでのアルバイト - 編集 17 水 曇 ジュネスでのアルバイト - 編集 18 木 晴 ジュネスでのアルバイト - 編集 19 金 晴 ジュネスでのアルバイト終了 バイト代40,000円入手 - 編集 20 土 晴 夏祭り 選択肢1 似合ってるで菜々子の好感度♪×1上昇 選択肢2 選んだ人の好感度♪×1-3上昇 - 編集 21 日 晴 夏祭り前に文化部女子・海老原あいに誘われる(条件 結実の場合 ランク1,2もしくは恋人関係のMAX 綾音の場合 ランク3以上 あいの場合 ランク3以上)2人で行った場合、誘われた相手から「THE 神道」を貰うお参りの効果は 学業成就→知識UP お金→10000円入手 仲が深まりますように→相手の好感度♪×3上昇誘いを断った場合(この場合本は貰えないので注意)選択肢 A.1人で祭りに行く(1人の場合のお参りの仲が深まりますようには女子コミュ全員の好感度♪×1上昇B.家で休む→何もなし 編集 22 月 晴 冷蔵庫にメモ(意味なし)依頼24,28開始 昼/夜 編集 23 火 晴 選択肢 菜々子の宿題を手伝うかどうか(見てあげる場合、菜々子の好感度♪×3上昇。また、29日までの夜行動が強制で勉強を手伝うになります。さらに戦闘参加メンバーが家に来て好感度が上がります。) 昼/(夜) 編集 24 水 晴 四目内堂書店 「我は漢、そして神」発売。机で夏休みの宿題をするかどうかの選択が出来る。知識3回up。宿題手伝い 夜にクマ 陽介が来る。正義 魔術師♪2up 昼/(夜) 編集 25 木 雨 宿題手伝い 夜に雪子 千枝が来る。女教皇 戦車 正義♪2up 昼/(夜) 編集 26 金 曇/晴 千枝から誘い(コミュMAXだと誘い無し) 菜々子の感想文「幸せじゃない」で♪1up 昼/(夜) 編集 27 土 雨 宿題手伝い 夜にりせ 完二が来る。恋愛 皇帝 正義♪2up 昼/(夜) 編集 28 日 晴/曇 りせから電話。菜々子の宿題中の質問の答え「オス」で♪1up 昼/(夜) 編集 29 月 雨/曇 昼、夏休みの宿題を放置してるとこの日に強制的に机に向かわされる。菜々子の宿題を手伝っていた場合は、この夜まで夜行動不可27日の天気を聞かれる。答えは夜雨止んだ。正解で♪1up。 (夜) 編集 30 火 晴 冷蔵庫に塩辛(勇気UP、時間経過無し) 昼/夜 編集 31 水 晴 自宅でスイカ祭 - 編集 上へ 9月 日 曜 天気 イベント 自由行動 編集 1 木 晴 白鐘直斗転入授業 避ける→知識UP 夜のみ 編集 2 金 雨/曇 依頼47開始 放課後/夜 編集 3 土 晴 夜堂島親子とジュネスに買い物に行ける。行くと緊急医療キット3つ・白桃の実10個・どくだみ茶2個・ロイヤルゼリー5個のどれかをランダムで入手 放課後/(夜) 編集 4 日 晴 雪子から電話(コミュMAXだと誘い無し)料理 醤油とみりん→てりつやきんぴら 通販→魅惑のドレープ(ベビーフード2)宝箱の鍵2(時価ネットシール5) 昼/夜 編集 5 月 晴 授業 小春日和→知識UP/依頼29開始冷蔵庫に切ったスイカ 時間経過無し夜:自室でりせからテレビの中へ誘いの電話(時間経過無し) 放課後/夜 編集 6 火 雨 放課後/夜 編集 7 水 晴 運動部可/夜は修学旅行の準備 放課後のみ 編集 8 木 晴 修学旅行 空前のメガネ美人登場 星コミュ4→5 編集 9 金 晴 修学旅行王様ゲーム 手前・奥の選択肢はどちらを選んでも問題なし1回目/手前:完二/奥:センセイ王様の選択肢1番→りせ2番→千枝3番→雪子4番→陽介選んだキャラの好感度UP 編集 10 土 晴 お土産選択肢 巌戸台Tシャツ→変化なし巌戸台まんじゅう→菜々子好感度UP巌戸台ちょうちん→菜々子好感度2UP夜「おもしろかった?」に「今度は家族で」「とても面白かった」で菜々子好感度1UP(それぞれ、正義ペルソナ所持で+1) 編集 11 日 曇 時価ネットたなか 風魔流分銅爪,ヘビーフード×2or稲羽マス×4,ドライアイス×2料理 薄焼き玉子→黄金の茶巾ずし 昼/夜 編集 12 月 曇 授業 知識自動UP 放課後のみ 編集 13 火 晴 冷蔵庫にキノコ(勇気UP時間経過)→次の日はマヨナカテレビで夜行動不可なので持ち越すと時間のロスがなく吉 放課後/夜 編集 14 水 雨 マヨナカテレビ 放課後 編集 15 木 雨 終日行動不可 マヨナカテレビ - 編集 16 金 晴 小西(刑死者)コミュ可,あい(月)コミュ不可直斗の手がかり捜索 1-1前女子→実習棟女子(曜日・天気によっては、要出現待ち)→(曜日が日月水金なら)商店街北の警官、(曜日が火木土なら)商店街南の警官→河原の千枝→商店街北・南の警官※商店街北のおばさんから曜日ごとの警官の話が聞ける 放課後/夜 編集 17 土 晴 授業「香辛料の利益」→知識♪直斗の手がかり捜索続き 商店街南警官→選択肢 執着心→子ども扱い手がかりをりせに報告して秘密結社改造ラボ攻略開始 放課後/夜 編集 18 日 晴 時価ネットたなか 報復の鎖セットorソーマセット 昼/夜 編集 19 月 曇 敬老の日で学校が休み冷蔵庫に揚げパン(時間経過なし) 昼/夜 編集 20 火 晴 授業「白寿」→知識♪四目内堂書店 弱虫先生と愉快な仲間発売/依頼31開始 放課後/夜 編集 21 水 曇 料理「牛乳」→コクうまビシソワーズ 放課後/夜 編集 22 木 曇 放課後/夜 編集 23 金 曇 秋分の日で学校が休み 昼/夜 編集 24 土 曇 授業 知識自動UP 放課後/夜 編集 25 日 曇 あいから電話→あい好感度up(雪子が恋人→雪子のみ好感度up/あいが恋人→雪子登場せず)時価ネットたなか デススクーデットorダイエットフード極×8、ミステリーフード×8 昼/夜 編集 26 月 雨 料理「ザル~」→さっぱりゴマ和え 依頼34開始 放課後/夜 編集 27 火 晴 冷蔵庫にカメラのフィルム 放課後/夜 編集 28 水 晴/曇 授業「断食を終える」→伝達力、陽介好感度UP 夜 堂島にジュネスに誘われる 放課後/夜 編集 29 木 曇 料理「小麦粉、卵、パン粉」→サクふわとんかつ 依頼35開始 放課後/夜 編集 30 金 曇 放課後/夜 編集 上へ 10月 日 曜 天気 イベント 自由行動 編集 1 土 曇/雨 実際は放課後、夜ともに雨 放課後/夜 編集 2 日 曇 千枝から電話 選択肢はどちらを選んでも千枝、雪子、りせ、完二から♪♪時価ネットたなか 桃色の戦闘服セットor紅金×10 魚のえさ×10料理「みりん~」→豚のやわらか角煮 昼/夜 編集 3 月 晴 授業 知識自動UP 冷蔵庫にケーキ(時間経過なし) 放課後/夜 編集 4 火 雨 授業 0.5リットル→知識UP 放課後/夜 編集 5 水 雨 直斗救出リミット授業 緑色が老化→伝達力、陽介好感度UP 放課後のみ 編集 6 木 曇 直斗加入 愚者コミュ7→8 夜のみ 編集 7 金 曇 健康診断(午後自由行動不可)星コミュ5→6 夜自室にて白鐘から電話 クエストに誘われる(選択肢無し) 夜のみ 編集 8 土 雨 授業 禁煙→知識UP 仲間と勉強可能 依頼32、37、39開始秘密結社改造ラボB9Fに新ボス出現 再度1階から上る必要がある 放課後/夜 編集 9 日 曇 時価ネットたなか ナイスシューズセットorオオミズウオ×2 「漢よ、さらば」発売 依頼33、38開始 昼/夜 編集 10 月 晴 体育の日 冷蔵庫に大量のハマグリ衣替え 昼/夜 編集 11 火 晴 授業 背が低い→知識UP 勉強会(放課後活動不可) 星コミュ6→7 夜自室にて白鐘から電話(選択肢無し) 夜 編集 12 水 曇/雨 授業 2円→知識UP 料理 高温→さくさくコロッケ 放課後/夜 編集 13 木 曇 授業 早くなる→知識UP夜、堂島親子と買物に行ける(緊急医療キット3個・白桃の実×10・ロイヤルゼリー5個・どくだみ茶2個) 放課後/夜 編集 14 金 曇 中間テスト開始答え 断食,触れると早くなる - 編集 15 土 晴 答え マゼラン、避ける - 編集 16 日 晴 みんなで勉強するかどうか する→陽介・千枝・雪子・りせの♪2UP しない→自由行動時価ネットたなか 赤い戦闘服セットor物反鏡+魔反鏡×3 昼(選択)/夜 編集 17 月 晴 答え 交感神経と副交感神経、smoking-allowed - 編集 18 火 晴 答え 2円、太陽王 - 編集 19 水 曇 答え 11~12月、エサの色素 - 編集 20 木 曇 脅迫状が届く 放課後のみ 編集 21 金 晴 直斗(運命)コミュ発生条件1 商店街北側にいる黒服の男に話しかける(知識ランク5) 。発生条件2:翌日以降直斗と会話(勇気ランク5)で運命コミュ開始 放課後/夜 編集 22 土 雨 放課後/夜 編集 23 日 晴 千枝から誘い・りせから誘い 時価ネットたなか イノセントアサシンセットor宝箱の鍵×2、時価ネットシール×5 昼/夜 編集 24 月 曇 テスト結果発表 知識MAXで学年トップ冷蔵庫に茶色い球 勇気UP(時間経過有り) 放課後/夜 編集 25 火 雨 料理 「遠火の強火」でこんがり焼き魚 放課後/夜 編集 26 水 晴 授業 自動知識up 放課後/夜 編集 27 木 晴/曇 選択肢 いいから(伝達力UP) 夜のみ 編集 28 金 曇 夜セーブのみ 編集 29 土 晴 文化祭 合コン喫茶 選択したキャラの一部2UP文化部(小沢結実の場合、ランクによっては発生しない)・運動部・海老原あいの好感度UP 夜セーブのみ 編集 30 日 晴 文化祭ミス?八校コンテスト 星コミュ7→8温泉!温泉! - 編集 31 月 晴 振替休日 依頼40開始 昼のみ 編集 上へ 11月 日 曜 天気 イベント 自由行動 編集 1 火 曇 授業 背中→知識UP料理 冷ましながら→カリフォルニアロール四目内堂書店 「弱虫先生、最後の授業」、夜自室にて千枝から電話、ダンジョンへのお誘い 放課後/夜 編集 2 水 曇 冷蔵庫 アイスコーヒー(ステ変動なし、時間経過あり) 放課後/夜 編集 3 木 雨/曇 法王 正義コミュ期間終了夜自室にて雪子から電話、ダンジョンへのお誘い 昼/夜 編集 4 金 雨 授業 毒素→伝達力、陽介好感度UP マヨナカテレビ 放課後のみ 編集 5 土 雨 脅迫状が届く 堂島に取り調べを受ける マヨナカテレビ 菜々子拉致発生 - 編集 6 日 曇 天上楽土攻略開始 愚者コミュ8→9 冷蔵庫に小さなお握り 昼/夜 編集 7 月 曇/晴 授業 南極→知識UP 放課後/夜 編集 8 火 晴 放課後/夜 編集 9 水 晴 放課後/夜 編集 10 木 晴/曇 放課後/夜 編集 11 金 雨 授業 コッホ→知識UP 放課後/夜 編集 12 土 晴 依頼50開始 放課後/夜 編集 13 日 晴 時価ネットたなか 霊泉ブレスレットorナイスシューズ+赤い戦闘服 昼/夜 編集 14 月 晴 放課後/夜 編集 15 火 晴 放課後/夜 編集 16 水 晴/曇 放課後/夜 編集 17 木 曇 授業 賭け金→伝達力、陽介好感度UP 放課後/夜 編集 18 金 曇/雨 放課後/夜 編集 19 土 雨 放課後/夜 編集 20 日 雨 天上楽土タイムリミット クリア後星コミュ8→9時価ネットたなか エンジェルスカート(59800)orソーマ+アムリタソーダ×4(19800) 昼のみ 編集 21 月 曇 霧が街を覆う(釣りでは雨扱い)授業 自動知識up 夜のみ 編集 22 火 曇 授業 パタゴニア氷原→知識UP/花村との会話で菜々子のお見舞い可お見舞いでメンバーの好感度up夜部屋に戻ると陽介から誘いの電話(時間経過無し)天上楽土第10天に新ボス出現 再度1階から上る必要がある依頼43,44,45,46開始 放課後/夜 編集 23 水 曇 前日の誘いを受けているとイベント(昼自由行動不可)りせ・文化部が恋人だと修羅場イベント昼間に千枝・直斗と会話で菜々子のお見舞い可能 昼/夜 編集 24 木 曇 授業 6→知識UP、りせとの会話で菜々子のお見舞い可能 放課後/夜 編集 25 金 曇 授業 罪人の刑場→知識UP 完二と会話で菜々子のお見舞い可能 放課後/夜 編集 26 土 曇 授業 X mas→知識UP 雪子との会話で菜々子のお見舞い可能 放課後/夜 編集 27 日 曇 千枝・直斗と会話菜々子の見舞いに行ける TV通販利用不可 昼/夜 編集 28 月 曇 期末テスト開始 oct→背中から肩 - 編集 29 火 曇 毒素→チリとアルゼンチン - 編集 30 水 曇 賭け金→シェイクスピア - 編集 上へ 12月 この月の時価ネットたなかはとある商品を毎週必ず売るが、主人公はこれを買えないため事実上利用不可になる。 日 曜 天気 イベント 自由行動 編集 1 木 曇 南極30度→100万ドル - 編集 2 金 曇 結核菌→フランス語 夜自宅でセーブしておくと良い 夜セーブのみ 編集 3 土 曇 テスト終了後生田目の病室でED分岐イベント有り クマ失踪BADEND回避でゲーム続行この時点での学内コミュMAXキャラ(非パーティキャラ)から留守電愚者ランクMAX審判コミュ入手 夜セーブのみ 編集 4 日 曇 生田目に事情を聞く審判コミュ1→2→3 夜自宅でセーブしておくと良い 夜セーブのみ 編集 5 月 曇 商店街北側の主婦から、「春の事件について」聞くジュネスの女子生徒から「不審な人物について」の話しを聞く商店街南側の女子生徒と会話する商店街・ジュネス・河川敷にいる全員に春の事件と不審人物について聞くと犯人選択 3回ミスでBADEND審判コミュ3→4→5 星コミュMAX 昼 商店街各種施設+セーブが利用可能夜はセーブのみ 編集 6 火 曇 審判コミュ5→6クマ復帰 クマのペルソナがカムイに転生 夜セーブのみ 編集 7 水 曇 審判コミュ6→7→8 夜セーブのみ 編集 8 木 曇 試験結果発表「禍津稲羽市-マガツマンダラ」攻略開始(ダンジョンクリア(審判9,10)すると12月23日まで強制スキップされるので注意)以降仲間とのコミュ進められますが恋人コミュMAX後の「一緒に過ごす」事は出来ないようなので注意 放課後/夜 編集 9 金 曇 授業 昆虫→知識UP 放課後/夜 編集 10 土 曇 授業 親指→知識UP 放課後/夜 編集 11 日 曇 時価ネットたなか (見ることは出来るが購入は出来ない) 夜:自室にて直斗から電話 昼/夜 編集 12 月 曇 放課後/夜 編集 13 火 曇 放課後/夜 編集 14 水 曇 放課後/夜 編集 15 木 曇 放課後/夜 編集 16 金 曇 放課後/夜 編集 17 土 曇 授業 人差し指→伝達力、千枝好感度UP 放課後/夜 編集 18 日 曇 昼/夜 編集 19 月 曇 放課後/夜 編集 20 火 曇 放課後/夜 編集 21 水 曇 授業 王族→伝達力、陽介好感度UP 放課後/夜 編集 22 木 曇 この日までに禍津稲羽市をクリアしないと、クリスマスイベント発生せず 放課後/夜 編集 23 金 曇 恋人関係にある異性から24日一緒に過ごそうと誘いのメールが順番に来る。複数いる場合、雪子→千枝→りせ→直斗→あい→文化部→陽介達の順。全員断っても特にメリットはない。 昼/夜(未クリア時) 編集 24 土 曇 「禍津稲羽市-マガツマンダラ」タイムリミット恋人関係の異性(いなければ仲間)と過ごす尚、ダンジョンクリア後からここまでセーブするタイミングはない 放課後/夜(未クリア時)クリア時は夜セーブのみ 編集 25 日 曇 イベントの後3月20日まで強制スキップ 編集 26 月 --- --- --- 編集 27 火 --- --- --- 編集 28 水 --- --- --- 編集 29 木 --- --- 編集 30 金 --- --- --- 編集 31 土 --- --- --- 編集 上へ ネタバレを含むので注意してください(スクロールで) 3月 日 曜 天気 イベント 自由行動 編集 20 月 晴/雨 ED分岐あり絆コミュ居場所陽介(魔術師) フードコート雪子(女教皇) バス停からマーガレット(女帝) 商店街南側ベルベットルーム前完二(皇帝) 商店街北側巽屋前堂島(法王) 堂島宅前りせ(恋愛) 商店街南側丸久豆腐屋前千枝(戦車) 商店街南側四日内堂書店前菜々子(正義) 堂島宅前キツネ(隠者) 辰姫神社直斗(運命) 教室棟1F廊下運動部(剛毅) 愛家小西尚紀(刑死者) 商店街北側コニシ酒店前ひさ乃(死神) 河原絵里(節制) バス停から小夜子(悪魔) バス停から中島秀(塔) 商店街南側四六商店前クマ(星) フードコート※陽介がMAXじゃない場合、商店街南側四六商店前海老原あい(月) 教室棟1F下駄箱小沢結実(太陽) 実習棟1F会議室松永綾音(太陽) 実習棟1F音楽室皆に挨拶後家に戻ればED戻らずジュネスフードコートでイベント(エレベータを2回調べる)→河原→ベルベットルーム→ガソリンスタンドで店員の男(イザナミ)と数回会話フードコートからテレビの中へ 一度テレビに入ると外には出られないが、広場のテレビを調べれば買い物(だいだら. 四六商店)は出来る。テレビに入る時点では天気は雨になっている。この日だけは、ダンジョンの入り口に戻っただけで、マップが初期化され宝箱が復活する。黄泉比良坂攻略は、隠者コミュがない(低い)場合でも、りせの「癒しの波動SP」を活用すれば、問題なくクリア出来る。低級ダンジョンでラッシュ放置などですぐにSPは元に戻る。ラスボス第二段階でHP0にするとイベント。仲間ロストしたように見えるがイベントなのでリセットしないように。 編集 上へ
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1630.html
ペルソナ4 ・要約版:要約スレpart2-803 ・詳細版:part42-223~228、part44-239,242,258~261、part46-50~55,63~65,156~157,2009/09/26 wiki直接編集 803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/16(土) 21 32 49 ID RUhJE2yeO ペルソナ4 概要 主人公は親の都合で田舎町に住む叔父の世話になる その町では連続殺人事件と「マヨナカテレビ」が噂になっていた 主人公は深夜に起こるマヨナカテレビを試しテレビの中に引き込まれた その空間は普通の人が入ると自らの鏡面存在「シャドウ」に殺されてしまう だが主人公はシャドウの存在を乗り越え、それに対抗する力「ペルソナ」を手に入れる 殺人事件の被害者はこの空間に落とされたと確信し、主人公は被害者を助け仲間を増やしていく 犯人の男を捕らえるが、彼も被害者を助けようとしており、テレビの中が安全だと勘違いしていた 真犯人を突きとめ、これを倒し事件を解決する 仲間達は主人公、犯人、真犯人だけが特殊な能力を得たのは何故かと推理し、イザナミという超存在に辿り着く イザナミは外来者だった三人は波乱をおこすと考え、事件の舞台を造り人の存在を試していた 主人公達はその力に圧倒されるが、この町で築いた絆が伊邪那岐大神を発現し、イザナミを倒す イザナミは主人公達の力を認めて消え去り、全てを終えた主人公は町をでる 仲間達は別れを惜しみ、離れていても絆は変わらない誓い合う 223 :ペルソナ4◆iN8Okbnucw:2008/11/11(火) 17 59 44 ID pLju9cC/0 主要登場人物 ・主人公…デフォ名なし。この春から高校2年生。 初期ペルソナ:イザナギ 使用武器:両手剣(日本刀、バットetc.) ・花村陽介…クラスメイト。大型百貨店「ジュネス」の店長の息子。 ペルソナ:ジライヤ→スサノオ 使用武器:二刀流の短刀(くない、包丁etc.) ・里中千枝…クラスメイト。カンフーマニア。 ペルソナ:トモエ(巴御前)→スズカゴンゲン(瀬織津比売命) 使用武器:靴(蹴り攻撃) ・天城雪子…クラスメイト。老舗旅館の娘で千枝とは昔からの親友。 ペルソナ:コノハナサクヤ→アマテラス 使用武器:扇 ・巽完二…高校1年の後輩。噂になっている不良少年。 ペルソナ:タケミカヅチ→ロクテンマオウ(織田信長) 使用武器:板状のものを鈍器として使用(盾、パイプ椅子etc.) ・久慈川りせ…人気絶頂のアイドル。 ペルソナ:ヒミコ→カンゼオン サポート担当。 ・白鐘直斗…県庁から派遣された凄腕少年探偵。 ペルソナ:スクナヒコナ→ヤマトタケル 使用武器:銃 ・クマ…テレビの世界の住人。自称ぷりちーな熊(?)の着ぐるみ。 ペルソナ:キントキドウジ(金太郎)→カムイ 使用武器:爪 ・堂島遼太郎…主人公の叔父(母親の弟)。稲羽署の刑事。妻をひき逃げ事故で失ってから娘と二人暮し。 ・堂島菜々子…堂島の娘(従姉妹)。小学1年生。 ・足立透…堂島と組んでいる若い刑事。 ・山野真由美…地方局のニュースキャスター。 ・生田目太郎…市議会議員秘書だったが山野との不倫が発覚して失脚。妻とは別居中。 ・柊みすず…生田目の妻。演歌歌手。 ・小西早紀…八十神高校3年生。陽介の想い人。 用語 ・マヨナカテレビ:雨の日の午前0時にテレビを見ると運命の人が映るという噂 ・シャドウ:人の抑圧された本能や欲望が変化したモノ ・ペルソナ:人格の鎧。いわゆるスタンド。タロットカードに象徴されるのはシリーズ通してのお約束。 224 :ペルソナ4◆iN8Okbnucw:2008/11/11(火) 18 00 15 ID pLju9cC/0 Chapter 1 ~プロローグ~ 2011年4月11日 主人公は両親の急な海外出張が決まり、その間叔父の元へ預けられることになった 叔父「堂島」とその娘「菜々子」との挨拶もそこそこにこれから1年間過ごすことになる家へと向かう 途中、ガソリンスタンドに立ち寄り馴れ馴れしい店員の歓迎を受ける 彼が言う通り、稲羽市はお世辞にも都会とは言えない寂れた田舎町 都会から越してきた自分は馴染めるのだろうか…? そんな不安からか、気分が悪くなってしまった主人公は早々に休むことにする その夜、彼は不思議な夢を見る 霧に覆われた不思議な世界 どこからか声が聞こえる 「真実はいつも霧の中だ。人は自分に都合の良い物だけしか見ようとしない。真実を知りたければ捕まえてごらんよ」 ぼんやりと人影が見えるが、意識はそこで途切れ、目が覚めた 主人公は八十神(やそがみ)高等学校へと向かう するとクラスメイトの「里中千枝」、「天城雪子」から二つの噂を聞かされる 「市議会議員秘書の生田目との不倫でクビになったアナウンサーがこの町に来ているらしい」 「雨の日の午前0時、何も映っていないテレビを見ると運命の相手が映るという『マヨナカテレビ』」 三人で下校していると、パトカーが止まる物々しい場所に通りかかった 殺人事件らしいが、捜査に来ていた堂島に諭されその場を後にする 翌日、テレビニュースは昨日の事件を報道していた 被害者は噂のアナウンサー「山野真由美」 不気味な事件に学校もその話で持ちきりだった 嫌な雰囲気を振り払うように「花村陽介」が「マヨナカテレビ」の話題を出す これをきっかけに陽介、千枝、雪子と仲良くなった主人公は 陽介の父親が経営する大型デパート、ジュネスのフードコートで歓迎を受ける。 そこで働いていたのは陽介の想い人、3年生の「小西早紀」だった。 様々な人と知り合い、少し町に馴染んできた主人公はその夜、マヨナカテレビの噂を思い出す。 おあつらえ向きに外は雨。時刻は間もなく午前0時だ。 物は試しとテレビを見ると、そこに女性の姿が映し出された。 何か酷く怯え、苦しんでいるように見える…。 助けを求める女性の仕草に、主人公は思わず手を伸ばして画面に触れた。 すると水面を触れるかの如く、手が沈み込んでしまった。 しかし自室の小さなテレビに主人公の身体は入らず、手を引き抜き事なきを得た。 225 :ペルソナ4◆iN8Okbnucw:2008/11/11(火) 18 00 56 ID pLju9cC/0 翌日、陽介、千枝と共にジュネスへ向かう。 家電売り場に並ぶ大きなテレビ。この大きさなら全身が入るかもしれない…。 テレビに触れてみると、昨夜同様、画面の中に沈んでいく。 それを見た陽介と千枝が騒いでいるうちに、三人はテレビの中へ吸い込まれてしまう。 気がつくとそこは、どこかのスタジオのような広場だった。漂う霧のせいで視界が不明瞭だ。 出口らしき物は無く、どこから来たかも分からない。 捜索を始め、行き着いた先はアパートらしき一室だった。 そこには演歌歌手「柊みすず」の顔が切り取られたポスター、そして首吊り台があった。 もしやここは生田目の不倫相手、山野真由美の部屋なのでは…? 不気味な様子に気圧され、広場へと戻ると、妙な着ぐるみと出会う。 「またこの世界に人が来てるクマ?ほらほら、早く帰るクマ!」 着ぐるみはレトロなテレビをどこからとも無く出現させ、三人をテレビの中へと押し込める。 気付くと、ジュネスの家電売り場へと戻っていた…。 226 :ペルソナ4◆iN8Okbnucw:2008/11/11(火) 18 02 05 ID pLju9cC/0 Chapter 2 ~陽介編~ 翌日、朝のニュースで再び殺人事件が起きたことを知る。 被害者は先の事件の第一発見者、小西先輩だった。 この事実に悲しみ、同時に怒りを燃やす陽介は、テレビの世界が関係していると睨む。 引き止める千枝の声も聞かず、主人公と二人でテレビの中へと向かうことになる。 前回と同じスタジオのような広場で、再び着ぐるみと出会う。 「クマ」と名乗る着ぐるみによると、最近この世界へ人が落ちてきて困っているという。 陽介の読みは正しく、殺人事件の被害者二人はこの世界で殺されていた。 陽介は犯人をとっちめると言い、クマもこの世界を静かにして欲しいと主人公に頼む。 そう言うクマは自分では何もしないのだろうか? 主人公が軽く触れてみると、クマは簡単に倒れてしまった。弱すぎる。 陽介はクマの頭の部分を外してみると、クマの中は空洞になっていた。 クマは一体何者なのだろうか。謎が深まった。 クマの鼻を頼りに捜索をすると、異常な雰囲気が漂う稲羽中央通り商店街に行き着く。 外観はそっくり同じだが、人の気配がない…。これがこの世界の現実だとクマは言う。 小西先輩の実家へ向かうと、謎の怪物が襲い掛かる。 成すすべなく敗れるかと思ったその時、「我は汝、汝は我」という声が主人公の頭の中に響いた。 気付くと手には一枚のタロットカードがあり、「ペルソナ」と呟き握りつぶす。 ペルソナが発現し、謎の怪物を一掃するのだった。こうして主人公はペルソナ能力を得た。 家へ入るとどこからか声が聞こえた。 「酒屋の娘なのにジュネスでアルバイトなんて…」 「この商店街を潰す気なのかしら?」 そして想い人の言葉が響く。 「店長の息子だからって仲良くしてあげたら勘違いして、 あーあ、実家も商店街もジュネスも全部面倒…」 想い人の本音と中傷に項垂れる陽介。これが小西先輩の現実なのだ。 するとどこからか人影が表れる。 「悲しいなぁ…可哀想だよなぁ…俺…」 その姿は陽介そのもの。 もう一人の陽介が楽しそうに言う。 「何もかもウザいと思ってんのは自分の方だっての…」 「誰だ!?お、俺は…そんなこと思ってない!」 「いつまでカッコつけてる気だよ?こんな田舎暮らしも退屈だろ? 小西先輩のために来た?何か面白い物があるかもしれない、ってのが本心だもんな。 この町で殺人事件が起きた時、面白くなったって思っただろ?」 容赦なく浴びせられる本心に、動揺する陽介は叫ぶ。 「違う!こんなヤツ俺じゃない!黙れよ!」 その言葉を聴いたもう一人の陽介が口元を歪めて笑った。 「そうさ、俺はもうお前なんかじゃない!だから全部、ぶっ壊してやるよ!」 もう一人の陽介は黒い炎に包まれ、怪物へ姿を変えた。 主人公は再びペルソナ能力を発現させ、これを倒した。 227 :ペルソナ4◆iN8Okbnucw:2008/11/11(火) 18 02 59 ID pLju9cC/0 それでも「自分ではない」と否定する陽介をクマが諭す 「あれは元々ヨースケの中に居たモノクマ…ヨースケが認めなかったら、 さっきみたいに暴走するしかないクマよ…」 主人公とクマの説得に、陽介が呟く。 「俺はお前で…お前は俺か…全部ひっくるめて俺ってことだよな…」 自分自身と向き合える強い心が「力」へと変わり、陽介はもう一人の自分、 困難に立ち向かうための人格の鎧、ペルソナを手に入れた。 広場に戻った一行は状況を確認する。 ・先ほどの怪物は「シャドウ」。人の心の闇から生まれた本能のようなモノ。 ・テレビの中では、陽介のようにもうひとりの自分と向き合うことになり、 シャドウを上手く受け入れることができれば、それは力になる。 ・テレビの中の世界で霧が晴れると現実では霧が発生、 その時シャドウが暴走し、テレビの中の人は殺される。 クマからの頼みもあり、陽介と主人公は次に誰かが投げ込まれたら助け出すこと、 そして投げ込まれる前に犯人を捕まえることを約束する。 二人は先日と同じように、クマが出したテレビを使って現実世界へ戻った。 259 :ペルソナ4:2009/03/07(土) 12 14 53 ID KxQeOqv70 Chapter 3 ~千枝、雪子編~ テレビのニュースで、雪子の実家である旅館と雪子が取り上げられる。 その夜のマヨナカテレビには着物姿の女性が映った。 数日後、マヨナカテレビを見ると、鮮明な映像で雪子が映っていた。 お姫様のようなドレス姿で、王子様を探すため逆ナンをするらしい。 雪子を探して、主人公、陽介、千枝の三人はテレビの中に入る。 雪子の気配を頼りにクマの案内で連れてこられたのは、マヨナカテレビで映っていた城だった。 千枝は一人で城に入ってしまい、後を追いかけた主人公たちが見たのは、 千枝に守ってもらう価値が無いという雪子の心の声を聞いて動揺する千枝の姿だった。 そこに現れた千枝のシャドウは、美人で人気のある雪子が自分に頼る姿はたまらなかったと心の底を暴く。 千枝はこれを否定し、シャドウは異形の姿へと変身、ペルソナを得た陽介と共にそれを倒す。 千枝は二人の説得でシャドウを受け入れ、ペルソナを手に入れる。 疲労している千枝を案じ、広場に戻る。 すると陽介は、主人公が一番強く、冷静に導いてくれるという理由でリーダーになるよう頼む。 それに千枝とクマも賛成し、「自称特別捜査隊(特捜隊)」が結成された。 ジュネスのフードコートは「特捜本部」となり、テレビに入る前の集合場所となった。 再び城に向かう特捜隊一同。 最上階には雪子とシャドウがいた。 シャドウは、跡継ぎの女将という決められた将来を嫌い、どこかに連れて行ってくれる王子様を探していると言う。 陽介、千枝と同じように、雪子の否定の言葉を受けて変身したシャドウを特捜隊が迎え撃つ。 激戦の末にシャドウを倒し、雪子はシャドウを受け入れる。 こうして雪子もペルソナを手に入れた。 心身の消耗が激しい雪子を慮り、一旦解散する。 主人公は家に帰ると、堂島が部下の「足立」を連れていた。 この4月から堂島と組んでいるらしい。 その日は賑やかな夕食となった。 回復した雪子に誘拐された状況を聞くが、誰かが訪ねてきてから記憶にないらしい。 しかし、誰かがテレビの中に人を入れていることは間違いない。 一同は被害者の共通点を考え、手がかりとしてマヨナカテレビが挙がる。 雪子と同様にテレビに入れられる前でも被害者が映るため、誘拐される前に被害者を守ることも可能なはずである。 そう考え、次のマヨナカテレビに注意することにする。 雪子も仲間になり、特捜隊はまた一歩前進する。 ゴールデンウィークを迎えるが堂島は休みが取れず、主人公達は菜々子も連れて遊ぶことにする。 それ以降、菜々子は主人公を「お兄ちゃん」と呼び、本当の兄のように慕うようになった。 52 :ペルソナ4:2009/03/29(日) 11 35 39 ID qo0s4KW80 Chapter 4 ~完二編~ 5月某日 テレビにはニュースのカメラに向かって悪態をつく不良少年が出ていた。 マヨナカテレビを見ると、テレビに出ていた不良少年、 商店街にある染物屋「巽屋」の息子「巽完二」が映っていた。 翌日、雪子は完二の母親と面識があったため、それを頼りに巽屋に向かう。 そこでは完二が小柄な少年と話をしていた。 盗み聞きをするが見つかってしまい、一同はその場から逃げた。 今後は完二と巽屋を張りこむことにして解散する。 その夜、マヨナカテレビを確認すると、雪子と同様に鮮明な映像が映し出されていた。 完二らしき人物がふんどし姿でサウナの入り口に立っている。 性別の壁を越えた崇高な愛を求め、後ろの施設に突入すると言い残し、完二は姿を消した。 翌日、特捜隊はテレビに入りクマに完二を探してもらう。 着いた場所は昨夜の映像と同じ、蒸気が充満するサウナだった。 最深部には完二とシャドウが対峙していた。 幼いころから家庭的な趣味を持つ完二は女性から馬鹿にされ続け同性の方が気楽だとシャドウは言う。 完二はそれを否定しシャドウは怪物へと変容した。 一行はシャドウを倒し、自分自身の気持ちを受け入れた完二のシャドウはペルソナへ変化する。 完二は心身の疲労が大きく、その日は解散した。 復調した完二から話を聞くが、雪子同様、誰かが家を訪ね、気付くとテレビの中だったらしい。 完二も特捜隊に加わり、特捜本部で話し合っていると、 完二は自宅の周りにいた不審な男から取り上げたというメモを出した。 そこには被害者がテレビに映った日付があった。 山野アナ、小西先輩、雪子、完二…4人とも事件の前にテレビで報道されており、これが共通点のようだ。 犯人の目的は依然として不明だが、被害者をより正確に察知できるため、テレビ報道にも注目することにした。 54 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/29(日) 17 40 02 ID IGSK4F4E0 乙です。要するにゲイなの? 54 いや、幼少期から趣味の裁縫が男らしくないと馬鹿にされ続けて女性が苦手になった。 63 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/31(日) 01 47 18 ID 9MUnc9Aw0 Chapter 5 ~りせ編~ 6月某日 テレビでは芸能人の記者会見が行われていた。 人気アイドルの「久慈川りせ」が休業し、祖母の住むこの町に来るらしい。 雪子の旅館と縁のあるマル久豆腐店が祖母の家のようだ。 その夜、マヨナカテレビには水着姿のりせが映った。 数日後、雪子と完二同様、マヨナカテレビは鮮明な映像に変わり、りせがストリップを行うと言う。 特捜隊はテレビの中へ行くと、クマが自分の正体が不明なことに思い悩んでいた。 そんなクマを励ましつつ、りせがいるであろうストリップ劇場に着いた。 奥へ進むと、りせとシャドウがいた。 シャドウは芸能人の「りせちー」ではない本当の自分を見せつけたいと煽り、 りせはこれを否定、それによりシャドウは怪物の姿へと変化する。 攻撃を封じるシャドウに苦戦するが、なんとかこれを倒す。 りせは自分自身の思いと向き合い、ペルソナを手に入れた。 りせを連れ外の世界に戻ろうとするが、クマの様子がおかしい。 自分の存在に悩んでいたクマにとって、りせの言葉は理解しがたいものだった。 クマの混乱は、何者かの干渉によってシャドウに具現化された。 真実を追求することの無意味さ、クマはカラッポの存在だと語るシャドウを否定し、巨大化した怪物が襲いかかる。 ペルソナを得たりせのサポートにより、シャドウを撃退。 クマは正体のわからない自分を受け入れ、仲間たちと同様にペルソナを手に入れた。 今後一緒に戦えるよう鍛える、というクマを残し解散する。 家に帰ると珍しく酔っぱらった堂島が足立に連れられ帰宅していた。 特別捜査員として送られてきた若い探偵が気に入らないらしく、 警察側も進展のない状況に業を煮やしているようだ。 156 :ペルソナ4:2009/06/06(土) 18 41 15 ID hrrNNp1Y0 Chapter 6 ~久保編~ 7月某日 3人目の犠牲者が発見される。 犠牲者は主人公達の担任教師だった。 発見された状況はこれまでの被害者と似ているが、 テレビの報道にもマヨナカテレビにも出なかったことに特捜隊は動揺する。 クマに相談をしに向かうが、テレビの中には誰もいなかったと言い、 教師は現実の世界で殺されたいう結論になった。 するとクマは突然、現実の世界に出て暑いと言って頭を外し、 中から金髪碧眼、非の打ち所の無い美少年が姿を現した。 カラッポの身体の中に突然人が生えてきたという。 ますますクマの正体がわからなくなった。 回復したりせに、誘拐された時の状況を聞くが、やはり彼女も記憶がなかった。 進展はなかったものの、特捜隊にクマとりせが加わり、 りせは八十神高校の1年に転入、クマはジュネスの住込みアルバイトになった。 翌日、特捜本部に完二と会っていた少年「白鐘直斗」が現れ、容疑者が判明し後は逮捕するだけだと言った。 直斗は堂島が話していた特別捜査協力員の探偵だった。 容疑者は高校生の少年らしく、なぜそれを教えるのかと尋ねるが応じず、そのまま帰ってしまう。 突然もたらされた情報にどうすることもできず、そのまま解散となった。 157 :ペルソナ4:2009/06/06(土) 18 42 19 ID hrrNNp1Y0 数日後、マヨナカテレビに見知らぬ少年の姿が映る。 すでに少年はテレビの中にいるようで、捕まえてごらん、と挑発しマヨナカテレビは終了する。 特捜本部に集合し、昨夜映ったのは警察が追っている少年「久保美津雄」だという結論になった。 久保を追ってテレビの中を捜索すると、ゲームのようなドット絵で作られたダンジョンに着く。 その奥には久保とシャドウがいた。 僕は無だ、というシャドウを久保は頑なに認めず、シャドウは怪物へ変容する。 シャドウを倒し、久保にこれまでの殺人事件について尋ねる。 彼は笑いながら、世間の注目を集めるために殺したと言い、シャドウは同化することなく消滅する。 身勝手な理由に怒りとやるせなさを感じ、久保は警察に連行された。 事件は解決、特捜隊も解散となり、寂しさを切り替えるため、一同は堂島宅で打ち上げを開く。 そんな中、クマはテレビの世界を平和にするという約束が果たされたことを実感し 帰らなければいけないと悲しみの表情を見せるが、菜々子は自分と遊んでほしいと願う。 その約束のおかげで帰らなくてよくなったとクマは元気を取り戻し、一同楽しく打ち上げを過ごし、 遊び、アルバイト、宿題、何の憂いもなく夏休みを終える。 Chapter 7 ~直斗編~ 2学期が始まると、白鐘直斗が八十神高校の1年に転校してきた。 主人公達は事件とどう関わっているのかと尋ねられるが、 うっかり口走ったペルソナやテレビの話を直斗は信じていないようだった。 数日後、テレビに「探偵王子」という触れ込みで直斗がインタビューを受け、 久保の逮捕には違和感が残るとコメントした。 翌日、直斗は「確証が持てればいいのですが」と言って立ち去り、それ以来行方不明になってしまった。 数日後、マヨナカテレビには白衣を着た直斗が映り、手術台の前で改造手術を受けると言った。 テレビの中を捜索すると、昭和の匂いがする特撮のような秘密基地に辿り着いた。 奥の手術室には白衣を着たシャドウと直斗がいた。 シャドウは、事件を解決しても子供という理由で認められず大人の男性になりたいと話した。 直斗はシャドウを拒絶し、シャドウは姿を変えて暴走した。 一同はシャドウを倒し、直斗はシャドウと向き合う。 「そもそも男じゃないのに」と言うシャドウの言葉に一同は唖然とする。 直斗は探偵として認められたい一心で男性のふりをしていたのだ。 女であることは変えようがないと思い直し、直斗はペルソナを得た。 その夜、主人公が帰宅すると堂島と足立が待っていた。 行方不明だった直斗が見つかったと言う足立に、主人公は冷静に答える。 その様子に堂島は疑問を抱くが、足立は狭い町だから噂が広まるのが早いと言い、主人公はその場をなんとか切り抜ける。 回復した直斗は特捜隊に加わり、一同は特捜本部に集まった。 直斗も同様の手口でさらわれたという。 久保は模倣犯に過ぎないことが分かったが、 犯人の出方を待つしかなく、その日は解散となった。 数日後、堂島宅へ主人公宛で封筒が届く。 中には「コレイジョウ タスケルナ」とだけ書かれた紙が入っていた。 犯人は主人公を知っているらしく、これを堂島から隠すことにした。 Chapter 8 ~菜々子編~ 11月某日 久々のマヨナカテレビはいつにも増して不鮮明だった。 最近は政治家が町に来た事以外、目ぼしいニュースもなかった。 翌日、またしても主人公宛に手紙が届く。 「コンドコソ ヤメナイト ダイジナヒトガ イレラレテ コロサレルヨ」 それを見た堂島は主人公を問い詰めるが、黙秘を通す。 不安がる菜々子を置いて主人公は稲羽署へ連行された。 一室に連れてこられた主人公は堂島と足立の取り調べに負け、テレビの世界のことを話す。 案の定信じてもらえず、落胆した二人は主人公を軟禁したまま部屋を出ていった。 部屋にあったテレビでマヨナカテレビを見ると、なんとそこには菜々子が映っていた。 すると特捜隊一行が部屋に押し入り、菜々子が行方不明になったと言う。 マヨナカテレビに菜々子が映ったのは、学校を訪問した政治家が菜々子を褒めていたからだった。 特捜隊の話によると、家の扉はこじ開けられた跡がなく、菜々子が自分で開けたようだ。 犯人は菜々子が警戒しない人、そして大柄な完二も入ってしまうテレビを犯行に使っている。 特捜隊は宅配業者が犯人だと推理する。足立曰く、山野殺害の参考人の生田目は実家の運送業をしているという。 錯乱した堂島は一人で捜索に向かい、足立と主人公達はその後を追った。 堂島は走行していた生田目のトラックを強引に止めるが、彼は車を乗り捨て逃走してしまう。 予想通り荷台には大型テレビが積まれており、運転席には日記帳が残されていた。 日記にはこれまでの被害者、報道されなかった特捜隊のメンバーの名前が書かれており、 久保が殺害した担任教師は書かれていなかった。 怪我を負った堂島を病院に送り、主人公達はテレビの中へ向かった。 捜索すると、雲の上に浮かぶ、天国のような神殿に着いた。 母親を亡くした悲しみをごまかす菜々子の声を聞きながら進むと、 奥では生田目が菜々子を羽交い絞めにしていた。 目的はテレビに映った人を救うことだという。 生田目の隙を突いて菜々子を救出するが、生田目は怪物へと変身した。 激闘の末これを倒すが、元の姿に戻った生田目は意識を失っており、病院へ搬送された。 菜々子も運ばれるが原因不明の重体で面会謝絶だという。 Chapter 9 ~真犯人編~ 12月某日 警察の捜査が進むが、テレビの件は証拠にできず、生田目の立件が難しくなってしまう。 一方、町では先月末から霧に包まれていた。これのせいか体調を崩す人が増えているという。 ある日、菜々子の容体が急変し病院へ向かう。 一同は見守ることしかできず、治療の甲斐なく菜々子は息を引き取った。 やるせない怒りがこみ上げ、同じ病院に搬送された生田目の病室へ向かう。 生田目は暗い部屋でうずくまり震えていた。 怒りをぶつけるが、生田目は首を横に振りばかりだった。 突如マヨナカテレビが映り、テレビの中の生田目はこれからも「救済」を続けると言い、主人公達を挑発する。 陽介は生田目をテレビに落とそうと提案するが、主人公はそれを止める。 自分達は生田目のことを誤解してるんじゃないのか…? 一同は冷静に考え直し、病室を後にする。 その途中、菜々子が息を吹き返す。突然の奇跡に一同は泣いて喜んだ。 ふと気付くと、クマの姿が見えない。先に帰ったのだろうか。 >これからは主人公の口から語ってもらいます。 >その方が筆者が書きやすいからです。 >マンガやドラマCDはチェックしてませんので主人公のキャラが違うかも知れませんが悪しからず。 12月4日(日) 曇り 玄関のチャイムの音で目を覚ます。陽介だった。 「クマがいないんだ!探したんだけど、どこにも…」 急いで仕度して特捜本部に行く。テレビの中も探しているらしい。 「霧がすごくて…。ごめん、力になれなくて」 りせの探知能力をもってしてもクマは見つからない。 「クマくんのことは気になりますが、今は事件のことを考え直してみましょう」 直斗の提案に従い、みんなはいつもの場所に座る。 生田目は近々、他の病院に搬送されるので、話を聞くなら急がなければならないらしい。 「考えたんだけど、やっぱスッキリしない。あいつの言う救済って、どういう意味なんだ?」 陽介の発言に、みんな考え込んでしまった。死による救済、か?死ぬことで救われる? 「気になってたことがあるの。生田目は、私たちを見て、僕が救った奴らだ、って言ってた。 死を救済だと思ってるなら、生きてる私たちを見て、そんなこと言わないんじゃないかな」 確かに、雪子の言う通りだ。なら、本当に、救うつもりでテレビに入れていたのだろうか。 そうすると、最初の2件、山野アナと小西先輩の件は、本当に生田目がやったことなのか? そうだ、脅迫状。生田目が犯人なら、脅迫状も生田目が書いたものだろう。 「コレイジョウ タスケルナ」 「コンドコソ ヤメナイト ダイジナヒトガ イレラレテ コロサレルヨ」 文面はこうだった。 生田目が犯人だとすると、「助けるな」、「入れられて殺されるよ」と書いてあるのは変だ。 やっぱり、生田目は脅迫状を書いてないんじゃないだろうか。 すると、山野アナと小西先輩を殺したのは、生田目じゃないのでは? 「やはり、もう一度生田目に会って、話を聞く必要がありますね」 直斗はそう言うが、どうやって生田目に会うんだ?警護も強化されてるだろうし。 「僕に考えがあります」 病院のロビーに不審物を置いて騒ぎを起こし、警護の人が出払ったスキを突いてみんなで生田目の病室に入った。 生田目は今日は落ち着いているようだ。 「僕らが知りたいのは真実です。話してください、全てを」 直斗の言葉に生田目はうなずき、話し始めた。 この町の実家に帰っていた生田目は、4月10日の夜、マヨナカテレビを見た。山野アナが映った。 山野アナは助けを求めているように見えた。思わず手を伸ばして画面に触れると、手が画面の中にもぐった。 …おれの時と似ている。 次の日、山野アナが遺体で見つかった。生田目は、マヨナカテレビには助けを求めている人が映るのでは、と思った。 4月12日、マヨナカテレビに小西先輩が映った。次の日、生田目は、小西先輩を呼び出して、気をつけるようにと警告した。 だが、その日の夜もマヨナカテレビに小西先輩が映った。おれがマヨナカテレビを初めて見た日だ。 翌日、小西先輩の遺体が発見される。警告しても無駄だと思った生田目は、自分でやるしかないと思った。 雪子を、完二を、りせを、直斗を、殺されるのを防ぐために、誘拐して、テレビに入れた。 そして、菜々子をテレビに入れた生田目は、自分もテレビの中に入った。 そのとき、生田目は初めて、自分がしてきたことに疑問を持った。 テレビの中に入ったが最後、自力で出ることは出来ないことに気付いたのだ。 菜々子を羽交い絞めにしたことや、おれ達と戦ったことはよく覚えていないらしく、 気がついたら病院のベッドの上だったという。 「向こうの世界を聖域だと信じ込んで、ヒーロー気取りだったんだよ。 僕は、映ったものをまるで疑わず、信じたいように信じてしまった。自分の頭で考えなかった。 だから、守れなかったんだね…。全て、僕の責任だ」 生田目は深く反省してるようだった。 これで、決まりだ。山野アナと小西先輩を殺したのは、別の誰かだ。 12月5日(月) 曇り 今日は創立記念日で学校が休みだ。みんなで「別の誰か」を探すことになった。 町の人に聞き込みをして、山野アナと小西先輩の件に関しての情報を集める。 だが、4月の事件のことを覚えてる人はほとんどいないかった。 夜、商店街の中華料理店にみんな集まった。一日中歩き回ったが、大した情報は得られなかった。 「この町のどこかに、犯人が…全ての条件を満たす人物が必ずいるはずです」 直斗が言う。山野アナと小西先輩と両方に接点があって、 しかも、脅迫状の内容から判断して、おれ達の行動を継続的に把握することが出来て、 脅迫状を出すために、叔父さんの家に怪しまれずに近付くことが出来る人物。 「ちょっと、考え直してきます」 直斗が席を立って外に出た。おれも外に出た。陽介も付いて来た。 あ…雪だ。どうりで冷えるはずだ。でも、考え事にはもってこいだ。 何か、見落としていることがあるはずだ。手がかりはきっと、すでにある。 犯人の条件をもう一度思い出してみる。叔父さんの家に怪しまれずに近付ける人はきっと、おれが知っている人だ。 さらに、山野アナと小西先輩と両方に接点がある、という条件を満たす人となると、ほとんどの人は条件から外れる。 まず特捜隊のメンバーは全員外れる。クマが怪しい気がするが動機も無いし4月の時点での犯行は不可能だ。 叔父さんも残ったが、おれ達の行動は全く把握できてなかったはずだから、これは無い。 最後に一人、残った。足立さんだ。足立さんとは、特捜本部で話し合ってるときとか、いろんな場面でおれ達と会っている。 盗み聞きでもすれば、おれ達の行動は把握できる。 …もちろん、それっぽい条件が揃っただけのことだ。確実な理由があるだけではない。だが、何かが引っかかる。 陽介と直斗に、足立さんが怪しい、と伝えた。 「確かに、警察関係者というのも、一つの考え方ですね」 「でも、あの絵に描いたようなヘタレ刑事だぜ?」 これ以上外にいると風邪をひいてしまいそうなので、店内に戻った。 みんなに、足立さんが怪しいと伝える。 「足立さん?だってあの人、山野アナの身辺警護を…」 雪子が言った。これで足立さんと山野アナの接点が確実なものになった。 また、足立さんは小西先輩を何度もしつこく事情聴取していたらしい。 刑事という立場を利用すれば、証拠隠滅も簡単だろう。 「すぐに確認しましょう」 直斗は稲羽署に電話をかけて、足立さんの居場所を聞き出した。 「足立刑事は生田目の搬送準備で病院にいるそうです」 「あれ?君たち、何でこんなとこに?」 みんなで病院に行くと、ロビーで足立さんに会った。 そこへ叔父さんがやってきて、生田目はどこだ、と喚いた。足立さんは叔父さんに駆け寄った。 「堂島さん、生田目はもう別の病院に搬送しましたよ。ほら、病室に戻って下さいよ」 だが叔父さんは動こうとしない。 「確かめたいことがあるんです。足立さんに」 直斗が進み出て言う。後ろには叔父さん、前にはおれ達のキツい視線に挟まれて、足立さんはたじろいだ。 ―脅迫状を書いたのは、足立さんですか? 「脅迫状?よく覚えてないけど…」 「おい、覚えてないだ?俺は鑑識と組んで調べるようにって、お前に渡しただろ…忘れたのか」 ごまかそうとした足立さんに叔父さんは言った。 「最初に殺された二人は、実は生田目の仕業じゃないと、はっきり分かったんです。 別の誰かが殺したんだ。足立さん…知りませんか?」 直斗の言葉に、足立さんは動揺している。 「な、何を言ってるのか、意味がよく…」 「テメェが殺したんじゃないかって言ってんだよ!」 完二が怒鳴ったが、足立さんはなおも、とぼけようとする。 「バカ言っちゃいけないよ。そんなの、生田目が全部入れたに決まってるだろ!」 え?今、何て? 「全部…入れた?入れたって、何の話だ?お前、手口について何か知ってるのか? まさか、この前のテレビがどうとかって、あの話…」 叔父さんは疑問を口にする。 「そうか、今、分かりました。足立さん、過去のあなたの言動の何かが、ずっと引っかかっていたんです」 追い討ちをかけるように、直斗が言う。 「…堂島さんの事故現場で、僕が生田目の日記を読んだときのこと、覚えてますか? 未遂で助かって、警察でも把握してなかった3件目以降の被害者の名前を読み上げたとき、 足立さん、あなたはこう言ったんだ。すごい、そりゃ決まりだね、って。 何が決まりなんですか?答えてください、足立刑事!」 「し、知らないよ!」 足立は走り去った。 足立を追って、たどり着いた先は空き病室だった。 だが、その中には誰もいなかった。この部屋には大きなテレビが置いてある。 たぶん、テレビの中に入った、と思う。 叔父さんがやってきて、おれ達に言う。 「頼む、足立を見つけてくれ。このままって訳にはいかない」 ―分かってます。 また、いつも通りにやろう。 12月6日(火) 曇り 放課後、みんなでテレビの中に入る。足立を探すため、りせが探知を始める。 「…ダメ。何も見えない。こんなときにクマがいてくれたら…」 その場にへたり込むりせ。今日はこれ以上は無理そうなので、特捜本部に引き上げる。 クマのヤツ、ほんと、どこへ行ったんだろう…。重い空気が流れる。 視線を感じて顔を上げると、物陰からこっちを見ている熊の着ぐるみが…!?何の前触れもなく、クマが現れた。 クマは、放浪しているうちに忘れていた自分の正体を思い出したという。 クマは、自分の正体はシャドウであることをみんなに語った。 「こんなボクだけど、また、一緒に頑張らせて欲しいクマ」 ―もちろんだ。正体が何であろうと、関係ない。 「お前がいないと、締まらねーんだよ。賑やかし、っつーか…」 陽介が言う。みんなに笑顔が戻った。 12月7日(水) 曇り 気を取り直してもう一度、テレビの中で足立を探す。 クマがやたらと張り切って、ついに足立がいる方角を突き止めた。 確か、そっちは、初めてテレビに入ったときに行った所だ。あの山野アナの部屋とおぼしき場所に行く。 そこに足立は待っていた。 ―山野真由美を殺したのか? 「ああ、あれは、事故だよ。あの女、キーキー騒ぎやがって…」 足立は悪びれる様子も無く、言った。 ある夜、足立は天城屋旅館のロビーに山野アナを呼び出して、乱暴しようとした。 山野アナの背後には大きなテレビがあった。二人はもみ合いになり、山野アナはテレビの中へ入ってしまった。 足立はそのとき、自分の能力に気付いたという。 ―小西先輩を殺したのも、やっぱり、お前か? 「ちょっと話を聞いただけだよ。で、ちょっと優しくしてやろうと思ったら、ガキのくせに、あいつ…」 おれが稲羽署に連れて行かれたときに入れられた部屋に、小西先輩は連れてこられた。 そこで足立はいかがわしいことをしようとしたが、小西先輩に抵抗された。怒った足立は小西先輩をテレビの中に入れた。 あれは小さなテレビだったが、細身の小西先輩は難なく入ってしまった…。 「テレビの中が危険だって知らなかったし、殺す気なんて無かったんだ。僕、なんか悪いこと、してる?」 こいつ…! ―生田目をたきつけたのも、お前なのか? 「生田目のヤツは、小西早紀の死体が上がった後、夜中に警察に電話してきてさ…」 生田目は、マヨナカテレビに雪子が映ったので、雪子を助けるようにと警察に電話した。 その電話を受けたのが足立だった。足立は生田目に、助けたいなら自分でやれ、 どこか見つからない場所にかくまったらどうか、と助言した。 「僕はちょーっと背中を押してあげただけ。生田目は、まんまと勘違いしちゃって…。 お前らが救えば救うほど、誘拐を繰り返す。お互い善意なのに、イタチごっこがもう止まらない…」 足立はさもおかしそうに笑う。 久保美津雄をテレビの中に入れたのも足立だ。 久保は早々に自首してきたが、よくあるイタズラだと思われて相手にされず、足立の元へ通された。 久保は諸岡殺しのみならず、最初の2件の殺人も自分がやったと言い張っていた。 「まずいと思った。罪を被りたがるやつがいるなんて、想像してなかった」 犯人が見つかれば、生田目が救済を止めてしまう。そうなっては面白くないので、久保をテレビに入れた。 脅迫状を送ってきたのは、おれ達の気持ちを煽るためだった。 「まるで遊びじゃねえかよ…。んな事で、人を…小西先輩を…。テメェ…許さねえ…!」 怒りに震える陽介に足立は平然と答える。 「許すとか許さないとか、どうでもいいよ。感じてないの?…霧が出て、あっちの世界はもうダメだって。 この町は、今年の暮れ近く、霧の中に消える。僕はこっちの世界に居るから、僕を捕まえようってんなら、来ればいい」 足立の姿は消えた。部屋の壁に穴が開いて、奥に行く道が出来ていた。この先に、足立はいる。 12月某日 現実世界の霧は日増しに濃くなっていく。 今年の暮れ近く、というのが具体的に何日かは分からないが、 その日までに足立を捕まえなければ、この町に破滅が訪れてしまう。 テレビの中に入って、足立を追う。山野アナの部屋の奥には、迷路のような複雑に入り組んだ舗道が広がっていた。 どことなく禍々しい雰囲気が漂っている。 そこの最奥で、足立と会った。足立は長々と語った。 要約すると、ちょっとした失敗でこんな田舎に飛ばされた足立は何もかもつまらなくなった、 だから現実世界に破滅をもたらすことにした、と、まあこんな感じ。 もちろん、おれ達は足立の主張などに耳を貸すつもりは無い。 足立はペルソナ能力を発現させて、襲い掛かってきたので、倒す。 あのペルソナは、イザナギに似てた気がする。 「くそ…なんだよ、つまんねぇ」 悪態をついて、足立は倒れた。と思ったら、また立ち上がった。 「こちら側も、向こう側も、共に程なく、二度とは晴れぬ霧に閉ざされる。人に望まれた、穏やかななりし世界だ。 平らかに一つとなった世界に、私が降りるのだ」 こいつ、もう足立じゃない。 ―お前は、誰だ! 「私は、アメノサギリ。霧を統べし者。人の意に喚び起こされし者」 つまり、こいつが霧を生み出していたのだ。アメノサギリは語る。 「最早、すべては時の問題。お前たちは、大衆の意思を煽り、熱狂させる、良い役者であった。 …が、それも終わりだ。 私は人を望みの前途へと導く者。人自らが、虚構と現(うつつ)との区別を否とした。 心の平らかを望めど、現実では叶わぬゆえだ。そう、人自らが、破滅を望んだのだ。 我が望みは人の望み。それゆえ私は、こちらの世界を膨張させると決めた。 ここは、人の心の内にもとよりある、無意識の海に生まれた虚ろの森」 テレビの中の世界は、人々の心の中の世界、らしい。 「そのお前たちの力は、元をたどれば私がこの定めを招く先駆けとして授けたもの。 虚ろの森を渡る力を会得せし者に、私はそれを授けた。だからお前たちは、この世界に触れ、良き働きを成した」 これはたぶんペルソナ能力のことを言っているんだと思う。 「人はありのままを見るのではない。見たいものを、見たいように見る。 私はその後押しをしたに過ぎない。人々の見たいという心が集う世界。それが各々の望む通りに映る窓。 人々は自ら進んで現実から離れ、より虚構を欲するようになる」 マヨナカテレビに映るものは、人々が見たいと思ったものだ。だから、メディアで注目された人が映る。 あの夜、生田目の病室で見たマヨナカテレビに映っていたのは、生田目の本心などではなかった。 おれ達が生田目を犯人だと決め付けていたから、あんな風に映ったのだ。 「そう、虚構を欲すれば欲するほど、人はますます現実を求めなくなる。 そして、森はどこまでも拡がっていく。それがこの世界の膨張だ」 人々は虚構を欲し、現実を否定した。だから、こいつは現実を霧に沈めて破滅させようとした。 つまり、人々が破滅するのは自らが招いたこと。自業自得なんだ…。 足立の身体を乗っ取ったアメノサギリは、周囲のシャドウを取り込んで巨大化した。 それは棘がたくさん生えた巨大な球体になった。一つだけ付いている目がおれ達を睨む。 「私に逆らうことはすなわち、人世(ひとよ)の望みに逆らうこと。 さあ、全てを、甘き霧の中(うち)に…」 こいつを倒せば、霧は晴れて、破滅は免れる。 苦しい戦いになったが、倒すことができた。 「なるほど、強い力だ。力は心が生み出すもの…。いいだろう、お前たちが帰る場所の霧を晴らそう」 アメノサギリは何だか満足げに見える。 「我が望みは人の望み。人が望む限り、私はいつでも現れよう。私はいつでもすぐ側に居る…」 巨大な球体は消え、足立の姿に戻った。 「何だよ、これで終わりか…?」 足立にはまだ意識があるらしい。 「別にいいよ。君らは君らで、考えたとおりに生きればいい。僕はもうダメそうだ。ここでシャドウに食われてやるさ」 それはダメだ。生きて罪を償うよう、足立さんを説得する。 「そうか…そうだな」 足立さんを連れてテレビの外へ出る。 ジュネスからの帰り道。見上げると、青空が広がっている。 「私たち、今度こそ、ちゃんとできたんだ…」 ―うん。おれ達の、勝ちだ。 決戦は終わった。元凶は退き、町を覆っていた霧は晴れた。 12月25日(日) 晴れ いつものフードコートにみんなで集まった。他愛ない話で盛り上がっていると、携帯電話が鳴った。叔父さんからだ。 「おう、俺だ。実はな、菜々子が一時帰宅出来そうなんだ。俺の身体も、あとは通院で済みそうだしな。 今日は菜々子と一緒に帰ろうと思う」 みんなに叔父さんと菜々子が帰ってくることを伝えた。 「菜々子ちゃんのために、みんなでクリスマスパーティーしよ!」 「じゃあ、ケーキがいるね」 女子たちはケーキを作る気らしい。 「ちょ、待て、お前ら。ケーキは敷居が高いだろ」 それは誤用だ、陽介。ハードルが高いというのが正しいんじゃないか。 夜、叔父さんの家。菜々子は新しいコタツに喜んでいる。 結局女子たちはケーキを作ることになった。オムライスの悪夢が脳裏をよぎったが、 出来上がったケーキはおいしかった。 「お前たちには礼を言わなければならんな」 足立は素直に罪を認めていると、叔父さんは言う。 「前に言ってた、テレビがどうのとかいう話が本当なら、足立の供述と繋がるんだが…。 まあ、信じちゃいないがな」 結局信じないのか…。叔父さんらしいけど。 「菜々子もこうやって元気になってくれた。世の中ってのは、説明出来ない、不思議なこともあるもんだ」 ああ。おれも、そう思う。 そして、時は流れて…。 この町に、再び巡ってきた春。 3月20日(月) 晴れ 明日は都会へ帰る日だ。みんなとお別れの挨拶を済ませる。 最後にもう一度だけ、と思って、フードコートに行っていつもの席に座る。 こうしていると、いろいろなことを思い出す。 「あっ、来てたんだ。思い出の場所だもんね、特捜本部」 一人、また一人と特捜隊のメンバーがやってきて、結局全員が集まってしまった。 「長かったのか、短かったのか。でも、もう、こんな風に集まることもないんだね」 なんだかしんみりしてしまう。 「犯人捕まって、霧は晴れたけど、気になること、何気に解決してないよな。 向こう側も、いまだに霧まみれだし、さ」 確かに…。陽介の言葉に、みんなはうなずいた。 「確か、アメノ…なんとかって怪物、言ってたよね。自分が力を授けた、って」 虚ろの森を渡る力を会得せし者に、私はそれを授けた、と言っていた。 「要するに、ペルソナ能力を得た者に、テレビに入る力を授けた、ということでしょう」 「あれ…そういえばキミ、何も無いうちから、もういきなりテレビに入れたよね?ってことは、キミだけ微妙に例外?」 千枝の発言にハッとする。そうだ。おれは初めてマヨナカテレビを見たとき、テレビに入りそうになった。 ペルソナを得たのはその数日後だ。 「ってか、足立と生田目は?あの二人も、ペルソナよりも、テレビに入れる方が先だよね?」 おれだけ例外…?そして、足立と生田目も…。 そういえば今朝、足立からの手紙を受け取っていた。どうやら拘置所から出しているらしい。読んでみる。 「実は一つ気になっていることがある。そもそものことの発端、マヨナカテレビについてだ。 よく考えたら、この町に来てすぐに、誰かから教えられた気がする。生田目も、誰かから教えられたらしい。 でも、それが誰だったか、思い出せないんだ」 要約するとそんな内容だった。足立と生田目にマヨナカテレビのことを教えた奴、 そいつが何か知っているに違いない。そういえば、この町に来てすぐ、おれの身にも何かが起こった気がする。 みんなで手分けして調べることになった。 この町に来たときのことを思い返してみる。 駅に降りて、叔父さんと菜々子が迎えに来てくれて、叔父さんの車に乗った。 途中でガソリンスタンドに寄って、馴れ馴れしい店員と話した…。 雨が降り出してきた。あの店員は雨の日にはいつもいる。 一人でガソリンスタンドに向かう。やはり店員は立っていた。男とも女ともつかない、中性的な面立ち。 彼(彼女?)を目の前にして、全てを思い出した。 あのとき、彼と握手をして、手が触れた瞬間、衝撃が走った(コントローラーが震えました)。 その後気分が悪くなって、夜に変な夢を見た。 強い目眩を感じ、しゃがみこんでしまう。彼は不敵な笑みを浮かべた。 ―おれに何をした? 「力に目覚めるきっかけを与えただけです」 ―何故、おれにそんなことを? 「君が外から来たからです。外から来るということは、それだけでこの世界を刺激しますからね」 足立も、生田目も、去年の春にこの町に来たから、彼に選ばれたのだ。 「中でも君は、こうしてわざわざやって来た。一体、何のためです?」 ―真実を知るためだ! 「真実にたどり着いて、それが何になります?愚かな者ゆえの欲深き定めですかね」 彼の姿が変わる。ガソリンスタンドの制服から、白い着物へと。 「私はイザナミ。霧を統べたるアメノサギリは、私が産み落とせし影の一つ。 フフ…あの場所で、待っていますよ」 イザナミは突然消えた。 イザナミを放置する限り、町はいつか必ず、霧に沈む…。この町に完全な平和を取り戻さなければならない。 みんなを呼び集めてテレビの中に入った。 霧が特に濃くなっている場所に、黄泉比良坂(よもつひらさか)はあった。 初めてこの町に来た日に見た夢と同じ景色が広がっていた。あのときの声はイザナミのものだった。 長い長い道を進んでようやくイザナミの元にたどり着いた。 イザナミは語る。 「絶望、虚無、そして希望…。外界より来(きた)る者たちから、私が選んだ3人の因子。 その中でも君は、最大の素養を見せました。 一人は事物を正しく見る目を持たず、力に目覚めることすら叶わなかった」 生田目はペルソナ能力に目覚めなかったらしい。 「一人は真実以外の物に身を委ね、目覚めた力を禍津(まがつ)へと堕とした」 これは足立のことだ。 「なのに君は、ここまで来てなお、真実を求めて戦えるというのか…。 愚かな。どのみち真実など知ったとて、人は幸せにはならない。 ならば、真実など元より何も無い世界に還すのが人のため。あるのはただ、深い霧だけ。 永遠に続く、静寂という平穏。全ては人自身が選び、望んだこと。私はそれに従うまでだ」 好き勝手言いやがる…。 イザナミは人の願いを見極めるために、マヨナカテレビの仕組みを作った。 そしてマヨナカテレビの噂を広める発端を作った。 外の世界から来たおれ達3人を握手で歓迎し、力に目覚めるきっかけを与えた。 そうして舞台と役者を用意した後は、ただ傍観していた。 マヨナカテレビと人々の好奇心の相乗効果で、事態は悪い方向へ進んでしまった。 一連の事件の本当の真相は、ただ、それだけ。 「全ては君たちのため。君たち人間が望んだ世界を創るためだ。 言ったはずだ。君たちの望みは霧に包まれた世界だと」 ―確かに、人間の大半はお前の思う通りかも知れない。 ―でも、おれ達はそんな風に生きるつもりは無い。おれ達はこれからも、真実を探していく。 ―未来は、おれ達が決める! 「真実を知ることが全てじゃないんだ。なのに君たちは役者の分を超え、深く分け入り過ぎた。 来るがいい、業深き人の子よ!」 イザナミは伊邪那美大神となって襲い掛かってきた。 いくらダメージを与えてもイザナミは倒れる気配が無い。人は神には勝てないのだろうか。 イザナミは「幾千の呪言」という技でみんなを次々と倒していく。 授業で教わったことがある。それは古事記に出てくる、絶対的な死をもたらす呪いの言葉だ。 ”あなたの国の人間を、一日に千人殺します。” 絶対的な死に抗うことなど出来ず、おれは倒れた。 おれの耳にみんなの励ます声が聞こえてきた。真の絆を結んだ(コミュランクがMAXになった)人たちの声が。 叔父さん、特捜隊のみんな、クラスメイト、同じ部活の仲間、バイト先で会った人たち、そして、菜々子。 みんなとの絆の力がひとつに集まり、「世界」になった。 心の中のペルソナ「イザナギ」は「伊邪那岐大神」に転生した。 おれは立ち上がった。この目で真実を見る。メガネを投げ捨てる。 そして右手に力を込める。思えば、イザナミ、お前と握手したのもこの右手だし、 テレビに触って力に気付いたのも、そしてカードが現れてペルソナ能力に目覚めたのも、この右手がきっかけだ。 だが、おれはお前がくれたきっかけ以上のものを手に入れた。かけがえない仲間との絆、そしてこの「世界」を。 あのときと同じように、右手に現れたカードを使い、伊邪那岐大神を喚ぶ。 絶対的な死に打ち克つ言葉、「幾万の真言」を、イザナミにぶつける。 ”それならば私は、一日に千五百の産屋を建てよう。” 「人の子よ、見事なり」 イザナミの体は崩れ、消えて無くなった。 テレビの中の世界…人々の心の世界から霧が晴れ、真の姿を現した。 そこは花が咲き乱れ、美しい湖や草原が広がる世界だった。 なんだか懐かしいような、誰の心の中にもある原風景とでも言うべき場所。これが、おれ達が勝ち取った世界だ。 「クマ、思い出した。ずーっとずーっと昔、この世界はこういう場所だったんだ…」 3月21日(火) 晴れ 八十稲羽駅前にみんなが見送りに来てくれた。 二度と会えなくなるわけではないので明るい雰囲気だ。とりあえずゴールデンウィークに会うことを約束した。 クマは向こうの世界に帰るという。 「あそこがクマの世界だって、胸を張って言えるから」 予想通り泣き出した菜々子を慰める。 「お前の部屋はそのままにしとくから、いつでも戻って来いよ」 叔父さんはそう言ってくれた。 おれを乗せた電車は走っていく。 どんなに遠く離れていても、絆は消えはしない。 キミも、みんなも、一人じゃない。 ボクたちは、同じ世界で繋がっている。そう信じてるから。 Fin ※補足 エンディングは5種類 2月3日、病院で菜々子死亡後、生田目をどうするかで分岐 ・生田目をテレビに入れる(陽介の考えに賛同する)→菜々子死亡のままエンディング ・生田目を放置する(陽介の説得に失敗する)→菜々子回復でエンディング ・生田目のことを誤解していると気付く(陽介の説得に成功)→菜々子が回復し12月5日へ 12月5日、犯人を推理する場面で分岐。 ・推理を3回間違える→エンディングへ ・犯人を正しく推理する→足立と対決、3月20日へ 3月20日 ・やり残したことはない→エンディング ・やり残したことに気付きイザナミを倒す→エンディング 種類によってメッセージが変化しますが3月21日に主人公が帰るというのは変わりません。 攻略本にも書いてありましたが、自分が納得するエンディングが本当の真実です。 といっても生田目を殺したり推理を間違えるエンディングは実質バッドエンドです。 てかやっぱりイザナミを倒さないとダメでしょう。そんなに強くなかったし。 ※補足2 コミュとはコミュニティの略で、これがいわゆる「絆の力」です。 タロットカードの番号0~20に相応する21種類のコミュが存在します。(3フェスは22種類) たとえばペルソナ4では番号1の「魔術師」コミュは陽介コミュです。 陽介と友達になったときに「魔術師」コミュは発生します。 コミュを発生させた後は、放課後や休日などの自由時間に 陽介と一緒に遊んだり悩みを聞いてあげたりするイベントを発生させ、 陽介と仲良くなっていくと、「魔術師」コミュランクが上がっていきます。 ランク10でMAXとなり、コミュの対象者との真の絆を得たことになります。 ランクに応じてペルソナを生み出すときにボーナスがついたりして、間接的に主人公の力となります。 1年間(といっても実質9ヶ月ほど)という限られた期間の中で どれだけ多くのコミュを発生させ、そしてランクを上げられるかが勝負の決め手です。 コミュの対象が女子の場合恋人になるという展開もあります。(ちなみに恋人は複数作れます) RPGとは言いながら、この部分だけはもう育成型シミュレーションと言っても過言ではありません。 3でも4でも、コミュランクがMAXになった人たちの絆の力をひとつに合わせて新たな力を得るイベントがあります。 3では「宇宙(ユニバース)」、4では「世界」の力を得ます。両方とも、タロットカードの番号21を意味します。 ペルソナ3フェスではアイギスのコミュである「永劫(アイオン)」コミュが追加されてますが、これはタロットカードの番号20です。 (「宇宙」や「永劫」はトート・タロットという、一般のタロットカードとは解釈が違うものからの引用です。 20は「審判」、21は「世界」の方がどう考えても一般的。) 最後に。 主人公がイザナギ役なら、真のイザナミ役はやっぱり菜々子ちゃんでしょう 黄泉から連れ戻すイベントもあるし。 んで増えていった仲間はイザナギの娘や息子の神々たち。…と考えるとマジ神話みたいで楽しい。 最後には国ではなく「世界」を産んでしまうし。 おまけ バレを含む主要人物の補足とコミュを紹介。 主人公… 前作とうってかわって両親とも健在で兄弟がいてもおかしくない雰囲気。 出生の秘密も無く、どこまでも等身大なところが好感持てます。 ペルソナ能力は「ワイルド」(アルカナは0「愚者」)。 他の仲間と違って彼だけは全てのアルカナ(ペルソナも、コミュも)を手にすることができ、それはやがて XXI「世界」へ至る。 花村陽介… 選択肢をうまく選ぶと陽介が小西先輩のことを想って泣くイベントが発生。 そのとき主人公は陽介を抱きしめてなぐさめることが出来ます。 コミュ:I「魔術師」 主人公より半年早く、都会からこの町に引っ越してきた陽介は、 都会への未練を断ち切れず、この町は何も無いつまらない場所だと思っていた。 同じく都会からやってきた主人公もそんな風に考えていると陽介は思っていたが、主人公は違っていた。 そんな主人公にどこか嫉妬していたと気付いた陽介はある日、 川原に主人公を呼び出し俺を殴ってくれと頼み、二人は殴り合って友情を確かめる。 里中千枝… 何気なく言ったことが的を射ていて推理が進展する、といった展開が多い。 コミュ:VII「戦車」 川原での特訓に付き合う日々が続いたある日、千枝の中学時代の同級生の男子と出会い、 何のために強くなろうとしているのか、と問いかけられるが千枝は何も考えていなかった。 ある日、彼が不良に絡まれているのを助けるが、彼からは感謝されるどころか文句を言われる始末。 自分の正義を人に押し付けていただけだと悟った千枝は、主人公や雪子を守るために強くなると決意する。 天城雪子… ただのおとなしい子かと思ったらどっこい、妙なツボで笑い出して止まらなくなるという特性の持ち主。 コミュ:II「女教皇」 高校を卒業したら旅館を継がず、この町を出て行くという雪子。 ある日、ワイドショーで旅館を面白おかしく報道するつもりだと言う取材が来るが、雪子はこれを追い払う。 後日、雪子は旅館は自分の大切な場所だと気付き自分の意思で旅館を継ぐことを決める。 巽完二… 初めて直斗に会ったときに一目ぼれをしてしまい本人は無理に否定するが、直斗が女性だと分かり胸をおろす。 コミュ:IV「皇帝」 完二の父親は「男なら強くなれ」と言い遺し、 彼は不良になって強くなったと思い込んでいたが、自分を貫くことが本当の強さだと気付く。 子供に編みぐるみを作って感謝され、もう周りを気にして自分の趣味を恥ずかしがらないと言う。 久慈川りせ… 主人公に惚れ込み、戦闘中にも主人公をカッコいいと褒めてくれる。 コミュ:VI「恋愛」 休業したりせの穴を埋めるように、りせの後輩の人気は急上昇。 そんな後輩に対し嫉妬しているりせは、ある日その原因に気付く。 作られたキャラである「りせちー」が嫌で逃げ出したが、その「りせちー」も自分自身なのだ。 りせは春になったら芸能界に復帰すると言う。 白鐘直斗… 女だということは攻略本にも載ってない最重要機密。 コミュ:X「運命」 「怪盗X」なる謎の人物から、直斗の元へ挑戦状が送られてくる。 二人で怪盗Xが出す謎を解いていくが、それは児童向け探偵小説そのものだった。 怪盗Xの正体は直斗の祖父だった。思いつめている直斗を童心に返すために仕組んでいたのだ。 直斗は困っている人を助けるために探偵になったのだということを改めて心に刻む。 クマ… 主人公を「センセイ」と呼び敬う。レトロな着ぐるみで死語を使うため、やや古くに生まれたであろうと想像できる。 コミュ:XVII「星」(メインストーリーと連動) ある時、一匹のシャドウに「自我」が生まれた。 「自我」は人に好かれようとクマの着ぐるみを手に入れ、自分がシャドウであることを忘れた。 ペルソナを得て存在意義を探し続けるクマは「存在」を手に入れ、人間となり現実世界に降り立った。 発生順こそ特殊だが、主人公たちと同様人間であることに変わりは無いのだった。 堂島遼太郎… 堂島も菜々子も料理ができないため夕食はおかずを買ってくる。朝はトーストで菜々子が目玉焼きを作る。 コミュ:V「法王」 菜々子との間に距離感があるのは何故かと問うと、菜々子の扱いが分からないと言う。 主人公の協力により、堂島は逃げるのを止め、菜々子と向かい合うことを決心した。 主人公はその日から堂島と菜々子の本当の家族になった。 堂島菜々子… このゲームの真(裏?)ヒロイン。 コミュランクがMAXだとお兄ちゃんと結婚するなどと定番の台詞を言う。 コミュ:VIII「正義」 ある日菜々子は本当の家族とは何かと尋ねる。 主人公は大好きな人のことだと教え、堂島も主人公も本当の家族だと言って喜んだ。 そして父親も母親を亡くして寂しがっていたのだと気付き、父親との距離を縮める。
https://w.atwiki.jp/tc_z/pages/11.html
ここには恐ろしい掟があります。 見たら必ず何か書き込む事 以上。 名前 コメント すべてのコメントを見る もうもう100%誰もみてないねw -- (陽介) 2008-10-21 23 04 45 凄い久しぶりに覗いたら・・・半年近くかきこみなし~ -- (陽介) 2008-06-05 02 03 19 久々にINしたら誰もいない件/^o^\ -- (にゃんぴょう) 2007-12-19 15 44 48 http //vision.ameba.jp/watch.do?movie=605168 -- (怪盗チキン) 2007-10-12 01 57 34 ありそうで怖い^^ -- (怪盗チキン) 2007-10-12 01 57 26 お~天さんいらっしゃい^^ ちゃんと掟を守ったんだねw -- (レー印) 2007-10-04 17 36 08 変な掟のせいで書き込み・・・ -- (天) 2007-10-03 19 43 22 麺と酢ってすごいんだね~^^ -- (レー印) 2007-09-28 20 26 48 http //vision.ameba.jp/watch.do?movie=130832 -- (怪盗チキン) 2007-09-19 19 21 59 コーラーにメントス入れる実験^^ -- (怪盗チキン) 2007-09-19 19 21 52
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1222.html
ペルソナ4 ・要約版:要約スレpart2-803 ・詳細版:part42-223~228、part44-239,242,258~261、part46-50~55,63~65,156~157,2009/09/26 wiki直接編集 803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/16(土) 21 32 49 ID RUhJE2yeO ペルソナ4 概要 主人公は親の都合で田舎町に住む叔父の世話になる その町では連続殺人事件と「マヨナカテレビ」が噂になっていた 主人公は深夜に起こるマヨナカテレビを試しテレビの中に引き込まれた その空間は普通の人が入ると自らの鏡面存在「シャドウ」に殺されてしまう だが主人公はシャドウの存在を乗り越え、それに対抗する力「ペルソナ」を手に入れる 殺人事件の被害者はこの空間に落とされたと確信し、主人公は被害者を助け仲間を増やしていく 犯人の男を捕らえるが、彼も被害者を助けようとしており、テレビの中が安全だと勘違いしていた 真犯人を突きとめ、これを倒し事件を解決する 仲間達は主人公、犯人、真犯人だけが特殊な能力を得たのは何故かと推理し、イザナミという超存在に辿り着く イザナミは外来者だった三人は波乱をおこすと考え、事件の舞台を造り人の存在を試していた 主人公達はその力に圧倒されるが、この町で築いた絆が伊邪那岐大神を発現し、イザナミを倒す イザナミは主人公達の力を認めて消え去り、全てを終えた主人公は町をでる 仲間達は別れを惜しみ、離れていても絆は変わらない誓い合う 223 :ペルソナ4◆iN8Okbnucw:2008/11/11(火) 17 59 44 ID pLju9cC/0 主要登場人物 ・主人公…デフォ名なし。この春から高校2年生。 初期ペルソナ:イザナギ 使用武器:両手剣(日本刀、バットetc.) ・花村陽介…クラスメイト。大型百貨店「ジュネス」の店長の息子。 ペルソナ:ジライヤ→スサノオ 使用武器:二刀流の短刀(くない、包丁etc.) ・里中千枝…クラスメイト。カンフーマニア。 ペルソナ:トモエ(巴御前)→スズカゴンゲン(瀬織津比売命) 使用武器:靴(蹴り攻撃) ・天城雪子…クラスメイト。老舗旅館の娘で千枝とは昔からの親友。 ペルソナ:コノハナサクヤ→アマテラス 使用武器:扇 ・巽完二…高校1年の後輩。噂になっている不良少年。 ペルソナ:タケミカヅチ→ロクテンマオウ(織田信長) 使用武器:板状のものを鈍器として使用(盾、パイプ椅子etc.) ・久慈川りせ…人気絶頂のアイドル。 ペルソナ:ヒミコ→カンゼオン サポート担当。 ・白鐘直斗…県庁から派遣された凄腕少年探偵。 ペルソナ:スクナヒコナ→ヤマトタケル 使用武器:銃 ・クマ…テレビの世界の住人。自称ぷりちーな熊(?)の着ぐるみ。 ペルソナ:キントキドウジ(金太郎)→カムイ 使用武器:爪 ・堂島遼太郎…主人公の叔父(母親の弟)。稲羽署の刑事。妻をひき逃げ事故で失ってから娘と二人暮し。 ・堂島菜々子…堂島の娘(従姉妹)。小学1年生。 ・足立透…堂島と組んでいる若い刑事。 ・山野真由美…地方局のニュースキャスター。 ・生田目太郎…市議会議員秘書だったが山野との不倫が発覚して失脚。妻とは別居中。 ・柊みすず…生田目の妻。演歌歌手。 ・小西早紀…八十神高校3年生。陽介の想い人。 用語 ・マヨナカテレビ:雨の日の午前0時にテレビを見ると運命の人が映るという噂 ・シャドウ:人の抑圧された本能や欲望が変化したモノ ・ペルソナ:人格の鎧。いわゆるスタンド。タロットカードに象徴されるのはシリーズ通してのお約束。 224 :ペルソナ4◆iN8Okbnucw:2008/11/11(火) 18 00 15 ID pLju9cC/0 Chapter 1 ~プロローグ~ 2011年4月11日 主人公は両親の急な海外出張が決まり、その間叔父の元へ預けられることになった 叔父「堂島」とその娘「菜々子」との挨拶もそこそこにこれから1年間過ごすことになる家へと向かう 途中、ガソリンスタンドに立ち寄り馴れ馴れしい店員の歓迎を受ける 彼が言う通り、稲羽市はお世辞にも都会とは言えない寂れた田舎町 都会から越してきた自分は馴染めるのだろうか…? そんな不安からか、気分が悪くなってしまった主人公は早々に休むことにする その夜、彼は不思議な夢を見る 霧に覆われた不思議な世界 どこからか声が聞こえる 「真実はいつも霧の中だ。人は自分に都合の良い物だけしか見ようとしない。真実を知りたければ捕まえてごらんよ」 ぼんやりと人影が見えるが、意識はそこで途切れ、目が覚めた 主人公は八十神(やそがみ)高等学校へと向かう するとクラスメイトの「里中千枝」、「天城雪子」から二つの噂を聞かされる 「市議会議員秘書の生田目との不倫でクビになったアナウンサーがこの町に来ているらしい」 「雨の日の午前0時、何も映っていないテレビを見ると運命の相手が映るという『マヨナカテレビ』」 三人で下校していると、パトカーが止まる物々しい場所に通りかかった 殺人事件らしいが、捜査に来ていた堂島に諭されその場を後にする 翌日、テレビニュースは昨日の事件を報道していた 被害者は噂のアナウンサー「山野真由美」 不気味な事件に学校もその話で持ちきりだった 嫌な雰囲気を振り払うように「花村陽介」が「マヨナカテレビ」の話題を出す これをきっかけに陽介、千枝、雪子と仲良くなった主人公は 陽介の父親が経営する大型デパート、ジュネスのフードコートで歓迎を受ける。 そこで働いていたのは陽介の想い人、3年生の「小西早紀」だった。 様々な人と知り合い、少し町に馴染んできた主人公はその夜、マヨナカテレビの噂を思い出す。 おあつらえ向きに外は雨。時刻は間もなく午前0時だ。 物は試しとテレビを見ると、そこに女性の姿が映し出された。 何か酷く怯え、苦しんでいるように見える…。 助けを求める女性の仕草に、主人公は思わず手を伸ばして画面に触れた。 すると水面を触れるかの如く、手が沈み込んでしまった。 しかし自室の小さなテレビに主人公の身体は入らず、手を引き抜き事なきを得た。 225 :ペルソナ4◆iN8Okbnucw:2008/11/11(火) 18 00 56 ID pLju9cC/0 翌日、陽介、千枝と共にジュネスへ向かう。 家電売り場に並ぶ大きなテレビ。この大きさなら全身が入るかもしれない…。 テレビに触れてみると、昨夜同様、画面の中に沈んでいく。 それを見た陽介と千枝が騒いでいるうちに、三人はテレビの中へ吸い込まれてしまう。 気がつくとそこは、どこかのスタジオのような広場だった。漂う霧のせいで視界が不明瞭だ。 出口らしき物は無く、どこから来たかも分からない。 捜索を始め、行き着いた先はアパートらしき一室だった。 そこには演歌歌手「柊みすず」の顔が切り取られたポスター、そして首吊り台があった。 もしやここは生田目の不倫相手、山野真由美の部屋なのでは…? 不気味な様子に気圧され、広場へと戻ると、妙な着ぐるみと出会う。 「またこの世界に人が来てるクマ?ほらほら、早く帰るクマ!」 着ぐるみはレトロなテレビをどこからとも無く出現させ、三人をテレビの中へと押し込める。 気付くと、ジュネスの家電売り場へと戻っていた…。 226 :ペルソナ4◆iN8Okbnucw:2008/11/11(火) 18 02 05 ID pLju9cC/0 Chapter 2 ~陽介編~ 翌日、朝のニュースで再び殺人事件が起きたことを知る。 被害者は先の事件の第一発見者、小西先輩だった。 この事実に悲しみ、同時に怒りを燃やす陽介は、テレビの世界が関係していると睨む。 引き止める千枝の声も聞かず、主人公と二人でテレビの中へと向かうことになる。 前回と同じスタジオのような広場で、再び着ぐるみと出会う。 「クマ」と名乗る着ぐるみによると、最近この世界へ人が落ちてきて困っているという。 陽介の読みは正しく、殺人事件の被害者二人はこの世界で殺されていた。 陽介は犯人をとっちめると言い、クマもこの世界を静かにして欲しいと主人公に頼む。 そう言うクマは自分では何もしないのだろうか? 主人公が軽く触れてみると、クマは簡単に倒れてしまった。弱すぎる。 陽介はクマの頭の部分を外してみると、クマの中は空洞になっていた。 クマは一体何者なのだろうか。謎が深まった。 クマの鼻を頼りに捜索をすると、異常な雰囲気が漂う稲羽中央通り商店街に行き着く。 外観はそっくり同じだが、人の気配がない…。これがこの世界の現実だとクマは言う。 小西先輩の実家へ向かうと、謎の怪物が襲い掛かる。 成すすべなく敗れるかと思ったその時、「我は汝、汝は我」という声が主人公の頭の中に響いた。 気付くと手には一枚のタロットカードがあり、「ペルソナ」と呟き握りつぶす。 ペルソナが発現し、謎の怪物を一掃するのだった。こうして主人公はペルソナ能力を得た。 家へ入るとどこからか声が聞こえた。 「酒屋の娘なのにジュネスでアルバイトなんて…」 「この商店街を潰す気なのかしら?」 そして想い人の言葉が響く。 「店長の息子だからって仲良くしてあげたら勘違いして、 あーあ、実家も商店街もジュネスも全部面倒…」 想い人の本音と中傷に項垂れる陽介。これが小西先輩の現実なのだ。 するとどこからか人影が表れる。 「悲しいなぁ…可哀想だよなぁ…俺…」 その姿は陽介そのもの。 もう一人の陽介が楽しそうに言う。 「何もかもウザいと思ってんのは自分の方だっての…」 「誰だ!?お、俺は…そんなこと思ってない!」 「いつまでカッコつけてる気だよ?こんな田舎暮らしも退屈だろ? 小西先輩のために来た?何か面白い物があるかもしれない、ってのが本心だもんな。 この町で殺人事件が起きた時、面白くなったって思っただろ?」 容赦なく浴びせられる本心に、動揺する陽介は叫ぶ。 「違う!こんなヤツ俺じゃない!黙れよ!」 その言葉を聴いたもう一人の陽介が口元を歪めて笑った。 「そうさ、俺はもうお前なんかじゃない!だから全部、ぶっ壊してやるよ!」 もう一人の陽介は黒い炎に包まれ、怪物へ姿を変えた。 主人公は再びペルソナ能力を発現させ、これを倒した。 227 :ペルソナ4◆iN8Okbnucw:2008/11/11(火) 18 02 59 ID pLju9cC/0 それでも「自分ではない」と否定する陽介をクマが諭す 「あれは元々ヨースケの中に居たモノクマ…ヨースケが認めなかったら、 さっきみたいに暴走するしかないクマよ…」 主人公とクマの説得に、陽介が呟く。 「俺はお前で…お前は俺か…全部ひっくるめて俺ってことだよな…」 自分自身と向き合える強い心が「力」へと変わり、陽介はもう一人の自分、 困難に立ち向かうための人格の鎧、ペルソナを手に入れた。 広場に戻った一行は状況を確認する。 ・先ほどの怪物は「シャドウ」。人の心の闇から生まれた本能のようなモノ。 ・テレビの中では、陽介のようにもうひとりの自分と向き合うことになり、 シャドウを上手く受け入れることができれば、それは力になる。 ・テレビの中の世界で霧が晴れると現実では霧が発生、 その時シャドウが暴走し、テレビの中の人は殺される。 クマからの頼みもあり、陽介と主人公は次に誰かが投げ込まれたら助け出すこと、 そして投げ込まれる前に犯人を捕まえることを約束する。 二人は先日と同じように、クマが出したテレビを使って現実世界へ戻った。 259 :ペルソナ4:2009/03/07(土) 12 14 53 ID KxQeOqv70 Chapter 3 ~千枝、雪子編~ テレビのニュースで、雪子の実家である旅館と雪子が取り上げられる。 その夜のマヨナカテレビには着物姿の女性が映った。 数日後、マヨナカテレビを見ると、鮮明な映像で雪子が映っていた。 お姫様のようなドレス姿で、王子様を探すため逆ナンをするらしい。 雪子を探して、主人公、陽介、千枝の三人はテレビの中に入る。 雪子の気配を頼りにクマの案内で連れてこられたのは、マヨナカテレビで映っていた城だった。 千枝は一人で城に入ってしまい、後を追いかけた主人公たちが見たのは、 千枝に守ってもらう価値が無いという雪子の心の声を聞いて動揺する千枝の姿だった。 そこに現れた千枝のシャドウは、美人で人気のある雪子が自分に頼る姿はたまらなかったと心の底を暴く。 千枝はこれを否定し、シャドウは異形の姿へと変身、ペルソナを得た陽介と共にそれを倒す。 千枝は二人の説得でシャドウを受け入れ、ペルソナを手に入れる。 疲労している千枝を案じ、広場に戻る。 すると陽介は、主人公が一番強く、冷静に導いてくれるという理由でリーダーになるよう頼む。 それに千枝とクマも賛成し、「自称特別捜査隊(特捜隊)」が結成された。 ジュネスのフードコートは「特捜本部」となり、テレビに入る前の集合場所となった。 再び城に向かう特捜隊一同。 最上階には雪子とシャドウがいた。 シャドウは、跡継ぎの女将という決められた将来を嫌い、どこかに連れて行ってくれる王子様を探していると言う。 陽介、千枝と同じように、雪子の否定の言葉を受けて変身したシャドウを特捜隊が迎え撃つ。 激戦の末にシャドウを倒し、雪子はシャドウを受け入れる。 こうして雪子もペルソナを手に入れた。 心身の消耗が激しい雪子を慮り、一旦解散する。 主人公は家に帰ると、堂島が部下の「足立」を連れていた。 この4月から堂島と組んでいるらしい。 その日は賑やかな夕食となった。 回復した雪子に誘拐された状況を聞くが、誰かが訪ねてきてから記憶にないらしい。 しかし、誰かがテレビの中に人を入れていることは間違いない。 一同は被害者の共通点を考え、手がかりとしてマヨナカテレビが挙がる。 雪子と同様にテレビに入れられる前でも被害者が映るため、誘拐される前に被害者を守ることも可能なはずである。 そう考え、次のマヨナカテレビに注意することにする。 雪子も仲間になり、特捜隊はまた一歩前進する。 ゴールデンウィークを迎えるが堂島は休みが取れず、主人公達は菜々子も連れて遊ぶことにする。 それ以降、菜々子は主人公を「お兄ちゃん」と呼び、本当の兄のように慕うようになった。 52 :ペルソナ4:2009/03/29(日) 11 35 39 ID qo0s4KW80 Chapter 4 ~完二編~ 5月某日 テレビにはニュースのカメラに向かって悪態をつく不良少年が出ていた。 マヨナカテレビを見ると、テレビに出ていた不良少年、 商店街にある染物屋「巽屋」の息子「巽完二」が映っていた。 翌日、雪子は完二の母親と面識があったため、それを頼りに巽屋に向かう。 そこでは完二が小柄な少年と話をしていた。 盗み聞きをするが見つかってしまい、一同はその場から逃げた。 今後は完二と巽屋を張りこむことにして解散する。 その夜、マヨナカテレビを確認すると、雪子と同様に鮮明な映像が映し出されていた。 完二らしき人物がふんどし姿でサウナの入り口に立っている。 性別の壁を越えた崇高な愛を求め、後ろの施設に突入すると言い残し、完二は姿を消した。 翌日、特捜隊はテレビに入りクマに完二を探してもらう。 着いた場所は昨夜の映像と同じ、蒸気が充満するサウナだった。 最深部には完二とシャドウが対峙していた。 幼いころから家庭的な趣味を持つ完二は女性から馬鹿にされ続け同性の方が気楽だとシャドウは言う。 完二はそれを否定しシャドウは怪物へと変容した。 一行はシャドウを倒し、自分自身の気持ちを受け入れた完二のシャドウはペルソナへ変化する。 完二は心身の疲労が大きく、その日は解散した。 復調した完二から話を聞くが、雪子同様、誰かが家を訪ね、気付くとテレビの中だったらしい。 完二も特捜隊に加わり、特捜本部で話し合っていると、 完二は自宅の周りにいた不審な男から取り上げたというメモを出した。 そこには被害者がテレビに映った日付があった。 山野アナ、小西先輩、雪子、完二…4人とも事件の前にテレビで報道されており、これが共通点のようだ。 犯人の目的は依然として不明だが、被害者をより正確に察知できるため、テレビ報道にも注目することにした。 54 :ゲーム好き名無しさん:2009/03/29(日) 17 40 02 ID IGSK4F4E0 乙です。要するにゲイなの? 54 いや、幼少期から趣味の裁縫が男らしくないと馬鹿にされ続けて女性が苦手になった。 63 :ゲーム好き名無しさん:2009/05/31(日) 01 47 18 ID 9MUnc9Aw0 Chapter 5 ~りせ編~ 6月某日 テレビでは芸能人の記者会見が行われていた。 人気アイドルの「久慈川りせ」が休業し、祖母の住むこの町に来るらしい。 雪子の旅館と縁のあるマル久豆腐店が祖母の家のようだ。 その夜、マヨナカテレビには水着姿のりせが映った。 数日後、雪子と完二同様、マヨナカテレビは鮮明な映像に変わり、りせがストリップを行うと言う。 特捜隊はテレビの中へ行くと、クマが自分の正体が不明なことに思い悩んでいた。 そんなクマを励ましつつ、りせがいるであろうストリップ劇場に着いた。 奥へ進むと、りせとシャドウがいた。 シャドウは芸能人の「りせちー」ではない本当の自分を見せつけたいと煽り、 りせはこれを否定、それによりシャドウは怪物の姿へと変化する。 攻撃を封じるシャドウに苦戦するが、なんとかこれを倒す。 りせは自分自身の思いと向き合い、ペルソナを手に入れた。 りせを連れ外の世界に戻ろうとするが、クマの様子がおかしい。 自分の存在に悩んでいたクマにとって、りせの言葉は理解しがたいものだった。 クマの混乱は、何者かの干渉によってシャドウに具現化された。 真実を追求することの無意味さ、クマはカラッポの存在だと語るシャドウを否定し、巨大化した怪物が襲いかかる。 ペルソナを得たりせのサポートにより、シャドウを撃退。 クマは正体のわからない自分を受け入れ、仲間たちと同様にペルソナを手に入れた。 今後一緒に戦えるよう鍛える、というクマを残し解散する。 家に帰ると珍しく酔っぱらった堂島が足立に連れられ帰宅していた。 特別捜査員として送られてきた若い探偵が気に入らないらしく、 警察側も進展のない状況に業を煮やしているようだ。 156 :ペルソナ4:2009/06/06(土) 18 41 15 ID hrrNNp1Y0 Chapter 6 ~久保編~ 7月某日 3人目の犠牲者が発見される。 犠牲者は主人公達の担任教師だった。 発見された状況はこれまでの被害者と似ているが、 テレビの報道にもマヨナカテレビにも出なかったことに特捜隊は動揺する。 クマに相談をしに向かうが、テレビの中には誰もいなかったと言い、 教師は現実の世界で殺されたいう結論になった。 するとクマは突然、現実の世界に出て暑いと言って頭を外し、 中から金髪碧眼、非の打ち所の無い美少年が姿を現した。 カラッポの身体の中に突然人が生えてきたという。 ますますクマの正体がわからなくなった。 回復したりせに、誘拐された時の状況を聞くが、やはり彼女も記憶がなかった。 進展はなかったものの、特捜隊にクマとりせが加わり、 りせは八十神高校の1年に転入、クマはジュネスの住込みアルバイトになった。 翌日、特捜本部に完二と会っていた少年「白鐘直斗」が現れ、容疑者が判明し後は逮捕するだけだと言った。 直斗は堂島が話していた特別捜査協力員の探偵だった。 容疑者は高校生の少年らしく、なぜそれを教えるのかと尋ねるが応じず、そのまま帰ってしまう。 突然もたらされた情報にどうすることもできず、そのまま解散となった。 157 :ペルソナ4:2009/06/06(土) 18 42 19 ID hrrNNp1Y0 数日後、マヨナカテレビに見知らぬ少年の姿が映る。 すでに少年はテレビの中にいるようで、捕まえてごらん、と挑発しマヨナカテレビは終了する。 特捜本部に集合し、昨夜映ったのは警察が追っている少年「久保美津雄」だという結論になった。 久保を追ってテレビの中を捜索すると、ゲームのようなドット絵で作られたダンジョンに着く。 その奥には久保とシャドウがいた。 僕は無だ、というシャドウを久保は頑なに認めず、シャドウは怪物へ変容する。 シャドウを倒し、久保にこれまでの殺人事件について尋ねる。 彼は笑いながら、世間の注目を集めるために殺したと言い、シャドウは同化することなく消滅する。 身勝手な理由に怒りとやるせなさを感じ、久保は警察に連行された。 事件は解決、特捜隊も解散となり、寂しさを切り替えるため、一同は堂島宅で打ち上げを開く。 そんな中、クマはテレビの世界を平和にするという約束が果たされたことを実感し 帰らなければいけないと悲しみの表情を見せるが、菜々子は自分と遊んでほしいと願う。 その約束のおかげで帰らなくてよくなったとクマは元気を取り戻し、一同楽しく打ち上げを過ごし、 遊び、アルバイト、宿題、何の憂いもなく夏休みを終える。 Chapter 7 ~直斗編~ 2学期が始まると、白鐘直斗が八十神高校の1年に転校してきた。 主人公達は事件とどう関わっているのかと尋ねられるが、 うっかり口走ったペルソナやテレビの話を直斗は信じていないようだった。 数日後、テレビに「探偵王子」という触れ込みで直斗がインタビューを受け、 久保の逮捕には違和感が残るとコメントした。 翌日、直斗は「確証が持てればいいのですが」と言って立ち去り、それ以来行方不明になってしまった。 数日後、マヨナカテレビには白衣を着た直斗が映り、手術台の前で改造手術を受けると言った。 テレビの中を捜索すると、昭和の匂いがする特撮のような秘密基地に辿り着いた。 奥の手術室には白衣を着たシャドウと直斗がいた。 シャドウは、事件を解決しても子供という理由で認められず大人の男性になりたいと話した。 直斗はシャドウを拒絶し、シャドウは姿を変えて暴走した。 一同はシャドウを倒し、直斗はシャドウと向き合う。 「そもそも男じゃないのに」と言うシャドウの言葉に一同は唖然とする。 直斗は探偵として認められたい一心で男性のふりをしていたのだ。 女であることは変えようがないと思い直し、直斗はペルソナを得た。 その夜、主人公が帰宅すると堂島と足立が待っていた。 行方不明だった直斗が見つかったと言う足立に、主人公は冷静に答える。 その様子に堂島は疑問を抱くが、足立は狭い町だから噂が広まるのが早いと言い、主人公はその場をなんとか切り抜ける。 回復した直斗は特捜隊に加わり、一同は特捜本部に集まった。 直斗も同様の手口でさらわれたという。 久保は模倣犯に過ぎないことが分かったが、 犯人の出方を待つしかなく、その日は解散となった。 数日後、堂島宅へ主人公宛で封筒が届く。 中には「コレイジョウ タスケルナ」とだけ書かれた紙が入っていた。 犯人は主人公を知っているらしく、これを堂島から隠すことにした。 Chapter 8 ~菜々子編~ 11月某日 久々のマヨナカテレビはいつにも増して不鮮明だった。 最近は政治家が町に来た事以外、目ぼしいニュースもなかった。 翌日、またしても主人公宛に手紙が届く。 「コンドコソ ヤメナイト ダイジナヒトガ イレラレテ コロサレルヨ」 それを見た堂島は主人公を問い詰めるが、黙秘を通す。 不安がる菜々子を置いて主人公は稲羽署へ連行された。 一室に連れてこられた主人公は堂島と足立の取り調べに負け、テレビの世界のことを話す。 案の定信じてもらえず、落胆した二人は主人公を軟禁したまま部屋を出ていった。 部屋にあったテレビでマヨナカテレビを見ると、なんとそこには菜々子が映っていた。 すると特捜隊一行が部屋に押し入り、菜々子が行方不明になったと言う。 マヨナカテレビに菜々子が映ったのは、学校を訪問した政治家が菜々子を褒めていたからだった。 特捜隊の話によると、家の扉はこじ開けられた跡がなく、菜々子が自分で開けたようだ。 犯人は菜々子が警戒しない人、そして大柄な完二も入ってしまうテレビを犯行に使っている。 特捜隊は宅配業者が犯人だと推理する。足立曰く、山野殺害の参考人の生田目は実家の運送業をしているという。 錯乱した堂島は一人で捜索に向かい、足立と主人公達はその後を追った。 堂島は走行していた生田目のトラックを強引に止めるが、彼は車を乗り捨て逃走してしまう。 予想通り荷台には大型テレビが積まれており、運転席には日記帳が残されていた。 日記にはこれまでの被害者、報道されなかった特捜隊のメンバーの名前が書かれており、 久保が殺害した担任教師は書かれていなかった。 怪我を負った堂島を病院に送り、主人公達はテレビの中へ向かった。 捜索すると、雲の上に浮かぶ、天国のような神殿に着いた。 母親を亡くした悲しみをごまかす菜々子の声を聞きながら進むと、 奥では生田目が菜々子を羽交い絞めにしていた。 目的はテレビに映った人を救うことだという。 生田目の隙を突いて菜々子を救出するが、生田目は怪物へと変身した。 激闘の末これを倒すが、元の姿に戻った生田目は意識を失っており、病院へ搬送された。 菜々子も運ばれるが原因不明の重体で面会謝絶だという。 Chapter 9 ~真犯人編~ 12月某日 警察の捜査が進むが、テレビの件は証拠にできず、生田目の立件が難しくなってしまう。 一方、町では先月末から霧に包まれていた。これのせいか体調を崩す人が増えているという。 ある日、菜々子の容体が急変し病院へ向かう。 一同は見守ることしかできず、治療の甲斐なく菜々子は息を引き取った。 やるせない怒りがこみ上げ、同じ病院に搬送された生田目の病室へ向かう。 生田目は暗い部屋でうずくまり震えていた。 怒りをぶつけるが、生田目は首を横に振りばかりだった。 突如マヨナカテレビが映り、テレビの中の生田目はこれからも「救済」を続けると言い、主人公達を挑発する。 陽介は生田目をテレビに落とそうと提案するが、主人公はそれを止める。 自分達は生田目のことを誤解してるんじゃないのか…? 一同は冷静に考え直し、病室を後にする。 その途中、菜々子が息を吹き返す。突然の奇跡に一同は泣いて喜んだ。 ふと気付くと、クマの姿が見えない。先に帰ったのだろうか。 >これからは主人公の口から語ってもらいます。 >その方が筆者が書きやすいからです。 >マンガやドラマCDはチェックしてませんので主人公のキャラが違うかも知れませんが悪しからず。 12月4日(日) 曇り 玄関のチャイムの音で目を覚ます。陽介だった。 「クマがいないんだ!探したんだけど、どこにも…」 急いで仕度して特捜本部に行く。テレビの中も探しているらしい。 「霧がすごくて…。ごめん、力になれなくて」 りせの探知能力をもってしてもクマは見つからない。 「クマくんのことは気になりますが、今は事件のことを考え直してみましょう」 直斗の提案に従い、みんなはいつもの場所に座る。 生田目は近々、他の病院に搬送されるので、話を聞くなら急がなければならないらしい。 「考えたんだけど、やっぱスッキリしない。あいつの言う救済って、どういう意味なんだ?」 陽介の発言に、みんな考え込んでしまった。死による救済、か?死ぬことで救われる? 「気になってたことがあるの。生田目は、私たちを見て、僕が救った奴らだ、って言ってた。 死を救済だと思ってるなら、生きてる私たちを見て、そんなこと言わないんじゃないかな」 確かに、雪子の言う通りだ。なら、本当に、救うつもりでテレビに入れていたのだろうか。 そうすると、最初の2件、山野アナと小西先輩の件は、本当に生田目がやったことなのか? そうだ、脅迫状。生田目が犯人なら、脅迫状も生田目が書いたものだろう。 「コレイジョウ タスケルナ」 「コンドコソ ヤメナイト ダイジナヒトガ イレラレテ コロサレルヨ」 文面はこうだった。 生田目が犯人だとすると、「助けるな」、「入れられて殺されるよ」と書いてあるのは変だ。 やっぱり、生田目は脅迫状を書いてないんじゃないだろうか。 すると、山野アナと小西先輩を殺したのは、生田目じゃないのでは? 「やはり、もう一度生田目に会って、話を聞く必要がありますね」 直斗はそう言うが、どうやって生田目に会うんだ?警護も強化されてるだろうし。 「僕に考えがあります」 病院のロビーに不審物を置いて騒ぎを起こし、警護の人が出払ったスキを突いてみんなで生田目の病室に入った。 生田目は今日は落ち着いているようだ。 「僕らが知りたいのは真実です。話してください、全てを」 直斗の言葉に生田目はうなずき、話し始めた。 この町の実家に帰っていた生田目は、4月10日の夜、マヨナカテレビを見た。山野アナが映った。 山野アナは助けを求めているように見えた。思わず手を伸ばして画面に触れると、手が画面の中にもぐった。 …おれの時と似ている。 次の日、山野アナが遺体で見つかった。生田目は、マヨナカテレビには助けを求めている人が映るのでは、と思った。 4月12日、マヨナカテレビに小西先輩が映った。次の日、生田目は、小西先輩を呼び出して、気をつけるようにと警告した。 だが、その日の夜もマヨナカテレビに小西先輩が映った。おれがマヨナカテレビを初めて見た日だ。 翌日、小西先輩の遺体が発見される。警告しても無駄だと思った生田目は、自分でやるしかないと思った。 雪子を、完二を、りせを、直斗を、殺されるのを防ぐために、誘拐して、テレビに入れた。 そして、菜々子をテレビに入れた生田目は、自分もテレビの中に入った。 そのとき、生田目は初めて、自分がしてきたことに疑問を持った。 テレビの中に入ったが最後、自力で出ることは出来ないことに気付いたのだ。 菜々子を羽交い絞めにしたことや、おれ達と戦ったことはよく覚えていないらしく、 気がついたら病院のベッドの上だったという。 「向こうの世界を聖域だと信じ込んで、ヒーロー気取りだったんだよ。 僕は、映ったものをまるで疑わず、信じたいように信じてしまった。自分の頭で考えなかった。 だから、守れなかったんだね…。全て、僕の責任だ」 生田目は深く反省してるようだった。 これで、決まりだ。山野アナと小西先輩を殺したのは、別の誰かだ。 12月5日(月) 曇り 今日は創立記念日で学校が休みだ。みんなで「別の誰か」を探すことになった。 町の人に聞き込みをして、山野アナと小西先輩の件に関しての情報を集める。 だが、4月の事件のことを覚えてる人はほとんどいないかった。 夜、商店街の中華料理店にみんな集まった。一日中歩き回ったが、大した情報は得られなかった。 「この町のどこかに、犯人が…全ての条件を満たす人物が必ずいるはずです」 直斗が言う。山野アナと小西先輩と両方に接点があって、 しかも、脅迫状の内容から判断して、おれ達の行動を継続的に把握することが出来て、 脅迫状を出すために、叔父さんの家に怪しまれずに近付くことが出来る人物。 「ちょっと、考え直してきます」 直斗が席を立って外に出た。おれも外に出た。陽介も付いて来た。 あ…雪だ。どうりで冷えるはずだ。でも、考え事にはもってこいだ。 何か、見落としていることがあるはずだ。手がかりはきっと、すでにある。 犯人の条件をもう一度思い出してみる。叔父さんの家に怪しまれずに近付ける人はきっと、おれが知っている人だ。 さらに、山野アナと小西先輩と両方に接点がある、という条件を満たす人となると、ほとんどの人は条件から外れる。 まず特捜隊のメンバーは全員外れる。クマが怪しい気がするが動機も無いし4月の時点での犯行は不可能だ。 叔父さんも残ったが、おれ達の行動は全く把握できてなかったはずだから、これは無い。 最後に一人、残った。足立さんだ。足立さんとは、特捜本部で話し合ってるときとか、いろんな場面でおれ達と会っている。 盗み聞きでもすれば、おれ達の行動は把握できる。 …もちろん、それっぽい条件が揃っただけのことだ。確実な理由があるだけではない。だが、何かが引っかかる。 陽介と直斗に、足立さんが怪しい、と伝えた。 「確かに、警察関係者というのも、一つの考え方ですね」 「でも、あの絵に描いたようなヘタレ刑事だぜ?」 これ以上外にいると風邪をひいてしまいそうなので、店内に戻った。 みんなに、足立さんが怪しいと伝える。 「足立さん?だってあの人、山野アナの身辺警護を…」 雪子が言った。これで足立さんと山野アナの接点が確実なものになった。 また、足立さんは小西先輩を何度もしつこく事情聴取していたらしい。 刑事という立場を利用すれば、証拠隠滅も簡単だろう。 「すぐに確認しましょう」 直斗は稲羽署に電話をかけて、足立さんの居場所を聞き出した。 「足立刑事は生田目の搬送準備で病院にいるそうです」 「あれ?君たち、何でこんなとこに?」 みんなで病院に行くと、ロビーで足立さんに会った。 そこへ叔父さんがやってきて、生田目はどこだ、と喚いた。足立さんは叔父さんに駆け寄った。 「堂島さん、生田目はもう別の病院に搬送しましたよ。ほら、病室に戻って下さいよ」 だが叔父さんは動こうとしない。 「確かめたいことがあるんです。足立さんに」 直斗が進み出て言う。後ろには叔父さん、前にはおれ達のキツい視線に挟まれて、足立さんはたじろいだ。 ―脅迫状を書いたのは、足立さんですか? 「脅迫状?よく覚えてないけど…」 「おい、覚えてないだ?俺は鑑識と組んで調べるようにって、お前に渡しただろ…忘れたのか」 ごまかそうとした足立さんに叔父さんは言った。 「最初に殺された二人は、実は生田目の仕業じゃないと、はっきり分かったんです。 別の誰かが殺したんだ。足立さん…知りませんか?」 直斗の言葉に、足立さんは動揺している。 「な、何を言ってるのか、意味がよく…」 「テメェが殺したんじゃないかって言ってんだよ!」 完二が怒鳴ったが、足立さんはなおも、とぼけようとする。 「バカ言っちゃいけないよ。そんなの、生田目が全部入れたに決まってるだろ!」 え?今、何て? 「全部…入れた?入れたって、何の話だ?お前、手口について何か知ってるのか? まさか、この前のテレビがどうとかって、あの話…」 叔父さんは疑問を口にする。 「そうか、今、分かりました。足立さん、過去のあなたの言動の何かが、ずっと引っかかっていたんです」 追い討ちをかけるように、直斗が言う。 「…堂島さんの事故現場で、僕が生田目の日記を読んだときのこと、覚えてますか? 未遂で助かって、警察でも把握してなかった3件目以降の被害者の名前を読み上げたとき、 足立さん、あなたはこう言ったんだ。すごい、そりゃ決まりだね、って。 何が決まりなんですか?答えてください、足立刑事!」 「し、知らないよ!」 足立は走り去った。 足立を追って、たどり着いた先は空き病室だった。 だが、その中には誰もいなかった。この部屋には大きなテレビが置いてある。 たぶん、テレビの中に入った、と思う。 叔父さんがやってきて、おれ達に言う。 「頼む、足立を見つけてくれ。このままって訳にはいかない」 ―分かってます。 また、いつも通りにやろう。 12月6日(火) 曇り 放課後、みんなでテレビの中に入る。足立を探すため、りせが探知を始める。 「…ダメ。何も見えない。こんなときにクマがいてくれたら…」 その場にへたり込むりせ。今日はこれ以上は無理そうなので、特捜本部に引き上げる。 クマのヤツ、ほんと、どこへ行ったんだろう…。重い空気が流れる。 視線を感じて顔を上げると、物陰からこっちを見ている熊の着ぐるみが…!?何の前触れもなく、クマが現れた。 クマは、放浪しているうちに忘れていた自分の正体を思い出したという。 クマは、自分の正体はシャドウであることをみんなに語った。 「こんなボクだけど、また、一緒に頑張らせて欲しいクマ」 ―もちろんだ。正体が何であろうと、関係ない。 「お前がいないと、締まらねーんだよ。賑やかし、っつーか…」 陽介が言う。みんなに笑顔が戻った。 12月7日(水) 曇り 気を取り直してもう一度、テレビの中で足立を探す。 クマがやたらと張り切って、ついに足立がいる方角を突き止めた。 確か、そっちは、初めてテレビに入ったときに行った所だ。あの山野アナの部屋とおぼしき場所に行く。 そこに足立は待っていた。 ―山野真由美を殺したのか? 「ああ、あれは、事故だよ。あの女、キーキー騒ぎやがって…」 足立は悪びれる様子も無く、言った。 ある夜、足立は天城屋旅館のロビーに山野アナを呼び出して、乱暴しようとした。 山野アナの背後には大きなテレビがあった。二人はもみ合いになり、山野アナはテレビの中へ入ってしまった。 足立はそのとき、自分の能力に気付いたという。 ―小西先輩を殺したのも、やっぱり、お前か? 「ちょっと話を聞いただけだよ。で、ちょっと優しくしてやろうと思ったら、ガキのくせに、あいつ…」 おれが稲羽署に連れて行かれたときに入れられた部屋に、小西先輩は連れてこられた。 そこで足立はいかがわしいことをしようとしたが、小西先輩に抵抗された。怒った足立は小西先輩をテレビの中に入れた。 あれは小さなテレビだったが、細身の小西先輩は難なく入ってしまった…。 「テレビの中が危険だって知らなかったし、殺す気なんて無かったんだ。僕、なんか悪いこと、してる?」 こいつ…! ―生田目をたきつけたのも、お前なのか? 「生田目のヤツは、小西早紀の死体が上がった後、夜中に警察に電話してきてさ…」 生田目は、マヨナカテレビに雪子が映ったので、雪子を助けるようにと警察に電話した。 その電話を受けたのが足立だった。足立は生田目に、助けたいなら自分でやれ、 どこか見つからない場所にかくまったらどうか、と助言した。 「僕はちょーっと背中を押してあげただけ。生田目は、まんまと勘違いしちゃって…。 お前らが救えば救うほど、誘拐を繰り返す。お互い善意なのに、イタチごっこがもう止まらない…」 足立はさもおかしそうに笑う。 久保美津雄をテレビの中に入れたのも足立だ。 久保は早々に自首してきたが、よくあるイタズラだと思われて相手にされず、足立の元へ通された。 久保は諸岡殺しのみならず、最初の2件の殺人も自分がやったと言い張っていた。 「まずいと思った。罪を被りたがるやつがいるなんて、想像してなかった」 犯人が見つかれば、生田目が救済を止めてしまう。そうなっては面白くないので、久保をテレビに入れた。 脅迫状を送ってきたのは、おれ達の気持ちを煽るためだった。 「まるで遊びじゃねえかよ…。んな事で、人を…小西先輩を…。テメェ…許さねえ…!」 怒りに震える陽介に足立は平然と答える。 「許すとか許さないとか、どうでもいいよ。感じてないの?…霧が出て、あっちの世界はもうダメだって。 この町は、今年の暮れ近く、霧の中に消える。僕はこっちの世界に居るから、僕を捕まえようってんなら、来ればいい」 足立の姿は消えた。部屋の壁に穴が開いて、奥に行く道が出来ていた。この先に、足立はいる。 12月某日 現実世界の霧は日増しに濃くなっていく。 今年の暮れ近く、というのが具体的に何日かは分からないが、 その日までに足立を捕まえなければ、この町に破滅が訪れてしまう。 テレビの中に入って、足立を追う。山野アナの部屋の奥には、迷路のような複雑に入り組んだ舗道が広がっていた。 どことなく禍々しい雰囲気が漂っている。 そこの最奥で、足立と会った。足立は長々と語った。 要約すると、ちょっとした失敗でこんな田舎に飛ばされた足立は何もかもつまらなくなった、 だから現実世界に破滅をもたらすことにした、と、まあこんな感じ。 もちろん、おれ達は足立の主張などに耳を貸すつもりは無い。 足立はペルソナ能力を発現させて、襲い掛かってきたので、倒す。 あのペルソナは、イザナギに似てた気がする。 「くそ…なんだよ、つまんねぇ」 悪態をついて、足立は倒れた。と思ったら、また立ち上がった。 「こちら側も、向こう側も、共に程なく、二度とは晴れぬ霧に閉ざされる。人に望まれた、穏やかななりし世界だ。 平らかに一つとなった世界に、私が降りるのだ」 こいつ、もう足立じゃない。 ―お前は、誰だ! 「私は、アメノサギリ。霧を統べし者。人の意に喚び起こされし者」 つまり、こいつが霧を生み出していたのだ。アメノサギリは語る。 「最早、すべては時の問題。お前たちは、大衆の意思を煽り、熱狂させる、良い役者であった。 …が、それも終わりだ。 私は人を望みの前途へと導く者。人自らが、虚構と現(うつつ)との区別を否とした。 心の平らかを望めど、現実では叶わぬゆえだ。そう、人自らが、破滅を望んだのだ。 我が望みは人の望み。それゆえ私は、こちらの世界を膨張させると決めた。 ここは、人の心の内にもとよりある、無意識の海に生まれた虚ろの森」 テレビの中の世界は、人々の心の中の世界、らしい。 「そのお前たちの力は、元をたどれば私がこの定めを招く先駆けとして授けたもの。 虚ろの森を渡る力を会得せし者に、私はそれを授けた。だからお前たちは、この世界に触れ、良き働きを成した」 これはたぶんペルソナ能力のことを言っているんだと思う。 「人はありのままを見るのではない。見たいものを、見たいように見る。 私はその後押しをしたに過ぎない。人々の見たいという心が集う世界。それが各々の望む通りに映る窓。 人々は自ら進んで現実から離れ、より虚構を欲するようになる」 マヨナカテレビに映るものは、人々が見たいと思ったものだ。だから、メディアで注目された人が映る。 あの夜、生田目の病室で見たマヨナカテレビに映っていたのは、生田目の本心などではなかった。 おれ達が生田目を犯人だと決め付けていたから、あんな風に映ったのだ。 「そう、虚構を欲すれば欲するほど、人はますます現実を求めなくなる。 そして、森はどこまでも拡がっていく。それがこの世界の膨張だ」 人々は虚構を欲し、現実を否定した。だから、こいつは現実を霧に沈めて破滅させようとした。 つまり、人々が破滅するのは自らが招いたこと。自業自得なんだ…。 足立の身体を乗っ取ったアメノサギリは、周囲のシャドウを取り込んで巨大化した。 それは棘がたくさん生えた巨大な球体になった。一つだけ付いている目がおれ達を睨む。 「私に逆らうことはすなわち、人世(ひとよ)の望みに逆らうこと。 さあ、全てを、甘き霧の中(うち)に…」 こいつを倒せば、霧は晴れて、破滅は免れる。 苦しい戦いになったが、倒すことができた。 「なるほど、強い力だ。力は心が生み出すもの…。いいだろう、お前たちが帰る場所の霧を晴らそう」 アメノサギリは何だか満足げに見える。 「我が望みは人の望み。人が望む限り、私はいつでも現れよう。私はいつでもすぐ側に居る…」 巨大な球体は消え、足立の姿に戻った。 「何だよ、これで終わりか…?」 足立にはまだ意識があるらしい。 「別にいいよ。君らは君らで、考えたとおりに生きればいい。僕はもうダメそうだ。ここでシャドウに食われてやるさ」 それはダメだ。生きて罪を償うよう、足立さんを説得する。 「そうか…そうだな」 足立さんを連れてテレビの外へ出る。 ジュネスからの帰り道。見上げると、青空が広がっている。 「私たち、今度こそ、ちゃんとできたんだ…」 ―うん。おれ達の、勝ちだ。 決戦は終わった。元凶は退き、町を覆っていた霧は晴れた。 12月25日(日) 晴れ いつものフードコートにみんなで集まった。他愛ない話で盛り上がっていると、携帯電話が鳴った。叔父さんからだ。 「おう、俺だ。実はな、菜々子が一時帰宅出来そうなんだ。俺の身体も、あとは通院で済みそうだしな。 今日は菜々子と一緒に帰ろうと思う」 みんなに叔父さんと菜々子が帰ってくることを伝えた。 「菜々子ちゃんのために、みんなでクリスマスパーティーしよ!」 「じゃあ、ケーキがいるね」 女子たちはケーキを作る気らしい。 「ちょ、待て、お前ら。ケーキは敷居が高いだろ」 それは誤用だ、陽介。ハードルが高いというのが正しいんじゃないか。 夜、叔父さんの家。菜々子は新しいコタツに喜んでいる。 結局女子たちはケーキを作ることになった。オムライスの悪夢が脳裏をよぎったが、 出来上がったケーキはおいしかった。 「お前たちには礼を言わなければならんな」 足立は素直に罪を認めていると、叔父さんは言う。 「前に言ってた、テレビがどうのとかいう話が本当なら、足立の供述と繋がるんだが…。 まあ、信じちゃいないがな」 結局信じないのか…。叔父さんらしいけど。 「菜々子もこうやって元気になってくれた。世の中ってのは、説明出来ない、不思議なこともあるもんだ」 ああ。おれも、そう思う。 そして、時は流れて…。 この町に、再び巡ってきた春。 3月20日(月) 晴れ 明日は都会へ帰る日だ。みんなとお別れの挨拶を済ませる。 最後にもう一度だけ、と思って、フードコートに行っていつもの席に座る。 こうしていると、いろいろなことを思い出す。 「あっ、来てたんだ。思い出の場所だもんね、特捜本部」 一人、また一人と特捜隊のメンバーがやってきて、結局全員が集まってしまった。 「長かったのか、短かったのか。でも、もう、こんな風に集まることもないんだね」 なんだかしんみりしてしまう。 「犯人捕まって、霧は晴れたけど、気になること、何気に解決してないよな。 向こう側も、いまだに霧まみれだし、さ」 確かに…。陽介の言葉に、みんなはうなずいた。 「確か、アメノ…なんとかって怪物、言ってたよね。自分が力を授けた、って」 虚ろの森を渡る力を会得せし者に、私はそれを授けた、と言っていた。 「要するに、ペルソナ能力を得た者に、テレビに入る力を授けた、ということでしょう」 「あれ…そういえばキミ、何も無いうちから、もういきなりテレビに入れたよね?ってことは、キミだけ微妙に例外?」 千枝の発言にハッとする。そうだ。おれは初めてマヨナカテレビを見たとき、テレビに入りそうになった。 ペルソナを得たのはその数日後だ。 「ってか、足立と生田目は?あの二人も、ペルソナよりも、テレビに入れる方が先だよね?」 おれだけ例外…?そして、足立と生田目も…。 そういえば今朝、足立からの手紙を受け取っていた。どうやら拘置所から出しているらしい。読んでみる。 「実は一つ気になっていることがある。そもそものことの発端、マヨナカテレビについてだ。 よく考えたら、この町に来てすぐに、誰かから教えられた気がする。生田目も、誰かから教えられたらしい。 でも、それが誰だったか、思い出せないんだ」 要約するとそんな内容だった。足立と生田目にマヨナカテレビのことを教えた奴、 そいつが何か知っているに違いない。そういえば、この町に来てすぐ、おれの身にも何かが起こった気がする。 みんなで手分けして調べることになった。 この町に来たときのことを思い返してみる。 駅に降りて、叔父さんと菜々子が迎えに来てくれて、叔父さんの車に乗った。 途中でガソリンスタンドに寄って、馴れ馴れしい店員と話した…。 雨が降り出してきた。あの店員は雨の日にはいつもいる。 一人でガソリンスタンドに向かう。やはり店員は立っていた。男とも女ともつかない、中性的な面立ち。 彼(彼女?)を目の前にして、全てを思い出した。 あのとき、彼と握手をして、手が触れた瞬間、衝撃が走った(コントローラーが震えました)。 その後気分が悪くなって、夜に変な夢を見た。 強い目眩を感じ、しゃがみこんでしまう。彼は不敵な笑みを浮かべた。 ―おれに何をした? 「力に目覚めるきっかけを与えただけです」 ―何故、おれにそんなことを? 「君が外から来たからです。外から来るということは、それだけでこの世界を刺激しますからね」 足立も、生田目も、去年の春にこの町に来たから、彼に選ばれたのだ。 「中でも君は、こうしてわざわざやって来た。一体、何のためです?」 ―真実を知るためだ! 「真実にたどり着いて、それが何になります?愚かな者ゆえの欲深き定めですかね」 彼の姿が変わる。ガソリンスタンドの制服から、白い着物へと。 「私はイザナミ。霧を統べたるアメノサギリは、私が産み落とせし影の一つ。 フフ…あの場所で、待っていますよ」 イザナミは突然消えた。 イザナミを放置する限り、町はいつか必ず、霧に沈む…。この町に完全な平和を取り戻さなければならない。 みんなを呼び集めてテレビの中に入った。 霧が特に濃くなっている場所に、黄泉比良坂(よもつひらさか)はあった。 初めてこの町に来た日に見た夢と同じ景色が広がっていた。あのときの声はイザナミのものだった。 長い長い道を進んでようやくイザナミの元にたどり着いた。 イザナミは語る。 「絶望、虚無、そして希望…。外界より来(きた)る者たちから、私が選んだ3人の因子。 その中でも君は、最大の素養を見せました。 一人は事物を正しく見る目を持たず、力に目覚めることすら叶わなかった」 生田目はペルソナ能力に目覚めなかったらしい。 「一人は真実以外の物に身を委ね、目覚めた力を禍津(まがつ)へと堕とした」 これは足立のことだ。 「なのに君は、ここまで来てなお、真実を求めて戦えるというのか…。 愚かな。どのみち真実など知ったとて、人は幸せにはならない。 ならば、真実など元より何も無い世界に還すのが人のため。あるのはただ、深い霧だけ。 永遠に続く、静寂という平穏。全ては人自身が選び、望んだこと。私はそれに従うまでだ」 好き勝手言いやがる…。 イザナミは人の願いを見極めるために、マヨナカテレビの仕組みを作った。 そしてマヨナカテレビの噂を広める発端を作った。 外の世界から来たおれ達3人を握手で歓迎し、力に目覚めるきっかけを与えた。 そうして舞台と役者を用意した後は、ただ傍観していた。 マヨナカテレビと人々の好奇心の相乗効果で、事態は悪い方向へ進んでしまった。 一連の事件の本当の真相は、ただ、それだけ。 「全ては君たちのため。君たち人間が望んだ世界を創るためだ。 言ったはずだ。君たちの望みは霧に包まれた世界だと」 ―確かに、人間の大半はお前の思う通りかも知れない。 ―でも、おれ達はそんな風に生きるつもりは無い。おれ達はこれからも、真実を探していく。 ―未来は、おれ達が決める! 「真実を知ることが全てじゃないんだ。なのに君たちは役者の分を超え、深く分け入り過ぎた。 来るがいい、業深き人の子よ!」 イザナミは伊邪那美大神となって襲い掛かってきた。 いくらダメージを与えてもイザナミは倒れる気配が無い。人は神には勝てないのだろうか。 イザナミは「幾千の呪言」という技でみんなを次々と倒していく。 授業で教わったことがある。それは古事記に出てくる、絶対的な死をもたらす呪いの言葉だ。 ”あなたの国の人間を、一日に千人殺します。” 絶対的な死に抗うことなど出来ず、おれは倒れた。 おれの耳にみんなの励ます声が聞こえてきた。真の絆を結んだ(コミュランクがMAXになった)人たちの声が。 叔父さん、特捜隊のみんな、クラスメイト、同じ部活の仲間、バイト先で会った人たち、そして、菜々子。 みんなとの絆の力がひとつに集まり、「世界」になった。 心の中のペルソナ「イザナギ」は「伊邪那岐大神」に転生した。 おれは立ち上がった。この目で真実を見る。メガネを投げ捨てる。 そして右手に力を込める。思えば、イザナミ、お前と握手したのもこの右手だし、 テレビに触って力に気付いたのも、そしてカードが現れてペルソナ能力に目覚めたのも、この右手がきっかけだ。 だが、おれはお前がくれたきっかけ以上のものを手に入れた。かけがえない仲間との絆、そしてこの「世界」を。 あのときと同じように、右手に現れたカードを使い、伊邪那岐大神を喚ぶ。 絶対的な死に打ち克つ言葉、「幾万の真言」を、イザナミにぶつける。 ”それならば私は、一日に千五百の産屋を建てよう。” 「人の子よ、見事なり」 イザナミの体は崩れ、消えて無くなった。 テレビの中の世界…人々の心の世界から霧が晴れ、真の姿を現した。 そこは花が咲き乱れ、美しい湖や草原が広がる世界だった。 なんだか懐かしいような、誰の心の中にもある原風景とでも言うべき場所。これが、おれ達が勝ち取った世界だ。 「クマ、思い出した。ずーっとずーっと昔、この世界はこういう場所だったんだ…」 3月21日(火) 晴れ 八十稲羽駅前にみんなが見送りに来てくれた。 二度と会えなくなるわけではないので明るい雰囲気だ。とりあえずゴールデンウィークに会うことを約束した。 クマは向こうの世界に帰るという。 「あそこがクマの世界だって、胸を張って言えるから」 予想通り泣き出した菜々子を慰める。 「お前の部屋はそのままにしとくから、いつでも戻って来いよ」 叔父さんはそう言ってくれた。 おれを乗せた電車は走っていく。 どんなに遠く離れていても、絆は消えはしない。 キミも、みんなも、一人じゃない。 ボクたちは、同じ世界で繋がっている。そう信じてるから。 Fin ※補足 エンディングは5種類 2月3日、病院で菜々子死亡後、生田目をどうするかで分岐 ・生田目をテレビに入れる(陽介の考えに賛同する)→菜々子死亡のままエンディング ・生田目を放置する(陽介の説得に失敗する)→菜々子回復でエンディング ・生田目のことを誤解していると気付く(陽介の説得に成功)→菜々子が回復し12月5日へ 12月5日、犯人を推理する場面で分岐。 ・推理を3回間違える→エンディングへ ・犯人を正しく推理する→足立と対決、3月20日へ 3月20日 ・やり残したことはない→エンディング ・やり残したことに気付きイザナミを倒す→エンディング 種類によってメッセージが変化しますが3月21日に主人公が帰るというのは変わりません。 攻略本にも書いてありましたが、自分が納得するエンディングが本当の真実です。 といっても生田目を殺したり推理を間違えるエンディングは実質バッドエンドです。 てかやっぱりイザナミを倒さないとダメでしょう。そんなに強くなかったし。 ※補足2 コミュとはコミュニティの略で、これがいわゆる「絆の力」です。 タロットカードの番号0~20に相応する21種類のコミュが存在します。(3フェスは22種類) たとえばペルソナ4では番号1の「魔術師」コミュは陽介コミュです。 陽介と友達になったときに「魔術師」コミュは発生します。 コミュを発生させた後は、放課後や休日などの自由時間に 陽介と一緒に遊んだり悩みを聞いてあげたりするイベントを発生させ、 陽介と仲良くなっていくと、「魔術師」コミュランクが上がっていきます。 ランク10でMAXとなり、コミュの対象者との真の絆を得たことになります。 ランクに応じてペルソナを生み出すときにボーナスがついたりして、間接的に主人公の力となります。 1年間(といっても実質9ヶ月ほど)という限られた期間の中で どれだけ多くのコミュを発生させ、そしてランクを上げられるかが勝負の決め手です。 コミュの対象が女子の場合恋人になるという展開もあります。(ちなみに恋人は複数作れます) RPGとは言いながら、この部分だけはもう育成型シミュレーションと言っても過言ではありません。 3でも4でも、コミュランクがMAXになった人たちの絆の力をひとつに合わせて新たな力を得るイベントがあります。 3では「宇宙(ユニバース)」、4では「世界」の力を得ます。両方とも、タロットカードの番号21を意味します。 ペルソナ3フェスではアイギスのコミュである「永劫(アイオン)」コミュが追加されてますが、これはタロットカードの番号20です。 (「宇宙」や「永劫」はトート・タロットという、一般のタロットカードとは解釈が違うものからの引用です。 20は「審判」、21は「世界」の方がどう考えても一般的。) 最後に。 主人公がイザナギ役なら、真のイザナミ役はやっぱり菜々子ちゃんでしょう 黄泉から連れ戻すイベントもあるし。 んで増えていった仲間はイザナギの娘や息子の神々たち。…と考えるとマジ神話みたいで楽しい。 最後には国ではなく「世界」を産んでしまうし。 おまけ バレを含む主要人物の補足とコミュを紹介。 主人公… 前作とうってかわって両親とも健在で兄弟がいてもおかしくない雰囲気。 出生の秘密も無く、どこまでも等身大なところが好感持てます。 ペルソナ能力は「ワイルド」(アルカナは0「愚者」)。 他の仲間と違って彼だけは全てのアルカナ(ペルソナも、コミュも)を手にすることができ、それはやがて XXI「世界」へ至る。 花村陽介… 選択肢をうまく選ぶと陽介が小西先輩のことを想って泣くイベントが発生。 そのとき主人公は陽介を抱きしめてなぐさめることが出来ます。 コミュ:I「魔術師」 主人公より半年早く、都会からこの町に引っ越してきた陽介は、 都会への未練を断ち切れず、この町は何も無いつまらない場所だと思っていた。 同じく都会からやってきた主人公もそんな風に考えていると陽介は思っていたが、主人公は違っていた。 そんな主人公にどこか嫉妬していたと気付いた陽介はある日、 川原に主人公を呼び出し俺を殴ってくれと頼み、二人は殴り合って友情を確かめる。 里中千枝… 何気なく言ったことが的を射ていて推理が進展する、といった展開が多い。 コミュ:VII「戦車」 川原での特訓に付き合う日々が続いたある日、千枝の中学時代の同級生の男子と出会い、 何のために強くなろうとしているのか、と問いかけられるが千枝は何も考えていなかった。 ある日、彼が不良に絡まれているのを助けるが、彼からは感謝されるどころか文句を言われる始末。 自分の正義を人に押し付けていただけだと悟った千枝は、主人公や雪子を守るために強くなると決意する。 天城雪子… ただのおとなしい子かと思ったらどっこい、妙なツボで笑い出して止まらなくなるという特性の持ち主。 コミュ:II「女教皇」 高校を卒業したら旅館を継がず、この町を出て行くという雪子。 ある日、ワイドショーで旅館を面白おかしく報道するつもりだと言う取材が来るが、雪子はこれを追い払う。 後日、雪子は旅館は自分の大切な場所だと気付き自分の意思で旅館を継ぐことを決める。 巽完二… 初めて直斗に会ったときに一目ぼれをしてしまい本人は無理に否定するが、直斗が女性だと分かり胸をおろす。 コミュ:IV「皇帝」 完二の父親は「男なら強くなれ」と言い遺し、 彼は不良になって強くなったと思い込んでいたが、自分を貫くことが本当の強さだと気付く。 子供に編みぐるみを作って感謝され、もう周りを気にして自分の趣味を恥ずかしがらないと言う。 久慈川りせ… 主人公に惚れ込み、戦闘中にも主人公をカッコいいと褒めてくれる。 コミュ:VI「恋愛」 休業したりせの穴を埋めるように、りせの後輩の人気は急上昇。 そんな後輩に対し嫉妬しているりせは、ある日その原因に気付く。 作られたキャラである「りせちー」が嫌で逃げ出したが、その「りせちー」も自分自身なのだ。 りせは春になったら芸能界に復帰すると言う。 白鐘直斗… 女だということは攻略本にも載ってない最重要機密。 コミュ:X「運命」 「怪盗X」なる謎の人物から、直斗の元へ挑戦状が送られてくる。 二人で怪盗Xが出す謎を解いていくが、それは児童向け探偵小説そのものだった。 怪盗Xの正体は直斗の祖父だった。思いつめている直斗を童心に返すために仕組んでいたのだ。 直斗は困っている人を助けるために探偵になったのだということを改めて心に刻む。 クマ… 主人公を「センセイ」と呼び敬う。レトロな着ぐるみで死語を使うため、やや古くに生まれたであろうと想像できる。 コミュ:XVII「星」(メインストーリーと連動) ある時、一匹のシャドウに「自我」が生まれた。 「自我」は人に好かれようとクマの着ぐるみを手に入れ、自分がシャドウであることを忘れた。 ペルソナを得て存在意義を探し続けるクマは「存在」を手に入れ、人間となり現実世界に降り立った。 発生順こそ特殊だが、主人公たちと同様人間であることに変わりは無いのだった。 堂島遼太郎… 堂島も菜々子も料理ができないため夕食はおかずを買ってくる。朝はトーストで菜々子が目玉焼きを作る。 コミュ:V「法王」 菜々子との間に距離感があるのは何故かと問うと、菜々子の扱いが分からないと言う。 主人公の協力により、堂島は逃げるのを止め、菜々子と向かい合うことを決心した。 主人公はその日から堂島と菜々子の本当の家族になった。 堂島菜々子… このゲームの真(裏?)ヒロイン。 コミュランクがMAXだとお兄ちゃんと結婚するなどと定番の台詞を言う。 コミュ:VIII「正義」 ある日菜々子は本当の家族とは何かと尋ねる。 主人公は大好きな人のことだと教え、堂島も主人公も本当の家族だと言って喜んだ。 そして父親も母親を亡くして寂しがっていたのだと気付き、父親との距離を縮める。