約 24,296 件
https://w.atwiki.jp/haruhi-2ch/pages/113.html
北高1年6組(第9巻『分裂』より2年)の女子生徒にして、唯一の文芸部員。身長154cm。ハルヒが文芸部室を乗っ取った際、SOS団団員その2として組み入れられた。ハルヒ曰く「SOS団に不可欠な無口キャラ」。いつも無口で無表情だが、知識欲、食欲は旺盛(アニメ版孤島症候群では、エビをものすごい勢いで食べている。ちなみにこれは中の人ネタで、茅原実里が大のエビ好きだから)。谷口曰く「容姿はAランク-(マイナー)」。読書を好み、いつも何かしらの本を読んでいる。感情表現に乏しく、表情の変化はほとんどない上、口を開いても淡々と短い言葉でしか話さない。自宅室内を含むほとんどの場面で北高の制服を着ており、冬場はその上にダッフルコートを着ている。起伏の小さい体型で、キョン曰く体重も軽い。 その正体は、情報統合思念体によって造られた、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースであり、簡単に言えば宇宙人。派閥は、主流派に属する。ハルヒの能力が活性化した、第1巻『憂鬱』の舞台になった時間より3年前頃に生み出された。平時の動作は極めて少ないが、環境情報を改ざんすることができるため、いざというときには常識の範疇を越える身体能力を発揮する。SOS団の中でも飛び抜けて万能であり、メンバーからの信頼も厚い。 駅近くにある分譲マンションの708号室で1人暮らしをしていて、第1巻『憂鬱』ではキョンを自室に招き入れたこともあった。それ以後も、キョンは何か問題が起こるとしばしば長門の部屋を訪れる事になる。 キョンの言うことなら素直に従い、最終的な決定を委ねることも多い。また、当初はメガネを着用していたが、キョンに「眼鏡をしてない方が可愛いと思うぞ」と言われて以来かけなくなった。 入学当初は情報統合思念体から与えられた多くの情報操作能力を有していたが、より自由に活動をしたいという思いから、自らの能力を意図的に封印して人間らしい一面を手に入れている。キョンはいつか長門がふつうの女子高生になる日は遠くないと推測しており、それを願っている。 情報操作能力に枷をはめた状態でも、コンピュータに関しては高度な技術を発揮する。第5巻『暴走』収録の「射手座の日」ではコンピュータ研究部とのゲーム対決でSOS団を勝利に導き、その後はコンピュータ研究部に準部員としてたまに訪れている。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5028.html
『長門有希の冬色』 「ふぅー、寒いなぁ」 俺の隣には、いつもの北高指定セーラー服にカーディガンを羽織って、その上にダッフルコートを着た長門が、普段と変わりない涼しげな表情で座っている。 「何もこんな日まで探索に出なくてもいいだろうに……」 かじかむ手をこすり合わせながら、俺は吹きぬける木枯らしを受けて揺れているすっかり葉の落ちた木々の枝を見上げてつぶやいた。 初冬、年末年始が近づき、あわただしい声を聞く時期になって、寒風吹く街中をうろつくことはなかろうに。そう、こんな時は長門のマンションの部屋のコタツでぬくぬくしながら、朝比奈さんのお茶を頂きつつ、まったりと時を過ごすのが一番なのだが、そんなことは我らの団長様は許してくれるはずもない。 せめて、この不思議探索を午後スタートにしてくれたのは、ハルヒも多少は俺たちのことを気遣ってくれたのだ、ということにしておこう。 そんなわけで、くじ引きの結果に基づき、俺は長門と二人でいつもの川沿いの公園にやってきた。寒さをしのごうといつものように図書館に向かったのだが、なんと臨時休館だった。ついてない。 仕方なく、少しでも暖かい日差しを期待してベンチに座っているのだが、日差しの暖かさ以上に吹き抜ける北風が冷たすぎる。 「大丈夫か、寒くないか?」 念のため、隣の長門に尋ねてみたが、 「…………」 じっと俺の目を見つめ返しながら、小さく肯くだけだった。 「体温調節も自由自在にできるわけだ」 「できる。でも、今はやらないようにしている」 長門は視線を足元に向けて、地面近くを飛んでいく落ち葉を眺めている。 「例の力は封印中か……」 「そう。完全に封印したわけではないが、できるだけ頼らないようにしている」 そう言って長門は再び俺の方に振り向いて、二つ三つ瞬きをした。 「そうか……そうだったな……」 去年のあの出来事をきっかけに、長門が万能有機アンドロイドの力の一部を自ら封印するようになって、そろそろ一年が経つ。その間にも、ハルヒや俺たちにいろいろとちょっかいを出してくる連中はいたが、長門の強大な力を発動するまでもなく、穏便に対処することができている。まぁ、よかったというべきか。 「不便じゃないのか?」 俺が話しかけなければ、いつまでも無言で座っているだけになる。この寒空の下、会話でもしていないとますます寒さが身にしみる。 「特に不便は感じない。能力を使わず人間と共に生活することも、自律進化の可能性に向けた何かのきっかけになるかも知れないと、情報統合思念体は考えている」 「自律進化ねぇ……」 情報統合思念体が考える自律進化っていうものがどんなものを意味するのかは未だによくわからない。しかし、長門を見ているともう十分進化しているのではないかと思うことがある。ハルヒの力を云々するより、長門の変化をトレースする方が、はるかにいろいろなヒントを読み取れるような気がするのだが。 「なぁ、長門、有機アンドロイドじゃなくて、純粋に人間になってみたいと思ったことはない?」 「人間に?」 「そう、人間。普通に、寒い時は凍えて、暑い時は汗かいて、楽しい時は笑って、悲しい時は泣くっていうの、どう?」 ふと、文芸部員だったあの眼鏡姿の長門の消えそうな笑顔が思い出された。あれは、今俺の隣にいる長門の願望だったのかも知れないわけだが……。 長門はしばらくの間、木々の上に広がる空の一点をじっと見つめていた。 やがて、ゆっくりとした口調で空を見つめたまま話し始めた。 「人間になりたいと思ったことはある。ヒューマノイドインターフェースとして任務を果たしていくには、もう少し人間らしい感情がある方がいい場合も時折存在した」 「いや、任務とかそんなんじゃなくて、純粋に、だよ」 「純粋に?」 「普通に高校生の女の子として、あふれんばかりの感情を持ちながら暮らしてみたい、ってこと」 俺は、隣で怪訝な表情をしているように見える長門を眺めながら、 「そうだな、一度、笑ってみろよ……」 「……それは無理」 「そうか? それこそ自律進化じゃないのか?」 長門はわずかに困惑した表情を浮かべながら漆黒のまなざしを少し輝かせて、俺のことを見つめていた。 「……検討してみる」 「なんなら俺からもお前の親玉に話してやってもいいぜ。長門を普通の女子高生にしてくれって、その方が新しい知見が得られるぜ、ってな」 俺は探りを入れるように長門の瞳を見つめ返しながら、返答を待った。 「…………まずはわたしから検討を依頼してみる。ありがとう」 いつものように三ミリほど右に首を傾けながら、長門は淡々と答えた。 まぁ、こんなところか。本当に長門が統合思念体に話すかどうかはわからないし、統合思念体で検討されたところで長門が人間になるとも限らない。 しかし、チャンスがあるなら俺は全力で応援するさ。長門には何度も世話になったからな。 話している間にもますます日は傾いて、体感温度も下がってきた。とっとと切り上げて帰りたいが、集合時間まではまだ少し早すぎるようだ。 「やっぱ冷えるな。あったかいコーヒーでも飲むか? 買ってくるけど」 「ありがとう」 俺は、長門をベンチに残して、少し離れたところにある自販機まで小走りで行き、間違ってアイスのボタンを押さないよう注意しながら、ブラックとカフェオレを買った。 冷めてしまわない様に上着の左右のポケットに一本ずつ入れてベンチに戻ると、長門は、閉じた膝の上に両手をのせたまま、目を閉じて何かを考えているようだった。 「おまたせ」 俺がカフェオレを差し出すと、長門は両手で包み込むように缶を受け取り、 「あたたかい」 と言いながら小さく頭を下げた。 俺は反対のポケットから取り出したブラックのプルタブを起こした。 「ブラックとどっちがいい?」 「これでいい」 「うん、じゃ、俺はこっちを貰うな」 俺は程よい熱さになったブラックコーヒーをごくごくと三口ほど飲んだ。隣の長門はまだ、缶を握り締めたままだった。 そんな長門を横目に捉えながら、俺は、遠くでほんのり赤く輝き始めた夕焼け空に話しかけた。 「たぶん、きっといつか、いつの日にか、人間になれる日がくると思うよ。だから楽しみにしてる……」 長門は缶をじっと見つめながら、わずかにコクンと頷いた。 「寒っ! もういいだろう、そろそろ行くか……」 一度飲みかけると一気に暖かさが失われていくコーヒーの缶を恨めしく思いながら、俺は続けた。 「それにしても、ほんとに寒くないの?」 手の中のまだ開けていないカフェオレの缶をじっと見つめている長門がポツリと言った。 「あなたの優しさと暖かさを感じるから、わたしは寒くはない」 「長門?」 ベンチから立ち上がった長門は、胸の前で大切そうに缶を抱えながら、二、三歩進んだところで振り返った。 「もし、わたしが人間になって感情を持つことができたら……」 そこで言葉を切った長門は、少しうつむき加減で寂しそうに小さく微笑んだように見えた。 「…………何でもない。気にしないで」 その時、また少し強い風が吹いて落ち葉が舞って行った。 冬色に支配されつつあるモノクロームな景色の中で、わずかに揺れている短い髪の小さな後姿を見つめながら、俺は缶も中身もすっかり冷たくなったコーヒーの中に、わずかな温もりを感じていた。 Fin.
https://w.atwiki.jp/hachinai_nanj/pages/2107.html
【長門有希の視線】長門 有希 (捕) 最終更新日時 2023/04/23 16 50 58 このページを編集 属性 レア 守備適性 ◎ 〇 〇 〇 〇 〇 ◎ 〇 総評 捕手・中堅手が◎適性、その他の内外野も〇適性という破格の性能。 野球星人かな? + ポテンシャル 振り逃げを知らなかったためか走塁G、そして運もGなのはシナリオの下敷きとなったもうひとつのエピソードでひどい目に遭ったからでは… (ストーリーのオチからして継続中やし) パラメータ * ミート パワー 走 力 守 備 備考 素パラメータ 3604 4238 2720 3203 - 恒常スキル後パラメータ 4954 4988 3220 3903 HR率+3/エラー率-6 打席時/走者得点圏 +300 +900 - - - 4回以降 - +300 - - 味方全体で上昇 打席時/6回まで +500 +500 - - - 最大バフスキル後パラメータ 5754 6688 3220 3903 HR率+3/エラー率-6/味方全体パワー+300 * 球速 コントロール スタミナ 変化球発動率 変化球効果 キレ ノビ その他 ミステリックサイン +4km/h +1000 - - +0.5 - - - 音無きミステリックサイン +6km/h +1500 - - +5 - - - デレスト メニュー ランク カード名 属性 力 速 技 効果 練習メニュー ★★★ 総合練習 月 24 24 24 - 追加メニュー ★★★ 瞑想 月 20 20 20 - 追加メニュー ★★★ 総合練習 月 24 24 24 - 大変優秀である。 スキル ランク スキル名 条件 効果 備考 ★★★★ 音無きミステリックサイン(習得条件あり) 守備時/キャッチャーのとき 味方投手のコントロールが究極に上昇し、球速が超絶に上昇し、変化球効果が大幅に上昇する 絆の結晶(極)3個 ほか限界突破3回以上「ミステリックサイン」取得済み ★★★ ミステリックサイン 守備時/キャッチャーのとき 味方投手のコントロールが超絶に上昇し、球速が超大幅に上昇し、変化球効果がごくわずかに上昇する - ★★ いぶし銀の秘奥義 なし 自身のミート・守備が大きく上昇し、走力が少し上昇する - ★ エースキラーの奥義 打席時/6回まで 自身のミート・パワーが大幅に上昇する - ★ FB革命の奥義 なし 自身のホームラン率が上昇し、ミートが少し上昇し、パワーが大きく上昇する - ★★★ 好機活用の極意 打席時/走者が得点圏にいるとき 自身のパワーが超大幅に上昇する - ★★★ 内野安打の極意 なし 自身の走力が上昇し、ミートが少し上昇する - ★★ 好打者の心得 なし 自身のミート・走力がわずかに上昇し、パワーがごくわずかに上昇する - ★★ 守備範囲拡大の心得 なし 自身の走力・守備がわずかに上昇する - ★ 守備の基礎 なし 自身の走力・守備がごくわずかに上昇する - 才能 才能名 Lv 条件 効果 私の役目は観測だから 7 4回以降 味方打者のパワーが上昇する エラー回避◎ 5 守備時 自身の守備が上昇し、エラー率が超大幅に減少する 長門有希の実行 7 打席時 自身のミートが大幅に上昇し、パワーが上昇する チャンス◎ 5 打席時/走者が得点圏にいるとき 自身のパワー・ミートが上昇する + ネタバレ注意! 固有悩み文 長門有希の観察(→長門有希の実行) 条件:打席時 効果:自身のミートが少し減少し、パワーがわずかに減少する 『ストライクスリー…アウトか。さてと…長門よ、俺たちも そろそろ帰るか。…ん?長門、打席から離れないでどうし た?…ひょっとして…打ちたいのか?すぐにどうこうでき るようなもんじゃないが…』 中盤から終盤にかけてパワーバフが発動する。 セリフ集 + 押すと開きます 状況 セリフ ホーム 涼宮ハルヒが、あの2人を連れて行くことには問題がある 涼宮ハルヒは、自分の都合のいいように、周囲の環境情報を操作することができる 本来、存在し得ないものを存在として認知させることは、世界の崩壊を招く 情報統合思念体の意識の大部分は静観している しかし、この状況に拍車がかかるのであれば、ほかに存在するインターフェースからの危険が訪れる可能性も、否定はできない 涼宮ハルヒの機嫌を損なわず、事象の解決を導けるのは、あなた…… 私の情報操作は、必ずしも得策とはいえない 私は、観測者として、この事象を見届ける 試合 試合前 - 開始 - カットイン通常 - カットインターニングポイント - - 勝利 - - 敗北 - デレスト 特訓 - - コメント ログを開く 原作のチート能力使えば球速激究極くらいあげそう - 名無しさん (2021-05-01 13 22 01) なんかケバブの下位互換みたいな性能してんな - 名無しさん (2021-05-03 11 05 33) 今更だがベンチに置けるからケバブの差異化できてんじゃね? - 名無しさん (2021-05-14 08 04 16) 投手バフで勝ってるから劣化ってことはない - 名無しさん (2021-05-14 10 58 27) 長門で鈍足パワー捕手ってよく分かってらっしゃる - 名無しさん (2021-09-20 23 21 09) 名前
https://w.atwiki.jp/haruhi-2ch/pages/143.html
テンプレ 2015年4月より放送中のTVアニメ長門有希ちゃんの消失のスレッド用のテンプレートです。 21日目用 コピペ上の注意 有希「スレッドタイトルをよく確認してください」 重複チェックもよろしく。」 IE系でも崩れないようになりました。そのままコピペでOK ↓↓スレタイ↓↓ 長門有希ちゃんの消失 文芸部の活動21日目 ↑↑スレタイ↑↑ 1 ・【※実況厳禁】放送内容に対するリアルタイム書き込み行為は実況です。時報・チャット化・雑談は自粛しましょう。・基本的にsage進行(メール欄に半角でsage)で。・悪質なコテハン、荒らし、煽りは無視。・次スレは平時は 900踏んだ人が、または最速放送日~翌日の間は 800を踏んだ人がスレ立て宣言した上でお願いします・立てられない場合は次スレ用 1テンプレを添付しアンカー指定等で代理人を頼んでください・テンプレはまとめwikiのものを使用すること。 → ttp //www39.atwiki.jp/haruhi-2ch/pages/143.html◆放送・配信スケジュール◆放送局 放送開始日 曜日 時間TOKYO MX 4月3日 金 25:40~26:10AT-X 4月4日 土 22:30~23:00 ※リピート放送有りBS11 4月4日 土 27:00~27:30チバテレビ・tvk・テレ玉 4月5日 日 24:00~24:30サンテレビ 4月5日 日 24:30~25:00TVQ九州放送 4月5日 日 26:35~27:05信越放送 4月6日 月 25:55~26:25岐阜放送 4月7日 火 24;00~24:30三重テレビ 4月8日 水 25:20~25:30ニコニコ動画 4月23日 木 12:00~12:30◆公式関連リンク◆長門有希ちゃんの消失公式サイト : ttp //www.yukichan-anime.com/公式ツイッター : ttp //twitter.com/yukichan_anime涼宮ハルヒシリーズ公式サイト : ttp //www.haruhi.tv/◆本スレ関連リンク◆まとめwiki : ttp //www39.atwiki.jp/haruhi-2ch/テンプレ : ttp //www39.atwiki.jp/haruhi-2ch/pages/143.html避難所 : ttp //jbbs.shitaraba.net/anime/8072/◆前スレ◆長門有希ちゃんの消失 文芸部の活動20日目 [転載禁止](c)2ch.netttp //mastiff.2ch.net/test/read.cgi/anime/1434290488/ 2 ◆メインスタッフ原作=谷川流 キャラクター原案=いとうのいぢ漫画=ぷよ(月刊「ヤングエース連載」)監督=和田純一 シリーズ構成=待田堂子企画・エグゼクティブプロデューサー=安田猛 音響監督=鶴岡陽太(楽音舎)統括プロデューサー=伊藤敦 音楽=加藤達也キャラクターデザイン・総作画監督=伊藤郁子 音楽プロデューサー=斎藤滋・吉江輝成色彩設定=谷本千絵 音楽制作=ランティス美術監督=田尻健一 音響制作=楽音舎撮影監督=岩崎敦 編集=定松剛音響効果=森川永子 アニメーションプロデューサー=金子文雄・江口浩平アニメーション制作=サテライト 製作=北高文芸部◆テーマ曲・OPテーマ:「フレ降レミライ」 作詞:畑亜貴 作曲:佐々倉有吾、編曲:渡辺和紀 歌:北高文芸部女子会(長門有希:茅原実里、朝倉涼子:桑谷夏子、朝比奈みくる:後藤邑子、鶴屋さん:松岡由貴、涼宮ハルヒ:平野綾)・EDテーマ:「ありがとう、だいすき」作詞:畑亜貴、作曲:rino、編曲:Evan call(Elements Garden) 歌:茅原実里◆メインキャスト長門有希=茅原実里 谷口=白石稔キョン=杉田智和 国木田=松元惠朝倉涼子=桑谷夏子 古泉一樹=小野大輔朝比奈みくる=後藤邑子 涼宮ハルヒ=平野綾鶴屋さん=松岡由貴◆関連スレ谷川流 333 [転載禁止](c)2ch.netttp //hello.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1417438838/【ツガノ】 漫画版 涼宮ハルヒの憂鬱 15 【ぷよ】ttp //hope.2ch.net/test/read.cgi/comic/1364099608/涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団の活動1856日目 [転載禁止](c)2ch.netttp //hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ranimeh/1428117995/ ※懐アニの本スレはID非表示や作品間での住人気質の違い等場合によっては貼らないほうがよいかもしれません 3 ○今後の予定(関連商品はまとめwikiや公式サイトをあたって下さい)2015/3/26 コミック 長門有希ちゃんの消失(8)発売2015/4/1 小説 スピンオフ4コマ漫画小説『長門有希ちゃんの消失 とある一日』(著:新木伸、カバーイラスト:ぷよ)2015/4/3 アニメ 長門有希ちゃんの消失TVアニメ放送開始予定(東京MXテレビ他)2015/4/20 ラジオ ラジオ「北高文芸部ラジオ支部」パーソナリティ:茅原実里 桑谷夏子 ※毎週月曜日更新2015/4/29 CD TVアニメ『長門有希ちゃんの消失』OP『フレ降レミライ』発売 ※CWはラジオテーマ2015/5/27 CD 「長門有希ちゃんの消失」キャラクターソングVol.1「長門有希」2015/5/27 CD 「長門有希ちゃんの消失」キャラクターソングVol.2「朝倉涼子」2015/6/4 イベント 「「長門有希ちゃんの消失」×OIOI」コラボショップ(新宿マルイアネックス) ※6/18まで2015/6/24 CD 「長門有希ちゃんの消失」キャラクターソングVol.3「朝比奈みくる」2015/6/24 CD 「長門有希ちゃんの消失」キャラクターソングVol.4「鶴屋さん」2015/6/24 CD TVアニメ長門有希ちゃんの消失ED『ありがとう、だいすき』発売2015/6/26 BD 長門有希ちゃんの消失 Blu-ray 第1巻2015/6/30 雑誌 娘TYPE7月号発売2015/7/4 雑誌 ヤングエース7月号(長門有希ちゃんの消失 連載)2015/7/10 雑誌 月刊ニュータイプ6月号 月刊コンプティーク6月号 ※長門有希ちゃん特集有り2015/7/22 CD 「長門有希ちゃんの消失」キャラクターソングVol.5「涼宮ハルヒ」2015/7/31 BD 長門有希ちゃんの消失 Blu-ray 第2巻2015/8/28 BD 長門有希ちゃんの消失 Blu-ray 第3巻2015/9/25 BD 長門有希ちゃんの消失 Blu-ray 第4巻2015/10/26 アニメ 長門有希ちゃんの消失9巻限定版BD収録オリジナルアニメ(25分)※予約締め切り7月31日2015/10/30 BD 長門有希ちゃんの消失 Blu-ray 第5巻2015/11/27 BD 長門有希ちゃんの消失 Blu-ray 第6巻 4 Q AQ.原作「涼宮ハルヒの憂鬱」等のシリーズやアニメみる前提のアニメ?A.続編というわけではなにので見なくても楽しめますが、読むか視聴したほうが楽しめます。Q.涼宮ハルヒシリーズの原作者「谷川流は漫画「長門有希ちゃんの消失」の原作やアニメに関わってるの?A.「長門有希ちゃんの消失」については漫画の作者である、「ぷよ」に任せで関わっていないと思われます。 一方でぷよは構成会議にアニメに参加してますです。Q.涼宮ハルヒ関連作と聴いたけどこれ原作小説やアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』・『消失』と同じ世界観なの?A.別物、パラレル、別世界として見てください。原作者公式発言→https //twit●ter.com/puyotopia/status/584277134195064832原作の一部世界観とキャラ設定を使ったリビルド作品と規程してるようなので。Q.タイトルにちゃんと付いてるけど「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」と同じくギャグ系なの?A.ギャグ部分はありますがあくまでも添え物で基本はラブコメモノです。Q.この作品の主人公ってだれ?A長門有希です。メガネを掛けた引っ込み思案のフツーの女の子です。長門とキョンによる話が主軸です。Q.キャラの性格付けは原作の消失準拠?A.いいえ、基本的には原作小説の消失を下敷きに、ぷよ独自の解釈と『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』のキャラの性格を取り込んだものとなっています。(例:ハルヒが常識人、有希は読書&ゲーム好き)Q.なんかアニメは原作や以前のアニメより絵が離れてると思うんだけど何故?A原作『涼宮ハルヒシリーズ』の.いとうのいぢのデザインからではなく、『長門有希ちゃんの消失』の漫画を元にデザインを起こしてるためだと思われます。Q.京アニではなくサテライトなのは何故?A.理由は不明ですが京アニが手を挙げなかった可能性があります。一昨年の12月に長門有希ちゃんの消失のアニメ化企画が発表されましたが、同時期に今年4月から京アニが制作し放映される響け!ユーフォニアムが発売し発売後すぐに版権元の宝島社へ京アニ側がアニメ化オファー出したそうなので…。 5 ◆避難所◆涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団の避難活動18日目ttp //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/8072/1301011493/◆キャラスレ◆長門有希に萌えるスレ 224冊目 [転載禁止] #169;2ch.netttp //hello.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1426703615/【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その168ttp //hello.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1428417000/【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part74【変な女】ttp //peace.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1417359621/【ハルヒ】朝倉涼子さんと58れた日常ttp //wc2014.2ch.net/test/read.cgi/litechara/1349797429/【ここ】朝比奈みくるpart39【どこですか?】ttp //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/9424/1325093456/【涼宮ハルヒの憂鬱】古泉一樹●×34ttp //wc2014.2ch.net/test/read.cgi/litechara/1332852054/【涼宮ハルヒの憂鬱】 キョン Part31ttp //wc2014.2ch.net/test/read.cgi/litechara/1329840138/【涼宮ハルヒの憂鬱】鶴屋さん萌え スレッド 18にょろttp //wc2014.2ch.net/test/read.cgi/litechara/1314811093/【涼宮ハルヒの憂鬱】喜緑江美里さんに追従するスレ18ttp //peace.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1321189087/【涼宮ハルヒの憂鬱】谷口 WAWAWA忘れ物13.1回目ttp //wc2014.2ch.net/test/read.cgi/litechara/1294752572/【涼宮ハルヒの憂鬱】国木田は消失でもショタ可愛い5.1ttp //wc2014.2ch.net/test/read.cgi/litechara/1294987600/
https://w.atwiki.jp/ej3sgcu5vx/pages/625.html
.. - ─……‐-. .、 ,. '"´ . `ヽ、 ,.'´. ,. ヽ /. ./ / / / l | l l .! , イ 〃l / / / | | | | | i `ヽ | 〃 l / /_L/1 | /| | | | | . . . .'; |/ Ⅳl /l/ { | /| /. | | | | | l .l ! { ∧Ⅵィ行ミヽ|/ .|/ ̄「/メ、/ / l .l ! ,′ l 辷ソ ニ二_l/l / ./ .l l l l l , 〒テテミV/ / ./l { l/l ト、 辷ソノ ,.イ /l人{ l l/ ヽ ` 〃 ∠ノl/ \| >r‐r‐ < ィ´l/l/ l / ,. -─┴┐ ∠二二ヽ ! ,. イ. .ヽ. ヽ ヽ ,. ィ77.イ. .', ! `、 ∠∠//. . l. . . . l | ハ | l i.ll /. . . j. . . . .l | j { | | i/. . . . . {. . . . . l L_ _ __{」 | | l. . . . . . j. . . . . L_ _ __」」 レ'1. . . .l. . . .l/. /Y´ く l. . . . l . . l. ./ ! Vy. . . l. . . l / . . l , イソ . .l. . . l / . . . . ′ / /j. . . .l. . . . .l. ヽ. . ./ / / /. .l. . . . . l V 〈 _/ /. l. . . . . .l ヽ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [部分編集] プロフィール 涼宮ハルヒのバックアップSOS団・所属 次回作登場人物【安価・あんこ】ダンマ・バクの境界線上のホライゾン サブトレーナー 涼宮ハルヒ【情報掌握】:中確率で相手を解析する
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/3447.html
季節はもう夏休みを明けた新学期だ。またいつものような日々が続くと思うと少し憂鬱になる。 …そういえば席替えしないのか、このクラスは。 「キョン!!ビッグニュースよ!」 いつも以上にハルヒの声が耳に響く。久しぶりに聞いたからなのか……それともハルヒの「ビッグニュース」という言葉に嫌な予感を感じるからなのか? 「なんだそのビッグニュースというやつは」 俺が喋り終わる前にハルヒが続けてきた。 「また転校生が来るの!」 「転校生?それの何がビッグニュースなんだ?時期だって合ってるだろ。」 「それがね?今までアメリカに住んでた人なんだって。帰国子女ってやつね!」 帰国子女……か。その響きだけでモテそうな感じがする言葉だ。何故かは分からんがな。 「学年は?」 「一年!」 「クラスは?」 「五組!」 「男か?女か?」 「女の子!」 ……また悉く調べ尽くしているらしい。 「名前は?」 「えーっと……それが一番面白いのよね!」 「なんだ?言ってみろよ。」 「『長門由紀』っていうの!あ、『ユキ』って言っても理由の由に日本書紀の紀ね!」 日本書紀の紀……?ああ、あれか。まったく、よく分からん例を出しやがって。 「…驚かないの?」 「ああ、驚いたさ。」 ただ、いつもそれ以上に仰天してるから慣れてるんだな。俺も成長したもんだ。 「驚き度が足りないわね。キョンのくせに生意気よ。」 「で、まさかSOS団にその子を入れる気じゃないだろうな?」 ハルヒの攻撃を軽やかに回避する俺。いやあ、成長したもんだ。 「ま、興味はあるわねー。少し変わってたら入れてあげようかと考えてるわ。」 「間違えても無理矢理入団させるんじゃないぞ?」 「分かってるわよ。」 心配だ。だが、正直俺も楽しみではある。アメリカ、帰国子女、名前が「長門由紀」である(最後は少しおかしいかもしれない)事から恐らく中々の美少女だと予想される。谷口評価でBクラスには入ってくれる事だろう。 「今日転校生来るらしいよー?」 「本当!?どんな子?」 「よく分からないんだけど、帰国子女らしいんだってー!」 と、クラスの中でも噂され始めた頃に岡部が入ってきた。 「皆も知ってると思うが、今日このクラスに転校生が入る事になった。じゃあ入ってきてくれ。」 ガラッ クラスに静寂が訪れるこの瞬間。谷口の奴は目を輝かせている。それはハルヒも同様であった。 「長門由紀といいます。ア、アメリカの高校から来ました。よろしくお願いします。」 そこに入ってきたのは紛れもなく美少女だった。「うおおおおおおー!!」と男子の歓声が入る。 俺は勿論頬杖をついてクールに決めていたさ。……いや、実は「うおぉ……」って小さく言ってた。スマン、嘘ついた。 「席は…朝倉が居た席が空いてるな。そこに座ってくれ。」 「は、はい。」 「皆仲良くするように!それじゃあ授業始めるぞー。」 授業が終わり、予想通り谷口が俺の所へやってきた。 「Aランクプラスだな!!」 「……何がだ。」 「何って、長門由紀の事に決まってんだろ?」 「ああ、そう。」 「なんだよキョン。あんまノリ気じゃねぇな。」 「俺には関係のない事だよ、どうせ。」 「そんな事言わねーでよ、ほら、もうあんなに女子と打ち解けてるぜ。あれは学級委員タイプだな。」 俺は嫌な予感がしていた。またハルヒの望んだ謎の転校生だとしたら…… もう古泉みたいなのは御免だ。もしかして異世界人とか言うんじゃないだろうな…… 昼休み。早速ハルヒが長門由紀…改め長門さんと話し込んでいる。何を吹き込んでいるのかなど知るよしもない。 昼飯を食いながら二人の会話の様子を見続けて5分後(俺は何をやっているんだ…)ハルヒがこっちに寄って来た。 「これで大丈夫よ。」 「まさかお前、本当にSOS団に入れるつもりなのか?」 「まだ決めてないわ。とりあえず放課後に文芸部室に来てもらう事になったのよ。」 「お前なぁ…」 「仮入団ってことでいいじゃない。あたしは有希とみくるちゃんに放課後早めに来るように連絡しに行くわ!あんたは古泉君に!」 あの二人なら別に伝えなくても早めに来ると思うが……ん? 「何故俺が古泉の所に行かにゃならん。お前がついでに行けばいいだろ。」 「あたしは色々と忙しいの!じゃ、あんたも早く行きなさいよ。ちゃんと伝えないと死刑だから!」 教室を出て行くハルヒ。二人で古泉と話すのは気が引ける。まぁ仕方がない……死刑という罰を課せられたからには行かないわけにはいかないしな。 「転校生?」 「ああ。そいつを仮入団させるらしいから、放課後早めに来いとの団長さんからの命令だ。」 「少し臭いますね……」 「臭う?俺か?」 「ハハ、違いますよ。長門ユキの事です。」 「どっちだ。」 「失敬。転校生の方です。」 「俺も何か嫌な予感はしてたんだが…考えるだけ頭が痛くなる。」 「きっとこれも涼宮さんが望んだ事です。無難に乗り越えたいものですね…」 「兎に角、貴方も気を付けてくださいね。」 「気を付ける?長門由紀にか?」 「ええ。何か……僕も嫌な予感がす」 「おっと、俺そういえばまだ昼飯途中だった!じゃあな、古泉!」 「え?は、はい……」 どことなく悲しそうな顔をする古泉は放って置く事にする。 そして五、六時限目が終わり今は放課後。朝倉涼子の時のような事にだけはなって欲しくはない。まぁ長門も居るし何とかなるだろう。 文芸部室の戸を開けると、そこにはいつもの面々が勢揃いしていた。だがハルヒと長門さんはまだのようだな。 「キョンくん、お茶です。」 「ありがとうございます、朝比奈さん。」 久しぶりに見た朝比奈さんのメイド姿。俺にはいい目の保養だ。 それに無表情で読書をしている美少女と、さっき見たムカつく顔。ハルヒが居ないと本当に静かで平和である。 ガチャッ ……噂をすれば。しかし俺の予想は大きく外れ、しょんぼりとした顔のハルヒが入ってきた。それに長門さんの姿はない。 「どうした?」 「それがねー?由紀ちゃんが居ないのよ~。」 「居ない……?それは奇妙ですね。」 ……無理矢理話に入ろうとするな古泉。 「学校中何処探してもいないのよ…約束忘れちゃったのかしら。」 「SOS団が嫌になって帰ったんじゃないか?」 「そんなはずないでしょ、失礼ね!キョンのくせに!」 どうやらこいつの口癖は「全然」から「キョンのくせに」に変わったらしいな。 「まぁまぁ涼宮さん。今日のところはいつも通りの活動をしてはどうでしょう。」 「……仕方ないわね!明日話してみるわ。」 とりあえず今日のところは何も無いまま済みそうだな。 そして本日のSOS団の活動終了。朝比奈さんを除いた3人は次々と部室を出て行く。朝比奈さんは着替えがあるらしい。 ん…鞄の少し空いたチャックの隙間から何かが出ている。本のしおりだ。まさかこれはまた… 『午後七時 わたしの家で待つ』 わたしの家って……もし俺が長門だと分からなかったらどうするつもりだったんだ?まぁ長門鑑定士の資格(未公認)を持っている俺にはすぐ分かったがな。 しかし公園から家に変わったのは驚きだ。……きっとそっちの方が手っ取り早かったのだろう。 午後七時。マンションの前で長門が立って待っていた。俺達は長門の部屋へ向かう。 「今日は何の用なんだ?」 「……確かめたい事があったからあなたを呼んだ。」 エレベーターを降り、長門の部屋に到着、テーブルを二人で囲み座る。 少しの静寂の後、長門が話し始めた。 「……転校してきた長門由紀の事。」 やっぱりお前もその話か。 「現在長門由紀が住んでいる場所、それがこのマンションの505号室。」 「505号室……?」 ここの505号室って……ああ、思い出した。 「朝倉涼子か。」 「そう、でも長門由紀の正体が全くと言っていいほど掴めない。でも人間ではないというのは確か。」 「人間じゃない?お前と同じ情報ナントカって事か?」 「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドイン」 「ああ、それは分かった。分かったから続けてくれ。」 「……彼女がわたしと同じ能力を持っていると確信はできない。だから、彼女の正体を暴く必要がある。」 「何故正体なんか暴かなきゃならないんだ?」 「もしもの非常時の時、彼女の情報を把握していないとあなた達に危険が及ぶ可能性がある。」 もしもの非常時ってなんだ。まぁなんとなく察する事ができるが…… 「ん?それで結局、俺がここに呼ばれた理由は何なんだ?」 「一緒に居てくれた方が心強い。」 非常に予想外な返答だ。すると何だ?俺は長門の心の支えになる為だけに呼ばれたって事か? いや……結構嬉しい。かなりの域に達するかもな。 「けれど失敗だったかもしれない。これから彼女の部屋に行く……あなたには危険。それに成功する確率は30%程度。」 「これから行くのか?」 しかも30%とはかなり低い数値だな。 「帰っても大丈夫。わたしがなんとかする。」 「……いや、俺も行く。一緒に居た方が心強いんだろ?」 「………」コクリ 「俺が一緒に行ったら確率は何%になるんだ?」 「……100%」 「じゃあ行こうぜ!」 そうして俺と長門は乗り込むのだ。長門由紀の部屋に。 移動時間約30秒、505号室に到着した。 長門はインターホンを押した。 ピンポーン 「普通にインターホンは押すんだな。」 「言ったはず。まだ彼女が特別な能力を持っている存在とは断定できない。ここは普通に入るべき。」 『はい?』 「長門……あなたとは違う長門有希。」 『ああ、6組の長門さんですね。今開けます。』 扉が開く。俺を見て少し驚いている長門由紀が出てきた。 「あなたは、確か同じクラスの。」 「どうも。」 「あ、あの、どうぞ中に上がってください。」 「………」コクリ 中のリビングに案内される。歩きながら長門さんは話した。 「何か御用ですか?」 「……あなたは何者?」 「ブッ」 少し吹き出した。率直すぎて少し笑えたぞ長門。すると突然長門さんは立ち止まった。 「やっぱり気付いていたんですね……。」 「わたしの目は欺けない。」 「そうですか……それなら――」 「……!」 「――死んでください。」 グサッ 俺は朝倉との一件が脳裏に浮かぶ。似ている……似るすぎている。 今、長門さんは俺にナイフを突きつけてきて、長門は俺をかばってナイフに…… 「長門!!」 「やっぱりかばうと思った…でももうお終いね。」 「体が……。」 「さっきの質問に答えてあげる。私はあなたのコピーデータ。あなたの能力にそっくりそのまま似せた…ね。」 「情報統合思念体はそんな事は実行していない。そんな事は有り得ない。」 「わたしは自分の意志で自分を再構築したんだもの…思念体は関係ないわ。」 「どうやって…」 ナイフを腹に刺されながらも話し続ける長門。俺は何もできないのか? 「苦労したのよ?あなたがわたしを消す時に使った粒子の中に、分解されたわたしのプログラムをあなたの粒子に潜ませ、長い歳月かけて蘇ったの。」 よく分からん。 「あなたはまさか……。」 「気付いた?」 「朝倉涼子?」 「ご名答。さすが長門さんね。でも、あなたに刺さってるナイフは分解粒子が入ってるの…じきに動けなくなるわよ♪」 ああ、話はだいたい分かった。つまり、あいつは他の女の子の着ぐるみを着た朝倉涼子って事か……ややこしい。 「わたしはあなたに復讐したかった……だから、今ここで、あなたを消す!」 くそっ……俺は長門の為に何ができる?なんとかするんじゃなかったのかよ、長門! 「早く死んで!」 グサッ!! 「……!!」 頭で考えるより先に体が動いていた。はっきり言って後悔している……だが、長門を守る手段なんてこれくらいしかなかった。 俺の腹部には確かにグッサリとナイフが刺さっている。 「痛ぇ……」 他に言葉が出せない。何度か経験した痛みだからとはいえ、慣れれる程度の痛みじゃない。それに激痛なんてものじゃない。意識を失いそうだ。思考能力が薄れていく。 「あらあら……別にあなたには恨みはなかったんだけど…残念ね。」 「なんて事を……」 「え?何か言ったかしら?」 「今あなたが刺した人は……わたしの……わたし達の大切な仲間……」 「長門さんらしくないじゃない。そんな臭いセリフ恥ずかしくないのかしら」 「あなたは許せない!」 薄れゆく意識の中で聞こえる長門の声。俺は長門にとっての大切な仲間になる事ができたのか……それは良かった。 「かっこいいわね、長門さん。でもこの状況、どうするの?」 「情報結合解除開始……」 「無駄よ。その対策はもうできてる……私をなめない事ね。」 「あなたこそ、情報統合思念体をなめない方がいい。私は日々能力を高めて進化している。」 朝倉モドキの足が段々と消えていくのが見えた。 「どうして!?」 「プログラム構成は完璧。けれど油断は禁物。まだまだ甘い。それではわたしを消す事なんてできない。」 「……悔しいけどここまでかぁ。さすがね、長門さん。そこの仲間さんとお幸せに……。」 「ん……俺は……どうなった?」 目が覚めると俺は自分の部屋のベッドで寝ていた。腹の痛みはなく、傷口さえない。……夢だったのか? いつも通りの教室。平和だ……そう思いながら俺は窓の外を眺めている。たとえ夢だとしても、まさか長門から仲間の大切さなんて学ばされる事になるとはね。 「キョン!!ビッグニュースよ!」 「今度は何だ。」 「由紀ちゃんがまたアメリカに帰っちゃったんだって!!絶対これは何かの事件ね!!」 「………」 「どうかしたの?」 「いや、なんでもない……」 「早速これからこの謎を究明しないといけないわねー!!」 夢ではなかった…とすると長門は俺を家まで運んでくれたのか…? 後から傷の事を聞くと、長門は「あなたに危害を加えたナイフは朝倉涼子の粒子で作ったもの。朝倉涼子が消えれば痛みや傷口は消える。」と答えてくれた。 毎回命を張って俺を助けてくれる、とても頼もしい存在『長門有希』。今度はコピーデータなんかじゃなく、部室で本物の長門を見る事が待ち遠しいよ。 だから俺の部室に入ってからの第一声はこう言おうと思う。 「ありがとな、長門。」ってね。 Fin
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1214.html
Report.11 涼宮ハルヒの遭遇 SOS団集団下校。それは何も変わらない、いつもの光景だった。 「あれっ!?」 涼宮ハルヒは驚き、声を上げた。 「どないしたんや、ハルヒ。」 【どうしたんだ、ハルヒ。】 『彼』が問い掛ける。 「ほら、あそこ、踏み切りの向こう。あそこにおるの、朝倉違(ちゃ)う!?」 【ほら、あそこ、踏み切りの向こう。あそこにいるの、朝倉じゃない!?】 「何(なん)やと!?」 【何(なん)だと!?】 『彼』は驚愕した表情で彼女の指す方向を見た。しかし、その視線はちょうど走ってきた電車に阻まれる。電車が通り過ぎると、そこには誰もいなかった。 「見間違いか、他人の空似と違(ちゃ)うか?」 【見間違いか、他人の空似じゃないか?】 「いや、あれは間違いない!」 こうして、翌日の不思議探索ツアーは、『朝倉涼子の捜索』に決定した。ここでも彼女の力は遺憾なく発揮され、捜索開始から二時間後、わたし達は求める者に遭遇した。 ……朝倉涼子が、そこにいた。 「朝倉っ!」 ハルヒが声を掛けた。『朝倉』と呼ばれた少女は、びくりと身体を震わせて、声の元に身体を向けた。 「あんた、朝倉涼子と違う?」 【あんた、朝倉涼子じゃない?】 「え、は、はい、そうですけど……」 「やっぱりー! 久しぶりやな~、元気してた?」 【やっぱりー! 久しぶりね~、元気にしてた?】 「え? え?」 『朝倉』と呼ばれた少女は、目を丸くして戸惑っている。 「あ、あの……話が見えへんのですけど……」 【あ、あの……話が見えないんですけど……】 「ひどいな~元クラスメイトにそれはないん違(ちゃ)う?」 【ひどいな~元クラスメイトにそれはないんじゃない?】 「えっと……あの、あなた達は誰……ですか……?」 今度はハルヒが困惑する番だった。 「誰……って。あたしは元、北高の1年5組、涼宮ハルヒ。で、こっちが同じく元、北高1年5組のキョン。覚えてへんの?」 【誰……って。あたしは元、北高の1年5組、涼宮ハルヒ。で、こっちが同じく元、北高1年5組のキョン。覚えてないの?】 「覚えてへんって言うか……そもそも『北高』って一体……?」 【覚えてないって言うか……そもそも『北高』って一体……?】 『彼』の紹介があだ名であることについては、本人から以外には誰からも指摘の声は上がらなかった。 「あんた、『朝倉涼子』やんな?」 【あんた、『朝倉涼子』よね?】 「え? ええ、『朝倉涼子』ですけど……」 「涼子ー! 何してんのー?」 【涼子ー! 何してるのー?】 その時、『朝倉涼子』に声が掛けられた。声の主を見て、SOS団一同は固まった。 「あ……有希……」 『朝倉涼子』は、声の主を見て、安堵した声を漏らした。 ……長門有希が、そこにいた。 「どしたん? なんかいっぱい人がおるけど。涼子の知り合い?」 【どしたの? なんかいっぱい人がいるけど。涼子の知り合い?】 『涼子』と呼ばれた彼女は、ふるふると、首を横に振った。 「えっと……全然知らん人達……」 【えっと……全然知らない人達……】 それを聞くと、『有希』と呼ばれた彼女はハルヒに向かって言った。 「えーと、どちらさんか知らへんけど、あんまりこの娘を怖がらさんとってくれる? ナンパやカツアゲにしちゃ男女比率おかしいけど、本人はあんたらのこと知らへん言(ゆ)うてるし。」 【えーと、どちらさんか知らないけど、あんまりこの娘を怖がらさないでくれる? ナンパやカツアゲにしちゃ男女比率おかしいけど、本人はあんたらのこと知らないって言ってるし。】 『有希』は『涼子』をかばうように一歩前へ出ると、続けた。 「もしご不満やったら、わたしが相手になるし。」 【もしご不満なら、わたしが相手になるわ。】 彼女は意志の強そうな眼で、涼宮ハルヒを見据えていた。 「あ、あの……有希。」 「なに?」 『有希』は軽く振り向いて『涼子』の声に答えた。 「わたしは知らへんねんけど、その人、わたしの名前知ってるみたいやねん。それに……」 【わたしは知らないんだけど、その人、わたしの名前知ってるみたいなの。それに……】 そう言って視線をあるところに向ける。 「あんたが知らんのに、相手が名前知ってるなんて、ますます怪し……」 【あんたが知らないのに、相手が名前知ってるなんて、ますます怪し……】 答えつつ、『涼子』の視線を辿った『有希』は、途中で声を失った。視線の先にいるのは、わたし。すなわち『長門有希』。 ……彼女にそっくりな少女が、そこにいた。 『…………』 全世界が停止したかと思われた。沈黙がその場を支配する。 「……つかぬことを伺うけど。」 最初に口を開いたのは、ハルヒだった。『有希』と呼ばれた少女に問い掛ける。 「……なに?」 「あんたは……『長門有希』?」 「そうやけど……何(なん)であんたがわたしの名前知ってんの? それに……」 【そうだけど……何(なん)であんたがわたしの名前知ってるの? それに……】 「ああ、皆まで言わんといて。何が言いたいか、大体分かるから。それにしても奇遇やねぇ。この娘は……」 【ああ、皆まで言わないで。何が言いたいか、大体分かるから。それにしても奇遇よねぇ。この娘は……】 ハルヒはぎこちなく、顔ごとわたしに視線を向けた。 「長門有希。」 わたしはいつも通りの平坦な声で答えた。再びその場を沈黙が支配した。 「これはこれは、えらい光景ですなー……」 【これはこれは、すごい光景ですね……】 古泉一樹が、引き攣った笑顔で言葉を漏らす。わたし達は、再び真っ先に沈黙の状態異常から回復したハルヒの提案により、近くの喫茶店に入っていた。 わたしと『長門有希』、『彼』と古泉一樹と朝比奈みくる、ハルヒと『朝倉涼子』に分かれ、卓の三辺に座っている。 そう。卓の一辺には、まったく同じ外見を持った二人が並んで座っている。そしてその二人は、赤の他人。 「世の中には似てる人が三人いるって言うけど……」 ハルヒは、まじまじと、わたし達を見比べている。 「うーん、不思議な気分やわ。自分の顔が近くにあるって。」 【うーん、不思議な気分だわ。自分の顔が近くにあるって。】 『有希』は、鏡片手に、わたしと自分の顔を見比べている。 「……名前まで同じなんて、すごい偶然ですね……」 『涼子』は、おずおずと感想を述べた。 「今この場におらへんけど、あたしの知ってる人も、あんたとよぉ似とぉし、名前も同じやねんで。最初に声掛けたときは、絶対本人やと思(おも)たもん。」 【今この場にいないけど、あたしの知ってる人も、あんたとよく似てるし、名前も同じなのよ。最初に声掛けたときは、絶対本人だと思ったもん。】 と、ハルヒは『涼子』に言った。 「それで、あんた達はどういう関係なん?」 【それで、あんた達はどういう関係なの?】 「わたし達は、従姉妹。」 ハルヒの問いに『有希』が答える。 「今日はちょっと親戚の集まりがあって、この辺りに来てたんやけど。まさかこんな出会いがあるとは思わんかったわ。」 【今日はちょっと親戚の集まりがあって、この辺りに来てたんだけど。まさかこんな出会いがあるとは思わなかったわ。】 ふに。 ふにふにふに。 『有希』は、わたしの胸を一掴みし、それから自分の胸を掴みながら言った。 「胸の大きさまで同じって……」 「ちょ、ちょっと!? あんた女のくせに、なに女の子の胸揉んどぉ!?」 (あたしの有希に、なに手ぇ出しとぉ!!) 【ちょ、ちょっと!? あんた女のくせに、なに女の子の胸揉んでんの!?】 《あたしの有希に、なに手出してんのよ!!》 あなたがそれを言うのですか、ハルヒさん。 もしわたしが『彼』だったら、そんなツッコミをしていただろう。なお、括弧書き内はわたしが補足した。 「ええやん、女同士なんやし。気にしたらあかん。それにしてもあんたは無表情やなー。」 【良いじゃない、女同士なんだし。気にしちゃだめよ。それにしてもあんたは無表情ねー。】 『有希』は、わたしの口に指をつっこんで横に広げたり、眉尻を下げさせたりして遊んでいる。 (あの娘は長門にそっくりやけど、怖いもの知らず……ある意味ハルヒっぽいな……) 《あの娘は長門にそっくりだけど、怖いもの知らず……ある意味ハルヒっぽいな……》 (ええ、そのようで。) 『彼』と古泉一樹は、小声で会話している。 「それにしても、こんな近所に、そっくりな娘がおるとは思わんかった。引越ししてへんかったら、もっと早(はよ)会えたんかな?」 【それにしても、こんな近所に、そっくりな娘がいるとは思わなかった。引越ししてなかったら、もっと早く会えたのかな?】 「前は近くに住んでたん?」 【前は近くに住んでたの?】 「今は大阪に住んでるけど、四年前までは、宝塚におってん。ほんで涼子が西宮やったから、時々遊びに行っとってんわ。同い年やし。」 【今は大阪に住んでるけど、四年前までは、宝塚にいたの。それで涼子が西宮だったから、時々遊びに行ってたのよ。同い年だし。】 「ふーん。で、涼子ちゃんは、どこ住んどぉ?」 【ふーん。で、涼子ちゃんは、どこ住んでるの?】 「あ、わたしも、今は大阪に住んでます。有希の近所。四年前に引越しました。」 「あー、あと一年ほど早(は)よ会(お)うてれば、もっとおもろい光景が見られたのになー……さっきも言(ゆ)うたけど、あんたにそっくりの同姓同名の娘が、同級生におってん。急に外国……カナダへ転校してしもてんけど。」 【あー、あと一年ほど早く会ってれば、もっと面白い光景が見られたのになー……さっきも言ったけど、あんたにそっくりの同姓同名の娘が、同級生にいたのよ。急に外国……カナダへ転校してしまったんだけど。】 「そんなによぉ似てるんですか?」 【そんなによく似てるんですか?】 「もう似てるなんてレベル違(ちゃ)うで! 同じ人間のコピーかと思うくらいそっくりやねん! 雰囲気とか……ああ、あと声も一緒やわ。」 【もう似てるなんてレベルじゃないわ! 同じ人間のコピーかと思うくらいそっくりなの! 雰囲気とか……ああ、あと声も一緒だわ。】 「……わたしも、よく似ているの。」 『有希』は、平坦な声で話した。 「!? すご! 喋り方を合わしたら同じ声や!!」 【!? すご! 喋り方を合わせたら同じ声だ!!】 「……そう。でもわたしは、彼女の声をほとんど聞いていない。」 『有希』はわたしのモノマネをしている。そっくり。 「わたしの声は、もっと高いと思われる……くくく、ははは、あーっはっはっは!」 『有希』は声を上げて笑い出した。 「あかん、おもろすぎる! ツボにハマってしもた! わたしが無表情やったら、こんな顔なんやな。そんな顔で、わたしのいつもの声で喋るとこ想像したら……ぶはははは! あかん、止まらへん!」 【だめ、面白過ぎる! ツボにハマっちゃった! わたしが無表情だったら、こんな顔なのね。そんな顔で、わたしのいつもの声で喋るとこ想像したら……ぶはははは! だめ、止まらない!】 「くくく……た、確かに、あんたのさっきの声で有希が喋るとこなんて、想像つかへんわ!」 【くくく……た、確かに、あんたのさっきの声で有希が喋るとこなんて、想像つかないわ!】 ハルヒと『有希』は、腹を抱えて大笑いしている。 朝比奈みくる、古泉一樹、そして『彼』は、三人とも明後日の方向を向いている。 しかしわたしには分かる。三人とも肩が震えている。どう見ても笑いを堪えている。三人とも、わたしが『有希』の声色を使うところを想像しているらしい。 ……朝比奈みくるは、先日の実験で、そんなわたしの声も知っているはず。それでも笑えるのだろうか。よく分からない。 そしてわたしの記憶領域にある試論が展開された。ハルヒが言うように、今目の前にいる『長門有希』の声で話すこと。 これは、元々このインターフェイスが持っている声色でもあるので、何の難しいこともない。そして、涼宮ハルヒの退屈を紛らわせるのにちょうど良いと判断した。 「それはこんな感じ?」 わたしは、ある程度抑揚をつけて『長門有希』の声色で話した。表情はそのままで。 『!?』 わたし以外の全員が絶句した。 「ゆ、有希……」 ハルヒが恐る恐る言った。 「あんた……無表情でその声は……ユニーク……」 わたしの台詞を取られた。 よく知る人物によく似た姿かたちで、かつ同姓同名である人物との遭遇は、ハルヒの好奇心を大いに満足させた。特に『長門有希』については、同じ姿の人物が二人並んでいることもあって、しきりに二人を見比べては目を輝かせる姿が見られた。 その後も他愛もない話に花を咲かせ、主にわたしが『有希』とハルヒに玩具にされながら、にぎやかな時間を過ごすうち、彼女達が帰る時間となった。 「今日はすごくおもろい日やった!」 【今日はすごく面白い日だった!】 『有希』はやや興奮気味に、今日の感想を述べた。 「あんまり長いこと家(うち)を空けてると、みんなが心配するし、もうそろそろ帰るわ。」 【余り長い間家(うち)を空けてると、みんなが心配するし、もうそろそろ帰るわ。】 「名残惜しいけど、しゃーないな。」 【名残惜しいけど、仕方ないわね。】 ハルヒと彼女達は、連絡先を交換していた。 「そんなに遠く離れてるわけでもないし、また今度会えたらええですね。」 【そんなに遠く離れてるわけでもないし、また今度会えたら良いですね。】 『涼子』が言った。彼女もとても楽しそうに見えた。 「そやね。有希! って、やっぱり自分と同じ名前呼ぶんは変な気分やな……また今度、遊ぼな!」 【そうね。有希! って、やっぱり自分と同じ名前呼ぶのは変な気分ね……また今度、遊ぼうね!】 「……また、今度。」 わたしは平坦な声で答える。 「ふふふ。今度はカラオケで『有希』ちゃんと有希のデュエットとかしたら面白そうやね。ダブルヘッダーならぬ、ダブルユッキーで。」 【ふふふ。今度はカラオケで『有希』ちゃんと有希のデュエットとかしたら面白そうよね。ダブルヘッダーならぬ、ダブルユッキーで。】 『涼子』はそう言って微笑んだ。 「わたしに似てるっていう、もう一人の『朝倉涼子』さんにも、会(お)うてみたかったなあ。」 【わたしに似てるっていう、もう一人の『朝倉涼子』さんにも、会ってみたかったなあ。】 「そういえばあいつ、急に転校したあと、手紙の一つも遣さへんねんで? たまにはひょっこり一時帰国でもして、顔出したらええのに。」 【そういえばあいつ、急に転校したあと、手紙の一つも遣さないのよ? たまにはひょっこり一時帰国でもして、顔出したら良いのに。】 ハルヒは『涼子』を抱きかかえ、頭を撫でながら言った。 「何(なん)かね、ほんま漠然としてるんやけど、何となく、あいつとはまた会えるような気がすんねん。」 【何(なん)かね、ほんと漠然としてるんだけど、何となく、あいつとはまた会えるような気がするのよ。】 ハルヒに頭を撫でられている間、『涼子』は頬を朱に染め、目を細めていた。 「ほな、また今度! ……ほな、行こか、涼子。」 【じゃあ、また今度! ……じゃ、行こうか、涼子。】 「うん。皆さんもお元気で。もう一人の『朝倉涼子』さんにもよろしく……って言(ゆ)うても、おらへんのか。」 【うん。皆さんもお元気で。もう一人の『朝倉涼子』さんにもよろしく……って言っても、いないのか。】 こうして、彼女達は去って行った。 わたしたちの出自を整理する。 わたし達、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイスは、身体を構成する際、外見は実在する人間を基にしている。端末により若干の改変を行う場合もあるが、基本的には基の人間の姿かたちをそのまま使用している。 もちろん、涼宮ハルヒの身辺に配置されるに当たって支障とならないよう、涼宮ハルヒとは物理的又は時間的に遠くに存在する人間の情報を利用する。 実は端末の開発初期段階では、それまでの基本的な観察結果を基に、全く新規に端末の外見を構成する予定だった。 しかし、計画は頓挫した。いざ実際に作成し、現場に投入してみると、様々な問題が発生した。その時の騒動は情報操作によって、人間の歴史からは完全に消え去っているが、それは凄まじいものだった。人間の世界に存在するもので例えると、『3DCGによって製作されたヴァーチャルアイドル』。そのようなものが実際に肉体を持って街を歩けばどうなるか。街は恐慌状態に陥った。 なお、端末の稼動が軌道に乗った時点で行われた追跡調査で、その時に投入された端末の出来は、『ヴァーチャルアイドル』と呼べるほどの品質ですらなかったことが判明した。情報統合思念体の一部では、人間の言葉になぞらえてその時の試作端末を『モッコス』又は『邪神セイバー』と呼称して揶揄している。言葉の由来は、『フィギュア』と呼ばれる人形の一種で、非常に出来が悪いことで有名になった個体名から。 情報空間においては、仮想も現実も大した区別を必要としない。だから、情報空間に生きる情報生命体である情報統合思念体には、仮想と現実の差が大きな意味を持つ有機生命体の思考に、仮想と現実を踏み越えた外見が大きな影響を及ぼすことは、本質的に理解できなかった。 プロジェクトは暗礁に乗り上げた。どうすればこの状況を打開できるのか。情報統合思念体は、決定的な回答を持ち合わせていなかった。 「人間をそのまま写し取れば良い。」 その時、どこかの派閥が閃いた。 「我々と有機生命体とでは、違いが大き過ぎる。観測初期においては、既存の人間の外見を流用するのが効率的ではないか。」 情報統合思念体の目的は、有機生命体である涼宮ハルヒの観測。これは未知の領域への進出。分からないから理解するために、対象と良く似た構造のインターフェイスを派遣する。しかし、分からないものを作ることはできない。ならば、その最初の一歩はやはり既存のものの流用から始めるしかない。 こうして端末の外見の仕様が固まった。次に問題となったのは、どのような外見を流用するのか。それまでの観測結果によると、対象となる『人間』には、外見的特徴に、いくつかの共通する類型があることが分かっていた。 まず『性別』。これは人間に限らず、多くの有機生命体に見受けられる特徴で、外見だけではなく生命体の増殖にとって重大な意味を持つ特徴。 次に『人種』。これは主に皮膚の色調に代表される大まかな分類。 そして『民族』。同じ人種でも、民族が違うと外見的特徴が変化する。 観測の結果、涼宮ハルヒが生息する地域では、ある人種が圧倒的多数を占める普遍的存在として認識されていた。 そこで端末の外見は、当該対象の生息する地域で圧倒的多数を占める、『日本人』という集合の中から選定されることとなった。 そして涼宮ハルヒの基礎的な観測データを基に、彼女が望む人物像に合致した人間の外見を検索していった。性格は別個に検索し、組み合わせる。こうして彼女が望む性格と外見を持った端末を製作していった。 しかし、最後に難関が待っていた。 彼女に最も近い場所に配置する端末の外見が、見付からなかった。 『見付からない』と表現すると語弊がある。正確には、存在は確認していた。 しかし、彼女の近くに配置するという重要な意味を持つ端末に与えるには余りに彼女に『近い』位置に、その外見を持つ人物は存在した。端末と、端末と同じ姿をした『オリジナル』とが出会ってしまう確率が飛躍的に高くなる。 プロジェクトは再び暗礁に乗り上げた。 「当該対象の移動を確認。『引越し』と呼ばれる現象で間違いない。」 朗報だった。 外見のモデルとするのに最も適した人物が、引越しによって涼宮ハルヒから遠い位置に移動した。それでも隣の『府』と呼ばれる地域に移動しただけなので、若干の不確定要素は残るが、涼宮ハルヒの求める人物像に最も合致する外見を使用することを優先させた。 ――長門有希、承認―― ――朝倉涼子、承認―― こうして、涼宮ハルヒに最も近い位置に配置される端末が生み出された。 長門有希は、隣のクラス、そして文芸部に、朝倉涼子は同じクラス、そして学級委員にそれぞれ配置されることが決定した。SOS団結成の三年前のことだった。 以来、端末と『オリジナル』は、全く接点を持たずに過ごしていった。プロジェクトは順調だった。途中で朝倉涼子が異常動作を起こし、結果、情報統合思念体の許可を受けた長門有希が、朝倉涼子の有機情報連結を解除するというアクシデントもあったが、プロジェクトは概ね目的を達成しつつあった。 しかし、意外な形でわたし達は接点を持った。それが今回の遭遇。これは情報統合思念体にとっても想定外の出来事だった。 情報生命体である情報統合思念体にとっては、『同期』のように未来の出来事を知ることはたやすいはずだが、それでもこの現象は『想定外』だった。その理由は、一端末に過ぎないわたしにはよく分からない。 もしかしたら、情報統合思念体もわたしと同じように、あえて未来と同期しないようにしているのかもしれない。情報統合思念体も、未来に起こる出来事をあらかじめ知りたくはない、と思うことがあるのだろうか。 ←Report.10|目次|Report.12→
https://w.atwiki.jp/tanigawa/pages/33.html
長編 短編 18禁作品
https://w.atwiki.jp/sakuyataityo/pages/67.html
 ̄ ̄ ̄ ´ . . . `. / . . . ヽテクテク . / .ヽ 、 \ . / . / ヾ ヽ . . . .. / . / / . / . . ./ / / \ \ . / . . / / .i ヽ ヽ i . ト.. ノイ ' . . . .i | ヽ ヾ i . | .`丶 | i | i . .i |ハ ∨ | . トヽ | l | l i | / ハ . .|ヽ ヽ ∨ . . . | / i | } | ハi | | .七ハ 十 - 、 .|ー 、十 .|- i |' ハ| |/ 从 |ハ |斗 示x. ヽ ト斗 示x | ハl | / ノ ……… { l .小 .ヾ乂ヒ ソ ヽ_Ⅴ ヒ ソ Ⅵ } |′ { ∨ゝ __ ノ ゝ __ ノ /| ′ 人 ヽ _'_ 小 / .}' . <ヾ{ 介 介 '> . . < . i >-< ノイ . > .. /l . . .| | . lヽ |∧ . . .∧>―――<∧ ∧| |/∧ ∧ イ ヾィ ∧/| j//∧ . . . . .∧ 」 ヽ ヽ . .∧//! SOS団員だが・・・数百年前滅亡したナヴァート星人。(キョン子には正体を知られている。) ハルヒ達の学校の制服を着用しているが、あくまで擬装用であり、周囲の認識を弄って学生を装っていただけで授業には出席していない。 ちなみにハルヒとキョン子が双子の姉妹であることは知らなかった。(キョン子が名字を名乗っていなかったためと思われる) 目的は不明だが地球で暮らしている。 性格設定は「消失」のもの。 地球編5日目にやる夫に対し地球から早く出ていくように告げるも、その真意は不明。 9日目にやる夫(正確にはアンクが憑依している)がオーズになった時、意味ありげに出ている。 22日目にSOS団全員でいるところを目撃したが、ウヴァが何かに気づいた。 23日目にすったもんだの末、ザンギャット基地に保護された。 28日目にはギルの画策で命を狙われるが、未遂に終わった。 正体は800年前アンク達に使えていた侍女・カヤ。 地球編では地球にいる間は朝比奈みくるが監視を、 ザンギャット基地内では監視をかねて、羽衣狐の元で助手をさせていた。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/39.html
みくる「長門さん、私修学旅行で京都に行ってきたんですよ」 長門「そう」 みくる「それで長門さんだけにお土産買ってきてんですよ」 長門「そう」 みくる「はい、お土産のお茶漬けです」 長門「………」 ハルヒ「有希、京都ではね、お茶漬けを出されたら帰れっていう合図なのよ」 長門「……何故?」 ハルヒ「何故?それは自分の胸に手を当ててよ~く考えなさい!」 みくる「それは言い過ぎですよ涼宮さん。長門さんには手を当てる胸が無いんですからw」 ハルヒ「うまいこと言うわねみくるちゃんww」 長門「……!胸は関係無いっ!」 ハルヒ「ムキになっちゃって、格好悪い」 みくる・ハルヒ「オーホッホッホッホッ」 長門「…黙れ……能無しデブ……役立たず」 みくる「な、なんですって!」 ハルヒ「まぁまぁ、みくるちゃん。本当のこと言われたからって怒らない怒らないw」 みくる「うるさい電波女!それからキョンくんがいない時は敬語使えって言ってるでしょ!!」 ハルヒ「…カッチーン!きたわ、久々にドス黒い感情がきちゃったわよこれ! なによ能無しなのは本当じゃない!みくるちゃんがSOS団に入れてくれたら生徒会長に取り入って正式な部にしてくれるからって入団を許可したのにあの約束はどうなったのよ!?」 みくる「そ、そんなことより今はこの根倉貧乳が私達に黙ってキョンくんを文芸部員にした方が問題ですよ!」 ハルヒ「そうよ!説明しなさいよ有希!」 みくる「ほっ(この女が馬鹿でよかった)」 長門「それは私と彼の問題。あなた達には関係無い」 ハルヒ「なんですって~!」 コンコン みくる「は、ひゃ~い☆」 ハルヒ「お、遅いわよキョン!」 長門「………」 キョン「うぃーす。……なにこのお茶漬け?」 長門「朝比nもが」 みくる「なんでもないですぅ~!」 ハルヒ「そうそう!なんでもないわよね!ねっ、有希?」 長門「……コクコク(ハルヒに無理矢理頷かされてる)」 キョン「???」 長門「私の処分が検討されている」 キョン「そうか、やったぜ!今度来るインターフェースはもっと可愛ければいいな~」 長門「…………」グスン わけのわからんうちにハルヒに無理やり連れてこられたのは文芸部の部室だった。 部屋の中にはまるで置物のように鎮座して、黙々と本を読んでいる眼鏡っ娘が一人。 「今日からここをあたしたちの活動の拠点にするわ! ちなみに彼女は唯一の文芸部員のナガモンよ!」 「……ナガト」 「まてハルヒ。いったいぜんたいどういうことか最初から説明しろ。ああ、ええと、ナガモンか? 五月蝿くして悪いな」 「……ナガト」 「さっき言ったでしょキョン! 無いなら作ればいいのよ! ナガモンはこの部屋を貸してくれるってオッケーしてくれたわ!」 「……ナガト」 「作るって……まさか同好会をか? しかしいくらナガモンが許可したからって、他の文芸部員はどうした」 「……ナガト」 「文芸部は既にナガモンしかいないわ! 実質ナガモンがここの主なのよ! そのナガモンがいいって言ってるんだからいいの!」 「……ナガト」 「だからってなぁ……だいたいメンバーはどうすんだ。俺とハルヒだけか? まさかナガモンまで巻き込む気じゃないだろうな」 「……ナガト」 「大丈夫よ! メンバーはこれから集めるわ! とうぜんナガモンもその一人だけどねっ!」 「……う、ぐすっ」 「だからなんでお前はそう身勝手なんだよ。みろ、ナガモンが泣いてるだろ! ああ、悪いなナガモン。こいつの言うことは聞き流してやってくれ」 キョン「なあ長門、ローしていいか?」 長門「……? 多分……いい」 ――ドカ 長門「何をするの……!?」 キョン「だからローキックだろ?」 キョン「長門、きんたまって十回言って」 長門「きんたまきんたまきんたまきんたまきんたまきんたまきんたまきんたまきんたまきんたま」 キョン「恥ずかしくないか?」 長門「…………」 YUKI.N あなたには期待している なにを YUKI.N 性的ないみで ひつこいから YUKI.N ・・・ キョン「長門、いや有希!俺はお前の事が好きだ!」 長門「…だめ。私は…人間じゃない…」 キョン「違う!有希は人間だ!」 長門「私はヒューマノイド・インターフェース…感情が無いロボットと同じ…」 キョン「な…。本気で言ってるのか?」 長門「……うん。」 キョン「それなら…」 チュッ 長門「!!!」 キョン「俺にキスされても有希は何も感じないのか?」 長門「………」 キョン「俺は今、すごいドキドキしてるんだぜ。有希はしてないのか?」 長門「私は…」 キョン「もう一回言うよ。有希、俺はお前の事がこの世界の誰よりも好きだ。」 ハルヒ「……わ、私も。」 古泉「え?」 みくる「嬉しい・・・」 キョン「な、なんなんだよこれ…なんなんだよ!?」 長門「???」 ハルヒ・みくる・古泉「「「ドッキリ大成功~♪」」」 ハルヒ「有希ったら本気にした?本気にしちゃった?w」 みくる「長門さん可愛いーwキョンくんが長門さんみたいな貧乳根倉ブスを好きになるわけないのに~www」 キョン「なに言ってんだお前ら俺は本気で 【古泉】「はいはいお芝居はおしまい、もういいですよ無理しなくて。とりあえずお口の消毒をしてきてください」 長門「最低・・・・」 ダッ キョン「あっ! 違うんだ待ってくれ長門」 ハルヒ・みくる・古泉「「「キョン(くん・たん)は私(僕)の物よ(です・ですよ)(・∀・)ニヤニヤ」」」 俺はキョン。本名は知らん。知らないものはしょうがないだろ。 突然だが俺は真性のドSである。好きな女をいじめることに最高の快楽を感じるのだ。 今俺は文芸部室にいるわけだが、室内にいるのは俺の他には長門有希という涼宮ハルヒを 監視する役割でここにいる対ヒューマノイドインターフェイス、すなわち宇宙人である。 俺はこの長門有希のことが気になっている。これは恋愛感情にも近いのかもしれない。 日に日に想いは少しずつ強くなっていき、とうとう俺は長門をいじめたくなるほどになっていた。 長門有希は特殊な能力を使える宇宙人である。簡単に言えば何でも出来る、何でもアリな奴なのだ。 人を一人殺すことも訳は無いだろう。だが俺が長門に殺されることはおそらくない。 どうやら俺はハルヒにとっての「鍵」であるらしく、こんな重要な存在である俺を易々と殺したり 傷つけることはないだろうと俺は踏んでいた。 長門、俺はお前のことが好きだ。だからこそイジメたい・・・。傷つけたい・・・。 キョン「長門、コーヒーでも飲むか?」 長門「(コクン)」 俺は長門にコップを差し出した。長門は迷うことなくそれを飲んだが次の瞬間、身体をピクンと震わした。 長門「これは・・・」 長門が不思議そうな表情で俺を眺める。そう、俺はコップにコーヒーではなく、醤油を入れて長門に差し出したのだ! キョン「悪い悪い、軽いジョークだ。怒るなよ。」 プククw 次は何をしてやろうw よーし、次は・・・ 俺は長門の向かいに座ってお茶を飲み始めた。長門は夢中になって本を読んでいる。 俺はお茶を口いっぱいに含み、それを思い切り長門に吹きかけた! キョン「(せ~の・・・!) バフ――――ッッ!!!」 長門「どういうつもり?」 長門は全く動じず、顔もこちらに向けずに言った。顔や身体はお茶まみれである。 キョン「すまんすまん、気管支に入っちまってむせたんだ。」 ブハハハハハw 次は何をしようw よ~し・・・! キョン「すまん長門、だいぶ濡らしちまったな。今タオル持ってくるから。」 最初は便所の雑巾で長門を拭こうかとも思ったが、これからやるイタズラに支障が出そうなので 長門を必要以上に汚すのはやめた。保健室にあった綺麗なタオルを持ってきた。 キョン「待たせたな。お前は気にせず本読んでろよ。俺が拭いてやるから。」 俺はまず長門の髪の毛から拭いてあげた。次に顔、首・・・ そして、俺は長門の胸のあたりを思い切り拭いてあげた! 揉むように、つまむように、胸を必要以上に拭いた! 長門「・・・・・・」 キョン「よし、もういいぞ長門。悪かったな。」 アハアハアハw 脚も触っときたかったが脚は濡れてなかったのでやめておいた。 次は何をしてやるかなw よ~し・・・! 次のはちょっと凄いぞ。長門に俺の精子をぶっかけてやる! 俺は本を読んでる長門の後ろに回りこみ、チンポをしごき始めた。 シコシコシコシコ 長門「・・・・やめて・・・・・」 シコシコシコシコシコシコシコシコ 長門「・・・・お願い、やめて・・・・・」 シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ くぁ!出そうだ! 俺は長門の正面に回りこみ、長門の読んでる本を取り上げて投げ捨て、 長門の顔めがけて発射!・・・・・・・・・・・ ・・・・・したはずなのに、俺は何故かハルヒに向かって顔射を行っていた。 ・・・・・どういうことだ?・・・・・まさか長門の奴、俺を強制的にテレポートさせたのか? それでハルヒの元に来させられて、そして・・・・ ハルヒ「・・・・・・・・・し、し、死ねーーーーーーーーーーーーー!」 翌日、ハルヒの力によってキョンという存在は世界から消えていた。 ハルヒは閉鎖空間を大量に生み出してしまい、世界は終わったとさ。めでたしめでたし。 国木田「はっ・・・ドリームか!」 キョン「お前の見た夢かよ!人を何だと思ってるんだ!」 「あ、このおでん美味しい!」 「……………………」ジーッ 「ん?長門さんも食べる?」 「………」コクッ 「はい、あ~ん」 「………あーん熱ッ!あ、あっちぃ!あち!あっつぁ」 「どうしたの?遠慮しなくていいのに。ほらほら」 「あちってば!あ、あつ!あつぃ!」 国木田「あ、見てよ谷口、根暗でキモイ長門さんだ!」 長門「・・・・・・」 谷口「うわwwwきめぇ、ありゃFランク-だな。スタイルも性格も最低ラインだ」 長門「・・・・・・(私に感情はない)」 国木田「谷口声大きいよw聞こえちゃうんじゃない?まぁいいけど」 長門「・・・・・・(辛くなどあるはずがない)」 谷口「おいおい、国木田、聞こえるように言うから意味があるんだろうが。」 国木田「あ、そういえば長門さん、キョンのことが好きらしいよ。」 谷口「へぇ~、あんな変人を好きになるたぁ、」国木田「とんだ変態さんだね」 長門「ポロ・・・ポロ・・・(ましてや彼を思う気持ちなんて)」 キョン「・・・長門・・・ 長門が変態だとぉ!!?ハァハァ ドピュッ」 喜緑「今日の献立はカレーとチョコレートよ」 長門「・・・・(茶色い)」 長門「御馳走様」 朝倉「あら?一杯食べたわね有希」 喜緑「有希ちゃん一杯食べたからかんちょうをしましょうね~」 長門「ん~」(←抵抗してる) 朝倉「抵抗しても無駄よ?だってもう江美里のイチヂクが刺さってるんだもの。うふふ」 喜緑「茶色いの一杯出そうね~うふふ」 長門「う~・・・(誰か助けてぇ)」(←我慢してる) 精神的暴力により胃に穴が空いてしまったのはまた別のお話 さてこれでどうにかホワイトカレーを食べ終わるわけだ。作りすぎたせいで水曜の夕飯、夜食、木曜の朝食、夕食、夜食、そして今日と 6回も食べ続けてしまった。 「長門、さすがに飽きただろ」 俺はもうカレーは3年くらい見なくてもいいなと思いながら尋ねた。 「いい」 長門は表情一つ変えずに言う。 「あなたと一緒なら」 ん? 耳がおかしくなったのか? 今何と言った? 「あなたと一緒に食べられるなら、何度でも、何でもおいしい」 長門… 「わりぃ、俺おっぱい星人だからお前無理なんだけど。一応いっとく」 長門「カレーを作りすぎた。うちに食べに来て」 キョン「お前まさかカレーが得意料理とか言わないでくれよ」 長門「そ、そんなことはない」 キョン「しかもルウ使ってたりしないよな。人を誘うんならカレー粉を調合したカレーだよな?」 長門「うう(><。)。。」 長門「今夜うちに来て。ハンバーグを作る」 キョン「お前はお子様メニューしか作れないのか。朝比奈さん、今夜のメニューは何ですか?」 みくる「メインはさんまでしゅけど、あと煮物とお味噌汁ちゅくるちゅもりでしゅ」 キョン「長門、カレーやハンバーグで男は繋ぎ止めておけないぞ」 長門「うう(><。)。。」 ある日の文芸部の部室で二人っきりのとき、長門が突然俺に告白してきた。頬をほんのり赤らめながら。 俺はというと何て言っていいか分からず、ただ黙っていた。 だってそうだろ?いきなりこんな事を言われたら誰だってそうなる。 「・・・・迷惑?」 黙ってる俺に対してちょっぴり上目づかいで言ってきやがった。 うっ!けっこう可愛いじゃねぇか、だが了承するわけにはいかない。 他に好きなやつがいるからな、しょうがないガツンといってやるか。 「いや迷惑じゃない、だがな長門お前の役割は何だ?ハルヒを観察する事だろうが、恋愛なんぞにうつつを抜かしていいのか?親玉に消されるかもしれんぞ」 長門は少し考え、意を決したように言った。 「私は・・・それでも構わない」 オイオイ俺が構うんだよ!仕方がない厳しいのを1発ぶちかますか。 「お前が俺に対しそういう感情を持ってくれたのは素直に嬉しいと思う。が、お前の気持ちに応えることは出来ん。 何故だか分かるか?それはだな長門お前は人間じゃないだろう? いくらお前が人と同じ姿形をしていようと、人間らしい感情を手に入れても、人並みの能力になっても、作られた存在であるお前には限りなく人間に近い存在に成ることは出来ても決して人間にはなりえないんだ」 そう言うと長門は少し悲しそうな顔をして泣いた。 「何だ?泣けば『俺が悪かった、さっきのは冗談だ』なんて言って抱きしめてくれるとでも思ったか?」 そこまで言って満足した俺は長門を放置して帰った。 パシッ 頬を横に叩かれた勢いでメガネが飛び、壁に当たり…砕けた。 「こんのアマァ! 言わせておけば!」 「駄目よ、こんなやり方! 今日はもう行きましょう」 「ほら、早く」 二人が激高した一人の女生徒を抱え廊下の角へ消えていく…。 「メガネ、割れた…。」 レンズの片方がないひび割れたメガネ。 「これじゃ、あの人を心配させる。 もうつけられない。」 メガネを窓の外の植え込みに投げた。「言い方が悪かった、気をつけよう。」 …そう自分に言い聞かせた。 「いじめでしかアイデンティティを保てない、可愛そうな人…。」 頬をはたいた女生徒は、頭の中でその言葉を反芻していた。 続かない 長門の本、カバンから取り出したソレをみればよく分かった。 ハードカバーの本は明らかに汚れている。 昔の長門は音も無くページをめくっていたというのに、水に浸かったらしくガサガサのページはどんなに静かにめくろうとも無骨な音を立てる。 落書き。破れたページ。それらがまるで無いかのような素振りで長門は本を読む。 「長門」 堪らず俺は声を掛ける。 「何?」 いつからか戻してしまった眼鏡の奥に氷点下の瞳がある。 「お前、クラスメイとにいじめられてるんじゃないのか?」 「……気のせい」 一瞬悩んで長門は本に視線を戻してしまう。 「その本、どうしたんだ?」 「……雨に濡らした」 「雨に濡れると本が破れたり落書きが描かれたりするのか?」 「……」 「眼鏡、レンズが欠けてるぞ」 レンズの端を指で指してやる。 「……転倒した時のもの」 「……」 明らかな嘘だった。 咎めるような視線を送ると長門はほんの僅かに俯いた。 「問題はない、アナタには関係のないこと」 氷点下どころじゃない、もうそれは絶対零度の瞳。 「なぁ、長―― 「アナタにも迷惑が掛かる。干渉は好ましくない」 「――っ!?それでいいのかよ長門!!」 「……」 「……」 「……問題ない」 静かに言い放った後、長門はいつものように無言で読書に戻った。 「長門、お前が言わないならそれでいいさ!それならな、お前がなんと言おうと俺は俺で勝手に解決してやる!こんなくだらないイジメなんかあってたまるか!」 踵を返して部室から出て行こうとする。 「――――」 「まずは教師に……」 ドアノブに手を掛けた時点で体が動かなくなる。 「なっ……!?」 金縛りという奴だがコレと同じ体感をした事がある。 朝倉だ、あの時と同じ感覚。 こんな事が出来るなんて俺の知ってる人間じゃ一人しかいない、犯人は明らかだ。 「な……が…と……何を」 後ろで座る長門に首を向けたくても動かない。 パタンと本を閉じた長門は一言だけこう言った。 「気持ちは受け取る……ありがとう」 その言葉を最後に俺の意識は途絶えた。 目を覚ますと部室の机で俺は眠りこけていた。 「ん……」 ぼんやりした頭で周囲をうかがう。 「あれ、長門だけか。皆は?」 起き上がると肩に掛かったブラウスがずり落ちる。制服だけの長門を見るにこれは長門のものらしい。 「帰った」 「俺、寝ちまったのか……さんきゅう」 ブラウスを長門に返して俺はカバンを手に取る。 それにあわせて長門も本を閉じる。 「おかしいな……何で寝ちまったんだ俺?」 イマイチ部室に来てからの記憶が無い。大体ハルヒや古泉が起してくれてもよかったのに、俺はそれほど爆睡しちまったのか? 「……」 無言で長門も立ち上がる。 「帰るか」 パチンと電気を消して俺と長門は部室を後にした。 ハルヒ「みんないるわね? ……今日集まってもらったのは他でもない、有希いじめの新案を考えるためよ!!」 古泉「それはそれは……名案ですね。この頃は長門さんいじめが不足しておりますからね。」 みくる「でも……長門さんいじめって言っても……既出はいっぱいありますよぉ?」 キョン「確かにそうですね……長門はいじめられやすいキャラだからなぁ……」 長門「……」 ハルヒ「まあ、個人個人で色々な意見はあると思うわ。でもまず、方法から考えましょ?」 キョン「そうだな、実行するのはそれからだな」 ハルヒ「何か意見がある人はいる?」 みくる「はい」 ハルヒ「あ、言い忘れたけど挙手制でいくわよ。なに? みくるちゃん」 みくる「今までの経験上でいうと……長門さんには暴力いじめがあまり効果がありません……!」 古泉「そうですね、確かに言われて見れば……痛覚神経をきることもでき……おっと、なんでもありません」 ハルヒ「……?」 キョン「まあ、そうなるとやはり精神破壊系とかの感情や心を傷つけるのが良いみたいだな」 長門「……」 ハルヒ「私もそう思うわ。出来れば泣き叫ぶくらいの破壊が欲しいわね。」 みくる「というと……?」 ハルヒ「ほら、例えば友達のいない有希が、ある時すてねこを拾って来たとするじゃない? そしたら私達がそのねこを殺すのよ! もう首とか千切りとるくらいハードに!」 キョン「それは流石の長門も、キそうだな……」 長門「……」 古泉「それは名案ですがその際に一体誰がねこを殺すのかということに焦点があてられますね」 キョン「おいおい、俺はいやだぞ!?」 ハルヒ「なにいってんのよ!? 有希いじめの主犯はいつもあんた……」 長門「トイレ、行ってもいい……?」 ハルヒ「え? あ、いいわよ。 それで……だからキョンがやらないと……」 ――ガチャ タッタッ 長門「……(……この時点でまだいじめじゃないの……?)……」 地味なイジメ キョン「長門アメ食べるか~?」 長門「…………」 コクリ 古泉「長門さん、この推理小説なかなか面白いですよ」 長門「………」 コクリ 鶴屋「やっぽー有希にゃん!有希にゃんはいっつも可愛いね~!お姉さんついついぎゅーってしたくなっちゃうよっ!」 長門「………///」 コクリ ハルヒ「有希!私の膝の上に座りなさい!その本読んであげるわ!」 長門「………」 コクコク みくる「長門しゃんブラッシングしてあげまちゅね~」 ニコニコ 長門「………」 コクリ キョン・ハルヒ・古泉・みくる・鶴屋「(ふふふ…長門(有希/さん/有希にゃん)なんかに絶対本を読ませないぜ(んだから/ませんよ/にょろ)!)」