約 344,725 件
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/74.html
手紙を受け取ると差出人を確認する。 「商会長からだわ。なにか不吉な予感がするわね。」 封を切りながら、独り言のように呟く。セイジは手紙に興味津々のようだ。 「・・・・なるほどね。」 「どうしたの?」 『アンレへ 出航前に申請のあった3名について許可を出しておいた。ライラと共に後は頼んだ。ワシはインドへ行く。 F・トーレス』 「ちょっと、遅かったようね。彼にしては珍しく計算がずれたわね。」 手紙をセイジへと渡しながら彼女は笑っている。 「これだけ?」 「彼の手紙なんてそんなものよ。」 「ふーん」 「さてと、長らくお邪魔しちゃったわね。変な噂が立たないうちに退散しなくてはね。」 「変な噂?」 「人の想像力は逞しいものなのよ。今回の事でよく学んだわ。じゃ、いろいろとご馳走様。」 自らの左腕を指差しながら彼女は笑った。 「ははは、また遊びに来てよ。」 「そうさせてもらうわ」 三角巾は無くなったもの左手を庇いながらの動作はぎこちない。それでも幾分回復しているのか彼女自身は痛みの程度が和らいでいるのを何とはなしに体感できている。上着を羽織り彼に導かれるように外へ出る。 「あ、そうそう。あの時「うん」と答えたらどうするつもりだったの?」 「朝まで飲むだけよ」 「ひでー!それってアンレさんの普段と変わらんやん!」 「ふふふ」 艀を降りてまでの見送りを受けて、彼女は自分の船へと足を向けた。 「あ、提督お帰りなさいやしっ!」 威勢の良い挨拶が飛んでくる。 「あなた達もお帰りなさい。良い休暇になったかしら?」 「へい、小遣いまで頂いて感謝です。」 「それは良かった。」 「まだ、戻ってきていない奴も居りやすが。」 「詳しい出航日はまだ決まっていないから良いわ。」 「わかりやした。」 誰も気遣ってか左手については尋ねてこない。あの日の出来事に触れる事さえが禁忌とされているような雰囲気が船内にあるようだ。結局、一番の怪我をしたのは彼女だった。しかし、彼女はそれに奮起して何か自己防衛的な対策、つまり剣術を納めるとかの処置をとる素振りを一向に見せていない。左手が全快すれば何かしら動くだろうと船員達はそれぞれに思っているようだが、彼女にはそんな気は全くなかった。彼女は遭遇した時の心配よりも、遭遇しない為の対策を特化させる事を選んだのである。 「ちょっと街に出てくるわ。お留守番よろしくね。」 そう言って彼女はまず商会管理局へと足を向けた。恐らく彼女が足を運んだときには決まって良い情報は得られなかった。「私はそんな運命の元に生まれてきてるのよ。」と常々口に出していた。 船員には全てに休暇を出したものの彼女はセビリアの街から動こうともせず商会管理局、書庫、ギルド、カフェの4ヶ所で1日の大半を使いながら船員が揃うのを待っていた。この休暇中に彼女が読破した書籍は4冊、消費した紅茶は数10杯、左手に関する質問を受けた事7回、尾ひれに背びれが付いた噂を聞いた事4回、商会管理局に行く事が徒労に終わる事毎日という結果だった。ただ、アイメルやゴーダ、セイジに会えたことが何よりの収穫で、さらに言えばカフェの店員に顔を覚えられていたことも重要だった。これで小難しい注文を逐一説明しなくても済むとカフェへ向かう足取りも軽くなった。 時間に追われない生活をこんなにも長く取ったのはいつ依頼だろと、彼女は本を読む手を止め紅茶を口に味わいながら考えた。彼女が海へ出る前の生活と同等の速度で時間が流れている。しかし今、こうやって何もしていないという事が案外と無為にとも思えなくない、行動の結果に後から意味付けをするのは言い訳のようにも取られるが、本を読み、人と情報交換をして、街の人を観察する、それはそれで実に教えられる事が多いのだとこの数日彼女は喜んでいた。退屈なようで退屈ではない不思議な感覚に形容しがたい心の高揚を覚えていた。 14日という約束で休暇を与えたにも関わらずその半分の日数で全ての船員か戻ってきた。口々に「存分に休ませてもらいました」という礼を揃えて彼女に申し出るが、彼女としては期間全て遊んでくれば良いものをと少々面白くない気持ちだった。もし、休暇と共に彼等に渡した小遣いが足りなければ少々の追加なら良いかな?とも思っていたのだが皆は「もぅ、十分遊びました」と彼女の申し出をさっぱりと断っていた。 「思っていた以上にウチの船員って生真面目な物好きね・・・」 船員が全て揃っていては海に出ざるを得ない。彼女のゆっくりとした生活は予定していた書籍に目を通す事無く終了し、ギルドへ通い詰める忙しい日々が始まった。 「とげのある生物の調査か・・・」 マディラから南東に進んだ地域に生息する生物の上陸調査だ。左手の傷がずきっと疼く、出来る事ならもっと近海で済ませられる依頼が、さらに言えば海洋調査が最もありがたく思ったが、こんな時に限って需要と供給がかみ合わないものだとその資料を手に船へと戻った。 出航を迎える朝、彼女は食堂に全ての船員を集めた。 「皆、出航準備ご苦労様。今日から本格的に復帰する。リハビリ代わりと言っては少々難題の依頼だが、前回の事を良い教えとして無事に達成できる事を確信している。頼りない提督だが皆で支えて欲しい。まずはセウタに向かう、出航しましょう!」 セビリアを出航した船はセウタからマディラまで順調に航路を進め、目指す上陸地点へと辿り着いた。「荒涼」という「砂の海」と例えるのが最も正しいと思える土地に太陽が容赦なく照り付けている。どちらを向いても砂ばかりの土地で方向感覚が狂いそうになりながらも彼女達は無事に生態調査を終える事が出来た。 船へと戻った彼女達は行き先をセビリアではなくリスボンへと向けている。新規の商会員を得るため、その募集範囲を広げようと思ったからだ。幸いF・トーレスは入会条件に細かい規約を設けなかった。「来るモン拒んでたら、面白ない商会やとワシなら思うな。」この一言で彼は細かい規約を付けず「商会が楽しかったら誰でもエエやん。」と締めくくった。 折角リスボンのような人が集まる都市が近くにあるのだから使わない手はない、彼女は手紙にあった「ライラと共に後は頼んだで」という言葉を胸で繰り返す。 「これって、独断行動にはならないわよね・・・?」 少しの不安が過ぎるが彼女は進路を変えなかった。 「そう言えば、ライラはどうしてるかしら・・・東(地中海)へ向かうと言ってたけど大丈夫かしら。」 さすがに西地中海だと、東の話はとんと入ってこない。時折東帰りの船乗りからわずかばかりの情報を得る事は出来るものの肝となるような情報はさほど得られるものではなかった。 「便りがないのは無事な便りとは言うものの…、彼女の事だからよほどの無理はしないでしょうけどね…」 座りなれた椅子へと腰を据えてゆっくりと進む窓からの景色をぼんやりと眺めている。時折、水面をはじくようなナブラが所かしこに見える、それに群がる海鳥が鳥山を築いている。 「あの鳥を調べろという依頼だけは勘弁して欲しいわね…」 人の興味はいつ如何なる時に何へ向かうか分からない…後世のためとは分かっていても自分に出来る事と出来ない事は分別がついていると彼女は思っている。 リスボンへと向かう船は波に軽く上下に揺れている、船首を飾る像は幾百の波しぶきを浴びながらも、じっと目的地がある水平線を睨んでいた。 待つ相手も、来るべき時間も分からずじっと座りつづける日が7日ほど過ぎた。アンレーデがポルトガル本拠地リスボン中央広場共同掲示板に堂々とセビリアの商会に関する広告を提げてからと言うもの、彼女は朝掲示板にその広告がまだ貼られている事を確認し、書庫で当日の獲物を物色した後はカフェが閉店するまでじっと座り続けている。 『求む、商会員!セビリア認可済商会「ゴールデン・ルーヴェ」自由な活動を旨として諸国で活動中。興味ある方はリスボン中央広場南側カフェにて・・・』 たった、1枚の紙切れでも一歩間違えば彼女の身に危険が及ぶような行為である。多国籍の人種が入り乱れる街と言えども他国の者を排除しようと考える輩はポルトガルに限らずどの国にも居るものである。商業大国として多くの領土を有する国になればなるほど、人が増えれば増えるほど、自国優先主義的な活動が一部で熱くなるのは遠い過去から人類が抱きつづけている業でもあるだろう。しかし、そんな見えない恐怖や畏怖を感じていては商会にとって何の発展もないと彼女は座り続けている。 これまで幾人か質問に来ては居るものの、そのどれもが良い手ごたえを感じるほどではなかった。彼女も相手をぐっと引き込むような話術がある訳でもなく、事務的な説明をするに留まってしまっている。 「こっちに選ぶ権利があれば、相手にも選ぶ権利がある。」 そうやって、手ごたえ無く席を離れてしまう質問者を見送りながら彼女は呟きながら書籍へと目を戻すのだった。 座り込みを始めて3日程は、これほどまでに人が集まる街だから、もしかすると書籍を読む間もなく忙しい日々がやってくるのでは?と近づく人全てを「そうかも知れない。」と緊張して待ち構えていた。しかし、彼女の根拠なき心配は彼女に無駄な疲労を与えただけであった。4日目ぐらいから、自然と書籍に没頭できるようになり、休日に過ごしている時間となんら変わりがないようになっていた。 「あの、すいません。こんにちは・・・」 彼女がすっかりと読書する事に没頭し始め1人の世界に入りかけていた所を聞きなれぬ声がそれを邪魔した。 顔を上げると、中背で少し広がるように髪を整えぱっと見は若いようにも見えるが、どこか大人びた雰囲気を出している男性が彼女を向いて立っている。 「商会の事についてお尋ねしたいのですが、よろしいですか?」 眉間に皺を立てて書籍に目を通していた彼女を見て青年は言葉を選んでいるようだ。 「気付かずにごめんなさい。ついつい本に熱中してしまって・・・」 彼女は立ち上がりながら挨拶をすると対面の席を青年へと促した。 「私、ゴールデン・ルーヴェで活動しているアンレーデと申します。お訪ねくださってありがたく思いますわ。なにかお飲み物でもどうでしょう?紅茶でよろしいでしょうか?」 そう言うと彼女はウェイターに紅茶を注文し再び向きを直した。 「早速、簡単に商会の活動についてご説明させていただきます。お時間はよろしいですか?」 青年はお願いしますと返事する。 「商会認可はセビリアで受けております。現在の加入者は商会長を含めて8名で多国籍商会です。私も英国の出身です。活動方法は特に制限ありません、艦隊活動についても強制も優先もいたしません、各個で動かれるも良し、艦隊を組まれても良し、自由に活動してくださって結構です。商会長はF・トーレスと言います、長と言っても畏まる必要はありません彼の言葉を借りるなら「変に気を使うな。皆で楽しく行こうぜ」っというのが商会の方針でもありますので、幾分他商会とは雰囲気が違うかも知れません。」 淡々黙々と彼女は事務的に説明し続ける。話を聞いている側には眠たい話だろうなと彼女は説明しながら苦笑いする。 「・・・っと話が長くなってしまいましたが以上が商会の説明となります。何かご質問でもありましたらどうぞ。」 「はい、分かりました。お世話になります。」 「!」 彼女は思わずに言葉を詰まらせた、対面に座る彼は何の質問も考える時間も無くいきなりだった。彼女自身、全く期待をしていなかった、そのためいざ加入したいという彼の言葉にどのように言葉を返せば良いのか一瞬で思考が真っ白になってしまっている。 「えっと・・・」 「はい、お願いします。あっ自己紹介が遅れました。私マッテンと申します。今は生物学者で生計を立てております。」 「あら、奇遇ですね。私も同じ職ですわ。」 「それは、本当に奇遇ですね。同じ職に就いていても国が違うとお会いする機会はなかなか無いものですね。」 「えぇ、本当に。改めて、同じ学者としてそして商会員としてマッテン殿を歓迎いたしますわ。」 彼女は立ち上がってマッテンに握手を求めた。平然としているように見える彼は太股で手の中にかいた汗をごしごしと拭き取っては「こちらこそお世話になります。」とそれに応じてくれている。 「よろしければ明日にでもセビリアへ向けて発ちましょう。申請は当地でしか出来ないものですから。」 アンレーデは管理局の出張所でも作ってくれれば楽なのにねと苦言を零しながら笑った。 「ほほー」マッテンはそれに相槌を打つだけに留まる。それは無論、今までにどの商会にも加入したこことが無い者なら当然の反応だった。 「さて、マッテン殿。お時間があるならお茶でもご一緒しませんか?ここのシフォンケーキはなかなかのお味のようです。」 「アンレーデ殿、それは間違いです。ここで本当に美味しいのはマンゴープリンです。これを食べなければリスボンのカフェを語ってはなりません。」 「あら、それは初耳でしたわ。マッテン殿もお詳しいですね。」 「一応、地元ですから。」 「そうでしたわね。」 「どうです?1つ食べてみませんか?」 「ええ、是非に。」 うんうんと頷くとマッテンは慣れた風にウェイターにそれと紅茶を注文する。 同じ職業というものは話題に尽きる事がなく、どこの国も学会のしがらみや面倒な制度はあるようで2人の会話はそんな体質への苦言と愚痴と自慢したい冒険談でリスボンの空が濃紺に染まるまで続けられた。 「これで、手続きは全て終了ね。登記が完了すれば正式に商会員ね、これは管理局事務のお仕事だから、実質今から商会員といっても良いわね。」 セビリアの商会管理局へ所定の手続きを全て完了させてアンレーデはそう言った。 「結構、書類が多かったですね。」 「世の中何かと書類だらけね、ホント、ペン代にも困るわ。」 「ははは」 「もう自由に動いてもらっても大丈夫よ。」 「はい、これからギルドで何か依頼を受けて動こうかとアンレーデ殿は?」 「私はまたリスボンへ戻って。またあの席に座ろうと思ってるわ。」 「分かりました。それでは、またどこかの街でお会いしましょう。ではっ」 「ごきげんよう」 互いに挨拶を交わすとマッテンは管理局を出て行った。 「順調っと言っても良いぐらいに良い人が集まってるわね。」 他の商会員へ宛てた新商会員加入の手紙を投函するとアンレーデは自らの船へと足を向けた。 リスボンへと戻った彼女は再び広場のカフェに戻った。数日間留守にしていた為その間に誰かが訪ねて来たかもしれないとい一抹の不安はあったが、事が急を要するなら再び訪ねてきてくれるだろうと紅茶を注文すべくカウンターへと向かった。 「あんた、アンレーデさんかい?」 店のマスターが唐突に彼女を見るなり尋ねる。 「えぇ、そうですがなにか?」 「あんたに会いに来たっていう若者が1人店に来たんだが。」 「そうでしたか、それで?」 「ここ2・3日続けて来てたようだから、今日も来ると思うけどさ」 「マスター、それは迷惑をかけてしまったわね。ごめんなさい」 「まあ、良いけどさ。男を待たせるって罪だねー。他の男と良い事してたのかい?」 「ふふふ、そうね。良い事は一杯あったわ。」 「そうかい。聞いた俺が野暮だったよ。今日も紅茶?」 「えぇ紅茶を貰おうかしら。」 「あんたのお陰で俺も淹れるのが上手くなったよ。」 「ありがとうマスター、これは迷惑料よ。紅茶代として受け取ってね。」 そう言うと彼女は1日分の紅茶代を超えるほどの御代を手渡した。 「多分、今月一杯は居座りつづけると思うから。」 「注文してくれるなら、いくらでも居てくれて良いぜ。」 「考えとくわ。」 しかし、昼を過ぎてもその若者は現われなかった。 「(もぅ、諦めちゃったかな・・・)」 読書に思った以上に集中できない彼女はその若者が気になってしまっている。過分な期待は禁物だと座り始めた当初の出来事で十分身に染みているはずなのに、「もしかしたら」と諦めきれない気持ちが先に立ってしまっている。 「こんな気も漫ろな状態で何の本を読んでも一緒だわ、全く身に入らないわ。」 昼食代わりのマフィンと紅茶を交互に口へと運びながら、彼女は広場を行き交う人々に目をやった。 「これだけの人が居るのにあの募集に目を通した人はどれくらい居るのかしら。」 少し愚痴っぽい言葉が口を突いて出ている。苛立ちにも似た焦燥感を感じ始めている彼女はその矛先を何処へ持っていけばいいのか分からない事に余計に苛立ちを感じていた。 結局、その日は店が閉まるまで待った彼女の元にその若者が訪ねてくることは無かった。徒労とはいえないが期待があった分、彼女の疲労度は読書して終わっていたそれよりはるかに大きいものだった。 「居ないときに来て、居るときには来ない・・・誰かが仕組んでるのかしら・・・」 席を立ち背伸びをしながら彼女は夜の帳が下りても賑やかさを静めない広場の風景に目をやる。 「ここで忙しくしてる人達は何をする人達なのかしらね?もっとも日柄1日中カフェに座り込んでる私が言うのもアレでしょうけど・・・。」 苦笑いが口元を歪ませる。 「さてと」 ゆっくりと歩き始めた彼女は広場の掲示板へと進むと、自らが貼り付けた募集要項の最後に7日後の日付を書き込む。 「あと7日だけがんばろう。」 そうして彼女は分厚い書籍で肩を叩きながら港へと向かっていった。 翌朝、彼女は同じように掲示板の確認から始めた。風に煽られてか少し斜めになっているその用紙を直しながら「あと7日・・・」と自分に言い聞かせるように呟いた。 「あの、ゴールデン・ルーヴェのアンレーデさんですか?」 掲示板を睨む彼女の後ろで声がする。ゆっくりと振り返った先には甲冑に身を包んだ青年が立っている。 「ヒロッチと言います。ようやくお会いできました。商会についてお話をお聞きしたいのですが?」 甲冑の出で立ちとその穏やかな笑顔の不釣合い感が不思議な落ち着き感を引き出している。 「お待たせして申し訳ありません。あちらのカフェでお茶でもしながらどうでしょう。」 朝一のカフェはさすがに客も疎らで、店員もゆっくりと準備をしている。 「おっ、ようやく会えたのか。」 「今さっきだけどね。」 「今日は紅茶2つだな?」 「ええ、お願いね。」 マスターも少しだけ気にかけてくれていたらしい。 いつもの席へと座り、早速に彼女は話しを切り出した。 「ゴールデン・ルーヴェに興味がおありで?」 「ええ、もしよろしければ加入させていただきたいと。」 「早速ですが、簡単に商会について説明させていただきます。それを聞いてからご判断いただけたらと思います。」 そう言うと彼女は今迄何度も繰り返した内容を説明し始めた。相変わらずの事務口調だが下手にあれこれと気を引くような素振りを見せるより、内容を理解してもらう為にはこちらのほうが良いと彼女はこじつけている。 ヒロッチは対面に座って彼女の事務口調な説明を聞きながら時折運ばれてきた紅茶を口へ運んでいる。店のマスターが気を利かせてくれて「サービスだよ」とシフォンケーキをつけてくれていた。 「さて、なにかご質問はありませんか?」 ようやく説明が終わった彼女はヒロッチを窺った。彼はじっと何かを考えているようだ。2人の間に言い例えられない空気が流れている。アンレーデもこれ以上の発言は何かを強要するような気がしてじっとヒロッチの言葉を待っている。このまま無言で終わるなら、脈はないだろうと手元の紅茶に手を伸ばす。 「素晴らしい。まさに理想的な商会ですね。入会します。」 予想にない彼からの返答に口に含んだ紅茶が喉に引っかかりそうになる。 「えっと、何か質問は?」 「無いです。」 マッテンもそうだったが、このヒロッチなる人物も決断力の強い人物のようだ。 「えっと、それでは・・・」 つい数日前にマッテンの入会手続きをしたばかりの彼女は申請の流れについて説明を切り替えた、勿論彼女らしく事務口調でである。 「・・・を揃えてセビリアの商会管理局に申請してください。それで完了となります。」 「はい、わかりました。」 「セビリアまでご一緒しましょう。こういう事務手続きは何かと1人で処理するには分かり辛い事が多いでしょうから。」 「ありがとうございます。」 「早ければ明日にでも出航しましょうか?もし、何も無ければの話ですが。」 「はい」 彼女はヒロッチに申請用紙の束を手渡した。それをぺらぺらと捲るヒロッチ。 「意外と多いんですね・・・」 「そう、意外と多いの。肩を壊さないように気をつけてね」 「それは大丈夫だと思います。」 「あっ」 「どうなされました?」 「そう言えば自己紹介がまだでした。俺、発掘家をやってますヒロッチです。」 「言われてみるとそうですね。私はゴールデン・ルーヴェ会員アンレーデです。生物学で生業を立ててます。」 「同じ冒険職ですね。」 「そうですね。ときにヒロッチ殿は発掘専門で?」 「えっと、工芸と調理を少々・・・まぁ、手慰み程度ですが」 「素晴らしいですね、私は何も手に職がないものですから。」 「アンレーデ殿は何もなされないので?」 「不器用で掛け持ちってのが出来ないもので」 彼女は笑いながらシフォンケーキに手をつけた。 「そんなには見えないですけどね。」 「ありがとう。」 「では、俺は書類を書いてきますから。明日朝港でお会いしましょう。」 「よろしくね。」 2人は席上で握手を交わすとヒロッチは港へ小走りに席を立った。 再び椅子に座ったアンレーデは不思議な緊張感から解放されて、どっと押し寄せる疲労感に肩を落とした。 「朝から疲れた・・・。今日はもう誰も来ないで・・・。」 彼女の祈りが通じたのかそれとも来ない事が通常だったのか。それ以降彼女の元を訪れる者は居なかった。 「・・・それから最後にここへ名前を書いてもらって・・・そう、これで完了ね。お疲れ様」 セビリアの商会管理局で書類の仕上げをしている。ヒロッチはペンを片手にあちこちと署名していく。 「ふぅ、やはり1人では厳しかったですね。」 「この手の書類はやたらと書いている文面が難しいから」 「発掘に関する書類も面倒ですが、これもなかなか・・・」 「分かるわ。あれも面倒よね」 「ですね。」 「じゃあ、これを受付に提出すれば終わりね。」 「よし」 「改めて、ゴールデン・ルーヴェの会員として貴方を歓迎するわ。ようこそ。」 彼女は右手を差し出す。 「ありがとう、これからもお世話になります。」 互いに握手をする。 「お世話になるのは私の方かも知れないわ。」 「え?」 笑いながら2人は机一杯に広がっている書類を片付ける。 「そうそう、私も商会長と同じで堅苦しい事は余り好きじゃないの。」 「っと言いますと?」 「アンレーデって言い辛いでしょう。「アンレ」で呼んでもらっても結構よ。」 「分かりました。」 「そんなに大した人間でもないしね。」 「えー?」 「そう言いながら私は敬称つけて呼ぶんだけどね、性分だから。」 「俺も適当に名前呼んでもらっても大丈夫ですよ。」 「ありがとう、でもヒロッチ殿とお呼びするわ。」 「はい、適当に」 「受付へ行きましょう。」 ヒロッチは先ほど仕上がったばかりの書類の束を抱える。彼女は彼を先導するように受付へと向かう。 「確かにお預かりいたしました。」 アンレーデ以上に事務口調の受付が事務的に受け取る。 「アンレーデさん。お手紙を預かっております。」 「私に?」 「はい」 受付から手紙を受け取った彼女は差出人を確認して封を開ける。 「ふ~ん」 書かれている内容を一読すると彼女は一言呟いてその手紙を上着の内ポケットへしまった。 「さて、ヒロッチ殿。これで手続きは滞りなく完了したわ。お仕事に戻ってもらっても大丈夫よ。」 「うーん、なんか実感が湧かないですね。」 「そうでしょうね。でも、これからはヒロッチ殿も商会を盛り上げる為にがんばってもらう事もあると思うわ。」 「えぇ、がんばります。」 「私はこれから行かなければならない所が出来たから、ここで一度お別れね。」 「はい。」 管理局の前で2人は別方向へと分かれた。港へと向かった彼女はそのまま船室へと戻った。「あれ?」 船室に戻って彼女を待ち受けていたものは山積みになった書類だった。 「あ、提督お帰りになられました?頼まれていた書類整理終わったんで確認を。」 にたりと笑っている古参の船員は帰ってきた彼女を見つけるとそう言った。 「えっと、もしかして頼んでいたあれかな?」 「へい、なにぶん自由な時間が多かったもので。」 「あ、ありがと・・・」 彼女がリスボンで座り続ける日々を送っていた最中、船員も暇だろうと気を利かせた彼女はこれまでに行った調査報告書の整理を任せていた事を思い出した。 「全部で200種ぐらいありました」 さらに追い討ちをかけるように船員は言う。 「こんな時に限ってこうなるのよね・・・」 「はい?」 「いぁ、なんでもないわ。えっと、これから詰めて書類を確認するから。それが終わったらすぐ出航するわ、それなりの準備をしておいて。」 「へい、分かりやした。」 古参の船員は仕事が速く終わった事に足取りも軽い。逆に彼女は出航を急いでいるにも関わらず、それを阻む障害が現われたことで机へと向かう足が重い。 「・・・・とりあえず、がんばるしかないか・・・」 内ポケットの手紙を机の引出しへと納めると、溜息混じりに一言呟いて椅子へ腰を落とした。 船室に篭って2日目の深夜に彼女はようやく解放された。 「我ながら事務仕事だけには長けているのを再確認したわ。」 彼女は椅子に座ったままで背伸びする。山積みの書類は綺麗に分類整理され、そしてその内容全てにも目を通している。 「・・・さすが私っ!すごいっ!」 目頭を押さえながら自分を励ますように声を出す。そして「ふぅ。」と息を吐き出すと食堂へと向かった。 「料理長はまだ居るかしら?」 「へいへい。酒ですか?」 「あら、よく分かったわね。ウィスキー頂戴。」 「お仕事が終わったようで。何か肴も要ります?」 「そうね、あればお願いしたいわね。」 「生ハム程度しかないですがね」 「それで十分よ。」 出された生ハムをつまみながら彼女は1杯目のウィスキーを一気に飲み干した。 「ゆっくりと一息つけるわね。」 「ご苦労様で」 「料理長も一緒にどう?」 「あっしは遠慮しときます。明日の朝食に指入りの料理が出てもイカンでしょう。」 「そうね、それは勘弁してもらいたいわ。」 「そう言うことで。」 時折、彼女は肩や首の凝りをほぐすような仕草を見せながら酒を楽しんでいる。 「料理長―。なんか夜食ないか?って提督・・・」 2・3人の船員が小腹を満たす為に食堂へと入ってきた。彼女が居ることに少しばつの悪そうな顔をしている。 「料理長、小腹をすかしているらしいわ。何かないの?」 「そうですね。火を落としてますからね・・・」 「もぅ、生ハムも無いのかしら?」 「それなら有りますが、腹の足しにはならんでしょう。」 「ま、何もないよりマシでしょうね。あんた達、そこのワインと生ハムで我慢しなさい。」 提督にまずいところを見られたと固まっていた船員は彼女の言葉に胸をなでおろし、料理長のが出した生ハムとワインを受け取った。思わぬ事態に彼らの顔もほころんでいる。 「ただし」 彼女の一言で再び凍りつく。 「それをやる前に、私の部屋にある書類を倉庫へと戻しておいて。あと、持っている物を他に見つかったらダメよ。それと、明日の朝出航すると皆に伝えておいてね。」 彼女はそう言うと、料理長に彼女への追加を促すように空になった皿を渡した。 「私だけ特別に食べていいって決まりは無いものね、お腹がすくのは仕方ないもの。じゃ、書類よろしくね」 食堂の出入口で固まっている船員にそう笑って手を降った。 「なんだか、忙しそうですね。」 「そうね、小事と大事を間違えないようにしないとね…。」 「ま、あっしには良く分からない事ですがっ」 料理長は嫌味のように生ハムを乗せた皿を彼女へ差し出した。 「では、これで休ませてもらいやす。適当に下げておいてくだせぇ」 「ご苦労様。」 前掛けを外しながら料理長は食堂を出て行った。 1人食堂に残された彼女はウィスキーをゆっくりと味わっている。時折漏れ聞こえる船員達の声と船の軋み音を聞きながら自分の言葉を繰り返してる。 「小事と大事…果たして見誤ってないという確証はあるのかしら…」 彼女はそう呟くとグラスに残る酒を一気に飲み干した。 (5話その2 修復)
https://w.atwiki.jp/basicd/pages/130.html
獅子神龍弥 性別:男 学年:1年生 部活等:剣術部 所持武器:古代樹を削って作った木刀 攻撃力:9 防御力:1 体力:6 精神力:4 FS「王者の貫禄」5 特殊能力『獅子の心、龍の魂』 発動率:69% 成功率:100% ★シークレット解除 王者の闘気を解き放ち、周囲1マスに「不屈の闘気」を張り巡らせる。 「不屈の闘気」の範囲内に入ったキャラは敵味方を問わず全員、獅子神の放った闘気の影響を受けて、「食いしばり属性」を付与される。 食いしばり属性の詳細 ①ダメージを受けて体力0になっても死亡せず、食いしばり状態になる ②食いしばり状態のときはどんな攻撃も回避できず、通常攻撃を受けたりダメージを1点以上受けた場合、即座に死亡する ③なんらかの要因で体力が1以上に回復した場合、再び食いしばり状態になりうる ④即死攻撃や戦線離脱は普通に食らう 食いしばり属性は「不屈の闘気」の範囲内でのみ効果を発揮する。 能力使用後、獅子神は不屈の精神を自ら体現するため、その場で仁王立ちし続ける。 以後、永続行動不能。 また、獅子神が放つ闘気は「男の子が好きなタイプの暑苦しいオーラ」であり、この能力に感化されるのは男性だけである。 女の子は「まーた男子が何かバカなことやってるし」とか思うだけで、なんの影響も受けない。 <計算式> 効果:食いしばり 35 タイプ:フィールド設置型 スタイル:アクティブ 範囲+対象:周囲1マス敵味方全員 1.8 時間:永続 2 制限制約1:男のみ 0.85 消費制約:永続行動不能 40 FS:5 効果数値=35×1.8×2×0.85×1=107.1 発動率=(100-107.1+40)×(1+5×0.1)+20=69.35≒69% キャラクターの説明 伝統ある獅子神家の長男として生まれた、誇り高き人物。 日本を牽引する男子となるため、幼い頃から帝王学を学んできた。 真っ直ぐに王道を歩む彼に、恐れるものなど何もない。 立ちふさがる障害は、全て力で破壊するのみ。
https://w.atwiki.jp/mh3g/pages/640.html
ドボルSシリーズ【剣士】 特徴 基本性能 値段 防御力 火耐性 水耐性 氷耐性 雷耐性 龍耐性 装備一箇所 9500z 54 -5 3 -2 1 1 装備全箇所 47500z 270 -25 15 -10 5 5 最大強化全箇所(G級) 211350z 535 LV16 防具強化 防具強化 LV2 LV3 LV4 LV5 LV6 LV7 LV8 LV9 LV10 LV11 LV12 LV13 LV14 LV15 LV16(MAX) 防御力 57 61 65 70 75 83 91 93 95 97 99 101 103 105 107 強化素材 上鎧玉 尖鎧玉 堅鎧玉 重鎧玉 真鎧玉 費用 650z 860z 1450z 2900z 3900z 生産素材 部位 名称 スキル系統 スロット 生産素材 頭 ドボルSヘルム 攻撃+1 回復速度+2 逆境+3 達人-2 OO- 尾槌竜の尖角*2 尾槌竜の堅殻*6 尾槌竜の尾骨*1 ファンゴの毛皮*3 胴 ドボルSメイル 攻撃+2 回復速度+4 逆境+1 達人-2 O-- 尾槌竜の尖角*2 尾槌竜のコブ*4 竜玉*1 ファンゴの毛皮*6 腕 ドボルSアーム 攻撃+2 回復速度+2 逆境+3 達人-2 O-- 尾槌竜の堅殻*6 尾槌竜の堅尾甲*2 尾槌竜の堅苔甲*5 垂皮竜の上皮*6 腰 ドボルSフォールド 攻撃+2 回復速度+3 逆境+2 達人-2 OO- 尾槌竜の堅苔甲*4 尾槌竜の堅殻*6 尾槌竜の仙骨*1 垂皮竜の上皮*4 脚 ドボルSグリーヴ 攻撃+3 回復速度+4 逆境+1 達人-2 O-- 尾槌竜の堅尾甲*3 尾槌竜の堅苔甲*5 尾槌竜のコブ*4 堅竜骨*5 スロット合計/必要素材合計 7 尾槌竜の尖角*4尾槌竜の堅殻*18尾槌竜の堅尾甲*19尾槌竜の尾骨*1尾槌竜のコブ*8尾槌竜の仙骨*1垂皮竜の上皮*10堅竜骨*5竜玉*1ファンゴの毛皮*9 発動スキル スキル系統 頭 胴 腕 腰 脚 計 発動するスキル あと少しで発動しそうなスキル 攻撃 +1 +2 +2 +2 +3 +10 攻撃力UP【小】 回復速度 +2 +4 +2 +3 +4 +15 回復速度+2 逆境 +3 +1 +3 +2 +1 +10 不屈 達人 -2 -2 -2 -2 -2 -10 見切り-1 ※あと少しで発動しそうなスキルとは±4ポイント以内で発生するスキルのことです。
https://w.atwiki.jp/giurasu/pages/710.html
公式ページ 秘伝書を所持していなくとも特異個体と戦えるフロンティアクエスト 報酬でクエストごとに違った原珠が入手でき、それを使用して対応した装飾品を生産できる。 剥ぎ取りでHC素材は出ないので捕獲してOK(戦慄シリーズはHC化可能でHC素材も出る) 高ランクのクエストのほうが原珠がたくさん出る(確定1個→4個)。1ランクしか無い場合はクエストによって異なる。 クエが増えてきたせいか(この統廃合が始まる少し前、大討伐クエストの配信がうまく行かない不具合が出ていた)複数ランクのものはF4で下位変種を廃止して上位一本に統合された MHF-Gよりこのシリーズは廃止され、装飾品Gクエストという複数種類のG珠素材を出す変種クエになった。 またF5までと違い、確定で○個出るということはない。 その為、運が悪ければ1個も出ない場合もあるので注意しよう。 しかしながらそういった構成の評判が悪く、G2先行体験会での情報としてこのシリーズの復活を示唆する発言があり、実際G2で復活した(特異個体固定ではなく他のクエストと同様にモード選択という形になったが、一部は相手が変更された)。 さらにG3では当初の変種クエが削除され、こちらのシリーズを個体選択可能な形にしたものだけが現存している。 それと別に新たな戦慄シリーズが順次配信されている。基本的には最新の特異個体実装モンスターが起用されるが、こっそりとそれ以外のモンスターが起用されることも……? クエスト一覧 G6 クエスト名 ランク 生産素材 装飾品 性能 炎妃龍の戦慄【下位】 22~ 鉄色原珠 銃士珠G 反動+5 達人+3 装填数-2 晶竜の戦慄【上位】 71~ 青鈍原珠 状耐珠G 結晶耐性+5 耐酔+5 磁力耐性+5 G5 クエスト名 ランク 生産素材 装飾品 性能 棘白竜の戦慄【上位】 61~ 群青原珠 剣煌珠G 剣術+5 特殊攻撃+3 研ぎ師-3 紫毒鳥の戦慄【上位】 31~ 赤丹原珠 剣閃珠G 斬れ味+5 達人+3 雷耐性-3 GG クエスト名 ランク 生産素材 装飾品 性能 灰晶蠍の戦慄【凄腕】 100~ 若竹原珠 精力珠G 食事+5 スタミナ+3 聴覚保護-5 銀火竜の戦慄【上位】 51~ 秘色原珠 匠珠G 匠+1 斬れ味+3 底力-2 眠鳥の戦慄【上位】 31~ 東雲原珠 早手珠G 狩人+5 採取+4 高速収集+3 鋼龍の戦慄【上位】 41~ 若紫原珠 銃属珠G 属性攻撃+4 回避性能+3 砲術師-3 G3 クエスト名 ランク 生産素材 装飾品 性能 砂竜の戦慄【下位】 11~ 牡丹原珠 集研珠G 溜め短縮2 研ぎ師3 剣術-2 尾晶蠍の戦慄【上位】 81~ 白磁原珠 餓狼珠G 断食4 スタミナ4 耐寒-4 黒鎧竜の戦慄【上位】 31~ 紅赤原珠 銃槍珠G 反動4 ガード性能5 砲術師5 冥雷竜の戦慄【上位】 91~ 天色原珠 剣術珠G 剣術3 斬れ味3 スタミナ-3 金火竜の戦慄【上位】 51~ 萌葱原珠 耐状態珠G 耐状態異常+4 聴覚保護+4 気配-3 シーズン10~フォワード.5 鳥竜種 クエスト名 ランク 生産素材 装飾品 性能 青い鳥竜の脈動 上位 犬牙原珠 龍剣珠G 龍王剣+5 防御+3 肉焼き-4 青い鳥竜の衝撃 上位 象鼻原珠 痺瓶珠G 麻痺瓶追加+5 散弾強化+5 連射-2 怪鳥の衝撃 上位 燕尾原珠 軽足珠G 回避性能+5 毒+5 達人-3 青怪鳥の衝撃 上位 猫眼原珠 気短珠G 食事+5 受身+5 効果持続-3 青怪鳥の戦慄 上位 紅緋原珠 洞察珠G 千里眼+5 高速設置+3 スタミナ-2 毒怪鳥の脈動 上位 兎耳原珠 罠師珠G 高速設置+3 耐寒+3 麻痺+3 毒怪鳥の衝撃 上位 熊拳原珠 毒剣珠G 猛毒剣+5 食事+3 防御-3 毒怪鳥の戦慄 上位 萌黄原珠 属攻珠G 特殊攻撃+5 爆弾強化+4 調合成功率-3 黒狼鳥の脈動 上位 虎爪原珠 根性珠G 根性+3 耐暑+3 毒+3 黒狼鳥の衝撃 上位 豚鼻原珠 文鎮珠G 風圧+5 睡眠+5 攻撃-3 黒狼鳥の戦慄 上位 宍色原珠 慰労珠G いたわり+5 運気+3 広域-3 眠鳥の衝撃 上位 月白原珠 耐性珠G 全耐性UP+4 脱臭+5 龍耐性-3 蒼き眠鳥の衝撃 上位 狸腹原珠 眠剣珠G 睡眠剣+5 耐震+3 審判-4 蒼き眠鳥の衝撃はHPが通常の1/3 防御率も通常60%だがこのクエでは100% 魚竜種 クエスト名 ランク 生産素材 装飾品 性能 水竜の衝撃 上位 菖蒲原珠 宝珠G 運気+5 高速収集+5 剥ぎ取り-3 水竜の戦慄 上位 錆色原珠 投剣珠G ナイフ使い+5 特殊攻撃+3 食事-2 溶岩竜の戦慄 上位 卵色原珠 対防珠G 対防御DOWN+5 ガード性能+4 はらへり-4 牙獣種 クエスト名 ランク 生産素材 装飾品 性能 大猪の衝撃 上位 亀甲原珠 研磨珠G 砥ぎ師+5 審判+3 聴覚保護-3 桃毛獣の衝撃 上位 鉄黒原珠 強腰珠G 耐震+5 防御+5 回避性能-3 桃毛獣の戦慄 上位 若緑原珠 強体珠G 耐震+5 受身+5 属性攻撃-2 雪獅子の戦慄 上位 亜麻原珠 弾幕珠G 散弾強化+4 回避性能+4 通常弾強化-2 金獅子の脈動 上位 鼠尾原珠 断食珠G 断食+3 達人+2 攻撃-2 金獅子の衝撃 上位 梟眼原珠 天力珠G 審判+5 腹減り+5 ガード性能-3 金獅子の戦慄 上位 花色原珠 属撃珠G 属性攻撃+3 斬れ味+2 全耐性UP-3 響狼の衝撃 上位 狼牙原珠 氷剣珠G 氷結剣+5 調合成効率+5 爆弾強化-3 雌響狼の衝撃 上位 雀踊原珠 針穴珠G 精密射撃+5 弾調合+5 装填数-3 跳緋獣の戦慄 上位 滅紫原珠 心鍛珠G 断食+3 気力回復+3 底力-2 甲殻種 クエスト名 ランク 生産素材 装飾品 性能 盾蟹の衝撃 上位 鯨潮原珠 天壁珠G ガード性能+5 効果持続+5 風圧-3 鎌蟹の脈動 上位 蛇鱗原珠 水攻珠G 水属性攻撃+5 回復+3 雷耐性-3 鎌蟹の衝撃 上位 鰐口原珠 水剣珠G 水激剣+5 採取+5 気配-3 飛竜種 クエスト名 ランク 生産素材 装飾品 性能 白影の衝撃 上位 木賊原珠 弾穴珠G 装填数+4 気配+5 精密射撃-3 下位 紫苑原珠 虚弱珠G 毒-4 麻痺-4 気絶-4 赤影の衝撃 上位 狐尾原珠 雷剣珠G 雷神剣+5 千里眼+5 投擲-3 一角竜の衝撃 下位 納戸原珠 無精珠G 睡眠-4 効果持続-4 回復速度-4 一角竜の脈動 下位 牛角原珠 集中珠G 溜め短縮+3 攻撃+2 達人-2 岩竜の衝撃 上位 鷲翼原珠 爆師珠G 爆弾強化+5 調合成功率+5 錬金術+5 角竜の衝撃 上位 黒鳶原珠 加貫珠G 貫通弾追加+5 反動+3 睡眠瓶追加-3 黒角竜の衝撃 上位 鶴喉原珠 腕力珠G 攻撃+5 回復速度+5 達人-5 雌火竜の衝撃 上位 砥粉原珠 友愛珠G 広域+5 回復+5 調合成功率-3 桜火竜の衝撃 上位 豹脚原珠 火剣珠G 火炎剣+5 食いしん坊+5 脱臭-3 火竜の衝撃 上位 黄丹原珠 加弾珠G 通常弾追加+5 装填数+2 毒瓶追加-3 火竜の戦慄 上位 山吹原珠 乱射珠G 通常弾強化+4 装填数+3 貫通弾強化-2 蒼火竜の脈動 上位 竜眼原珠 火攻珠G 火属性攻撃+5 回復速度+5 水耐性-3 蒼火竜の衝撃 上位 鼬鎌原珠 装填珠G 装填+5 調合率+5 反動-3 棘竜の脈動 上位 鶏翼原珠 爆剣珠G 爆撃剣+5 砥ぎ師+3 体力-4 棘竜の衝撃 上位 猪紋原珠 毒瓶珠G 毒瓶追加+5 通常弾強化+5 装填-2 棘茶竜の戦慄 上位 山鳩原珠 狙撃珠G 貫通弾強化+4 精密射撃+4 散弾強化-2 氷狐竜の脈動 上位 羊毛原珠 氷攻珠G 氷属性攻撃+5 睡眠+5 火耐性-3 氷狐竜の衝撃 上位 獅鬣原珠 眠瓶珠G 睡眠瓶追加+5 貫通弾強化+5 スタミナ-2 呑竜の衝撃 上位 蒸栗原珠 加散珠G 散弾追加+5 装填+3 麻痺瓶追加-3 呑竜の戦慄 上位 藍鼠原珠 統制珠G 反動+2 精密射撃+2 弾調合+2 蛮竜の戦慄 下位 白茶原珠 気力珠G 気力回復+4 効果持続+5 食事-3 覇竜の戦慄 上位 枯茶原珠 龍王珠G 龍耐性+4 風圧+4 達人-2 舞雷竜の戦慄 上位 中黄原珠 障壁珠G ガード性能+3 風圧+3 スタミナ+2 蒼火竜の脈動・衝撃は下位個体 古龍種 クエスト名 ランク 生産素材 装飾品 性能 幻獣の脈動 上位 馬脚原珠 雷攻珠G 雷属性攻撃+5 気絶+5 氷耐性-3 幻獣の衝撃 上位 鴉嘴原珠 連射珠G 連射+5 耐雪+5 断食-3 幻獣の戦慄 下位 濡烏原珠 専心珠G 溜め短縮+3 回避性能+3 底力+2 風翔龍の衝撃 上位 犀角原珠 痺剣珠G 麻痺剣+5 受身+3 斬れ味-4 鋼龍の戦慄 下位 蘭茶原珠 俊避珠G 回避性能+5 とんずら+5 気力回復-3 霞龍の脈動 上位 猿尻原珠 龍攻珠G 龍属性攻撃+5 地形+5 全耐性アップ-3 霞龍の衝撃 上位 鹿角原珠 強精珠G スタミナ+5 麻痺+5 千里眼-2 霞龍の戦慄 下位 紺青原種 納短珠G 武器捌き+3 対防御DOWN+3 審判-3 炎王龍の衝撃 上位 鮫口原珠 大砲珠G 砲術師+5 気絶+5 聴覚保護-3 炎王龍の戦慄 下位 雄黄原珠 砲攻珠G 砲術師+3 斬れ味+2 研ぎ師-2 風翔龍の戦慄 下位 柳茶原珠 護身珠G 回避性能+3 聴覚保護+3 回復速度-3 上位版クエストはHR71個体
https://w.atwiki.jp/asaahingaeaw/pages/570.html
ジンオウガの装備で梶谷 朝陽が鋳造した大剣。広島の被爆した人達の怨念を振り払う力を持っている。跡形なく魂自体を消す力も持つ。 強化 大剣 神武剣ライテイ 攻撃力1121 会心率+80 雷650 斬れ味青 (生産素材またはバスターブレード改から派生 雷狼竜の帯電毛×5、雷狼竜の角×2、雷狼竜の尻尾×3、サクラダイト鉱石×10) 大剣 神武剣ライテイ改 攻撃力1652 会心率+80 雷820 斬れ味青 (強化素材 雷狼竜の逆鱗×1、雷狼竜の角×3、雷狼竜の甲殻×8、雷狼竜の爪×3) 雷霆剣 神淙摎 攻撃力1842 会心率+80 雷1000 斬れ味白 (強化素材 雷狼竜の尖爪×5、雷狼竜の尖角×3、サクラダイト鉱石×10、ドグライト鉱石×15) 真・雷霆剣 神淙摎 攻撃力2001 会心率+80 雷1200 斬れ味白 (強化素材 雷狼竜の尖爪×8、雷狼竜の靭尾×3、雷狼竜の尖角×5、雷狼竜の高電毛×5) 真・雷霆剣 神淙摎 極 攻撃力2265 会心率+80 雷1700 斬れ味白 (強化素材 雷狼竜の雷電毛×3、雷狼竜の剛角×5、雷狼竜の剛爪×5、雷狼竜の雷狼竜の天玉×1)
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/33.html
【番外編】大阪奮闘レポ2 (【番外編】[[大阪奮闘レポ1]]からの続き) マズは皆で乾杯、閣下は酎ハイ、SEIJI卿はウーロン茶(運転手さん)、レナータ嬢とウチが生中 閣下のお薦めである「トントロ」と「軟骨唐揚」を肴に 話はどんどん進んでいく・・・が、やはり気になるのは目の前の鉄板 自分で焼くのか~・・・orz 閣下、SEIJI卿、レナータ嬢の付き合いの事 ウチの事、サッカーの事、無論これからの海の事等尽きるコトは無い話で多いに盛り上がりを見せる。 そんな中でやはり出てきましたよ・・・お好み焼きのネタが・・・ ご存知の通りウチの田舎は広島に近いともあって家庭では広島風が主流 しかも、自分で焼くなんて新たなる難問デスヨ・・・ ウチが頼んだのはミックス、エビ・イカ・豚とちょっと贅沢なスグレモノ♪ マズは具材を鉄板で焼き焼き♪ その間にネタを混ぜ混ぜ・・・・閣下曰く混ぜれば混ぜるほど美味くなるらしい! (☆_☆)キュピーン! 人間ミキサーへ変身!うりゃりゃりゃりゃりゃ~~~!!! と混ぜ混ぜして「ふぅ」っと一息つくと・・・ 閣下他皆さんはまだ混ぜてる!( ̄□ ̄; 慌てて再び人間ミキサー・・・・お好み焼きとはかくも奥が深いものなのか・・・orz そして、いよいよお好み焼きのクライマックス「返し」の工程デスヨ マズはお好み奉行と評されるSEIJI卿から・・・じっとウチが見守るなか「くるっ♪パタ♪」 ふむ・・・ヘラ(?)を返す手つきにためらいが無い 続いて閣下「くるっ♪パタ♪」、レナータ嬢「くるっ♪パタ♪」 さすが本場!皆、流暢なお手並みです 最後がウチ・・・ヘラ(?)を鉄板とお好みの間にすべり込ませ 僥倖を祈りながら「えぃっ!」っとひっくり返す すると祈りが神に通じたのか「くるっ♪パタ♪」・・・やった♪ 少し自分が成長したのを感じた一瞬だった。 その頃ウチは他の皆様の迷惑顧みず生中を3杯目に手を付けた頃 早速焼きあがったお好みを肴に話は尽きるとも知れずに続いていく 閣下のフットサルチーム話、大会の話、けんけーん卿の話 ウチも鉄板の熱と話の面白さとビールの勢いを借りて気分が良くなってきた頃に SEIJI卿:「何か食べられます?」 閣下:「わし、トントロ」 SEIJI卿:「アンレさんは?」 ウチ:「え?」 気がつけば鉄板に乗ってるのはウチのお好みだけ 「皆、食べるの速っ!」( ̄□ ̄; レナータ嬢もニコニコ笑って食べている・・・ い、いやウチもええ加減食べるの速い方なんやけどね(--; そして追加注文のトントロ、イカ、ウィンナーソーセージが運ばれてくる ウチのお好みが無くなるのが速いか追加注文がなくなるのが速いか 素晴らしい勢いで食材が目の前から消えていく♪ 皆のお腹も満たされてきた頃、閣下の携帯がけたたましく鳴る けんけーん卿からだ しかし、電波の関係で繋がっては切れ、繋がっては切れという事を幾数度繰り返す 閣下:「しゃーないな~あほけんの為に出たるか~」 一同笑いながら頷く きっと、遠い空の下で必死に電話を繋ごうとしているけんけーん卿の姿が 誰の脳裏にも容易に想像できた瞬間だった お好み焼き屋さんを出たのは22時半 (閣下、SEIJI卿、レナータ嬢、ほんまご馳走になってしまいました。スンマセンm(_ _)m) 外に出た一行はけんけーん卿からの電話を待つ SEIJI卿の携帯がウチへ周ってくる・・・ ウチ:「アンレーデでございます」 けん卿:「あ、どうもけんけーんです」 声を聞くと想像してた以上に物腰の柔らかな口調 しかし、ホントに電話をかけてくるとは思いもしなかった、すばらしいバイタリティー それからというもの、SEIJI卿の携帯電話をホボ独占状態でけんけーん卿とお話 すんません、電池ガッポリ使ってしまいました。 一行はSEIJI卿の愛車に乗り込み、ウチを送ってくださるとの事・・・ ほんま、かたじけないです(--; JR難波駅を出て、一路天王寺駅を目指す 道中、ウチに大阪ドームや通天閣を見せるためにワザと道を間違えてくださったりとか 大阪の夜を満喫させていただきました。 その中でウチが今回のOFF会で一番聞きたかった事を聞く事にした ウチ:「ぶっちゃけ、ウチってどんなイメージやった?」 閣下:「そやな~、ウチと同年が少し上やと思ってたわ」 SEIJI卿:「そうですね、30は越えてるイメージでしたわ」 レナータ嬢:「そうなんですよね~」 ウチ:「( ̄□ ̄;」 閣下:「話題のネタが古いしな~」 SEIJI卿:「そうですね、ネタが少し昔のネタやし、知識も豊富やし」 ウチ:「知識が豊富かどうか知らんが」 レナータ嬢:「確実に上だと思ってましたー」 ウチ:「そっか~」orz どうやら、聞けば聞くほど凹む内容だったので思わず口を噤んでしまいました。 それでも車中はひっきりなしに笑いが絶えず 天王寺駅までもアッと言う間でした。 ほんと、翌日の仕事に差し支えがあるような時間までお付き合いしていただきまして ありがとうでした。 普段お酒を飲まないウチが生中×4 酎ハイ×1も飲んでたのはビックリ! こんなに楽しい酒宴はここ数年なかったと言うか、TOPに楽しい時間だったです。 閣下、SEIJI卿、レナータ嬢、ホントにありがとうでしたm(_ _)m 翌日、お酒で浮腫んだ顔を鏡で見ながら大爆笑しつつ 入社以来着ていないスーツに身を包み 天満駅まで出発・・・朝の通勤ラッシュとやらも経験させてもらいました 名物の駆け込み乗車、それに目の前で扉が閉まって残念がらずに平然を装う走ってきた人 雪崩のような人と鬼の様に込み合う自動改札 「ここは戦場?」( ̄□ ̄; どうにかこうにか生きて天満駅まで到着し 講習を受ける・・・まぁ退屈な7時間でしたわ♪ 午後17:00前に講習は無事終了 「みどりの窓口」で指定席を貰おうと交渉すると・・・ 新幹線は1席ありますが、特急は禁煙席になっちゃいますね あらら、仕方なく新幹線のみ指定席をGET ま、田舎行きじゃから自由席も空いてるだろうっと思ってたんですよ 新大阪駅までは気合と記憶の細い糸を辿りながら新大阪駅まで到着 ふむ・・・また成長した兆しが見えたの♪ 新大阪駅に着いたウチは独り言をぼそり 「腹減った」( ̄□ ̄; つー訳で、駅の中をグルグル 「ロクな店ないやん!」( ̄□ ̄; それでも、背に腹は変えられないという事で 尾道ラーメンを食べさせる店に入る。 普通に醤油ラーメンを注文する 後に来た人の塩ラーメンと同時に運ばれてきた事に少々疑惑を感じたものの頂きま~す! っと一口、ずずずずずずぅ~♪ 「ぬるっ!」( ̄□ ̄; おぃおぃ、ぬるいラーメンは頂けんぞ~・・・汗かくことも無く食事は終了・・・・orz 新大阪で帰る旨を閣下とSEIJI卿にメールして予定の新幹線に乗り込む 岡山で乗り継ぎ、座れる席を探す 「席が無い!」( ̄□ ̄; 車内は満員・・・結局、最後降りるまで2時間30分全て立ってマシタ 無論、その後腰痛が激しかったのは言うまでも無いですが 住処に戻り、暖かい食事を急場で作って食す 「暖かい食事って有り難いですね」( ̄□ ̄; 海にONするも睡魔に勝てず、ナニほどもせずにOFF いや~大阪はスッゴク楽しかったですよ 閣下、SEIJI卿、レナータ嬢のご協力に大感謝です 今回は仕事での遠征でしたが、次回は「ゴールデン・ルーヴェ大OFF会」を開催し 「遊び」をメインに遠征したいと思います。 長らくの戦友であるライラ姫やアイメル嬢、それにひろっち卿も関西の方 それに、今回は遠い空の下に居るけんけーん卿も帰国している間に 是非、開催したいものです。 OFF会がこんなにも楽しいとは思いも寄らなかったです。 人数が増えるとモット楽しいんだろうな~♪ 皆~集まれるようだったら集まりましょう^^ ※今回のOFF会に際し、カメラ付き携帯を所持していながら撮る事自体を忘れていました。 翌日の講習中に発覚して講習内容も上の空だったのは誰にも言えない秘密デス♪
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/32.html
それは先月の上旬の事だった。 会社での夕刻、大まかな引継ぎ業務を終え詳細な引継ぎを個々で行っていた時のこと ふらりと2枚の書類を持った上司がウチに話しかける・・・ 上司:「来月の事なんだが」 ウチ:「はぃ?」 上司:「大阪で講習会があるらしいから君どぅ?」 ウチ:「は?」 上司:「朝始発に乗っての移動になるんだけどね」 ウチ:「いぁ~来月は派遣されてくる人の面倒を見なければならないかもしれないのですが」 上司:「あぁ、毎年のアレね」 ウチ:「えぇ、発注者サマから先週聞きまして」 上司:「そんなもん、構わんやろ」 ウチ:「はぁ、でも聞いてみないとわかりませんね」 上司:「ふむ・・・」 っと曖昧な様子で上手く切り抜けれないかな~っと思っていたのです。 そして、先月末には社員旅行もあったという事もあり 流れ的に十分な再考時間があったわけですが 時間は流れ今月の上旬にデスクワークでウロウロと書類を片付けるウチを見つけて上司が 上司:「今月の講習なんだけど、1泊して良い事になったから」 ウチ:「は?」 上司:「天王寺にね、天然温泉のビジネスホテルがあってね~」 ウチ:「はぁ」 上司:「会場近くではないんだけど環状線沿いだからソコを(予約)取っておくから」 ウチ:「!!」 かくもウチの考えが甘かった、再考どころかその日の日程まで考えが及んでいたのだ。 曖昧に逃げるつもりが、曖昧な返事でOKと取られたらしい・・・抜かったわ そんな経緯でウチの大阪行きが決定したのである。 再びときは流れ運命の日(11/24)がやってきた その日は祝日の次の日・・・どうせなら23日から動かしてくれれば良いものを ワザワザ24日の午前は仕事をしろという上司のお達しに少々キレながら出社 現場かデスクどちらでも選べるという特権を活かし その日はデスクでPCの前に座ってぼぉ~~~~~~~~~っと過ごすつもりでした が、そのPCも上司が使い始め仕方なく事務のねぇちゃんとマッタリお話しながら 午前を過ごしてやりました。 (その日、ウチを大阪行きに決めた上司は代休だった・・・・ちと殺意を覚える) 最寄の特急が止まる駅まで送ってもらいイザ大阪へ出発! 先月の社員旅行と同じ乗換えのため 特急→新幹線は腰痛にムチ打ちながらも小走りでクリア・・・が 新幹線の喫煙指定席に来て見ると・・・・隣のお客さんは ウチの物差しでは、どうみても「その道」の人・・・ 光る靴、ビジネスマンではないスーツ姿、独特のネクタイ、雰囲気その他諸々・・・ あぁ、こんな席を選びやがって・・・ウチの上司は・・・全くorz 微妙に緊張する雰囲気の1時間弱過ごしながら 新幹線は何食わぬ顔で東へと走っていく 岡山から新大阪までは2駅(岡山→新神戸→新大阪) 謎の緊張感のお陰で道中はスゴク短く感じられた。 「間もなく新大阪に到着します」のアナウンスにゆっくりと逃げるようにその席を立ち いよいよ、大阪に単独では初の進出! 新幹線を降り、ホームに降り立つと・・・ 「な、なんだ!この人ごみは!」( ̄□ ̄; あまりにも多い人!人!人! 駅にいる人でウチの町の人口が収まっているのではないかと思える人!群集! それでも、翌日の会場を下見したいという事もあり 事前に閣下、アイメル嬢、SEIJI卿、レナータ嬢にイロイロ聞いてたので 閣下の作戦「とりあえず駅員に聞け!」作戦を発動・・・が、駅員どこ? 仕方なく駅員を探す「旅」の始まり~・・・ 「うわっ!大阪人、歩くの速っ!」( ̄□ ̄; 次々と追い抜かれていく・・・まるでウチは車道を走る「マイ○ア」のようじゃないか! 群集がウネリをあげて流れていくのに対し、ウチは鱗がとれて泳げない鰯の様・・・ ウチの心には、もぅ都会の寒風の洗礼が音を立てて吹きすさんでいる。 それでも、負けずにどうにか案内所を発見! 「15番16番乗り口から電車に乗ってもらって、1駅目の大阪で乗り換えて2番乗り場です」 「・・・・・なんの呪文じゃ?」( ̄□ ̄; 電車ってどれに乗ればいいのだ? 訳も分からずに15番・16番乗り口を探す・・・数字は嘘をつかない事を信じ 田舎モン丸出しの状況でバックとスーツを両手にホームをウロウロ 電光掲示板には次から次へと文字が流れている。 普通ってのと快速ってのと新快速ってのが有るみたいね ウチは田舎モンなんで「快速」とか文字があると別料金を取られると思い込む じっと路線図を睨みつける事5分・・・とりあえずどれに乗っても大阪駅に着くらしい 「次に来た普通電車に乗ろう!」(--; っと心に決め、次は何時間後に来るのかな~っと思えば何分もせずに電車が入ってくる。 うぅ~む・・・(--; 比較的空いている電車に飛び乗ると大阪駅まではすんなりと行けた・・・便利だ・・・ 新大阪で聞いた2番乗り場を必死に探す・・・ぬっ!これか? 「時間はまだある、少々乗り間違えても大丈夫だろう」(--; っとの決意で乗り込んだ電車は天満駅に素直に到着 地図を片手に翌日の会場を探してみると・・・駅から徒歩5分のところに立派な建物が。 ふむ、これは迷わないな・・・と確信し、ついでに職員に聞いてみる ウチ:「天王寺駅からここまでどれくらいの時間かかるん?」 職員:「え?えぇ~っと・・・・」 ウチ:「大体の概算でええんやが」 職員:「(地図を取り出しながら)環状線ですよね?」 ウチ:「うんうん」 職員:「えぇ~っとですね・・・」 ウチ:「・・・・」 職員:「一個一個の駅の間隔は短いんですよ~」 ウチ:「ほぅほぅ」 職員:「さほど時間は掛からないと思います。」 ウチ:「?」 職員:「20分ぐらいですかね~」 ウチ:「(アンタは何で生活しとんの?)あぁ、そーですか。ありがと~」 どうやら聞いたウチがアフォでした・・・orz 天満駅を出たウチは天王寺駅を目指す。 各駅でとまる電車、平日の昼なのにナゼが学生がイッパイ居る・・・ 都会とは不思議だの・・・(--; 天王寺駅に着いたのはもぅ夕刻と言っても良いぐらいの時間で 夜の帳が降りかけた頃だった ホテルの説明には「JR天王寺駅北口から徒歩7分」 さほど遠くなないの・・・ 「北口ってどこ?」( ̄□ ̄; 見つかるのは西口と東口・・・・ 駅の中をグルグル回りながら「今何週目だ~?」と心で叫びながら北口を探す 駅員の姿も見つけられず、グルグルと歩き回るウチ・・・ やっと「中央出口」っと言うものを見つけ、駅員を発見! ウチ:「北口ってどこですか?」 駅員:「そこ(目の前を指差す)」 ウチ:( ̄□ ̄; 北口って隠れて見えんやん!卑怯ナリ~>< トボトボと改札を通り駅の外に出てみると キラキラと光るネオン・・・止まる事を知らないように走る車 駅から吐き出される大量の人・・・都会だ・・・・ ホテルの地図を広げたものの、どっちが北やら南やら分からないのは当然 勢い良く「こっち!」と歩き出したものの間違いに気付いたのは5分後の事だった 急いで踵を返し、人に追い抜かれながら歩く商店街 ホテルに到着したのは17:00という計算通りの間違いっぷりだった♪( ̄~ ̄; チェックインを済ませ、部屋でゆっくりとタバコを2本味わってから 再び夜の大阪に繰り出した、目指すはJR難波駅! 天王寺駅へと続く道中でメールが一本飛んでくるSEIJI卿からだ 「レナータ嬢と合流して向かいます」との事 無論、返信は「駅で迷ってまだ天王寺・・・・」 天王寺駅の案内所でJR難波駅までの経路を聞き電車に飛び乗る JR難波というアナウンスを信じて駅に降り立つと何処が出口やら分からない・・・ 何食わぬ顔で人の流れに身を任せてみると運良く改札らしきものを発見 ここで、閣下とSEIJI卿に「JR難波駅に漂着、視認よろしく」と連絡を入れる(18:10) これで待っていればGETしてくれるハズだ・・・ それにしても、ウチはタバコを吸いたい・・・が、このご時世何処かしこで吸うと怒られそう ならば、星空の元に出れば良いだろうと自動扉を出てみると・・・なにやら広場らしき所 ここもマズイかな~っと引き返し星空を探す階段を上がったところに 都会の喧騒と賑々しさを讃える屋外に出ることに成功し至福の一時 もちろん吸殻は携帯灰皿へ入れましたヨ 再び駅内に戻り、連絡を待つ。 1人ぽつんと見知らぬ街の駅で待つ姿は情けないやら哀れなんだか・・・ 30分ぐらい待った頃に再び携帯のバイブが震える・・・閣下からのメールだ (以下メールのやりとり) 閣下:「閣下から指令!目の前にHOKUOあるか?」 ウチ:「アリマス」 閣下:「さては卿は茶色の服を着ているなw」 ウチ:「んだ」(あれ・・・?) 閣下:「現在柱にもたれかかってるなw」 ウチ:「(;^-^A」(何処だ・・・どこで見ているのだ!) 閣下:「真後ろwww」 ウチ:「え~~~~~~~~!」(心の叫び) 急いで柱の後ろへ向かうと・・・やっとお会いすることで出来ました~^^; 銀英伝から海へ続いた閣下との会話の中で想像していたお姿と少~しイメージの差はあったものの 閣下は閣下でした^^ 2人でタバコを飲みながら、チャットでは話せない事を情報交換・・・ いぁ~閣下の口調ってそのまんまやね~♪ そんな時間を楽しんでいるとSEIJI卿とレナータ嬢が到着 ここに来る道中までに 「OFF会の挨拶って最初は「はじめまして」なのかな~でも、チャットではいつも話してるし・・・」 とか悶々と考えていたのに、最初の言葉は「ど~も~^^」でしたorz 今回のメンバー4人が揃い「お好みでえ~か?」の閣下の問いに「何でも~」と図々しく答えて 一路お好み焼き屋さんまで歩き始める・・・ 名物の「動く歩道」を通り 閣下:「これが名物の動く歩道や」 ウチ:「ほほ~」 閣下:「歩かへんモンは右側やで、東京とは違うんや」 ウチ:「・・・これって何か意味あるん?」 一同笑 閣下:「普通に歩くより1.5倍のスピードやでw」 ウチ:「ほほ~」 広い構内を右へ左へと迷路のように歩いて商店街にあるお好み焼き屋さんへ 通された個室で本格OFF会の始まり~ (以下【番外編】大阪奮闘レポ2に続く)
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/67.html
濃い連中が濃い話を頭つき合わせて話してるのは傍目に見てどうだったんだろうと思えるけど、話してるウチ等には楽しくて仕方が無いw このまま、飲りあげてもヨカッタんだけど、本隊合流の時間が迫っているというので、移動♪駅まで移動して前回と同じように「BIGMAN」近くの喫茶店前でSEIJI卿、レナ嬢、れんれん嬢と合流。話を聞くとこうひえ卿は体調を崩して不参加になったとか…残念。ひろっち卿の到着待ちというのでGL上3名は煙草タイム。ここで姫のトークが炸裂っ! ここら辺のセンスがウチには真似できない天性の才というべきか…ウラヤマシイ( ̄^ ̄; 1本2本と吸い終わって再び某喫茶店前で円陣を組むOFF会メンバーw 下手すると「営業妨害」っぽくも見えるが、まぁ、そこら辺は愛嬌で…♪ 数分もするとひっそりと登場したひろっち卿、相変わらずええ男やねぇ~。皆で円陣を組んでる最中、ウチが少し円の外に居ると「アンレさん。そんな外に居なくてもw」と円陣の中央を薦められるw マテーイ!リアルでそれはできんwww 一通りの笑いが収まってから、総勢11名の大所帯で移動♪ スペイン居酒屋という未体験ゾーンに向かってぞろぞろを行進w そういえば、DOLにも「行軍」スキルがあったな、いずれ今は日陰スキルやがいずれ優遇されるんかな?www 一足先にけん卿が内情視察に向かう。ウチもそれに着いていく。そこで選択を迫られる。 「少しきついけどホボ個室の部屋」か「ゆったり座れるけど、雛壇の晒し者席」か? これは困ったね…まぁ、ひっそりとやるのが良いと案を出して「ほぼ個室」に決定w 皆がぞろぞろと入ってくる、それをけん卿がサクサクと席を決めていく。 最初の席順はこんな感じ (ひろっち卿)(れんれん嬢)(閣下)(シッド卿)(SEIJI卿)(レナ嬢) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━┛ ┃テーブル ┃柱 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━┓ (けん卿) (ウチ) (ウォル卿) (アイメル嬢) (姫) 微妙に窮屈だったかw まぁ、それでも皆座ってけん卿の仕切りの元でいざ勝負! マズは閣下からの一言を頂戴する。 閣下:「えー。乾杯」 ヤン・ウェンリーより短いスピーチとも音頭ともいえるお言葉で会食開始♪ 最初の飲み物は閣下がカシスオレンジ。ウチがグラスワイン。れんれん嬢がサングリアのデキャンタ。ウォル卿がウィスキー水割り。アイメル嬢がウーロン茶。その他の方がビール。気前よく乾杯してグビグビグビぃ~♪ ちと若いワインだったけど、とりあえずは美味い♪ ただ、正面に座るれんれん嬢の目が光っている… 「アンレさんを潰す!+皿にいっぱい盛る!」と公言していたので機会を伺ってるみたい(汗 宴会は留まることを知らない会話が流れている。 時折「アンレさーん」と呼ばれて振り向くと、珍しく酒を飲んでいるSEIJI卿が居るっ! おぉぉぉレアだ!w 「発見物総数ナンボですか?」と言われても…なんぼだっけか?急に言われても… 昨年末から軍人してるもんで発見物総数なんて気にしてなかったわw このOFFレポ書いてるときにチラッと見てみると総数「803」(街含む)でしたw ひろっち卿はワインを嗜むというのを前からチラリと聞いていたので、ワインはウチとひろっち卿でガブガブ飲む♪れんれん嬢は前回と同じように笑顔で飲んでいる♪ SEIJI卿は…意外とイケル口やねぇw ウォル卿はずっとウィスキーの水割り…聞けば転勤が多いから日本酒が一番との事。 (ノ゚0゚)ノォォォォォォ… ウォル卿…その信念曲げないでねw 「熱燗飲ませろ~!」というウチの叫びはもはや孤立派の叫びではないのだw ウォル卿を強制的にウチの派閥へ組み込んで、これからは「孤立派」から「少数派」として活動を共にしようジャマイカ♪^0^ノ 晩餐会の話題はやはりDOLの事がメイン、昨年末にフランスへ亡命したれんれん嬢。商会も移籍されて某有名商会の副代表サマとか…。ウォル丼の狙撃話に海事話、SEIJI卿の名サポートを味わうと他艦隊ではやり辛いとか…SEIJI卿の「サポ楽しいですよ~」発言は一同を唸らせるw 船の話もチラホラ、ガレー系の船は「虫っぽい」という過去の商会チャットで出てきた爆弾発言に皆爆笑♪シッド卿は「アムス嬢を敵に回してしまった…」とちとボヤいてたw 生粋のガレー派な閣下も「あの一言はグサッときたでw」とボヤボヤw そんな尽きない話題の合間を縫って料理は次々と運ばれる。 「タコのガルシア風」…茹でたタコにピリ辛のスパイスがかかってる。 「スパニッシュオムレツ」…食べなかったので分からんw。まぁオムレツでしょw 「ポテトのアリオリソース」…ポテトサラダっぽいヤツw。これも食べなかったw 「情熱のルースサラダ」…いたって普通のサラダ。特筆することなし?w 「トマト・アンチョビピザ」…細長いピザ。一切れ頂戴しました♪ 「エビのガーリックオイル煮」…ニンニーク!ニンニーク!ニンニーーーーク! 「豚つみれのトマトソース煮」…ミートボールw 「チキンの鉄板焼き」…鳥○♪まさかリアルで見れるとはwww 「デザート」…甘さ控えめ♪ 色々と出てきたんですが、ウチは変わらずに小食なもんで今回食べたのは タコ1切れ、サラダ2口、ピザ1切れ、豚つみれ1個、エビ1尾、デザート1口でした 素晴らしい、れんれん嬢の手前いつもより3倍は食べてるよw しかも、炭酸系の飲み物に手を出さず。美味しく頂戴しました♪ 話が盛り上がってる最中だが、以前から「席が固定だとお話できる人が限られるよね~」という意見を元にけん卿が思案に思案を重ねて用意したのが「くじ引き席替え」…どこかではやっている定番のアレですなw コースターの裏に番号が書いてあって…ウチの番号は1番。 「席替え開始ぃ~♪」の号令にぞろぞろと席を替わる♪そしてその結果は…以下の通り。 (レナ嬢)(シッド卿)(けん卿)(ウォル卿)(姫)(ウチ) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━┛ ┃テーブル ┃柱 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━┓ (SEIJI卿)(閣下)(ひろっち卿)(アイメル嬢)(れんれん嬢) ウチの正面はやはりれんれん嬢、くじ引きとは言えこれはもぅ運命の鎖ががががw PKな話題もいっぱい出ましたね。 「PKさんは思った以上に世話好きな人が多い」とか 「○○国の○○って人はメッチャ話好き」とか 「無言PKはやめて~」とか 「PKされたのをチクった」とかとか そんな中には某有名PKさんがウチと同じ出身県だったというネタもw 「えっマヂ?( ̄◇ ̄;)」 そう聞くと何回も襲われた記憶が楽しいモンに変わりますわなw なんだ、かんだと時間が過ぎてると順番に誰かの携帯電話が回ってくる。 相手は…アムス嬢だそうなw アンレ:「まいどっ♪おつかれさまです~♪」 アムス:「こんばんは~」 アンレ:「誰か分かる?」 アムス:「えっと…えっと…」 電話の向こう側で悩んでいる声、間違えたら失礼だと思ってるんだろうね~ アンレ:「アンレです~」 アムス:「・…ええええええっ!」 想像以上のリアクションが返ってきたw アムス:「本当ですか、いぁ~全く想像してなかったです…」 どうやら、また想像を裏切ってしまったようだw 電話口のアムス嬢はチャットで話す口調そのままにお話されていて、まだウチの想像は裏切られて無いw 次は現地に来るようにw 酔っ払っていてナニを話したのかはちと怪しいのだが、ウチはただひたすらにアムス嬢を褒めていたのを覚えてる時折、姫のチャチャが入ったりして2次元会話ではアムス嬢も大変だったやろうねw…まぁ、詳細はアムス嬢にUPしてもらおうw そういえば、アムス嬢と同じく電話参戦を表明していたクラ卿からは全く連絡が来ない…。仕事が忙しいんだろうと、皆を説得させながら残る時間を目一杯お話に費やす。 れんれん嬢から30人OFF会の話を聞くと素晴らしく楽しかったとか…っと言うてもGLのOFF会も徐々に人が増えて11人だし、すっごいよねw 予定していた時間をきっちり使って、大晩餐会は見事に終了♪少々話し足りなかった事もあるけど、それはそれでまた次の機会にね♪(*’▽’) 外に出ると、すっごい風! 轟々と音がなるような強風に皆が「寒い!寒い!」と叫んでいる… ウチ的には全く普通の冬天気なのだがw 特にSEIJI卿は引きつった顔で寒そうにバタ足を踏んでいる… アンレ:「SEIJI卿皮下脂肪足りないんちゃう?」 SEIJI:「いぁ~寒いっすわw」 アンレ:「なんやったら、2・3キロ分けるでw」 SEIJI:「いらないw」 れんれん:「2・3キロwww」 アンレ:「今ならサービスでもぅ1キロつけるでw」 一同:「要らん、要らんww」 ひろっち:「俺も分けたい…」 アンレ:「なにをぅ。そんなに大したことないやんw」 ひろっち:「いぁいぁ…」 っと、ここで再び強風! 「寒いぃぃー!」 皆、鍛え方が足りませんなw( ̄- ̄)y-~ 駅までの道のり、ひろっち卿とのんびりお話。ひろっち卿の出身県を聞いてびっくり、大阪よりもはるかに寒い所から来てるんやんw ひろっち:「向こうはもっと寒いですよ」 アンレ:「そりゃそうやろ。でもそれに慣れてたらココなんて平気やろ?」 ひろっち:「いぁ、寒いもんは寒いです」 アンレ:「家具でウハウハせにゃならんねw」 ひろっち:「いつでも言うてくださいよ」 JR大阪駅前で再び円陣w シッド卿は夜行列車の便まで時間がるのでどこかで時間潰すとか… そして誰かが言った「天一?」の言葉に帰宅組と天一組に分かれるw どっちにしようかな~っと迷ってるとSEIJI卿から一言 「アンレさん、天一食べたい言うてたやんw」 おぉ、そう言えばww 閣下、シッド卿、ウチのメンバーで天一を探す。 アイメル嬢曰く「東通りを抜けた先にあるよ~」の言葉を聞いて再びあの飲み屋街へw この2日間で何回通ったことかwwww かる~く道に迷いながらもとりあえずは到着♪ 閣下のお奨めは「こってり」ということなので、「こってり」並を閣下とウチがシッド卿は大盛り…シッド卿、見かけによらず食べるのねw( ̄- ̄)y-~ この3人もG7の経験者。「アノ手のゲームって今ないよね~」という話から苦労話やバグ話「突入バグは許せん!画面が切り替わったら母星やねんw」にはわろたw 今年秋に出るG8にあたるゲームはOFFゲーなので「つまらん!」という意見に落ち着くw そして、とうとう出てきたのが噂の天一ラーメン…閣下のイチオシだw 一口…二口…こっこれは… ウマ━━━(゚∀゚)━━━ッ! メッチャうまい!そもそもこんなコッテリスープなんて地元には無い! 閣下:「どや?」 アンレ:「コレは普通に好きやね♪」 閣下:「ワシはめっちゃ美味い思ってんねん。」 アンレ:「美味い…。うん、本当に美味いわ。」 閣下:「そかそか。」 アンレ:「そもそも、こんな白いスープなんて地元に無いよ?」 閣下:「……笑かすなっ!wwwwww」 シッド卿はトロミあるスープがスッゴク謎だったぽいけど、皆完食♪ ウチの地元にも1軒あるらしいんだけど、車で約1時間半はかかる距離…ムリw 電車の時間が迫ってきたので、3人で店を出る。 傘を忘れかけるも無事に保護w 閣下:「大阪はな、傘を平気で取られるからなw」 アンレ:「そなの?」 閣下:「そやで、コンビニの傘入れに置いて店出たら無いからなw」 アンレ:「…( ̄◇ ̄;)」 大阪って怖い町やねw JR大阪駅まで地下街を抜けて歩く。 「まもなく全てのシャッターが閉まります」とのアナウンスにも平気w 中央改札でシッド卿と別れ、閣下とは地下鉄への入り口で別れる。 「また来いよ。」といわれてがっちり握手♪いぁ~閣下もええ男(漢?)やねぇ♪ ホテル前のコンビニで水を買おうと思ってたら、なんとそのコンビニは深夜までやっていなくて閉まっている…マヂかwwwww しゃーなしでホテル内の自販機で高くて少ないエビアンを購入…部屋に戻るなり。再び熱い風呂に入ってアルコール抜き作業をば♪ そしてTVを見てる間にクラ卿からメールが…リアルで飲んでいたらしく、GLを見捨てて楽しんでいたのね…(おぃおぃw 深夜TVをかけながら再び90分スリープタイマーを見届けることなく爆死♪ (一部省略) 新幹線に乗り込んでは後は一本道、軽く3時間の電車旅をくつろぎながら、浮かれ気分の脳みそを現実へと戻していく。帰宅時間は18時…あ~楽しかった♪ 今回は「天一」「ミックスジュース」という大阪名物を堪能♪ 残る名物は「串かつ」「オムそば」かな~♪ 今回参加してくれた、閣下、姫、アイメル嬢、けん卿、SEIJI卿、ひろっち卿、レナ嬢、ウォル卿、シッド卿、そしてれんれん嬢。お疲れ様でした^^ 特に毎回忙しく動いてくれるけん卿は特にありがとでした~またお願いします♪ 大阪迷行記 完
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/109.html
「Amor torpe」Ⅴ 夜になっても街の勢いは衰える事無く盛り上がりを見せていた。 今夜が祭り最後の夜という事もあり、最後まで楽しもうとしている人とそれを商売にする者との呼吸が見事に合致している。 大道芸人たちは入れ替わり立ち代り様々な団体がそれぞれの技を披露している。 なかでも人々の歓声を浴びたのは、2本の竹を使ったもので、力自慢の男2人が竹の両端を持ち平行に構えると、軽業師の女がその竹をばねのように使いより高く飛び上がるというもので、その高さはゆうに建物の2階を越える高さだった。 他にも口から火を吐く者、獣を使う者など普段見ない芸に人々は惜しみない歓声を上げていた。 一方では広場に立ち並んだ各出店はというと、昼は遠く北海や東地中海から運ばれた珍しい品を扱う店や雑貨を扱う所が賑わいを見せていたが、夜になると人々の胃袋を目当てにした店がそれに代わって勢いを増している。 ケンケーンとニュンもそれに漏れず、あちらこちらで何かしらを見て買って食べてと過ごしていた。 ただ、この時間になって元気だったニュンも少し大人しくなっていた。 「どうした、疲れたか。」 言葉少なくなってきた様子を見てケンケーンが気遣う。 「さっきのお酒で酔ったのかも…。」 ニュンは暗がりにも辛そうな表情をしている。 「どっかで一休みするか。」 2人は人ごみを避けるようにして休める場所を探す。 漸く落ち着ける場所は広場から遠く離れた海の見えるベンチだった。 周りには何もなくなぜこの場所にベンチがあるのかさえ疑問に思ったが、今はそれが逆にありがたかった。 ニュンはケンケーンの肩に身を預けるように座った。 そしてそのまま2人は祭りの喧騒を遠くに聞きながらじっと黙っていた。 先ほどとは違って、その場を支配するのは波の音だけだった。 静寂の中、どれだけ時間が経ったか計る由もなかったが、ニュンが静かに口を開いた。 「ケンケーンさん。どうして船乗りになろうと思ったんですか。」 この手の質問は過去様々な場面で幾度となく聞かれたものだった。 そしていつもケンケーンは同じ答えを繰り返す。 「なりたくてなったんやない。やるべき事の為にやってるだけや。」 「やるべき事って前に言ってた本の事。」 「そうじゃない。遠い海を越えて長い航路の末に一部の人を相手に鬻ぐ生活をしていても金を儲けるだけの話だ。結局、国の礎を守っているのは地に足をつけて生活してる人達なんや。俺はさらにその人達を守る商売がしたいんや。」 ケンケーンの声も静かだった。 「そっか…。」 「どうしたんや。いきなり。」 「ううん。なんでもない。」 再び2人を沈黙と静寂が包み込んだ。 徐々に気温は下がり、祭りの血気と酒で上昇していた2人の体温をゆっくりと潮風が冷やしていく。 そして次に口を開いたのはまたもニュンだった。 「私の家は特に貧しい訳でもなく両親も兄弟も元気で私がここに来る理由はないはずだった。時折、訪れる旅の行商人さんが色んな町の話をして、私はそれが楽しみでその人が来るのを楽しみにしていたの。そうしている内にいろんな町へ行ってみたいと思ってきたの。でもすんなりと行かせてくれる筈もないから、町の教会の神父様にお願いして読み書きを教えてもらったの。読み書きができれば他の町へ行ってもどうにかなると思って必死に習った。そして弟が仕事についたのをきっかけに村を出ようとした、もちろん両親には猛反対だった。けど、私はどうしても聞いた町へ行ってみたかったの。それで神父様に掛け合って両親を説得してもらったの。そして出稼ぎという事にして今の宿で働かせてもらうことになったの。でも…。」 ここまで言って言葉が詰まった。 ケンケーンは何も言わずニュンの次の言葉を待っていた。 「…宿の人はとても優しくしてくれるけど、町の人達はみんないつも肩を張り合っているみたい。何かを競い合うことが義務付けられてるようで何か窮屈…。憧れてやってきた町だったのに、こうやって過ごしてみると何を求めてきたのか分かんなくなっちゃって…。」 肩越しにニュンの身が小さく震えてるのが分かる。 「何もかも空々しくて、よそよそしくて…。」 ケンケーンの袖口を握り締めているニュンの拳がさらに強く握られる。 ニュンの肩に腕を回すとその小さな体を軽く抱き寄せる。 思ったより華奢な体はじっと身を固めている。 「なぁ、ニュン。」 「はい…。えっ。」 ケンケーンはニュンの返事を待たず彼女の開きかけた唇へそっと口付けをした。 突然の事にニュンはさらに体を硬直させる。 唇が重なっていたのはほんの数秒だったが、それはニュンにとってとても長い時間だった。 「知らない町で生きていくってのはとても怖いやろうな。でもな、知らないって事はこれから学べるって事なんやで。お前には持ち前の元気がある、きっと上手くいくはずや。」 ケンケーンの声は静かに聞こえる波の音に乗せるような声だった。 「…ねぇ、ケンケーンさん。また船へ乗せて貰えますか。」 「あぁ、構わんで。いつでも言うて来い。」 「いつも優しいんですね。ありがとうございます。もうちょっとで元気になりますから、あと少しだけこうやって居させてください。」 そして2人は祭りの喧騒と波の音の狭間でひっそりと体を寄せ合ったままの時間を過ごした。 深い藍色の空には夜風に晒されて瞬く星たちが広がっていた。 翌朝、いつもより早い時間に目が覚めた。 祭りに参加したとはいえ、見物に多くの時間を割いたためか普段より酒量が少なかったのが幸いし、いつもならありえない時刻に目が覚めた。 むっくりと体を起こす。 すぐ隣をみると昨晩可愛らしい寝顔を見せたニュンの姿はなく、僅かに感じる体温の名残だけが隣に残されていた。 彼女が居たその場所を暫く見つめた後、寝癖のひどい頭を掻き揚げて何とか形にすると小さな掛け声とともにベッドから降りる。 とりあえずは何か着なければ始まらないと、鞄の中から服を取り出した。 服を着ている背中から朝日が差し込み始める。 暖かさがじんわりと広がってくる。 陸でこのような朝を迎えるのは何時ぶりだろうかと考えつつシャツのボタンを留めてゆく。 余程の畏まった場所へ向かわない限りは許されるだろう格好になるとそのまま椅子へ腰をおろした。 そして再び鞄へ手をかけると、その中から厚みのある書類を引っ張り出し机の上へ広げる。 一応約束どおりに祭りを過ごした事でいつでも出れるはずだった。 ただ、今のケンケーンには日も目的地も全く決まっていない状態だったが、特に焦るような素振りもなく書類を整理する姿もなんとなくやっているという感じだった。 早朝という時間を過ぎていくらか経った頃、机に向かうケンケーンの居る部屋のドアが静かに開けられた。 そしてそのドアの陰から中を窺うのはニュンだった。 ベッドの方を向いてケンケーンの姿が見えない事に気付くとゆっくりと部屋の中を見渡す。 ひょっこりとドアから顔だけを見せて死角になっているテーブルにまで確認するとようやくそこにケンケーンの姿を発見する。 「ケンケーンさん、おはようございます。今日は早起きさんなんですね。」 いつもと変わらないような元気な声だ。 ペンを持つ手を止めてそちらを振り向く。 「おはよう。」 「朝ごはんどうしますか、持って来ましょうか。」 「そやな、そうしてくれると有りがたい。」 「わかりました。ちょっと待っててくださいね。」 そう言ってニュンは部屋を出て行った。 廊下を歩いて行くぱたぱたという音が徐々に小さくなっていく。 そして朝食を載せたトレイを持って程なくして戻ってくる。 野菜を煮込んだスープをメインに後はゆで卵とフィッシュペーストとパンがテーブルの上に並べられた。 旨みをたっぷりと含んだスープの香りが部屋に広がる。 広げていた書類を大雑把に重ね片付けると、さっそくスープへ手をつける。 塩味と野菜の甘みが空の胃袋に優しくしみこんでいく。 祭りで買い食いをした後に食べる料理としてはうってつけの一品だった。 これで気が落ち着くと、朝の貴重な時間を楽しもうとゆで卵の殻をスプーンで勢いよく叩いた。 「あの、お味はどうですか。」 対面に座わり様子を窺っていたニュンが恥ずかしそうな上目遣いでケンケーンの顔を窺う。 「ん。普通に美味いな。さすが女将さんって所やな。」 「あの、これ私が作ったんです。」 スープを口へ運ぶ手が止まる。 そしてゆっくりそれを口に含むと、もう一度その味を確かめて飲み込んだ。 「お世辞抜きに美味いで。これで女将さんも更に楽できるようになったな。」 「本当ですかっ。」 ぱぁっとニュンの顔が喜びに満ちて明るくなった。 「実はケンケーンさんが毒見役だったんです。どきどきだったけど美味しいって言ってくれて、私うれしいです。」 「あぁ、これなら下で出しても良いぐらいやな。」 さらに感想を続けたケンケーンの言葉だったが、浮かれ頂点のニュンには届いていなかった。 (そこまで喜ぶもんなんか…) 「ありがとうございます。褒めてもらったし、私お仕事に戻りますね。」 「あ、あぁ…。がんばってな。」 「はいっ。ゆっくり食べてくださいね。」 そう言い残して部屋を出て行った。 しかし、すぐに聞き覚えのある足音が戻ってきた。 「あ、お替りありますから。言ってくださいね。」 そして再び足音は廊下の先へと消えていった。 「なんやったんや…。」 朝一の静けさから一転しどたばたとした展開に、ただ呆然とニュンが出て行ったドアを見つめていた。 そして足音が戻ってこない事を確認すると再び目の前の食事へと向き直り続きを存分に堪能した。 開けている窓から入ってくる町の音を聞きながら、書類整理を続けていく。 昨日まで続いた賑やかさはどこへ隠されたのか、耳に届くのはいつも知った町の生活音だけとなっている。 静かであると言えばそう例えられる部屋の中は書類を捲りペンを走らせる音だけが続いていた。 「ケンケーンさん。居ますか…。」 そこへドアのノック音と共にニュンが入ってきた。 手には空のトレーを持っている。 「片付けにきました。」 「あぁ、よろしく。美味かったよ。そこへおいてあるから。」 書類が詰まれた向こう側にある机の空いたスペースに食器は小ぢんまりと並べられていた。 どの器も見事に空である。 再び褒められた事にニュンはにっこりと笑みを浮かべ慣れた様子で器を片付け始めた。 ニュンの片付けを他所にケンケーンは読みかけの書類に目を通している。 その顔は普段ニュンが見る顔と違って少し難しそうな表情をしている。 ニュンは全ての器をトレーへと載せると、真剣に書類と向かい合っているケンケーンを見て何かを考えたようだったが、こくりと頷くと静かに口を開いた。 「あの、ケンケーンさん。」 その声は先ほどとは違っていつになく神妙なものだった。 呼びかけに応じる形でケンケーンは視線をそちらへと向ける。 朝と雰囲気が違っている事、すなわち彼女が大切な何かを話そうとしてるのをその表情で察すると手に持っていた書類を置き、ニュンの方へと向きなおした。 「あの…。そのなんと言うのかな…。」 ニュンの口が空回りしている。 何かを言いたそうにしながら、次の言葉を上手く見つけられてないようだ。 視線が泳ぎ、焦点のあわせ所を失っている。 泳いだ視線が抜け殻になっているベッドへ辿り着くと、どくんと心臓が大きく胸を叩いた。 ニュンの顔は真っ赤に染まった。 しかし、それを振り払うようにぎゅっと目を一度閉じ、再び目を開けると漸く口が動いた。 「あの、私、もうちょっと頑張ってみようと思います。そしてケンケーンさんに良くやったって言われるぐらいに頑張ろうと思います。」 言葉の節々が震えている。 これだけの事を言うのにどれだけの決意を要したのか、それを知るのは本人のみだが、ケンケーンはニュンの態度を見てなぜか自身が船に乗り始めた頃の事を思い出されていた。 (なるほど、あの時と立場が変わってしまったんか…。) ケンケーンの中で何かが何かを理解した。 頭の中にあった思考の縄の結び目がするりと解けたような感覚を覚える。 「そうか。きっとお前なら上手くいくや…」 「それでっ。あの、1つお願いがあるんですっ!」 興奮しているようなニュンはケンケーンの言葉尻を遮るようにまた口を開く。 「その…。でも…、大丈夫だと思うんでけど。でも、やっぱり…」 再びニュンの口が空回りしている。 しかし、今度はすぐに向き直った。 「あの、できればすぐ会えるような傍に居てくれませんか…。きっと私1人だと心細くて、ケンケーンさんの優しさに頼りたくなると思うんです。」 顔から火が出るのではないかと思うほどニュンの顔が真っ赤になっている。 その様子から、彼女がこの場で一番言いたかった事がこれであったのではないかと推測できた。 しかし、さすがのケンケーンもこれには面食らったようで眼鏡の奥にある目を円くしていた。 「あまりご迷惑はおかけしません。なるべく1人で頑張ります。だから…。でも…無理ですよね。ケンケーンさんは船の皆さんの生活を左右される方ですし…。」 肯定と否定を繰り返しながらニュンの声は掠れて小さくなっていく。 エプロンの裾を力強く握り締めている手が小さく震えている。 しばらく2人の間に沈黙が流れた。 どちらかが何かを発しなければこの時間はいつまでも続くような、そんな雰囲気だった。 無言が支配する時間というもは全ての感覚を狂わせてしまう。 聞こえている町の雑踏やもう既に始まっているであろう昼食準備の匂いですら2人には感じられなかった。 その中で緊張を続けて口を硬く結ぶニュンに対し、落ち着きを取り戻したケンケーンは胸の中で同じ問答をぐるぐると駆け巡らせて行く。 経過した時間は5分だったのか10分だったのか、それとも1分だったのか。 「分かった。」 すごく長いようにも短いようにも思えた静寂を破ったのはケンケーンだった。 「すぐにとは無理やが、なるべく近くに居るようにしよう。」 ゆっくりとした声だった。 ニュンは恐る恐る顔を上げるとケンケーンの顔を見た。 その表情はしっかりとニュンを見据えていた。 「本当ですか…。」 「あぁ。」 ニュンの目から大粒の光るものが溢れる。 「ありがとうございます…。たとえそれが嘘でも…。」 同じ言葉を何度も繰り返す。 ケンケーンはそんなニュンをそっと抱きしめた。 「ただ俺はあいつ等を養う義務と責任がある、それだけは理解してくれ。」 抱かれた胸の中でニュンは静かに頷いた。 「ありがとう。さぁ、泣くのは止めや、お前が泣いてるんなんか誰も期待してないで。皆が待っている顔に戻るんや。」 「はい…。」 抱き合っていた2人はゆっくりとその手を解いた。 俯いていたニュンは目の涙をそっと拭うと顔を上げた。 「…お仕事へ戻ってきます。」 そう言いながらもその場を離れる事が名残惜しいようにニュンはじっとケンケーンを見つめていた。 そしてゆっくりとドアへ向かおうとして、また立ち止まった。 「ケンケーンさん。襟元にゴミがついてますよ。」 指摘された所を探る。 「そこじゃなく、もっと右…。」 「どこや…分からん、取ってくれ。」 ケンケーンは中腰になってニュンを促した。 するとニュンはケンケーンの唇に自分の唇をさっと重ねた。 「これは昨日の仕返しです。」 その時のニュンは今までに見た中で一番の笑顔を残し仕事場へと消えていった。 部屋に残ったケンケーンは事の展開を自身で整理していた。 「船の上で死にたいとは思ってはいないさ…。」 誰へでもなく自身へ向けられた言葉を発すると再び机へと向かった。 麗らかな日の光が差し込み続ける日の出来事だった。 それから季節は流れたとある秋の日の事。 セビリアの郊外にゴールデンルーヴェ商会が所有する1軒の家がある。 庭はいつも綺麗に整備されているが、建物自体には生活感が感じられないのだが、今日は珍しく人の影があった。 掃除を終え、お茶を楽しんでいる面々の楽しい声が居間から聞こえている。 同じ商会に所属しているとは言え、互いの活動内容が疎らなだけに顔をあわせる機会が少なく、こういう場になるとついつい時間を忘れて話が弾んでいる。 と、そこへまた1人誰かがやってきた。 「おや、今日は盛況なことで。」 居間へ入ってきたのはウォルだった。 「たまには寄ってみるもんだな、錚々たる顔ぶれだ。」 その場に居る人数を数えるような素振りを見せながら空いている席へ座る。 「もっと早く来てくれれば掃除の手伝いができたのに、良くタイミングを見計らったものね。」 「ライラよ、そう言うてくれるなって。俺だって忙しいんだ。」 そこへコウヒエが口を挟む。 「ウォルが居てくれればもっと楽だったのにな。」 「お掃除ご苦労。ご苦労。諸君等の健闘は多いに称賛するよ。」 降参を示すように軽く両手を上げた姿を見せる。 一同それを見て笑うと与太話を再開させる。 「そういえば、先日ケンケーンをセビリアで見たな。」 運ばれた紅茶の香りを楽しみながらウォルが話題を振った。 「そうそう。ケンさんの事やけど、最近はめっきり近海だけで過ごしてるみたいね。」 「さすがレナータ。情報が早いね。」 「遠路辞さずと豪語していた彼がねぇ。どんな心境の変化かしら。」 一同、しばし間を置いて考える。 そして揃って口を開いた。 「女だ。」 それぞれがそれぞれの顔を見渡した。 誰もが自信ある回答をしたという顔をしている。 その間が過ぎると次は一斉に笑い声が部屋中に響いた。 「あはは。これで1つ確信できた事があるわね。皆、ここに居るべき人だったという事がね。」 「あぁ、見事な一体感だ。」 「真偽の程はともかく、律儀なケンさんの事だし、いずれ話してくれるでしょうね。」 「さて、オチが着いた所で皆、食事にしないか。もちろんライラ副会長さん持ちで。」 「どうして私持ちになるのか理解できないけど、食事には賛成ね。良いわ行きましょうか。」 周りから小さな歓声が上がった。 「最近出来たばかりだけど、いい店があるんだ。」 「さすがコウヒエ。そこらは抜かりないな。」 ライラは皆を促しながら席を立った。 「じゃ、そこにしましょう。」 一方その頃、話題の餌とされていたケンケーンはニュンと共に宿へ続く途中に居た。 なぜか先ほどから鼻がむず痒く、すんすんと鼻を鳴らしている。 「どうしたんですか。」 「いぁ、さっきから鼻が…。どうせ商会の奴らが噂してんやろ。」 口を尖らせて悪態をつく。 ニュンがそれを見て笑っている。 「良い噂なら良いですね。」 「あいつ等の事や、悪い噂に決まっとる。」 とここで堪らずクシャミをする。 「皆さん、何をされてる方なんですか。」 例えばという話をしようとメンバーの顔を思い出してみる。 しかし、説明する適当な言葉が見つからず簡単な返事で済ませてしまった。 「色々やな。」 「そっか。でも、楽しそうですね。」 「まぁな。」 商会メンバーに対して悪態をつくケンケーンの姿を見て、少し寂しそうな顔をした。 かつて自身が住んでいた村での生活ではそうやってできる仲間に恵まれていた。 この町ではまだ知り合いが増えたに過ぎない、それだけにケンケーンのこういう姿を見てはそうしたいという憧れとかつての友人たちを思う郷愁の念が胸に去来する。 ケンケーンはそんなニュンの思いを察してか知らずか話を続ける。 「でもいつかはあいつ等にお前を紹介せんとな。」 「私をですか。」 「知り合いが増える程度のもんや損はない。」 「損得じゃなくて、私ただのお手伝いですよ。」 「あいつ等もどこで何をしてるか分からんからな追々や。」 「でも…。」 困った表情を見せるニュンに対し、ケンケーンは平然としていつもの宿の中へと入っていく。 「いずれの話や。とりあえずは今日のお仕事を頑張らないとな。」 「そうですね。その時に考えましょう。」 中へ入ると2人の帰りを待っていたように女将が血相を変えて現れた。 「ニュン、アンタの里。大変な事になってるみたいだよ。」 セビリアを出発してからニュンの表情は暗く、ただ何かを考えている様子だった。 どうにか気を紛らわせようと話題を振るケンケーンだったが、会話は途切れ途切れでその重苦しさが更に不安を呼び寄せているようにニュンは押し黙っていた。 馬車へ乗りニュンの出里へ向かう山路を行く。 1日目、2日目と経つにつれ道すが誰かとすれ違うことが少なくなってきた。 未舗装の悪い路面を車輪が押し付ける無機質な音が辺りに響いている。 木漏れ日に野鳥の鳴き声が混じって降り注いでいる。 手綱を握るケンケーンはこれが安否を気遣う道程でなければどれだけ楽しい道になった筈なのにと、状況の違いに恨めしさを覚える。 彼の心情としては、この道を行くのはもっと後、2人が最良の日を迎える間近になって訪れようと心ひそかに決意していただけに、よもやこのような事態になろうとは主の思し召しとは如何なるものかと複雑な心境だった。 鬱蒼と生い茂る木々の中を進み続け、ようやく日のあたる道へ抜けると遠くの山間に目指す村がみえてきた。 「あそこか…。」 それを見て特にどうという印象はなくどこにでもあるような長閑な村に見える。 「もうすぐ着くからな。」 馬車の窓から故郷を見るニュンに声を掛けると手綱を振り馬車を走らせる。 「みんな無事で居て…。」 村の事を思うニュンの祈りの言葉が切なく森の中へと消えていった。 村へ到着すると、ニュンに案内され1軒の家の前で馬車を停めた。 すると、飛び降りるようにニュンが懐かしの家へ駆けて行く。 「みんな大丈夫?」 「おや…ニュン。お帰り。」 そこに野良仕事を終えた父親が戻ってきた。 「この町に似合わない馬車があると思えばお前だったか。」 「なに悠長な事を言ってるの。世話になってる女将さんに聞いたわ、村が襲われたって。」 娘の言葉を聞いた父親は何の事を言っているのかと首を傾げたが、思い当たる節が脳裏に浮かぶと軽く笑い始めた。 「ははは。クマが出たという話か、襲われたのは村の家畜が2・3頭だ。」 父親の返事に娘はぽかんとする。 「それに誰も怪我もしていないし。どこかで話が膨らんでしまったんだな。まぁ良い、そのお陰で便りの少ない娘がこうやって戻ってきてくれたんだ。」 「んもう。お休み貰って戻ってきたのに…。」 愛娘との再会を喜ぶ父親は例えようのない笑顔を見せている。 一方、とんだ骨折り損になってしまったニュンだったが、皆の無事を知り今は安堵の表情を浮かべている。 「ところでニュン。後ろの方は…。」 父親の視線がケンケーンへと向けられた。 うすうすは感じ取っているようだが、改めて娘に尋ねている。 「いつもお世話になっているケンケーンさんよ。ここまで送っていただいたの。」 ニュンはこの場での名言を避けた。 しかしそれを見抜けぬ父親ではなかったが、そこはあえて問いただそうとはしなかった。 「そうか。ケンケーンさん、不出来な娘がご迷惑を…。何もない山村ですがごゆっくりしていってください。」 そう言って握手を求めた。 ケンケーンもそれに応じる。 父親の手はごつごつとして力強く父親としての尊厳を示すには十分な手だった。 「ありがとうございます。」 「どうぞ中へ。さぁ、ニュンご案内して。」 「はいっ。ケンケーンさんどうぞ私の家へ。」 促されるままに客人として招かれた。 それに対し素直に応じるケンケーンだったが、このやり取りの最中、ニュンの父親が何度か咳き込んでいた事が妙に気に掛かっていた。 (続く)
https://w.atwiki.jp/goldenlowe/pages/9.html
F・トーレス ゴールデン・ルーヴェの商会長。メンバーからは「閣下」の愛称で親しまれている。 海賊の方々からPKイベントに誘われることもあるぐらいの海事レベルを有している。当然海事レベルは商会内最強。 記念撮影時に背中で男を語ったりする男気があるのも特徴。 物事を決める際に一言でまとめてしまうカリスマぶりも発揮 している。 隠れスキル「カリスマ」、「ON寝」など ライラ 当商会の「大本営参謀」。いわゆるNo2である。 元々は軍人であったが冒険者に転職以来冒険の道を究め 続ける。いい冒険クエストを引き当てたときはしばしば皆に 紹介し喜びを共有しようとするほどみんなとの和を大事にする人物である。当商会のほかにも様々なネットワークを持っておりとても社交的である。 2ndにレヴァントがいる。 隠れスキル「寝落ち」、「早寝」、「不眠」、「挨拶逃げ」 アンレーデ 当商会の「幕僚総監」。いわばNo.3。 航海開始当初より一途に生物学の道を進み続ける冒険者のスペシャリスト。商会内ではムードメーカー的な役割。 天性の寝落ちスキルを生かし自ら商会内で寝落ち道場を開いている。最近では道場主をけんけーんに譲った模様(?)。 11月より当HPで小説を連載を開始。その類稀なる才能を惜しみなく発揮している。その他物事を分析する能力、雑学知識も光るものがある。 2ndにヴェリオークがいる。 隠れスキル「寝落ちR7」、「分析」、「雑学知識」、「貫徹」、「商会員発見」「寝落ちビーム」 Izanami アンレーデの知り合いであり、アンレーデの誘いを受けて商会設立日より当商会の活動に参加する。商会内の役職は工部尚書。 鋳造と造船に秀でており精力的に大砲と船を商会員に供給している。 物静かではあるが時折発する突っ込みには非常に切れ味がある。 また、商会に様々イベントの提案を行う斬新なアイデアを有している。 隠れスキル「鋼鉄の目(不眠)」、「誤爆」 けんけーん ログインした瞬間からいきなり会話に加わったり街でひそかに商会員の背後につけたりするなどの潜伏行動が得意。 不用意な発言で寝落ちを認めてしまううっかり者の一面もある。当HPの管理人である。 尚、アンレーデより2代目寝落ち道場に任命された模様。 2ndにケイ・ネーヴェがいる。 隠れスキル「潜伏」「リラックスモード」「二度寝」「寝落ちR4」「貫徹」 アイメル 別キャラであるクリスチーネとの同時操作能力はまさに神業!本人が言わなければ絶対わかることはない。 商会内ではPK情報をいち早く商会員に伝え、商会員の旅の安全を提供している。 その反面、誤爆を頻発したりうとうとしてカレーにぶつかりかけるなどお茶目な一面も見せている。 隠れスキル「同時操作」、「PK警戒」、「誤爆」、「寝落ち」 SEIJI 熱心に調理修行に励み大量の料理を商会員に無償で配給。 このことから料理長と呼ばれ親しまれている。 ただし焼肉時になると奉行になることを追記しておく。 料理のほかにもイベントの企画、進行と様々な方面で活躍している。 人懐っこく商会内の誰とでも打ち解けられるという強みがある。 隠れスキル「寝落ちR2」、「商会員発見」 ジョルジュ・剛田 戦闘、交易方面においてはかなりの知識を持ちその情報を商会員に惜しみなく提供している。閣下いわく戦闘の船さばきはかなりのものとのことで彼自身も絶対の自信を持っている。事情からか早寝スキルにて早めに落ちていくことろが惜しまれる。 隠れスキル「早寝」 ひろっち 寝落ちスキルを発動していく商会員が多い中で寝落ちに対する耐性を持つ数少ない人材。「僕は寝落ちはしない」の言葉が寝落ちに対する自信の表れである。 隠れスキル「不眠」 matten ハンターをめざすべく世界各地で懸命に修行している。いろいろな場所に移動するのでなかなかお目にかかれない。しかしチャットでは要所要所で切れ味のいい突込みを入れる技術を擁する。 尚、商会員の反応状況をうかがうpingのスキル第一人者である。 隠れスキル「ping」 kuragroove 通称くらぷりん。常に新しい発見と感動を追い求める純粋な商会員。また、先輩商会員に教えを乞い知識を吸収している。尚、「これが寝落ち、なんて気持ちいのだろう」は名言中の名言。 隠れスキル「寝落ちR1」 レナータ 加入当日より寝落ち道場に加入するなど積極的な一面を見せている。道場主のアンレーデを姉と慕っているとかいないとか。尚、彼女の口調は非常に穏やかで商会内に和みの空間を与えている。 工芸始めました。とコメントしている割にはかなりのランク を有している模様。 隠れスキル「寝落ちR1」「商会員発見」 Wol 商会内には珍しい生粋の軍人。商会内バルシャ戦では見事な 統率力を披露し、閣下に腕前を認められる。またその際に 「艦隊司令官副官」の称号が与えられている。 Wolのスキル「無口モード」が発動したとき、Wolの獲得経験値は通常の3倍になる。 隠れスキル「無口モード」 マリア・バッハ 主にNotos鯖にて活動しているため当商会への登場率はやや少なめ。しかしこれまで培った裁縫スキル及びその他の知識についてはかなりの物を持っている。航海中操作が多忙なため「座礁」スキルを発動することがあるとか。 隠れスキル「座礁」 シッド 閣下の前の所属先より移籍。交易Lvは最高クラスであるが実は機雷の達人。迫り来るPKに臆することなく機雷で応戦。これを撃破できるほどの機雷の達人である。 ハガルと同様閣下をいじれる人物である。 隠れスキル 「トー●スの盾」 ハガル シッドと同じ商会から移籍。Lvが高くないように見えるが実は以前より大航海時代を知っている。数ヶ月間の凍結期間を経て復帰した模様。実は閣下をいじることができる数少ない人物である。 カリビアンシャツがトレードマーク。 バーグ アイメルと同様に同時操作スキルを有している。ちなみに1stキャラはファイゼル。百戦錬磨の戦闘力を持っており閣下をもうならせる程の実力の持ち主。尚アンレーデの寝落ち師匠でもある。 隠れスキル「同時操作」「寝落ち」 ファジイ シッド、ハガルと同様閣下の前所属先のメンバー。 名前 コメント