約 1,724,731 件
https://w.atwiki.jp/shinchan_chokinbako/pages/16.html
信ちゃんのキャンパスライフ 1989年4月製作(「協和」) テニス セーター © MANDARAKE INC. ラグビー © MANDARAKE INC. ローラースケート © MANDARAKE INC.
https://w.atwiki.jp/seizade801/pages/137.html
2 :うーちゃんとさーちゃん・1:2008/06/06(金) 21 31 44 ID ugFi2NQM0 うーちゃんの喉が声変わりを起こした頃、僕はうーちゃんから離れざるをえなくなった。 「あ、あ、あ」 クラスメートの羊の前で喉仏をさわりながら低い声を出すうーちゃんを僕は遠くから見つめている。 うーちゃんに話しかけるのは僕じゃなくて、隣の席になった羊の役目。 「何食ったらそんな図体でかくなるんだよ。牡牛」 「普通にいろいろ食べてる。考えたことない」 「毎日真剣に牛乳飲んでるのに伸びない俺の身にもなれよ」 僕らは高校一年の冬を迎えていた。うーちゃんは小学校時代からの僕の友達で、動きがとろかったから男子の中では結構いじめられていた。 僕はとろくても優しいうーちゃんが好きで、うーちゃんがしょげているとよく隣にいたものだ。 小学校三年のとき、クラスでサッカー大会があって、キーパーになったうーちゃんは敵のシュートを三回も捕り損ねて その時クラスにいた獅子に面と向かって「馬鹿」って罵られたことがあった。 いじめられても滅多に泣かなかったうーちゃんが泣いたのはその試合が終わった後の夕方だった。 クラスのみんなが帰っちゃった後の校庭の隅で、段差に腰掛けて何かに耐えるように泣いていた。 ──うーちゃん。 うーちゃんは横に座った僕に「さーちゃん」と言った。いつもの優しい声で。それから、ぐずって「勝てなくてごめんね」と言った。 僕はうーちゃんの悔しさがわかって何もいえなかった。 それから、試合が終わったあとに仲間に入れてもらえなかったうーちゃんの寂しさも。 だから、泣いてるうーちゃんの手に自分の手を重ねたんだ。 「いいよ、別に」 うーちゃんはもどかしそうに僕の手から自分の手を退けた。恥ずかしかったんだと思う。 うーちゃんに嫌がられた数少ない思い出を、僕はなんでか高校生になっても覚えていた。 続き
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/271.html
137 名前:NPCさん :04/05/07 16 35 ID ??? たまには困ったちゃんの更生話を。 仲間内に、イタいロリ萌えキャラしか使わない男がいた。しかも超我が儘プレイヤー。 野太い裏声で奏でられるギャルゲの台詞の破壊力は凄まじく、みんなで止めてくれるよう頼んだが、聞く耳持たなかった。 ある日のコンベンション。俺の立てたダブクロの卓に、彼と新顔の女の子2人が入ってきた。何でも、きくたけリプレイで興味を持って男友達に連れてきてもらったらしい。 3人でも出来るけど、このままだとまず間違いなく悲惨な事になる。そこで、顔見知りのスタッフ2人に頼み込んで参加してもらった。 スタッフK氏…格好いいプレイを追究する事十数年、PC1を任せて間違いない頼りになる男。バイブルは「仮面ライダーSPIRITS」。 スタッフU氏…受けを取るためならあらゆる手段を躊躇わない。得意技は「一同爆笑」。彼とのプレイ後は必ず腹筋が痛む。 件の彼は相変わらずだったが、2人のベテランPLのおかげでセッションは成功。自画自賛になるけど、彼女達にも充分満足してもらえたと思う。 で、本題なんだけど、それ以来何故か彼は、一度も女キャラを使ってないらしい。徐々に周りと話を合わせたりもするようになってきてるし。 多分、女性PLにモテモテだったベテラン達の姿を見て何か思う所があったんじゃなかろうか。 結構ちょっとしたきっかけで人は変わってゆけるのかもしれない、という話。 139 名前:NPCさん :04/05/07 17 19 ID ??? 困ったチャンは生まれ付いての生涯属性であり 何らかのきっかけで更生してしまうようなヘタレ困ったチャンは 真の困ったチャンとは言えません。 ・振り返らない! ・進歩しない! ・協調しない! 以上を今ここに私は困ったチャンの三大原則として提唱したい! ごめんなさい、嘘です。 スレ16
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/5219.html
979 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 03 04 31 ID ??? 穴埋め雑談として聞くんだが 報告したくて書いてるんだが内容が多岐にわたりすぎてまとめられないorz 困報告ってみんなどうやって纏めてる? 981 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 03 10 10 ID ??? 979 数日おきに何度かに分けて報告するんだ ネタは報告につき一つか二つまでにしたほうがいい 982 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 03 10 17 ID ??? テンプレ的には システム、コンベか鳥取か、困の簡潔なまとめ 事例報告 締めにこんな報告した俺が困かもしれませんがと入れるw 983 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 03 12 35 ID ??? 979 とりあえず必須要素 ・システム(たとえばいきなりPK始めてもそれがパラノイアなら全く正常なので) ・登場人物(記号化してわかりやすくすること、特に困自身) ・状況説明(どういった状況で困がどういう困要素を行ったか) ・困要素(複数ある場合は要素を羅列する等してみよう) ・対処 入れるといいんじゃないかな ・概要(単純にわかりやすく、先頭に書く。とりあえずそこだけは読んでもらえる) ・後日談(最終的に困がどうなったかスレ住民は割りと興味津々) んなとこか。 長くなってもいいけど、投下するときは一気にな。後付は叩かれたりするし。 あと内容に矛盾点があっても叩かれるからそれくらいの推敲はするといいかも。 984 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 03 26 46 ID ??? 979 俺が埋めついでのプチ報告するから参考にしてくれ。 昨日の朝のことなんだが、久しぶりに自転車で通勤したんだよ。 で、前を女子校正が自転車で走ってたんだが、風でスカートがバサバサしてるんだね。 でもバサバサしてるのは横っ側だけで、肝心な部分は尻とサドルに挟まれてるんだ。 正直、ヤキモキしたね。諦めて追い抜こうかとも思ったね。 ところがしばらくしたら、唐突に立ち漕ぎし始めたんだ。 俺は心の中で歓声を上げた。流れが変わる! で、すぐにまたサドルに座るんだけど、今度はスカートが挟まれてない。 豪快にバサバサしてて中の白いのが丸見えなんだ。 俺は近付きすぎず、離されず、一定の距離を保ちながら鑑賞させてもらった。 彼女がコンビニで停車するまでの数分だったけど、まさにヘブン。 思うに、最初から見えていたらこんな感動はなかったと思うんだ。 最初に焦らされ焦らされ、諦めかけた時に運命が開かれたからこその感動なんだ。 ちなみに俺は変態だけど犯罪者じゃないから撮影はしなかった。 こんなスレ違いどころか板違いな報告をする俺が困ったちゃん。 985 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 03 36 45 ID ??? 979 夜に書くと筆が走っちゃって文章にまとまりが無くなったりするから 書いて一晩経ってから読み直すか休日にでものんびり書いて推敲するといいかも 960 980 GMがその情報を出したときにさらっと描写しすぎたとか? 伏線から先の展開を読まれたくないなぁと思ってても情報出し過ぎくらいで ちょうどよかったりするし。 濃厚かつ怪談風味にやると意味ありげで重要な情報だとPLに意識させられるような 怪談や落語の怪談噺みたいに緩急つけて抑揚たっぷりだと雰囲気でるよ~ そこらへん日本の話芸は参考になると思う あと稲川淳二の怪談も内容は矛盾あったりするけど、抑揚・口調で 怖さを引き立たせてるから気が向いたら視聴するといいかも 吟遊にならないように要所にそういった口調を混ぜると情報の重要度が 伝わりやすいしいいかも 営業テクニックだったか、TRPGと関係ない会話でも一定の方向の話題の時に 同じリアクションとると相手が無意識にその話題に乗ってくるとかあるみたいだし 986 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 03 38 54 ID ??? なになに・・・風の強い日に自転車こいでる女子高生の後ろ・・・と。 おk参考になった。 987 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 03 40 46 ID ??? 無駄に長文で語りたがる俺もかまってちゃん系の困w 984 そういや友人と自転車で走ってて急な雨 前を走る女子高生が濡れてブラが透けていくのを眺めつつ 急に友人をおいて加速、振り返りつつ「おい○○、急げよ~」 と女子高生の胸をチェックしたダメ高校生時代の俺w 988 名前: ◆PhgS5i6Xbk [sage] 投稿日:2009/09/15(火) 04 15 13 ID ??? ありがとう 参考になったよ。 書き上がったので一応報告してみる。 トリップってこれでいいんだっけか… 991 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 06 13 53 ID ??? 960 GMの情報の出し方にはメリハリが必要だってだけの話。 GMが手前勝手に「これは必要だから」とばかりにダラダラと周辺情報を流したところで、 PLには散漫に受け取られるだけ。 それこそ、昔からやってたら「最近の傾向」も何も、当たり前の話だろう。 994 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 10 10 59 ID ??? 986 風が強い日は警戒してスカートの中にジャージやら履いてることが多いから むしろ控えめな日の方がよかったりする。 ブルマ風味のものなら大歓迎なんだけどジャージはなー。 スレ237
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/110.html
前へ 「あっ違う星って言っても、本当は私も千聖も地球人だってわかってるよ。でも、今までと違うっていう意味で」 「いや、そこはわかるから。」 熊井ちゃんはせっかく面白い例えを使うのに、変に生真面目だから、わざわざ説明をしないと気がすまないみたいだ。 うまく誘導しないと、こうやっていつまでたっても本題に入らなくなってしまう。 「何か、今までの千聖は思ったことは全部ポンポン言ってたのに、今は一度立ち止まって考えてから喋ってる気がする。話の内容はそんなに変わってないんだけど、あんまり暴走してないっていうか。」 ちょっとつまんなそうに、熊井ちゃんは口を尖らせた。 「私も結構そういうとこあるし、千聖はこっち側の人だと思ってたんだけどな。仲間が減って残念。何で変わっちゃったんだろう。・・・ねえ、聞いてる?」 空いてる部屋や控え室、自販機の近くのベンチなんかを探索しながらフンフンと生返事をしてたら、わき腹にチョップを食らった。 「うわうわっ、聞いてるよ!多分、熊井ちゃんがそう思うなら本当に変わっちゃったんだよ。熊井ちゃんだって、ちゃんと千聖のこと見てるんじゃん。優しいね。」 「嘘、本当に?嬉しいなぁ~」 熊井ちゃんは小さいことでも顔をくしゃくしゃにして、大きい赤ちゃんみたいに喜んでくれる。 ちょっと曇りに差し掛かっていた私の心も、この笑顔で簡単に快晴になった。 「もも、いないね~」 「楽屋も見てみる?でもちょっと遠いし先に他のとこ・・・あれ?ちょっと、熊井ちゃん隠れて」 私たちは近くの部屋に飛び込んで、隙間から頭だけ覗かせた。 すぐ前のトイレから、千聖が出てきたところだった。 もっと近くのトイレ行けばいいのに。 ウ●コ?と思ったけれど、熊井ちゃんはこの手の下ネタにマジギレすることがあるから、とりあえず黙っておくことにした。 「千聖、戻らないのかな?」 千聖はなぜか引き返さずに、みんなのいる部屋とは反対方向に歩いていった。 「わかった、多分うちらと一緒だよ。もものこと探してるんじゃない?」 「そっか!じゃあせっかくだし一緒に行きたいよね。茉麻、ちょっとシーッね。」 熊井ちゃんはいたずらを思いついた時のわくわくした顔になって、抜き足差し足で千聖の後をつけはじめた。 でも身軽で早足な千聖と、のんびり屋の熊井ちゃんでは、全然距離が縮まらない。 だんだん苛々しだした熊井ちゃんは、少しずつ大またになって競歩みたいな足取りで、千聖を追いかける。 「熊井ちゃん、バレちゃうよ。」 私の小声とほぼ同時に、気配に気づいたのか千聖がふと足を止めた。 「だーれだ!!」 振り向かれる前に、と慌てた熊井ちゃんが、千聖に手で目隠しをした・・・・はずだった。 「んぎゃんっ!」 千聖が瀕死の小犬のような声をあげた。 「あっ!やだ、違う!」 何事!?急いで千聖の前に回ると、熊井ちゃんの長い指が思いっきり顎と喉の境に食い込んでいた。 かなりの長身の熊井ちゃんと、ちっちゃい千聖では身長差が30cm近くある。 慌てたのと、うまく位置を掴めなかったせいで、目標よりだいぶ下のほうを捉えてしまったみたいだ。 「ひーん、どうしよう!千聖ごめんね、息できる?大丈夫?」 「ケホッケホッ・・・え、えと、ふわぁっ」 慌てた熊井ちゃんは、半泣きで首から手を離して肩をガクガク揺さぶった。 千聖は目を白黒させている。 「熊井ちゃん、とりあえず落ち着いて!ゆすっちゃ駄目だよ。」 熊井ちゃんはイマイチ自分の体のことをわかっていない。 舞美ちゃんみたいなスポーツ系じゃないとはいえ、十分上背はあるんだから、加減しないと思わぬ事故が起こるんだ。そう、今みたいに。 「やだーやだーもう!どうしよう、痛かったよね?」 「う、ん?びっくりした・・・ケホッ」 「ごめんねー、千聖。ジュース奢るから、ちょっとまぁたちに付き合ってくれる?」 パニックになってる熊井ちゃんを落ち着かせたかったので、とりあえず3人連れ立って自販機まで戻ることにした。 「はい、紅茶でいい?」 ベンチに座っている2人に、紙コップのミルクティーを差し出す。 「う、うん。ありがとう。本当にいいの?私お金払うよ。」 「いいって。びっくりさせちゃったお詫びで。」 千聖の喉元は真っ赤になっている。慌てた熊井ちゃんが全力でさすってあげたのかもしれない。 困惑した顔でカップに口をつける千聖は、横にいる熊井ちゃんを何とか励まそうとしているみたいだ。 「熊井ちゃーん。千聖は大丈夫だよ?びっくりして変な声出しちゃっただけ。」 熊井ちゃんは声もなくがっくりと肩を落としている。 整った顔立ちの熊井ちゃんは、黙っていると少し怖い感じになる。 その顔で落ち込んでいると、まるでこの世の終わりみたいな悲愴な表情になってしまう。 「本当だよ・・・別にそんなに落ち込まなくても。」 「だって私、こんな小っちゃい千聖に」 「「1歳しか違わないよ!」」 突っ込みが綺麗に綺麗にそろった。 「ク゛フフッ」 「あはっ」 いいなあ、この感じ。 千聖と私はこういうしょうもないことのタイミングがよく合う。 さっきは千聖が変わっちゃったなんて思ったけど、このノリが消えてないならまあ別にいいかな。 熊井ちゃんも私たちの方をチラッと見て「ふへっ」と少し笑った。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/256.html
第1話『帰ってきたせっちゃん――ある日のせっちゃん。素直な気持ち――』 抜けるような青い空が広がる。透き通った水色で澄みきっていて、どこまでも見渡すことができそうだった。 だから、なんだと言うのだろう。 この空の果てにだって、せつなは居ない。海の向こうにも、どこにも、 もう――違う世界の人間なのだから。 『帰ってきたせっちゃん――ある日のせっちゃん。素直な気持ち――』 「続きを桃園、読んでみなさい」 「あっ、えっと……すみません。聞いていませんでした」 「それ以前に、お前が持っている教科書は日本史だ。今は現国の時間だ、わかるね?」 舌を出しておどけて見せても、誰も笑う者はいなかった。 後で職員室に呼ばれて叱られた。それも、思ったほど厳しくはなくて……。 いっそ、きつく叱ってほしかった。落ち込むくらいに叱られたら、その間だけでも考えずに済むから。 「どうしたの、ラブ? こってり絞られた?」 「由美……平気だよ。むしろ悩みでもあるのかって心配されちゃた」 本当に悩みがあるのかって由美の質問を、笑ってごまかした。 跳び箱でつまづいた。バレーボールを顔面で受け止めた。何もないところで転んだ。 もう、笑顔でも隠せなくなってきていた。 「もしかして、東さんのことが忘れられないの?」 「忘れないよっ! せつなは確かに居たんだもの」 思わず大きな声を出してしまった。ごめん、どうかしてるって謝った。 由美は悲しそうな顔で言った。 会いたい人と会えない辛さは、アタシもよくわかるって。 辛い? 辛くなんてないよ。やっと、やっとせつなが自分の夢を見つけたんだもの。 自分の幸せを見つけられたんだもの。 こんなに――嬉しいことはないよ。 なのに――なんでこんなに胸が痛いの? 美希たんも正式な雑誌契約のモデルになった。 ブッキーも本格的に獣医の勉強を始めた。 みんなの笑顔と幸せがあたしの幸せだもの。そして、あたしの笑顔と幸せをみんなに喜んでもらうんだ。 何も間違っていない。 望んだ全てが――確かにあるんだもの。 嘘だ……。わかってる――嘘だ! 一番大切なものが、足りないじゃない! あたしがせつなと一緒に過ごせる時間が、足りないじゃない! 会いたい――会いたいよ! せつなに会いたいよっ! ずっと考えないようにしていた。これでいいんだって! これが一番いいんだって。 ずっと――自分を騙していた。 でも、気が付いてしまった。本当の気持ちと向き合ってしまった。喪失感が、心を蝕んでいく。 嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だよ!! がむしゃらに駆け出した。行き先なんてわからない。 ただ、せつながいない。こんな――こんな場所には居たくなかった。 どこを走ってきたのか、商店街の大通りに出た。力尽きて近くの樹にもたれかかり、荒い息を吐く。 馬鹿だ――探したって、いないのに。この世界の――どこにもいないのに。 顔を上げる。ここは、一年前にせつなと出会った場所。 占い師じゃなくて、同じ年の女の子としてのせつなと出会って、友達になった場所。 知らなかったよ、せつな。せつなの力になってあげたかった。せつなの幸せを見つけてあげたかった。 あたしが! こんなにたくさん! せつなから、幸せをもらっていたなんて……。 突風が吹きつける。 フワリ――フワリ――フワリ―― あたしの胸に、腕の中に飛んでくる白い帽子。 既視感――頭に走る懐かしい過去の記憶。 「お久しぶり。私のこと、覚えているかしら?」 白い清楚な服。やわらかい、少し低めでやさしい声。 うそ……そんなはず……。 これも……既視感? 願望が生み出している幻? 頭が――働かない。一歩でも動けば、一言でも言葉を発すれば、目の前のせつなは消えてしまうような気がした。 「冗談よ、ラブ。ただいま」 「せつな……ほんとうに、せつななの?」 記憶の中のせつなは、ここで冗談なんて言わなかった。あたしの中の時間が少しづつ動き出す。 目の前にせつなが居る。柔らかい笑顔。でもその目には確かに涙が浮かんでいて。 「やだっ、ほんとうに忘れちゃったの?」 「せつなっ!」 ――ドンッ! 「きゃっ! こほん。苦しいわ、ラブ」 「せつな、せつな、せつな、せつな、せつな、せつな」 体当たりするくらい強く、せつなに飛びついた。力いっぱいに抱きしめる。それだけしか考えられなかった。それが、今のあたしの望みの全てだった。 せつなもそっと、両手をあたしの背中に回してきた。 「ただいま、ラブ。心配かけてごめんなさい」 涙声のせつな。 本物だ。間違いない、夢じゃないんだ。 この声、匂い、温かさ、あたしが忘れるはずがない。こんな確かな夢なんてあるはずがない。 「おかえり、せつな」 街の人通りの多さも、取り巻き注がれる視線も気にならなかった。 ずっと――ずっと長い間、あたしたちの影は重なり続けていた。
https://w.atwiki.jp/chisakiss/pages/30.html
千咲ちゃん、電車でGO 内容 本文 感想コメント 内容 タプリスが電車で様々な場所を巡りながら、先輩たちと出会っては別れていくお話。 本文 ――――――――――――――――――(00/33)―――――――――――――――――― がたんごとん タプリス「……ん」 タプリス(あ、あれ……いつの間にか、寝てしまったんでしょうか) タプリス(えっと、ここは自分の部屋……ではないですね) タプリス(もしかして……電車の中?) タプリス(なんだかモダン? な雰囲気の内装ですけど) タプリス(以前、先輩たちと乗った電車とは少し感じが違っていますし) タプリス(木がたくさん使われていて、温かみがあって、すごく落ち着きます) タプリス(シートもふかふかで、気持ちがいいです) タプリス(ですが……この車両には、わたしだけしか乗っていないみたいですね) タプリス(それに、窓の外は先程からずっと真っ暗ですし) タプリス(トンネルにでも入っているのでしょうか) タプリス「はぁ……」 タプリス(電車が走っている以上、どうしようもありませんね) タプリス(次の駅に着いたら降りてみましょうか) ――――――――――――――――――(01/33)―――――――――――――――――― がたんごとん タプリス「それにしても……いつになったら、次の駅に着くんでしょう」 タプリス「ん? あれ、前方が少しずつ明るくなって……」 パァァァッ タプリス「やっとトンネルを抜けたみたいですね、って」 タプリス「わぁ、綺麗……」 タプリス「ずいぶんと山奥のようですけど、緑がいっぱいで素敵ですね」 ガチャ 『次はー、春咲、春咲ー』 タプリス「わっ!? びっくりした!?」 タプリス「えっと、春咲? って、駅の名前ですよね、きっと」 タプリス「ようやく、降りられるんですね……よかったぁ」 『春咲ではー、一時間、停車をいたします』 『再乗車の方はー、遅れないようにお願いいたします』 タプリス「一時間も停車するんですね、大丈夫なのかな」 タプリス「でも、なんだかんだで、この電車も居心地良いですし」 タプリス「外の様子を見てきて特に何もなければ、また乗ってもいいかもですね」 ――――――――――――――――――(02/33)―――――――――――――――――― ―春咲の駅― タプリス「よっとと、わたしの他には……誰も降りないみたいですね」 タプリス(たしかに駅としては、少し寂れている感じがします) タプリス「えっと改札は……あそこでしょうか。駅員さんもいますし」 タプリス「こ、こんにちはー」 駅員「切符を拝見します」 タプリス「えっ!? 切符ですか!?」 タプリス(そ、そんなのわたし持ってましたっけ!?) タプリス「えっと、えっとぉ……」ゴソゴソ タプリス(ん、ポケットの中になにか……)スッ タプリス「これは……水色の紙? 綺麗……」 駅員「フリーパスですね。確認いたしました」 タプリス「えっ? こ、これですか?」 駅員「発車時刻は一時間後となりますので、お気をつけください」 駅員「駅を出て道を真っすぐに進みますと、丘の向こうに花畑が広がっていますから」 駅員「もしよろしかったら、寄ってみてはいかがでしょう」 駅員「発車十分前になりましたら、鐘を鳴らしますので」 タプリス「あ、ありがとうございます」 タプリス(よくわからないけど……切符、持っててよかったぁ) タプリス(フリーパスって言ってましたっけ) タプリス(ということは何度も乗り降りできるんでしょうか、便利ですね) ――――――――――――――――――(03/33)―――――――――――――――――― タプリス(駅員さんに言われた通り、駅を出て真っ直ぐ進んできましたが) タプリス(駅前だというのに、建物はおろか、人の一人もいないですね……) タプリス(たしかにこんなところだと、降りるお客さんは少なそうです) サァァァァッ タプリス(ん? 何か水の流れる音が……あの丘の向こうですかね) タッタッタッ タプリス「あれは……川、でしょうか」 タプリス「……す、すごいですよ、これは」 タプリス「い、一面のお花畑です! 色とりどりの花が咲いてます……」 タプリス「ほんとに綺麗ですね……、いい香りもしてきます」 タプリス「もっと観光客の方がいても、おかしくないと思うのですが」 タプリス「これぞまさに、穴場というやつでしょうか」 タプリス「ん? あそこに誰か……いますね」 タプリス「あの後ろ姿は……見覚えが……」 タプリス「って、あれ、月乃瀬先輩じゃないですか!?」 タッタッタッ タプリス「せんぱーい! 月乃瀬せんぱーい!」 ヴィーネ「……こんにちは、タプちゃん」 ――――――――――――――――――(04/33)―――――――――――――――――― タプリス「こんにちは! こんなところでお会いするなんて奇遇ですね」 ヴィーネ「ふふっ、そうね」 タプリス「月乃瀬先輩も、このお花畑を見に来たんですか?」 ヴィーネ「ええ。ここは、私のお気に入りの場所だから」 タプリス「そうだったんですか。確かにとても綺麗なところですよね」 タプリス「わたしもひと目見て、気に入ってしまいました」 ヴィーネ「そう、それはよかった。ほら、タプちゃんもここに座って?」 タプリス「あ、はい。お隣、失礼しますね」 ヴィーネ「こうやって花々を眺めていると、なんだか心が安らいでいくでしょう?」 タプリス「わかります。嫌なことも全て、忘れられそうです」 ヴィーネ「……そうね。そうかもしれない」 タプリス「えっと、ごめんなさい」 ヴィーネ「どうして謝るの?」 タプリス「いえ、本当はお一人で静かに、この景色を楽しみたかったのかな、と思いまして」 タプリス「なんだかわたしが邪魔をしてしまったみたいで、申し訳ないなと」 ヴィーネ「そんなこと決してないわ。それどころか……」 ヴィーネ「タプちゃんが来てくれて、よかった」 タプリス「ありがとうございます、そう言っていただけると嬉しいです」 ――――――――――――――――――(05/33)―――――――――――――――――― ヴィーネ「だって、どれだけ素晴らしい景色であろうと、綺麗な花々があろうとも」 ヴィーネ「誰かとその場で共感できなければ、それはただの妄想と同じだもの」 タプリス「そ、そうでしょうか」 ヴィーネ「ええ。だからね、今のこの気持ちを……」 ヴィーネ「タプちゃんと共有することができて、本当によかった」 タプリス「えと……わ、わたしも、そう思います」 ヴィーネ「タプちゃん。横に咲いている、小さくて白い花。何という名前か知ってる?」 タプリス「これは……シロツメクサ、ですか。クローバーともいいますよね」 ヴィーネ「ふふっ、正解。小さい頃、よくこれで花の冠を作ったの」 タプリス「えっ、先輩、そんなものまで作れるんですか?」 ヴィーネ「ええ。あ、せっかくだから、タプちゃんに作ってあげる。少し待っててね」 タプリス「本当ですか!? う、嬉しいです! ありがとうございます!」 タプリス「でしたら、わたしは……四つ葉のクローバーでも探してみますね」 タプリス「見つけられたら、先輩に差し上げます」 ヴィーネ「ありがとうね、タプちゃん」 ――――――――――――――――――(06/33)―――――――――――――――――― ヴィーネ「……これでよしっと。タプちゃん、できたわ」 タプリス「本当ですか!?」 ヴィーネ「こっちへ来て座って? 被せてあげる」 タプリス「はーい。わっ、綺麗……すごい出来ですね」 ヴィーネ「ふふっ、ありがとう。こうやって……うん、大きさもぴったり」 タプリス「ど、どうでしょうか」 ヴィーネ「よく似合ってる、タプちゃん。とてもかわいい」 タプリス「えへへ、ありがとうございます」クルクルー タプリス「あ、そうだ。わたしからも、これを」スッ ヴィーネ「すごい……本当に見つけられたんだ」 タプリス「わたし、昔から四つ葉のクローバーを見つけるのが得意なんです」 ヴィーネ「私がもらってしまって、本当にいいの?」 タプリス「ええ、もちろんです。冠のお礼ですから」 ヴィーネ「ありがとう、タプちゃん。私、大事にするね」 タプリス「えへへ、よかったです」 ヴィーネ「……タプちゃん。四つ葉のクローバーの花言葉って、知ってる?」 タプリス「えっと……ごめんなさい、わからないです」 ヴィーネ「四つ葉のクローバーの花言葉はね……」 ――――――――――――――――――(07/33)―――――――――――――――――― ゴーンゴーンゴーン タプリス「あれっ、鐘の音……?」クルッ タプリス「たしか電車の発車十分前になったら、鳴らすって駅員さんが言ってたっけ」 タプリス「先輩、もしよかったら一緒に……って」クルッ タプリス「あれ、先輩……?」 タプリス「先輩! 先輩、どこですか!?」 タプリス「もしかして、帰っちゃったのかな……」 タプリス「って! 十分前だったら、あまり時間ないですね……」 タプリス「今度お会いした時に、また聞くことにしましょう」 ―春咲の駅― タッタッタッ タプリス「駅員さーん! まだ、まだ間に合いますよね!」 駅員「大丈夫ですよ」 タプリス「よかったぁ……間に合って」 駅員「切符を拝見します」 タプリス「あ、はい、これですね!」 駅員「確認いたしました。それでは中へどうぞ」 ――――――――――――――――――(08/33)―――――――――――――――――― がたんごとん タプリス「いつの間にかまた、トンネルに入ったみたいですね」 タプリス「相変わらず、同じ車両には誰も乗っていないですし」 タプリス「それにしても……本当に素敵な場所でした」 タプリス「月乃瀬先輩には、こんなにかわいい花冠も作ってもらえましたし」 タプリス「次にお会いする時に、ちゃんとお礼を言わないと」 パァァァッ タプリス「あ、トンネル抜けたみたいですね……って、あれは」 タプリス「……う、海です! 海が広がっています!」 ガチャ 『次はー、夏輝、夏輝ー』 タプリス「夏輝……次の駅ですよね。そろそろ到着するのでしょうか」 タプリス「海……行ってみたいなぁ」 『夏輝ではー、一時間、停車をいたします』 『再乗車の方はー、遅れないようにお願いいたします』 タプリス「やったぁ。また降りることができそうですね」 ――――――――――――――――――(09/33)―――――――――――――――――― ―夏輝の駅― タプリス「なんだか、先程の春咲の駅と雰囲気が似ている気がします」 タプリス「あ、駅員さんもいました!」 駅員「切符を拝見します」 タプリス「えっと。これ、まだ使えますか?」 駅員「フリーパスですね。確認いたしました」 駅員「発車時刻は一時間後となりますので、お気をつけください」 駅員「駅を出て道を真っすぐ進みますと、海岸まで行くことができます」 駅員「もしよろしかったら、寄ってみてはいかがでしょう」 駅員「発車十分前になりましたら、鐘を鳴らしますので」 タプリス「あ、ここでも鐘を鳴らしてくれるんですね。ありがとうございます!」 ―砂浜― タプリス「わぁ……、一面の海と砂浜!」 タプリス「お日様の光が反射して、キラキラしてます。綺麗だなぁ……」 タプリス「それと潮の香り……、これぞ海という感じですね」 タプリス「でも、やっぱり人は誰も……って、ん?」 タプリス(麦わら帽子と白のワンピースに……さらさらの銀髪……) タプリス(綺麗な人だなぁ……って) タプリス(あれはまさか……) ――――――――――――――――――(10/33)―――――――――――――――――― タプリス「白羽先輩!」 ラフィエル「あら? タプちゃんではないですか」 タプリス「こんなところでお会いできるなんて、奇遇ですね! 嬉しいです!」 ラフィエル「ええ、本当に。こんなこともあるのですね」 タプリス「先輩は、何をしにここへ?」 ラフィエル「私は……海を見に来たんです」 タプリス「あ、でしたら、わたしと一緒ですね」 ラフィエル「タプちゃんは、どうやってここまで来たのですか?」 タプリス「わたしは電車に乗って来まして、停車待ちの時間でここを訪れたんです」 ラフィエル「なるほど、そうだったのですね」 タプリス「それにしても、ここ、綺麗な砂浜ですよね」 ラフィエル「はい、私もとても気に入っています。あ、せっかくですから……」 ラフィエル「私と一緒に、ここで遊んでいきませんか?」 タプリス「はいっ、ぜひ! あ、でも、海に入る準備はしてませんけど……」 ラフィエル「そうですね。では、お砂で遊びましょうか」 ――――――――――――――――――(11/33)―――――――――――――――――― ラフィエル「タプちゃんは、何を作りたいですか?」 タプリス「えっと……定番ですと、お城とかでしょうか」 ラフィエル「ふふっ、面白そう。では砂を積んでいきましょうか」 タプリス「はい!」 ぺたぺた タプリス(こういう遊びは、何年ぶりでしょうか) タプリス(久しぶりだからかもしれませんが、とても楽しいです) タプリス(それに先輩も……いつもは大人びた笑顔をしている印象ですが) タプリス(今はまるで子供のように、無邪気に笑っているように感じます) ラフィエル「タプちゃん? 私の顔に何かついていますか?」 タプリス「い、いえ! 何でもありません、ただ……」 ラフィエル「ただ?」 タプリス「白羽先輩と、こうして遊べるのが、楽しいなって思って」 ラフィエル「ふふっ、そうですかそうですかぁ」 ラフィエル「これで完成ですかね。お城、ずいぶんと立派なものができました」 タプリス「はいっ、力作ですね!」 ラフィエル「……私、子供の頃はこうやって」 ラフィエル「誰かと砂遊びをすることなんて、なかったですから」 ラフィエル「ずっと、憧れていたんです」 タプリス「そう、だったんですか……」 ラフィエル「はい、だから……ありがとうございます、タプちゃん」 ――――――――――――――――――(12/33)―――――――――――――――――― タプリス「……お礼を言うのはこちらの方ですよ」 ラフィエル「ふふっ、タプちゃんはやっぱり、いい子ですね」 タプリス「そ、そんなことは……」 ザザァン ズサァ タプリス「あっ、波が……」 ラフィエル「あらあら」 タプリス「うぅ……せっかく先輩と一緒に作ったのに……」 ラフィエル「こればかりは仕方ありません」 ラフィエル「形あるものはいつか必ず、壊れてしまいますから」 タプリス「そう、ですね……」 ラフィエル「……でも、大丈夫」 タプリス「えっ」 ラフィエル「タプちゃんと一緒に、お城を作った思い出は、ですね」 ラフィエル「私たちの中にずっと、残り続けますよ」 タプリス「先輩……」 ラフィエル「もう一つだけ、私やってみたいことがあるんです」 ラフィエル「よかったら、付き合ってもらえませんか?」 タプリス「はい、わたしにできることでしたら」 ――――――――――――――――――(13/33)―――――――――――――――――― タプリス「これは……相合傘ですよね。お互いの名前を書くんでしたっけ」 ラフィエル「ええ、こういうのもずっと憧れていたんです」 ラフィエル「なんだか、青春って感じがしませんか?」 タプリス「あははっ、そうですね。甘酸っぱい感じがします」 ラフィエル「あとは自分の名前を書いて……これで完成です」 タプリス「あ、わたしの名前も書いちゃいますね」 ラフィエル「えっ、タプちゃん?」 タプリス「これでよしっと……」 ラフィエル「私と一緒でよかったんですか?」 タプリス「もちろんです。だって、わたしたちの思い出ですから」 ラフィエル「……そうですね。私たちのとても大切な、思い出です」 ザザァン ズサァ タプリス「ああっ、また波に飲まれて……せっかく書いたのに」 ラフィエル「……私の夢を叶えてくれて、ありがとうございました」 タプリス「えっ、先輩、今なんて……」 ゴーンゴーンゴーン タプリス「あれ、もう鐘の音が……」クルッ タプリス「って、先輩? 白羽先輩!? い、一体、どこに……」 タプリス「まさかもう、先に帰っちゃったんでしょうか」 タプリス「……」 タプリス「電車、遅れちゃいますね。急がないと……」 ――――――――――――――――――(14/33)―――――――――――――――――― がたんごとん タプリス「……」 タプリス「白羽先輩……最後に、なんて言ってたんでしょう」 タプリス「……思い出は、消えない……ですか」 ガチャ 『次はー、秋穂、秋穂ー』 タプリス「……もう、次の駅に着いたんですね」 タプリス「もしかしたら、またどなたかとお会いできるんでしょうか」 『秋穂ではー、一時間、停車をいたします』 『再乗車の方はー、遅れないようにお願いいたします』 タプリス「……行ってみましょう」 ―秋穂の駅― 駅員「切符を拝見します」 タプリス「はい、これでよかったですよね?」 駅員「フリーパスですね。確認いたしました」 駅員「発車時刻は一時間後となりますので、お気をつけください」 駅員「駅を出て道を真っすぐ進みますと、渓流まで行くことができます」 駅員「もしよろしかったら、寄ってみてはいかがでしょう」 駅員「発車十分前になりましたら、鐘を鳴らしますので」 タプリス「ありがとうございます、いつも助かります」 ――――――――――――――――――(15/33)―――――――――――――――――― サァァァァッ タプリス「綺麗な水……透き通って、川底まで見えますね」 タプリス「それに紅葉が赤々としていて、鮮やかで素敵です……」 タプリス「先客の方は……」 サターニャ「ああ、もうっ。全然釣れないじゃない!」 タプリス「く、胡桃沢先輩? 何をしているんですか?」 サターニャ「うわっ! び、びっくりしたわね! 突然現れるんじゃないわよ!」 タプリス「ご、ごめんなさい」 サターニャ「で、なに。あんたも釣りに来たの?」 タプリス「えっと……そ、そんな感じです」 サターニャ「そう。でも、道具持ってないじゃない」 タプリス「あ……」 サターニャ「釣り竿……もう一本あるから貸してあげる」 タプリス「あ、ありがとうございます、お借りします」 サターニャ「ほら、ここ。座りなさいよ」 タプリス「は、はい。し、失礼しますね」 ――――――――――――――――――(16/33)―――――――――――――――――― タプリス「って、先輩、この釣り竿……」 サターニャ「何よ」 タプリス「糸の先に、針が付いていないんですけど……」 サターニャ「は? 針なんて付いていたら、もしも魚が咥えたとき痛いじゃない」 タプリス「えっ?」 サターニャ「あんた天使のくせに、魚のことを傷つけるつもりなの?」 タプリス「そ、そんなつもりはありませんが……」 タプリス「でも、これじゃあ、絶対に釣れないんじゃ……」 サターニャ「そんなことないでしょ。魚が思い切り糸を吸ってくれれば」 タプリス「は、はぁ……」 サターニャ「ほら、早く糸を垂らしなさい」 タプリス「は、はい」 サターニャ「……」 タプリス「……」 サターニャ「……まぁ、魚が釣れなくても」 タプリス「えっ」 サターニャ「こうやって誰かと、川の流れを眺めて、水の流れる音を聞いてるだけでも」 サターニャ「風流? ってやつみたいで、乙よね」 タプリス「そ、そうですね」 ――――――――――――――――――(17/33)―――――――――――――――――― サターニャ「……飽きた」 タプリス「いやいやいや……さっきの言葉はどこにいったんですか」 サターニャ「私は過去にとらわれない主義なのよ!」 タプリス「ほんの数分前なのに……」 サターニャ「ほら、水遊びするわよ!」 タプリス「えぇ……濡れちゃうじゃないですか」 パシャ タプリス「きゃっ!」 サターニャ「油断したわね、タプリス!」 タプリス「や、やりましたね! こうなったら、反撃です!」 パシャパシャ サターニャ「なはっ! やったわね! お返しよ!」 タプリス「えいっ! えいっ! えーいっ!」 パシャパシャパシャパシャ サターニャ「……」 タプリス「……くちゅんっ」 サターニャ「……あんたねぇ、やりすぎよ」 タプリス「……先に先輩がやったんじゃないですか」 ――――――――――――――――――(18/33)―――――――――――――――――― サターニャ「ぷふっ」 タプリス「あはっ、あははっ」 サターニャ「あー、すっきりしたわ!」 タプリス「ええ、なんだか子供の頃に戻ったみたいでした」 サターニャ「少し日の当たる場所に行きましょ」 タプリス「そうですね、服を乾かしたいです」 サターニャ「あっちの方に、見晴らしの良いところがあったはずだわ」 タプリス「す、すごい……見渡す限りの、すすきですね」 サターニャ「もうほとんど夕日ね、そんなに時間経ってたかしら」 タプリス「すすきが夕日に照らされて、黄金色になびいてます」 サターニャ「いいところでしょ?」 タプリス「はいっ! さすが胡桃沢先輩です!」 サターニャ「ほら、そこに座りなさい。ハンカチで拭いてあげる」 タプリス「えっ? あ、えと……」 サターニャ「早く」 タプリス「あ、はい……ありがとうございます」 ――――――――――――――――――(19/33)―――――――――――――――――― サターニャ「こんなもんかしら」 タプリス「あ、先輩も拭きますよ」 サターニャ「あら、そう。じゃあ、お願いするわ」 スッスッスッ タプリス(今まで、勘違いしていたかもしれません) タプリス(……胡桃沢先輩って、こんなに優しい人だったんですね) タプリス「先輩」 サターニャ「なによ」 タプリス「わたしと一緒に遊んでくれて、ありがとうございました」 タプリス「本当に楽しかったです」 サターニャ「そう、よかったわね」 タプリス「……」 サターニャ「……私も」 タプリス「えっ」 サターニャ「あんたと遊んだの、悪くなかったわ」 タプリス「えへへ、よかったです」 ――――――――――――――――――(20/33)―――――――――――――――――― タプリス(もう少しで、鐘の鳴る時間……ですかね) タプリス「先輩。わたし今、電車で色々なところを回っているんです」 タプリス「もしよろしかったら、一緒に行きませんか?」 サターニャ「なにそれ、なんか楽しそうね」 タプリス「ええ、楽しいです。お花畑とか海とか、とても楽しかったですよ」 サターニャ「そう、じゃあ行こうかしら」 タプリス「はい。では、さっそく出発しましょう」 ぎゅっ サターニャ「で、なんであんたと手を繋がなきゃいけないのよ」 タプリス「これはその……こうしないと先輩が」 タプリス「どこかに行ってしまいそうなので」 サターニャ「私はそんな、子供じゃないわよ!」 タプリス「ご、ごめんなさい。もう少しだけでいいですから」 ゴーンゴーンゴーン タプリス「あ……」 サターニャ「な、何よこの音」 タプリス「よ、よかったぁ……何事もなくて」 サターニャ「えっ、何? 何のこと?」 タプリス「な、なんでもないです。時間がありませんから、行きましょうか」 ――――――――――――――――――(21/33)―――――――――――――――――― ―秋穂の駅― 駅員「切符を拝見します」 タプリス「あ、えと……これって二人で使えます?」 駅員「フリーパスですね。確認いたしました」 駅員「ですが、そちらはお一人用です」 タプリス「やっぱり駄目ですか……」 サターニャ「え、私もしかして入れないの?」 タプリス「先輩、ポケットの中に紙が入ってたりしませんか?」 サターニャ「そんなものは……って、あった」 タプリス「黄色い紙……ですね。わたしのとはちょっと、違うみたいですけど」 駅員「確認いたしました」 パチンッ サターニャ「ちょっ! 勝手に穴あけないでよ!」 駅員「それでは中へどうぞ」 タプリス「まぁまぁ先輩、中に入れるんですから良いじゃないですか」 サターニャ「なんか腑に落ちないわね……なんで私だけ」 ――――――――――――――――――(22/33)―――――――――――――――――― がたんごとん サターニャ「なかなか洒落た車内じゃない、気に入ったわ」 タプリス「ですよね、わたしも初めて見た時、思いました」 サターニャ「……で、いつまで乗ってれば次の駅に着くのよ」 タプリス「そうですね……、今まではトンネルを抜けて」 タプリス「少ししたら、次の駅に着くアナウンスが聞こえてきて」 タプリス「それで間もなく到着、って感じでしょうか」 サターニャ「ふーん。っていうか、今もうトンネル入ってるわね」 タプリス「あ、たしかに」 サターニャ「というか、なんかここ、寒くない?」 タプリス「えっ、わたしは普通ですけど……って、さっきの水遊びで体が冷えたんじゃ」 サターニャ「そ、そうかもしれないわね」 ガチャ 『次はー、冬越、冬越ー』 タプリス「あれ、次の駅のアナウンスですね」 サターニャ「もうトンネル出たの?」 タプリス「ああ、日が落ちたみたいですから、外がもう真っ暗です」 タプリス「トンネルは既に抜けていたみたいですね」 『冬越ではー、一時間、停車をいたします』 『再乗車の方はー、遅れないようにお願いいたします』 ――――――――――――――――――(23/33)―――――――――――――――――― タプリス「あ、駅が見えてきましたよ」 サターニャ「って、何よこれ! 全部、雪まみれじゃない!」 タプリス「あはは……そうみたいですね」 サターニャ「……私、パス」 タプリス「えぇ……」 サターニャ「寒いって言ってるのに、なんでこんな雪の中を歩かないといけないのよ!」 タプリス「で、ですけど……何かあるかもしれませんよ?」 サターニャ「こんな暗くて、何もないところ、面白くもなんともないわ」 サターニャ「どうせ一時間だけでしょ?」 サターニャ「ここで待ってるから、あんただけで行ってきなさいよ」 タプリス「うぅ……わかりました」 ―冬越の駅― 駅員「切符を拝見します」 タプリス「はい、お願いします」 駅員「フリーパスですね。確認いたしました」 駅員「発車時刻は一時間後となりますので、お気をつけください」 駅員「駅を出て道を真っすぐ進みますと、高台まで行くことができます」 駅員「もしよろしかったら、寄ってみてはいかがでしょう」 駅員「発車十分前になりましたら、鐘を鳴らしますので」 タプリス「はい。いつも、ありがとうございます」 ――――――――――――――――――(24/33)―――――――――――――――――― タプリス「なんか、雪の上を歩く感覚って独特で、新鮮ですね」 タプリス「この音が、なんとも小気味よくてたまりません」 タプリス「相変わらず、人は誰もいませんが」 タプリス「道沿いに街灯だけあるのが救いですね……」 タプリス「それにしても、こんなに雪が積もっていて」 タプリス「吐く息も白いのに全然、寒く感じません。なんででしょう」 タプリス「胡桃沢先輩は、すごく寒がっていましたけど……」 タプリス「わたしの体温が高いから……ではありませんよね、きっと」 タプリス「あ、何か見えてきました。あれが高台でしょうか」 タプリス(今まで、月乃瀬先輩、白羽先輩、胡桃沢先輩とお会いしたということは) タプリス(ここにいるのは、おそらく……) タプリス「行ってみましょう」 ――――――――――――――――――(25/33)―――――――――――――――――― タプリス「はぁ、はぁ……やっと登りきりましたぁ」 タプリス「ですけど、誰も……いませんね」 タプリス「やはり今までが、偶然だったのでしょうか」 タプリス「それにしてもこれは……」 タプリス「なんて……なんてすごく……」 タプリス「綺麗な、星空なのでしょう」 タプリス「今にも星たちが、こぼれ落ちてきそうです」 タプリス「ほんとに綺麗……」 タプリス「あっ、あれ? 今のもしかして、流れ星!?」 タプリス「お、お願いごとしないと!」 タプリス「……」 タプリス「……これで、いいですかね」 タプリス「でも、こんな素敵な星空、滅多に見られないだろうなぁ」 タプリス「一緒に……見たかったです」 タプリス「こんな時だけ来ないなんて、天真先輩の……バカ」 ――――――――――――――――――(26/33)―――――――――――――――――― ガヴリール「バカで悪かったな」 タプリス「えっ……て、天真先輩!?」 ガヴリール「どうした、そんな顔をして」 タプリス「だって、さっきまでここには誰も……なのにどうして」 ガヴリール「どうしてって……お前が一番、よくわかってるだろ」 タプリス「わたしが? って、まさか……そんな。そんなことって」 ガヴリール「ああ、そのまさかだよ」 タプリス「で、でも……」 ガヴリール「もう面倒くさいな。いいから、とりあえず座るぞ」 ガヴリール「ほら、あそこにベンチあるし」 タプリス「は、はい……」 タプリス「……」 ガヴリール「……」 タプリス「き、綺麗ですね、星空」 ガヴリール「ああ、そうだな」 ――――――――――――――――――(27/33)―――――――――――――――――― タプリス「先輩はこういうの、あまり好きではないんじゃないですか?」 ガヴリール「まぁ正直、今は……星にあまり興味はない」 タプリス「そ、そうですよね……」 ガヴリール「だって、私たちが見ているあの星の光は」 ガヴリール「ずっとずっと、過去に輝いた光だろ?」 ガヴリール「それに、あの星々のどれかはもう、なくなってるかもしれない」 タプリス「たしかにそれは……悲しいことだと思います」 ガヴリール「だったら私は、そんな過去のことよりも」 ガヴリール「今を大事にしたいと思う」 ガヴリール「だから、その……なんだ」 ガヴリール「こうやって二人で、星空の下で話すのは……嫌いじゃない」 タプリス「先輩……」 タプリス「わたしも……」 タプリス「わたしもずっと、先輩とこうしていたいです」 ガヴリール「そうか」 タプリス「今までわたしは……いろいろな場所を巡ってきました」 タプリス「そして、先輩たちと出会って、みなさん本当によくしてくださって」 タプリス「ほんとに本当に……楽しかったです」 ガヴリール「……」 タプリス「……だけど今、ようやくわかりました」 ガヴリール「タプリス?」 ぎゅっ タプリス「わたし、やっと見つけたんです……自分の居場所を」 ――――――――――――――――――(28/33)―――――――――――――――――― ゴーンゴーンゴーン タプリス「……」 ガヴリール「……行かなくて、いいんだな?」 タプリス「はい。だって、わたしの居場所は……」 タプリス「天真先輩、あなたの隣なんですから」 パァァァァッ タプリス「こ、これは……わたしの体が光って……」 ガヴリール「そうだな、だったら私は……」 ガヴリール「お前がもう迷わないように、この手で引っ張っていってやるよ」 タプリス「先輩……」 ガヴリール「ほら……つかまれ、タプリス」 タプリス「はいっ」 ―――――― ―――― ―― ――――――――――――――――――(29/33)―――――――――――――――――― ―病室― タプリス「……あ、あれ」 ガヴリール「このバカやろう、心配させやがって……」 ヴィーネ「うぅ……ぐすっ……よかった……ほんとによかったぁ」 タプリス「ここ、は……?」 ラフィエル「ここは病院ですよ、タプちゃん」 タプリス「病院……なんで、わたし……」 ラフィエル「タプちゃんはですね……川で溺れてしまって」 ラフィエル「意識のないまま、この病院に運ばれてきたんです」 タプリス「わたし、それじゃあ……」 ラフィエル「ええ。ですが、タプちゃんの意識が戻って、本当に……本当によかった」 タプリス「あ……手、握って……」 ガヴリール「あ、ああ、すまん。痛かったか?」 タプリス「い、いえ……大丈夫です」 ヴィーネ「ガヴったら、四六時中、タプちゃんの手を握っていたのよ」 ガヴリール「ばっ! そ、そんなこと今、言わなくていいだろ!」 ヴィーネ「もう照れちゃって」 ――――――――――――――――――(30/33)―――――――――――――――――― タプリス「天真先輩、ありがとうございます。天真先輩のおかげでわたし……」 ガヴリール「私のおかげ?」 タプリス「わたし、夢を見ていたんです」 タプリス「電車に乗って、いろいろな場所を旅しながら、みなさんと出会って」 タプリス「夢の中でみなさんが、わたしを引き止めてくれたような気がするんです」 ガヴリール「そうか……そんなことが」 タプリス「おそらく、あのまま電車に乗っていったら……って」 ガヴリール「ん?」 タプリス「あの……」 ガヴリール「どうした?」 タプリス「……胡桃沢先輩、は?」 ヴィーネ「……」 ガヴリール「……あいつか?」 タプリス「ま、まさか……胡桃沢先輩は……」 ヴィーネ「……サターニャは、川で溺れたタプちゃんを救うために」 ヴィーネ「一番に飛び込んでいって、それで……」 タプリス「そ、そんな……そんなことって……」 ――――――――――――――――――(31/33)―――――――――――――――――― ガラッ サターニャ「なーはっはっはっ! 病院中のメロンパンを買い占めてやったわ!」 タプリス「く、胡桃沢先輩?」 ヴィーネ「い、一応、サターニャも意識不明でここに運び込まれたんだけど……」 ヴィーネ「今はこの通り、ピンピンしているわ」 サターニャ「あら、タプリス。ずいぶんと起きるのが遅かったじゃない」 タプリス「ど、どうして?」 サターニャ「どうして、って何がよ」 タプリス「胡桃沢先輩は、あの夢見なかったんですか? 電車に乗っていく夢を……」 サターニャ「ああ、あれ。あんたも見てたの?」 タプリス「は、はい。胡桃沢先輩は、電車に乗っていったのに」 タプリス「どうして今、無事でいるんですか……?」 サターニャ「なんかあれ、ずっと乗ってたら、急に異常に光りだしたから」 サターニャ「慌てて窓を突き破って、飛び降りてやったわ!」 タプリス「あは……あははは……」 ガヴリール「メロンパン買い占めるなんて、馬鹿な真似はやめろって言ったんだけどな」 ヴィーネ「だけど全部、タプちゃんのために買ってきたのよね」 サターニャ「ほら、タプリス。たくさん食べなさい! あ、一個は私が貰うわ」 タプリス「うぅ、こんなに食べられませんよぉ……」 ラフィエル「あらあら、うふふ」 ――――――――――――――――――(32/33)―――――――――――――――――― ヴィーネ「ちなみに、一番に川に飛び込んでいったのはサターニャだけど」 ヴィーネ「実際にタプちゃんを助けたのは、ガヴだから」 サターニャ「ちょっとぉ! それ言わなくてもいいでしょ!」 タプリス「いえ、胡桃沢先輩も。みなさん、本当にありがとうございました」 ヴィーネ「あぁ……タプちゃんはやっぱり、いい子ねぇ」 ガヴリール「まぁ、何にしても、だ」 ガヴリール「お前が無事で本当に良かった」 タプリス「天真先輩……ご心配をおかけして、すみませんでした」 タプリス「そして、わたしを助けていただいて」 タプリス「なんとお礼を言ったらよいか……」 ガヴリール「お前はほんと、昔から危なっかしいからな」 ガヴリール「これから下界にいる時はちゃんと、私のそばにいろよ?」 タプリス「あ……」 ガヴリール「いいな、タプリス」 タプリス「はい、先輩っ」 おしまい ――――――――――――――――――(33/33)―――――――――――――――――― SS一覧へ このページのトップへ 感想コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/marowiki001/pages/1185.html
目次 【時事】ニュース九条凛 RSS九条凛 口コミ九条凛 【参考】ブックマーク 関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース 九条凛 2021年生まれ「名前ランキング」に登場するアニメキャラ イケメンを連想させる「蓮」(マグミクス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『P s LIVE〜Nice to P s you!!〜』2022年2月13日開催決定!DIALOGUE+らポニーキャニオン声優アーティストユニットが集結! | PONYCANYON NEWS - PONYCANYON NEWS 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) <CUE!>テレビアニメがアニメイズムで2022年1月7日スタート 声優育成ゲームが原作(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」,九条朔夜バースデーキャンペーンが開催 - 4Gamer.net 【キャラ誕生日まとめ】10月22~29日生まれのキャラは? 「遊☆戯☆王」海馬瀬人から「邪神ちゃんドロップキック」邪神ちゃんまで - アニメ!アニメ!Anime Anime 「スタオケ」九条朔夜と月城 慧の描き下ろしイラストを公開。メインストーリー第1部完結となる9章より,2人の見どころをピックアップ - 4Gamer.net かえよう政権 全国で5・3集会/コロナ禍 憲法守る決意/国会前大行動 野党あいさつ - しんぶん赤旗 RSS 九条凛 2021年生まれ「名前ランキング」に登場するアニメキャラ イケメンを連想させる「蓮」(マグミクス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『P s LIVE〜Nice to P s you!!〜』2022年2月13日開催決定!DIALOGUE+らポニーキャニオン声優アーティストユニットが集結! | PONYCANYON NEWS - PONYCANYON NEWS 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) <CUE!>テレビアニメがアニメイズムで2022年1月7日スタート 声優育成ゲームが原作(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「金色のコルダ スターライトオーケストラ」,九条朔夜バースデーキャンペーンが開催 - 4Gamer.net 【キャラ誕生日まとめ】10月22~29日生まれのキャラは? 「遊☆戯☆王」海馬瀬人から「邪神ちゃんドロップキック」邪神ちゃんまで - アニメ!アニメ!Anime Anime 「スタオケ」九条朔夜と月城 慧の描き下ろしイラストを公開。メインストーリー第1部完結となる9章より,2人の見どころをピックアップ - 4Gamer.net かえよう政権 全国で5・3集会/コロナ禍 憲法守る決意/国会前大行動 野党あいさつ - しんぶん赤旗 口コミ 九条凛 #bf 【参考】 ブックマーク サイト名 関連度 備考 ピクシブ百科事典 ★★ 関連項目 項目名 関連度 備考 参考/To LOVEる -とらぶる- ★★★★ 登場作品 参考/橋本まい ★★★ キャスト タグ キャラクター 最終更新日時 2013-03-15 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/2863.html
240 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 20 24 12 ID ??? どっかに困ったちゃんリプレイってないかなぁ。 実際どんなんなのか見てみたい。 241 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 20 28 54 ID ??? ルーチェとかを元ネタにして、このスレのネタをまとめたら そこそこ面白いものができそうだな。 242 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 20 54 04 ID ??? PC① アップルちゃん PC② ルーチェ PC③ 千早神牙 PC④ ムギャオー ・・・こんな卓のGM死んでもいやだ。 243 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 20 55 33 ID ??? GM ダゴンちゃん でひとつ! 244 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 20 57 36 ID ??? GM 何が何でも欝展開、の人とか GM ボスを倒せる魔法は一つだけ、の人とか 245 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 20 59 11 ID ??? GM 変態妖怪オンパレード も忘れないで! 246 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 00 47 ID ??? 開始5分どころか開始前からセッションが崩壊するなそれwww 247 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 03 41 ID ??? 問題はシステムだ。 Aまほ辺りでもさせとくか? 248 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 04 56 ID ??? あえてD&D あるいはSW 249 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 05 57 ID ??? やはりN◎VAしか。 ドリフよろしくエースばかり52枚集めたマイデッキを持ち込むくらいは朝飯前だぜ! 250 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 06 00 ID ??? デモンパに一票。 251 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 10 09 ID ??? グロサガがいいんでね 252 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 11 06 ID ??? しかしそのメンバーだけだと、報告する人間がいないので PC⑤ 厨引力タン は必須だな。 253 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 11 26 ID ??? アシュラファンタジーでいこうぜ 254 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 11 38 ID ??? そこで深淵ですよ 255 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 12 31 ID ??? …リング・ドリーム 事前コンセンサスは当然抜き。 CPだけ決めておく。 256 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 13 18 ID ??? 252 いや、厨は想像の斜め上を突っ切って行くだけに 自分以外の全員を困ったちゃんとして報告しに来る気ガス 257 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 13 26 ID ??? 252 いや全員が他の全員を報告するだろ 258 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 14 03 ID ??? ヽ(・∀・)ノシ カブッター 259 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 14 44 ID ??? 過去にもあったなぁ、困ったちゃんが自分美化して報告、逆に晒されるパターン ブートヒルだったっけ?西部劇もの 260 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 14 48 ID ??? パラノイアorバイオレンスorCST どんな地獄になるやら 261 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 15 31 ID ??? 256-257 おのおのが我田引水な報告するだろうから 客観的な立場から見た報告っていらないかな? 262 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 17 10 ID ??? 261 それはそれでスレ名物の報告者叩き祭りが始まるからおk 263 名前: 257 2006/07/16(日) 21 17 36 ID ??? 256 ヽ(・∀・)ノシ 不束者ですがよしなに まあ自分と他者の冷静な比較が出来ないからこそ困ったチャンになるわけで 必然でしょ 264 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 18 16 ID ??? それぞれの言い分を廃して、他からの報告を統合すれば客観的報告になる……ハズ 265 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 26 38 ID ??? 264 各報告者のムジュンを突き崩して真実にたどり着く 逆転裁判K(困ったちゃん)が始まりそうだな 266 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 26 50 ID ??? むしろそれでならなかったらおかしい。 267 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 21 33 24 ID ??? そりゃあ、俺も自分自身が困ったちゃんな行動やりまくりつつ、同卓の仲魔 の目に付いた行動を報告したりもするからなあw ちなみに、このスレや他のスレで、1つのキャンペーン内部でいくつも起きた 珍現象を、それぞれ別件扱いで報告してたりしてw 268 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 22 32 05 ID ??? ふとあの四人が同一卓でセッションする光景を思い浮かべてみる・・・ 浮かんだ言葉は『地獄絵図』 あ、システムはPTRPGね(実はこれが言いたかっただけ) 269 名前: NPCさん 2006/07/16(日) 22 41 37 ID ??? 240 一年くらい昔にe methの人がやってたような気がする。 旧PCにログがあるけど、面倒だから俺はうpらない。 システムはアリアンロッドで、GMが一番の困ったちゃんだった。 18禁セッションといってないのにエロ展開になったり、 触手だったり、ふたなりだったり、ショタだったりしたのが印象深い。 シナリオは王子様とお姫様(双子)を助け出し、国外逃亡して、普通に終了。 364 名前: NPCさん 2006/07/18(火) 06 05 15 ID ??? 240 こういうのでいいのかな #http //sun.endless.ne.jp/users/simizuna/scenario/RtoL/Aino/aino_idx.htm 困ったちゃんPLは複数のPCゲームスレで厨扱いされてた奴 そしてGMはかつてオモロ四天王だった男 スレ107
https://w.atwiki.jp/localvitachan/pages/15.html
ご当地ヴィータちゃんとは? 「魔法少女リリカルなのはA s」に登場する超かわいい女の子、 鉄槌の騎士ヴィータちゃんが、 日本の各県で色々なものを見たり食べたり体験したりします。 管理人の思いつきでtwitterにて始まったこの企画が予想以上の反響がありまして、 つい嬉しくなってこんなwikiを作っちゃった次第でございます。 管理人は@hasigonです。 何かあればtwitterにてお願いします。