約 8,780 件
https://w.atwiki.jp/sakura398/pages/285.html
大日本帝国は、万世一系の天皇皇祖の神勅を奉じて永遠にこれを統治し給ふ。これ、我が万古不易の国体である。而してこの大義に基づき、一大家族国家として億兆一心聖旨を奉体して、克く忠孝の美徳を発揮する。これ、我が国体の精華とするところである。 ~ 文部省刊『国体の本義』(昭和12年(1937)5月) <目次> ■1.戦後日本の国家論不在◆1.国家の基軸・国民のアイディンティティーの確立に向けて ◆2.戦前の「国体論」を再検討する ■2.国体論を巡る思想・政治状況(見取り図) ■3.『国体の本義』(昭和12年(1937年)5月、文部省刊)◆1.『国体の本義』全文URL ◆2.『国体の本義』の内容 ◆3.『国体の本義』の論旨と、西洋近代思想の対応関係 ◆4.『国体の本義』原文 ■4.『臣民の道』(昭和16年(1941年)8月、文部省教学局刊)◆1.『臣民の道』全文URL ◆2.『臣民の道』の内容 ◆3.『臣民の道』原文 ■5.小まとめ◆1.『国体の本義』と『臣民の道』の内容の異同(再掲) ◆2.日本主義とアジア主義◇1.現在流通している「日本主義」の説明と、『国体の本義』 ◇2.現在流通している「アジア主義」の説明と、『臣民の道』 ◇3.保守思想・革新思想との関係 ■6.参考図書◆1.『国体の本義』を理解するための図書 ◆2.『臣民の道』を理解するための図書 ◆3.日本主義・アジア主義を理解するための図書 ■7.ご意見、情報提供 ■1.戦後日本の国家論不在 ◆1.国家の基軸・国民のアイディンティティーの確立に向けて 戦後日本においては、民間から散発的な日本人論は出るのだが、国家論となると殆どタブーの扱いとなってしまっていることが夙に指摘されている。 しかし、戦前の日本では「国体」という言葉の意味内容を巡って喧々諤々の議論、時には政争までもが行われていたのであり、今や戦後長く日本を覆ってきた自虐史観から解放されつつある我々は、日本国家の基軸・日本国民たるアイディンティティーの再確立のために、この戦前の国体論の成果の検討に進むべき時であると思う。 ◆2.戦前の「国体論」を再検討する ◇1.現在流通している「国体」の定義 【国体】 こく-たい広辞苑 ①[漢書(成帝紀)「通達国体」]国家の状態。くにがら。くにぶり。②[漢書(王莽伝上)「以明国体」]国家の体面。国の体裁。折りたく柴の木(中)「-にしかるべからず」③主権または統治権の所在により区別した国家体制。「-の護持」 【国体】 こく-たいブリタニカ国際大百科事典 一般的には国柄や国風を意味し、この用例は漢籍や古代日本にも見られる。しかし中国や西洋に対して日本の優越を示す根拠として、国生み神話に基づく天皇の神聖性とその君臨の持続性を内容とする意味で用いられるのは、19世紀以降 水戸学に始まる。維新以後も、一般の論説のほか、教育勅語や新聞紙条例、治安維持法などの法令にも国家体制の正当性を示す言葉として登場するが、意味内容は明確ではない。またその使用には論争性が当初から伴われ、福沢諭吉や加藤弘之ら明治初期の啓蒙思想家からの批判や、明治末期から大正期の穂積八束の憲法解釈に対する美濃部達吉の批判が代表的なものである。昭和初期には左翼勢力や美濃部の天皇機関説に代表されるリベラルへの弾圧の根拠としてその神話的解釈が一層強調され、その傾向は国体明徴や文部省の『国体の本義』に頂点をみる。敗戦および新憲法制定を通じて、統治の正当性根拠としての役割は終焉した。 補足説明 このように、「国体」は明治維新以降、日本国家の正統性を示す言葉として頻繁に用いられたが、その意味内容が必ずしも明確ではなかったため、昭和初期に美濃部達吉(憲法学者)の天皇機関説を巡って「国体明徴」問題(1935年)が起こり、その結果1937年になってようやく文部省よりその公定解釈を示す冊子『国体の本義』が刊行された。 ◇2.現在流通している『国体の本義』の説明 【国体の本義】 こくたい-の-ほんぎ広辞苑 1937年文部省が発行した国民教化のための出版物。記紀神話にもとづき国体の尊厳、天皇への絶対的服従を説き、社会主義・共産主義・民主主義・個人主義・自由主義を排撃。 【国体の本義】 こくたいのほんぎブリタニカ国際大百科事典 文部省編。1937年5月刊行。35年頃から高まった「国体明徴」「教学刷新」の意義を明らかにし、その精神を国民に徹底させることを企図した。神話と古典に依拠して、国史の諸過程を「肇国の精神の顕現」としてとらえるとともに、西洋近代思想を激しく排撃している。45年占領軍により『臣民の道』とともに発売禁止となったが、49年にはアメリカでJ.ガントレットの英訳が刊行され、今日にいたるまで研究材料とされている。 補足説明 結論から先に言うと、上記の説明は、『国体の本義』の内容説明としては歪曲された完全に間違ったものである。但し、大東亜戦争開戦の僅か4ヶ月前の昭和16年(1941)8月に『国体の本義』の実践編・注解編との触れ込みで文部省教学局(文部省の外局)から刊行された『臣民の道』の内容説明と置き換えると、凡そ正しい説明になる。つまり、戦時体制下で刊行され戦争目的を肯定し国民の戦意を高揚させるための時局論的色彩の強い『臣民の道』の内容を、国体の公定解説書として刊行された『国体の本義』に故意に投影した説明となっているのだが、戦後長く『国体の本義』に関して、そして「国体」論自体に対して、こうした歪曲された内容説明が流通し続けてきた。 当ページは、 ① 昭和10年代に政府の公定「国体」解説書として刊行された2つの冊子『国体の本義』及び『臣民の道』の実際の内容を紹介し、その異同を解説する、と共に、 ② これらの異同の背景を為す政治的変動及び、それらを思想的に準備しあるいは理論づけた民間の国体論に関しても説明すること、更には ③ 『国体の本義』で示された思想評価と西洋保守思想の対応関係を確認すること、を目的とする。 ■2.国体論を巡る思想・政治状況(見取り図) ※サイズが合わない場合は こちら をクリック ■3.『 国体の本義 』(昭和12年(1937年)5月、文部省刊) ◆1.『国体の本義』全文URL http //www.j-texts.com/showa/kokutaiah.html 『国体の本義』(文部省) は、戦後まもなく発禁処分となり再刊もされなかったのでamazon出品の中古品は5,000~8,000円台と高額であるが、現在は ネット で全文を読むことが出来るようになった。なお、2009年末に産経新聞出版から刊行された佐藤優氏著 『日本国家の真髄』 (月刊誌『正論』に2008年10月~2009年9月まで掲載分を単行本化)に『国体の本義』の全文が掲載されており、かつ難語や引用の和歌・詔勅の現代語抄訳が完備され、佐藤氏の秀逸な内容解説が為されているので、佐藤氏の展開する持論(日本国憲法擁護や、大川周明・北一輝の擁護、新自由主義への一方的な反対etc.)に対する違和感を割り引いても非常にお勧めである。値段も高くない。 ◆2.『国体の本義』の内容 佐藤優氏によれば、「『国体の本義』は、欧米のキリスト教文化圏の人々にも理解できる記述をしている。西欧思想、哲学の伝統を踏まえた上で書かれた水準の高い思想書である。このレベルの思想を理解していれば、二十一世紀の日本人が、アメリカ人、イギリス人、ドイツ人、ロシア人、中国人などと議論しても、決して負けることはない。」 また、新田均氏によれば、「『国体の本義』の編纂過程で、編纂委員の一人であった和辻哲郎から「特に根本的規定等に於て現代の日本インテリゲンチャを納得せしめる様論述し得るか否かは相当重大なる問題と存候、この点特にご配慮願上候」といった意見が表明された」等、当時の日本を代表する学識者の意見を広く聴取して内容が練り上げられている、とのことであり、私見でもやはり、なかなか文句の付けようのない内容であると思う。 ※サイズが合わない場合は こちら をクリック。 ◆3.『国体の本義』の論旨と、西洋近代思想の対応関係 さらには、意外なことだが、西洋保守主義(バークの伝統保守主義、及びハイエク・ポパーらの新保守主義)による啓蒙思想批判との対応関係において、『国体の本義』が批判し、または評価している内容が、そのまま「啓蒙思想の主流たる大陸合理論(=批判)」「啓蒙思想の傍流たるイギリス経験論(=評価)」に対応しているという注目すべき結果が得られた。 『国体の本義』の刊行時点(1937年5月)では、ハイエク・ポパー・バーリン等の思想はまだ殆ど発表されていなかったはずであり、『国体の本義』編纂グループは独自にハイエク・ポパーらが第二次世界大戦末期及び戦後に指摘した内容と大部分で重なる、的を射た西洋思想(啓蒙思想)批判に到達していたことになる。 さらには、『国体の本義』の内容を読み進めれば分かるはずだが、そこでは、①アトム的個人主義と並んで、②共産主義・社会主義・無政府主義、そして③ナチス・ファッショの全体主義・偏狭的民族主義までも、鋭く批判されており、ここでもハイエク・ポパーらの西洋思想批判が先取りされている。 ※なお、個人主義・自由主義・合理主義に関してのまとめページ 「個人主義」と「集産主義」 ~ ハイエク『隷従への道』読解の手引き リベラリズムと自由主義 ~ 自由の理論の二つの異なった系譜 国家解体思想の正体 ◆4.『国体の本義』原文 ◇1.目次 国 体 の 本 義 一、本書は国体を明徴にし、国民精神を涵養振作すべき刻下の急務に鑑みて編纂した。 一、我が国体は宏大深遠であつて、本書の叙述がよくその真義を尽くし得ないことを懼れる。 一、本書に於ける古事記、日本書紀の引用文は、主として古訓古事記、日本書紀通釈の訓に従ひ、又神々の御名は主として日本書紀によつた。 目 次 緒言(1) ※数字は何ページ目を示す 第一 大日本国体(9) 一、肇国(9) 二、聖徳(21) 三、臣節(32) 四、和と「まこと」(50) 第二 国史に於ける国体の顕現(63) 一、国史を一貫する精神(63) 二、国土と国民生活(85) 三、国民性(91) 四、祭祀と道徳(101) 五、国民文化(114) 六、政治・経済・軍事(126) 結語(143) ◇2.緒言 ↓本文はここをクリックして表示 +... 現代日本と思想問題 我が国は、今や国運頗る盛んに、海外発展のいきほひ著しく、前途弥々多望な時に際会してゐる。産業は隆盛に、国防は威力を加へ、生活は豊富となり、文化の発展は諸方面に著しいものがある。夙に支那・印度に由来する東洋文化は、我が国に輸入せられて、惟神(かむながら)の国体に醇化せられ、更に明治・大正以来、欧米近代文化の輸入によつて諸種の文物は顕著な発達を遂げた。文物・制度の整備せる、学術の一大進歩をなせる、思想・文化の多彩を極むる、万葉歌人をして今日にあらしめば、再び「御民(みたみ)吾(われ)生ける験(しるし)あり天地(あめつち)の栄ゆる時にあへらく念(おも)へば」と謳ふであらう。明治維新の鴻業により、旧来の陋習を破り、封建的束縛を去つて、国民はよくその志を途げ、その分を竭くし、爾来七十年、以て今日の盛事を見るに至つた。 併しながらこの盛事は、静かにこれを省みるに、実に安穏平静のそれに非ずして、内に外に波瀾万丈、発展の前途に幾多の困難を蔵し、隆盛の内面に混乱をつつんでゐる。即ち国体の本義は、動もすれば透徹せず、学問・教育・政治・経済その他国民生活の各方面に幾多の欠陥を有し、伸びんとする力と混乱の因とは錯綜表裏し、燦然たる文化は内に薫蕕(くんいう)を併せつゝみ、こゝに種々の困難な問題を生じてゐる。今や我が国は、一大躍進をなさんとするに際して、生彩と陰影相共に現れた感がある。併しながら、これ飽くまで発展の機であり、進歩の時である。我等は、よく現下内外の真相を把握し、拠つて進むべき道を明らかにすると共に、奮起して難局の打開に任じ、弥々国運の伸展に貢献するところがなければならぬ。 現今我が国の思想上・社会上の諸弊は、明治以降余りにも急激に多種多様な欧米の文物・制度・学術を輸入したために、動もすれば、本を忘れて末に趨り、厳正な批判を欠き、徹底した醇化をなし得なかつた結果である。抑々我が国に輸入せられた西洋思想は、主として十八世紀以来の啓蒙思想であり、或はその延長としての思想である。これらの思想の根柢をなす世界観・人生観は、歴史的考察を欠いた合理主義であり、実証主義であり、一面に於て個人に至高の価値を認め、個人の自由と平等とを主張すると共に、他面に於て国家や民放を超越した抽象的な世界性を尊重するものである。従つてそこには歴史的全体より孤立して、抽象化せられた個々独立の人間とその集合とが重視せられる。かゝる世界観・人生観を基とする政治学説・社会学説・道徳学説・教育学説等が、一方に於て我が国の諸種の改革に貢献すると共に、他方に於て深く広くその影響を我が国本来の思想・文化に与へた。 我国の啓蒙運動に於ては、先づ仏蘭西啓蒙期の政治哲学たる自由民権思想を始め、英米の議会政治思想や実利主義・功利主義、独逸の国権思想等が輸入せられ、固陋な慣習や制度の改廃にその力を発揮した。かゝる運動は、文明開化の名の下に広く時代の風潮をなし、政治・経済・思想・風習等を動かし、所謂欧化主義時代を現出した。然るにこれに対して伝統復帰の運動が起つた。それは国粋保存の名によつて行はれたもので、澎湃たる西洋文化の輸入の潮流に抗した国民的自覚の現れであつた。蓋し極端な欧化は、我が国の伝統を傷つけ、歴史の内面を流れる国民的精神を萎靡せしめる惧れがあつたからである。かくて欧化主義と国粋保存主義との対立を来し、思想は昏迷に陥り、国民は、内、伝統に従ふべきか、外、新思想に就くべきかに悩んだ。然るに、明治二十三年「教育ニ関スル勅語」の渙発せられるに至つて、国民は皇祖皇宗の肇国樹徳の聖業とその履践すべき大道とを覚り、こゝに進むべき確たる方向を見出した。然るに欧米文化輸入のいきほひの依然として盛んなために、この国体に基づく大道の明示せられたにも拘らず、未だ消化せられない西洋思想は、その後も依然として流行を極めた。即ち西洋個人本位の思想は、更に新しい旗幟の下に実証主義及び自然主義として入り来り、それと前後して理想主義的思想・学説も迎へられ、又続いて民主主義・社会主義・無政府主義・共産主義等の侵入となり、最近に至つてはファッシズム等の輸入を見、遂に今日我等の当面する如き思想上・社会上の混乱を惹起し、国体に関する根本的自覚を喚起するに至つた。 国体の自覚 抑々社会主義・無政府主義・共産主義等の詭激なる思想は、究極に於てはすべて西洋近代思想の根柢をなす個人主義に基づくものであつて、その発現の種々相たるに過ぎない。個人主義を本とする欧米に於ても、共産主義に対しては、さすがにこれを容れ得ずして、今やその本来の個人主義を棄てんとして、全体主義・国民主義の勃興を見、ファッショ・ナチスの擡頭ともなつた。即ち個人主義の行詰りは、欧米に於ても我が国に於ても、等しく思想上・社会上の混乱と転換との時期を将来してゐるといふことが出来る。久しく個人主義の下にその社会・国家を発達せしめた欧米が、今日の行詰りを如何に打開するかの問題は暫く措き、我が国に関する限り、真に我が国独自の立場に還り、万古不易の国体を闡明し、一切の追随を排して、よく本来の姿を現前せしめ、而も固陋を棄てて益々欧米文化の摂取醇化に努め、本を立てて末を生かし、聡明にして宏量なる新日本を建設すべきである。即ち今日我が国民の思想の相剋、生活の動揺、文化の混乱は、我等国民がよく西洋思想の本質を徹見すると共に、真に我が国体の本義を体得することによつてのみ解決せられる。而してこのことは、独り我が国のためのみならず、今や個人主義の行詰りに於てその打開に苦しむ世界人類のためでなければならぬ。こゝに我等の重大なる世界史的使命がある。乃ち「国体の本義」を編纂して、肇国の由来を詳にし、その大精神を闡明すると共に、国体の国史に顕現する姿を明示し、進んでこれを今の世に説き及ぼし、以て国民の自覚と努力とを促す所以である。 ◇3.第一 大日本国体 ※省略 ◇4.第二 国史に於ける国体の顕現 ※省略 ◇5.結語 ↓本文はここをクリックして表示 +... 我等は、以上我が国体の本義とその国史に顕現する姿とを考察して来た。今や我等皇国臣民は、現下の諸問題に対して如何なる覚悟と態度とをもつべきであらうか。惟ふに、先づ努むべきは、国体の本義に基づいて諸問題の起因をなす外来文化を醇化し、新日本文化を創造するの事業である。 我が国に輸入せられた各種の外来思想は、支那・印度・欧米の民族性や歴史性に由来する点に於て、それらの国々に於ては当然のものであつたにしても、特殊な国体をもつ我が国に於ては、それが我が国体に適するか否かが先づ厳正に批判検討せられねばならぬ。即ちこの自覚とそれに伴ふ醇化とによつて、始めて我が国として特色ある新文化の創造が期し得られる。 西洋思想の特質 抑々西洋思想は、その源をギリシヤ思想に発してゐる。ギリシヤ思想は、主知的精神を基調とするものであり、合理的・客観的・観想的なることを特徴とする。そこには、都市を中心として文化が創造せられ、人類史上稀に見る哲学・芸術等を遺したのであるが、末期に至つてはその思想及び生活に於て、漸次に個人主義的傾向を生じた。而してローマは、このギリシヤ思想を法律・政治その他の実際的方面に継承し発展せしめると同時に、超国家的なキリスト教を採用した。欧米諸国の近世思想は、一面にはギリシヤ思想を復活し、中世期の宗教的圧迫と封建的専制とに反抗し、個人の解放、その自由の獲得を主張し、天国を地上に将来せんとする意図に発足したものであり、他面には、中世期の超国家的な普遍性と真理性とを尊重する思想を継承し、而もこれを地上の実証に求めんとするところから出発した。これがため自然科学を発達せしめると共に、教育・学問・政治・経済等の各方面に於て、個人主義・自由主義・合理主義を主流として、そこに世界史的に特色ある近代文化の著しい発展を齎した。 抑々人間は現実的の存在であると共に永遠なるものに連なる歴史的存在である。又、我であると同時に同胞たる存在である。即ち国民精神により歴史に基づいてその存在が規定せられる。これが人間存在の根本性格である。この具体的な国民としての存在を失はず、そのまゝ個人として存在するところに深い意義が見出される。然るに、個人主義的な人間解釈は、個人たる一面のみを抽象して、その国民性と歴史性とを無視する。従つて全体性・具体性を失ひ、人間存立の真実を逸脱し、その理論は現実より遊離して、種々の誤つた傾向に趨る。こゝに個人主義・自由主義乃至その発展たる種々の思想の根本的なる過誤がある。今や西洋諸国に於ては、この誤謬を自覚し、而してこれを超克するために種々の思想や運動が起つた。併しながら、これらも畢竟個人の単なる集合を以て団体或は階級とするか、乃至は抽象的の国家を観念するに終るのであつて、かくの如きは誤謬に代ふるに誤謬を以てするに止まり、決して真実の打開解決ではない。 東洋思想の特質 我が国に輸入せられた支那思想は、主として儒教と老荘思想とであつた。儒教は実践的な道として優れた内容をもち、頻る価値ある教である。而して孝を以て教の根本としてゐるが、それは支那に於て家族を中心として道が立てられてゐるからである。この孝は実行的な特色をもつてゐるが、我が国の如く忠孝一本の国家的道徳として完成せられてゐない。家族的道徳を以て国家的道徳の基礎とし、忠臣は孝子の門より出づるともいつてゐるが、支那には易姓革命・禅譲放伐が行はれてゐるから、その忠孝は歴史的・具体的な永遠の国家の道徳とはなり得ない。老荘は、人為を捨てて自然に帰り、無為を以て化する境涯を理想とし、結局その道は文化を否定する抽象的のものとなり、具体的な歴史的基礎の上に立たずして個人主義に陥つた。その末流は所謂竹林の七賢の如く、世間を離れて孤独を守らうとする傾向を示し、清談独善の徒となつた。要するに儒教も老荘思想も、歴史的に発展する具体的国家の基礎をもたざる点に於て、個人主義的傾向に陥るものといへる。併しながら、それらが我が国に摂取せられるに及んでは、個人主義的・革命的要素は脱落し、殊に儒教は我が国体に醇化せられて日本儒教の建設となり、我が国民道徳の発達に寄与することが大であつた。 印度に於ける仏教は、行的・直観的な方面もあるが、観想的・非現実的な民族性から創造せられたものであつて、冥想的・非歴史的・超国家的なものである。然るに我が国に摂取せられるに及んでは、国民精神に醇化せられ、現実的・具体的な性格を得て、国本培養に貢献するところが多かつたのである。 新日本文化の創造 これを要するに、西洋の学問や思想の長所が分析的・知的であるに対して、東洋の学問・思想は、直観的・行的なることを特色とする。それは民族と歴史との相違から起る必然的傾向であるが、これを我が国の精神・思想並びに生活と比較する時は、尚そこに大なる根本的の差異を認めざるを得ない。我が国は、従来支那思想・印度思想等を輸入し、よくこれを摂取醇化して皇道の羽翼とし、国体に基づく独自の文化を建設し得たのである。明治維新以来、西洋文化は滔々として流入し、著しく我が国運の隆昌に貢献するところがあつたが、その個人主義的性格は、我が国民生活の各方面に亙つて種々の弊害を醸し、思想の動揺を生ずるに至つた。併しながら、今やこの西洋思想を我が国体に基づいて醇化し、以て宏大なる新日本文化を建設し、これを契機として国家的大発展をなすべき時に際会してゐる。 西洋文化の摂取醇化に当つては、先づ西洋の文物・思想の本質を究明することを必要とする。これなくしては、国体の明徴は現実を離れた抽象的のものとなるであらう。西洋近代文化の顕著なる特色は、実証性を基とする自然科学及びその結果たる物質文化の華かな発達にある。更に精神科学の方面に於ても、その精密性と論理的組織性とが見られ、特色ある文化を形成してゐる。我が国は益々これらの諸学を輸入して、文化の向上、国家の発展を期せねばならぬ。併しながらこれらの学的体系・方法及び技術は、西洋に於ける民族・歴史・風土の特性より来る西洋独自の人生観・世界観によつて裏附けられてゐる。それ故に、我が国にこれを輸入するに際しては、十分この点に留意し、深くその本質を徹見し、透徹した見識の下によくその長所を採用し短所を捨てなければならぬ。 諸般の刷新 明治以来の我が国の傾向を見るに、或は伝統精神を棄てて全く西洋思想に没入したものがあり、或は歴史的な信念を維持しながら、而も西洋の学術理論に関して十分な批判を加へず、そのまゝこれを踏襲して二元的な思想に陥り、而もこれを意識せざるものがある。又著しく西洋思想の影響を受けた知識階級と、一般のものとは相当な思想的懸隔を来してゐる。かくて、かゝる情態から種々の困難な問題が発生した。嘗て流行した共産主義運動、或は最近に於ける天皇機関説の問題の如きが、往々にして一部の学者・知識階級の問題であつた如きは、よくこの間の消息を物語つてゐる。今や共産主義は衰頽し、機関説が打破せられたやうに見えても、それはまだ決して根本的に解決せられてはゐない。各方面に於ける西洋思想の本質の究明とその国体による醇化とが、今一段の進展を見ざる限り、真の成果を挙げる事は困難であらう。 惟ふに西洋の思想・学問について、一般に極端なるもの、例へば共産主義・無政府主義の如きは、何人も容易に我が国体と相容れぬものであることに気づくのであるが、極端ならざるもの、例へば民主主義・自由主義等については、果してそれが我が国体と合致するや否やについては多くの注意を払はない。抑々如何にして近代西洋思想が民主主義・社会主義・共産主義・無政府主義等を生んだかを考察するに、先に述べた如く、そこにはすべての思想の基礎となつてゐる歴史的背景があり、而もその根柢には個人主義的人生観があることを知るのである。西洋近代文化の根本性格は、個人を以て絶対独立自存の存在とし、一切の文化はこの個人の充実に存し、個人が一切価値の創造者・決定者であるとするところにある。従つて個人の主観的思考を重んじ、個人の脳裡に描くところの観念によつてのみ国家を考へ、諸般の制度を企画し、理論を構成せんとする。かくして作られた西洋の国家学説・政治思想は、多くは、国家を以て、個人を生み、個人を超えた主体的な存在とせず、個人の利益保護、幸福増進の手段と考へ、自由・平等・独立の個人を中心とする生活原理の表現となつた。従つて、恣な自由解放のみを求め、奉仕といふ道徳的自由を忘れた謬れる自由主義や民主主義が発生した。而してこの個人主義とこれに伴ふ抽象的思想の発展するところ、必然に具体的・歴史的な国家生活は抽象的論理の蔭に見失はれ、いづれの国家も国民も一様に国家一般乃至人間一般として考へられ、具体的な各国家及びその特性よりも、寧ろ世界一体の国際社会、世界全体に通ずる普遍的理論の如きものが重んぜられ、遂には国際法が国法よりも高次の規範であり、高き価値をもち、国法は寧ろこれに従属するものとするが如き誤つた考すら発生するに至るのである。 個人の自由なる営利活動の結果に対して、国家の繁栄を期待するところに、西洋に於ける近代自由主義経済の濫觴がある。西洋に発達した近代の産業組織が我が国に輸入せられた場合も、国利民福といふ精神が強く人心を支配してゐた間は、個人の溌剌たる自由活動は著しく国富の増進に寄与し得たのであるけれども、その後、個人主義・自由主義思想の普及と共に、漸く経済運営に於て利己主義が公然正当化せられるが如き傾向を馴致するに至つた。この傾向は貧富の懸隔の問題を発生せしめ、遂に階級的対立闘争の思想を生ぜしめる原因となつたが、更に共産主義の侵入するや、経済を以て政治・道徳その他百般の文化の根本と見ると共に、階級闘争を通じてのみ理想的社会を実現し得ると考ふるが如き妄想を生ぜしめた。利己主義や階級闘争が我が国体に反することは説くまでもない。皇運扶翼の精神の下に、国民各々が進んで生業に競ひ励み、各人の活動が統一せられ、秩序づけられるところに於てこそ、国利と民福とは一如となつて、健全なる国民経済が進展し得るのである。 教育についても亦同様である。明治維新以後、我が国は進歩した欧米諸国の教育を参酌して、教育制度・教授内容等の整備に努め、又自然科学はもとより精神諸科学の方面に於ても大いに西洋の学術を輸入し、以て我が国学問の進歩と国民教育の普及とを図つて来た。五箇条の御誓文を奉体して旧来の陋習を破り、智識を世界に求めた進取の精神は、この方面にも亦長足の進歩を促し、その成果は極めて大なるものがあつた。併しそれと同時に個人主義思想の浸潤によつて、学問も教育も動もすれば普遍的真理といふが如き、抽象的なもののみを目標として、理智のみの世界、歴史と具体的生活とを離れた世界に趨らんとし、智育も徳育も知らず識らず抽象化せられた人間の自由、個人の完成を目的とする傾向を生ずるに至つた。それと同時に又それらの学問・教育が、分化し専門化して漸く綜合統一を欠き、具体性を失ふに至つた。この傾向を是正するには、我が国教育の淵源たる国体の真義を明らかにし、個人主義思想と抽象的思考との清算に努力するの外はない。 かくの如く、教育・学問・政治・経済等の諸分野に亙つて浸潤してゐる西洋近代思想の帰するところは、結局個人主義である。而して個人主義文化が個人の価値を自覚せしめ、個人能力の発揚を促したことは、その功績といはねばならぬ。併しながら西洋の現実が示す如く、個人主義は、畢竟個人と個人、乃至は階級間の対立を惹起せしめ、国家生活・社会生活の中に幾多の問題と動揺とを醸成せしめる。今や西洋に於ても、個人主義を是正するため幾多の運動が現れてゐる。所謂市民的個人主義に対する階級的個人主義たる社会主義・共産主義もこれであり、又国家主養・民族主義たる最近の所謂ファッショ・ナチス等の思想・運動もこれである。 併し我が国に於て真に個人主義の齎した欠陥を是正し、その行詰りを打開するには、西洋の社会主義乃至抽象的全体主義等をそのまゝ輸入して、その思想・企画等を模倣せんとしたり、或は機械的に西洋文化を排除することを以てしては全く不可能である。 我等の使命 今や我が国民の使命は、国体を基として西洋文化を摂取醇化し、以て新しき日本文化を創造し、進んで世界文化の進展に貢献するにある。我が国は夙に支那・印度の文化を輸入し、而もよく独自な創造と発展とをなし遂げた。これ正に我が国体の深遠宏大の致すところであつて、これを承け継ぐ国民の歴史的使命はまことに重大である。現下国体明徴の声は極めて高いのであるが、それは必ず西洋の思想・文化の醇化を契機としてなさるべきであつて、これなくしては国体の明徴は現実と遊離する抽象的のものとなり易い。即ち西洋思想の摂取醇化と国体の明徴とは相離るべからざる関係にある。 世界文化に対する過去の日本人の態度は、自主的にして而も包容的であつた。我等が世界に貢献することは、たゞ日本人たるの道を弥々発揮することによつてのみなされる。国民は、国家の大本としての不易な国体と、古今に一貫し中外に施して悖らざる皇国の道とによつて、維れ新たなる日本を益々生成発展せしめ、以て弥々天壌無窮の皇運を扶翼し奉らねばならぬ。これ、我等国民の使命である。 ■4.『 臣民の道 』(昭和16年(1941年)8月、文部省教学局刊) ◆1.『臣民の道』全文URL http //binder.gozaru.jp/shinmin0.htm 『臣民の道(文部省教学局)』は、戦後まもなく発禁処分となった オリジナル版 の他に、2000年に左翼系の出版社から 復刻版 が刊行されている。復刻版の方は「国体、八紘一宇、報恩感謝。これが戦前の皇国史観教育です。是か、非か―ご自身の目と心で、ご判断下さい。」という内容解説が付されている。どちらもamazon出品の中古品で4,000~5,000円台と高額である。現在は『臣民の道』も ネット で全文を読むことができる。 ◆2.『臣民の道』の内容 第二次近衛政権の策定した基本国策要綱(1940.8)に基づき進められた東亜新秩序構想、さらに、 日独伊三国同盟(1940.9)結成・日本の枢軸国参加による日米開戦の接近を意識した総力戦体制の要請 に応える国民教化策の一環として文部省外局として設置の教学局が編纂した『臣民の道』は、『国体の本義』とは正反対に、 (1) 個人主義・自由主義・功利主義・唯物主義といった西洋思想のほぼ全面的な否定・拒絶 (2) 一方で、ナチズム/ファシズムへの共感表明 (3) アジア的普遍主義(汎アジア主義)の強調 (4) 英米を始めとする欧米支配の旧秩序の破壊と、日本など枢軸国の主導する新秩序の樹立 が強く謳われ、その実現のために (5) 天皇への絶対随順(「臣民の道」の実践) が要求される構成となっている。 ※サイズが合わない場合は こちら をクリック。 ◆3.『臣民の道』原文 ◇1.目次 序言 第一章 世界新秩序の建設 一、世界史の轉換 二、新秩序の建設 三、國防國家體制の確立 第二章 國體と臣民の道 一、國體 二、臣民の道 三、祖先の遺風 第三章 臣民の道の實踐 一、皇國臣民としての修練 二、國民生活 結語 ◇2.序言 ↓本文はここをクリックして表示 +... 皇國臣民の道は、國體に淵源し、天壤無窮の皇運を扶翼し奉るにある。それは抽象的規範にあらずして、歴史的なる日常實踐の道であり、國民のあらゆる生活・活動は、すべてこれ偏に皇基を振起し奉ることに歸するのである。 顧みれば明治維新以來、我が國は廣く知識を世界に求め、よく國運進展の根基に培つて來たのであるが、歐米文化の流入に伴なひ、個人主義・自由主義・功利主義・唯物主義等の影響を受け、ややもすれば我が古來の國風に悖り、父祖傳來の美風を損なふの弊を免れ得なかつた。滿洲事變發生し、更に支那事變起こるに及んで、國民精神は次第に昂揚して來つたが、なお未だ國民生活の全般に亙つて、國體の本義、皇國臣民としての自覺が徹底してゐるとはいひ難きものがある。ともすれば、國體の尊厳を知りながらそれが單なる觀念に止まり、生活の實際に具現せられざるものあるは深く憂ふべきである。かくては、我が國民生活の各般に於いて根強く浸潤せる歐米思想の弊を芟除し、眞に皇運扶翼の擧國體制を確立して、曠古の大業の完遂を期することは困難である。ここに於いて、自我功利の思想を排し、國家奉仕を第一義とする皇國臣民の道を昂揚實踐することこそ、當面の急務であるといはねばならぬ。 ◇3.第一章 世界新秩序の建設 ▲1.世界史の転換 ↓本文はここをクリックして表示 +... 近世初期以來數百年に亙つて、世界人類を個人主義・自由主義・唯物主義等の支配下に置いた舊秩序は、いまや崩壞の一途を辿り、未曾有の世界的變動の中に、新秩序の建設は刻々に進行してゐる。この世界新秩序の意義を明確にするためには、先ず世界近世史に就いてその大要を瞥見しなければならぬ。 近世史は一言にしていへば、歐洲に於ける統一國家の形成と、これらの間に於ける植民地獲得のための爭覇戰との展開である。即ち近世初期にアメリカ大陸が發見せられ、それに引き續いて歐洲諸國民は支那・インド等の遥かなる東亞の地へも、大洋の波を凌いで盛んに來航することとなつた。而してその全世界への進出は、やがて政治的・經濟的・文化的に世界を支配する端緒となり、彼らは世界をさながら自己のものの如く見なし、傍若無人の行動を當然のことのやうに考へるに至つた。 この侵略を歐洲以外の諸國はただ深い眠りの中に迎へた。南北アメリカもアフリカも、オーストラリヤも印度も、武力を背景とする強壓と、宗敎を手段とする巧妙なる政策とによつて、瞬く間に彼らの手中に歸した。阿片戰爭によつてその弱體を暴露した支那もまた、忽ちにして彼らの蠶食の地と化するに及んだ。我が國は、室町時代末より安土桃山時代にかけて、先ずポルトガル・イスパニア等の來航に接し、後に鎖國政策によつて一時の静安を得たけれども、幕末に至りイギリス・フランス・アメリカ・ロシヤ等の來航漸く繁きに會し、神洲の地もまた安からざるものがあつた。 元來歐洲諸國民の世界進出は冒險的興味の伴つたものであつたとはいへ、主として飽くなき物質的欲望に導かれたものである。彼らは先住民を殺戮し、或ひはこれを奴隷とし、その地を奪つて植民地となし、天與の資源は擧げて本國に持ち返り、或ひは交易によつて巨利を博した。されば彼らの侵略は世界の至る所に於いて天人共に許さざる暴擧を敢へてし、悲慘事を繰り返したのである。アメリカ-インディアンはいかなる取り扱ひを受けたか。アフリカの黒人は如何。彼らは白人の奴隷として狩り集められ、アメリカ大陸に於いて牛馬同様の勞役に從事せしめられたのである。このことは大東亞共榮圏内に於ける諸地方の被征服過程と現状とに就いて見ても、思い半ばに過ぎざるものがあらう。而して西暦十八世紀末より十九世紀にかけての歐洲に於ける産業革命は、彼等の世界支配の勢いを劃期的に飛躍せしめたことはいふまでもない。機械の發明による工業の發達は、夥しい原料を要求すると共に、その莫大な製品を売り捌く海外市場を必要とした。彼らは愈々盛んに原料の獲得と製品のはけ口とを植民地に求めた。やがて勢いの趨くところ、彼ら同志の間に熾烈なる植民地爭奪や貿易競爭が起こり、かくして弱肉強食の戰いを繰り返したのである。近世に於けるイスパニヤ・ポルトガル・オランダ・イギリス・フランス等の間の戰爭や勢力消長史は、海外侵略と密接な關係のないものはない。かかる弱肉強食的世界情勢の形成は、やがてその矛盾を擴大し、ついに西暦1914年の世界大戰の勃興を見ることとなつた。 世界大戰は、獨佛間の歴史的仇敵關係も與つてはいるが、主として英獨の制海權の爭奪、經濟制覇の鬪爭がその原因となつてゐる。而して戰爭の結果戰敗國ドイツは徹底的重壓を加へられて滅亡の淵に逐はれ、英佛米の獨占的世界支配が愈々強化せられた。民族自決の美名の下に弱小國家が戰後の歐洲地圖を彩つたけれども、それ等は要するに英佛米の世界制覇の堡壘たる役割りを擔ふものであつた。所謂正義人道はただ彼等の利己的立場を正當化する手段に過ぎなかつたのである。 近世初期以來西洋文明の基調をなした思想は、個人主義・自由主義・唯物主義等である。この思想は弱肉強食の正當視、享樂的欲望の際限なき助長、高度物質生活の追及となり、植民地獲得及び貿易競爭を愈々刺戟し、これが因となり果となつて世界を修羅道に陥れ、世界大戰といふ自壞作用となつて現れたのである。されば大戰後彼等の間からも西洋文明沒落の叫びが起こつたのは、當然のことといはねばならぬ。英佛米等があらゆる手段方法を講じて現状維持に狂奔し、また共産主義の如き徹底的なる唯物主義に立脚して階級鬪爭による社會革命を企圖する運動が熾烈となつた一方では、ナチス主義・ファッショ主義の勃興を見るに至つた。この獨伊に於ける新しい民族主義・全體主義の原理は、個人主義・自由主義等の幣を打開し匡救せんとしたものである。而して共に東洋文化・東洋精神に對して多大の關心を示してゐることは、西洋文明の將來、ひいては新文化創造の動向を示唆するものとして注目すべきことである。 かくて世界史の轉換は舊秩序世界の崩壞を必然の歸趨たらしむるに至つた。ここに我が國は道義による世界新秩序の建設の端を開いたのである。 ▲2.新秩序の建設 ↓本文はここをクリックして表示 +... 滿洲事變は、久しく抑壓せられていた我が國家的生命の激發である。この事變を契機として、我が國は列強監視の中に、道義的世界の創造。新秩序建設の第一歩を踏み出した。蓋しこれ悠遠にして崇高なる我が肇國の精神の顯現であり、世界史的使命に基づく國家的生命の已むに已まれぬ發動であつた。 我が國の地位は明治三十七八年戰役によつて一躍世界的となつた。この戰役は、ロシヤの東亞進攻態勢によつて獨立を脅威せられた我が國が、擧國一致、眞に國運を賭して立つた自衛のための戰いであつたが、その世界史的意義は極めて重大であつた。即ち歐洲の大強國帝政ロシヤが東洋支配の最後の一線に於いて、渺たる東海の一島國とのみ見られていた日本のために、圖らずも手強い反撃に遭い、歐米勢力の世界支配の體制はここに一轉するの兆しを示すに至つた。而して我が國の勝利は、全世界の耳目を慫動し、ひいては歐米の勢力下に慴伏を餘儀なくせられていた亞細亞諸國の覺醒を促し、獨立運動の氣運を喚起することとなつた。かくて印度をはじめ、トルコ・アラビヤ・泰・安南その他の諸國は歐米の羈絆を脱せんとの希望に燃え、支那の新しい民族運動にも強い刺戟となつた。かかる澎湃たる亞細亞の覺醒の氣運の中に我が國民は東亞の安定を確保することが日本の使命であり、東亞諸地方を解放することは、懸かつて日本の努力にあることを痛切に自覺したのである。 我が國は明治維新以來、開國進取の國是の下に鋭意西洋文物の摂取に努めその間多少の波瀾があつたとはいへ、よくこれ等の長を採つて國運進展の根基に培い、營々として國力充實に邁進して來たのである。殊に明治二十七八年竝びに三十七八年戰役に於いて國威を海外に宣揚し、更に世界大戰を經て世界の強大國に躍進した。諸般の文物制度は顯著なる發達を遂げ、敎育の普及、學術の進歩、産業の發達、國防の充實等、あらゆる方面に於いてその面目を一新し、ここに我が國は名實共に東亞の安定勢力たるの地位を確立するに至つた。 かかる我が國運の隆々たる發展伸張は、東亞の天地を併呑せんとする歐米諸國をして深く嫉視せしめ、その對策として彼等は、我が國に對して或ひは經濟的壓迫を加へ、或ひは思想的攪亂を企て、或ひは外交的孤立を策し、以つて我が國力の伸張を挫かんとした。このことは同時に東亞をしてその自主性を喪失せしめ、永遠に彼等の傀儡たらしめんとするものに外ならない。 世界大戰の歸結たる所謂ベルサイユ體制は、戰敗國ドイツに徹底的重壓を加へると共に、英佛米による世界支配を強化せんとするものであつたといふことが出來る。而してベルサイユ條約成立後、國際聯盟を中心とする彼等の對日攻勢は愈々執拗となり、大正十年より翌十一年に亙るワシントン會議に於いては、國運の進展に必須の推進力たる軍備の削減を意圖して、主力艦の噸數に於ける比率を定めることによつて、我が海軍力に對する彼等の優位を確保せんとした。それのみならず、四國條約によつて太平洋上の島嶼の安全保障に名を藉りて我が國防を脅かし、また九國條約によつて支那に對する彼等の權益を擁護し、かつ我が大陸への發展を妨げんと企てた。彼らはこれに飽くことなく、更に昭和五年のロンドン會議に於いては補助艦艇の比率をも制限し、我が海軍力を英米に對して絶對的劣位に釘付けせんとした。これ我が國が東亞勃興の推進力としての地位に躍進するを阻まんとせるものに外ならない。またこれに前後してアメリカは、我が海外移民の入國を制限または禁止する等の處置に出でた。かく諸方面に於いて、我が國の發展を阻止せんとする策謀が續けられたのである。 かかる太平洋を周る諸情勢の逼迫につれて、東亞に於ける我が國の立場も急迫せる事態に直面することとなつた。即ち支那は歐米諸國の對日壓迫の勢いを利用してその經濟的支援を得、またソ聯との接近を圖り、かつ我が國力を過小に評価して日本與し易しとなし、同胞の血と肉とによつて確立せられた滿洲に於ける地位を蹂躙して、我が生命線を脅かすに至つた。かくて昭和六年九月、滿洲事變の勃發をみたのである。 世界史は滿洲事變を以つて新しき頁を書き始められた。世界の視聴は東洋の一角に集まり、英米勢力を中心とする國際聯盟はあらゆる手段を弄して妨害に乘り出した。併しながら我が國の堅き決意は、滿蒙三千萬民衆の運命を擔つて事變の完遂に邁進し、昭和七年には滿洲國の輝かしい誕生となつたのである。而して滿洲國は王道樂土・民族協和を理想として逐年迅速かつ健全に生長を續け、日滿一體の實愈々鞏固なるものがある。 多民族の搾取と犧牲とによつてその繁榮を續けんとする歐米諸國は、滿洲建國によつて大な脅威を感じ、國際聯盟を利用して飽くまで我が國に不當の制裁を加へんと狂奔した。所謂リットン報告書は専らそのための準備であり、聯盟は道義的世界を顯現せんとする我が意圖を蹂躙せんとした。ここに於いて我が國は遂に意を決し、昭和八年三月、國際聯盟を脱退するに至つたのである。國際聯盟脱退に關する詔書には、 今次滿洲國ノ新興ニ當リ帝國ハ其ノ獨立ヲ尊重シ健全ナル發達ヲ促スヲ以テ東亞ノ禍根ヲ除キ世界ノ平和ヲ保ツノ基ナリト為ス然ルニ不幸ニシテ聯盟ノ所見之ト背馳スルモノアリ朕乃チ政府ヲシテ慎重審議遂ニ聯盟ヲ離脱スルノ措置ヲ採ラシムルニ至レリ と仰せられてある。國際聯盟は畢竟名を世界の公論に藉りて、英佛等の世界大戰によつて獲得せる利權を護り、その現状を維持せんとする機關に堕し了はつたのである。我が國はかかる桎梏を敢然として摧破した。而も我が國の決意と武威とは、彼等をして何らの制裁にも出づること能はざらしめた。我が國が脱退するや、聯盟の正體は世界に暴露せられ、ドイツも同年秋に我が跡を追うて脱退し、後れてイタリヤもまたエチオピヤ問題に機を捉らへて脱退の通告を發し、國際聯盟は全く虚名のものとなつた。かくして我が國は昭和六年の秋以來、世界維新の陣頭に巨歩を進め來つてゐる。 我が國は滿洲國と協力して日滿一體の實を擧げてゐるが、東亞全般の新秩序を建設するには、支那との心からなる提携協力を必要とする。蓋し日滿支が一體となつてこの理想の實現に邁往してこそ、東洋の平和は確立せられ、ひいては世界の平和にも寄與し得るのである。北清事變以來擡頭し來つた支那の民族運動は、明治三十七八年戰役以來の我が國の目覺しき躍進に刺戟せられて急激に高まつたが、それは歐米の搾取と暴壓との桎梏を打破し、半植民地的地位を脱出して、大東亞共榮圏の一翼としての新しき支那の建設に向かふべきであつた。然るにその運動は、日支提携による東亞の自主的確立を欲せざる歐米諸國竝びにコミンテルンの畫策に乘ぜられ、却つてこれ等勢力に依存することとなり了はつた。かくして不幸にも根本方針を誤つた一部指導者は、抗日救國の名の下に一般民衆に對して多年に亙り執拗に抗日敎育を施し、ここに排日侮日の風潮は全支に瀰漫し、滿洲事變を經て日支の國交は愈々危機に瀕するに至つた。 昭和十二年七月、蘆溝橋に發した日支衝突事件に際しては、我が國は東亞の安寧のため、現地解決、不擴大方針を以つて臨み、隠忍自重して彼の反省を待つたのである。然るに支那は飽くまで我が實力を過小に評価し、背後の勢力を恃みとして、遂に全面的衝突にまで導いた。かくて硝煙は大陸の野を蔽い、亞細亞にとつて悲しむべき事態が展開せられるに至つたのであるが、事ここに及んでは我が國は事變の徹底的解決を期し、新東亞建設の上に課せられた嚴肅なる皇國の使命の達成に一路邁進しなければならぬ。天皇陛下には、ここに深く御軫念あらせられ、支那事變一周年に當たり下賜せられたる勅語に、 惟フニ今ニシテ積年ノ禍根ヲ斷ツニ非ズムバ東亞ノ安定永久ニ得テ望ムベカラザル日支ノ提攜ヲ堅クシ以テ共榮ノ實ヲ擧グルハ是レ洵ニ世界平和ノ確立ニ寄與スル所以ナリ と昭示し給ひ、國民の向かふべきところを諭し給ふた。まことに支那事變の目的は支那の蒙を啓き、日支の提携を堅くし、共存共榮の實を擧げ、以つて東亞の新秩序を建設し、世界平和の確立に寄與せんとするにある。 事變始まつて既に五星霜、御稜威の下この大なる使命を負うて、忠勇なる皇軍將兵は、嚴寒を冒し、酷熱を凌ぎ、陸に海に空に奮戰力鬪して赫々たる武勲を輝かし、また銃後の國民は擧國一體よく奉公のまことを致してゐるのである。而して支那には既に新政權確立し、新しき支那の建設は漸くその緒に就いた。即ち昭和十五年十一月、南京の國民政府との間に日華基本條約竝びに附屬議定書の正式調印を見た。これによれば兩國政府は、「兩國相互ニ其ノ本然ノ特質ヲ尊重シ東亞ニ於テ道義ニ基ク新秩序ヲ建設スルノ共同ノ理想ノ下ニ善隣トシテ緊密ニ相提携シ以テ東亞ニ於ケル恆久的平和ヲ確立シ之ヲ核心トシテ世界全般ノ平和ニ貢獻センコトヲ希望」するものであり、これがために兩國は政治・外交・敎育・宣傳・交易等諸般に亙り相互に兩國間の好誼を破壞するが如き措置及び原因を撤廢し、かつ將來もこれを禁絶すると共に、政治・經濟・文化等各般於いて互助敦睦の手段を講ずべき旨を協定したのである。同時にまた日滿華三國共同宣言が發表せられ、相互の主權及び領土の尊重、互惠を基調とする三國間の一般提携、特に善隣友好・共同防共・經濟提携の實を擧げること、及びそのために必要なる一切の手段を講ずること等が宣言せられた。 これより前、昭和十五年九月、日獨伊三國の間に條約が締結せられるに當り、天皇陛下には詔書を渙發あらせられ、 大義ヲ八紘ニ宣揚シ坤輿ヲ一宇タラシムルハ實ニ皇祖皇宗ノ大訓ニシテ朕ガ夙夜眷々措カザル所ナリ而シテ今ヤ世局ハ其ノ騒亂底止スル所ヲ知ラズ人類ノ蒙ルベキ禍患亦將ニ測ルベカラザルモノアラントス朕ハ禍亂の戡定平和ノ克復ノ一日モ速カナランコトニ軫念極メテ切ナリ乃チ政府ニ命ジテ帝國ト其ノ意圖ヲ同ジクスル獨伊兩國トノ提攜協力ヲ議セシメ茲ニ三國間ニ於ケル條約ノ成立ヲ見タルハ朕ノ深く懌ブ所ナリ惟フニ萬邦ヲシテ各々其ノ所ヲ得シメ兆民ヲシテ悉ク其ノ堵ニ安ンゼシムルハ曠古ノ大業ニシテ前途甚ダ遼遠ナリ爾臣民益々國體ノ觀念ヲ明徴ニシ深ク謀リ遠ク慮リ協心戮力非常ノ時局ヲ克服シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼セヨ と宣はせられた。日本の世界史的使命は實にこの聖旨に拜して昭らかである。而してこの條約の根本精神は、その前文の冒頭に見る如く、萬邦をして各々その所を得しむるを以つて恆久平和の先決條件とするところにある。ここに我が國の東亞に於ける指導的地位は愈々不拔のものとなり、八紘を掩いて宇となす我が肇國の精神こそ、世界新秩序建設の基本理念たるべきことが愈々明確になつたのである。 支那事變は、これを世界史的に見れば、我が國による道義的世界建設の途上に於ける一段階である。世界永遠の平和を確保すべき新秩序の建設は、支那事變の處理を一階梯として達成せられる。從つて、支那事變は、蒋介石政權の打倒を以つて終はるべきものではない。我が國としては、支那を誤らしめた東亞に於ける歐米勢力の禍根を芟除し、大東亞共榮圏の一環としての新しき支那の建設に協力し、東亞竝びに世界が道義的に一つに結ばれるまでは、堅忍不拔の努力を必要とする。日獨伊三國條約の締結も、世界平和の克服を目的とするものに外ならない。この意味に於いて、我が國は二重三重の責務を世界に對して負うてゐるのである。即ち政治的には歐米の東洋侵略によつて植民地化せられた大東亞共榮圏内の諸地方を助けて、彼等の支配より脱却せしめ、經濟的には歐米の搾取を根絶して、共存共榮の圓滑なる自給自足經濟體制を確立し、文化的には歐米文化への追隨を改めて東洋文化を興隆し、正しき世界文化の創造に貢獻しなければならぬ。東洋は既に數百年に亙つて破壞せられて來た。その復興が既に容易の業ではない。更に新秩序を確立し新文化を創造するには、非常の困難が伴ふことは必然である。この困難を克服してこそ、眞に萬邦協和し、萬民各々その所を得るに至るべき道義的世界の確立に寄與し得る。まことに國史を一貫して具現せられ來つた肇國の精神は、さきに滿洲事變、更にまた支那事變を契機として世界史轉換の上に大なる展開を示すに至つたのである。 ▲3.国防国家体制の確立 ↓本文はここをクリックして表示 +... 世界新秩序の建設は、漸くその第一歩を踏み出したのみである。現状維持の自由主義的民主主義國家の一群は、これに對して相結んで必死の妨害を試みてをり、またその諸植民地は、彼等の術策により未だ歐米依存の迷夢から醒めきれぬ。まことに大業の前途はなお遼遠であつて、その行路は決して坦々たるものではない。あまねく世界人類をその堵に安んぜしめんとする我が國の責務は、尋常一様の覺悟を以つてしては到底果たすことが出來ぬ。この難局を突破するためには、國内の諸組織や機構も速やかに更新強化せられねばならない。これ國内新體制の確立が要望せられる所以である。 我が國は、近くは明治維新に際し擧國一致の體制を整へて外敵の侵攻を斥け、爾來國力を充實して富國強兵の實を擧げ、明治二十七八年竝びに三十七八年戰役の國難をも克服することが出來た。併しながら明治以來歐米文物の輸入に急なる餘り、ややもすれば本を忘れて末に趨り、我が古來の國風に悖るが如き餘弊を胎すに至つた。かくて明治三十七八年戰役は一般民心の弛緩を來たし、殊に世界大戰は未曾有の好景氣を齎して軽佻奢侈の風が瀰漫し、個人主義・自由主義・功利主義等の病弊が顯著となり、この間隙に乘じて赤化思想の流入もあり、時に我が國體の本義、肇國の精神を没却するものも出づるに至つた。綱紀の弛緩、思想の動搖、國防の輕視等、各方面に憂ふべき状態を呈したのである。偶々大正十二年九月、關東大地震が起こつたが、この災害も國民の反省と戒愼とを促すには足らなかつた。この時、國民精神作興に關する勅語を下賜あらせられた聖慮の程、ただただ恐懼に堪へぬ次第である。日本精神に還れとの痛烈なる叫びが國民の間から起こり來つたのは恰もこの頃からである。 やがて滿洲事變が勃發し、一般國民も緊迫せる四圍の情勢に目覺めて來た。更に支那事變の發生を見るに及び、國内體制も時局の推移に伴つて漸次革新せられ來つたのである。併しながら國民各層に深く浸潤せる弊習は俄かに拂拭すべからざるものがあり、事變初期に於いては國民の多くはかくまで大規模の戰ひなるとは考へず、まして世界史的意義に就いては認識を欠くものが少なくなかつた。然れども時局の進展は、我が國の使命の重大なるを明瞭ならしむると共に、國民を擧げて一國の偸安をも許さざる未曾有の難局に直面せるを覺らしむるに至つたのである。今後如何なる事態が發生するにしても、これに對し擧國一體となつて敢然その難に當るべき十分の覺悟と萬全の準備とを整へ、いかなる試煉にも堪へて飽くまで不動の國是の貫徹に邁進しなければならぬ。即ち政治・經濟・分化・敎育等國民生活のあらゆる領域に亙り、眞に擧國一致の體制を確立するすることこそ國家の焦眉の急務である。 凡そ國防は國家の存立上必須の要件である。國防なき國家の如きは空想の世界のことに屬する。國防の完全なると否とは實に國家存亡の岐かれるところであり、これを忘れて國家の生成發展は到底望むべくもない。されば新體制確立の具體的目標は、高度國防國家體制の整備にあり、國家總力戰體制の強化にある。 もと國防は武力戰に對する軍備を意味してゐた。少なくとも世界大戰に至るまでは、各國共にこの古い國防觀念に立脚して、軍備の充實を以つて直ちに國防の強化と考へ、戰爭は武力戰に終始したのである。然るに世界大戰が進行するに從つて兵器・弾藥・軍需資材等の甚だしき消耗は國内生産力の擴充を促して、戰線と銃後とが緊密に結合すると共に、外交戰・經濟戰・思想戰・科學戰等が武力戰と一體となり、あらゆる國家活動が直接戰爭に參加することとなつた。かくて戰爭は國家總力戰であり、戰線と銃後との別なく、國民全部が戰爭に從事してゐることを如實に感ぜしめたのである。總力戰體制に立脚するにあらざれば眞の勝利を獲ることは出來ない。たとひ武力戰に勝を制するとも經濟戰・思想戰等に敗北するならば、結局戰敗の苦汁を嘗めなければならぬ。その好例はこれを世界大戰に於けるドイツに見るのである。 戰爭の本質が武力戰から總力戰へと變化し來たるに伴ない、戰時と平時との境も明らかでなくなつた。世界が平和を謳歌してゐる時にも、その背後には各國の間に經濟戰・思想戰等熾烈なる鬪爭が續けられてゐる。平常より國家國民の總力が國家目的に集結統合せられ、最高度の機能を發揮し得るが如くに組織運營せられてゐるのでなければ、弋を執らずして既に敗退してゐるのである。若し國家の諸機構が支離滅裂となり、政治的には黨派が互ひに相剋對立し、經濟的にはその運營が個人の恣意と自由競爭とに放任せられて國家目的から遠ざかり、文化的にも學術・芸能・諸施設等がほとんど國家に貢獻するところなく更に國體に背き國民の志氣を頽廢せしめるが如き思想の横行するままに委ねられてゐるならば、國家とは名のみである。今次のドイツの目覺しき活躍は、決して高度性能の機械化軍備の威力のみよるものではない。平時にあつてそれを支へ、それを動かしてゐる旺盛なる國民精神と國民の熱烈なる國防への協力との賜なのである。換言すれば、よく擧國一致して國内諸般の體制を統一的に組織運營し、平時戰時を一貫して總力戰體制を充實し來つたによるものである。 今次歐洲大戰以來列強は競つて總力戰體制を採り、その強化に努めてゐる。英米等の民主主義國家も高度國防國家體制の整備を急いでいる。我が國は大東亞共榮圏の指導者として、また根本的には世界を道義的に再建すべき使命に鑑み、速やかに總力戰體制を完備し、以つて我が國是の遂行に邁進しなければならぬ。紀元二千六百年の紀元の佳節に當たり發せられた詔書には、 爾臣民宜シク思ヲ神武天皇ノ創業ニ聘セ皇國の宏遠ニシテ皇謨ノ雄深ナルヲ念ヒ和衷戮力益々國體ノ精華ヲ發揮シ以テ時難ノ克服ヲ致シ以テ國威ノ昂揚ニ勗メ祖宗ノ神靈ニ對ヘンコトヲ期スベシ と諭し給ふてゐる。而して我が國の總力戰體制強化の目的は、偏に皇運を扶翼し奉るところにあり、それは全國民がその分に応じ各々臣民の道を實踐することによつて達せられる。ソ聯は共産主義による世界制覇を目的とし、階級的獨裁による強權の行使を手段としてゐる。ドイツは血と土との民族主義原理に立つて、アングロ-サクソンの世界支配、ドイツ壓迫の現状を打破し、民族生存權の主張に重點をおき、そのためにナチス黨の獨裁に對する國民の信頼と服從とを徹底せしめ、全體主義を採用してゐるのである。イタリヤは大ローマ帝國の再現を理想とし、方法に於いてはドイツと異なるところなく、ファッショ黨の獨裁的全體主義に立脚してゐる。これ等に對し我が國は肇國以來、萬世一系の天皇の御統治の下に、皇恩は萬民に洽く、眞に一國一家の大和の中に生成發展を遂げて來たのであり、政治・經濟・文化・軍事その他百般の機構は如何に分化しても、すべては天皇に歸一し、御稜威によつて生かされ來つたのである。我が國家の理想は八紘を掩いて宇となす肇國の精神の世界的顯現にある。我が國の如く崇高なる世界史的使命を擔つてゐる國はない。されば新體制を樹立し國防國家體制を確立するといふも、一に我が國體の本義に基づき、固有の國家體制を生かして萬民輔翼の我が國本然の姿に還り、以つて我が國力の運用を萬全ならしめ、その總力の發揮に遺憾なきを期することに外ならぬ。もとより制度や組織・方法・技術等は虚心坦懷に他の長を採るとしても、核心は飽くまで本來の面目に反省し、その發揚に努るにある。 ◇4.第二章 国体と臣民の道 ▲1.国体 ※省略 ▲2.臣民の道 ※省略 ▲3.祖先の遺風 ※省略 ◇5.第三章 臣民の道の実践 ▲1.皇国臣民としての修練 ※省略 ▲2.国民生活 ※省略 ◇6.結語 ↓本文はここをクリックして表示 +... 世界の歴史は變轉して止むことなく、諸國家の隆替興亡は常なき有様である。ひとり我が國のみ、肇國以來萬世一系の天皇の御稜威の下、臣民はよく忠によく孝に奉公のまことを致し、ひたすら發展を續け隆昌を重ねて今日に及んだ。而して今や我が國は、世界史上空前の深刻激烈なる動亂の間に處して未曾有の大業を完遂すべき秋に際會してゐる。まこと支那事變こそは、我が肇國の理想を東亞に布き、進んでこれを四海に普くせんとする聖業であり、一億國民の責務は實に尋常一様のものではない。即ちよく皇國の使命を達成し、新秩序を確立するは前途なほ遼遠といふべく、今後更に幾多の障碍に遭遇することあるべきは、もとより覺悟せねばならぬ。 今こそ我等皇國臣民は、よろしく國體の本義に徹し、自我功利の思想を排し、國家奉仕を第一義とする國民道德を振起し、よく世界の情勢を洞察し、不撓不屈、堅忍持久の確固たる決意を持して臣民の道を實踐し、以つて光輝ある皇國日本の赫奕たる大義を世界に光被せしめなければならぬ。 ■5.小まとめ 以上から、昭和10年代に文部省から刊行された2冊の公定「国体」解説書の比較を通して、当時の日本を巡る2つの思想潮流(日本主義とアジア主義)の対応関係、時期による両者の政治的な優劣関係をまとめる方向に進めればよいと考える。 また、『国体の本義』の内容の読解を糸口として、戦前の日本に存在した「日本型保守主義」の中核的内実を見出し得ると考える。 ◆1.『国体の本義』と『臣民の道』の内容の異同(再掲) ※サイズが合わない場合は こちら をクリック ◆2.日本主義とアジア主義 ◇1.現在流通している「日本主義」の説明と、『国体の本義』 【日本主義】 にほん・しゅぎ(ブリタニカ国際大百科事典) 明治から第二次世界大戦敗戦まで における 欧化主義・民主主義・社会主義などに反対 し、 日本古来の伝統や国粋を擁護しようとした思想や運動 をいう。一定の思想体系をなしていたとはいえず、論者により内容が相違する。明治 の支配層が推し進めた 欧化主義への反発 として三宅雪嶺や高山樗牛らによって唱えられ、政治的には 欧米協調主義への反対、国権や対外的強硬策の強調 となって現れた。大正や昭和 になって日本の資本主義の高度化が階級対立を激化させ、 社会主義やマルクス主義が流入 すると、これら諸思想の 対抗イデオロギー として機能し、 天皇を中心とする皇道や国体思想を強調 した。(cf.神国思想) ◎補足説明 「日本主義」という用語は、上記の説明の様に、先ず ① 明治期の国粋主義・ナショナリズム的思想傾向(明治期の日本主義)と、 ② 昭和初期の社会主義・マルクス主義等への対抗思想(昭和期の日本主義) の時期的に異なる二つのケースを区別しなければならない。 更に、昭和初期には、「日本主義」という言葉が、現在の「民主主義」「自由主義」「保守主義」などの言葉のように通俗化してしまって、 ただ単に日本の文化や歴史を誉めそやしたり、他国・他民族に対する優位性を主張したりする傾向 をも、幅広く「日本主義」と呼び習わしていたので、例えば大川周明など明らかなアジア主義者も、日本を賞賛していることから、やはり「日本主義者」に数える場合がある。 しかし、本ページで用いる「日本主義」は、その意味をもっと狭く 「日本を、支那など東アジア諸文明とは別個の、一国一文明の国・民族と考え、その独自性を重視する立場」 と捉えている。 つまり「アジア主義」と対比される意味での、「純正-日本主義」である。 『国体の本義』は、?昭和初期の社会主義・マルクス主義等への対抗思想(昭和期の日本主義)、として文部省によって編纂・刊行された「純正-日本主義」の立場に立つ公定「国体」解説書である。 ◇2.現在流通している「アジア主義」の説明と、『臣民の道』 【大アジア主義】だい・アジア・しゅぎ Pan-Asianism (ブリタニカ国際大百科事典) 欧米列強のアジア侵略に抵抗するため、アジア諸民族は日本を盟主として団結すべきであるという考え方。明治初期以来、種々の視角から展開された。植木枝盛は自由平等の原理に基づきアジア諸民族が全く平等な立場で連帯すべきことを説き、樽井藤吉や大井健太郎は、アジア諸国が欧米列強に対抗するために連合する必要があり、日本はアジア諸国の民主化を援助すべき使命があると説いた。明治20年代になると、大アジア主義は明治政府の大陸侵略政策を隠蔽する役割をもつようになった。1901年に設立された黒龍会の綱領にもみられるように、その後の大アジア主義は天皇主義とともに、多くの右翼団体の主要なスローガンとされ、これに基づいて満蒙獲得を企図する政府・軍部の政策が推進された。日本人の大アジア主義的発想は、第二次世界大戦前・戦中の「大東亜共栄圏」構想を支えた。 【大東亜共栄圏】だい・とうあ・きょうえい・けん(ブリタニカ国際大百科事典) 第二次世界大戦を背景に1940年第二次近衛内閣以降45年敗戦まで唱えられた日本の対アジア政策構想。その建設は「大東亜戦争」の目的とされた。東条英機の表現によれば、大東亜共栄圏建設の根本方針は、「帝国を核心とする道義に基づく共存共栄の秩序を確立」しようとすることにあった。しかし実際は、東アジアにおける日本の軍事的・政治的・経済的支配の正当化を試みたものに他ならなかったといえる。第一次近衛内閣当時の「東亜新秩序」は日本・満州・中国を含むものに過ぎなかったが、南進論が強まるにつれて、インド・オセアニアにいたる大東亜共栄圏構想に拡大された。大東亜省の設置と大東亜会議の開催は、このような方針の具体化に他ならない。 ◎補足説明 「アジア主義」・「大アジア主義」という用語も、また意味が広いが、 本ページでは、これを、Pan-Asianism(汎アジア主義)つまり、 アジア全般あるいは東アジア(インド文明圏を含むか否かで更に分かれる)地域を、西洋文明と根本的に対立する地域・文明圏(東洋文明)と一括して捉え、アジア(あるいは東アジア)の諸民族は、日本を盟主として団結し、欧米列強の植民地支配を打倒せよ、と呼びかける政治的・思想的立場 と捉えている。 こうした立場は、幕末期の攘夷運動に既にその萌芽が見られ、明治期の西郷隆盛の征韓論(西郷の持論は、韓国・支那と盟約を結んで欧米列強を排除することにあったが、それが歪曲されて韓国侵略を目的とする「征韓論」と呼ばれ続けている)、その影響を受けた頭山満・内田良平ら在野右翼による辛亥革命への援助、更に昭和期に入って、大川周明の東西文明対抗史観に基づく『大日本二千六百年史』その他の著書の刊行などによって民間に広く流布していたが、英米との協調を重視する政界・経済界の中枢からは警戒されていた。 しかし、1930年代の不況と世界経済のブロック化の進展に押された石原莞爾の満州国建設、さらに近衛政権下で勃発した支那事変の泥沼化によって、日本が東アジアへの軍事的関与から抜け出せなくなり、支那を援助する英米との戦争が避け難くなった状況下で、日本の戦争目的を肯定するイデオロギーとして、遂にこの「汎アジア主義」が日本政府によって援用されるに至った。 『臣民の道』は、そうした日本の戦争目的を肯定し、来るべき英米との総力戦への国民の参加・動員を求めた政治的パンフレットである。 ◇3.保守思想・革新思想との関係 下図に示す様に、日本主義は保守主義思想と、またアジア主義は革新主義思想と各々親和性が高いと思われる。(なお図の説明は、保守主義とは何か を参照) ※サイズが合わない場合は こちら をクリック ■6.参考図書 ◆1.『国体の本義』を理解するための図書 佐藤優氏著 『日本国家の真髄』 (月刊誌『正論』に2008年10月~2009年9月まで掲載分を単行本化)佐藤優氏に関しては、産経新聞出版の『正論』から、新左翼の『情況』まで幅広く執筆活動を行っており、右派系雑誌では「大東亜戦争」、左派系雑誌では「太平洋戦争」などと左右の読者で巧みに用語や説明を使い分ける器用さが気になるが、大変に博識であり、かつ愛国的な人物であることは間違いないと思う。ただ、私見では、佐藤氏は元々の左翼思想(マルクス主義への強い関心と共鳴)から外務省時代に次第にナショナリズムに目覚めて、所謂「両翼(nationalism + socialism = national socialism すなわち国民社会主義)」的な立場に発展したタイプと思われ、それが大川周明や北一輝に対する佐藤氏の肯定的評価に反映されていると思う。しかし、保守主義とは、「両翼(右翼+左翼の融合形)」では決してないのであり、その点は確りと留意すべきだと考える。(参考)保守主義とは何か予め指摘しておくと、上記のように日本主義かアジア主義か、という観点から見ると、大川周明への強い共鳴に端的に現れるように佐藤優氏は国家改造主義者であり、戦前の革新右翼(アジア主義者)に近く、それゆえに若干奇妙な解釈が入る場合もある(例えば『国体の本義』は「君民共治」を明文でもって否認しているにも関わらず、佐藤氏は日本国憲法の国民主権を擁護する立場からこれを屈折して解釈している)のだが、それにも関わらず『国体の本義』の内容が強い説得力を持っていることが重要である。革新右翼に近い国家改造主義の佐藤優氏すら絶賛する内容であれば、当然に現在の私たち普通の日本人にとっても十分に通じる内容と考える。「国体」を語ろうとする者には必読の図書である。 ◆2.『臣民の道』を理解するための図書 佐藤優氏著 『日米開戦の真実』 東西文明対抗史観に基づき、日本を盟主とする東洋世界と英米に代表される西洋文明の必然的な衝突、そして日本の持つ東亜解放の使命、を大東亜戦争戦争開戦直後にNHKラジオ放送で冷静かつ論理的に説いて好評を博した大川周明の『米英東亜侵略史』を、大川に共鳴する佐藤優氏が解説。私自身はこの立場にはかなり批判的(大川の様に東西文明の必然的対立を煽ると、今度はそれが欧米側の黄禍論を刺激して「東西文明の対決」が自己実現してしまうため)だが、汎アジア主義の内在的論理を掴む上で非常に参考になった。 ◆3.日本主義・アジア主義を理解するための図書 竹内好 (著) 『日本とアジア』 先ずアジア主義の総合的理解のためにお勧めの本。著者・竹内好(たけうち・よしみ)氏は戦後の左翼論壇をリードした進歩的文化人の一人であり、その主張の要旨は「太平洋戦争(大東亜戦争)は、?英米との間では通常の帝国主義戦争であり日本が一方的に罪を負う必要はないが、?中国との間では明白に日本の侵略戦争であり、日本は中国に未来永劫に渡って謝罪し続けなければならない」とすることに尽きる。同書は「中国の近代と日本の近代」(1948年)、「近代の超克」(1959年)、「方法としてのアジア」(1961年)など竹内氏の戦後まもなくから1960年代までの主要な著作が集められており、毛沢東の大躍進政策の絶賛・中共と違って徹底的な思想革命・国家改造に進めない日本への苛立ちなど現代の目から見て、ある意味で新鮮?な戦後左翼(中共シンパの戦後のアジア主義者)の論調が愉しめるお得な一冊でもある。明治以降のアジア主義を概括的にまとめた評論や、北一輝や近衛文麿の支那との関わりについての評論も参考になる。 井上義和 (著) 2008.6刊 日本主義と東京大学―昭和期学生思想運動の系譜 前記のように「日本主義」という用語には種々の意味合いがあるが、昭和初期にマルクス主義を始めとする西洋近代思想の圧倒的な思想的影響に歯止めを掛け、日本本来の国体を明徴すべきとした「純正-日本主義」の立場を最も端的かつ自覚的に示して政治的行動に至った日本主義者の系譜を実証的に追った貴重な一冊。amazon書評も参照。 ■7.ご意見、情報提供 ↓これまでの全コメントを表示する場合はここをクリック +... 以下は最新コメント表示 名前 ラジオボタン(各コメントの前についている○)をクリックすることで、そのコメントにレスできます。 ■左翼や売国奴を論破する!セットで読む政治理論・解説ページ 政治の基礎知識 政治学の概念整理と、政治思想の対立軸 政治思想(用語集) リベラル・デモクラシー、国民主権、法の支配 デモクラシーと衆愚制 ~ 「民主主義」信仰を打ち破る ※別題「デモクラシーの真実」 リベラリズムと自由主義 ~ 自由の理論の二つの異なった系譜 ※別題「リベラリズムの真実」 保守主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ ナショナリズムとは何か ケインズvs.ハイエクから考える経済政策 国家解体思想(世界政府・地球市民)の正体 左派・左翼とは何か 右派・右翼とは何か 中間派に何を含めるか 「個人主義」と「集産主義」 ~ ハイエク『隷従への道』読解の手引き 最速!理論派保守☆養成プログラム 「皇国史観」と国体論~日本の保守思想を考える 日本主義とは何か ~ 日本型保守主義とナショナリズムの関係を考える 右翼・左翼の歴史 靖國神社と英霊の御心 マルクス主義と天皇制ファシズム論 丸山眞男「天皇制ファシズム論」、村上重良「国家神道論」の検証 国体とは何か① ~ 『国体の本義』と『臣民の道』(2つの公定「国体」解説書) 国体とは何か② ~ その他の論点 国体法(不文憲法)と憲法典(成文憲法) 歴史問題の基礎知識 戦後レジームの正体 「法の支配(rule of law)」とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 立憲主義とは何か ※概念/理念定義、諸説紹介 まとめ 「正義」とは何か ~ 法価値論まとめ+「法の支配」との関係 正統性とは何か ~ legitimacy ・ orthodoxy の区別と、憲法の正統性問題 自然法と人権思想の関係、国体法との区別 「国民の権利・自由」と「人権」の区別 ~ 人権イデオロギー打破のために 日本国憲法改正問題(上級編) ※別題「憲法問題の基礎知識」 学者別《憲法理論-比較表》 政治的スタンス毎の「国民主権」論比較・評価 よくわかる現代左翼の憲法論Ⅰ(芦部信喜・撃墜編) よくわかる現代左翼の憲法論Ⅱ(長谷部恭男・追討編) ブログランキング応援クリックをお願いいたします(一日一回有効)。 人気ブログランキングへ
https://w.atwiki.jp/dunpoo/pages/570.html
●軍縮・核廃絶07 より続く ●軍縮・核廃絶09 へ 最新の情報は、●軍縮・核廃絶 へ 1222 英語で被爆証言 「You Tube」から世界の若者に [朝日] 1205 米ロ核軍縮条約が失効 両首脳「後継条約、一刻も早く」 [朝日] 1023 核弾頭、25年に「2千発以下」 賢人会議が報告最終案 [朝日] 1016 米政府、核保有量「12年に半減」 改めて国連で表明 [朝日] 1016 核軍縮決議案、米初めて共同提案国に 日本が国連委提出 [朝日] 1010 ノーベル平和賞にオバマ米大統領 「核なき世界」主導 [朝日] 0924 「核なき世界へ」安保理が決議採択 首脳会合、全会一致 [朝日] 0918 米大統領、東欧のMD計画中止を表明 米ロ核軍縮に弾み [朝日] 0916 核実験禁止条約の促進会議 米が10年ぶり参加へ [朝日] 0915 フォード米元大統領、広島訪問を検討 74年の訪日時 [朝日] 0912 安保理「核兵器のない世界」提唱へ 議長国の米が決議案 [朝日] 0810 「米核ミサイル退役、日本が反対」共産党指摘 [朝日] 0806 広島「原爆の日」 「核なき世界」へ「We Can」 [朝日] 0715 三宅一生さん、NYタイムズで被爆体験明かす [読売] 0520 「核兵器による危機なくす」オバマ氏、「4賢人」と会談 [朝日] 0406 オバマ大統領、核廃絶へ具体的な目標示す演説 プラハで [朝日] 1203 クラスター爆弾禁止条約、日本が署名 計90カ国に [朝日] 1203 日本主導の核軍縮決議採択 賛成、過去最多173カ国 [朝日] 0616 小型核設計図、闇市場に流出 中距離弾に搭載可能と米紙 [朝日] 0609 07年の世界軍事支出、冷戦後の最高額…中国が初の3位 [毎日] 0228 核兵器廃絶へ「日本は声を」 シュルツ元米国務長官 [朝日] 0222 クラスター爆弾、禁止合意持ち越し 国際会議が閉幕 [朝日] 0127 米スパイ衛星、地上に落下へ 有毒物質積載の恐れ [朝日] 0116 豪州、インドにウラン売却せず 外相が表明 [朝日] 名前 コメント ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 1222 英語で被爆証言 「You Tube」から世界の若者に [朝日] 2009年12月22日14時3分 英語で訴える被爆者の映像をインターネットに乗せ、アメリカなどの核保有国の若者たちに届けたい――。 約1350人分の被爆証言を記録し、今年3月に72歳で亡くなった元長崎放送記者、伊藤明彦さんが晩年に撮影した未発表の動画の公開が22日、始まった。動画サイトの「You Tube」にもアップされ、世界中からアクセスできる。 伊藤さんの遺志をつごうと、被爆2世のコピーライター古川義久さん(55)と、映像制作会社代表の難波稔典さん(43)が取り組んだ。 伊藤さんは被爆者の証言をビデオに収める中で、「英語で被害を訴えた方がより世界に届く」と、英語が話せる被爆者を探していた。今回、伊藤さんが残した17人分の英語証言のテープのうち、9人分を編集し、インターネットのサイト「被爆者の声」の英語版に掲載し、同時に、動画サイトの「You Tube」にも投稿した。 英語証言をした1人の元英語教師、広瀬方人さん(79)は長崎で被爆し、ガラスの破片を背に受け、おばや、いとこを失った。カメラに向かい「戦争が始まるとき最初に犠牲になるのは何だと思いますか?」と問いかけ、「truth」(真実)だと語る。「日本は勝つ」と教えられ、信じさせられた苦い経験からだ。 被爆証言のラジオ番組担当者だった伊藤さんは33歳で退社し、取材に専念する道を選んだ。約千人の声をテープレコーダーで記録し、編集したテープやCDを国内の図書館や米ホワイトハウスに寄贈する活動を続けていた。古川さんからインターネットと動画が効果的だと助言を受け、70歳から亡くなる直前まで小型デジタルビデオカメラでの収録に取り組んだ。349人分を撮影したが、すべて未公開だった。 2人は「伊藤さんが残した膨大な映像や証言は人類への遺産。世界に発信していきたい」という。(「被爆者の声」はhttp //www.geocities.jp/s20hibaku/で右上に英語版の案内がある)(高波淳) 1205 米ロ核軍縮条約が失効 両首脳「後継条約、一刻も早く」 [朝日] 2009年12月5日12時24分 【ワシントン=望月洋嗣】米ロの戦略核兵器の制限を目的に1994年に発効した第1次戦略兵器削減条約(START1)が5日、失効した。米ロ首脳は「START1の精神に基づいて協力を続ける」との共同声明を出したが、法的な拘束力はなく、後継条約が発効するまでの間、両核大国の軍縮義務に空白が生じることになった。 4日、オバマ、メドベージェフ両大統領は電話で協議。その後、「米国とロシアの戦略的な安定を支持する互いの決意を確認した」とし、「新条約の発効を一刻も早く実現する」との共同声明を発表した。 米国務省のケリー報道官は同日の記者会見で「両大統領は、失効から後継条約発効までの間、START1による戦略の安定を損なうようないかなる手段もとらないと共同声明で誓った」と述べた。だが、両首脳が年内署名を目指す後継条約の発効には、米ロ双方で議会の批准承認が必要なため、最短でも数カ月かかる見通しだ。 ケリー報道官は一方で、START1の失効によって「法的に終えねばならないこともある」とし、米国がロシアのボトキンスク・ミサイル生産工場に配置してきた査察員を全員撤収したことを明らかにした。ロシアがSTART1の合意事項を順守しているかは、別の方法で監視するとしている。 両大統領は7月、後継条約で「核弾頭数1500~1675▽戦略ミサイルなど核運搬手段数500~1100」とすることに合意。交渉団はジュネーブで実務協議を続けており、核弾頭などの上限数の確定や、新たな相互検証の方法など膨大な項目を詰めている。 1023 核弾頭、25年に「2千発以下」 賢人会議が報告最終案 [朝日] 2009年10月23日22時45分 日豪主導の国際賢人会議「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」(ICNND)の川口順子共同議長が23日、外務省で記者会見し、現在世界に2万数千発ある核弾頭数を25年までに「計2千発以下」とする数値目標を報告書の最終原案に掲げたことを明らかにした。 この日午前、川口議長が岡田克也外相とともに鳩山由紀夫首相と会談、概要を伝えた上で発表した。 川口議長によると、最終原案には弾頭数の上限を「米ロでそれぞれ500発まで」と明記。その他の保有国とあわせて「2千発以下」とした。現在核兵器の9割以上を持つ米ロに、ほかの保有国並みの弾頭数への削減を求める計算だが、川口議長は「そうなっても、核抑止力にとって問題ではないだろう、というのがこの委員会の意見だ」と強調した。 12年までの「短期」行動計画として、米ロには、交渉中の第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約の早期妥結に加えて、妥結後のさらなる核軍縮を要請。核不拡散条約(NPT)で核保有が認められている英仏中や、NPT非加盟のインド、パキスタン、イスラエルには「核軍備を増強しない」ことに加えてジュネーブ軍縮会議を活用した多国間核軍縮交渉を提案した。米ロ以外の国ごとの目標弾頭数は「現在何発あるか不透明」として明記を見送った。 「短期」が終わる12年までにすべての核保有国に「核の唯一の目的は核に対する抑止だ」と宣言することも提案。その上で、日本や韓国が懸念してきた北朝鮮の生物・化学兵器による脅威を念頭に「(核保有国の)同盟国に対しては強固な安全保障を供与する」という表現を盛り込み、通常戦力による抑止の保証を提案した。核の使用を核攻撃の反撃に限る先制不使用は25年までに宣言させるが、核を数分で発射できる警戒態勢の解除など「検証可能な」措置が伴うことも求めた。(前川浩之) 1016 米政府、核保有量「12年に半減」 改めて国連で表明 [朝日] 2009年10月16日11時19分 【ワシントン=望月洋嗣】米政府の代表が15日、ニューヨークであった国連総会の第1委員会(軍縮・安全保障)で演説し、「12年までに核兵器保有量を01年比で半減させる」と述べた。ブッシュ前政権も同様の方針を示していたが、国連総会の場で目標を明言することで、「核なき世界」を唱えるオバマ政権の核削減への積極姿勢を改めて世界に示した形だ。 米政府代表は演説で「90年比では4分の3を削減し、50年代以降では最少となる見込みだ」とも述べた。 米国とロシアはこれまで、第1次戦略兵器削減条約(START1)などでミサイルなどに搭載する戦略核弾頭の数を6千発以下とすることで合意し、01年末に義務を達成。02年の戦略攻撃兵器削減条約(モスクワ条約)が目標としている2200発以下も今年、達成したという。 また、12月に期限が切れるSTART1の後継条約の交渉では、戦略核弾頭の上限を1675~1500発にすることで合意しているが、今回の表明はオバマ政権として、さらなる削減努力を続ける決意を示した形だ。 民間研究機関によると、米国の核兵器保有数は保管状態にあるものを含めると01年時点で1万発以上とされ、ブッシュ前大統領が04年に「12年までの半減」を表明。07年には、冷戦終結時の4分の1に削減する考えを示していた。 オバマ大統領は4月のプラハでの演説で「核なき世界」を目指すと表明。こうした姿勢などが評価され、今年のノーベル平和賞に選ばれた。 1016 核軍縮決議案、米初めて共同提案国に 日本が国連委提出 [朝日] 2009年10月16日11時32分 【ニューヨーク=松下佳世】日本は15日、核廃絶に向けた核軍縮の必要性を訴える決議案を国連総会の第1委員会(軍縮・安全保障)に提出した。オバマ米大統領が主宰して「核兵器のない世界」を目指す決議を採択した9月の国連安保理首脳会合や、米ロ間の核兵器削減交渉の動きを歓迎する内容が盛り込まれており、ブッシュ政権下では反対を続けてきた米国が初めて共同提案国に加わった。 決議案は94年以来、日本主導で毎年提出され、今年は米国を含む41カ国が共同提案国に名を連ねた。例年、賛成多数で採択されてきたが、米国はブッシュ政権時代の01~08年、米国が批准していない包括的核実験禁止条約(CTBT)への早期批准が盛り込まれていることなどを理由に反対を続けていた。 今年の決議案には(1)CTBTの署名・批准による早期発効(2)来年の核不拡散条約(NPT)再検討会議の重要性と条約の前進(3)透明性のある方法での核兵器の削減(4)ジュネーブ軍縮会議の作業促進(5)対北朝鮮制裁決議の履行の重要性と6者協議の早期再開――などが盛り込まれた。 会見した須田明夫・軍縮大使は「日本が提案してきた決議には、(『核なき世界』を提唱した)オバマ大統領のプラハ演説の重要な点がほとんど含まれている。我々が主張してきたところに米国の政策が近づいて、賛同してくれたとの理解だ」と述べた。 決議案は月内にも委員会で採択され、年内に国連総会で正式に採択される見通し。 1010 ノーベル平和賞にオバマ米大統領 「核なき世界」主導 [朝日] 2009年10月10日0時37分 【ロンドン=土佐茂生】ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、09年のノーベル平和賞を、バラク・オバマ米大統領(48)に授与すると発表した。就任して1年にも満たない首脳への授賞は異例だが、同委員会は「人びとによりよき未来への希望を与えた」と称賛。国際平和や地球環境などの問題に対話と協調を行動原則として取り組む意志を明確に表明したオバマ氏に、大きな期待を寄せた。 特集:ノーベル賞 オバマ氏プラハ演説など オバマ氏は同日、ホワイトハウスで「驚き、深く謙虚に受け止めている」と授賞を知った時の心境を語った。 委員会は授賞理由を「国際的な外交と諸国民の協力を強めることに対して並はずれた努力をした。特に『核なき世界』を目指すとする理念と取り組みを重視する」とした。 そのうえで、多国間外交、「核なき世界」、気候変動問題でオバマ氏は国際政治の新しい状況を生み出したと評価。多国間外交では「国連やほかの国際機関の役割の重要性を主張し、多国間の協調を再び世界の外交の中心に取り戻させた」ことや、問題解決の手段として対話と交渉に重きを置く姿勢をたたえた。 「核なき世界」の理念と行動については「軍縮交渉の流れに力強い刺激を与えた」とし、気候変動問題では「オバマ氏の指導力によって、世界が直面する気候変動問題で、米国がより建設的な役割を果たすようになった」と評価した。 委員会は最後に「ノーベル賞委員会は『今こそ私たち全員が、グローバルな課題に対してグローバルな対応をとる責任を共有する時だ』とのオバマ氏のアピールを支持する」と締めくくった。 8年間続いたブッシュ政権の後、民主党のオバマ氏は今年1月にアフリカ系としては初の米大統領になった。ブッシュ政権の単独行動主義を改め、多国間協調を重視する姿勢を打ち出した。 就任間もない4月、チェコ・プラハでの演説で「核兵器を使用した唯一の国」としての米国の道義的責任に触れ、「核なき世界」を目指す考えを表明した。 その後、ロシアとの核軍縮交渉に着手する一方、9月には「核不拡散と核軍縮」をテーマにした国連安全保障理事会の首脳会合を主宰し、「核兵器のない世界」を目指す歴史的な決議を全会一致で採択に導いた。 気候変動問題では、京都議定書から離脱して国際的な信用を失ったブッシュ政権とは反対に、温暖化対策に乗り出して国際交渉にも復帰し、国際社会から歓迎された。 今年の平和賞は全世界から推薦された計205の個人・団体の中から選ばれた。授賞式は12月10日にオスロである。賞金は1千万スウェーデンクローナ(約1億3千万円)。 0924 「核なき世界へ」安保理が決議採択 首脳会合、全会一致 [朝日] 2009年9月24日22時47分 【ニューヨーク=松下佳世、藤田直央】「核不拡散と核軍縮」をテーマに、オバマ米大統領が主宰する国連安全保障理事会の首脳会合が24日午前(日本時間同日夜)、ニューヨークの国連本部で開かれた。核不拡散条約(NPT)で核兵器の保有が認められている米ロ英仏中5カ国すべての指導者が、安保理議長国の米国が提起した「核兵器のない世界」を目指す歴史的な決議を全会一致で採択した。 国連の64年にわたる歴史の中で「核」に絞った安保理首脳会合は、初めて。安保理が決議で「核なき世界」の実現を国際社会に呼びかけたのも、初めてのことだ。国際社会が一丸になって核廃絶に向けた不退転の決意を誓った。 決議には爆発を伴う核実験の自制や、NPTの重要性の確認と加盟の促進、北朝鮮とイランに科された過去の制裁決議の再確認が盛り込まれた。米中両国がまだ批准していない包括的核実験禁止条約(CTBT)の署名・批准促進による早期発効も公約。来年5月のNPT再検討会議での論議の前進を促した。 だが、今回の決議に強制力はなく、加盟国の具体的な責任も明記されていないため、安保理の呼びかけに各国がどう呼応するかが注目される。 議長を務めたオバマ大統領は「この歴史的な決議は、核兵器のない世界という目的に向かって、我々が共有する公約を記したものだ」と宣言。一方、「核の危機を減らすための行動に向けた幅広い枠組みについての合意でもある」とも述べ、間近に迫った脅威である北朝鮮とイランの核開発に国際的な包囲網を構築する必要性を改めて強調した。 中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席も演説。すべての核兵器保有国に核抑止政策の放棄と、先制核攻撃の禁止を訴えるとともに、核の平和利用の権利の尊重を改めて主張した。 安保理非常任理事国の日本の鳩山由紀夫首相は「核なき世界」を提唱したオバマ大統領のプラハ演説を「世界中の人々を勇気づけた」と評価。「核を持たない強い意志」を示すため「非核三原則の堅持を改めて誓う」と述べた。核保有については、自民党政権当時に閣僚や党幹部が言及することがあったが、鳩山政権として一線を画す姿勢を明確にした。 また、日本の非核政策を「唯一の被爆国として果たすべき道義的責任」と説明し、「日本は核廃絶に向けて先頭に立たなければならない」と決意を表明。「世界の指導者はぜひ広島、長崎を訪れ、核兵器の悲惨さを心に刻んで頂ければと思う」と訴えた。 0918 米大統領、東欧のMD計画中止を表明 米ロ核軍縮に弾み [朝日] 2009年9月18日1時16分 【ワシントン=望月洋嗣】オバマ米政権は17日、欧州の旧共産圏ポーランド、チェコにミサイル防衛(MD)網関連施設を配備するとしてきた現行計画を中止すると発表した。イランから欧州への中・短距離ミサイルによる脅威を想定し、イージス艦搭載の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を軸に、11年から新たなMD計画を進める。 米国による東欧諸国へのMD配備は、ブッシュ前政権が「イランの核兵器や弾道ミサイルの脅威から欧州を守る」とうたって進めた。だが、ロシアが「真の目的は我が国の戦略核を無力化することだ」と強く反発、米ロ関係悪化につながっていた。東欧配備の中止によって、年内妥結を目指して進行中の米ロ核軍縮交渉でも、大きな障害が取り除かれそうだ。 米国防総省は最新の情報として、欧州を射程に入れるイランの中・短距離ミサイル開発が予想より早く進む一方、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発は遅れていると分析した。これを受け、新システムの構築では「すでに能力が証明済みで、費用対効果が上がる技術を使う」(オバマ大統領)ことになった。 ゲーツ国防長官が記者会見で説明した新たな計画では、SM3と移動型レーダーによるシステムを11年から配備。15年にはSM3を改変した地上配備型の移動式迎撃ミサイルも加えて、防衛能力を強化するなどとしている。その結果、チェコとポーランドに配備予定だったレーダーや地上配備型の迎撃ミサイルは不要になる、という理屈だ。 一方、東欧諸国が、対ロシア優先での切り捨て策と不満を抱くことに配慮し、オバマ大統領は「ポーランドやチェコとは今後も集団的な防衛で協力していく」と述べた。 米国はブッシュ政権下で、北朝鮮のミサイルの脅威を想定した限定的な地上配備型ミサイル防衛網を米本土の太平洋側に配備し、日本とも国際協力を進めてきた。路線変更が東欧配備の中止にとどまれば、直接の影響は小さいとみられる。 0916 核実験禁止条約の促進会議 米が10年ぶり参加へ [朝日] 2009年9月16日14時16分 【ワシントン=望月洋嗣】ホワイトハウスは15日、包括的核実験禁止条約(CTBT)の発効促進会議に、米国代表としてクリントン国務長官を参加させると発表した。隔年で開かれる同会議に米国が参加するのは10年ぶり。「核のない世界」を目指すオバマ政権は「CTBTの支持という約束を改めて確認する」と参加の意義を強調している。 同会議は9月24日から2日間、ニューヨークで開かれる。軍備管理を担当するタウシャー国務次官がCTBT発効への道筋について関係国と協議する予定で、中国など他の未批准国を巻き込むことができるかが焦点だ。これとは別に、オバマ大統領は24日、米国が議長を務める国連安全保障理事会の首脳会合で、核軍縮と核不拡散について演説を予定している。 0915 フォード米元大統領、広島訪問を検討 74年の訪日時 [朝日] 2009年9月15日3時1分 【ワシントン=奥山俊宏】74年に当時のジェラルド・フォード米大統領(共和)が現職として史上初めて訪日した際、広島訪問をホワイトハウスが検討していたことが、フォード政権の内部文書で分かった。大統領補佐官の一人が、日米和解で傷を癒やし、軍縮を世界に呼びかける場にしようと提案。2週間にわたり「真剣な検討」があったが、最終的には日本国内で反発を招きかねないとして見送られていた。 歴代の米大統領は在任中に被爆地の広島・長崎を訪問したことは一度もない。だが、米政府内部でも被爆地訪問の可能性を探る動きが存在したことが、初めて史料によって裏付けられた形だ。 米国立公文書館分館を兼ねるフォード大統領図書館(ミシガン州)に保管されていた。アメリカン大学の調査報道ワークショップを拠点に、記者が70年代の日米関係を調べる過程で見つけた。 広島訪問を提案したのは、ホワイトハウスと各種団体などの窓口役となる「渉外担当大統領補佐官」だったウィリアム・バルーディ氏。96年に死去した。 大統領あての覚書は74年9月16日付。「大統領の和解の哲学をさらに広げる方策として、訪日する際は広島訪問を含めた方がいい」。第2次大戦で敵同士だった仏独の和解の努力に匹敵すると強調。国際的軍縮の意思表明の舞台としても広島を選ぶよう進言した。 しかし、同月23日にホワイトハウス内部の検討文書草案を作成した国家安全保障会議(NSC)スタッフは「何人かは賛成だったが、大部分は否定的だった」と記した。 「利点もあるが、深刻な欠点もある。我々が日本を打ち負かしたことを思い出させようとしていると受け止められるかもしれない。新しい関係構築に努めている時に古い敵意に再び火をつける可能性もある。日本国内の左翼につけ込まれる恐れもある」 9月30日、スコウクロフト補佐官(国家安全保障担当次席)が「我々は広島訪問について真剣な検討を加えてきた」とした上で「訪問しないよう勧める」との覚書を出し、見送りが事実上決まった。 フォード氏は74年8月、ウォーターゲート事件でのニクソン大統領の辞任に伴い、副大統領から昇格。同年11月の初来日では昭和天皇と会い、東京と京都を訪れた。06年12月、大統領経験者として史上最高齢の93歳で死去した。 0912 安保理「核兵器のない世界」提唱へ 議長国の米が決議案 [朝日] 2009年9月12日23時30分 【ニューヨーク=松下佳世】国連安全保障理事会の議長国を務める米国は11日、「核兵器のない世界」への条件づくりを提唱し、自国も未批准の包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効を促すことなどを柱とした安保理決議の草案を各理事国に提示した。「核不拡散と核軍縮」をテーマとして24日に開かれる安保理首脳級会合での採択を目指す。 オバマ大統領が今年4月のプラハ演説で提唱した「核なき世界」実現に向けた核軍縮の流れを加速させる狙いとみられる。 ただし、やはりCTBT未批准の中国などが文言の修正を求める可能性もある。米国内ではCTBT批准へ保守派などの慎重論も残っており、議会審議も具体的なめどは立っていない。不確定要素が残る中、あえて理想を先行させる動きといえそうだ。 朝日新聞が入手した草案は、核保有国をはじめすべての国に「爆発を伴う核実験」を自粛するよう求め、NPTに未加盟国の参加を要請。核開発路線が懸念される北朝鮮やイランについては名指しは避けつつ「最近の核不拡散体制への挑戦に遺憾を表明する」とし、これまでの安保理決議の「再確認」や履行の順守を求めている。 首脳級会合では、オバマ氏自身が米大統領としては史上初めて安保理議長を務める。非常任理事国の日本からも鳩山・民主党代表が新首相として出席する。 0810 「米核ミサイル退役、日本が反対」共産党指摘 [朝日] 2009年8月10日0時19分 共産党の志位委員長は9日、長崎市で記者会見し、日本政府が米国の核搭載巡航ミサイル「トマホーク」の退役に反対し、米側に働きかけていた可能性があると指摘。働きかけをやめるよう訴えた。 志位氏は、米議会から委託を受けて調査・研究にあたった「米国の戦略態勢に関する議会委員会」が5月に公表した報告書に、働きかけに関する記述があると指摘した。 報告書は「我々の委員会の作業のなかで、アジアの若干の同盟諸国はトマホークの退役を非常に懸念するであろうことが明らかになった」と記載。報告書の付属資料には、委員会が協議した外国政府関係者の名簿があり、在米日本大使館の4人の外交官の名が記されている。 志位氏はこの二つの記述から「日本がトマホークの退役計画をやめるよう米国に強く求めたことが、疑問の余地のない事実だ」と主張。外務省幹部は「個別の兵器に政府として注文を付けることはない」と否定した。 0806 広島「原爆の日」 「核なき世界」へ「We Can」 [朝日] 2009年8月6日8時40分 原爆投下から64年。広島は6日、「原爆の日」を迎えた。広島市中区の平和記念公園では午前、「原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」(平和記念式)が開かれ、約5万人が犠牲者を悼み、世界の平和を祈った。麻生首相は式典参列後、原爆症認定集団訴訟の原告らと訴訟終結の確認書に署名した。秋葉忠利市長は平和宣言で、「核兵器のない世界」を掲げるオバマ米大統領への支持を前面に出し、核廃絶について英語で「イエス・ウイ・キャン(絶対にできる)」と呼びかけた。 原爆投下から64年 慰霊の風景 スライドショー オバマ大統領の登場で核廃絶への期待が高まるなかで迎えた「8・6」。麻生首相は「核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向け国際社会の先頭に立っていく」とあいさつ。海外の独立国の首相経験者で初めて参列したマレーシア元首相のマハティール氏は参列後に記者会見し、「オバマ政権は今後、保有する核弾頭を実際に削減していくことが重要になる」と述べた。国連総会のデスコト議長(ニカラグア)は「オバマ大統領は世界に希望を取り戻せる人物。彼も広島に来たいと思っているだろう」と会見で話した。 式典では、原爆が投下された午前8時15分、「平和の鐘」が鳴らされ、参列者全員が1分間の黙祷(もくとう)をささげた。 3月末の国内外の被爆者は23万5569人。前年から8123人減った。平均年齢は75.92歳。この1年で死亡が確認された広島での被爆者5635人の原爆死没者名簿を、秋葉市長と遺族代表2人が式典で慰霊碑に納めた。死没者は計26万3945人。長崎で被爆し、遺族が希望した4人の名簿も今年初めて別に納められた。 秋葉市長は平和宣言で、「核兵器を使った唯一の国として行動する道義的責任がある」と明言したオバマ大統領に応え、ともに活動する責任があると強調した。核廃絶を願う多数派(マジョリティー)とオバマ大統領の名前を合わせた「オバマジョリティー」という造語も提唱。初めて英文で締めくくり、世界中の市民に結集を求めた。 海外からは過去最多の59カ国の代表が参列。核を保有しているとみられているイスラエルの駐日大使も初めて出席した。(加戸靖史) URL http //www.asahi.com/national/update/0806/OSK200908060003.html 0715 三宅一生さん、NYタイムズで被爆体験明かす [読売] 【ニューヨーク支局】世界的デザイナー三宅一生さん(71)は14日の米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿し、7歳の時に広島で被爆した体験を明かした上で、「核兵器なき世界」を訴えたオバマ米大統領に広島訪問を呼びかけた。 三宅さんはこの中で、原爆投下時の「真っ赤な閃光(せんこう)に続いて黒い雲があがり、人々が逃げまどう」風景が今も目に浮かぶと記した。「ほかのだれも体験すべきではないこと」だとして、その悲惨さを強調した。放射線を浴びた母は後に亡くなったという。 これまで、被爆体験については、ほとんど語ってこなかったが、その理由について、「“原爆を生き延びたデザイナー”といったレッテルを張られたくなかった」と説明。原爆について尋ねられることも不快だったと述べ、忘れようと試みたこともあったと明かした。「破壊されてしまうものではなく、創造的で、美しさや喜びをもたらすもの」を考え続けた末、衣服デザインを志向するようになったと記した。 だが、オバマ大統領の言葉が、「私の中に深く埋もれていた何かを呼び覚ました。今まで、話すことをためらっていたことだ」といい、核爆弾を生き延びた1人として発言するよう「個人的、そして倫理的な責任」を感じるようになった。8月6日に広島で開かれる平和式典への大統領の出席を望み、核廃絶に向けた「現実的で象徴的な一歩になる」と主張。日本が北朝鮮の核の脅威にさらされ、ほかの国でも核技術の移転が進むと報じられる中、「少しでも平和への希望を生むためには、世界中の人たちがオバマ大統領と声を合わせなければならない」と訴えた。 オバマ大統領は今年4月、訪問先のプラハで、核廃絶を希求する演説を行った。 (2009年7月15日03時11分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20090715-OYT1T00031.htm 0520 「核兵器による危機なくす」オバマ氏、「4賢人」と会談 [朝日] 2009年5月20日11時32分 【ワシントン=望月洋嗣】オバマ米大統領は19日、「核のない世界」を訴えるペリー元国防長官、キッシンジャー元国務長官ら民主、共和両党の重鎮4人と、ホワイトハウスで初めて会談した。米国の核政策について約1時間協議した後、オバマ氏は「これ以上の助言者は考えられない」と4人を称賛。「核の脅威を無くすため、米国はロシアなどと協力して先導的な役割を果たす」と決意を語った。 4人は「核のない世界」と題した共同論文を07年1月に新聞紙上で発表。以来、核テロや核拡散を防ぐ最善の方法として核廃絶を唱え、「4賢人」とも呼ばれる。 オバマ氏は「北朝鮮やイランが核開発を進める今、世界にこれ以上、核を拡散させないという彼らの主張はもっともだ」と述べた。レーガン政権で国務長官だったシュルツ氏は「大統領がプラハでの演説で雄弁に語り、実行していることを熱烈に支持する」とオバマ氏を励ました。 URL http //www.asahi.com/international/update/0520/TKY200905200056.html 0406 オバマ大統領、核廃絶へ具体的な目標示す演説 プラハで [朝日] 2009年4月6日0時55分 【プラハ=望月洋嗣】オバマ米大統領は5日、チェコの首都プラハで演説、「核のない世界」の実現に向けた新政策を打ち出した。包括的核実験禁止条約(CTBT)を米国が批准することをめざし、核兵器原料の生産を停止する新条約交渉など具体的な施策に取り組む意向を表明した。 オバマ大統領、核廃絶に向けた演説詳報 オバマ氏は、広島・長崎への原爆投下を指す「核を使用した唯一の保有国としての道義的責任」にふれ、「核のない、平和で安全な世界を米国が追求していくことを明確に宣言する」と述べた。 その目標に向けた道筋として、核軍縮や核不拡散の国際的な制度強化を主導する考えを打ち出した。具体的には、(1)核軍縮(2)核不拡散体制の強化(3)核テロ防止を柱として挙げた。 (1)核軍縮 ロシアとの間で第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約を12月までに結ぶ目標を確認した。議会の一部に反対が根強いCTBTの批准実現には「早急かつ意欲的に取り組む」と表明。核兵器の原料となる兵器級核物質の生産を停止する新条約(カットオフ条約)交渉の妥結を目指す考えを示した。 (2)核不拡散 国際的な核査察体制を強化するのに加えて、北朝鮮やイランのようなルール違反の国への対応として、国連安保理に自動的に付託する措置など、罰則強化に取り組む考えを示した。一方、原子力の民生利用促進のため、核燃料供給を肩代わりする国際的枠組みも提案した。 (3)核テロ防止 4年以内に世界中の核物質防護体制を確立することをめざすと表明。核の闇市場の撲滅に向けて、核管理に関する首脳級の国際会議を1年以内に主催する方針を明らかにした。 全体として、核廃絶は「すぐに到達できる目標ではない」と、核抑止力を当面維持する方針も示した。だが、「世界は変わらないという人の声に耳を貸さず、『イエス・ウィ・キャン(我々はできる)』と言おう」と、時間をかけてこぎつける考えを示した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0405/TKY200904050181.html 1203 クラスター爆弾禁止条約、日本が署名 計90カ国に [朝日] 2008年12月3日20時19分 【オスロ=土佐茂生、丹内敦子】不発子爆弾が深刻な人道被害をひき起こしているクラスター(集束)爆弾の使用や製造を全面的に禁止する条約の署名式が3日、ノルウェーのオスロ市庁舎で行われた。ノルウェー政府によると、同日中に日本を含め約90カ国が署名する。最終的な署名国は100カ国を超える見通し。 米国やロシア、中国など主立った生産・保有国は加わっていないが、非政府組織(NGO)と有志国政府の主導で昨年2月の提案から2年たらずで署名式にこぎつけた。NGO・有志国による軍縮条約は、対人地雷禁止条約(オタワ条約)に続き2例目。 条約は、クラスター爆弾の使用、製造、備蓄などを禁じ、締約国は保有爆弾を条約発効から原則8年以内に廃棄しなければならない。署名国のうち30カ国が批准してから6カ月後に発効する。 日本からは中曽根外相が出席、署名した。 URL http //www.asahi.com/international/update/1203/TKY200812030248.html 1203 日本主導の核軍縮決議採択 賛成、過去最多173カ国 [朝日] 2008年12月3日10時55分 【ニューヨーク=松下佳世】国連総会は2日、本会議を開き、核兵器廃絶に向けて核軍縮を訴える日本主導の決議案を、173カ国の賛成で採択した。同様の決議の採択は15年連続で、賛成票は前回を3票上回り、過去最多を更新した。米国、北朝鮮、インド、イスラエルの4カ国が反対し、中国など6カ国が棄権した。 URL http //www.asahi.com/international/update/1203/TKY200812030055.html 0616 小型核設計図、闇市場に流出 中距離弾に搭載可能と米紙 [朝日] 【ワシントン=鵜飼啓】パキスタンの科学者カーン博士を中心とする「核の闇市場」の関係者からスイス当局が押収したコンピューターに、小型核兵器の設計図が入っていたことが分かった。15日の米ワシントン・ポスト紙が報じた。北朝鮮などに設計図が流れたかどうかは不明だ。 米民間研究機関、科学国際安全保障研究所(ISIS)のオルブライト所長が近く報告書を公表する。この核兵器は、日本を射程に収める北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)に搭載できる大きさという。オルブライト氏は「弾頭の小型化に苦労しているイランや北朝鮮にとって理想的な仕様だ」と指摘している。 コンピューターは、リビアに核技術を密輸しようとして04年にドイツで逮捕されたスイス人ビジネスマンのもので、06年に設計図が見つかった。設計図のデータはスイス当局が最近廃棄したという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0616/TKY200806160296.html 0609 07年の世界軍事支出、冷戦後の最高額…中国が初の3位 [毎日] 【ロンドン=本間圭一】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が9日発表した「2008年版年鑑」によると、07年の世界の軍事支出は前年比6%増の1兆3390億ドル(1ドル=約105円)に達し、冷戦終結後の過去最高額を更新した。 米国の支出が伸びたことに加え、世界的な原油価格の高騰が影響したと見られる。今年は中国が初めて3位に躍進、同国の軍事費は過去10年間で実質3倍の伸びをみせた。日本は前年と同じ5位だった。 同研究所によると、全体の約4割にあたる米国は、イラクやアフガニスタンでの軍事費に加え、基地の維持費が伸び、前年比7%増の約5470億ドル。第二次世界大戦後では最高規模となった。中国は、新たな装備の購入や兵士給与の伸びなどから約583億ドルに達して、フランスと順位が入れ替わる形で、前年の4位から上昇、2位の英国に迫った。 調査対象151か国のうち、軍事支出が前年を上回ったのは117か国に達した。支出総額は、世界の国内総生産(GDP)の2・5%に上る規模だ。 (2008年6月9日20時06分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20080609-OYT1T00381.htm 0228 核兵器廃絶へ「日本は声を」 シュルツ元米国務長官 [朝日] 2008年02月28日12時17分 ノルウェー外務省は26、27の両日、オスロで「核兵器のない世界」を目指す国際会議を開き、核軍縮専門家らが各国首脳の指導力発揮や米ロの核兵器大幅削減、核軍縮に関する政府間パネル開催などを提言した。 米国のキッシンジャー元国務長官らと「核兵器のない世界」を主張するシュルツ元米国務長官は「核兵器の危険性が増している現在の流れを変えなければならない」と指摘したうえで「国家のトップのリーダーシップが不可欠」と強調、米ロなど核保有国首脳の決断や努力を促した。唯一の被爆国の日本に対しても「もっと声を上げるべきだ」と要望した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0228/TKY200802280144.html 0222 クラスター爆弾、禁止合意持ち越し 国際会議が閉幕 [朝日] 2008年02月22日22時02分 多数の子爆弾が不発弾として残り、民間人に被害を与えるクラスター(集束)爆弾の禁止条約締結を今年末までに目指す「オスロ・プロセス」の国際会議が22日までニュージーランドのウェリントンで開かれ、今年中の条約締結などを掲げる宣言を採択し、閉幕した。全面禁止を訴えるノルウェーなどと、部分禁止を求める西欧主要国や日本などとの対立は解けず、条約案の最終合意を目指す5月のダブリンでの会合に持ち越された。 会議筋によると、英国やドイツ、フランスなどは目標を識別して破壊する最新型のクラスター爆弾などについて禁止対象から外すよう求め、宣言への署名の保留も示唆した。日本も「実効性を担保するために主要な生産・保有国が参加できる枠組みとすべきだ」と部分禁止を主張した。 議長のゴフ・ニュージーランド国防相は、今回の宣言への署名が次回以降の会合の参加要件になるとしたため、宣言は部分禁止を主張する国々の意見も別途付記する両論併記の形となり、西欧主要国と日本も最終的に宣言に署名した。 宣言は「クラスター爆弾は民間人に受け入れがたい被害をもたらす」とし、同爆弾の使用、生産、輸出入、備蓄を禁止し、被害者支援や除去の枠組みづくりが条約の必須要件だとしている。 会議には120余の国から政府代表やNGO、クラスター爆弾の被害者らが参加した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0222/TKY200802220299.html 0127 米スパイ衛星、地上に落下へ 有毒物質積載の恐れ [朝日] 2008年01月27日21時52分 制御不能になっていた米国の大型スパイ衛星が2月下旬から3月上旬にかけ、地上に落下してくる恐れのあることがわかった。複数の米主要メディアが26日、米政府当局者の話として伝えた。有害物質が積まれているとの見方もある。 問題の衛星について米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は「06年12月に打ち上げられ、軌道投入直後に制御不能になったもの」という専門家の見方を紹介。AP通信によると「約10トンで小型バスほど」という。 大気圏に突入した人工衛星の多くは燃え尽きるが、地上に落下することもある。今回、どこに落下する恐れがあるのかはわかっていない。米国家安全保障会議(NSC)の広報担当者は「関係政府機関が監視している。被害を抑える方法も検討中だ」とAP通信に語った。議会や関係国にも連絡ずみだという。 積載している有害物質として、姿勢制御用燃料ヒドラジンや、搭載機器の金属ベリリウムなどが疑われている。これらに接触すると呼吸器や皮膚がおかされる危険がある。放射性物質は積んでいないとみられている。 過去には、旧ソ連の衛星コスモス954号が78年にカナダに落ちて放射性物質をまき散らし、カナダが賠償金を求める事態になった例がある。米宇宙ステーション・スカイラブも79年、インド洋からオーストラリア西部に破片を飛散させた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0127/TKY200801270100.html 0116 豪州、インドにウラン売却せず 外相が表明 [朝日] 2008年01月16日18時33分 オーストラリアのスミス外相は15日、西部パースで同国訪問中のインドのサラン特使に対し、核不拡散条約(NPT)に非加盟の同国にはウランを売却しない方針を伝えた。ハワード前政権は昨年8月、米国との原子力協力協定の最終合意を条件に、NPT非加盟のインドにもウランを売却する方針を表明していたが、スミス外相は記者団に「NPT加盟国以外にウランを売却しないというのは昨年11月の労働党の総選挙の公約だった」と説明した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0116/TKY200801160321.html
https://w.atwiki.jp/datugenn/pages/496.html
転送転載拡散大歓迎 ■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■ イラク戦争なんだったの!?- イラク戦争の検証を求めるネットワーク メールニュース 2012年12月30日号 ■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■ 全国の賛同者の皆さま、こんにちは。「イラク戦争なんだったの!? ―イラク戦争の検証を求めるネットワーク」事務局の志葉です。 衆院選の結果は、自民党が議席数の単独過半数を超える大勝の一方、 リベラル勢力が大幅に議席数を減らすという、非常に憂慮すべきもの でした。さらに、「集団的自衛権の行使を禁じる」という憲法解釈の 見直しを強く主張する安倍晋三氏が首相となったことで、米国の戦争に 日本が加担させられる恐れが強まってきました。「集団的自衛権」とは、 例えば、日本が攻撃されてなくても、米国が「攻撃された」場合に、 米国の「反撃のための戦争」に、日本も参加するということです。 しかし、イラク戦争がそうであった様に、米国は実際に攻撃されていな くても、危険性があると見なした際に「危機を未然に防ぐ」という口実 で先制攻撃を加えることを肯定しています。つまり、それが嘘や情報 の間違いであっても、米国が「脅威」としてみなす国、勢力に攻撃を 加える際に、日本もその片棒を担がされる危険性があるのです。実際、 イギリスがイラク戦争に参戦した根拠は「集団的自衛権」だったので す。その結果、誤った情報を元にイギリス軍の兵士達はイラクの人々 を死傷させたり、捕虜虐待を行ったりし、また自分たちも死傷したの でした。 *関連情報 http //www.magazine9.jp/kawaguchi/121212/ 先日、当ネットワーク呼びかけ人で、イラク派兵差止訴訟弁護団の 川口創弁護士とお話した際も、この件について意見が一致したのですが、 イラク戦争の検証を行う必要性は、日本の国民にとって、より切実かつ 緊急性のあるものとなってきたと言えましょう。憲法改悪の動きを食い 止めるためにも、今まで以上に声高にイラク戦争の検証を政府や国会に 求めていく必要があるのです。 さて、今回のトピックです。 1. 外務省のイラク戦争「検証」に対する緊急声明 2.関連イベントの紹介 3.イラク戦争10年企画のホームページ公開 4.自分の地域でイラク戦争検証を求める動きを 5.イラク戦争なんだったの!?関連書籍・関連動画 6. 賛同者の皆さんへのお願い *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 1.外務省のイラク戦争「検証」に対する緊急声明 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 今月21日、外務省は「対イラク武力行使に関する我が国の対応(検証 結果)」との文書(A4用紙で4ページ)を公開しましたが、それは、 「検証」というには全く不十分なものでした。 そこで、イラク戦争の検証を求めるネットワーク、日本国際ボラン ティアセンター、日本イラク医療支援ネットワーク他、有志の市民団体 ・NGOは26日、外務省への情報開示と、政府と国会に対し日本のイラク 戦争支持・支援の検証とを求める声明を発表しました。以下、全文です。 転送・転載大歓迎。 ----------------------- 内閣総理大臣 安倍 晋三 殿 参議院議長 平田 健二 殿 衆議院議長 伊吹 文明 殿 外務大臣 岸田 文雄 殿 外務省「対イラク武力行使に関する我が国の対応(検証結果)」に対する 緊急声明―情報開示と政府による検証を求める 先週 12 月21 日、外務省は「対イラク武力行使に関する我が国の対応(検 証結果)」として、2003年3 月に開戦したイラク戦争への、同省としての 対応を検証したと公表した。一部報道では、「分厚い」報告書がまとめら れたと報じられているが、公開されたの は、わずか4ページの要旨のみで あった。これをもって日本のイラク戦争への対応が検証されたとはとても 言えない。私たち市民団体とNGO は、以下の二点を求める。 1. 外務省の「検証」報告書の全文を公開すること 2. 外務省のみならず政府および国会における独立した第三者の検証委員会 により検証が行なわれること 1.報告書の公開に関して 今回の「検証」報告書について、外務省は外交的配慮を理由に公開しない としている。だが、日本に先駆けてイラク戦争への対応を検証したオラン ダでは、「国 連決議1441 に基づくイラク攻撃は国際法違反」「オランダ 政府のイラク戦争支持は誤り」として550 ページにわたる報告書が2010年 1月にまとめられ、公開されている。2009 年7 月から検証が開始され、 来年中には最終報告がまとめられると見られるイギリスにおいても、独立 した検証委員会がトニー・ブレア元首相を筆頭に当時の政府関 係者への 聴取や政府文書の開示を行い、それらは検証委員会のウェブサイトで公開 されている。これらの先例にくらべ、今回の外務省の「検証」はあまりに 閉鎖的であり、客観的な批判に耐えうるものとは言えない。そうした閉鎖 性こそ、「イラクが大量破壊兵器を所有している」という誤った情報を 開戦にいたるまで主張し続けることとなった原因のひとつである。報告書 を公開し、一般(市民)からも広く意見を求めるべきである。 2.第三者の検証に関して 私たちは、今回の外務省の「検証」が、日本におけるイラク戦争検証の幕 引きとされることを強く憂慮する。オランダやイギリスの検証は、政府の 指示の下に、 独立した検証委員会が、イラク戦争と自国の関与について 多角的に検証しているものである。それに対し、今回の外務省の「検証」 は、同省がイラクの大量破壊兵器に関する情報について、誤った情報しか 持ち得なかったことを認めたにすぎない。 私たちは、政府と国会に対し、改めて以下のことを求める。 1)独立の「第三者検証委員会」を政府および国会のもとに設け、「イラ ク戦争支持の政府判断の是非」「自衛隊イラク派遣の判断の是非」「政府 のイラク復興 支援の適否」の3 点を検証すること。同委員会が上記3 点 についての情報開示や調査を行い、個人も含めた道義的・法的な責任の 所在を明らかにすること。 2)「第三者検証委員会」による検証のプロセス、最終報告などが最大限 公開され、誰にでもアクセスできるようにすること。 3)「第三者検証委員会」による最終報告を受けたうえで、日本政府とし ての見解を国内外に発表するとともに、必要とされる人道支援、被害者 支援を行うこと。 イラク戦争の検証を行うことは、第166 回国会で内閣提出の法案第89号 (イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する 特別措置法の一部を改正する法律案)可決の際の附帯 決議で定められた 国会の意思である。政府及び国会は、早期かつ内外の評価に充分耐えう る内容をもったイラク戦争の検証の実現に尽力すべきである。 2012 年12 月26 日 イラク戦争の検証を求めるネットワーク (特活)日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET) (特活)日本国際ボランティアセンター(JVC) ピースボート 非戦を選ぶ演劇人の会 WORLD PEACE NOW ----------------------- *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 2.関連イベントの紹介 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 【2013年1月18~20日・関西】 ======================= イラクの子どもたちのこと ~イラク戦争から10年。イラクは今どうなってる?~ 医療支援の現場から♪関西スピーキングツアー♪ 来年3月でイラク戦争から10年。もうあまりニュースにも 報道されなくなったイラク。 2003年世界中で反戦デモが起こったこの戦争はなんだった のか。。。 イラン・イラク戦争、湾岸戦争、イラク戦争・・・戦争が続き、 人々の日常が壊されていく。 そんな中、経済制裁でイラクは薬も手に入らなくなる・・・ 「薬さえあれば救える命がある」と日本のNGO 日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)が立ち上がり、 2004年から支援を始めました。 この10年、イラクと向き合ってきたJIM-NET 事務局長 佐藤真紀が11月イラク入国の最新情報も報告します。 スピーキングツアー日程 ※各会場地図は裏面 ●京都会場 2013年1月18日(金)18:30~20:30 Caféパラン(※参加費 1ドリンクオーダーお願いします。) http //blog.goo.ne.jp/cafephalam 京都市中京区西ノ京北聖町24(千本御池上ル) JR・地下鉄「二条」徒歩2分(千本通り東側)☎075-496-4843 ●神戸会場 2013年1月19日(土)14 00~17:00 ゲスト 志葉玲さん「ガザ最新報告」 元町映画館2F(※参加費 500円) http //www.motoei.com/access.htm 神戸市中央区元町通4-1-12(元町商店街) JR・阪神電車「元町」駅西口より、南西へ徒歩6分 神戸高速鉄道「花隈」駅東口より南東へ徒歩6分 神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町」駅2出口より北へ1分 ●大阪会場 2013年1月20日(日)15:00~17:00 トルコcaféレストランSamimi(※参加費 500円 アラブチャイ付き) http //samimi.jp 大阪府八尾市本町7-10-11オクムラビル1F 電話072-925-0369 近鉄八尾駅 西口下車。ペイントモールを西向きにまっすぐ。 スポーツカフェを左折。右側にダイコクドラックがあり、 正面にsamimiの青い看板が見えます。 主催: JIM-NETボランティアチーム☆NARA☆、フレンズ オブ マーシー・ハンズ、 イマジンイラク実行委員会 協賛:市民社会フォーラム 協力:カフェ パラン/元町映画館/トルコ カフェ レストランSamimi/ 問合わせ:090-5977-3201(前野) 佐藤真紀(さとう まき)さん JIM-NET事務局長。奈良県生れ 早大理工学部卒。(株)ブリヂストンで 研究員として勤務。青年海外協力隊でイエメンに赴任するも内戦勃発、 その後シリア、パレスチナで活動、国連ボランティアなどを経て、JVCパレ スチナ事務所代表、2002年からイラクにかかわり、イラク戦争では、緊急 救援を指揮。2004年にイラク医療支援ネットワークを立ち上げ現職。 ※イラクと福島の子どもたちへ「チョコ募金」にご協力をよろしくお願い 致します! http //www.jim-net.net/choco/ 500円うち、290円はイラクへ→小児がんの子どもたちの医療支援に 50円は福島へ→子どもたちを放射能から守る活動に *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 3.イラク戦争10年企画のホームページ公開 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* イラク戦争10年企画のホームページが公開されました。これから 随時情報をアップしていくので、賛同者皆さまも告知へのご協力、 よろしくお願い致します。 イラク10 http //iraqwar10.net/ ☆イラク戦争10年イベントには海外ゲスト招聘など多額の費用が かかります!どうか ご支援を!! ゆうちょ銀行 *加入者名:イラク戦争10年実行委員会 *00110-8-263690 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 4.自分の地域でイラク戦争検証を求める動きを *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 来年夏に予定されている参院選挙で、イラク戦争の検証を行い、 これ以上日本を戦争に加担する国にさせないということを、地元 候補に意識させるためには、今から各地での活動がカギとなって いくかと思われます。是非、皆さんの地域で、イラク戦争の検証 を求める動きをつくっていって下さい。イラク戦争の検証を求め るネットワークの呼びかけ人を招いての勉強会も歓迎です。 詳しくは、office@iraqwar-inquiry.net か、志葉携帯(090- 9328-9861)まで。 また、今回の衆院選で当選した地元の国会議員にイラク戦争の 検証を行うよう、働きかけて下さい。党派によっては、声をかけ ても・・・と思われるかもしれませんが、地元で検証や非戦を 願う声があるということを各議員に伝えることは、やはり重要 かと思います。 地元の国会議員は以下のサイトで探すのが便利です。ご自分の お住まいの自治体をクリックすると、その選挙区の議員が表示さ れます。 http //seiji.yahoo.co.jp/area/ *選挙区、所属政党が変わっている可能性もあるので、報道や ネット検索等でも確認が必要かもしれません。 イラク戦争の検証を求めるネットワーク設立趣意より http //iraqwar-inquiry.net/?page_id=2 我々が要求していること。 ----------------------------------------- 1)独立の「第三者検証委員会」を、政府が設立し、 「イラク戦争支持の政府判断の見直し」 「自衛隊イラク派遣の判断の是非」 「イラク復興支援への日本の関わり」 の3点を検証すること。同委員会が上記3点についての 情報開示や調査を行い、個人も含めた道義的・法的な 責任の所在を明らかにすること。 2)「第三者検証委員会」による検証のプロセス、最終報告 などが最大限公開され、誰にでもアクセスできるようにする こと。 3)「第三者検証委員会」による最終報告を受けての、日本 政府としての見解を国内外に発表するとともに、必要とされる 人道支援、 被害者支援を行うこと。 --------------------------------------------- 多くの議員は各自ホームページを持っており、事務所の連絡先 もホームページ内にあることがほとんどです。議員は自分の選挙 区の有権者を無視できないので、しっかり声を伝えましょう。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 5.イラク戦争なんだったの!?関連書籍・関連動画 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 当ネットワーク関連書籍・関連動画です。ご購入や、ご視聴、 ブログやツイッター等でのご紹介よろしくお願い致します。是非、 ご協力よろしくお願い致します ☆【雑誌】『紙の爆弾』2013年2月号 “自民党政権でさらに強化される日米属国関係 国を提訴した元航空自衛官の叫び イラク派遣で重傷も アメリカへの配慮で 「治療拒否」「事故隠し」「いじめ」” (2013年1月上旬発売予定) http //www.kaminobakudan.com/ ☆【WEB】川口創弁護士の「憲法はこう使え!」 “【第13回】9条の解釈改憲と明文改憲で、 日本はついに「平和国家」の看板を下ろすのか” http //www.magazine9.jp/kawaguchi/121212/ ☆【書籍】『災害派遣と「軍隊」の狭間で 戦う自衛隊の人づくり』 (布施祐仁/かもがわ出版) http //amzn.to/NWo27V 殺し殺されるかもしれない戦地で活動するとは? 機関銃手としてサマワに派遣された自衛隊員の生々しい証言も。 ☆【動画】「イラクと福島―佐藤栄佐久元知事と“国策”を問う」 http //youtu.be/wFLiltIYoyg ☆【動画】イラク戦争・空爆下のバグダッド by 志葉玲 http //youtu.be/hl4VQLiDv34 ☆【動画】佐藤真紀さんインタビュー動画 OurPlanetTV「911事件から10年~イラクと福島を結ぶ 」 http //www.ustream.tv/recorded/17140558 ☆【動画】4万筆署名を首相官邸に提出! イラク戦争なんだったの!?―イラク戦争の検証を求める ネットワークは、先月29日、全国から集めたイラク戦争の 検証実現を求める賛同署名約 4万筆、内閣官房に提出し、 検証実現を要請しました! 報告会見動画↓ http //www.ustream.tv/recorded/17570168 ☆【書籍】『希望 命のメッセージ』(東京書籍) 鎌田 實 ・ 佐藤 真紀 (著) http //amzn.to/qUYFgs 当ネットワーク呼びかけ人の鎌田さん、佐藤さんの共著。今月1日に 発売したばかりです!この本の印税はすべて、JIM-NETを通して 被災地の子どものために使われます。 ☆【書籍】『脱・同盟時代―総理官邸でイラクの自衛隊を統括した男の 自省と対話』(柳沢協二/かもがわ出版) http //amzn.to/oi2SUC (amazon) http //p.twipple.jp/zYYuS (帯あり画像) *当ネットワーク呼びかけ人の池田香代子さんと志葉が、柳沢さんと 鼎談しています。 関連動画↓ http //www.ustream.tv/recorded/17471711 http //www.ustream.tv/recorded/17472693 ☆【公式ブックレット】『イラク戦争を検証するための20の論点』(合同出版) イラク戦争の検証を求めるネットワーク 編 http //amzn.to/ouGArE ☆【呼びかけ人書籍】『破壊と希望のイラク』(金曜日) 高遠菜穂子 著 http //amzn.to/ncRcnk ☆【動画】『イラク人が見た自衛隊、米軍基地、刑務所― ワリード・ホマディ氏証言会』 http //www.ustream.tv/recorded/16347142 ☆【動画】『検証 震災・原発報道とイラク戦争 』 http //www.ustream.tv/recorded/16574652 ☆【動画】『フクシマとイラク-放射能時代を生きる』 公式 http //www.ustream.tv/recorded/15017089 岩上チャンネル http //www.ustream.tv/recorded/15009489 ☆【動画】『ビデオニュースドットコム イギリスのイラク戦争検証から何を学ぶか』 http //www.youtube.com/user/videonewscom#p/u/73/8wI8lLTDOWg *約5分間のプレビューです。 ☆【動画】『Bagdad So Sad』 http //bit.ly/pw6HwF *開戦8年目のイラクの状況を伝えるスライドショー。 ☆【動画】 『シンポジウム イラク戦争なんだったの!?日本での検証実現にむけて』 http //www.youtube.com/playlist?list=PL60D82D32FAFF89DE ☆【動画】『イラク戦争何だったの!? ビサイナとシェイマの場合』 http //youtu.be/RoMlWpamEEg ☆【呼びかけ人書籍】『たたかう!ジャーナリスト宣言 ボクの観た 本当の戦争』 http //bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4916117743.html *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 6.賛同者の皆さんへのお願い *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* メールニュース読者の皆さんにお願いがあります! ☆お願い・その1☆署名を集めてください! おかげさまでイラク戦争の検証委員会設置への賛同署名は4万筆 を越えました!第一次集約したものを首相官邸に提出、要請行動を 行いましたが、第二次集約での集約のため、今後も賛同署名を募集 します。 つきましては、FAX・郵送用での賛同シートを以下URLからダウン ロードの上、署名を集めて下さい。記入項目で、メールアドレスを 書かれた方には、当ネットワークからのメールニュースをお届けし ます。 個人用賛同用紙 http //iraqwar-inquiry.net/files/iraq_printout_single.pdf 複数署名賛同用紙 http //iraqwar-inquiry.net/files/iraq_printout.pdf FAX:020-4669-7585 *上記番号に送れない場合> 03-3209-5122 郵送先: 〒171-0033 東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303 イラク戦争の検証を求めるネットワーク 個人のブログ やツイッター、mixiなどを利用されている方々は、 以下の様に賛同募集を転載してください。もちろん、メールでの 転送も大歓迎です。 ******************************************************* 【拡散希望】イラク戦争検証の必要性は認めつつも、なかなか 腰の重い政府に民意を示すため、イラク戦争検証( @isnn_ )へ の賛同者を大募集。オンラインからも簡単にできますので、是非、 ご協力御願いします。 賛同フォーム> http //bit.ly/9b4OWA ******************************************************* ☆お願い・その2☆メールニュースを広めて下さい! 本メールニュースは、イラク戦争の検証を求めるネットワークの 賛同人の方々の中からメールアドレスをいただいた方へ配信していま すが、転送・転載は自由です。ブログやml等、ネット上に広めてい ただくことは、当ネットワークとしましても大歓迎です。イラク戦争 の検証を求める動きがあるということを、より多くの人々に知っても らうため、ご協力いただければ幸いです。 ****** 以上、ご報告とご協力のお願いでした。今後とも、応援いただけます よう、ご期待申し上げます。 ☆=========================================☆ イラク戦争なんだったの!?― イラク戦争の検証を求めるネットワーク 〒171-0033 東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303 Web:http //iraqwar-inquiry.net/ mail:office@iraqwar-inquiry.net ☆=========================================☆
https://w.atwiki.jp/nipponnokiki/pages/284.html
マスコミによる世論誘導の偏向報道が発覚した事件の正体 吉永みち子 「我々も支持率を下げないで辛抱して支えている」 | これは椿事件の再来である。 テレビ朝日の放送法違反の証拠映像です(テレ朝が動画を削除しまくって隠蔽中)。 テレビ局は民主党の応援団として、国民を洗脳する放送を続けていたことが判明。 当サイトの指摘が事実であった動かぬ証拠です。 27日、テレビ朝日の番組内で「鳩山首相が本会議中に扇子にサインしていた」というニュースが報じられた。 その中で、コメンテーターの作家・吉永みち子氏が以下のように発言した。 「今までも、国会はいろんな角度から撮られているこがわかってる。こういうことをしたら映るかも しれないという、そういう予測がつかないもんかなと。手先のことしか考えなくなっちゃうのかと思うと やはりね。ささいなことなんだけども、こういう姿勢がね、この大変なときにね、 一生懸命、我々も支持率を下げないでね、辛抱して支えてるのに、何なんだよと。 そういうことになってしまうんで。ささいなことのようだけど、重なるとボディーブローのように聞いてくる」 <目次> ■放送法 第三条の二 "偏向報道の禁止" ■椿事件 解説動画 ■椿事件とは、テレビ朝日による放送法違反事件である ■ここまで来たか、麻生太郎前総理を潰す工作 ■安倍晋三元首相も、偏向報道の被害者 ■愛国議員が指摘する偏向報道 ■民主党とマスコミの癒着(1)マスコミに「民主党が有利になる偏向報道をしろ」と依頼 (2)民主党が大手マスコミを軽井沢ゴルフと鳩山邸で接待 (3)自民党は叩くけど、民主党は守る ■フライデー襲撃事件を忘れたマスコミ ■マスコミの世論誘導で、日本はどうなったか? ■ブログランキング応援クリック ■放送法 第三条の二 "偏向報道の禁止" 放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、 次の各号の定めるところによらなければならない。 一 公安及び善良な風俗を害しないこと。 二 政治的に公平であること。 三 報道は事実をまげないですること。 四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。 ■椿事件 解説動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm5602822いまだからこそ『椿事件』を掘り起こしてみる (コメントを消して動画を見る場合は、右隅のヒヨコのマークをクリックしてください。) ■椿事件とは、テレビ朝日による放送法違反事件である | 椿事件 - wikipedia 1993年9月21日、民間放送連盟の「放送番組調査会」の会合の中で、 テレビ朝日報道局長の椿貞良が、総選挙時の局の報道姿勢に関して 「小沢一郎氏のけじめをことさらに追及する必要はない。 今は自民党政権の存続を絶対に阻止して、 なんでもよいから反自民の連立政権を成立させる手助けになるような報道をしようではないか」 との方針で局内をまとめたという趣旨の発言を行う。 日本の放送史上で初めて、放送法違反による放送免許取消し処分が本格的に検討された事件である。 <ソース> 平成5年10月25日 第128回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第8号 (国立国会図書館 公式サイト) | 椿事件と全く同じことが、今現在まさに起こっている。 詳しくは次項以降に記述されている。 ■ここまで来たか、麻生太郎前総理を潰す工作 【動画】政権交代詐欺の共犯者を暴いてみた | 「自分は人気がない首相だったが、何をやってもまともに報道されずイライラすることも多かった。 在任中の印象ではなく、どう日本の国益に貢献する仕事をしたかが大事だと思っている」森元首相の弁です。 インターネットで政治を調べていけば、麻生さんだけでなく、森さん、小泉さん、安倍さんといった歴代首相の印象もガラリと変わります。 http //www.nicovideo.jp/watch/sm5558690『椿事件』現麻生内閣に当てはめてみる (コメントを消して動画を見る場合は、右隅のヒヨコのマークをクリックしてください。) | 反日マスコミ・民主党・公明党・自民党内の反日勢力によって、麻生内閣を潰す偏向・捏造工作が激化。 反日勢力にとって愛国・保守議員の代表格である麻生太郎は目障りで仕方がない存在。 反日マスコミは麻生太郎の実績を隠し、偏向報道で印象を悪くしている。 再び日本国民はマスコミに騙され、内閣支持率は下落中。 | <詳細> 麻生太郎潰しの正体 ←麻生内閣の支持率を下げる偏向・捏造報道の手口を暴露。 テレビが隠す麻生太郎 ←マスコミが報じない麻生太郎の仕事ぶり。反日記者とのやり取りをノーカット。 麻生政権の実績 ←麻生内閣の実績をリスト化。コピペに最適。 麻生太郎の真実 ←麻生太郎の生き様。 日本前向新聞(外部リンク) ←麻生太郎の実績や日本を明るくするニュースを更新するブログ ★お勧め★ ■安倍晋三元首相も、偏向報道の被害者 http //www.nicovideo.jp/watch/nm4946352安倍晋三 【安倍政権崩壊の真実】 (コメントを消して動画を見る場合は、右隅のヒヨコのマークをクリックしてください。) | 反日マスコミは、「戦後レジームからの脱却」を掲げた愛国議員、安倍晋三を偏向報道で攻撃した。 その結果、実績は取り上げられず、ネガティブキャンペーンのみを受けることになった。 そして消えた年金問題が浮上。 この責任は民主党の支持母体である自治労にあるが、 マスコミは安倍晋三の責任であるかのように捏造。 マスコミに踊らされた日本国民は、自らの手で安倍政権を崩壊させた。 <詳細> 安倍晋三の真実 年金問題の正体 自治労の正体 民主党の正体 ■愛国議員が指摘する偏向報道 西川京子議員が語る 真実の報道をしない今のメディア | 超人大陸(平成21年2月2日号)より転載。 西川京子議員(自民党)の指摘は完全に正論だと思います。 ■民主党とマスコミの癒着 | 民主党とマスコミの癒着と思われる裏づけは山ほど存在します。 (1)マスコミに「民主党が有利になる偏向報道をしろ」と依頼 | 小沢代表「国民の支持を背景にして強力な政策を実行する政権・内閣が望ましい」(民主党公式ホームページ) (省略) 政府の対応では駄目だということであれば、 民主党政権のキャンペーンを大々的にするべきときだと記者にも求め、 民主党ならば「必ず建て直してみせる」と力強く語った。 放送法では「政治的に中立でなければならない」という決まりがありますが、 そんなものお構いなしで偏向報道しろ、と堂々とアピールしています。 (2)民主党が大手マスコミを軽井沢ゴルフと鳩山邸で接待 | 軽井沢1泊ゴルフコンペ付きーー民主党のマスコミ接待リスト出回る 政権交代なくして政治の浄化などあり得ないと思っている本紙は、民主党に期待している。 だから、本当はこんなリストは紹介したくないのだが、どうせ表面化は時間の問題だろうから、 あえて公表することにした。今年5月の連休中、民主党の中堅国会議員8名が、 ただ同然で大手マスコミ等5名を軽井沢のゴルフコンペに招いた件だ。現地では 政治評論家の森田実氏と、起訴休職外務省事務官・佐藤優氏の講演も行われたという。 いくら民主党が期待されているとはいえ、ただ同然はマズイし、それに何の抵抗もなく出かける マスコミ側も同罪。これでは自民党の腐敗は批判できない。その道義的責任は免れないのではないか。 少し前、山田洋行のマスコミ接待疑惑が浮上したが、取材対象相手とは節度あるつきあいをするのが鉄則。 この件を問われて、「何か問題でも!?」と本気で答えた社の幹部がいたが、 その感覚麻痺がすでにマスコミ人として終わっている(以下にその2枚の資料添付)。 http //straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2008/10/post-0306.html 5/5に、軽井沢プリンスホテルに集合して、森田実の講演と佐藤優の講演、で、鳩山邸で懇親会だって・・・ ~~~~~~~~~~ ~~~~ ~~~~ ~~~~~~~ 4/18現在のFAXでこれだから、たぶん5月6日(火)のコンペでは、参加者増えてただろうね。 民主党議員 小沢鋭仁、奥村展三、中井治、古賀一成、津田弥太郎、加賀谷健、工藤堅太郎、松野頼久 マスコミ関係者 ****様 NHK野党クラブ担当 ←公共放送のNHKまで接待受けてる! ****様 日本テレビ野党クラブ担当 ****様 朝日新聞野党クラブ担当 ****様 テレビ朝日野党クラブ担当 上杉隆 元衆議院議員秘書 (3)自民党は叩くけど、民主党は守る | 民主党・山岡国対委員長が失言がしても、マスコミは叩かない | 反日マスコミ(マスゴミ)の偏向報道というものは上の動画の例からも良く分かります。 中山前国交相の日教組批判は叩くにもかかわらず、民主党議員の「麻生・中山支持者はナチス」発言は叩きません。 【関連】日教組の正体 | その他には 民主党と反日マスコミの癒着と民主党の正体をご覧になればさらによく分かります。 ■フライデー襲撃事件を忘れたマスコミ ビートたけし FRIDAY襲撃事件 ⇒Dailymotion版 | <掲載日>2009.09.02 偏向かまびすしい報道の結果、 ついに当サイトが懸念した、民主党政権が誕生する事態に陥ってしまいました。 安倍晋三氏も、麻生太郎氏も偏向報道の餌食となりました。 過去にマスコミの暴走によって、暴力事件にまで発展したケースがあります。驕る平家は久しからず。 このフライデー襲撃事件は昔話ではありますが、未来図でもあります。 【関連】 フライデー襲撃事件の正体 反日主義者の精神構造 マスコミに潰された者 詳しくはフライデー襲撃事件の正体をご覧ください。 ■マスコミの世論誘導で、日本はどうなったか? 鳩山不況の実態 鳩山由紀夫と麻生太郎の違い ■ブログランキング応援クリック | 真実を国民に知らせるために ブログランキング応援クリックをお願いいたします。(一日一回のみ有効) ⇒#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (人気ブログランキングへ)
https://w.atwiki.jp/toho_karaoke/pages/51.html
テスト。 -- (管理メンバー-九田) 2009-02-07 16 46 10 東方では無いですが、ボーカロイドの例でどこかに詳しく載っていた記憶があります -- (きょくちょ) 2009-02-08 02 05 31 ttp //blog.livedoor.jp/matcha0014/archives/51110955.html 見つけたので貼っておきます。 -- (きょくちょ) 2009-02-08 13 23 51 確かクラゲノボーンの誰か忘れたけどカラオケ化のやり取りをニコニコ動画にUPしていたような気が…… -- (名無しさん) 2009-02-11 05 24 12 世界の片隅でVOCALOIDカラオケを応援のHPはボーカロイドだが結構詳しく載っているね ttp //vocaloidkaraoke.khaotic.info/joy_request.htm -- (名無しさん) 2009-02-12 20 50 36 下で言ってるクラゲノボーンの動画はこれかな? http //www.nicovideo.jp/watch/sm3718081 -- (名無しさん) 2009-02-13 17 54 23 これです。ありがとうございました。 -- (名無しさん) 2009-02-16 11 31 10 |ω・)きょくちょさんに貼っていただいたブログの管理人です。 蛇足かも知れませんが、ボカロ曲のカラオケ配信は、 実は石鹸屋さんの交渉をモデルにしていることを、ここで述べておきます。 つまり、東方の場合でも「クリプトン社」が「ZUN氏」に変わるだけで、 交渉方法のベースは同じと言うことですね。 また、もう一つ蛇足で付け加えておくと、 UGAの交渉について、こちらはJOYSOUNDより選定基準が非常に厳しいですが、 有名な作者さんの場合、作者さんから連絡すると、カラオケ配信までの説明をくれるようです。 ただし、弾かれる場合もあるようです。 さらに、フリーメールの場合は問い合わせても弾かれるようなので、そこは注意ですね。 以上、二点ほど。 失礼いたしました(_ _) -- (鈴山 正秋) 2009-03-02 17 02 14 |ω・)問い合わせた結果によると、 JOYと交渉するにあたって、「実績」を見せれば、 リクエスト投票をすっ飛ばして、「企画入曲」扱いになるようです。 「実績」というのは、例えば、ニコ動の再生数や、売上実績などですね。 多分、ニコ動の再生数だと多くても100万再生くらいが目安になるんじゃないかなと思われます。 -- (鈴山 正秋) 2009-04-11 21 29 40 ひとまず、箇条書きのみ、まとめておきました。 また、暇を見て、まとめます。(_ _) -- (鈴山 正秋) 2009-06-14 21 26 53 (2)一部修正しました。 -- (名無しさん) 2009-06-15 17 40 14 神主への連絡は必要ないの? 権利云々の前に、作曲したものの二次創作物を使われるわけだし。 まりおサンとかやってたみたいだけど… -- (名無しさん) 2009-06-15 22 32 07 ↓「はじめに」の②と(1)の③ -- (名無しさん) 2009-06-15 23 39 34 (1)A③備考3を加筆しました。 -- (鈴山 正秋) 2009-08-28 21 11 09 確か東方アレンジ曲に関してはJOY側の方で包括した話を神主に通してあるので大丈夫というのを聞いたことがある。 まあそれでも道義的に考えて、通さなきゃならない筋が不要になるわけではないけど。 -- (名無しさん) 2009-09-04 00 21 04 ↓ なるほど、神主と包括的な個人契約を結んでいるということですね。( ..)φメモメモ ただ、今のところは「カラオケ配信についての連絡はいりません。」という旨の 記述がどこにも書いていないので、やはり、連絡しておいた方が無難ですね。 しかし、となると、「東方の二次創作楽曲です」とJOYSOUNDへ言っておけば、 JOYSOUNDから適切な指示が来そうですね。 やはり、とりあえずJOYSOUNDへ連絡すれば何とかなる、ということでしょうかね。 というわけで、「はじめに」に少し加筆・修正しておきます。(_ _) -- (鈴山 正秋) 2009-09-04 14 18 42 ブログ、ケーちゃんの部屋をご覧ください。 livedoor Blogです。 http //blog.livedoor.jp/yon_a/ です。 詩ですが、曲にならないでしょうか? よろしくお願いします。 -- (ケーちゃん) 2009-09-19 04 42 08 アキシマンさんありがとうございます。 -- (ケーちゃん) 2009-09-19 04 58 30 クラゲボーンさんよろしくお願いします。 -- (ケーちゃん) 2009-09-19 13 01 52 ニコニコ動画に参加させていただいています。 -- (ケーちゃん) 2009-09-23 14 27 04 |ω・)この前、聞いた話では、 「曲の対応状況を確認」ページは、元々はJASRAC信託曲等を対象にしたものらしいので、 その旨を書き加えておきました。 -- (鈴山 正秋) 2010-02-10 06 23 55 |ω・)先程、いただいた情報によりますと、 ZUN氏への連絡は、JOYSOUND側で行ってくれるようです。 また、友人から「このページ、少し分かりにくいかな」などのアドバイスを頂いたので、 近く、「サークルさん向け情報」「ファン向け情報」に分けて、わかりやすく書き直したいと思います。 何かありましたら、こちらにコメント頂ければ、と思います。(_ _) -- (鈴山 正秋) 2010-03-25 23 14 49 大幅に文章を変えてみました。 多分、「サークルさん向けの情報」の項目は、見やすくなったんじゃないかな、と思うのですが、 …いかがでしょうか(・ω・;) -- (鈴山 正秋) 2010-04-02 02 32 45 すみません。 もう少し個人的にメールを 送るなどの対応していただ かないと、自分の状況を 理解できない人もいると 考慮にいれていただけたら さいわいです。 -- (ケーちゃん) 2010-04-24 19 15 09 マイスタミュージックに 思い出の木のはだ という作 品を登録させていただきまし た。 初音ミクのファンで、ニコニ・ コモンズにも作品を登録させて いただいています。 ニックネームは二つともケー ちゃんです。 未熟者ですが、なにとぞよろ しくお願いいたします。 -- (ケーちゃん) 2010-04-29 01 56 04 ただいま 東方のカッコイイ画像 - ニコニコ静画 に詩をかかせていただいています。 よかったらみにきてください。 -- (ケーちゃん) 2010-05-13 19 27 22 いえろー~ぜぶらのカラオケ配信早くしてほしいです -- (NKGV) 2010-06-12 05 42 33 クラゲノボーン、「入曲交渉をする予定はない」と明言したみたい。 (2010/4/29のweb拍手レス) 東方超淫乱とかの、いわゆる紳士曲は歌詞がきつすぎるって理由で審査通らないのが明らかなので、交渉は無駄手間って考えてるのかもしれん。 #Joyのリクエストに上がるのが紳士曲ばかりだしね… -- (名無しさん) 2010-07-23 22 12 43 Bad Apple!! feat. nomicoがあれだけ大人気を誇っているにも拘らず交渉中が続いているというのはどういう事だと考えればいいのでしょうか? Alstroemeria Records様に入曲する意思がない, 若しくは入曲に反対だという事ですか? -- (tau) 2010-09-26 23 49 51 ↓ それはなんとも言えませんが、「ごめんなさい」にならないところを見ると、 おそらく、メールを送っても返事がないなど、連絡が取れないものと思われます。 -- (鈴山 正秋) 2010-09-27 01 23 21 雑談場を参照 -- (ダリルの墓@携帯) 2010-09-27 06 22 02 舞桜とBAD APPLE! いれてほしい・・・・ -- (名無しさん) 2011-08-06 00 58 05 ↓名無し 様 ①楽曲を「配信して欲しい」という要望について カラオケ配信するかどうかはサークル側の判断となりますので、こちら側ではどうすることもできません。 当然人気がある曲でも、サークル側が配信しない方針の場合は、配信は不可能です。 詳細について「質問・相談」のコメントに投稿しましたのでご確認下さい。 該当ページURL:http //www32.atwiki.jp/toho_karaoke/pages/11.html ②BAD APPLE!について Alstroemeria RecordsのBad Apple!につきましては、サークル代表のMinoshima氏がtwitterで現状では配信しない旨をつぶやきましたので、配信は厳しいと思われます。 その時のつぶやきについて等の詳細につきましては、「質問・相談」のコメントに投稿しましたのでご確認下さい。 該当ページURL:http //www32.atwiki.jp/toho_karaoke/pages/11.html ③舞桜について いえろーぜぶらの楽曲だと思いますが、いえろーぜぶらは明言こそはしていませんが、JOYSOUNDのリクエストエントリーに挙がった楽曲が次々と「ごめんなさい」になっていますので、カラオケ配信には否定的だと思われます。 よってカラオケ配信は厳しいと思われます。 -- (tomoty) 2011-08-06 18 51 16 当ページを大幅に内容追加変更しました。 大まかなところで以下のとおりです。 ①目次を作成。 ②「サークルさん向けの情報」について 「STEP3:契約」配信決定後の音源等の提出が遅れると配信予定から外されてしまう旨を追加。 「諸注意」曲名・歌手名変更については、JOYSOUNDへ連絡すればいつでも可能という旨を追加。 ③「補足」(カラオケ配信に消極的なサークル)の情報を追加。 (いえろ~ぜぶら、岸田教団、 Alstroemeria Records[Bad Apple!] 、Team.ねこかん) ④「ファン向けの情報」にリクエストエントリーのススメを入れる。 エントリーは直接は関係ないが、リクエスト開始する際に重要な情報源としているサークルがいる為。 その際、是非「サークル+歌手」の表記にしてもらうよう注意を入れる。 -- (tomoty) 2011-09-17 22 16 19
https://w.atwiki.jp/hazama/pages/296.html
【 ← キャンペーン/短編/20000000 / キャンペーン/短編/20000000 → 】 タグ 編集/ クリックするとキャンペーン関連記事を一覧表示します 20010804 20010811 20010818 20020824 20030329 20060812 20080824 20120602 銀色の支配者 2003/03/29にビーさんとたけぞうさんを迎えてのセッション。 (・・・執筆中) ■ 16 名前: azatoth 2003/06/29 01 18 32 銀色の支配者(azatoth版ログ) ●登場人物紹介 たけぞー:イリアス (M23、SIZ13、APP12)オーランス信徒、ガーハウンド卿の近侍 ビー :ランクル (M28、SIZ16、APP14)フマクト信徒、大剣使い一歩の伊達さん Taka :バグラム (M26、SIZ14、APP13)オーランス信徒、農夫から司祭見習い azatoth :マルミール(M25、SIZ13、APP18)イェルマリオ信徒、借金返済中 ののの :リズ (F18、SIZ10、APP15)アズリーリア信徒、借金とり (不在)Efendi :ジャダラン ●ログ 【1621年・火の期56日~地の期1日】 マルミールとリズは、トカゲの群れから逃れるため走る中、他の者と別れる。 リズ:「もう歩けません。」 マル:「そうですか。では、ここで休んでいてください。」 疲れ知らずなマルミールは寝ずの番をする。l マル:「なんか煙が…。人がいるのかもしれません。起きてくださいリズさん。」 リズ:「あ、火事っぽいですね。」 マル:「え、まずいじゃないですか。」 登攀やら落下やらをしながら現場に近づいていく。 消化していた老夫婦とオーランスの助祭の若者(バグラム:オーランス寺院の業務としてお届け物に来ていた)と遭遇。 消化活動を手伝うが、なぜこんなところに?と疑われる2人。 老夫婦はどこか適当なところに捨ててくるようにバグラムに依頼する。バグラムはその依頼を受け、当日のうちに「下山を助ける」という名目でマルミールとリズを連れ去る。 3人が山を進む途中、どこからともなく鈴の音が聞こえる。気配を察知して頭上に盾をかまえたマルミールだったが、隣でリズが倒れる。(マスターは神聖介入の機会を与えるが拒絶。) 何者かに打ち倒される。 【1621年・地の期7日】 イリアス(オーランス信徒)は、ガーハウンド卿の元を出発して隊商と共にアルダチュールまでやってきたが、今は別れ、一人で南下しはじめていた。火の期には珍しく雨が降り始めた。3時間ほど足止めされたため、野宿をすることになるが、その夜狼の群れに襲われる。 たまたま近くで野宿していたランクル(フマクト信徒)は物音に目覚め、助太刀にはせ参じる。かろうじて助けるが、その後、巨大な銀の玉(ヘリオン)に支配された3人+エルフ+農夫2人は、ランクルとイリアスを襲撃する。 しかし思いのほかランクルとイリアスは粘り、制圧できないとふんだヘリオンは「村人1、エルフ、マルミール」を連れて、撤退を始める。 リズは戦闘能力も低いため放置されるが、戦闘指示を解除せずにヘリオンが去ったため、イリアス達のそばにとどまる。 感想など ■ 31 名前: なゆた 2003/03/30 07 45 50 銀色の支配者、っちゅうか新人さん歓迎でいきなりPCvsPC(笑) ビーさんとたけぞうさんを迎えてのセッション。 お疲れ様でした>参加者各位 よろしければ感想・キャラクター紹介などここへの返信で投稿してください^-^ ■ 32 名前: たけぞう 2003/03/31 00 24 37 ビーさんの青レンジャーフマクティに対して、私は赤レンジャーオーランシーでしたw でもオーランス信徒で赤レンジャー? これはいかに???? ■ 33 名前: ののの@葛西 2003/04/10 02 34 35 どうもおつかれさまでした。 最初のオオカミ来襲でいきなりピンチで大変でした。 夜襲はやっぱつらいですねえ。 ■ 34 名前: azatoth 2003/03/31 01 28 07 感想と、マルミール君の事 感想: 新人さん相手に対PC戦…。マスターの処理が軽くてすむのでアイデアはすばらしいと思うが、ヘリオンの部分で処理が重くなっていました。自爆?(笑)あと、道義的にはそんなことをして良いのか?という所もややひっかかりますが…。 マスターのバランスは絶妙。怖いぐらいの冴えでした。 全体としては良かったと思います。新人さんもセッション中にRQをやっているという事自体を喜んでいらっしゃいましたし、プレイヤーとしての満足度は高いレベルでした。ただ、自分反省としては「ちゃんと自己紹介すればよかった」と思っています。 マルミールとリズの会話のすれ違い感は私は結構好きだったりします。もうちょっと貴族の出らしい話題を出したいのですが、プレイヤーが根っからの庶民なのでまだうまく演出できていません。疲れ知らずで笑顔をふりまく使えないやつ、というのは周りからすると本当にむかつくでしょうねぇ。 リズの、なんでも金勘定は良い感じでした。歩くたびに「1歩あたりのエネルギー消費量(食費)はいくらで…」という雰囲気で…。私の頭の中の映像では、瞳の中にはつねに「¥」か「そろばん」が表示されていました。(笑) マルミール君の事 エスロリアの田舎貴族の出身で、代々イェルマリオ信徒の家系です。みごとな金髪をした美貌の青年です。(外見イメージとしては金髪の三鷹さん@めぞん一刻です。) 貴族の子として帝王学とイェルマリオの行いについて幼い頃から勉強をしていた「ぼんぼん」で、あまり苦労を知らないらしくあらゆる事象をかなり好意的にとらえるきらいがあります。(借金の取立てに来たリズに対して「遠路はるばるおこしいただき、ありがとうございます」とか、本気で言ったりしています)(貴族経歴8年) 戦士としての性能は高くはありませんが、加護が「疲労回復2倍」なので妙なタフさをほこります。ゆえに長距離移動の使者などの使命を与えられることがよくあります。周辺国の言葉をしゃべれるのも重宝がられる点です。(戦士経歴4年) 現在カルトの職務を終えて帰還の途にありましたが、借金取立てのリズにつかまり「カルトの了承も得たので一家の借金返済のためにきりきり働きなさい」と言われています。(借金の総額は不明。膨大な額らしい。) ■ 35 名前: ののの@葛西 2003/04/10 02 26 38 遅い感想など。 新人さん相手に対PC戦 他人に最初に紹介するセッションが相打ちシナリオとは、なんとご無体なと思いましたよ(笑。 まあなゆた先生としては、「これっくらいあたりまえ~♪」という意思表示だったのかもしれんが(笑 もっとも、お二人には楽しんでいただけたようで、なによりです。 マスターのバランスは絶妙 ちょっとでも踏み外せばPC達の死体累々というがけっぷちをつっぱしっておりますた。いや、これでなんとかしちゃうのでたいしたもんです(笑 リズとマルミール 最初の関係設定が結構うまく働いていると思います。 ボケ・ツッコミのベタなコントみたいな関係ですが、わたしは楽しいです。 しかし、マルミール君腰低すぎ(笑 リズがみるみるうちに増長してますた。 こないだはちょっと振り切れすぎたんで(ただの我侭なひとになりそう)次回以降すこし戻そうかとも思ってます。 疲れ知らずで笑顔をふりまくマルミール 強気だが根性ないリズ 性善、実直、朗らか、人当たりがやわらかい 性悪、ひねくれもの、不平家、つっけんどん いい具合に対を成しているようです。 ■ 36 名前: ののの@葛西 2003/04/10 02 41 00 PC紹介など。 とりあえず次回も続きそうですし、リズのプロフィールなど投稿してみますた。 http //elder.secret.jp/img0ch/rq/img/996958909/581.jpg (41KB) リズ・ノバーク Liz Novak (本名 エリシュカEliska) 西エスロリア出身 F18 SIZ10APP15 アズリーリア入信者 身長:158cm 体重:40kg 髪 :黒いブルネット。あまりちゃんと手入れしていない。背中までの長さで、後ろで大雑把に結わえている。 肌 :血色薄い。神経質そう。 瞳 :漆黒。ツリ目。キツネ系。何に対しても「ふーん?」と胡散臭そうな目つきをする。 ◇プロフィール 生まれは西エスロリア、引っ越してきてノチェットの大地神殿で一人暮らしをしている。 敬虔なアズリーリアの信徒で、司祭(=高利貸し)の指示で大地の罪を犯したもの(=借金踏み倒した人)を改心させる(=取り立てる)のが仕事。 ◆特徴 敬虔 … 大地の教え(=金融道)を守ること、又他人に守らせて(=取り立てて)大地の富を護ること(=全額回収すること)が生きがい。 守銭奴 … 「浪費を避け、清貧に徹することは、大地の教えに沿った正しい行為です。」 お金中心 … 大地に祝福されている(=金持ち)ことは正しいこと。大地の寵愛を受けられない(=貧乏)ことは人生の誤り。 短気 … せっかち、かんしゃく持ちで不平家。いつも必ず何かに腹を立てている。 強がり … 「この商売、相手になめられたら終わりです。」 不信 … 他人の好意とか約束とか約束手形は当てにならない。やはり現金に限る。 いじめっ子 … 自分より立場の弱いものには徹底的に攻撃を加える。 ひ弱 … 体力無い。低血圧で寝起き悪い。二日酔いと馬車酔いの常連。 ■ 38 名前: Efendi 2003/06/28 00 30 51 敬虔 … 大地の教え(=金融道)を守ること、又他人に守らせて(=取り立てて)大地の富を護ること(=全額回収すること)が生きがい。 守銭奴 … 「浪費を避け、清貧に徹することは、大地の教えに沿った正しい行為です。」 お金中心 … 大地に祝福されている(=金持ち)ことは正しいこと。大地の寵愛を受けられない(=貧乏)ことは人生の誤り。 うーん、美少女の皮をまとったドワーフ。 と、このスレを前に持ってくるためにてきとうなことを言う。 ■ 39 名前: azatoth 2003/06/29 01 28 09 よい! 絵が素敵です。 本日のセッションでも、宿で口を尖らしして不平を言っているところとかも、良かったです。 感じがとても出てました。 たけぞうさんの、幼い頃の牛泥棒の話をするオーランスのところとかも印象深いセッションでしたが…。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/797.html
The 3rd Birthday 【ざ・さーど・ばーすでい】 ジャンル シネマティック・アクションRPG 対応機種 プレイステーション・ポータブル 発売・開発元 スクウェア・エニックス 開発協力 ヘキサドライブ 発売日 2010年12月22日 定価 パッケージ版 6,090円ダウンロード版 4,980円 プレイ人数 1人 レーティング CERO D(17才以上対象) 廉価版 アルティメットヒッツ2011年12月22日/2,940円 判定 なし ポイント 高難度だが独創的な戦闘システムあまりにも説明不足なシナリオ Parasite EvePE1 / PE2 / T3B 概要 評価点 問題点 総評 余談 概要 一部で熱狂的なファンを持つ旧スクウェアのRPGシリーズである『Parasite Eve』シリーズ(以下PE)の実に11年ぶりの続編。 権利の関係からか、旧作で重要な意味を持っていたミトコンドリアなどの設定はぼかされる形でハッキリと描写されることはなく、本作独自の設定も多く登場する作品となっている。 11年という歳月をかけた続編ということもあって、ファンの期待はとても高かった。 評価点 戦闘システム 今作は主人公「アヤ・ブレア」を操作し、四種類の銃器を切り替えながら謎の敵「ツイステッド」を倒していくガンアクションRPGである。 そのなかで特筆するべきシステムは、戦場に点在する兵士の体に瞬時に意識をとばす「オーバーダイブ」と呼ばれるシステムである。これは相手の意識をのっとるアヤの特殊能力で、戦場のNPCに対して何度でも行うことができる。オーバーダイブを使用すると、その兵士のいる場所へ瞬時に移動し、その人物をプレイヤー(アヤ)として操作することができる。体力は兵士ごとに設定されており、HPがつきる前に他の兵士に乗り移る「乗り捨て」なども可能。 このシステムによって、今作はRPG要素のほかに「リアルタイムストラテジー」に近い部分も持ち合わせており、兵士の体力管理や位置関係などを把握していくこともとても重要となっている。 兵士とは特定の条件下で一斉射撃など威力の高い特殊攻撃を行ってくれる。 たとえば「瞬時に兵士を切り替えて位置を移動させて敵を包囲して一斉射撃をする」などといった芸当も可能で、慣れれば戦場の兵士達を管理して敵を倒していく共闘感も味わえる。 他にも、攻撃していくと「リバレーションゲージ」が溜まり、満タン時に「リバレーション」とよばれる状態に移行できる。このときは回避が自動でおこなわれ、威力の高い「エナジーショット」を連射可能になる。緊急回避といった用途にも使用可能。 上記の「乗り捨て」が可能であることもあり、難易度「easy」でも高めの難易度であり、兵士を変えなければ一撃で倒される即死技を放ってくる敵もいる。 音楽 今作は1で作曲を担当した下村陽子氏をメインとし、鈴木光人氏、関戸剛氏を加えた3人が作曲を担当している。 今作独自の楽曲、特に戦闘曲は美しく、かつプレイヤーのテンションを高める良曲揃いで好評。『1』のアレンジ曲も随所に挿入されるため、前々作をプレイしたファンはにやりとできる部分も多数。 グラフィック グラフィックはPSPの作品群の中でもトップクラスに位置する。 ムービーは美麗で、プレイ中の画質もとても綺麗に表現されている。 特に『2』でも存在したシャワームービーは実写と見間違うほど美麗かつエロティック。 シャワームービーは当初入れない予定だったが、ファンからの要望を聞いて急遽作成されたとのこと。 やりこみ要素 シリーズ恒例のやりこみ要素も健在。クリア後に選択可能になる高難易度「デッドリーモード」「ジェノサイドモード」や、特定の条件を満たすと選択できるようになる「チートコード」集め、武器の極限強化等やれることは多数。 ジェノサイドモードなどでは、兵士が倒されると補充されるのが遅くなるため、単純に力押しするのは不可能である。そのためより兵士の管理を徹底することが要求される。 チートコードは、「武器の弾数を無限にする」というプレイヤーを助けるものもあるが、ほとんどは「防御力低下」などの制限プレイ向けである。 問題点 シナリオ とにかくすべてにおいて説明不足。後半になるとろくに説明されない造語が突然出てきたりとプレイヤーは置いてきぼりにされる。 今作はepisode1~6までの6部構成となっているのだが、章の変わり目で描写がすっ飛ばされており、いきなりプレイヤーの拠点や立場も変わり、その間に何があったのかの解説もろくにされない。 また、こういった用語や説明されない描写などはゲーム内の「データベース」にすべて解説を頼っているため、全てきちんと読まねば話をひとつも理解できないままクリアしてしまう可能性もある。 一応、データベースを全部読めば今作の内容を大体は理解することができる。ただ、数は膨大で読むのが面倒。かつ設定の矛盾なども散見される。 「説明不足」「データベース熟読を前提」という点で同社の『FFXIII』と同じ轍を踏んでいる。実際今作のシナリオを執筆したのは『FF13』でディレクター・脚本を勤めた鳥山求氏。 キャラの人格、技能の問題。今作のAYAは記憶喪失であり、以前の事件による精神面の成長は失われている。 「オーバーダイブ」は過去作ではなかった、道義的にも危うい行為。非常事態にやむなくというには葛藤がそれほど描かれていない。 ストーリーの方向性として1でなかったものとして、2や今作ではAYAという人を超えたものに対する迫害が浮かんでくるが、この技能なら迫害されてもやむなしといえる。この技能を迫害側が知っているかはともかくとして。 前々作に出てきた「前田邦彦」というキャラクターが完全に1作目とは性格が別人になっている。 1作目では頼りないながらもアヤをサポートするキャラクターだったのだが、今作では平田広明氏の怪演も相まって、変態じみたキャラクターになっている。 エンディングにて、『1』からプレイしていたファンには辛い場面が存在する。 + ネタバレ注意 今作ではエンディングで主人公であるアヤをプレイヤーの手で撃ち殺さねばならない場面があり、「何故思い入れのあるキャラを自分の手で殺さねばならないのか」と指摘するファンもいた。 当初はハッピーエンドを想定していたが、野村哲也氏の「こだわりを捨ててアヤをリセットしたい」という要望を鳥山氏に提案したことがこのエンディングのきっかけだったと各種インタビューで語られていた。 今作の事件はアヤの結婚式に謎の部隊が襲撃してきたところから始まっているのだが、その襲撃が何故起きたのか、そもそもその部隊が何なのかは全く明かされない。 攻略本のインタビューでも「国家機密レベルの事が裏にあります」と語られただけでろくに解説されなかった。 前作『2』のエンディングと襲撃に関係があるのではないかと考察する者もいるが、そうすると辻褄の合わない部分もある。 結果現在もこの部分は不明のままである。 システム面 周回プレイに関する点 ボスの登場演出等、一部スキップできないイベントがある。 周回プレイがあるため、周を重ねるほど気になる。 難易度による違いは敵の体力攻撃力の強化、敵の攻撃間隔の短縮、兵士の復活が遅くなる程度で、『1』のように隠しダンジョン•隠しボスのような物も無く、『2』のように敵配置が大幅に変わることもない。 そのため変化に乏しく、過去作と比べて飽きやすい面もある。過去作よりも攻撃の種類が減ったのも難点。 カメラワークが少々悪い。 カメラを操作しても強制的にアヤの正面軸方向へ戻されるため、自分でターゲットを合わせる武器を扱いづらい。 初期装備のハンドガンが装備欄から外せない。 弾数無限で性能が低いことから、弾切れ時の保険的位置づけ。というか難易度が高めであるせいで保険にもならないこともある。 全体で武器の装備欄は4つあり、ひとつはこのハンドガン、もうひとつはオーバーダイブ中の兵士固有の武器が装備されるため、実質プレイヤーが選択できる武器は2種類しかない。 余談ではあるが今作の銃器は実名ではなくなっている。何が元ネタかは簡単に判るが、この初期装備のハンドガンはどう考えてもベレッタM92F。 前作ではその強化型ともいえるM93Rを初期装備として使っていた。こちらなら3点バーストによる高い瞬間火力とゲージ回収率で高難度でも活躍できたかもしれないが、何故こちらにしなかったのかは謎。 一部隠し要素の解放条件が厳しすぎ、苦行と評される事がある。 たとえば『FFXIII』とのコラボである「ライトニングコスチューム」を解放するためには、ゲームを30周もする必要がある(*1)。 他にも弾数を無限にするチートコードもゲーム10周が必要などゲームに飽きているかもしれないほどの周回が必要。 ゲームバランスが崩壊するバグがある。 通称レンチンバグ。 しかもかなり強力なボス相手に難易度問わず使える。 ただし、条件を満たし、かなりシビアなタイミングで5分間ポーズし続ける必要がある。 総評 『PE』シリーズの一作として期待して買うにはお勧めできない部分が多数ある。 特にシナリオに関しては新規ファン、古参ファン問わず「意味不明」という低評価であり、シナリオが原因で受け付けられないというシリーズファンの声も多く上がっている。 一方で、それ以外の点は好評であり、シナリオを気にしないならば十分楽しめる内容になっている。 シリーズファンであるか、(シリーズファンか否か関係なく)シナリオに重きを置くタイプかどうかによって評価が分かれる作品である。 余談 当初はドコモ携帯電話用タイトルとして開発されていた。
https://w.atwiki.jp/with_dancers/pages/85.html
【レス抽出】 対象スレ:【盗作】最後のパレード 中村克と草の根@東村山【疑惑】第28幕 ID jphXatP2 415 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 12 06 31 ID jphXatP2 396 例えばyoutubeや立ち読み等も全くしていないというのであれば 別ですが、そうでなければ中村先生を批判する資格はありませんヨ 416 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 12 07 53 ID jphXatP2 397 確定もなにも、民事裁判の1裁判官の判断でしかありませんネ 何か決まったと大げさに騒ぐのはまだ早いです 447 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 13 00 13 ID jphXatP2 399 この手の本を買う人は感動をしたくて買うわけですから、 それがフィクションであろうとノンフィクションであろうとも 関係ないと思いますヨ 483 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 13 30 11 ID jphXatP2 444 飼い主がいないのであればさっさと捕獲して 保健所に連れて行ってはいかがでしょうか? 487 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 13 32 34 ID jphXatP2 450 まずスラップという言葉の使用事態に悪意がこもっています。 使用を控えた方が宜しいかと。 520 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 13 58 06 ID jphXatP2 489 単語そのものの意味を言っています。 そもそもマイナーな単語で、ほとんどの人が知らないとおもいますが。 524 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 14 02 15 ID jphXatP2 507 wikiなんて中立性を全く担保していませんが。 無期限ブロックしたのもどこぞの北海道のwikiマニアと聞きました。 527 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 14 02 57 ID jphXatP2 511 それを野良猫と言うわけで、放置しておくと 様々な迷惑がかかります。保健所に連れて行くのが 妥当かとおもいますヨ 556 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 14 19 28 ID jphXatP2 534http //www.imaginet-de.com/item/nekohogoki01.html 猫の捕獲器なんて普通に売っていますが。 情報弱者でしょうか? 561 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 14 21 21 ID jphXatP2 539 特定IPが対象なだけで、書き込み者の特定までは されていないかと思いますヨ 576 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 14 28 20 ID jphXatP2 545 この1行で貴女がwikiの事を何も理解していない事がわかりましたヨ 顔でも洗って出直してきなさい。 584 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 14 34 35 ID jphXatP2 581 全然的外れ ピンぼけリンクですネ 論外です。 592 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 14 40 52 ID jphXatP2 583 4 都内では約6千頭の猫が引取られています http //www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/aigo/cat/fcat00/fcat04/index.html 596 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 14 43 49 ID jphXatP2 585 全然的外れ ピンぼけリンクですネ 論外です。 ブロックがどこに? 609 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 14 58 06 ID jphXatP2 601 野良を飼い猫扱いにしてから保健所に預ければ 法的には問題ないのでは? 633 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 15 08 47 ID jphXatP2 612 いや、うちの猫です という事が重要です。 720 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 17 47 38 ID jphXatP2 620 そのような意図は全くありませんが、スレ違いの画像(人を 不快にさせる)を平然と貼る常識外れの匿名ネット族を 糾弾するために、敢えてレスをしていますヨ 722 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 17 48 54 ID jphXatP2 622 この自治委員気取りの族は何か権限でもあるんでしょうかネ 新トピを立ち上げるのなどエラくもなんともありませんよ 724 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 17 49 39 ID jphXatP2 630 反対勢力同士を戦わせ、疲弊させて、利を得るのは誰でしょうか? 726 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 17 51 12 ID jphXatP2 634 同じ立場にいるような人間にまで「勝ち目のない裁判を」と チクリと批判されるような人に付け狙われたら… たしかに涙出てきますネ 728 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 17 52 29 ID jphXatP2 640 視点を変えればあざはあった事を最高裁判所が認めた事 そして、その原因については依然として明確になっていない事 これが重要ですネ 731 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 17 54 06 ID jphXatP2 642 引用もせずに○○らしいという印象で他人を論評するのでしょうか? 匿名ネット族らしい無責任な発言ですネ 745 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 18 05 34 ID jphXatP2 679 面白い主張ですが。それほどまでに著作権のモラル向上を 述べるのであれば、匿名ネット族の好きな同人雑誌等の 二次創作による著作権侵害について、「オタク族の町」秋葉原で 街宣してみては如何でしょうか(w) 747 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 18 07 05 ID jphXatP2 688 ブランドイメージ上、裁判で係争をやたらと起こす事が +になるとは到底思えませんネ 752 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 18 09 46 ID jphXatP2 721 言語感覚 特にキャッチコピーのセンスは相当程度あることでしょう。 その影響は匿名ネット族の間にも出ていますし。 頻出の○○マインド は~とディスク等は特に優れているものですネ 754 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 18 10 41 ID jphXatP2 729 原告の意図に関する質問は原告に。 これは当然の話だと認識していますが。 765 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 18 16 04 ID jphXatP2 738 そうでしょうか? 単なる趣味の押しつけではないでしょうか。 荒らし初出の下記スレではホスピタリティフォト云々の話は 全く出ていませんネ 完全に創作です。http //gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1245942889/ 771 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 18 19 36 ID jphXatP2 764 こんなべたべたの平文の長文テキスト誰も読みませんヨ 798 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 18 40 07 ID jphXatP2 773 嫌なら最初から最パレを読まなければいいのに という話になりますヨ 800 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 18 41 19 ID jphXatP2 780 強調すべきところは色で強調 フォント、サイズも変えられる HTMLにはただのテキストでは太刀打ちしようもありませんネ 802 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 18 43 42 ID jphXatP2 799 目を通そうとしましたが、あまりに読みづらさに3行で断念しました。 よほど文才がないと見えますヨ 834 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 19 08 19 ID jphXatP2 805 中村先生のホスタピリティフォトの単語は出ていますが それの代わり?のような流れには一切なっていません 唐突に貼られた荒らし画像 という印象をぬぐえません。 ギルティーです。 839 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 19 11 45 ID jphXatP2 804 外部の人間の目からすると、更新箇所が若干わかりづらいかな という印象はあります。ヘビーなリピーターであれば表記は敢えて なくともわかる という意思表示かもわかりませんネ 845 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 19 13 56 ID jphXatP2 823 祝杯とは何ですか?いつの間にか本件のメインの登場人物に なったかのようなモノ言いですが… 850 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 19 16 25 ID jphXatP2 847 また猫に関する議論でトピを埋め尽くすつもりですか? これ以上は荒らし行為として通報されてもおかしくありませんヨ 863 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 19 20 28 ID jphXatP2 856 開き直るのは勝手ですが、それで人の道義的責任 とやらを 追及しようとは片腹痛いですネ 870 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 19 21 35 ID jphXatP2 857 貴女のPCもケータイのサイズも知りませんヨ 何の主張ですか? クレーマーもここまでくるとビョーキですね。 873 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 19 22 59 ID jphXatP2 871 言葉の使い方には気をつけてくださいネ 927 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:2009/07/05(日) 20 15 11 ID jphXatP2 916 他のトピの話題であればそちらで解決をお願いします。
https://w.atwiki.jp/ideology-database/pages/243.html
Extremis Ultimis 絶滅主義的ポサダス主義 アイコン編集 英名 Annihilationist Posadism 別名 登場作品 Extremis Ultimis(Hoi4) 上位イデオロギー 絶滅主義 主要なイデオローグ ポサダス主義は核戦争が起こり、それに続いて異星人による啓蒙がもたらされるのが、「社会主義の地球」を確実にする最善の方法だとする信念である。絶滅主義はこのイデオロギーを利用してきたし、彼らとの緩い同盟も形成してきた。 (XU日本語化Modより引用)
https://w.atwiki.jp/chaina_battle/pages/812.html
日本の戦争謝罪発言一覧(にほんのせんそうしゃざいはつげんいちらん) 1970年代 1972年9月29日 - 田中角栄総理大臣。「日本側は、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する。また、日本側は、中華人民共和国政府が提起した『復交三原則』を十分理解する立場に立って国交正常化の実現をはかるという見解を再確認する。中国側は、これを歓迎するものである。」 Template cite web? 1980年代 1982年8月24日 - 鈴木善幸首相。「過去の戦争を通じ、重大な損害を与えた責任を深く痛感している」 「『侵略』という批判もあることは認識する必要がある」 Template cite book? 1982年8月26日 - 宮澤喜一内閣官房長官。 「一、 日本政府及び日本国民は、過去において、我が国の行為が韓国・中国を含むアジアの国々の国民に多大の苦痛と損害を与えたことを深く自覚し、このようなことを二度と繰り返してはならないとの反省と決意の上に立って平和国家としての道を歩んできた。我が国は、韓国については、昭和四十年の日韓共同コミュニケの中において『過去の関係は遺憾であって深く反省している』との認識を、中国については日中共同声明において『過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことの責任を痛感し、深く反省する』との認識を述べたが、これも前述の我が国の反省と決意を確認したものであり、現在においてもこの認識にはいささかの変化もない。二、 このような日韓共同コミュニケ、日中共同声明の精神は我が国の学校教育、教科書の検定にあたっても、当然、尊重されるべきものであるが、今日、韓国、中国等より、こうした点に関する我が国教科書の記述について批判が寄せられている。我が国としては、アジアの近隣諸国との友好、親善を進める上でこれらの批判に十分に耳を傾け、政府の責任において是正する。三、 このため、今後の教科書検定に際しては、教科用図書検定調査審議会の議を経て検定基準を改め、前記の趣旨が十分実現するよう配慮する。すでに検定の行われたものについては、今後すみやかに同様の趣旨が実現されるよう措置するが、それ迄の間の措置として文部大臣が所見を明らかにして、前記二の趣旨を教育の場において十分反映せしめるものとする。四、 我が国としては、今後とも、近隣国民との相互理解の促進と友好協力の発展に努め、アジアひいては世界の平和と安定に寄与していく考えである。」Template cite web? 1984年9月6日 - 昭和天皇。 「今世紀の一時期において、両国の間に不幸な過去が存したことは誠に遺憾であり、再び繰り返されてはならないと思います。」Template cite web? 1984年9月7日 - 中曽根康弘首相。 「貴国および貴国民に多大な困難をもたらした」「深い遺憾の念を覚える」Template cite book? 1990年代 1990年4月18日 - 中山太郎外務大臣。「自分の意思ではなしに、当時の日本政府の意思によってサハリンに強制移住をさせられ就労させられた方々が、戦争の終結とともにかつての祖国に帰れずに、そのまま現地にとどまって暮さざるを得なかったという一つのこの悲劇は、まことにこの方々に対して日本としても心から済まなかったという気持ちを持っております。」Template cite web? 1990年5月24日 - 今上天皇。 「我が国によってもたらされたこの不幸な時期に、貴国の人々が味わわれた苦しみを思い、私は痛惜の念を禁じえません。」Template cite web? 1990年5月25日 - 海部俊樹首相。「私は、大統領閣下をお迎えしたこの機会に、過去の一時期,朝鮮半島の方々が我が国の行為により耐え難い苦しみと悲しみを体験されたことについて謙虚に反省し、率直にお詫びの気持を申し述べたいと存じます。」Template cite web? 1992年1月16日 - 宮澤喜一首相。「私たち日本国民は,まずなによりも,過去の一時期,貴国国民が我が国の行為によって耐え難い苦しみと悲しみを体験された事実を想起し、反省する気持ちを忘ないようにしなければなりません。私は、総理として改めて貴国国民に対して反省とお詫びの気持ちを申し述べたいと思います。」Template cite web? 1992年1月17日 - 宮澤喜一首相。「我が国と貴国との関係で忘れてはならないのは、数千年にわたる交流のなかで、歴史上の一時期に,我が国が加害者であり、貴国がその被害者だったという事実であります。私は、この間、朝鮮半島の方々が我が国の行為により耐え難い苦しみと悲しみを体験されたことについて、ここに改めて、心からの反省の意とお詫びの気持ちを表明いたします。最近、いわゆる従軍慰安婦の問題が取り上げられていますが,私は、このようなことは実に心の痛むことであり,誠に申し訳なく思っております。」Template cite web? 1992年7月6日 - 加藤紘一内閣官房長官。「政府としては、国籍、出身地の如何を問わず、いわゆる従軍慰安婦として筆舌に尽くし難い辛苦をなめられた全ての方々に対し、改めて衷心よりお詫びと反省の気持ちを申し上げたい。また、このような過ちを決して繰り返してはならないという深い反省と決意の下に立って、平和国家としての立場を堅持するとともに、未架に向けて新しい日韓関係及びその他のアジア諸国、地域との関係を構築すべく努力していきたい。」Template cite web? 1993年8月4日 - 河野洋平内閣官房長官。「いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。」(慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話。いわゆる河野談話)Template cite web? 石原信雄・内閣官房副長官は河野談話直後、「韓国との外交上の取引の結果」と主張 -- 公式記録にはなし。 1993年8月23日 - 細川護煕首相。「それから四十八年を経て我が国は今や世界で有数の繁栄と平和を享受する国となることができました。それはさきの大戦でのたっとい犠牲の上に築かれたものであり、先輩世代の皆様方の御功績のたまものであったことを決して忘れてはならないと思います。我々はこの機会に世界に向かって過去の歴史への反省と新たな決意を明確にすることが肝要であると考えます。まずはこの場をかりて、過去の我が国の侵略行為や植民地支配などが多くの人々に耐えがたい苦しみと悲しみをもたらしたことに改めて深い反省とおわびの気持ちを申し述べる」Template cite web? 1993年9月24日 - 細川護煕首相。「私が侵略戦争、侵略行為という表現を用いましたのは、過去の我が国の行為が多くの人々に耐えがたい苦しみと悲しみをもたらしたとの同一の認識を率直に述べたものでございまして、改めて深い反省とおわびの気持ちを表明したものでございます。」Template cite web? 1994年8月31日 - 村山富市首相。「我が国が過去の一時期に行った行為は、国民に多くの犠牲をもたらしたばかりでなく、アジアの近隣諸国等の人々に、いまなお癒しがたい傷痕を残しています。私は、我が国の侵略行為や植民地支配などが多くの人々に耐え難い苦しみと悲しみをもたらしたことに対し、深い反省の気持ちに立って、不戦の決意の下、世界平和の創造に向かって力を尽くしていくことが、これからの日本の歩むべき進路であると考えます。我が国は、アジアの近隣諸国等との関係の歴史を直視しなければなりません。日本国民と近隣諸国民が手を携えてアジア・太平洋の未来をひらくには、お互いの痛みを克服して構築される相互理解と相互信頼という不動の土台が不可欠です…いわゆる従軍慰安婦問題は、女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、私はこの機会に、改めて、心からの深い反省とお詫びの気持ちを申し上げたいと思います。我が国としては、このような問題も含め、過去の歴史を直視し、正しくこれを後世に伝えるとともに、関係諸国等との相互理解の一層の増進に努めることが、我が国のお詫びと反省の気持ちを表すことになると考えており、本計画は、このような気持ちを踏まえたものであります。」Template cite web? 1995年6月9日 - 衆議院決議。「また、世界の近代史における数々の植民地支配や侵略行為に想いをいたし、我が国が過去に行ったこうした行為や他国民とくにアジア諸国民に与えた苦痛を認識し、深い反省の念を表明する。」(歴史を教訓に平和への決意を新たにする決議。いわゆる戦後50年衆院決議)Template cite web? 1995年7月 - 村山富市首相。「いわゆる従軍慰安婦の問題もそのひとつです。この問題は、旧日本軍が関与して多くの女性の名誉と尊厳を深く傷つけたものであり、とうてい許されるものではありません。私は、従軍慰安婦として心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対して、深くおわびを申し上げたいと思います。」Template cite web? 1995年8月15日 - 村山富市首相。「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に過ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。敗戦の日から50周年を迎えた今日、わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し、それを通じて、平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません。同時に、わが国は、唯一の被爆国としての体験を踏まえて、核兵器の究極の廃絶を目指し、核不拡散体制の強化など、国際的な軍縮を積極的に推進していくことが肝要であります。これこそ、過去に対するつぐないとなり、犠牲となられた方々の御霊を鎮めるゆえんとなると、私は信じております。」(戦後50周年の終戦記念日にあたっての村山首相談話。いわゆる村山談話)Template cite web? 1996年6月23日 - 橋本龍太郎首相。「例えば創氏改名といったこと。我々が全く学校の教育の中では知ることのなかったことでありましたし、そうしたことがいかに多くのお国の方々の心を傷つけたかは想像に余りあるものがあります…また、今、従軍慰安婦の問題に触れられましたが、私はこの問題ほど女性の名誉と尊厳を傷つけた 問題はないと思います。そして、心からおわびと反省の言葉を申し上げたいと思います。」Template cite web? 1996年10月8日 - 今上天皇。「一時期、わが国が朝鮮半島の人々に大きな苦しみをもたらした時代がありました。そのことに対する深い悲しみは、常に、私の記憶にとどめられております。」Template cite web? 1997年8月28日 - 橋本龍太郎首相。「私は、我が国が、歴史の教訓を学び、まさに、「前事を忘れず、後事の戒めとする」という視点が広く国民の中に定着していると確信しております。私自身も一昨年村山前総理が発表した内閣総理大臣談話、すなわち「植民地支配と侵略によって、多くの国々、取り分けアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与え」た「歴史の事実を謙虚に受け止め、ここに改めて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持を表明」するとの考えと同じ考えを持っています。この内閣総理大臣談話を決定したとき、私も内閣の一員でございました。日本国内の一部に中国側の感情を刺激しかねない発言があったとしても、日本という国が将来、軍事大国にならず平和国家としての道を歩み続ける決意であることは、我々日本人にとっては、自明なことであると考えます。しかしながら、自らに明らかなことではあっても、中国を始めとするアジア諸国に不信が生まれないような努力は弛まなく続けていく必要があります。昨年来、我が国の安全保障の根幹である日米安全保障体制につきましても、中国側から様々な形で見解が表明されているわけですが、この問題もやはり対話を重ねることにより、中国側の懸念を解いていく努力が不可欠でありますし、現在進めている「指針」見直しの作業も引き続き透明性をもって行ってまいりたいと考えております。日米安保共同宣言において明確に述べられておりますように、日米両国は、アジア太平洋地域の安定と繁栄にとり中国が肯定的かつ建設的な役割を果たすことが極めて重要であると考えており、この関連で、中国との協力を更に深めていかなければなりません」Template cite web? 1997年9月6日 - 橋本龍太郎首相。「日本政府は、第二次世界大戦敗戦の日から五十周年の1995年、内閣総理大臣談話という形をとりまして、我が国として、過去の日本の行為が中国を含む多くの人々に対し、耐え難い悲しみと苦しみを与えた、これに対して深い反省の気持ちの上に立ち、お詫びを申し上げながら、平和のために力を尽くそうとの決意を発表しました。私自身がその談話の作成に関わった閣僚の一人です。そしてこれが日本政府の正式な態度である、立場であることを繰り返し申し上げたいと思います。そしてこのことは首脳間における論議の中でも、中国側に私も率直に申し上げ、李鵬総理も私の発言に完全に同意すると、そう言って頂きました。」Template cite web? 1998年7月15日 - 橋本龍太郎首相。「我が国政府は、いわゆる従軍慰安婦問題に関して、道義的な責任を痛感しており、国民的な償いの気持ちを表すための事業を行っている「女性のためのアジア平和国民基金」と協力しつつ、この問題に対し誠実に対応してきております。私は、いわゆる従軍慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題と認識しており、数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての元慰安婦の方々に対し心からのおわびと反省の気持ちを抱いていることを貴首相にお伝えしたいと思います」「我々は、過去の重みからも未来への責任からも逃げるわけにはまいりません。我が国としては、過去の歴史を直視し、正しくこれを後世に伝えながら、2000年には交流400周年を迎える貴国との友好関係を更に増進することに全力を傾けてまいりたいと思います。」Template cite web? 1998年10月8日 - 小渕恵三首相。「両首脳は、日韓両国が21世紀の確固たる善隣友好協力関係を構築していくためには、両国が過去を直視し相互理解と信頼に基づいた関係を発展させていくことが重要であることにつき意見の一致をみた。小渕総理大臣は、今世紀の日韓両国関係を回顧し、我が国が過去の一時期韓国国民に対し植民地支配により多大の損害と苦痛を与えたという歴史的事実を謙虚に受けとめ、これに対し、痛切な反省と心からのお詫びを述べた。金大中大統領は、かかる小渕総理大臣の歴史認識の表明を真摯に受けとめ、これを評価すると同時に、両国が過去の不幸な歴史を乗り越えて和解と善隣友好協力に基づいた未来志向的な関係を発展させるためにお互いに努力することが時代の要請である旨表明した。」Template cite web? 1998年11月26日 - 小渕恵三首相。「双方は、過去を直視し歴史を正しく認識することが、日中関係を発展させる重要な基礎であると考える。日本側は、1972年の日中共同声明及び1995年 8月15日の内閣総理大臣談話を遵守し、過去の一時期の中国への侵略によって中国国民に多大な災難と損害を与えた責任を痛感し、これに対し深い反省を表明した。中国側は、日本側が歴史の教訓に学び、平和発展の道を堅持することを希望する。双方は、この基礎の上に長きにわたる友好関係を発展させる。」Template cite web? 2000年代 2000年8月17日 - 山崎隆一郎外務報道官。「本記事では、日本が第二次大戦中の行為について、中国に対して一度も謝罪をしていないと書かれているが、実際には日本は戦争中の行為について繰り返し謝罪を表明してきている。とりわけ、1995年8月に、村山総理(当時)が公式談話を発表し、日本が「植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました」と述べ、「痛切な反省の意」と「心からのお詫びの気持ち」を表明し、また、1998年に、小渕総理(当時)が、日本を公式訪問した江沢民主席に対して、村山談話を再確認している。」Template cite web? 2000年8月30日 - 河野洋平外務大臣。「私は、歴史認識については、戦後50周年に閣議決定を経て発出された村山総理談話で我が国の考え方ははっきりしていると考えています。私も閣僚の一人として、この談話の作成に携わりましたが、これはその後の歴代内閣にも引き継がれ、今や多くの日本人の常識であり、共通の認識であると言えます。」Template cite web? 2001年4月3日 - 福田康夫内閣官房長官。「因みに、我が国政府の歴史に関する基本認識については、戦後50周年の平成7年8月15日に発出された内閣総理大臣談話にあるとおり、我が国は、遠くない過去の一時期、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた事実を謙虚に受け止め、そのことについて痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明するというものである。こうした認識は、その後の歴代内閣においても引き継がれてきており、現内閣においても、この点に何ら変わりはない。」Template cite web? 2001年9月8日 - 田中眞紀子外務大臣。「日本は、先の大戦において多くの国の人々に対して多大な損害と苦痛を与えたことを決して忘れてはおりません。多くの人々が貴重な命を失ったり、傷を負われました。また、元戦争捕虜を含む多くの人々の間に癒しがたい傷跡を残しています。こうした歴史の事実を謙虚に受け止め、1995年の村山内閣総理大臣談話の痛切な反省の意及び心からのお詫びの気持ちをここに再確認いたします。」 Template cite web? 2001年10月15日 - 小泉純一郎首相。「日本の植民地支配により韓国国民に多大な損害と苦痛を与えたことに心からの反省とおわびの気持ちを持った。」Template cite web? 2001年 - 小泉純一郎首相。「いわゆる従軍慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題でございました。私は、日本国の内閣総理大臣として改めて、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを申し上げます。 我々は、過去の重みからも未来への責任からも逃げるわけにはまいりません。わが国としては、道義的な責任を痛感しつつ、おわびと反省の気持ちを踏まえ、過去の歴史を直視し、正しくこれを後世に伝えるとともに、いわれなき暴力など女性の名誉と尊厳に関わる諸問題にも積極的に取り組んでいかなければならないと考えております…。」Template cite web? 2002年9月17日 - 小泉純一郎首相。「日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明した。」Template cite web? 2003年8月15日 - 小泉純一郎首相。「また、先の大戦において、我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、ここに深い反省の念を新たにし、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表します。」Template cite web? 2005年4月22日 - 小泉純一郎首相。「我が国は、かつて植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。こうした歴史の事実を謙虚に受けとめ、痛切なる反省と心からのお詫びの気持ちを常に心に刻みつつ、我が国は第二次世界大戦後一貫して、経済大国になっても軍事大国にはならず、いかなる問題も、武力に依らず平和的に解決するとの立場を堅持しています。……」Template cite web? 2005年8月15日 - 小泉純一郎首相。「また、我が国は、かつて植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。こうした歴史の事実を謙虚に受け止め、改めて痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明するとともに、先の大戦における内外のすべての犠牲者に謹んで哀悼の意を表します。…… 我が国の戦後の歴史は、まさに戦争への反省を行動で示した平和の六十年であります。…… とりわけ一衣帯水の間にある中国や韓国をはじめとするアジア諸国とは、ともに手を携えてこの地域の平和を維持し、発展を目指すことが必要だと考えます。過去を直視して、歴史を正しく認識し、アジア諸国との相互理解と信頼に基づいた未来志向の協力関係を構築していきたいと考えています。」Template cite web? 注 Template 脚注ヘルプ? 関連項目 日本の戦争謝罪 日本の戦争犯罪 日本の戦後補償条約一覧 大東亜戦争 A級戦犯 戦争犯罪 極東国際軍事裁判 歴史教科書問題 太平洋戦争 南京大虐殺 南京大虐殺論争 従軍慰安婦 外部リンク 先の大戦をめぐる諸問題 (外務省まとめ) 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2008年10月16日 (木) 06 00。