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幕末の事件 329 名前:水先案名無い人 :05/02/03 04 11 48 ID myar/dH50 228-230のパクリ 全「幕末の事件」 順番に入場!! 鎖国政策は無視された!! 更なる航海を積みアメリカ人がやって来た!!! 黒船!! 「ペリー来航」(1853年6月)だァ――――!!! 不平等条約はすでに幕府が締結している!! 日本不利「日米和親条約締結」(1854年3月)だァ――――!!! 反対されしだい投獄しまくってやる!! 大老井伊直弼 「安政の大獄」(1858年9月~)だァッ!!! 幕府への憎しみなら水戸藩の過激派がものを言う!! 幕府権威の失墜 大老暗殺 「桜田門外の変」(1860年3月)!!! 真の国内統一を知らしめたい!! 公武合体 「和宮降嫁」(1861年10月)だァ!!! 島津久光は穏健派だが藩士達なら全階層意見がバラバラだ!! 藩主の鉄拳 「寺田屋事件」(1862年4月)だ!!! 打外国対策はちっとも完璧じゃない!! 全お供暴走 「生麦事件」(1862年8月)!!!! 全幕末軍隊のベスト・オフェンスは私達の中にある!! 高杉晋作の発案が来たッ 「奇兵隊結成」(1863年6月)!!! 対藩なら絶対に敗けん!! イギリスのケンカ見せたる 特攻艦隊 「薩英戦争」(1863年7月)だ!!! 権謀術数(なんでもあり)なら薩摩藩が怖い!! 長州藩士のミヤコ・オチ 「八月十八日の政変」(1863年8月)だ!!! 会津藩御預かり浪士隊から炎の人斬り集団へ格上げだ!! 壬生狼 「新選組結成」(1863年8月)!!! ルールの無いケンカがしたいから壬生狼(新選組隊士)になったのだ!! 新選組のケンカを見せてやる!! 「池田屋事件」(1864年6月)!!! めい土の土産に尊皇攘夷とはよく言ったもの!! 長州藩士の意地が今 蛤御門でバクハツする!! 打倒薩摩・会津 「禁門の変」(1864年7月)だ―――!!! 米英仏蘭同盟こそが地上最強の代名詞だ!! まさか本気で長州藩に攻めて来るとはッッ 「四国連合艦隊下関攻撃」(1864年8月)!!! 闘いたいからここまできたッ でも闘わなかった!!!! 幕府の示威(ケンカはしない)戦争 「第一次長州征伐」(1864年11月)だ!!! オレたちは長州藩最強ではない日本で最強なのだ!! 御存知奇兵隊 「高杉晋作クーデター」(1864年12月)!! 株式会社の本場は今や長崎にある!! オレ達を儲けさせる奴はいないのか!! 「坂本竜馬の亀山社中創設」(1865年5月)だ!!! 有名ィィィィィいッ 説明( A`)マンドクセ!! 薩摩藩!!! アンド長州藩!!! 「薩長同盟締結」(1866年1月)だ!!! 奇兵隊は実戦で使えてナンボのモン!!! with超実戦軍師・大村益次郎!! 幕府の不完全現状把握から「第二次長州征伐」(1866年6月)の勃発だ!!! 将軍位はオレのもの 邪魔するやつは思いきり殴り思いきり蹴りたい!! 徳川・幕府第15代将軍 「一橋慶喜・将軍就任」(1866年12月) 自分を試しに亀山社中を解散したッ!!(嘘。金が無くなったから) 土佐藩が全援助 「坂本竜馬の海援隊結成」(1867年4月)!!! 竜馬の船中八策に更なる影響を受け ”「大政奉還」(1867年10月)” 政権が朝廷に帰ってきたァ!!! 今の自分達に死角はあったッッ!! グッバイ・リョウマ「坂本竜馬・中岡慎太郎 暗殺」(1867年11月)!!! 薩摩藩三百年の陰謀が今ベールを脱ぐ!! 朝廷から 「王政復古の大号令」(1867年12月)だ!!! 錦の御旗の前でなら日和見藩はいつでも恭順だ!! 燃える京阪 「鳥羽・伏見の戦い」(1868年1月) 将軍は逃亡だ!!! 将軍の仕事はどーしたッ 慶喜の炎 結局燃えずッ!! 降伏も臣従も思いのまま!! 「徳川慶喜謹慎」(1868年2月)だ!!! 特に理由はないッ 江戸を燃やしたくないのは当たりまえ!! 過激佐幕派にはないしょだ!!! 日の下開城! 「江戸無血開城」(1868年4月)がおきてくれた―――!!! 上野で起きた一方的実戦!! 大村益次郎のデンジャラス・サクセン 「上野戦争」(1868年5月)だ!!! 実戦だったらガドリング砲を外せない!! 超A級喧嘩師・河合継之助 「北越戦争」(1868年5月~)だ!!! 超一流会津藩士の超一流の悲劇だ!! 生で拝んでナキやがれッ 白虎隊の自害!! 「会津戦争」(1868年8月~)!!! 函館は榎本武揚達が征服した!! 旧幕府軍の切り札!! 「蝦夷共和国樹立」(1868年12月)だ!!! 若き榎本武揚が降伏してきたッ 戦死してしまったンだッ 土方歳三ッッ 民衆は平和を待っていたッッッ「五稜郭陥落」(1869年5月)明治維新の登場だ――――――――ッ 関連レス 332 名前:水先案名無い人 :05/02/03 06 31 28 ID D8WMoWjP0 329-331 すげえ 毎月のように、教科書に載るような出来事が起こってたんだな この時期 333 名前:水先案名無い人 :05/02/03 11 13 05 ID 7KK3T5xV0 323 真島はどうしてもそこのポジションなんだよなあ・・・ モモタロウの方が強いぞ。もんがー巨大化するし。 しかし幕末濃いね 329-331そりゃしょっちゅう創作の舞台になるわなあ。 裏では陸奥出海が動いてるよ(嘘 コメント 名前
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アメリカ西海岸上陸作戦 陣営情報 陣営 都市収入 国家収入 都市 空港 港 最大数 兵力 大日本帝国 300 200 3 5 2 64 9 カリフォルニア方面軍 1500 1000 15 5 1 - 34 ワシントン方面軍 1500 1000 15 5 2 - 43 ユタ方面軍 3400 0 34 3 0 - 35 マップ詳細 担当国 大日本帝国 敵国 カリフォルニア方面軍、ワシントン方面軍、ユタ方面軍 作戦期間 43年7月6日~8月24日 勝利条件 大勝利 40ターン以内に全軍司令部(3ヶ所)を破壊 勝利 全軍司令部(3ヶ所)を破壊 戦勝ボーナス 結果 経験値 訓練値 資金 大勝利 +150 +30 +6000 勝利 ? ? ? 勝利の鍵 1.前もって訓練値を高めた対空砲と鍾馗を複数準備しておく 2.フライングラムは対空砲と近衛兵で賢く処理 3.連合艦隊は戦艦は後方支援、空母は敵司令部撃破に 重要ユニット 空鍾馗:空戦の主力。前マップでできるだけ生産しておくこと。 飛燕:鍾馗の補助。戦闘攻撃機っぽくも使えるが高価で補充が悪い。 零戦:ボトボト落とされるが、敵攻撃機への特攻及び艦隊用偵察機&直掩として使い潰す。 二式飛行艇:超万能攻撃機。爆弾搭載数と港で補給・補充可能が非常に助かる。 九九艦爆:強行爆撃用。使い捨て。 陸88mm対空砲(日):対戦闘機&地上戦のメイン。消耗も激しいが大切に使いつつ出し惜しみせず。 75mm対空砲(日):88mm対空砲の補助。消耗確実な所にはこっちを突っ込ませよう。 150mm野砲(日):どれだけ作ってきたかが問われる。苦労の甲斐はある。 歩兵(日):特攻占拠&弾よけ。 近衛兵:侵攻できるようになってから出そう。フライングラムの処理にも使える。 自動車化兵&落下傘部隊:沿岸部占拠部隊にちょっと居ると便利。 九七式中戦車改:侵攻時の機動型防盾。 敵側フライングラム:空戦のバケモノ。ただし対地攻撃はゼロなので、近衛兵でも撃ち落せる。 マスタング:敵主力戦闘機。練度の高い鍾馗でなんとか対抗。 ライトニング(H):空戦も十分なのに爆弾も沢山持っていて移動力高し。 ハボック、ミッチェル:高対地攻撃力なのでゼロ戦を突っ込ませてでも潰そう。 B-17、リベレーター:Bバクダンだけなので後回し。 レーダー基地:最重要。多少無理しても叩くべし。 M7プリースト、M12ロングトム:優先攻撃目標。放置すると対空砲がやられて防衛ライン破綻。 スチュアート、グレイハウンド:次点優先目標。敵の目を潰そう。 攻略 インド侵攻作戦で大勝すると、遂にアメリカ本土への上陸作戦となる。 しかし友軍も無く、アメリカ三陣営と戦うのは非常に厳しい。 特に戦闘機は前もって準備をしておかないと、あっさりと殲滅させられるので注意。 戦闘機の初期配置は、ミッドウェイ攻略作戦(ハワイ攻略作戦)であらかじめ生産しておいた鍾馗がメイン。 零式艦戦21型では敵戦闘機に全く歯が立たず、敵攻撃機駆除とかにしか使えない。 鍾馗が足りないならば、このマップから生産可能になった飛燕を配置して補っておく。 ただ飛燕に頼りすぎるようだとあっという間に資金が枯渇する。 他はサンフランシスコの司令部を速攻で片づけるための北上艦隊用と対攻撃機突貫用のゼロ戦を配備。 艦船は初期配置で大和、長門、金剛型巡洋戦艦、赤城、加賀、翔鶴、大鳳、雲龍型空母があるので、 直ぐに動けるこれらの艦で司令部近くのレーダー基地を破壊しておこう。 駆逐艦や巡洋艦、軽空母も配置しておく。 北上部隊に入れる駆逐艦には、歩兵を乗せておくといい。潜水艦を出すなら早い内に。 陸上部隊は最初は米軍が怒涛のごとく押し寄せてくるので、まずは防衛戦。 防衛ライン維持を再優先。直接攻撃は控え目にし、補充や補給を駆使して最前線ユニット数の最高を保つ。 攻撃は艦砲射撃や間接攻撃で行うのが当面の基本戦術になる。 150mm野砲(日)や88mm対空砲(日)・75mm対空砲(日)をメインに配置して備えておく。 特に対空砲は対戦車砲としても活用できるので、最前線に置いておくといい。 戦闘機と対空砲で防衛ラインを構築。88mm対空砲は都市など地形防御が高く回復しやすい位置に置く。 その間に予備・補充用の対空砲、後ろに野砲と据え、歩兵や補給車を控えさせる。 対地は野砲と艦砲射撃を基本とし、対空・間接ユニットを優先して叩き、加えて攻撃機で多少無理してでも確実に潰す。 トドメならば対空砲も対地射撃していいが、防衛ライン維持こそが最大の任務であることを忘れずに。 敵戦車は後回しでいい。どうせこちらの対空砲防衛ラインを破ることはできないし、制空ラインの内に取り込んで袋叩きだ。 戦闘機は基本的に敵戦闘機にはあまり仕掛けず、対空砲の支援が得られる範囲内で防空ライン構築を広めに取ることに拘りたい。 味方攻撃機が動けるスペースを確保するためだ。 敵戦闘機への攻撃はできるだけ対空砲にお願いする。少なくとも一発は撃ちこんで貰った上で仕掛けること。 ただしトドメは確実に刺す。訓練値を積まれるとヤバイ。 歩兵をあえて榴弾などの弾除けにする手もある。 外道的だが、それをやる必要があるほど厳しいのだ。特に補給車を守るためには必要な時もある。 なお、東側の橋に隣接した都市は米軍の野砲の射程内に入っているので、ここには使い捨ての75mm対空砲を新たに生産して配置しよう。 これなら野砲で数を減らされても、戦車相手にはある程度は奮戦してくれる。別の75mm対空砲を隣接させて逐次補充し、なんとしても破られないように。 鍾馗・飛燕を爆装して、敵野砲を破壊しておくのもいい。撃墜覚悟で艦爆を飛ばすのも手。 遅くとも多少防衛に余力が出たらやっておこう。 とにかく野砲とレーダーをどうにかして叩きたい。 敵戦闘機だが、このマップからはマスタングやライトニング(H)、そしてフライングラムが主力となり、もはや零戦では太刀打ちできなくなる。 なので、あらかじめ訓練値を高めた鍾馗を複数用意しておくことが必要になる。 鍾馗が足りないならば、訓練値と発展性の面で不安があるが飛燕を生産して補っておこう。 これらの戦闘機ならば、マスタングあたりはどうにか撃退できるだろう。 しかし、フライングラムだけは対空攻撃160&優先20なのでこちらからは攻撃を仕掛けないようにしたい。 従って、対空砲で撃墜するのはフライングラムを最優先に。 またフライングラムの燃料の少なさと地上への攻撃が出来ないという弱点を突き、近衛兵で前後を挟んで身動きを取れないようにし、燃料切れを誘うという作戦もあるということを覚えておこう。 B-17やリベレーターといった爆撃機はB爆弾しか搭載していないので、都市や空港・港をユニットで塞いでおけば何もできない。 これらの爆撃機は無視して、対空砲や戦闘機はミッチェルやハボックといった攻撃機と敵戦闘機の撃墜に専念しよう。 連合艦隊は、北上して敵司令部を攻撃する部隊と、自軍司令部を防衛する部隊の2つに分ける。 北上部隊:空母3隻と金剛型巡洋戦艦、自軍部隊の駆逐艦や巡洋艦。 遠征につき速度が求められるため、空母は足の速い翔鶴、大鳳、雲龍型空母あたり。 空母は1隻に付き零戦1 艦攻or艦爆3の割合で艦載機を搭載。攻撃機は対艦戦を考えれば艦攻だが、対地を考えれば艦爆。 対艦戦は艦爆で対艦ZOCラインを引き、その後ろからの艦砲で十分駆逐できる。よって艦爆重視の方がいいだろう。 駆逐艦1に歩兵1を乗せておくと後々役立つ。 潜水艦を入れる手もあり、安全に索敵できる。どうせ出すなら早く出して敵戦艦・空母を叩こう。 てっとり早く一番近いカリフォルニア方面軍の司令部を破壊するなら、零戦を海側へ迂回するように複数飛ばし、 サンフランシスコにある司令部を一気に破壊してしまおう。 カリフォルニア方面軍の司令部を破壊した後はさらに北上し、シアトルにあるワシントン方面軍の司令部の破壊に向かう。 アメリカ艦隊のアイオア型やノースカロライナ型、エセックス型が南下してくるが、随伴艦が無いため索敵などが弱い。少数の艦戦さえ駆除すればボコれる。 待ちぶせて艦載機と戦艦の砲撃で軽く蹴散らそう。 そして艦載機中継・回復用兼ユタ方面攻略用の空母1を残し(司令部防衛が順調なら、仕事が少なくなった加賀or赤城でもいい)残りは北上。 レーダー基地は艦爆数ユニットを纏めて犠牲を払ってでも1ターンで駆除。ゼロ戦はその護衛を。 シアトルに近づいたら沿岸砲台があるため、これも艦爆で艦隊に先行して破壊。 そして駆逐艦や巡洋艦を突っ込ませ、司令部爆撃との複合でワシントン方面軍を壊滅させる。 敵航空機が居ないなら、その隙を狙って艦載機で空港を塞いで生産を防いでしまうといい。 どうせ最後だ、犠牲を払ってでも達成しよう(次のマップでより高性能な流星改を生産できるし)。 なお、カリフォルニア方面軍攻略の目処が立った時点で、海岸沿いに歩兵2~3ユニットを派遣すること。 空港を確保し、鍾馗を2~3ユニット回しておけば、敵戦闘機が来てもなんとかなる。 最後に最初の話だが、北上艦隊を出発させるのは早すぎないように。アメリカ艦隊を撃退して司令部周辺の防衛ラインが安定してからでも、ワシントン防衛軍は弱いので十分。 そしてシアトル攻略はソルトレークシティと同時くらいで良い。相互の連携は取れないため、早すぎてもヒマになるだけだ。 わりとのんびり行けるが、レーダー基地と敵戦闘機にだけは注意。 防衛部隊:残りの戦艦と空母。 空母は空港の不足を補う目的もあるので、自軍所有の軽空母も含めて3隻程度は残しておきたい。 また赤城・加賀などは接岸して砲撃しよう。対地には無敵だ。敵の戦闘攻撃機・攻撃機が来たとしても、水平飛行からの爆弾なのでダメージは少ない。 なおダメージを受けても回復はしないこと。金が無くなる。とはいえ、流石に耐久数が2~3になったら後ろに下げること。 戦艦は敵間接攻撃・対空ユニットを優先して叩きたい。対空砲や航空機の被害が減り、資金繰りと防衛ラインが安定する。 攻撃機は艦載機だけでなく二式飛行艇も活用したい。港で回復できるので便利。 防衛の目処が立ってきたら、歩兵による占拠を忘れずに。詰まった資金がマシになってくる。 そして占拠した都市には88mm対空砲をねじ込み、ラインをゴリゴリ押し上げよう。 最後のユタ方面軍は内陸部のソルトレークシティが司令部なので、空母と艦載機で攻撃するという戦術はほぼ使えない。(一応カリフォルニア司令部付近からなら、1撃限定だがなんとか届いて帰ることができる) ただ他の方面軍を殲滅し、航空機を確実に撃墜していけば軍事費不足で行き詰るだろうから、部隊数が減った所を鍾馗や二式飛行艇で押し切り、歩兵を突っ込ませ戦車を盾にして、対空砲をねじ込みその後ろに野砲を置いて司令部への道を切り開こう。 その前に東のレーダー基地を攻撃機数ユニットを派遣して速攻撃破し、都市は敵に察知されないようにさっくり占拠すること。 ここの空港と都市がないと侵攻は厳しい。 敵爆撃機が健在なら戦闘機を自軍都市との間に伏兵させておこう(都市上待機だと寄ってこないので)。そして引っかかったらボコってしまう。 こうすれば、40ターン以内にこのマップをクリアすることも不可能ではないが、ある程度は運が絡んでくるだろう。 ちなみにユタ方面軍には隠しユニットとして機械化兵が配置されているが、 初期配置がマップの片隅なので、普通に戦えば遭遇することは無いだろう。 遭遇しても能力は対空射撃可能な中戦車レベルで、所詮1ユニットだけでしかない。 追記 第1ターンに艦爆(あるいは索敵範囲の広い艦攻)を大量配置し 空母とともに西に逃がす。 自軍都市に対空砲、空港に鍾馗、港に潜水艦で埋め尽くせば B爆弾搭載の敵機を無力化できる。 こちらからは対空砲で戦闘機を遠距離攻撃する以外はじっと我慢。 敵戦闘機が減った頃にもう1度艦爆を大量配置できればラッキー。 地上兵器の壁役もこなす対空砲の残機が減ったら処分&新製。 敵艦隊は駆逐艦1隻さえ沈めれば残りは潜水艦で足止めできる。 対米戦は今回で終わるので空母や戦艦まで沈める必要は無い。 消耗戦で敵軍を金欠に追い込むのも有効戦術だが 敵ユニット数を飽和させ新製できない状況に持ち込めば こちらの損耗は意外と少なくて済む。 敵を引き付け、ガラガラになった司令部を急襲。 サンフランシスコ、シアトルと空母と連携して攻略を終えたら 厄介な内陸のユタは空母から片道燃料で一気に叩く。
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アメリカ西海岸上陸作戦 陣営情報 陣営 都市収入 国家収入 都市 空港 港 最大数 兵力 大日本帝国 300 200 3 5 2 64 9 カリフォルニア方面軍 1500 1000 15 5 1 - 34 ワシントン方面軍 1500 1000 15 5 2 - 43 ユタ方面軍 3400 0 34 3 0 - 35 マップ詳細 担当国 大日本帝国 敵国 カリフォルニア方面軍、ワシントン方面軍、ユタ方面軍 作戦期間 43年7月6日~8月24日 勝利条件 大勝利 40ターン以内に全軍司令部(3ヶ所)を破壊 勝利 全軍司令部(3ヶ所)を破壊 戦勝ボーナス 結果 経験値 訓練値 資金 大勝利 +150 +30 +6000 勝利 ? ? ? 勝利の鍵 1.前もって訓練値を高めた対空砲と鍾馗を複数準備しておく 2.フライングラムは対空砲と近衛兵で賢く処理 3.連合艦隊は戦艦は後方支援、空母は敵司令部撃破に 重要ユニット 空鍾馗:空戦の主力。前マップでできるだけ生産しておくこと。 飛燕:鍾馗の補助。戦闘攻撃機っぽくも使えるが高価で補充が悪い。 零戦:ボトボト落とされるが、敵攻撃機への特攻及び艦隊用偵察機&直掩として使い潰す。 二式飛行艇:超万能攻撃機。爆弾搭載数と港で補給・補充可能が非常に助かる。 九九艦爆:強行爆撃用。使い捨て。 陸88mm対空砲(日):対戦闘機&地上戦のメイン。消耗も激しいが大切に使いつつ出し惜しみせず。 75mm対空砲(日):88mm対空砲の補助。消耗確実な所にはこっちを突っ込ませよう。 150mm野砲(日):どれだけ作ってきたかが問われる。苦労の甲斐はある。 歩兵(日):特攻占拠&弾よけ。 近衛兵:侵攻できるようになってから出そう。フライングラムの処理にも使える。 自動車化兵&落下傘部隊:沿岸部占拠部隊にちょっと居ると便利。 九七式中戦車改:侵攻時の機動型防盾。 敵側フライングラム:空戦のバケモノ。ただし対地攻撃はゼロなので、近衛兵でも撃ち落せる。 マスタング:敵主力戦闘機。練度の高い鍾馗でなんとか対抗。 ライトニング(H):空戦も十分なのに爆弾も沢山持っていて移動力高し。 ハボック、ミッチェル:高対地攻撃力なのでゼロ戦を突っ込ませてでも潰そう。 B-17、リベレーター:Bバクダンだけなので後回し。 レーダー基地:最重要。多少無理しても叩くべし。 M7プリースト、M12ロングトム:優先攻撃目標。放置すると対空砲がやられて防衛ライン破綻。 スチュアート、グレイハウンド:次点優先目標。敵の目を潰そう。 攻略 インド侵攻作戦で大勝すると、遂にアメリカ本土への上陸作戦となる。 しかし友軍も無く、アメリカ三陣営と戦うのは非常に厳しい。 特に戦闘機は前もって準備をしておかないと、あっさりと殲滅させられるので注意。 戦闘機の初期配置は、ミッドウェイ攻略作戦(ハワイ攻略作戦)であらかじめ生産しておいた鍾馗がメイン。 零式艦戦21型では敵戦闘機に全く歯が立たず、敵攻撃機駆除とかにしか使えない。 鍾馗が足りないならば、このマップから生産可能になった飛燕を配置して補っておく。 ただ飛燕に頼りすぎるようだとあっという間に資金が枯渇する。 他はサンフランシスコの司令部を速攻で片づけるための北上艦隊用と対攻撃機突貫用のゼロ戦を配備。 艦船は初期配置で大和、長門、金剛型巡洋戦艦、赤城、加賀、翔鶴、大鳳、雲龍型空母があるので、 直ぐに動けるこれらの艦で司令部近くのレーダー基地を破壊しておこう。 駆逐艦や巡洋艦、軽空母も配置しておく。 北上部隊に入れる駆逐艦には、歩兵を乗せておくといい。潜水艦を出すなら早い内に。 陸上部隊は最初は米軍が怒涛のごとく押し寄せてくるので、まずは防衛戦。 防衛ライン維持を再優先。直接攻撃は控え目にし、補充や補給を駆使して最前線ユニット数の最高を保つ。 攻撃は艦砲射撃や間接攻撃で行うのが当面の基本戦術になる。 150mm野砲(日)や88mm対空砲(日)・75mm対空砲(日)をメインに配置して備えておく。 特に対空砲は対戦車砲としても活用できるので、最前線に置いておくといい。 戦闘機と対空砲で防衛ラインを構築。88mm対空砲は都市など地形防御が高く回復しやすい位置に置く。 その間に予備・補充用の対空砲、後ろに野砲と据え、歩兵や補給車を控えさせる。 対地は野砲と艦砲射撃を基本とし、対空・間接ユニットを優先して叩き、加えて攻撃機で多少無理してでも確実に潰す。 トドメならば対空砲も対地射撃していいが、防衛ライン維持こそが最大の任務であることを忘れずに。 敵戦車は後回しでいい。どうせこちらの対空砲防衛ラインを破ることはできないし、制空ラインの内に取り込んで袋叩きだ。 戦闘機は基本的に敵戦闘機にはあまり仕掛けず、対空砲の支援が得られる範囲内で防空ライン構築を広めに取ることに拘りたい。 味方攻撃機が動けるスペースを確保するためだ。 敵戦闘機への攻撃はできるだけ対空砲にお願いする。少なくとも一発は撃ちこんで貰った上で仕掛けること。 ただしトドメは確実に刺す。訓練値を積まれるとヤバイ。 歩兵をあえて榴弾などの弾除けにする手もある。 外道的だが、それをやる必要があるほど厳しいのだ。特に補給車を守るためには必要な時もある。 なお、東側の橋に隣接した都市は米軍の野砲の射程内に入っているので、ここには使い捨ての75mm対空砲を新たに生産して配置しよう。 これなら野砲で数を減らされても、戦車相手にはある程度は奮戦してくれる。別の75mm対空砲を隣接させて逐次補充し、なんとしても破られないように。 鍾馗・飛燕を爆装して、敵野砲を破壊しておくのもいい。撃墜覚悟で艦爆を飛ばすのも手。 遅くとも多少防衛に余力が出たらやっておこう。 とにかく野砲とレーダーをどうにかして叩きたい。 敵戦闘機だが、このマップからはマスタングやライトニング(H)、そしてフライングラムが主力となり、もはや零戦では太刀打ちできなくなる。 なので、あらかじめ訓練値を高めた鍾馗を複数用意しておくことが必要になる。 鍾馗が足りないならば、訓練値と発展性の面で不安があるが飛燕を生産して補っておこう。 これらの戦闘機ならば、マスタングあたりはどうにか撃退できるだろう。 しかし、フライングラムだけは対空攻撃160&優先20なのでこちらからは攻撃を仕掛けないようにしたい。 従って、対空砲で撃墜するのはフライングラムを最優先に。 またフライングラムの燃料の少なさと地上への攻撃が出来ないという弱点を突き、近衛兵で前後を挟んで身動きを取れないようにし、燃料切れを誘うという作戦もあるということを覚えておこう。 B-17やリベレーターといった爆撃機はB爆弾しか搭載していないので、都市や空港・港をユニットで塞いでおけば何もできない。 これらの爆撃機は無視して、対空砲や戦闘機はミッチェルやハボックといった攻撃機と敵戦闘機の撃墜に専念しよう。 連合艦隊は、北上して敵司令部を攻撃する部隊と、自軍司令部を防衛する部隊の2つに分ける。 北上部隊:空母3隻と金剛型巡洋戦艦、自軍部隊の駆逐艦や巡洋艦。 遠征につき速度が求められるため、空母は足の速い翔鶴、大鳳、雲龍型空母あたり。 空母は1隻に付き零戦1 艦攻or艦爆3の割合で艦載機を搭載。攻撃機は対艦戦を考えれば艦攻だが、対地を考えれば艦爆。 対艦戦は艦爆で対艦ZOCラインを引き、その後ろからの艦砲で十分駆逐できる。よって艦爆重視の方がいいだろう。 駆逐艦1に歩兵1を乗せておくと後々役立つ。 潜水艦を入れる手もあり、安全に索敵できる。どうせ出すなら早く出して敵戦艦・空母を叩こう。 てっとり早く一番近いカリフォルニア方面軍の司令部を破壊するなら、零戦を海側へ迂回するように複数飛ばし、 サンフランシスコにある司令部を一気に破壊してしまおう。 カリフォルニア方面軍の司令部を破壊した後はさらに北上し、シアトルにあるワシントン方面軍の司令部の破壊に向かう。 アメリカ艦隊のアイオア型やノースカロライナ型、エセックス型が南下してくるが、随伴艦が無いため索敵などが弱い。少数の艦戦さえ駆除すればボコれる。 待ちぶせて艦載機と戦艦の砲撃で軽く蹴散らそう。 そして艦載機中継・回復用兼ユタ方面攻略用の空母1を残し(司令部防衛が順調なら、仕事が少なくなった加賀or赤城でもいい)残りは北上。 レーダー基地は艦爆数ユニットを纏めて犠牲を払ってでも1ターンで駆除。ゼロ戦はその護衛を。 シアトルに近づいたら沿岸砲台があるため、これも艦爆で艦隊に先行して破壊。 そして駆逐艦や巡洋艦を突っ込ませ、司令部爆撃との複合でワシントン方面軍を壊滅させる。 敵航空機が居ないなら、その隙を狙って艦載機で空港を塞いで生産を防いでしまうといい。 どうせ最後だ、犠牲を払ってでも達成しよう(次のマップでより高性能な流星改を生産できるし)。 なお、カリフォルニア方面軍攻略の目処が立った時点で、海岸沿いに歩兵2~3ユニットを派遣すること。 空港を確保し、鍾馗を2~3ユニット回しておけば、敵戦闘機が来てもなんとかなる。 最後に最初の話だが、北上艦隊を出発させるのは早すぎないように。アメリカ艦隊を撃退して司令部周辺の防衛ラインが安定してからでも、ワシントン防衛軍は弱いので十分。 そしてシアトル攻略はソルトレークシティと同時くらいで良い。相互の連携は取れないため、早すぎてもヒマになるだけだ。 わりとのんびり行けるが、レーダー基地と敵戦闘機にだけは注意。 防衛部隊:残りの戦艦と空母。 空母は空港の不足を補う目的もあるので、自軍所有の軽空母も含めて3隻程度は残しておきたい。 また赤城・加賀などは接岸して砲撃しよう。対地には無敵だ。敵の戦闘攻撃機・攻撃機が来たとしても、水平飛行からの爆弾なのでダメージは少ない。 なおダメージを受けても回復はしないこと。金が無くなる。とはいえ、流石に耐久数が2~3になったら後ろに下げること。 戦艦は敵間接攻撃・対空ユニットを優先して叩きたい。対空砲や航空機の被害が減り、資金繰りと防衛ラインが安定する。 攻撃機は艦載機だけでなく二式飛行艇も活用したい。港で回復できるので便利。 防衛の目処が立ってきたら、歩兵による占拠を忘れずに。詰まった資金がマシになってくる。 そして占拠した都市には88mm対空砲をねじ込み、ラインをゴリゴリ押し上げよう。 最後のユタ方面軍は内陸部のソルトレークシティが司令部なので、空母と艦載機で攻撃するという戦術はほぼ使えない。(一応カリフォルニア司令部付近からなら、1撃限定だがなんとか届いて帰ることができる) ただ他の方面軍を殲滅し、航空機を確実に撃墜していけば軍事費不足で行き詰るだろうから、部隊数が減った所を鍾馗や二式飛行艇で押し切り、歩兵を突っ込ませ戦車を盾にして、対空砲をねじ込みその後ろに野砲を置いて司令部への道を切り開こう。 その前に東のレーダー基地を攻撃機数ユニットを派遣して速攻撃破し、都市は敵に察知されないようにさっくり占拠すること。 ここの空港と都市がないと侵攻は厳しい。 敵爆撃機が健在なら戦闘機を自軍都市との間に伏兵させておこう(都市上待機だと寄ってこないので)。そして引っかかったらボコってしまう。 こうすれば、40ターン以内にこのマップをクリアすることも不可能ではないが、ある程度は運が絡んでくるだろう。 ちなみにユタ方面軍には隠しユニットとして機械化兵が配置されているが、 初期配置がマップの片隅なので、普通に戦えば遭遇することは無いだろう。 遭遇しても能力は対空射撃可能な中戦車レベルで、所詮1ユニットだけでしかない。 追記 第1ターンに艦爆(あるいは索敵範囲の広い艦攻)を大量配置し 空母とともに西に逃がす。 自軍都市に対空砲、空港に鍾馗、港に潜水艦で埋め尽くせば B爆弾搭載の敵機を無力化できる。 こちらからは対空砲で戦闘機を遠距離攻撃する以外はじっと我慢。 敵戦闘機が減った頃にもう1度艦爆を大量配置できればラッキー。 地上兵器の壁役もこなす対空砲の残機が減ったら処分&新製。 敵艦隊は駆逐艦1隻さえ沈めれば残りは潜水艦で足止めできる。 対米戦は今回で終わるので空母や戦艦まで沈める必要は無い。 消耗戦で敵軍を金欠に追い込むのも有効戦術だが 敵ユニット数を飽和させ新製できない状況に持ち込めば こちらの損耗は意外と少なくて済む。 敵を引き付け、ガラガラになった司令部を急襲。 サンフランシスコ、シアトルと空母と連携して攻略を終えたら 厄介な内陸のユタは空母から片道燃料で一気に叩く。
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111: 昭和玩具の人 :2019/08/17(土) 22 30 14 HOST p1304131-ipngn11701hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 銀河連合日本×神崎島 現代戦艦ネタ 中華人民解放軍海軍 055C型(大連型)巡洋艦(改訂版) 基準排水量 15000t 満排水量 18000t 全長 194m 全幅 22m 機関 COGAG方式 QC-280ガスタービンエンジン×4基 電源 不明 速力 約30ノット 乗員 不明 レーダー AESAフェイズドアレイレーダー(詳細不明) ソナー 詳細不明 兵装 四五口径203mm連装砲 二基 H/PJ-11 30mmCIWS 二基 HHQ-10 近SAM 二基 5860-2006型 VLS 64セル 324mm魚雷発射管 二基 その他 艦載ヘリ 一機 同型艦 不明(少なくとも4隻の建造を確認) 112: 昭和玩具の人 :2019/08/17(土) 22 30 55 HOST p1304131-ipngn11701hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 概要 中華人民解放軍海軍が建造した大型巡洋艦。艦級からわかる通り、055型駆逐艦の発展改良型である。 ヤルバーンの来訪、神崎島の出現、そしてドイツによるA・D・M級戦艦の建造によって始まった戦艦の建造ラッシュにより、軍事情勢は大きく変化した。太平洋を挟んで世界最大の覇権国家、アメリカと対峙する中国もその例に漏れず、(ヤルバーン、ひいてはティ連についてはともかくとして)戦艦二十隻以上を保有する神崎島連合艦隊や日本のふじ型、やしま型、そしてアメリカのエイブラハム・リンカーン級(以下A・L級)戦艦に対抗すべく新型艦の建造計画を立案していた。 しかし、対抗すべき相手がA・L級ともなると最低でも46cm砲、可能なら51cm砲を搭載したいが、戦艦の命ともいえる大口径砲は一朝一夕で開発できるものではない。軍部は最低でも五年は必要と考えていたのだが、それだけの時間を敵国が、そして何より自国民が待ってくれるとは思えなかった。 一応友邦となったドイツからA・D・M級戦艦を導入する計画もあったのだが、この艦は控えめに言っても失敗作であり、売りである283mm砲も砲弾の生産が追い付かないとあっては導入する意味がなく、海軍良識派からは早々に破棄されている。 以上より友邦に期待できず、時間も限られることから、新型戦艦の建造時間を稼ぐべく、既存の技術でもある程度の敵(可能ならふじ型打撃護衛艦)ならば対抗できる艦艇の建造に乗り出した。 ベースとなったのは現在建造中であり、満排水量13000tを誇る大型の055型駆逐艦で、サイズだけなら巡洋艦に匹敵する。その船体に陸軍の四五口径203mmりゅう弾砲を艦砲として改良した連装砲を前部に二基背負い式に搭載している。この砲は最大射程約40km、ベースブリード弾を使用することで最大50kmまで伸ばすことが出来るが、これを装薬一体型にすることで装填時間を低減。一説には一門当たり分間30発もの連射力を誇るという。無論ベースブリード弾を使用すると命中率が大幅に低下するが、手数で圧倒出来るとされている。 ベースが055型駆逐艦ということもあり、二基の203mm連装砲を搭載した以外は艦影にそこまで大きな変更点はなく、ズムウォルト級駆逐艦ほどではないがステルス性も高い。ただし艦内構造は大きく変更され、主要区画には西側標準のハープーン対艦ミサイルに耐えられる装甲を、それ以外にも対五インチ砲用の装甲が張り巡らせている。当初は対艦ミサイルに耐えられる程度の装甲があっても戦艦の大口径砲を防げないから装甲は要らないという意見もあったが、最終的に本級はのちに完成するであろう新型戦艦に帯同し、敵戦艦の護衛につく駆逐艦群を封殺するということで、このような形に落ち着いている。 二基の203mm連装砲と対艦ミサイルに耐えられる装甲を手に入れた代償として、その他の兵装に関しては幾分物足りないものとなっている。具体的には現代の主力艦艇の必需品ともいえるVLSは64セルとなっており、この数字は海上自衛隊のふじ型と同程度だが、あちらは一セル辺り四発搭載できるESSM艦対空ミサイルがあるのに対し、中国海軍のHHQ-9及びHHQ-16艦対空ミサイルは一セルにつき一発しか搭載出来ないことから、継戦能力は大幅に劣っている。またこのVLSは他にも対艦ミサイルや対潜ミサイル、対地巡航ミサイルも搭載できるため、実際に搭載されている対空ミサイルの弾数はさらに少ない。 また055型駆逐艦の船体がベースになったものの、実際には復元性等の問題によりわずかに大型化しているにもかかわらず機関はそのままなため、速力は何とか30ノットを出せる程度まで低下している。一時は二万トンクラスの船体を新規開発すべきではないかという声もあったが、建造中だった055型駆逐艦の資材を流用した方が早期に戦力化出来ることから、速力低下には涙をのんだ(一応他の艦艇について行けるだけの速力があったことが決定的だった)。 以上より、055C型巡洋艦は取り敢えず最低限の打撃力と防御力を備えた間に合わせの艦だったが、対空ミサイル等による間接防御と対艦ミサイルを防げる程度の装甲を有しており、砲撃戦に持ち込めればアーレイバーグ級駆逐艦や汎用護衛艦を一蹴出来るだけの火力がある。このため本級が外洋に進出した時は最低でも重巡クラスの火力、装甲を持つ艦が警戒にあたらなければならず、日米海軍に大きな負担を与えることに成功している。 本級は自国民へのプロパガンダとして早期に建造することが求められたため、性能に不満が残る箇所が多々あるものの、既存の駆逐艦ならば圧倒できる性能を持ち、日米海軍に警戒感を抱かせたという意味では成功した部類に入るといっても良いだろう。 113: 昭和玩具の人 :2019/08/17(土) 22 31 25 HOST p1304131-ipngn11701hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 以上、中国海軍の打撃巡洋艦ネタの改定版でした。本当は八インチ連装砲四基搭載した現代の重巡洋艦を作りたかったのですが、流石に二万トン未満の船体には無理がありました・・・ 改訂版では八インチ連装砲を二基に抑え、代わりに装甲を張り巡らせることで対艦ミサイルや五インチ砲弾を弾き返せる能力を手に入れました。これならば少なくとも“格下殺し”が出来るんじゃないでしょうか? 再掲載はご自由に。
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58 :ひゅうが:2014/09/15(月) 09 30 27 yukikaze様ごめんなさい。先にちょっとネタを… 戦後夢幻会ネタSS――前史 「神雷 ~鹿屋1945年4月~」 ――西暦1945(昭和20)年4月13日 連合航空艦隊 鹿屋基地 「いけるかもしれんなぁ。」 「へぃ。こいつなら、いけるかもしれません。」 野中三郎は、彼を知るものにとっては極めて珍しいことに「普通の」口調で口から言葉を滑り出させた。 夜の帳もとっくに降りており、空は出始めていた雲によって月明かりが隠されている。 沖縄周辺では、(電文傍受によると)先に機動部隊をしこたまに叩きのめしたという低気圧の置き土産ともいえる分厚い雲があたりを覆っているのだという。 彼らにしてみれば「絶好の夜襲日和」である。 「しかし、あの若先生は本当に一緒に乗っているのかぁ?」 「へぃ。あれは電子機械の塊だから不具合の調整をしたいとかで。」 野中は、彼が率いる航空隊の「女房役」が侠客風にわざわざしている口調にあわせ、ちらと「機体」の横で細かく指示を出し続けている若い男を見た。 海軍技術研究本部からやってきた野上技術少尉。 帝大出のインテリで、学徒出陣に際して技術屋として振り分けられた少数派に属しているという。 そんな彼は、野中からみると「庭師」である。 根気良さではいい勝負だし、ときどきはっとするほどいい仕事をしてくれる。 何より、あの「桜」のお守りである。 「で、あたるといっているのか?」 「七八割がたは、といっとりました。ここまでしてもらっといてあたりませんはないと。」 なるほどね、要はやってみなければわからないというわけかと野中は思った。 彼らの愛機である陸上攻撃機、空飛ぶ葉巻の腹にくくりつけられている物体は、とても気難しい代物であることを野中はこの数か月で思い知っていた。 空技廠 4式特殊誘導弾「桜花」43型 腹の中に、あの戦艦大和の1.5トン徹甲弾を仕込み、胴体内のネ‐130軸流ターボジェットエンジンを用いて最大速度毎時750キロで空をかける「空飛ぶ魚雷」だ。 射程距離は最大200キロあまり。 途中を慣性航法装置によって航路を一定に、同時に搭載されている電波高度計で高度を一定に保ちつつ、弾頭の赤外線感知器で軍艦の機関から発せられる赤外線を感知すると突入態勢に移行。 「条件付け」された赤外線源に限って自動操縦しつつ突入態勢に入り、距離が3キロを切ると4基の火薬ロケットエンジンに点火し一気に最大速度850キロ以上に加速。 敵の対空砲火をかいくぐって命中するといういわば「無人攻撃機」である。 そうした便利な代物だけに、誘導装置はもとよりエンジンも、そして機体自体もこれまで数多くのトラブルを起こしている。 あるときは誘導装置が過敏過ぎて、模擬弾が見物する基地の焚火や五右衛門風呂に突っ込み、またあるときはエンジンが正常に作動せずに母機の上で火を噴き―― そうした危機に、野上技術少尉は「ちょっと直してみましょう」の一言で立ち向かった。 ときには、忙しいはずの上司である三上という名の設計主任や、エンジンを担当したという倉崎という名の技術屋を呼び出してまで。 裏を返せばそれだけ期待されているのだが。 烈しさを増す米機動部隊の対空砲火をかいくぐれる搭乗員はまだ数多く存在しているものの、それでも一回の出撃で半分近くが落とされるか被弾するようではこうしたゲデ物じみた怪物が必要なのだ。 そしていつの間にやら、野中大佐率いる通称「野中一家」、正式名「神雷部隊」は乗り組む機体を変えられ、機材を換装されて海軍の「期待の星」にされてしまっていた。 そう。中島G8N「連山」の増加試作機と先行量産型まで50機を集中するなんて暴挙をしてのける程度に。 59 :ひゅうが:2014/09/15(月) 09 31 00 一部に若干フラフラ飛ばざるを得ない一式陸上攻撃機45型(ハ44-21搭載型)を追加しているが、それでも100機以上の陸上攻撃機というのはまさに「決戦兵力」にふさわしい。 最古参搭乗員の一人など、「マレー沖以来ですね親分」とはしゃいでいるほどだ。 「ま、なるようになるか。」 野中は、上が決めたという沖縄にすべてをつぎ込んでの「決戦」の裏の目的を思って乾いた気分になったが、それでもまぁ「戦力の集中」という点で悪くはない。 本土決戦というトチ狂った主張をする連中から少しでも戦力を取り上げ、ことに九州から関東にかけての航空戦力を消耗させる。 お上の言葉を針小棒大に使うという陸式じみたことをしてまで。 それを説明しに来た阿部という名の大佐のいう通り、海軍は勇壮に戦って沖縄を救わなければいけないのだ。 野中は踵を返した。 行こう。皆と敵が待っている。 ――海軍第721航空隊 通称神雷部隊は、この日最初の「夜間空中雷撃」を実施。 ジョン・マケイン提督率いる空母機動部隊のピケットラインの向こう、距離200キロから98発の「桜花」を発射した。 結果は慄然たるもの。 轟沈こそエセックス級空母2にとどまったものの、沖縄海域の空母15隻あまりのうち実に9隻が飛行甲板を叩き割られて中破以上の大損害。 護衛艦艇も重巡ロサンゼルスを筆頭に、できたばかりのアトランタ級軽巡ツーソン、駆逐艦8隻が轟沈してしまう。 さらには翌日からも繰り返される航空攻撃の結果、米機動部隊は一時的に作戦能力を喪失。 連合艦隊はこの機を逃すことなく「天1号作戦」海上作戦を発動し、豊後水道から沖縄への突進を開始した。 「天佑我らの手にあり。全艦突撃せよ。」 ――かくて、伝説がはじまる――
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登録日:2021/06/16 (Wed) 16 48 58 更新日:2023/11/11 Sat 01 56 14NEW! 所要時間:約 25 分で読めます ▽タグ一覧 兵器 大日本帝国海軍 太平洋戦争 戦争 日本史 歴史 海軍 漸減作戦 潜航艇 特殊潜航艇 甲標的 真珠湾攻撃 第二次世界大戦 艦隊これくしょん 軍事 魚雷 如何なる打撃を与えるかは問題にならず。微笑を浮かべつつ、乗艦せる若き中・少尉の生還を期せざる堅い決意は、如何に賞賛するも過ぎることなかるべし。 宇垣纏『戦藻録』昭和16年11月19日 甲標的は日本海軍の兵器。 いわゆる小型潜水艦の一種であり、改良型も含めて乗員は数名、魚雷二本だけを搭載していたことが共通する。 姿は潜水艦の艦首に魚雷発射管が縦にデリンジャーピストルのように開いていて、その中に魚雷が埋め込まれていると思えばよい。 海軍最小クラスの小さな体で、海軍最大クラスに広い海を戦い抜いた兵器である。 【性能(甲型)】 排水量 46トン 全長 23.9メートル 全高 3.4メートル 水中速力 19ノットで50分 水上速力 6ノットで14時間 武装 45cm魚雷発射管 2門 (中村秀樹の論文、「情勢の変化に適応できた特殊潜航艇(甲標的)-攻撃兵器から防御兵器へ-」から。) 【名称】 特徴的な名前を持つが、これでも本名である。そのまま「甲・標的」。 あの戦艦大和に負けず劣らずの海軍屈指の秘密兵器として開発されており、機密保持に細心の注意が払われたため、幾度も名前を変えてきた過去がある。 本格的に運用されるようになってからは甲標的の名や、縮めて的(てき)という名前で呼ばれることが多い。 見た感じから来たであろう名前の特型格納筒や、こちらを縮めた筒(とう)という名前もよく使われた。 これが本当の「適当」な名前。 さらに開発中にはA標的やH金物という名前に加えて、対潜爆撃標的という恐ろしく縁起が悪そうな名前を付けられていたこともある。 一般的に特殊潜航艇という呼称がなされることもあるが、これは後述する戦いのうち、真珠湾攻撃とシドニー、ディエゴ・スアレス攻撃の戦果発表の際に用いられたもの。 公式の文言ではあるが、厳密には甲標的全体を指した名称ではない。 【開発】 世界中に軍縮の風が吹いていた20世紀初頭、日本海軍は新たな兵器を必要としていた。 仮想敵となるアメリカの国力は強大で、ワシントン条約による米5 日3という主力艦の保有制限が課せられていた。 これではいざ対米戦争が勃発した際に正面から戦い抜くことは困難と考えられたのである。 そこで海軍は各種条約の隙間を狙った新兵器の開発を進めていくことになる。 主力艦不足を補うべく、海軍が目を付けた新戦力は2つあった。 航空母艦を中心とした航空戦力と雷撃である。 このうち雷撃に関しては新型の魚雷開発(酸素魚雷)が進められ、これは後に海軍驚異のメカニズムの一翼を担うことになった。 これと並行して進められたのが魚雷を発射する魚雷という計画で、これが小型潜水艇開発(甲標的)の開発へと繋がっていく。 この甲標的を用いようとしていたのが漸減作戦である。 漸減作戦とは強大な米海軍の戦力を太平洋で少しずつ撃破していき、最終的に日本近海での艦隊決戦を優位に戦い勝利するというもの(詳細はリンク先へ)。 甲標的は母艦に多数を搭載して敵艦隊に接近し、魚雷の斉射により迫る米艦隊の戦力を削ぎ落すことを目的として開発が進み、1940年11月に制式採用された。 しかし甲標的が本格的に運用体制を整える前に、懸案だった対米交渉が行き詰まりを見せる。 そしてこの開戦間近の空気を感じ取った甲標的関係者たちの間では、来る対米開戦と真珠湾攻撃を念頭にし、ある作戦が誕生する。 それは真珠湾内部への突入と雷撃という、驚天動地の作戦であった。 これより甲標的は本来考えられていた姿ではなく、新たな形の任務へと突き進むのである。 【利点】 安い(艦艇としては) お一つ30万円弱(*1)。海軍艦艇としては破格の安さ。 母艦から出撃する数を活かした、圧倒的な雷撃能力。 計画では甲標的母艦に12基を搭載して洋上で展開することとされた。 母艦4隻から12隻ずつ出撃した甲標的による48隻96発の魚雷攻撃というのは、実現していれば驚異的な姿を見せただろう。 【欠点】 高い(魚雷の延伸プラットフォームとしては) 30万円というのは現代の価格に直すと大雑把に60億円ぐらいであり、通常の潜水艦(伊201型が2000万円ぐらい)に比べれば破格の安さだが、魚雷(94式が4万円ぐらい)や飛行機(ゼロ戦21型が12万円ぐらい)に比べるとさすがに高い。 機能的には言ってみれば「母艦からの魚雷の中継端末」にすぎないことを考えると、「コスパが良い」というわけでは決してない。 操作性が悪い 小柄な体で注排水のバランスが難しく、操縦には卓越した技量が求められる。 また小さな見た目に反して旋回も苦手で、旋回に必要な半径は巡洋艦並み。 加えて言えば後進能力も無い。 そもそも真珠湾のような閉所で運用する兵器ではなかったので、これをもって甲標的を責めるのは酷だが。 後々には旋回能力の向上や後進機能の追加が行われていく。 また体のほとんどが魚雷でできているため、1発発射した瞬間に急激に軽くなりバランスを崩すことが確実。 よって瞬時に注水して立て直さないと、そのまま海面に浮きあがったところを撃沈される危険がある。 地味にデカい 上で小柄ということを強調したが、それでも全長20m、重さ40トンは越える。 陸軍ならチハ3両で縦列駐車するイメージである。 これを積む母船もそれなりのものが求められ、専用母艦以外では実戦での運用は困難。 運ぶだけでいいにしても、輸送船に載せてもらうか無理やり曳航してもらうかを選ぶことになる。 自力で現地集合したら、全員途中で消息不明になると思いますがよろしいですか。 海軍が誇る大型潜水艦、伊号潜水艦はこれを運べる貴重な艦艇で、実践ではお世話になることが多かった。 魚雷の質が悪い 元々は53センチの魚雷に対応する予定だったのだが、一回り小さい45センチ魚雷を撃つこととなった。 「これだと2人乗れませんね……」「でも魚雷を小さくしたら居住空間も作れますね」 ということに設計途中で気がついたらしく、急遽45センチに変更したため(*2)。 空いた空間に換気設備が増やせたって、元々はどうやって生活するつもりだったんですか。 こんな体では当然予備の魚雷も装備できないため、2発撃ったらそれでおしまい。 母艦として用いられた伊号潜水艦の場合、破壊力抜群の53センチ酸素魚雷を20発近く装備できるのだが。 正直な話、母艦が直接殴った方が強い。 実際に母艦の戦歴を見ると、真珠湾攻撃の際の潜水艦は雷撃を披露することもなく無職状態で帰投している。これは勿体ない。 逆にシドニー攻撃では別日に沿岸を直接砲撃して被害を与えている。これは強い。 もう全部母艦1隻でいいんじゃないかな。 専門知識が不可欠 扱いづらく内部の環境も劣悪。特殊な兵器故に整備も大変とあっては、これ専門の教育が不可欠になる。 ある評価では甲標的は潜水艦より航空機に近いとのこと。 そのために甲標的乗りは、甲標的に関する特別な講習を突破することが不可欠とされた。 また甲標的母艦は積み込み用クレーン+発進装置+整備士を要する大掛かりな改装を受けており、追加装備感覚で気軽に運用できるものでもない。 航空機の時代 航空機の時代に突入しつつある時代の生まれ故に仕方ないのだが、甲標的も作っている最中から航空攻撃の方が強力なのでは?という空気と戦わざるを得なくなる。 現に真珠湾攻撃の際にはじっと耐え忍び好機を待つ甲標的の頭上を大量の航空機による爆撃雷撃が飛び交い、下手すれば味方に吹き飛ばされる危険性すらあるなかでの作戦となった。 甲標的母艦として計画された4隻のうち、千歳型2隻は結局航空母艦に改装され、そっちの方で活躍している。 また安い安いと褒めてみたものの、昭和14年生まれのゼロと比べると、向こうは甲標的1隻のお金で4機5機は作れる計算になる。 【まとめ】 何やら不安になる要素が沢山あるが、これでも海軍艦艇の一隻。 乗組員は艇長と艇附と呼ばれていたから、海軍艦艇の「艇」として胸を張っていいはずである。 ……基本的に「隻」と数えられるが、時折海軍でも身も蓋もない「基」という数えられ方をすることもあるので不安になるが。 全長の3分の2は魚雷が占有して、乗組員の居住性は壊滅的。 電池から発生するガスは危険で、ハッチを閉めてから6時間から10時間ほど経過すると、意識が朦朧とするほど内部の環境は悪化する。 しかも時折爆発事故を起こし出撃不可能になるものも存在した。 またジャイロコンパスの性能も敵を目視する特眼鏡の性能も褒められたものではなく、戦闘の混乱下では敵を捉えるどころかまっすぐ進むことさえ困難。 とどめに魚雷も真っ直ぐ進まず、発射時にバランスを崩す(先述)船体に合わせて魚雷も振り回されるので、狙ったところに撃つのは困難とされる。 褒められる点としてはその速力。 敵艦隊を補足するために求められた水上で毎時30ノットには及ばないが(*3)、水中での速度は悪くない……どころか潜水艦の水上航行より速い。 だがそれ以外の運動性は論外。 あまりに小さなその体では、外洋の荒波で大きく揺さぶられる。 潜望鏡を上げようと排水すると、一気に海面まで打ち上げられること間違いなし。 逆に注水するとあっという間に沈んでいく。嬉しくない形でのドルフィン運動の常習犯。 そもそも出せるだけの速度を出したらすぐに充電切れ。 動けなくなって溺れるか甲標的になるだけである。実際に動ける速度はもっと遅い。 こうした点が目に余ったのか、開発中には「外 洋 使 用 不 適」と、ばっさり切り捨てられている。 こんな感じの甲標的。ロボットアニメで例えれば、モブロボットどころか遠隔攻撃端末の方が近い。 兄弟は酸素魚雷、設計を担当したのも魚雷畑。 生まれる前から潜水艦枠ではなく魚雷枠で数えられていた以上、こうした点も納得できるかもしれない。 しかしこの小さな体で大海原を進み、潜望鏡を伸ばして敵を探し、的確な射撃を行い、追撃から身を守ることが求められたのである。 最初から「小型潜水艦」というコンセプトであったなら、こうした問題点は多少なりとも改善されたかもしれないが…… それでも甲標的と乗組員たちは、来る戦争に身を投じるのであった。 【第一次特別攻撃隊】 昭和16年11月5日、真珠湾攻撃に向けた連合艦隊への指示のなかで、特別攻撃隊の編成が決定された。 5隻の伊号潜水艦から発進した甲標的が真珠湾内部へと侵攻。計10発の魚雷攻撃によって真珠湾を奇襲攻撃するものである。 その母艦で殴ったら太平洋の米軍に100発撃ちこめるのは内緒だ。 18日には呉からハワイへと出撃。19日には連合艦隊旗艦の長門と遭遇し、長門からのあらかじめ成功を祝すとの信号に対して、誓って成功を期すと返している。 そして12月8日早朝、遂に甲標的は出撃。同日の航空部隊による攻撃と共に、日米戦争の火ぶたが切られた。 甲標的の行動は未だに確定的なものが分かっていない。 しかし2隻は真珠湾内部まで侵攻することに成功したと考えられ、また近年の研究では少なくとも1隻が雷撃に成功した可能性が高いとされている(*4)。 この突然現れた謎の潜水艇に米軍も奮戦し、体当たりからの爆雷投下で撃沈確実、という例もある。 ちなみに航空機による真珠湾攻撃の1時間前に、出撃していた甲標的1艇が撃沈されたとみられており、これが対米戦最初の戦死者とされる(*5)。 ここで警戒度を上げられていたら、甲標的が見つかって戦争終了だった……? これはトラ・トラ・トラ!(映画)でも描かれたウィックス級駆逐艦ワードに甲標的が撃沈された「ワード号事件」である。(*6)(*7) この攻撃は航行制限区域で潜行していた不審船に対する正当防衛とされており、今日に至るまで米軍の戦果としては認められていない。 公式にはこの甲標的による攻撃は、少なくともアリゾナ級1隻を撃沈、全員壮烈な戦死を遂げたと発表された。 そして名誉の戦死を遂げたとして、彼らを九軍神と祭り上げたのである(*8)。 かくして甲標的――そして日本海軍潜水艦隊――の初めての実戦は終わったのである。 【第二次特別攻撃隊】 真珠湾攻撃の後、海軍は潜水艦で外洋へ進出し、敵艦を発見した場合には甲標的による攻撃で撃沈するという計画を練り始めた。 「その分の潜水艦で輸送船でも沈めた方がいいのでは」「真珠湾でやったからもう警戒されているでしょう」「全員が未帰還になるような戦場に兵士を行かせられない」 と真っ当な意見を述べ上層部は懐疑的であったが、関係者は「技術革新と練度向上があればやれます」と主張。 甲標的は次なる任務へと向かうこととなる。 マダガスカルの戦い、ディエゴ・スアレス港襲撃 日本からはるばるマダガスカルまで潜水艦と共に向かった甲標的は2隻が出撃。 1隻は消息不明となったものの英戦艦ラミリーズを大破させるという戦果を挙げる(*9)。 今作戦の甲標的(ラミリーズに命中させたと思われる方)は脱出にも成功し、回収地点へ向かうが意思疎通の乱れもあり合流には失敗。 取り残された2人はその後イギリス兵と交戦し戦死している(*10)。 なおマダガスカルにはこの甲標的乗組員の慰霊碑が存在する。機会があれば是非。 シドニー港襲撃 こちらには3隻の甲標的が参加。 大物を仕留めることはなかったが、果敢に防衛線を掻い潜って雷撃を敢行し、オーストラリア海軍の宿泊艦を撃沈。これにより死者負傷者数十名を出している。 この果敢な攻撃はオーストラリア中に衝撃を与えたが、同時に賞賛の対象ともなった。 9日には発見された2隻の乗組員を海軍葬で葬っている。 この頃のオーストラリアといえば日本軍による空襲を何度も受け、葬儀直前の7日と8日には母艦潜水艦による本土砲撃が行われている。 対日感情の悪化が甚だしい時期に、こうして行われた手厚い対応は異例であろう(*11)。 オーストラリア海軍記念館にはこの時の甲標的が(ニコイチされて)展示されている。こちらも機会があれば是非。 余談だがこれらのオーストラリアとマダガスカルへの攻撃はかなり豪華。 潜水艦から発進した水上機による偵察と潜水艦から出撃した甲標的の突入という、日本海軍潜水艦隊の変態技術を集めた戦闘となっている。 【ガダルカナル島の戦い】 昭和17年に始まるガダルカナル戦に、海軍は甲標的を派遣することを決定。甲標的12隻を搭載した千代田がトラック諸島へ出撃した。 しかし上層部の現地に甲標的基地を展開しての反復攻撃の敢行、という計画に反して、現地の状況は米軍の攻撃により悪化。 その結果「空襲が酷いので無理だと思います」と意見具申され、甲標的部隊はここまで来たが行き場を失くしてしまう。 そのため基地からの出撃は断念。またしても「潜水艦から出撃して、その後は近くの島まで泳いで帰還」という作戦が実行されることとなった。 ここでの戦いでは8隻が出撃。少なくとも2隻の輸送船を大破せしめた。 ただし母艦として潜水艦3隻をこの任に充てたため、費用対効果は絶望的。 このうち5隻は乗組員が無事帰還し、甲標的を用いた作戦では初の生還者を出した作戦となった。 【セブ島・沖縄の戦い】 なんやかんや言われながらも、この頃になると甲標的部隊も各地の戦力として配備されるようになる。 しかしこれまでに見てきたように、甲標的は非常に扱いの難しい兵器であった。 何より離島防衛が必要な情勢であるのに、その離島で丁寧に基地を用意しなければ能力を活かせない甲標的は、はっきり言ってそうした任務に向いていない。 事実、現地に到着したものの空襲でまともに整備もできなかった部隊や輸送船ごと撃沈されて部隊全滅が多く、防衛戦ではあまり活躍することはなかった。 ミッドウェーへ進出前に海軍が大敗して取りやめになったり、キスカ島まで出撃したが環境が悪すぎて基地を維持できなかったり(*12)、甲標的も結構苦労しているのである。 一方で奮闘した部隊も存在し、代表的なものがフィリピン・セブ島の部隊と、沖縄の部隊である。 レイテ島の戦いに合わせて派遣されたセブ島の甲標的部隊の司令官は「甲標的育ての親」とも呼ばれた原田学少将であったため、己が一番甲標的を知っているとの自負の下、近場で無理なく堅実な甲標的の運用を徹底した。 甲標的部隊が報告した戦果、「大小18隻撃沈」というのは事実誤認であると言わざるを得ないが、生還者を多く出しながら戦い抜いた。 唯一確実とされる戦果は米駆逐艦レンショーを大破させたこと。 地上から一部始終を見ていた陸軍の方によると、「こちらに向けて『我、大型巡洋艦(*13)を撃沈せり』と信号を送ってきた。こちらが『了解』と送っても、何度も何度も送ってきた。余程嬉しかったのだろう」とのこと。 その攻撃のほとんどで乗組員を生還させることに成功したことは、優れた指揮と練度の表れだといえる。 そうした反復攻撃成功の証か、4度出撃して4度帰ってきた猛者もこの部隊には存在する。 そして甲標的は沖縄にも出撃し、大艦隊が迫るなかで幾度か出撃し雷撃を敢行した。 しかし圧倒的な米軍との戦力差は覆しがたく、また多くが基地での空襲で失われたこともあってここでも大きな戦果をあげることはできなかった。 セブ島や沖縄の甲標的部隊は、その後に発生した凄惨な地上戦を戦わざるを得なくなった (*14)。絶望的な戦地で多くの犠牲を出しながらも生き残った人々には、貴重な甲標的の語り部として過ごされた方も多い。 【結論】 そもそも生まれた時点でどこか間違えている。 そんな生まれの不幸を背負った甲標的。 とはいえこれだけ苦労を重ねた甲標的が戦争の最初から最後まで、姿を変えながらも戦い続けたということだけは間違いない。 そしてその戦いは、過酷な環境で死力を尽くした多くの兵士により支えられていた。 華やかな戦果という記録こそ残らないが、記憶には残るべき兵器だと思われる。 甲標的は特攻兵器の一種のように扱われることもある。 しかしながら開発時に「決死的ではありますが、収容の方策も考えており、決して必死的ではありません」という言葉が述べられており、後に開発された特攻機のような生還を考えない兵器とは一線を画する。 とはいえ真珠湾攻撃時に原田が既に「必死隊の人選」と書いていたり、実際に出撃した人々が明らかに死を覚悟していたり、最初の頃から特攻兵器とほとんど変わらない側面が顔を見せているのも事実である。 後々(特別攻撃隊と呼称されない部隊)はきちんと生還した乗組員がいることから考えると、甲標的自体は確かに特攻兵器ではないが、運用された一部の作戦が特攻作戦に等しかった、と言えるだろうか。 【性能】で用いた中村の論文では甲標的が活躍できなかった理由として、進出計画の不備、支援体制の不備、兵力不足、作戦指導が挙げられている。 その一方で甲標的は小さな部隊故に風通しがよく、日々経験から学び改善を続け、若い人材を中心に柔軟な発想と士気の高さを維持してきたと結論付けられ、海軍における成功例だと述べられている(*15)。 最後になるが、甲標的とその乗組員たちについて物語るのは、以下のシドニーを守るグールド少将による海軍葬後の演説ではないだろうか。 「このような鋼鉄の棺桶で出撃するためには、最高度の勇気が必要であるに違いない。これらの人たちは最高の愛国者であった。我々のうちの幾人が、これらの人たちが払った犠牲の千分の一のそれを払う覚悟をしているだろうか」 よその国から見ても棺桶でした。 【関連兵器】 甲標的甲型 初期型甲標的。最初期の色々と間に合っていない真珠湾仕様と、その後多少は改善された仕様に大別される。 特殊兵器のお約束……ではないが、機密保持のため自爆機能も搭載されている。 改良後の甲標的にはソナーや、母艦である潜水艦と行き来するための設備が付属する。 最初から用意してください。 甲標的乙型 電池が持たない点を改善するべく、ディーゼル発電機による充電を可能にした試作機。 「『甲』標的」と呼んでいたから次は乙……という発想なのだろうか(*16)。 これ以降の甲標的はこの乙型(充電可能)がベースとなる。 特殊な生まれ故に仕方ないが、本格的に量産されたものではなく影が薄い。 あの大和ミュージアムが写真を募集しているレア兵器。 発電できるのは嬉しいが、実は似た計画が甲標的の初期3案に既に存在していた。その時に甲型(電池)が通ったのは速力の良さもあるが、一番安かったから。 甲標的丙型 乙型ベースの量産機。 母艦が次々沈められている甲標的部隊の悲痛な現状から、活動範囲を確保するため自力で泳げるように発展したもの。 性能向上により900kmは航行可能になり、艇附も1人増えた。 幸か不幸か、この頃から甲標的もかつての現地集合現地解散な運用方針から、自ら大海原で獲物を沈めて帰ってくるという「潜水艇」らしい戦い方に変容していく。 生産数はシリーズ最多。セブ島での戦いなどかなり頑張っている甲標的で、兵器としての完成度も上がっている。 しかし甲標的といえば特別攻撃隊(甲型)が有名なので、これもちょっと影が薄い。 甲標的丁型 蛟龍 最終量産型にしてようやく辿りついた「潜水艇」仕様。 昭和19年から開発されたもの。当時は既に「海も空もアメリカに取られて艦船なんか使えません!」といった状態であり、唯一見込みがありそうな、潜水艦による防衛作戦のために白羽の矢が立った。 そのためか気合が入っており、今までは無かった「蛟龍」という名前を冠している。 ちなみに一族の甲標的という名称はこの時に正式に名づけられたもので、仮の名前がそのまま正式名称になった。 海を行くために26.25メートル、59.3トンまで大型化。1800㎞航行可能でクーラーやトイレ付。乗組員も一気に増えて5人乗りになった。 こういうのでいいんだよ。 ちなみに製造担当も造船担当部門に変更となった。というより「船扱いになったから名前が付いた」面もある。 今の今まで水雷担当が作っていたんです。 このように潜水艇としては正しい成長を遂げているが、逆に甲標的としては設備が整いすぎていて異端となっている。 だがこの皮肉な評価こそ、率直に甲標的の奇妙な生まれを物語っているように思われる。 本土防衛のためにとブロック建造を駆使して大量生産を目指した。 その手法は割と成功……したのだが、肝心の中に載せる機器を作れるだけの余裕が無くそのまま終戦。 港に並んだ魚の如く、作りかけの蛟竜が大量に並んだ写真が全国各地に残されている。 一部配備されたものも存在したが、戦争末期の状況ではほとんどが稼働前に喪失し、実戦での活躍は皆無とされる。 回天 やってしまった人間魚雷。 「魚雷を撃つ魚雷」という甲標的の元々の発想を、人が乗って操縦すると振り切ってしまった兵器。 丙型開発に関わった黒木博司が心血を注いだことで有名であり、これも甲標的の一族である。 「決死的であれども必死的ではない」と主張していた頃とは、時代も局面も変わってしまったようだ。 詳細はリンク先へ。 だが回天の欠点である操作性の悪さは甲標的譲りで、あまり改善されなかったようである。 海龍 「甲標的よりももっと強くて速い甲標的を作る!」との思想で生まれた珍兵器。 「翼を使って水上を揚力で飛び、いざとなれば海中を航行する」との触れ込みで作られた、翼付の潜水艇。羽の付いたカヌー。 これもまた開発者の熱意が凄まじく、海軍工作学校の教官なので自前で模型と設計図を用意→首を縦に振らない上層部に対して実物を1隻作り上げて猛アピール、というもの。 それでも「不採用」と言われ却下されるが、一般の工業学校の教授と学生の協力を取り付けて改良を続けた。 甲標的と回天とこれと、一族の関係者の熱意は海軍トップクラスではなかろうか。 この愛が重い研究に心打たれたのか、上層部もここで「性能は不安だが局地的な防衛には有用」と判断し、無事に海龍として製造されることが決まった。 特徴を挙げるならばその翼と、魚雷発射管が外付けされていることだろうか。 しかし戦争末期でその魚雷すら数を作れなくなり、外付けは外付けでも爆薬を外付けして自爆する特攻兵器にされることになる。 ……なりはしたのだが、甲標的どころか回天よりも足が遅いという致命的な弱点があったことから、海龍では特攻すらできないと判断されそのまま終戦。 まぁ出番が無くて良かったのだろう。 特型運貨筒 ガダルカナル島などへの物資輸送作戦のため開発された、甲標的甲型をベースにした潜水艇。 運貨筒(無人無動力のため潜水艦で引っ張っていく)、運砲筒(双胴船型)と、こうした任務には似たような連中もいるが、向こうは直接的には甲標的と関係はない。 陸軍の三式潜航輸送艇(まるゆ)枠、と表現すればわかる人も多いだろうか。 甲標的甲型から魚雷と電池関連の設備を剥がして、空いたスペースにしこたま荷物を積めるようにしたものである。 「なるほど一応は潜水艇なのだから、隠れて輸送できて便利」と思いたくなる。 しかし荷物を積むために潜水艇要素を犠牲にしたらしく、緊急時に船体を海中に隠せる程度の潜航能力しか持っていなかった。しかも上に突き出たハッチ部分は隠せない。 普段も海に潜ることなく水上航行でのんびり進むことが限界。ちなみに乗組員(1人乗り)はハッチ上部に座って操縦する露天乗りスタイル。 ガ島観光ボートとしてなら乗ってみたい。 ちなみに動力は魚雷の推進力。 邀撃艇 戦争末期に開発された小型潜水艇。航続距離は2km程度と絶望的で、うまく隠れて魚雷を撃つためだけの兵器。 特徴的なのはその外観。 ⊥ 船体の真ん中から高く伸びた艦橋。 そこから相手を確認して攻撃するという目的から生まれたデザインだが、その分バランスが悪くひっくり返ること間違いなしという問題児。 写真を一目見て不安になったあなたは正しい。 もう一つの突っ込みどころは特型運貨筒に艦橋と魚雷を付けて作ったという点。「汝のあるべき姿に戻れ!」という感じ……なのだろうか。 文字通りバランス調整に苦労する間に終戦。 出番が無くて良かっただろうシリーズ第二弾である。 【甲標的母艦】 元々のコンセプトが母艦から一斉に出撃、というものであったように、甲標的は本来潜水艦に相乗りするのではなく、独自の母艦を持つものとして計画されていた。 この計画に関係するのが千歳、千代田、瑞穂、日進である(*17)。 これら4隻から12隻ずつ出撃した甲標的による48隻96発の魚雷攻撃こそが、海軍が思い描いたものであった。 しかし甲標的が本来の漸減作戦に投じられることはなく、母艦となるはずの4隻もそれぞれに違う道を歩んだ(*18)。 そのためついぞ甲標的が計画本来の力を発揮することはなかったのである…… そりゃ甲標的積むよりも千歳型を空母化して艦載機30機積むほうが強力ですね。 【余談】 操縦に非常に難儀した代物。 訓練中にドルフィン運動を繰り返した際には横の教官から「ヨコブン」と発光信号が送られた、と当時の訓練生は回想されている。なおヨコブンは「横に付けろぶん殴る」の意らしい。 航行試験中に制御できなくなり、大混雑する海水浴場に向かって突撃する大問題を起こしたことがある。 極秘兵器で民間人を轢殺する寸前までいったが、ここで随伴していた水上機が奮闘。 急遽海水浴場付近に着水し、これを見に集まってきた海水浴客を相手に即席の説明会を開くことで海水浴場を空けた。 これにより惨事はギリギリのところで回避されたという。 極秘中の極秘兵器として扱われており逸話が多い。 対潜爆撃標的という名前「だけ」が航空関係者に知られ「うちでも使いたいから貸してくれないか」と言われ、断るのに苦労する。 千代田からの発進実験が行われた際、所属している呉鎮守府の長官でも見学を拒否される。 潜水艦側には何も告げずに甲標的を乗せるための改造が始まり、潜水艦関係者が困惑する(*19)。 あまりにも急な真珠湾攻撃となったため、初期の甲標的は色々と準備不足での戦いを強いられた。 甲標的と潜水艦を繋ぐ設備が間に合わず、移動方法は潜水艦艦橋から後部甲板の甲標的まで徒歩。 甲標的は電池のメンテナンスが必要なので、太平洋の荒波と強風の中で潜水艦の後部甲板にしがみついて往復する荒行が避けて通れなくなった。 こうした無茶なことをやった結果、真珠湾への出撃準備中に1名が転落し行方不明という事故も起きている(*20)。 甲標的乗組員も当然階級社会であり、各艇長の上に母艦の艦長が立つことになる。 しかしトラック諸島へ千代田と共に出撃した際、各甲標的乗組員は千代田艦長の部下として「出張」するように言われたらしく、千代田艦長と実際の母艦(潜水艦)艦長の間で相当気を使ったといか。 偉い人たちの頭を悩ませた逸話も多い。 結果的に偉い人たちの心配が当たっていることが多いのは悲しいが……(*21) 開発を直訴した(昭和7年)際に伏見宮(海軍軍令部長)から「ぶつかる兵器ではないね」と何度も聞かれる。 「甲標的育ての親」の原田が山本五十六(連合艦隊司令長官)から真珠湾攻撃を前に呼び出しを受け質問攻めにあう。 「潜水艇で真珠湾を奇襲とか本当にできるの?」 「士気は大丈夫?部下に無理させてない?」 「どうやって運んでいくつもり?攻撃しやすい地点とか研究できてる?」 「もう一回訊くけど、ちゃんと回収もできる?」 出撃を控えた11月17日、甲標的乗組員(下士官含む)が山本に連合艦隊旗艦長門に呼び出され、直接激励される(*22)。 第二次特別攻撃隊の結成前にも「誰も生還できなかったけど、他の兵の士気は大丈夫?」と再び心配される。 【第二次特別攻撃隊】にあるように、上層部が口をそろえて「甲標的は本当に大丈夫か」と指摘する。 高松宮(軍令部)が「ガダルカナルで反復攻撃とか、甲標的の能力では無理。連合艦隊の思いつきで変な使い方しない方がいい」と日記でぼやく。 宇垣纏(連合艦隊参謀長)がトラックに来た甲標的に「呉から急いで来てくれたけど、何でもかんでも数合わせに呼んだ感じしかしない」と日記でぼやく。 【アニヲタ向け】 艦隊これくしょん -艦これ-では甲型と丙型が出演。 さらにIf装備として、艦艇からの出撃を可能にした設定の「甲標的 丁型改(蛟龍改)」も実装されている(*23)。 不在の乙型は試験機だから仕方ない。 このゲームにおける甲標的は極めて強力。 装備することで航空攻撃→(先制雷撃→)砲撃→雷撃という戦闘の流れにおいて先制雷撃が可能になり、開発者が夢見た「母艦から展開し先制雷撃で敵艦隊を粉砕」という流れを再現できる。 艦これにおける雷撃威力は先制雷撃も含め装備艦自身の雷装+装備の雷装で算出されるので、雷装値によって攻撃力は変動するが、これを装備している(甲標的にも雷装値上昇の効果がある)ということはそれなりの値に達しているであろう。 ただ、本職である水上機母艦の場合、軽巡重巡と比べるとそこまで雷装値が伸びないので、有効打になるのは敵軽巡級ぐらいが限界。 それ以外に雷巡やら一部の軽巡やらも装備可能で、むしろこちらに装備して先述の雷装値を活かすのがベター(*24)。 雷装特化艦の雷巡、特に北上大井の放つそれは、姫級相手でなければ敵戦艦ですら普通に撃沈せしめるほど。 命中率に関しても雷撃は雷装値が高いほど命中率も高くなるという特徴があり、雷巡クラスなら単縦陣であればほぼ必中といって差し支えない。 実際の甲標的は命中精度も攻撃力も低かったのに、何をどうしたらあんなに強くなるのだろう。 しかし甲標的は結構デカいが、どこに装備しているのだろう。 if装備と言ったが、通常の艦艇に甲標的を積む時点で十分なif装備である。 1隻しか搭載していないなら、おそらくは(船)体に無理やり括り付けて投げ落としているのか…という答えはある程度艦これアーケードで示されており、 まず元々甲標的の運用も想定していたという事もあってか千歳型は足に甲標的を片側6艇、合計12艇格納している艤装が付いているので、ここから出撃させている。 じゃあ元々想定していないはずのそれ以外の水上艦はと言うとなんと手で甲標的を握って海面に放すようにして出撃させている。やっぱり投げてんじゃねーか! 一応艦娘比ではそんなに巨大ではないのでどこかしらに携帯しているということだろうか。そもそも水偵だってどこからともなく召喚する艦娘も多いし、気にしたら負けかもしれない 面白映像としては水上機の空戦と甲標的の雷撃と通常の砲撃の三刀流水上機母艦といったものも見られる。 これを駆使すると「(攻撃手段の多彩さ)ゲーム最強の水上機母艦」を目指せる。 だからどこにそれだけの(略)。 なお「母艦から展開し先制雷撃で敵艦隊を粉砕」できる反面、実際に奮戦した「潜水艦から出撃しての奇襲」に関してはあまり出番がない。 潜水艦にも搭載可能ではあるが、潜水艦はレベルが上がると自力で先制雷撃が可能になる上にこれを装備すると殆どの潜水艦は魚雷を2個装備できなくなって魚雷カットインができなくなるため、育成最初期以外に甲標的を装備する必要がないためである(*25)。 一応、後述の通り一番弱い甲型でも雷装値が五連装酸素魚雷と互角なので装備スロット数に余裕があるため魚雷カットインの邪魔をせずに済む伊13型なら装備する事があるかも程度だが、 もちろん高スペックの魚雷が余っているならそっちの方がいい。潜水艦にのみ装備可能な魚雷は雷装の高いものが多いのでなおさら。蛟龍改なら潜水艦用魚雷と並ぶくらいの雷装になるが、回避がガッツリ下がるので運用が躊躇われるところ。 しかも2023/11/2アップデートでこれまで入手方法が限られていた潜水艦魚雷が開発可能になった上に その中に水上艦が装備できる最強の魚雷である試製61cm六連装(酸素)魚雷よりも雷装が高い後期型艦首魚雷(6門)がいて改修まで可能でフル改修なら蛟龍改に雷装が追いつくんだから伊13型でも甲標的を持たせる必要性は本格的に皆無になった。 また、アーケードだと潜水艦は魚雷装備で大幅なダメージアップできるので特にスロットが1つしかない未改造時は甲標的の肩身は狭い。 上層部の「潜水艦でそのまま沈めればいいのでは」という意見が通った模様。 入手方法は千歳、千代田が水上機母艦としての改造途上で持参するので、ハードルは低い。 一応瑞穂、日進も持ってくるが、簡単に入手できるちとちよと比べるとドロップ場所は限られる。 甲型を改修して装備更新すると丙型に強化可能。 蛟龍改は夕張改二の任務で入手可能。 装備自体の雷装値は甲型で雷装+12と、量産可能な上位魚雷である五連装(酸素)魚雷と同等。 長らく改修できなかったのであちらと比べるとそこで劣ってはいたが、近年になって改修も可能となり、丙型に更新すると雷装+14と最上位魚雷の六連装(酸素)魚雷に匹敵するほどに。(*26) 蛟龍改は素の雷装値が+17と丙型をも上回る最強装備の代わりに、装備艦によってペナルティで回避や雷装が下がってしまう。 強いていえば、システム上先制雷撃が強力な代わり、甲標的そのものは先制雷撃能力と雷装の追加以外の役割がなく、夜戦カットインのトリガーとなる魚雷にはカウントされない。 そのため装備スロットを圧迫し、これを乗せた艦は他にやれる役割が限られてしまうのが難点。 とはいえ先制雷撃の有用性を考えれば甲標的の重要度は変わらない。 むしろ、夜戦装備カウントされないという点を、運に左右されず発動する主砲での連撃と併用して夜戦火力を伸ばすという方法で活用されることも。 アーケード版ではゲーム性の違いから使用方法も異なる。 以下大まかな説明 甲標的を装備した艦娘が一人以上いるとマップ画面下に専用アイコンが出来る。 アイコンをタッチするとカーソルが出るので、マップ上で目標地点を指定した後コンパネの発令ボタンを押すと艦隊から発進・移動を始める。 甲標的の前方の索敵範囲に敵が引っかかると準備完了となり、その艦隊との戦闘開始時と一定時間経過後の計二回、魚雷による援護を受けることができる。 発射される魚雷のスピードと数は、艦隊内での甲標的の総数と装備した艦娘の人数によって変化する。 甲標的の魚雷と艦娘が放った魚雷が射線上で重なるように敵に当たると、威力が増す。 浮遊要塞の「かばう」を無効化・貫通して本来の標的にダメージを与えることができる。 結論としては非常に優遇されたゲームであり、間違いなく過去最高に甲標的が輝いている場である。 しかしこの子も隻で数えられるし、艦娘になれる未来はないだろうか。 追記・修正は追記長と修正附の息の合ったコンビでお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ロボットアニメにありがちな、デカイ本体が小さいお助けメカを出す的な…? -- 名無しさん (2021-06-16 17 05 37) 艦これだとこれを装備できるか(先制雷撃できるか)が能力を大きく左右する。雷巡しかり、ナ級しかり… -- 名無しさん (2021-06-16 17 28 13) 真珠湾攻撃のときから回天やってたものと勘違いしてました。 -- 名無しさん (2021-06-16 18 24 59) 佐藤大輔の『海底戦隊隼』で、特殊潜航艇か -- 名無しさん (2021-06-16 19 33 08) ↑誤送信、特殊潜航艇が兵器として欠陥なのは、対潜技術の優れた敵に攻撃するには高性能潜水艦でなくては不可能だが、小さすぎる特殊潜航艇には高性能ソナーなどの必須装備が積めないし、潜航時間や潜航深度も高くできない、つまり普通の潜水艦を作ったほうがマシと解説されてた -- 名無しさん (2021-06-16 19 39 06) 別に日本だけの特異な発想じゃなく欧米諸国もミゼットサブや人間魚雷(もちろん乗員が生還する前提)作ってるし、投入のタイミングが上手いということなのかマイアーレやX艇は戦艦を大破させるような大戦果を出してる。日本が変わっているのは大量に同時投入しようと母艦を何隻も作っていたり一度や二度の特殊作戦じゃなくて何度も試みた点 -- 名無しさん (2021-06-17 02 31 54) 「開発を直訴した(昭和7年)際に伏見宮(海軍軍令部長)から「ぶつかる兵器ではないね」と何度も聞かれる。」 …この頃から特攻の発想自体はあったのか。 -- 名無しさん (2021-06-17 03 30 49) 具体的に「どういう物なのか」の説明が冒頭にあった方がいいかも。ミリに詳しく無いといまいちピンと来ない -- 名無しさん (2021-06-17 13 43 28) ↑3 海外の人間魚雷ってだいたい潜水装備つけて使う水中バイクみたいなもんで、潜水工作員が敵船に接近するときに使うもの。一応ドイツが末期に乗り込んでそこから魚雷発射するタイプの作ってるが、これは逆に潜水が不可だった。 -- 名無しさん (2021-06-17 16 20 20) こういう特殊潜航艇は今なら戦争用じゃなくて、例えば中国の違法操業とかを監視するために導入しても良いと思う気がするけどなぁ。ヘリや船を見つけると捨てたりするし。 -- 名無しさん (2023-09-15 11 01 15) ↑小さな潜水艇は居住能力が激悪だし外洋航行能力も低い。何かあったら予備システムも積めないから沈没一直線。コストと危険性が高すぎる。普通の潜水艦や無人のドローンのほうがはるかにいい -- 名無しさん (2023-09-15 13 13 52) 1st -- 名無しさん (2023-09-15 13 58 07) ゲーマルクのファンネル -- 名無しさん (2023-10-12 19 05 43) 名前 コメント
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C.E.74年某日、月軌道上に地球連合軍の大艦隊が集結しつつあった。その目的はただ一つ。月を中心に出没するテロリスト、通称「幽霊モビルスーツ」の撃破である。 幽霊MS討伐については、つい先日、プラントのデュランダル議長からザフトと協同作戦の打診があったばかりである。が、地球連合軍はこれを拒否した。 一時期よりは衰えたとはいえ、地球連合内部には反コーディネイター勢力「ブルーコスモス」の影響が未だ根強く残っている。 プラントは言うなればコーディネイターの巣窟だ。ましてやザフトは地球連合軍に歯向かう違法武装勢力。好きこのんで手を取り合おうとは思えない。 件の幽霊モビルスーツにはプラントも手を焼いているらしい。ならばザフトより先にこれを排除すれば、いけ好かないコーディネイターどもの鼻を明かすことができる。 典型的な抜け駆けの発想。見栄や自尊心を満たすためだけの独断専行。だが、それを成功させるだけの自信が地球連合軍にはあった。 どれだけ強力なモビルスーツでも敵はたったの一機、物量で攻め立てれば制圧は容易い。絶対者の余裕、自分達が世界で唯一最強の軍であるという自負である。 そのためにも万全を期して、地球連合軍屈指の最強艦隊を投入した。モビルスーツ一機を破壊するには過剰とも言えるほどの戦力である。 誰もが自分達の勝利を欠片も疑っていなかった。“奴”が現れるその時までは……。 まるで陽炎のように空間が揺らぎ、レーダーが熱源反応を感知。艦隊の前方に一機のモビルスーツが突如姿を現わす。 幽霊MS。噂通り、まるで幽霊のように唐突な出現だった。幽霊MSから艦隊に通信が入る。艦隊司令官が頷き、通信士がチャンネルを開いた。 『――警告する。お前達は月の主権領域を侵犯している。速やかに退去しなければ、実力でお前達を排除する』 ノイズ混じりに聞こえてきたのは男の声。意外と若い。敵パイロットの陳腐な脅しに、連合艦隊の誰もが失笑した。 主権領域の侵犯? 笑わせる。寧ろ地球連合の所有物たる月を侵犯しているのは貴様の方ではないか。敵パイロットの要求を一蹴し、連合艦隊は攻撃を開始した。 次々と発進する無数のモビルスーツやモビルアーマー。漆黒の宇宙を、凍てついた鋼鉄の輝きが瞬く間に埋め尽くす。 『……警告はしたぞ?』 再び通信機から聞こえる敵パイロットの声。負け惜しみ、つまらない遺言だ。その場の誰もがそう思った。 艦隊司令官の号令が伝播に乗って宇宙に轟き、そして――虐殺が始まった。 『うわあああっ!? 何なんだこいつはぁ!!』 『第五・第八艦隊壊滅……? 敵はたった一機なんだぞ!? どうなってんだよ一体!!』 『化け物め……! 核だっ、核を撃つんだ!!』 通信チャンネルから絶え間なく響く悲鳴と怒号、断末魔の絶叫。だがやがてそれもブツリと途切れ、何も聞こえなくなった。耳障りなノイズだけが通信機から吐き出される。 その日、月軌道上で行われた戦闘で、地球連合はその全保有戦力の7パーセントを失うという大敗北を喫した。 この悪夢とも言うべき最悪の結果に対し、連合首脳は政治的判断によって真実を隠蔽。戦力の損失は演習上の事故として処理された。 だが、この敗北は地球連合に敵の脅威を正しく認識させ、結果としてプラントの提案を受け入れることに繋がった。 皮肉なことに、軍ですらも制御できない「最強最悪の敵」の存在によって、バラバラだった世界は一つに纏まろうとしていたのである。 機動戦士ガンダムSEED Destiny~Beast in the Moon~ PHASE 2「穢れた獣」 青く澄んだ空、緑に覆われた大地と豊かな都、そして穢れのない清浄な海。地球圏の憂患などまるで関係ないと言わんばかりに、のどかで平和な世界が広がっていた。 月面。ここはその中でも「月の裏側」と呼ばれる、月全体を覆う結界の内側だ。表側の月、つまり結界の外側は生命のない荒涼とした星だが、裏側はまさに別世界なのである。 結界――地上人からしてみれば非科学的極まりない言葉である。だがその科学に頼り続ける限り、地上人が月の裏側の存在に気づくことは永遠にあり得ないだろう。 月の都の郊外に一つの真新しい豪邸が建っている。月防衛を任される武装組織「月の使者」のリーダー、綿月家の別邸だ。 空間が揺らぎ、綿月邸の中庭に巨大な質量が突如出現。地響きを立てて着地する。全身をハリネズミのように武装した、見上げるほど巨大な機巧仕掛けの人形だった。 機体の腹部の装甲が開き、中から人影が現れる。兎のように真っ赤な瞳の若い男だった。腰に銃剣をぶら下げ、右手にだけ黒い手袋を嵌めている。 男が背中を振り返り、まるで誰かに手を貸すように右手を差し伸べた。その手を取り、奥からもう一人誰かが顔を出す。今度は女だ。 ハッチの淵に足を蹴り、二人は勢いよく空中へ飛び出した。そして重力を無視したようにふわりと浮遊、ゆっくりとした速度で地面へ降りる。 機体の足元にはいつの間にか女がもう一人佇んでおり、まるで待ち構えるように腕組みして空中の男女を見上げていた。そして二人とも無事な姿を見て、ホッと安堵の息を零す。 二人の両足が地面を踏みしめる。直後、女の方がふらついた。慌てて傍らの男が手を差し伸べて彼女を支える。 「大丈夫ですか? お姉様」 「ええ。ちょっと眩暈がしただけ」 心配そうな顔で尋ねる妹に、彼女はそう言って安心させるように微笑した。 「やっぱり駄目ねぇ。シンがぐるぐる飛び回るからすっかり目が回っちゃった。何度乗ってもこれは慣れそうにないわ」 「それはお姉様の鍛え方が足りないせいですわ。その証拠に、隣に立っているシンはけろりとした顔をしているじゃないですか」 血の気の引いた顔でおどけたように笑う姉に、妹は呆れたようにそう言って肩を竦める。 「元々お姉様が言い出したことでしょう? それとも、私が代わってあげましょうか? 私ならばあの程度の機動など平然と耐えてみせますわ」 「あら、それは困るわね。あそこは私のお気に入りの特等席なのだから。幾ら貴女でも易々と譲る訳にはいかないわ」 やんややんやと言い合いを始める姉と妹を、“彼”は「またか」と呆れたような視線で眺める。だが特に止めるようなことはしない。飽きるまで放っておくつもりだった。 この二人とは、もうかれこれ千数百年ものつき合いになるのだ。これも彼女達なりのコミュニケーションの一つだということを、“彼”はよく知っていた。 “彼”がのんびりと姉妹喧嘩を見物する傍で、機体の周りにはいつの間にか多くの人手が集まっていた。専属の整備スタッフである。 宮都の郊外に新たに建てられたこの別邸は、邸そのものがこの機体専用の整備工場で補給施設なのだ。 “彼”は背中の愛機を振り返った。千数百年前、ともに月の都へ墜ちてきた鋼鉄の巨人は、月の技術者の手によってその姿を大きく様変わりさせていた。 全身を覆う重厚な増加装甲と、機体各部、特に背中と下半身に集中して取りつけられた高機動追加ブースターによって、機動性と重装甲の両立を実現。 フレームは一部にヒヒイロカネを使って再構築され、一人乗り用だったコクピットは複座型に改修されている。それは「改造」というより、最早「新造」に近い。 主な武装は大型霊子ジェネレーターを搭載した左右の武器腕と各種実弾兵器。月にはもっと強力な兵器も存在するが、地球の兵器に偽装するためにこの程度に留めている。 更にフレームにヒヒイロカネを使うことによって、依姫や豊姫など高い神通力を持つ者がサブシートに同乗することで、その力を何倍にも増幅することができる。 例えば豊姫を乗せれば、彼女の能力を応用して敵の拠点をピンポイントで強襲したり、ショートワープを連発して敵を撹乱するという運用が可能になるのだ――理論上は。 もっとも、その豊姫自身がこの機体の加速についていけないので、それもただの机上の空論。実際は月の表裏を行き帰りする転送装置扱いでしかない。 それでも彼女が無理をしてでも“彼”と一緒に乗り続けるのは、万が一にでも敵に撃墜寸前まで追い詰められた時、彼女の能力で瞬時に戦線を離脱できるからに他ならない。 この機体は月が有する、地球のモビルスーツやモビルアーマー等の兵器に表立って対抗できる唯一の戦力だ。これが失われることでの月の損失は計り知れない。 “彼”もそのことを理解しているからこそ、非効率さを承知の上で彼女の我侭を受け入れているのだ。 「――お帰りなさいませ。アスカ様、豊姫様」 感傷に浸る“彼”の耳を凛とした声が打つ。振り向くと、紺色のブレザーの上に赤い上着を羽織った一人の玉兎が“彼”の前に立っていた。 「レイセンか。ああ、たった今戻った。豊姫に用事か?」 親しげな調子で声をかける“彼”に、レイセンと呼ばれた玉兎は頷く。彼女は今、かつて「獣」と呼ばれて恐れられた“彼”の跡を継ぎ、月の使者の暗部を務めているのだ。 “彼”はちらりとレイセンを見た。思えば彼女も変わってしまった。初めて会った頃の面影は既になく、今の彼女は玉兎とは思えないほど大人びている。「穢れ」のせいだ。 月の住人はほぼ無限と言える長い寿命を持っている。それは何故か? 月の世界には地上とは違い、物質や生命から永遠を奪い変化をもたらす「穢れ」が全くないからである。 穢れとは即ち生きることと死ぬこと。生存競争によって発生する穢れによって、生物は寿命を持ち、その心境に早い変化がもたらされる。 逆説的に言えば、穢れが一切ない月面で暮らす月人や玉兎は、寿命から解放され、精神的な変化や成長も緩やかであるということになる。 しかしレイセンは暗部として多くの汚れ仕事をこなしている。その中には殺し、つまり死の穢れに触れる機会も当然存在する。 日常的に穢れに触れる環境。それがレイセンに、玉兎らしからぬ心の成熟を促しているのである。これは彼女を後継者に選んだ“彼”の罪でもある。 そもそも、何故“彼”が暗部を務めていたのか? それは“彼”が元々月の人間でないことに起因する。 元々月の住人ではない穢れた命、ならばこれ以上穢れたところで問題はない。そういっあ打算から“彼”は暗部に抜擢されたのである。 しかし地上の科学の進歩とともに、その対応に追われて“彼”の「表側」での仕事が激増。出撃の機会も多くなり、「裏」で動き回る余裕が次第になくなっていった。 そこで“彼”が自らの後継者として白羽の矢を立てたのが、月の使者の玉兎兵の中で特に優秀であり、また“彼”に最もよく懐いていたレイセンだったのである。 思い返してみればその時点で既に、レイセンは“彼”を通して穢れを負っていたのかもしれない。だが当時の“彼”にそこまで気を回す余裕はなかった。 「……アスカ様?」 じっと見つめられて照れたのか、レイセンが赤い顔で“彼”に声をかける。その声に、“彼”はハッと我に返った。取り繕うように「何でもない」と咄嗟に口にする。 「じゃあ俺は月夜見様のところに行ってくるから、お前はこっちをよろしく頼む」 そう言って身を翻した“彼”の背中に、レイセンが「了解」とうやうやしく頭を下げる。不意に“彼”が立ち止まり、何かを思い出したようにレイセンを振り返った。 「――そうだ。その内また昔みたいに玉兎の訓練にお邪魔していいか? 最近はこいつの運転ばかりでちょっと運動不足気味なんだよ」 「ふざけんな二度とくんなこのバトルジャンキー」 優等生の仮面をあっさりかなぐり捨てて暴言を吐くレイセンに、“彼”は苦笑。こういうところは昔と変わっていない。少しだけ安心した。 月夜見。月の都の最高権力者であり、月人という種族そのものの始祖。その御前に、彼は通されていた。 宮都の有力者でもおいそれと会うことのできない「月の王」に、御簾越しとはいえ謁見を許される。それだけで月における“彼”の重要性、その地位と権力の高さが窺えた。 いつの間にこんなに偉くなってしまったのだろう。謁見を終え、綿月邸への帰途に就きながら“彼”は自嘲する。初めはただのお茶汲みでしかなかった筈なのに。 この世界に流れ着いてからの千数百年間、本当に色々なことがあった。 月面戦争、“デスティニー”の神格化、初代レイセンの月脱走、幻想郷の吸血鬼一派による月侵入事件、銃剣まで憑喪神化、地上への派遣任務、愛機の復活、世代交代……。 色々なことがあった千数百年間。そして遂に、ここまで辿り着いてしまった。コズミック・イラ――かつて自分が生まれたこの時代に。 千数百年、何かが変わるには充分すぎる時間だろう。自分も、豊姫や依姫も、レイセンも、皆いつの間にか随分と変わってしまった。 だがそれも仕方がない。この世に変わらないものなど何一つとして存在しないのだから。時の流れの残酷さに思いを馳せ――“彼”は不意に気づいた。待て、これはおかしい。 そもそも、変化を促す「穢れ」が存在しない月面世界において、これほどの急進的な変化はあり得ない。“彼”はゾッとした。穢れている? 月が穢れに汚染されているのか? 原因など一つしか考えられない。自分だ。千数百年もの月日の中で、まるで獣がその数を増やすように“彼”の穢れが周囲に伝染していたのだ。 急に“彼”は恐ろしくなった。清浄な月に唯一存在する、死をもたらす穢れた獣。もっと早く気づくべきだった。もしかしたら俺は、本当は消えるべき存在なのかもしれない。 「――あ、シン」 聞き慣れた声が不意に耳朶を打ち、“彼”はハッと我に返る。気がつくと、依姫が片手を上げて近づいてきていた。いつの間にか綿月邸まで戻ってきていたのだ。 何か用でもあるのだろうか、依姫が再び口を開こうとする。が、“彼”は気づかない振りをして彼女の横を通り過ぎた。 「ちょっと、シン!」 歩き去る“彼”の背中に依姫が慌てて声をかける。思わず伸ばした依姫の手は、しかし何も掴めず虚しく空を切った。 ――To be continued...
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840 :641,642:2015/09/20(日) 23 43 31 日米蜜月(ユーラシア共産化)ルート考察擬き 大戦に置ける主要会戦記録 『第二次世界大戦~開戦前夜~』 『ポーランド会戦』 ソ連の策謀によりヒトラーが死亡した後、コミンテルンの工作にて共産化したドイツ軍と、共産陣営の頭であるソ連軍が共同でポーランドを一か月半で制圧、併合した戦い。 第一次世界大戦中に発生したロシアの赤化により、ポーランドはロシアから独立したが、史実とは違い『ポーランド・ソヴィエト戦争』に置いては同盟関係に有ったウクライナ人勢力との取り決めを反故にはせず、最終的な結果こそ変わらなかったものの(ウクライナ人民共和国のソ連併合後に講和)最後まで戦闘を続けていた為にソ連からのポーランドへの悪感情は文字通りのストップ高状態になっていた(ポーランドには秘密裏に日本が物資援助を実施した為、戦闘が長期化した)。 欧州共産化後、世界革命を掲げるレフ・トロツキー(スターリンは権力抗争に敗れて家族全員と日本に亡命。現在特殊作戦群の厳重な護衛の元、客員顧問として活動中)の指導により、ポーランドに潜り込ませていた工作員の手によって、ポーランド軍が越境して独ソ軍に発砲したように偽装。 トロツキーが望む様に踊った独ソは『国家予算15年分の資金の即時賠償』『首都を含む全領土の半数を独ソへの割譲』『ポーランド軍に独ソからの監視委員を常駐させる』その他諸々と言う最後通牒を突き付け、ポーランドが拒否した直後に宣戦布告し、戦闘が開始した。 建国の経緯とポーランド孤児救出の一件から、欧州地域でも随一の親日国であり、又『中欧の宝玉』と謳われているほどに治安が良く、豊かな穀倉地帯を持つ事から日系資本の投資によって史実よりも良好な経済状況に有り、それに引っ張られて史実よりも良好な兵器、戦力配備状況ではあったが、ドイツからは『韋駄天 ハインツ』を筆頭とした世界トップクラスの名将たち、ソ連からは損害ガン無視の物量スチームローラー作戦の猛攻相手では、幾らなんでもポーランド軍では歯が立たなかった。 辛口採点でも『十二分に奮戦』と評価される激戦の末、ポーランド軍は壊滅。砲爆撃にて政府庁舎や国家遺産等の重要、貴重な建造物が崩壊しており、政府閣僚の大半が死亡する等の末、ポーランドは独ソによって分割併合され、一時歴史から姿を消す事となる。そしてその後、共産連合の支配下に置かれたポーランド人は、対共産連合との戦争を開始した日米からの救援を信じて激しいレジスタンス活動を続けるも、特にソ連軍からの徹底的な弾圧、虐殺、略奪を報復として長期間受け続け、人口グラフが悲劇的な数字と線を描き続ける時を過ごし続ける事となった。 『第一次満州防衛戦』 共産連合の強力なバックアップの元、国共合作にて中華勢力の大統合に成功した蒋介石。連合国から大量に流れ込んでくる各種兵器、資金によって形成された(賊上がりが主体だが)中華史上最大規模の大軍勢を組織する事に成功。その軍事力に自信を深めた為、共産連合と内々に支持を取り付けた上で、日米の投資と工作、教育によって第一次世界大戦後に中華地域から独立し、『第一次満州防衛戦』の頃には完全に『満州国人』としてのアイデンテティを確立しつつあった満州国に対して突如侵攻を開始し、日米満連合軍が総力を挙げて防衛戦に突入した戦い。尚この『満州防衛戦』と『第二次世界大戦』に置いて、満州国は完全に中華思想の呪いと楔を断ち切る事に成功した。 序盤は圧倒的大軍勢かつ奇襲的に侵攻した中華連合軍のペースにて進み、国境地帯に有った市街地や遼河油田が占領されるも、所詮は無教養かつ賊上がりの兵が大多数を占める中華軍。市街地に取り残された民間人や降伏、捕虜となった兵士に対する暴行や虐殺、拷問、又軍事施設のみならず純民間施設(病院、学校等)からの略奪に放火等の戦争犯罪に大半の部隊が夢中になり、日米満連合軍に対して反撃準備を整えさせる時間を与える愚を犯してしまう。(尚この頃に共産連合から『満州国の中華連合への併合』を条件とする停戦案が提出されるも、当然の如く日米のみならず満州からも即時一蹴された) 841 :641,642:2015/09/20(日) 23 46 44 ソ連からの軍事的プレッシャーに対して日米軍が主体で対応した為に、一部機甲戦力を除けば陸上戦力(特に歩兵戦力)は満州軍が主体となる反撃部隊の編制となったが、元々自らの庭であり、援軍として日米航空戦力が多数加勢しており、国民国家の軍としての意識が確立されている為に中華軍とは精神面からして根本的に段違いの抗戦意欲を持ち、止めに満州軍の総司令官は米軍と日本の夢幻会との交流によって『今孫子』と謳われる張学良満州軍大将(兼MMJ満州支部長)が指揮にあたっていた為に、中華軍は5対1と言う戦力差を持ちながら満州侵攻部隊を一方的に蹂躙され、最終的に部隊の8割強の戦力を喪失(戦死傷者以外にも脱走、MIA含む)して満州全土から一兵残らず叩き出される醜態を全世界に曝け出してしまった。 満州侵攻部隊が殲滅された後、蒋介石は大慌てで崩壊状態の中華軍の再建に奔走し、農民や流民等一般市民の強制徴兵によりある程度見た目の兵力を回復して中満国境地帯に再配備するも、今は無き先の満州侵攻部隊よりも質量共に悲惨の極みであり『拉致された一般人が見た事も使った事も無い旧式銃を持っているだけ』の部隊も普通に存在する時点で戦力価値は極めて低い状態だった為に、第二次世界大戦勃発後の満中国境地帯は(小競り合いこそ発生するも)他戦線と比べると『ファニーウォー』に近い物であった。 中華思想と満州民族の二度目の、そして第二次世界大戦最後の大規模決戦は、欧州戦線がほぼ終結し、戦争終了へのカウントダウンが始まりかけた矢先に発生する。 『第一次カリブ海海戦』 共産化欧州から多数脱出した民間船を保護しようとしたアメリカ海軍と、脱出した欧州籍民間船の帰還、若しくは拿捕、撃沈を目的とした欧州海軍が偶然かち合い、相互不信からの押し問答の末、欧州側から放たれた一弾によって『第二次世界大戦』の開幕が確定した海戦。 満州国では、アメリカ陸空軍が頼れる友軍である日本陸海軍航空部隊と満州軍とで轡を並べて中華軍が放つ人海戦術に総力を挙げて反撃を開始し始めていた丁度その頃。共産化した欧州から、共産主義を恐れて多数逃れて来る民間船の保護をホワイトハウス直々に(欧州赤化後、民間船が脱出を始めだした辺りで)命令されていたアメリカ海軍。 速力こそ不満だが砲撃力、防御力、航続力に関しては世界の『ビッグセブン』内でも優秀な部類に入る『アメリカのつよいせんかん』として世界の子供達にもかなりの知名度を誇る『コロラド級戦艦』三隻。 軍縮条約内での建造ではあるも完成度は高く、汎用性に優れた『最初軽巡、今重巡』の米海軍重量級ワークホースの『ニューオリンズ級重巡洋艦』二隻。 日本海軍の『赤城』『加賀』と同様の経緯で航空母艦に改装され、太平洋での日本海軍との演習では一航戦相手に過去二回勝利の美酒を挙げた事でも知られる『レキシントン級航空母艦』二隻。 全世界の軽巡洋艦の中でも驚異的弾薬投射量を誇る『ブルックリン級軽巡洋艦』四隻。 そして『リヴァモア級駆逐艦』が多数。 この大艦隊がカリブ海海域で訓練哨戒を行っていた際にSOS信号を受信し、現場に向かうと共産イギリス海軍所属のフッド級戦艦二隻、イラストリアス級航空母艦四隻、共産ドイツ海軍所属のアドミラル・ヒッパー級重巡洋艦四隻を主体とする艦隊が民間船に対し砲口を向けている姿を発見。強引に民間船と共産欧州海軍との間に割って入り、民間船はアメリカが難民として引き受けると共産海軍に通信にて通達。共産欧州海軍、突然の乱入者からの有無を言わせぬ宣告に当然ながら(政治士官が)大激怒。 842 :641,642:2015/09/20(日) 23 49 35 その後は『民間船を直ちに引き渡せ』『いや渡す訳にはいかない』『その船舶には我が国の人民が多数搭乗している』『彼らはステイツに亡命したいと懇願している』『アメリカは我が国の人民を拉致する心算か』『我々は彼女たちの望みを叶えるだけだ』…等と言う数十分に渡る押し問答の末、痺れを切らした共産海軍が無警告で民間船に向けて発砲。奇跡的に民間船には被弾しなかった物の、その流れ弾が偶然にも民間船の直衛に就いていたニューオリンズ級重巡洋艦『アストリア』に対して、イギリス海軍のフッド級戦艦『アンソン』の38,1㎝砲弾が二発直撃し、一瞬で轟沈。『アストリアス』の周辺海域に響き渡った爆音の断末魔をゴングとして、政治士官からの指示に従うしか無く、負けたらあらゆる意味で後が無い共産連合海軍と、機動力がまちまちな多数の民間船と言う護衛対象を抱え、戦艦戦力の機動力は共産欧州艦隊に対して劣勢なアメリカ海軍との突発的海戦が発生した。 海戦は終始(結果的に奇襲攻撃を成功させた)欧州側に主導権を握られ続け、民間船もアメリカ艦艇も攻撃目標になっていた為に手当たり次第に砲雷撃戦を開始、続行出来た欧州海軍に対して、心構えも無しに宣戦布告も何も無い中での唐突な戦闘開始に加えて、長年苦楽を共にして来た重巡『アストリアス』の一瞬の轟沈が放った衝撃による動揺がアメリカ艦隊全体を覆い、又護衛対象である多数の民間船の存在による艦艇移動ルートの制限が、優位な戦力を持つ筈のアメリカ海軍に対して強烈な足枷となり、逆に少数かつ護衛対象も存在しない為に縦横無尽に襲撃を掛ける欧州海軍側の勢いは全く止まる気配が無かった。 レキシントン級航空母艦『レキシントン』『サラトガ』は、空母隻数にして二対四では有るも、艦載機の数では大よそ対等、質では自軍優位で有った為に五月雨式にアメリカ艦隊に攻撃を仕掛けるイラストリアス級航空母艦四隻の艦載機を手当たり次第に撃退し続け、隙を見て艦爆隊を出撃させて敵艦隊を爆撃する等の勇戦力闘を見せつけるも、防空網の一瞬の隙を突かれて爆装した少数の『フェアリー ソードフィッシュ』が『レキシントン』『サラトガ』に突入、爆撃に成功して飛行甲板が破壊。航行には全く問題は無いも即時戦線復帰は不可能の損傷を受け、撤退せざる負えなくなる。 重巡洋艦『ニュー・オリンズ』軽巡洋艦『ブルックリン』『フィラデルフィア』『サバンナ』『ナッシュビル』の米巡洋艦部隊は、独共海軍重巡洋艦『アドミラル・ヒッパー』『プリンツ・オイゲン』『ザイドリッツ』『リュッツオウ』と交戦するも、アメリカ側は相変わらず牛歩の勢いで戦線区域から離脱を図る多数の民間船を気にしつつの戦闘な上、重巡洋艦の中では比較的薄い装甲の『アドミラル・ヒッパー』級と言えども、流石に『ブルックリン』級軽巡洋艦の15,2cm砲では短時間で『アドミラル・ヒッパー』級重巡洋艦を撃破するのは厳しすぎた。また、アメリカにとっては不幸、共産陣営からすれば幸運な事に『不運な一弾』『奇跡の一発』と言った物が一切発生しなかった事も大きかった。 最終的に『アドミラル・ヒッパー』には『ニュー・オリンズ』からの8インチ砲弾による砲撃により、前部二砲塔が崩壊し大破判定、『ザイドリッツ』に対して『ブルックリン』級四隻が袋叩きにして撃破に成功した代償に『ニュー・オリンズ』は第一砲塔が被弾の衝撃で使用不能、又機関部に砲撃戦での被弾衝撃ダメージが響き、最大速力が23ノットまでに低下。『ブルックリン級』に至っては『サバンナ』が撃沈、『フィラデルフィア』は大破後一時漂流(後機関部が復活し、独航にて奇跡的に帰還に成功)、『ナッシュビル』が機関部損傷、燃料が多量流出し、『ブルックリン』のみが被弾しつつも何とか戦闘続行が可能と言う惨状だった。その後、自己犠牲精神を発揮した戦艦『コロラド』の命令により、命令無視して『コロラド』に付き添った『ナッシュビル』、そして戦没艦を除いた全艦艇は帰還する事に成功する。(尚余談だが、生還した巡洋艦部隊の乗員が帰港して暫くの間は、軍港周囲に有る教会が連日満員御礼状態だったらしい) 843 :641,642:2015/09/20(日) 23 53 10 アメリカ海軍所属『コロラド』級戦艦三隻と、イギリス海軍所属『フッド』級戦艦二隻との艦隊決戦は、速力差で8,5ノット優位に立つイギリス海軍が主導権を握った砲撃戦を展開するも、大改装が施されたとはいえ元々巡洋戦艦であった『フッド』級では、『コロラド』級が放つ40,6㎝砲弾を防げるのかは確信が持てなかった為に、元々の戦略目標であった『欧州から脱出した民間船』の確保を優先する事に、イギリス海軍の『フッド』『アンソン』は決定した。一方の 『コロラド』級戦艦では、相手の『フッド』級戦艦がこちらと砲撃戦を組み合おうとする気が見られない事や、味方巡洋艦部隊から飛び込む割に合わない戦果、損害報告と『レキシントン』級航空母艦の二空母ともが甲板を破壊されて戦線離脱する等次々飛び込む凶報に、『今現在機関部が破裂する覚悟でステイツに向けて走り続けている多数の民間船』を必ず守る為に『栄光のビッグセブンの一角』である『コロラド』を人身御供として捧げる事を決意。機関部損傷と燃料流出の為に逃げ出せるだけの足が無くなった『ナッシュビル』が、唯一撤退命令を拒否し、『コロラド』と共に欧州艦隊に向けて突貫。両艦とも、砲塔が完全に沈み切るその瞬間まで砲撃を繰り返し続けた史実神通張りの激闘の末、『ナッシュビル』は艦体全てを『アドミラル・ヒッパー』級重巡洋艦に穴だらけにされるも、総員退艦令発動後、乗員全てが脱出するまでは浮かび続け、全員が脱出直後に力尽きたかのように静かに沈没していった。一方の『コロラド』は、アメリカ 海軍の誇るダメージコントロールでカタログスペックを遥かに上回る奮戦を続けた事が皮肉にも仇となり、『フッド』の放った一弾が、度重なる被弾で限界に来ていたバイタルバートを貫通し、弾薬庫に命中し誘爆、撃沈。欧州海軍の救助活動でも総数12名しかコロラド乗員は発見出来なかった、壮絶な最期を遂げた。 そして、彼らが守り抜こうとした民間船は、無事アメリカに、一隻もかける事無く到着していた。 この『第一次カリブ海海戦』と、後述する『黄海海戦』『オランダ会戦』により、『ポーランド会戦』『満州防衛戦』ですでに激高する寸前までヒートアップしていたアメリカ世論が完全に『爆発』。アメリカ全土が共産連合軍との戦争に『是』の意思を示し、議会、ホワイトハウスに対して対共産陣営への宣戦布告をアメリカ国民全てが 要求し、政府も当然これに応え『ステイツ史上最高の戦友』たる日本帝国と共にソ連や中華軍、共産化欧州への宣戦布告を実施した。(尚オチとして、徴兵事務所に無数の若者が殺到した為に一時交通網や工業製品、農業生産その他諸々に多大な混乱が生じた) 『黄海海戦』 大陸日本本土から満州に向けて進発した多量の軍事物資、増援を搭載した輸送船団に対してソ連、ドイツ、イギリスを主体とする潜水艦が秘密裏に襲撃を実行し、護衛任務に就いていた連合艦隊が損害を受けつつも反撃、後に損傷したソ連潜水艦を拿捕し、日米が共産連合軍相手に戦争を開始する決断をする事になる原因の一つを生んだ海戦。 時間軸としては『満州防衛戦』において、日本とアメリカ両軍を教師として学び、結果として日米双方の習慣や性癖を満州風にアレンジされつつも受け継いでいた満州軍の奮戦により、満州領内に侵攻した中華連合軍が蹂躙され始めていた頃。敵軍の圧倒的な数の前に、以前から備蓄していた軍事物資だけでは少々心もとなく感じ始めた満州駐留軍の要請により、日本本土から一部戦時徴用した船舶も動員しての大量の武器弾薬、高純度燃料(主に航空機用)等を、先の大戦以来久方ぶりに編成された連合艦隊の護衛の元で、満州の旅順港に向かっていた。黄海海戦が発生したのは、後暫くすれば旅順港が双眼鏡で薄ら確認できるか否かと言う距離(史実日本海軍超熟練見張り員基準)の場所であった。 844 :641,642:2015/09/20(日) 23 55 47 始めに雷撃を確認したのは、艦隊の外円部にて航行していた綾波型駆逐艦『潮』と『漣』であり、最初に損害を受けたのもこの両艦であった。時間的には丁度日没間近であり、夕日の照り付けで雷跡を確認しにくい時間帯に雷撃を受けてしまったのなら、(史実よりは劣るが)高連度に定評のある日本見張り員でも雷跡を早期発見するのは厳しかった。雷撃された『潮』は命中部分の艦首部分が丸ごと消し飛びはしたものの、同じく雷撃を受けた『漣』は魚雷が船底を通過(後信管の誤作動か自爆)して無傷だった為、『潮』は『漣』にすぐさま曳航されつつ近くの大連港に放り込まれる事となった。 『潮』『漣』からの潜水艦からの雷撃報告に、輸送船団の護衛艦隊は対潜戦闘に移る様命令を出したが、対潜戦闘での大きな切り札たる航空機は時間的に既に収容されており、夜間飛行しながらの対潜戦闘が可能な艦載機などは(時代的に)配備されている筈も無く、夕刻から夜間にかけて群狼戦術で襲い掛かる正体不明、隻数も不明の潜水艦隊に大苦戦を強いられる。 旅順港に輸送船団が入港する事に成功し、護衛艦隊が付近海域の制圧に成功。敵潜水艦隊を撃退したと護衛艦隊司令部が判断し、改めて被害状況を精査すると、沈没艦が吹雪型駆逐艦『白雪』『白雲』球磨型軽巡『多摩』、大破艦が前述の綾波型駆逐艦『潮』に加え、位置関係から偶然輸送船を庇う形となった長良型軽巡『名取』、吹雪型駆逐艦『深雪』の二隻も敵潜からの雷撃を受け、旅順のドックに入渠する散々たる結果になった。物資満載の輸送船の沈没被害が二隻に抑えられたのがせめてもの救いだろうか。色々な面で焼石に水ではあるが。 その後日本海や黄海で跳梁跋扈する不明潜水艦の対応に連合艦隊は奔走する事になる。状況や戦力的に共産連合軍の潜水艦であると推測されはしたが、確たる証拠も無く共産側も完全否定している為に日本側はイラつきつつも対潜掃討を続けていたが、『黄海海戦』から大して時を待たずに『確たる証拠』の確保に成功した。 旅順港なら兎も角としても、他国かつ商港である大連港では完全に修復するのは無理であった為に、応急修理として取り敢えず仮艦首を突貫設置後に、僚艦である『漣』『朧』『曙』の護衛の元、一路舞鶴鎮守府に向けて出港した『潮』。その途上、『曙』のソナーが敵潜水艦の反応を探知。『朧』を『潮』の護衛に回した上で『漣』と共に対潜掃討を開始し、敵艦から放たれた稚拙な雷撃を簡単に回避後に爆雷攻撃を開始し、敵潜水艦を浮上降伏させる事に成功。そして偶然にも、この降伏させた潜水艦がソ連海軍の艦であり、日本の船舶を襲撃する様に指示した命令書すらも処分される前に確保に成功すると言う大金星を『曙』は挙げる。 …ただ、『とんでもない事になった』と頭を抱える幹部連中を尻目に、詳しい諸事情を知らない『曙』と『漣』の乗員は『潮』の仇を取れたとその場で呑気に万歳三唱していたが。(尚『潮』はキッチリ本土に帰還し、修復後艦隊に復帰しました) 845 :641,642:2015/09/20(日) 23 59 58 棚から牡丹餅とも言える思わぬ形での共産陣営の国際法無視の介入の明確な証拠を確保した日本帝国は、直ちにソ連に対して猛抗議を行うも、ソ連側はのらりくらりと言を左右にし、最終的には『日本の捏造』を言い立てるばかりか、事実上欧州本国領土の全方位が敵地になっても、ずっと日米両国と親密な関係を維持し続けているオランダ王国に対して『フランス人民共和国に対してオランダ王国軍が攻撃を仕掛けた』として、内容的に突っ込み処しか無い、回答期限がたった一週間の最後通牒をユーラシア共産連合軍がオランダ王国に突き付け、既に国境地帯に展開していた共産連合軍で侵攻を開始するにあたって、既に限界まで怒りで静かに燃え盛っていた日本帝国人もアメリカ人と同じく『爆発』。ユーラシア共産連合軍に対する宣戦布告案が即座に両議会を満場一致で通過後、アメリカ合衆国と共に宣戦布告を実施した。 後世のとある歴史家曰く…『共産主義者は完全に思い違いをしていた。彼らは戦車に乗ってライオンと狼に喧嘩を売った心算だったが、実際に彼らが喧嘩を売ったのは、礼儀も誇りも無い無法者に自分達の友人を殺され、傷付けられ、自分達にも攻撃されて本気で激怒したオーディンとヴァルキュリアだったのだ』 『オランダ防衛戦』 ユーラシア共産連合軍からの言い掛かりと属国化要求の最後通牒、そして国境地帯に展開する多数の共産連合軍と言う国難の極みの中、『オランダ』が『オランダ』で有り続ける為に、本土の一時陥落に耐えてインドネシアと日本、アメリカからの援軍を待つ事を決め、そして日米と亡命蘭軍が将来少しでも余裕を持てる様に、共産連合軍の戦力を少しでも削る為に絶望的な徹底抗戦を繰り広げた戦い。 日米からの投資とインドネシアでの開発、また長年の融和政策によって史実よりも遥かに良好な経済状況に有る為、オランダ軍の戦力はかなり強力な編成であった。陸軍では、国土の各所を堅固で防空も考慮された最新式の要塞防衛網と、共産軍の新型戦車(T-34やKV―1)を潰せる機甲戦力や砲戦力。 空軍は空冷式ながらも1500近い馬力を発揮可能なエンジンを搭載した『コールホーフェンFK60』。海軍はアメリカに発注した念願の近代戦艦である『ロッテルダム』『ジャワ』…『史実』と比べて遥かに強大な戦力を持っていたが、悲しいかな、今回の相手は共産化したユーラシア連合軍と言う途方も無い強大すぎる相手であった。 空はBf109とI-16、ハリケーンにドボワチーヌD520と言う当時のユーラシア共産軍の主力戦闘機の群れに覆い尽くされ、オランダ空軍が誇る『コールホーフェンFK60』は文字通り押し潰されて制空権を喪失。要塞に籠る陸軍は全力で抗戦するも、共産空軍の爆撃でじわじわと抵抗力が低下して行き、昼夜を問わないソ連軍を筆頭とする共産軍からの砲撃と装甲部隊の突撃により各地の要塞は続々と陥落。無論相応の損害は与えられてはいたが、戦力差、補充能力差が圧倒的 過ぎる為に焼石に水でしかなかった。海では海でイギリス海軍の新型戦艦『キング・ジョージ・5世』級とドイツ海軍のビスマルク級、フランス海軍の『リシュリュー』級の手によって、オランダ本国艦隊は文字通り『消滅』した。一応袋叩きの中『ロッテルダム』級戦艦はイギリス海軍所属の『キング・ジョージ・5世』級戦艦の『プリンス・オブ・ウェールズ』『アンソン』を撃沈、大破に追い込んだのが唯一の大きな戦果になるか。 戦闘はオランダ王国の首都、アムステルダムが陥落した事で終息するが、オランダには国力の増大と貿易の増大によって欧州でも有数の大規模な港湾施設が存在した為に、ユーラシア連合軍の盟主であるソ連軍が直々に駐留。艦船技術の収奪に加えて、中華兵よるも大分マシ程度の連度と教養しか無いソ連兵が引き起こす様々な事件が多発するも、現地ソ連軍は(粛清を恐れて)これを隠蔽し、力で抑え付ける事を選択。最終的に見た目は平穏に見えはするも、以前の活気は掻き消え、通りからは人が消え、時折銃声が聞こえると言う『日常』へと変貌する事を余儀なくされた。 オランダに平和と活気が戻るのは、未だ数年の時と多数の様々な人種、国籍の人間の生血が消費されてからの事である。 846 :641,642:2015/09/21(月) 00 01 43 以上になります。相変わらずの長文で申し訳ありません…。 マズイ、明日仕事だ(いやもう今日か) なのでスミマセヌが寝ます。返信などはまた何時か…
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RED BOUNTY RED BOUNTY世界観I.P.M.C. フロンティア・ギャラクシー 巨大戦艦ドレッドノート 惑星アルコニア 惑星デザイア 惑星フォボス 惑星デザム キャラクタースリーアイズ 世界観 宇宙を蝕む圧倒的悪な存在「シャドウ」を殲滅し宇宙に平和を取り戻すために活動する多次元宇宙連合艦隊。 巨大戦艦ドレッドノートには数々の惑星から数多の種族がシャドウと戦う兵士として乗船している。 シャドウは様々な惑星に巣を作り、繁栄し文明を滅ぼす。中には上位種と言われる知性を持った「エルダー級」というシャドウが存在し、シャドウを含むその多くに多額の報酬金が懸けられている。シャドウはシャドウ独自のネットワークで通じ合っている。 種族は数百数十とあるが、その中でも最も適応力の高いとされる人間は数々の惑星に根付き、その地を故郷とし暮らしている者もいる。惑星に適応し特殊な力を得た人間は通常の人間と区別され、覚醒者(アウォーカー)と呼ばれる。 I.P.M.C. インペリアル・マギアテック・コーポレーションの略称。フロンティア統合し宇宙に平和を齎さんとする巨大な軍産複合体企業。 国家並みの巨大企業でフロンティアにおいてもその影響力は大きく他企業の追随を許さないほどの超越した技術力を有している。 フロンティア・ギャラクシー I.P.M.が設計したワームホールによって宇宙間の瞬間的移動を可能にしたワープゲートによって繋がれた銀河群のこと。主に「フロンティア」と略して呼ばれることが多い。 巨大戦艦ドレッドノート 数々の惑星から数多の種族がシャドウと戦う兵士として乗船している移動型都市。船は全長70㎞。ハンターたちが利用する施設が集まるゲートとストアの上下二層で構成されるロビーのほか 市民が生活する居住区 (市街地) 、海洋地区、農業地区などが存在する。 調査対象となっている惑星へ向かうための小型船を多数格納している。 惑星アルコニア 人とは言えない異形の生命体の二つの種族が住む惑星。ルツはそのうち後者に分類されるヴェルデ人。ヴェルデ人の特徴は腕が四本あること。体格は個体差があれど基本的に2mを優に超えた高い身長を持つ。肩から繋がる主腕とその下の副腕の二対の腕があるが、主に使われることの多い主腕の方が副腕よりも若干大きい傾向がある。 技術レベルは惑星アースに勝るとも劣らない同等レベルを有している。 惑星デザイア ドワーフのような小さな人間に似た種族フェリアが暮らす惑星。星外の種族に非常に友好的で好意的、物事を疑うことを知らない純真無垢な種族。ドレッドノートの兵舎などの軍事施設の建設させる条件として、フェリアの外的である害獣を討伐し安全な生活を提供する条約を結び、I.P.M.による開拓が進んでいる。 惑星フォボス 人型の機械生命体が住む惑星。惑星自体が一つの巨大機械生命体と言われ、惑星を母とし、神のように崇める宗教観念を持つ。すべてのエン人は母であるフォボスより生まれるため、フォボスにおいては地球のような親子は存在しない。誰もがフォボスの子であり、皆家族という思想が強い。 惑星デザム 一面の砂漠に覆われた惑星。元々知的生命体は存在しなかったが、I.P.M.が開拓し現在ではアウォーカーを中心に様々な種族が暮らしている。めっちゃ暑い。アイデムという非常に高い硬度で戦艦の建造などに使われる希少鉱石が発掘できるため、至る所に採掘基地が設置されている。 キャラクター スリーアイズ 名前:不明 登録名:ルツ 愛称:スリーアイズ 性別:雄 種族:ヴェルデ 年齢:不詳(経歴から考えて齢50~60は越えている) 懸賞金:500万セル CV:津田健次郎 イメージカラー:朱殷色 趣味:読書・古代の音楽鑑賞 嫌いなもの:一人の時間を邪魔するもの 使用武器:アルコニアンチタン製の高電圧溶断刀・アヴァロン社製9mm拳銃アレス 詳細: 惑星アルコニアの中でもかなり珍しい知性のあるヴェルデ種族の賢人。更にヴェルデの中でもより稀少な三つ目の眼を持つ稀少な存在。三つ眼のヴェルデはその三つ目の眼で過去・現在・未来の森羅万象を見通す力を持つという伝承があり、歴史的に見てもかなり稀少な存在。しかし実際の彼にそのような特異な能力はない。 恩人が彼に残したバイクの修理のために数々の惑星を旅し、修理に必要なパーツと資金を集めている。 ヴェルデ最大の特徴と呼べる四本腕の副腕を普段は隠している。理由は二脚二腕が周りに多いため、明らかに異形な自身の姿を周囲に怖がられないためだと言い、三つ目の眼にも眼帯を装着することで、少し身長の高い亜人と大差のない外見になっている。 500万セルもの懸賞金は、I.P.M.C.が所有する軍隊「ゲイツ師団」が惑星デザイアでの害獣殲滅作戦の遂行中、作戦地域に侵入したルツに攻撃し、ルツがそれに反撃したことで始まった戦いによって50人もの隊員の命を無傷で奪ったことからゲイツ師団によって懸けられたもの。
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CV Illustrator 史実情報 台詞一覧 同型艦 コメント CV 井口裕香 Illustrator 絵師 史実情報 5500トン型軽巡洋艦、長良型3番艦である「名取」、本人は自分に自信がなさげなのだが、実際は旗艦として活躍するなど、自身の経歴に何一つ恥じることの無い立派な軍艦である。 迷惑をかけているとしたら、作戦ごとの損耗率の高さで頭を悩ませてしまった幾多の司令官の方々であろう。 太平洋戦争中はフィリピンを根城に南方作戦の重鎮として戦い抜いた。 1922年に三菱造船長崎造船所で完成。高速軽巡洋艦として、迷惑どころか水雷戦隊の旗艦に適した優秀な艦であった。 1927年12月に第2艦隊第2水雷戦隊の旗艦となり、1933年5月、第1艦隊第7戦隊に編入。 1936年12月に第1艦隊第8戦隊(司令官南雲忠一少将)に移り南支方面で行動した。1938年12月、第5艦隊第9戦隊に編入し、馬公を基地として南支作戦に参加した。 その後は予備艦となり、舞鶴でさらに旗艦としての改造を行った。 1940年11月、晴れて第2遣支艦隊第5水雷戦隊の旗艦となり、翌年4月、第5水雷戦隊は第3艦隊に編入し、南部仏印進駐作戦に参加。 12月10日、フィリピン島アパリでB-17の攻撃を受け至近弾により損傷し、戦死7名、負傷15名の被害を受けたが、それでもリンガエン湾上陸作戦に従事した。 12月31日よりマレー部隊に編入され、第二次マレー上陸作戦を直衛した。 1942年1月、蘭印部隊に加わりジャワ攻略作戦に参加、3月1日、バタビア沖海戦において米重巡「ヒューストン」 の撃沈に貢献。 3月10日、今度は第2南遣艦隊第16戦隊の旗艦となり、同型艦「長良」「鬼怒」「五十鈴」とともに、1943年1月まで東インド方面の警戒任務に従事した。 1943年1月9日、アンボン港外で敵潜の雷撃を受け後部を切断、戦死7名、負傷12名を出し、同月21日には同港内でB-24の攻撃を受け至近弾により損傷、シンガポールで修理を行い舞鶴に帰投する。 同地で1944年4月まで修理、改造を実施した。内訳は以下の通りになっている。 7番主砲を撤去して跡に12.7mm連装高角砲を装備、5番主砲の撤去、前部魚雷発射管2基の撤去とウェルデッキの廃止、後部魚雷発射管2基を四連装発射管に換装、機銃の多数増備。 魚雷発射管の撤去及び換装については、従来は行われなかったとの説があったが、現在では行われたとの説が有力である。 これにより、「名取」は酸素魚雷を発射できるようになる。 修理を終えた後、中部太平洋方面艦隊に編入され、内海西部で訓練を実施していたが、1944年5月に第三水雷戦隊に編入、呉から第126防空隊をダバオまで輸送した。 6月のマリアナ沖海戦では、機動部隊の補給隊を護衛した後、連合艦隊付属となり、比島からパラオに作戦輸送を行っていた。 8月18日、サマール島東方水域で、米潜水艦「ハードヘッド」の雷撃を受け沈没した。 久保田智艦長以下550名が戦死、生存者183名はカッター3隻に分乗し、敵の勢力下を橈走すること13日目、遂にミンダナオ島スリガオに入港した。 海図も航海機器もなく、ひたすら生還を信じて西に漕ぎ続けた、二週間あまりにも及ぶ地獄のようなカッター行を松永市郎が小説にしている。 台詞一覧 状況 台詞 関連する史実や元ネタ、解説など 自己紹介 名取といいます…ご迷惑をお掛けしないよう、頑張ります 秘書クリック会話① はっ…な、なんでしょうか…? 秘書クリック会話② ふぁっ…命令ですか…? 秘書クリック会話③ こ、これは…気合を入れろっていうことですよね…頑張ります…!提督さん! 戦績表示時 提督に…ご連絡です… 編成選択時 私に呼び出しがかかるなんて・・・え!?出撃!? 装備時① あ、あの…ありがとうございます…! 装備時② 近代化改修…んっ…すみません…!古くって… 装備時③ !やりました!では、私はこれで… (マップ選択・資材発見・修復剤使用・装備開発と装備時③は共通) ドック入り 少し…直してきますね… ドック入り(重傷) たくさん治してきますね 建造時 新しい仲間が…それでは…私はこれで… 艦隊帰投時 作戦完了した艦隊が帰投しました。では、私はこれで… 出撃時 水雷船隊の皆さん、しゅ・・・出撃です 戦闘開始時 て、敵艦見ゆ!…ってほんとに実戦!? 攻撃時 当たってくださ~い! 夜戦開始時 夜戦だけは・・・得意なんです・・・私 夜戦攻撃時 砲雷撃戦…大丈夫…訓練はしてるし… MVP時 へっ!?一番頑張ったのが私ですか…!?褒めてもらってもいいの…?…ありがとう… 被弾小破① わぁあ!やぁだぁ… 被弾小破② ひえぇぇ。も、燃えてる?助けてぇぇ! 魚雷が命中した際、重油タンクが破損し火災が発生、マスト上部を包むように燃え上がった 被弾カットイン みんな…どこ行ったの…?うえぇぇぇぇん 撃沈時(反転) 私もたくさん沈めちゃったから…これも、仕方ないかも…ね… 同型艦 長良 ― 五十鈴(五十鈴改二) ― 名取 ― 由良 ― 鬼怒 ― 阿武隈 コメント 最新の30コメントを表示しています。 提督に・・・ご連絡です 戦績表示 -- 名無しさん (2013-05-20 23 40 22) 少し・・・直してきますね ドック入り -- 名無しさん (2013-05-21 00 46 46) たぶんCV井口裕香 -- 名無しさん (2013-06-05 21 51 16) pukiwikiから史実をコピペ -- 名無しさん (2013-07-30 10 29 13) 被弾カットインのセリフには…元ネタがあるのでしょうか……? -- 名無しさん (2013-08-18 10 42 28) 沈没時、複数の艦で捜索したけど発見できなかったからかな? -- 名無しさん (2013-08-23 22 40 04) この子中破するとアヘ顔になるんだよな -- 名無しさん (2013-08-24 01 10 05) 中破時の顔がたまらん -- 名無しさん (2013-08-24 12 23 58) ↑2 アヘ顔じゃなくてレ○プ目だ。被弾時の台詞と合間って最初に中破した時目が見えなくなった演出なのかと思った。 -- 名無しさん (2013-08-25 20 31 03) いい湯 -- 名無しさん (2013-08-28 10 11 50) 名取の火力、改で79になりました。近代改修後の限界値表記が違うようなので修正お願いします。 -- 名無しさん (2013-09-02 04 46 19) ちゃんと装備外してる? -- 名無しさん (2013-09-04 00 46 15) 地味に胸あるよな -- 名無しさん (2013-09-07 13 18 28) とても魅力的なおっぱいをしている -- 名無しさん (2013-09-09 23 10 30) 被弾カットインの台詞、なんかとても悲しくなる -- 名無しさん (2013-09-10 10 17 51) そんな哀しい史実もあるが、まずはブルマだ -- 名無しさん (2013-09-18 14 12 09) 見せパン来ました -- 名無しさん (2013-09-18 19 23 09) この子のパンツは☆三つです -- 名無しさん (2013-09-18 21 10 03) イラスト何が変わった? -- 名無しさん (2013-09-19 01 59 22) ↑OPPAI PANTS -- 名無しさん (2013-09-19 09 51 30) 改のグラ図鑑に乗らないじゃないですか!やだー -- 名無しさん (2013-09-21 01 21 39) 何気にハイスペックだよねこの子。球磨の次に強いとは… -- 名無しさん (2013-09-21 17 55 20) うちの艦隊の名被弾者です。名取ちゃんかわいそうかわいい!眼福! -- 名無しさん (2013-09-22 17 27 06) この子はなんでスグにどっかいってしまうん? -- 名無しさん (2013-09-23 17 15 03) 若干イラッとするセリフ… -- 名無しさん (2013-11-10 10 28 29) 衣笠狙いで1-4行ったら3連続で出たんだけどなんかの天啓か…? -- 名無しさん (2013-11-17 17 33 20) 図鑑のボイスが五十鈴混じりに改悪されてる -- 名無しさん (2013-11-24 22 59 47) 轟沈セリフが古王みたいで彼女の内面をうかがわせる -- 名無しさん (2014-01-28 19 45 19) どうにも中破絵が"はいはいやめやめ"にしか見えない -- 名無しさん (2014-01-28 20 49 02) 橈走図を追加 -- リンガリンガ (2014-05-01 06 39 07) 名前 コメント すべてのコメントを見る