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妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打 【ようかいうぉっちつー がんそ/ほんけ/しんうち】 ジャンル RPG 対応機種 ニンテンドー3DS 発売・開発元 レベルファイブ 発売日 元祖/本家:2014年7月10日真打:2014年12月13日 定価 各4,600円(税別) 判定 なし ポイント 前作からパワーアップ・改悪共に多数商法や通信周りに問題あり 妖怪ウォッチシリーズ 概要 特徴・評価点 問題点 総評 余談 概要 「ポケットモンスター以来の大ヒット」と話題となった『妖怪ウォッチ』の続編。今作はポケモン本編や同じレベルファイブ社の人気作「イナズマイレブン」シリーズ同様、『元祖』『本家』の2バージョン展開となった。半年後の同年12月にはマイナーチェンジ的なバージョンである『真打』も発売。 発売年の2014年は同年1月から放送開始のアニメから人気に火がついた妖怪ウォッチブームのまさに全盛期であり、本作はそんな中で迎えた夏休みというタイミングで、多くの当時の子供達の期待を背負いながら満を辞して発売された。 特徴・評価点 ストーリーは相変わらず短めだが、熱いシーンや感動的なシーンなど、要所は押さえられている。 本作の物語のメインテーマは「過去の世界の冒険」。とある計画のためにタイムパラドックスを起こして妖怪ウォッチを消失させようと企む悪の妖怪との対決が主軸に据えられており、初代妖怪ウォッチが製作された時期である1950年代(*1)をも股にかけた冒険が繰り広げられる。 主人公(ケータorフミちゃん)の祖父が物語のキーパーソンであり、少年時代の祖父と主人公の時空を超えた交流も見どころ。 アニメにて感動的で人気の高いストーリー「ジバニャンの秘密」も、本編ストーリーの流れに合うよう細部をアレンジした上で本編のキークエストとして挿入されている。 冒険の舞台は大きく広がり、バリエーション豊かに。 前作の舞台である「さくらニュータウン」がほぼそのまま続投したのに加え、新たに祖父母の家がある田園地帯の村「ケマモト」、鄙びた漁村の「ナギサキ」がそれぞれ追加。そしてさくらニュータウン(*2)とケマモトではストーリーでも述べた1950年代の過去世界にも行けるようになっている。 ナギサキやケマモトは田舎の町や村だけあってさくらニュータウンよりも自然が多く残っており、ニュータウンとはまた違った魅力のある舞台に仕上がっている。 前作で登場した妖怪の住む世界「妖魔界」は『元祖』『本家』では削除されたが、『真打』限定要素として内容を大きく変更した上で復活している。 前作ではダンジョンを除く主要な舞台が現代的なニュータウンで一貫しており、クオリティ自体は良いがワンパターン感もあると指摘されていたことを踏まえると、フィールドが多様になって世界観の幅が広がったことは評価点といえる。 電車に乗っての移動が可能に。ゲーム的な役割としては主人公たちが住む街「さくらニュータウン」から先述の「ケマモト」や「ナギサキ」といった遠い(と思われる)町や村まで電車に乗ることで移動できる。 さらには『真打』での妖魔界も、本編クリア後にとある特定の駅に偶にやってくる妖怪たちの不思議な列車に乗ることで向かうことができる。 簡単ながら「普通」「快速」などがあり、小さい子供が電車の乗り方を覚えるのにも適しているといえる。 乗っている最中はランダムでイベントが発生。妖怪との戦闘はもちろん会話イベントも非常に多くの種類が用意されている。 地味に車窓から眺められる風景も細かく作りこまれており、本当に電車に乗っているような感覚を味わえる。 本シリーズはそれなりに利便性の高いワープポイント(*3)も存在しているので、これらの移動の度に電車に乗る必要は無い。 ただ前述のように車内でイベントが発生するほか、それなりの数のサブクエストが電車を活用するものとなっており、中には一見すると単なる演出用に思えるような途中駅までもクエストの舞台となることも。これらの要素により、ワープポイントが充実する中盤以降でも存在意義が完全にゼロという訳ではない。 前作でも秀逸だった妖怪達のデザインは今作において健在。前作に登場した妖怪同様にイマドキの現代人たちの悩みなどをモチーフにした「イマドキ妖怪」に加え、昔ながらの所謂伝統的な妖怪を(妖怪ウォッチらしいデフォルメを施した上で)ほぼそのまま登場させた「古典妖怪」というカテゴリも登場。 本作の発売当時は玩具の妖怪メダルの仕様などから、登場する妖怪は「『1』出身の妖怪』「『2』出身のイマドキ妖怪」「『2』出身の古典妖怪」と大きく分けることができた。 次作『3』以降はカテゴリが乱立して複雑化していったので、現在はこのように綺麗な形で妖怪を分類することは難しくなっている。 + 妖怪の紹介 ストーリーにおける重要なポジションを占める、浮遊霊の猫妖怪『フユニャン』。 同じくストーリー上需要な役割を持ち、歌舞伎役者をモチーフとした「元祖軍」「本家軍」の大将『土蜘蛛』『大ガマ』。 ジバニャンとウィスパーが合体し、声も二人分になっている『ブチニャン』。 渋い見た目とボス戦では高い実力を発揮する獅子の妖怪『万尾獅子』。 某エクササイズインストラクターがモチーフになっており、ゲーム内やアニメでも存在感を見せる『ブリー隊長』。 コロコロコミックでの一般募集から採用され、某有名妖怪が元ネタになっている、名前が非常に秀逸な『一旦ゴメン』。 非常に色っぽい見た目の古典妖怪『えんらえんら』。 アニメに先行登場したが、実は1でも声だけ登場していた三人組の妖怪『認MEN』。 学校の怪談でお馴染みの『花子さん』と、高校生に成長した『呪野花子』。 コラボの実現により参戦が実現した、『太鼓の達人』のマスコットキャラ『どんちゃん』。 某ご当地ゆるキャラが元ネタの『ケマモン』。ちなみに、あるサブクエストにて元ネタのご本人がまさかの登場を果たす。 開放前から、妖怪大辞典に自分が封印されていることを”ネタバレ”してくるレジェンド妖怪『ネタバレリーナ』。 キャラクターの性格(特にウィスパー)は前作とアニメとを足して割ったような性格となっている。 戦闘での妖怪の台詞に変更・追加がされ、より個性が増した。 人気妖怪の一体「ロボニャン」は、アニメと同じ男性の声になった(前作では、女性の声だった)。 以上のような世界観・ストーリー・キャラ設定の部分に関して特筆すべき点として、本作の時点では確かに問題点にあるようなアニメ版の無理な逆輸入は始まっているものの、それが『3』ほど前面に出ているとまでは言い切れない状態になっていることが挙げられる。 アニメ要素の逆輸入は当時の子供達には喜ばれた部分もある一方で一部では非難もあり、また本作でのそういった要素はこの後にシリーズの作風が迷走していった元凶ではないかとの意見もある。否定的な意見については問題点にて詳しく解説する。 特に次作『3』ではあまりにもアニメ版の不条理ギャグ的な作風に寄せすぎて『1』の魅力だったリアルな夏休み感やノスタルジーな雰囲気が損なわれているという批判が(特に『1』からプレイしている層を中心に)聞かれた。 本作ではアニメ版のようなギャグが明らかに増えている一方、主要な新フィールドが「緑豊かな田舎のケマモト村」「鄙びた漁村のナギサキ」「戦後復興期の世界」といった構成で、その点ではむしろ懐かしさは強まってもいるためある程度調和がとれており、これらの部分は前作からのプレイヤーにも概ね好評を得た。 フィールド内では好きな友達妖怪を連れて歩けるように。勿論、従来のようにウィスパーを連れて行くことも、または誰も連れて行かないことも可能。 追従妖怪選択画面でのウィスパーは必見。 鬼時間の仕様変更。「お天気アプリ」により予め発生するかどうかの予測が可能となり、ゲーム性もより高くなっている。 「お天気アプリ」では、ニャーKBのメンバーが天気を教えてくれる。また、さりげなく今作からメンバーの名前が公開された。 「狐の嫁入り」「百鬼夜行」等をモチーフとした音ゲー、自転車レースといったミニゲームが豊富に用意されている。 特に、最大4人でプレイできる『妖怪ウォッチバスターズ』は、これだけで一つのゲームとして成立する出来となっている。 今作から追加されたイベント施設「えんえんトンネル」。 ストーリー中盤から開放され、1日に1回だけ挑戦できるダンジョン。その名の通り、一本道のトンネルをえんえんと潜って出口を目指していく。深く潜れば潜るほど、登場する敵が強くなっていく。 不気味なBGM、突如聞こえてくる物音や泣き声、「とんかつ男」や「こんがらがる男」といったサイコな人物等、下手をすれば子供のトラウマになりかねないホラーイベント満載の施設。 しかし見返りは多く、レベリングや金策、アイテム稼ぎには非常に役立つ。 そしてさらに深く潜ると、ガシャでのみ入手できるはずのSランクレア妖怪が一部を除いて登場する。もちろん、友達にすることも可能。 インターネットでの「通信対戦」「メダルの交換」が可能に。 通信対戦自体は初代でも存在したがインターネット対戦には非対応だった。 所謂レート戦に相当する『公式対戦』では「元祖軍」「本家軍」に分かれて戦う。所属勢力は使用するソフトのバージョンで強制決定される。また、高ランク妖怪に対し編成制限(Sランク、Aランク共に最大2体まで)がかかっている。 編成制限が関係しているのか、同じランクで色違いが存在する一部の妖怪に対し、ランクの変更が行われた。 妖怪ウォッチに限らずイナズマイレブンやダンボール戦機といったレベルファイブの過去の児童層向け作品では、対戦自体は熱中できるものであってもネット対戦が無いという状態が続いており、せっかくバトルを突き詰めても知り合い以外と対戦して腕試しするにはオフ会やリアル大会に出なければならずハードルが高いという点が長らく残念がられてきたが、本作でついに実装と相成った。 後述するように強すぎる妖怪が存在するなどしてバランスは必ずしも良好とは言えなかったが、やはり大ヒット作だけあって全盛期はオンライン対戦周りも盛況を見せていた。 妖怪ウォッチ零式の登場による戦略性の上昇。 ストーリー中盤より使用可能となるこの機能により、「Gわざ」と「つつき」が使用可能となった。前者は自分の両隣の妖怪も含めた3引きの必殺技ゲージがたまることで発動することができ、通常よりも効果力の必殺技を与えることができる。後者は相手妖怪が悪いとりつきを受けていたりさぼっていたりしたときに使用が可能であり、つつくことで前衛の必殺技のゲージをためたり、ダメージを与えたりすることができる。妖怪ウォッチ零式と妖怪ウォッチはバトル中に変化することができ、状況に応じた使い分けが必須となり、戦略性の向上に大幅に貢献している。 実績トロフィー制が実装され、やり込み要素が増えた。 しかし難易度が異様に高いものも多く、特に後述のように本作でら妖怪コンプリートがほぼ不可能といえる状態にあるため、必然的にトロフィーコンプリートも非常に難しいという欠点を抱えてもいる。 この手の『収集 育成系RPG』にしては珍しく、1つのゲームデータで3つまでセーブデータを作成することが出来る。 前作に登場した一部のボス妖怪と友達になれるようになった。 ゲーム内のBGMと、一部のムービー及びOPムービー・スタッフロールが好きなタイミングで再視聴可能となった。 特に、イベントでの友達妖怪召喚シーンは必見。男の子主人公の台詞及びポージングがアニメと同じになっている。さらに女の子主人公は初の召喚シーンとなっている。 良質なサブゲーム『妖怪ウォッチバスターズ』の存在。 4人まで通信協力プレイが可能なモードであり、鬼時間のシステムをベースとしつつ、本編とは異なり妖怪を直接操作し技を繰り出して鬼と戦うというアクションゲームとなっている。フィールドに落ちていたり鬼を倒した際に手に入る「鬼玉」を集めることが目的であり、脱出時に引く「鬼ガシャ」の内容が獲得した鬼玉の量に応じて豪華になる。レアアイテムやSランクのレア妖怪も狙えるので、本編側の要素の意味でも遊ぶメリットはある。 使用する妖怪によって「アタッカー」「タンク」「ヒーラー」「レンジャー」と四種のジョブが設定されている。この仕様からもわかるようにマルチプレイが推奨されており、単なる通信対戦以外での多人数プレイの遊びが用意された。 初実装かつサブゲーム扱いなのもあって粗はあるものの、単純に協力ゲームとしても良質であり、メインターゲットの児童層を中心に好評を博す。その結果、本来はサブ要素であるにもかかわらず、真打の発売と同時に配信された無料アップデート『鬼進化』で大幅な拡張が実施されるまでになり、それによって『真・妖怪ウォッチバスターズ』が追加された。 この拡張により、鬼以外にも本編ラスボスや完全新規キャラ(*4)など多様なボス妖怪とも戦えるようになり、個性豊かな攻撃を仕掛けてくる様々な敵とのアクションバトルが楽しめるようになったことで、大幅にボリュームアップを果たした。 なおバスターズにおける本作最強のボスがレベルファイブの日野社長をモチーフとした新キャラ「日ノ神」であるということは語り草に。 この「バスターズ」だけを独立させたうえでハクスラ系ゲームとして再構成した外伝作品『妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊』も発売され、こちらも大ヒット。その後も後続の本編である『3』『4++』でもバスターズをベースとしたサブゲーム要素が搭載されるなど、妖怪ウォッチシリーズ全体の定番要素となった。 問題点 前作の不満点の多くが解消された反面、新たな不満も増えた。 前作ではほとんどなかったバグが非常に多くなっており、セーブデータが破損する物まで存在している。致命的なものについてはアップデートにより解消されてはいるが、それでもまだ存在する。 「メダル交換時に強制終了することで妖怪を増やす」等、「GB時代の仕様か?」と思いたくなるようなバグも存在する。 アニメ版要素の逆輸入による主要キャラクター設定の改悪。本作のみならず『3』以降の本編後続作や外伝作でも引き摺っている。 + 特に顕著な例 ジバニャン 所謂ドルヲタともいえる程のニャーKBの熱狂的なファンとなっている。好物も魚介からチョコレート菓子のチョコボー(*5)に変更された。前者は世界観と照らし合わせても悪い意味で浮いた存在で、後者は戦闘中に好物をあげた時の回復量が暴落(*6)する弊害が発生している。 ウィスパー 初代は物腰落ち着いたしっかり者の執事妖怪だったが、アニメ版及び本作以降は知ったかぶりなダメ妖怪にされた。 昔の姿はウィスベェで、本名は「シッタカブリ」である。これもアニメ版からの逆輸入で、ゲームでは『真打』のクエストで再現されている。 彼が持つ「妖怪パッド」はカンニング道具としても有名だが、実は初代でも時々使用している(使用頻度は『2』以降と比べて遥かに少ない)。 有能だった彼の初代設定は次作『3スキヤキ』で(主人公としての)フミちゃん共々パラレルワールドへ送られた(*7)。 「 可能を不可能にする 」改悪のオンパレード。以下はその中でも最悪の部類。 これらは次作『3』で大部分が解消された。詳細はそれぞれの比較参考へ。 まじめ度の改悪 「超まじめ」に出来るのはD・Eランクのみとなり、B・Cランクは「まじめ」、S・Aランクは「すなお」に上限が下げられた。 例外としてケマモンはBランクだが、例外的に「超まじめ」に出来る。 通信対戦でのバランス調整が目的と思われるが、対戦以外においては理不尽レベルで戦闘の難度を上げる結果となってしまっている。 パーティ全体がサボらなくなるスキル「いあつかん」を持つ妖怪をストーリー中盤で無条件入手出来る救済措置が取られているが、1枠潰すため、パーティ編成の自由度に制約がかかってしまう。 低ランク妖怪に高ランクには無い価値を作ったともいえるが、本作は敵の火力が総じて高めで酷い場合は一撃で即死も多い。 + 比較参考:初代及び『3』のまじめ度の仕様 初代 ランクを問わず、デビビル以外の全ての妖怪を「超まじめ」に出来る。 まじめ度が上がるタイミングはレベルアップ時に最大2回までランダム発生で、最大レベルへ成長させるまで一切上がらない場合もある。最大レベル(99)になると上げる事が出来なくなる。 入手時のまじめ度が「ぐうたら」の場合は上記のレベルアップの他、1回だけ使えるアイテム「まじめに生きる」も使用しなければ超まじめまで上げる事が出来ない。 「超まじめ」でもサボることが稀にある。過信は禁物。 『3』 発売当初は本作と同じだったが、Tアップデートを境に激変した。 アゲランクの秘宝をD・Eランク妖怪に使う事で、初代で存在した「超まじめ」のSランク妖怪を再現可能。 最初からAランクで上限が「まじめ」の妖怪も登場。 「超まじめ」は敵のサボらせるスキルの影響下でない限り、絶対にサボらなくなった。 エラベールコイン関連の改悪及び貰える妖怪の格差 序盤で貰えるエラベールコインでガシャを回すとバクロ婆、じんめん犬、グレるりんの3体のうち1体が入手出来るのだが、貴重な回復役(*8)である上に妨害効果も強く、同種族で高ランクの妖怪がストーリー中で必ず加入してくれるバクロ婆の存在が大きく、これ一択になってしまう。(*9) エラベールコインで貰える妖怪は全て初代では複数入手可能だった妖怪だが、本作では複数入手が不可能で、いわゆる「御三家」と化している。 選ばなかった妖怪はさすらい荘でパーティーにそれらの妖怪を入れている人とすれ違うことを願うか通信交換で集めるしかないが、前者はパーティーに入れている人が少ない以前に、そもそも その妖怪を選んでいる人自体少なく 後者の方法を実践するためには、一度ストーリーをクリアしなければならない。 あろうことかレジェンド妖怪イケメン犬の解放条件にエラベールコインから入手する妖怪の進化系が 3体全て 指定され、一人では解放不可能となっている。(*10) 3体の妖怪は初代では複数入手前提の合成進化素材だったが、進化後の妖怪の入手方法が変更されている。 バクロ婆:ババァーンへの進化方法がわらえ姉との合成からレベルアップへ変更。 じんめん犬:初代はじんめん犬同士で2体合成させると、かおベロスに進化するのだが、本作は進化方法がレベルアップに変更されている。 グレるりん:初代と同じくレベルアップでゴクドーに進化する。それだけなら何の変哲もないのだがジバニャンとの合成でワルニャンにも進化できた。本作ではトゲニャンとどちらか一方を選択するイベントで入手するよう変更された。 鬼時間の仕様がシリーズで最も理不尽 前作より発生しやすくなっている。発生するある程度前になると天気予報で鬼時間注意報、警報が見られるのでそのタイミングでバスターズ(ミニゲーム)をすると鬼時間がキャンセルされる(通信切断しても可能)という仕様はあるものの明言されることはないし気づかなければ強制的に鬼時間が始まるためストレスが溜まる。 エリアに配置されている鬼玉を取りながらゴールを目指し、ゴール時その数に応じて報酬の鬼ガシャで良い物が出やすくなるのだが、鬼玉を集めても大当たりがに出にくい。そもそも後述の仕様で鬼玉を最大数取る事すら困難。 鬼からの逃走時はダッシュしないと追いつかれるのだが鬼時間中はメニュー画面を開けないためダッシュの制限を無くすためのアイテムが使用できない。 スタートしてからすぐに脱出ができないため、一定時間たつと出口が出現する仕様になっている。 鬼と接触したらその時点でぶっ飛ばされて失敗扱いとなった。(失敗後、自宅の2階から戻されてしまう) 制限時間が設定され、時間オーバーしても失敗となる。 以上の理不尽な仕様から、本作の鬼時間は只の邪魔な要素でしかなく、初代や『3』に比べて相当割を食っている。 + 比較参考:初代及び『3』の鬼時間の仕様 初代 エリア毎に一定数配置された鬼宝箱からアイテムを入手可能。ストーリークリア後の突入だと高確率でレアアイテムが入っており、積極的に挑戦すると本作では入手困難な物が1種類につき何十個も手に入ってしまう程の豪華さを誇る。 赤鬼(青鬼、黒鬼)と接触するとボス戦突入。撃破すれば無人状態で継続可能。黒鬼撃破時に合成進化アイテムを落とす事があり、Sランク妖怪くさなぎの入手に必要。 ストーリークリア後に入れるムゲン地獄にも無条件で鬼時間に突入するふすまが5か所用意されている。これらを全て突破しないと最深部へ辿り着けない。なお、ここでは赤鬼(青鬼、黒鬼)を倒す必要はない。 鬼時間中でもメニュー画面を開ける。通常マップ同様、妖怪の編成組替・装備変更やアイテム使用が可能。 当然ダッシュが一定時間無制限になるアイテムも使用可能 で、見つかってもスタミナ切れで赤鬼に追いつかれる心配がほぼゼロ。 青鬼はプレイヤーのダッシュとほぼ同速、黒鬼に至ってはプレイヤーのダッシュより速いためそれだけで逃げ切ることは困難ではあるが… 時間無制限。 最早一種のボーナスステージともいえる。 『3』 エリアごとに10個配置された鬼玉を取った数に応じて脱出時の鬼ガシャの景品が変化。 ここでしか入手出来ないレア妖怪もいるが、該当妖怪の大半はTアップデートで実装されたバスターズTでも入手出来るようになり、純然たる鬼ガシャ限定レア妖怪は現在2種類に絞られている。 脱出口となるふすまに鍵がかかっており 、どこかに落ちている鍵を拾う必要がある。赤鬼(青鬼、黒鬼)が背中に鍵を背負っている場合、見つからないように背後からこっそり鍵を取るか、ボス戦で勝利して奪うしかない。 見回り鬼の種類が増え、近くをダッシュで走ると見つかってしまう耳が良い個体、マップに映らない個体等々バラエティーに富んでいる。 ステルスポイント(紫色に光る床)が存在し、もし見つかってもそこに入れば見つかる前の状態に戻る。 ボス戦の復活。初代と同じく赤鬼(青鬼、黒鬼)と接触するとボス戦突入。撃破すれば無人状態で継続可能。そのボスが背中に鍵を持っていれば同時に入手。 本作同様、制限時間が過ぎると失敗だが、ボス戦が復活しているため、万全の体制で挑めば鬼玉を全て集め易くなっている。 脱出に鍵が必要な点と、鬼ガシャの大当たり率の低さを除けば概ねバランスが取れている。 分かり辛い自転車の入手方法。 特定のキークエストをクリアすると入手出来るのだが、時間帯が限られており、見落としやすい。更に手順が複雑で時間もかかる。 当該クエストの存在に気付かず、徒歩のままでストーリークリアに至ってしまう事も。 例に漏れず他の問題点と同じく、初代と『3』に比べて見劣りする。 + 比較参考:初代及び『3』の自転車入手 初代 ストーリー中盤で 無条件入手 出来る。 本作と同じく主人公の父の忘れ物を届けた後で入手だが、単純な手順となっている。 ストーリー進行で必ず遭遇し、クリアする必要があるので絶対に見落とさない。 『3』 広大なマップに比してケータ編は入手時期が4章と遅かったが、後の更新による入手クエスト追加で入手時期を2章へ繰り上げられる改善が為された。 更新後の2章ケータ編で追加クエストを受ける人物は別の2章キークエストを受ける際に気付きやすい場所に配置され、見落としにくくなっている。 更新前から存在する4章の当該クエストはストーリー上でクリア必須のキークエストの1つで、自転車を連想させるクエスト名となっている。 対戦環境を支配する強さの妖怪がおり、高順位のプレイヤーの編成がいくつかのパターンに限られてしまっている。 + 以下その一例 ミツマタノヅチ 元祖限定 。妖術が全体攻撃になるスキル「トリプルヘッド」を持っており、必殺技を使わずとも全体の体力を削ってくる。その上何故か威力は変わらないので 実質妖術が3倍ダメージ ともいえる。閃光魂(*11)を持たせたひとまか仙人(*12)を両脇に配置し、後衛をすべて特定属性の妖術を強化する妖怪にするだけで 開幕相手全体に3回攻撃して前衛を全滅させることが出来る 。これだけのスペックを持ちながらも、Bランクなので編成制限がない。流石に運営も無視できなかったのか、ver.2.0でミツマタノヅチの妖術属性である火属性の攻撃を受け止めるスキル「防火壁」を持った妖怪、コマさんSが登場したものの、こちらはSランクなので編成制限があり、本体性能にも不安があるのでミツマタノヅチ以外と対戦することを考えると対策になるとは言いづらい。そもそも妖術の属性を変化させる装備が存在しているため火属性のみを対策してもミツマタノヅチ対策にはならない。何よりも、火属性ダメージを完全無効化出来ない。(*13) ミツマタノヅチ自身への抜本的な調整(ランクをA以上にして編成制限を掛ける、複数同時ダメージの威力低下等々)は本作で全く行われず、結局は次作『3』に持ち越されることになった。 ブシニャン 単純にステータスが高い上に猫型の妖怪なので専用装備が優秀。さらにイサマシ族(同族を並べると攻撃力強化)なので単純なアタッカーを採用しようとするとほとんどの場合こいつになる。 ブリー隊長 味方へのとりつきが全ステータス大アップ、スキルが隣接する妖怪の攻撃力アップでありこれが非常に強力。さらにイサマシ族。サポーターは大体の場合こいつになる。 マスクドニャーン 真打ダウンロード版限定 。スキル「猛虎の粘り」により、最大2回までHPが1の状態で耐えることがある。しかも良いとりつきで力が大アップするうえに、イサマシ族。壁役はこいつになることが多い。 スキル自体は通常プレイで入手可能なガマンモスも同等のものを持っているが、とりつき(こちらは守り大アップ)や種族(こちらはゴーケツ族)の差もあり、マスクドニャーンに比べ、使用率は大きく減少する。 ボー坊、しどろもどろ 必殺技を無効化するスキル「かたすかし」を持っているので他に壁役がいると攻撃を受けない。さらに必殺技が強力な妨害技であるため確実に相手を妨害してそのすきに他のアタッカーで相手を倒す戦術が単純ながらも強力。 赤鬼 大型更新「鬼進化」後の元祖+真打連動限定 。力が高いだけでなくスキル「ガードくずし」を持ち、壁役に非常に強い。また、鬼に共通して言えることだが、耐久力がほかのアタッカーに比べて高く、場合によっては壁役にもなることができる。 対をなす青鬼は本家+真打の連動限定で妖術を得意とし、且つ赤鬼の弱点を突く水属性だが、こうした役割を担える妖怪は他にも沢山いるので後述の制限を考えると採用されづらい。 ジバニャンS 元祖から真打へデータを引き継いだ場合限定で出現 。普通のジバニャンに比べてステータスが大幅に上昇しているだけでなく、スキル「ノーガード」により、さらに高火力の攻撃を相手に与えることができる。しかし、最大の強みは 必殺技がたまるスピードが普通のジバニャンと変わらないということである 。これにより、必殺技がたまるまでの時間が長いという高ランク妖怪の弱点が一つ消えてしまい、高火力の必殺技をとんでもない速さで相手に与え、相手パーティーを壊滅的状態にしてしまう。 対をなすコマさんSは、本家から真打へデータを引き継いだ場合限定で出現するが、その強さは前述のとおりであり、ジバニャンSと互角の強さを持っているとは言えない(*14)。前述のミツマタノヅチだけでも十分強過ぎる元祖に赤鬼とジバニャンSが加わった事で、元々本家に不利だった対戦環境がアップデートで悪化した形になる。赤鬼と青鬼、あるいはジバニャンSとコマさんSのうち、どちらか一方の入手可能バージョンが正反対であればまだマシだったのだが・・・。 黒鬼 とてつもなく高い防御力とそれなりに高い攻撃力を持っており黒鬼を他5体でサポートして黒鬼が相手を一体ずつ倒していく戦術がある。 鬼進化で追加された友達妖怪としての赤鬼・青鬼・黒鬼は公式対戦では何れか1体しか投入出来ない厳しい編成制限が課せられている。 元祖限定に強力な妖怪がいても本家限定にはいない。そのせいで週間の勝率はほぼ毎回元祖の方が高かった。 後から発売されたマイナーチェンジ版の優遇ならまだしも同日発売されたバージョン間での極端な格差は問題に挙げられる。 バージョン商法が酷い 元祖と本家と2バージョン、パッケージ版とダウンロード版が同時に発売された。これ自体は他のゲームでもよく見られる光景であるが、問題は購入特典である。パッケージ限定の購入特典が元祖と本家別にあるが、更にこれとは別にダウンロード版限定の購入特典がこれまた元祖と本家別に存在する。ゲーム内の全要素をそろえたいのなら、もはや全バージョンをプレイするほかない。 元祖と本家で連動要素がある。その要素とは、2バージョンの両方を持っていると特別なダンジョンが登場し、そこにいる敵を倒すと「レア妖怪が出やすいガシャを引くことができる」と言うもの。ネット上で「両方を買わせるための戦略」「まるでソーシャルゲームのコンプガシャ」と指摘されているどころか、実際に公式で「両方手に入れよう」と本音をぶっちゃけてしまった。(*15) では別バージョンを持っている友達とソフトを交換して連動させればいいじゃないか? と思うだろうが「通信対戦の勝ち点をリセット」「ガシャの使える回数や、1日限定の発生イベント等の復帰タイミングが1日遅れる」と言うペナルティ付。 後の更新(Ver1.2以降)でペナルティを付けずに連動させることが可能となった。 パッケージ版購入特典のQRコードは使いまわしが可能で、DL版購入特典の特別な妖怪も何体でも入手でき(確率の問題はあるが)通信交換が可能で、すべて集めなくても入手自体は可能。実際、某掲示板や攻略サイトの交換スレッドに行けば、低レートで交換に応じてもらえる場合が多い。 そして、真打は元祖・本家に少しストーリーが追加された程度。いわばポケモンシリーズのマイナーチェンジ版のようなもので、真打からプレイする人はいいが、元祖・本家を持っている人は物足りなく感じてしまう。元祖と本家のバージョン限定妖怪を真打では自力入手出来ない。 元祖又は本家のセーブデータを真打へ引継ぐ場合、バージョン限定妖怪を一通り揃えてから引継ぐことが推奨されていた。 また、前作『妖怪ウォッチ』との連動限定でしか手に入らない妖怪が3種類いる。特に、アニメでもメイン級で人気が非常に高い「コマさん」がこの方法でしか手に入らないことに対して不満が多い。 しかもタチの悪いことにコマさんには「ししコマ」という進化系が存在する。にもかかわらずソフト1本につき1体しか入手できない。コマさんのままにするとししコマの辞典が埋まらなくなる進化関連のジレンマが生じてしまった。初代では問題なく複数入手出来たので明らかな改悪である。 2バージョン&DL版それぞれに特典があるのは「選ぶ楽しさがあって良い」という意見も当然あり、この辺りは先駆者の似たようなシリーズも含めてバージョン違い商法全体が抱える問題ではある。また連動や特典が無ければゲームの進行に支障が出るかと言えば全く無く、どれを選んで買っても問題ないという一線は守られている。ただいくらなんでもやりすぎではないかとの意見も本作では多く聞かれたが。 なお、本作の商法が特に非難された背景には、ゲーム以外のグッズの売り方の問題や、本作発売当時は「妖怪メダル」を筆頭にそれらのグッズが長期の品薄状態となったことで品薄商法ではないかと非難が集まっていたなど、ゲーム外の事情もあった。 スマホアプリ『ワンダーフリックR』で入手するダウンロード番号が無ければ入手出来ない妖怪「ワンダーニャン」の存在。 『ワンダーフリックR』は2015年9月14日にサービス終了したため、現在ではダウンロード番号の入手が出来ない。それに対する大型更新等のフォローが一切無く、既に入手した人との通信交換以外での入手が不可能で、本作で今から大辞典コンプリートを目指すのは絶望的というキャラ収集系ゲームとしては好ましくない状態となっている。安易なコラボと連動商法の欠陥が露呈した例と言えるだろう。 妖怪ウォッチバスターズ関連 マルチプレイ前提という趣が強く、『赤猫団/白犬隊』とは違って1人プレイは非常に高難易度。プレイヤー1人につき妖怪1体しか連れて行けない上にNPCを連れて行くのも不可能ということもあり、1人プレイの場合は単騎駆けを強いられる。 被ダメージも高めに設定されており、ヒーラーのいないソロプレイでは1発喰らっただけで致命傷になりかねない。当然ヒーラーを使ったソロプレイは圧倒的に火力不足なのでこれも非常に困難。 本作がバスターズの初登場なのもありシンプルなアクションしかできないので、三段攻撃、回避、疾風ステップなどの有効な立ち回り手段が無い。 協力プレイの場合は攻撃と回復の役割分担で波状攻撃が可能であり当然楽にはなるのだが、こちらもこちらで参加人数に応じて敵の強さが倍増するタイプの調整がされているため、各プレイヤーが技量不足だと時間切れの危険が十分にあり比較的シビアなバランス。 『真・妖怪ウォッチバスターズ』で新たに登場したボスには本編に登場しない完全新規キャラも存在し、当然それらを倒さなければ本編の大辞典にも登録されない。前述のワンダーニャン程ではないが妖怪大辞典コンプリートの難易度を上げている部分。 バージョン限定ボスも用意されており、出現するバージョンとの協力プレイでないと挑戦出来ない。 耐性・弱点設定の簡略化で損なわれた妖怪の個性付け 初代では妖怪ごとに耐性及び弱点の数や倍率がきめ細かく設定されていたが、本作で初登場した妖怪は殆どが耐性・弱点共に1つとされ、妖怪の個性付けが大味になった。妖怪の数が初代の250から400以上に増えた分、更に目立つ。 せっかくオンラインのランダム対戦が実装されたのにバランスが前作より大味になってしまったのは惜しいところ。 ゲームシステムを否定するボス妖怪の存在 本作は初代からの独特の戦闘システムであるメンバーサークルを継承しているが、ごく一部の強力なボス妖怪はそのシステム自体を攻撃してくる。 ストーリー中盤の大後悔船長や裏ダンジョンに登場するその色違いはこちらのメンバーサークルを舵で勝手に回してくるが、相手の舵を攻撃することで簡単に解除できる。 ラスボスはおはらいを封じる技「ウォッチウバウネ」を使ってくる。 問題はストーリークリア後の裏ダンジョン最深部で待ち受けるボス妖怪でメンバーサークルを回せなくする技「がんじがらめの糸」(*16)を使ってくる。 混乱とりつき「操り人形」と同時にこの技を使われるとサークル回転ができないため混乱した前衛を後衛に下げることが不可能になる。額の3つの目を全て潰すとダウンし、がんじがらめの糸も解除されるのだが混乱中は攻撃がままならず、かといって混乱も解除できずあやとりさまの猛攻と混乱による味方攻撃で前衛はあっという間に崩壊する。 発売当初からその理不尽なまでの強さが話題になり子供同士だけではなく匿名掲示板などで大の大人が倒し方について話し合う光景が見られた。 発売から長い時を経て確実に勝てる方法こそ確立されたものの未だにシリーズ全体で見ても最強のボスと評されている。同じく最強ボスと評される初代黒鬼とは別方向の強さなので単純比較は困難。 本作でやり過ぎたと考えたのか、次作『3』のボス戦は大半が万全の体制を整えた上で戦闘システムの基本さえ守っていれば勝てる程度に調整されている。また、戦闘システムそのものが変わったためかもしれないが上記の裏ボスはリストラされた。 総評 様々な点でパワーアップした続編。通信対戦の実装などにより遊びの幅が広がった。 作り込みの細かさや膨大なボリュームが強みであり、そのボリュームについても過去のレベルファイブ作品の『イナズマイレブン』や『ダンボール戦機』シリーズでみられたようなひたすらにバトルを繰り返すタイプのエンドコンテンツ的なやりこみだけに終始するのではなく、「バスターズ」に代表されるような多様な要素を用意して遊びの幅を広げるという形で遊びごたえのある作品に仕上げていることもポイントであろう。 特に妖怪シリーズの直撃世代にとっては、ボリュームの薄さなどプロトタイプ感が否めない『1』や何かと好みが分かれる要素が多かった『3』、システムも作風も変化した上にブーム終了後の発売であった『4』と比較して本作を最高傑作とする意見が大勢を占めている。 反面、戦闘面・妖怪の入手環境等々で不自由な点や、世界観&キャラ設定の改悪が目立ち、またパケ版とDL版にすら違う特典があるなどの販売方法等にも批判的な声が多い。 コンプリートが極端に難しい各種限定要素に絡む商法や、過度にアニメ版に寄せた演出といった、後に『3』で不評となるような部分の兆候が既に本作の時点で見え隠れしていたのも事実ではある。 本作の時点ではキャラ及びストーリー面でのアニメ版の逆輸入や大味さが目立つ追加要素と、前作で確立していたゲーム性や全体的な雰囲気とが微妙なところで釣り合っていることで、結果的に『1』の良さとアニメ版の良さを良い所取りし、バラエティ性の高さと丁寧な作りを両立することに繋がっているともいえる。 すなわち後付け要素がゲームの本質を損なう寸前のバランスでギリギリ収まっていることこそが、本作が大ヒットとなり未だに支持を受けることができている大きな要因の一つでもあるのかもしれない。 余談 発売から1週間を待たずに売上が130万本を突破、さらに3週間目で200万本を突破するなど、大ヒットを記録した。 予約状況からしてすさまじく、発売前予約を早々に打ち切る店が続出した。(*17)
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このページについて ゲーム内容に関する質問と回答のいちらんです。気づいたことがあれば、このページに追記・修正してください。 ソフトの購入に関する質問はコチラ→【よくある質問/購入前】 Nintendo Switchシリーズ本体に関する情報はコチラ→【 任天堂ホームページのサポート情報 】 検索フォーム 知りたい情報が見つからないときは、以下の検索フォームで検索してみてください。 検索 本作のおもな新要素は?システム・操作 新ポケモン・新とくせい・新技 場所・施設など 戦闘 通信 育成 前作『サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン』および『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』から変更された要素は?第七世代からの変更点一部のポケモンの進化方法 一部ポケモンの「タマゴグループ」 わざ・とくせいの変更点 一部道具の分類 サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーンからの変更点 Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイからの変更点 廃止された要素 復活した要素 片方のバージョンだけにしか出ないポケモンは? バージョンで異なるジムリーダーとは? バージョンで異なるトレーナーとは? 新ポケモンの特殊な進化方法は? 本作のおもな新要素は? システム・操作 冒険を記録する「レポート」機能に「おまかせレポート」が登場(いわゆるオートセーブ)。移動する時や建物内に入った時など、自動的にレポートが書かれる。もちろん、これまで通りの手動・任意でのレポートも併用可能。 また、設定で「おまかせレポート」をオフにして、手動セーブだけにすることもできる。 「ポケモンボックス」が特定の施設に入らずとも、いつでもどこでもアクセスできるようになった。ただし、ポケモンジムスタジアム(ジムチャレンジ中のみ。ロビーでは使用可能)などの特別な場所ではアクセスできない。 人からもらったポケモン、配信されたポケモンにニックネームが付いていない場合、一度だけ自分でニックネームを付けられるようになった。 新ポケモン・新とくせい・新技 本作の舞台となる「ガラル地方」には、新しいポケモンたちが多数登場する。くわしくは全国図鑑【810-890】を参照。 また、さまざまな新わざや新とくせいも多数登場。 『サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン』のアローラ地方に続き、リージョンフォームのポケモンが登場。「ガラルのすがた」となることで、新たな進化を得たポケモンもいる。 場所・施設など ガラル地方には、自然豊かな「ワイルドエリア?」と呼ばれる広大なエリアがある。序盤から行くことが出来、毎日変わる天気と連動して、様々なポケモンが出現する。 ポケモンたちとのふれあい要素として、「ポケモンキャンプ?」が登場。いつでもどこでも楽しむことが出来、ポケモンたちと遊んだり、「カレーライス」を作ったりすることが出来る。 戦闘 特定の場所でのみ、ポケモンが巨大化する現象「ダイマックス」が登場。ダイマックスすると、覚えている技はすべて「ダイマックスわざ」になる。 また、同じ種類の中でも特定のポケモンは「キョダイマックス」することが出来、ダイマックスすると巨大化するだけでなく、より個性が際立った姿に変化する。さらに、そのポケモン専用の「キョダイマックスわざ」を使うことが出来る。 野生のダイマックスポケモンに4人のトレーナーで挑む「マックスレイドバトル」が登場。 混乱系のきのみの回復量が1/3になった。 通信 本作では「YY通信?」という機能で、通信対戦・交換などを楽しめる。 YY通信の機能の1つである、新たな通信交換「マジカル交換」が登場。ボックスから自分のポケモンを1匹選んで預けておくと、自動的にマッチングして、いつの間にか交換が成立する。 本作のインターネット対戦機能は「バトルスタジアム」という名称になり、「ランクバトル」や「カジュアルバトル」、「インターネット大会」で世界中のトレーナーとポケモンバトルを楽しむことができる。利用するには「Nintendo Switch Online(有料)」への加入が必要。 過去作から連れていけるポケモンが「ガラル図鑑に載っているポケモン」「更新データで追加されたポケモン」だけに絞られた。ただし、今後の更新データのダウンロードにより、更に増える見込み。 育成 「わざおもいだし」の人にポケモンのレベルアップ技を思い出させる際、特定の道具を渡す必要がなくなったが、現在のレベル以下で覚える技に限定された。 「預かり屋」に同じ種類のポケモン2匹を預けると、片方が覚えている「タマゴわざ」をもう一方のポケモンも覚えるようになった。ポケモンの覚えている技が3つ以下のときにだけ、「タマゴわざ」を覚えられる。 依頼に応じてポケモンたちをお手伝いに行かせる「ポケジョブ」が登場。送り出したポケモンは、経験値やきそポイント?などをもらえ、成長して帰ってくる。 新道具の各種「ミント」を使って、ポケモンの「せいかく」を変えることなく、「せいかく」によって上がりやすい能力・上がりにくい能力を変更することが出来るようになった。 ポケモンの「きそポイント」をタウリン、ブロムヘキシンなどの「栄養ドリンク」だけで限界まで上げられるようになった。 「なつき度」が「なかよし度」に統合された。旧作の「なつき度」の更に上位が旧作の「なかよし度」になっている。 前作『サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン』および『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』から変更された要素は? 第七世代からの変更点 一部のポケモンの進化方法 今作より、一部の既存ポケモンの進化方法が変更された。 進化前→進化後 旧作 本作 イーブイ→リーフィア イーブイを「苔むした岩」のあるエリアでレベルアップ イーブイに「リーフのいし」を使う イーブイ→グレイシア イーブイを「凍った岩」のあるエリアでレベルアップ イーブイに「こおりのいし」を使う イーブイ→ニンフィア※1 イーブイの「なかよし度」を2以上、かつフェアリータイプの技を覚えさせてレベルアップ イーブイの「なかよし度」を3以上、かつフェアリータイプの技を覚えさせてレベルアップ デンヂムシ→クワガノン 特定の場所でレベルアップ デンヂムシに「かみなりのいし」を使う レアコイル→ジバコイル※2 レアコイルに「かみなりのいし」を使う ※1 「(前略)レベルアップ時にフェアリータイプの技を覚える」でも良い。また、エーフィ、ブラッキーへの進化条件を同時に満たしていても、ニンフィアへの進化が優先される。 ※2 Ver.1.2.0より追加。 一部ポケモンの「タマゴグループ」 ラルトス、キルリア、サーナイト、エルレイドのタマゴグループに「人型」が追加。 ナックラー、ビブラーバ、フライゴンのタマゴグループに「ドラゴン」が追加。 ルチャブルのタマゴグループに「飛行」が追加。 カチコール、クレベースのタマゴグループに「鉱物」が追加。 オンバット、オンバーンのタマゴグループに「ドラゴン」が追加。 わざ・とくせいの変更点 わざ/変更のあるわざ、とくせい/新とくせいを参照。 一部道具の分類 「あなぬけのヒモ」が普通の道具から「大切なもの」になった。 ドリームボールが「ボール」として通常プレイで入手できるようになった。 あまいミツと全ての換金アイテム、カセキが普通の道具から「おたから」になった。 サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーンからの変更点 「急所に 当たった!/急所に当てた!(きゅうしょに あたった!/きゅうしょにあてた!)」というメッセージが、赤色で表示されるようになった。 道具・バッグのポケットの名前が水色で表示されるようになった。 イーブイに新しくメスのすがたが追加された。 イーブイの鳴き声を、声優の「悠木碧」さんが担当するようになった。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』からの続投。 Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイからの変更点 廃止された要素 「メガシンカ」や「Zワザ」。したがって、それに関する道具「メガストーン」や「Zクリスタル」なども登場しない。 Webサイト「ポケモングローバルリンク」との連動機能。および、「ゲームシンク」。同コンテンツは2020年2月25日(火)8時59分にサービス終了した。 GTS。同機能はポケモンホームのスマホ版で交換するようになった。 ミラクル交換。今作はマジカル交換に変更された。 ダウジングマシン。本作の隠しアイテム?はキラキラしている場所を調べると手に入る。 がくしゅうそうち。本作では常に手持ち全員に経験値が貰えるようになった。 ハートのウロコ。本作では無条件でレベルアップ技を思い出せるようになった。 「ポケモンリーグ」や「四天王」。本作では「チャンピオントーナメント」となり、四天王全員に勝利するのではなくトーナメントに勝ち上がる。 自転車に乗る時の専用BGM。 復活した要素 アローラ地方での冒険は「島巡り」だったが、今作では「ポケモンジム」巡りが復活。勿論、ジム戦の最後に戦う「ジムリーダー」も再登場。 自転車。「ロトムじてんしゃ」として再登場。 『ブラック・ホワイト』以来、以下の要素が再登場。バージョンによって戦えるジムリーダーが一部異なる。詳細は下記を参照。 ジムリーダーとの対戦にて、相手のポケモンが最後の1匹になった時にBGMが変化。 ある場所にて、一定区間を進むごとにBGMが変化する要素。 片方のバージョンだけにしか出ないポケモンは? ソード限定 シールド限定 備考 タネボー ハスボー コノハナ ハスブレロ ダーテング ルンパッパ ガーディ ロコン ワイルドエリアの一部、かつ天気が「ひでり」の場合別の場所では、両バージョン野生で出現する キュウコン ウインディ 進化前のポケモンは、両バージョン野生で出現 カイリキー(キョダイマックスのすがた) ゲンガー(キョダイマックスのすがた) セキタンザン(キョダイマックスのすがた) ラプラス(キョダイマックスのすがた) バスラオ(あかすじのすがた) バスラオ(あおすじのすがた) アップリュー タルップル 進化に必要な道具がバージョン限定 アップリュー(キョダイマックスのすがた) タルップル(キョダイマックスのすがた) ニャオニクス♂ ニャオニクス♀ 進化前のニャスパーは、両バージョン野生で出現 ペロッパフ シュシュプ カモネギ(ガラルのすがた) サニーゴ(ガラルのすがた) ズルッグ グレッグル ダゲキ ナゲキ 出現しない方は、NPCとの交換で入手可能 ゴチム ユニラン ゴチミル ダブラン ゴチルゼル ランクルス ワシボン バルチャイ ウォーグル バルジーナ クチート ヤミラミ ダルマッカ(ガラルのすがた) ポニータ(ガラルのすがた) イエッサン♂ イエッサン♀ 出現しない方はタマゴで入手可能 ナゲツケサル ヤレユータン バクガメス ジジーロン ソルロック ルナトーン イシヘンジン コオリッポ モノズ ヌメラ ジヘッド ヌメイル ジャラコ ヨーギラス ジャランゴ サナギラス ジャラランガ バンギラス ザシアン ザマゼンタ カイロス ヘラクロス 「鎧の孤島」で登場 ウデッポウ クズモー ブロスター ドラミドロ オムナイト カブト 「冠の雪原」で登場 オムスター カブトプス タツベイ フカマル コモルー ガバイト ボーマンダ ガブリアス ホウオウ ルギア ラティオス ラティアス グラードン カイオーガ ディアルガ パルキア トルネロス ボルトロス レシラム ゼクロム ゼルネアス イベルタル ソルガレオ ルナアーラ 「冠の雪原」で登場コスモウムからの進化もバージョン依存 ソードで出やすい シールドで出やすい 備考 ロコン ガーディ 序盤の草むらなどでの出現率 ワンリキー ゴース ドッコラー ダンゴロ ドテッコツ ガントル カブルモ チョボマキ アイアント クイタラン パッチルドン ウオノラゴン 野生ではなく、化石を復元 バージョンで異なるジムリーダーとは? 以下の通り。リンク先は公式サイトのキャラクター紹介。 場所 ソードで戦えるリーダー シールドで戦えるリーダー ラテラルスタジアム サイトウ (かくとう) オニオン (ゴースト) キルクススタジアム マクワ (いわ) メロン (こおり) バージョンで異なるトレーナーとは? 以下の通り。公式サイトのキャラクター紹介は こちらのリンク先を参照 。 場所 ソードに登場するトレーナー シールドに登場するトレーナー ブラッシータウン駅サブイベント鎧の孤島 クララ(どく) セイボリー(エスパー) 新ポケモンの特殊な進化方法は? 単にレベルアップするだけでは進化しない、特殊な進化方法のポケモンは以下の通り。 リージョンフォームのポケモンも、一部は特殊な方法で進化します。 道具を使うと進化 ポケモン 使う道具 ヤドン(ガラルのすがた)→ヤドラン(同) ガラナツブレス ヤドン(ガラルのすがた)→ヤドキング(同) ガラナツリース カジッチュ→アップリュー すっぱいリンゴ カジッチュ→タルップル あまーいリンゴ ヤバチャ(がんさくフォルム)→ポットデス(同)※ われたポット ヤバチャ(しんさくフォルム)→ポットデス(同)※ かけたポット ダルマッカ(ガラルのすがた)→ヒヒダルマ(同) こおりのいし ※ヤバチャの個体によって使える道具が異なる 道具を持たせて、何かをすると進化 ポケモン 進化方法 マホミル→マホイップ 「アメざいく」を持たせて、主人公がその場で回転し、「リザードンポーズ」時間帯、持たせたアメざいくの種類、回転具合によって進化したマホイップの姿が異なる 特定の時間にレベルアップすると進化 ポケモン 進化方法 マッスグマ(ガラルのすがた)→タチフサグマ Lv.35以上で、夜にレベルアップ ユキハミ→モスノウ なかよし度を高くして、夜にレベルアップ 特定の技を覚えさせて進化 ポケモン 進化方法 タタッコ→オトスパス 「ちょうはつ」を覚えた状態でレベルアップ(Lv.35で習得) その他の方法で進化 ポケモン 進化方法 カモネギ(ガラルのすがた)→ネギガナイト 野生ポケモンとの戦闘中、3回急所に当てさせる デスマス(ガラルのすがた)→デスバーン HPが累計49以上減っているときにワイルドエリア「砂塵の窪地」にある巨石の下をくぐる ダクマ→ウーラオス(いちげきのかた) 双拳の塔・あくの塔を制覇し、掛け軸を見せる ダクマ→ウーラオス(れんげきのかた) 双拳の塔・みずの塔を制覇し、掛け軸を見せる また、性格によって異なる姿に進化する新ポケモンもいます。 ポケモン 進化方法 エレズン→ストリンダー(ハイなすがた) 「いじっぱり」「やんちゃ」「ゆうかん」「わんぱく」「のうてんき」「うっかりや」「なまいき」「せっかち」「ようき」「むじゃき」「がんばりや」「すなお」「きまぐれ」な性格のエレズンがLv.30以上で進化 エレズン→ストリンダー(ローなすがた) 「さみしがり」「ずぶとい」「のんき」「ひかえめ」「おっとり」「れいせい」「おだやか」「おとなしい」「しんちょう」「おくびょう」「てれや」「まじめ」な性格のエレズンがLv.30以上で進化
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TOP>アイテム>魔法道具 【武器】 / 【防具】 / 【魔法道具】 / 【鉱石・宝石】 / 【日用品】 / 【薬】 / 【乗り物】 / 【その他】 分類について 1 2 1 魔法道具をまとめて編集 名前 地域 特徴 編集 守護のランプ アルトラント 暗闇を照らしてくれるランプ。従者が近くにいると明るさが下がり教えてくれる 編集 サラマンダーのうろこ ザンクトリア 火炎耐性を強化してくれるお守り。火炎系魔法等の効果拡大・強化や火属性の付与も可能。燃え上がるバーニング背景的な演出も。 編集 精霊の魔笛 ザンクトリア 魔宝石の力を用いて精霊を召喚できる笛。精霊による恩恵は持ち主によって異なる 編集 魔法たばこ 普通のタバコのように火をつけることで魔法が発動するアイテム。タバコサイズなので、とてもコンパクト 編集 メガガン グランミリオン 対欠片の従者用ヒミツ道具第一弾。欠片に従者に対して一度限りだけ強制的に命令を下す 編集 氷柱花アミュレット 氷柱花の紋章が入ったお守り。冷気で装備者を暑さや火傷から守ってくれる 編集 設置型遠隔小型魔法爆弾 ザンクトリア 触れたものを爆破する魔法を封じ込めた爆弾。中央の魔法陣に触れただけで魔法が発動するため、取り扱いに十分な注意が必要 編集 砂塵兵用・言語変換ディスク ザンクトリア 本来古代語で操作するように設定されている砂塵兵を現代語で操作・命令するための変換アイテム 編集 ジェムストーン グランミリオン 魔法の負荷の肩代わりや、敵の魔法を一度だけ無効化します。大きさは一般的なビー玉サイズ 編集 サラマンダーのうろこ ザンクトリア サラマンダーの炎の魔力が凝縮した結晶体。火炎系魔法効果を強化するが、使用の度に結晶は消費されて小さくなる 編集 Element Card 使い捨ての魔法カード。紋章によって効果が変化するが効果時間は短い 編集 サヤラーンのお守り石 ザンクトリア こわすと頭のまわりに空気を泡を作ってくれる。うっかり空気中で発動させるとお肌がとてもカサカサになるので、必ず水中で使うこと 編集 白エリクシル弾 木の実をドロップ状に加工して、白エリクシルを詰め込んだ石のような物体。主に敵にぶつけて用いる。アンデットに有効な攻撃アイテム 編集 プラズマライト 鬼火ともよばれる光る精霊を透明な筒に入れ薬で眠らせた道具。つまみを回せば、中から睡眠ガスが外に逃げ、精霊が起きて光ります。火も使わず扱いが簡単 編集 ユナイトスペルハンドブック 全域 ひとつの魔法を複数人数で発動する、合力詠唱術「ユナイトスペル」のマニュアル本。 編集 マイマイの釣竿 グランミリオン どんなものでも釣り上げる、グランミリオンの魔力を宿した木から出来た釣竿 編集 MLJr.式ホムンクルス 量産型ホムンクルス。身体から発する方向が精神安定に優れており、癒しアイテムとして人気 編集 霧硝子 ザンクトリア ガラス珠に魔力を込め、特殊な金属で多って封印した投擲アイテム。念を込めて投げることで魔法を発動させる 編集 ドウマの札 ザンクトリア 直接肌に触れる場所に貼ることで、一時的に使用者の魔力を運動能力へ変えることができる札 編集 うつしよのしずく グランミリオン 身につけることにより、死霊に対して物理的な干渉が出来るようになる 編集 フォートシュタイン 写された静止画を送受信出来る通信アイテム 編集 ンティニュー・ペイン 瀕死の際に自動で発動する回復魔剣。ほぼ全快するが発動魔法中は死ぬほど痛い 編集 悪戯卵(トイエッグ) 魔化されたカンシャク玉。ヒビをいれると黒トカゲの身体が生え、目の前のターゲットに走りより起爆する 編集 フラッシュシード グランミリオン タネアカリを加工して作られた投擲アイテム。思いっきり投げて割ることで、強烈な閃光が発生する 編集 インスタントカプセル ザンクトリア カプセルを潰すと魔法を発動する、非戦闘系向けの護身アイテム 編集 四音の楔 扇鋼のプレートにドギ有無原石を触媒に使ったお守り。空気中を漂う欠片の粉塵から装備者を守ってくれる 編集 星護石 星の欠片の侵食から身を守るアクセサリー。中央の石が透明に変わったら効果がなくなるので注意 編集 ゼーグネン グランミリオン 安らぎを治癒魔法に変換するアイテム。欠片の従者の攻撃を弾く力がある 編集 バリアシール ザンクトリア 手の甲に貼りつけると、バリアを発動出来る。魔力が無くても使えるが魔力に比例して効果も上がる 編集 メタクレセンティア アルトラント 魔法や技を使用する際にかかる負荷を半減させる。月属性の力を増幅・強化する力もある 編集 星の徴 周囲の星の欠片から力を集め、身につけた者の魔力や魔法的能力を向上させる呪符 編集 羽のお守り アルトラント 氷で出来た羽根のお守り。戦闘で危険に陥った時、一度だけ強固な氷の防壁を張ってくれる 編集 幸福のお椀 アルトラント 本当に必要なものを与えて、大切なものを守ってくれる幸運のお椀 編集 アソニア・スピーカー 使用者の声や歌声を衝撃波に変えるマジックアイテム 編集 ブラウニー 全域 ピグマ・ルポン工房製自我確立型ゴーレム。雑用全般をさせることができる。重い荷物でも軽々と運べ、筆談ではあるが会話を交わすことも可能 編集 上へ 2 名前 生産地域 特徴 編集 bottle of the magic グランミリオン 魔力が込められた水筒。どこでも温かいお茶が飲めるようになる 編集 STP_Type2 グランミリオン 蒼空魔石を使用した瞬間移動装置。指定した場所を中心とした半径10Mの範囲の場所へランダムに空間がつながる 編集 アブラカダブラ転送リング 2個1組のリングに互いの血と名を刻むことで物質を転送することが出来るリング。あまり大きなものは運べず、生き物は屍骸なら転送可能。 編集 アムレット ジャック・ゲイルに精神を侵されないためのお守り。精神新入の障壁効果を発揮する 編集 アルム式星の欠片探査器 グランミリオン 星の欠片のエネルギーを感知し場所を教えてくれるコンパスみたいな道具 編集 ヴァイスブルクトランプ アルトラント 元々はお土産として売られていたトランプ。ザッハ様のありがたい魔力がこめられており、護符としての効果を発揮する 編集 エタルマデルの根 グランミリオン エタルマデルの根を掘り出して乾燥させた商品。魔力を持たせた石を近づけると熱が発生するため、明かりに使われている。 編集 エレメンツ・シール ザンクトリア 魔法元素を紙札や鉱石に定着させたもの。息を吹きかけることで発動する 編集 カード型通信機 ザンクトリア 飛行部隊NR公式採用のカード型通信機。カードに登録した冒険者カードをタッチで通信交換も出来る 編集 風の翼 ザンクトリア 背中に装着するタイプの飛行アイテム。連続飛行時間は30分程度 編集 風車 大気中の魔法力を感知して回る風車。色によって探知するものが変わってくる 編集 火龍の衣 全域 マタドーラ隊特製スカーフ。着けたまま息を思いっきり吐くと炎が出る 編集 簡易手製小型爆弾 ザンクトリア 非常に簡易な手製爆弾。暴発しやすく危険なので、取り扱いには十分注意するべし 編集 機械式魔光石ランタン 強く擦ると発光する特質をもった魔光石を発光源にすかった機械式のランタン 編集 携帯常光石「テラス君」 グランミリオン 薄ぼんやりと光を放ち続ける常光の石(とこひかりのいし)を手持ちランプに改良したもの 編集 黒子球 オウギ国で獲れる黒曜石を特殊な技法を用いて磨いた球。魔力を込めることで人型に連結し、与えられた命令をこなす人形となる 編集 煙袋 ザンクトリア 燃やすと意思を持つ煙が現れる袋。煙は側にいる生物にまとわりつき、投げつけた時の言葉をひたすら繰り返す 編集 コンパス グランミリオン 現在地位を記憶して地図として表示するオートマッピングコンパス。1月に1回1時間程度魔力を充電させる必要がある 編集 サラマンダーのうろこ ザンクトリア 火炎耐性を強化してくれるお守り。火炎系魔法等の効果拡大・強化や火属性の付与も可能。燃え上がるバーニング背景的な演出も。 編集 砂炎蜥蜴の金環 サラマンダーの鱗をあしらった金のバングル。持ち主の感情に反応し、火の障壁や炎を打ち出すことが可能 編集 守護のランプ アルトラント 暗闇を照らしてくれるランプ。従者が近くにいると明るさが下がり教えてくれる 編集 小集ポット ザンクトリア アイテムを小さな結晶に変化させて、瓶につめて持ち運べる魔法の瓶。 編集 水石灯 グランミリオン フロレア湖底に生息する、水石花を用いた灯。明かりだけでなく魔法防御の効果もある 編集 青砂灯 グランミリオン 空気中にただよう青砂と反応して光る物質が詰まったカンテラ。星の欠片や欠片の従者が近づくと青く輝く 編集 星抱器 全域 小さな星の欠片が持ち運びが可能になる魔法機械。所持者の魔力によって持ち運び可能の距離が変わる 編集 星神の指輪 全域 純度の低い星の欠片を固めた魔性の指輪。星の欠片を信奉する者がそのシンボルとして着用することが多い 編集 精霊の魔笛 ザンクトリア 魔宝石の力を用いて精霊を召喚できる笛。精霊による恩恵は持ち主によって異なる 編集 セント・エレ毛のかがり火 アルトラント 魔よけに使われる低級の精霊。炎をまとった石ころのような外見をしている 編集 相思護符 グランミリオン ヒエロニムスの死霊術から身を守る札 編集 だうじんくん 水をひきつける鉱石を使ったダウジングアイテム。水辺がどこにあるかを教えてくれる 編集 何処かの鳥の青い羽根 全域 懐に入れておくと運気が上がる。ただし、運気を前借りする力が発動しているため、幸運があった後は用心をしなくてはならない。 編集 飛び魔ーる 空飛ぶ手紙。宛先と署名を書けば、相手がどんな場所にいようと届けてくれる 編集 トラーゲンシュタイン 全域 遠隔地の相手と会話が可能になる魔鉱石を使った通信機。ペンダントやピアスなど様々な形に加工が可能 編集 光の瓶 常光の石の欠片が入った小瓶。栓を抜き投げつけることにより瞬間的に強い光を放つ 編集 ポムのテント グランミリオン ポムの体の毛から作られたテント。入り口につけられた顔の人形を叩くと結界の代わりとなる花が咲く 編集 プレベル 見えざる脅威に反応する粉が密封された携帯ケース。同族が近づくと活動し、淡く発光する 編集 マジックワイヤー 魔力がこめられた針金。曲げた形に何らかの意味がある場合はそれに応じた動作や効果をもたらす 編集 魔導人形K アルトラント アルトラントの鉱石使用して作成された戦闘用人形。 編集 魔法のお守り グランミリオン 魔力がこめられた真珠のお守り。手に握りこんで祈りを込めると魔法が発動する。効果は一度きりで、使用後は真珠部分がくすんでしまう 編集 魔法のキセル 全域 幻影の煙を吹かす魔法のタバコ。魔力を込めたカートリッジを使うことで魔法が使えない人でも使用できる 編集 魔法タバコ 全域 魔力を帯びた鉱石を先端にはめ込んだ紙巻きたばこ 編集 魔法たばこ 普通のタバコのように火をつけることで魔法が発動するアイテム。タバコサイズなので、とてもコンパクト 編集 マーヴェ・ボックス キャスケット 氷柱花を浸した革を使った保存箱。中は常に低い温度に保たれている。冷凍も可能 編集 導きの小瓶 ビンの中に入っている羽根を外の空気に触れさせることで、一瞬のうちに入り口まで戻れる脱出系アイテム 編集 モチアンコー人形 最新鋭の低反発素材と特殊加工した常光の石を用いたゼンマイ人形。テーマは"生きた人形" 編集 夢見玉 グランミリオン 夢見虫から取れる分泌液を硬いカプセルに閉じ込めたもの。幻覚作用があり、液を浴びたものは幻影にとらわれる 編集 ロッソ・コンロ 全域 魔力を込めると炎が発生するリング。一定の温度の火力を持続的に出すことが可能。研磨しリミッターを外してチャクラムにした武器版もある。 編集 上へ ※:このページへの分類について 魔法を発動させるアイテムまたは魔法鉱石などの魔法アイテムが素材となっているアイテムです。 日用品がメインとなっており、武器としての目的が高いものは武器へ、薬物類は薬のページに記入するようお願いします。
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よくある質問(購入前) ソフトの購入前に関する心構えや、よく見られる質問の一覧です。 まだソフトを購入していない、これから買うという方は、参考にしてみてください。 気づいたことがあれば、追記・修正してください。 ニンテンドー3DS(3DS LL)シリーズ本体に関する情報は、任天堂ホームページのサポート情報を参考にしてください。 ゲーム内容の質問については、よくある質問を参照してください。 知りたい情報がみつからない場合は、以下の検索フォームで検索してみてください。 検索 予約・購入に関して「パッケージ版」と「ダウンロード版」、どっちを買えばいい? 「ダウンロード版」を保存するのに必要なSDカードの空き容量は? 「ダウンロードカード」はどこで買える? 「予約特典」はあったの? この機会に3DS LL本体を購入したい。本体同梱版ってある? 「ゼルネアス・イベルタル ブルー」って、全国のポケモンセンターでは買えないの? 『X・Y』両バージョンとも購入する意味ってある? 本体1台分のSDカードにダウンロード版『X』と『Y』を入れても通信できる? 「体験版」について知りたい 海外仕様の3DS XL/3DS/2DS/New 3DS/New 3DS XLで日本版のソフト(ゲームカード)は遊べる? その逆も可能? 難易度はやさしい?むずかしい? お得に購入できるキャンペーンはある? 予約・購入に関して 「パッケージ版」と「ダウンロード版」、どっちを買えばいい? ゲーム内容に違いはありませんが、それぞれ良いところと悪いところがあるので、一概には言えません。 以下の特徴を参考に、目的や好みに応じて決めましょう。 パッケージ版「ダウンロード版」に比べると、安く買えることが多い。 3DS本体にカードソフトを差し込んですぐにあそべる。また、ほかの3DSでもあそべる。 紛失のリスクが、「ダウンロード版」にくらべて高い。 ほかのカードソフトをあそびたい場合、ソフトを差し替える手間がかかる。 ダウンロード版無線インターネット環境が自宅にあれば、自宅でいつでもソフトをダウンロード購入できる。 ダウンロードして買うため、ソフトが売り切れる心配がない(「ダウンロードカード」で買う場合は除く)。 ソフトを差し替える手間がかからない。 ソフトのデータが大きいため、ソフトをダウンロードするのに時間がかかることがある。 SDカードにソフトとセーブデータをいっしょに保存するため、SDカードの容量を圧迫する。 めったにないが、SDカードのデータが消えると、セーブデータの復旧ができない(ソフト自体の再ダウンロードは可能)。 ほかの本体にSDカードを差し込んでも、プレイはできない。 事前に会員制ポイントサービス「クラブニンテンドー」に登録していると、同クラブのポイントが2倍もらえた(2015年4月20日でキャンペーン終了)。クラブニンテンドーは2015年9月末日にサービスを終了しました。くわしくは任天堂ホームページ内のお知らせを参照。 「ニンテンドーアカウント」に連携済みの「ニンテンドーネットワークID」を使ってダウンロード購入すると、会員制サービス「マイニンテンドー」のミッションでゴールドポイントを入手できる。 「ダウンロード版」を保存するのに必要なSDカードの空き容量は? 最大1.7GB(13,927ブロック)です。データがかなり大きいので、不安ならば、事前に大容量のSDHCカードに差し替えておきましょう。 なお、ダウンロードには時間がかかる場合がありますが、途中でダウンロードを中断しても、後でその続きからダウンロードの再開ができます。 「ダウンロードカード」はどこで買える? 一部のコンビニ・ゲーム取り扱い店で買えます。 ダウンロードカード・ダウンロード番号取扱店舗リストはこちら。 2013年9月20日頃から、コンビニ・大型量販店などで販売されています。 カードを購入後は、150日以内に『ニンテンドーeショップ』に接続して、ソフトをダウンロードする必要があります。(ソフトの発売日前に購入した場合は、発売日から150日以内=2014年3月11日まで) また、『ニンテンドーeショップ』で直接購入する方法もあります。 くわしくは、任天堂ホームページのサポート情報で。 また、事前に「ニンテンドーネットワークID」と連携させた「ニンテンドーアカウント」にログインして、任天堂のソフト紹介ページ(X・Y)の「購入」ボタンから購入手続きを行うと、3DSでソフトのダウンロードが行えます(詳細)。 (環境によっては、ログインしていても購入手続きができない場合もあります) 「予約特典」はあったの? ソフトの予約は2013年8月10日(土)より開始。 ポケモンセンターでの特典は以下の通り。(本体同梱版を含む) 『ポケットモンスター X』には「ゼルネアス」、『ポケットモンスター Y』には「イベルタル」の、コロコロオリジナル ポケプラ ミニ。 それぞれのソフトに、ポケモンセンター限定、オリジナルデザインのA4サイズクリアファイル(バージョンで異なるデザイン)。 2本同時に購入(予約)すると、『ポケットモンスター X・Y』ワールドアートブックをプレゼント(開発秘話や公式イラストなど新作ゲームの世界観を満喫できる内容のほか、『ポケットモンスター X・Y』の音楽が3曲入ったCDも付属した、とても豪華なブックレット。表紙を飾るのは、ゲームフリークの書き下ろしイラスト) 10月6日(日)までの予約で、配送料無料 (自宅配送を希望した場合のみ)。10月7日(月)~11日(金)は店頭受け取りのみ受付。 【オーサカ店限定】「殿堂ルーム」入室チケットプレゼント(予約1本につき1枚)。 「クイックボール1ダース(12個)」がもらえるシリアルナンバー(ソフト1本につき1つ) 予約特典の詳細はこちら→豪華特典付き! シリーズ最新作、ニンテンドー3DSソフト『ポケットモンスター X・Y』を、ポケモンセンターでゲットしよう! |ポケットモンスターオフィシャルサイト この機会に3DS LL本体を購入したい。本体同梱版ってある? 「ポケットモンスター X パック ゼルネアス・イベルタル ブルー」 「ポケットモンスター Y パック ゼルネアス・イベルタル ブルー」 「ポケットモンスター X パック プレミアムゴールド」 「ポケットモンスター Y パック プレミアムゴールド」 以上4種類の、ダウンロード版があらかじめ本体付属のSDHCカードに入っている3DS LL同梱版が、ソフト発売日と同日に発売されました。 販売状況は、店頭または通販サイトで確かめてください。 【関連商品】も参照。 なお、2013年8月27日付の発表によると、「ポケットモンスター X パック プレミアムゴールド」「ポケットモンスター Y パック プレミアムゴールド」は、ポケモンセンター全店での予約受付を終了したとのことです。 (注意:本体同梱版のダウンロード版ソフトは、上記の「ダウンロード版クラブニンテンドーポイント優遇」キャンペーンの対象外です) ポケモン仕様の「Newニンテンドー3DS」(グラードン エディション・カイオーガ エディション)についてはポケットモンスターオフィシャルサイトの紹介ページを参照してください(ゲームソフトは同梱されていません)。 「ニンテンドー2DS」(バーチャルコンソール『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』のいずれかを同梱)の情報は、任天堂ホームページの商品紹介を参照してください。 「ゼルネアス・イベルタル ブルー」って、全国のポケモンセンターでは買えないの? 2013年8月現在、ポケモンセンター店舗での取扱予定はないとのこと。全国のゲーム取扱店でどうぞ(状況は変わる可能性はあります)。 残念ながら2015年1月時点で生産終了になりました。販売店の在庫限りとなります。 『X・Y』両バージョンとも購入する意味ってある? 『ポケットモンスター』シリーズでは、バージョンによってポケモンの出現率や出現するポケモンの種類などが一部ことなるため、「ポケモンずかん」を完成させたり、自分のバージョンで出現しないポケモンを入手するには、他のバージョンとの通信が必要になります。 誰かと通信してあそぶなら、その人と協力すると良いでしょう。 ひとりだけで通信するなら、本体2台に両バージョンのソフトがそれぞれ1つずつが望ましいです。 本体1台分のSDカードにダウンロード版『X』と『Y』を入れても通信できる? できません。 本体1台に「パッケージ版」と「ダウンロード版」でも同様です。 公式サイトにも書かれているように、1台のニンテンドー3DS/3DS LL本体に付属されたSDカードに、ダウンロード版『ポケットモンスター X』『ポケットモンスター Y』(以下、DL版本作)を両方ともダウンロードすることはできますが、1台のニンテンドー3DS/3DS LL本体で、同時に2本のソフトを起動することはできないため、それぞれのソフト間で直接、ポケモンの通信対戦や通信交換などを行うことは不可能です。 また、DL版本作が、1つのSDカードに入っている場合、そのうちどちらかのソフトを、別のSDカードに分けて保存しなおすことや、2つのSDカードにDL版本作が別々に入っているものを、後から1つのSDカードにまとめることもできません。 システム上、3DS同士では「1タイトルだけ」の引っ越しはできないので、DL版本作を両バージョンとも購入する場合は、それぞれ別々の本体で購入手続きをするとよいでしょう。 なお、同じタイトルの3DSパッケージソフトとダウンロードソフトを、同一本体でプレイすることは可能ですが、3DSソフトの場合、パッケージ版ソフトでも一部、本体に付属のSDカード内に保存される追加データがあるため、同一タイトルのダウンロード版と一部共有されるデータがあります。 本作に限ったことではないですが、念のため。 「体験版」について知りたい 2013年8月17日(土)・18日(日)に行われたイベント「Pokémon Game Show」の他、20日(火)から全国のイオンモールにてイベント限定の「体験版」をプレイできる機会がありました。 また、全国のポケモンセンター店舗や大型店などのゲーム売り場でも、同じ体験版をプレイ可能です。 詳細は【体験版】を参照のこと。 なお、『ニンテンドーeショップ』で配信されるかどうかは不明です。(現時点では、体験版は配信されていません) 海外仕様の3DS XL/3DS/2DS/New 3DS/New 3DS XLで日本版のソフト(ゲームカード)は遊べる? その逆も可能? 前作同様「リージョン」が設定されているので、本体のリージョンとソフトのリージョンが同じでないと遊べません。 (例:日本仕様の3DSと日本仕様のソフト→遊べる 北米仕様の3DSと日本仕様のソフト→遊べない) ちなみに、どのリージョンのソフトであっても、言語は7カ国語の中から選べます。 「ポケモンバンク」は『X・Y』『オメガルビー・アルファサファイア』のリージョンに関係なく、利用可能です。 難易度はやさしい?むずかしい? 「ポケットモンスター」は元々大人も子供もおねーさんも対象にしたゲームなので、お子様でもクリアできるよう難易度は低く設定されています。 特に今作ではアイテム「がくしゅうそうち」が大幅に強化され、レベルが非常に効率的に上げられるようになりました。 難易度という面で言えば、本作は歴代「ポケモン」シリーズでも低い方に属します。 「そんなんじゃ満足できないぜ」という方は、「がくしゅうそうち」を使用せずにプレイする事をおすすめします。 自軍のレベルが通常のプレイに比べ大幅に低くなるため、非常に歯ごたえのある旅が楽しめることでしょう。やりこみ派の方にオススメです。 お得に購入できるキャンペーンはある? 現在、任天堂から提示されている『ポケットモンスター X・Y』を対象としたキャンペーンはありません。 ソフト購入でおまけがもらえる等のキャンペーンが時々開催されることがあるので、ポケットモンスターオフィシャルサイトをチェックしてみてください。
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配信前・配信中Wi-Fiでの配信ポケモン「なぞのタマゴ」キャンペーン! イベントでの配信ポケモンセンター お誕生日サービス ポケパワースポットSHIBUYA TSUTAYA ローソン 横浜みなとみらい四丁目店 タリーズコーヒー 池袋サンシャインシティ アルパ店 JR東日本の駅で『ポケパワースポットラリー2010 ~この冬とっておきの贈り物~』開催! ポケモンチャレンジひろば 配信終了Wi-Fiでの配信(終了)ビクティニに会いに行こう! お助け「クマシュン」を、きみの『ポケットモンスターブラック・ホワイト』にプレゼント! イベントでの配信(終了)Trade for Evolution!~全国の学園祭でポケモンを受け取ろう!!~ ポケパワースポット(終了)ポケモンBWマック ポケモンセンター各店 配信前・配信中 「ふしぎなおくりもの」は未プレイのソフトでも受け取れる未プレイだとふしぎなカードは3枚まで プレイしていると12枚まで Wi-Fiでの配信 詳しい受け取り方ニンテンドーWi-Fiコネクション(自宅など) DSステーション ニンテンドーゾーン FREESPOTなどの公衆無線LANサービスでも受け取れる ポケモン「なぞのタマゴ」キャンペーン! 配信期間:2010年12月17日(金)~2011年1月11日(火) ポケモンのタマゴを配信手に入るのは3種類のうちの1つのみ イベントでの配信 ポケモンセンター お誕生日サービス 期間:2010年11月4日(木)~ 対象期間:お誕生日当日+前後7日間=計15日間 ポケモンセンター全店でお誕生日サービスポケモンセンターの「タブンネ」お誕生日1回につき、1本のソフトへのプレゼント ブラック・ホワイトでのみ受け取れる おや名が店舗によって異なる 「オリジナルジャンボカード」お誕生日のイラストがかわいいオリジナルジャンボカードに、名前を入れてくれる 「お誕生日スペシャルクーポン」貰った当日のみポケモンセンターで使うことができる。他の割引サービスとの併用は不可 ブラック・ホワイトのソフトが800円引き(合計2本まで)になるクーポンか、お買い物が10%引き(ゲーム機本体・ゲームソフトは対象外)になるクーポンのいずれか 「バースデーリボンステッカー」 お誕生日を証明するものとして「保険証」「免許証」「パスポート」などの公的証明書が必要 名前 タブンネ レベル 30 性別 ♀ せいかく おだやか とくせい いやしのこころ 初期わざ いやしのはどうてだすけリフレッシュおうふくビンタ もちもの ふしぎなアメ おや名 サッポロトウキョーヨコハマナゴヤオーサカフクオカ IDNo. 11040 ボール プレシャスボール リボン バースデーリボン ポケパワースポット 配信されているデルパワーを習得することはできない。すれ違いで他人が使ったのと同じ扱い ぜんかいパワーのみ習得不可のデルパワー通常、ハイリンクのサポートミッションでのみ発動 受け取れるデルパワー(ポケモンBWマックでのみ確認)やすうりパワー+++ おこづかいパワー+++ けいけんちパワー+++ ほかくパワー+++ ぜんかいパワー SHIBUYA TSUTAYA 配信期間:2010年10月29日(金)~ ローソン 横浜みなとみらい四丁目店 配信期間:2010年11月16日(火)~2011年1月17日(月)配信は9 00~19 00の間 タリーズコーヒー 池袋サンシャインシティ アルパ店 配信期間:2010年11月20日(土)~2010年12月26日(日) JR東日本の駅で『ポケパワースポットラリー2010 ~この冬とっておきの贈り物~』開催! 配信期間:2010年12月11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日)配信は10 00~16 00の間 配信する駅は以下のとおりJR上野駅(中央改札外ガレリア) JR新宿駅(東口改札外みどりの窓口横) JR赤羽駅(北改札口外) JR大崎駅(北改札口外) JR秋葉原駅(中央改札口外) 駅によって受け取ることのできるデルパワーは違う 山手線では『ポケットモンスターブラック・ホワイト』ラッピングトレインが運行期間は2010年12月3日(金)~2010年12月16日(木) 車内でデルパワーの配信は無いので注意 ポケモンチャレンジひろば 各地で随時行われる 詳しくは公式サイト参照公式サイトでの検索はこちら 配信終了 Wi-Fiでの配信(終了) ビクティニに会いに行こう! 詳細表示 配信期間:2010年9月18日(土)~2010年10月18日(月) ビクティニに会うために必要なアイテム「リバティチケット」を配信「リバティチケット」を持っていると、ヒウンシティから出航する観光船に乗ってビクティニがいるリバティガーデン島へ行くことができる 名前 ビクティニ レベル 15 とくせい しょうりのほし 初期わざ ねんりきやきつくすでんこうせっかこらえる 備考 倒したり逃げたりした場合は、再び戦うことができる お助け「クマシュン」を、きみの『ポケットモンスターブラック・ホワイト』にプレゼント! 詳細表示 配信期間:2010年10月22日(金)~2010年11月29日(月) 「クマシュン」を配信「ポケモンスマッシュ!」2010年10月17日(日)の回で増田さんが苦戦している新メンバーにプレゼントしたポケモン 性別・性格・個体値はランダム 名前 クマシュン レベル 15 とくせい ゆきがくれ 初期わざ こなゆきなきごえがまんこごえるかぜ もちもの まんたんのくすり おや名 ポケスマ IDNo. 10220 ボール プレシャスボール リボン クラシックリボン イベントでの配信(終了) Trade for Evolution!~全国の学園祭でポケモンを受け取ろう!!~ 詳細表示 『ポケットモンスターブラック・ホワイト』発売記念キャンペーン 全国の大学で開催される学園祭のうち、指定の大学で限定のポケモンをプレゼント受け取れるポケモンは、1回の学園祭につき1匹 受け取るポケモンは選べない 受け取れるポケモンは「ゴーリキー」「ゴースト」「ストライク」「ブーバー」「エレブー」「ヤドン」「カブルモ」「チョボマキ」どれも通信交換で進化するポケモンヤドンはレベルアップでヤドランに進化することもできる 「カブルモ」「チョボマキ」はシークレット扱い(シルエットで公開)『ポケットモンスターブラック・ホワイト』で野生に出てくるポケモンと明記してある 学園祭によって「おや」名が異なるIDNo.は10100で固定 Lv.30で性別、性格、特性はランダム ボールはプレシャスボール リボンはメモリアルリボン 限定クリアファイルのプレゼントも行っている(京都学生祭典除く) 明治大学の学園祭「明大祭」(10月30日(土)~11月1日(月))では『ポケットモンスターブラック・ホワイト』未公開資料を特別展示 名前 もちもの 覚えているわざ ゴーリキー かくとうジュエル ローキック、みやぶる、ちきゅうなげ、リベンジ ゴースト ゴーストジュエル あやしいひかり、ふいうち、シャドーボール、しっぺがえし ストライク メタルコート こうそくいどう、つばさでうつ、れんぞくぎり、きりさく ブーバー マグマブースター えんまく、だましうち、ほのおのうず、あやしいひかり エレブー エレキブースター けたぐり、スピードスター、でんげきは、ひかりのかべ ヤドン おうじゃのしるし ねんりき、かなしばり、ずつき、みずのはどう カブルモ むしのジュエル みだれづき、ずつき、みねうち、むしのさざめき チョボマキ むしのジュエル むしのていこう、メガドレイン、あくび、まもる 京都学生祭典 開催日時:2010年10月10日(日)13 00~17 00 場所:京都会館第二ホール ポケモンとコラボレーションしたスタンプラリーも開催オリジナルグッズがもらえる スタンプ台の位置は台紙に掲載 「KYO-SENSEクイズパネル」を設置クイズに答えてQRコードからアクセスしてポケモンのオリジナル待受画像をダウンロードできる おやはきょうえん、カードID 2「京炎みこし」にちなんでいる 学園祭一覧 地域 大学名 学園祭名 実施日程 おや カードID 東京 東京学芸大学 小金井祭 11月21日(日)13 00~16 00 もえた 早稲田大学(早稲田キャンパス) 早稲田祭 11月6日(土)~11月7日(日)13 00~16 00 おおくま 14 明治大学 明大祭 10月30日(土)~11月1日(月)13 00~16 00 めいじろう 5 法政大学 自主法政祭 11月3日(水・祝)11 00~14 00 ほうせい 10 明治学院大学 白金祭 11月3日(水・祝)13 00~16 00 めいがく 12 立教大学 The 25th St.Paul s Festival 10月31日(日)11 00~15 00 セントポル 6 帝京大学 青舎祭 10月24日(日)11 30~15 30 せいしゃ 4 駒沢大学 オータムフェスティバル 11月7日(日)13 00~16 00 こまざわ 15 中央大学 理工白門祭 11月1日(月)13 00~16 00 はくもん 9 神奈川 横浜国立大学 常盤祭 11月7日(日)12 00~15 00 YNU 18 東海大学 建学祭 11月3日(水・祝)13 00~16 00 とうかい 11 静岡 静岡大学(浜松キャンパス) 静大祭in浜松 11月14日(日)13 00~16 00 しずっぴー 愛知 南山大学 南山祭 10月31日(日)13 00~16 00 ミカエル 7 和歌山 和歌山大学 和大祭 11月21日(日)13 00~16 00 わだいさい 大阪 大阪市立大学 銀杏祭 10月31日(日)13 00~16 00 いちだい 8 大阪大学 まちかね祭 11月7日(日)11 00~16 00 まちかね 17 滋賀 立命館大学(びわこ・くさつキャンパス) 立命館大学学園祭 11月6日(土)13 00~16 00 すえかわ 13 京都 立命館大学(衣笠キャンパス) 立命館大学学園祭 衣笠祭典 11月13日(土)13 00~16 00 スエカワ 龍谷大学(深草キャンパス) 龍谷祭 11月7日(日)13 00~16 00 ロンクー 19 広島 広島大学 広大祭 11月7日(日)10 00~16 00 もみじ 16 岡山 岡山大学 岡大祭 11月21日(日)13 00~16 00 ピーチくん 愛媛 松山大学 熱田津祭 11月21日(日)13 00~16 00 しょうだい 福岡 九州工業大学(飯塚キャンパス) 工大祭 11月21日(日)13 00~16 00 ふぃえすた 沖縄 沖縄国際大学 沖国大祭 11月28日(日)13 00~16 00 ちゅらうみ ポケパワースポット(終了) ポケモンBWマック 詳細表示 配信期間:2010年9月18日(土)11 00~2010年10月18日(月) 『ポケパワースポット』第1号 「マックでDS」に対応した店(ニンテンドーゾーン)なので、リバティチケットも受け取れる ポケモンセンター各店 詳細表示 配信期間:2010年10月19日(火)~2010年11月30日(火)ポケモンセンターオーサカのみ、11月23日(火・祝)18 00で終了 店の混雑状況により以下の対応をすることがある整理券を配布する、列に並ぶ必要がある、利用時間を制限する
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【創夢舎キーワード】 通信(つうしん) |- 創夢舎の会員に向けて送付される活動報告。B5の袋とじ形式のコピー本。 以前は毎月定期発行されていたが、諸般の理由により不定期発行になった。 当初の通信のタイトルは「創森林(やまつくり)通信」。(「そうしんりんつうしん」ではない。) その後、学生会員向けの別冊「月刊 森づくり」が通信と同時発行され、やがて統合されるとともに通信のタイトルも「月刊 森づくり」に変更。 定期発行が途絶えたのを機に「旬刊 森づくり」に変更。 通信の表紙は会員の手描きによる絵が、裏表紙は創夢舎(山)の案内図と「創夢舎の目指すもの」が、それぞれ定番であった。 通信のタイトルには、別な意味が込められているという説など諸説ある。 「月刊 森づくり」は実は「週刊 森づくり」であるとの説。これは、編集者がなにかにかこつけて印刷製本を行う某大学に毎週のように入り浸っているのを見た学生が、「習慣」とかけてそう呼んでいた。 「旬刊 森づくり」は実は「瞬間 森づくり」であるとの説。これは、それまでと異なり不定期にしかもほとんど発行しない通信になったことを揶揄してそう呼ばれる。ちなみに「旬刊」は造語。(「句刊」ではない) 「森づくり」か「もりづくり」か表紙絵の書き手がその時々の気分により両方の表記を使用していたため、どちらのタイトルも存在している。初代が「森づくり」なので本来的には「森づくり」が正式と言える。(が、あまりこだわりはない。) 2008年12月に最新号の通信「旬刊 森づくり 124号」を発行。 【登録タグ:】
https://w.atwiki.jp/doubutsunomori3ds/pages/59.html
すれちがい通信については→住宅展示場 ランダムマッチングの通信(クラブコトブキ)については→南の島 夢見については→夢見の館 配信プレゼントについては→公式キャンペーン フレンド通信ベストフレンド機能 マナー・注意点村を荒らす行為に該当すること 通信中の注意点 フレンド通信 3DS本体で相互にフレンド登録した人と通信することができる。 ベストフレンド機能 フレンド通信中に相互登録する事でベストフレンドになる事ができる。フレンドコードとは違いキャラクターごとに個別登録。 ベストフレンド登録した人とは専用のチャット機能が利用可能。互いにオンラインかつ機能をオンにすればお出かけしていなくてもチャットが可能。 ベストフレンドチャットは通常のチャットには無いログ機能付き(100件まで)。 マナー・注意点 何でも許可を取ることが大事。勝手にやるのはトラブルのもと。 村を荒らす行為に該当すること 環境を整えていたりするため、許可無く花を抜かない。木を切らない。 レイジ家具のためわざと抜かない人もいるので、許可無く雑草を抜かない。 むやみに穴を掘らない、うっかり掘ってしまっても埋めること。 自分のマイデザインを、他人の村で勝手に展示しない。 置いてあるアイテム、地面に埋まっているアイテムでも、勝手に持ち帰って泥棒をしない。 夢の中と現実をしっかり区別する。 通信中の注意点 「何歳か」「どこに住んでるか」など、個人情報を聞くのは実生活でもマナー違反。当然ゲームでも禁止。 フレンドコードの要求や押し付けをしない。 相手が不愉快になる発言をしない。 村を荒らすような行為をしない。 わざとでなくても迷惑をかけたらちゃんと謝る。 電源を落とすなど理由なきリセットを行なわない。 住宅展示場のカタログ注文で、期間限定配信のもの(たぬきのとけいやきりかぶのスツール)が買えます。ターキーは買えませんでした -- 名無しさん (2012-12-17 17 11 56) 外部リンクが貼られていたので、削除しました。自分が投げやりにこのページを編集してから、誰も編集してませんし、需要もないと思われますので、このページを削除した方がいいかもしれません -- 名無しさん (2013-01-21 15 05 30) あくまでインデックス的なページということで、今のままでいいと思いますよ。 -- 名無しさん (2013-01-27 17 55 12) 通信中の注意点にツアーを申し込んだままにしない や 持ち物欄を開いたままにして放置をしないなども含めておいたほうがいいかもしれません。 -- 名無しさん (2013-03-14 19 42 09) オンの島で金をくれなきゃエラーおこすとかいってる人いるからくわておいたほうがいいのでは? -- 名無しさん (2013-03-23 12 35 38) 掲示板にいやがらせされるのもあると思います -- アップル (2013-03-24 17 17 04) 掲示板にバカとかかいてる人いました -- 名無しさん (2013-03-25 15 25 47) 緑地の場所には入らない。というのも書いておいたほうがいいかもしれないです。今作でも緑地がはげていくシステムになっているようです。 -- 名無しさん (2013-04-18 22 31 52) 過去に、自称40代の男性が、女性の村の掲示板に携帯番号記入してました -- 名無しさん (2013-05-27 19 26 09) 質問が書き込まれていたため削除しました。質問は専用のスレでお願いします。 -- 名無しさん (2013-08-16 20 55 57) 名前 コメント ここに質問、お礼、雑談、フレンドコード交換依頼などは書き込まないでください。質問は専用スレにどうぞ。
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FF01 - SB - シリアル転送データ (読み込み/書き込み可能) この IO レジスタを通して、 8 ビットのデータを読み書きします。 FF02 - SC - シリアル転送コントロール (読み込み/書き込み可能) Bit 7 - 転送開始フラグ (0 = 転送停止、 1 = 転送開始・送信中) Bit 1 - クロック速度 (0 = 通常、 1 = 高速) ** ゲームボーイカラーのみ ** Bit 0 - クロックの選択 (0 = 外部クロック、 1 = 内部クロック) SB レジスタ (FF01) で転送される、クロック信号の設定をします。 ゲームボーイ本体が他の本体 (または他のコンピュータ) と通信する時、 片方は内部クロックを使用し、もう一方は外部クロックを使用する必要があります。 内部クロック ゲームボーイカラーモードでないゲームボーイは、 8,192 Hz 固定になります (1 KB 毎秒の速度です)。 ゲームボーイカラーモードでは、 SC レジスタのビット 1 を使用することで、 4 つの中からクロックを選択することができます。 8,192 Hz - 1KB/s - Bit 1 = 0 (通常速度) 16,384 Hz - 2KB/s - Bit 1 = 0 (倍速モード) 262,144 Hz - 32KB/s - Bit 1 = 1 (通常速度) 524,288 Hz - 64KB/s - Bit 1 = 1 (倍速モード) 外部クロック 外部クロックは通信相手のゲームボーイ (または別のコンピュータ) から提供され、スピードは任意になります。 モノクロのゲームボーイの場合、外部クロックの速度は 500 KHz まで認識できます。 一方、最小の通信速度は決まりがありません。 1 ビット / 1 か月の速度が指定されたとすると、次のビットが転送されるのを、ひたすら待ち続けることになります。 クロックが一定間隔で送信されない場合でも通信できます。 タイムアウト 外部クロックを使って通信している時、最後のビットが転送し終わらないとします。 相手方のゲームボーイの電源が切られるか、ケーブルが切断されてクロック信号が来ない時、通信は完了しないことになります。 この問題を解消するため、通信処理では、タイムアウトカウンタを使って、一定期間データを受信できない時には、通信を停止させる必要があります。 遅延と同期 内部クロックを使っている方のゲームボーイは、相手方のゲームボーイが、次の通信の準備をするための十分な時間を空けるために、 送信するごとに、常に少しの時間、遅延の処理を入れる必要があります。 言い換えると、外部クロックを使っている方のゲームボーイは、内部クロックを使っている方のゲームボーイが転送を開始する前に、 転送開始ビットをセットする必要があります。 ゲームボーイ同士が通信する時、内部クロック側、外部クロック側を 1 バイトの転送のたびに切り替えることで、同期させることができます。 転送開始フラグをセットすることで、転送の処理が開始されます。 このビットは転送終了後、自動的に 0 にセットされます。 このビットを読み込むことで、通信中かどうかを判断できます。 INT 58 - シリアル割り込み 転送が完了した時 (8 bit のデータの送信・受信が完了した後)、 IF レジスタ (FF0F) のビット 3 で、割り込みリクエストがセットされます。 割り込みが有効になっている時、割り込みベクタの 0058 が呼び出されます。 その他 シリアル通信データの、送信と受信の処理は同時に発生します。 受信されたデータが、 SB レジスタへ自動的にセットされます。 ゲームボーイのシリアル I/O ポートは、 RS-232 (IBM-PC) や RS-485 (Macintosh) に比べて、 かなり簡素な構造になっていて、スタートビット、ストップビットがありません。 転送中、 SB レジスタの 1 バイトのデータはシフト入力されると同時に、シフト出力されます。 シフトの速度は、内部クロックまたは外部クロックで指定されます。 最上位ビットから順番に、シフト入力、シフト出力されます。 内部クロックが使われている場合、通信ポートのクロックピンは、未使用時に High になります。 転送中は、 1 ビットの入出力ごとに 8 回 Low になります。 最後のビットが出力された時の状態が、出力ラインの状態になります (次の転送が発生するまで)。 相手方のゲームボーイが接続されていない時、内部クロックを使用する側のゲームボーイは、 FFh の値を受信します。 次のコードは、シリアルポートから 75h の値をシフト出力し、 FF01 へシフト入力された値が入ります。 ld a, $75 ld ($FF01), a ld a, $81 ld ($FF02), a ▼赤外線通信コントロールレジスタ 名前 RP アドレス FF56h ビット Bit 7-6 - 受信機能の有効/無効 00 無効 11 有効 Bit 5 - 未使用 Bit 4 - シリアル通信ポートのPin4端子の入力 0 Low 1 High Bit 3-2 - 未使用 Bit 1 - 赤外線入力 0 OFF 1 ON Bit 0 - 赤外線出力 0 OFF 1 ON 説明 赤外線通信ポートを制御するレジスタ。Bit0で、赤外線LEDをON/OFFし、Bit1で、赤外線の入力を読み取る。赤外線通信を利用しないときは、00hをセットし、消費電力を節減する。 赤外線の入力は、システムクロックの立ちあがり時に検出される。 通信機能の関数 ▼シリアル通信の送信開始 構文 #include gb.h void send_byte(void); 戻り値 なし。 説明 グローバル変数UBYTE _io_outの値をシリアル通信ポートから送信する。また、グローバル変数UBYTE _io_statusには、通信状況が代入される。尚、送信開始前に、相手機を受信開始にしておく必要がある。 ■通信状況 UBYTE _io_status IO_IDLE 待機中 IO_SENDING 送信中 IO_RECEIVING 受信中 IO_ERROR 送信エラー 関連項目 receive_byte ▼シリアル通信の受信開始 構文 #include gb.h void receive_byte(void); 戻り値 なし。 説明 シリアル通信ポートからの受信を開始する。受信後は、グローバル変数UBYTE _io_inに値が代入される。また、グローバル変数UBYTE _io_statusには、通信状況が代入される。 ■通信状況 UBYTE _io_status IO_IDLE 待機中 IO_SENDING 送信中 IO_RECEIVING 受信中 IO_ERROR 送信エラー 関連項目 send_byte ■GBDKにおけるシリアル通信関数のプロトコル send_byte関数とreceive_byte関数とは、独自のプロトコルにより1バイトデータを送受信している。データの送受信を行うとき、受信側で先にreceive_byte関数で受信待ち状態にし、その後、送信側でsend_byte関数を実行するようにしなければならない。それぞれの関数実行後は、io_statusを監視して送受信の完了を待つ。 送信側通信受信側備考 ■receive_byte 受信待ち ・io_status = IO_RECEIVING ・外部クロックを選択 ・DT_RECEIVINGを送信(待機)外部クロックを選択しているので、すぐには、DT_RECEIVINGが送信されない。 ■send_byte 送信開始 ・io_status = IO_SENDING ・内部クロックを選択 ・送信データio_outを送信 内部クロックなのですぐにデータが送信される。 →クロック→ →送信データ→ ←DT_RECEIVING← 送信側のクロックで、送信側からの送信と、受信側からの送信が同時に行われる。 ■送信完了割り込み発生 ・DT_RECEIVING受信の確認 io_status=IO_IDLE エラー時は、 io_stauts=IO_ERROR ・外部クロックを選択 ・DT_IDLEを送信(待機) ■送信完了割り込み発生 ・io_inに受信データ代入 ・io_status=IO_IDLE ・外部クロックを選択 ・DT_IDLEを送信(待機)送信側、受信側ともに、送信完了割り込みが同時に発生する。 正しく、送受信が行われていれば、送信側には、DT_RECEIVINGが受信され、受信側には、送信データが受信される。 ■送信完了の確認 io_status=IO_IDLEなら 送受信成功。 io_status=IO_ERRORなら 送受信失敗。 ■受信完了の確認 io_status=IO_IDLEになれば、 受信完了。 データは、io_inに代入されている。関数send_byteまたは、関数receive_byteの実行後は、io_statusを監視して、送受信の完了を待つ。 関数の使用例は、GBDKのexamplesディレクトリにあるcomm.cを参照のこと
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正式タイトルは『Pokémon LEGENDS アルセウス』ですが、機種依存文字が含まれるためページ名は『Pokemon LEGENDS アルセウス』で代用しています。 Pokémon LEGENDS アルセウス 【ぽけもん れじぇんず あるせうす】 ジャンル アクションRPG 対応機種 Nintendo Switch メディア Nintendo Switch専用ゲームカードダウンロード販売 発売元 ポケモン 販売元 任天堂 開発元 ゲームフリーク 発売日 2022年1月28日 定価 5,980円(税別) プレイ人数 1~2人 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 ポイント シリーズ初づくめの挑戦的作品よりトレーナーに焦点を置いたシステムポケモンの「過去の歴史」を紐解く ポケットモンスターシリーズ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 Pokémon Presents 2021.2.27にて、『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』(以下『BDSP』)とともに発表された。ポケットモンスターシリーズの本編作品。(*1) 本作の舞台となるのは『ダイヤモンド・パール』(以下『DPt』)およびそのリメイクの『BDSP』の舞台であるシンオウ地方の遥か昔の時代「ヒスイ地方」。 現実の日本の明治~大正時代を思わせる和風な雰囲気が特徴的(*2)で、シリーズお馴染みのモンスターボールが発明されたばかり、という時代情勢である。 3DアクションRPGの様式を一部取り入れるなどシステム面がこれまでの本編とは大きく異なっており、ポケモンシリーズとしてはかなり挑戦的な異例尽くしの要素を大きく打ち出している。 主人公は、アルセウスと名乗る存在に「すべてのポケモンとであえ」という使命を与えられて過去のヒスイ地方へと時間転移してきた現代人で、ヒスイ地方の調査と開拓を取り仕切る組織「ギンガ団」の調査隊の一員として活動することになる。 特徴 野生ポケモンとの遭遇、捕獲 野生ポケモンは、広大なフィールドのあちこちをうろついているという『剣盾』のワイルドエリアに近い方式を全編で採用(従来のランダムエンカウントは無し)。しかしこれまでの本編と大きく違う点として、主人公がバトルを介さずにフィールド上のポケモンに直接モンスターボールをぶつけて捕獲できるようになっている。 ポケモンの中には近づくと逃げてしまったり、主人公を攻撃してくるものもいる。そのため、草むらに身を潜めたり、「めかくしだま」や「ひそやかスプレー」などの補助アイテムを使って野生ポケモンに気付かれないように近づくことが重要となる。 捕獲に関しても、野生ポケモンにきのみを食べさせたり、背後を狙ってポールを投げるなどで捕獲成功率を高められる。 手持ちのポケモンが入ったボール(ポケモンボール)をぶつけることでバトルに持ち込むことも可能。こちらは従来通りHPを減らしたり状態異常にしたりすることでより捕獲しやすくなる。 探索と捕獲はシームレスで行われ、バトルもフィールドマップ上でそのまま展開される。よって、水の中を泳いでいるポケモンは水に入ったままバトルするようになった。泳げず飛べないポケモンを水上に繰り出す場合は自動で水蜘蛛の上に載るようになっている。 状況によっては1対多のバトルになることもある。従来のダブルバトルや群れバトルなどとは異なり相手をまとめて攻撃する手段が無いため、敵の火力が高めなのも相まってレベル差によってはかなり厳しくなる。なおモンスターボールは相手が複数存在していても1体を選択して投げられるようになった。 こちらのターンであれば確実に逃げることが可能になったので、不利な状況から脱するのは難しくない。 ポケモンボールを相手の背後に当てた場合は、相手が最低一回、最大二回行動不可になる。後述するオヤブンなど強力な相手に対しても有効。さらに必ずボールを当てたポケモンと1対1になる。 戦闘中に主人公も移動可能。野生ポケモンから離れると逃走扱いとなる。攻撃中のポケモンの間に移動すると敵味方問わず主人公がわざに当たるが、ダメージや状態異常は受けない。 一部のポケモンは特定の時間帯や天候でしか出現しない。ベースキャンプのテントで休むことで時間帯は任意で変更可能。天候に関してはランダムで変わるため、特定の天候にするには何度も時間帯を変更することが必要になる場合もある。 天候は主人公自身には影響がなく、悪天候で視認性が悪くなる程度だが、戦闘時にはそれぞれ違った効果がある(*3)。 本作にももちろん色違いのポケモンが出現する。『ピカブイ』と同様にフィールドに出現した時点で色違いであり、出現時にエフェクトだけでなくきらめくような効果音が出るので、視界外に出現した場合でも分かりやすい。 色違いが出現した時点でセーブしておくとリセットした場合でもその場に残っているので、逃げられたり倒してしまった時の保険になる。 特定の色違いのポケモンを捕獲できるサブ任務が存在する。本作の色違いに関するチュートリアルといった内容なので、あらかじめ受けておけば不意の出現を見逃す可能性も減るだろう。 本作の伝説・幻のポケモンは全てブロックルーチンがかかっており、残念ながら色違いは出現しない。 フィールドの拠点にいる、本作のポケモン博士「ラベン博士」にポケモンを捕まえた状況(捕まえた数や種類など)を報告することで報奨金を貰えるので、ポケモンの捕獲が本作における基本的な金策となる。 各エリアには2,3体、マップ上の決められたルートを飛行しているポケモンがいる。 これらのポケモンは視界に入っても反応せず、ポケモンボールを投げてもバトルにならない。故に捕獲する場合は直接ボールを当てる必要があるのだが、いずれも距離がやや遠く、普通のボールを当てるのは難しい。 このため、まっすぐに速く飛ぶ本作オリジナルの「フェザーボール」及びその強化系のボールがほぼ必須。 飛行している都合上、該当のポケモンは1種を除いてひこうタイプのポケモンとなっているが、全て違うポケモンというわけではなく、2か所以上に出現するポケモンが何種かいる。 本作では手持ちのポケモンが全滅しても探索を続行することは可能。「めのまえがまっくらになる」条件は主人公自身の体力が尽きるときである。 主人公がポケモンから攻撃を受けたり高所から落ちたりすると、画面の周りに黒い靄が発生し、瀕死に近づくほど靄が大きくなる。瀕死寸前だと靄が赤くなり、危機感をあおる警告音が発生する。そのままダウンしてしまうと持っていたアイテムを一部失ってしまい、最寄りのキャンプに戻される。 落としたアイテムはオンライン通信をした他のプレイヤーのマップ上に、やられた場所で表示される。これを回収してもらえれば戻ってくるし、特定の「おまもり」を所持していくことでロスト自体を防げる。 主人公が受けたダメージは時間経過で回復するが、好戦的なポケモンに気づかれているときは回復しない。無理をせずすぐに逃げられる態勢を作るのが肝心である。 あまりに高いところから落ちた場合、無傷の状態から一撃KOに至るため注意したい。 ポケモンの攻撃によっては、主人公がどく・まひ・ねむけといった状態異常にかかることがある。いずれも主人公の行動が制限されるうえ、時間経過以外に治癒する方法が無いため、かかったらすぐに逃げた方がいいだろう。 フィールドを探索していると、各エリア毎に決められた4,5か所のいずれか1か所に一定時間「時空の歪み」が発生することがある。 歪みの中では主人公に好戦的なポケモンが大量に襲ってくるが、ここでしか手に入らないアイテムやポケモンが出現するという、ハイリスク・ハイリターンな要素。 出現するポケモンには「主人公の周辺で2,3体が時間経過により出現と消滅を繰り返す」ランダム枠と「発生場所ごとに決められた3か所にそれぞれ近づくと出現する」レア枠の2種類がある。後者は全部で22種類いるが、その内の半分が他に入手法のない限定ポケモンになる。 なお、出現ポケモンのレベルはストーリーの進行に応じて上昇し、最終的には最低でもレベル50・最も高いものだとレベル72になる。 NPCとのポケモンバトル、訓練場 作中世界では「ポケモントレーナー」という概念が定着しておらず、NPCには従来通り1対1でのバトルを行う者だけでなく、1対3となるバトルを仕掛けてくる者もいる。 勝利しても賞金はもらえないが、例外として各エリアにランダムで出現する特定のNPCに勝つと換金用アイテムが貰える。エンディング後だと高級なアイテムが貰えるようになるため金策の一つとして有用。 全体的に相手の戦力は強めの傾向だが、1対3の場合は相手の2匹のレベルが低めに設定されていることが多い。 訓練場では様々なNPCと対戦することが可能。アップデートにより、242種類全てのポケモンにそれぞれ設定されたバトルに挑む「いっぴき道」、NPC3人と同時に対戦する「かちぬき道」が追加された。 ポケモン図鑑と図鑑タスク 本作のポケモン図鑑は紙を紐で綴じたアナログな書物であり、従来作のようにポケモンを一度捕獲しただけで登録完了……とは行かない。ポケモンを完全に図鑑に登録する(ページを完成させる)ためには、種族ごとに設定されている「図鑑タスク」をある程度こなす必要がある。 タスクの種類は豊富で、「○○匹捕まえる」「○○回進化させる」といった入手に関するもの、「○○回倒す」「特定のタイプのわざで○○回倒す」、「自分か野生の個体が特定のわざを○○回使う」といったバトルに関するものなどが存在する。1つの図鑑タスクを完了するごとに種族別にカウントされる「研究レベル」が1点ずつ上がっていき、これが一定の段階に到達することでようやくそのポケモンのページが完成する。 基本的にページ完成のためにはそのポケモンの研究レベルを10にする必要がある。これだけ聞くと大変そうに思えるが、1つ完了するごとに図鑑レベルが2点加算されるタスクが種族あたり2〜3種類存在するため、それらを優先的に埋めていけば楽に達成することが可能。 ページが完成するとラベン博士による解説文が閲覧できるようになるほか、その種族の色違いが出現する確率が若干上昇するというメリットもある。 かなりの根気が必要になるが、全ての図鑑タスクを完了させることで当該種族の色違いが更に出やすくなるという、やり込みに応える仕様も備えている。 図鑑タスクをこなしたりページを完成させたりすると、プレイヤー自身の経験値とも言うべき「研究ポイント」が取得でき、これが一定数に達するごとにギンガ団における「団員ランク」が上がっていく。 団員ランクが上がれば自分が扱えるポケモンのレベル上限も上がり、調査によって得られる報酬も増える。特定のランクでは新しいアイテムをクラフト(後述)するためのレシピも貰える。 また、シナリオの節目における新しいエリアの開放=ストーリーの進行にもそれぞれ一定の団員ランクが要求される。 なお、冒頭に提示される最終目的である「全てのポケモンと出会う」という話は、極端な話各ポケモンを1匹ずつ捕獲するだけでもOK。上述の団員ランクさえ足りていれば、シナリオ上においてタスク埋めや図鑑のページ完成を無理に進める必要はない。 収録ポケモン・わざ ポケモンの数は242種類収録。 『DPt』で初登場した全国図鑑No387~493のポケモン、およびそれらに関連したポケモン、新ポケモン(後述)と関連したポケモンを中心に収録されている。 『DPt』で登場したヌオー系統やペリッパー系統等が登場しなかったり、『DPt』の後続作である『BW』『XY』『SM』初出の一部ポケモンが出たりと、一部違いがある。これについてはヒスイ地方がシンオウ地方と呼ばれるようになる長い年月の間に生態系が変化したと解釈できるため、特に問題にはなっていない。 『剣盾』のセーブデータがある場合はシェイミ、『BDSP』のセーブデータがある場合はダークライを捕獲できるサブ任務をエンディング後に受けられるようになる。 最初に貰うポケモン(いわゆる御三家)は『DPt』のナエトル/ヒコザル/ポッチャマではなく、『金銀』のヒノアラシ、『BW』のミジュマル、『SM』のモクローの中から一匹選ぶ。 選ばれなかったポケモンもエンディング後に全て貰えるほか、時空の歪みや大大大発生でも出現する。 これら3匹はヒスイ地方・シンオウ地方のモデルとなっている北海道と縁のある動物がモチーフとなっている。 『DPt』の御三家もごく一部の場所で野生出現するほか、ヒコザルはサブ任務で確実に入手可能。 わざの数は177種類収録。 「あわ」など『剣盾』で廃止されたわざの一部も復活している。また「ぶちかまし」「はるのあらし」など完全新規のわざも存在する。 「あまごい」「すなあらし」などの天候を変えるわざをはじめとして、逆に本作では登場しないわざもある。 ポケモンがレベルアップで覚えたわざはメニューからいつでも無償で覚えなおすことができるようになった。 訓練場でわざの伝授を利用してお金を払うことでレベルアップでは覚えないわざをポケモンに教えることができる。一度伝授させればメニューから入れ替え可能になる。 新ポケモン・新たなすがた 新たなリージョンフォームとなる「ヒスイのすがた」が追加された。「ガラルのすがた」と同様、原種のポケモンには存在しない進化形が追加されたポケモン(ニューラ・ハリーセン)も存在する。 御三家もシリーズで初めてリージョンフォームに進化する。 ストライク・オドシシ・リングマに新たな進化形が追加された。リージョンフォームではない既存種の追加進化は第六世代の『XY』以来となる。 トルネロス・ボルトロス・ランドロスに並ぶ伝説のポケモン「ラブトロス」が登場。 ラブトロスの追加により、先の三体も含めたモチーフが「四神」「四季」であることが明確になった。 ディアルガとパルキアにオリジンフォルムが追加された。 なお、ギラティナも含めてオリジンフォルムになると専用技の性能が変化する。 がんばレベル 本作の「きそポイント(努力値)」に相当する、ポケモンの能力値に関わる要素。相手のポケモンを倒しても増加せず、「がんばりのすな」などのアイテムを使用することで上昇させることができる。 ただしきそポイントと違い、合計値の制限がなく全ステータスを上げることができる。その点は『ピカブイ』の覚醒値に近い。 ステータスの上昇値は元の能力値に比例して高くなる(*4)。 「がんばりの○○」系アイテムは主に野生ポケモンから手に入るほか、ポケモンを預ける牧場からポケモンを逃した際にもそのレベルや数に応じて入手できるため、捕獲をまめに行っていれば容易に集めることが可能。 本作は個体値と努力値が完全なマスクデータとなっており、能力値には一切反映されない(*5)。「ランダムに振られたがんばレベルの初期値」が個体値の代わりを果たしており、能力値は種族値と性格とがんばレベルの値によって決まる。 後述のオヤブンや伝説・幻のポケモン(*6)、大大大発生の新たな群れから出現したポケモンは最低でも初期値が3×3になっており、従来の作品における3V以上確定に相当する(*7)。 オヤブン フィールド上に出現するポケモンの中には、通常より巨体で目を赤く発光させ(*8)、雄叫びを上げながら襲いかかってくるものが存在する。これが「オヤブン」であり、一定距離まで近づくと警告替わりに緊迫した専用のBGMが流れるなど、分かりやすい強敵となっている。 フィールド上に固定配置されているものだけではなく、後述するキング・クイーンに勝ったエリアではランダムで通常のポケモンがオヤブンとして配置されていることもある。 オヤブンは周囲にいる他のポケモンよりもレベルが高く(*9)、「早業」「力業」を使ってくることもあるため、初見で勝つのは困難。 団員ランクが高ければ、通常の野生ポケモンのように直接捕まえることもできる。捕まえたオヤブンは上述のように捕獲時点でのがんばレベルが高く設定されており(*10)、前述のように周囲のポケモンよりレベルが高いため、即戦力としても非常に頼りになる。 また、訓練場で伝授可能な技をランダムで一つだけ皆伝状態で覚えており、覚えている技次第ではより頼りになる(*11)。ただし、そのポケモンがレベルアップで覚えられる技も対象になるため、実質覚えていないこともある。 通常のポケモンより経験値が多く、けいけんアメを高確率でドロップするため、安定して倒せればレベル上げにも便利。 イベントで1匹しか入手できないアローラロコン/キュウコン以外の一般ポケモンは、御三家も含めて全てオヤブン個体を入手可能。もちろん色違いのオヤブン個体も存在する。 なお、オヤブンに関する詳しいことは作中でも一切不明であり、何故このような個体が存在しているのかは分からず仕舞いである。 キング・クイーン ヒスイ各地に点在する特別なポケモンなのだが、謎の雷に打たれたことで暴走するようになってしまっている。 主人公は「シズメダマ」と呼ばれるアイテムを使い、彼らを鎮めるために戦うことになる。攻撃を回避しつつシズメダマをぶつけて相手のゲージを空にすることで勝利となる。 なお主人公が力尽きてもその場でリトライが可能。減らしたゲージを維持するかどうかを任意で決められる。維持したとしてもペナルティなどは無く、単にプレイヤー自身で難易度を決めるためだけの要素。なお、ゲージは4分割されている。 エンディング後はキング・クイーンとの再戦ができるようになる。勝利までにかかった時間が計測されるほか、けいけんアメやがんばり系アイテムを貰える。 ポケモンの進化について 本作ではポケモンが規定の進化レベルに達しても自動で進化画面に移行することがなくなり、条件さえ満たしていればメニュー画面から完全に任意のタイミングで進化させることができるようになった。 これに伴い、過去作に存在した「進化キャンセル」「かわらずのいし」といった進化タイミングを遅らせるためのシステムは撤廃されている。 「○○の状態でレベルアップ」という進化条件だったポケモンは「○○の状態にする」だけで進化できるようになった。 たとえばタマンタは「テッポウオと一緒に手持ちに入っている状態でレベルアップ」が条件だったが、本作ではテッポウオと一緒に手持ちに入っていればその場で進化できる。 似た事例として、リーフィアやグレイシアのような「特定の場所でレベルアップ」が進化条件だったポケモンも該当する場所にプレイヤーが立っているだけで進化できるようになっている。 「特定のアイテムを持たせた状態で通信交換する、またはレベルアップする」という進化条件だったポケモン(ヨノワールやグライオンなど)は、進化条件が「特定のアイテムを使用する」に変更された。 進化に必要な道具はイチョウ商会のギンナンからランダムで購入可能な他、一部は特定のポケモンからドロップ可能。 新たな進化アイテム「つながりのヒモ」が登場。これを使えばゴローン・ユンゲラー・ゴーリキー・ゴーストを交換なしで進化させる事ができる。 上記の4匹は従来と同様に通信交換を介した進化も可能。 ノズパスが「かみなりのいし」でダイノーズに進化できるようになった(『BDSP』では不可)。 素材入手とクラフト 本作にも現代のフレンドリィショップにあたる「雑貨屋」自体は存在するが、金銭入手手段があまり多くないため頼りきることができない。よって、本作で導入されたクラフトによる自給自足が基本となってくる。 フィールド上にはきのみが生っている木や鉱石が多く存在している。そこにポケモンボールを投げることできのみや鉱物を採ってくれる。採取したポケモン単体に経験値が入り、なかよし度も上がる。 木や鉱石などは揺れていることがあり、そこにポケモンボールを投げると隠れていたポケモンが出現する。そのポケモンを倒すか捕まえることで通常よりも多くの素材を手に入れる事ができる(逃げてしまうと手に入らない)。「木や鉱石から飛び出してきたところを見る」という図鑑タスクもあるほか、このやり方でしか入手できないポケモンもいる。 また、フィールド上には薬草やキノコなども自生しており、それらを採取することも可能。 集めた素材を使って、クラフト台でモンスターボールやキズぐすりといったアイテムを作製(クラフト)する事ができる。 クラフトしたいアイテムの設計図が無いとクラフトを行えない。設計図はイベントで入手できるものや団員ランクを上げたときに入手するもの、クラフト屋から買うものがある。 素材やアイテムを入れるポーチはスペースに限りがあるので注意。ギンガ団本部の中にいるシュウゾウという団員に話しかければ有償で1つずつスペースを拡張する事ができる。 農場 コトブキムラの施設の一つとして、ぼんぐりやきのみなどを入手できる農場がある。サブ任務をこなして拡張可能。 料金を支払い、一定数以上のポケモンを捕獲するとランダムで複数の道具が手に入る。自分できのみを育てる要素はない。 道具の詳細 キズぐすりの回復量が60(従来は20)、オレンのみの回復量が20(従来は10)など、全体的に回復量が増加している。 ポケモンに持ち物を持たせるというシステムはない。きのみは野生ポケモンのエサとして活用可能。フィラのみは食べた野生のポケモンの性格でこんらん判定が行われるなどの調整が行われている。 戦闘中には使用されないが、野生ポケモンを倒すか捕獲した際に、ポケモンに応じてきのみなどをドロップすることがある。 ギラティナのフォルムチェンジやアルセウスのタイプ変更も、専用アイテム(たいせつなもの)を使用して実行する形式に変更されている。 新規道具「あんぜんおまもり」などを購入可能。主人公へのダメージやペナルティの軽減など、アクションパートが苦手な人への助けとなる。 戦闘 すばやさによって行動順が決まることは変わらないが、本作は「ターンごとに互いに1回ずつ行動」という区切りがなくなり、すばやさで大差がついているとどちらかが連続で行動するようになった。 さらに、このすばやさを一時的に補正する要素もある。それが下記の「早業」「力業」である。 「早業」「力業」 どちらもPPを1多く消費する代わりにわざの性能を変化させる派生。PPが残り1でも使用可能。「早業」は行動順が速くなる代わりに威力と効果ターンが減少。「力業」は行動順が遅くなる代わりに威力・命中率・効果ターン・追加効果の確率が上昇。 厳密に言えば早業で行動順が速くなるのは自身を対象とした補助技のみで、それ以外は対象となるポケモンの行動順が遅くなる効果になっている。 なお行動順の変化はわざが失敗した場合には起こらないが、PPは失敗しても1多く消費する。 ポケモンが自力で覚えるわざは、特定のレベルになることで早業・力業に切り替えられるようになる。それ以外のわざは「かいでんのタネ」というアイテムを使う必要がある(*12)。 状態異常の仕様変更 本作では全ての状態異常が一定ターンで解除されるようになり、どく・まひ・やけども永続しなくなった。戦闘終了後にも解除される。 また、従来作と違い、状態異常にかかった状態で別の状態異常になるわざを受けると、新しい状態異常へと上書きされる。そのため「副作用の軽い状態異常をわざと掛かって厄介な状態異常を防ぐ」という戦法が通じなくなった。 ねむりが「ねむけ」に、こおりが「しもやけ」に変更されている。 ねむけはターン中一定確率で動けなくなり、受けるダメージが多くなる。一言でいうと「まひ」の防御版。この変更によるものか、従来は命中率が低めだった「ねむり状態にする」わざは全体的に命中率が上がっている。 しもやけは攻撃後にダメージを受けるだけでなく、とくこうが下がってしまう。言い換えると「やけど」の特殊版である。 「こんらん」「もうどく」「メロメロ」などは無くなっている。 わざの仕様(威力や追加効果など)も大幅に変更されている。 「ステルスロック」や「まきびし」といった相手のフィールド上に撒いて交代時にダメージを与えるわざは普通の攻撃わざに変更され、攻撃後一定ターンの間相手がダメージを受けるようになった。 逆に「ダブルアタック」は連続攻撃を行うわざではなく、しばらく自身が与えるダメージを増加させるへんかわざになった。 能力ランクを変化させるわざに関して、こうげきととくこうが「攻めの力」、ぼうぎょととくぼうが「守りの力」としてそれぞれ統合され、片方のみを変動させていたわざでも物理特殊両方の能力が変動するようになった。また、上昇効果・下降効果をそれぞれ重ね掛けしても重複しなくなった。 回避率アップや命中率ダウンの効果は、技の使用者を「煙幕」状態にして回避率を上げる効果に統一された。こちらも重ね掛けによる重複は無し。 他にも「はどう」と名のつくわざは全て必中、従来では相手を怯ませたりすばやさを下げていたわざは相手の行動順を遅くするようになったなど、変更点は非常に多い。 任務 本作にはストーリーを進めるメイン任務の他に、住民からの依頼を達成するサブ任務が存在する。 サブ任務には「特定のポケモンを渡す・見せる」「特定のポケモンの図鑑を完成させる」「特定のアイテムを渡す」など様々なものがあり、クリアすると報酬として素材を入手できたりショップの商品が増えたりする。チュートリアルを兼ねた任務も多く、様々な要素に触れる切っ掛けとなる。 基本的に報酬は大したものではなく、主要人物や住人とのイベントを楽しむ側面が強い。 特定のポケモンを見せる・渡すミッションでオヤブンポケモンを選択すると、通常と違う反応を見ることができる。色違いでは特に変化は無い。 譲渡したポケモンは大きさもしっかりと反映されるため、オヤブンを渡した場合は巨体のポケモンと共に暮らす人々が見られる。ただし、一部の任務ではオヤブンを渡そうとしても受け取りを拒否されてしまう。 なお、ポケモンを渡す任務は大半は渡したらそのまま帰ってくることはないが、農場関連の任務に関してはいつでも入れ替えが可能となっており、任務条件を満たしていればこの世界を創造した神として登場人物たちに信奉されているディアルガ・パルキア・アルセウスですら農業に従事させると言うとある登場人物が見たら憤死しそうな光景を見ることも可能である。 ポケモンライド 過去作におけるじてんしゃやひでんわざに相当する要素。『SM』のようにポケモンの力を借りてフィールドを移動できる。選べるライドポケモンはシナリオ進行に応じて増えていく。 地上を高速で移動できるアヤシシ、地中に埋まっているアイテムなどを探り当てるガチグマ、水上を移動できるイダイトウ、崖を登れるオオニューラ、空中を移動できるヒスイウォーグルの5種類。十字ボタンでライドポケモンを簡単に切り替えることができる。 イダイトウ以外にライドしている間はアイテム及びボールを投げることはできない。なお、イダイトウライド中にジャンプから構えるとスローモーションになり、ゆっくり狙いを付けることができる。 ポケモンライドをする事でスピーディかつ快適な調査をする事が可能になるが、前述の通り高所から落ちると即ミスになる(特にアヤシシとウォーグル)。 また、ライド状態だと野生のポケモンに見つかりやすいため、特に出現率が低く発見次第逃走するようなポケモンを捕獲するときには降りた方がいい時もある。 大量発生・大大大発生 時折ポケモンの大量発生が起こることがある。どのエリアでどのポケモンが大量発生しているかはフィールドマップで確認できる。 大大大発生はVer.1.1.0のアップデートで追加された要素で、エンディング後に発生することがある。 フィールド全体で豪雨または吹雪が発生し、広範囲で様々なポケモンの大量発生が同時に起こる。豪雨/吹雪がやむと強制的に大量発生が終了する。 一度に多数発生するためか、大量発生と比べると一か所ごとの出現数は少ない(*13)。 大量発生にない特徴として、対象ポケモンの進化系が群れから出現する場合がある。さらに群れのポケモンが全ていなくなると新たな群れが出現することもある。マップ上のアイコンに光のマークがある場合は確定で出現する。 新たな群れは「対象ポケモンの進化系」「対象ポケモンのオヤブン」「対象ポケモンの進化系のオヤブン」の3パターンある。進化系の存在しない無進化ポケモンは確実にオヤブンの群れになる。 きのみのアイコンがある場合、新たな群れが出現しない代わりに大大大発生で役立つアイテム「バンジのみ」を確定ドロップする。 その他の特徴として大量発生が起こっているエリア近辺では他のポケモンが出現しなくなる。 大量発生終了後もリセットするまで出現しないため、該当エリアの素材集めを安全に行えるメリットがある。 いずれも対象となっているポケモンの色違いが出やすくなっている。この補正は図鑑タスクのボーナスや「ひかるおまもり」と重複する。 また、どちらも出現ポケモンの中には該当マップに本来出現しないポケモンが少数存在している。 夢天連戦 Ver.1.1.0のアップデートで追加された要素。メイン任務およびヒスイの夜明けイベントをクリアすると解禁されるクリア後バトル。 手持ちを6匹まで持ち込み、過去作のバトルフロンティアのような特殊な戦闘形式でバトルする。1戦ごとにポイントを入手し、ポイントを使用してHPやPP回復を行いながら連勝を目指す。 50連勝が一区切りとなっており、達成するとレポート画面にクリアの証が残る。中断セーブは不可能。 勝利数に応じてけいけんアメ等の道具を得られる。この手のチャレンジにしては珍しく、経験値も得られる。 収集要素 アンノーン 28種類のアンノーンが1匹ずつ、各エリアに散らばって隠れている。これらも戦闘を介さずボールを投げて収集していく。 ポケモン図鑑とは別にアンノーン図鑑が用意されており、捕まえたアンノーンの種類が記録されていく。 アンノーン図鑑内の調査メモには、アンノーン文字(ローマ字)でそれぞれの居場所のヒントが記されている。 ノーヒントですべてを入手するのは難しいが、数匹程度なら偶然の遭遇も十分あり得るレベルである。 ポケモン図鑑を埋めるには1匹だけ入手すれば十分だが、28種全てを捕まえるとページ完成となる。 ページを完成させると特定の場所に野生出現する他、大大大発生でも出現するようになる。 ふるいポエム ヒスイ地方の歴史が記述されている。各マップに4つずつ配置されており全20種。ガチグマライドの宝掘りで発掘可能。 入手するメリットは特にないフレーバー要素。 写真屋 コトブキムラにある施設。主人公やポケモンにポーズをとらせて写真を撮ることができる。 Ver.1.1.0のアップデートで、ランダムに写真屋を訪れているNPCとも一緒に写真を撮れるようになった。 交換屋 コトブキムラにある施設。フィールドで他のプレイヤーの落とし物を拾うことで獲得できるFP(フレンドリィポイント)を、モンスターボールやふしぎなアメ、様々な進化用アイテムと交換できる。 他のプレイヤーとの通信交換もここで行える。従来通り、パスワードを用いたローカル通信とインターネット通信が可能。GTSやミラクル交換、マジカル交換に相当する機能は存在しない。 その他 衣装・髪型の変更 主人公の衣装を呉服屋で購入し、髪型や髪の色を散髪屋で変更することでキャラメイクが可能。シナリオの進行やポケモンの捕獲などに応じて購入可能な服やセットできる髪型などが増えていく。 Switch版ポケモン本編(『ピカブイ』『剣盾』『BDSP』それぞれに対応)のセーブデータが存在すると、各作品に対応した着替え用の衣装を入手できる。 掛け声程度だが、主人公に初めてボイスが付いた。担当声優は上遠野竜也氏(男主人公)/藤井環氏(女主人公)。 テキストは基本的にふりがなありの漢字であり、ひらがな設定がなくなった。 呉服屋ではふりがながなく「深縹(こきはなだ)色」「躑躅(つつじ)色」といった難読漢字も使われる。 戦闘アニメをオフにできない。ただし、アニメは全体的にスピーディとなっている。 ポケモンごとに設定されている「とくせい」は本作では登場しない。ただし、チェリム・レジギガス・アルセウスは違う形で特性の効果が再現されている。 ポケモンの「タマゴ」に関するシステムは存在せず、従来の「育て屋」または「預かり屋」に相当する施設は存在しない。 ヒノアラシとフクスローの進化レベルが変更されている(後者は進化先が異なるが)。進化レベルが変更されるのはシリーズ初(*14)。 次作である『SV』ではヒノアラシとフクスローの進化レベルは従来通りになっており、本作限りの変更となっている。これはほかのヒスイ御三家と進化レベルを統一するための措置と思われる。 通信対戦は実装されていない。またゲーム内NPCとの交換は廃止されている。 「ふしぎなおくりもの」は旧来と同じ仕様で残っている。 世界観に合わせるためか、ポップで明るい傾向にあった従来のポケモン本編シリーズと比較するとゲーム全体を通して落ちついた印象を受ける。 アイコンやメニューなどのデザインには明度・彩度の低い色が多く使われており、フォントも従来と比べて小さめ。フィールド上では特定の状況や一部の箇所を除きBGMがこれまでのように延々とは流れず、フェードアウトからの無音(環境音のみ)状態になることが頻繁に起こる…といった具合。 とはいっても人を選ぶような暗さや寂しさがあるわけではない。あくまで「シック」「大人びている」というような範疇である。 評価点 3Dアクション化による捕獲・探索の自由度 捕獲 ポケモンシリーズの一要素である捕獲を中心に手堅く3Dアクションに落とし込んであり、その上でシナリオ側からのアプローチでもポケモン捕獲を一定程度重要視することで、収集意欲をわかせる仕組みになっている。 3Dのフィールドを動き回るポケモンに対し、主人公もまたそのフィールドを自由に移動しながら、ボールだけでなくエサや攻撃アイテムなどの道具を駆使して捕獲したりもできる。目標のポケモンに見つからないように身一つで立ち回って後ろからモンスターボールを当てて捕まえるのも良し、これまで通り手持ちのポケモンを繰り出して弱らせてから捕まえるのも良し。 背面からモンスターボール/ポケモンボールをぶつける行為は捕獲やバトルが有利になる点だけでも便利なのだが、成功すると発生する豪快な効果音やエフェクトが非常に心地よく、視覚的・聴覚的な面でも狙う意欲を掻き立ててくれるようになっている。 ポケモンシリーズ本編初の3Dアクションとして、この部分がきちんと押さえられているのは、本作の一番の見どころと言えるだろう。 探索 マップは広く、ストーリーに関係ない所も制限無く行くことができ、その場所でしか出ないポケモンとも遭遇可能。ポケモンライドが解禁されればより広く探索できる。 採取ポイントは多く、FPが手に入る落とし物もあり、それらの収集の楽しみは大きい。 その他にも特徴欄に挙げたシステムにより、3Dアクションである本作ならではのポケモン世界を十分以上に楽しむ事が出来る。 収集・探索要素合わせてボリュームも申し分ない。 ポケモン図鑑をソフト1本で完成させることができる。 これまでの作品には必ず「2種類あるソフトのうち片方にしか出現しないポケモン」「通信交換しないと進化できないポケモン」といった1本のソフトではカバーできない要素が存在し、図鑑の完成のためには他プレイヤーとの通信交換を活用するか、1人で行うならばソフトとハードを2セットずつ揃える必要があった。 だが、本作では出現するポケモン全てを1つのソフトで捕まえることができるため、通信環境が悪い地域に住んでいる人やポケモンを持って友達と会う機会がない人でも自力で図鑑を完成させる事ができるようになった。 「つながりのヒモ」が登場したが従来の通信進化も残されている。道具の節約になり、タスク埋めにも繋がるため、プレイヤー同士が交流する楽しみや旨味も残っている。 何より今作のポケモン図鑑のポケモンは、大大大発生なども含めるとほぼ全部野生で捕まえることができるため、進化の手間も極限まで省ける。 これまで入手が困難だった一部の幻のポケモンを確実に入手できるようになった。 該当するポケモンはフィオネ・マナフィ・ダークライ・シェイミ・アルセウス。色違いは出現せず、ダークライとシェイミは別ソフトのセーブデータが必要だが、いずれにせよいつでも手に入るようになったのは大きい。 システム面 テンポの向上 暗転はマップ切り替え程度しかなく、ロードはマップ間5~6秒、同マップ内のファストトラベルはかなり早く終わる。 戦闘もバトル前後の演出が減っており、暗転を挟むことはない。また、『SM』『USUM』のZワザや『剣盾』のダイマックスのような演出が長い要素もない。 「じこさいせい」などの回復技はエフェクトの途中からHPゲージが回復するため、従来と比べてかなりスピーディーになっている。 さらにメッセージの表示からワンテンポ置くことがなくなった点も地味にテンポの向上に繋がっている。 捕獲演出も従来の最大三回の揺れから跳ね上がりに変更。フィールド上での直接・大量捕獲に対応するための変更でもあり、捕まえるかどうかはすぐ分かるようになった。 育成要素の簡略化 捕獲するときに気にするのは性格だけでよい。さらに本作では性格補正を変えられる「○○ミント」も比較的簡単に入手できるため、その性格すらも妥協可能。 オヤブンハピナスや訓練所など、コツを掴めば利用が容易なレベル上げ手段が複数ある。『剣盾』に登場した「けいけんアメ」もある。 個体値ときそポイントの廃止。がんばレベルは任意選択で上昇させられるため、難しいことを考えず育成できるようになった。 覚えているわざをいつでもどこでも手軽に変更できるようになったのも大きい。 条件を満たせばいつでも進化できる。いっぴき道やタスク埋めなどで、進化前を維持したい状況も多いだけにありがたい変更である。 シナリオ・演出 ポケモンの表現 ラベン博士が最序盤で「ポケモンは怖い生き物です」と話す通り、野生ポケモンが敵意を向けてくる恐怖がシリーズ作品の中で初めて本格的に表現されている。これまでキャラクターとして慣れ親しんできたポケモンたちも決して人間に都合が良いだけの存在ではない、という生物としてのリアリティが生まれており、過去作にはなかった新たな魅力を引き出すことに成功している。 また、攻撃性のみならず、従来作の図鑑等でポケモンごとに設定されていた生態も様々な行動で表現されている。 フィールド上では進化系を中心に群れを作っているポケモンがしばしば見られるほか、「こちらから手を出すまでは攻撃よりも肉体美を見せつけることを優先するゴーリキー」「通常時は近づくだけで逃げ出してしまうが、プレイヤーがダメージを受けていると逆に近づいてきて体力回復を速めてくれるラッキー&ハピナス」など、固有のアクションや「通常時は常に北を向いているノズパス」「物陰越しでもプレイヤーを発見するレントラー」など固有の生態を持ったポケモンも多数存在する。新規モーションが追加されているものも増えている。 ポケモンのモデリング自体の質も『剣盾』『BDSP』から向上。3Dモデルの作り込みがより細かくなったり光や陰影の追加等によって更に立体的になった。ポッ拳 POKKEN TOURNAMENTやNew ポケモンスナップほど顕著ではないが、毛や鱗など体表の質感も多くのポケモンに付け加えられている。 アルセウスは最後の最後で入手できるが、その際のイベントで神の名に違わぬ特異性・唯一性が強調されることとなった。 + ネタバレ注意 主人公が入手できるアルセウスは、本作のアルセウスが生み出した分身体である。この設定により「これまで配布などで入手できたアルセウスも分身体である」という解釈ができ、「世界の創造主という大層な肩書の割に簡単に手に入る」などのツッコミに対する回答となっている。 ファンサービス要素 遥か昔のシンオウ地方が舞台なだけあって、『DPt』『BDSP』を想起させる要素があちこちに見られる。地名に現在のシンオウ地方の町の名前が既に存在していたり、『DPt』の特定のエリアで流れていた音楽のアレンジが過去の同じロケーションと思われる場所で聴こえてきたり等。 時代設定を活かし、シリーズ作品のキャラクターの先祖らしき新キャラクターが数多く登場。土地柄『DPt』の登場人物に似た方々が目立つが、中には『BW』『XY』といった遠く離れた地方を舞台とした作品のキャラクターを思わせる人物も見られる。 一見どのキャラクターが元になっているか分かりにくい人物も、戦闘で使用するポケモンや会話の内容から過去作のキャラと思わぬ共通点が見出せることも。 プレイヤーキャラクターの外見も『DPt』の主人公と似ているが、作中ではあくまで「空の裂け目からヒスイ地方に落ちてきた別世界の人物」であり、その素性や背景はプレイヤーたちの想像に任せている。 「モンスターボール」「キズぐすり」といった既存の道具は、時代に合わせたデザインにリファインされているため、見比べる楽しみがある。 通信交換進化の代わりとなる「つながりのヒモ」は外見がゲームボーイの通信ケーブルとなっている。「当時でも使ったことが無い人にとってはファンサービスになっていない」などとは言ってはいけない。 ピカチュウ・イーブイの鳴き声がそれぞれ『XY』『ピカブイ』から採用されていた声優によるボイスではなく、それら以前の電子音に戻っている。 キャラクター 物語に関わるギンガ団・コンゴウ団・シンジュ団の面々も、印象的な人物ばかり。 シンジュ団の長カイ、コンゴウ団のキャプテン・ヒナツ、イチョウ商会のウォロなどは、その容姿も相まって発売前の時点で特に人気が高かった。もちろん本編中でもそれぞれが目立つエピソードが存在している。 カイに関しては本編中の言動からネタキャラとしていじられるようにもなってしまっているが。 物語の進行に応じて印象が変わっていくキャラも結構いる。 ギンガ団隊長のシマボシは最初こそ厳格な雰囲気を感じさせるものの非常に面倒見の良い人物であり、イベントでコミカルな部分も見られるほか、終盤のとある発言がプレイヤーの心を打ち、話題となった。 逆に悪印象を抱かれるようになってしまったキャラもいるのだが、そちらは賛否両論点・問題点の項を参照。 シナリオ ギンガ団加入から、ライドポケモンの入手、キング・クイーンを鎮める、その後に起きる異変等、すべてが「ポケモン図鑑の完成」という最終目的に帰結する構成はよくできている。 サブ任務は後述するように難こそあるものの、ポケモンが未知と恐怖の対象であるという本作の時代背景を考慮してか、その多くには「ポケモンについてもっとよく知りたい」「ポケモンと直に触れ合ってみたい」などといった要素が盛り込まれている。一部を除いてメイン任務にはほぼ無関係であり、シナリオを優先して進めたい場合必ずしも攻略する必要はないが、ポケモンと人間が共存関係を築いていく過程をメイン任務以上に間近で体験できる上に、『DPt』の町や建物の由来などシンオウ地方の歴史を知ることもできるため、本作のシナリオをより太く魅力的なものにしてくれている。 BGM メニュー画面のSEや『DPt』のBGMのアレンジなど、古風な和の雰囲気を感じさせる楽曲が非常に多い。なお、決定音や戦闘中のSEなどは一部を除き『剣盾』準拠。 主人公の表情 豊かになり好評だった『剣盾』から一層進化。今回は探索中にも喜怒哀楽が様々に変化するようになった。フィールド上では基本的に無表情なのだが、自身がダメージを受けている時は不安げな表情を浮かべ、ポケモンに敵意を向けられた際には構えてそちらを睨み、逆に敵意の無いポケモンが側にいる場合は楽しそうに笑う。ほか、場所や状況により不安、安堵、驚き…など多様な表情を見せる。 もちろんムービー中でもそれらは大いに活用されている。 賛否両論点 わざ関連 本作ではPPの量が少なく設定されており、最大PPを増やす「ポイントアップ」に相当するアイテムが存在しない。一部のわざの命中率の下方修正や、前述の「早業」「力業」システムと相俟ってPPが枯渇しやすい。 もっとも早業や力業はPPの過剰消費がデメリットとして設定されているのだから、多用すればPPが枯渇するのは当然である。むしろ枯渇しない方が、デメリットが機能していないと言う問題になり得るだろう。 また、「ヒメリのみ」などのPP回復系アイテムが過去作に比べて入手しやすいため、探索において不便と言う事もない。問題になるのは「アイテムは集めたくないor使いたくないが、早業力業を使いたい」と言うプレイヤーぐらいだろう。 全体的にわざの説明が不足している。 ひこうタイプが一時的に消える「はねやすめ」を筆頭に、自分の行動順が遅くなるわざ、相手の行動順を遅くするわざ、天候次第で必中になるわざなど、説明のない効果は数多い。 「スパーク」と「ワイルドボルト」は従来にない「使用時にねむけ状態を解除する」効果があるのだが、やはり説明はない(*15)。 パルキア専用技「あくうせつだん」はオリジンフォルムになると威力・命中率と引き換えに急所ランクが上昇するが、これも説明がないせいで弱体化しただけに思われてしまう。 一対多の状況があるにもかかわらず、範囲対象の攻撃わざがない。従来は範囲対象だった「マジカルシャイン」「こごえるかぜ」なども全て単体対象になっている。 「マジカルシャイン」は範囲攻撃に変わる特徴がないため、威力が上でPPが同じ「ムーンフォース」の劣化と不可解な設定になっている。 『ピカブイ』ほどではないが、わざの種類が限られているため、複合タイプのポケモンの中には主力の一致技を片方しか覚えられないものがいる。 また、わざ自体はあるのに覚えられないケースもある。イーブイの進化系の内、シャワーズ・サンダース・ブースター・グレイシアは他の進化系とのバランスを取るためか、過去作では覚えられたタイプ一致の大技が覚えられなくなっている。 一方、従来は覚えられなかったわざを本作で覚えた例もある(*16)。 + わざの少なさによる弊害の一部 物理じめんは定番の「じしん」がないため、ある程度の威力があるのは新技の「ぶちかまし」か次点の「10まんばりき」のみ。 このいずれも覚えられないポケモンには威力60の「じならし」しか選択肢がない。「あなをほる」「ドリルライナー」もない。 この影響をもろに受けたのがグライオンで、もう片方の一致技も威力60が限界のため、非常に火力不足。 特殊みずは大技の「ハイドロポンプ」があるものの、命中安定技の「なみのり」や「ねっとう」などがないため、安定性と威力の両立が不可能になっている。安定性を重視したければせいぜい「みずのはどう」しかない。 難度は過去シリーズと比較して高い。 過去作の計算式とは異なり、ダメージの計算はわざの威力の比重が多く、ポケモン自体が持っているこうげき・とくこうの影響度が驚くほど低い(*17)。これに伴って一撃あたりのダメージが大きく、相手のレベル/ステータスが低くても大ダメージを受けて窮地に陥ることが多い。 そのせいで低耐久・低速・高火力ステータスのポケモンが使いにくくなった。今作の戦闘はポケモンを弱らせるためのバトルが多く、プレイヤー同士のバトルが出来ないのもあって、弱点の少ない高速・高耐久ポケモンが有利な環境になっている。 一方で複合タイプによる二重弱点は従来の4倍から2.5倍と倍率が大きく下げられている。 ただし上述のわざ不足による弊害もこの仕様で多少解消されているのでデメリットばかりではない。 経験値はポケモンを倒したり捕獲したりで入る仕様だが、今作では複数相手との戦闘時は最後まで勝利した時にしか経験値が入らない。 一度に複数を相手にすることもある上、いれかえルールもないので、1匹も戦闘不能にならず勝利するのは難しい。 このこともあり、最初に出したポケモンがやられて延々と育たない、といった状況に陥りやすい。 野生ポケモンが強い厳しい世界であることは序盤から強調されており、野生ポケモン戦はアクションが下手だった場合に被るペナルティと捉えられなくもないが……。 とはいえ、弱いポケモンを倒す・捕獲し続ける・素材を採るといった比較的安全な手段でのレベリングは可能であり、アクションが下手でも地道な育成は可能。 NPCとの戦闘も勝ち抜き制固定で、しかも相手のポケモンは不利なタイプへの対策を仕込んでいる場合が多いため、パーティやわざ構成を上手く組み込まないと苦戦しやすい。 システム上、連戦では高速・高火力のポケモンで上から倒し続けると言う事が出来ない。よほど素早くない限り、1匹倒すと次に繰り出されるポケモンから先制攻撃を受ける。そのポケモンが効果抜群を取ってきて倒される、と言う事が多い。 特にエンディング後のシナリオで戦うボスはシリーズでも屈指の難易度であり、話題となった。 とはいえ、回復アイテムを縛らず潤沢に使えば容易くクリア出来る範囲である。前述した通りPPが尽きやすいシステムなので、逆にこれを利用して相手のPPが尽きるまで粘れば良いのだ。 一部サブ任務の難易度が高い 可能な限り任務をこなしながら進めようとすると進行が遅れがちになる。報酬は基本的に大したことがなく、期限もないため後回しも可能。 例えば高さの概念に気付く切っ掛けになる「4 ブイゼルの背くらべ」は、最序盤ながら下記のような理由で運要素が強い。 野生のポケモンのサイズが捕獲するまで分からない。図鑑タスクには「大きいサイズを捕まえる」「小さいサイズを捕まえる」というものがあるのだが、この条件も明示はされていないため相対的に確認しないと分からない事が多い。 数匹の捕獲で達成できる場合もあるが、運が悪いとかなりのボールを消費する羽目になる。捕獲数の図鑑タスク埋めがあるため、25匹目までは無駄にはならないが。 達成するにはオヤブン個体を渡すのが一番確実だが、意地悪なことにブイゼルのオヤブンは最初のキングに勝ったあとのランダム出現でしか見つからないため、結局は運次第になってしまう。 上記以外にも、操作が大味になりがちなライド状態で繊細なアクションが求められる「風船割り」シリーズ、進化前ポケモンの育成が求められる「いっぴき道」シリーズなど、様々なベクトルの高難易度任務がちらほら存在する。特に「22 闇夜に浮かぶともしび」は問題点を参照。 マナフィが捕獲できる「66 海の伝説」はゲーム内に一切のヒントがなく、何と別作品の「BDSP」にヒントがある。フラグの条件から偶然クリアできる可能性は限りなく低いため、同作をプレイしていない人が自力で攻略するのはまず不可能。 とはいえ、「発売日の近い関連作との連動要素」と言うのは本作に限った話ではないし、「全てのポケモンを捕獲する」と言うイベントの発生条件にも含まれていない(*18)。幻のポケモン(*19)らしい高難易度とも言えるし、そもそもこのご時世、ネットを探せば攻略情報などいくらでも出てくる。捕まえにくいと言う点については、そこまで問題とはいえない。 最大の問題は、ゲーム中で連動要素である事が全く示唆されないと言う点である。「BDSP」をプレイしていなければ絶対に気づかず、プレイしていても気づかない可能性があるので、無駄と知らないままこのゲーム内で攻略情報を探し回る羽目になる。 とある過去作キャラの扱いについて + ネタバレ注意 本作では『BW』のサブウェイマスターの片割れである「ノボリ」が、主人公より前に未来の世界からタイムスリップしており、おまけに元の時代の記憶をほとんど失っている。双子の「クダリ」と引き離され、服はボロボロで、顔立ちからタイムスリップ後大分時間が経っていることが窺えることから、彼(彼ら)のファンはショックを受けた。 シナリオでは出番が多く、訓練場の受付も担当するため、扱い自体は悪くない。ただ彼が何故・どうやってタイムスリップしたのか、何故記憶喪失になったのかは一切明かされない。 「別の世界に転移して記憶を失った」という点では『SM』のリラと共通しているが、本作にはウルトラホールは一切登場しない。 ちなみに、本作は『BW』が初出のポケモンが多く登場、且つ新たなリージョンフォームを与えられたポケモンが多い事から「次に出るであろう『BW』リメイクの伏線ではないか」「『BW』の舞台であるイッシュ地方とヒスイ地方にはなんらかの深い関係があるのでは?」といった考察もなされている。 ストーリー終盤の展開 + とあるキャラクターの言動に賛否が分かれている。 全てのキング・クイーンを鎮めた後にヒスイの空に異変が起きるのだが、ギンガ団団長のデンボクはその原因はキング・クイーンを積極的に鎮めてきた主人公にあると決めつけ、コトブキムラへの出入り禁止を言い渡すという行動に出る。明確な因果関係が明らかでない中で、曲がりなりにもムラの発展に貢献してきた主人公を諸悪の根源として半ば追放するという展開に反感を抱くプレイヤーが見られた。 尤も、ヒスイの空に異変が発生したのはまさに主人公が全てのキング・クイーンを鎮めた直後であり、主人公の行動との因果関係を疑うこと自体は理に適っている。デンボクも主人公の功績自体は認めており、処遇そのものは「事態解決までコトブキムラへの出入り禁止」(事態を解決すれば再び入団を認める)という形に留めている。 デンボクの故郷はかつてポケモンに焼き払われ、仲間も何人か喪ったことが後に彼の旧知の人物から語られる。新天地であるコトブキムラと住人を再び失う恐怖に駆られ、素性の知れぬ余所者であり時空の裂け目というまさに空の異変から現れた主人公を過剰に警戒したのも、決して理解できない感情ではないだろう。 その後、異変を解決する手段を用意してきた主人公と再び対峙し、ポケモンバトルをして敗北したのちは、自分の非を認めて土下座までして謝罪を行う。そして異変を見事解決した主人公を褒め称え、以降は不信感を完全に払拭している。 デンボクは主人公に対して「余所者は行動で信頼を得なければならない」という趣旨の話を、ストーリー中盤以降ムラにポケモンや主人公が受け入れられてからも繰り返し行う。このこと自体が彼の拭えない不信感を暗に表していたという伏線になっており、その猜疑心がヒスイの空の大異変とともに爆発してしまったと考えれば然程の違和感はない。 + 最終盤の主人公の扱いについて 主人公は全てのメイン任務・サブ任務をクリアしたりポケモン図鑑を完成させても元の時代(*20)には帰れない。この点について何らかの言及やフォローが欲しかったと感じたプレイヤーは多い。 ただ、物語を通して主人公に「元の時代に帰りたい」という描写は希薄で、アルセウスとの会話では今後もヒスイ地方で冒険を継続する意思を示してもいるため、何らかの条件を満たすことで元の時代へ帰ってしまう展開は実情にそぐわないのも事実である。 そもそも「本当に戻ってしまったらゲームが続かなくなってしまう」という事情もある(*21)。メイン任務の達成は一つの節目に過ぎず、図鑑のタスク埋めややり込みコンテンツをやりこみたい人も多かろう。 なお没データとして、現代の主人公の部屋と思しき部屋(『DPt』の主人公の部屋と酷似)が存在している。 とあるイベントでの出来事を考慮して、プレイヤーの中には「本作の主人公は、元の時代に影響を与えないようにアルセウスが現代の人物をコピーして生み出した存在であるため、元の時代へのしがらみが薄い」と解釈する者もいる。 キング・クイーン戦 ポケモンの攻撃を回避してシズメダマを投げてあらぶりゲージを削るというものだが、アクションが苦手なプレイヤーにとってはやや難易度が高い。 突進などわかりやすい攻撃はともかく、予備動作の短い攻撃や、物量で攻めてくる攻撃は回避しにくい。回復要素はないため、慣れないプレイヤーはかなりきつい。 とはいえ攻撃パターンそのものは単純なものがほとんどである。後述の通りゲームオーバー時も途中からの再戦が認められているほか、これらの戦闘ではアイテムロストが免除されるため、死んで覚えることが許容されている。アクションが極端に不慣れなプレイヤーでも詰む可能性はほぼないと言っていい。 中には安全地帯の全くない攻撃を回避行動の無敵時間で跨ぐようにして回避しなければならないパターンも存在する。 ただしこれらについては事前にNPCからのセリフで回避のヒントが提示され、再挑戦時に表示されるヒントでも補完があるため、読み飛ばさなければ対処方法は想定できるよう配慮がなされている。 ポケモンバトル要素は存在するが、ポケモンを出せるタイミングがかなり限られており、勝てた場合のメリットはシズメダマで削れる量が一時的に増加するという代物となっている。「アクションが苦手な場合の代替手段」ではなく「アクションで作り出した敵の隙を突く特殊行動としてバトルを行う」と言った方が正確。 とあるキングは正攻法では「ZRボタンを長押ししシズメダマを長く構えてから投げると、溜め無しで投げた場合より射程が伸びる」という仕様を利用する必要がある。しかし、この射程の伸ばし方の説明がゲーム内になく、理不尽な回避不能攻撃と受け取ったプレイヤーも多い。 ただし、負けてしまっても「それまでの戦闘で削った相手の体力ゲージ状況を引き継いで再開する」という救済的な選択肢が用意されているため、アクションが苦手でも全く打つ手がなくなるというケースはまずない。 人によって差があるが、回避困難な攻撃を繰り出すことがあるウインディ、誘導弾を使用するマルマイン、攻撃が激しいうえにフィールドも狭くて避けにくくこちらが攻撃する機会が少ないクレベースが一般的に難しいとされる。 「めのまえがまっくらになる」条件の変更に伴う弊害 本作は前述の通り、手持ちのポケモンが全てひんしになってもペナルティが発生しない。これはトレーナー戦でも同様で、負けても手持ちのポケモンが全回復して戦闘直前に戻されるだけになっている。 これ自体は易しい仕様と言えるのだが、ストーリー的に絶対に負けてはいけないバトルに負けても同様なのはさすがに違和感がある。主人公からある物を奪うために勝負を挑んできたはずの黒幕が、勝っても何もせずに見逃すのは非常に不自然な描写と言える。 これは本作のみならずゲームオーバーの存在しないRPG全般における問題ではあるが… いっぴき道の難易度差が激しい 『ピカブイ』のマスタートレーナー戦と異なり、別種族のポケモンとの対戦となる。「進化前のむしタイプVS相性の悪いひこうタイプ」や「伝説のポケモンVS御三家3体」など、やり応えや見栄えの面白さがある。 ケーシィVSバリヤードのように工夫次第で低レベルで勝てる組み合わせもあるが、「はねるしか覚えないコイキング(*22)VSマルマイン」のように戦略が皆無な組み合わせも存在する。 後者のようなポケモンは、レベル100+がんばレベル最大等の育成が求められるため挑戦に時間がかかる。 バトル方面のやり込みコンテンツとしてかなりのボリュームがあるが、育成面での作業感は強い。 もっとも、サブ任務にクリアを要求するもの以外はエンドコンテンツのようなものであり、報酬も大したものではないので、興味がないならスルーも可能。 ファンサービスが好評であるものの、随所に垣間見えるシビアな雰囲気や一部の異様な難易度の高さなど、ポケモンシリーズの中でもかなり「手ごわい」要素がちりばめられ、いままでのRPG作品に慣れきっていた人ほど面食らうような作品となっている。そういう意味でも挑戦的と言えるだろう。 問題点 入手困難なポケモンの存在 預かり屋の不在 前述の通り今作はタマゴのシステムが存在しない。その弊害として進化後のポケモンを入手してからタマゴを産ませ、進化前のポケモンを入手するという手段が取れなくなっている。 これにより本作は、ベイビィポケモンのような未進化ポケモンの方が、確率出現で入手困難になっているというケースが増加している。 時空の歪み 歪み限定のポケモンを狙おうにも、歪み自体の発生や出現するポケモンがランダムなため、図鑑タスク完成の障害になりやすい(*23)。特に歪み限定ポケモンが2系統存在する天冠の山麓では、どちらかの系統しか出現しないことも十分にあり得る上、エンディング後は出現ポケモンにモクロー系統が加わるため、さらに限定ポケモンが狙いづらくなる。 そもそも既にレアポケモンが4体いる天冠の山麓に、さらに3体追加するのは明らかにバランスが悪い。2体しかいない黒曜の原野に追加すれば各エリア毎に3体~6体でそこそこバランスが取れるのだが… ちなみに、純白の凍土は逆に限定ポケモンがいない(*24)。 ともしび集め 任務「22 闇夜に浮かぶともしび」を進行させるには各エリアに散らばって配置されている107個の「ともしび」を集める必要があるのだが、『SM』の「ジガルデ・セル」、『USUM』の「ヌシール」の問題点をほぼそのまま引き継いでしまっている。 さらにこちらは特定のポケモンの捕獲、ひいてはポケモン図鑑の完成、つまりはメイン任務の達成にかかわるので、嫌でも無視できない。 エリアごとの残数は教えてもらえるものの、分かりにくい場所に置かれている場合もあるため攻略情報なしではコンプリートは厳しい。 攻略情報に頼ったとしても自動マーキング等の機能はなく、プレイヤー側でチェックしていなければそのエリア内のどのともしびを回収していないかが判別できないため、場合によってはしらみつぶしに探すほかなくなる。 救済措置としてか夜になると明るく光り遠方からでも見えるようになって探しやすくなるのだが、逆に言えば昼間に探索を行なっている際には近くまで行かなければ出現せず、スルーしてしまうこともあり得る。 似たような収集要素としてアンノーン集めがあるが、そちらは「場所のヒントがある」「どれを回収したか記録される」「メイン任務制覇目的なら1匹捕まえればOK」であることから、余計にともしび集めの問題が浮き彫りになってしまっている。 分かりづらい進化条件 新規進化系ポケモンの中には、攻略情報なしではその進化条件が分かりづらいものがいる。野生では出現しないため、メイン任務達成のためには、一度は自力で進化させなければならない。 一部のポケモンはメインシナリオ中に遭遇し、そこで捕獲することもできるが、捕獲できることを明示してはおらず、遭遇時の状況から捕獲できると判断するのも難しい。 一応図鑑タスクの内容がヒントにはなっているが、こなし方次第では進化条件を満たせず図鑑タスクが埋まるだけになってしまう。 + 詳細 アヤシシやハリーマンはそれぞれ「早業でバリアーラッシュ」「力業でどくばりセンボン」を最低20回使わなければ進化できない。技を成功させないと「早業」「力業」が発動しないし、PPを多く消費する都合上、使用回数を回復させつつ数をこなす必要があるので、単純に面倒。特に「バリアーラッシュ」は命中が100でないため、外す可能性もあってより面倒になっている。 イダイトウは反動ダメージが一定以上で進化条件を満たすが、HPが0になると累計反動ダメージがリセットされてしまうため面倒な側面も抱えている。 ガチグマは専用の進化アイテム「ピートブロック」を満月の夜の状態で使うと進化できる。しかし、専用の進化アイテムが他と比べて手に入りにくい上に、満月の夜にする方法もひたすら「休む」で満月にするしかない。本作の新規進化系では最も進化が難しいポケモンとなっている。 その他 UIについて 『剣盾』のワイルドエリアと同様、ミニマップやコンパスがない。舞台が広大な大自然ということもあり、どの方角に向かっているかわかりにくい。 メニュー呼び出しが方向ボタン↑。他のゲームではXボタンや-ボタンに割り振られていることが多いことを考えると直感的とは言い難い。 また、アヤシシとイダイトウのライド中の操作もYボタンでジャンプ、Bボタンでダッシュと一般的な割り振りとは逆になっている。 一部シチュエーション下における戦闘のテンポが悪い。 「自分以外の全員」や「相手全体」に対する攻撃技が実装されていないため、複数匹との戦闘では長時間の戦闘を強いられる。 本作独自の素早さシステムも相まって、素早い複数の敵との戦闘ではなかなか攻撃できずストレスフルな戦闘になる可能性がある。 上記の通り戦闘アニメをオフにする機能はないため、戦闘を簡略化することはできない。通常戦闘のテンポ自体は過去作より遥かに早くなったとはいえ、効率を求めるプレイヤーにはストレス要素となる可能性がある。 ポーチ拡張について シュウゾウによるポーチ拡張にかかる費用は実行の度に増えていくのだが、1個あたりの費用の上がり方が尋常ではなく、最後の1枠には100万円という法外な大金を要求してくる。 1枠ずつしか拡張できないため何度も会話する必要があるのも難点。 とはいえはじめのうちは妥当な金額であり、ゲームバランス的にはある程度の拡張で十分ではある。またアイテムロストの危険もついて回ることから、不要な道具を道具箱に預けた方が良い。最大枠までの拡張は過度のやりこみ要素でしかなく、そこまで問題とはいえない。 ただ、いかにもぼったくりめいた料金設定や、追加拡張の提案を断った際にこちらを煽っているとも取れる台詞を言う事など、シュウゾウに対して悪印象を抱きやすいのは確かである。 ダイパ以上に厄介な天候「霧」 今作には「ミストフィールド」が存在しないため、霧は『DPt』準拠の命中率減少になっており、相変わらずのストレス要因になっている。事前にそのような要素がある説明はされておらず(*25)、しかも今作には「きりばらい」が存在しないため、霧を解除する方法が時間経過以外に存在しない。発生自体もランダムであるため、より煩わしさが増している。 天候は戦闘中でも変わるため、最悪戦闘中に発生する事もあり得る。 限られた場所でしか発生しない『DPt』とは違い、こちらは「純白の凍土」以外の4つのエリア全域で発生し得るのも厄介な点。 フィールドで使用できる様々な道具が追加されているのだが、効果の微妙さだけでなく、道具の最大所持数拡張に難儀することもあり、まず使われない死にアイテムも多い。 ポケモンのエサは野生産・クラフト産合わせて種類は多いものの、ただ食べさせるだけならどのポケモンにも有効なきのみが使いやすい。特に入手が容易な「オレンのみ」か捕獲率を上げる「ズリのみ」さえあれば十分であり、他のエサをあえて使う必要はほぼ皆無。 ボールに戻って来るポケモンに当たり判定がある。 これにより、別のポケモンを投げた際に戻って来るポケモンに当たって妨害されることがある。地味ながら不便な仕様。 大大大発生で出現するポケモンの重複。 ポケモンの種類が限られるため、出現エリアが2か所までなら妥当なのだが、イシツブテ・ゴローン・ゴース・ゴースト・ドーミラーの5体は出現エリアが3か所になっており、さすがに過剰気味。 この内、ゴース・ゴースト・ドーミラーの3体は出現するエリアが完全に同一。ドーミラーに至っては野生出現しないエリアにわざわざ出現させる不可解な設定となっている。 レポート画面の顔写真が初期固定で変更不可。 せっかくなので写真屋で変更できるようにしてほしかったところ。 バグ・不具合 「セーブ&リセットするとフィールドのポケモンの出現関係がおかしくなる」「木や鉱床で採れるアイテムが間違っている」などの軽微なものから、「野生のポケモンが地形に埋まって捕獲やバトルができなくなる」「野生ポケモンとの戦闘から強制的に逃走扱いになって戦闘終了になる」などプレイに支障が出やすいものまで、バグの数は多め。 Ver.1.1.0での追加要素では、特定の手順を踏むことで特定のアイテムを増殖できるバグも存在する。売却可能なので金策になるが、実行は自己責任で。 Switchのゲームではお馴染みのエラー落ちは本作でも発生する。 頻度は高くないものの、あらゆる状況から発生する可能性があるので非常に厄介。 なお、色違いのオリジンギラティナがシャドーダイブを使うと100%エラー落ちする。 本作で手に入るものは色違いブロックルーチンがかかっているので色違いは手に入らないが、他作品から持ち込む場合は注意が必要。 + アップデートで修正済みの主な不具合 ポジフォルムのチェリムが捕獲不可だった。 捕獲率にミスがあったため、チェリムの「日中に捕まえた数」の図鑑タスクを埋めるのが困難になっていた。Ver.1.0.2で修正。 エンディング後に発生する特定のメイン任務でとある手順を踏むと任務が進行しなくなってしまう。Ver.1.1.0で修正。 総評 本編シリーズ初のアクションRPGとなる本作は、自由度の上がった捕獲や新しいポケモンの描写を楽しめ、ファンサービス等には一定の評価が集まっている。 ダメージ計算等の変更により、RPG要素は全体的にスピーディかつスリリングに調整されており、良くも悪くもヒスイ地方の厳しさを体感することができる。 その他の新要素も本作独自のフレーバーとしては申し分ない。 「ポケモンシリーズの挑戦」を謳うだけのことはあり、シリーズとしての進歩や今後への期待を十分に感じられる一作となっている。 余談 ゲーム本編関連 本作で出現する野生ポケモンの最高レベルは91。『プラチナ』のリゾートエリアで釣れるコイキングのLv100に次ぐ高さとなっている。 もっとも、時空の歪み内の特定の3か所に低確率で出現するポケモンが一番レベルが高い状態でオヤブン化しないと見られないため、出会うには相当な根気が必要となる。 ちなみに、固定出現するポケモンの中では85が一番高い。 評価点の項目にもあるように主人公の表情が多様になった一方で、実はポケモンの方の表情は控えめなものとなっている。 具体的には、従来の作品で戦闘時やふれあいの際に行っていた「攻撃の際に目を怒らせる」「喜んだ際に目を細めて笑う」といった擬人的・コミカルな表情をする種族が非常に少なくなった。つまるところより現実の動物に近くなったと言えるか。 鳴き声や仕草などによる感情表現はこれまで通り存在しており、例えば喜んでいることはきちんと伝わるようになっている。 この仕様が「ポケモンが身近でない、恐れられていた時代」を表現するための演出なのか、単なるミスなのかは不明。 なお、後述の『Pokemon HOME』のiOS/Android版にて本作初出のポケモン達の戦闘モーションを閲覧する操作を行うと、本作では見ることができない「表情付きの攻撃モーション」を拝むことができる。 (変化の少ないポケモンもいるが) 本作のポケモン図鑑では、「バスラオ(しろすじのすがた)」はリージョンフォームとして定義されている(あかすじのすがた・あおすじのすがたは登場しない)。 しかし続編の『SV』ではほかのリージョンフォームと異なる仕様となっており(しろすじのすがたのタマゴを作る際にかわらずのいしを持たせる必要がない)、実際にはリージョンフォームではなくただの姿違いであることが判明している。 外部ソフト関連 本作で全てのメイン任務をクリアしたセーブデータがある状態で『BDSP』を起動すると、アルセウス捕獲に必要な「てんかいのふえ」を自宅で受け取れる。 2022年5月19日より『BDSP』と同時に『Pokemon HOME』に対応した。 本作と似たシステムがあった第七世代や『ピカブイ』とは異なり、別作品に送った場合でもがんばレベルやオヤブンの情報は内部で保存されている(送った先でのステータスには影響しない)。 本作の図鑑説明文は、本作で図鑑ページを完成させないと閲覧できない。なお本編では確認できないひらがな表記での図鑑説明も見ることができる。 過去作品から転送することでアローラロコンのような入手が限られるポケモンを複数保有したり、時空の歪み限定のような入手困難なポケモンも容易に入手することができるようになる。 ただしポケモンが入っているボールに関しては仕様が共通していないため、『剣盾』に送った場合は全てモンスターボールに、『剣盾』以外の作品に送ったり別作品から持ち込んだりした場合は「ストレンジボール」に変化する。 「ストレンジボール」は『BDSP』時代のデザインに近い。ヒスイ地方と掛けたのか、翡翠色である。 その他 早期購入特典 ダウンロード版は「ヘビーボール」30個、パッケージ版は描きおろしのポケモンカード「アルセウスV」が付属していた。 共通で「着物セット ガーディ(ヒスイのすがた)」もゲーム内で受け取れた。 ヒスイ地方が舞台のオリジナルWEBアニメ「雪ほどきし二藍」がYouTubeで公開されている。全3話で、3話には本作の前日譚的要素も。 ゲーム内で謎の医者が「かいふくのくすり」をくれるイベントがあり、このアニメに登場した人物との関連を匂わせている。 3話配信後にはふしぎなおくりもので「のろいぎつねの面(色違い)」が配信された。 累計販売本数は国内364万本、世界1483万本。異色作でありながら本編と比べて遜色ない記録となった。 しかし、初週売上で『BDSP』を上回っていながら累計では下回り、評判の割にはあまり伸びず手放しに成功と言えるか微妙な結果となった。 悪評に関わらず大ヒットするケースも多い一方で本作や『BW2』といったファンから大好評な作品の売上が伸び悩みがちであり、売上と評価があまり比例しないのは本シリーズの課題と言えるかもしれない。 もっとも、後述の通り『LEGENDS』の2作目の発売が決定していることから、開発陣にとって本作は充分な成功を収めたと言っても良いだろう。 2022年4月16日に公式ガイドブックが発売された。きんのたま50個のダウンロードコードが付属している。 本作発売から1ヶ月後の2月27日に、次回作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(SV)』が発表された。2022年11月18日発売。シリーズ初のオープンワールドRPGとなっている。 同年発売という早さに驚く声が続出したが、開発環境の刷新により、本作と同時進行で制作していたようである。参考 広大なフィールドを駆け巡り野生のポケモンは全てシンボルエンカウントで行うなど本作と類似点が多数のためよく比較されるが、アクションが主題の本作と異なり高所からの落下や水没からはスマホロトムが救助してくれたり、野生ポケモンも殺意剥き出しで襲って来るようなことも一部を除けばほぼないため、かなり平和的である。 ちなみに、写真屋で一緒に撮影したポケモンやオヤブン個体を『SV』に送った場合は専用の「あかし」を確認することができる。またオヤブンは必ず最大サイズなので、最大サイズを証明する後付けの「あかし」も付けられる。 モンスターボールによる捕獲の仕組みについて「すべてのポケモンが持つ小さくなる習性を利用した」とラベン博士から説明された事が話題となった。ポケモンの縮小はボールの機能には含まれないのである。 実は1996年に出版された「ポケットモンスター図鑑」という書籍でこの習性について既に触れられていたのだが、ポケモンの知名度が高くなる前の書籍であり、同書籍でこの事を発見した設定のニシノモリ教授も20周年記念サイトでやっと名前が登場したのみで、『プラチナ』でもゴヨウがこのことに一応触れてはいるが非常に見落としやすい位置にあるなど、設定としてはほとんど広まっておらず、ごく一部のファンから裏設定に近い形で知られるに留まっていた。本作で初めてゲーム中で必ず見ることになる場所で明言された事で初見のファンはもちろん、当時を知るファンからも(この設定がまだ生きていた事に)驚きの声が上がった。 2024年2月27日に本作のサウンドトラックが発売された。設定資料などが掲載されたブックレット付。『剣盾』『SV』のサントラとの同時発売となっている。 「Pokémon Presents 2024.2.27」で「Pokémon LEGENDS」の名を冠した『Pokémon LEGENDS Z-A』が発表されている。