約 23,699 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1732.html
82 :954:2013/08/28(水) 23 17 26 ~半島転移~ 6.第二次日本海海戦 『倭奴に膺懲を!』 『独島を守護せよ!』 釜山港に無数の絶叫が木霊する中、韓国海軍の誇りたる『世宗大王』と『独島』を中心とした『独島守護艦隊』が出航していく。 その雄姿に胸を熱くしながら、再び行われる日帝への懲罰が多大な戦果を齎す事を信じて疑わぬ韓国民は、熱狂の渦に頭までどっぷりと浸かっていた。 83 :954:2013/08/28(水) 23 18 12 事の起こりは、韓国が情報収集の一環として傍受していた日本の国内放送。 邪悪なる日帝への正当な懲罰を非難する日帝政府の公式発表において公表された正義の韓国軍への対抗策の一節が、彼等の逆鱗を逆撫でしたのだ。 『日本海の防衛力強化の為、竹島に駐留部隊を置く』 この一言が、全ての原因だった。 当初は、緘口令が敷かれたものの何れかから漏れたのか、即日、韓国内にこの一報が広まるや、世論は一気に沸騰。 最早留め様も無い激情の濁流は、『独島守護』の合言葉と共に青瓦台を取り囲ませ、軍部の選択肢を奪った。 黄海上に転移した都合上、どうやっても作戦行動半径から外れる『独島』へのエアカバーは不可能であり、戦術上、非常に不利を強いられるとの抗弁にも、政治家や民衆は耳を貸さなかった。 先日行われた『日帝懲罰』の一方的な戦果と、それに因って確信するに至った半世紀近いアドバンテージの威力が、彼等の眼を眩ませ、冷静な選択肢を奪っていたのである。 『倭奴膺懲』と『独島守護』、この四文字が韓国内を駆け巡り、全てを出征へと傾けるまでに僅か半日余り。 こうして、一部のまともな軍人が声を嗄らして反対するのを踏み潰し、政治主導の名の下、急ピッチで編成を終えた『独島守護艦隊』は、熱狂する国民の歓呼の声に送られて釜山の港を後にしたのだった。 84 :954:2013/08/28(水) 23 19 55 「大本営より入電。 『竹は東風になびく』です」 「……そうか」 作戦に変更無しを伝える電文に、ゆっくりと頷いた艦隊司令の高須大将は、わずかに眼を細めると『大和』の艦橋からCICへと向かうべく席を立つ。 「異なる歴史を辿った朝鮮軍か……さて、どれほどの物やら?」 行き慣れた通路をゆっくりとした歩調で歩きながら高須は胸中で独りごちる。 眉唾ものと言いたいところだが、確かに朝鮮半島の沖合に、新たな島が出来ている事は彼も確認していた。 そして宣戦布告も無しに、九州へと襲いかかった無法者たちが、その島からやってきた事もだ。 正直、並行世界などと言われても、いまいちピンと来ないと言うのが偽らざる本音だが、それは一先ず遠くの棚の上に追いやって、今後の事へと思考を切り替える。 「まあいい。 九州の仇は討たせてもらうぞ」 先だって行われた宣戦無き奇襲は、民間人まで無差別に虐殺した事も相俟って、帝国軍将兵の深い憤怒を買っていたのだ。 その復讐の先鞭を自分が付けると思えば、武人として高揚する物を覚えるのも確かだった。 情報部及び軍令部の判断では、敵艦隊の攻撃精度は恐ろしい程に高いそうだが、戦艦クラスに致命打を浴びせるには完全に力不足との予測が立てられている。 それを判断基準として、戦艦か防御力の高い重巡のみという異形の艦隊編成をした事が、果たして吉と出るか、凶となるか? そんな事を胸中で考えながら、高須がその時を待つ中、続く第二報が届く。 対馬海峡を越えた敵艦隊が日本海に侵入、そのまま真っ直ぐに竹島へと向かいつつあるとのその報告に、高須の率いる水上打撃部隊もまた決戦の地へと赴くのだった。 85 :954:2013/08/28(水) 23 22 50 接敵後、まず先制を取ったのは韓国側だった。 白い噴射煙と共に次々と放たれたハープーンは、百キロ以上の距離を物ともせず、全て誤る事無く指定された目標を打ち据える。 だが被弾した艦上構造物の各所が赤い焔を吹きあげる中、それでも粛々と鋼鉄の巨体は敵との距離を詰めていった。 「確かに射程が長い上に、恐ろしい程に正確だな」 分厚い装甲に囲まれたCICの中で、戦況を俯瞰していた高須は、呆れたように呟いた。 と同時に確信もする。 自身の選択が間違ってはいなかった事を。 確かに敵艦隊の誘導噴進弾は、恐ろしい程の正確さで、こちらの艦隊を捉えているが、未だ脱落艦もなければ、沈没する艦も無い。 一見、一方的に叩かれている様に見えるモノのその実致命傷には程遠い浅い傷しか受けていないからだ。 ましてや核戦争にすら耐え得る事を目指して建造されたこの最後の戦艦『大和』からしてみれば、痛痒すら感じぬ程度の打撃でしかない。 「せいぜい今の内に勝ち誇れ。 最後に泣くのは貴様等なのだからな」 冷徹な声でそう呟くと、高須は指揮下の艦隊の速度を更に上げさせる。 こちらに致命打を与える術が、敵に無いと見切った以上、様子見の時間は終わりだ。 最早、今の時点で反撃は無用にして無益。 一刻も早く距離を詰め、艦砲の有効射程内に敵艦隊を捕えるべく鋼鉄の鯱達は、降り注ぐ猛火の中を疾走し続ける。 そうやって急速に距離を詰めてくる日本艦隊に対して、時が経つほどに困惑の度合いを強めていくのは韓国艦隊側だった。 連続する命中の報に、当初は楽勝ムードに染まっていたCIC内の空気が徐々に濁り始めていく。 何故沈まない? 何故躊躇いも無く突っ込んで来る? 焔を吹き上げ黒煙を撒き散らしながら、それでも尚、怯む事無く突っ込んで来る敵艦隊に、怖気をふるう者があちこちで出始める中、『独島守護艦隊』司令部は、深刻な決断を強いられつつあった。 冷静な視点を持つ軍人達が事前に指摘し、そして狂奔と熱狂に流された政治主導が無視させた事実。 イージス艦と前時代の戦艦とは、とことん相性が悪いというソレを、今更ながらに自覚させられた司令部の面々は、撤退か抗戦かの二者択一を迫られていた。 86 :954:2013/08/28(水) 23 23 58 撤退派の主張は、こうだ。 『ここは退くべきだ。 少なからぬ損害を敵に与えた以上、後日の再戦で止めを刺せばいい』 少なくとも、多くの艦に命中打を与え、焔を吹きあげさせているのだ。 この映像を公開すれば、国民も溜飲を下げ、冷静さを取り戻すだろう。 そうやって時間を稼いだ後、今度は戦艦にも致命傷を与え得る新兵器を開発し、後日の再戦を期せば良いと。 理屈で言うなら、こちらが正論。 だが、正しい理屈よりも、自己の感情の充足をこそ優先する自国民の性情を熟知していた抗戦派は、それに対して反論する。 『そもそも我が艦隊の目的は、独島の守護にある。 ここで我が艦隊が退けば、独島は日帝の魔手に落ちるだろう。 そうなったなら、どの面下げて国に帰るつもりなのか!』 そう言われてしまえば、撤退派の主張も鈍る。 ここで撤退し、独島が日帝の魔手に侵されれば、無事に国に戻ったとしても、国民にリンチされ吊るされる未来が、容易に予測出来たからだ。 その場合、累は家族親族にも及ぶ事は確実で、そう悟ってしまえば、強硬に撤退を主張し、帰国後、犠牲の羊にされる事を恐れる心が先に立つ。 ここに来てようやく、『独島守護』の旗印が、とんでもないババであった事を一同は気付いた。 動かない、動けない『独島』を守らねばならないという条件付けは、戦略的な選択肢を著しく狭めてしまい、彼等は否応なく、この場で日本軍を打ち破る以外に道が無い事をようやく理解し、そして戦慄する。 未だハープーンの猛射を受けながら、粛々と突き進んで来る巨大な鋼鉄の奔流。 決して致命傷を与えられぬ相手を、倒さねばならぬという矛盾。 自身が袋小路に追い込まれた事を理解し、互いに顔を蒼褪めさせた一同。 そんな彼等へと追い打ちの一撃が放たれる。 『後方より接近する艦影あり! 戦艦三、重巡六、日本軍の別働隊と思われます』 CIC内を無音の雷鳴が駆け抜け、そしてそれが恐慌へと繋がろうとした瞬間、巨人の手で張り倒された様な衝撃が、旗艦である『世宗大王』を揺さぶった。 初弾夾叉――日本海軍・鉄砲屋達の執念の成果が、巨大な水柱を『世宗大王』の両舷に突き立て、そして膨大な海水が、その艦体を呑みこんでいった。
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/1192.html
2011年(平成23年)3月11日 金曜日 14時46分18.1秒 日本全国に震度5~6の地震発生。 震源地は不明。 各地の原子力発電は緊急炉心停止。 インターネット、電話回線の不通。 45都道府県全域で停電、土砂崩れによる道路寸断、地面の液状化現象、陥没、ダムの決壊、また沿岸地域での津波発生などが報告された。 地震発生から約一時間後、首相官邸に地震災害対策本部の設置。 全国の地震・津波による被害の規模はそれほど大きくなかったものの、あまりにも被災範囲が広く多すぎたために 一時的に対策本部は寄せられる報告にパニックを起こしかけた。 地方自治体の要請により自衛隊に災害派遣出動が要請された県も多く、同日夕刻までに全国の駐屯地に指令が下った。 地震によって送電線が歪んだり倒れた地域を除き、停電は10分以内に復旧していた。 同時に国内の電話回線は復旧するも、インターネット回線は未復旧、または、非常に負荷がかかるという報告が寄せられる。 原因はサーバーの応答がない事で、海外にサーバーを置くものは完全に全滅。 わずかな国内サーバーのみが生き残っているだけだった。 さらに、海外とのあらゆる通信回線の不調……正確には断絶が報告される。 民間の通信網だけではなく、ホットラインすら消失。 在日米軍はアメリカ本土ならびに日本国内以外の全ての軍事通信回線網が消失した事を、地震発生から15分以内に把握。 緊急事態に移行する。 一部の気象衛星、GPS衛星、米軍の通信衛星などは通じるものの、それ以外のほとんどの衛星が消失。 また、地震直後より日本周辺を飛行・航行中の国際線や船舶が日本各地の空港や港に殺到する。 一部以外のGPS衛星の消失により、航法管制装置が機能しなくなったこと、また日本以外の空港との連絡が途絶したため避難して来たのだ。 16時30分、首相による緊急会見。 海外との完全連絡途絶に対する政府の公式発表と、原因究明に向けて動く旨と、国民への冷静な行動の呼びかけが行われる。 連絡途絶の原因に対し、EMP効果の可能性が示唆。 機能の半分以上停止したインターネットではまだ生きている掲示板にて、核戦争や太陽フレアの異常などが推測・議論される 同日夜。 各地の天文台から「星座の形が違う」「月齢が進んでいる」「火星や金星が無い、火星や金星とは異なる今まで無かった惑星がある」などの報告が入る。 アマチュア天文家を中心にネットにリークされたその情報は、一部架空戦記ジャンルやSFジャンル、某スレッド、 某作品の読者・住人層の避難所臨時掲示板を中心に沸騰、地球ではない別の惑星に日本が転移した、という説が他の掲示板にも拡大する。 未曾有の巨大地震で日本以外の全世界が壊滅し、地軸にも影響があったのだ、とする反論も散見されたが、どのみち荒唐無稽な説に過ぎないのは同じだった。 やがて、アクセス数の増加によりサーバーがダウンするまでこの話題は加熱した。 明けて12日。 事態の進展は見えず。 政府閣僚と関係各省庁は対応に追われる。 依然として海外との連絡は復旧せず、産業界を中心に不安の空気が蔓延し始める。 資源・食糧の輸入が完全ストップし、原子力発電所は一斉停止したままで休止中の火力発電所がフル稼働して電力を賄っていた。 それよりも道路寸断により孤立した地域では自衛隊・警察・消防などによる支援活動と道路・電線の復旧が行われていたが、 一部の流通が麻痺したことにより早くも被災地域での燃料・物資の不足が心配される。 とりあえずヘリコプターによる被災地への物資輸送が行われた。 電力会社および原子力保安院から停止中の原子力発電所について報告が上がる。 停止中の原子炉内の温度は、停止中であっても核燃料棒の反応により一定以下に冷却を継続しなければならないのだが、その温度が下がっている。 核燃料棒が全くといって良いほど反応を起こさない。 これは、原子力発電所が復旧・再稼動するどころか完全に機能しなくなった事を示していた。 その原因は全く不明で、招聘された国内の核物理学者・専門家たちは揃えた首を捻ることしかできない。 ただちに試算がなされ、原発による電力供給に頼れない状態で、火力発電を中心に燃料を消費した場合、国内の化石燃料資源が早期に枯渇する危機に陥る可能性が指摘される。 政府閣僚は資源と経済の統制が必要になった事実に直面した。 なお、核燃料棒が反応を起こさないだけで、放射線は変わらず計測されている事が追加報告される。 これにより核燃料棒は使用中のものも使用済みのものも、等しく単なる処理が厄介な廃棄物と化した。 13日。 この日、空自のレーダーサイトは領空に不明な飛行物体を探知。 直ちに西部航空方面隊築城基地にスクランブル発進が通達、F-15Jが2機、離陸した。 目標となる国籍不明機は対馬上空約1000mを、かなりの低速で南下中で、気球か飛行船と思われていた。 しかし、現場空域に到着した空自機は、多少予想を裏切られる後継を眼にすることになる。 「なんだアレは?」 そのパイロットの呟きは、確かに「何だ?」としか言い表せない、目標の国籍不明機の奇妙さを形容するのに充分な困惑で満たされていた。 それは確かに、飛行船のような形状をしているのだが、ゴンドラ部分が木造の船舶の様な形をしており、そして大きい。 さらに、ゴンドラの下部には帆船のマストを逆さまにしたような、帆とマストが伸びており、その帆で風を受ける以外に推進力を得るエンジンらしきものは飛行船には取り付けられて居ない。 国際周波数で呼びかけても応答は無く、F-15Jの機体を接近させるとゴンドラの甲板からは乗組員らしき人間たちが何人も、こちらを指差して驚いている様子が見えた。 その後、飛行船の様な不明機は進路を変えて北上、度重なる空自機の呼びかけにも応じずそのまま領空を離脱して、朝鮮半島方面に向かった。 空自機は不明機が領空外に出た時点で帰投。 この領空侵犯事件はただちに内閣に報告され、夕方のニュースでは早くも報道されていた。 また、この日は他にも全国各地の漁港で、今まで見たことも無い新種の魚が水揚げされ地方紙の一面を賑わした。 震災の影響で深海魚が浮上してきたのでは?とも噂された。 14日。 空自からF-15J、RF-4EJ、海自のP-3C哨戒機や護衛艦がロシア・韓国・中国沿岸に調査に向かった。 未だ連絡の途絶したままの周辺各国に対し、何が起きているのかの情報を少しでも収集するためである。 11日時点で既に米軍は電子戦偵察機を中心として情報収集活動を行っていたが、そちらは何の手がかりも無かった。 また、グアム・サイパンの米軍基地に向けて輸送機を直接飛ばし向かわせたが、そちらも行ったっきり何の連絡も返らない。 調査は翌15日まで行われ、判った事があった。 が、それは容易には事実だと認めるのが難しい事態であった。 「地球の極東アジアと地形が似ているが、海岸線が微妙に違う」事。 ロシア・韓国・中国ともに民間船舶、沿岸警備隊、海軍の艦船と遭遇する事が一切無い事、代わりに海上で目撃されたのは 大昔の帆船の様な木造船舶、そして先日の国際不明機の様な謎の飛行船の様な飛行物体が沿岸海域の上空で観測されただけであった。 事態はここに至って混迷を極め、また何が起こっているのか、木造帆船や飛行船らしき物体がどこの所属なのかも不明なために 不用意な刺激を与えることを避け、遠距離から視認するのみで必要以上の接触は現時点では行われなかった。 この報告を受け、海岸線の地形が異なる事は、あの地震は日本だけでなく東アジア一帯を襲ったもので、 それによる津波の影響では?という推測もなされ、津波による被害で港湾と船舶がダメージを負い、帆船しか使用できないのでは、という推論にまで拡大したが、それはさすがに無理があるとされた。 それに、帆船の様なマストを吊り下げた飛行船については、説明が付かない。 あんな風を受けすぎて安定しない飛行物体が成立するはずは無いのだ。 ただでさえ風に流されやすい飛行船という存在にマストは完全な邪魔である。 真っ直ぐ進むことさえ難しいはずだ。 そういった非現実的な推測とそれへの反論、そして説明の付かない、この震災以降の異常な事態に専門家と閣僚達は頭を悩ませながらもどうにか現実的な現状の解明と 解決策を見出すべく議論を交わしているが、事態は何ら進展せず国民の不安は高まり、それが感染したのか与党内からも不安・不和の種が芽吹き始めている。 しかし、気象衛星や情報収集衛星がもたらした新たな報告…それ自体は3月11日時点でわかっていたものの、 何度も何度も間違いではないかの念入りな確認と、あまりに衝撃的な事実に報告が差し控えられて居た為に遅れた、決定的な証拠に 政府も国民も確固たる事実を認めざるを得なかった。 大陸のおおまかな、全体的なシルエットは確かに地球のアジアと酷似し、一見しただけでは、ユーラシア大陸そのものに見えた。 だが、その形状は細部で微妙に違った。 遼東半島が欠けていたり、あるいは無いはずの半島が大陸から突き出ていたりさえした。 米軍の、つい最近通信が回復し存在が確認された偵察衛星からの情報も同じような状況だった。 地球を周回しながら惑星の裏側を偵察してきたその衛星は、ヨーロッパ地域や中央アジアの地形が完全に異なる… イギリスが大陸と繋がっていたり、黒海や紅海が干上がって存在しない事、中東やアフリカ北部が緑地に覆われていること等を報告した。 ここに来て、ようやく彼らは日本が地球ではないどこか別の惑星に時空転移したのだと言う事を認めざるを得なくなったのだった。 そして、同3月15日の夜半。 福岡県福岡市の博多湾のはずれの漁港に、海自や海上保安庁の眼を潜り抜けて沖合いに領海侵入した船舶から漕ぎ出された数隻の小船が闇に紛れてたどり着き、数名の人間が上陸した。 闇に紛れる色合いの外套を纏い、腰に短めの刀剣を帯びた不法侵入者たちは乗って来た小船に棒状のなにかを向け、棒の先端から青い光を放つと小船は靄に包まれたかのように透明化して見えなくなる。 そして偽装を済ませた彼らは、遠くに見える福岡市内のネオンの明かりに向けて身をかがめながらゆっくりと歩き始めた。
https://w.atwiki.jp/tenisekai/pages/35.html
概要: 森と氷河に挟まれた寒冷な国で、3メートルの巨体を誇る、半巨人族の戦士たちの国 主だった都市は山脈の上に築かれ、魔法の空船がオーロラの空を行き交う 戦士たちは蛮勇かつ冒険心旺盛で、金銀財宝と美女のためなら一切の危険を顧みない ドラゴンやトロルなど怪物も数多く生息しているため、弱肉強食の気風がある 詳細: 風土や文化、人物など: メモ:
https://w.atwiki.jp/tenisekai/pages/10.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ インスタグラム コメント ニュース 人気商品一覧 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/tenisekai/pages/23.html
「諸君らは帝国の忠勇なる番犬、父なるヴォルフライヒの誇りだ! 敵の科学力がどうあろうとも、敵前にて尻尾を巻く敗北主義者は我が軍に必要はない! そうではないかね?さあ、その男の処刑が済んだら隊伍を再編、突撃の準備をするんだ。急げ駄犬ども!」 ―――アルブレヒト・シュナイダー少尉、陸軍監察官 「この妙ちきりんな新世界で、たった一つだけ言えることがありますワン もし忌々しい吸血鬼の連中をこっちで再び見かけるようなことがあったら わしらはもう一度、奴らを根絶やしにせにゃいかんということですワン」 ―――トローゴット曹長、古参兵 概要: 元々は人間の国家 人狼と吸血鬼との戦争があった 変身能力を持つライカンスロープたちを人狼皇帝が支配する全体主義国家 国土は暗い森に覆われ陰鬱、ゴシック調の町に日中は人の姿を保った人狼たちが暮らす 臣民皆兵制でほとんどの国民が厳しい訓練と調教を通して忠勇な番犬に育てられる 一方で政情不安の徴候もあり、憲兵による政治犯の粛清も日常的に行われている 国章はハーケンクロイツ状に配置された骨 【メモ】 たぶん列車砲を持っています
https://w.atwiki.jp/tenisekai/pages/14.html
インスタグラムプラグイン 人気の画像共有サービス、Instagram(インスタグラム)の画像をアットウィキに貼れるプラグインです。 #ig_user(ユーザー名) と記載することで、特定ユーザーのInstagramのフィードを表示することができます。 例)@dogoftheday #ig_user #ig_tags(タグ名) と記載することで、特定タグのInstagramのフィードを表示することができます。 #dogofthedayjp タグ #ig_tag #ig_popular と記載することで、Instagramのpopularフィードを表示することができます。 詳しい使い方は以下のページを参考にしてください! =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/935.html
https://w.atwiki.jp/tenisekai/pages/13.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
https://w.atwiki.jp/tenisekai/pages/21.html
「汝らの土地は砂となれ 汝らの口にするものは灰となれ 大地の怒りの続くかぎり バベリオンの焔も消えることを知らぬ」 ―――苛烈なるニンフルサーグ、女神官 「お前たちの目には我々が邪神に生贄を捧げているようにでも見えているのだろう 我々は天への恐怖や、己の卑しき欲望のために儀式を行うのではない 全ては我らの生への購いのため、そして我らの子のため、子の子のためだ 思うがまま豊穣の地を貪るお前たちには、我らの言い分の片鱗も理解できまい」 ―――ライサンドル、奴隷狩り隊長 概要:(追記中) 中東の広漠たる砂漠地帯には、勇敢な冒険者でさえも近づかぬ場所がある。 一切の命なき砂の海を行けば、煤煙に汚れた巨大な塔が何本もそびえたち、その尖端には煌々たる焔。 見よ。あれこそは多くの者たちから恐れられ忌み嫌われる神権国家バベリオンの概観であり、苛烈なる砂漠文明の権化だ。 この都に住まうのはウシやヒツジのような角を生やした有角人たちだが、その顔に一切の笑みはない。 彼らが常に異民族の奴隷を欲していると知りながらこの砂漠に近づくのは、思い上がった愚か者か自殺志願者だけであろう。 塔のひとつひとつはジグラットと呼ばれ、その最下層では無数の奴隷たちが 労役に耐え切れぬ者や病人は鞭打たれ、燃え盛る最上階へとジグラットの階段を上らされる。 生贄として、黒い血液のようなものが滴って、 最大のジグラットに祀られているのは豊穣と癒しの女神アナテマ。彼女は滅び行くバベリオンの地に残った最後の神だ。 都には無数のジグラットがあるが、他の神々の像は跡形もなく崩れ去り、彼らの御名は一切の壁画や彫刻から削り取られている。 塔の下層では無数の奴隷たちが過酷な強制労働に従事し、炎と真鍮の中から魔法で動く像、ゴーレムたちが創り出されて行く。 そうして完成した無数の兵は皆、塔状都市の「内側」にむけて配置されていくのだ…。 バベリオン神話、あるいは語られぬ真実について: 太古の昔、世界は生きていた。 森羅万象には自己を認識する力が宿り、大いなる地水火風から意思を持った精霊たちが生まれた。 そして世界の海には命が宿りはじめ、森は大地へと広がり、鳥や獣たち、ついには知恵を得た原初の民が歩みだした。 彼らはまもなく自らを語る「言葉」を手に入れ、好奇心旺盛な精霊たちと交わり始めた。 やがて言葉は愛や正義といった、より高度な概念や哲学をも構築し、エーテルの海の中から新たに神々と呼ばれる存在が出現した。 人々の心は気まぐれで取り留めのない精霊よりも、徐々に秩序だった神々の方へと引き寄せられ、やがて不和が生じた。 精霊と人々、彼らをもっとも大きく隔てたのは、生命の有無であった。 人や神は生まれ、死ぬことができる。だが生まれることも死ぬこともない精霊たちは、命という概念をついに理解できなかった。 彼らは世界の分身であり、この惑星そのものの意思であるがゆえに…やがて、生命そのものを異物と見なすようになっていったのだ。 精霊たちは、世界で最も生命なき場所…砂漠へと集合し、徐々に大きな渦へと成長をはじめた。 彼らは人や神々の呼びかけにも応じず渾然と交じり合った恐ろしいものへと変わり果て……、ある日それは爆発した。 のちに「大砂嵐」とのみ呼ばれる、全精霊による究極の自己破壊活動が起こったのである。 その滅びの大渦の前に、人も神も、動物も植物も、善人も悪人も関係はなかった。関係なく飲み込まれていった。 最強を誇った大神や戦いの神でさえも、彼らの精神体ごと、砂粒のようなただの粒子へと還元されていく。 全てが呑まれ混沌へと還る寸前、世界のちょうど反対側で僅かながらの民と共に生き残った女神がいた。 その女神の名はアナテマ。彼女は民を守るために一計を案じた。人と神の力を契約により紡ぎ合わせれば、あるいは。 契約は為され、心優しき女神であったアナテマの姿は天にも届くほどになったが、大砂嵐に打ち勝てる確信はなかった。 やがて二つの力が互いにぶつかりあい、天地を切り裂くような女神の声と共に、滅びの轟音も遠ざかっていった。 人々の心からの願いと契約の力によって、彼女は身を挺してどうにか大砂嵐を抑え込むことに成功したのだ。 ふたたび無風となった世界に広がるのは、女神の守り抜いた僅かな土地をのぞけば、一切が砂だけであった。 そして次元の狭間からの女神の苦しみの声は、生き残った有角の民たちの耳に届いていた。 彼女は大砂嵐を倒したのではない。いまだに戦いは続いていることを誰もが理解した。 「捧げねば」誰かが言った。「我々の命の幾ばくかでも捧げねば、遠からず女神は斃れてしまう」 志願者、死に行く老人、様々な者たちが残された神殿の、神を祀る炎の中に身を投げた。 犠牲の中で、おそらく女神をもっとも満足させたのは、生娘と生まれたての赤ん坊であった。 そのどちらもが民族の命脈を保つためには、高すぎる対価であると認識していた。 バベリオンの賢者たちは長きに渡る話し合いのあと、戒律を定めた。 ひとつ、バベリオンの民は唯一神たるアナテマに絶対の信仰を捧げること。 ひとつ、バベリオンの夫婦は最初に生まれ出でた赤ん坊を、アナテマへと捧げること。 ひとつ、 やがて長い時が経ち、果て無き砂漠の向こうから異邦人たちがやってきた。 おそらくは別の異世界からやってきたのであろう彼らは、豊かな土地でのみ得られる衣服や食物を手土産にバベリオンへと近づいた。 我が子を女神に捧げるよりも、神々や祖先の遺骸を踏みしだく無知な彼らを捧げることは、有角人にって正当な権利のように思えた。 異邦人たちの中でも狡猾な者たちは武器を手ににらみ合う中からも、有角人たちの契約を厳守するという特性を見抜いた。 彼らの国々でもてあました捕虜や囚人を売却する見返りに、バベリオンの炉で生産される原油によく似た生成物を欲しがったのだ。 生贄から一切の生命が搾り取られた成れの果てであるこの液体は、炉を燃やす油として用いられる他は砂に染みこむ一方であった。 バベリオンの方でも、もしもの時に備えるために余剰生産力としての奴隷の優秀さを認めぬわけにはいかなかった。 人の力のみで大砂嵐を止められるか そして無尽蔵なる滅びの力が打ち勝ち、女神が地に伏すその日に、飢えし砂の大渦はバベリオンから解き放たれるのだ。 この世界全てを喰らい、滅ぼすために。 旧概要: 煤煙に汚れた巨大な尖塔群が、不毛の砂漠の只中で尽きぬ炎を噴き上げている ミノタウロスやバフォメットのような風貌の有角人たちが支配階級の国 豊穣の女神に捧げる生贄として、また巨大な塔状都市群の工場労働員として 人造獣騎兵(ケンタウロス)を主力とする略奪戦団により 周辺地域からあらゆる種族の奴隷を狩り集めている この国の最大の資源は神の大窯にて生贄の血肉から精製される石油である 【メモ】 宗教国家、メソポタミア風がコンセプト 産油国だがとても気難しい
https://w.atwiki.jp/tenisekai/pages/36.html
麗国(うるわしのくに)アマゾニア 概要: かつては広大な大河地帯を王侯貴族が支配し、奴隷売買で栄える享楽と堕落の国であったが 女闘士たちの活躍に心奪われた貴族たちが、次々と自らの地位と財産を彼女らに譲ったため 現在では民衆が女奴隷たちに逆支配されているあべこべ国家 政治は闘技場で行われ、美闘士たちが国家の命運を賭け勝敗を競い合う! 詳細: 風土や文化、人物など: メモ:
https://w.atwiki.jp/tenisekai/pages/9.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。