約 5,754 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/811.html
前作『ゆっくりと津波』では作品中の表現、作品の投稿時期等で不適切な部分がありました。 ご迷惑をおかけした事をお詫び申し上げます。 過去に書いたもの ・ふたば系ゆっくりいじめ 775 ゆっくりと黒豆 ・ふたば系ゆっくりいじめ 911 ゆっくりとお預かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 930 ゆっくりとバレンタイン ・ふたば系ゆっくりいじめ 1031 ゆっくりと津波 ・人間が出ます。 ・今後は『しがないあき』と名乗らせて下さい。 『ゆっくりと毛皮のフード』 私はしがない虐待お兄さん。 今は愛犬・ミニチュアダックスのポチのご飯を買い、近所のペットショップから帰ってきた所だ。 例え金欠状態でもポチへのご飯は妥協しないのが私である。……犬バカ? それは褒め言葉だ。 「ワン! ワン!」 家に入るなり尻尾を全力で振ってリビングからポチが出迎えてくれる。 これがあるから私は一日働ける。家族って本当にいいものだ。 「ワン! ワンワン!」 それにしても、今日はいつにも増してお暑いお出迎えである。 ……それもそのはず、私はポチの大好きなご飯が入った袋を持っているのだから。 「じゃあポチ、まずは散歩に行こう。ご飯は帰ってから食べような」 「ワン!」 テンションそのままにポチに首輪とリードを付け、まずは食前の散歩へと出発である。 ……と、その前に。私はペットショップの袋の中から、一着の毛皮のフードを取り出した。 『ゆっくりあったか! 毛皮のフード ありす用』という名前のこのフードは、レジの横にある処分品コーナーにあったものだ。 パッケージイラストでは気持ち悪い表情(に私は見える)をしたありすの頭をすっぽりとこのフードが覆っている。 定価三千円の所をなんと破格の三百円で売られていたこのフードだが、試しに手に取ってみたらフワフワしていて暖かい。 しかもその色合いが私の持つジャケットとぴったり同じであり、サイズもまた、私が十分身に付けられる程の大きさだ。 気付けば私は、ポチのご飯と一緒にこのフードも手に取っていた…… 夜になると外はまだまだ肌寒い。私はジャケットに合わせるように毛皮のフードを広げ、そして頭をすっぽりと覆った。 ……おお、予想以上に暖かい。さすが寒さに弱いゆっくり用に作られた逸品である。 鏡の前で確認……うむ、まるでジャケットに元々付いていたと言っても信じてしまいそうなくらい自然なコーディネートではないか。 次の冬場での活躍を視野に入れ、私はポチとの散歩へと出かけて行った。 「あら、こんばんは」 「こんばんは」 ……家を出てすぐにお隣さん夫人と遭遇。どうやら飼いゆっくりのまりさとの散歩を終えたばかりのようだ。 肝心の糞饅頭はお隣さんに抱かれて眠っている。大方途中で疲れて抱っこでもさせていたのだろう。 「あら、そのフード暖かそうですねー」 「ああ、今日買ったばかりなんですよ」 「そうですかー、どこで買ったんですか?」 他愛も無い井戸端会議。だが、現代日本で失われつつあるというご近所付き合いが出来ているのだからいい事である。 「……ゆゆー? じじいがいるんだぜ?」 「あらまりさ、目が覚めたのね……って、じじいじゃなくてお兄さんでしょう!」 「なにいってるんだぜー? じじいはじじ……ゆ?」 ……相も変わらずよく教育された糞饅頭である。まりさ種は基本的にどれもふてぶてしい目をしているが、こいつはいよいよだ。 しかし何故だろう、寝惚けているのか糞饅頭の表情が硬い気がする。……あ、だんだん青ざめてきた。腹痛か? 「ゆわあああああ! れっれっれっ……れいぱーだあああああああああああ!!」 まさかの糞饅頭の咆哮だった。 恐らく近所中に響いたであろう悲鳴を上げ、糞饅頭はお隣さんの腕の中で力の限り暴れまわる。 「ちょっ、どうしたのまりさ!? この人はお隣のお兄さんよ?」 「れいぱーがいるんだぜええええええ! いぬさんをつかまえてるんだぜええええええ!!」 「な、何言ってるの!? まりさ、大人しくしなさい!」 糞饅頭は更に激しく暴れ、お隣さんは必死になって口と体を抑えにかかる。 ポチが不安一杯でおろおろする中、更に響き渡る糞饅頭の悲鳴……どうしてこうなった? 「なあまりさ、ひょっとしてこれを被ってるから私と分からないだけか? おい」 「れれれれいぱーいやあああああ! れい……ゆ? じじい?」 正直このフード以外に普段との違いが分からなかったので試しに脱いでみると、これまたぴしゃっと泣き止む糞饅頭。 ゆっくりがいかに単純な生物であるかがよく分かるが、それにしてもこのフードはもしや…… 「じ、じじい! さっきここにれいぱーがいたんだぜ! いぬさんをつかまえてたんだぜ! まりさをつれてにげるんだぜ!」 「いやいや、ここには最初から私とポチがいたんだが」 「そうよまりさ、急にどうしちゃったの?」 私とお隣さんの間で間抜け面を交互する糞饅頭。 傍から見ればこの光景、糞饅頭のただでさえネジが外れた餡子脳がいよいよ腐ったようにしか見えない。 「おかしいですね、うちの子が帽子を被ってたってちゃんとまりさはうちの子って分かるんですけど……」 「は、はは……あれです、フードだからですよ、多分……」 そう言って無理矢理納得させて私は散歩を再開したがしかし、内心では糞饅頭が怯えた原因を想像できていた。 このフードの商品名は『ゆっくりあったか! 毛皮のフード "ありす用"』 ……つまり、ありす用というのがミソなのではないか。 ゆっくりの個体識別には各々の頭部にあるお飾りが用いられる事は広く知られた事である。 しかしフードを使用する場合、お飾りの上から更にフードが被せられ、そのままでは個体識別が不可能になってしまうのだ。 恐らくこのフードからは、ゆっくりにだけ分かる匂いか何かの成分が出ているのではないだろうか? フードを被せても、ちゃんと誰か相手に伝わるように……だからわざわざゆっくりの種毎に商品が出ていたのだろう。 ……そしてもし、このフードから発せられるありす成分が"れいぱーありす"の成分だったとしたら? ……納得のお値段九十%オフである。 散歩の度に周囲のゆっくりかられいぱーだと叫ばれるフードなど、欠陥品以外の何者でもないではないか。 そう言えば買った時に何も注意をされなかったが、レジがバイト君だったので仕方がないか。 しかし、ゆっくりではなく私が着けるにしても今の糞饅頭のように叫ばれるのなら、結局着ける訳にはいかない。 ゆっくりにれいぱーだと叫ばれるなんてHENTAIお兄さんにしか見えない。冗談ではない、私は虐待お兄さんなのだから。 「ゆゆっ! じじい、れいむはしんぐる(ry」 ……などと考えながら散歩をしているとまたしても遭遇した野良のゆっくりれいむ。 本当に奴等はどこから沸いて出てきているのだろうか? 「れいむにあまあまをちょうだいね! ぐずはきらいだよ!」 ……こいつら、何気に私がポチを連れていると虐待出来ない事を知っているのではないだろうか? ポチがフレンドシップ丸出しで尻尾を振っていては、目の前の饅頭を踏み潰す事すら適わないのが悔しい。 ……だが待てよ、このまま帰すのも癪な話である。ここは一つ、こいつにいい物をくれてやろうではないか。 何だか前も似た様な事をした気がするのは置いておき、私はれいむを掴まえると、その頭にフードを括り付けた。 「なあれいむ、そのフードはお前にやるよ。暖かいだろう?」 「ゆゆっ! なんだかぽかぽかしてきたよ! じじいはれいむのどれいにしてあげてもいいよ!」 ……被せられた本人はフードの匂いに気付かない物なのか、このれいむはえらく上機嫌になってしまった。 それとも今までの私の考察が考えすぎだったのか? はたまた、単にこいつがバカなだけなのか…… ……何にせよ、被っているとれいぱー呼ばわりされるような三百円のフードなんぞには何の未練も無い。 それに、もしこのれいむが本当にバカなだけならば、こいつが巣に帰ってから面白い事になる。 私はポチを連れ、フードを被ったれいむを置いてこの場を去った。 ※ ※ ※ ご飯を求めて彷徨っていたしんぐるまざーのれいむは人間から毛皮のフードを手に入れ、胸を張って住み処である公園へと帰っていた。 今までの冬は地獄のような日々を送っていたが、このフードを被ってかられいむは寒さとは無縁である。 「おちびちゃん! ゆっくりかえったよ!」 「「あっ、おきゃあしゃんのこえがしゅるにぇ!」」 以前拾ってきたダンボールを横倒しにしただけの家で待つ可愛いわが子の声を聞き、早くも微笑むフードれいむ。 亡きまりさの忘れ形見である赤れいむと赤まりさ。フードれいむ自慢の実にゆっくりしたおちびちゃん達である。 これからこのフードですりすりしてあげよう、夜は皆でこの中でぽかぽか眠ろう…… 肝心のご飯は全く手に入っていないにも関わらず、彼女の頭の中には早くも春が到来していた。 「おちびちゃん、きょうはいいものをもってきたよ!」 「「おきゃあしゃん、ゆっくちおきゃえりなしゃ……ゆっ?」」 颯爽とダンボールハウスに駆け込むフードれいむ。だがその向こうでは、一気に表情が青ざめた自慢のおちびちゃん達が待っていた。 「「ゆんやああああああああああああ! れいぱーだああああああああああああああああああ!!」」 「お、おちびちゃん!? れいむはおかあさんだよ! れいぱーなんかじゃないよ!」 赤ゆっくり特有の甲高い悲鳴を上げて泣き始めた我が子に驚き、フードれいむは慌てて二匹の元へ駆け寄る……が。 「ゆんやあああああ! こにゃいでにぇ! ゆっくちでていっちぇにぇええええ!」 「おきゃああしゃあああああああん! たちゅけてぇえええええ!」 拒絶。今まであんなにもゆっくりしていた赤ゆっくり達の、あまりに強烈なまでの拒絶。 何故自分が怖がられるのか? 何故自分がれいぱーと言われるのか? フードれいむは全くその答えに辿り着けぬまま、事態は更に酷い方向へと向かう事になる。 「なんだかゆっくりできないこえがきこえたよ! ……ゆわああああ! れいぱーだああああああああ!」 「れいぱーがまりさたちのゆっくりぷれいすにいるよー!?」 「でいぶはでいぱーじゃないでしょおおおおおおお!?」 騒ぎを聞きつけたご近所のまりさとれいむにまで叫ばれ、いよいよフードれいむはパニックを起こしてしまった。 三匹の成体饅頭と二匹の赤饅頭が声の限り叫び合う夜。変な奴が出回る春にはまだ少し早いのだが。 「れいむ、おちついてね! れいぱーはまりさがやっつけるからね! ゆっくりしんでね!」 「やっ、やべでね!? でいぶをいじめ……ゆぎぃ!」 五匹の中では一番最初に我に返ったまりさが、フードれいむに体当たりを開始した。 はっきり言って野良としては標準的な体当たりである。相手が本来のれいぱーならば、まず意に介す事もないだろう。 だが、フードれいむは見た目はれいぱー、中身はれいむという残念な仕様だ。おまけに頭脳は壊滅状態。 そんなフードれいむはまりさの体当たりをもろにくらい、成す術も無くごろごろと転がされる。 「ゆゆっ、まりさがんばってね! れいぱーはゆっくりしないでしんでね!」 「「がんばっちぇにぇ!!」」 横倒しになったフードれいむの視界に飛び込んできたのは、自分を倒したまりさを応援するおちびちゃん達とれいむの姿。 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおお!?」 半ば当然のように搾り出された彼女の叫びは、しかしまりさの体当たりによって阻害される。 「ゆげぇ!?」 容赦のないまりさの体当たりに、れいむは左の頬を擦り剥いた。 「ゆっくり! しないで! しんでね!」 「ゆぐぅ!?」 追い討ちの連続体当たりが決まり、今度はおでこを擦り剥いてしまった。 ……さっきからダメージは全然深刻ではないのだが、これでも無駄に痛がりなゆっくりには辛いのである。 「まりしゃおじしゃん、ぎゃんばっちぇね!」 「れいぱーなんてやっちゅけちぇね!」 「お、おぢびじゃん……どぼじで!」 ……何より、愛する我が子達かられいぱーと見なされ、自分を攻撃しているまりさを応援されたとあっては。 「ゆびゅー……ゆびゅー……」 散々に体当たりで嬲られ、ついにフードれいむは仰向けになったまま身動き一つ取る事も適わない状態となってしまった。 いつしか前歯が数本折れ、顔面は所々に破れ、餡子すら漏れかけている。 しかしこの惨事の元凶となった毛皮のフードに覆われた部分は無傷なのだから皮肉な物である。 毛皮のフードは結構防御力が高いのである。下手したら鉄兜より高い作品もあるから恐ろしい。……ドラクエの話だが。 「れいぱーなんて……ゆるせないよ……!」 フードれいむを嬲り続けて肩(?)で息をしていたまりさが、落ちていた木の枝を口に咥えた。 「まりさのれいむはね……! あきさんのときにね……!」 「や、やめてねまりさ! れいむはだいじょうぶだから……!」 「お……おまえのような! れいぱーに! おそわれて! ゆっくりしたれいむのおとうさんとおかあさんを! ころされたんだよ! れいむだって! さんざんむりやりすっきりさせられて! ……にどと! にどとにんっしんできなくなったのにいいいいいいい!」 「ゆっ……まりざぁ……」 感極まったように泣くれいむ。よく見ると枝を咥えたまりさも目に涙を浮かべている。 見事な三文芝居である。 「だからまりさは! おまえのようなゆっくりできないれいぱーはゆるさないよ! りかいしたら! ゆっくり! しんでねぇ!」 「ゆっぎょああああああああああ!?」 まりさは枝先をフードれいむに向け、先ほどより一層鋭い体当たりを繰り出した。 枝先はフードれいむのまむまむを貫き、今まで以上に目を見開き、歯茎を剥き出しにして悶絶する。 「しねっ! しねっ! しねえええええええええ!」 引き抜いた傍から再び突き刺し、また引き抜いては突き刺すを繰り返すまりさ。 さほど鋭利とは言えない木の枝で、しかも体当たりの度にぶれて刺さる場所が異なり、結果としてフードれいむの苦痛は増すばかりだ。 「ゆぎっ……やべっ……いだっ!?」 完全にお門違いの怒りを受け続けたフードれいむ……ついに、彼女は限界の時を迎えた。 「「……おきゃあしゃん……どきょにいっちゃんだりょ……」」 凄惨な制裁劇を幼い眼に焼き付けられたフードれいむの可愛いおちびちゃん達が、母を求める声を彼女は聞いた。そして…… 「……おちびちゃん、もしよかったら、れいむとまりさのおちびちゃんにならない?」 「「……ゆっ?」」 「ゆええええええええええええええええええええ!? お、おちびちゃーん!?」 「まだいきてるんだね! はやくしんでね!」 「ゆっぎゃあああああああああああああああ!?」 れいむの提案に驚くおちびちゃん達。 それ以上に驚いたのは実の母たるフードれいむなのだが、彼女はまりさに再び体当たりを食らって悶絶する。 「……ゆふぅ! まりさもさんっせいだよ! おちびちゃん……ゆっくりしていってね!」 「えいえんにゆっくりしてしまったおちびちゃんのおかあさんのぶんまで……みんなでゆっくりしようね!」 「「……! ゆわーい! ゆっくちちていっちぇにぇ! おとうしゃん! おきゃあしゃん!」」 「おぢっ! おぢびぢゃーん!?」 いつの間にかまりさとれいむの間におちびちゃん達が入り込み、何か一家団欒の様相を呈している。 しかもさり気にフードれいむ……おちびちゃん達の本当の母親はとっくに死んだ扱いにされているではないか。 それにしてもこのまりさとれいむ、あまりに自分に酔いすぎである。 かくしてフードれいむのおちびちゃん達はまりさとれいむの子供にされ、四匹は幸せそうに帰っていった。 一方のフードれいむはすぐに死ぬには足りなくても二度と動けぬ程度の傷を負わされ、一人その場に取り残される。 せっかくフードを被っていたのに、今夜は今までで一番寒かった事だろう。 ※ ※ ※ 私はしがない虐待お兄さん。 今日はポチと散歩に行く前に一足先に公園に足を運んでいる。 というのも他でもない、先日放った毛皮のフードを被ったゆっくりの様子を見る為である。 れいむにフードを被せた後に件のフードについてネットで調べてみた所、製造したゆっくり関係の会社はすでに倒産していたらしい。 というのも、社命を掛けて開発したこのフードはやはり欠陥品であり、各地でトラブルが続発していたのだ。 れいむのフードは被るとでいぶに見え、まりさのフードは被るとゲスに見え、そしてありすのフードは被るとれいぱーに見える…… 商品は予想以上の欠陥品であり、既に大半は回収され、市場に出回った数はほんの僅かだったという。 ……となれば、当然あのれいむの末路も見えてくるというものだ。 どうせこの辺の野良の拠点は近所の公園と相場が決まっている。私はワクワクする気持ちを抑えて公園へと入った。 まずはフードれいむの存在を確認したかったのだが、最初に見つかったのはまりさとれいむに両者の赤ゆが一匹ずつという親子だった。 「ゆゆっ! じじいはどこかにいってね! まりさはれいむとおちびちゃんをまもるんだよ! ぷくー!」 ……なかなか家族思いなだけ、ゲスの中ではマシな部類ではなかろうか。では一踏み。 「ゆべぇ!?」 「まっ……まりざああああああああああ!?」 「「おとうしゃーん!?」」 ポチとの散歩を控えているので、フードれいむ以外は手短に退場頂く。 「なあれいむ、この辺にれいぱーはいなかったか?」 「まりざああ! どぼじで……ゆゆっ? れいぱーなら、あそこでしんでるよ!」 器用なことに泣きながらもフードれいむの居場所を教えてくれるれいむ。 何だかざまあみろな顔をしているが、余程れいぱーに恨みでもあったのだろうか? 場所を教えてもらったお礼に、こいつの赤ゆ二匹を連れて行ってやる事にした。 「ばりざあ……ばりざああ……ゆゆ!? おちびちゃーん!」 「「おきゃあしゃん! たちゅけちぇー!?」」 「じじ……おにいざん! おちびちゃんだけは! おちびちゃんだけはたすけてくださいいいいい!!」 今の言葉を人語に翻訳すると、「おちびちゃんだけはより無残に殺して下さい」である。 手の中で喚く赤ゆとそれを追って跳ねるれいむ。 そんな饅頭共を尻目に、私は昨日のフードれいむと一日ぶりの再会を果たした。 「どうした、れいむ。せっかくやったフードがボロボロじゃないか」 「ゆっ……」 ……どうやら、既にこの公園でボロクソにされていたらしい。 所詮れいむの力では、他の野良と喧嘩になっても勝てなかったという事だろう。 野良にしては特にまむまむに力を入れて攻撃をしているあたり、よほどれいぱーを嫌った者がいたのだろうか? 「じっ……おにいさん! ころすならそのれいぱーにしてね! おちびちゃんはたすけてね!」 「ゆっ……おぢび……ぢゃ……」 ……感動の再会に水を差すとは頂けない。 私はれいむとフードれいむによく見えるように、掌の上の赤れいむと赤まりさを捏ね繰り回した。 「やっ、やめちぇ! やめっ……」 「いっいじゃい! いじゃ! いっ……」 二週、三週と手を捏ねると、最早赤ゆの反応は薄くなる。 ピンポン玉にも満たない二つの饅頭は、やがて混ざって一つのグロ饅頭になった。 「ゆわああああああああああ! おちびちゃん! おちびちゃああああああああああぶっ!?」 慟哭するれいむを踏み殺す。こいつら家族は前座なのだ、無駄に叫ばせる理由もない。 「さて、れいむ。れいぱーになった気分はどうだった?」 「……へへ……」 もっと色々と絶望した表情を期待していたのだが、どうもフードれいむの顔はそうではなかった。 ……いや、ある種の絶望は確かに浮き出ている。だが何故だろうか、奴は思いのほか笑っていた。 「へへ……ゆへへ……れいむはおかあさんなんだよ……おかあさんをうらぎるげすは……しぬんだよ……ゆへへへへ……」 ……昨日の晩に何があったのだろうか? きっと一部始終を知っていれば、今のこの場面は私にとってもっとゆっくりできると思うのだが…… 「へへへ……」 フードれいむはすでにダメだ。こんな状態になったが最後、まともな会話など成立し得ないだろう。 「おちびちゃーん……おちびちゃーん……おちぶ」 公園備え付けのゴミ箱に叩き込むと、フードれいむは一気に息絶えた。 見た目のダメージから想像するに、むしろ今まで生きていたのが奇跡だったのだろう。 こんな場面で奇跡が発揮されるあたりはさすがゆっくりである。 毛皮のフードは少し惜しい気もしたが、土と餡子に塗れたそれはあまりに汚いので、結局そのまま捨てる事にした。 既に殺しておいたまりさとれいむ親子を上から放り込み、毛皮のフードは餡子まみれでゴミ箱の底へと消えた。 【完】
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/244.html
『鍵のない檻』 序、 人里離れた森の奥深く。そこには群れを治めるリーダーはいないものの、自然に集まってできた天然のゆっくりぷれいすがあ った。群れのリーダーも掟も存在しないゆっくりの集団など瞬時に崩壊してしまうような印象を受けるが、この界隈のゆっくり たちは総数こそ多いものの互いに強く干渉しないせいか争いも起こさず平和に暮らしていた。ゆっくりたちの言葉を借りるなら ば、とても“ゆっくりしている”群れであると言えよう。 季節は春。ここ数日の間に降った雨が春一番の風に耐えた桜の花びらを落とし、春の代名詞はすっかり葉桜となってしまって いる。気温も少しずつ上昇し始めていた。人間にとってもゆっくりにとっても過ごしやすい季節。その群れのゆっくりたちは皆、 思い思いに春を満喫していた。 「ゆゆん! まりしゃ! こーろこーろでどっちがはやく、おきゃーしゃんのとこりょにいけりゅかきょうそうしようにぇっ!」 「ゆっくちりきゃいしちゃよっ!!!」 ピンポン玉サイズほどの赤ちゃんゆっくり姉妹が並行に転がり、親ゆっくりの元へとたどり着く。親ゆは子供たちの愛らしい 姿を見て悦の表情を浮かべながら、頬についた泥を舌で綺麗に舐め取ってあげていた。くすぐったそうに笑う赤ゆたちは、その まま親ゆの頬に自分たちの頬をすり寄せた。こーろこーろ、ぺーろぺーろ、すーりすーりの三連コンボである。その筋の人間が この光景を見てしまえば発狂さえしかねない。 また別の場所ではバスケットボールほどのサイズにまで成長した二匹のゆっくりが、ぷろぽーずの真っ最中である。訪れた春 を喜び有頂天になっているこの季節のゆっくりは、全体的にガードが甘くなっており告白の成功率は年間通じて高い数値を示し ていた。やがて数多の“らぶらぶかっぷる”が誕生して、家族仲良く森の中を跳ね回る姿を見ることができるだろう。 森はこれほどの数のゆっくりを養えるだけの自然を有していた。人間たちも開発などで手を出すことのない未開の地であった ため、ゆっくりたちにとってはまさに楽園と言っても過言ではない。組織として群れを成しているわけではないので、ふらふら とこの地にたどり着いたゆっくりも多い。それらの間で揉め事が発生しないのは全てのゆっくりたちが等しく自然の恩恵を受け ることができているからだろう。衣食足りて初めて礼節を知るのは、人間の世界でもゆっくりの世界でも同じことらしい。 「ゆ?」 地にあんよをつけた数匹のゆっくりたちが反応を示した。大地が小刻みに震えている。その振動が徐々に大きくなっていく。 「ゆゆゆゆ……っ!!」 地震である。最近よく発生しているが小規模な揺れであるため、それを気にしているゆっくりは一匹もいなかった。もちろん、 地震に対して恐怖心は抱くものの揺れが収まってしまえば何事もなかったかのようにまたゆっくりし始める。もともとそういう 危機感からはかけ離れた存在のゆっくりであるが、ここ数日は頻繁に地震が起きているので慣れてきてしまっているのもあるだ ろう。 「ゆぅ……じしんさんはゆっくりできないよ……」 「れいむ! あっちにちょうちょさんがいたのぜ!!!」 「ゆゆーん! まりさ、いっしょにむーしゃむーしゃしようね!!!」 「ちょうちょさん! まってねっ! ゆっくりまりさにむーしゃむーしゃされてねっ!!!」 「れいむもぉ!! れいむもだよぉ!!!」 ふらふらと現れた蝶々を追いかけて跳ねていく二匹のゆっくり。周りもそういう姿を見ているとすぐに感化されてしまう。の ーびのーびしたり、むーしゃむーしゃしたり。森のあちらこちらから「しあわせー!」という声が聞こえてくる。 先ほど蝶々を追いかけていた二匹のゆっくりは森を抜けて開けた場所まで出てきていた。遠くに人間たちの街が見える。その 風景に目を奪われ蝶々を見失ってしまった。 「れいむ……? あれはなにかな……?」 「ゆぅ……?」 空を見上げていたまりさの言葉にれいむも上空に目を向ける。二匹にはそれが何か理解することはできなかったが、一機のヘ リコプターが人間たちの街へ向けて飛行している最中だった。 「すごいね~……れいむもおそらをとびたいな……」 「ゆふふ……れいむは“ゆめみがち”なゆっくりだねっ! でも、その……っ、そんなところも……か、かわいいよ……」 「ゆぇっ?!」 茹で饅頭と化してしまった二匹はしばらくお互いの顔をチラッ!チラッ!と見合った後、そっと身を寄せ合った。後は若い二 匹にゆっくりとしてもらうことにして、別の場所に視点を移そう。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせぇぇぇ!!!!」 木の根っこに生えていたキノコを口に入れながら涙目で叫ぶれいむ。キノコ狩りにやってきた数匹のゆっくりたちが固まって うろうろしている。草をかきわけたぱちゅりーも数種のキノコを採取していた。森の自然はゆっくりたちの空腹を満たすのに一 役も二役も買っていた。食料の豊富さのおかげで越冬に失敗した家族はほとんどいない。これほどの環境下で越冬に失敗するよ うなゆっくりは真性の馬鹿である。それでも、越冬成功率が百パーセントに達することがないのが、ゆっくりらしいと言えばゆ っくりらしいのだが。 「むきゅっ! みんな! きのこさんをさがすのにむちゅうになっていると、どうぶつさんにむーしゃむーしゃされてしまうか のうせいがあるわっ! きをつけてそろーりそろーりもどりましょう!」 「「「ゆっくりりかいしたよ!!!」」」 ぱちゅりーの心配は杞憂だった。ここ最近、動物たちの数が減ってきている。越冬前は狩りに出たゆっくりが野犬やイノシシ に食い殺される事は日常茶飯事だったが、春が訪れてからと言うものぴたりとその姿を見かけなくなってしまった。ゆっくりに とっては願ったり叶ったりである。れみりゃやふらんなどと言った捕食種であれば“けっかいっ!”を張っている限り巣穴に逃 げ込めばやり過ごすことができるが、野生動物を相手にするとそうはいかない。動物たちは嗅覚でゆっくりを追い詰めるため、 対抗する手段が皆無なのだ。 ぴょんぴょんと飛び跳ねながら森の“居住域”に向かうゆっくりたちがあんよを止めた。前方から地鳴りが聞こえてきたのだ。 「ゆっくり……」 最初は地震と勘違いしていたゆっくりたちだったが、すぐに顔色が変わった。土煙を上げながら一直線に自分たちに向かって くるのは動物たちの群れである。 「ゆ……ゆあああ!! まってねっ! まってねっ!! かわいいれいむをたべないでねっ!! こっちこないでね!!!」 途端に騒ぎ出すゆっくりたち。ぱちゅりーは既に他界していた。残りのゆっくりたちも恐怖であんよを一歩も動かすことがで きない。生きたまま食われて殺される。それを悟り、大粒の涙を流しながら震えるゆっくりたちには目も暮れず動物たちが一直 線に駆け抜けていく。だからと言ってゆっくりたちが助かったわけではない。粉塵に視界を奪われ、無数の足で踏みつけられ、 中身を押し出されたゆっくりたちは、まるでダンプカーにでも轢かれたかのようにぐちゃぐちゃに潰れて絶命していた。 「も……と、ゆ……く、り……した……かっ――――」 ここだけではなかった。同じような現象が森のあちこちで起こっている。同じように大地を唸らせ駆け抜ける動物たちの一団 を見たという話は森の各地から報告されていた。ゆっくりたちの中には自分たちが動物たちを追い払ったと勘違いして喜び跳ね 回る者もいた。動物たちの意図はともかく、自分たちの生活を脅かす存在がゆっくりぷれいすからいなくなってしまうのはあり がたい。このゆっくりぷれいすはますます発展していくだろう。 やがて陽が落ち、静寂が森を包み込む。巣穴の中に戻ったゆっくり一家たちは五、六匹の単位でぴったりと体をくっつけて寝 息を立てていた。 「ゆぅ……ゆぅ……」 「ゆぴー……」 「……まりさたちはこんなにかわいいちびちゃんたちといっしょにゆっくりできて、しあわせだね……」 「ゆぅん……まりさ、れいむといっしょにずっとずーっとゆっくりしてね……」 「ゆっくりするよ……すーりすーり……」 「すーりすーり……」 ……幸せ。 その頃。 ゆっくりたちの元には届かないが、人間の街ではテレビのニュースやラジオを使って“情報”が絶え間なく流れ続けていた。 ――双葉岳上空です ――四月に入ってから活発な火山活動を続けている双葉岳ですが、先日“火山観測所”が噴火の警戒レベルを“2”に引き上げ たことを発表しました ――付近の住民はこれまで以上に火山噴火の情報に耳を傾け、各市町村のハザードマップなどを頼りに避難経路の把握を今一度 確認して有事の際に備えてください ――なお、これに伴う小規模な地震が発生していますが………… 一、 動物たちがゆっくりたちの周りからいなくなってから一週間ほどが経過していた。 外敵が極端に少なくなったことに歓喜した群れのゆっくりたちは、日増しに頻度を増す小規模な地震に怯えながらも静かに暮 らしている。地震が起きるといっても巣穴が崩落するほどのものではない。それを理由にこの理想郷から離れようとする者は一 匹もいなかった。 「ゆっくりのひ~ まったりのひ~」 呑気に歌を歌いながらたわむれる数匹のゆっくりたち。豊富な餌は健在だ。ここで暮らしていく分には何の問題もなかった。 「れいむぅ。 それじゃあまりさはかりにいってくるのぜ!」 「ゆっくりりかいしたよ!」 そんなやり取りをしているのは人間の街を眺めながらプロポーズを行っていた二匹である。結局あの後、二匹は“けっこんっ!” して一緒に暮らしていた。まだ子供を作る時期には来ていないようだが、周りから見てもパルパルしてしまうくらいに仲が良い。 まりさがぴょんぴょんと草の向こうに消えてしまった後。 「……ゆ?」 空を見上げるれいむ。上空から音が聞こえてきたのだ。それはヘリコプターのプロペラ音。木々の隙間から一瞬だけヘリコプ ターの機体が覗いた。れいむが怪訝そうな表情を浮かべる。四月にしては湿った風がれいむの頬を撫でた。 「ゆっくり……していってね……?」 呟く。まるで心の中を覆う暗雲を払うかのように。れいむの言葉を聞いているゆっくりは周囲に一匹もいなかったが、それで も呟かずにはいられなかったのだろう。ヘリのプロペラ音はその日一日中ひっきりなしに森のゆっくりたちの元に届いた。 「ねぇ、ぱちゅ……あのおとはいったいなんなのかしら……? うるさくてとかいはじゃないわ……」 「むきゅぅ……ぱちゅにもよくわからないわ……」 「わからないよー……」 ぱちゅりー、ありす、ちぇんの三匹がれいむ同様に不安そうな顔でお喋りを続けている。空はこんなにも晴れ渡っているのに、 ゆっくりたちの表情は心なしか曇っていた。 「ゆっくちできにゃいよぉ……」 「おきゃあしゃん……ありしゅ……きょわいよ……」 「ゆ……ゆぅ……」 ある巣穴の中では親ゆっくりにぴったりと頬をくっつけて震えている赤ゆの姿があった。 群れの中で争いが起きているわけでもない。動物や捕食種の集団に襲われて死の危険に晒されるわけでもない。食料が足りな くなっているわけでもない。 それどころか、本当なら長く苦しい冬を乗り切って皆で仲良く暮らしていたはずだ。そんなに長く生きているわけではないが、 皆一様に違和感を感じていたのだろう。越冬を終えても、ゆっくりできる日々は訪れない。いや、決してゆっくりできていない わけではないのだ。だからこそ戸惑いを隠すことができなかった。それぞれが、何に対して怯えているのか理解できない。 そのとき、大地が小刻みに振動を始めた。ゆっくりたちが不安そうな顔になる。もう慣れたとはいえ、ゆっくりできない事に は変わりない。おろおろはしながらもしばらくすれば地震は収まる。 「……ゆ?」 「ゆゆっ?」 巣穴の中で隠れて震えていた数単位の家族が飛び出してきた。 「どお……して……?」 地震は収まらない。それどころか、徐々に揺れが激しくなっているような気がする。そして、それは気のせいなどではなかっ た。 「ゆ……ゆわああ!!!」 激しく震える大地に数匹のゆっくりたちがころころと転がった。あんよに力をかけていなければその場に留まっていることが できない。一度転んでしまった赤ゆはいつになっても起き上がることができなかった。同じような事態が森の各所で起きている らしい。あちらこちらから泣き声が聞こえてくる。 「ゆゆっ! じしんさんっ! ゆっくりしないでおさまってね! れいむたち、こまってるよっ!!」 「とかいはじゃないわっ!! ありすもいいかげんにしないとおこるわよっ?! ぷ……ぷくぅぅぅぅ!!!!」 地面に向かって威嚇を始める成体ゆっくりたち。それに対して怒りを露わにするかのように大地が跳ね上がった。思わずあん よが地から離れ投げ出されるゆっくり。 「ゆぎゃあああ!!!!」 「たしゅけちぇぇぇぇ!!!」 巣穴の入り口が崩落してしまい、取り残された赤ゆが外にいる親ゆに向かって悲痛な叫び声を上げる。しかし、体勢を保つこ とのできない親ゆにはどうすることもできない。大地が唸りを上げる。その衝撃以降、巣穴の中から聞こえてきた赤ゆの悲鳴は 途絶えてしまった。天井が崩落し、押しつぶされて絶命したのだろう。親ゆが絶叫するが、他のゆっくりはどれも気づかない。 突如起きた“異変”に思考がまったくついていかず、歯をカチカチと鳴らして震えているだけだ。 「ゆっくりにげ……」 遅い。と言わんばかりに大地が咆哮を上げた。これまでにない強い衝撃である。球体に近い体型のゆっくりたちはまとめて宙 に放り出されてごろごろと地面を転がっていく。頭を、顔を、頬を、土や小石が蹂躙していく。 「ゆあああああ!!!」 「じめんさん!! ゆっくりしてね!! ゆっくりしてね!!!」 体中をそこかしこに打ち付けながら物言わぬ大地に対して必死にお願いを続けるゆっくりたち。木に叩きつけられて止まった 一匹のありすが表情を凍りつかせた。冷や汗がだらだらと頬を伝う。口をぱくぱくと動かしながら一点を見つめていた。未だ揺 れの収まらぬ中でありすの元に駆け寄る別のゆっくり。 「あ……。 あ、あぁ……」 駆け寄ったまりさがありすの見つめる方向に視線を向ける。 「あれは……いったい、なんなのぜ……?」 木々の隙間から遥か彼方に“山”が見える。その山も唸り声を上げていた。まりさが見たのは山頂から天空に向けて昇る巨大 な火柱。まるで生き物のようにうねりながら噴き出される炎。見えている炎はほんの一部でしかなかった。同様に吐き出された 分厚い噴煙のヴェールが紅蓮の柱の大部分を覆っている。 澄み切った青を埋め尽くすかのように広がっていく黒。不気味なコントラストを生み出し己の存在を誇示し続ける赤。それは まりさやありすを含め、群れのどのゆっくりが一度も見たことがないような光景である。 森中からゆっくりたちの泣き叫ぶ声が上がった。 ――平成二十二年 四月十三日 午前十一時三十七分 双葉岳噴火。 「ゆっぎゃあああ!!!!」 「だずげでぐだざいぃぃぃ!!! おでがいじばずぅぅぅ!!!!」 「ちびちゃん!!! ちびちゃん!!! かくれんぼじないででてきでねっ!!! すぐでいいよ!!!!」 地面の揺れ事態は収縮しつつある森の中でパニック状態に陥っている無数のゆっくりたち。火山噴火の際の衝撃で跳ね飛ばさ れた際にケガを負ってしまい動けなくなった者や、ピンポン玉サイズしかない赤ゆとはぐれてしまった者。それぞれがそれぞれ の危機的状況に晒され右往左往していた。 刹那。 凄まじい轟音と衝撃が響き渡った。大地を抉り砂塵を巻き上げる“それ”がゆっくりたちには何か理解できなかった。数匹の ゆっくりが“それ”に押し潰されて死んだ。“それ”が生み出した衝撃の波はゆっくりを大きく宙に吹き飛ばした。 火山弾、である。 火山弾とは噴火の際に溶けて宙に投げ出された岩の破片が空中を飛んでいる際に冷えて固結したものである。噴火の規模が大 きければ大きいほど、山の岩を吹き飛ばした範囲は広くなる。それは、双葉岳を中心にまるで流星のように降り注いだ。木々を なぎ倒し、大地を削り、森を徹底的に破壊していく。ゆっくりたちの叫び声や絶叫は少しも聞こえてこない。着弾の際の轟音が その全てを掻き消しているのだ。 瞬間的な衝撃は地震のそれを上回る。耳をつんざくような音。襲いかかる衝撃。それらが森に住んでいたゆっくりたちを殲滅 させるかの如く続いて行く。 「ゆっくりにぎゅべっ!!!!」 火山弾の餌食になったゆっくりの数は凄まじいものがあった。規模は大小さまざまではあるが空から突如襲ってきた侵略者に 対して為す術などない。運まかせにあんよを動かして逃げるしかないのだ。広がる樹木の葉っぱに遮られてどこから火山弾が降 ってくるか予測がつかない。仮に予測がついたとしても、気付いたときにはもう潰されてしまっているのだろうが。 「い゛だい゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!」 上空高くに投げ出された拳大の岩でさえ凶器となる。巨大な火山弾に潰されて即死したゆっくりはまだ幸せだったのかも知れ ない。一匹のれいむは顔の三分の一を陥没させた姿で地面の上をのた打ち回っていた。助けてくれるゆっくりなど一匹もいない。 激しい痛みに体を滅茶苦茶に動かす。破れた皮から餡子が四方に飛んでいく。 「むっきゅううううん!!! む゛ぎゅうぅ゛ぅ゛!!!!」 火山弾に髪の毛を挟まれて身動きが取れなくなっているのはぱちゅりーだ。次々と降り注ぐ自然の弾丸に怯え、汗と涙としー しーを大量に噴射している。ぱちゅりーの近くに火山弾が落ちてくるたびに凄まじい衝撃が顔を襲う。土煙によって視界を遮ぎ られたぱちゅりーが、誰へともなく助けを求め続ける。そのとき、火山弾が木に直撃してそれを真っ二つに破壊した。それを見 て顔面蒼白になっているぱちゅりーを更なる悲劇が襲う。木が、ぱちゅりー目がけて倒れてきたのだ。 「む゛ぎゅぇっ!!!!!」 視界を倒れてくる木で覆われ、潰される最後の一瞬まで絶望に苛まれながら、ぱちゅりーはようやくこの恐怖から解放された。 「おきゃああしゃああああん!!!」 「ちびちゃんたち!! ゆっくりしないでにげるよっ!!!」 ぴょんぴょんと飛び跳ねながら森を逃げ回っているのはまりさ親子だ。既につがいであったありすは死んでいる。泣き叫ぶ子 供たちを引き連れて、山頂に現れた真紅の悪魔から少しでも遠くに離れようと必死だ。まりさが子供たちを振り返る。 「ゆ゛げぇ゛ッ?!!」 間抜けな叫び声を上げるまりさの視界に映し出されたのは一直線に自分たちのもとへと転がってくる巨大な火山弾だった。そ の足色たるやとてもゆっくりのあんよで逃げ切れるようなものではない。助かるための選択肢はいくつか残されていたが、正し い判断を下すことはできなかった。それどころかその場でぴたりと立ち尽くし、迫る火山弾を見ていることしかできなかった。 「ぎぴっ!!」 「ぴゅげっ!!!」 まるで計算されていたかのように二匹の赤ゆを叩き潰しながらまりさに襲いかかる火山弾。まりさは頬に空気を溜めて火山弾 に対し威嚇を試みた。次の瞬間、まりさがいた場所は小さな水溜まりの餡子が残されているだけだった。 一瞬にして群れを壊滅の危機にまで追い込んだ火山弾はその勢いを留めることはない。ゆっくりたちだけではない。木や草や 花。あらゆる命を破壊していった。 火山弾の直撃を逃れたゆっくりたちは巣穴の中や岩陰に身を潜めてがたがた震えていた。この場所もいつ崩落してしまっても おかしくない。それを分かっていながら外に出ることはできなかった。出たら火山弾によって潰されてしまう可能性がある。八 方塞がりのゆっくりたちは泣きながら地獄と化していく森の姿を眺めていることしかできないのだ。 「おきゃ……しゃ、れーみゅ……あちゅくて……ゆっくち……ゆっ、ゆっ、ゆっ……」 突如、巣穴の中の温度が上がり始めた。それにいち早く反応したのは体の小さな赤ゆたちである。空気が焼けるように熱い。 「もっちょ……」 一瞬にして体中の水分を奪われた赤ゆがばたばたと死んでいく。まるで巣穴という窯の中で蒸し焼きにされているかのような 熱さだった。かろうじて生き残った親ゆがたまらず巣穴の外にあんよを向ける。干からびた赤ゆを見て流した涙は一瞬で蒸発し てしまった。切れ切れの呼吸で巣穴から顔を出した親ゆは一瞬で消し炭となって死に絶えた。 火山弾に加えて群れを蹂躙する新たな脅威が現れたのだ。まるで生き物のように斜面を滑り落ちるのは高温の火山ガスと火山 灰。灼熱の霧のようにも思えるその正体は“火砕流”である。森を焼き払いながら山頂から流れてくるその姿はまるで悪魔の魔 手のようにも見えた。まるで獲物を探して腕を伸ばすかのように地形に合わせて流れを変化させていく火砕流が、一匹のありす をその手中に捕えようとしていた。他のゆっくりたちとはぐれてしまったありすは単身森を逃げ続けていた。 「や……やめて……、い、いや……」 目の前に迫る火砕流はもはや動く壁にも等しい。怯えて動けないでいるありすを飲み込もうとその勢いは衰えるところを知ら ない。 「いやぁ……ッ――――――――……っ、かはぁぁぁぁッ!!!!!!」 ありすが一瞬で焼きつくされる。高温の火山ガスに触れた皮は焼けただれ、吸いこんでしまった高温ガスにより体内を焦がさ れる。それはあまりにも熱く情熱的な無慈悲なる灼熱の抱擁。灰塵となったありすには脇目もふらずにその手を次の獲物へと伸 ばしていく火砕流。それが通過した後には真っ赤な炎が咲いていた。徐々に燃え広がっていく。 降り注ぐ火山弾。全てを焼き尽くしながら森を飲み込んでいく火砕流。自然が引き起こした圧倒的な暴力が何もかもを破壊し ていく。 「ゆっくりして……ゆっくりしてね!! おねがいだからゆっくりしてね!!!」 まだ夜が訪れる時間ではないはずなのに周囲が暗くなっていく。火口から吹き上げられた噴煙が上昇気流に乗って空高く登り、 太陽を覆い隠してしまったのだ。 「ゆ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 ますます悪化していく状況に適応することなどできるはずもなく、次々に命の灯を消して行くゆっくりたち。粉塵や噴煙。焼 き払われていく木々から伸びる黒煙が視界をどんどん奪っていく。そして、突如闇の中から現れる悪魔の洗礼に訳も分からない まま殺される。 「だれか……だれでもいいからたすけてねっ!!! かわいいかわいいれいむたちをたすけてねっ!!! おねがいだからたす けてねっ!!!! れいむたち、なんにもわるいことしてないのにぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」 二、 未だに地鳴りと共に小規模な爆発が山頂から響いている。降り続いた火山弾はようやく落ち着きつつあった。火砕流もそれ以 上流れ出すことはなく、巣穴の中に隠れて奇跡的に生き残っていたゆっくりたちがようやく外に這い出てくる。薄暗い森の中。 額にじんわりと汗をかく。周囲の気温が極端に上昇しているらしい。視界の悪い中でお互いの顔を確認することができたゆっく りたちは泣きながら頬を寄せ合い、それぞれの無事を喜んでいた。そこへぴょんぴょんとまりさが一匹跳ねてくる。その表情は お世辞にもゆっくりしているとは言い難い。 「た……たいへんなのぜ!! もりが……もりが、もえてるのぜ!!!」 「――――ッ?!」 火砕流の高温ガスと熱風が熱源となり、木に燃え移ったのである。そして秒速十メートルものスピードで斜面を一気に駆け抜 けるそれは強い風を生み出す。燃え盛る炎は強風で煽られ燃焼範囲を一気に広げてしまった。火砕流による二次災害がこの時既 に発生していたのである。 妙に息苦しいのも気温が高くなっているのもそれが要因の一つに間違いないだろう。しかし、生き残ったゆっくりたちはどこ に向かって逃げればいいのかがわからない。大規模な山林火災が発生しているのは間違いないが、その炎がどこからやってくる かまでは予測できないのだ。 「ゆゆっ!?」 深い霧の中にいるような状態だが、れいむは気づいた。霧の向こう側がやけに明るくなっている箇所がある。他のゆっくりた ちもそちらに意識を向けると微かに枝木が燃えて弾ける音や、倒されていく木々の凄まじい音が聞こえてきた。それぞれの顔を 見合わせたゆっくりたちは、そこから火の手が迫ってきていることを理解した。焦げくさい匂いが漂う砂塵の霧に向かって飛び 込むゆっくり。前が見えなくても前に向かって逃げるしか道が残されていなかった。そこら中に転がった火山弾に移動ルートを 限定されながらも必死になって跳ね続ける。 「た……たすけて……」 れいむ以下三匹のゆっくりたちは微かに聞こえた助けを求める声に反応し、霧の中を一生懸命に探し始める。ゆっくりたちは 根元から倒れた木に挟まれて動けなくなっているありすを見つけると、頬をすり寄せたり破れてしまった皮の周りを舐めて癒そ うとしたりし始めた。ありすはそれらの行動に少しだけ安心したのか静かに涙を流し始めた。れいむたちからは見ることができ ないが、ありすの後頭部は完全に木によって押し潰されて既に形を成していない。それでもありすがかろうじて生きているのは “自分はまだ動けないだけだ”と思い込んでいるからだろう。虚ろな視線をれいむたちに向け、涙交じりの声で“たすけて”を 繰り返す。 「まっててね、ありす! れいむたちがぜったいにたすけてあげるよっ!!!」 「ゆぅ……れいむ、ありがとう……ほんとうにありがとう……」 「こまったときはおたがいさまだよっ! それっ……ゆーえす! ゆーえす!!」 れいむの掛け声に合わせてゆっくりたちが木をどかそうと頬を押し付けるがそれで動くはずなどない。必死の形相で木を動か そうとしているにも関わらず、びくともしないのを見てありすが半ば諦めたような表情を浮かべた。ぽろぽろと涙がこぼれてく る。 「れ……、れいむっ……!」 想像以上に火の回りが早い。当然だ。ここは森の中である。拡大していく炎を遮るものは一切存在しない。気がつくとれいむ たちの周囲に火が迫りつつあった。苦虫を噛み潰したような顔で炎を睨みつけるれいむ。 「もう、むりよ……ありすのことはいいから……みんなはにげて……」 「……ゆーえす……ゆーえす……っ!!」 「れいむ……ありすのことは……」 「ゆ、ぎぃぃ……っ!! はやくどいてね!! ゆっくりできないよっ!!!」 「おねがい……っ! もういいから……っ! れいむたちまでゆっくりできなくなっちゃう!!!」 目の前で燃え上がった木が崩れ落ちる。炎から発せられる熱風がゆっくりたちの頬を軽く撫でた。がたがた震えながら眩しそ うに炎を凝視して涙を流す一行。まるでドミノ倒しのように崩れていく無数の樹木たち。辺りが火の海と化していく。れいむも ぶるぶる震えていた。震えて泣きながら、ありすの頬に自分の頬をすり寄せた。 「ゆっくり……ごめんなさい……」 「いいのよ……ありがとう、れいむ。 ありすはれいむのこと……ぜったいにわすれないから……」 見ず知らずのれいむとありす。それでもれいむはありすを助けてあげたいと願った。ありすも、自分の命よりもれいむの無事 を願った。何が二匹をそうさせたのかはわからない。 「れいむ……っ!! はやくにげるのぜっ!!」 唇を噛み締めて涙を流すれいむの姿を見て、ありすがにこりと微笑んだ。ありすは飛び跳ねて行くれいむの後姿をいつまでも 見送っていた。せめて、あなたは生き伸びてほしい。そんなことを願いながら。ゆっくりは情に弱い生き物である。 「……っ!!!」 ありすの視界に映るのは自分を動けなくさせている木に燃え移った炎。ゆらゆらとその残酷なまでの赤と熱がじわりじわりと 這い寄ってくる。ありすがぎゅっと目を閉じる。もう理解できているのだ。今から自分は焼かれて死ぬ。目の前でボロボロにな って壊れていく木々と同じような末路を辿る。ありすの金髪に炎が触れた。 「あ……あぁぁぁ……っ!!!」 そこから一気にありすの全身を炎が包み込んだ。ぶすぶすという音を立てながら髪が、カチューシャが、目が、舌が焼かれて いく。熱い。痛い。苦しい。 「ゆ゛ぎゃああ゛あ゛あ゛あ゛っ!!! あ゛づい゛よ゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛!!!!」 森の中を逃げ続けるれいむたちがあんよを止める。どのゆっくりも振り返るようなことはしない。後方から聞こえてくるあり すの恐ろしい叫び声を聞いて全身が硬直してしまっていた。時間にしてほんの僅かな出来事だったはずだ。それなのに、ありす の絶叫は永遠に続くのではないだろうかと思うぐらい長い時間に感じた。ありすの声が完全に聞こえなくなってから、ようやく 後ろを振り返る。まるで炎で全身を覆われたありすがその場にいてこちらに近づいてきているかのような錯覚を起こす。 「ご……ごわ゛いよ゛お゛ぉ゛!!!」 「もうやだぁ!! おうちかえるぅぅぅ!!!!」 炎の鮮やかな色を反射させながらオレンジ色の霧が迫ってくる。同じように森の中を逃げ惑っているのはこの一団だけではな い。あちらこちらで焼け饅頭の残骸を見たり、火だるまになった他のゆっくりが徐々に焼け死んでいく姿を見てしまった。体力 的にも精神的にも限界が近付いており、中身もほとんど底をつきそうになっている。燃え盛る森の中で食料を探し出すのは不可 能である。程なくして一歩も動くことができなくなったれいむたちをありすと同じように炎が蹂躙し、焼け饅頭の仲間入りを果 たした。 山火事の勢いが弱まる気配は一切なかった。恐らくこの森を焼き尽くすまで山火事は続くのだろう。それでも未だに逃げ続け ているゆっくりたちもいるにはいた。もはやゆっくりたちの生死には関係のないことではあるが、噴火口から溶岩が流れ出して きた。谷の部分をゆっくりと流れてくるその姿はまさに巨大な紅蓮の大蛇である。既に火山弾と火砕流で周囲を焼け野原に変え つつあると言うのに、自然の猛威は一切の情け容赦を持ち合わせてはいないようだ。 一瞬にして森は死んだ。同時にゆっくりぷれいすも壊滅した。豊富な食料も残らず焼き尽くされてしまったのである。この地 で生物が生きていくことは、事実上不可能に近い状態にまで陥っていた。 真夜中になっても火の勢いは衰えない。まるで真昼のように夜空を赤く染め上げながら時間をかけて森を蹂躙していく。生き 残ったゆっくりたちは呆然としながらその様子を見つめていた。息を吸い込むと喉が熱くなり咳き込んでしまう。そんな環境の 中でも食料を見つけて口にしなければ生きていくことはできない。いつまでも呆けているわけにはいかなかった。かろうじて焼 けずに残った雑草などに口をつけた数匹のゆっくりが、苦悶の表情を浮かべてそれらを吐き出した。 「ゆげぇっ!! ぺっ、ぺっ!!!」 しきりに唾を吐き出す。草は砂まみれだった。正確には火山灰が降り積もっているのである。爆発の際に上空高く舞い上がっ た火山灰がこの時間になってようやく降灰し始めたのだろう。気がつけばゆっくりたちのあんよは汚れにまみれている。基本的 に綺麗好きなゆっくりたちは、泥や砂の付着した食料を食べるようなことはしない。 「……ゆっ、ゆっ……」 それでも食料を口にしなければいずれは死んでしまう。口の中でじゃりじゃりと灰混じりの草を咀嚼していく。 「むーしゃ、むーしゃ……それなりー……」 火の勢いが弱まってきた場所ではなんとか食料を探すくらいの余裕が生まれてきているのだが、森全体に目を向けてみれば山 火事はまだまだ続いている。あちらこちらで火だるまになったゆっくりたちがのた打ち回っていた。生きながらにして火で焼か れるのは想像を絶する苦痛だろう。 夜の闇を激しく照らし続けた炎は一晩中燃え続けた。火山灰と黒煙がゆっくりたちの行動を著しく制限する。巣穴の中に隠れ ているわけにもいかない。引きこもっていては変化していく状況についていくことができなくなるのだ。一晩かけて麓まで流れ 出した溶岩流もようやくその動きを止めた。未だ液状の形態を保っており、焼け落ちた木屑などがそこに触れると一瞬にして溶 けてなくなる。溶岩流は森を東西に分断してしまった。 翌朝。 溶岩流の中央に大きな岩が顔を出している部分があった。 「おでがいじばずぅぅぅ!! れいぶだぢをだずげでくだざぃぃぃぃ!!!」 「ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛……」 岩に取り残された親れいむと子れいむ、子まりさが必死になって助けを求めている。子れいむは顔の一部が真っ赤に膨れ上が り、髪の毛とリボンも燃え屑のような状態になってしまっていた。炎に包まれた森の中を逃げてくる途中に引火してしまったの を親れいむと子まりさが必死になって消したのだが、間に合わず顔まで火傷を負ってしまったのである。更に子れいむの火を消 すのに夢中になっている間に溶岩流が流れてきた。進路も退路も塞がれたれいむ親子は少しでも高い岩の上によじ登り、迫りく る溶岩流から逃げようとしたのだが、現在は炎の河の中州に取り残されている状態となっている。 溶岩流の熱が岩に伝わり、激しく熱されていく。それはまさに自然が生み出した天然のフライパン。溶岩流から吹きあがる熱 気とあんよに直接伝わる岩の熱が三匹に地獄の責め苦を味わわせようとしていた。 「おぎゃ……じゃ、まり……しゃ……おみじゅしゃん……ごーきゅ……ご……しちゃい……」 体内の水分をほとんど失ってしまった子まりさが、消え入るような声で親れいむに訴えかける。表面積の小さな二匹の子ゆた ちのあんよは既に焼けただれており、岩にくっついてしまっている。最初は狂ったように泣き叫んでいたが、今となっては泣き 叫ぶ力も残されていないのだろう。乾燥しきった目玉が親れいむの方向を向いたまま動かない。ゆっくり、ゆっくりと焼き上げ られて変わり果てた姿となっていく我が子の姿を見て、親れいむもまた発狂しそうなほどに怯えていた。 「あぢゅいよぉ……あちゅいよぉ……」 ほぼ全身を火傷している子れいむも力なく訴える。親れいむもまた岩にあんよをつけていられるような状態にはない。しきり にその場で小さく飛び跳ねていた。しかし、それは親れいむの死期を早めることとなる。二匹の子ゆたちも今の親れいむと同じ ことをした。そのせいで中身の餡子をどんどん消費してしまい、最後は動けなくなってあんよを丹念に焼き焦がされた。では、 どうすればいいのか。答えは簡単である。諦めるしかないのだ。人間の跳躍力を持ってしても岩からどちらかの岸に飛び移る事 は不可能である。溶岩流が冷えて固まってしまった後ならその上を飛び跳ねて脱出することはできるだろうが、それを待ってい れば家族揃って焼け死ぬだけだ。頭の悪い親れいむが考えても理解できた。この状況を打開する方法は何一つしてない。ただ、 岩の上で意識を失うまでじわじわと皮を焼かれるしか道は残されていなかった。 「おぎゃ…………――――」 損傷の激しかった子れいむがついに永遠にゆっくりしてしまった。それはある意味幸せだったとさえ思えるほど、現実は酷い ものだった。涙も枯れ果てた子まりさは、もうまともに言葉を喋ることができなくなっていた。カサカサになった舌がだらりと 垂れる。目を見開き、びくびくと痙攣を起こしていた。時折、“がひっ、こひっ……”などと咳き込むように呼吸らしきものを 行う。 「あ……あ゛づい゛……っ!! ゆっぐりでぎな゛い゛……っ!!! どぼじで……どぼじでぇぇぇ??!!!」 あんよに感じていた熱が強くなっていく。既に親れいむにも耐えることができない温度まで岩は加熱されていた。親れいむが 暴れ始めるとほぼ同時に子まりさがぴくりとも動かなくなった。死んだのだ。 「あ゛づい゛よ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!! ゆ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 絶叫しながら身を捩る親れいむ。どれだけ抵抗しても、どれだけ泣き叫んでも岩の熱が弱まることはない。懇願する相手も、 呪詛をぶつける相手もいない。孤独の中、ひたすらあんよを焼かれ続ける。 「ゆ゛ぎいぃぃぃぃ!!!」 熱さはやがて痛みと化していく。歯を食いしばり苦悶の表情を浮かべる姿は、ゆっくり本来の表情など微塵も残されていなか った。ひたすら激痛が親れいむの全身を蝕む。溶岩流の熱気が親れいむを包み込んでいるため呼吸をするのも息苦しい。あまり の苦しさに体を滅茶苦茶に動かす親れいむ。そのとき、振り回された揉み上げが既に息絶えた子れいむに当たった。 「ゆぁっ……!!」 岩の下に落ちて行く子れいむ。溶岩流に触れた瞬間、じゅっ……という音を立てて跡形もなく溶けて消えた。燃えたのではな く、溶けたのだ。親れいむの額を冷汗が伝う。もうどこにも逃げられない。溶岩流が岩の上まで到達することはないものの、高 温となった岩に触れている限り安息の時は決して訪れないのだ。 「だ……だれがぁぁぁ!!! だずげでぇぇぇぇ!!!!」 天空に向かって叫び声を上げる。もちろんそれに応えてくれる者などいない。 「ゆゆっ?!」 一瞬の出来事だった。熱さに耐えることができずに暴れ回っていた親れいむはあんよを踏み外して岩から落ちてしまった。 「おそらを……」 仰向けに落下していった親れいむが最後に見たのは灰色の空。溶岩流に“着水”した親れいむは一瞬で溶けてその一生を終え た。 三、 炎による蹂躙は三日三晩に及んだ。ようやくその勢いを弱めつつある山火事の片隅では、奇跡的に生き残ったゆっくりたちが 這いずりまわっている。都会に住んでいるわけでもないのにどの顔も泥だらけだ。 辺り一面が焼け野原である。体力のあるゆっくりたちが食料集めを兼ねて付近を散策していたが、徒労に終わってしまった。 破壊の限りを尽くされた森の中には食料など残されていなかったのだ。かつてのゆっくりぷれいすは跡形もなく消え去ってしま った。もちろん、全てのゆっくりが火山弾や火砕流、溶岩流に飲み込まれて死んでしまったわけではない。群れの半数は死滅し てしまったが、なんとか無事に逃げることができたゆっくりも少なくはないのである。 しかし。本当の地獄はここからだった。 太陽は厚い噴煙に覆い隠され森に陽の光は届かない。四月の半ばであるということも手伝って気温がなかなか上がらないのだ。 それどころか肌寒さすら覚えるので、巣穴の中に籠ったきり出て来ないゆっくりたちが多かった。春を迎えたゆっくりたちは、 予期せぬ越冬に嘆き苦しんでいる。食料の備蓄は皆無に等しい。突然越冬を強いられたゆっくりたちは家族単位で死んでいった。 それでも果敢に食料を集めようとするゆっくりもいた。しかし、堆積した火山灰に埋もれとてもじゃないが口に入れることは できない。この時、双葉岳噴火の際に噴出された噴煙による火山灰は直径二十キロメートルほどの範囲を埋め尽くしていた。そ の山の麓に存在していたゆっくりぷれいす。十キロもの道のりを飛び跳ね続けることのできるゆっくりはいない。根性論などで はなく、成体ゆっくりでも途中で中身が尽きて動けなくなってしまうのだ。この時点で、生き残ったゆっくりたちも、死から逃 れることはできない運命を背負わされていたのである。 真綿で首を絞められるような長い長い苦痛。中身が失われていくのをゆっくりは理解しているという。だからこそ、必死にな って食料を集めようとするのだ。しかし、ありもしない食料を探して飛び跳ねることは自殺行為としか言いようがない。実際、 志半ばで永遠にゆっくりしてしまう者が多かった。死んでしまったゆっくりから沸き立つ死臭は森全体を漂っている。晴れる見 込みのない粉塵の霧に、大地を灰色に染め上げる火山灰。これに死臭までが加わってしまった。視覚、嗅覚、味覚を同時に奪わ れながらも、それに対抗する手段を思いつくものは一匹もいなかった。 「おきゃあしゃん……まりしゃ、おにゃかすいちゃよ……」 やつれた一口饅頭が巣穴の中で情けない声を漏らした。巣穴の中を見回してみると、確かにそこには何もなかった。食べ物を 乗せていた葉っぱも口の中に入れたのだろう。あまりにも殺風景なゆっくりのおうちである。どうすることもできない成体ゆっ くりのまりさとありすは、ぺーろぺーろと子供たちを舐めながら空腹を紛らわせようとしていた。当然、そんなことは無意味で ある。 「ゆゆ……ん、きょんなとこりょに、いもむししゃんが……いちゃよっ。 ゆっくち、むーちゃ……むーちゃ、しゅりゅよ……」 「ゆゆっ?」 赤まりさの言葉にまりさとありすが視線を向ける。赤まりさは小石を口に咥えてそれを飲み込もうとしていた。小石が芋虫に 見えたのだろう。慌ててその小石を払いのける親ありす。 「ゆぐぇ……どおちて……こんにゃこちょ、しゅりゅのぉ……?」 「ちびちゃん! ゆっくりりかいしてね!! いまのはいもむしさんなんかじゃないよ!! むーしゃむーしゃなんてできない んだよっ!!」 「まりしゃの……いもむししゃん……いもむししゃん……ゆっくちしにゃいで……まりしゃに……たべられちぇにぇ……?」 「ちびちゃ……」 二匹の親ゆの声は届いていないらしい。ずりずりとあんよを這わせて小石の元へとたどり着き、それを口の中に入れた。 「むーちゃ、むーちゃ……」 などという台詞とは裏腹にゴリッ、ゴリッという音が聞こえ赤まりさの歯が粉砕されていく。 「ちあわちぇぇぇぇ……」 口を開いた瞬間、親ゆたちは絶句した。砕けた歯でズタズタになった舌が露わになったのだ。激しく餡子を吐きながら、 「ちあわちぇ。 ちあわちぇ。 ちあわちぇ……」 とうわ言のように繰り返す。親まりさと親ありすは互いに身を寄せ合って震えていた。やがて、ゼンマイが切れた人形のよう にぴくりとも動かなくなる赤まりさ。顔面蒼白のまま固まってしまっている赤まりさの口から小石がころりと落ちる。 「う……うわああああ!!!!」 絶叫する親ありす。ぶるぶると震えながら、親まりさにぴったりと頬をくっつける。親ありすは親まりさにすーりすーりで慰 めてもらうのを期待していた。しかし、親ありすに与えられたのは安堵感ではなく鋭い激痛である。 「いだい゛ぃ゛ぃ゛!!!」 突如自分を襲った激痛に思わずその場から飛びのいて状況を確認しようとする。大好きな親まりさを視界に入れて安心したの も束の間だった。 「むーしゃ、むーしゃ……しあわせ……」 「ま……までぃざぁあ゛あぁあ゛ぁ゛ッ??!!!」 親まりさが咀嚼をしているのは噛みちぎった親ありすの頬の皮である。親ありすが激痛の意味をゆっくりと理解した。親まり さによって噛みちぎられた箇所から中身のカスタードが滴り落ちる。親まりさが親ありすの元へとにじり寄ってきた。親まりさ の目は正気の沙汰ではなかった。繰り返される大異変。次々と死んでいく仲間、友、家族。それらすべてが親まりさを狂わせた のだろう。その狂気は長い間一緒にゆっくりしてきた親ありすへと牙を向けさせた。親まりさが親ありすに飛びかかる。恐怖で あんよを動かすことができなかった親ありすがあっさりと捕捉される。親まりさの下で苦悶の表情を浮かべながら足掻く親あり す。 「ゆっくり……しないで、はなし……て……っ!!!」 振りほどこうとするものの、親まりさを押しのける力は残されていない。それどころか力をかけると破れた皮からカスタード がぴゅるぴゅると飛び出してしまう。 「ゆぐぅ……っ!!」 一瞬の隙をついて、親まりさが親ありすの左頬にかぶりつく。親まりさの親ありすを求める力は凄まじいものがあった。これ ほど激しく自分を求められたことなどない。そして、それが恐ろしくてたまらなかった。親まりさは、親ありすの事をもはや食 料としか見ていないようである。一思いに皮をぶちぶちと噛みちぎる。 「ゆ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 再び襲う激痛。親まりさは親ありすの皮を乱暴に咀嚼しながら、親ありすの破れた皮に自分の顔を突っ込んだ。中身に直接侵 入されてそこを食い散らかされる凄まじい激痛に、痙攣を起こし二度三度と体を跳ね上げる。もう枯れ果てたと思っていた涙が まるで噴水のように噴き出す。親まりさは親ありすの皮と中身を滅茶苦茶に食い荒らした。 「い゛だい゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!」 体が、心が激痛に蝕まれていく。大好きな親まりさが捕食種のごとく自分の体に食らいついている。ぐちゃぐちゃと音を立て ながら親ありすの顔に何度も、何度もその歯を立てる。目玉を、口を、舌を、次々と飲み込まれていく。親ありすは自分の体が 少しずつ崩れていくことに恐怖し涙した。親まりさは一心不乱に親ありすを食い続けた。やがて親ありすはその意識を完全に閉 ざした。耐え難い苦痛に心が崩壊してしまったのである。親まりさはそれでもなお、親ありすの皮を破っては口の中に入れてい った。 「むーしゃ……むーしゃ、…………しあわせええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!」 巣穴の中に狂ってしまった親まりさの絶叫が響き渡る。親まりさは、親ありすの髪の毛一本も残さないようにその全てを自身 の腹の中に収めた。 「ゆぎゃああああああ!!! やめでぇぇぇぇ!!! れいむはおいしくないよぉぉぉぉぉ!!!!!」 巣穴の外からも他のゆっくりたちの悲鳴が聞こえてくる。極限状態のストレス。耐え難い飢え。その全てがゆっくりたちを狂 わせてしまったのだろう。森のあちこちで、ゆっくりを食うゆっくりの姿が散見される。一匹のれいむは数匹のゆっくりに追い 回されている最中だった。 「ゆんやああああ!!!」 追い詰められたれいむが子供のような悲鳴を上げる。れいむを追いかけていたゆっくりたちの口周りには餡子や生クリームが べったりと付着していた。真っ先に運動が苦手なぱちゅりーが狙われたのだろう。 「やべでええええええ!!!!!」 れいむの視界に映るは無数の口、口、口。動物のように鋭い歯を持たないゆっくりたちが皮を噛みちぎるのには時間がかかる。 その間中、れいむを耐え難い激痛が襲うのだ。四方から皮を引っ張られ、やがてそれが弾けるかのように引きちぎられる。 「うっめ!! これめっちゃうっめ!!! ぱねぇ!!!!」 先ほどの親まりさ同様にれいむの皮を咀嚼するゆっくりたち。すぐに飲み込んでしまい、第二陣がれいむを襲う。離れた位置 から見るとそれはゆっくりとはいえ、恐ろしい光景だった。数匹のゆっくりたちが固まって頭を上下に動かし、顎を震わせてい るのである。 「もっど……ゆっぐり……じだが……」 同族に食われて殺されるという最悪な形で死を迎えたれいむがこと切れる。ぐちゃぐちゃのボロ雑巾のような姿になったれい むが森に放置された。何もかもを火山灰で覆い隠されてしまったゆっくりたちの食料は皆無に等しい。生き延びるためには、同 じゆっくりを食らうしか道は残されていなかったのである。 それは檻だった。自然が作り上げた巨大な檻。その中に閉じ込められてしまったゆっくりたちに生きる術は残されていなかっ たのである。脱出しようと思えばいつでも脱出できるのに、決して脱出することはできない無情の檻の中で、ゆっくりたちは最 後の一匹になるまで互いの皮を食らい続けた。 やがてその最後の一匹も、孤独の中で餓死してその命の灯を消すこととなる。 圧死。焼死。餓死。共食い。火山の噴火はゆっくりたちに様々な死の洗礼を浴びせた。かつて、南九州を襲った七千三百年も 前の大噴火。鹿児島の鬼界カルデラをその端とする巨大な爆発による火山灰は西日本一帯を覆ったという。 その圧倒的な力を前に、ゆっくりたちが抗うことができるだろうか。 いや。できない。 絶対に。 おわり 日常起こりうるゆっくりたちの悲劇をこよなく愛する余白あきでした。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3425.html
『ぼくのかんがえた家ゆ』 4KB 観察 小ネタ 最近、巷では家ゆっくりが話題になっている。 人工的に品種改良された豆ゆっくりとは別の、野良から進化した小型種らしい。 だが、どうもネットのゆっくりスレでの反応は鈍い。 普段、愛ででも虐待でもない、中立的な立場のスレをチェックしているが、 家ゆの話題になると、低テンションだったり拒否感のある書き込みが目立つ。 未だ自宅に家ゆが現れた事は無く、実際どのような物かと少し気になっていた。 そして今日、晩飯を食べ終わり、くつろいでいた所、視界の端で何かが動いた。 目を向けた先には金髪に黒帽子と、黒髪に赤リボン。まりさとれいむというよくある組み合わせだ。 一瞬赤ゆかと思ったが、おうち宣言も無く、本棚の間からのそのそ出てきた所を見ると、 どうやらこれが噂の家ゆのようだった。 「ゆ!」 「ゆっち!」 台所の方に移動するのをしばらく待ち、立ち上がって近づいてみると、 一応警戒心はあるのか一声鳴いて、狭い隙間へと跳ねて逃げ出ようとした。 とはいえ所詮ゆっくり、逃走の努力を、跳ねる際のゆっくりした溜めが 台無しにしていた。二匹まとめて鷲掴みにして、 持っておいた子ゆっくりサイズの透明な箱に落としてみる。 「ゆ゛ぅ!」 「ゆ゛ぢ!」 二匹とも顔から落ちてしーしーを噴き出したが特に怪我は無さそうだった。 とりあえず箱を道具箱と一緒に机に置いて観察してみる。 「ゆぅぅぅ!」 「ゆっちぃぃぃ!」 互いにペーろペーろしあう事も無く痛みに頭を振る二匹。 赤ゆでも発する「いちゃいよぉぉぉ!」という鳴き声もない。 この辺が普通のゆっくりとの違いだろうか。 「ゆっ!」 「ゆー!」 抗議するようにこちらを向いて鳴いてくるが、当然無視する。 一般的な威嚇であるぷくー!もしないようだ。 両方とも大きさは五百円玉ほど。よくピンポン玉サイズと表現される赤ゆよりも小さい。これで成体なのだろうか。 生まれ落ちる少し前の実ゆっくり位だろう。全体的なフォルムは普通のゆっくりと大して変わらないが、 一番の見た目の違いはすぐ分かる。目だ。 原始ゆっくりの、人を小馬鹿にしたような目でも無く、 最近のゆっくりの良くも悪くも表情豊かな目でも無い。 そこにあるのは白目が無く、黒目だけが覗く眼球状の寒天だった。 ハムスターのような小動物なら、そのような目も可愛らしいと思えるが なまじ人間に近い顔面に、非人間的な真円の黒目が収まっているのは、 昆虫の複眼が収まっているような不気味さだった。 気分はやや萎えていたが、せっかく捕まえたのだし、もう少し詳しく調べてみようと思い、 道具箱からカッティングマットと小型ナイフを取り出すと、 ぽんぽん跳ねていたれいむの方をつまんで持ち上げる。 「しょっちゃ!」 多分おそらをとんでるみたいと言ったのだろう。端折り過ぎだが。 つまんだままマットに置き、ナイフで幹竹割りにする。 「ゆ゛ぢ!」 短い断末魔と共にれいむは真っ二つになった。 断面を見てみると普通のゆっくりとほとんど変わりは無い。 ただ、普通のゆっくりと変わらないせいで、中枢案が酷く小さく見える。 周囲を寒天で保護されたそれはスイカの種ぐらいのサイズしか無い。 今までの、どこか足りないゆっくりに見える家ゆの行動にも納得が行った。 一応目玉も繰り抜いてみると、やはり目玉というより単なる黒い玉だった。 「ゆ゛っ!ゆ゛ぢっ!ゆ゛ゃぁぁぁ!!」 れいむの末路を見たためか、箱の中では まりさがしーしーとうんうんを噴き出しながら 甲高い悲鳴を上げていた。ただ、無機質な黒目のせいで いまいち恐怖感が伝わってこない。 これ以上調べる事も無さそうだし、主に目が気持ち悪かったのため、 殺ゆん剤を取って来て、箱の中のまりさに噴きかける。 「ゆ゛っぢぃぃぃ!」 目玉を剥いて、歯を食いしばって悲鳴を上げた後、 コロリと転がって、まりさは永遠にゆっくりした。 さすが、中枢餡を瞬時に破壊するから後はそのまま捨てるだけ!と宣伝してた殺ゆん剤だ。 それにしても半分飛び出したような黒目がやはり気持ち悪い。 残骸を三角コーナーに捨てた後、スレに家ゆが気持ち悪かったという主旨で書き込んでおいた。 その後、調べた所、ペットショップで売られている豆ゆっくりは 中身の餡の大部分を中枢餡が占めており、普通のゆっくりの頑丈さを犠牲にして ある程度の知能を保つよう調整されたゆっくりらしい。 デリケートなので飼う際は水槽飼いやケージ飼い推奨との事。 それに対して、通常餡と中枢餡の比率そのままで小型化してしまった家ゆっくりは、 ゆっくり特有の行動をほとんど失い、僅かな感情じみた反応と、 むーしゃむーしゃ、すーやすーや、すっきりという、 人間の三大欲求に似た、ゆっくり本能を残すだけの饅頭となってしまったようだ。 ある意味、真っ当な生物に近付いたともいえるが、あの虫っぽい見た目では わざわざ虐待する気にも、愛でたくなる気にもなれないだろう。 後日、ネットで殺ゆん剤やゆっくりホイホイに加え、 殺虫剤やゴキブリホイホイなどの売上が伸びているというニュースを見た。 昆虫サイズとなった事で、家ゆ対策として害虫用の駆除道具も普通に使えるらしい。 進化した先が害獣から害虫へのランクダウンとは、ゆっくりらしいというべきか。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2910.html
更新乙。 -- 2008-12-12 13 32 38 切り替え乙です 俺の知ってる範囲では非東方ゆっくりAAが元キャラヘイトのために作られているという印象はないな むしろそのキャラが好きだからAAバリエーションを増やしたくて作ってる感じ ついでにいうとゆっくりAAだからといってスレ毎の設定なんてもんはついてなくて、 単に元キャラAAの一種としか扱われてない -- 2008-12-12 14 12 05 乙です 食べられるのが平気だからこそ、粗末に扱われるのがなによりの虐待になるのだ! ところで虐待する人間がむかつく場合ってどんな言動のがある? あいにく自分がそう感じたものがないから、参考にしたい。 -- 2008-12-12 14 12 50 だからこそ虐待SSに使用しちゃダメだろ、非東方ゆっくりは。 虐待側がムカつく場合 やってることがただの悪党。 だけならまだしも逆恨みとかでゆっくりを虐待するなど近寄りたくないような人だったり、ホントに善良なゆっくりを陥れるような奴が言われてたりする、 -- 2008-12-12 14 17 51 時々みかけるよな。人間が行う虐待は悪趣味な行為で、 やってる事そのものは基本悪事だと自覚してないような書き込み -- 2008-12-12 14 22 07 たいちょ氏ひさしぶりだなぁ あのまりさの可愛さは愛ででも通用しそうなレベル、ナデナデしてぇ -- 2008-12-12 14 40 09 虐待側がムカつくなら読むなよ糞制裁厨 -- 2008-12-12 14 41 02 東方キャラ出るSSは基本読まないが、たいちょの霊夢が出てくるSSは最高に良かったよー あのゆっくり2匹は可愛いなあ -- 2008-12-12 14 42 16 虐待側が悪い奴だと、正義の俺様を実感できないよね(´・ω・`) とにかくゲスで汚いゴミクズみたいなゆっくりが煽らないとダメだよね(´・ω・`) -- 2008-12-12 14 45 34 そもそもファンタジーであることすら忘れてるやつは通院をお勧めしたいわ(笑) -- 2008-12-12 14 57 48 (´・ω・`) -- 2008-12-12 15 06 27 顔文字やめれ。 -- 2008-12-12 15 10 14 サディスティックな描写とヘイトによる排他暴力を混同して叩くのは 虐待スレ荒らしの古典的論法だから構っちゃ駄目だよ -- 2008-12-12 15 13 24 制裁厨と制裁厨死ねって言ってる奴死ね -- 2008-12-12 15 40 23 そして誰もいなくなった -- 2008-12-12 15 50 06 制裁モノが好きなのは勝手だけど何故かそういう奴はスレで作品貶すんだよね 自分は正義であり悪への制裁は全て許されるという愛護派的な傍若無人さがある それがウザいだけで別に制裁作品そのものは注意書き入れてくれればいいよ -- 2008-12-12 15 58 50 人間虐待したいとか言い始めるキチガイばっかだから -- 2008-12-12 16 04 49 俺は真性のクズだから人間虐めしたいという気持ちもわかるが、思ってるだけならまだしもそれを言ったら戦争だろうが!ってカイジが言ってたから言わない。 -- 2008-12-12 16 07 47 虐待を正当化できる理由なんてないということを自覚した方が良いよね もともと異常な趣味なんだから取り繕わない方が楽しめると思う -- 2008-12-12 16 14 03 愛が足りないぜ -- 2008-12-12 16 17 32 とりあえずこのウィキとスレの主旨を見直せよ、犯罪だの言ってる奴は -- 2008-12-12 16 21 18 実際のところ 今の虐スレの虐待派と制裁派の割合ってどれくらいなんだろう 虐待派:3 制裁派:7くらいかな? -- 2008-12-12 16 25 47 ぬるいじめ派を忘れるな。 -- 2008-12-12 16 33 47 ゆっくりがゆっくりできなければ何でもいい派です -- 2008-12-12 16 37 14 くっだらねえ派閥論争イラネ -- 2008-12-12 16 39 32 虐待派 制裁派 ぬるいじめ派 東方厨 東方アンチ ゆっくりアンチ ゆっくり愛誤団体 愛で虐両刀 派閥大杉だな -- 2008-12-12 17 10 33 もーがまんできにゃいよー!! ここでしーしーとうんうんしゅるね!! -- 2008-12-12 17 12 16 2008-12-12 17 12 16 派閥にいれてもらえなかったからってアピールすんな糞尿厨w -- 2008-12-12 17 24 38 虐めるのが楽しいから虐待する派閥は無いんですか…… -- 2008-12-12 17 28 12 不毛な話題の時は話題の転換が必要だ。 つまりカレーの出番だ。 シーフードはカレーらしさと魚貝類の味が混じるが好きだ。 -- 2008-12-12 17 29 33 金曜日といえばカレーだな 銀座カレー中辛買ってこなきゃ -- 2008-12-12 17 30 14 ちょっとカレー食ってくるノシ -- 2008-12-12 17 34 29 レイパーありすを可能な限りレイパーモードで虐待する方法ってないのだろうか…。 あと無理やり孕まされたゆっくりを母子共に処分or結実した赤ゆを処分して精神的 ダメージ与える、って無理かな?あいつら決まった巣や食糧、パートナー持たないみたいだし、 精神的ダメージ与えれそうな叩きどころってこれくらいしかないんだが…。 -- 2008-12-12 17 37 02 クラムボンさんって個人サイト持ってないんですか? 前にもここで質問したんですけど、知らない間に流れてて 回答も出てないみたいなんで、知ってる方いましたら よろしくお願いします。 -- 2008-12-12 17 38 27 虐待派や虐殺派にも、それがアブノーマルで、非道な 行為と自覚した上で楽しむ派と、ゆっくりは すべからく悪で腐ってるから虐待・虐殺は正当と 言う、虐待・虐殺正当化派がいると思う。 制裁派との違いは、なんの落ち度も無いゆっくりが 人間に虐待される展開でも、ゆっくりはゆっくりで ある時点でこうなるべきで、人間側が正しいと言う点。 -- 2008-12-12 17 40 17 群れて行動するレイパーありすの中には、レイプして 生まれた子供がありす種なら仲間に入れてレイパーに 育て上げるなんて事をする連中がいるってSSがあった気もする -- 2008-12-12 17 42 11 カレーと言えばこの前初めてカレー専門の店行ったんだが調子こいて激辛頼んだら吐くほど辛い上にナンだけ先に食い終わってしまい必死にカレーを飲むハメになりました。うまかったです。 -- 2008-12-12 17 43 01 群れて行動するレイパーが頼まれて行動するレイパーに見えてそれはどんな職業だと思ってしまった -- 2008-12-12 17 43 39 カレーにジャガイモを入れるやつは個人的には気に喰わん。 具体的に言うと序盤のバブルスライムぐらい -- 2008-12-12 17 44 29 プロレイパーありす。ゆっくり同士、時には一部の 人間から依頼を受けて、目標のゆっくりをレイプする ありす。レイプ時は他のレイパーありすのような狂態 を見せる事もあるが、この狂態も演技に過ぎず、 すっきり中も完全に冷徹な思考をして、依頼に 応じた形式のレイプを遂行する。 -- 2008-12-12 17 46 50 カレーの話とかつまんない 馬鹿なの? -- 2008-12-12 17 47 49 レイパーが流行った時は普通のありすがまったく出てこなくなってたなあ 個人的にレイパーありすは加工場が品種改良した種だっていうのが一番しっくり来る -- 2008-12-12 17 48 05 2008-12-12 17 38 27 個人サイトはないはずだけど勝手にゆっくり系全般の絵を保管してる(かなり充実した) 海外サイトはあるよ ただし虐待絵の保管に関しては、このwikiの規約に合わないから過去に却下された上に、 それを破って保管庫を作った奴が非難された歴史もある 海外の無断転載は作者さんの許可が無い時点でグレーもいいとこだしね そもそもクレクレとか安易にまとめを要求する行為は嫌われる傾向にあるので スルーされた理由を考えて自重しておくれ -- 2008-12-12 17 49 02 最近はとかいはこーでぃねいとの方は見かけないなあ -- 2008-12-12 17 49 34 とかいは(笑)なありすは大好き みんなもっととかいはになるべき -- 2008-12-12 17 52 51 とかいはがはかいはに見えた -- 2008-12-12 17 53 14 そういえばカレーまんのゆっくりっていないね -- 2008-12-12 17 57 07 クラムボンの個人サイトは無いと思うけどyukkuri.shiteitte.netで タグclammbonを見ればほぼ全収録されてると思う -- 2008-12-12 17 57 40 2008-12-12 17 49 34 とかいは、やすうけあいはしないのよ!! ごきんじょとのつながりをだいじにするのよ!! -- 2008-12-12 18 02 40 「こんなきたないぼうしなどこうしてやるわー!」ビリビリ 「ゆ゛ぅーー!!おがーざんのおぼうじがぁーーー!!」 「ゆおー!さすがありすさんだー!」 「これがまかいはのこーでぃねーとなのかー!」 「ちちくさいがきはすっきりー!してやるわー!」 「やべでぇぇぇぇ!!」 「おやのいひんのまえでれいぷだとー!」 「まじはんぱねーぜ!さすがありすさんだぁー!」 (ちがう……!ありすがやりたいのはこんなこーでぃねーとじゃないのに……!) -- 2008-12-12 18 04 18 ひゃぁ、レイパーはウザイから瞬殺だぁぁぁぁぁぁぁぁ! っ美まりさ型殺ゆっくり剤付着人形×20 -- 2008-12-12 18 07 23 プロのレイパーというと、 レイプマンという漫画をだな -- 2008-12-12 18 09 58 一昔前のザウスの得意技だったな -- 2008-12-12 18 11 42 2008-12-12 18 11 42 モレスターバイトかぁぁぁぁぁぁ!! -- 2008-12-12 18 13 54 レイパー設定は顔が可愛くなくて嗜虐心をくすぐられないから使う気無いな -- 2008-12-12 18 26 00 とかいは(笑)は極上の笑顔でやってるから面白いんだよな -- 2008-12-12 18 27 47 いつも笑顔でニコニコレイプ これなら可愛かろう -- 2008-12-12 18 30 12 2008-12-12 18 30 12 うっう~~♪ はんてんぐだどぉ~~♪ -- 2008-12-12 18 33 01 そもそもぺにまむ嫌いだから顔が可愛くてもレイパーは無いわ -- 2008-12-12 18 33 42 俺も同上。 増えるにしてもスリスリまでが許容範囲。 ぷろめてうす状態で増えれるもこたんが実に使いやすい……。 -- 2008-12-12 18 35 50 2008-12-12 17 57 07 辻斬り妖夢譚に出てるよ ゆっくりゆかりんはカレーまんらしい -- 2008-12-12 18 36 50 ぺにまむ以前からレイパーはいたけどな すりすり強要だけだからそこまで醜悪ではなかったかもしれないが -- 2008-12-12 18 37 59 ゆかりんはカレーマンだったり納豆饅頭だったり忙しいな ところでカレー納豆って美味いよな -- 2008-12-12 18 56 43 旨いか!? 納豆に餅ってどうよ? -- 2008-12-12 19 00 28 納豆ラーメンは麺食ってるときはうまいぜ -- 2008-12-12 19 01 23 ありすか・・・ AA作ったやつの顔もあんなかんじなのかな -- 2008-12-12 19 31 02 納豆に持ちは正月に実家でよく食べたな -- 2008-12-12 19 39 34 旅館とかの朝食でおかずに納豆と生卵と海苔が出ると必ず一品余るんだ… -- 2008-12-12 19 42 29 2008-12-12 19 31 02 俺の描くゆっくりはそれなりに可愛いと言われるが俺自身はバイト先の 休憩室とかで親しくないオタクと二人きりになると顔だけでビクビクされる こっそりこんな変態絵書いててDQN性のかけらもないのに・・・ -- 2008-12-12 19 42 58 2008-12-12 19 42 58 あなたがレイパーナメクジの人だったらうける いや俺は好きな絵だけどね! -- 2008-12-12 19 44 13 カレー納豆の話じゃないのかよ? でも納豆に餅は普通にアリじゃね? -- 2008-12-12 19 49 50 カレーは納豆だけじゃなくて、納豆とチーズをトッピングするとよい -- 2008-12-12 19 53 48 顔に似合わぬ絵を描く男といえばヒョードル -- 2008-12-12 19 55 38 2008-12-12 19 55 38 即ググッてきたがパネェwゆっくり描いてくれ -- 2008-12-12 19 57 34 ありなのかぁ……それにしても時折ここが何のチル裏なのか忘れちまうな。 -- 2008-12-12 20 09 03 かの藤岡弘も仮面ライダー初期の頃は毎朝 丼飯に納豆を卵をかけた物を二杯食べて 撮影に行ってたらしいな -- 2008-12-12 20 11 44 辛党は辛いものが好きな人の事じゃ無いよ 酒が好きな人のことだよ -- 2008-12-12 20 21 30 2008-12-12 18 26 00 俺がレイパーありすを虐待したいと思う理由は レイプ後のニコニコ笑顔でしあわせー!にしてるところをめちゃくちゃにしたいから つまり家族で微笑ましい笑顔をしてるゆっくり一家を虐待するのに近い あーレイプ後にすっきりしてるありすの顔面を陥没させてえ -- 2008-12-12 20 40 04 大人しく家族ゆっくり虐待してろよ そしたらアンチに荒らされることもないのに -- 2008-12-12 21 19 56 アンチに絡まれたくないから虐待しないなんてのは男のやる事じゃねぇ 虐りたい時に虐りたい奴を虐りたいだけ虐るのが俺達だろう -- 2008-12-12 21 26 12 それは別に勝手だが、TPOくらいは弁えておいてくれ -- 2008-12-12 21 29 46 虐スレでありす虐待するのにTPOをわきまえる必要が? -- 2008-12-12 21 31 13 ありすばっかりにんきがあってずるいよ!! れいむたちのこともはなしてね!!! -- 2008-12-12 21 34 11 意外にリボンが美味しかったよ、歯ごたえがあって。 -- 2008-12-12 21 35 28 目玉を舌で穿り出すのがまた楽しいんだよね -- 2008-12-12 21 36 43 歯もコリコリしてていける -- 2008-12-12 21 52 40 でもぶっちゃけパチュが一番美味しいと思う 生くりぃ~~~む!!! -- 2008-12-12 21 53 34 ディープキスで中身のクリームを吸いだすんだ -- 2008-12-12 21 57 06 赤ありすと赤ぱちゅりーをサックサクのシュー生地に挟んでがぶりといきたい -- 2008-12-12 21 58 05 ぱちゅは生クリーム種と紫蘇餡種がいるなあ -- 2008-12-12 21 58 44 「むきゅ!このこしそあんよ!」 「むっきゅー!なまくりーむじゃないぱちゅりーなんてぱちゅりーのおちびちゃんじゃないわ!」 「なきゃみのちがういもうちょとはゆっくちできにゃいよ!」 「ゆっきゅりあっちいっちぇにぇ!」 「もうこっちこにゃいでほちいんだじぇ!」 「むきゅー!どうちてしょんなこちょいうにょー?!」 -- 2008-12-12 22 02 19 2008-12-12 22 02 19 「ぺにぺにちーんぽっ……」 (と、なぐさめる「みょん」という語尾で喋る 親に捨てられたくそみそな子) -- 2008-12-12 22 04 07 この時期、ケーキを作るのにパチュリーが大量生産されてそうだよね。 ぱちゅりーけーき おいしくできましたーとか言って。 え? 紫蘇? ヤダヤダ! そんな匂いがきつそうなのなんてパチュじゃないやい といいますか、紫蘇餡って何ぞ(?_?)うまいの? -- 2008-12-12 22 05 04 紫蘇餡→脳 クリーム→体 -- 2008-12-12 22 05 17 個人的にはあまり聞かない始祖餡よりも、 紫芋餡のがよかったんじゃねーのと思う -- 2008-12-12 22 06 48 乳製品にアレルギーのある人でも安心な、ぱちゅりー 生クリームやありすカスタードクリームを使用した ケーキやシュークリームなんてな -- 2008-12-12 22 08 18 2008-12-12 22 08 18 それネタにできそうだなw -- 2008-12-12 22 10 33 また追加されてるな 収録編集の人乙です -- 2008-12-12 22 13 34 ふたばの虐スレが目も当てられない惨状な件 -- 2008-12-12 22 17 52 なんかもう2ch虐スレ化してるなww -- 2008-12-12 22 19 17 ふたばの虐スレが目も当てられない惨状な件 ふたばは虐スレじゃなくて総合スレなんだぜ 若干虐待成分が濃ゆいがな -- 2008-12-12 22 20 31 最近スレが静かになったと思ったら テンプレも読めない馬鹿どもが移動してたのか -- 2008-12-12 22 37 33 向こうは絵を回収しにいくと思えば -- 2008-12-12 22 48 26 gy_uljp00272.jpg ペットの糞の始末をしない飼い主は死んでくれ yga_uljp00015.png 子ゆっくりは何で潰れてるんだろう? 芋虫が見えるから寄生されたって事かな あんなになるまで気づかない親もどうかと つかの間の悲劇って言う題名とシチュエーションが合わないんだよな -- 2008-12-12 22 56 02 2008-12-12 22 56 02 ygaの方は閉じの人が昔書いたのを転載してるだけじゃない? タイトルも勝手につけたものかと -- 2008-12-12 23 04 21 そうか転載か 題名が内容とずれてると思ったんだよな 大所帯の人続き描いてくれないかな 全部潰すまでやってくれないとw あほが叩きすぎるから描いてくれなくなったなら悲しい -- 2008-12-12 23 09 37 ありすは手前で霊夢潰してるお兄さん側らしいし、あれで一通り潰れたんだろ。 しかしかなり癖の強い絵だったからなあw 特定されん程度にしろよ?作者さんw -- 2008-12-12 23 14 48 あの人今ふたばで描いてるね。レイパーありすの人もあっちに移ったみたいだけど ふたばの方が気軽に投稿できてやりやすいのかな、ちょっと寂しい -- 2008-12-12 23 16 54 ふたばのゆっくりスレ何とかした方が良くないか? 虐コラ上等とか他諸々酷い発言あるし。 俺には具体的にどうすりゃ良いか分からんが、 アンチが物凄い勢いで噛み付いて来てるぞ。 -- 2008-12-12 23 17 18 向こうはあっちの管理人が何とかするんじゃね こっちは無関係と言い張ればいいだけのような -- 2008-12-12 23 20 11 あっちは絵師にとって元々使いやすい掲示板だしな>ふたば 絵投下しながら雑談可能ってのが絵師にとって最高だからね -- 2008-12-12 23 21 41 何とかって言われても ここのテンプレで持ち出し禁止ってなってるのに それすら守れない馬鹿はここの住人であること自分で放棄してるとしかいえない で、干渉するのもこのテンプレ的にNG どうしようもなくね? ぶっちゃけそんな馬鹿なんてほんとに知らん -- 2008-12-12 23 23 42 あっちはあっちこっちはこっち 隔離スレなんだから大人しく引き篭もってるのが一番良い -- 2008-12-12 23 25 30 どうにかって、いったいどうするんだか 何言ったって無駄だろ -- 2008-12-12 23 37 18 削除済みのssを勝手にアップされるのは不味いな -- 2008-12-12 23 43 02 ああ、分かったよ、どうしようもないんだな。マニュアル人間が。 そんなんだから馬鹿が増えてアンチも増えるんだよ糞が。 -- 2008-12-12 23 49 19 もーがまんできにゃいよー!! ここでしーしーとうんうんしゅるね!! -- 2008-12-12 23 50 16 バカがバカが増えるとか言ってりゃ世話ねーな -- 2008-12-12 23 50 47 文句ばかり言わずに、具体的にどうすればどんな効果があるとか言ってみろよ無能が -- 2008-12-12 23 51 37 2008-12-12 23 49 19 じゃ、馬鹿なわたくし達に道を指し示してくださいませ -- 2008-12-12 23 51 44 2008-12-12 23 49 19 まあ、落ち着けよ 落ち着いたら2008-12-12 23 50 16のうんうんでも食べるといいよ -- 2008-12-12 23 52 41 他所の板にこっちから干渉してどうすんのさ? 僕は優良虐スレ民ですよ僕はこんな酷い事はしませんよとか言うわけ? 馬鹿か? -- 2008-12-12 23 54 14 対案も出さずに文句ばっかり。 はて、どこかで・・・ -- 2008-12-12 23 55 12 2008-12-12 23 49 19 マニュアルにとらわれないカッコいい貴方、早く案を出してね! 虐待スレの救世主になってね! -- 2008-12-12 23 58 00 対案ねえ… スルーしとけって言ってんだよ それ以外の名案があるなら提示してくれ -- 2008-12-12 23 58 29 マニュアルに頼らない……ああ、オートマか -- 2008-12-12 23 58 54 まりさ「もんくだけいうおじさんはゆっくりきえてね!」 -- 2008-12-12 23 59 04 マニュアル人間っていうレッテル張りの意味がわからん ぐうたらとか、無責任という言葉ならわかるが なぜにマニュアル人間なのか まるで中学生が大人を批判するかのような表現 -- 2008-12-13 00 00 36 オートマだとどうしてもレースゲーで負ける やっぱりマニュアルじゃないとね -- 2008-12-13 00 04 48 wikiって日付が変わるときに重くなるよな -- 2008-12-13 00 04 58 AT限定免許の男の人って・・・ -- 2008-12-13 00 10 11 俺NT限定免許だから、キュべレイとか乗れるし -- 2008-12-13 00 12 46 最近AT限定で乗れるトラックすらある時代だけどな -- 2008-12-13 00 13 04 MT限定じゃなくてACも乗りてえ -- 2008-12-13 00 13 52 つ -50000C -- 2008-12-13 00 14 17 ゆっ!このきたいでまけるはずないよ! -- 2008-12-13 00 18 23 ときに寝てたらネオ・ゆかりぞんとかいう恐ろしい夢をみたんだ。 全包囲の少女臭……… -- 2008-12-13 00 18 41 2008-12-13 00 18 23 かんせいとう!!ゆっくりしないでえんごしてね!!! -- 2008-12-13 00 19 49 また非ゆっくりすとS級か -- 2008-12-13 00 19 54 2008-12-13 00 18 23 何で旧ザクでフリーデンの前に出てくるの? 死ぬの? -- 2008-12-13 00 20 23 2008-12-13 00 12 46 俺はNTR限定だぜ? -- 2008-12-13 00 21 19 「みんなゆっくりタイミングをあわせるんだぜ」 「「ゆっくりりかいしたよ!!!」」 「くらえ!ゆっくりドススパーク」 「「「どーしてぺだるふめないのぉぉぉぉぉぉ」」」 -- 2008-12-13 00 22 13 それでも俺はセイバーフィッシュに乗り続けようと思う -- 2008-12-13 00 23 11 ちょwwwうでまりささりげなくハイメガwwwww -- 2008-12-13 00 23 44 うでまりささんまじぱねぇwww -- 2008-12-13 00 24 54 ゆっくりいじめ系1680 ゆっくりうぃどー ゆっくりいじめ系1722 ゆっくりうぃどー ダブってるぽいな このあと追加するなら番号は1722からでいいのかね -- 2008-12-13 00 25 03 胎生ゆっくりの出産シーンで、産道が広がるのに ぎちぎちとかみちみちとか擬音がついたり、 親ゆっくりが思いっきり踏ん張ってるのが殆どだが… 軟らかい赤ゆなら絶対潰れるよな圧力で -- 2008-12-13 00 31 13 まりさがぱちゅりーの子供を産んだりしたらそれこそブッ潰れそうだ -- 2008-12-13 00 32 46 ここで逆転ホームラン 親は自らの意志で赤ゆを潰さないために必死で産道をこじ開けてる だから踏ん張ってるときにふっと息を吹きかけてやったりすると・・・ -- 2008-12-13 00 33 39 ブチュッ! -- 2008-12-13 00 37 40 と見せかけて何故かビーダマン式に勢い良く飛び出す! -- 2008-12-13 00 39 27 頭を押さえつけて飛び出させると赤ゆにカーブがかかるんだな -- 2008-12-13 01 06 39 クッションになろうと踏ん張ってた親の脇をすり抜けて壁に叩きつけられる赤ゆ -- 2008-12-13 01 20 40 まりさ大好きあき何で書いてるの? ロダ自体におくのは別に咎められんけど -- 2008-12-13 01 23 33
https://w.atwiki.jp/hutaba_ranking/pages/266.html
『ああ、無情。』 5KB 虐待 番い 赤ゆ 現代 虐待人間 台詞は一切無し。 ・虐 ・一切の台詞なし ・短いです れいむは逃げている。 ゆっくりできないにんげんさんから逃げている。 どうしてこうなったのだろう?どうしてこんなことをするんだろう? 自問自答の繰り返し。答えはでない。 れいむは野良ゆっくりだった。 生まれた時から野良で、生まれた時から苦しい生活を送ってきた。 それは慣れしまうとまだ辛い事ではなかったし、何より家族がいたからゆっくりできた。 でもそれも今さっき崩れた。にんげんさんがれいむたちを捕まえに来たのだった。 れいむには理解できない。自分たちは別に何もしていない。 にんげんさんの家に入った事も、ましてやにんげんさんに会ったことすられいむには無かったのだから。 しかし人間は違う。人間はゆっくりの識別などつかない。ゆっくりはみな同じ。 たとえその固体が何かしたわけでないにしても、似たものが何かをすればほかも一緒である。 だが、れいむたち一家を襲った悲劇は、別に駆除などを理由としたものではなかった。 れいむは見た。母に命がけで逃がされた時に父を甚振っていたにんげんさんの顔を。 れいむは見た。悪魔のような行為を笑顔で行うにんげんさんの顔を。 れいむは見た。歯が折れ、皮が破れ、口が裂けて涙と糞尿をたらす父を笑うにんげんさんの顔を。 怖かった。怖くて動けなかった。母が叫んで突き飛ばさなければ、父と同じ目にあっていただろう。 うしろを振り向けない。父の悲痛な叫び声がれいむの体を強張らせ、涙を流させ、足を止めそうにさせる。 けれども振り向けない。ここでとまれば、ここで戻れば、母の行動は意味を成さなくなる。 自分たちを犠牲にしてでも自分を助けようとした母の愛が無駄になってしまう。 れいむたちはにんげんさんには勝てない。絶対勝てない。わかってる。わかってても父と母にんげんさんに挑んだ。 れいむを助けるために。れいむを逃がすために。 だかられいむは振り向かずに全力で飛ぶ。今までこんなに全力で、こんなに長く飛んだことは無い。 少しでも早く、少しで遠くに逃げる。その一心で跳ねた。 ―――母の悲鳴が聞こえた。 戻りたくなる。母を助けたくなる。無謀だと思っても、唯一の肉親。助けたくないわけが無い。 だが戻れない。戻ってはいけない。 父の罵声が聞こえる。 鈍い音とともに父の言葉が途切れる。 母が父を呼ぶ。母が父の名を叫ぶ。 地面にたたきつける音が聞こえる。 同時に母の鈍った声が聞こえた 二人のくぐもった声が聞こえる。 また鈍い音がする。 父は声にならない悲鳴をあげている。 あんな父の声、聞いたことが無い。勇敢で優しくて、とてもゆっくりした父が、今では―――。 母の声は聞くに堪えないほど濁っている。 もうおうたも歌えないだろう。もう優しい声でれいむとお喋りすることも―――。 逃げる。 逃げる。 逃げる。 逃げる。 もうどれだけ跳ねただろう。 父と母の声も、ついさっきした何かが潰れる音以降聞こえない。 大分離れたらしい。 れいむの体も限界を超えていた。れいむは足を止める。 振り返りたくは無い。 しかし確認しなければならない。 どれだけ離れたかがわからなければ安心もできない。 振り返ったれいむは――― ―――にんげんさんから逃げ切れなかった事を知った。 なんてことはない。 れいむは赤ゆっくりなのだ。 栄養状態も良いわけではない環境。 生きるため程度しか栄養が取れていないれいむは、体が赤ゆっくりからたいして変わっていなかった。 そんな小さな体でどれだけ跳ねても、数分程度で巨利をとることなど出来るわけが無い。 結局、れいむが進んだ距離は2mにも満たなかった。 当たり前だ。一度の跳躍で動ける距離はたった数cm。 しかも体が小さいがために一度跳ねるごとにどんなに急いでも数秒立ち止まってしまう。 逃げられるわけも無かった。 父と母の決死の覚悟も、結局無駄になってしまった。 れいむは見た。 自分のほぼ目の前で、飾り以外まったく原形をとどめていないぐちゃぐちゃな両親を。 れいむは見た。 その両親の死体を踏み躙りながら笑っているにんげんさんを。 れいむいは見た。 にんげんさんの、れいむにむける、その、悪意に満ちた、笑顔、を。 青年は今日も人気の無い路地を行く。 ゆっくりを見つけるためだ。 昨日の家族は傑作だった。 子供を逃がして自分が盾になったのは素晴らしかったのだが。 止めをさす前に、勝ち誇った顔で子供を逃がせたことを喜んでいたの見た時は死ぬかと思った。 笑いがこみ上げてたまらない。 子供の大きさを考えていなかったのか、そんな余裕が無かったのか。 踏み潰す前に自分たちの子供をみせてやると、途端に顔色を変えた。 その絶望しきった顔は青年にとって素晴らしいごちそうとなる。 自らの行動がまったく役に立たなかったことが悔しいのだろう。 そんな顔のまま、青年を見上げたその親は踏み潰された後まで青年の大好きな表情で死んだ。 そして、逃げ切ったと思って振り返った赤ゆっくりも、青年を見た時絶望した。 青年はたまらなかった。 安堵を得ようと振り向いたのに絶望を直視する羽目になったあの表情。 青年はそのれいむをじわりじわりと握りつぶした。 絶望に彩られたその表情のまま、死にたくないと叫びながら爆ぜたれいむ。 青年の心はとても満たされていた。 青年は今日もまた、人気の無い路地を行く。 ゆっくりを見つけるために。 ~終~ 作 anko1241 ゆっくり教材Vol.1『野良に憧れるれいむ』 anko1257 ゆっくり教材Vol.2『大人になれないまりさ』 anko1272 ゆっくり教材Vol.3『ゆっくりありすの注意点』 anko2390 ゆっくり教材Vol.4『ゆっくりぱちゅりーの弱さ』 anko1246 特集『ゆっくりに脅かされる農家』 anko2421 生きてるのは知ってるけどそれが何か? anko2426 ゆっくり研究所
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1367.html
当然の結末 20KB 虐待-凄惨 制裁 悲劇 飼いゆ ゲス 現代 虐待人間 ぺにまむ 前作は今回の燃料です *続きものの4作目です *『ふたば系ゆっくりいじめ 542 れいむのゆっくりを鬼意山にささぐ』と 『ふたば系ゆっくりいじめ 579 残酷な夜にれいむの叫びは鬼意山に届かない』と 『ふたば系ゆっくりいじめ 607 ゆっくりキャッスル』と 『ふたば系ゆっくりいじめ 627 美しきゆっくりプレイス』の続きものです *一応、前作を読まなくても大丈夫ですが、登場人物・登場ゆん物の把握のために読んでくれると助かります *私のような、駆けだしの泡沫SS書きのコメント欄が凄いことになっていてビックリ(苦笑)まさにフルボッコorz 金ゲスのクライマックスなので、お気に召すかはわかりませんが、前作の分もすっきりーしていってください。 作・もっちもちあき 俺は家に向かい、車を走らせる。 後ろからは、「ゆんゆん」と泣きながら呻く声が聞こえてくる。 (まさか生きているとはな) てっきり、山で駆除されたと思っていた。 なんか色々あったようで、ありすだの、まりさだの、おちびちゃんだのうわ言が絶えない。 家に着く。 オレンジジュースが効いたのか、少しは良くなっている。(相変わらず、でたらめな奴らだ) ただ、まむまむだけは、執拗に潰されており治りそうにない。 (まあ、去勢したと思えばいいか) 俺にはこいつの身体のことは関係ない。 重要(面白そう)なのは、こいつの冒険(笑)の方だ。 そうとう、酷い目にあったのだろう。起き上がる気力が無いらしい。 口をガムテープで塞ぎ、麻袋に入れて、小脇にかかえて家の中に運ぶ。 「ゆ!おにいさん!ゆっくりおかえりなさい!」 銅れいむだ。 いちいち出てこなくていいというが、どうしても「おかえり」が言いたいらしい。 「ゆ?そのふくろさんはなあに?」 (ゆーゆー!おかーさん!れいむだよ!れいむだよ!) もそもそ 「気にすんな。それより早く戻れ」 「ゆっくりりかいしたよ。ゆっくりもどるよ」 銅れいむが居間へと戻っていく。 次女れいむは母親に会いたくて、袋から出ようともがいている。 しかし、俺は袋からは出さず、次女れいむを抱えたまま2階へ行く。 銅れいむたちは基本的に言いつけには決して反しないので、今は家の中を自由に使わせている。 さらに、庭の掃除とかもするくらいで、近所でも知られつつあるくらいだ。 ただ、2階にだけはあがることを一切禁じている。 大事なものを保管することも、理由の一つだが、もっと別の意味もある。 俺は、虐待大好き鬼意山だ。 2階にはガキの頃、習わされたピアノ部屋がある。 防音を強化し、窓を無くし、ゆ虐部屋にしている。 このゆ虐部屋には、録画用ビデオも完備してある。 ここには、洞窟で野生の群れゆっくりをヒャッハーしたときに、三女れいむに出来た赤ゆもいる。 2匹の赤れいむと1匹の赤ちぇん。 こいつらをゆ虐用にするのは、対して手間取らなかった。 ~回想中~ 「で、どうするよ。これ」 俺は、4匹の実ゆが実った茎をどうするか、三女れいむに聞く。 いや、聞くだけで、決定権は俺にあるんだけど。 「ゆううぅぅ…」 歯切れが悪い。 「やっぱり、強制すっきりーで出来た子はいらないよな」 「それはあるよ…。でも、じぶんだってそうだから、ふくざつだよ…」 なるほどな。 「うまれてくるこに、つみはないよ。おかーさんもこそだててつだうよ」 銅れいむが横から口を挟む。 「勝手なことを言うな。こいつらを養うのは俺だ」 「ゆう…。おにーさん、でも…」 「ちぇん1匹なら、許可してやろう。どうする?」 三女れいむも、れいぷされたちぇん似の子供なら嫌だと言うと思ったが、 「そのこを、ゆっくりしたこにそだてるよ」 こいつら、母性(苦笑)が半端無いな。 そういうわけで、生まれた後、1匹の子ちぇんだけを三女れいむに残し、残りの3匹をゆ虐部屋に運んだ。 「ゆ、わきゃるよー。ゆっくちちちぇいっちぇにぇ!」 「おちびちゃん、おかーさんだよ。ゆっくりしていってね」 ~回想終わり~ で、この3匹の赤ゆは俺のストレス解消グッズになった訳だ。 透明の水槽に入れてある赤ゆに近づくと、 「「「ゆんやあああああああ!!!おにーしゃんはゆっくちできにゃくちぇ、きょわいよううううう!!!」」」 ああー、イライラするなー。 いつものように、縫い針をつまむと、赤ゆにプスプス刺して遊ぶ。 「いぢゃいいいいいいいい!!!わぎゃらにゃいよおおおおおおおおおおお!!!」 「おきゃーしゃーん!!れいみゅ、もうおうちかえりゅうううううううううう!!!!!」 たーのーしーいー。 おっと、楽しすぎてこいつのことを忘れるところだった。 麻袋から次女れいむを出す。 「ゆ!ゆうう、おにーさん、おねがいだから、おかーさんにあわせてね!あと、そのこたちをいじめないでね!」 「それより、何があったのか説明しろ。それからだ」 「ゆうぅぅ…」 ゆっくりの説明なので理解するのは大変だが、だいたいの事は分かった。 自立(笑)した後、まりさとゆっくりプレイスで暮らしていたら、ありすとぱちゅりーが来て、お友達になったが、 ゆっくりできない人間さんにありすたちとおちびちゃんの大半を永遠にゆっくりさせられてしまう。 まりさと、生き延びたおちびちゃんと、やさしい人間さんと暮らしていたが、 金ゲスに何度も強制すっきりーをさせられ、さらに、おにいさんに家族全員潰され、まむまむを破壊させられたということだ。 (金ゲス…?) 愛であきの飼っているあいつらか。 本当にあれだな。あの頃よりも、より醜悪で狡猾になっているのか。 「お前の治療が先だ。治療が終わったら、会わせてやる」 俺は、次女れいむの処遇を決めかねて、適当なことを言い、結論を先延ばしにする。 「おにいさん、おねがいがあるよ」 「何だ」 「このこたちに、おかーさんやおとーさんがいないなら、れいむがゆっくりそだてたいよ」 んー、まあいいか。ストレスためられて変なことされても困るし。 「いいぞ。ただし、この部屋からは出られないからな」 「ゆっくりりかいしたよ…」 俺は、鍵を閉めて部屋を出た。 翌日、来客があった。 (おいおい、昨日金ゲスのガキを届けに行った家の奴じゃないか) 「何か?」 「すみませんが、こいつらを預かるのを変わってください」 手元には段ボール。 中を見ると、眠っている金ゲス一家。 「はあ?何で?」 「私には無理です。ゆっくりを見ると無性に潰したくなるんです。昨日もこいつらの家族ごっこ見て、我慢するのに必死でした」 (なんだかなあ…) 「ムカつくんですよ、ゆっくり。言葉なんて、しょせん鳴き声なのに…」 「あーあー、もういいんで、それ置いて帰ってね」 面倒くさそうな奴だったので、とっととお引き取り願う。 それよりも、手元の段ボールの中身が俺をワクワクさせる。 (ひさしぶりだぜ、金糞袋ども、ククク…) 家の前では、銅れいむと長女れいむが小さなほうきでお掃除している。 「おや、れいむちゃん。きょうも偉いねぇ」 近所のおばさんが、話しかけている。 「ゆっくりしていってね!おにいさんのためだから、れいむたちそうじがんばるよ」 それを帰り際に、にがにがしそうに一瞥し、加工所お兄さんは帰っていった。 2階のゆ虐部屋に金ゲス一家を運ぶ。 「おにーさん?」 「ゆぴいい!?おにーさんだあああ!」 「だいじょうぶだよ、おちびちゃんたち!」 次女れいむと赤ゆどもが何かわめいている。それは気にせず、 「お前、金ゲスどもは憎いか?」 次女れいむに答えの100パーセント分かった質問をする。 「にくいよ…。にくいにきまっているよ。やつらはゆっくりできないよ。ゆるせないよ!」 「ゆ?おかーしゃん?」 次女れいむは、こいつらに自分が母親だと言っているようだ。 まあ、まむまむが潰されて、もう自分では子供産めないもんなぁ。 「しばらく、こいつらと暮らしてもらう」 「ゆ?こいつら?」 箱から、金ゲス一家を取り出す。ったく、いつまで寝てんだか。 「おにーさん、こいつら、きんげすだよ…」 「そうだ、まあ、適当にやってくれ」 俺は、ゆ虐部屋を出て1階に降りる。 「おにいさん、おそうじゆっくりおわったよ。つぎは、ゆっくりまどふきするね」 窓ふき、ねえ。ほとんど下の方しか拭けないけどな。 「窓拭くくらいなら、テーブル拭いてくれ」 「ゆっくりりかいしたよ。てーぶるさん、ゆっくりふくね」 俺は、雑巾を銅れいむに咥えさせてテーブルに乗せた。 「ゆ♪ゆ♪ゆっくりのひ~♪まったりのひ~♪」 銅れいむが、歌いながらテーブルを拭く。 「ゆゆ~ん。おかーさんのおうたは、とってもゆっくりしているよ~」 長女れいむも、床を拭いている。 「ゆ、ゆ、ゆっくりふくよ」 2階のゆ虐部屋と違い、1階はいたって平和だ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 目の前に金ゲスがいる。 自分に強制すっきりーを何度もした、憎き金ゲスが。 愛するまりさの目の前で犯されることは筆舌に尽くしがたい苦痛だった。 いっそ、潰された方がマシだと思うほどに。 子供たちが、ゆん質でなければ、命がけで抵抗していただろう。 (ゆぎいいいいいいいい!!!!!!きんげすは、ゆっくりせずにしね!!!きんげすは、ゆっくりせずにしね!!!) 怒りで、餡子が沸騰しそうだった。 金まりさの下卑た声が脳内で再生される。 『おまえは、きんばっちでゆうしゅうなまりさとありすの、あかちゃんあんこべんじょさんにしてやるから、ありがたくおもうのぜ』 (これは、まりさのいたみ!!) まだ、寝ている金まりさに次女れいむは猛然と体当たりをかます。 「ゆぐ?!いぢゃいいい!!なんなのお”お”!!」 金まりさが、痛みで目が覚める。 その声で、金ありすと金子ありすも目覚める。 「なんなのー!ひめいさんはゆっくりできないわー!」 「とかいはじゃにゃいー!」 「れいむは、おこってるんだよ!!」 次女れいむは次に猛然と金ありすに体当たり。 まだ、目覚めたばかりの金ありすも無防備に体当たりをくらう。 「ごの、いながものお”お”ー!!」 痛みに転げまわる金ゲス。次女れいむは追撃態勢に入る。 「やめちぇにぇ!おかーしゃんとおとーしゃんか、いちゃぎゃってるわ!」 金ゲスの子が止めに入る。 それを見て、一瞬ためらってしまう。 これが、仇となり、金まりさが3匹のおちびちゃんをゆん質にとる。 「ゆっへっへ。こいつらをゆっくり助けたければ、やめるのぜ」 (ゆうぅ、れいむはばかだよ…。また、おなじみすしちゃったよ…) 「まったく、だれかとおもえば、げすのあかちゃんあんこべんじょさんれいむじゃない」 「なんで、こんなとこにいるのぜ?」 2匹は今いる場所を不思議がるが、 「まあ、いいのぜ。また、すっきりーしてやるのぜ」 「んほおおおおおおおおお!!!そそるわぁ!」 2匹が、じりじりとにじり寄る。 「にゃにちてるの、おとーしゃん!おかーしゃん!ゆんじちにゃんて、とかいはじゃにゃいわ!」 金ゲスの子ありすが2匹を制止する。 「いいんだぜ。こいつらは、ばっちもない、のらもどきなのぜ」 「なにいっちぇるにょ!しょういうこちょしゅるのは、げしゅだって、ゆっくちしゅくーるのしぇんしぇいがいってちゃよ!」 「きんばっちで、ゆうしゅうなおやに、さからうのはわるいこなのぜ!」 (いまがちゃんすだよ) ドカッ! 「ゆべえええええ!!」 子供と言い合う金まりさに一撃をかまし、次女れいむは、この隙におちびちゃんを奪還する。 「もう、おちびちゃんはわたさないよ!れいむたちをいじめたつみ、ゆっくりせずにしんでつぐなってね!」 「ゆぎぎぎぎ!まりさは、きんばっちでこうきゅうなのぜええ!ばっちなしは、ゆっくりふくじゅうするのがとうぜんなのぜええ!」 歯ぎしりしながら、すごい形相で睨んでくる金まりさ。 「もうやめちぇにぇ!けんかは、とかいはじゃにゃいわ!」 親を必死で止めようとする、金子ありす。 「はーい、そこまでー!!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 俺は、金ゲスと次女れいむのやりとりの一部始終をモニターで見ていた。 (まあ、こんなところだろう) しっかり録画済みだ。 「「ゆぎゃあああああ!!!!!!ゆっくりできないじじいだああああああああ!!!!!」」 「俺のおうちへようこそ」 「「どぼじでじじいのおうちにいるのおおおおおおおお!!!!!」」 いくら、防音でもさすがにうるさい。 「いいかげんにしろ。クソガキ潰すぞ」 「ゆ、ゆう、めであきおにいさんがだまっていないのぜ…」 ほう、まだそんなこと言うか。 「お前らの言動は全て、録画済みだ。愛であきに見せてもいいんだな?あーあ、捨てられるなぁ」 金ゲスどもは観念したようで、騒ぐのをやめる。 「おにいさん、きんげすをいためつけたいよ」 次女れいむが言う。 「まあ、待て。とりあえず飯の時間だ」 俺は、次女れいむ一家にゆっくりフードを与える。 「まりささまたちも、ゆっくりたべるんだぜ」 金ゲス一家もご飯に近づく。 俺は、金まりさを蹴飛ばす。 「なにずるのおおー!!!」 「お前らの飯は別だ」 金ゲス一家を段ボールに入れ、家を出る。 着いた場所は公園だ。 金ゲス一家を段ボールから出す。 「ゆ?ごはんさんは、どこなのぜ?」 「飯は通りすがりの人間から貰え」 「「ゆううう?」」 金ゲスは、さっぱり意味が分からないという顔をしている。 「ちなみに、言っていい言葉は『あまあまちょうだいね、たくさんでいいよ』だけだ」 「なにいってるのお!そんな、いなかものまるだしのせりふで、もらえるわけないでしょぉぉ!!」 「別の言葉を言ったら、ガキは潰す。いいな?」 愕然とした顔の金ゲス。 俺は、少し離れたベンチで金ゲスの子ありすに雑草を食わしながら、金ゲスの様子を眺める。 「あまあまちょうだいね、たくさんでいいよ」 「はあ?ふざけんなクソ饅頭」ドカッ! 「あまあまちょうだいね、たくさんでいいよ」 「きたねーから、こっちくんな!」ドカッ! 「あまあまちょうだいね、たくさんでいいよ」 「キモいんだよ!ゲスゆっくり!」ドカッ! (ゆぎいいいいいい!!!!!くつじょくなのぜえええええ!!!!!) 金バッチを確認して、潰せず残念がる通行人。 しかし、しっかり蹴りをいれていく。 俺は、通行人が途切れると金ゲスたちの所へ行き、 「はい、しゅーりょー。お前たち、飯抜きな」 「「おながずいだああああああああああああ!!!」」」 金ゲスを段ボールに詰めて、2階のゆ虐部屋へと帰宅する。 まずは、赤ゆどもが騒ぐと面倒なので、3匹の三女れいむの子供と金ゲスの子供を防音で外の見えないケースにしまう。 「好きなだけ、復讐していいぞ」 次女れいむに言うと、まずは金ゲスのあんよを焼き始める。 「あぢゅいいいいいいいいい!!!!!」 机に横に置いて、手で押さえ、ライターでじっくりと炙っていく。 もう1匹は足で踏みつけて押さえ、焼き終わったら交替。 あんよが動かなくなり、動けない金ゲス。 「さあ、こいつらは動けないからお好きにどーぞ」 「ありがとう、おにいさん。ゆっくり、ふくしゅうするよ」 次女れいむが金ゲスへ近づいていく。 「やめるのぜ!まりさが、わるかったのぜ!せいよくのはけぐちにしたのは、あいしてたからなのぜ」 「れいむはとっても、とかいはよ!まむまむも、とかいはだったわ」 金ゲスは、命乞いが混乱して、火に油を注いでいる。 まあ、常に周りを見下してきた奴らだ。へりくだるのが下手くそだ。 「おまえらみたいなげすは、せいっさいだよ!まりさのかたきー!!」 「んほ?んほおおおぷぺほぴょ!!!!!」 金ありすの、ぺにぺにを噛み千切る。 「この、みにくくて、くさくて、けがらわしいぺにぺには、れいぱーそのものだよ!」 「ありずのどがいばなぺにぺにがああああああああああ!!!!!」 金まりさの、ぺにぺにも噛み千切る。 「まりざの、ぺにぺにがえぜえええええええええ!!!!!」 それから、何度も何度も、次女れいむは憎しみを込めて体当たりをする。 「そろそろ、飯の時間だな」 次女れいむの憎しみのこもった復讐は勢いが衰えない。 金ゲスはもうボロボロだ。 「そろそろ、休んで飯にしたらどうだ。おちびちゃんと一緒に」 「ゆはー、ゆはー、そ、そうだね。ゆっくりごはんさんにするよ」 もちろん、金ゲスのご飯はお外だ。 「あまあまちょうだいね、たくさんでいいよ」 「はあ?汚物が話しかけんな!」ドカッ! 「あまあまちょうだいね、たくさんでいいよ」 「スーツが汚れるだろ、クソ饅頭!」ドカッ! 「あまあまちょうだいね、たくさんでいいよ」 「ウザいんだよ!クズゆっくり!」ドカッ! やっぱり、ご飯は食べられなかったようだ。 「おにいさん、きょうはずっと、にかいさんにいたね」 飯の時に銅れいむが聞いてくる。 いつもはゆ虐部屋にいても、せいぜい3~4時間だが、今日は一日のほとんどを費やしてしまった。 「お前が気にすることじゃねえ」 「ゆ、ごめんね。おにいさん、ゆっくりへんなこときいて」 (でも、ときどきは、いっしょにいてくれないと、さびしいよ…) それから、3日ほど次女れいむの復讐は続いた。 「もうやべでええええええええ!!!」 基本、体当たりと噛むくらいだが、ぺにぺにとまむまむ(金ゲスは両性)両方があった辺りを特に執拗に痛めつけた。 2度と子供の出来ない身体になった自分の恨みを晴らすかの様に。 飯も食えず、金ゲスはもう悲鳴をあげるくらいしかできない。 俺は、次女れいむに一旦やめさせる様に言う。 そして、金ゲスの子ありすを取り出す。 「ゆ、おしょらをとんでりゅわ!」 「よう、金ゲスども。こっちに注目してくれ」 「お、おぢびじゃん…」 俺は、やつらに見えるようにしながら、子ありすからは金ゲスが見えないようにして、金ゲスの子ありすに向き直る。 「ゆっくりスクールで、頑張って金バッチとったんだよな?」 「しょうよ!ありしゅは、ときゃいはにゃ、れぢぃーになりゅため、がんばっちゃのよ!」 ゆふんと、胸(?)をはる。 「何を学んだんだ?」 「かいゆっくちとちてのありかちゃと、にんげんしゃんへの、せっしかちゃと、ゆっくちとちてのりゅーりゅよ!」 「で、金バッチのお前は、これからはどうするんだ?」 「やちゃちいおかーしゃんと、しゅてきなおとーしゃんと、ときゃいはにゃ、めであきおにーしゃんとゆっくちしゅるのよ!」 「具体的には何をするんだ?」 「おかーしゃんと、とはいはにゃ、こーでねーちょしちゃり、おとーしゃんと、しゅーりしゅーりちたりしゅるのよ!」 更に、 「めであきおにーしゃんを、かいゆっくちとちて、ゆっきゅりさせちぇあげるにょよ!」 「ふーん。将来的にはどんなゆっくりになりたい?」 「おなぢ、きんばっぢさんの、びゆっくちとけっこんちて、ときゃいはにゃ、かていをゆっくちつくりゅわ!」 目をキラキラさせながら、俺の質問に答える金ゲスの子ありす。 「「ゆゆ~ん!おちびちゃんはとてもゆっくりしてるよ~」」 金ゲスが、ボロボロになりながらも、我が子に目を細める。 「それ、無理だわ。何一つ、叶わないから」 「にゃ、にゃんでそんにゃ、ひどいこというにょ?」 子ありすは不思議そうに俺を見る。 「まず、おかーさんも、おとーさんも、悪いゆっくりだから、復讐されて死ぬ」 「しょんにゃこちょないわ!おとーしゃんも、おかーしゃんも、きんばっちしゃんにゃのよ!」 「そして、お前も死ぬ」 「ゆぴいい??」 子ありすが震えだす。 「「やめろぉー!!おぢびぢゃんにでをだずなあ”ー!!」」 金ゲスが泣きわめく。 俺は、子ありすの向きを金ゲスの方に向ける。 「おきゃーしゃああああん!!!おとーしゃああああん!!!」 金ゲスの無残な姿に泣き喚く。 金ゲスは、歯もグズグズで、形はボコボコ。餡子が傷からはみ出し、皮からも中身がにじんでいる。 「おかーさんは、あんよが動きませーん。だから、とかいはなこーでぃねいとは無理でーす」 「おとーさんは、皮がボロボロでーす。だから、すーりすーりは出来ませーん」 子ありすは、おそろちーちーを流して硬直している。 「そもそも、お前はここで死ぬから、将来なんてありませーん。美ゆっくりとも出会わないし、とかいはな家庭もつくれませーん」 「いやじゃああああああああ!!!!!ちにちゃきゅにゃいいいいいいいいいいいいいい!!!」 俺は、ナイフを取り出すと、ザックザックと子ありすを滅多刺しにする。 お約束のセリフも言えないような痛みで、子ありすの断末魔の凄まじい悲鳴が鳴り響く。 「いぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」 金ゲスのこの世の終わりの様な、絶叫も鳴り響く。 「おぢびじゃああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんんん!!!!!」 俺は、ぐちゃぐちゃのカスタード饅頭を生ごみ入れに捨てると、部屋を後にした。 翌日、俺は金ありすを持ちあげると、猛烈に揺する。 しかし、ぺにぺには千切られて、もはや無い。 「すっきりーをするんだ」 俺は金ゲスに言った。 「ぺにぺにも、まむまむもないのにできないのぜ…」 「これは、命令だ」 揺すった金ありすを、金まりさにのしかからせる。 「んほ!だめええ!!ぺにぺにがないから、いのちのかすたーどさんがでちゃうううううう」 「良く見てろ、れいむ」 次女れいむは、しっかりと金ゲスの末路を見届けようとしていた。 すっきりーにならない、すっきりーが始まる。 「きもぢよくないいいいい!!!!!」 「いだいよおおおおおおお!!!!!」 まむまむとぺにぺにがあった部分から、中身が漏れ出て、混ざりあい、激痛を呼ぶ。 さながら、人間風に言うなら性病の痛みといったところか。 俺は、無理やり揺すり続ける。 「ずっぎりじだぐないいいいいいいい!!!!!」 「あんござんまざらないでえええええ!!!!!」 2匹はじょじょに潰れだす。 「いいきみだよ!むりやりすっきりーするようなやつは、すっきりーのいたみでしね!」 次女れいむも、ご満悦だ。 身体の3分の1は混ざってしまった。 「がらだがわがらないいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!」 「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」 すっきりーの激痛の中で、苦しみぬいて、金ゲス2匹は永遠にゆっくりすることになった。 「おにいさん、ゆっくりありがとう!とても、すっとしたよ!とうぜんのけつまつだね!」 次女れいむが満面の笑みで言う。 「これで、おかーさんに会えるね。あと、おちびちゃんたちと、ゆっくりしあわせになるよ!」 「お礼なんて、言わなくていいから」 「ゆ?」 「だってもう、お前はおかーさんとも会えないし、おちびちゃんともゆっくりできねーし」 後日、愛であきには、金ゲスの所業を記したテープを見せた。 「は、はは、ゆっくりって、こんなに汚い物だったんだ…」 どうやら、ゆっくりを、ファンタジーな愛でるための便利なものと思っていたらしい。 生き物としてすら、認識していたかどうか。 もうすっかり、ゆっくりには興味を失ってしまったようで、今は熱帯魚を飼っている。 次女れいむは、どうなったかって? 俺は、銅れいむたちと夕食をとる。 「おにいさん、きょうもおしごとごくろうさま。ゆっくりしていってね!」 「いいから、食え」 「こら、おちびちゃん。もっと、ゆっくりおぎょうぎよくたべようね」 「おきゃーしゃん!ゆっきゅりわきゃるよー」 「ゆふふ、すっかりおかーさんだね」 「おかーさん、ゆっくりからかわないでね」 三女れいむは照れて、身体をよじる。 「おきゃーしゃん!しゅーりしゅーりしちぇにぇ!」 「おちびちゃんは、あまえんぼうさんだね」 三女れいむは子ちぇんにすーりすーりをする。 「食事中は、大人しく食え」 「ゆうう…」 三女れいむがしょんぼりする。 「ゆふふ」と銅れいむと長女れいむが笑う。 ゆっくりたちと団らんなんて、俺には楽しい訳じゃない。 でも、この光景を見て、そこに行きたくて、本当はすぐそこにいるはずなのに、決して会うことが出来ないで泣いている奴がいるんだ。 そいつの気持ちを思うと、ゾクゾクする。 そいつにとって、おちびちゃんという名の最後の希望は俺のストレス解消のおもちゃ。 手の届かない場所で、ゆんゆん泣いているが、すーりすりーもぺーろぺーろもしてあげられない。 そいつは、あんよを焼かれ、まぶたを切られ、モニターの前に座らされ、銅れいむや姉妹たちの何気ないゆっくりした毎日を、ずっと見続ける。 それはどれだけ、ゆっくりしていないのだろうか。 どんなに叫ぼうとも、その声は決して届かない。 すべては、次女れいむにとって、俺と出会ったがための、当然の結末 第5作目終わり これからも続きます よろしくお願いします 次からは、いよいよ銅れいむが主役です トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る この後、この話とは関係ないのを一本書いてエターナル?マジで? 続き物書いて完結できずに飽きるくらいなら短くてもまとめて一本の話にまとめた方がいいってことで教訓にしようぜ。 下でも指摘があるけど、愛であきが所有権を放棄する描写がないからうやむやになってる感じがあるな。 -- 2018-11-11 11 18 51 金ゲス一家は念のため生かして返せよ。(愛であきが金掛けてんだから) 愛であきに録画を見せて許可を取った上で、次女れいむの目の前で、愛であき自身に制裁させるのが筋ってもんだろ。 ※登場人物の言動が単純になりすぎて、すっきりできない・・・・・・作者は書き物に向いていないのでは? 長編なのに虐待シーンに一切執念が感じられない。(虐待のやり方を箇条書きしたような文章) 短編を書いたとしても、表現方法が単調になりそう。 -- 2018-02-12 13 07 52 続きは… -- 2016-08-30 13 17 34 続きは… -- 2016-01-04 11 03 16 きんげすはもっとグロい死に方でしんでくれればゆっくりできたよー… -- 2013-09-09 17 02 40 人間側がゲスや無能なSSは大抵後味が悪い。 -- 2013-07-17 12 30 50 れいむは可哀そうだよーわかってねー。 -- 2012-12-16 15 58 44 金ゲスの子供は善良だったのに、わからないよー あと加工所お兄さんへのせいっさいが足りないんだね、わかれよー -- 2012-10-09 22 19 57 このシリーズはとってもゆっくりできるね! 金ゲス共の扱いがヌルかったけど、復讐後は当然しあわせーになれると思った次女れいむがせいっさんっな目にあってすっきりー 贅沢言えば愛でお兄さんと加工所お兄さんにもっと後悔して欲しいな あと鬼居山に恋してるヒロイン(笑)なキモい銅れいむは娘孫共々ゆっくりせいっさいっを受けてね! -- 2012-03-13 04 57 36 毎回毎回後味がひどい -- 2011-11-09 09 59 15 金げすはざまあ。次女れいむがすこしかわいそう -- 2011-03-06 22 55 24 すっきりした。 -- 2010-11-21 02 49 10 やっと金げす死んですっきり~! 次女れいむの幸せは、他の家族の犠牲になったのだ… -- 2010-10-22 22 53 03 悪いもの並べてるんだからそこに何入れたって差別とやらになるよね~ くだらないこといいから作品の話でもしようね~ もっと金ゲス虐待して、ついでに 勘違いで次女れいむ捨てたか加工場のお兄さんを少しでも後悔させたい。 -- 2010-07-26 16 09 47 差別用語かどうかは見解の分かれるところだろう。 だが、連中が餡子脳であることは確定的に明らか。 あと、ちぇん語を使いすぎるとらんしゃまとゆかりんが来るぞ。…ほら、なんか少女臭がする…… -- 2010-07-25 15 31 56 ↓シナ人は実際に差別用語だよー。わかってねー。 -- 2010-07-25 13 07 09 差別用語じゃなくて事実だよー。 わかってねー。 -- 2010-07-16 18 48 59 ↓差別用語はだめだよーわかってねー -- 2010-07-11 22 41 06 愛でお兄さん・加工所お兄さんは、自分の考えをあっさりと変えすぎなんだねー。 朝鮮人さん・シナ人さん・でいぶ・森の賢者(笑)みたいな、絶対に自分の考えを変えない気概を見習ってねー。 え、そんな連中を見習うと餡子脳になっちゃうのー?わかったよー、らんしゃまの言うことはいつも正しいんだねー。 -- 2010-06-30 01 10 52 あれ、続きは・・・ -- 2010-06-08 01 48 09
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2467.html
『ああ、無情。』 5KB 虐待 番い 赤ゆ 現代 虐待人間 台詞は一切無し。 ・虐 ・一切の台詞なし ・短いです れいむは逃げている。 ゆっくりできないにんげんさんから逃げている。 どうしてこうなったのだろう?どうしてこんなことをするんだろう? 自問自答の繰り返し。答えはでない。 れいむは野良ゆっくりだった。 生まれた時から野良で、生まれた時から苦しい生活を送ってきた。 それは慣れしまうとまだ辛い事ではなかったし、何より家族がいたからゆっくりできた。 でもそれも今さっき崩れた。にんげんさんがれいむたちを捕まえに来たのだった。 れいむには理解できない。自分たちは別に何もしていない。 にんげんさんの家に入った事も、ましてやにんげんさんに会ったことすられいむには無かったのだから。 しかし人間は違う。人間はゆっくりの識別などつかない。ゆっくりはみな同じ。 たとえその固体が何かしたわけでないにしても、似たものが何かをすればほかも一緒である。 だが、れいむたち一家を襲った悲劇は、別に駆除などを理由としたものではなかった。 れいむは見た。母に命がけで逃がされた時に父を甚振っていたにんげんさんの顔を。 れいむは見た。悪魔のような行為を笑顔で行うにんげんさんの顔を。 れいむは見た。歯が折れ、皮が破れ、口が裂けて涙と糞尿をたらす父を笑うにんげんさんの顔を。 怖かった。怖くて動けなかった。母が叫んで突き飛ばさなければ、父と同じ目にあっていただろう。 うしろを振り向けない。父の悲痛な叫び声がれいむの体を強張らせ、涙を流させ、足を止めそうにさせる。 けれども振り向けない。ここでとまれば、ここで戻れば、母の行動は意味を成さなくなる。 自分たちを犠牲にしてでも自分を助けようとした母の愛が無駄になってしまう。 れいむたちはにんげんさんには勝てない。絶対勝てない。わかってる。わかってても父と母にんげんさんに挑んだ。 れいむを助けるために。れいむを逃がすために。 だかられいむは振り向かずに全力で飛ぶ。今までこんなに全力で、こんなに長く飛んだことは無い。 少しでも早く、少しで遠くに逃げる。その一心で跳ねた。 ―――母の悲鳴が聞こえた。 戻りたくなる。母を助けたくなる。無謀だと思っても、唯一の肉親。助けたくないわけが無い。 だが戻れない。戻ってはいけない。 父の罵声が聞こえる。 鈍い音とともに父の言葉が途切れる。 母が父を呼ぶ。母が父の名を叫ぶ。 地面にたたきつける音が聞こえる。 同時に母の鈍った声が聞こえた 二人のくぐもった声が聞こえる。 また鈍い音がする。 父は声にならない悲鳴をあげている。 あんな父の声、聞いたことが無い。勇敢で優しくて、とてもゆっくりした父が、今では―――。 母の声は聞くに堪えないほど濁っている。 もうおうたも歌えないだろう。もう優しい声でれいむとお喋りすることも―――。 逃げる。 逃げる。 逃げる。 逃げる。 もうどれだけ跳ねただろう。 父と母の声も、ついさっきした何かが潰れる音以降聞こえない。 大分離れたらしい。 れいむの体も限界を超えていた。れいむは足を止める。 振り返りたくは無い。 しかし確認しなければならない。 どれだけ離れたかがわからなければ安心もできない。 振り返ったれいむは――― ―――にんげんさんから逃げ切れなかった事を知った。 なんてことはない。 れいむは赤ゆっくりなのだ。 栄養状態も良いわけではない環境。 生きるため程度しか栄養が取れていないれいむは、体が赤ゆっくりからたいして変わっていなかった。 そんな小さな体でどれだけ跳ねても、数分程度で巨利をとることなど出来るわけが無い。 結局、れいむが進んだ距離は2mにも満たなかった。 当たり前だ。一度の跳躍で動ける距離はたった数cm。 しかも体が小さいがために一度跳ねるごとにどんなに急いでも数秒立ち止まってしまう。 逃げられるわけも無かった。 父と母の決死の覚悟も、結局無駄になってしまった。 れいむは見た。 自分のほぼ目の前で、飾り以外まったく原形をとどめていないぐちゃぐちゃな両親を。 れいむは見た。 その両親の死体を踏み躙りながら笑っているにんげんさんを。 れいむいは見た。 にんげんさんの、れいむにむける、その、悪意に満ちた、笑顔、を。 青年は今日も人気の無い路地を行く。 ゆっくりを見つけるためだ。 昨日の家族は傑作だった。 子供を逃がして自分が盾になったのは素晴らしかったのだが。 止めをさす前に、勝ち誇った顔で子供を逃がせたことを喜んでいたの見た時は死ぬかと思った。 笑いがこみ上げてたまらない。 子供の大きさを考えていなかったのか、そんな余裕が無かったのか。 踏み潰す前に自分たちの子供をみせてやると、途端に顔色を変えた。 その絶望しきった顔は青年にとって素晴らしいごちそうとなる。 自らの行動がまったく役に立たなかったことが悔しいのだろう。 そんな顔のまま、青年を見上げたその親は踏み潰された後まで青年の大好きな表情で死んだ。 そして、逃げ切ったと思って振り返った赤ゆっくりも、青年を見た時絶望した。 青年はたまらなかった。 安堵を得ようと振り向いたのに絶望を直視する羽目になったあの表情。 青年はそのれいむをじわりじわりと握りつぶした。 絶望に彩られたその表情のまま、死にたくないと叫びながら爆ぜたれいむ。 青年の心はとても満たされていた。 青年は今日もまた、人気の無い路地を行く。 ゆっくりを見つけるために。 ~終~ 作 anko1241 ゆっくり教材Vol.1『野良に憧れるれいむ』 anko1257 ゆっくり教材Vol.2『大人になれないまりさ』 anko1272 ゆっくり教材Vol.3『ゆっくりありすの注意点』 anko2390 ゆっくり教材Vol.4『ゆっくりぱちゅりーの弱さ』 anko1246 特集『ゆっくりに脅かされる農家』 anko2421 生きてるのは知ってるけどそれが何か? anko2426 ゆっくり研究所
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1657.html
anko2100 俺と守矢ゆっくり anko2101 折れた「ぐんぐにる」 anko2102 涼しさにご用心 anko2103 ゆっくり熟年離婚 【挿絵】 anko2104 代償 anko2105 ある群れの話 anko2106 プラント 【挿絵】 anko2107 たこつぼ anko2108 ゆっくりしていってねだどー☆ anko2110 とおりま anko2111 おもちゃ anko2112 ぼくとペット anko2113 ゆっくりフライヤーズ「荒野の朝日」 anko2114 公餡密着二十四時 ~死体は踊る~ anko2115 ゆセロ anko2116 あるおりんの一生 わんわんおじいさんと一緒 anko2117 厨二病の俺がゆうかにゃんの群れをプロレス技で虐殺する 【挿絵】 anko2118 ゆっくりのいろんな出産 anko2119 おままごとセット anko2120 線香台 anko2121 生きにくい 前編 anko2123 おちてきた anko2124 生きにくい 後編 anko2125 ゆっくりおうちせんげんの末路 【挿絵】 anko2126 なつかないちぇん anko2127 レポート期限間際にゆっくりに家宅侵入される田舎の大学生乙 anko2128 ゆっくりさまさま anko2129 四股付きゆっくり anko2130 聖者の行進 anko2131 あつがなつい anko2132 ゆっくり学 anko2133 4WDちぇん anko2134 ぱちゅりー銀行 前編 anko2135 ぱちゅりー銀行 後編 anko2136 ゆっくりの食べ方講座 anko2137 無血戦争(1/5) anko2138 無血戦争(2/5) anko2139 無血戦争(3/5) anko2140 無血戦争(4/5) anko2141 無血戦争(5/5) anko2142 柵とゴム手と私 anko2143 痒いのぉ anko2144 特別な何か anko2145 赤ゆの玩具 anko2146 でいぶとのせいかつ anko2147 かわいくってごめんねっ!!りーたんずⅠ 【挿絵】 anko2148 かわいくってごめんねっ!!りたーんずⅡ anko2149 学校のゆっくり 【挿絵】 anko2150 ゆっくり自転車に乗ってね! anko2151 夏のゆっくり山守さん(前編) 【挿絵】 anko2152 撲殺隊 anko2153 家族百景 【挿絵】 anko2154 夏のゆっくり山守さん(後編) anko2155 いつか見た赤染め姉妹たちの憧憬 anko2156 ゆっくりおうちにかえろうね 【挿絵】 anko2157 黒魔術 anko2158 学校:夏 【挿絵】 anko2159 !!無残!!荒澤城渇殺し後篇② anko2160 ゆ虐の拳 anko2161 まりさには不幸がよく似合う anko2162 暗黒世代 anko2163 朝食のちぇん一家 anko2164 朝起きたらゆっくりになってました。 anko2165 面の皮があつい anko2166 ゆっくり虐殺お兄さんの休日 anko2167 愛の努力 anko2168 ゆっくりのほとけさま anko2169 鏡に映ったその人は 【挿絵】 anko2170 よわいものいじめはゆっくりできないよ!(後編-1) anko2171 よわいものいじめはゆっくりできないよ!(後編-2) anko2172 思い込みの力 anko2173 かりのめいしゅ anko2174 借り暮らしのゆっくりッティー anko2175 ハッピーエキス注入作戦 anko2176 ゆー気清浄機 【挿絵】 anko2177 公園の anko2178 とりあえず なにはともあれ ゆうかにゃんぺろぺろ anko2179 ゆなほになるまで anko2180 ぱちゅリーマン anko2181 ゆっくりとチュッチュするよ! anko2182 一年捨て傘に注意 anko2183 ゆっくりの家 anko2184 森の消毒 anko2185 お家は人間のものだと説得してみる anko2186 三匹の子ゆっくり anko2187 生きる anko2188 かぐやは魅力的 anko2189 ゆっくりのくびき1 anko2190 ゆっくりのくびき2 anko2191 とある虐兄の日常風景 anko2192 いっかのすえ anko2193 夏のゆっくり山歩き anko2194 饅頭(マントウ) anko2195 実習生のレポート anko2196 あいでーで忘れてたもの anko2197 お猿さんのおてて anko2198 撲殺隊2 anko2199 こーどーさいそくでんせつっ!
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/47.html
anko1500 ある愛でお兄さんの午後 anko1501 ゲス一家 case2 ~とかいは~ anko1502 平等なルールの群れ anko1503 山彦恋慕 anko1504 トス 【挿絵】 anko1505 まりさとめぐりあい anko1506 新種ゆっくりもみじ anko1507 楽しい黄金週間 anko1508 その台詞は言わせない2 anko1509 妬ましい anko1510 ちょっとの時間にゆっくり虐め anko1511 そうしそうあいっ! anko1512 やけぶとりっ anko1513 ゆっくりと中華なべ anko1514 俺達は幸せになった 【挿絵】 anko1515 ゆっくりできないにおい~A-sade~ anko1517 ゆっくり愛護法改正案可決 完結編 1 anko1517 ゆっくり愛護法改正案可決 完結編 2 anko1518 ムシゴロウ王国~でいぶの生態~ anko1519 ゆっくりトラブルを解決するよ! anko1520 ちょっと変な生活 anko1521 その台詞は言わせない3 anko1522 ごはんが取り持つ多少の縁 anko1523 なにもなかった anko1524 箱庭の中で anko1525 何処でも一緒(ゆ虐) 【挿絵】 anko1526 初心者お兄さんのコンポスト anko1527 極上 anko1528 おぉみじめみじめ 【挿絵】 anko1529 ゆっくりしていってよー! anko1530 どうして・・・ anko1531 花一輪 anko1533 クラブ紅魔郷 【挿絵】 anko1534 わがままれいむ anko1535 れいむにありがとう anko1536 僕は友達が少ない anko1537 でいぶ更生計画 anko1538 思い出の数だけ anko1539 ろんどさん anko1540 でぶめで! anko1541 生物兵器 anko1542 でいぶの忠実な奴隷 anko1543 でいぶ刑 【挿絵】 anko1544 反省してます! 謝ります! anko1545 きれいになろうね anko1546 私のなかのでいぶ anko1547 まりしゃと遊ぼう! 【挿絵】 anko1548 よわいものいじめはゆっくりできないよ!(前編) anko1549 素直なれいむ anko1550 胴付きの謎 anko1551 でいぶは死ななきゃ治らない anko1552 昔は可愛かったのに anko1553 でいぶの島 anko1554 れいむ hard pain anko1555 悪い見本 anko1556 夜のコンビニ帰りに anko1557 れいむとれいむとDVD anko1558 食べ物 anko1559 三つ編み狩り+おうち破壊+お飾り没収=? anko1560 でいぶ専 anko1561 とある発明のもたらしたもの anko1562 でいぶお姉さんと 【挿絵】 anko1563 私のれいむ anko1564 でいぶにも実力は必要 anko1565 れいむの義務 anko1566 家族のあいどる末っ子れいみゅ! anko1567 口を開けると 【挿絵】 anko1568 突然変異種まりさ anko1569 「2」 anko1570 証言ゆ達 anko1571 コンポストに入りたくない anko1572 これがわたしのれいむ様 anko1573 権利と anko1574 いつでも、傍に居る anko1575 森の賢者ぱちゅりー anko1576 でいぶ・オン・ザ・ヒル anko1577 トランクス現象 anko1578 かわいくってごめんねっ!! anko1579 緑と赤はゆっくりできないい!! 【挿絵】 anko1580 しんこーしてもらいます anko1581 手の平の上でフラメンコ anko1582 でいぶ最強伝説 anko1583 満月の夜に anko1584 げんそうきょーのみこ anko1585 まがいもの anko1586 ユグルイ~幕間 ビギンズナイト れいむ~ anko1587 たいっけつ!でいぶVSでいぶ! anko1588 ゆっくり供の日 【挿絵】 anko1589 空へ続く風の階 01 anko1589 空へ続く風の階 02 anko1590 奴隷の願い anko1591 けーねとちょっとSなお姉さん anko1592 赤ゆが凄い生えちゃった事件 anko1593 あまあまがほしかったれいむのおはなし anko1594 ちぇんの復讐 anko1595 風船ゆっくり anko1596 ゆっくりinトイレット 【挿絵】 anko1597 きっかけは小さな事 anko1598 希少種の品格 anko1599 グロテスクなれいむ(前)
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/867.html
2200円れいむ(後編) 15KB ・駄文注意 ・色々な作者氏のネタを使ってます、ご容赦を ・ 『ふたば系ゆっくりいじめ 346 2200円れいむ(前編)』を見ないとちんぷんかんぷんです ・重ね重ね申し訳ありません 2200円れいむ(後編) ペッパーあき 四日目。 朝 「たっだいま~」 「ゆっ!おかえりなさいおにいさん!!」 朝食を買いに行っていたお兄さんが帰ってきた 時刻は9時、少し遅めの朝食だ。 「おにいさん、なにをかってきたの?」 「れいむの大好きなあまあまさんだぞ~」 も う お わ か り だ ろ う 。 「ポンデさんだ!!」・・・パチィッ!!「カッ!!」 「なにやってるの?」 「いや・・・なんでもない・・・・・」 昼 「これは困った・・・・」 山の中腹にて、愛車のランボルギーニ・オワタがエンストしてしまった。 ランボルギーニなのに、エンストしてしまった、ぷんぷん!! ここから目的地までは、徒歩で行くには多少遠すぎるし 車も少し休ませておきたい。 今日はキャンプ場に行って、自然の中で苦しむゆっくり達をれいむに 見せてあげようと思ったのだが・・・・・仕方ない。 そう思いながらフラフラしていると、なんだか面白そうな群れを見つけた。 一匹のまりさを中心に、集まる数百のまりさ達。 皆、水上に浮かんでおり 葉っぱで中二っぽい眼帯をしている奴や、 草を銜えていかにも「俺!カコイイ!」モードの奴などもいる。 ゆんゆん言っている内容を聞くと、どうやら御一行は 川下にあるのうかりんの畑を奪い、果ては人間の群れの征服(笑)まで目論んでいるらしい。 「ゆっゆー!まりささまかいぞくだん!!しゅっこうなのぜー!!」 ここは川だ。 「おにいさん・・さすがにあれはないよ・・・」 「ああ、気が合うな、人間なら黒歴史モノだぞ」 「ゆっくりでもくろれきしさんだよ・・・・」 出発した途端にバランスを崩して海のもくず(笑)となっていくまりさ達を横目に 陸路でのうかりんの畑に向かう事にした。 川を下った所で出迎えてくれたのは 公務ゆっくりを排出することで有名な「国営実験農地」の看板と 「見学者はこちら」の矢印。 フェンス越しに中を覗いてみると なんともおいしそうなのうかりんと野菜・・・・・・ なんともおいしそうな野菜とのうかりんが見えた。 「よしれいむ!!ここに入るぞ!!」 「はたけさんだね!なんだかゆっくりできそうだよ!!!」 そうしてホイホイと施設に挿入っていったお兄さん達は手早く受付を済ませ、 のうかりんの下へ。 の「ゆっくりしていってくださいね」 れ「ゆっくりしていってね!!!!」 お「それより俺と一時のランデヴーを楽しまないかい?」 ま「ここのおやさいさんはまりさがいただいていくんだぜ!!」 ド「三つの山が一つになる・・・・」 それぞれの思惑が交差する中、状況は動きを見せ始めた・・・!! ガッ「なにするんだぜ!!おろsポイッゆわーい!おそらぶっ!ガリガリガリゆぎゃぁあああ!!!」 侵入してきたまりさをコンポストで潰すまでの時間、僅か五秒。 ・・・・のうかりん、オソロシス。 のうかりんの話によると、この畑の肥料の八割方がゆっくりで賄われているらしい。 その話を聞いた途端に、れいむが「もっとゆっくりしたかった・・・」と言い出したので放置 十分後にチョップすると意識が戻った。 なにやら巨乳のおねえさんに会ってきたんだとか 一度は逝ってみたいもんだ・・・・・ 余談だが、まりさ種が大量に溺死し上流から黒い水が流れてくることが 年に数回あるそうで、地元では「餡流水」と呼ばれ、親しまれているそうな。 五日目。 朝 少し垂れ下がりながらも、すくすくと伸びている緑。 そして、今にも目覚めんばかりに小刻みにプルプルと震えている数個の実。 緑・・・もとい茎の根元には、本来いるであろう筈の親の姿は無く 白く濁った水の入ったビーカーがある。 (れーみゅは、ゆっくち、うまれりゅよ!) そんなことでも思っているのであろうか、 まるで生まれ落ちた後には、絶対にゆっくり出来る未来があるというのを 確信しているようなそんな顔をしている。 プルプル・・プル・・・ (ゆゆ・・もうしゅぐだよ・・・きゃわいいれいみゅが・・・・) プチッ・・・ 「きゃわいいれいみゃがうまれちゃベチャ!ぶゆうっ!??」 生まれ落ちて僅か一秒、ゆん生初の痛みを味わったれいみゅは目を白黒させる・・・紅白なのに。 普通、実ゆっくりが落ちる時には、落下点におぼうしや軟らかい草などを敷きつめる だが、れいみゅが落ちたのは硬い鉄の床。 なぜなら、ここは加工所の一室だから、 ここではゆっくりをゆっくりさせるつもりなんて端からないから。 ゆっくりは痛みや恐怖を受けることによって、味に深みやコクが増す。 これは、涙を流す為に体内で餡子が活性化し、水分を作るということに起因している。 甘くなるのはその時の副作用とでも言えようか。 何不自由なく育ってきたゆっくりの餡子がパサパサしていて不味いのはこの為だ。 「ゆ”・・・ゆえーん!どぼぢでごんにゃごとじゅるにょおおおお!!?」 プチッ・・プチッ・・・・ベチャ! 「ゆっくちしちぇいっぶぇ!!」「ゆゆーん!まりじゅえ!!」 れいみゅが泣き喚いている間にも、次々と生まれ落ちる姉妹達、 皆が皆、泣き喚いているところに、生まれて初めてのあの言葉が聞こえてきた。 「ゆっくりしていってね!!!!」 「「「「「ゆっくちちちぇいっちぇにぇ!!!!」」」」」 「・・・・・ゆ?おきゃーしゃん?どきょにいりゅにょ?」 その言葉に反応するかのように、鉄の箱の一面が開く。 「おちびちゃんたち!こっちにきてね!!」 赤ゆっくり達は、疑いもせずにその言葉に従う、だって絶対にゆっくり出来る筈だから。 「そのうごくゆかさんのうえにのってね!!」 従う、なにせ初めて「ゆっくりしていってね!!!!」と声をかけてくれた相手の言葉だから。 「「ゆっきゅりー!!」」 「「すぃーしちぇるよ!!とっちぇもたのしいよ!!」」 ベルトコンベアの上、未知の感覚に酔いしれ、歓喜の声をあげる。 少々ゆっくりしていない速度で進むベルトコンベアは、遂に終点を迎え・・・・ 「おにいさん!!ゆっくりしていってね!!!!」 「なんだ、もうおっきしてたのか」 「そんなことよりおうどんたべたい!!!」 渾身のギャグをスルーされた・・・ だが今はそんなことどうでもいい。 「・・・はぁ?」 「おうどんたべたい!!!」 とかなんとか言いながら キリッ!とした顔でぽいんぽいん飛び跳ねているのがウザイので一応蹴ってみる。 ドゴムッ!!「ぶふぅっ!!・・・・おうどんたべたい!!!」 いつに無く強気・・・というか発作でも起しているのだろうか? 流石のお兄さんもこれには折れて、棚を漁りだす。 「しゃあねーな・・・あ、あったあった『ゆゆこ印の○朗うどん~吸引力の落ちない唯一つのうどん~』だ」 お湯をかけてたったの三分!目の前にはまるで触手のように動く無数の麺!! ・・・そしてからめとられるれいむ。 ガチャ!!「退避!!」バタン!! 「うわあああああああああ!!!!」 「これ食用じゃなくて虐待用だった・・・ごめんにぇ」 昼 「がごうじょばいやああああああ!!!」 「フーハハ!絶望しろ!!それが我の力になるのだァ!!!」 といっても、れいむを挽いて潰して粉々に粉砕死に逝くわけではない。 「粉砕されるのはれいむの同族だけだ、大喜びだろう。」 「よろこぶわけないでしょおおおおおお!!?」 「ナレーション読むなよ」 「おもいっきりくちにだしてたでしょおおおおおお!!!!」 てへりこ☆ 農村の中にそびえ立つ場違いな建物。 定期的にトラックで搬入されてくるゆっくり達の悲鳴が心地よく、 加工所だと知らずに自らおうち宣言をしにくるゆっくりが微笑ましい。 『月刊ONI−SAN』でのなりたい職業、辞めた職業ランキング共に一位の職場でもある。 なんでも、繁殖部署、育成部署に充てられたお兄さんは全員辞めてしまうとか。 「おお、ここだ『ゆっくり調教Gコース:赤ゆ揚げ饅頭製造工程ライン見学』」 「ばんぶるびぃぃぃ!!ばんぶるびぃぃぃ!!?」 「こねえよそんなもん」 ・・・・・・ポロッ・・コロコロ・・・・ 「ゆっ!ころころしゅりゅよ!!」 終着点の先は坂道、白い粉が常に吹き出ており、転がる赤ゆっくりを真っ白にしていく。 「ころころしゃんはゆっくちちてるにぇ!!」 「まりしゃがいちびゃんにょりなんだじぇ!!」 滑りがよくなった赤ゆっくり達は、その勢いを止める事無く、 黄色い液体の中へと突っ込んでいく。 ピチャ!バチャチャ!!! 「ゆう?」 普段のゆっくりは 「おみずしゃんはゆっくちできにゃぃいいい!!」などと言うが、 実は赤ゆっくりは「水」の危険性は理解していない なぜなら「水」は飲むものであり、体を綺麗にしてくれるものだからだ。 遺伝的に恐怖するのは「雨」だ。 「ぺーりょぺーりょ・・ちちちちあわちぇええええ!!!!」 「ゆっきゅりぃぃぃぃいいいい!!!!」 初めての食事、良すぎる食事、もうこのゆっくり達は野生では生きていけない、 これが最初で最後なのだから、生きていく必要もないが。 「ゆ・・・?・・くち・・・ゆ・・!!」 異変が起き始めた 「・・!!ゆ”・・!!??・・・・」 体に異常は無い、だが、声が出ない。 先ほど飲んだ「黄色い水」が、口内に膜を作ったのだ。 そして身動きが取れない、「白い粉」が「黄色い水」を程好く吸収したからだ。 前方に、待ち焦がれた親の姿が見える、本当の親ではないが。 そして開口一番。 「くずのおちびたちはそこでしんでね!!」 「おお、ぶざまぶざま」 「ゆっくりできるとおもったの?ばかなの?しぬの?」 「そんなめでみないでね!!きしょくわるいよ!!」 罵声の応酬・・・・ゆっくりできない 声も出せぬ、身動きも取れぬ赤ゆっくり達は、静かに涙した、 笑顔を貼り付けたまま。 ガコッ!!ウィイイイイイイイ!! しかし、状況は待ってはくれない。 世界が傾いていく、少しづつ、滑り落ちていく、そして、真っ逆さまに・・・・・ ベルトコンベアで運ばれてきた赤ゆっくり達に小麦粉を塗し、 とき卵が入ったトレーの中に落とす。 勝手に動いて体中に染み込ませてくれるので、非常に効率的だ。 そして、動かなくなったところで周囲にあるモニターに成体れいむが映る 恐らく、ゆっくりできないことを言っているのだろう。 「おちびちゃんたちとってもかわいいね!!!」 しかし、この通りさっきかられいむはごきげんだ。 ここが製造工程ラインである以上、結末は決まっているのに。 ガコッ!!ウィイイイイイイイ!! 機械の作動音と共に、トレーが傾いていく そして、パチパチといい音を立てている油の中へ・・・・・・ ・・・・・・ジュワアアアアアアアアアアアアアア!!!!! 「「「「「「「ぎゅべぇ!!?・・・・・・!!!!ゆ”!!・・・・!!?」」」」」」」 「ゆんやああああああああああああ!!!??」 「ヒャッハァアアアアアアアアアアア!!!!!!」 因みに、この時だけ特設スピーカーから中の音が聞こえる、加工所クオリティ。 「ほ~られいむ~あまあまだぞ~」 「だべだぐないっでいっでるでじょおおおおお!!!」 「こんなにいい顔してるんだぞーこいつらだって食べて欲しかった筈さ!」 『ゆっくり調教Gコース:赤ゆ揚げ饅頭製造工程ライン見学』 見学費:一人1500円・ゆっくり無料 お土産に、赤ゆ揚げ饅頭をプレゼント! お申し込みは年中無休、田舎加工所まで! 田舎工場広報係広報係長 六日目。 朝 「今日が最後だな」 「ゆんゆん」 「どこ行きたい?」 「どこもいきたくないよ」 「じゃあ俺が決めるぞ」 「いってもむだだとおもってたよ・・・」 れいむは・・・今日をなんとしてでも生き延びる事を考えていた。 明日の朝にはお兄さんが迎えに来る、元の生活に戻れると信じて。 「ダーツの旅~どんどんぱふぱふ!!・・・シャッ!!!」 野球で言うアンダースローのフォームで市内地図の拡大コピーへ投げる。 海に刺さったら海中へ行くのだろうか? ガッ!!「・・・・はい!研究所にけってーい!」 「めいきょうしすい・・・めいきょうしすい・・・」 昼 ピロリロピロリロ 「いらっしゃいませー」 「あのーすいません、ゆうかにゃん売ってますか?」 「oh・・・・crazy!!」 「yukkurisiteittene!!!!」 「I like susi! I love tuna!」 「Me too!」 辿り着いた研究所は、 真昼間だというのに暗雲が立ち込め、薄闇に包まれて禍々しいオーラを放つ 壁面は蔦に覆われ、鉄製の門は錆付いている。 「廃墟」や「幽霊屋敷」という名がしっくりきそうな場所だった。 「ここ・・・まだ使われてる筈なんだが・・・・・」 多少ビビリながらも、門に手をかける。 キィィィィィィィィィイイ・・・・・・ガガッ! 「「Holy shit!!!!」」 音的に駄目だ、そしてあまりにもバイオな雰囲気に 図らずも英語になるお兄さんとれいむ。 「兎に角・・・入るぞ、中は意外と普通かも知れん」 「ふらぐさんをたてないでね・・・・」 ガチャ・・ 薄暗い廊下。 終わりの見えない闇。 唯一の光は緑色光のライン。 謎の水音。 くぐもった様な声。 甲高い声。 そして、どこからか、感じる視せnバタン! 「はい、駄目でしたー」 「さすがにこれはやめたほうがいいよ・・・・」 「ほぅ・・・なら、れいむが帰るというならお前を残して俺は帰る れいむが帰らないというのなら、俺も帰らない」 「ふぇあじゃない・・・・のはいつものことだね、いくしかないならいくよ・・・」 「そうか、じゃあどうぞ一匹で行ってくれ!」 「どぼじでぞうなるのぉぉぉぉぉおおお!!?」 「帰らないとは言ったが、行くとは言っとらん!!!」 「もうやだおうちかえる!!」 「そうか!!それなら(ry なんやかんやで結局一緒に中に入ったお兄さん達。 入るときこそ躊躇ったものの、入ればどうと言う事は無い、ゆっくりしかいないのだから。 「しかしここのやつら・・・みんな寝てるな、なんかの実験か?」 ・・・ずりずり 「お?」 とあるガラスケース、その中にいる何の変哲も無いれいむがこちらに寄ってきた。 「ゆっくりしていってね!!!!」 「・・・・・・・・・・・・・」 「なんだこいつ?喋れないのk ボ ッ !! うおおおおおおおおお!!!?」 「ゆびいいいいいいいいいいいい!!?」 口から目が出てきた・・・いや、あそこが口だと誰が言った!!! さらに、目の少し下に新たに目!!・・・これがクリーチャーだ!!! 「逃げるぞ!!ここは危険すぎるっ!!!」 元来た道がわからない、我武者羅に走るしかない。 そして目の前にはまた見た目は普通のれいむ、口もある、だが油断はできない・・・!! 「いってこい れいむ !!」 「ジュブブシギデギデデべ!!!!」 「ゆんやああああああああ!!!!」 やはり普通では無かった・・・・・ 背後から聞こえてくる ドドドドドドドドドドドドドド!!! という音。 明らかにゆっくりの移動音ではない、こんな走り方をするのは 「ゆっくりしていってね!!!!」 あんなのまりさじゃないやい!! 「腐海に帰れぇえ!!そしたら死んでねぇっ!!!」 ふわふわふわ・・・・ 「エクスペクトパトロォナァァァァアム!!!!!」 「ゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っゆ”っ」 「デコピン!」 「ゆぴい!・・・はじめてしっつしんっをゆういぎにつかってたのにぃぃぃぃい!!!」 「放置していくという手もあるんだぞ!あるんだぞ!!!・・・・生贄・・・・」 「おとりにしようとかかんがえないでねえええええええ!!!??」 「「もうやだ!おうちかえる!!!」」 夜 プロジェクトは無事に成功した。 そして俺は、この成功によって一気にエリートコースへと躍り出た。 つい一週間前までとは大違いだ、そう、一週間前・・・一週間前? なんだったっけ?なにかを忘れてるような・・・・・・ 「おにいさん?どうしたの?」 「えっ!?・・ああ、いやなんでもないよ」 この子はゆうかにゃん 今日、ペットショップで購入してきた俺の飼いゆっくりだ・・・・ 飼いゆっくり?・・・・・・一週間前・・飼いゆっくり・・・・・・れいむ!!! そうだ、完全に忘れてた・・・友人にれいむを預けたんだった・・・・ 道理で家にゆっくりフードがあったわけだよ・・・というか、流石に気づけよ・・・・ まあいい、どうせ死んでるだろうし、明日電話でも掛けるか。 七日目。 朝 プルルルルルルルプルルルガチャ 「はいよ、・・・・・へぇ・・・・はあ・・・・・うんうん・・・・そうか・・・・じゃあまたなー」 「おにいさん?どうしたの?」 「おう、丁度いいとこに」 「ゆう?」 「お前、捨てられたぞ」 「・・・・・・・・・・・・ゆ?」 「三つ選択死をやろう 1・俺に飼われる だが、今までと違って手加減はしないが 2・野良になる 生まれたときから飼いゆっくりのお前には厳しいだろうが 3・感想になる 少し前は串刺し方式だったんだが、今は轢き潰すらしいぞ さあ、選べ」 「ゆうぅぅぅぅ!!!れいむは!!れいむばあああああ!!!」 「へっ・・・へあっ・・・・・・」 「「ベークショイ!!」を”え”ら”ふ”よ”!!!!」 「ゆ?」「え?」 おしまい かなりの実験作・・・・・ いや、本当にすみませんでしたとしか 今回登場した海賊団は、一応『末っ子れいむの帰還』の子供に当たる世代です どこまでも設定使わせてもらいました はてさて、難航しているようですがコンペはどうなることやら ついでに、この作品のおまけを書こうかなとか思ってます 零武VS武裏馬裏鎖・・・・・・ 過去作 『ふたば系ゆっくりいじめ 300 顔面胡椒』 『ふたば系ゆっくりいじめ 302 壊れてしまったドスまりさの話』 『ふたば系ゆっくりいじめ 308 ユックリンの笛吹き』 『ふたば系ゆっくりいじめ 320 一般道とロードローラー』 『ふたば系ゆっくりいじめ 328 コンポストの中のゆん生』 『ふたば系ゆっくりいじめ 346 2200円れいむ(前編)』 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 元飼い主のお兄さんは、何故れいむを飼っていたのかわからないくらいれいむに思い入れ無いな。 前提条件の崩れた作品はツマンナイ。 所々のアイディアは面白いのに。 -- 2018-02-01 15 31 43 選択死wwwwww -- 2012-08-16 18 48 14 holy shitwwwwwwwwww -- 2012-08-16 18 46 55 ヒャッハーさいっこーのSSさんだぜぇ!!もっとSSさんかいてね!! -- 2012-06-19 21 35 23 最後www -- 2011-08-17 21 23 38 オチワロタwwwww -- 2010-09-16 10 10 20