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『待ち時間のその後に』 「う~ん、楽しいデートだったね!」 「デートって言うより、オタクグッツ買い物ツアーって感じだったけどな。」 とあるデートの帰り道。そんな会話をしながら、私達はこなたの家へと向かっていた。 互いの片手には、こなたお手製の手編みの手袋。これがまたとっても暖かで、もうこれがないと外になんか出る気にならないくらいの代物となっている。 前の手袋は運悪くなくしてしまったけれど、これは絶対になくさないようにしないと! さて、もう片方の手なのだけれど、こちらには手袋ははめていない。 だって、手を繋いでるから……こなたと。 言っておくが、決してこなたの手袋がいらないと言っているわけじゃない。 ただ、互いの手の温もりを感じるには、どうしてもそれは邪魔なわけで…… それに人前では、こなたも私もちゃんと両手につけるからやっぱり必要なのよ! 今はその……周りに誰もいなし、こなたもして欲しいっていうから…… って、一体誰に言い訳してるんだ? 「ねえ、かがみ。次もまたデートしようね。アキバで。」 そんな心の言い訳など露知らず、こなたが私のほうを見ながら言った。 「あのさぁ、いいかげんデートの時に秋葉原選ぶの止めない?」 「けどかがみだってものすごく楽しんでたじゃん?手に持ってるバックからちらりと見えるビニール袋の数々は、一体なんなのかな~?」 こなたはニヤニヤしながら、私のバックの中を覗き見ようと身を乗り出した。 私はとっさにバックを持った手を後ろに持っていく。 「前に出てくるな、転ぶぞ!あのねえ…残念だけど、中身はラノベよ。欲しかったラノベを買っただけだからね。」 「ふ~ん。それじゃあ、そういうことにしとこうかな。そうそう、かがみ。」 「なに?」 「『ガウ×宗』本をこっそり買ってたのは、私だけの秘密にしとくからね。」 「勝手に買ったことにするな~~!!」 そんなどうしようもない話(いつも通りではあるんだけど)をしながら、私達は歩いていく。 こんな風にしていると、この瞬間がまるで高校の帰り道のように思えてしまう。 卒業してから結構な月日が経つけれど、あの帰り道は、学校はどうなっているだろうか? こなたの家についたらゆたかちゃんに聞いてみようかな。 「どうしたの?かがみ。着いたよ?」 「ああ…うん。」 考え事をしている内に、どうやらこなたの家に着いていたようだ。 こなたの手や手袋は非常に暖かいのだけれど、やっぱり外はちょっと寒い。 さっさと中に入りたいなーなんて思っていたのだけれど、こなたはドアの前で立ち止まったままだ。 「どうした?」 「ええっと……」 指で頬をかきながら、視線を逸らすこなた。 一体なんだというのだろう?なにか無くしたりしたのだろうか? 「……鍵が見つからなくてさ。だから…かがみが開けてくれない?」 こなたはそう言うと、ドアから一歩後ろに離れた。 他人の家の鍵なんか普通は持っていないだろう。だけど私は違う。私はこなたの家のかぎを持っている。 こなたの家の合鍵を、私はデートの前に手渡されていた。あの時の私の言葉を、こなたはしっかりと覚えていたわけだ。 私はポケットに入っているその鍵をそっと握りながらこなたを見つめた。鍵をなくしたのなら少しは焦るものだけど、こなたにはそんな焦りの表情なんかまったくない。 ねだるような、なにかを期待するような、そんな顔をしていた。 「……」 疑問に思いながらも無言でドアに近づき、合鍵を取り出した。 なぜだろう?ものすごく緊張する。こなたがじっと見ているのが分かる。そんなに見るな。恥ずかしいだろ。 私はゆっくりゆっくりと鍵を近づけていき、スッと鍵穴に差し込んだ。鍵はなんの引っかかりもせず入りきった。 合鍵なのだから当然といえば当然なんだけど。 そしてそのまま回すと、カチャッという音が辺りに響いた。 「ほら、開いたぞ~。」 私がドアを開けると、こなたはスッと家の中へと入っていった。私も遅れて中へと入ると、ドアを閉めて鍵をかけた。 この前のこなたみたいに、勝手に入ってくる人がいるかもしれないしね。 鍵をかけ振り返えると、こなたが私の方を見て立っていた。 「なによ?」 こなたは嬉しそうな顔をしながら、すぅっと息を吸い込んだ。 「おかえり、かがみ。」 ああ、これが言いたかったのか…… 軽いため息と一緒に笑みもこぼれた。 私はこなたと同じように、すぅっと息を吸い込んだ。 「ただいま、こなた。」 これ以外の返事をするのはきっと無粋な事だろう。 ―――――――― 「はい、かがみ。紅茶だよ。」 こなたの部屋でくつろいでいた私の前のテーブルに、ティーカップとクッキーが置かれた。 あたりにダージリン特有の鈴蘭のような匂いが立ち込める。 「ありがとう、こなた。でもなあ…クッキーはなあ…」 「実はかがみん、またダイエット中だったり?」 「……実は昨日から始めてたりするのよね。」 私は恨めしそうに目の前のクッキーを見つめた。 「そっか、それじゃあいらないんだ。残念だな。そのクッキーも私が作ったのに……」 「前言撤回。美味しくいただくわ。」 最初からそういってくれればいいのに。まったく、こなたにも困ったものだ。 こなたが作ったんだったら食べるに決まってるじゃない。 「切り替えはやっ!けど、まあいいや。素直が一番だよ、かがみん。」 「……それじゃあ、遠慮なく。」 さっそくクッキーを一枚手にとって口に含む。クッキーはしっとりとした触感で、カントリーマアムような感じ。 もちろんこなたの作ったこっちの方が何倍もおいしいけど。 クッキーを食べたら水分が欲しくなる。私は目の前の紅茶を静かに啜った。 ダージリンの渋みがクッキーの甘みを洗い流していく。絶妙といっていいほどの組み合わせだった。 「うん、紅茶もクッキーも美味しいわ。」 「愛情こめて入れたし作ったからね。当然だよ。」 私が感想を言うのを見届けると、こなたはパソコンの方へと向かった。 「一緒に食べないの?」 「食べるよ。けどちょっと露天の状況をチェックするからさ。その間に全部食べちゃ駄目だよ。」 「食べないわよ!っていうか、またネトゲーか?」 こなたの趣味は十分理解しているけれど、本音を言えば私といるときぐらいは止めてもらいたいんだけどな。 「かがみも一緒にやろうよ。ほら、高校の時だって少しだけやったじゃん!」 「やらない。大体あれだって、何時になったらあのジョブ増えるのよ?!私あれだけはずっと待ってるのに。」 「まあ、ネトゲーではよくある話だよね。永遠に未実装……」 「あってもらっちゃ困るって。というわけで、やらないからな。」 私はそこまで言うと、クッキーに手を伸ばした。うん…やっぱり美味しいわ、これ。 「うーん、かがみなら絶対ネトゲーにハマると思うんだけどな。声的に考えて。」 「はあ?!何よそれ?!いくらなんでも、声でハマるハマらないを決められちゃたまんないわよ!」 今度は思いっきり紅茶を啜った。うん、やっぱり紅茶とクッキーの組み合わせがいいわね。 「なんとなくだよ、なんとなく。もう、そんなに怒らないでよ。」 こなたはパソコンの前に座ると、キーボードをカチャカチャと動かし始めた。 「……」 こなたがゲームをし始めると、途端にやることがなくなった。手持ち無沙汰になった私は何か暇つぶしになるものはないかとあたりを見渡した。 すると目に付いた本が一冊。手にとって見てみると、どうやら編み物の本らしい。きっとこなたが手袋を編む際に買ったのだろう。 開いて中を読んでみると。手袋だけでなくセーターやマフラーなんかの編み方も書いてあった。 「ねえ、こなたー。」 「なーに?」 こなたは私の方に振り向かない。私は構わず続けた。 「今度はさ、マフラーとかセーターとか編んでよ。」 「えー?!そこまでやったらバカップルぽいよ。手袋ぐらいで十分だって。」 そこまで露骨に嫌がられるとちょっと腹が立つ。よし、絶対に作らせてやる! 「欲しいんだけどなー。こなたの手作りマフラーとセーター。」 「……」 こなたの頭のアンテナがピクッと動いた。よし、効いてる効いてる。 「お礼もしちゃうわよー。手袋のときよりすごいやつ。」 「……」 今度はピクピクッと二回。 ……駄目だ。笑いがこみ上げてきて止まらない。えっと、もう一押しっていったところかなー? 「こなたの大好きな私がこんなにも頼んでるのに、こなたは作ってくれないんだー。」 「……分かったよ。それじゃあ、今度サイズ測らせて。」 よし、落ちた! なんだか、だんだんこなたの扱い方が分かってきた気がするわ。 「それじゃあ、よろしくね。すっごい楽しみにしてるから。」 「別にいいけどさ。かがみってさ、最近なんだかずるくなったよね。」 「なんのことかしら?」 こなたの言葉を気にもせず、私は本を最初から読み直した。 せっかく作ってくれるんだから、ちゃんとリクエストも用意しておかないと。 ……マフラーだったら、ちょっと長めにして一緒に巻くのが恋人同士っぽいわよね。 うん、マフラーはそれで決定と。セーターはどうしようかな?やっぱりペアルック? でもそれだと本当にバカップルみたいだし……いやまて、この時期はコートを羽織るから別にそれでも構わないのか…… うん、両方ともベタだけどこれがいいかな。 サイズを測る時にはこなたのサイズも測るとしよう……私が。 ……サイズと言えばこなたに聞きたいことがあったんだっけ? 「そう言えばサイズで思い出したんだけどさ。」 「次はなに?」 ぶっきらぼうな返事をこなたは返した。うーん、いけない。からかいすぎたか? 「こなたが作ってくれた手袋さ、サイズがぴったりだったじゃない。どうやってサイズとか計ったのかなって。」 「ん~、適当にこれくらいかなって思って決めたけど?」 「マジで?!それにしては、よくもまあこんなにピッタリに作れたものね。」 驚きだった。誰かの手(つかさとかみゆきとか)を参考にしたなら、これだけちゃんと作れるのはわかるんだけど。 まさか適当に作ってたとは…… 「ふっふっふ。かがみのことなら誰よりも知ってるからね。自分を信じたまでだよ。」 「自信満々だな。これでサイズが違ったらどうするつもりだったのよ?」 いや、まったく、本当に。 「うん、だからほんの少しだけ怖かった。」 「こなた?」 雰囲気が変わった。こなたの話し方はまったく変わらないのに、その部屋に流れる空気だけがはっきりと変化した。 「自分を信じる気持ちの方が強かったけど、やっぱりちょっとだけ不安だったんだ。 私の思っているかがみの手の大きさと、実際のかがみの手の大きさは違うんじゃないかって。 だからね…かがみに実際につけてもらってそれがピッタリだったとき、すごく……すごく嬉しかったよ。」 「……」 こなたの独白に私は何も言う事ができなかった。ただただ聞くことしか出来なかった。 「ねえ、かがみ。これからは言う事は後で全部忘れて欲しいんだけどさ。」 そんなこと言われて、忘れられるやつなんかいるものか。 きっとこなたは私に聞いてもらいたいんだろう。勝手な私の解釈かな?どうなんだろう?よく分からない。 「私ね、かがみに『しばらく家に来るな』って言われた時、すごくショックだったんだ。 もしかがみと別れることになったら、なんてことも考えちゃった。 手袋を編もうって思ったのも、それが私とかがみの絆になってくれればって思ったからなんだよ。 もちろん、かがみんが手袋を無くしたって話から思いついたんだけどね。」 こなたの独白は続く。 「ねえ、かがみ。私はかがみのことを一番よく知ってると思う。みゆきさんより、つかさより、かがみの両親より知ってると思う。 だけど、それでも今回みたいに不安に思うことがあるんだよ。私の思っているかがみは私の考えているかがみとは違うんじゃないかって。 まあ、現実に違うんだけどね。」 こなたはパソコンの方を向いたままだ。だからこなたが今どんな表情をしてるのか、私には分からない。 私は……すごく苦しい。ただ聞いてるだけなのに、ものすごく泣きたくなるよ、こなた。 「やっぱり変だし、私らしくないね。約束だから忘れてよ。」 忘れられるわけ無かった。 「こなた……ちょっと、こっち着なさいよ。」 「まだ露天の確認が終わってないよ。」 「うそつき!来ないならこっちから行くわよ。」 そこまで言ってようやくこなたはパソコンの前から、私の隣に座ってくれた。 「もっと近くにきて。」 「……」 こなたは何も言わずに、ほんの少し私の傍に近寄った。 「もっとよ。」 「……」 「もっと。」 「……」 私の『もっと』の声に合わせて、少し……また少しと私達はその距離を縮めた。 そして、もうこれ以上近づきようがないという距離になる。 「もっと。」 「ねえ、かがっ―――――?!」 その距離で、私は思いっきりこなたを抱き寄せた。 抱きしめるとき何時も感じるのだけど、こなたはいつも思っている以上に小さい。そして儚い。 そして今はその感覚が何時も以上に思えた。 「かがみ…」 「どう?」 「どうって?」 「安心……する?」 「……」 一瞬、辺りが静かになった。 「うん、すごく温かくて気持ちよくて嬉しくて……安心する。」 「私もよ。…ねえ、こなた。私達は普通じゃないわ。」 「うん。」 そう、私達は世間一般で言うところの普通ではない。 それは私達、それに私達の周りがこの関係を認めていてくれたとしても…だ。 「だからね、ちょっとしたことで不安になるのは仕方の無い事だと思うの。 私だってこなたがちょっと家にこないだけで、こなたが私のこと嫌いになったのかと思ったし。」 「そうなの?」 「そうよ。あんただって見てたし、声真似だってしてくれたじゃない。『もしかして……私に飽きた?私のこと、嫌いになった?!』だったけ?」 自分で自分の言葉を真似るのはなんだか変な気分だった。でも、構わず続ける。 「でもね、そうやって不安になるんだったら、こうして安心すればいいと思うのよ。 こうやって一緒にいると、不安なんてどうでもよくなっちゃうし、なくなっちゃうでしょ?」 「そうだね…かがみの言うとおりだよ。今は不安なんて無い。」 こなたはそう言うと、ギュッと私を抱きしめ返した。 「キスでもしてあげようか?」 「……今日はいいや。その代わり……私がいいって言うまで抱きしめて。」 「はいはい。」 ああ、それにしても…… こなたを抱きしめながら私は思う。 もしこの一連の話を誰かに話したとしたなら(例えばつかさとかみゆきとか)、一体どんな反応が返ってくるのだろう? 私はこなたと二週間ばかり会えなかっただけ、こなたは私にちょっとうちに来るなと言われただけ。 たったそれだけの事なのに、なんでこんな大事になってるんだこのこのバカップルは……とでも思われるのだろうか? でも、私もこのことは誰にも話す気はないし、こなただって話すことは無いだろう。 したがって私たちはバカップルなんかでは決して無いのだ。…うん、そうなのだ。 って、この状況で何考えてるんだろう? 「かがみ、何笑ってるの?」 腕の中のこなたが私を見上げる。ああ、私笑ってたんだ。 「別になんでもないわよ。」 「―――――?」 不思議そうに顔を首をかしげるこなたに対して、知らなくていいことだからと、私は心の中で弁明した。 さて、私の他愛の無い一言から始まったこの話もこれでお終い。 だとするならば…… 「ねえ?こなた。」 「なに?かがみ。」 私達らしく、この言葉で幕を下ろすのが相応しいだろう。 「こなた…好きよ、大好き。」 「うん、私もかがみが大好きだよ。」 コメントフォーム 名前 コメント GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-07-14 18 49 57) ニヤニヤが止まらない -- 名無しさん (2010-04-03 00 52 47) ヤベ~読んでてニヤついてる口からヨダレが・・・食べ物もこな×かがも甘いのは大好きだ!! -- kk (2009-02-13 21 14 02) こな×かがはバカップルぐらいが ちょうどいいんですよね。 甘〜い作品御馳走様でした! -- 無垢無垢 (2009-02-13 17 42 19) うん、アールグレイのストレートティーかモカのブラックでも飲んで来ます。 しんみり、でも甘甘な二人を見てるときはそう言う方が似合うしね。 あと、どう見ても十二分にバカップルです。ありが(ry -- こなかがは正義ッ! (2009-02-13 02 55 51) 甘いなぁ 素晴らしいです GJ!! -- 名無しさん (2009-02-13 01 55 49) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
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ステータス 属性 黒い敵・超生命体 体力 5000000 攻撃力 60000 範囲 範囲 KB 3 速度 4 射程 300(-700〜800) お金 17554 攻撃頻度 270f 攻撃発生 91f 特性 全妨害無効 説明 数百年に渡り人間が海に放ってきたゴミや有害物質と 邪悪なコアが創り上げた、邪智暴虐な深海の化身。 中でコアが彷徨っているというその巨体に呑まれた生命は、 そのまま彼の部下に変えられ、乱暴に扱われるらしい… 登場ステージ 死の淵より蘇りし災厄 ??? ??? + 深淵の巨悪うみぼうず「知っていることなどない。帰れ。」
https://w.atwiki.jp/sensengakuen_iaia/pages/95.html
団長クソ卓 終末シナリオ 終わる世界のその先は?(予告) ロスト率☆☆☆☆☆…(tk今までの卓と違って殺しに行きます(特にEDで 難易度☆☆☆☆☆(必ず一人はロストさせるんだ…(遠い目 募集人数4~5 推奨技能 探索系技能(目星聞き耳図書館等) 戦闘技能 移動の足になる技能 対人技能(言いくるめ説得信用等) その他推奨 通信機器 色んな学年 注意点 勝手に今の戦学の世界を終わらす(可能性があり)つもりですが 他の卓には全く持って影響されません 一つの卓としてお楽しみください (生きて帰れるかは別問題だけどなっ!) ロスト率を見てお察しの通り特にEDでいいEDが出ない限り殺します デストラも満載で殺します(あまりぶっ飛んだ行動しなければ死なない (多分BAD~GOODの間 TUREEDは生存ルートになります が かなり難しくします) 新規で来る事をお奨めします 行ける場所が豊富にあります 勿論その中にはブラフも沢山あります 効率よく 計画を立てて 1行動ずつ考えないと時間が足りなくなります ただ関係ない所でもふさわしいと思えば 情報やらなんやら出てくるかも…? まあそこは探索者の発想次第です あらすじ 7月30日 猛暑が続く戦学 ある日最近できた戦学ちゃんねるに書き込みがあった 「8月10日 世界が終末を向かえる」 それを見た君らは色々な事を思うだろう ある者は単なる好奇心で ある者はこれにケチをつけようと …ある者はそれを本気で止めようと… そしてそれと同時にそのスレッドの隣に違うスレッドを見つける 「この予言について話し合ってみませんか? 詳しくはここまで…」 君達は思った事を試しに言ってみようと思い そこに足を運ぶのであった… 戦学ちゃんねるとのタイアップ実施! (作成者様からは許可を得ました) 卓中リアルタイムで更新をしていきますので 卓の最中はこちらもご覧頂けます様にお願いします スケジュールなんて未定!( 回数 日付 時間 備考 進行としては軽いCPっぽいのを予定してます メイン(ゲーム内時間7月30~8月1日) ↓ サブ1~4(ゲーム内時間7月30日以前) ↓ メイン2(ゲーム内時間8月1日~) メインとサブは違うPLさんとPCさんでやって貰います サブの説明(更新1/14 +... しゅうまつがやってくる! あらすじ ここは世界有数の観光都市 君達はそこに旅行に行く…が デモが多数あるのを見る事ができる 「古き技術を守れ」 ぼくらの16bit戦争 あらすじ あなた達はとある任務を受ける 何でも戦争を手伝って欲しいという依頼らしい 現地に行くとまず大きな機械があるのがわかる …そして… 「技術で世界に秩序を」 ※この卓はCチーム限定卓となります ワンダーラスト あらすじ 君達はとある任務に自ら志望した その任務はアウトブレイクが起こってる地域にて その感染を観察 対処法を探れという物だった… 「祈れば救われるって でもね 祈る事は罪だったの」 ウタカタ永焔鳥 あらすじ ??? 「最後の望みが叶うなら キミの歌を聞かせてくれ」 募集は期待も日程もシナリオの大半もできてないのでまだやりません 以前 メモにて書いてくれた方は抽選(あれば)のさい+30補正が掛かります 以下早期希望者 ロメオさん 黒乃蜜さん ポチさん いつになるか分からないけど参加したいという方はこちらに +...
https://w.atwiki.jp/uhyoclass-destroyer/pages/120.html
―1946年冬 幻海灘 沈んじゃう。やっぱり哨戒駆逐艦じゃ、大きな駆逐艦には勝てなかったんだ。 敵のウヒョークラスは、きっと魚雷を切らしていた。けどそれはステーシーも一緒。 主砲の数でも相手は四門、ステーシーは三門。ちょっと負けてた。あっちのほうがすばやかった。 逃げればよかったんだけど、意固地になっちゃったステーシーは、接近して同航戦を挑んじゃった。 ほかの、護衛駆逐艦たちの武勲話に感化されちゃったんだと思う。ステーシーだって、やれるんだって。 視界をつめたい海水が覆っていく。暗くなっていく。やだ。こんなところで沈みたくない。 もう抗えないのに、ステーシーってば、手を必死に水の上に伸ばしちゃって……でも、周りに味方艦なんて居ない。 さよなら、みんな………。 … …… ……… 誰かが、ステーシーの手を掴んだ。引き上げられる感覚がする。 ぷはっ、顔が、海面に出た。目の前には、さっきまで戦っていた、敵の白黒の駆逐艦。 どういうこと?と考えていると、そいつは浮く力を失ったステーシーの艤装の接続部を撃って壊してしまった。 沈んでいく艤装。ううん、もう使えないから別に惜しいわけじゃないんだけど……。 こいつ、なんのつもりなの? 「ちょっと!ステーシーを助けたりなんかしてどういうつもりなのよっ!」 相手は答えない。ちっちゃいからって舐められてるの? 「ねぇ!ジャップは口も効けないっての!?」 ステーシーの目を見てるから、無視してるわけじゃないと思うけど、やっぱり一言も何も言わない。 引き上げられたステーシーは白黒の駆逐艦に担がれる格好になった。 島のある方向へ進んでいく。わけのわからないまま、このまま連れて帰られるみたい。 ここはまだ戦闘海域。手負いのステーシーなんか放り出してしまえばいいのに。どうして? 白黒の駆逐艦はゴソゴソすると、片手で手帳を取り出し、艦籍証明のページを見せてきた。 「ロウ、セツ?なんだか難しい字を書くのね……」 ローセツは手帳を戻すと、またまっすぐと、きっとこいつらの基地のある島へ向かい始めた。 「その子は……貴艦が助けたの?」 港についたら、絵本に出てくる魔女みたいなヘンテコな格好をしたやつが、ローセツに話しかけてきた。 ローセツは頷く。相手がステーシーだから口を利かないってわけじゃないみたいだ。 「そっか。ありがとう、臘雪」 ますますわけがわからない。ステーシーはこの魔女の大釜にでも入れられて煮込まれたりしちゃうの? 「ちょうど、帰りの便が出る前だから……貴艦、名前は?」 「ステーシー……ステーシー・テオドール・ガードナーよ……」 「ステーシーちゃん、ね。わかった、よろしく」 「ジャップがステーシーを気安く呼ばないで!」 「ジャップって……まぁ、仕方ないか……」 「ジャップはジャップでしょ!」 「……出発便で手が空いてるのは海防艦の知夫里よ。あの子に頼んだら良いわ」 そう言われると、ローセツはステーシーの手を引いて連れて行く。 なんだってのよ、もう。 「やっほ~臘雪お姉ちゃん!無事だったんだね~よかったよかった!」 連れて行かれた先には騒がしい、また白黒の駆逐艦…より小さなフネがいた。 ステーシーと同じくらい?こいつも護衛駆逐艦なのかな? 「話は聞いてるよ!ステーシーちゃんね?私は海防艦の知夫里」 「ジャップが気安く……もういいや。チフリ、ね」 「うん。これから貴艦を日本本土まで運ぶ大役を担う艦です!よろしく!」 「そーよね、捕虜待遇よね、知ってた」 そうやってステーシーが毒づくと、二人ははっとしたような顔をして何やら考え込む。 「……それについては、検討します!」 「はぁ?」 「とにかく、もう出発の時間ですから…私が曳航するので、そこの艀に乗ってください」 他にどうしようもないし、大人しく艀に乗ってあげよっか……。 曳航されている間、とにかく退屈だった。 我らがステイツの艦隊は、航空機部隊は、何をしているのか、と思うくらい襲撃も何もなかった。 別に助けられたいなんて気持ちは微塵もないけど、戦争中とは思えないほど何もない時間が信じられなかった。 仕方ないので、チフリと雑談をすることにした。 「ねぇ、チフリはローセツと仲良いの?」 「臘雪お姉ちゃんと?うん!私とお姉ちゃんは訓練が同期で一緒だったから」 「姉妹艦なの?いや、違うよね」 「私が勝手にお姉ちゃんって言ってるだけだよ~」 「ふぅん。なんであいつ喋らないの?」 「あー……それはね………ちょっと色々あって。就役前に声、出せなくなっちゃったんだ」 「よっぽどショックなことがあったのね」 「でもでも、困ってないよ」 「ステーシーは困ったの!いきなり引っ張られたと思ったらあいつなんにも喋らないんだから」 「お姉ちゃんに代わって私が謝るよ~ごめんね~?」 「別に……いいけど。それより」 こいつに訊いても仕方ないと思うけど。 「あいつはどうしてステーシーを助けたりなんかしたの?敵の艦よ?ほっとけば勝手に死ぬのに」 「ほっといたら勝手に死んじゃうから、じゃないかな」 「…………は?」 意味が分からなかった。 「あのとき、お姉ちゃんがステーシーちゃんを助けてなかったら、今こうして私とおしゃべりできてないでしょ」 「したくてしてるわけじゃないし」 「うーん……私も、臘雪お姉ちゃんも、夢見お姉ちゃんに言われたこと、守ろうとしてるんだ」 「ユメミ?」 「うん。なんか面白いカッコしたお姉さん、見なかった?」 「魔女みたいな?」 「そうそう。そのフネが夢見お姉ちゃん」 「ふーん」 「私はさ、就役したばっかりだからさ、いろんな先輩たちに色々聞いて回ったの。雨氷型駆逐艦や、水雷戦隊の旗艦のフネたちにね」 「それで?」 「そのときにね、夢見お姉ちゃんが言ってたの。助けられる相手はできるだけ助けなさい、って」 「あいつが原因なのね。どういうつもりなのよ、ホントに」 「私もね、最初よくわかんなかった。夢見お姉ちゃんは不思議なフネだよ。なんだか、未来からやってきたみたいに、先の話ばかりするの」 「先の話って……何なの」 「うん、この戦争が終わったらの話。勝ち負けじゃなくて、終わったらの話」 「どうせジャップが負けるに決まってるわ」 「そうじゃなくて……そうだとしても、その先も日本が消えてなくなるわけじゃない」 「ステイツは消すかもよ」 「私達をひとり残らず消しちゃうってこと?真面目に考えて、無理でしょ~?」 「…………それもそうね」 「うん。終わったら、仲直りしなきゃいけない。私とステーシーちゃんみたいな、敵同士でも、お友達にならないと。戦争が終わったらね」 「ふざけないでよ。ステーシーはパールハーバーで卑怯な真似をして仲間を無惨に殺したジャップを見たんだから」 「そう……なんだ」 「そうよ!戦争だなんて知らずにわけのわからないまま殺されていったのよ!あんたたちに!だから!ステイツは!復讐をやり遂げるわ!」 「……ステーシーちゃん。復讐をやり遂げたら、元の生活を取り戻さないと。死んだヒトやフネたちも、日常を続けたかったはずでしょ」 「ぐっ……」 「ステーシーちゃんもそうだったはずだよ。何のために軍に居たのか……思い出そうよ」 「軍に居る理由……」 「私は知らない時代の話だけど、日本もアメリカも、昔は仲良かったんだよ。だから、元に戻らなきゃ。ね?」 「……割り切れないわ、そんなこと」 「うーん……まだ難しいかもしれないけど、私はステーシーちゃんがそんなふうに話してくれるのは嬉しいよ」 「何言ってるのよ」 「そうやって心の内を話してくれるステーシーちゃんはきっと良い子だと思うし、私はお友達になりたいな」 「温いわ……」 「きっと、臘雪お姉ちゃんも同じ気持ちで助けたんだと思うもの」 「……何が言いたいの」 「私達はきっと、良いお友達になれるよ。時間は、かかるかもしれないけど。信じてる」 日本本土に、やってきてしまった。 もうステーシーはフネじゃない。これからどこへ連れて行かれるのか。 チフリに先導されて、港にある立派な建物の中に入る。 「海防艦知夫里、入りまーす」 「護送ご苦労さま、知夫里ちゃん」 「いえいえ!これが私のお仕事ですから」 チフリは立派な身なりの女性と話している。彼女がチフリの上官? 「その子がステーシーちゃん?」 「そうですよ!ほら、私達海上護衛隊の指揮官だよ、ご挨拶して」 「合衆国海軍、哨戒駆逐艦、ステーシー・テオドール・ガードナー……」 「なるほどね、ありがとう。貴艦の処遇ですが……」 ごくり、と唾を飲む。普通なら、捕虜収容所送り。どんなやつが居るか、わかったものじゃない。 「……連絡は受け取っています。ここの駆逐艦女子寮の、臘雪の部屋を共用してください。いいですね?」 「はい…………って、はい?」 「まだすぐこっちには帰ってこれないから、連絡をくれてたのよ。はい、これ部屋の鍵」 「えっちょっ……」 「よかったねステーシーちゃん!臘雪お姉ちゃんと一緒なんて羨ましいなぁ~」 「知夫里ちゃん、案内をお願いしていいかしら?寮長の雨香ちゃんも今出払ってるらしくて……」 「ほいさ!」 「……ってことで、ここが臘雪お姉ちゃんのお部屋~。今みんな居ないみたいだし、困ったらさっきの指揮官のお部屋に行ったらいいよ!」 「気楽に言ってくれるじゃない」 「うちの指揮官すっごい優しいから平気だよ!あ、部屋の家具は自由に使っていいからね。じゃ、私一旦帰るから、またね!」 そう言うとチフリは行ってしまった。なんて喧しいフネなの……。 廊下で立っていても仕方ないから、鍵を開けてローセツの部屋に入る。 中はモノトーン調でまとめられた、最低限のものは揃ったシンプルなお部屋。 ここでしばらく過ごすことになるのね……。 ふと、ベッドサイドのテーブルに立てかけてある写真が目に入る。 ローセツと、チフリと、ユメミが、笑顔で写っている写真だ。 わざわざこんなの撮って、飾るくらいには仲が良いんだ。 ……ステーシーも、この輪の中に入る日が、来るのかしら。 一瞬だけ、そんな考えが過ぎってしまう。 ずっと寝てないからか、疲れて変な事考えちゃった。やだやだ。 さっさと寝るためにベッドに横になって、テーブルの上の写真をちらっと見て、目を閉じることにした。 (おわり)
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リゾット・雑炊類 炒めご飯 おにぎり 寿司 餅 その他 リゾット・雑炊類 伊王島料理長のこだわりチーズリゾット by やすらぎ伊王島料理長 2011/07/17 ホテルのシェフのレシピだからウマいの当たり前だけど、特別な材料使ってないのに本当にお店のようにおいしかった。 大根で♡ホワイトリゾット by なないく 2011/07/17 シンプルで作りやすくて美味しかった。人参が余ってたので入れたけど、つくれぽみたいにキノコとかひき肉を入れてまた作りたい。何より簡単なのがいい。疲れた時の定番になりそうだ。 簡単ナンプラー粥 by マユガリータ 2011/05/08 えびなかったから桜えびで、レモンかけて食べた。朝、昼ご飯にいい。 とまとりぞっと。 by 流 2010/11/06 トマト&牛乳&チーズの風味が個人的に好きすぎる。めちゃくちゃ簡単なのにおいしかった。濃厚なのにさっぱり。一人用のランチにいい。 マリオも感激☆*゚ カルビクッパ★ by gula 2009/12/05 ご飯は茶碗2杯弱、鶏がら&ごま油は大さじ1、水は2カップで作りました 水の分量は4カップ、野菜は残り物、肉は150gで細切りに、唐辛子の代わりに豆板醤を使いました。柔らかく煮えてたくさん食べてくれました。 ♪おばあちゃんのみそおじや♪ by wwまなみんww 2009/08/31 別に凝ってる訳じゃないんだけど、調子悪い時でも簡単に作れて良かったな。私は具をエノキと人参と豆腐で作ったけど、子供もバクバク食ってくれた。やっぱ簡単なのは助かるね。 冷ご飯で♪簡単カルボナーラ風リゾット by めけてー 2009/01/29 チョー簡単だし栄養もあるし(゚Д゚)ウマー(゚Д゚)ウマー シェフに聞いたきのこリゾットv( ̄∇ ̄) by yaichin 2008/07/05 リゾット苦手で色んなレシピ試したけど上手くできなかったんだけどこれで出来た!しかもかなり美味しくて家族にも好評。かけるスープを熱々にする事で失敗しなかったみたい。 ▲ 炒めご飯 簡単☆シンプル☆チャーハン by ふたごっち 2011/04/21 残った野菜でできるしおいしい 簡単パラパラなキムチチャーハン by ゆ・みっきー 2011/04/21 チャーハンとしては作り方は珍しくないと思うのだけど、家族が全員絶賛で気に入ってるんで、このレシピは何回も作ってる。 材料2つでクセになるハムライス by まゆまっちょ 2011/03/06 とてもジャンキーだけどおいしい 玉ねぎだけを先にじっくり炒めると甘さが出ていいね。手軽に作れておいしいから、今後の昼飯にしょっちゅう登場しそう。 昆布茶でふわトロあんかけ!梅しらす炒飯☆ by カルボーン 2011/01/01 ありそうでなかった和風あんかけチャーハン。塩分の加減が難しいけど、しらすの代わりに桜えびを入れれば調節しやすそう。 カニカマあんかけ✿レタスチャーハン by 干芋くん 2011/01/01 卵白でふわふわになったあんかけが美味しいし見た目も楽しくて良かった! 炊き込むチャーハン☆ by れっさーぱんだ 2008/08/16 できるだけ火使いたくないし、夏休みのお昼に作ったら受けがよかった チャーハンも3倍量で作り、前日余ったスープと食べた。これはこれで美味しかったんだけど味がちょっと薄く感じたので、次回は醤油を分量の3倍ぐらいにしてみようと思った。 絶品!!本格チャーハン by お茶しゅん 2008/05/04 味覇なかったから中華あじの素で作ってみたけど、ウマーでした。 3口目くらいまでは中華屋の炒飯ぽくてウマー。けど、食べ進める内にウェイパーの風味と油っぽさがくどくなってくる。何らかの改良すればかなりイケるとおもう。 ▲ おにぎり 行楽弁当に簡単☆肉巻きおにぎり! by こまつた 2011/07/17 タレが美味しい 冷めてもおいしい♪肉巻きおにぎり by yasu-pooh 2010/02/27 簡単で、特に男の人にウケがいいよね 照り焼きハムおにぎり♡ by naomixx 2009/01/29 イレブンのおにぎりの味そのものだった(゚Д゚)ウマー!ただちょっと崩れやすいかな? 漁師さんのお弁当 ~鉄砲巻き~ by ***ゆう*** 2008/06/28 作りたてより時間経って海苔がしっとりした方が好き。何より食べやすいのがいい。 味むすび by Mepignol 2008/06/13 しらすを混ぜて食べるのに最近ハマッてる。ほんだし、体に悪そうな気がするけど、ウマー。ごま油抜いても美味しい。 ほんだし気になるなら、昆布茶にしてみたらどうかな? ✿チーズおかかおにぎり✿ by annnnn 2008/03/04 おかか嫌いだけど、はまった。ゴマ入れるとうまい。 おつつみ♪四角いおにぎり! by キキkiki 2008/03/04 毎朝自分のお弁当用のおにぎり握るのがめんどくさかったけど、これは楽チン♪ こういう、レシピとは言えないようなちょっとしたアイディアって賛否両論だよね。 ▲ 寿司 パーティーに最適!サーモンの箱寿司 by あさぎ 2010/12/04 ちょっと控えめなあわせ酢の酢飯を飾り用以外のトビッコとハーブオリーブオイル少々で軽く和えてみた。アボカドはサワークリームで色止め、18cm底抜けケーキ型の下からサーモン・ご飯・アボカド・ご飯の順。ホールケーキ並のボリューム感出せるのでクリスマスに是非! サラダ巻♡わたし流の巻き方・切り方付き by かりんKARIN 2009/05/31 丁寧に説明してあって分かりやすい 焼き鯖寿司 by kuisinbou 2008/03/04 作りたては鯖の脂がきつくて2切れ食べたら胃がもたれましたが、一晩置いたらサッパリしてとても美味しくなりました。 これ結構おいしかったよ。日本酒のあてにときどき作る。 ▲ 餅 おモチで和風ピザ 砂糖醤油味 by たくち 2012/02/18 お餅がサクサクで美味しかった 硬くならない☆不思議なお餅の作り方~♪ by Pira 2012/02/18 2日たっても柔らかい餡餅。ウマい。 簡単☆モチベーコン by きゅい太郎 2010/02/27 酒のつまみにちょうどいい。竹串に刺して焼き鳥みたいにして食べてる。 コロコロ甘辛お餅 by ゆうちくん 2010/01/16 ゴマ油と豆板醤で中華風になってうまい 自分的には豆板醤利かせたほうが好き 餅たま by みづきちっ 2010/01/16 お好み焼きが好きなら絶対はまる味。 餅がパリパリでおいしかった! ★もちマヨねぎトン★ by パール姉 2010/01/16 お餅の消費に役立った コロコロ餅♡焦がしマヨネーズ by ドキンたん 2010/01/16 お餅の消費に役立った ★我が家の伝説もちピザレシピ★ by れいちゅり 2009/10/11 タマネギを入れるのが新鮮でした。ミートソースが余ったので入れたらドリア風に。 ▲ その他 チーズとろける!ケチャップライスコロッケ by でんぼ☆ 2013/01/02 普通にウマーだった!作り方は割と普通 ガパオライス by rumitte 2013/01/02 鷹の爪大2本でウマーでした。 オイスターソースで卵かけご飯 by リらっくま 2011/04/21 思ったよりくどくなくておいしかった。 海南チキンライス by mekabusan 2009/04/29 シンガポールで食べてウマーだったのでレシピ探して作ってみたら現地の味と遜色なくウマーだった。2人分で肉2枚となっているけど1枚でも十分だと思う。 ▲
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ゆっくり。その響きは嫌いではない。 私もどちらかといえばゆっくりした人間であるからかもしれない。 10年ほど前であろうか。 世の中でゆっくり種という謎の生物が発見され、その後爆発的に繁殖したと聞く。 しかし当時それを見たことのない私には、まったく実感の無い話であった。 その数年後、こんなゆっくりした私にも愛する人ができた。 妻と結ばれ、子を授かり、ゆっくりと平凡ながら幸せな生活を送るようになっていた。 丁度その頃に初めて、ゆっくりという生物を目撃した。 そのゆっくりは家族で楽しそうに野原を駆け回っていた。 後で調べたところ、ゆっくりれいむという種別だったらしい。 見た瞬間は正直面を食らった気分になったが、あまりに楽しそうなその姿を見てこちらも和んだ。 散歩に来ていた私と家族は、ゆっくりれいむ家族に食事を分け与え、ゆっくりとした時間を満喫した。 その後は私も妻も育児と仕事に必死で、ゆっくり達と出会う事も無くなっていたが、、 そんな思い出もあって、ゆっくり達に悪い印象は無かったと言い切れる。 しかしさらに数年後のある日。転機が訪れた。 その日は我が子が風邪をひいて寝込んでいたこともあり、いつもより早めに仕事を切り上げた。 栄養のつくもの食わせてやろうと、市場によっていつもより良い野菜と果物を購入して帰宅した。 ……私はただただ、呆然とした。 庭の畑が何者かによってぐちゃぐちゃに荒らされており、その横では妻が倒れていた。 幸い、気を失っているだけということはわかったが、その時点で私は気が動転していた。畑は妻が趣味と実益を兼ねて始めた小規模な物だったが、我が家の大事な食料源でもあった。 その後、無造作に家の扉が開かれているのに気づき、急いで中を確認しに入った。 強烈に悪い予感がした。 ……私はただただ、呆然とした。 4尺はあろうか。 ゆっくり種としては突出して重量感のあるその物体は我が子の寝床でドスンドスンと激しく跳ね続けていた。 「ゆっくりしようよ! ゆっくりしようよ!」 巨大なゆっくりれいむが大きな声でそう言っていた。 ……私はただただ、呆然とした。 その寝床には風邪をひいて高熱で倒れた我が子が横たわっていたはずだ。 私は寝床の上で跳ねているその物体に全力で体当たりし、寝床の上からどかした。 「れいむになにするの! ゆっくりできないひとはでていってね!」 その物体が何やら抗議してきたようだが、私の耳には入ってこなかった。 ……私はただただ、呆然とした。 我が子はやはり寝床で横たわっていた。息も絶え絶えに。 「ぜんぜんゆっくりできないよ! おうちかえる!」 そう言った巨大なゆっくりれいむはいつの間にかどこかへ消えていった。 ……私はただただ、呆然とした。 その後落ち着きを取り戻すまでは時間がかかった。 妻が起きてきた所でハッと我を取り戻し、医者を呼んだ後に妻に事情を聞くことにした。 曰く、突然巨大な物体が大事な畑を荒らしているのに気づき、それを阻止しようと畑にでて口論になったところ、その物体に体当たりを食らわされて失神してしまったらしい。 ゆっくり種の体はやわらかい。しかしあれだけ重量感があれば話は別だ。 あんなのに体当たりされたり、上で飛び跳ねられたら…… 大の男ならまだしも、女子供は命が危ないことは明白である。 そして事実……我が子は事切れてしまった。 医者は間に合わなかったが、間に合っても手の施しようは無かったかもしれない。 数日もすると、事実に耐えられなくなった妻は気をおかしくしてしまい、当分実家で預かってもらうことになった。 私もしばらく茫然自失となり、職を解雇されるまで至ってしまった。 そんな私がゆっくり種を憎む側の人間になるのに、さほどの時間はかからなかった。 しかし時として好機は来るものである。 近くの山にゆっくり加工所が開設されたのである。 私はそこの日雇いから入り、事あるごとに研究所に顔を出し、ゆっくりの生態について学ばせてもらった。 それから5年の月日が経ち、私はゆっくり加工所の研究員として活躍するに至っていた。私はこの5年間、ゆっくり種についての知識だけをひたすら溜め込んだ。 たった1つの目標のためなら、どんな事も苦にならなかった。 その中で、例の巨大なゆっくりれいむについてわかったことがある。 明らかにゆっくりとしては規格外のその巨体は、やはり突然変異的な物である。 環境汚染か、相当な悪食だったか、その辺りの理由が重なって産まれてきた、 生まれながらにしての巨体。 あんな化け物は恐らくこの地域には他にいないであろうことも予想できた。 そんな化け物の餡子はとてもじゃないが人間の食事に出すことなどできない。 何が混ざっているかわからない、極めて粗悪な餡子であるという仮説もたった。 日々研究を続けていた私も、ついに運命の出会いを迎えることになった。 野生のゆっくり種の生態調査のために出かけた山中で見つけた巨大な洞窟の中にゆっくりの巣を発見した。 遠目に見てもわかる。身の丈4尺はあろう、ゆっくり種としては突出して重量感のあるその物体。 あの日から一時として目から離れなかった醜悪な光景。 忌まわしき巨体がその子供達と思われる小さいゆっくり達と共に、ドスンドスンと跳ね続けていた。 子供達は通常のサイズな辺り、やはり突然変異なのか。 「ついに……見つけた……!」 私の本能が反応した。間違いなく奴であろう。 この時私の浮かべた笑みは、傍から見れば薄気味悪い事この上なかったであろう。 職場に戻るや、私は研究準備のため1週間の休暇を願い出た。 5年間土日もまったく休まずに研究を続けていた私が、である。 私の上長は急な願いにも関わらず、快く休暇を与えてくれた。 その日は早めに仕事を切り上げ、加工場で不要になった餡子を分けてた後に、早速先ほどの洞窟に向かった。 「ごめんくださーい、ちょっと中でゆっくりさせてもらいますよー」 私は洞窟の入り口でそう告げると、ゴザを広げて座りこんだ。 「「「ゆっ!?」」」 相変わらず洞窟の中を跳ねている子ゆっくり達が反応し、サッと親ゆっくりの後ろに隠れてしまった。 「おじさんだれ? ゆっくりできるひと?」 「ここはれいむたちのおうちだよ。 ゆっくりできないひとはでていってね!」 「ゆっくりできるひとなら、たべものをもってきてね!」 いきなり食料の要求ときた。しかしそんなことは想定済みである。 その時ふと例の巨大な親ゆっくりが声をかけてきた。 「おじさん、どこかであったことある?」 私は心底慌てたが、なんとか取り繕う。 「ははは、初めてだよー。キミ、すごくおおきいねー。」 我ながら白々しいが、ゆっくりには充分だったようだ。 「えっへん」 褒められていると思ったようだ。皮肉もこめたのだが全く通用するわけもない。 しかし、その愚かな点も今はありがたい。さらに追い討ちをかけることにした。 「さあどうぞ、甘くて美味しいよ! ゆっくりたべていってね!」 工場で分けてもらった餡子を取り出し、地面にぶちまけると、母ゆっくりの後ろに 隠れていた子ゆっくり達が、目にも見えない速さで食いついてきた。 「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 気づけば、一番疑っていた親ゆっくりが我先にと餡子に食いついている。 餡子の正体を知れば少しは動揺するのだろうか。それとも理解すらしないだろうか。 「おじさん、いいひとだね!」 「ゆっくりしていってね!」 「これおいしいから、もっといっぱいもってきてね!」 完全に気を許したようだ。しっかり食料を要求する辺り、どうにも分かり合えない気もしたが、もはや分かり合う必要も無いであろう。 日も落ちてきてそろそろゆっくりの行動時間もわずかだ。 早く計画を実行したい私は少し強引ながら、次の行動に移った。 「でもごめんね、ここではあんまりゆっくりできないんだ。おじさんがゆっくりできる所があるから、そこに行ってゆっくりするよ。」 「ゆっ!?」 「ゆっくりできるの!?」 「ゆーっ!ゆっくりしたいよ!」 「つれていってー!つれていってー!」 ありがたいことに、まんまと乗ってきた。 私はゆっくりれいむ一家を我が家に招待し、畑で取れた野菜を煮物にして食べさせてやった。 隠し味には少々睡眠薬を盛ってやった。明日からが楽しみである。 翌日。 寝室にいた子ゆっくり達が目を覚ました。 「「「ふぁー、すっきりー」」」 随分と熟睡されたようで何よりである。 「お? 起きたようだね。寝心地はどうだったい?」 心底どうでもいいのだが、一応軽く声をかけてみると反応が返ってきた。 「「「おじさんだれ?」」」 ……これだ。 ゆっくりを飼っている愛好家達はどうやって主人の事を覚えさせたのであろう。 あるいは強い心的外傷でも与えてやれば、嫌でも忘れられなくなるのであろうか。 私がこやつらの親ゆっくりを一時でも忘れたことが無いように。 邪悪な気持ちが噴出してしまう前に話を進めなければならない。 「おじさんはね、君達のお母さんのお友達だよ。」 「「「……ほんとに?」」」 今のこやつらにとって、私は初見の人間でしかなくなったためか、やはり警戒されている。面倒なことこの上ない。 「本当だよ。今はお母さんが食べ物を探しにいっているからね。戻ってくるまで、ゆっくりしていってね!」 その言葉に子ゆっくり達の体はピクンと反応し、強張った表情も一瞬にして氷解した。 「ゆっくりー!」 「ゆっくりまっているね!」 「おじさんもゆっくりしていってね!」 単純で扱いやすい。 食や住処への異常な貪欲ささえ見せないでくれれば、かわいい愛玩動物になり得るのかもしれない。 しかし今はその貪欲さを利用させていただく。 まずは食べ物を与えて手懐け直す必要があるため、私は子ゆっくり達の食事を用意した。「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 まったく意地汚い。もっとゆっくり食せばいいのに。 一通り食べ終わってゆっくりしている子ゆっくり達の警戒心が薄れている内に、さらなるゆっくりを与えてやることにした。 「ところで君達、もっとゆっくりできる所があるんだけど、行ってみるかい?」 加工場に勤務する者にとって、もはや常套句である。しかしそれゆえに効果は高い。 警戒心の無くなった子ゆっくり達の反応は異常に速かった。 「もっとゆっくりできるの!?」 「ゆーっ!もっとゆっくりしたいよ!」 「とっととつれていってね!」 どうしてこうも苛立たせるのか。これに関しては天賦の才能なのであろうか。 しかし、私は苛立ちを押さえ、とっとと畑の一角に子ゆっくり達を案内してやった。 「さあ、ここが新しいおうちだよ。これからはずっとここでゆっくりしていってね!」 私が一晩かけてこやつらのために作った、ゆっくりれいむを模った特製の小屋である。 「ゆーっ!」 「おかあさんにそっくりー!」 「いっぱいゆっくりしていくね!」 予想以上の大好評。作った甲斐があるという物だ。感謝の言葉のひとつもないが。 子ゆっくり達は早速家に駆け込むと、すやすやと眠りについた。 それも仕方ない。満腹な上にゆっくりを保障された空間が確保できたのである。 自画自賛になってしまうが、この子ゆっくり達がこれ以上ゆっくりできる空間は他には無いと断言してもいいだろう。 ……何せ母親の胎内なのだから。 昨晩、ゆっくり一家を眠らせたあと、一晩かけて親ゆっくりの体に手を加えた。 体内につっかえ棒を埋め込み、口内に一定のスペースを保てるようにした。 舌も下あごに固定し動かないようにした。おそらく喋ることも適わないだろう。 仕上げに口には扉を設置した。ゆっくりハウスの完成である。 ……ここまでやっても目覚めないことに、むしろこちらが戸惑ったのであるが、それは余談である。 やや突貫工事となってしまったが、おかげで安心してゆっくりできる環境を子ゆっくり達に提供してやることができた。 事実、子ゆっくり達はゆっくりハウスの中で「ゆー……ゆー……」と寝息を立てている。 ……一方の親ゆっくりは子供達を飲み込んでしまわないように必死であろう。 子ゆっくり達が親ゆっくりの口内に入っていく瞬間の親ゆっくりの表情は私の心に爽快感を与えてくれた。こんな気分は何年ぶりだろうか。 その夜は前日の徹夜の影響もあり、久々にゆっくり眠ることができた。 翌日、また子ゆっくり達が騒ぎだした。 母が帰ってこない、食事が無い、と。 実際は母は身近にいるし、食事も新しい住居の内部にあるのだが…… しかしまだまだ子ゆっくり達にはゆっくりハウスでゆっくりしていただきたいので 仕方なく食事を与えることにした。 「おじさんだれー?」 ……またか。 「ここはれーむたちがみつけたおうちだよ!ゆっくりできないひとはかえってね!」 ……いい加減にしろ。 「いっしょにゆっくりしたいなら、はやくたべものをもってきてね!」 ……この場で踏み潰してやりたい。 しかし再び湧き上がる邪悪な気持ちを、ここで発散してしまっては台無しである。 私はゆっくりハウスを作る際にできた副産物を、今日も振舞ってやった。 「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 昨日今日と与えた食事は餡子である。 人間が食すには粗悪すぎる餡子だが、ゆっくり達には気にならないようだ。 子ゆっくり達の食事量を考えれば2~3日分になるであろう量がとれた。 あまり取りすぎては親ゆっくりが死んでしまうので、最小限にとどめたのだが、 それにしてもこの量である。 無駄に巨大な親ゆっくりが私の役にたった唯一の瞬間であろう。 食事をするのを見届けた後、私は家に戻ってゆっくり休暇を満喫することにした。 その後、しばらくして子ゆっくり達がまた騒ぎ出した。 「おかあさん、どこー?」 「おかーさーん、はやくかえってきてね!」 「おうちでいっしょにゆっくりしようよ!」 食事中はすっかり忘れていたであろう母親の事をようやく思い出したのであろうか。 まったく薄情な奴らだ。 母親はこやつらのために何も食せず頑張っているというのに。 さらに翌日。 ゆっくりハウスにヒビが入っていることに気がついた。これはまずい。 子ゆっくり達を野原で遊ばせて、ゆっくりハウスの補修作業を行う事にした。 といっても、干からびない程度の水を与えるだけなのであるが。 あまり早く親ゆっくりが死んでしまっては興ざめである。 もっとゆっくりと苦しんでいただきたい所存であるのだから。 夕方になると子ゆっくり達が帰ってきたので、家に残っている最後のゆっくり餡子を振舞った。 もうこれ以上こやつらに何かを与えてやる気はない。 その後2日間、私は家の戸締りを厳重にした上で、家の中から隠れてゆっくり達の行動を観察していた。 母がいなくなり、食事がなくなった子ゆっくり達。 年長であろう姉ゆっくりが年少のゆっくり達をはげましているが、だんだん疲弊してきたことは手に取るようにわかった。 しかし少しすると、ゆっくりハウスの中から、何か喜んでいる声が聞こえてきた。 どうやら、ゆっくりハウスの中に存在していた餡子に子ゆっくり達が気付いたようである。 おそらくはゆっくりハウスの内部にヒビが入って漏れ出したのであろう。 おかげで親ゆっくりは痛みに耐えるようなすごい形相になってきている。 外から観察している私にとっては、非常に興味深い展開となってきた。 親ゆっくりは極度の飢餓状態に加えて、内部から餡子が漏れ出したことにより、意識が朦朧とし始めているようだ。 子ゆっくり達はそんなことなどまったくしらずに餡子にむしゃぶりついているようだ。 さらには体躯の左右バランスが悪くなってきている。 おそらく餡子流出の影響で体内に入れたつっかえ棒も倒れ、その意味を成さなくなっているのであろう。 親ゆっくりはもはや精神力のみでゆっくりハウスの形状を保っているのだ。 ゆっくりハウス崩壊の時はゆっくりと着実に近づいていた。 そしてその日の夕飯時に、ついにその時は来た。 子ゆっくり達の「「「いただきまーす」」」の声。 「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 いつもの食事風景が終わって半刻ほどしたところで、それは起きた。 ガタン! ゆっくりハウスが縦につぶれ、口の部分の扉がひしゃげてはずれてしまった。 つっかえ棒なしで口の中のスペースを確保し続けることに、限界がきたのであろう。 親ゆっくりももはや気力が尽きていたようである。 1週間何も食していない親ゆっくりの口に閉じ込められる子ゆっくり達。 「ゆ? ゆゆーっ!?」 「くらいよ、ゆっくりできないよ!」 「はやくだしてよ! もっとゆっくりしたいよ!」 もう親ゆっくりは、こやつらを自分の子供なんてことは認識できていないであろう。 そして親ゆっくりは本能の赴くまま、口内の物体を食しはじめた。 「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 久しぶりの食事を、涙を流しながら咀嚼する親ゆっくりれいむ。 悲しいほどに幸せそうである。 固定されていた舌も先ほどの衝撃の際に動かせるようになっていたのであろう。 畑の一角にはもはやゆっくりハウスの跡形はない。 ただ1匹の巨大なゆっくりれいむがゆっくり食事を楽しんでいるだけであった。 「ゆ゛ぐう゛ぅ゛!?」 「や゛め゛でえ゛え゛え゛え゛え゛!!」 「お゛があ゛ざん゛だずげでえ゛え゛え゛え゛!!!」 口内から何が起こっているかもわからない子ゆっくり達の悲鳴が聞こえてきたが、程なくしてその声も弱まっていった。 「むーしゃ!むーしゃ!ごっくん」 「しあわせー!」 親ゆっくりは相変わらず涙を流しながら、1週間ぶりの食事を堪能したようである。 それを見て、私の中で燻っていた邪悪な気持ちが昇華されたような気がした。 翌日、一週間の休暇を有意義に過ごした私は、いつもより早めに加工場へ出勤した。 あらたに手を入れなおしたゆっくりハウスを台車で運ぶためである。 栄養も与えてやり、肌艶ももどってきた。餡子も補充してやった。 おかげで過去の記憶があやふやになっているようだが、どうせ記憶力などは必要無い。 さしたる問題はないであろう。 私はこれをゆっくり加工場の新商品として、さらに機能を高めていこうと考えている。 私と同じようにゆっくりに辛い目に合わされた人間の気持ちを晴らすためにも。 これは害ゆっくり種の駆除にその青春を捧げた1人の男の戦いのドラマである。
https://w.atwiki.jp/anikaru/pages/71.html
電脳マテリアルのその後 あらたな情報を得たので追加しておく 電脳マテリアルが関わっている会社 特務機関ホビーワークス合同会社 http //www.hobby-works.jp/ http //www.hobby-works.jp/イラスト制作/ web魚拓 http //archive.is/paaY1 こちらに用いられているイラストは下記イベント企画のもの 大山王国 建国のレジェンド http //legend.sanin.jp/ web魚拓 http //megalodon.jp/2013-0510-2206-21/legend.sanin.jp/ 【建国のレジェンド】は【まんが王国とっとり】関連事業と銘打ちながらも、まったく関係があるとは思えない内容。 古事記の旅とタイトルに掲げ、神社めぐり中心のスタンプラリーなどむしろ島根県の【神話博】に便乗した印象が強い。 県内及びまんが王国開催期間中、殆ど宣伝されなかった。 おそらく存在を知っている人の方が少ないだろう。 県内50箇所以上あるというスタンプラリーにどれほどの人数が参加したかは不明である。 同じ場所にホビーサロン【puff】を開店していた ホビーサロンpuff - Cafe, Bar | Facebook https //www.facebook.com/hobbysalon.puff https //archive.is/cZVBj https //archive.is/cZVBj ホビーサロンpuff (@puff_jp) | Twitter https //twitter.com/puff_jp こちらでは電脳マテリアル、特務機関ホビーワークス合同会社については触れられていないが、連絡先がそのまま特務機関ホビーワークス合同会社のものとなっている。 特務機関ホビーワークス合同会社 Contact Information [公開連絡窓口] [名前] 林 利彦 [Name] TOSHIHIKO HAYASHI [Email] hobbyworks.jp@gmail.com [Web Page] [郵便番号] 6830815 [住所] 鳥取県米子市東倉吉町54-3 鳥取県 [Postal Address] TOTTORI KEN YONAGO SHI HIGASHIKURAYOSHI MACHI 54 - 3 6830815 Tottori, Tottori, JP [電話番号] +81.859217250 [FAX番号] https //www.ekiten.jp/shop_6587826/ 画像は上サイトより引用 【このゲーム知ってる? - 2ちゃんねる】 より引用 http //engawa.2ch.net/test/read.cgi/gameama/1344872510/813 https //archive.is/b3YU9 ホビーサロンpuff 住所 鳥取県米子市東倉吉町54-3(2F) MAIL hobbyworks.jp@gmail.com なお電話番号も上記公開情報と一致している。 この情報は配布されていたサロンチラシから引用している。 2015年5月現在【特務機関ホビーワークス合同会社】のサイトはつながらなくなっている。 関連記事 ・2015年【とっとりアニカルまつり(笑)】、境港で縮小開催 関係者同士で施設を使いあったり共同イベントを開催して実績にしても、鳥取県の町おこしには一切つながらない。 ホビーサロンpuffでは2016年現在、アニカルぷちの人狼ゲームが開催されている。 ・誰も興味のない、参加者もいない【アニカルぷち】 電脳マテリアルの関係者、後藤秀一氏が新たな団体発足へ ・後藤秀一氏を代表とした団体【あにかるっ!】が活動開始
https://w.atwiki.jp/kinisono/
気になるニュースのその後 『○○事件の犯人をついに逮捕!』『○○容疑者、無期判決!』と新聞に踊っていても、 「あれ?どんな事件だったっけ?」と、思ったことはありませんか? 最初に報道された時は、胸を焦がすほどの怒りを覚えた事件も、長い長い捜査期間と裁判を重ねるうちに塗り潰されていく記憶。 このWikiは、それらを補完し合うことを目的としたWikiです。 簡単に言うと、 『気になっていたニュース、気になっているニュースを、時系列で出来るだけ簡潔にまとめ、追っていくデータベース』です。 一部のページ以外、どなたでも編集していただけます。 編集される方は、編集する前にガイドラインに目を通しておいてください。 編集するのは嫌だけど、事件の続報を知らせたい、まとめて欲しいという方は依頼・報告のページへお願いします。
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ゆっくり。その響きは嫌いではない。 私もどちらかといえばゆっくりした人間であるからかもしれない。 10年ほど前であろうか。 世の中でゆっくり種という謎の生物が発見され、その後爆発的に繁殖したと聞く。 しかし当時それを見たことのない私には、まったく実感の無い話であった。 その数年後、こんなゆっくりした私にも愛する人ができた。 妻と結ばれ、子を授かり、ゆっくりと平凡ながら幸せな生活を送るようになっていた。 丁度その頃に初めて、ゆっくりという生物を目撃した。 そのゆっくりは家族で楽しそうに野原を駆け回っていた。 後で調べたところ、ゆっくりれいむという種別だったらしい。 見た瞬間は正直面を食らった気分になったが、あまりに楽しそうなその姿を見てこちらも和んだ。 散歩に来ていた私と家族は、ゆっくりれいむ家族に食事を分け与え、ゆっくりとした時間を満喫した。 その後は私も妻も育児と仕事に必死で、ゆっくり達と出会う事も無くなっていたが、、 そんな思い出もあって、ゆっくり達に悪い印象は無かったと言い切れる。 しかしさらに数年後のある日。転機が訪れた。 その日は我が子が風邪をひいて寝込んでいたこともあり、いつもより早めに仕事を切り上げた。 栄養のつくもの食わせてやろうと、市場によっていつもより良い野菜と果物を購入して帰宅した。 ……私はただただ、呆然とした。 庭の畑が何者かによってぐちゃぐちゃに荒らされており、その横では妻が倒れていた。 幸い、気を失っているだけということはわかったが、その時点で私は気が動転していた。畑は妻が趣味と実益を兼ねて始めた小規模な物だったが、我が家の大事な食料源でもあった。 その後、無造作に家の扉が開かれているのに気づき、急いで中を確認しに入った。 強烈に悪い予感がした。 ……私はただただ、呆然とした。 4尺はあろうか。 ゆっくり種としては突出して重量感のあるその物体は我が子の寝床でドスンドスンと激しく跳ね続けていた。 「ゆっくりしようよ! ゆっくりしようよ!」 巨大なゆっくりれいむが大きな声でそう言っていた。 ……私はただただ、呆然とした。 その寝床には風邪をひいて高熱で倒れた我が子が横たわっていたはずだ。 私は寝床の上で跳ねているその物体に全力で体当たりし、寝床の上からどかした。 「れいむになにするの! ゆっくりできないひとはでていってね!」 その物体が何やら抗議してきたようだが、私の耳には入ってこなかった。 ……私はただただ、呆然とした。 我が子はやはり寝床で横たわっていた。息も絶え絶えに。 「ぜんぜんゆっくりできないよ! おうちかえる!」 そう言った巨大なゆっくりれいむはいつの間にかどこかへ消えていった。 ……私はただただ、呆然とした。 その後落ち着きを取り戻すまでは時間がかかった。 妻が起きてきた所でハッと我を取り戻し、医者を呼んだ後に妻に事情を聞くことにした。 曰く、突然巨大な物体が大事な畑を荒らしているのに気づき、それを阻止しようと畑にでて口論になったところ、その物体に体当たりを食らわされて失神してしまったらしい。 ゆっくり種の体はやわらかい。しかしあれだけ重量感があれば話は別だ。 あんなのに体当たりされたり、上で飛び跳ねられたら…… 大の男ならまだしも、女子供は命が危ないことは明白である。 そして事実……我が子は事切れてしまった。 医者は間に合わなかったが、間に合っても手の施しようは無かったかもしれない。 数日もすると、事実に耐えられなくなった妻は気をおかしくしてしまい、当分実家で預かってもらうことになった。 私もしばらく茫然自失となり、職を解雇されるまで至ってしまった。 そんな私がゆっくり種を憎む側の人間になるのに、さほどの時間はかからなかった。 しかし時として好機は来るものである。 近くの山にゆっくり加工所が開設されたのである。 私はそこの日雇いから入り、事あるごとに研究所に顔を出し、ゆっくりの生態について学ばせてもらった。 それから5年の月日が経ち、私はゆっくり加工所の研究員として活躍するに至っていた。私はこの5年間、ゆっくり種についての知識だけをひたすら溜め込んだ。 たった1つの目標のためなら、どんな事も苦にならなかった。 その中で、例の巨大なゆっくりれいむについてわかったことがある。 明らかにゆっくりとしては規格外のその巨体は、やはり突然変異的な物である。 環境汚染か、相当な悪食だったか、その辺りの理由が重なって産まれてきた、 生まれながらにしての巨体。 あんな化け物は恐らくこの地域には他にいないであろうことも予想できた。 そんな化け物の餡子はとてもじゃないが人間の食事に出すことなどできない。 何が混ざっているかわからない、極めて粗悪な餡子であるという仮説もたった。 日々研究を続けていた私も、ついに運命の出会いを迎えることになった。 野生のゆっくり種の生態調査のために出かけた山中で見つけた巨大な洞窟の中にゆっくりの巣を発見した。 遠目に見てもわかる。身の丈4尺はあろう、ゆっくり種としては突出して重量感のあるその物体。 あの日から一時として目から離れなかった醜悪な光景。 忌まわしき巨体がその子供達と思われる小さいゆっくり達と共に、ドスンドスンと跳ね続けていた。 子供達は通常のサイズな辺り、やはり突然変異なのか。 「ついに……見つけた……!」 私の本能が反応した。間違いなく奴であろう。 この時私の浮かべた笑みは、傍から見れば薄気味悪い事この上なかったであろう。 職場に戻るや、私は研究準備のため1週間の休暇を願い出た。 5年間土日もまったく休まずに研究を続けていた私が、である。 私の上長は急な願いにも関わらず、快く休暇を与えてくれた。 その日は早めに仕事を切り上げ、加工場で不要になった餡子を分けてた後に、早速先ほどの洞窟に向かった。 「ごめんくださーい、ちょっと中でゆっくりさせてもらいますよー」 私は洞窟の入り口でそう告げると、ゴザを広げて座りこんだ。 「「「ゆっ!?」」」 相変わらず洞窟の中を跳ねている子ゆっくり達が反応し、サッと親ゆっくりの後ろに隠れてしまった。 「おじさんだれ? ゆっくりできるひと?」 「ここはれいむたちのおうちだよ。 ゆっくりできないひとはでていってね!」 「ゆっくりできるひとなら、たべものをもってきてね!」 いきなり食料の要求ときた。しかしそんなことは想定済みである。 その時ふと例の巨大な親ゆっくりが声をかけてきた。 「おじさん、どこかであったことある?」 私は心底慌てたが、なんとか取り繕う。 「ははは、初めてだよー。キミ、すごくおおきいねー。」 我ながら白々しいが、ゆっくりには充分だったようだ。 「えっへん」 褒められていると思ったようだ。皮肉もこめたのだが全く通用するわけもない。 しかし、その愚かな点も今はありがたい。さらに追い討ちをかけることにした。 「さあどうぞ、甘くて美味しいよ! ゆっくりたべていってね!」 工場で分けてもらった餡子を取り出し、地面にぶちまけると、母ゆっくりの後ろに 隠れていた子ゆっくり達が、目にも見えない速さで食いついてきた。 「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 気づけば、一番疑っていた親ゆっくりが我先にと餡子に食いついている。 餡子の正体を知れば少しは動揺するのだろうか。それとも理解すらしないだろうか。 「おじさん、いいひとだね!」 「ゆっくりしていってね!」 「これおいしいから、もっといっぱいもってきてね!」 完全に気を許したようだ。しっかり食料を要求する辺り、どうにも分かり合えない気もしたが、もはや分かり合う必要も無いであろう。 日も落ちてきてそろそろゆっくりの行動時間もわずかだ。 早く計画を実行したい私は少し強引ながら、次の行動に移った。 「でもごめんね、ここではあんまりゆっくりできないんだ。おじさんがゆっくりできる所があるから、そこに行ってゆっくりするよ。」 「ゆっ!?」 「ゆっくりできるの!?」 「ゆーっ!ゆっくりしたいよ!」 「つれていってー!つれていってー!」 ありがたいことに、まんまと乗ってきた。 私はゆっくりれいむ一家を我が家に招待し、畑で取れた野菜を煮物にして食べさせてやった。 隠し味には少々睡眠薬を盛ってやった。明日からが楽しみである。 翌日。 寝室にいた子ゆっくり達が目を覚ました。 「「「ふぁー、すっきりー」」」 随分と熟睡されたようで何よりである。 「お? 起きたようだね。寝心地はどうだったい?」 心底どうでもいいのだが、一応軽く声をかけてみると反応が返ってきた。 「「「おじさんだれ?」」」 ……これだ。 ゆっくりを飼っている愛好家達はどうやって主人の事を覚えさせたのであろう。 あるいは強い心的外傷でも与えてやれば、嫌でも忘れられなくなるのであろうか。 私がこやつらの親ゆっくりを一時でも忘れたことが無いように。 邪悪な気持ちが噴出してしまう前に話を進めなければならない。 「おじさんはね、君達のお母さんのお友達だよ。」 「「「……ほんとに?」」」 今のこやつらにとって、私は初見の人間でしかなくなったためか、やはり警戒されている。面倒なことこの上ない。 「本当だよ。今はお母さんが食べ物を探しにいっているからね。戻ってくるまで、ゆっくりしていってね!」 その言葉に子ゆっくり達の体はピクンと反応し、強張った表情も一瞬にして氷解した。 「ゆっくりー!」 「ゆっくりまっているね!」 「おじさんもゆっくりしていってね!」 単純で扱いやすい。 食や住処への異常な貪欲ささえ見せないでくれれば、かわいい愛玩動物になり得るのかもしれない。 しかし今はその貪欲さを利用させていただく。 まずは食べ物を与えて手懐け直す必要があるため、私は子ゆっくり達の食事を用意した。「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 まったく意地汚い。もっとゆっくり食せばいいのに。 一通り食べ終わってゆっくりしている子ゆっくり達の警戒心が薄れている内に、さらなるゆっくりを与えてやることにした。 「ところで君達、もっとゆっくりできる所があるんだけど、行ってみるかい?」 加工場に勤務する者にとって、もはや常套句である。しかしそれゆえに効果は高い。 警戒心の無くなった子ゆっくり達の反応は異常に速かった。 「もっとゆっくりできるの!?」 「ゆーっ!もっとゆっくりしたいよ!」 「とっととつれていってね!」 どうしてこうも苛立たせるのか。これに関しては天賦の才能なのであろうか。 しかし、私は苛立ちを押さえ、とっとと畑の一角に子ゆっくり達を案内してやった。 「さあ、ここが新しいおうちだよ。これからはずっとここでゆっくりしていってね!」 私が一晩かけてこやつらのために作った、ゆっくりれいむを模った特製の小屋である。 「ゆーっ!」 「おかあさんにそっくりー!」 「いっぱいゆっくりしていくね!」 予想以上の大好評。作った甲斐があるという物だ。感謝の言葉のひとつもないが。 子ゆっくり達は早速家に駆け込むと、すやすやと眠りについた。 それも仕方ない。満腹な上にゆっくりを保障された空間が確保できたのである。 自画自賛になってしまうが、この子ゆっくり達がこれ以上ゆっくりできる空間は他には無いと断言してもいいだろう。 ……何せ母親の胎内なのだから。 昨晩、ゆっくり一家を眠らせたあと、一晩かけて親ゆっくりの体に手を加えた。 体内につっかえ棒を埋め込み、口内に一定のスペースを保てるようにした。 舌も下あごに固定し動かないようにした。おそらく喋ることも適わないだろう。 仕上げに口には扉を設置した。ゆっくりハウスの完成である。 ……ここまでやっても目覚めないことに、むしろこちらが戸惑ったのであるが、それは余談である。 やや突貫工事となってしまったが、おかげで安心してゆっくりできる環境を子ゆっくり達に提供してやることができた。 事実、子ゆっくり達はゆっくりハウスの中で「ゆー……ゆー……」と寝息を立てている。 ……一方の親ゆっくりは子供達を飲み込んでしまわないように必死であろう。 子ゆっくり達が親ゆっくりの口内に入っていく瞬間の親ゆっくりの表情は私の心に爽快感を与えてくれた。こんな気分は何年ぶりだろうか。 その夜は前日の徹夜の影響もあり、久々にゆっくり眠ることができた。 翌日、また子ゆっくり達が騒ぎだした。 母が帰ってこない、食事が無い、と。 実際は母は身近にいるし、食事も新しい住居の内部にあるのだが…… しかしまだまだ子ゆっくり達にはゆっくりハウスでゆっくりしていただきたいので 仕方なく食事を与えることにした。 「おじさんだれー?」 ……またか。 「ここはれーむたちがみつけたおうちだよ!ゆっくりできないひとはかえってね!」 ……いい加減にしろ。 「いっしょにゆっくりしたいなら、はやくたべものをもってきてね!」 ……この場で踏み潰してやりたい。 しかし再び湧き上がる邪悪な気持ちを、ここで発散してしまっては台無しである。 私はゆっくりハウスを作る際にできた副産物を、今日も振舞ってやった。 「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 昨日今日と与えた食事は餡子である。 人間が食すには粗悪すぎる餡子だが、ゆっくり達には気にならないようだ。 子ゆっくり達の食事量を考えれば2~3日分になるであろう量がとれた。 あまり取りすぎては親ゆっくりが死んでしまうので、最小限にとどめたのだが、 それにしてもこの量である。 無駄に巨大な親ゆっくりが私の役にたった唯一の瞬間であろう。 食事をするのを見届けた後、私は家に戻ってゆっくり休暇を満喫することにした。 その後、しばらくして子ゆっくり達がまた騒ぎ出した。 「おかあさん、どこー?」 「おかーさーん、はやくかえってきてね!」 「おうちでいっしょにゆっくりしようよ!」 食事中はすっかり忘れていたであろう母親の事をようやく思い出したのであろうか。 まったく薄情な奴らだ。 母親はこやつらのために何も食せず頑張っているというのに。 さらに翌日。 ゆっくりハウスにヒビが入っていることに気がついた。これはまずい。 子ゆっくり達を野原で遊ばせて、ゆっくりハウスの補修作業を行う事にした。 といっても、干からびない程度の水を与えるだけなのであるが。 あまり早く親ゆっくりが死んでしまっては興ざめである。 もっとゆっくりと苦しんでいただきたい所存であるのだから。 夕方になると子ゆっくり達が帰ってきたので、家に残っている最後のゆっくり餡子を振舞った。 もうこれ以上こやつらに何かを与えてやる気はない。 その後2日間、私は家の戸締りを厳重にした上で、家の中から隠れてゆっくり達の行動を観察していた。 母がいなくなり、食事がなくなった子ゆっくり達。 年長であろう姉ゆっくりが年少のゆっくり達をはげましているが、だんだん疲弊してきたことは手に取るようにわかった。 しかし少しすると、ゆっくりハウスの中から、何か喜んでいる声が聞こえてきた。 どうやら、ゆっくりハウスの中に存在していた餡子に子ゆっくり達が気付いたようである。 おそらくはゆっくりハウスの内部にヒビが入って漏れ出したのであろう。 おかげで親ゆっくりは痛みに耐えるようなすごい形相になってきている。 外から観察している私にとっては、非常に興味深い展開となってきた。 親ゆっくりは極度の飢餓状態に加えて、内部から餡子が漏れ出したことにより、意識が朦朧とし始めているようだ。 子ゆっくり達はそんなことなどまったくしらずに餡子にむしゃぶりついているようだ。 さらには体躯の左右バランスが悪くなってきている。 おそらく餡子流出の影響で体内に入れたつっかえ棒も倒れ、その意味を成さなくなっているのであろう。 親ゆっくりはもはや精神力のみでゆっくりハウスの形状を保っているのだ。 ゆっくりハウス崩壊の時はゆっくりと着実に近づいていた。 そしてその日の夕飯時に、ついにその時は来た。 子ゆっくり達の「「「いただきまーす」」」の声。 「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 いつもの食事風景が終わって半刻ほどしたところで、それは起きた。 ガタン! ゆっくりハウスが縦につぶれ、口の部分の扉がひしゃげてはずれてしまった。 つっかえ棒なしで口の中のスペースを確保し続けることに、限界がきたのであろう。 親ゆっくりももはや気力が尽きていたようである。 1週間何も食していない親ゆっくりの口に閉じ込められる子ゆっくり達。 「ゆ? ゆゆーっ!?」 「くらいよ、ゆっくりできないよ!」 「はやくだしてよ! もっとゆっくりしたいよ!」 もう親ゆっくりは、こやつらを自分の子供なんてことは認識できていないであろう。 そして親ゆっくりは本能の赴くまま、口内の物体を食しはじめた。 「うっめ、メッチャうっめ、これ」 「むーしゃ、むーしゃ」 「はふはふ、あまあま」 久しぶりの食事を、涙を流しながら咀嚼する親ゆっくりれいむ。 悲しいほどに幸せそうである。 固定されていた舌も先ほどの衝撃の際に動かせるようになっていたのであろう。 畑の一角にはもはやゆっくりハウスの跡形はない。 ただ1匹の巨大なゆっくりれいむがゆっくり食事を楽しんでいるだけであった。 「ゆ゛ぐう゛ぅ゛!?」 「や゛め゛でえ゛え゛え゛え゛え゛!!」 「お゛があ゛ざん゛だずげでえ゛え゛え゛え゛!!!」 口内から何が起こっているかもわからない子ゆっくり達の悲鳴が聞こえてきたが、程なくしてその声も弱まっていった。 「むーしゃ!むーしゃ!ごっくん」 「しあわせー!」 親ゆっくりは相変わらず涙を流しながら、1週間ぶりの食事を堪能したようである。 それを見て、私の中で燻っていた邪悪な気持ちが昇華されたような気がした。 翌日、一週間の休暇を有意義に過ごした私は、いつもより早めに加工場へ出勤した。 あらたに手を入れなおしたゆっくりハウスを台車で運ぶためである。 栄養も与えてやり、肌艶ももどってきた。餡子も補充してやった。 おかげで過去の記憶があやふやになっているようだが、どうせ記憶力などは必要無い。 さしたる問題はないであろう。 私はこれをゆっくり加工場の新商品として、さらに機能を高めていこうと考えている。 私と同じようにゆっくりに辛い目に合わされた人間の気持ちを晴らすためにも。 これは害ゆっくり種の駆除にその青春を捧げた1人の男の戦いのドラマである。
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【桜の吹雪のその中で】 この季節は一番苦手だ 眠くて、眠くて…春って怖い そんな事を考えながら いつもの場所から城下を見下ろす 所々に淡い桜色が散りばめられ春一色 我ながらいい場所を見つけたと思い、午後の仕事まで昼寝決行 欠伸をしながら、優しい日差しと風にゆっくりと 意識を沈めかけた時 「弥助ー!!弥助!」 上総様からのお呼びだし 仕方なく、体を起こし上総様のもとへ 「はいはいはいはい…なんですか、上総様。」 「花見する「昼寝してきていいですか」お前も花見するに決まってんだろーが!!」 「ですよねー…」 サヨナラ俺の昼寝よ… 「2人で、ですか」 「花見は騒ぐのもいいが…ゆっくりするのも乙だろ?」 上総様お気に入りの中庭にある樹齢、百数十年のしだれ桜 満開の桜の下に杯セット 花見するき満々かよ… ワクワクした表情を見せる上総様 どっちが年上なんだか… そう思うと笑みが零れる 「弥助!はよ、来い!」 「急がなくても桜は逃げませんよ」 晴天に舞う桜を眺めながら 昼間から酒を煽る 酒を呑むのは構わないのだが 陽気と酒に徐々に睡魔に襲われる やべぇ、眠い 「ふぁ…」 「弥助…眠いのか?」 気づかれないように欠伸したのだが、バレていたようだ 「平気ですよ…ふぁ…」 「よし!俺が膝枕してやる!」 忍如きにそんな事しなくていいのに… 手招きで呼ばれ、近づくと腕を引かれバランスを崩した 「わっ…ちょ、上総様」 「たまにはいいだろ」 理由になってない気がするが 今の俺にはツッコム気になるない 「最近、忙しかったからな…」 「へーきです…ってば…」 ダメだ、目蓋が思い… 「しばらく寝ろ…少ししたら起こすから」 「じゃ…少しだけ…」 優しく髪を撫でる手が気持ちよくて それだけ呟くと意識を飛ばした -------- 静かに寝息を立てる弥助に微笑み残った酒を飲み干した よく見ると綺麗に整った顔… 甘い匂い… 春の陽気のせいにして、弥助の唇にそっと接吻をした この事は弥助に秘密にしておこう… 桜のもと、弥助に寄り添い目を閉じた 優しい春の日差しの中、2人で昼寝も…悪くない