約 475,197 件
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1727.html
「あ、キョン」 前方からすっかり耳慣れた声が耳に届く。 佐々木が立ち止まったのにつられて俺もそうし、九曜も倣った。 「こんなところで会うなんて珍しいなあ」 「国木田、それに谷口か」 谷口、頼みがある。ダッシュで帰ってくれないか。 「そりゃねえだろキョン」 谷口はしまりのないニヤニヤ笑いを浮かべ、俺と佐々木にぶしつけな視線を交互にぶつけつつ 「俺も紹介してくれよ、キョン。俺はお前の親友だぜ。なんでも腹を割ってェ!?」 言いかけた谷口の腹に強烈なボディーブローが入った。 おい佐々木!? 「……親友。僕が鈍感なキョン相手にどれだけ勇気を出してその呼称を用いたか…………」 さ、佐々木さん? 「その親友というポジションすらロクに固定されきれていないのにどれだけやきもきと」 陰鬱なオーラのようなものが垣間見える。 そのままくの字になって谷口が崩れ落ちると、はっと我に返ったように佐々木が笑った。 「す、すまないキョン。つい持病のボディーブローが」 その意味不明な持病で倒れたのはお前じゃなくて谷口だけどな。 「とりあえず「腹を割って」だったね。切開手術は不慣れなのだがやるしかないだろう」 落ち着け佐々木。国木田、お前も、 「変わってないなあ佐々木さん」 とか意味不明な言動はやめて救急車頼む。
https://w.atwiki.jp/kyoronosuke/pages/458.html
家に帰ってきた。 ……今日は、もう寝よう。 時刻はもうすっかり遅いし、眠いし、何か食べる気もしないし、寝よう。 念のために目覚ましをいつもより一時間早くして、今日は寝た。 ――― ……。 ――― 「―――っぁ」 声にならない妙な悲鳴が口から漏れた。 時刻は五時。 早すぎて暇すぎて朝からハンバーグとか大量に作っちまった。 アバウトに表現するとそう、それは山のよう……! 寝ぼけながらもよく作ったよ俺も。 バーカ! 俺のバーカ! ……疲れてるなあ、俺。 「どーするかなあ……あ、こなたの見舞品にすっか」 味には多少の自負がある。 一学期からずっと自炊していたのだ。 よっしゃ、半分は見舞品として、四分の一は今食べて、残りは昼飯にしよう。 いえーい、俺天才。 「あっはっはっー!」 ……駄目だ、俺疲れすぎて精神病んでるかもしれん。 「……ま、いいや。 そうと決まったら特製ソース作るか!」 こなたのには薄味のを作ろう。怪我人だしな。 そうして、気付けば普段の登校時間になっていた。 ……どうしようか。 今日も、つかさは家に来るのだろうか。 待ってるべき、なのかな。 ……つかさを、信じよう。 そう決めて、俺は食べ過ぎの胃袋を休めるように腰を落ち着けた。 ピンポーン。 腰を落ち着けてから数分後、チャイムが鳴った。 ……腰を上げて、玄関へと向かう。 ガチャリ、とドアを開けるとそこには、 「あ、おはよ、男」 何故か、柊かがみがいた。 「え? かがみ?」 「そうよ? 見て解るでしょ?」 「な、何故に?」 「つかさが全然あんたん家に行かないから、それを言いに来たのよ。 どうせあんたの事だから、じっと待ってるんじゃないかと思ってね」 「う」 図星だ。 「あはは、ま、それがあんたらしいんだけどね」 「それは馬鹿にしてんのか?」 「ばか、褒めてるのよ」 普通の会話だった。 違和感なんか存在しない。 まるでこなたの事がなかったかのような――― 「でさ、どうする? このまま学校行く?」 うーん。 どうするか……。 いや、もうちょっと待とう。 「もう少しだけ待つよ。 念のため、な」 「…………そ、なら私、上がっていい?」 「ああ、ついでにハンバーグを食べてくれると助かる」 「は? ハンバーグ? 朝からそんな重たいもの作ったのあんた!?」 「それはもう……山のよう……!」 「…………」 冷めた目で見るな。痛いから。視線が痛いからっ。 ――― そして、ハンバーグとの戦いは始まった。 ひき肉の嵐。 ご飯を食べる余分もないような、ギリギリの戦い。 食う。食う。食う……! ひたすら口に含み、咀嚼する。 それは肉の園。 人はそれを天国と呼ぶのか、地獄と呼ぶのか。 さあ、戦いを始めよう。 食事と言う名の戦いを――― 「ってこんなに食べれるか―――!」 「あんたが作ったんでしょうが!」 以上、俺の病んだ脳内。 「ってか、かがみはもっと食べれるだろ? 全然少食じゃないか」 「何よそのイメージは!?」 「え? だってかがみんはもの凄い食べるんだよーってこなたが前」 「こなたぁー!」 ……騒がしい食卓でした。 そしてもうしょうがないや、と諦めて雑談していた時、俺の部屋に無機質なチャイムが鳴り響いた。 「…………」 「…………」 無言の確認。 かがみが頷くと同時に、俺は玄関へと向かう。 ガチャリ、とドアを開けた。 軽くデジャブ。 状況的にも、さっきとそっくりだ。 俺の立ち位置。 ドアの角度。 そして、ドアの向こうに居る、その姿さえも、さっきとそっくりだ。 ……髪の長さが、髪型が違うだけ――― 「……おはよう、つかさ」 そこにいたのは、柊つかさだった。 NEXT→☆14【嘘】
https://w.atwiki.jp/noragura/pages/23.html
店名リスト 森八(和食・麺類、★★★、千音寺JCTから車で5分) 少し頑張ってるレビュー 森八(和食・麺類、★★★、千音寺JCTから車で5分) 『カツとじ(カツそば?)定食 @900』を注文。 カツとじ、ざる蕎麦、コーヒーなどがついて900円という破格の一品。平日限定だった気もするけどお得です。お味の方もGOODです。所謂コストパフォーマンスの高いお店って事ですね。そりゃ矢場トンのカツに比べれば質は落ちますがね、大差はないと言ってもOK。それくらい美味しい。蕎麦については詳しくないので手短に、タブン美味しい。以上でs(y=-(;・ω・)・∵.ターン 後から出てくるコーヒーも満足できるものです。そこらの店に比べて苦味がキツかったかな。コーヒーの豆については詳しくないから今度勉強しなくては(`・ω・´)。カップが和風を感じさせるものなのもGOOD。 これだけ奥地の店だけど昼間はそこそこ繁盛してます。駐車場も広々とありますから尚更GOOD。ただ、行く日によっては店員さんの人数が少なすぎるように感じることも・・・。あまりに多忙そうで見てて落ち着けない(;´Д`) このセットにコーヒーが付いてきて900円ヽ(´ー`)ノ 俺って変わった場所の店ばかり評価してるよなぁ(;´Д`)
https://w.atwiki.jp/furyoyuugi/pages/439.html
霧島 静香 【情】霧島 静香 【激】霧島 静香 【暑】霧島 静香 【爆】霧島 静香 【爽】霧島 静香 【緊】霧島 静香 【図鑑12】 【図鑑32】 【図鑑52】 【図鑑57】 【図鑑72】 【図鑑79】 【図鑑120】 【筆】霧島 静香 【颯爽】霧島 静香 【颯】霧島 静香 【図鑑134】 【図鑑254】 【図鑑254】 【激】霧島 静香(きりしま しずか) SR SR-Max SSR[覚醒] 「しかもハズいし…何やってんだ、アタシは…」 「は…?か、可愛い…?」 「だ、だから…ヤメろって…!ほ、本気で怒るぞ!」 いや、アタシっていっつもジャージじゃん?だからたまにはって思ってよ。仕方ないからちょっとだけ、ほんの!ちょっとだけ!オシャレしたわけなんだけど…つーか、足がスースーしてマジで落ち着かねえ! で、だ…感想を聞きたいわけだけど。ど、どうよ?この格好、似合ってるか?いや待て落ち着け、無理に答えなくてもいいんだ!少し、ほんの少~し意見を聞きたいって思っただけだよ! く、くそ…どうしてアタシはさっきからドキドキしてんだ…。ちょっと褒められたぐらいで、この様かよ…。…つーか、おい!さっきからアタシの太ももをペロペロすんな!くすぐったいんだよ! コスト15成長型普通 Lv1⇒80攻撃4400⇒17600防御3080⇒12320特攻2390⇒9560特防2390⇒9560 前衛[火]極ぶちかまし後衛[火]2連ダガーサポート[暴]悪ふざけ 出現日2015/05/01取得方法 注目ポイントサポート[暴]悪ふざけ一定確率で自身の単パラメータ中アップします!「悪ふざけ」持ちは「今谷カンナ」に続く2枚目!自身の行動回数が多ければ多いほど自身を強化できるサポートスキルです!
https://w.atwiki.jp/pokekora/pages/116.html
前回までのあらすじ コトネ「ぴーんち!」 ロックオン「何その気だるさ!っていうかこのノリ久し振りだな!」 本編 現れた全ての属性の頂点、エレメントマスター。 集まった猛者たちでも勝てるかどうか… イブキ「とにかく、やるしかないようね!」 アンズ「得意タイプが少ない~!」 それぞれが各個撃破の作戦を取る。 それが、それしか、方法が無い! ~レッドvsノーマル レッドはノーマルタイプのエレメントマスターと激突。 物理攻撃、防御、そして体力の高い相手にどう戦うか レッド「さすがに堅いかな…」 ピカチュウ「ピッピカチュウ!」 レッド「チッ、こりゃ長期戦だな…!」 ~イブキvsドラゴン イブキ「ドラゴンタイプ同士は弱点か」 キングドラ「だったら正攻法の力押しでも勝てそうに無いかも」 ~コーラvs悪 ユッキーナ「だから弱点だって!」 コーラ「落ち着け!落ち着いて餅をつけ!」 ユッキーナ「全然イミ分からん!」 それぞれが、苦戦を強いられる。 しかし、歴戦の勇士達の為せる業か、 徐々に推し始めていた。 そして、全員が満身創痍ながらも全てのマスターを倒したのだ。 オザワ「ほう、やるな… 良く頑張った! ほうびに、元の世界に戻してやろう」 全員、ワカバタウンの広場に戻っていた。 コーラ「…何のマネだ?」 オザワ「いや別に。 だが、ここから先はもっと甘くは無いぞ…」 オザワの体が徐々に変化し始めた。 カンナ「ま、まさか、アレは!」 オザワ「丁度チャージが終わった頃だったからな… 『破れた世界』の力を体に充填するには充分な時間だった。 見せてやろう。 俺の本当の姿を!」 ロックオン「!!!」 コトネ「あの姿…本で読んだ!」 ギラティナ「さぁ、始めようか… 殺し合いを!!!」 オワザは、ギラティナへと変貌した。
https://w.atwiki.jp/furyoyuugi/pages/57.html
凛 猫小 【銃】凛 猫小 【討】凛 猫小 【図鑑15】 【図鑑60】 【図鑑74】 凛 猫小(りん まおしゃお) N N-Max R[覚醒] 「ガキだからって、嘗めてかからねぇほうがいいぞ?」 「なんだ?ここは保育所か…?」 「あーもうこのガキ、ちっとは落ち着けや」 チャイニーズマフィアの構成員の一人。善行晃志郎と繋がりのある組織が日本で仕事を行うのに当たり送り込んできた人員で、暗所に紛れての活動や諜報、偵察といった任務を得意とする。 チャイニーズマフィアの構成員の一人。人見知りが激しく警戒心が強いが、何故か善行には懐いており隠れ家に居る間は片時も彼の傍を離れようとはしない。当の善行はうんざり気味だとか。 ゼンギョーのそばにいるとおちつく。ゼンギョー、まるでおとうさんみたい。でも、ゼンギョーのいえにいるこの『やん』とかいうおんなはきらい。ゼンギョーになれなれしい。おいはらってやる! コスト7成長型晩成 Lv1⇒40⇒50攻撃580⇒2436⇒2740防御580⇒2436⇒2740特攻590⇒2478⇒2787特防590⇒2478⇒2787 前衛 後衛 サポート 出現日2014/05/27取得方法曜日限定クエストチャイニーズマフィア『楊一族』
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/804.html
8ページ目 最深部 マフラー「ここにイフリートが……」 ゴミ「うきゅ~……」 トラハムちゃん「やっぱり戦って倒さないといけないのよね……」 トラハムくん「当たり前じゃん。そんな簡単にイフリートは従ってくれないでしょ」 タイショー「イフリート! 出てきやがれ!」 イフリート「なんだ? こんな奴らが我を従えようというのか?」 こうし「ぎゃあ、出た!」 メガネ「みんな行きますよ! 戦いの準備を!」 かぶる「よ、よ~し!」ダッ イフリート「ふん!」バキッ かぶる「」シンダ トラハムくん「なんてこった! かぶるが死んじまった!」 リボン「やっぱり私達じゃ無理なんでちゅわ……!」 こうし「ひいぃ~!」 タイショー「落ち着けお前ら! 俺様がなんとかする! G.F.シヴァ!」 イフリート「なに! シヴァを従えているというのか!」 シヴァ「ダイヤモンドダスト!!」コオリーン イフリート「ぐああああぁぁぁぁぁ!!」 タイショー「はぁはぁ……やったか!?」 イフリート「…………」 メガネ「ひぇ! ダメです! 倒れてない!」 イフリート「いや、お前らの力見極めさせてもらった。よかろう、我の力お前達に貸そう」 タイショー「やったじぇ!」 ゴミ「うっきゅきゅきゅ!」 次へ トップへ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1405.html
和「須賀くん…近付かないで下さい…私はあなたが嫌いです…」キッ 京太郎「和…」 和「ち、近付かないでと言ってるでしょう!汚らしい!」 京太郎「和」 和「な、何故近づこうとするんですか!?あなたが嫌いだと言っているのに…」 京太郎「俺は和のことが好きだ」 和「男なんて…男なんて汚らしいんです!だから嫌いです!須賀くんだって…嫌いです!」 京太郎「和!」 和「っ!」ビクッ 京太郎「…」ギュッ 和「ぁ…あぁ…♪」スン… 京太郎「お前の体質だって知ってるさ…それで嫌われたことも全部…」 和「あぁ…男の人の…くさい匂いぃ…くさいのにとまらないぃ…♪」クン…クンクン 京太郎「俺は絶対に嫌いにならない…」ギュウ… 和「ぁ…はぅぅ…♪しゅがくん…♪」キュッ 京太郎「だから和ももうそんなことはしなくていいんだ…な?」 和「嫌わない…?軽蔑しない…?」 京太郎「あぁ、好きだよ。和」 和「嬉しい…すごく嬉しいです…」ギュッ 京太郎「やっと素直になったの…かな」ナデナデ 和「ぅ…」ビクッ 京太郎「っと、嫌だったか?」 和「嫌…じゃないです…もっと…」キュ 京太郎「…おう」ナデナデ 和(須賀くん…汗臭いけど、嫌じゃない…もっと嗅ぎたい…もっと欲しい…)スンスン 京太郎「…和?」 和(まだ足りない…もっときつい匂いがするところぉ…♪)サワサワ 京太郎「の、和!?待てって!」 和「須賀くん…もっと匂いが強いところ見せてぇ…♪」スリスリ 京太郎「…っ!止まれ、和!」ガッ 和「ぁ…私、また…」ブルブル 京太郎「落ち着け和…ゆっくり進もう…な?」ナデナデ 和「すみません…また私、暴走しそうに…」ポロポロ 京太郎「落ち着いていけばいいんだ…俺は一生離れないから…」ナデナデ 和(何でしょう…さっきのきつい匂いとは違う…落ち着く匂い…) 和「ぉとー…さん…」キュッ 京太郎「…まぁまずはそれで良いよ。ゆっくりな」ナデナデ 和(私を落ち着かせてくれた…トラウマを解してくれた人…この人が…) 和「大好き…です…須賀…くん…」ギュウ カンッ
https://w.atwiki.jp/bokurobo/pages/425.html
「申し訳ありません、グラーマン帝王様。奴に止めを刺せませなんだ……!」 ジュバフはただグラーマンに頭を下げている。 『まあよい、ジュバフよ。結果的にあの鋼鉄の乙女は大破した。それでよい』 「…有難き幸せと存じます」 ジュバフはさらに頭を下げた。 「…………?」 その一方で、ヴァギトは疑問の目をグラーマンに向けていた。 (おかしい……地球侵攻に来てからというもの、帝王様が変に甘い気がする…… 普段の帝王様なら、作戦失敗や乗機大破は厳罰だったのに……何があった? 僕がカリグラ本星を離れたほんの五年間で一体何が……?) 機動少女伝マサト 第7話「戦士、休養!」 「……あ、あれ?ここは……私の部屋……!?」 「おお、気がついたか。おい、神夜。目を覚ましたぞ」 麻里の隣には、どこかで聞いたような声の長髪の女性が座っていた。 そして女性の声で神夜が部屋に入ってきた。 「ああ、すまんな。…ウィリスっつったか。大丈夫か、麻里?」 「お、お兄ちゃん……って、ウィリス……?」 麻里は『ウィリス』という言葉を必至で脳内から探る。……数秒後。 「あ、あーーーーー!!あのエアジェスのパイロット!」 「思い出したか、割と遅いな」 「こういう奴なんだよ、麻里は。この様子だと、大丈夫そうだな」 神夜は麻里を気遣ったつもりで発言した。 「あなたが……カリグラ?でも……私があった幹部とは随分違うわね。アーマーもないし」 「私があった幹部……アーマー……ヴァギトの事か」 「そうそう、そいつ。あー、腹立つ!変な心理攻撃してきやがって……あー!」 麻里が突然何かを思い出し叫んだ。 「ど、どうした!?」 反射的に神夜が尋ねる。 「今何時!?」 「え、えーと……10時30分だけど?お前5時間近くあのロボの中で気絶してたんだぜ?」 それを聞いた麻里はこの世の終わりのような顔をして叫んだ。 「じゅうじはん!!?」 「ああ、10時30分だけど、それが?…ああ、学校なら俺が電話入れておいた。休むってな」 麻里はそれを受けて神夜の胸倉を掴んだ。 「なにしてくれとんじゃドアホーーーーーーーー!!今日は青崎くんと会える最後の日だったのにーー!!」 「あ、青崎くん?…ああ、クラスメイトの。最後の日って…転校でもするのか?」 「……うん」 麻里は少ししょげて答える。 「……好きだったのか?」 「……少しね」 一気に兄妹は気まずい空気となった。とそこへ、 「……すまない。さっきからずっと蚊帳の外なのだが」 ウィリスが少し膨れて割り込む。 「え!?あ、ああ!」 「す、すいません!」 二人は大急ぎで謝罪する。 「…まあいい、あの後アテナスは大破した。ドラウグラと相打ちでな」 「よく分かんねえけど、二つの光がぶつかった衝撃波でお前のロボもあの龍もブッ壊れたんじゃねえかな」 「ああ、それで正解だ」 「た、大破!?それじゃあこの先どうするのよ!!」 麻里が悲鳴にも似た声を上げるとあの声が響いた。 『落ち着け、麻里』 「え!?あ、あんたか。落ち着けったって……」 麻里が言いかけたところで神夜とウィリスが割って入る。 「おい、麻里。この声誰だ?」 「姿はまるで見えないぞ?」 「え!?お兄ちゃん達にも聞こえてるの?さっきまで私にしか聞こえてなかったはずなのに……」 『いや、そんなことは無いぞ。私の声は他人にも普通に聞こえる。ただ私が話すとき近くにお前しか居なかっただけだ』 「あ……」 麻里は声に妙に納得した。 「……と、とりあえず。あんたさ、そろそろ名前教えてくれない?いいかげん不便なのよ。アンタとかコイツとか」 『……まあ、いいだろう。G・デストロイヤーを使い生きていたなら、私の名を伝えても問題ないだろう』 と、声は前置きをしてから続けた。 『私の名はラシュア。ラシュアとはカリグラの言葉で『猛き者』という意味だ』 「カ…カリグラ!?アンタってカリグラだったの!?」 『……そこは話せば長くなる。また次の機会にそれを話そう』 「ラシュアとやら……先程アテナスが動けないといった状況に落ち着けと言ったな。……根拠は?」 ウィリスが天を睨みつけ尋ねる。 『アテナスの装甲には自己修復装置が搭載されている。大破状態でも7日ほどおいておけばきれいに直る』 ラシュアは少し早口気味で三人に伝えた。 「なあんだ、それなら……って、7日!?そんなに動けないの!?」 「その間にまたカリグラが来たらどすうるんだよ!?」 麻里と神夜が騒ぎ立てる。ラシュアは一間おいて、 『そこは、だ……。ウィリス、7日ほど、カリグラの相手を頼めるかな?』 「……成る程、理解した。途中エアジェスの操縦が利かないと思ったら、ラシュア。貴様が操作を奪ったか」 『さあ、何のことだかな。偶然ではないのか?』 ラシュアはとぼけた口調で返す。 「チッ……まあいい。アテナスが修復終了するまでの7日間、このウィリスと愛機エアジェスが カリグラの侵攻を阻止してみせよう」 「あ、ありがとうございます、ウィリスさん」 麻里が頭を下げると、ウィリスは、 「ウィリスでいいよ、麻里」 と微笑みかけ一階へ降りていった。 『さあ、麻里。お前のアーマーも大分傷ついている。お前自身も休むといい』 「うん、ありがと。そうさせてもらうよ、ラシュア」 『うむ。では、私はアテナスの修復装置を機動させておくのでな。7日後までお別れだ』 ラシュアの声は次第に小さくなっていった。 「さあて、俺は部屋で二度寝でもすっかな」 「……お兄ちゃん」 麻里は部屋を出ようとする神夜を呼び止めた。 「お?どうした?」 「お兄ちゃんさ、さっきからずっとウィリスの胸元見てたよね?」 「うっ!?き、気のせいだ、気のせい!」 「いや、ずっと見てたよ?ウィリス時々お兄ちゃんのほうちょっと迷惑そうに見てたもん」 「あ…いや、だってさ、俺だって男だぜ?あんな服着て横にいられたら……」 「お兄ちゃんの……オッパイ星人がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 「ぎゃふっ!!?」 朝の谷口家が、少し静かになった……。 機動少女伝マサト 第7話 完 機動少女伝マサト・SSに戻る next back
https://w.atwiki.jp/83452/pages/8769.html
純「あーずさ?」 梓「なに?」 純「今度、その手の話しようよ」 憂「……うんっ 私もその時までに勉強しておくよ!」 純「そこまでしなくても」 憂「うぅん。頑張る!」 純「そっか♪」 梓「えと……」 純憂「ん?♪」 梓「うん、そのうち……」 憂「うん♪」 純「その時は、寝かさないよ?」 憂「一晩中!?」 純「それくらい楽勝だよ」 梓「まぁね」 憂「…………」 純「にひひ♪ 勉強頑張ってね♪」 憂「う、うん……」 梓「えへへっ♪」 唯紬「…………(ぽぉ~)」 律「?」 唯紬(三人とも可愛い~♪) 律「……お前ら、切り替え早いな」 純憂梓唯紬「♪~」 律「はぁ~……っと、澪。そろそろ戻ってこい」 澪「………ょ…」 律「ん?」 澪「律……ちょっと」 律「へ?」 澪「いいからちょっと来て」 律「え? あれ? 澪さん?」 ≪ガシッ テクテクテク カチャパタンッ≫ 純憂梓唯紬「…………」 純「……出て行っちゃった」 憂「どうしたんだろう?」 唯「だいじょぶだいじょぶ~♪」 紬「すぐ戻ってくるわよ♪」 憂「で、でも」 梓「ん~、多分あれは大丈夫だよ」 純「ひょっとしてあたし、何かやらかしちゃったんじゃ……澪先輩とお喋りしてたのに、二人と盛り上がっちゃったり……」 梓「だから大丈夫だってば……よく分からないところで心配性だね、純」 純「だって澪先輩のことだしっ」 唯「憂も純ちゃんも気にしすぎだよ~」 紬「ほら、二人とも……耳を澄ましてみて?」 純憂「?」 澪『どうしよう律っ』 律『何のことd』 澪『ベーシスト秋山澪のこと尊敬してるって!』 律『そこかよ! そこから大分話進んだぞ!』 澪『ベーシストって! 私のことベーシストって言ってくれた!』 律『お前ベース弾いてるじゃんか……見れば分かるだろ』 澪『だって今までそんなこと言ってくれる人いなかった!』 律『いや……まぁ、そうかもだk』 澪『どうしよう! 純ちゃん良い子だ! すごく良い子だよ! 律ぅっ!』 律『わっ ちょ、待てっ ぅわ!? 肩持ってガクガクするなっ 目が回る!』 澪『どうしようっ どうしたらいい!? どうやって接したらいいか分からないよ!』 律『ぐ……ぅぁ……ま……お、落ち着け……み……お! 目が……ま、回るぅ……』 純憂「…………」 唯「澪ちゃんだよねぇ~♪」 紬「澪ちゃんよね~♪」 澪『何を話したらいい!? あ、さっき律のこと殴ったの見られちゃったかなぁ!?』 律『そ、そりゃぁ……見ら…れた……だろぉ……よ』 澪『いつもの癖でついやっちゃったけど、恥ずかしい! 何て言い訳したらいい!?』 律『お前……あ……たしの……心配……は……ないの……か……ぅぷっ』 澪『ごめん!』 律『ぅぐ……素直…だ……な』 澪『だから助けて!』 律『わ、わかった……から……とりあえ……ず……落ち着け……手……離せ……』 澪『うん!』 律『ふぅ~……あー気持ち悪ぅ~』 澪『で、どうしよう!?』 律『まず落ち着けって』 澪『無理!』 純「これ、あたしは聞かない方がいいんじゃないですか?」 唯「えぇ~? これが良いんじゃない♪」 律『とにかくっ まず深呼吸しろ』 澪『うん! すー! はー! すー! はー!』 律『落ち着いたか?』 澪『無理!』 律『んじゃ、もっかい深呼吸』 澪『すー……はー……す~……は~……』 律『落ち着いたな?』 澪『な、なんとか……で? どうしたらいい?』 律『普段通りでいいって。変に着飾るな。困ったらフォロー入れてやるから』 澪『でもほら、先輩らしいところとか見せた方が……』 律『いらん! いいか、澪…………あたしを信じろ』 澪『う、うん!』 律『大丈夫、澪は普段のままで十分だから』 澪『うん、分かった。律の言う通りにするっ』 律『よし!』 純「今思ったんですけど、律先輩が話の方向変えようとしたのって……」 紬「あ、分かった? その通~りっ 澪ちゃんが緊張してたからね♪」 唯「いやぁ~、愛し合ってるね~♪」 憂「そうだったんだ」 梓「律先輩本人の性格もあるんだろうけどね」 唯「……いいか、澪…………あたしを信じろ! ……だって~♪」 紬「うん、分かった。律の言う通りにするっ ……だって~♪」 唯「夫婦だね~♪」 紬「夫婦よね~♪」 純梓(この人たちは……) 律『んじゃ、戻るぞ?』 澪『うんっ』 ≪カチャッ≫ 澪「急にゴメン、みんな。おまたせ(キラキラ~ シャラ~ン☆)」 梓唯「ぶふぅっ!?」 紬「おかえり~」 憂(カッコ良さが5割増し!?) 純「…………」 唯「ぷっ ……くくっ お、おかえ……り……ぶふっ!(プルプル)」 梓「お、おかっ えりな……さい……ぷふっ(プルプル)」 律「や~、すまん。んじゃ、澪と純ちゃんのお喋り再開といくかー」 ≪ススッ ストッ≫ 澪「ゴメンな? 純ちゃん。話の途中で出て行っちゃって(キラキラ~)」 純「…………」 唯「動きが……いちい…ち……芝居……がかって……ぶっ(プルプル)」 梓「か、かっこ……いいん……だか……おかし……んだか……ぷっ(プルプル)」 律「お前らもっと小声でな?」 紬「お疲れ様、りっちゃん」 律「ま、いつものことだって」 梓唯「ぷっ ……く、くる……し…い……ぷぷっ(プルプル)」 憂「お姉ちゃん……梓ちゃん……」 律「……そろそろいい加減にしとけよ?」 唯「だって……普…通……に…しろ……て……(プルプル)」 梓「あれが……ふ、普通……って……(プルプル)」 律「あーいう場合……普通にしろって言って、それで丁度良いくらいのカッコつけになるんだよ。あいつは」 純「…………」 澪「ん? どうしたんだ? 純ちゃん」 憂「あれ? 何だか純ちゃんの様子もおかしいよ?」 純「…………」 澪「純ちゃん?」 純「…………」 憂梓唯律紬「?」 純「……はいぃ~……何でしょうかぁ~♪ (ぽぉ~)」 憂梓唯律紬(効果は抜群だ!) 澪「あはは、何だ。緊張してるのか?」 純「しゅ……すみません~……あ、いえ……そのぉ……(ぽぉ~)」 澪「そんなに畏まらないでいいんだぞ? 純……っと、すまない、純ちゃん」 純「いえ~……呼び捨てで構いませんですぅ~♪ (ぽぉ~)」 澪「そうか? ありがとう、純」 純「っ! ぅぅ……」 澪「ははっ 純は可愛いなぁ」 ≪ナデナデ≫ 純「ぅっ ぅぅ~……(カァ~)」 梓「……誰ですか、アレ」 律「しまった……ちょっと手加減間違えたか」 唯「澪お姉様って感じだね」 梓「それに、純のあんな表情……見たことない。顔真っ赤だし」 憂「私もない」 紬(こ、これが宝塚!?) 澪「純、そんなに俯かないでくれ」 純「ぇと……そのぉ……」 ≪スッ ツイッ≫ 純「あ」 澪「ふふっ これで純の顔がよく見える……純の頬は何でこんなに熱いんだろうな?」 純「ぁ……ぅ……あの……澪先……輩……」 澪「『先輩』はいらないな」 純「ぇ……えと……澪…………さん」 澪「ん?」 純「澪さん……」 澪「あぁ……純」 純澪「…………」 梓唯紬「…………(ゴクリッ)」 憂「…………」 律(この寸劇、どこまで行くんだ?) 純澪「…………」 唯紬(行け! そこだ! 残り5cm!) 梓(え? ちょ、これ……するの!? 何これ!? 何で!?) 憂「……ぅ……ぅぅ……」 律「…………」 澪「純」 純「澪……さん……」 唯紬(これはいく! いけっ いけーっ!) 梓(え? え? わ、ちょ……わーっ わー!?) 澪「…………」 純「…………」 梓唯紬「…………(ゴックンッ)」 憂「……ぁ……ぅ~……」 純澪「…………」 梓唯紬(いったか!?) 9