約 574 件
https://w.atwiki.jp/tsgeneral/pages/93.html
05-176 :捕り物控:2007/10/12(金) 13 09 03 ID wdi7oR1l 竜崎は月之助を呼び止めた。 「貴殿が夜神月之助、殿ですか?」 「そうだ」 声変わりしていない声で月之助は答えた。 いまだ元服前の前髪と少女のような美貌がおそらく道場中の男の劣情をそそっているのだろう。 噂に聞く剣の腕前と家柄が無かったら今頃よい慰み者になっていたはずだ。 私の顔に浮かんだ野卑な笑いに夜神が焦れた。 「何の用だ。急いでいる」 そろそろ夕暮れが迫っている。 「綺羅事件についてお尋ねのようなので」 月之助の顔色が変わった。 私も綺羅事件を追っているが、親の総一郎になりかわり情報収集をしている月之助を一番に疑っていた。 月之助は声を顰めた。 「その話はここでは……」 「そうですね。拙宅まで来て頂けますか」 「解った」 ---------------------------------------- 綺羅事件は江戸の町を騒がせていた。 重罪を犯して裁かれなかった罪人が次々にポックリと死んでいく。 世直し様、神様、仏様、ポックリ世直し様と呼ばれた謎の処刑人はそのうちに何故か綺羅様と呼ばれるようになった。 しかし、そもそも謎の処刑人とすら人々は思っていない。 私か、江戸でも数人だろう。 江戸を中心に「ポックリ世直し様」は現れる。 そんな馬鹿なことは無い。 神仏の視野に限度があるとでもいうのだろうか。 吉原近く、笠森稲荷前の茶屋の茶汲み女の弥海砂が「綺羅様」と名づけたというが、いかにも怪しい。 当代の三美人のうちの一人と持てはやされ、目つきの怪しいモテない男連中と、性病病みの男どもがせっせと茶屋に通い、海砂の出す団子を喰らっているという。 そこへ時折現れる美貌の少年に私は疑いの目を向けた。 笠森稲荷の地所を持っている夜神家の長男月之助。妹粧裕。 母は流行病で死んでいる。 父親の夜神総一郎はお上の命を受け、世を騒がせる綺羅事件を捜査していたが、日に日に高まる綺羅人気に行く手を阻まれつつあった。 茶屋の親父は夜神総一郎の実母で息子のために情報収集を行っている。 まあ、人間齢を重ねると爺か婆か知れぬものだ……。 弥海砂はある時期から茶屋の手伝いをするようになり、それは綺羅事件の隆盛と奇妙に符合していた。 ---------------------------------------- 05-177 :捕り物控:2007/10/12(金) 13 10 43 ID wdi7oR1l 「ここが、おぬしの家か」 月之助は驚いたようだ。 「そーです」 締めっきりの正門を過ぎ、裏木戸を開けて入る。 「人が住んでいたのだな……何者なのだ?」 「さっき名乗ったじゃないですか……」 折った枝で蜘蛛の巣を払いながら庭を抜け、大回りをして玄関を入る。 「あまり、もてなしは出来ません。人が居ないので」 とりあえず掃除のしてある奧の部屋へ連れて行くと、月之助は珍しそうに部屋を見回した。 「夜神どの」 ふっと月之助が振り向いた。 興奮で頬が紅い。 紅顔の美少年、か。 ……それとも? 「何だ」 「隙あり」 素早く抜いた短刀の先で月之助の着物の胸がすっぱりと切れた。 「私を切りに、呼んだのか」 月之助は私を睨んだ。 しかし先に抜いた私の刀で制せられて鍔を握った手が動かせない。 「手が落ちますよ」 「落とせ」 どちらにしろ近すぎる。 「あっ!」 道場で教える正攻法の月之助の足を払うと簡単に転んだ。 腕を踏む。 私の目は彼の体に釘付けになった。 「……やはり、女でしたか」 「それがどうした」 ギリギリと視線が音を立てそうなほど月之助は眼尻を吊り上げる。 ついでのように袴の紐も切ると素早く手足を押さえ付けた。 月之助は予想外だったのか目を瞠った。 「何を……」 「舌を噛みますか?」 乱れた黒味の薄い髪が紅い頬にかかり妙に艶めかしい。 しかし事に及ぶには……二人とも凶器を持っている。 どうしようか迷って彼女の躰に目を落とすと薄皮が切れ血が滲んでいた。 「すみません。切ってしまいましたね」 掴んだ手首がビクリと震えた。 股まですっぱりと裂かれ表の面積の七割方はだけた、その乳房の赤い筋を舐めた。 「んっ……」 息を飲む声がし、欲情をそそるが私は月之助の躰を解放した。 月之助はへたり込んだまま畳の隅にしゃがんだ私を見た。 「おい。竜崎」 どうも肌を隠す意図が無いらしく白い陶器のような肌と乳房が露わになったままだ。 それだけなら良いのだが、片膝を立てた姿勢で下のあれまで見えている。 「何です」 「それは何だ?」 私は股間の緩い下帯の横からはみ出した茎を見下ろした。 「ああ……これですか。気にしないで下さい。男は自ずからこうなるものです」 「勝手に?」 いまだ切れた着物の前も合わせぬまま月之助は私に寄ってきた。 無理に犯す気も無かったが、我が身の危険をあまり感じていないようだ。 「父も下男もそのような事は無いぞ。おぬしのその天狗の鼻のようなそれはどうした事だ。病か?」 少し低音の少女らしい、しかし無理に低く抑えた声と目の前の肌に躰が脈打つ。 「知りませんか?男が女に欲情するとこうなるのです」 月之助は可愛らしく小首を傾げた。 「……そうなのか」 05-178 :捕り物控:2007/10/12(金) 13 11 18 ID wdi7oR1l 「では、さっさと前を隠して下さいませんか?着物は差し上げます」 私は着物を脱ぎ下着だけになって正座したが、どうやったって前が飛び出して座りにくい。 まだ生暖かい着流しを腕に抱え座り込んだ月之助は腹にくっついた股間を眺め続けている。 月之助は何かを決したようなきっぱりとした顔で私を見つめた。 「竜崎」 「はい」 「それを私に挿れてくれ」 ---------------------------------------- うららかな昼下がり。 暖かい日差しのもとで午睡を貪っていた私の目の前に刀が突き刺された。 ギラギラとした刀身は古い畳を突き破った。 「若様」 頭の上から怒声が降ってくる。 そろそろと起き上がると爺のワタリが皺に埋まった眼で睨んだ。 「爺、畳が傷みますよ」 私が言うとワタリは刀を仕舞い正座した。 うずくまった私の足を扇で打つと正座させる。 「夜神月之助どのを知っていますね」 「知ってます」 ワタリは小さく溜息を吐いた。 「抱いたのですか」 「はい」 ------------ あの日私は体の要求に抗いきれず月之助を抱いてしまった。 彼は彼女であったのだから、月之助ではなくお月?……名前は致し方無い。 月之助の体は易々と私の物を飲み込んだ。 あまりにあっさり入ったので驚くと、月之助は潤んだ眼で私を見つめ心地よさそうに息を吐いた。 「あ……これは……天狗よりも良い……良い……あぁ」 ぎこちない所作は初めてのような感じもするのだが、潤沢に溢れる蜜と肉に絡まれ月之助の秘所を夢中で責めると、食いしばって抑えた声が小さく漏れはじめる。 「ぁあっ……あっ。ああん……あっ」 首から上は美少年、体は美しい娘。なかなか倒錯的だ。 それにあそこは随分慣れている。 ぱんぱんと肉を打ち付け、何度も突き上げる。 限界まで月之助の中でしごくと私は白い腹の上に胤汁を吐き出した。 ------------- 「どうするのですか」 「”やや”は出来ぬように気をつけています。それに無理にしたのでもありません」 月之助の初めては彼女の部屋にかけられた天狗の面の鼻に奪われていた。 彼女がこのままどうするのか知らないが、男で通すのだろう。 私は気の合う友人ということだ。 その方が何かと都合がよい。 ワタリは諦めたように立ち上がった。 「このことについては、又」 私はとぼとぼと廊下を行くワタリの背を見送った。 しばらく羊羹はお預けかもしれぬ……。 ---------------------------------------- 05-179 :捕り物控:2007/10/12(金) 13 11 50 ID wdi7oR1l 乱暴に障子が開け放たれた。 「おい!」 「……何です。騒がしい」 だが煙りはじめた室内の空気が入れ替わって丁度良かった。 月之助が私の手元を見て叫んだ。 「ああぁ!帳面がぁ!」 火鉢の炭にくべた燃える紙切れを掴もうとした月之助を蹴り飛ばす。 「火傷します」 開け放った戸から華やかな花の簪も斜めになった可愛らしい娘が入って来た。 走ってきたせいでゼイゼイと肩で息をしている。 「月之助様……間に……」 部屋の隅で月之助はひっくり返っていた。 私は帳面の燃える煙でくすぶる部屋の中で餅に黄粉をまぶし安倍川にするともぐもぐと口を動かした。 「美味しいですよ。ひとつどうです?」 月之助の部屋に見張りを付け、弥海砂を監視する。 海砂の飼う利口な柴犬の首に付けられた手紙を読んでおおよその見当は付いたが、月之助の下げていた袋の中から出た和綴じの帳面を模写したのは”じぇばんに屋”だった。 あの贋物造りの色男と座り猫のような白い子供が居なければ綺羅事件は終わらなかったろう。 「お、お、おい竜崎、意味解ってんだろうな。それ」 「魔物なんか飼って、夜神家の先祖が泣きますよ。で、いいんですか、黄粉モチ……」 弥は勝手に私の茶を飲み干した。 いきなり庭から駆け込んできて図々しい女だ。 「ぷはあっ。うめー!月之助様、帰りましょう」 「そうは行きません」 呆けた月之助を羽交い締めにすると首に刀を当てた。 抜き身の刀を下げたワタリが退路に立つ。 背後の障子が開けられ、数人の男女が現れ囲んだ。 実は掻き集めの用心棒と、先の贋物造りの男などなのだが、人数で圧倒できればいい。 「海砂どの、お持ちの帳面を出して下さいませんか?」 「海砂……」 もがいた月之助の口を塞ぐ。 棒立ちになった海砂を見て、刃先で襟元を切って見せる。 「良いのですか?」 海砂は懐の奧から黒い帳面を取り出した。 眼で火鉢を示す。 海砂が帳面を炭に乗せしばらくすると、それは天井を焦がすようにして燃えた。 帳面がぷすぷすと煙を上げ続ける部屋の中で海砂は倒れた。 家が焼けなくて本当に良かった……。 ---------------------------------------- 05-180 :捕り物控:2007/10/12(金) 13 12 46 ID wdi7oR1l 竜崎は黒い目を見開いて首を傾げた。 「面白かったですか?」 「ああ、すげえジェットコースタードラマっていうの?超展開っていうの?カオス?そうだな、巻物の巻数にすると……」 黒い魔物はしばし考え込んだが結論を出すのを諦めた。 「まあいい。すげえ面白かったぜ。もっと評価されるべきだな。ま、もう会う事はないと思うが達者でな」 「はい。あなたもお達者で」 頭から青いタラコを垂らした薄青の魔物が深々と頭を下げた。 弥海砂には、この情け深い魔物の思い出はもう無い。 「弥さんの事は任せて下さい」 「よろしくお願いします」 魔物はもう一度頭を下げた。 ろくに口の利き方も知らない海砂には勿体ない程の……しかし魔物だ。 二匹の異形の魔物は手に手を取って飛び上がった。 「さよ~なら~」 「お達者で~」 暗い空に溶け込んで、すぐに姿が見えなくなる。 そういえば彼らが帰るのは地の底なのだろうか、天上なのか聞きそびれた。 私は夜が明けるまでボーっと空を仰いでいた。 ---------------------------------------- 障子が勢い良く開け放たれた。 「竜崎!来たぞ!」 「またですか……」 月之助にせっかく解禁になった羊羹の皿を遠ざけられ、口中に残った甘みも吸い取られる。 「んっ……ふ……んんっ……」 傍目には男同士が口を吸い合っている光景だ。 「甘いな」 「食べるまで……」 皿に手を伸ばした私の手を掴み掌を乳房に押し当てる。 「嫌か?」 互いに体の方はすっかりその気だ。 肌脱ぎになった月之助にのしかかる。 「今度からはおやつ時は来ないで下さい」 月之助が笑う。 「冷たいな……何だってさせてやってるだろう?」 羊羹の甘みを取り戻すべく私は赤い舌に吸い付いた。 爺のワタリは吹っ切れたのか最近は風呂まで立てている。 少々不気味に思いながらも湯から上がり、乾いた羊羹をつつく。 「お月どの、調子はいかがですか?」 「月之助でいいぞ」 月之助は使用人の居ないのを良いことに上半身裸になって団扇で体を仰いでいる。 「ああ、すっきりした……」 細い腰、膨らんだ乳房。その先でつんと上を向いた乳首。 あまり見ているとまた……。 私は眼を逸らし手元の羊羹をつついた 「それで、どうなんです。何か変わりは無いんですか」 「ああ!調子はいいぞ。言いにくいのだが毎月尻から血が出て腹が重くて痛くてな、いつも仕方がなかったんだが、治ったようだ」 「尻!?」 摘んだ黒文字の先から羊羹が落ちた。 「尻かな?うーん」 日夜の運動のせいで女にしてはがっしりした肩に着物を上げかけた月之助の二の腕を掴むとそれでも女性らしくふわふわとした感触がする。 「そっそれは……」 月之助は湯上がりで火照った顔を愛らしく傾けた。 「それは?」 05-181 :捕り物控:2007/10/12(金) 13 14 30 ID wdi7oR1l 月之助は腹に竜崎の子を宿した。 吟味で一番を取り続けた学問所も行くのは止め、屋敷に引き籠もる。 竜崎の家と夜神の家で話し合いが行われた。 話し合いの後、私はワタリに殺されるかと思ったが、対面したワタリは皺に埋まった顔を綻ばせた。 「若様、おめでとうございます」 「……何だ、私をハメたつもりか?」 ワタリは、ほっほと声を上げて笑った。 戸籍上、月之助は史上初めて女になった男とした。 死んだ事にしても良かったのだが、瘡蓋が外れるようにしてアレやコレが取れたと御殿医に書かせた。 男女の区別のつかぬ様に生まれつく子供もいるし、胡散臭い俗話に無い訳でもない。 「竜崎、お前身分高かったんだな」 「私は上品ですがあなたはガサツですね」 祝言の席、三三九度の杯を受けながら竜崎L右衛門がしれっと言う。 綿帽子の下で月之助改め月は赤く塗った唇を歪め妖艶に微笑んだ。 「覚えておけ」 剣道と走りで鍛えた体はどこか少年のようでもあり、毎夜激しく私を責め立てた。 彼女と結婚してから私は痩せ、心なしか眼の下にどす黒いクマが浮いてきたようだ。 毎夜接するあすこから精気を吸い取られているのかもしれぬ。 花嫁道具の鏡台を覗き込んでいた私の背後で月が笑った。 「竜崎。どうした?化粧でもするのか?」 「いい加減あなたとか名前とかで呼んでくれないんですか」 振り返って眉を顰めた私の側に袴姿の月が座る。 庭で海砂が赤子をあやす歌が聞こえる。 「それはダメだな。それなら袴を脱いで花模様の着物を着る方がマシだ」 「良いですよ……あなたは私の妻ですから……好きにして」 腰の上に跨った月之助が腰をくねらせる。 「あっ…あぁっ」 月は子を産んでからより激しく何度も体を求めてくる。 ぬるぬると挟み込んだ体で陰茎を扱かれ、月の奧で小さな爆発が起こった。 ---------------------------------------- 05-182 :捕り物控:2007/10/12(金) 13 15 35 ID wdi7oR1l 夜神家の門を丸顔の娘が入って行った。 丸顔の娘お京は座敷で夜神総一郎に手を付いて頭を下げた。 「お久しゅうございます」 「久しいな。お京。元気にしているようだな。それで月之助……いや月はどうだ?」 「はい、お子さまと共に皆様お健やかにお過ごしです」 丸顔の娘はにこやかに答えた。 「そ、っその、竜崎とは仲睦まじく暮らしておるか?」 お京がぽっと顔を赤らめた。 夜神総一郎は焦った。 「ど……どうした」 「いえ、あの。竜崎の若殿と月様は”いくさ”を毎夜行われておりまする」 「いっ戦ぁ?」 世は太平の時代。夜神は混乱した。 お京は真っ赤になって答える。 「はい。あの……大抵は若殿様が負けるのでございますが、近頃は月様も負けることが増えたようで勝敗は五分五分でございます」 夜神総一郎は上ずり声を上げた。 「そっそうかぁ!」 夫婦の夜の営みの事らしいが、月がごまかしながら話したのだろうか? 考え込んだ総一郎の方へお京がじりっと膝を近づけた。 「それで」 「あっ……ああ。すまん。考え込んでいた」 「殿様?」お京が聞いたこともない可愛らしい声を出す。 「何だ?お京」 お京は丸顔のなかでも一際目立つ、うるうると潤んだ大きな黒い目を総一郎に向けた。 「私も夜神総一郎様と戦がしとうござります」 「うぁあ?」 総一郎はひっくり返った。 ---------------------------------------- 火照った胸を放す。 荒く弾んでいた息を静めると月は呟いた。 「あ……また、負けた」 「負けてなんぼですよ」 竜崎はもそもそと月の横に潜り込むと長く伸びた髪の先を摘んだ。 「もう少しで女のなりが出来ますね」 「あ~あ……賭なんかするんじゃなかったかな……」 竜崎がまだ赤く火照った端正な横顔を見つめる。 「言い忘れていましたが、お父上に子が産まれました。元気な男子です」 「何?……竜崎は意地悪だな」 月が布団の中でまだ火照って汗ばんだ体を絡みつけてくる。 「わざとだろう?勝って、驚かせて……良い気分だろ」 急所を握られた竜崎が悲鳴を上げる。 「んぐ……あの……もう一回は無理ですから……」 「解ってるって」 月は竜崎の脇に寄り添った。 ---------------------------------------- 05-183 :捕り物控:2007/10/12(金) 13 17 26 ID wdi7oR1l 朝。 朝食の膳を仲良く囲んだ月と竜崎を爺が給仕する。 「お月さん」 ふいに竜崎に呼ばれて月は味噌汁を噴いた。 「っ……ふ。……その呼び方は駄目だ……」 月の肩が震えて止まらない。 「駄目ですか……」 竜崎はしょんぼりと黒豆を摘んだ。 「月、でいいから」 「そーですか。では月、黒い帳面とは何でしょう」 月はふふんと挑戦的に笑った。 「またそれか。頑張るな。覚えてないよ」 「覚えていない……」 じいっと見つめる竜崎の前で月は飯を口に放り込んだ。 美しい若妻はにっこりと微笑んだ。 「あなたの方がよくご存じの筈ですわ」 ---------------------------------------- 完
https://w.atwiki.jp/mallow/pages/39.html
22 00 【GM】: では、第2話「人形使い」を再開するでやんす。 22 01 【GM】: 「今回までのあらすじ」および「現状報告」は手帳を参照のコト。 22 01 【GM】: 22 01 【GM】: -------------------- 22 01 【GM】: ミドル4:「第一の殺人」 22 02 【GM】: シーンプレイヤー:シセ 22 02 【GM】: PCは宣言のみで登場OK。ただし、シセはメジャーアクションを行うことができません。(第1ラウンド継続中です) *ここでGMはルール適用ミスをしていた。 *ラウンド進行中は行動値順に手番を解決するのだから、シセが毒消しを飲むのは本来もっと後の出来事なのだ。 *まぁ、「他のPC達は全員が待機していた」と解釈すれば話は通るのだが‥‥w 22 03 【GM】: 現在の居場所は「船内食堂」ですね。 22 04 【GM】: 突如、部屋の外で悲鳴が聞こえたところから。スタート! 22 04 【GM/ゴーダ船長】::「今度は何だ!?」 22 05 【GM/シィズ】::「!?」 ハッと真剣な表情になって。「タダ事やないな。行くで、二人とも!」 22 06 【GM/エムドーラ赤色102号&青色108号】:「「Neet!」」 ばんざーい。ドタドタと走ってでていく。 22 06 【ディーン】:「僕達も行きましょう!」悲鳴のする方へ走り出す。 22 06 【ザニア】:このおぜうさんも移動しますか。では私も後を追うと致しましょう 22 07 【GM】: シセ。毒消しを飲んで少し休憩していた貴女の他にも、この船内食堂に残っている人がいましたよ。 22 07 【カリス】:食堂に残るそぶりの人はいますか?>GM 22 08 【シセ】: 誰でしょう?>GM 22 09 【GM】: 残る人は‥‥ : 老夫婦、竜のヒト、角アフロの傭兵コイケン、そしてクリスティナです。 22 09 【ザニア】: ダメっぽい貴族さんはついてくるのかw 22 09 【GM】: ついてきますw 22 09 【GM/クリスティナ】:「シセ。この船の中で、何かが起きているみたい。‥‥気を付けて」 手をぎゅっと握り。 22 10 【カリス】:「クリス、残る人をお願いします」 22 10 【GM/クリスティナ】:「ええ! そっちはお願いね!」 22 10 【シセ】:「心配しないで。クリスティナもね」ぎゅっ。 22 11 【GM】: では、シーンから退場してしまった人々は‥‥ちょっと横に置いといて(ジェスチャー付き)w シーンプレイヤーのシセの周囲の出来事だけ少し語りましょう。 22 12 【GM/老人】:「もし‥‥お嬢さんや。さっきは随分と辛そうじゃったが。もう大丈夫なのかね?」 22 12 【GM/お婆さん】:「お医者さんのところまで、一緒に行ってあげようかねぇ?」 22 13 【GM】: と、シセに語りかけてきます 22 13 【シセ】:「いえ、これでも神官の端くれ。毒消しも飲みましたし、平気です!」>老夫婦 22 15 【GM/老人】:「そうかぃ」 目を細めて静かに微笑む。「‥‥そんなに小さいのに頑張っとるんだなぁ」 22 15 【GM/お婆さん】:「偉いねぇ」 シセの頭をそっと撫でて。 22 15 【GM/お婆さん】:「ああ、ごめんよ。‥‥ちょうど、孫が生きてたら、あんたくらいの歳かと思うとねぇ」と微笑み。 22 16 【GM/老人】:「これ、よさんか。お嬢ちゃんが困っとるぞ」 22 17 【シセ】:「ありがとうございます。……お孫さんは……」>老夫婦 22 17 【GM/お婆さん】:そっと微笑む。寂しげに。 22 18 【GM/老人】:「わしはフニャコフ。旅の画家じゃ」 22 18 【GM/お婆さん】:「あたしはリャマよ。よろしくね。神官さん」 22 19 【シセ】:「シセと申します。お見知りおきを」とにっこり>老夫婦 22 19 【シセ】: マイナーの移動は取り消しで、部屋に残留しますね>GM 22 19 【GM】: と。そこでフニャコフ老人がいきなり発作を起こして倒れます。 22 20 【GM/リャマ】:「!」 22 20 【シセ】:「おじいさん!?」>老夫婦 22 20 【GM】: では、ここでシーンを閉じましょう。 22 21 【GM】: ミドル5:「今度こそ第1の殺人現場」 22 21 【GM】: シーンプレイヤー:ディーン 22 21 【GM】: シセは登場不可。他のPCは自由に登場してOK。 22 22 【GM】: [あらすじ] シナリオ冒頭で死んだ男の遺体が発見された現場です。 22 22 【GM】: 船の全部には乗客用の客室が幾つも並んでいる。 22 23 【GM】: 今回、悲鳴をあげたのは船の乗組員の一人(エキストラ)。 22 23 【GM】: 客室の掃除を担当しているスチュワードだな。 22 23 【GM/第一発見者の乗組員】:「し、し、し‥‥ 死んでる!」 22 23 【GM/第一発見者の乗組員】:「誰かに殺されたんだ!」 22 24 【GM】: はい。ディーンくん+αはここで駆け付けてください。 22 24 【GM】: ちなみに、NPCの何人かは同行してきています。 22 24 【ディーン】:「なんだって!?」駆け寄ります。 22 25 【ザニア】:ディーン君の後を追うような形で付いていきましょう。前には出すぎず。 22 25 【ザニア】:「殺され……誰が!」 22 26 【GM】: その客室の間取りはキミ達の部屋と変わらない。2人用の相部屋だね。 22 26 【GM】: (あ、若様は特別に後部デッキの船長室の隣の貴賓室を用立てられてますが) 22 26 【GM】: では、ここで「部屋を調べる」以外の行動をする人は先に宣言をどうぞ。 22 26 【カリス】:ばっさりやられたぽいです? 22 26 【GM】: 部屋の中には血だまりと、ヒューリンの男の遺体が転がっている。 22 27 【GM】: 死因は‥‥短めの刃物だね。背中からの傷だ。傷口が変色しているから、毒が塗られていたのかも? 22 27 【カリス】: 少し下がったところで、集まってきた野次馬を観察していましょうか。 22 27 【カリス】: てことで、部屋の探索と尋問はお任せします 22 27 【ザニア】: 誰か調べます、おへや? 22 27 【ザニア】: 誰か中に入ってくれるならNPCの様子を見張っておりますよん! 22 28 【ディーン】: はい。部屋を調べます。 22 30 【カリス】: ザニア様はNPC観察を? 22 30 【ザニア】: では、ディーン君と一緒に中に入りましょう 22 30 【GM】: では、ディーンくん&若様は部屋の中へ。 22 29 【ディーン】:「毒……。おはぎと同じ毒でしょうか?」>ザニア 22 30 【ザニア】:「武器に塗る毒と、食べ物に混ぜる毒はまた別のものですよ」 多分w 22 30 【GM】: カリスは登場する? それとも様子見しますか。 22 30 【カリス】: 了解。カリスがNPC観察、ディーンとザニアが部屋の捜索、で 22 31 【ザニア】: 外は任せた! 22 31 【GM】: うい。ならば、カリスは「船内食堂を出た後、一緒に来なかった人物」が居たことに気づきます。 22 31 【カリス】: 誰かはわかります? 22 32 【GM】: スネルスト男爵の連れの一人「護衛B」(ヒューリンの男性)ですね。 22 33 【GM】: そいつはスーっと廊下を別の方向へと走っていって、シーン退場。 22 33 【ザニア】: 男だったのかw 22 33 【ザニア】: 護衛もおなごで固めているとばっかり思っていたよ! 22 33 【カリス】: 階段を移動したぽいです? そこまではわからない? 22 33 【GM】: シーンから退場した後の動きは不明ですw 22 33 【GM】: そして、そんな風に観察していたカリスの横を、 22 33 【GM/シィズ】::「っ!」 部屋の中に飛び込んでくる。「デッキ! なんで、アンタが‥‥っ!?」 22 34 【GM】: と、凄いイキオイで飛び込んできたフィルボルの少女が。 22 34 【GM】: 彼女は自分の前に立っていたディーンやザニアを押しのけて、男性の遺体へと 22 34 【GM/シィズ】:「畜生っ!? 誰や、誰の仕業やーっ!? あたしの部下にこんな‥‥!」 22 35 【GM/エムドーラ赤色102号&青色108号】:「「あわわわわ」」 部屋の入り口付近であたふた。 22 35 【GM】: シィズさんは、自分の服が汚れることもいとわず、部下らしき男の遺体を抱きしめて嘆きます。 22 36 【ディーン】:「……」かける言葉が見つからない。とりあえずシィズを観察してます。 22 35 【ザニア】:「全くです。折角ベルフトの軍から難を逃れたと思いきや……」 22 36 【ザニア】: 船長はこのシーンにおられますか? 22 36 【ディーン】:「……」かける言葉が見つからない。とりあえずシィズを観察してます。 22 36 【GM/ゴーダ船長】::「‥‥なんてこった」 頭に手を当てて。 22 37 【GM】: では、ここで部屋の中に居るディーンくんとザニアに確認しておこう。 22 37 【GM】: メジャーアクションを費やした【感知】判定で、シィズの手元に注目するつもりはあるかい? このラウンドの行動は終了してしまうが。 22 38 【GM/ナノカ】:「‥‥ッ!」 22 38 【GM/ラティア】:腕組みしつつ。通路の壁に寄りかかり、無言。皆を観察。カリスと視線が合うと、にやり。 22 39 【ザニア】:感知了解。ころころり(ダイスを振る)達成値8. 22 39 【ディーン】: (ダイスを振る)11です。 22 40 【GM】: ふむ。では、シィズさんがその男の指から「竜の爪を模した指輪」をこっそりと抜き取っている、ことに気づいてOKです。 22 41 【ザニア】: ふむふむふ。見覚えはございませんか?>指輪 22 42 【GM】: えーと。指輪は見たことは‥‥ないが「指輪について調べる」をメジャーアクションで行うことは可能ですよ! 次以降のラウンドでね。 22 42 【ザニア】: 了解さー。 22 42 【ディーン】: 次のラウンドですね。了解。 22 42 【GM/ゴーダ船長】:「なぁ。アンタの気持ちもわかるが、そのままにしておくのも可哀想だ」とシィズの肩に手をおいて、そっと遺体から離れさせる。 22 43 【GM】: では、指輪を隠し持ったシィズさんが船長に促されて、部屋から出て行ったところです。 22 43 【GM】: 部屋の中に残っているのは、キミ達+スネルスト男爵たちw 22 43 【ディーン】:(ザニア様、今、あの人指輪を抜き取りましたよね……)小声で。 22 44 【ザニア】:ディーン君にそっと目配せします。この場では不用意に口は開きません 22 44 【カリス】: 男爵さんたちは、護衛Bが離れたのを知ってるぽいです? 22 44 【GM/スネルスト男爵】:「うぷ‥‥ こ、こんな死に方を」 吐き気を堪えるので精一杯っぽいw 22 45 【ザニア】:「……無理に直視なさらなくとも良いではありませんか」>男爵 22 45 【GM/愛人C&D】:「「いやーん、男爵様ぁ。こわーい!」」と抱きついてる 22 45 【GM/スネルスト男爵】:「こ、こんな危険な場所に居られるか!」 部屋に戻るぞ! 22 45 【ディーン】:「見世物じゃありませんよ!」部屋から追い出す。 22 46 【GM/護衛A(ネヴァーフ娘)】:「プロの仕業か?」とザニアに。 22 47 【ザニア】:「本当のプロがまるで素人の手口のように見せかける場合もあるでしょうし、これだけでは何とも判断付きません。お互い大変ですね」>護衛に 22 48 【GM/護衛A(ネヴァーフ娘)】:「‥‥厄介だな」 腰のレイピア(2本)を確かめつつ。「悪いが、先に部屋に戻らせてもらおう。依頼人が‥‥(親指で後ろを示し)なのでな」 22 48 【GM/護衛A(ネヴァーフ娘)】:カリスにも頷き。そのまま男爵+愛人2名を連れて部屋へ。(護衛Bが消えた方向とは別です) 22 49 【カリス】:軽く会釈を返す>ネヴァーフ娘 22 50 【ザニア】:「その方が宜しいでしょう、どうかお気をつけて」>護衛 22 50 【GM】: では、スネルスト男爵一行を見送ったw 22 49 【GM】: 現状、部屋の中にはディーン、ザニア、遺体。そして、入口付近にナノカとラティア、少し離れてカリス。 22 50 【GM】: あとは、メジャーアクションが可能なのはカリスだけですね。無論、他のPCも次以降のラウンドに再び調べ直しても構いませんが。 22 52 【GM】: ナノカは少し部屋の中を覗き込んで、見回した後、ザニアに「‥‥後ほど、お部屋にお伺いします」と告げ‥‥ 廊下をとてて、と駆けていきます。向かう方向は後部デッキ。 22 53 【ザニア】:「了解しました、貴女もお気をつけて」 >ナノカに。 テレポート持ちの彼女の事はシセよりは心配していませんが 22 54 【GM/ラティア】:「で、その男はいったい何者なんだい?」と。部屋の入り口から。 22 55 【GM/ラティア】:「あのフィルボルの眼鏡っ娘さんの恋人、にしちゃあ‥‥ ずいぶんと薄情な扱いだね」 22 56 【ザニア】:「貴女までいらしたんですか? この船は見かけ以上に物騒な環境です。命を粗末にしたくなければ船室に閉じこもっていらっしゃった方が」>ラティアに。若干冷たく。 22 57 【GM/ラティア】:「‥‥あの人が居ないなら、どこにいようと同じだよ」 ふふふ。 22 58 【GM/ラティア】:「それに、ザニアさんの真剣な表情なんて、何年ぶりかだからね。しっかり見ておきたいのさ」 22 59 【ザニア】:「……見世物じゃありませんよ?」 >ラティア 22 50 【カリス】:「ザニア様、いかがでしたか?」と、部屋に入ろうか。 22 51 【GM】: カリスも部屋に入りました。 22 52 【ザニア】:「中は…この通りです。外の方々の様子はどうでしたか?」とカリスに。 22 53 【カリス】:「スネルスト男爵の護衛の方が、1人どこかへ行ったようですね。男爵殿は気づかれなったようですが」 22 53 【カリス】:「それ以外は、とくに」 22 54 【ザニア】:「そうですか。……ディーン、カリス。どちらかにその消えた護衛の方を探して頂いても良いでしょうか」 22 55 【カリス】:「護衛に雇われるくらいですから、それほど心配しなくてもいいのではないかと思いますが……」>ザニア 22 56 【ディーン】:「少し気になりますね。僕が行きましょうか?」>ザニア・カリス 22 58 【カリス】:「頼むよ。俺は厨房のほうに行ってみる」>ディーン 22 58 【ザニア】:「彼を殺した犯人が気になります。宜しくお願いします」>ディーン・カリス 22 59 【GM】: カリスさん、マイナーで場所移動はすでに行っています(船内食堂→客室)ので、メジャーでの移動になりますが、OK? > 厨房への移動 22 59 【ディーン】:「分かりました!くれぐれもお気をつけて!」次のラウンドで移動かな。 22 59 【カリス】:「と、そのまえに一度シセの様子でも見てくるか」メジャーでの移動OKですよ 23 00 【GM】: よし。では、このシーンを終了します。 23 00 【GM】: 第1ラウンド終了 23 01 【GM】: 【進行度】が(シセ)8+11+(ディーン)11+(ザニア)8+(カリス)判定なし=38にまで上昇しました。 23 01 【GM】: では次。 23 01 【GM】: 第2ラウンドいきまーす。あれからしばらく時間が経過しています。 23 02 【GM】: セットアップ:【進行度30】イベント発生。 23 02 【GM】: ------------------------ 23 02 【GM】: ミドル6:「ギルマン海賊団、襲来!」 23 02 【GM】: シーンプレイヤー:ザニア 23 03 【GM】: 舞台は「甲板」です。 23 04 【GM】: [あらすじ] ミドル戦闘発生です。他の場所でもイベントは同時進行していきます。 23 04 【GM】: あれから少し時間が経過して、ザニアが最上層の甲板を歩いていると‥‥ 23 04 【GM】: あ、もう夜ですからねー。暗雲立ち込めており、星空は見えません。むしろ真っ暗。 23 05 【GM】: 帆柱や甲板上のあちこちにランタンがつるされているため、足場はある程度見えますが‥‥ 23 05 【GM/乗組員】:「お客人! 結構、その辺りは滑りますからね! 注意してくださいよー!」 23 06 【ザニア】:「はいはい、心得ておりますよお…っとっとっと」 23 06 【GM】: というわけで。雨が降っているため、甲板上は「滑る床」扱いとします。 23 06 【GM】: 自分の行動手番の最初に敏捷度で目標値13の判定を行い、失敗すると「転倒」してしまいますので注意ね! 23 10 【GM】: ちなみに、階段と同じエンゲージで「3m」分の移動を行えば、下の階へと逃げることは可能です。階段のところには頑丈なドアがあります。 23 13 【GM】: そして、階段の扉には「覗き窓」があるのでしたw ここから外の様子を伺うことは可能ですよー 23 07 【GM】: 現状、ザニアさんは「自室」=後部デッキへと向かう途中だと思ってね。 位置関係:(階段1、ザニア)←5m→(大型魚人?、魚人?A、魚人?B、魚人モブ×4)←5m→(階段2) 23 09 【GM】: おや、ザニアさんの行く手に、大きめのシルエットがいくつか‥‥? 23 09 【GM】: あれはなんでしょうかねー? 23 10 【ザニア】:「あららぁ?」 23 12 【GM】: 【乗組員】:「ぎ、ぎるまんだぁー!?」 悲鳴を上げた直後、乱暴に攫まれ、そのまま船外へと放り出される! 23 12 【GM】: 【乗組員】:「うわわぁ~~っ!?」 暗い闇の中へ姿を消した。悲鳴も途絶えた。‥‥合掌。 23 13 【ザニア】:「っ! 船上の皆さん、引いてくださいっ!?」 23 14 【ザニア】: 甲板にエキストラは結構残っていたりしますか? 23 14 【GM】: 割と居ました(過去形) 23 15 【ザニア】: 過去形。・゜・(ノД`)・゜・。 23 13 【GM】: では、ここで各自の居場所を確定しておきましょう。 23 14 【GM】: ザニアさんと行動を共にしていないヒト、先に宣言してくださいね。 23 14 【シセ】: 私は船内食堂ですね。 23 14 【カリス】: 厨房にいます 23 14 【ザニア】: マイナーで移動して撤退、メジャーでのぞき窓からエネミー鑑定の予定でーっす 23 15 【ディーン】: 護衛を追っかけてるでしょう。 23 15 【GM】: では、行動値順に解決していきましょうか。 23 16 【GM】: あ、他の場所にいたはずのヒトがセットアップで駆けつける場合、登場判定をしていただきますよ。目標値が少し高めの10となります。 23 16 【ディーン】: 了解です。移動はマイナーアクション消費ですか? 23 17 【GM】: セットアップ時の登場判定はアクションを消費しません。その代りに登場判定が必要となります。 23 17 【GM】: それ以外の移動はアクションを必要としていますよw 23 10 【ザニア】: エネミー感知は行動を消費しますか? 23 17 【ザニア】: エネミー鑑定は一回のメジャーアクションで一種類だけですか? 23 11 【GM】: エネミー識別判定は、メジャーアクションですね。まぁ、セージを持ってるなら別ですが。 23 18 【GM】: そして、エネミー鑑定についてはセージスキルに「複数のエネミーを識別できる」のがあるので‥‥1種類ずつかと 23 18 【GM】: 行動値8の若様が最初ですね、どうぞ。 23 18 【ザニア】: ほいほい了解。ターゲットは大型魚人?と致しましょう 23 19 【ザニア】: 鑑定えいやー(ダイスを振る)達成値17! 23 20 【GM】: おお、御見事!w では、「大型魚人?」は「ギルマンチーフ」と判明しますw 23 20 【ザニア】: 船内に撤退して、その辺の荷物引っ張ってきて扉を徹底的に封鎖しますw 23 20 【GM】: ok!w 23 21 【ザニア】:「全く、碌でもない事は重なるものですね」 行動値次の方どぞん! 23 19 【GM/真犯人】:(‥‥これは運が良いのか悪いのか? ザニアを連中が始末してくれれば都合が良いが、戦士の石を奪われては元も子もない) 23 21 【GM/真犯人】:(まぁ、これでヤツらは前部デッキに閉じ込められたわけだが‥‥流石に不意を打つのは難しいな。何か手を‥‥?) 23 21 【GM】: では、次。セットアップで「船内倉庫」に登場したディーンくんの場面ですね。 23 22 【GM】: ミドル7:「護衛Bをおいかけて」 23 22 【GM】: シーンプレイヤー:ディーン 23 22 【GM】: 他のPCは登場不可。第2ラウンド継続中です。 23 22 【GM】: [あらすじ] 先ほど事件現場へと向かわず、先に離脱していた護衛Bに追いつくシーンです。 23 22 【GM】: ディーンくん。貴方の追いかけていた相手(護衛B)は、最下層の「船内倉庫」へと向かいました。 23 22 【ディーン】:消えた護衛を探しまわってます。「カリスさんの話だと、この辺で消えたらしいけど……」 23 24 【GM/護衛B】:馬車の中を探している。 23 24 【GM/護衛B】:キミとの相対距離は5mほど。まだ接近には気づかれていない様子。 23 23 【GM/護衛B】:「‥‥まさか、こんな事になるとはな。あの馬鹿との珍道中も、これまでか」 ぶつぶつ。 23 24 【ディーン】:ふむ。物陰から何をしているか見張りましょう。 23 25 【ディーン】:(何を探してるんだ?)誰の馬車か分かりますか? 23 25 【GM】: スネルスト男爵所有の馬車ですね。 23 26 【GM/護衛B】:「よし」 何かを手元の小道具入れにしまって。 23 26 【GM/護衛B】:振り返って、船内倉庫を出て行こうと‥‥ 23 26 【ディーン】:「そこまでだ!」姿を現します。 23 26 【GM/護衛B】:「!」 23 27 【GM/護衛B】:無言で、いきなり剣を抜く。 23 27 【ディーン】:「話し合う気はありませんか?」剣を抜く。 23 28 【GM/護衛B】:「生憎だが、そんな暇はない!」 攻撃してきます。戦闘開始!w 23 29 【ディーン】:「くっ!?……とりあえず大人しくなって貰いますよ!」 23 29 【GM】: だが、行動値はディーンの方が高かったりw 23 30 【GM】: 現状、狭い倉庫の中なので「封鎖」状況です。 23 30 【ディーン】:了解。それでは待機します。 23 32 【GM】:ミドル8:「迫る魔手」 23 32 【GM】:マスターシーンです。 23 32 【GM】:PCは全員が登場不可。 23 32 【GM/真犯人】:次は【真犯人】の手番ですね。 23 32 【GM/真犯人】:(ザニアが単独行動している今が、チャンスだ‥‥!) 23 38 【GM/真犯人】:(ん?) 23 38 【GM】: クリスティナ】:「ディーン、何処に行ったの~?」 船内の廊下を歩いていく。 23 38 【GM/真犯人】:(‥‥この女は、確か‥‥?) 23 32 【GM/真犯人】:クリスティナを対象に何かをメジャーアクションで実行しました。 23 38 【GM】: ミドル9:「こんがり丸焼け」 23 38 【GM】: シーンプレイヤー:カリス 23 38 【GM】: 他のPCは登場不可。第2ラウンド継続中です。 23 38 【GM】: [あらすじ] 厨房での出来事です。 23 39 【GM】: 厨房に向かったんですね。ならば船内の騒ぎに気づきます。 23 39 【GM】:「ギルマンどもだ!」「甲板が!」「船長はっ!?」などと怒声(悲鳴?)が飛び交っています。 23 39 【GM】:と、厨房の扉の前で。眼鏡のフィルボル娘が、スープ皿を持って立ってます。今出てきたところみたいですね。 23 39 【GM/シィズ】:「ああ‥‥アンタか」 23 39 【GM/シィズ】:「何や、えらいあちこち騒がしいな?」 少し目元が赤いが、本人は気にしていない様子。 23 40 【カリス】: 合成着色料のエクスマキナ達も一緒で? 23 41 【GM】: いや、あの双子は別の場所らしい 23 40 【カリス】:「あんなことがあったのに、よく食べますね、あなたも」>シィズ 23 41 【GM/シィズ】::「あたしやない。なんか、食堂で誰かが倒れたらしくてな。また毒じゃないかとか大騒ぎになっとったんよ」 23 42 【GM/シィズ】::「‥‥で、あたしは頼まれてコレ(スープ)を受け取りに来たってワケや」 23 42 【カリス】:「シセが? 本当に手のかかる……」 23 42 【カリス】: と、勘違いしてみようw 23 42 【GM/シィズ】::「厨房の中は、今、大騒ぎやで~」 入るのは、あんまりお勧めせんけどな。とケラケラ笑う。 23 43 【GM/シィズ】::「‥‥そういや、アンタは何をしに?」 まさか、つまみ食い?w 23 43 【カリス】:「配膳の手順なんかを聞こうと思ってきたんだけどなぁ……」厨房をのぞきこみ、溜息 23 43 【GM/シィズ】::笑顔。だが、視線は笑ってない。 23 44 【GM/シィズ】::「こういう場面やとな。皆がバラバラに動くのが、一番怖いねん」 23 45 【GM/シィズ】::「得体のしれん輩が、見えんところで何をしでかすか、判らんからな」 キミへと疑惑の視線を注ぎつつ。 23 45 【カリス】:「定石ですね。でも、それを実行できるかどうかはまた別の話で」 23 46 【カリス】:「できる限り、食堂で待機してもらえると助かります」>シィズ 23 47 【GM/シィズ】::「わぁ~っとる」 手をひらひらさせて。そのまま廊下を進み、階段1へ。 23 46 【GM】: ええと、現状では「マイナーアクションを消費せずに厨房へ入る」ことは可能です。 23 46 【GM】: それ以外の場所へと移動するなら、マイナーorメジャーの消費をどうぞ。 23 47 【カリス】: 厨房に入ります。 23 47 【カリス】:「すみません、さっきの食事のことで聞きたいんだけど―」と呼びかけてみる 23 47 【GM】: 厨房の中は大騒ぎ。 23 48 【GM/厨房担当の乗組員たち】:「ああ、ちょっと待ってくれ! なんだか様子がおかしいんだ!」 23 49 【GM/厨房担当の乗組員たち】:「どうして、オーブンが開かないんだ?」「今は何も焼いて‥‥無かったよな?」 23 49 【カリス】:「オーブンがあかない? それじゃ、さっきの料理はどうやって作ったんです?」 23 50 【GM/厨房担当の乗組員たち】:「ああ、オーブンは全部で3つあるんだよ。先程のディナーは下拵えを昼前に済ませてあったから‥‥」 23 51 【GM/厨房担当の乗組員たち】:「小型の牛を丸ごと焼けるくらいの大きさのオーブンなんて、簡単な料理じゃ使わないだろう?」 23 51 【カリス】:「それもそうですね。じゃあ今はそんなに手のかかる料理をしているんですか?」 23 52 【GM/厨房担当の乗組員たち】:「船長が大勢の乗客が来るから、多目に手配しておけって‥‥」 23 52 【GM/厨房担当の乗組員たち】:「でも、このオーブンは使う予定なかったよな」「ああ」 23 53 【GM】: では、ここで宣言をどうぞ。「待機」しておきますか? それとも「他の場所に移動する」か「ここで何かをする」か。 23 53 【カリス】:「力任せに、開けてみていいですかね?」 23 53 【GM】: それは筋力判定ですね。ですが、その前にトラップに気づくかどうか【危機感知】判定をどうぞw 23 54 【カリス】: 感知判定かな? 23 54 【GM】: そうですね。目標値は秘密でやんす。 23 55 【カリス】: フェイト1点突っ込もう(ダイスを振る)達成値11。 23 56 【GM】: では、残念ながら11ではトラップ発動前に気づくことはできませんでした。トラップ「びっくり箱」が作動します。 23 56 【カリス】: 無駄遣いだた orz 23 59 【GM】: 巨大オーブンで焼かれて死んだらしき人物の「スペクター」が出現!! 狂乱状態で襲いかかってきます。 23 59 【カリス】: うぅぅ、戦闘かぁ 23 59 【GM】: というところで。今宵はここまで! 「キャンペーン本編」に戻る 続きへ
https://w.atwiki.jp/rightnovel/pages/274.html
声 - 梶裕貴 身長 170cm 体重 62kg 種族 人間→転生悪魔(人間)→人型ドラゴン→転生悪魔(人型ドラゴン) ランク 「兵士」 本作の主人公で駒王学園2年生、オカルト研究部所属。 普通の人間だったが、強大な神滅具(ロンギヌス)「赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)」を宿していたことから堕天使レイナーレに殺害され、リアスによって悪魔に転生され下僕となる。転生時に「赤龍帝の籠手」を宿していたため、「悪魔の駒(イーヴィル・ピース)」の兵士分8個全てを消費した。また相棒はその籠手に宿る赤龍帝・ドライグ。将来の夢は、最初はハーレムを作ることであったが、悪魔稼業の中で意識が変化し、いずれはリアスから独立し「王」としてレーティングゲームで活躍すること、そしてヴァーリと戦い勝利することが大きな夢として加わった。独立後についてはアーシアとゼノヴィアがイッセーと行動を共にすることを明言しており、レイヴェルが眷属として加入することがフェニックス家の意向となっている。 超重度のおっぱいフェチで、桃園モモという巨乳アイドルのファン。エロ一辺倒の変態バカぶりは他校にまで知れ渡るほどで、校内でも松田・元浜と共に「変態三人組」の筆頭として学園の全女生徒から嫌われていた。リアス達学園のアイドルと親しくなってからは男子生徒からも嫉妬と敵意を向けられ、女生徒達からはリアスと登校中に「あんな下品な奴と!」と陰口を叩かれ、視界に入っただけで「見られただけで謎の催眠術にかかって好き放題される」「それで学園のアイドルをみんな手篭にした」などと評判は最悪の一言に尽きる。だが、話が進むにつれて逞しく成長してきた結果その評価が少しずつだが変わりつつあり、現在では野生的だと好意的に見る女生徒も現れ始めている模様。そのためか、無二の親友の木場と一緒に歩いていると、BL好きの一部の女生徒達から「“兵藤×木場きゅん”は鉄板」などと妄想されるようになっている。アニメ版では、あまり話題になるほど噂は広まっている様子もなく、周りから酷く叩かれる日々は送っていない。 オカルト研究部の女子全員からは熱烈な好意を持たれ、毎朝毎晩イッセーを巡る熾烈な争奪戦が繰り広げられている。ソーナからも信頼され、名前で呼ぶことを許されている。またグレモリー家からは「若様」と呼ばれるなど将来の婿として扱われ、フェニックス家はレイヴェルをイッセーの眷属にさせることで将来の婚姻への布石にするという思惑があったりする。 しかしながら、戦闘への最大の原動力はその「エロ」・「おっぱい」といった旺盛な性欲であり、女性の身につけている衣服などを粉砕する技「洋服崩壊(ドレス・ブレイク)」や女性の胸の内を盗み聞きする技「乳語翻訳(パイリンガル)」など非常識かつ女性限定の強力なエロ技を開発した。実戦では敵の女性陣をほぼ無力化するなど有効に機能するが余りに卑猥な技であるためレーティングゲームでの使用を禁止されている。 また、シトリー戦で「おっぱい」を連呼したことが冥界の子供たちに大受けし、イッセーを主人公とした特撮番組「乳龍帝おっぱいドラゴン」が放送され高視聴率と関連グッズの売り上げで、グレモリー家は貴重な収入源を得ている。著作権料はイッセーの元にも入っているが、「高校生で未成熟な悪魔に大金は早い」という理由でグレイフィアが管理している。 この番組は覇龍の暴走を止め、サイラオーグ戦での真紅の赫龍帝への覚醒、さらには次元の狭間からの脱出などイッセーの成長に重要な役割を果たすものの、二天龍のプライドを破壊しカウンセラーと薬剤投与が必要になるほどの心の病をドライグとアルビオンに与えた。イッセー本人の「おっぱい」に対する渇望は対ロキ戦で異世界の神「乳神」を呼ぶまでに至るが、「おっぱいドラゴンの歌」2番のサビである「ずむずむいやーん」を言われることは余り好まず、「おっぱい」というワードが自身の存在認識にされることに悩みを持っている(例外はグレイフィアのみ)。 元が全く一般人の人間であり、ドライグに「歴代最弱」と評価されるなど魔術その他の能力への理解が欠如している。当初は「ドラゴンショット」という単純な砲撃ぐらいしか使用できず、「禁手(バランス・ブレイカー)」を強制的に行使するため自分の左手を代償にしたり、ヴァーリの鎧から外れた宝玉を右腕に埋め込むなどといった無茶な方法で白龍皇の半減の力を得るなどしていた。仲間のために必要とあらば自分の身柄を躊躇なく差し出す献身性は、物語開始以来の彼の美点にして、仲間たち全員が危ぶむところである。が、そのような自分の危険性を理解出来る謙虚さと知性をも有しており、タンニーン他の猛訓練を望んで受け止め乗り越える努力の人でもある。 天使・堕天使・悪魔三者の会談前に和平の願掛けとして、天使長ミカエルより聖剣「アスカロン」を譲り受けた。 「覇龍(ジャガーノート・ドライブ)」による暴走で寿命の99%を失ったため、以後は命を削る覇龍とは違ったアプローチで力の向上を模索し始め、神器の奥底へ潜り歴代赤龍帝との対話や、堕天使総督アザゼルからのアドバイス、魔王アジュカに「悪魔の駒」を調整してもらうなどの契機を経て「赤龍帝の三叉成駒(イリーガル・ムーブ・トリアイナ)」を会得。サイラオーグ戦では歴代赤龍帝の怨念を払拭し、「真紅の赫龍帝(カーディナル・クリムゾン・プロモーション)」に目覚めた。 この影響か、イッセーの持つ悪魔の駒8個中4個が「変異の駒(ミューテーション・ピース)」に変化するなど、従来の赤龍帝とは違う驚異的な成長を見せる。それは「歴代でも最も危険な赤龍帝」として将来的に敵対する「禍の団」に脅威を与えるなど、冥界・天界問わず注目されている。 敵対する旧魔王派のシャルバ戦で「龍喰者」サマエルの呪いを受け肉体が一旦滅んだが、歴代赤龍帝の全員が呪いを防ぐ盾として自ら犠牲になりイッセーの魂を守った事で消滅を免れ、「赤龍神帝」グレートレッドと「龍神」オーフィスの力を借りて肉体を復活させ次元の狭間から脱出した。肉体再生後はグレートレッドとオーフィスの力が加わったことで今後の成長が予測不可能となった。「人型のドラゴン」となったことでオーラを集中すると体の一部を意図的にドラゴン化できるようになったが、この状態になると意識が戦闘型に塗り替えられ、疲労も大きい。普段の力加減が変わったためか、日常の生活にも苦労している。 当初はハーレムを目的にして上級悪魔になることを目指していたが、14巻で新たに「魔法使いとの契約」や吸血鬼・エルメ相手に「ただの下僕悪魔では相手にもされない」などを経験し、自身の進路に関して真剣に考え始める。なお、魔法使いの契約申し込み数はリアス、ロスヴァイセ、アーシアに次いで4番目。 性欲を除けば、その精神性は常識的で、かつ主君同様強烈に身内への情愛に満ちている。適応力とバイタリティは龍王タンニーンが吐きまくる火の雨の中の過酷なサバイバル生活に順応するほど高い。目的に真っ直ぐで努力を厭わない真面目さ、肩書きや外見でなくありのままの姿を認め受け入れる差別ない目線、命懸けに仲間思いである人となりはグレモリー眷属の精神的支柱であり、対シャルバ戦で彼が生死不明となった時はグレモリー眷属が機能停止寸前にまで陥っている。リアスの縁談問題を始め木場・ギャスパー・朱乃・小猫が抱える精神的問題の解決に重傷を厭わず体を張り、眷属全体の成長にも無意識のうちに寄与している。イッセーの戦いに臨む姿勢は引きこもりだったギャスパーの精神的変化を促し、シトリー眷属で「兵士」である匙にも影響を与えた。また当時、「禍の団」のトップだったオーフィスに対してその「本質」を理解し手を差し伸べて友達として接している。 その一方で、初めての恋人(と自身は思っていた)レイナーレとの出来事は痛烈なトラウマとなって残り、近しい女性と関係を深めるに当たって精神的障害となって今も残っている。このため、主従以上の関係を望むリアスとの間に次第にすれ違いが起きてしまうが、当時の事態を知るアーシア、小猫、朱乃達の励ましで乗り越え、リアスと恋人関係になった。しかし、未だ深い関係を結べずにいるほど、その傷は重く深い。 対「禍の団」戦や対ロキ戦などの戦闘や対サイラオーグ戦での活躍が評価され、サーゼクスの推薦で上級悪魔昇格の話が持ち上がるも段階を踏む必要性から中級悪魔試験を受け合格。現在は中級悪魔であるが実力は最上級悪魔にも匹敵すると周囲から評されている。 サーゼクスはイッセーを「冥界の希望」と、グレイフィアからはリアスと共に「冥界を背負えるほどの逸材」して大きな期待を掛けている。 龍帝丸(りゅうていまる) イッセーの使い魔。スルト・セカンドから譲られた「スキーズブラズニル」と呼ばれる魔法の船で、ほんの小さな模型クラスの現段階でもイッセーをぶら下げて運べるだけの馬力がある。成長すればやがては空飛ぶ拠点に出来るほどの大きさとなる。 帆に筆でイッセー自らの手による名前が書かれているが、それを見た黒歌にはダサいと言われた。 ハイスクールD×D
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/1341.html
半熟英雄 主人公側 完熟軍 3D軍団 四次元軍 エッグモンスター コメント スクウェア(現スクウェア・ エニックス)発売のシミュレーションRPGシリーズ。 主人公側 ナマケロ:主人公(若様) ユンゲラー:セバスチャン ルージュラ:カトリイネ(あたし) ユキメノコ:カトリイヌ クレセリア:ルーナエ・ロマンシング キリキザン:マルティス・テンマ フィオネ:メルクリィ クロバット:ペンプティ ピカチュウ:フライデー 完熟軍 サーナイト:完熟クイーン エルレイド:完熟プリンス 色違いナマケロ:にせヒーロー バクオング:スプリミョーネ ゴルダック:サマカンテ メブキジカ(あきのすがた):フォーリシア マンムー:ウイナッツオ グラードン:完熟大魔王 タマタマ:完熟戦隊ハードマン ダイノーズ:ハードロボ クロバット:吸卵鬼ランパイア アーボック:完熟将軍ノブナーガ オーベム:完熟生命体 ゴーリキー:完熟大統領 ハピナス:エッグママ 色違いでEM TYPE0も表現可能 サナギラス:サナギボイルド アルセウス:シリアスボイルド 実は搦め手主体の方が望ましい アローラナッシー:ハイパーボイルド 3D軍団 ロトムorポリゴン:スケルトン男爵 カットロトム:ワイヤード伯爵 ガントル:ブロックゴーレム フーディン:ナマポリタン大使 ゴチルゼル:ローポリン侯爵 ジヘッド:バイリンガ将軍 メタグロス:ハイポリゴ大将軍 ダークライorギラティナ:3D大元帥 それぞれ、変身前と変身後。 四次元軍 マルノームorハッサム:クーモン 前者ならゲップ採用 サーナイト:スーモン ドレインキッスで「すうもん!」 デオキシス:四次元皇帝 アタック:怒、ディフェンス:楽、ノーマル:哀、スピード:喜のイメージ。 色違いデオキシス:四次元女帝 アタック:春子、ディフェンス:夏子、ノーマル:秋子、スピード:冬子のイメージ。 ミュウツー:四次元ボイルド エッグモンスター タマタマ:エッグマン ラブカス:愛の使者 ニョロモ:なると ギギギアル:メカなると ケッキング:ウゴカザル エルレイド:アレス リザードン:レッドドラゴン ルナトーン:お月ちゃんorルナティックお月 ゴニョニョ:ベビーモス バクオング:ヘビーモス ブルンゲル:クラーケン プクリンorマリルリ:うさピノ デスカーンorゾロアーク:アモン カイリキーorルナトーン:ムーンマッスルorフルマッスル ムーンフォースで「〇〇ライト」 ダグトリオ:モグラ組 あなをほるで各種攻撃技 ミルタンク:ミルキィ ミルクのみ必須 マイナン:ブルードラゴン 四コマ大百科ネタ。 バイバニラ:松井さん夫妻orメカいさん夫妻or松井さんヘル バニリッチ:ツーハン バニプッチ:ピくそ エンブオー:イフリートン デスカーン:デスor呪われたデス デスマス:ヤメオン カバルドン:カバドラゴン ガラガラorニドクイン:アマゾン 炎技と氷技両搭載で剣技の再現 レアコイル:パズラー3 ヨノワール:ハデス ジュゴン:ハデデス 四コマ大百科ネタ。 ギギアル:キャノン姉妹 ダイノーズ:グランドパパ ハリテヤマ:ボカスカ山 ヒトモシ:キャンドロー フワライド:スカイプリンセス パチリス:モモリス アチャモ:ぼーぼーどり メタモン:ドッペルゲンガー マラカッチ:バハムーチョ ドレディア:マンドレイク 惜しくも一撃技は覚えない フワンテ:バルーンフィンチ ゴースト:スモーキーガスト ナゲキ:ジュードーカ 柔道技は別に覚えさせなくてよい フライゴン:エルフドラゴン ぼうふうが覚えられないのでかぜおこしで代用。 ヒトデマン:透明戦隊 カゲボウズ:ダークエルフ ゲノセクト:タガメの錬金術師 ダルマッカ:あけまつ モンメン:おめでとり 持ち物オボンのみ(頭の上の橙) おきみやげ、エナジーボール(汁を飛ばす)必須。 ネンドール:ハニワゴーレム ドリルライナーとフラッシュ必須。 ミツハニー:ワラワラ ヨーテリー:ケロベロス エルフーン:エルフ ギャロップ:ユニコーン つのドリル必須 バネブー:ガーコイル ケンタロスorバンバドロ:スロウケンタ ドクロッグ:バーリ・トード イワパレスorキョダイマックスマホイップ:最終ケーキ ヒヒダルマ:ラリーゴ クマシュン:フロストベビー ラッキー:タマゴキャリー いやしのねがい必須 サマヨール:サイクロプス ディグダ:モザイクマン 地中より下の部分が露出されたらきっとモザイクがかかるだろう。 ムシャーナ:やよい アギルダー:なめくじ男 アシッドボム必須。 ムチュール:フランソワーズ ドードリオ:ヘーガス三姉妹 ミニリュウ:ヒュドラ まきつく、なみのり必須 ベトベター:ゾンビ おきみやげ以外は何も覚えさせないこと。(何をやっても確実に自滅するので。) チョボマキ:リップナイト コジョフー:プチデビル とびけり、バトンタッチorとんぼがえり(チクる デビルウーマンと交代)必須。 ウツボット:デビルウーマン (モーニング。スターを)たたきつける、メロメロ必須。 ゴビット:鉄人8号 ゴルーグ:マシンナイト パンチ技とじばく採用可能 トリデプス:瓦田組長号 こわいかお必須。 バシャーモ:スザック プルリル:ポピンコ ユキカブリ:フリージボーイ ツチニン:ゲーラス ギガドレインorきゅうけつ、ひっかく必須。 サイホーン:考えない人 知能が極端に低いところから。 ガブリアス:ソードラゴン キバゴ:ドラゴンフライ モノズorパッチラゴン:ハーフドラゴン 顔がない→前が見えないから。後者は見た目もバッチリ。 特性ははりきり、技構成はアイアンテール(シッポ)、ふみつけ(キック)、ロックブラスト(原始肉)で ヤナップ:ブロッコ・リー 物理型。がむしゃらで怒りの鉄拳、回復きのみで栄養素 ポッチャマ:ベノムちゃん ランプラー:ランプキン アーボック:メデューサ ツボツボ:ボルシチ コマタナ:エクスカリバー ツンベアー:かろう 持ち物どくどくだまorかえんだま。 マッギョ:かみ じわれで一撃必殺を狙う カクレオン:透明人間orカメレオンマン カビゴン:アレクさんだ! ゆびをふる必須。 オクタン:おーでーん ノクタスorインテレオン:発砲美人 当たり前だが撃つ技は必須 ドードー:ライト兄弟 そらをとぶ必須。 サザンドラ:ルキュフェル ソルロック:いたいよう サイドン:カベドン レジロックorゴルーグ:要塞魔人 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る エッグモンスター キョダイマックスマホイップ:さいしゅうケーキ ソルロック:いたいよう -- (名無しさん) 2022-03-21 15 10 50 草案 主人公側 アママイコ:イリス姫 -- (ユリス) 2020-02-21 22 48 18 ハーフドラゴン パッチラゴン 見た目もそっくり。 特性ははりきり、技構成はアイアンテール(シッポ)、ふみつけ(キック)、ロックブラスト(原始肉)必須。 -- (名無しさん) 2020-02-19 00 50 39 草案 主人公側 カモネギ:ゼウス コジョンド:ヴィーナス ミロカロス:ココット -- (ユリス) 2016-05-05 10 09 27 ・透明戦隊:ヒトデマン ほごしょく必須。 ・ダークエルフ:カゲボウズ ・タガメの錬金術師:ゲノセクト (*本当に実際のゲームに出ていました!) ・あけまつ:ダルマッカ ・おめでどり:モンメン 持ち物オボンのみ(頭の上の橙) おきみやげ、エナジーボール(汁を飛ばす)必須。 ・ハニワゴーレム:ネンドール フラッシュ必須。 ・ワラワラ:ミツハニー 小さい個体の集団と言ったら。 ・ケロベロス:ヨーテリー ・エルフ:エルフーン ・ユニコーン:ギャロップ ・ガーコイル:バネブー ・スロウケンタ:ケンタロス ・バーリトード:ドクロッグ 格闘タイプのカエルと言ったら。 ・最終ケーキ:イワパレス ・ラリーゴ:ヒヒダルマ ・フロストベビー:クマシュン ・エルフドラゴン:フライゴン ぼうふう必須。 ・タマゴキャリー:ラッキー ・サイクロプス:サマヨール ・モザイクマン:ディグダ 地中より下の部分が露出されたらきっとモザイクがかかるだろう。 ・やよい:ムシャーナ ・なめくじ男:アギルダー アシッドボム必須。 ・フランソワーズ:ムチュール -- (リモーネ) 2013-04-21 23 18 51 ・ヘーガス三姉妹:ドードリオ ・ヒュドラ:ミニリュウ まきつく、なみのり必須 ・ゾンビ:ベトベター おきみやげ以外は何も覚えさせないこと。(何をやっても確実に自滅するので。) ・アマゾン:ニドクイン ほのおのパンチ、れいとうパンチ必須。 ・リップナイト:チョボマキ ・プチデビル:コジョフー とびけり、バトンタッチorとんぼがえり(チクる デビルウーマンと交代)必須 ・デビルウーマン:ウツボット 色あいから。 たたきつける、メロメロ必須。 ・鉄人8号:ゴビット ・マシンナイト:ゴルーグ ・河原田組長号:トリデプス こわいかお必須。 ・スザック:バシャーモ ・ポピンコ:プルリル ・フリージボーイ:ユキカブリ ・ゲーラス:ツチニン ギガドレイン、ひっかく必須。 ・考えない人:サイホーン 知能が極端に低いところから。 ・ソードラゴン:ガブリアス ・ドラゴンフライ:キバゴ ・なると:ニョロモ ・ハーフドラゴン:モノズ 顔がない→前が見えないから。 ・ブロッコ・リー:ヤナップ ・ベノムちゃん:ポッチャマ ・ランプキン:ランプラー ・メデューサ:アーボック ・ボルシチ:ツボツボ ・エクスカリバー:コマタナ ・かろう:ツンベアー 持ち物どくどくだまorかえんだま ・かみ:マッギョ 平べったいところから。 ・透明人間:カクレオン ・アレクさんだ!:カビゴン ゆびをふる必須。 ・おーでーん:オクタン ・はっぽうびじん:ノクタス ・ライト兄弟:ドードー そらをとぶ必須。 ・ルキュフェル:サザンドラ 顔が3つある+あくタイプなので。 ・カオスドラゴン:ディアルガ 圧倒的な戦闘能力から。 -- (リモーネ) 2013-04-21 12 38 59 カイリキーorルナトーン:ムーンマッスル マイナン:ブルードラゴン ポケットモンスター4コマ大百科繋がりなので。 バイバニラ:松井さん夫妻 デスカーン:デス カバルドン:カバドラゴン ガラガラ:アマゾン レアコイル:パズラー3 ヨノワール:ハデス ジュゴン:ハデデス ポケットモンスター4コマ大百科繋がりなので。 ギギアル:キャノン姉妹 ダイノーズ:グランドパパ ハリテヤマ:ボカスカ山 ヒトモシ:キャンドロー フワライド:スカイプリンセス マラカッチ:ハバムーチョ でどうでしょうか? -- (名無しさん) 2011-03-28 19 09 57 サナギボイルドにサナギラス、シリアスボイルドにアルセウスはどうでしょうか? -- (名無しさん) 2011-03-20 18 05 11
https://w.atwiki.jp/jnro/pages/405.html
#87499 初心者村ちん98ヽ(`・ω・´)ノ 村人 の勝利 記録を見る #87498 さわやかな兵営のある放牧地 村人 の勝利 記録を見る #87497 プリマス近郊の放牧地 村人 の勝利 記録を見る #87496 初心者でわいわい パート64 人狼 の勝利 記録を見る #87495 どなたでも気軽にどうぞ!霊媒弱 無所属 の勝利 記録を見る #87494 「む」から始まるRMの完全復帰宣言村っ! 妖狐 の勝利 記録を見る #87493 のどかな大聖堂のある流刑地 人狼 の勝利 記録を見る #87492 DM村【特殊村】 無所属 の勝利 記録を見る #87491 豊かだった見張り台のある島の村 人狼 の勝利 記録を見る #87490 ケルン近郊の干拓地 人狼 の勝利 記録を見る #87489 天野起きろよ 人狼 の勝利 記録を見る #87488 華やかな学校のある漁村 村人 の勝利 記録を見る #87487 荘厳な館のある田園地帯 村人 の勝利 記録を見る #87486 初心者による初心者村 ※マナー最低限遵守 村人 の勝利 記録を見る #87485 盛大な館のあるとある村 人狼 の勝利 記録を見る #87484 天野寝たっぽいど 無所属 の勝利 記録を見る #87483 華美な絶望の国境地帯 人狼 の勝利 記録を見る #87482 初心者村 村人 の勝利 記録を見る #87481 中級者集まれ村 妖狐 の勝利 記録を見る #87480 ポツダム近郊の丘 村人 の勝利 記録を見る #87479 明るかった城壁のある林 人狼 の勝利 記録を見る #87478 美しいインモのある陸の孤島 人狼 の勝利 記録を見る #87476 穏やかな悲劇の田舎町 村人 の勝利 記録を見る #87475 初心者の初心者による初心者のための村 人狼 の勝利 記録を見る #87472 きよたかの大喜利村 特殊村 無所属 の勝利 記録を見る #87471 神聖な学校のある陸の孤島 村人 の勝利 記録を見る #87470 ブリストル近郊の開拓地 人狼 の勝利 記録を見る #87469 地獄と化した学校のある宿場町 村人 の勝利 記録を見る #87468 穏やかな絶望の農園 村人 の勝利 記録を見る #87467 ガンスト村 村人 の勝利 記録を見る #87466 穏やかだったインモのある陸の孤島 村人 の勝利 記録を見る #87465 さくさく五分村 人狼 の勝利 記録を見る #87464 初心者村ちん97ヽ(`・ω・´)ノ 人狼 の勝利 記録を見る #87463 ロンドンテリー近郊の漁村 村人 の勝利 記録を見る #87462 初心者村 人狼 の勝利 記録を見る #87461 盛大な狼の森 人狼 の勝利 記録を見る #87459 華美な避暑地のある田園地帯 村人 の勝利 記録を見る #87458 天野を信じる天野は人狼 村人 の勝利 記録を見る #87457 さわやかなカチカチ村 村人 の勝利 記録を見る #87456 テキトー10A村 人狼 の勝利 記録を見る #87455 幸せだった古戦場のある森 妖狐 の勝利 記録を見る #87454 いちごのタルト美味しい。 無所属 の勝利 記録を見る #87453 ロストク近郊の島の村 村人 の勝利 記録を見る #87452 インモ~ 村人 の勝利 記録を見る #87451 インモ 村人 の勝利 記録を見る #87450 僕ねt 人狼 の勝利 記録を見る #87449 ライプツィヒ近郊の農園 村人 の勝利 記録を見る #87447 死せる詩人の会 人狼 の勝利 記録を見る #87444 |電柱|ω•`)電気鼠(重い 村人 の勝利 記録を見る #87443 再、初心者多いよカチカチ村4 人狼 の勝利 記録を見る #87442 中級者集まれ村 人狼 の勝利 記録を見る #87441 初心者多いよ!カチカチ村4 無所属 の勝利 記録を見る #87439 初心者多いよ!カチカチ村4 人狼 の勝利 記録を見る #87438 悠久の古都 人狼 の勝利 記録を見る #87436 ふんふん初心者 無所属 の勝利 記録を見る #87435 陰 毛ゲームオンライン 人狼 の勝利 記録を見る #87434 村長が狂人の村 村人 の勝利 記録を見る #87432 初心者でわいわい パート63 人狼 の勝利 記録を見る #87430 初心者RMのまったり初心者村 村人 の勝利 記録を見る #87429 安全な兵営のある離れ小島 村人 の勝利 記録を見る #87428 天野は女好き芸人 人狼 の勝利 記録を見る #87426 豊かだった静寂の国境地帯 村人 の勝利 記録を見る #87425 美しかった屋敷のある処刑場 人狼 の勝利 記録を見る #87423 華やかな踊り場のある旧市街 無所属 の勝利 記録を見る #87422 なりなりRoom③ 村人 の勝利 記録を見る #87421 初心者の初心者による初心者のための村 村人 の勝利 記録を見る #87420 ドレスデン近郊の離れ小島 人狼 の勝利 記録を見る #87418 きよたかの大喜利村 特殊村 村人 の勝利 記録を見る #87417 エルギン近郊の田舎町 村人 の勝利 記録を見る #87416 初心者 人狼 の勝利 記録を見る #87415 仲良く勉強初心者村★48 村人 の勝利 記録を見る #87414 壮大な初心者の流刑地 村人 の勝利 記録を見る #87413 初心者による初心者村 79 村人 の勝利 記録を見る #87412 明るかった時計塔のある流刑地 村人 の勝利 記録を見る #87411 リア充爆発村 無所属 の勝利 記録を見る #87410 閑静な兵営のある宿場町 初心者歓迎 村人 の勝利 記録を見る #87408 閑静な兵営のある宿場町 初心者歓迎 村人 の勝利 記録を見る #87407 DM村【特殊村】 人狼 の勝利 記録を見る #87403 なりなりRoom② 人狼 の勝利 記録を見る #87402 リバプール近郊の開拓地 村人 の勝利 記録を見る #87400 リーズ近郊の陸の孤島 村人 の勝利 記録を見る #87399 リューベック近郊の干拓地 村人 の勝利 記録を見る #87397 死せる詩人の会 妖狐 の勝利 記録を見る #87394 明るい古戦場のある田園地帯 人狼 の勝利 記録を見る #87393 ささ恋初日占なし霊弱村(RM初心者) 村人 の勝利 記録を見る #87392 安全な破滅の田園地帯 無所属 の勝利 記録を見る #87391 インヴァネス近郊の離れ小島 村人 の勝利 記録を見る #87383 悲惨な礼拝堂のある処刑場 無所属 の勝利 記録を見る #87382 【中級】俺が俺ってか村名考えるのめんd 無所属 の勝利 記録を見る #87378 逆裁組 村人 の勝利 記録を見る #87376 きよたかの大喜利村 特殊 無所属 の勝利 記録を見る #87375 かずなりくん 人狼 の勝利 記録を見る #87374 狼3狂人1占い1霊媒1狩人1村人7 村人 の勝利 記録を見る #87373 ブリストル近郊の丘 村人 の勝利 記録を見る #87372 仲良く勉強初心者村★48 初日占いなし 無所属 の勝利 記録を見る #87371 地獄と化した礼拝堂のある繁華街 人狼 の勝利 記録を見る #87370 大喜利村っ!! 無所属 の勝利 記録を見る #87369 のどかな学校のある干拓地 人狼 の勝利 記録を見る #87368 ベルリン近郊の放牧地 村人 の勝利 記録を見る #87366 先進的な人狼の森 人狼 の勝利 記録を見る #87365 カチカチ村3 村人 の勝利 記録を見る #87363 なりなりRoom 妖狐 の勝利 記録を見る #87362 初心者歓迎村(全役職有り) 妖狐 の勝利 記録を見る #87361 DM村【特殊村】 村人 の勝利 記録を見る #87360 のどかな避暑地のある国境地帯 人狼 の勝利 記録を見る #87359 豊かだった採掘場のある放牧地 村人 の勝利 記録を見る #87358 初心者による初心者村 ※マナー最低限遵守 人狼 の勝利 記録を見る #87357 福島からお届けムラ 人狼 の勝利 記録を見る #87356 さわやかな絶望の農園 無所属 の勝利 記録を見る #87355 幸せな古戦場のある開拓地 村人 の勝利 記録を見る #87354 神聖な人狼のための開拓地 人狼 の勝利 記録を見る #87353 特殊5リーグクイズ村 笑 村人 の勝利 記録を見る #87350 さくっと人狼(初RMです) 村人 の勝利 記録を見る #87349 凄惨な流血の開拓地 無所属 の勝利 記録を見る #87347 初心者ですが・・・優しく噛んでね村 村人 の勝利 記録を見る #87346 初心者村(●´ー`●)4 村人 の勝利 記録を見る #87345 初心者による初心者村 78 人狼 の勝利 記録を見る #87344 ささ無・狂信有・恋人有・初占無・霊強の村 人狼 の勝利 記録を見る #87343 悠久の古都 人狼 の勝利 記録を見る #87342 安全な無印天野 人狼 の勝利 記録を見る #87341 初心者部屋 村人 の勝利 記録を見る #87339 春合宿楽しみやっほう!村 人狼 の勝利 記録を見る #87338 RMはリア狂 妖狐 の勝利 記録を見る #87336 初心者かもーん70 妖狐 の勝利 記録を見る #87335 テレビの人狼再現村 人狼 の勝利 記録を見る #87334 黒バスRP縛り村@甘【蜂蜜、黒蜜】 村人 の勝利 記録を見る #87332 悠久の古都 無所属 の勝利 記録を見る #87331 死せる詩人の会 人狼 の勝利 記録を見る #87330 仲良く勉強初心者村★47 初日占いなし 人狼 の勝利 記録を見る #87329 安全な人狼の漁村 人狼 の勝利 記録を見る #87328 ダンディー近郊の田舎町 人狼 の勝利 記録を見る #87326 ジンロリアン霊媒7狼2 人狼 の勝利 記録を見る #87325 赤ずきん村 ささ無し/霊弱 9 4 1 村人 の勝利 記録を見る #87324 あの頃の優しかった天野 村人 の勝利 記録を見る #87323 【中級】俺のもこうさんが生放送してるらし 村人 の勝利 記録を見る #87322 初心者コレクション(仮)part6 村人 の勝利 記録を見る #87321 カチカチ村2 村人 の勝利 記録を見る #87320 友達練習部屋 村人 の勝利 記録を見る #87319 ゆういち村 村人 の勝利 記録を見る #87318 一発勝負村6(占2素村1狂信1狼1) 人狼 の勝利 記録を見る #87317 のどかな静寂のとある村:初心者歓迎 人狼 の勝利 記録を見る #87316 のどかな兵営の初心者まだまだ遊ぶよ! 村人 の勝利 記録を見る #87314 中級者で大喜利村っ(^O^) 人狼 の勝利 記録を見る #87313 中級者で大喜利村っ(^O^) 人狼 の勝利 記録を見る #87312 【果物村】霊界で闇なべをする村 村人 の勝利 記録を見る #87311 初心者村(ちゃんやりたい荒れなしで) 人狼 の勝利 記録を見る #87310 嗚呼、ロシア 妖狐 の勝利 記録を見る #87309 初心者歓迎村 村人 の勝利 記録を見る #87308 初心者による初心者村 77 村人 の勝利 記録を見る #87307 安全だった学校のある丘 人狼 の勝利 記録を見る #87306 美しかった恐怖の農村 妖狐 の勝利 記録を見る #87304 一発勝負村5(占2素村1狂信1狼1) 人狼 の勝利 記録を見る #87303 テレビの人狼再現村 村人 の勝利 記録を見る #87302 仲良く勉強初心者村★46 初日占いなし 村人 の勝利 記録を見る #87301 初心者による初心者村 ※マナー最低限遵守 人狼 の勝利 記録を見る #87300 探偵村―たった一人の探偵に託された運命― 村人 の勝利 記録を見る #87299 笑点村 吊られたくないならぼけろ!! 村人 の勝利 記録を見る #87298 ベルリン近郊の放牧地 村人 の勝利 記録を見る #87297 ベルリン近郊の放牧地 人狼 の勝利 記録を見る #87296 ささ無・狂信有・恋人有・初占無・霊強の村 村人 の勝利 記録を見る #87295 ワオーン 村人 の勝利 記録を見る #87294 華やかな静寂の流刑地 妖狐 の勝利 記録を見る #87293 雪降る100戦記念村@建て直しすみません 村人 の勝利 記録を見る #87292 【中級】俺のもこうさんが今生放送中だ 無所属 の勝利 記録を見る #87291 初心者歓迎 村人 の勝利 記録を見る #87290 美しかった兵営のある放牧地 村人 の勝利 記録を見る #87288 初心者大歓迎の役職都市ベテランも歓迎! 無所属 の勝利 記録を見る #87287 初心者な破滅の宿場町 村人 の勝利 記録を見る #87286 ささ無・狂信有・恋人有・初占無・霊強の村 無所属 の勝利 記録を見る #87285 笑点村 吊られたくないならぼけろ!! 村人 の勝利 記録を見る #87284 初心者による初心者村 76 村人 の勝利 記録を見る #87283 ベルファスト近郊の農園 村人 の勝利 記録を見る #87282 雪降る100戦記念村@ちょい盛り 無所属 の勝利 記録を見る #87281 初心者の会 村人 の勝利 記録を見る #87280 黒バスRP縛り村@甘【個人的腹黒キャラ】 人狼 の勝利 記録を見る #87279 一発勝負3(占3狂信1狼1) 村人 の勝利 記録を見る #87278 初心者歓迎カオス村 無所属 の勝利 記録を見る #87277 仲良く勉強初心者村★45 初日占いなし 人狼 の勝利 記録を見る #87276 へんてこ村 狼2村5占1狩1 村人 の勝利 記録を見る #87275 ドレスデン近郊の丘 無所属 の勝利 記録を見る #87274 カチカチ村 たくみ 人狼 の勝利 記録を見る #87273 笑点村 吊られたくないならぼけろ!! 村人 の勝利 記録を見る #87272 初心者大歓迎の役職都市ベテランも歓迎! 村人 の勝利 記録を見る #87271 若様の茶室 村人 の勝利 記録を見る #87270 アルトシュタット近郊の林 妖狐 の勝利 記録を見る #87269 壮大な屋敷のある放牧地 村人 の勝利 記録を見る #87268 初心者 村人 の勝利 記録を見る #87267 笑点村 吊られたくないならぼけろ!! 無所属 の勝利 記録を見る #87266 安全な狼の森 村人 の勝利 記録を見る #87265 初心者コレクション(仮)part5 村人 の勝利 記録を見る #87264 華美な恐怖の初心者 妖狐 の勝利 記録を見る #87263 笑点村 吊られたくないならぼけろ!! 無所属 の勝利 記録を見る #87262 フランクフルト近郊の農園 村人 の勝利 記録を見る #87261 初心者歓迎 人狼 の勝利 記録を見る #87260 初心者歓迎 村人 の勝利 記録を見る #87259 リバプール近郊の干拓地 村人 の勝利 記録を見る #87258 初心者歓迎 妖狐 の勝利 記録を見る #87257 仲良く勉強初心者村★44 村人 の勝利 記録を見る #87256 初心者コレクション(仮)part5 無所属 の勝利 記録を見る #87255 【脱初心者・中級】俺が俺で俺なわけだが 村人 の勝利 記録を見る #87254 探偵村―たった一人の探偵に託された運命― 人狼 の勝利 記録を見る #87253 さわやかだった館のある流刑地 村人 の勝利 記録を見る #87252 【果物村】霊界で天ぷらをする村 村人 の勝利 記録を見る #87251 初心者歓迎 村人 の勝利 記録を見る #87250 暇人集まれ☆ 村人 の勝利 記録を見る #87249 初心者歓迎! 村人 の勝利 記録を見る #87248 穏やかだった古戦場のある漁村 村人 の勝利 記録を見る #87247 シュウェリーン近郊の農園:初心者歓迎 人狼 の勝利 記録を見る #87246 初心者歓迎村 村人 の勝利 記録を見る #87244 50戦以上専用村 人狼 の勝利 記録を見る #87243 初心者大歓迎の鉱山都市ベテランも歓迎! 村人 の勝利 記録を見る #87242 指名村(代理) 無所属 の勝利 記録を見る #87241 【果物村】霊界で天ぷらをする村 無所属 の勝利 記録を見る #87240 わんこと戯れver.20 村人 の勝利 記録を見る #87239 初心者大歓迎の鉱山都市ベテランも歓迎! 無所属 の勝利 記録を見る #87237 王族の招宴(適当にry 無所属 の勝利 記録を見る #87236 初心者の流血のとある村 村人 の勝利 記録を見る #87235 初心者の王宮のある放牧地 無所属 の勝利 記録を見る #87234 黒バスRP縛り村@甘【帝光、誠凛】 人狼 の勝利 記録を見る #87233 一発勝負村2(占2村1狂信1狼1) 村人 の勝利 記録を見る #87231 ハレ近郊の農村 初心者歓迎 村人 の勝利 記録を見る #87227 役職は相談で[代理]指定村(特殊村) 無所属 の勝利 記録を見る #87226 50戦以上専用村 無所属 の勝利 記録を見る #87224 ❥初心者大歓迎村! 村人 の勝利 記録を見る #87221 ☆代理☆大喜利村 人狼 の勝利 記録を見る #87220 若様の茶室 村人 の勝利 記録を見る #87219 さくっと一発勝負村(占3狂信1狼1) 村人 の勝利 記録を見る #87218 幸せな大聖堂のある干拓地 村人 の勝利 記録を見る #87217 悲惨な遠吠えのとある村 妖狐 の勝利 記録を見る #87216 ササくれてるから((略2! 村人 の勝利 記録を見る #87215 美しかった避暑地のある旧市街 村人 の勝利 記録を見る #87214 ササくれてるから普通に人狼やる村!! 人狼 の勝利 記録を見る #87213 さわやかな人狼の国境地帯 人狼 の勝利 記録を見る #87212 初心者村@頑張りたい人いらっしゃい。 人狼 の勝利 記録を見る #87210 まったり人狼@10分 村人 の勝利 記録を見る #87209 100戦↑up↑初心者部屋? 妖狐 の勝利 記録を見る #87207 初心者村 村人 の勝利 記録を見る #87206 初心者村 無所属 の勝利 記録を見る #87205 初心者村 人狼 の勝利 記録を見る #87204 初心者練習所 ささなし恋人なし 村人 の勝利 記録を見る #87203 ( ´∀`)ノうぇーい村 村人 の勝利 記録を見る #87202 穏やかだった石切り場のある農村 人狼 の勝利 記録を見る #87201 まったり人狼@10分 無所属 の勝利 記録を見る #87196 初心者歓迎*5分村 村人 の勝利 記録を見る #87192 上級者村5占1霊1狩1猫1狼3狂1狐1 無所属 の勝利 記録を見る #87190 安全な古戦場(5分で自動) 村人 の勝利 記録を見る #87187 初心者から中級者 村人 の勝利 記録を見る #87183 荒城の紅月 無所属 の勝利 記録を見る #87182 上級者村5占1霊1狩1猫1狼3狂1狐1 無所属 の勝利 記録を見る #87181 ≪代理≫大喜利村!!!part2 村人 の勝利 記録を見る #87180 幸せだった人狼の田園地帯 村人 の勝利 記録を見る #87179 初心者 村人 の勝利 記録を見る #87178 初心者 無所属 の勝利 記録を見る #87177 【代理】皆で告白村! 村人 の勝利 記録を見る #87175 豊かだった館のある流刑地 村人 の勝利 記録を見る #87174 【代理】皆で告白村! 無所属 の勝利 記録を見る #87173 上級者村5占1霊1狩1猫1狼3狂1狐1 無所属 の勝利 記録を見る #87172 ホントに初心者 村人 の勝利 記録を見る #87171 ≪代理≫大喜利村!!! 無所属 の勝利 記録を見る #87170 告白村で1 1になれるか?(代理・特殊) 無所属 の勝利 記録を見る #87169 赤ずきん村 ささ無し/霊弱 9 4 1 妖狐 の勝利 記録を見る #87168 初心者が上達するための村51
https://w.atwiki.jp/eiketsu-taisen/pages/1194.html
武将名 かすがのつぼね 大奥を統べる者 春日局 統一名称:斎藤福 生没年:1579~1643「奥の恐ろしさ…… 表の者たちに教えてくれよう」徳川家光の乳母。公家育ちによる高い教養で将軍家の乳母に選ばれた。家光廃嫡の危機には、家康に訴えることで家光を後継者へと確定させた。大奥の全件を取り仕切り、将軍家光を支える「鼎の足」の一人に数えられる。 勢力 碧 時代 江戸・幕末 レアリティ ER コスト 2.0 兵種 弓兵 武力 6 知力 8 特技 昂揚 先陣 計略 大奥の後ろ楯(おおおくのうしろだて) 碧の味方の武力が上がる。さらに計略効果中に自軍の士気を消費することで再度計略を発動できる。再度計略を発動した場合碧の味方の武力が上がり、兵力が回復する。さらに範囲内の敵に一定時間ごとに武力によるダメージを与える。ダメージは互いの武力で上下する。ただし、自身は移動と兵種アクションができなくなる 必要士気 6 効果時間 知力時間 Illust. 五十嵐睦 声優 内田真礼 計略内容 カテゴリ 士気 武力 知力 速度 兵力 効果時間 備考 英傑号令 6 +4 - - - 9.2c(知力依存0.2c) 4 +4 - - +25% 7.5c(固定時間) 移動不可、兵種アクション不可一定時間(1.6c)毎に自身中心の円形範囲内に固定値10%+武力差(係数10)ダメージステルス計略が掛かっている敵に対してもダメージ (最新Ver.2.1.0A) 調整履歴 修正Ver. 変更点 内容 備考 Ver.2.0.0C 効果時間(1回目) 10c → 9.6c固定ダメージ15% → 10% ↓ - Ver.2.0.0G 効果時間(1回目) 9.6c → 9.2c ↓ - Ver.2.1.0A 兵力回復量 30% → 25% ↓ - 所感 2コストとしては素の数値に若干の不安が残るものの、特技「先陣」効果のおかげで前半は7/9と及第点の数値。 さらに「昂揚」も所持しているため、全体のスペックは悪くない。 計略「大奥の後ろ盾」は2段階式の号令。 1段階目は武力上昇効果のみ。 効果時間・武力上昇ともに士気6号令としては控えめで、これだけでは士気に見合う効果とはとても言えない。 本命となるのは2段階目で、1段階目の効果時間中に追加で士気を消費することで発動する。 元々の武力上昇に加え、さらに武力上昇と兵力回復効果が発生。 加えて計略範囲が自身を中心とするフィールドとなり、範囲内の敵に対し一定時間ごとに武力差ダメージを与えるようになる。 その特性上、守りで使うよりも攻めに向いている。 武力差ダメージは攻城中でも発生するため、春日局自身を攻城させつつマウントを行う運用が強力。 デメリットとして自身は移動できなくなり通常の弓攻撃も行えなくなるため、1段階目でラインを上げつつ2段階目へ繋ぐ流れを意識したい。 解説 奥女中を率い、徳川将軍家において最大の権勢を誇った女性が登場。 「春日局」とは朝廷から賜る名号。 この名号を持つ人物として最も有名なのが「徳川家光の乳母」であり、「春日局」が同人物の代名詞となっている所以。 他に英傑大戦に関連する人物では「足利義輝の乳母」にも同名号を賜れている(こちらは本名不明)。 裏書にあるように、本名は斎藤福、または稲葉福(父が斎藤氏、夫が稲葉氏)。 明智光秀の家臣である斎藤利三の娘である。 稲葉正成との間に三児を設け、三男・正勝の系譜が明治維新まで大名として続いている。 単に家光の乳母、大奥の統治者というだけでなく、政治面でも大いに家光を支えた。 松平信綱、柳生宗矩と春日局の3人をあわせて「鼎(かなえ)の足」と呼ばれる。 家康に直談判したというエピソードは創作とされる。 江と本当に不仲だったのかどうかは不明。 大奥を作ることになったのは家光の性的嗜好によるところが大きい。 家光は衆道が大好きで女性に性的興奮を示さないのでこのままでは将軍家が終わってしまうという危機感があった。 正月台詞の「新参舞(しんざんまい)」とは、正月の夜大奥で新人がド派手な色の下着姿で踊っていた娯楽行事。 時には全裸になることもあったが、その目的は身体検査だったと言われる。 当時の幕府では刺青が禁止されていたので、風紀を守るチェックの意味があった。 家光との特殊演出で薬湯を断っているのは、幼少から病弱だった家光の平癒を祈るためこの世を去るまで一切の薬の服用を絶った逸話から。 この時に家光が使用した茶器が戦器『曜変天目』であり、春日局の死後実家の稲葉家に代々継がれ、後に三井財閥・三菱財閥の手に渡った。 大戦シリーズにおいて 『戦国大戦 -1615 大坂燃ゆ、世は夢の如く-』(Ver.3.1)で初登場。 表舞台に立つようになったのは家康亡き後のため、今作の時代勢力は江戸・幕末になった。 イラストレーター、声優ともに変更なし。 計略は戦国大戦の時の計略の再現になるが、さすがに「大奥出陣!!」の落款が出るようなことはなかった。 レアリティ「SSR」という、ゲーム内の性能はSRのものと同一だがカード装丁が豪華になった特殊枠としても排出されていた。 計略台詞は専用のものが用意されており、これが今作の絆カードの原型と考えられる。 完全に別ゲームの話なので余談になるが、ワールドチェイン(セガのスマホゲーム。リンク集参照)では水着姿も披露している。 背景にお楽の方らしき女性もいる。 台詞 \ 台詞 開幕 ここから先は王の領域。……聞こえぬか? 貴様らに言っておるのだぞ └自軍に碧101_徳川家光 葵は滅びぬ。これより先は、上様の天下よ 計略 奥の恐ろしさ……表の者たちに教えてくれよう └絆武将 大奥を統べ、三千世界を支配する。わらわの力をその眼に見よ。 └碧089_お玉の方 碧091_おまさの方 碧092_お楽の方 碧093_お里佐の方 対象時 選ばれし鳥たちよ。大奥を広げ、天下を統べるのじゃ 兵種アクション 行け! 撤退 天が……揺らぐ……! 復活 わらわの視界から、消えよ 伏兵 鈴の音。注意深く聞いておれ 攻城 さあ、参れ! 落城 貴様の野望は……わらわが殿中に入った時に、終わっておる 贈り物① 今のわらわを縛るものは何も無い……ありがたく頂戴しようか。 贈り物② 上様が幸せであれば、この福は何もいらぬのじゃ…… 贈り物(お正月) それ、新参舞を踊って見せよ。貴様を試しておるのじゃ、はようやれ。 贈り物(バレンタインデー) わらわから贈り物をするのは慣れぬが、天下泰平のため、貴様と誼を結ぶとしよう。 贈り物(ホワイトデー) ふふ、見事じゃ。やはり自分で用意したものより、贈られたものの方が輝きが増すのう。 贈り物(ハロウィン) 異国の文化を強要されつづけては大奥の名が廃る。今すぐ女中に仮装をやめるよう伝えい! 友好度上昇 わらわの視界から、消えよ 寵臣 天に生かされた……と言うことは、わらわの戦いはまだ終わっておらぬと言うことか…… └特殊 - 贈り物の特殊演出 ① 対象武将:碧101_徳川家光 会話武将 台詞 春日局 これが曜変……満天の星を封じたような無上の美しき碗にございますな。 徳川家光 どうだ、これなら薬湯を飲む気にならないか?もう願懸けをせずとも、私は大丈夫なのだぞ。 春日局 ……咳き込むやもしれませぬ。上様がお帰りになられたらいただきましょう。 春日局 ですが上様の陽の如きご威光があれば、福は、それだけで満ち足りるのです…… ② 対象武将:紫041_江 会話武将 台詞 春日局 人生は火宅……嘆きと苦しみに満ちた燃え盛る家のようでございますな。 江 燃えるお城のほうがよっぽど怖いよ!それに比べたら、人生はずっと明るい! 江 でも確かに、この子の……竹千代の一生は火と無縁だったらいいなあ。 春日局 御台様、ご心配には及びませぬ。若様の幸せは、この福がお守りしましょう。 情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。 名前 表の者達には分かるまい、奥の恐ろしさを(デーン が、また聴きたい - 名無しさん (2024-08-20 18 26 36) 二回目発動でセリフ変えてくれたらカッコいいのになぁ - 名無しさん (2024-03-15 15 32 54) 計略範囲内にお楽の方&お玉の方&おまさの方&お里佐の方「選ばれし鳥たちよ。大奥を広げ、天下を統べるのじゃ」 - 名無しさん (2023-11-27 20 41 50) 絆武将『大奥を統べ、三千世界を支配する。わらわの力をその眼に見よ。』です。どなたか編集お願いします。 - 名無しさん (2023-11-04 01 05 03) ハロウィン『異国の文化を強要されつづけては大奥の名が廃る。(改行)今すぐ女中に仮装をやめるよう伝えい!』です - 名無しさん (2023-11-04 01 01 49) 復活セリフは『わらわの視界から、消えよ』です - 名無しさん (2023-11-04 00 59 00)
https://w.atwiki.jp/animerowa/pages/226.html
「すべての不義に鉄槌を」 ◆LXe12sNRSs ロザリタ・チスネロス。 キューバで暗殺訓練を受けたFARC(コロンビア革命軍)の元ゲリラであり、現在誘拐と殺人容疑で国際指名手配中の悪党の名である。 テグシガルパの米大使館爆破にも関与が疑われている筋金入りのテロリストでもある上、通り名は『フローレンシアの猟犬』という極めて物騒なもの。 いつか来るであろう革命の朝を信じ、政治家、企業家、反革命思想の教員、もちろん女や子供も関係なく、皆殺しにしてきた。 革命家として、戦ってきたつもりだった。しかし、いくつもの夜を血で染め上げてきたある日、ロザリタは知ってしまったのだ。 自分は革命家どころか、マフィアとコカイン畑を守るだけの、只の『番犬』だったことに。 理想だけでは革命など達成できない――そう謳い続けてきたFARCは、魂を投げ売りカルテルと手を組んだのだ。 失望した番犬は軍を抜け、追われる野良犬となった。当てのない旅を続け、生きているのか死んでいるのかも分からないような、無意味な人生を過ごして。 そんな彼女を拾ったのは、物好きな一人の没落貴族だった。 ラブレス家十一代目当主ディエゴ・ラブレス。 ロザリタの亡き父の友人であり、寛大な心と良識を持った人格者だった。 『――出ておいでロザリタ。警察も軍隊も手を引いてくれたようだ』 『……感謝します。セニョール・ディエゴ。でもこれ以上、あなたに危険を負わせることは出来ません。陽の落ち次第屋敷を出ます』 『まあ待ちたまえ、ロザリタ。親友の娘御が遠路はるばる訪れたというのに、夕食も出さずに帰すとなればラブレス家の名誉に関わる。 それに――どうすれば君にとって一番幸いな道なのか、少々腰を落ち着かせて一緒に考えるのも悪くない。 山の中を転げまわって逃げるのは、それからでも遅くはないだろう。違うかね?』 ディエゴは追われる身であったロザリタを無碍に扱うこともせず、警察や軍隊から匿い客人として向かい入れた。 それどころか、ロザリタに『居場所』と『生きる意味』、そして何より『道』を示してくれた。 恩人、という言葉などでは括れない。命を投げ出してでも守る価値がある、大切な存在であった。 故にロザリタは――『ロベルタ』として――ラブレス家に仕える使用人(メイド)となり、ディエゴとその息子、ガルシアのために生きることを誓ったのだ。 ◇ ◇ ◇ 川の水面が朝焼けの光に照らされ、優雅なせせらぎと相まって極上の癒しを創り出していた。 メイド服に三つ編み、丸縁眼鏡をかけた地味な――世間一般ではあまり見かけない衣装に目を瞑れば――姿をした女性、ロベルタは、橋を渡りながら南へと歩を進めていた。 端正な小川に目をやれば、ここが殺し合いの舞台であることなど忘れてしまいそうなほど見惚れてしまう。 ランチボックス片手にガルシア坊ちゃんをピクニックにでも連れ出していたら、どれほど幸せな時間が過ごせたことだろうか。 くだらなくも夢のある幻想を描きながら、ロベルタは橋を渡りきる。 向かう先は、多くの参加者が密集すると予測される市街地中心部。事態は火急につき、それ故行動は迅速に行わなければならない。 美しい自然に心を奪われている暇など、今はないのだ。 その点、橋の袂で発見した男の死体には、感謝しなくてはなるまい。 見たところ東洋系、おそらくは日本人だろうか。歳は三十代……外見から判断して、平和を生きる一般人のようだ。 なんてことはない。力のない弱者が、ただ死んでいるだけ。 そんなどうしようもない現実が、この世界では罷り通るのだと――それを再確認させてくれただけでも、この死体に一礼するだけの意味はある。 そして、この場に死体があるということは、近辺にこの男を殺害した者がいるということにも繋がる。 ただでさえ、バトルロワイアルはまだ始まったばかり。殺害犯もそう遠くには行っていないだろう。 ロベルタは僅かに警戒心を強め、次なる獲物を捜すため進路を東へ。 その矢先だった。 「何か御用でしょうか」 男の死体から、僅か十メートルほど離れた地点。 ロベルタは自分を見張る気配に気づき、声をかけた。 「……驚いたな。気配は絶ったつもりだったのだが。どうやら只の使用人とはワケが違うらしい」 物陰からすぐに姿を表したのは、西洋風の騎士甲冑に身を包んだポニーテールの女性。 彼女の名は、ヴォルケンリッター『烈火の将』シグナム。 主、八神はやてに仕える紛れもない『騎士』である。 「恨みはない。だが我が主のため――ここで死んでもらおう」 装備した刀を構え、殺気を放つ。 ビリビリと伝わる波動には、脚を竦ませ身を震わせるほどの効果があったはずなのだが、数々の死地を渡り歩いてきたロベルタにはそれも通用しない。 むしろ、この殺気渦巻く空気こそが、ロベルタの得意とするフィールドなのだ。 ガルシア達の待つラブレス家は確かに居場所ではあるが、猟犬はどう足掻こうとも所詮猟犬。 牙はもがれようとも、洗練された闘争本能だけは捨てられない。 「あるじ……あなた様にも、仕える主人がおいでで?」 「…………」 ロベルタの問いに対し、シグナムは沈黙という形で肯定を示した。 片や使用人、片や騎士。使用人が仕える主が当主であるというのであれば、騎士が仕える主人は、さしずめ姫といったところか。 共に自分のためではなく、大事な人のために戦うことを選んだ。 それだけは理解できた。そして、それだけで良かった。 たとえ、この激突でどちらかの使命が費えようとも――それこそが、この世界の必定なのだと諦めよう。 「お相手いたしましょう」 ロベルタ自身も剣を抜き、シグナムに構える。 言葉はいらない。刃を構え合ったその瞬間に、互いの事情は感じ取った。 一対一。 勝者は、一人。 敗者も、また一人。 生きるのも――死ぬのも――やはり、一人。 ◇ ◇ ◇ 『ねぇロベルタ、あれはなぁに?』 ラブレス家邸宅の大広間に、観賞用として掲げられた、数多の銃器と刀剣。 その物騒な品物の数々に、次期当主であるガルシア・ラブレスが興味を示した。 『これ、でございますか? これは――』 『それに興味がおありかな?』 ガルシアの傍、純粋無知な質問にどう答えようかと思案していたロベルタの後方から、現当主であるディエゴ・ラブレスが顔を出した。 『それは、初代ラブレスがピサロの遠征隊とともに新大陸へ上陸してから共に歩んだ、武具の数々だ。 コムネロスの反乱、第一次独立戦争、ヴォリバルの乱……長い歴史の間には、良い時も悪い時もあった』 優しい瞳で、懐かしそうに語るディエゴの両端。ロベルタとガルシアは、当主の話に静かに耳を傾けた。 『だが――今、こうして飾られ眠りについている武具を見ると、少なくとも今は悪い時代ではない。そう思わないか、ロベルタ?』 ディエゴは左傍らに立つロベルタの肩に手をやり、身を寄せる。 『栄光の日々は過ぎたが、今ここには、得がたい平穏の日が確かにある』 ディエゴは右傍らに立つガルシアの肩に手をやり、身を寄せる。 『戦乱の中に育まれたラブレス家の家訓もまた、遠き日のもの――また、それも良し、だ』 三人身を寄せ合い、幸せな日を過ごした。 もう一度、取り戻したい。ディエゴが言う、得がたい平穏の日を。 そのために今一度――ロベルタは、『フローレンシアの猟犬』に舞い戻ろう。 ◇ ◇ ◇ 「Una vandicion por los vivos.(生者のために施しを) Una rama de flor por los muertos.(死者のためには花束を)」 剣と剣が交わり、衝突の際に発せられる金属音が、川のせせらぎを凌駕していく。 刀を振るう騎士、剣で受ける使用人、共にうら若き女性二人。 ダンスを踊るようなステップで攻防を繰り広げる二人の間には、静かなる狂気が不協和音を奏で始めていた。 「Con una espode por la justicla,(正義のために剣を持ち) Un castigo de muerta para los malwados.(悪漢共には死の制裁を)」 (――唄っている?) 剣を合わせながら、シグナムはロベルタが節々で発言している、呪文のような旋律を聞き取っていた。 声が小さすぎて、その詳細までは分からない。ただ、踊るように剣を振るうロベルタの姿は、 「Acl llegarmos――――(しかして我ら――――)」 優雅に歌唱する戦乙女の如く――猟犬などとは程遠い、美しすぎる印象を放っていた。 「en elatar de los santos.(聖者の列に加わらん)」 ――ロベルタが口にしていたのは、ラブレス家の家訓。 すべての不義に鉄槌を――今のロベルタの所業が他でもない、その不義に該当していることは、端から自覚している。 別に感傷もなく、特に感想もなく、感情を殺すこともなく、冷徹である必要すらない。 なぜなら、殺す側にとって殺される側は、どうでもいい人間だから。 ロベルタが殺した三人……石川五ェ門も、車椅子の少女も、狂乱の神父も、ロベルタにとってはどうでもいい存在だった。 たとえ、その三人の死で悲しむ者がいようとも。ロベルタは、何も思わない。 (外道であることなど、重々承知しております。 ですが私は、ラブレス家に帰還するため、御当主様と若様に今一度お会いするためならば、ラブレス家の家訓に背くことも厭いません) 決心は、固い。 意志の強さが、ロベルタの剣筋に磨きをかける。 (若様のため――などという綺麗事は申し上げません。これは、只の哀れな狂犬の我侭です) ロベルタの剣が、シグナムの刀を打ち払った。 「サンタ・マリアの名に誓い、すべての不義に鉄槌を」 頭上から、真っ直ぐな軌道で剣を振り下ろす。 間合い、太刀筋、双方から見ても、文句なしに一刀両断のタイミングだった。 相手がシグナム――『剣士』でなければ、勝敗は既に決していたことだろう。 「ハァッ!」 打ち払われた刀を即座に引き戻し、シグナムはロベルタの剣撃を正面からガードする。 ガキンッ、という一際大きな金属音が鳴り、二人の間に一定の距離が生まれた。 互いに間合いの一歩後方。少しでも踏み出せば、仕掛けられる。 しかしただ闇雲に直進するだけでは、相手のカウンターに阻まれるのがオチ。 ここぞという時に繰り出すならば、やはり渾身の一撃でなければ意味がない。 (温存している余裕はない。持てる全ての力を出し切らなければ、ここで負け――死ぬ) シグナムは残り僅かとなった宝石の魔力をクラールヴィントに通し、必殺の一撃を放とうと刀を振り上げる。 (剣での戦いでは、相手側に分があるようですね。元より、鍔迫り合いなどで時間を浪費するつもりもありません。ならば) ロベルタはかつて、刀を持たぬとはいえシグナムと同等かそれ以上の剣客を始末した得物を取り出し、構える。 「紫電――――」 騎士の振るう刃が煌き、メイド服の女性を狙う。 「ドッ――――」 メイド服の懐から黒光りする筒が飛び出し、騎士に銃口を向ける。 双方、攻撃と攻撃が交わる時。 「――――一閃!」 「――――カン」 振り下ろされたシグナムの刀は、刀身に炎を纏ってロベルタへと襲い来る。 ロベルタが放った空気砲の弾は、自身を後方に吹き飛ばしながら衝撃を撒き散らす。 炎と圧縮された空気圧。 両者の一撃がぶつかり、破裂し、加熱され、爆散した。 爆音が橋を揺らし、川の水を盛大に噴き上げる。 濛々と立ち上る煙幕の両端、ロベルタとシグナムは、共に万全の状態で君臨していた。 「中々の腕前で」 「そちらもな」 煙幕が晴れ、闘争者たちは再度顔を合わせる。 殺気はまだ消えていない。全力も出し切ってはいない。 まだ、激闘は続く――意地を貫き通せば――そう思われた。 「私、火急の用事があります故、このような茶番は早急に終いにしたい所存でありまして」 不意に橋上に君臨するメイド、ロベルタが空気砲を収め、そう発言した。 「火急……そう、火急ではあるのですが、『急いては事を仕損じる』、という言葉もあります。 ただでさえ、この場では一瞬のミスでも死に繋がる故、一度たりとも失態は許されません」 何を言いたいのか要領を得ないメイドにヤキモキしながら、シグナムは殺気を放ち続ける。 ロベルタもシグナムの殺気に気づいていないわけではないのだろうが、過剰な反応は見せず、覚束ない手つきでデイパックから一つの道具を取り出した。 見たところ、新たな武器の類ではないようだ。外見から推測するに、懐中電灯と見て取れるが。 そう思ったら案の定。ロベルタが取り出した懐中電灯から眩しい光が照らされ、彼女の全身を包み込む。 何故この場で懐中電灯を? それも自分に光を当ててどうするというのか。 訝しげに観察する端シグナムの視線の向こう、ロベルタは、驚くべき発言と共に一礼した。 「このままあなた様と戦闘を続けるのは懸命ではないと判断いたしまして、戦略的撤退を取らせていただくことにします」 スカートの端をちょんと摘み、ロベルタは別れの挨拶を送る。 「では、御機嫌よう」 発言直後――ロベルタは、川へと飛び込んだ。 ◇ ◇ ◇ あまりにも突拍子のない出来事に、シグナムは数秒、その場で呆然とした。 あろうことか、メイド服の姿で川に飛び込み逃走を図るとは。 確かに、あのまま戦いを続ければ、どちらが勝とうとも勝者が消耗するのは確実。 もっと着実に優勝への道を目指すならば、無理な戦闘は避けて通った方が懸命ではある。 しかしシグナムには、ロベルタのような行動を取ることが出来ない理由があった。 主、八神はやてに心配をかけないためにも、自分がゲームに乗っていることを他者に悟られてはならない。 先の戦闘でも既に、一人の少女に一人の子供、一体の人形と、あろうことかシグナムをよく知るレイジングハートに、そのことが知られてしまった。 できれば早急に始末したい……水銀燈から受けた傷を押してここに来たのも、ルートの限られた橋の付近なら標的を見つけやすいと判断したからだった。 だが結果として、シグナムがゲームに乗っている事実を知る者が、また一人増えてしまった。 名前は明かしていない上、ロベルタから感じ取った印象を見るに、あまりこういったことを他言するようには思えないが。 それでも、再戦の必要はある。 単純に戦士としてもそうだが、ロベルタもまた主のために戦っているというのであれば、同じ世界にいるはやてにいつ害が及ぶとも限らない。 だが、やはり。 「『急いては事を仕損じる』、か。正しくその通りだな……」 痛む背中を押さえながら、シグナムは思う。 数ヶ月前、まだヴォルケンリッターたちが闇の書の頁蒐集に励んでいた頃。 (思えば、あの時も主はやてを思うがあまり……焦りから失態を生み出し、時空管理局に介入されるという事態を招いてしまった) この場合、結果が功を成したかどうかは問題ではない。 焦る余り失敗した。その一点のみが重要なのだ。 (あのメイドの言うとおり、ここでは一度の失態も許されない。より確実な道を選択し、行動するのが賢明か) 考えを改め、シグナムは橋の近くの物陰へと消えていく。 素性を知られたレイジングハート使いも、あのメイドも、いずれは必ず始末する。 だが、今はまだ深追いはしない。時を待ち、好機を窺うのだった。 ――シグナムは知らない。 先程剣を交えたばかりのメイド、ロベルタこそが、守るべきマスター八神はやての仇であることを。 数分後に流れる放送で、彼女は何を思い、何を嘆くのか。 ◇ ◇ ◇ 川に流され数メートル。 飛び込む前に浴びた『テキオー灯』の効果もあり、ロベルタは落ち着いた呼吸のまま地上へ帰還した。 とはいえ、さすがにメイド服のまま泳ぐのは難があったか。 思うように距離は稼げず、時計に目をやると、放送まであと五分と迫っていた。 (第一放送の段階で、功績は三人。多いか少ないかは、第一放送時点で何人死んだかによりますが……決して悪いペースではないはず) その上、己の身は五体満足。ダメージもほとんどゼロ。 上出来だ。このままの調子を維持すれば、順調にことは進む。 (次は市街地を狩場に定めようとも思いましたが……人数が多い内は、乱戦になる確率も高い。 何者かに漁夫の利を狙われる可能性もあります故……念には念を入れて、一人一人確実に、より安全な方法を取るとしましょう) 都合よくも、ロベルタが浮上したのは橋のすぐ傍だ。 ここで張っていれば、誰かしらが通ろうとするはず。 そこを襲撃し、一撃で仕留めればいい。なんとも単純な狩猟(ハンティング)ではないか。 「一先ずは、放送を聞きながら朝食を取ることにいたしましょう。狩りはまた、次の周期に――」 シグナムと違い、ロベルタには放送で死を聞いて、心を痛めるような人物はいない。 ひょっとしたら、それこそが最大の強みなのかもしれない。 【D-3/橋の袂/早朝(放送直前)】 【シグナム@魔法少女リリカルなのはA's】 [状態]:背中を負傷(致命傷には遠い)/騎士甲冑装備 [装備]:ディーヴァの刀@BLOOD+ クラールヴィント(極基本的な機能のみ使用可能)@魔法少女リリカルなのはA's 凛の宝石×4個@Fate/stay night 鳳凰寺風の弓(矢22本)@魔法騎士レイアース、コルトガバメント [道具]:支給品一式、ルルゥの斧@BLOOD+ [思考・状況]1、しばらく橋の傍に潜伏。通行人を襲撃する。 2、凛と水銀燈(名前は知らない)を捜索して殺害する。出来ればのび太も。 3、いずれロベルタ(名前は知らない)とも決着をつける。 4、はやて、ヴィータ、フェイト、なのは以外の参加者を殺害する。 5、ゲームに乗った事を知られた者は特に重点的に殺害する。 6、危険人物優先だが、あくまで優先。 7、もしも演技でなく絶対に危険でないという確信を得た上で、 ゲームに乗った事を知られていないという事が起きれば殺さない。 [備考]:シグナムは列車が走るとは考えていません。 【E-2/北東の橋の袂/早朝(放送直前)】 【ロベルタ@BLACK LAGOON】 [状態]:肋骨にヒビ(行動には支障無し) [装備]:空気砲(×2)@ドラえもん/鳳凰寺風の剣@魔法騎士レイアース/グロック26(10/10) [道具]:デイバッグ、支給品一式(×7) マッチ一箱、ロウソク2本、糸無し糸電話1ペア@ドラえもん、テキオー灯@ドラえもん 9mmパラベラム弾(50)、ワルサーP38の弾(24発)、極細の鋼線@HELLSING 医療キット(×2)、病院の食材 [思考・状況]1、放送を聞きながら朝食を取る。 2、しばらく橋の傍に潜伏。通行人を襲撃する。多人数や状況的に不利な相手の場合は、見逃す。 3、ゲームに勝利し、ラブレス家へ帰還する。 時系列順で読む Back 回天 Next 史上最大の部活 投下順で読む Back 回天 Next 史上最大の部活 88 嘘と誤解と間違いと シグナム 111 最悪をも下回る 61 神父 アレクサンド・アンデルセン ロベルタ 106 Ground Zero
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/1548.html
みんなでリリクタ 「・・・・・・」 小隊居室の扉が開かれ、ふらふらとアスランが入ってくる。 「ちょっと、どうした」 コルネリアの問いにも応えず、ゆらゆらと通り過ぎると、そのまま寝台へ突っ伏す。魂が抜けかかってるのがルキアニスにも観えた。 「アスラン?」 「・・・・・・」 答える言葉もなく突っ伏したままのアスランは、寝台の敷布を掴んでる。 「ねえ、どうしたの?」 「・・・・・・もういい」 「何が」 いつもの調子で短く問い返すコルネリアに、答えたわけではないらしい。けれどアスランの口からこぼれる声はきこえた。 「近衛騎士も、もうどうでもいい」 声のかけようもなく、ルキアニスはコルネリアと顔を見合わせる。口には出さないが、もうわかっていた。アスランの長年の想い人、キラという機神工部とのことだろう。モリアを出る前からアスランはそわそわしてて、様子がおかしかった。なんとなく想い人に会えるからだろうとルキアニスは思っていたのだけれど、それほど簡単ではなかったらしい。 コルネリアを促して居室をそっと出る。 「何かあったんだね」 「そもそもあいつが迂闊なんです。機神工部が仕事してるときにわたくしごとなんかしても、撥ね付けられるだけだろうに」 「厳しい人だったものね」 機神工部とはどうやらそういうものらしい。師匠筋にあたるイサラ親方も厳しいことが知られていた。 「どうしようか」 「どうするって、どうするんですか。立ち入れませんよ」 「そうだよねえ」 正直に言うと、ルキアニスはキラ工部がすこし苦手になっていた。 「なに?どうしたの」 一番聞かれたくない声が廊下を近づいてくる。ルナマリアだ。 「ごめん、あとで」 「あとって?なに?」 「アスランが気落ちしてるからそっとしておこうと思っただけ」 「ああ、あれがそうだったんだ」 「あれって?」 そう迂闊に聞いてしまったものだからルナマリアは喜々として話し始める。なんかね、機神座のほうで言い合ってるみたいな声がしてたから、と。 「あれ、キラ工部の声よねえ。あの人、けっこう言うみたいだし」 まあそれはルナマリアにもルキアニスにも原因があるのだが。 「食堂に居たけど。一人で。あのちっちゃい人は居なかったし」 もう一人の機神工部、背の低い小太りのオルヤ工部のことだ。いつもいつも一緒だけれど、居ないとなれば都合が良いかもしれない。都合が良いといっても、なにができるわけでもないのだけれど。 「行って、みますか」 コルネリアがそっと伺うように問う。ルキアニスもうなずく。ちらりと見ると、ルナマリアは面白げにこちらを見ていて、目が合うとそらして見せる。 食堂は本部棟の裏側にあって、打ち合わせの会議室を兼ねている。廊下をゆけばすぐのところにあるのに、何もしないではいられない。 今は工兵所要も一段落して引き上げているから、ただ食卓が長く並べられているだけだ。 それでも食堂にくれば従卒から訓練隊長まで誰でも好きなだけお茶を飲むことができる。貯水槽のしたに貯湯槽が作られていて、以前は薪で、今は騎士が拠出する魔力か魔晶石でいくらでもお湯を作ることができるからだ。 キラ工部の姿は、ルナマリアの言った通り一人で在った。あまり目立たない背格好で、言われなければ機神工部とは思われないだろう。もちろん身につけているのは工部の作業服だ。 彼は長く並べられた食卓のいちばん端を、わざわざ列から少し離して、壁際に寄せて座っている。何か書面を開いていた。 「あの、お休みのところすみません」 「うわあ!」 キラ工部はなにを驚いたのか、書面を放り投げる勢いで慌てふためき、投げ出したそれを空中で器用に受け止めると背の後ろへと隠す。機密度の高い資料だろうか。そんなものを食堂に持ち込むのは本来問題なのだが、とはいえリリクタは全体が機密区画に指定されてるから一概に批判できるものでもない。 「な、ななななんでしょうかゾーネ小隊長」 「ゾーネ?」 「いやモーティアでしたっけ」 「アモニスです」 「あぶねー」 「はい?」 「いえ、何かなと思って」 「すこし、よろしいですか」 「えっと、ええ、まあ、すこしなら」 キラ工部は居心地悪げに身じろぎする。ルキアニスは近くの椅子を引き寄せて座る。さり気なくコルネリアもルキアニスの向かいに席を占める。包囲と言ったら言い過ぎだけれど、上手い位置取りだと思う。それからルキアニスは問うた。 「あの、アスランのことはご存知でしょうか」 「ええ、ああ、はい」 「お知り合い?」 「知り合いっていうか、昔から」 「あ、やっぱりそうなのか」 コルネリアの声に、キラ工部は応える。 「東方にいたころからかな」 「わたしたち互いに出身が違うから、互いのことを良く知らない」 そういうコルネリアからちょっと退きながらもキラ工部は応える。 「ああ、わかります。僕もこっちに来てあんまり違うんでびっくりしたし」 「何の話だよ?」 「出身の話。アスランの」 コルネリアはわざわざ後ろに話を振る。ディアニキウスだ。おい、おまえ人の話に首を突っ込むな、などと袖を引くイサクリウスに構わず、ディアニキウスはこちらへ歩いてくる。 「あいつ、東方だっけ。ずっと東の方の」 「だったはず、ですよね工部殿」 「僕らはセレニアよりすこしだけ北でしたけど」 「へえ、工部殿はアスランと同郷なのか」 「まあ」 ディアニキウスからも少し退きながら、キラ工部はそれでも答える。 「知り合いだったんだ」 「私塾生のときに」 「私塾?」 「こっちでは私塾って言わないんですか?」 「言うが、東方の私塾は大きいのだろう?」 イサクリウスは言う。いつの間にかイサクリウスまで腕組みしながら聞いている。キラ工部は頷く。 「こっちに来るまであっちの私塾しかしらなかったし」 「まあ、いろいろと違うからねえ」 いつのまにかルナマリアまでルキアニスの後ろに椅子を持ち込んで座っている。椅子の背を前にして、そこに腕を預けるようにしている。引き込むようにコルネリアは言う。 「街によっても違うんですよね」 「そうよ。セレニアみたいに大きなところはセレニア候が大きいところを営んでて、もう候公認の学校みたいだし」 「いえ、僕らのところは私塾は私塾でしたし。でも援助っていうのか、こちらではなんていうのかな。そういうのがけっこうありましたから、勉強できれば後援してもらえるし、私塾の大部屋住まいから、個室とか、別部屋とか」 「別部屋って?」 「私塾ごとの後援じゃなくて、あとで奉公する約束で後援してもらって、お部屋を貸してもらえるんです。それで、一つの私塾にとどまらず、いろんなところで講義を受けたり」 「工部殿はそういう感じだよな」 「そ、それほどでも。まあ、そうだったんですけど」 「ナットみたいなもんだな」 「ナットって?」 「知り合いにいたんだ。工部殿のほうが優秀みたいだけどな」 「それほどでも」 それから、キラ工部は自ら話し始める。 武門であることが第一の西方辺境や、伝統と権威を背にした中央や、重厚な階層制度から農奴の解放と自由令という荒波をくぐった南方辺境、それに古代魔導帝國の流れを汲みながらゴーラ帝国と分裂しながら角逐を続けた北方辺境とも違うありように、聞いている者らそれぞれが受け止めに苦労することになった。 「えーと、こっちではどう言えばいいんだろう?僕もこっちへ来てあんまり違うんでびっくりしたし。あちらでは、東方辺境では、街の全部を御領主みたいな人が治めてるんじゃなくて、ああ、もちろん治めてる筆頭の方はおられるんですが、アスランはそういう家ではなくて・・・・・・」 キラ工部の言いようを取りまとめると、昔からアスランのことは良く知っていた。 どういう間柄か、というと、学友というのが最も近いらしい。 アスランはシリヤスクス・アトレイデス家の嫡男で、アトレイデス家はアスランの父上様の入婿から家格を上げた家だそうで、商業の盛んな東方辺境ではそのようなことはよくあるらしい。キラ工部はそんなことまであけすけに言った。東方辺境諸侯の興亡は激しく、商才あらば平民でも力を持ち街の参事会の筆頭と成り得たり、爵位や恩報を得て家門の一角を占めたりするという。あるいは没落して名のみともなり、魔族によって何もかも踏みにじられて消え去ることもある、と。 アトレイデス家はアスランの御父上の代で力を伸ばしたという。若い頃から有名だったのだとキラ工部は言った。東方辺境では商才や学があれば、そういった家や傘下の商会に取り立てられるもので、学を修めるための私塾も盛んだった。キラ工部は少年の頃、いくつかの私塾を転々としたあと、アトレイデス家の持つ私塾の一つに腰を落ち着けたのだという。 もちろん私塾にも格というものがあり、キラ工部の入った私塾は古くから高い格を誇っていたところで、それをアトレイデス家が近年になってから後援していたところだという。要するに、成績優秀ならばアトレイデス家が学生を後援して、後々奉公をもって返済するように求めるところでもあった。 「で、僕はそこでアスランに会っただけですよ」 「だけ」 ルキアニスは問う。キラ工部はうなずく。 「はい。だって、そもそもアスランだってお家のことを言わなかったし、お父様も名を伏せて、競うように命じたんだって、あとになって聞いたんですから。そうじゃなかったら僕はアスラン様とか、若様って言わないと」 キラ工部が言うには、アスランの父上様はそういうことに厳しい方で、そもそも私塾を後援したのも、アスランに高い教育を与え、またアスランを助けうる者らを見出すためであったらしい。 「ただ、その頃、お母様が亡くなったんだと思います。教室でも一人きりでいましたし」 「ああ」 皆が一様に首肯する。いかにもありそうだった。 「でも嫌なところでしたよ。課業の他で足を引っ張ったり、ひそひそ噂話を広めて気に入らないと思った相手をつまはじきにしたり。そんなことをしても成績あがらないのに、成績上がらない奴にかぎってそんなことばっかり。何度辞めようかと思ったし、そのためにお金も貯めてましたし」 キラ工部にはだいぶ恨み言があるらしい。少年の頃の彼は成績が良く、そういういざこざに足を引っ張られねばおおよそアスランと筆頭を分け合っていたらしい。 「ち、ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと!」 妙な声に、皆が振り返りそれから少し視線を落とす。声は短躯の者からだった。 「キラを囲んでななななななにをしてるんですか!あああああああああああいてには、どどどどどどどど導師がななななりますよ。僕らでなくて!」 もちろん皆が知っていた。もうひとりの機神工部だ。たしかオルヤ工部と言ったはずだ。オルヤ工部は水盃を何故か握りしめて構えるようにしながら言うのだ。 「導師だぞ導師、物相ぶつけんぞ!いたいぞ!」 「あ、オルヤ」 ほっとしたようにのんびりとキラ工部は言う。 「こっち来なよ」 「来なよって、なにこのウェーイっぽい集まり」 「うちあわせうちあわせ・・・・・・と言っておけばハインライン導師も文句言わないし、休めるじゃん」 「おお、さすがはキラきゅん。それじゃ、失礼して」 しつれいしつれいとつぶやくように言いながら、オルヤ工部はルナマリアとルキアニスの間を楚々と通り抜け、キラ工部の隣に腰掛ける。 「えーとなんのはなし?」 「黙ってていい」 冷ややかに言うのはコルネリアだ。 「え?なにそれ?」 「なら寝てていいんじゃない?」 キラ工部が言う。オルヤ工部はうなずく。 「あ、そうか。それじゃ失礼して」 言うなり机に突っ伏した小太りの工部は、数拍もしないうちに寝息を立てはじめる。 「ああ」 皆なんとなく首肯した。このオルヤ工部の空気の読めなさにまったく動じないあたり、キラ工部も同じ気質なのだろう。ルキアニスは息をつく。 「つまり、アスランは名を伏せて私塾にいて」 つづいてコルネリアも腕と脚を組む。 「でも御母上様が亡くなって気落ちしていて」 「それで成績も上がらず」 「それどころか筆頭を工部殿と分け合う形か」 それぞれに言う皆の顔を見回し、キラ工部は頬を掻く。 「アスランも結構頭良くて、僕は最後まで全取りできなかったですけどね。だからあの私塾に残ったようなものだし」 「御父上様にはたぶん強く叱られたりした」 「そうなんです。すごいなあ、なんでわかるんだ」 「それで、どうなったんですか」 ルキアニスは問う。キラ工部は天井へ目をやりながら言う。 「いつだっけ、七年の中間考査前だったかなあ」 アスランと話したことがあったんですよ、と。キラ工部も同級上級に目をつけられて嫌がらせを受けて嫌になってたころだったし、アスランもまた一人でいたのだという。 「たぶんその時にはじめてちゃんと話をしたんだと思います。なんであんなことに一生懸命なんだろうって思ってたら、アスランがいつの間にかいて、お前もそうなんだ、って」 「相談したんだ」 「違いますよ。ただ言っただけです」 「ああ」 なんとなくわかった。たぶんキラ少年は気落ちしてぶつぶつ言いながら人気のないところに行こうとしたのだろう。すでにアスランがいてそれを聞いたのだろう。それからアスランはキラ少年がいると話したりするようになったという。それが2年ほど続いたのだと。 「2年も」 「変なのが寄ってこなくて、僕は良かったですよ」 「ああ」 皆をして首肯してしまう。アスランはキラ少年と友達、ことによっては親友くらいに思っていたのだろう。 「それでどうしたんですか」 「どうしたって、僕らは9年になったら上級学校に行くか奉公するか決まっちゃうんですけど、僕は工部になりたかったのに、アトレイデスのお家には家内奉公を求められてて。アスランも工部になりたいって言ってて」 「ああ」 いろいろと繋がる。今でもアスランが言う、騎士なんかじゃなくて工部になりたかったというのもそれだ。でも本当のところは、キラ少年といっしょにいたかったのだ。 「お父さんにはすごく叱られたって言ってたっけ。ぶたれた跡もあったし」 キラ工部はまるで昨日のことを思い出すように言う。コルネリアは問う。 「家内奉公と工部と比べたら、家内奉公のほうが禄も格も高くない?」 「え?でもずーっとお金の勘定ばっかりですよ。無理ですよ、それ」 「ああ」 皆が頷く。 「僕も困っちゃって、そしたら、アスランが内緒で帝國軍の工部学校を受験しようって。帝國軍学校って志願と同じ扱いになるけど、15で志願できるし」 「ああ」 ルキアニスはうなずく。士学は内戦終結後に閉鎖されたけれど、医学校や工部学校、それに工兵学校幼年科なんかは残されてたはずだ。アスランとキラ工部の入学のころは、ちょうどその端境期だったはずだ。 「それで、アスランがアトレイデスの家の人だって初めて知ったんですよ。アスランに、街の外に受験に行く時の伴い人になればいいって言われて」 「でもあいつ、学院だろ」 「ええ。だってあちらの宿で家の人が待ち受けていて、引っ張ってゆかれちゃった」 「あなたは?」 「だって家の人には僕なんかどうでもいいんですから。僕は普通に工部学校の試験を受けました」 「ああ」 「お宿に戻ったらアスランが泣いてて」 「ああ」 「ぼく、どうしたらいいかわからなくて」 「ああ」 「帝都にゆけば、きっと会えるよって言ったんです」 「ああ・・・・・・」 いろいろと全部繋がる。だからアスランは学院入学の試験を頑張ったのだ。もともとキラ工部みたいな人と互角の学才を持っていたわけで、それが父上様の期待とは違っていたにしろ、本気出せば学院の試験を通ることなど容易かったのだろう。 「あいつのむらっ気はそういうことか」 「それで、僕は合格したからこっちへ来ました」 「それって出奔にならないか」 腕組みのままイサクリウスは問う。 「僕は受験で首席だったんで奨学金出たんです。そのお金を私塾に納めて、それから工部学校で出るお給金も前借りして、全部払っちゃいました」 「そのあとのお金は?」 「僕は東方にいたころから、お金貯めてたんですよ。おたなの帳簿見たり、計算法を作ったりして。だから家内奉公なんて絶対嫌だった。事情を説明すれば、軍からだってお金、借りられますし」 「・・・・・・すげえな、このひと」 それどころか、オルヤ工部と二人で何でも刷れる刷り機を発明している。噂では副帝陛下が直にものすごい金額で生産の権利を買い取り、もってありとあらゆるものを刷りはじめたのだという。 「お金で片が付くんだから東方らしいって言えば東方らしい」 「あの、キラ工部はアスランのことをどう思ってるんですか」 「どうって?」 「友達とか?」 「友達ですよ。だって友達じゃなかったら僕はアスラン様とか、若様とか言わなくちゃいけないですよ。アスランから言ったんです。僕はアスランのことをアスランって呼んでいいって。僕らは友達だから、って」 「ああ・・・・・・」 「今でも?」 「はい」 「でも、アスランは話もできなかったって」 「それ、皆さんの所為ですよ」 「おれら?」 問い返すディアニキウスへ、キラ工部は目を向ける。ディアニキウスと、その後ろのイサクリウスまで、気圧されたように退く。これまでと打って変わった低い声でキラ工部は言う 「僕が、ひとりで、9号機を、見てるのに、みんな、どうして、どうして、ちゃんと使ってくれないんですか」 「・・・・・・ああ」 「そ、それはごめんなさい。ちゃんと気をつけ・・・・・・もとい知るようにするから」 「それにこれは初期課程だし」 補うように言うコルネリアへも彼は目を向ける。 「初期課程なら初期課程らしく使ってください」 「ごめんなさい」 らしくなく素直にコルネリアは謝る。止まらない様子でキラ工部は言った。 「それに僕はオルヤとサークルやってるし。だから忙しいんですよ。オルヤにはいつも進捗聞かれてるし、ハインライン導師は激詰めしてくるし、書いてる暇もない」 「さあくる?大変なんですね」 「そうです。だから用もないのにアスランが来ても話すいとまなんかありませんよ」 「ああ」 「あの」 「なんですか」 振り向くキラ工部にすこし気圧されながら、ルキアニスは応じる。 「アスランは、用はあったんだと思います」 「どんな?」 「同郷だし、連絡も取れてないみたいだし」 「元気か知りたいのは友達として普通だし」 コルネリアが補うように言う。ルキアニスもうなずく。 「その、さあくるだと手紙書いてる暇もなかったでしょうし」 「・・・・・・それは」 先までの勢いなど忘れたかのように、キラ工部は天井を見上げる。 「書いたこと無いか。でも、アスランはそんなこと言ってなかったし」 「言い忘れたんじゃないかな」 「そうなんだ」 「しらないけど、たぶん」 コルネリアは付け加える。キラ工部のほうは、そうか、と初めて気づいたようにうなずいている。ルキアニスは言った。 「キラ工部は、アスランとはまだ友達ですよね」 「え?」 「友達だから、話すのって駄目、ですか?オルヤ工部と話すみたいに」 キラ工部は突っ伏して寝息を立てたままのオルヤ工部を見やる。 「でも、アスランとはオタ話できないし」 「ふつうの話なら」 「ふつうって?」 「搭乗員が知っておくべき機体の話とか」 「そっか」 うなずいて、キラ工部は言う。 「ならいいか」 「ああ」 皆がそれぞれに息をつく。ほとんど崩れ落ちるように。 アスランはその夜の食事に姿を表さなかったが、翌朝の朝食にはかろうじて起きていた。ルキアニスとコルネリアに背中を押されながら嫌々入った食堂で、彼は元気を取り戻した。 これどうみても実家から世話役で送られてきたメイリンが内縁の妻になるパターンだw
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/4220.html
降臨祭の第七日・昼(クリスマス特別編・シリアス) ボルボX氏 ハルケギニアの新年となるヤラの月。年明けから十日間続く降臨祭も、七日目。 トリステインの各市町村において、お祭りさわぎが繰りひろげられている。 村落を見おろす丘の上。領主の館の広大な庭。 庭の一角に高くそびえる鐘楼から、七つの鐘の音がひびき、正午の到来が告げられた。 厚くたれこむ雲が冬空をおおい、そこから幾万幾億もの白い花が降ってくる。 若い村役人は雪の舞う庭にたたずみながら、昼でもほの暗い空をあおいだ。 村役人が歯ぎしりをこらえたのは、にやにやしながら彼を見つめる眼前の男のためである。この地の領主であるカンシー伯爵の息子であり、彼の主筋だった。 (あの行商人、ついに間に合わなかった。てめえが被告だってのに) 正午の鐘を合図として、裁判がはじまるはずだった。 出廷義務のある者――領主の名代であるその息子と家令、提訴人である商人たち、村人からなる陪審団、村役人をふくむ証人…… 領主の家臣である十数名のメイジ兵たちや、裁判とは直接関係ない剣の試合のための平民の剣士約三十名まで、庭には多くの者が集っていた。 被告である行商人のみが、出廷していない。 カンシー伯の家令である〈赤騎士〉が、赤い甲冑を鳴らして椅子から立ちあがり、愉悦まじりの毒をこめて言った。 ことさらに村役人のほうを見て。 「さて皆さん、街道の〈黒騎士〉からたったいま手紙で報告が入りました。街道において、被告の姿はついに見なかったとのことです。 つまり被告は出廷しないようです……欠席理由の申し立ては今日にいたるまで行われておりません。 これはカンシー伯の名でひらかれた法廷に対する、深刻な侮辱とみなしてよいでしょう。被告もしくはその家族は、後日罰金をこの法廷にたいして支払うように」 〈赤騎士〉の得々とした宣告とともに、その横でとつぜんの笑声がはじけ、不快と恐怖に村役人をつき落とした。 野外に運ばせたテーブルの上につっぷして、領主の跡継ぎが肩を震わせている。 カンシー伯爵の息子がこぶしでテーブルをたたくたびに、銀製の食器が揺れてがちゃがちゃと鳴った。 七面鳥の脂で唇をてらてらと光らせたその男は、勝ちほこるように笑いながら、端正だが酷薄そうな顔をあげた。 横の〈赤騎士〉と意味深長な笑みを交わしてから、並んだ人々を見渡して、領主の跡継ぎは宣告した。 「なあおい、だらだらとこの寒い中、わかりきった判決のために裁判を続ける必要があるか? 煩雑な手続きはうんざりだ、陪審団の名前読み上げなんぞ省略しちまえ。結論を言ってやる。 被告は逃げたんだ! これははっきりと、有罪の証に見えるぞ。『提訴人の訴えを認め、被告は逮捕さるべきであり、その財産は没収される』という判決を陪審団は下すべきだ」 (そんな無茶な)と思ったにしても、それを口に出して言った者はほとんどいなかった。 十二、三歳ほどの一人の娘以外には。 「待ってください、欠席の咎は罰金刑だけのはずです! 父さんは来ますから! 以前の手紙でちゃんと帰ってくると言っていました。もし、もし今日は来れなくても必ず後日には! 遅れているだけです、きっと雪で馬車が通れなくなって……」 「ほう? まあ、ありえないことじゃないな。この辺の雪は深いからな。 だが、それなら交通不能と見た時点で、欠席理由を記した手紙をメイジに頼んで、空の便で送ってもらえばすんだことだろう? やはり逃げたんだよ。あるいは盗賊や狼に襲われて、永遠に来れなくなってるのかもしれないがな」 領主の跡継ぎの楽しむような声に、娘が赤ぎれになりかけているこぶしを握りしめて、小さな体を震わせた。 いまにも爆発しそうな激情が、その目の奥にちらちら見えた。 それを隣ではらはらしつつ見ながら、村役人は心中で何度もののしらずにはいられなかった。 ここ数年帰らないカンシー伯の名代として土地を統治し、ますます横暴をきわめる伯爵の息子と家令の〈赤騎士〉を。 裁判に間に合わず罪をかぶせられることになった、あのとんまな行商人を。 目をそらし耳をふさいで安全だけは確保しているはずだった自分を、こんなところに引っ張りだした行商人の娘を。 それを突っぱねられなかった、自分自身の馬鹿さ加減を。 (弁護の証人なんてやるんじゃなかった、これで俺の未来も終わったも同然だ。 あのどら息子は、俺が被告を弁護する側の証人として出廷したことを、自分に逆らったと見なしてるだろう。 今からでも「被告は素行不良の人格破綻者で、以前から有罪を確信していました」と口をきわめて罵る方向に転じようか。そうしたら見逃してくれるのなら試すべきだな) それに、あの忌々しい行商人は実際に有罪なのである。「被告は商いにおいて禁制品を扱っていた」という訴えは、間違いなく事実だった。 ――とはいえ、領主の跡継ぎも共犯者である。 父の名代として領主特権を利用し、被告となっている行商人をこれまでは保護して、その儲けの多くをおさめさせていた。 役目柄、領地の経営状況をかなりの程度知る村役人は、それに感づいていた。 提訴人たちのほうを見る。 訴えでた商人たちは、あからさまに喜色を面に出していた。 (ああ、儲けてた同業者を排斥できて満足だろうよ。 実はあんたらの目の前にいるそいつが、あんたらが妬んで訴えた奴をいままで働かせてたんだと知れば、どんな顔をするだろうか?) 村役人は皮肉をこめて内心そう考える。 だが、それをうっかり口にして言えば、今度は自分が危なくなるだろう。 横にたたずむ少女をちらりと見る。 (この小娘が助けてなんて泣きついたからだ。こいつら姉弟に面倒かけられるのはいつものことだったが、こんな厄介な話でまで頼ってくるんじゃない。 ああ、あの時しこたま酒をあおってさえいなければ、こんな馬鹿なことを引き受けなかったのになあ……) ふとその小娘が村役人を見あげた。青年は黙って目をそらした。 見あげてくる目は、必死に彼にすがる色を捨てていなかったので。 もうできることは何もない、父親は救えないよ――とはとても言えなかった。 (おまえの親父が悪いんだぞ、あんな馬鹿貴族の口車にのって禁制品を扱ったりしたんだから。……切り捨てられたからってどうだってんだよ?) そう念じようとはしても、村役人はやはり釈然としない思いを捨てきれないのだった。 ずっと人質がわりに村に住まわせられていた行商人の娘が、父親の弁護を頼んできた日も、それを思って鬱々とワイン二瓶を空けていたのである。 娘には「自分の知るかぎり、被告はそんなことをする人間ではなかった」とだけ裁判で言ってくれればいい、そう頼まれたのだ。 領地の裁判では、被告をよく知る証人がそう保証するだけで、かなり陪審団の抱く印象が左右される。村役人は村内のまとめ役であり、証言の重要性はさらに増す。 (……けどな、俺以外に弁護しようっていう証人が一人も出てこないんじゃ、話は別だぞ! その反対の印象を語る証人は、提訴人側に山ほど並んでるんだ。同業者にこれほど恨まれてる馬鹿も珍しいよ。 いや、それどころか、陪審団ふくめ村人がまとめて骨抜きにされてるんなら、こんな裁判ほんとうに茶番でしかなかったぞ) 村役人は恨みをこめて、広場の一角の陪審団席を見やった。 おどおどと村出身の陪審員たちが視線をそらす。苦々しい思いが胸の奥から突きあげた。 (あの行商人はともかく、俺までずいぶんあっさり見捨てるんだな。村のみんなは、貴族の目の届かないところではぞんぶんに呪いを吐いていたのに) それは仕方ないといえば仕方ないのだった。だれも自分たちの領主の跡継ぎににらまれたくはないのである。そんなことはわかっていたが…… (俺だって村役人なんてやりたくなかったんだぞ。あんたらが勝手に投票して、厄介な役目をまだ若造の俺に押しつけたんだろ。 そのくせ俺がお貴族さまに逆らったら即座に見て見ぬふりかよ。 こんな土地、いっそ捨ててしまおうか。それがいい、今日が無事に終わったら別の領地に逃げて……) 心の中で、陪審団のひとりひとりを先祖にさかのぼってまで罵り倒しながら、もうひとつの思考軸で彼はこの窮地を脱する方法をけんめいに探していた。 目立たないようにそっと周囲を確認する。 前方、領主の跡継ぎの周囲できらめくのは、数名のメイジ兵の全身をおおう甲冑と、杖を装飾する金銀の鎖。 カンシー伯の家臣、または跡継ぎ自身の子飼いである。当然、跡継ぎの命令にしたがうだろう。 後方には半端な鎧や鎖かたびらを身につけた、鋼の剣や戦用ハンマーを持った戦士が三十名ばかり。こちらは平民身分の者たちである。 この後もよおされる武芸試合のために集められた、傭兵出身の剣士や腕におぼえのあるならず者などである。かりに跡継ぎの命令をきく立場になくとも、見ず知らずの自分たちに加担して貴族にさからうような真似はまずするまい。 (この庭には人が多い。目をぬすんで逃げるのは無理、突破は論外だ…… ……なぜ今すぐ逃げることなんて考えるんだ、俺は?) 村役人の脳裏になにか、不吉な予感が浮き上がってきていた。 領主の跡継ぎが口の端にあらたな笑みをきざむ。彼は村役人から目をそらして銀のフォークで、テーブルのそばに立っていた七、八歳ばかりの男の子の頬をつっついた。 「おい、めくらの坊主、おまえの親父はおまえたちを見捨てて逃げたのかな、それとも狼に食べられちゃったのかな。どう思う?」 目を閉じて、寒さと恐怖で震えていた男の子が、びくりとした後、べそべそと泣き出す。 それを見て、行商人の娘が「弟になにもしないで」と叫んだ。 領主の跡継ぎがそれを聞いて表情を消したときに、村役人は即座にその娘に向きなおって突きとばした。 本気に見えるほど力をこめて、ただし方向を選んで。 驚きの悲鳴とともに、娘が横手の厚く積もった雪のうえに倒れる。彼はその上から怒鳴った。 「若様になんていう口を利くんだ、小娘! 失礼いたしました若様、あとでよく叱っておきますんで。 この娘は、父親が犯罪人と決まりそうなんで気が動転しているんですよ。 あのう、ただもし、被告の馬鹿野郎の財産を没収して牢に入れるとなると、これらの子供たちはどうするんで? 来月にパンを食べていられる金のあてもこいつらには無いですが」 卑屈な笑みをうかべつつそう切りだした村役人に対し、領主の跡継ぎは疑わしげに眉をよせて彼を凝視していたが、少ししてそっけない口ぶりで答えた。 「だからこの坊主をうちで働かせてやるんじゃないか、うちの道化の一人として。 こいつは、自分から金が欲しいと言って館にやってきたんだぞ。たまたま、前の盲人が一人死んでしまってたんでな。 心配しなくても給金はちゃんと払うさ、これは立派な雇用だからな。その金をそこの姉に渡すのはこいつの勝手だ」 (なにが雇用だ)と村役人は内心毒づきながら、顔ではにこにこして言葉を続けた。 「ええ、まったくおっしゃるとおりで。しかし、この娘にしたら、それは弟が勝手に交わした契約ということでして、寝耳に水だったと…… その子はまだ小さいですし、こういうことは身内が納得するに越したことはないような」 必死に言いすがる村役人に、うるさそうに跡継ぎが手を振る。 「もういい。こいつはとうに、一生ぼくに仕えるということで契約したんだから、それを勝手にとりやめさせるというなら違約金を払え。 おまえも口先だけでどうにかなると考えている薄っぺらい人間だな。ぼくの慈悲につけこもうたって無駄だぞ、ぼくはそんな言葉で簡単に心を動かされるような弱い人間じゃない。 おまえら平民は、もっと自分で努力して道をひらくべきなんだよ。そうだな、今からの武芸試合に出て優勝してみろよ」 村役人は声をのんだ。 恐怖で一瞬、足元の地面が消えたような感覚をあじわう。詰まりかけたのどを無理に押しひらくように声を発した。 「武芸試合に? 剣をもって闘え、と?」 「そうとも、闘えばいいんだ。チャンスはいつでも転がっている。ぼくはそれを果敢につかもうとする人間を寛大に遇しているつもりだ。これから開催する試合に、飛び入りエントリーして出場することを許してやる。 優勝すれば被告が裁判に欠席した罰金、捕らえられたあとの保釈金、このめくらのガキの雇用契約を取り消すにじゅうぶんな金が、まとめて手に入るぞ。 ……それどころか知ってのとおり一年間、わが家中で貴族のように扱ってさえやる。この平民どもだって、〈黒騎士〉の後釜に座るためにここに集まってるんだからな」 自分の考えがよほど気に入ったのか、ナイフとフォークでリズミカルに皿を叩きながら領主の跡継ぎは幾度もうなずいた。 「そうしよう、もうこの武芸試合で優勝した金以外は受け取らないぞ。血と汗で稼がれた尊い金なら、平民の手からでも気持ちよく受け取れそうだ。 自分で出るのが嫌なら、代わりに戦ってくれる奇特な奴を見つけろよ。ただし急ぐことだな。 ああそれと、この庭から出るなよ……目くら、おまえは館の中に戻っていい」 村役人はしばしの逡巡のあと、「わかりました」と承諾した。 また気まぐれに思いついた遊びであろうが、これを断れば領主の跡継ぎはいたく機嫌を損じるにちがいない。 そうなればどんなことになるか知れたものではない。 (畜生、どうしようもない。代役をたてることが出来るならまだましだ。 ……ちょっと待てよ、代理といっても要するに、自分が闘って勝ちとった金を俺たちにくれるという役回りじゃないか。それになんの得があるんだよ。そんな聖人がこの剣士どもの中にいるわけないだろ? くそ、とにかく、こいつの目の前から離れて考えよう) 呆然と雪の上にへたりこんでいる行商人の娘の腕をつかみ、雪まみれのその小さな体を引き起こす。 引きずるようにしてテーブルから離れながら、村役人は小声でささやいた。 「貴族に、とりわけあの男みたいな奴に『平民に生意気な口を利かれた』と思わせるんじゃない。 お前の父親のことも置いておけ、いま騒いだってどうにもならない。たのむから、弟と同じようにおとなしくしてろ」 ずっ、と鼻をすする音が聞こえた。かたわらを見下ろして、村役人は渋い顔になった。 こちらの子供も泣き出したのである。ずっとこらえていたものが溢れたのではあろうが。 「だって……あの子は目が見えないのに、あんな扱い……なんで、できるんですか…… 父さんだって、あの子の目を治すのに、たくさんのお金と腕のいい医師への口利きがあればなんとかなるかもしれないって、あの人たちに言われたから……」 「それを人に決して言うなよ。口をすべらせば本当に殺されかねないんだぞ」 厳しくいましめてから、村役人は肩越しにテーブルのほうを見やった。 男の子は盲いた目をしょぼしょぼさせて涙をぬぐい、召使につきそわれて館のほうへ歩きだしたところである。 あの坊主はこの数日でそこそこひどい目にあわされたし、今さらちょっとくらい変わるかよ、と思いながらもげっそりため息をついた。 (坊主、助けてやりたくてもこの状況は俺にはちょっと荷が重すぎる。 余計なことを気に病むからだ。村内でちゃんと便宜をはかってやってただろうが) 「何だったんだ?」 第三者の声が自分に向けてかけられたと気づくまで、数瞬が必要だった。うつむいて娘を引っ張ったままその声をきき流して歩き、ぶつかりかけてはっと顔を上げる。 村役人の目の前に、二人の若い人間が立っていた。どちらも旅装で、防寒用の分厚いマントをまとっている。 問いかけてきたのは、剣を吊った凛々しい剣士のほうである。武芸試合に出るため集まってきた一人かもしれない。 どう答えればいいのか村役人がとまどっているうち、二人組のうち背の低いほうが、剣士のそでをひいて「ちょっと、そんな簡単に首をつっこんでいいの?」と咎めるように言った。 少しきつい印象があるが相当に整った面立ちの、桃色がかったブロンドの髪の少女である。 「いや、なんだかワケありのよう……」 「人様の領地にはね、いろいろあんの。 あんたは領地を持ってないからそのへん知らないんでしょうけど、貴族同士では、領地の統治には互いにノータッチが基本なの。 よけいなおせっかいは、下手すりゃ紛争や決闘に発展するのよ。呼ばれもしないわたしたちがこんなとこにまぎれこんでるだけでも、ほんとはあまり良くないんだからね」 その二人の話を聞きながら、(あまり良くないどころか、あのどら息子なら激怒するだろう)と村役人はぼんやり思った。 平民を集めての武芸試合はあの男にとって、最高権力者として君臨する楽しみを味わう場でもあるのだ。 「他の王様」になりうる、しかも自分がまねいた覚えのない貴族など、場に存在してほしくあるまい。 (だけど待てよ、これはチャンスじゃないか?) どうやらこの桃色髪の少女は貴族らしい。服装は二人とも貴族のそれとは見えないが。 それならば領主の跡継ぎも、自分たち領民を扱うようにはけっして扱わないだろう(腹は立てても)。あたりまえの話だが、貴族は平民とは違うのだから…… 急流にかけた水車のように思考が回転し、ひとつの打算をはじき出した。 「助けてくれ!」 恥も外聞もかなぐり捨て、小声ではあるが彼はそう叫んで、ぱっと地面にひざまずいた。 村役人に袖を引かれてうながされ、行商人の娘が同じように雪泥にひざをつき、手を組みあわせて祈りの姿勢をとる。 とつぜんの困惑は、こんどは剣士と桃色髪の少女の側にあった。 「な、なによいきなり……立ちなさいよちょっと、周りに見られるじゃない。やめてったら」 「助けてくれ! 俺たちは武芸試合に出ることを強要されてるんだ」 押し殺した声で、よどみなくぶちまけていく。 背中に、離れたところにいるはずの領主の跡継ぎの視線を感じるが、それも無視する。聞こえてはいないはずである。 場の「他の王様」に、つまりべつの貴族の庇護にすがる。それは、賭けるに値する道だった。 「聞いてくれ。この領地のいまの支配者であるあいつ、カンシー伯爵の息子であるあの若様は、なにかを闘わせるのが好きなんだ。 最初は猫で、犬で、山の獣で、それらを同種あるいは異種間で闘わせるのを好んでいた。それはここ数年で人間におよび、獣と人もしくは人同士を、競技というかたちで闘わせて楽しむようになった。 この武芸試合はその一環だ。一年に一度、腕に覚えがあるという平民の戦士を集めて、優勝が決まるまで戦わせ、優勝者には〈黒騎士〉という家中での称号と特権をあたえる仕組みだ」 「それは聞いてる。変わった嗜好だけど……他人の趣味だし、とやかく言える立場には」 「あいつはなんでも面白半分に闘わせて楽しもうとするんだ! 貴族間の決闘が禁止されていなければ、家臣のメイジ同士を闘わせるだろうよ! この館には数人の盲人が雇われてる。めくらを数人、囲いの中に入れてから、殴りあわせるのはあいつの好みとするゲームのひとつだ。 目が見えないやつらが殴り合うから展開がどうなるかわからなくて、『最後に立ってられる奴は誰か』って賭けをすると面白いんだとさ」 村役人が吐き捨てた直後、隣にひざまずいている行商人の娘が顔をあげて、涙で曇った目で剣士を見た。 「おねがいです、助けてください、おにいさん。 うちの目の見えない弟が、あの若様に仕えなきゃならなくなってるんです」 ぼそぼそとつむがれる涙声はたぶん、同情を引くには最適だろうと村役人は思った。 まさしく貴族の同情こそ、いまの自分たちには必要なものである。 「あの子は自分が何の役にも立たないなんて気にしてて……わたしが、お金のことばかり話してたから……馬鹿なことに、自分からお屋敷に行って…… ……弟はここ数日で、おなじ盲人だけどずっと体が大きい人たちと殴りあわされて、もう前歯を二本なくしました……でも、前歯だけならまだいいです。 あの若様は、囲いのなかに野豚を入れて、それを殴り殺すよう命じたことがあるそうです。その混乱で、盲人が一人死んだって」 言葉もない態で聞いている二人組が、目と目を見交わした。 話の途中から不快そうに眉をしかめていた剣士が、おもむろに発言する。 「……それで、『助けてくれ』とは? なにをしてほしいんだ?」 連れの剣士に桃色髪の少女はちらと目をむけたが、今度は制止しようとはしなかった。 ………………………… ……………… …… 雪の舞う庭、木の柵にかこまれた長方形の試合場。武芸試合への出場者がそこにつどっていた。 村役人は、行商人の娘と手を握ったまま、これから始まる予選試合を待っている。 彼らのために出場することを承諾してくれた剣士は、一本の木の棒のみを装備している。最初の試合ではみな棒を使わされるのだった。防具は自由だが。 その最初の試合は、全員参加の混戦である。 出場する全員が、首に赤い布を巻いていた。 他人の布を一枚だけ奪って柵の外に出れば合格である。自分の布を失えば失格、布を奪わないまま柵の外に逃げても失格だった。 最初のこの一戦で半数以上がふるいおとされる。混乱の中で、重傷を負うものも出るだろう。 「どうかあの方に、始祖の恩寵がありますように……」 行商人の娘が食い入るように試合場を見つめつつ、祈りをつぶやいている。 村役人は気まずくなった。本当なら、自分があの危険な場に立たされていたのだ。 (しょうがないだろ、俺はまっとうな生き方してるんだ。武器なんて振り回したことがないんだよ) 気炎をあげつつ試合場にむらがった戦士たちは、腕自慢の男たちとあって多くが体格に恵まれている。 村役人の代理として出場してくれた剣士は、そう大柄ではない。周囲とくらべて頼りなくさえ見えた――にもかかわらず、その剣士の闘志にみじんも曇りはないように見えた。 「遊びがすぎるわ」 村役人から少し離れて立っていた桃色髪の少女が、冷ややかな声で評した。 ぎくりとして彼は試合を見ることも忘れ、その貴族らしき少女にあわてて「申し訳ない」と謝る。彼女の機嫌をそこねてはおしまいなのだった。 うんざりしたようにその少女が首をふった。 「あなたたちのことじゃないわよ。この馬鹿馬鹿しいちゃんばらごっこ自体もそうだけど、あそこに立って妙に生き生きしてるあの人のことよ。 ほんともう……いつも姫さまに言いつかった仕事でさんざん剣を振ってるんだから、たまの非番でまでこういうことをしなくてもいいじゃない」 妙に不機嫌そうな声である。 首をちぢめるように聞いている村役人と行商人の娘に対し、少女は安堵させるように声をやわらげた。 「あなたたちを放り出したりしないわよ。 後からあらためて詳しく話を聞かせ――」 試合開始の鐘が鳴り、少女も口をつぐんだ。 ………………………… ……………… …… 「密集しての乱戦では、転んだらまず終わりなんだ」 剣士は短く、それだけ言った。 額の傷からたらりと一滴、血が流れた。 その頭に包帯を巻きながら、桃色髪の少女が怒鳴りつけた。 「心臓が縮んだわよ! なに一発もらってんのよ」 まったく心臓がちぢむ光景だった。村役人は慙愧の念にたえず頭をたれる。 乱戦の中で、やはり優位にたっていたのは、左右に薙ぐように棒をふりまわしていた数人の大男だった。 その猛威の陰でよく見えなかったが、どうやら剣士は最初は試合場の隅のほうに引っこんでいたらしく、転倒した者にすばやく駆け寄って頭部を一撃し、気絶した相手の布を奪ったようである。 しゃがんで相手の首から布をほどいていたときに他のだれかに攻撃されたと見えて、柵を身軽にとびこえて戻ってきたときには、額から鼻梁にかけて鮮血をしたたらせていたのである。 「そう心配するな、次から一対一だ。剣を持てるならこっちのものだ。 重傷者も除外して、残った勝ち抜き戦参加者は総勢十六名か。ちょうど四回勝ち抜けばいいわけだ。 ふむ、選手番号は十一番、と……」 ぎゃんぎゃん騒ぐ桃色髪の少女を軽くいなして、包帯を巻かれた剣士が立ち上がる。 言うとおり、このあとは一対一の試合である。くじ引きで対戦相手が決められ、勝ち抜き方式でただ一人が残るまで続けられるのだ。 領主の跡継ぎの意向により、飛び道具以外でおのおの得意な武器を使うことが認められる。真剣で殺しあうのと変わらず、剣呑このうえない。 「あの、なんといって感謝すればよいか……」 申し訳なさに消え入りそうな声で頭をさげた村役人に、剣士は手を振った。 「礼は勝ち残ったあとに言ってくれればいい。 そんなことより、もっとはっきり事情をつかんでおきたい」 詳しく話せ、と言われて村役人は言葉に詰まった。 思わずかたわらの行商人の娘を見下ろすと、こちらも動揺した表情である。 この娘にとっては、親の恥でもあるのだ。 うろたえる二人の様子を見ていた剣士が、「いや、やはり今はいい」と首を振った。 「とりあえず何戦か勝ってからにしよう。 事情を聞いておいて、初戦でいきなり負けたりしたら格好がつかないからな」 冗談めかしてそう剣士がそう言ったとき、「三番! 十一番! 試合場へ上がれ!」と〈赤騎士〉の声がひびいた。 自分の番号を呼ばれた剣士が舌打ちする。 「いきなり最初の戦いか。まあいい、なるべくさっさと決着をつけてくる。 ……そうだ、連絡文をハトには仕込んでおいたからな。持ってきておいてよかった。 だれもが試合場に注目しているときに、気づかれないように飛ばすんだ。さいわい野良のハトもそこらにいるから、放つところさえ見られなければ目立つまい」 剣士が桃色髪の少女の耳元でささやき、自分のものらしい背嚢を渡した。 少女が「わかったわ」とうなずき、ごそごそと渡された背嚢をまさぐる。 村役人の耳に、気のせいかクルッポーと鳴き声が聞こえた。「えっとコレ?」「ばか、いま鳴かせるな!」 ………………………… ……………… …… もう幾度目かに、熾烈に動きつづける両者の間合いが重なった。 対戦者の振り下ろしたハルバードが、剣士の頭上に剛猛な勢いでふりおろされ……紙一重でかわされた。 代理の剣士は、地面を噛んだハルバードの先端をすかさず踏みつけ、柄にそって滑らせるようにみずからの剣をはしらせる。 閃光のように鋭い、そして繊細な一撃をうけ、対戦者の右手の親指からわずかに血がとびちる。 剣士はとびのいて叫んだ。 「骨に届いたぞ、降参してはやく治療を受けろ! 後遺症がのこれば、得物をうまく握れなくなるぞ」 対戦者は剣士をにらみつけ、どくどくと血を雪泥の上にこぼす自分の手を見下ろし……ため息をついた。 その大柄な男から急速に敵意がしぼんでいくのが、村役人にも感じられた。 「そうしよう」とその男はつぶやき、背をむけてのっそりと試合場の柵の外に出る。メイジ兵に一人、水魔法で怪我を治療する役がいるのだ。 ただ、代理の剣士は治療してもらえない。 走りよってくるメイジたちは、代理の剣士だけには目さえ向けないのだ。間違いなく領主の跡継ぎの差し金にちがいなかった。 剣士もこだわらず、さっさと木の柵をこえて戻ってくる。 「なんて狭い了見なの、あいつら! 治療くらい受けさせてもらうべきよ、もう三人目抜いたんだから! 決勝の前に、 あんた最初の戦いの前に『さっさと決着をつける』とか楽勝そうなこと言っといて、もう四つも傷こさえてるじゃないの!」 「しょうがないだろう、槍やハルバードなんて使われては。これでも自分でも驚きなほどぎりぎりで、うまくかわしてきたんだぞ。 こんなのは全部かすり傷だ。出血にさえ気をつければいい」 苦笑する剣士の腕の傷に、服の上からかたく布を巻きながら、桃色髪の少女が怒りをまきちらしている。 はらはらさせられたのがよほど不機嫌なのか、「人の領地にはいろいろある」とか言っていたくせに矛先があっさり領主の跡継ぎに向いた。 「だいたいこんな武芸試合、おかしいわよ! 貴族主導のスポーツ大会開催はわりとあるし、『貴族同士の戦い以外なら決闘にあたらない』という屁理屈だってできるけど! それにしたって普通は木剣とかでしょう!? この一対一でも何人か重傷者が出てるじゃないの、あの赤い髪のやつとか死んでるわよ間違いなく! この地の領主は何やってるのよ、あんな馬鹿息子を野放しにして留守してるなんて!」 「まったくだな。だが実は、木剣より真剣の立会いのほうがこっちには有利だったりする。さっきみたいに小手先の技を存分にふるう余地があるからな」 受け答えのあいだも、剣士の傷口に巻いた白布にはじんわりと血がにじんでいく。 ……いたたまれなくなり、村役人は何か言わざるをえない気分になった。 「領主さま、カンシー伯爵は数年前に、ゲルマニア方面へ長い旅に出たのだが、以来音沙汰がなくなってるんだ。すでに死んだと考えてる者も多い。 留守を任されたあの若様は、それまでは領主さまの顔色をうかがって大人しくしてたんだろうが…… 数年待っても連絡が何もなかったからか、これで羽根を伸ばせるとばかりに好き放題するようになったんだ」 流される血を見つつ、やましさから口早に語りつづける。 「〈赤騎士〉と名乗る家令はいさめるどころか、これまた悪知恵を吹き込むときてる。 あの二人組は風車小屋とかの使用料をつりあげたりして、金を領民からしぼりとってた。それでも金が足りなくなるような遊び方をしてたらしいが」 若い貴族仲間をあつめての賭けトランプや丘の下にある歓楽街での遊蕩が、肝をつぶすような額の出費を強いたらしい。そのしわ寄せは領民にきた。 あのころは領民たちは、本気で集団での逃散を考えたほどにしぼりとられたのである。 が、領民にとっては幸いなことに、領主の跡継ぎはべつの金の卵を見つけたのである。それは親子連れの、ある旅人を利用することだった…… 「被告にしたてられてる男は、もともと都市の商人だったらしい。 あるとき市の有力者の妻に迫られてことわったんだが、恥をかかされたと怒ったその女が『私を無理やり手ごめにしようとした』と夫に告げたため裁判沙汰、財産を没収されたうえに判決で都市から追放の刑をくらったという悲惨な奴でな。 娘と、目の見えない息子をかかえて流浪してたのが、この領地に物乞いにきた」 「ちょっと待て、そんないっぺんに早口で話すな。 たしかに何戦か勝ったら話せとは言ったが、いきなり素直にとうとうと話しだされるとちょっと不気味だ」 村役人は首をふった。 「あんたは、次は決勝というところまで戦ってくれたんだ。いまさら隠すことなんてない」 そこにこめた感謝は嘘ではなかった。ただ、それ以上に罪悪感と恥ずかしさが言わせた言葉ではあるが。 それに、どうせ頼るなら弱い腹を見せて、何もかもを投げ出してみせるほうが好感を与えられるという打算もある。 行商人の娘に「言うぞ」と彼は確認した。娘はしばし迷いを瞳にうかべてから、あきらめの色をそこに宿して閉じた。 「被告の罪科の焦点だったのは……媚薬の原料などの、一般での売買が禁じられている禁制品を密売したことだ。 そういったわずかでも高価な闇の品は、ここの近くにあるわりに大規模な都市で売りさばくことができる。あそこには歓楽街もあるからな。 正直に言うと、被告はここ以外の法廷でも有罪判決をくらうと思う。 だがおそらく、この話をもちかけたのは若様自身だ。ここの『裁判』は、茶番以外の何者でもない」 桃色髪の少女が、小さなあごに手をあててうなった。 「なるほど、たしかにね。 領主に特別に庇護されていれば、一般への禁制品だって買いつける道はある。一度この領地に入ってしまえば、積荷あらためも怖れることはない。 政府の役人にでも嗅ぎつけられれば別だけど、まず安泰だわ。当の領主……この場合は名代か……に切り捨てられないかぎりは」 そしてじっさいに切り捨てられたわけである。港町のほうに買い付けに行っている間に。 理由などいくらでも思いつく。あの商人は最近、あまり領主の跡継ぎに従順とはいえなかった。 また、長年一人の人間が特権を駆使して商にたずさわっていれば周囲の疑いをまねく。 切り捨て時、だったのだろう。 行商人の娘がこらえきれずに首をふって嘆く。 「父さんは、目の見えない弟をメイジの医師に診せて治してやりたいと……薬だけでも信じられないほど大金だと言われたからって」 「出まかせを言われたに決まってるでしょ。生まれつきの盲人なら無理よ、メイジのどんな薬でも」 気の毒そうに、しかし断固として桃色髪の少女が言った。娘が深くうなだれる。 そこに気づいたからあの商人は反抗的になっていたのかもしれない、と村役人はこめかみを揉む。 剣士が天をあおいで嘆息した。 「『領主の名代の横暴というだけなら、いざとなれば王政府に訴えればよかったではないか』と思っていたが、そういう裏があったか。 それはかなりまずいな、訴えられなかったのはわからなくもない」 禁制品の密売となると、塩の密売や貨幣の偽造ほどでなくとも王政府が看過できない罪である。 かりに王政府の役人がこれを知ったとして、領主の息子を牢にぶちこみたくなるのは当然だろうが、行商人ももちろん許されるわけにはいかないだろう。 たとえ利用されていただけとしても。 「厄介だな。あの領主の息子とやらは、そんな自分の弱みを知っている被告を自由にする気は絶対にないだろう……被告以外に知っている者も」 そう言うと、剣士はちらりと意味深に村役人を見る。 彼はぎくりとする。これまで、そのことは考えないようにしていたのだ。 だが先ほど「ここから出るな」と言い渡されたことといい、不安は急速に色濃くなっていくばかりだった。 べつの貴族の庇護さえあればどうにかなる、と思っていたが、それさえ跡継ぎの害意をとどめられないとすれば…… 「決勝をはじめる。十一番、八番、試合場に上がれ!」 〈赤騎士〉の声がとどき、一同のつかの間の重苦しい沈黙はやぶれた。 だからといって、明るい気分にはむろんならない。 試合場に上がってきた最後の対戦者を見て、剣士が表情をひきしめた。 「やはり、まずすべて終わってから考えよう。 相手も剣か。けっこうだ、負けるものか」 ………………………… ……………… …… 流れるようなゆるりとした動きで対戦者が剣を繰りだすたびに、剣士がぱっと後ろに跳ぶ。あるいは村役人の目に、ゆっくり見えているだけかもしれなかった。 その対戦者、壮年の男は背も剣士とかわらず、目に見えて激しい攻めかたをしているわけでもない。 だが、おそらく相当に強いのだろう。代理の剣士がまったく表情に余裕を見せていない。開始数分だと言うのに、額に汗が流れている。 剣士が足をフルに使って、前後左右に跳びまわっているのに対し、対戦者は腰を落として重心が低い状態のままじりじりと進んでいた。 そうかと思えば、一瞬だけ前にとびだし剣をひらめかせてすぐ元の位置に戻ったりしている。 「剣なんてわたしも知らないけれど。 なんて言えばいいのか、相手は安定してるわ」 桃色髪の少女が、ためらいがちにそう批評した。 食い入るように試合場をみつめるその表情に、落ち着きをよそおっていても抑えかねる焦燥の色がある。 村役人は答えることはせず、黙って試合場を見ていた。代理の剣士が苦戦するさまを見て、心臓が絞りあげられるように痛い。 剣士は負けるかもしれない。傷をおわず負けることはないだろう。死ぬかもしれない。そのときは桃色髪の少女はともかく、自分たちも終わったも同然である。 (心臓を痛めてまで見てどうする? 俺が見てなくても、決着はかならずつくんだ) それに俺に武芸などわからないんだ、と村役人は首をふる。 彼は剣さえ知らない平民であり、他人の力を利用して自分の身を守ることしかできない。 それでも、増すばかりの恐怖そして罪悪感に、目をそらすことはできなかった。ふと、横顔に視線を感じるまでは。 テーブルから領主の跡継ぎが村役人を見つめていた。 自分の靴にはいずっていた虫を見下ろすような冷酷な目で。 彼が唇をひらいた。距離は離れていたが、その声は雪ふる空間をとおしてはっきり伝わった。 「ほんとうに代理に出る物好きがいるとは思わなかったよ。 ぼくは本当はおまえが戦うのを見たかったんだが」 村役人はわれ知らず後じさった。 理屈以外のなにかがはっきり知らせたのである。 (やっぱりこいつ今日俺たちを、特に俺を殺す気だ) 彼は職分上、領主の跡継ぎがおこなっている不正に気づいていた。 領地の経営にかかわっている彼は、その気になれば領主の跡継ぎに不利な証拠を探しだすこともできる。 自分自身の命のために、それを告発する気などさらさらなかったが、すでにこの男に敵として認識されているなら……この男は、行商人に手をかけたように自分もこの機に殺すだろう。 (まずい、極めてまずい! ここから出るなとあいつは言った、ここはすでに火にかけられる前のフライパンの上だ。 そうと知っても、いまさら逃れるすべなどあるはずがない) …………村役人の焦りをよそに、試合場では代理の剣士もまた苦吟している。 じりじりと距離をつめようとする対戦者に、わずかながら剣士は押されはじめていた。 先の試合での出血、そして今しがたつけられた新たな傷。体力は限界に達しつつある。 この対戦者は執拗に、剣士の手足を狙っていた。少しずつ、少しずつその剣が速くなっていく。 幾重にも分かれた蛇の舌のように剣の残像がおどり、剣士の手首、前に出ているほうの脚、鎖かたびらから露出したすべての無防備な部位を正確にねらった。 いまやはっきりと見える形でその男は、剣士を追いこむように前進しはじめている。クズリを思わせる執拗かつ獰猛な戦い方。 …………突然のラッパが鳴り響き、館の木造りの門が開け放たれた。 試合場であらそう二人をのぞき、群衆の視線のあつまる中を、二頭の馬が人をのせて門をくぐってくる。 村役人はほぞを噛み、(やはり来た)という思いでそれを見やった。 最悪にかぎりなく近い展開だった。 その者は馬をすすませ、領主の跡継ぎから二十歩という地点で止まった。あぶみに体重をかけて、重々しい動作で馬上から地面に身をうつす。 黒い鎧で全身をかため、黒い兜で頭部まですっぽりと覆った完全防備の甲冑姿の……剣士だった。騎士の格好だが、メイジではない。 その後ろでは、フードをかぶった従者らしき者もまた下馬している。 (こんちくしょう、やっぱり勝ち抜き戦の後にもう一試合して〈黒騎士〉を負かさなければ優勝はないわけか) 「カンシー伯爵の息子がやとってる平民の戦士って、あれがそうなの?」 桃色髪の少女が一瞬だけ試合場から目を放してその甲冑の男を見たあと、苦々しげに表情をこわばらせている村役人にたずねてきた。 村役人もはっと気づいたように少女を見かえして、うなずく。 「……ああ、この二年連続で〈黒騎士〉をつとめている奴だ。 年に一度の武芸試合で勝ちぬいた者は、〈黒騎士〉に挑戦する権利が与えられるんだ。あいつに勝てば優勝者となり、望めば新しい〈黒騎士〉になることができる。 今日を締めくくる試合のために、ここに来たんだろう」 村役人の見ている前で、黒い甲冑の剣士はがちゃがちゃと甲冑の音をたてながら歩き、テーブルの数歩手前にたたずんだ。 冷えかけた七面鳥の肉を切り分けている領主の跡継ぎが、ナイフを休みなく動かしながらちらとその姿を見て問いただす。 「どうだった?」 その質問に、数度咳ばらいしてから黒い甲冑の男は答えた。 「あなたの予想通りでした。今朝方、全部片付きました。 まったく寒い、動かないでいると鎧が氷のように冷たくなる……待っているうちに風邪をひいて、のどをやられてしまいましたよ」 「ご苦労だった」 にんまりと笑みをたたえて、領主の跡継ぎが称賛する。 違和感のある受け答えに、様子をうかがっていた村役人は眉をひそめる。 (なんだ? 待てよ、なにか……) ことさらに考えようとしたわけでもないのに、さまざまな疑問が一瞬で頭をめぐった。 被告はついに来なかった。その娘には、帰ってくると約束していたはずなのに。 待機させられていた武芸試合の挑戦者たち。まるで領主の跡継ぎは、すぐ裁判が終わって試合を始められると確信していたようだった。 人がまばらな、つまり目撃者の少ない大雪の街道。「盗賊や狼」の脅し文句。どこかに出かけていた〈黒騎士〉。 突然にして、村役人は答えをつかんだ。 けっして難しい謎ではなかった。もともと、どこかでそうではないかと疑っていたのだ。 それでもやはり愕然と目をむいて立ち尽くす。 (あいつら、あの行商人の乗った馬車を襲ったんだ) 禁制品密売の罪を押しつけたうえで、余計なことをしゃべらないように裁判の前に口を封じる。 被告が裁判に出るためこちらに帰るこの日。どの街道を通るかを予測するのは簡単である。おそらく〈黒騎士〉は、命令を受けて襲うべく兵を伏せていたのだろう。 そこまでやるのか、と村役人は歯噛みした。 領内の通行安全を保障するはずの領主権が、本気でみずからの土地に罠をしかければ、その領地に踏みこんだ者はまず確実に逃れえない。 主君の命をうけた〈黒騎士〉が馬車を襲い、一人残らず殺したあとで、盗賊のしわざに見せかけることなど造作もないのだ。 いや、死体も馬車ものこさず隠蔽され、被告はそもそも来なかったように見せかけられているのかもしれない。 提訴人たちのほうを見る。 訴えでた商人たちは妙に居心地わるそうに庭の隅にかたまっていたが……一人が村役人の視線に気づいて、たちまち目をそらした。 (おまえらは裏の事情を知らず、儲けてる同僚をやっかんで訴えただけだ、と俺はさっきまで思っていた……でも、本当は違うんだな? どら息子に話を持ちかけられて一芝居うったんだろう? あの行商人の後釜におさまって、新たに自分たちが庇護を受ける密約でも交わしたのか? だがそうだとしたら、その貴族はあの行商人を計画的に使い捨てたように、いつかおまえらも捨てるんだぞ) 苦虫をかみつぶしながら、村役人は暗く目を落とした。 (だが俺たちはその前に、今日死にそうだな) ………………………… ……………… …… 試合場の激闘は、まさにたけなわとなっていた。 とうとう試合場の隅、まだあまり踏みこまれていない雪原のある場所まで剣士は後退している。 これまでの対戦者の武器とはほとんど触れることもなかった剣が、火花を散らして敵の猛攻を受け、かろうじて食いとめていた。 踏み荒らされていく雪に赤い点がぽたぽたとついていた。代理の剣士が出血している、と一目で知れた。先の試合のものが開いたのか、新たな傷かはわからなかったが。 「まずいのかしら」 舞う雪より顔色が白くなっている桃色髪の少女が、ぽつりとつぶやいた。 銀光が繚乱する中、必死の形相で刺突をくいとめた剣士が、驚きの声をあげて体勢をくずした。氷のように硬くなっていた雪にすべったとみえる。 対戦者の剣がその頭上にきらめき、落ちかかった。 まともに受けようとしていればたぶん死なずとも重傷はまぬがれなかっただろうが、この刹那に剣士は地面に身をなげて転がっている。 幸いにして自分の剣でわれとわが身を傷つけることもなく、雪をけって剣士は距離をとることに成功した。 対戦者が淡々とそちら側に体の向きをかえる。 呼吸はこれ以上なく乱れ、体は雪まみれで血と汗に汚れていたが――代理の剣士の瞳からは不屈の闘志がいまなお見えた。 が、その瞳が対戦者の背後をみとめて、一瞬揺れたように見えた。その視線の先は、テーブルの方面である。 見るまに汗みどろのその顔が、不敵な笑みを浮かべて対戦者のほうに戻った。 「攻められるのは好かん。ムッシュ、そろそろこっちが攻めさせてもらおう」 体勢はともかく呼吸はそう簡単に治められないはずだが、油断なく構えを取った剣士の息が、荒いながらも一定のペースを急速にとりもどしていく。 じり、と再度距離をつめようとした対戦者が、ぎょっとしたように動きを止めた。 さきほどの対戦者顔負けの勢いで、剣士が苛烈に攻撃の剣をふるいはじめたからである。 相打ちを狙っているかと思われるほどの、捨て身にちかいやり方だった。 一剣を送ってまた一剣。 集中力を極限まで高めているらしく、手首をひるがえして送りだす刺突は、迅いながらも精密に対戦者の顔面や手首を狙っていく。 こんど必死に払いのけようとしているのは対戦者だった。 たとえ相手を殺しても、引き換えにこっちの目でも刺されてはたまらないとばかりに切羽つまった様子である。 対戦者は歯をくいしばり「この気ちがいめ」とでも罵りたそうな顔をしていた。 村役人もぼんやりと的外れなことを頭のどこかで考える。 (あんなに近寄って、刺されるのが怖くないんだろうか?) 剣士の手にある刃が激しく動きはじめ、雪の光を反射して鮮やかに銀の光芒をはなった。 孤をかいて円転し、その幻惑するような円の中から突きが繰り出される。その刺突がいよいよ速度と数をまし、必死で食い止める対戦者をたじたじと後退させてゆく。 ここが先途とばかりの猛烈な攻めは、尽きる前に火勢をもっとも激しくする炎のようだった。 力をふりしぼって攻め立てる剣士の、息もつかせぬ矢継ぎばやの刺突についに対処できなくなったのか、対戦者の男が一瞬ひるんだように動きを鈍らせた。 刹那、しゅっと送られた剣尖が、対戦者の手首をつらぬいて冷たさを伝え、「ぎッ」と激痛のうめき声をあげさせた。 とびすさった剣士の前で、勝ち抜き戦最後の対戦者が武器をとりおとし、手首をおさえてひざをつく。 とうとう代理の剣士が、武芸試合に出た者のうちでただ一人勝ち残ったことになる。 ……ただし控え目に見ても、剣士は限界だった。 肺が破れそうなほど呼吸を荒げ、頭上からは湯気がたちのぼっている。 喝采を浴びせることも忘れて、村役人は立ち尽くしていた。 だが、この勝負が決まった次の瞬間に、すぐさま次の戦いを望む声が投げられていた。 「〈黒騎士〉、さっさとお前の役目を果たしてこい。 挑戦者が待っているだろ」 試合場にたった一人が残った時点で、領主の跡継ぎがそう命令を飛ばしたのである。 黒い甲冑の男は軽くうなずき、身をかえして試合場のほうへ歩いていく。 薄刃の大剣をすらりと抜き放って。 試合場でいまだ呼吸を整えている汗みずくの剣士が面をあげた。 甲冑の男の剣をまじまじとよく見つめてから、不敵な笑みがまたしてもその顔に浮かんだ。 そのとき村役人の横から、行商人の娘が涙声をはりあげた。 「不公平じゃないですか、あの方はさっきまで闘っていたんですよ!」 「黙れよ、娘。〈黒騎士〉だって今戻ってきたところだ。 ……不平か? うん不平なのか? よし、もう少しおまえらに得な条件をつけてやろう。『決闘裁判』だ」 視線を行商人の娘にうつした領主の跡継ぎが、さらに面白いことを思いついたという表情になった。 朗々と言う。 「喜べ娘、父親の有罪無罪をかけてもう一度裁判をさせてやる。なんなら弟の身柄もつけてやるぞ。 決闘裁判、『始祖ブリミルの名にかけて戦われ、その恩寵あって勝ったほうの言い分が正しい』といういにしえの裁判だ。どうだ、わかりやすいだろ? 提訴人側の代理人には〈黒騎士〉を提供しよう。〈黒騎士〉が負ければ、優勝金を持って弟ともどもどこかに消えればいい。ただし負けたら多少、課される罰金に色がつくかもな」 口をあけて、行商人の娘は動きを止めた。破格といえなくもない条件に、逡巡の色が見える。 「惑わされるな」と村役人は大声で言ってやりたかった。 試合場の代理の剣士が勝ったところで、この目の前の残酷な貴族がそんな約束を守るわけがない。 (どうあってもこいつは俺たちを料理する気なんだよ。 いまは猫が捕らえたねずみに食いつく前に、いじくりまわして遊んでいるだけだ) 「面白い提案だな、おい。聞いたぞ。 まがりなりにも貴族なら、自分の言葉に責任を持つんだろうな」 試合場の剣士が、血と汗をぬぐいつつ声をテーブルのほうにかけた。 どうにか村役人は領主の跡継ぎから目をそらし、試合場のほうを見る。 剣士は傷がひらき、流れる血で体を朱に染めていた。呼吸も荒い。 (そうだ、それ以前にあんたが、〈黒騎士〉に勝てるとは思えないぞ。傍目からもわかるほど、あまりに疲労し、消耗しすぎているじゃないか。 〈黒騎士〉は一昨年の武芸試合でも昨年でも、対戦した相手の息の根をとめたんだぞ。それを見て、どら息子はことのほか喜んだから、今年もきっとそうするつもりだ…… だのにあんたは、なんでそんなに怖がってないんだよ? 挑発するようなことを言わなくてもいいじゃないか、ただでさえ死の際なのに) 頭では、そう考えていた。 だが彼の手足は、このとき思考と関係ないかのように動きだしている。 彼は先ほどのように、行商人の娘をひっぱっていた。強引な力に、娘が何か言っている。 立ちどまり、戸惑ったように見上げてくる娘の小さな肩を抱きよせて、その耳元に口をつける。娘が体を硬直させた。 村役人は、誰にも聞かれないよう密着した体勢のままささやく。 「もう少ししたら混乱になる、その間になんとか逃げろ。父親も弟もあきらめて一人で逃げるんだ。 村にはけっして寄らずすぐ他へいけ、できれば遠くの自由都市へ。そうでなければ、ここよりずっとましな貴族が治める領地へ」 それだけ言うと離れ、試合場の木の柵を乗りこえる。 行商人の娘が、横から叫びながら手をひっぱるのを振り払い、彼は試合場に降り立った。 剣士と黒い甲冑の男が対峙している試合場の中央まで、体をひきずるように近寄っていく。 恐怖と昂揚で、五体が麻痺したようだった。 目を丸くしている代理の剣士が、「……何しに来たんだ?」と声を発した。 村役人は、どうにか言葉を震える歯のすきまから押しだす。 「じゅうぶんだ、よ、よくやってくれた、あとは俺がやるから。も、もともと俺が、頼まれてたんだ。本来あんたらは、かか、関係ない。 剣をこっちに貸してくれ」 領主の跡継ぎをこれ以上刺激すれば、たとえ貴族でも消しかねない。 外壁にかこまれた庭にいるよそ者すべてを、家臣のメイジたちに命じて掃討させ、永遠に口を封じればよい。そんな粗暴で短絡的な判断をしかねない異常性が、あのカンシー伯の息子にはある。 「あ、あんたはさっき覚悟を見せてくれた。 平民だって、覚悟すれば戦えるよな。お、俺だってずっとこうするべきだと思ってたんだ」 領主の跡継ぎが行ってきた不正を、わが身かわいさに見てみぬふりをしてきたこと。 嘲笑されてもへつらって平伏し、自分の身を守るかわりに誇りを殺してきたこと。 たった今まで、「剣を知らないから」という理由で、自分の代わりに他人を闘わせていたこと。 それらが心をちくちくと刺していた。 なにをしても逃れられないのなら、もうこの剣士と桃色髪の少女を巻きこむ意味はない。 責任くらいは取っておくべきだった。 「そ、それにあんた、途中ではっきり気づいたけど女だろ。 戦わせといて、いまさらだけど、や、やっぱり男の俺が見てるだけで、女だけ戦わせるってのは違うよな。 だから、もういい、俺がやる」 心はようやく伴っている。だから剣さえ手に取れば。 そして試合場で〈黒騎士〉の攻撃に耐えながら、テーブルのほうに近寄ることが出来れば。 領主の跡継ぎは、間近で観戦するためにテーブルを試合場の柵ぎりぎりまで近づけている。剣を手にすれば、柵をとびこえて打ちかかれないことはない。 (どうせ最後なら、自分で猫に噛みついてやる。 剣を持ったら〈黒騎士〉に向かうふりをして、あのどら息子に打ちかかってやるぞ) その輝くような金の短髪をもつ剣士は、意表をつかれたようにあごを引き、珍しい生き物でも見るかのような目で村役人を見た。 それから、年頃の娘とも思えないうなり声を発した。 村役人の覚悟を聞いて、領主の跡継ぎは疑いなく大喜びした。 ナイフとフォークをカンカンと鳴らして、その男ははしゃいだ笑みをこぼした。 「おう、選手交代は認めてやるぞ! 勇気には敬意を払おうじゃないか」 跡継ぎの歓声が聞こえた方向を、耳でしっかり確かめる。あえて目は向けない。 恐怖に目がくらみ、手が震える。この寒さの中、まだ激しく動いてもいないのに汗が背をつたう。 (どら息子を狙えば、混乱が起こるはずだ。あの娘が逃げられるくらいの騒動にしなくては。 最悪なら試合場から出た瞬間に魔法を食らう、最高に運がよければあの腐った頭を叩き割れる……ちっ、最高の結果でも俺が死ぬのは確実か) 剣士が小声で、ため息まじりに呼びかけてくる。 「やめておけ、馬鹿」 「いいから、は、はやく剣を渡して、柵の外に出ろってば! ただ、できればあの娘だが、守って外に出し……」 「聞けよ。目の前のやつは味方だぞ」 「……えっ?」 村役人ののどから、間抜けな声がもれた。 やれやれと肩をすくめんばかりの剣士が、汗まみれの顔に笑みをにやりと浮かべ、「おい」と黒い甲冑の剣士に声を投げた。 「こいつはまともに戦えそうか? おまえの意見を述べてみろ」 村役人が呆然と聞いている中、答えはすぐさま返ってきた。 「無理でしょ、意気込みは買いますけどね。戦う決意をしても初めてではなかなか体がついていかないものです。まして死の危険があると思えばとくに」 「ああ。足から震えてる奴に、女は引っこんでろみたいなことを言われてもな。 お好きに殺してくださいとアピールしているようなものだ。おまえの言うとおり、意気込みだけは買ってやるべきだが。 ……ところで、遅いぞサイト。そんなごてごてした鎧を着こむ暇があったら、さっさと駆けつけてこい」 「この甲冑であいつらの一味だと思わせてないと、門をすんなりくぐれませんでしたよ。 ……アニエスさんが試合に出てるなんて知らなかったんだから、しかたないでしょうが」 〈黒騎士〉だと今の今まで思われていたその者が、すっぽり頭部をおおっていた兜を脱ぐ。 あらわれた顔は黒髪、黒目の若い男だった。むろん〈黒騎士〉ではない。 どう反応すればいいかわからず、サイトと呼ばれた少年をまじまじと見つめている村役人に、その少年はにっと唇をひいて笑いかけた。 「いい覚悟だったけど、モチはモチ屋というだろ。 剣の腕なんて一朝一夕でどうにかなるものじゃないんだから、この場合人に頼っても恥じゃないさ。 だから、あとは俺に任せてもらえねえかな。だいたいの事情はわかってるから」 「なにを偉そうに…… まあいい、後はおまえに任せる。万一にも不甲斐ない負けなど見せてくれるなよ」 剣士が少年に毒づきながらきびすを返し、試合場からおりようとする。 アニエスという名らしいその金髪の剣士に肩をつかまれ、村役人も急展開に追いつけないまま、引きずられるように柵の外に退場した。 その首を絞めるように腕をまわし、涙をためた行商人の娘がとびついた。 ぐったり息をついた金髪の剣士の肩を、桃色髪の少女がたたいて声をかけている。 「最後のはすごかったけど……ああいう戦い方は危なすぎない? 相打ち狙いに見えたわ」 「試合で戦う者は、たいていは経験をつむほど無茶な戦い方をしなくなる。 平民だと貴族ほど名誉にこだわりもないから、皮肉にも技量があるぶん命を大切にする傾向があるんだ。ああいった手合いにとっては、相打ちなんてもってのほかだな、そこにつけこんだ。 あとは、まあ、こっちの覚悟だな。二度とやりたくないが」 ………………………… ……………… …… 試合場に残った少年は、テーブルに座している領主の跡継ぎに向きなおり、剣先でその胸を指して宣告した。 「決闘で決めるんだろ? 代理も認めると、いま言ったよな? それなら俺が、被告の擁護者になる。誰だろうと相手になってやる」 領主の跡継ぎも〈赤騎士〉こと家令も、村役人とおなじく予想外の事態にとまどいの表情を見せていたが、このとき泡を食ったような勢いで跡継ぎがたずねた。 「おい、〈黒騎士〉はどうした! それはぼくがあいつに与えた鎧だぞ」 「たまたま街道を通っていたら、馬車が襲われていたのを見たんでな。 あんたらに利用された商人は傷を負ってる。重くはないが念のため下の街に行かせて養生をすすめたよ。 で、盗賊まがいのあの連中なら縛って転がしておいた。もっとも、この鎧は俺のほうが盗賊よろしく拝借したんだけど」 「あの役たたずが!」 跡継ぎの罵声をよそに、〈赤騎士〉のほうは静かに目を細めている。 そのメイジは、確認するように慎重な声をだした。 「なるほど、〈黒騎士〉は自分の手で片づけたと言いたいのだな。それなりの腕はあると見ておこう。 声が違うことを怪しまれないよう、風邪でのどの調子うんぬんと言ったり小ざかしいことだ。 ……決闘裁判を要求するとな? だが、あいにくこっちに平民の剣士はもういないんだ」 「誰だろうと相手になると言ったろ? メイジならそこに並んでる。 俺とそっちの貴族たちのうち誰かが一対一で戦い、俺が勝てば被告は無罪。 あんたらが勝てば、俺の身柄もふくめて全面的にそっちの好きにしていい」 これを聞いて、得たりとばかりに〈赤騎士〉が間髪いれずうなずいた。 「よし! その条件をのもうではないか。 だが、おぬしは本来まねかれざる客だ……こっちも条件をつけくわえさせてもらおう」 〈赤騎士〉は横むいてかがみこみ、領主の跡継ぎの耳元にささやいた。 怒りからか蒼白になっていた跡継ぎの顔に、たちまち血色が戻る。ナイフとフォークを皿に打ちつけて音を鳴らし、跡継ぎは声をはりあげた。 「一対一形式にはしてやる。ただし、おまえは本来ならいくつかの試合を勝ち抜いてそこに立つべきだった。 だから、最低でも四人に勝ち抜かねばならない。 それとその鎧はいますぐ脱げ、ぼくの物だからな」 柵の外にもどっていた村役人は、これを聞いて行商人の娘ともども真っ青になった。 (どれだけ腕がたつ剣士だろうと、メイジ一人に勝つことさえおぼつかない。 あの少年は死んだも同然じゃないか) 何と言えばいいのかわからないが、とにかく制止しようと声をあげかけたとき、村役人の袖をだれかが引いた。 見ると、灰色のフードをかぶって顔を隠している者がいた。〈黒騎士〉に扮していた黒髪の少年についてきた、従者らしき服装の者である。 その者は、静かに、というようなそぶりをしてみせた。 「そうとも、騒ぐことはない。見ていればいい」 淡々とつぶやきつつ、金髪の剣士がマントをはおった。 行商人の娘が前にでて、恥ずかしそうにうなだれた。 「すみません、おねえさまだったのに、わたしったら最初に『おにいさん』などと呼びかけてしまって。 ……あのときは涙で目が曇っていて……そうでなければ、こんな美人なかたを見まちがえなかったのに」 「褒めてくれるのはありがたいがやめてくれ、私は武人だ。男と間違われても、過度に女あつかいを受けるよりましだ」 げっそりと金髪の剣士が手を振った。 と、村役人の前にいた従者が身を返し、金髪の剣士に近づいて何事かささやいた。 見るまに剣士が狼狽する。 「いえ、そうは言われますが……いえ、いえ、お言葉なれどそれは……待ってください、か、可愛い服など任務に必要ありません! ああ、傷ですか? こんなものはかすり傷でございます。今はまだ治療の必要はないかと…… はい、事情はかくかくしかじかの次第で……」 離れたところでこそこそと小声で交わされている会話に、なんとなく耳をかたむけている村役人だったが、桃色髪の少女が間にたちふさがった。 「余計なことは知らないほうがいいわよ。というか懲りたら?」 「……そうだな」 ………………………… ……………… …… 風雪はいよいよ猛威をふるい、試合場は冷煙うずまく様を見せている。 衆人の注目のなか、黒髪の少年は篭手をはずし、胴鎧を脱いでいく。 甲冑に慣れていないのか、たどたどしい手つきだった。通常は人の手を借りて着脱する物だからでもあるだろうが。鎧の下から現れていくのは、村役人が見たこともない服である。 試合場に上がってきた〈赤騎士〉が、少年に嫌味っぽく声をかけた。 「そう慌てるな、待ってやる。もう少しゆっくり脱ぐといい」 「今はせっかちな気分なんだよ」 自分の体から黒い甲冑をおしげもなく取り去っていく黒髪の少年は、そう答えながらも油断なくしっかりと大剣を手につかんでいる。 〈赤騎士〉はふふんと鼻で笑い、言葉をつづけた。 「若様を安心させるためにああは言ったが、平民相手に貴族が四人も必要ないのはおまえでもわかるだろう? 私が家令を任されたのは、家中最強の騎士であったからだ。おまえの相手は最初の私で終わりだ。だからゆっくりこの命ある時間を味わうがいい、と言ってやったのだよ。 まったく、いくら腕に自信があるか知らないが、馬鹿なことを言ったものだな。 ……一応訊いてやるが、若様に仕えてみる気はあるか? 今なら頭を地にすりつけて慈悲を乞えば許してもらえるかもしれんぞ」 「鐘が鳴ったら試合開始なんだよな?」 鉄靴を地面に放りだして、底に鋲を打ってあるらしき布の靴をはきながら、少年がそう確認を求めた。 長広舌を流されて鼻じろんだ〈赤騎士〉が「ああ」と答え、杖を引き抜いて準備に入る。 横からかん高い声が飛んだ。「無駄なおしゃべりはいらないぞ、さっさとその無礼者を刻むんだ」と。 すっかり冷えているであろう七面鳥の残りを切り分けている領主の跡継ぎが、いらだったように命令を飛ばしたのである。 「いや待て、街に隠したという被告の場所を吐かせるため生かしておくべきだな。だが腕や足はいらん、何本か切ってやれ。 さあ鐘を鳴らせ!」 その命令にこたえて、鐘楼の上で七つの鐘がいちどきに鳴らされた。 鐘が冬空をどよもしたその刹那に、雷電のような一撃で〈赤騎士〉は地面に斬りふせられている。 領主の跡継ぎの手が、ナイフとフォークを持ったまま凍りついた。 黒髪の少年がやったのは、雪を蹴立てて敵の前にとびこみながら袈裟がけに剣をふりおろす、それだけの単純きわまる動作である。 ただ、異常なほどに迅かった。 傍で見ていた者の目には、稲妻がひらめいたかと映っていた。 雪塵を巻いてふりおろされた一剣は、まさに魔法を放とうとしていた〈赤騎士〉の杖を途中から断ち切り、鎖骨のあたりを鎧の上から強打していた。 それによって〈赤騎士〉は、雪と泥のまじる地べたに這うことになっていた。 猛烈な斬撃の勢いによって叩きふせられた格好である。鎧にまもられていたため、直接の傷はついてはいないだろうが。 ほかの平民の見物人たちと同じく声も出ない村役人の横で、「あのしゃべる剣は頑丈だな、あんな乱暴な使い方をしてよく折れないもんだ」と金髪の剣士がぶつぶつ言っている。 先手必勝の模範例をしめした黒髪の少年は、信じがたいものを見る目で顔を起こした〈赤騎士〉の鼻先に剣をつきつけた。 「せっかちな気分だと、さっき言っただろ」 鐘はいまだに鳴っていた。 ひん曲げた唇を震わせている領主の跡継ぎが、テーブルの後ろでざわめいているメイジ兵たちをふりむいて怒鳴った。 「次の奴!」 ………………………… ……………… …… 四人目が下された。 それなりに善戦したばかりに他より重傷を負ったそのメイジが、もっとも不運といえた。杖をふった瞬間、光の矢をかわした少年にわき下の甲冑のすきまを突かれたのである。 軽く息をみだしながら、黒髪の少年は無造作に大剣をふりはらう。赤い血が点々と、それほど荒らされていない雪面に散った。 武芸試合で敗退したあと、見物していた平民の武芸者たちがわっと沸いた。 いっぽうで、領主の跡継ぎがかかえるメイジ兵たちは動揺のきわみに達しているようだった。 無理もない、と村役人は思う。剣士がメイジを、子供同然にあしらっているのだ。このような光景は常識にはずれている。 貴族の血にぬれた霜刃と、サイトと呼ばれた黒髪の少年が放つ鮮烈な気迫が、あきらかにメイジ兵たちをひるませている。 異様なほどに使い手自身の速度がきわだっている。範囲の狭い魔法ならやすやすと避けるのだ。 軽捷霊妙の剣さばきと、雷を秘めているような四肢。 古今に名だたるメイジ殺しの誰であれ、この黒髪の少年ほど恐怖の的になりはしないだろう。 最初の〈赤騎士〉戦の瞬殺は意表をついたゆえにしても、それ以降の三戦もあっけないほどすみやかに勝ってみせたのだ。 アニエスと呼ばれた金髪の剣士もじゅうぶんに強かったが、この少年の強さは根本のところから質が違った。 自分にしても夢を見ている気分で、たぶんあっち側の陣営は悪夢の気分だろう。 「こうして見るとサイトの奴、目立つな……」 金髪の剣士が感心したような、微妙に悔しがってもいるような声を出した。 なぜか得意げに薄い胸をそらしているのは桃色髪の少女である。 従者姿の、顔を隠した者がぱちぱち手をたたいた。こちらも喜んでいるらしい。 行商人の娘が呆然とした表情のまま、村役人の手をとってくるくる踊りはじめた。 振ってわいたような幸運に混乱し、踊りでもしないとどうやって困惑混じりの歓喜を表現していいかわからないのは村役人も同じである。 彼もとりあえずつきあって踊るのだった。 周囲に苦笑されつつちゃんちゃか続行されていたその踊りがストップしたのは、向こう側でどん、とテーブルを叩いた領主の跡継ぎが、四度目に怒号したからである。 「次だ!」 「ちょ、ちょっと待ちなさいよ、サイトは四人抜いたわよ!」 看過できないとばかりにこちら側の陣営から大声をはりあげたのは、桃色髪の少女だった。 ぎろりと血走った目が返る。 「最低でも四人、と言ったんだ。五人だろうと十人だろうと闘わせてやる。 できないというなら、ぼくが勝ったってことだ!」 殺気をこめて吐き捨てた跡継ぎが、振り向いて残ったメイジ兵たちに命じた。 「全員まとめて試合場に上がれ!」 「この、貴族の面汚し……!」 桃色髪の少女が激怒に眉をつりあげ……みずからの杖をひきぬいた。 ………………………… ……………… …… 「なあルイズ」 「な、何よ! わたし絶対悪くないからね!」 「いや、俺だって助かったわけだから、いいんだけどさ。 もう少し人目を気にして、エクスプロージョンの威力を抑えるとかだな……」 黒髪の少年がまじまじと、破壊されたテーブルの周辺を見た。 領主の跡継ぎ以下、そのあたりにいたメイジはそろって虚無に吹きとばされ、気絶して地面に転がっている。 テーブルの惨状はより正確に言うなら、木っ端微塵になっているのである。クレーター状に地面がえぐれていた。 「ラ・ヴァリエール殿の魔法を見ると思うのだが、これで直接の死者が出ないというのが信じられんな」 金髪の剣士が嘆息し、従者の格好をした者は苦笑をもらしたようである。 庭にいた残りの者は、苦笑どころではない。青くなって桃色髪の少女から距離をおいていた。 村役人も、正直ドン引きしている。 ルイズと呼ばれた桃色髪の少女が、うつむいた。 「存在自体が、貴族の理念を馬鹿にしてるような奴だったのよ……我慢できなくなって」 「それはわかるよ。よくわかるけど、ここまで来て爆発されたら、アニエスさんや俺の苦心は一体……まあ、ほんとはスッとしたけどな」 黒髪の少年が笑った。引きこまれそうな晴朗な笑顔に、桃色髪の少女が「……ふん」と横を向く。 一方、庭の隅では爆発に巻きこまれなかったメイジたち、〈赤騎士〉ならびに数名が顔を土気色にして立ち尽くしている。 「さて、後始末はどうしたものか? すべてを表沙汰にするとなると、カンシー伯爵家の名に傷がつくのはもちろんだが、この娘の父親も結局は処罰されるな。 私の意見では、法は基本的には厳格であるべきだと思うが……」 金髪の剣士が首をひねりつつ、行商人の娘を見やった。娘は泣きそうな顔になったが、けっきょくは黙りこむ。 だれもが考えこんだが、その思案はすぐ中断された。 なぜなら、鐘楼の鐘が鳴らされたからである。 試合も終わり、もう響くことはあるまいと思われていたその音色が、またも大気をどよもしていた。 むろん何者かが鳴らしたのである。それはこの場の面々以外の、外から接近した者だった。 「開門!」 重々しくがなりたてるような先触れの声がそう伝わった。 まず最初に馬に乗り門をくぐって現れたのは、壮年の痩せた男である。今しがた死神の顔をのぞいてきたというような陰鬱な気配をただよわせていた。 その後に列となって続いた数名の騎士たちは、毛皮や分厚いウールの服を身につけている。いずれも旅の塵埃に汚れたみすぼらしい服で、統一性もない。 だがこのくたびれた外見の連中は、規律と危険さを周囲に感じさせていた。全員同じきらきらしい服にととのえたまま、地面に倒れている跡継ぎの護衛たちよりよほどに。 『先ほどの四人は、最初の奴以外ラインだったが』とつぜん黒髪の少年の持っていた剣が口をきく。『あれは全員トライアングル、それも歴戦だな』 少年もまた列を見てから、慎重にその剣に答えている。「あいつらが相手なら、二人以上とは同時に戦いたくねえな」 剣が持ち主と会話したことに、村役人はあまり驚かなかった。もっと驚くことがあったので。 「……あれは領主さまだ……カンシー伯爵だ。 帰ってきたのか?」 村役人の驚嘆の声をうけ、金髪の剣士が目をみはった。 「あれが? ほう、息子とぜんぜん違うな。 いやな奴には変わりなさそうだが、馬鹿には見えない」 陰々とした雰囲気をただよわせるその男は、馬をとめて馬上からあたりを睥睨した。 周囲を見渡していたその視線が一箇所でさだまる。倒れている者のなかから、みずからの跡継ぎを確認したようだった。 カンシー伯爵は、前触れもなく「私は帰ってきた」と宣言した。 領主は、緋の裏地のマントをひらめかせて馬からとびおり、侮蔑をこめているとはっきりわかる表情になった。 「わが領民であるなしに関わらず、最初に伝えておくことがある。 旅先でその愚か者の所業が耳に入ってきた。その時点で、そいつを跡継ぎから外すことを私は決意していた。 私は近々再婚する。ゲルマニアから花嫁を連れてきた。その女が、もう少しましな子供を産んでくれるだろう。 なお、当然ながら家令も罷免する。彼は息子ともども、私に恥を存分にかかせてくれた」 聞く側の耳が凍てつくような、冷酷な声である。 「お館さま……」 顔色を失ってたたずんでいる〈赤騎士〉が震え声を発した。 霜が降りたような顔でカンシー伯爵はその家令を見た。 「君にはたった一つ礼を言うべきだな。よくぞわが家を潰さないで残しておいてくれたものだ。 伝え聞いた乱脈ぶりでは、いつそうするのも簡単そうだと思われたが」 強烈な皮肉を言ったきり、〈赤騎士〉をもはや一瞥もせず、帰ってきた領主はふたたび歩き出した。 同じく馬からおりた護衛の兵たちが、その周囲をつつむように規律のとれた足並みで移動する。 試合場を横切るように歩き、その中央でぴたりと足をとめ、カンシー伯爵は向きなおった。 視線の先に、今度は黒髪の少年がいる。 「さきに斥候に出した使い魔の目で、今日開かれた裁判の一部始終は確認している。 わが領地で密売に関与したという商人を引き渡してもらおう。それとその娘、そして村役人の職にあるという若者はすみやかに名乗り出よ。 これは領主としての命令だ」 村役人の心臓が、のどから飛び出しそうになった。 サイトという少年が、あからさまに難色をしめす。 「ちょっと待ってくれねえかな。一部始終を確認したならわかるだろ、その件はさっき片がついたんだ」 「何も片づいてなどいない」 カンシー伯爵は、当然という表情で言ってのけた。 「この領地において裁判権を有するのは本来、カンシー伯爵である私のみであり、留守のあいだは指名した名代にそれを委任していたにすぎない。 さきほど言ったとおり、そこに倒れている男は今日の時点ですでにわが嫡子ではなく、〈赤騎士〉はわが家令ではなくなっていた。 どちらもとっくに、わが名代たる資格を失っている……したがって、今日行われたどんな種類の裁判も正式なものではなく、無効だ。裁きは後日にあらためて私がくだす」 これを聞いて村役人の顔は、たちまち血の気を失った。 (冗談じゃない! 領主さまは、禁制品の密売にカンシー伯家がかかわったという証拠を、可能な限りもみ消す気だ。 俺たちごとまとめて内々に始末しようとしているぞ。裁判なんかに応じればまた有罪、どころか牢内で暗殺されかねない) 家名を汚したかどで元・跡継ぎが父親からどんな酷烈な罰を受けようが、彼はざまあみろとしか思わない。だが、自分たちにも累がおよぶとなると願い下げである。 カンシー伯爵はその息子と違い、ことさらに残酷な統治者というわけではない。だが、温かい人物とも言えなかった。領民の命と家門の名誉では、後者をためらいなく優先させるだろう。 村役人たちに対してカンシー伯爵が押しつけるであろう運命は、その息子とは動機こそちがえ、結果は似たり寄ったりのものになるはずである。 (どうすれば……) だが、このときも救いは訪れた。 黙っていた金髪の剣士が、村役人の横でふんと鼻をならした。 冷たい視線をそちらに向けたカンシー伯爵に、彼女ははっきりと言った。 「裁判権を有する大領主なら、ちゃんと同席していたよ。 トリステイン全土の、本来の領主が」 カンシー伯爵はじめ、意味をつかめず眉をひそめる者たちをよそに、彼女は振りかえって声をかけた。 「陛下」 ……サイトという少年はここに来たとき〈黒騎士〉の甲冑を身に着けていた。そして従者の格好をした者を連れていた。 その、フードを目深にかぶっていた従者が、このときそれを払うように脱ぎ捨てた。 やわらかい栗色の髪が、白い風に逆巻いた。盲いたようなほの白い空の下、冷たく舞い散る雪華のなかで。 湖水のような青い瞳が、しずかにカンシー伯爵を見すえている。 「彼女」は、あっけにとられている多くの目のなか、庭の半ばまですすむと、その朱唇を開いた。 銀の鈴を転がすような声が名乗った。 「アンリエッタ・ド・トリステインです」 \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ ルイズをともなって女王が試合場に上がると、さっとアニエスがひざまずいた。才人がデルフリンガーを地面に刺すようにして待機の姿勢に入る。 カンシー伯爵は一瞬眼を見ひらいてからまばたきを何度かくりかえし、やがて眼を細めた。同時に、彼もひざを折っている。 聴衆は度肝を抜かれた様子で静まりかえっていた。 この日の変装は、貴族の子弟が身に着ける乗馬服のような衣装。 つねの公式の場での落ち着いた動作からは想像しにくい、おてんばなほど軽やかに動きまわるための格好。 けれどもこのときの彼女は、私人ではなく、女王としての威厳をおもてに出していた。 「女王つまりわたくしの保有する裁判権において、今しがた行われた決闘裁判とその結果を認可します。 言っておきますが、そのような重大な裁判を認めうる権利は本来、国王のみが有するはずです。あなたのご子息は王のみの権利を侵そうとしていました。 無罪となった被告、また当然のことながらその家族には指一本触れぬようお願いしますわ、カンシー伯爵」 ひざまずいて眼をふせていたカンシー伯爵が、ぴくりと反応した。 顔を上げずに彼は、トリステインの領主にして彼の主である、年端もゆかぬ女王に反論する。 「陛下……いかにも裁判権において、王権はすべての貴族の上位に位置します。 しかし陛下、国王裁判所、高等法院でもない場でそれを適用されるのですか? ましてや決闘裁判は、とうの昔に王令によって廃止されております。まさかそれをご存じないわけでもありますまい」 「ええ、いろいろと強引ではありますが、今回はわたくしの独断で特例を認めることにいたします。 不服そうですね。ですが領主が跡継ぎを廃嫡し、家令を罷免するときも、まず王政府にその旨を届ける必要があるはずでは? 横紙やぶりを行っているという点で、あなたとわたくしは似たようなものですわ」 にこりと、アンリエッタは笑みをうかべた。 女王の皮肉に、カンシー伯爵は顔色を変えるでもない。 「これはおそれいります。確かに先ほどの宣告は、いささか拙速にすぎました。 ……ですが、密売の罪をうやむやになされるつもりですか?」 「この件はうやむやにするとわたくしが決めたほうが、あなたの真意にも合致するのではありませんこと? カンシー伯爵、わたくしはことを大げさにする気はないのです。 約束します。あなたの息子の関与した『禁制品密売』の犯罪を王政府が公に追及することはなく、あなたの家門にその咎をおわせることもないと。彼の処罰はあなたに一任します。 そのかわりあなたも、王の庇護下にはいった者に手出しは無用です」 アンリエッタのこの言葉は、たしかにカンシー伯爵にとっても願ったりかなったりだったろう。 カンシー伯家に王政府の咎めがなく、ことが決定的に表沙汰にならなければそれで彼には問題ないのだから。 彼は主君に頭をいっそう下げた。 「ではこの話は、もはや持ち出しますまい。 あの愚か者については、『王政府に逮捕されていたほうがましだった』と思うような目に合わせることを約束します、陛下」 冷え冷えとした声に、アンリエッタは寒気を覚えた。 この領主であれば、肉親の情けとは無縁と思われた。 ………………………… ……………… …… 館の庭を出て、雪の路上。 行商人の娘は、アンリエッタの顔を見るのさえ怖れおおいと思っているようだった。 がちがちに固まりながら、足元に視線を落としたまま顔をあげられないでいる。 村役人も相当に身をかたくしていたが、行商人の娘のあまりの緊張ぶりにかえって余裕を取り戻したらしい。 「しっかりしろよ。せっかくだからちゃんと女王陛下の顔を拝させていただけって」 その青年に背中を叩かれてひう、と声をもらし、ようやくおずおずと娘は顔をあげた。 アンリエッタはとりあえず安心させるように微笑んだ。とたんに娘は元通り下を向いてしまう。 今のアンリエッタは女王らしからぬ格好なのだが、それも娘にとっては「女王陛下と向き合っている」事態からくる緊張をやわらげる助けにはならないらしい。 アンリエッタはそっと話を切り出した。 「お父君を含めたあなたたち家族のことだけれど」 「は、はいっ」 「あなたがたにはこの国のどこにでも住む権利があります。ただ、この土地からは離れたほうがいいわね。王都などいかがでしょうか。 お父君は怪我を負いましたが、心配はいりません。二週もあれば完治して、その後は健康に働くことができます。 参考までに、王政府系列の銀行では事業をおこす元手を低金利で貸しつけるようにしていますから、いつでも利用なさって」 よどみなく言ったアンリエッタは、娘が上にあげた顔が呆然としているのを奇異に思った。 「どうしたの?」 「あの、女王陛下……それだけ、なのですか? 父さんの罪は咎められないのですか」 「……やむにやまれず、と聞いています。それにすでにこの件は丸ごと忘れる、とカンシー伯爵に言ってしまいましたから。 ただお父君のこれまで築いた財産のうち、法に背いて手に入れた部分は没収させていただきますが」 最初の一瞬だけアンリエッタは逡巡の色を見せたが、すぐ言葉をつむいだ。 すました表情を浮かべている。 「他にも。目の見えない弟君のことですが、よい環境を望むならトリスタニアの施療院に預けてみてはいかがかしら? いえ、あなたが弟君と離れがたいというのなら、同じ施療院で看護婦になってみるという手もありますよ。 これもまた王政府肝いりの施療院で、従来の施設より質の向上をはかっています。人手はいくらでも欲しいの。あなたのような子が来てくれればと思うのだけれど。 トリスタニアはいいところよ」 「あ、はい、ええと、こ、この人が来てくれるなら行きます」 次から次へと突然の話に目をまわしかけている行商人の娘が、村役人の袖を引っぱってうろたえきった様子で口走った。 村役人の青年が冗談じゃないとばかりに目をむく。 「おいこら、なんで俺が関係あるんだ!? おまえは事あるごとに俺を巻きこむ癖でもついてるのか!」 アンリエッタのそばに来ていたアニエスが小さく、「サイト並みに鈍い奴もいたもんだ」と呆れ声でつぶやいた。 女王が「隊長殿」と呼ぶと、彼女は静かな目で主君に近寄り、耳になにかをささやいた。 アンリエッタの体が微妙にこわばる。銃士隊長はひとつうなずいて女王から離れ、一歩前に出た。 平民二人の肩を抱くようにして歩かせる。 「それでは、陛下のおおせでお前らをとりあえず村に送る。 あと貴様に言っておくが、この子くらいの年頃でもレディは侮るべからずだ……いや、説明はしてやらん」 背を向けて去っていく彼らを見送ったアンリエッタは、息を吐いた。 瞳を伏せる。 (アニエスには気づかれていた) 銃士隊長はこうささやいたのである。 『……陛下、あまりお気になさらぬよう。『法を厳格に』と私は申しましたが、あれはひとつの意見です。 厳格に法を適用することが、つねに最善とはかぎらないという事例を私はいくつも見てきました。現に目の前の二人は、陛下の判断で救われております。 あのときは治安をも考える者としての立場で、まず一応は申しあげたまでですから』 ――今回は多くの者が、法を守っていなかった。 最後には女王である自分自身も。 それがアニエスの言うような「最善の判断」だったとしても、アンリエッタは知っている。自分は情に流されたのだということを。 見も知らないほとんどの民には、王の名の下に法を徹底させる。一方でたまたま縁があった者には情けをかける。それでいいのだろうか。 この行いは女王として、ほんとうに正しい行為だっただろうか? よく悩むことではあるが、今もそれがアンリエッタの心に、一抹の影を落としていた。アニエスはそれを見抜いたのである。 (……もう考えないようにしましょう。わたくしには、他にもっとましな決着は思いつかなかったのだから。 関係者全員の罪を公にすれば、あの娘を泣かせ、カンシー伯爵の面目をつぶすことになったでしょう。それは「正しい理」ではあっても「賢明な政治」ではない、はず) 政治。この場合はカンシー伯爵のような、一筋縄ではいかない貴族たちを束ねる技術。 貴族にとって大切なのが「家門」と「名誉」である以上、そこに触れないと約束してやれば彼らとて、女王の不興を買うような真似をあえてすることはないのだ。 むろんこちらが強い立場である以上、ごり押しで全面的にこちらの言い分をのませることも出来ただろうが……やはり賢明な方法とはいえなかった。 (賢明、などと……) アンリエッタはまたしても自己嫌悪を感じる。 政治的な駆け引きなどといっても、要するに恫喝と譲歩を組み合わせて、相手の妥協をひきだすだけではないか。 そんなことを覚えたかったわけでは、決してない。それでも覚えなければならなかった。 いつでも敢然と自らの正義をつらぬけるルイズがまぶしい、とアンリエッタはこのようなときに思う。 「姫さま」 呼びかけられて、びくっとアンリエッタは反応した。 当のルイズが数歩離れたところに立っている。 最近すっかり大人びてきた親友は、はっきりした声で述べた。 (あ、そういえば) アンリエッタはもじもじと両手の指先をからみあわせ、はにかみ気味にルイズを上目づかいで見た。 「あの……それならものは相談なのだけれど、今日明日サイト殿を借りる時間をもう少し延ばしてもらえないかしら? お昼からのごたごたで、まだ街に入ってさえいなかったんですもの」 「いえ、それは当初の約束どおりの刻限までで……」 ルイズの態度は、一瞬にして氷河もかくやという冷然たるものに切り替わっている。 『そっちの話なら別』と主君ではなく、幼なじみ兼恋敵に対する目で語っていた。 ここからが肝要だわ、とアンリエッタは息をととのえる。 なにしろ自分は、新年すぐあちこちの行事にてんてこまいに飛びまわり、七日目にして旅先ながらようやく束の間の自由を手に入れたのである。 いつものように才人をルイズから借り、せっかく見慣れない土地に来たのだから二人で街見物でもしよう、と思ったらいきなり大きく時間がつぶされたのだった。 問題発生で失ったやすらぎの時間を、少しでも取りもどしたい。 「ルイズお願い、そこをちょっとだけ譲歩して? あなたは今日までの降臨祭のあいだ、ずっとサイト殿の手をとっていられたじゃない。少しくらい」 「言っときますが、アレはわたしの使い魔です。基本わたしに属します。一緒にいるのが当然のイキモノです。 陛下におかれましては、臣の所有物に手をかける行為をつつしまれては如何と具申しますが……」 慇懃なイヤミを駆使することも覚えたルイズだった。 幼いころの二人ならこのあたりで喧嘩に発展しそうなところだが、アンリエッタも今となっては粘りづよく交渉することを覚えている。 まして才人の貸し借りに関する交渉はいつも難航するので、この程度は慣れっこになっているのだった。 女王と貴族の本日二回目の駆け引きは、これからが本番になりそうである。 \\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ 一方。 かなり弱まってきた風雪のなか路傍の石にこしかけ、少女たちの応酬を離れたところで聞きながら、才人はデルフリンガーを布で手入れしている。 そのしゃべる剣が揶揄するような笑い声をたてた。 『相棒、こんなときいつも俺の相手してくれるのはいいが、ひんぱんな現実逃避はよくないぜ』 「…………待つ以外、俺に他にどうしろって言うんだよ?」 彼は彼で、悩みが尽きないのだった。 マリコルヌならずとも、一般の目から見るとつい刺したくなるような悩みではあったが。
https://w.atwiki.jp/imakita100/pages/100.html
1. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 00 39 22 0 このスレは規制された人のためのものです。 だがしかし!20歳未満と非規制民は速やかにゲラウェイ!ROMはいいよぉ ぴんく難民は実況禁止ではありません。 サーバー負担にもなりませんが、人が増えた為、 ★アニメ特撮実況 http //hayabusa.2ch.net/liveanime/の各局スレでお願いします。 なお、出番完全終了後はおkです。 基本は 900が次スレを宣言して立てること 荒らしはスルー、構う奴も荒らし→スルー、他芸人sageは自重 スレの流れが早過ぎて追いつけない人はこちらへ http //www37.atwiki.jp/imakita100/ 前スレ オードリー難民Part436 http //babiru.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1280148545/ 8. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 00 51 57 O 前スレ 1000 まさやすはたけのこ派か… 18. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 00 53 30 0 10 あっちゃんお勧め おやしみ 21. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 00 53 52 0 12 今日屍鬼見たばっかだからなんか… 31. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 00 55 20 O 28 陰毛染めるの躊躇するわあ… 47. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 00 57 23 O 38 オーマイあっちゃん いろいろって知りたいけど知りたくないな 59. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 00 59 05 0 あっちゃんって冠やるならどんな番組やりたいんだろ オールマイティに見えて コント系は苦手そう 若林聞いたかな 65. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 00 59 44 0 寝言うるさいのってどうしたら治る? 友達が泊まりに来たときにすごい喘いでたけど大丈夫?って聞かれて死にたくなった 77. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 01 24 0 70 すげー仲良い人となら告白見るのもいいけど それなりくらいの人だと後の空気が… 88. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 02 22 0 70 自分はおもしろくてちょー興奮した。 若様系はおもしろいと思いそうだけど、倫理的におもしろいとは言わない人柄ぽい 97. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 03 59 0 ハイタッチの時 「オードリー面白すぎます」って伝えたいけど伝えられる? どっちにも伝えたい 106. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 05 12 O 97 ハイタッチの速さにもよるけど「オー」ぐらいしか言えなそう 111. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 05 56 O ハイタッチですれ違いざまに若ちゃんきゃわきゃわって言ったらどんな顔するかな 春日にきめーよテクノって言ったらニヤニヤするかな 120. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 06 48 O 111 何あいつ?てドン引きだお 138. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 09 30 O 128 知ってる リツコさんのこと大好きなんだよ でも潔癖症なんだよ 143. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 10 04 0 春日コスプレして池よ 白シャツにピンベでw 20代前半の子がやったら案外かわいいし オードリーの楽屋の話題にしてもらえるかもよ 152. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 11 07 0 147 周りが騒がしくてたぶん何にも聞こえないとマジレス 169. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 13 09 O 162 自分が楽しければ良いんじゃね 周りからはすごい目で見られると思うけど 178. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 14 38 0 171 そんな上手いこと興奮しきった状態で出来るもんかとマジレス 186. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 16 01 O 181 ほんとに太るのかな 太らなくない? 196. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 17 48 O 186 太らないのかな? 夜中に食べると太るって迷信? 205. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 19 58 O 超可愛い子→森ガール ふくよか熟女→春日にかける 中途半端な年齢と可愛くない人→くじら アッキーナ的な人→ピンベ で決まり 210. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 20 42 O 体重は若けりゃどうにでもなる 歳とるとアウト 225. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 23 52 O 217 グラニフのシャツ着てたらなるほどねって思うくらいだな 230. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 24 55 0 218 ジョーのコスってただのエグザイルのコスじゃんか 248. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 29 35 O 247 やっぱりあれだよ ピッコロとか 259. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 32 32 O あれは 座っていいともで話してたヤンキーの高校に行ったときのピカチュウ。ってやつ 266. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 34 01 O 259 いいね 少しアレンジして緑のタオルでピッコロさんってできるね 272. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 35 32 O 268 だってパンクの心が1っミリもないから 288. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 40 29 O 284 500もいたらいいだろ… 1000とかあるんだろうか 297. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 43 45 O 293 それは並べたのがって事だ 整理券配布時間の2時間前にはもうなくなってたから 303. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 45 06 0 ハイタッチ会でいろいろぐぐったけど、大体何百人、何千人とかだねー 東方神起なんか2万5千人としたらしいけど腕疲れないのかね 316. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 49 17 O 310 いや一万枚は有り得ないよー と、フラグレスしときます 321. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 50 05 0 316 うんありえないよ わかってる カスTって始まったばかりでやってることすら知られてないし 330. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 52 20 0 ハイタッチ出来るのはDVDの初回盤買った人だけだから 金出すファンしかハイタッチ出来ないだろ1000人いたら関の山じゃないの? 348. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 01 56 26 0 ハードル下げてるっていうかイベントの平均がどうなのかわからないんだよ DVD買ったファンが平日に猛暑の中に行くって結構凄いことじゃん 358. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 02 01 45 0 数年前にTMさんがアルバム買った人のうち抽選2万人に握手券プレゼントしてたの思いだすお 会場に実際来たのは18000人くらいだったらしいお 362. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 02 03 45 O 353 日比谷は行けなかったお めったに生で見れないから頑張るお 379. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 02 08 30 0 デメリットってべつにいいじゃん ひっそりDVD売ってひっそりやるイベントだとでも思っておけばw 387. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 02 11 01 O 385 いやそんなに 若林単体なら多いけど 中高生はレッシア芸人ヲタが多い 392. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 02 12 47 0 389 知らないよ とんとんくらいだったら善戦って言われると思うけど 401. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 02 15 27 0 自分はどっちみち行けないから報告楽しみにしてるお 熱射病気付けておくれお 417. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 02 19 24 O 402 自分はコレアリどうなのかなーと思う そちは? 428. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 02 23 05 0 424 正直2000人は無理じゃないか? そんなにオードリーって…すごいか 434. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 02 24 09 0 勝手にヲタが状況読めてないだけの妄想ライン作って それより上だの下だの言うのにつきあうのめんどくせ 440. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 02 25 12 0 431 わぁいありがいやああああああああああ串刺しいいいいいいいいいいいいいいいいい 457. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 02 37 15 O 眠し眠し…おやすみぃまた明日ねぇ (´L`└) つ⌒⊂ヽ  ̄ ギュウゥ 465. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 02 48 30 O 462 1ヶ月で10kgはやばいお 無理は禁物だお 健康的に痩せろお 471. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 03 01 53 O 470 ありがとう! 同じ高さの春日の右上にもたぶんいるおw それにしても赤い女怖いwww 480. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 03 11 58 0 79 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/07/27(火) 03 11 22 難民 478 あってるお!()の顔でか過ぎたけど気づかないっていう人いて嬉しいおw おやしみー 498. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 04 38 35 0 よく資格試験を目指してるのを隠れ蓑にひきこもりや フリーターやってる奴見かけるけど それも期間を決めないで毎年落ちてるようだと もう見込みないから速攻やめた方がいい 508. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 07 02 25 0 504 父ちゃんきゃわわw コレアリ楽しみだ―! オードリーは宣伝には出ないのかな? 515. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 07 48 36 O 511 なら行かなければいいじゃない もっと行きたい人に譲ってやってくれ 523. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 08 00 30 O 511 泣く泣く断念せざるをえない地方者たちに謝れ 530. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 08 06 47 O 525 タカトシあんだけってのもないだろうからスッキリも出るんじゃなかろうか 543. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 08 21 48 0 527 ”性欲を抑える生活”とか笑えない気持悪さなんだが 554. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 08 31 08 0 588 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2010/07/27(火) 07 56 41 朝日新聞のラテ欄 春日のコレアリの演技凄くほめられてる 565. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 08 42 48 O 554 「春日の計算し尽くされた演技はさすがの芸達者」 だそうだ おい朝日!!wwww 575. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 08 46 24 0 527 高感度高感度って、このライター誤字に全然気がついてないな 推敲も校正もしないとか、こんなんで金もらってんのかね 582. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 08 50 22 0 578 二人とも楽しそうだったなぁ 春日が奈央ちゃんに弄られてる感じだったw 若林もハム太郎顔になってた 598. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 08 58 17 0 これアリは春日以外も全体的にうまく見える たぶん各々の個性にあったキャスティングになってるからだろうね 602. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 08 59 47 0 今うちの地方日テレで宝くじCM流れた スッキリでバナナマンがディズニーアニメの吹き替えでV流れたし コレアリチーム大活躍wwww 618. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 10 16 0 606 それより腐脳的にはって軽く腐SSみたいに変換して書いてる男の人がいたんだけどww 624. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 11 53 O 617 あれはリアルにやばかったw でもすげー面白かったわ 636. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 14 44 0 606 いい歳したおっさんがミクソやって芸能人の悪口書いてる段階で お前が底辺の人間だということには気づいてないんだろうなー 644. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 16 54 0 639 自分はこれアンチ的なものじゃねーなと思ったから否定のつもりで貼った まぁどっちでもいいか 657. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 20 03 0 アホとか馬鹿っていい意味で言ってるんじゃなくて? つーかいちいち反応して貼るとか気持ち悪いな 668. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 23 32 0 646 あれ原曲はヤクザなドラマー♪だけど ヤクザってのがひっかかったんだろね今の時代 673. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 24 18 0 666 真面目な話なら馬鹿にはされないとは思うけど普通にあったことを話すときに オチなかったらオチないんかい!とかそれで終わりかい!とは言われる 682. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 27 18 0 679 えー餃子は完全オカズだろw 自分はいつもマヨショーで食べる 698. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 31 17 0 689 民報はちゃんとオードリー載ってたよ 703. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 38 31 O いまさらだけど深夜便越えすげーーー!! やったああああああああああああああ オードリーすきいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ! 712. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 45 33 0 709 ぎふ うさん って何かと思った 729. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 53 21 O 若林が前いいともでみゃーみゃー言ってたのは良かった 731. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 09 54 15 O 725 ベストアンサーのコーナーだからベストはなくさないだろうな せめて短パン半袖にならないだろうか 742. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 03 17 0 739 春日は真面目にやってそうww 日村のアドリブがすごそうだけどな 757. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 14 12 0 自分はシャンおじ聞きながらコレアリなんとなくって感じで見て 後から録画したコレアリをしっかり見る 視聴率高いほうがいいしコレアリは見る 764. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 16 36 0 | |└) 電動ドリル ⊂ \ ↓ | _)_) ━=c(‘ω’ )、 |J J ヽしと) 771. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 19 31 0 768 2ちゃんで言ったところで近所の人には伝わらないんじゃないのw 管理人なら別だけど 784. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 23 39 0 そいで、今日のWSはオードリー的には見所なかったよね? HDDの容量キツイからさっさと消さないと、これから夜の分が足りん 796. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 34 02 0 794 しかも新ネタだったら更に怖いな 新ネタマジ怖い 800. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 36 49 O 昨日の若林あっちゃんはどちらかが券2枚持ってて増刊号の時行ける人募ったの? 春日は月曜日大統領だから比較的若林が休みな時多いの? 817. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 42 13 0 810 お、だよねー 現場で若様がトラのこと冷めた目でしばらくじとーって見てたんだよねぇ 821. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 43 42 0 818 それが空気読める客ばかりとも限らんのですよ 831. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 47 13 0 もうそこそこ雑誌の意向に乗ってこなしていこうと思い直したから そこはどーでもよくなったんじゃない? 840. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 51 56 O 福山の流れで何となく聴いてる人も多いと思う 福山からのオードリー最強 855. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 55 34 O 828 ということは来年はバニー若ちゃんが見れると… ゴクリ… 860. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 10 56 37 0 835-836 ㌧! すごいねー 878. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 00 41 O みんな忘れてると思うけど、去年と今年の2月も公式発表で時間帯一位取ってるんだよ なんか、初めてオードリーANNが時間帯一位取ったみたいな雰囲気 882. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 01 46 0 878 いや覚えてるけどさ それがずっと継続されてるのは凄い事だよ 899. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 05 27 O 891 お前それは毒なのか?事実という毒なのか? 900. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 05 51 0 897 何ーーーーーー!!!! 一通り終わったらレポお願いプリーズ!!!! 916. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 09 39 0 カスT、TSUTAYAで限定品がつくってのはガセなのかい?! 927. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 12 35 O 919 まだ よければうpプリーズ 930. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 14 18 0 914もごめんなさい 918 ありがとう 948. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 23 09 O 944 じゃあ見逃しただけかな なんか吉村と仲良くなったかどうかのレスしか目に入らなかったw 個人的にパンツよりおもしろかったww 958. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 30 03 O 957 ハリセンはるか 博多華丸華丸 964. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 32 13 0 (‘ω’)(‘ω’)(‘ω’)(‘ω’)(‘ω’)(‘ω’)(‘ω’)(‘ω’)(‘ω’) 975. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 35 14 O 960 可愛すぎて辛いってどういう事だよ!史ねや! 989. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 42 36 O 986 こじはるもっと下 ともちゃんが入る 991. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 44 10 0 あっちゃんといい山田君といい 最近のアイドルは堀木玉木系の目が寄ってる感じの子が センターになるのかお 1000. 名無しさん@ビンキー 2010/07/27(火) 11 45 37 O ゲッツナッツ 元スレ: http //babiru.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1280158762/