約 115,483 件
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/135.html
投稿日:2010/09/12(日) タケルはそのままよたよたと階段をのぼり、リノを二階の自室に運んでやった。壊れ物でも扱うように丁寧にベッドに下ろすと、リノは口に指を当ててクスクス笑った。 「ありがとう。タケル、かなり力持ちなのね。これなら年末の大掃除、お父さんの代わりに買い物についてきてもらおうかしら。最近、腰が痛いって文句ばっかり言うのよね、あの人」 「何の話だよ……とにかく、これでもう逃げられないからな。お前が嫌って言っても無理やりするぞ。セックス」 「はいはい。じゃあ、お母さんが筆下ろししてあげる」 リノは冗談っぽく言ってしゃがみ込み、タケルの下半身に顔を寄せた。先ほど替えたばかりのボクサーパンツを下ろして、中から彼の一物を取り出したかと思うと、なんとそこにキスを始めた。いくら風呂上がりとはいえ、何のためらいもなく男の性器に口づけて舌を幹に這わせるリノの顔は、さながらAV女優のように卑猥で、日頃の彼女とは違った意味で下品だった。 「タケルの、すごく元気ね。こんなにビクビクしちゃって……ふふっ、お父さんの若い頃を思い出すわ」 「お前、誰と比べてるんだよ……ううっ!」 かぱっと開いたリノの口がタケルのものを包み込み、無様な悲鳴をあげさせる。まさか、口でくわえてくれるなんて。タケルは感動にも似た思いでリノを見つめた。 「んっ、ううんっ。タケルの、大きい……」 「あ、荒木……無理しなくていいんだぞ。そんな風にしなくたって……」 「大丈夫、無理してないわ。何とかなると思うから、もっと食べさせてちょうだい」 破廉恥な言葉がタケルを煽る。昼間、教師に授業を聞くよう注意されて、「うるせえよ。お前の話なんか、どうでもいいんだって」と言い返した口が、今はぴちゃぴちゃと淫らな音をたてながらタケルの性器をしゃぶっているのだ。それも無理やりではなく、自分の意思で。あまりのリノの変貌ぶりに、タケルは夢でも見ているのではないかと疑ったが、彼の一物に奉仕してくれる彼女の舌と唾液の感触は、決して夢でも幻でもなかった。 タケルのものをくわえつつ、リノの頭が上下する。濡れた唇が竿の側面を摩擦して、タケルを強烈に喘がせた。情けない、と思いながらも声が止まらない。男のくせに、うぶな少女のように翻弄されるばかりだった。 「うわっ、ちょっと待ってくれ、激しすぎる。もっとゆっくり……うあっ、ああっ」 リノは一旦、動きを止めて、タケルのを口にしたまま彼を見上げた。我慢もできずに喘ぎ声をあげ続けるタケルをあざ笑うつもりだろうか。びくびくしながらリノの髪に手で触れると、彼女は軽く目を細めて微笑んだ。馬鹿にしている笑い方ではない。優しい母の笑みだった。 「タケル、可愛い。もっと気持ちよくしてあげるわね」 「お、お前、可愛いなんて──」 「だって大事な一人息子だもの。私はあなたのことが可愛くて、仕方がないのよ」 愛の告白にも似た台詞に、タケルは強く胸を打たれた。ずっと嫌いだったクラスメイトの少女が、ここまで自分に想いを寄せていたとは。驚きでもあり嬉しくもあった。痛んでぼさぼさの金髪が、今は童話に出てくる姫君のように美しく見える。あばたもえくぼという言葉を身をもって実感した。 「荒木……気持ちいい、気持ちいいよ。もう出ちゃいそうだ」 返事の代わりに、リノの口が蠢いてタケルの幹に絡みつく。裏筋を舌でざらりとこすられるのがたまらない。タケルはリノの髪を撫でながら、必死で射精の誘惑に耐えた。 「うん、むむうっ、あんっ」 「もういい。そろそろ出そうだから、止めてくれ」 射精が間近に迫っていることを告げても、リノの動きは止まらない。むしろ、逆に激しくなった気がする。このままではリノの口の中に精を放ってしまいかねない。タケルは自分から離れるよう切実に訴えたが、リノはちらりと彼を見上げ、無言で目を細くした。このまま出せと言わんばかりの目配せだった。 「ヤバい、荒木。出るからどけっ、どいてくれ。でっ、出る。うああ……」 ついにこらえきれなくなって、タケルの精が噴き出した。リノの口内に欲望の塊をぶちまけた感触と共に、「んぶうっ」と濁ったうめき声が聞こえてきて、激しい後悔の念が湧き起こる。だが、それも一瞬のこと。リノがこくんと喉を動かしたのを見て、タケルは今度こそ唖然とさせられた。リノは彼の子種を口で受け取ったばかりでなく、胃の中へと飲み下したのだ。 「ぷはっ。タケルの、すごく濃いわね……それに臭いわ。後でちゃんと歯を磨いておかないと」 「お、お前、なんてことを……飲まなくたっていいじゃないか」 「そうね、最初は私も飲むつもりなんてなかったんだけど、つい……お父さんにだってここまでサービスしたことないのに、困ったわねえ。どうしてかしら」 唇に残ったひと雫をぺろりとなめて、リノが不思議そうに言う。いかがわしさと可愛らしさが入り混じった奇妙な表情だった。射精したばかりの男性器がすぐにまた立ち上がってしまい、タケルは羞恥に頬を染めた。 「あれだけ出したっていうのに、まだこんなに元気だなんて……やっぱり若いわ。素敵よ、タケル」 リノは再びタケルのものに舌を這わせた。表面にこびりついた白濁液の雫をなめとって、代わりに唾液を塗りたくる。またも射精させられるのかと思いきや、リノはタケルのが綺麗になったのを見届けると、身を起こしてタケルに言った。 「じゃあ、今度は私を気持ちよくしてくれない? こういうときは、お互いに気持ちよくなるのも大事なことよ」 「あ、ああ……どうしたらいい?」 「私の体を沢山いじってちょうだい。タケルが触りたいところを触ってくれたらいいから」 淫蕩な色に染まった瞳で見つめられ、タケルはごくりと唾を飲んだ。雑誌やビデオでしか見たことのなかった女の体──本物の女の体を、自分が思うがままにできるのだ。タケルはふらふらと吸い寄せられるようにリノに抱きつくと、ベッドの上に押し倒した。 「言っておくけど、キスは駄目よ。さっきタケルのを飲んだから、口の中が汚いわ」 「わかった。じゃあ、ここにする」 尖った乳首に口づけて、赤子が母にするように吸い上げる。肉の饅頭のような両の乳房を代わる代わるしゃぶって唾液でべとべとにしたあと、タケルの唇はリノの胸元から首筋へと這い上がっていった。鎖骨の辺りを強く吸うと、リノが荒い息を吐いて悶えた。 「あんっ、そんなに強く吸ったら駄目よ。跡がついちゃう」 「大丈夫だよ、服着たらわかんないって」 「だ、駄目よ、そんな……ああっ、やんっ」 耳朶を噛まれて、リノはくねくねと身をよじった。普段の軽薄な態度からは想像もできない扇情的な仕草だ。肌が火照って、薄い桜色に染まっているのも可愛らしい。タケルは面白がって、散々リノを責めたてた。 「あんっ、ああんっ。タ、タケル、タケルぅっ……」 「やばい。今の荒木、すげえ可愛い。マジで惚れそう」タケルの口から、ふう、と桃色の吐息が漏れた。 「やだ、そんなに可愛いばっかり言わないで……」 「さっきの仕返しだよ。ほら、パンツ脱いで。股を開いて見せてくれ」 仰向けに寝転んだリノの両脚から黒の下着を引き抜いて、ぐいっと両脚を開かせる。安っぽい蛍光灯の灯りの中で、リノの陰部が丸見えになった。縮れ毛に覆われたその部分は、タケルにとって未知の世界だ。 「やっぱり濃いな、毛が……触っていいか?」 「ええ、いいわよ」 優しくね、と付け足されたが、その自信は皆無だった。人差し指を茂みに這わせてさわさわという感触を味わったのち、そっと奥の肉に触れた。初めて見る女の秘所は、やけに生々しいピンクの肉が複雑に絡み合っていて、まるでそれ自体が生き物であるかのような錯覚を覚える。 人によっては大変に臭いと聞くが、あまりどぎつい悪臭はしない。風呂上がりだからか、それとも元々この程度なのか。男慣れしたリノのことだから、さぞかし女性器も使い込まれているだろうと勝手に推測していたので、少々意外だった。 指先を少しずつ埋めていくと、湿り気を帯びた肉びらがうねり、きゅっとタケルを包み込んできた。ふと顔を上げると、声を殺して耐えているリノの顔が見えて、無性に興奮した。 「熱い。こんなに濡れるんだ」 「そんなこと言わないで。恥ずかしいじゃない」 恥ずかしくさせるためにわざと言ってるんだけどな、と口の中でつぶやくタケル。リノの体をもてあそんでいるうちに、自分にサディストの傾向があるのではないかと疑い始めたのだ。もっとも、年頃の健康な少年であれば、同年齢の少女の肉体に興味を示さないわけがない。ある意味、極めて正常な反応といえた。 「荒木、ここなめていいか?」タケルが問うと、リノは首を横に振った。 「駄目よ。そんなところ、汚いわ」 「でも、お前だって俺のをくわえてただろう。しかも飲んでくれたわけだしさ。そのお返しになめさせてくれてもいいじゃないか」 リノは眉をひそめたが、タケルが舌を伸ばしても逃げようとはしなかった。少年の旺盛な好奇心を止めることは不可能だと知っているのかもしれない。「しょうがないわね」とでも言いたげな表情で、自分の股間に顔を埋めるタケルを熱い視線で見下ろすだけだった。 「ううんっ、タケル……だ、駄目。そんな、犬みたいに」 こういうときの「駄目」という表現は、「いい」の意味に違いない。タケルはリノの中に鼻を突き出し、彼女の大事な部分を丹念になめ回した。舌のざらりとした刺激がリノを喘がせ、タケルをますます高ぶらせた。指が内部をかき回し、舌が突起をつつき回す。やりたい放題の荒々しいタケルの攻めに、リノは甘い声で泣き喚いた。 「だ、駄目、いけないわ。よその娘さんの体なのに……こんなに気持ちよくなっちゃいけないのに。あんっ、はああんっ。だ、だめ、だめぇっ」 やがて、リノは脚をぐぐっと丸めて、ひときわ高く鳴いた。切羽詰まった喘ぎ声は、少女が絶頂に達したサインだ。ベッドに倒れこんだ拍子に豊かな乳房がぶるんと跳ねて、タケルの目を楽しませた。 「今の、イったのか……びっくりした」 自分の愛撫でリノを頂に至らしめたことに、タケルは強い感銘を受けていた。自信を持ったと言ってもいい。不慣れな自分でも彼女を気持ちよくさせてやれたのだと思うと、男として誇らしい気分になった。 タケルの下半身では、興奮しきって張り詰めた男性器がリノに狙いを定めている。タケルは放心したリノの体にのしかかり、自らのをそっと彼女の入り口にあてがった。これを今から挿入するのだと思うと、もうそれだけで射精してしまいそうだった。 「荒木、入れていいよな? もう俺、我慢できそうにないんだ」 「え、ええ。いいわ、タケル……入れてちょうだい」 ぼうっと霞んだリノの瞳を見つめながら、ゆっくり腰を突き出していく。雄々しく立ち上がった肉の棒が、彼女の中にずぶずぶと飲み込まれていった。実に卑猥な光景だった。 (俺、荒木とするんだな。こんな頭の軽そうな女で童貞を捨てるのか……) 意外ではあったが、不思議と不快ではない。今のリノは普段とは別人のように可愛くて、その上、なぜか実の家族のような親しみが持てるからだ。いつものリノだったら、とてもこのような状況にはなっていないと断言できる。今のリノだからこそ抱きたい。心と体を触れ合わせて一つになりたいと思うのだ。 「あ、ああ──タケルのが入ってくる……うっ、くうっ」 緊張しつつリノの中を進んでいくタケルだったが、途中、強い抵抗に突き当たった。突っ張るような感触にどこか違和感を覚えながらも、下腹に力を込めてそのまま押し込んでいく。途端に、リノが悲鳴をあげ始めた。 「きゃあっ、い、痛いっ! 待って、タケル、痛い……痛いのぉっ!」 「え? 痛いって、どういうことだよ」 ひょっとして入れる穴を間違えたかと訝しがっていると、リノは硬く歯を食いしばって、いかにも苦しそうにタケルに言った。 「は、初めてみたい……この子、バージンだったのよ」 「ええっ !? な、何だよそれ。あれだけ経験あるとか言っといて……」 タケルは驚愕した。日頃の派手な外見と軽薄な態度に加えて、今夜タケルに晒した痴態と口ぶりから、間違いなくリノは非処女だと確信していたのだ。それが、まさか男知らずの清い乙女だったなんて。彼女には悪いが、とても信じられなかった。 「ああ、なんてことかしら。私ったら、この子の初めてをこんな形で……ごめんなさい、ごめんなさい……」 痛みのせいか、リノは焦点の合わない目からぼろぼろ涙をこぼしていた。弱々しくうめきながら苦悶の声を漏らすリノの顔から、タケルは目が離せなかった。彼女のことがとても愛らしく思えたからだ。 「ひいっ !? 待って、タケル。動かないで……痛いのぉ」 タケルが腰を動かすと、リノは涙を流して懇願した。処女だというのは嘘ではないらしい。リノの全身が強張っていて、タケルが彼女の中を前後するたび、ギシギシときしんでいるのがわかった。凄まじい締めつけに、自分のものが食いちぎられてしまうかとさえ思った。 「そっか、荒木は初めてだったのか。すごく意外だったけど、なんだか安心した」 「え、安心……?」 「俺も初めてだからさ。やっぱり、初めて同士って安心するじゃん」 タケルはそう言って、リノの中をゆっくりと往復していく。処女の肉が激しく収縮して、ぎゅうぎゅうに締めつけられている。ひどく具合がいい。今にも精を放ってしまいそうだ。 「や、やめて……動かないで。い、いやあっ。痛い、痛いっ」 「ごめん。気持ちよすぎて、じっとしてられない……すぐに終わるから、我慢して」 初めて味わう女の中は温かくて、タケルをみっちり包み込んでくれる。甘美な味わいだ。リノには悪いが、このまま動かずにじっとしているのは不可能だった。タケルの動きはだんだん激しさを増していき、やがて腰を激しく打ちつけ始めた。一撃ごとにリノの体がびくびく跳ねて、大袈裟なほど痙攣した。 「い、痛いっ、死ぬぅっ! お願いタケル、もうやめてえっ!」 「ごめんな、荒木。ホントごめん……もう終わるから。もう出るからっ」 「は、早く抜いてえっ! ううっ、痛いよお……」 「うう……で、出るっ。荒木、ごめん……」 リノの奥深くに突き込んだところで腰を止めて、待ち焦がれていた奔流を解き放つ。腰が震えて、小便の何十倍も心地よい解放感が体の中心を貫いた。 ドクッ、ドクドクドク……ちゅぷんっ。 タケルの尿道から熱い塊が噴き出して、何者の侵入も許したことがない膣の壁に染み込んでいく。リノの処女地を開拓した瞬間だった。 タケルは射精の快感にうめきながら、汗ばんだリノの体を抱きしめて離さない。睾丸の中身を全て彼女の中にぶちまけてしまいそうな勢いで、ただひたすら子種を植えつけた。自らの遺伝子がこの少女の胎内に刻み込まれているのだと思うと、ゾクゾクして身震いが止まらなかった。 「ううっ、気持ちいい。搾り取られる……」 「いやあっ、タケルのが中に……中に出てる……」 リノの悲痛なうめき声が聞こえてくる。タケルが己のものを引き抜くと、ぽっかり穴の開いた彼女の股間から赤いものの混じった白濁液がこぼれ落ちた。リノが彼の女になった証が後から後から溢れてきて、ベッドの上に生々しい染みを描いた。 「ううっ。ごめんなさい、荒木さん。まさか初めてだなんて思わなかったのよ。それを、勝手にバージン奪った挙句に中出しなんて……本当にごめんなさい。私ったら、ほんの軽い気持ちで取り返しのつかないことを……」 必死で何者かに謝り続けるリノの声が部屋に響く。いったい、誰に謝っているのだろう。今日の彼女には、わからないことが多すぎた。とはいえ、そんなリノだからこそ、タケルは抱いてもいいと思ったのだが。 タケルはリノを抱えるようにして寝転がって、べとつく体を密着させた。ふくよかな乳房を手のひらで包み込むと、再び牡の興奮が湧き上がってくる。こうなってしまったからには、リノの肉体は上から下まで彼の思うがままだ。解き放たれた欲望と童貞を捨てたことによる自信が合わさって、タケルは得意顔だった。 「ちょっと乱暴になっちゃったけど……荒木、ありがとな。すごい気持ちよかった」 「ううっ、タケル、どうしよう。ううう……」 泣きながら彼にすがりついてくるリノが可愛い。タケルは優しく彼女を抱いて、頬にキスをしてやった。 ◇ ◇ ◇ 翌朝、タケルが目覚めると、ベッドの中には彼に寄り添うように眠るリノの姿があった。はじめ、なぜリノが隣で寝ているのかわからず混乱したが、ようやく昨日の記憶を取り戻した。 「そっか、俺たち、夕べはあのまま寝ちゃったんだ……」 タケルは照れた顔でつぶやいた。タケルはあれから二度、三度とリノを抱き、処女を散らしたばかりの彼女の体を好きなだけもてあそんだ。「一度中に出したんだから同じこと」と言って、渋るリノの中に何度も精を注ぎ込んだ。途中からは完全に有頂天になって、精根尽きるまで腰を振っていたような気がする。 今まで嫌っていたリノとあれほど濃密に肌を重ねたのがまだ信じられないが、こうして触れ合う体の温かみは現実のものだ。朝の光の中に浮かび上がったリノの裸体を見ていると、朝立ちの股間がますます盛り上がってしまい、タケルは慌てて目を背けた。情事のあとの気恥ずかしさが彼の頬を赤くしていた。 「いま何時だ? ああ、まずい。早く病院に行かないと……荒木、起きろ。起きるんだ」 寝ているリノの体を揺さぶって起こす。リノは目だけは開けたものの、まだ寝ぼけているのか、声に張りがない。 「タケル? どうしたのよ、そんなに慌てて」 「いいから起きてくれ。今から病院に行って、母さんの容態を確かめてこないといけないんだから」 「何を言ってるのよ、私ならここに──って、今は違うんだっけ。ああ、まだ元に戻ってないわ……どうしよう」 自分の体をぺたぺた触って、困った表情を見せるリノ。彼女の不可解な言動にも慣れてしまったのか、もはや大して気にはならなかった。 「とにかく、早く服を着てくれ。出かける準備をするんだ」 「その前にシャワーを浴びたいわ。それに、シーツも替えておかないと……ねえ、タケル。私たち、本当にこんなことになっちゃったのね」 夕べのことを思い出したのか、リノは浮かない顔だった。年頃の少女らしく恥じらっているのだろう。タケルはそんな彼女を、大変に可憐だと思った。 「ああ、そうだな……なあ、荒木。やっちまった後で今さら言うのも何だけど、よかったら俺とつき合ってくれないか。お前のこと、大事にするからさ」 リノの赤い顔をのぞき込んで、勇気を出して言った。この少女を相手にこんな台詞を吐く日が来るとは、今まで考えたこともなかった。だが、こんなことになったからには、やはりきちんと交際を申し込むのが筋だろう。今の彼女となら、つき合ってもうまくやっていける。そんな予感があった。 ところが、リノは首を縦に振らない。泣きそうな顔でタケルを見つめ返して、声を震わせた。 「駄目。私はタケルの彼女になんてなれない」 「なんでだよ。俺のこと、好きだって言ってくれただろう。だったら──」 「駄目なの。どうしても駄目なの。お願いだから、昨日のことは夢だと思って忘れてちょうだい」 頑なにタケルを拒もうとするリノ。わけがわからなかった。昨日のリノはあれほど彼に対して好意を見せていたではないか。処女を奪ったのも、決して無理やりのことではない。合意の上で体を重ねたはずだ。納得のいかない話に、タケルはむきになって食い下がった。 「どうしてつき合ってくれないんだ。もしかして、他に男でもいるのか」 「違うわ。そりゃあ、お父さんのことは愛してるけれど……とにかく、今はそれどころじゃないでしょう。早く後片づけをして、病院に行かないと。何が何だかわからないだろうけど、元に戻ったら全部話してあげる。さもないと、信じてくれないだろうから」 やはり、リノの言っていることが全然理解できない。タケルは不満に思いながらも渋々引き下がり、シャワーを浴びて出かける準備を始めた。リノのことも大事だが、母の容態が心配なのも確かだった。 リノもタケルと入れ替わりでシャワーを浴びて、昨日着ていた制服にもう一度袖を通した。メイクは最小限にしていたようで、いつもの毒々しいイメージはない。どちらかといえば控えめで大人しい印象を受ける。顔立ちもどこか柔らかくなって、年相応の可愛らしさを感じさせた。学校でもこうだったらなあ、と思ってしまうのも仕方がない。 「さあ、行きましょう。タケルの荷物はこれとこれ……けっこう力持ちだものね。今日は頑張ってもらうわよ」 「へいへい。でもやっぱり、今の荒木はなんか所帯じみてるよなあ……」 タケルはぶつくさ言いながら、リノと一緒に電車に乗り込んだ。朝の車内はそれなりに混んでいて、二人は荷物を床に置き、車両の隅で縮こまっていた。制服を着たリノの後ろ姿にタケルがちらちら目をやりながら、彼女の体に触りたい、抱きしめたいと淫らな誘惑に駆られていたのは秘密である。実行に移す度胸がなくて幸いだった。下手をすると、痴漢で捕まっていたかもしれない。 病院に着いた二人は、急いでタケルの両親の病室へと駆け込んだ。まずは父に荷物を渡して、母の容態について訊ねた。 「母さんはまだ眠ってる。やっぱり起きる気配はないんだ、心配だよ」 母は相変わらず隣のベッドで寝たきりだった。父は不安で表情を曇らせたが、タケルの横にリノが立っているのを認めて大いに驚いていた。 「タケル、そちらの女の子は?」 「ああ、うん。荒木っていう同級生だよ。わざわざ父さんと母さんの見舞いに来てくれたんだ」 「そうか、どうもありがとう。息子がいつも世話になってます」 父はリノに軽く頭を下げたあと、タケルに向き直って小声で話しかけた。 「で、タケル。この子はお前とつき合ってるのか? 見たところ、だいぶ派手な子のようだが。金髪だし」 「うーん……ちょっと微妙かも。彼女になってほしいとは思ってるんだけどね」 そんなやり取りが聞こえたのか、リノはにわかに眉をつり上げて不機嫌な表情を浮かべる。 「まったく、あなたは何を言ってるんですか。自分の妻に向かって」 「え? な、何の話だい? うちの母さんなら、そっちで寝てるけども」 「私がその本人ですっ! 事故のショックで、この子に乗り移っちゃったのよ」 またも意味不明なことを言い出すリノ。いくら何でも、目の前の女子高生が自分の妻だとか母親だとか言われても、タケルたちにとっては、到底、信じられる話ではなかった。困った様子で顔を見合わせる二人をよそに、リノはいまだ目を覚まさない母のベッドの脇に立った。 「ああ、私の体……生きててよかった。本当に……」 リノは母の頬を撫でて、かすれた声でつぶやいた。 「事故に遭ったとき、まるで夢を見てたような感じだったわ。目の前が真っ暗で何も見えなくて、体の感覚もなくて。ひょっとしたら、このまま死んじゃうんじゃないか……あなたやタケルにもう会えなくなるんじゃないかって思って、すごく怖かった。そしたら目が覚めて、いつの間にかタケルの学校の近くにいたの。びっくりしたわ。だって、自分が別人になっていたんですもの。ちょうどタケルと同じ年頃の女子高生にね」 「あ、荒木、お前……?」 「パニックになって家に帰ったんだけど、鍵がないから入れないの。近所の知り合いは誰も私だと気づいてくれないし、この子の家もわからないし、どうしようかって途方に暮れていたら、タケルに話しかけられて……自分が息子の同級生になってるって知って、私、ひっくり返りそうになったわ。でも、自分の体が生きてるって聞いて、すごく安心した。生きてるのなら、きっと元に戻れる。そう思ったから」 リノが母の手をとり、祈るような仕草を見せた。真剣な彼女の表情に、タケルも父も息をのんで見入ってしまう。今はリノの邪魔をしてはならないような気がした。 「荒木さん、体を貸してくれてありがとう。それなのに私ったら、勝手にあなたの体でひどいことをしちゃって……本当にごめんなさい。元に戻ったら改めて謝ります。だから、私を元に戻して。私の心をこの体に……」 母の傍らで「ありがとう」と「ごめんなさい」を呪文のように繰り返していたリノだが、やがて不思議なことが起こった。ずっと意識の戻らなかった母が、突然目を開いたのだ。タケルは驚いて駆け寄った。 「か、母さんっ!」 「う、ここは……?」 母が意識を取り戻した。タケルの顔は歓喜の色に染まり、この場で飛び上がってしまいそうだった。一時は命の心配さえしていたほどだが、ベッドから身を起こしてきょろきょろと辺りを見回す母は実に元気そうで、とても生死の境をさまよっていたようには見えない。健康そのものだ。 ひょっとすると、これもリノのおかげだろうか。彼女が触れた途端に母が目を覚ました以上は、何らかの関係があるのだろう。彼女がわざわざ三途の川まで母の魂を迎えに行って、連れ戻してくれたのかとすら思った。昨夜からリノには幾度となく驚かされたが、今回のは極めつけだ。極めつけによいことだった。 そのリノは、母の手を握ったまま呆然と立ち尽くしている。母が急に目覚めたことに驚いているのか、目を丸くしていた。 「母さん、よかった。体におかしなところはない? 母さんは事故に遭って、今までずっと眠ってたんだよ。俺も父さんも、すっごく心配してたんだ。でも、よかった。荒木のおかげだよ。お前が母さんを元に戻してくれたんだ……本当にありがとう」 喜びのあまりべらべらと喋り続けるタケル。そんな息子を前に、母が口を開いた。 「あれ。お前、なんでこんなとこにいんの?」 「え? 母さん、いきなり何を言い出すんだよ」 いつにない母の乱暴な言葉に面食らった。まだ記憶が混乱しているのだろうか。無理もない。強く頭を打っているのだ。目を覚ましたことであるし、看護師を呼んだ方がいいだろう。タケルがナースコールのスイッチに手を伸ばそうとすると、母がタケルを怒鳴りつけた。 「誰がおかんだよ、ボケ! あたしはお前のおかんなんかじゃねーぞ、ふざけんな」 「ど、どうしたの、その口調。まだ頭が痛いの? 看護師さんを呼ぼうか?」 「うっせーな。同じクラスだからって、馴れ馴れしく話しかけんじゃねーよ、バーカ。つうっ、頭いてえ……あたし、どうなっちまったんだ。ケガでもしたのか?」 母の喋り方が普段とはまるで違うことに、タケルはひどく戸惑った。命に別状はないようだが、いったいどうしてしまったのか。今までとは別の意味で心配になった。 唖然とするタケルの耳に、リノのつぶやきが聞こえてくる。 「あなた、ひょっとして荒木さん……よね? な、なんで私の体に荒木さんが──ああ、元に戻ってないわ。私、まだ荒木さんのまま……」 「お前、誰? なんであたしと同じ顔してんだ。ひょっとしてギャグ? それともケンカ売ってんのかよ」 「な、なんてこと……私と荒木さんが入れ替わっちゃった。ど、どうしよう……」 青ざめた顔でぶるぶる震えるリノと、下品な口調で周囲に毒を吐き続ける母。どちらも日頃の態度からは想像もできない姿だった。すっかり変わってしまった二人を前に、タケルは首をかしげるしかない。 「いやあああっ! タケル、お母さんを助けてえっ!」 「うわあっ、何だよこれ! なんであたしがこんなオバンになってんだあっ !?」 「あ、荒木も母さんもどうしたんだ。俺は一体、どうしたら……」 タケルが全てを理解するのは、まだまだ先の話である。 戻る
https://w.atwiki.jp/bdueloflegendwikidol/pages/483.html
ランクD カーラ 魔物統一の鳥デッキ [デッキコード] 11i1l1u1U1X202g6j6v6H6T6W7z7D7M8ubG [ユニットカード] × 18 No027 ペリュトン × 3 No028 アーコル × 3 No031 ハーピィ × 3 No040 フレアバード × 2 No041 アクアバード × 2 No042 サンダーバード × 2 No047 聖鳥ガルーダ × 3 [マジックカード] × 22 No131 癒しの聖水 × 2 No135 精神の秘箱 × 2 No139 補充の緑泡 × 2 No143 未完のキューブ × 2 No144 封魔石の欠片 × 2 No157 ナイトの紋章 × 2 No158 ソーマの烙印 × 3 No161 生体転送 × 3 No176 魔物の香水 × 2 No242 魔物の武具 × 2 フィリップ 火地統一の2属性デッキ [デッキコード] 11f2K4J2Q4P0s6j6v6H6S6V7D7R7X9dancjcp [ユニットカード] × 17 No026 ゴブリン × 3 No057 バジリスク × 3 No098 ヒュポクトニア × 3 No059 フレイム・サーペント × 3 No100 クトニア × 3 No010 忠義の騎士ガウェイン × 2 [マジックカード] × 23 No131 癒しの聖水 × 2 No135 精神の秘箱 × 2 No139 補充の緑泡 × 2 No143 未完のキューブ × 1 No144 封魔石の欠片 × 1 No158 ソーマの烙印 × 3 No163 生命吸収 × 2 No165 生贄の儀式 × 2 No191 火界呪 × 2 No215 大地の怒り × 2 No255 火の領域 × 2 No257 地の領域 × 2 マイスト 水統一の万能デッキ [デッキコード] 1051i1D1L2T4M376j6v6H6S6V7D7S7Xblcn [ユニットカード] × 19 No002 水の魔道士 × 3 No027 ペリュトン × 3 No034 化身マツヤ × 3 No037 アクアモンスター × 2 No060 シー・サーペント × 3 No099 ヒュドライア × 3 No065 ブルードラゴン × 2 [マジックカード] × 21 No131 癒しの聖水 × 2 No135 精神の秘箱 × 2 No139 補充の緑泡 × 2 No143 未完のキューブ × 1 No144 封魔石の欠片 × 1 No158 ソーマの烙印 × 3 No163 生命吸収 × 3 No165 生贄の儀式 × 2 No235 特攻の剣 × 2 No256 水の領域 × 3 ラキシス 魔人統一のドローデッキ [デッキコード] 101040H0K0j0N0Q0T0Z6I6S6V7D7La2aqb3bdct [ユニットカード] × 18 No001 神速の魔剣士 × 2 No002 水の魔道士 × 2 No015 メイドナイト × 2 No016 メイドスイーパー × 2 No007 白い死神 × 2 No017 メイドクラッシャー × 2 No018 メイドウィッチ × 2 No019 化身ナラシンハ × 2 No021 化身パラシュラーマ × 2 [マジックカード] × 22 No139 補充の緑泡 × 3 No143 未完のキューブ × 1 No144 封魔石の欠片 × 1 No158 ソーマの烙印 × 3 No161 生体転送 × 2 No208 八卦の篭手 × 2 No216 風の神殿 × 2 No229 現世の鎖 × 2 No232 ウインドランス × 3 No258 天の領域 × 3 ストラス 地統一のドローデッキ [デッキコード] 10b1f0O0U1x1O0W6H6S6V7D7La2a8anbcblcp [ユニットカード] × 19 No004 魔物使い × 3 No026 ゴブリン × 3 No017 メイドクラッシャー × 3 No019 化身ナラシンハ × 3 No032 アラクネ × 3 No038 アースモンスター × 2 No020 化身ヴァーマナ × 2 [マジックカード] × 21 No139 補充の緑泡 × 2 No143 未完のキューブ × 1 No144 封魔石の欠片 × 1 No158 ソーマの烙印 × 3 No161 生体転送 × 2 No208 八卦の篭手 × 2 No210 四象の篭手 × 2 No215 大地の怒り × 2 No232 ウインドランス × 2 No235 特攻の剣 × 2 No257 地の領域 × 2 エルト 魔物中心のモンスターデッキ [デッキコード] 11h2G1J1M1P1S346j6v6H6T6W7b7n7D7S7X [ユニットカード] × 18 No027 ペリュトン × 2 No056 ワイバーン × 2 No036 フレアモンスター × 3 No037 アクアモンスター × 3 No038 アースモンスター × 3 No039 スカイモンスター × 3 No064 グリーンドラゴン × 2 [マジックカード] × 22 No131 癒しの聖水 × 2 No135 精神の秘箱 × 2 No139 補充の緑泡 × 2 No143 未完のキューブ × 2 No144 封魔石の欠片 × 2 No149 攻撃強制の原石 × 2 No153 攻撃強制の輝石 × 2 No158 ソーマの烙印 × 3 No163 生命吸収 × 3 No165 生贄の儀式 × 2 ファルクス 魔物中心の速攻デッキ [デッキコード] 102081h1t1A2d2g6p6v6H6T7z7D7G8Zbi [ユニットカード] × 19 No001 神速の魔剣士 × 3 No003 アサシン × 3 No027 ペリュトン × 2 No031 ハーピィ × 2 No033 グリフォン × 3 No046 蟻獅子ミルメコレオ × 3 No047 聖鳥ガルーダ × 3 [マジックカード] × 21 No133 命削りの水 × 2 No135 精神の秘箱 × 2 No139 補充の緑泡 × 2 No143 未完のキューブ × 2 No157 ナイトの紋章 × 2 No158 ソーマの烙印 × 3 No159 召喚解除 × 3 No186 魔物の手引き × 3 No234 集約の槍 × 2
https://w.atwiki.jp/srwkdm/pages/55.html
プロフィール フルネーム:フィオル・グレーデン 性別:男 材料ラウル・グレーデン フィオナ・グレーデン ラージ・モントーヤ ミズホ・サイキ エクサランス・ストライカー2体分 属性:時の迷子 基本年齢:不明。外見は17歳前後。 所属:根無し草 容姿:赤毛。顔立ちはラウルに似る。 特技:レスキュー、フォームチェンジ、ユウカへのイジワル 愛称:フィオル、赤毛、時の迷子 「人間、未練があれば未来がある。そうなんだろう?」 「やられっぱなしでいられるほど、俺はお人好しじゃない」 「ああ、僕はバケモノじゃなかった! お父さんがいた、ふたりも! お母さんがいた、ふたりも! 僕は、愛から生まれていた!」 人物 一人称は「俺」。 基本的に生真面目な性格だが、情緒不安定なところがあり、ときに激昂する。 レスキューに対する情熱は非常に高い。 シャドウミラーやデュミナスからの逃亡中、 エクサランスチーム4人と2体のエクサランスが時流の捻れに押し潰されてしまった。 消滅の寸前、4人がお互いを救おうとした結果、 4人分の肉体と2体の機動兵器が融合して産まれた存在。 エクサランスチーム全員の息子といえば息子だし、 エクサランスそのものといえばそのものである。 記憶を失った状態でOG町に出現し、ユウカ・ジェグナンと出会う。 わけもわからず追っ手から逃げているうちに、ユウカとの間に恋が芽生える。 しかし、不完全な時空転移をした結果肉体そのものが不安定になり、 ふとした弾みで対消滅に匹敵する破壊を引き起こすという自分の身の上を知って 世界から立ち去ることを決意する。 「未練があれば未来がある」という理由で、ユウカとはキスひとつしていない。 ユウカからは「イジワル」といわれる。 いくつもの世界を移動しては消滅するということを繰り返している。 人間の姿をしていることすら少なく、細菌になったり泥人形になったりと、その境遇は悲惨である。 それでもいつか満足な肉体を手に入れてユウカの元に戻ることを夢見て旅を続ける。 レスキュー用に作られたエクサランスに非常に強いプライドを持つが、 害意を感じ取ればわりとすぐに戦闘に転じる。 肉体そのものをエクサランスに変身させ、ストライカーフレームやフライヤーフレーム などに次々とフォームチェンジするため、汎用性が極めて高い。 ただでさえ変身には大量のエネルギーを消費するため、 無理をしてエクサランス・ライトニングになろうものなら、 戦いには勝っても次の瞬間肉体がその世界から消滅してしまう 関連する人物 ラウル・グレーデン 父親1 フィオナ・グレーデン 母親1 ラージ・モントーヤ 父親2 ミズホ・サイキ 母親2 ユウカ・ジェグナン 愛しい少女。 イングレッタ・パディム 敵対したり共闘したりすることもある少女タイムダイバー
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/154.html
639 :名無しさん@ピンキー:2010/11/09(火) 11 37 50 ID dKkLjA7q 保守代わりの小ネタです。 『天気晴朗なれど波高し』 「ええっ!? あ、あたしに婚約者、ですか?」 にこやかに笑う「両親」の前で目をパチクリさせている少女は、現在「敷島桜華」(しきしま・おうか)と呼ばれていた……が、その名は本来彼女のものではない。 元々、彼女は山本小枝(やまもと・さえ)と言う、ごくありふれた一般庶民の娘だった。 いや、父親がリストラにあって40過ぎでフリーターのような真似をしており、母親のパートと小枝自身のバイトも足しにして、どうにかまともに暮らしていける……そんな生活レベルだ。 長女の小枝以外に、年の離れた弟妹がひとりずつおり、経済的に決して楽ではなかった。 そんなある日、バイト先のファミレスに、何の酔狂か敷島財閥の令嬢である桜華が取り巻きを連れてやって来たのである。 実は、桜華と小枝はクラスメイトとして一応の面識はあった。 もっとも、小枝にとっては「すごいお金持ちのお嬢様、いいなぁ~」という憧れの対象であり、桜華にとっては「フッ、冴えない小娘ね」といった程度の認識ではあったが。 ウェイトレスをしている小枝を見た桜華が、いつもの気まぐれを起こし、「わたくしもその制服を着てみたいわ」と言い出したのが、そもそもコトの始まりだった。 「ええっ、そ、そんなコト言われても……」 人の良い小枝はあたふたしている。店長もチェーン店オーナーの娘である桜華の突飛なワガママに苦い顔をしつつ逆らえないようだ。 ただ、間が悪いことにちょうどクリーニングに出して予備の制服などがなかったため、仕方なく同程度の身長の小枝が今着ているものを貸すことになったのだが……。 「ちょっと! 入りませんわよ?」 幼い頃から最高級の料理を食べ、適度な運動その他で鍛えられた桜華の高校1年生とは思えぬグラマラスボディに、質素な食生活からスレンダーな体型にならざるを得なかった小枝の制服は窮屈すぎたらしい。 普通なら、そこで話は終わるのだろうが……これまで事態を静観していたフロアマネージャーの諒子が、ふたりに奇妙な提案をしてきたのだ。 「では、桜華お嬢様、その制服が入る体にしてさしあげましょう」 と。 さして考えることもなく、桜華がその提案に頷いたことで、現在のようなややこしい事態に陥っているのである。 諒子の提案に対して、まるで催眠術にかかってでもいたかのように、ふたり──桜華(おうか)と小枝(さえ)はそろって頷いてしまっていた。 そのあとのことは、夢、それも悪夢のような出来事だった。 桜華から小枝に制服を返させて、ふたりが服装を整えると、諒子は懐から革製のチョーカーのようなものを取り出した。 それを彼女たちの首に巻くと、ふたりは身動きひとつできなくなる。 「は~い、ココで注目ぅ~!」 楽しそうな表情で諒子が桜華の頭部に手をかけると……まるでマネキン人形のように、ポロッと取れてしまったではないか! 同様にして小枝の頭部も取り外すと、そのまま桜華の体に載せ、シュルッとチョーカーを外す。 「あ、動ける……」 首から下が桜華になった状態のまま、足踏みしたり、両手をニギニギさせたりしている小枝を尻目に、諒子は今度はテーブルに置いた桜華の頭を小枝の体につないだ。ただし、コチラはチョーカーを外さないまま。 「ホラ、桜華お嬢様、これでキチンとこの店の制服が着れましたよ?」 「な、な、な……なんですの、コレはーーーっ!?」 茫然自失の状態から我に返ったのか、大声をあげる桜華。慌ててペタペタ体を触っているが、無論、そこにあるのは小枝の体だ。 「──「山本さん」、いくらバックヤードだからって、そんな風に大声を上げるのはNGですよ。女性としてもはしたないですし」 落ち着いた声で諭すフロアマネージャーの諒子。 「だ、誰が山本ですの、誰が!」 「もちろん貴女よ、「山本さん」。ほら、そこにも書いてるでしょ?」 諒子が指さす先、桜華の胸元にはウェイトレスらしくネームバッジが付いている。無論、そこに書かれた名前は小枝の苗字である「山本」だ。 「え……」 一瞬呆気にとられた桜華に、畳み掛けるように諒子が話しかける。 「さ、休憩時間は終わりよ。そろそろ夕食時になって忙しくなるんだから、「山本さん」もフロアに戻って頑張ってね。あ、「桜華お嬢様」のお相手は私がするから、気にしなくていいわ。さ、もぅ行きなさい!」 「は、はい……」 あれほど高慢で傍若無人なはずの桜華が、どういうワケか唯唯諾諾と諒子の指示に従い、「バイトのウェイトレス・山本小枝」としてフロアに戻って行くのを、小枝はポカンと口を開けて見ているしかなかった。 「さて……と。小枝ちゃん?」 「は、ひゃいッ!!」 微笑む諒子にポンと肩を叩かれて、思わず声が裏返る小枝。 「もぅ……そんなにビクビクしないでよ。小枝ちゃんに何かするつもりはないんだから」 見れば、諒子の表情は、先ほどまでのどこか冷たさを感じさせるアルカイックな微笑ではなく、小枝も見慣れた「優しくて頼りになるお姉さん」としての笑顔だったので、小枝もわずかに緊張を解く。 「あのぅ、諒子さん、これは一体?」 「うーん、一応ヒミツなんだけど、ま、いっか。私ね、実は魔女の家系なの」 普段なら魔法とか奇跡とかの類はあまり信じてない常識人の小枝だが、そっきのアレ、そして現在進行形で自分の身に降りかかっている事態(首のすげ替え)を見ては、信じないわけにもいかない。 「はぁ……それで、どうしてこんなコトを?」 「あの、高慢ちきなお嬢様の振る舞いに我慢しかねたから、って言うのと……それと、けなげないい子の小枝ちゃんへのご褒美、かな」 「?」 「あのね、首から下が入れ替わったこの状態だと、術をかけた私と、被術者であるあなたたち二人、そして特に二人に縁の深い家族とか恋人とかでない限り、周囲の人間は、その「体」に応じた人物として認識しちゃうのよ」 「ええっと、つまり、今の状態だと、あたしが敷島さんで、敷島さんがあたしだって、周りの人には見えるってことですか?」 「うん、大体そんな感じ。でね、小枝ちゃん、お家のことが大変なのに、いつも笑顔で頑張ってるじゃない? せっかくの機会だから、2、3日「お嬢様」として羽を伸ばして来なさいよ」 そういうことかと、小枝は諒子の意図を了解したが、素直にうなずくには気がかりなコトもあった。 「でも、敷島さんの方は、どうするんです? 彼女の性格じゃあウェイトレスは勤まりそうもないし、あたしの家のコトだって……」 「ふふ、その点も心配無用よ。ホラ、見てごらんなさい」 促されて、店の方を覗いてみると、なんとあの桜華が文句ひとつ言わずウェイトレスとしての仕事に励んでいるではないか! しかも、アルバイトなど初めてだろうに、接客態度その他もまったく問題ない。 「あのチョーカーを付けてるとね、頭の思った通りに体が動くんじゃなくて、体にふさわしい言動を頭がとるようになるの。お嬢様がアレだけキビキビ動けているのも、小枝ちゃんの普段の真面目さのおかげね」 無論、チョーカーを外した小枝の方は、とくに差し支えなく思ったとおり動けるそうだ。 「お嬢様の家には、店の外で待ってる取り巻きの人たちが連れていってくれるでしょ。クルマで来てるみたいだし。お嬢様暮らしに飽きたら、戻してあげるから、またお店にしらっしゃいな」 そう言って、諒子は小枝(ただし、周囲から見れば「敷島桜華」)を店の裏口から送り出したのだった。 「困ったなぁ……」 広いとか贅沢とか言う表現すら生温い、まさに「大金持ちのお嬢様」の部屋で、天蓋付きのベッドに腰掛けたまま、ポツリと呟く小枝。 諒子の言葉通り、店の前には敷島桜華の取り巻き(従者?)達が待ち構えており、あれよアレよと言う間に、首から下が桜華の肉体となった小枝は、リムジンに乗せられ、この敷島邸へと連れて来られた。 もっとも、諒子いわく、今の小枝はごく一部の例外を除いて他の人間には「敷島桜華」にしか見えないらしい。それは取り巻きやこの家の使用人の態度からしても間違いないようだから、この場合「自宅に帰った」というべきなのだろう。 あまりに非常識な事の成り行きに流されていた小枝だが、自室──無論、桜華の部屋のコトだ──に「戻って」ひとりになると、ようやく現状に対する認識と実感が追いついてきた。 諒子がした行為自体については責めるつもりはない。彼女自身、桜華のあまりに身勝手な言動には腹を据えかねていたからだ。 だから、言うならば桜華に対する「おしおき」の片棒を担ぐようなこの事態に協力すること自体は、やぶさかではない。 また、それなりに諒子の性格を知っているから、彼女が嘘をつく──たとえば、元に戻してくれない──ような事態も、まずないだろうと思っている。 ついでに言うなら、彼女とて苦労はしているが17歳の女子高生。普段目にすることのないセレブ(笑)の生活に対する好奇心だって、それなりにある。 では、何が問題かと言えば……。 「敷島さんのご家族に会ったら、すぐに娘じゃないってバレちゃうじゃない」 諒子の説明によれば、この魔法(の眩惑)は、「縁の深い家族とか恋人とかでない限り」通用する。つまり、逆に言えば家族にはモロバレということだ。 「そういう意味では、片手落ちな魔法だよね、コレって」 誰にも自分──「山本小枝」だとわかってもらえないというのも、それはそれで恐い話ではあるだろうが、少なくともそちらのほうが、まだ実用的な気がする。 頭を捻ってはみたものの、上手い解決法が浮かばない小枝だったが、ふとベッドの上に放り出したポーチ(無論、桜華のモノだ)の中で、携帯電話が鳴っているのに気がつく。と言っても、通話ではなくメールの着信音のようだが。 一瞬躊躇したものの、思い切ってケータイを開く小枝。折よく、と言うべきか、今着信したメールは諒子からのようだ。 ──心配性な「お嬢様」に朗報! コッチの「山本さん」のチョーカーには偽装機能が装備されてるから、山本家に帰っても心配ありません。たぶん、ソッチもね! 「そっか。そーいう問題もあったよね、確かに」 チョーカーによって「山本小枝」っぽく行動を制限されているとは言え、あの顔の少女が山本家に帰れば確かにひと騒動あったろう。 その心配がなくなったのは良かったが、しかしコッチはどうすればよいのだろう? 小枝はチョーカーを外してもらっているのだが……。 小枝が首を傾げているところにノックの音が聞こえた。 「お嬢様、環です」 「あ、はい、どうぞー」 声からして、出迎えてくれたメイドさんのひとりだろうとアタリをつけて、入室を許可する。 「失礼します。お召し替えをお手伝いに参りました」 (おめしかえ……って、ああ、着替えのことか) 本来なら、「子供じゃないんだから、ひとりでできます」くらいは言うのだか、あいにく今の小枝は「桜華」として認識されているのだ。 下手に断って不審を抱かれるよりも、素直に手伝ってもらう方がいいだろう。実際、小枝には、この部屋の何処にタンスがあって、何を着たらいいのかもよくわかっていなかった。 「ええ。それじゃ、お願い」 できる限り桜華っぽく振舞おうと、横柄に返事したつもりなのだが、メイドの環さんは一瞬目を見開いて驚いたようだ。 (アチャ~、何か失敗したかなぁ?) とは言え、何が間違ったのかわからない小枝にとっては、そのまま流すしかない。 後日、仲良くなった環に聞いたところ、 「かつてのお嬢様は、普段は「お願い」どころか、返事さえロクにしてくださらない、それどころか「遅いわよ!」なんて文句ばかりおっしゃる方でしたから……お召し替えの最中も、いろいろ気を使ってくださいましたし」 と、聞かされて、「あの人、どんだけ高飛車なのよ」とドン引きすることになるのだが、それはまた別の話。 とりあえず、外出用の凝ったドレス(としか思えない服装)から、比較的ゆったりした着心地のよいワンピースへと、小枝は着替えさせてもらった。 「その……お父様とお母様は?」 ついでに、「毒を食らわば皿まで」という心境で、両親について尋ねてみた。「お父さん、お母さん」ではお嬢様らしくないか、と少し気取った呼び方をしてみる。 「はい。先ほどお嬢様が外出なさっている間に、ご連絡が入りました。予定どおり、明後日の夜に帰国されるご予定だそうです」 「! そ、そう」 (ハァ~、よかったぁ) 国外出張か何かだろうか? どうやら、ふたり揃って不在らしいのは、小枝にとって幸いだった。 「お嬢様、本日はお食事は何時ごろになさいますか?」 内心ホッと胸を撫でおろす小枝に、環が尋ねる。 一瞬ワケがわからなかったが、どうやらここの桜華は好き放題な時間に夕飯をとっているらしい。 母なり自分なりが夕食を作り終えた時が夕飯時……という山本家にはない習慣だ。 「えっと……何時頃から食べられるの?」 だから、つい、そんなことを聞いてしまう。 「は?」 「いや、だから、厨房の方でいつ夕食の用意ができるのかな、って」 言いかけた言葉が尻すぼみになる。 おそらく、いや間違いなく、本物の桜華なら、そんなコトを気にしたりせず、自分の希望を通すのだろうが、諒子に「苦労性」と評された小枝には無理な話だった。 「は、はぁ……料理長に聞かないと正確な時間はわかりませんが……おそらく、19時ごろではないか、と」 午後7時なら、山本家の夕飯時と大差はない。 「じゃあ、その時間でいいわ」 「はい。では、用意ができ次第、お迎えに参ります」 「ええ、お願いするわね」 三度面喰ったような表情を披露しつつも、瞬時に居住まいを正し、環はいかにもメイドらしい一礼を残して、桜華の部屋を出て行った。 ──バタン! 扉が閉まり、ドアの向こうの気配が遠ざかるのを確認してから、小枝はボフンとベッドの上に寝転がる。 「ふわぁ……き、緊張したぁ」 どうやら、いくつかミスはしたみたいだが、とくに怪しまれるまではいってないようだ。 「それにしても、ご両親が海外旅行中なのは運がよかったなぁ」 メイドの環によれば、明後日の夜に戻ってくるらしい。 (てことは、明後日の午後に戻ればいいわね) たしか、明後日の土曜も「山本小枝」は午後にバイトのシフトが入っていたはずだから、その時にでもファミレスに行って諒子に頼めばいいだろう。 そう考えると、今までイッパイいっぱいだった小枝の心にも、多少余裕めいたモノが生まれてきた。 他の人間の反応を見る限り、自分はあくまで「敷島桜華」として認識されてるみたいだし、2日間くらいなら「お嬢様ライフ」を、堪能するのもいいかもしれない。 ふと、視点を下方に移動させると、仰向けになってもほとんど形の崩れないふたつの膨らみが、目に入って来る。 「お、おっきぃ」 ──ゴクリ……… なぜか、思春期の少年みたいに唾を飲み込んでしまう小枝なのだった。 #とりあえずは、ここまで。無論、次回は「サエちん、お嬢様のグラマラスボデーを探求するの巻」です。貧乳娘が突然巨乳になったら、やっぱりいろいろ興味津津だと思うんだ。
https://w.atwiki.jp/etakuro/pages/26.html
☆再生 どんなに強力な再生能力でも、一度完全に失われた生殖機能および精神だけは時間を戻さない限り復元することができない。 精神疾患が起因している疾病などについても、重度であると物理的な手段で治癒することができないこともある。 肉体が消失した場合でも精神だけはごく短時間残留することがあるが、肉体を再生できない、または再生した肉体の生命活動が困難または不可能な場合精神は時間経過で消滅する。 個人単位での輪廻という概念は無く精神が失われた肉体は自然へ還っていくが、輪廻を信じている者は少なくない。 血の通う肉体(脳死状態)そのものを人工的に作る事は可能である。 新たに精神を作り出すには既に存在する精神をベースとしなくてはならない。生殖のほか精神分裂などによっても新たな精神が発生することがあるが、生殖以外の手段で意図的に精神を生み出す事は困難である。 ソイリス本位の医療が一般的であったことから、ユグドラシル社が機械学を浸透させるまでの人間の平均寿命は約50年程度である。 精神には150年程度の寿命がある。エタナイズすることで大きく引き伸ばすことができる。 肉体の寿命は再構築を繰り返すことで理論上無限に生存可能。 精神が肉体から完全に分離した場合、思考する脳が無いため自発的に行動を起こすことはできないが、分離する前に聖剣学により行動を制御する術式を構築しておけば活動自体は可能である。 肉体から分離した精神を別の拠所へ根付かせることはできないが、ランクの高い精神をいくつか複合し新たな生命として再構築することで思考が可能な脳または術式に転移することができる。 ☆人権 一般的に男性は力強く、女性は理知的であるという認識こそあるが、どの時代においても男女の力関係はほぼ均等であり、差別意識は基本的に存在しない。ただし特定の性別に対する好き嫌い等を持つ者に関してはこの限りではない。 聖剣士が台頭した時代においては、死刑に値する人間には虫ほどの人権も与えられない。 脳死は死とされる。 ☆宗教 いつの時代も目に見える存在が強大な力を行使してきた歴史的背景から、具体的な恩恵または脅威をもたらさないものは基本的に見向きされることはない。 ブレイブブレイドの支配の衰退期においてはこの限りではない。 ☆脅威 いつの時代も「ドラゴン」という単語は、ロストメモリー以外の巨大で強力な生物の総称として用いられる。 赤という色は黒以上にネガティブなイメージを与える。 Fatalが「血染め」という意味で扱われる俗語は古くからあり、「返り血のみ」というニュアンスでBloodyと使い分けられる。 ☆言語 この世界における基本言語は「英語にほど近いもの」とする。 和名は存在しても、和名を扱う言語や国家そのものは存在しない。 ☆その他 本名に宝石の名称が用いられる人物は例外なくクリエイスの実子である。 結婚した際に姓を変更する習慣は無いが、基本的に断り無く何を名乗ろうと自由である。 通常、子が受け継ぐ姓は親のどちらかからである。
https://w.atwiki.jp/wiki15_dol/pages/638.html
竜中心デッキを使うAランクCPU。 使用クリは火炎の竜と自走爾来。装備魔法と属性魔法も使ってくる。 手札を破壊してくるが火力は控えめなので、Aランクで稼ぐには比較的やりやすい相手。 対人戦で有用な二頭の赤き龍・生体転送・緑の未完石・緑の封魔片などを貰えるので、優先的に狩るのも悪くない。 名前の由来はワーグナーからか。
https://w.atwiki.jp/cfonline/pages/877.html
■基本データ 【コロナ】 光翼騎士 【ミーム】 富嶽/ロンデニオン 【ブランチ】巫女/艦長/王国軍人 【消費経験点】0(能力値:0 特技:0 装備:0 パスの追加:0 ブランチの追加:0) ■能力値/耐久力 【能力値】 肉体:7 技術:10 魔術:9 社会:5 根源:3 【戦闘値元値】 白兵:10 射撃:10 回避:2 心魂:4 行動:11 【戦闘値修正値】 白兵:10 射撃:10 回避:4 心魂:4 行動:8 【HP】 元値:24 修正値:157 【LP】 元値:5 修正値:5 ■宿命/特徴/闘争/邂逅 宿命:取り替え子 特徴:ふたつの故郷 特徴効果:自分の出身孤界以外の知識を持つ 闘争:追放者 邂逅: ■初期パス 【因縁】織田上総介信長からの信頼 ■準備された装備 部位:名称(必要能力/行動修正/ダメージ/HP修正/射程/備考/参照P) 右手 :九尾の大扇子 (必:―/行:-3/ダ:【魔術】18+2D6/HP:―/射:シーン/式札相当品、範囲を対象/SC158) 左手 :狐の紋章の手袋 (必:【技術】3/行:10/ダ:―/HP:8/射:―/ラウンドシールド+輝く紋章相当品、回避値+2/SC153、SC165) 胴部 :改造ロンデニオン軍服 (必:【技術】8/行:―/ダ:―/HP:25/射:―/軍服相当品/FP097) その他: (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―/―) 乗り物:航空戦艦『山形城』 (必:―/行:-10/ダ:―/HP:50/射:―/宇宙戦艦相当品、常時飛行状態、「防御属性:肉体」追加、艦長特技のダメージに+差分値/SC132) 予備1:軍刀「九尾羅(クビラ)」 (必:―/行:―/ダ:【技術】30+1D6/HP:―/射:至近/アルビオンサーベル相当品、回避値+3、《将校の証》で常備化/FP096) 予備2: (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―/―) 予備3: (必:―/行:―/ダ:―/HP:―/射:―/―/―) ■コロナ特技 【SC102/自動/自/常/なし】◆光翼の盾 常にダメージ-[ソフィアが合致しているフレアの枚数×10] 【SC102/自動/自/オ/なし】◆銀の守護者 宣:攻撃判定直後。[エンゲージ]内の攻撃対象を自身へ変更。 【最大HP】+50 【SC102/-/自/オ/フ1】きらめきの壁 宣:命中直後。対象が[範囲]の攻撃を自分1人に変更する ■ミーム特技 【SC132/自動、強化/自/マ/5H】◆神舞 [MP]で行なう[攻撃]の[達成値]+【魔】 【SC132/自動、防御/自/ダ/フ1】◆傀儡舞 〔T1〕宣:DR直後。対象のダメージ-[【魔】×2] 【SC132/自動、ア/自/常/なし】◆宇宙戦艦 〈宇宙戦艦〉を得る。〈宇宙戦艦〉装備中は[艦長]特技によるダメージ+[差分値] 【SC132/自動/射/メ/2H】◆主砲斉射 宇宙戦艦専用。[【技】×4+4D6]ダメージの[射攻]を行なう 【FP069/自動、ア/自/常/なし】◆将校の証 アルビオンサーベル常備化、「種別:蒸気軍装」常備化、使用可能、オートアクションで「種別:蒸気軍装」装備可能 【LF131/強化/射/リ/フ1】改修空母 宇宙戦艦専用。[攻撃]に対して[突返]。[達成値]+【技】、[【技】+4D6]ダメージ 【FP069/-/自/オ/フ1】軍人としての誇り 〔T1〕宣:対決直後、[シーン]内のダメージ対象の受けるダメージを代わりに受ける、エンゲージ移動可能。 ■装備 ■属性防御 肉体:○ 技術:× 魔術:× 社会:× ■戦術、設定、メモなど 富嶽外様艦隊が羽州探題、最上出羽守義光の義理の娘。 金色の狐の耳と、九本の狐の尾から「九尾姫」とも呼ばれる。 元々はアルビオンのシルフィード候補生の少女だったのだが、ロンデニオンの転移事故の際に次元と時間の壁を越え、過去の富嶽外様艦隊に迷い込む。 そこで途方にくれていたところを義光に拾われ、義理の娘として富嶽外様艦隊で教育される。 それからいろいろあった後、現在は外様艦隊からの使者件派遣人員として織田信長の元で神炎同盟の一員として活動している。 ロンデニオン転移事故のときの年齢は11才だったが、次元と時間を越えた結果現在の年齢は29歳である。
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/3619.html
【参考テンプレ】ラブアース・ディザスターやカレンの反応および戦闘速度はマジカルカレン参照 【作品名】フェイト/タイガーころしあむ アッパー 【ジャンル】ゲーム 【名前】マジカルアンバーExactly 【属性】魔法少女四天王/魔法少女と魔術礼装「カレイドステッキ」の人工精霊の融合体 人外 【大きさ】身長:156cm/体重:43kg(推定) 【攻撃力】素の攻撃力はカレンの「ラブアース・ディザスター」と拮抗するくらい。 「地球破壊ミサイル」 地球を焼き払う威力・範囲の小型ミサイル。 射程は少なくとも銀河外縁から地球まで。 速度不明だが、銀河外縁で地球に向けて発射した時点で他のキャラがかなり焦っていたので光速以上はありそう。 【防御力】カレンの「ラブアース・ディザスター」に数発耐えることができる。 大気圏突入時の摩擦熱に耐えることができる(一緒に突入したキャラは燃えていた)。 握っただけで精神を乗っ取られるカレイドステッキと同一化しても自我を保っている。 【素早さ】カレンと互角に格闘可能な反応、戦闘速度。 長距離移動速度は達人並みか 空間転移可能(後述)。 【特殊能力】宇宙活動可能。飛行可能。精神体を可視、干渉可。 カレイドステッキの力を凌駕し取り込んでいるので、カレイドステッキの力が使える。 作中でのカレイドステッキの描写は ・聖杯で歪められた世界への封印(任意・射程10mくらい) ・平行世界移動、追放、召還(追放は相手を直接叩いて発動) ・空間転移(自分以外にも可。相手を直接叩いて発動。距離は宇宙空間~地表) ・肉体支配(相手を直接叩いて発動。意のままに操る。人外にも有効) 【長所】ギャグならではの超設定の数々 【短所】隠し切れない色モノオーラ 【戦法】とりあえず地球破壊ミサイル。 効かないならカレイドステッキで封印、異次元追放、宇宙空間追放、肉体支配。 【備考】ゲーム内の個別シナリオより参戦 参戦vol.118 367格無しさん2020/05/28(木) 01 45 49.17ID kBJ/dJ69 マジカルアンバーExactly 速度不明だが、銀河外縁で地球に向けて発射した時点で他のキャラがかなり焦っていたので光速以上はありそう 光速以上との根拠が読み取れない ・聖杯で歪められた世界への封印(任意・射程10mくらい) ・平行世界移動、追放、召還(追放は相手を直接叩いて発動) 効く最大サイズが不明 367 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/05/28(木) 01 45 49.17 ID kBJ/dJ69 マジカルアンバーExactly 速度不明だが、銀河外縁で地球に向けて発射した時点で他のキャラがかなり焦っていたので光速以上はありそう 光速以上との根拠が読み取れない ・聖杯で歪められた世界への封印(任意・射程10mくらい) ・平行世界移動、追放、召還(追放は相手を直接叩いて発動) 効く最大サイズが不明 371 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/05/28(木) 18 55 46.76 ID phnH5W5l [1/2] 367 銀河系のサイズが直径10万光年で 太陽系の位置が中心から2万6千光年くらいなので 光速の攻撃なら着弾まで数万年かかる 数万年後に起こることを焦るとかまずないから 推測としてはめちゃくちゃ低めに見積もってるぞ もっと速くてもおかしくないくらいだよ 372 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/05/28(木) 18 58 14.13 ID d/2nzEQ0 [2/2] 371 テンプレに書かれてる、この作品自体がギャグみたいな描写ありなんだから ボーボボみたいに数万年後に当たるのにめちゃくちゃ焦るとか普通にありえると思うけど 373 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/05/28(木) 19 40 06.87 ID phnH5W5l [2/2] 372 ギャグ作品だからありそうってそれこそ根拠なくない? まあどっちにせよ封印とかの方で修正待ちにいくだろうから詳しい人待ちかね vol.119 0033 格無しさん 2018/01/27 17 11 42 ID RbGLJ7Bv マジカルアンバー考察 移動速度はアレだがミサイルと空間転移が強力 空間転移はロボなどの内部にも侵入可能とする 超攻防速の壁から △アンパンマン 当たらない倒せない ○×2八神和麻〜神聖衣星矢 先手地球破壊勝ち ○マイス 魅了耐えて地球破壊勝ち ○黒崎一護 無月耐えて地球破壊勝ち ○グラヴィオン 超重剣は転移で避けれるがミサイルは耐えられる エネルギー解放耐えて内部に転移してパイロットにカレイドステッキ勝ち ○うずまきナルト 尾獣玉には1手必要 その隙に地球破壊勝ち ○ファング 先手地球破壊勝ちかな ×クレイン・キースリンク ラルバの鍵はステッキ使って戻ってこれるが冥土宴席くらって負け ×仮面ライダースーパー1 先手冷凍ガス負け ○岸辺露伴 こっちは人外 地球破壊勝ち ×ケロロ軍曹 先手ケロボール負け ○ラフトクランズ ミサイルは避けられるが攻撃は耐えれる 内部に転移してパイロットにカレイドステッキ勝ち ×仮面ライダーカブト 先手マキシマムハイパーサイクロン負け ×ももたろ社長 精神攻撃は耐えれるがミサイルは避けられる 冬眠カード負け ○主人公(世界樹の迷宮3) 常時精神攻撃耐えて地球破壊勝ち ×エックス ミサイル耐えられて時間停止→チャージショット負け ×ゼロ ミサイル耐えられて時間停止→存在抹消負け ×上条さん 先手殴られ続けて負け この上ではちょくちょく勝てるが負けは取り返せず 位置は クレイン・キースリンク>マジカルアンバーExactly>ファング そういやジョルノって漫画スレのテンプレ持って来れればもっと強くできるんだろうか 0037 格無しさん 2018/01/28 02 12 32 ID fNeeyHBA 33 考察乙だが秒速3.8光年÷4が反応ならもうちょい速度上なんじゃないか? 0038 格無しさん 2018/01/28 02 14 20 ID fNeeyHBA 37 光速の何倍になるかは知らんけど って書き忘れてた 0044 格無しさん 2018/01/29 20 26 07 ID pL8cMQRZ 38 で言われてたのでマジカルアンバー再考察 速度を計算して見たら光速の2995万8979.8倍とかいうアホみたいな速さになった 空間転移はロボなどの内部にも侵入可能とする 超攻防速の壁から △アンパンマン 当たらない倒せない ○×2八神和麻〜神聖衣星矢 先手地球破壊勝ち ○マイス 常時魅了耐えて地球破壊勝ち ○黒崎一護 先手地球破壊勝ち ○グラヴィオン 超重剣は転移で避けれるがミサイルは耐えられる エネルギー解放耐えて内部に転移してパイロットにカレイドステッキ勝ち ○×3うずまきナルト〜クレイン・キースリンク 先手地球破壊勝ち ○仮面ライダースーパー1 先手ミサイル勝ち ○岸辺露伴 こっちは人外 地球破壊勝ち ×ケロロ軍曹 先手ケロボール負け ○ラフトクランズ ミサイルは避けられるが攻撃は耐えれる 内部に転移してパイロットにカレイドステッキ勝ち ○仮面ライダーカブト ミサイルは避けられるが攻撃は転移で避けれる カレイドステッキ勝ち ×ももたろ社長 精神攻撃は耐えれるがミサイルは避けられる 冬眠カード負け ○主人公(世界樹の迷宮3) 常時精神攻撃耐えて地球破壊勝ち ×エックス ミサイル耐えられて時間停止→チャージショット負け ×ゼロ ミサイル耐えられて時間停止→存在抹消負け ○上条さん 先手地球破壊勝ち ×コブラ 先手サイコガン負け ○麻貴神十字 常時魅了耐えて地球破壊勝ち ○×2ポスタル・デュード〜カイエン・バッシュ・カステポー 先手地球破壊勝ち ○トランクス 相手は変身に1手使う その隙に地球破壊勝ち ○べリアル(悪魔が来たりてAV撮影!?) 先手地球破壊勝ち ○アニエス・オブリージュ 常時魅了耐えて地球破壊してしまえば相手は動けなくなる カレイドステッキ勝ち ○レスト 常時魅了耐えて地球破壊勝ち ○×2ブランシモン2人 先手地球破壊勝ち ×鬼眼の狂 常時精神攻撃×2負け ○仮面ライダーJ キック耐えて地球破壊勝ち ○天樹錬 炎神耐えて地球破壊勝ち ×孫悟飯(漫画) 先手かめはめ波負け ○貴宮忍 精神攻撃耐えて地球破壊勝ち ×東方仗助 先手内部破壊負け △南雲一鷹 AL-3 withラッシュバード お互い倒せない 0045 格無しさん 2018/01/29 20 47 41 ID pL8cMQRZ 44 の続き ○スーパーメカゴジラ 先手地球破壊勝ち ○鉄刃 波動は数発ぐらいなら耐えれる 転移してカレイドステッキ勝ち ×クプロ ミサイル耐えられて範囲攻撃負け ○エドワード・ザインwithウィリアム・シェイクスピア 先手地球破壊勝ち ×イーノック(小説) ミサイル耐えられるが攻撃は転移で避けれる でもカレイドステッキを当てた際に触れて負け ○十六夜京也 先手地球破壊勝ち ×ネギ先生 先手千の雷負け ○管野孝 先手地球破壊勝ち ○真貴琢哉with鋼 ミサイル耐えられるが攻撃は避けれる 内部に転移してパイロットにカレイドステッキ勝ち ×ガムを噛んでいる男 常時凍結負け これより上は色々と無理 位置は ガムを噛んでいる男>マジカルアンバーExactly>真貴琢哉with鋼 しかしここら辺有名な作品からマイナーな作品まで色々いるな 0046 格無しさん 2018/01/29 21 09 06 ID 0mQ9VSKA 42 精神攻撃×2にするにはまず精神攻撃×1のカードが必要 なので絶好調さくまがシステム上跳ね返す事ができるカードの中に 精神攻撃×1のカードが含まれていないなら基本的に無理だと思う 44-45 考察乙だけどちょっと内容がおかしい気がするな 最強スレの考察は互いに1回ずつ行動していくターン制ではないから グラヴィオンや仮面ライダーカブトなんかは 反応差的に相手に行動される前に複数回こちらが攻撃できるし 逆にトランクスなんかは相手の方がかなり反応高いから 初手変身が必要でも先に複数回攻撃されるかと 0047 格無しさん 2018/01/29 21 26 56 ID pL8cMQRZ 46 そうか それを踏まえて訂正 ○グラヴィオン ミサイル耐えられるが内部に転移してパイロットにカレイドステッキ勝ち ○仮面ライダーカブト 先手地球破壊勝ち ×エックス ミサイルは耐えられステッキはロボには効かない 時間停止→チャージショット負け ×ゼロ ミサイルは耐えられステッキはロボには効かない 時間停止→存在抹消負け ×トランクス 先手斬殺負け ×仮面ライダーJ キック喰らいまくって負けか ○鉄刃 ミサイル耐えられるが内部に転移してカレイドステッキ勝ち ×イーノック(小説) ミサイル耐えられてカレイドステッキを当てた際に触れて負け ○真貴琢哉with鋼 ミサイル耐えられるが内部に転移してパイロットにカレイドステッキ勝ち これによりギリギリ勝ち越せなくなり位置は以下に 鬼眼の狂>マジカルアンバーExactly>ヴィーゼ・ブランシモン=フェルト・ブランシモン 総当たりしたら惑星破壊まで上がって来るかもしれない 0049 格無しさん 2018/01/30 17 50 26 ID XVrxbUXb 47 ごめんよく見たらクプロには勝てる ○クプロ ミサイル耐えられるがカレイドステッキ勝ち 位置は 45 のままになった vol.118 764: 格無しさん[sage] 2018/01/21(日) 12 17 39.12 ID yzKSj7tL (省略) 760 ミサイルに弾数制限があるのかないのかがちょっと分からない 765: 格無しさん[sage] 2018/01/21(日) 12 34 06.01 ID 4c/A55ic 764 弾数に制限があるって設定や描写はなかったはず まあ戦法上一回撃って効かないなら以降はカレイドステッキ使うから弾数は1発でいいと思う 周防については起点宇宙が無限の獣(=狗狼、この場合大きさではなく数のこと)が収まりきる程の大きさに出来るのか 出来るとして世界観の広さはどうなるのかを聞きたかった 分かりづらくて申し訳ない
https://w.atwiki.jp/boktaiwords/pages/59.html
実験塔ヴァーンベーリ -ジッケントウ ヴァーンベーリ- ジャンゴ 「ここが魔法研究所(まほうけん きゅうじょ)の中心、 実験塔(じっけんとう)ヴァーンベ ーリ・・・」 サバタ 「情報屋(じょうほうや)の話によ れば、 これまでにオレたちがたおしてき たモンスターどもを、 何者かが復活(ふっかつ)させてい るらしいが・・・」 ??? 「やはりあらわれましたか・・・ 闇(やみ)の戦士サバタに光の戦士 ジャンゴ」 (ポリドリが姿を現す) ジャンゴ 「オマエは・・・!」 サバタ 「ポリドリ!! 生きていたのか!?」 ポリドリ 「さて、どうでしょう? ただ、男爵(だんしゃく)に作って いただいたこの塔(とう)のシステ ムを使えば、 生体データから肉体を再生(さい せい)することは可能(かのう)で す もちろん、肉体を再生(さいせい) しただけでは、 そのものを復活(ふっかつ)させた ことにはなりませんが・・・ モンスターやヴァンパイアたちに ワタクシの手足として働いていた だくには、それでじゅうぶんです 少なくとも・・・ ワタクシ自身を再生(さいせい)す るまでの間は」 ジャンゴ 「どこまで命をもてあそべば気が すむんだ!」 サバタ 「オレたちが・・・ そんなことをみすみすゆるすとで も思っているのか?」 ポリドリ 「ウフフフフ・・・ ワタクシを止めたいのであれば、 どうぞご自由に ですがこの塔(とう)はすでに、ワ タクシが再生(さいせい)したモン スターたちに守られています それぞれのフロアを、その高さに おうじたレベルのモンスターたち が守っています くれぐれもお気をつけて・・・」 (ポリドリが姿を消す) ジャンゴ 「クソッ! あのときたおしたのはポリドリの 本体じゃなかったのか!?」 サバタ 「相手はイモータルだ。何があっ ても不思議ではない だが・・・」 ジャンゴ 「・・・?」 サバタ 「とにかく・・・ 塔(とう)を登り、ヤツのたくらみ をたたきつぶす! 行くぞ、ジャンゴ!!」 ジャンゴ 「オーケー、サバタ!!」 エピローグ「残影、そして」 (実験塔10階→? ? ?クリア後、塔の頂上) ペロー 「オマエたちか・・・ まさかオマエたちが、この塔(と う)のシステムを?」 ジャンゴ 「ペロー!! それじゃあやっぱり、あの時のシ ュレディンガーは・・・ ボクらを助けてくれたのは、オマ エだったのか!」 ペロー 「・・・」 ジャンゴ 「おかげで助かったよ。 ありがとう、ペロー!!」 ペロー 「フッ、このバカにかぎってそれ はありえんか・・・」 サバタ 「どうやらオマエもヤツをさがし ているようだな、ペロー?」 ペロー 「ヤツ?」 サバタ 「ポリドリだ この塔(とう)のシステムを利用し て、自らの再生(さいせい)を目論 (もくろ)んでいるらしい」 ペロー 「ポリドリだと!? ヤツの本体は、あの時たしかに消 滅(しょうめつ)したはず・・・」 サバタ 「だがヤツはふたたびあらわれた オレたちの前にな」 ペロー 「・・・ この塔(とう)は、いくつものフロ アを持つ、いくつもの小塔(しょ うとう)からなり、 それぞれの塔(とう)の頂上(ちょ うじょう)にたどり着かなければ 次の塔(とう)へは進めない ヤツがいるとすれば、おそらく は最終塔(さいしゅうとう)、最終階 ・・・ どうやら、オマエたちにかまって いるヒマはなさそうだな」 (ペロー、暗黒転移) サバタ 「なるほど・・・ ここはまだ、1つ目の小塔(しょう とう)の頂上(ちょうじょう)にす ぎないということか」 ジャンゴ 「それじゃあ、ペローはポリドリ を追って? ボクたちも早く次の塔(とう)に向 かおうよ!」 サバタ 「言われるまでもない・・・ さあ、狩(か)りの再開(さいかい) と行こうか!」 (実験塔30階→? ? ?クリア後、塔の頂上) ネロ 「それにしてもペローのヤツ、1 人で先走りやがって・・・」 オテンコ 「公爵(こうしゃく)のいない今、 われらに敵対(てきたい)すること もないだろうが・・・ われらとは共に行けないわけでも あるのか?」 ネロ 「まさか、あの男まで・・・」 オテンコ 「いや、ポリドリに取りこまれた ヴァンパイアたちは、 ヤツの本体と共にエーテルの海に 消えたはず・・・ ポリドリにせよ、公爵(こうしゃ く)にせよ、生きていられるはず はないのだ」 ネロ 「ううむ・・・」 (実験塔50階→? ? ?クリア後、塔の頂上) アーシュラ 「ちっ、ポリドリどころかペロー のしっぽさえ見えねぇぜ」 リザ 「いったい・・・ この実験塔(じっけんとう)はどこ まで続くのかしら?」 アーシュラ 「もうつかれたのか? どこまで続こうと、最後まで登り きってやるだけだぜ!」 リザ 「ふぅ・・・ アナタは単純(たんじゅん)でいい わね」 アーシュラ 「まあな。だははははっ!」 リザ 「だれもほめてないわよ」 (実験塔70階→? ? ?クリア後、塔の頂上) トーベ 「ふぅ・・・ ずいぶん登ったね」 オトフリート 「・・・うむ そろそろ頂上(ちょうじょう)も近 いようでござるな」 トーベ 「ペロー、1人で無茶しないとい いけど・・・」 オトフリート 「そうならないためにも、セッシ ャたちも急がねばな」 トーベ 「うん!」 (実験塔90階→? ? ?クリア後、塔の頂上) ペロー 「ヤツめ・・・ われらヴァンパイアの肉体までを も再生(さいせい)するとはな だが、おかげでこちらの手間もは ぶけたというもの ヤツの残したデータを利用すれば ・・・」 (ペロー、サバタとジャンゴに気付く) ジャンゴ 「ペロー? ペローはポリドリを止めるために ここまで来たんじゃ・・・」 ペロー 「フッ、都合の良い思いこみだな たしかにヤツを野放しにはできな いが、オレにはその前にやらなけ ればならないことがある ヤツの始末はオマエたちにまかせ よう それにもう1つカンちがいをして いるようだが、 ヤツはポリドリなどではない」 ジャンゴ 「何だって!? でも、ボクらの前にあらわれたの はたしかに・・・」 ペロー 「ならば自分たちの目でたしかめ るんだな それが、星霊獣(せいれいじゅう) らからこの星の未来をたくされた オマエたちの役目でもある おそらくヤツは次の塔(とう)、こ の実験塔(じっけんとう)の最上階 にいるはずだ」 (ペロー、暗黒転移) ジャンゴ 「ねえ、サバタ・・・ アイツがポリドリじゃないってど ういうこと?」 サバタ 「本物ではないというのなら、答え は1つ・・・ いずれにせよ、本人にしゃべらせ れば分かることだ 先を急ぐぞ!」 ジャンゴ 「う、うん!」 サバタ (もっとも本物でないのは、 ポリドリだけではないようだがな ・・・) (実験塔100階→? ? ?) ポリドリ 「とうとうここまでたどり着きま したか・・・ さすがは光と闇(やみ)の戦士。 ですが、少々おそかったようです ね ごらんの通り、わが肉体は復活( ふっかつ)を果たしました」 ジャンゴ 「サバタ・・・!!」 サバタ 「フンッ、たしかに肉体は再生( さいせい)されたようだな だが、肉体を再生(さいせい)する ことはできても、魂(たましい)ま では再生(さいせい)できまい? オマエが再生(さいせい)した、ヴ ァンパイアたちと同様にな」 ポリドリ 「お気づきになりましたか・・・ ワタクシがポリドリの生み出した 幻影(げんえい)、その残像(ざん ぞう)にすぎないということに しかし・・・ だからどうだというのです? たとえこの星を(しはい)する ことはできなくとも、 この身体を使い、この星のすべて の命と1つになることができれば それでじゅうぶん この星をリセットすること・・・ それこそがワタクシに残されたポ リドリの意思、イモータルの意思 なのですから!」 ジャンゴ 「そんなことはさせない!! たとえ何度あらわれようと、この 星をオマエのようなヤツの好きに はさせない!」 サバタ 「その通り・・・ オマエがポリドリの残影(ざんえ い)だというのなら、 今度こそ、その最後の一片(いっ ぺん)までをも消し去ってやろう !」 ポリドリ 「ウフフフフ・・・ なめてもらってはこまります これまでに再生(さいせい)してき たモンスターやヴァンパイアたち と同様、 ワタクシのこの身体も、かつてと はくらべ物にならないほどにレベ ルアップしているのです 一片(いっぺん)も残らないのはア ナタ方の方ですよ さあ、わが肉体の一部となるがい い!!」 (ポリドリを撃破) ポリドリ 「なぜ・・・!? データは完璧(かんぺき)だったは ず。アナタ方が勝てるはずがない ・・・」 サバタ 「フンッ・・・ しょせん残影(ざんえい)は残影( ざんえい)にすぎなかったようだ な」 ポリドリ 「それは、いったい・・・?」 ジャンゴ 「ボクらは生きているんだ・・・ 生きているからこそ、人は成長す る オマエがどんなに強くなろうと ・・・ ボクらはより強く、成長してみせ る!」 サバタ 「さらばだ 銀河宇宙(ぎんがうちゅう)からの 使者、ポリドリ・・・ その残影(ざんえい)よ!!」 (サバタがポリドリを斬り、トドメをさす) (塔の頂上) ジャンゴ 「デュマ!? オマエも生きていたのか!」 デュマ 「フッ・・・ ご苦労だったなジャンゴ、そして サバタよ」 サバタ 「やはりこれが目的だったか、ペ ロー?」 ペロー 「その通り・・・ ポリドリに取りこまれたデュマさ まは、自らの肉体を失いはしたも のの、 その魂(たましい)をワタシと共に 脱出(だっしゅつ)させていたのだ かつて、瀕死(ひんし)のサルタナ とネロがその肉体を共有したよう にニャ」 サバタ 「そしてこの塔(とう)のシステム を使い、 失われたデュマの肉体を再生(さ いせい)し、その魂(たましい)を 元の器にもどしたというわけか オレたちは、まんまとおどらされ たようだな」 デュマ 「ポリドリの幻影(げんえい)が一 人歩きを始めるなど、 オレにも予想できなかったからな やはり、オマエたちを生かしてお いたのは正解(せいかい)だったよ うだ」 サバタ 「それだ・・・ オレたちとポリドリが共だおれと なれば、それこそオマエたちヴァ ンパイアにとって好都合なはず なぜオレたちを助けた?」 デュマ 「フッ・・・ 前にも言ったな? オレたちヴァンパイアをたおして も、それですべてが終わったわけ ではないと 同じことだ。ポリドリをたおした ところで、それでこの星が救われ たわけではない この銀河宇宙(ぎんがうちゅう)に イモータルが存在(そんざい)する かぎりな」 サバタ 「オレたちに・・・ イモータルと戦うための手駒(て ごま)になれとでもいうのか?」 ペロー 「ならざるを得まい? ポリドリをたおしたことにより、 この星はイモータルに対して宣戦 (せんせん)を布告(ふこく)してし まったのだからニャ」 ジャンゴ 「そんな・・・」 デュマ 「1年後か、それとも100年後か ・・・ 次にヤツらがあらわれるのがいつ になるのかは分からんが、 いずれにせよ、ヤツらに対抗(た いこう)するには、われわれはあ まりに無力だ もはや、人間とヴァンパイアが争 っている場合ではなかろう?」 サバタ 「ふざけるな!! オマエはオレの獲物(えもの)だ ・・・ 共に歩む道など無い!」 ジャンゴ 「でも、サバタ!!」 デュマ 「・・・まあいい だが、オレを殺したところで女の 魂(たましい)はもどらん 彼女(かのじょ)らの魂(たましい) は・・・ すでにオマエたちと共にあるのだ からな」 サバタ 「どういう意味だ!?」 ペロー 「分からないか? オマエはすでに出会っているはず ニャ ヴァンパイアの花嫁(はなよめ)か ら、人として再生(さいせい)した 彼女らにニャ・・・」 サバタ 「まさか・・・!?」 デュマ 「そう・・・ たとえそれが、罪深(つみぶか)き 魔法科学(まほうかがく)の産物で あったとしても、 その存在(そんざい)、そのものに 罪(つみ)はない そして、彼女(かのじょ)らのねむ れる魂(たましい)をよび覚ますこ とのできるのは・・・ オマエたち、人間だけなのだ」 サバタ 「・・・」 デュマ 「また会おう・・・ 光と闇(やみ)の戦士たちよ 新たなる、戦いの地でな!」 (デュマ、暗黒転移) ペロー 「再会(さいかい)のその日まで、 わが半身をよろしくニャ!」 (ペロー、暗黒転移) ジャンゴ 「サバタ・・・」 サバタ 「ああ・・・ 分かっている ふたたびイモータルがあらわれる というのなら、何度でもたたきつ ぶすだけだ だが、オレにはヤツらヴァンパイ アと共に戦うことなどできん ヤツが、オレやオマエにとっての カタキであることには変わりない からな・・・」 ジャンゴ 「・・・うん でも、それでもいつかは・・・」 サバタ 「相変わらずだな・・・ オレはオレ、オマエはオマエだ。 おたがいに、自らの心のままに生 きればいい 自らの、太陽と共にな・・・」 ジャンゴ 「そっか・・・ いつも心に太陽を! 自らを信じ、仲間を信じる心 ・・・ それが・・・ ボクらの太陽なんだ!!」 サバタ 「フンッ・・・」 by kame、紅蓮 DS目次←DS第6章 ■
https://w.atwiki.jp/remember11/pages/21.html
人格転移で沙也香を救うとしても、大きな問題があります。 それは『過去の沙也香の人格と入れ替わりになる人格』 入れ替わりになる人格は誰でもいいわけではありません。 仮に、こころの人格を2001年の沙也香と入れ替えたとすると どうなるでしょうか? こころは大騒ぎし、未来の情報を2001年で漏らすでしょう。 それではタイムパラドックスが起きる恐れがある上、 沙也香が死んだとは判断されないのではないでしょうか? 歴史をなぞりながらこころ達を救うために 『身代わりとなる腐乱死体』が必要だったように、 歴史をなぞりながら沙也香を救うために 『身代わりとなる死体のような人格』が必要なのです。 そんな都合のいい人格が・・ ・・実は一人だけいるのです。 それは『E人格』です。 犬伏景子の多重人格は、AからKまでで11人格あり、 その内のE人格は、 『エンプティ、意思のベクトルが剥ぎ取られたかのようなからっぽの人格』 とされています。 (ゲーム本編中にE人格の情報はなく、 Prophecy Collection Vol.6のCDドラマ、THE DAY AFTER DAY 第6話でカーリーが解説) 2012年の犬伏の中にあるE人格を、 2001年の沙也香の人格と交換することで、 沙也香が死んだと判断され、 過去に矛盾なく沙也香を救えると思われます。 (これによりE人格は2001年~2012年間をループ? 2012年のSPHIAに迷い込んだゆにが2011年に持ち帰り、 2011年~2012年を巡り続けるテラバイトディスクと同じような存在になる・・?) そして、それは同時に、 『E人格を持つ犬伏こそが優希堂沙也香』であることを示しています。 E人格でしか彼女を救う(殺す)ことが出来ない、 それゆえにE人格を宿す犬伏こそが優希堂沙也香の肉体。 『犬伏景子は成長した優希堂沙也香』だったのです。 事実、ゲーム冒頭で犬伏の事件が語られた際、 一瞬だけ登場する沙也香の特徴は、 犬伏景子と一致しています。 髪の色、目の色、肌の色は全く同じで、 これは黒髪の本当の悟の特徴とも一致しています。 血液型はどちらもAB型、声を当てている声優、 DIDであることも共通しており、 沙也香と犬伏が同一人物であることを表しています。 そして、ゲーム中の犬伏に関する不自然な部分も、 この真相を持って解決できるのです。 常識的に考えて、 黛達を救いセルフを幽閉しようとする計画の舞台に、 多重人格殺人鬼という、 なにをするかわからない危険人物がいることは不自然ですし、 彼女が人格転移しているのも不自然です。 しかし『犬伏が沙也香』であるのなら、 沙也香の身体が人格転移可能かどうか、 多重人格者でも人格転移が可能かどうか、 という沙也香救済の前段階の実験だった。 という必然の理由になります。 人命の救助とセルフの幽閉計画、 この2つが同時に行われていただけでも驚くべきことなのに、 さらに、中止にしたオーストラリアでの沙也香救済のための実験も 同時に行われていたのです。 優希堂悟は、1つでも困難なことを3つ同時に行っていたのです。 (沙也香の謎を解決するための鍵であるE人格についての情報が ゲーム中にないことを疑問に思う方もいると思います。 これについては、後々話をさせていただきますので、 今はその疑問を置いて読み進めていただければと思います。)